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台詞収集スレッド その26
1名無しさんも私だ:2008/10/29(水) 09:39:43 ID:yjR.BMTw0
前スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/502/1202742498/

スーパーロボットミュージアム
ttp://www2.odn.ne.jp/robomyu/index.html

2名無しさんも私だ:2008/10/29(水) 09:41:29 ID:yjR.BMTw0
過去スレ
旧の1 http://smpact.hp.infoseek.co.jp/993047346.html
旧の2 http://smpact.hp.infoseek.co.jp/1012571825.html
その1 http://jbbs.livedoor.jp/game/502/storage/1015228514.html
その2 http://jbbs.livedoor.jp/game/502/storage/1038063401.html
その3 http://jbbs.livedoor.jp/game/502/storage/1042516486.html
その4 http://jbbs.livedoor.jp/game/502/storage/1049521490.html
その5 http://jbbs.livedoor.jp/game/502/storage/1050589958.html
その6 http://jbbs.livedoor.jp/game/502/storage/1055511805.html
その7 http://jbbs.livedoor.jp/game/502/storage/1062607553.html
その8 http://jbbs.livedoor.jp/game/502/storage/1070729347.html
その9 http://jbbs.livedoor.jp/game/502/storage/1078845231.html
その10 http://jbbs.livedoor.jp/game/502/storage/1080214313.html
その11 http://jbbs.livedoor.jp/game/502/storage/1081707873.html
その12 http://jbbs.livedoor.jp/game/502/storage/1084808052.html
その13 http://jbbs.livedoor.jp/game/502/storage/1088274769.html
その14 http://jbbs.livedoor.jp/game/502/storage/1095435442.html
その15 http://jbbs.livedoor.jp/game/502/storage/1099999058.html
その16 http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/502/1103499858/
その17 http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/502/1113030099/
その18 http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/502/1125412969/
その19 http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/502/1131292022/
その20 http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/502/1138806094/
その21 http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/502/1147619726/
その22 http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/502/1153822198/
その23 http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/502/1168699760/
その24 http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/502/1187505182/

アップリスト
〜その16
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/502/1103499858/967-970
その17(第3次αのみ)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/502/1113030099/952-953
その18(913まで)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/502/1125412969/914-917

N・N・G・R
ttp://nng.hp.infoseek.co.jp/

3名無しさんも私だ:2008/11/02(日) 09:38:14 ID:aOYj/Ahc0
>>1
ttp://www.geocities.jp/ogin1031/srwz-s7.htm

4名無しさんも私だ:2008/11/10(月) 02:30:48 ID:xoQ2tBrs0
前スレに投下したのだけど、新スレに貼るよう要望があったので、転載

958 :名無しさんも私だ:2008/11/08(土) 16:19:24 ID:XXEBCwHo0
さっき某スレに投下してきたものだが、
Zの53話の風見博士戦の戦闘前会話を
ちなみにセツコ編です。

風見「来たか、闘志也、ジュリィ、キラケン。
    お前達の愚かさを思い知らせてくれる!」
キラケン「博士!あんたはゴッドシグマで何をする気だ!?」
風見「決まっておろう!トリニティエネルギーの無限の可能性をこの手で引き出すのだ!
   ゴッドシグマはそれの実験に使うのだ!」
闘志也「トリニティエネルギーをガガーンに利用される事になってもか!?
     それによって宇宙を巻き込む戦争が起きるのかも知れないんだぞ!」
風見「あくまで結果論よ!科学の発展における副産物のようなものだ!」
ジュリィ「それに目をつぶるのですか、博士!
     我々の目指すものは人類の幸福と発展ではなかったのですか!?」
風見「それも結果論よ!まずはワシの科学あってのものだ!」
ジュリィ「博士、あなたは科学に取り憑かれ、道を見失った…
     俺達に出来る事はあなたを討ち、トリニティエネルギーが戦争の力となるのを止める事だけです!」
闘志也「行くぞ、風見博士!あんたへの恩返しのためにもここであんたを倒す!!」

甲児「風見博士!俺はあなたの研究への情熱を尊敬してました!」
風見「ならば、なぜワシの邪魔をした!
   ワシが神にも悪魔にもなれる力を手にすれば、地球は救われたのだぞ!」
甲児「神や悪魔になる前に、あんたは人の心を失ったんだ!
   そんな人間が誰かを救う事など出来るもんかよ!」

風見「鉄也よ!いかにお前の戦闘テクニックが優れていようと、ワシの軍団に勝つ事は出来んわ!」
鉄也「俺のデータを持っているから勝てると思ったら大間違いだぜ!
   俺は日々強くなっているんだ!手持ちのデータが時代遅れだってのを身を以って知るんだな!」

デューク「風見博士!あなたは科学の探求のために心を捨て去ったのか!」
風見「ワシが信じるのはワシの科学だ!そのためには地球もお前達にも何の未練もないわ!」
デューク「ならば、僕は僕の信じるもの、地球とそこに住む人達のためにエルダーに降ったあなたと戦おう!」

風見「竜馬!早乙女ではゲッター線を扱いきれん!ワシにゲッターロボを預けろ!」
竜馬「何を言っているんだ、風見博士!?」
風見「ワシなら、その真の力を引き出せる!ゲッター線の可能性の扉をワシが開けるのだ!」
竜馬「ゲッター線は早乙女博士の生涯を懸けた研究対象だ!
   あなたのように心を失った人間にゲッター線も地球の明日も渡してなるものか!」

勝平「風見博士!敵に回ったんなら容赦する気はねえからな!」
風見「ハハハハ、勝平よ!神ファミリーを迫害した地球に義理立てして何になる!?」
勝平「!」
風見「どうだ?お前が望むのならスカルムーン連合に連れて行ってやってもいいぞ、うん?」
勝平「うるせえ!お前みたいな卑怯者に俺達が何のために戦うかわかるもんかよ!」

風見「万丈!いや、ザ・ストーム!お前にはサンドマンと共に随分と研究資金を出してもらったな!」
万丈「その結果が、この戦いだとしたら僕のやった事は誤りでしたよ、風見博士」
風見「黙れ、黙れいっ!!金さえ出していればいいものを研究内容に口を出しおって!」
万丈「あなたを信じてきた事が僕の過ちだとしたら責任を取ろう!あなたを、この手で倒すことで!!」

風見「おかしなものよの、マリン!地球についたお前と地球を捨てたワシがこうして戦う事になるとは!」
マリン「俺にとって生まれた星は関係ない!
    あなたは科学のために地球を捨て、俺はS−1星のためにアルデバロンと戦っているまでだ!」
風見「小生意気な奴め!ワシの研究に懸ける想いがお前ごときにわかるものか!
    ワシはワシの科学のためにもここでお前達を叩き潰してくれる!」

ロジャー「見下げ果てたものだな、風見博士。あなたという人間を私は軽蔑させてもらう」
風見「天才が理解されないのは世の常よ。貴様ごときに軽蔑されようと痛くも痒くもないわ!」
ロジャー「なるほど…私の言葉はもうあなたに届かないか…
      残念だ、風見博士。あなたからは理性だけでなく知性まで失われていようとはな」
風見「ロジャー・スミス!貴様!」
ロジャー「そのような輩に取るべき策は決まっている!覚悟するがいい!」

5名無しさんも私だ:2008/11/10(月) 02:31:42 ID:xoQ2tBrs0
959 :名無しさんも私だ:2008/11/08(土) 16:21:09 ID:XXEBCwHo0
アポロ「覚悟しろよ、風見のオッサン!あの堕天翅のガキにしでかした事を俺が倍にして返してやるぜ!」
風見「笑わせてくれるな、アポロ!お前の堕天翅への憎しみは見せ掛けだったという事か!」
アポロ「堕天翅も俺が倒す!その前にまずお前からだ!
    言っておくが、お前はオッサンなんだ!ビンタで済むと思うなよ!」

風見「創星機と呼ばれるソルグラヴィオン!研究する価値ありだ!」
琉菜「グラヴィオンの力まで自分の力にするつもりなの!?」
リィル「異常なまでの研究に懸ける情熱…。それが風見博士を…」
風見「恨むのならワシの邪魔をした自らを恨め!」
ミヅキ「そんな逆恨みはしないわ。だって、私達はここで博士を止めてみせるのだから」
エィナ「はい!歪んだ科学が人の幸せを奪う事を私達は絶対に許しません!」
エイジ「覚悟しろよ、風見博士!悪党の仲間になったんならいくらあんたでも全力で行くぜ!」
斗牙「風見博士!僕達はあなたを討ちます!!」

サンドマン「風見博士…もはや、あなたには掛ける言葉もありません」
風見「そうだ。お前は黙ってワシに研究資金を提供していればよかったのだ」
サンドマン「あなたの情熱に心を動かされ共に科学の道を究めようと思ったのも今は遠い幻…
       その美しき思い出に決着をつけるため私はあなたを討とう!このゴッド�凜哀薀凜↗Ś鵑如Ą�
風見「ええい!その名のロボットに、このワシが負けるわけにはいかんわ!!」

風見「ガナリー・カーバーをワシに預けろ、セツコ!」
セツコ「気づいていたのですね…。バルゴラの力の源がガナリー・カーバーにあるのを」
風見「そこに、アサキム・ドーウィンが狙うスフィアがある!そして、それこそが次元力を引き出す鍵であろう!」
セツコ「私はわからない…。スフィアの力が何を引き起こすか…
    でも、この力は渡しません!バルゴラとガナリー・カーバーは私の戦う力なのですから!」


以上。
いやぁ、清々しい狂いっぷりだなぁ。

6名無しさんも私だ:2008/11/12(水) 23:15:36 ID:hKxztWdo0
>言っておくが、お前はオッサンなんだ!ビンタで済むと思うなよ!

どういう理屈なんだw

7名無しさんも私だ:2008/11/13(木) 20:23:32 ID:nBCk3Y7M0
その前に子供の堕天翅である双翅の度が過ぎた悪戯を、無限拳を用いたビンタで諫めていたから

8名無しさんも私だ:2008/11/14(金) 23:16:36 ID:AX2rE1tY0
ガンダム主人公同士の援護台詞を集めてみた。
ガロードはおまけも含めて。

カミーユ→クワトロ「クワトロ大尉!あいつは僕が!」
カミーユ→アムロ「アムロさんの動きに合わせられるか・・・!?」
カミーユ→ガロード「迂闊に仕掛けるな、ガロード!」
カミーユ→ロラン「ロラン!後はこちらでやる!」
カミーユ→シン「シン、迂闊に飛び込むな!」

アムロ→クワトロ「シャアにしては、らしくない!」
アムロ→カミーユ「カミーユ、さがれ!後は俺がやる!」
アムロ→ガロード「ガロード、勢いはいいが、詰めが甘いぞ!」
アムロ→ロラン「ロラン!俺の戦い方を見ていろ!」
アムロ→シン「モビルスーツの性能を引き出せ、シン!」
アムロ→キラ「キラ、後は任せろ!」
アムロ→アスラン「援護するぞ、アスラン」

ガロード→シン「シン!つっこみすぎだぜ!」
ガロード→ゲイナー「やるもんだねぇ、ゲームチャンプ!」
ガロード→ゲイン「さっすが、ゲイン!俺も続くぜ!」
ガロード→レントン「レントン!あんまり無理すんな!」

ロラン→カミーユ「カミーユ、君は先に行って!」
ロラン→クワトロ「クワトロ大尉の後に続きます!」
ロラン→アムロ「アムロさん、援護します!」
ロラン→ガロード「ガロード!後は僕が!」
ロラン→シン「援護するよ、シン!」
ロラン→キラ「キラ、君は前進を!」

シン→カミーユ「カミーユ、後は俺がやる!」
シン→クワトロ「援護します、クワトロ大尉!」
シン→アムロ「アムロ大尉、続いていきます!」
シン→ガロード「さすがだな、ガロード!」
シン→ロラン「ロラン、後は任せろ!」
シン→キラ「フリーダムに続く!」
シン→アスラン「アスラン、援護する!」

キラ→カミーユ「カミーユ、後は任せて!」
キラ→クワトロ「クワトロ大尉、続けていきます!」
キラ→アムロ「アムロさん、援護します!」
キラ→ガロード「続いていくよ、ガロード!」
キラ→ロラン「ロラン、援護する!」
キラ→シン「シン、君と共に・・・!」
キラ→アスラン「アスラン、次は僕が!」

9名無しさんも私だ:2008/11/15(土) 15:56:38 ID:w.on9Tng0
>ロラン→キラ「キラ、君は前進を!」
会話じゃ「キラさん」なのに、一貫してないや

10名無しさんも私だ:2008/11/15(土) 19:43:49 ID:COyrq7vU0
みんな名前呼んでるのに、シン→キラだけ機体名かw

関係ないが、キラ→ルナマリアで名指し台詞あるのに驚いた
同作品内だし何もないのも妙なんだが、本編で接点ほとんどないからなあw

11名無しさんも私だ:2008/11/15(土) 19:57:35 ID:HW.SQ9Zc0
ルナマリアで一番面白いのはキラとアスランを従えてトライチャージやった時w

12名無しさんも私だ:2008/11/15(土) 23:39:31 ID:0fukU7CI0
56話 戦闘前会話

VSシロッコ

カミーユ「ハプテマス・シロッコ!自ら戦場に出てきたか!」
シロッコ「そうでもしなければ、君達は私の力を理解出来まい」
      「戦場で私を直に感じれば、抵抗する気力も消え失せるだろう」
カミーユ「ふざけた事を!どれだけ他人を見下せば気が済む!」
シロッコ「それが私の持って生まれた役目だ、カミーユ・ビタン!」
      「私に歯向かう事は世界の理に背く事と同じなのだよ!」
カミーユ「そんな傲慢を許すものか!戦いの元凶を俺は討つ!!」

クワトロ「ハプテマス・シロッコ!自ら戦場に出てきたのなら、ここで決着をつける!」
シロッコ「貴様ごときが、この私に勝てると思っているのか、シャア!」
      「出来損ないのニュータイプに力の差というものを教えてやる!」
クワトロ「その傲慢さが世界を滅ぼすと知れ、シロッコ!」
      「私一人倒せぬ男に世界を導く事など、出来るものか!」

シロッコ「無様だな、ハマーン!シャアに尻尾を振らなくては、この私に対抗出来んか!」
ハマーン「誇大妄想の男に比べれば、臆病者の方がましという事だ」
シロッコ「シャアを手玉に取り、戦後の支配者になる気か、女狐め!」
ハマーン「奴が、その程度の男にまで墜したなら、そうするまでだ」
      「ここで終わるお前の知った事ではないがな!」
シロッコ「可愛げのない女だ・・・!貴様こそ、ここで死ぬがいい!」

シロッコ「アムロ・レイ!君の愚かさは、自分の力を生かす術を知らない事にある!」
アムロ「何っ!?」
シロッコ「愚民共のために力を無駄遣いする君はどこまでいっても只の一兵士だ。世界を動かす事は出来ない」
      「ニュータイプの意味を理解できない者は私の創る世界には不要だ!」
アムロ「戯言を!ニュータイプは人の価値を決めるものではない!」
     「己の能力に酔いしれるだけのナルシストは世界を滅ぼすだけだ!消えろ、ハプテマス・シロッコ!」

ロラン「あなたは!どうして手に入れた力を世界のために使おうとしないんです!」
シロッコ「黙るがいい、少年!君ごときが私の創ろうとする世界に口を出す権利はない!」
ロラン「僕だって、この世界に生きる人間です!自分の生きる場所のために戦う権利があります!」
     「僕はあなたを認めません!人の傷みを理解できないような方に世界の未来は預けられません!」

シン「お前か!戦争を広げる元凶は!」
シロッコ「世界は君が思う程、単純な構造ではない。改革の前に戦争が起きるのは必然なのだよ」
シン「理屈はたくさんだ・・・!あんたは人の命が失われていくのも、必然だって片付けるのか!」
   「そんな人間が世界を変えられるもんか!戦争がしたいのなら、俺が相手になってやる!!」

シロッコ「知っているぞ、キラ・ヤマト。君がスーパーコーディネイターと呼ばれる存在である事は」
キラ「・・・!」
シロッコ「最強の力を持っていようと所詮は一兵士。大局を見渡す目は持っていないようだな」
キラ「そんなものが無くても、あなたのような人が世界を不幸にするのはわかります・・・!」
   「だから、僕は戦います!僕に出来るやり方で!!」

13名無しさんも私だ:2008/11/15(土) 23:42:37 ID:0fukU7CI0
VSタリア

シン「グラディス艦長・・・!俺は・・・!」
タリア「シン・・・ここまで来たのね・・・」
デュランダル「残念だよ、シン・アスカ。君はレイと共に私の力になってくれると思っていたのだがな」
シン「俺は・・・誰かに望まれた生き方より、自分の信じた道を選んだんです!」
    「だから!人の心や自由を奪うデスティニープランは認めません!」
デュランダル「それが君の決めた答えか・・・。ならば、君は不要だ」
シン「・・・だけど、俺は生きます!誰に何を言われようと、俺は俺だから!」
    「デュランダル議長!それを認めないのなら俺はあなたと戦います!!」

デュランダル「アスラン・・・。やはり、来たか」
アスラン「俺は自分の信じたもののために戦うだけです。あなたの思い通りにはならない・・・!」
デュランダル「君をFAITHに任命した時から、かすかに予感していたよ、こうなる事を・・・」
         「消えてもらうぞ、アスラン。私は自らの障害は、どのような手を使っても排除する」
アスラン「そんな人間に世界を渡しはしない!一度は共に戦った俺があなたを止めてみせる!」

デュランダル「来たか、キラ・ヤマト・・・!」
キラ「デュランダル議長・・・!僕はあなたを止めます!」
    「全ての人達のために!」
デュランダル「君も所詮は只の戦士だ。私を止める事は出来ても、世界を変える事は出来ない」
         「君のやっている事は、世界をより深い混沌に落とすだけなのだ」
キラ「そんな言葉に惑わされません・・・!僕の心は、もう決まっています!」

マリュー(グラディス艦長・・・)
タリア(ラミアス艦長・・・。私も信じたもののために戦います)

デュランダル「ラクス・クライン。やはり私の前に立ちはだかるか」
ラクス「ミーアさんの最後の歌もあなたの心を動かさなかったようですね」
デュランダル「彼女を不幸にしたのは君だ。君という揺るぎ無い存在が彼女に不相応な夢を見させた」
ラクス「それがデスティニープランを導入する理由だと言うのなら、私はあなたを許すわけにはいきません」
     「夢を見る事も許されない世界など、生きる事が許されない事と同じなのです!」

タリア「カミーユが来る・・・!?」
カミーユ「退いてください、グラディス艦長!あなたまでデスティニープランを認めるというんですか!?」
タリア「・・・・・・」
デュランダル「彼がカミーユ・ビタン・・・。エゥーゴの若きエースか」
カミーユ「デュランダル議長!あなたの手腕ならば、平和的な手段で世界を統一できたかも知れないのに!」
デュランダル「買いかぶりだよ、カミーユ君。私にそんな力はない」
カミーユ「だからって、人の心を無視するようなデスティニープランなんてものを考えるなんて!」
       「あれが本心だと言うのなら、俺はあなたをどんな手段を使ってでも止めるぞ!!」

クワトロ「グラディス艦長・・・!議長が乗っている以上、沈めさせてもらう!」
タリア「クワトロ大尉・・・!」
デュランダル「そのように一パイロットでしかない君に私を止める事は出来ない・・・!」
         「シャア・アズナブル!後の世のためにも、君こそここで消えるがいい!」
クワトロ「私は私が出来る事をするだけだ・・・!ここで果てるなら、そこまでの男だったという事だ!」
      「ギルバート・デュランダル!自らの力を誤った方向に向けたお前は私が討つ!」

アムロ「グラディス艦長!こんな戦いをしていては、人類は泥沼の戦いに沈んでいくだけだ!」
タリア「アムロ大尉・・・!」
デュランダル「彼がアムロ・レイ。シャア・アズナブルの宿敵か」
アムロ「デュランダル議長!あなたも聞こえているのなら、戦いをやめるんだ!」
デュランダル「そうはいかないのだよ、大尉。君と赤い彗星の戦いを止めるためにも、私は勝たねばならない」
アムロ「俺とシャアの戦い・・・?」
デュランダル「そうだ。君達二人は世界を滅ぼす存在だ。だから、ここで消えてもらう!」
アムロ「一方的な理由の押し付けに誰が納得する・・・!」
     「ギルバート・デュランダル!そんな人間が世界を導く事など出来やしないんだ!」

ロラン「グラディス艦長!僕達と一緒に戦ってきたあなたが、こんな戦いをするなんて・・・!」
タリア「ロラン・・・。私はザフトの軍人としての務めを果たすのよ」
     「あなたがムーンレィスのために戦うのと同じように」
ロラン「その答えがデスティニープランなんですか!あれは人が人として生きる事を許さないシステムです!」
      「僕はそんなのを認めません!全ての人のためにデュランダル議長を止めます!」

14名無しさんも私だ:2008/11/16(日) 19:21:39 ID:tXKoVtJs0
>>11
これか

ルナマリア「先の大戦の英雄ならやれるわね!? いくわよ!」
キラ「何か凄いね、彼女…」
アスラン「あ、ああ…」
ルナマリア「いっけぇぇぇっ!!」

15名無しさんも私だ:2008/11/21(金) 13:03:39 ID:ril.HpEE0
やっぱ共闘させるべきだったかな?

16名無しさんも私だ:2008/11/21(金) 18:10:31 ID:KDTBVG/U0
しかしZのラクスは妙にかっこいいな

17名無しさんも私だ:2008/11/21(金) 19:12:31 ID:Lqys3k.o0
シベリア
〜アーガマ 食堂〜

キー入力音
レントン(…姐さん…UNでデル・シエロを調べたら、驚くべき事がわかりました)
レントン(シウダデス・デル・シエロ…空の都…ヴォダラクの聖地…)
レントン(そこは塔州連合の特殊部隊によって破壊されたそうです…)
近づいてくる足音
エウレカ「デル・シエロの事、知ったのね…」
レントン「エウレカ…」
エウレカ「………」
レントン「エウレカ…あのティプトリーっておばさん、君やホランドの知り合いなの?」
レントン「ホランドは、あのおばさんが君に危害を加えるんじゃないかって心配してたみたいだけど…」
エウレカ「仕方ないの…。そうされても自業自得だから…」
レントン「自業自得って…」
エウレカ「仕方ないんだよ!」
エウレカ「…だって、私、デル・シエロで大勢の人間を殺したんだから…」
レントン「エウレカ…」
エウレカ「あの街に住む人間を殲滅する事…。それが私達、SOFに与えられた任務だった…」
レントン「SOF!? それって…」
エウレカ「私やホランドがいた部隊…軍の特殊部隊の事…」
レントン「それじゃあ…まさか! ゲッコーステイトの元って!?」
エウレカ「そう…命令さえあればどんな事だってする、ただの人殺し部隊…」
レントン「…ホランドが軍を脱走した人間って噂、本当だったんだ…」
レントン「でも、どうして!? どうして、そんな事を…!?」
エウレカ「…理由なんてなかった。ただ実行するだけ…。それが私でいられる証明だった」
エウレカ「それに…その時の私にはニルヴァーシュとホランド以外に信じられるものがなかった」
エウレカ「だから、ホランドが戦えって言ったら私は戦った…」
レントン「そんな…。じゃあ、まさかその作戦を指揮していたのは…」
エウレカ「私達のチーム、SOF第一機動部隊のリーダーは…ホランドよ」
レントン「………」
エウレカ「そして、その作戦の時に私はモーリス達を見つけたの」
レントン「でもさ…でも、仕方なかったんだろ? 街を焼くのも戦争だからで、それに君は軍人で…」
エウレカ「わかってない!」
レントン「え…」
エウレカ「他の人達の事は知らないけど、今も私は戦争をしている」
エウレカ「私達がしてる事はゲームでもスポーツでもない。戦い事で人間達は傷つき、死んでいく…」
エウレカ「気づいてないかも知れないけど、レントン…。君もそれに加担してるんだよ、この戦争に」
レントン「………」
エウレカ「私達が犯した罪はどんな形でも償うつもり…。でも、それ以上に私達は生き延びなきゃいけない…」
エウレカ「生き延びて使命を果たさなきゃいけないの。そのためなら何だってするわ」
レントン「それじゃあエウレカは戦わせるために、俺をベルファストから連れてきたのかよ…!?」
エウレカ「そうよ。君がいなくちゃ、ニルヴァーシュはちゃんと動かないから」
レントン「…!」
エウレカ「ニルヴァーシュがなければ、私達は使命を果たす事が出来ないから…」
レントン「何だよ、それ!?」
レントン「その使命ってのに縛られてたら、命令を聞く軍人と同じじゃないか!」
エウレカ「………」
レントン「…違うだろ、エウレカ。君はデル・シエロでモーリス達を助けたんだ…」
レントン「その時から君は命令をきくだけじゃなくなったはずじゃないか」
エウレカ「私、変わった…の…?」
レントン「ティプトリーのおばさんもそう言ってたよ」
エウレカ「…私、変わっちゃったのかも知れない…。君が来てから私、変わっちゃったのかも知れない…」
扉の開く音
レントン「待って、エウレカ! エウレカーッ!」
セツコ「どうしたの、レントン君? エウレカさん、凄い勢いで飛び出してったけど…」
トビー「お前…ゲイナーに触発されて勝負を焦り過ぎたのか?」
レントン「そんなんじゃないです…。俺にも何が何だかわからなくて…」
レントン(わかんない…。何だかわかんないけど、俺…エウレカの力になりたい…)
レントン(それが俺の選んだ事だから…!)
レントン「失礼します、セツコさん! 俺、エウレカを追います!」

18名無しさんも私だ:2008/11/21(金) 19:13:03 ID:Lqys3k.o0
扉の開く音
セツコ「待って、レントン君…!」
トビー「放っておけよ、セツコ。周りが世話焼いたって、どうなるもんじゃないさ」
セツコ「でも…」
カミーユ「どうやら、レントン…何かをUNで調べていたようです」
セツコ「エウレカさんと何かあったのはそれが原因かしら…」
エマ「でもどうして、あの子…わざわざアーガマに来たのかしら?」
カツ「そうですね。月光号にはUNの端末が設置されてないんでしょうか?」
カミーユ「聞いた話では、ゲッコーステイトはUNを使うのが好きじゃないらしいんだ」
カツ「使いこなせば便利なのにな…。よくわからない人達だ」
セツコ「そうね。『ray=out』もUN上で発行すれば、もっと読者も増えると思うのに…」
トビー「おしゃべりはそこまでだ。俺達は俺達の任務を遂行するぞ」
セツコ「はい…」
カミーユ「では、トビーさん…早速ですけど始めましょうか」
トビー「ああ…頼むぜ、カミーユ」
エマ「本当にUNであなた達の追っているアサキムという男が見つかるの?」
トビー「UNは、一般的なニュースが流れる以外に接続している人間が自由に書き込めるスペースがある…」
トビー「そこを洗えば、奴の目撃情報が入るかも知れない」
レコア「確実性は低いわね…」
セツコ「でも、他に手段はありませんし…」
トビー「ザフトやエマーンのネットワークでもそれらしい情報がない以上、ワラにもすがる思いって奴だよ」
エマ「しかし、あの男…何が目的で、あなた達を狙うの?」
カツ「グローリー・スターの使っている試作機が目的なんじゃないですか?」
セツコ「それは私達も考えたけれど、それではチーフを撃墜した理由がわからない…」
トビー「バルゴラが目的なら、破壊ではなく捕獲を試みるだろう。だから、その線は薄いな」
レコア「そうね…。今となっては時期量産試作機としての意味も無いものね」
トビー「だが、バルゴラにはもしかしたら俺達も知らないような秘密があるかも知れない」
トビー「だから、そっちの方の調査は頼んでおいた」
エマ「風見博士達がアーガマに来ていたのはそのためだったのね」
セツコ「でも、価値があろうと、無かろうとバルゴラを完成させる事は今も遂行中の任務です」
エマ「デンゼル大尉のために?」
セツコ「はい…」
セツコ(それこそがチーフが私に与えてくれた生きる意味ですから…)
トビー「アサキムの目的の方は奴を捕まえて白状させればいい」
トビー「そのためには奴の居場所を何としても突き止めなくてはな…」
端末音
カミーユ「…駄目か…」
セツコ「どうなの、カミーユ君?」
カミーユ「検索の条件を可能な限り広げてみましたが、それらしい情報は見つかりませんでした」
トビー「そうか…。ありがとうよ、カミーユ。付き合せちまって悪かったな」
カミーユ「いえ…。役に立てなくて、すいません」
セツコ「ううん…いいのよ。ほとんど賭けみたいなものだったから」
トビー「後は俺とセツコで気長にやってみる。みんなもありがとうな」
レコア「じゃあ、トビー…私達は行くけど、あまり根を詰めすぎないようにね」
扉の開く音
セツコ「………」
トビー「さてと…。んじゃ、アサキム探しを続けますか…」
トビー「カミーユでも無理だったんだから、俺達で上手くいくとは思えないけどな」
セツコ「………」
トビー「どうした、セツコ? 具合でも悪いのか?」
セツコ「あの…その…」
トビー「どうしたんだよ? …ここには俺達以外は誰もいないんだ。悩みがあるなら言ってみな」
トビー「チーフも言ってたろ? メンタルケアも大事だってよ」
セツコ「では、言います…」
セツコ「…この間の心を読むオーバーマン事ですけど…」
トビー「あ…ああ、あれか…」
セツコ「トビー…、私の心の声、聞いたんですよね…?」
トビー「ん…まあな…」
セツコ「………」
トビー「………」
セツコ「…何か言ってくださいよぉ…」
トビー「ん…そうだな…」
トビー「その…まあ…嬉しかったってのが正直な感想だ…」
セツコ「トビー…」
トビー「でもな…セツコ…。その…何だな…俺…とてもじゃないが今は…」
セツコ「い、いいんです…! 私が…勝手に想ってるだけですから…」
セツコ「でも、私…」
端末音
セツコ「UNの回線を使ったメッセージ…!?」
トビー「これは…!?」

19名無しさんも私だ:2008/11/21(金) 19:13:37 ID:Lqys3k.o0
〜アーガマ 格納庫〜
アムロ「どうです、風見博士? バルゴラに何か変わった所はありませんか?」
風見「私はモビルスーツ系は門外漢だが、この機体…高い追従性以外は特筆すべき所はないな」
ジュリィ「ですが、その追従性は驚くべきものです。こいつはパイロットの技量をダイレクトに反映するマシンと言えます」
風見「そうだな。バルゴラの駆動部の柔軟性と拡張性はどんなパイロットの要求にも応えるだろう」
アストナージ「その辺りはさすがは次期量産機って所ですね」
アムロ「ああ…。誰が乗っても満足する癖の無さがこの機体の個性だと言える」
甲児「逆に言えば、乗るパイロットの技量に合わせてバルゴラは化けるでしょうね」
アムロ「兵器という事を別にすれば、このレスポンスは乗っていて楽しいものだろうな」
甲児「とりあえず、トビーへの回答は『問題なし』ってところですね」
ジュリィ「そうだな。この機体自体が誰かに狙われる理由はないと思う」
風見「機体の方はな…」
アムロ「どういう事です、博士?」
近づいてくる足音
トビー「どいてくれ、アムロ大尉! バルゴラを出す!」
アムロ「今は待機中だぞ、トビー! 何かあったのか!?」
トビー「奴だ…! アサキムの野郎が俺達を呼び出しやがった!」
甲児「アサキムってデンゼル大尉の仇の…!」
セツコ「あの男がUNを通じて私達に接触してきたんです!」
トビー「行くぞ、セツコ! 罠だろうと俺達は、それに乗るしかないんだ!」
セツコ「了解です!」
甲児「お、おい! 待てよ、トビー! セツコ!!」

タイトルコール 第21話 『残されるもの』
戦闘マップ

トビー「奴の指定した地点はここか…?」
セツコ「アサキムの意図は何なんでしょう? 私達との接触を希望していましたが…」
トビー「今さら、取り引きをもちかけるとは思えんな」
セツコ「罠…でしょうか?」
トビー「…覚悟はしていたが、そのようだ。来るぞ!」
敵出現
チラム兵「弱い反応があったので部隊を動かしてみたが、例の特異点とは違うようだな」
チラム兵「どうします、隊長? 本体に連絡し、指示を待ちますか?」
チラム兵「その必要はない。反応があった以上、機体を破壊して、奴らを捕縛する」
トビー「奴ら…やる気か…!」
セツコ「チラムがここに来たという事は、あの男もチラムの人間なんでしょうか?」
トビー「わからん…。だが、偶然にしては出来過ぎている」
トビー「あいつが俺達をハメたと見るべきだろう」
セツコ「では…」
トビー「しっかりしろ、セツコ! だったら、あいつらを叩いてアサキム本人を引きずり出すだけだ!」
セツコ「はい…!」
トビー「チラムの軍人さんよ…! 仕掛けてくるんなら容赦は無しだ! 俺達にはやるべき事があるんでな!」

チラム兵隊長機と戦闘
チラム兵「あの二人程の力はないにしても、小さな特異点はこの世界にある程度の数はいるようだ」
チラム兵「それらも捕獲すれば、チラムの力となる…! やらせてもらうぞ!」

敵機全滅
セツコ「敵機の反応、消失。全機、撃墜しました」
トビー「腕を上げたな、セツコ。バルゴラも喜んでるぜ」
セツコ「い、いえ…! いつもの事ながら足手まといになってすみません…」
トビー「いやいや。もうお前は立派に『栄光の星』を背負ってる」
トビー「十分に俺のパートナーをやってるぜ」
セツコ「トビー…」
トビー「だが、気を抜くな…! 本命が来たようだぜ!」
敵増援 シュロウガ出現
アサキム「チラムの小隊程度では露払いにもならなかったか」
セツコ「アサキム・ドーウィン!」
トビー「アサキム! 俺達を呼び出したのは何が目的だ!?」
アサキム「君達に試練を与える…とでも言っておこうかな」
セツコ「何のために!? なぜ、あなたは私達を狙い、チーフを殺したの!?」
アサキム「彼は必要な存在であり、同時に不必要な存在でもあった」
アサキム「死んでその価値を最大限に発揮する…そんな所かな、君達のチーフは」
トビー「貴様ーっ!!」
セツコ「待って、トビー! みんなが来たわ!」

20名無しさんも私だ:2008/11/21(金) 19:14:07 ID:Lqys3k.o0
味方増援 自軍出撃
勝平「水臭いぜ、セツコ姉ちゃんもトビーの兄ちゃんも!」
エイジ「デンゼルのおっさんには俺達も世話になったんだ」
琉菜「その敵討ちならあたし達だって手伝うわよ!」
セツコ「みんな…」
カミーユ「確かにグローリー・スターはあなた達二人ですけど…」
甲児「今のあんた達はZEUTHの一員だ! 自分達だけで抱え込むなよな!」
トビー「泣かせてくれるぜ、あいつらよ…」
セツコ、トビー気力上昇
レントン「エウレカ…」
エウレカ「ニルヴァーシュは私が動かす…。レントンはナビをお願い」
レントン「でも…エウレカ…調子が悪いみたいだけど…」
エウレカ「大丈夫…。大丈夫だから、余計な心配はしないで…」
レントン「う…うん…」
アサキム「悲しみの乙女…この世界で新たな絆を見つけたか…。それは好都合だよ」
トビー「どういう意味だ、それは!?」
アサキム「全ては太極への道…」
敵増援出現
ホランド「あのカラス野郎! 俺達をガリアの交易ポイントに追い込んだ奴か!」
マーイ「あたし達も知ってる!」
リーア「あいつら、あたし達が桂を拾った時にも出てきた!」
トビー「この薄汚いカラスがお前の手下かよ、アサキム! お似合いだな!」
アサキム「好きに吠えるがいい。君は生贄に過ぎないのだから」
クワトロ「あの飛行機体は、こちらに仕掛けてくる…! 各機は迎撃を!」
アスラン「敵の戦力が未知数な以上、深追いはするな」
トビー「セツコ! カラスはみんなに任せて俺達はアサキムを狙うぞ!」
セツコ「了解です、トビー!」
アサキム「それでいい。さあ、始めようか」

セツコVSアサキム
アサキム「セツコ・オハラ。君に新たな道を与えよう」
セツコ「何を言っているの、この人!?」
アサキム「君には運と資質がある…僕が君を誘おう」

トビーVSアサキム
トビー「アサキム! 俺達を呼び出して一気に潰そうって腹か!?」
アサキム「君はいいポジションに収まってくれた。だが、運が無かったね」
トビー「思わせぶりな言葉はそれまでだ…! ここでお前を潰して、全てを話してもらう!」
アサキム「出来るかな? 偽者を振り回すだけの生贄に」
トビー「やるさ…! グローリー・スターの誇りに懸けてな!」

シュロウガ撃墜
トビー「そこまでだ、アサキム! お前には死ぬ前に全てを吐いてもらうぞ!」
アサキム「………」
シュロウガ移動
セツコ「あの機体…まだ動けるの!」
トビー「追うぞ、セツコ! ここで全ての決着をつける!」
セツコ「はい!」
バルゴラ、シュロウガの前に移動
アサキム「一時の勝利を味わったか…。そこから奈落へ堕ちるがいい」
アサキム、ド根性使用
トビー「何っ!?」
アサキム「残念ながら、シュロウガはそう簡単には崩れない。狭間にいるんだ、現世と幻世の」
アサキム「それに…太極へと先んじているのさ」
トビー「セツコ、回避だ! 急げ!!」
セツコ「トビー!!」
アサキム「さあ…絶望を抱くんだ、その胸に…」

強制戦闘、アサキムVSセツコ&トビー
全体攻撃トラジック・ジェノサイダーでバルゴラ2機共に撃墜
トビー「す…まねえ…チーフ…セツコ…」
バルゴラ2機爆発

21名無しさんも私だ:2008/11/21(金) 19:14:40 ID:Lqys3k.o0
爆発音、雪山に投げ出される音
セツコ「ぐうっ!!」
近づいてくる足音
???(アサキム)「………」
セツコ「あ…あなたは…!?」
アサキム「そう…。僕がアサキム・ドーウィンだ」
セツコ「トビーは!? トビーはどうなったの!?」
アサキム「トビー・ワトソンはあの無様な人形と共に消えた」
セツコ「トビー…トビー!!」
セツコ「いやあああああっ!!」
アサキム「そう…その声…いい響きだ。僕はそれを聞きたかった」
アサキム「これで残るは君一人だね、セツコ・オハラ…」
セツコ「あなた…! チーフに続いて、トビーまで!!」
アサキム「その目は何だい? 君に許されるのは泣き叫ぶ事だけだよ」
セツコ「!」
アサキム「さあ、絶望の涙を僕に捧げるんだ」
平手打ちの音
セツコ「ぐうっ!」
アサキム「まずは君の肉体に痛みと恐怖を刻み込む」
殴打音
セツコ「や、やめて…! もう、やめてえええっ!!」
アサキム「絶望しろ、セツコ。悲しみを心に刻み込め」
アサキム「忘却は許されない。大切な者を奪われた悲しみで満たせ」
セツコ「いやああああああっ!!」
アサキム「ハハハハハ! そう、それだよ! まさに至福の悲鳴だ!」
アサキム「今から君に黒獄の刻が訪れる! 苦しみ、嘆き、もがき、そして!」
セツコ「助けて! 誰か! 誰かあぁぁぁっ!!」
アサキム「耐え難い悲しみを抱きつつ、堕落していくのさ! アハハハハ!」

戦闘マップ
桂「セツコ!!」
アムロ「駄目だ! この位置では間に合わん!」
アサキム「僕も歩んできた道だ! はたして、君はどこまで堕ちるかな!?」
セツコ「いやああああああっ!!」
カオス・レオー出現
斗牙「何だ、あの機体は!?」
レーベン「こちら、レーベン・ゲネラール! 援護します!」
アサキム「…邪魔が入ったか」
セツコ「いや…! こ、来ないで…」
アサキム「セツコ・オハラ。君は魔王の生贄…その涙を僕に捧げ続けなければならない」
セツコ「あ…ああ…」
アサキム「君の身も心も既に僕のものだよ。勝手に死ぬことは許さない」
シュロウガ画面端へ移動
甲児「あいつ、逃げる気かよ!」
勝平「デンゼルのおっちゃんとトビーの兄ちゃんのカタキだ! 逃がしてたまるか!!」
敵増援 ガンレオン出現
ルナマリア「カラス以外のメカも出てきた!」
アサキム「来てくれたか、ランド」
ランド「当然だろ、兄弟。お前のピンチと聞きゃあ、放ってはおけねえよ!」
アサキム「済まない。ここは任せる」
シュロウガ撤退
闘志也「くそっ! 邪魔する気かよ!」
ランド「悪いな、兄さん達…! 俺がいる限り、アサキムはやらせねえよ!」
エイジ「てめえ! あの野郎の仲間だってんなら、容赦はしねえぞ!」
ランド「それは俺の台詞だぜ! あいつの敵は俺が叩き潰す!」
レーベン「皆さんの仲間の女性は自分が保護しました。どうやら気絶しているようです」
クワトロ「感謝する、レーベン大尉」
レーベン「自分も援護します! 速やかに敵機の迎撃を!」
アスラン「了解した。貴官の協力に感謝する」
シン「奴ら…一体何者なんだ…! 新たな敵なのか…!」
ランド「いくぜ、お前ら! アサキムの邪魔をする奴は俺が片っ端から解体してやる!!」

レーベンが戦闘
レーベン「このカオス・レオーは混乱した世界の秩序を守るために作られた機体だ!」
レーベン「その力を今、見せる!」

ランドが戦闘
ランド「ザフトにエゥーゴにブレーカー、おまけにスーパーロボットまでいやがる…!」
ランド「アサキムの奴、随分と面倒な連中を相手にしているもんだぜ!」

ランド撃墜
ランド「ちっ! 修理屋が撃墜されちゃ洒落にならん! ここは退くぜ!」
ランド撤退
闘志也「あいつ、アサキムって奴の仲間なのか…?」
ジュリィ「あのカラスもいる以上、あの男、単独で動いているわではないようだな

22名無しさんも私だ:2008/11/21(金) 19:15:21 ID:Lqys3k.o0
敵機全滅
エマ「これ以上の増援はないみたいね」
シン「だけど…」
勝平「ちきしょお…兄ちゃんとは元の世界から一緒にやってきたっていうのによ…」
闘志也「泣くな、勝平…。泣いたってトビーは戻ってこない…」
勝平「でもよ! おっちゃんも兄ちゃんもいなくなって、セツコ姉ちゃんはどうすんだよ!」
甲児「セツコ…」
琉菜「グローリー・スター…一人だけになっちゃったのね…」
レーベン「…彼女をお渡しします。着艦許可をお願いします」
クワトロ「了解した、レーベン大尉。君の協力に感謝する」
レントン「…格好良さもドラマもなく、あっけなく人が死んでいく…。知ってる人も知らない人も…」
レントン「これが…これが戦争なのか…。これが…」
エウレカ「そう…。私達もその中にいるのよ…」
レントン「セツコさん…」

戦闘マップ終了

セツコ「…ここは…?」
ミーシャ「動かないで…。あなたは心身共に大きなショックを受けているんだから」
セツコ「くっ…う…」
ミーシャ「ここはアーガマの中…。私はミーシャ、月光号の医師よ」
セツコ「トビーは…!? トビー・ワトソンは!?」
ミーシャ「…遺体は収容出来なかったそうよ…」
セツコ「!」
ミーシャ「…今は何も考えずに休みなさい。医師として言える事はそれだけしかないわ…」
セツコ「…はい…」
ミーシャ「エマ中尉達が隣の部屋にいるわ。何かあったら、彼女達を呼びなさい。…では、失礼するわ」
扉の開く音
セツコ「…トビー…チーフ…」
セツコ「残ったのは…私だけ…」
セツコ「…うう…う…。なぜ、私が…うう…」

ブライト「…新連邦軍は我々を標的とした特殊部隊を編成したと?」
レーベン「ザフトのミネルバとエゥーゴのアーガマは両軍の象徴とも言える存在です…」
レーベン「そこに連邦軍の意に従わないキング・ビアルの特機が協力している以上、最優先の攻撃対象となるのは当然でしょう」
兵左衛門「確かにな。戦術レベルで、これほどの戦力の集結は考えられないだろう」
タリア「その部隊はティターンズを中心とした編成なのですか?」
レーベン「ティターンズの部隊もいますが、彼ら以外の旧連邦軍や旧連合系の特殊部隊まで集められているそうです」
ジャミル(ティファを狙うフロスト兄弟もそこに編成されている可能性が高いな…)
タリア「なるほど…。こちらがZEUTHを結成したのと同じ事を連邦もしたわけね」
レーベン「さらに反ティターンズ派を抑えるために部隊名は旧連合のものから『ファントムペイン』を使うそうです」
クワトロ「そういった所まで頭が回るとは一筋縄ではいかないものを感じる。手強い敵になりそうだ」
ブライト「全面的な戦略とは別に、一点に集中させた戦力で邪魔者である我々を潰す腹か」
グエン「ですが、その精鋭を打ち破れば新連邦の士気をくじき、反対勢力の人間を勇気づける事になるでしょう」
シャイア「う〜ん…そこまでは私達、考えてないんですけど…」
エルチ「あたしはエマーンの人達は、依頼されたエクソダスが成功すればそれでいいんですけどね」
ブライト「しかし、それだけの部隊を指揮する人物はかなりの大物なのだろうな」
レーベン「指揮官はパプテマス・シロッコ大佐…」
レーベン「詳しい経歴は不明ですが、ジャミトフ・ハイマンの推薦である以上、彼と同じ世界の人間かと思われます」
ブライト「クワトロ大尉…心当たりはないか?」
クワトロ「いや…私も聞いた事はない」
レーベン「ただ、彼は一部では『木星帰りの男』と呼ばれているそうです」
クワトロ「木星帰りか…。あの高重力の世界で生活していた人間のメンタリティは、計り知れないものがある」
ジャミル「手強い男なのは確実のようだな」
レーベン「こちらでも彼とファントムペインについてはより詳細な情報を調査中です。何かわかり次第、報告するつもりです」
ホランド「あんた…連邦の人間だったら、デューイという男について知ってるか?」
レーベン「アゲハ隊の指揮官のデューイ・ノヴァク大佐の事でしょうか?」
ホランド「おそらく、そいつだ。奴もファントムペインに配属になったのか?」
レーベン「いえ…アゲハ隊は独立して活動を続けるようです」
ブライト「だが、アゲハ隊の標的がゲッコーステイトである以上、両部隊が共闘する可能性もある」
ホランド「ありえない話じゃねえな。あの男は自分の目的を果たすためならどんな手段でも取りやがる」
タリア「随分と詳しいみたいね。昔の知り合い?」
ホランド「…楽しくない思い出だらけだがな」

23名無しさんも私だ:2008/11/21(金) 19:15:52 ID:Lqys3k.o0
エルチ「って事は、連邦軍の凄く強い部隊が二つもあたし達を狙ってくるって事!?」
源五郎「こうなると日本への協力要請がますます重要になってくるな」
エルチ「で、でも…その前にその連中が襲ってきたら…!」
シャイア「レーベン大尉、どうにかならないんですか?」
レーベン「ファ、ファントムペインもアゲハ隊も編成されたばかりですから、活動はまだ先になると思います…!」
エルチ「ああ、よかった! とりあえずは安心ね!」
レーベン「あ、安心されたのでしたら、お二人共もう少し離れていただけませんか?」
エルチ「本当に女性が苦手なんですね、レーベン大尉って」
シャイア「変な方…。私なんかを女扱いするなんて」
レーベン「エ、エマーンの女性が18歳で女性としての機能を失うのは知っていますが…」
レーベン「あなたは自分から見れば、十二分に女性です…!」
シャイア「うふふ…ありがとうございます、大尉。こうなると多元世界も悪くないわね」
レーベン「自分達カイメラの活動は陰からの私怨となりますが、いつかは決起を考えています」
レーベン「自分の登場しているカオス・レオーもカイメラ独自の戦力として開発されたものです」
風見「軍の正規採用とは別の開発ルートを持っているのですな」
レーベン「今は資金等の援助しか出来ませんが、戦力が整えば、あなた方に対しても直接的な支援が可能となるでしょう」
兵左衛門「しかし、大尉…。そろそろ我々に打ち明けてくれてもいいのではないかな?」
レーベン「何をでしょうか?」
兵左衛門「あなた方の組織、カイメラのリーダーじゃよ」
レーベン「………」
風見「その方はブルーフィクサーを連邦軍から独立させた人物とにらんでいる」
ジャミル「我々の関係は信頼の上に成立している以上、知っておきたい事もある。教えてもらえないだろうか?」
レーベン「………」
レーベン「…わかりました。ジャミル艦長のおっしゃる通りですし、自分もあなた方を信頼しています」
レーベン「我々の指導者、それはエーデル・ベルナル准将です」
タリア「エーデル・ベルナル…!? それ程の人物だとは…」
ホランド「誰だ、そりゃ? 名前からして女みたいだが…」
ブライト「新連邦軍内の有力者の一人だ。前線の戦略よりも、補給線やインフラの整備を担当している」
タリア「確かUNの設置の功績が認められて、准将に昇格したと聞いているわ」
グエン「そのような力をもった人間が我々の協力者とは心強い」
レーベン「エーデル准将は多元世界の秩序のために全てを懸ける覚悟が出来ておられます」
タリア「確かにね…。自分がリスクを背負う事で、これだけの離れ業をやってみせるのだから」
レーベン「エーデル准将もいずれは皆さんにお会いしたいと考えております。そして、その時は遠くないと思います」
兵左衛門「了解した。准将殿に感謝の旨を伝えてくれ」
レーベン「わかりました。この世界の未来を憂う同志として共に戦っていきましょう」
扉の開く音
アーサー「失礼します」
タリア「どうしたの、アーサー?」
アーサー「報告します。セツコ・オハラが失踪した模様です」
ブライト「馬鹿な…! まだ動ける身体ではないはずだぞ…!」
レーベン「セツコ・オハラ…。自分が保護した女性ですか…」

24名無しさんも私だ:2008/11/21(金) 19:16:25 ID:Lqys3k.o0
セツコ「………」
セツコ「チーフ…トビー…」
近づいてくる足音
アムロ「セツコ…」
セツコ「アムロ大尉…皆さん…」
ルナマリア「帰りましょうよ、セツコさん…。ケガだってしてるんだし…」
セツコ「………」
シン「…泣いたって死んだ人は帰らない…」
カミーユ「やめろ、シン…。今は…」
セツコ「いいの、カミーユ君…。シン君もありがとう…。それは私もわかってる…」
セツコ「でも…でも、今はそれしか…ないから…」
近づいてくる足音
レーベン「いいえ…。あなたにも出来る事があります」
アムロ「君は…?」
レーベン「新地球連邦軍カイメラ隊所属のレーベン・ゲネラール大尉であります」
カミーユ「さっきの戦いで俺達を助けてくれた方ですね」
エマ「ご協力に感謝します、大尉」
セツコ「………」
レーベン「セツコさん…あなたは泣く以外にも出来る事があるはずです」
セツコ「それは…」
レーベン「強くなる事です」
セツコ「強く…」
レーベン「成すべき事があるのなら、そのために強くなってください。それがあなたを助けた自分の願いです」
セツコ「………」
シン「この人の言う通りだ、セツコさん…。俺も…そのためにザフトに入った…」
甲児「俺もそうだ。守りたいもの、負けなきゃならないものがあるから、強くなろうとした」
勝平「そうだよ! 俺も…俺達も同じだよ!」
セツコ「でも、バルゴラは…撃墜されて…」
アムロ「…君の機体とトビーの機体のパーツを組み合わせれば、レストア出来る」
セツコ「私とトビーの機体を…」
甲児「絶対に俺達が直してみせる…! だから、セツコ…お前は強くなれよ」
アムロ「バルゴラはそれを受け止めてくれる。…セツコ、全ては君次第だ」
セツコ「………」
レーベン「…時間です。自分は失礼させていただきます」
セツコ「レーベン大尉…」
レーベン「セツコさん…あのアサキムという男については我々の方でも調査を進めます」
レーベン「次に会う時には強くなったあなたを見せて下さい。…では失礼します」
セツコ「………」
セツコ「…すみません…。少しだけ一人にしてください…」
エマ「セツコ…」
セツコ「…1時間…いえ、30分後には戻ります…。だから…」
アムロ「わかった…。俺達は先にバルゴラの改修を始めている…」
ルナマリア「…待ってます、セツコさん…」
去っていく足音
セツコ「………」
セツコ「チーフ…トビー…。私…やってみます…」
セツコ「私…必ずバルゴラと一緒に強くなって…二人の…仇を討ちます…。だから…」
セツコ「今日だけ…泣かせてください…」

???
アサキム「…ツィーネか…。例のシステムの準備はもう出来ているよ」
ツィーネ「ありがとうございます。移送については、私にお任せください」
ツィーネ「それにしても恐ろしい御方…。あの女の心身全てを蹂躙するなんて」
アサキム「傷をのこしたまでだよ。これで彼女は僕の影に怯えながら生きていく…」
アサキム「そして、次に僕と出会った時には…」
ツィーネ「アサキム・ドーウィン…。嗜虐に瞳を燃え上がらせる姿すらあなたは美しい…」
アサキム「ツィーネ…あの女を絶望へ落とすための舞台を用意するんだ」
アサキム「僕らが進む道は、彼女の涙で開かれる。彼女は『鍵』になるかも知れない」
ツィーネ「3分の2の確率で殺される事と3分の1で底無しの絶望を味わう事…。どちらが幸せかしらね…」
アサキム「幸せなど、どちらにも不要だよ。彼女に必要なのは…」
アサキム「無限獄…ただそれだけさ」

25名無しさんも私だ:2008/11/21(金) 19:17:36 ID:Lqys3k.o0
っと、セツコ編の21話でした。
まさに踏んだり蹴ったりなセツコ

26名無しさんも私だ:2008/11/21(金) 19:39:04 ID:7qryL1WU0
ランド編との温度差がひどい事に

27名無しさんも私だ:2008/11/22(土) 01:40:48 ID:9r1LkhHU0
おかげでランド編やってからせっちゃん編やると妙に感情移入しにくいという
悲劇やってるのにどこで突っ込むんだろうみたいな感じが

28名無しさんも私だ:2008/11/22(土) 01:47:09 ID:H1MYD0tQ0
逆もまた然りだな。
まぁ、それぞれのルートに個性があると見ることもできるが。

29名無しさんも私だ:2008/11/30(日) 22:59:41 ID:UKPXz6EM0
BADENDOルートの対エーデル戦にも、戦闘前台詞がしっかり用意してあるんだな

30名無しさんも私だ:2008/12/03(水) 23:25:41 ID:YUOqo3ew0
VSアサキムの特殊戦闘台詞

デューク「アサキム・ドーウィン!お前の目論見が何であろうと!」

隼人「覚悟しろ、アサキム!」

勝平「お前の悪巧み、全て喋ってもらうぞ!」

闘志也「アサキム!お前の悪巧みもここまでだ!」

ロジャー「アサキム!神の名において君を断罪す!汝に罪あり!」

アポロ「アサキム!てめえのやり方は気に食わねえんだよっ!」

シルヴィア「アサキム・ドーウィン!全ての真実を話してもらうわよ!」

麗花「アサキム・ドーウィン!あなたは世界に不幸を呼ぶ!」

ピエール「アサキムさんよ!あんたは、イエローカードを貰いすぎなんだよ!」

ジュン「あんたが事件の黒幕だってことは、お見通しなんだよ!」

つぐみ「あ、あなたが何者でも、負けません!」

リーナ「あなた・・・もしかして・・・」

刀牙「行くぞ、アサキム!」

サンドマン「アサキム・ドーウィン、哀れな放浪者よ・・・」

レントン「あいつ・・・!一体何が目的なんだ?」
エウレカ「あの人・・・・あの人は・・・!」

ホランド「アサキム・ドーウィン!てめぇも運命から逃げるんじゃねえ!」

タルホ「アサキム!あんたが何を企んでいようと・・・!」

ジロン「小難しい話はもうたくさんだ!」

カミーユ「傍観者を気取るなら、手を出すな!」

ガロード「アサキム・ドーウィン・・・!お前、何者なんだよ!?」

ロラン「その闇の衣、はらわせてもらいます!」

シン「あんたの真意が何であろうと!」

キラ「あなたは・・・あなたは一体何者なんだ!?」

アスラン「アサキム・ドーウィン・・・陰で何を企む!」

31名無しさんも私だ:2008/12/04(木) 17:50:07 ID:ztbac14M0
> ジュン「あんたが事件の黒幕だってことは、お見通しなんだよ!」
えー

そしてサンドマンは何を知っているw

32名無しさんも私だ:2008/12/04(木) 22:03:45 ID:TsmR1IYs0
>ロラン「その闇の衣、はらわせてもらいます!」

LOEの絶望の淵での時のマサキの

>「ただ、その邪悪な衣だけは、
>俺のすべてをかけて、振りはらってやるぜっ!!」

を思い出した

33名無しさんも私だ:2008/12/05(金) 08:15:19 ID:iIM2GTyo0
リョウやベンケイがそのままなゲッターチームで、さり気にハヤトだけ新録だよな
ジ・エーデルとか相手にも台詞あるし

34名無しさんも私だ:2008/12/05(金) 14:02:09 ID:m2P9i/Hg0
ゴッドシグマのおかげだなw
敵役でキートンいたし

35名無しさんも私だ:2008/12/06(土) 15:13:29 ID:eXuHN9MM0
よし次回の据え置きにはゴライオンをだな。

36名無しさんも私だ:2008/12/07(日) 23:53:34 ID:Jfa9PoBQ0
スパロボZ38話の仲間同士対決の戦闘中特殊セリフ

カミーユ→ガロード「目先の目的だけで動くな、ガロード!」
カミーユ→ゲイナー「ゲイナー!もっと現実を見るんだ!」
アムロ→レントン「子供の理屈が通らない場もあるんだ・・・!」
シン→ガロード、ジャミル「サテライトキャノンは使わせない!」
勝平→ジロン「ジロン!自慢のギャリアごと、こてんぱんにしてやるぜ!」
勝平→マリン「マリンの兄ちゃん!悪いが行くぜ!」
勝平→ゲイナー「ゲームじゃ負けても、ここでは勝つ!」
闘志也→デューク「デュークフリード!そんなやり方じゃ、地球を守るなんて無理だぜ!」
闘志也→マリン「マリン・・・!こんな事になっちまうとは・・・!」
闘志也→マリン(キラケン→雷太)「すまねえ、雷太!手は抜けないんじゃ!」
マリン→勝平「神ファミリー・・・わかり合えると思ったが・・・!」
マリン→闘志也「ゴッドシグマが相手でも退くわけにはいかない!」
ゲイナー→カミーユ、クワトロ、アムロ、シン「ザフトも連合もエゥーゴも、みんな一緒だよ!」
ゲイナー→ロラン「いくぞ、ロラン!恨みっこなしでっ!」
ゲイン→カミーユ、シン「言ってもわからん坊主共には、殴ってでも聞かせなきゃな!」
ゲイン→クワトロ、アムロ「一度はやり合ってみたいとは思ってたが、まさか現実になるとはな!」
サラ→ソシエ「お嬢様のやり方じゃ、今はダメなの!」
アポロ→甲児、鉄也「マジンガーか、相手になるぜ!」
アポロ→闘志也「こうなりゃゴッドシグマだろうと戦ってやるぜぇっ!」
アポロ→斗牙「グランナイツが何だってんだ!敵になるなら容赦はしねえ!」

37名無しさんも私だ:2008/12/08(月) 08:59:49 ID:9DTqRB4M0
2ちゃんねるに騙された軍隊がZの主人公部隊だな

そう言えば、ZZのジュドー達がガンダムを盗む時のやり取りって、上がってたっけ?

38名無しさんも私だ:2008/12/08(月) 10:22:16 ID:mSY.E6bc0
>>30の逆でアサキムが各キャラと戦った時の特殊台詞

VSランド
「怒りと悲しみが君の本性を露わにする・・・」
「君なら相当の苦痛に耐えられるだろう」

VSセツコ
「宝球は人の悲しみによって輝きを増す・・・!」
「目覚めるんだ。人の苦痛を糧にして」

VSツィーネ
「ツィーネ・・・君の役目は終わった」

VS甲児、鉄也
「正義の魔神か・・・矛盾しているね」

VSデューク、万丈、マリン
「君の過去は悲しみに彩られているようだね」

VS竜馬、闘志也
「その力が成長すれば、いずれ君達は・・・」
「悠久の時を彷徨えば、善悪の基準は反転する・・・」

VSカミーユ、アムロ、クワトロ
「君の僕の心が覗けるかい?」

VSロラン
「破壊と再生と蝶は目覚めるか否か・・・」

VSシン、キラ、アスラン
「君達自身が争いの種・・・僕にとっては都合がいいが」

VSロジャー
「全てを忘れられる者は、ある意味幸せさ」

VS桂
「桂木桂・・・君の運命は数奇だね。僕と似ているかも知れない・・・」

VSエウレカ
「その翼で君はどこまで飛ぶつもりなんだい?」

VSレントン
「創造の力は、重き枷・・・」

VSアポロ
「君達が目指すものは天?それとも・・・」

VS斗牙
「その力は、僕が求めるものか否か・・・」

VSジ・エーデル 
「ジ・エーデル・・・君に至高の快楽を与えよう」
「ジ・エーデル・・・天の獄が君を待っている」

39名無しさんも私だ:2008/12/08(月) 10:31:30 ID:mSY.E6bc0
被弾台詞

VSランド
「その怒りと悲しみ・・・ククククク」
「怒りに身を震わせ、力を解放するんだ・・・!」

VSセツコ
「フン、まだ痛みが必要か・・・!」
「ククク、さらなる苦痛を君に与えれば・・・」

VS甲児、鉄也
「光と闇・・・その二つが混在しているようだな」
「魔神の力を魔神として使わぬ限りは・・・」

VSマリン
「悲しみのブルー・・・いい色だ」
「フッ・・・君に明日を救う事が出来るか?」

VS万丈
「日輪でも、僕の闇を照らす事は出来ない・・・」

VSカミーユ、アムロ、クワトロ
「人が進化しても、世界が壊れていては意味がない」
「人の革新に何の意味がある?」

VSロラン
「黒く塗り潰してくれ・・・人の歴史を、そして、僕の生き様を・・・!」

VSシン、キラ、アスラン
「争いのない世界は堕落する・・・」
「人は人である限り、争いを捨てられない・・・」

VSロジャー
「黒き裁定者・・・僕を裁く事ができるか?」

VS桂
「あの力が僕にも干渉している・・・!?」

VSレントン
「君達は何を創る?何を生み出す?」

VSアポロ
「機械仕掛けの神・・・歪みを矯正できるのか?」
「淘汰されるべきは機械の神か、それとも・・・」

VS斗牙
「創造は破壊・・・破壊は創造・・・フフフフ」
「ククク・・・贄の神は多ければ多いほどいい・・・!」

VSジ・エーデル
「ジ・エーデル・・・僕は君のものにはならない」
「楽しむがいい、ジ・エーデル。今の内に・・・!」

40名無しさんも私だ:2008/12/08(月) 15:59:33 ID:fPmtpniQ0
こんなに色々あったのか>アサキム
じっくりやりあう機会、意外と少ないから知らんかった

41名無しさんも私だ:2008/12/08(月) 16:47:59 ID:4aBOme0g0
全作品に対応してるんじゃないかな
戦闘メッセージだけ抜き出したけど、どれが誰相手なのかわかんねーの多数

42名無しさんも私だ:2008/12/09(火) 02:41:04 ID:bvjfcBIA0
ジ・エーデル

援護攻撃
「力を合わせて、ボクの理想郷を創り出そう!」
「ボクって、意外に仲間想いだろう?」
「ボクを助けるボク… う〜ん、一人上手!!」
「今、行くぞ、ボク!」

援護攻撃
「ボクって、意外に仲間想いだろう?」
「力を合わせて、ボクの理想郷を創り出そう!」
「ボクを助けるボク… う〜ん、一人上手!!」
「今、行くぞ、ボク!」

43名無しさんも私だ:2008/12/09(火) 03:03:07 ID:jf1tzxmk0
>>42
大事なことなので2回(ry

44名無しさんも私だ:2008/12/09(火) 05:47:27 ID:9etGYUBA0
よく見るとどっちも援護攻撃かw

45名無しさんも私だ:2008/12/09(火) 09:38:24 ID:bvjfcBIA0
スマン、下は援護防御だったんだが…文章全く同じだなw

46名無しさんも私だ:2008/12/09(火) 18:15:19 ID:VE2Ve/JM0
セツコ編26話 ホンコン・シティの全文いっときます。

北アメリア大陸 新地球連邦本部
〜地球連邦軍本部内〜
バスク「待て、パプテマス・シロッコ」
シロッコ「これはバスク・オム大佐。どういった御用でしょうか?」
バスク「貴様に一つだけ言っておく。いつまでも好き勝手が出来ると思うなよ」
シロッコ「私の指揮するファントムペインの存在がおきに召さないと?」
バスク「少しは物事がわかっているようだ。ならば、己の分をわきまえるがいい」
バスク「ジャミトフ総帥にどのような手段で取り入ったかは知らぬが、ティターンズはお前の好きにはさせんぞ」
シロッコ「承知しました。…では、失礼させていただきます」
シロッコ(俗物が…)
去っていく足音
バスク「ちっ…。木星帰りを鼻にかける成り上がりめが…!」
ジャマイカン「バスク大佐…奴のファントムペインにはジブリールの配下の者も配属されています」
ジャマイカン「奴めは、ロゴスの連中と結託して、旧連邦系を駆逐する気でしょうか?」
バスク「ジブリールもシロッコを警戒している以上、奴らが手を組んでいるとは考え難い」
バスク「だが、このまま奴をのさばらせるのはティターンズの沽券に関わる」
ジャマイカン「その通りです、大佐」
バスク「精々頑張るがいい、シロッコ。貴様がザフトの特殊部隊を叩いた後は貴様自身を叩き潰してくれる」

東シナ海
カツ「アストナージさん、あの隅っこの古い飛行機、何なんです?」
カミーユ「ビーチ17…。博物館に飾ってあってもおかしくない機体だ」
アストナージ「カラバの連絡員が乗ってきたんだよ。ホンコンでの補給の段取りの説明に来たんだと」
アポリー「そいつはありがたい。相克界がある以上、宇宙からの補給は絶望的と言ってもいいからな」
ロベルト「そうなると地上の支援組織のカラバに頑張ってもらわないとな」
カツ「それで、その連絡員の人ってどこにいるんです?」
アストナージ「向こうでアムロ大尉と話してるぜ」
ベルトーチカ「初めまして、アムロ大尉。私はベルトーチカ・イルマ…カラバのメンバーです」
アムロ「よろしく頼む、ベルトーチカ。あんな骨董品でアーガマに来たのには驚いたよ」
ベルトーチカ「あれ、レプリカなんですよ。それより…」
ベルトーチカ「色々と話には聞いていましたが、思ったより柔らかい人なんですね」
アムロ「俺が…か?」
ベルトーチカ「ハヤトさんが言ってました。アムロ大尉はナーバスな所があるって」
アムロ「あいつ…俺の事をホワイトベースにいた頃のままだと思ってるな」
アムロ「…いや、それも仕方ないな…。カラバに救出された直後の俺を見れば、そう思うのも…」
ベルトーチカ「今は違うんですか?」
アムロ「ここの空気は悪くない…。ニュータイプ研究所での事を忘れさせてくれる」
ベルトーチカ「それって戦争の空気の方が安らげるって事ですか?」
アムロ「そうじゃないな…。上手く説明は出来ないが、ここには人間としての生活がある」
アムロ「戦場であるのに奇妙な事だがな…」
ベルトーチカ「いわゆるメメントモリって奴でしょうか…」
アムロ「そう思うなら、それでもいいさ。俺が戦っているのは、誰に頼まれたわけでもないしな」
ベルトーチカ「奥ゆかしいんですね。…でも、UNのあれは、いくら何でもひど過ぎると思いました」
アムロ「UNのあれ…?」
ベルトーチカ「ご存じないんですか? 百鬼帝国から日本を解放した件ですよ」
アムロ(どういう事だ…? 俺達が日本を発った後に、何かが起きたのか…)
ベルトーチカ「ホンコンにはアムロ大尉用の新型も用意されています」
アムロ「俺が頼んでおいた例の機体か」
ベルトーチカ「あれはディジェと名付けられました」
ベルトーチカ「大気圏内の運用を前提とすれば、あのようなデザインになるのはわかりますが…ハヤトさんはがっかりしてましたよ」
アムロ「俺をガンダムタイプのモビルスーツに乗せて、カラバの広告塔にしたいという奴の気持ちもわからんではないさ」
ベルトーチカ「私もあなたにはガンダムが似合うと思ってました」
アムロ「今の俺には荷が重いよ。それにあれに相応しい活躍をする若いのがここには何人もいる」
アムロ「その空気が俺をリラックスさせているのかも知れないな」
ベルトーチカ「わかりました。後は大尉が、あの機体を気に入ってくれる事を祈ります」
ベルトーチカ「それにしても、アムロ大尉…いい趣味をしていますね。その香り…ヘレンへレンでしょ?」
アムロ「え…」
ベルトーチカ「私の好きなセッケンです」
アムロ(あのセッケン…サンドマンが持たせてくれたものか…)
アムロ(彼に感謝しなくてはな…)

47名無しさんも私だ:2008/12/09(火) 18:15:53 ID:VE2Ve/JM0
モニターを開く音
カミーユ「あったぞ…。これがベルトーチカって人が言っていた記事だ」
シン「俺達が日本を解放した後に政府がUNを通じて発表した声明か…」
琉菜「…何これ! どうなってるのよ!?」
ミヅキ「ふんふん…。百鬼帝国の策略により政治機能を麻痺させられていた日本政府は…」
ミヅキ「新連邦の支援で、これを撃退。そして、秩序の回復を目的として改めて新連邦に加入する…と」
エイジ「連邦軍は何もしてねえじゃねえか…! 百鬼帝国を撃退したのは俺達だっての!」
ルナマリア「これじゃあたし達、無視されてるどころか手柄を横取りされてるじゃない!」
レイ「落ち着け、二人共。この発表は妥当なものだ」
エイジ「どういう事だよ…!?」
レコア「レイの言う通りね。ここで正直にザフトやエゥーゴの母体のZEUTHの存在を書けると思う?」
カツ「それは…」
レイ「ここで下手に我々の存在が明かされれば、カイメラとの協力体制をかぎつけられる事になる」
シン「だけど、日本の人達は実際に俺達が戦ってたのを見てたじゃないか。だったら、こんな事を言っても無駄だろう?」
レコア「残念だけど、そんなものは公的に発表された事実の前では何の意味も持たないものよ」
ソシエ「でも、何か納得できない…!」
琉菜「あたしも…!」
斗牙「いじゃない。新連邦軍が戦った事にした方が混乱も起きないんだし」
ロラン「そうですよ。誰が戦ったかより、日本の人にとっては平和になったって事実の方が大事なんですから」
リィル「二人の言う通りだと思います」
エイジ「騙されるなよ、リィル。ロランは根っからの『いい人』だが、斗牙は『天然』だからな」
エイジ「こいつは笑顔の下では何も考えちゃいねえんだぜ」
斗牙(笑顔)「………」
ルナマリア「あながち間違ってないみたい…」
カミーユ「…確かに、この生命で市民達の混乱は最小限に抑えられたそうだな」
エィナ「あのシュラン大尉という方…お見事なお手並みですね」
甲児(確かに見事なやり方だけどよ、一つだけミスをしているぜ…)
甲児(サンドマンさんも言ってたが、百鬼帝国が社会を乗っ取っていた事を明かすのは危険だぜ…)
さやか「どうしたの甲児君? 難しい顔して…」
甲児「ちょっと考え事をしてただけさ」
ボス「やめとけよ、兜。留学したり、宇宙科学研究所にいたりで頭がよくなってるつもりみたいだけど…」
ボス「お前は何も考えずに身体を動かしてりゃいいんだよ」
甲児「ちぇ…いつまでも昔の俺のままだと思うんじゃねえよ」
マリア「ねえ、もうすぐホンコンに着くんえしょ? だったら甲児…あたしと飲茶、食べに行こうよ」
さやか「駄目よ、マリアちゃん。甲児君は私の買い物に付き合ってもらうんだから」
マリア「そんなのさやかさんが決める事じゃないじゃない。どこに行くからは、甲児が決める事よ…!」
さやか「じゃあどうする、甲児君? 私とマリアちゃんのどっちとホンコンに行くの?」
甲児「お、おい! その二択しかないのか!?」
カツ「向こうは随分とにぎやかだね」
カミーユ「ホンコンに着いたら、補給の間、交代で自由時間をもらえるそうだからな。浮かれるもも無理はないさ」
エイジ「んじゃ、俺達もホンコン観光と洒落込むとするか!」
琉菜「ルナマリア、メイリンも誘いなよ。服、見に行こうよ!」
ルナマリア「OK! あたし、チャイナドレスでも買って悩殺しちゃおうかな」
ロラン「の、悩殺って…!?」
ミヅキ「ふふ…アスラン・ザラ隊長は色仕掛けじゃ落ちそうにないわよ」
琉菜「メイリンもあの人に憧れてるらしいしね。ま…頑張ってね、ルナマリア」
ルナマリア「よぉし! 張り切っちゃうわよ!」
シン「あんな人のどこがいいだよ…」
ミヅキ「ふふ…シンも誰かを好きになればわかるわよ」

ホンコン
鉄也「いいのか、セツコ? お前は自由時間なのだから、ホンコンへの上陸も許可されているんだぞ」
セツコ「自由時間だからこそ自分を鍛えたいんです」
ジュン「あなたのチームメイトの事は私達も聞いたわ…」
ジュン「余計なお世話かも知れないけど、少しは気晴らしをした方がいいんじゃない?」
セツコ「お気遣い、ありがとうございます、ジュンさん」
セツコ「…でも、私の中にはあの日の事が、まだ傷になって残っているんです…」
鉄也「………」
セツコ「それを忘れる…いえ、乗り越えるためにも強くなりたいんです」
セツコ「理不尽な暴力やエゴから何かを守れるようになるために」
鉄也「傷の上に出来たカサブタを剥ぐような事になるのだとしてもか?」
セツコ「それでも…です」
鉄也「わかった…。だが、俺の課すトレーニングは実戦以上に厳しいぞ」
セツコ「望むところです

48名無しさんも私だ:2008/12/09(火) 18:16:55 ID:VE2Ve/JM0
メイリン「ここがホンコンね…!」
ルナマリア「見た感じは日本とあまり変わらないね」
カミーユ「この周辺は俺やシン達のいた世界がそのまま残っているようだな」
琉菜「でも、斗牙とエイジは残念だったね。艦内で待機だなんて」
カミーユ「仕方ないさ、順番なんだから。明日は彼らが自由行動で俺達が艦内待機だ」
ミヅキ「そういう事。じゃあ、今の内にホンコンを満喫しよっか」
闘志也「カミーユ! 俺達は飲茶食って、カジノに行くけど、お前達はどうする?」
カミーユ「そこら辺をぶらついてから考えますよ」
ジュリィ「それも悪くないな。ホンコンの夜景は100万ドルだが、昼の風景も1万ドルぐらいの価値はある」
キラケン「何でも金に勘定するとは、お前…本当にがめついのぉ…!」
ジュリィ「実利主義者だと言って欲しいな」
ルナマリア「セツコさんもせっかくのお休みなんだから外出すればいいのに…」
エマ「彼女は今、鉄也から特訓を受けているわ」
琉菜「あ、あたしだったら絶対に耐えられない…! あの人とマンツーマンだなんて!」
ミヅキ「目的を持った人間は強いわよ。特に女の場合はね」
ジュリィ「だろうな…。乙女の一念…ってやつだ」
理恵「でも、悲しいですね…」
闘志也「セツコの心はセツコのものだ。今はあいつのやりたいようにやらせてやろうぜ」
ミナコ「でも、ホンコンって本当に素敵な街ね!」
キラケン「それに可愛い子ちゃんもおるしな! ほれ、向こうの二人組みとか!」
理恵「もう、キラケンったら!」
ミナコ「キラケン! 美人なら、ここにもいるのに!」
キラケン「わかっとる、わかっとる! 理恵さんもミナコさんも負けとらん!」
カツ「でも、あの二人…本当に可愛い…」
ルナマリア「あ! ヴィーノとヨウラン、声掛けてる!」
???(エイジ)「………」
???(斗牙)「………」
ヴィーノ「君達、もしかしてどこかの喫茶店の店員?」
???(エイジ)「え、ええ…そんなところよ」
ヨウラン「どこかで会った事あったかな? それとも俺達、惹かれあう運命?」
???(斗牙)「当たり前だよ。だって…」
ヴィーノ「当たり前?」
???(エイジ)「何でもねえ! じゃなくて、何でもなくてよ!」
ヨウラン「いいさ。ゆっくり話せば、お互いの事、もっとよくわかると思うよ…」
エイジ「てめ、ヨウラン! ひっつくんじゃねえ!」
ヴィーノ「そ、その声! お前、エイジか!?」
ヨウラン「じゃあ、こっちの子は!」
斗牙「うん…僕だよ。斗牙だよ」
近づいてくる足音
ミヅキ「…呆れたわね。艦内待機をサボるため、女装して抜け出すなんて」
エイジ「げ…ミヅキ…! 見てたのかよ!?」
シン「何してんだよ、エイジ…! これは明らかな命令違反だぞ!」
エイジ「固い事言うなって、シン。俺達はザフトやエゥーゴの軍人じゃないんだからよ」
斗牙「ごめんね、シン。君がそんなに怒るなら謝るよ」
シン「謝るとか、そういう問題じゃない…!」
去っていく足音
メイリン「シン…行っちゃった…」

49名無しさんも私だ:2008/12/09(火) 18:17:31 ID:VE2Ve/JM0
琉菜「何あれ…? 最近落ち着いてきたと思ったのに、またカリカリしちゃって…!」
エィナ「シン様…UNのニュースの件、ショックだったみたいです…」
エイジ「ニュースって…ZEUTHのお手柄を横取りされた事か?」
ミヅキ「シンはザフトでの戦いに本当に命を懸けているものね」
ミヅキ「それが無視されたんだから言い気持ちはしないでしょうね」
カミーユ「…まったく…世話の焼ける奴だ」
闘志也「シンを捜しにいくのか、カミーユ?」
カミーユ「レイが待機中な以上、俺が行くしかありませんからね。じゃあ…」
去っていく足音
カツ「カミーユまで行っちゃった…」
琉菜「カミーユって面倒見いいのね」
エマ「そうかしら? 普段の様子では、とてもそうには思えないけど…」
レコア「あの子…シンが絡むと少し変わるわね」
ルナマリア「じゃあ、シンの事はカミーユに任せてあたし達はホンコンを楽しもうか!」
メイリン「賛成〜!」
エイジ「そうと決まれば、とっとと、こんな服…脱いじまおうぜ」
斗牙「残念だなぁ。これ、ひらひらしてて着てると気持ちいいし…」
斗牙「色んな男の人がヴィーノやヨウランみたいに親切にしてくれるのに」
ヴィーノ「そ、その話は、もう勘弁してくれ!」
エイジ「ヴィーノ、ヨウラン! さっきの事は許してやるから飯おごれよ!」
エマ「駄目よ。エイジと斗牙はミネルバに戻りなさい」
エイジ「あ…やっぱり?」
レコア「そうね…。せっかくだから、そのままの格好で艦まで戻ってもらおうかしら?」
ミナコ「それいい! サボりの罰ゲームだね!」
エイジ「ちょ、ちょっと待ってくれ! 斗牙はともかく、俺…そんな事になったら…」
琉菜「元はと言えば、艦を抜け出したエイジが悪いんだから、自業自得よ!」
理恵「それとも源五郎キャプテンに迎えに来てもらおうかしら?」
エイジ「カンベンしてくれ! 親父さんに見つかったら、この姿のまま正座2時間コースだぜ!」
ミヅキ「だったら、とっとと戻りなさい。誰にも気づかれない内に速やかにね」
エイジ「…結局、俺達…恥かいただけかよ…」
斗牙「そんな事ないよ、エイジ。ほら…ミニスカートってスースーして気持ちいいし」
エイジ「わ、わかった! わかったから俺の前でスカートをまくってみせるな!」
ルナマリア「時々、斗牙についていけない…」
エィナ「斗牙様はゼラバイアと戦うために特別の教育を受けてきたのですが…」
ミヅキ「おかげで極度の世間知らずなのよね」
闘志也「そのゼラバイアだが、随分とご無沙汰みたいだな」
理恵「地球から引きあげたか、この世界に跳ばされてきたのはごく少数だったのかしら」
ジュリィ「わからんぜ…。こちらの出方をうかがっているだけかも知れない」
ミナコ「もう! 不吉な事、言わないでよ!」
琉菜「それにしても、エイジの奴…斗牙にくだらない事、教えてばっかりで…!」
闘志也「いいじゃないか、琉菜。男ってのはダチと一緒に成長していくもんだぜ」
リィル「斗牙さん…エイジさんと一緒にいると楽しそう」
メイリン「凸凹コンビって感じで見てて楽しいですね、あの二人」
琉菜「あ…ああ…。斗牙がどんどんエイジに染まっていく…!!」
ミヅキ「でも、斗牙にはエイジから多くの事を学んでもらわないと」
エマ「斗牙がエイジから?」
レコア「逆じゃなくて?」
ミヅキ「そう…斗牙が本当の戦士になるためにはね…」

50名無しさんも私だ:2008/12/09(火) 18:18:02 ID:VE2Ve/JM0
飛行機の飛ぶ音
カミーユ「シンを捜して、こんな所まで来てしまったけど…」
カミーユ「海に近い辺りだと、街の様子、随分と変わるんだな」
フォウ「ねえ、君…」
カミーユ「…俺の事か?」
フォウ「ちょっといいかな…。人を捜しているんだけど…」
カミーユ「………」
フォウ「私…おかしな事、言った?」
カミーユ「いや、違うんだ。実は俺も人探しをしていてね」
フォウ「ふふ…笑いたくなるね、それじゃ…」
フォウ「私はフォウ・ムラサメ。君は?」
カミーユ「フォウか…いい名前だね。俺はカミーユ…カミーユ・ビダンだ」
フォウ「カミーユ…。優しい名前だね」
カミーユ「そうかい…? 俺は嫌いだな…女の名前みたいで」
フォウ「そんな事ないと思うけどな。…でも、私も自分の名前、嫌いなんだ」
フォウ「そんな所も同じだね、カミーユ」
カミーユ「それで、フォウ…君が捜している人って…?」
フォウ「金色の髪の子供っぽい子…。名前はステラって言うんだけど…」
カミーユ「見てないな…。君の友達かい?」
フォウ「そうなれるといいな…って思ってる」
カミーユ「俺の捜している奴はシンって言うんだ。軍服…みたいな服を着ていて、髪の色は黒なんだけど」
フォウ「…ごめん、見てない…。その子は君の友達?」
カミーユ「よくわからないな…。…ただ、あいつを見てると放っておけないって気持ちになる…」
フォウ「手が掛かる子なの?」
カミーユ「…似てるんだ、そいつと俺…」
カミーユ「きっと少しのきっかけで俺もあいつのようになってしまうと思うんだ…」
フォウ「やっぱり優しいんだね、君…」
カミーユ「優しい…?」
フォウ「だって、その子の心に触れてあげるもの」
カミーユ「…ありがとう、フォウ…」
近づいてくる足音
ロザミア「こんな所にたんか、フォウ…」
フォウ「ロザミア…」
カミーユ(連邦軍の制服…。フォウも軍の人間なのか…?)
ロザミア「行くぞ。ステラが見つかったらしい」
フォウ「ステラは無事なの?」
ロザミア「…わからん…。どうやら遊んでいたら、誤って崖から海へ落ちたらしい」
ロザミア「目撃者の話では、赤いザフト服の少年がステラを追って海に飛び込んだそうだ」
カミーユ(シンだ…!)
ロザミア「潮流の状態からだいたいの居場所の見当はつく。迎えに行こう」
フォウ「ごめんね、カミーユ…。私…もう行かなきゃ…」
カミーユ「いや…。俺も一緒に行くよ、フォウ」
フォウ「カミーユ…」

51名無しさんも私だ:2008/12/09(火) 18:18:44 ID:VE2Ve/JM0
シン「ったく…泳げもしないのにあんな所にボーっとして…」
ステラ「………」
シン「そう言えば、アーモリーワンでも会ったよな、俺達…?」
ステラ「………」
シン「そのさ…いい加減、何か言えよ。俺が君を助けたんだからさ」
ステラ「………」
シン「ここで待ってりゃ、きっと誰かが助けに来る…。心配は要らないから…」
ステラ「………」
シン「…死ぬ気…だったのか?」
ステラ「!」
ステラ「あ…ああ…いや…」
シン「お、おい…? 溺れたショックか…?」
ステラ「死ぬのは…嫌…。いやぁぁぁぁっ!!」
シン「おい! ちょっと待て! いったい何がどうしたんだ!?」
ステラ「嫌! 死ぬのは嫌! 怖い! 怖いぃぃっ!!」
シン「大丈夫だ! 君は助かったんだ!」
ステラ「駄目よ…それは駄目…! ああ…怖い…死ぬのは嫌ぁぁぁっ!」
シン「大丈夫だ! 君は死なない!」
ステラ「!」
シン「大丈夫だ! 俺がちゃんと…俺がちゃんと守るから!」
ステラ「!」
シン「ごめんな…俺が悪かった。ホント、ごめん…」
シン「でも、大丈夫…もう大丈夫だから。君の事はちゃんと…俺がちゃんと守るから」
ステラ「守る…?」
シン「うん…だから、もう大丈夫だから。君は死なないよ、絶対に」
ステラ「守る…?」
シン「うん…守る」
ステラ「………」
シン「君は…ホンコンに住んでるの? 名前は?」
ステラ「名前…ステラ…」
シン「俺はシン…。シン・アスカって言うの。わかる?」
ステラ「シン…」
シン「そう…。君はステラ、俺はシンだ」
近づいてくる足音
フォウ「ステラ! 無事だったのね!」
ステラ「フォウ…!」
シン「ステラのお姉さんかい?」
ステラ「ううん…。同じ部隊の人」
シン「…部隊?」
カミーユ「シン! こんな所にいたのか!」
シン「カミーユ…? お前こそ、どうしてここに? こっちの人は何なんだ?」
カミーユ「お前を捜している時に知り合ったんだよ」
ロザミア「少年…状況から見て、君がステラを保護した事は認める。とりあえず、服を着てくれ」
シン(連邦軍…?)
ロザミア「君がザフトの人間である事は既に知っている」
ロザミア「だが、ステラを助けてくれた以上、本件において君に手出しをするつもりはない」
シン「わかったよ…」
カミーユ「…では、俺達はこれで失礼します」
ロザミア「その方がお互いのためだろう。ステラの件については感謝する」
ステラ「シン…」
シン「じゃあね、ステラ…。でもきっと、また会えるよ!」
ステラ「シン…!」
シン「ってか! 会いに行く!」
ステラ「うん…!」
カミーユ「ありがとう、フォウ…。君のおかげで助かったよ」
フォウ「あの子みたいに、また会えるって言ってくれないの?」
カミーユ「それは…」
フォウ「じゃあ、私が会いに行くよ…。カミーユのところへ」
カミーユ「ああ…。またな、フォウ…」
フォウ(カミーユ…また会えるよね…)
ステラ「シン…」
ロザミア「…二人とも、そこまでだ。ファントムペインに戻るぞ」
フォウ「ロザミア…」
ロザミア「わかっているだろうな…。奴らはおそらくZEUTHだ」
ロザミア「そして、宇宙の人間は空を落とす…。私達は奴らを倒さなくてはならないんだ」
フォウ「…それがあなたの記憶なのね…」

52名無しさんも私だ:2008/12/09(火) 18:19:24 ID:VE2Ve/JM0
タイトルコール
第26話 ホンコン・シティ
戦闘マップ開始

カミーユ「すっかり遅くなったな…。これじゃエイジや斗牙の事をどうこう言えないな」
シン「俺の事なんか放っておけばよかったのに」
カミーユ「お前を捜したのは俺の勝手だ。責任を感じる必要はないさ」
シン「そんなもの感じるかよ…!」
カミーユ「それより、シン…頼みがあるんだが、門限を破ったのは、俺とお前で遊んでいたからにしてくれないか?」
シン「あのフォウって子のためか?」
カミーユ「状況から見て、フォウ達は連邦軍の一員だからな…。余計な心配や面倒をかけたくない」
シン「わかったよ。俺も事情は変わらないからな」
カミーユ「あのステラって子…お前に頼りきってたな」
シン「…ちょっと変わった子だけど、悪い子じゃないさ…」
カミーユ「待て、シン! 港の方を見ろ!」

敵機出現
ブラン「各機、攻撃準備。倉庫街を焼いて、ZEUTHをいぶり出すぞ」
ネオ「新生ファントムペインの初めての戦闘にしちゃ、建物相手ってのは格好つかないがな」
アウル「どーでもいいけど、ステラ達は?」
ネオ「覚えとけ、アウル。女の子は支度に手間取るものさ。特にフォウの場合はな」
スティング「単に街に遊びに出て帰りが遅かっただけだろうが…」
スティング「おまけにステラは海に落ちるし…。こんな事なら、俺もついていくべきだったぜ」
アウル「女の中に男が一人で?」
スティング「それは…!」
ネオ「すまんな、スティング。お前にはリーダー役をやらせて」
ベン「しかし、ブラン少佐…ロザミアやフォウを外出させてよかったのでしょうか?」
ブラン「強化人間といえど、年頃の娘だ。少しぐらいは息抜きをさせなくては精神に変調をきたすそうだ」
ベン「しかし、旧連邦の強化人間と旧連合のエクステンデットでは調整方法も違いますし…」
ネオ「すまんね、ウッダー大尉。うちの姫様がおたくの娘さん達に迷惑をかけたようで」
ベン「い、いえ…。そういうわけでは…」
ブラン「ネオ大佐、下手な遠慮は要りません」
ブラン「ファントムペインとして召集された以上、つまらん対抗心や縄張り争いは無しでいきましょう」
ネオ「助かるよ、ブラン少佐。あなたのようなプロフェッショナルが副官として補佐してくれれば心強い」
ブラン「自分は軍人ですから、任務を忠実に果たすだけですよ。…では、攻撃開始の指示を」
ネオ「各機、攻撃開始! だが、世論もある以上、なるべく人間には当てるなよ!」
アウル「えー…メンドいなぁ…」
スティング「ネオはなるべくって言ってるんだ。当たっちまったものはしょうがないって事だ」
アウル「そっか…! じゃあ、気楽にやれるね!」
倉庫に爆発
シン「やめろっ! こんなのは戦争でもない! 無差別破壊だ!!」
カミーユ「あいつら…! ZEUTHを誘い出すために街を焼くなんて!」
アウル「大物見っけた! 見ろよ、スティング…! あそこにいるのザフトの赤服だ!」
スティング「ツイてない奴だな。ほら…流れ弾がそっちに行くぜ!」
カオス、アビス、シンとカミーユに接近
シン「こっちに来る…!?」
カミーユ「逃げるぞ、シン!!」
アウル「無理だって! 人間の足じゃモビルスーツから逃げられないんだよ!」
スティング「待て、アウル! 何か来る!」
カミーユ「あれは!?」
味方増援 ハイネ専用グフイグナイテッド
ハイネ「生身の人間をいたぶるとは趣味が悪いんだよ、お前ら!!」
カオス、アビス付近に爆発
アウル「ザフトかエゥーゴの新型か!?」
スティング「一度退くぞ、アウル!」
カオス、アビス後退
ハイネ「聞こえるか、後輩。俺はハイネ・ヴェステンフルス」
ハイネ「こいつはザフトの新型、グフイグナイテッドだ」
シン「救援なのか…?」
カミーユ「見ろ、シン! ZEUTHも来た!」

53名無しさんも私だ:2008/12/09(火) 18:19:57 ID:VE2Ve/JM0
自軍出撃
ブラン「来たか、ZEUTH!」
アスラン「シン、カミーユ! 今の内に帰還しろ!」
シン「は、はい!」
タリア「支援をありがとう、ハイネ。おかげで彼らは助かったわ」
ハイネ「どうしたしまして、艦長。俺としても同僚になる連中がやられるのは忍びなくてね」
シン「あのハイネって人もZEUTHの所属になるのか…」
ハイネ「だが、どうもこいつの調子がイマイチなようだ。ここは後退させてもらう」
タリア「了解。後は我々の方でやるわ」
ハイネ「じゃあ、後は任せるぜ、ZEUTH…!」
グフイグナイテッド撤退
ミヅキ「斗牙、エイジ、艦を抜け出した罰よ。しっかり戦いなさいよ」
斗牙「そんな事は関係ない。出撃したからには、速やかに敵を殲滅する」
ルナマリア「これがあの女装君と同一人物なんだもんね…」
ソシエ「でも、この部隊ってそういう趣味の人、多くない?」
ロラン「お、お嬢さん…そんな事は…」
アムロ「無駄話はそこまでだ。どうやら奴らが俺達を狙うファントムペインらしい」
レイ「盗まれたセカンドステージシリーズに新型のモビルアーマー…」
エマ「オーブ領海付近で遭遇した円盤型モビルアーマーもいるわ」
クワトロ「各機、気をつけろ。向こうは我々を打倒するために集められた精鋭部隊だ」
勝平「だからって、地球を支配しようって奴らの手先に負けてたまるかよ!」
闘志也「新型のモビルアーマーは俺達スーパーロボットに任せてくれ!」
アムロ「了解だ、闘志也。モビルスーツ部隊は敵の指揮官機を狙うぞ!」
ベルトーチカ(自ら変わったって言うなら、その姿を見せてよね、アムロ大尉…)
鉄也「セツコ、早速の実戦だ…! 訓練を忘れるなよ!」
セツコ「はい…! 鉄也さんの教えてくれた接近戦での心得…」
セツコ「どんな時でも絶対に目をつぶらない…! やってみせます!」
ネオ「いいね…この緊張感…。このメンバーなら、スリルに満ちた戦闘が期待できそうだよ」
アスラン「………」
ブラン「………」
甲児「………」
スティング「………」
ネオ「各機、攻撃開始! 新生ファントムペインの力、見せてやるぞ!」

一定数以上の敵機を撃破
ベン「ブラン少佐! フォウ・ムラサメが戦線に到着します!」
ブラン「ネオ大佐、どうやら間に合ったようです」
ネオ「では、シンデレラ達にご登場を願おうか…!」
敵増援、サイコガンダム、ガイア、ギャプラン出現
カツ「な、何だよ、あれ!?」
フォウ「………」
クワトロ「ガンダム…!? だが、あの巨体は…」
ベン「聞こえるな、フォウ・ムラサメ。お前の敵は目の前のZEUTHだ」
フォウ「言われなくてもわかっている。それよりも約束は守るのだろうな?」
ベン「心配するな。ムラサメ研究所はお前の失われた記憶を復元する術を持っている」
ベン「ファントムペインとして任務を遂行すれば、お前の記憶をよみがえらせるそうだ」
ブラン「記憶を人質にしたり、トラウマを刺激したりする事で人を操るとはな…」
ブラン「もしかすると、投薬による精神制御よりも残酷かも知れん…」
ネオ「因果なもんだ…。記憶のない俺が、記憶を欲しがる少女を指揮するとは」
ステラ「ネオ…」
ネオ「ステラ…いい子だからフォウを助けてやってくれ」
ステラ「うん…いいよ。ネオのお願いだし、フォウはあたしを助けにきてくれたから」
ロザミア「ご安心を、大佐。フォウのフォローは私とステラがやります」
ネオ「ロザミアも頼むな」
トーレス「カミーユとシンの出撃準備が完了しました!」
ブライト「あいつらも出させろ! 営倉入りは、その後でも出来る!」

54名無しさんも私だ:2008/12/09(火) 18:20:31 ID:VE2Ve/JM0
自軍増援、ガンダムMk−Ⅱ、インパルス出撃
フォウ「………」
カミーユ「何だ…あの黒いガンダムのプレッシャーは…!」
シン「どうした、カミーユ!? 何かを感じたのか!?」
カミーユ「分からない…。だが、あのガンダムが敵戦力の中核なのは間違いない!」
タリア「各機へ! ここはカミーユの感じたものを信じるわ!」
ブライト「攻撃を黒いガンダムに集中させろ! あそこから敵を崩すぞ!」
フォウ「ZEUTH…お前達を倒して、私は記憶を取り戻す…!」
カミーユ(何だ…この感覚は…)

ブランが戦闘
ブラン「部隊としての戦力は互角…! ならば、それぞれのパイロットの戦いが戦局を左右する!」
ブラン「このアッシマーと俺が勝負を決めてやるか…!」

ベンが戦闘
ベン「このファントムペインは全軍からの選抜部隊だ!」
ベン「各員、奮起せよ! 奴らに新連邦軍の精鋭の力、見せてやれ!」

フォウが戦闘
フォウ(記憶…。誰にでもある生きてきた証が私にはない…)
フォウ(戦うんだ…。戦う事で私は…記憶を…命の証を手に入れるんだ…!)

ロザミアが戦闘
ロザミア「宇宙の人間は空を落とす…! そして、それは世界を破壊した!」
ロザミア「私に悪夢を見せるのはお前達かーっ!!」

ネオが戦闘
ネオ「さて…! 前線を任されたからにはいい所を見せないとな…!」
ネオ「あのシロッコって御仁にとっちゃ、俺もただの駒だろうからな!」

スティングが戦闘
スティング「連邦軍の精鋭部隊で一番のスコアを稼げば、俺が連邦のエースって事になる!」
スティング「行くぜ、ZEUTH! 俺の力の証明役をやってもらうぜ!」

アウルが戦闘
アウル「ネオも大変だね…。あのシロッコって奴の下につかされてさ」
アウル「でも、僕には関係ないもんね! 好きにやらせてもらうだけさ!」

ステラが戦闘
ステラ「ステラ…頑張る…。怖くない…守ってくれるから…」
ステラ「守る…? 誰…? ネオ…シン…?」

カミーユVSフォウ
ニュータイプの感応音
カミーユ「まただ…! またこの感覚だ…!」
フォウ「あのパイロット…私の心に触れた…」
フォウ「まさか…あれに乗っているのは…」

クワトロVSフォウ
ニュータイプの感応音
クワトロ「ララァ…!? 違う…もっと攻撃的な意識だ…!」
フォウ「私のプレッシャーを感じとった…!? こいつもニュータイプか…!」
クワトロ「連邦もサイコミュを利用した兵器を投入してきたとは…!」
クワトロ「時代はニュータイプにこのような役割を課すのか…!」

アムロVSフォウ
アムロ「この機体の周囲…! パイロットのプレッシャーが壁になっている…!?」
フォウ「こいつ…私に頭痛を起こさせるか!」
アムロ「ニュータイプの力で、このマシンが制御されているのだとしたら危険だ…!」
アムロ「こんな機械は人の精神を蝕むものでしかない!!」

55名無しさんも私だ:2008/12/09(火) 18:21:05 ID:VE2Ve/JM0
シンがカオス、アビス、ガイアと戦闘
シン「アーモリーワンで奪われた機体が地球でも俺達を追うなんて!」
シン「こうなったら、ザフトの俺がこいつを落としてやる!」

アスランVSネオ
ネオ「向こうはモビルスーツ隊の隊長か! 相手にとって不足は無しだ!
アスラン「この指揮官機の動き…どこかで見たような気が…」

ブランを撃破
ブラン「ちっ! アッシマーの運動性についてくるとは、さすがだな…!」
ブラン「ここは後退する!」

ベンを撃破
ベン「いかん…! 母艦を失えば、ファントムペインの作戦行動が継続出来ん!」
ベン「ガルダは後退する! 後は友軍に任せるぞ!」

ロザミアを撃破
ロザミア「空が…空が落ちる…! 私は…奴らを…」
フォウ「しっかりして、ロザミア! 空は落ちていないわ!」
ロザミア「フォウ…」
フォウ「ここは私に任せて。サイコ・ガンダムで敵を止める」
ロザミア「すまない…。死ぬなよ、フォウ…」

ネオを撃破
ネオ「顔見せとしてはこれぐらいやれば上出来だろう」
ネオ「だが、次はこうはいかないぞ、ZEUTH…!」

スティングを撃破
スティング「ちっ…! こいつら噂以上にやるって事かよ!」
スティング「覚えてろよ…! 次は確実に潰す…!」

アウルを撃破
アウル「何なんだよ、こいつら! ふざけやがって!」
アウル「次はこういくと思うなよ! 僕の本当の力を見せてやるからな!」

ステラを撃破
ステラ「ごめんなさい、ネオ…! ステラ…やられちゃった…」
フォウ「ステラ…退きなさい! 後は私に任せて!」
ステラ「でも、ステラ…。フォウを守る…シンみたいに…」
フォウ「ありがとう…。その気持ちだけで十分だよ。先に帰還して、待ってて」
ステラ「うん…。絶対に帰ってきてね、フォウ」

56名無しさんも私だ:2008/12/09(火) 18:21:43 ID:VE2Ve/JM0
フォウを撃破
フォウ「くうう…頭が…! 頭が割れる…!」
シン「カミーユ! あの機体の頭部を見ろ! ハッチが破損している!」
カミーユ「あれは…!?」
フォウ「サイコが私を…苦しめる…」
カミーユ「フォウ…! フォウなのか!?」
マリア「ファントムペインが後退していく!」
闘志也「あのデカいガンダムも逃げるぞ!」
斗牙「離脱する敵機を追撃する…!」
カミーユ「やめろ! やめてくれ、斗牙!」
エイジ「カミーユ…!?」
カミーユ「あれにはフォウが…フォウが乗っているんだ!」
ニュータイプの感応音
クワトロ「カミーユ…!」
アムロ「あのパイロットの意識と感応しているのか!?」
琉菜「乗ってるのってカミーユの知り合いなの!?」
斗牙「敵機を撃墜する…!」
エイジ「やめろ、斗牙!!」
強制戦闘
ゴッドグラヴィオンVSサイコ・ガンダム
斗牙「!」
エィナ「斗牙様が外した!?」
ミヅキ「違う! エイジがGアタッカーのブースターを使って強引に軌道を変えたのよ!」
フォウ「くっ!」
カミーユ「フォウーッ!!」
サイコ・ガンダム撤退
斗牙「…どういうつもりだ、Gアタッカー?」
エイジ「どうもこうもあるかよ…!」
エイジ「戦闘不能のパイロット…おまけにカミーユの知り合いをお前は撃てるのかよ!?」
斗牙「………」
エイジ「答えろ、斗牙!」
源五郎「二人共、そこまでだ。話は帰還後に聞く」
カミーユ「フォウ…まさか君が…ファントムペインの一員だなんて…」
シン「カミーユ…」
セツコ「そんな…。知っている人間が敵になるなんて…」
クワトロ「………」
アムロ「世界が変わっても歴史は繰り返されるのか…」

戦闘マップ終了

57名無しさんも私だ:2008/12/09(火) 18:22:39 ID:VE2Ve/JM0
ホンコン
エイジ「斗牙…! てめえ、どうして黒いガンダムにとどめを刺そうとした!?」
斗牙「あれは敵だ。強力な機体だった以上、下手に逃がして再度の襲撃を許すわけにはいかない」
エイジ「そんな事はどうでもいいんだよ! あれには人が乗ってんだぞ! それに戦う気を無くしていた!」
エイジ「おまけにカミーユの知り合いだぞ! お前、それを知っててやったのか!?」
斗牙「敵である事は変わりない。ならば、倒せる時に倒すだけだ」
エイジ「てめえ! 戦いに勝つためなら人の心よりも効率第一かよ!」
斗牙「当然の話だ。さっきから何を怒っている?」
エイジ「この野郎…!」
エィナ「斗牙様…エイジ様…」
琉菜「もうやめて、エイジ…!」
斗牙「それより、エイジ。明日は僕達、自由時間だね…どこに行こうか?」
エイジ「お前…」
エイジ「…お前、もしグランナイツの誰かが敵の人質になったらどうする…?」
斗牙「え…?」
エイジ「例えば、リィルのGシャドゥが人質にとられたら、お前はリィルごと敵を撃つかよ!?」
斗牙「それがグランカイザーを守る事になるなら」
リィル「!」
エイジ「バッカヤローッ!!」
殴る音
斗牙「あ…」
エイジ「お前は人間じゃねえ…! お前はただ戦うための人形だ!!」
琉菜「エイジ…!」
エィナ「斗牙様…唇が切れてます…! 早く手当てを!」
斗牙「初めてだ…」
エィナ「え…?」
斗牙「エイジのパンチが僕に当たったの…初めてだ…」
ミヅキ「エイジの怒り…それだけ大きかったみたいね」
斗牙「………」
カミーユ「………」
セツコ「カミーユ君…」
甲児「エイジが怒るのも当然だ。もし、あいつが動かなかったら俺が斗牙を止めてたぜ」
鉄也「だが、斗牙の言っている事も正論だ」
闘志也「じゃあ、お前もあのフォウって子にとどめを刺す気だったのかよ!」
鉄也「甘ったれるな、闘志也。やらなきゃ、こちらがやられる…。戦いってのはそういうものだ」
闘志也「だけどよ…! そんな風に人間は簡単には割り切れんぜ!」
ジュリィ「あの斗牙ってのはゼラバイアと戦うために育てられた純粋な戦闘マシンだそうだ」
ジュリィ「戦闘のプロを自称する鉄也があいつと同じ結論に達するのは当然と言えば当然だな」
鉄也「………」
キラケン「じゃあ、ジュリィ。お前が斗牙と同じ立場だったらどうする?」
ジュリィ「ナンセンスな質問だな。そんなものはケースバイケースだ」
勝平「でもよ…俺、斗牙の兄ちゃんもかわいそうだと思うぜ…」
ルナマリア「勝平…」
勝平「あいつ…ゼラバイアと戦うためだけに育てられてきたんだろ…」
勝平「だったら、人間同士で戦うのもゼラバイアと戦うのも区別がついてねえんじゃないか?」
ルナマリア「そうかも知れないわね…」
レイ「…だが、割り切るしかない…。敵であるのは、どちらも変わらないのだから」
シン「………」
闘志也「シン…お前はどう思うんだ?」
鉄也「お前も、あのフォウという女を知っていたのか?」
シン「カミーユほど長い時間は過ごしてない…。…でも、普通の人だと思ったよ」
シン「ごく普通の女の子だと…」
アムロ「…見かけはな…」

58名無しさんも私だ:2008/12/09(火) 18:23:10 ID:VE2Ve/JM0
レイ「どういう事です、アムロ大尉?」
アムロ「あの巨大な黒いガンダムは全身の武装の制御にサイコミュを使っていたと思われる」
宇宙太「サイコミュって何です?」
アムロ「意思の力で機体を制御する技術だ。自分の感覚を、よりダイレクトにマシンに伝えられる」
エマ「でも、そのシステムを使いこなせるのは…」
アムロ「そう…ニュータイプと呼ばれる人間だけだ」
ルナマリア「ニュータイプってアムロ大尉やティファみたいな人の事…!?」
シン「じゃあ、あのフォウって子も…」
アムロ「いや、違う…。あのザラついたイメージ…彼女は人工的に造られたニュータイプ…」
アムロ「いわゆる強化人間と呼ばれるものだろう」
カツ「そんな…! 連邦はそんなものを研究していたのか!」
アムロ「おそらく、俺達の世界の連邦軍は前の戦争の後からニュータイプの軍事利用を研究していたのだろう」
アムロ「そして、ジャミル艦長から聞いたが彼らの世界では既に人工的なニュータイプが実用化されていたそうだ」
レイ「それが新連邦軍にも配備されたのですね」
甲児「配備って…そんな言い方があるかよ!」
アムロ「いや…兵器である以上、その言葉が適切だろう」
セツコ「そんな…人間が兵器だなんて…」
セツコ「確かに戦争をするのは人間ですけど、私達は機械じゃありません!」
シン「俺達の世界でも薬や手術で戦闘力を高めた兵士がいるって聞くけど…」
レイ「人間を戦うための部品とするのはどこの世界でも行なわれていたと言うのか」
カミーユ「…フォウは兵器でも部品でもない…」
アムロ「カミーユ…」
カミーユ「彼女は…フォウは僕達と変わらない普通の優しい女の子です…」
アムロ「…カミーユ…厳しい言い方だが、事実として彼女は俺達の敵だ」
カミーユ「………」
闘志也「アムロさんよ…言いたい事はわかるがここでカミーユを畳み込むのはちょっと酷じゃないか?」
アムロ「…ファントムペインは俺達を追う部隊だ。いずれまた遭遇する事になる」
アムロ「カミーユ…。出撃を拒否するなら、それでもいい。次の機会までに自分の中で答えを決めておけ」
カミーユ「………」
セツコ「カミーユ君…」
カミーユ「すみません…。今は一人にしてください…」
エマ「わかったわ…。気が済むまで、そこにいなさい」
ルナマリア「じゃあね、カミーユ…」
去っていく足音
カミーユ「………」
シン「カミーユ…」
カミーユ「一人にしてくれと言ったはずだ…」
シン「…お前だって俺がそういう気分の時、寄って来るじゃないか…」
カミーユ「シン…」
シン「どうすればいいかわからないけど、この問題…お前だけの事じゃないと思う」
シン「フォウって子がファントムペインならステラもきっとそうだから…」
カミーユ「………」
シン(ステラとはアーモリーワンでも会っている…)
シン(今日の出撃の状況から見て、奪われたガイアに乗っているのは…きっとステラだ…)

〜アーガマ 通路〜
ベルトーチカ「…随分と厳しいんですね」
アムロ「格納庫でのやり取り…聞いていたのか」
ベルトーチカ「当然です。私も今後は連絡員としてアーガマに同乗する事になりますから」
ベルトーチカ「隊内での人間関係を把握する必要もあります」
アムロ「…そこをどいてくれ。俺は部屋に戻る…」
ベルトーチカ「待ってください、大尉…!」
アムロ「俺に触れるな…!」
ベルトーチカ「!」
ベルトーチカ「大尉…震えているんですか…?」
アムロ「…情けないだろう…カミーユに説教しておいて、自分自身がこの様だ…」
ベルトーチカ「アムロ…あなた…」
アムロ「…奴には俺やクワトロ大尉とは同じ道を歩ませたくない…」
アムロ「あんな悲劇は二度と繰り返してはいけないんだ…」
ベルトーチカ(この人はいつも戦っているんだ…。心の中の過去と…)
ベルトーチカ(それがアムロ・レイの強さであり、戦う意味なの…?)

59名無しさんも私だ:2008/12/09(火) 18:23:40 ID:VE2Ve/JM0
〜ミネルバ ブリッジ〜
タリア「改めて紹介するわね。彼はハイネ・ヴェステンフルス…議長直属のFAITHも一人よ」
ハイネ「俺もミネルバに配属になった。よろしく頼む」
ハイネ「もっとも、せっかく持ってきたグフイグナイテッドの調子が悪いんで、当面は参謀役ぐらいしか出来ないがな」
アスラン「よろしくお願いします、ヴェステンフルス隊長」
ハイネ「固いな、アスラン。そんな事じゃ部下もついてこないぜ」
アスラン「え…」
ハイネ「俺の事はハイネでいい。ルーキー達にも、そう伝えてくれ」
アスラン「了解です、ハイネ」
ロラン「この方がプラントから来たのはわかりましたが、どうして僕がこの席に?」
ハイネ「君…ムーンレィスだろ? 名前はロラン・セアックって言うんだっけ?」
ロラン「は、はい…」
ハイネ「議長はムーンレィスである君がミネルバと行動を共にしている事を随分と喜んでいてね」
ハイネ「この親書をグラディス艦長が開ける時は是非とも側にいて欲しいとの事だ」
ロラン「はあ…」
グエン「ローラ…せっかくのデュランダル議長のご配慮だ。謹んでお受けするといい」
ロラン「は、はい…」
兵左衛門「デュランダル議長の親書か…」
クワトロ「わざわざFAITHである彼を派遣する以上、重要な情報が記されているのだろうな」
タリア「…では開封します…」
タリア「…え…」
ブライト「グラディス艦長…その中身は?」
タリア「…確かに驚くべき内容です」
タリア「デュランダル議長はムーンレィスとの同盟に向けて動くそうです」
ロラン「プラントとムーンレィスが同盟を…!?」
グエン「なるほど…。確かにローラに聞かせたい内容だ」
タリア「議長とブレックス准将は宇宙移民者をまとめあげ、新地球連邦に対抗する力とするつもりだそうです」
ブライト「宇宙連合…とでも言えばいいのか? 壮大な構想だ」
グエン「その手始めがムーンレィスとの同盟というわけか」
ロラン(…キエルお嬢様は、それをお受けになるのか…)
タリア「さらに議長はディアナ・ソレルとの会談のため、自ら地球に降りるとの事です」
グエン「相克界を突破する危険を冒してか…。目的のためには労を惜しまないとは、さすがだ」
ハイネ「地球に降下しているザフトの慰問も兼ねているそうですけどね」
ハイネ「ってなわけで、あのラクス・クラインも議長のお供で降りてきます」
クワトロ(だが、宇宙移民者の共闘と言う事は…アクシズが下手なタイミングで到着すれば戦争はさらに拡大する…)
クワトロ(それとも、デュランダル議長はそれを最初から念頭に置いているのか…?)
タリア「我々はディアナ・カウンターを支援しつつ、ジブラルタルに向かえとの事です」
ブライト「了解しました。それでディアナ・カウンターの現在位置はどこになります?」
タリア「ガリア大陸中東部のガルナハンだそうです」
ロラン(そこにソレイユがいるのか…早くディアナ様にもお伝えしなくては…)

60名無しさんも私だ:2008/12/09(火) 18:25:45 ID:VE2Ve/JM0
以上
軽い気持ちで収集してたけど、なげーよ!w
あとハイネは戦闘させられない事情はあるんだろうけど、颯爽と出てきて
調子悪いから、後宜しくってのはちょっと…

61名無しさんも私だ:2008/12/09(火) 18:36:10 ID:py9BPzg20
乙!
ここら辺のクロスは本当うまいんだよなぁ

62名無しさんも私だ:2008/12/13(土) 10:18:42 ID:V6QLE8qM0
フォウもグラヴィオンとは戦いにくかっただろうなぁ。
声的な意味で。

63名無しさんも私だ:2008/12/15(月) 23:22:10 ID:YdXj1lCo0
Zのバッドエンドでも

戦闘マップ
自軍出撃
エマ「ZEUTH各機、配置につきました」
クワトロ「大特異点へ接触する23:00まで、残り2時間…」
アムロ「UNステーションからは、この世界の真実を伝える報道が継続して発進されている」
ランスロー「エーデル・ベルナルはそれを止めるべく、自らここへ仕掛けてくると思われる」
アポロ「面白え…! あの嘘つき女が来るってんなら、まとめて借りを返してやるぜ」
カミーユ「だが、裏を返せばそれだけの自信があるからだと言える」
アスラン「機動兵器レムレース…。カイメラの切り札か」
ジャミル「その戦闘力は恐るべきものとの報告も入っている」
ジエー「そりゃ当然にゃ。ワシがエーデル様のために造ったんだからにゃ」
ジエー「頑張れ、ZEUTH! エーデル様の野望を砕き、この世界に平和を取り戻すのだ!」
ホランド「ちっ…遊び気分で見物かよ。いい気なもんだぜ」
ゲイン「ここまで来たら、俺達はやる事をやるだけだ」
桂「エーデル・ベルナルを倒し、エウレカを救出して、大特異点へ向かう…」
桂「そして、時空を修復するんだ」
ゲイナー「あと2時間で全てが決まる…」
ファ「敵部隊の接近を確認!」
ジエー「ゴングを鳴らせ! 決戦の幕開けじゃあっ!!」
敵機出現
マリン「来たか、カイメラ…!」
ジャミル「あれがレムレースか…!」
エーデル「………」
アスラン「エーデル・ベルナルが乗るカイメラの切り札…!」
ゲイン「予想通りと言えば、それまでだが本当に自らやってくるとはな」
エーデル「我が名はエーデル・ベルナル…。新世界の統治者の私が直々に降伏を勧告します」
エーデル「私はあなた方にこのような行動も時空修復も許可した覚えはありません」
エーデル「今すぐ全ての武装を解除し、私に服従を誓うのです」
マシュー「とんでもな高飛車発言!」
エイジ「気に入らねえな! 勝手に世界の支配者気取りかよ!」
エーデル「私は支配者ではありません。この世界に法と秩序をもたらす正しき統治者です」
エーデル「抵抗しても無駄です。このUNステーションは新連邦軍が包囲しています」
ボス「あ、あの笑顔…たまんないのねん!」
さやか「何言ってるのよ、ボス! ここまできて、またあの女に騙されるつもり!?」
エーデル「騙す…?」
サラ「あなたがUNを使って自分の都合のいいように事実を捻じ曲げてきた事よ!」
アテナ「今さら知らないなどと言わせないぞ!」
エーデル「私があなた方や市民に与えてきたものを嘘だと言うのなら、それは大きな間違いです」
エーデル「真実は私が創造するもの。私が認めたものだけが、この世界の真実なのです」
ピエール「偉きゃ、シロでもクロになるってわけか。聞いているだけでムカつくぜ…!」
シリウス「あなたという人間がそこまで卑劣であったとはな…!」
アポロ「やり方がセコいんだよ! 仮面をかぶって、世界中の人間を混乱させやがってよ!」
エーデル「さあ答えなさい、ZEUTH。私はエーデル・ベルナル…新世界の統治者」
エーデル「私に服従を誓い、法と秩序を守る番人としてその力を捧げるのです」
ホランド「俺達があんたに降参してエウレカが司令クラスターになれば、万々歳ってわけかよ?」
エーデル「その通りです。コーラリアンの目覚めは災い以外の何物でもありません」
エーデル「あなた方が降伏すれば、支えを失った人型コーラリアンは力尽き、自壊プログラムは発動します」
ガロード「クワトロ大尉の演説を聞いてないのかよ!?」
ゲイナー「あなたはスカブの中で生きている数え切れない人の命を見捨てるというんですか!?」
エーデル「私はこの世界の統治者です。他の世界の事までは関与しません」
オルソン「我々の時空修復が人類の総意の下で行なわれるとしてもそれを認めないつもりか?」
エーデル「無知な民衆が何億と集まろうと無意味です。この世界は私によって統治されるために存在しているのです」
シン「あんたって人はっ! どこまで身勝手なんだ!!」
クワトロ「ならば、エーデル・ベルナル、聞かせてもらおう」
クワトロ「あなたはコーラリアンを殲滅し、安定を取り戻した世界をどのような形で統治するつもりだ?」
エーデル「法と秩序で、この世界に平穏をもたらします」
ジャミル「時空崩壊の危機を乗り越えても、この世界には戦争の爪痕が残る」
ジャミル「あなたは、それをどうやって癒し、世界に平穏をもたらすというのだ!?」
エーデル「全ては法と秩序の名の下に」
サンドマン「具体的な方策もなく美辞麗句を並べるだけか…!」
エーデル「全ては法と秩序の名の下に」
ロラン「何なんだ、この人は…!?」
ソシエ「何が世界の統治者よ! まるで先の事なんて考えてないじゃないの!」
エーデル「………」

64名無しさんも私だ:2008/12/15(月) 23:22:46 ID:YdXj1lCo0
ウィッツ「権力欲に取り憑かれたただの独裁者ってわけかよ!」
ロアビィ「その素敵な笑顔を出しても、もう騙されないぜ!」
エーデル「黙れ、愚民がっ!!」
エーデル「私を誰だと思っている!? エーデル・ベルナルその人だぞ!」
エーデル「新世界の統治者に対して、愚民共の代表であるお前達に口を開く資格などないわ!」
弁慶「な、何だ!?」
隼人「豹変した…。と言うより、こちらが、この女の本性か!?」
ジエー「ビンゴ! その通りにゃ!」
エーデル「ジエー! この私を裏切り、こいつらについたのか!?」
ジエー「アイラビュ〜! エーデル様、この無能な愚図にきっついオシオキを!!」
UNステーションに砲撃
ジエー「ぎょおおおおおおおっ! 仰天、逆転、ワシ昇天!!」
ゲイナー「ジエー博士!」
雷太「あいつ…! 自分の部下をやりやがった…!」
オリバー「いくら裏切ったからって、何のためらいもなかったぞ!」
エーデル「ジエーごときの代わりなどいくらでもいるわ!」
エーデル「そして、それはお前達も同じよ!」
鉄也「何っ!?」
エーデル「お前達が今日まで生きて来られたのは、私が生存を許可してやったからだ!」
エーデル「私の読み通り、お前達はシロッコやデュランダル、異星人共の邪魔者を始末してくれた」
万丈「正面から宣戦布告をしながらも直接仕掛けてこなかったのは、そのためか…!」
エーデル「だが、もうお前達は用済みだ! 私の駒となる人間達はまた新たに探せばいい!」
エーデル「お前達は調子に乗り過ぎた! 私の意に副わぬお前達はこの世界の害悪でしかない!!」
エーデル「お前達の生存自体がこの私への反逆罪だ!!」
ホランド「ちっ…! 地球の聖母が一転して、とんだエゴイストだぜ!」
ジャミル「すでに話し合いの余地はない…! この女は世界から真実を奪い、自由を奪い…」
ジャミル「何より我々の存在を認めない…!」
クワトロ「各機、迎撃用意! エーデル・ベルナルを迎撃する!」
エーデル「お前達ごときに出来るものか! この私はエーデル・ベルナルだ!」
エーデル「まずはUNを止め、お前達を倒した後、愚民共を私の望む色に染め直してくれる!」
勝平「そうはいくかよ! この手で勝負をつけてやる!」
シン「この世界の平和と自由のため!」
サンドマン「そして、唯一つの真実のため!」
ランド「准将さん…いや、黒のカリスマ…! 世界の修理の邪魔をするってんなら、俺達が相手になるぜ!」
エーデル「ハエやアリが集まろうと、このレムレースの前には物の数ではないわ!」
エーデル「我を讃えよ! そして、ひざまずけ! 我が名はエーデル・ベルナル! 新世界の統治者だ!!」

65名無しさんも私だ:2008/12/15(月) 23:24:11 ID:YdXj1lCo0
レムレースのHPを一定以下にする
メール「あうっ!」
チル「どうしたの、メール姉ちゃん!?」
メール「来る…来るよ!」
ランド「望む所だざぜ! 決着をつけようぜ、アサキム!」
シュロウガ出現
闘志也「何しに来やがった、てめえ!? エーデルの手伝いか!」
アサキム「新世界の統治者にそのようなものは必要なかろう」
エーデル「その通りだ、アサキム。もはやお前の協力など不要だ」
エーデル「だが、お前は私に仕えてくれた。私の邪魔をしないのなら、好きに振る舞う事を許してやろう」
アサキム「その尊大な物言い…。滑稽だね、エーデル・ベルナル」
エーデル「何っ!?」
黒のカリスマ「エーデル・ベルナル。あなたは自分が何者かを知らない…」
竜馬「あれは!?」
万丈「黒のカリスマか!」
黒のカリスマ「いかにも。パラダイムシティ以来ですね」
ミヅキ「黒のカリスマとエーデル・ベルナルは別人?」
黒のカリスマ「誤解するのも無理はありません。そう思わせるように仕向けてきたのですから」
黒のカリスマ「どうです、最後まで楽しめたでしょう?」
エーデル「貴様は何者だ!? この私を侮辱した罪は重いぞ!」
シン「いったい、あんたは何なんだ!? 正体を見せろ!」
黒のカリスマ「嫌ですよ。こんな中途半端な所で種明かししても仕方ないでしょう」
エーデル「貴様達は何をしに来た!? 私の邪魔をする気か!?」
アサキム「とりあえず挨拶に来たまでだよ」
メール「挨拶…!?」
ランド「律儀なのは結構だがよ…! そんなもんで俺が遠慮すると思ったら、大間違いだぜ!」
アサキム「焦らなくてもいいよ、ザ・ヒート。…戦いは、まだ続く。その女を倒してもね」
甲児「適当な事言ってんじゃねえ! 堕天翅や異星人もいないし、戦争も終わったんだ!」
桂「後は時空を安定させれば、平和な世界になるんだよ!」
黒のカリスマ「わかっていませんね。世界が安定すれば、人間はまた戦いを始めるだけですよ」
黒のカリスマ「つまり、無駄なんですよ。君達の戦いは」
メール「そんな事ない! 人間はそんなに馬鹿じゃないもん!」
アサキム「健気だね、メール。だが、状況に流されて思考を止めるのは人間の性だよ」
黒のカリスマ「そう…君の隣にいる彼のようにね」
ランド「…!」
アサキム「戦いは続く…。果て無き争いの環の中に世界は取り込まれる」
アサキム「また会おう、ザ・ヒート。そこが僕と君の戦いの場だ」
黒のカリスマ「グッバイ、ZEUTH! 君達はボクの同志だよ!」
シュロウガ撤退
エーデル「おのれ、アサキム! そして、不遜なる仮面の男よ!」
エーデル「ZEUTHを片付けた後、貴様達を草の根分けても見つけ出し、八つ裂きにしてくれる!」
ランド「アサキム…!」
ゲイン「ぼさっとするな、ランド! 俺達の敵はエーデル・ベルナルだ!」
ランド「わかってる…! わかってるがよ…!」
メール「ダーリン…」
ゲイナー(駄目だ…。黒のカリスマの言った言葉が力を奪っていく…)
竜馬(人類は…世界は守る価値のないもの…。だとしたら、俺達の戦いは…)
ガロード(あんな奴の言葉を信じたくねえ…。だけど…だけど…!)
エーデル「私の意に従わぬ者はこの世界の害悪でしかない!」
エーデル「全てを粛清してくれる! エーデル・ベルナルの名の下に!」

66名無しさんも私だ:2008/12/15(月) 23:24:45 ID:YdXj1lCo0
ランドVSエーデル
メール「ダーリン…怖い…! 怖いよ!」
ランド「どうした、メール!?」
メール「さっきから頭の中に怖い映像が流れてくる! これ…未来の地球なの!?」
ランド「スフィアが悪さをしてやがるのか!」
エーデル「何をしている、ザ・クラッシャー! この私を前にして、余所見をしている暇があるのか!」
ランド「うるせえ! お前なんか眼中にねえんだよ!」
ランド「くそっ! とっとと時空修復しないと、とんでもねえ事が起こるぞ!」

カミーユVSエーデル
カミーユ「人の命が失われ続ける世界を俺は認めない!」
エーデル「ならば、私に全てを委ねよ! このエーデル・ベルナルの統治によって世界は平穏を迎える!」
カミーユ「…黒のカリスマが言った言葉の真意は俺にはわからない…」
カミーユ「だが、俺は…俺達は戦うしかないんだ!!」

クワトロVSエーデル
エーデル「シャア・アズナブルよ! お前のやった事は世界を混乱に導いただけだ!」
クワトロ「………」
エーデル「愚民共は私を選ぶ! その私を倒す事は破滅への道だと知れ!」
クワトロ「そうだとしても、立ち止まる事は許されない…!」
クワトロ「もし、人類が果てない戦いの環に取り込まれるならば、その決着は私の手でつけよう!!」

アムロVSエーデル
エーデル「アムロ・レイよ! お前も気づいているはずだ」
エーデル「無能は愚民共には統治者が必要である事を!」
アムロ「俺はお前や黒のカリスマのように人類を見下しはしない!」
アムロ「俺は信じたいんだ…! 人類が愚かでない事を!!」

ガロードVSエーデル
ガロード「俺は信じないぞ! 明日には戦いは終わるんだ! 世界は救われるんだ!」
エーデル「そのように言葉にせねば、不安に押し潰されるか! 無様なものだな!」
ガロード「うるせえっ! お前を倒して時空を修復すれば、きっと世界は平和になる!」
ガロード「きっとなるんだ!」

ジャミルVSエーデル
ジャミル「繰り返される過ち…。黒のカリスマの言う通り、人類はそこから抜け出せないのか…」
エーデル「その通りだ! 事実、15年前と同じく世界は戦火に包まれた!」
エーデル「世界に平穏をもたらすのは私をおいて他はない! それを知るがいい!!」
ジャミル「そうだとしても私は希望を捨てない…! この世界のためにも!」

ロランVSエーデル
ロラン「僕達に待っているのは、やっぱり黒歴史なのか…」
エーデル「その通りだ。愚民共に任せていけば、必ず戦いは起きる」
エーデル「それを止めるために私は起ったのだ。黒歴史を回避したくば、私に全てを委ねよ」
ロラン「だからと言って、あなたの支配を僕は認めるわけにはいきません!!」

シンVSエーデル
シン「また戦いが続くなんて、俺は信じない…信じてたまるか!!」
エーデル「それが現実だ! 誰かが世界を統治せねば、平穏は訪れん!」
シン「くそっ! くそぉぉっ! 俺は戦うぞ!!」
シン「戦いが終わる日まで戦い抜いてやるっ!!」

キラVSエーデル
キラ「戦争は終わらない…。この戦いが終わっても、また新たな戦いが起きる…」
エーデル「黒のカリスマごときに惑わされたか、キラ・ヤマト!」
エーデル「その程度の覚悟でこの私に歯向かった事を後悔するがいい!」

67名無しさんも私だ:2008/12/15(月) 23:25:23 ID:YdXj1lCo0
ゲイナーVSエーデル
ゲイナー「戦いが終わるか、終わらないかは明日になれば、はっきりする! 今は目の前の敵を倒すだけだ!」
エーデル「そうやって自らの不安から目をつぶるか」
ゲイナー「何とでも言えばいい! 僕は未来を信じる! いや、信じたいんだ!!」

ゲインVSエーデル
ゲイン「この女を倒しても戦いは終わらない…。まあ…奴の言う通りだろうな」
エーデル「それが分かっていながら、なぜお前は戦う!?」
ゲイン「それしか生き方を知らんからな! どんな世界になろうと俺はただ戦うだけだ!」

ジロンVSエーデル
エーデル「お前も黒のカリスマの言葉を聞いたはずだ。あれの言っている事も一片の真理を含んでいる」
エーデル「それはお前達の戦いが全くの無駄だという事だ」
ジロン「そんな言葉を信じるか! 人間はそこまで馬鹿じゃない!」
ジロン「お前を倒して時空を修復すれば、戦いのない新しい世界が始まるんだ! 負けてなるかよ!!」

レントンVSエーデル
レントン「すぐに迎えに行くからな、エウレカ…! 俺は悲しい結末なんて絶対に嫌だから!」
エーデル「私に歯向かった時から、お前とあの人型コーラリアンに未来など無かったのだ!」
レントン「そんな言葉を聞くか! 俺はエウレカと一緒に生きるんだ!」
エーデル「無駄だ! あの人もどきは司令クラスターになってもらう!!」

ホランドVSエーデル
ホランド「俺達のやってきた事は無駄じぇねえ…! UNを見た人達はきっとわかってくれたはずだ!」
エーデル「愚民共は力に従う! お前達を潰せば、世界はまた私の色に染まる!」
ホランド「全ての答えは時空修復の後だ! 俺は絶対にバッドエンドなんて信じねえぞ!!」

桂VSエーデル
エーデル「特異点よ! 時空修復の果てに戦いが待っていても、お前は進むつもりか!」
桂「全ての人の意思の結果だとしたら、それを受け入れるさ…!」
桂「だけど、俺は信じない! きっと明日には世界は平和になっている! そうに決まっているんだ!!」

甲児VSエーデル
エーデル「焦りが見えるぞ、兜甲児。アサキムの言葉に動揺したか?」
甲児「そんな事があるか! あるもんかよ!」
甲児「俺達はやるべき事をやったんだ! この世界が終わるもんか!!」

鉄也VSエーデル
エーデル「剣鉄也よ! 戦士として生きてきたお前の命、ここで終わらせてくれる!」
鉄也「この世界に平和が来るまでは俺の命を渡しはしない!」
鉄也「世界が永遠に戦いの環の中から抜け出せなくとも、俺は戦うだけだ!!」

デュークVSエーデル
エーデル「異星人の王子め! お前の存在は地球にとって異物だ! よって消去する!」
デューク「黒のカリスマの言う通り、僕の…僕達の戦いは何の意味も無いのかも知れない」
デューク「だが、諦めない! いつかは平和な世界が来ると信じて、僕は戦い続ける!」

竜馬VSエーデル
エーデル「来るがいい、ゲッターロボ! お前達3人が力を合わせようと、この私の敵ではないわ!」
竜馬「………」
隼人「リョウ! 黒のカリスマの言葉に惑わされるな!」
弁慶「今は目の前のあいつを倒す事に集中しろ!」
竜馬「それはわかっている…! だけど…!」

68名無しさんも私だ:2008/12/15(月) 23:26:08 ID:YdXj1lCo0
勝平VSエーデル
勝平「くそっ! くそっ! 俺達の戦いは無駄なんかじゃない!」
エーデル「怯えるがいい、小僧! 新世界の統治者である私に歯向かった事を地獄で後悔しろ!」
勝平「父ちゃん! じいちゃん! 俺達のやってきた事、無駄なんかじゃないよな!!」
勝平「くそっ! くそぉぉぉぉぉぉっ!!」

万丈VSエーデル
万丈「この女を倒しても、世界を覆う暗雲は晴れないかも知れない…」
エーデル「臆したか、破嵐万丈! ならば、我が手に掛かって死ぬがいい!」
万丈「たとえ、出口の見えない戦いでも僕は諦めない…!」
万丈「僕は…嫌だ…!」

斗牙VSエーデル
琉菜「あたし達の戦いは無意味なの…? 時空修復の後も戦いが続くの…?」
斗牙「僕達のメッセージはみんなに届いていないのか…」
エーデル「その通りだ。愚民共に自由を与えても何の意味も無いのだ!」
エイジ「だからと言って諦めてなるかよ! やるぞ、斗牙!」
斗牙「わかっている!」

サンドマンVSエーデル
エーデル「愚民共は私に統治されて始めて多元世界で生きていけるのだ。それを知るがいい」
サンドマン「そうではない、エーデル・ベルナル! 自由は一人一人が持つべきものだ!」
サンドマン「黒のカリスマの言うようにこの世界が戦いから抜け出せなくても、私は諦めないぞ!」

闘志也VSエーデル
ジュリィ「…もしかしたら、風見博士は科学に取り憑かれただけではなかったのかも知れない…」
キラケン「ジュリィ…」
ジュリィ「博士は人類の愚かさに絶望してあんな凶行に…」
闘志也「やめろ、ジュリィ! 今はエーデル・ベルナルを倒す事に集中しろ!」
エーデル「その愚かなる人類は私に統治される事で平穏を得るのだ! その邪魔をする者は排除する!」

マリンVSエーデル
マリン「…俺達が勝利しても、地球は戦いの歴史を歩む…」
マリン「そして、いつかはS−1星に…」
エーデル「そうさせないために、この私がいるのだ…!」
エーデル「地球をS−1星にしたくなくば、私に全てを委ねよ! 私こそが新世界の統治者なのだ!」

アポロVSエーデル
アポロ「こいつを倒しても戦いは終わらない…。だとしたら、俺達のやってきた事は何だったんだよ…」
シルヴィア「アポロ…」
エーデル「戦いの環から世界を救いたくば、全てを私に委ねろ! それが最良の選択なのだ!」
アポロ「そんな事が認められるかよ! くそぉぉぉっ!!」

ロジャーVSエーデル
エーデル「まだわからぬか! お前達のやり方では、世界は黒歴史から抜ける事は出来んのだ!」
ロジャー「………」
ドロシー「ロジャー」
ロジャー「全ては遅かったのかも知れん…。後は運命に任せるしかない…」

レムレースを撃破
エーデル「こんな結果は認められない! 私はエーデル・ベルナル! 新世界の統治者だ!!」
エーデル「かくなる上は宇宙に上がり、あの人もどきを司令クラスターにしてくれる!」
レムレース撤退
マシュー「なりふり構わずってわけかよ!」
ホランド「全員、帰還しろ! 俺達も司令クラスターへ向かうぞ!」
レントン「待っていてくれ、エウレカ…! 俺達もすぐに行くぞ!!」

69名無しさんも私だ:2008/12/15(月) 23:26:53 ID:YdXj1lCo0
司令クラスター付近
ホランド「まずいぞ! あの女、司令クラスターに仕掛ける気だ!?」
エーデル「見るがいい、ZEUTH! 私があの小娘を司令クラスターに仕立て上げてやる!」
司令クラスターに爆発
レントン「エウレカーッ!!」
画面が歪む
マリン「次元境界線が歪む! 時空崩壊が起こるのか!?」
オルソン「やるぞ、桂! 時空修復を行なうしか世界を救う方法はない!」
桂「だけど! ここは大特異点なのか!?」
オルソン「もう迷っている時間はない! ここが大特異点と近い位置にあるのは確かなんだ!」
レントン「で、でも、エウレカは!」
ゲイナー「レントン! 意識を集中するんだ! 今は時空修復だけを考えろ!」
レントン「でも!」
甲児「俺達の望む世界…」
カミーユ「それは…」
画面上部にカオス・レムレース出現
黒のカリスマ「さあ、ZEUTH! 人間の醜さ、身勝手さ、怠惰さをたっぷり吸い上げたまえ!」
ランド「黒のカリスマの野郎か!」
黒のカリスマ「そして、幕を開けよう! 新たな混沌の世界の!!」
カーソル、ガンレオンを指し共鳴音
メール「くうっ!!」
ランド「どうした、メール!?」
メール「身体が…熱い! 熱いよぉぉぉぉぉっ!!」
アムロ「来るぞ! 世界中の人達の想いがここに集まる!」
桂「みんな、未来を願え! 時空を修復するぞ!!」
メール「あああああああっ!!」
ランド「メェェェェェルッ!!」
ガンレオンを中心にエフェクトが走る

戦闘マップ終了

ランド「はあ…はあ…」
ジロン「大丈夫か、ランド?」
ランド「疲れているのはお互い様だ。それよりもギャリアもダメージがたまってる。これ以上の出撃はヤバいぞ」
ジロン「だけど、戦わなくちゃならない。それが、この世界だ…」
ゲイナー「…どうして、こんな事になっちゃったんだろう…」
ガロード「世界中の人達がこんな未来を望んだってのかよ…」
ランド(それとも、俺が…俺達が世界を果て無き戦いの環に導いたのか…)
ランド(なあ、メール…教えてくれよ…)
警報音
エルチ「みんな、出撃よ! またオーバーデビルが現れたわ!」
ゲイナー「待ってください! もうこれ以上は無理ですよ! みんな、限界なんです!」
ランド「…俺は行くぜ。世界をぶっ壊した償いをしなきゃなんねえ…」
ゲイン「ランド…」
ランド「…残念だが、やっぱり俺はザ・クラッシャーだったって事だな…」

70名無しさんも私だ:2008/12/15(月) 23:27:31 ID:YdXj1lCo0
タイトルコール 最終話 果てなき戦いの環へ

戦闘マップ開始
ロラン「あんなにたくさんのオーバーデビルが!?」
ジロン「くそっ! あいつら、倒しても倒しても湧いて出てきやがる!」
闘志也「弱音を吐くな! 待っていたって、新連邦もザフトも救援には来ないんだ!」
ガロード「どうせ、あいつらはお互いを潰し合ってるんだろうぜ!」
甲児「俺達がやられちまったら、街を守る人間はいなくなっちまうってわけかよ!」
鉄也「だが、その日も…もう遠くないだろう…」
勝平「くそっ…くそおおおっ! 万丈の兄ちゃんもロジャーの兄ちゃんもいなくなっちまった…」
ゲイナー「アポロ…今、君達はどこにいるんだ…」
甲児「桂もオルソン大尉もどこかに消えちまった…! 時空修復は失敗だったってのかよ!」
カミーユ(クワトロ大尉…あなたが俺達の下から去っていったのは、人類に絶望したからなんですか…)
アムロ(そして、お前は未来を閉ざした人類を粛清するのか…)
マリン「駄目だなぁ、マリン…。いったい何をやっているんだ…」
マリン「お前…地球を助けるんだろう…。あの青い空と海、大地…そして、明日を…」
竜馬「俺達は、この世界に生きるに値しない生物だったのか…」
シン「そんな事は…そんな事はっ!」
キラ「僕達は…どうして、こんな所へ来てしまったんだ…」
キラ「僕達の世界は…」
デューク「みんな、行くぞ! まだ世界は終わってないんだ!」
斗牙「サンドマン…僕らは最後の時を迎えるまで戦うよ」
ランド「待て! まだ何か来るぞ!」
大量のザ・ビッグ軍団出現
ランド「くそっ! メール! お前はどこに行っちまったんだ!」
街中に爆発
ゲイナー「もう…駄目だ…」
レントン「ごめん…エウレカ…。俺達…何も守れなかった…」
ランド「くっ! くそおおおおおおおおおっ!!」
画面がホワイトアウト

71名無しさんも私だ:2008/12/15(月) 23:29:28 ID:YdXj1lCo0
以上
敵の構成的に、太極辺りが延々と敵を仕向けてくる世界になっちゃってるのかな

72名無しさんも私だ:2008/12/15(月) 23:32:42 ID:fbYeNETk0
乙!

73名無しさんも私だ:2008/12/15(月) 23:35:38 ID:r7Vi93kY0

通常ルートも大概だがこちらは更にZEUTH涙目って感じだ

74名無しさんも私だ:2008/12/15(月) 23:36:29 ID:URwQYepk0
乙ー

BADENDはこんな流れなのか

75名無しさんも私だ:2008/12/16(火) 00:13:11 ID:mF6mTYkY0
個人的には基本的に涙目だが
シンとキラが背中合わせで配置してるのは好きだなぁ

76名無しさんも私だ:2008/12/16(火) 00:25:10 ID:YHP6TAZQ0
これをいきなりやっちゃったらそりゃモイモイもショックを受けるわ

77名無しさんも私だ:2008/12/16(火) 00:40:59 ID:h5cs0APY0
シンが残っててくれてるってのがちょっといいな

78名無しさんも私だ:2008/12/16(火) 00:45:57 ID:9.8mXxN.0
黒のカリスマの適当な発言に影響されまくりなのがどうにも違和感
ルートが違うってだけでこれだけ弱気になるものなのか

79名無しさんも私だ:2008/12/16(火) 03:00:15 ID:eOL.7l8U0
とあるAVGとかではルートによってラスボスからヒロインまでというキャラはざらにいます。
よって少しばかし暗い未来というルートに入って弱気になっているというのもなんら理不尽です

80名無しさんも私だ:2008/12/16(火) 09:51:27 ID:RRL5e5p60
通常ルートとたいして言ってること変わらないのにこちらの反応だけ違うのがな
ここに至るまでにもっと明確な違いがあってこういう風になったってのが欲しかった

81名無しさんも私だ:2008/12/16(火) 14:45:53 ID:.m567w6c0
ランドの選択した「何も考えていない」
が裏の総意になってるってことだろう
「戦いが続くならそれもいい」って続くし
やっぱ「安定した世界を望む」とは違いがあると思うよ

82名無しさんも私だ:2008/12/16(火) 18:39:08 ID:5JJUQPP20
太極はやはりアカシック・レコードか…
しかし、サルファの時と言いバッドエンドストーリーって必要なのかな?

83名無しさんも私だ:2008/12/16(火) 19:23:32 ID:JJqouHIA0
「必要」ではないだろうけど、評判は良かったんじゃないか?

しかしVSエーデルはオッサンどもがカッコいいな

84名無しさんも私だ:2008/12/17(水) 02:00:14 ID:8VFzYg220
グッドEDがグッドである事を示す為に、敢えてBADを用意するって事なのかな?
変な例えだけど、αのラスは到底グッドとは思えなかったりするしw;

85名無しさんも私だ:2008/12/17(水) 12:41:03 ID:nkZdKkTo0
ティターンズ台頭と衝撃波とタシロ艦長死亡のどれかが無ければマシだっただろうに
なんだかんだでバルマーとゼントラーディ、宇宙怪獣を撃退して地球圏に平和は取り戻したわけだし

86名無しさんも私だ:2008/12/17(水) 16:41:35 ID:EcpFU9Og0
タシロ艦長はまあ、別に死んでもいいかな、って

87名無しさんも私だ:2008/12/17(水) 22:07:57 ID:lxSe0nIg0
アイビスなんて問題にならない負け犬集団
しかも実際シュウとかユーゼスとかにいいように使われただけなピエロ
でも当の本人達はこの戦いは運命だのなんだのと何も知らずその気になってる

αラストは自軍が見てて哀れに思えてきたからなw

88名無しさんも私だ:2008/12/17(水) 23:47:35 ID:U25XOVCk0
自軍の目的はあくまで地球防衛だからそれでもいいのさ
ユーゼスはなんだかんだで倒したわけだし

89名無しさんも私だ:2008/12/20(土) 17:26:43 ID:0RnuUFBEO
正直、田代艦長はサルファで生きてた(?)ことにするんだったら殺さなくてもよかった気が

90名無しさんも私だ:2009/01/23(金) 01:29:39 ID:fR5aT0hY0
一つ提案があるんだが、このスレ、もうネタバレありでいかね?

ネタバレ禁止期間中に他のが貼られることは少ないし、
禁止期間終わる頃にはもう沈静化しててあまり貼られなかったりするし

91名無しさんも私だ:2009/01/23(金) 17:48:25 ID:4GkFzdMs0
いいんじゃないの
ネタバレだって予め断っておけばいいんだし

92名無しさんも私だ:2009/01/24(土) 15:43:50 ID:4y7ZOUh.0
Zで一番好きなシーン

39話「スタート・イット・アップ」ENDデモ一部

エルチ「ホランドの奴…やっと帰ってこれたと思ったら全員集合って…なにする気なの?」
コトセット「月光号の中って快適なんですけど全員詰め込むには無理がありますよね」
ハップ「少し我慢してくれ。これからの話は全員に聞いてもらいたいんだ。…じゃあ頼むぜ、リーダー」
ホランド「………」
ジャミル「ホランド…」
ホランド「みんなにも話してきた通り、エウレカは人型コーラリアンだ…」
「俺は軍にいた時に、その事実を知り、同時に俺の師匠であるアドロックからコーラリアンが知的生命体であると聞いた」
ゲイナー「アドロック・サーストン…。レントンのお父さん…」
ホランド「俺達がゲッコーステイトを作った理由はただ一つだ…」
「アドロックの遺志を継ぎ、コーラリアンと唯一アクセス出来る存在であるエウレカを守るためだ」
ジロン「でも、今日現れたあの風船みたいな奴らとは話も何もできないまま戦いになったぞ」
マリン「アクセスと言うがあれと意思の疎通ができるとは思えない」
ホランド「あの抗体との戦いは軍に…デューイに仕組まれたものだ」
ロジャー「デューイ・ノヴァク…。対コーラリアン部隊、アゲハ隊の司令官か」
ホランド「何を目的としてかは不明だが奴は、あのオレンジという奴を使って抗体を強制的に出現させている」
竜馬「そのデューイという男はコーラリアンで人類を殲滅しようとしているんですか?」
ハップ「それはない。あの男は少なくとも人類と世界を守るきはある」
雷太「随分と詳しいんだな」
ハップ「あの男と俺達の間にはちょっとした縁があるのさ」
ホランド「……」
ジャミル(それがホランドとあの男が互いを敵視する理由か…)
ホランド「デューイと軍は知的生命体であるコーラリアンを人類の敵と認識し殲滅を考えている…」
「それはブレイク・ザ・ワールドの前から変わっちゃいねえ」
シャイア「あれとの戦いは約束の地から続いているのね…」
ホランド「俺達は殲滅と考える軍を阻止し、コーラリアンとの接触を目的としてきた…」
「だが、コーラリアンの存在があんな形で明かされた以上、その活動は下手すれば社会全体との敵対を意味する」
ゲイナー「社会全体と…」
大介「コーラリアンが敵だと人々が認識すればそうなるのは当然だろう」
アポロ「で、どうなんだよ? エウレカは俺達の仲間だが、コーラリアン全体と仲良くやってけるのかよ?」
シリウス「共存が出来ないと言うのなら我々は戦うしかない…」
「そう…堕天翅や百鬼帝国と戦うようにだ」
ホランド「……」
「正直にいえば、わからねえ…」
桂「ホランド…」
ホランド「だが、俺は信じている。いや、信じたいと言ったほうがいいかも知れねえ」
「エウレカがいる限り、俺はやっていけるって信じてえんだ」
ゲイン「ここに来て夢物語とはな…」
ホランド「そう思うのなら、そう思えよ…。だから俺はお前らに聞きたい」
「俺の話が夢だと思うのなら、俺は…ゲッコーステイトはZEUTHを出て行く」
シャイア「え…」
エルチ「ちょ…ここに来て、今さら…!?」

93名無しさんも私だ:2009/01/24(土) 15:44:21 ID:4y7ZOUh.0
ホランド「…俺は今までに色んなものを利用して生きてきた…」
「自分の目的のためにゲッコーステイトを結成し、リフやカルチャーを利用してきた」
「そしてZEUTHもだ。…利用する事で大切なもののはずのそれを傷つけていた事に気づかずに…」
ストナー「……」
ホランド「それだけじゃない…。俺は大事なものを守るためにと言って色んなものを傷つけてきた…。」
「特にレントン、エウレカ…。お前達にはすまないと思っている。許してくれ」
レントン「ホランド…」
ガロード(ホランドがレントンに謝った…!)
桂(念願のシーンだが、こりゃ茶化すわけにはいかないね…)
ホランド「だから、俺はお前達に何も要求しねえ…。そんな事が出来る権利も資格もねえ…」
「ただ、お前らに利用してきた事を詫びたい…」
ランド「気にすんな、大将!」
ホランド「修理屋…」
ランド「いやあ…実は俺もお前らを利用してたんだ、これが…」
   「若者のカリスマにくっついてきゃこりゃ生活は安泰だと思ってな」
マシュー「実際食うにも困ってたじゃねえか!」
ランド「そこは俺の眼鏡違いだったと諦めてる」
シャイア「それを言うなら、私達も同じね。桂をエマーンに連れて行くためにみんなを囮に使ったようなものだもの」
エルチ「じゃあ、エマーンと組んでがっちり儲けようと思ってたあたし達も同罪ってこと?」
ジャミル「では、ニュータイプを守るためにZEUTHで旅していた私達も反省しなくてはならないな」
マリン「アルデバロンへの復讐のための俺もだ」
竜馬「百鬼や堕天翅の動向を探る目的の俺達もですね」
サラ「自分だけのエクソダスなんてもってのほかよ、ゲイナー!」
ゲイナー「そ、そうみたいだね」
ホランド「お前ら…」
ジャミル「そういうことだ、ホランド。これまでの事はお互い様だ。お前を責める気は誰にもないようだ」
「その上で言おう。私は君の夢を支持する」
ホランド「ジャミル…お前…」
「アウトサイダーな事は今に始まったわけではない」
「それに私もエウレカとレントンを信じてみたい。…それでいいな、ティファ?」
ティファ「はい…」
ガロード「もちろん俺もだぜ、レントン! 俺は最初っからお前達を応援してたしな!」
レントン「ガロード…ありがとう!」
ロアビィ「キャプテンと特攻隊長が賛成ってことは自動的に俺達も?」
ウィッツ「嫌なら、お前は降りてもいいんだぜ」
ロアビィ「冗談! 俺だって、まだフリーデンには心残りがあるさ」
「な、二代目キャプテン?」
サラ「…え」

94名無しさんも私だ:2009/01/24(土) 15:44:56 ID:4y7ZOUh.0
シャイア「私達は旅をする事自体が目的だものね。嘘で塗り固められた表通りより裏の方から世界を見る方が楽しめそうだわ」
桂「OK、シャイア。…オルソン、嫌とは言わせないぜ」
オルソン「寄らば大樹の陰でやるのならここにはいないさ」
ジロン「そうそう! 自分の気持ちに正直に生きようじゃない!」
   「俺は自分の都合で人を騙す新連邦が嫌いだ。あんたに乗るぜ、ホランド」
エルチ「というわけでアイアン・ギアーはゲッコーステイトと行くわよ」
ガウリ「では、そこに間借りしている我々も同行するしかないな」
アデット「弟分を放って逃げ出すような奴は男じゃないよ、ゲイナー」
ゲイナー「わかってますよ、アデット先生」
レントン「ゲイナー兄さんも…」
メール「あたし達も力一杯応援するよ、レントン! ファイト、ファイト!」
ランド「お前にはUNを教えてもらった礼もある。状況はちょいとばかしヘビーだがお前の男を俺も見たいからな」
レントン「やるよ、ランド…! 俺…エウレカと一緒に行くために旅に出たんだから!」
レーベン「じゃあ、やっぱり自分もですか…!?」
ランド「当然だ、レーベン。お前さんの女神の無事がわかるまで俺達に付き合えよ」
ホランド「金は払えねえぜ、修理屋」
ランド「いやいや、その前にお前にゃあレントンの家出の件での貸しがある」
ゲイン「そうだな、お前さんの金で一杯やるまでは地獄まで引っ付いていくぜ」
ホランド「そいつは、さらにオゴる気をなくすぜ」
ランド「ロジャー、お前はどうすんだ? 大将は文無しっぽいぜ」
ロジャー「私はこう見えて、へそ曲がりでね」
「報酬が払えんと言われても、一度首を突っ込んだ事は、その結果を見届けるまでつき合わせてもらうさ」
ドロシー「いつも通りの展開ね」
ホランド「頼りにさせてもらうぜ、ネゴシエイター。もっとも、その腕っ節の方をな」
ロジャー「多少不本意だが、仕方ないな」
竜馬「アポロ…」
アポロ「余計な言葉は要らねえぜ、リョウ。俺はあいつらを応援するってもう言ったはずだ」
ジロン「お前のそういう義理固いところ、俺は好きだな」
アポロ「へ…お前にそんな事を言われると全身がムズがゆくなるぜ。…文句はねえな、お前ら?」
シルヴィア「どうして、あんたが仕切るのよ!」
 「ま、反対する気はないけどね」
シリウス「我々は自由だ…。たとえ世界を敵に回そうとも己の信じるものに殉じるのもよかろう」
ピエール「出たぜ、王子様の格好付けがよ!」
隼人「だが、いいぜ…そういうのもよ」
弁慶「おう! 俺達もアウトサイダー暮らしは慣れたもんだからな!」
マリン「オリバー、雷太、ジェミー…」
雷太「正直言えば、俺はコーラリアンってのはよくわからん…」
オリバー「だが、新連邦のアジ演説に踊らされて敵だと割り切っちまうのはちょっと考えものだな」
雷太「おう! 世の中には信じられる敵異星人もいるからな!」
マリン「雷太、お前の下手クソな冗談をエウレカに聞かせるなよ」

95名無しさんも私だ:2009/01/24(土) 15:46:28 ID:4y7ZOUh.0
大介「マリン…」
マリン「見ての通りだ、大介。お前のやってきた事は無駄じゃなかったのさ」
大介「ああ…。同じように僕もエウレカ達の事を信じてみるつもりだ」
  「そして、甲児君達に謝り、もう一度、彼らとも手を取り合いたい」
竜馬「もう一つのZEUTHか…」
ガウリ「確かに我々は互いを誤解していた…。 だが、この件まで理解してくれるかはわからんぞ…」
アデット「向こうはちょいとばかり頭の固そうな連中が多いからね」
ランド「でもよ…話してみなけりゃ何も始まらんぜ」
メール「うん…! ちゃんと言葉にしないと、この前みたいな事になっちゃうよ!」
大介「そのためにも僕達はもう一度、彼らに会わなくてはならない」
ジャミル「我々全員がZEUTHとしてな。…それでいいな。ホランド?」
ホランド「へ…損得の勘定も出来ない連中の集まりだぜ。それとも事の重大さがわかってねえのか?」
ゲイン「そいつはお互い様だ。 ま…似た者同士ってわけだ」
ホランド「…だがよ…言わせてもらうぜ」
「ありがとな…」

ガロード「聞いたかよ! 今度はホランドが礼を言ったぜ!」
アナ「あの方も、そういった言葉を知っていたのですね」
チル「みたいだね。あたい、初めて聞いたよ!」
ハップ「そりゃ当然だな。何せ3歳の頃からつるんでいる俺だって聞いたのは初めてだ」
ホランド「う、うるせえよ!」



以上、戦闘シーンとこういうイベントがまさにスパロボの醍醐味ですなぁ

96名無しさんも私だ:2009/01/24(土) 20:25:59 ID:1IoTk05k0
> アナ「あの方も、そういった言葉を知っていたのですね」
アナ様ひでえw

97名無しさんも私だ:2009/02/02(月) 10:30:50 ID:Wny01nyU0
どなたかFかF完で忍が麻雀をやってる場面の台詞知りませんでしょうか?

98名無しさんも私だ:2009/02/07(土) 04:11:50 ID:iiMxEwOQ0


99名無しさんも私だ:2009/02/07(土) 13:45:31 ID:w6Yovhr20
めぬにOG外伝のTXTをアップしてみるテスト

100名無しさんも私だ:2009/02/08(日) 23:14:30 ID:A1ORW8vU0
>>97
抜いてはいないけど
キリー「メンタンピンドラドラ? 親マンかよ、あいったぁ〜」
忍「イーシャンテンだったのによ」
雅人「清一色狙いかよ、忍らしいなあ。他の三人は? …命拾いしたみたいね」
みたいな場面だね

101名無しさんも私だ:2009/03/04(水) 03:39:09 ID:TtKnetc.0
なんとなく、ガンダム無双2よりシン・アスカ編ストーリーミッション最終話

vsアスラン
アスラン
「過去に囚われたまま戦うのはやめろ!
 そんなことをしても、何も戻りはしない!」
シン
「そんなのはただの言葉じゃないか……
 誰がそんなことを決めたんだ!」
「失っている過去を守るのは間違いで、
 今ある現実を守ることだけが正義なのかよ!」
「それを決めていいのは、あんたじゃない!
 オレなんじゃないのか!」
「オレは決めたんだ!過去を放っては
 おかない!決着をつけるんだ!」

vsキラ
シン
「あんたが一番わけわかんないんだ!
 ふらっと現れて……戦いをはじめて!」
キラ
「違う!それは……」
シン
「違うと思ってるのはあんただけなんだよ!
 ……でも、あんたの言い分はそれなんだ」
「あんたは、大切なものを守るために戦う……」
「それでいいんだ……でも、だからって、
 オレも戦わないわけにはいかないんだ!」

戦闘終了
カミーユ
「シン、大丈夫なのか!応答しろ!」
シン
「オレは……大丈夫ですよ……
 みなさんの、お蔭です……」
ロラン
「良かった、ご無事で……!
 これで、戦いのない世の中に近づきましたね」
ルナマリア
「ほんとすごいよ、シン!
 やっぱりシンは、スーパーエースね!」
シン
「やめてくれよ……ルナ……
 もうエースの力はいいんだ、必要ない……」
「スーパーエースなんてもう捨てていい
 過去だって……決めたんだ、俺自身で」

102名無しさんも私だ:2009/03/04(水) 15:56:53 ID:4XpqJBnE0
主役らしいと言えば主役らしいんだけど、結局疲れてしまったって言う感があるな…
まあ、その方がいいんだろうけど

尚、キラの不殺は無双ではカットされてますww(当り前か)

103名無しさんも私だ:2009/03/07(土) 22:24:42 ID:8fFD0IRs0
今、ZSPDのアナザーサイド レコード収集してるが、ネタバレOKでいいんだよね?

104名無しさんも私だ:2009/03/08(日) 02:56:56 ID:DAGlPTec0
うーん、新規シナリオだから一ヶ月・・・と言いたい所だけど、
SPDだから全クリまでそう時間かかるわけでないし、Kの発売もあるんだよな

105名無しさんも私だ:2009/03/08(日) 08:47:33 ID:b3aSNFBs0
上で>90-91ネタバレありでいいんじゃね?みたいな話もしてるな

てかSPD、ネタバレスレすらないなw

106名無しさんも私だ:2009/03/08(日) 16:40:38 ID:EwDEMT8s0
>>102
あんだけド派手にやっても、中の人は明言されない限り生き残ったと思えてしまうのが、頑駄無双ですw

107名無しさんも私だ:2009/03/09(月) 20:43:55 ID:WIpQwyho0
大きな反対意見もないみたいだし貼っちゃうよー
とりあえず「アナザーサイド レコード」のシナリオ選択とプロローグ

 ZEUTHがシベリアから日本へ渡り、百鬼帝国と戦っていた頃、新地球連邦軍ではネオ・ロアノーク大佐を隊長とした特命部隊が発足しようとしていた。
 軍内部からだけでなく、民間の協力団体からも集められた隊員達に下される特別任務の目的とは? そして、彼らが追う敵の正体とは?
 様々な謎をはらみつつ、今、特命部隊の戦いが始まる。

####プロローグ################################################

 ブレイク・ザ・ワールドによって多元世界が誕生して既に数ヶ月。
 混沌と秩序が同居する新世界で、各国家・組織間の衝突は徐々に激しさを増していった。

 多元世界最大の政体である新地球連邦。
 その強大な力は、人類の意思統一と秩序維持の名の下に諸国を次々と統合していったが、同時に内部に泥沼の権力争いを生んでいた。

 様々な思惑の交差する中、新地球連邦軍司令部はある特命を発令した。それは新たな部隊の発足を意味していた。

108第一話:2009/03/10(火) 01:37:00 ID:tKGE67aE0


 北アメリア大陸 新地球連邦軍ニューアーク基地

 〜ニューアーク基地 司令室〜

ジェリド「転属…?」
ジャマイカン「そうだ。ジェリド中尉、カクリコン中尉の両名は本日を以って特命部隊に転属となる」
カクリコン「そこは、例のエゥーゴとザフトを追う新部隊のことでしょうか?」
ジェリド「それならば、望むところですよ」「連中は異星人迎撃用の特機や、反連邦の愚連隊を取り込んで戦力を増強させています」「叩くのなら、早いに越したことはありません」
ジャマイカン「落ち着け、中尉。…以降の説明は特命部隊の責任者からしていただく」
 ドア開閉音
シロッコ「ご苦労、ジャマイカン少佐。後は私に任せてもらおう」
ジャマイカン「了解しました。では、失礼させていただきます」
シロッコ「直下のエースパイロットを回していただいた事を感謝しているとバスク大佐にも伝えてくれ」
ジャマイカン(シロッコめ…総帥の威を借りて、調子に乗りおって…。今に見ているがいい…)
 ドア開閉音
シロッコ「………」
カクリコン(あれがジャミトフ総帥に登用された木星帰りの男、パプテマス・シロッコか)
ジェリド(特命部隊を任されたとなれば、バスク大佐にとってはさぞ面白くない存在だろうな)
シロッコ「ジェリド中尉、カクリコン中尉、急な話で申し訳ないが…」「貴官らは、こちらのマウアー少尉と共に特命部隊に転属してもらう」
マウアー「マウアー・ファラオ少尉です。よろしくお願いします」
シロッコ「彼女は優秀なパイロットだ。中尉達といいチームを組んでくれるだろう」
ジェリド「それで、大佐… その特命部隊の任務はエゥーゴのアーガマを追う事でしょうか?」
シロッコ「…君達も知っての通り、エゥーゴとザフトの合同部隊は様々な勢力と手を結び、武装組織を結成した」「その名もZEUTH…。将来的には、我々にとってそれなりの障害となるだろう」
カクリコン「ZEUTH…」
ジェリド「では、特命部隊の任務はやはり奴らの殲滅なのですね?」
シロッコ「私は将来的にはと言った。それまでは泳がせておいても構わない」「君達の転属先はZEUTH追撃隊の前身となるだろうが、当面の任務は別となる」
ジェリド「連中よりも優先すべき相手がいると?」
シロッコ「ついてきたまえ。詳しい話は私からではなく、前線指揮官から聞くべきだろう」「それに君達以外のメンバーも紹介しなくてはならないからな」

109第一話:2009/03/10(火) 01:38:14 ID:tKGE67aE0

 〜ニューアーク基地 ブリーフィングルーム〜

シロッコ「…各部隊の精鋭である君達を集めて、この特命部隊は結成された」
レーベン「………」
アネモネ「………」
ジェリド「………」
シロッコ「上層部もこの部隊に期待を寄せている。健闘を祈る」
アウル「質問〜! 期待なんて、どうでもいいからとっとと任務の内容を教えてよ」
ユルゲンス「上官への質問は許可を得てからだ。それに何だ、その口の利き方は……!?」
ネオ「すまない、ユルゲンス艦長。…それにシロッコ大佐。部下の非礼は上官である自分の責任です」
シロッコ「いい心がけだ、ネオ・ロアノーク大佐。君になら、これだけのメンバーを任せる事が出来るよ」
ネオ「光栄です」
シロッコ「では、具体的な任務の説明に入るが、後は現場の人間に任せよう」「繰り返しになるが、君達の活躍に期待させてもらう。…では、ロアノーク大佐…頼んだぞ」
 ドア開閉音
ネオ(上層部の期待ね…。こんなアクの強い面子を集めて、簡単に言ってくれるよ)
ドミニク「ロアノーク大佐、任務の説明の前に互いの自己紹介を提案します」
ネオ「そうだな。同じ釜の飯を食う仲間になるんだ。まずは互いを知らん事には始まらんな」「では、まず俺から…」「元地球連合軍第81独立機動郡ファントムペイン隊長のネオ・ロアノーク大佐だ」「この特命部隊では前線指揮官を務める。よろしく頼むぞ」
アネモネ「その仮面は何なの? オシャレのつもり?」
ドミニク「ア、アネモネ…! そういうプライベートな領域に踏み込むような質問は…」
ネオ「構わんよ。気になるのは当然の話だ」「こいつは過去の戦いで頭に大怪我を負って以来だ」「おかげで記憶に曖昧なところがあるが、指揮や戦闘の方は支障ない。そこは安心してくれ」
アネモネ「へえ…誤魔化さないでちゃんと答えてくれるんだ。あたし、隊長の事…気に入ったよ」
ネオ「そいつはありがたい。…で、こっちは俺の元からの部下だ」
スティング「スティング・オークレーだ。カオスのパイロットをやっている」
アウル「アウル・ニーダ。アビスのパイロットだよ。別によろしくしなくていいから」
ステラ「………」
アネモネ「何よ、あんた? もしかして、しゃべれないの?」
ステラ「………」
ネオ「彼女はステラ・ルーシェ。ちょっとご機嫌斜めのようだ」

110第一話:2009/03/10(火) 01:38:52 ID:tKGE67aE0
ジェリド「隊長、こいつらには階級はないんですか?」
スティング「こいつらだと…?」
アウル「そんなの僕らには必要ないんだよ。階級とか、特権とかが大好きなティターンズにはわからないだろうけどね」
ジェリド「何っ…!?」
カクリコン「やめとけ、ジェリド。…これから同じ隊でやるんだ。余計なもめ事は起こすな」
ジェリド「ああ、わかっている」「こんな世界だからな。実力があれば、階級なんかはどうでもいい話だ」
アウル「へえ…あんた、ティターンズのくせに意外にさばけてるんだね」
ネオ「アウルも余計な挑発はやめろ。…すまんな、中尉。気を悪くしたら俺から詫びよう」
ジェリド「構いませんよ・俺だってティターンズの看板だけで大きな顔が出来るとは思ってませんから」
ネオ「ほう…」
ジェリド「だから、こいつらには実戦で俺の力を見せ付けてやるつもりです」
スティング「言ってくれるね」
ジェリド「改めて自己紹介だ。俺はジェリド・メサ」「こいつはカクリコン・カクーラー。そして、マウアー・ファラオだ」
カクリコン「で、そっちのピンクのお嬢さんは? 見たところ、とても軍属には見えないが…」
アネモネ「何か馬鹿にした言い方…!」
ドミニク「彼女の名前はアネモネ。特殊な機関で要請されたKLFライダーです」
カクリコン「あんたは彼女の保護者かい?」
ドミニク「自分はドミニク・ソレル特務大尉。この隊では参謀として参加させていただきます」
カクリコン「失礼しました…! 大尉殿でありましたか」
ドミニク「お気になさらずに。この隊は様々な所属から集められた人間で構成されています」「あまり階級や立場にはこだわらず、ざっくばらんにいきましょう」
ユルゲンス「了解した、特務大尉どの。それならば、現場では私の指揮に口出しはしないでいただこう」
ドミニク「…艦長の指揮が的確でしたら、そのような事をするつもりはありません」
マウアー「艦長と言われますと…?」
ユルゲンス「自分はユルゲンス。この隊の母艦となるイズモ艦の艦長だ。よろしく頼む」
レーベン「では、最後は我々ですね」「自分は第23独立部隊カイメラ所属のレーベン・ゲネラール大尉です」
シュラン「同じくシュラン・オペル大尉です」
ユルゲンス「カイメラ…? 聞かない部隊名だな」
レーベン「自分達はエーデル・ベルナル准将直下の特務部隊として、主にUNの敷設を担当してきましたので」
ネオ「後方のインフラ整備担当ってわけか」
レーベン「はい。ですが、前線でも決して皆さんの足は引っ張らないつもりです」
ネオ「了解だ、大尉。ジェリド中尉の言葉じゃないが、実地でその言葉を証明してくれ」
ジェリド「しかし、この面子でいったい何をやらせるって言うんです?」
ユルゲンス「特命部隊というからには、ある任務に従事するために編成されたのだと思うが…」
ネオ「言っておくが、メンバーはこれで全員じゃないぞ」「民間からの協力者や、機体の調整が遅れている隊員は追って合流するとの事だ」
アウル「そんなのどうでもいいからさ、さっさと任務を教えてよ」
ネオ「我々に下された任務は上層部からの特命だ。そう軽々しく話せるもんじゃない」
 警報音
レーベン「この警報は敵襲か…!」
シュラン「どうやら我々の動きを気取られたらしい。敵はエゥーゴか、ザフトだろう」
ネオ「「各機、出撃だ。敵の狙いが俺達ならば、相手をしてやらなきゃならん」
ドミニク「しかし、隊長…! 小隊の編成もフォーメーションの確認もまだの状態で…」
ネオ「まだ部隊は正式に発足していない。俺達はチーム未満だ」「だから今日は個人戦だ。各員、特命部隊に選ばれた腕を存分に振るえ」
ジェリド「望むところだ…! いくぞ、カクリコン、マウアー少尉!」
マウアー「………」

111第一話:2009/03/10(火) 01:39:47 ID:tKGE67aE0

第1話 発令

ドミニク「各機、出撃完了しました」
アネモネ「さあ、the END! あたしが乗ったからには思いっ切り暴れさせてあげるよ!」
スティング「変わったKLFだな。カスタム機か?」
アネモネ「この子はニルヴァーシュ type the END。誰にも負けないよ」
シュラン「ニルヴァーシュ…。世界初のLFOと同じ名を持つマシンか」
ドミニク「アネモネ、the ENDはテストを兼ねての出撃だ。無理はしないように」
アネモネ「うっさい、ドミニク! あんたはそこであたしの活躍を見てなさいよ!」「そして、デューイ中佐に伝えてよ! あたしなに強いってね!」
ドミニク「わ、わかった」
カクリコン「参謀殿があっちの跳ねっ返りの保護者ってのは、間違っちゃいないようだな」
ジェリド「気をつけろよ、カクリコン。俺達のガブスレイもテストを兼ねての出撃だ」
カクリコン「わかっている。…それにしても、こんな可変機が開発されていたとは驚きだな」
マウアー「このガブスレイはシロッコ大佐が自ら設計された機体と聞きます」
ジェリド「詳しいな。少尉は大佐の所に長くいたのか?」
マウアー「いえ…」
アウル「ティターンズの兄さん達、新型を使いこなせるのかね?」
スティング「向こうは向こうで勝手にやればいい。だが、こっちも向こうも3人のチームだ。負けるわけにはいかねえ」
アウル「わかってるって。ステラもちゃんとやれよ」
ステラ「…うん」
レーベン「誰もがそれぞれの部隊の誇りを背負って、この場にいる…。我々も負けてはいられないぞ」
シュラン「フ…」
レーベン「どうかしたか、シュラン?」
シュラン「いや…君はいつもの通りにやればいい。カイメラの若獅子としてな」
レーベン「ああ!」
ドミニク「各機、迎撃体制へ! 敵機が戦闘レンジに侵入するぞ!」

敵出現

エゥーゴ兵「敵機を確認…! 既に迎撃態勢に入っています!」
ザフト兵「あれが報告にあった新連邦軍の精鋭が集められた部隊だな」
ユルゲンス「エゥーゴとザフトか…!」
ドミニク「この基地を攻撃する以上、狙いは我々と見て間違いないでしょう」
ネオ「各機へ、状況は見ての通りだ」「部隊発足前に潰されちゃ、新連邦軍の精鋭の名が泣くってもんだ。抜かるなよ…!」
レーベン「了解です!」
アネモネ「あんた達…! 仕掛けてきた事を後悔させてあげるよ!」
ネオ「各機、攻撃開始! 今日は好きにやれ!」「作戦達成の目標は3分だ! この程度の相手にてこずるようじゃ先が思いやられるぞ!」

112第一話:2009/03/10(火) 01:40:37 ID:tKGE67aE0
戦闘前台詞

ネオ「さて…隊長をやる以上、それなりの腕は見せなきゃ話にならんな…!」
「名前負けと言われん程度にはやってみせるさ!」

スティング「上の人間の期待なんて関係ねえ…! 要はやれるか、やれないかだけだ!」
「俺達に負けは許されねえ! 誰が相手だろうと、どこだろうと戦い抜いてやる!」

アウル「退屈な相手…! こんなんじゃ俺の実力を見せられないっての!」
「とっとと片付けて、本命の任務ってのを聞かせてもらおうっと!」

ステラ「ネオ…ステラ、頑張る。ステラ、戦う…!」

ジェリド「この部隊が連邦の精鋭を集めたと言うのなら、丁度いい…!」
「ティターンズの名前にはもう頼らない…! 俺は俺の実力を証明してやる!」
「ライラ…! 俺は男を上げてみせるぞ!」

カクリコン「俺もこの多元世界で随分ともまれてきたんでな…!」
「実戦仕込みのテクを見せてやるぞ!」

マウアー(シロッコ大佐はジェリド中尉達が使えるかを見極めろと命じた…)
(ジェリド・メサ…。どれ程の男か、見させてもらう)

ドミニク(デューイ大佐はthe ENDとアネモネのテストのために特命部隊への参加を命じた…)
(この隊の任務が終わった時が、アネモネの…そして大佐の戦いの始まりなのだろう…)
アネモネ「ドミニク! ぼさっとしてんじゃないわよ!」
「あたしの活躍をデューイにしっかりと報告しなさいよ! わかった!?」
ドミニク「あ、ああ!」
アネモネ「さあ行くわよ! the ENDの餌食にしてあげるんだから!」
ドミニク(アネモネ…)

ユルゲンス「砲撃用意! 敵機を近づけるな!」
「部隊の発足前に母艦が落とされては、全軍の笑い者だぞ!」

レーベン「自分が武勲を挙げれば、それはカイメラの功となる!」
「エーデル准将…! 自分の戦いはあなたと世界の法と秩序に捧げます!」

シュラン「精鋭部隊と言えば、聞こえはいいが、所詮は上の都合で動く駒だ…」
「だが、この任務には感謝する。フフ…楽しませてもらおう」

113第一話:2009/03/10(火) 01:41:23 ID:tKGE67aE0

敵全滅

ドミニク「敵部隊の壊滅を確認しました」
ユルゲンス「この戦いぶり…さすがと言うべきだな」
ネオ「各機、よくやった。どうやら俺達を選んだお偉方の目は曇ってなかったようだ」「基地へ帰還しろ。特命コード013を通達する」
ジェリド「特命コード013?」
ネオ「この部隊に与えられる任務だ。俺達は013特命部隊って事になる」
スティング「013特命部隊か…。フ…味も素っ気も無い名前だな」
ネオ「文句は後で聞いてやる。さあ…俺達の戦いが始まるぞ」


 〜ニューアーク基地 ブリーフィングルーム〜

ネオ「…まずは全員の無事を喜ぶとしよう。各員、ご苦労だった」
カクリコン「それで隊長… 俺達の判定はどうだったんです?」
ネオ「どういう意味だ、中尉?」
カクリコン「とぼけなくてもいいんですよ。俺達を好きに戦わせたのは、力量を試すためだったんでしょう?」
ネオ「お見通しというわけか…」「中尉の言う通りだ。悪いが、先の戦闘で各員の腕を見させてもらった」「その結果によっては残念ながら、お引取りを願うことも考えていた」
スティング「ちっ…! 今さら、俺達までテストしたってわけかよ」
ネオ「ここは新連邦の精鋭を集めた部隊だ。その看板が重過ぎるメンバーじゃ、隊長の俺が苦労するんでな」
ジェリド「テストの結果はどうったんです、隊長?」
ネオ「言うまでもない。全員、合格だ」
アネモネ「ま…あたしの足を引っ張らない程度にはやるみたいね」
アウル「どこまで偉そうなんだよ、こいつは!」
アネモネ「はん! やる気、あんた!?」
レーベン「や、やめましょうよ、二人共。今日からは同じ部隊で戦うんですから」
アネモネ「何よ、あんた…! 余計な口出ししないでよ!」
レーベン「じ、自分はそのようなつもりはないのですが…その…」
アネモネ「おっかしいの…! 自分で突っかかってきたくせにあたしの事、怖いんだ?」
レーベン「そ、それは…その…」
シュラン「そこまでだ、アネモネ君。我々にはやるべき事がある」
ネオ「大尉の言う通りだ。隊内で張り合うのは構わんが、程ほどにしといてくれよ」
シュラン「では、隊長… テストも終わった事ですし、我々の任務を聞かせていただきましょう」
ネオ「…では、特命コード各員にも発令する」
ユルゲンス「いよいよか…」
ジェリド(特命…俺達の任務…)
アウル(いいねえ、こういうの…。ワクワクしてくる…)
ネオ「新たに編成される特命部隊に以下の任務を命じる」「一つ…アンノウン『BG』の追跡、一つ…『BG』の捕獲、あるいは撃墜」
カクリコン「BG…?」
スティング「撃墜しろって事は少なくとも新連邦の敵ってわけだな」
ネオ「BGはブラックゲイルの略称だ」「我々…013特命部隊の任務はBGと呼ばれる神出鬼没の謎の機体の追跡と捕獲、あるいは撃墜だ」
ジェリド「ブラックゲイル…黒い疾風…」

114名無しさんも私だ:2009/03/10(火) 01:43:02 ID:tKGE67aE0
第一話はここまで
作戦達成の目標は3分だ! とか言ってるわりにクリアターン数での台詞変化はなさげ
開発当初はSRポイントとかあったんだろうか?

115第二話:2009/03/10(火) 21:52:58 ID:tKGE67aE0

 北アメリア大陸 新地球連邦本部

 〜高官用 執務室〜

デューイ「…013特命部隊が始動したか」
シロッコ「しかし、アンノウンの追跡に各部隊の精鋭を集めるとは奇妙な話だ」
デューイ「発令者はロード・ジブリールだが、任務自体は別の人物からの提案だそうだ」
シロッコ「その人物とは?」
デューイ「エーデル・ベルナル准将だ」
シロッコ「賢人会議入りが噂されている彼女か…。以前もジブリールに接触して、秘密裏に部隊を動かした事があったそうだな」
デューイ「ジブリールは老人達を追い落とすためにもロゴスの派閥を固めるつもりなのだろう」
シロッコ「そのためのカードとして、エーデル・ベルナルを抱き込む気か」「だが、あの男では彼女が統べる力を活かす事は出来ないだろう」
デューイ「同感だ。…では、どうする?」
シロッコ「あなたと同じ考えだよ、デューイ・ノヴァク」「それに彼女は法と秩序を重んじる人間だ。現状の新地球連邦の在り方を良しとしているとは思えない」
デューイ「了解した。彼女の力があれば、クルセイドのプランはよりリアリティを増す」
シロッコ「決まりだな。…エーデル・ベルナル…彼女を同志として迎え入れよう」

 北アメリア大陸中央部

 〜イズモ艦 ブリッジ〜

ネオ「では、ドミニク参謀…説明を頼む」
ドミニク「…ターゲットであるBGについて現時点で我々に与えられている情報は以下のものだけです」「ターゲットBGは単独、あるいは少数の僚機との行動が確認されていますが…」「その所属やパイロットの正体については判明していないとの事です」
ユルゲンス「特命部隊を編成して追跡を命じるという事は新連邦に害を成す存在なのか?」
ドミニク「それについては発令書や軍のデータベースにも特に記載されていません」
シュラン「その存在する意味は現場にも秘匿されるレベルの機密事項という事か…」
ネオ「だとしても、目撃例まで隠されるとは並大抵のレベルじゃあないな」
シュラン「ですが、BGについて一つだけはっきりしている事があります」
ネオ「それは?」
シュラン「追跡にこれだけのメンバーが必要とされる程の危険な存在だという事です」
ネオ「…あまり嬉しくない事実だな」
ユルゲンス「ドミニク大尉は情報課の所属と聞くが、その伝手で何かわからないのか?」
ドミニク「心当たりに声は掛けてみますが、望みは薄いでしょうね」
ネオ「謎だらけの危険な敵が相手とはな…。命令とはいえ、気が重い任務だよ」「ま…ZEUTHを相手にするのとどっちがマシかはわからんがな」
ドミニク「ZEUTH…エゥーゴとザフトと特機を中核とした独立遊撃組織ですか」
ネオ「この特命部隊はBG追跡が終了次第、連中の相手をする部隊にスライドするらしい」
ユルゲンス「では、BGが捕まらなければ、無期限で任務続行という事でしょうか?」
ネオ「さあな…。そこらは上の判断次第だ」
シュラン「現在、ZEUTHは日本で異種知的生命体と戦闘中と聞きます」
ユルゲンス「百鬼帝国か…。多元世界とはいえ、そんな奴らまで存在するとは…」
ネオ「そういった状況だ。いくら危険な存在だとしても、いつまでもBG選任というわけにはいかん」「とっとと片付けて、次の任務に進まないとな」
ドミニク「隊長、我々以外のメンバーの合流はいつになるのでしょうか?」
ネオ「とりあえず、民間の協力者達は、軍のエージェントの案内で合流のためにこちらに向かっているそうだ」
シュラン「フ…どうやら我々もZEUTHに負けず劣らずの混成部隊になりそうですね」
ネオ「軍と民間が入り混じった雑多な部隊編成で正体不明の謎の敵を追跡させるとは、いったい上は何を考えているんだろうな…」

116名無しさんも私だ:2009/03/10(火) 21:53:33 ID:tKGE67aE0

 〜イズモ艦、格納庫〜

カクリコン「うわっ!」
ジェリド「どうした、カクリコン!?」
カクリコン「気をつけろ! ハンガーの陰に何かいるぞ!」
ガリバー「………」
マウアー「動物…なのか?」
ガリバー「………」
マウアー「こちらに危害を加える気は無さそうだが…」
ガリバー「………」
マウアー「誰かのペットなんだろう。…おいで、おいで」
ガリバー「………」
マウアー「ふふ…可愛いな。人になれているようだ」
カクリコン「や、やめろ、少尉! いきなり噛み付くかも知れないぞ!」
スティング「…何かあったのか? 中尉の叫び声が聞こえたが…」
ガリバー「………」
アウル「何だよ、こいつ! 面白いじゃん!」
 足音
アネモネ「ガリバー! こんな所にいたのね!」
マウアー「君のペットか?」
アネモネ「ううん、トモダチなの! ねえ、ガリバー?」
ガリバー「………」
アネモネ「あは…! 喜んでるんだね!」
ステラ「………」
アネモネ「な、何よ、あんた…!?」
ステラ「その子…触っていい?」
アネモネ「え…?」
ガリバー「………」
ステラ「かわいい」
アネモネ「いいよ。デリケートな子だから、優しくしてあげてね」
ステラ「ありがとう」
スティング「だらしないな、中尉。大ネズミごときで悲鳴を上げるなんてよ」
アウル「えーっ! あれ…クマじゃないの!?」
カクリコン「そんな事はどうでもいい…! 作戦行動中の軍艦にナマケモノがいる事が問題だ!」
ジェリド「大目に見てやれよ。アネモネの私物だろ」
カクリコン「しかし…!」
ジェリド「要は任務をこなしさえすればいいんだ。特命部隊ってのは、そういうもんだろ」
マウアー「………」
ジェリド「どうした、少尉? 俺の言ってる事がおかしいか?」
マウアー「先日の件もそうですが、ジェリド中尉は実力主義なのですね」
ジェリド「こんな世界だからな…。ティターンズの名前だけでやっていけるとは思っていないさ」「それに力がなければ、大事なものを守れないってのは嫌という程、味わわされたからな」
マウアー「………」
ジェリド「俺は強い男になる事で全てを手に入れる…。この特命部隊に選抜されたチャンスを最大限に活かすつもりだ」「俺の考えは、こんなところだ」
マウアー「わかりました、中尉」
ジェリド「少尉の腕は前の戦闘で見せてもらった。俺の事はジェリドでいい」
マウアー「え…」
ジェリド「俺は実力主義だからな、マウアー。背中を預けられる奴とは五分で付き合いたいんだ」
マウアー「わかったわ…ジェリド」
 警報音
レーベン「スクランブルだ! みんな、出撃準備を!」
スティング「どうしたんだ、大尉? 敵襲か…!?」
レーベン「BGを捕捉した。すぐに追撃に入る」
ジェリド「早々にターゲット発見とはついてるぜ! 行くぞ、マウアー!」
マウアー(ジェリド…期待させてもらうわ)

117名無しさんも私だ:2009/03/10(火) 21:55:08 ID:tKGE67aE0

第2話 接触

ドミニク「各機、出撃完了! BGを補足しました!」
ジェリド「あれがBG…ブラックゲイルか…!」
カクリコン「どうします、隊長? 仕掛けますか?」
ネオ「優先目的は捕獲だ。まずは俺がオープンチャンネルで呼びかけてみる」「黒い機体とその随伴機、聞こえるか? こちらは新地球連邦軍だ」「我々はそちらの捕獲任務で動いている。大人しく武装を解除して、投稿する事を勧告する」「なお、この勧告を拒否する場合は攻撃行動へ移る」

ツィーネ「…と、言ってるけど?」
アサキム「僕を捕獲する…か。冗談にしても不愉快だね」
ツィーネ「彼ら…あの方が編成させた部隊よ。お望み通り、手合わせを?」
アサキム「機は熟していない。…丁度、客人が来る。彼らに相手をしてもらおう」

スティング「あいつ…俺達を無視する気か?」
アウル「降参しないんなら、さっさと片付けちまおうぜ!」
ネオ「待て! 周辺の様子がおかしい!」
ドミニク「各機は警戒を! 次元境界線の歪曲を確認しました!」
レーベン「次元震が起きるのか!?」

 堕天翅出現

アネモネ「何よ、あいつら! 薄気味悪い!」
ドミニク「落ち着いて、アネモネ! あれは堕天翅…人類の敵だ!」
アサキム「因果の牢獄に囚われし、堕ちた天翅達…。同じ呪いを受けた僕を求めるか」「だが、僕は行く…。これ以上の枷は不要だからね」

 アサキム、ツィーネ撤退

ジェリド「速い…! 何だ、あのスピードは!?」
シュラン「ターゲット、戦闘レンジ外へ離脱。追いますか、隊長?」
ネオ「いや…堕天翅の相手をする」
ジェリド「しかし、俺達の任務は…」
ネオ「任務は後でも遂行出来る。だが、堕天翅を放置しておけば、周辺に被害が広がる」「状況に合わせて優先事項を変更する…! 攻撃目標、堕天翅!」
スティング「了解!」
アウル「ここでBGを倒しちゃ、つまんないからね。楽しみは後へ取っておくよ」
ネオ「各機、気をつけろよ。あの化け物のタフさは筋金入りだ。集中攻撃で1機ずつ叩いていけ」

118名無しさんも私だ:2009/03/10(火) 21:56:05 ID:tKGE67aE0
ターン経過

レーベン「後退した…?」
アウル「こっちにビビって逃げてったんじゃないの?」
スティング「そうじゃねえ…! 別の敵が来るぞ!」

 百鬼帝国出現

ジェリド「あの角付き…! 百鬼帝国か!」
百人衆「堕天翅は既に引きあげたか…! これでは奴らのデータを集める事が出来ん!」「腹いせだ! 人間共の軍を叩き潰してやる!」
マウアー「百鬼帝国はこちらに攻撃を仕掛けてくる模様です」
カクリコン「ちいっ! 数が違いすぎるぞ!」
ネオ「心配は要らん」

 百鬼帝国近辺で爆発

百人衆「ぬおっ! どこから撃ってきた!?」

 味方増援

アスハム「私の声が聞こえるか、ネオ・ロアノーク大佐?」「新連邦軍からの依頼により、我々シベリア鉄道警備隊もそちらに合流する」
ネオ「了解。ナイスタイミングだ」
アウル「シベリア鉄道って世界中にレールを敷いてる鉄道会社だろ?」
アネモネ「じゃあ、あの連中が…」
ユルゲンス「隊長の言っていた民間からの協力者か」
ザッキ(セント・レーガンを終われ、シベ鉄に拾われた次は連邦軍の特命部隊に編入とは…)(隊長に付き合っているとどこまでも転がっていく…)
シンシア「アスハム・ブーン。あの鬼の相手をするんだね」「ヤーパンの伝説のモンスターとバトル出来るなんて、ラッキーだよ」
ケジナン「…特別ボーナス目当てでアスハムの旦那に付いてきたが、どうやら失敗だったみたいだぜ」
エンゲ「俺達…そういう星の下に生まれちまったみたいだな」
ジャボリ「こんな事になるんなら、本社の雑用係をしていればよかった…!」
ホーラ「フン…愚痴をたれるだけとは志の低い連中だ」「ここで手柄を立てれば、新連邦軍の一員に取り立てられるかも知れないってのにな」
ゲラバ「やりましょう、兄貴! 俺達の成り上がり道は、こっからです!」
ティンプ(前向きだねぇ、タレ目の兄さんは…)(ま…シベリアで失敗した分、当面は総裁の言いなりで動くしかねえわな」)
シャギア「ネオ・ロアノーク大佐。こちらは諜報部のシャギア・フロストとオルバ・フロストです」
オルバ「013特命部隊に合流すると同時に、そちらを援護します」
ネオ「君達が軍のエージェントか。よろしく頼むぞ」
アスハム「ここまでの案内に感謝する、フロスト兄弟」
シャギア「礼など要りませんよ。今日からは同じ仲間なのですから」
オルバ「噂に聞くセント・レーガンのアスハム・ブーン隊長の力、拝見させていただきます」
アスハム「今の私は復讐のために過去の全てを捨てた男だ…!」「行くぞ、鬼共よ! 私の覚悟は、地獄の亡者のお前達さえも震え上がらせる!」
シンシア「アハハハハハ! 頑張ろうね、アスハム」


・戦闘前会話

アスハム「キッズ・ムントへの義理のために参加した作戦だ…!」
「迅速に片をつけて、ゲイン・ビジョウの討伐に向かうぞ!」
ザッキ(こんな状況下でも黒いサザンクロス憎しは変わらずか。大した執念だ)
シンシア「アハハ! ここで経験値を積んで、キングに挑戦するんだ!」
「さあ…鬼さん! あたしの相手をしてもらうよ!」

ゲジナン「こうなったら、ヤケだ! 必ず生き延びて出世してやる!」
エンゲ「生きてシベ鉄に変えれば、特別ボーナスが出る! …と信じる!」
ジャボリ「帰る事が出来たら、今度こそ転属願いを書くんだから!」

ホーラ「行くぞ、ゲラバ! 連邦軍に俺達の腕前を見せるんだ!」
ゲラバ「わかったぜ、兄貴! 寄らば大樹の陰だな!」
ティンプ「お二人さんよ、張り切るのは結構だが、俺の足を引っ張るんじゃねえぞ」
ゲラバ「何だと!?」
ティンプ「おっと、おしゃべりはここまでだ。敵さんは目の前に迫ってるぜ」
「連邦軍にいい所を見せるんだろ? だったら、頑張んなくちゃな」
ホーラ「お前に言われるまでもない! やるぞぉぉぉっ!」
ティンプ(単純な奴だ。ま…これで弾除けは確保出来たな)

シャギア(忘れるなよ、オルバ。我々のすべき事を)
オルバ(わかっているさ、兄さん。アンノウンの追跡にしてはこの部隊の編成は不自然過ぎる)
シャギア(このような部隊に送りこまれたのは、何者かが我々の真の目的に気づいたからかも知れない)
オルバ(だけど、僕達は止まるわけにはいかない)
シャギア(そうだ…。この世界の全てと運命に復讐するまで、我々の戦いは続くのだからな)

119名無しさんも私だ:2009/03/10(火) 21:57:01 ID:tKGE67aE0
敵全滅

ユルゲンス「片付いたようだな」
スティング「だけどよ、肝心のBGの方は完全にロストしちまったぜ」
ネオ「そっちの方は後からでも取り戻せる」「まずは新しい仲間と合流しよう。各機は着艦してくれ」
シャギア「了解です」
ドミニク(諜報部のフロスト兄弟…。デューイ大佐からマークするようにと指示を受けている…)(そのような輩まで召集されるとは、この特命部隊…やはり結成には裏があると見るべきか…)


 〜イズモ艦 ブリッジ〜

ネオ「助かったよ、シャギア・フロスト。さすがにタフな百鬼帝国相手に連戦はきつかったからな」
シャギア「間に合って何よりです。せっかくの特命部隊が任務半ばで壊滅では全軍に示しがつきませんからね」
ユルゲンス「しかし、驚いたな。民間の協力者が合流するとは聞いていたが、メンバーにブレーカーまでいるとは」
オルバ「それについては戦力を提供するシベ鉄側にある程度の裁量権があったようです」
ユルゲンス「だが、ここまで雑多な部隊編成では軍の戦術パターンが使えんぞ」
シャギア「お言葉ですが、艦長。ZEUTHは我々以上に多彩なメンバーで構成されています」
オルバ「それ故でしょうか…。彼らの戦術は多様で柔軟性に富み、多くの戦果を挙げています」
アスハム「忌々しい事だが、それは事実だ。シベ鉄警備隊の精鋭もヤーパンの手前で連中に敗北している」
ネオ「そう考えれば、この部隊編成の意図も少しは見えてくるな」
シュラン「と言いますと?」
ネオ「お偉いさん達はそのZEUTHに学ぼうとしているんだろうさ」「ついでに同じコンセプトの部隊を作って、連中を打倒する戦術を研究するつもりだろう」
シュラン「アンノウンの追跡と新たな戦術のモデルケース構築ですか…。考えられない線ではないですね」
ネオ「俺の推測に過ぎんがね。…ところでシャギア・フロスト。他のメンバーの合流はどうなっている?」「オーガスタから派遣されたパイロットが来ると聞いているが…」
ユルゲンス「オーガスタ…? あそこに基地がありましたっけ?」
ネオ「ニュータイプ研究所とかいう施設があるそうだ」
ユルゲンス「ニュータイプ?」
シュラン「超常的レベルの鋭敏な感覚の持ち主…。その一端を定義すれば、こんな表現になるでしょう」「オーガスタではそういった能力の持ち主の軍事利用を研究しているのです」
シャギア「………」
オルバ「………」
ネオ「どうした? 何か気になる事でもあるのか?」
オルバ「いえ…何でもありません」
シャギア「そのオーガスタからの人員と機体ですが、この先のマッコーネル基地で我々と合流の予定です」
ネオ「そうか…。そこでBGについても情報を整理するとしよう」「艦長、進路をマッコーネルへ。新たなメンバーを迎えに行く」
ユルゲンス「了解です」

120名無しさんも私だ:2009/03/10(火) 21:58:10 ID:tKGE67aE0
クリア後バザー

ケジナン「まずいですよ、シンシア殿。すぐに艦は出発するって話っスよ」
シンシア「いいよ。行っちゃうんならドミネーターで追いかけるから」
エンゲ「そんな…! 俺達はドゴッゾなんスよ! 置いてけぼりじゃないですか!」
シンシア「じゃあ、二人は先に艦に戻りなよ。あたし、バザーで買い物してから行くから」
ケジナン「勘弁してくださいよぉ。俺達、シンシア殿の護衛役って事で派遣されてんスから」
シンシア「あははははは、おっかしいの! あたしよりも弱いのにボディガードだなんてさ!」
ケジナン(く、悔しい…! 当たってるだけに言い返せねえ…!)
エンゲ(ちっちゃなお尻と 在るのか、無いのかわからない可愛いバスト…)(ああ、シンシア殿…。なぜあなたはそんなにも魅力的で、かつキツイのか…)
シンシア「あ…! あのブローチ、可愛い! 買おうかなっと!」
アネモネ「何よ、あんた! これはあたしが買おうとしてたの!」
シンシア「そんなの早い者勝ちだよ。ノロノロしてる方が悪いのさ」
アネモネ「へえ…このあたしにケンカ売る気?」
シンシア「そっちこそ…! いくらバザーだからって、随分と大安売りじゃないのさ!」
エンゲ「まずいですよ、シンシア殿! あっちのピンクちゃん、特命部隊のメンバーですよ!」
シンシア「じゃあ、あんた…このあたしに引き下がれっての?」
エンゲ「そういうわけじゃ…」
シンシア「あんた達、ボディガードなんでしょ! だったら、あの子をどけて、ブローチを買ってきなさいよ」
ケジナン「マジですか!?」
ドミニク「何をやってるんだ、アネモネ? もう集合時間だぞ」
アネモネ「いい所に来た、ドミニク。あの子のボディガードをやっつけて、ブローチ、買ってきてよ」
ドミニク「な、何で僕が!?」
アネモネ「いいわよ! あんたがやらないんなら、あたしたあいつらをやっつけるから!」
ドミニク「そ、そんな!」
シンシア「早くしなさいよ、ケジナン、エンゲ!」
アネモネ「ドミニク! あたしの言う事が聞けないの!?」
 足音
レーベン「やっと見つけた…。君達…もう自由時間は終わりだよ」「さあ出発だ。二人共、艦に戻って…」
アネモネ「あんた、うるさい!」
シンシア「女の子の買い物の邪魔するな!」
レーベン「え…え、その…」
アネモネ「もういいわよ! ドミニク、戻るよ!」
シンシア「あ〜あ…しらけちゃった。帰ろうか、ケジナン、エンゲ」
 足音
レーベン「あ、あの…その…」
ケジナン「お気の毒だったな、旦那。まあタイミングが悪かったって事で」
ドミニク「ありがとうございました、大尉。何とか場が収まりました」
ケジナン「じゃあ、俺達…先に戻ってるぜ」
レーベン「………」
シュラン「フ…とんだ貧乏くじだったな、レーベン」
レーベン「しょ、少女でも、やっぱり女性だ…。恐ろしい…」

121名無しさんも私だ:2009/03/10(火) 22:02:31 ID:tKGE67aE0
第二話終了

アナザーサイド レコードは、カクリコンに妙に萌える

122名無しさんも私だ:2009/03/11(水) 01:52:11 ID:P8s51KIY0
>>115
>ネオ「そういった状況だ。いくら危険な存在だとしても、いつまでもBG選任というわけにはいかん」
の選任は専任

>>117
>「我々はそちらの捕獲任務で動いている。大人しく武装を解除して、投稿する事を勧告する」
の投稿は投降
なのかな?
SDと投稿者のどっちが間違ってるのかわからないけど

123第三話:2009/03/11(水) 20:03:28 ID:J/ViGvJE0
あー、俺のミスだな。すまん
てか後者は気づいて書き直したつもりが直ってねえorz

それはさておき第三話



 北アメリア大陸 新地球連邦軍マッコーネル基地

 〜マッコーネル基地 格納庫〜

アウル「とんでもないね、こいつは…」
スティング「ああ…」
アウル「こっちの黄色と緑のモビルアーマーはともかく…」
スティング「巨大な可変型ガンダムとはな…。想像を遥かに超える代物だぜ」
ドミニク「その名もサイコ・ガンダム。最新鋭の機体だそうだ」
 足音
ブラン「お前達…013特命部隊の隊員だな」
アウル「そうだけど。あんた達、誰なのさ?」
ブラン「本日付けで013特命部隊に配属されたブラン・ブルターク少佐だ。このアッシマーのパイロットでもある」
ロザミア「自分はロザミア・バタム少尉だ」
アウル「あの黒い奴のパイロット?」
ロザミア「いえ…自分の乗機はギャプランです」
ドミニク(資料で見た。彼女がオーガスタの被検体…いわゆる強化人間か)
スティング「じゃあ、あれに乗るのは誰なんだよ?」
ブラン「サイコ・ガンダムのパイロットはフォウ・ムラサメ少尉だ」「少尉は体調不良で席を外している。すまんが、着任の挨拶は後にしてくれ」
アウル「そんな虚弱体質で特命部隊をやれるのかよ?」
ブラン「余計な詮索をされる前に言っておくぞ、アウル・ニーダ」「ロザミア・バダム少尉とフォウ・ムラサメ少尉は調整が必要な兵士だ」
アウル「え…!」
スティング「つまり…」
ブラン「そうだ。お前達と同じ種類の兵士だ」
ロザミア「………」
ドミニク「スティング・オークレー達はエクステンデッド…外科手術や薬物投与で戦闘力を強化された人間だ)(世界や目的が違っても、人間のやる事はどこでも同じか…)
アウル「だから、何だってんだよ…! 文句あんの!?」
ブラン「無い」
アウル「え…」
ブラン「だが、それはお前達が兵士として任務を遂行すればの話だ」「隊長からお前達の戦闘訓練の監督を頼まれている。シミュレーションルームに来い」
スティング「待てよ…! いきなり特訓かよ!」
ブラン「つべこべ言うな。特命部隊の隊員ならば、腕で俺を納得させてみせろ」
アウル「ちっ! 俺達の力を知って、腰抜かすなよ!」

 〜マッコーネル基地内〜

フォウ(頭が…痛い…)(また…サイコの調整の時間が来る…。嫌だ…あれに…乗りたくない…)(だけど、あれに乗って…戦わなくては…私の記憶は戻らない…)
 足音
ステラ「………」
フォウ「何だ…お前は…?」
ステラ「苦しいの?」
フォウ「え…」
ステラ「お腹、痛いの? 頭、痛いの?」
フォウ「…お前…013特命部隊の隊員か?」
ステラ「ステラ…。ステラ・ルーシェ」
フォウ「自分はフォウ・ムラサメ少尉だ。…すまんが、今は一人にしてくれ。頭痛がするんだ」
ステラ「………」
フォウ「な、何をする…!? 私に触れるな!」
ステラ「痛い所には手を当てるといいの。ネオが教えてくれた」
フォウ「ネオ…? ネオ・ロアノーク隊長か…」
ステラ「ネオだけじゃないよ。スティングもアウルもやってくれた」
フォウ「………」
ステラ「どう?」
フォウ「冷たくて気持ちいい…」「ありがとう…。少しだけ楽になったみたい」
ステラ「………」

シンシア「ふうん…あの子が新しく特命部隊に来た子か」
アネモネ「………」
シンシア「どうしたのさ?」
アネモネ「あたし、わかっちゃった…。あの子…あたしと一緒だ…」
シンシア「アネモネ……」
アネモネ「あの子もきっと頭が痛くなって、自分で自分の事がどうしようもなくなるんだ…」「でも戦う…。戦わなくちゃならないんだ…」
シンシア「…あんたが頭痛を抑えるために強い薬を使ってるのは知ってる…」「あんたは、そんな事までしてどうして戦うの?」
アネモネ「倒さなくちゃならない敵がいる…。デューイのために、あたしは戦わなくちゃならないの…」「そうしないと、あたしは…あたしは…」
シンシア「そっか…」「…わかるよ、それ…」
アネモネ「そういうわかったような言葉、聞きたくないよ!」
シンシア「…そうじゃないよ…」「あんたのデューイって人…きっとあたしにとってのキッズ様なんだろうな…」
アネモネ「あんた…」
 警報音
シンシア「この警報って…何だっけ?」
アネモネ「これ…スクランブルだ! 格納庫に行くよ!」

124名無しさんも私だ:2009/03/11(水) 20:04:03 ID:J/ViGvJE0

 〜北アメリア大陸中央部 市街地〜

ベック「どこに目ぇ付けてんだ、兄さん? いきなり肩ぶつけてきやがってよ」
コレン「ああん? そりゃこっちの台詞だっての。ヒゲ引っこ抜いてやろうか?」
ベック「素直に侘びを入れりゃ、慰謝料で済ませてやったってのによ…。兄さん、利口じゃねえな」
コレン「何言ってんのか、わかんねえな。もっと簡単に言ってくれよ」
ベック「脳みそまで筋肉で出来てるようだな、てめえは!」
コレン「要するに俺とやる気ってわけか? …そろそろ日が暮れちまう。手っ取り早く片ぁつけようじゃねえか」
ベック「俺は頭脳派なんでな。てめえみたいな筋肉ダルマと素手でやりあうような馬鹿な真似はしねえ」「ってなわけで、得物を使わせてもらうぜ!」
コレン「!」

第3話 迷走

コレン「得物ってのは機械巨人かよ!」
Tボーン「お待たせ、アニキ!」
ダヴ「スーパーベックを持ってきたわよ!」
ベック「よぉし、お前ら! こっちだ!!」
コレン「ぬあぁぁぁぁ! きたねえぞ、ヒゲ野郎!」
ベック「ハハハハハハハ! 好きなだけ吠えやがれ! 最後に泣き言ぐらい聞いてやる!」
コレン「くっそぉぉぉっ!」
Tボーン「アニキ! あいつ、逃げ出したぜ!」
ベック「ヌハハ、いい気持ちだぜ! たまらんな、こいつは!」
タヴ「ちょっ! アニキ! 前見て、前!!」
ベック「ぬぁにぃ!?」
 イーゲル出現
Tボーン「モビルスーツ!?」
ベック「あの筋肉ダルマが乗ってんのか!」
コレン「待たせたな、ヒゲ野郎! こいつで相手をしてやるぜ!」
ベック「なめやがってぇ! このベック・ビクトリー・デラックスを甘く見るなよ!」
 砲撃
ベック「な、何だ!?」
ダヴ「アニキ! 今度は上見て、上!!」
 異星人部隊出現
ベック「宇宙人だと!? こんな所まで来やがんのか!」
 砲撃
ベック「問答無用かよ! ったく野蛮な連中だぜ!」
コレン「ぬおぉぉっ!!」
 コレン、前進
ベック「筋肉ダルマ!」
コレン「勝手に地球に降りて、好き勝手やりやがってよ!」「お前らが暴れ回ったら、ディアナ様が困るじゃねえかよ!」
ベック「お前…」
コレン「やろうってんなら、このコレン・ナンダー様が相手になってやる!」
 ベック、コレンに隣接
コレン「ヒゲ野郎…」
ベック「宇宙人のケンカ買うたぁ、いい度胸してるぜ、お前」「一時休戦だ、筋肉ダルマ。俺はああいう風に数や権力で好き放題の連中は気に食わねえんだ…」「俺達で奴らに一泡吹かせてやろうぜ!」
コレン「おっしゃ!」
 合流
コレン「俺はコレン・ナンダーだ。よろしく頼むぜ、相棒!」
ベック「俺はジェイソン・ベックだ。派手に行こうぜ、コレン!」

125第三話:2009/03/11(水) 20:05:27 ID:J/ViGvJE0

味方増援

ベック「見ろよ、コレン! やっと連邦軍が来たぜ!」
コレン「おせえんだよ…! ったくよぉ!」
アウル「何だよ…! 特別サービスで異星人相手に出撃してやったのに!」
カクリコン「勝手な事を…! あいつら、何者だ…!?」
シャギア「あのモビルスーツはディアナ・カウンターのものだな」
オルバ「フォートセバーンで見たタイプだね」
ブラン「見たところ、単独行動のようだ。おそらく脱走兵だろう」
ゲラバ「アニキ! あっちの派手なデカブツは!」
ホーラ「間違いない! あれは!」
アスハム「そっちの機械巨人…! ジェイソン・ベックか!」
ベック「久しぶりだな、アスハムの旦那。こんな所で会うとは奇遇だな」
シンシア「思い出した! カテズでアスハムに雇われてた男だ!」
ネオ「聞こえるか、アスハムの知り合い。こちらはこの隊の隊長のネオ・ロアノーク大佐だ」「状況は見ての通りだ。異星人迎撃の協力を依頼する」
ベック「幾ら出す?」
ネオ「は…?」
ベック「ビジネスの話だよ。俺は只働きは御免だぜ」
ネオ「…了解した。そちらの方は出来高払いで考えさせてもらう」
ベック「お宅も渋いね…。…まあいいだろう。とりあえず、契約成立だ」
アウル「ネオも物好きだね。あんな連中いなくても、俺達だけで十分なのに」
ブラン「文句を言うな、アウル。街の防衛が我々の最優先事項だ」

フォウ「………」
ロザミア「やれるか、フォウ?」
フォウ「ありがとう、ロザミア。心配かけてごめん」「でも、大丈夫だよ。ステラが優しくしてくれたから」
ステラ「………」

ベック「伝説のモビルスーツ、ガンダムと一緒に戦う事になるとはな。ちょいとおつな気分だぜ」
コレン「違うぜ、ベック。あれはガンダムじゃねえ」
ベック「あん…?」
コレン「白くなくちゃガンダムじゃねえんだよ」
ベック「そういうもんかね…」

ネオ「各機、攻撃開始! 異星人部隊を叩くぞ!」

126第三話:2009/03/11(水) 20:06:13 ID:J/ViGvJE0

・戦闘前会話

ベック「こっからは出来高制のビジネスだ! 気合入れて行くぜ! 準備はいいな、コレン!」
コレン「おうよ! 今日は久々に暴れちまうぜ!」
Tボーン(ほんの少し前までは一触即発だったのに、完全に意気投合してる…!)
ダヴ(絶対に敵に回したくないコンビね)
ベック「覚悟しろよ、異星人! 最強タッグで相手をしてやるぜ!」

ネオ「堕天使、百鬼帝国と来て、お次は異星人とはな」
「とは言っても、これは戦争だ…! 相手を選べるとは思っていないさ!」

アウル「かったるいの。こんなのそこらの駐留部隊に任せとけばいいのに」
スティング「だったら、お前は手を抜いてな。その場合、後でブラン少佐の特訓が待ってるだろうがよ」
アウル「冗談じゃない! 実戦で俺達の力をあいつに見せ付けてやる!」

ジェリド「相手が何だろうと俺は戦うだけだ…!」
「こんな所でやられてたまるか…! 俺は上へ行くんだ!!」

フォウ(やるんだ…)
(ニュータイプ研は戦果を挙げれば、失われた私の記憶を返してくれると言っている…)
(私は記憶が…生きている証が欲しい。そのためなら何でもやるんだ…!)

ロザミア「異星人…宇宙から来る者…。頭上から私を苦しめる者…」
「落ちてくる宇宙…! 悪夢の源は消えろっ!」

ブラン「強化人間に戦場を好きにさせるわけにはいかん…!」
「そのためにも俺達だけでやれるところを上に見せなければな!」

オルバ(こういった連中の相手はZEUTHにやらせればいいのに…)
シャギア(命令に従うしかあるまい。我々の真の目的を隠すためにも、今は従順な兵士を演じるんだ)

アネモネ「………」
ドミニク「どうした、アネモネ…!? 集中しなくちゃ駄目だよ!」
アネモネ「うるさいっ! あんたは黙って見物してればいいのよ!」
ドミニク「アネモネ…」
(まさか、強化人間との接触がアネモネの精神を不安定にしているのか…!)
シンシア「しっかりしなよ、アネモネ! あんた、戦わなくちゃならない敵がいるんでしょ!」
アネモネ「シンシア…」
シンシア「だったら、戦いなよ! こんな所で終わったら、全部無駄になっちゃうよ!」
アネモネ「あ…」「あんたなんかに言われなくてもわかってるわよ!」
ドミニク「アネモネ…!」
アネモネ「頭に来た…! こんな奴ら、あっという間に蹴散らしてやるんだから!」

アスハム「街を襲う悪鬼共め…! この星には私という男がいる事を知るがいい!」
「行くぞ! 私がいる限り、これ以上の暴虐は許さん!!」

エンゲ「この部隊にいる限り、あんな連中とも戦う事になるのかよ…!」
ゲジナン「ここまで来たら覚悟を決めろ! 気ぃ抜いたら、本気でやばいぞ!」

ホーラ「うおおっ! 勝手に俺達の星にやってきた奴らに好きにさせてなるか!」
ティンプ(タレ目の兄ちゃんは単純なもんだ。すっかり軍の一員気取りか)
(俺はこんな所で命を懸ける気はねえ。適当にやらせてもらうぜ)

レーベン「行くぞ、シュラン! 異星人から街を守るんだ!」
シュラン「………」
レーベン「どうした、シュラン?」
シュラン「いや…気にしないでくれ。目の前の敵に集中しよう」
レーベン「了解だ!」
シュラン(エーデル准将の理想のために君は命を差し出す覚悟がある…)
(レーベン…君のその純粋さは僕にとって甘い毒だよ…)

127第三話:2009/03/11(水) 20:07:00 ID:J/ViGvJE0

マウアー「異星人部隊の全滅を確認しました」
ベック「ま……このベック様が手を貸せば、これくらい軽いもんよ」
コレン「このコレン・ナンダー様もな」
ネオ「君達のおかげで街を守る事が出来た。感謝している」
ベック「礼なんて要らねえよ。千の言葉より、万のキャッシュだぜ」
アウル「いい気なもんだぜ。あんな奴らの助けなんて要らなかったのによ」
ブラン「いい加減にしろ、アウル。つまらん面子にこだわる前に自分のやるべき事を認識しろ」「街を見ろ。俺達がグズグズしていたら、あそこの親子の命も危なかったんだぞ」
アウル「親子?」
ネオ「まずい…!」
ブラン「そうだ。あれは母親と娘だろう」
アウル「母親…母さん…?」「母さん…! 母さん! ああああああっ!!」
スティング「あいつ…! ブロックワードを!」
アウル「母さん…! 母さんーっ!!」
ブラン「どうなっている…!? アウルに何が起きた!?」
ネオ「スティング、ステラ…! アウルを押さえろ! 帰還するぞ!」
ベック「待ちな、大将! 俺達の払いはどうすんだよ!?」
ネオ「少々困った事が起きた。金は必ず払うから、君達も同行してくれ」
ベック「仕方ねえ…。取りっぱぐれは我慢ならねえからな」
ステラ「アウル…」
ジェリド「あいつに何が起きたんだ…」
フォウ「………」
ロザミア「フォウ…」
フォウ「彼らも私達と同じなんだね…」

128第三話:2009/03/11(水) 20:07:57 ID:J/ViGvJE0

 北アメリア大陸 新地球連邦軍マッコーネル基地

 〜マッコーネル基地内〜

ブラン「ブロックワード…?」
ネオ「そうだ。エクステンデッドの暴走を抑えるために安全装置の役割を果たす」「その言葉を聞くと、彼らは精神の平衡を失い、場合によっては戦闘不能状態となる」
ブラン「そんなものが必要になるという事は…」
ネオ「少佐の推測通りだ。過去にエクステンデッドの育成機関は被検体の子供達の反乱によって壊滅した」「アウル達も、その機関の出身だ」
ブラン「…誰かの都合で戦う事を強要され、それに抵抗しようとすれば、精神の自由を奪われる…」「たまらん話ですな」
ネオ「…俺もそう思うよ」
ブラン「自分はロザミア少尉やフォウ少尉も含めて、強化兵士の存在を快く思っていません」
ネオ「少佐…」
ブラン「ですが、彼ら個人にその責を問うのは無意味だとも思っています」「そして、軍人として彼らも前線に立てば、兵士である事に変わりはありません」
ネオ「………」
ブラン「ですから、自分は彼らを特別視するつもりはありません」「上位者として、また僚友として共に任務を遂行するだけです」
ネオ「ありがとう、少佐。その言葉で十分だ」「今日の一件について もし疑問に思うものがいたなら、少佐から説明してやってくれ」
ブラン「了解しました」「…ところであのヒゲの男とディアナ・カウンターの脱走兵は?」
ネオ「彼らの契約についてはドミニク参謀とアスハムに任せている」「彼らも特命部隊の戦力として組み込むつもりだ」
ブラン「上の希望通りとはいえ、ますます混沌としてきましたな」
ネオ「混沌ね…。まさか、多元世界の縮図みたいな部隊になるとはな」
 ドア開閉音
連邦軍兵「失礼します、ネオ・ロアノーク大佐。連邦軍本部より補給が到着したそうです」
ネオ「話は聞いている。物資についてはイズモ艦に回すように手配してくれ」
連邦軍兵「その事なのですが、物資と一緒に奇妙な人物が紛れ込んでいまして…」
ネオ「奇妙な人物…?」

129第三話:2009/03/11(水) 20:08:29 ID:J/ViGvJE0

 〜イズモ艦 格納庫〜

ジエー「全員、集合〜〜!!」
ジェリド「何だ、この爺さん…。どこから紛れ込んだんだ?」
ジエー「ヌフフ…ワシは人の闇に住みし者…。どこにでもいて、どこにでも現れるんにゃ」
カクリコン「わかった、わかった。マウアー、出口まで案内してやれ」
マウアー「了解です。…では、私に付いてきてください」
ジエー「お姉ちゃんの案内で天国に行けるんなら最高だけど、ワシ、やる事があるんにゃ」
カクリコン「聞き分けのない爺さんだな。だったら、俺がつまみ出してやる」
ジエー「つまみだけじゃイヤにゃ! ビールも頼む!」
ジェリド「おい、爺さん…いい加減に…」
ジエー「そう邪険にされちゃうと新型をあげにゃいよ」
ジェリド「何…?」
 足音
レーベン「ジエー博士、いらしてたのですか…!?」
ジエー「オッス、レーベンにシュラン! エンジョイしてるかにゃ?」
ジェリド「知り合いか、大尉?」
シュラン「こちらはジエー・ベイベル博士。カイメラ専属の技術士官だ」
ジエー「シクヨロ、ベイベ!」
カクリコン「この奇天烈な爺さんが技術士官だと…!」
マウアー「では、補給物資と一緒にこちらにいらしたのですね」
ジェリド「爺さん…さっき新型がどうのと言ってたな?」
ジエー「おうよ! お前さん達にテストしてもらうための新型機を運んで来たんにゃ!」「ほい…これが持ってきた機体のリストにゃ」
ジェリド「バウド・ドックにバイアラン…。もう完成したのか…!」
ジエー「あくまでテスト機にゃ。シェイクダウンは任せるにゃ」「持ってきたのはモビルスーツだけじゃにゃいぞい」
カクリコン「オーバーマン・ゴレームにメックスブルート、シルエットマシンのドーベック、最高級ウォーカーマシンまであるぜ」
ジェリド「そいつは最高だ! これで一気に戦力アップだぜ!」
シュラン「しかし、博士…単なる補給のためにあなた程の方が現場にいらっしゃるとは思えませんが…」
ジエー「さっすがシュラン! 鋭い!」「実はワシ…大事な命令書を預かってきてるんにゃ」
マウアー(その顔…とても重大事には思えないが…)
ジエー「というわけにゃん。お姉ちゃん…ワシを隊長さんの所へ案内してくれにゃん」
マウアー「それは…」
ジェリド「博士は俺が案内する。マウアーは新型のチェックを頼む」
ジエー「ちぇ〜! ナイトがしゃしゃり出てきちゃった…」
ジェリド「すいませんね、博士。大切な仲間を危険にさらすわけにはいきませんので」
ジエー「うひょ! ワシってデンジャーボーイ!?」
ジェリド「さあ行きますよ、博士。俺も暇じゃないんですから」
ジエー「あ…エリ首をつかむのはやめて! これじゃ強制連行にゃ!」

シュラン「わざわざジエー博士が来るほどの事態か…」
レーベン「きっと何かが起こるな…」

130名無しさんも私だ:2009/03/11(水) 20:09:15 ID:J/ViGvJE0

クリア後バザー

ロザミア「体調はどうだ、フォウ?」
フォウ「悪くないよ。実戦の後だけど、すっきりしている。頭痛もほとんど無い」
ロザミア「あのステラという子の手当てが効いたのかも知れないな」
フォウ「かもね」
ロザミア「噂をすれば…当人の登場だ」
 足音
ステラ「………」
フォウ「ステラもバザーを見に来たの?」
ステラ「うん…」
フォウ「よかったら、一緒に回らない? ロザミアの事もちゃんと紹介したいし」
ステラ「…向こうでスティングとアウルが待ってるから」
 足音
フォウ「ステラ…」
ロザミア「おかしな子だな…。基地の中では自分からフォウに接触してきたというのに」
フォウ「ステラも、あのアウルって子達も私達と同じなんだね」
ロザミア「ああ…」
フォウ「あの子と…仲良くなりたいな」
ロザミア「そうだな。このままコミュニケーションがとれなければ、連携戦術は難しいだろう」
フォウ「ううん…そういうのじゃない。友達になりたいの」
ロザミア「友達…か…」
フォウ「うん…」

131第四話:2009/03/11(水) 20:10:05 ID:J/ViGvJE0
続いて四話

 北アメリア大陸 新地球連邦軍マッコーネル基地

 〜マッコーネル基地内〜

ネオ「…ジエー博士はどちらに?」
シュラン「基地の施設を使い、ベック氏の機体を改造しています」
ネオ「命令書を押し付けた後は我関せずか…。自由気ままな御仁だ」
レーベン「新兵器の実験の警護…。BG追跡を中断させてまでの任務とは、かなり重要なテストなのでしょうね」
ネオ「さてな…。だが、覚悟をしておいた方がいい」
シュラン「と言いますと?」
ネオ「俺達にその役回りが回ってきたって事は ほぼ確実にトラブルが起きると思ってもいいだろう」「今回の補給はそこに現れる敵との戦闘のための準備と見た」
レーベン「敵の現れる可能性について命令書には書かれていないのですか?」
ネオ「被験者にテストの意味を教える事はないさ」
レーベン「被験者…? 我々の事ですか?」
シュラン「隊長は013特命部隊を実験目的で発足したと考えているのですね?」
ネオ「向かう先々で敵と出会い、おまけに正規軍では考えられないような部隊編成…」「そう考えるのが妥当だろう」
レーベン「では、BG追跡という特命は何なのです?」
ネオ「部隊を発足するための建前だろう。もしかすると、ターゲットのあの機体も軍のものかも知れん」
シュラン「…どうでもいい話です」
ネオ「シュラン大尉…」
シュラン「我々は軍人です。与えられた命令を遂行する際にその意味を問う必要はありません」
ネオ「そうは言うがな、大尉… 軍人といえど人間だ。自分の行為の意味ぐらい知りたくなる」
シュラン「そうでしょうか? このような先も見えない混沌の世界で意味を求める事こそ無意味です」「それは果ての無い苦行のようなものです。私はそのようなものは否定します」
レーベン「シュラン…お前…」
ネオ「………」
シュラン「出過ぎた発言でした。…機体の整備がありますので失礼します」
レーベン「自分も失礼させていただきます」
 ドア開閉音
ネオ「意味を求める事は無意味か…。確かにそうかもな…」「冷静に考えれば、こんな状況で連邦だ、プラントだ、チラムだといがみ合ってる場合じゃあない…」「それでも人間は戦いをやめない…。どこかでおかしいと思いながらも命令に従うしかない俺も含めて…」「思考の停止…。それは生きる事の放棄みたいなもんだな…」
 ドア開閉音
ジェリド「失礼します」
ネオ「ジェリド中尉か…。次の作戦についての質問かな?」
ジェリド「それだけではありません。この部隊の意味について聞かせてもらいたいと思っています」
ネオ「………」
ジェリド「…自分はどうしても勝ちたい相手がいます。そのためには先の見えない任務で時間を無駄にしたくはないんです」
ネオ「………」
ジェリド「お願いします、隊長…!」
ネオ「ふ…」
ジェリド「何がおかしいんです…!?」
ネオ「いや、失礼…」「中尉は上からの命令以外に、自分の戦う意味を持っている。それが嬉しくてな」
ジェリド「はあ…」
ネオ「次の作戦まで時間がある。よければ、中尉の勝ちたい相手というのを聞かせてくれ」
ジェリド「は、はい…」

132第四話:2009/03/11(水) 20:10:45 ID:J/ViGvJE0

 〜マッコーネル基地 格納庫〜

ジエー「ほいよ、ヒゲ兄ちゃん! これで完成だ!」
ベック「最高だぜ、爺さん! あんたは天才と呼ぶに相応しい!」
ジエー「サンキュー、ベリーマッチョ!」
ティンプ「あっちの兄さん達は何を盛り上がってんだ?」
アスハム「ジエー博士を抱きこみ、軍の施設と資材を使って新たな機械巨人を造り上げたらしい」「特命部隊の予算と特権を後ろ盾に好き放題だ」
ティンプ「やってくれるな、あの兄さん。ただのチンピラてゃ一味も二味も違うみてえだ」
ベック「聞こえてるぜ、旦那。俺の事をチンピラだと?」
ティンプ「おっと…気に障ったんなら謝るさ。だが、俺はこれでも誉めたつもりだぜ」
ベック「まあいいさ。俺もプロだ…雇われた先でつまらねえ揉め事を起こす気はねえ」
ティンプ「そいつは俺も同じだ。フ…兄さんは道理ってものがわかってるようだ」
ベック「ありがとよ、旦那。ま…短い付き合いになるだろうが、よろしく頼まあ」
アスハム「ベック。お前を推薦した私の立場というものもある。しっかり頼むぞ」
ベック「わかってるって。次の出撃には俺様の新たな力を見せてやるさ」
アスハム「私にもゴレームが支給された。これまで以上にやってみせよう」
ティンプ「気をつけな、兄さん達。上の連中が気前がいい時ってのは裏があるもんだぜ」
アスハム「どういう事だ、特別顧問?」
ティンプ「どうもこの013特命部隊ってのはキナくせえ臭いがする。俺の勘がヤバいって言ってんだよ」
アスハム「むう…」
ティンプ「ま…死なない程度にやんな。兄さんだって黒いサザンクロスをやる前に終わるわけにはいかねえんだろ?」
アスハム「その通りだ。忠告はありがたく受け取っておく」
ベック(どうでもいい話だぜ。どうせヤバくなったら、トンズラこくだけの話だからよ)(ま…こんだけの面子が揃ってんなら、余程の奴が相手でも問題ねえだろうがな)
ドミニク「ジエー博士は我々が護衛する新兵器についてご存知なのですか?」
ジエー「おうよ。ワシ、天才だから何でも知ってるにゃ」
ドミニク「では、その詳細について教えてください」
ジエー「断る…!」
ドミニク「え…」
ジエー「だって、話しちゃったら秘密兵器にならないにゃん」
アネモネ「放っておきなよ、ドミニク。このジジイ…どうせ知ったかぶりしてるに決まってるから」
ジエー「!」
アネモネ「な、何よ!?」
ジエー「お嬢ちゃんはエスパーかにゃ? だったら、このジジイの頭の中をもっと覗いてみにゃよ」
アネモネ「近寄らないでよ、もう!」
シンシア「アネモネに触るな! あっちへ行きなよ!」
ジエー「もっと! もっとツンして! もっと怒って! もっと蔑んで!」
ドミニク「は、博士…本当に新兵器について何も知らないんですか?」
ジエー「う〜ん…可愛いドミニクちゃんのお願いじゃあ仕方ない」「じゃあ、ちょっとだけ話してあげるから耳を貸すにゃ」
ドミニク「は、はい…」
ジエー「ふぅぅぅぅぅ…」
ドミニク「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!! 生あったかいぃぃぃっ!」
ジエー「大成功!」
シンシア「耳に息を吹きかけた…!?」
アネモネ「もういや! 何なのよ、こいつは!?」
ドミニク「あ…ああ…あああ…」
ジエー「ごめんにゃ、ドミニクちゃん。お詫びにちっとだけ新兵器について教えてあげるにゃ」「だから、耳貸して」
ドミニク「は、はい…」
アネモネ「ドミニク! 同じ手に引っかかるんじゃないわよ!」
ジエー「あら、バレた?」
シンシア「いい加減にしなよ、あんた。ドミネーターで踏み潰すよ!」
ジエー「それじゃ仕方ない。では、秘密を教えてしんぜよう」「新兵器…。その名は…オレンジ」
ドミニク「オレンジ…?」
ジエー「ワシが教えられるのは、ここまでにゃ。後は自分達で確かめにゃ」

133第四話:2009/03/11(水) 20:11:18 ID:J/ViGvJE0

第4話 意味

ユルゲンス「あれがオレンジとやらを搭載した新型爆撃機か…」
スティング「爆撃機って事は、そのオレンジってのは爆弾なのか?」
カクリコン「そうらしいな。今から、その投下実験をやるんだろう」
ケジナン「ちょっと待った! まさか俺達…爆弾の落とされる地点にいるのかよ!?」
ネオ「心配するな。爆撃地点はこことは別だ」「俺達はあの爆撃機の出発を見送り、その後、別命あるまでここで待機との事だ」
ジャボリ「レーダーにも反応ありませんし、今回は無事で終わりそうですね」
アスハム「特別顧問の心配も杞憂に終わりそうだな」
ティンプ「…だといいがな…」
ベック「ちっ…! 張り切って出撃したってのに肩透かしかよ」
コレン「イカすぜ、兄弟。そいつがお前の新しい得物か」
ベック「おうよ、兄弟。その名もベック・ザ・グレートRX3…! 脅威のスーパーマシンよ!」
アネモネ「大げさな名前…!」
ベック「チッチッチ…お嬢ちゃん。すごいのは名前だけじゃねえぜ。中身もバリバリよ!」
ティンプ(浮かれねえ方がいいぜ、兄さん…。まだ仕事は終わってねえんだからよ)
シュラン「…時間です。テストが開始されます」
 爆撃機離脱
アウル「すごい上昇速度じゃん!」
ブラン「どうやら高々度からの爆撃を行うらしい」
ジェリド「………」
マウアー「どうしたの、ジェリド」
ジェリド「いや…何でもない」
ネオ「焦るな、中尉。今は目の前の任務の遂行に全力を尽くせ」
ジェリド「…ですが、隊長…。俺は…」
ネオ「ZEUTHを追いたいのか?」
ジェリド「…あの男を倒さなければ、俺は前に進めないんです。だから…」
ネオ「だから、こんな所で時間を無駄にしている場合ではないと?」
ジェリド「はい…」
ネオ「中尉の望みを叶える方法はある。それは…」
ドミニク「隊長! 次元境界線の歪曲を確認! オレンジの投下地点です!」
ネオ「何っ!?」
フォウ「!」「くうっ!」
ブラン「どうした、フォウ少尉!?」
フォウ「一瞬ですが、頭痛が…」(何だったんだ、さっきのは…。人の意思…なのか?)(だが、わからない…。一人のようでもあったし、複数のようでもあった…)
ユルゲンス「ドミニク大尉、次元境界線の歪曲はどうなっている!?」
ドミニク「そちらは安定しましたが、爆心地付近に動体反応!」
レーベン「極小の時空震動で何者かが転移してきたのか!?」
マウアー「動体郡、こちらに接近! 来ます!」
 コーラリアン出現
ケジナン「な、何だよ、ありゃ!?」
ゲラバ「バケモノだ、アニキ! バケモノが出た!!」
ホーラ「う、うろたえるな、ゲラバ! お、俺達は013特命部隊だぞ!」
ベック「随分と派手なバケモノだな! まるで虹色の空だぜ!」
コレン「!」(虹色の空…)(蝶の羽…世界の終わり…)
ドミニク「コーラリアン…なのか…」
ユルゲンス「ドミニク大尉…?」
シャギア「どうします、隊長? あのアンノウン…生物のようですが」
オルバ「あの一群…どうやら我々の背後の街を目指しているようです」
アスハム「奴らは街を襲うつもりか!?」
ネオ「呼びかけても応答は無し…。そして、向こうは交戦の意思ありで、我々の背後には街がある…」「やむを得ん。迎撃するぞ…!」(どうやら、奴らの相手をするために俺達は呼ばれたようだな…!)
ティンプ「ちっ…! 嫌な予感が当たっちまったか!」
ネオ「敵の戦力は未知数だ…! 各員、気を抜くなよ!」
ドミニク(あれがコーラリアンだとしたら…あのオレンジはアゲハ構想の…)
ユルゲンス「………」

134第四話:2009/03/11(水) 20:11:59 ID:J/ViGvJE0

・戦闘前会話

ネオ「得体の知れないバケモノ退治とは…。俺達、便利に使われ過ぎだな」
「くそっ! いくら命令だからって、俺達の命を安く見積もり過ぎだ!」

ジェリド「やってやる…! 何が相手だろうと生き延びてやる!」
「奴を…カミーユ・ビダンを倒すまで死んでたまるか!」

フォウ(さっき感じたのは本当に人の意思なのか…?)
(そうだとして、あのバケモノと何か関係しているのか…?)

コレン「虹…空…ガンダム…黒い歴史…」
「な、何だ…!? どうしちまったんだ、俺ぁ!?」

オルバ(あのバケモノがアゲハ構想に記されていた抗体なんだね)
シャギア(おそらくはな。デューイ・ノヴァクが動き出した以上、我々も急がねばなるまい)

アネモネ「何なのよ、あいつら! 見てるだけでムカムカしてくる!」
「全部叩き落してやる! あんた達が向かって来るから悪いんだからね!」

アスハム「来るなら来い、バケモノめ! このアスハム・ブーンを簡単に倒せると思うなよ!」
「志を果たすため、私は必ず生き延びてみせる!」

シンシア「数で押してくるって言うんなら、片っ端から叩き落してやる!」
「ハイスコアを狙うよ!!」

ティンプ「嫌な予感が当たっちまうとはな…! この連中と一緒にいる限り、貧乏くじの連続かよ!」「これじゃ命が幾つあっても足りねえ…! 本気で抜け出す事を考えねえとな!」

ベック「ちっ! ベック・ザ・グレートRX3のお披露目がこんな気味悪い野郎相手とはよ!」
「行くぜ、バケモノ! このベック様の傑作を冥土の土産にたっぷり味わってけ!」

レーベン「ジエー博士はこのバケモノの出現を知っていたのか…!?」
シュラン「博士の事だ。オレンジ自体の開発にも関わっていたと見るべきだろう」
「フ…相変わらずの御人だ」
レーベン「博士の研究も完成に近いのなら急がなくてはならない…!」
「シュラン! 我々の計画のためにも必ず生きて帰るぞ!」
シュラン(我々の…計画か…)

135第四話:2009/03/11(水) 20:12:42 ID:J/ViGvJE0
・敵全滅

マウアー「さらに一群が接近! 同種のアンノウンです!」
 コーラリアン出現
エンゲ「マジかよ! まだこんなにいるのか!」
シンシア「あいつら…底無しなの!」
アネモネ「待って…! 奴らの様子がおかしい!」
 一斉に爆発
ジェリド「爆発した…!?」
ブラン「自爆…ではなさそうだな」
ジャボリ「と、とにかく助かったぁ…」

スティング「…すっきりしねえな」
アウル「もしかして、俺達って奴らの相手をするために呼ばれたわけ?」
カクリコン「では、あのバケモノが出現したのは…」
ブラン「オレンジの投下が原因なのか?」
ネオ「…各機、帰投しろ。本部から作戦終了の通信が入った」
アウル「ちゃんと今回の事、説明してもらえるんだろうね!?」
ネオ「…なお、今回の作戦はAAAの機密レベルが設定された」
ユルゲンス「AAA…最高クラスの機密…作戦参加者においても本件についての質問は禁止…か」
シャギア(あれが例のコーラリアンだとしたら…)
オルバ(デューイ・ノヴァクの計画はかなり進んでいると見ていいだろうね)
ドミニク「………」
アネモネ「ドミニク…」
ドミニク(アネモネ…僕達の本当の戦いがもうすぐ始まるよ…)
ジェリド「…もうたくさんだ…」
マウアー「ジェリド…」
ジェリド「上の都合で駒扱いされるのは、もうたくさんだ…! いったい何なんだ、この部隊は!?」
ネオ「………」


 〜イズモ艦 ブリッジ〜
ネオ「………」
ブラン「………」
ユルゲンス「………」
アネモネ「あたし達…あのバケモノをやっつけるために呼ばれたの?」
ドミニク「アネモネ…!」
シュラン「先の任務は機密レベルAAAだ。作戦参加者間でも、本件について話す事は禁じられている」
アネモネ「そんなの知った事じゃないわよ! あんた…チクるつもり!?」
シュラン「さて…どうしようかな…?」
アネモネ「もうたくさんよ…! こんな風にいいように使われてさ!」
ジェリド「俺も我慢の限界だ…。上は俺達をどうするつもりなのか、聞かせてもらいたい」
ネオ「………」
アスハム「彼らの言う通りだ、隊長。これ以上、上層部の都合で振り回されるなら我々の協力はここまでにさせてもらう」
ネオ(意味を求める事は無意味…か。だが、少なくともここの連中はまだ生きる事を放棄しちゃいない)(俺も含めてな)
 通信音
ドミニク「…隊長。本部から通信が入りました」「我々のターゲットであるBGを発見したとの事です」
ネオ「…聞いたな、みんな。俺達はこれよりBGを追跡する」
ジェリド「隊長…! 俺達の疑問は無視ですか!?」
ネオ「中尉…俺が作戦中に言いかけた事を覚えているか?」
ジェリド「俺の望みをかなえる方法…って奴ですか?」
ネオ「そうだ。その方法はたった一つ…」「特命コード013を終了させる事だ」
ジェリド「特命コード013…」
ネオ「俺達は特命部隊だ。その任務を遂行すれば、部隊は解散になる」
ジェリド「…わかりました」
マウアー「ジェリド…」
ジェリド「俺の目的はZEUTHを追う事だ。そのためにこの部隊を終わらせる」
アウル「賛成〜! こんな無茶苦茶な部隊はさっさと解散させた方がいいよ」
ベック「部隊が解散になれば、俺も契約満了って事で、おさらばさせてもらうぜ」
シンシア「ねえ…そうなったら、あたし達もキッズ様の所に戻れるんだよね?」
アスハム「その通りだ、シンシア殿。私も黒いサザンクロスを追う事が出来よう」
ドミニク「この部隊…随分と嫌われたものですね」
ネオ「まったくだ。…だが、始めて全員の意思が一つになったのかも知れんな」「各員に再度通達。我々はこのままBGを追跡する」「013特命部隊を終わらせるためにも次の接触で何としても任務を達成するぞ…!」



クリア後バザー

コレン「虹色の空…世界の終わり…」
ベック「どうした、兄弟? ポエムか、そりゃ?」
コレン「黒い歴史…ガンダム…大いなる力…」
ベック「お、おい…どうしちまったんだ? あのバケモノと戦ったショックで頭のネジが飛んじまったか?」
コレン「恐ろしい…ああ、恐ろしい…」
ベック「しっかりしてくれ、兄弟! 次は勝負を懸けるらしいんだからよ!」「仕事が終わってボーナスが入ったら、どこかで遊んで暮らそうぜ」
コレン「………」

136最終話:2009/03/11(水) 20:13:54 ID:J/ViGvJE0
最終話


エーデル「…013特命部隊内で任務について疑問の声が上がっていると?」
ジエー「あいつら、生意気にも自分達の扱いに不満があるみたいなんですにゃ」
エーデル「自らの存在を問うとは愚かな…。意味ならば、この私が与えてやるのに…」
ジエー「でも、そんな風に一筋縄でいかない連中だからテストにはピッタリですにゃ」「こっちの意図通りに戦力もアップしてます。そろそろクライマックスですにゃ」
エーデル「アサキムと特命部隊を戦わせるのですね?」
ジエー「仮想ZEUTHのデータも揃いますし、アサキムの力も計れる…。まさに一石二鳥の計画ですにゃ」
エーデル「見事です、ジエー。では、こちらに戻り、次の計画の準備に入りなさい」「シロッコとデューイという協力者を得た今、カイメラは次のステップに進むのです」
ジエー「え〜…。アサキムと特命部隊の戦いをこの目で見たいにゃぁ…」
エーデル「…自らの分をわきまえよ、ジエー」
ジエー「そ、そんなに怒らないで欲しいにゃ!」「アイラビュ〜! エーデル様…ワシのお願い、聞いて欲しいにゃ」
エーデル「わかりました、ジエー。お前に任せます」
ジエー「ありがとうございますにゃ、エーデル様」「では、ジエー・ベイベル。最後の仕上げに行って参りますにゃ!」

最終話 黒の意思

ツィーネ「アサキム…例の部隊が来るわ」
アサキム「………」
ツィーネ「今日は相手をしてあげるの?」
アサキム「彼の遊びに付き合うのも悪くない」
ツィーネ「気まぐれな御方…」
アサキム「玩具を用意して見物している君の主ほどではないさ」
ツィーネ「………」
アサキム「さあ…宴の始まりだ。しばしの間、付き合ってもらうよ」
 自軍登場
ドミニク「BGを補足…! 前回接触時の僚機以外の機体も同時に確認!」
ステラ「あの鳥…!」
スティング「いつかの任務の時のカラスか…!」
ネオ「BGのお仲間だったとはな。驚かせてくれる」
アサキム「………」
ネオ「各機へ…! とっととターゲットを落として、任務を終わらせるぞ!」
アスハム「了解だ! これをこの部隊の最後の戦いにさせてもらう!」
ベック「契約満了! 特別ボーナスゲットと行くぜ!」
ブラン「気をつけろよ、各機…! 建前だとしても特命部隊が必要とされるだけの相手だ」
ロザミア「あのBGなる機体…相応の力を持っていると見るべきか」
ネオ「各員、この戦いの向こうにそれぞれの目的があるはずだ。それを忘れるな」
レーベン「それぞれの目的…」
ケジナン「そのためにはこんな所で死ぬわけにはいかないぜ!」
ジェリド(俺の戦い…それは…!)
ネオ「行くぞ! 攻撃をBGに集中させろ!」
アサキム「………」


・ツィーネ戦闘前
ツィーネ「あの方の遊び相手が務まるか、私が試してあげる」
「さあ行くよ。私達を倒す事が出来たら、メインイベンターに昇格だ!」

・ツィーネ撃墜
ツィーネ「こいつら…よくも!」
アサキム「ツィーネ。ここは僕に任せて退くんだ」
ツィーネ「でも…!」
アサキム「いくら彼の仕掛けた遊びでも君まで茶番に付き合う必要はない」
ツィーネ「…わかったわ。気をつけてね、アサキム」
 ツィーネ撤退
アサキム「茶番か…。それを言うなら、僕の存在そのものがそうかも知れないね」
「だから、僕は抗う…。僕を縛ろうとするものに」

137最終話:2009/03/11(水) 20:14:31 ID:J/ViGvJE0

・アサキム戦闘前
アサキム「僕を抱く深闇に触れてみるかい? 君達の想像通りの代物か…」「それとも、別物か。知ったところで、得はないだろうけどね」

・アサキム撃墜
カクリコン「やったか…!?」
アサキム「…この程度でいいだろう」
 アサキム撤退
マウアー「ターゲット、後退しました」
ジェリド「追いますか、隊長!?」
ネオ「待て! 何か来る!」
 レムレース試作型登場
スティング「何だ、あいつは!?」
アウル「でかいぜ…! サイコ・ガンダム以上だ!」
???「………」
ジェリド「BGの仲間なのか…?」
レーベン(あの機体…。まさか、あの方がここに…!?)
ネオ「こちらは新地球連邦軍のネオ・ロアノーク大佐だ。応答を願う」
???「………」
ネオ「こちらは任務遂行中だ。その邪魔をするのなら、攻撃も辞さない」「そちらの名前と所属、ならびに目的を聞かせてもらおう」
???「…いいだろう」
ジャボリ「何なの、あの声…!? 高かったり、低かったり、滅茶苦茶じゃないですか!」
ザッキ「ボイスチェンジャーを使っているのか?」
???「名前も無い、所属も無い…。私を縛るものは何も無い」
アスハム「ふざけるな! 我々をからかっているのか!」
???「そう取ってくれて構わない。私の目的は君達と戦う事だからね」
ベック「ああん? 俺達にケンカ売るために、そんなデカブツを持ち出したってか?」
ホーラ「そんなハッタリにビビるか! 俺達は特命部隊だぞ!」
???「能書きはいい…。私は戦うために、ここにいる」「ここまで来たご褒美だ。君達に圧倒的な恐怖と絶望をプレゼントしてやろう」
ジェリド「ふざけやがって!」
アウル「俺達を甘く見た事をあの世で後悔させてやる!」
ネオ「やるしかないのか…」
レーベン「し、しかし…」
シュラン(覚悟を決めろ、レーベン。向こうは本気だぞ)
レーベン(だけど、シュラン…! あれはレムレースだ!)
シュラン(我々に与えられた任務は013特命部隊の監視と誘導だ)(あの機体との戦闘もエーデル准将の意向と考えるべきだろう)
レーベン(エーデル准将の…)(ならば、俺は命を懸けて臨む!)
ネオ「各機、気をつけろ。どこのどいつだか知らないが、余程の自信があるようだ」「もう一度言うぞ…! 各員はそれぞれの目的を忘れるな! ここはただの通過点だ!」
シャギア(確かにな。我々が命を懸けるべきステージはここではない)
アネモネ(デューイがあたしを待っている…! だから、あたしは負けない!)
ジェリド(待っていろ、カミーユ…! 俺はこんな所で終わる男ではない!)
ネオ「各機、攻撃開始! 013特命部隊の力を見せてやれ!」
???(そう…それでいい。この戦いのために君達は集められたんだからね…)

138最終話:2009/03/11(水) 20:17:00 ID:J/ViGvJE0

・戦闘前会話


???「君がこの部隊の隊長か」
ネオ「ああ、そうだ。任務とはいえ、こんな戦いに部下を巻き込んだ責任は取る…」「お前を倒してな!」
???「…君は不自由な男だよ。過去の無い君は、上からの命令を聞くしか命に意味を見出せない」
ネオ「何とでも言え! それが今の俺の生き方だ!」
???「仮面の男はみんな同じだよ。使命や義務に囚われて、自らの命を不自由にしている」
「だが、私は違う。私は全てから解き放たれた存在…完全な自由の体現者だよ」

???「スティング・オークレー、アウル・ニーダ、ステラ・ルーシェ…君達は不幸だ」
ステラ「え…」
???「君達は縛られた存在だ。自由を失った命など何の意味も持たないよ」
アウル「黙れ! 黙れよ、お前!!」
スティング「お前に言われるまでもな そんな事は百も承知なんだよ!」
???「ククク…せいぜい足掻くんだね。自らの運命に」
ステラ「お前…消えろっ!」
アウル「スティング、ステラ! あいつ…絶対に潰すぞ!」
スティング「俺達はファントムペインだ! 俺達は負けられねえ…! 生きていくためにな!」

カクリコン「油断するな、ジェリド、マウアー! こいつ…只者じゃないぞ!」
???「状況は見えているようだね。ティターンズのメンバーにしては謙虚だ」
ジェリド「看板だけで戦えるほどこの世界は甘くない…! その事は嫌という程、学んできた!」
???「でも、残念ながらそれも全て無駄になるんだよ。君達はここで終わりだからね」
ジェリド「俺は前へ進むんだ! こんな所でやらせるかよ!」
マウアー(ジェリド…あなたは私が守る…! あなたのその強い意志に私はついていく…!)
ジェリド「どこのどいつだか知らないが、俺を止めようとする者は全て倒す! それが俺の生き方だ!!」

???「フォウ・ムラサメ…君の記憶を戻す術を私が持っていたらどうする?」
フォウ「え…」
???「私にひざまずくのなら、君の願いをかなえてあげてもいい」
フォウ「…私は生きていく証が…記憶が欲しい…」
「だけど! 誇りを売るような事はしたくない! 私は…人間だ!」
???「グッドアンサー。それを踏みにじるのが私の喜びだよ」

ブラン「気をつけろ、ロザミア少尉! 直撃を食らえば一撃でもっていかれるぞ!」
???「そうだ。私は宇宙を落とす者だ」
ロザミア「宇宙を…落とす…」
ブラン「こいつ…! ロザミア少尉の心の傷を!」
???「ハハハ、楽しいものだ! 心も機体も全て破壊してやろう!」
ブラン「下種め! 戦争はお前の趣味を満足させるための場ではないんだぞ!」

シャギア(我々の前に現れたという事はこの戦闘も特命コード013の一環なのか…?)
オルバ(そうだとしたら、この機体も連邦軍のものという事になる)
???「また二人で秘密の話かい、フロスト兄弟?」
シャギア「どうやら我々の事を少しは知っているようだな」
???「残念ながら、君達の真の狙いまではつかめていないけどね」
「だから、ご忠告。尻尾をつかまれる前に分不相応な望みは捨てたまえ」
オルバ「お前に我々の何がわかる…!」
シャギア「お前の正体は知らないが、少なくとも我々にとっては味方ではない」
「だから、排除する…! 我々の世界にお前は必要ないのだ!」

139最終話:2009/03/11(水) 20:17:40 ID:J/ViGvJE0

???「いいのかな、アスハム・ブーン? 黒いサザンクロスも追わずにこんな所で遊んでいて」
アスハム「こやつ…! 私とゲイン・ビジョウの事を知っているのか!」
???「君達やZEUTHの事は少し調べたからね」
アスハム「ならば、私の怒りの炎の大きさも、その邪魔をする者が相応の報いを受ける事も知っていよう!」
「そこをどけ、道化! お前ごときに関わっている暇は無いのだ!」

???「この動き…君がオーバーマンバトルのクイ−ンか」
シンシア「あたしの事を知ってるの…!?」
???「あのゲームでの我々の対戦成績は君が若干勝ち越している。だから、ここでリベンジさせてもらう」
シンシア「どこの誰かは知らないけど、あたしはクイーンだよ…!」
「挑戦者は全部片付ける! キングと戦う前に負けは許されないからね!」

ケジナン「抜かるなよ、エンゲ、ジャボリ! 相手がデカけりゃ、それなりの戦い方があるってもんだ!」
???「確かに小さな力でも集まれば、大きな力に打ち勝つ事が出来る」
「だが、クジラに勝つためには何匹のメダカが必要になるか、考えてみるがいい」
エンゲ「お前がクジラで俺達がメダカって事か!?」
ジャボリ「そ、そんな…! それじゃ絶対に勝てない!」
ケジナン「馬鹿野郎! 敵の口車に乗るんじゃねえ! 俺達はメダカじゃねえ…人間だ!」
「よくも俺達を雑魚扱いしやがったな! 小物には小物の戦い方があるのを思い知らせてやるぜ!」

???「君がデューイ・ノヴァクの秘蔵っ子か」
アネモネ「あんた、デューイの事を知ってるの!?」
???「ついでに教えてあげよう。彼にとって君の存在がどれほどちっぽけなものかを」
アネモネ「あ、あたしはデューイの言葉しか信じない…! 信じるものか!」
「お前の言う事なんか聞くものか! 消えろ! 消えちゃえっ!!」

ドミニク「何なんだ、奴は…! 何の目的で我々に仕掛けてきた!?」
ユルゲンス「詮索は後だ! 迎え撃たなければ、死ぬのはこちらだぞ!」
???「いい覚悟だよ、艦長。君のように肝の据わった人間は手強い」
「さあ力の限りに抵抗してくれ。それでなくては、ここに来た意味がないんでな」
ユルゲンス「ふざけた事を! 空の男を甘く見た事を後悔させてやるぞ!」

ティンプ「ちっ…! 俺の勘が、こいつのヤバさに反応してやがる!」
???「さすがは一匹狼で鳴らしたティンプ・シャローンだ。危険への反応は素晴らしい」
ティンプ「こいつのヤバさは単に機体の強さじゃねえ…!」
「この底の知れない薄気味悪さ…。こいつはとんでもねえタマの持ち主だ!」
???「では、どうする? 尻尾を巻いて、逃げるかな?」
ティンプ「フン…確かに命あっての物種だ。それが賢いやり方だろうさ」
「だが、俺は騙されねえぜ。お前は逃げ出した野郎だろうと平気で背中から撃つような奴だ」
???「ご名答。さすがによくわかってる」
ティンプ「俺が生き残るためには前に出るしかねえようだ…! 久々にマジになるしかねえな!」

ゲラバ「ア、アニキ! こいつデカい! おまえけに強い!」
ホーラ「ガタガタ文句を抜かすな! アイアン・ギアーを相手に戦ってると思え!!」
???「そのアイアン・ギアーに君達は負け続けてきたのではないかな?」
ゲラバ「お、おっしゃる通り!」
ホーラ「馬鹿っ! 敵の言う事なんか聞くんじゃねえ!」「こうなりゃヤケだ! 死ぬ気で突っ込むぞ!!」
???「君達は実にいい…。その感情むき出しの生き方はまさに自由だよ」

140最終話:2009/03/11(水) 20:18:12 ID:J/ViGvJE0

Tボーン「な、何だよ、こいつ! 圧倒的じゃねえか!」
ダヴ「逃げましょうよ、アニキ! こんなの相手にやってられませんよ!」
???「そうすべきだよ。私としても、そのマシンを壊すのは少々忍びないのでね」
ベック「指図すんじゃねえ! 俺は上から目線でものを言われると虫唾が走んだよ!」
???「ほう…君も自由を愛する人間のようだな」
ベック「その通りよ! だから、俺は気に入らねえ野郎に頭を下げる事はしねえのさ!」
「行くぞ、デカブツ! とりあえず、やれる所までてめえの相手をしてやるぜ!!」

コレン「黒い歴史…虹色の空…蝶の羽…! あああっ!」
???「もしかして、君は黒歴史の真相について知っているのかな?」
「私もあれについて調べているんだ。君の力を借りたいな」
コレン「あ…ああ…」
???「君が手に入らないなら、月のD.O.M.E.に行くしかないか」
コレン「D.O.M.E.…禁断の地…ディアナ様…!」「禁忌に触れる不届き者め! ディアナ・ソレルの名においてお前を討つ!」
???「やはり、黒歴史の解明には月が鍵になるか…。フフ…その事実だけでも大きな収穫だ」

レーベン「あなたはいったい誰なのだ…!? 教えてくれ」
???「それに答える必要はない。君は全力で私と戦えばいい」「君の信奉するあの女性のために」
レーベン「…それならば、もう遠慮はしない…!」「エーデル准将のためならば、誰が相手でも俺は戦う!! それが俺の愛だ!!」

???「私は本気で戦う。だから、君も全力で戦うがいい、シュラン」
シュラン「心得ています。そうでなければ、この特命部隊の意味がありませんからね」
???「さすがだよ。君は自分の役割をきちんと理解している」
シュラン「おそれいります」
???「私に怒っているかい? 君達の命すら駒だと思っているこの私を」
シュラン「いえ…感謝していますよ。私をこの部隊に配置してくださった事に」
「今、私は彼と共に戦う歓喜にこの身を焦がしています」

141最終話:2009/03/11(水) 20:18:44 ID:J/ViGvJE0

・レムレース試作型撃墜

???(な、何てこった…! レムレースが敗れるとは想定外…! こりゃ設計をやり直さないと駄目だ!)
(ありがとう、013特命部隊の諸君。いいデータが集まったよ)(これでレムレースは完成する。そう…レムレースはね…)
ジェリド「やったのか…!」
???「フ…フフフ…」
ネオ「!」
???「ハハハハハ! アハハハハハハハハハハ!」
 レムレース爆発
ロザミア「敵機の撃墜を確認。なお、パイロットの生死については不明です」
シンシア「何だったのよ、あいつ…」
アスハム「何のために我々と戦った…?」
ネオ(あの機体のぎこちない動き…試作機だったためだろう…)(俺達は奴のシェイクダウンのお相手をさせられたらしいな…)(だとしたら、奴も軍の一員か…)
ステラ「ネオ…?」
ネオ「大丈夫だ、ステラ。ちょっと考え事をしていただけだ」
ドミニク「隊長…! 本部より通信が入りました」「我々の攻撃によって行動不能に陥ったBGを別部隊が鹵獲したとの事です」
ネオ「何っ!?」
スティング「信じられねえな。あいつ…まだ動けたぜ」
アウル「俺達が苦戦した相手だぜ! 通常部隊が捕まえるなんて出来っこないじゃん!」
ブラン「真偽を問うのは無意味だな。本部が鹵獲したと言う以上、それが全てだ」
エンゲ「って事は!?」
ケジナン「俺達…!」
ネオ「ミッションコンプリート…。任務完了という事になる」
シンシア「…素直に喜べないね」
アネモネ「何か気分悪いの…!」
ブラン「先程交戦したアンノウンも含めて、事の経緯について詳しい説明を聞かせてもらいたいですな」
ドミニク「残念ながら、それは不可能です」
ユルゲンス「どういう事だ?」
ドミニク「特命コード013終了に伴い、部隊は解散…」「全作戦行動は機密レベルAAAとし、協力者にも守秘義務が発生するとの事です」
アスハム「余計な詮索はするなというわけか…」
シュラン「その通りだろう。軍の管轄から離れても気を抜かない方がいい」
ティンプ「忠告ありがとうよ、蛇の兄さん。…って言うより、脅しか?」
シュラン「好きなように取られるといい」
ジェリド「どうでもいい話だ…。この部隊が解散するなら、俺は文句は無い」
アスハム「同感だ。これで本来の戦いの場に戻る事も出来よう」
ネオ「各機、帰投しろ。これで013特命部隊の全作戦は終了だ」「これからはそれぞれの目的のために戦ってくれ」
シャギア「了解です」
ネオ(013特命部隊…。最後までろくでもない部隊だったな)

142最終話:2009/03/11(水) 20:19:59 ID:J/ViGvJE0

 〜イズモ艦 ブリッジ〜

ネオ「…既に伝えた通り、013特命部隊は本日で解散となる」
ジェリド「………」
ネオ「軍属以外のメンバーはそれぞれの所属へ戻ってもらう事になる」
アスハム「…納得は出来ないが、致し方ないか…」
ブラン「そういえば、コレン・ナンダーはどうした? 姿が見えないが…」
ベック「あいつなら戦闘が終了したら、機体から降りて逃げてったぜ」「黒歴史がどうのって言ってたけど、ありゃ完全にネジが飛んじまってたな」
ドミニク(あのコレンという男…ブラックヒストリーを知っているのか…)
ネオ「まあいい。その様子では機密を漏らすとは思えないしな」
アスハム「世話になりました、隊長。使われ方はともかく、この部隊…居心地は悪くはなかったです」
ネオ「そう言ってもえらえると指揮官として嬉しく思う。君達の協力に感謝するよ」
シンシア「早く帰ろう、アスハム。キッズ様も待ってるよ、きっと」
ケジナン「何とか無事に帰れそうだし、これで任務達成の特別ボーナスが出りゃ、言う事無しだ」
エンゲ「ついでに降格された階級も元に戻してくれるといいがな」

アネモネ「シンシア…」
シンシア「何?」
アネモネ「さっきのキッズ様って人のためにあんたは戦ってるの?」
シンシア「う、うん…」
アネモネ「元気でね…。もう会えないだろうけど」
シンシア「あんたもね。…会えてよかったよ、アネモネ」
アネモネ「うん」
ドミニク「アネモネ。僕達は連邦軍の本部へ戻る事になる」
アネモネ「本部…! じゃあ!?」
ドミニク「ああ、そうだ。もうすぐデューイ大佐に会えるんだよ」
アネモネ「デューイが来る…! デューイがあたしに会いに来るんだ!」
ドミニク(でもね、アネモネ…。それは僕達にとって本当の戦いの始まりでもあるんだよ…)

ゲラバ「…しかし、残念でしたね、兄貴。連邦軍に取り入る算段がうまくいかなくて」
ホーラ「いいや…今回の事で懲りた。軍のやり方にはついていけそうもない」
「上の連中は前線で戦う奴の命なんて、紙のように思ってるようだからな」
ティンプ(甘いな、タレ目。軍でもシベ鉄でも兵隊が駒なのはどこでも変わらんさ)
(ま…軍に懲りたのは俺も同じだぜ。地球連邦軍ってのは俺の想像以上に面倒な所らしいからな)

アスハム「ベック…お前さえよければ、働き口を用意してやってもいいぞ」
ベック「生憎だな、旦那。…それなりの報酬を貰った以上、あくせく働くなんてのは真っ平御免だ」
アスハム「そうか…。それは残念だな」
ベック「ま…旦那の事は嫌いじゃねえ。あんたが勝負に出る時は声を掛けてくれよ」
「俺はベック・ザ・グレートRX3を大改造するつもりだ。ピカピカの新型で駆けつけるぜ」

ネオ「軍の人間にはそれぞれの命令書が来ている。各自、受け取ってくれ」
シュラン「了解です、隊長」
ネオ「レーベン大尉達はカイメラへ復帰か…」
レーベン「はい…。ここでの経験を糧に自分はカイメラの任務に全力を尽くします」

143最終話:2009/03/11(水) 20:20:36 ID:J/ViGvJE0

ジェリド「俺とカクリコンとマウアーはシロッコ大佐の下で新型の最終テストか…」
アウル「やった! 俺達はファントムペインで噂のZEUTHの追撃だ!」
ブラン「俺とロザミア少尉とフォウ少尉もそちらに編入になる」
スティング「ブラン少佐もか…!」
ブラン「そう邪険にするな。お前達には、まだ教え足りない戦技もあるしな」

ジェリド「………」
ネオ「残念だったな、ジェリド中尉。だが、中尉達もいずれはこちらの隊に配属になるだろう」
ジェリド「隊長…」
ネオ「ZEUTHは手強い…。おそらく俺達やブラン少佐でも苦戦する事になる」「中尉達を待っているぞ」
ジェリド「了解です。ご武運をお祈りします」
マウアー「ジェリド…」
ジェリド「マウアー…新型のテストが終わったら、俺はZEUTH追撃隊に志願するつもりだ」
マウアー「付き合うわ、ジェリド。あなたの背中を守るために」
ジェリド「マウアー…」
マウアー「前に進むあなたを支えるのが今日からの私の戦いよ」
「覚えておいてね、ジェリド。これからのあなたには常に私が隣にいる事を」
カクリコン「マウアーだけじゃないぜ、ジェリド。俺もいるのを忘れるなよ」
ジェリド「ああ…! 頼りにさせてもらうぜ、二人共」

ロザミア「また一緒だな、ステラ」
ステラ「うん…」
フォウ「ねえ、ステラ… どうしてあの時、私に優しくしてくれたの?」
ステラ「…苦しそうだったから…」
フォウ「え…」
ステラ「ネオが言ってた…。仲間が困っている時は助けてやれって」
フォウ「ありがとう」「でも、私は苦しい時だけじゃなく 嬉しい時や楽しい時もステラと一緒にいたい…」「ステラと友達になりたいな」
ステラ「トモダチ…」
フォウ「うん」
ステラ「友達って何…? 友達だと一緒にいていいの?」
フォウ「そうよ。嬉しい事も悲しい事も分け合うためにね」
ステラ「スティングやアウル以外にもそういう人がいていいの?」
フォウ「いいんだよ。そういうのが友達だから」

シャギア(微笑ましいものだな)
オルバ(強化人間とエクステンデッド…。同じ境遇のもの同士が惹かれあったようだね)
シャギア(だが、我々は違う…。この世界においても我々は二人だけ…仲間も友もいない)
オルバ(兄さんと僕…それ以外の存在を僕達は認めない)

ネオ「…013特命部隊は今日で解散となる。そして、機密レベルAAAである以上、この部隊の存在は無かった事とされる」
スティング「………」
ジェリド「………」
ネオ「だが、短い期間であったが、この部隊が各員にとって何かを残したと俺は思っている」
「記録は抹消されても、各員はそれを忘れないでくれ。以上…ご苦労だった」

144最終話:2009/03/11(水) 20:21:33 ID:J/ViGvJE0

場所表示なし(格納庫?)

レーベン「…シュラン。お前は今日の件について何か聞いていたか?」
シュラン「いや…。だが、事のあらましはおおよその見当はつく」「君も知っての通り、あれはジエー博士が開発しているカイメラの切り札だ」「013特命部隊はそのテストの相手として選ばれたのだろう」
レーベン「しかし、その事を我々にも知らせないなんて…」
シュラン「博士の事だからな。自分の興味のためには我々の命さえ無意味なのだろう」
レーベン「では、あれに乗っていたのは誰だ? 声を変えてはいたが…」
シュラン「博士の用意した人間だ。我々が知る必要はない」
レーベン「………」
シュラン「不満か?」
レーベン「当然だ…! 自分はエーデル准将に全てを捧げている!」「エーデル准将の命令以外で命を落とすわけにはいかない!」
シュラン「それが君の強さだな」
レーベン「え…」
シュラン「君の強さを引き出すために博士もテストの内容を知らせず、本気で攻撃を仕掛けさせたのだろうさ」「エーデル准将のために命を懸けるという君の強さのためにな」
レーベン「俺はそれでいい…! でも、そのおかげでお前まで危険に巻き込まれるとは…」
シュラン「………」「気にするな、レーベン。君と共にある以上、私もそう簡単には死なないさ」
レーベン「シュラン…!」
シュラン「我々にも次の任務が入っている。…そろそろ日本の件も片がつくそうだ」「我々も日本へ向かい、ZEUTHと接触しろとの事だ」
レーベン「そうか…。いよいよ俺達も行動を開始する時か」
シュラン「血がたぎるかい?」
レーベン「ああ…! エーデル准将の理想のために俺の力を使う時が来るのだからな!」
シュラン「計画が次の段階へ進めば、君はZEUTHと行動を共にし、内部から彼らを誘導する役を務める」「そうなれば、ZEUTHを追う元013特命部隊のメンバーとも戦う事になるな…」
レーベン「奴らが俺を裏切り者だと報告しても、構うものか!」「俺はエーデル准将のためなら、どのような汚名も受ける! 死んでもいい!」
シュラン「それでいい…。それが君の強さなのだからな」「だが、心配は要らない。013特命部隊のメンバーはほとんどがシロッコとデューイの配下だ」
レーベン「どういう事だ?」
シュラン「先程、連絡が入った。エーデル准将はその二名と手を結んだそうだ」「新地球連邦を内部から改革するためにな」
レーベン「エーデル准将…! あなたの理想の世界はもうすぐです。俺の命もそれに捧げます…!」
シュラン「………」
レーベン「待っていろよ、ZEUTH…! エーデル准将のためにお前達には働いてもらう」「そして、役目が終わったらこの俺が内部からズタズタにしてやるからな…!」


 何者かの意図の下に結成された013特命部隊は、任務の達成に伴い解散となった。
 BGの正体、仮面の人物の目的、その乗機である謎の巨大兵器の存在……。
 多くの疑問を残しつつ、隊員達はそれぞれの目的を胸に戦いの場へと戻っていった。

 彼らの再会は様々な形で訪れる。
 時に味方として、時に敵として……。
 運命の向かう先を知らぬまま、彼らは己の信じるもののために、その命を懸けて戦い続けるのであった。
 多元世紀元年……世界の混沌と戦乱は続く。

145名無しさんも私だ:2009/03/11(水) 20:22:33 ID:J/ViGvJE0
以上でアナザーサイド レコード終了

思ったより疲れた……
後はビューワーでチマチマ戦闘台詞でも集めよう

146名無しさんも私だ:2009/03/11(水) 20:57:40 ID:J8MDhwOI0
まとめて乙です。

147名無しさんも私だ:2009/03/12(木) 14:29:53 ID:izDyUq2E0
全部で三回しか台詞無いんだなザッキw

148名無しさんも私だ:2009/03/15(日) 22:27:53 ID:Gu/qRsiQ0
>>118の初期の堕天翅全滅させた別バージョン

レーベン「堕天翅の全滅を確認しました」
アウル「これくらい軽い軽い。 特命部隊は伊達じゃないね」
スティング「浮かれてるな、アウル…! 別の敵が来るぞ!」

 百鬼帝国出現
〜以下同じ〜

149名無しさんも私だ:2009/03/20(金) 12:22:55 ID:FhxVNG1M0
Kまでの場繋ぎにたまたま取ってあったランドvsXAN

ランド「破壊と再生とはよ…!
    やることが極端なんだよ、お前は!」
XAN  「………」
メール「でも、それって前の戦いの時に
    ダーリンも言ってなかったっけ?」
ランド「そ、それはだな…!
    俺の場合は節度ある破壊って事で…」
XAN  「………」
ランド「生暖かい目で見るんじゃねえ!
    確かに俺は修理屋だけど、ぶっ壊しもやったさ!」
   「だがよ!それは直る見込みがない時だけの話だ!」
XAN  「………」
ランド「そうだ。人間はそこまで腐っちゃいねえ。
    だから、破壊なんて要らねえんだよ」
XAN  「………」
ランド「そうは言うがよ!失敗を取り返すチャンスくらいあってもいいだろうが!」
メール「目と目で通じ合ってる…!?」
ランド「だから、俺はあきらめねえ!直せる内はきちんと修理する!」
   「壊れたからすぐに捨てたら修理屋はやってられねえんだよ!」
XAN  「………」
ランド「来いや!未来を賭けて、お前の意地と俺の誇りが真っ向勝負だ!!」

150名無しさんも私だ:2009/03/20(金) 17:35:50 ID:K1cjCcUc0
何で普通に会話できてるんだろうなw

ところでKも順次解禁でいいんかね
流石に終盤貼るのはしばらく控えた方がいいだろうが

151名無しさんも私だ:2009/03/20(金) 19:30:06 ID:JdqlNwcY0
> ランド「生暖かい目で見るんじゃねえ!

どんなフェイスパターンだったんだろうなw

152名無しさんも私だ:2009/03/20(金) 23:28:49 ID:hOiRQR/o0
Kはいつも通り1ヶ月後のほうがいいんじゃ

153名無しさんも私だ:2009/03/21(土) 04:57:33 ID:jXvdl5r.0
といっても、一ヶ月後には大抵過疎ってるのがデフォだしなぁ
戦闘台詞とかは、もう少し早めでいいんじゃない?

154名無しさんも私だ:2009/03/21(土) 10:14:59 ID:L9x8vwqc0
同意
いきなり終盤はどうかと思うが、序盤から順次ということならいいんじゃないかな

特に戦闘前会話とか、網羅できん部分もあるし

155名無しさんも私だ:2009/03/21(土) 19:44:50 ID:HGQnjLr.0
反対。
台詞の抜き出しや戦闘アニメのアップって
本当はやっちゃいけないことなんだから、
過疎るぐらいにならないとやるべきじゃないと思う。

156名無しさんも私だ:2009/03/21(土) 20:23:49 ID:ag4ubEpg0
念のため雑談やK本スレで告知しとけばいいかな

てかいつから1ヶ月制限できたんだっけ
昔は普通に発売直後からペタペタ貼ってた気がするが

157名無しさんも私だ:2009/03/21(土) 20:50:04 ID:/9XgXbhA0
俺は賛成。普通に貼っていっていいよ

158名無しさんも私だ:2009/03/22(日) 00:37:06 ID:SFSN3mKc0
当たり障りのなさそうなシーンをペタリ。ちなみに第三話
ここのミストは良い意味で阿呆だw


ミスト「失礼します! ダンナーベースから来ました!」
司馬「おお、来たか。待っておったぞ!」
ミスト「うわあっ! ば、化け物っ!」
司馬「小僧! いきなり無礼じゃろうが!」
ミスト「えっ? あ…人間の言葉が通じる?」
司馬「貴様…! ワシは司馬遷次郎じゃ!」
ミスト「し、司馬遷次郎!? 司馬博士って…葵博士がものすご〜く偉いって言ってた…!?」
「うわーーっ! たたた、大変申し訳ありませんでした! どうかお許し下さいっ!」
「まさか偉大な司馬博士があなたのような化け物だとは思いもよらず…」
「…ああっ!? 俺はいったい何を言ってるんだ!」
司馬「少し落ち着かんかっ! この馬鹿者め!」
ミスト「は、はいっ!」

159名無しさんも私だ:2009/03/23(月) 13:59:51 ID:n9q2Ij7k0
Kは進行中で取ってる余裕がないのでたまたま取ってあった
ZSD後日談セツコ編合流後のランドたちとの会話の一部

メール「初めまして、セツコさん。ダーリンがお世話になりました」
セツコ「ダーリン…!?」
メール「あたしはメール・ビーター。さすらいの修理屋ビーター・サービスの社長代行…」
   「ダーリンのフィアンセでもあります」
トビー「やるね、旦那…
    俺の中でリスペクトしたい男ナンバーワンに一瞬で駆け上がったぜ」
ランド「どういう基準だよ、そりゃ…!?」
セツコ「それでフィアンセというのは…」
ランド「ま…説明するのも面倒だ。今回の騒動が片付くまでそういう事にしておく」
セツコ「ランドさんの探していた人って彼女だったんですね」
   「愛する人を見つけることが出来て、本当によかったです。お似合いですよ」
ランド「ちょっと待った!やっぱり、ちゃんと説明しておく!」
メール「いいじゃないの、予約済みって事で」
セツコ「はい。私からも祝福させていただきます」
ランド(ま…いいか。いいスマイルを見せてもらったしな)
   (色々あったみたいだが、セツコは説子なりに何かをつかんだって事だな)

160名無しさんも私だ:2009/03/23(月) 14:50:58 ID:N3oEXjyoO
やべぇ、説子で不意打ち食らって吹きそうになった

161名無しさんも私だ:2009/03/25(水) 02:16:31 ID:OBrA5G4w0
とりあえずさ、ネタバレ解禁するにしてもしないにしても
一旦ちゃんと管理人さんに話を通してしっかり告知しないと駄目じゃろう

162名無しさんも私だ:2009/03/25(水) 19:08:02 ID:1rV9KZVU0
トビー、故郷の婚約者とやらにどんな目で見られてるのかすげえ気になるw

163名無しさんも私だ:2009/03/29(日) 15:04:34 ID:UkC7eU2k0
ネタバレじゃないと思いたいが、ミストの各版権主人公援護台詞。

ミスト→甲児「兜さん!出しゃばらせてもらいますよ!」
ミスト→ロール「ダンガイオーのみんな!ここは俺にやらせてくれ!」
ミスト→ゲイナー「悪いな、ゲイナー君!スコアはもらうよ!」
ミスト→キラ「キラさんは先に!」
ミスト→カガリ「ちょっとは見直してくださいよ、アスハ代表!」
ミスト→セレーネ「博士は下がってください!」
ミスト→ゴオ「猿渡さん!葵博士によろしくです!」
ミスト→杏奈「雑用係は雑用係らしく手伝いますよ!」
ミスト→チーフ「チーフさんには余計なことかもしれないけど・・・!」
ミスト→一騎「手を貸すよ、一騎君!」
ミスト→ヴァン「ヴァンさん、らしくないですよ!」
ミスト→ルージ「手伝うよ、ルージ君!」
ミスト→ダイヤ「ダイヤ君は他の味方機のサポートに!」
ミスト→剣児「剣児君!俺もいるぞ!」

164名無しさんも私だ:2009/03/29(日) 19:49:57 ID:9tijgue.0
カガリは主役じゃなーい!w

165名無しさんも私だ:2009/03/29(日) 20:25:17 ID:o2uZ2LMc0
シンは…シンはどこですか!?

166名無しさんも私だ:2009/03/29(日) 21:24:23 ID:Az92JGGs0
1.シンには援護台詞がなかった
2.>>163にとってシンは主役じゃなかった
3.ど忘れ

さぁどれだ!?

167名無しさんも私だ:2009/03/29(日) 21:30:57 ID:UkC7eU2k0
>>166
1。いやマジで。

168名無しさんも私だ:2009/03/29(日) 22:00:41 ID:QcV8OyVs0
チーフにさんをつけるなw

169名無しさんも私だ:2009/03/29(日) 23:38:31 ID:9tijgue.0
>>167
つまりカガリがSEEDの主役、キラがDESTINYの主役という扱いなのか!w

170名無しさんも私だ:2009/03/30(月) 09:35:49 ID:dn6rhL4k0
今回、本当にそんな感じじゃね?

171名無しさんも私だ:2009/03/30(月) 18:48:16 ID:ohgbAqiY0
剣児とゲイナーにはさん付けなしで甲児とキラにはさん付け
前者はミストが20歳だってことを考えると分かるが
准将ってまだ18とかだったよね。そしてK世界の甲児君は何歳なんだろう

172名無しさんも私だ:2009/03/30(月) 20:13:00 ID:2nkKXm/M0
マジンガーZ終了時点で17歳、グレンダイザー開始時点で18歳らしいが

173名無しさんも私だ:2009/03/30(月) 20:49:08 ID:sCV3i3MM0
甲児もキラも実績があるから、それでだろうな>さんづけ

174名無しさんも私だ:2009/03/31(火) 20:23:48 ID:6XppZswM0
唐突だけどCOMPACT2第2部のコロニー落とし直前の会話

亮「でもここに来て、ダンガイオーチームに抜けられたのは痛いな」
沙羅「地上も動きがあるみたいだし、仕方ないじゃないさ。ま、明るい娘たちだったから、少し寂しいけどね」
万丈「刺激的な娘たちのかわりに、ぼくらだからね。ビューティとレイカを連れてくれば良かったかな」
エクセレン「どうやら…私が一肌脱ぐしかないようね」
ルー「やめときなさいって」
エル「つきあえって言われてもやだかんね」
エクセレン「……」
マリア「私は別にいいけど…」
ジュドー「ふざけてる場合かよ。艦長に修正されてもしらねえぞ」

この頃から森住節は全開だったんだなw

175名無しさんも私だ:2009/04/01(水) 00:45:38 ID:gy17y/vU0
そうか、近頃のエクセレンは弄られ分と突っ込まれ分が足りないんだな

176名無しさんも私だ:2009/04/02(木) 01:05:26 ID:1cEULk9k0
>>171
准将にかんしちゃ位が高いからさんづけなのかもしれない。
一応軍隊みたいなもんだし、元々が防衛隊っていう軍務についてた
んだから上位の人には礼儀を、みたいな。

177名無しさんも私だ:2009/04/06(月) 02:58:55 ID:bfeqaaGEO
甲児君はダンナーベース見習い時にご挨拶したからかな?
他の研究所の偉いパイロット>ダンナーベース見習い
って事でさん付けかも。

178名無しさんも私だ:2009/04/18(土) 22:10:31 ID:..pem.Wo0
そろそろKの台詞集解禁だっけ

179名無しさんも私だ:2009/04/18(土) 22:40:29 ID:2ze/.SokO
月曜日からじゃね

180名無しさんも私だ:2009/04/20(月) 21:21:49 ID:XcOBMh/E0
前にネタバレスレにも貼ったけど正式解禁記念にペタリ

ウェンディ(キラさんに優しくしてもらうと…なんだか安心する…)
キラ「どうしたの?」
ウェンディ「いえ! な、何でもありません! 私、ヴァンの様子を見てきます!」
アスラン「どうした、キラ。あの子に何かしたのか?」
キラ「な、何もしてないよ! ヴァンさんのパズルの事を聞いただけで…」
カガリ「だったらどうして急に逃げ出したんだ?」
キラ「そんなの僕が聞きたいよ!」
アスラン「女の子に接する時は気をつけなきゃ駄目だぞ、キラ」
キラ「そ、そんな事言われても…」
ルナマリア「その点アスランは、女の子なら誰にでも優しいですもんね」
「私もずいぶん優しくしてもらったし。今はメイリンに優しくしてるみたいですけど…」
アスラン「お、おい。ルナ…」
カガリ「そうか、今はメイリンに優しくしてるのか…よーく覚えておこう」
アスラン「カ、カガリ…」

181名無しさんも私だ:2009/04/20(月) 23:52:11 ID:W5I.LuBY0
戦闘前会話どうだい?
なんか、今まで以上に誰と誰にあるのかわからん状態なんだよな
「奇襲」じゃザイリンvsルナマリアとかフェルミvsサラとかもあるらしいんだが
攻略本待たなきゃ全部まとめきれんぞw

182名無しさんも私だ:2009/04/21(火) 01:45:45 ID:BsgGdoTk0
ファサリナVSミィなんてのもあったな
「何よ!このお色気魔神!!」とか言いながらミィが逆ギレしてて笑ったw

183名無しさんも私だ:2009/04/21(火) 10:16:03 ID:pJ4v/qwQ0
今までのスパロボだったら、あまり知らない人でも死んだりしたら怒ったり悲しんだりするのに
Kの場合は冷静だったので違和感があった。
自分達が到着する直前に自分と同じ中学生が自爆して死んだ事を知って衝撃を受ける事もなく
「お前にとって翔子とファフナーどっちが重要なんだ!」「ファフナーだ!」の会話を聞き
その選択を聞いた反応は、ただ「重い空気だなぁ」と口にするダイヤにビックリした。

今までの作品では自軍の到着直前に自爆があった事を知ったら、もう少し早く到着できたら防げたのにとか悔やんだり
あんな年齢の子が死ぬなんてと悲しみ、機体の方が重要だと話を聞いたら話に割り込んで否定するから以外だった

184名無しさんも私だ:2009/04/21(火) 11:39:55 ID:pJ4v/qwQ0
第15話後編

戦闘終了
一騎「翔子…。俺があんな約束をしたばっかりに…お前は…!」
総士「一騎! ソロモンの予言だ!新手のフェストゥムが来るぞ!」
一騎「…え?」
敵登場
一騎「ま、まだいるのか…?」
総士「しまった!一騎の集中力が途切れている!今攻撃されたらまずい!」
フェストゥム「あなたは そこにいますか?」
一騎「くそっ! 体が重い!ファフナーが動かない!」
ミスト「危ないっ!」
レヴリアス攻撃される
シェルディア「ああっ!」
ダイヤ「ミスト!」
ミスト「ファ、ファフナー…無事か…?」
一騎「あ、ああ。俺は無事だ。それより君は!?」
ミスト「あまりよくない。今の攻撃で、動力系のモジュールを丸ごと持って行かれた…!」
総士「一騎! そのロボットと一緒にそこから離れるんだ!フェストゥムがまた来るぞ!」
一騎「くそっ…!動いてくれ…! ファフナー!」
ミスト「くっ…!」
シェルディア「ミスト!」
セリウスⅡ、レヴリアスを庇う
シェルディア「きゃあーっ!」
ミスト「シェルディア!大丈夫か!」
シェルディア「助ける気なんかなかったのに…思わず体が動いちゃったよ…」
ミスト「シェルディア、お前…」
シェルディア「ミストはボクが守る…!命に代えても…!」
ミスト「馬鹿野郎!そういうのは男のセリフだろ!」
シェルディア「勉強不足だな、ミストは…。もうそういうのは時代遅れなんだってさ…!」
ミスト「お前…」
ダイヤ「ふたりとも!大丈夫か!?」
ミスト「俺は大丈夫だが、機体が動かない!シェルディア!セリウスⅡは動けるか?」
シェルディア「何とか大丈夫!レヴリアスとファフナーを安全な所まで運ぶよ!」
一騎「ダメだ!フェストゥムがまた来る!」

185名無しさんも私だ:2009/04/21(火) 11:40:27 ID:pJ4v/qwQ0
フェストゥム「あなたは そこにいますか?」
シェルディア「もう! なんてしつこいの…!」
フェストゥム消滅
シェルディア「えっ?ボク、何もしてないのに…」
ゴオ「フェストゥムが突然消滅したぞ…」
???「…………」
剣児「見ろ、あそこ!島の上にフェストゥムがいるぞ!」
???「…………」
つばき「私、見ました!あのフェストゥムが、フェストゥムを攻撃したんです!」
総士「馬鹿な!フェストゥムがフェストゥムを!?」
???「…………」
フェストゥムその場から消える
ゴオ「消えた!?」
一騎「どういう事だ、総士!」
総士「僕にもわからない。フェストゥムは全てを同化して、一つになろうとする生命体のはず…」
   「それがなぜ殺し合うような事を…」
シェルディア「そんな事より、基地に戻ろうよ!早くレヴリアスうぃ修理しなきゃヤバいよ!」
ガリス「真壁司令、アルヴィスへの着艦許可を…!」
真壁「了解した。今、ゲートを開ける」
ガリス「シェルディア、ひと足先にレヴリアスを運び込むんだ!」
シェルディア「ありがとう、キャプテン!ミスト、行くよ!」
ミスト「ああ…。ありがとうシェルディア」
ミスト&シェルディア機画面から消える
ガリス「大空魔竜もアルヴィスへ戻る。もう一度、修理と整備のやり直しだ」
ゴオ「…了解」
一騎「(…この勝利は、翔子がくれた物だ。もし翔子がいなかったら、竜宮島はやられていたかもしれない…)」
総士「だが羽佐間は、貴重なファフナーを自爆させた。たとえそれで勝てたとしても彼女の行為は許される物ではない」
一騎「そ、総士!俺の頭の中を覗くな!」
総士「ジークフリード・システムは、僕をお前の脳が一つになるんだ…」
   「ひとりで考え事をしたければ、ファフナーを降りてからにしろ」
一騎「…わかった」
総士「とにかく今はアルヴィスに戻ってこい。消えたフェストゥムの事も気がかりだ…」

186名無しさんも私だ:2009/04/21(火) 13:17:32 ID:pJ4v/qwQ0
アルヴィス/パーシバル・ルーム

真壁「馬鹿な。フェストゥムがフェストゥムを攻撃したと言うのか?」
総士「僕も信じられませんが、大空魔竜のパイロット数名が目撃しています」
つばき「私、確かに見たんです!フェストゥムがフェストゥムうぃ攻撃した所を!」
弓子「確かに珠城さんが指摘した地点に数十秒間ですが、フェストゥムがいたという記録が残っています」
真壁「そのフェストゥムはどこへ?」
つばき「わかりません。すぐに消えてしまったので…」
溝口「どこかに隠れて俺達を狙ってるんじゃないだろうな?」
ダイヤ「おっかない事言わないでよ。同化されるのなんて、まっぴらだぜ」
真壁「…フェストゥムが潜伏している可能性もないとは言い切れん。ソロモンの監視を厳重に頼む」
弓子「わかりました」
総士「フェストゥムが同士討ちをする…いったいどうしてなんだ…」
鏡「フェストゥムに、何かしらの変化が起こっているという事じゃないのか?」
 「この世界に、変わらない物などありはしないのだからな…」
総士「それはそうですが…」
溝口「フェストゥムが仲間割れしてるんだとすりゃあ、俺達にもつけいるスキがあるかもな」
真壁「…だといいが…」
???「みんな。そんなに悲しまないで…翔子は後悔なんかしてなかったよ…」
総士「つ…乙姫!いったい、いつ目覚めたんだ?」
乙姫「…ついさっきよ。竜宮島を襲ったよっても強い力と、竜宮島を包んだとっても大きな悲しみ…」
   「そして、とっても懐かしい人が竜宮島にやって来るのを感じたから…」
総士「懐かしい人…?」
乙姫「…もう帰ってしまったわ。でもまたきっと来るわ…」
光司「いったい何の話をしてるんだ、この子は…?」
杏奈「(ひょっとして不思議ちゃん…?」
つばき「ねえねえ、あなたも乙姫ちゃんって言うの?」
乙姫「うん、私は皆城乙姫。おとひめって書いて、つばきって読むの」
つばき「私は珠城つばき。ひらがなで、つばきよ。よろしくね、乙姫ちゃん」
乙姫「珠城つばきと皆城乙姫…そっくりな名前だね!」
つばき「うん!」
乙姫「仲良くしようね、つばき!」
つばき「えっ?そ、そうね…」
    「(いきなり呼び捨てなの…?別にいいけど…)」
カガリ「そういえば、総士も皆城って名字じゃなかったか?」
総士「ええ。乙姫は僕の妹です」
ダイヤ「妹か!言われてみれば、何となく似てるよな」
総士「そ、そうかな…」
乙姫「ねえ、総士…」
総士「何だ?」
乙姫「一騎の所に行ってあげて…。すごく悲しんでいるから…」
総士「僕が行っても、どうにもならないと思うが…?」
乙姫「このままじゃ、一騎の心がつぶれてしまうわ」
総士「…………」
乙姫「総士が行って、話を聞いてあげて」
総士「…わかった。様子を見てこよう。パイロットの精神状態に気を配るのも僕の役目だからな…」
乙姫「うん!」
ゴオ「さてと…俺達はそろそろ大空魔竜に戻るとするか…」
   「そろそろ発進準備ができてるはずだ」
剣児「竜宮島のフェストゥムもいなくなったし、ダンナーベースでアークエンジェルと合流しようぜ!」
ダイヤ「賛成!早く日本の土を踏みたいぜ!」
杏奈「忍っちが首を長〜くして待ってるしね!」
乙姫「なあんだ、みんなもう行っちゃうの?せっかくお友達になれたのに…」
つばき「ごめんね、乙姫ちゃん」
ジョシュア「そういえば、ミストさん達はいいんですか?」
ゴオ「おっと、いかん。忘れる所だった!」
ダイヤ「医務室で治療を受けているはずだから、迎えに行こうよ!」
剣児「そうだな。じゃあ、行こうぜ!」
ゴオ「それでは、真壁司令、失礼します!」
真壁「君達の協力には心から感謝している。いろいろありがとう」

187名無しさんも私だ:2009/04/21(火) 13:19:05 ID:pJ4v/qwQ0
アルヴィス/医務室

千鶴「あら、皆城君」
総士「一騎はどうです…?」
千鶴「前回同様、特に異常はなかったわ。ただ、精神的なショックが大きいみたいで…」
総士「…………」
千鶴「真矢も、相当ショックを受けてたわ」
総士「そうですか…。一騎はどこに?」
千鶴「隣の部屋で横になってるわ」
ミスト「…もう大丈夫だってば!そろそろ起きなきゃみんなに迷惑がかかるだろ」
シェルディア「まだ無理だって!おとなしく寝てなきゃダメだよ!」
千鶴「どうしたの、騒がしいわね。ここは医務室なのよ?」
シェルディア「先生! ミストがもう起きるって言い張っているんだ!寝てなきゃダメなんでしょ?」
千鶴「ミスト君なら、寝てなくても平気よ?軽い打ち身だけだから」
ミスト「ほら見ろ」
シェルディア「でも、すっごく顔色が悪いし…」
千鶴「顔色が悪いのは、生活が不規則なせいか、ちゃんと食事をしてないからよ…」
   「今日の戦闘とは関係ないわ」
シェルディア「ええっ! そうなの?」
千鶴「どんなに若くても、ちゃんと栄養をとってないと、いざと言う時に力が出せないわよ?」
シェルディア「わかりました!ミストの食生活は、ボクが責任をもって面倒見ます!」
       「今日からボクが、栄養バランスを考えてご飯を作ってあげるね!」
ミスト「い、いいよ…。メシくらい自分で食うから…」
シェルディア「ダメ!1日3食、せっかく作ってあげるんだからしっかり食べる事!」
ミスト「余計なお世話だよ…」
ピュリア「おいおい、余計なお世話だなんて言ったらバチが当たるぜ、ミスト」
リー「チッチッチ…。甘いな、ピュリア。あのニヤけた顔を見ろよ」
  「本気で余計なお世話だなんて思ってるわけないだろ?」
ピュリア「あ、ほんとだ…。幸せそうな顔してやがるぜ」
ミスト「そ、そんな事ありませんよ!」

188名無しさんも私だ:2009/04/21(火) 13:19:37 ID:pJ4v/qwQ0
千鶴「ちょっと、あなた達!医務室で騒ぐんじゃありません!」
   「それにここには、友達を亡くして悲しんでいる人もいるのよ。自重しなさい!」
杏奈「えっ?」
ゴオ「誰か犠牲になったんですか…?」
総士「君達が竜宮島へ戻ってくる直前、マークザインのパイロット、羽佐間翔子が自爆をして命を落とした…」
   「僕と一騎、それに仲間達の目の前でね…」
剣児「じ、自爆…!?」
静流「そんな事があったなんて…」
杏奈「ご、ごめんなさい!私達、そんな事も知らないで…」
一騎が部屋に入ってくる
一騎「…………」
千鶴「一騎君!もう起きて大丈夫なの?」
一騎「ええ。…それに、こんなに騒がしくちゃ落ち着いて考え事もできませんから…」
つばき「騒がしくてごめんなさい。悪気はなかったの。事情を知らなかったから、つい…」
一騎「気にしないで下さい。僕達の悲しみが、よそ者のあなた達にわかるはずありませんから…」
つばき「そ、そんな…」
光司「おい!そりゃあ騒いだのは悪かったけど、そういう嫌味な事を…」
ゴオ「よせ、光司。悪いのは俺達なんだ」
光司「…、オ、オッケー…」
総士「一騎…」
一騎「総士か…」
総士「考え事というのは羽佐間の事か…?」
一騎「当たり前だろう。翔子は俺との約束を守るために死んだんだぞ?」
総士「約束?それはお前と羽佐間が勝手に交わした無意味な物だ」
   「そんな物のために貴重なファフナーを1機失ったんだぞ?」
一騎「総士!お前、翔子の命とファフナーとどっちが大切なんだ!?」
総士「…決まっているだろう」
甲洋「一騎!こんな所にいたのか!」
一騎「甲洋!」
甲洋「どうして翔子を見殺しにした!お前なら助けられたはずだ! お前はファフナーに乗っていたじゃないか!」
一騎「そ、それは…」
総士「あの状況では無理だった。一騎が島に着いた時、既にフェンリルのスイッチが入っていた!」
甲洋「でも何かできたはずだ! 自分達だけ生き残って、それでいいのか!」
   「無理だったなんて、そんなんで納得しろってのか!」
一騎「甲洋…」
甲洋「翔子は苦しんで、苦しんで死んだんだ!なのに俺達だけ生き残って…うっ、ううっ…」
総士「…………」
ゴオ「(俺もそうだった…。5年前、ミラの自爆のおかげで俺は擬態獣に勝利する事ができた…
   あのファフナーのパイロット、俺みたいにならなきゃいいが…)」
  「(…ミラ…)」
杏奈「(ゴオちん、何だかすごくつらそうな顔をしてる…)」
甲洋「俺は…俺はお前達を絶対に許さないからな!」
甲洋医務室から出て行く
一騎「甲洋…」
総士「一騎…。羽佐間の事をすぐに忘れろとは言わない。だが、引きずるな」
   「心の迷い、精神の乱れはファフナーの動きを鈍らせる…」
一騎「総士…お前は結局、ファフナーが最優先なんだな…」
医務室から出て行く一騎
総士「(乙姫…。やはり僕が来てもどうにもならなかったようだ…)」
ダイヤ「(ねえ、リーさん。何だか、ものすごく重い空気だね…)」
リー「(仲間がひとり死んだんだ…。明るくなれって方が無理さ…)」
ダイヤ「(そ、そういう事じゃないんだ。悲しいとか、そんな雰囲気じゃなくって…)」
ゴオ「こら、お前達!ヒソヒソ話をしてるんじゃない!…大空魔竜に戻るぞ!」
ダイヤ「は、はい!」
リー「(大切な人の死ってのは、心に大きな傷を残すもんだ…
   あの少年達は、かつての俺みたいにトラウマを引きずっちまうか…
   それとも、ヴァンさんみたいな復讐者になるのか…
   …俺としちゃ、どっちにもなって欲しくないんだけどねぇ…)」
ミスト「それじゃ遠見先生、俺達はこれで失礼します。お世話になりました」
千鶴「お大事に。あまり無茶をしちゃ駄目よ」
ミスト「はい」

189名無しさんも私だ:2009/04/21(火) 13:21:08 ID:pJ4v/qwQ0
大空魔竜/ブリッジ
ローサ「キャプテン。このまま竜宮島を後にしてもいいのですか?またフェストゥムに襲撃されるのでは…?」
ガリス「我々にもやるべき事がある。いつまでも竜宮島にとどまっているわけにもいかないだろう…」
サコン「真壁司令にお話を聞いたんですが、連合軍にファフナーの技術を提供する見返りとして…
    偽装鏡面の遮蔽性能を向上させるデータを送ってもらったそうです
    私も見させてもらいましたが、あれを使えば、当分、フェストゥムに発見される心配はないでしょう
    仮にフェストゥムが、学習する知恵を持っていたとしてもね…」
ガリス「先生がそう言うなら、心配ないだろうな…」
サコン「ヴェル・シールドの強度をアップさせるデータも一緒に送ってもらったそうですから…
    真壁司令が心変わりして連合軍への協力を拒まない限り…
    フェストゥムに対する脅威はかなり軽減されるでしょうね」
ローザ「竜宮島の事は真壁司令にお任せしておけば、問題ないという事ですね…」
ガリス「そういう事だ。さあ、出発しよう。今度こそダンナーベースへ戻らなくてはな…」
ダイヤ「防衛体制の練り直しのためでしたね」
ガリス「だいぶ状況が変わってしまったが、いつまでも場当たり的な対処をしているわけにはいかんからな」
ルル「アークエンジェルからは依然、連絡がありませんが…」
カガリ「大丈夫だ。向こうにはキラもいるからな」
ガリス「アルヴィスの安全を考えて、こちらへの通信を控えているのかもしれん…
    だとすれば、まず我々がここを離れねばなるまい
    ロンゴ、進路をダンナーベースへ…大空魔竜、発進!」
ロンゴ「了解!」

190名無しさんも私だ:2009/04/21(火) 14:11:43 ID:pJ4v/qwQ0
三点リーダーって言葉の間や余韻や言葉にできない微妙な感情を表すのが主な役割だと思うんだが
こうも三点リーダーばかりなのは問題あるんじゃないか?
余韻を残すにしても連続して使う物でもないし、対話も三点リーダーで締めるのも限度がある

191名無しさんも私だ:2009/04/21(火) 15:05:39 ID:BoCwJvFw0
>ダイヤ「ミスト!」
>ミスト「ファ、ファフナー…無事か…?」
>一騎「あ、ああ。俺は無事だ。それより君は!?」

いつもは「ミストさん」と呼ばれてるはずなんだが…

192名無しさんも私だ:2009/04/21(火) 16:11:15 ID:g6HzCiuM0
ファフナー生存パターン


弓子「真壁司令。所属不明の潜水艦が竜宮島に接近しています!」
バルトフェルド「所属不明の潜水艦だと!? いったい何者だ!」
弓子「これは…潜水艦からの通信です!」

カイジ「海…最ッ高…!」
溝口「誰だ、てめえは!」
カイジ「キャプテン…カイジ…」
真壁「…我々にいったい何の用だね? キャプテン・カイジ…」
カイジ「ヘイ、ミスター…竜宮島ってのは、あんた達の島かい?」
真壁「ああ、そうだ」
カイジ「ならオーケー。あんた達に落し物を届けに来た…」
溝口「落し物だと…?」
部下「海の底に沈みかけていた物を我々は拾ったのだ」
カイジ「海はビッグ。どんな物も包んでくれる。でも、拾ったソレを放置する、それはカイジとしてはナンセンス。OK?」
部下「OK!」「落し物はボートでそちらに送った。受け取ってくれ」
澄美「真壁司令。小型のボートが1隻 竜宮島に向かっています。…生命反応が…3つ!」
アスラン「生命反応だって…?」
カイジ「もがいたヤツだけが生き残る。それ、カイジのポリシー」「そいつらもちょっと似てる。だから生き残ってもいいんじゃないかって思った」「オーライ?」
部下「その通りです、ボス!」
真壁「………」
カイジ「二度と落とすんじゃないぜ? 落としたらみんなソルティ」「落とさなければみんなハッピー。アーユーハッピー?」
部下「ハッピー?」
カイジ「ヨロシク!!」「バーイ…」

溝口「何だったんだ、今の奴は?」
真壁「とにかく、そのボートの所へ行ってみよう」
ムウ「落し物ってのが、何の事か気になるからな…」

193名無しさんも私だ:2009/04/21(火) 16:11:49 ID:g6HzCiuM0

真矢「あれだわ! ボートから人が降り…」「ええっ! そんな…そんな事が…翔子っ!!」
弓子「み、道生…!?」
剣司「ま…衛じゃないか!!」
真壁「な、何という事だ…!」
翔子「真矢〜!」
道生「弓子!」
衛「剣司! みんな…!」
真矢「翔子! 生きてたのね! よかった…よかった…」
容子「翔子…」
翔子「ただいま…お母さん」
弓子「道生…お帰りなさい…。お帰りなさい!」
道生「心配かけちまったな…。悪かった…」
弓子「ううん、いいの。道生が無事なら、それで…」
剣司「衛…悪かった! 俺のせいでお前が…」「…でも、よく無事だったな。俺はてっきり…」
衛「爆発寸前に脱出はできたんだけど、コクピットブロックが海に沈んじゃってさ…」
道生「海の底まで落ちて行く前にキャプテン・カイジに拾われたんだ」
翔子「私もそうなの。フェンリルが起爆する前にコクピットブロックが強制排出されたんだけど…」「結局海に沈んじゃって…。カイジさんのおかげで命拾いできたのよ」「カイジさんには心から感謝しなくちゃ…」
ディアッカ「変なおっさんにしか見えなかったけど 実はいい人だったんだな…」
ネロ「よく生きとったな、衛!」
ホセ「どんなピンチに陥っても必ず生還する! これも勇者の条件だ!」「お前には勇者の素質があるのかもしれんな…」
バリヨ「これからも俺達がビシビシ鍛えてやるからな!」
衛「はい、お願いします!」
ウェンディ「衛君…これ、預かってた物よ。無事でよかった…」
衛「ウェンディちゃん。ありがとう…!」
剣司「ゴウバインのマスクじゃねえか。お前、またそれをかぶるのか?」
衛「…そうだね。でも、次からは恐怖をごまかすためにマスクをかぶるんじゃなくて…」「ゴウバインに負けないような勇気ある戦いをするためにかぶる事にするよ!」
剣司「そっか…」
???「…おーい! 剣司〜! 衛〜!」
剣司「え…!? こ、この声は…まさか…!」
咲良「コラッ! 剣司! 衛! 何ボーッとしてんのさ!」「せっかく復活できたんだから、お帰りくらい言いなよ!」
衛「あ、姉御…!」
剣司「咲良! ほんとに咲良なのか!」
咲良「遠見先生に聞いたよ。あんた、私の同化を止めるデータを手に入れるために…」「北極まで行ってフェストゥムと戦ってくれたんだって?」
剣司「お、お前のためじゃない。人間とフェストゥムの共存を実現させるために…」
咲良「ありがとう、剣司。大好きだよ…!」
剣司「ば、馬鹿! 抱きつくな! 離れろよ! みんなが見てるだろ!」
咲良「何さ、照れちゃって…」「そういうえば一騎と総士の姿が見えないようだけど…?」
キラ「あのふたりなら、まだファフナーブルクだよ」「総士君の同化がひどくて、ジークフリード・システムから出て来ないらしい」
咲良「そうなんだ…」
乙姫「あのふたりなら大丈夫… 甲洋が助けてくれるから…」
ウェンディ「つ、乙姫ちゃん!」
カルメン99「岩戸の中に入ったんじゃなかったの?」
乙姫「…ミールが私にもう少しだけ時間をくれたみたい…」「みんなの戦いを最後まで見届けられるようにって…」「だから、もう少しだけみんなと一緒にいられるよ」
真矢「ねえ、乙姫ちゃん。今、甲洋って言ったよね? 春日井君も戻ってきたの?」
乙姫「うん。今ごろ、一騎と総士の事を励ましてくれてると思うよ」
剣士「甲洋も元に戻ったのか!」
パイ「…って事は、ファフナーパイロット全員復活ってわけか!」
溝口「こいつはめでたいぜ! なあ、真壁!」
真壁「ああ…こんな事があるなんて、まさに奇跡だ…!」
道生「後は一騎達が復活すれば完璧だな…!」
真壁「…さあ、ここで立ち話をしていても仕方がない。パーシバル・ルームへ戻ろう…」「道生君、失われたノートゥング・モデルの復元と…」「コアの移植準備を進めておくように伝えておいてくれ」
道生「わかりました」

194名無しさんも私だ:2009/04/21(火) 16:12:57 ID:g6HzCiuM0

一騎「総士…俺と一緒に遠見先生の所へ行こう」「北極で手に入れたデータの中に同化の症状を改善してくれる方法がきっとあったはずだ」
総士「一騎。僕はフェストゥムに痛みと存在を教えた…」「そして僕は、彼らの祝福を…存在と無の循環を知った…」
一騎「存在と無の循環…? 何の事だ?」
総士「僕の体は…もうほとんど残っていないんだ…」
一騎「ふたりで治療を受けよう! そうすれば、きっと…!」
総士「お前はそうしろ。僕はもうすぐ、いなくなる…」
甲洋「自分の存在を否定するな、総士。お前は一騎達から必要とされているんだぞ…!」
一騎「こ、甲洋! お前…!? いや、でも…」「…やっぱり夢じゃなかったんだ。暗闇の中で、お前が俺と総士を助けてくれたんだよな!」
甲洋「ああ、そうだ。お前達の存在を消すわけにはいかなかった…」
総士「甲洋。お前は精神を同化されていたはずじゃないのか?」
甲洋「遠見先生に治療してもらった。北極から送られて来たデータの中に治療法があったんだ」「それで俺は、自分の本当の精神を取り戻す事ができた…」「俺は一騎や総士に謝らなきゃいけないって思って…」
一騎「甲洋…」「…総士、甲洋だって治ったんだ。俺もお前も、きっとよくなるはずだ!」
総士「かもしれない…。しかし…僕はもう…」
一騎「逃げるつもりかよ!」
総士「!!」
一騎「フェストゥムを倒したって、他にもまだ侵略者がいるんだぞ!」「それに、もう一つの地球だって完全に平和になったわけじゃない!」「俺達は戦い続けなくちゃならない! そのためにはお前が必要なんだ!」
総士「一騎…」
一騎「だから、いなくなるなんて言うな! 治療を受けて、もう一度戦おう! 総士ッ!」
甲洋「一騎の気持ちもわかってやれよ、総士…」
総士「…わかった。僕は大事な事を忘れていたようだ…」「僕はいなくなるわけにはいかない。地球のために戦い続けなくては…」
一騎「わかってくれたか! ありがとう、総士!」
総士「礼を言うのは僕の方だ。ありがとう、一騎…」
甲洋「そうと決まればすぐに治療だ! 遠見先生の所へ行こう! ほら、肩を貸すぜ!」
総士「ああ、わかった…」(僕はまだ必要とされている。もう少しだけここにいよう…)

195名無しさんも私だ:2009/04/21(火) 16:13:35 ID:g6HzCiuM0
合流後

ゲイナー「あれ? ファフナーのパイロットが何人か増えてるようだけど…?」
ローサ「あ、あなたは…甲洋君じゃない! それに咲良さんも!」「ふたりともフェストゥムに同化されてしまったんじゃ…」
甲洋「アークエンジェルのみんなが人間とフェストゥムが共存するためのデータを手に入れてくれたおかげで…」「俺も咲良も、こうして元の姿に戻れたんです」
咲良「みんなには心から感謝しなくちゃね…」
剣児「初めて見るカワイコちゃんもいるようだけど…。ねえ、彼女、名前は?」
翔子「は、羽佐間…翔子です」
剣児「しょーこちゃん! 見た目通りのカワイイ名前じゃんか! 君もファフナーのパイロットなのか?」「俺、ジーグのパイロットの草薙剣児! よかったら今度…」
つばき「いい加減にしなさい!」
剣児「いってぇ〜! 何すんだよ、つばき!」
つばき「中学生をナンパするんじゃないの! まったく、このスケベ剣児が!」
咲良「まったく…ケンジって名前の男にはロクなのがいないのかしら…」
剣司「な、何だよ! 勝手にまとめるんじゃねえよ! 俺はあんなにスケベじゃねえ!」
剣児「け、剣司! てめえ! お前まで俺をスケベ呼ばわりかよ!」
剣司「ほんとの事なんだからしょうがないでしょ、剣児さん!」
剣児「この野郎〜!」
さやか「ついでに甲児って名前にもロクなのがいないわよ」
光司「お、俺もかよ!?」
さやか「違います! 光司さんの場合、光司は苗字で、名前は鉄也でしょ?」
甲児「それじゃあ俺しかいねえじゃねえかよ!」「くそっ、とんだトバッチリだぜ! 剣児! お前が悪いんだからな! お詫びに後でメシおごれよ!」
剣児「何でそうなる!?」
セイジュウロウ「馬鹿め…」
翔子「ふふっ… 島の外って、どんな世界なのかすごく不安だったけど…」「こんなに面白い人がいるし、何だか楽しそうだね、真矢…」
真矢「そうだよ。ここにいる人達は、みんな優しくて頼りになる人ばかりだから…」「翔子も安心して戦ってね」
翔子「うん…!」

196名無しさんも私だ:2009/04/21(火) 16:15:56 ID:g6HzCiuM0
以上

それにしても、翔子は何ヶ月カイジの世話になってたんだろうかw

197名無しさんも私だ:2009/04/21(火) 16:18:29 ID:BoCwJvFw0
それよりか、何故にカイジが別の地球にいるのか謎である
海底で知らないうちにゲートを通っちゃったのか?ww

198名無しさんも私だ:2009/04/21(火) 19:15:07 ID:fGIbsCHM0
もっと早く連絡しろよとも思ってしまう

199名無しさんも私だ:2009/04/21(火) 19:29:40 ID:g6HzCiuM0
竜宮島を見つけきれんかったんじゃないかな。基本的に隠れて移動してるし

200名無しさんも私だ:2009/04/21(火) 19:50:29 ID:DYbbfUZ60
ケンジネタとコウジネタ無いのかなって思ってたけどこんなとこにあったのかw

201名無しさんも私だ:2009/04/21(火) 19:51:29 ID:q5vRF.a60
超展開だなぁ…

202名無しさんも私だ:2009/04/21(火) 20:40:02 ID:fGIbsCHM0
>>199
オーブとかダンナーベースとかにに連絡すれば伝わったんじゃ

203名無しさんも私だ:2009/04/21(火) 21:54:20 ID:/7t/4PJQ0
>>202
パイロットばかりで連絡先を知ってるやつがいなかったんじゃないか?
特に翔子は自軍と合流前に自爆したから絶対知らないだろうし

204名無しさんも私だ:2009/04/21(火) 23:06:20 ID:QUP0QbxM0
偶然かもしれないが両方とも!と…ばかり使われているのが目に付くなぁ
!と…と?が付かない台詞が全然ないってのは変じゃないか?
台詞を強調する為に!を使うのはわかるんだけど、流石にこれは頻繁に使いすぎだろ
…も間を表現したり、台詞に感情を含ませる為に使うのもわかるが限度があるよ
シナリオを読み返した時に!や…の量に何とも思わなかったのか?

205名無しさんも私だ:2009/04/21(火) 23:29:32 ID:DYbbfUZ60
そういう感覚的な癖は言われなきゃ気が付かないよ

206名無しさんも私だ:2009/04/22(水) 01:31:51 ID:1BlWn8FI0
一人の台詞が複数のブロックにまたがっちゃってて
切りのいい所が3行目にこなかった場合は語尾が「…」になってるのもあるだろうな
GBA版テイルズオブファンタジアで行数が変わってた時に始めて意識したよ

3行目に切りのいい台詞をもってくるってスキルも必要だな

207名無しさんも私だ:2009/04/22(水) 20:38:48 ID:CfOh4UIw0
ちょっとした事なんだが……「心から」多くないか?
何かこう、別に日本語としちゃ間違ってないんだろうが、微妙に引っ掛かる。

208名無しさんも私だ:2009/04/22(水) 20:46:34 ID:YKia1mv.0
その辺もライターの癖だろうね

209名無しさんも私だ:2009/04/23(木) 00:31:00 ID:PImFgDfc0
言われてみると確かに多いな
まぁこういうのは、かなりしっかり意識しとかんと避けられんけど

210名無しさんも私だ:2009/04/23(木) 00:43:51 ID:LL9aSoow0
多いといえば「よくもやったな!この借りは10倍、いや100倍にして返してやる!」
といった感じの台詞が何度も出てくるのはただライターがワンパターンなだけだよな
剣児なんて2回もこの台詞言わされてるみたいだし

211名無しさんも私だ:2009/04/23(木) 01:16:38 ID:JlS19tfA0
2回は多いんだ
…つーかスパロボの四コマのネタになるほど毎回ある話だよな
インパクトの四コマであったような。森住とかもそうってこtか

212名無しさんも私だ:2009/04/23(木) 01:29:36 ID:LL9aSoow0
いや、展開が同じでもちょっと言い回しを変えていればそれでいいんだ
「ただじゃすまないから覚悟しろ!」とか「もうお前達の好きにさせない!」ぐらいでいい
なのにKだと「10倍、いや100倍に〜」と言い回しまで同じなのが問題なのよ

213名無しさんも私だ:2009/04/23(木) 01:47:36 ID:PImFgDfc0
MXで「〜だか何だか知らないが」がやたら多かったとかはあるが、完全一致は珍しい気がするな

214名無しさんも私だ:2009/04/23(木) 01:50:43 ID:PImFgDfc0
ここが台詞収集スレということに気づいたのでペタリ
ミストとローサの反応の違いが笑えるw


剣児「日本か…。ジジイ達は無事かな」
つばき「うん…」
早乙女「ジーグもビルドエンジェルもビルドベースを離れちまったからな…」
カガリ「それなら心配ない。ビルドベースにはオーブから守備隊を派遣してある。司馬博士もご無事だ」
身堂「本当か!」
カガリ「司馬博士は地球を代表する頭脳のひとりだからな。死んでもらっては困る。この間もいろいろ世話になったし…」
つばき「ありがとうございます! カガリさん!」
カガリ「当然の事をしたまでだ」
ゴオ「いいんですか? 守備隊を派遣したら他国の争いに介入しないというオーブの理念に反するんじゃ…」
カガリ「ビルドベースの運営にはオーブも少なからぬ出費をしている」「だから、ビルドベースが敵の攻撃によって被害を受ければ、オーブの損失につながるんだ」「つまり、オーブの利益を守っているんだから理念には反しない!」
ミスト(なんて堂々とした態度なんだ。若いのにしっかりした人だな…)(さすが国家を代表する人物だけのことはある…)
ローサ(今の、どう考えても屁理屈よね…。もうちょっとマシな言い訳はなかったのかしら…)
シズカ「キャプテン。ちょっといいかい?」
ガリス「どうした、シズカ?」
シズカ「格納庫にピンク色のモビルスーツが搬入されてるんだけど… あんなもん、誰が乗るんだい?」
カガリ「ああ、ストライクルージュの事か。あれには私が乗る」
シズカ「アスハ代表が?」
カガリ「そうだ。何か問題があるか?」
シズカ「いや、でもオーブの理念は…」
カガリ「その問題ならついさっき解決済みだ」
シズカ「は?」
カガリ「いつでも出られるようにストライクルージュの整備、しっかり頼むぞ!」
シズカ「は、はい…」

215名無しさんも私だ:2009/04/23(木) 01:51:19 ID:PImFgDfc0
そのちょっと後

静流「竜宮島に手を貸したり、ビルドベースに出資したり…。オーブも手広くやってるんですね」
カガリ「全ては私の父、ウズミがオーブの将来を考えてした事だ…」
リー「それにしても、フェストゥムから逃げてるはずの竜宮島が…」「どうして対フェストゥム用の兵器なんか作ってるんです?」
カガリ「あーもう! 次から次へと質問攻めはやめてくれ! 私は竜宮島の広報係じゃない!」「詳しい話は竜宮島に着いてから、アルヴィスの連中に聞けっ!」
光司「アルヴィ…?」
カガリ「聞くなよ! 聞いたらぶっ飛ばすからな!」
光司「は、はい…」
ミスト(あの程度でキレるんじゃ、やっぱそれほどすごくないか…)
カガリ「おい、お前! 何か言ったか!?」
ミスト「い、いえ。何も…」
カガリ「ふん…!」
 ドア開閉音
ルル「…随分気の短い国家代表ですね…」
ガリス「まだ若いんだ。無理もない」

216名無しさんも私だ:2009/04/23(木) 02:02:22 ID:Ixau/2m60
>ルル「…随分気の短い国家代表ですね…」
さりげなく酷い

217名無しさんも私だ:2009/04/23(木) 02:56:03 ID:ufuyxRqg0
このあたりまではいつものカガリだと思ってたんだ

218名無しさんも私だ:2009/04/23(木) 04:18:20 ID:mXl79BMk0
ただオーブか拉致られてない(多分結婚式も行われて無い)からか、
ユウナに対する言動がマイルドなくらいで、後は概ね原作カガリっぽいよね。
やはり19話終盤、アカツキをムウに譲り渡すあたりからか。カガリが成長(?)しだすのは。

219名無しさんも私だ:2009/04/23(木) 22:39:22 ID:KaEPrw.20
「それもそうか」って言葉がいつになく多かったりする
まぁ、今までにも「何だってー!?」が多かったがww

220名無しさんも私だ:2009/04/23(木) 23:25:37 ID:BO6FvL.o0
何…だと…?、とか、大した奴だ…
みたいなもんだw

221名無しさんも私だ:2009/04/25(土) 02:18:33 ID:bXq5ZNYE0
K後半のカガリはなんというか、萌えブライトさんと化してた気がする
性能じゃなくて立ち位置的に

222名無しさんも私だ:2009/04/25(土) 20:11:30 ID:rhcBEzYU0
カガリあれこれ

カガリ「マードックさん、ムラサメの改修作業はどうだ?」
マードック「嬢ちゃん…じゃなくて、アスハ代表!」
カガリ「カガリでいい。嬢ちゃんは嫌だけどな。…それで、どうなんだ?」
マードック「とっくにできあがってますぜ。いつでも出撃できまさあ」
カガリ「そうか。これでキラも戦えるな。フリーダムのようにはいかないだろうが、機体がないよりはいいだろう」
マードック「いいんですかい? ダンナーベースに置いてあったムラサメを勝手に使ったりして…」「オーブの防衛部隊の機体なんでしょ?」
カガリ「ダンナーベースに防衛部隊を派遣したのは私だ。つまりこの機体は私の管轄下にある。だから問題ない!」「それに、大破してスクラップ同然の機体を再利用するんだ。誰も文句は言わないさ」
マードック「ま、オーブの代表がそう言うなら、問題ないんでしょうけど…」
(相変わらず強引だよなぁ…)
ミスト「マードックさーん! レヴリアスの調整を手伝ってもらえますか?」
マードック「おう! 今行く! またな、嬢ちゃん!」
カガリ「だから嬢ちゃんはやめろって!」
「…それにしても私がちょっと留守をしている間に…」「ダンナーベースとビルドベースから防衛部隊を撤退させてしまうなんて…。ユウナの奴め…!」

223名無しさんも私だ:2009/04/25(土) 20:12:04 ID:rhcBEzYU0


ローサ「アスハ代表。オーブ本国と通信がつながりました」
カガリ「本当か!」
ユウナ「カガリ? カガリなのか!」
カガリ「ユウナ! 大丈夫か!?」
ユウナ「ああ。何とか持ちこたえているよ。今どこにいるんだい?」
カガリ「大空魔竜でオーブに向かっている!」
ユウナ「た、助けに来てくれるの?」
カガリ「ああ、オーブの危機を放っておけないからな!」
ユウナ「ありがとう、カガリ! やっぱり君は僕の事を…」
カガリ「勘違いするな! 誰がお前の事なんか…!」
「でもまあ、デスティニープランに反対したのは、いい判断だった。ちょっと見直したぞ」
ユウナ「あ、いや、あれは…」
カガリ「とにかく、すぐに助けに行くから、もう少し持ちこたえていてくれ!」

224名無しさんも私だ:2009/04/25(土) 20:13:01 ID:rhcBEzYU0

ルル「カガリさんはどうします? 代表として、オーブに残られた方がいいのではありませんか?」
カガリ「いや。私も宇宙に行く。レクイエムを潰さない限り、オーブに明日はないからな」「オーブの事は、きっとキサカが何とかしてくれるはずだ」「それに表向きにはユウナもいる。あんな奴でも、代表の座にいたほうが市民が不安にならずに済む」
ルル「でも、あの方はカガリさんを…」
カガリ「なあに、心配するな。今回の事で自分の力量もわかっただろうし…」「あんな大それた事はもうできないだろう」
ルル「そうですね…」
カガリ「そうだ。アークエンジェルをオーブ軍としても動けるように首長達に呼びかけておく」「後ろ盾ができれば、この先、動きやすくなるだろう」「ここまでの大事になってしまっては、今までの体制では不都合が出るだろうしな…」「後でルルからラミアス艦長達にそう伝えておいてくれ」

225名無しさんも私だ:2009/04/25(土) 20:14:03 ID:rhcBEzYU0
オマケの指揮官ぽいカガリ

カガリ「…ったく、どうしてお前はそういう回りくどい言い方しかできないんだ、キラ!」「私達は、この星の平和のために戦ってるんだ」「その目的のためには、どっちみちディガルド武国もシベリア鉄道も倒さなきゃならない存在って事だ!」「だったら倒しやすいシベ鉄を…」

カガリ「切り札か…。確かに気になるが、そのひと言だけで行動を躊躇するわけにはいかない」「幸い、敵の作戦決行までには時間があるようだし、情報収集を怠らなければ対策も練られるだろう」「みんな、準備を進めておいてくれ!」

226名無しさんも私だ:2009/04/25(土) 23:20:26 ID:XCIzbnq60
原作知らなかったらカガリがユウナにツンデレだと勘違いしそうな展開だ

227名無しさんも私だ:2009/04/27(月) 18:34:31 ID:V0nZkvd.0
ていうかそれ以前に……

こ れ 誰 だ w

228名無しさんも私だ:2009/04/28(火) 11:20:37 ID:gDy9DGyk0
ブライトやクワトロの役割を全部押し付けられ…
もとい引き受ける事によって爆誕したのがKガリ様なのだ!

だからって押し付けすぎな気もしなくもないがw
ガリスとかゲインとかラ・カンとかミッチーとかも居るのに

229名無しさんも私だ:2009/04/28(火) 11:37:50 ID:qeW7jwc20
ガリス→途中リタイア(ルル→新米)
ゲイン→自分が請け負える地域の指揮しかしないようだ/エリアZi参照
ラ・カン→部外者
ミッチー→オーブのスポンサーは無理難題をおっしゃる

リリン総帥がいれば何とかしてくれたのに…!

230名無しさんも私だ:2009/04/28(火) 12:34:35 ID:r0NbMRtI0
Kは特定キャラばっかりに役割振ってるなぁ
サコン先生しかり

231名無しさんも私だ:2009/04/28(火) 16:57:57 ID:c8tANcDA0
サコン先生はまぁ仕方ない
色んな方面に対応できそうなの、同行してくれる中ではサコン先生ぐらいだし

232名無しさんも私だ:2009/04/28(火) 20:39:34 ID:Natu4mds0
今回、キラさんが頭脳派キャラグループとして混じってる位、今回そういうの少ないからな。
ゴーダンナーのシナリオでインサイニアウイルスに対してサコン先生や司馬博士、キラに頼ろうとする杏奈というシーンがあったな。

233名無しさんも私だ:2009/04/29(水) 11:44:47 ID:mKQ0lpU20
今回に限らず、同行する博士キャラは活躍度高いこと多いな
博士って、研究所に引き篭もってコツコツ新装備作る人多いから

234名無しさんも私だ:2009/04/29(水) 12:46:09 ID:Dp2cYOCk0
Kじゃカガリが指揮、キラさんが現場担当っぽいな
ファフナー勢の引率みたいなのもやってたし

235名無しさんも私だ:2009/04/29(水) 12:51:45 ID:Dp2cYOCk0
sage忘れた…orz

あとついでになんだけど、
キラさんがGAT-Xシリーズの発展型について言及するシーンってあった?
(ストライクノワールやらブルデュエルやらヴェルデバスターやら)

236名無しさんも私だ:2009/04/29(水) 16:29:17 ID:C5Uj21bI0
ノワール初登場ステージでキラvsスウェンやると「これはお前が乗っていた機体の
発展型だ」みたいな会話はある

237名無しさんも私だ:2009/04/29(水) 22:14:41 ID:h9tIv8Dg0
ブルもヴェルデもなんで隠しにならなかったのかわからん
あと博士勢は研究所とセットなせいで放浪期間の長いKで自軍についてきておかしくないのは
サコン先生しかいないのも大きいな
葵博士も弓教授も所長の立場があるからついてくると不自然だし

238名無しさんも私だ:2009/04/29(水) 22:20:51 ID:RZGXBQcU0
>>236
ノワールは3話に登場済みですぜ
後、3人組にはキラに対する特殊台詞もあり

どうもスパロボじゃフリーダム乗りのキラがストライクのパイロットやってた事や、
スーパーコーディネイターだって事も周知あるいは公然の事実になってたりするんだが
原作じゃ一部の人間しか知らないんだよな(「知ってる」って描写があるのはラクスとムウだけ)
ただ、外伝のアストレイとかじゃ裏世界で知ってる奴らが結構いるみたいなんだけど

239名無しさんも私だ:2009/04/30(木) 00:17:29 ID:mysmsDGg0
K世界だとエースパイロットとして結構しられているっていう設定みたいだからな
少なくともパイロットにとっては知名度高そうだったよう名

240名無しさんも私だ:2009/04/30(木) 01:01:50 ID:Gw9hyxI60
>>225
キラを回りくどいと言っておきながら、自分は逆に直線突っ走り過ぎで、
周囲の賛同を得られてなかった気がするが、まあKガリに免じてスルーしようw

>>232
キラは原作でもソフト面には長けてる描写があったけど、今回SRWで初めてそれが取り扱われた感じかも。
SRWに出てくる博士の面々って、ハードには長けててもソフトの方が不明な人多いし、
そういう意味でもキラが抜擢されたんじゃなかろうか?

>>234
ファフナーの引率に関しては、竜宮島の面々に年が近い年上の主人公の中で、
唯一の適正キャラだったからだと思う(他が甲児や剣児、ゲイナーな訳で)。

241名無しさんも私だ:2009/04/30(木) 01:09:09 ID:za4hKlis0
>>239
キラは一応原作のC.E世界でもデスティニー時代は「前大戦を終結させた英雄」として有名人よ

242名無しさんも私だ:2009/04/30(木) 02:16:16 ID:KoVNqs8sO
でもシン達は名前を知らなかったな
どんな素性の人間なのかも

243名無しさんも私だ:2009/04/30(木) 02:50:06 ID:Gw9hyxI60
議長に情報操作されてたんだろう、きっと。
アスランの女性遍歴とか、ラクスやアスランが今何処で何してるかも含めて。

244名無しさんも私だ:2009/04/30(木) 04:04:10 ID:cCZ9QcJA0
AP遊んでたら元一郎のディストーションフィールド防御の台詞で
「ナナコさんが守ってくれている!」
とかてあって吹いたw

245名無しさんも私だ:2009/04/30(木) 07:19:20 ID:GcOCyIPI0
ル≒コボル 戦闘前会話

ミスト「ル=コボル!俺はもう迷わない!クリスタル・ハートの力でおまえを倒して見せる!」
ル=コボル「はたしてお前にできるかな?妹のようにかわいがっていたレムの姿をしたこの私を・・・?」
ミスト「だから言っただろう!もう迷わないと!」
ミスト「例え地獄に落ちるとしても、俺はこの手でおまえを倒す!」

ル=コボル「お姉ちゃん!私を攻撃するの?そんな事しないよね?」
シェルディア「お前はレムじゃない!ボクはもう決心したんだ!ボクの手でおまえを倒してやるんだから!」
ル=コボル「そうか。ならば撃つがいい!愛する妹を!」

アンジェリカ「ル=コボル!ガズムに苦しめられたお父さんに代わって、あなたに仕返しするわ!」
ル=コボル「お前もクリスタル・ハートに適応した『欠片』の持ち主か・・・。是非手に入れたい・・・」
アンジェリカ「何が『欠片』よ!適応よ!誰があなたに利用されるもんですか!」

甲児「お前なんかに大事な地球を消されてたまるかよ!」
ル=コボル「愚かな地球人よ。おとなしく消されていれば苦しまずに済んだものを・・・」
ル=コボル「私に逆らった事を後悔させてやる!」
甲児「あいにく俺は常に前向きなのが自慢なんだよ!」

ランバ「宇宙のいろんな場所を旅して来たけれど・・・」
ミア「あなたみたいに凶悪な侵略者は初めてだわ」
パイ「宇宙海賊だって、もう少しかわいげがあったぜ」
ル=コボル「フッ・・・。ほめ言葉として承っておこうか・・・」
ロール「ほめ言葉のわけがないだろう!ル=コボルよ!」
ロール「地球の未来はこのダンガイオーが守ってみせる!さあ来いっ!」

ゲイナー「ヤーパンにたどり着いて、サラと一緒に農業をする・・・それが僕の夢見る未来だ!」
ゲイナー「サラとの幸せな未来を、お前なんかに潰されてたまるもんか!」
ル=コボル「何が幸せな未来だ・・・。そのサラとやらをここに連れてくるがいい。ふたり仲良く地獄へ送ってやる!

246名無しさんも私だ:2009/04/30(木) 07:20:25 ID:GcOCyIPI0
チーフ「ル=コボル!私利私欲のためにタングラムを貶めたお前には・・・」
チーフ「イディクスの責任者として超絶指導が必修だ!」
ル=コボル「異世界から来たバーチャロイドよ・・・。何と不幸な・・・」
ル=コボル「地球人と関わったばかりにこの世界で朽ち果てるのか・・・」
チーフ「戯言は指導が済んでからにしてもらう!」
チーフ「MARZ最終教則ファイナルX、開始する!」

キラ「地球は新しい時代を迎えようとしている。ナチュラルとコーディネイターがわかり合える時代を・・・」
キラ「お前のような侵略者に邪魔させはしない!」
ル=コボル「ナチュラルとコーディネイター・・・。そいつらが憎み合い、殺し合いをしてくれたおかげで・・・」
ル=コボル「大量のマイナスエネルギーが集まったのだ。それを今さらわかり合おうなどと・・・片腹痛いわ!」
キラ「笑いたければ笑えばいい・・・。でも、僕はそんな時代が来ると信じて戦い続ける!それが僕の戦いだ!」

アスラン「ナチュラルとコーディネイターが手を結び、地球人類は新たな1歩を踏み出そうとしている・・・」
アスラン「希望に満ちた未来を、消させたりはしない!」
ル=コボル「無力な地球人が何を言うか・・・。地球人類の歴史など、今日ここで終わりを告げるのだ!」

ダイヤ「俺達の地球に住んでるのは地球人だけじゃない!ダリウス人だって住んでるんだぞ!」
ダイヤ「お前なんかに消させやしないからな!」
ル=コボル「何者が住んでいようと関係ない。私は全てを破壊する。地球も宇宙から消えてもらう」
ダイヤ「黙れ!宇宙から消えるのはお前の方だ!」

ゴオ「俺は杏奈のおかげで化け物になる寸前で助かった。だから俺は、絶対に杏奈を幸せにしてやらなきゃならないんだ!」
ゴオ「俺達の明るい未来のために、お前を倒す!」
ル=コボル「幸せ?未来?くだらん事を言うな。お前達に待っているのは苦しみと破滅だけだ!」
ゴオ「そんなのはお断りだ!俺はこの手で未来を掴み取ってみせる!」

ルージ「ル=コボル!お前がこれまで、どれだけの星を侵略してきたか知らないけど・・・」
ルージ「俺の故郷には指一本触れさせないぞ!」
ル=コボル「フッ・・・。たとえ直接触れなくても、星の一つや二つ、一瞬のうちに消してみせるさ・・・」
ル=コボル「私の力を甘く見ない方がいい・・・」
ルージ「そんな事は絶対にさせない!俺は命を懸けてミロード村を守ってみせる!」

一騎「俺達は北極でフェストゥムと戦い、奴らと共存できる未来への鍵を手に入れた・・・」
一騎「お前なんかに大事な鍵を奪われてたまるか!」
ル=コボル「未来への鍵だと・・・?くだらんな。私がより有益な鍵を進呈しよう。地獄への扉の鍵をな!」

ヴァン「・・・俺の戦いは終わった。お前と戦う義理はねえ・・・」
ヴァン「だがな、あの星がなくなったら、俺の住む所がなくなっちまう。そいつはちょっと都合が悪い・・・」
ル=コボル「ならばお前も一緒に消滅すればいい。そうすれば住む場所の心配はいらんぞ?」
ヴァン「あいにいく俺はまだ死にたくないんでね。だからてめえを倒して、あの星を守る事にした!」

剣児「人の星を土足で踏みにじって、最後には消滅させちまおうなんて、どんだけ悪質なんだ、この野郎!」
ル=コボル「悪質だと?無力である事が罪業。信賞必罰は当然」
剣児「けっ!難しい言葉を並べりゃ俺が黙るとでも思ったかよ!」
剣児「俺とお前、どっちが正しいか。拳でわからせてやるぜ!

247名無しさんも私だ:2009/04/30(木) 11:33:47 ID:RlJA5lDs0
シンは、シンのセリフは……!?

248名無しさんも私だ:2009/04/30(木) 11:51:33 ID:za4hKlis0
>MARZ最終教則ファイナルX
たぶん亙のセンスだろうがすげぇ名前だな、これw

249名無しさんも私だ:2009/04/30(木) 13:56:54 ID:cdjLbuWE0
最終とファイナルでかぶってるなw

250名無しさんも私だ:2009/04/30(木) 14:07:19 ID:icKCGIMg0
Zのオリ敵に比べてまともだなw

251名無しさんも私だ:2009/04/30(木) 14:08:28 ID:KddtAwzI0
>>753
だな


ちなみにものすごくどうでもいいがスパロボMXでこの時のことが会話として出てるが
ガンダム連合の話が出てくるがファーストと同時進行だったそうでアムロもガンダムでくるくるまわったそうだ

252名無しさんも私だ:2009/04/30(木) 14:09:11 ID:KddtAwzI0
誤爆ー

253名無しさんも私だ:2009/04/30(木) 17:21:24 ID:1XaTl4sc0
>>250
カイメラ=変態
イディクス=小者
だから比較的「まとも」なんですよww

254名無しさんも私だ:2009/05/05(火) 16:39:10 ID:ModzbVHo0
Kの会話降りてこないな…

255名無しさんも私だ:2009/05/06(水) 02:57:47 ID:79MrMdg.0
ガウリ隊長の悲劇でも投下しとくか

早乙女「ガウリ隊長! 私が相手だ!」
ガウリ「むっ…? ビルドエンジェルの女戦士か…」
早乙女「…隊長とセイジュウロウの戦いを見てたらウズウズしてな…」
「あんたの忍術ともやりあってみたくなっちまったのさ!」
ガウリ「それを承知で挑むとは、愚かなり! 覚悟っ!」
早乙女「キャーッ! やめてーっ! エッチーッ!」
ガウリ「な、なにっ!?」
早乙女「スキありっ!」
ガウリ「うごっ…」
早乙女「エンジェル忍法、乙女の叫び…見事に引っかかったね!」
ガウリ「そ、そんな…忍法…!」
早乙女「ついでにこれを受け取りな! ふぬっ!」
ガウリ「むぐっ! むぐぐ…ぐぐぐ…」
早乙女「ぷはあっ! 悪い魔法を解くにはな、乙女のキッスが効くんだぜ…!」
ガウリ「むっ! ここはどこだ!?」


身堂「乙女のキッスといえば、大空魔竜でも熱いキッスが炸裂したんだったな」
アデット「ええっ!? いったい誰と誰がやったんだい?」
早乙女「ガウリの正気を取り戻すために私がひと肌脱いだのさ。効果はバッチリさ!」
フェイ「ホントなの、ガウリ隊長?」
ガウリ「………」
ロン「何だか、抜け殻みたいになっちゃってるけど…」
早乙女「私の魅力に骨抜きになっちまったのさ!」
ガウリ(何かが違う…。こ、こんなはずじゃ…!)
早乙女「責任は取ってやるから安心しろ! あっはっは…!」
アデット「へえ。意外なカップルの誕生だね。仲良くやんなよ、おふたりさん!」
ヤッサバ「おう、アデット! 戻ったらメシでも食いに行こうぜ!」
アデット「あいよ、あんた!」

256名無しさんも私だ:2009/05/06(水) 02:59:28 ID:79MrMdg.0
そのしばらく後

鏡「ガウリ隊長。ビッグシューターを大火焔偶に突入させますから、つばきの救出をお願いします」
ガウリ「わかった。ここがヤーパン忍者の腕の見せ所だからな!」
早乙女「ガウリ! 上手くいったら抱きしめてやるからな!」
ガウリ(ああ、失敗したくなってきた…)



だれかカバのとこ収集してたら投下プリーズ
俺はここしかメモってなかった

真矢「ここがメイン会場のアイドルコンテストね」
一騎「遠見も出ればいいトコまでいったんじゃないか?」
真矢「やだ…。からかわないでよ、一騎君ってば…」
総士(僕も一騎の意見に賛成だ…)

257名無しさんも私だ:2009/05/06(水) 13:53:10 ID:DaRA3zg20
これ酷い原作○○だよなぁ…w

258名無しさんも私だ:2009/05/06(水) 20:15:33 ID:UuzZ6CMU0
多分、原作ファンの50%以上は喜んでるから無問題だ>ガウリ隊長の処遇

259名無しさんも私だ:2009/05/07(木) 04:04:22 ID:CgEsxBDg0
直近のZできちっと再現やったせいか、
おおむね好意的に受け止められてるのが余計に哀れを誘う

ガウリ隊長にばっかり注目行くが、中年バカップルも良い感じだよね
ファフナー組の誰かにウザがられてたりw

260名無しさんも私だ:2009/05/08(金) 17:15:54 ID:.bYZarJg0
そういえば初の作品越えカップルになるのだろうかw
まぁ最終的に二つの地球、あっちとこっちで別れ別れになるけど

261名無しさんも私だ:2009/05/09(土) 13:14:06 ID:WHDUcIdo0
第23話 アナ姫の部屋でのシーン

シン「ここがアナ姫様の部屋か・・・」
総士「本とぬいぐるみの山だ・・・」
アナ「みんな、来てくれたの!?」
ルージ「ほら、前に来る約束をしたじゃないですか」
     「どうせだから、みんなを呼んだ方が楽しいかなって思って・・・。迷惑でしたか?」
アナ「そんな事ない!うれしいですよ!」
ルージ「それにしても、前より本が増えましたね・・・」
アナ「ヤーパンの天井に置いてきた本を持ってきたのよ!」
総士「どれも興味深いな。後で読ませてもらっていいですか?」
一騎「お前の部屋とは大違いだな、総士。何にもないもんな・・・」
総士「馬鹿を言うな、よく思い出せ。ベッドやソファー、机やテーブルもあった」
    「部屋から出て11歩の距離に自動販売機もある。極めて便利な部屋だ」
一騎「お前・・・。俺が言ってるのはそういう事じゃなくて・・・」
ウェンディ「あっ、総士さん!・・・あれ?」
総士「君はヴァンさんの保護者のウェンディ・・・」
    「ちょうどいい。僕も君と話したいと思っていたところだ」
ウェンディ「ヴァンの事について・・・ですか?」
総士「違う。妹の・・・乙姫の事についてだ」
ウェンディ「私もそれを聞こうと思っていたんです。乙姫ちゃんは来てないんですか?」
総士「・・・乙姫は生まれつき体が弱い。本来であればアルヴィスから出る事も許されないんだ」
    「出歩く必要がない以上、遠見先生と一緒に医務室にいる」
    「・・・会いたければ行くといい。乙姫も喜ぶはずだ」
ウェンディ「あ、ありがとうございます!それで、総士さんのお話というのは・・・?」
総士「乙姫が礼を言っていた。『私にも友達ができてうれしい。ありがとう』と」
ウェンディ「えっ?あ、どういたしまして・・・。他には・・・?」
総士「それだけだ。僕はこれから本を借りねばならない。また、話があったら連絡する」
ウェンディ「は、はあ・・・」
道生「やれやれ・・・。総士も本当に人付き合いが下手な奴だな・・・」

262名無しさんも私だ:2009/05/09(土) 13:15:13 ID:WHDUcIdo0
ランバ「あっ、少女漫画みーつけた!」
アナ「よろしければお貸ししますので、どうぞ持っていって下さい」
ランバ「いいの?やったあ!」
ミラ「あら?ここの所、ごっそり本が無くなってるけど・・・」
アナ「そこはサコン先生にお貸しした本が入っていたんです」
ゴオ「アスランは何を借りるつもりなんだ?」
アスラン「えっ?俺は・・・」
柳生「『頼りになる隊長になるために』?ふふっ、苦労人ね、あなたも」

ルナマリア「・・・はい、これが今、プラントで流行のファッションよ」
アナ「わあ・・・どれもかわいい・・・」
メイリン「こっちのページにはお菓子特集も載ってるわよ」
      「私のオススメはこのケーキ!ちょっとだけほろ苦いのがオトナの味って感じで・・・」
アナ「美味しそう〜!」
    「でも、食べ過ぎると太りますから・・・見るだけで我慢します・・・」
メイリン「・・・!そ、そうね・・・そうよね・・・」
ミア「メイリンさん、ダイエットは一日にして成らず!頑張って下さいね」
メイリン「は、はい・・・」  
      「さすがにミアさんに言われると説得力あるなぁ・・・。」
レ・ミィ「大分にぎやかじゃない」
アナ「あっ、レ・ミィさん。あなたも遊びに来てくれるなんて・・・」
レ・ミィ「な、何を言ってるのよ!ちょっと騒がしいから見に来ただけよ!」
キラ「ごめん・・・。ちょっと僕達も騒ぎすぎたみたいだね・・・」
    「アナ姫も、ごめんね」
アナ「私は全然気にしてませんよ、キラさん。むしろ、うれしいのです」
    「本当に、みんながこうやって仲良くできれば、どんぱちどん!ってやらなくて済むんですけど・・・」
キラ「そうだね・・・」
真矢「ねえ、一騎君・・・。やっぱり思い出って大事だよね」
一騎「えっ?」
真矢「もし、私達だけでフェストゥムと戦う事になったとしたら、もっと戦いの毎日だったと思うんだ」
    「そうやって戦いばかりになると思い出を作るのが怖くなるでしょ?」
    「でも、思い出がないと、戦いの後自分の居場所がなくなっちゃって・・・」
    「それで戦いばかりしたくなっちゃうと思う。でも、一騎君はそうならないで。戦いばかりにならないで」
     「今、一騎君の居場所は、ここだから。この部隊は戦いだけの部隊じゃないから大丈夫だと思うけど・・・」
     「私、ファフナーに乗る前の一騎君の事、絶対に忘れない・・・」
一騎「遠見は誰かの分まで思い出を大切にしてくれるんだな・・・」
    「だから一緒にいると安心するのかな」
真矢「そ、そうなのかな・・・」
一騎「大丈夫。俺だって忘れない。俺の居場所、みんなの事、竜宮島の事・・・」
真矢「うん・・・」

263名無しさんも私だ:2009/05/09(土) 13:16:11 ID:WHDUcIdo0
ミラ「ナオト君、あなたも来てたの?」
ナオト「あ、はい。少しでもみんなとお話したくて・・・」
     「僕、戦闘要員じゃないですからなかなかゆっくり話す機会もなさそうですし・・・」
ミラ「いい心がけね。大丈夫、あなたならすぐにみんなと仲良くなれるわ」
ヤンマ「だったら、ナオトは俺達の弟分にしてやるよ!」
ミラ「あら、カニタンクのみんな」
ブビィ「どうも、ミラさん」
ハッチョ「ナオト、俺達のことは兄貴って呼べ!」
ナオト「は、はあ・・・。兄貴・・・」
ヤンマ「話がわかるな。よーし、これからは俺達、4人トリオだ!」
ナオト「4人はトリオって言わないんじゃ・・・」
ミラ「さっそくお友達ができたみたいね。うらやましいわ・・・」
   「私、前のようにみんなに溶け込めなくて・・・」
   「普段は医務室とジェネレーター室の往復しかしていないのよ」
   「ゴオや杏奈ちゃん、千鶴さん、乙姫ちゃんとはよく話すんだけど・・・」
ブビィ「じゃあ、ミラさんも俺達の妹分になるか?最近出番が少なくて・・・」
ピュリア「調子に乗ってんじゃねえ!」
ヤンマ「うわっ!姉御!」
ピュリア「ったく、お前達がナオトやミラさんと何を話してるかと思えば・・・」
ミラ「興らないでやって、ピュリア。私は妹分になれって言われた事は迷惑だなんて思ってないから」
ピュリア「いいや、こいつらの事だ・・・。ナオトをパシリにして自分達が楽をしようとか・・・」
      「元エースパイロットのミラさんと組んで目立とうとか・・・」
      「そういう魂胆で話を持ちかけたんだろ?コラ!」
ブビィ「ぎねbっばさいっ!」
ナオト「わかりました。僕、ヤンマさん達の弟分になります」
ピュリア「えっ?」
ヤンマ「いいのかよ?」
ナオト「はい。それが皆さんやダイヤ君を助ける事につながるんなら・・・」
     「弟分になって頑張るのが僕の役目です!」
ピュリア「ったく、しょうがねえな・・・。本人がそう言うんじゃ、アタシも断れねえ・・・」
      「ヤンマ、ハッチョ、ブビィ!お前達が責任を持ってナオトの面倒を見るんだぜ!」
ヤンマ「アイアイサー!」
ナオト「あ、改めてよろしくお願いします!兄貴!」
ミラ「・・・あの子も居場所を見つけた・・・」
ミラ「私の居場所は・・・どこ・・・?」

アナ「すいません、出発前だったのに」
シン「こっちこそ、大人数で押しかけちゃってすみませんでした」
ゴオ「だけど、おかげで普段話さないような奴とも話せたし・・・」
道生「カノンもみんなと仲良くなれたし。なあ?」
カノン「・・・命令があれば、今までだってできた」
道生「まあ、本人はこう言ってるが・・・」
宙「こういう休息時間ってのもいいもんだな」
コトナ「ルージ君とアナ姫様のお手柄ね」
セレーネ「そろそろ時間だわ。それじゃまたね、アナ姫様」
ディック「次は俺がダンスパーティーでも企画しよう・・・」
ヤッサバ「シベリアエリア流の立食パーティーもいいかもしれねえな!」
アナ「楽しみにしていますよー!」
    「ありがとう、みんな・・・」
リュボフ「これでお別れというわけでもないですが・・・・何だかさびしゅうございますね・・・」
アナ「パイロットをやっているみんなは、きっともっと辛い事の連続なのよ?」
    「だったら、私達はそれを助けなきゃ!」
リュボフ「そ、そうですね。でしたら私は、今度こそサコン先生の慰労会を・・・」
アナ「そうですね・・・。結局あの方はまだ働きづめで・・・大丈夫だといいけど・・・」

264名無しさんも私だ:2009/05/09(土) 16:00:25 ID:WHDUcIdo0
>ブビィ「ぎねbっばさいっ!」

ブビィ「ごめんなさいっ」のミスでした

265名無しさんも私だ:2009/05/09(土) 21:03:15 ID:qbz.nVl20
宗介辺りと気が合いそうだな、総士w

266名無しさんも私だ:2009/05/09(土) 22:06:37 ID:Hj8Iio1k0
>>265
そうっすけ。

267名無しさんも私だ:2009/05/10(日) 13:40:23 ID:vGJ9UMSo0
良いねえ。
批判はあれども、こういうテキストが埋もれるのは勿体無いなあ。

268名無しさんも私だ:2009/05/10(日) 17:42:22 ID:SebyGpJI0
> 総士「君はヴァンさんの保護者のウェンディ・・・」
総士にまで普通に保護者と認識されとんのかw

269名無しさんも私だ:2009/05/10(日) 22:15:37 ID:kSQ.jE/.0
Kの第10話の冒頭、アナ姫がすげぇスペックの発揮ぶり

ヴァン「おい!そりゃいったいどういう事だ!?ダリウス界ってのは何なんだ!?」
ジョシュア「別の世界に飛ばされたって言われても何の事だかわかりませんよ!」
ゲイナー「ヤーパンの天井にはもう戻れないって事ですか?」
ルージ「職人探しはどうなるんですか?村には帰れるんですか?」
ローサ「大空魔竜は、何者かによって空間転移させられてしまったのです。
    いったいどうやって転移したのか、その方法が解明でき次第、
    皆さんを戻す方法を考えますから…
    しばらくの間、大空魔竜で私たちと一緒に…」
ルージ「そんな!一日も早く職人を連れて行かないと、
    村が滅んでしまうかもしれないのに…」
ヴァン「俺はカギ爪を殺さなきゃならねえんだぞ!
    あいつのいねえ世界に用はねえぞ!」
サラ「私達だって、エクソダスの途中なんです!
   戻れないと困ります!」
ローサ「戻る方法は必ず見つけます。ですから、しばらくは…」
レ・ミィ「しばらくって、どれくらいなの?3日?1ヶ月?それとも1年?
     はっきりさせなさいよ!」
ローサ「そ、それは…」
ラ・カン「よさないか、ミィ。ローサ殿を責めた所で戻れるわけでは無かろう?」
レ・ミィ「それはそうだけど…」
アナ「みなさん、こういう時こそ、冷静に対処すべきではありませんか?」
サラ「アナ姫様?」
アナ「未知の世界に飛ばされて不安な気持ちはわかります。
   だからと言って、感情的になってローサ副長に不平をぶつけるなんて
   あまりに子供じみてはいませんか?
   元の世界に戻るにはどうすればいいか知恵を出し合うとか…
   他にする事があるのではありませんか?」
リュボフ「アナ姫様、何とご立派な…。私、感動しました!」
ゲイナー「アナ姫様のおっしゃる通りですよ。今僕らのすべきなのは
     文句を並べることじゃない!」
ヴァン「ふん…」
ローサ「今、サコン先生と鏡君が状況を分析しています。
    具体的な期日はわかりませんが、必ず元の世界へ戻れますから、
    どうか我々を信じてください…!」
ラ・カン「大丈夫だローサ殿。アナ姫様の言葉で我々は目が覚めた。
     感情的になってわめき散らすような事はもうしない。
     そうだな、みんな?」
レ・ミィ「…さっきはごめんなさい。
     ついカっとなっちゃって…」
サラ「大空魔竜の皆さんは、私たちを元の世界に戻すために調査をしてくれるんですもんね…
   それなのに勝手な事ばっかり言っちゃって…」
ゲイナー「僕らの知恵で何処までお役に立てるかわかりませんが、
     僕らにも戻る方法を探す手伝いをさせて下さい!」
カルメン99「カギ爪の所に戻るなら何だってするわよねえ、ヴァン?」
ヴァン「ああ…」
ラ・カン「というわけだローサ殿。我々にお手伝いできる事あれば、何なりと言ってもらいたい」
ローサ「ありがとうございます。我々も精一杯努力しますので…」
コトナ(…私はむしろ戻れないほうがありがたいんだけど…
    みんなの気持ちが盛り上がってるこの状況に水をさす事もないわよね…)
カルメン99「ところで、ダリウス界ってのはいったいどんな世界なのかしら?」
ローサ「そうですね。それについては説明しないといけないですね。
    ダリウス界というのは…」

以上です、ほとんどROMってばっかだけど、初めて台詞収集したよ。
結構時間がかかるけど、満足できた。

270名無しさんも私だ:2009/05/11(月) 13:52:43 ID:8vd6LzZU0
やっぱ次元をこえるタイミングが悪すぎるよなぁ…
何でゾイジェネ組は残り3人の合流前だったんだろう?

271名無しさんも私だ:2009/05/11(月) 16:56:51 ID:lfMWqgtY0
アナ姫様は原作からしてステッキーだからなー

272名無しさんも私だ:2009/05/13(水) 19:51:41 ID:OTWZ9CNY0
ミハエル&ファサリナ加入シーン


剣司「と、突然でびっくりしたけど・・・!あんな奴の好き勝手にさせるもんか!」
道生「地球には守らなくちゃならねえものが山ほどあるからな・・・!」
甲洋「次は俺達がみんなの命を救う番だ・・・!」
ミハエル「同志の夢を阻み、今、またこの星を悪意で覆うとするなど・・・!」
ファサリナ「ミハエル君・・・」
カルメン99「・・・で、あんた達はどうしたいの?」
カガリ「カギ爪の男の側近だったってことはこっちでも把握してる。だが、だからといって捕虜にするつもりはない」
    「私はあなた達の意見を尊重したい」
ミハエル「・・・僕はまだ、自分の目で世界を確かめていない・・・」
ウェンディ「ミハエル兄さん・・・」
ミハエル「ウェンディが言った事、命を賭して自分の目で確かめてみたい・・・!」
     「それが同志のためにもなる・・・」
ネロ「「貴様、まだカギ爪の男の事を!」
ミハエル「勘違いするな。世界から争いをなくしたいという同志の考えは間違ってなかったと思ってる」
      「私はそれを自分なりのやり方で実現したい。それだけだ」
シン「・・・二度と妹を泣かせるような事すんなよな」
ミハエル「そのつもりだ。だが、私は私の道を行く。道を違えた場合は・・・」
キラ「それでも、僕達と同じ道を歩く事もできるはずだ」
ランバ「せっかくだから、一緒に戦おうよ」
ミハエル「・・・・・・」
     「・・・私の道は私だけが歩く道ではない、か・・・」
     「・・・わかった・・・。地球に平和が訪れるまで協力する事にしよう」
カルメン99「ファサリナ、あんたは?」
ファサリナ「・・・殺して下さい」
カルメン99「はあ?何言ってんのよ、今さら」
ファサリナ「・・・もう生きる理由が・・・・ない・・・」
レイ「・・・だからと言って死ぬ理由もないんじゃないか?」
ファサリナ「え・・・?」
レイ「貴様の論理に従えば、俺もヴァンも生きる目的を失っている。だが、俺は今ここに立っている」
    「さんざん人をコケにしておいてやる事は逃げか?貴様の甘えにはうんざりだ」
    「死にたいなら、今俺がここで殺してやる」
ミハエル「やめろ!ファサリナさんを殺すと言うなら僕が相手になる!!」
ファサリナ「・・・!やめて!ミハエル君は・・・殺さないで!」
ディック「フッ、身を挺してかばうか。並大抵の覚悟じゃできねえぜ」
カルメン99「・・・あ〜あ、あんたが生きる理由なんてそれで十分でしょ?生き延びてよね。せっかく素直に生きられるんだから」
ミハエル「ファサリナさん・・・」
ファサリナ「ミハエル君・・・。わかったわ・・・。私、皆さんの力になります」
ジョシュア「兄さん・・・」
レイ「ジョッシュ、何も言うな。俺はもう悲しみと向き合える」
    「だから、あの女がああなるように仕向けた。それだけだ」
ジョシュア「・・・はい!兄さんは不器用ですからね!」
レイ「・・・お前、そこまでハッキリと・・・。だから何も言うなと言ったのに・・・」
コトナ「なんだか、あっちはあっちでまとまったみたいね」
ゲイン「あの兄ちゃんもずいぶん丸くなったみたいだしな」

273名無しさんも私だ:2009/05/16(土) 22:22:09 ID:4iL3KZlM0
せっかく台詞が投下されてるんでage

アナ姫のとこは俺も好きだなー
今までバラバラだった自軍がまとまるためのいいきっかけになったと思う
(結局まとまってないイメージがあったけど)

あと、>>272のミハエルが仲間になるところで気づいて他のミハエルの台詞も読み返してみたが
ちゃんと一人称の「私」と「僕」を使い分けてるんだな
強がってる時は「私」、テンパって素に戻った時は「僕」

ここまでやったのに何でレイ兄さんは…

274名無しさんも私だ:2009/05/17(日) 10:24:48 ID:Cjoc3gEI0
強がっているというか、会社や人前に話すときには僕(私、とか自分)だけど、私用で飾らないときは俺
みたいなやつの感じじゃないの?
まぁ素で出る言葉という方はあっているとは思うが

275名無しさんも私だ:2009/05/17(日) 16:52:37 ID:./Lpcv1Q0
>>274
すまん、それを言いたかったんだ
カギ爪の組織の一員として動いてる時はウェンディとタイマンでも「私」だったから
その辺を上手く言い表したかった

276名無しさんも私だ:2009/05/23(土) 21:20:16 ID:OCJKmYFs0
Kのシン加入パートはどんな感じだったんだろう?

277名無しさんも私だ:2009/05/25(月) 18:39:22 ID:XeMA1iYI0
「地球人は救いようがない!」という展開を鏡がやるとこうなる

アラン「結局、向こうの思惑どおりにことが動く、か」
万丈「こちらは手持ちのカードがない。しかたがないさ」
ハヤト「しかも、向こうはまだその戦力の一部しか見せていない」
鉄也「地球が危ないってのにな。まったく、どういう神経した女だよ」
大介「………」
甲児「どうかしたのか、大介さん?」
大介「いや……地球人というものの複雑さに、圧倒されただけだ。母なる星の危機を前に、
なぜこうもまとまることができないのか僕には理解できない」
万丈「ああ、まさしく君の言うとおり。それが地球人という奴さ。まったく、度し難い」
大作「どしがたい……?」
アラン「言い聞かせてもわからせようがない、救いようがない、という意味だ。……情けないが、認めざるを得んな」
エイジ「しかし、その一方で、愛するもののために、誇りのためにすべてを捨てて戦える強さをももっているのが、地球人だ
この数年の間、俺はそれを見てきた」
アンナ「エイジ……」
アムロ「そういってもらえると、少しは救われるな」
甲児「ま、そうでなくっちゃやってられねぇや」
以下ハマーンの会談に関する話なので省略

278名無しさんも私だ:2009/05/27(水) 18:04:50 ID:iOz//jvs0
この手の展開は、やっぱ周囲の人間が気づいてなんぼだな

どうでもいいが「度し難い」の説明入ってるのも珍しいw

279名無しさんも私だ:2009/06/02(火) 18:17:59 ID:tlgsGWI60
Kの会話うpこないな…

280名無しさんも私だ:2009/06/04(木) 02:06:15 ID:EKoo2ClI0
収集してる人がいないのかねえ……。

281名無しさんも私だ:2009/06/04(木) 02:58:35 ID:J4vheSmo0
気にいって収集してた場所はもうでちゃったんだよな
今出てない隠しでも収集してみるか

282名無しさんも私だ:2009/06/09(火) 22:03:10 ID:mDepkwtk0
とりあえず、Kでハイネが仲間になる辺りでも。

アスランVSハイネ
アスラン「ハイネ!こんな戦いはもうやめるんだ!俺達が殺し合って、何になる!?」
ハイネ「アスランか!?お前、生きていたのか!」
アスラン「ああ。俺は議長の考えに逆らった。だから殺されかけた…!」
アスラン「その時俺は思い知った。議長は目的のためなら手段を選ばない人だという事を!」
ハイネ「…………」
アスラン「議長は、デスティニープランを実現させるために、レクイエムとジェネシスで多くの命を奪った!」
アスラン「そして今も、自分に従わないからと、オーブを討とうとしている!これでもまだ議長が正しいと言うのか!」
ハイネ「アスラン…」

ハイネ説得
アスラン「ハイネ。君ならわかってくれるはずだ!」
アスラン「俺は軍人だ…。だが、その前にひとりの人間として議長を許す事はできない!」
ハイネ「…お前の言う通り、議長のやり方は俺も割り切れないところがあった…」
ハイネ「人類を救済すると言いながら、計画に逆らう者は全て排除する…」
ハイネ「こんな酷いやり方で、人類を救えるわけがない!」
アスラン「ハイネ!それじゃあ…!」
ハイネ「ああ。人類の未来を守るために、もう2度とレクイエムもジェネシスも撃たせるわけにはいかない!」
ハイネ「一緒に戦おうぜ、アスラン!」

まさか、ザフト兵にアスランと共用とは言え、対ハイネ用の台詞があるとは思わなんだw

283名無しさんも私だ:2009/06/10(水) 22:48:09 ID:QCUaH1vY0
>>282

キラvsスウェンとかのGAT-X関連の会話もあれば良いんだけど…

284名無しさんも私だ:2009/06/13(土) 10:44:36 ID:rAuDDSdw0
集めてる人いる?

ムゲフロ全文
ttp://noriwaru.web.fc2.com/mugefuro/main.html

285名無しさんも私だ:2009/06/16(火) 19:22:04 ID:.ybohIc.0
                ∩
                ( ⌒)      ∩_ _グッジョブ !!
               /,. ノ      i .,,E)
              ./ /"      / /"
   _n グッジョブ!!  ./ /_、_    / ノ'
  ( l    _、 _   / / ,_ノ` )/ /_、 _    グッジョブ!!
   \ \ ( <_,` )(      /( ,_ノ` )      n
     ヽ___ ̄ ̄ ノ ヽ     |  ̄     \    ( E)
       /    /   \   ヽフ    / ヽ ヽ_//

これで攻略wikiにある戦闘前会話を加えればほぼ網羅だな
あとは戦闘ボイスをテキストに起こすだけか…

286名無しさんも私だ:2009/06/17(水) 07:00:45 ID:CG8DuOf20
>284 おにゅうフイタw

287名無しさんも私だ:2009/06/19(金) 22:53:33 ID:dt/Wq3mI0
格闘アンドロイド・アークゲインって何時作ったんやねんw
ソウルゲインに似すぎだよ

288名無しさんも私だ:2009/06/20(土) 16:14:33 ID:6m8D2CG.0
ナハト、アーベントと同じくフォルミッドヘイム製だろ

289名無しさんも私だ:2009/06/20(土) 21:32:04 ID:clmBGpXI0
完全に0からは作れないんだから、どっかで設計されたはず、
そこの指摘しいてる思われ

290名無しさんも私だ:2009/06/20(土) 23:52:50 ID:Xf95NF9s0
エイゼル「方舟のデータから造り出された
“ナハト”と“アーベント”……
そして“アークゲイン”を護衛としてな。」

ハーケン「アークゲイン……? 初耳だな。
そいつもデータから造ったのかい?」

エイゼル「アークは方舟に積まれていた兵器だ。
腕に刃、脚に砲を持つ、紺碧(こんぺき)
の格闘戦用アンドロイド。」

アークゲインは最初から積まれていたみたいだが

291名無しさんも私だ:2009/06/21(日) 01:13:29 ID:G7r4L8L60
W10説があるくらいだしな。

292名無しさんも私だ:2009/06/25(木) 01:14:01 ID:a5Hu5YoU0
K「幸せへのカウントダウン」戦闘前会話

ミスト初戦闘時
ミスト「自分の心で他人の心を支配するなんて…力ずくじゃないかもしれないけど、立派な侵略行為じゃないか!」
ミスト「そんなの、許されるわけがない!」

ネロ初戦闘時
ネロ「カギ爪の計画が実行されたら…」
ホセ「俺達の正義の心まで失われちまう!」
バリヨ「そんなことは絶対に許されない!」
カルロス(Zzz…)
ネロ「いくぞ、みんな!俺達の正義の心を守り抜くんだ!」

プリシラ初戦闘時
プリシラ「カギ爪の心が無意識のうちに私の心に入り込むなんて、絶対に嫌!」
プリシラ「そんな気持ちの悪い事、絶対に阻止してみせるわ!」

ヴァンVSファサリナ
ファサリナ「夜明けのヴァンさん…。あなたは素晴らしい力を持っている…」
ファサリナ「あなたともっと理解し合いたい…。もっと仲良くしましょう…」
ヴァン「ふざけるな!誰がお前みたいな気色の悪い女と!それに俺は、童…」
ファサリナ「それ以上言わないで下さい。私に全てをま・か・せ・て…」
ヴァン「悪いな!俺の純潔をお前に捧げる気はねえ!」

ヴァンVSカロッサ
ヴァン「あの妙な女と違って、お前らにはまっすぐな感情がある」
ヴァン「俺にとっちゃ、お前らの方がよっぽど戦いやすい!戦いはシンプルに行こうぜ!」
メリッサ「ねえ、カロッサ、この人、何を言ってるの?」
カロッサ「知るもんか!俺、こいつ、倒す!それだけ!」
ヴァン「それだけで充分だ!さあ、かかって来い!」

ヴァンVSミハエル
ミハエル「お前がウェンディをそそのかして、こんな危険な場所まで連れてきたのか!この悪党め!」
ヴァン「俺はついて来いなんて言った事はねえ!ウェンディが勝手について来たんだ」
ミハエル「な、何だと…?」
ヴァン「今はウェンディの事は関係ねえ!てめえを倒して、カギ爪の居場所を白状させてやる!」

プリシラVSミハエル
プリシラ「ちょっと、あなたウェンディのお兄さんでしょ?」
プリシラ「どうしてカギ爪の一味なわけ?妹を悲しませちゃダメじゃない!」
ミハエル「悪いが私には私の人生がある…。いくら妹のためとは言え、それを曲げるわけにはいかない…!」
プリシラ「何よ!聞いた風な事言っちゃって!カギ爪のやろうとしてる事をもう一度よく考えて、目を覚ましなさいよ!」

キラVSミハエル
ミハエル「同士の計画が実行されれば、世界中の人が幸せになれるんだぞ!お前達はなぜ邪魔をする!」
キラ「誰かの思想に支配されて…それが幸せであるはずがない!そんな世界があってはいけないんだ!」
キラ「未来は自分の手で掴まなきゃ、意味は!」
ミハエル「それがお前の理想か!?そんな事を言っているから世界から争いがなくならない!」
ミハエル「私の言葉を聞け!同志の考えは絶対なのだ!」
キラ「それは偽りの幸せだ!君自身の幸せじゃない!」
ミハエル「聞きわけのない奴め…!これ以上同志の邪魔をするなら私がお前を消す!」
キラ「逆らう者を消して…!そんな幸せがっ!」

シンor磁偉倶VSミハエル
シン「あんなかわいい妹につらい思いをさせるなんて!」
ミハエル「私達兄妹の問題に、口を挟まないでもらいたい!」
磁偉倶「いや、そうはいかん!妹を悲しませるような奴は俺も許さん!」
シン「俺が根性を叩きなおしてやるっ!!」
ミハエル「な、なんだ!?奴らの力は…!」





アスハム「(´・ω・`)ショボーン」

293名無しさんも私だ:2009/06/25(木) 18:22:48 ID:QjAA8xgA0
>>292
久々に投下乙

294名無しさんも私だ:2009/06/25(木) 19:16:41 ID:mzETt5yc0
最後、物凄く私情入ってるなw

295名無しさんも私だ:2009/06/28(日) 13:32:42 ID:eunxtJ6o0
>>292
シンと磁偉倶wwwww

296名無しさんも私だ:2009/06/29(月) 15:54:39 ID:SD/kiTn20
スパロボK 離別の光・前編 戦闘前会話

VSシン

シン「フリーダム!戦いをやめろとか言っといて、お前だって戦ってるじゃないか!」
キラ「僕は相手を滅ぼすために戦っているんじゃない!」
   「人間同士の無益な殺し合いを止めるために戦っているだけだ」
シン「奇麗事ばっかり言いやがって…!お前もアスハと一緒で口先だけの大嘘つきだ!」
   「そんな奴は、俺がこの手で倒してやる!」


甲児「こうして俺達が戦ってる間にもベルリンでたくさんの人が犠牲になってるんだぞ!」
   「邪魔をしないで俺達をベルリンに行かせてくれ!」
シン「俺達にとっては、お前達も連合軍と同じ敵なんだ!通すわけにはいかない!」

ルージ「目的が同じだって言うのに、どうして戦わなくちゃいけないんだ!」
シン「何だ、この4本足のマシンは!バクゥとも違うようだけど・・・オーブがまた新型を開発したのか!?」

VSルナマリア

ルナマリア「キラ・ヤマト!あなたもコーディネーターなのにどうしてザフトの邪魔をするんです!」
キラ「コーディネーターとナチュラルは同じ人間・・・地球人同士なんだ。こんな戦いを続けてちゃ駄目だ!」

ルナマリア「見た事ない新型ばっかりだけど・・・あなた達はどこの軍の所属なのよ!」
さやか「軍なんかには属してないわ。私達はただ、地球の未来のために戦っているだけよ!」

ミィ「ちょっと!これから人助けに行かなくちゃならないのよ!そこをどきなさい!」
   「・・・って言うか、あんた達も助けに行くつもりなら協力しなさいよ!」
ルナマリア「たとえ目的が同じだとしても、あなた達は敵。協力はできないわ。ここで落ちなさい!」

VSレイ


レイ「・・・キラ・ヤマト。私はお前を倒さなくてはならない・・・。ある男の無念を晴らすために・・・!」
キラ「この感覚…。このパイロットと、以前どこかで戦ったような気がしてならない・・・」
   「このモビルスーツにはいったい誰が乗っているんだ・・・?」

ミスト「アークエンジェルは地球人同士の無益な争いを止めるために戦っているんだぞ?」
    「それをどうして落とそうとするんだ!」
レイ「お前の目的など知った事ではない。デュランダル議長から撃墜命令が出たから落とす。それだけだ!」
   「ザフトに投降すれば無用な戦いをせずに済んだものを・・・!」

ラ・カン「我々は無差別に殺されている人々を救いに行かねばならんのだ。道を開けてもらおう!」    
     「我らがここで戦ったところで、何の意味もないのがわからぬか!」
レイ「我々はお前達の撃退命令を受けた。命令の遂行は無意味ではない!」

VSハイネ

ハイネ「スーパーコーディネーターか・・・どれくらいスーパーなのか見せてもらおうか!」
キラ「この機体・・・速い!」

ミア「私達は今すぐベルリンへ行かなくてはならないのよ!邪魔をしないで!」
パイ「罪のない人々がたくさん殺されてんだぞ!」
ランバ「お願い!ここは見逃して!」
ハイネ「はいそうですかと聞いてあげられる立場じゃないんだな、俺は!」
ロール「やむを得ん!力ずくで通らせてもらうぞ!」

ゲイナー「命令されたら何でも言う事を聞くなんて、それじゃ機械と一緒じゃないか!」
ハイネ「だからって命令違反を犯し続ければどうなるか・・・お前の頭でもわかるだろ?」
    「割り切れよ、お前も・・・。お前は軍人と戦ってるんだよ」
ゲイナー「くそっ!なら、キングゲイナーで戦う道具を奪う!」

297名無しさんも私だ:2009/06/29(月) 15:59:21 ID:eUiarJbI0

同陣営でも、それぞれ微妙にスタンス違って面白いな

298名無しさんも私だ:2009/06/30(火) 23:46:43 ID:NDqui8960
情愛〜さよなら・前編の戦闘前会話

VS汎用

一騎
一騎「竜宮島は俺達の手で守るんだ。この体が完全に同化する日まで俺は戦い続ける…!」

真矢
真矢「これ以上、フェストゥムをこの島には近づけさせない…」

剣司
剣司「咲良…俺が告白する前にあんなになっちまいやがって…!」
剣司「せめてフェストゥムを倒してお前の無念を晴らしてやる!」


衛「こ、怖い…。戦闘がこんなに怖いなんて思いもしなかった…」
衛「み、みんなはこんな事を今までずっと続けてたのか…」
衛「でも、僕は逃げない!父ちゃんや母ちゃんのため…みんなのために戦うんだ!」

道生
道生「俺の歳じゃ、ノートゥング・モデルに乗れないかと思ったが…これならやれそうだ!」
道生「俺は生きて帰る…。そして弓子と一緒になるんだ!」

カノン
カノン「咲良…。私はお前のファフナーを借りて戦う」
カノン「そして、お前がここに帰ってくるまでお前の分もフェストゥムを倒し続ける!」

シン
シン「俺が教えられるのは家族を失う悲しみと、憎しみがいけないって事だけだ!」
シン「心を読むってんならそれを読めぇっ!!」

アスラン
アスラン「共存できる可能性があるのなら俺はそれに賭ける!」
アスラン「例えフェストゥムが相手だったとしても!」

ルナマリア
ルナマリア「できれば戦わずに終わりたかったものだけど…!戦うしかないのよね!」

イザーク
イザーク「過去の戦闘データは全て目を通した」
イザーク「進化するという貴様ら相手にどこまで通用するかわからんが、戦い抜いてみせる!」

ディアッカ
ディアッカ「全身金ピカの化け物か…。こいつらと理解しあえる日が来るなんて俺には信じられないけどねぇ…」

ネロ
ホセ「油断するな、ネロ。こいつら人を飲みこんで消化しちまうらしいぞ」
バリヨ「人間を食うってのか!?」
ネロ「俺達なんか食ったら、腹を壊すって事を教えてやるぜ!」

プリシラ
プリシラ「こんな気持ちの悪い奴らと本当に仲良くするつもりなの?」
プリシラ「個人的には遠慮したいけど…みんなで決めた事だから、私、頑張る!」

VS由紀恵

一騎
一騎「狩谷先生!なぜあなたがこんな機体に乗っているんです!もうやめて下さい!」
由紀恵「我々は私によってお前達をこの世界から消滅させる…!」
一騎「くそっ!やっぱり戦うしかないのか!?」

真矢
真矢「私達を北極へ行かせて。そうすれば、狩谷先生だって助かるかもしれないわ」
由紀恵「我々はお前達の存在を認めない。お前達は今すぐに滅ぶ…!」
真矢「…やっぱり話は通じないのね。先生、ごめんなさい…!」

剣司
剣司「先生!聞いてくれ!咲良の同化現象が進んじまった!先生は咲良の事が心配じゃないのかよ!」
由紀恵「私はお前達を抹殺する…。我々はお前達の存在を許さない…」
剣司「そうか…。あんたはもう俺の知ってる先生じゃないのか…」
剣司「だったらあんたを咲良のいる竜宮島に近づけさせるわけにはいかねえっ!」

道生
道生「ユキッペ!どうして君がザルヴァートル・モデルなんかに乗っているんだ!」
由紀恵「我々は人間からこの機体を奪い、この女から憎しみを学んだ…」
由紀恵「我々は、この機体と憎しみの力でお前達を消滅させる!」
道生「そうはいかない!この島は…絶対にお前達の好きにはさせないからな!」

299名無しさんも私だ:2009/07/01(水) 21:09:42 ID:J2PTY6/U0
スパロボK ちょっと変わった組み合わせの戦闘前会話

第12話 蠢く翳・後編

静流VSシルビー

シルビー「ずいぶんオシャレなもんに乗ってるじゃないか・・・」  
     「でもね、そんなの、私の手にかかればひとひねりよ!」
静流「私を侮った事、後悔させてあげるわ・・・!」

レ・ミィVSデボラ

デボラ「そんな4本足でやろうってのか?ナメンなよー!!」
レ・ミィ「ランスタッグを見くびらないで!やられるのはあんた達の方よっ!」

第14話 離別の光・後編

コトナVSミューディー

コトナ「私もいろんな場所を旅してきたけど・・・ここまでひどい戦場は初めてだわ」
    「ディガルドもずいぶんひどい事をしてるけど、あんた達に比べたらかわいいもんだわ!」
ミューディー「ひどくなんかないさ。だってこいつらはコーディネイターなんだからね!」

ラ・カンVSステラ
ラ・カン「お前には人々の叫びが聞こえないのか?今すぐこんな事は止めるんだ!」
ステラ「コーディネイターは滅ぼす・・・コーディネイターは皆殺しに・・・」
ラ・カン「このパイロット、正気ではないのか・・・?ならば力ずくで止めるしかあるまい!」

第16話 激闘!ダンナーベース!!・前編

カガリVSマックス

カガリ「お前なあ、少しはさらわれる方の身にもなってみろ!」
    「どんな事情があるか知らないがそのやり方はほめられたもんじゃないぞ!」
マックス「ミラはこうして欲しいと願っていたからこそ俺を目覚めさせたんだ!」

第17話 蘇る大地魔竜

シェルディア「こないだの放送、見たよ!ずいぶん偉そうだったじゃないか!」
       「ドロイドだとばっかり思ってたのに、正体は羽根つきの化け物だったとはね!」
       「目の前で実物を見せられてもまだ信じられないよ、プロイスト将軍!いや、プロイストッ!」
プロイスト「あなたは確か、我が軍を裏切った愚かな女パイロット・・・」
      「裏切り者がどんな目にあうか、思い知らせてやるから覚悟しやがれ!」
シェルディア「やーだよ!そう簡単にやられてたまるもんか!」

300名無しさんも私だ:2009/07/01(水) 21:18:56 ID:J2PTY6/U0
第21話 決戦の時は来たれり・後編

ディックVSヤガランデ

ディック「お前が破壊神か・・・。破壊神と死神・・・どっちが強いか勝負してみるかい?」

第25話 奇襲

サラVSフェルミ

サラ「何だかふざけた人がパイロットをやっているようだけど・・・!」
フェルミ「フフッ・・・。ずいぶんと優等生ぶた物言いをするのね・・・」
サラ「そんなつもりはありません!でも、あなたからロクでもない感じがするのよ!」

ルナマリナVSザイリン

ルナマリア「なんて毒々しい赤色なのよ!同じ赤でも、もう少しかわいいカラーリングがあったでしょ!」
ザイリン「戦場で可愛さを求めるだと・・・!?まじめに戦うつもりがないのか!」

第28話 リンケージ

静流VSヴェリニー
静流「自分の強さにずいぶん自信があるようだけど、あんまり自惚れてると思わぬケガをする事になるわよ?」
ヴェリニー「ご忠告、感謝するわ。でもね、これは自惚れじゃないの。あなた達とは格が違うのよ!」
静流「あら、そう。だったら大ケガをさせてやるわ!」

ディックVSヴェリニー

ディック「ほう、俺好みの勝ち気そうなレディーじゃないか・・・。君が敵とは悲しいな・・・」
ヴェリニー「あいにくだけど、あんたみたいなスカした男は大嫌いでね・・・」
ディック「そうか。それは残念だ・・・。ならば君には、弾丸の花束をプレゼントしよう!」

アデットVSヴェリニー
アデット「あんたみたいに暴力的な女はね、欲求不満に決まってるのさ!」
     「あたしみたいに幸せな恋愛をすれば、性格がもっと丸くなるよ!」
ヴェリニー「余計なお世話だよ!どうせ私は欲求不満さ!」

ピュリアVSガズム
ピュリア「悪魔みてえな機体に乗りやがって・・・!」
ガズム「この星にも似たような悪魔は存在するか・・・。これも縁かな・・・?」
ピュリア「さあな。だが、アタシ達とお前達との縁はここで切らせてもらうぜ!」

第29話 哀しき呪縛を解け

鏡VSギル・バーグ
鏡「なんとしても大火焔偶までたどり着いてつばきを救い出す!」
  「そこをどいてもらおうか、ギル・バーグよ!」
ギル・バーグ「馬鹿め・・・!この俺を突破できると思っているのか?絶対に大火焔偶には行かせんぞ!」

カガリVS[ヴェリニー
カガリ「このヒステリー女め!一度撃墜されたんなら、おとなしく撃墜されていろっ!」
ヴェリニー「ヒステリックな声をあげてるのはあんたの方じゃないか!もう少しおしとやかにした方がいいよ!」
カガリ「余計なお世話だっ!」

第31話 父の心・後編

シンシアVSプロイスト
シンシア「あなた、昔の私と同じでひとりぼっちみたいだね・・・!」
プロイスト「俺からお父様を奪い、一人にしたのはてめえらだろうが!!」

301名無しさんも私だ:2009/07/01(水) 21:23:37 ID:J2PTY6/U0
第32話 リセットされる世界・前編

レ・ミィVSファサリナ
レ・ミィ「何よ、このお色気大魔神!あんたみたいな女、私、大ッ嫌いなんだから!」
ファサリナ「子供って、感情向き出しでぶつかってくるから大嫌い・・・」
レ・ミィ「子供ですって?私が子供かどうか思い知らせてやるわ!後で後悔するんじゃないわよ!」
ファサリナ「できるものならさせてちょうだい。お嬢ちゃん・・・」

第32話 リセットされる世界・後編

ムウVSガズム
ムウ「俺みたいに、催眠術で植えつけられた人格なら何とか消し去る方法はあるだろうが・・・」
   「乗り移ってるとなると相当やっかいだよな・・・」
ガズム「何をブツブツ言っている!この娘の体から、俺を追い出すのは不可能だと言っているだろう!」
ムウ「不可能って言われると、俺としてはチャレンジしたくなるんだよねえ・・・」

ルルVSガズム(シェルディアルート)
ルル「お父さんの体を乗っ取られたアンジェリカさんのつらい気持ちはよくわかる・・・」
   「今すぐその体から出て行きなさい!」
ガズム「出て行けといわれて、はいそうですかと言う事を聞くと思うか?馬鹿め!」
ルル「ならば力ずくで追い出してみせます!」
ガズム「できる物ならやってもらおうか!貴様らにできればの話だがな・・・!」

ミハエルVSガズム(アンジェリカルート)
ミハエル「妹の体を乗っ取られたシェルディアさんのつらい気持ちは察するに余りある」
     「今すぐその体から出て行け!」
ガズム「出て行けといわれて、はいそうですかと言う事を聞くと思うか?馬鹿め!」
ミハエル「ならば力ずくで追い出してみせる!」
ガズム「できる物ならやってもらおうか!貴様らにできればの話だがな・・・!」

302名無しさんも私だ:2009/07/03(金) 01:50:31 ID:i6RubWF60
おつ
投下も増えてきて嬉しい限りだ

303名無しさんも私だ:2009/07/07(火) 20:56:46 ID:IoPjvMhU0
結構色んな組み合わせがあるんだなぁ
見たことないのも多い

304名無しさんも私だ:2009/07/07(火) 21:29:33 ID:JCtS4dC60
だよね
これからも色んな組み合わせの会話を作ってほしいな

305名無しさんも私だ:2009/07/22(水) 19:41:17 ID:LkfBvygo0
F完結編だったかで、シンジがドモンを説教するイベントがあったけどあれうpされてたっけ?

306名無しさんも私だ:2009/07/25(土) 01:57:57 ID:fJxuZTZU0
逃げるんですか?ってヤツだっけか
たぶんされてないんじゃないかなぁ

307名無しさんも私だ:2009/08/26(水) 16:26:34 ID:uJa/CNAU0
すっかり寂しくなったなこのスレ
ほんの少し前までは結構活気があったんだが…

308名無しさんも私だ:2009/08/27(木) 06:26:43 ID:9zyXTocA0
そう思うならご自身で何か収集・投下されてはいかがでしょうか

309名無しさんも私だ:2009/10/05(月) 07:06:59 ID:lo.v8Dsk0
半年以上前の遅レスだが

>>161
そもそもどこに話を持ってけばいいんだろう

昔みたいに1ヶ月制限はなくした方がいいと思うんだが、
どこで話をまとめて、どこに持ってけばいいかさっぱりだ

310名無しさんも私だ:2009/10/05(月) 22:56:32 ID:WPySjClk0
久々に来てみたんだが、スパロボ学園の台詞はないみたいだね
2か月先までお通夜かなこりゃww

311名無しさんも私だ:2009/10/06(火) 00:05:41 ID:SZdSdA0E0
過疎とお通夜は違うと思うんだが

312名無しさんも私だ:2009/10/29(木) 09:41:36 ID:uX/7a/nc0
参照するだけならプレイ動画とか見れるしなあ。過疎っちゃうのは仕方ないね。
参考に書き物するときは文章の方が非常に助かるのだけどね。

313名無しさんも私だ:2009/11/02(月) 23:42:50 ID:d06WFtlQ0
学園収集しようと思ってたんだが、南極探検が終わらないお(´・ω・`)
おのれプレイレコード。おかげでP3Pにすら手を出す余裕がない

314名無しさんも私だ:2009/11/29(日) 11:01:22 ID:nllrAxbI0
今日でNEO解禁っと

315名無しさんも私だ:2009/11/29(日) 23:39:02 ID:3BVBLQsc0
色々言われてるKだけど戦闘前会話はなかなか面白いな

316ダイダルの野望ED:2009/12/04(金) 20:03:12 ID:WB1sOoqk0
今更すぎるけど
http://smpact.hp.infoseek.co.jp/1012571825.htmlにある
「スーパーヒーロー作戦・ダイダルの野望」のエンディングを投下

(ダイダス消滅後・光の中で)
我夢「ハヤタ隊長! 僕達のやった事は…」
ハヤタ「我夢!余計な心配をする必要はない」
ダン「我々は自分達の身がどうなろうとも君のいた地球を守りたかった。
   いやそれは同時に我々のいた地球を守る事と同じなんだ」
郷「君と藤宮に出会えてよかったよ」
ハヤタ「…さらばだ。 地球のウルトラの戦士」

SE:シュワッチ!(元の世界へ還るウルトラ三戦士)

(澄み切った青空が広がるとある山脈)
風見「俺達の戻る世界は、どうなっているのだろう」
結城「デストロンやゴルゴムは倒した…
   それでも悪はまた生まれる」
一文字「そしてやってくる」
本郷「だが、俺達がいるんだ! 問題はない!」
一文字「ああ!」

SE:キュピーン!(何かの気配を感じ取り、向こうを見る光太郎)

一文字「どうした光太郎」
光太郎「…感じるんです…
    俺達の戻る世界に異次元から新たなる脅威がせまってきます。
    50億ものとてつもない何かが…何かがせまっています」
一文字「50億だって?」
風見「たとえ何がいくつやってこようと」
結城「俺達がいる限り負けはしない!」
本郷「さあ!行こう光太郎!俺達を待っている地球へ」
光太郎「はい!」

SE:キュイーン! トゥッ!(ライダー変身、跳躍)

*50億ものとてつもない何か=もち、クライシス帝国のことです。

317ダイダルの野望ED2:2009/12/04(金) 20:04:11 ID:WB1sOoqk0
(どこかの海岸)
マリ「ありがとうございました」
ジロー「お世話になりました」
イチロー「色々とありがとう!」
五郎「こちらこそ!ありがとう!」
ジロー「元の世界へ戻ったら
    ここでの出来事は残っているのでしょうか?」
イチロー「さあな、わからないが、それならそれでいいさ」
(しばらく俯くジロー)
ジロー「さびしくなります」
五郎「俺達は何処へいっても仲間だ!
   それだけは忘れないでくれよ!」
イチロー&ジロー&マリ「もちろん!」
(手を重ねる四人)
五郎「意外と俺達の地球は同じかもしれないよ!」

(二、三歩歩いて振り向き)

五郎「それじゃまた!」
(去り行く五郎)

SE:チェースト!(イナズマンの掛け声)

(子供達が元気よく遊んでる広場にて)
(二人の男の子が遊んでいる近くのベンチに座るは死神…もとい、プロフェッサーK)

プロフェッサーK「ハ、ハ、ハ、ハックシュン!」

(くしゃみと共に走り去る子供達)

プロフェッサーK「まったく…子供は元気すぎて嫌いだ!」

(一方、とある湖底から浮かび上がるスペースコロニー)

ボールボーイ「ニック! 早いとこ出発しようよ!
       このスペースコロニーからアイビー星に連絡がとれないって事は、
       この次元の地球は僕達の目指していた地球じゃないって事だよ。
       この地球の人々はレポートの対象にならないよ!」
ニック「どこの次元へいっても、地球の人達のやさしさはかわらないと思うよ」
ボールボーイ「とにかく、僕達の地球へ出発だ!」
ニック「そうだね! 僕達の地球へ!」

318ダイダルの野望ED3:2009/12/04(金) 20:05:24 ID:WB1sOoqk0
(伊賀乃村にて)
(家の前で誰かを待つミク)
ミクの兄「ミク〜!」
ミク「お兄ちゃん!」

(兄に駆け寄るミク。その姿はまさに伊賀電に瓜二つだった)

ミクの兄「ミク!」
ミク「お兄ちゃん!」
(再会を喜び、抱き合う二人の兄妹)

(その様子を見つめ、喜び合う三大宇宙刑事&アニー)
大「よかったですね」
電「ああ!」
烈「生きていてくれてよかったよ。意外と早く見つかったし」
電「生きた似顔絵がここにいますからね。
  これでこの世界に思い残すことはないです」
(悔いもなく満足げな電の首でイガ獅子のペンダントが光り輝く)
電「ペンダントが…
  ギャバン隊長。俺達はこれからもとの次元のバード星へ戻って、
  コム長官に今回の事件を報告しますか?」
大「長官は信じてくれますかね?」
(考え込む烈)
烈「信じてはくれるだろうが報告書には書けないな」
電「そうでしょうね」
烈「この宇宙でも悪い奴等はまだまだたくさん隠れているもんだ」
アニー「どの宇宙でもですよ。ギャバン隊長」
烈「その通り。そいつらを倒すまで
  銀河連邦警察、宇宙刑事の仕事に終わりはない」

SE:通信機の音が鳴る

アニー「ギャバン隊長!
    ラドー星から宇宙海賊に襲われているとの緊急救助通信が入りました。
    でもこの世界にはラドー星はないんです」
大「次元転移が始まっていて、向こうの世界から通信がきたのではないでしょうか?」
烈「よし! みんな! 次元を飛び越えラドー聖域へ向かうぞ」
電&大&アニー「はい!」
烈「バード星へ帰れるのは当分先になりそうだ」

SE:ゴゴゴゴゴ…(超次元戦闘母艦が飛び立つ)

(ひとり荒野を行く早川)
早川「みんなの力を一つにして戦いヒーロー達は勝利を収めた。
   これも俺達の戦いを見守ってくれたみんなのおかげさ。
   俺は何処へ行くのか…」
(チッチッチ…と指を動かしてクルリと一回転)
早川「どんな世界へ行っても探偵と正義のお仕事にかわりはないがね!」
(BGMが「二人の地平線」から「地獄のズバット」に変わる)
早川「というわけでサンキュー! そしてグッバイ!」

319ダイダルの野望ED4:2009/12/04(金) 20:08:09 ID:WB1sOoqk0
(シューの村)
シュー「…アノ…花…崩レ落チテシマウ…」
(女の子が駆け寄ると、シューは柵を飛び越える)
*ムービー挿入
(白い花を掬い取り、女の子に見せるシュー)
女の子「シューちゃんって優しいね!」:ボイスつき
(花に蝶が舞い、それをカメラで追うシュー。空には太陽がまぶしく輝いていた)

(キカイダー兄弟&イナズマンチームがいたのとは別の海岸)
(砂浜を歩く藤宮)
SE:さざなみの音
藤宮「静かな海だ…」
(感慨深く見つめる)
藤宮「あの時と同じ海だ…」

(一方、広場を歩く我夢)
我夢「こんな隙間から草が…」

SE:ペットボトルの蓋を開け、草に水を注ぐ

SE:ミズノエリュウの咆哮が響く

我夢「これなんだ! これが…
   これが僕らの地球なんだ!」
(空を見上げる我夢)

*ムービー挿入
我夢「おーーーーーいっ!!」:ボイス付
(我夢を中心にカメラが動き、次第に地球の姿を映し出した後それが遠くなってフェードアウト)
(以下、スタッフロールへ)

320名無しさんも私だ:2009/12/04(金) 22:09:20 ID:wKIWEY0U0


321名無しさんも私だ:2009/12/05(土) 19:05:04 ID:VpblGAHI0


延々続くガイア編、延々続くライダー編はひたすらタルいけど、
キカイダー&イナズマン編や、終盤は結構良いんだよなぁダイダル

322名無しさんも私だ:2009/12/07(月) 00:52:33 ID:XdViz/DQ0
ダイダルの野望・RX進化イベント編
光太郎「次の街を調査しよう!」
(バトルホッパーに向かい移動しようとする光太郎。その時…)

謎の声「南 光太郎!」

光太郎「誰だ!?」
(周囲を見渡し謎の声の主を探す光太郎。しかしその姿はどこにもない)

謎の声「この声はお前にしか聞こえていない。
    人間を巻き込みたくなければそのまま街を出るのだ。
    南 光太郎!」

光太郎「わかった…」
(光太郎、謎の声に従いバトルホッパーに乗り街を出る)

謎の声「フッフッフッフッフッ」

(ダイダルゲートの前に来る光太郎。その時、謎のビームを受けて倒れる)
(四体のダイダル兵が倒れた彼に迫り寄る)

ダイダル兵「アノ オ方ハ 何故 コンナ男ヲ 連レテ 来イト イウノダ?
      ソレダケノ 価値ガ アルトハ 思エナイ ガナ…」
ダイダル兵「気ガ 付イタゾ!」

光太郎「お前達は…へ…変身!」
(BLACKに変身しようとする光太郎。しかし、姿が変わらない)

323名無しさんも私だ:2009/12/07(月) 00:53:06 ID:XdViz/DQ0
続き

光太郎「何!?…変身が出来ない…」
ダイダル兵「コイツニ 照射シタノハ タダノ ショックビーム デハナイ。
      我々ハ 仮面ライダーBLACKノ 全テノ能力ヲ 分析シ 開発シタ。
      アレハ コイツノ 変身機能ヲ 破壊スル 特殊ビームナノダ」
ダイダル兵「コイツガ 我々ニ 太刀打チ出来ナイノハ 当タリ前ダ。
      今ハ、タダノ 人間ナノダカラナ」
ダイダル兵「調子ニ 乗ルナヨ!
      アノ御方ガ コイツヲ 連レテ来イト 言ッテイルノダ。
      俺達ガ 考エテイル以上ノ 何カガ コイツニハ アルンダ」
ダイダル兵「南 光太郎!人間ノ事ナド 忘レテ オトナシク 我々ノ 仲間ニナレ!」
光太郎「何を馬鹿な事を!」
ダイダル兵「光太郎!オトナシク 言ウ事ヲ 聞クナラバ、
      仮面ライダーBLACKニ 今マデノ 二倍ノ 力ヲ 与エヨウト
      アノ御方ハ オッシャッテイル」
光太郎「何!?」
ダイダル兵「オマエハ所詮、改造人間ダ。
      人間ドモニ 義理ダテスル 筋合イハ ナインジャナイカ?」
光太郎「確かに俺は改造人間だ!
    しかし、それでも俺は人間だと思っている。
    俺は人間が好きだ!
    人間を滅ぼす企みになぞ死んだって加担するものか!」
ダイダル兵「コイツヲ アノ御方ノ所ニ送ルノダ!」
(ダイダル兵の一人がもう一方に指示すると全身が発光、ワームホールが発生する)

324名無しさんも私だ:2009/12/07(月) 00:54:20 ID:XdViz/DQ0
続き

光太郎「くっ、吸い寄せられる!」
(ワームホールの吸引力はすさまじく、並の人間ならすぐに吸い込まれてしまう)
光太郎「くううッ!」
(変身能力を失ってもなお、必死にワームホールから逃れようとする光太郎。
 しかし、抵抗もむなしく吸い込まれてしまう)
光太郎「俺達がほしいのは自由に生きられる…平和だーっ!」

(その時、不思議なことが起こった!)
(ワームホールに吸い込まれた光太郎の全身が光に包まれ、別の空間に漂っていた)

光太郎「なんだ…ここは…俺はどうなって…」
(向こう側を見る光太郎)
光太郎「…あれは…太陽…一体何が起こったんだ…うわぁぁぁぁ!」

(光が弾け、光太郎の姿を映し出す。ワームホールも消えていく)
ダイダル兵「捕ラエルノダ!」
光太郎「変身!」
(光太郎、変身。その姿は黒いものの、かつてのBLACKとは大きく異なっていた)

(戦闘終了後、バトルホッパーの元に向かう光太郎)
(新たなるBLACK=RXへの変化に伴い、その姿も青い、新たなものに変わっていた)
光太郎「バトルホッパー!お前も生まれ変わったのか!」
(彼の言葉に答えるように赤いライトを輝かせるバトルホッパー=アクロバッター)
光太郎「俺はこの力でみんなを守ってみせる!」
(決意を新たにし、アクロバッターに乗りその場を去る)


以上です。
RX第一話と違ってこのゲームではキングストーンの意思はない模様。

325名無しさんも私だ:2009/12/09(水) 12:44:11 ID:RbPh4/dk0
乙。しかしなんでBLACKだけ狙い撃ちでこんな対策してるんだろダイダルw

326名無しさんも私だ:2009/12/11(金) 01:28:21 ID:DdOfTjUk0
>>325
クライシス帝国の代わりだと思えばw

327名無しさんも私だ:2009/12/17(木) 19:47:09 ID:jbTkvs7.0
スパロボKのシェルディアEND

シェルディア「ボクね、ミストとは運命の糸で結ばれてるんだと思ってる」
       「だから、ベザードで離ればなれになってもダリウス界で再会できたし…」
       「ミストがいてくれたから、レムの事も助けられた…」
ミスト「そりゃ、買いかぶりすぎだよ。お前の必死な努力がなけりゃ今の俺達はいなかったと思う」
   「…でも、運命の糸に関しては信じてもいいかな…」
シェルディア「だから、ボクとミストは、これからもずっと一緒なんだ!」
       「ボクは絶対にミストのそばを離れないからね!」
       「ずっとずっと一緒にいて、守ってあげる!」
ミスト「たまには俺にも守らせてくれよ?」
シェルディア「うん!」
ミスト「よーし…!一緒にこの星を…新しい故郷を守っていこう!」
レム「ちょっと!私は仲間はずれなの?」
ミスト「うわっ! レム!き、聞いてたのか!?」
レム「聞いてたのかって…無線で全部筒抜けだよ」
   「みんなの前でよくそんな恥ずかしい会話ができるね」
ミスト「み、みんなの前でって…そんな…」

328名無しさんも私だ:2009/12/17(木) 19:49:04 ID:jbTkvs7.0
続き

レム「ミスト兄ちゃん!お姉ちゃん!」
   「ふたりだけ幸せになろうなんて許さないんだからね!」
   「私もずーっと、ふたりの後をくっついてくからね」
シェルディア「わかってるってば。誰もレムの事を忘れてやしないよ。あんたも一緒!」
       「でもね、ボクとミストの邪魔はしないでよ」
       「そんな事したら、妹でも承知しないからね!」
レム「はーい…」
   「あっ! 気をつけて! 擬態獣が目の前に迫ってるよ!」
ミスト「了解! 擬態獣め、行くぞ! シェルディア!サポートを頼む」
シェルディア「任せといて! ボクとミストのコンビネーションは世界一なんだから!」
ミスト「世界一だなんて言わずに、どうせなら大見得を切ってやろうぜ」
シェルディア「ゲイナーの告白に負けないくらい?」
ミスト「そ、そこまでじゃないけど…」
シェルディア「なあんだ、カッコ悪いの。ほらほら、言うんだったらさっさとする!」
ミスト「…それじゃ、改めて! 俺達のコンビネーションは宇宙一だ!どんな敵にだって負けない!」
シェルディア「ボク達の心の力は…!」
ミスト「無敵だぁっ!!」

329名無しさんも私だ:2009/12/17(木) 23:35:13 ID:lwGrheBI0
特殊セリフサイトでNEOのボイス アップされ始めてるな

330名無しさんも私だ:2009/12/18(金) 00:22:53 ID:tqqndy7Q0
なんというGJ
ちょっと見てくる

331名無しさんも私だ:2009/12/27(日) 20:44:05 ID:2DpKgNAc0
スパロボKのメサイア戦でミストがデュランダルと対峙したときの場面

ミスト「お前がデュランダルか!」
    「デュランダル、答えろ!お前が望んだ未来は犠牲がなきゃ目指せないものだったのか!」
議長「目指せなかったわけではない…。だが、人がそうさせてくれなければ、こうなってしまうのも仕方ないだろう」
ミスト「そんなのはただの言い訳だ!叶いもしない理想を無理やり押し付けたお前の独善が悪いんだ!」
議長「私を理想家と言うか。だが、君も相当な理想家ではないのか…?」
   「人間…いや、生物全ては自らの欲に負ける。争いを起こす。最終的には生きるためにだ」
   「君はそれを認めようとしない…。ならば、君の示す平和はどうやって手に入れるのかね…?」
ミスト「そんなの…!」
ここでタリアが来て、ミストに中断された種死の原作再現再開。ミストは蚊帳の外に
結局、レイに撃たれた議長たちを残して脱出する事に。その際にミスト節
タリア「…そこのふたり!ここはもうすぐ崩壊するわ。早く逃げなさい…!」
キラ「デュランダル議長…グラディス艦長…。…わかりました」「さあ行こう、ミスト!」
ミスト「待って!あなた達は!?」
タリア「私達の事は気にしないで…」
ミスト「馬鹿な事言わないで下さい!」
タリア「えっ?」
ミスト「自分の命を捨てようとするなんて、人間同士で殺し合いをするのと同じぐらい…」
    「いや、それ以上に愚かしい事だってわからないんですか?」
    「みんな助かるかもしれないじゃないですか!一緒に脱出しましょう!」
メサイアを脱出し、エターナルに帰還するキラを見送りつつ悶々とするミスト
ミスト(あんな兵器まで持ち出すだけでもどうかしてるのに…)
    (デュランダル議長はまだ生きられたはずだ!)
    (それなのに責任を放棄して自殺しようとするなんて、許される事じゃない…!)
    (何でだよ…。何で地球人のトップはこんな人達ばかりなんだ…)
    (何とか今まで持ちこたえてきたけど、アンジェリカ、シェルディア…)
    (これじゃ、俺… 地球を守りたくなくなっちまうよ…)

332名無しさんも私だ:2009/12/30(水) 08:18:16 ID:r.zF5xOw0
>>331
何かこれを見るたびに、ミストの思う「いい人」ってのが
作り物めいた人形がご都合主義の塊の大人にしか見えないな……

まあ、ミストのメンタルがまんま酷い大学生や新入社員っぽいから当たり前だけどね

333名無しさんも私だ:2009/12/30(水) 08:57:48 ID:VhyjBPUI0
地球人への不信感以外は、いつもの自軍の主張とあんま変わらんけどな
上の方の会話なんてスパロボではお馴染み過ぎるやりとりだし

334名無しさんも私だ:2009/12/30(水) 09:24:09 ID:LxOdtH9Yo
お馴染みなだけに決着後さらにネガティブな方に行ったのは驚いた
その後これといったイベントもなく、地球人信じるようになってたのも

どうでもいいがカガリがスルーされてるw>地球人トップ

335名無しさんも私だ:2009/12/30(水) 10:27:56 ID:8b/qquZI0
>(これじゃ、俺… 地球を守りたくなくなっちまうよ…)
この一言のインパクトがでかすぎる

336名無しさんも私だ:2009/12/30(水) 19:28:14 ID:pYrPMXdg0
結局不信モードもその一時期だけだから気にならない人は全然気にならなくて
気になる人はなんのための展開だったんだ?ってなるのかな

337名無しさんも私だ:2009/12/30(水) 19:37:42 ID:VhyjBPUI0
状況が状況だから、不信モード自体は特に気にならなかったが、
>>334の言うように何のイベントもなく、地球人全体に好意的になってたのは未だに謎だ

一般人との触れ合いを経て地球を守る決意でも固めてくれたら、不信モードにも意味が出てくるんだが

338名無しさんも私だ:2009/12/30(水) 23:29:22 ID:97JcPQzw0
ミストの母星が異常だから、それを基準に考えるミストが異常に見えるのは当然なんだよ

339名無しさんも私だ:2010/01/01(金) 21:27:02 ID:Ja.Jv9jk0
>>331の後に地球人不信になったミストとヒロインの会話 アンジェリカ編その1

ミスト「こんな星、守る価値なんかない! 俺はもう地球人のために戦いたくない!」
    「戦うなら勝手にやってくれ! 俺は艦を降りる!」
アンジェリカ「いい加減にしなさい!」
ミスト「いってえ! 何すんだよ!」
アンジェリカ「守る価値がない? ふざけないで! この世界に、守る価値のない命なんて一つもないわ!」
       「命の大切さにアトリームの人も地球人も関係ない!」
       「この星の全ての命と、その笑顔を守るため、私達は全力を尽くします…」
       「防衛隊に入隊する時に立てた誓いをあなたは忘れたの!?」
ミスト「わ、忘れてないさ。でも…」
アンジェリカ「確かに、今のまま殺し合いを続け、滅びの道を歩むようなら…」
       「私が仮に神様だとしたら、地球人を守る価値なんてないと判断するわ…」
       「でも、ロゴスとデュランダル議長が倒れた今、地球は立ち直るチャンスなのよ!」
ミスト「チャンス…?」
アンジェリカ「あなたが言うまともな人は、きっとロゴスやデュランダル議長の粛清にあっていたんだと思うの…」
       「ううん、卑怯な手を使われて無理矢理協力させられてた人だっているかもしれないわ」
ミスト「暴走を止めようとしたけど、できなかったかもしれないって事か…?」
アンジェリカ「きっと、ね。さっきイザークさんが言っていたけど、プラントの中は情報規制が敷かれてて…」
       「本当に一部の人以外は偏った情報しか得られていなかったそうよ」
ミスト「それじゃ、プラントの市民は本気で自分達が正しいと思ってたっていうのか?」
アンジェリカ「議長の手腕は恐るべきものだったわ。今、プラント市民は隠されていた事実に大混乱してる」
       「評議会の人もそうよ。間違った情報で動いていた事にショックを受けてたわ」
       「それでも『自分達が混乱していたら市民はもっと混乱する』って…」
       「市民の混乱を抑えるために本来の職務をまっとうしようとしてる!」
ミスト「そ、そうなのか…。なら、プラントについては俺の誤解だったかもしれない…」
    「じゃあ、ロゴスはどうなんだ? プラントだけじゃなく、ロゴスも情報規制がかかってたのか?」
アンジェリカ「それは知らないけど…。でも、今回の戦争も、2年前にあったっていう戦争も…」
       「ブルーコスモスっていう思想の下に教育されてしまえば仕方がない事だと思うわ…」
ミスト「じゃあ、やっぱり地球はダメじゃないか…!」
    「教育機関が腐ってるんじゃ同じ事の繰り返しになるだけだ!」

340名無しさんも私だ:2010/01/01(金) 21:28:16 ID:Ja.Jv9jk0
アンジェリカ編その2

アンジェリカ「だからって諦める気?」
ミスト「何がだよ…」
アンジェリカ「あなたが今やろうとしている事はその腐った部分をそのまま放置するに等しい行為なのよ」
       「…結局、あなたも暴走を止められる立場なのに傍観するって事じゃない…」
       「あなたがさっき一番嫌がってた地球人と同じじゃない…!」
ミスト「………」
アンジェリカ「そんなの…私の好きなミストじゃない!!」
ミスト「…だって俺は…地球人じゃない…。地球を変えていくだなんて…」
アンジェリカ「ここまで地球のために戦うとか言っておきながら、今さら異星人だからって逃げる気!?」
       「自分の立場を都合に合わせて使い分けないで!!」
ミスト「大体、俺ひとりが頑張ったって変わるわけないじゃないか…!」
アンジェリカ「さすがに、ひとりじゃ無理よ。でも、頑張るのは無駄な事じゃない…」
       「自分で言ったわよね? まともな人がひとりでも居れば違ったかもしれない、って」
       「地球は、アスハ代表やラクスさんの呼びかけできっと生まれ変われるわ…」
       「あなたはそのお手伝いすらできないような甲斐性無しなの?」
ミスト「………」
アンジェリカ「…あなたの仕事は何?」
ミスト「…元アトリーム防衛隊所属、今はダンナーベース見習い雑用兼パイロットだよ」
アンジェリカ「私はそのパートナーよ。パートナーとして、勝手な職務放棄は見逃せないわ」
       「…なんて、理屈をこねてもしょうがないわね」
       「あなたが少しでもカッコよくあって欲しいだなんてのは私個人のわがままなんだから…」
ミスト「…わかったよ。俺はとんでもない間違いをするところだった」
    「自分で言った事すら忘れて使命から逃げ出そうとするなんて…」
    「そんなんじゃ、どんな結果になっても文句は言えないよな」
アンジェリカ「…ミスト…それじゃあ…」
ミスト「…俺、たくさんの人の死を目の当たりにして、ナーバスになってたみたいだ…」
アンジェリカ「仕方ないわよ。私だって、かなりショックだったもの…」
       「でもよかった。立ち直ってくれて…」
ミスト「ありがとう、アンジェリカ。おかげで目が覚めたよ」

341名無しさんも私だ:2010/01/01(金) 21:29:44 ID:Ja.Jv9jk0
アンジェリカ編その3

シェルディア「…何だろ…ボクの出る幕がないや…」
ミスト「えっ? 何か言った?」
シェルディア「ううん。何でもない!」
       (ミストとアンジェリカは、子供の頃から一緒にいて…)
       (防衛隊でもパートナーを組んでて…強い絆…信頼関係で結ばれてるんだ…)
       (悔しいけど、ミストの心は、ガッチリ握られてる…)
       (このふたりの間にボクの入り込むスキマはないや…)
ミスト「どうした、シェルディア。目が赤いぞ?」
シェルディア「えっ、ホント? 目にゴミでも入ったかな…」   
       「ちょっと、医務室で目薬さしてくる! じゃあね!」
アンジェリカ「…………」
ミスト「どうしたんだ、あいつ…」
アンジェリカ「…ねえ、ミスト。もしもまた、気の迷いが生じたら、今度こそ私に相談してね…?」
       「またひっぱたいてあげるから…!」
ミスト「ああ、頼む。でも、なるべく優しく叩いてくれよな」
アンジェリカ「それじゃ、目が覚めないでしょ? 思いっきりひっぱたいてやるわ」
ミスト「おお、怖い。もう迷わないようにしなきゃな…」
    「これからも頼りにしてるぜアンジェリカ!」
アンジェリカ「うん! 改めて頼られてあげる!」
ミスト「警報だ!」
アンジェリカ「行きましょう、ミスト!」
ミスト「おう!」

342名無しさんも私だ:2010/01/01(金) 21:49:37 ID:oZ9ceVRE0
これ、その1のミストのセリフだけぶっこ抜かれてよく改変されてるんだよなw
この後に身投げしてでも他人守るようなイベントでもありゃあね

343名無しさんも私だ:2010/01/02(土) 22:35:26 ID:DyolgXE60
そういえばミストネタで定番の
でもそれって根本的な解決になってませんよね(うろ)
ってアレはどこの台詞が元ネタだっけ

344名無しさんも私だ:2010/01/02(土) 23:44:18 ID:owG8L.H20
あれはデストロイが暴れてるベルリンに行くときのやり取り

>ミスト「今みたいに、力ずくで戦いをやめさせるのが、正しい方法なんですか?」
>キラ「えっ?」
>ミスト「確かに、俺たちが介入すれば、当面の争いを回避できるでしょうけど、根本的な解決にはなりませんよね?」

>キラ「だとしても、僕達は、新たな戦い、新たな悲劇を生み出さないために戦わなくてはならないんです」
>マリュー「現在も、ベルリンの街でたくさんの人達が苦しんでいるわ…連合軍を止めて、その人達を助けないと…」
>ミスト「…でも、それは原因の解決にはなりませんよね?」

この二つの複合だな

345名無しさんも私だ:2010/01/03(日) 00:49:34 ID:pTNb8sCU0
やっぱ空気読んでないなwwww

346名無しさんも私だ:2010/01/03(日) 14:36:27 ID:JMjF5NnY0
まぁ言ってることは間違っちゃいないが、
何でそのタイミングでそういう言い方するんだとw

347名無しさんも私だ:2010/01/03(日) 15:25:30 ID:c/P54/4A0
対案がないならデストロイガンダムによる被害が出るのも致し方なし
という事になっちゃうよなあ、その状況だと


他にはデストロイとか運用してる人たちに圧力かける(無理)くらいしか方法ないんじゃ……

348名無しさんも私だ:2010/01/03(日) 19:02:33 ID:tXMJbQBc0
ミストさんが言いたいのは要はベルリンの街を助ける必要はあるが
根本的な解決手段を考えなければまた同じような惨劇を繰り返すだけですよねってことで
確かに言ってる事は間違ってはいない。
原因のロゴスを叩くにも現状は孤立無援でどうにもできず、このままだと同じ惨劇が起きる可能性があるし。

でもやっぱり空気読んでないし、どうにもならない事を言って士気を下げてるだけではある。
だからこそラ・カンが最もな反論でミストさんを窘めてはいるんだけどね。

349名無しさんも私だ:2010/01/03(日) 21:05:52 ID:0pmxg2Ms0
>>339のシェルディア版。アンジェリカの時と違って、最初からミストを優しく慰めてます

ミスト「こんな星、守る価値なんかない! 俺はもう地球人のために戦いたくない!」
    「戦うなら勝手にやってくれ! 俺は艦を降りる!」
シェルディア「…それじゃあボクも降りる…」
ミスト「えっ?」
シェルディア「ボクはミストと一緒に居られればそれでいいんだよ!」
       「ボクには帰る所が無いから地球やこの部隊を第2の故郷だと思って頑張ろうとしてたけど…」
       「ミストが居ないならこんな所に居ても意味がないもん!」
ミスト「でも…お前まで付き合う必要は…」
シェルディア「ミストが、地球人を嫌いになるならボクも嫌いになれるように頑張る!」
       「アークエンジェルや大空魔竜のみんなだって、嫌いに…嫌いになれるように…」
ミスト「ちょっと待てよ…俺は別にこの部隊のみんなの事は嫌いじゃないぞ」
シェルディア「だって、この部隊を…故郷を捨てなきゃミストと一緒に居られないんでしょ?」
       「だったら嫌いになった方がいいよ…。その方がつらくないもん…」
ミスト「お前…そこまで俺の事を頼りに…?」
シェルディア「だって、全てを失ったと思ってたらやっと取り戻した心の支えだもん…」
       「このまま会えなくなる方が嫌だよ…」
ミスト「………」
シェルディア「でも、やっぱり寂しいのはごまかせないや…」
       「ボク、アークエンジェルや大空魔竜のみんなが嫌いになれない…。地球人も嫌いになれないよ…」
       「地球と別れるのも、ミストと別れるのもどっちも嫌…」
       「ごめん、ミスト。ギューッてして…?」
ミスト「……ダメだ……」
シェルディア「……?」
ミスト「俺もだ…俺もお前と同じだよ…。地球と別れるなんて嫌だ…」
シェルディア「地球人も大好き…?」
ミスト「…でも、俺はやっぱり…」
シェルディア「大好きなのに、殺し合いを見て、裏切られた気がした…? だから、悲しかったの?」
ミスト「お、俺は…地球人が…醜い心を持ってるなんて…思いたく…う、ううっ…」
    「どうしても…認めたくなくて…ううっ…」
シェルディア「いいんだよ、ミスト。悲しい時は泣いてもいいんだよ…」
ミスト「う、うっ…うああ…」
シェルディア「でもね、ミスト。認めなきゃ…」
       「地球人の心がどうだとかじゃなくて、今回の事が自分の身勝手だって事実をさ…」
       「聞いたよ? 自分の理想を無理矢理押し付けるのは独善なんでしょ…?」
ミスト「ああ…」
シェルディア「もし、未来でも地球人が今のまま戦争を続けてて、もっともっとどうしようもなくなってたら…」
       「きっと、この艦を降りた後のミストは地球人を滅ぼそうとか思っちゃうよ。ボクにはわかる」
ミスト「…そうかも…しれない…」
シェルディア「それって、最近のミストが一番嫌いだった人と一緒なんだよ? わかってる?」
       「それより、みんなで力を合わせて、地球を変えて行こうよ…」
       「すぐには無理だってわかってても努力する事は無駄じゃないでしょ? 可能性を信じるんでしょ?」
       「地球をいい星にして、ボク達の新しい故郷だって…」
       「死んじゃったみんなに胸を張って言えるようにしようよ! ねっ?」
ミスト「そうだな…! その方が隊長も喜ぶはずだ!」

350名無しさんも私だ:2010/01/03(日) 21:07:44 ID:0pmxg2Ms0
続き

アンジェリカ「…どうやら、私の出番はなさそうね…」
シェルディア「えっ? 何か言った?」
アンジェリカ「いえ。何でもないわ…」
       (わずか1年足らず、一緒に暮らしただけのはずなのに…)
       (ミストったら、まるでお母さんに甘えてるみたい…)
       (私なんて、ずいぶん長く一緒にいたのにミストのあんな甘えた顔、見た事ないし…)
       (女として、ちょっと情けないわね…)
シェルディア「どうしたの、アンジェリカ。辛そうだよ…?」
アンジェリカ「え? ええ、最近ストレスで胃がね…。医務室に胃薬もらいに行かなくちゃ。それじゃ!」
シェルディア「…………」
ミスト「どうしたんだろ、アンジェリカ…」
シェルディア「…ねえ、ミスト。いつでもボクが抱きしめてあげるから…」
       「泣きたくなったら、今度はボクの胸に飛び込んできてね…」
ミスト「あ、いや…。まあ…その…」
シェルディア「…ごめんね、スタイルが悪くてさ! 色々不満があるんでしょ!」
ミスト「そ、そうじゃなくてさ。ほんと…ありがとう」
    「俺、わかったよ。議長やロゴスの人は、パートナーに恵まれなかったんじゃなくて…」
    「ほんの少しの間違いが後で大きくなっちゃっただけなんだろうなって」
    「だからって今回の事を軽く考えるわけじゃないけど、俺も道を踏み外しそうだったわけだし…」
シェルディア「ミスト、その時は羽交い締めにしてでも食い止めてあげる」
       「ボクの両腕は、ミストを抱きしめるためにあるんだからさ!」
ミスト「シェルディア…」
シェルディア「大好きだよ! ミスト!」
ミスト「警報だ!」
シェルディア「これからも頑張ろうね! みんなで!」
ミスト「そうだな、地球のみんなで!」
シェルディア「うん!」

351名無しさんも私だ:2010/01/03(日) 21:26:28 ID:peDYCF.60
設定では「空気を読まない発言が多く、周囲を凍りつかせる事が多い」
となっているシェルディアだが、それはむしろミストさんの方で、
シェルディアはナンボかマシだと思う。

352名無しさんも私だ:2010/01/04(月) 01:53:16 ID:qQSOHtaE0
>>空気を読まない発言が多く、周囲を凍りつかせる事が多い
その役割は原作とは違ってまるで成長しなかった弟君の方だよなww

353名無しさんも私だ:2010/01/04(月) 14:35:17 ID:cuLIboho0
>>351
それらしいのは加入シナリオぐらいだったな>シェルディア

354名無しさんも私だ:2010/01/05(火) 01:14:18 ID:I84pEgtc0
スパロボKの第10話でシェルディアが仲間になった後の場面(シェルディアがKY発言する前ですけど)

シェルディア「だから、ボクは怪しくないってば! ミストの知り合いだもん!」
レ・ミィ「でもあなた、ダリウス軍と一緒に出てきたじゃない!」
剣児「そんな奴を、簡単に味方として受け入れられるかよ!」
つばき「さっきはひとまず助けたけど…。一緒に戦うとなると話は別よ!」
ボス「ダリウス軍のスパイかもしれねえしな!」
リー「女スパイって言う響きは嫌いじゃないけどねえ…」
シェルディア「ひっどーい! よってたかってボクをスパイ呼ばわりするなんて!」
レ・ミィ「だったら、ちゃんと説明してみせなさいよ!」
シェルディア「だから、それは後でするってば! ねえ、ミスト! 何とか言ってやってよ!」
ミスト「こいつは、俺がベザードにいた時の知り合いなんです」
    「俺は約1年間、シェルディアと暮らしてましたから…」
    「こいつがスパイなんてできる奴じゃないって断言できます!」
アンジェリカ「その子の家に? そ、それって同棲って事…?」
杏奈「ええっ! ミストって、その子とそういう関係だったの?」
ミスト「違います! 居候してただけです! 同棲なんかじゃありません!」
シェルディア「そんなにムキになって否定しなくたっていいじゃん。一緒に暮らしてたのは事実なんだから」
ミスト「お前は余計な事を言うな! 混乱するだろ!」
コトナ「あら、お前とか言っちゃって…」
ゲイナー(なんて口のきき方なんだ…! 僕にはとてもできない!)
サラ「何あれ、亭主関白のつもりかしら。かっこ悪いったらありゃしない」
ゲイナー(…よかった、サラさんはああいうのは好みじゃないみたいだ)
アナ「でも、情けない男というのも考え物ですよね?」
サラ「そうね…。決める時にはガツンと決めてくれないと」
ゲイナー(難しい…)
シェルディア「わかってくれた? ボクはミストの大切なパートナーなの!」
       「だから、みんなの仲間なの!」
ヤンマ「大切なパートナーって…。ミスト、てめえ! なんてうらやましいんだ!」
ブビィ「うらやましいなぁ…」
ハッチョ「うらやましくなんかねえよ! ちぇっ…」
ミスト「だ〜か〜ら! そういうんじゃないってば!」
剣児「はぁ…。何だか、馬鹿馬鹿しくなってきた…」
レ・ミィ「私も…。なんだか疲れてきたわ…」
ミスト「じゃあ、皆さん、シェルディアを信じてくれるんですか?」
ヴァン「勝手にしろ」
剣児「右に同じ…」
シェルディア「やったー!」
ミスト「すみません、皆さん…。事の経緯は、後で俺がシェルディアから聞いて…」
    「キャプテンに報告しておきますんで…」
アンジェリカ「…どういう事なの? これって…」

355名無しさんも私だ:2010/01/05(火) 08:39:39 ID:MEoNN5Ag0
ゲイナーw

356名無しさんも私だ:2010/01/05(火) 14:19:00 ID:SQKkbmh60
まあレイ兄さん生きてるからなあ。成長しないのはある意味正しいのかもしれん

357名無しさんも私だ:2010/01/05(火) 14:31:17 ID:MEoNN5Ag0
ルージ君なんかもそんな感じだな
変なとこで筋が通ってると言うか何と言うかw

358名無しさんも私だ:2010/01/05(火) 17:54:08 ID:yrMGD3m20
実は生きていましたの流れでやらないとダメなのかなあw

359名無しさんも私だ:2010/01/06(水) 06:44:50 ID:G5wio20Q0
フォッカー少佐がいつまでも元気なせいで、
微妙なポジションの一条君とかもいましたね

360名無しさんも私だ:2010/01/09(土) 05:28:30 ID:omAPeZfQ0
Kのカガリ関連のところがほしいな
K売っちゃったから、如何言う風にかっこよかったのか忘れてしまった

361名無しさんも私だ:2010/01/09(土) 08:18:35 ID:5.QVnbDg0
このスレをカガリで検索したら一部は見つかるな

関係ないが、そのまま読み進めてたらヤーパン忍者の悲劇を見つけて改めて笑った

362名無しさんも私だ:2010/01/09(土) 08:36:44 ID:wNZw9UkE0
>>361
あのイベントを見て思うのは、やっぱり作り手のユーザーのシンクロっぷりが
クオリティupには必要不可欠なんだな〜と思うよ。鵜呑みにしてZの種死関連みたくなっても困るけど、シンと議長に関しては素晴らしかったけど

363名無しさんも私だ:2010/01/09(土) 16:15:47 ID:5.QVnbDg0
キラ周りも結構良かったぞ
AA側メインのスクコマ2やKよりしっかり書かれてたんじゃないだろうか

セツコ編のフルボッコばっかり引き合いにだされて叩かれるが

364名無しさんも私だ:2010/01/09(土) 18:18:50 ID:5.QVnbDg0
一段落ついたのでスパロボ学園投下行きまーす
久々にやるとバトルのコツとかすっかり忘れてる…


・校門

遼駕「ここが今日から俺が通う学校、『スーパーロボット学園』か…」
「防衛軍直属の指揮官養成学校ってどんな所かと思ったが、普通の学校と変わんねえみてえだな」
咲弥「遼ちゃーん!」
遼駕「遅かったじゃねえか、咲弥」
咲弥「はぁはぁ… もう、一人で先に行っちゃうんだから」
遼駕「編入初日から女連れで学校に行けるかよ」
咲弥「そういう意地っ張りなところは昔から変わってないんだから…」
「まあ、いいわ。それより編入の手続きに行くんでしょ?」
遼駕「ああ。確か学園長室で済ますんだったな」
咲弥「うん。こっちだよ、案内するね」
遼駕「しっかし、編入した学校に咲弥が通ってると知った時は驚いたぜ」
咲弥「驚いたのはこっちだよ。3年前に引っ越した遼ちゃんが急に戻ってくるんだもん」
「それも同じ学校の生徒として」
遼駕「ま、これも俺と咲弥の腐れ縁って奴だな」
「幼馴染としてまたよろしく頼むぜ、咲弥」
咲弥(幼馴染として…か…)
遼駕「ん? どうかしたか、咲弥?」
咲弥「ううん! 何でもないよ!」
「こちらこそよろしくね、遼ちゃん!」
遼駕「ああ!」

365名無しさんも私だ:2010/01/09(土) 18:20:00 ID:5.QVnbDg0

・学園長室

学園長「はい」
咲弥「二年B組、瀬戸咲弥(せとさくや)です。編入生を連れて来ました」
学園長「入りなさい」
咲弥「失礼します」
学園長「待っていた。君が佐伯遼駕君だね」
遼駕「ああ」
学園長「私はスーパーロボット学園学園長、南雲裕一郎(なぐもゆういちろう)だ」
遼駕「だろうな。学園のパンフレットに載ってる顔と同じだし」
咲弥「ちょっと、遼ちゃん。学園長に対して、そんな口のきき方…」
学園長「別に構わんよ。変に気を使われて話されるより、こちらの方が気が楽というものだ」
遼駕「話が分かるぜ、学園長。さっすが学園のトップだけの事はある」
「んで、そっちのあんたは?」
四条「あたしの名は四条小夜(しじょうさや)」
「スパロボ学園教官であり、佐伯が編入するクラスの担任だ」
「ちなみに今度あたしに向かって『あんた』なんて生意気なセリフを言った日には…」
「ミサイルにくくりつけて成層圏に飛ばしてやるから覚悟しておくように」
遼駕「了解。そんときゃ お手柔らかに頼んます」
四条「フッ、腹はすわってるようだな。今から締め上げるのが楽しみだ」
学園長「さえ、佐伯君」
「君も知ってのとおり、私立とはいえ本学園はロボット部隊の指揮官を養成する軍直属の学園である」遼駕「そう聞いてたんだけど 正直な話、ここって案外普通の学校だよな」
「俺、もっと軍事基地みたいな学校を想像してたんだけど」
「指揮訓練するにしてもロボットが1体も見あたらねえしさ」
学園長「至極もっともな疑問だ。だが、その疑問に答える前に君にはやってもらう事がある」
「四条君」
四条「はっ」
「佐伯、今からあたしの質問に答えろ。貴様は…」

質問により初期デッキ決定

366名無しさんも私だ:2010/01/09(土) 18:20:30 ID:5.QVnbDg0
四条「いいだろう。佐伯、貴様の『BASE』だ。受け取れ」
遼駕「BASEって…。これ、『スーパーロボットバトル』をするためのゲーム機じゃねえか」
四条「ほう…知っているようだな」
遼駕「当たり前だぜ。スパロボバトルといえば、ロボット同士を戦わせる携帯ゲームだろ」
「世界中で大ヒットしてるこいつを知らない奴なんていやしねえよ」
学園長「その通り。そして、そのスパロボバトルこそ先ほどの君の疑問の答えとなる」
遼駕「答えって… まさか、こいつを使って指揮訓練するって事か!?」
学園長「いかにも、そうだ」
遼駕「はあ!? 冗談きついぜ、学園長!」
「ここって指揮官養成学校なんだろ! ゲームで遊んでどうすんだよ!?」
学園長「スパロボバトルはただの携帯ゲームではない。軍の技術科が開発した物なのだ」
「世間に出回っているのはそれを模倣した遊びに過ぎないのだよ」
遼駕「そう…なのか?」
学園長「佐伯君」
「君はなぜ大規模な戦争が起きていないこの世界に指揮官養成学校などが存在すると思う?」
遼駕「そ、それは…」
「なんでだ、咲弥?」
咲弥「それはね、遼ちゃん。人類の戦いの歴史が関係しているの」
遼駕「人類の戦いの歴史?」
学園長「かつてはこの地球… いや、他の世界でも我々の想像など及ばない激闘が幾度も行われてきた…」
「その激闘の中で様々な機体が産み出され、それらは優秀なパイロットと共に戦場を駆け巡った」
遼駕「…………」
学園長「勝利を得た部隊には確かに優秀なパイロットと機体がいたのだろう…」
「しかし、軍の上層部はパイロットや機体とは違った要素に着目したのだ…」
遼駕「それって、もしかして…」
学園長「そう。指揮官だ」
「強力な機体とパイロットが揃っていても、それを使いこなせるブレーンがいなければ、所詮は宝の持ち腐れ」
「そうならないためにも、軍は過去に存在した優秀なパイロット、機体のデータを用い…」
「指揮のスペシャリストの育成を決定したのだよ」
「いつまた過去のような大戦が起きるとも限らないからね」
遼駕「そのためにスパロボバトルが開発されたってのか…」
学園長「まあ、一般の人々はそんな事は知らずに遊んでるがね」
遼駕「で、スパロボバトルが訓練に使われる理由がわかったとして、俺はこれからどうすればいいんだ?」
学園長「早速だが、私とバトルしてもらう」
遼駕「ヘッ、おもしれえ! やったろうじゃねえか!」
「…っと言いてえとこだけど、実は俺、スパロボバトルは知ってても、実際にやった事ねえんだよな…」
四条「案ずるな、佐伯」
「瀬戸、佐伯にルールを教えてやれ」
咲弥「はい!」
四条「佐伯。まずはBASEに登録されている『小隊』を確認しろ!」
「Yボタンでコマンドメニューを開いて、『小隊編成』で確認する事ができる」
「指揮官たるもの、指揮する小隊の能力も知らなければ指揮などできん!」
「戦闘に勝利するなど、夢のまた夢だ!」
遼駕「そ、そりゃそうだよな…」
四条「わかったら、さっさと確認をしろ! 準備が終わったら、あたしに言え!」

367名無しさんも私だ:2010/01/09(土) 18:21:02 ID:5.QVnbDg0

四条「準備は終わったか?」
>はい
四条「よし! では、元の位置に戻れ!」
「では始めますが、よろしいですか、学園長?」
学園長「ああ。私の準備はすでに終えている」
四条「では佐伯、始めるぞ! 覚悟はいいな!」
遼駕「か、覚悟って…!?」

学園長「どうかね? 防衛軍が誇る高性能シミュレーター、これが『スパロボバトルシステム』である」
遼駕「スパロボバトル…システム…? これが!? すげえ、こんなの初めて見るぜ!」
学園長「君は今、戦場におるのだよ。そして戦場には、当然ながら敵もいる」
遼駕「敵?」
学園長「言ったはずだ、まずは実戦だと。今回は私が直々、胸を貸そう」
遼駕「ちょ、ちょっと待った! ルールとかやり方とか、全然聞いてないっすよ!」
四条「瀬戸」
咲弥「は、はいっ!」
四条「奴をサポートしてやれ」
咲弥「わかりました!」
「遼ちゃん、聞いて!」
遼駕「おう! どうすりゃいいんだ、咲弥!」
咲弥「今、戦闘プログラムが発動してるの。それを使って、相手を倒せばいいんだよ」
「落ち着いてね? 焦っちゃダメだよ?」
遼駕「ああ、こうなりゃ、やれるだけやってやらあ」
「ってーか、どうせなら勝ちに行くぜ、学園長! ぶっ倒すから覚悟しろよ!」
咲弥「もう! だから落ち着いてってば!」
学園長「その意気や良し! では、スパロボバトル開始と行こう!」

●敗北
遼駕「うわっ!」
咲弥「大丈夫、遼ちゃん!?」
遼駕「あ、ああ…」
四条「学園長に勝のは、やはり無理だったようだな」
遼駕「意気込んだ割に、格好悪いぜ…」
「だけど、これなら確かにロボットがなくても、全然問題ねえな」
「それより、ナンなんだこの痺れは?」
学園長「それは、ここで使われているスパロボバトルが世間の物とは違うからだよ」

●勝利
咲弥「やった! 遼ちゃん!」
遼駕「な、なんとか勝てたか…!」
学園長「フッ、私も久しぶりにいい汗をかかせてもらった」
「佐伯君、感想はどうだね?」
遼駕「確かにこれなら実際にロボットがなくても、全然問題ねえな」
学園長「うむ。ちなみに、本学園のスパロボバトルには世間の物と違う点が2つある」

●共通
遼駕「というと?」
学園長「1つは使われているスパロボバトルのデータは全て、過去に実際に存在したユニットという点」
「これは実在したユニットを指揮することで、より実戦に近い形をとるためだ」
遼駕「なるほどね。そうすりゃ、色んな機体の性能も知る事もできるしな」
学園長「そしてもう1つは、敗者にはペナルティとして、精神にダメージがフィードバックされる点だ」
「戦闘不能までやられてしまったら、気絶する事も珍しくない。注意したまえ」
遼駕「マジかよ!? なんでそんな危ねえ仕様になってんだよ!?」
学園長「スパロボバトルを遊び半分でやるのを防ぐためだ」
「いいかね? 本学園は先に君が言った通り、ロボット部隊の指揮官を養成するための機関だ」
「多少危険な方法をとってでも実戦の緊張感を養わせる必要があるのだよ」
遼駕「ったく、俺もとんでもねえトコに編入しちまったもんだぜ…」
学園長「まもなく君は知る事になるだろう。バトルこそが全て…勝者が絶対たる我が学園が、どういう場所なのかをね」
遼駕「上等! バトルこそが全てなんて最高じゃねえか! ますます気に入ったぜ、この学園!」
咲弥「そうやって、進んで危険な場所に入っていくとこも相変わらずだね、遼ちゃん…」
学園長「本学園を気に入ってくれたようで私も嬉しいよ。しっかり学んでくれたまえ」
遼駕「了解だぜ!」
四条「では学園長、連中を引率してまいります」
学園長「うむ、頼んだぞ」
咲弥「行こう、遼ちゃん」
遼駕「おうっ!」

368名無しさんも私だ:2010/01/09(土) 18:21:37 ID:5.QVnbDg0

・二年生の教室
四条「ここが貴様のクラスとなる二年B組だ」
遼駕「二年B組? って事は…」
咲弥「うん。私と同じクラスだよ」
遼駕「ふ〜ん。学校だけじゃなく、クラスも一緒になるとはね…」
四条「貴様ら、とっくにホームルームは始まっているんだ。さっさと教室に入るぞ」
>エンジン音
遼駕「な、何だ? このエンジン音は?」
咲弥「ま、まさか!」
番長「ぬおおおおおお!! 遅刻じゃあああああっ!!」
咲弥「や、やっぱり来たあああっ!!」
遼駕「危ねえ、咲弥っ!」
番長「ふぅ、なんとかホームルームには間に合ったようじゃのぉ」
>殴る音
番長「あぐっ!」
四条「残念ながら遅刻だ、轟」
番長「おお! 我が麗しの小夜教官! 今日はまた一段と美しい!!」
>殴る音
番長「うごっ!」
四条「近寄るな。汚らわしい」
番長「くっ、ワシは決して挫けんぞ! この一発一発が、小夜教官のワシに対する思いやりなんじゃ!」
「このシゴキに耐え抜いてこそ、一人前の指揮官として光り輝けるというもの!」
「その時は晴れて小夜教官と……小夜教官とぉぉぉ!!」
遼駕「やい、お前!」
番長「ぬ、誰じゃ? ワシと小夜教官の潤いのひと時を邪魔する愚かモンは?」
遼駕「何が『潤いの一時』だ!」
「咲弥にぶつかりそうになったのに 『小夜教官! 小夜教官!』ってくっちゃべり続けやがって!」
「まずは咲弥に謝ったらどうなんだ!」
番長「ぶつからなかったのだから良いではないか」
「のう、瀬戸」
咲弥「え? う、うん…」
遼駕「咲弥が良くても、俺が良くねえんだよ!」
番長「さっきから、うるさい奴じゃのぉ」
「何者じゃ、貴様? 学園じゃ見ん顔じゃが?」
遼駕「俺の名は佐伯遼駕! 今日、スパロボ学園に編入してきたモンだ!」
「そういうお前こそ何者なんだよ! 身体にエンジンやらリングつけやがって! 改造人間か何かか!?」
番長「ワシは改造人間でもなけりゃ、サイボーグでもない! ましてや、コスプレイヤーでもないっ!」
「ワシは轟剛太郎(とどろきごうたろう)! このスパロボ学園で番長をはっとるもんじゃ!」
遼駕「ば、番長って、大昔の漫画に出てくるあれか!? そんなのがまだ存在したのかよ!」
「まだ改造人間の方が驚きが少ねえってもんだぜ…!」
番長「なんじゃ、貴様! 人の事を珍獣扱いしおって! 失礼な奴じゃのうっ!」
四条「おい、貴様ら。無駄ないざこざも、そこまでにしておけ。ホームルームの時間がなくなる」
咲弥「遼ちゃんに轟君。四条教官もああ言ってるんだし、もうよそうよ、ね?」
遼駕「そうはいかねえ! こういう奴は、最初にビシッとやっとかなきゃならねえんだ!」
「後々、なめた態度をとられねえためにもな!」
番長「よく言った、編入生! ワシも貴様と同意見じゃ!」
「ならば、BASEを構えい! この場で白黒つけてくれるっ!!」
遼駕「おう!」
咲弥「ちょ、ちょっと待って、遼ちゃんに轟君!」
「本当にもうやめないと四条教官がぁ…!」
>雷音
遼駕「へ?」
咲弥「あっちゃぁ〜!」
四条「いい加減にせんかあっ!! このバカどもっ!!」
>殴る音
遼駕「いってえええっ!」
番長「ほ、本日早くも3発目の愛のムチ! さすがに骨身に染みるぅっ…!」
四条「さっきからあたしの忠告を無視して醜い争いを続けおって!」
「ホームルームは、とっくに始まってると言っとるだろうが!」
遼駕「な、なんだよ、このキレっぷりは!? さっきまでと別人じゃねえか!」
咲弥「もう! だからやめてって言ったのに!」
四条「轟はさっさと教室に入れ! 佐伯は黙ってあたしの後に続くんだ!」
「さもないと、貴様らの○○を○○掴みにして、〇〇○る直前まで○〇〇るぞっ!」
遼駕「うわっ! えげつなっ!」
四条「わかったのか! わからないのか!?」
遼駕「りょ、了解しました!」
番長「ワシもです! 轟剛太郎、すぐに教室に入ります!」
「よいか、編入生! 落とし前は後でつけるからなっ!」

369名無しさんも私だ:2010/01/09(土) 18:22:17 ID:5.QVnbDg0

四条「まったく、毎度毎度問題を起こしおって…。頭の痛い奴だ…」
「では、教室に入るぞ」
???「あの…私も一緒に入ってよろしいでしょうか…」
遼駕「おわっ! なんだ、こいつ! 急に現れやがって!」
???「急にじゃありません…。『な、何だよ、このキレっぷりは』から隣にいました…」
遼駕「マジかよ…。全然気づかなかったぜ…」
咲弥「てすらちゃん!」
てすら「あ、咲弥ちゃん…。おはようございます…」
咲弥「おはよう!」
「じゃなくて遅刻だよ、てすらちゃん! ほら、早く四条教官に謝って!」
てすら「あ、はい…。四条教官……遅れて申し訳ございません…」
四条「またか、美倉。これで14回目だぞ。今日の遅刻の理由は何だ?」
「前回と同じく、明け方までUFOを探しまわって寝坊したせいか?」
「それとも霊魂の存在を証明するために墓地に泊まり込んでいたからか?」
遼駕(なんだか、かなり変わった子みたいだな…)
てすら「あの…本日はダウジングしながら登校してたら…その……道を外れて隣町に行ってしまいまして…」
遼駕「ダウジングって、あの地下の物体やエネルギーを探す奴か?」
てすら「はい、そのダウジングです…」
「今朝はこのダウジング・ロッドを使い…遺跡や超自然スポットを結ぶエネルギーの道、レイ・ラインを……」
「…………」
「…えっと……そう言えば、あなたは?」
咲弥「あ、紹介がまだだったね」
「この人は佐伯遼駕君。今日から一緒のクラスになる編入生だよ」
てすら「そうですか…。私、美倉てすら(みくらてすら)と申します…」
「美倉、とお呼び下さい…」
遼駕「こちらこそよろしくな、美倉。俺の事は佐伯でいいぜ」
てすら「はい…」
四条「佐伯…」
遼駕「…!」
四条「あたしは『黙ってあたしの後に続け』と言ったはずだぞ」
「なのに貴様という奴は…」
遼駕「いや、今のは編入生としての責務を果たしてたと言うか…」
四条「言い訳は無用だ」
「どうやら貴様には今すぐあたしの教育がどういう物か叩き込んでやる必要があるようだ…」
「今後、あたしに対してなめた態度をとれないようにするためにもな!」
遼駕「それ、さっきの俺のセリフじゃんか!」
四条「やかましい! 佐伯! BASEを構えろ!」
遼駕「それってバトルしろって事か!?」
四条「他に何がある!?」
遼駕「でも、ホームルームは…」
四条「そんな物より、貴様の教育が先だ! 貴様があたしに勝てたら、数々の愚行は許してやろう!」
「ただし、負けた場合はあたしに絶対服従、犬になるのを誓ってもらうぞ! いいな!?」
咲弥(遼ちゃん、こうなったら四条教官に従うしかないよ)
てすら(私も……そう思います…。このままだと…話が進みそうにないですし…)
遼駕(そうだな…。今の四条教官、何言っても聞いてくれなさそうだもんな…)
「なら、やるしかねえか!」
四条「よし! では来い!!」

●敗北(負ける度に何度でも
遼駕「くっ! さすがに強ぇええっ!!」
四条「ふふふ、どうやらあたしの勝ちのようだな」
「これからは、あたしに絶対服従! 犬として働いてもらおうか?」
遼駕「うぐ…」
咲弥「し、四条教官! ま、待ってください!」
四条「なんだ瀬戸? 貴様まで、あたしに文句があるのか?」
咲弥「い、いえ…。そ、そういうわけではないんですよけど…」
四条「ないんですけど、なんだ?」
咲弥「ないんですけど…」
「遼ちゃ…あ、いや…佐伯君もバトルに慣れてなかったと思うし、何より私達にも原因が…」
てすら「はい。私が遅刻して来たのにも原因が…」
咲弥「なので、ここは少し大目に見てもらえれば…」
四条「ふむ…。良いだろう。ならばもう一度だ!」
遼駕「恩に着るぜ。咲弥、美倉!」

●勝利
遼駕「どうだ、四条教官! 俺の勝ちだぜ!」
四条(フン。二回目のバトルで、早くもペース配分を掴んだか…)
「いいだろう、佐伯。約束通り、先の愚行は許してやろう」
咲弥「よかったね、遼ちゃん!」
てすら「おめでとうございます…」
遼駕(本当にチャラになりやがった…。これが、学園長の言ってた『勝者絶対主義』って奴かよ…)
四条「ただし、今度妨害したら本当に貴様の〇〇を〇〇掴みにしてやるから、覚悟するように」
遼駕「了解…。そんときゃマジでお手柔らかに頼んます…」

370名無しさんも私だ:2010/01/09(土) 18:22:56 ID:5.QVnbDg0

・放課後
・二年生の教室
遼駕「ふう、ようやく今日の授業は終わりかよ…」
咲弥「お疲れみたいだね、遼ちゃん」
遼駕「そりゃ、番長の奴にケンカ売られたり、四条教官にど突かれたりと それなりにハードな1日だったからな」
咲弥「さすがに遼ちゃんにもこたえたみたいだね」
遼駕「まあな」
「で、咲弥。俺に何か用があるんじゃねえのか?」
咲弥「うん。もし、遼ちゃんがこの後ヒマなようなら、校内を案内しようと思ったんだけど」
遼駕「案内か…」
咲弥「何か用事あるの?」
遼駕「いんや。せっかくの申し出だし、ありがたく受けさせてもらうとするか」
咲弥「うん! それじゃあ、どこに行こうか!?」
遼駕(咲弥の奴、妙に嬉しそうだな…)
「そうだな、それじゃあ…」

行き先選択


●中庭
咲弥「ここが中庭。キレイな場所でしょ」
遼駕「ああ、そうだな」
???「すみませぇぇぇん! そこの人ぉぉぉっ!!」
遼駕「ん?」
>女の子、遼駕に衝突
遼駕「おわっ!」
咲弥「きゃっ!」
「遼ちゃん、大丈夫!?」
遼駕「お、俺は大丈夫だ」
「でも、あの子が…」
咲弥「大変! あの子、ピクリともしないよ! 早く保健室に連れて行かないと!」
遼駕「あ、起きた」
女子生徒「いたたた…! まったく、とんでもない目に遭いました…!」
「先ほどは失礼しました、お兄さん! つい勢いが付き過ぎてしましまして!」
「お怪我はありませんでしたか!?」
遼駕「ああ、どこにもないよ」
女子生徒「ああ、よかった!」
遼駕「それより、お前は大丈夫なのか? かなり派手に転がってったみたいだけど…」
女子生徒「あれくらい、へっちゃらです! いつもの事なんで、もう慣れちゃいました!」
咲弥「いつもあんな目にあってるんだ…」
女子生徒「それに、あたし、こう見えて身体は頑丈なんです!」
「本当、両親には感謝です!」
遼駕「そりゃよかったな…」
咲弥「ところで、さっき私達の事、呼び止めてたみたいだけど?」
女子生徒「はっ、そうでした! 突然のハプニングで当初の目的を忘れるとこでした!」
「ズバリ聞きます! お兄さん達、この男の子を知りませんか!?」
遼駕「これって…写真か?」
咲弥「わあ、可愛い男の子!」
女子生徒「どうです!? 見覚えありませんか!?」
咲弥「えっと、私の記憶にはないなぁ。遼ちゃんは?」
遼駕「いや。俺も覚えがねえな」
女子生徒「そうですか…。やっぱり簡単に見つからないみたいですね…」
「でも、あたしは諦めません! 学園の隅々まで捜し回って、必ず見つけだしてみせます!」
咲弥「そ、そう…。頑張ってね…」
女子生徒「はい!」
「では、先を急ぐので失礼します!」
遼駕「一体何だったんだ、あの元気娘は…」
咲弥「よく分からないけど、きっと大事な相手なんだね。あの写真の男の子」
遼駕「そうだな…。大変そうだし、今度会ったらもう少し詳しく話を聞いてみるか」
咲弥「うん。それがいいかも」
「それじゃあ、次の場所に行こうか」

371名無しさんも私だ:2010/01/09(土) 18:23:32 ID:5.QVnbDg0

●体育館
咲弥「ここが体育館。放課後は部活動の人達が使ってるよ。今は誰もいないけど」
遼駕「じゃあ、あいつは何だ?」
咲弥「え?」
女子生徒「方位60! EモードからBモードへ! 発射ぁーっ!!」
遼駕「なんか一人でサバイバルゲームやってるみたいだけど、あの子は一体、何なんだ?」
咲弥「さ、さあ…。あんな部活動、見た事ないけど…」
女子生徒「むうっ、6時方向に熱源反応!」
「ロックオン!」
咲弥「きゃあっ!」
遼駕「うおっ! あ、危ねえっ!」
女子生徒「あ、ごめんなさい! つい動体目標に反応しちゃって!」
遼駕「おいっ! 謝りつつも銃口がこっち向いたままだぞ!」
女子生徒「あはは、そんなに怯えなくても撃ったりしませから大丈夫ですよぉ」
「そもそも、この『オクスタン・ランチャー』はですねぇ…」
遼駕「説明はいいから、さっさと銃口外せっての!」
女子生徒「まったく、ギャアギャアうるさい人ですねぇ」
「男がそんな肝っ玉の小さい事でどうするんですか?」
遼駕「な、なにぃ〜!? 今のセリフは聞き捨てならねえぜ!」
女子生徒「フッフッフッ、そんなに怒るなんて…。どうやら図星だったみたいですねぇ」
遼駕「やかましい!」
「俺の肝っ玉の大きさがどれくらいかは知らねえが…」
「少なくとも、お前のつるぺた胸よりはでっかいわっ!」
女子生徒「…!」
咲弥「ちょっと、遼ちゃん…。いくら何でも、女の子にそんな言い方…」
遼駕「いいんだよ! 番長もそうだったが、こういう奴には一度こうやって…」
女子生徒「よくも…」
遼駕「へ?」
女子生徒「よくも人が気にしてる事をズバッと言ってくれましたねぇっ!!」
遼駕「だから銃口、こっち向けんなって言ってんだろうがっ!」
女子生徒「何言ってるんです!? これから引き金を引く相手に銃口を向けるのは当然じゃないですか!」
咲弥「当然って…どうして!?」
女子生徒「私の体型をバカにした愚か者には死あるのみだからです!」
遼駕「んなアホな!」
咲弥「あ、あのね…さっき遼ちゃんは、別にあなたをバカにしたわけじゃなくて、売り言葉に買い言葉でつい…」
女子生徒「別に胸が小さくたっていいじゃないですか…! 迷惑かけてるわけじゃないんだし…!」
「だいたい大きい胸のどこがいいんですか…! あんなの肩が凝るだけじゃない…!」
遼駕「おい! 自分の世界に入ってねえで、俺達の話を聞けって!」
女子生徒「それでは、ランチャーをWモードにセットしてぇ…」
四条「何をやっている…天使吹雪(あまつかふぶき)」
吹雪「ギクゥッ! そ、その少しドスの効いたお声の主は!?」
「し、四条教官殿!」
四条「貴様、性懲りもなくまたそんな物を持ち込みおって…」
「どうやら前回の仕置きでは貴様を反省させるまでに至らなかったようだな…」
吹雪「そ、そんな事はありません! 海の底より深く反省してます!」
四条「言い訳は後でたっぷり聞かせてもらおう…。ただし…」
「苦悶の声でなっ!」
吹雪「ひぃぃぃぃ〜!!」
四条「逃がさん! 今日という今日は徹底的に教育的指導をしてやる!」

咲弥「二人とも行っちゃった…」
遼駕「なあ、咲弥…。結局、あの女の子って何者だったんだ?」
咲弥「さ、さあ…。私にもわかんない」
遼駕「とにかく、ここにはもう用はないな…。次の場所に行くか」
咲弥「うん、そうだね」

372名無しさんも私だ:2010/01/09(土) 18:24:02 ID:5.QVnbDg0

●三年生の教室
咲弥「ここは三年生のフロア。用事がある時じゃないと、あまり来ないかな」
遼駕「だろうな。まあ、知り合いの先輩がいれば別だけど」
???「はああああっ!!」
>吹き飛ばされてくる男子生徒
男子生徒「うわああぁぁーーっ!」
遼駕「おわっ!?」
男子生徒「つ、強い…。さすがはスパロボ学園の『歩くトロニウムエンジン』…!」
女子生徒「残念だけど、その程度の技量じゃ私に勝つ事など一生無理だわ」
「もう一度、一から修行しなおすのね」
男子生徒「む、無念…!」
咲弥「い、今のあの先輩がやったの!?」
遼駕「あの細身で、あれだけでかい奴をやっつけちまうとはよ…!」
女子生徒「…!」
遼駕「うっ…!」
女子生徒「…………」
遼駕「人の顔ジッと見やがって…。俺の顔に何かついてるのかよ?」
女子生徒「…………」
>女子生徒、教室に戻る
遼駕「ふう…」
咲弥「どうしたの、遼ちゃん? 深く息吐いたりして」
遼駕「あの女、すげえ眼力してやがった…。あいつ、ただ者じゃねえぞ…」
咲弥「え、そうなの? 私にはよくわからないけど…」
遼駕「まず間違いねえ…」
咲弥「じゃあ、さっきの先輩が戻って来る前に、早くここから離れようか」
遼駕「ああ。そうするのが一番だな」

●生徒会室
咲弥「この部屋が生徒会室だよ。遼ちゃんが中に入る事はないと思うけどね」
遼駕「ま、そうだろうな。俺が呼ばれるとしたら、ここじゃなく生徒指導室だろうからな」
咲弥「そんな事、自信満々に言ってどうするの…」
「あっ、会長さん!」
遼駕「会長? 会長って、生徒会長か? こいつが?」
生徒会長「初対面の人間を、いきなり『こいつ』呼ばわりするのは失礼じゃないかしら、佐伯遼駕君」
遼駕「あんた、どうして俺の名前を知ってんだよ?」
葵「葵よ」
遼駕「え?」
葵「私の名前は望月葵(もちづきあおい)」
「葵さんでも、生徒会長でも、眼鏡の似合う素敵なお姉さまでも、好きに呼んでちょうだい」
咲弥(何か今、明らかに1つおかしなのが混じってたような…)
遼駕「じゃあ、会長…。改めて質問するけど、なんで俺の名前、知ってんだ?」
葵「答えはいたってシンプルよ。私が全校生徒の顔と名前をカンペキに把握しているだけだから」
「無論、それは編入してきたばかりの君とて例外ではないわ」
遼駕「本当にシンプルな答えだな…。その分、逆に凄いけど…」
葵「そちらの彼女は佐伯君の幼馴染で本学園のアイドル、二年B組の瀬戸咲弥さんね」
咲弥「そんな、アイドルだなんて…」
葵「事実なんだから謙遜なんてしなくていいわよ。データが全てを証明しているわ」
「ちなみに入学以来、今日までに瀬戸さんに告白した男子の人数は…」
咲弥「ちょ、ちょっと待って下さい! なんで会長さんがそんな事知ってるんですか!?」
葵「それは企業秘密」
遼駕(なんだよ、企業秘密って…)
葵「それじゃあ、私は用事があるから、この辺で失礼させてもらうわね」
咲弥「あ、そうだったんですか! すみません、なんだか足止めしちゃったみたいで…」
葵「いいのよ、私もあなた達と話ができて楽しかったし」
遼駕「そう言ってもらえると助かるぜ」
葵「私は放課後はほとんど生徒会にいるから、困った事があったらここに来なさい」
「相談に乗るわよ」
咲弥「はい!」
遼駕「そんときゃ、よろしく頼んます」
葵「ふふ、それじゃあね」

遼駕「なんか会長って、独特の雰囲気を持った人だな」
咲弥「うん。でも、会長さんって本当に凄い人なんだよ」
「会長に就任してから一ヶ月で、ありとあらゆる問題を解決しちゃったんだから」
遼駕「ふ〜ん、そうなのか…」
「まっ、そのへんの詳しい話は追々聞かせてもらうとして、そろそろ次の場所の案内してくれよ」
咲弥「そうだね。じゃあ次、どこに行こうか?」

373名無しさんも私だ:2010/01/09(土) 18:24:52 ID:5.QVnbDg0

●上記を全て回り終える
遼駕「咲弥、あと他に回ってねえ場所ってあるか?」
咲弥「えーっと、そうだねぇ…」
「あ、そうそう、購買部を忘れてた!」
「案内するね!」

・購買部
咲弥「ここが購買部だよ」
遼駕「ふ〜ん。カフェとかあって、結構おしゃれじゃんか」
咲弥「でしょ。ここって教室と違って、お茶しながら話ができるから結構人気高いんだ」
遼駕「どうりで放課後なのに人が多いわけだ」
咲弥「じゃあ、これで案内はお終い!」
「他にも旧校舎とか裏山とかもあるんだけど、それはまた次の機会にね!」
遼駕「ああ。案内してくれてありがとな、咲弥」
「そうだ! せっかくカフェもある事だし、今日のお礼に一杯おごるぜ!」
咲弥「そう? じゃあ、ここは遠慮なく、お言葉に甘えさせてもらおっかなぁ」

遼駕「お茶とか軽い食い物だけかと思ったが、教科書やら体操着なんかもあるんだな」
咲弥「うん。学園生活に必要な物は一通り揃ってるんだ」
「それに特別な申請が必要だけど、ここで爆薬やら火器なんかも買えるんだよ」
遼駕(いくら軍直属だからって それはいいのか…?)
咲弥「お昼時には、お弁当やパンなんかも売り出されるんだよ」
遼駕「その辺は前に通ってた学校と同じだな」
咲弥「そう言えば、遼ちゃんは今日のお昼、パン食べてたけど…」
遼駕「うちは放任主義だからな」
「まあこれからはここに毎日世話になる事になるかな」
咲弥「じゃ、じゃあ…もし良かったら、明日から私が、お…」
???「ようやく見つけたぜ、編入生」
遼駕「誰、お前」
子分「俺は轟さんの舎弟やってるモンだ」
遼駕「なんだ。番長の子分か」
子分「子分じゃねえ! 舎弟だっつってんだろうが!」
咲弥「…!」
遼駕「がなるなよ。咲弥が怖がっちまってるじゃねえか」
子分「フ、女の心配をしてる余裕があるのも今のうちだけだぜ」
遼駕「…どういう意味だ?」
子分「俺とバトルしな、編入生!」
「轟さんに代わって、この俺が落とし前をつけてやるよ!」
遼駕「へっ! 俺もそろそろもう一勝負してえと思ってたとこだ…」
「その勝負、受けて立つぜっ!」
咲弥「遼ちゃん、大丈夫?」
遼駕「心配はいらねえぜ、咲弥! こんな奴、あっという間にやっつけてやるぜ!」
子分「ド素人が…。調子に乗ってくれんじゃねえか!」
遼駕「ただのド素人かどうか! その身体で確かめやがれっ!!」

374名無しさんも私だ:2010/01/09(土) 18:25:24 ID:5.QVnbDg0

●敗北
遼駕「うっ…」
咲弥「あ、目が覚めたみたいだね、遼ちゃん」
遼駕「咲弥、ここは?」
咲弥「ここは保健室だよ」
「遼ちゃん、バトルで負けたから力を使い果たしちゃって気を失っちゃったの」
遼駕「くっそおぉ! 不覚をとった!」
咲弥「轟さんの舎弟さん、また購買部で待ってるって」
遼駕「あいつめ! 今度こそコテンパンにしてやる!」

●再戦
子分「やっぱりまた来たか。ここで待ってたかいがあったぜ」
遼駕「そいつはどうも!」
子分「だが、さっさとこの場を離れた方が良かったと、今思い知らせてやるぜ!」
#原文ママ。発言者間違い?

●勝利
遼駕「よっしゃあっ!」
咲弥「すごいすごい! やったね、遼ちゃん!」
子分「バ、バカな…! この俺が…スパロボバトルを始めたばかりの奴に負けるなんて…!」
遼駕「勝負ってのは、年季が全てじゃねえんだ! そいつを覚えとけっ!」
子分「フッ、さすがに轟さんが見込んだだけの事はあるぜ、てめえ…」
「こいつを受け取れ…」
遼駕「なんだ、これ? 手紙?」
子分「その手紙に書かれてる場所で轟さんが待ってる…」
「行って、コテンパンに…のされ……ちまい…な………」
遼駕「気絶しやがった…。咲弥、こいつどうしよう」
咲弥「このままにしておいて大丈夫だよ」
「BASEからの信号を受けた救護班がそのうち来て、保健室まで運んで行ってくれるから」
遼駕「ふ〜ん、そういうモンなのか…」
咲弥「学園としても、さすがに生徒を気絶させっぱなしにはしておけないからね」
「それより、轟君が待ってる場所って一体どこなの?」
遼駕「焦るなよ。今あけるからさ」
「えっと、なになに…」
「『佐伯遼駕。今朝言った通り、落とし前をつけるため、貴様に決闘を申し込む』」
「『本日の午後四時、体育館裏に来られたし。番格、轟剛太郎』か」
咲弥「どうするの、遼ちゃん? やっぱり行くの?」
遼駕「当たり前だぜ! 挑戦された以上、逃げるって選択肢は俺にはねえ!」
咲弥「でも、轟君ってバトル強いんだよ。今の舎弟さんより、ずっと」
遼駕「確かに只者じゃなさそうだったな。色んな意味で」
咲弥「それに…」
凌駕「それに?」
咲弥「今、午後四時三十分だし、決闘の時間、過ぎてるよ」
遼駕「マジかよ! こうしちゃいられねえ!」
「咲弥、ここからは男同士の戦いだ! 女を連れて行くわけにはいかねえ!」
咲弥「うん、わかった…」
「でも、本当に気をつけてね」
遼駕「じゃあ、後でな!」

375名無しさんも私だ:2010/01/09(土) 18:25:58 ID:5.QVnbDg0

・体育館裏
番長「遅い…。編入生の奴は何をやっとるんじゃ」
「ハッ…! まさか、ワシに恐れをなして逃げ出したのでは…!」
遼駕「誰が誰に恐れをなして逃げ出したって!?」
「待たせたな、番長」
番長「ほう…ビビらずによう来おったのう、編入生」
遼駕「せっかくのお誘いだ。サボるわけねえだろ」
番長「そのわりには来るのに時間がかかったではないか」
遼駕「敵をまたせるのも兵法の一つってな。どこかの剣豪さんの真似をしたまでさ」
番長「フン、味な真似を…」
「じゃが、あいにくとこの程度で精神を乱されるようなワシではない!」
遼駕「まあ、期待はしてなかったけどな」
「んじゃ、無駄話もこの辺にして、そろそろ勝負開始といこうぜ!」
番長「よかろう! では、ワシも戦闘態勢をとらせてもらうぞ!」
遼駕「戦闘態勢だぁ!?」
番長「佐伯よ! 冥土の土産にその目にとくと焼きつけるがいい!」
遼駕「そ、それは…っ!?」
番長「フハハハハッ! これぞ我が侠気、我が魂! 巻き起こしてみせよう勝利の風を!!」
遼駕「せ、背中にハートマークだとっ!?」
「くそっ、なんて似合わねえモンしょってやがるんだ…!」
番長「何を言っておる! 貴様の目は節穴か!?」
遼駕「へ?」
番長「よく見ろ! これは桜じゃ! 桜吹雪!」
遼駕「言われて見れば、桜に見えねえ事もねえけど…」
「どっちかって言うと、やっぱりハートなんじゃ…」
番長「ぐぬぬぬぬ…! よくもワシの誇りである桜吹雪にそのような暴言を…!」
遼駕「何が暴言だ! 事実を言ったまでじゃねえか!」
番長「許さぬ! 絶対に許さぬっ!! 貴様はワシの全身全霊をかけてぶっ潰してくれるわっ!!」
遼駕「ぶっ潰されるのはお前だ、番長!」
「その桜吹雪みてえに俺の前から散り去りやがれっ!!」

●敗北
遼駕「…はっ!?」
「くっ、くそおぉっ! 負けたままじゃ引っ込みがつかねえ!」
「もう一回勝負だ! 待ってろ、番長!」

●再戦
番長「懲りずにまた来おったか。まだやられ足りんと見えるの」
遼駕「俺は負けっぱなしってのが大嫌いでな!」
「今度はお前に保健室でお寝んねしてもらうぜっ!」

376名無しさんも私だ:2010/01/09(土) 18:26:28 ID:5.QVnbDg0

●勝利
番長「ぬおおおおおおぉぉっ!?」
>吹き飛ばされて百葉箱破壊
遼駕「どうだ、番長!」
番長「ぬぅ…! このワシにヒザをつかせるとは、なんという奴…!」
「じゃが、このままでは終われん! 背中の桜吹雪と番長の名に懸けて、このまま終わるわけにはいかんのじゃあ!」
遼駕「上等だ! 早く立ち上がって来い! もう一勝負といこうぜ!」
「お前が戦闘不能になるまで何度だって、ぶっ倒してやる!」
番長「おう!」
>壊れた百葉箱に人魂のようなもの出現。画面フラッシュ
遼駕「くっ…! なんだ、この光は…!?」
番長「なんじゃ!? 一体何が起きとるんじゃ!?」
???「我…ここによみがえれり…」
遼駕「え?」
>人魂飛び去る
遼駕「な…何だったんだ、今の光は…?」
(それにあの声は…)
番長「ぬう…面妖な…」
遼駕「ああああぁっ!」
番長「なんじゃ、騒々しい!」
遼駕「バカ、お前! お前の後ろにあった…そ、それ…」
番長「後ろのそれが、どうしたんじゃ?」
「ぬおおおおおおおっ!! ひゃ、百葉箱がぁ!」
遼駕「完全にバラバラになっちまってるじゃねーか!」
番長「…………」
遼駕「…………」
番長「…行け、佐伯。この責任はワシが取る」
遼駕「何!? どういうつもりだ、お前!」
番長「元はといえば、百葉箱が壊れたのはワシがぶつかったせいじゃ」
「お前には何の責任もありゃあせん」
遼駕「だけど、お前がぶっ飛んでったのは、俺と勝負したからだろ!」
「だったら俺にも少しは責任が…!」
番長「いや、勝負の結果、このような事態が起こったのならば、貴様に一切の責任はない」
「なぜなら…」
遼駕「スパロボ学園において勝者は絶対だから…」
番長「そういう事じゃ」
遼駕「いや、だけど…」
番長「佐伯! このワシを誰だと思っておる!?」
「スパロボ学園にその人ありと言われた番格、轟剛太郎じゃぞ!」
「例え相手が誰だろうと逃げも隠れもせんわっ!!」
遼駕「番長、お前って奴は…!」
咲弥「四条教官、こっちです! 妙な光の発生源は!」
四条「そう焦るな、瀬戸。焦ったところで事態は好転せんぞ」
遼駕「ん? この声は…」
番長「もしや…」
遼駕「咲弥! それに四条教官も!」
四条「佐伯、それに轟か」
咲弥「あ、百葉箱が!」
四条「見事なまでに壊れてるな」
「で、佐伯、轟。これをやったのが貴様らだというわけだな」
番長「小夜教官、やったのはワシです! 佐伯は何も悪うはないんじゃ!」
遼駕「いや、元はと言えば俺が…」
四条「どちらがやったのかの追求は後回しだ」
「それより説明しろ、二人とも。ここで何があった? さっきの光は何だ?」
遼駕「それが…」

377名無しさんも私だ:2010/01/09(土) 18:26:58 ID:5.QVnbDg0

遼駕「ってなわけです」
四条「なるほどな…」
「それで、結局は二人とも、あの光については何も知らないというわけか」
遼駕「ああ」
四条「しかし、あの轟を打ち負かすとは…。1日で随分と腕を上げたものだ」
番長「いやいや、小夜教官! 今回は佐伯の運が良かっただけじゃ!」
「もう一度やれば必ずワシが…」
四条「黙れ、轟。敗者の弁など聞く耳持たんな」
番長「くぅ〜! いつでもどこでも厳しいのぉ、小夜教官は…!」
四条「しかし、これはまたずいぶんと派手にやってくれたものだ」
遼駕「すんません…」
四条「バトルによる決闘自体は何も問題ない。だが、器物破損となると別だな」
「さて、どうしたものか」
遼駕「ったく、ついてねえぜ…! 編入初日に問題起こしちまうとはよ!」
咲弥「遼ちゃん…」
学園長「話は聞かせてもらった」
四条「学園長、なぜこのような場所に?」
学園長「校内を巡回していたら光が見えたものでね」
遼駕「…………」
学園長「しかし…祠を壊してしまったか」
遼駕「うっ…!」
番長「まったくもって、すんませんです…」
咲弥「え! これって百葉箱じゃないんですか?」
「学園長、もしかしてこの祠って、凄く重要な物だったんでしょうか?」
学園長「いや、そんな事はない」
咲弥「そ、そうなんですか?」
学園長「うむ。本学園が建設される前からずっとここにあった物だが…」
「歴史的価値も財産的価値もほとんどないらしい」
番長「た、助かったわい」
遼駕「国宝とか言われたらどうしようかと思ったぜ」
四条「バカもの。言っておくが、ペナルティの軽重には関係せんぞ」
遼駕「わかってますって。やっちまった責任はちゃんと取ります」
「でも、どうして建設の時、この祠を取り壊さなかったんだ?」
学園長「こういった古くからある物を壊すとタタリがあるかもしれんだろう。それが恐ろしくてね」
咲弥「そうだったんですか…」
学園長「しかし、見事なまでにバラバラになってしまったな」
「ほう。中にはこんな物が入っておったのか」
四条「学園長もご存じなかったのですか?」
学園長「うむ。このような物、聞いた事もなかったな」
遼駕「何だ、それ?」

378名無しさんも私だ:2010/01/09(土) 18:27:47 ID:5.QVnbDg0
学園長「勾玉のようだ。それにこっちは古文書だな」
遼駕「古文書…?」
学園長「うむ。中身は…」
「『いつの時代からか、当地に魅門(みかど)と称する妖の物がいた』とある」
遼駕(魅門、か…)
学園長「『魅門は怪しい力で悪さを行ったので、とある退魔師がこれをここに封印した』」
「『くれぐれもこの封印を解くなかれ』」
「『もし、封印が解ければ、様々な災いが起こるであろう』というような事が書いてあるな」
遼駕「封印!? そ、それってこの祠の事か?」
咲弥「それを壊しちゃったって事は…解いちゃダメっていう封印が解けちゃった、とか…?」
遼駕「そういう事になる、よな…」
番長「そりゃあ、ちぃとヤバイかいのう?」
遼駕「いや、相当マズイだろ!」
咲弥「どうしよう!」
「災いが起こるって書いてあるんでしょう!? 変な事にならないといいけど!」
四条「うろたえるな、バカもの。実際に災いが起こる前に その『魅門』を封印すればいいだけだ」
遼駕「でも、誰がその魅門を封印するんだよ?」
学園長「佐伯君、君が行いたまえ」
遼駕「へっ!? 俺が!?」
学園長「そうだ。まさかその魅門をこのままにしておくわけにもいくまい」
遼駕「そ、そりゃ、祠を壊したのは俺だし、責任取るためにも、やれって言われたらやるけど、なんで俺だけ?」
「一緒に壊した番長は?」
四条「轟に調査などができるわけがなかろう。いいか、轟だぞ?」
遼駕「確かに…。番長には向いてなさそうだな…」
轟「なんじゃなんじゃ、二人して! 随分と失礼じゃのぉ!」
番長「物の怪の1匹や2匹が何じゃ! この轟剛太郎! 持てる全ての能力を…」
四条「うるさい。口を挟むな」
>殴る
番長「ぐぬっ! 本日、8発目…!」
「さっきのバトルのダメージもあって、そろそろワシも限界じゃわい…!」
遼駕「なら、さっさと倒れろよ…」

379名無しさんも私だ:2010/01/09(土) 18:28:22 ID:5.QVnbDg0
咲弥「…ねぇ、遼ちゃん」
遼駕「ん? なんだ、咲弥」
咲弥「本当に昔、何か良くない事があって、その封印のために祠があったのなら…ちゃんと元に戻さなきゃダメだと思うの」
「私も手伝うから、調べてみよう?」
遼駕「ん〜〜〜…」
咲弥「ね?」
遼駕「まあ、そうだな。災いとかは、まさかないと思うけど、さっきの光とか気になるしな」
咲弥「うん!」
遼駕「わかったぜ、学園長! その任務、引き受けさせてもらうぜ!」
学園長「よろしい、しっかり勤めてくれたまえ」
遼駕「ああ! 任せてくれ!」
学園長「では、古文書と勾玉は君に預けておこう」
「それに、通信センターへの入場許可証も渡しておこう。必要に応じて使うといい」
遼駕「通信センター?」
学園長「グラウンドの隅にある建物だ」
「そこで今まで手に入れたコインを使い、カプセルを購入する事で、新しいデータを入手できるだけでなく…」
「遠くにいる人とスパロボバトルができる」
遼駕「ふ〜ん、気が向いたら行ってみるかな」
学園長「うむ。では、後は頼んだぞ」

四条「佐伯、その魅門とかいう妖怪は何らかの根拠があったからこそ古文書に記され語り継がれたはずだ」
「しかも、災いを呼ぶというからにはかなりの力を持つはず…」
遼駕「ああ。俺もそう思うぜ」
四条「いいか、くれぐれも無茶だけはするなよ。これは命令だ」
遼駕「了解、必ず守りますよ。また四条教官にど突かれたくないですからね」
四条「それにもう1つ言っておく事がある」
遼駕「何です?」
四条「轟を倒したとあっては 今後、佐伯を倒して名を上げようという奴が出てくるだろう」
「奴らは所構わず、お前にスパロボバトルを挑んでくるだろうから、せいぜい倒されないように気をつけるのだな」
遼駕「ご忠告、どうもです、四条教官」
「でも、どんな奴だろうと向かって来るなら倒すまでだぜ!」
四条「フッ、頼もしいな…」
「では、私もこの場から失礼するとしよう」
「轟、お前は私について来い。調査の代わりに、たっぷりとしごいてやる」
番長「了解しました! 喜んでお供させていただきます!」


遼駕「やれやれ、大変な事になっちまったなあ」
咲弥「でも、やるって決めた以上は最後までちゃんとやり遂げないとね」
遼駕「ああ! 悪いけどサポート頼むぜ、咲弥!」
咲弥「うん! 一緒に頑張ろう、遼ちゃん!」
遼駕「けど、魅門を探すにしても、何から始めりゃいいんだ?」
咲弥「人探しをする時は怪しい所から調べるのが定石だけど…」
遼駕「魅門にその手段が通じるかどうかはわからねえが、とりあえず、その方法で行くか…」
「咲弥、この辺で妖しい所って言ったらどこになるんだ?」
咲弥「ごめんね、遼ちゃん。私、その辺の情報には疎くて…」
遼駕「そっか…」
「こういった事に詳しい奴が周りにいれば、てっとり早く話が進むかもしれねえんだけどな」
咲弥「あっ、それだよ!」
遼駕「ん?」
咲弥「怪しい場所を知ってそうな人といえば、てすらちゃんがいるじゃない!」
遼駕「あー、美倉か! 確かにあいつなら、怪しい場所の1つや2つ、知ってそうだもんな!」
「よし! そうとなれば 早速、美倉を探しに行くか!」
咲弥「うん!」

380名無しさんも私だ:2010/01/09(土) 18:32:39 ID:5.QVnbDg0
とりあえずここまで

ちなみにこの段階では名前がでてないけど、
>>370の中庭の女子生徒は持田菜波、
>>372の三年生の教室の女子生徒は東雲京香ね

381名無しさんも私だ:2010/01/09(土) 19:01:00 ID:qLfM5z3Io
乙。せっかくだしageようぜ

382名無しさんも私だ:2010/01/09(土) 21:23:20 ID:omAPeZfQ0
>>363
大嘘付くなよ
他の元敵キャラさえ温かく迎えていた連中が行き成り態度180度変えるような、
キャラ崩壊させたライターがそんなこと、書くものかよ

383名無しさんも私だ:2010/01/09(土) 21:25:07 ID:GtU8/pNk0

学園どんなか気になってた

384名無しさんも私だ:2010/01/09(土) 21:25:08 ID:a4yDe01E0
思いこみだけで書いてるキチガイ参上ですか

385名無しさんも私だ:2010/01/09(土) 21:25:16 ID:ipv4k.KM0
それ、逆に言うと何書いても不思議じゃないって自分で言ってるようなもんだぞ

386名無しさんも私だ:2010/01/09(土) 21:31:55 ID:TOaemY0E0
ゲームなんかやる時間無いのに思い込みで書いて何が悪いって事だろ

387名無しさんも私だ:2010/01/09(土) 21:34:12 ID:a4yDe01E0
思いこみで叩き始めるのはタダのキチガイ
ID変えて自演ですか?

388名無しさんも私だ:2010/01/09(土) 21:39:50 ID:aZtR1TV6O
まぁZの種死を持ち上げてるのはアンチばっかだからな

389名無しさんも私だ:2010/01/09(土) 21:47:16 ID:KR5Xy1L60
アンチという言葉を気軽に使うのを見ると、正しい意見を言っても説得力が落ちるよな
特に荒れかねない時に平気で使っちゃね

390名無しさんも私だ:2010/01/09(土) 23:11:52 ID:qeerlyfc0
もう揉めるならせめて何を批判したいのか誰の意見と戦いたいのかはっきり書いてくれ
レス遊びがしたいわけじゃないんだろうから

391名無しさんも私だ:2010/01/09(土) 23:12:41 ID:TOaemY0E0
種死って調べれば調べるほど話が変になるから
この手のゲームだと片方の話に入れ込む必要があるし。
Zはどっちの扱いも頑張ってたんだよな。他のだと原作垂れ流しかキラ電波化のどっちかしかないからひどい

392名無しさんも私だ:2010/01/09(土) 23:16:23 ID:iNsou/KM0
全然頑張ってないだろ
大抵こういうこと言ってる奴らはランド編が〜〜みたいな事で自分の主張が正しいみたいな事いってるけどさ
トータルでみてあれば両方頑張ってたなんて事いえんのキラアンチのシン厨くらいしかいねーよ

393名無しさんも私だ:2010/01/09(土) 23:19:46 ID:qeerlyfc0
そうかなぁ
キラアンチの方がランド偏をスルーしてキラの扱い悪いって言ってるイメージがあるんだけど

394名無しさんも私だ:2010/01/09(土) 23:25:10 ID:oJKxvOsQ0
5.QVnbDg0 がカワイソス

395名無しさんも私だ:2010/01/09(土) 23:27:10 ID:GtU8/pNk0
まったくだな

396名無しさんも私だ:2010/01/09(土) 23:30:52 ID:aZtR1TV6O
ここはランド編のどこで扱いが良かったのか具体的に上げてもらわないとな

397名無しさんも私だ:2010/01/09(土) 23:32:00 ID:ZSyYWANE0
>>396
据え置き機スレかロボゲ板でやってくれ

398名無しさんも私だ:2010/01/09(土) 23:35:21 ID:efl9PL7M0
スレ違いなのは確実だからな

399名無しさんも私だ:2010/01/09(土) 23:38:37 ID:tnIJVO.c0
この一連自体が、台詞収集なんですよ!
そしてミストさんに嘆かれるまでがお約束でいいんじゃないw?
「こんな人たちを守る必要なんて(ry」あたりで

まぁ冗談はともかく、据え置きスレでやれるのならやってもいいと思う。外に出すのは無責任だけど

400名無しさんも私だ:2010/01/09(土) 23:40:42 ID:aZtR1TV6O
わかったわかった。
まぁ結論はそんな場面はランド編のどこにも無い。って事になるがそれは仕方ないよね。

401名無しさんも私だ:2010/01/09(土) 23:41:40 ID:oJKxvOsQ0
まだ荒らしたいのか

402名無しさんも私だ:2010/01/10(日) 00:17:41 ID:VJSQxafA0
話変わりますが、スパロボのテキストをここにあげれば>>1のスパロボミュージアムに
掲載されるって仕組みなんですかね?
そこじゃなくて自分のHPにあげてる人もいるみたいですが、そういうのもOKなんでしょうか。

403名無しさんも私だ:2010/01/10(日) 00:23:44 ID:XV0LcRS6O
その辺は管理人さんに聞くかでなけりゃアンケスレなりで意見求めるのがいいんでない?

404名無しさんも私だ:2010/01/10(日) 00:32:16 ID:FeAzNVzw0
ミュージアムの方はあくまで参考にするだけで、管理人が自分でちゃんと
台詞を確認とかしてから掲載のはずだよ
ここじゃ一話丸々じゃなく、イベント部分を切り出して載せる形だしね

405名無しさんも私だ:2010/01/10(日) 03:42:41 ID:87KiVTVE0
Zもそのうち収集してみるかなぁ。過去ログ漁ってみたが意外と少ない
エニルやハリーとの絡み部分すら見当たらんかった>キラ関係

どうでもいいけど、キラで検索すると、
"キラ"ケンとか"キラ"ー・ザ・ブッチャーとか引っかかって困るw

406名無しさんも私だ:2010/01/10(日) 04:55:10 ID:5XQac1/60
>>405
Zの話題をするなよ。また荒れるだけだ

407名無しさんも私だ:2010/01/10(日) 06:21:00 ID:87KiVTVE0
収集しようかという話ぐらいは止めないで欲しいw
それはさておき学園の続き、『開かずの扉』編(仮)、行きまーす


・中庭

遼駕「おっ、いたいた! あれ、美倉じゃないか?」
咲弥「あ、本当だ!」
「てすらちゃーん!」
てすら「あ、咲弥ちゃんに…佐伯君…。放課後にお二人で…どうなさったんですか?」
遼駕「咲弥に校内を案内してもらってたんだ」
「それよりさ、途中で不思議な事が起きちまってさ」
てすら「不思議な事…ですか?」
咲弥「うん。それで、てすらちゃんに聞きたい事があるんだけど、今大丈夫かな?」
てすら「はい…。その…私でよかったら……お話を聞かせてもらいます…」
遼駕「そりゃ助かる」
てすら「それでその…不思議な事とは?」
遼駕「実は…」

遼駕「…ってわけなんだ」
てすら「そうなんですか…」
咲弥「それでね、私と遼ちゃんで魅門さんを封印する事になったんだけど…」
「魅門さんがどこに行ったかさっぱりわからないの」
てすら「はあ…」
遼駕「それでまず、怪しい場所から探りを入れていこうと思ってんだが…」
「美倉がこの付近で怪しいと思ってる場所とかあったら、教えてくれないか?」
てすら「それは構いませんが…」
遼駕「構いませんが?」
てすら「お教えする代わりに1つ…お二人にお願いが……ありまして…」
咲弥「何? そのお願いって?」
てすら「その……今夜UFOを…呼ぶお手伝いをしてほしいんです…」
遼駕「え? なんだって?」
てすら「ですから……UFOを呼ぶお手伝いを…お願いしたいんです…」
遼駕(UFOって…マジか?)
咲弥「あの、てすらちゃん…。それって今日じゃなきゃ駄目なの?」
てすら「はい…。星の動きや…これまで調べた様々な資料を分析した結果…」
「今夜呼びかけると…応えてくれるはず……なんです…」
咲弥「そ、そうなんだ…」
てすら「いかがでしょうか…佐伯君、咲弥ちゃん?」
遼駕「ちょ、ちょっと待っててくれ、美倉。咲弥と相談するから」
てすら「はい…」
遼駕(どうする、咲弥?)
咲弥(どうするも何も、UFOを呼ぶの手伝わないと教えてくれないのなら…)
(てすらちゃんのお願いを聞くしかないんじゃないの?)
遼駕(でも俺、今夜絶対に見たいテレビ番組があるんだよなぁ…)
咲弥(そんな事言わないで、ここは素直に、てすらちゃんの手伝いをした方がいいんじゃない?)
遼駕(でもなぁ…)
(ええい! こうなったら!)
「美倉! 俺とスパロボバトルで勝負だ!」
てすら「え…」
咲弥(遼ちゃん、いきなり何を…)
遼駕(いいから、ここは俺に任せとけって!)
「俺が勝ったら無条件で美倉の知ってる怪しい場所を俺達に教えてくれ!」
「ただし、美倉が勝った場合、俺は今夜だけとは言わず、今後もUFOを呼ぶ際は必ず手伝う!」
「ってのはどうだ!?」
てすら「はい…わかりました…。それで構いません…」
遼駕「よし! それじゃあ、いくぜ!」

408名無しさんも私だ:2010/01/10(日) 06:21:32 ID:87KiVTVE0

●敗北
遼駕「…はっ!?」
「マズイッ! このままじゃ今夜からの俺の自由が…!」
「すぐに中庭に戻らねえと…!」

●再戦
てすら「あ…佐伯君…。身体は大丈夫ですか?」
遼駕「ああ」
「それよりもう一回勝負してもらえるか?」
てすら「はい……。では、いきます…」

●勝利
てすら「うう……負けてしまいました…」
咲弥「てすらちゃん、身体は大丈夫?」
てすら「は、はい…。佐伯君が手加減してくれたみたいで…」
「ほんの少し…クラクラする程度で済みました…」
遼駕「まあ、倒れられたら怪しい場所を聞くどころの話じゃなくなるし…」
「それに女の子相手に本気で戦うってのはどうもな」
てすら「佐伯君って……お優しいんですね…」
遼駕「ガラじゃねえけどな…」
咲弥「ふ〜ん… そう言うわりには、四条教官とは本気で勝負してたみたいだけど」
遼駕「し、四条教官は女の子じゃねえだろ」
咲弥「今のセリフ、後で四条教官に教えてあげよっと」
遼駕「バカ! マジでよせって!」
咲弥「フフ。冗談だよ、遼ちゃん」
遼駕(咲弥の奴、一体どうしたってんだよ…?)
「とにかく…。美倉、約束通り美倉の知ってる怪しい場所ってのを教えてくれねえか?」
てすら「はい…。その場所は『開かずの間』と…呼ばれてまして…」
「三年生のフロアの一番奥にあります…」
「その部屋は特別な施錠がされていて…どうやら特定の個人しか……入れないようになってるらしいのです…」
咲弥「それで『開かずの間』なのね」
遼駕「特定の個人しか入れない部屋か…。確かに怪しいな…」
てすら「あの…お二人は…『開かずの間』に…行かれるのですか?」
遼駕「ああ、そのつもりだけど?」
てすら「そうですか…。何があるかわかりません…。充分、お気をつけ下さい…」
咲弥「うん。ありがとう」
てすら「それでは…私は今夜の準備がありますので…失礼させていただきます…」
遼駕「ああ、手伝えなくて悪いな…」
てすら「佐伯君は何も悪くありません…。スパロボバトルで私に…勝ったのですから…」
遼駕「そう言ってもらえると助かる」
てすら「では…また明日…」
>てすら立ち去る
遼駕「情報も手に入ったし、その『開かずの間』に行ってみるか」
咲弥「うん。そうだね」

409名無しさんも私だ:2010/01/10(日) 06:22:12 ID:87KiVTVE0

・三年生の教室

遼駕「ここが美倉の言ってた『開かずの間』か…」
咲弥「私、ここってただの倉庫だと思ってた…」
遼駕「とりあえず、駄目もとで入れるかどうか試してみるか」
>試す
咲弥「てすらちゃんの言う通り鍵がかかってるみたいだね…」
遼駕「でも、開けようにもこの扉、電子ロック1つ見当たらねえぜ。一体どういう造りになってんだ?」
咲弥「中に入れないにしても、せめて中を見られないかな?」
???「ちょっと、君達。そこで何をしているの?」
女子生徒「き、君達はさっきの…!」
咲弥「そういうあなたは…」
遼駕「俺を思いっきりにらみつけてくれた先輩!」
女子生徒「にらみつけた!?」
遼駕「あんたさっき男子生徒をぶっ飛ばした後、思いっきり俺をにらんでたじゃねえか!」
女子生徒「あ、あれは別ににらんでたわけじゃなくて…」
咲弥「じゃあ、なんで遼ちゃんを見てたんですか?」
女子生徒「そ、それは…」
遼駕「それは?」
女子生徒「…………」
「ああ、もう! そんなのどうだっていいでしょう! 質問してるのはこっちなのよ!」
遼駕「答えに詰まったからって逆ギレかよ…!」
女子生徒「さあ、答えなさい! 君達、ここで何しているの!?」
遼駕「なんで俺達が先輩の質問に答えなきゃならねえんだよ!」
女子生徒「不審な行動をしてる人を見かけたら職務質問をかける! これは当然でしょう!」
咲弥「なんだか、警察みたいですね…」
遼駕「まあ、警察が相手なら答えなくもねえが、先輩に言う必要はねえな」
女子生徒「き、君ってかわいくないわねぇ!」
遼駕「よく言われる」
女子生徒「こうなったら力づくで答えてもらうしかないようね…」
遼駕「女を殴る趣味はねえが、どうしてもと言うなら…」
女子生徒「バカね! 学園での勝負って言ったら決まってるでしょ!」
遼駕「何っ!? 違うのか? そんな格好してるから、てっきり…」
女子生徒「私に武術の勝負を挑んでくる相手ならいざ知らず、見ず知らずの君にいきなり殴りかかったりしないわよ!」
「もっとも、拳の勝負でも負けるつもりはないけどね!」
遼駕「くっ…」
女子生徒「さあ、君! BASEを構えなさい! なんなら、拳での勝負でもいいわよ?」
咲弥「ど、どうするの、遼ちゃん!?」
遼駕「挑まれた勝負に背を向けるわけにはいかねえからな…!」
「いいぜ、先輩! スパロボバトルで相手になってやるぜ!」

410名無しさんも私だ:2010/01/10(日) 06:22:43 ID:87KiVTVE0

●敗北
遼駕「はっ…!」
「くっそ〜! このまま終わってたまるか!」
「待ってろよ、先輩!」

●再戦
女子生徒「やはり戻って来たわね」
遼駕「当たり前だ! 俺はまだ負けたなんて認めちゃいねえからな!」
咲弥「遼ちゃんったら、本当に意地っ張りなんだから…」
女子生徒「さっきは気絶させちゃって質問に答えてもらえなかったけど…」
「今度は少し手加減してあげるから安心なさい!」
遼駕「そんな気遣いはいらねえぜ、先輩! 今度は俺が勝つ!!」

●勝利
女子生徒「くっ! この私に勝つとは…!」
遼駕「気絶しない程度に手加減はしといたぜ!」
女子生徒「ただバトルをするだけでなく、ちゃんと相手の事を考えるなんて…」
(…やっぱり私の目は間違ってなかったわね…)
遼駕「ん? なんか言ったか、先輩?」
女子生徒「ううん、何も!」
「それより君達の名前を教えてもらっていいかしら?」
遼駕「名前? いいぜ。俺は佐伯遼駕。クラスは二年B組だ」
咲弥「瀬戸咲弥です。クラスは遼ちゃんと同じです」
女子生徒「佐伯君に瀬戸さんね…」
「私は東雲京香(しののめきょうか)。クラスは三年A組よ」
「さっきは無理矢理質問に答えさせようとしてごめんね」
遼駕「あ、いや、こっちこそ…。俺もついムキになっちまって…」
咲弥「遼ちゃん、調査中にまた今回みたいなトラブルを避けるためにも…」
「東雲先輩には私達がここで何してたか教えた方がいいんじゃない?」
遼駕「まあ、そうだな」
「東雲先輩、実は…」

遼駕「ってなわけで、この部屋の中を調べようとしてたんだ」
京香「…………」
咲弥「東雲先輩、どうしました? 少し顔色がよくありませんけど…」
遼駕「もしかして、東雲先輩。こういったオカルトめいた話が苦手とか?」
京香「な、何よそれ!? そんなわけないじゃない!」
遼駕(震えた声でそんな事言われても、全然説得力ねえんだけどな…)
京香「とにかく! その魅門って妖をなんとかしなきゃマズイんでしょ」
「魅門をこのままにしておくわけにはいかないし、私も協力させてもらうわ」
咲弥「本当ですか!」
遼駕「でも、オカルトが苦手なら無理して手伝ってくれなくても…」
京香「だから、苦手じゃないって言ってるでしょ!」
咲弥(遼ちゃん、東雲先輩もああ言ってるんだし、ここは素直に協力してもらおうよ)
遼駕(無理に断る理由もねえし、そうするか)
「じゃあ、東雲先輩。手数かけちまうけど、協力頼むぜ!」
京香「わかったわ! 任せておいて!」
遼駕「でも、東雲先輩。無茶だけはしないでくれよ」
「怪我とかされちゃシャレになんねえからな」
京香「う、うん…。ありがとう…」
咲弥「…………」 ←怒りマークつき笑顔

411名無しさんも私だ:2010/01/10(日) 06:25:01 ID:87KiVTVE0

京香「それで、この部屋を調べたいんだったわね」
遼駕「ああ。でも、扉に鍵がかかってるみたいで、中に入れねえんだ」
咲弥「それに鍵を探そうにも、この部屋…特定の個人しか入れないらしくって、その人を探さなくちゃなりませんし…」
京香「なるほど…。なら、やるべき事は1つね」
咲弥「と言いますと?」
京香「扉を壊して入るに決まってるでしょ」
遼駕「いや、さすがにそりゃ強引すぎるって!」
京香「もたもたしてる間に魅門が災いを起こしたらどうするの!?」
咲弥「でも、扉を壊すにしても、どうやるんですか?」
「この扉、教室の扉と違ってかなり頑丈そうですし、並大抵の事じゃ壊せそうにありませんよ?」
京香「心配はいらないわ、瀬戸さん」
「我が東雲家に伝わる武術『鬼神拳』にかかればこの程度の扉、イチコロよ!」
咲弥「鬼神拳って…」
遼駕(やっぱこの先輩、ただ者じゃなかったか…)
京香「ほら、早く。二人は私の後ろに下がって」
遼駕「あ、ああ…」
京香「それじゃあ、いくわよっ!」
「はああああああっ!」
「鬼神! 猛撃…!」
???「ちょっと待ったあっ!!」
京香「え!?」
???「待ってくださああああい!!」
>銃撃音
咲弥「きゃあっ!」
遼駕「な、何だぁ!? この銃弾の雨あられは!?」
吹雪「ふぅ〜…。なんとか間に合いましたか。危機一髪でしたねぇ」
遼駕「危機一髪じゃねえ!」
吹雪「やや! あなたは肝っ玉の小さいお兄さんじゃないですか!」
遼駕「誰が『肝っ玉の小さいお兄さん』だ! 俺にはな、佐伯遼駕ってちゃんとした名前があんだよ!」
吹雪「ふ〜ん、お兄さんはそういう名前だったですか…」
遼駕「銃、乱射しながら現れやがって! 一体、何考えてんだ!」
吹雪「ムカッ! そんなに怒鳴らなくたっていいじゃないですか!」
咲弥「遼ちゃん、落ち着いて」
遼駕「これが落ち着いていられるかっ!」
咲弥「銃を撃ってまで私達を止めようとするのには、よっぽどの事情があると思うの…」
「だから、怒るよりもまず話を聞いてみようよ」
遼駕「…………」
京香「私もそうした方がいいと思うな。言い争いをしていても状況は進みそうにないし」
遼駕「二人がそう言うんなら…」
「咲弥、頼む」
咲弥「うん」
「えっと、吹雪ちゃん…でいいんだっけ?」
吹雪「はい! 1年A組、天使吹雪です!」
咲弥「私は二年B組の瀬戸咲弥。遼ちゃんのクラスメイトなの」
「それで、こちらが三年生の東雲京香先輩」
吹雪「これはどうも、ご親切に…」
咲弥「それで、本題に入らせてもらうけど… 吹雪ちゃんは、その…なんでいきなり私達を撃ったりしたの?」
吹雪「そ、それはですねぇ…」
京香「それは?」
吹雪「先輩達が扉を壊そうとしてたからです!」
遼駕「いや、だからって、いきなり撃たなくても!」
吹雪「だって、京香先輩は何やらオーラ出しちゃってるし、これは声をかけただけでは止まらないと!」
京香「た、確かに技を出す寸前だったし、あの状態で声をかけられても止まらなかったわ…」
吹雪「愛する学び舎が傷つくなんて 吹雪、見ていられなかったんですっ!」
「それで…それでっ!!」
遼駕「やれやれ、そうだったのか…」
「東雲先輩、こいつの言う通りだぜ。いくら調査のためとはいえ、やっぱ、扉をぶっ壊しちゃまずいって」
京香「ま、まあ、佐伯君がそう言うのなら、壊すのはやめるわ」
吹雪「ほっ…。わかっていただけて吹雪、嬉しいです」
「破壊の後に残るのは虚しさだけですから」
遼駕「そう言うわりには、さっきは俺達をぶっ倒す勢いで突っ込んできたじゃねえか」
吹雪「それだけ必死だったんですよぉ!」
「普段の吹雪はちょっと武器が好きなだけの、平和主義者なんですからぁ!」
遼駕「なんだよ、その矛盾した趣味は…」

412名無しさんも私だ:2010/01/10(日) 06:25:33 ID:87KiVTVE0
京香「それはそうと、佐伯君。結局この扉、どうやって開けるの?」
遼駕「そうだな…。マジでどうするか…」
咲弥「本当に困ったね…」
吹雪「まあ、ここは潔くズバッと諦めましょう!」
遼駕「しかし、そういうわけには…」
咲弥「あ、そうだ!」
遼駕「ん? どうした、咲弥?」
咲弥「遼ちゃん、困った事があれば相談に乗ってくれるって言ってくれた人がいたじゃない!」
遼駕「そんな奴、いたか?」
咲弥「うん! 生徒会長の葵さんだよ!」
遼駕「そっか! あの人なら、この扉を開ける方法くらい知ってそうだもんな!」
京香「なら、私が葵と話をしてくるわ。葵とはクラスメイトだから、二人よりも話が通じると思うから」
遼駕「それじゃあ、東雲先輩、この件についてはお任せしますよ」
京香「いいわよ! 任せてちょうだい!」
吹雪「あの…お二人も一緒に行った方がよくなかったですか?」
咲弥「どうして?」
吹雪「だって会長さん、どこにいるかわからないし、京香先輩と一緒に探した方が良かったんじゃ…」
遼駕「大丈夫だろ。東雲先輩、会長の居場所に心当たりがあるから行くって言ってくれたんだろうし」
吹雪「で、でもですねぇ…万が一にも見つからなかったら…」
遼駕「…お前、なんだか俺達をここから遠ざけたがってねえか?」
吹雪「な、何言うんですかぁ! そんな事ありませんよぉ!」
遼駕「本当かぁ?」
吹雪「本当です!」
遼駕「…………」
吹雪「…………」
遼駕「ま、吹雪の言う事も一理あるかもな」
「咲弥、俺達も東雲先輩について行こうぜ」
咲弥「う、うん…」
吹雪「そうです、そうです! 是非、そうしましょう!」
遼駕「んじゃ、またな」
吹雪「はい!」
>立ち去る遼駕達
吹雪「やれやれ…やっと行ってくれましたか」
「先輩達が戻って来る前に、中の物を全て隠してしまわないと」
「音声入力モードON!」
>戻って来る二人
吹雪「キーワード! seraph『G』!」
遼駕「やっぱり、お前がその部屋の鍵の持ち主だったか」
吹雪「え?」
「なななな!? なんで佐伯君と瀬戸先輩がここにいるんですかぁ!?」
遼駕「さっきからお前、妙にキョドってたし、俺達をここから遠ざけたがってたからな」
「もしかしたら、と思って お前の提案に乗ったフリをしたんだよ」
吹雪「そ、そんなぁ!」
咲弥「ごめんね、吹雪ちゃん…。こうでもしないと、扉を開けてくれそうになかったから…」
遼駕「そういうわけだ。悪いがそこをどいてくれ」
吹雪「絶対に嫌です! この室内は吹雪の聖域なんです! 何人も入れるわけにはいきません!」
遼駕「そう言われても、俺達も調べない事には引っ込むわけにはいかねえんだよな」
吹雪「なら、佐伯君! 吹雪とスパロボバトルで勝負です!」
「吹雪が勝ったら、この部屋を調べるのは諦めてもらいます!」
遼駕「その条件、飲んだ! いくぜっ!」

●敗北
遼駕「くそっ、やっぱあの部屋必ず何かある! 何がなんでも中を見ねえと!」

●再戦
吹雪「また来ましたか! 佐伯君!」
遼駕「お前に退けねえ理由があるように、俺にも退けねえ理由があるんでな!」
「今度こそ、その部屋の中を見せてもらうぜ!」

●勝利
吹雪「そ、そんなぁ〜!」
遼駕「悪いな、吹雪。約束通り、中を見させてもらうぜ」
吹雪「うう…無念です…」
遼駕「さあて、中には一体何があるんだ…?」

413名無しさんも私だ:2010/01/10(日) 06:26:28 ID:87KiVTVE0

・開かずの間

遼駕「なっ…こ、この部屋は…」
咲弥「すごい数の銃だね…」
遼駕「銃だけじゃねえ…。フラッシュグレネードやバカでかい剣までありやがる…」
咲弥「まさか『開かずの間』って…」
遼駕「学園の武器庫!? 俺達は、そこを開けちまったってのか…?」
吹雪「…見てしまいましたね」
遼駕「吹雪、なんでお前が学園の武器庫の管理をしてんだ!?」
吹雪「学園の武器庫? 一体何の事です?」
遼駕「とぼけんな! ここが武器庫じゃねえんだったら、この武器はどう説明すんだよ!」
吹雪「これは全部、吹雪のです」
遼駕「え?」
吹雪「だぁかぁらぁ、この武器は全部、吹雪の物なんですってばぁ」
咲弥「い、いくら武器が好きだからって、本物はマズいんじゃないかな」
吹雪「本物なんかじゃないですよぉ。それぜ〜んぶ、レプリカです」
遼駕「レプリカ?」
吹雪「はい、レプリカです」
遼駕「もしかして、吹雪が頑なにこの部屋を見せたくなかったのは…」
咲弥「この部屋を私用で使ってるのと、これらの武器が学園にバレるのがマズかったから……とか…」
吹雪「瀬戸先輩の言う通りなんですよぉ。さすがに物質圧縮マフラーにも、これだけの数は入りませんからねぇ」
咲弥「そうなんだ…」
遼駕「お、俺はこんなくだらねえ物を見るために必死こいちまったってのか…」
吹雪「ちょっと、佐伯君! 今のは聞き捨てなりません!」
「『くだらない』とは何です! それは、この子達に対してあんまりにも失礼じゃないですか!」
遼駕「くだらねえ物をくらだねえと言って何が悪いんだよ!?」
吹雪「…どうやら、佐伯君には一度 この子達の素晴らしさを知ってもらう必要があるようです…」
「もう一度勝負です、佐伯君!」
「吹雪が勝ったら、この後たっぷりとこの子達についての話を聞いてもらいますよぉ!」
遼駕「いいぜ! 俺もまだお前に聞きてえ事があるんだ!」
「俺が勝ったら、キッチリ質問に答えてもらうからな!」
吹雪「いいですよぉ! でも、ここは吹雪の聖域ですからぁ〜、吹雪のルールに従ってもらいます〜ぅ〜☆」
※コスト制限6でバトル(通常は15)

414名無しさんも私だ:2010/01/10(日) 06:27:20 ID:87KiVTVE0
●敗北
遼駕「ええい、油断した!」
「このまま武器講座なんてされてたまるか…!」

●再戦
吹雪「目を覚ましましたか、佐伯君! では講義を始めましょう!」
遼駕「おい、吹雪。相手に真に『勝つ』ってのはどういう事だと思う?」
吹雪「え? いきなり何です?」
遼駕「真に『勝つ』ってのは、ただ勝負に勝てばいいわけじゃねえ…」
「負けた相手に二度と自分に逆らいたくねえと思わせる事が真に『勝つ』って事だ!」
吹雪「…!」
遼駕「だが、俺はお前と再び戦うためにここに現れた!」
「だから、お前は俺に『勝った』とは言えねえ!」
吹雪「そ、そうですね…。相手をカンペキに屈服させてこそ真の勝利のはず…」
「吹雪、目が覚めました! 今度こそ佐伯君をカンペキに吹雪の前にひれ伏させてやります!」
遼駕(よし、かかった…!)
「それはこっちのセリフだ! いくぜっ!」

●勝利
吹雪「ま、また佐伯君に負けるなんて…!」
遼駕「約束だぜ、吹雪。俺の質問にキッチリ答えてもらうからな」
吹雪「しょうがないですねぇ。では佐伯君の質問にお答えしましょう」
「え〜、吹雪のスリーサイズは上から…」
遼駕「待て! 誰がお前のスリーサイズの質問をした!?」
吹雪「遠慮はいりませんよ、佐伯君。佐伯君には吹雪の全てを知る権利があります」
「こうして吹雪は佐伯君に全てを知られてしまうのですねぇ」
遼駕「おい! 何さらりととんでもねえ発言してんだ!」
咲弥「…………」
遼駕「咲弥も! 勘違いすんな!」
「いいか、吹雪! 俺が聞きてえのは…」

415名無しさんも私だ:2010/01/10(日) 06:27:54 ID:87KiVTVE0

吹雪「へー、佐伯君と瀬戸先輩はそんな事をしてるんですかぁ」
「それで吹雪の聖域に入ろうとしたんですね。吹雪、納得しました」
咲弥「それでね、吹雪ちゃん。さっきの話に似た言い伝えとか聞いた事ない?」
吹雪「そうは言っても、う〜ん。吹雪ってば基本的に武器やメカ以外に興味ないですし」
遼駕「それもどうかと思うぞ?」
吹雪「あ、ひらめいた! 会長さんに聞いてみるのはどうでしょう!?」
咲弥「え? 生徒会長さんに?」
吹雪「はい! 会長さんならもしかしたら知ってるかもしれませんよ!」
遼駕「そっか…。それって結構いい案かもしれねえな」
咲弥「だったらさっき、東雲先輩と一緒に行けばよかったね」
遼駕「まぁ、過ぎた事を悔やんでも仕方ねえ」
「すまなかったな、吹雪。無理矢理お前の、その…聖域に押し入ったりして」
吹雪「吹雪はスパロボバトルに負けてしまった事ですし、大目に見てあげます」
「その代わり、この部屋の事は絶対秘密に…」
京香「佐伯くーーーん!」
遼駕「お! 東雲先輩が戻ってきたみたいだ」
京香「よかった。無事、扉開いたみたいね」
遼駕「ああ。ご覧の通り」
京香「私も葵に聞いてみたんだけど、有益な情報は…」
「って、何よ! この部屋!?」
咲弥「吹雪ちゃん、早くも秘密がバレちゃったわね…」
吹雪「うう…ちゃんと扉を閉めておけばよかった…」
???「後悔するのはまだ早いぞ」
吹雪「え!?」
「し、四条教官殿! なんでこんな所に!?」
京香「ここに来る途中で会って、吹雪ちゃんを探してるって言うから連れてきたんだけど…」
「もしかして、マズかった?」
吹雪「ひっじょ〜に、マズいです!」
四条「学園内のどこかに貴様専用の武器格納庫があるとは思っていたが…」
「まさか、こんな目と鼻の先にあったとはな」
吹雪「や、やだなぁ、四条教官殿! そんなに拳を握り締めながら話さないで下さいよぉ」
「ほら、力むと顔に小じわが…」
四条「…!」
咲弥「あっ!」
京香「な、なんて事言うのよ、吹雪ちゃん! 命が惜しくないの!?」
吹雪「へ?」
咲弥「ふ、吹雪ちゃん! 早く謝って! ううん、早く逃げてっ!」
四条「…あたしの顔に…何だって…」
吹雪「あ、あのっ…教官殿?」
四条「ああ、そうだそうだとも! いくら若い若いと言われても、今やあたしは28歳だ!」
「そりゃ小じわもできるだろうさ! 毎日毎日、貴様らのような〇〇○に付き合わされていればなあっ!」
吹雪「きゃああああ!!」
四条「ええい、10代の貴様にはあたしの気持ちなどわかるまいっ!」
「あたしだって好きで独りでいるわけではないわっ!!」
遼駕「なんだよ、このキレっぷりは!? 午前中のなんて目じゃねえじゃんか!」
咲弥「こうなったらもう駄目! 遼ちゃん、逃げよう!」
遼駕「いや、でも、吹雪を見捨てていくってわけには…!」
京香「でも、どうするの!? ああなった四条教官を止める術はないのよ!」
遼駕「んな事、やってみなきゃわからねえ!」
>棚に駆け寄る遼駕
咲弥「ちょっと、遼ちゃん! その手に持ってるのは、もしかして!」
遼駕「みんな、目ぇつぶれぇ!!」
>画面白く
四条「くっ!」
遼駕「未だ、みんな! 逃げろおおおっ!」
吹雪「は、はい〜〜〜!!」

416名無しさんも私だ:2010/01/10(日) 06:28:33 ID:87KiVTVE0

・三年生の教室
遼駕「なんとか無事に逃げ出せたみたいだな…」
咲弥「無茶しすぎだよ、遼ちゃん。いきなりフラッシュグレネードを投げるなんて…」
遼駕「ああでもしねえと、俺達はともかく、吹雪まで逃げらんなかっただろ」
咲弥「もう…後で四条教官に怒られても知らないよ」
遼駕「怒られた時の事は実際に怒られた時に考えるさ」
咲弥「でも、東雲先輩と吹雪ちゃんとはぐれちゃったね」
遼駕「かなりドタバタしてたからな。ま、そのうち会えるだろ」
「しっかし、恐ろしい目にあった…。四条教官、なんであんなに怒ってたんだ?」
咲弥「実は、四条教官って人1倍結婚に憧れてるのに、まだ結婚できないのを気にしてるんだ…」
遼駕「四条教官って、ああ見えて結構かわいいとこあるんだな…」
咲弥「だから、学園内じゃ四条教官の前で『歳』と『結婚』に関する言葉を言わないのが暗黙のルールになってるの」
「気をつけてね、遼ちゃん…」
遼駕「絶対忘れないでおく…。命が惜しいからな…」
咲弥「それで、この後は会長さんに会うんだよね?」
遼駕「ああ。生徒会室に行こうぜ」

417名無しさんも私だ:2010/01/10(日) 06:30:47 ID:87KiVTVE0
と、まぁここまで

普通にプレイしてると、この辺ではそうそう負けることないんで、
初回プレイでは気づかんかったが、>>414とか再戦時の会話が結構ひでえw

418名無しさんも私だ:2010/01/10(日) 16:54:54 ID:R8aOmKGk0
遼ちゃんの挑発はどれも安っぽくて笑える

419名無しさんも私だ:2010/01/11(月) 13:27:50 ID:Nd8agqQ.0
続き

・生徒会室

遼駕「さて、会長は…」
???「しつこいのぉ! 知らんものは知らんのじゃ!」
???「嘘つかないで下さい! だったらどうして写真を見た時、驚かれたんですか!?」
遼駕「ん? なんだ?」
番長「ふん! 何を見せるかと思えば、ただのガキんちょの写真じゃったから、ちと驚いてしもうたんじゃ」
女子生徒「『ただのガキんちょ』とは何ですか! そのような暴言、絶対に許しません!」
咲弥「遼ちゃん、あの子って、中庭で会った写真の男の子を探してる女の子だよね」
遼駕「ああ。何やら番長ともめてるみたいだけど…」
「おい、お前ら」
女子生徒「あ、中庭でお会いしたお兄さんとお姉さんじゃないですか!」
番長「佐伯に瀬戸! 貴様ら、なぜここに!?」
遼駕「例の調査で会長に用があってな。それより、お前らこそ ここで何やってんだよ?」
「何やら、もめてるようだけど」
番長「よくぞ聞いてくれた、佐伯! 祠を壊したペナルティとして、ワシがこの部屋の窓拭きをしとったら…」
「このちっこいのがいきなり入ってきて、写真を見せおったんじゃ!」
咲弥「写真? もしかして男の子の?」
番長「そうじゃ! で、そんなガキんちょは知らんと言うたのに…」
「このちっこいのがあまりにしつこく追求してくるんで、少々もめてしもうたというわけじゃ!」
咲弥「そうだったんだ」
遼駕「番長、本当にその男の子の事 知らねえのか? 嘘ついてんじゃねえだろうな?」
番長「天地神明に誓って知らん! 仮に知っていたとして、ワシに隠す理由などないわ!」
遼駕「確かにそうだな」
咲弥「轟君はこう言ってるけど…えっと……」
女子生徒「そう言えば、自己紹介がまだでしたね!」
「あたし、一年A組の持田菜波(もちだななみ)といいます!」
咲弥「私は二年B組の瀬戸咲弥」
「こっちは同じクラスの佐伯遼駕君に、轟剛太郎君」
菜波「瀬戸先輩に佐伯先輩、それに轟先輩ですか!」
遼駕「菜波ちゃん。どうやら番長はその男の子の事、本当に知らねえみたいだぜ」
菜波「そんなはずありません! 今まで沢山の人に写真を見てもらいましたけど…」
「あんな反応をした人は初めてです! 轟先輩はきっと何かを隠してるはずです!」
遼駕「と言われても、知らねえって言ってる奴をこのまま問い詰めてもな…」
菜波「失礼ですが、佐伯先輩は下がっていてください! これはあたしと轟先輩の問題です!」
遼駕「確かにそうだけど…」
「首を突っ込んじまった以上、俺としても簡単に下がるわけにはいかねえよ」
菜波「なら、仕方ありません!」
「轟先輩に詰問するためにも、佐伯先輩には強制的にこの場から退場していただきます!」
「佐伯先輩! BASEを構えて下さい! スパロボバトルで勝負です!」
遼駕「いいぜ、菜波ちゃん! 俺も菜波ちゃんに聞きたい事があったんだ!」
「俺が勝ったらきっちりと質問に答えてもらうぜ!」
番長「おい、貴様ら! ワシを置いてけぼりにして、勝ってに話を進めるな!」
遼駕「口を挟むな、番長! 勝負を挑まれた時点で、これは俺と菜波ちゃんの問題になってんだ!」
「話の発端がお前だとしても、この勝負の邪魔はさせねえぜ!」
咲弥「轟君、ここは遼ちゃんに任せようよ。バトルも始まるしさ」
番長「わ、わかったわい! その代わり佐伯、必ず勝つんじゃぞ!」
遼駕「ああ! 任せとけ!」
菜波「それでは、スパロボバトル! レディ、ゴーッ!!」

ちなみに菜波のデッキにはゴッドガンダムが入ってたり

420名無しさんも私だ:2010/01/11(月) 13:28:25 ID:Nd8agqQ.0

●敗北
遼駕「くそ! 負けちまったか…!」
「けど、このままじゃ終われねえ!」

●再戦
菜波「さあ、轟先輩! 答えて下さい! 本当は何か知ってるんじゃないですか!?」
番長「じゃからワシは何も知らんと言っとろーが!」
>凌駕入室
遼駕「菜波ちゃん!」
菜波「佐伯先輩! なんでここにいるんですか!?」
遼駕「リターンマッチだ! もう一勝負といこうぜ!」
菜波「わかりました! 受けさせていただきます!」
「佐伯先輩には申し訳ありませんが、あたしの邪魔をするなら何度でも倒すまでです!」

●勝利
菜波「うう…負けてしまいました…」
番長「さすがじゃ、佐伯! マグレとはいえワシを倒しただけの事はある!」
遼駕「菜波ちゃん、手加減したから、大したダメージは受けてないはずだぜ」
菜波「あ、そう言えば 少しも気だるさがありません」
遼駕「そいつは良かった」
「そんじゃ、早速だけど俺の質問に答えてもらうぜ」
菜波「そういう約束でしたからね。答えさせていただきます」
遼駕「あの写真の男の子は誰なんだ? 必死に探してるみたいだけどさ」
菜波「あたしの…兄です」
咲弥「お兄さん? 菜波ちゃんの?」
菜波「あたしの兄、10年前から行方不明なんです」
「名前は持田和樹(もちだかずき)といいます。歳は先輩達と同じになります」
番長(…………)
菜波「苦労しましたけど、兄がこの学園の生徒だという事まではわかりました」
「だからあたし、たくさん勉強して、飛び級してスパロボ学園に入学したんです」
咲弥「飛び級ですって?」
遼駕「すると…菜波ちゃんって今いくつなんだ?」
菜波「この前、14歳になりました」
遼駕「14! ってことは本当ならまだ中学生かよ!」
咲弥「凄いね、菜波ちゃん。スパロボ学園に飛び級で入学しちゃうなんて」
「ここって、ただ勉強ができれば入れる学校じゃないんだよ」
菜波「全ては兄に会うためです!」
「そのためならあたし、どんな無理難題だって突破してみせます!」
番長「だからさっきは あんなに熱くなっておったのか」
咲弥「菜波ちゃん、よっぽどお兄さんに会いたいんだね」
菜波「はい! 兄の事は写真と両親の話でしか知りませんが…」
「きっと素敵な男性に成長してるに違いありません!」
「だって! 小さい時に、こんなにもかっこいいんですから!」
番長(凄い自信と妄想じゃのぉ…)
遼駕(こりゃ、和樹君が立派な男になってるのを願わずにはいられねえぜ…」
咲弥「菜波ちゃん。お兄さんだとわかる物って その写真しかないの?」
菜波「残念ながらその通りなんです。他の写真はどういうわけか見当たらなくて」
咲弥「でも、それだけじゃ…」
遼駕「そうだ!」
「おい、番長! お前、菜波ちゃんの兄貴探し、手伝ってやれよ!」
番長「な、なんじゃと!? 貴様、それは本気で言うとるのか!?」
遼駕「お前、学園の番長やってるだけあって、結構な数の子文がいるんだろ?」
「そいつら使えば、情報なんてあっ�%

421名無しさんも私だ:2010/01/11(月) 13:29:48 ID:Nd8agqQ.0
なんか変な事になった(´・ω・`)
少しさかのぼって貼り直し

番長「な、なんじゃと!? 貴様、それは本気で言うとるのか!?」
遼駕「お前、学園の番長やってるだけあって、結構な数の子分がいるんだろ?」
「そいつら使えば、情報なんてあっという間に集まるんじゃねえのか?」
咲弥「遼ちゃんの言う通りだね!」
菜波「確かにあたし一人で探すより、ずっと効率はよくなります!」
番長「佐伯…貴様このワシに指図する気か?」
遼駕「番長たる者、困ってる後輩を助けなくてどうするよ!?」
番長「確かに弱者を助けるのは漢の本分…」
「しかぁし! 貴様の命令っちゅうんが気に入らん!」
遼駕「そう言うと思ったぜ! なら番長、俺とスパロボバトルで勝負だ!」
「俺が勝ったら、菜波ちゃんの手伝いをしてもらうぜ!」
番長「ほう、貴様が身体を張ろうっちゅうんかい」
「いいだろう! 体育館裏での借り、ここで返してくれる!」
菜波「佐伯先輩!」
遼駕「いいから! ここは俺に任せときな!」
菜波「は、はい! よろしくお願いします!」
番長「フハハハハ、佐伯! 格好つけるのはそこまでじゃ! さっさとかかって来るがいいわ!」
遼駕「お前に言われなくても、行ってやらあ!!」

●敗北
遼駕「はっ!」
「くっそぉ、番長め! このままじゃ終わらねえぞっ!」

●再戦
番長「やはり、また来おったか、佐伯!」
遼駕「当たり前だ!」
「菜波ちゃんのためにも何度だって立ち上がってやるぜ!」

●勝利
番長「ぐぼおっ! こ、このワシが一度ならず二度までも、同じ奴に負けるとは…!」
遼駕「漢と漢の約束だ、番長! きちんと菜波ちゃんの手伝いをしてもらうぜ!」
番長「仕方あるまい…」
「漢、轟剛太郎! このちっこいのに、できる限り手を貸そうではないか!」
菜波「よろしくお願いします、轟先輩!」
咲弥「良かったね、菜波ちゃん!」
菜波「はい!」
「ありがとうございます、佐伯先輩! あたしのために色々としていただいて!」
遼駕「いいっていいって! 俺達、これから生徒会長に用があるから手伝ってやれねえけど…」
「その分、番長の奴をこき使ってやってくれ!」
菜波「はい!」
番長「こりゃ、ちっこいの! 『はい!』じゃなかろうに!」
菜波「そうだ、佐伯先輩!」
「あたし、ここに来る前、会長さんが旧校舎に歩いて行くのを見ました!」
遼駕「旧校舎に?」
咲弥「何の用があるのかな?」
遼駕「ここで待っていても、時間を無駄にするだけだし、こっちから行ってみるか」
菜波「それでは、あたしと轟先輩は早速行動を開始したいと思います!」
咲弥「頑張ってね、菜波ちゃん!」
遼駕「会長に会ったらお兄さんの事、聞いてみるよ」
菜波「ありがとうございます!」
「では、轟先輩! 行きましょう!」
番長「お、おい! 引っ張らずとも自分の足で歩くわい!」

遼駕「菜波ちゃん達も行った事だし、俺達も会長の所に行こうぜ」
咲弥「うん。じゃあ、旧校舎に案内するね」

422名無しさんも私だ:2010/01/11(月) 13:30:55 ID:Nd8agqQ.0

・旧校舎前

咲弥「あ、会長さん居たよ」
遼駕「あの、会長」
葵「あら、佐伯君。それに瀬戸さんも 私に何かご用かしら?」
遼駕「ああ。折り入って、会長に2つほどお願いがあってさ」
葵「どんなお願いかしら。話てみて」
遼駕「まず1つ。持田和樹って生徒がこの学園にいるはずなんだけど、調べてもらえないか?」
葵「持田和樹? そんな名前の生徒は当学園にいないわ」
遼駕「いや、そんなあっさりと…」
葵「私は全校生徒の顔と名前をカンペキに把握していると言ったはずよ」
「その私がいないと言うからには、持田和樹という生徒は100%当学園にいないわね」
遼駕「そうですか…」
咲弥「やっぱり簡単にいかないみたいだね」
遼駕「少なくとも名前は変わってるみたいだな。持田って奴、何か事情があんのか…?」
葵「お話中悪いけど、もう1つのお願いは?」
遼駕「ああ。魅門とかいう妖怪が暴れまわったとか、急に天変地異が起きたとか…」
遼駕「そういったオカルトまがいの話が学園にないか、調べて欲しいんだけど…」
葵「何をお願いされるかと思ったら、妖怪やら天変地異について調べてくれ?」
「随分とまた奇妙なお願いをするのね」
「一体どうしてそんな事を調べて欲しいのか、せめて事情くらいは教えて欲しいわね」
遼駕「わかった。実は…」

葵「そう、学園長の命令で…」
「しかし、佐伯君。よくそんな危ない任務を引き受けたわね」
遼駕「まあ、祠を壊した責任ってのもあるけど、魅門をそのままにしとくわけにもいかねえからな」
咲弥「遼ちゃん…」
葵「ふふ。ヤンチャに見えても中身は真面目みたいね」
遼駕「お、俺の事はどうでもいいだろ!」
「それより会長、どうなんだ? この手の話について何か知らないか?」
葵「期待に応えられなくて申し訳ないけど、知らないわね」
咲弥「そうですか…」
葵「もっとも、学園を始め、ここいらの言い伝えやら怪奇現象の類なら…」
「全てデータベース化して生徒会室のパソコンに保存してあるけど?」
咲弥「生徒会室のパソコンに?」
遼駕「俺達としてはありがたいけど、なんでそんなデータ持ってんだ?」
葵「今後、もしかしたら必要になるかと思ってね」
「正確なデータはお金と同じで、ないと困るけど、あり過ぎて困る事はないわ」
遼駕「そういうモンなのか…」
咲弥「あの、会長さん。そのデータ、見せてもらうわけにはいきませんでしょうか?」
葵「ごめんなさいね、瀬戸さん。生徒会室のパソコンは一般生徒には閲覧できない規則になってるの」
遼駕「会長! そこをなんとかならないか!?」
咲弥「お願いします、会長さん!」
「遼ちゃん、何の手がかりもなくて、困ってるんです!」
葵「…………」
「そうね。可愛い後輩を見捨てるなんて真似をしたら、後味悪いものね」
咲弥「じゃあ!」
葵「ここは1つ、取り引きといきましょう」
遼駕「取り引き?」
葵「そう。人からタダで情報を聞き出そうなんて虫が良すぎるでしょう?」
咲弥「確かに…そうですね…」

423名無しさんも私だ:2010/01/11(月) 13:31:27 ID:Nd8agqQ.0
遼駕「で、会長。その取り引きの条件は?」
葵「条件は、佐伯君が明日のランチを私と一緒に過ごす…って事でどう?」
遼駕「昼飯? 俺が会長と?」
葵「ええ。その時までにわかる範囲で魅門が関係していると思われる言い伝えについて調べておくわ」
「どうかしら。決してあなた達にとって悪い話じゃないと思うけど?」
遼駕「確かにそうだけど、なんでそんな条件なんだ? 生徒会の手伝いとか色々あるだろ?」
葵「答えはいたってシンプルよ、佐伯君。私があなたに興味を持っただけ」
遼駕「は?」
咲弥「そ、それって!」
葵「フフ、冗談よ。でも、佐伯君とランチしたいというのは本当よ。どう? 受けてもらえるかしら?」
遼駕「いいぜ、会長。その条件、飲んだ」
「情報を手に入れるためだ! 何だって付き合ってやるさ!」
葵「それじゃあ、佐伯君。明日のお昼に生徒会室で待ってるわね」
咲弥「…………」 ←怒りマークつき笑顔
葵「では佐伯君。瀬戸さん。ごきげんよう」
遼駕「なんだか変な約束しちまったけど、おかげで進展しそうだな。会長にお願いしに来た甲斐があったぜ」
咲弥「そうだね。明日はちゃんと会長さんから話を聞いてきてね」
遼駕「ん? 咲弥、お前は来ないのか?」
咲弥「会長さんが誘ったのは遼ちゃんだもの」
遼駕「別にいいんじゃないか? みんなで食べた方が飯はうまいんだし」
咲弥「そういうわけにはいかないよ。会長さん、遼ちゃんと二人で昼食を食べたかったみたいだし…」
「これも魅門さんを見つけるためだもの。わたしの事は気にしないで」←怒りマーク(ry
遼駕「…わかった。咲弥がそう言うなら、明日は俺一人で行ってくるよ」
咲弥「じゃあ、続きは明日にして、今日はこの辺で帰ろう」
「私、先に校門で待ってるね」
遼駕「あ、おい、咲弥…」
「なんだ、咲弥の奴…。一人で行っちまいやがって…」
「とにかく、とっとと校門に行くとするか」

424名無しさんも私だ:2010/01/11(月) 13:31:59 ID:Nd8agqQ.0

・校門
咲弥「遅かったね。遼ちゃん」
遼駕「どうしたんだよ、咲弥。急に一人で行っちまうなんてさ」
咲弥「うん。ちょっと…ね」←怒り(ry
遼駕「…………」
咲弥「…………」
遼駕「まあ、理由は深く追求しないけどさ、何か悩みがあるなら言ってくれよな。いつでも相談に乗るからさ!」
咲弥(ハァ…その悩みの原因が自分にあるって気づいてないんだから…)
遼駕「ん? どうした、咲弥?」
咲弥「ううん、何も。その時はよろしくね、遼ちゃん」←怒(ry
遼駕「ああ! 任せとけ!」
「しっかし、今日はとんでもない1日だったな」
咲弥「遼ちゃんも編入初日から大変だったね」
遼駕「ま、明日からまた気合入れなおして調査するとするか!」
咲弥「頑張ってね、遼ちゃん」
遼駕「おう!」
「俺には咲弥だけじゃなく、東雲先輩や会長、それに菜波ちゃんに美倉、吹雪がいるんだ!」
「みんなで協力すれば魅門なんざ、あっという間に見つかるさ!」
咲弥「…………」←怒(ry
「ねえ、遼ちゃん。1つ提案があるんだけど、いいかな?」
遼駕「いいぜ。何でも言ってみな」
咲弥「今日一日の復習の意味も込めて、これから私とスパロボバトルしようよ」
遼駕「そう言われても、今日は散々スパロボバトルやったしなぁ…」
「今さら復習する必要もねえんじゃねえか?」
咲弥「どうして? 他の女の子とはできても、私とはできないの?」
遼駕「お、おい。咲弥…。もしかしてお前…怒ってないか?」
咲弥「怒る? 私が? なんで?」
遼駕「いや、咲弥から怒りのオーラがひしひしと伝わってくるんだよ…」
咲弥「やだな、遼ちゃん。それはスパロボバトルを始める前で気合充分だからだよ」
遼駕「そうなのか?」
咲弥「うん。だから早くBASEを構えて」
「そうだな〜。普通にやってもつまらないし、ハンデを貰うね?」
遼駕「えっ!?」
咲弥「いいでしょ? 遼ちゃんは轟君を倒せるくらい強いんだし!」
遼駕(何だかよくわからんが、ここは逆らわん方が良さそうだな…)
「わかったぜ、咲弥! いっちょ胸を借りるつもりでぶつからせてもらうぜ!」
咲弥「うん! 勝負だよ、遼ちゃん! 手加減はしないからね!」
※開始地形:平原

425名無しさんも私だ:2010/01/11(月) 13:32:42 ID:Nd8agqQ.0

●敗北
遼駕「はっ!」
「くっそ〜! このままじゃ男としての面子、丸つぶれだぜ!」
「咲弥、まだ校門にいるだろうな…!?」

●再戦
咲弥「あ、遼ちゃん。身体、大丈夫だった?」
遼駕「ああ! どこにも異常はないぜ!」
咲弥「そう、よかった…」
遼駕「それより咲弥、もうひと勝負と行こうぜ。どうも負けっぱなしってのはな」
咲弥「そう言われると思って、待ってたの。私の準備はできてるよ」
遼駕「なら、勝負だ!」

●勝利
遼駕「な、なんとか勝てたか…」
「って、咲弥! 大丈夫か!?」
咲弥「平気だよ。他の人と同じように遼ちゃんが手加減してくれたから」
遼駕「そっか…。良かった…」
咲弥「でも凄いね、遼ちゃん。一日でこんなに強くなるなんて…私、思ってもみなかった」
遼駕「俺自身もビックリしてるぜ。俺とスパロボバトルってよっぽど相性いいんだな」
咲弥「そうかもね」
遼駕「しかし咲弥。なんで急にスパロボバトルの復習だなんて思いついたんだ?」
咲弥「…本当にわからない?」
遼駕「ああ。マジにわからん」
咲弥「はあ…。これじゃあ当分、私の悩みも解消されそうにないな…」
遼駕「そりゃ、どういう意味だ?」
咲弥「遼ちゃん、やっぱり今日は別々に帰ろう」
遼駕「は!?」
咲弥「じゃあね、遼ちゃん! また明日!」
遼駕「あ、おい!」
「咲弥といい、今日会った女性陣といい、ころころ態度変わるんだもんなぁ…」
「わからん…。女は本当によくわからん…」


同時刻・屋上

てすら「これで準備は整いました…。後はUFOが来てくれる呪文を唱えるだけです…」
「コホン…。では…」
「ペントラ・ケントラ・ラーダ・マーラ・セントリクエイス・ズードル・ルード・エリエス・ドリマク・スーイード…」
「異星の方、私の声が聞こえましたら是非とも呼びかけにお応え下さい…」
「…………」
「………………………」
「はあ…何も起きません…。今日こそ呼びかけに応えてくれると思ったのですが…」
「……早く…UFOに会いたいです…」
???(その望み、わらわが叶えてやろう)
てすら「え?」
「あれは…人魂でしょうか?」
「それとも、佐伯君が言っていた…」

426名無しさんも私だ:2010/01/11(月) 13:33:21 ID:Nd8agqQ.0
と、ここまでで初日終了

427名無しさんも私だ:2010/01/11(月) 13:35:26 ID:n3OgkeA20
乙。

このゲーム、最初からやりたいと思ってもやり直しでデッキがなくなるから
なかなかそうもいかず。台詞貼ってもらえるのは正直助かるぜ。

せっかくだから前髪で目が隠れてないてすらの絵も貼ってくれるとry

428名無しさんも私だ:2010/01/11(月) 13:46:18 ID:Nd8agqQ.0
一度クリアしてるなら普通に見れなかったっけw
まぁイベント絵だけで、立ち絵は見れなかったと思うけど

429名無しさんも私だ:2010/01/12(火) 15:47:38 ID:EcJMf7J.0
スクランブルコマンダー2のユキムラが戦闘でアゾエーブの「破滅の破導」を放ったときの台詞

ユキムラ「君たちも歌うがいい…!すべてを無に帰すこの歌を!!」

430名無しさんも私だ:2010/01/12(火) 22:00:55 ID:1FMGcbio0
もしOGに来たら、歌周りはどうなるのかねえ>スクコマ2


スパロボ学園つづきー

・翌日
・二年生の教室

咲弥「おはよ、てすらちゃん」
てすら「…………」
咲弥「てすらちゃん?」
てすら「…………」
咲弥「てすらちゃんってば、どうしたの? うわの空で…」
てすら「あ、おはようございます、咲弥ちゃん」
「うふ、うふふふふふ…」
咲弥「何か嬉しい事でもあったの?」
てすら「咲弥ちゃんには後で特別に教えてあげますから…ちょっと協力して下さいね」
咲弥「え、何かな〜? 私にもできる事? ねぇねぇ、ちょっとだけでも教えて?」
てすら「今は秘密です…。とっても楽しい事ですよ…」
「うふふふ…」
咲弥「…? 変なてすらちゃん」
てすら「楽しみに…してて下さいね…」
咲弥「う、うん…」
>凌駕入室
遼駕「よっしゃ〜! 間に合ったぁ!」
「はぁはぁ…。危うく編入二日目から遅刻するとこだったぜ!」
>番長入室
番長「うおおーーっ!」
遼駕「おう、番長。お前もギリギリか」
番長「ぜいぜいぜい…。こらぁ、佐伯!」
遼駕「何だよ?」
番長「あのちっこいのをなんとかせい!」
遼駕「ちっこいのって? もしかして、菜波ちゃんの事か?」
番長「いかにもそうじゃ!」
「朝っぱらから兄貴捜索に引っ張りまわされて危うく大遅刻するところじゃったわい!」
遼駕「迷惑がってる割にはしっかり付き合ってやるなんて、お前、案外いい奴だな」
番長「う、うるさい! 好きで付き合っとるわけではないわい!」
「無理矢理付き合わされてワシは迷惑しとるんじゃ!」
遼駕「照れるな照れるな」
番長「誰も照れとりゃせんわっ!」
遼駕「菜波ちゃんだって、何だかんだでお前の事、頼ってんだ。そんな事言わずに付き合ってやれよ」
番長「人事だと思って勝手な事を! ワシはああいうガキんちょは好かんのじゃ!」
遼駕「そうか? 案外うまくやってんじゃねえの?」
>四条入室
四条「毎度毎度、やかましい! いつまで騒いでおるか!」
遼駕「おっと、いけねえ」
番長「おおっ、小夜教官! 今日もりりしく美しいっ!」
四条「やかましいと言ったのが聞こえんのかっ!」
番長「め、滅相もない! 小夜教官のお言葉を聞き逃すなど!」
四条「なら、とっとと着席しろ! ホームルームを開始する!」

431名無しさんも私だ:2010/01/12(火) 22:01:25 ID:1FMGcbio0

昼休み

遼駕「ふう、ようやく昼休みか」
「さて、会長に話を聞きに行かなきゃな。何か進展がありゃいいんだが…」
「咲弥はやっぱ一緒には行かねえんだろうな…」

てすら「咲弥ちゃん…ちょっと…」
咲弥「何、てすらちゃん?」
てすら「今朝のお話の続き…したいのですが…よろしいでしょうか…?」
咲弥「え? あ、うん、いいよ」

遼駕「なんか美倉と用事があるみたいだし、やっぱ俺一人で行きますか…」

てすら「それでは…行きましょうか。咲弥ちゃん…」
咲弥「え? ここでお話するんじゃないの?」
てすら「うふふふふ…」
「とっても楽しい所にご案内致しますわ…」
咲弥「楽しい所…?」
「って、待ってよ! てすらちゃ〜ん!」

遼駕「さて、会長に話を聞きに行くか…」
「…っと、その前に腹減ったな。購買でパンでも買ってから行くか…」


・購買部
遼駕「うわっ! さすが昼時だけあって混んでるな…」
「こりゃ、のんびりしてたら、休み時間が終わっちまうぞ…」
男子生徒「なんだ、お前! 横入りするんじゃねえ!」
遼駕「悪ぃ! ちょっと急いでるんで、先に買わせてくれ!」
男子生徒「何をっ!? そんな事言って、目玉のパンを押さえようって魂胆だな!?」
遼駕「ち、違うって! 俺は生徒会長と話があって、急いでるだけだ!」
男子生徒「うるさい! どんな理由があろうと、ルールはルールだ!」
「みんな並んでるんだ! お前も並べ!」
遼駕「言ってる事はごもっともなんだが…。こっちも急いでるんでな…」
「ルール云々って言うなら、この学園のルールで話をつけさせてもらうぜ!」
男子生徒「バトルだとっ!? いいだろう! 言ってわからん奴にはその体にルールを叩き込んでやる!」

●敗北
遼駕「はっ!」
「勝負を挑んでおきながら負けちまうとは情けねえ…」
「…って、昼休み終わっちまうじゃねえか! くそう! もうパンは諦めて会長の所に行くしかねえか…?」

●再戦
男子生徒「なっ! お前戻って来たのか!?」
遼駕「なっ!? お前こそ、まだ買い終わってなかったのか!?」
「悪いが、今度こそ先に買わせてもらうぜ!!」
男子生徒「うるさい! 俺が先に買うんだ!」

●勝利
遼駕「よっしゃ〜っ! それじゃ、先にパンを買わせてもらうぜ!」
男子生徒「くっ…。今日は、このまま…昼ヌキか…」
遼駕「悪いな!」
「さて、オバちゃん! お勧めのパン、適当に見繕ってくれ!」
オバちゃん「誰がオバちゃんだいっ!? そんな事言う奴は、パンの耳でもかじってな!」
遼駕「なっ!? ゴ、ゴメンよ、お姉さん!」
「腹減ってるし、急いでるんだ! 何でもいいから、適当に見繕ってくれ!」
オバちゃん「何でもいいんなら、パンの耳で充分じゃないか」
「まぁいいさ。こっちも忙しいんだ。あんただけに構ってる暇はないからね」
「あいよ。目玉商品のヤキソバパンとメロンパン入れといたよ」
遼駕「サンキュー、オバちゃん!」
オバちゃん「キッ!」
遼駕「ゴ、ゴメン、お姉さん…」
オバちゃん「急いでるんだろ? とっとと行きな。商売の邪魔だよ!」

432名無しさんも私だ:2010/01/12(火) 22:01:58 ID:1FMGcbio0

一方その頃…
生徒会室

葵「報告事例W371−08。体育館裏の祠の損壊について…」
「当学園設立前より設置されていた古い祠が」
「xx月xx日、生徒同士のスパロボバトルに巻き込まれ損壊した…」
「その際、祠より強い光が発せられたとの報告あり。その光は、遠くからでも見えるほどの強い光であった…か」
葵「どう考えても怪しいのは、この光ね。ただ祠が壊れただけなら そんな光が出るとは思えないし…」

葵「佐伯君? 早かったわね、どうぞ」
吹雪「すみませ〜ん、失礼しま〜す」
葵「あら? あなたは、確か…」
吹雪「お初にお目にかかります、会長さん! 自分は…」
葵「知ってるわ、一年A組の天使吹雪さん。銃火器マニアの問題児…」
吹雪「問題児? やーん、ひどいですぅ」
葵「ちなみに吹雪っていう名前は…」
吹雪「わわわっ! ふ、吹雪の事は今はどうでもいいですから!」
「そんな事より、会長さんを見込んでお願いがあるであります!」
葵「お願い? 何かしら。これから人と会うから、手短にね」
吹雪「はっ! では畏れながら申し上げます!」
「この部屋に、吹雪の武器を置かせて欲しいであります!」
葵「武器って? もしかして、あなたのモデルガン?」
「困るわね。ここは生徒会が管理してるとは言え、公共の部屋なのよ?」
吹雪「無理は承知の上です!」
「でないと、吹雪の大事な恋人たちが四条教官に処分されちゃうんです!」
葵「そんなに大事な物なら家に置いておけばいいじゃない?」
吹雪「それができれば苦労はしません! 吹雪はあの子達が側にいないと生きていけないんですぅ!」
葵「悪いけど、却下します。そんな個人的な理由は認められないわ」
吹雪「ううっ…やっぱりダメですか…」
「くっ! 恨みますよ、佐伯君! 放浪の身になっちゃったじゃないですか!」
葵「佐伯?」
吹雪「この子達には、何の罪もないってのに…ぐすん」
葵「…天使さん」
吹雪「はい」
葵「今、佐伯って言ったわよね。あの子がどうかしたの?」
「事と次第によっては、あなたの武器をここに置く事、考えてあげてもいいわ」
吹雪「ホ、ホントですかっ!? さすがは会長さん! 後光が見えます! まぶしいです!」
葵「見え透いたお世辞はいいから、早く話しなさい」
吹雪「あ、はい! 実はですねぇ…」

吹雪「…というわけで、佐伯君のワナにまんまとはまった吹雪は聖域の扉を開けてしまったのですぅ」
葵「そこを四条教官に見つかって、武器の隠し場所がなくなってしまったのね?」
吹雪「はい…」
葵「フフ。編入したばかりなのに色々やらかしてくれるわね」
吹雪「迷惑な奴です!」
葵「ありがとう。面白い話を聞かせてもらったわ」
吹雪「そ、それじゃあ…武器は!」
葵「却下」
吹雪「そんなぁ〜! 佐伯君の事、話したら考えてくれるって!」
葵「ええ。考えたけど、やっぱし却下」
「ここは教官の立ち入りも多いし、生徒会の備品も多いわ」
「あなたの武器を隠す場所もなければ、ずっと隠し通せるとも思えないもの」
「何より、ここは基本的に部外者立ち入り禁止なんだから、あなただけ出入り自由にはできないわ」
吹雪「ぶうっ! 吹雪をダマしたんですね! それじゃ佐伯君と同じです! 策略です! 計略です! 腹黒です!」
葵「腹黒とは言ってくれるわね」
吹雪「わ〜ん! 吹雪はどうしたらいいですか!」
「こうなったら会長さんがいいって言うまで ここに篭城してやります!」
葵「勝手にやってなさいな」
「さっきも言ったけど、私は人と会う約束があるから、これで」

・購買部
遼駕「ちょっと遅くなっちまったけど、急いで生徒会室に行かねえとな…」

433名無しさんも私だ:2010/01/12(火) 22:02:37 ID:1FMGcbio0


・生徒会室(前の廊下
遼駕「あれ、会長?」
葵「遅かったわね、佐伯君」
遼駕「悪い。遅くなった。わざわざ外で待っててくれたのか?」
葵「別にそういうわけじゃないわ」
「さぁ、とりあえず他の所に行きましょう」
遼駕「え? ここで話すんじゃないのか?」
葵「ちょっと騒がしいのが来てるのよ」
「あまり他の人には聞かれない方がいいでしょう?」
遼駕「騒がしいの?」
「って、吹雪じゃん! なんであいつ、生徒会室なんかに?」
葵「なんでも、武器を隠していた倉庫が使えなくなったから、代わりにここに武器を置かせて欲しいらしいわ」
遼駕「そ、そうなのか…」
葵「興味ないから理由なんか聞かなかったし、倉庫に使うなんて、当然却下したわ」
遼駕「か〜、厳しいこって!」
葵「さぁ、彼女に見つかる前に移動しましょう?」
遼駕「あ、ああ、そうだな。で、どこに行く?」
葵「屋上はどうかしら? あそこならきっと誰もいないわ」
遼駕「わかった。あとこれ、移動しながらでも見てくれ…」
葵「何かしら?」
遼駕「昨日言ってた古文書だけど…」
葵「ふうん、どれどれ…」
遼駕「読めるのか?」
葵「なんとかね」
遼駕「このあたりまでは学園長に読んでもらったんだけど…」
葵「『心なくして結び解きても 努々己の望みなど現す事なかれ」
「かかる心ばえこそ、魅門呼ばはり わざわひて益なかるべし』」
遼駕「すげえ、さすがだな!」
「…で、どういう意味?」
葵「もし封印を解いてしまったら、決して自分の望みを口にしてはいけない。それが『魅門』を呼び、災いを招く…」
「…ってとこかしら」
遼駕「『望みを言うな』? それが『魅門』を読んで、『災いを招く』って…?」
葵「どうやら、そうらしいわね。まだ続きがあるけど、後は屋上で読みましょう」
遼駕「ああ、そうだな」

434名無しさんも私だ:2010/01/12(火) 22:03:16 ID:1FMGcbio0

・屋上
遼駕「…………」
葵「どうしたの? さっきから黙ってしまって…」
「何考えてるの?」
遼駕「さっきの古文書の意味さ。『望みを言うな』。それが『魅門』の『災いを招く』って…」
葵「教訓みたいなものでしょう?」
「欲を出したら悪い事が起きるぞって言う…。昔話によくあるじゃない?」
遼駕「やっぱ、そういう事なのかな?」
葵「私はあまり気にする事でもないと思うけど」
遼駕「そうかもな…」
「ところで会長。あんたは望みが叶うとしたら、何を願うんだ?」
葵「そうね」
「佐伯君の心が欲しい、って言ったらどうする?」
遼駕「いいっ…!?」
葵「ねえ、どうするの?」
遼駕「そ、それは…」
葵「フフ、そんなに本気で悩むなんて、可愛いわね、佐伯君」
遼駕「じょ、冗談なのかよっ! マジ焦ったぜ…」
「って、何度もからかうなよな!」
葵「フフ、ごめんなさい」
「あら?」
遼駕「どうした、会長?」
葵「屋上のドアが開いてるわ。誰かいるのかしら」
遼駕「待て、会長!」
葵「え?」
遼駕「昼間にしちゃ外が明るすぎる…。ってか、何か光ってる!?」
葵「そう言われて見ればそうね」
遼駕「なんか嫌な予感がするぜ! 俺が先に行く!」
葵「あ、ちょっと」
>外に出る
遼駕「え!?」
葵「ちょっと、待って。一体何…が…」
遼駕「…………」
葵「…ウソ…」

435名無しさんも私だ:2010/01/12(火) 22:03:48 ID:1FMGcbio0
>アダムスキー型UFOがいる
遼駕「な…何だありゃあああぁっ!?」
葵「な、何…? これって、まさか!?」
遼駕「空飛ぶ円盤!? ユ…UFOってやつか!?」
葵「そんな、ありえないわ。学校の屋上に、UFOだなんて」
「常識も何もあったもんじゃない」
遼駕「お、俺に言ってもしょうがねえだろ!」
遼駕「目の前のアレは、どう見たって…」
葵「…と、とにかく教官を呼んでくるわ」
遼駕「…ん?」
「待て、会長!」
葵「何かしら!? とにかく急いで誰か呼んで来ないと、何か起きてからじゃ遅いのよ!?」
遼駕「あそこに誰かいる…」
「あれは…まさか…さ、咲弥!?」
「咲弥じゃねえかっ!?」
葵「え?」
咲弥「…………」
遼駕「咲弥っ!」
葵「瀬戸さん?」
遼駕「咲弥、何してんだ! 危ねえぞ、こっちに来い!」
咲弥「…………」
遼駕「咲弥、どうした!? 聞こえねえのか!? 返事くらいしろ!」
葵「なんか様子がおかしいわ」
咲弥「…………」
遼駕「くそっ! 待ってろ、咲弥! 今そっちに行く!」
???「そうは…させません…」
葵「あっ!」
遼駕「な!?」
てすら「邪魔しちゃ…駄目ですよ…佐伯君…」
遼駕「お前は美倉! 美倉じゃねえか!」
てすら「佐伯君…どうしてこちらへ…? 咲弥ちゃんの…テレパシーでも…受け取ったのでしょうか…?」
遼駕「はあ? おい、美倉! 何言ってんだ、お前!?」
葵「美倉てすらさん? あのオカルトマニアの?」
てすら「オカルトマニア…? 私はオカルトマニア…」
「そう…。私は…長い間…超常現象を追い求めて来ました…」
「そして、ついに…今日という日に…その望みが叶いましたぁ…」
「UFOは実在していたのです…」
葵「オカルトマニア的には、アレが本物だと言いたいのね?」
てすら「もちろんです…。だって…あのUFOを呼んだのは…私ですもの…」
葵「なんですって!?」
遼駕「そんな話はどうでもいい! それより咲弥だ!」
「おい、美倉! 咲弥をどうする気だ!?」
てすら「…………」
遼駕「おい、美倉! なんとか言えっ!」
てすら「こ、これは…第四種接近遭遇…。異星人と人類との記念すべきコンタクト…」
葵「第四種接近遭遇は、アブダクションね」
「記念どころか、肉体改造されて 精神的、肉体的に後遺症が残る事だってあるわよ?」
遼駕「なっ!? そんな危険な事、咲弥にさせるかよ!!」
「美倉! 今すぐやめるんだ!」
てすら「…………。これは…UFOと出会った記念…」
葵「どうにも様子がおかしいわね。うわの空って感じね」
遼駕「ちっ! 美倉は後回しだ! まずは咲弥をどうにかしねえと!」
てすら「邪魔…しない…で…く…だ……さい…」
遼駕「何言ってやがる!? 離せ! 離せ、こらっ!」
「おい、咲弥! 目を覚ませ! そいつに近づくんじゃねえ!」
咲弥「…………」
てすら「…………」
遼駕「ぐぅああっ!? い、痛えっ!! な、何だこいつ? 凄え力だ!」
葵「佐伯君!」
遼駕「会長! や、やっぱりおかしいぜ! こんな怪力、女の子が出せるわけねえっ!」
葵「そ、そうね。だけど…ど、どうすれば…」
遼駕「くそっ!! このままじゃ咲弥が! 咲弥がプロダクションされちまうっ!」
葵「でも、いったい、どうしたら…」
「そうだ。佐伯君、スパロボバトルよ」
遼駕「スパロボバトル!?」
「そ、そうか! 困った時のスパロボバトル! それがこの学園のルールだもんな!」
葵「いえ、別にそういう意味で言ったんじゃないんだけど」
遼駕「おらっ、美倉! 俺とスパロボバトルで勝負しろっ!」
てすら「スパロボ…バトル……?」
遼駕「問答無用っ! もたもたしてたら、咲弥が連れ去られちまう! 速攻で終わらせてやるぜ!!」

436名無しさんも私だ:2010/01/12(火) 22:04:30 ID:1FMGcbio0
●敗北
遼駕「はっ!? 負けたのか、俺!?」
「こ、こんな所で寝てられねえっ! 咲弥が…! 咲弥がプロテクションされちまう!」

●再戦
葵「佐伯君、大丈夫?」
遼駕「すまない、会長!」
「それより咲弥は無事か!?」
葵「今のところ無事よ」
「もう一度バトルして、なんとか美倉さんを大人しくさせて」
遼駕「りょ、了解…」

●勝利
遼駕「やったぜ!」
てすら「はっ…はううぅぅ…」
咲弥「うう…ん…」
遼駕「おい、咲弥! 大丈夫か!?」
「咲弥! 咲弥ってば、おい!」
咲弥「う…う〜ん…」
遼駕「良かった…。気を失っちゃいるが、どうやら無事みたいだ…」
葵「なんとか収まったみたいね」
遼駕「いやしかし、さすがスパロボバトルだな! UFOまで追っ払っちまうなんて!」
葵「いくらスパロボバトルだって、そんな力はないわよ?」
遼駕「え!? じゃあなんでスパロボバトルしろだなんて…」
「つか、UFO消えたじゃないか!」
葵「さっきは、どうにかして美倉さんを落ち着かせる必要があると思ったの」
「スパロボバトルは相手の精神に打撃を与えるわ。だから、もしかしてと思ったのよ」
遼駕「はぁ…さすが会長だぜ! あの状況下でよくもそこまで…」
葵「褒めても何も出ないわよ?」
遼駕「ちぇっ!」
「それじゃ、UFOが消えたのは何だったんだ?」
葵「UFOが消えたのは、美倉さんが気絶したからとしか考えられないわね」
遼駕「美倉が…?」
葵「ええ」
「さっき美倉さんが言ってたでしょ? 『UFOを呼んだのは私』だって」
遼駕「確かに…」
葵「実際にUFOを呼び出したのか、私達に幻覚を見せていたのかはわからないけど」
「全ては美倉さんの仕業だった。そう考えるのが一番辻つまが合うわ」
遼駕「そ、そんなバカな…!」
葵「私も確信を持ってるわけじゃないわ。具体的な方法はさっぱりわからないしね」
「いずれにしろ、美倉さんから詳しい話を聞けば何かわかるでしょう」
咲弥「う、う〜ん…」
遼駕「咲弥! 気がついたか!?」
咲弥「あ、遼ちゃん、おはよう…。ん〜、ここどこ〜?」
遼駕「おはよう…じゃねえっ! ここは屋上だっ!」
咲弥「屋上…?」
「あっ! そうだ! 私、てすらちゃんと屋上に来て…それから…え〜っと…」
遼駕「覚えてないのか…?」
咲弥「…うん。屋上に来たところまでは覚えてるんだけど…」
「その後、何か強い光を見たような…」
遼駕「あ、ああ…。無理に思い出さなくてもいいさ」
「お前は、その強い光を見て立ちくらみしちまったのさ…」
「何より無事でよかったぜ!」
咲弥「そ、そっか…。なんか心配かけちゃったみたいでゴメンね?」
遼駕「いいって、いいって…。そんな事、気にすんなよ。幼馴染だろ?」
咲弥「あ、うん…。ほんと…色々ゴメンね…」
遼駕「だから、いいって…」
咲弥「う、うん…」
「そ、そう言えば、てすらちゃんは!? てすらちゃんも倒れちゃったの?」
遼駕「あ、ああ…美倉は…」
てすら「う、う〜ん…」
葵「ようやくお目覚めみたいね」
>てすら、フードがめくれ前髪で隠れていた目露出
てすら「ふわぁ〜、おはようございますぅ〜…」
「はわぁ〜…? ここはぁ…屋上ですか…?」
葵「え? もしかして、あなた何も覚えていないの?」
てすら「…?? なんか今まで楽しい夢を見ていたような…」
葵「夢?」
てすら「…もしかして私…寝ぼけて…何かやらかしてしまったのでしょうか…?」
「夢の中では…なんか、咲弥ちゃんに迷惑をかけたような気が…」
葵「よかった、少しは覚えてるみたいね」
「その通りよ。夢の中じゃなく、現実でだけど」
てすら「えっ? 夢だと思ってた事が…現実に…?」
葵「そう、あなたが見たのは夢ではなく、現実の出来事なの」
てすら「それじゃあ…、私…、とうとうUFOに会えた…のですね…」
葵「喜んでばかりも居られないと思うけど」
てすら「…??」
「あ…! わた…私…」
「…ご、ごめんなさい! 咲弥…ちゃん! 佐伯…君!」
咲弥「て、てすらちゃん!? 一体どうしたの?」
遼駕「さ、さぁ…? 俺にもさっぱり…」
てすら「ごめんなさい…。お二人とも、本当にごめんなさい…」
葵「まぁ、みんな無事だったのだから、良かったとしましょう」
「それより、どうしてこんな非現実的な事が起こったのか、そこんとこ、話してもらえるかしら?」
てすら「は、はい……」

437名無しさんも私だ:2010/01/12(火) 22:05:00 ID:1FMGcbio0

>てすら元通り
「…というわけなのです…」
「変な光が望みを叶えてくれた?」
「悪ぃ、美倉。もう一度、そこんとこ詳しく教えてくれ!」
てすら「え、えっと…」
「昨日、中庭でお二人と別れた後…ここで一人でUFOを呼んでいたんです…」
「結局、UFOは来なかったのですが…」
「残念に思って、『……早く…UFOに会いたいです…』と独り言を言ったんです…」
葵「それで?」
てすら「そうしたら、『その望み、わらわが叶えてやろう』と…」
遼駕「どこかから、声が聞こえてきた…と?」
咲弥「…………」
葵「その時に変な光を見たのね?」
てすら「はい…」
遼駕「光の玉…。俺が見たのと同じ奴なのか…?」
てすら「その後の事は…良く覚えてないんです…」
「いつ家に帰って…いつ学校に来たのか…」
「ずっと…夢見てる気分でした…。UFOが現れて嬉しかった…」
「でも、咲弥ちゃんを…アブダクショ…ン…」
葵「アブダクションはあなたが望んだことじゃないのね?」
てすら「も、もちろんです…。私はUFOが見たかっただけで…」
「咲弥ちゃんをあんな目に遭わせようなんて…」
咲弥「私が見た強い光の正体はUFOだったのね…」
てすら「ごめんね。ごめんね…咲弥ちゃん…」
「佐伯君にも…あ、あんな…失礼な事を…!」
咲弥「気にしないで。こうしてみんな無事だったんだし」
てすら「ごめんなさい…」
咲弥「てすらちゃんは大丈夫なの? 体、何ともない?」
てすら「ううっ…迷惑かけたのに…。あ、ありがとうございます…。ふええぇ〜ん…」
咲弥「よしよし、もう泣かないで」
遼駕「なぁ、会長。これが古文書の『望みを口にしてはいけない』って奴なのかな?」
葵「『魅門』の仕業だって言いたいのかしら?」
「そう結論付けるには、まだ証拠が足りないわね」
遼駕「けどさ、光が見えたってのも 祠が壊れた時と同じじゃねえか」
葵「そうかもしれないけど、早計は禁物よ?」
遼駕「う〜ん…」
葵「正直、今回のUFOの件にしても、この眼で見ていなければとても信じられないわ」
遼駕「…そりゃそうだよな」
葵「とにかく、魅門の話に真実味が出てきた事だけは確かね」
「私も少し興味が出てきたわ。その手の話が残ってないか、もう一度よく調べてみる事にしましょう」
遼駕「おうっ! 頼りにしてるぜ、会長! 何かわかったら教えてくれよな」
葵「さぁ、昼休みももうすぐ終わるわ。続きは放課後じっくり検討しましょう」
遼駕「ああ、そうだな」
「それじゃ、みんな教室に戻ろうぜ! 咲弥、美倉、行こう!」
咲弥「うん」
てすら「はい」
遼駕「じゃあな、会長」
葵「ええ」

438名無しさんも私だ:2010/01/12(火) 22:06:18 ID:1FMGcbio0
ひとまずここまで

せっかく顔がはっきり見えてるのに、
それに関するコメントが何もないと言う…

439名無しさんも私だ:2010/01/12(火) 22:44:15 ID:DjL/k4bE0
お疲れさん

そう言えばスクコマ2とKだとキラ一向の仲間入りってどうやったっけ?
Zのフルボッコの方が印象ありすぎて殆ど覚えてない

440名無しさんも私だ:2010/01/12(火) 22:49:07 ID:FBLbGbIc0
Kは異世界飛ばされて戻ってきたら地球がえらいことになってて、AAと共闘することになった流れでキラが最初から味方だったし、
種デス話が始まった時点でもうテラとオクレ兄さんがデストロイガンダム乗せられた状態からスタートだった…であってるっけ

441名無しさんも私だ:2010/01/12(火) 23:15:29 ID:uAgfLHRA0
>>439
スクコマ2はキラ一向が襲われたのをヒイロが助けたり、主人公部隊自体が連邦的なのから敵視されたので結構すんなり合流してる
後につけられる主人公部隊のA4って名前もアウドムラ、アークエンジェルとかAが頭文字の戦艦丁度四隻だからとかそんなで

442名無しさんも私だ:2010/01/13(水) 02:25:32 ID:3hUzKzUA0
>>440
あってるよ

>>441
A4じゃなくて、A3な

443名無しさんも私だ:2010/01/13(水) 08:52:54 ID:95dOyI9c0
>>442
A3は昔の部隊名で自分たちでA4(フォース)ってつけ直すんだよ、上の理由と第四勢力とかそういう意味で

444名無しさんも私だ:2010/01/13(水) 08:56:51 ID:3UzZNhm20
部隊名は4であってるよ
正確にはA-4thとA-Forceのダブルミーニングだが

A3はαの時のSDF的存在の組織名

445名無しさんも私だ:2010/01/13(水) 08:58:14 ID:3UzZNhm20
6時間近くも経ってて、この半端な時間に被るとは…

446名無しさんも私だ:2010/01/14(木) 21:16:09 ID:tJbAkXyw0
学園続きー


放課後・生徒会室

葵『スパロボ学園タイムス 第877号…』
『望みを叶えるおまじないスポット大特集! 人気ナンバー1は中庭の噴水!』
『スパロボ学園タイムス 第456号…』
『柱に願いを! 裏山入口の勇者の柱。最近、この柱に願うと恋が叶うとの噂が…』
「こんな古い号にまで『願い事』や『望み』に関する記事が…」
京香「葵、いる?」
葵「『光の玉』の方はどうかしら…」
『人魂? プラズマ? 目撃された謎の発光現象!』
『目撃者は語る』
『グラウンドの一本銀杏付近を歩いていたら 突如、上空に光の玉が…』
『報告事例AW-145-98…』
『校内巡視中の係員が中庭で浮遊する光の玉を目撃』
『近付いて調べてみるも、何の痕跡もなく…』
「こっちも結構出てくるわね。やはり願い事と光の玉には何らかの因果関係が…」
京香「いないの、葵? 入るわよ?」
葵「どちらもかなり場所が具体的ね。しかも、そのほとんどが重複してる」
「これは『何かあります』って自分で言ってるような物ね」
京香「葵? なんだ、いるじゃない」
葵「これは一度実験してみた方が良いかも知れないわね」
京香「葵ってば! ちょっと! 聞こえないの!?」
葵「きゃああっ!」
京香「ちょっとぉ! らしくない大声出さないでよ、もう!」
葵「きょ、京香!? あ、あなた、いつからそこに!?」
京香「さっき来たところよ。入り口で呼んだのに、気づかなかったの?」
葵「そ、そう…」
「ごめんなさい。ちょっと調べ物に夢中になっちゃって…」
京香「相変わらずの集中力ね、会長さん? でも、周囲をおろそかにしては駄目よ」
「油断は禁物。いつ敵に襲われるかわからないんだから!」
葵「そうね。ご忠告ありがとう」
「で、私に何か用?」
京香「別に…。ちょっと息抜きさせてもらおうと思って…」
葵「息抜き?」
「ああ。相変わらず男子が武術の挑戦しに来るわけね?」
京香「そうなのよ。一体誰が『武術の勝負で勝ったら私と付き合える』なんて噂を流したのかしら…」
「ま、こっちも修行になるから、別に受けて立つのはかまわないのだけど…」
「どいつもこいつも修行不足!」
「恋だの愛だの言う前に己を磨けって言うのよ!」
「私に認めさせようなんて百万年早いわっ!」
葵「そんなんじゃ京香。あなた、いつまでも恋なんてできないんじゃない?」
京香「な! 武術と恋愛は別問題でしょう? 『私を倒せたら…』っていうのは単なる噂なんだし!」
「でも、弱い男なんかに付いて行く気もないわ!」
葵「なんだ。じゃあ、単なる噂ってわけでもないじゃない?」
京香「そうかもね」
「ま、本当に私を倒せる男子がいたら、その時にでも考えるわ!」
葵「やっぱり一生結婚できそうもないわね」
京香「それでも構わないわ」
「それより、葵は何を熱心に調べてたの?」

447名無しさんも私だ:2010/01/14(木) 21:16:39 ID:tJbAkXyw0
葵「大した事じゃないわ。暇つぶしに、噂話をね」
京香「噂話?」
葵「そう。『恋愛成就』とか『望みを叶える』とかって噂」
「調べてみたら、この学園にはそういう噂やおまじないスポットが、案外多いのよ」
京香「な〜に? 葵の方こそ、恋愛に興味がないような顔して…」
「そんな物を調べてまで『恋愛成就』を願う気?」
葵「いいえ。最近その手の噂を仕入れたから、ちょっと調べてみようと思ってね」
「そういう京香こそ」
「一日も早く 自分より強い人が現れる事を願った方がいいんじゃない?」
京香「バ、バカ! そ、そんな事願ってどうするのよ!」
「私は別に彼氏が欲しくて強い人を求めてるわけじゃないんだし!」
葵「そう」
「じゃあ、京香だったら、何を望むの?」
京香「そうねぇ…」
「私の望みは、武術の道を究めて、真の達人に近付く事かしら…」
「でも、神頼みなんて軟弱な事はしないわよ?」
「日々の鍛錬…、努力をして身につけてこそ」
「達人と呼ばれるに相応しいのだから!」
葵「でも、昔の剣豪や武道家も、神様に願を掛けてたりするわよね?」
京香「そう言われてみれば…」
「でもあれはドラマの中だけの話じゃないの?」
葵「そうかも知れないわね」
「でも、私が思うに ああいうのは『自分に誓いを立てる』と言う意味もあるのではないかしら?」
京香「なるほど、『天地神明に誓う』って奴ね」
「神様に自分の意思が固い事を誓うわけね!」
「それならわかるわ! 何があっても貫き通す固い意思! 素晴らしい決意だわ!」
葵「そんなわけで、京香も自分の望みを、誓ってみたらどうかしら?」
「これからも軟弱な男子に負けないために己の意思が固い事を誓うのよ」
京香「いいわねそれ!」
「で、その願掛けスポットとやらはどこなの?」
葵「そうね、場所は幾つかあるのだけど、中庭の噴水前なんてどうかしら?」
京香「中庭の噴水前ね!」
「それじゃ早速…」
葵「『私の願いは何々です』って宣言すると叶いやすいらしいわ」
京香「そう。わかったわ!」
「面白い話ありがとう! いい息抜きになったわ」

448名無しさんも私だ:2010/01/14(木) 21:17:11 ID:tJbAkXyw0

・二年生の教室
咲弥「それにしても、UFOが現れるなんて、不思議な事もあるもんね。私はよく覚えてないんだけど…」
てすら「はい…。呼び出した私が一番驚いています…」
「今日まで、その不思議な出来事が起きないかと毎日追い求めて来ましたが…」
「いざ実際に目の当たりにしてみると、ただただ驚くばかりです…」
「…と言うより、ちょっと怖いです…」
「あの時、佐伯君が来てくれなかったらと思うと…」
「咲弥ちゃん…」
「佐伯君、本当に…ゴメンなさい…」
咲弥「もう、その事はいいって言ったじゃない…」
遼駕「そうだぜ、美倉。そんな事は俺も咲弥も気にしちゃいねえよ」
「それに、第二、第三の事件を起こさないために…」
「そして何より被害者を出さないために…」
「それをこれからみんなで話し合おうってんじゃねえか」
「お前が協力してくれれば事件も早く解決するってもんだ」
てすら「え、ええ…。そうですね…」
遼駕「さぁ、いつまでも会長を待たせちゃ悪いし、この続きは生徒会室でしようぜ!」
てすら「佐伯君、ゴメンなさい…。私はちょっと…」
咲弥「大丈夫てすらちゃん…? まだ事件のショックが残っているのね。無理しない方がいいわ」
てすら「はい…すみません…」
咲弥「遼ちゃん。私、てすらちゃんの事見ててあげたいの。悪いけど、一人で行って来てくれる?」
遼駕「ん?」
「あ、ああ…そうだな。こんな状態で一人放っておけないもんな」
「そうだな。美倉の話はさっき聞いたし、なんとかなるだろ」
「よし! 俺一人で行って、会長と今後の対策を打ち合わせてくるぜ!」
咲弥「よろしくね、遼ちゃん」
遼駕「おう、任せとけって!」
てすら「すみません、佐伯君…」
遼駕「気にすんなって! わかんねえ事あったら聞きに来るからさ! そんときゃ頼むぜ!」
てすら「は、はい…」

・廊下
青年「ああ、君、君! そこの君!」
遼駕「え、俺?」
青年「そう、君だよ。ここの生徒だね。ちょっと聞きたい事があるんだが。いいかな?」
遼駕「いいけど…急いでるから、手短にな」
青年「学園長室へは、どう行けばいいのかな? 恥ずかしながら道に迷ってしまってね。はっはっは」
遼駕「学園長室なら正面玄関入ってすぐのトコにあったろ?」
「おっさん、そっちから来たんじゃねえの?」
青年「そうだが…。どうやら見落としてしまったようだ…。ちなみに、ボクはまだ2…」
遼駕「悪ぃ、急いでんだ! 他に用がなければ、いいかな?」
青年「あ、ああ、すまない。いや、ありがとう」
「君は親切な少年だ。見所がある! 君の将来が楽しみだね。あっはっは」
遼駕「そんな大げさな…」
「まぁ、いいや。学園長室なら階段下りればわかるはずだから!」
「じゃあな、おっさん!」
青年「ああ、しっかり学びたまえよ少年! って、ボクはまだ26…」
「…行ってしまったか」

449名無しさんも私だ:2010/01/14(木) 21:17:44 ID:tJbAkXyw0

・生徒会室
遼駕「なんだよ、会長いねえじゃん! 放課後集まろうって言ってたのに…一体どこに行ったんだ?」
葵「あ、佐伯君!」
遼駕「お、帰ってきた。一体どこに行って…」
葵「そんな事より大変な事になったわ。私と一緒に来て!」
遼駕「は? どうしたんだよ。そんなに慌てて…」
葵「二人目の犠牲者よ。京香が『魅門』に取りつかれたわ」
遼駕「ええっ!? な、なんだって東雲先輩がっ!?」
葵「説明は後よ。とにかく一緒に来て」
遼駕「わ、わかったよ! で、場所はどこだ!?」
葵「三年A組。私と京香のクラスよ」

・三年生教室
京香「どりゃあぁぁーーっ!」
男子生徒「だああぁっ!」
>殴り倒される
京香「こいつも弱い、次!」
男子生徒「た、助けてくれ!」
京香「何言ってるの!? いつも勝負を挑んで来るのはあなた達でしょう?」
「私はあなた達の気持ちに応えてあげてるのよ!」
男子生徒「そ、そんな一方的な…」
京香「いつも一方的に勝負を挑んで来るのはどこの誰よ!?」
「それに、あなた達が強ければ何の問題もないわ!」
「たぁああああっ!!」
男子生徒「うわああぁーーっ!」
>廊下まで吹き飛ばされる
遼駕「うわっ!」
京香「ふん! どいつもこいつも情けないったらないわね!」
葵「京香。もう、その辺にしといたら?」
京香「あら、葵…」
「『いい加減にしろ』ですって?」
「あなたが言ったんじゃない。心に誓いを立てて、自らの願いを叶えろって…」
葵「こんな事しろだなんて言ってないわ」
京香「別にいつもと変わらないじゃない。ただ、今日は私から相手をしてあげてるだけ…」
「もっとも、この学園には私に敵う相手はいないみたいだけど…」
「って、あら? 佐伯君じゃない」
「次は君が相手してくれるのかしら?」
葵「佐伯君、出番よ」
遼駕「はぁ!? で、出番って…ま、まさか!」
葵「フフ。何のために連れて来たかわかるわよね?」
遼駕「いやいやいやっ! 東雲先輩と武術の勝負なんて無理だって!」
葵「『魅門』絡みの事件を解決するのが佐伯君の役目でしょう?」
遼駕「そりゃそうかもしんねえけど、死ぬって!」
京香「何ゴチャゴチャやってんの!?」
「そっちから来ないなら、こっちから行くわよ! 覚悟!」
???「まぁまぁ…落ち着きたまえよ。道着が似合うお嬢さん?」
京香「誰!?」
遼駕「あ、あんたは!」
葵「え? 知り合い?」
遼駕「いや、さっきちょっと道を聞かれただけの知らないおっさん」
青年「お嬢さん、事情はよくわからないが暴力はいけないな」
「暴力では何も解決しない…」
「それに可愛い顔が台無しだよ…」
京香「鬼神双獣拳!!」
青年「どわああああぁぁーーーっ!」
>廊下まで吹き飛ばされる

450名無しさんも私だ:2010/01/14(木) 21:18:18 ID:tJbAkXyw0
遼駕「弱っ!!」
葵「何しに出てきたのかしら…」
京香「ふん! 誰だか知らないけど、邪魔しないで」
「私はこれから佐伯君と大切な勝負をするんだから!」
「余計な邪魔が入ったけど、覚悟はいい? 佐伯君!」
遼駕「いやいや、覚悟してない! 全然してないっ!」
京香「問答無用! いざ、尋常に勝負!!」
葵「ま、待って、京香」
京香「何よ、葵。まさか邪魔する気? 邪魔するなら、たとえあんただろうが…」
葵「邪魔はしないわ。あなたと佐伯君の勝負、私が立ち合わせてもらいます」
遼駕「ちょっ!」
葵「ただし、勝負はコレよ」
京香「スパロボバトル…?」
葵「そうよ、京香」
「さっき、あの人も言ってたでしょ?」
「暴力では何も解決しないって…」
京香「…………」
葵「あなたは何のために武道を究めようとしているの?」
「あなたが究めようとしている武道は ただ単に拳が強ければいいの?」
「いいえ、武道の教えでは精神的な強さも必要とされるはずよ!」
京香「…………」
葵「人類の歴史を見てみなさい?」
「殴り合いから始まり、鈍器、刀、銃、そして、ミサイルやレーザーなどの兵器…」
「力だけに頼る強さは、とどまる所を知らないわ」
「果たしてそれは真の強さと言えるのかしら?」
京香「…………」
葵「いい、京香? 私達がスパロボバトルで訓練している意味を考えてご覧なさい?」
「最先端の力の象徴である人型兵器であれど、それを操るのは人間…」
「その人間の心を鍛えるためには 実際に兵器を操る必要なんてないの」
「そうよ。強大な力を手にしようとも、それを悪事に利用しないという決意…」
「精神力こそが本当の強さなのよ!」
京香「わかったわ…」
「私もそれは思っていた…」
「毎日、拳で男子を打ち負かすのが真の強さだろうかと…」
「佐伯君…。あなたがそれを私に教えてくれるのね?」
遼駕「お、おうさ! 真の強さとは何か! 東雲先輩に教えてやるぜ!!」
京香「そう…。なら、いざ尋常に…」
遼駕「勝負!」

451名無しさんも私だ:2010/01/14(木) 21:18:50 ID:tJbAkXyw0

●敗北
遼駕「くっ! 武術だけじゃなく、スパロボも強いぜ!」
「しかし、ここで引くわけにはいかねえ!」

●再戦
京香「あら、戻って来たの?」
「でもキミ、てんで弱いじゃない!」
「これじゃそこらに居る男子とまったく変わらないわ…」
遼駕「ちっちっち…。東雲先輩は何もわかっちゃいねえ…」
京香「え?」
遼駕「真の強さとは、心の強さ!」
「負けても負けても何度も立ち向かう! その不屈の精神こそが最強なのさ!」
「何度負けても、勝つまでやれば俺の勝ち!」
「それが真の心の強さだっ!」
京香「なんですって!?」
「ふん! 面白いじゃない!」
「その真の強さとやら、証明してみせなさい!」
遼駕「おう! 何度だってやってやらぁ!」

●勝利
遼駕「か、勝った…」
京香「これが…心の…強さ…。う、う〜ん…」
遼駕「し、東雲先輩っ!」
葵「きょ、京香!」
「…大丈夫。気を失っただけみたいね」
遼駕「そっか…」
「ふぅ〜、一時はどうなる事かと思ったぜ…」
葵「フフ、お疲れ様。ほんと、どうなる事かと思ったわ…」
遼駕「しかし、なんでまた東雲先輩が『魅門』なんかに…」
葵「それについては京香が目を覚ましてから聞けばわかるでしょう…」
遼駕「そうだな」
葵「見たところ、美倉さんの時よりも披露してるみたい」
「悪いけど、佐伯君。京香を保健室で寝かせてあげてくれる?」
遼駕「ええっ!? お、俺が運ぶのぉ!」
「そのうち救護班が来てくれるんじゃ…?」
葵「そうね。でも、この周りの惨状を見てみなさい?」
遼駕「うっ…」
葵「これだけの人数、保健室に入りきらないわ」
「だから、私はここに残って救護班の人に説明をして、ここで応急処置をしてもらうわ」
「なので佐伯君は京香を保健室でゆっくり休ませてあげて」
遼駕「あ、ああ、わかったよ」
葵「京香の事、よろしくね」
遼駕「了解。会長も後の事は頼んだぜ!」
葵「ええ。任せなさい」

452名無しさんも私だ:2010/01/14(木) 21:19:20 ID:tJbAkXyw0

・保健室

京香「う、う〜ん…」
遼駕「あ、東雲先輩! 気がついたか!?」
京香「佐伯君っ!? な! わ、私…。ええっ!? ここどこ!?」
遼駕「保健室だよ。東雲先輩は俺とのバトルに負けて気を失っちゃったんだ…」
京香「気を失った…? 私が…?」
遼駕「そう…」
京香「それで佐伯君がここへ運んでくれた…?」
遼駕「そう…」
京香(それって私に触ったって事…ぉおおっ!?」
「いっ、いやぁあああ〜っ!!」
>ベッドから飛び出し、遼駕を殴り倒す
遼駕「あだぁっ! な、何するんだいきなり!?」
京香「あ! ご、ごめんなさい!」
「い、今のは違うの! 違うからっ!」
遼駕「違うって、何が違うんだか…」
「まぁ、それだけ動けるんなら大丈夫か」
「…って、なんか顔が赤いぜ? まさか、熱でもあるんじゃ…」
京香「な、何もない! 何でもないから、近づかないで!」
遼駕「いや、そうは言うけど、俺のせいでケガとかさせちまってたら悪いし、ちゃんと診ておかないと…」
京香「ちょっ! だ、大丈夫! 大丈夫だから!」
「ちょっとおっ! 近いっ、近すぎる!」
遼駕「見たところ、外傷はなさそうだなぁ…」
京香「だ、大丈夫だって、言ってるでしょおおっ!!」
>吹き飛ばす
遼駕「いでぇえっ!!」
京香「あ! ああっ、また!」
「ご、ごめんなさい! 佐伯君!」
「も、もう、いやぁああっ!!」
>保健室を飛び出して行く
遼駕「いててて…」
「一体どうしちまったんだ東雲先輩? いつもの先輩らしくない」
「まだ魅門の影響が残ってんのか…?」
「って、話何も聞いてないじゃん! 追いかけて話聞かないと…」

453名無しさんも私だ:2010/01/14(木) 21:19:50 ID:tJbAkXyw0

一方その頃…
学園長室

学園長「時間になっても来ないと思ったら…。一体どこに居たんだい?」
青年「いや、ちょっと道に迷ってしまいまして…」
学園長「正面玄関からここまで目と鼻の先じゃないか。どこでどう迷うんだ?」
青年「いや、面目次第もありません。お見合いと聞いて、少し浮かれていたのかもしれません…」
学園長「はっはっは。軍のエリートとは言え、所詮人の子か…」
「じゃあ、その額のケガもその時に?」
青年「えっ!? あ、本当だ。気がつかなかった…」
「ああ! さっき転んだ時かな? あはは…」
学園長「いくら何でも、その顔ではまずいな」
「保健室で治療してもらってきたらどうかな?」
青年「あ、はい…そうさせて頂きます。これでは相手の方にも失礼ですしね」
>青年退室
>ノック音
学園長「入りなさい」
四条「はっ」
「二年B組教官、四条小夜参りました。何か御用でしょうか、学園長?」
学園長「まぁ、そうかしこまるな。仕事の話じゃないんだ」
四条「はぁ…」
学園長「本題に入る前に1つ質問なんだが、四条君は今、特定の誰かと交際はあるかな?」
四条「…………」
学園長「そこで私をにらまないでくれたまえ」
四条「たとえ学園長と言えど」
「この私に軽々しくそのような質問をなさると言うなら、こちらにも考えがありますよ!?」
学園長「何をそんなに怒っているのか知らんが、特定の相手がいないのなら話は早い」
四条「…………」
学園長「私の知り合いの将校に息子さんがいるんだが、そろそろ身を固めさせたいと相談されてな…」
四条「は? それがあたしに何の関係が?」
学園長「どこかに身元のしっかりしたお嬢さんはいないか? と聞かれたんだ」
「で、君の事を紹介しておいた。君もそろそろいい歳だからな」
四条「はい…?」
学園長「ウチの学園の教官なら大丈夫だろうと相手も信頼してくれたよ」
「それなら本人同士会わせてみようという事で、今日、その息子さんを呼んである」
四条「それって…」
学園長「息子さんも将来を約束された軍のエリート将校だぞ?」
「顔もなかなかのイケメンだ。どうだ?」
四条「それって、あたしにお見合いしろって事ですかぁあああっ!?」
学園長「そうだが…嫌かね?」
四条「めめめめ、滅相もございません! 断る理由など、何一つありませんからっ!」
「で、そ、その方は、今いずこに?」
学園長「さっきまでここにいたんだが、今ちょっと席を外していてな…」
「突然の話で申し訳ないが、彼が戻って来たらまた呼ぶから、君もそのつもりで準備しておいてくれ」
四条「はっ!」
「この四条小夜、命に代えましても、この任務、完遂させる所存であります!」
学園長「そうかしこまる事はない。仕事ではないのだから気楽にな」
四条「はっ! それでは準備がありますので、失礼致します!」


・保健室
遼駕「東雲先輩、どこ行っちまったんだ?」
「しょうがない。しらみつぶしに探してみるか」

454名無しさんも私だ:2010/01/14(木) 21:20:21 ID:tJbAkXyw0

・中庭
遼駕「あ! ようやく見つけた。こんな所にいたのか、東雲先輩…」
「東雲先輩!」
京香「佐伯君!? 追いかけて来たの?」
「わ、私の事は、しばらく放っておいて!」
遼駕「そ、そんなわけに行くか!」
「なんか様子が変だし、ケガでもしてたら大変だろ!」
京香「どこも痛くないから心配しないで!」
「スパロボバトルのダメージも残ってないわ!」
遼駕「それを聞いて、ちょっと安心したぜ!」
「だったら、ちょっと話を聞きたいんだけど…」
京香「い、今はまだ…駄目。もう少し落ち着いてからに…」
「ん!?」
「あなた達、何!?」
>取り囲まれる
遼駕「何だ、お前らっ!? 俺達に何か用か?」
下っ端A「我々と来てもらおうか…」
京香「何言ってるの、あなた達!」
遼駕「なんでお前らに付いていかなきゃならないんだよ!」
下っ端A「問答無用…」
「かかれ! 大首領様の元へ連行するのだ!」
京香「佐伯君! 何か様子が変だわ!」
遼駕「ああ、これも『魅門』の影響かもしれねえ!」
京香「『魅門』って、例の…?」
遼駕「ああ…。実は東雲先輩がおかしくなったのもそのせいじゃねえかと思って…」
京香「私が…?」
遼駕「それで話を聞こうと思ったんだけど…」
京香「今はそれどころじゃなさそうね」
遼駕「東雲先輩! 話はとりあえずこいつらを大人しくさせてからだ!」
京香「OK! 私が変になった原因が『魅門』のせいだって言うんなら、いつまでも逃げてられないものね!」
遼駕「そっちは任せた!」
京香「了解!」
下っ端A「スパロボバトルだと…? 普通に闘えると思うなよ!」
※精神コマンド使用不可

455名無しさんも私だ:2010/01/14(木) 21:20:52 ID:tJbAkXyw0

●敗北
遼駕「くっ! 俺とした事が、あんな奴らに…!」
「東雲先輩!? まだ闘ってるのか? 急いで戻らないと…」

●再戦
京香「はぁ…はぁ…。佐伯君! 大丈夫!?」
遼駕「あ、ああ、すまない東雲先輩!」
「それにしても何なんだ、こいつら…」
京香「わ、わからないわ…! 倒しても倒しても…わらわら出てくるのよ!」
遼駕「キリがねえな」
「しかし、俺が戻って来たからには ここで終わらせてやる!」

●勝利
下っ端A「ギイェッ!!」
下っ端B「ギョエエェッ!!」
遼駕「どうだ!」
京香「はぁ、はぁ…。大丈夫、佐伯君!?」
遼駕「ああ、これくらい余裕だぜ! 東雲先輩こそ大丈夫か?」
京香「ええ、毎日鍛えてるからね!」
遼駕「へへ、さすが東雲先輩だぜ!」
京香「バ、バカ!」
「くっ! まだ来るの…?」
遼駕「マジ、キリがねえな!」
下っ端A「このまま引き下がるわけにはいかん…」
「全員でかかれ!」
下っ端B「イイーーッ!」
遼駕「な、なんだとっ!?」
京香「くっ…さすがに一度にこの人数は…!」
>暗転
遼駕「わーーっ!」
京香「くっ!」

456名無しさんも私だ:2010/01/14(木) 21:21:23 ID:tJbAkXyw0

・生徒会室(悪の秘密基地風

下っ端A「大首領様! お言いつけの二人を連行して参りました!」
???「ご苦労。貴様達はそのまま外を見張れ」
下っ端A「イーッ!」
遼駕「う…くぅ…痛ぇ…」
「はっ! 東雲先輩! 東雲先輩っ!?」
京香「う、う〜ん…」
遼駕「良かった。とりあえず無事みたいだ…」
???「ようやくお目覚め?」
遼駕「誰だ!?」
「お前が俺達をここに連れて来させた張本人か!?」
???「ふっ…」
遼駕「何がおかしい! こっちを向きやがれ!!」
京香「佐伯君…?」
遼駕「あ、東雲先輩!」
「どうやら、こいつがボスらしいぜ!」
京香「誰、あなた! 私達に何の用なの!? なんでこんな事をするの!?」
???「質問が多いのね、京香」
遼駕「なっ!? か、会長!?」
京香「葵ぃ〜っ!?」
葵「ようこそ、京香、佐伯君」
京香「葵っ! あんた、普通に呼び出せないの!?」
遼駕「何の冗談だよ、会長! こんな事して遊んでる場合じゃないだろ!」
葵「別に遊んでなんかいないわよ?」
遼駕「だいたい、ここどこだよ!?」
「こんな部屋、学園にねえだろっ!」
京香「でも、。なんか見覚えがあるような…」
「あっ! もしかして生徒会室!?」
葵「ご名答…」
遼駕「ちょ! 生徒会室をこんなにしやがって、思いっきり遊んでるじゃねえか!」
「学園祭にはまだ早いぜ!?」
葵「遊んでるつもりも学園祭の準備を始めた気もないわ…」
「ここは野望の第一歩…。我が城ってとこかしら…」
遼駕「はぁ? 野望? 何言ってんだ、あんた!」
京香「何バカな事言ってんの、葵!? 野望って何よ!」
「どうしちゃったの? いつもと違うわよ!」
遼駕「えっ!? いつもと違う…?」
京香「…って、まさか!!」
遼駕「魅門かっ!?」
葵「くっくっく…」
「あ〜っはっはっは!」
遼駕「やっぱり!」
「なんてこった、会長まで!」
「事件を調べる内に取りつかれたのか?」
「いや…でも、会長の話じゃ、望みを言わない限り災いは起きないって…」
京香「『望み』?『災い』? 何それ?」
遼駕「ゴメン! 詳しい説明は後で!」
「つまり、あんたも願い事をしたってわけか! 会長!?」
葵「そうよ、悪い?」
遼駕「『悪い?』って…」
「災いが起こるってわかっていながら、なんでそんな事するんだ!」
葵「災い? 本当にそうかしら?」
「確かに第三者から見たら、災いに見える物もあるでしょうね」
「でも、望みを言った本人にしてみれば、そんな事ないわ」
「だって、望みを叶えてくれるんですもの!」

457名無しさんも私だ:2010/01/14(木) 21:21:55 ID:tJbAkXyw0
遼駕「くっ…!」
葵「『UFOに会いたい』、『強い男に会いたい』…」
「本人の望みが叶って良かったじゃない」
京香「ちょっとぉ! なんで、あんたがソレを知ってるの!」
遼駕「でも! そのせいで咲弥が危険にさらされ! 多くの生徒が怪我をした!」
「美倉は事の重大さを知って気分を悪くし…」
「東雲先輩も様子がおかしくなった!」
京香「あ、いや、私のは、その…」
遼駕「これだけでも充分『災い』って呼べるぜ!」
葵「ふん…。笑っちゃうわね」
遼駕「なっ!? 何がおかしいって言うんだ!」
葵「佐伯君の甘さ、青臭さがね…」
遼駕「なんだとっ!?」
葵「いい? 人間なんて所詮利己的な生き物なのよ」
「最終的には誰でも自分が一番可愛いの!」
「他人がどうなろうが知ったこっちゃないわ!」
遼駕「それが本音か、会長!!」
葵「さぁ、どうかしら?」
「佐伯君とこれ以上、哲学的議論をする気はないわ」
>手に持った杖?から京香に電撃?を
京香「あっ!」
遼駕「東雲先輩っ!?」
京香「…………」
遼駕「先輩っ!? 東雲先輩っ!?」
京香「…………」
遼駕「会長! 東雲先輩に何をしたっ!?」
葵「別に? 仲間になってもらっただけ…」
遼駕「なんだって!?」
葵「さぁ、京香。佐伯君を倒しなさい!」
京香「はい、大首領様…」
遼駕「なっ! マ、マジかよ!?」
「東雲先輩っ! 目を覚ましてくれ!」
京香「…………」
葵「無駄よ。戦闘員と同じで私の言う事しか聞かないわ」
遼駕「会長! あんたの目的は何だっ! こんな事をしてどうしようってんだ!?」
葵「フフフ…。京香に勝てたら教えてあげるわ」
遼駕「くっ…やるしかないのか!?」
葵「安心しなさい。これは余興だから、手を抜いてあげる」
「京香、BASEの準備よ!」
京香「はい、大首領様…」
遼駕「スパロボバトルだとっ!?」
「くっ…どの道このままじゃラチが明かねえ!」
「東雲先輩を傷つけないためにも、やるしかないか!」
「待ってろよ会長! 速攻で東雲先輩を元に戻して、あんたの相手をしてやるぜ!」

458名無しさんも私だ:2010/01/14(木) 21:22:38 ID:tJbAkXyw0

●敗北
遼駕「はっ! ここは保健室!?」
「さっきのは夢か…?」
「いや…そんなわけねえ!」
「でも、なんで俺、無事なんだ?」
「会長の目的は別にあるって事か…?」
「いや、今はそんな事はどうでもいい!」
「東雲先輩が危ねえ! 会長の暴走を止めないと!」

●再戦
葵「よく逃げずに戻って来たわね」
遼駕「当たり前だっ!」
「東雲先輩をそのままにゃしとけねえからな!」
「それに会長! あんたも正気に戻してみせる!」
葵「まだそんな甘っちょろい事言ってるの? もっと自分に素直になりなさい…」
遼駕「うるせぇっ! ごたくは後でまとめて聞いてやらぁ!」

●勝利
京香「く…首領様、申し訳…ありませ…ん…」
葵「さすがにやるわね。教室で京香に勝ったのもフロックじゃないってわけね」
遼駕「さぁ、会長! 東雲先輩に勝ったぜ! あんたの目的を話してもらおうか!」
「もっとも、何であろうが、この俺が阻止してみせる!」
葵「言うじゃない」
「いいわ。京香に勝ったご褒美に教えてあげる」
「私の目的はこの学園の支配。そして最たる野望は世界征服よ!」
>数秒の間
遼駕「…は?」
葵「世界征服よ、せ・か・い・せ・い・ふ・く!」
遼駕「いや、この部屋とか首領様とか聞いた時に、もしや…とは思ったけど、マジ?」
葵「佐伯君に世界征服の何がわかるって言うの?」
「全知全能であるこの私が全ての愚民を支配する!」
「ああ、それこそが理想! それこそが、この世のあるべき姿!」
遼駕「あんたまさか、その気分を味わいたいがために生徒会長やってんじゃねえだろうな!?」
葵「そうよ、悪い?」
遼駕「しかし、そんな大それた野望を望んだ割には、何も変わってないじゃねえか!」
「魅門の力も実はそんなに大した事ねえのか?」
葵「わかってないわね」
遼駕「はぁ?」
葵「世界征服っていうのはね、自分の力で成し遂げてこそ意味があるのよ」
「反抗してくるクソ生意気な人間どもを この私の策で撃破し、屈服させる!」
「そこが楽しいんじゃない!」
遼駕「うは…!」
葵「いきなり世界を手に入れたって面白くも何ともない!」
「ロールプレイングゲームのエンディングをいきなり見るような物だわ…」
遼駕「な、なるほど…」
「って、そうじゃねえ!」
「じゃあ、あんたは何を望んだんだ!」
葵「フッ…」
「私は世界征服するための手段を望んだのよ」
「こんな風にね!」
>遼駕に電撃
遼駕「なっ!」
葵「残念だわ、佐伯君」
「君には私の理想を理解してもらった上で、忠実な幹部になってもらおうと思ってたのに…」
「うるさい事ばかり言うから、精神操作させてもらったわ…」
「ゴメンなさいね、戦闘員扱いで…」
遼駕「なるほど…。自分の策でどうにもならねえ奴は そうやって戦闘員にするってわけか…」
葵「なっ!?」
遼駕「相手を屈服させるのが面白いんじゃねえのか?」
「さっき言ってた事とやってる事が180度違うぜ!?」
葵「な、なぜ!? なぜ精神操作が効かないの!? えいっ!」
>再度電撃
遼駕「しかし、どうやらその手段とやらも俺には効かねえみてえだな!」
葵「な、なんで!? 京香には効いたのに…」
遼駕「さぁな…」
「理由はよく分からねえが、『この世に悪が栄えた試しはない』って事じゃねえの?」
葵「バ、バカな…! そんなベタな理由で私の野望の邪魔はさせないわよ!」
「精神操作が効かないのなら、スパロボバトルで大人しくさせるだけよ!」
遼駕「へっ! 望むところだ! あんたの野望、ここで打ち砕いてみせる!」

459名無しさんも私だ:2010/01/14(木) 21:23:11 ID:tJbAkXyw0

●敗北
遼駕「こ、ここは…保健室か!?」
「見逃してくれたのか?」
「いや、操られていない俺をそのままにしとくと救護班が来ちまう!」
「恐らく、それを嫌ったんだな」
「だったら会長を正気に戻すまで、何度でも立ち向かってやるぜ!」

●再戦
葵「やはり戻って来たのね」
遼駕「ああ! あんたの野望を打ち砕くためにな!」
葵「しつこいと嫌われるわよ!」
遼駕「あんたに俺を止める手段はないんだ! 何度だって来てやるさ!」
葵「くっ…!」

●勝利
葵「くっ…そんな…私の野望が…!」
遼駕「だから言ったろ? 『悪が栄えた試しはない』って…」
葵「…………」
遼駕「あ、気を失っちゃったか…」
>部屋が元に戻る
京香「う、う〜ん…」
遼駕「東雲先輩!」
京香「う…佐伯君…?」
「あ、葵! 葵はどうした!?」
遼駕「そこ…」
京香「死んじゃったの!?」
遼駕「いやいやいやっ!」
「スパロボバトルに負けて気を失ってるだけだって…」
京香「そ、そう…良かった」
「それにしても、葵に変な光を浴びせられてから記憶がないんだけど…」
遼駕「そうなのか!?」
「東雲先輩は会長に操られて、俺とスパロボバトルしたんだぜ?」
京香「な! なんですって!?」
遼駕「会長は精神操作とか言ってたな…」
京香「せ、精神操作っ!?」
「…って、葵〜っ!」
「ちょっと、葵! 起きなさいよ!」
「精神操作とか何とか、好き勝手やってくれるじゃない!」
※↑台詞一つごとに葵を揺さぶる(?
遼駕「ちょ! 手荒な事しちゃ駄目だって!」
京香「これくらい普通よ!」
「って、まだ起きないの? こうなったら…」
「はぁああああっ!!」
遼駕「ちょっ! そりゃヤバイって!!」
>水音
京香「なっ!?」
「ちょ、佐伯君、そんな水どこから…」
遼駕「そこにあったバケツの水…。さすがに殴るのはマズイかなって…」
京香「そ、そう…」
葵「う…こ、ここは…?」

460名無しさんも私だ:2010/01/14(木) 21:23:43 ID:tJbAkXyw0
京香「ここは生徒会室よ!」
「あんたは魅門に取りつかれて、好き勝手やってたのよ!」
葵「う、うう…頭が痛いわ…」
京香「おまけに私に精神操作とかしてくれたらしいじゃない!」
「事と次第によっちゃ、タダじゃおかないわよ?」
葵「う、うう…ごめんなさい、京香。私、何も覚えていないの…」
京香「そんな…!」
遼駕「そっか…そりゃ残念だ」
「それじゃあ、世界征服の野望とやらも忘れちゃったんだな…」
京香「せ、世界征服ぅ〜!? な、何それ?」
遼駕「それが会長の望みだって言ってた…」
京香「世界征服が望みって、どんな悪の組織よ…」
遼駕「よっぽど人を支配するのが好きらしいな。生徒会長も、そのノリでやってたらしいぜ?」
京香「何それ、本当?」
「どんな腹黒の変態よ! 葵を見る目が変わったわ!」
葵「誰が変態ですって?」
京香「んっ? ん〜っ!! あ・お・い〜!?」
葵「な、何かしら? 京香さん?」
京香「あんた、実は全部覚えてるんでしょ!」
「そうなんでしょ! ねぇ!?」
葵「いえ、何も覚えてないわ。本当よ?」
京香「へぇ〜…」
「じゃあ、生徒総会で挨拶する時に…」
「いつも腹の中で『この愚民どもが!』って思ってたとかって話しも忘れちゃったの?」
葵「そんな事は、言ってないわ」
「それに、あなたは佐伯君に負けて、いびきかいて寝ていたじゃない?」
京香「へぇ〜。どうして私が佐伯君に負けて寝てたの知ってるわけ?」
葵「あっ!」
京香「ふん! こんな単純な引っ掛けにかかるなんて…。いつもの余裕がない証拠ね!」
葵「くっ! 京香なんかにやり込められるとは、望月葵、一生の不覚!」
京香「『なんか』とは何よ! 『なんか』とは!」
葵「佐伯君さえ邪魔しなきゃ、私の望みは叶っていたというのに…」
京香「それよ! さっきも『望み』だの『災い』だの言ってたけど、何なの?」
遼駕「それはさ… 今日の昼休みに、例の古文書を会長に読んでもらったんだけど…」
葵「そこに『魅門の封印を解くな』」
「『解いたら望みを言うな』『災いを招く』って書いてあったのよ」
遼駕「もっと詳しく調べようと思ったら、ウチのクラスの美倉って奴がUFOを呼び出しちゃってさ…」
京香「ユ、UFO〜っ!?」
「UFOに世界征服って、どんだけ非現実的なのよ!」
葵「その子は『UFOに会いたい』って望んだらしいわ」
京香「で、UFOが現れた…」
「って、ちょっと待って! 葵、あんたはそれを知ってたのよね!?」
葵「ええ…」
京香「それなのに世界征服を望んだわけ?」
「『災い』が自分の身にふりかかるとか、危険な目に遭うとか考えなかったの?」
葵「そ、それは…」
遼駕「それについては、もう1つの事件のおかげで安全だってわかったんじゃないか?」
京香「もう1つの事件って…?」
「…まさか!」

461名無しさんも私だ:2010/01/14(木) 21:24:13 ID:tJbAkXyw0
遼駕「ああ、東雲先輩の暴走事件…」
京香「それで私に『おまじないスポット』の事を教えたのね!」
「つまり、この私を…」
遼駕「実験台にしたんだな」
京香「葵いいいいいい〜っ!!」
>殴打音
葵「ちょ! い、痛い! 痛いってば、京香っ!」
>殴打音
京香「うるさい!」
>殴打音
京香「人を実験台に使ったり、操ったり!」
>殴打音
京香「あんたを友達だと思ってた私がバカだったわ!」
>殴打音
京香「腹の中では私の事なんてどうでもいいって、そう思ってたのね!」
>殴打音
葵「そ、そんな事思うはず無いじゃない!」
>殴打音
葵「って、痛いってば!」
>殴打音
遼駕「東雲先輩っ! もうそれくらいにしとけって! 先輩が本気でやったら、ヤバイって!」
京香「今日のところは佐伯君に免じて、このくらいで勘弁してあげるわ…」
「ふ、ふん!」
葵「もう! 京香ったら乱暴なんだから…」
「あぁ、アザになっちゃったわ!」
京香「ふん! 自業自得よ!」
「それより、ちゃんと反省したんでしょうね?」
葵「勿論よ。もう二度と『世界征服』とか言わないわ」
京香「本当でしょうね…」
遼駕「まぁ、東雲先輩にそれだけやられりゃ、さすがに懲りたんじゃねえか? とりあえずは信じようぜ?」
葵「ありがとう、佐伯君。恩に着るわ」
遼駕「ただし、最後まで協力してもらうぜ?」
「何だかんだ言っても、会長の洞察力と分析力は強力な武器になるからな…」
葵「わかったわ」
京香「これからは行動に気をつける事ね」
「怪しいそぶりを見せたら、その時は…」
葵「わかってるわ。これ以上アザを増やしたくないしね」
遼駕「よし! それじゃあ、みんなを呼んで これからの事を話し合おうぜ!」

462名無しさんも私だ:2010/01/14(木) 21:24:50 ID:tJbAkXyw0
と、今日はここまで

463名無しさんも私だ:2010/01/14(木) 23:12:38 ID:wYjeZXAw0
>>460の主人公のUFOや世界征服を非科学的と言うのは、
過去にスーパーロボット大戦があった世界の住民としては不適切だな
ここはDr.ヘルや過去に侵略してきた異星人の名前を挙げたりする所だろう

464名無しさんも私だ:2010/01/14(木) 23:44:25 ID:GbE4M8520
確かに参戦組を見ると、α世界に負けず劣らずの戦乱を経験してるはずなんだが…wwww

465名無しさんも私だ:2010/01/15(金) 00:11:09 ID:IeNGSEr60
「非科学的」じゃなくて「非現実的」
宇宙人の侵略を乗り切った世界だから逆に、いまさら未確認飛行物体なんて物の出る余地がないのかもしれない。
過去に世界征服をたくらむ組織がいくつも壊滅しているからこそ、世界征服なんて不可能だといえるかもしれない。
不適切とまではいえないんじゃね?

466名無しさんも私だ:2010/01/15(金) 00:43:52 ID:ypQ7Zs3Y0
ムゲフロの序盤で零児&小牟が沙夜と再会したときの場面

沙夜「あらやだ、侵入者を追っ払ってくれって言われたと思ったら……」
ハーケン「む? あんたは……! その胸……俺たちを騙した、フォクシーだな。」
アシェン「形状で記憶するのはやめてください。」
沙夜「ご名答。お世話様ね。そしてそこにいるのは……」
零児「…………。」
沙夜「あん、とうとう会ったわね。……ぼうや。」
神夜「た、ただならぬ雰囲気……ドキドキ極まりないです……。」
小牟「そんな甘ったるいものではないわ、馬鹿者。ぬしらの世界のクロスゲートと同じく、
    異界同士を結ぶ門……“ゆらぎ”を悪用しようとしておる組織……『逢魔』を仕切る女狐じゃ。」
零児「…以前の戦いで、おまえは死んだはずだ。俺が……殺した。」
沙夜「…………。」
錫華「おだやかではない雰囲気であるな。そちらの世界で何があったぞよ?」
沙夜「あん、ちょっと“色々な世界”をつなげてたら、怒られちゃった…って感じかしら…ね。」
零児「…当然だ。万物を司る森羅万象……異なる世界の交わりは、その不文律を崩壊させかねん。
    それを守るのが……俺たち『森羅』のエージェントの仕事だ!」
ハーケン「OK、イーヴルフォックス。レイジが異世界を渡り歩いてたってのは、そういうことか。」
     (つながった世界……まるでエンドレス・フロンティアだな)
     (レイジたちから見れば、ここは異常な世界ということになる、か)
小牟「沙夜! わしらの戦いは、自分たちの世界で決着をつけるべきなんじゃ!
    元の世界に戻る方法も探さず、こんな暗黒要塞で油を売っとる場合じゃなかろうに!」
沙夜「うふふ…そこそこ高値で売ってるつもりなんだけどね、おチビちゃん。
    私は大急ぎで戻らなくても、特に困らないわけだし。」
零児「なんだと…? 相変わらず、のらりくらりと…!」
アシェン「先ほどの口調だと、誰かに雇われているようだったりします。」
ハーケン「普通に考えればドロシーの奴にだが、どうなんだ?」
沙夜「あん、そのとおり。」
神夜「返答早っ!」
沙夜「そこにある青い石を壊す道具を貸してほしいってお願いしてるんだけど…
    なかなか素直に貸してくれないのよね。」
錫華「“楔石を壊せる道具”……!ドロシーとやらが持っているのは、間違いないようであるな。」
沙夜「あなた達の目的も、それみたいね。」
   「…さて、では始めましょうか? ぼうや。」
零児「ほしい情報はそろった。重畳の至りだ。だから、もうおまえに用はないッ!」
ハーケン「……レイジ、そのセリフ、悪役みたいだぜ?」

467名無しさんも私だ:2010/01/15(金) 01:11:41 ID:VPp7UB5M0
ハーケンたちを悪の組織呼ばわりしてたが、零児も大概だなw

468名無しさんも私だ:2010/01/15(金) 23:43:36 ID:72.VMRhc0
>ハーケン「む? あんたは……! その胸……俺たちを騙した、フォクシーだな。」
なんというエロ記憶力w

469名無しさんも私だ:2010/01/16(土) 01:18:49 ID:T5WWikkY0
>>466の続き 
戦闘終了後

沙夜「あらやだ、ぼうや達…結構なヤリ手じゃないの。ヘンな勝負服着てるだけの集団だと思って、
    甘く見ちゃったようね。」
神夜「失礼です! これは普段着ですから!」
ハーケン「さて、コケティッシュガール。今度は前回のように騙されないぜ? 知ってることを話してもらおうか。」
沙夜「さっき話したけど?」
アシェン「……そういや、そうですね。」
零児「…………。」
沙夜「まあ、怖い怖い。じゃ、義理も果たしたし、これにて、ね。あ、そうそう。
    ドロシーちゃんに会いたいなら、そこの大きいエレベーターを起動させなきゃダメよ?」
小牟「あ! 待たんか! ちょっと、零児!」
零児「……放っておけ、小牟。」
ハーケン「おいおい、いいのかよ。あれだけ殺気立ってたのによ。」
零児「……奴も、いずれは元の世界に戻らなければならない。
    俺たちは、その方法の糸口もつかめていない状態だ。」
アシェン「……その方法を見つけるには、一人でも多い方がいい、と?」
ハーケン「…そうだったな、エトランゼ。あんたらはお客さんなんだった。」
小牟「なるほど…考えるようになったの、零児。じゃ、ともかくドロシーとやらをとっ捕まえるとするかのう♪」

470名無しさんも私だ:2010/01/16(土) 20:06:55 ID:P6jXCxRQ0
学園つづきー


生徒会室に集まる遼駕、咲弥、てすら、葵、京香の五人

葵「…というわけで、今までにわかった事をまとめると…」
「噂になってる『おまじないスポット』で願い事を言うのは危険って事」
咲弥「それじゃ、すぐにでも対処しないと危ないんじゃないですか?」
「もし誰かがお願いをしちゃったら…」
葵「そうね。幸い、今は学園タイムスでも特集を君でないから、ブームになってないけど…」
「誰かが願い事を言わないとも限らない」
「とりあえず学園タイムスには特集を組まないように私から言っておくわ」
咲弥(ねぇねぇ、遼ちゃん。会長さん、どうしてあんなにアザだらけなの?)
遼駕「そいつは会長に聞いてみるんだな」
咲弥「そ、そんな、失礼じゃない!」
葵「瀬戸さん、何か質問でも?」
咲弥「あ、いや…」
葵「どうぞ? 遠慮なく聞いて?」
咲弥「えっと、じゃあ…。な、なんで会長さん、そんなにアザだらけなんですか?」
葵「そ、それは…」
京香「それは?」
葵「それは…み、魅門の災いのせいね」
咲弥「え? 魅門の災い!?」
「また何か事件があったの? 遼ちゃん!?」
遼駕「ま、まぁな。それで会長は色々と大変だったんだ」
「ま、この話はそのウチな」
咲弥「う、うん…」
てすら「災いは本当にあったんですね…」
咲弥「怖いわね。やっぱり他に被害者が出ないうちに早くなんとかしないと!」
京香「そうね。それで、何か策はあるの?」
葵「ええ。災いを止めるには、もう一度魅門を封印する必要があるわね」
「古文書の続きには、こう書いてあるわ」
「『其の封じたまひし所、力ありけり。一つに結はれたる八つ、其の力亦集めければ』」
京香「封印している場所に力がある。8つが結合して1つとなったその力を再び集めれば…」
「で…続きは?」
葵「それが…古文書が腐食していて読めないのよ」
遼駕「なんてこった…」
葵「でも、封印場所にある『力』とやらの見当はついてるわ」
てすら「それは、どういった物なのでしょう?」
葵「佐伯君が持ってる勾玉よ」
遼駕「えっ!? こ、これ!?」
葵「そう、それ」
「魅門の力を防ぐ力があるくらいだから、恐らく封印に使われていた物だと思うわ」
遼駕「魅門の力を防ぐ…?」
「ああ、なるほど! だから俺には精神操作が効かなかったんだな!」
咲弥「せいしんそうさ…?」
葵「ご、ごほん!」
遼駕「悪ぃ、咲弥。この話もそのウチな…」
咲弥「う、うん…?」
京香「くくく…」
葵「そこ! 笑わない!」
てすら「え〜っと、そうしますと…」
「噂になってる『おまじないスポット』にはその勾玉があるという事なのでしょうか?」
葵「そういう事。確か、中庭にも祠があったわよね?」
京香「ああ、そう言えばあったわね、そんなの」
遼駕「えっ!? 中庭にそんなもんあった?」
葵「何言ってるの? 普通にあるじゃない」
「百聞は一見に如かず。行けばわかるわ」

471名無しさんも私だ:2010/01/16(土) 20:07:28 ID:P6jXCxRQ0

・中庭
遼駕「こんな所にも祠があったのか!」
「つか、もしかして、学園のあちこちにあるとか?」
葵「ええ。『おまじないスポット』と呼ばれる所には大抵あるわね」
遼駕「なんだよ! 知ってたんなら教えてくれよ!」
「咲弥、お前は知ってたのか?」
咲弥「ご、ごめんなさい遼ちゃん」
「体育館裏のは祠だったから、こっちは絶対に百葉箱だと思ってた…」
てすら「屋上にもありますが…私も百葉箱かと思ってました」
遼駕「なんてこった…」
「もしかして会長も百葉箱だと思ってたのか?」
葵「いいえ。私はちゃんとこれは祠だって、わかってたわよ?」
遼駕だったら最初から全部の祠を調べた方が早かったじゃん!」
葵「そうね。でも、むやみに調べて被害が広がっても大変だと思ったの」
「それに美倉さんの事件の後、京香とか まぁ他にも色々と続けざまだったから…」
「ゆっくり調べてる暇なんてなかったでしょう?」
京香「…続けざまだったのは誰のせいかしら?」
遼駕「あ〜、なるほど。俺達に知られて封印方法がわかっちまったら、自分で利用できねえもんな」
葵「…とにかく。ここに勾玉があるか調べてみないとね」
京香「誤魔化した!」
遼駕「誤魔化したな」
咲弥(てすらちゃん。会長さんって、こんな砕けた人だったっけ?)
てすら(そうですねぇ…。なんか前とイメージが違うような…。これも魅門さんの災いのせいでしょうか…?)
咲弥(そうかもしれないわね…)
葵「佐伯君。中を調べてみてくれるかしら?」
遼駕「了解!」
「こいつは!」
「大当たりだぜ! みんな、見てくれ!」
てすら「凄いです!」
京香「やったわね!」
遼駕「けど、古文書はねえみてえだな」
葵「どうやら私の推理に間違いはなさそうね」
咲弥「って事は、コレを集めればいいのかな?」
葵「そうなるわね」
「各『おまじないスポット』にあると思われるこの勾玉を集めて、魅門を封印する」
遼駕「そうすれば、もう災いは起こらないんだな!」
葵「恐らくは…ね」
てすら「それにしても、なんで昔から『おまじないスポット』などと呼ばれているのでしょうか…?」
葵「昔の学園タイムスの記事によると…」
「いわゆる『おまじないスポット』では謎の発光現象も目撃されてるみたいなの」
咲弥「それって、体育館裏の祠で起こった…?」
葵「いえ、そこまで大規模な物ではないらしいわ」
「人魂とか 淡く祠が光るとか、その程度」
「体育館裏の時は、封印が解かれたから大規模な光が見えたんでしょうね」
京香「じゃあ、封印が解かれる前から何らかのエネルギーが漏れてたって事かしら?」
葵「そうね」
「恐らく、魅門の願いを叶える力が漏れ出てたんでしょうね」
遼駕「なるほどな」
「そのせいで願いが叶ったり叶わなかったりして、『おまじない』と呼ばれてたわけか…」
京香「で、他の『おまじないスポット』とやらはどこにあるの?」
葵「私が調べたところ、噂になってるポイントは、全部で8つ…」
「体育館裏とココはみんな知っての通り…」
「後は屋上、学園長像、旧校舎前の池…」
「グラウンドの彫刻、同じくグラウンドの一本銀杏…」
「そして校舎裏の林…」
てすら「必ずしも祠があるわけではないのですね…」
咲弥「そうみたい」
「それで、どうしようか? みんなで順番に回る?」
京香「いや、誰かが願い事を言ったら大変だし ここは手分けして調べた方がいいでしょう」
遼駕「そうだな」
「じゃあ、俺はグラウンドの一本銀杏とやらを調べてみるぜ!」
「みんなはどうする?」
咲弥「あ、じゃあ、私はグラウンドの彫刻を調べてみるね」
「途中まで一緒に行こ! 遼ちゃん!」
遼駕「あ、ああ」
京香「それじゃ、私は旧校舎前の池を調べるわ」
てすら「それでは、私は…屋上の百葉箱を調べたいと思います…」
葵「残るは校門と校舎裏の林ね」
「では私は手近な所で校門の像を調べるわ」
「みんなは勾玉を見つけたら、そのまま校舎裏の林に行ってちょうだい」
京香「わかったわ」
てすら「わかりました…」
咲弥「わかりました」
遼駕「了解!」
「じゃあ、『善は急げ』だ! みんな、よろしく頼むぜ!」
「行くぞ、咲弥!」
咲弥「うん!」


・中庭
遼駕「で、グラウンドの銀杏の木ってどこだ?」
咲弥「グラウンドに銀杏の木は一本しかないからすぐわかると思うけど…」
「グラウンドの奥の方、プールの前だよ?」
遼駕「そっか」
「で、咲弥の担当の彫刻ってのは?」
咲弥「たぶん、スタンド前の彫刻の事だと思う…」
遼駕「よし! 気合入れて勾玉を探そうぜ!」
咲弥「うん!」

472名無しさんも私だ:2010/01/16(土) 20:07:58 ID:P6jXCxRQ0

・グラウンド

遼駕「で、俺の担当の銀杏の木ってのはどこだ?」
咲弥「ここからだと、プールの手前に見えてる木がそうだよ。遼ちゃん」
遼駕「ああ、あれか」
「しかし、なんであんな所に一本だけ生えてんだ?」
咲弥「さぁ…? 私もよくわかんない…」
遼駕「ま、そりゃそうか」
「で、咲弥担当の彫刻ってのは?」
咲弥「うん。ここからだと影になっちゃうけど、だいたい、あそこら辺にあるの…」
遼駕「なるほど」
「じゃあ、ちゃっちゃと勾玉回収して集合場所に行こうぜ!」
咲弥「うん。頑張ろうね、遼ちゃん」
>別れて歩き出した直後に、凌駕、四条教官と衝突
遼駕「いててて…」
四条「あたたた…」
咲弥「遼ちゃん、大丈夫!?」
遼駕「あ、ああ…」
「あんたも大丈夫か?」
「…って、し、し、四条教官っ!?」
四条「佐伯〜〜〜〜〜っ!!!!」
遼駕(ヤ、ヤバイ! こ、殺されるっ!!)
咲弥(遼ちゃん! に、逃げた方がいいよ!)
四条「お前はホント、元気が有り余っているな…」←笑顔
遼駕「えっ!?」
「あ、いや、それほどでも…」
「つか、怒らないの?」
四条「まぁ、失敗は誰にでもある」
「今回は大目に見てやろう。次は周りをよく見て走るんだぞ」
遼駕「あ、ああ…」
四条「何を急いでたんだ? 魅門の手がかりでも見つかったのか?」
咲弥「ええ、まぁ…」
四条「そうか、それは何よりだな。そっちは任せたぞ? こちらはそれどころではないのでな…」
「じゃあな」
>立ち去る
咲弥「はぁ〜〜っ」
「も、もう、いつ怒りが爆発するか、怖くて怖くてドキドキだったよ!」
「ひ、人にぶつかられて怒らないなんて、あんな四条教官、初めて見た〜!」
遼駕「ああ、なんか様子が変だったな…」
咲弥「も、もしかして魅門さんのせい!?」
遼駕「いや、魅門の話もしてたし、違うんじゃねえか?」
咲弥「それじゃあ…」
遼駕「こころなしか、浮かれてたように見えたけど…」
咲弥「浮かれてた? なんか嬉しい事でもあったのかな?」
遼駕「…そうかもな」
「それより、出ばなをくじかれちまったが、改めて勾玉回収だ!」
咲弥「そ、そうだね!」
「こうしてる間に誰かが願い事をしちゃったら、大変だもんね!」
遼駕「そういう事!」
「じゃあ、そっちは任せたぜ!」
咲弥「うん、遼ちゃん!」

473名無しさんも私だ:2010/01/16(土) 20:08:29 ID:P6jXCxRQ0

・銀杏の木
遼駕「ここか…」
「しかし、マジでなんでここに一本だけ銀杏の木が…?」
「つか、パッと見、祠なんてなさそうだけど…。本当にここ、おまじないスポットなのか?」
「まぁ、眺めてても仕方ねえし、いっちょ調べてみますか…」
「う〜ん、ねえなぁ…。まさか土の中に埋まってるとか!?」
「そうなるとちょっと厄介だよなぁ…。ま、もうちょっと詳しく調べてみるか」
「ん? なんだ、あの上の方にある縄は…? ちょっと登って調べてみるか」
「なっ!? こ、こんな所に祠が!」
「よっ! はっ! くそう! 木に掴まりながらだと、祠の中が調べ難い…」
「おっ! 何かある!」
「この感触は…」
「よっしゃあ! 勾玉ゲットっ!!」
「…って、あっ!!」
>落ちる
遼駕「痛ってぇ!! 嬉しさのあまり、手ぇ放しちまったぜ」
「あんまり高くなかったのが幸いか…」
「よし! これで俺の担当分は終了だ! 最後のスポットに向かうか!」
「って、あれ? 最後のおまじないスポットって、どこだっけ?」
「やべぇ! 忘れちまった!」
「え〜っと、え〜っと…」
「銀杏の木がここだろ?」
「ここまでは咲弥と来て…」
「え〜いっ! こうなりゃ行き当たりばったりだ!」
「どこか目ぼしいとこ行きゃ、誰かいるべ!」

同時刻・裏山入り口

菜波「ふぅ…。お兄ちゃん探しも楽じゃないですね。まぁ、わかってはいましたが…」
「って、いつの間にか轟先輩がいない!?」
「今日は最後まで付き合ってやるとか調子のいい事言ってたくせに、逃げましたね!」
菜波「はぁ〜あ。本当にこの学園にいるのかなぁ…。さすがのあたしも、ちょっと疲れました…」
「誰でもいいから、手っ取り早くお兄ちゃんを見つける方法を教えてくれないですかね?」
???「その望み、叶えてやろうか?」
菜波「…って、ちょっと疲れたからって、弱気になっちゃ駄目ですよね!」
「この学園にお兄ちゃんがいるっていう情報を信じて」
「飛び級までして学園に入ったんですから!」
???「ほう…必要ないと申すか…」
菜波「…………」 きょろきょろする
???「どうした?」
菜波「ええええっ! だ、誰です?」
「空耳かと思ってましたけど、どこから喋ってるんですか!?」
「ううん、それより…今、何と言いました!?」
???「兄の手がかり、知りたくはないか? 手っ取り早く見つける方法を知っているぞ」
菜波「ほ、本当ですか!?」
???「嘘は言わぬ…」
菜波「なら是非教えて下さい、天の声さん!」
>人魂出現
菜波「あ…」

474名無しさんも私だ:2010/01/16(土) 20:09:06 ID:P6jXCxRQ0

・グランド、咲弥の担当箇所
遼駕「咲弥、作業中に悪ぃ…」
咲弥「あ、遼ちゃん。もう調べ終わったの? 勾玉見つかった?」
遼駕「おう! バッチリだぜ! ほら…」
咲弥「すご〜い! やっぱりおまじないスポットには勾玉があるんだ!」
遼駕「ああ。どうやら会長の読みが当たったみてえだな」
「で、そっちはどうだ?」
咲弥「駄目。一所懸命探してるんだけど…」
遼駕「ああ、変な所にある場合もあるからな」
「俺のとこなんて、銀杏の木のウロの中に祠があったぜ。しかも木の上の方…」
咲弥「え〜っ!? そんな変な所にあったの〜!?」
「じゃあ、こっちも範囲を広げないと…」
遼駕「大変そうだな。俺も手伝おうか?」
咲弥「ううん。遼ちゃんは集合場所に向かって」
遼駕「その集合場所なんだけどさ…どこだっけ?」
咲弥「ええっ!? さっき聞いた場所、もう忘れちゃったの?」
遼駕「いや、さっきまで覚えてたんだけど、木から落ちた時に忘れちまってさ…」
咲弥「ええっ!? 木から落ちたって…大丈夫なの? もしかして頭打ったとか!?」
遼駕「いや、頭も打ってねえし、ケガもねえ」
「勾玉手に入れたら嬉しくて、つい手を離しちまってさ…」
咲弥「もう! ホントそそっかしいんだから! そういうとこ、昔から変わってないよね」
遼駕「あはは…。面目ねえ…」
咲弥「…後者裏の林よ」
遼駕「え?」
咲弥「だから、集合場所よ。それを聞きに来たんでしょ?」
遼駕「そうだった! そいつを忘れるところだったぜ!」
「後者裏の林な! サンキュー!」
「じゃあ、先に行ってるぜ! 咲弥も頑張ってな!」
咲弥「う、うん。ありがとう、遼ちゃん」

475名無しさんも私だ:2010/01/16(土) 20:09:39 ID:P6jXCxRQ0

・裏山入口

遼駕「さて、後者裏の林に来てみたものの…」
「集合場所って、一体どこなんだ?」
「会長も肝心な所でヌケてるよなぁ…」
「こんな広い…しかも林の中のどこに集合しろってんだ?」
「ん…? あそこにいるのは、番長じゃねえか?」
「お〜い、番長!」
「何やってんだ、お前。こんなとこまで、菜波ちゃんのお兄さん探しか?」
番長「おう、佐伯か…。ちっこいのなら、ここにはおらんぞ。さっき、はぐれてしもうたわい…」
遼駕「そうなのか? つか、なんか元気ねえな、お前」
番長「佐伯〜〜〜〜〜〜〜っ!!」
遼駕「な、なんだっ!? や、やるかっ!?」
番長「ワシャ〜、ワシャ〜、どうしたらええと思う!?」
遼駕「はぁ? どうするって、何がだよ?」
番長「小夜教官がぁ〜! 小夜教官が結婚してしまうんじゃあ〜〜っ!」
遼駕「なにい〜っ! それ、マジか!? 相手は? 相手は誰なんだ!?」
番長「知らぬ…。今日、お見合いすると言うておった…」
遼駕「なんだよ! じゃあ、まだ結婚するって決まったわけじゃねえじゃんか!」
「ははあ…それで妙に浮かれてたのか、教官」
番長「佐伯よ…。ワシはやっぱり、漢らしく身を引くべきじゃろうか…?」
遼駕「そうだなぁ…。お前も漢なら、愛する人の幸せを願ってここは潔く身を引くべきだろうな」
番長「き、貴様、他人事だと思って気軽に言いおって…」
「ワシは漢の道を取るべきか、それとも愛に生きるべきか…真剣に悩んでおるというにっ!!」
遼駕「つ〜か、そもそも相手にされてなかったじゃねえか!」
番長「ぬぅぅぅ〜!」
「恋愛を経験した事もないようなしょんべん臭いガキに!」
「ワシらの愛の形がわかってたまるか!」
遼駕「ああ、わかんねえよ! だったら俺に相談なんかしてねえで、お前の好きなようにすりゃいいだろが!」
番長「くっ! 人が真剣に悩んでおるに、どこまでも小バカにしおってぇ〜!!」
遼駕「お! やるか? 受けてたつぜ!」
番長「佐伯! やはり、貴様とは相容れぬ運命にあるようじゃのう!」
>二人の間を男子生徒が走って横切る
遼駕「…………」
番長「…………」
男子生徒「はぁ…、はぁ…。こ、ここまでくれば、もう大丈夫だ…ろ…」
番長「おい、貴様!」
遼駕「おい、あんた!」
男子生徒「お、俺…?」
番長「他に誰がおる!」
遼駕「あんただ、あんた!」
番長「貴様、ワシと佐伯の真剣勝負に水を注しおって…一体何のつもりじゃ!」
男子生徒「い、いや、それどころじゃないんだって! 三年の教室に痴女が現れたんだ!」
遼駕「ち、痴女ぉ〜!?」
男子生徒「ああ…! いきなり現れたと思ったら、男子生徒を裸に引ん剥いて回るんだ!」
番長「なんじゃそれは…? おかしな奴がおるもんじゃのう…」
男子生徒「もう、目を血走らせて怖いの何のって! 背中を見ては、『兄じゃない!』、『この人も違う!』とか言って…」
遼駕「『兄じゃない』って…!?」
番長「もしや…!」
「おい、貴様! もしや、そのおなごは小学生みたいにちっこい娘ではないか!?」
男子生徒「そう!」
「最初は小学生が入って来たのかと思って、みんな何かの遊びだろうって見てたんだ…」
「でも、すぐに様子がおかしいと気づいた」
「ったく、東雲といい、痴女といい、最近の学園はどうなってんだ…?」
遼駕「おい、番長! 勝負は一時お預けだ!」
番長「おう、佐伯。それどころではなさそうじゃのう…」
遼駕「おい、あんた! 三年の教室って言ったよな!?」
男子生徒「あ、ああ…」
遼駕「番長、行くぞ!」
番長「おう!」

476名無しさんも私だ:2010/01/16(土) 20:10:10 ID:P6jXCxRQ0

・三年生の教室

菜波「さぁ、あなたも背中を見せて下さい!」
男子生徒「ああっ!」
>引っペがされる
菜波「くっ…。この人も違いましたか…」
遼駕「や、やっぱり、菜波ちゃん!」
番長「ぬ、ちっこいの! おぬし、何をやっとるんじゃ!」
菜波「あ、佐伯先輩に轟先輩!」
遼駕「菜波ちゃん! 何のためにこんな事してるか知らねえけど、やめるんだ!」
菜波「やめられません! やっと兄の手がかりが見つかったんですから!」
番長「手がかりじゃと…?」
菜波「そうです! あたしの兄の背中には、ブタの足跡があるって聞きました!」
番長「ムッ!」
遼駕「お、おい、それって!」
「…番長?」
番長「…………」
「そ、そんな情報、どこから聞いたんじゃ?」
菜波「さっき、後者裏の林で天の声さんが言っていました!」
番長「天の声じゃと? 何を言っとるんじゃ…」
遼駕「天の声…後者裏の林…?」
「まさかっ!」
「も、もしかして、菜波ちゃん、林の中で何か願い事しなかった?」
菜波「え? はい…誰かお兄ちゃんを見つける方法を教えてって…」
遼駕「や、やっぱり!」
番長「なんじゃ、佐伯。そりゃ何の話じゃ…?」
遼駕「ああ、詳しい事は後で話すが、例の祠…魅門絡みの話だ!」
番長「なんじゃと!?」
「では貴様は、あのちっこいのが魅門のせいで こんな事をしておると言うのか!?」
遼駕「ああ、恐らくな。今までの事件にそっくりだぜ…」
番長「な、なんとっ!?」
「お、おい、佐伯! なんとかせいっ!」
「前の事件と言うからには、貴様は解決方法を知っておるのだろう!?」
遼駕「ああ、そうだな。とりあえず菜波ちゃんを元に戻す方が先だな」
「番長…お前の話はその後でゆっくり聞かせてもらうぜ?」
番長「ふん、何の話じゃ…? そんな事より、いいからちっこいの早くなんとかせんかいっ!」
「お前に言われなくても、なんとかするって!」
遼駕「つ〜か、その慌てっぷりが真実を雄弁に物語ってるぜ!?」
番長「…………」
菜波「何をさっきからゴチャゴチャやってるんですか!」
「これ以上、菜波の邪魔をするのなら…佐伯先輩と言えど、容赦はしませんよ!」
遼駕「いや、菜波ちゃんにお兄さんの有益な情報を教えてあげようと思ってさ!」
菜波「なっ…!? 佐伯先輩は何も知らないって言ってたじゃないですか!」
「あれはウソだったんですかっ!?」
遼駕「いや、ブタの足跡の話で思い出した事があってね…」
菜波「何ですか、それは!? 教えて下さい! いや、教えなさいっ!!」
遼駕「いいぜ? ただし、俺にスパロボバトルで勝てたらな!」
菜波「それが条件ですか…。いいでしょう、受けて立ちます!」
「さぁ、佐伯先輩、BASEを構えて下さい!」
遼駕「おうっ!」

477名無しさんも私だ:2010/01/16(土) 20:10:40 ID:P6jXCxRQ0

●敗北
遼駕「はっ! 俺とした事が、負けちまったのか?」
「菜波ちゃんは!? 番長はどうなった?」
「急いで戻らねえと…」

●再戦
番長「おう、佐伯。ようやくお目覚めか!」
遼駕「悪ぃ、番長。油断した!」
番長「何をやっとるんじゃ!」
「とりあえず、ちっこいのがどっか行かぬよう ワシがこの場にとどめておいた!」
「早くなんとかせんかっ!」
遼駕「ああ!」
菜波「あ、佐伯先輩っ!! さぁ約束です! 兄の情報を教えて下さい!」
遼駕「悪ぃな、菜波ちゃん! ちょっとド忘れしちまったんで、バトルして思い出させてくれ!」
菜波「くっ…! 見え透いたウソを…。やはり、あなたはウソつきですね!」
遼駕「何とでも言ってくれ! 文句ならバトルの後でゆっくり聞くぜ!」
菜波「め、面倒な…。しかし、兄の情報を手に入れるためです!」
遼駕「行くぜ!」

●勝利
菜波「はぁ…はぁ…」
遼駕「な、菜波ちゃん、大丈夫か? 手加減したつもりだけど…」
番長「佐伯〜〜〜〜っ!! 貴様、ちっこいのをどうするつもりじゃ〜! 元に戻すにしてもやりすぎじゃろがっ!」
菜波「と、轟先輩、あたしは大丈夫です…。佐伯先輩、ホント手を抜いてくれたみたいだし…」
番長「そ、そうか…。なら、良いんじゃが…」
遼駕「やっぱり心配か、番長?」
番長「何の事か、さっぱりじゃ…。後輩を心配して、何が悪い」
遼駕「そうだな」
菜波「佐伯先輩、轟先輩…。あ、あたし、一体何を…?」
遼駕「あ、ああ…。菜波ちゃんは、お兄さんの手がかりを手に入れたって言って…」
菜波「そ、そうでした!」
「あ、あたし、なんて事を! …と言うか、どうしてこんな、はしたない事を!」
遼駕「お兄さんの手がかりが見つかったんだから しょうがないさ」
「ちょっとやり方は強引だったけど…」
菜波「す、すみません。自分でも、なんでこんな事をやらかしたのか…」
「天の声さんの話を聞いたら、いても立ってもいられずに…」
遼駕「菜波…。その天の声に聞いたお兄さんの手がかりって、覚えてるか?」
菜波「え? え〜と…確か、兄の背中にはブタの足跡があるとか…」
遼駕「そう、それ」
菜波「そう言えば、佐伯先輩、その事で思い出した事があるって言ってましたよね?」
遼駕「ああ、それを今から教えて…」
番長「佐伯っ!! 余計な事をするでないわっ!」
遼駕「なんだよ!? いいじゃねーかっ!!」
「なんで隠したがるのか知らねえが、こんな必死な菜波ちゃんを見て、お前は何とも思わねえのか!?」
番長「だから、兄探しの手伝いをしてやっとるだろうが!」
遼駕「見つからねえようにする手伝いの間違いだろうが!」
菜波「い、いいんです、佐伯先輩! あたしはバトルに負けたんだから、その話を聞く権利はないですし…」
番長「ほら、ちっこいのもこう言っておる!」
「貴様は余計な事を言わず、黙っておけ!」
遼駕「い〜や、そうはいかないね! 菜波ちゃんがいいって言っても、俺は知っちまった…わかっちまった!」
「それを菜波ちゃんに伝えるかどうかは、俺の勝手だ!」
番長「ぬぉおお、こっちの事情も知らずに勝手な事を…!」
遼駕「ああ、知らねえな。だから勝手にさせてもらうさ!」
番長「のう、佐伯…。そう言えば、さっきの勝負がまだついておらんかったのう…?」
遼駕「ああ、そうだな。さっきは邪魔が入ったしな。ここで白黒はっきりさせとくか!」
番長「ふん! 所詮、貴様とワシは相容れぬ存在!」
「ここで貴様をねじ伏せて、その口、開けなくしてやるわ! 秘密は墓まで持っていくがいいっ!」
遼駕「おう! 本気でかかって来いや!」
番長「望むところじゃあああっ!!」
>学ランを脱いで、背中を
菜波「あ…!」
番長「ゆくぞ、佐伯! 覚悟せいっ!」
遼駕「負けるか!」

478名無しさんも私だ:2010/01/16(土) 20:11:22 ID:P6jXCxRQ0

●敗北
遼駕「って! 偉そうなタンカ切って、コレか…!」
「我ながら情けないぜ…」

●再戦
番長「おう、佐伯。のこのこと戻って来おったか!」
遼駕「ああ、恥を忍んで戻って来たぜ!」
番長「そう来るだろうと思って待っておった」
「貴様を野放しにしておけば、いつ、ちっこいのに秘密をバラすかわかったもんじゃないからのう…」
遼駕「ふっ…。よっぽど信用されてるらしいな俺は…」
番長「じゃかあしいわ、佐伯! 貴様が立ち直れなくなるまで、何度でも打ちのめしてくれるわ!」
菜波「そんな…! 何もそこまでしなくても…」
遼駕「大丈夫だ、菜波ちゃん。もうすぐお兄さんに会わせてあげるよ!」
番長「ゆくぞ、佐伯!」

●勝利
番長「ぐぉおおおっ! またしても…またしても佐伯に負けてしまうとはっ!」
菜波「轟先輩…」
番長「ぬぅ? な、なんじゃ、ちっこいの…」
菜波「轟先輩が…お兄ちゃんだったんですね」
番長「な、なんじゃとおおっ!?」
「佐伯!! き、き、貴様〜!」
遼駕「俺は何も言ってないぜ?」
番長「で、では、なぜ秘密がっ!?」
菜波「…そ、それ………」
遼駕「それ……」
番長「な、なんか?『それ』がどうしたと言うんじゃ…」
「あああああああああっ!!」
遼駕「お前、気づいてなかったのかよ!」
「ま、全て俺の計算通りなんだが…」
番長「な、な、なんとっ! このワシ自ら正体を明かしてしまうとは! 轟剛太郎、一生の不覚!!」
菜波「良かった…。ようやくお兄ちゃんが見つかっ…た……」
>倒れる
番長「お、おい、ちっこいの!!」
遼駕「だ、大丈夫。気を失ってるだけみたいだ…」

479名無しさんも私だ:2010/01/16(土) 20:11:54 ID:P6jXCxRQ0
番長「やはり恐れていた事が…!」
遼駕「恐れていた事?」
番長「そうじゃ」
「ちっこいの…菜波は、昔のワシの写真を後生大事に持っておった…」
「しかも、素敵な男性に成長しているという妄想を抱いてな」
遼駕「ああ、そうだったな。でも、それがどうかしたのか?」
番長「バカもの! 今のこのワシの姿を見てみい! 菜波の妄想通りの男にみえるか!?」
遼駕「まぁ、似ても似つかねえだろうな」
番長「それ見ろ! つまりはそういう事だ」
「菜波は現実の残酷さに耐え切れず、気を失ってしまったのだ…」
遼駕「何バカな事言ってんだ! ようやくお兄さんが見つかったってんで、ただ単に安心しただけだろ!」
番長「違うっ! ショックで寝込んでしまったんじゃ…」
遼駕「そりゃ長年探し続けたお兄さんが 格好いい美青年どころか、クマみてえに大柄でガサツで…」
「変なエンジン背負った時代遅れの番長野郎って知ったら、ショックを受けたってしょうがねえさ!」
番長「佐伯! 貴様、どさくさ紛れにワシを愚弄するか!」
遼駕「…だがな、番長。そんな事は、菜波ちゃんは百も承知なんだよ」
番長「な、なんじゃと!?」
遼駕「思い出の中のお兄さんがどんな姿になっているか、理想としちゃ妄想通りの美青年だろうさ」
「だけど、必ずしもそうとは限らねえ」
「悪い奴になってるかもしれねえ」
「自分を受け入れてくれるとも限らねえ」
「頭のいい菜波ちゃんが、その可能性を考えないわきゃねえだろ?」
番長「むう…」
遼駕「それでも菜波ちゃんは、お兄さんに会いたかったんだ」
「それこそ、飛び級までして、こんな学園にたった一人で乗り込んででも!」
番長「…………」
遼駕「つまり、それだけの覚悟を持って来たって事だ!」
「こんな小さい14歳の女の子が勇気を持ってお前に会いに来たんだ」
「お前が逃げてどうする!!」
番長「ぬう…」
遼駕「番長…お前が真の漢だってんなら、逃げずに正面から菜波ちゃんに向き合え!」
「菜波ちゃんは、どんなお前だって、きっと受け入れてくれる!」
菜波「佐伯先輩の言う通りです…」
番長「菜波!」
遼駕「菜波ちゃん、気がついたのか?」
菜波「すみません。途中からまで気づいてないふりして、お二人の話を聞いてました」
遼駕「そっか…」
菜波「轟先輩っ! …い、いえ…お、お兄ちゃん!」
番長「お、おうっ!」
菜波「あたし、轟先輩がお兄ちゃんと知って、確かにショックでした!」
番長「ほ、ほれ見た事か! だ、だから嫌だった…」
菜波「でもっ! でも、こうしてお兄ちゃんに会えて、とても嬉しいです!」
>番長に飛びつく
番長「ぬおっ!」
遼駕「な、だから言ったろ?」
菜波「お兄ちゃん、お兄ちゃん! 会いたかったよう」
番長「佐伯! な、なんとかせいっ!」
遼駕「いやいや、兄妹水入らずを邪魔しちゃ悪いし…」
「そんな事より番長! お前、昔の写真と変わり過ぎだろ! しかも名前違うし、どういうこった!?」
菜波「あ、それはあたしも聞きたいです! なんで、こんなになっちゃったんですか!」
番長「菜波、やっぱし気にしとるんじゃ…?」
「まぁええ! 耳の穴かっぽじってよく聞け!」
遼駕「おう!」

480名無しさんも私だ:2010/01/16(土) 20:12:53 ID:P6jXCxRQ0
番長「10年前の事じゃ。ワシと菜波は近所の動物公園に 親に内緒で遊びに行ったんじゃ」
菜波「覚えてる?」
菜波「いいえ…」
番長「さもありなん…。菜波4歳、ワシが7歳の時じゃ」
遼駕「それで?」
番長「そこは動物と直接触れ合える事が売りの公園だったんじゃが…」
「あの日、触れ合い広場の扉を開いた途端、出おったのだ、暴れブタの集団が!」
遼駕「あ、暴れブタぁぁぁ〜っ!?」
番長「まさしくその通り!」
「ブタの集団はまっすぐにワシ達に向かって来おった!」
「逃げるに逃げられず、ワシは菜波をかばって、暴れブタの集団が通り過ぎるのを待った」
菜波「まさか!」
番長「うむ、その時に付いたのが背中の足跡じゃ」
「幸い菜波は無傷。ワシも擦り傷や打撲以外、大したケガはなかった」
「じゃが、安心したのも束の間。事件を知ってやって来た親に、ワシはこっぴどく怒られたのじゃ」
遼駕「そりゃ菜波ちゃんを無断で連れ出しちゃなぁ…」
番長「その時ワシは子供心に誓ったのよ! 真に菜波を守れる漢になろうと!」
遼駕「ちょっ、お前、まさかそれで家出して修行を始めたとか言うんじゃねえだろうな!」
番長「まさしく、その通りじゃ!」
遼駕「…信じられんバカだな」
番長「ワシは、好きな漫画に出てきた『真の漢』たる番長になるため」
「持田和樹の名を捨て、家を出たのじゃ!」
「両親には『探さないでくれ。いつか立派な漢になったら帰って来る!』と、書置きを残してな」
菜波「でも、お父さんもお母さんも、そんな書置きは見せてくれませんでしたよ!」
番長「いつ戻って来るかわからんバカ息子じゃ。生き別れの行方不明のままにしておきたかったんじゃろう…」
菜波「それにしたって、捜索願いも出さないなんて…」
番長「いや、ワシからは定期的に連絡しておったし…」
遼駕「な、なんだってーっ!?」
番長「この学園に入った時も連絡はした」
「まさか菜波が入って来るとは思わんかったが」
遼駕「なんじゃそりゃ…。つか、もしかして、菜波ちゃんが得た お兄さんがここにいるかもって情報…」
菜波「はい。あたしがお兄ちゃん探しの旅に出るって言ったら、両親が渋々教えてくれました」
遼駕「なんだ、この家族…」
番長「なんにせよ、佐伯。貴様のおかげでワシが兄だと名乗り出る事ができた。感謝するぞ!」
菜波「はい! みんな佐伯先輩のおかげです! ありがとうございました!」
遼駕「あ、ああ…」
番長「今までの事は全て水に流して、これからはお前の事を『心の友』と呼ばせてもらおう!」
菜波「何か困った事があったら言って下さいね」

暗転→廊下に出る三人

遼駕「困った事で思い出した! 感動の兄妹再会で忘れるところだったぜ!」
菜波「何をですか?」
遼駕「菜波ちゃんの暴走の原因。魅門だよ」
菜波「みかど…?」
番長「おお、そう言えば!」
「心の友よ。今は一体どれくらい調査が進んどるんじゃ?」
遼駕「それについては他のみんなと合流してから話すぜ!」
「とりあえず校舎裏の林に移動だ!」
菜波「は、はい…」
番長「う、うむ…」

481名無しさんも私だ:2010/01/16(土) 20:14:40 ID:P6jXCxRQ0
今日はここまで

この兄妹、本当に親の顔が見てみたいw

482名無しさんも私だ:2010/01/16(土) 20:20:35 ID:o5TaBm3w0
GJ!お疲れー!

483名無しさんも私だ:2010/01/17(日) 00:00:54 ID:m4ez.pl20
ムゲフロはあれなんだよな。サイトに全部まとめてる奴がいるから…
EXCEEDもまとめるつもりなのかねぇ。

484名無しさんも私だ:2010/01/17(日) 02:50:11 ID:sQmnP1zA0
ああやってサイトにまとめててくれると、ちょっと調べたいときには便利だよな

それはさておき、割と収集進んだので学園続きー


・裏山入り口

葵「遅かったわね佐伯君。どこに行っていたの?」
遼駕「悪ぃ。遅くなった」
咲弥「ねぇねぇ、遼ちゃん」
「遅くなった理由と、轟君と菜波ちゃんが一緒にいるのは関係あるの?」
遼駕「ああ。えっと…」
>事情説明
遼駕「…ってわけだ」
京香「なんて事なの! 私達が他の祠を調べてる間に、ここに魅門が現れるなんて…」
菜波「す、すみません…」
咲弥「菜波ちゃんが謝る必要なんてないよ。知らなかったんだから仕方ないよ」
てすら「そうですよ。悪いのは私達の願いにつけいる魅門さんです」
番長「そうじゃぞ、妹よ」
「悪いのは魅門じゃ。他の誰のせいでもない」
咲弥「でも、そのおかげで探してたお兄さんが見つかったんだから それはそれで良かったんじゃない?」
葵「そうそう。魅門の力も使いようなのよ」
遼駕「…………」
葵「こほん!」
「しかし、轟君が持田さんのお兄さんだとはね。さすがの私も、その発送はなかったわ」
菜波「この外見で名前も変わっていたら、誰も写真と同一人物とは思わないですよね」
「あたしもいまだに信じられません…」
番長「お、おい、妹よ! 兄がどんな姿であろうと受け入れられるのではなかったのか!?」
菜波「いやぁ、そのつもりでしたけど、さすがに予想の範囲外と言いますか…」
番長「な、なんたる事じゃあああ…」
遼駕「あ〜、うっとうしい! そんなんだから、受け入れ難いんだろうが!」
「それより会長、そっちの首尾は?」
葵「ええ。佐伯君を待ってる間に、みんなでこの辺りを調べてみたわ」
遼駕「それで?」
京香「そこの柱の裏の地中から勾玉が出てきたわ」
遼駕「おおっ! それじゃ、これで…」
葵「これで8つ全ての勾玉が集まった事になるわね」
菜波「あの〜、すみません、会長さん」
葵「なに? 持田さん」
菜波「途中参加のあたし達には話がまったく見えないんですが…」
番長「うむ、乗りかかった船じゃ。ワシらにも説明してくれ」
遼駕「いや、俺達は元凶だろ…」
葵「そうね。轟君にも責任を取ってもらわないとね」
「持田さんも被害にあってるわけだし、今起こってる事を知る権利があるわね」
「実は…」
>事情説明
葵「…というわけなのよ」
菜波「なるほど…。それで皆さん、勾玉を集めてたんですね」」
番長「それで、その勾玉とやらを集めると一体どうなるんじゃ?」
葵「古文書の通りだとしたら、一箇所に集めればいいはずだけど…」
京香「でも既に8つ集まってるのに何も起きないじゃない! どうなってるのよ?」
葵「私に言わないでくれるかしら? 古文書にそう書いてあるだけなんだから」
遼駕「よし、みんな! 持ってきた勾玉を出してみてくれ!」
「俺は体育館裏のとグラウンドので2つだ!」
咲弥「はい、彫刻のとこにあった分…」
てすら「屋上のはこちらですわ…」
葵「私のは、ここで見つけた奴と中庭のと校門の分ね」
京香「で、旧校舎前の池のがこれよ」
「これで8つ。どう? 何か変化あった?」
菜波「…何も起こりませんね」
番長「なんじゃなんじゃ! 何も起こらんではないか!」
京香「なによ、葵! やっぱり何も起こらないじゃない!」
葵「だから、私に言わないでちょうだい?」
「私だって確信があった訳じゃないの」
葵「古文書からはそう読み取れたってだけなのだから」
遼駕「まぁまぁ、ここで言い争っててもしょうがないじゃん! とにかく次の手を考えようぜ!」
京香「そ、そうね」

485名無しさんも私だ:2010/01/17(日) 02:50:45 ID:sQmnP1zA0

一方その頃…
旧校舎前

吹雪「ふぅ〜。ようやく到着ですぅ」
「まったく! 佐伯君のせいで 吹雪は愛するこの子達を抱えて 危うく流浪の民になるところでしたよ!」
「しか〜し、それも今この瞬間まで! 吹雪は新天地を見つけたのですよ!」
「やったね!」
「いやぁ、吹雪とした事が 旧校舎の存在を忘れていたとはうかつでした!」
「ここなら滅多に人も来ないし、愛するこの子達の隠し場所としてはうってつけです!」
「取りに来るのがやや面倒ですけど…」
「サバゲーに最適の地形もありますし、まぁ良しとしましょう!」
「それでは早速…」
「ムムッ!? 先客さんがいらっしゃるようですね…」
「ハ、ハロ〜…。こんな所で何やってるんです?」
???「…………」
吹雪「あららら…ガン無視ですか…。頭にあんなデッカイ耳がついてるのに、聞こえないなんて事は…」
「って、頭に耳っ!? よ、よく見たら尻尾も生えてらっしゃる〜!?」
「こ、これまた面妖なっ!」
???「そなた…わらわの姿が見えるのか?」
吹雪「そ、そりゃ見えますよぉ!」
「あ、あの〜、その耳と尻尾…まさか本物じゃないですよね?」
???「これは仮の姿じゃ…。わらわの本当の姿はもっと美しい…」
吹雪「な、なんだぁ! そうですよねぇ! 本物なわけないですよね!」
???「ふむ…。どうやら、『重り』が全て取り払われたようじゃな…」
吹雪「あ、そっか! 吹雪、わかりました! わかっちゃいました!」
「あなた、人目を忍んで、ここでコスプレを楽しんでるんですね!」
???「こすぷれ…?」
吹雪「またまた〜。とぼけなくてもいいんですよ! 自分の趣味が認めてもらえない辛さ、吹雪もわかります!」
「あ、私の名前は吹雪っていいます! あの〜、あなた様のお名前は?」
魅門「わらわは魅門…」
吹雪「魅門さんですか…」
「はて、最近どこかで聞いたような…?」
「ま、そんな事はどうでもいいです!」
「魅門さん、魅門っちって呼んでもいいですか?」
「同じ悩みを持つもの同士、仲良くしましょう!」
魅門「好きにするが良い…」
吹雪「やったー!」
「早速ですが魅門っち、吹雪の悩みを聞いてくれますか?」
魅門「ほう…悩みとな。よかろ、話すが良い…」
吹雪「ありがとうございます! 魅門っちはいい人ですねぇ! えっと、実はですねぇ…」

486名無しさんも私だ:2010/01/17(日) 02:51:15 ID:sQmnP1zA0

吹雪「…というわけで、吹雪はこの子達を安置できる場所を探してここまで来たんですよぉ」
魅門「追いやられる者の気持ち、わからぬでもない…」
吹雪「え? 魅門っちにもそんな経験が?」
魅門「うむ、わらわらも昔日より人々に疎まれておった…」
吹雪「うんうん! 趣味がわからない人って、すぐにマニアだとか言って嫌うよね!」
魅門「わらわは…この地に追いやられ、そして封印された…」
吹雪「封印された…? コスプレを禁止されちゃったんですか!?」
「それはヒドイです!!」
魅門「わらわは抜け出そうと足掻いた、それすらも8つの『重り』により封ぜられた」
吹雪「コスプレを禁止された上に、外出も禁止されちゃったんですか!? しかも八人も『お守り』を付けられて!」
魅門「わらわは、ただ毎日、『言いつけ』を守る事だけを強要された。いつか望みが叶う事だけを信じて…」
吹雪「子供の趣味を取り上げて、自分の言う事だけを聞かせようとするなんて!」
「なんてヒドイ親なんでしょう! 信じられません!」
魅門「しかし、最近封印が弱まった…」
吹雪「あ、そうなんですか? それはラッキーでしたね!」
魅門「それでも『重り』のある所しか 自由に移動する事ができなんだが…」
「先ほど全ての『重り』が取り除かれ、ようやく幾ばくかの自由を手に入れる事ができたのじゃ」
吹雪「だったら、これからはバンバンやりたい放題ですね!」
「ヒャッホウ!!」
魅門「吹雪とやら…。そなたの望みはなんじゃ…?」
吹雪「え!? 吹雪の望みですか?」
「吹雪の望みは…みんなも武器が好きになって、この気持ちをわかってくれる事かなぁ」
魅門「なるほど…。吹雪とやら、その望み、わらわと叶えてみぬか?」
吹雪「え!? 魅門っち、吹雪の望みを叶える手伝いしてくれるんですか?」
魅門「うむ…。そなたの望みはわらわの望みでもある…」
吹雪「魅門っちぃいいい〜!」
「なんていい人なの、魅門っち! さっき会ったばかりなのにぃ!」
魅門「なに、気にするでない。わらわの真の望みも、あと5つで叶うでな」
吹雪「そうなんだー! じゃあ、魅門っちの望みを叶える手伝い 吹雪もするよ!」
魅門「まずは、そなたの望みじゃ…。人々を集めよ…」
吹雪「了解! じゃあ、準備ができたら呼びに来るね!」
>走り去る吹雪
魅門「ふふ…わらわの望みまで、あと5つ…」

487名無しさんも私だ:2010/01/17(日) 02:51:49 ID:sQmnP1zA0

・裏山入口
葵「まずは、情報を整理してみる必要があるわね」
遼駕「ああ、そうだな」
京香「この学園には、8つの『祠』があった。そして、その中には『勾玉』が安置されていた」
咲弥「でも、祠のない所もありましたよ?」
葵「それはきっと、この学園が作られる前に朽ちたか、壊れてしまったのね」
「学園が建てられた時にあった祠は そのままにしてあるか、屋上などに移設されてるもの」
咲弥「なるほど。それで屋上にも祠があるんですね」
てすら「「祠の有った場所には何か意味があるのでしょうか?」
葵「そこが『おまじないスポット』として噂になってた事からも、魅門の力の及ぶ場所と見ていいわね」
菜波「でも、今まではおまじない程度だったのに なんで急に災いが起こり始めたんでしょうか?」
葵「それは この二人が体育館裏の祠を壊してしまったからでしょう」
遼駕「うっ…」
番長「なんじゃなんじゃ! あれは、不可抗力じゃ!」
「スパロボバトルは学園で認められておる!」
葵「スパロボバトルはね」
咲弥「それじゃあ、やっぱりあの時の光は魅門さんの復活の証だったって事?」
葵「私はその光は見ていないけれど、恐らくそうでしょうね」
「勇者の柱…」
「グラウンドの彫刻、校門の像、この3箇所には既に祠はなかった」
「なのに、今まで魅門は復活していなかった」
「それなのに、体育館裏の祠が壊された途端、おかしな事件が起こるようになった…」
京香「8つの祠のうち、半分が壊れたから魅門が復活したって事じゃない?」
菜波「でも、復活したって割に あまり、あちこちで災いを起こしてる感じはしませんね」
葵「そこが謎の1つね」
「今のところ、私達が起こした事件はいずれも祠のあった場所でお願いをしたせいで発生している…」
遼駕「美倉が屋上」
「東雲先輩が中庭」
「会長も中庭か」
「そして菜波ちゃんがここ…」
咲弥「え!? 会長さんもお願い事をしてたの?」
てすら「初めて聞きました…」
葵「その話はいずれ…」
京香「葵! ここまで来て、それはないんじゃないの?」
「今は1つでも多くの手がかりが必要なのよ!」
葵「でも…」
京香「あ・お・い〜!?」
「あなた、またアザを増やしたいらしいわね!」
葵「ちょ、ちょっと…」
「…いいわ! ここにいるメンバーには本当の事を教えてあげましょう!」

488名無しさんも私だ:2010/01/17(日) 02:52:23 ID:sQmnP1zA0

葵「ってわけよ?」
咲弥「か、会長さんが世界征服…!」
菜波「ひど過ぎます! なんという悪逆、背信、腹黒…!」
てすら「UFOなんて可愛いもんです」
番長「しかも、やり方が気にくわん! 貴様も漢なら、正々堂々と勝負せんかっ!」
葵「私は男の子じゃないし、それに、男女は関係ないでしょう?」
「みんないいかしら?」
「これはあくまで事件解決のために明かしたんだから、誰かに言ったりしたら…」
咲弥「ひっ!」
遼駕「こ、懲りてねえ! この人、全然懲りてねえよっ!」
京香「大丈夫よ、みんな。葵が何かして来たら、すぐ私に言ってちょうだい!」
咲弥「し、東雲先輩、頼りにしてます…」
葵「くっ!」
菜波「でも、今の話からすると…」
「佐伯先輩が持っている勾玉には何らかの力がありそうですね」
葵「そうね」
「もともと祠に奉られてたわけだし、精神操作に耐えた事から考えて、魅門の封印に使われてた物でしょうね」
咲弥「そんな凄い力が…」
てすら「神秘的です」
京香「でも、封印に使われてたのなら、祠から持って来ちゃって良かったのかしら?」
葵「確かに」
「でも、古文書によれば、もう一度魅門を封印するためには 勾玉を集める必要があるみたいだし…」
「勾玉には、魅門の妖力から身を守る力だけでなく、妖力を打ち破る力があるのかもしれないわね」
菜波「あ、もしかしたら、佐伯先輩がみんなを正気に戻せたのも、その勾玉のおかげでしょうか?」
葵「恐らくその通りね」
番長「そうじゃったのか! 何故、スパロボバトルで菜波が正気に戻ったのかと思っとったが、そういう事か!」
遼駕「へぇ! こいつにそんな力がねぇ…」
「だったら、みんなで1個ずつ持ってた方がいいんじゃねえか?」
葵「古文書が正しければ、最終的に1つに集める必要はありそうだけど…」
「今は身を守るためにも、みんな、それぞれ持っていた方がいいかもね」
遼駕「だろ?」
葵「それじゃあ、みんなに1つずつ配る事にしましょう」
「余った分は私が預かっておくわね」
京香「葵じゃ心配だから、佐伯君お願いね」
葵「…………」
遼駕「あ、ああ…。了解」
「悪ぃな、会長…」
葵「…別に」
咲弥「これで色々わかったけど、これからどうしたらいいのかな?」
てすら「古文書には勾玉を集めろと書いてありましたが…」
番長「集めただけじゃ何も起きはせんかったしのう…」
京香「古文書の続きは腐食していて読めないし…」
葵「これが2つ目の謎ね」
全員「う〜ん…」
菜波「こんな時は現場百回ですよ、皆さん! 何事も一から操作し直せば、きっと何か手がかりが見つかりますよ」
「あたしは今までそうやって お兄ちゃんを探して来ました!」
京香「あなたが言うと、なんか説得力があるわね」
葵「いいわ。ここは持田さんの案に乗りましょう!」
「ここで顔を突き合わせていてもしょうがないし」
遼駕「だな」
「もしかしたら別の古文書が見つかるかもしんねえし、もう一度、祠とその周辺を調査だ!」%0

489名無しさんも私だ:2010/01/17(日) 02:53:27 ID:sQmnP1zA0
また何か文字化けた

遼駕「だな」
「もしかしたら別の古文書が見つかるかもしんねえし、もう一度、祠とその周辺を調査だ!」
全員「了解!」
遼駕「持ち場はさっきの通りでいいよな?」
「あ、でも、ここと中庭と体育館も調べる必要があるか…」
菜波「ここはあたしが調べます」
番長「ではワシは体育館裏を…」
葵「体育館裏の祠からは古文書が見つかっているし…」
「もともと祠は壊れてなかったんだから、周辺に何かある可能性は低いでしょうね」
「…な、なら、中庭の祠を調べれば良いのじゃろうが!」
葵「そうしてくれるかしら?」
「体育館裏は後回しにする事にして、今度はそこを集合場所にしましょう」
遼駕「よし! それじゃ、みんなヨロシク頼むぜ! 終わったら体育館裏に集合だ!」
全員「了解!」


遼駕「さて、俺達も、もう一回、調べに行くか」
咲弥「うん!」
「グラウンドまで一緒に行こう? 遼ちゃん」
遼駕「ああ」

490名無しさんも私だ:2010/01/17(日) 02:53:59 ID:sQmnP1zA0

・グラウンド
遼駕「それじゃあ、咲弥は彫刻付近の調査を頼む!」
咲弥「う、うん…」
遼駕「なんだよ、さっきから話しかけてもうわの空でさ。…何か心配事か?」
咲弥「うん…。ちょっと古文書の事を考えてたの…」
遼駕「古文書? 古文書がどうかしたのか?」
咲弥「うん。古文書には『ひとつに結はれたる八つ、其の力亦集めければ』って、書いてあったでしょう?」
遼駕「そうだっけ? 自慢じゃねえが、まったく覚えてねえな!」
咲弥「んっもう!」
「遼ちゃんったらっ1 ほんと自慢にならないよ、そんな事!」
遼駕「ははは。で、それがどうかしたのか?」
咲弥「うん。会長さんや東雲先輩は、それを『8つが結ばれて1つの力になる』って解釈してたんだけど…」
遼駕「そうだな。その8つってのが、勾玉の事だと思ったから、こうやって集めたわけだし…」
咲弥「でも、何も起こらなかったでしょう?」
遼駕「ああ、残念ながらな」
咲弥「最終的に魅門さんを封印するには全ての勾玉が必要になるみたいだけど」
「じゃあ、なんで8箇所に分けて 祠に安置してあったのかな? って…」
遼駕「そりゃ、魅門を封印するため、魅門の力を抑えるためだろ?」
咲弥「でも、魅門さんは、一人だけでしょう? なんで8箇所も封印する必要があるの?」
遼駕「そ、それは…」
「ん〜、さっぱりわからん!」
咲弥「さっきの古文書の文章ね」
「読み方によっては、『8つの力が、もう1つの力に結ばれてる』とも読めるんじゃないかな?って…」
遼駕「なんだそりゃ? それって、どういう意味だ?」
咲弥「ん〜、つまり…8つの力っていうのが勾玉の事だったとして…」
「その力は、どこかもう1つの別の力に繋がってる…とも取れるんじゃないかな?」
遼駕「それって、本命の9箇所目の封印がどこかにあるかもしれねえって事か?」
咲弥「う、うん…。そういう風な解釈もできるのかな〜って…」
遼駕「そ、それじゃ、力を抑えていた勾玉を取り除いたら…」
咲弥「魅門さんがパワーアップしちゃうかも…」
遼駕「バ、バカ! なんでそんな重要な事、さっきみんながいる時に言わなかったんだよ!」
咲弥「だ、だって、確証がなかったし…」
「会長さんや菜波ちゃんみたいに頭の回転が速い人に任せた方がいいと思って…」
遼駕「だぁああっ! 今は1つでも手がかりが欲しいって言ったろ!」
「自分に自信がねえんだったら、なおさらみんなで考えた方がいいだろが!」
咲弥「そ、そんな言い方しなくたっていいじゃない!」
「私だって遼ちゃんのために色々と考えて…」

校内放送『ぴんぽんぱんぽ〜ん! 突然ですが、全校生徒の皆さんに緊急連絡で〜す!』

遼駕「な、なんだ?」
咲弥「…………」

校内放送『全校生徒の皆さんはぁ、直ちに体育館に集合してくださ〜い!』
『繰り返しまぁ〜す…』

遼駕「体育館に集合だぁ? 特別訓練でもあるのか…?」
「おい咲弥、何か聞いてるか?」
咲弥「し、知らない…」

校内放送『みんな、ズバッと体育館に集合だよ〜!』
『今からこの吹雪ちゃんが楽しい楽しい武器講座を始めちゃうぞぉ☆』

遼駕「って、吹雪かよ!」
「だったら、行く必要ねえな。今は魅門の方が重要だ!」
咲弥「…そうね」
遼駕「つか、こんなん誰も行かねえだろ。四条教官に怒られて終わりだ」
咲弥「…そうかもね」
陸上部員「体育館に行かないと…」
野球部員「武器講座を聞かないと…」
遼駕「お、おい! お前ら、吹雪の遊びなんかに付き合う必要ねえんだぞ!」
野球部員「体育館に行かないと…」
遼駕「こいつは、どうなってやがんだ!?」
咲弥「遼ちゃん、みんな、なんか様子が変だよ…」
遼駕「ああ、こいつは…ひょっとするとひょっとするかもな…」
咲弥「ええっ! 魅門さんの仕業だって言うの? でも、体育館の中には祠はないはずよ…」
遼駕「お前の説が当たってたって事じゃねえのか?」
「パワーアップした魅門は、もう祠の場所とか関係ねえのかもしれねえ!」
咲弥「そ、そんな…!」
遼駕「話は後だ! とりあえず、体育館に急ぐぞ!」
咲弥「う、うん!」

491名無しさんも私だ:2010/01/17(日) 02:54:30 ID:sQmnP1zA0

・体育館

吹雪「いいですかぁ、皆さん!」
「これはGTリボルバーと言ってですねぇ…」
「特殊金属KTW弾を発射できるだけでなく、トンファーモードで格闘戦もできるスグレモノなんですよぉ!」
生徒達「おおっ!」
吹雪「KTW弾っていうのはアーマーピアシング弾の一種でぇ…」
>遼駕と咲弥乱入
遼駕「おい、吹雪! お前、みんなを集めて何やってやがる!」
吹雪「これは、これは 吹雪を流浪の民にしようとした佐伯君じゃないですか…」
咲弥「流浪の民って…」
吹雪「佐伯君も吹雪ちゃんの武器講座を聞きに来てくれたんですねぇ」
「いいですよ〜。来る者は拒まずです。武器の素晴らしさに目覚めたのなら、たとえ過去に確執があろうとも…」
遼駕「そんな事はどうだっていいんだよ!」
「ここで何を始める気だって聞いてんだ! 相変わらず人の話を聞かねえ奴だな…」
吹雪「相変わらず小うるさい奴ですねぇ!」
「吹雪は…吹雪の望みを叶えるため、みんなに武器の良さを説いているのです」
咲弥「望み…」
遼駕「望みだぁ〜?」
「これがお前の望みだって言うのかよ!」
吹雪「そうですよぉ?」
「みんなに武器の事を もっとよく知ってもらって、好きになってもらうのが吹雪の望みです!」
「そのために魅門っちに協力してもらって、こうして人を集めて初級講座をですねぇ…」
>吹雪の背後に一瞬、魅門が見える
咲弥「い、今、吹雪ちゃんの隣に誰かいたよっ!」
遼駕「おい、吹雪っ! 今、なんて言った!?」
吹雪「えっと…『人を集めて初級講座をですねぇ…』」
遼駕「その前だ、その前!」
吹雪「じゃあ…『小うるさい奴ですねぇ!』」
遼駕「戻り過ぎだ! 今、誰に協力してもらったって言ったんだ!?」
吹雪「え? 魅門っちですよ。魅門っちが何か?」
遼駕「お前…機能俺達が開かずの間で説明しただろうが! 魅門って名前の妖怪が復活したって!」
吹雪「へ…?」
「ああっ! 魅門っちの名前、どっかで聞いた事あると思ったら…」
遼駕「お前! そんな危険な奴と取り引きしたってのか!?」
吹雪「へ? いやいや、魅門っちは違いますよぉ。ただのコスプレ好きのお姉さんですから!」
遼駕「な、なんだとっ!?」
咲弥「ふ、吹雪ちゃん! その魅門さんの姿を見たの!?」
吹雪「ええ、旧校舎で会ってお話しましたよ?」
「吹雪の悩みを打ち明けたら、望みを叶える手伝いをしてくれるって…」
遼駕「お、おい! そいつは今、どこにいるんだっ!」
吹雪「へ? 吹雪の後ろに…」
「って、いない…あれ?」
咲弥「遼ちゃん! さっき吹雪ちゃんの隣に女の人が見えた!」
遼駕「な、なんだって!?」
吹雪「さっきまで、そこにいたのに…」
>魅門出現。吹雪に重なる
吹雪「って、…うっ!? うう…!」
「うるさいですよ、佐伯君! これ以上吹雪の邪魔をするなら…!」
遼駕「!?」
咲弥「い、今、急に話し方変わったよね!?」
遼駕「あ、ああ…。こいつは…」
吹雪「これ以上、吹雪の望みを叶える邪魔をするなら容赦はしません!」
咲弥「取りつかれた!?」
吹雪「さぁ、お集まりの生徒のみなさ〜ん! そこにいる二人も仲間にしちゃいましょう!」
男子生徒「武器はいいぞ〜」
女子生徒「あなた達も武器マニアになりましょう…」
遼駕「くっ!」
「咲弥! そっちは任せたぞ!」
咲弥「う、うん!」
遼駕「俺は目の前のこいつを倒して、吹雪を…」
咲弥「うん! 私の事は心配しないで、吹雪ちゃんを元に戻してあげて!」
遼駕「おう!」
※男子生徒とバトル

492名無しさんも私だ:2010/01/17(日) 02:55:01 ID:sQmnP1zA0

●敗北
遼駕「はっ! ま、負けたのか、俺!?」
「こんな事をしてる場合じゃねえっての! 咲弥が危ねえ!」

●再戦
咲弥「あ、遼ちゃん! 大丈夫?」
遼駕「ああ、すまねえ! そっちは大丈夫か?」
咲弥「うん、なんとか…。で、でも、もう…限界…」
遼駕「すぐになんとかするから、待ってろ!」

●勝利
>壇上の吹雪のところまで移動
遼駕「さぁ、追い詰めたぜ!」
吹雪「吹雪の望みを叶える邪魔はさせません!」
遼駕「本当に望みを叶えてえなら、人の手を借りずに叶えろってんだ!」
吹雪「吹雪と愛するこの子達を楽園から追い出した佐伯君が言えた義理じゃありませんね!」
遼駕「くっ! ならば勝負だ、吹雪!」
吹雪「佐伯君にも教えてあげます! この子達の素晴らしさを!」

●敗北
遼駕「はっ! ま、負けたのか、俺!?」
「吹雪の奴、何かやらかすと思ってたが、まさか魅門と友達になるとは!」
「とにかく、吹雪を大人しくさせて話を聞かないと!」

●再戦
咲弥「あ、遼ちゃん! 大丈夫?」
遼駕「ああ、すまねえ! そっちは大丈夫か?」
咲弥「うん、なんとか…。で、でも、もう…限界…」
遼駕「すぐになんとかするから、待ってろ!」

●勝利
遼駕「よっしゃあ!」
咲弥「やったね、遼ちゃん!」
吹雪「う、うう…」
咲弥「吹雪ちゃんは大丈夫!?」
遼駕「ああ、大丈夫みたいだ」
男子生徒「お、俺…こんな所で何やってんだ?」
女子生徒「私、体育館で何やってたのかしら?」
応援団員「武器って格好いいのな! なんかちょっと好きになったよ…」
女子生徒「武器の事、もっと調べてみようかしら…」

493名無しさんも私だ:2010/01/17(日) 02:55:58 ID:sQmnP1zA0

・体育館

葵「さっきの放送が気になって来てみたら…」
京香「こんな事になっていたとはね」
吹雪「う、う〜ん…」
菜波「あ、気がついたみたいですよ」
「吹雪ちゃん、大丈夫ですか?」
吹雪「あれ? なっちゃんじゃないですか。ここは一年A組ですか?」
遼駕「なに寝ぼけてやがる! ここは体育館だ!」
「何があったか忘れたわけじゃあるまい?」
吹雪「むっ! そのムカつく喋り方は佐伯君!」
「はっ! 魅門っちは? 魅門っちはどうしました?」
京香「魅門っちですってーっ!?」
番長「これは一体どういう事じゃ!?」
咲弥「吹雪ちゃんは魅門さんの姿を見たらしいの。おまけにお話して友達になったって…」
てすら「声だけでなく、お姿もご覧になったのですか?」
葵「これはまた新たな展開ね」
吹雪「そうです! 吹雪は旧校舎で魅門っちに会って、お話して仲良くなったんです!」
「魅門っちは、ただのコスプレ好きな女の人で、みんなが言うような悪い妖怪じゃありませんよぉ!」
遼駕「わかった、わかった。とりあえず、何があったか話せ!」
吹雪「むぅ…。佐伯君に命令されるというのがシャクですね…」
菜波「吹雪ちゃん、あたしからもお願い! 何があったか話して!」
吹雪「まぁ、他ならぬなっちゃんの頼みならば…」
「実はぁ…」
>説明タイム
吹雪「…で、吹雪の望みを叶える手伝いをしてくれると言うので、手伝ってもらったわけなのですよ」
葵「どうやら、魅門に間違いなさそうね」
遼駕「ああ、さっきも急に吹雪の様子がおかしくなったしな。あの瞬間に取りつかれたに違えねえ」
京香「それにしても…『重り』が取り除かれたから これからは自由に動けるって…」
てすら「お姿も見られるようになったようです。大きな耳に、たくさんの尻尾…」
菜波「『重り』…つまり、勾玉によって、今までは動きや力が制限されていたんですね、きっと…」
番長「それなら、勾玉は元の場所に戻した方が良いのではないか?」
咲弥「…………」
葵「それは単なる結果論ね」
「現に古文書には封印には8つの力が必要だって書いてあるわけだし」
遼駕「ああ、それなんだけど、咲弥が別の読み方もできるんじゃないかって…」
咲弥「……!!」
葵「そうなの?」
「良かったら話してくれるかしら? 瀬戸さん」
咲弥「で、でも…」
遼駕「またかよ…。お前がそうやってグジグジしてなかったら、吹雪の件は防げたかもしれねえんだぞ!」
咲弥「えっ!!」
京香「ちょっと! 佐伯君、それは言いすぎじゃない!? 勾玉集めはみんなで決めた事でしょ!」
菜波「そうです!」
「それに吹雪ちゃんの話では、吹雪ちゃんが魅門さんに会ったのは」
「あたし達が今後の対策を話している時です!」
遼駕「だから、その時に咲弥が話してれば、すぐに勾玉を祠に戻して防げたかもしんねえって話しだろ」
「なんせ咲弥は、勾玉を取り除いたら、魅門がパワーアップするかもしれねえって考えてたんだからな」
てすら「そうなんですか!?」
葵「興味あるわね。瀬戸さん、お願い。話してくれるかしら?」
咲弥「え? は、はい…」
>説明タイム
葵「なるほどね」
「勾玉は魅門そのものを封印していたのではなく、溢れ出る力を抑えていたと…」
京香「でも封印していた事には変わりないんでしょう?」
菜波「でも、今の話の通りだとしたら、本体は別にあるのですから…」
葵「一度解き放たれた力を弱めるには、魅門の本体をどうにかするしかないわね」
「恐らくその時に、全ての勾玉を使うんだわ」
てすら「つまりは、今すぐに勾玉を戻しても意味はないという事でしょうか?」
番長「そういう事じゃろうな」
葵「いずれにしろ、自分で考えようともしなかった佐伯君に 瀬戸さんを責める資格はないわね」
遼駕「なっ! お、俺が悪いってのかよ!?」
葵「そうは言ってないわ」
「ただ、真実が誰にもわからない以上、結果だけを見て誰かを責める事はできないってだけよ」
「一方的に瀬戸さんを責める権利は、佐伯君にも誰にもないわ」
「とにかく瀬戸さんに謝りなさい」
遼駕「くっ…」
吹雪「そうですそうですぅ! とにかく全部佐伯君が悪いんです!」
「何の話か、吹雪にはよくわかりませんけど…」
菜波「ふ、吹雪ちゃんたら、今まで大人しいと思ってたら…」
京香「後で説明してあげるから、今は大人しくしてて」
「話がややこしくなるから…」
遼駕「お、俺は…」

494名無しさんも私だ:2010/01/17(日) 02:56:35 ID:sQmnP1zA0
四条「くおらぁああああ、貴様らぁああっ!!」
遼駕「なっ!?」
番長「おおっ! あれは麗しの小夜教官!」
四条「貴様らっ! こんな所で何をやっておるか!」
菜波「な、何って、その…あの…」
四条「天使っ! さっきの放送はなんだ!?」
吹雪「えっ! あっ、は、はい、教官殿! えっと、あの…そのですねぇ…」
四条「ハッキリ言わんか! ハッキリとっ!!」
吹雪「は、はい! ふ、ふ、吹雪は… み、みんなに、その… ぶ、武器の…良さを…」
四条「ハッキリ言えと、言わなかったか!?」
吹雪「は、はい! す、すみませんです!」
四条「望月っ! お前までこんな所で何をしておる!?」
葵「はい、教官。これは魅門事件の調査の一環です」
四条「魅門だとっ!?」
「佐伯! 貴様一人じゃ何もできんのかっ! こんなに人数を集めおって!」
遼駕「いや、みんな事件の当事者っつうか…」
「って、なんでそんなに怒ってんだよ! 別に何も迷惑かけてねえだろっ!?」
四条「佐伯〜〜っ! 貴様このあたしに口答えしようって言うのか?」
遼駕「いや、そうじゃねえけど…」
咲弥(こ、怖い〜)
てすら(怖いです〜〜)
番長「さ、小夜教官、落ち着いてくだされ…」
四条「誰が小夜教官だっ!」
>殴打
番長「うおっ! いつにも増して強力な一撃!」
四条「どいつもこいつも! ちゃんと状況がわかるように説明せんか!」
京香「四条教官。まずは教官が落ち着いて下さい。説明しようにもこれでは…」
四条「落ち着けだと? あたしはいつも通りだ!」
遼駕「とてもいつも通りにゃ見えねえぜ?」
「どうしたんだよ? さっきはお見合いだとか言って浮かれてたじゃねえか!」
四条「!!!」
全員(それだ!)
四条「ほ〜う、佐伯。貴様、このあたしの見合い話を知っていたのか」
遼駕「ああ、さっき番長に聞いたぜ?」
「もうお見合いは終わったのかよ? で、結果はどうなったんだ?」
京香(バ、バカ、やめなさい!)
四条「佐伯…。あたしの見合い結果が気になるか?」
遼駕「あ、ああ…。そりゃ、どんな奴が相手なのかとか…」
四条「そうか、佐伯…。そうかそうか…」
「そんなに、あたしのフラれ話が聞きたいかぁあああああっ!?」
遼駕「なっ!? フラれたのかよ、教官!」
京香「そんなの一目瞭然でしょう! なんでわからないのよ!」
遼駕「それで怒ってたのか!」
吹雪「どこまで鈍いんですか、佐伯君は!」
菜波「火に油を注いじゃいましたね…」
咲弥「遼ちゃん…」
てすら「こ、怖いです…」
葵「こ、ここは一度逃げて、後で集まった方がいいみたいね」
番長「逃げる言うても、こんな小夜教官を放ってもおけんぞ…」
四条「どいつもこいつも…誰のせいでフラれたと…」
「あたしだって今年で28…。30前に普通に結婚したいんだ…」
「あたしだって運命の人に出会いたいんだよ!」
???「それが…そなたの望みか?」
吹雪「こ、この声!? 魅門っち!」
遼駕「な、なんだとっ!? まだここにいやがったのか!!」
「だ、駄目だ教官! 願い事を言っちゃ…」
四条「ああ、会えるものならお願いしたいね…」
魅門「あいわかった…」
>四条の前に出現
吹雪「魅門っち!」
葵「あれが魅門…」
てすら「ほんとに尻尾がいっぱい…」
>四条にとりつく
咲弥「きゃあっ!」
番長「さ、小夜教官っ!!」
京香「と、取りつかれた!?」
菜波「だ、大丈夫なんでしょうか!?」

495名無しさんも私だ:2010/01/17(日) 02:57:07 ID:sQmnP1zA0
遼駕「お、おい! 教官! 教官!」
四条「なんだ、佐伯。騒々しい…」
遼駕「きょ、教官?」
四条「ああ、あたしは大丈夫だ。なんともない」
菜波「なんともないって…」
京香「本当に大丈夫なのかしら?」
葵「魅門らしき影が重なったのよ。なんともないはずないわ」
咲弥「それじゃ、やっぱり…」
四条「天使!」
吹雪「は、はい!」
四条「もう余計な事をして、あたしを怒らすんじゃないぞ?」
吹雪「ハッ! こ、心得ましたであります!」
四条「それじゃ佐伯。魅門の件は任せたぞ」
遼駕「あ、ああ…」
四条「あたしは用を思い出した。これで失礼する!」
>走り去る
番長「あっ! 教官殿!」
てすら「行っちゃいました…」
吹雪「ふう…殺されるかと思いました…」
京香「何だったのかしら…? 教官は? 魅門はどうなったの?」
葵「さぁ?」
「でも、あの態度、明らかに様子がおかしかったけれど…」
咲弥「四条教官、笑ってた…」
葵「え!?」
咲弥「去り際に…四条教官、今まで見た事ないような顔で、ニヤ〜って笑ってた!」
京香「なんですって!?」
遼駕「それって、やっぱり!」
葵「あまりの態度のギャップに気勢を削がれたわ」
「やっぱり取りつかれているのよ」
番長「なんじゃとっ!?」
「で、では、小夜教官は!」
菜波「ど、どこかに『運命の人』を探しに行ったんですよ!」
京香「止めないと!」
遼駕「みんな、手分けして四条教官を探すんだ!」
全員「了解!」
>一斉に移動
遼駕「おい、吹雪!」
吹雪「何ですか、佐伯君!」
遼駕「お守りだ、持っとけ!」
吹雪「何ですか、これ…勾玉?」
遼駕「後で説明してやるから、失くすなよ!」
吹雪「わ、わかりましたよ!」

>一人に
遼駕「くそっ! 四条教官、どこに行った!?」

496名無しさんも私だ:2010/01/17(日) 02:57:49 ID:sQmnP1zA0


・校門

四条「あなたのご出身はどちら?」
青年「だ、だから、先ほど申し上げたじゃないですか…」
四条「あら、そうでしたわね。あたくしとした事が…おほほほ」
青年「それに、あなたとのお見合いはお断りしたはずです。今さら何なんですか?」
四条「まぁまぁ、そう仰らずに…。おほほほ」
青年「もう勘弁して下さい! ボクにはあなたを妻にするのは無理ですっ!」
>校門の外へ逃げる
四条「チッ…逃げられたか」
>外から人が来る
四条「あら、あなた。どこかでお会いした事がなかったかしら?」
イケメン「えっ? いえ、あの〜。…失礼ですが、どちら様ですか?」
四条「や〜だぁ! あたしったら、恥ずかしい!」
「これも何かの縁ですわ。おわびにこれから食事でもいかが?」
イケメン「ちょっ、ちょっと! 引っ張らないで下さい!」
遼駕「教官!? 四条教官!」
四条「ん? なんだ、佐伯じゃないか。何か用か?」
遼駕「何やってんだよ、教官!」
四条「なんだと!? 先に質問したのは、このあたしだぞ!」
「…が、まぁいい」
「あたしは運命の人を見つけるべく、こうして殿方にお声をだな…」
遼駕「って! それ、ただの逆ナンじゃねえか!」
「つか、似合わねえからやめろよな! そういうキャラじゃねえだろ!」
四条「佐伯…。貴様、よほど命が惜しくないらしいな。何度もこのあたしに楯突きおって…」
「このあたしの運命の人探しを邪魔するとは、いい度胸だ!」
遼駕「けどよ、探すにしたって もっと他にいい方法があるだろうが!」
「だいたい、その人震えてるじゃねえか!」
四条「そ、そんな事ありませんわよねぇ? おほほほほ…」
イケメン「あ、いや…。ほ、ほら…せ、生徒さんが呼んでますよ?」
「わ、私は、これで失礼しまぁっす!」
>校門の外へ逃げる
四条「…………」
「……さん…」
遼駕「え?」
四条「ゆる…さん…!」
遼駕「!?」
四条「何度もこのあたしに楯突いた上に、運命の人探しまでも邪魔をするとは!」
「だいたい、お見合いにしたって貴様らが迷惑ばかりかけるから失敗したんだ!」
遼駕「ちょっ! それって、ただの八つ当たり…」
四条「八つ当たり? 本当にそう思っているのか?」
遼駕「違うって言うのかよ」
四条「バカものっ!! お見合いは学園長室で行われていたのだ!」
遼駕「マジ!? あっ! もしかして、あの学園長室を探してたおっさんが…」
四条「なのに…貴様らと来たらあちこちでバトル始めるわ」
「痴女騒ぎは起こすわ… まったく次から次へと!」
「おかげで何度も中断され、イライラして集中できず…それで上手く行くと思ったか!」
「相手はあたし好みのイケメン…しかも軍のエリートで金持ち! 玉の輿だったんだぞ!」
遼駕「いや…そりゃ、こんな学園でお見合いしようなんてセッティングした奴が悪いんじゃ…」
四条「うるさいっ! 貴様にわかるかっ? 三十路前の乙女心が!? 結婚に焦る独身女性の気持ちが!?」
遼駕「乙女心って…」
四条「わからんよな! 恋の痛みも知らぬ、しょんべん臭いガキに このあたしの気持ちがわかってたまるか!」
遼駕「どっかで聞いたような台詞…」
四条「佐伯! 貴様…相変わらず人の話を聞いておらんようだな!」
遼駕「あ、いや…」
四条「言ったはずだ! あまりなめた態度ばかり取っていると、貴様の〇〇を〇〇〇〇ってやるとっ!」
遼駕「ちょっ! それ、結婚前の乙女が言う台詞じゃねえっ!」
四条「問答無用! 佐伯! BASEを構えろ! あたしの教育を骨の髄まで叩き込んでくれる!」
遼駕「完全に八つ当たり臭いが…」
「スパロボバトルできるなら望むところだ! 相手になるぜ!」
四条「言ったな、佐伯! これで負けたら貴様は一生あたしの下僕だ! 覚悟せい!」

497名無しさんも私だ:2010/01/17(日) 02:58:19 ID:sQmnP1zA0

●敗北
遼駕「はっ! お、俺は一体何を…?」
「いかん! 早いとこ、四条教官を止めねえと! 何やらかすか、わかったもんじゃねえぞ!」

●再戦
>逆ナン中
遼駕「きょ、教官!」
>男性、走って逃げる
四条「戻って来たか、佐伯。…いや、下僕その1!」
遼駕「下僕って…」
「いや、それよりもうやめろよ、逆ナンなんて!」
四条「ちっ! 何度も何度も邪魔しおってからに…。そのまま寝ていれば良いものを!」
遼駕「そうは行くか! 教官が変な事する前に止めてみせる!」
四条「ならば、もう一度かかって来るがいい! 下僕が主人に逆らったらどうなるか、何度でも思い知らせてくれる!」
遼駕「ああ! 絶対、教官も元に戻してみせるぜ!」
「ついでに その下僕発言も取り消してもらう!」

●勝利
四条「くっ!」
>フラフラと道路の方へ
遼駕「お、おい! 教官、どこに行くんだよ! そっちは道路だ。危ねえってば!」
>番長と菜波が来る
番長「おい、佐伯! 小夜教官は見つかったか!?」
遼駕「あ、ああ…。今バトルに勝ったところなんだが…」
「フラフラと表の方に…」
菜波「た、大変です! 教官が道路に出てっちゃいましたよ!」
番長「ムッ、いかん!」
遼駕「ヤバイっ! エアカーが教官に!」
菜波「きゃあああああっ!!」
>飛び出す番長
番長「バ、バカ、番長! やめろ!」
菜波「いやぁあああ、お兄ちゃ〜んっ!!」
>ブレーキ音、衝突音?
遼駕「お、おい。大丈夫なのか!?」
番長「ふん! この轟剛太郎…」
「エアカーごときに激突されたからと言って どうにかなるほど柔にはできておらぬわ!」
遼駕「マ、マジか…」
菜波「バカバカっ! お兄ちゃんのバカっ!!」
番長「心配するでない、妹よ」
「ワシは、こういう時のために…お前や愛する人を守る時のために…体を鍛え、番長になったのだからな!」
菜波「お、お兄ちゃん…」
遼駕「番長! お前、ただのバカじゃなかったんだな!」
「俺、お前の事見直したぜ! お前こそ漢の中の漢、真の漢だぜ!」
番長「ようやくわかったか、このアホめが!」
四条(アホはお前だ、轟…)
>他メンバー合流
京香「ちょっと! 凄い音したけど、大丈夫なの!?」

498名無しさんも私だ:2010/01/17(日) 03:01:13 ID:sQmnP1zA0

四条「警官に事情は説明しておいた」
「後は彼らに任せよう…」
「やれやれ、貴様らには世話になったな」
「見合いに失敗したからといって、魅門に取りつかれるとは不覚であった」
菜波「仕方ないと思います。誰だって、フラれたら辛いです」
てすら「私もそう思います…」
吹雪「フラれた原因は無理して猫かぶってたのがバレたとか、そんなとこじゃないかって気も…」
四条「天使! 何か言ったか!?」
吹雪「はっ! 何でもないであります!」
四条「ふん! まぁ良かろう…」
「佐伯、轟、貴様らには特に迷惑をかけたな。すまなかった」
遼駕「いいって、いいって。これも調査の一環って奴ですよ!」
番長「小夜教官のためなら、例え火の中水の中じゃ!」
京香「それで本当にエアカーの前に飛び出すんだから、凄いわよ!」
葵「呆れちゃうわね」
四条「こら望月。人の勇気をバカにするんじゃない!」
遼駕「おおっ! 四条教官が番長をかばったぞ!!」
てすら「これは、もしかして…」
菜波「もしかするという事でしょうか!?」
番長「うぉおおおおっ!! 小夜教官!! ようやくワシの愛に応えてくれる気になり申したか!」
四条「バカものがっ! 調子に乗るんじゃない! 誰が貴様なんかとっ!」
遼駕「なんだ…。いつもと変わらずか…」
四条「そんな事より、佐伯。魅門の調査はどうなっているんだ?」
「こんな被害が出ているようでは問題だぞ」
吹雪「あ、吹雪も、それは聞きたいです。もう何が何やら…」
「このお守りとかも意味わかんないし」
遼駕「ああ、それは…」
葵「それは私から説明します、教官」
>事情説明
葵「…といった状況です」
四条「なるほど、封印の勾玉か…」
吹雪「これには、そんな力があるんですか…」
「それで佐伯君は吹雪に持たせてくれたんですねぇ」
遼駕「まぁな。お前も仲間の一人だし」
吹雪「仲間…」

499名無しさんも私だ:2010/01/17(日) 03:01:46 ID:sQmnP1zA0
四条「しかし、そうなると魅門は既にパワーアップしたと考えて間違いなさそうだな」
葵「そうなりますね。祠のない体育館で四条教官が取りつかれた事を考えると…」
番長「すると問題は、自由に動けるようになった魅門をどうやって捕まえるかじゃな」
遼駕「まったく…。あの時、咲弥がとっとと話してくれてりゃ…」
「…って、あれ? 咲弥は…?」
てすら「そう言えば…いませんね、咲弥ちゃん…」
菜波「まだ四条教官を探してるんでしょうか?」
京香「でも、だいぶ時間も経ってるし、いくら何でも…」
吹雪「あ、来ましたよ」
遼駕「おう、咲弥! 遅かったじゃないか! こっち来いよ? 四条教官は無事だぜ?」
咲弥「…………」
遼駕「咲弥?」
咲弥「……っぱり…」
遼駕「ん?」
咲弥「やっぱり…遼ちゃんは私のせいだと思ってるんだね…」
遼駕「え…? いや、それは…」
葵「そう言えば、佐伯君、まだちゃんと謝っていなかったわね」
「男らしく、今すぐちゃんと謝りなさい?」
番長「そうじゃぞ、佐伯。今度は貴様が漢を見せる番じゃ!」
遼駕「うっ……」
咲弥「いいよ…」
京香「いいって?」
咲弥「いいよ、謝らなくても…」
遼駕「ほ、ほら! 咲弥もああ言ってる事だし、今は魅門の問題を考えようぜ!」
吹雪「何言ってんですか、このバカちんは!」
菜波「そうですよ! こっちも重要な問題です!」
咲弥「魅門さんを捕まえるんだよね。…私、いい方法知ってるよ?」
葵「……!?」
遼駕「本当か!? お前、遅いと思ったら、魅門を捕まえる方法を考えてたのか!」
咲弥「簡単だよ…。フラフラ逃げ回るんなら、ネズミ捕りを仕掛ければいいんだよ…」
てすら「ネズミ捕りと言うと、餌の入ったカゴの事ですか?」
咲弥「そう…。餌をまいて、カゴの中に閉じ込めちゃえばいいんだよ…」
葵「ちょっと! 瀬戸さん、何する気!?」
咲弥「つまり…」
「私がおとりになって…」
遼駕「えっ!?」
四条「やめろ、瀬戸! 何をする気だ!」
咲弥「魅門さんを捕まえればいいんだよ!」
京香「勾玉…?」
葵「やめなさい! そんな事したって無駄なのよっ!」
咲弥「魅門さん、お願い!」
「遼ちゃんと仲直りさせて!」
「もうツライの! イヤなの!」
葵「…………」
魅門「そなたの願い、聞き入れた…」
>魅門出現、咲弥に取り付く
てすら「さ、咲弥ちゃんが…!」
遼駕「…さ、咲弥」
葵「そんな事して何になるの。瀬戸さんも一緒に封印するわけにはいかないでしょう?」
咲弥「いいよ、会長さん。遼ちゃんと仲直りできないなら、私、このまま封印されたって…」
京香「瀬戸さん、そこまで思いつめて…」
番長「わかるぞぉ、瀬戸! 思いが伝わらんというのは本当に辛いもんじゃからな…」
菜波「そんな事言ってる場合じゃありません!」
咲弥「さぁ、遼ちゃん! 私を…魅門さんを捕まえて! そして、そのまま封印して!!」
四条「バカものっ! そんな事できるわけなかろうがっ!」
吹雪「魅門っち! 瀬戸先輩を解放してあげて下さい!」
遼駕「…………」
京香「ちょっと、佐伯君。なにぼーっとしてるのよ! ほら、何か言いなさい!」
咲弥「遼ちゃん…。やっぱり、私の事 嫌いになっちゃったんだね…」
遼駕「…………」
四条「おい、佐伯!」
京香「佐伯君!?」
てすら「佐伯君…」
遼駕「…………」
咲弥「わかった…。ゴメンね、遼ちゃん…」
>走り去る
番長「バカ佐伯!」
菜波「佐伯先輩! 瀬戸先輩、行っちゃいましたよ!」
吹雪「佐伯君! 何やってんですか! 早く追いかけるべきです!」
>走り出す遼駕


・体育館裏
遼駕「くそう! 咲弥の奴、どこ行きやがった!?」

500名無しさんも私だ:2010/01/17(日) 03:02:17 ID:sQmnP1zA0

・旧校舎前
遼駕「咲弥ぁあああ〜っ!!」
咲弥「…………」
「追いかけて来てくれたんだ、遼ちゃん…」
遼駕「咲弥! お、俺…」
咲弥「いいよ、全部言わなくて…。遼ちゃんの言いたい事はわかってるから…」
遼駕「え…?」
咲弥「私の事、嫌いになっちゃったんだよね。封印の事、早く言わなかったから、愛想尽かしちゃったんだよね…」
遼駕「…ち、違うっ!」
咲弥「いいよ、無理しなくても…」
「魅門さんを捕まえたいから、そういう風に言ってるだけでしょ?」
遼駕「違う!」
咲弥「違わないよ。幼馴染だもん、遼ちゃんの事は何でもわかるよ…」
「さぁ…今のうちにみんなと協力して封印を…」
遼駕「勝手な事言うなぁあああっ!!」
咲弥「え…?」
遼駕「幼馴染だ? 何でもわかる…?」
「お前、何にもわかっちゃいねえ! わかってねえよ!」
咲弥「…………」
遼駕「咲弥、俺が本当にお前の事を嫌いになったと思ってるのか?」
「魅門を捕まえたいからって、口からでまかせ言ってると思ってるのか!?」
咲弥「…………」
遼駕「だとしたら、お前は幼馴染失格だ!」
咲弥「えっ!?」
遼駕「お前、俺達がガキの頃、どんだけ一緒にいたと思ってんだよ!」
「一緒に遊んだし、一緒に出かけたりもした」
咲弥「そうだね。…あの頃は良かった」
遼駕「楽しいだけの思い出じゃねえ!」
「思い出してみろ! 俺達、何回ケンカした!?」
咲弥「え…?」
遼駕「こんな事、それこそ何回もあったろうが…」
咲弥「…………」
遼駕「見ろよ、咲弥。この旧校舎、俺達が通っていた小学校に似てると思わねえか?」
咲弥「…………」
遼駕「お前、これ見て何か思い出さねえか?」
咲弥「…………あっ!」
遼駕「そうだ! 俺がお前の大事なぬいぐるみを壊しちまって…」
咲弥「私が怒って家を飛び出して…」
遼駕「夜になっても帰って来ねえから、みんなで探し回って…」
咲弥「私学校に隠れてた。そしたら、遼ちゃんが迎えに来てくれた…」
遼駕「ああ、お前の行きそうな所、必死に考えて、必死に探したさ!」
咲弥「遼ちゃん…」
遼駕「お前、あの時も俺がお前を嫌いになったとか言ってたよな!」
咲弥「あ…」
遼駕「一人で何でもかんでも勝手に深刻に考えやがって! 振り回されるこっちの身にもなれっての!」
咲弥「そ、それを言うんだったら、遼ちゃんだって、もうちょっと言葉を選んでよね!」
「あの時だって…何に使うのかも言わずに、ただ、ぬいぐるみを寄越せって!」
「大事にしてたぬいぐるみだったから 壊されたくなくて…」
遼駕「取り合いになって 結局、壊れちまった…」
咲弥「でも、ぬいぐるみにこのリボンをつけてくれようとしただけだったんだよね…」
遼駕「そう言えば、そのリボン…」
咲弥「そう…あの時のリボン。遼ちゃんからの誕生日プレゼント…」
遼駕「どっかで見た事があると思ったら…。まだ大事にしてたんだ」
咲弥「遼ちゃんからのプレゼントだもん! 大事にしないわけがないよ!」
「……ごめんなさい、遼ちゃん。私、間違ってた…」
遼駕「ああ、俺もひどい言い方をした。別にお前を責めるつもりなんかなかったんだ」
「悪ぃ! この通りだ! 許してくれ!」
咲弥「あははは、その謝り方。昔と同じ…」
遼駕「ははは、そ、そうか?」
「…でも、わかっただろ? 俺達、魅門の力なんか借りなくたって、いつでも仲直りできるんだ!」
咲弥「そうだね、遼ちゃん…」
「私…私、元に戻りたい…」
遼駕「ああ、咲弥! 今、元に戻してやるぜ!」
咲弥「うん! 来て! 遼ちゃん!」

501名無しさんも私だ:2010/01/17(日) 03:02:49 ID:sQmnP1zA0

●敗北
遼駕「って、格好つけてこれか!」
「これじゃ咲弥に合わせる顔がねえぜ!」

●再戦
遼駕「悪ぃ、咲弥。気を抜いちまった!」
咲弥「いいよ。いくら強くなったって言っても、スパロボバトル始めたばかりなんだし…」
遼駕「今度こそ、お前を元に戻してやるぜ!」
咲弥「うん!」

●勝利
咲弥「ああ…」
遼駕「大丈夫か!? ちょっと本気出しちまったか!」
咲弥「ううん…大丈夫」
遼駕「そっか、良かった…」
咲弥「また、遼ちゃんに迎えに来てもらっちゃったね…」
遼駕「ああ、任せとけって! お前がどこに行ったって、必ず迎えに行ってやるから!」
吹雪「よくまぁ…そんな歯の浮くようなセリフが言えますねぇ」
遼駕「なっ! ふ、吹雪!?」
てすら「お邪魔します…」
咲弥「て、てすらちゃん!」
番長「どうやら仲直りできたようじゃのう…」
菜波「これも魅門さんの力なのでしょうか? それとも、お二人のきずなでしょうか?」
葵「どっちでもいいんじゃないかしら?」
遼駕「み、みんな!」
京香「何にせよ、問題解決ね!」
四条「いや、残念ながら何も解決してはおらんな!」
咲弥「解決してないって…どういう意味ですか、教官?」
四条「お前ら二人の問題は解決したかもしれんが、肝心の魅門はどうした?」
遼駕「あっ!」
咲弥「どこか行っちゃいました…」
四条「ネズミ捕り作戦」
「無謀な作戦だったが、魅門の被害を広げないという意味では有効な作戦だったかもしれん…」
咲弥「すみません…。さっきは仲直りする事に必死で、単なる思い付きで行動してしまいました」
四条「しかし、ここに来て、また魅門が行方不明になってしまった。これは由々しき問題だ」
葵「今の魅門は姿を現す事も消す事もできる」
「その上、祠以外の場所にも自由に移動できるんだから厄介よね」
京香「学園から出る事も考えられるし、このまま魅門の災いが広がったら…」
咲弥「でも、魅門さんって、そんなに悪い人なのかな…?」
四条「なんだとっ!? 瀬戸、それはどういう意味だ?」
咲弥「あ、はい」
「私は遼ちゃんとの仲直りをお願いしましたが…」
「他の人みたいに暴走もしませんでしたし、遼ちゃんに助けてもらうまで自分の意志で行動してたと思います…」
遼駕「そうなのか?」
咲弥「うん…」
四条「それがどうして悪い人じゃないって話になるんだ?」
咲弥「魅門さんが本当に悪い事をしようとしてるんだったら、私を暴走させたんじゃないかなって…」
番長「なるほどのう…」
吹雪「だから言ってるじゃないですか! 魅門っちは悪い人じゃないんですって!」
葵「佐伯君の話によると、天使さんの時も、邪魔が入るまでは暴走しなかったみたいだし…」
菜波「でも、どうして瀬戸先輩の時は途中からも暴走しなかったんでしょうか?」
咲弥「取りつかれてる時は まるで暖かく見守られているような感じでした…」
てすら「邪魔をする気はなかったって事でしょうか?」
京香「願い事が佐伯君との�%E

502名無しさんも私だ:2010/01/17(日) 03:03:25 ID:sQmnP1zA0
京香「願い事が佐伯君との仲直りだから、暴走させる必要がなかったって事じゃない?」
四条「つまり魅門は、純粋に願い事を叶えるためだけに行動していて、邪魔が入らない限りは暴走しないと?」
吹雪「そう言えば、魅門っちは『吹雪の望みは魅門っちの望み』って言ってました!」
葵「つまり、人の望みを叶える事が魅門の望みだって事かしら?」
「それなら、なんで封印なんてされてたのかしら?」
遼駕「いたずらが過ぎたとか?」
四条「それは貴様の事だろう!」
遼駕「あたた…手厳しいな」
咲弥「あ、でも、そういう事なのかも…」
菜波「どういう事ですか? 瀬戸先輩」
咲弥「うん…今回のケンカで思ったんだけど…」
「私も遼ちゃんも、勝手に誤解してただけなんだな〜って…」
葵「そうか…そういう事か」
咲弥「結果だけ見たら災いに思える事でも、魅門さんとか、他の視点から見たら、そうでない可能性もあるのかなって…」
番長「それが強大な力であれば なおさらじゃな…」
葵「それが本当なら、魅門はただ純粋に願いを叶えるだけの存在として悪用された可能性もあるわね」
京香「…あんたが言うと説得力あるわね」
菜波「何にせよ、推測の域を出ません」
四条「魅門が善い奴にしろ悪い奴にしろ、単に願いを叶えるために力を使うなら、それはロボットと同じだ!」
遼駕「つまりは使う奴次第…。まさに俺達が学んでる事その物って事か…」

503名無しさんも私だ:2010/01/17(日) 03:04:23 ID:sQmnP1zA0

遼駕「だ、誰だ!?」
学園長「はっはっは。いや、実に興味深いねぇ」
四条「学園長!」
学園長「ああ、みんなご苦労さん」
葵「学園長、なぜこんな所に?」
学園長「なに、校内巡りは私の趣味のような物だ。暇な時はあちこち見て回っているんだよ」
葵「そうですか…」
学園長「ところで佐伯君。先ほどの発言…君には失望したよ」
四条「どういう事ですか、学園長?」
学園長「佐伯君、君は前の学校で結構な暴れん坊だったらしいじゃないか」
遼駕「え? い、いやぁ…それほどでも」
京香「それがどうかしたんですか?」
学園長「どうしても言う事を聞かない暴力的な生徒がいる…。人づてにそんな話を聞いてね」
「私は八方手を尽くして、君をこの学園に呼び寄せたのだよ」
四条「うちの学園に編入生なんておかしいとは思ってましたが…一体何のためにそんな事を?」
学園長「学園に新風を呼び込むためだよ」
菜波「新風?」
学園長「そう…」
「我が学園は軍直属にも関わらず、本物の兵器を使った実習を行わない平和的な教育をモットーとしている…」
咲弥「そこがいい所ですよね」
学園長「そんな物、どこがいいのかね? 実践を伴わぬ訓練に何の意味がある?」
てすら「でも、その代わりにBASEシステムがあるのでは〜?」
学園長「そう、BASEシステムだ。そんな物があるからいかんのだよ。あんな物は所詮はゲームだ!」
「ゲームで遊んでいるだけでは駄目だ」
学園長「そんな意識だから、こんな ぬるま湯のような学園ができてしまう…」
四条「何を言いだすんですか、学園長!」
学園長「BASEシステム…。平和な学園…。実践の伴わない訓練…」
「そんな物で軍人が…戦士が育つ物かっ!!」
吹雪「そうだっ! もっと武器を触らせろ!」
番長「こらっ! 話がややこしゅうなるから、黙っとれ!」
吹雪「ん〜、モガモガっ!!」
菜波「そんなに学園に不満があるのでしたら」
「学園長として正式に上層部に進言すればいいじゃないですか」
学園長「ふっ…。もちろん言ったとも」
「だが、もともと軍事的緊張を起こさずに 有事の際には必要な人材を育成するためのBASEシステム教育だ」
「そんな平和ボケした上の連中が、時代に逆行するような私の考えに耳を貸すと思うかね?」
学園長「危うく、危険思想だとして弾圧されるところだったよ…」
遼駕「なんだそりゃ?」
「それと俺を呼び寄せた理由がどう繋がるって言うんだよ!」
学園長「君には、ぬるま湯に浸かった学園を…生徒達をひっかき回して欲しかった」
「バイオレンスの風を吹かせて欲しかった」
遼駕「なっ!?」
学園長「そうやって、学園が活気づけば、生徒達はBASEシステムなどでは満足できなくなるだろう…そう考えた」
葵「上の意識を変える事ができないなら、下から…生徒の意識から変えようって事かしら?」
学園長「いかにも、その通り…」
四条「なんという事を…」
学園長「佐伯君が編入初日に轟君といざこざを起こしたまでは良かった」
「誰に対しても反抗的な君の眼差し…まさに私の狙い通りだと思ったよ…」
咲弥「遼ちゃん、昔からケンカっ早かったし…」
学園長「しかし、魅門の封印などというくだらない話を君に任せたのは失敗だったようだ」
「その結果、『強力な兵器も使う者の心次第』だなどと、つまらぬ思想にたどり着くとはな…!」
遼駕「けっ! 悪かったな、ご期待に応えられずによ!」
「つ〜か、わざわざそんな事を言うためにここまで来たって言うのかよ!」
学園長「ふん…私もそれほど暇ではない…」
四条「では、ここに来たのは偶然だと?」
学園長「フフフ…私の趣味は校内の巡回だと言っただろう?」
「私は常日頃、校内を巡回して…」
「生徒の闘争心や兵器への関心を高めるための仕込みを行っていたのだよ」
てすら「仕込み…?」

504名無しさんも私だ:2010/01/17(日) 03:05:37 ID:sQmnP1zA0
学園長「佐伯君。何も君だけが特別というわけではないのだ」
葵「それって、どういう事ですか?」
学園長「ククク…望月君、君の野望はとても頼もしいよ」
葵「えっ!?」
学園長「君が生徒会長になれるよう、裏で色々工作したのは、この私だ」
「どうかね? 生徒会長の椅子の具合は?」
葵「!!」
京香「そんな事をしていたんですか、学園長!」
学園長「東雲君…君はこの学園にいながら、武術の実践を行う貴重な生徒だ。実に素晴らしい!」
京香「くっ…」
学園長「そんな君を手助けするため、『君に勝てれば、君と付き合える』という噂を流したのは、この私だ!」
京香「なっ!」
「どうして男子が次々に挑戦しに来るのかと思ったら、学園長がそんな事をっ!?」
吹雪「あっ! も、もしかして、吹雪に開かずの間を教えてくれたのも、学園長さんですか!?」
学園長「そう…君はこの学園でも数少ない兵器に執着心を持つ優秀な生徒だ」
「だから特別に、君の大切な兵器達を収納する場所を提供してあげたのだよ。音声ロックシステムの情報と共にね」
吹雪「はぁ〜、あのメールは学園長だったんですかぁ…」
学園長「しかし、それも佐伯君のせいで駄目になってしまったがね。まったく、余計な事をしてくれた物だよ」
番長「ええい、なんとも姑息な手ばかり! 一国一城を預かる者として…漢として恥ずかしくはないのか!」
学園長「轟君、君にも注目はしているよ。その時代遅れの番長スタイル。いや、いいね。昔を思い出す」
番長「なんと!?」
学園長「番長結構じゃないか。勢力争いも大いに結構」
「意地と意地のぶつかり合う漢の世界。君はどんどん勢力を伸ばしてくれたまえ!」
番長「ワ、ワシは学園を支配したいわけではないわ!」
てすら「そう言えば、まだここに来た理由を聞いてませんです…」
学園長「クク…まぁ、その答えを急ぐな」
「このように校内を巡回していると色々と見つかるのだよ…この学園変えるための方策や人物がね…」
四条「また何かを見つけたと…?」
学園長「そうだ」
「今まで私は弾圧を恐れ、生徒の意識改革などという地味な手段を取らざるを得なかった…」
「だが、それもここまでだ! 今より、この学園は生まれ変わるのだ! 魅門の力を手にした、私によってな!」
遼駕「な、なんだってっ!?」
咲弥「!!」
てすら「魅門さん!?」
菜波「ええっ!?」
四条「学園長…! 様子が変だと思っていたら、魅門に取りつかれていたのですか!?」
学園長「フハハハハ!」
「佐伯君。君は魅門もロボットと同じ、使う者の心次第だと言ったな!?」
遼駕「あ、ああ…」
学園長「ならば、私が魅門の本当の使い方を…兵器の本当の使い方という物を、見せてあげようではないか!」
葵「何を願ったって言うんですか!」
学園長「私は…今までの不甲斐ない自分を変える事を望んだのだよ」
「今の私に恐れる物は何もない! 我が崇高なる目的を邪魔する者は、実力で排除するのみ!」
四条「何をする気ですか、学園長!」
学園長「ふふ…。よくぞ聞いてくれた、四条君。私はこれより全生徒を操り、軍に対して宣戦布告を行う!」
京香「な、なんですって!」
番長「アホぬかすでないわ!」
学園長「私はこの戦争でふ抜けた軍の上層部を駆逐し、理想の教育を実現するつもりだ!」
吹雪「そんな事したって、ろくな武器すら持ってない学園を軍がまともに相手をするわけないです!」
四条「仮に相手にされたとしても、瞬時に制圧されてお終いだ!」

505名無しさんも私だ:2010/01/17(日) 03:06:42 ID:sQmnP1zA0
学園長「クックック…」
遼駕「何がおかしいっ!?」
学園長「裏山の頂上に遺跡があるのは知っているかね?」
遼駕「編入したての俺が知るわけねえだろ!」
学園長「あそこはね、有事の際に備えて基地に改造されているのだよ…」
四条「なっ!? そんな話、聞いた事ありません!」
学園長「当然だ。これは学園長である私しか知らない情報だからね」
「フフフ…。基地には全校生徒が指揮するに足る無人機が用意してある…」
京香「なんて事!」
学園長「それだけではない。基地防衛用の装備もあるのだよ。例えば、バスターキャノンのような…」
葵「まさか…!」
学園長「そのまさかだ。まずはこいつを軍の主要施設にお見舞いしてやるのさ!」
「これこそ、真の学園の門出を祝う祝砲となるだろう! フハハハハハ!!」
遼駕「そんな事させるもんか!」
学園長「フフ…佐伯君。君ならそう言うだろうと思ったよ…」
「佐伯君、君は期待外れだったが 君が学園に来てくれて1つだけいい事があったよ」
遼駕「な、なんだよ!」
学園長「それは君が魅門を呼び覚ましてくれた事だ」
「おかげで私は宿願を叶える事ができる!」
遼駕「くっ…!」
学園長「そんな君へのお礼にラストチャンスをあげようと思って わざわざこうして出向いて来たのだよ」
遼駕「そいつがここに現れた理由ってわけかよ!」
学園長「フフ、私はこれから頂上基地へ向かい、攻撃の準備を開始する」
「だが、バスターキャノンにエネルギーが充填されるまで、少々時間がかかるだろう…」
「その間に私を止める事ができれば、君達の勝ちという事にしてやろう」
「では、遺跡で待っているぞ!」
遼駕「ま、待てっ!!」
>画面白く
てすら「ああ…っ」
咲弥「ま、まぶしい…!」
菜波「こ、これは…!」
吹雪「フ、フラッシュグレネード!」
四条「くっ!」
>元に
番長「行ってしもうたか…」
京香「ちょっとぉ! 佐伯君、ど、どうすんのっ!?」
葵「落ち着きなさい、京香。こうなったら一か八か 頂上に行くしかないでしょう」
四条「望月の言う通りだ」
「学園長の言った事が本当なら、あまり時間は残されていない」
菜波「バスターキャノンのエネルギー充填にどれくらいかかると思います?」
吹雪「そうですねぇ、休眠状態からの起動チェックを含めても…長くて20〜30分くらいかと思います!」
遼駕「そんなに短いのか!」
てすら「た、大変です…」
咲弥「こ、こうしちゃいられないわ…」
四条「待て! このまま、何の準備もせずに行くのは得策ではない!」
遼駕「そんな悠長に構えてたら、バスターキャノンが発射されちまうって!」
四条「かと言って、何の準備もなしに飛び込んでも同じ事だ!」
「私はまず、学園の中央コントロールセンターに行って、基地への電力供給をカットする」
京香「そうか! それなら…!」
葵「でも、有事の際の基地なんですよね? 予備電源くらいあるのでは?」
四条「ああ、たぶんな。それでもいくらかの時間稼ぎにはなるだろう」
咲弥「駄目もとって奴ですね…」
菜波「発射のためにシステムの書き換えが必要になったとしても…猶予は1時間ちょっとってとこでしょうか」
番長「それでも短いのう…」
四条「時間がない。各自、それぞれ必要だと思う物を用意しておけ!」
「準備ができたら裏山の入り口に集合だ!」
「そうだな、10分後だ! いいな!」
全員「了解!」


・旧校舎前
咲弥「遼ちゃん、準備って何すればいいの?」
遼駕「さぁな」
「けど、この学園で俺達にしかできねえ事が1つだけあるぜ!」
咲弥「えっ!? な、なに?」
遼駕「学園長を魅門から解放する事だ!」
咲弥「あ…な、なるほど…! じゃあ、スパロボバトルの準備をする?」
遼駕「ああ、他の奴らと違って 俺にできる事なんかそれくらいだからな!」
「それじゃ、咲弥。また後でな!」
咲弥「うん!」

506名無しさんも私だ:2010/01/17(日) 03:08:27 ID:sQmnP1zA0
とまぁ、ここまで

多分次回でエンディングまで

507名無しさんも私だ:2010/01/17(日) 05:47:44 ID:VESKMc1Qo
親類にヴィンちゃんとかユの字とか居そうだな学園長w

508名無しさんも私だ:2010/01/17(日) 10:10:21 ID:cA4xhXJA0
学園長、いいキャラだなw

509名無しさんも私だ:2010/01/17(日) 19:58:48 ID:sQmnP1zA0
学園つづきー

・裏山入口
咲弥「遼ちゃん!」
四条「こらっ! 遅いぞ、佐伯!! 貴様、時間がないのは知っているだろう!」
遼駕「す、すまねえ…。色々手間取っちまって…」
吹雪「まったく…緊張感のない奴ですねぇ!」
遼駕「お前にだけは言われたくねえよ!」
四条「とりあえずコントロールセンターから頂上基地へのエネルギー供給は絶つ事ができた」
「基地自体が極秘の存在だったから少々手間取ったがな。これで時間は稼げるだろう」
てすら「良かったです…」
菜波「そうは言っても、状況は大して変わらないと思います」
京香「とにかく頂上に行って学園長を止めなきゃ!」
葵「元気ね、京香…。もしかしたら学園長は武装してるかもしれないのよ?」
京香「そんな時のための『鬼神拳』よっ!」
葵「みんなもいいの? これは今までとは違うのよ?」
「下手したら怪我じゃすまないかもしれない…」
番長「ふんっ! この程度の事で臆するワシではないわ!」
吹雪「魅門っちの力を悪用しようとする人は吹雪が許しません!」
菜波「この状況を何とかできるのは あたし達しかいないと思います」
てすら「これも運命でしょうか…」
葵「やれやれ、しょうがないわね」
「みんな、責任感だけは強いんだから」
四条「よろしい」
「今はとにかく時間が惜しい。よって、増援を待っている暇はない! 少数精鋭で行くぞ」
「正直、貴様ら生徒を危険な目に合わせるのは、教官として心苦しい…」
「だが、有事の際には貴様らも指揮官として戦場に赴くためにこの学園で学んでいるのだ!」
「学園長の台詞ではないが、こんな経験は滅多にできんだろう!」
「学んだ事を活かすチャンスと思え!」
「だが気を抜くな! これは演習ではない! 下手をすると命を落とす事になる!」
「戻って来れなければ、貴重な経験も意味がない! わかったか!?」
全員「はい!」
四条「よし! 学園長を止め、全員で戻る! いいな!?」
全員「はい!」
四条「それでは出発!」
番長「行くか、心の友よ…」
遼駕「おうっ!」
咲弥「無理しないでね、遼ちゃん…」
遼駕「心配すんなって!」
「よし、行くぞ!」

510名無しさんも私だ:2010/01/17(日) 19:59:19 ID:sQmnP1zA0

裏山路1

遼駕「頂上までは一本道なのか?」
四条「あたしも頂上までは行った事がないから、わからんな…」
「誰か行った事のある者はいるか?」
全員「…………」
番長「誰もおらんのか…」
葵「道に迷ったら終わりね」
京香「そんな事で悩んでる暇はないわ」
「とりあえず、今は一本道なんだし、このまま進みましょう!」
咲弥「そうですね」
てすら「な、なんですか?」
番長「ムッ! いかん!」
>菜波を突き飛ばす
菜波「痛っ!」
「な、何をするんですか! お兄ちゃ…」
>電撃トラップ
菜波「嫌ぁああああっ!! お兄ちゃ〜んっ!!!」
遼駕「番長!」
咲弥「轟君っ!!」
四条「轟っ!!」
京香「こ、これは…!?」
吹雪「対人用の電撃トラップですねぇ」
「くぅ〜、吹雪とした事が センサー類に気がつかなかったとは!」
菜波「お兄ちゃ〜んっ!!」
四条「待て! 持田!」
「下手に動くな! センサー類に引っかかる!」
菜波「いやぁああっ!! お兄ちゃんが! お兄ちゃんがーっ!!」
四条「落ち着け、持田! 轟なら大丈夫だ!」
「なんせエアカーとぶつかっても大丈夫な奴だぞ?」
「ここはお前の兄貴の頑丈さを信じろ!」
菜波「うう…。……は、はい」
四条「よし…」
葵「しかし…どうしますか、教官? これでは動くに動けません」
四条「うむ。基地の電源供給を切ったから安心していた」
「対侵入者用のトラップが生きていたとはな」
吹雪「この手のトラップは電撃を落とされても大丈夫なように、独立している事が多いんですよぉ」
「でも、吹雪の見立てでは、出力が弱いタイプですねぇ…。センサーの数もかなり少ないはずです」
京香「だからって、身動き取れないんじゃ どうしようもないじゃない!」
吹雪「たぶん近くに電源ボックスなり、スイッチなりがあると思います!」
「吹雪が思うに、恐らくあそこら辺ですね!」
てすら「あんな所まで、どうやったら…」
遼駕「俺が行く! 俺が行って電源を切る!」
咲弥「遼ちゃん!?」
吹雪「無理ですね。佐伯君じゃデカすぎて、センサー網に引っかかっちゃいます!」
遼駕「なっ!? お前、センサーの網が見えるのか!?」
吹雪「ふっふっふ…。このゴーグルを使えば、ズバッと丸見えです!」
遼駕「い、いつの間にっ!? つか、そんなもん持ってるんなら、最初から使えっての!」
四条「まぁ、そう言うな、佐伯。あたしだって、こんな所にトラップがあるとは思わなかったんだ」
「天使を責める事はできまい…」
遼駕「そ、そっか…。またやっちまうとこだった」
「す、すまん、吹雪…」
吹雪「まぁ、佐伯君のデリカシーの無さは いつもの事ですから、別にいいですよぉ」
葵「しかし、こんな所で天使さんの兵器好きが役に立つとはね」
吹雪「へへん!」
京香「でも、誰かが行って止めない限り、これ以上先に進めないわよ!」
吹雪「どうやら、胸から膝くらいの高さにセンサーが集中してるみたいですねぇ…」
四条「それなら、*

511名無しさんも私だ:2010/01/17(日) 20:00:03 ID:sQmnP1zA0
吹雪「どうやら、胸から膝くらいの高さにセンサーが集中してるみたいですねぇ…」
四条「それなら、小柄な者であれば抜け出せそうだな」
菜波「あたしが行きます!」
咲弥「ええっ!? な、菜波ちゃん危ないよ?」
菜波「そんな事言ってる場合じゃありません! あたし達には時間がないんです!」
「何より、お兄ちゃんの事が心配です!」
遼駕「そりゃ、そうだろうけど…」
菜波「あたしだって命をかけるって誓ったんです!」
「飛び級とは言え、スパロボ学園の一員なんですから!」
四条「よく言ったぞ、持田。それでこそ轟の妹だ!」
遼駕「だからって…」
四条「何度も言わせるな、佐伯! 今は時間が惜しいんだ!」
「全員の力を合わせねば、学園長は止められん!」
遼駕「うっ…。わ、わかったよ!」
四条「いいか持田。ここにスタンガンがある。これでトラップの電源ボックスかスイッチに当ててショートさせるんだ!」
菜波「はい!」
四条「天使。お前は持田がセンサーに引っかからないようにナビゲートしろ!」
吹雪「アイアイサー!」
四条「よし、持田! 急げ!」
菜波「はい!」

吹雪「なっちゃん! まずはそのまま、まっすぐです!」
菜波「分かった…」
遼駕「菜波ちゃん、頼んだぞ!」
咲弥「菜波ちゃん、がんば!」
てすら「が、頑張って下さい…」
京香「ああ、もどかしいわね!」
葵「落ち着きなさい京香。ここは持田さんに任せるしかないわ」
吹雪「なっちゃん! その先は斜めにセンサーが張られてます!」
「右の方が低くなってるですから、一度左に移動して下さい! そっちにはセンサーがないから安全です!」
菜波「わ、わかった…」
吹雪「そこなら大丈夫です! その位置からまた、ほふく前進で進んで下さい!」
菜波「りょ、了解!」
吹雪「やりましたぁ! もうセンサーはありませんよぉ!」
咲弥「やった!」
吹雪「その近くにトラップの本体はありませんか?」
菜波「あ、ありました!」
四条「行け、持田! スタンガンだ!」
菜波「は、はい!」
>電撃音&画面フラッシュ
菜波「きゃあああっ!!」
遼駕「菜波ちゃん!」
菜波「あ、あたしは大丈夫です! ふ、吹雪ちゃん、トラップは!?」
吹雪「まだです! もうちょっと頑張って下さい! なっちゃん!」
>電撃音&画面フラッシュ
菜波「きゃあああっ!!」
「…でも、お兄ちゃんのためなら…。あ、あたし…ま、負けないんだから〜っ!」
>電(ry
吹雪「やりました! センサー、消滅しました!」
遼駕「やった! やったぞ、菜波ちゃん!」
てすら「凄いです…」
京香「やったわね!」
菜波「や、やりました…」
>倒れる
遼駕「菜波ちゃん!?」
>何人か駆け寄る
葵「…どうやら、トラップは解除できたみたいね」
四条「望月! そっちは任せたぞ!」
>残ったメンバー、番長に近寄る
四条「お、おい! 轟! 大丈夫か!?」
番長「お、おや…ここは天国かいのう? 小夜教官に似た天使が見えるわい…」
四条「バカもの! あたしは本物だ!」
番長「おお、小夜教官…。ご無事でしたか…」
四条「ああ、お前のおかげでな。お前には助けられてばかりだな…」
番長「いえ、小夜教官のためなら、ワシは…たとえこの身がどうなろうとも!」
四条「バカっ! お前の身に何かあったら、持田が悲しむだろうが! 今もお前のために無理したところだぞ!」
番長「…教官は………小夜教官は悲しんではくれんのですか…?」
四条「バカもの! あたしがどうこう言う前に、妹の事をもっと大事にしてやらんか!」
番長「ワシは…小夜教官が全てですから…」
四条「そんな戯言が言えるようなら、もう大丈夫だな!」
「お〜い、こっちは大丈夫だ。そっちはどうだ、望月!」
葵「大丈夫、気を失ってるだけです」
四条「よし、ならば一度集合だ!」

512名無しさんも私だ:2010/01/17(日) 20:00:40 ID:sQmnP1zA0

菜波「お兄ちゃん! お兄ちゃん! 大丈夫でしたか!?」
番長「ああ、ワシは大丈夫だ…。心配かけて、すまんかったのう…」
菜波「い、いえ…」
「でも、またお兄ちゃんに助けてもらっちゃいました」
番長「良いのだ、妹よ。ワシはお前を守るために番長になったのだからな」
「それよりも菜波、お前の方は大丈夫なのか? かなり無理をしたと聞いたが…」
菜波「うん! あたしも大丈夫だよ。心配してくれてありがとう、お兄ちゃん!」
番長「それは何よりじゃ…。お前も兄をあまり心配させるでないぞ?」
菜波「うん!」
「でも、あたしは決めました!」
番長「な、何をじゃ…?」
菜波「いつも…いつまでもお兄ちゃんに守ってもらうだけじゃ駄目だって!」
番長「な、なんと!?」
菜波「あたしが危ない目に遭う度にお兄ちゃんが無茶するようじゃ、心配するこっちの身が持ちません!」
「だから菜波も強くなるって決めました! お兄ちゃんに守ってもらわなくても大丈夫なくらい強い子になるって!」
番長「いやいや、お前はそのままで良いんじゃあ〜」
菜波「もう決めたんです!」
番長「そ、それではこっちの身が持ちそうにないわい…」
四条「よし、みんな大丈夫そうだな。時間がない。先へ進むぞ!」
>遼駕以外歩き出す
遼駕「やべ! 『強くなった菜波ちゃん』って、番長みてえなのを想像しちまったぜ…」

513名無しさんも私だ:2010/01/17(日) 20:01:29 ID:sQmnP1zA0

裏山路2

遼駕「お、おい、こいつは…!」
てすら「道が分かれています…」
葵「嫌な予感が当たってしまったわね」
咲弥「どうしよう…」
京香「どうするのよ!? 手分けして進む?」
四条「いや、それはマズイ。ただでさえ、こちらは戦力不足なんだからな」
「トラップならまだしも、何らかの障害が現れた時、戦力は多いに越した事はなかろう…」
番長「むぅ…。では、どうすれば良いのじゃ?」
吹雪「ここはルートを1つ選んで進むしかないですねぇ」
菜波「でもハズれたら? それこそ、時間のロスになっちゃいますよ?」
四条「しかし、ここで悩んでる暇はない。ここは一か八か進むしかなかろう…」
葵「…………」
てすら「あの〜、私のダウジングで見てみましょうか?」
遼駕「当てずっぽうで進むよりはマシか? ここは一つ美倉の力を信じて…」
葵「四条教官。教官のBASEを貸して下さい」
四条「な!? 何を言い出すんだ、望月」
葵「教官用のBASEなら、一般のネットのみならず」
「学園のコントロールセンターへのアクセスも可能なはずです」
四条「それは可能だが、何をする気だ? …と言うか、むやみに貸す事はできんぞ」
葵「ここからコントロールセンターにアクセスしてルートを検索します」
四条「バカ! 頂上基地は極秘扱いだったんだ!」
「通常のルート検索で簡単に割り出せるほど甘くはあるまい!」
「現にエネルギー供給経路にしても、別施設への供給に見せかけたカモフラージュが幾重にも…」
葵「そんな事は百も承知です」
「要はその偽装や防御障壁を突破して情報を引き出せればいいんですよね?」
四条「それはそうだが…そんなハッキングまがいの事、コントロールセンターの職員でも無理だ」
「…いや待てよ」
「半年前、校内のどこかからコントロールセンターにアクセスして学園の機密を盗もうとした奴がいたな」
「…あれは、ま、まさか!」
京香「葵! あんた、そんな事してたの!?」
葵「ノーコメント」
遼駕「間違いねえ。犯人は会長だな…」
葵「時間がありません! 教官用のBASEを貸して下さい」
四条「…いいだろう。上手く行ったら、半年前の件は不問にしてやろう。ま、証拠もないしな」
葵「ありがとうございます。では、早速…」
「ふむふむ、なるほど。相変わらず学園のセキュリティは甘いわね」
「こんな穴だらけのファイアウォール、『覗いて下さい』って言ってるようなものじゃない」
遼駕「な、なぁ…咲弥、コレ…何やってんだ?」
咲弥「え、え〜っと、このBASEから、コントロールセンターにアクセスして、情報を引き出そうとしてるんだろうけど」
菜波「通常のネット検索とは違って、センターのサーバを直接叩いて情報を引き出そうとしてるんです」
「もちろん、不正アクセスに対しては厳重なセキュリティが設置されてるはずですから…」
「そう簡単に覗けるものではないです!」
葵「教官、ツールを幾つかインストールさせてもらいます」
四条「あ、ああ…構わんぞ」
葵「私が作ったこのツールを使えば、こんなセキュリティなんか一発で…。ウフ…ウフフフフフ…」
てすら「な、なんか凄いです…。これじゃ、ダウジングの出る幕はありませんですね…」
吹雪「すごいすごい! 会長さんの能力があれば情報戦、電子戦を有利に展開できます!」
四条「敵には回したくないタイプだな…」
「で、どうだ? 何かわかったか?」

514名無しさんも私だ:2010/01/17(日) 20:02:07 ID:sQmnP1zA0
葵「コントロールセンターのサーバには情報その物がありませんでした」
「今、コントロールセンター経由で頂上基地のサーバにアクセスしています」
四条「な、なんと…!」
菜波「こ、この短時間でコントロールセンターのサーバの情報を全て覗いちゃったんですか!?」
葵「検索する情報が絞られてるんだもの、私が作った情報収集プログラムを使えば一瞬よ」
「あとバスターキャノンの制御プログラムを見つけたので、ついでにウィルスを仕掛けといたわ」
「プログラムその物は破壊できなかったけど、目標計算などに負荷がかかるはずよ」
四条「な、なんだとっ!? こんな短時間にそこまでやったのか!?」
吹雪「お、恐るべき作戦遂行能力…」
遼駕「だ、駄目だ! 俺にはついていけねえ! もう何がなんだか…」
咲弥「わ、私も、ちょっと駄目かも…」
葵「ルートがわかったわ」
「左の道はそのままふもとに降りる道ね」
「中央の道は頂上には行くけど、地雷原だわ」
「右の道は、見たところ、トラップも何もないみたいだけど…」
四条「そこが逆に怪しいというわけか…」
葵「…はい。明らかに誘っているとしか…」
京香「なら、中央突破で地雷原を行く? 地雷ならダウジングで見つけられるんじゃ…」
葵「バカな事言わないで京香」
「美倉さんを信用しないわけじゃないけど」
「一歩間違えればドカン! 全滅よ?」
菜波「それに、仮に無事抜けられたとしても、かなりの時間がかかると思います」
四条「望月。お前の見解はどうだ?」
葵「ここは右に進むしかないでしょうね」
「ふもとに降りても意味ないし」
「地雷原はさっき言った通り…」
四条「うむ。地雷原を進むのは危険な上に時間がかかり過ぎる…」
「トラップがあるのは覚悟の上だ!」
四条「よし! 右へ進むぞ!」
全員「了解!」
四条「…っと、その前に、望月! BASEを返せ」
葵「…はぁい」
四条「待て、そのメモカは抜くな。中身を確認する」
葵「え? これには私が作ったツールしか入ってませんよ?」
四条「いいから挿しておけ! 中身は後で確認させてもらう」
葵(チッ!)
遼駕「よし急ごう!」

515名無しさんも私だ:2010/01/17(日) 20:02:42 ID:sQmnP1zA0

裏山路3

遼駕「今、どれくらい経った?」
咲弥「登り始めてから…40分くらいかな」
四条「トラップと分かれ道のせいで 思ったよりも時間を取られてしまったな。間に合えばいいが…」
葵「さっき仕掛けたウィルスが起動すれば、目標計算に負荷がかかるはずだから、10分くらいの時間は稼げるはずよ」
「もっとも、主要施設を狙うのを諦めて、無差別に攻撃しようって言うんなら、そんなの関係ないでしょうけど」
菜波「それは、考えにくいですね。そうするつもりなら、最初からそうするでしょうし…」
「あたし達にわざわざ警告しに現れるとも思えません」
京香「どういうつもりなのかしらね。余裕のあるところでも見せたかったのかしら?」
てすら「でも、それで止められてしまっては意味がないのでは?」
番長「あるいは止めて欲しいのかもしれんのう」
「学園を変えたいと思っていたにしろ、ここまでの事は望んでおらんのかもしれん」
四条「もともと地味な作戦を取っていたしな。魅門にとりつかれて、気が大きくなっているだけかもしれん…」
「あたしとて『逆ナンが真の願いだった』と言われるのは心外だしな!」
吹雪「もしかして学園長じゃなく、魅門っちが止めさせようとしてるのかも…!」
「魅門っちは本当はいい人なんですぅ!」
咲弥「そうかもしれないね」
「結局、会長さんの世界征服の野望も叶わなかったわけだし…」
葵「…………」
遼駕「な、なんだありゃ!」
四条「待て! うかつに近付くな!」
京香「何なの、あれ。こんな道の真ん中に…」
吹雪「あれは…」
「あのマーク!! あれって爆弾じゃありませんか!?」
四条「爆弾だとっ!?」
「確かに…あのあからさまな危険物マーク、爆弾に見えん事もないな」
菜波「爆弾っ!?」
>取り囲むように電流
番長「うおっ!? な、なんじゃ一体!?」
咲弥「また電流だわ!」
てすら「四方を囲まれてしまいました…」
遼駕「おいおいおい! 爆弾から変な音がしだしたぞ! チッチッチって…」
吹雪「時限装置が動き出したんです、きっと! かなり旧式の時限装置付き爆弾ですよ、あれ!」
葵「ふぅん…やっぱりね。こっちのトラップがないって情報自体がトラップだったってわけね」
四条「冷静に分析してる場合かっ! なんとか止めるぞ!」
「天使、望月! 貴様らも手伝え! 貴様らの知識と分析力が必要だ!」
吹雪「そ、そんな事言われましても、あんな古い爆弾の解体方法なんて知りませんよぉ…」
葵「私も、この状況下で冷静な分析なんて無理ですよ」
四条「いいから来い! どの道、こいつが爆発したら全員終わりだ!」
葵「はいはい…」
四条「他の者は全員下がっていろ! なるべく遠ざかって伏せてるんだ!」
番長「いやしかし、小夜教官! 教官だけを危険な目に合わせるわけには…」
四条「バカもの! 今は少しでも生きのびる事を考えろ! 誰かが生き残って使命を果たすのだ!」
番長「いやしかし…」
四条「え〜い、黙っておれ! 気が散るわ!」
咲弥「轟君、ここは教官たちに任せて、下がっていましょう…」
番長「む、むぅ…」
京香「こうなったら、『鬼神拳』で破壊しちゃいましょう!」
菜波「駄目ですよ! 下手な事したら、すぐに爆発しちゃうかもしれないです!」
てすら「私達には何もできないのでしょうか…」
遼駕「くっそう! ここは大人しくしてるしかねえのか?」

516名無しさんも私だ:2010/01/17(日) 20:03:58 ID:sQmnP1zA0
四条「よし、この上ぶたを外せば、中が見れるはずだ!」
「どうだ? 何かわかるか?」
吹雪「これは…!」
葵「えらく原始的で単純な構造ね。電子部品なんて、ほとんどないじゃない」
「強いて言うならこのデジタル式カウンターくらいかしら?」
吹雪「たぶん、これが残り時間です! これがゼロになったら爆発する仕組みです!」
「って、あと5分ですかっ!?」
遼駕「なんだってっ!?」
咲弥「やだ! 遼ちゃん! 私達、ここで死んじゃうの!?」
番長「瀬戸! 諦めるでない!」
「きっと小夜教官達がなんとかしてくれる!」
菜波「そうですよ! 諦めなければ何でも叶います!」
「お兄ちゃん探しだって…爆弾解体だって!」
京香「そういう問題じゃない気もするけど、ここは信じるしかなさそうね」
てすら「…………」
四条「この構造…」
「この種類の爆弾の構造は見た事あるぞ!」
葵「本当ですか?」
四条「ああ。教官の研修で習った。なんでも習っておくものだな」
吹雪「そんな事言ってる場合じゃありません! あと3分っ!」
四条「もういい。お前達も下がれ! これは大人の役目だ!」
吹雪「え? でも…」
四条「いいから!」
「ここまで来れば大丈夫だ。後はカウンターと信管に繋がるコードを切るだけだ。それで時限装置は止まる!」
葵「わかりました」
「天使さん、下がりましょう」
四条「よし! 後は信管に繋がるコードを切るだけ…。貴様ら、万一の時に備えるんだ!」
「轟! お前がみんなの盾となれ! ここは、お前の頑丈さだけが便りだ!」
番長「小夜教官…他に手はないのですか!」
四条「誰かがやらねばならんのだ! 後の事は任せたぞ、轟! こんな事、お前にしか頼めん!」
京香「し、四条教官…」
吹雪「あと2分…」
番長「うぉおおおっ! わかり申したぁああっ!!」
「小夜教官のご命令とあらば、この轟剛太郎、皆の盾となりまするぅ〜!」
四条「それでいい。だが、安心しろ! 爆発などさせん!」
番長「信じておりますぞ、小夜教官〜っ!」
遼駕「四条教官…」
「俺も盾になる!」
咲弥「遼ちゃん!」
遼駕「心配すんな念のためだ。四条教官を信じろ!」
咲弥「…………」
京香「私だって、伊達に鍛えてるわけじゃないわ!」
番長「さぁ、みんなワシらの影に入れ」
咲弥「ごめんなさい。遼ちゃん…、轟君…、東雲先輩…」

517名無しさんも私だ:2010/01/17(日) 20:04:28 ID:sQmnP1zA0
四条「これは…なんて事だ! 信管に繋がるコードが赤と青の2本ある!」
吹雪「ええっ!?」
葵「恐らく1本はダミーでしょうね。間違った方を切ったら…即、ドカン!」
咲弥「そんな…」
>前に出るてすら
遼駕「お、おい美倉! どこ行くんだ!」
咲弥「てすらちゃん!?」
四条「美倉、何しに来た!? 危ないから離れろ!」
てすら「…ま、迷った時は、ダウジングに頼ると良いかと…」
四条「バ、バカ! 貴様はこの期に及んで、まだそんな事を言っているのか!」
葵「バカな事言わないで美倉さん」
「そんな怪しげな方法で、本物のコードが識別できるわけないでしょう?」
てすら「やってみなくちゃわかりません! 意識を集中して…電流の流れを感じ取れれば、あるいは…」
遼駕「よし! 美倉、やるんだ! 俺はお前を信じる!!」
葵「何をバカな事を…。そんなの非常識よ」
遼駕「どの道、2つのうち1つ、コードを切るしかねえんだ!」
「だったら俺は…美倉を信じる!」
「違ったって構うもんか! 残り時間をただ待って死ぬより、誰かを信じて死ぬ方がマシだっ!」
葵「呆れた…」
てすら「佐伯君…」
吹雪「後1分!!」
咲弥「わ、私も、てすらちゃんを信じる!」
菜波「あ、あたしもです!」
吹雪「吹雪もババンと信じちゃいます!」
京香「佐伯君が信じるなら、私も美倉さんを信じるわ!」
番長「ワシも信じておるぞ、美倉っ!」
葵「もう好きにしなさい…」
吹雪「あと30秒…」
四条「いいんだな、貴様らっ!」
全員「はい!」
四条「よし! 美倉! どっちだ!?」
てすら「青です…」
四条「青だな! 行くぞっ!!」
>停止
遼駕「ぷは〜っ!」
咲弥「生きてる! 生きてるよ、遼ちゃん!」
遼駕「だから言ったろ? 美倉を信じろって!」
番長「どうやら助かったようじゃの…」
菜波「良かった〜、お兄ちゃん!」
番長「うむ…」
吹雪「残り1秒でカウンターが止まってます!」
京香「本当にギリギリだったってわけね」
葵「こんな事、もうゴメンだわ」
四条「やったな、美倉…」
てすら「は、はい…ビックリしました。『残すのは青』って意味で言ったのに、青を切られてしまいました…」
全員「えええええーっ!」

四条「何にせよ、結果オーライだ! 気を取り直して先を急ぐぞ!」
全員「はいっ!」
遼駕「俺はさっきの『ありえない偶然』も立派な超常現象だと思うぜ!? だから、もっと自信を持て!」
てすら「佐伯君…」

518名無しさんも私だ:2010/01/17(日) 20:05:16 ID:sQmnP1zA0

裏山路4

遼駕「どうやら着いたみたいだな!」
四条「そうらしいな」
「これだけ大層なゲートがあるんだ。まず間違いあるまい…」
葵「でも、ゲートが閉まってますね。まぁ当然と言えば当然なのだけど」
番長「これでは先に進めんぞ」
てすら「ならば…ここは私のダウジングで…」
咲弥「てすらちゃん、さすがにそれはちょっと…」
菜波「どうしましょう」
「また会長さんにハッキングしてもらいますか?」
四条「そうだな。望月、また頼めるか?」
葵「はいはい、了解です。ではBASEを貸して下さい」
>BASE受け渡し
葵「では、早速…」
「基地サーバへの侵入経路はさっき確保しておいたから、すぐにでも…」
「えっ!? アクセスできない! どういう事!?」
四条「なんだとっ! どういう事だ、望月?」
葵「くっ! どうやら物理的に回線を絶たれたようです…」
遼駕「咲弥、どういう事だ?」
咲弥「コンピュータのケーブルを引っこ抜いたとか そういう事かな?」
菜波「そこまで原始的じゃないと思いますよ。メインコンピュータをスタンドアローンにしてハッキングに対抗したんでしょうね」
吹雪「ほほう…敵もさる者、引っかく者ですなぁ…」
京香「褒めてどうすんのよ!」
>警報音
遼駕「なっ!?」
番長「見つかってしもうたかっ!」
葵「見つかったも何も、派手にトラップ突破して来てるんだから、来るのはわかってるでしょう?」
菜波「見つかったと言うよりは、歓迎の準備ができたって事みたいですよ?」
>取り囲まれる
四条「なんだ貴様らっ! こんな所で何をしている!?」
遼駕「無駄だぜ、教官! こいつら、たぶん学園長に操られてる」
京香「葵の時の戦闘員と一緒ってわけね!」
「で、どうするの? あの時と同じなら、わらわらとキリないわよ」
四条「もう時間もあまり残されてないはずだ。こんな所で時間を取られるわけにはいかん!」
てすら「どうにかしてゲートを突破しないと…」
葵「もうハッキングはできませんよ?」
咲弥「そうだ! さっきの爆弾を持って来て…」
菜波「む、無理ですよう! あんな大きい物、ここにいる全員でも運べません!」
番長「仮に運べたとしても、こいつらが大人しくしとるとは思えんわい!」
遼駕「くっ! 一体どうしたら…」

519名無しさんも私だ:2010/01/17(日) 20:05:49 ID:sQmnP1zA0
吹雪「こうなったら…」
京香「こうなったら…」
吹雪「奥の手を使うしかありませんね!」
京香「強行突破しかないわね!」
四条「な、何事だ、二人とも!?」
京香「こうなったら、一か八か、『鬼神拳』でゲートをぶっ壊します!」
吹雪「ふっふっふ! とうとう吹雪の奥の手を見せる時が来たみたいですね!」
「チェェンジ、ヴァルシオォォォネっ!!」
遼駕「って、コスプレかよ!!」
吹雪「ちっちっち…」
「このヴァルシオーネをなめてもらっちゃ困りますねぇ!」
「レプリカのミニチュアモデルとは言え、吹雪の魔改造により、な・ん・と! 全兵装すべて実弾入りですよ!」
遼駕「なっ! マジかっ!?」
四条「天使、貴様っ! そんな危ないものを持ち込んでいたのか!」
「くっ…だが今は小言は後回しだ」
「東雲! 天使! 協力してゲートを破壊するんだ! 学生達はこちらで抑えておく!」
京香「わかりました」
「吹雪、やるわよ!」
吹雪「了解であります!」
「わらわら出てくる戦闘員さんはそちらにお任せしますよ!」
番長「おう! ゲート破壊までの時間稼ぎくらい、どうという事もないわ!」
菜波「あたしも頑張ります!」
てすら「スパロボバトルなら、私にもできます…」
咲弥「私だって負けないんだから!」
葵「面倒な事この上ないわね…」
遼駕「よし、みんな! 二人がゲートを破壊するまで持ちこたえるぞ!」
全員「了解!」

●敗北&再戦
遼駕「うっ!」
咲弥「遼ちゃん!」
番長「負けてしもうたんかい!?」
てすら「佐伯君…」
葵「佐伯君、ここで気合入れないと、後でどうなっても知らないわよ?」
菜波「頑張って下さい、佐伯先輩っ!」
四条「こらぁあああ、佐伯っ! 気合入れんかっ!!」
「ここで落ちおったら、裸にひん剥いて、そのままグラウンドに放置するぞ!」
遼駕「う…うおりゃあああっ!! そんな恥ずかしい事、マジ勘弁だぜっ!! おらぁっ、かかって来いやぁ!!」

●勝利
遼駕「今だ! 東雲先輩! 吹雪!!」
京香「了解!」
吹雪「ドカンと行きますよぉ〜!」
京香「最・終・奥・義…」
吹雪「はああああぁぁ〜〜〜っ!」
京香「轟覇、鬼神拳〜〜っっ!!」
吹雪「クロスマッシャアアァァーーーッ!」
>ゲート破壊
京香「我が一撃に砕けぬ物なし!!」
吹雪「任務完了〜っ☆」
遼駕「す、すげぇ…!」
咲弥「凄いわ、吹雪ちゃん…」
番長「なんとも凄いパワーじゃわい! ワシでも勝てるかどうか…」
てすら「東洋の神秘と超科学の競演です…」
菜波「あ、あたしも東雲先輩みたいに強くなりたいです!」
葵「きょ、京香…あんたの本気って…」
「ハァ…あんたが手加減してくれたって、よ〜くわかったわ…」
四条「ええい、時間がないんだ! このまま突入するぞ!」
全員「了解!」

520名無しさんも私だ:2010/01/17(日) 20:06:39 ID:sQmnP1zA0

・裏山の頂上

遼駕「こ、ここが遺跡…!」
京香「正確には、遺跡をベースに改造した基地ね」
吹雪「見た目は遺跡っぽいけど、中身はバリバリの最新設備が揃ってるのか!」
菜波「でも、それって何か意味があるんでしょうか?」
「遺跡の防御力に期待しているとか?」
葵「遺跡の強度なんかアテにしてないでしょうね」
「極秘扱いだった事から考えて、恐らくカモフラージュでしょうね」
てすら「とても神秘的です…。これは…じっくり探検してみたいですね…」
咲弥「あはは…。今度ゆっくりね…」
番長「お喋りしてる暇はないぞい」
四条「うむ。時間がない。また邪魔が入らないうちに、一気に行くぞ!」
全員「はい!」
>凌駕と吹雪以外奥へ
遼駕「って、吹雪。お前、ヴァルなんとかはどうしたんだよ?」
吹雪「大切なヴァルシオーネレプリカを、これ以上、危険にさらすわけにはいきませんからぁ!」
「もう仕舞っちゃいましたよん☆」
遼駕「なんだよ! アレがあれば学園長も一発で行けそうなのに!」
吹雪「どの道、もうエネルギーがないですぅ」
四条「何やってるお前ら!」
「時間がないと言っているだろう!」
遼駕「あ、ああ!」
>二人も奥へ
遼駕「「あ、学園長!」
咲弥「えっ!?」
番長「てっきり、基地の司令室で踏ん反り返っておるもんかと思っとったが…」
京香「こんな所にいるなんて…」
四条「学園長! 攻撃を中止して下さい!」
学園長「ようやく到着かね。待ちかねたよ…」
吹雪「誰のせいで時間がかかったと思ってるんですか!」
てすら「死ぬかと思いました…」
学園長「ははは。学園の生徒ともあろう者が、あれくらいのトラップを潜り抜けられずにどうすると言うのだ?」
菜波「スパロボ学園は軍隊じゃありません! あんな危険なトラップ、訓練だったとは言わせませんよ!」
学園長「何を甘い事を…。君達は一体、何を目指しているつもりなのかね?」
「指揮官とは何だ?」
「自らの命を危険にさらす事なく、後方から命令するのが指揮官かね?」
京香「それは…」
学園長「無人部隊ならそれもよかろう。だが、本来は現場のパイロット達の命を預かる重要な役目だ」
「自らの命を危険にさらした事もない、命の重さのわからぬ相手の命令に誰が従うと言うのかね?」
咲弥「うう…」
学園長「指揮官は、臨機応変な判断で障害を排除し、損害を抑え、確実に任務を遂行せねばならん…」
「そうした人材の育成には、より実践的な訓練が必要不可欠なのだ!」
葵「確かに学園長の言う事もわかるわね」
「私達はこの1時間で、今までの何倍もの貴重な経験をしたわ」
遼駕「だからって…だからって、こんなやり方!」
学園長「私に言わせれば、BASEシステム教育なぞ、絵に描いた餅だ!」
「あんな物で指揮官が育つものか!」
学園長「所詮は平和ボケした政府の役人のおためごかし…」
「有事に備えるための政策と言いつつ、結局はBASEシステムで儲けた金が懐に入る仕組みであろう…」

521名無しさんも私だ:2010/01/17(日) 20:07:11 ID:sQmnP1zA0
四条「それが本当の事だとしても、こんなやり方は間違っています!」
番長「それにBASEシステム教育を認めておらんのなら、軍との戦闘に生徒を投入しようとするのはなぜじゃ!」
学園長「この戦い、勝てばよし…。負けてBASEシステム教育の欠点が露呈すれば、私の目的は達せられる」
「どちらにせよ、学園の在り方は大きく変わるだろう。後はこのスイッチを押すだけだ…」
京香「なんて事っ!」
吹雪「やめて下さい! 武器をそんな事に使っちゃダメです!」
学園長「何を言ってるんだね? 武器とは所詮、人を殺す道具にすぎん」
遼駕「そうかもしれねえ…そうかもしれねえけど!」
「だからと言って、あんたの願いのために大勢の人が死ぬのは納得できねえ!」
学園長「多少の損害は仕方あるまい…。それで指揮能力の低下が防げるのならばな!」
「無能な指揮官の下で多くのパイロットが死亡するより、数倍マシだ」
遼駕「だったら、戦場に人が出なければいい!」
学園長「なに!?」
遼駕「これだけよく出来たBASEシステムだ! しかも、世界中で流行ってる!」
「だったら、これで決着をつけりゃいいんだ! 人の命をかけて戦争なんかする必要ねえ!」
学園長「バカな! 戦争がどうして起こるか、考えた事があるのかね?」
「人は意見の合わぬ相手に対して、最終的に力でねじ伏せて言う事を聞かせようとする生き物だ!」
「そのためなら、親兄弟だって殺して来た。人類の歴史が物語っているではないか! どうやっても戦争はなくならんよ!」
遼駕「過去がどうだろうが知ったこっちゃねえ! 過去がそうだったからって、未来も同じとは限らねえだろが!」
「BASEシステムなら、人も死ななきゃ大規模な戦いもいらねえ! 俺はBASEシステムの未来を信じるぜ!」
学園長「ふっ…よかろう! ならば、この私を止めて見せるがいい…。君の信じるBASEシステムとやらで!」
遼駕「望むところだ!」

●敗北&再戦
遼駕「くっ…!」
咲弥「遼ちゃん!」
四条「佐伯!」
てすら「佐伯君」
遼駕「さすがは学園長…。スパロボバトルの方も並じゃねえぜ!」
学園長「どうした、佐伯君? 君の理想は…君の信じる未来とやらはこの程度のものだったのかね?」
遼駕「うるせえ! 精も根も尽き果てて 立ち上がれなくなるまで、俺は何度だって挑戦してやるぜ!」
京香「そうよ、佐伯君。その調子!」
吹雪「諦めの悪いとこを見せて下さい!」
菜波「頑張って下さい! 佐伯先輩っ!!」
葵「いい加減疲れて来たから、早く学園長を元に戻しなさいね。さもないと、この後ひどいわよ?」
遼駕「俺は自分を諦めねえ! BASEシステムの未来を諦めねえ!!」
番長「いいぞ、佐伯! それでこそ漢じゃっ!!」
学園長「ほう…。ならば、私も自分の理想を叶えるため、うるさいハエを追い払う事としよう!」

522名無しさんも私だ:2010/01/17(日) 20:07:41 ID:sQmnP1zA0
●勝利
学園長「ぐはっ!」
遼駕「や、やった…」
学園長「佐伯君…」
四条「が、学園長! 大丈夫ですか!?」
学園長「あ、ああ…四条君。大丈夫だ…」
咲弥「よ、良かった…「
学園長「佐伯君…君の言う通りだ…」
遼駕「え…?」
学園長「私は、かつて家族や友人を守るため、世界を…平和を守る軍人になった…」
てすら「学園長さん…今は安静にしてた方が…」
学園長「ありがとう美倉君。私は大丈夫だ…」
てすら「……はい」
学園長「…私は前大戦を息抜き、無事に退役することができたが、多くの戦友を失ってしまった」
「戦争で友を失った私は、悲劇を繰り返さないための方法を模索していたが…」
「戦死者をなくすべく、優秀な指揮官を育てるべしという、この学園の理念に賛同し、学園長を引き受けたのだ」
京香「そうだったんですか…」
学園長「にも関わらず…平和な世が続くにつれ、当初の思いを忘れていった…。いや、気が変わったと言うべきか…」
「今の若者が、かつての大戦を忘れ、ゲーム感覚で指揮官を目指す時代…」
「軍直属の士官学校とは名ばかりの、普通の学校と大差ない学園生活…」
「そこには、笑いながら人を殺すための…人と戦うための技術を学んでいる若者がいる」
咲弥「…………」
菜波「…………」
学園長「そこには、何の大義名分もなく、戦う事の意義も考えない若者がいる。それで本当にいいのか? 私は考えた…」
「厳しい訓練に耐え、生死をかけ、戦友を失ってまで手に入れた平和は…」
「こんな歪んだ子供を育てるためにあったのかと」
吹雪「…………」
番長「…………」
学園長「佐伯君。私はそこで絶望してしまったのかもしれん。君のように未来を信じる事はできなかった…」
「だから、やり方を間違えてしまったのだ。今が駄目なのなら、以前の状態に戻せば良いと…」
「戦う事の意義がわからないのなら、教えてやれば良いと…」
葵「でも、学園長は性急な改革はしませんでしたよね?」
学園長「そうだな。やはり苦労して手に入れた平和だ。自らそれを壊す事を恐れていたのかもしれない…」
四条「学園長も迷っておられたのですね…」
学園長「しかし、やはり本心ではかつての厳しさを望んでいたのだな。魅門の誘惑に、つい負けてしまった…」
番長「それは、人の心につけ込む魅門が悪いんじゃ!」
吹雪「何を言うんですか、このデカブツが! 魅門っちは、そんな悪い奴じゃないです!」
学園長「ああ、そうだな。魅門は人の願いを叶えてやっているに過ぎん…」
「悪いのは私だ。自分が苦労してきたにもかかわらず、のうのうと生きる若者が許せなかったのかもしれない…」
「いや、ただ単に退屈していただけかもしれん…」
咲弥「学園長は悪くありません! 私達が無自覚だったのがいけないんです!」
京香「知らないって事が、こんなにも罪な事だなんて…」
学園長「いや、君達は今のままで良いのだよ。佐伯君と話して…闘って目が覚めた」
「世の中には知らなくて良い事や、考えなくて良い事もあるのだ」
「戦争の事など考えずに笑って生きていけるのなら、それで良いのだ。それだけで我々が戦ってきた意味がある」
遼駕「学園長…俺は…」
???「人とは…まこと勝手な生き物よのう」
遼駕「なにっ!?」

523名無しさんも私だ:2010/01/17(日) 20:08:30 ID:sQmnP1zA0
>魅門出現
吹雪「あ! 魅門っち!」
遼駕「魅門っ! それはどういう意味だ!」
魅門「人は勝手だと申したのだ。人の気持ちは移ろいやすく、一つ処にとどまる事を知らぬ…」
「わらわが望みを叶えてやっても、誰一人満足した様子を見せぬ…」
葵「一体、何の話かしら」
魅門「1つ望みを叶えてやれば、これは望んでいた物とは違う、もっと別の…他の願いも叶えよと…」
「まっこと、勝手な生き物よのう…」
「そやつもそうじゃ…。せっかく心のかせを取り除いてやったと言うに 心から望んでいた物とは違うと言う…」
学園長「…………」
魅門「そなたらも同じであったろう…?」
てすら「…………」
京香「…………」
葵「それは聞き手の理解力にもよるんじゃないかしら?」
魅門「ほう…わらわに理解力がないと申すか? 面白い事を言う…そのような事を言われたのは、生まれて初めてぞ」
葵「だってそうでしょう?」
「あなたが、どれだけ長い時間を生きてるか知らないけど」
「封印されていた間の世界情勢や、その間に生まれた科学や文化の知識がどこまであると言うのかしら?」
「それらに関わる願い事を、あなたが100%完全に理解して叶えられるとは思えないわ」
魅門「ほう…なかなか言いおる。頭の良い小娘じゃ。頭の良い者は嫌いではないぞよ?」
葵「そりゃどうも…」
魅門「そなたの言う通りじゃ。わらわとて、叶えられる願いには限界がある」
「それでもわらわは、望まれれば願いを叶えずにはおられぬのじゃ」
遼駕「なんでそこまでして 人の願いを叶えるんだ! それで、お前に何の得がある!」
魅門「人々の望みがわらわの望みでもあるからじゃ…」
吹雪「魅門っち、前に会った時にも言ってましたよね。『吹雪の望みが魅門っちの望み』だって!」
魅門「吹雪か…。そなたにはちと喋り過ぎてしまったかのう…」
「まぁ良い。久々に『重り』が外れて気分も良い。戯れに、そなたらに昔話をしてやろう…」
遼駕「手短に頼むぜ!」

524名無しさんも私だ:2010/01/17(日) 20:09:13 ID:sQmnP1zA0

魅門「わらわは その昔、この山の土地神だったのじゃ」
京香「土地神ですって!?」
魅門「わらわの正体は見ての通りの狐…。狐が変化(へんげ)した妖狐じゃ」
てすら「いわゆる、九尾の狐というものでしょうか…」
吹雪「そうだったんですか、魅門っち!」
魅門「しかし、ただ土地を護るというのも退屈でのう。毎夜、出歩いては ふもとの村や都で暴れておったのじゃ…」
菜波「神様なのに暴れてたんですか!?」
てすら「お転婆な神様ですね…」
魅門「しかし、遊びが過ぎたようでな。時の権力者に封印されてしもうたのじゃ」
番長「なんとも呆れた話じゃのう…」
魅門「各国の名だたる陰陽師や高僧が一同に集まって、それはもう壮観であったぞ?」
「そなたらに見せてやりたかったくらいじゃ」
咲弥「なんか、ずいぶん砕けた神様ね…」
吹雪「前に会った時と微妙に雰囲気が違います」
四条「あたし達を油断させる手かもしれん! 気を抜くんじゃない!」
遼駕「…………」
魅門「そういうわけで、この霊廟にはわらわの本体が眠っておる…」
学園長「霊廟だと!? ここは、ただの遺跡ではなかったのか!」
魅門「わらわが眠っておる間に、なにやら上でゴチャゴチャとできたようじゃがな」
遼駕「それで、なんでお前は人々の願いを叶える事になったんだよ?」
魅門「自慢ではないが、わらわの妖力は強大でな」
「本体が封印されたからと言って、このような姿でなら、出歩いて妖力を使う事は可能なのじゃ」
葵「それで、さらに『勾玉』によって封印されていたのね」
魅門「ほう…やはりそなたは頭が回りおるのう…。その通りじゃ」
「わらわは地脈を通じて尻尾の数分、さまざまな力を吸収する事も 妖力を駆使する事もできるのじゃ」
菜波「それで封印の祠が8つあったんですね!」
「って、あれ? でも尻尾は9本では?」
魅門「1つは、本体のあるここじゃ」
てすら「なるほどです…」
魅門「完全に封印されたわらわじゃったが、当時わらわを封印した者にこう言われたのじゃ…」
「『由、千の願ひ叶わんとす 魅門の願ひ思ふ様となりて 何れの現はれるか いみじくかしこし』とな」
学園長「もしも、千の願いが叶ったとき…」
四条「魅門の願いも叶う…」
番長「それで人々の願いを叶える事にしたのか…」
菜波「祠のある場所で願い事を言うと 願い事が叶う事があったのは、そういうわけですか…」
魅門「本体と勾玉の二重の封印により、かなり妖力を抑えられておったから、叶えられる願いは少なかったがのう…」
「おかげで千の願いを叶えるまでに、今の今までかかってしもうた…」
遼駕「なにっ! もう千の願いを叶えたのか!?」
魅門「いや…残念ながら、あと1つじゃ…。そなたらの協力により、かなり良いところまで来ておったんじゃがのう…」
菜波「あたし達は自分の望みを叶えてもらうと同時に、魅門さんの望みを叶える手伝いをしていたんですね」
てすら「魅門さんは…千個の願いを叶えたら、何を望まれるのですか?」
魅門「ふっ…。そんな物は決まっておろう…」
学園長「まさか、封印を完全に解くつもりか!?」
魅門「その通り…。それ以外に何を望むというのじゃ」
葵「とうとう馬脚を露わしたわね」
「いえ…狐だけに、尻尾を出したってとこかしら」
「所詮は自分のために…封印を解くために人の願いを叶えてたという事ね」
「とんだ腹黒ギツネね」
京香「あんたが言うな、あんたが!」
魅門「自分のために人を利用して何が悪い? わらわを腹黒と言うそなたこそ、それを一番理解しておるのではないか?」
葵「う、それは…」
京香「ほ〜ら、みなさい!」
葵「確かに私は腹黒かも知れない」
「でも、人をワナにハメるにしたって、私が認めた相手に限っての事よ」
「取るに足らない相手に力を使ったりはしないわ」
「でも、あなたは数を稼ぐため、どんな願いであろうと叶えて来たのでしょう?」

525名無しさんも私だ:2010/01/17(日) 20:10:19 ID:sQmnP1zA0
魅門「それは、わらわの責任ではない」
「わらわが兵器と同じだと言っていたのは そなた達であろう?」
「わらわは、ただ純粋に人々の願いを叶えて来ただけじゃ…」
「道具は物を考えぬ。悪いのはそれを望む者、使う者の方であろう?」
てすら「でも…魅門さんは道具とは違うと思います…」
菜波「そうです。言葉も喋るし、物だって考えます」
魅門「…………」
遼駕「魅門…お前本当は悪い願いは叶えてねえんじゃねえのか?」
魅門「何を言い出すのじゃ、小童」
遼駕「少なくとも俺達の願いの中でも 会長や学園長の願いに関しちゃ 結局は未遂に終わってる…」
魅門「それは単なる結果であろう」
遼駕「確かにそうだ。でも、お前は願いを叶える方向を制御する事ができる」
「そういう悪い願いを持ってる人間の心のモヤモヤを吐き出させるように調整してるんじゃないのか?」
吹雪「いい事を言いました、佐伯君!」
「そうです! 魅門っちはいい人なんです! だって、吹雪に協力してくれました!」
咲弥「私と遼ちゃんの仲も取り持ってくれた…」
魅門「わ、わらわは、そんなお人好しではないわ! そんな事をして…それこそ わらわに何の得があると言うのじゃ!?」
遼駕「…お前、本当は人間の事が好きなんじゃないのか?」
「遊びが過ぎて封印されたって言うけど、本当はただ単に人間と仲良くなりたかっただけじゃないのか?」
魅門「何をバカな事を…。わらわは、この山をただ護る事に、退屈していただけじゃ」
「だいたい、そなたに わらわの何がわかると言うのじゃ。何を根拠にそのような…」
遼駕「だってお前…今、凄く楽しそうじゃんか。昔話をしてる時、俺達と話してる時、すげえ楽しそうじゃねえか!」
魅門「なっ…」
番長「む…言われてみれば確かに楽しそうに見えるぞい」
吹雪「吹雪と最初に会った時と 微妙に雰囲気が違って見えたのは そういう事ですか!」
遼駕「魅門、お前はそんなに悪い奴じゃねえ。人間が大好きで、自分の力の使い方だってわきまえている」
魅門「…………」
遼駕「…話し合えば、俺達もっと理解しあえるんじゃねえのか?」
魅門「勝手な事を…」
「勝手に決めつけるでないわ、この小童めが!」
遼駕「なっ!?」
魅門「たかだか生まれて十数年の小童めが 千年以上も生きておるわらわに向かって説教をたれるか!」
「貴様ごときに、わらわの何がわかると言うのか!」
「もう良い。戯言は終いじゃ。わらわは封印を解き、自由の身となる」
四条「な、なんだとっ!? 願いはまだ千個叶ってないはずだ!」
魅門「ふふふ…。そなた達が『重り』を取り除いてくれたおかげで、だいぶ妖力が戻った」
「そしてこの奥の大筒に集められし力…。あれを取り込めば、千の願いなど待たずとも封印は破れる!」
番長「なんじゃとっ!?」
学園長「お、大筒とはバスターキャノンの事か!?」
京香「学園長! 急いでバスターキャノンのエネルギーを解除して下さい!」
学園長「う、うむ!」
魅門「無駄じゃ。既に大筒の力はわらわが掌握しておる…」
学園長「むっ! バカな! 制御できん…!」
四条「くっ…昔話を始めたのはやはり我々を油断させるため…エネルギー吸収の時間を稼ぐためだったのか!」
魅門「ほほほ。たかが人間風情が、計り事でわらわに勝てるものか…」

526名無しさんも私だ:2010/01/17(日) 20:10:54 ID:sQmnP1zA0
葵「やられたわね」
遼駕「封印を解いてどうする気だ!」
魅門「ふむ。長い事動けずにおったしのう。体がなまっているところじゃ。久々に大暴れでもするとしようか」
京香「街を襲おうっていうの!?」
吹雪「ウ、ウソですよね、魅門っち!」
咲弥「そ、そんな…。私達のせいで、街に被害が出るなんて…」
菜波「せっかく、バスターキャノンを止めたっていうのに…」
学園長「すまん、諸君。私がこんな事をしなければ…」
四条「今は嘆いている時ではありません! どうにかして魅門を止めなければ!」
魅門「わらわを止めるとな? 今の世には、陰陽師や高僧の類はおらぬようじゃがの…」
てすら「そう言えば…」
魅門「信仰心が衰えるというのは 嘆かわしい事よのう…」
「しかし、わらわにとっては好都合。思う存分、暴れさせてもらうとしようか」
番長「そんな事はさせんぞい!」
葵「そう。あなたを再封印する方法は古文書を読んでわかってるわ」
遼駕「魅門! 俺達は話し合えるだろ! 理解し合えるはずだ! 考え直せ!」
魅門「わらわに話し合いの余地なぞない。わらわの望みは封印の解除のみ…」
遼駕「くっ…!」
京香「佐伯君っ!?」
遼駕「わかった…。みんな俺に勾玉をくれ…」
>受け渡し
魅門「ほう…やはり、そなたも人の子よの…。言う事を聞かぬ相手は力で排除するか」
遼駕「勘違いするんじゃねえ! 俺は俺のやり方でお前を解放する! 俺の信じたコイツでな!」
魅門「それは…今までわらわの邪魔をして来た不思議なからくりじゃな?」
遼駕「そうだ! 俺はコイツの未来を…BASEシステムを信じるって決めたんだ! 最後までそれを貫き通すぜ!」
咲弥「遼ちゃん…」
魅門「ふむ。よかろ。最後の余興じゃ。付き合ってやろうぞ」
「なに、やり方は見てわかっておる。からくりは…こんなもんで良いかの?」
吹雪「魅門っちの手にBASEがっ!」
菜波「妖力で作り出したんです、きっと!」
魅門「さぁ、かかって参れ」
遼駕「よっしゃあっ!」

●敗北&再戦
遼駕「ううっ…つ、強ええ…」
菜波「なんで!? スパロボバトルなんかやった事ないはずなのに!」
吹雪「基本戦略は昔も今も大差ありません! 要はどれだけ己を知り、相手を知っているかです!」
葵「兵法の基本ね。魅門は私達との勝負を見ていて、各ユニットの特性を理解したのよ」
魅門「フン…」
四条「さすがに長生きしてるだけあって、理解力や洞察力は高いと見える」
京香「感心している場合じゃないでしょう!? 佐伯君が負けたら、街が危ないのよ!」
番長「そうじゃ! 佐伯よ、ここが踏ん張りどころじゃ!」
てすら「佐伯君、頑張って下さい!」
学園長「佐伯君! 私を倒した時のように、根性を見せるんだ!」
咲弥「遼ちゃん! お願い、頑張って!」
魅門「さぁ、どうする? 諦めて大人しくわらわの復活劇を鑑賞するか?」
遼駕「誰が…誰が諦めるもんかぁああっ! 俺は諦めの悪さなら誰にも負けねえ!」
魅門「なんと…」
遼駕「俺は俺のやり方でこの勝負に勝って、お前を解放してやるんだ!」
魅門「なんと熱い男よ。これほどの男、今までに数えるほどしか見ておらぬ…」
「よかろう。ならば、もう一度かかって参れ」
遼駕「うぉおおおおっ!!」

527名無しさんも私だ:2010/01/17(日) 20:11:30 ID:sQmnP1zA0

●勝利
遼駕「か、勝った…!」
咲弥「やったぁ! 遼ちゃんが勝った!」
四条「よくやったぞ、佐伯。教官として誇らしい限りだ!」
京香「佐伯君、よく頑張ったわ!」
遼駕「さぁ、魅門! バスターキャノンのエネルギーを解除して、俺の話を聞いてもらおうか!」
魅門「ぬぅ…わらわの負けじゃ…」
「よかろう。そなたの言う通り、大筒の力を解除して…」
「うっ…?」
吹雪「どうしたんですか、魅門っち!?」
魅門「むっ? これは…」
てすら「どうしたのでしょうか?」
魅門「妖力が弱まったせいで、制御がうまくいかん…」
学園長「なんだとっ!?」
四条「8つの勾玉の力が影響しているのか?」
菜波「そうかもしれません。本来、魅門さんをもう一度 封印するために使う物ですから!」
葵「今までは強まった妖力で制御できてたけど、勾玉によってそれも難しくなったって事かしら?」
魅門「どうやら、そのようじゃのう…」
「それと…この大筒の力はわらわの体に合わなかったようじゃ…」
遼駕「ちょっ、なんだそれ!?」
番長「力をつけようとして無理に食って 腹を壊すようなもんかのう?」
菜波「言い得て妙ですね…」
四条「そんな事を言ってる場合ではないぞ。魅門、そのままだとどうなる?」
魅門「わからぬ。わらわもこんな事は初めてじゃ」
「しかし、このままでは恐らく…溜まった力が暴発する…」
学園長「なんだとっ!?」
京香「それって、つまり…」
葵「魅門が爆発するって事っ!?」
吹雪「そんな…魅門っち! せっかく仲良くなれたのに、どうにかならないんですか?」
てすら「魅門さんが可哀想です…
咲弥「遼ちゃん…」
遼駕「魅門! どうにかならないのかよ! 俺達これからだろうが!」
魅門「小童…」
「すまんな。貴様の願いは叶えられそうにない」
「わらわはこのまま爆発して消えるのみじゃ」
遼駕「マ、マジかよ…」
菜波「学園長、キャノンのエネルギーが爆発したら、どれくらいの被害が出るんですか!?」
学園長「うむ…通常でもこの裏山くらいなら吹き飛ばすパワーはある」
「そこに魅門の妖力が上乗せされるとなると…」
四条「学園もただでは済まんか…」
京香「そんな! 私達だけじゃなく学園もですか!?」
葵「学園も大事だけど、私達の方が問題でしょう?」
「魅門が消えるのは勝手だけど、私達を巻き込まないで欲しいわね」
吹雪「ぶう〜っ! 会長さん、またしても自分さえ良ければって発言を!」
葵「私は私が一番可愛いの」
てすら「魅門さん、本当にどうにかならないのですか?」
魅門「うむ…。残り全ての妖力を大筒の力の拡散に用いれば、あるいは…」
番長「おおっ! それができれば爆発は避けられるぞい! ワシらも学園も助かる!」
咲弥「良かった…」

528名無しさんも私だ:2010/01/17(日) 20:12:01 ID:sQmnP1zA0
魅門「じゃが、恐らく妖力を使いきる事になる」
遼駕「え? それってどういう事だ?」
葵「狐が妖力を得て妖狐になったんだから、それがなくなった時は ただの狐に戻るんでしょうね」
菜波「そ、それじゃあ、魅門さんは…!」
四条「この霊廟の地下で ただの狐に戻って滅びるという事だな」
吹雪「そんな〜! 魅門っち、ダメダメ! そんなのダメです!」
京香「他に方法はないの!?」
魅門「無理じゃな。こうなったら、わらわにもどうする事もできぬ。今も爆発を抑えるので手一杯じゃ…」
咲弥「そ、そんな…」
番長「なんという事じゃ!」
てすら「魅門さん…」
学園長「我々、人間の身勝手さが1つの存在を滅ぼすというのか…。人類とは…なんとごう慢な存在なのだ!」
「こうなったい以上、我々もその罪を償うべく…!」
葵「学園長。勝手に私達も罪人にしないで下さい」
四条「いや、この事態を招いた一因は確かに我々にある…」
魅門「そう争うな。わらわが消えれば良いだけの話だ。道具は人に使われて捨てられるもの…」
遼駕「だから、お前は道具じゃねえって言ってるだろうが!」
魅門「…………」
「そうだな、小童」
「素直にお前の話を聞いておれば、こんな事にはならなかったかもしれぬのう…」
咲弥「魅門さん…」
魅門「そう…。わらわは小童の言う通り、人という種族が好きじゃ」
吹雪「やっぱり!」
魅門「一人孤独に山を護るのが嫌だったのじゃ」
「だから里に下りて、人と仲良うしたかった」
「じゃが、人は自分より力のある者、異形の者を恐れるもの。わらわは何の理由もなく忌み嫌われた…」
てすら「それで、暴れてしまったのですね…」
魅門「うむ。あの頃はただただ悲しゅうて、何もかも拒絶してしまったのだ」
番長「ワシもこの格好だけで嫌われる事がある…」
魅門「じゃが、封印されているうちに、人の心も理解できるようになった」
「そのうちに、人を…弱き者を慈しむ心も芽生えた…」
菜波「だから、封印した人の言う事を大人しく聞いて 願い事を叶えてたんですね」
京香「善い願いだけを叶えて、悪い願いは上手くいかないようにして…」
魅門「それが本来の土地神のあるべき姿なのじゃ」
遼駕「やっぱり、お前はいい奴だったんじゃねえか! なんでこうなる前に早く…」
魅門「良いのじゃ、小童。大好きな人々を護って消えるのじゃ…。わらわも本望よ」
>揺れる
京香「え? じ、地震!?」
四条「違う。これは、きっと…」
魅門「うむ。そろそろ限界のようじゃ…。わらわはこのまま消えるとしよう」
吹雪「そ、そんな! 魅門っち! このまま消えるなんてダメです!」
「吹雪は…吹雪は もっと魅門っちと仲良くなりたいです!」
「魅門っちは吹雪の趣味をわかってくれました!」
「武器仲間を増やす手伝いをしてくれました!」
てすら「私の…UFOに会いたいっていう願いも叶えてくれました」
京香「私も真に強い男の子に出会えたわ」
菜波「あたしもお兄ちゃんと再会する事ができました!」
四条「あたしは身近に将来有望ないい男がいる事を知った…」
学園長「私も心のかせを解き放った事により、真に目指すべき道を見つける事ができた」
葵「わ、私は別にいい事なんてなかったわよ」
京香「素直じゃないわね。あんたの本性知っても逃げない友達がこんなにできたじゃない…」
咲弥「私も! 私も遼ちゃんと仲直りできた!」
「お礼を言っても言い切れないわ…」
遼駕「魅門…お前が叶えて来た願いで みんな、こんなにも感謝してるんだ…」
「誰もお前を嫌ったりしてない。お前は兵器でも道具でもない。俺達は話し合い、わかり合える…」
「俺達は… 俺は…お前と友達になりたいんだ!」
魅門「小童…わらわはその言葉が聞けただけで満足じゃ…」
遼駕「魅門…」
魅門「手を出せ、小童。いや、佐伯よ。最後の握手じゃ…」
咲弥「魅門さんっ!」
学園長「くっ……」
京香「魅門……」
葵「…………」
魅門「わらわはそろそろ消えるとしよう…」
番長「どうにもならんのか?」
菜波「ううう……」
四条「…………」
てすら「魅門さんの事忘れません…」
魅門「さらば、友よ!」
吹雪「魅門っちぃいい〜〜〜っ!」
>魅門消滅

529名無しさんも私だ:2010/01/17(日) 20:12:33 ID:sQmnP1zA0

吹雪「ううっ…魅門っち…」
てすら「み、魅門さん……」
咲弥「ごめんなさい…魅門さん…」
葵「…す、素直じゃないのがいけないのよ…。自業自得よ…」
京香「…あ、あんたが言うんじゃないわよ…」
学園長「くっ……」
四条「…………」
菜波「うう…お、お兄ちゃ〜ん…」
番長「な、泣くでない、菜波! あいつは…魅門はきっと、満足して… ううう…」
咲弥「そ、そうだよね…。魅門さんは…満足してたよね?」
遼駕「そうだな…。あいつ、最後に笑ってた…」
「俺達を助けて満足して消えていった…。今はそう信じるしかねえ。そう信じるしかねえだろうがよっ!!」
咲弥「ううう……」
学園長「魅門君の死を無駄にしないためにも、これからの我々にできる事を考えるしかあるまい…」
遼駕「学園長…」
学園長「魅門君の遺志を継いで人々を守るためにも、おろかな大戦は繰り返さぬようにしなければならん…」
「佐伯君の信じた未来…BASEシステムの有効活用もその選択肢の1つかもしれん」
四条「その通りだ! 悲しんでいる暇はないぞ、貴様らっ!」
「新たな目標に向かって、明日からビシバシ鍛えてやるから覚悟しろ!」
番長「うおおおっ! 鍛えて下され、小夜教官!」
菜波「あ…あはは。ほんと、悲しんでる暇はなさそうですね…」
てすら「私も頑張らなきゃ…」
遼駕「やっぱり…」
咲弥「遼ちゃん?」
遼駕「やっぱり俺はどうしても納得できねえっ!!」
京香「ど、どうしたの、佐伯君!?」
遼駕「俺は諦めが悪いって言ったろ!」
「あいつが消えて、それで万事解決だなんて」
「絶対納得いかねえ!」
葵「無茶な事言わないの。魅門は私達を守って消えたのよ? もうどこにもいないの」
吹雪「そ、そうですよ、佐伯君…。悲しいけど、受け入れるしかないです…」
遼駕「だから、それが納得できねえってんだ!」
「俺達はわかり合えたはずだ! 俺は魅門と友達になりたかったんだ!」
???「ならば、責任とってたもれ…」
遼駕「えっ!?」
吹雪「こ、この声! 魅門っち!?」
菜波「え? ど、どこですか?」
京香「なに? 空耳!?」
てすら「あ、あそこ!」
>空から降りてくる魅門人間体

530名無しさんも私だ:2010/01/17(日) 20:13:21 ID:sQmnP1zA0
咲弥「魅門さん…。よ、良かった…」
番長「うおおっ! こ、これは夢かまぼろしか!?」
葵「これは、いったい…」
「さっきまでのお涙頂戴は何だったのかしら?」
魅門「さぁ、佐伯。責任もって わらわの友達になってたもれ。なんなら、それ以上でも構わぬぞ…」
遼駕「あ、ああ! 友達にだって何だってなってやるさ!」
咲弥「えっ!?」
遼駕「本当に魅門なんだな! 良かった良かった!」
>魅門に抱きつく
遼駕「って、お前、この体! 本物!?」
魅門「そうじゃ、そなたと同じ生身の体よ」
葵「一体、どうやって?」
魅門「うむ。全ての妖力を使って、大筒の力を拡散させていた時、このまま消えてしまうのは嫌だと思ったのじゃ…」
吹雪「そ、それでっ?」
魅門「その時、わらわも佐伯と友達になりたい…そなたらと一緒にいたいと思ったのじゃ」
菜波「それって、つまり…」
吹雪「佐伯君の千個目の願いと…」
てすら「千個願いを叶えた際の魅門さんの願いが…」
京香「両方一緒に叶ったって事ね!」
魅門「うむ。どうやらそういう事らしいのう。気がついたら、裸で空に浮かんでおった」
番長「は、裸で!?」
菜波「お兄ちゃん! 変な想像しないでよ!」
番長「い、いや! ワシは何も! ご、誤解じゃよ、菜波ぃ!」
四条「言い訳は男らしくないぞ、轟。まだまだ修行が足らんようだな」
番長「は、はい…」
魅門「さすがに裸では恥ずかしいのでな。そなたらを真似して服を作ってみたのだが どこか変かのう…?」
菜波「変じゃないです! とっても可愛いです!」
魅門「そうか。ならば良かった」
葵「服を作れるくらいの妖力は残ってるって事かしら?」
「全部使い果たして消えるんじゃなかったの?」
魅門「封印が溜め込んだ千の願いの効果かのう。昔ほどの力は感じぬが、まだ少し残っておるようじゃ…」
葵「ご都合主義ね」
てすら「本体の狐さんはどうなったのでしょうか?」
魅門「ふむ。残念ながら壊れてしまったようじゃ。これからは、この肉体がわらわの体じゃ」
菜波「人間に転生したって事でしょうか?」
魅門「じゃが、耳も尻尾もいつでも出せるぞよ?」
>狐の姿に
魅門「ほれ」
>戻る
京香「完全に私達と一緒ってわけじゃなさそうね…」

531名無しさんも私だ:2010/01/17(日) 20:13:56 ID:sQmnP1zA0
魅門「さぁ、佐伯。責任をとってたもれ…」
遼駕「あ、ああ…」
咲弥「ちょっと待って!」
遼駕「なんだよ、咲弥!? 何か問題でもあるのか?」
咲弥「問題ありよ、大ありよ! さっき魅門さん、どさくさ紛れになんて言いました!?」
魅門「うむ。友達以上の関係でも良いと…」
「佐伯はそれでも構わぬと言うてくれたよの?」
遼駕「えっ!? あ、あれは、その…勢いって奴で…」
魅門「さぁ、責任をとってたもれ…。限りある人生、二人で一生添い遂げようぞ」
遼駕「ちょっ!」
咲弥「そ、そんなのダメーっ!!」
魅門「そうさのう…。まずは現世をよく見てみたくもあるし、”で〜と”とやらに出掛けようぞ」
「ささ、案内してたもれ」
咲弥「だ、ダメだってばっ!!」
>遼駕を突き飛ばす(ついでに巻き込まれる学園長
魅門「何をするのだ、咲弥。わらわ達は友達であろう?」
「友達ならば、友達の幸せを願ってたもれ」
咲弥「友達でもダメなものはダメーっ!」
「遼ちゃんは、遼ちゃんは私と…」
菜波「そんなのズルイです! あたしだって佐伯先輩とデートしてみたいです!」
番長「な、菜波! 何を言い出すんじゃ!」
菜波「お兄ちゃんには四条教官がいるからいいでしょ!」
「あたしだって負けてらんないんだから!」
四条「こらこら、勝手に決め付けるな。あたしは轟と付き合うなどと言った覚えはないぞ」
「轟も佐伯も、まだまだ半人前だ! これからこのあたしがジックリといい男に育て上げてやるわ」
「そう…運命の人は待ってるものじゃなく、あたしの手で育て上げるものなのだ! フハハハハハ…!」
葵「四条教官…盛り上がってるところ悪いですけど、佐伯君には生徒会へ入ってもらう予定です」
京香「ええっ…!?」
葵「私の片腕…もしくは宿敵として。どちらにしても退屈しなさそうですわ。フフフフフ…」
吹雪「ちょおっと待ったぁ!」
「佐伯君は大事な武器同好会の仲間です! そう簡単に渡しませんよ!」
遼駕「待て! 初耳だぞ、それ!」
吹雪「え!? だって…勾玉をくれた時、『お前は仲間だ』って言ってくれたじゃないですかぁ!」
遼駕「いや、それはさ…」
てすら「あの〜、そういう事でしたら ぜひ我がオカルト研に……」
遼駕「美倉まで何言いだすんだよ!」
遼駕「し、東雲先輩、助けて…」
京香「佐伯君!」
遼駕「は、はい…?」
京香「男なら、闘わなければならない時があるわよね?」
遼駕「え?」
京香「私が思うに、佐伯君の煮え切らない態度が この状況を生んでるんじゃないかしら」
遼駕「それって、どういう…」
京香「問答無用! 私が佐伯君の根性、叩き直してあげるわ!」
遼駕「ちょっ! お前ら、ちょっとおかしいぞ!」
魅門「さぁ、佐伯。わらわと”で〜と”に出かけようぞ」
咲弥「遼ちゃん! デ、デ、デートするんなら私とっ!」
四条「不純異性交遊は許さんぞ、佐伯!」
てすら「あの…せっかくですので、遺跡と霊廟の探査などいかがでしょうか…?」
菜波「決めて下さい、佐伯先輩!」
葵「それより、これから生徒会室で私といい事しましょう?」
吹雪「佐伯君、カモン! 武器同好会の最初の活動はあの基地の探索ですよ〜☆」
京香「さて、佐伯君。覚悟はいいわよね?」
遼駕「落ち着け、お前ら! 気のせいか、殺気立ってるぞ!」
「あ、そうだ! スパロボバトルで決着つければいいんじゃないか?」
咲弥「じゃあ、誰から相手するか決めてよ!」
遼駕「え!? いや、その…」
「も、もう勘弁してくれぇっ!!」
>逃げ出す
魅門「ま、待ちや、佐伯!」
咲弥「あ、待ってよ。遼ちゃ〜ん!」
京香「逃げるな、佐伯っ!」
葵「仕方ないわね。捕らえた者勝ちという事で」
四条「面白い。その話、乗った!」
菜波「負けませんよ!」
てすら「…では、どなたかスタートの合図を……」
吹雪「それでは皆さん、準備はOK?」
「いきますよぉ! そぉれ、突撃ぃーっ!!」
>走り出す女性陣
番長「な、菜波! 小夜教官!」
「ああ、行ってしもうた…! ワシは…ワシはどうすればいいんじゃああっ!」
学園長「ふむ…。とりあえず、基地の後片付けでも手伝ってもらおうかね…」
>番長を引きずって奥へ
番長「こ、こんな結末、あんまりだぁああっ!」

532名無しさんも私だ:2010/01/17(日) 20:15:40 ID:sQmnP1zA0
以上。これで本編終了!
まぁ本番はこっからなわけですが

それにしても東雲先輩は、ちょっと物理的手段に頼りすぎだと思うんだ
何か困った事があるとすぐに鬼神拳でぶっ壊そうとしてるぞw

533名無しさんも私だ:2010/01/17(日) 20:18:10 ID:FbTeHGfQ0
やはりというかヒロインルート選択が欲しかった…

534名無しさんも私だ:2010/01/18(月) 20:49:03 ID:NIpY..jw0
乙。後半は雰囲気ガラっと変わるよねぇ
学園長はギャグもシリアスも出来て、いいキャラだったw

535名無しさんも私だ:2010/01/18(月) 20:55:42 ID:HA5YE0O.0
軍事基地のゲートをぶち破れるとか鬼神拳テラスゴス

536名無しさんも私だ:2010/01/20(水) 00:09:41 ID:bD8CktuQ0
学園サブシナリオ一つ投下


サブシナリオ1『イタズラがすぎる』

・校門
>ロープに引っかかって転ぶ遼駕
遼駕「うわっ!」
「くそう! 何なんだよ、このロープ! 危ねえなぁ…」
悪ガキA(あひゃひゃ! ひっかかったぜ! だせ〜な、あいつ!
悪ガキB(だなだな! あのアホ面ったらないぜ! きひひ!)
>遼駕、画面外へ
悪ガキA(あ、あれ? あいつどこ行った?)
悪ガキB(そう遠くへは行ってないはずだけど…)
>凌駕、悪ガキの背後から登場
遼駕「おい! ガキども!」
悪ガキA「ぎゃ〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!」
遼駕「お前らか! こんな所にロープ張りやがったのは!」
悪ガキA「知らね〜よ! つ〜か、驚かすなよな! ビックリするだろっ!!」
悪ガキB「ビックリするだろっ!!」
遼駕「ビックリしたのは、こっちだっつーの!! 怪我でもしたらどうすんだ!!」
悪ガキA「そんなの知るもんか! こんな単純なワナに引っかかる方が悪いんだよ!」
悪ガキB「そうだそうだ! 単純バカのアホタレち〜ん!!」
遼駕「ったく、これだからガキは…」
「つか、お前らどっから入りやがった? ここは関係者以外立ち入り禁止だぞ」
悪ガキA「へへ〜ん! そんなの知ったこっちゃないね!」
「オレたちゃ、遊びたい時に遊びたい場所で遊ぶんだよ〜だ!」
悪ガキB「そうだそうだ! バーカバーカ!!」
遼駕「い、言わせておけば…! 外にほっぽり出してやる!」
悪ガキA「へへ〜ん! 誰がお前なんかに捕まるかっての! バーカバーカ!!」
悪ガキB「そうだそうだ! バーカバーカ! 誰が捕まるかっての!」
>逃げる悪ガキ、追う遼駕
遼駕「逃がさないぜ、ガキども!」
「どこに隠れようと必ず見つけだしてやる!」
>見つける&捕まえる
悪ガキA「くそっ!! は〜な〜せ〜よ! この、バーカバーカ!!」
悪ガキB「そうだそうだ! 話せ、このバーカ!」
遼駕「うるせえっ! お前ら覚悟しとけよ!」
「さぁ、どう料理してくれようか!」
悪ガキA「料理なんていらね〜よ!」
悪ガキB「そうだそうだ! オレ達腹なんか減ってね〜ぞ!!」
>BASEを落とす悪ガキ
遼駕「ん? スパロボバトルのBASEじゃねえか。お前らもスパロボバトルやるのか?」
悪ガキA「何言ってんだよ、お前! スパロボなんか誰でもやってんだろ!」
悪ガキB「やってんだろ!」
悪ガキA「そうだ! お前、オレと勝負しろ! オレが勝ったら、お前は今日からオレの子分だ!」
悪ガキB「子分だ!」
遼駕「ナマな事言ってくれんじゃねえか!」
「お前らが勝ったら、今回は見逃してやるよ。だけど、負けたら覚悟しとけよ!!」
悪ガキA「へん! 負けるわけないだろ!」
悪ガキB「お前なんてギッタンギッタンだ!」

537名無しさんも私だ:2010/01/20(水) 00:10:13 ID:bD8CktuQ0

●敗北
遼駕「…はっ!?」
「くそっ、俺とした事があんな悪ガキ達に負けるとは…」

●再戦
悪ガキA「へっ! だっせ〜! スパロボ学園の生徒のくせに、オレ達にも勝てないなんて…」
悪ガキB「ださ過ぎ!」
悪ガキA「さぁ、今日からお前はオレ達の子分だ!」
悪ガキB「子分! 子分!」
遼駕「待て! さっきのは、お前らのためを思って手を抜いてやったんだ!」
「いきなり本気出しちまったら、お前ら泣いちゃうかも知れねえからな!」
悪ガキA「バーカ! そんな事くらいで泣くわけないだろ!」
悪ガキB「お前こそ、泣きながら言い訳してんじゃねーよ!」
遼駕「くっ! 言ったな! 今度こそ本気で相手してやる!」
悪ガキA「そんな事言って、いつだって本気なんじゃね〜の?」
悪ガキB「早く実力見せろよな、おに〜ちゃん! きひひっ!!」
遼駕「こ、こいつら…!」

●勝利
遼駕「へっ! 大した事ねえな」
悪ガキB「次は俺が相手だ!」
>二戦目へ

●二戦目敗北
遼駕「…はっ!?」
「くそっ、生意気なガキどもめ…」

●再戦
一戦目と同じ

●二戦目勝利
遼駕「勝ったぜ! まぁ、余裕だけどな!」
悪ガキA「すげ〜!! お前強いな!!」
悪ガキB「強いな!」
遼駕「まぁ、伊達にスパロボ学園に通ってねえってな!」
悪ガキA「いいな〜! オレもスパロボ学園に通いて〜!」
悪ガキB「通いて〜!!」
遼駕「お前らには、まだ早えって。イタズラなんかやってねえで、ちゃんと勉強するこったな」
悪ガキA「は、はい、師匠!!」
遼駕「し、ししょ〜!?」
悪ガキA「オ、オレ達、師匠みたいに強くなれるように頑張ります!」
悪ガキB「それえは、失礼します!」
遼駕「もうイタズラとかすんじゃねえぞ! また今度スパロボバトルやってやっから!」
悪ガキA「はい師匠! また、今度相手してやんよ!」
悪ガキB「してやんよ!」
遼駕「なっ!? こ、このクソガキども待ちやがれ〜っ!!」
悪ガキA「やなこった!! べーっ!!」

538名無しさんも私だ:2010/01/20(水) 00:11:03 ID:bD8CktuQ0
もう一つ

サブシナリオ3『9人目の選手』

・グラウンド
野球部員「お前が投げないで、誰が投げるんだよ!」
エース「放っといてくれ! 俺はもう投げられない…」
遼駕「どうしたんだ?」
野球部員「コイツ、うちの野球部のエースなんだけど ちょっとした事があって、今落ち込んでるんだ」
エース「余計な事言うなって!」
遼駕「ちょっとした事って?」
野球部員「今度、全国大会の地方予選が始まるんだけど、抽選クジで初戦からSD学園と当たっちまってさ…」
遼駕「SD学園って、あの全国大会に何度も出てる強豪校か!?」
エース「…………」
野球部員「で、コイツすっかり自信なくしちゃってさ。『絶対ボコボコにやられるに決まってる』って落ち込んでるんだ」
エース「だってそうだろう!? 相手はあのSD学園だぜ!」
「ううう…一体何点取られるか 今から考ええるだけでも恐ろしい…」
遼駕「そんなにビビってんなら 試合に出なきゃいいじゃねえか」
エース「何だとっ!?」
遼駕「エースだか何だか知らねえが、こんなふ抜けた奴の球なら、俺でも打てそうだぜ!」
エース「いくら何でもシロウトのお前に俺の球が打てるわけがない! そこに立て!」
遼駕「いいぜ!」
>三球三振
エース「ハハハハ! それ見た事か! 1球も、かすりゃしねえじゃん!」
遼駕(は、速えっ! さすがにエースと言われるだけの事はありやがる…!)
エース「どうだ!? お前ごときが打てる球じゃねえんだよ!」
遼駕「確かに俺は野球じゃ あんたには勝てそうにねえが、コレならどうだ!」
エース「ふっ、スパロボバトルとはな! 言いだろう! その勝負、受けてたつ!」
遼駕「よし! なら、行くぜ!」

●敗北
遼駕「…はっ!?」
「格好いい事言っておきながら、負けちまうとは情けねえ…! もう一度勝負だ!」

●再戦
エース「あいつバトルが強いような事言ってたのに、俺にあっさり負けやがった…」
「得意な物でも勝てない時は勝てないんだ…」
野球部員「いやいや、勝負は時の運! やってみなきゃわからないだろ?」
「それにあいつは、口ばっかりの、ただの腰抜け野郎だったってだけの事だ! お前のピッチングとは関係ねえよ!」
遼駕「おい!」
野球部員「何だお前! また来たのか!? お前のせいで、余計にこいつが落ち込んじまったじゃねえか!」
遼駕「さっきのバトルは自信つけさせようと ちょっと手を抜いてやっただけだ! 今度はそんな事はしねえからな!」
エース「もういい加減にしてくれ! 駄目な物は駄目なんだよ!」

539名無しさんも私だ:2010/01/20(水) 00:11:33 ID:bD8CktuQ0

●勝利
エース「くそうっ! 負けちまったか! しかし、熱いバトルだったぜ!」
遼駕「結構やるじゃねえか! 駆け引きが見事だったぜ!」
エース「ああ、バトルもピッチングも一緒だ。要は相手の裏をかく事、それに相手の苦手な所を攻める事だ!」
遼駕「さすがエース! 色々考えてるってわけだ!」
エース「当たり前だ! それが勝負に勝つって事だからな…はっ!?」
野球部員「どうした?」
エース「そうか…さっきのバッティング勝負といい、今のスパロボバトルといい…」
「どんな相手にも、逃げずに立ち向かう事が大事だったんだな…」
野球部員「そうだよ! お前は試合する前から勝負に負けてたんだ!」
エース「お前は、それを俺に教えるために、俺の球が打てるとか言い出したんだな?」
遼駕「ま、まあな…」
エース「そうか…。どうやら俺が間違ってたみたいだな…」
野球部員「お前…立ち直れたのか!?」
エース「ああ、もう大丈夫だ。相手がどこであろうと、自分の力を信じて全力でぶつかっていくだけだ!」
遼駕「そうさ! どんな相手でもビビらず、思い切っていこうぜ!」
エース「よーし、こうしちゃいられないぜ! 早速今から集合かけて猛特訓だ!」
遼駕(よしよし、それでこそ青春だぜ)
エース「さぁ、君も一緒に来るんだ! 全員で練習するぞ!」
遼駕「な、なんで俺まで!?」
エース「実はケガで入院してる奴がいてメンバーが足りないんだ。頼む、君が9人目になってくれ!」
遼駕「アホか、お前! エースの心配より先に試合ができるか心配しろよ!」
エース「大丈夫! 君がいれば勝てる! 自分の力を信じるんだ!」
遼駕「お前が言うな! もういい! お前らなんかに関わった俺がバカだったぜ。じゃあな!」

・中庭
遼駕「あ〜、びっくりした。俺って奴はどうもお節介でいけねえ。反省しなきゃな…」

540名無しさんも私だ:2010/01/20(水) 00:12:21 ID:bD8CktuQ0
今日は以上
適当に消化してるんで順不同で投下してきやす

541名無しさんも私だ:2010/01/20(水) 00:12:57 ID:8XI7VFaM0
相変わらず乙w

サブシナリオは100あるから全部収集するのは大変だと思うけど
期待しているぜ!

542名無しさんも私だ:2010/01/20(水) 00:17:35 ID:UC8Vzgsw0
そういやサブシナ中途半端に残して消化して無かった記憶があるなあ。乙

543名無しさんも私だ:2010/01/21(木) 20:12:24 ID:uH/Ch62Y0
スパロボ学園ー


サブシナリオ41『五人揃って…〜一人目〜』

・中庭
グリーン「こんな所にいたのか、レッド!」
遼駕「は?」
グリーン「レッドが行方不明になったせいで オレ達はバラバラになっちまった! ブルーもピンクもな!」
「イエローにいたっては購買でカレーを食いまくる毎日だ!」
遼駕「何の話だ? カレーがどうしたって?」
「つか、あんた何者だ? そんな怪しい格好して…」
グリーン「しらばっくれてんじゃねー! オレの…このグリーンの顔を忘れたって言うのか!?」
遼駕「いや、知らねえし…。つーか、そんなメット被ってちゃわかんねえし…」
グリーン「なんだとう!? なんてこった! レッドが記憶喪失になったという話は本当だったのか…!」
「このままじゃ、このままじゃオレ達はーっ!!」
遼駕「どうやら人違いみたいなんで、俺はこれで…」
グリーン「ちょっと待ったー!! そうはいかねぇ!」
「お前は忘れちまったかも知れないが、お前がオレ達のリーダーである事に変わりはない!」
「こうして学園に戻って来たからには、リーダーとしての務めを果たしてもらうぜ!」
遼駕「そんな事、突然言われても俺には何の事やらサッパリ…」
グリーン「そりゃそうだろう! お前は半年前の事故のせいで 記憶を失っちまったんだからな!!」
遼駕「はぁ? 俺が記憶喪失だってのか!?」
グリーン「そうだ! もしかしたら今まで誰もお前にこの事実を伝えなかったかも知れないが…」
「それは、お前を気遣っての事だ!」
遼駕「そ、そうなのか? いやいや、そんなはずは…」
グリーン「よく考えてみろ! 初めて会う人間なのに、なぜかお前の事を知っていたり…」
「逆に会った事があるような気がした事が何回か有っただろう!」
遼駕「そ、そう言えば、そんな事が何回かあったような…」
グリーン「そうだろう! それが何よりの証拠だ!」
「さぁ、わかったら、早速仲間を呼びに行くぞ、レッド!」
遼駕「…俺って、記憶喪失だったのか…? え、事故? 半年前?」
「半年前って俺何やってたっけ? 思い出せねえ…。いやいや、前の学校で…」
グリーン「何をやっている、レッド! こうしている間にも悪の組織は世界征服を企てているんだぞ!「」
「一刻も早く仲間を集めなければ!」
遼駕「ちょ、ちょっと待ってくれ! あ、頭が混乱して…」
グリーン「しょうがない奴だな! では、このオレとスパロボバトルをしろっ!」
「男は拳を交えればわかり合える! 熱い戦いをすれば、何もかも思い出せるはずだ!」
遼駕「そ、そうなのか…? よ、よし、バトル開始だ!」
グリーン「それでこそレッドだ! 行くぞ!」

544名無しさんも私だ:2010/01/21(木) 20:12:55 ID:uH/Ch62Y0

●敗北
遼駕「…はっ!?」
「くそっ、負けちまったか…。って俺ってレッドって奴なのか…?」

●再戦
グリーン「どうだ! 何か思い出せたか、レッド!!」
遼駕「い、いや…頭が混乱して…。バトルどころじゃなかった…」
グリーン「ったく、しょうのない奴だな! それならば、もう一度バトルだ!」
遼駕「あ、ああ…」

●勝利
グリーン「さすがレッド! 記憶をなくしていても スパロボの腕はにぶっちゃいないな! これこそオレ達のリーダーである証!」
遼駕「…俺がレッド…。俺がリーダー…」
グリーン「そうだ! どうやら思い出して来たようだな!」
「この調子で全員とバトルすれば、何もかも思い出すだろう! さぁ、行くぞレッド!!」
遼駕「お、おう…」
グリーン「まずは購買部だ! 十中八九、イエローがカレーを食ってるだろうからな!」

・購買部
グリーン「ここにイエローがいるはずなんだが…」
遼駕「カレーを食ってる奴はどこにもいねえな」
グリーン「むうっ! ようやくレッドが帰って来た記念すべき日だというのに! 奴は一体どこで何をやっているのだ!」
遼駕「よくよく考えたら、やっぱり俺、レッドじゃねえ気がする…。そんなわけで、今日はこれくらいで…」
グリーン「な、何を言い出すんだ、レッド! お前はレッドなんだ! 自分をしっかりもて!」
遼駕「そう言われても俺、自信ねえし…。そんなわけで、さよなら!」
>逃げる
グリーン「ま、待て! イエローに会えば、思い出すはずだ!」
「オレは奴を探してここで待っている! 後で必ず戻って来るんだぞ! いいな!!」
遼駕「あんたがよく知るレッドは死んだ! 俺の事は忘れてくれ!」

545名無しさんも私だ:2010/01/21(木) 20:13:27 ID:uH/Ch62Y0
サブシナリオ42『五人揃って…〜二人目〜』

・購買部
グリーン「待っていたぞ、レッド!!」
遼駕「ゲッ! あんたは…!」
グリーン「この前はイエローがトイレに行ってたせいで、レッドに記憶を完全に思い出してもらう事ができなかったが…」
「今日はイエローを捕まえておいた! これで完全に思い出してもらえるはずだ!」
遼駕「どういう理屈だよ…」
グリーン「ほら、イエロー! お前もいつまでもカレー食ってないで、我らがリーダーに挨拶をしろっ!」
イエロー「ちょ、ちょっと待ってくれなんだな。あとちょっとで食べ終わるんだな」
グリーン「いいから、早く挨拶せんか! オレ達は早いところ五人集結し、悪と闘わなければならないのだ!」
「カレーを食ってる暇などない!」
イエロー「そ、そんな事ないんだな。しっかり食べなきゃ、力も出ないんだな」
グリーン「お前は食い過ぎだ! 一体一日何皿食べるつもりだ!」
イエロー「今日はまだ10皿しか食べてないんだな」
グリーン「それだけ食べれば充分だろう!」
イエロー「いや、まだあと10皿はいけるんだな」
グリーン「くっ! どこまでも食い意地のはった奴! また腹を壊しても知らんぞ!!」
イエロー「う…そ、それは困るんだな…」
遼駕「あのさ、俺もう帰っていいか?」
イエロー「ま、ま、待つんだな!」
遼駕「え?」
イエロー「も、もともと、おいらが毎日カレーを食べなきゃいられなくなったのも、レ、レッドのせいなんだな!」
遼駕「俺のせいだぁ!?」
イエロー「そ、そうなんだな。お、おいらは、レッドがいなくなったショックで食べずにいられない体になっちゃったんだな」
遼駕「な…!?」
イエロー「し、しかも、この間は食べ過ぎてお腹を壊しちゃったんだな! これもみんな、レ、レッドのせいなんだな!」
遼駕「それ、俺のせいなのかよ」
イエロー「そ、そうなんだな! だから、レ、レッドには責任を取ってもらうんだな!」
遼駕「責任って…。どうすりゃいいんだよ?」
グリーン「イエローと勝負しろ、レッド! さすれば、何もかも解決するはずだ!」
「レッドが記憶を取り戻しさえすれば、イエローの食い過ぎも治るだろう!」
イエロー「だ、だな! 精神が安定すれば、食べ過ぎないと思うんだな」
「ト、トイレにこもる必要もなくなるんだな…」
遼駕「はぁ…」
イエロー「さ、さぁ…おいらとバトルするんだな!」
遼駕「何だかよくわからねえが、俺とスパロボバトルしてえってんだな…」
「なら、相手になってやるぜ!」

546名無しさんも私だ:2010/01/21(木) 20:13:59 ID:uH/Ch62Y0
●敗北
遼駕「…はっ!?」
「くっ、油断したぜ…。しかし、マジでバトルしたら食い過ぎが治んのか…?」

●再戦
イエロー「ど、どうなんだな? 何か思い出せたのかな、レッド!!」
遼駕「いや…カレーの匂いに酔って、バトルどころじゃなかった…」
グリーン「ダ、ダメなんだな! そんなんじゃ、おいらはまた、一日30杯カレーを食べなきゃならないんだな!」
※↑明らかに発言者ミス
遼駕「そりゃ難儀だな」
グリーン「もう一度だ、レッド!」
遼駕「おう!」

●勝利
イエロー「さ、さすがレッドなんだな! この身を切るような鋭い攻撃! レ、レッドに間違いないんだな!」
「これで、おいらも身を細くしていられるんだな…」
遼駕「…俺がレッド…。俺がリーダー…」
グリーン「そうだ! どうやら思い出して来たようだな!」
「この調子で仲間全員とバトルすれば、何もかも思い出すだろう! さぁ、行くぞレッド!!」
遼駕「お、おう…」
グリーン「次は屋上だ! ブルーが一人、たそがれているはずだ!」
「ほら、お前も来い、イエロー!」
イエロー「ま、待ってくれなんだな。さっきのカレーが、まだ残ってるんだな」
グリーン「なにぃ!? まだ食うのかお前!」
遼駕「もう食わなくて良くなったんじゃねえのかよ!」

・屋上
グリーン「むっ! ブルーの奴がいない!?」
イエロー「さ、寒いんだな…。は、早く中に入るんだな」
遼駕「冷静になって考えれば、やっぱ俺、レッドじゃねえよな? そんなわけで、今日はこれくらいで…」
グリーン「待て待て待てーっ! お前は確かにレッドだ!」
遼駕「いや、だって イエローの過食症 治らなかったじゃねえか!」
グリーン「こいつはもともと、あんな感じだ! ただ単に食い意地が張ってるだけだ!」
イエロー「そ、そうなんだな…」
遼駕(じゃあ、レッドとか関係ねえじゃん…)
グリーン「今、ブルーを探してくるから! ここで待っていてくれ、レッド! さぁ、イエロー!」
イエロー「りょ、了解なんだな!」
>探しに行く二人
遼駕「……何か時間がかかりそうだし、どっか行くとするか…」

547名無しさんも私だ:2010/01/21(木) 20:14:32 ID:uH/Ch62Y0
サブシナリオ43『五人揃って…〜三人目〜』

・屋上
グリーン「待ちくたびれたぞ、レッド!!」
遼駕「じゃ、そういう事で!」
グリーン「待て待て待て〜いっ!!」
「この前は、ブルーが完全に存在感を消していたせいで、レッドにオレ達の事を思い出してもらう事ができなかったが…」
「今日はブルーを捕まえておいた! これで完全に思い出してもらえるはずだ!」
遼駕「だから人違いだって言ってんだろ! 俺はレッドなんかじゃねえって!」
グリーン「何を言う! お前のおかげで、イエローの過食症もだいぶ落ち着いた! 見ろ! このスマートになった姿をっ!」
遼駕「全然変わったように見えねえよ! つか、ブルーはどこにいるんだよ!? 探し当てたんじゃなかったのか!?」
ブルー「…………」
遼駕「ん!? 今、どこかから声が聞こえたような…」
グリーン「何を言ってるんだ、レッド! ブルーならさっきからここにいるではないか!」
イエロー「そ、そうなんだな」
遼駕「どこにいるってんだ!? 二人しかいねえじゃねえか!」
ブルー「…………」
グリーン「なんてこった…! 誰よりもブルーの存在に気がつくはずのレッドが!」
「記憶だけでなく、その能力までも失ってしまったのか…」
「前回、レッドが何も言わなかった時点で気がつくべきだった…」
遼駕「さっきからお前らが何を言ってるのか、俺にはさっぱりわからねえんだけど…」
グリーン「記憶も能力も失っちまったお前じゃ無理もないかも知れんが、ブルーはさっきからここにいるぞ!」
遼駕「だからどこだよ!?」
グリーン「ブルーは気分が沈むと その存在感すら消えてしまうんだ」
「しかし、どんなに存在感を消してもレッドは必ずブルーの存在に気づき、優しく微笑みかけてくれていた!」
「ブルーはそんなレッドに心を開き、ようやく普通の生活が送れるくらい存在感を取り戻していたんだ!」
イエロー「そ、それなのに、レッドが行方不明になっちゃったから、また落ち込んじゃったんだな…」
グリーン「最近ではオレ達ですら、ブルーを見つけられる確率は、砂漠の中から指輪を見つけるのに等しい!!」
遼駕「そんなに低いのかよ! つか、そんなんで悪と闘えるのかよ!」
グリーン「ふっ、愚問だな。それだけ存在感の薄い人間だったら、諜報活動などお手の物だろうが!」
イエロー「闘いも、ふ、不意打ちし放題なんだな」
遼駕(正義の味方が、そんなんでいいのか…?)
グリーン「さぁ、わかったのなら自分の記憶と共に能力を呼び覚ませ! そして、ブルーを救うんだ!」
遼駕「もしかして、そのブルーとバトルすんのか? 俺にはまったく見えねえんだが…」
グリーン「大丈夫だ! 為せば成る! バトルを始めれば、自然と見えるはずだ!」
イエロー「レ、レッドならできるんだな」
遼駕「そ、そうなのか!?」
グリーン「お前ならできる! いや、お前にしかできない!」
遼駕「お、俺にしかできねえ…。ブルーを救う事が、レッドの役目…」
グリーン「さぁ、バトル開始だ!」
遼駕「ああ! わかった!」

548名無しさんも私だ:2010/01/21(木) 20:15:31 ID:uH/Ch62Y0
●敗北
遼駕「…はっ!?」
「やられたか…。つか、相手が見えねえと どうも気分が乗らねえんだよな…」

●再戦
グリーン「どうだ? 何か思い出せたか、レッド!!」
遼駕「ダメだ! 俺には、ブルーがどこにいるのか サッパリわからねえ…」
イエロー「ブ、ブルーが可哀想なんだな…」
遼駕「俺じゃダメなのか…?」
ブルー「…………」
グリーン「そんな弱気でどうする!? お前にしかブルーは救えないんだぞ!」
遼駕「そ、そうだった! 俺にはブルーを救うという使命が!」
グリーン「その調子だ、レッド! わかったなら、もう一度だ!」
遼駕「おう!」

●勝利
遼駕「見える! 見えるぞ! 俺にもブルーが見える! そこだ!」
ブルー「いや、それはただのゴミ箱です。まだ本調子じゃないみたいですね…」
遼駕「あ、そっちだったか…。でも、うっすら人の影が見える!」
グリーン「どうやら能力が少しずつ戻って来たようだな」
イエロー「さ、さすが、レッドなんだな」
ブルー「レッド! また会えて、ボクは嬉しい…」
グリーン「どうだ、これで自分がレッドだと信じられるだろう? こんな能力を持った人間は、そうはいない…」
遼駕「そうか! やっぱり俺がレッドだったんだな!」
「いや、俺も薄々、自分がレッドなんじゃねえか? って気はしてたんだよな!」
グリーン「そうだろう。こうしてブルーが見えるようになったのが何よりの証拠だ!」
「さぁ、この調子で残るピンクと合流しよう!」
「ピンクは通信センターで緊急事態に備えているはずだ!」
一同『おう!』

・通信センター
イエロー「ピンクたん、い、いないんだな…」
ブルー「せっかくレッドさんが帰って来たのに…」
グリーン「自分の彼氏が帰って来たっていうのに、一体どこに行ってるんだ!」
遼駕「か、彼氏っ!? なぁ、ピンクって事はそいつは女の子なのか!?」
グリーン「そうだ! お前、自分の彼女も忘れてしまったのか!?」
イエロー「み、見てるこっちが恥ずかしくなるくらい、ラ、ラブラブだったんだな…」
遼駕「そ、そんなに!?」
ブルー「ピンクさん、お気の毒に…。こうなる事がわかってたから、会うに会えないのかも知れませんね…」
グリーン「おい、ブル! 人の事で落ち込むんじゃない! 透明度が増してるぞ!」
遼駕「みんな、俺のためにすまねえ!」
「俺の記憶が戻らねえせいで迷惑をかけているのなら…なおさら、ピンクに会って謝らねえと!」
「みんな、悪いがピンクを探してくれ! 今の俺じゃ、彼女の顔すら思い出せねえ!」
グリーン「ああ、心配するなレッド! 元よりオレ達はお前に協力するつもりさ!」
ブルー「そうですよ。ボク達は、みんなレッドさんに助けられて来たんですから」
イエロー「お、おいらも、ピンクたんとレッドの結婚式を楽しみにしてるんだな…。りょ、料理とか…」
遼駕「み、みんな…」
グリーン「よ〜し、それじゃあ 手分けしてピンクを探すんだ!」
一同「おう!」
グリーン「レッド! お前がここにいるとピンクが戻って来にくいかも知れない」
「しばらく他所に行っててもらえるか? 大丈夫! オレ達がピンクを見つけて、お前に会うよう説得しておくさ!」
遼駕「ああ、悪いなグリーン! 俺も今、どんな顔して会えばいいかわからねえ…」
「しばらく一人になって頭を冷やしてくるよ」
グリーン「それがいい。では、また後でここに来てくれ!」
遼駕「わかった!}

549名無しさんも私だ:2010/01/21(木) 20:16:06 ID:uH/Ch62Y0
サブシナリオ44『五人揃って…〜四人目〜』

・通信センター
グリーン「おお! 戻って来たか、レッド!」
遼駕「ああ。それで、ピンクは見つかったのか?」
グリーン「ああ…。おい、ピンク! いつまでもすねてないで、こっちに来い!」
ピンク「だ、だって…」
遼駕「すまねえ、ピンク…。俺、記憶を失ってしまって…」
ピンク「ああっ! レッドが記憶を失ってしまったっていうのは本当だったのね!」
「みんなから あなたが戻って来たって聞いた時は 飛び上がらんばかりに喜んだわ!」
「でも、記憶は戻ってないままだと聞いて、会っても悲しくなるだけだと思ったの…。私の方こそ逃げまわってゴメンなさい…」
遼駕「その…なんて言ったらいいか…」
ピンク「いいのよ。あれは、とても不幸な事故だったわ…」
「あなたが記憶を失ってしまったのも あなたに責任があるわけではないもの…」
「私、いつかまたあなたが 私の事、名前で呼んでくれる日を夢見てる…」
遼駕「ピンク…」
グリーン「さぁさぁ、湿っぽいのはここまでだ! 今は五人全員揃った事を喜ぼうじゃないか!」
イエロー「…な、なんだな」
ブルー「そうですよ。湿っぽい話ばかりしてたら、またボク消えちゃいますよ…」
ピンク「いやね、ブルーったら…」
遼駕「みんな…。俺は…俺はいい仲間を持ったよ…。未だによく思い出せねえ部分もあるが…」
ピンク「む、無理して思い出す事ないのよ? ゆっくり、ゆっくり思い出していけばいいわ」
イエロー「だ、だな。中には思い出したくない事もあるかも知れないんだな」
ブルー「落ち込みたくなる思い出もあるかも知れない…」
グリーン「みんな何を言ってるんだ! レッドに復活してもらわなかったら、悪の組織と戦えないじゃないか!」
イエロー「そりゃまぁ、そうなんだな…」
グリーン「ピンク、お前だっていつまでも名前で呼んでもらえないどころか、ラブラブいちゃつく事だってできないぞ?」
ピンク「そ、それも困るわね…」
グリーン「ブルーだって、今の不安定な状態じゃなく、もっとハッキリ誰にでも見えるようになりたいだろ?」
ブルー「そ、そりゃまぁ…」
グリーン「なんだなんだ! せっかく全員集まって レッドも自分の記憶を取り戻すのに積極的になって来たって言うのに!」
ピンク「違うの、グリーン! 私達はちょっと気が動転しているだけなのよ」
イエロー「そ、そうなんだな…」
ピンク「半年も行方不明だってレッドが突然帰って来て、嬉しくないわけない」
「でも、記憶は失っているままで どう接していったらいいのか…」
グリーン「だったらなおさら、一日でも早く記憶を取り戻してもらうのが一番だろう!」
「そうすれば、全て元通りだ!」
ピンク「そ、そうよね! 私、何を考えていたんだろう…」
「ずっと、このままだったらどうしよう…とか思ってしまって…」
イエロー「お、おいらも、なんだな…」
ブルー「ボ、ボクも…」
グリーン「なんだなんだ、みんな! 本当にレッドがいないとダメなんだなぁ…」
「さぁさぁ、方針が決まったところで、早速レッドの記憶回復を試そうじゃないか!」
グリーン「ピンク! レッドとスパロボバトルだ!」
ピンク「わかったわ! 覚悟はいい、レッド!?」
遼駕「お手柔らかに頼むぜ」
ピンク「私の名前、思い出してもらうわ!」
遼駕「ああ! 俺としてもそうしたいところだぜ!」

550名無しさんも私だ:2010/01/21(木) 20:16:46 ID:uH/Ch62Y0
●敗北
遼駕「…はっ!?」
「くっ、俺の負けか…。もうちょっとで名前を思い出せそうなんだが…」

●再戦
グリーン「どうだ? 何か思い出せたか、レッド!!」
遼駕「ダメだ! 俺には…ピンクの名前がどうしても思い出せねえ…」
ピンク「そ、そんな…! あんなに情熱的に呼んでくれていたのに…!」
遼駕「すまねえ、ピンク…」
ピンク「もう昔には戻れないの…?」
ブルー「ピンクさん…」
イエロー「カ、カレー食べるといいんだな」
遼駕「いや、落ち込むのもカレーのやけ食いもまだ早い!」
「もう一度だ、ピンク! 俺は…どうやってもあんたの名前を思い出して見せる!」
グリーン「その調子だ、レッド! よし、もう一度バトルだ!」
遼駕「おう!」

●勝利
遼駕「か、勝った!」
ピンク「それで、どう? 私の名前、思い出せそう?」
遼駕「ちょっと待ってくれ…。頭の中になんかイメージが湧いて来た…」
「……ピンク、ピンク…。そう! あんたの名前は、桃子だ!」
ピンク「嬉しいっ!! 思い出してくれたのね!」
遼駕「ああ! 完全に思い出したぜ!」
ピンク「よかった…。本当によかった…」
イエロー「ああ…これでまた二人に毎日見せつけられちゃうんだな…」
ブルー「でも、順調に思い出せてるみたいですね…」
グリーン「うむ! この調子でどんどん思い出してもらわないとな! オレ達の完全復活まで、あと少しだ!」
遼駕「おう! 俺達は五人揃ってこそだもんな!」
イエロー「レ、レッドは…ピンクたんだけいればいいんじゃ…?」
遼駕「何を言うんだ、イエロー…。そんな事はねえぞ…」
グリーン「こらこら、イエロー。レッドをからかうんじゃない…」
イエロー「ゴ、ゴメンなんだな…」
ブルー「イエローさんも嬉しいんですね」
遼駕「ありがとうよ、イエロー」
一同『あはははは!』
遼駕「よ〜し! この調子で全てを思い出してやるぜ!」
「次は俺が事故に遭った現場に案内してくれ!」
「記憶喪失になった現場に行けば、記憶回復に一番いいと思うんだ!」
一同『えっ!?』
グリーン「なるほど。それは一理あるな。…って、なんだ三人とも。何か問題でもあるのか?」
イエロー「い、いや、何も問題ないんだな…」
ブルー「そうですよ。どんな問題があるって言うんですか!」
ピンク「いや、さすがレッドだと思って…。私達にその発想はなかったわ」
グリーン「うむ、さすがレッドだ! 記憶を失っていても、冷静な判断力は鈍っちゃいないぜ!」
「よし、グラウンドに行こう!」

・グラウンド
遼駕「ここが俺が記憶を失った場所か…」
「ここで一体どんな事故が…。記憶を失っちまうくれえだから、よほど凄い事故だったんだろうな…」
ピンク「そ、そうね…。事故と言うか事件と言うか…」
イエロー「な、なんだな…」
ブルー「思い出すと怖くなりますね…」
グリーン「ブルー、顔が真っ青だぞ!」
遼駕「そんなに凄い事故だったのか…?」
グリーン「ああ、オレは後から駆けつけたから 事故が起こった瞬間はわからないんだが…」
遼駕「なるほど…。だが、何がなんでも思い出してみせるぜ! ……うっ!」
グリーン「どうした、レッド!? どこか具合でも悪いのか!」
遼駕「い、いや、なんか急にめまいが…」
ピンク「レッド、あなた疲れてるのよ…。無理に記憶を回復しようとして、体に負担がかかってるんだわ…」
遼駕「そうなのか…?」
ブルー「そうですよ、さっきもピンクのために無理したばっかりじゃないですか!」
遼駕「くっ…! これからって時に!」
グリーン「無理するな、レッド! 疲労でまた何もかも忘れちゃ元の木阿弥だからな!」
イエロー「…だ、だな。お腹が減ってるのかも知れないんだな…」
グリーン「少し時間を空けた方がいい。どこかで休んで、続きはそれからだ!」
遼駕「すまねえ、みんな。俺がこんな体たらくなばっかりに、みんなに迷惑ばかりかけちまう!」
ピンク「焦らない事よ。私達はあなたの帰りをいつまでも待っているわ」
遼駕「ああ。それじゃ、ちょっと休んで来るよ…」

551名無しさんも私だ:2010/01/21(木) 20:17:17 ID:uH/Ch62Y0
サブシナリオ45『五人揃って…〜五人目〜』

・グラウンド
グリーン「おお、レッド! 体調はどうだ?」
遼駕「ああ…なんとか大丈夫だ。早速、俺の記憶回復を試そう」
ピンク「無理しなくてもいいのよ?」
遼駕「桃子… 俺の事を心配してくれるのか?」
ピンク「当たり前じゃない」
遼駕「その気持は嬉しい。だが、俺はみんなのために どうしても記憶を取り戻してえんだ!」
「何よりも、君のためにね…」
ピンク「まぁ、レッドったら…」
イエロー「ま、またレッドの悪い癖が始まったんだな…」
ブルー「ボクらは隠れていた方がいいんでしょうか…」
グリーン「おいおい、イチャイチャすんのは全てが解決してからにしてくれよな」
遼駕「ああ、すまねえ! それじゃあ、ここで何があったのか、それを教えてくれ!」
「事故の内容を聞けば、何か思い出すかも知れねえ!」
グリーン「前にも言ったが、オレは後から駆けつけたんでな。詳しい状況はわからんのだが…」
「おい、ピンク! お前はずっと一緒だったんだろう?」
ピンク「え、ええ…」
グリーン「なら、お前から何があったか説明してくれ!」
ピンク「え、え〜っと…」
グリーン「どうした? まさかお前まで記憶を失ったとか言うんじゃないだろうな?」
ピンク「そりゃ…」
???「お〜い! みんなー!」
>駆け寄ってくる赤いの
???「お〜、グリーンにイエロー、ブルー。そして桃子。久しぶりだなぁ!」
「みんな集まってどうしたんだ? 何か事件か? また奴らが現れたのか!?」
グリーン「…………」
イエロー「…………」
ブルー「…………」
ピンク「…………」
???「おいおい、なんだよ冷てぇな〜! 半年振りの再会だっつうのに、リーダーの顔を忘れちまったのか?」
遼駕「あのさ…つかぬ事を聞くけど、あんた、どちらさんで?」
レッド「俺か? 俺はこの学園の平和を守る学園戦隊ジャージマンのリーダーこと ジャージ・レッドだ!」
「今後ともよろしく! キミと握手!」
遼駕「なんだって!?」
グリーン「レ、レッドが二人!?」
イエロー「み、見分けがつかないんだな」
ブルー「お、落ち込みそう…」
ピンク「ああっ! 私が愛したレッドはどっち…?」
レッド「おいおい、何を言ってるんだ、みんな! レッドは昔から、この俺一人だろう!?」
「なぁ、桃子。お前が一番よく知っているだろう? 俺の顔、忘れちまったのか?」
遼駕「ちょっと待て! あんた、後からやって来て 何言ってんだ!」
「レッドはこの俺だ!」
レッド「君こそ何を言っている! レッドはこの俺だ!」
ピンク「レ、レッドが二人に…。私には…どっちが本物かわからない…」
イエロー「だ、だな!」
ブルー「お、落ち込みそう…」
グリーン「どうなってんだ、こりゃあ!? オレ達を混乱させようっていう敵の作戦か何かか!?」
遼駕「そうだ、グリーン! こいつはきっと敵の作戦に違いねえ!」
「俺が記憶を取り戻して戦隊が復活すれば、奴らにとって都合が悪いだろうからな!」
グリーン「なるほど! そういう事かっ!」
レッド「おいおい、グリーン! お前まで何を言って…」
遼駕「騙されるな、グリーン! 巧妙な心理誘導だ!」
グリーン「ああ、わかってるさ、レッド! そんな簡単にひっかかる俺じゃない!」
レッド「何言ってんだ、グリーン! お前はそいつをレッドだと思ってるのか!?」
グリーン「ああ、その通りだ、この偽物め!」
レッド「お前こそ騙されるんじゃない! そいつこそ偽物だ!」
遼駕「へっ、偽物にありきたりの台詞を言ってくれるじゃんか!」
レッド「なっ! 今の台詞、そっくりそのまま返すぜ!」
遼駕「言ってくれるじゃねえか! だが、このままどっちが偽物だのと言い合ってもラチが明かねえ…」
「だから、こいつで勝負と行こうじゃねえか!」
レッド「ふっ、スパロボバトルか…。半年振りだが…」
「いいだろう! バトルで決着をつけようじゃないか!」
ピンク「やめて! 二人が戦う事なんてないのよ! どっちかが偽物だからって二人が戦う事は…」
二人『黙ってろ桃子! 男には、白黒つけなきゃならねえ時があるんだ!』
イエロー「ハ、ハモってるんだな…」
ブルー「ますます、どっちが本物だかわからない…」
グリーン「こいつは凄い闘いになるぜ…」
二人『勝負だ、偽物野郎!』

552名無しさんも私だ:2010/01/21(木) 20:18:02 ID:uH/Ch62Y0

●敗北
遼駕「…はっ!?」
「くそっ、あの偽物野郎め…」

●再戦
レッド「どうやら白黒ついたようだな」
遼駕「バ、バカな! この俺が偽物だったって言うのか?」
レッド「なんなら、君の気が済むまでバトルしようじゃないか!」
遼駕「随分と余裕かましてくれるじゃねえか! 次こそ、ぎゃふんと言わせてやる!」
レッド「すっかり台詞がザコキャラだな」
遼駕「うるせえっ! もう一度バトルだっ!」
レッド「いいだろう! 向かってくるなら何度でも倒すまでだ!」

●勝利
遼駕「よっしゃあ! 勝ったぜ! おれでどっちが偽物かハッキリしたな!」
レッド「バ、バカな! 偽物は俺の方だったのか!?」
遼駕「今の勝負が全てだ!」
レッド「待て! バトルはバトルだ! 何の証拠にもならないだろう!」
「というより勢いに任せて勝負してしまったが、君の名前は何て言うんだ?」
遼駕「俺か? 俺は遼駕…佐伯遼駕だ!」
ピンク「な、名前が違うわっ!」
イエロー「よ、よく見るとジャージ穿いてないんだな…」
ブルー「顔も全然違う…」
レッド「おいおい、みんな勘弁してくれよ。そんなの最初に確かめればわかる事だろ?」
「それに名前なんかわからなくなって、『名乗り』をあげれば一発でわかるだろ?」
遼駕「名乗り…? 名乗りってなんだ…?」
レッド「なんだお前、『名乗り』も知らないクセにメンバーのつもりでいたのか?」
「しょうがない。今回だけ特別に見せてやる! よ〜く目に焼き付けておくんだな!」
>専用BGM(?)
レッド「真っ赤なジャージはリーダーの証! 燃える炎の暴れ馬! ジャージ・レッド!!」
ブルー「青いジャージは暗いよね…。沈む…沈むよ、どこまでも…。深海よりの使者、ジャージ・ブルー!!」
イエロー「黄色いジャージはカレー色! かいでみるかい? カレー臭! カレーなる戦士、ジャージ・イエロー!!」
ピンク「ピンクのジャージは桃色吐息! あなたを悩殺しちゃうわよ☆ 愛の伝道者、ジャージ・ピンク!!」
グリーン「緑のジャージは普通すぎ! でもいつかはオレがリーダーだ! 反逆の狩人、ジャージ・グリーン!!」
一同『我ら、学園戦隊ジャージマン!! 学園の平和を乱す奴らは情け無用で全滅だ!』
>終了
レッド「…どうだ? これが『名乗り』だ。君にできるか?」
遼駕「で、できねえ…。覚えてるとかそういう問題じゃねえ…。そんな恥ずかしい事、俺にはできねえ…」
レッド「なんか、引っかかる物があるが…。まぁ、これでどっちが偽物かハッキリしたようだな」
「そもそも、なんで彼が俺だなんて話になったんだ…」
グリーン「い、いや、すまない本物のレッド…。こいつをレッドだと思い込んだのはこのオレだ…」
「正直に話すと、半年経ってレッドの顔忘れちまってな…」
「最近学校に入って来た奴がいるってんで、てっきりレッドが戻って来たものと…」
レッド「おいおい! たったそれだけで、名前も確かめずに俺だと思い込んだってのか?」
「みんなもみんなだ! グリーンが顔を忘れてたって、全員が忘れて…」
イエロー「わ、忘れてたんだな…」
ブルー「ごめんなさい…」
レッド「……ひでーや」
ピンク「わ、私は覚えてたわよ、もちろん! 彼女である私が忘れるわけないじゃない!」
レッド「さっき、見分けがつかないとか何とかって言ってなかったか?」
ピンク「き、気のせいよ!」

553名無しさんも私だ:2010/01/21(木) 20:23:55 ID:uH/Ch62Y0
グリーン「まぁ、なんだ…。なんにしても、これで一件落着だな! こうしてレッドも戻って来たし…」
「記憶回復だの何だの面倒な事せずとも、完全復活だな!」
ピンク「そうよね!」
イエロー「…な、なんだな!」
ブルー「ボクも沈まないで済みそうです」
レッド「あ〜、みんな…喜んでる所すまん!」
グリーン「どうした、レッド?」
レッド「その記憶がどうたら言う話なんだが…半年前に何があったのか、俺はどうしてもそれが思い出せんのだ」
グリーン「なにっ!? やはり、本物も記憶喪失に!?」
ピンク「でも、みんなの顔や名前は覚えてたじゃない!」
レッド「ああ、薄情なお前らと違って、基本的な事は全て覚えてるんだが…」
「俺が事故に遭ったという瞬間の記憶だけが、どうにも思い出せんのだ…」
遼駕「そうだ! 俺もそれは聞きてえぞ!」
ピンク「あら偽レッド、まだいたの?」
遼駕「偽物って言うな!」
ピンク「そう言われても、偽物なわけだし…」
グリーン「あ〜、キミ、迷惑かけたね。ありがとう。もう帰っていいよ!」
遼駕「くっ! 自分で勘違いしておきながら その言いよう…なんて失礼な奴だ!」
ブルー「落ち込んじゃいますね」
イエロー「まあ、彼の気持ちがわからんでもないんだな…」
遼駕「ここまで勘違いで引っ張りまわされたんだ! 俺には真実を知る権利があるはずだ!」
レッド「うむ、彼の言う事にも一理ある」
「元はと言えば、グリーンの勘違いから始まった事だ。彼には真実を知る権利があるだろう…」
遼駕「おお、さすがレッド! 話がわかるぜ!!」
レッド「さぁ、早く何があったか話してくれ」
グリーン「オレは詳しく知らないんで…ピンク、頼む!」
ピンク「…………」
イエロー「し、仕方ないんだな。ピンクたん、正直に言うんだな…」
ブルー「もう隠し通せませんね…」
ピンク「わ、わかったわ。全部話すわ…あの日何があったかを…」
「私とレッドはいつも通り、このグラウンドを横切っていたの…」
遼駕「ふんふん」
ピンク「そうしたら、どこからともなくゴムボールが飛んできてレッドに当たったのよ」
「レッドはその反動で私に抱きついて来たんだけど…」
「その時の私は 突然の事に思わず拒絶して 彼を突き飛ばしてしまったの…」
レッド「ほほう、それで?」
イエロー「そしたら、たまたま近くでカレーポテチを食べながら歩いてた お、おいらにブチ当たったんだな」
遼駕「またカレーかよ…!」
イエロー「ポテチを台無しにされたおいらは逆上して…」
「き、気がついたら、近くにあったバットでレッドをタコ殴りにしてたんだな…」
ブルー「そうしたら、タコ殴りにされたレッドは…」
「たまたま近くでピンクとレッドを覗き見していたボクの所に倒れて来たんですよ」
遼駕「お前、そんな事してたのかよ…」
ブルー「ここで見つかったら覗きがバレると思ったボクは…」
「とっさに倒れ込んで来たレッドに向かって…」
「近くにあったハンマー投げのボールを投げつけていたんです…」
遼駕「なっ…!?」
ピンク「私も何が起こったのかわからずにビックリしてしまったわ…」
「ただ突き飛ばしただけのレッドが 次の瞬間には血まみれになって倒れてるんだから…」
グリーン「そこへオレが駆けつけたというわけか…」
ピンク「グリーンに話しかけられて正気を取り戻した私達は…」
「お互いの顔を見て、瞬時に何が起こったかを把握したわ…」
「私達はグリーンにバレてはいけないと思って、みんなでウソをつく事にしたの…」
「そう、これは事故。悲しい事故なのよ…」

554名無しさんも私だ:2010/01/21(木) 20:24:28 ID:uH/Ch62Y0
グリーン「そこで、取り乱すピンク達を置いて オレがレッドを病院まで運んだんだが…」
「その後、レッドが病院から消えちまったんだ」
「風の噂では記憶を失ったレッドは病院から抜け出し、行方不明になったと聞いた」
「そう言えば、レッド。今まで何してたんだ?」
レッド「いや、普通に病院で寝ていたさ。つい先日までな。後で聞いた話によると…」
「生死を争う緊急事態だったんで、色んな手続き無視で集中治療室のある病院に移送されたらしい…」
「たぶん、そん時のゴタゴタで移送前の病院に履歴が残らなかったんじゃないか?」
グリーン「それで行方不明扱いか!」
ピンク「迷惑な話ね。お見舞いにも行けなかったんだから…」
イエロー「か、顔も忘れるんだな」
ブルー「影も薄くなるってもんです」
遼駕「それにしても、ひでえ話だよなぁ…。病院もあんたらも…」
ピンク「わ、私達は悪くないわ!」
イエロー「そ、そうなんだな。悪いのは、最初に飛んできたゴムボールなんだな!」
ブルー「ゴムボールの仕業だ!」
遼駕「まぁ、グラウンドだし、どっからでもボールなんか飛んでくると思うけどよ…」
グリーン「あ、それ投げたのオレ…」
>BGM停止
一同『!?』
>緊迫BGM
グリーン「いやぁ、昼日中、グラウンドの真ん中でイチャついてるレッドを見てたら…」
「リーダーのクセに、何イチャついてやがる! って、なんだか腹が立って来てな…」
「気がついたら手に持ってたボールを投げてたんだ…」
「まさか直撃するとは思わなかったぜ! あっはっはっは!」
一同『お前が元凶かっ!?』
ブルー「何食わぬ顔で後から来たと思ったら…」
イエロー「お、おいら達をだましてたんだな!」
ピンク「慌てる私達をあざ笑っていたのね!」
グリーン「ち、違う! 決してそういうワケじゃ…」
ピンク「事の真相を知らないとかウソついて!」
イエロー「ぜ、全部知ってたんだな!」
ブルー「隠れて覗いてたんですね!」
グリーン「ち、違う! オレも気が動転していたんだ!」
「それに、責任は果たしただろう!? 病院だの何だの、面倒な手続きしたの誰だと思ってるんだ!」
遼駕「まぁ、ウソをついてた事に変わりはねえな…」
レッド「前々からグリーンの名乗り文句が引っかかるとは思ってたが…」
「さては、お前! 俺を亡き者にしてリーダーの座を奪おうと考えたな!?」
グリーン「ちょっ! な、何を言い出すんだレッド! オ、オレはそんな事考えてなんか! あれは、みんなで考えた物じゃないか!」
「それにオレは、レッドに一日も早く戻って来て欲しいから、今回のような勘違いをだな…」
遼駕「ああ、勘違いされた俺はいい迷惑だったよ…」
ピンク「それもグリーンの作戦だったのではなくて?」
「偽物を擁立して話を誤魔化そうと…」
イエロー「そ、そうしていつか、あいつはダメな奴だとか言って追い出して…」
ブルー「リーダーの座についてやろうと狙っていたワケですね!」
グリーン「話が飛躍し過ぎだっ!!」
「オ、オレは、ただ単に昼日中からイチャイチャするお前らにお灸を据えてやろうとだな!」
レッド「知っているぞ! お前が桃子の事を好きだったのを! 俺は知っているぞ!」
グリーン「ちょっ! それとこれとは話が別だろ!?」
ピンク「まさか! リーダーの座だけでなく、私まで狙っていたって言うの!?」
イエロー「い、いやらしいんだな…」
ブルー「ヘンタイですね…」
グリーン「ちょっ! いい加減にしろ、お前ら!」
遼駕「まぁ、自業自得って奴だな…。なんか色々解決したみてえなんで、俺は失礼するわ…」
レッド「あ、ああ…。迷惑かけたな。後はこっちで処理する」
遼駕「グリーン、楽しかったぜ! 生きてたら、また会おう!」
グリーン「見捨てないで! お願い! た、助けて!!」
遼駕「さぁな…。俺はピンチを救うヒーローじゃなかったんでな。本物のレッドに頼んでみたらどうだ?」
グリーン「オ、オレ、悪くないよね?」
レッド「……みんな、やっちまえ!」
ピンク「了解!」
イエロー「フルボッコなんだな!」
ブルー「お仕置きの時間です…」
グリーン「アッーーーーー!!」

555名無しさんも私だ:2010/01/21(木) 20:25:08 ID:uH/Ch62Y0
以上。今日はここまで

556名無しさんも私だ:2010/01/21(木) 20:58:57 ID:y0klBr..0
>>グリーン「アッーーーーー!!」

wwwwwwwwwwwwwwwwwww

557名無しさんも私だ:2010/01/22(金) 00:57:38 ID:l9V6PhvYo
ゴムボールの仕業だ吹いたw

558名無しさんも私だ:2010/01/22(金) 01:01:09 ID:hDybtobQ0
こいつらが未来の士官かと思うと泣けてくるw

559名無しさんも私だ:2010/01/22(金) 06:46:07 ID:diNqAeCo0
学園長はそんな奴らを見て絶望したのかw

560名無しさんも私だ:2010/01/22(金) 08:13:31 ID:5YCwamD20
ぶっちゃけ、ゴムボールのグリーンが一番まとも(害がない)のになw

561名無しさんも私だ:2010/01/22(金) 08:43:08 ID:lZ0wfMxE0
キャラが濃くないと生きていけない世界
なのにキャラが濃すぎると他の人たちに迷惑になる世界

すごい生きにくそうな世界な気がしてきた

562名無しさんも私だ:2010/01/23(土) 16:47:21 ID:R6T2mtY.0
学園ー

サブシナリオ74『人は呼ぶ、懲りない女と』

・生徒会室
遼駕「よう、会長元気か?」
葵「あら、佐伯君。何か用?」
遼駕「用ってわけじゃねえんだけどさ」
「あれから会長と話す機会も少なくなっちまったから、最近どうしてんのかな〜とか思ってさ…」
葵「あら? 私の事、心配してくれるのね。それとも何か下心があるのかしら?」
遼駕「そ、そんなもんねえよっ! 会長じゃねえんだから!」
葵「私が何ですって?」
遼駕「あ、いや…別に!」
葵「そうだ。特に用がないのなら、ちょっと手伝ってくれないかしら?」」
遼駕「生徒会の仕事か何かか? 暇だし、別に構わねえぜ?」
葵「そう? なら、ちょっと四条教官の所にお使いを頼みたいんだけど…」
遼駕「お安い御用だぜ! で、どうすりゃいいんだ?」
葵「この書類を渡して欲しいんだけど…」
遼駕「了解! じゃあ、ちょっくら行って来るぜ!」
>出て行く遼駕。少し遅れて続く葵

・二年生の教室
遼駕「おっ、四条教官こんなとこにいたのか。はいよ。会長から書類預かって来たぜ?」
四条「佐伯か…」
遼駕「あ、ああ…」
四条「…………」
遼駕「…? とにかく書類は渡したぜ? じゃあ、俺は行くからな…」
四条「待て、佐伯。貴様、このあたしに何か言う事はないのか?」
遼駕「言う事? 『書類をお持ちしました、教官殿!』とか?」
四条「…………」
遼駕「違うか。ん〜、他に言う事ねえ…。サッパリ思いつかねえ!」
四条「ほう…。貴様、学内にあのような噂を撒き散らしておきながら、何も言う事はないと言うのか…?」
遼駕「噂? 噂ってなんだよ?」
四条「素直に謝れば許してやろうとも思ったが、あくまでシラを切るつもりか!?」
遼駕「一体何の話だよ! 俺、何かしたかよ!?」
四条「何かしたかだと!? 貴様! 『四条教官は見合いに失敗して自棄になって逆ナンしまくった!』」
「などという噂をバラ撒いておきながら、よくもヌケヌケとそんなシラを切る事ができるな!」
遼駕「そんな噂、知らねえって! つか、それ事実…じゃなくて、なんでソレが俺のせいなんだよ!?」
四条「魅門に取りつかれていた時の事は お前しか知らんだろうが!」
遼駕「いやいや、その後みんなに話したじゃんか! 関係者なら知ってるって!」
四条「それにしたって、こんな事をするのはお前しか考えられん!」
遼駕「俺への信用ゼロかよ!」
四条「貴様には私の教育というものを体の隅々にまで叩き込むしかないようだ!」
遼駕「マジ知らねえって! だから、BASEしまえっての!」
四条「問答無用!!」
遼駕「ちっ! こうなったら、やるしかねえか…!」

563名無しさんも私だ:2010/01/23(土) 16:47:54 ID:R6T2mtY.0

●敗北&再戦
四条「佐伯! 貴様、このままお寝んねできると思うなよ?」
遼駕「な、なに!?」
四条「まだまだ続けるぞ! これだけの事をしてくれたのだ! その責任はきっちり取ってもらう!」
「お前が一度でも私に勝てたら許してやろう!」
「しかし、いつまでも負け続けるのなら、私の気の済むまで付き合ってもらう!」
遼駕「勝手に話、進めんなよ!」
四条「だが、さすがに連続プレイというのも体が持たぬだろう」
「貴様が泣いて請うならば、保健室での休憩を許可しよう! ただし、回復したらすぐバトルだがな!」
遼駕「あんた、どんだけ暇なんだよ!」
四条「御託はいい! どうだ? 休憩を挟んで欲しいか!?」
遼駕「くっ…」

★いいえ
四条「貴様のその根性だけは認めてやろう!」
遼駕「そ、そりゃどうも…」
四条「よし、もう一度だ!」
遼駕「へいへい…」

★はい
遼駕「お、俺は…うっ…」
四条「くっ! 気を失ったか。これだけのバトルだ、さもありなん…」

・保健室
遼駕「はっ!? ここは保健室!?」
「お、俺は四条教官にしごかれて…。うっ、頭痛え〜…」
「し、しかし、このまま逃げ出すのは俺のプライドが許さねえ!」

・教室
遼駕「きょ、教官…」
四条「ほう、戻って来たか…感心だな」
四条「貴様のその根性だけは認めてやろう!」
遼駕「そ、そりゃどうも…」
四条「よし、もう一度だ!」
遼駕「へいへい…」

564名無しさんも私だ:2010/01/23(土) 16:48:30 ID:R6T2mtY.0
●勝利
遼駕「どうだ、四条教官! 俺の勝ちだぜ!」
四条「いいだろう…。貴様のその根性に免じて 今回の件は不問に付す…」
>倒れる
遼駕「あ、ああ…。なんだかわからねえけど、助かるぜ! …って、気を失っちまったか…」
>入口に葵登場
葵「ど、どうしたの、コレ!?」
遼駕「あっ、会長!? 会長こそ、どうしたんだよ?」
葵「いえ、なかなか戻って来ないから 気になって探していたんだけど…。これは、一体どういう事かしら!?」
遼駕「いや、俺にも何がなんだか! 書類渡しに来たら、噂がどうのってバトルを仕掛けられて…」
葵「それで佐伯君が勝って、四条教官が気を失っちゃったってわけね?」
遼駕「まあ、そういうこった」
葵「いいわ。ここは私が看てるから、佐伯君は救護班を呼んで来て?」
遼駕「え? 放っておいても来るんじゃ…」
葵「そうは言っても早い方がいいでしょう? 呼んで来てもらえるかしら?」
遼駕「ああ、わかったぜ…」
>出て行く遼駕
葵「教官! 四条教官!? 大丈夫ですか!?」
四条「…………」
葵「…起きないみたいですね。それでは早速…」
(よし! この教官用のBASEさえあれば、頂上基地にアクセスできるわ)
(佐伯君が戻って来る前にと…)
(パスワードは…変わってないわね。フッ、四条教官も甘いわね…)
(よし! ツールも残ってる。これで頂上基地にアクセス可能だわ)
>救護班を連れて戻って来る遼駕
遼駕「会長…? ま、いっか…」
葵(頂上基地への回線も復帰してる。これで頂上基地のデータを抜けるわ)
>救護班の手当で、四条教官の意識戻る
四条「おい、望月。貴様、そこで何をしている?」
葵(やった! これ、近隣軍事施設の場所とアクセスコードじゃない!)
四条「おい、望月!!」
葵「うるさいわねぇ…。今、いいトコなんだから邪魔しないで!」
四条「ほう、何がいいトコなんだ?」
葵「もう! 見てわからないの!?」
「この教官用のBASEから 例の頂上基地にアクセスしてデータを抜いてるところじゃない…」
「…って!」
四条「ずいぶんと興味深い話じゃないか、望月…」
葵「こ、これは、四条教官。お、お早いお目覚めで…」
遼駕「つまり、こういう事か? 俺と四条教官にバトルさせて 教官が気を失った隙に…」
四条「教官用のBASEを使って頂上基地にアクセスし、データを抜き取ろうとしていたと…」
葵「い、いえ。私はこんな所にBASEが落ちていたので 誰かが拾ってしまうといけないと思い…」
遼駕「今さら遅いぜ? さっき自分でいいトコだから邪魔すんなって言ってたじゃん!」
「救護班を呼んで来いとか どうも不自然だと思ったら、そういう事か…」
葵「うっ…」
四条「望月! 佐伯とあたしを闘わせるために 妙な噂をばら撒いたのは貴様だな!」
葵「いえいえ! 滅相もない…」
遼駕「俺はまんまとワナにハマったってわけだ」
「どうりで、会長がドンピシャなタイミングで現れるわけだ。陰で様子を見てたんだろ?」
葵「そんな事あるわけないでしょう!」
遼駕「世界征服にハッキング…。会長…あんたも懲りねえ人だなぁ…」
四条「望月〜っ!! 今回ばかりは大目に見る事はできんっ!」
「生徒の模範となるべき生徒会長として、相応しい者になれるよう…」
「このあたしが、みっちり叩き込んでくれるわ!」
葵「か、勘弁してください! 私も忙しい身ですので!」
四条「あたしだって忙しいわ! それでも付き合ってやろうと言うのだ。ありがたく思えっ!」
葵「え、遠慮しておきます!」
>逃げる葵、追う四条

565名無しさんも私だ:2010/01/23(土) 16:49:09 ID:R6T2mtY.0
とりあえず一個だけ
他ゲームに浮気してペース減少中っす

566名無しさんも私だ:2010/01/23(土) 20:20:25 ID:R6T2mtY.0
会長もう一つ

サブシナリオ75『悪の中ボス募集中』

・生徒会室
遼駕「よう会長! 今日も悪巧みしてんのか?」
葵「し、してないわよ! って言うか、何よその挨拶は?」
遼駕「ははは、悪い悪い…」
「会長に話しかけると、また何か悪巧みに利用されちまう…。とか思ってさ…」
葵「私だって、そうそう年中悪巧みしてるわけじゃないわよ」
「今だって魅門騒ぎに巻き込まれて滞っていた生徒会の仕事の整理で忙しいんだから…」
遼駕「たまには会長らしい事もするんだな」
葵「ウチには書類を溜めると口うるさい副会長がいるからね」
遼駕「へぇ〜…天下の会長さんに言う事を聞かせる副会長さんがいるなんて驚きだぜ!」
葵「何よその、私がまるで誰の言う事も聞かないような物言いは!?」
遼駕「違うのかよ!」
葵「私は普段は、とても優しくて全校生徒も憧れる優秀な生徒会長さんなのよ?」
「みんなの意見はしっかり聞いて 生徒会や学園に役立てる所はしっかり役立ててるわ」
遼駕「上手く誤魔化してるんだな。で、その噂の副会長さんとやらは?」
葵「ああ、あの娘なら 今、他の部に呼ばれててここにはいないわ」
遼駕「そうなんだ。ちょっと残念だな。会長に言う事を聞かせる凄腕の副会長さんを見てみたかったぜ」
葵「そのうち会えるわよ、きっと」
「で、なに? 佐伯君はわざわざ私の邪魔をしに来たの?」
遼駕「いや、そういうわけじゃねえんだけど ちょっと顔を見に…」
葵「あら嬉しい事言ってくれるじゃない?」
「でも、そういうのを一般的に邪魔しに来たって言うんじゃないのかしら?」
「まぁいいわ。せっかく来たんだし、書類整理でも手伝ってもらいましょうか」
遼駕「ちょっ! マジかよ!」
葵「誰のせいで、こんなに書類が溜まったと思ってるの!?」
遼駕「いや、そうかも知んねえけど…。なんで俺が…」
葵「はいはい文句はあとあと。ちゃんと終わったら お茶でも出してあげるわ」
遼駕「いやいや、そんなお茶くれえじゃ釣られねえぜ」
葵「なに? やらない気!? それならいいわよ、別に」
遼駕「え? マジで!?」
葵「ええ。それならそれで 学園のサーバのデータを改ざんして 佐伯君の成績を悪くしたり…」
「瀬戸さんに佐伯君は本当は魅門の事が好きなんだ。…って言ったり…」
「まぁ、考えられるあらゆる手段を試すのみよ?」
遼駕「手伝わせて頂きます…」
葵「よしよし、人間素直が一番よ。佐伯君が教えてくれたのよね?」

567名無しさんも私だ:2010/01/23(土) 20:20:58 ID:R6T2mtY.0


葵「どう? そっちは片付いたかしら?」
遼駕「ああ…。なんとかな」
葵「なかなかやるじゃない、佐伯君。そう言えば、生徒会に入ってくれる約束だったわね?」
遼駕「ええっ!? い、いや、あれは…!」
葵「生徒会が忙しいのは 魅門の件があったからだけじゃないのよ?」
遼駕「はぁ…」
葵「ちょうど書記のポストが空いてるし…決まりね。今からあなたは生徒会書記ね」
遼駕「俺、字汚えから書記なんて無理だし、やらねえっての! だいたい俺に何のメリットもねえし!」
葵「メリットねぇ…」
「じゃあ、私が世界を征服した暁には 世界の半分をあげるわ」
遼駕「どこの魔王だっっ! つか、世界征服は諦めてねえのかよ!」
「だいたい生徒会への勧誘だったのに 悪の秘密結社への勧誘になっちまってるじゃねえか!」
葵「あら、私にとってはどちらも同じ事よ?」
遼駕「ま、まさか! 副会長や他の生徒会役員もあんたの秘密結社の幹部なのか!?」
葵「そんな事あるわけないじゃない」
遼駕「だよなぁ…。じゃあ、なんで俺だけ?」
葵「魅門に取りつかれてた時に言ったでしょう?」
「佐伯君を幹部に招き入れるつもりだったって」
遼駕「た、確かに…」
葵「だからよ。佐伯君を手元において私の理想や考えをみっちりと叩き込んであげるわ」
遼駕「じょ、冗談じゃねえ! そんな話聞いたら、なおさら入れるか!」
葵「素直になれって言ったのは佐伯君でしょう? 素直に頼んでるんだから聞きなさいよ」
遼駕「そういう意味じゃねえっ!!」
「…ん? いやあってんのか?」
「いやいや。あってても無理なもんは無理!!」
葵「くっ! 人が下手に出てればいい気になって!」
「いいわ! こんなの私らしくないもの。こうなったら強引に言う事を聞かせるのみよ!」
遼駕「強引に…って、それがいけねえってのが 魅門の教訓なんじゃねえのかよ!」
葵「それはそれ、これはこれよ! それに、ここはスパロボ学園! 誰が何と言っても、バトルが全てよ!」
遼駕「くっ! そう来たか! いいぜ! それがこの学園のルールだもんな!」
「それに俺的にもそっちの方が話が早えぜ!」
葵「言ったわね、見てなさい!」
遼駕「負けるかよ!」

568名無しさんも私だ:2010/01/23(土) 20:21:32 ID:R6T2mtY.0

●敗北
遼駕「…はっ!?」
「やべえ! 気抜いちまった!」
「このままじゃ、俺 生徒会に入れられちまう! なんとか考え直してもらわねえと!」

●再戦
葵「私の勝ちね! 佐伯君、生徒会へようこそ〜!」
遼駕「ちょっ! ま、マジか!?」
葵「私はいつでも大真面目よ」
遼駕「くっ! ここは大人しく言う事を聞かなきゃなんねえのか!?」
葵「そうそう。人間素直が一番よ?」
遼駕「…………」
葵「さぁ、早速これからの事を話し合いましょうか」
遼駕「嫌だ!」
葵「嫌? 何言ってるの? あなたはバトルに負けたのよ? 素直に言う事聞きなさい」
遼駕「ああ、素直に考えて俺は生徒会に入りたくねえ! ましてや秘密結社なんてもっての他だ!」
葵「そう来たか…」
遼駕「だから、もう一度スパロボバトルを申し込むぜ!」
葵「はぁ…。しょうがないわね、このスパロボバカは!」
「素直じゃないって言うか、諦めが悪いって言うか…。こうなったらもう誰も止められないし…」
遼駕「さすが会長! 俺の事、良くわかってるぜ! さぁ勝負だ!」

●勝利
遼駕「ふぅ…。どうやら俺の勝ちみてえだな」
葵「負けちゃったか…。しかし凄いわね。編入早々、こんなに強くなるなんて…」
遼駕「ああ、魅門の事件で鍛えられたからな」
葵「それに佐伯君の信じる未来のためにも頑張らなくちゃならないしね?」
遼駕「ああ。だから会長、悪ぃ! 俺は生徒会の仕事は手伝えねえ!」
葵「まぁ、いいわ。ちょっとからかってみただけだし」
遼駕「からかってみただけって…」
葵「私はいつも大真面目だって言ったでしょう?」
遼駕「なんだよ…。ったく、脅かすなよな…」
葵「でも、生徒会の仕事を手伝って欲しいのも、秘密結社の幹部に迎え入れたいのも本当よ?」
「私はそれだけ、あなたを買ってるの」
遼駕「そ、そんな真顔で言われると、なんかちょっと照れるなぁ…」
葵「だから、たまには生徒会の仕事も手伝ってちょうだいね」
遼駕「おう! こんな俺で良ければ、いつでも手伝うぜ!」
葵「ありがとう! 頼りにしているわ!」
遼駕「じゃあ、俺そろそろ行くわ!」
葵「ええ」
>出て行く遼駕
葵(フフフ…逃がさないわよ、佐伯君)

569名無しさんも私だ:2010/01/23(土) 20:22:13 ID:R6T2mtY.0
以上。乗ってきたんで、夜中にもっかいぐらい投下するかも

570名無しさんも私だ:2010/01/23(土) 23:04:38 ID:R6T2mtY.0
サブシナリオ71『あなたの秘密教えて下さい』

・屋上
遼駕「おっす、菜波ちゃん。どうしたんだ、こんな所で?」
菜波「はぁ…」
遼駕「………?」
菜波「ふぅ…」
遼駕「ど、どうした菜波ちゃん! 腹でも痛えのか!?」
菜波「あ、佐伯先輩…。ちょっと聞いてもいいですか?」
遼駕「ああ、勉強以外の事ならな!」
菜波「佐伯先輩、あたしの体型ってどう思いますか?」
遼駕「どうしたんだよ? そんな事、突然聞いて…」」
菜波「魅門さんでも会長さんでもいいんですけど…。みなさんスタイルいいですよね…」
遼駕「まあ…そうだな…」
菜波「あたし…もう14歳なのに、なんでこんな幼児体型なんでしょう…」
遼駕「菜波ちゃん、もしかして体型の事で悩んでんのか?」
菜波「はい…」
遼駕「な、菜波ちゃんだって 成長すれば会長達みたいになるって!」
菜波「うう…でも…」
遼駕「ん〜、女の子の体型の事を俺に聞かれてもなぁ…」
「やっぱり、身近な奴に体型維持の秘密を聞いてみるのがいいんじゃねえか?」
「菜波ちゃんの理想は誰だい?」
菜波「そうですね…。皆さん魅力的ですけど… とりあえず、同じくらいの背丈の魅門さんかなぁ?」
遼駕「よし! それじゃ魅門に話聞きに行こうぜ!」
菜波「はい!」

・旧校舎前
遼駕「あ、いたいた」
魅門「ん? 佐伯と菜波ではないか。何かわらわに用かのう?」
遼駕「まぁな。菜波ちゃんが魅門に質問があるんだと」
魅門「ほうほう…。わらわと佐伯の仲を知りたいとな?」
遼駕「ちげえっ!!」
魅門「なんじゃ、違うのか。つまらんのう…」
菜波「えっと…み、魅門さんは どうして、そんなにスタイルがいいんですか?」
魅門「“すたいる”?」
遼駕「ああ。体型の事な」
魅門「なんじゃ、そんな事か」
菜波「はい。魅門さんは理想的な体型だなぁ〜って…」
魅門「知っての通り、わらわはもともと狐じゃ。人間にとっての理想という物はわからぬ…」
菜波「えっ!? で、でも…」
魅門「そもそも人の姿を取るのは 人間に近付くためじゃ。わらわの容姿は妖力でいくらでも調整できる」
菜波「そうなんですかっ!?」
魅門「うむ。じゃから、今は佐伯好みの体型に調整しておる…」
遼駕「なんだってっ!?」
菜波「えっ? 佐伯先輩の好みって!? 一体、誰なんですか?」
魅門「ふむ。それはの…」
遼駕「わ〜わわわっ!! な、菜波ちゃん! 今はその話は関係ねえだろ? 魅門の体型の秘密を探らねえと!」
菜波「そ、そうでした…」
「でも、妖力でいくらでも見た目を変えられるんじゃ 参考にならないですね…」
遼駕「そ、そりゃそうだな…」
魅門「なんじゃ? 菜波は自分の体型を変えたいのか?」
「それくらいなら、今の妖力でもなんとかできるかもしれんぞよ?」
菜波「えっ!?」
魅門「なんなりと申せ。どこでも理想通りにしてやるぞよ」
菜波「い、今はいいです! あ、ありがとうございました。それじゃ!」
>走り去る
遼駕「あ、菜波ちゃん!」
>追う
魅門「むぅ…」

571名無しさんも私だ:2010/01/23(土) 23:05:08 ID:R6T2mtY.0

・体育館
遼駕「東雲先輩。ちょっといいすか?」
京香「あら、佐伯君。どうしたの? あらたまって…」
遼駕「あ、うん。菜波ちゃんが東雲先輩に用があるらしいんだ…」
京香「なに、菜波ちゃん? 前に言ってた弟子入りの話?」
遼駕「弟子入り!?」
京香「ええ。私みたいに強くなりたいから弟子にしてくれって…」
遼駕「ああ、なるほど…」
菜波「今日は違います」
京香「じゃあ、何かしら?」
菜波「あの…東雲先輩は…え〜っと、その…」
京香「なに? よく聞こえないんだけど…」
菜波「や、やっぱりいいです…」
遼駕「菜波ちゃん。ここで尻込みしてどうすんだよ」
「もっとハッキリ大きな声で…」
「『東雲先輩はどうやって、そんなにいいスタイルになったんですか?』って聞いてみ」
>京香に殴り飛ばされる
遼駕「いてえっ!! いきなり何すんだよ!?」
京香「何すんだ、じゃないわ! いきなりそんな事言って! 殴られて当然よ!」
菜波「あっ! ご、ごめんなさい東雲先輩! あたしが佐伯先輩に頼んだんです!」
京香「えっ? ど、どういう事…?」
菜波「実は…」
>事情説明
京香「なるほど。女の子にとっては切実な問題ね…」
菜波「はい! どうやったら東雲先輩みたいな体型になれるんでしょうか!?」
「やっぱり武術のおかげでしょうか!? だったらあたし、すぐにでも弟子入りして…」
京香「武術は関係ないわ、菜波ちゃん。私のは多分遺伝だと思うわ」
菜波「えっ!? 遺伝??」
京香「うん。ウチは母親もスタイルいいのよ。そのせいか、特に何もしなくても 気づいたらこんな体型になってて…」
菜波「遺伝ですか…。うう…ウチは…ううう…」
遼駕「へぇ〜、東雲先輩って 母ちゃんと同じスタイルしてんだ」
「って事は、菜波ちゃんの母ちゃんは…」
>殴り飛ばされる
遼駕「いてえっ!! ま、またかよ!」
京香「デリカシーなさ過ぎ!」
菜波「東雲先輩、ありがとうございました。他の人にも聞いてみます」
京香「あ、うん…。役に立てなくてゴメンね」
菜波「いえ、それでは…」
遼駕「な、菜波ちゃん、待って!」

572名無しさんも私だ:2010/01/23(土) 23:05:41 ID:R6T2mtY.0

・生徒会室
遼駕「会長、今ヒマか?」
葵「どこをどう見たら、私が暇に見えるのかしら?」
「誰かさんが生徒会に入ってくれないおかげで、仕事が溜まってしょうがないわ」
遼駕「うっ…。そ、その話はまた今度…。今回は菜波ちゃんの用で…」
葵「あら、持田さん、いらっしゃい。何かしら? 私に用って…」
菜波「あ、はい…」
「会長さんは頭もいいけど、スタイルもすごくいいですよね!」
「何かそのスタイルになる秘訣ってあるんですか?」
葵「そんな物ないわ」
「私の頭がいいのも、スタイルがいいのも、当然の事だもの」
「まぁ、この世の支配者になる私に、天が二物を与えたってところね」
遼駕「まだ諦めてなかったのかよ…」
葵「外野は黙ってなさい」
菜波「うう…。あたしは天に見放されてしまったんですね…」
葵「そう落ち込む必要はないわ、持田さん。これを見て」
菜波「これは?」
葵「これは、とある美容クリニックのアンケート結果なのだけれど…」
菜波「はぁ…」
葵「ここ。ここを見て」
菜波「『あなたは自分がキレイになったと実感したのはどんな時ですか?』…ですか?」
葵「そう…。これによると、『恋をした時』『恋人ができた時』って答えが最も多いの…」
菜波「それって…?」
葵「つまり、恋をすれば女性はキレイになれるのよ」
菜波「ええっ!? じゃあ、会長さんもそうなんですかっ!?」
葵「フフ…。それはご想像にお任せするわ」
遼駕「怪しいなぁ…」
菜波「そ、そう言えば、魅門さんも佐伯先輩のために体型を変えたって…」
葵「ね? 女性は恋をすると好きな男性のために努力を惜しまなくなるのよ」
「つまり、持田さんも誰かを好きになればキレイになれるって事ね」
菜波「そうだったんですか! スタイルのいい人は みんな誰かに恋してたんですね!」
葵「持田さんは 今誰か好きな人はいるの?」
菜波「好きって言うか、気になってる人なら…」
遼駕「えっ?」
葵「佐伯君ね」
「そう…佐伯君の事は私も気になってるわ…」
菜波「はっ!?」
(会長さんが佐伯先輩を気にしてる? 会長さんがキレイなのって、もしかして…)
遼駕「会長、何言い出すんだよ…」
菜波「佐伯先輩っ!!」
遼駕「は、はい?」
菜波「あたしとスパロボバトルして下さいっ!!」
遼駕「な、なんで突然?」
菜波「あたしが勝ったら、あたしを佐伯先輩の彼女にして下さい!」
遼駕「それってバトルで決める事じゃねえだろ!?」
菜波「全てはあたしの体型のためですっ!!」
遼駕「待て待て! それって本末転倒じゃねえか!?」
菜波「問答無用です! さぁ、BASEを構えて下さいっ!!」
遼駕「くっそ〜! 聞く耳持たねえってのか…!」
「なら、バトルするしかねえ!」

573名無しさんも私だ:2010/01/23(土) 23:06:15 ID:R6T2mtY.0

●敗北
遼駕「はっ! ま、負けたのか、俺…」
「って事は…俺、菜波ちゃんと付き合わなきゃなんねえのか?」
「いやいやいや…。戻ってちゃんと説得しねえと…」

●再戦
葵「あら、佐伯君、戻って来たのね」
遼駕「あ、ああ…。え〜っと、菜波ちゃん、あのさ…」
菜波「佐伯先輩!!」
遼駕「は、はい!」
菜波「同情して手を抜きましたね?」
遼駕「へっ?」
菜波「あたしに同情してバトルに手を抜きましたね?」
「学園長や魅門さんを倒した佐伯先輩がこんなに弱いはずありません!」
遼駕「あ、いやぁ…」
菜波「あたし、どうしても この体型を卒業したいんです!」
「そのためには、恋も真剣じゃなきゃ駄目なんです!」
「同情で付き合ってもらっても、何の意味もありません!」
葵「よく言ったわ、持田さん。その通りよ!」
遼駕「ちょっと! 煽らないでくれよ、会長!」
菜波「さぁ、佐伯先輩! 次こそ本気で相手をして下さい!」
遼駕「しゃーねえ! もう一度勝負できるってんなら、本気で行くぜ!」

●勝利
菜波「うう…負けました。本気を出して負けました…」
「もう夢も希望もありません…」
「妖力もなく、スタイルのいい母もいない私は一生このままの体型なんですね…」
四条「そんな事はないぞ、持田!」
遼駕「えっ?」
葵「四条教官、なぜここに?」
四条「持田。お前、体型の事を気にしてるらしいな」
菜波「な、なぜそれを…?」
四条「さっき、東雲に聞いた」
遼駕「東雲先輩に…」
四条「持田、安心しろ。あたしの母も今のお前のような体型だ」
遼駕「ええっ!? それって、教官の本当の母ちゃんなのか!?」
>殴られる
四条「当たり前だ! 正真正銘あたしの母親だ」
菜波「それじゃあ…」
四条「遺伝だ何だと気にする事はない。それに、あたしもお前くらいの歳の頃は そんな体型だった」
遼駕「ええっ!? それって全身整形でもしたって事か!?」
>殴られる
四条「失礼なっ! 本物に決まっておろうがっ!」
菜波「それじゃあ…それじゃ、あたし!」
四条「そうだ、持田。だから心配する事は何もないぞ」
菜波「はい!」
四条「とりあえず、牛乳をたくさん飲め! あたしも昔そうした」
葵「それって科学的根拠があるんですか?」
四条「さぁな。単なる気休めかもしれん。しかし、信じる者は救われる!」
「持田ならできる! 兄探しだってやり遂げたのだからな!」
菜波「はい! あたし、牛乳を買いに行って来ます!」
>出て行く
葵「いいんですか、教官? あんな事言って…。持田さん、本気で信じてますよ?」
四条「大丈夫だ。牛乳を飲み過ぎても せいぜい腹を壊す程度だ」
「それよりも体型なんか気にして 無理なダイエットをしたり、不純異性交遊に走る方が問題だ!」
遼駕「はぁ…。教官って怖いだけかと思ったけど、ちゃんと俺達の事考えてくれてるんだな」
四条「当たり前だ! あたしを誰だと思っている!」
「それに生徒の悩みを解決してやるのは 教育者として当然の務めだ!」
葵「そういう事にしておきましょうか」
四条「それより佐伯。貴様、持田の相談にのってる場合か?」
「貴様にも片付けなければならない問題があるだろう」
遼駕「へ、俺に?」
四条「これを見ろ!」
遼駕「ゲゲ! そりゃこないだの数学のテスト!」
葵「これはまた随分とひどい点数ね…」
遼駕「いや、まだ俺が習ってないところが出ちゃってさ…」
四条「言い訳無用! このような点数をとる者は あたしの伴侶候補にふさわしくない!」
「よって今から貴様にはマンツーマンで補修を受けてもらうぞ!」
遼駕「か、勘弁してくれぇ!」
>逃げる遼駕
四条「逃がさんぞ、佐伯! 二度とこのような点数がとれぬよう 徹底的にしごいてくれるわ!」
>追いかける四条
葵「ご愁傷様、佐伯君…」

574名無しさんも私だ:2010/01/23(土) 23:06:51 ID:R6T2mtY.0

サブシナリオ72『吹雪は吹雪ですぅ!』

・体育館
吹雪「方位60! EモードからBモードへ! 発射ぁーっ!!」
遼駕「よう、吹雪。また一人でサバゲーか?」
吹雪「あ、佐伯君!」
「そうですよぉ〜! どっかの誰かが幽霊部員で、吹雪の相手をちっともしてくれませんからぁ〜っ!」
遼駕「だから俺は武器同好会とやらに入った覚えはねえっての!」
吹雪「ぶぅ〜っ! ヒドイ事言いますねっ! あの時、みんなの前で約束してくれたのにっ!」
遼駕「あのなぁ…」
???「ついに見つけましたぞ! 噛恵留(ガブリエル)お嬢様!!」
遼駕「誰だ、あんた? つか、ガブなんとかって何だ…?」
吹雪「じ、じいっ!?」
遼駕「ジジイ…? 知り合いか、吹雪?」
吹雪「いや…。し、知らないですよぉ〜。あんなジジイ…」
遼駕「……??」

???「さぁ、ついに見つけましたぞ! 噛恵留お嬢様!」
「ささ、旦那様も奥様も大変ご心配しております。お屋敷に戻りましょう…」
吹雪「イヤなものはイヤですぅー! 吹雪はスパロボ学園という安住の地を見つけたんですからぁ〜っ!」
???「何をおっしゃいますか! こんな野蛮な所にいたら お嬢様まで野蛮な性格に…」
遼駕「おい、あんた! 誰だか知らねえが、吹雪が嫌がってんだろうが!」
???「ムッ!? どなたですかな? 噛恵留お嬢様にずいぶんと馴れなれしい…」
遼駕「お嬢様って、こいつがぁ? あんた、誰かと勘違いしてねえか? こいつのどこがお嬢様なんだか…」
???「何を言うか、無礼者っ! これだから下賎の輩は…。知らぬのなら教えてしんぜよう…」
「こちらにおわすお方は かの『天使グループ』会長のご息女、噛恵留お嬢様にあらせられますぞ!」
セバスチャン「そして私は会長家に仕える執事の背羽須知楊(セバスチャン)と申す者…」
「私もお嬢様も、貴様のような下賎の輩が軽々しく言葉を交わせる存在ではないのです!」
遼駕「なっ!? 吹雪って本名じゃねえのかよ!」
「つか、『天使グループ』って言ったら俺でも知ってるぜ!」
「世界的に有名なあの企業グループの事か!?」
セバスチャン「いかにも。わかったのなら、その無礼な口を…」
遼駕「天使(あまつか)って珍しい苗字だとは思ってたが…」
「吹雪! お前、そんな所のお嬢様だったのか!?」
吹雪「そんなの知りませんですっ! 吹雪は吹雪ですぅーっ!! いいから、じいやは帰って下さいっ!!」
セバスチャン「ああっ! おいたわしやお嬢様。こんな所にいたせいで、すっかり性格が変わってしまわれて…」
「それに何ですか? さっきから、ご自分の事を吹雪、吹雪と…」
「お嬢様には噛恵留という立派なお名前が…」
吹雪「吹雪は吹雪ですからぁー! 噛恵留なんて変な名前知らないですっ!」
セバスチャン「何をおっしゃいますか!?」
「ご両親が天使のように清く美しく育って欲しいと願われてつけられた名前ですぞ!」
「それをよりにもよって 変な名前などとおっしゃるとは!」
遼駕「だからって噛恵留はねえだろ! 何考えてんだ、吹雪の親は!」
吹雪「そうだそうだーっ! 吹雪はそんな変な名前つけろだなんて頼んでないぞぉーっ!」
セバスチャン「ああっ! おいたわしや、お嬢様。こんな所でこんな下賎の輩と付き合っているせいで、こんな下品な性格に…」
「貴様っ! お嬢様をこれ以上たぶらかすのはやめてもらおうか!?」
遼駕「なんだとっ!? 俺にケンカ売る気か、じいさん? 年寄りだからって容赦しねえぜ?」
吹雪「んもうっ! 佐伯君は関係ないですからぁ! 吹雪がどこで何をやろうが、吹雪の勝手ですっ!」
遼駕「吹雪の言う通りだぜ!」
「大方、あれしちゃダメ、これしちゃダメって 色々、縛り付けたんじゃねえのか? だから家出しちまったんだぜ? きっと…」
セバスチャン「わ、わかった風な事を…! お、お嬢様はそんな方では…」
吹雪「佐伯君の言う通りですっ!」
「吹雪は武器開発に興味があったのに、体裁が悪いとか何とかで、お父様もお母様も取り合ってくれなかった…」
「だから家出したんですぅーっ! ついでに嫌いだった名前も捨てちゃいましたぁ☆」

575名無しさんも私だ:2010/01/23(土) 23:07:27 ID:R6T2mtY.0
遼駕「ほ〜らな?」
セバスチャン「そ、そんな…!」
吹雪「いいから、じいやは早く帰るですぅ! もう吹雪の事は放っておいて下さいっ!」
セバスチャン「ああ! なんたる事…」
「幼少の頃は『じいや、じいや』とそれはもう本当の家族のように慕ってくれておりましたのに…」
「やはり、こんな下品な学園で下賎の輩と付き合っておられるから、性格が変になってしまわれるのです!」
吹雪「佐伯君は関係ないって言ってるでしょっ!」
セバスチャン「なっ!? お嬢様!? なぜ、このような下賎の輩をかばうのですか!?」
吹雪「なんでって…佐伯君は吹雪にとって大切な人だからだよ!」
セバスチャン「…!!」
遼駕「ちょっ! お前、それどういう意味だっ!?」
吹雪「へ? 佐伯君は武器同好会の大切な仲間だと…」
遼駕「だったら、ちゃんとそう言えっ! 知らねえ奴が聞いたら誤解すんだろがっ!!」
吹雪「へっ? そ、そうですかぁ?」
セバスチャン「お、お嬢様がこんな下賎の輩に… あんなに可愛かったお嬢様が… そんな…私の…可愛いお嬢様…が…」
「ゆ、許さんぞ貴様ーっ!!」
遼駕「だああっ!! やっぱり誤解されちまったじゃねえかっ!」
セバスチャン「きききき、貴様っ!! こ、この私とスパロボで しょ、勝負しろーっ!!」
遼駕「なっ!?」
セバスチャン「この私が勝ったら、噛恵留お嬢様の事は諦めてもらおう!」
遼駕「諦めるも何も、あんたカンペキに誤解してるって!」
セバスチャン「問答無用っ!! お嬢様をたぶらかした事、後悔させてくれるわっ!!」
遼駕「ちっ! 勝負を挑まれたとあっちゃ逃げるわけには行かねえ! じいさんこそ後悔すんなよっ!」

●敗北
遼駕「…はっ!?」
「くそっ! あのじいさん、なかなかやるぜっ!」
「急いで戻らねえとっ! 吹雪の奴が連れて行かれちまう…」

●再戦
セバスチャン「さあ、お嬢様。こんな下品な学園なぞ辞めて お屋敷に戻りましょう」
吹雪「イヤだったら、イヤですっ!!」
遼駕「ちょっと待ったぁあっ!!」
吹雪「あ、佐伯君! た、助けて!!」
セバスチャン「ムッ! 貴様! 性懲りもなく、また来おったか!!」
遼駕「嫌がってる女の子を無理矢理連れてくのは どうかと思うぜ、じいさん?」
セバスチャン「人聞きの悪い事を言うでないわ! これだから下賎の輩は…」
遼駕「いいから吹雪を放しな!」
セバスチャン「何度来ても同じ事! 貴様を倒して、お嬢様を連れて帰るのみだ!」
遼駕「ちっ!」

576名無しさんも私だ:2010/01/23(土) 23:07:58 ID:R6T2mtY.0

●勝利
遼駕「俺の勝ちだな、じいさん!」
セバスチャン「や、やるな貴様…。さすがお嬢様が見込んだだけの事はある…」
遼駕「わかったら吹雪の事は諦めな!」
セバスチャン「良かろう…。百歩譲ってお嬢様との交際は認めてやろう…」
遼駕「いやっ! だから、それは違っ…」
セバスチャン「だが、お嬢様を連れ戻す事まで諦めたわけではないぞ!」
「連れ戻してしまえば、こちらの物…。貴様がどんなに恋焦がれようが、天使家に侵入などできるはずもない!」
遼駕「ちょっと待て! なんか色々話が変わってるぞっ!!」
吹雪「へへーん! 何度連れ戻しに来たって同じだよ〜ん☆」
「佐伯君が何度だって吹雪のために闘ってくれますからぁ〜っ!」
遼駕「お前はお前で勝手な事言ってんじゃねえっ!」
セバスチャン「ふっ…。お嬢様。安心なさるのは早いですぞ?」
吹雪「えっ?」
セバスチャン「今回はこのような事になるとは思わず、準備が足りませんでしたが…」
「次に来る時は 他の3人のお嬢様達を連れて参ります…」
吹雪「なっ!? お、お姉さま達をっ!?」
セバスチャン「その時こそ噛恵留お嬢様がこの学園を辞める時です…」
「そして、佐伯とやら…。貴様がこの世から消え失せる日だぁああっ!!」
遼駕「そんなに凄ぇのかよ、吹雪の姉貴は…! つか、じいさん性格変わってねえか!?」
セバスチャン「お嬢様。それでは今日のところは失礼致します…」
吹雪「あ、うん! もう来なくていいからねぇ〜☆」
セバスチャン「おっと、忘れるところでした」
「お嬢様、ご主人様からです…」
吹雪「お父様から? …ん、仕送りかな?」
>何か手渡される
吹雪「やっぱり…。こんなの要らないですよぉ〜? 家出する時お小遣い持って来ましたからぁ〜☆」
セバスチャン「さ、左様でございましたか…」
遼駕「なんだかんだで甘い親だな。つか、もらっときゃいいんじゃねえの? 小遣いなんかすぐなくなっちまうだろ?」
吹雪「ええっ!? 吹雪、そんな浪費家じゃないですよぉ! 何十億も一体何に使うんですか?」
遼駕「何十億ぅ〜っ!? それ全部、お前の小遣いだってのか!?」
吹雪「そうですよぉ。これだけあれば当分、生活には困りません☆」
遼駕「ああ…。初めてお前がお嬢様だって気がしたぜ…」
セバスチャン「それでは、お嬢様。失礼致します…」
>セバスチャン帰る
遼駕「ふぅ…。なんか無駄に疲れたぜ…」
吹雪「危ない所でしたぁーっ! 佐伯君がいて助かったですぅ☆」
遼駕「ああ。良かったな、噛恵留」
吹雪「どうやら、死にたいようですねぇ〜。佐伯君?」
遼駕「あ、いや、すまん吹雪…。つ〜か、お前3人も姉貴がいんのかよ?」
吹雪「そうですよぉ〜☆ 吹雪は四つ子なんですっ!! みんな忙しくて滅多に揃いませんけどね」
遼駕「お前が噛恵留って事は 他の姉貴って…」
吹雪「え〜っと、一番上のお姉ちゃんはですねぇ…」
遼駕「あ、いや、いい。聞きたくねえ…。容易に想像できるし…」
吹雪「そうですかぁ〜? ざ〜んねん☆」
遼駕「じゃあな、吹雪」
吹雪「また次もよろしく〜☆」

577名無しさんも私だ:2010/01/23(土) 23:08:28 ID:R6T2mtY.0

サブシナリオ73『終わりはいつも…』

・中庭
遼駕「おう、吹雪! こんな所でヴァルなんとか出して、何やってんだよ?」
吹雪「あっ、佐伯君。ちょっとNEWパーツの調子を見ようと思いましてぇー☆」
遼駕「NEWパーツ? またなんか変なもん買ったのか?」
吹雪「ぶぅ〜っ! 違いますよぉ〜! お父様が送って来てくれたんですっ!」
遼駕「親父さんが? なんだかんだで お前の親も甘いよなぁ…。居場所がわかった途端にこれか…」
「で? わざわざ送って来るくれえだから、凄え高えパーツなんだろ?」
吹雪「いいえ〜。お父様の自作パーツですよぉ〜☆」
遼駕「自作っ!? 自分で作ったって事か!? 世界的企業の会長なのに、妙な趣味があるんだな、親父さん!」
吹雪「そうなんですよぉ〜。なんか発明が趣味で、その奇想天外な発想が商売に繋がったらしいですぅ〜」
遼駕「それで一躍世界企業か…。それはそれで凄えな…」
吹雪「これで娘に変な名前付けたり、吹雪の自由を奪ったりしなければ、いいお父様なんですけどねぇ〜…」
遼駕「ま、芸術家や発明家の考えは なかなか理解できねえっつうしな…。にしても、噛恵留はねえよ…」
吹雪「まったくですっ!」
遼駕「で、どうなんだよ? その親父さんが作ったパーツってのは…?」
吹雪「それが…お父様が言うには…」
『こいつをヴァルシオーネに取り付けろ! 戦闘力が数倍に跳ね上がるはずだ! 取り付けてすぐに試すんだ!』
「って事なんですけどぉ〜。何にも起こらないんですよねぇ〜…」
遼駕「そうなのか…。なんか取り付け方が悪いんじゃねえか? 一度外してみたらどうだ?」
吹雪「そうですねぇ〜…」
>外す
吹雪「う〜ん…何が悪いんですかねぇ〜…?」
遼駕「どれどれ…」
「って、ボロボロじゃねえか! なんだコレっ? どこのジャンク屋の2階からもらって来たんだよ!」
吹雪「よいしょっと…」
>取り付ける
吹雪「ですよねぇ〜。お父様もこんな古い物を…。やっぱり、ボロいのが原因ですかねぇ…?」
遼駕「そうかもな…。でも、戦闘力が上がるっつうんなら 戦闘時にしか反応しねえのかもよ?」
吹雪「ああ! それもそうですねぇ〜っ☆ では佐伯君、ヴァルシオーネと戦闘して下さいっ!」
遼駕「それってパワーアップ前でも 基地のゲートを破壊できる代物だろ? そんなの相手できるわけねえだろがっ!」
吹雪「佐伯君なら頑丈そうだし、きっと大丈夫ですよぉ〜☆」
遼駕「バ、バカッ! んなもん無理に決まってんだろうが! 死ぬって!!」
吹雪「そうですかぁ〜? いい案だと思ったんですけどぉ…」
遼駕「ちょっとしたテストなら、何も実戦じゃなくても問題ねえだろ?」
吹雪「…と言いますと?」
遼駕「戦闘時に出力が上がるんなら、スパロボバトルでアドレナリンが出りゃ発動するんじゃねえの?」
吹雪「なるほどぉ〜☆ それならば、早速っ!」
遼駕「おうっ! 実験だろうが何だろうが手加減はしねえぜっ!」

578名無しさんも私だ:2010/01/23(土) 23:08:58 ID:R6T2mtY.0

●敗北
遼駕「…はっ!?」
「くっ! 手加減はしねえ! とか息巻いたくせにコレか…。我ながら情けねえ…」

●再戦
遼駕「すまねえ吹雪、負けちまった…」
吹雪「あ、戻って来た!」
遼駕「どうだ? 何かわかったか?」
吹雪「ん〜、今のところ何の反応もないですっ!」
遼駕「そっか。んじゃ、もうやめるか…」
吹雪「ぶうっ! きっと佐伯君が本気でやってないからダメなんですよぉっ! 今度は勝つつもりでやって下さいっ!」
遼駕「まぁ、俺も負けっぱなしってのは気分悪いしな」
「よーし、もう1度勝負だ!」

●勝利
遼駕「よっしゃーっ!! 勝ったぜ!」
吹雪「あっ! 反応がっ!?」
「すごいすごいっ! どんどん出力が上がってますっ☆」
遼駕「やるじゃねえか、親父さん!」
吹雪「やったねっ☆ これなら今までの数倍のパワーが出…」
遼駕「…ん? どうした、吹雪?」
吹雪「しゅ、出力上昇が止まらないですっ!」
遼駕「はぁ?」
吹雪「こ、このままだと限界を突破しちゃいます!」
遼駕「おい、吹雪!! なんか煙出てるぞ、お前!!」
吹雪「ええっ!? ダ、ダメッ! こ、このままじゃ…」
遼駕「お、おい! 吹雪! 早く外せ!」
吹雪「は、はいですっ!」
「えい、えい! あれ…? うまく取れないですっ!」
遼駕「落ち着け! 慌てなければ大丈夫だ!」
吹雪「ダ、ダメですっ! 佐伯君、取って下さい〜っ!!」
遼駕「わ、わかった!」
「あちっ! なんだコレっ!? めちゃくちゃ熱くなってるぞっ!?」
吹雪「は、早く取って下さい〜っ!」
遼駕「素手じゃ無理だっての! やっぱりお前が何とかするしか…」
吹雪「そ、そんな事言っても…」
遼駕「ん? なんだ? ま、まさか…」
吹雪「ああっ! も、もうダメぇえええっ!!」
>爆発。二人とも真っ黒に
吹雪「けほけほ…っ」
遼駕「ごほっ…」
吹雪「佐伯君…」
遼駕「な、なんだよ…」
吹雪「…な、なんかお約束な感じですね。…けほっ!」
遼駕「言うなっ…ごほごほっ!」
吹雪「さ、最初に気付くべきでした…」
遼駕「言うなっ! スーツ磨くの手伝ってやっから…」
吹雪「は、はい…」

579名無しさんも私だ:2010/01/23(土) 23:10:57 ID:R6T2mtY.0
以上。轟といい、吹雪といい、
普通に偽名で入学してるぽいが、学校的にいいんだろかw

580名無しさんも私だ:2010/01/24(日) 05:26:38 ID:GneoFXik0
おそらくはソウルネームが許可されてるんだろうw

581名無しさんも私だ:2010/01/24(日) 06:31:17 ID:yzrLCnfwo
しかもどっちも家出中の未成年者だなw

582名無しさんも私だ:2010/01/24(日) 12:27:55 ID:bsXpKbNU0
腐ってるだろ、この世界w

583名無しさんも私だ:2010/01/25(月) 19:55:40 ID:HKvR.hc.0
学園ー


サブシナリオ2『元気すぎるのもどうかと』

・中庭
元気娘「おはようございま〜〜〜〜〜すっ!」
遼駕「わっ!? び、びっくりしたーっ!!」
元気娘「あなたが噂の編入生さんですか〜?」
遼駕「あ、ああ…。それにして、デカイ声だな」
元気娘「はい! 元気だけが取り柄ですから〜! えへへ!」
遼駕「まぁ…元気なのはいい事だよな」
元気娘「はい! 編入生さんも元気ですか〜っ!?」
遼駕「まぁまぁかな?」
元気娘「まぁまぁですかー? それは良くないかもです…」
「そうだ! 私と一緒に、もっともっと元気になりましょー!」
遼駕「いや、まぁまぁ元気なら充分じゃ…」
元気娘「さっき編入生さんも言ってましたー! 元気なのはいい事だって!」
「だったら、もっともっと元気になれば、もっともっと良くなりますよー!」
遼駕「いや、まぁ、そうかも知れねえけど…」
元気娘「ですよねー! それじゃあ、早速、私と一緒にグラウンド10周しましょー!」
遼駕「いや、遠慮させてもらうよ」
元気娘「はいは〜い! それじゃあ、出発ですよー! おーっ!!」
遼駕「おい! ちょっと待てって…! 押すんじゃねえって!」

・グラウンド
元気娘「あれれ〜? 編入生さん、元気なくなっちゃいました〜」
遼駕「そ…そりゃ、こんだけ運動したら、誰だって疲れる…て…の…!」
元気娘「うう〜。まだまだ元気が足りないかもですぅ〜。それじゃあ、次は…」
遼駕「も、もういい加減にしてくれーっ!!」
元気娘「え〜、でもでも、編入生さんを、もっと元気にしてあげないと!」
遼駕「俺を元気にしたいんだったら スパロボバトルで勝負してくれりゃいい!」
元気娘「そうなんですか? それじゃあ早速、やってみましょー!」

●敗北
遼駕「…はっ!?」
「負けちまったか…。…にしても、あの子 元気あり過ぎだぜ…!」

●再戦
元気娘「やっぱり、こんなんじゃ元気出ないですよ〜」
「あと、グラウンド10周した方がいいですよ?」
遼駕「いや、それよりもう一勝負すれば、きっと元気出るからっ!」
元気娘「そうですか? じゃあ、もう一回だけですよ?」
遼駕「おう!」

●勝利
遼駕「よっしゃー! 勝ったぜーっ!!」
元気娘「ほ、ほんとに元気出ましたーっ! 編入生さんの元気の素はバトルなんですね!」
遼駕「そうだぜ! 人は、それぞれ元気の素が違うんだ!」
元気娘「うう〜、ゴメンなさ〜い! 私、編入生さんの事、ちゃんと考えてませんでしたー!」
遼駕「まぁ、少しやり過ぎかも知れねえけど、俺の事を思ってやってくれた事だし…」
「それにほら! 運動したから、体が軽くなって、元気もパワーアップだぜ!」
元気娘「ほ、本当ですかー!? 嬉しいー!! 私でも元気をあげられるんですねー!」
「よーし! 次もまた張り切っちゃうぞ〜!」
遼駕「そうだな。次のいけに…じゃなかった、元気ねえ奴が見つかるといいな!」
元気娘「は、はい!」
遼駕「じゃあ、俺は元気になったから行くぜ! ありがとうよ!」
>走って去る
元気娘「うわ〜っ! ホント元気いっぱいです〜!」

584名無しさんも私だ:2010/01/25(月) 19:56:12 ID:HKvR.hc.0
サブシナリオ4『私の呆れたスパイ』

・開かずの間
???「ううう…見つかったらどうしよう…。こんな任務、引き受けなきゃよかったなあ…」
遼駕「あんた、こんなとこで何やってんだ?」
???「わあーっ!! ぼ、僕は工作員なんかじゃありません! ホントに違いますから!!」
遼駕「工作員!? つまりスパイってわけか! 学園の情報を盗みに来たのか!?」
スパイ「あわわわ…」
遼駕「うまく忍び込んだつもりだろうが、俺に見つかったのが運の尽きだな! 警備部に突き出してやる!」
スパイ「すみません、許して下さい! まだ何も盗ってませんから! っていうか実は…」
>事情説明
遼駕「はぁ? 場所を間違えただぁ?」
スパイ「そうなんです。本当は軍施設に潜り込むつもりだったんです」
「けど、僕は根っからの方向音痴で…。気づいたら、この学園に迷い込んじゃって…」
遼駕「しょうがねえ工作員もいたもんだぜ…」
スパイ「もうダメだーっ! まだ何もしてないっていうのに、拷問されて始末されるんだぁああっ!」
遼駕「お、おい!」
スパイ「パパ、ママ、ごめんなさい…。永遠にお別れです!」
遼駕「落ち着けって!」
「つ〜か、あんたスパイに向いてねえんじゃねえの?」
スパイ「うう…実はそうなんです。見つかった時の事を思うと、もう怖くて足もすくんで…僕にはやっぱりできません」
遼駕「しょうがねえな。見逃してやるから、さっさとここから退散しろよ」
スパイ「ほ、本当ですか!? ありがとうございます!」
遼駕「つっても、学園にも警備の連中がいるしな…」
スパイ「じぃ…」
遼駕「何だよ? そのもの欲しそうな目は…?」
スパイ「じぃ…」
遼駕「わーったよ! ついてってやるよ!」
スパイ「よ、よろしくお願いします!」

・校門
遼駕「案の定、警備部の奴が見張ってるな…
スパイ「ど、どうしましょう…」
遼駕「今から俺があいつの気をそらす。その隙に逃げろ!」
スパイ「わかりました。お願いします!」
>遼駕、警備部員に近寄る
遼駕「やあ、ご苦労さん」
警備部員「ん? 君、見ない顔だな」
遼駕「最近、編入してきたばかりだからな」
警備部員「ムムッ、どうも怪しい…。クラスと名前を言え!」
遼駕「二年B組、佐伯遼駕だ」
警備部員「そこにじっとしていろ! 今、確認する」
「こちら校門の警備部ですが… 二年B組の生徒の照会を…」
「はい、佐伯遼駕。最近、編入して来たとか言ってますが…」
「…はい。問題ない? わかりました」
警備部員「うむ。どうやら不審者ではないようだな。行ってよろしい」
遼駕「あのさ、ちょっと頼みがあるんだけど」
警備部員「なんだ?」
遼駕「スパロボバトルの練習に付き合ってくんねえか?」
警備部員「ダメだダメだ! 今は警備中だ!」
遼駕「そんな事、言っていいのか? スパロボ学園じゃ、挑まれた勝負を断っちゃいけないはずだぜ」
「それとも何か? 職務を理由に逃げるってのか?」
警備部員「そんなわ%

585名無しさんも私だ:2010/01/25(月) 19:56:45 ID:HKvR.hc.0
警備部員「そんなわけがないだろう!」
遼駕「なら、1回くれえバトルしてくれても 罰は当たんねえと思うけどな」
警備部員「ぐっ…! しょうがないな。1度だけだぞ」
遼駕「おっし! それじゃ、早速行くぜ!」

●勝敗に関係なく
警備部員「さあ、もういいだろう。私は警備に戻らせてもらう」
遼駕「サンキュー! おかげで、いい練習になったぜ!」
>元居た場所に戻る
遼駕(あいつ、無事に逃げたみてえだな…)
「…っと、何だこりゃ? ポケットに手紙?」
「え〜と、『ありがとう。御恩は一生忘れません』だって? あいつ、いつの間に…」
「さすがはスパイやってるだけあるな。ちょっと見直したぜ」
「…ん? 裏にも何か書いてあるぞ」
「『なお、このスパイメモは自動的に消滅しません。読み終えたら水に溶かして下さいね☆』って…」
「いつの時代だよ! やっぱ向いてねえんじゃねえか、あいつ?」

586名無しさんも私だ:2010/01/25(月) 19:57:34 ID:HKvR.hc.0

サブシナリオ5『隠密行動中です』

・中庭
隠密娘「あ、痛っ!!」
遼駕「あ、すまねえ! そんな所に人がいるとは思わなかったぜ」
隠密娘「いえ、私が悪いんです。こんな所に隠れていたから…」
遼駕「あ、いや気がつかなくて悪かったな。ところで、こんな所で何をしてたんだ?」
隠密娘「隠密行動中なのです!」
遼駕「隠密行動…?」
隠密娘「はい。彼を追っているのです…」
>噴水の反対側にいる男子生徒
隠密娘「これは、繊細で意味深でほんのり甘い、高度に政治的駆け引きが要求されるミッションなのです!」
遼駕「要はストーカーって奴か…」
隠密娘「もうっ!」
「わざわざわかり難いように、オブラートにくるんで説明したっていうのに、なんでわかるんですか!!」
遼駕「いやまぁ、なんとなく…」
隠密娘「な、なんとなくで、ちょっぴり恥ずかしくも可愛らしくも甘酸っぱい…」
「乙女の思春期特有のせつない行動を見抜かないで下さい!」
遼駕「思春期特有の行動じゃねえだろうが…」
隠密娘「むぅ…。と、とにかく! 私は彼を追う事で忙しいんです! 私の事は放っておいて下さい!!」
遼駕「そう言われても、ストーカー行為をみすみす見逃すわけにも…。そもそも相手はこの事を知ってるのか?」
隠密娘「知るわけないじゃないですか!」
「ストーカーですよ!? 隠密行動ですよ!? スニーキングミッションですよ!?」
「相手に知られたら お終いじゃないですか!!」
「ヘビのごとく、こっそりストーキングですよ!」
「私の隠密行動はカンペキなんです! さっきあなたが気づかずに 私を踏んでしまったように!」
「誰も私の存在に気づきません!」
遼駕「確かに凄えけどよ、その能力をこんな事に使わねえで、別の事に使えばいいのに…」
「そもそも、誰にも気づかれねえんじゃ、彼に想いを伝える事もできねえんじゃねえか?」
隠密娘「大丈夫です! どこかの偉い人も言ってました!」
「『願いは叶う』と!『想いの強さが成功への近道』だと!」
「つまりは、彼の事を強く思い続けていれば、そのうち振り向いてくれるのです!」
遼駕「どんな呪術だよ…」
隠密娘「それでも叶わなければ、私のこの能力で誰にも気づかれずに彼に近付き、一突きで眠らせて私の家にっ!!」
「そしたら、毎日彼にご飯を作ってあげたり、好きな物を買ってあげたり!」
「彼が一生家から出なくても不自由のないように、私が毎日彼の世話をしてあげるの!」
「ああ、なんて楽しそうな生活なんでしょう…」
遼駕「目ぇうるうるさせながらロマンチックに言ってるけど…」
「それって別名、監禁っていう立派な犯罪だからな」
隠密娘「だったら何だって言うんですかっ! 私と彼の愛の前には、何も障害になりえないわ!」
遼駕「いや、彼、恋人じゃねえし! 彼との間に愛なんかねえし! 障害じゃなくて犯罪だし!!」
隠密娘「何なんですか、あなたは!?」
「なんでさっきから、そんなに意地悪ばっかり言うんですか!」
「さては、私と彼の恋路を邪魔する気ですね!」
遼駕「いや、俺は犯罪を未然に防ごうとしてるだけで…」
隠密娘「やっぱり私達の仲を引き裂こうとしてるんですね!」
「そんな無粋な輩はウマに蹴られて死んじまえー!! です!!」

587名無しさんも私だ:2010/01/25(月) 19:58:05 ID:HKvR.hc.0

●敗北
遼駕「はっ…!?」
「やばいっ! 彼女が罪を犯す前に止めなければっ!」

●再戦
遼駕「見つけたぜ! まだ、こんな所にいたとはな!」
隠密娘「なっ!? あなた、また私と彼の仲を裂きに来たんですか!」
遼駕「ああ、何度だって止めにくるさ! なんせ今の俺は犯罪撲滅キャンペーン中なんでな!」
隠密娘「そんなキャンペーンはお断りです!」
「こっちは恋愛暴走キャンペーン中なんですから!」
遼駕「暴走すんな!」
隠密娘「乙女の勝手です!」

●勝利
隠密娘「そんな! 私と彼の愛が負けるなんて…!」
遼駕「だから、そんな物は最初からねえんだって!」
隠密娘「そんな事はない! 私と彼の間には 確かな愛が存在してるのよ!」
「私が彼に送った藁で作ったお人形さんも 彼は大事そうに金庫にしまってたわ!」
「幾重にも幾重にも封をして!」
遼駕「いや、それ怖くて捨てるに捨てられねえから、そのまま封印しただけだから…」
隠密娘「彼からプレゼントをもらった事だってあるのよ!」
「彼はいつもコンビニで買ったお弁当の中から、私の大好きなピンクのお漬物を残しておいてくれるの!」
遼駕「それはただ単に 彼がお漬物嫌いなだけだから! つか、それ拾って食ったのかよ!」
隠密娘「そんな…そんな…!」
遼駕「だから、そんな歪んだ愛に頼らずに、彼にど〜んと当たって砕けろって!」
隠密娘「当たって砕ける…」
遼駕「それでフラれたっていいじゃねえか。また新しく好きな人が見つかるさ…」
「本当に彼の事を思うなら、影から見つめるだけじゃなく…」
「彼の役に立つ事をしてやるのがいいんじゃねえか?」
隠密娘「……そうですね。私が間違ってたかも知れません」
「彼のために何ができるか、もう一度よく考えてみます…」
遼駕「ああ、それがいいぜ。それじゃ、またな!」
>歩いて行く隠密娘
遼駕「あいつ、追っかけて行きやがった…。本当にわかってくれたのか?」

588名無しさんも私だ:2010/01/25(月) 19:58:38 ID:HKvR.hc.0


・校門
隠密娘「危ない!!」
>物陰から出てきた隠密娘に突き飛ばされる
遼駕「うおっ!?」
隠密娘「あ、間違えた!」
遼駕「痛って〜、いきなり何すんだよ!」
隠密娘「あ! あなたは! またお会いしましたね!」
遼駕「お前は、ストーカー女! またお前かっ!?」
隠密娘「また、ってなんですか、またって! って言うか、ストーカーって! 私はもうストーカーは卒業したんです!」
遼駕「マジで? そいつは何よりだ!」
隠密娘「ええ、あなたに言われて気がつきました。今まで私がやって来た事の愚かさを…」
遼駕「だろ? 人間健全に生きるのが一番だぜ! で、もう彼にアタックはしたのか?」
隠密娘「ええ、もう、ど〜んとアタックしまくりです!」
遼駕「おおっ! やるねえ、恋の熱烈アタックってわけだ!」
隠密娘「はいっ! おかげさまで彼も私も生傷が絶えなくって!」
遼駕「はぁ?」
隠密娘「さっきも彼にアタックしようとしてたんですけど、目標を間違えちゃいました!」
遼駕「間違えちゃいましたって…一体どんなアタックをしてんだ?」
隠密娘「はい。私、あなたに言われて気がついたんです」
「本当に幸せは見つめている時間ではなく、彼と触れ合っている時間だって…」
「で、そのために何をしたらいいのか考えたんです」
「その結果、彼に『直接』アタックして 接触する機会を増やす事にしたんです!」
遼駕「…もしかして、それがさっきのタックルか?」
隠密娘「はい! そのまま彼がケガをしてくれれば、お詫びだのなんだの言って看病もできますし!」
「まさに一石二鳥って奴ぅ!?」
遼駕「当たって砕けろって話を 肉弾戦で粉砕しろって取ったわけか…」
「つ〜か、また、そんなベタな間違いを…」
隠密娘「もう私、楽しくって!」
遼駕「そりゃあんたは楽しいだろうよ。けど俺は、彼の事を考えてやれって言ったはずだけど…?」
隠密娘「大丈夫です! ちゃんと考えてますよー!」
「いきなり不意打ちしたら、私の能力的に相手は絶対に気がつきませんから…」
「それだと、いくらケガの看病をしたいって言っても、頭の打ち所が悪くて彼が死んじゃうかも知れませんからね!」
「だから、ぶつかる前に必ず『危ない!』って声をかけてるんですよ!」
遼駕「ぶつかってたら、声かける意味ねえじゃんか…」
隠密娘「それに、私って純情一途!」
「アタックする時は周りが目に入らないから、たまに別の人にアタックしちゃうんですよね!」
遼駕「それでさっき間違えたってわけか!」
隠密娘「はいっ!」
遼駕「…もう、ついていけねえわ。彼が死なねえ事を祈ってるよ。いつまでもお幸せに…。じゃ!」
隠密娘「ありがとうございます! お礼にスペシャルな情報を教えてあげます!」
遼駕「え?」
隠密娘「この次の作戦です!」
「今度の作戦は凄いんです! もう、二人が相思相愛になる事間違いなし!」
「あなたも好きな子相手に使ってみるといいですよ!」
遼駕「あ〜、すごく聞いてはいけねえ気もするが、一応聞いておこうか…」
「あっ! いや、聞いたらもう戻れねえような気も…」
隠密娘「えっとですね…」
遼駕「って、無視かよ!」
隠密娘「最近、さっきみたいに彼以外にアタックしちゃう事があるんで…」
「もしアタックが成功しちゃって関係ない人と恋が実っちゃったらイヤじゃないですか?」
遼駕「それはねえと思うが…。まぁ、それで?」
隠密娘「で、確実に彼にアタックする方法を考えたんですよ」
「しかも、彼を死なない程度に動けなくして、一生看病できるようにする方法をっ!!」
遼駕「やっぱりそっち方面に行くのか!」
「どうせ、毒矢でも撃って痺れて動けねえ所にアタックするとか、そんなんだろっ!?」
隠密娘「すごいっ! よくわかりましたね! さすが私の師匠だけの事はあります!」
遼駕「誰が師匠だ! 誰が!」
「つか、そんな犯罪紛いの事、聞いた以上は実践させるわけにはイカン!」
隠密娘「なんでですかー! 師匠も認めるくらい凄い作戦なのに! 成功間違いなしですよ?」
遼駕「成功間違いなしでも、色々間違ってるからダメなんだよ!」
隠密娘「え? どこか間違ってますか? わからないな〜」
遼駕「あんたの思考が間違ってんだよ!」
隠密娘「ヒドイ! 私、バカかも知れないけど、そこまで言う事ないじゃないですか!」
遼駕「い〜や、言ってもわからねえ奴には身体に教えるしかねえ!」
隠密娘「また私とバトルする気なんですね!」
遼駕「ああ! 今度こそ本当にお前の間違いを正してやる!」
隠密娘「邪魔はさせません! 作戦は必ず実行してみせます!」
遼駕「ってなワケで、スパロボで勝負だ! 行くぜ!」

589名無しさんも私だ:2010/01/25(月) 19:59:29 ID:HKvR.hc.0
●敗北
遼駕「…はっ!?」
「くそっ、俺とした事が負けちまうとは… このままじゃ俺が犯罪者にされかねん!」

●再戦
遼駕「よし、まだ作戦は実践してねえみてえだな!」
隠密娘「師匠! また邪魔しに来たんですか!?」
遼駕「ありまえだ!(原文ママ) お前を止めるまで、何度でも闘いを挑んでやる!」
隠密娘「くっ! 師匠がそこまで迷惑な人だとは思いませんでした!」
遼駕「迷惑なのはお前だ!」
隠密娘「私のどこが迷惑って言うんですか!?」
遼駕「人にタックルかます奴のどこが迷惑じゃないって言えんだよ!」
隠密娘「私の愛がこもってるタックルを受けて迷惑がる人はいません!」
遼駕「え〜い、わからず屋め! とにかくスパロボで勝負だ!」

590名無しさんも私だ:2010/01/25(月) 20:00:01 ID:HKvR.hc.0
●勝利
遼駕「よし勝った!」
隠密娘「ううう…。か、身体が動かない…
遼駕「これで当分の間は被害者が出ないですむだろ。救護隊が来るまで辛抱するんだな」
男子生徒「今だ!」
>隠密娘に体当たり
隠密娘「痛っ!!」
男子生徒「大丈夫ですか? すみません、つい何もない所で転んでしまって…」
「お詫びに保健室までお姫様だっこでお連れしますよ」
遼駕「あんたはターゲットの彼じゃねえか!」
隠密娘「ああ、彼がこんなに近くに! う、嬉しい…」
遼駕「あんた、この子にストーカーや突撃タックルの被害にあってたんじゃ…」
男子生徒「ストーカー? 突撃? 何の事ですか?」
遼駕「だって、あんた、この子に呪いの藁人形とか送られてビビッてたって…」
男子生徒「ああ、アレですか! あれは実によくできていました!」
「しかし、いかんせん藁でできていて すぐ壊れてしまいそうだったので…」
「金庫にしまって、幾重にも封印したんです!」
遼駕「はぁ!?」
隠密娘「ああ! やっぱり私の思いは通じてたのね!」
「だから言ったじゃないですか! 『願いは叶う』って!!」
男子生徒「ああ、キミの思い、毎日ひしひしと感じていたよ!」
「でもゴメンよ。ボクに勇気がないばっかりに、漬物に愛を込めるくらいしかできなかった…」
遼駕「ちょっと待った! あんた、漬物がキライで捨ててたわけじゃねえのか!」
男子生徒「いいえ。あんなに美味しい物、他にないじゃないですか」
「でもボクは、物陰から獲物を狙うようなワイルドな瞳で見つめる彼女のために、涙を惜しんでプレゼントしていたんです」
「本当は正々堂々と正面から業務用1袋くらいプレゼントできれば良かったのですが…」
「いかんせん、ボクに勇気がなくて…」
隠密娘「そんな事ない! 微妙に色々な味が混ざっていて、とても美味しかったわ!」
男子生徒「それは良かった。ボクも嬉しいよ」
「でも、最近は物陰から鋭い目つきで見つめてくれないから物足りなかったんだ」
「あの背筋が凍るような感じが忘れられない!」
隠密娘「そ、そうだったの!?」
遼駕「あ、あんた命を狙われてたの知らねえのか?」
男子生徒「もしかして、最近のダイレクトアタックの事を言ってるのかい?」
「むしろボクだけを狙ってくれていたなら、どんなに嬉しかった事か…」
「でも彼女はボク以外の男にまで手当たり次第にアタックを始めた…」
「もう、ボクの事なんかどうでもいいのかと思い、とても悲しくなったよ…」
「だから、ボクの存在を彼女に思い出して欲しくて こうして出てきたわけさ」
隠密娘「違うの! ゴメンなさい! この人にそそのかされて、アタックの方法を変えただけなの!」
遼駕「俺のせいかよ!」
隠密娘「私も薄々、こんなんじゃ思いは通じないんじゃないかって思ってたの!」
「だから、確実にあなたにだけ思いを伝える方法を思いついたのよ!」
「でも、またこの人が邪魔をして!」
遼駕「そうだったのか…」
男子生徒「キミ、何の権利があってボク達の仲を裂こうとするんだ!」
「そんな無粋な輩はウマに蹴られて死んじまえー!! だ!!」
隠密娘「死んじまえー!!」
遼駕「お、俺が悪いのかよ…!?」
男子生徒「さぁ、こんな空気の読めない奴は放っておいて、ボクと業務用のお漬物を買いに行こう!」
隠密娘「ああ、嬉しい! その漬物に軽く毒盛ってもいい?」
男子生徒「ああ、いいとも。ボクが動けなくなったら、一生面倒をみてくれるかい?」
隠密娘「もちろんよ! あなたをベットにくくりつけて、一生面倒を見るわ!」
男子生徒「ああ、嬉しいな。もう何もしなくていいんだね!」
隠密娘「ええ! あなたに苦労はさせない!」
遼駕「完全に二人の世界に入りやがって…」
男子生徒「君、まだいたのか?」
隠密娘「師匠、できれば私達の邪魔をしないでほしいんですが?」
遼駕「そうだな。見てて気持ちいいもんでもねえし、邪魔者はさっさと消えるとするか」
男子生徒「そう願おう」

遼駕「何か納得いかねえ結末だったけど、とりあえず、めでたしって事で…。仲良くやるんだな、お二人さん」

591名無しさんも私だ:2010/01/25(月) 20:01:09 ID:HKvR.hc.0
本日は以上

サブシナリオ5は狂気に溢れすぎてると思うんだ

592名無しさんも私だ:2010/01/26(火) 15:25:52 ID:z/.OiM1s0
この学園こええなw

593名無しさんも私だ:2010/01/27(水) 07:16:36 ID:lhfyZ4D.0
確実に巻き込まれた被害者いるし、ちっともめでたくないw

594名無しさんも私だ:2010/01/27(水) 16:16:37 ID:oYofzCNUO
話し方といい危なさといい戯言の姫ちゃんかと思ったわw

595名無しさんも私だ:2010/01/27(水) 20:56:50 ID:L66F5OME0
乙。しかしなかなか吹っ飛んでるシナリオだなw
スパロボだという見方をしているからか。

596名無しさんも私だ:2010/01/29(金) 22:31:22 ID:hOg0jyNo0
本編では何このDQNとか思ってた遼ちゃんが常識人に見えてくる不思議

597名無しさんも私だ:2010/02/12(金) 17:31:37 ID:GVMeZXLA0
止まってる?

598名無しさんも私だ:2010/02/12(金) 18:25:48 ID:R9JjNCFk0
本編がコテコテのラブコメなのに対して
サブイベントが濃い奴らとの漫才だから遼ちゃんのキャラが変わるのも当然と言えば当然かもな。

NEOの会話って来てる?

599名無しさんも私だ:2010/02/12(金) 21:26:16 ID:SIhU.wf60
ないよ

600名無しさんも私だ:2010/02/17(水) 21:24:38 ID:Uc7Kwke60
止まってるな…

601名無しさんも私だ:2010/02/19(金) 02:30:11 ID:nsttW6LA0
ムゲフロの人はEXCEEDもやる気なのかねえ
自分のサイトでやるんだろうけど

602名無しさんも私だ:2010/02/21(日) 03:03:24 ID:Dq03vgnEO
そろそろフラゲが来そうな時期だね
さすがにわざわざ台詞を書きに来る事はないだろうけど

603名無しさんも私だ:2010/03/03(水) 21:14:56 ID:y96dWtYo0
スパロボKの第28話でミストがヴェリニーに追い詰められる場面

ヴェリニー「あら、ちょっと油断してたかしら…。それじゃ、遊びはこれで終わり。本気を出させてもらうわ…!」
      「最初のターゲットは…やっぱりレヴリアスね!」
      「イスペイルの仇だし、この前、恥をかかされたし…。覚悟はいい?」
ミスト「何が『覚悟はいい?』だ! お前なんかに負けるか!」
ヴェリニー「お前呼ばわりはやめて。私はヴェリニーよ。覚えておきなさい!」
ミスト「知るか、そんなの!」
ヴェリニー「ガズムの命令だから殺さないけど…死んだ方がマシだと思えるくらいの苦痛を与えてあげるわ!」
      「覚悟しなさい!」
ミスト「ぐわあああっ!」
ルージ「あいつ、速い!」
ヴェリニー「それはそうよ…。せっかく、獣の影響を受けている私が乗ってるんだもの…」
      「ビクトーラもそれに合わせて、速く、しなやかに仕上げてあげなくっちゃあね」
      「獣ついでに、もう一個の地球を破壊した時にはゾイドの技術も取り入れてみようかしらね」
コトナ「そうはさせるもんですか…!」
ヴェリニー「おっと…下手に動くとこいつはバラバラになるよ…」
ゴオ「くそっ…! あいつは何度ピンチになりゃ気がすむんだ!」
ヴェリニー「前にもピンチになったの? こいつ…」
      「…それはそうよね。こんな軟弱な装甲のロボットが…」
      「サポート無しで突っ立っていたら誰だって狙うと思うけど?」
      「ねえ、満足に援護も受けられないレヴリアス?」
ミスト「ち、ちきしょう…!」
ヴェリニー「あら、苦しみの時間は始まったばかりなのよ? これから、もっと苦しめてあげるわ…!」

604名無しさんも私だ:2010/03/03(水) 21:51:05 ID:y96dWtYo0
ムゲフロEXCEEDの会話を書き込んでみた

エスメラルダ城塞のドロシーの部屋にて、ハーケン達が若かりし頃のジョーン・モーゼスの銅像を見つけたときの会話

ハーケン「おい、この銅像は……。」
アシェン「これは、艦長?……いや、この顔は……。」
キュオン「うっそ! もしかしてドロシーって、ハーケンのこと……」
錫華「まさかの展開であるな。これは修羅場の予感がするぞよ?」
神夜「ちょっと。……ハーケンさん。」
ハーケン「ウェイト。シュラバ、ノーだ。落ち着いて見てくれよ、プリンセス」
ネージュ「これ……“さすらいの賞金稼ぎ”……ジョーン・モーゼスじゃない?」
アシェン「間違いありませんのです。20年以上若い頃のようですが。」
ハーケン「オヤジは、俺やアシェンが来る前から、あのボンバーレディと因縁があったようだからな。
      初代さすらいの賞金稼ぎ……全盛期のスタチューってところか。」
カッツェ「長年のライバルを像にしたってことネ。これも愛かしらねエ。」
アレディ「そういうものなのですか? 私にはよくわからないのですが。」
アン「ちょいと歪んでるとは思うけどねえ。」
ハーケン「やれやれ、銅像ひとつで時間を取っちまったが……」
ドロシー「この騒動の張本人、ドロシーの姿が見えませんのことですね。」
アレディ「……覇気の残滓(ざんし)があります。この感じ……上級の修羅のものでしょう。
      おそらくは、操音のヘイムレン……!」
カッツェ「ここまでは来たってことネ? 部屋を荒らさなかったのは、女のコに対する配慮かしら?」
キュオン「でも、そのキザピエロも、ドロシーもどこに行っちゃったのかな?」
アン「秘密の抜け道でもあるんじゃないかい? アジトの奥に抜け道を作るってのは、セオリーだからさ。」
神夜「あ、私の部屋にもありますよ♪ 壁の一部がぐるんと回って、奥に逃げられるんです。」
錫華「わらわの私室もそうであるぞよ。練習用の舞踏台の下に、階段が隠してあるのであ〜る。」
ネージュ「抜け道の話……鋭いかもね。この部屋、どこからか魔力を感じるのよ。しかも……何か覚えのある、ド懐かしい感じの力を……」
ハーケン「よし、レディの部屋をかぎまわるのはシュミじゃないが……調べてみるか。」

605名無しさんも私だ:2010/03/03(水) 22:04:35 ID:y96dWtYo0
続き

銅像の裏側にあるスイッチを押した後に抜け道の入り口が出現した時の会話

ネージュ「この奥……間違いないようね。感じる魔力も強くなってるし。」
アレディ「…………。」
     (覇気の流れに変化はない……。この奥にはいないのか? ヘイムレン)
アシェン「ダディの像にこんなギミックを仕込むとは、やりやがりますね。」
ハーケン「よし、レディのシークレットルームへ行くとしようか。」
錫華「まったくもって女の敵であるな。神夜よ、考え直した方がよいぞ?」
神夜「そ、そうですねえ……。」

606名無しさんも私だ:2010/03/06(土) 01:02:16 ID:YQWDl2WU0
一応、ネタバレ禁止期間中ではなかろうか
個人的にはいきなりEDとかでなければ、構わないとは思うけど

607名無しさんも私だ:2010/03/06(土) 01:43:00 ID:5WMRiZtk0
>ドロシー「この騒動の張本人、ドロシーの姿が見えませんのことですね。」

いいから落ち着け

608名無しさんも私だ:2010/03/06(土) 18:23:27 ID:INwrUZDg0
多分そこはアシェンなんだろうな。口調からしてw

609名無しさんも私だ:2010/03/09(火) 01:43:54 ID:v3FCOYik0
>>608
確かアシェンだったぞ…なので訂正を書いとく

>訂正
アシェン「この騒動の張本人、ドロシーの姿が見えませんのことですね。」

610名無しさんも私だ:2010/03/09(火) 11:03:21 ID:AUxADHNMO
訂正は良いのか分からんけど
やはり25日まで待つべきでは?

611名無しさんも私だ:2010/03/09(火) 17:09:07 ID:7lMXOu9M0
ここはバレスレじゃないから待たないとダメ

612名無しさんも私だ:2010/03/11(木) 12:28:52 ID:UkTrLH120
まだ見れないけどムゲフロ全文の人は一部テキスト化してるみたいだな

613名無しさんも私だ:2010/03/13(土) 00:39:33 ID:FjQLNNFs0
EXCEEDネタはまだ自重みたいなんで、スパロボKネタに専念

スパロボK 第28話「リンケージ」 ※アンジェリカルートの場合 

>>603のイベントが起こる前の会話

ミスト「よし、間に合った!」 ミスト&シェルディアが増援に駆けつける
ゴオ「ミスト! シェルディア!」
ミスト「レヴリアスの調整が終わったので駆けつけました!」
シェルディア「セリウスⅡも一緒だよ!」
       「…って、それどころじゃない! レムを助けなきゃ!」
さやか「アンジェリカはどうしたの?」
ミスト「合体システムの最終調整をしています。後ちょっとで来れるはずです!」
ヴェリニー「あれはレヴリアスじゃない!」
ガズム「そうか。何か物足りないと思ったら、レヴリアスがいなかったのか…」
シェルディア「レム! ボクだよ! わかる!?」
ガズム「さっきもその名で呼ばれたが…。いったい何者なんだ?」
シェルディア「レムはボクの妹だ! どうしてお前はレムなのにレムじゃないんだ!」
リー「おいおい、せっかく黙ってたのに大公開しちゃったよ…」
ガズム「お前の妹…? そうか、この憑代はお前の妹なのか。これは面白い…!」
    「だったらお前達は、俺に手を出せな…」
シェルディア「レムを返せーっ!」 セリウスⅡがゼナディーエを攻撃
ガズム「なっ! 何を考えている! 妹の肉体がどうなってもいいのか!」
シェルディア「お前を倒して、レムを取り返すんだ!」
       「レムを返せーーーーっ!」 セリウスⅡがゼナディーエを数回攻撃
ミスト「シェルディア! やめろ! そんな事をしても無意味だ!」
シェルディア「返せ! 返せ! 返せーっ!」
ガズム「ええい、うっとおしいっ!」 ゼナディーエがセリウスⅡに反撃
シェルディア「きゃーっ!」
ミスト「シェルディア!」
ガズム「妹の肉体を攻撃するとは…何と愚かな小娘だ!」
    「貴様のような愚か者が『欠片』を有していると思うと残念だ…!」
    「せめて一撃で消滅させて…」
ガズム「…ぐっ! ぐわあっ!」
ヴェリニー「ガズム! どうしたの!?」
キラ「…動きが止まった!?」
アスラン「待て、キラ! 様子がおかしい!」
ガズム「ず、頭痛が…頭が…割れそう…」
    「…えちゃん…私は…いから…こいつ…っつけて…!」
シェルディア「レム? レムなの!?」
ガズム「…おねえ…おねが…はや…く…」
    「ええい! 黙れ! 黙らんかあっ!」
ヴェリニー「ガズム! あなた、いったい…?」
ガズム「ど、どうやら憑代の意識が…あの小娘に会ったせいで…覚醒を…!」
    「すまんが今は撤退させてくれ! 後を頼む!」 ガズムが撤退
シェルディア「ああっ! レム! 待って!」
ゴオ「くそっ! 助けられなかったか!」
ヴェリニー「…ガズム、大丈夫なのかしら?」
ミスト「おい、お前!」
ヴェリニー「私の事かしら?」
ミスト「そうだ! あいつはどこに逃げた!」
ヴェリニー「…教えると思う?」
シェルディア「教えろーっ!」 セリウスⅡVSビクトーラの戦闘イベント
       「きゃああっ!」 戦闘イベントの後、シェルディアが返り討ちに遭う
ヴェリニー「逆上するんじゃないわよ! このヒステリー娘!」
シェルディア「レムを…返せ…返すんだーっ!!」
ミスト「落ち着くんだ、シェルディア!」
    「そんなんじゃ、レムを助ける前にお前が死んじまうぞ!」
シェルディア「ミスト…」
ミスト「レムの事が心配なのはわかるけど、戦闘中は冷静にならなきゃダメだ!」
シェルディア「…わ、わかった。ごめん、ミスト。ボク、焦りすぎてたみたいだ…!」
ミスト「そうだ。それでいい。ちゃんと戦えるか?」
シェルディア「うん!」
ミスト「よし、いくぞっ!」
ゲイン「待て、コラ! お前達だけで戦おうとするんじゃない!」
ミスト「あっ…!」
カガリ「いきなり出て来たと思ったら、お前達だけで何を勝手に盛り上がってるんだ!」
チーフ「先のような戦い方はいただけない、練習を勧告させてもらう」
ロン「僕達もいるって事を忘れないで欲しいねえ…」
ミスト「す、すいません!」
剣児「つばきと鏡が妃魅禍にさらわれたんだ! さっさとこいつらをやっつけて、追いかけなきゃなんねえ!」
ミスト「了解! 勝手に突っ走っちゃった分は取り返してみせます!」

614名無しさんも私だ:2010/03/20(土) 01:44:54 ID:gVpm.scYO
もう5日で解禁か

615名無しさんも私だ:2010/03/22(月) 00:58:02 ID:qWLhUfKoO
あと3日です。

616名無しさんも私だ:2010/03/24(水) 18:01:50 ID:wovMdawg0
戦闘前後の掛け合いチマチマ集めてたら、攻略本に全部載ってたでござる>エクシード

617名無しさんも私だ:2010/03/24(水) 18:16:15 ID:y580BFFo0
あと6時間かー
いきなり大量の台詞がどっと押し寄せてきたり…
なんてことはいくらなんでもないか…

618名無しさんも私だ:2010/03/25(木) 14:06:38 ID:QqjblX4c0
ttp://noriwaru.web.fc2.com/

前のムゲフロ全文の人の所に一部上がってたよ

619名無しさんも私だ:2010/03/25(木) 18:39:39 ID:ZAX5..1M0
ミストオーw

620名無しさんも私だ:2010/03/27(土) 15:07:31 ID:xX4Pksd60
コウタとアシェンの初顔合わせ時のセリフ

アシェン「どういうこってすか? この赤ガキ、そちらの世界と関係が?」
コウタ「聞きたいのはこっちだぜ!」
コウタ「……ん? ラミア……さん? いや、違う……? あんた、誰だ?」
アシェン「どこの無表情ボインと間違えているのか知りませんが、人違いでおじゃりまする。」

なんでアシェンがラミアのこと知ってるんだw
まあドラマCDでは一応対面してるけど。

621名無しさんも私だ:2010/03/28(日) 00:46:45 ID:IJkcXFvU0
前作じゃエクセレンのこと知ってたし、楽屋オチだろうw

622名無しさんも私だ:2010/03/31(水) 23:31:13 ID:Bbw8Hn1M0
ここのテキストって基本的に手打ちなのかな?

623名無しさんも私だ:2010/04/02(金) 13:58:44 ID:wMND1fHg0
抜き出しやコピペならばファイルでアップされちゃうんじゃないの?

624名無しさんも私だ:2010/04/03(土) 02:38:52 ID:EUDbRRvk0
見えにくいと思いますけど、かぎカッコ無しでムゲフロの会話を書いてみた

エスピナ城でハーケン達がゲルダと初対面した場面

???(ゲルダ):その『魔倣の鏡』……渡してもらうわ。妖精族の姫よ。
>直後にゲルダが姿を現す         
???(ゲルダ):…………。
ネージュ:ちょっと! あなた誰なのかしら!?
アレディ:…………。
      ……とうとう、出陣したというのですか。
アシェン:この場違いセレブ、知っておりますのでしょうですか?
アレディ:はい、彼女は……修羅。我が師、シンディ・バードの剛敵です。
KOS-MOS:つまり、敵対する勢力ということですか?
ゲルダ:私はゲルダ・ミロワール。アイスベルク監獄の獄主を務める……凍鏡(とうきょう)のゲルダ。
     ヘイムレンから報告は受けているわ。剛錬のアレディ。……修羅の面汚しが。師弟そろって、我らの邪魔をしようというのか。
アレディ:己の争覇も成し遂げず、異邦の地に闘争を広げる……それこそ修羅の恥ではないのですか?
ゲルダ:ほざくな、剛錬の。闘いに種類などはない。剛力を持ち、敵を殺め、戦(いくさ)の中に生きる……それが修羅の生きる道だ。
     影業(えいごう)のシンディ……その一派こそが恥さらしなのだ。
アレディ:凍鏡のゲルダよ。私のことならば何とでも言えばいい。……だが、我が師を愚弄することは許さん……!
カッツェ:熱くなっちゃダメよ? アレディ。
神夜:話からして、この女性が修羅の親玉の人みたいですね。
アルフィミィ:前、開けすぎですの。
ハーケン;OK、コールドミラー・ゲルダ。あんたら一派の悪名は聞いてるぜ?
      新ロストエレンシアで暴れるだけじゃなく、凍りつかせてるのもあんたの仕業らしいな。
琥魔:おかげで、龍寓島が寒くてコタツがしまえないのでございます!
ゲルダ:…………。
     おまえたちのことはヘイムレンから聞いている。そして、異邦の地からやって来た者たちのこともだ。
アクセル:あんたらの戦いに関わりたいとは思わないけど……成り行き上、仕方がないんだな、これが。
ドロシー:自分の城を持ってる親分が、どうしてワタクシたちを直接狙うんですの?
ゲルダ:おまえたちと、ここで見(まみ)えるつもりはなかった。本来なら、先んじて使命を果たし……ここを去るつもりだったわ。
     しかし、異邦の業(わざ)により……黒い鉱石を粉砕する術を奪われたというのでは仕方がない。
M.O.M.O.:ご、ごめんなさい。
アレディ:謝る必要はありません、モモ殿。凍鏡のゲルダ、どうしてここに?
ゲルダ:……その鏡をいただく。我が軍の戦力を強化するために。
ネージュ:なんですって!? どうしてシュラのあなたが、この鏡のことを知っているの!?
ゲルダ:波国がこの世界に瞬転する前……妖精族たちと接触を持っていたのは、シンディの一派だけではないわ。
     その中で、この城の『鏡』についての情報は得ていた。その能力は、非常に興味深い。……この世界で、新たな争覇を始めるためにもね。
錫華:修羅とは、なんともハタ迷惑な者たちであるな。
ゲルダ:それが我らの生き様だ。さて……では、用を片付けるとしよう。おまえたち、鏡を運び出すのよ。
アレディ:護衛の修羅たちか……!
>毒馬頭&毒牛頭が登場

625名無しさんも私だ:2010/04/03(土) 02:40:20 ID:EUDbRRvk0
零児:むっ!?
沙夜:……あん。
神夜:あっ……!
毒馬頭:俺は毒馬頭(どくめず)。ゲルダ様の忠実なる部下だ。
毒牛頭:オレは毒牛頭(どくごず)! ゲルダ様の忠実なる部下だぜ!
毒馬頭:毒牛頭よ、我らは自分の使命を果たすのだ。
毒牛頭:そこの女! オレのために味噌汁を作ってくれ!
キュオン:きゅ、求婚した!
神夜:わ、私、お料理はちょっと苦手なこと極まりないですけど……。
アレディ:これは、新手の獣羅……!? 猛牛と……荒馬か!
ゲルダ:フフフ……。
アレディ:……それも上級獣羅と見ました。このような者たちを育成していたとは……
ハーケン:いや、このプロポーズ・ブルとピンク・ホースは……
小牟:…………。
零児:………おい、沙夜。
沙夜:…………。
アレディ:……む? どうしたのですか?
零児:あの牛と馬……沙夜の部下だ。
ネージュ:え? そうなの!?
小牟:こりゃ、説明せい、沙夜!……つーか、黙っとったな!
沙夜:あん、聞かれなかったし、ね。
零児:修羅を探るためか?
沙夜:ぶっちゃけちゃうと、そんなところよ。私がこっちに召喚された後、アグラッドヘイムの戦力として……
    片那ちゃんたちと一緒に喚ばれたのよ、ね。
ヘンネ:あんたがアグラッドヘイムに潜り込んでる間に、シュラの所に行かせたのかい?
ゲルダ:我が居城、アイスベルク監獄をかぎまわっていたのよ。始末してもよかったが……
     我が軍の獣羅どもを上回る力量を持っていたのでな。
アレディ:……ヘイムレンの業(わざ)を使ったか。
アン:あの笛か。男にも効くんだねえ。
沙夜:そのコたち、私のかわいい部下なの。返してくださらない?
ゲルダ:私はかまわないわ。……ただ、本人たちがどう言うか。
毒馬頭:我が主(あるじ)はゲルダ様のみ! 下品な毒狐はこの場から去るがいい!
毒牛頭:いつもコキ使いやがって! 若作りしてんじゃねエぞ! ババァ!
沙夜:…………。
    ……ぼうや。二、三百発ひっぱたいてやりなさい。
零児:気が乗らん。それに、自分の部下の落とし前は自分でつけろ。
ゲルダ:その通りだ。私も操音のヘイムレンが手間取っているからこそ、自分で出向いたのだ。
アレディ:あの男は、今どこに?
ゲルダ:……わざわざ語ることもあるまいが。ずいぶんとおしゃべりになったものだな、剛錬のアレディ。
     すぐに飛びかかってくるものと思っていたわ。
アレディ:…………。
ゲルダ:気の抜けた修羅と、これ以上遊ぶつもりはない。来ないのなら、こちらから行くまで。
     剛錬のアレディ、この場でおまえを粉砕する……! 毒馬頭、毒牛頭よ。わかっているな?
毒馬頭:ゲルダ様、仰(おお)せのままに!
毒牛頭:ヒャッハアー!
アレディ:凍鏡のゲルダ、そして異邦の獣羅たちよ。受けて立とう……!
>戦闘開始

626名無しさんも私だ:2010/04/03(土) 03:45:15 ID:EUDbRRvk0
>戦闘終了後
ゲルダ:なるほど、ヘイムレンの言う通り……よい闘士を集めたものだな、剛錬の。
     機兵も含め……新たな争覇でも始めるつもりか?
アレディ:…………………。
ゲルダ:まあいい、今回は挨拶代わり。その『鏡』だけはもらっていくわ。
ネージュ:そうはさせなくてよ!
ゲルダ:やれ……!
毒牛頭:よっしゃあ!
毒馬頭:おまかせを!
>毒牛頭&毒馬頭が部屋全体に煙幕を吐く
ネージュ:ゴホッ! ゴホッ! 何これ! 何が起こったの!?
アレディ:うっ! ネージュ姫殿! 『鏡』がッ!
>直後にアレディ達はゲルダ達と魔倣の鏡が部屋から消えたことに気づく
ネージュ:な、なくなってる!
アン:盗むにしても、鮮やかすぎないかい!?
琥魔:担いで逃げたようでございます!
沙夜:なるほど、そのために力持ちのあのコたちを連れてきたわけ、ね。
ハーケン:あのブル&ホースにパワーがあるからって、限度はあるだろ。
アシェン:あの巨大な鏡を運搬しているのなら、追いかければ間にあうのでは?
KOS-MOS:……いえ、追跡は不可能だと思われます。
錫華:そんなに足が速いのであるか!?
アルフィミィ:もしかして……転移ではございませんの?
M.O.M.O.:そうだと思います。『鏡』の反応が、ここを出てすぐの所でロストしたんです。
アレディ:そんな馬鹿な……! 修羅に瞬転の技術はありません!
沙夜:頭が固いわよ? アレディちゃん。……手に入れていたとしたら?
    ちなみに私たち『逢魔』は、空間移動とか、その辺の技術には自信があってよ?
零児:したり顔で語るな、沙夜。異世界に自分たちの技術が流出してるんだぞ。
小牟:……ま、はぐれ逢魔コンビが操られている以上、間違いないじゃろな。
神夜:困った牛の人たちです……。
キュオン:それが、あの前開きフサフサ女が言っていた“戦力の増強”なのかな?
アレディ:異世界の技術、妖精族の魔具。あとは羅刹機アルクオンが手に入れば……
      凍鏡のゲルダの一派は、大きな力を持つことになります。
カッツェ:何とか取り戻してあげたいけど……ここをほっぽって行くわけにもいかないわよ?
ヘンネ:アグラッドヘイムがここで何かやってるのは確実だからね。
ネージュ:……『魔倣の鏡』には、こちらの質問に答えてくれる以外に、ドとっておきの“力”があるんだけど……
      シロウトにはわかるものじゃないし、今は目先の問題を優先しましょう。
      この城に起きていること……そして妖精機フェイクライドの所在を確かめるの。
ドロシー:そうなると、真っ先に見に行くべきは、一階の先……『謁見の間』ですわね。
アクセル:あれ? 一階の奥の扉って閉まってたと思ったけどカギはあるのかい?
ネージュ:よく覚えてましたわね、アクセル。この『封印の間』には、非常用のロック解除スイッチが隠してあったはずよ。
アレディ:わかりました。調べてみましょう。

627名無しさんも私だ:2010/04/03(土) 19:26:41 ID:sUE6z7nYO
たまに来たら更新されてて
追うのが面倒になるぜ
でも乙

628名無しさんも私だ:2010/04/04(日) 04:15:13 ID:iT8.07.g0
なんだかんだでこの場面貼られていないようなので

K最終話、アンジェリカ、ファフナールート、ル=コボルとの戦いを終えて総士が苦しみ医務室へ運ばれた場面

一騎「フランクリン先生! 総士の容態はどうなんです! 無事なんですか!?」

フランクリン「…死んではいない。ついさっき意識も取り戻した…」
一騎「ああ…よかった…」
真矢「よかったね、一騎君!」
ミスト「総士君は今回の作戦の功労者だ。無事でいてもらわなきゃ!」
カガリ「ああ、そうだとも!」
サコン「…………」
フランクリン「ただ…」
剣司「ただ…? いったい何なんですか!」
フランクリン「…フェストゥムとの同化が急激に進行して…肉体がほとんど結晶化してしまっているんだ」
一騎「け、結晶化って…そんな…嘘だっ!」
フランクリン「あっ! 待てっ!」
一騎「総士っ! うっ…!」
総士「…………」
真矢「み、皆城君…」
ミスト「こ、これは…!」
さやか「体がほとんど結晶化している…」
総士「やあ、皆さん…。本当は会わずにおきたかったのですが…」
フランクリン「すまん。いきなり病室に飛び込まれてしまって…」
一騎「お、お前…どうしてこんな事に…?」
サコン「精神パワーを集めるシステムは、総士君の肉体に影響を与え…」
    「フェストゥムとの同化を著しく進行させてしまったのです…」
総士「…………」
カガリ「サコン先生。まさかこうなる事を知ってたんじゃないだろうな?」
サコン「いえ、知っていました。竜宮島にこのシステムの製造を依頼した時から…」
ミスト「そ、そんな…!」
一騎「サコン先生!あなたは総士を殺すつもりだったんですか!?」
サコン「そ、それは…」
総士「よせ、一騎。これは僕が望んだ事だ…」
真矢「えっ?」
総士「ル=コボルを倒すにはこの方法しかなかった…」
   「だから僕は、危険を承知でこのシステムを使ったんだ」
カガリ「総士、お前…」
総士「それに、最悪の事態にならなければ、遠見先生が開発した新薬で同化の速度は抑制できるはずだった…」
剣司「最悪の事態って、まさか…!」
サコン「パイロットの精神パワーだけではル=コボルが倒せず、奥の手を使う事になる事態です…」
ミスト「奥の手って、あの…プラネッタのオーバースキルを使った…!」
サコン「その通りです。あの奥の手は、威力が絶大な分、総士君の肉体に与える影響もはるかに大きいのです」
カガリ「その結果がこれというわけか…」
サコン「はい…。だから、本当は使いたくなかった…」
総士「でも、あの時はあれしか方法がありませんでした。先生の決断は間違っていませんよ」

サコン「総士君…すまない…!」
ミスト「それじゃ総士君は俺達の身代わりに…?」
総士「身代わりではありません。こうして生きてるじゃありませんか」
さやか「た、確かに生きてるけど…」
総士「本当の事を言うと、僕は北極のフェストゥムに捕らわれた時、肉体のほとんどを失ってしまった…」
   「遠見先生の薬のおかげで、辛うじて人間の姿をとどめていただけで…」
   「だから、僕にとっては何も変わっていないのと同じなんです」
ミスト「し、しかし…」
一騎「まだ治療してもらおう!そうすれば、きっと…!」
総士「いや、僕はもうすぐ、いなくなる…」
剣司「総士!?」
真矢「皆城君!」
一騎「何を言ってるんだ!やめてくれ、総士!」
総士「僕は一度、フェストゥムの側に行く。そして再び、自分の存在を造り出す…」
   「どれほど時間がかかるかわからないが、必ず…」

一騎「総士っ!」
ミスト「総士君!」
カガリ「き、消えた…」
サコン「すまない…総士君!」
一騎「総士! どこにいるんだ!俺を置いていかないでくれ! 総士!」
総士(僕はここにいる)
一騎「はっ!」
真矢「どうしたの、一騎君!」
一騎「総士が…俺の心の中に…」
総士(僕はここにいる…。いつか再び出会うまで…)
一騎「そ、総士…」
総士(今ならわかる…。たとえ苦しみに満ちた生でも、僕は存在を選ぶだろう)
   (もう一度、お前と出会うために…!お前が信じてくれる限り、いつか必ず帰る。お前がいる場所に…)
一騎「総士、俺はお前を…うぐっ!」
真矢「一騎君!?」
カガリ「どうした、一騎!」
一騎「い、いえ。何でもありません。大丈夫です…」
ミスト「一騎君…君も…」
一騎(総士…俺はここにいる。ここでお前を待っている…ずっと…)

629名無しさんも私だ:2010/04/04(日) 08:13:17 ID:SA1Ic/vUO
他の展開も有ったよね……

630名無しさんも私だ:2010/04/04(日) 22:53:31 ID:2JvCjh560
とにかく、参戦したスパロボでシナリオが不評だった各作品はリベンジして欲しいな

631名無しさんも私だ:2010/04/07(水) 01:11:59 ID:Dst3OHKU0
Kの最終話でミストがル=コボルと対決した時の会話の一部

ミスト「残念だが、お前の思っているようにはならない!」
    「この力は、俺達だけのものじゃない…!地球に住む命を…地球の未来を守ろうという俺達全員の想いだ!」
    「この想いをクリスタル・ハートに込めて…お前を倒す!」
    「今こそ燃え上がれ!俺達の想い…故郷を愛する強き想いよ!ル=コボルをこの世から消し去るんだ!」

ル=コボル「これほど膨大なマイナスエネルギーが集まるとは…」
      「地球という星は、何と邪悪な心に満ちた汚れた星である事か…」
ミスト「そんな事はない! 確かに地球には悪い心を持った人もいる。人と人が憎しみ合う事もある…」
    「でも、それ以上に地球人同士の信頼の絆は深い! 愛し合う心は強い!」

632名無しさんも私だ:2010/04/07(水) 02:11:53 ID:wkWeZY4A0
ポイントポイントで見るとなんかカッコいいシーンに見えるのが多いんだよな
なんていうかシーンとシーンの間に足りないものがある期がするというか

633名無しさんも私だ:2010/04/07(水) 12:57:02 ID:oyC64npU0
ミストさんの地球人に対する印象がどこで変わったのかが謎過ぎるのがなぁ
その辺しっかり描けてたら、素直に燃えるシーンなんだが

部隊の人間にも不信感持ってたとかなら、戦ううちに…と適当に脳内補完してやんだが、
仲間のことはテンパってたときでも普通にいい人達だという認識だったみたいだし

634名無しさんも私だ:2010/04/09(金) 07:16:24 ID:wDkZfObs0
中間すっ飛ばして書いてるのもあるけど
スパロボにしては敵ボスがド直球すぎたのも原因な気がするな

635名無しさんも私だ:2010/04/29(木) 17:19:12 ID:sIuIdYJg0
NEOのシナリオが見たいなあ

636名無しさんも私だ:2010/04/30(金) 01:33:26 ID:PAZATeOo0
不死桜内でリグ・ガードを倒した後、城下町の温泉宿で休息する場面。

神夜:こちらの温泉宿で、お休みください。
ドロシー:個室なんでしょうね? 全員ひとつの部屋にぶち込まれるとかはカンベンですわよ?
神夜:大丈夫、個室ですよ♪ お代も楠舞家で出させていただきます。
ネージュ:ド太っ腹! さすが一国の姫ですこと。
エイゼル:休息を取るのはかまわぬが、次なる動きについてはどうするのだ?
神夜:今晩、不死桜を安定させるための儀式を行います。なので、明日の朝に出発しましょう。お体を休めてください。
    じゃ、大旦那さん。皆さんをお部屋にご案内してください。
ヘンネ:オオダンナ?
士浪:かしこまりました、神夜姫様。
琥魔:なんであんたが宿にいるんニャ。……さてはあのボロ店じゃ食えなくなったようだニャア。
士浪:知らなかったのか? ここは俺の経営する宿だ。普段は他の者に任せているがな。
    やっと店を持った程度で調子に乗るんじゃないワン。……駄猫風情が。
琥魔:…………。
    ああ? ショボ犬が……。風呂くらいでいい気になるなや。
キュオン:あの〜、このバトル、いつまで見てればいいの?
錫華:この二匹、本気で仲が悪いから始末に負えぬぞよ?
アクセル:温泉かあ。記憶がなくても、この興奮は変わらんぜ。
カッツェ:ウフフ……こっそりと、見にいっちゃう?
アクセル:おっとぉ、マジで? いやあ……でも……ほら、ちょっと、何ていうかさ。
カッツェ:レイジにハーケン、アレディにアクセル。そしてコウタちゃんの鎧の下とか……どうなってるのかしらねェ、ウフフフ。
アクセル:え!? 見に行くってそっちとか、おれを!?
アルフィミィ:みんな、温泉大好きですの。
アン:あたしゃ海水の方が落ち着くけどねえ。ま、敵の本拠地への突入前だし、さっぱりして臨むとするか。
T-elos:馬鹿どもが。それならもっと緊張感を持ちな。
KOS-MOS:T-elos、我々も躯体洗浄によるルックスの回復を行うべきです。
M.O.M.O.:T-elosさんはたくさん助けてくれましたから! モモ、がんばってお背中を流します!
T-elos:なつくな。私たちが敵同士だってこと、忘れてるんじゃないのかい。
沙夜:まあ、いいじゃない。異世界の温泉っていうのもオツなものよ? あん、新・天・地……って感じ?
零児:沙夜、俺たちも敵同士だ。それに、すべての百夜を片付け……おまえは目的を達したはずだ。俺たちが共に戦う理由も、同時になくなった。
沙夜:そうでもなくてよ? ぼうや。ロック・アイちゃんのこと……覚えてるでしょう?
    あの男を何とかしないと、また喚(よ)ばれるかもしれないじゃない?
小牟:む……まあそうじゃが……。またネット中に喚び出されたりしたら、ページが開きっぱなしになって恥ずかしいからのう。
アシェン:いつも何を見てるんすか、腐狐様。
沙夜:そんなわけだから、もう少し一緒にいさせてもらうわね。毒牛頭、毒馬頭ちゃんたちから、まだ連絡もないし、ね。
零児:…………。
ハーケン:OK、オールメンバーズ。ここで騒いでてもしょうがない。シロウ、案内を頼むぜ?
士浪:うむ。まいどありだワン。
コウタ:…………。
アレディ:コウタ殿……? どうされたのですか?
コウタ:な、なんでもねえよ。休もうぜ。
     …………。
    (ロア、俺を守ってくれるのはありがてえんだけどよ)
    (温泉宿に来た時ぐらいは、アーマーを解除してくれねえもんかな)

637名無しさんも私だ:2010/04/30(金) 09:27:11 ID:RfR9evVs0
アーマーつけたまま風呂に入ったと考えると可哀そうw

638名無しさんも私だ:2010/04/30(金) 17:58:30 ID:2k8TmLos0
想像するとかなりシュールな光景だなw
>アーマーつけたまま風呂

639名無しさんも私だ:2010/04/30(金) 19:58:37 ID:7Z7G8zSw0
アーマー付けたまま豪華なテーブルで紅茶を飲む格闘家も居るんだ、全然問題ないよ

640名無しさんも私だ:2010/04/30(金) 23:59:22 ID:MEwY9/.Q0
既出だろうがAPのコウvsヴィンデル

コウ「俺は奴と約束した! これからの戦士のために…貴様を必ず倒す!」
ヴィンデル「フフフ…戦争は人を強くすると言うがやはりそれは真実のようだな」
ヴィンデル「新兵だったお前がジオンのエースと渡り合うまでに成長したのが、まさにそれを体現している」
コウ「…だとしたら、俺は奴に感謝する! 貴様を倒す力を与えてくれたんだからな!」
ヴィンデル「私を倒せばお前の成長も止まるぞ? それでいいのか? 考えるまでもあるまい!」
コウ「貴様に語る舌など持っていないっ! 約束を果たすぞ、ガトーォォッ!」

641名無しさんも私だ:2010/05/01(土) 01:01:46 ID:reNb5l9E0
>>636
面子が面子だけに女風呂の光景を覗いてみたい気はするなぁ…wどっかにイラストであげてくれんかねwww
しかし男風呂で思うんだが、エイゼルとかどうなってるんだろう?ww

>>640
少なくとも俺は初めて見た
ありがとう

642名無しさんも私だ:2010/05/01(土) 02:33:12 ID:spwlhhxsO
>>640
俺も初めて見たよ、㌧
Aでは各原作主人公で1人だけヴィンデルとの戦闘会話無しだったんだっけ

ところでその台詞、AP用の書き下ろしなんだろうか?
もしそうだったら誰の仕事なんだろ
オリジナルの森住かプロットの一二三かそれ以外か…

643名無しさんも私だ:2010/05/01(土) 07:10:04 ID:FWyjgipE0
ムゲフロEXCEED:マークハンター登場イベント

???:…………。
錫華:む?さっそく先客がいるようであるな?
アレディ:見慣れない鎧ですが……何者でしょう?
ハーケン:フッ……。さすがだな、かぎつけるのが早いぜ。
神夜:え?ハーケンさん、知ってるんですか!?
???:神楽天原を襲った賊に、賞金がかかったもんでな。
    そいつらを追いかけて、駆けずり回ってるというわけさ。(ボイス付)
マーク:オレの名はマークハンター。
    あんたらとは違って、薄汚ねえ金目当てのハンターさ。(ボイス付)
アン:なるほど、ハーケン。あんたの同業者ってワケかい?
ハーケン:ああ、この世界が融合した時に、どこからともなく現れた……バウンティハンターさ。
     最近売り出し中らしくてな。何度か顔を合わせたことがあるのさ。
マーク:全部言うんじゃないぜ、ハーケン。オレのセリフがなくなっちまうだろうが。
ハーケン:おっとソーリー、ゴールドアーマー。言いたいことがあるなら、先にいいぜ?
マーク:そうさせてもらうぜ。オレの名はマークハンター。
    あんたらとは違って、薄汚ねえ金目当てのハンターさ。
キュオン:そこから!? さっき聞いたよ!
マーク:わかってねえな、嬢ちゃん。自分の名を売ることは重要なんだぜ?
アシェン:それはクライアントに対してするべきでは?
マーク:オレは差別はしない主義だ。それが……ハンターのプライドさ。
神夜:なんか……話がかみ合ってないというか、よくわからなくなってきましたけど。
ハーケン:マーク、プリンセスが困惑中だ。話題を変えようぜ?
マーク:そうなのか?ま、女にはわからない世界か。
アシェン:アンドロイドの私にも、意味がわかりませんが。
     ……賞金首の話とかはどうすか?
マーク:神楽天原の姫さんを連れてるってことは、あんたらも何か知ってそうだな。
    獲物は……『アグラットヘイム』って組織そのものさ。

644名無しさんも私だ:2010/05/01(土) 07:10:48 ID:FWyjgipE0
アレディ:……やはり。“組織そのもの”というのは?
マーク:特定の個人じゃなく、組織ごと潰してもOKってことらしい。
ドロシー:ようするに、本拠地を見つけ出して丸ごと爆破しても儲かる……ということですわね?
アン:大ざっぱだねぇ。その方がラクでいいけどさ。
アレディ:それだけ、不死桜の受けた被害が大きかったということでしょう。
     結局、敵の侵入経路も不明のままです。
マーク:くわしいじゃねえか。名前が割れてるのは「ガンド三兄弟」のヘラ・ガンドって小娘だけだとさ。
カッツェ:詳しいのは当然よ?そのヘラちゃんとやりあったのはアタシたちだものねェ。
ネージュ:さらに、このヴァルナ・ストリートでは末の弟とも戦いましてよ?
マーク:なるほど、詳しいわけだ。だが、そいつらの侵入経路については、
    忍者チーム裏玄武が掴んだ……新しい情報を持ってるぜ?
神夜:お師匠様が……?マークさん、教えてください!
マーク:普通なら情報量をいただくところだが……相手は姫さんだ。サービスしてやるよ。
    連中は転移装置を使って、不死桜の中に転移してきたらしいぜ?
ドロシー:転移装置など、この世界では珍しいものではございませんけど?
キュオン:フォルミッドヘイムなんて、それないと移動が大変なくらいだし。
マーク:転移装置そのものや、自分自身がワープするなら、確かに珍しくはないさ。
    だが、それが“ワープホールを作り出せる装置”……だったらどうだ?
カッツェ:……なんだと?クロスゲートと同様のものを……作り出せる……!?
錫華:冗談では済まさぬぞよ? 仮面の男よ。
マーク:……敵は「夜をつなげる装置」とかなんとか言っていたらしい。
    信じる、信じないはあんたらの勝手だ。
ネージュ:夜をつなげる……ねえ。言い回しはロマンチックだけど、シャレにならない能力ね。
マーク:……さて、そろそろ行かせてもらうぜ。そっちの遠足に付き合うつもりはないんでな。
アレディ:それは心外です。我々も、遊びのつもりではありません。
錫華:その通りであ〜る♪
ネージュ:遠足だなんて、ド片腹痛いですわ!
ドロシー:見る目がございませんこと!
     ほ〜っほっほっほ!
(まじめなアレディにノリノリな女性三人衆の絵図)
マーク:…………。

645名無しさんも私だ:2010/05/01(土) 07:12:13 ID:FWyjgipE0
ハーケン:とてもそうは見えないだろうが、そういうわけさ。
マーク:フッ、わかったよ。
    ……オレは、マークハンター。忘れんじゃねえぜ? ……あばよ。
(その場を後にするマーク)
錫華:なんというか……微妙に疲れる男であったな。賞金稼ぎとは、みんなあんなであるか?
カッツェ:あのマスクの下の顔によっては……許せるんじゃないかしら?
キュオン:イケメンに限ればアリ、ってヤツだね。
ハーケン:素性は知らないが、ひとつ言えるのは腕は確かってことさ。
     あまりよくないウワサも聞くがな。
ドロシー:自己主張が激しすぎるとかですの?
アン:それは“特徴”じゃないのかい?
ハーケン:本人も言ってただろう?“金目当てのダーティなハンター”……ってな。
     金のためなら、どんな仕事でもやる。
     裏切り行為、二重契約からスパイのマネゴトまで、なんでもって話だ。
錫華:ふむ、あやつは己の仕事に対して、誇りがないとでも申すか?チャラコフスキーよ。
ハーケン:プライドの持ちようは人それぞれさ。
     だが俺は……ロマンや冒険を追い求めるハンターでいたい……かな。
神夜:ハーケンさん……。
ネージュ:……うざっ。
アレディ:ネージュ姫殿、そういうことを言うものではありません。
アシェン:まあ、正直ウザったいですが。イチャついてる場合ではないです、艦長。
ドロシー:その通り。黒石が壊されたことで、やはり色々と入り込んでいるようですわ。
アレディ:敵の動きがつかみにくくなる恐れがあります。急いでここを抜けるべきです。
ハーケン:OK、ロマンを語るのは次回にしよう。
     気になるキーワードはいくつかあるが、今はドゥルセウル封墓が先だな。
     ドゥルセウルへは、ここからだと北西の方角だ。行こうぜ。
アレディ:…………。
     (アグラットヘイム……か。そして「夜をつなげる」……。この言葉は、何を意味している?)

以上。
この後、タイトル「Chapter 05 百の夜を繋げるもの」という表示が入ります。

646名無しさんも私だ:2010/05/01(土) 21:44:46 ID:reNb5l9E0
ったく、節操なしのこいつに何度泣かされた事か…
鬼畜以外の何者でも無かったしなぁ……
次回作があって、またこいつのフリーダム振りが炸裂したらマジギレするわwwww

647名無しさんも私だ:2010/05/02(日) 00:49:38 ID:v8FI.3320
今回は2号殺さないし、ムゲフロにピッタリな面白い伽羅だとは思ったなw

648名無しさんも私だ:2010/05/02(日) 13:28:29 ID:0Oty8tD60
原作再現したら反感を買う珍しい部類のキャラだよなw

649名無しさんも私だ:2010/05/02(日) 19:11:59 ID:hhM.IxTM0
まあ、再現しようがないけどなw

650名無しさんも私だ:2010/05/02(日) 20:41:44 ID:ELQ4J.1U0
いや、やろうと思えばできるさ
誰かムゲフロのキャラを彼に殺させてみよう

その後どうなっても知らんがな!(現実のほうの意味で)w

651名無しさんも私だ:2010/05/03(月) 01:14:28 ID:vEU1ciLA0
ムゲフロで主役2号キャラというと、つまりアレディじゃないか
新登場した新主役がいきなり死ぬって凄い展開だw

652名無しさんも私だ:2010/05/03(月) 20:04:38 ID:QB.NHnQM0
アレディと言われると、どっかのフレディマーキュリーっぽい
オッサンの顔が思い浮かんで困るんだが

653名無しさんも私だ:2010/05/03(月) 23:12:17 ID:zyB0SS4MO
アレディがそげな奇抜な格好するとか……

654名無しさんも私だ:2010/05/04(火) 12:06:14 ID:WPlHBwIQ0
方向性は違うがアレディの格好も十分に奇抜…だと思う

655名無しさんも私だ:2010/05/04(火) 13:50:17 ID:OIUWHtl6O
数々のさっちんキャラに毒されてきたからあの程度たいしたことありません。
せめてセレーナレベルくらいを持って来ないと。

656名無しさんも私だ:2010/05/05(水) 02:18:09 ID:v8YiSxuc0
>>603の続き
ミストとアンジェリカがソルヴリアスの合体に失敗するイベント

ミスト「くそっ! 合体さえできれば…!」
ヴェリニー「さあ、地獄の業火に焼かれなさい!」
アンジェリカ「そうはさせないわ!」 セルケリウスVSビクトーラの戦闘イベント
ヴェリニー「ええいっ! 不意をつかれた! この卑怯者!」
アンジェリカ「余裕かまして、油断してる方が悪いのよ!」
ヴェリニー「何ですって…!」
アンジェリカ「ミスト、大丈夫?」
ミスト「あ、ありがとう。助かったよ」
アンジェリカ「遅くなって、ごめんなさい」
ミスト「最終調整は?」
アンジェリカ「完璧よ。サコン先生と芝草さんがいつでも合体できるって!」
ミスト「よし、今すぐ合体しよう! このままじゃあいつに勝てない!」
アンジェリカ「えっ? 今すぐ? でも、私は…」
ミスト「大丈夫だ。俺達ならできる! パートナーじゃないか!」
アンジェリカ「で、でも…。確かにパートナーだけど…」
ミスト「俺達は子供の頃からずっと一緒だった。防衛隊でも、ベストパートナーだったじゃないか!」
    「俺達のコンビネーションがあれば、合体なんて楽勝だ!」
アンジェリカ「…パイロットの負担は…? 平気なの…?」
ミスト「…痛いのが怖いなら、俺が全部負担を引き受けてやる!」
    「あいつを倒して、さっさとレムとつばきさんを救いに行こう!」
アンジェリカ「…! わ、わかったわ」
ヴェリニー「パートナーだの、コンビネーションだのくだらない事を言って…! 2機そろって地面に叩きつけてやるわ!」
カガリ「あいつら、テストなしで合体する気か!?」
ミスト「リンケージシステム、オン! ジョイントパーツ、アクティベート!」
アンジェリカ「アクティベート!」
ミスト「コネクション、スタンバイ!」
アンジェリカ「ス、スタンバイ!」
ミスト「行くぞ! アンジェリカ!」
    「クリスタル・リンク…!」
アンジェリカ(ダメだわ…! やっぱり私…まだ、嫉妬してて…)
       「…ゴーッ!」 レヴリアス&セルケリウスの合体イベント
ミスト「うわああああっ!」 合体に失敗して、2機が衝突
アンジェリカ「きゃあああああっ!」
ヴェリニー「何をするのかと思ったら…衝突してはじけ飛んだだけ? 悪ふざけのつもりかしら…?」
      「全然面白くないわ! さっさと落ちなさい!」 ビクトーラがセルケリウスに攻撃
シェルディア「きゃあああっ!」 セリウスⅡがセルケリウスを援護防御
アンジェリカ「シェルディア!」
ミスト「くっそおおおおっ! よくもシェルディアを!」
アンジェリカ「!!」

657名無しさんも私だ:2010/05/05(水) 02:19:42 ID:v8YiSxuc0
続き
ミスト「アンジェリカ! もう一度合体を試す!」
アンジェリカ「駄目よ…合体なんてできないわ!」
シェルディア「諦めちゃ駄目! あなたならできるよ! アンジェリカ!」
       「合体して…あいつをやっつけて! でないと、ミストがやられちゃう!」
アンジェリカ「で、でも…私は…」
ミスト「みんなのために…地球のために合体するんだ!」
    「地球をアトリームみたいにしちゃいけない! 俺達の手で地球を守るんだ!」
シェルディア「何やってるのさ! アンジェリカの思いやりってその程度なの!?」
       「クリスタル・ハートって思いやりとか愛で動くんでしょ!? アンジェリカがそんなんじゃボク…!」
       「せっかく諦めたのにミストの事、諦めきれなくなっちゃうじゃないかーっ!!」
ミスト「どうした!? シェルディアと何か話してるのか!?」
アンジェリカ「…わかったわ。地球を守るため…みんなのため…!」
       (…そして、あなたのために!)
ミスト「ああ…! 頼むぜ、ベストパートナー…!」
アンジェリカ「私、やってみる! 地球のために…合体する!!」
ミスト「行くぞ! クリスタル・リンク…!」
アンジェリカ「ゴーッ!」 2度目の合体イベント
ミスト「リンケージ、コンプリート!」 ソルヴリアスの合体に成功
アンジェリカ「システム、オールグリーン! 成功よ! ミスト!」
ミスト「…当然。俺とアンジェリカだからな」
甲児「す、すげえ…!」
ゴオ「レヴリアスとセルケリウスが…」
杏奈「あんな風に合体するなんて!」
ボス「カッチョいい〜!」
ヴェリニー「な、何なの? 合体? レヴリアスが…?」
      「あんなの、ただのコケおどしに決まってるわ!」
ミスト「コケおどしかどうか、見せてやる! ソルヴリアス・レックスは火力重視なんだ…!」
    「ロンさん! 猿渡さん! ここは俺に任せて下さい!」
ゴオ「しょうがねえ、ここはお前の因縁だ。任せてやる!」
ロン「大見得を切ったんだ。失敗するんじゃないよ!」
ディック「見せてみな…。お前の博打を!」
ヴェリニー「何を勝手に盛り上がってんだぁぁっ!!」
ミスト「来たな!」
    「アンジェリカ! ふたりの心を一つにするんだ! 奴を倒すぞ!」
アンジェリカ「は、はい! もう迷わない…! 私達は…ヴェリニーを倒す! そして…地球を守る!」
ミスト「うおおおおっ!」
アンジェリカ「はあああっ!」
ヴェリニー「な、何なの、あの強大なパワーは!!」 ソルヴリアス・レックスVSビクトーラの戦闘イベント
      「ぎゃあああっ!」 ビクトーラが大ダメージを食らう
ミスト「どうだっ!」
アンジェリカ「はあっ…はあっ…はあっ…」
ヴェリニー「こっ、これ以上は…危険だわ…。悔しいけど、退却するしかないわね…」
      「覚えてなさい!」 ヴェリニー撤退
ミスト「逃げたか…!」
アンジェリカ「はあっ…はあっ…はあっ…」
ミスト「大丈夫か、アンジェリカ!」
アンジェリカ「私のせいで…パワーが…上がりきらなかったね…。ごめんね…」
ミスト「気にしないでいいさ。合体したレヴリアスの力を見せつけられただけでも大成功だよ」
アンジェリカ「あ、ありがとう…」
※ヴェリニーが撤退した後、まだ敵が残っている場合
ゴオ「ひと安心してる所を悪いが、まだ敵がいる。気を抜くな!」
ミスト「は、はい! すいません!」
ゴオ「みんな! 残りの敵をやっつけるぞ!」

658名無しさんも私だ:2010/05/05(水) 11:41:07 ID:v8YiSxuc0
>>656-657の後の場面

・イディクス編
ヴェリ二ー「…ちょっと、何なのよ、あのレヴリアスって!」
      「合体するなんて聞いてないわよ! 死ぬかと思ったわ!」
ガズム(レム)「な、何の話だ…? 今、俺はそれどころではない…」
ヴェリニー「だいたい何よ! パイロットのふたり! あれって恋人同士?」
   「でなきゃあんなコンビネーションは無理だわ! …ったく、腹が立つ!」
ガズム(レム)「な、何をそんなに怒っている?」
ヴェリニー「だいたいあんたも情けないわ! 頭痛くらい何よ! ひ弱すぎ!」
ガズム(レム)「いや、あれはただの頭痛ではない…。結合して日が浅いせいか、憑代の人格が覚醒して…」
        「下手をすれば、俺の人格が追い出されて…」 
ヴェリニー「…もう怒った! 私、絶対許さないから!」
ガズム(レム)「お、お前…憑代ごと俺を殺したら『欠片』は…!」
ヴェリニー「あんたじゃないわよ! レヴリアスに復讐するの!」
      「合体を引きちぎって、あのふたりの仲もズタズタにしてやる!」
ガズム(レム)「よ、よせ。ル=コボル様が地球にいらっしゃるまで…」
ヴェリニー「うるさい! 病人は黙ってて! 敵がちょっとくらい減ってたってわかりゃしないわよ!」
ガズム(レム)「ル=コボル様の超感覚を甘く見ない方がいい…」
ヴェリニー「だったらあんたが死ぬ? 私、誰かをズタズタに引き裂きたくてたまらないのよ…!」
ガズム(レム)「き、貴様…」
ヴェリニー「病人はおとなしく、薬でも飲んで寝てなさい。どうせ憑代用の薬があるんでしょ! じゃあね…!」
ガズム(レム)「や、やめろ、ヴェリニー…!」

659名無しさんも私だ:2010/05/05(水) 12:44:33 ID:2tLuGpeU0
>>635のリクに応えて…
*SRWNEOオープニング

(大空を飛ぶ、エイに似た謎の大陸)

(IMシーン)
(巨大な剣が浮かぶ間に一人の少女がそれを見つめている)
シャル「…………」
シャル「これが…『アームドファントマ』…。
    まさに巨神の剣と言ったところね…」
(SE:扉が開く音、武器を構える兵士)
エルンスト兵「動かないでください、シャル様!
エルンスト兵「リバリス様の命により、
       身柄を拘束させていただきます!」
シャル「お勤めご苦労様♪
シャル「悪いけど、アームドファントマは
    私がいただいていくわね!」
エルンスト兵「な…!」

(白暗転)
(イベントシーンに移行)
(戦艦のハッチ部に似た大陸の前方で爆発。
 そこからホウキに乗った魔女を思わせるロボットが飛び去る。
 右手にはアームドファントマと呼ばれたあの巨大な剣を抱えていた)

(イベント画面からマップ画面に変更)
シャル「目当ての物は運び出せたけど、
    重たくてうまく飛べないわね…」
シャル「でも、あとは兄様と合流さえすれば…」
(マップに敵出現。人面に似た変な浮遊体の形)
リバリス「甘いぞ、シャル!
     この私がお前を逃がすとでも思ったか!」
シャル「出たわね、リバリス!」
リバリス「全機、奴を包囲せよ!」
(シャル機を囲むように敵出現。テントウムシに似たフォルムに顔面がついた奇妙なものだった)
シャル「くっ、囲まれた…!」
リバリス「さあ、シャルよ!
     我らから奪ったその大剣、返してもらおう!」
シャル「絶対、お断りよ!」
リバリス「フン、強情な所は相変わらずのようだな…」
リバリス「ならば力づくで奪い返すまで!
     攻撃を開始せよ!」
(敵機体、リバリスの命令に応じてシャル機を攻撃)

660名無しさんも私だ:2010/05/05(水) 12:46:58 ID:2tLuGpeU0
>>659続き
シャル「くっ、リバリスの奴、容赦ないわね…」
シャル「なんとか包囲網を突破して
    追っ手を振り切らないと…」
(その時、シャル機が謎の光に包まれる)
シャル「え…何!?」
(手にしたアームドファントマが放つ光は勢いを増し、地面に魔法陣が描かれていく)
シャル「剣が光っている!
    アームドファントマが起動しているの!?」
シャル「くっ、引っ張られる…」
(一方、状況を知らないリバリスは…)
リバリス「む…シャルめ、何をする気か知らんが
     貴様の好きにはさせん!」
リバリス「各員、攻撃の手を緩めるな!」
(シャル機に更なる攻撃が襲い掛かる)
シャル「うう…ダメ、もう限界…!
    これ以上は抑えきれない…!」

(イベントシーン:アームドファントマが何かに導かれるかのように、
 シャル機の手から離れ、蒼い光と共に空へ飛び去っていく)

リバリス「バカな!
     アームドファントマが消えるとは!」
シャル「敵が混乱している…チャンス!」
(敵の隙をつき、シャル機脱出)
リバリス「待て、シャル!
     アームドファントマをどこに送った!」
シャル「それは私が知りたいくらいよ…」
シャル「アームドファントマがなくなった以上
    ここにもあんた達にも用はないわ!」
シャル「じゃあね!」
(そう言い放つと、勢いよく飛び去っていく)

エルンスト兵「すぐに追撃させます!」
リバリス「追いつけるとは…思えんが…」
(リバリス機を除く敵軍、マップから撤退)
リバリス「なんということだ…」
リバリス「シャルを取り逃がした上に
     アームドファントマまで失ってしまうとは…」
リバリス「これではキャオス様に合わせる顔がない…」

(激しく落胆するリバリス。一方、大陸中央部に位置する建物内では…)
キャオス「アームドファントマが力を解放するとは…」
キャオス「目覚めたのですね。
     遠く時空を隔てた伝説の大地、
     『地球』に眠る黒き巨人が…」

661名無しさんも私だ:2010/05/05(水) 12:48:10 ID:2tLuGpeU0
>>659-660続き

数度の世界大戦が行われた『戦いの世紀』…。
その中で幾多のエネルギー革命を重ねることに
成功した人類は、恒久的な世界統一機構発足の機運を
高めていった。

その流れは国家間を超えた平和憲章を締結させ、
人類は新たな年号『未来世紀』
フューチャー・センチュリーの到来を祝うのであった。

しかし、国家間の戦争が絶えても
人類社会から争いが一掃されたわけではなかった…。

FC.57年に勃発した狂気の天才科学者Dr.ヘルが
起こした『ヘル戦争』は正義のスーパーロボット
マジンガーZにより2年の時を経て終息。

ヘル戦争終結後のFC.59年には
新たな侵略者『ミケーネ帝国』が地上侵攻を開始した。

また、ミケーネの侵攻に乗じて勢力を伸ばした
世界的マフィア組織ドクーガの台頭と
ヌビア・コネクションの暗躍が深刻化する。

だが、彼らの野望もまた
正義のスーパーロボット達に砕かれ
その野心が実を結ぶことはなかった。

FC.60年には国際競技である
ガンダムファイトを舞台に
『デビルガンダム事件』が引き起こされるも
世界の国境を越え、手を取り合ったガンダム
ファイター達の活躍により解決に至った。

そして、FC.61年…。
つかの間の平和を享受している地球に
かつてない危機が訪れようとしていた…。


以上、ここまでがオープニングです。

662名無しさんも私だ:2010/05/05(水) 12:52:56 ID:2tLuGpeU0
続いて、ここからNEO第1話「怒りの獣神、裁きの巨神」

(IMシーン:剣、悪夢にうなされる)
剣「う、うううっ…」
ドラゴナイト「グォ…グルルルル!」
剣「うわああああっ!」
ドラゴナイト「グルァァァァァ!」
剣「く、来るな! よせっ、よせよ!」
剣「うわあああああああっ!」

???「剣っ! 剣っ!」
剣「ん…んん…」

(SE:鳥の鳴き声)
(IMシーン:剣の自宅・龍造の声で夢から覚める剣)
龍造「これ、剣っ! 何寝ぼけとるんじゃ!
   早く起きんか!」
剣「ん?
  じっちゃん、朝からどうしたんだよぉ」
龍造「今、何時だと思っとる!
   もたもたしとると学校に遅刻するぞ!」
剣「もうそんな時間か…」
(ベッドから起き上がる剣。すると…)
剣「あれ…?」
剣「なんだろこれ。
  手に変なアザが…」
龍造「なんじゃ? みせてみい」
(一枚絵:剣の右手の平に獅子のアザができている)
龍造「む…これは!?」
剣「変な夢見たからなぁ…。
  寝てる時に強く握りすぎたかな…」
剣「お、なんかライオンみたいな形してるな」
(一枚絵:獅子のアザが自然に消えていく)
剣「おろ…? 消えちまった…」
龍造「…………」

(その時、地震が起こる)
剣「うわっ、地震か!?」
龍造「剣、早く机の下に隠れるんじゃ!」

(しばらくして地震が治まる)
龍造「揺れはおさまったようじゃのう」
剣「最近、地震多いよね…」
龍造「うむ…」
龍造「これが前触れでなければよいが…」

(ここでサブタイトルが入る)

663名無しさんも私だ:2010/05/05(水) 12:59:05 ID:2tLuGpeU0
(IMシーン:釧路/競技場)
冴子「グッドモーニング!
   レポーターの八神冴子です」
冴子「昨日、ここ北海道釧路市で
   全国高等学校総合体育大会が開催されました」
冴子「注目を集めていた男子100mでは
   期待の新人、駆君が
   大会新記録を達成しました!」
冴子「今日は、その駆君に
   突撃インタビューです!」
冴子「優勝、おめでとうございます!
   今の気持ちをどうぞ!」
駆「あ…えっと……その…」
駆「なんと言うか…つまり…」
冴子「そんなに緊張しないで、駆君」
冴子「一番伝えたい人に向けて
   喜びを素直に言えばいいのよ」
駆「あ、はい…じゃあ…」
駆「ちゃんと見てたか、天音!
  兄さん、ちゃんとお前と約束した通り優勝したぜ!」
冴子「…………」
駆「これでよかったですか?」
冴子「え、ええ…」
冴子「天音さん、喜んでいるでしょうね」
冴子「では、インタビューの続きは後ほど!」
冴子「続いて、先ほど発生した地震の続報を
   お伝えします」

(IMシーン:釧路/市街)
天音「…………」
駆「よっ! 待たせたな、天音!」
天音「兄さん…。
   僕、あのインタビューはないと思う…」
駆「いやぁ、テレビに映ってると思ったら
  つい緊張しちまってな」
天音「だからって緊張しすぎだよ…」
天音「兄さんって舞台度胸があるのかないのか
   よくわからないよね…」
駆「言ってくれるじゃねえか、天音…」
駆「そんなこと言うと
  このあと、牧場に連れてってやんねえぞ」
天音「えぇっ!? ひどいよ、兄さん!」
駆「冗談だよ! 冗談!」
天音「…………」
駆「ほら、いつまでもしょげてねえで、行くぞ!」
駆「どっちが先に牧場につくか競争だ!」
天音「えっ? ちょっと…」
(駆、天音の静止を聞かずに競争準備)
駆「んじゃ、ヨーイ…」
駆「ドンッ!!」
(SE:勢いよく走り出す駆)
天音「ああっ! 待ってよ、兄さん!」

664名無しさんも私だ:2010/05/05(水) 13:00:39 ID:2tLuGpeU0
(IMシーン:釧路/郊外)
剣「ふぁ〜あ…眠…」
剣「ったく、ペダルが重いぜ…。
  変な夢のおかげで寝不足だからなぁ…」
剣「おっと、急がねえと遅刻しちまう!」
(SE:大急ぎで自転車のペダルをこぐ剣)
天音「兄さ〜ん、待ってよぉ〜!」
駆「遅いぞ、天音!
  そんなんじゃ、牛に追いかけられた時に困るぞ!」
天音「よ、よ〜し…!」
(SE:一生懸命に走り出す天音)
駆「おー、速い速い!」
天音「僕だって…これくらいは…」
駆「あ、天音! 前ッ、前ッ!!」
天音「え?」
剣「うわわわわわっ!」
(SE:とっさに衝突を避け、カーブをかける剣。突然の出来事だったのか、転倒してしまう)
剣「いてててて…」
剣「わ、わりぃ!
  スピード出しすぎちまって…。
  大丈夫か!?」
天音「うん。
   避けてくれたから僕は平気だよ」
剣「そうか…よかった…」
駆「そっちこそ大丈夫か?
  派手に転んだみたいだけど」
剣「へん! このくらいへっちゃらさ!」
天音「でも、その手…」
剣「え…?」
(一枚絵:再び剣の手のひらに獅子のアザが浮かび上がる)
剣「…!」
剣(手にさっきのアザが…)
天音「赤くなってるけど、痛くないの?」
剣「平気、平気!
  こいつは転んだせいじゃねえよ」
剣「んじゃ、俺急ぐから!」
(SE:自転車を起こし、学校に急ぐ剣)
天音「なんか僕、あの子に悪い事しちゃったなぁ…」
駆「ま、怪我はなかったみたいだし、
  いつまでも気にすんなよ」
駆「さ、行こうぜ!」

665名無しさんも私だ:2010/05/05(水) 13:01:58 ID:2tLuGpeU0
(IMシーン:大波区立光陽第二小学校/教室)
剣「ふぁ〜あ…」
剣(歴史の授業ってかったるいなぁ…。
  おまけに寝不足だしな…)
ダンゴ「なにボーっとしてんだよ、剣」
ダンゴ「もう昼メシのことを考えてんのか?」
剣「そんなんじゃねえよ」
剣「それより授業中だぞ…静かにしろよな」
ダンゴ「へん、アクビしながら授業受けてる奴に
    言われたくないぜ」
(SE:その時、朝に起こった地震が再び起こる)
剣「…!」
ダンゴ「うわっ、地震だ! 大きいぞ!」
(SE:さらに衝撃音が伝わってくる)
剣「いや、地震じゃない…! こいつは…!」

(MAP画面に移行、ドル・サタン出現&登場CG)
(ドラゴナイトも現れる)
ドル・サタン「ゆけい、ドラゴナイトよ!
       人間どもの血と悲しみを大地にまき散らせ!」
ドル・サタン「そして、我らが神ドラゴを
       この地上に招くのだ!」
(ドル・サタンの命令を受け、市街地で暴れ回るドラゴナイト
ダンゴ「ひいいっ! バケモノだ!」
剣「あれは…夢に出てきた奴らだ!」
(戦車隊が出撃、ドラゴナイトを迎え撃つ)
防衛隊隊員「撃て、撃てぇい!」
(砲撃を浴びせるがドラゴナイトに通用しない)
防衛隊隊員「駄目だ! 砲撃が通じない!」
防衛隊隊員「なんだ、あのバケモノは!?
      Dr.ヘルの機械獣とも
      ヌビアの戦闘メカとも違うぞ!」
ドラゴナイト「グガァァァァ!」
(ドラゴナイト、雄たけびを上げて防衛隊を攻撃)
防衛隊隊員「うわああああっ!」
防衛隊隊員「だ、脱出だ!」

天音「兄さん、街がメチャクチャに!」
駆「なんだ、あのバケモノは!?」
天音「僕達も安全な場所に避難しないと!」
(SE:謎の声が天音の頭の中で響く)
天音「え…?」
天音「兄さん、
   何か歌声のようなものが…聞こえない?」
駆「…………」
駆「いや、俺には何も…」
駆「それより大丈夫か、天音?
  お前…顔色が悪いぞ」
(天音を心配する駆。その時…)
(SE:謎の地割れが駆達のいる場所に巻き起こる)
駆「…危ねえっ! 地割れが!」
駆「まずいっ…! 逃げるぞ、天音!」
天音「う、うん!」
(しかし、時既に遅し、地割れは逃げようとする二人よりも速かった)
天音「ああ!」
駆「駄目だ! 逃げ切れない!」
(SE:そして地割れは二人を巻き込んで…)
駆「うわあああああっ!!」

666名無しさんも私だ:2010/05/05(水) 13:03:18 ID:2tLuGpeU0
(そして、ドラゴナイトの魔の手は剣のいる学校にも…)
ダンゴ「ああ! バケモノがこっちに来た!」
剣「逃げろ! みんなぁ!」
ダンゴ「うわあああああああっ!」
ドラゴナイト「グオオオオオオ!」
(逃げようとする剣らごと学校にドラゴナイトの攻撃が襲い掛かる!)
ドラゴナイト「グオオオオオオ!」
(燃え盛る学校を目にし、雄たけびを上げるドラゴナイト)
ダンゴ「うう…イテテ…」
剣「ダンゴ、しっかりしろ!」
ダンゴ「お、俺は大丈夫だ。
    それより、他のみんなは?」
(周囲を見渡す剣とダンゴを除けば、クラスメートの生存は絶望的だった)
剣「…!」

(IMシーン:燃え盛る大波区立光陽第二小学校)
剣「ああ…学校が……みんなが…!」
ダンゴ「ひでえ…どうしてこんなことに…」
剣「くそっ! くそぉぉぉっ!」
(SE:大急ぎで走ってくる龍造)
龍造「剣! 剣! どこじゃあ!」
剣「じっちゃん! ここだよ!」
龍造「おお、無事じゃったか!」
剣「ああ、なんとか…」
龍造「剣、手を見せてみろ!」
剣「え…?」
(一枚絵:剣の手のひらにはあの獅子のアザが)
剣「このアザは今朝の…!」
龍造「やはりな…。
   獅子の印が浮き出ておる」
剣「獅子の印?」
龍造「剣、ライガーを呼べ!」
剣「ライガー!?
  こんな時に何言ってんだよ!」
龍造「早くしろ、奴が来る!」
剣「奴って…あのバケモノ!?」
龍造「違う、もっとすごい奴だ!
   鬼ヶ岩が来るんだ!」
剣「鬼ヶ岩!?」
(謎の衝撃が響き渡る)
ダンゴ「…な、なんだ!?」
剣「今度は何が起きるってんだ…」

(イベントシーン:ビルが沈んでいき、謎の岩が浮かび上がってくる)

(MAPシーン)
剣「なんだありゃ!?」
龍造「鬼ヶ岩じゃ…。
   ついに現れおった…」

667名無しさんも私だ:2010/05/05(水) 13:04:41 ID:2tLuGpeU0
(IMシーン:釧路/市街)
冴子「ご覧ください、見えますでしょうか!?」
冴子「今、私達は信じられない光景の中にいます!」
冴子「突如現れた奇怪な生物と不気味な大岩!
   いったい何が起ころうとしているのでしょう!?」

(MAPシーン)
ドル・サタン「あれが…『封印の岩』か…」
ザーラ「その通りだ、ドル・サタン」
ザーラ「あれこそが我らが神、ドラゴ!
    あの忌まわしき岩の封印を解くことこそ
    ドラゴ帝国百万年の悲願…」
ザーラ「ドル・サタンよ…
    人間どもの血と悲しみをもっと捧げるのだ!
    さすれば、ドラゴ様は復活する!」
ドル・サタン「かしこまりました、ザーラ様!」
ドル・サタン「ゆけっ、ドラゴナイトよ!
       何もかも叩き壊すのだ!」
(MAP上でさらに出現するドラゴナイト)
剣「くそっ、あいつら!」
龍造「剣、奴らにあの岩の封印を解かせてはならぬ!」
剣「そんなこと言われたって!
  あんな奴ら、どうすりゃいいんだよ!?」
龍造「弱音を吐くな、剣!
   手のアザを天にかざし、ライガーを呼べ!」
剣「ライガー…?」
龍造「お前の手のアザは獅子の印!
   ライガーを駆り、災いを治めること…
   それが獅子の一族の血を引くお前の宿命なのだ!」
剣「俺の…宿命…?」
ダンゴ「どうするんだよ、剣…」
剣「…………」
剣「このままあいつらを
  暴れさせておくわけにはいかねえ!」

668名無しさんも私だ:2010/05/05(水) 13:06:11 ID:2tLuGpeU0
*ここでボイスイベント*
剣「呼んだからって
  どうなっかわかんねえけど…」
剣「こおぉぉぉぉい!
  ライガァァ―――――ッ!!」
(剣の言葉に応えるがごとく、手のひらのアザが光を放ち、真紅の巨人・ライガーが召還される)
剣「ライガァァー! イン!!」
(剣、腹筋が割れた部からライガーの内部に入る)
(ここで、ライガー登場CG)

(IMシーン:ライガー内部)
剣(これが…ライガー?)
(コックピット内を見回す剣。すると、神経に似たコネクトパーツが両腕に接続され、
 骨に似たパーツが頭部に被される)
剣(つながる…俺とライガーが…
  俺とライガーが一つになる…)
(コネクトパーツから電流に似たエネルギーが剣の身体に伝わってくる)
剣(あ、熱い…!)
(そして、両目を力強く開け、剣は叫ぶ)
剣「ライガー! バイオユニットッ!!」
*ボイスイベント終了*

龍造「おお!」
ダンゴ「す、すげえっ!!」
ドル・サタン「見慣れぬバイオアーマー…。
       あれはなんだ…」
剣「よくも街を…学校のみんなを…」
剣「ゆるさねえ…ゆるさねえぞ!」
剣「いくぜぇぇぇぇ!!」
(怒りの咆哮と共に剣はライガーで立ち向かう)

剣、敵に攻撃時
剣「よくも好き勝手に暴れてくれたなぁ…!」
剣「このツケ、たっぷりと払ってもらうぜ!!」

剣、戦闘後
剣「動く! 俺の思い通りに!」
ドル・サタン「おのれぇ! 我らの邪魔を!」
ドル・サタン「ドラゴナイトよ!
       そのバイオアーマーを叩き潰せ!」

669名無しさんも私だ:2010/05/05(水) 13:07:38 ID:2tLuGpeU0
・2ターン目
(ライガーがドラゴナイトと激闘を繰り広げる中…)
駆「う…ううっ…」
駆「ここは…どこなんだ…。
  俺達は地割れの中に落ちたはずじゃ…」
駆「天音、無事か!? いたら返事しろ!」
天音「に、兄さん…」
駆「天音! よかった…無事だったか…」
天音「うん…」
天音「それにしても…釧路の地下に
   こんな場所があったなんて…」
駆「とにかく出口を探さないとな」
天音「兄さん、あれを見て!」
(天音の言葉に従い、見る駆。すると、漆黒の巨神が二人の前に立っていた)
駆「なんだ、ありゃ! 巨大ロボットか!?」
天音「ここって一体…」
(SE:巨人が叫んだかのように震えだす)
天音「え?」
(SE:まばゆいばかりの光が二人の視界を遮る)
駆「今の光は!?」
天音「兄さん、助けて…!」
天音「うわああああっ!」
(天音の姿が消えてしまう)
駆「天音、どうした!? 天音!」
(そして、暗闇に包まれていた部屋に明かりが宿る)
駆「くっ…天音、どこだ! 返事しろ!」

MAPシーン
(地割れの起こった地に蒼い魔法陣が浮かび、天を貫くほどの閃光が放たれ、
 次第に光が薄れてゆき、中から白く巨大な船が現れる。
 緑色の球体を包み込むような、その流線を描いたような美しいフォルムは、地球では見られない形をしていた)

剣「ちっ、今度はなんだってんだ!?」
ドル・サタン「おのれ、またしても邪魔者か!」
ドル・サタン「ゆけ、ドラゴナイト!
       邪魔者はすべて排除するのだ!」
(ドル・サタンの命令を受け、船を攻撃するドラゴナイト)

670名無しさんも私だ:2010/05/05(水) 13:08:44 ID:2tLuGpeU0
(IM画面:船内では…)
駆「くっ、何が起こってやがんだ!」
駆「逃げ出すにしても
  まずは天音を探さねえと…!」
(一心不乱に天音を探す駆。周囲を見回しても姿は見当たらない)
天音「兄さん…」
駆「天音! 無事か!?」
天音「うん…。
   でも、何か変なんだ…」
天音「僕の体が…僕のものじゃないみたいに…」
駆「どういう事だ!?
  いいから早く姿を見せろ!」
天音「うん…」
(SE:駆の返事に応えるかのように姿を現す天音。だが、その姿はまるで透き通っていた)
天音「…………」
駆「お前! 身体が透けてんじゃねえか!」
天音「うん…そうなんだ…」
天音「うまく言えないけど、僕の身体と意識が
   この船に取り込まれちゃってるっていうか…」
駆「船に取り込まれた…?
  一体、何を言ってるんだ?」
天音「えっと…それはね…」
(状況を把握できない駆。しかし、それは船に取り込まれた天音も同じだった)
駆「いや、待て…。
  落ち着け、俺…。
  ここは一つ冷静に考えて…」
(SE:考える間もなくドラゴナイトの攻撃が船に襲い掛かる)
駆「…って、そんな時間はなさそうだな」
駆「天音、早く逃げるぞ!」
天音「今からじゃ逃げ出す方が危険だよ」
天音「それより、兄さん!
   そのロボットに乗って!」
駆「…は?」
天音「急いで!
   このままだとやられちゃう!」
(天音はあの巨人に乗るよう言うが、駆は…)
駆「何言ってんだ、お前!
  俺がこんなもんに乗れるわけねえだろ!」
天音「大丈夫!
   兄さんならできるよ!」
駆「なんでお前にそんなことがわかんだよ!?」
天音「この船に眠っていた知識が
   僕の中にどんどん流れ込んで来るんだ…」
天音「この船…『イオニア』に連なる存在…
   その巨神『シグザール』と共に道をひらけって…」
駆「巨神…このロボットが…?」

671名無しさんも私だ:2010/05/05(水) 13:11:21 ID:2tLuGpeU0
(白き船・イオニアと黒い巨神・シグザール…
 その存在がいつ、どこで、どんなものなのか考える余地もなく
 ドラゴナイトの猛攻が激しさを増してゆく)
天音「わあああっ!」
駆「天音!」
天音「兄さん、僕がサポートするから早く!」
駆「今は…俺より天音の方が
  状況がわかってるみてえだな…」
駆「天音、お前の言う通りにする!
  どうやったらいいか、教えてくれ!」
天音「ロボットの前にあるプレートに手を置いて
   書かれている呪文を読んで!」
駆「こいつだな! いくぜ!」
(天音の指示に従い、駆は巨神の前に書かれているプレートの呪文を詠み上げる)

*ボイスイベント*
駆「其は業炎! 其は防人!
  未来を願う力となりて
  守護の腕を今振るわん!」
駆「目覚めろ! シグザール!!」
*ボイスイベント終了*

(駆の詠唱が終わると共に、天音の頭に響いたあの歌声が響きだす。そして……)

(MAPに移行&シグザール登場:イオニアを飛び越え今、黒い巨神が大地に姿を現した)

駆「うぅぅぅっ! 倒れるな…ふんばれ!」
天音「兄さん! 大丈夫?」
駆「心配すんな、天音!
  シグザールに乗った時、こいつの使い方が
  頭ん中に入ってきやがった!」
天音「なら、いこう! 兄さん!」
駆「おう!」
剣「今度は黒いロボットが出てきやがった…。
  一体どうなってやがんだ?」
ドル・サタン「ええい、次から次に!」
ドル・サタン「かまわん!
       そいつも一緒に破壊してしまえ!」
(ドラゴナイトがシグザールに向かってくる)
天音「来たよ、兄さん!」
駆「上等だ! 一発ぶちかましてやるぜ!」

672名無しさんも私だ:2010/05/05(水) 13:12:19 ID:2tLuGpeU0
(オート戦闘イベント:肘からの光弾シグ・バムでドラゴナイトを攻撃)
駆「どうだ!」
剣「あいつ、もしかして…」
剣「お〜い、そこの黒いロボット!
  俺の言葉がわかるなら返事しろぉ!」
駆「聞こえてるぜ、髪の毛のロボット!」
剣「髪の毛のロボットはひでえな…」
剣「俺はこのライガーでバケモノと戦ってる!
  よかったら手ぇ貸してくれ!」
駆「もちろんだぜ、ライガー!
  力を合わせて、あいつらをぶっ倒してやろうぜ!」
剣「よっしゃ!
  気ぃ入れなおして、行くぜ!」

駆、敵に攻撃時
駆「釧路の街をメチャクチャにした上に
  兄弟水入らずの時間を邪魔しやがって!」
駆「この落とし前はキッチリつけてもらうからな!」

駆、敵を攻撃後・非撃破
駆「どうだ!」
天音「ダメだよ、致命傷にはなってないみたい…」
駆「ちぃ…!
  早ぇとこ、こいつの動かし方に慣れねえと
  こっちがやられちまう…!」

4ターン目
ドル・サタン「なかなかやってくるな…」
ドル・サタン「しかし、我らドラゴ帝国の敵ではない!」
(ドラゴナイトの増援が出現する)
剣「くそっ! あいつら、まだ…」
ドル・サタン「やれっ、ドラゴナイトよ!」
ドル・サタン「人間どもの恐怖と絶望…そして生き血を
       我らが神、ドラゴ神に捧げるのだ!」
(ドラゴナイトの猛攻は激しさを増していく)
駆「くっそぉ! 街の人達が!」
天音「ひ…ひどい…」
(既に燃える廃墟と化している剣の学校に更なる攻撃が)
龍造「ぐわっ!」
ダンゴ「うわあああっ!」
剣「じっちゃん! ダンゴッ!!」
剣「てめえら…よくも…!」
剣「完全にあったまに来たあああっ!」
(剣の怒りが頂点に達し、ライガーは炎のような真紅のたてがみをした、野獣のような姿・ファイヤーライガーとなった)
ドル・サタン「むっ! あれは!?」
剣「うおおおおおおおっ!!」

(オート戦闘:ファイヤーライガー、怒りのライガースラッシュでドラゴナイトを倒す)

剣「絶対に許さねえぞ!
  てめえらは1匹残らず俺がぶっ倒してやる!」
駆「ライガー!
  お前だけにやらせねえぜ!」
駆「俺の怒りだって
  とっくに限界点を越えちまってんだ!」
駆「天音!
  シグザールにも必殺技はねえのか!?」
天音「そんな事、急に言われても…」
(困惑する天音。 すると、イオニアが何かに反応する)
天音「…!」

673名無しさんも私だ:2010/05/05(水) 13:13:58 ID:2tLuGpeU0
(イベントシーン:大空に謎の歪みが巻き起こり、緩やかに巨大な光が舞い降りる)
(そう…光の主は異世界でシャルという名の少女が持ち去ろうとした、アームドファントマと呼ばれた大剣であった)
駆「この光は!?」
天音「来る…!」
(地面に鋭く突き刺さる大剣。シグザールはそれを両手に掴み、天に掲げ、雄雄しく構えた)
駆「この剣は…!?」
天音「それはアームドファントマ…
   シグザールの武器だよ」
駆「アームドファントマ!?」
天音「アームドファントマがあれば、
   シグザール本来の武器が使えるみたいだよ」
駆「確かに…俺も感じるぜ…。
  こいつ、一段とパワーアップしたみてえだ」
天音「きっと兄さんの思いが
   シグザールに伝わったんだね」
駆「ああ、そうかもな!」
駆「そんじゃ、全開でいかせてもらうぜ!」
(気力+15上昇)

駆、アームドファントマ獲得後敵を撃破
駆「やったか…!?」
天音「そうみたい…」
駆「シグザールが俺の思い通りに動く…
  この剣から…力が流れ込んで来るみたいだ…」

全機撃破後
剣「バケモノども!
  まだ来るってんなら相手になるぜ!」
ドル・サタン「くっ! 奴らの戦力…侮れん!」
(突如消えてしまう鬼ヶ岩)
ドル・サタン「なんという事だ…!
       ドラゴ様が封印されし岩が!」
ドル・サタン「態勢を立て直す! 撤退だ!」
(ドル・サタン撤退)
天音「見て、兄さん!
   あの巨大な岩がなくなったよ」
駆「ああ、バケモノもいなくなったみてぇだな…」
剣「やったぜ! すごいぞ、ライガー!」
剣「見てたか、じっちゃん…
  街の人達の仇はとったぜ!」
駆「素人でも結構やれるもんだな…」
天音「兄さんの運動神経は人並み外れてるからね」
駆「天音、一つ気になる事があるんだが…」
天音「何?」
駆「なんで俺だけ技を使う時に
  いちいち呪文が必要なんだ?」
天音「え? そこ?」
天音「う〜ん…。 
   たぶん、僕はイオニアに取り込まれちゃったから
   簡単な呪文は省略できるんじゃないかなぁ」
駆「微妙に納得がいかねえ…」
駆「それになんか恥ずいしよ…」
天音「だ、大丈夫!
   カッコよかったよ、兄さん!」
天音「とりあえず、このままじゃ目立っちゃうから
   街から離れようよ」
駆「そいつはナイスな判断だ。
  厄介な事になる前に移動するか」
(天音の指示に従いシグザールをイオニアに収納させる駆。 その場を後にするイオニア)
剣「あ、おい! ちょっと待てよ!」
(剣の静止も聞かず、イオニアは移動していった)
剣「ったく…なんなんだよ、あいつらは…」

674名無しさんも私だ:2010/05/05(水) 13:14:42 ID:2tLuGpeU0
(IMシーン:釧路/病院)
剣「じっちゃん、ダンゴ! 大丈夫か!?」
龍造「安心せい、命に別状はないわ」
龍造「ま、ワシは右足を骨折してしまったから
   しばらくは入院じゃがの」
ダンゴ「しっかしすげえよ、剣!
    よくあんなロボットを動かせたな!」
剣「無我夢中だったけどな」
龍造「剣よ、よく聞け」
龍造「鬼ヶ岩の鬼を目覚めさせんとする者あらば、
   獅子の血を引く者、
   天に向かいてライガーの名を呼べ…」
龍造「これが大牙家に伝わる言い伝えじゃ…」
剣「俺の家にそんな言い伝えがあったのか…」
龍造「『鬼ヶ岩の鬼を目覚めさせんとする者』とは
   ドラゴ帝国のことじゃ」
剣「ドラゴ帝国…。
  それがあのバケモノ軍団の名前か」
龍造「断じてドラゴ帝国の奴らに
   あの岩の封印を解かせてはならん!」
(SE:勢い余って傷が響いてしまう)
龍造「…っつ、あいたた…」
剣「じっちゃん、無理すんなよ!」
龍造「な〜に、ちいとばかし安静にしとけば治るわい」
龍造「しかし、ライガーと一緒に戦ってくれた
   ロボットがいて助かったのう…」
剣「俺もよくは知らないんだけど、
  悪い奴らじゃないみたいだぜ」
ダンゴ「防衛軍の新兵器かな?」
龍造「う〜む…。
   次も一緒に戦ってくれると心強いんじゃがのう」

675名無しさんも私だ:2010/05/05(水) 13:16:55 ID:2tLuGpeU0
(IMシーン:一方、駆と天音は森林の中に…)
駆「さてと…街から離れたはいいが、
  シグザールとイオニアをどうするかが問題だな…」
天音「えっと…ちょっと待って。
   なんとかできるかも…」
天音「其は迷宮なり、其は運び手なり…。
   古の盟約に従いて夢幻の果実に光を移せ…」
(SE:瞑想し呪文を唱える天音。すると…)
駆「!? イオニアが消えた!?」
天音「兄さん、足下を見て」
(一枚絵:見慣れない石片が地面に落ちている。中央には緑色の水晶球が置かれていた)
駆「ん? なんだこりゃ!?」
天音「僕の身体もイオニアも
   この水晶の球の中に入ってるんだ」
駆「こりゃまた随分と小さくなったもんだ。
  手のひらサイズじゃねえか」
天音「あ、そうだ。
   シグザールもなんとかしなきゃね」
天音「其は罪人なり、其は道標なり…。
   古の盟約に従いて夢幻の果実に刃を移せ…」
(SE:再び瞑想し呪文を唱える天音。その時、シグザールに変化が…)
駆「…! シグザールが…縮んでいく…!」
(一枚絵:かつてシグザールだったものは石片と水晶球へと変わっていた)
駆「この水晶の中にシグザールが入ってるのか…。
  これまた手のひらサイズだな」
天音「そう、それは『シグ・オニキス』。
   イオニアの方は『イオ・オニキス』って言うんだ」
天音「イオニアもシグザールも
   オニキスの状態にしておけば自然に傷が治るよ」
駆「オマケに持ち運びも楽だし、便利だなこいつは」
天音「僕の身体も入ってるんだから
   絶対になくさないでね」
駆「落としても大丈夫なように名前でも書いておくか」
天音「それ…本気?」
駆「冗談だ」
駆「それはともかく、天音の身体は
  この水晶の中から出られないのか?」
天音「うん…僕の身体はその…
   イオニアと…融合しちゃってるみたい…」
天音「幻影体でなら外に出られるんだけど、
   身体は出られないみたいなんだ…」
駆「要するに、イオニアに取り込まれたって事か…」
駆「くそっ、どうして天音がこんな目に!」
天音「兄さん…
   僕、どうなっちゃうんだろう…」
駆「…………」
駆「心配するな、天音。
  俺が必ずそこから出してやる」
駆「いつだって、俺達は二人で
  なんとか乗り切ってきたじゃないか」
駆「だから今回も何とかなる。
  きっとな…」
天音「うん…」


以上、第一話はここで終了。第一話で死んじゃった剣の幼馴染のゆきって子はいないみたいです。

676名無しさんも私だ:2010/05/05(水) 23:01:25 ID:vrkx4M4s0
数少ない皆口さんなのに…>ゆき

677名無しさんも私だ:2010/05/07(金) 07:52:57 ID:PHeWR30k0
NEOの第21話「涙をこらえて友を撃て!!」の会話が見たいなあ
ライガーの真一が出てくるシナリオです

678名無しさんも私だ:2010/05/07(金) 23:49:44 ID:PHeWR30k0
>>656-657の後の場面

・主人公編
衛「ミストさん! さっきの必殺技、すごかったですね!」
ミスト「…ああ、俺もビックリしたよ。あそこまでできるとは思ってなかった」
ゲイナー「あれが、アトリームで2000年前に使われてたロボットなんですね…」
ミスト「そういう事になるんだよな。あまり考えてなかったけど、昔の人も何かと命をかけて戦ってたんだな…」
リー「それにしてもあの技…。見た目もだが、威力もすごかったじゃないの」
ミスト「それが…実はあの攻撃は、不完全だったんです…」
ピュリア「ええっ! あれで不完全なのかよ!」
アンジェリカ「私がクリスタル・ハートの力を引き出せなかったから…」
ミスト「そう落ち込むなよ。合体の負担だって、思ったほどでもなかったし…」
    「次の戦いの時には引き出せるようになるって」
リー「やっぱり、ノーリスクってわけにはいかねえんだな」
ミスト「そうなんです。合体には肉体への負担がかかるんですよ」
ゲイナー「負担を軽くする方法はないんですか?」
ミスト「負担を確実に大きくする方法なら身にしみてわかってるんだけどね」
ゲイナー「イスペイルと戦った時の事ですか?」
ミスト「ああ。心を乱して戦えばきっと余計に痛い思いをする事になるんじゃないかな」
セレーネ「不完全なのにあれだけのパワーがあったら、完璧になったらどうなっちゃうの?」
ソル「まさに無敵のロボットって感じですね…」
咲良「ふん。見た目が派手で、パワーが大きけりゃいいってもんじゃないさ」
「たとえこちらが非力でも、相手の力を利用して…」
剣司「はいはい。咲良の柔術講座なら、後で俺達がゆっくり聞くからさ…」
衛「俺達って…僕まで巻き込まないでくれよ!」
咲良「後でと言わず、今から教えてやるよ。実地訓練込みでね…」
剣司「げっ! 今すぐかよ!」
咲良「当然。ほら、さっさとおいで!」
剣司「いや、でも、次の出撃に備えて、ファフナーの整備をしないと…!」
咲良「自分自身の鍛錬も整備のうちだよ! ほら、行くよ!」
衛「そんなメチャクチャな! 一騎、遠見、助けて〜っ!」
真矢「私に助けを求められても…」
一騎「頑張って鍛錬してこいよ!」
剣司「くそ〜っ!」
ムウ「あ〜あ、かわいそうに…」
ジョシュア「だけどあの3人、ほんとに仲がいいですよね…。何だかうらやましいなぁ…」
カルメン99「あんた、友達いないもんね…」
ジョシュア「失礼な! ヴァンさんと総士君が僕の友達ですから!」
カルメン99「あんた、前に断られたばっかりでしょうに…」
ダイヤ「そういや、ナオトの奴、最近ロンゴさんと話してるけど何かあったのか…?」
    「なーんかコソコソしてるし…後で聞いてみるかな…」
キラ「想いが力になるシステム、か…」
ラクス「気になるのですか、キラ?」
キラ「ううん。システムそのものじゃなくって…」
   「そんなシステムを使って戦わなくちゃいけない相手は…」
   「いったいどんな攻撃手段で戦いを挑んできたんだろうって…」
ムウ「目には目、歯には歯、想いの力には想いの力って事か?」
甲児「確かに同じ文明同士で争ってたんだとしたら…」
   「技術力の差はあるかもしれねえけど同じシステムを使ってても不思議じゃねえな」
道生「なんでそんなシステムをそのアトリーム人ってのは作ったんだか…」
甲児「アトリームだけじゃねえぜ」
ロン「ベザードに伝わってる『神の石』。あれも結局クリスタル・ハートだったって話だからね」
ウェンディ「私にそれが使えたら兄さんを取り戻せるかな…」
ヴァン「安直な手段に頼るんじゃねえ」
ウェンディ「何よ。いつもは何を頼んでも手伝ってくれないくせに、こんな時だけ忠告するの?」
ヴァン「ちょっと待て! 最近はちゃんと働いてるだろ!? いろいろ…!」
ウェンディ「そうだったの? 私、最近戦闘以外で姿を見ないからてっきり寝てばかりだと思って…」
ヴァン「お前なあ…」

679名無しさんも私だ:2010/05/07(金) 23:51:20 ID:PHeWR30k0
ミラ「ヴァンさんは私のリハビリに付き合ってくれているの」
ヴァン「そうそう。この人のリハビリをやってる」
ケジナン「俺達も手伝ってるんだぜ!」
ウェンディ「ひええっ!?」
エンゲ「そんなに驚かんで下さいよ。こっちは肩身が狭くてなかなか大手を振って艦内を歩けないんだから…」
ゲイン「ほう、お前達がな…」
ザイリン「適材適所とはよく言ったものだ。その力を生かせるのなら本望だろう」
ジャボリ「適材適所ねえ…私はこんな所で終わる女じゃないわ!」
     「なんとしても都会に行って花を咲かせるのよ!」
乙姫「都会もいい事ばかりじゃないよ、ジャボリ」
ジャボリ「誰です、この子…?」
ミラ「乙姫ちゃん! あまり艦を降りて出歩いちゃ…」
乙姫「大丈夫。もう、艦にはミールが満ちてるから、少しの間なら降りても大丈夫になったんだ」
千鶴「乙姫ちゃん! その事は…!」
乙姫「私は中立だよ。何を伝えるべきかは自分で判断する」
   「今、みんなに伝えようと思ったのはここまで。それと、都会はいい事ばかりじゃないって事」
   「覚えておいてね、ジャボリ」
ジャボリ「は、はあ…」
千鶴「乙姫ちゃん…。せめて、アークエンジェルか大空魔竜に戻らないと…」
乙姫「わかったよ。千鶴の言う通りにする。時間があるうちは一緒にいないとね」
ジャボリ「何だったんでしょう、あの子…」
ザイリン「私も滅多に見ないからよくわからないのだが…」
     「あの子は何なのだ?」
ミラ「乙姫ちゃんは、普段は医務室から出ないからね…」
   「出てきたとしても、ほんの少しの間だけ。身体が弱いとかで、すぐに戻されちゃうのよ」
ケジナン「見ないといえば、ウルグスクのメダイユ姫も見ないな。俺達と一緒にいるはずだろ?」
ゲイン「姫さんは、リュボフさんやカリンと一緒になって内職をしてくださってる」
    「あるのは人望だけかと思いきや、手先も器用ときた。ありゃあ大物になるぜ…」
エンゲ「大物? それじゃ、今のうちに尻尾でも振っときましょうかね…」
ジャボリ「よしなさいよ、みっともない!」

680名無しさんも私だ:2010/05/07(金) 23:55:19 ID:PHeWR30k0
ガラガ「それにしても、せっかくもう一つの地球に来たってのに…」
    「ゆっくり観光できねえのが残念だぜ」
シン「そんな心構えで戦うってんですか?」
ガラガ「いちいち突っかかるなよ。俺はただ、何もしてねえ時間がもったいねえって言ってるだけだ」
    「シンだって、自由時間には遊びてえだろうが」
シン「そりゃ、まあ…」
ガラガ「つばきがさらわれてピリピリすんのもわかるけどよ、張りつめっぱなしってのも疲れるぜ」
シン「俺はみんなみたいに上手く割り切れませんよ…」
プリシラ「大丈夫だよ。君にはまだ未来があるじゃない」
     「だから、いっぱい悩んでカッコいい大人になってね!」
シン「あ、プリシラさん…。何で急に俺の事…?」
プリシラ「ママが言ってたんだ。『悩むより動いたほうがいい』って」
     「口をはさむかどうかちょっと考えたけど、考えるくらいなら話しかけちゃえって思って!」
     「さっき言った事はあんまり気にしないでね! じゃあねー!」
シン「…カッコいい大人、か…」
ルナマリア「どうしたの、シン? プリシラさんに何か言われたの?」
ガラガ「具体的な目標をもらったってとこかな?」
ルナマリア「そうなの、シン?」
シン「…それがゴールかどうかわかんないけど…」
   「戦争がなくなった世界での俺が、どんな風にその世界で生きていけばいいのか…」
   「ちょっとだけ見えた気がしたんだ」
ルナマリア「なんだかシン、変わったね」
シン「そうか?」
ルナマリア「この部隊に入った時も変わったなって思ったけど…」
      「今のシンの方がもっと変わってて、もっと頼もしい感じ」
シン「…そりゃどーも」
ルナマリア「何よ! 人がせっかくほめてるのに!」
ハイネ「おいおい…。話に花を咲かせるのはいいけど、そろそろ作戦会議の時間だぜ?」
カガリ「総員に連絡する。作戦会議を行なうから司令室に集合してくれ!」
    「繰り返す…」
ハイネ「ほらな?」
アスラン「シン達はこっちにいたのか。召集だ。みんな、行こう」
ミスト(レムの事も気がかりだけど…まずはつばきさん達の救出に向かうんだろうな…)
    (シェルディアが勝手な行動を取らないように気をつけなくちゃ…)
アンジェリカ「どうしたの、ぼんやりして? 早く作戦会議に行きましょ?」
ミスト「あ、ああ…わかった」

681名無しさんも私だ:2010/05/08(土) 01:21:29 ID:SARJw01k0
この部屋に一体何人集まってんだw

682名無しさんも私だ:2010/05/08(土) 10:51:02 ID:YztiMDTc0
>>681
スパロボの格納庫とブリッジと作戦室は異次元区間だからいいけど
個人の部屋にまでそれを適応されるのはな……スクコマ2の食堂なり格納庫はかなりデカイから納得できたけど

683名無しさんも私だ:2010/05/08(土) 11:40:03 ID:zPKGe/wg0
四人部屋でかつ部屋の外で首をつっこむ状態にしても、まだスペ−スが足りないなw

684名無しさんも私だ:2010/05/08(土) 17:05:17 ID:Ty8uwwtI0
それ、姫様の部屋だったよな?
姫様待遇で特別に広い部屋を割り当てられたものとして解釈していたよ。

685名無しさんも私だ:2010/05/09(日) 17:51:22 ID:4T1BwKjY0
この辺、微妙にほかのとテキストの感じが違うんだよな
梶原って人かな

686名無しさんも私だ:2010/05/09(日) 18:16:55 ID:.k3LKeN60
日常パート梶原、ストーリーパート小峰かなあ。
ヴァンが序盤でカルメンを名前で呼んでた所とかもあったから二人で分担してるのは間違いないけど

687名無しさんも私だ:2010/05/09(日) 19:45:01 ID:4T1BwKjY0
>>681 >>682
部屋じゃなかったみたい
アナ姫の部屋にみんなが押しかけるのはあれだろ、ピンクのカバの話のちょっと前あたり

688名無しさんも私だ:2010/05/09(日) 21:25:23 ID:n.lKDqgM0
>>677
スパロボの音響監督さんが声を当ててたキャラだっけ>真一

>>682
まあでも探せばまだまだ出てきそうな気が

689妖刀村正:2010/05/11(火) 00:46:18 ID:6tKzNoPQ0
真一の回は、獣神ライガーという作品そのものを象徴する回。
普通の作品なら助かるキャラを容赦なくムッコロしていくのがライガー流。

690名無しさんも私だ:2010/05/11(火) 01:07:20 ID:s3k4ZKIs0
幼少期のトラウマのひとつだわ
>真一の回

691名無しさんも私だ:2010/05/11(火) 01:07:30 ID:QjxbCQQg0
類似品にダンクーガがあるます

692名無しさんも私だ:2010/05/11(火) 01:29:48 ID:K48/isbs0
>>689
むしろゲッター流、つかダイナミック流だね<ライガー流

693名無しさんも私だ:2010/05/11(火) 01:58:11 ID:QjxbCQQg0
しかし当時の豪ちゃんは才能落ちぶれて酷かった……マジンサーガで息吹き返したが

694名無しさんも私だ:2010/05/11(火) 08:03:52 ID:YIuDKj3w0
ライガー当時ならバイオレンスジャックの終盤展開真っ只中じゃないか?
確かマジンサーガ始まったのってその直後ぐらいだったし

695名無しさんも私だ:2010/05/12(水) 02:08:12 ID:wcoqA7Mw0
Kの第29話「哀しき呪縛を解け」
・ヴェリ二ーが通信でギル・バーグと会話をしている場面

ギル・バーグ「…聞こえるか、ヴェリニー。応答してくれ」
ヴェリ二ー「ギル・バーグ!? 今までどこにいたの?」
ギル・バーグ「イスペイルと一緒に地球人にやられてな…。傷が癒えるまで隠れていたのだ」
ヴェリニー「それならそうと連絡しなさいよ。任務を放り出したままで雲隠れするなんて…!」
ギル・バーグ「傷を受けて弱っている姿をお前達に見せたくなかったのだ…」
       「元宇宙海賊のつまらん意地と思ってくれ…」
ヴェリニー「何が宇宙海賊の意地よ。そんなつまらない事にこだわってるからバンカーは私達に負けたんでしょう?」
ギル・バーグ「…そうかもしれんな」
       「ところでヴェリニー。今、邪魔大王国の妃魅禍と連絡を取ったのだが…」
       「地球人どもを阿蘇の本拠地に誘い込んだから、倒すのを手伝って欲しいそうだ」
ヴェリニー「ちょうどいいタイミングだわ。レヴリアスをひねり潰しに行こうと思っていたの…」
ギル・バーグ「レヴリアス? どうしてお前がそんな物を…?」
ヴェリニー「いろいろ恨みがあってね…。イスペイルみたいに利用しようってわけじゃないわ」
      「純粋に叩き潰してやりたいの…!」
ギル・バーグ「そうか…。では、こちらの座標を送るから、すぐに来てくれ…」
ヴェリニー「わかったわ。すぐにそっちへ…」
      「…あ、待って。いい事を思いついたわ」
ギル・バーグ「なに?」
ヴェリニー「少し時間をちょうだい。必ず行くから、しばらく時間稼ぎをしててくれるかしら?」
ギル・バーグ「何をする気だ?」
ヴェリニー「それは後のお楽しみよ。地球人どもを凍りつかせてやるわ…」
ギル・バーグ「何をする気か知らんが、なるべく早く来てくれよ。待っているからな…」 直後にギルの通信が切れる
ヴェリニー「あなたに言われて回収しておいたオーバーデビルを使わせてもらうわよ、ガズム…」

696名無しさんも私だ:2010/05/14(金) 02:44:01 ID:8bMTWDVc0
Kの第29話「哀しき呪縛を解け」

・ギル・バーグがつばきを人質にしようとした場面
ギル・バーグ「来たか。地球人ども!」
剣児「つばきを返せ! この野郎!」
ギル・バーグ「ずいぶん偉そうな態度じゃないか。小娘の命は我々の手中にあるのだぞ?」
       「逆らったらどうなるか、わかっているのか?」
剣児「て、てめえっ…!」
ギル・バーグ「小娘を無事に返して欲しければ、俺の言う事を聞いてもらおう!」
       「…まずはミア・アリス! 貴様の命をいただこうか!」
ロール「ギル・バーグ! 貴様…!」
パイ「ひ、卑怯な事を…!」
ミア「…いいわ、つばきさんを助けるためなら、私…」
ランバ「ミア!」
壱鬼馬「…その必要はない!」
剣児「なにっ!?」
壱鬼馬「ギル・バーグよ。そんな姑息な真似は、この壱鬼馬が許さん!」
ギル・バーグ「何だと…?」
壱鬼馬「ジーグ! そして、その仲間の戦士達よ!」
    「この戦いが決するまで、小娘の命はこの壱鬼馬が預かる! ギル・バーグには指一本触れさせぬ!」
ギル・バーグ「壱鬼馬! 貴様、勝手な事を!」
壱鬼馬「黙れ、ギル・バーグ! 貴様も戦士なら、正々堂々と戦ってみろ!」
    「それとも、まともに戦えぬほど貴様は軟弱なのか…?」
ギル・バーグ「軟弱だと? 笑わせるな! 弱い者がバンカーの中で生き残り、出世できたと思うか?」
       「俺はただ、確実に勝利を手にしたいだけだ!」
壱鬼馬「ならば貴様の強さを見せてみろ!」
ギル・バーグ「よかろう。俺の本当の力を見せてやる!」
衛「敵にも侍の心を持った者がいるという事だ! 素晴らしい! 感動だ!」

697名無しさんも私だ:2010/05/14(金) 23:23:27 ID:cQAeglEs0
K・15話ベルリンルート・フリータムが撃墜されて
アンソロだかでもネタにされていた場面


マリュー「…ずいぶんオーブの力を借りているけど、所属はオーブじゃないわ」
ネオ「何だそりゃ?」
キラ「所属なんかないんですよ。僕達は僕達の戦いをしてるんです。平和な世界を取り戻すために…」
ネオ「平和な世界ねえ…」
キラ「でも僕は、戦うための力を失ってしまった…」
ルージ「く、暗くならないで下さいよ、キラさんってば!」
ミスト「モビルスーツなら、カガリさんに頼めばいいじゃないですか!」
キラ「でも、オーブの機体で戦うわけには…」
さやか「だったら、葵博士に相談してみれば?キラ君にぴったりのロボットがあるかもしれないわよ?」
ボス「だったらボロットに乗っけてやるわさ!キラが操縦すれば、ボロットも少しは強くなるかもしれねえしよ!」
ゲイナー「いや、それはないと思いますよ」
サラ「ないわね…」
レ・ミィ「キラが操縦したって、ボスボロットが強くなるわけないでしょ!」
ボス「て、てめえら、よくも…!」
キラ「ありがとう…。気持ちは受け取っておくよ…」
ボス「俺に優しくしてくれるのはお前だけだわさ」
キラ(これ以上みんなに心配をかけさせるわけにはいかない…)
   (それに、次にあのパイロットが出てきたら…その時、僕は…)

698名無しさんも私だ:2010/05/15(土) 00:43:13 ID:MXX3VD260
>>697
スパロボJとWのボスボロットだったら強いんですけどねえ…

699名無しさんも私だ:2010/05/15(土) 16:48:11 ID:PaVBfIVo0
うむ、シリーズ最弱は元祖って事かww

700名無しさんも私だ:2010/05/16(日) 14:50:26 ID:i2CgKJ9w0
物凄く冷静にツッコミ入れるゲイナーに吹いた

701名無しさんも私だ:2010/05/16(日) 15:05:48 ID:ledwS.9Y0
スパロボJとWっつーと、マジンカイザー版か
確かに強かったな。次に強いのは真マジンガー版かもな
あっちも結構強かったし

702名無しさんも私だ:2010/05/16(日) 15:55:47 ID:i1bAuMMA0
スーパーボスボロットを忘れるなんて!

703名無しさんも私だ:2010/05/16(日) 15:57:57 ID:dcKg8wOU0
グレートでボロットが戦闘獣を倒している事実

704名無しさんも私だ:2010/05/16(日) 20:07:28 ID:pplXPE360
>>702
また出んかな、金魚鉢かぶったボスボロット

705名無しさんも私だ:2010/05/17(月) 15:12:36 ID:fINsPCuU0
>>697
ベルリンルートのキラとシンの戦闘前会話ってあったけ?

706名無しさんも私だ:2010/05/17(月) 15:17:19 ID:.C7eAcNw0
>>698
まあ、歴代のボロットダイナミックスペシャルが別技扱いで使えるなら活躍はできそうだけどな…
Zでのダンテ倒したロケット突撃やら悪魔くん風のステッキやらNEOでのボロスクランダーによる突撃とか

707名無しさんも私だ:2010/05/17(月) 20:43:55 ID:fINsPCuU0
>>706
サルファのだと一部は原作で使った武器なんだよね
頭にプロペラ付けて足の裏からミサイルは実際に使っている

708名無しさんも私だ:2010/05/17(月) 20:54:09 ID:pYdZJtsk0
>>686
某スレのせいでミストさんはゴオの事を「猿渡さん」と呼んでる印象が強いが
何度か「ゴオさん」と呼んでたりするからな。
同一人物が書いてても、覚えてなかったとかそういう理由はあるかもしれんが…
梶原は戦闘台詞のみとか言われたりもしてたが
やっぱ複数人で書いてると考えた方がいいのか?
でも呼び名も統一してないとか連携とれてなさすぎだし…

709名無しさんも私だ:2010/05/18(火) 06:40:04 ID:wvsf/xsM0
呼称一覧表みたいなの作ってなかったのかな

710名無しさんも私だ:2010/05/18(火) 19:53:58 ID:ot3H/AQY0
でもま、人間の呼称は結構揺らぐものだからな
特にあって間もないなら。
いつもは呼び方違うけど他の人とと話してるとき他の人の呼びかたで思わず呼ぶこともあるしな!

と思えば・・・!

711名無しさんも私だ:2010/05/18(火) 20:51:36 ID:ouUc9MTs0
テリウスが本人の前では姉さんと呼ぶのに、
当人が居ないところではモニカと呼ぶ様なものだな

712名無しさんも私だ:2010/05/18(火) 21:23:32 ID:By.BOTk20
まあゴオさんと呼んでるのは三話と四話だけだけどね
序盤だから呼び名固定しきれてなかったとかかな?

713名無しさんも私だ:2010/05/18(火) 23:14:01 ID:xU1FdiJs0
ミストだしそのころはどう呼ぶかいろいろ迷走してたってことでいいんじゃね

714名無しさんも私だ:2010/05/19(水) 00:37:30 ID:GDGcz7HY0
ミストじゃなくても一般的にあるな、それ自体は

715名無しさんも私だ:2010/05/19(水) 01:52:49 ID:XxioMPj.0
テキストが多いゲームだと食い違ってる所でよく突付かれるからね。
大半のゲームだと統一されてるのもあるし

716名無しさんも私だ:2010/05/19(水) 15:22:22 ID:tFiqNAbc0
他のスパロボだとJのカティアが基本は優等生風の口調なのに
いきなり「〜ですわ」といったお嬢様口調になったりしてたな

717名無しさんも私だ:2010/05/22(土) 14:01:46 ID:FEQ.bwqwO
カティアはますみんで脳内再生してる

718名無しさんも私だ:2010/05/22(土) 20:32:07 ID:1ke3saYE0
ヽ(`Д´)ノナンダヨー

719名無しさんも私だ:2010/05/25(火) 01:36:04 ID:JX.h3OIw0
壱鬼馬がなんか正々堂々とした武人扱いだけど、
原作だと普通に卑怯な手も使ってた気がするんだがw

720名無しさんも私だ:2010/05/25(火) 10:09:46 ID:ZSCBlgAg0
>>719
何というかウインキー時代のスパロボのようにイメージだけで書いたとしか思えん
前は資料の入手さえも困難だったからまだいいけど、今は原作サイドから資料とか送られてきているのに、この体たらくだもんな・・・
別に描写が難しいキャラでもなんでもないのに

721名無しさんも私だ:2010/05/29(土) 12:35:09 ID:3NAvE6Gw0
スパロボNEOの第21話「涙をこらえて友を撃て!!」より。
駆が中盤で落ち込んだ場面

(イオニア/ラウンジ)
駆「一体どうしちまったんだ、天音は…」
  「異世界に飛ばされて、無我夢中で戦って…」
  「せっかくアームドファントマを集めたのにこんな事になるなんて…」
>扉を叩く音
シャル「駆、入るわよ」
>扉が開く音
シャル「みんなの所に出て来ないと思ったら、いつになく落ち込んでるじゃないの」
駆「シャル…何か用か?」
シャル「アイザック達が今後の行動方針について話があるからメインホールに集合してほしいって」
駆「わかった。少ししたら行くから待っててくれ」
  「間に合わねえようだったら俺は無視しても構わねえからさ」
シャル「駆、あんたいつまで落ち込んでるわけ?」
駆「落ち込んでなんかねえよ…。ただゴールが遠すぎてどう走ったらいいかわからねえだけだ…」
シャル「こら、駆!」
>直後にシャルが駆に平手打ち
駆「いってええええ!!」
  「何すんだ、シャル! いきなりビンタなんかしやがって!」
シャル「駆、あんたって頭の中まで短距離走なのね! ちょっと先が見えないくらいで、情けない!」
駆「なんだとっ!?」
シャル「どう走ればいいかなんて決まってるじゃない!」
    「まず、見える範囲にゴールを決めて全力で走る!」
    「たどり着いたら、次のゴールを決めてまた全力で走る! それだけでしょ!」
駆「いや、そう簡単に言うけどな…」
シャル「簡単に言うわよ!」
    「どうやれば天音を取り返せるのか、走りながら考えればいいでしょ!」
    「どうせ頭を使うなら、一歩でも前に進む事を考えなさい!」
>ザンパが登場
ザンパ「姐さんの言う通りだペン!」
駆「ザンパ!」
ザンパ「このザンパ、天音を助ける道がどれだけ険しかろうと必ず突破してみせるペン!」
駆「ザンパ…お前…。天音を取り返す手伝いをしてくれるのか?」
ザンパ「あったりまえだペン!」
    「天音には命を助けてもらった借りがあるペン! 俺は受けた借りは必ず返す主義だペン!」
駆「お前…変なところで律儀なんだな…」
ザンパ「それが俺のポリシーだペン! 前に進む覚悟を決めたら決して退かないペン!」
駆「…………」
  「前に進む覚悟か…」
  「天音を取り戻さなきゃならない上に世界まで守らなきゃならねえんだ…」
  「確かにこんな所で立ち止まってる場合じゃねえよな!」
シャル「ようやくいつもの駆に戻ったようね」
駆「ありがとうよ、シャル、ザンパ。お前達のおかげで、胸につかえてた物が取れた気がするぜ!」
  「いい仲間を持てて俺は幸せだぜ!」
シャル「突然ゆるい台詞言わないでよ…」
    「思った事をそのまま口にしちゃうその性格だけは元に戻ってほしくなかったわ…」

722名無しさんも私だ:2010/05/29(土) 18:11:57 ID:SN/hLA0Y0
ミストさん全文
ttp://noriwaru.web.fc2.com/mist/text/home.html

ムゲフロ全文の人んとこのサイト。今見たらほぼ完成してたんで貼っておきますね

723名無しさんも私だ:2010/05/30(日) 11:11:09 ID:ZXBmSbRc0
頭の中まで短距離走でちょっと笑った

しかしこのペンギン、妙にカッコいいよな

724名無しさんも私だ:2010/06/08(火) 21:01:02 ID:zMLg3dPo0
ムゲEXはまだかな〜

725名無しさんも私だ:2010/06/09(水) 19:25:33 ID:dmfeoj..O
まだかなっていうくらいなら自分で集めるなりなんなりするべきかと

726名無しさんも私だ:2010/06/12(土) 23:34:25 ID:B32OxxKs0
それも名無しだ:2010/06/12(土) 22:22:41 ID:99ak7q+9
ttp://noriwaru.web.fc2.com/exceed/text/main.html
ムゲEX原文の未完成・・・

727名無しさんも私だ:2010/06/12(土) 23:48:01 ID:H6j.M8JI0
わざわざ持ってこなくてもすぐ上に貼られてるだろw

728名無しさんも私だ:2010/06/14(月) 00:49:48 ID:E5v2x1WQ0
流石に全部は無理か
これだけでも凄い分量だけど

729名無しさんも私だ:2010/06/14(月) 07:26:05 ID:cwhlPV4c0
ムゲフロ放置でミストさんにうつつを抜かすなんて許される事じゃない…!

730名無しさんも私だ:2010/06/17(木) 03:58:55 ID:hl/x5N8Y0
そんな事言ったら、
俺なんてすぐに投げ出しちゃいますよ!

731名無しさんも私だ:2010/06/22(火) 02:07:26 ID:2XH7XcfsO
一応OGサーガ版LOEの解禁まであとちょっとか
まあでも追加ルートがあるわけでもなし投下は無しかな?

732ラングランにもあった米食文化:2010/06/27(日) 02:08:06 ID:eU9xIquE0
あんまり無いけど、第1章の新規会話イベントをちょっとだけ

マサキ「それじゃ、いただきます」
ゼオルート「はい、どうぞ。遠慮せずにたくさん食べてください」
マサキ「そんじゃ、遠慮なく……んっ! うめえ!」
プレシア「ホント! よかった!」
マサキ「これ、プレシアちゃんが作ったんだよな? 大したもんだ」
プレシア「もう、プレシアって、呼び捨てでいいよ、お兄ちゃん」
マサキ「えっ? お、お兄ちゃん……」
ゼオルート「これから一緒に暮らすんですから、家族も同然です。気兼ねはいりませんよ」
マサキ「あ、い、いや……まだここで暮らすって決めたワクじゃ……」
ゼオルート「2〜3日はここにいると聞いてますよ。たとえそれだけの間でも家族は家族です」
マサキ「そ、そうか……それじゃ、プレシア、おかわり!」
プレシア「うん!」
マサキ「ところでゼオルートのおっさん」
ゼオルート「……私の事はお父さんって呼んでくれないんですね?」
マサキ「ぶっ! で、できるか、そんな事!!」
ゼオルート「ふう、残念です」
プレシア「はい、お兄ちゃん、おかわり」
マサキ「お、サンキュ。あ、ゼオルートのおっさん、ちょっと聞きたいんだけどよ」
ゼオルート「何ですか?」
マサキ「このメシなんだが、米のご飯って、この世界じゃ普通なのか?」
ゼオルート「そうですね、ラングランではお米を食べる事も少なくありませんが、ちょっと品種が違うんです」
マサキ「品種が違う?」
ゼオルート「あなたの故郷、日本で食べられているお米に近いものを取り寄せてみました。どうですか?」
マサキ「え? そうなのか。普段食ってるのとほとんど変わらねえぜ」
ゼオルート「それはよかった。他にも何か聞きたい事があれば、何でも質問に答えますよ」
マサキ「それじゃ、ちょっと教えてくれ。まずは……」

733マサキとウェンディの出会い(奪われた魔装機神の追加会話):2010/06/27(日) 02:09:19 ID:eU9xIquE0
ウェンディ「……あの、もしかすると、いい方法があるかもしれません」
フェイル「いい方法?」
マサキ「え、え〜と……」
フェイル「ああ、紹介していなかったか。彼女はウェンディ=ラスム=イクナート。練金学士で、サイバスターの設計者だ」
ウェンディ「はじめまして、マサキ」
マサキ「あ、ああ……どうも」
セニア「? マサキ、何緊張してるのよ」
マサキ「べ、別に緊張なんてしてねぇっての」
セニア「ふ〜ん。ま、そういう事にしといてあげてもいいけど」

734セニア様ジャオームに密航:2010/06/27(日) 02:10:17 ID:eU9xIquE0
マサキ「……しかし、何もねえなあ……」
セニア「ちょっと!! マサキ、どっちに向かってるのよ、そっちじゃないでしょ!!」
マサキ「セニア!! お、お前、いつの間にジャオームに乗り込んでたんだ!?」
セニア「そんな事より、方向が全然違ってるわよ! そっちに行ったらヌエット海に出ちゃうでしょ!!」
マサキ「そ、そうか?」
セニア「……あなた、もしかして方向オンチ?」
マサキ「……悪いかよ」
セニア「仕方ないわね。こんな事もあろうかとこっそり忍び込んでおいてよかったわ」
マサキ「……今思いついたろ、その言葉」
セニア「いーの、結果的によかったんだから。早く方向転換しなさいよ」
マサキ「ったく……わかったよ。それにしてもお前、一応とはいえ王族なんだろ? 何やってんだよ」
セニア「だって、サイバスターを間近で見て、もしかしたら触れるチャンスなんだから、逃すワケにはいかないでしょ」
マサキ「お前、変なヤツだな。そんなに魔装機が好きなのかよ」
セニア「そりゃそうよ。世の中にこれほどかっこいいものが他にある?」
マサキ「……言い切りやがったな」
セニア「サイバスターは最高機密だったから、私も触る事はできなかったのよ。ああ、ウェンディがうらやましい……」
マサキ「ホント、変なヤツだな」
セニア「ね、ね、それより私にもジャオーム、操縦させてよ」
マサキ「はあ? 何だよ、いきなり」
セニア「だって、いつもノルスばっかりだったし、たまには正魔装機を操縦してみたかったんだもん」
マサキ「こりゃ、筋金入りのマニアだな……」
セニア「ね、いいでしょ? お願い!」
マサキ「あのなあ……ん!? 何だ……この感覚……」
セニア「? どうしたの、マサキ?」
マサキ「誰かが……呼んでる……」
セニア「!? レーダーに反応があるわ!」

735マサキとシュウの初対面:2010/06/27(日) 02:12:04 ID:eU9xIquE0
新規イベントじゃないけど大幅に改訂されてるんで一応

シロ「精霊シールドを張っておいたから、もうレーダーには映らニャいぜ」
クロ「それはいけど、こんニャ街のドまんニャかに来る事ニャいでしょ」
マサキ「いいじゃねえか。早朝だから人もいねえしよ」
クロ「車とか、ふみつぶさニャい様に注意して、マサキ」
マサキ「んなドジふむかよ」
クロ「!? マサキ!」
マサキ「どうした?」
クロ「あそこにニャにかいる! 反応ニャんてニャかったのに!」
シュウ「ほう……これは……サイバスターじゃありませんか。まさか地上で出会えるとは思いませんでしたね」
マサキ「な、何だてめえ!? 何でサイバスターの事を知ってやがる!?」
シュウ「あなたはマサキ=アンドーですね? それともランドール=ザン=ゼノサキスとお呼びした方がいいですか?」
マサキ「俺の質問に答えろ!! 何で貴様はサイバスターを知ってる!?」
シュウ「私も、ラングランの人間だからですよ。私の名は、シュウ=シラカワ。もっとも、これは地上での名前ですけどね」
マサキ「ラングランの……じゃ、それも魔装機なのか?」
シュウ「いえ、これは地上のロボットですよ。私みずからが開発に関与したアーマードモジュール……グランゾンです」
「ところで、他の魔装機神操者の方々が見当たりませんが、どうされたのです?」
マサキ「うるせえな、あんなやつらの事なんか知らねえよ。俺は一人が好きなんだ」
シュウ「なるほど……しかし、こんな所で騒ぎをおこすのはやめていただけませんか」
「今は私が視認忌避の術を使っていますから、サイバスターとグランゾンが他人の目に映るとはありませんが……」
「これ以上あなたが勝手な真似をすれば、連邦軍が本格的に動き出します」
「今、彼らを不必要に刺激するのは私としても避けたいところなんですよ」
「それに、私がこうやってグランゾンの単独運用テストをしている事も政府や軍には秘密にしておきたいので」
マサキ「てめえの都合なんざ知るか!」
シュウ「困りましたね……私も危険を冒してここまで来ているのです。無駄な騒ぎを未然に防ぐために」
「グランゾンだけなら、第三者にその存在を知られずにすみますが……」
「あなたとサイバスターは今この時、この地上世界では騒ぎの火種になりかねないのです」
マサキ「……」
シュウ「あなたは、連邦軍にケンカを売りに来たのですか?」
マサキ「……ちっ」
クロ「ほら、やっぱり帰った方がいいわよ、マサキ」
マサキ「わーっったよ、帰りゃいいんだろうが」
シュウ「そうしていただければ、助かりますね」
マサキ「ちっ、あばよ!!」
シュウ「あれが、サイバスターに選ばれた操者……やはり、私には無理だったわけですか」
「しかし、ラ・ギアスもなかなか楽しくなってきたようですね」

736スキヤキパーティ:2010/06/27(日) 02:13:34 ID:eU9xIquE0
プレシア「あ、お帰りなさいお兄ちゃん! 今ね、お兄ちゃんに教えてもらった料理、作ってるんだ」
「任務成功のお祝いに、みんなで食べてよ」
マサキ「俺が教えたって……ああ、すき焼きか」
ベッキー「オー! ジャパニーズスキヤキ! あたしも好きだよ!」
マドック「くんくん……いいにおいがするのう」
シモーヌ「なになに? 何かするの?」
デメクサ「何だかわかりませんけど、私も混ぜてくれませんかあ?」
セニア「兄さん達も連れてきたわよ〜!」
フェイル「いきなり来てすまないな。手みやげに肉を持ってきたが」
プレシア「うわあ! 最高級のギャバリー牛じゃないですか! ありがとうございます!」
ゲンナジー「お邪魔する」
テュッティ「あらあら、魔装機操者一同、勢揃いね」
マサキ「うわ、いっぱい来やがった」
プレシア「大丈夫よ、材料はいっぱい用意しておいたから」

マサキ「こらテュッティ!! 砂糖をそんなに入れるんじゃねえっ!!」
テュッティ「あら、でもスキヤキって砂糖入れるんでしょ?」
マサキ「入れすぎだっての……あ、こら、リカルド!! まだそこはできてねえぞ!」
リカルド「いいんだよ、俺はレアが好きなんだ」
マサキ「あ、おいティアンのおっさん! 肉ばっかり食うなよ!!」
ティアン「わしが肉を食らえば、その分他の人間が食らわんですむ」
「これも衆生善導の一環。南無」

ファング「ふ……まあ、こういうのも悪くないのかも知れんな」
セニア「ファング、表情が硬いってば。ほら、もっと笑って笑って」
ファング「元々こんな顔なのです。無理を言わないでください、セニア様」
プレシア「お兄ちゃん、早く食べないとなくなっちゃうよ」
マサキ「え? げっ!? もうこんなに減っちまってる……」
ヤンロン「鍋奉行などをやっているからだ」
モニカ「大丈夫でございますよ。まだ材料は一杯お持ちになってこられましたから」
マサキ「お、そりゃ助かる! けど、そのしゃべり方、いつまで経っても慣れねえなあ……」

ティアン「こら! 拙僧の肉を横取りするとは何事だ! 信心が足りんぞ!」
デメクサ「いやあ、そう言われましても、これは私が育てた肉ですし」
マサキ「お前ら、箸の使い方うめえな……じゃなくて! 箸でつかみ合いすんな! 行儀悪いだろ!」

プレシア「お父さん、ネギも食べなきゃダメよ!」
ゼオルート「えっ!? た、食べてますよ、ちゃんと」
プレシア「ウソばっかり! ちゃんと見てるんだからね!」
フェイル「ハハハ、さしものゼオルートも、プレシアには敵わないんだな」

ゲンナジー「……うむ、うまい」
マドック「のわっ!? ゲンナジー! いつの間にわしの肉をっ!?」
テュッティ「砂糖、もっとないの?」
マサキ「あ、こら、テュッティ! こっそり砂糖を入れんな!」
シモーヌ「うわっ! こりゃ甘いわ! この鍋、テュッティ専用ね……」
リカルド「んじゃ、俺とテュッティ二人で食おうぜ」
シモーヌ「……一口食べてから言ったら?」
リカルド「何言ってやがる。ちょっとくらい砂糖が入ってたって……」
「ぐはあっ!?」
シモーヌ「ちょ、ちょっと!? 大変! リカルドが鼻血出して倒れた!」
マドック「おお〜い、酒が足らんぞい」
プレシア「え? 誰、お酒持ち込んだの?」
ベッキー「は〜い、あらしれ〜す。一番、レベッカ=ターナー、脱ぎま〜すv」
マサキ「なんか、ムチャクチャになってきてるな……」
テュッティ「でも、みんな忙しくて、こうやって集まるって滅多にないし、たまにはいいんじゃない?」
マサキ「ま、そりゃそうか……」

737マサキとプレシア:2010/06/27(日) 02:16:35 ID:eU9xIquE0
マサキ「…………」
プレシア「…………」
マサキ「なあ、プレシア」
プレシア「なあに、お兄ちゃん」
マサキ「この家ってよ……こんなに広かったんだな」
プレシア「う、うん……ご飯……ちょっと作りすぎちゃった。いつものクセで……」
マサキ「……そっか」

 コンコン(SE:ドアを叩く音)

マサキ「ん? 誰だ? こんな時間に」
プレシア「はーい、今行きまーす」

マサキ「……ホントにいなくなっちまったんだな、おっさん……」
プレシア「お兄ちゃん、お兄ちゃん! 大変! 殿下が!」
マサキ「殿下?」
フェイル「夜分にすまない。少し確認したい事があってな」
ウェンディ「ごめんなさいね」
マサキ「殿下にウェンディ、それにセニアも? 一体何の用なんだ?」
フェイル「プレシアに確認しておく事があってね。いいかな? プレシア」
プレシア「あ、はい」
フェイル「それじゃ、あっちの部屋を借りるよ」
プレシア「あ、あの……もしかしてこの前の話、ですか?」
フェイル「ああ、そうだ」
プレシア「だったら、ここで話してください。お兄ちゃんにも聞いといて欲しいから……」
フェイル「……いいんだね?」
プレシア「はい」
フェイル「では、単刀直入に言おう。ピアが君を引き取りたいと言っているが、本当に断っていいんだね?」
プレシア「……はい」
マサキ「え? ちょっと待て! プレシア、ピアって確か……」
プレシア「うん……離婚したお母さん」
マサキ「それは……断るって……お前、それでいいのか?」
プレシア「だって、お母さんはバゴニアの人なんだよ……お母さんのところに行ったら、お兄ちゃんと別れなきゃいけないもん」
マサキ「そう、なのか?」
フェイル「ああ、今後は変わるだろうが、今の時点では魔装機操者はラングランの保護者である事が条件だ」
「君にはまだしばらくラングランで生活してもらう事になる」
プレシア「だから……お母さんのところには行けない。あたし、お兄ちゃんと一緒にいたいの」
マサキ「けど……プレシアはまだ子供だろ。母親と一緒にいた方が……」
プレシア「子供じゃないもん!」
セニア「子供でいいじゃないの。大体まだ10才なんだし、子供だったらマサキの被保護者になれるんだから」
プレシア「あ、そっか……じゃ、子供でいい」
マサキ「ん? 被保護者ってどういう事だ?」
フェイル「マサキ、君はもうラングランの市民権を得ている。年齢的にも成人だ」
マサキ「そうなのか?」
フェイル「君はもう16才だろう? ラングランの法律では、立派な大人だ」
マサキ「大人ねえ……全然実感がねえけど」
フェイル「もう一度だけ、確認をしておく。プレシア、本当にいいんだね?」
プレシア「はい!」
フェイル「わかった、ではそう申告してこよう」

738怪奇・セニアの変料理:2010/06/27(日) 02:18:08 ID:eU9xIquE0
上の続きだけど長いから分割

セニア「ところでさ、おいしそうなご飯ね。プレシアが作ったの?」
プレシア「あ、はい」
セニア「実は私達、夕食まだなのよね。ね、ごちそうになっていい?」
プレシア「えっ? で、でも、こんな粗末なご飯、お口に合うかどうか……」
セニア「何言ってるのよ。王族だってそんな贅沢な食事なんてしてないんだから。ね、兄さん」
フェイル「ああ、そうだな。厚かましいお願いだが、構わないか?」
プレシア「は、はい! こんなのでよければ!」
マサキ「そうだな、大歓迎だぜ。さっきまで二人っきりで……」
「あっ!? もしかして殿下……」
ウェンディ「あっ、ぷ、プレシア! 料理が足りないんだったら手伝いましょうか?」
プレシア「あ、お願いしていいですか? ウェンディさん」
ウェンディ「ええ、もちろんよ。さ、キッチンへ行きましょ」
プレシア「はい!」
マサキ「……ありがとう、殿下。何だか気を遣ってもらっちまったな」
フェイル「礼ならウェンディに言ってやってくれ。彼女がこの訪問を提案したんだ」
マサキ「ウェンディが……いや、それでもわざわざ来てくれたんだ。礼を言わせてくれ」
「ありがとう、殿下、セニア」
セニア「いいって、いいって。水くさいなぁ。何だったらこれから毎日来てもいいのよ」
マサキ「……毎日は止めてくれ」
セニア「ウェンディさんがいても?」
マサキ「うっ」
セニア「ほーんと、マサキってわかりやすい」
マサキ「うっせえ! お前は料理手伝わないのかよ?」
フェイル「ダメだ!」
マサキ「うわっ!? びっくりした……殿下、いきなりなんだよ?」
フェイル「セニアに料理させるのだけはよせ。……へたをすると命に関わる」
セニア「ちょっと、そんな言い方ないでしょ?」
フェイル「お前はあの悲劇を忘れたのか?」
セニア「あ、あれは……ちょっと配合を間違っただけで……」
マサキ「待て待て。料理に配合なんて単語、使うか? 実験じゃねぇんだぞ」
セニア「練金学の発展には犠牲がつきものよ」
マサキ「……確かに危険だ、こりゃ」
フェイル「そういう事だな」
プレシア「お待たせしましたー! 簡単な料理ですけど、どうぞー」
セニア「あ、来た来た。それじゃ、みんなでいただきましょう」
マサキ「ああ、そうだな」

739名無しさんも私だ:2010/06/27(日) 02:21:01 ID:eU9xIquE0
第2章の分はまだ収集が完全じゃないんで後日という事で
(第1章の分もまだあるかもしれんし)
あと改行の所為で読みづらかったらごめん

740名無しさんも私だ:2010/06/27(日) 07:02:11 ID:Uotm1yNM0
乙ー。普通に読みやすいと思うよ
しかし>>733とかも追加シーンだったのか…気づかんかった

741名無しさんも私だ:2010/06/27(日) 12:41:29 ID:TqhAAIXA0
追加会話、違和感ないよなぁ。
ホント、キャラを大事にしてくれている感じするわ。
ア○セルさんとかリュウ○イさんの別人っぷりにここは見習わせたい

742名無しさんも私だ:2010/06/27(日) 12:48:25 ID:mJ1KSXqI0
そうだな
人様の版権キャラはどれだけ崩れてもいいけど自分のキャラはぶれさせないなんて凄くえらいな

743名無しさんも私だ:2010/06/27(日) 12:54:16 ID:WggRnoiM0
ザクだからってなめるな!
ということですね、わかります

744名無しさんも私だ:2010/06/27(日) 13:13:23 ID:sptQkgFw0
フェイル、死んじゃうんだよな

745名無しさんも私だ:2010/06/27(日) 13:35:19 ID:AcwcaWNY0
>>741
大切にすると言っても、ホームグラウンドといえる世界で他作品の干渉がないから
そういう部分でのブレは起き難いとは言える

746名無しさんも私だ:2010/06/27(日) 14:23:29 ID:k5v8N25.0
折角のいい追加もこういう批判に利用されてるってわかるとなんかがっかりする

747名無しさんも私だ:2010/06/27(日) 14:30:06 ID:WggRnoiM0
別に誰も利用しようとしてあげてるわけでも、何でもないと思うが
なんか思う節があるなら、自分から何か行動してもいいんじゃない?
がっかりするだとか、そういうのはそのあとでも遅くはない

748名無しさんも私だ:2010/06/27(日) 14:31:42 ID:ytRXUxSAO
>>742
昔のスパロボはコンパチだと何度言えば(ry 

文句があるならタイムマシンで当時の阪田に資料渡してきな

749名無しさんも私だ:2010/06/27(日) 14:33:54 ID:eU9xIquE0
今読み返したら、「ワケ」が「ワク」になってた……orz
他にも誤字ってたらスマソ

750名無しさんも私だ:2010/06/27(日) 14:34:23 ID:AcwcaWNY0
>>748
>>741-742氏はスパロボ、OGと魔装のシナリオ作成における縛りの違いが分かってないみたいだから仕方が無いよ

751名無しさんも私だ:2010/06/27(日) 14:35:15 ID:WggRnoiM0
文句があるなら、タイムマシンで、>742の過去に干渉して、性格を再調教してくるんだ!
と同じことですね、わかります。

つー冗談はともかくとして、台詞収集ってけっこう、台詞以外でもスレ埋まったりするもんだな。

752名無しさんも私だ:2010/06/27(日) 16:13:29 ID:Uotm1yNM0
第4次ダイモスとか、映像資料が一切ない状態だったんだっけか

>>751
元々、台詞を肴にダベるスレみたいなもんだしな
長文投下が主流になっても、その辺はあんま変わらない

753名無しさんも私だ:2010/06/27(日) 17:07:58 ID:0L7x1OpY0
映像資料はなくても、あの不遇っぷりはなくても良かった気がする
(やや不利な)スーパー編でないと最強武器追加されなくて、
たしか宇宙じゃ技使えないとか、そういうのあった気がする<第四次ダイモス
結構前の話だからわすれちまったけど

754妖刀村正:2010/06/27(日) 18:39:16 ID:LqHMTU8A0
宇宙だと烈風正拳突きが使えないのでダイモシャフトを改造してたわけだw

755名無しさんも私だ:2010/06/27(日) 19:03:10 ID:9HfVkYxs0
なんつーかもうほんとに魔装厨はあいかわらずゴミだな

756名無しさんも私だ:2010/06/27(日) 19:09:04 ID:AcwcaWNY0
>>755
魔装ファンというより、変な意見を言ってるのはどちらかというと
オリジナル関連、特にOGに不満を持ってる人の発言に見える

757名無しさんも私だ:2010/06/27(日) 21:33:38 ID:AIw2bUMY0
α外伝以後、魔装が出なくなった騒ぎの経緯で静かになったってのに、
DS発売で調子乗ると相変わらずだな

>>756
で、そういう輩は大体魔装引き合いにするんだから魔装厨って言われても仕方ないだろ

758名無しさんも私だ:2010/06/27(日) 21:35:37 ID:sptQkgFw0
上に出てる例は間違いなくそうだろうが
大体って言うほどOG不満の度に魔装引き合いに出されてるか?

759名無しさんも私だ:2010/06/27(日) 22:11:24 ID:0L7x1OpY0
人を簡単にゴミ扱いできる……
俺はそのお前の邪悪な衣だけは、命を掛けてでも、振り払ってやるぜ!

760名無しさんも私だ:2010/06/27(日) 22:14:11 ID:Jtf82Vtk0
そもそもリュウセイって新〜アルファが全部アレだったから方向変えて
アクセルはAの敵版基準だからああなっただけだと思うんだが

761名無しさんも私だ:2010/06/27(日) 22:14:13 ID:RS5ERZ620
目が、目があああああ!!!

762名無しさんも私だ:2010/06/27(日) 22:30:44 ID:IcpDfoIE0
Aの敵版基準でもラミアとかをストーカーはなかったなあ

763名無しさんも私だ:2010/06/28(月) 00:03:20 ID:mCV0GyMM0
スパロボNEO第6話「三匹が行く」より・竜馬VSJ9
(駆達が新たな仲間を得た頃、ここ新宿では…)
新宿/裏路地
(SE:一人の男が裏路地を歩いている)
竜馬「…………」
*アイコンではパイロットスーツですが一応本編1話と同じ私服です
竜馬「誰でぇ…さっきから
   つけてきてんのは…」
  「コソコソ隠れてねえで出てきやがれ!」
(何者かの気配を本能的に察知し、怒鳴りあげる)
キッド「ヒュ〜!
    こちらの尾行に気づくとは
    なかなかのお手前で」
竜馬「へっ、一人じゃねえだろ!
   男三人に…一人は女か!」
お町「あらぁ、私もバレバレちゃん?」
ボウィー「俺ちゃんはともかく
     お町さんにまで気づくとはね」
アイザック「フッ…どうやら
      ただの格闘バカではないようだな」
(竜馬の前に躍り出るコズモレンジャーJ9)
竜馬「てめぇら借金取りか?
   いや、違うな…」
アイザック「流竜馬、年齢は20歳…」
     「空手の有段者であるが、
      昇段試験で相手を半殺しにして以来、
      空手界から締め出しをくらう…」
お町「今は新宿で亡くなった父親の空手道場を
   継いでるって話だけど…」
ボウィー「その空手道場もうまくいってないんじゃないの?
     借金かさんじまってるみたいだし」
キッド「連日、借金取りに追われてるみたいだね」
アイザック「もっとも、借金の取立てに来たゴロツキ連中を
      ことごとく血祭りにしているそうだがな」
竜馬「よく調べてあるじゃねえか。
   ヤクザかマフィアが
   俺をスカウトしに来たってトコか?」
アイザック「いや…
      君をスカウトしに来たのは
      それよりもタチが悪い組織だ」
竜馬「けっ、てめぇらが誰か知らねえが
   波風立ってんのは悪くねえ」
(SE:拳を構えてケンカの準備をする竜馬)
竜馬「来いよ!
   まとめて相手してやるぜ!」

764名無しさんも私だ:2010/06/28(月) 00:04:50 ID:mCV0GyMM0
ボウィー「残念だけど、俺ちゃんは運転がお仕事なのよ。
     ここは頼んますよ、キッドさん」
キッド「今回は私めもパスで。
    どうもああいうタイプは苦手でね」
お町「あらら、二人ともずいぶん弱気だこと」
  「それなら私の投げナイフ、
   ご披露しちゃおかな♪」
(SE:ウインクして微笑みながらナイフを投げるお町)
アイザック「この電磁ムチ、かわせるかな?」
(SE:アイザックの電磁ムチが風を切りしなる)
竜馬「へっ、まずは二人か!
   いいぜ、やってみな!」
アイザック「では、いかせてもらおう!」
(SE:アイザックの電磁ムチが蛇のごとく襲い掛かるが、
 竜馬は野獣のごとく紙一重でそれを難なくかわしてゆく)
竜馬「おっと!」
お町「今度はこっちよ!」
(SE:電磁ムチをかわした竜馬にお町のナイフの雨が降り注ぐが
 研ぎ澄まされた反射神経でその攻撃もとっさに回避する)
竜馬「ふう…危ねえ、危ねえ!」
アイザック「ほう…私の一撃をかわすとは」
お町「おまけに私のナイフも避けちゃうなんて
   人間離れしてるわねぇ」
竜馬「てめぇらも只者じゃねえな…。
   けどな…本気で来ねえと大怪我するぜ?」
  「おらぁ! いくぜぇええっ!」
(SE:竜馬の鉄拳が唸りを上げて風を切る)
アイザック「…!」
(SE:さしものアイザックも竜馬の拳は避けられなかった)
アイザック「ほう…なかなかの一撃だな」
竜馬「俺のパンチでふっ飛ばねえとは
   久々にやりがいがあるぜ!」
(久々にめぐり合えた強敵を前に臆することなく、闘争心を高ぶらせる竜馬だが…)

765名無しさんも私だ:2010/06/28(月) 00:07:15 ID:mCV0GyMM0
キッド「スキあり!」
(キッド、竜馬が決闘に気を取られているスキをつき拳銃のトリガーを引く。
 SE:銃声が裏路地に響き渡る)
竜馬「ん…なんだ? 何か首元に…」
キッド「悪いけど銃を使わせてもらったよ」
竜馬「てめぇ…何を撃ち込みやがった!」
キッド「麻酔針だよ。
    不意打ちで悪いけど、
    これも平和的な解決ってヤツさ」
竜馬「麻酔?」
  「へっ!
   どうせなら、鉛弾にしとくんだったな!」
キッド「まだ動けるとは驚きだね!
    狩猟用の麻酔ですよ、それ」
竜馬「もう勘弁ならねえ!
   てめえら全員あの世へ送ってやるぜ!」
(茶化されたのか、逆上しJ9に襲い掛かる竜馬。その時…)
(画面暗転:自らが襲うよりも先に眩暈と睡魔が全身を駆け巡る)
竜馬「ん…ああ…なんだ…?」
(再び画面暗転)
竜馬「く…くそ…」
(SE:その場に倒れ、眠りこんでしまう)
竜馬「…………」
キッド「ふう…やっと麻酔が効いてくれたか」
お町「このコ、本当に人間?」
ボウィー「くわばら、くわばら…」
(あまりにも人間離れした竜馬を見つめるJ9。
 ある者は驚き、ある者は妖怪を見たかのような反応をする)
(SE:竜馬とJ9とは別の足音が裏路地に響く)
早乙女博士「ご苦労だった、J9の諸君」
アイザック「我らは依頼を果たしたまで。
      ねぎらいの言葉は不要です」
     「神隼人、武蔵坊弁慶、
      そしてこの流竜馬の3名…。
      確かにお渡ししましたぞ」
早乙女博士「ああ…」
竜馬「…………」
(ただ昏々と眠り続ける竜馬の顔を見やり、満足げに微笑む早乙女)
早乙女博士「フッフッフッ、これでそろったぞ…。
      3人のパイロットが」

(サブタイトル画面へ)

以上。
弁慶はともかく、J9の皆さんがどうやってあの隼人を確保したのか…w

766名無しさんも私だ:2010/06/28(月) 22:29:49 ID:JWJZxhJM0
発売前からチラホラ予想されてた組み合わせだけど、こういうのは楽しいな

767名無しさんも私だ:2010/06/29(火) 21:07:12 ID:USxaxLLs0
NEOでは大人連中は一歩引いた立場で活躍するから極端な絡みは期待するな

768名無しさんも私だ:2010/07/02(金) 23:16:38 ID:Ta7Hse5Y0
>>722
スパロボKの会話テキストがいつの間にか見れなくなってるんですけど…

769名無しさんも私だ:2010/07/17(土) 23:17:31 ID:urocEPfM0
スーパーロボット大戦OG外伝 不完全テキスト集
ttp://space.geocities.jp/detonator_kk/OGgaidentxt.html

770名無しさんも私だ:2010/07/18(日) 08:29:32 ID:Oj/Vdsv20
サブタイトル出る前までの会話はインターミッションとか言われるけど
戦闘終わったあとの会話部分は何て言うんですかね?

771名無しさんも私だ:2010/07/23(金) 02:20:14 ID:29nhs5i6O
テキストの書き込みはまだかのう

772名無しさんも私だ:2010/07/24(土) 02:32:43 ID:YzcdOXUs0
スパロボKのEDの宴会で、条件によってはミストさんが
「総士君がいなくなってしまったからな…」って台詞のバージョンがあるらしいんですけど
いろいろ試したのですが自力では出せなかったので、
もしそのデータもってる方いればテキストうpしてくれないでしょうか?

773名無しさんも私だ:2010/07/24(土) 12:24:30 ID:pIVs.D.QO
ネタを期待age

774名無しさんも私だ:2010/07/24(土) 20:14:05 ID:uvxL5aLI0
>>770
インターミッションは機体改造やセーブやらをプレイヤーが行うところで、
戦闘マップ以外の会話等でストーリーが進行する部分はシナリオデモでないのか

775名無しさんも私だ:2010/07/24(土) 20:38:05 ID:zm4YvS0c0
覇龍の塔クリア記念スタッフメッセージ

さっちん
ぐあ!…ビックリしたなぁもう〜!誰?見学?丁度いいわ!
キャラのポーズが決まらなくて… あなた、ネージュになりきってポーズして!
…ほら早く! そうそう、ムネをグッとそらして〜そうそう、大胆に挑発を〜 
…浮いて!! 
いいね! そのままストップー!そのポーズでパッケージイラスト描くからね!
あ、申し遅れました、キャラクターイラスト担当さっちんです。
MDそういちさんにもポージングとって貰った事あるのよ〜スズカちゃんとか。
あ、想像しちゃダメ。(笑) またこうして、かずえさんキャラに関われて嬉しかったですー。
今回もカットインが凄くて夢見そうです。あ、ポーズそのままで。

776名無しさんも私だ:2010/07/24(土) 20:39:01 ID:zm4YvS0c0
かずえ
メインキャラクターデザイン、バトル原画、ストーリーボードなどをやりました、かずえです!
超絶EXCEEDを果たしたカットインに対抗するべく原画を頑張った結果、髪や服の一切
揺れないアレディの原画が旧キャラの作画枚数を軽く超えたり、アルクオンがデカ過ぎて
髪のアニメーションが入りきらずほとんどカットになったりと色々ありましたが楽しくやれました!
デザインして以来仕事で描く事のなかったアクセルに関われたのも嬉しかったです。
最後にこの作品を支えてくれている全てのファンの皆さんに『愛』と『祝福』を!

777名無しさんも私だ:2010/07/24(土) 20:40:01 ID:zm4YvS0c0
KAZUHA
イベントキャラ立ち絵、カットインをやりましたKAZUHAですこんばんは。いかがでしたか?
今回のカットインも、様々な制限の中で色々な見せ方が出来るよう頑張りました。
実は、男キャラの方が女キャラよりも製作時間が掛かっていたりしますので
男キャラにも注目していただけたらと思います。皆さんのハートには、何が残りましたか?
唯一の心残りは乙音さんのカットインが作れなかったこと。エンドレスフロンティア・ナンバー1
のお尻を…。もったいない!それにしても、ムゲフロって本当にいいもんですね。
それでは皆さん さよなら、サヨナラ、さよなら。

778名無しさんも私だ:2010/07/25(日) 19:27:11 ID:6gHs.xQM0
錫華ポーズの森住…

779お見舞い:2010/07/29(木) 00:04:41 ID:25RJXMiI0
リューネ「あ、マサキ!!」
マサキ「ん? 何だよ?」
リューネ「お見舞い、一緒に行こうよ」
マサキ「お、お見舞い? 誰の?」
リューネ「とぼけないで。ウェンディさんの決まってるじゃない」
マサキ「あー、そういや今日一日は入院してるんだっけな」
リューネ「白々しい……」
「はっ!? まさか一人で行くつもりじゃないでしょうね?」
マサキ「んなワケねーだろ!」
リューネ「じゃ、いーじゃん。一緒に行こうよ」
マサキ「け、けど、サイバスターの整備が……」
リューネ「セニアが終わらせたって言ってたけど?」
マサキ「あー、いや、色々とチェックが……」
リューネ「ごちゃごちゃ言ってないで一緒に行くの!」
マサキ「うわっ!? ひ、引っ張るなって!」

ウェンディ「あら、マサキ、リューネ。いらっしゃい」
リューネ「ども、おジャマします」
マサキ「よ、よう」
リューネ「具合は……だいぶん良くなったみたいね」
ウェンディ「ええ、お陰様で。お見舞いに来てくれたのね、ありがとう」
リューネ「明日には退院できるんでしょ?」
ウェンディ「ええ、ごめんなさいね、迷惑かけちゃって」
リューネ「いいの、いいの。色々あったんだし、ちゃんと休まなきゃ」
「あ、そうそう。これ、お見舞い。食べてね」
ウェンディ「ありがとう。いただくわね」
マサキ「…………」
リューネ「ちょっと、マサキも何とか言いなよ」
マサキ「あー……その、具合はいいみたいだな」
ウェンディ「ええ、お陰様で」
リューネ「それ、さっきあたしが言った」
マサキ「そ、そうだっけ?」
リューネ「何緊張してるのよ?」
マサキ「いや、まあ……何か、昨日の事思い出すとな……」
リューネ「昨日って……二人でウェンディさんを助けた時の事?」
マサキ「あ、ああ……何かこう、恥ずかしい事やっちまった気がしてよ……」
リューネ「何言ってるのよ。あたし達、必死だっただけじゃない」
マサキ「いや、まあ、そうなんだが」
ウェンディ「ありがとう、二人とも。こうしていられるのも、二人のお陰よ」
マサキ「い、いや、いいって! 大事な仲間なんだからよ、ウェンディは」
ウェンディ「え、ええ」
(仲間……ね)
リューネ(あらら……あたしも言われたけど、微妙よね、仲間って言葉)
ウェンディ「ところで、二人とも時間はいいの?」
リューネ「ええ、シフトはずらしてもらってるから」
マサキ「えっ? いつの間に?」
リューネ「あたしがテュッティに頼んどいたの。今日はずっと非番だよ」
マサキ「そ、そうか」
リューネ「……何を今更そんなに意識してんのよ」
マサキ「べ、別に意識なんかしてねーっての。俺、ちょっと飲み物買ってくる」

リューネ「あ、ちょっと、マサキ! ……行っちゃった。逃げたな」
ウェンディ「ふふ、でも、少しは進んでるみたいね」
リューネ「進んでるって、何が?」
ウェンディ「あなたたち二人に仲」
リューネ「ええっ? そんな事ないって。今だってウェンディさんがいたから、マサキはあんな態度だったんだし……」
ウェンディ「ううん、私一人なら、多分あんな風にはなってないもの」
リューネ「……とすると、マサキも結構その辺り、成長したって事かな」
ウェンディ「そうかも」
リューネ「じゃ、今がチャンスって事かな?」
ウェンディ「今はまだダメよ。色んな問題が残ってるから。すべてが解決したら、その時は……ね」
リューネ「うん! 正々堂々ね!」
マサキ「ん? 何が正々堂々だって?」
リューネ「ううん、何でも。ね、ウェンディさん」
ウェンディ「ねー」
マサキ「……なんだ?」

780おかえり、ウェンディさん:2010/07/29(木) 00:05:18 ID:25RJXMiI0
ウェンディ「ただいま」
ミオ「あ、お帰りなさい、ウェンディさん」
リューネ「ゆっくり休めた?」
ウェンディ「ええ、セニア様にはご苦労をおかけしてしまってすみません」
セニア「気にしない、気にしない」
マサキ「おっと、ウェンディ、帰ってきたのか」
ウェンディ「ええ、ただいま。お見舞い、ありがとう」
マサキ「いいって、そんなの」
ミオ「へえ、マサキがそんな風に気を利かせるなんて、珍しい」
テュッティ「リューネが誘ったのよ」
ミオ「あ、なーんだ」

781サイコメトラー・テュッティ:2010/07/30(金) 22:02:26 ID:BXoJtU.U0
サフィーネ「行ったみたいね」
テリウス「うん、もう大丈夫。ワナの気配もないよ」
サフィーネ「まさか、あの坊や達に先を越されるとはねえ」
テリウス「しょうがないだろ。あのデメクサってヤツがずっと張り付いてたし」
サフィーネ「そのわりには、さっきの話だともうルオゾールのヤツ、ここでの目的は達したみたいだけど」
テリウス「うん、多分この前のデモンゴーレム大量発生の時、どさくさに石版を奪ったんだと思う」
サフィーネ「ったく、結局ムダ足だって事かい。相変わらずセコい手を使うね、ルオゾールは」
テリウス「それに僕達も引っかかっちゃったんだけどね。それで、どうする? まだ調べるの?」
サフィーネ「ああ見えて、テュッティのサイコメトリーは一流だよ」
「アイツが読めなかったんだ、これ以上ここを調べても何も出ないだろうね」
「石版を奪われた以上、ここに長居する必要はないよ」
テリウス「それじゃ、クリストフのトコに戻ろうか」
サフィーネ「クリストフじゃなくてシュウ様と呼びなさい!」
テリウス「あー、そうだっけ。けど、そんな事言ったってなかなか慣れないんだってば」
サフィーネ「シュウ様がそう呼べっておっしゃってるんだから、絶対なの! 今度言ったらお仕置きよ!」
テリウス「わ、わかった、わかったってば」
サフィーネ「それじゃ、戻るよ」
テリウス「へーい」

782邪神徒、脅威のネットワーク:2010/07/31(土) 00:53:52 ID:.gd3m1tQ0
シュウ「わかりました。これでシュテドニアスの一件は解決ですね」
サフィーネ「はい、ゾラウシャルドはこのまま失脚するでしょう」
テリウス「なんだかんだ言っても、あのゾラウシャルドってヤツ、意外にまともだったんだなあ」
シュウ「カークスの顛末を知っていれば、迂闊にヴォルクルス教団と手を組むなど、あり得ないでしょう」
テリウス「まあね。あそこまで行っちゃ、人間おしまいだもんな」
サフィーネ「そうはいっても、ゾラウシャルドも所詮は小物」
「ロドニー如きに足をすくわれるなんて、間抜けもいいところですわ」
シュウ「我々もあまり人の事は言えませんよ。ルオゾールにさんざん振り回されているんですからね」
サフィーネ「う……申し訳ありません」
シュウ「別に責めている訳ではありません。実際、ヴォルクルス教団のネットワークは今でも脅威ですからね」
サフィーネ「ええ、至る所でジャマされて、鬱陶しいったらないですわ」
テリウス「僕も実感したよ。まさか、町中でごく普通のおじさんにいきなり斬りつけられるとは思わなかった」
モニカ「ヴォルクルス教団の方って、一体何人ほどいらっしゃるのでしょう?」
シュウ「正確な人数は、私も掴んでいません。ですが、最低でも500万人以上いるのは確かです」
サフィーネ「正確な人数なんて、大司教でも知らないと思いますわ」
シュウ「確かに、私がその職にあったときでもつまびらかになっていませんでしたからね」
「まったく、敵に回すとこれほどやっかいな組織だったとは、想像以上でした」
サフィーネ「それでも、ターゲットは順調に絞ってきましたわ。残る神殿はさほどありません」
シュウ「では、残る問題はあれだけですか」
サフィーネ「はい、ですがもうしばらく時間をいただけませんか? さすがに手強くて……」
テリウス「やれやれ、しばらくはルオゾールに追いかけられる日々が続くって事か」
シュウ「ともかく、ムダに増えたデモンゴーレムの始末だけはしておかないといけませんね」
テリウス「うえ〜、めんどくさいなぁ」
チカ「……ご主人様、もうしゃべっていいですか?」
シュウ「構いませんよ。必要な話は終わりましたから」
チカ「やったー! いやね、いい加減ルオゾールの顔も見飽きてきましたし、そろそろ新キャラが欲しいですよね?」
「ですからこのあたしが、ヴォルクルス教団の秘密を色々とみなさんにお教えしようと……」
「って、あれ? もうあたしの出番終わりですか? ちょ、ちょっと待ってくださいよ〜!」

783アハマド神降臨:2010/08/01(日) 00:04:05 ID:BZbLgrCc0
アハマド「ああ、忘れる所だった。少しばかり資金を稼いできた。役に立つ様なら使ってくれ」
テュッティ「え? 資金って……アハマドが?」
ベッキー「変な事して稼いだ金じゃないだろうね?」
アハマド「バカを言うな。傭兵として稼いだ金と、金のデモンゴーレムで得た金だ」
ベッキー「どれどれ……」
「うわっ!? 500万クレジットもあるじゃないのさ!?」
シモーヌ「ウソ、そんなに!?」
セニア「これだけあれば、アルバイトなんてしなくても、必要な備品が揃えられるよ」
ヤンロン「しかし、いいのか? アハマド。こんな大金を……」
アハマド「気にするな。どうせ俺には使い道のない金だ」
ベッキー「ふーん、欲がないね、あんた」
プレシア「それじゃ、今晩はちょっと豪華な夕食にしようかな」
アハマド「それだったら、以前食ったスキヤキを所望したい」
マサキ「あー……降魔弾事件の時か」
ベッキー「あ、それいいんじゃない?」
マサキ「言っとくが酒はナシだからな」
ベッキー「なんだい、マサキ。硬い事言うんじゃないよ」
プレシア「必要な食材は大体あるから、ちょっと近くのお肉屋さんで、お肉買ってくるね」

784第2次スキヤキパーティ:2010/08/01(日) 00:04:49 ID:BZbLgrCc0
プレシア「お待たせー。お肉の登場だよー」
リューネ「あ、やっと来たね! おいしそう!」
マサキ「そういやリューネって、すき焼き食った事あるのか?」
リューネ「うん、親父が好きで、時々やってたよ」
セニア「こうやってみんなでスキヤキ鍋を囲むって、ホント久しぶりよね」
ヤンロン「こうやってみると、随分顔ぶれも変わってしまったな」
テュッティ「そうね……リカルドも殿下も、いなくなってしまったわ……」
プレシア「お父さんも、マドックおじいちゃんも……」
ミオ「湿っぽい話はナシ! あたしを含め、その分新しい仲間がいっぱい増えたんだから!」
ザッシュ「へぇ、これがスキヤキですか。おいしいですね」
ミオ「あれ? ザッシュさんって、すき焼き食べた事ないの?」
ザッシュ「ええ、初めてです。地上の料理ですよね?」
ミオ「正確には、日本のね。食通の中には邪道だって言う人もいるけど」
ザッシュ「そうなんですか? おいしけりゃいいじゃないですか」

マサキ「ほら、何やってんだ、そこ! 肉が煮えすぎだ」
「あ、こら! シラタキと肉を一緒にすんな! 肉が硬くなる!」
プレシア「相変わらず、お兄ちゃんは鍋奉行だなあ……」
リューネ「……知らなかった」
テュッティ「あら? 砂糖はどこに……?」
シモーヌ「おっと! テュッティ、今回はやらせないからね。砂糖はあたしが預かる」

785シュウの過去:2010/08/01(日) 00:05:46 ID:BZbLgrCc0
アハマド「もう少しソイソースを入れた方が良くないか?」
ミオ「へえ、アハマドさんって、醤油の味がわかるんだ」
アハマド「ああ、あれはいい。最近は手放せん」
ミオ「意外だなあ……醤油がラングランにあったっていうのもそうだけど」
セニア「30年位前に、地上、それも日本のブームがあったのよ。その時に作り方も伝わってね」
ミオ「日本ブームって、何それ?」
セニア「ラ・ギアスに迷い込んだ日本人がカイオン叔父さんのお嫁さんになったのよ。それでブームが起きたってワケ」
ミオ「え? セニアさんの叔父さんって事は……」
セニア「お父さんの弟で、クリストフのお父さん。王族よ」
マサキ「シュウの!? それでアイツ、日本人みたいな名前使ってたのか」
セニア「そういう事。シュウって名前は、お母さんが名付け親よ。ミサキさんって言うんだけど、きれいな人だったなぁ」
リューネ「え? もしかして亡くなったの?」
セニア「あ、えーと……ホントは生きてるんだけど、公式には亡くなった事になってるのよ。秘密なんだけど」
マサキ「何でそんなややこしい事になってんだよ?」
セニア「ややこしい事情があるからよ。今思えば、クリストフがヴォルクルス信者になったきっかけの事件だったみたいだし」
マサキ「シュウが……ヴォルクルスに操られるきっかけになったって、どういう事だ?」
セニア「詳しい事は言えないけど……」
「15年位前、クリストフが10歳の時にミサキさんがヴォルクルス召喚をやろうとしてね……」
マサキ「な……なんでそんな事を」
セニア「ストレスやらなにやら、色んな事が積み重なってたんだと思うけど……」
「正確な理由はわからないわ。ミサキさんは……精神に異常をきたしてしまったから……」
ミオ「気の毒に……」
セニア「それ以来、ミサキさんは隔離されてて、五年前に意識が戻らなくなって……」

マサキ「ん? 待てよ……ウェンディが言ってた、指切りを教えてくれた日本人って、もしかして」
セニア「あ、多分そうよ。ウェンディはミサキさんと仲が良かったから。親子ほど年が離れてるけど」

ミオ「シュウって、そんな暗い過去があったんだ……」
マサキ「アイツのひねくれた性格はそのせいか。その時からシュウはヴォルクルスに操られちまったのか?」
セニア「だと思う。誰もその時には気付かなかったけど」

786みりんで酔っぱらう酒豪:2010/08/01(日) 00:06:33 ID:BZbLgrCc0
ベッキー「はい、そこの連中〜! らに暗い顔しれんのさ〜? パーッといかなきゃ、パーッと!」
マサキ「ベッキー! お前、何で酔ってんだ? 酒なんてねーはずだぞ?」
ベッキー「ん〜? 酒なんて飲んでないろ」
プレシア「ベッキーさん!? それ、みりんだよ!!」
ベッキー「へ〜、甘くておいしいろ」
マサキ「みりんって、アルコール入ってたのか……」
ベッキー「そんじゃ、客席も暖まったところで例のヤツいきましょーかね!」
マサキ「こら、よせっ! ゲンナジー! 取り押さえろ!」
ゲンナジー「うむ」
ベッキー「う〜、は〜な〜せ〜! 脱ぐんだぁ〜!」
ザッシュ「ベ、ベッキーさん、一体どうしちゃったんですか?」
リューネ「あ、ザッシュは知らなかったんだ。ベッキーはね、酔うとすぐに服を脱ぐの」
ザッシュ「ええっ!?」
リューネ「おまえに手近な女の子の服まで脱がせるんだから。あたしも一度やられたし」
ザッシュ「りゅ、リューネさんが?」
「う゛っ!」
プレシア「大変! ザッシュさんが鼻血出した!」
ヤンロン「やれやれ、またこうなったか」
テュッティ「ふふ、でも賑やかで楽しいわ」
ヤンロン「そうだな……悪くない」

787セニア様お昼寝中:2010/08/02(月) 00:28:04 ID:bcnfKzSc0
マサキ「セニア、いいか?」

…………

テュッティ「……返事がないわね」
マサキ「寝てんかな。セニア、入るぞ」
テュッティ「ダメよ、マサキ! 女の子の部屋に勝手に入っちゃ」
マサキ「女の子の部屋って……ここ、開発室だぞ」
テュッティ「セニア様は、ほとんどここで生活してるみたいなものだから」
「私が様子を見てくるから、マサキは待ってなさい」
マサキ「へいへい」
テュッティ「セニア様、お邪魔します……あらあら、寝ちゃってる」
マサキ「なんだ、やっぱ寝てんのか」
テュッティ「ちょっと、だから勝手に入っちゃダメって言ったでしょ!」
マサキ「でかい声出すと起きるぞ」
テュッティ「あ……も、もう。いいから出なさい」
マサキ「マラカ茶、忘れてんぞ。ほれ」
テュッティ「あ、そうだったわね。ありがとう」
マサキ「それにしても気持ちよさそうに寝てんなぁ。よだれまでくいやがって」
テュッティ「女の子の寝顔をジロジロ見るんじゃありません! 用が済んだなら出なさい!」
マサキ「あいよ」
セニア「ん……んん〜……」

セニア「あ……あれ? 寝ちゃってた? あたし……」
テュッティ「あ、すいません。起こしてしまいましたか、セニア様」
セニア「あ、いいの。ちょっと仮眠のつもりだったから。それでテュッティ、どうかしたの?」
テュッティ「マラカ茶を持ってきました」
セニア「あ、ありがとう。そういえばマサキの声が聞こえた気もするけど……」
マサキ「俺ならいるぜ」
セニア「えっ? えーと……いつからいたの?」
マサキ「お前がよだれくって寝てる時から。珍しいもん見せてもらったぜ」
セニア「!!?」
テュッティ「マサキ!!」
マサキ「あんま無理すんなよ。じゃあな!」
テュッティ「もう、まったくあの子は……」
セニア「ううっ……恥ずかしいとこ見られた……」
テュッティ「申し訳ありません、セニア様。マサキは後で私がみっちりと……」
セニア「あ、いい、いい! この仕返しは、あたしの手でやってやるんだから」
テュッティ「は、はあ……ところでニュートリノ探知の方はどうですか? 手伝う事あります?」
セニア「あ、うん、さっき最後のチェックをかけたところ。そろそろ計算が終わって……」
「あらら、やっぱりこれじゃダメか。じゃ、あのシンチレータを使えばいいか」
テュッティ「手伝いましょうか?」
セニア「ああ、大丈夫、大丈夫。大体めどは立ったから。明日中には完成すると思う」
テュッティ「そうですか……無理はなさらないでください」
セニア「平気だってば。ウェンディのためだもん」
テュッティ「気持ちはわかりますけど、今日は早めに切り上げてくださいね」
セニア「わかってるって」

788スイカ割り、あそれっ、スイカ割りっ!:2010/08/03(火) 02:29:35 ID:xu.AnrZc0
プレシア「わーい、海だ、海!」
ヤンロン「待て。まずはしっかりと準備運動をしてからだ」
ゲンナジー「うむ」
プレシア「あ、はーい」
ミオ「さっすが、元体育教師と水泳金メダリスト。きちんとしてるね〜」
セニア「ビーチボール持ってきたよ!」
ロザリー「わあ、用意がいいんだ」
ミオ「ああっ!? しまった、スイカ忘れた!!」
リューネ「スイカ? そんなのどうするのよ?」
ミオ「スイカ割りするに決まってるでしょ!」
リューネ「は? 何よ、スイカ割りって?」
ミオ「えっ? 知らないの? 日本の夏の風物詩だよ。公式ルールもあるのに」
マサキ「はあ? 公式ルールって、なんだそりゃ? 俺も知らねえぞ、そんなの」
ミオ「棒の長さ、目隠ししての回転数、スイカまでの距離、全部決まってるんだから」
マサキ「……ヒマなヤツらもいたもんだな」
ミオ「割った形の美しさを判定する審判員もいるんだよ」
マサキ「そこまでやんのかよ」
ミオ「でもね、審判員になる資格が厳しいのよ。その年にできた、その品種のスイカを10個食べてないとダメなんだ」
マサキ「……それは、ギャグで言ってるのか?」
ミオ「大マジ」
マサキ「そりゃ、確かに大変だ」

789セ○カとネーミングセンスが同じ:2010/08/03(火) 02:30:30 ID:xu.AnrZc0
ベッキー「さあて、準備体操も終わったし、泳ぐとしようか。ほら、ウェンディさんも早く来なよ」
ウェンディ「あ、ちょ、ちょっと待って! まだその‥‥」
ベッキー「なんだい、まだタオルケットなんて羽織って。あんたスタイルいいんだから、ばーんと見せつけてやんなよ」
ウェンディ「で、でも、ほら、日焼けは肌に良くないし‥‥」
ベッキー「ふーん、いつまでもそうしてるつもりなら、こっちにも手段があるよ」
ウェンディ「え?」
ベッキー「マサキー!!」
マサキ「ん? 呼んだか? ベッキー」
ベッキー「それっ! ご開帳〜!」
ウェンディ「きゃあぁっ!?」
マサキ「うおっ!?」
ウェンディ「ベ、ベッキー!! ヒモが、肩ヒモが絡まってるぅ〜!」
ベッキー「おわっと!? 危ない危ない。もう少しで対象年齢が上がるとこだったよ」
ウェンディ「も、もう……ひどいじゃない、ベッキー」
ベッキー「ゴメンゴメン、そこまでやるつもりじゃなかったんだけどね。で、マサキ、感想は?」
マサキ「……あー、悪い。俺、シャワー浴びてくる」
ウェンディ「……ベッキー?」
ベッキー「あははは……ま、結果オーライって事で」
ウェンディ「結果オーライじゃないわよぉ」
リューネ「……その手があったか」

790名無しさんも私だ:2010/08/03(火) 02:32:06 ID:xu.AnrZc0
間違えた、↑のタイトル↓ね
『これが若さか……(下半身的な意味で)。』

791セ○カとネーミングセンスが同じ:2010/08/03(火) 02:33:12 ID:xu.AnrZc0
セニア「アターック!」
ロザリー「なんの、まだまだ!」
セニア「やるわね、あたしのスパイクを見事に返すなんて。こうなったら奥の手を使うしかないわ」
ロザリー「わっ!? ちょっと、何それ!?」
セニア「こんな事もあろうかと、開発しておいた『ビーチバレー君EX』よ!」
テュッティ「……セニア様、それは反則です」
セニア「えー?」

792井上喜久子、17歳。おいおい:2010/08/03(火) 02:34:07 ID:xu.AnrZc0
リューネ「あ、マサキお帰り!」
マサキ「こ、こら! リューネ! お前、ヒモほどけかかってるぞ!」
リューネ「あ、ホントだ〜。結んでくれない?」
マサキ「ざ、ざーとらしいっての!」
リューネ「ちぇ〜」
シュウ「おや、マサキ。奇遇ですね」
マサキ「ん? おお、シュウじゃねぇか……」
「って、何だとおぉぉっ!? 何でてめぇがここにいんだよ!?」
シュウ「声が大きいですよ。そんなに大声を出さなくても聞こえています」
テュッティ「サフィーネ……あなたまで。しかも水着ってどういう事?」
サフィーネ「どういう事もこういう事も、サービスに決まってるじゃない。私の方がプロポーションいいんだしv(ハート)」
テュッティ「むっ……な、なによ、私の方が若いんだから」
サフィーネ「はっ? 何言ってるのよ。あんた、私と同い年でしょうが」
テュッティ「あら、何の事かしら。私は17才よ」
サフィーネ「おいおい」

シュウ「その辺にしなさい、二人とも。そんな事より、ここから早く立ち去った方が賢明ですよ」
マサキ「何だと? どういう意味だ?」
シュウ「ああ、どうも遅かったようですね」
ヤンロン「むっ!? デモンゴーレムだと!?」
マサキ「シュウ! てめえの仕業か!」
シュウ「見当違いですね。私は警告に来てあげたんですよ。ともかく、まずはあいつらを始末するのが先です」
マサキ「ちっ、確かにな……後でどういう事かちゃんと説明しろよ!」
シュウ「ええ、もちろんそのつもりです」
マサキ「全員、出撃準備だっ!」

793おまけ:2010/08/03(火) 02:34:48 ID:xu.AnrZc0
ミオ「……ゲンちゃん、こういう時だけはちゃんとツッコミできるのね」
ハッカイ「お師匠さん、やっぱりゲンナジーさんを相方にするのは無理ですよ〜」
ゴジョー「そうそう、せめてボヤキでもできてくれはったら、やりようもありますねんけどなあ」
ゴクー「ゴジョー、お前はボヤキしかできんくせに偉そうに言うな!」
ゴジョー「ゴクーの兄貴、そんな言い方はないやろ」
ハッカイ「まあまあ、二匹ともその辺で」
ミオ「う〜ん、やっぱ、ゲンちゃんには難しいかなあ」

794名無しさんも私だ:2010/08/03(火) 02:36:24 ID:xu.AnrZc0
これで一通りは収集したはずだけど、もしまだあった場合は後日という事で

795名無しさんも私だ:2010/08/04(水) 18:10:57 ID:OmeXMQmk0
乙〜
ところで>>791のセ○カが誰の事かわからんのだが誰?

796名無しさんも私だ:2010/08/04(水) 18:38:35 ID:53PY0wtU0
乙、セ○カはライブレかな?

なんか全体的にメタ認知ネタ多いなw

797名無しさんも私だ:2010/08/04(水) 20:10:58 ID:sV5FOJ4Q0
17歳吹いた。いきなり何言い出してるかテュッティw

798名無しさんも私だ:2010/08/04(水) 20:41:58 ID:VYHbE4/g0
ちゃんと用語に登録されて「中の人ネタ。」ってはっきり書かれちゃうからな

799名無しさんも私だ:2010/09/06(月) 01:51:15 ID:e2s6YA0Y0
Lはクリスマスに…
しかし、1年って早いのな

800名無しさんも私だ:2010/09/06(月) 02:44:56 ID:evKWNUEk0
ZやKが発売したのが昨日の事のようだ

801名無しさんも私だ:2010/10/08(金) 01:56:59 ID:84g.2DtM0
2ヶ月投下無し…
ACER収集しようって人は居なかったか

802名無しさんも私だ:2010/10/08(金) 02:03:08 ID:kPvDruf60
L解禁はクリスマスか
じゃあその日に「クリスマスは中止になりました〜!」を投下しようかなw
Lでその話が再現されていればだけど

803名無しさんも私だ:2010/10/08(金) 02:05:12 ID:GGKLs2Uk0
EWの最終決戦もクリスマスだったから絡めてくるかな

804名無しさんも私だ:2010/10/08(金) 02:06:57 ID:lSm.o52M0
確実に被るw

805名無しさんも私だ:2010/10/08(金) 02:14:29 ID:kPvDruf60
EWは地球上での戦いでラインバレルは宇宙での戦いだからむしろ絡めにくそう
前後編かルート分岐でやる可能性もあるが

806名無しさんも私だ:2010/10/08(金) 03:29:52 ID:M.KASP0Y0
>>805
加藤機関があのオッサンを支援するクロスオーバーとか期待できそう

807名無しさんも私だ:2010/10/10(日) 09:48:00 ID:nhnnduPg0
ACERは全然来なかったな
PS3まだ持ってないんでちょっと期待してたんだけど

808名無しさんも私だ:2010/10/14(木) 00:07:52 ID:kgjdqsyE0
種がフルボッコにされてるシーンがあったら俺がZの時みたいに集めたんだけどね

809名無しさんも私だ:2010/10/14(木) 06:47:08 ID:nCULFnKI0
>>808
巣に帰れ

810名無しさんも私だ:2010/10/19(火) 01:50:52 ID:8WdhjvKA0
ちと古いがスパロボDのハマーン様
スレには貼ってなかったぽいのでペタリ

エンジェル・ハイロゥ戦直前

ジュドー
(何だ・・・この知ってる感じは。
 なんだ、これは。誰がいるんだ・・・?)
ルー
「ジュドー? どうしたのよ。
 栄養剤でも、もってきてあげようか?」
ジュドー
「いや・・・」
(だめだ。眠っているのか?
 意識が拡散して、つかめない・・・
 誰なんだ、いったい・・・)
カミーユ
(これは・・・)
シャア
(なんだ・・・この感触は。
 ・・・まさかな。そんなことは、あり得ん)



エンジェル・ハイロゥ戦終了後

ウッソ
「ジュドーさん、どこへ行くんですか!?」
ジュドー
「先に戻っててくれ。カミーユさんたちがきてる。
 俺も確かめたいことがあるんだ。
 分解するリングの中に、知っている感じがある」

カミーユ
「うっ、ジュドー、こっちだ。やっぱり、そうだったよ」
ジュドー
「これは・・・キュベレイ!? じゃ、あの感触は・・・」
カミーユ
「ああ・・・ハマーン・カーンがいる。
 エンジェル・ハイロゥを支える1人として、カプセルの中に眠らされていたんだ。
 このキュベレイも、たぶんカガチたちがサイコミュの研究に使ったんだろう」
シャア
「ハマーン・・・生きていたとはな」
ジュドー
「ちょ、ちょっと待てよ! 大佐、あんたいったい何を・・・」
シャア
「いまさら目覚めて、どうなる。
 このまま眠り続けた方が、彼女にとっては良いかもしれんのだ」
ジュドー
「そんなことはない!
 ハマーンはここで、マリアやシャクティの祈りをずっと聞いていたんだ。
 この顔を見ろよ! 憎しみを生むものを吐き出して、こんな穏やかな顔をしてるじゃないか!」
シャア
「ではどうする。
 ハマーンを撃破したのは、君のダブルゼータだったはずだぞ、ジュドー・アーシタ」
ジュドー
「だからだよ。
 ハマーンはあの時、いさぎよさをみせてくれた。
 俺は、そんなハマーンなら、地球圏だって救えただろうって思ったよ。
 だから、ハマーンが生きていてくれて、うれしいんだ。
 あんたとハマーンの間に何があったか知らないけど、俺はハマーンを連れて帰るよ」
シャア
「・・・反対はせんよ。好きにするがいい。
 カミーユ、キュベレイを回収するぞ」
カミーユ
「わかりましたよ。ジュドー、急げ。
 ここも、いつ分離するかわからないんだ」

811名無しさんも私だ:2010/10/19(火) 01:51:24 ID:8WdhjvKA0
ラー・カイラム

ハマーン
「・・・ここは・・・
 私は、いったいどうしたというのだ・・・」
ドロシー
「・・・ジュドー、目が覚めたわ」
ジュドー
「そうか・・・ハマーン、俺がわかるか?」
ハマーン
「・・・ジュドー・・・
 ジュドー・アーシタ? なぜ・・・うっ」
ジュドー
「無理するなよ。
 あんたは、ずっと眠りっぱなしになってたらしいからさ」
ハマーン
「私が・・・? そうか、私は・・・。
 フッ、ハハハッ、まさか生きて再び、お前と会おうとはな。
 私は、あの装置の虜囚だったのだ。そうだ、思い出したぞ」
ジュドー
「大丈夫か? ここは、戦艦ラー・カイラムのメディカルルームだ。
 地球圏は、また戦争やっててさ。異星人まで攻めてきてるんだ」
ハマーン
「おぼろげには知っているよ、ジュドー。
 私は・・・ずっと夢を見ていた。地球圏の夢を。
 誰かの祈りの言葉と・・・そう、お前たちの戦う姿も見た。
 お前や、カミーユ・ビダンや、アムロ・レイ・・・
 私の知らないニュータイプたち・・・
 それから・・・それから、シャアも・・・」
ジュドー
「ハマーン、それは夢じゃない。
 エンジェル・ハイロゥがあんたにみせた、現実の世界だ」
  ドアの開閉音
シャクティ
「ドロシー、あの人、気がついたの?」
ジュドー
「シャクティ、こっちだ」
ハマーン
「その娘は・・・そうか、祈りを捧げていた娘だな。
 お前と、お前の母親が、呼びかけていた。
 人よ、平和の光景を思い描け、と。
 私は、その穏やかな暖かさの内に、ただよっていた」
シャクティ
「はい。お加減はいかがですか?
ハマーン
「・・・悪くはない。私は、一度は死んだはずの人間だ。
 それで・・・ジュドー、私はこれから、どうなる」
ジュドー
「別に。俺はただ、あんたが生きているなら、助けたいと思っただけだ。
 もう少し休んだら、好きにすればいい」
ハマーン
「そういうわけにもいくまい。私は戦争犯罪人だぞ」
ジュドー
「今の地球圏は、あの頃よりさらに混乱してる。
 OZのクーデターで統合政府はなくなったし、それが問題になるとは思えないな。
 だいたい、シャア・アズナブルのネオ・ジオンだって、
 アクシズを地球に落としたって話だ。成功はしなかったけど」
ハマーン
「シャアが、アクシズを? ネオ・ジオン・・・あのシャアが。
 そうか・・・乗っているのだろう・・・この艦に」
ジュドー
「ああ・・・いるよ」
シャクティ
「あの・・・お水もってきますから、それを飲んで少し休んでください。
 お話は、後でもできますから。いまは、まだ休まれた方が、いいと思います」
ハマーン
「ああ・・・そうだな。すまない、ジュドー、シャクティ・カリン。
 そうさせてもらうとしよう。少し疲れたようだ」

812名無しさんも私だ:2010/10/19(火) 01:51:56 ID:8WdhjvKA0
病室

ハマーン
「・・・シャア・・・ようやくお出ましか?」
シャア
「・・・どこも異常はないそうだ。退院だ、ハマーン」
ハマーン
「ネオ・ジオン総帥自ら、わざわざそんなことをいうために、きたのではあるまい。
 ・・・私をどうするつもりだ」
シャア
「ほう・・・ずいぶんと弱気になっているようだな」
ハマーン
「このような状態で生きながらえて、強気でなどいられるものか。
 あの娘の祈りの中で、私は私を突き動かしていたものを、失った。
 あのアステロイドベルトのぞっとするほど暗く冷たい宇宙も、
 重力にしばられ、地球を食いつぶそうとする連中への怒りも・・・。
 不思議な娘だ」
シャア
「シャクティ・カリンか」
ハマーン
「ネオ・ジオンの総帥になり、アクシズを地球に落とそうとしたそうだな」
シャア
「・・・」
ハマーン
「私には、何もいうことはないというわけか。
 ・・・私はどうなるのだ」
シャア
「別に、どうもせんよ。好きにするがいい。
 いまの我々には、他に解決すべき問題がありすぎる。
 他の者たちも、そういうだろう。いきたいところへいくがいい、ハマーン」
ハマーン
「・・・ジュドーと同じことをいうのだな。
 いまさら・・・いまさら、どこへいけというのだ」
シャア
「・・・」
ハマーン
「・・・教えてほしい。
 私は・・・どうすればいい、シャア」
シャア
「・・・いま地球圏がどのような状態にあるのかは、聞いているな。
 ともにくるというのなら、拒みはせん」
ハマーン
「あの時、私を拒絶したお前が、それをいうのか・・・? シャア・・・
 ダイクンの子として、たったと聞いた。ミネバさまはどうしたのだ」
シャア
「・・・それを聞いてどうする」
ハマーン
「・・・そうだな。
 私はお前のもとで戦えというのなら、それもいい。
 もしも私の存在がこの地球圏にとって
 まだ意味があるのなら、そういってほしい。
 それならば、私は・・・」
シャア
「いいだろう・・・ハマーン、手伝ってもらいたい。
 この戦いに勝たねば、人類に未来はない」
ハマーン
「・・・わかった。いまは、それで十分だ。
 私はまた、戦場へ戻るとしよう」

813名無しさんも私だ:2010/10/19(火) 01:52:45 ID:8WdhjvKA0
ギシン・ラクス共通

ハマーン
「ん? 私に何か用か、クェス・パラヤ」
クェス
「あんた、大佐にくっついて回るのやめなさいな」
ハマーン
「そんな気はない。
 状況に不明な点が多いので、話を聞くことが多いだけだ」
クェス
「なら、アムロやジュドーに聞けばいいじゃない!」
ハマーン
「フッ・・・そうもいかん話もあるのでな」
クェス
「なんで笑うのさ! あんたがいると、大佐が嫌なことを思い出すのよ。
 あんたなんか、さっさとやられちゃえばいいのよ!」
ギュネイ
「お、おいクェス、よせって! その女は・・・」
ハマーン
(シャア・・・
 ララァと近い歳頃の娘だから、自分のもとへ引き入れたというのはわかるが・・・。
 いまだにあの女にしばられたままというのは認めたくはないな・・・)

クェス
「ジュドーのバカが、あんな女を拾ってくるから悪いんだ」
ギュネイ
「もうよせよ。だいたいあの女は、グリプス戦役で大佐と戦った女だぞ。
 クェスが気にするような相手じゃないんだ」
クェス
「あんたは、大佐とあの女がくっつけばいいって思ってるから、そういうんだ」
ギュネイ
「違うって。クェス、まてよ。
 ファンネルの再調整だって、しておかなくちゃならないんだろ。おい、クェス!」



最終決戦直前(ギュネイ&クェスの会話の後)

ハマーン
(強いニュータイプだが・・・あれの意識は子供すぎる。
 シャクティ・カリンやウッソ・エヴィンの方が、よほど・・・
 いや、こんなことを考えても意味はないな。
 それにしてもシャア・・・何を考えている・・・)
ジュドー
「ハマーン・・・さすがに、落ち着いてるみたいだな」
ハマーン
「ジュドーか。私は、いまさら惜しむ命はないからな」
ジュドー
「ハマーン・・・」
ハマーン
「それにしても・・・地球の、破滅か。
 フフッ、まさか、生きて戻り、このような戦いに身を投じることになるとはな」
ルー
「ジュドー、そろそろパイロットスーツに着替えておかないと」
ジュドー
「わかってる。ハマーン・・・死ぬなよ」
ハマーン
「・・・」

814名無しさんも私だ:2010/10/19(火) 01:54:15 ID:8WdhjvKA0
以上。スレでも既出だったらスマン
カテクロの方は6スレ目で確認したんだけど

815名無しさんも私だ:2010/10/19(火) 01:57:07 ID:8WdhjvKA0
あ、それと正義の系譜の最終章&EDもあるんだけど、
ここってあの手のゲームもOKで良かったっけ

816名無しさんも私だ:2010/10/19(火) 04:29:27 ID:7RLVxixU0
YOU 投下しちゃいな YO!

817名無しさんも私だ:2010/10/20(水) 12:16:02 ID:Up2USzqQ0
わざわざキュベレイ回収して直して飾ってたのか…

818名無しさんも私だ:2010/10/21(木) 00:09:16 ID:uSgDWHJU0
では正義の系譜。第6章から

冒頭

コンピュータ
 …培養プログラム…コンプリート…
 コンプリート…蘇生開始します
 …蘇生開始…

通信機

V3
 奴のあの姿…邪悪な心…
 あえて呼ぶなら…邪眼
1号
 その邪眼が、5万年前の世紀王だと
BLACK
 そうです。邪眼は世紀王から、闇の
 支配者…創世王になるのが目的なんです
V3
 この変異空間も邪眼のしわざか…
アギト
 邪眼は創世王になったら、
 人類を滅ぼすつもりです!
 何とかして奴の復活を止めないと!
V3
 復活…それに必要なものは…実体!?
1号
 うむ…皆の時代に不気味な生物の入った
 カプセルは無かったか?
アギト
 ありました!中に巨大な生物が…
1号
 …やはりそうか、この時間軸を使って
 成長させているな
BLACK
 あの生物は一体…
1号
 …おそらく邪眼は
 まだ精神エネルギーの状態だ
 そして、あの生物は…その受け皿
アギト
 あれが…邪眼の肉体!
1号
 奴に実体を持たせない方法はただ1つ
V3
 それは?
1号
 俺がこの時代のカプセルを破壊する
 この空間の時間軸で成長しているなら
 それで全時代のカプセルが消滅するはずだ
BLACK
 …邪眼の復活を…止められる
1号
 皆は、自分の時代のカプセルが
 消滅するか確認してくれ
3人
 了解!
1号
 またここで落ち合おう


6章 邪眼の復活を阻止し   悪を殲滅せよ!

819名無しさんも私だ:2010/10/21(木) 00:10:30 ID:uSgDWHJU0

パスワード入力後

培養室

1号
 …邪眼…貴様の野望もここまでだ
 トオッ!
 ライダーキーック!

───カプセル破壊

───V3の時代の邪眼・カプセル消える

───BLACKの時代の邪眼・カプセル消える

───アギトの時代、カプセル消える。邪眼の肉体はない。

アギト
 あっ!!…無い!
 ま…間に合わなかったのか…?

司令室

───何者かに弾き飛ばされる。下の部屋へ

BLACK
 うわぁぁ!
 くっ…何だ?

───光に四肢を掴まれ、宙吊り

BLACK
 ウワァァァ!?

邪眼(声)
 キングストーンを奪うのだ!

───怪人登場

BLACK
 こいつまで…!!

───怪人、背中から刺される

BLACK
 この剣は…サタンサーベル!

───足跡が響く中、怪人爆死

───BLACK開放される。シャドームーン登場

BLACK
 シャドームーン!

シャドームーン
 勘違いするな
 お前を助けたわけではない。
 …キングストーンを狙う者は
 俺にとっても敵…ただそれだけだ

───床に刺さったサタンサーベルを抜く

820名無しさんも私だ:2010/10/21(木) 00:11:00 ID:uSgDWHJU0

シャドームーン
 …ここにいるのは5万年前の世紀王
 奴は新たな創世王になろうとしている
 次期創生王の座をかけた戦いは、俺と…
 お前だけのもの、誰にも邪魔はさせん!

───衝撃

BLACK
 うっ!
シャドームーン
 うぉ!

───邪眼登場

シャドームーン
 うぐぁぁ!
BLACK
 シャドームーン!…あれは!!

───シャドームーン、先程のBLACKと同様に捕まっている

邪眼
 …その剣…サタンサーベル…創世王の証
 …お前がもう1人の世紀王だな…
 …これで2つのキングストーンが揃った
BLACK
 お前は邪眼…いや5万年前の世紀王!
 …その肉体…一体どこから!?
邪眼
 …我を止めることなど、お前たちには
 不可能…滅べ

───邪眼の攻撃に倒れるBLACK

BLACK
 ぐあっ!

───拘束を振りほどくシャドームーン

シャドームーン
 くっ…

821名無しさんも私だ:2010/10/21(木) 00:11:41 ID:uSgDWHJU0

通信機

1号
 何だと!空だったのか!?
アギト
 はい!カプセルは消えました
 でも、中は空でした
V3
 BLACKから…1988年からの
 連絡が無い
アギト
 一体、どうなってるんです?
V3
 彼の時代で何かがおこっている…
1号
 邪眼が実体を持ったとなると…
 次の狙いは創世王になる事…
V3
 まさか! 邪眼は肉体ごと時空を
 移動できるのか!?
アギト
 えっ!?そんな事って…
1号
 だとすると…彼が危ない
アギト
 助ける方法は無いんですか!?
V3
 先輩…この下の巨大な装置…あれが
1号
 …おそらくそうだ
 邪眼はあの装置を使って全時代の博士の
 脳波をつなぎ、時空を操っている…
アギト
 じゃあ、邪眼はもう過去へ…
 1988年に行ったということですか?
V3
 もしそうなら、我々にはもう方法が…
 ない…
1号
 …いや、ある!
アギト
 え!?それは?
1号
 彼なら知っているはずだ
 邪眼の意識に触れ、時空を制御した…
 田所博士…
V3
 しかし!あの状態の博士と
 話をする方法があるのか…
ライダーマン(声)
 それは俺に任せてくれ
V3
 ライダーマン!

822名無しさんも私だ:2010/10/21(木) 00:12:12 ID:uSgDWHJU0

司令室直下

───作業をしているライダーマン

V3
 やはり彼が田所博士…
 本当に彼と話すことが可能なのか?
ライダーマン
 博士の意識はこの中にある…たとえ奴…
 邪眼に操られていたとしても、
 博士が俺に分かる何かを残しているはず…
V3
 結城…君と博士とは…
ライダーマン
 博士は俺に、科学者としてだけではない
 愛情も注いでくれた
 …孤児だった俺はそんな博士を
 父のようにも思っていた…
 俺は、博士のもとを離れたあとも
 連絡だけは取っていた…
 出来れば、博士にも悪の組織と
 手を切って貰いたかった…

───電子音

V3
 !

───田所博士を見上げる二人

ライダーマン 博士…田所博士!
田所博士
 …その声は…丈二…結城丈二か
ライダーマン
 博士…何故こんなことを
田所博士
 …私は、どうしても研究を…
 夢を実現したかった…
 その為なら魂を売っても
 かまわないと思っていた…
 だが、その悪魔の正体に気付くのが
 …遅すぎたようだ…
ライダーマン
 …博士、その悪魔を止められますか?
田所博士
 …あいつは肉体を手に入れ、
 すでに時空を越えてしまった…
V3
 …なんて事だ!

823名無しさんも私だ:2010/10/21(木) 00:12:53 ID:uSgDWHJU0
田所博士
 もう1人…そこにいるのは…
 君が噂に聞いた…仮面ライダーだな
V3
 奴を…邪眼を止めないと人類の
 未来が変わる…消滅してしまう!
田所博士
 …そうか…では、良く聞いてくれ
 この装置は、やつの変異空間と同調し
 装置の存在する時代の間で
 物質を転送する事が出来る
 ただ転移可能なのは物質…
 生身では無い身体を持つ者だけだろう…
 人間には不可能なことだ
V3
 …生身ではない身体…
田所博士
 だが、この空間が…あいつが消滅すれば
 その物質はまた元の時代へと戻される…
 さらに、空間の消滅によって
 どんな影響が出るか…
 この空間での記憶は全て
 消失するかも知れん…それでも…
V3
 邪眼を止められるなら、ここでの記憶…
 悪と戦った記憶など惜しくは無い!
田所博士
 …分かった…
 この発電所の全ての電力を使えば、
 あいつの力が無くとも
 この装置を起動できる…
 ただ一度きりだが…あとは、
 この装置が保つか、あいつが消滅するかだ…
ライダーマン
 !しかし、そんなことをしたら
 装置が…博士の命が!
田所博士
 …いいんだよ…私はこの装置を通して
 見たんだ…自分の未来を…
 犯した過ちの全てを…それに、
 もう人間には…戻る事は出来ない…
ライダーマン
 くっ!…
田所博士
 さあ、この装置を起動させてくれ
 …君にしか出来ない…頼む、結城…

───無言で操作を始めるライダーマン

田所博士
 …もう一度、お前の顔が見たかったよ…
ライダーマン
 …博士、俺は…俺は!
田所博士
 …結城、私は自分のした事
 全てが間違っているとは思わない
 私の研究…人工生命体との融合は人類を
 助け進化させてゆくためのものだった…
 だが、私はそれを急ぎすぎた…
 そこに人として、科学者としての歪みが
 生じてしまった。この空間のように…
ライダーマン
 …俺は…もう…
田所博士
 私の過ちから出来たこの空間が
 人類の未来を歪ませてしまうのなら…
 私の為にこの空間を消してくれ…
 お前は同じ過ちを犯すな…
 後は…頼…む…丈二…

───全てが光に包まれる

824名無しさんも私だ:2010/10/21(木) 00:13:28 ID:uSgDWHJU0

司令室直下

───邪眼に殴られるBLACK

BLACK
 ぐうっ!
邪眼
 他愛もない…それで世紀王とは笑わせる
 この力…我こそが創世王に相応しい…
BLACK
 く…負けるわけには…いかないんだ
邪眼
 出来損ないの人類どもが忌まわしき
 光の力を宿したとしても…
 闇の支配者である我には勝てん…
 死ぬがいい!!
BLACK
 く…

───ベルトが光り始める

邪眼
 な…何!?

───光、さらに強く

邪眼
 ぐぅ…人類ごときが…

───V3、アギト登場

V3
 その人類は…
アギト
 お前の恐れる光の力を秘めている
邪眼
 うぐぅ…そんな…馬鹿な…
BLACK
 これが光…

───4人揃い踏み

1号
 闇を打ち砕く、正義の力だ!
邪眼
 おのれ!…こしゃくな!!
1号
 我々の力を1つに集め、奴を倒すんだ!
邪眼
 貴様らなど…1匹づつ捻り潰してくれるわ!

★ライダー選択★

───バリアに遮られる。選んだライダーのみ内側に

───1号、V3、BLACK、アギト、変身ポーズ。ベルトが光る

───光が宙で一つになり、選んだライダーのベルトへ

825名無しさんも私だ:2010/10/21(木) 00:14:07 ID:uSgDWHJU0

ボス撃破後

邪眼
 グァァッ!!グォォォ…
 おのれ…仮面ライダー…
1号
 奴の精神エネルギーが
 逃げようとしている!
V3
 そうはさせるか!

───邪眼の四方を囲む

1号
 トオッ!
V3
 トオッ!
BLACK
 トゥァ!
アギト
 ハッ!
4人
 ラ イ ダ ー !
 キ ィ ィ ー ッ ク !

邪眼
 グァァ…これで…
 闇が無くなると思うなよ…

1号
 闇が人類を覆うとき…
V3
 光もまた輝く…
BLACK
 この世に悪のある限り…
アギト
 正義の系譜に終わりは無いんだ!

───邪眼爆死

826名無しさんも私だ:2010/10/21(木) 00:14:40 ID:uSgDWHJU0
共通

───空間が正常に戻る

───4人が手を重ねようとするが、お互いすり抜ける

BLACK
 あっ
V3
 戻る時が来たようだ
アギト
 会えて良かったです
BLACK
 たとえ、ほんの少しでも…
1号
 いや。いつかまた、必ず会えるさ

───BLACK以外の3人、元の時代へ





1号

1号
 そうさ、いつかまた、会える
 俺たちは同じ道の上にいる
 …未来へ繋がって行く。絆。心。
 俺の…俺たちの戦いは無駄じゃない

───2号登場

2号
 本郷、…終わったな
1号
 一文字、…おぅ、終わった
2号
 戻ろう。おやっさんが心配してる
1号
 ああ、…帰ろう

───握手

1号
 …帰ろう…俺たちは俺たちの戦いに…
 人知れず、人類の未来を影で支える戦い
2号
 光…人々の賞賛…を浴びる事のない戦い
1号
 いや、…それでもいい
 影…闇から生まれた者だからこそ…
 俺たちは光を目指す
 俺の歩みに終わりはない
 正義という道に…
 俺の…俺たちの名は…
 仮面ライダー





V3

ライダーマン
 奴は?
V3
 …消滅した…!
 博士…田所博士は?!

───ライダーマン、首を振る

V3
 …そうか
 ライダーマン…
ライダーマン
 V3、博士は…
 悪に心をとらわれた人間は悪なのか?
V3
 人の心には光と闇、どちらもある…
 しかしそれが人間だ…
 そして悪は、その心に付け込み利用する
 私はそいつらと戦う!
ライダーマン
 …俺にもっと力があれば…
V3
 悪と戦うのに必要なのは力じゃない
 悪に負けない心の強さだ!
ライダーマン
 …そうか…

───ライダーマン、立ち去る

V3
 結城、…待っているぞ

827名無しさんも私だ:2010/10/21(木) 00:15:22 ID:uSgDWHJU0
BLACK

BLACK
 シャドームーン
シャドームーン
 …次は我々の番だ
 お前との決着を楽しみにしている
BLACK
 シャドームーン!いや、信彦!
 どうしてもお前と
 戦わなければならないのか!?
シャドームーン
 BLACK SUN
 お前は運命を信じるか?
 争う運命は、どちらか一方が
 それを受け入れたとき…
 決して変えられないものとなるのだ
BLACK
 信彦…それでも…
 それでも僕は運命を変えてみせる!
シャドームーン
 …また会おう









アギト

───ギルス登場

アギト
 葦原さん
ギルス
 終わったのか?
 …あいつら煙のように消えていったぞ
アギト
 はい、全部…終わりました
ギルス
 …そうか

───立ち去ろうとするギルス

アギト
 あ…
 …そうだ!聞いて下さい!
 俺たちよりも先に、アギトの力で運命
 と戦った人達がいたんです
 それも、幾つもの時代に…
 そして分かったんです
 アギトの力を持つ俺の役目…
 運命は、この力を未来に
 伝える事なんじゃないかって…
ギルス
 お前は俺に、運命は変えられる
 ということを教えてくれた…
 だから俺は、新しい自分の運命を
 探す事にした…
 お前のその話、本当なら…俺にも
アギト
 絶対見つかります!
ギルス
 …ああ、そうだな





共通

ナレーション
 こうして、それぞれの仮面ライダーは
 自分たちの時代へと戻っていった…
 だが、この世に悪のある限り…
 正義の系譜に終わりは無い!

828名無しさんも私だ:2010/10/21(木) 00:16:37 ID:uSgDWHJU0
以上。タグ使ったとこもそのままコピペしたんで一部見づらかったらすまん

829名無しさんも私だ:2010/10/21(木) 00:47:25 ID:Q.2oK4lw0
乙。本郷さんのエンディングが一番ツボった

830名無しさんも私だ:2010/10/22(金) 00:33:28 ID:0Gd2Z0HE0
フォーミュラー戦記0122とかもOK?

831名無しさんも私だ:2010/10/22(金) 02:22:39 ID:S4qZywQc0
ネタも少ないしバンプレ関連かロボかコンパチ関連ならなんでもいいんじゃね

832名無しさんも私だ:2010/10/23(土) 00:15:54 ID:BaJ4l.EU0
昔、参戦前の種単品ゲーのが貼られたりもしてたし、いいんじゃね

833名無しさんも私だ:2010/10/23(土) 01:28:35 ID:KYGjn8C20
では、お言葉に甘えて
ガンダムF91フォーミュラー戦記0122、いきまーす!

・プロローグ

BANDAI PRESENTS

 UC 0122・・・
シャアの反乱からすでに30年あまりが経過していた

その間各地で小さな内乱などは発生していたものの、
人類全体は平和といえた

 地球連邦政府はその政治体制を変えることなく、
地球上から人 社会を治め おだやかではあるが発展を続けていた

しかし、近年その政治体制をよしとせず
スペースノイド独立をうたうテロ組織が大規模な活動を行っていた

その組織は旧型MSを使用しているため
「オールズモビル」と呼ばれた

彼らは2年前、自らの火星基地で壊滅したと思われていた
だが、新たな戦力を持ち地球圏を脅かしていた

 地球連邦政府は、これに対し反地球連邦組織掃討部隊を編成し
オールズモビルの一掃と各コロニーの調査を命じた

第13艦隊所属エイブラムはOM掃討部隊本隊へ
「F90」を輸送する任務を受け

いま
サイド4を発進するのだった・・・

834名無しさんも私だ:2010/10/23(土) 01:31:32 ID:KYGjn8C20
・ACT.01 始動 F90

エイブラムは執ように追って来るOMと何度か戦闘をまじえ、
傷つきながらもOM掃討部隊本体と合流すべく航行を続けていた

(エイブラム・ドック内)

ベルフ
俺のジェガン
次の出撃までに直せませんか?

ウッダー
ここまで壊して何言っとる

エリナ
そうね
よく傷一つ負わなかったわね

アルベルト
こいつは悪運が強いんだよ
お前の使えるMSはもうなくなっちまったんだぜ
次の戦闘では対空砲でも撃ってるんだな

ベルフ
なんだとお!!

SE:警報

アリーナ
所属不明のMSを数機発見
アルベルト ビアック スコットは直ちに迎撃に向え!

アルベルト
おっと やぼ用ができちまったな
ベルフ 後で相手をしてやるよ

(場面転換、宇宙・OMサイド)

OM兵
ケザン中尉、連邦のMS部隊がこちらに向かって来ます

ケザン
全機 もう少し ひきつけろ
一気にたたき落としてやる

(宇宙・エイブラムサイド)

アルベルト
こちら地球連邦軍エイブラム
そちらの所属を教えていただきたい
返答いかんでは実力を行使する!

(宇宙・OMサイド)

ケザン
ふん うるさいヤツらだ

(ケザン機、マシンガン発砲)

(宇宙・エイブラムサイド)
(マシンガンがスコット機に命中、爆発)

アルベルト
スコットォー!!

835名無しさんも私だ:2010/10/23(土) 01:32:13 ID:KYGjn8C20
(場面転換、エイブラムブリッジ)

アリーナ
艦長!スコット機が撃墜されたようです

ベルフ
ちくしょう俺はパイロットなんだ
このままやられてたまるかっ!

(ベルフ、ブリッジを飛び出しドックに向かう)

ベルフ
ウッダー中尉! F90に燃料は入っていますね?

ウッダー
なに!? おい ベルフ やめろ
艦長! ベルフがガンダムで出ると言っとる!

(ウッダーの静止を利かずF90のコックピットに乗るベルフ。
 コンソールから照準用モニタが展開される)

ガードナー
中尉 やむをえん ベルフを出させろ
ベルフ少尉 聞こえるか?

(MAP画面に移行)

ガードナー
ガンダムは味方機と戦闘していない敵をねらえ!

(作戦終了後)

アルベルト
ベルフ!! 助かったぜ!

ベルフ
もう俺のMSが ないなんて 言わせないぞ

アルベルト
ああ すまん わかったよ!

エイブラムは爆発の続く中この空域を後にした


以上。今のところこれだけしかなくてスマソ

836名無しさんも私だ:2010/10/30(土) 14:26:34 ID:Dep6FikY0
乙!

837名無しさんも私だ:2010/10/30(土) 23:51:52 ID:tt5grgLU0
野沢那智追悼もこめて…
スパロボNEO最終回「光の未来へ」・ラスボスのラルヴァ浄化イベント

(ラルヴァ撃破後)
ラルヴァ「理解できぬ!
     なぜ貴様達はそこまでの力を持っている!?」
駆「わからねえか!?
  なら、今から俺達がそいつを教えてやるぜ!」
天音「兄さんっ!」
駆「ああ! わかってる!」
(BGMが「Ultimate Energy」に変化)
駆「みんな!
  俺達のその想いを一つにして
  ラルヴァに注ぎ込んでやろうぜ!」
シャル「ええ!」
甲児「俺達は負けねえ!
   誰かのために戦う心がある限りな!」
鉄也「いかなる時も折れない正義の心を…
   ラルヴァ、お前に見せてやる!」
竜馬「人間をなめんじゃねえぞ!
   うおおおおおおおおおおっ!!」
剣「人間の優しい心を、美しい心を俺は信じる!
  だからライガー、俺達に力を貸してくれ!」
マグナムエース「間違ったのならやり直せばいい!
        何度でも諦めずに!」
ドモン「この魂の炎!
    極限まで高めれば倒せない者などない!」
アデュー「平和を祈る世界中の人々の心が
     俺達に未来を守る力をくれるんだ!」
仁「信じる心が力をくれる!
  それがある限り、俺達は絶対無敵だ!」
虎太朗「どんな時だって俺達は元気爆発だぜ!」
拳一「心に通う温かい血を熱く燃やせば
   俺達はいつでも熱血最強なんだ!」
モモタロウ「俺達が団結すれば
      どんな奴にだって負けやしない!」
ラムネス「大事な人達を守る時、
     俺の熱血パワーはモーレツに上がるんだ!」
真吾「人間には無限の可能性がある!
   その可能性の芽を摘ませるわけにはいかない!」
キッド「この世の悪に泣かされている人がいる限り、
    俺達は倒れるわけにはいかないのさ!」
天音「一人が倒れたら一人が支えて…!
   そうやって僕達は進んで行くんだ!」
(想いの力でロボット達が金色に輝きだす)
(その力はアームドファントマを通して、駆のシグザリアスへと伝わっていった)
駆「みんなの想いがアームドファントマに…
  シグザリアスに集まってくる…」
駆「受け取れ、ラルヴァ!
  これが俺達の…!」
駆「仲間と未来を信じる力だああああ!!」

(自動的に攻撃シーンに変化。すべての想いをこめて、
 シグザリアス最後の一撃が今、ラルヴァに向かい振り下ろされた)

838名無しさんも私だ:2010/10/30(土) 23:52:27 ID:tt5grgLU0
ラルヴァ「この光は…。
     我の中に広がっていく
     この温かい物は一体…」
駆「それがお前が忘れちまった
  人を想う気持ちだ!」
ラルヴァ「我が忘れた…人を想う気持ち…」
駆「ラルヴァ、わかったか!
  どんな強力な兵器でも、
  越えられない力があるって事を!」
駆「誰かを守りたいって気持ちが
  限界以上の力を俺達に与えてくれるんだ!」
ラルヴァ「…………」
駆「確かにお前が言うように、人の欲望は
  自然を壊し、多くの争いを生んでいる…」
駆「だけど、それだけじゃないはずだ!」
駆「世界をより良く変えようと努力できるのも
  人が持つ力なんだ!」
駆「だから、ラルヴァ。
  あんたはこれからの世界を見ていてくれ」
ラルヴァ「これからの世界を見るだと…?」
駆「未来は無限だ。
  たった一度の絶望で
  未来まで潰しちまう事はねえ」
駆「俺達はどんな事があっても
  世界を誤った方向に持っていかせねえ!
  必ず守ってみせる!」
ラルヴァ「お前にそれができるのか…」
駆「俺は一人じゃない!
  心を許せる仲間がいるんだ!」

839名無しさんも私だ:2010/10/30(土) 23:53:24 ID:tt5grgLU0
マグナムエース「駆の言う通りだ。
        苦しい時でも隣に友がいたからこそ
        俺達はどんな困難も乗り越えてきた」
モモタロウ「今までの戦いがそうだったようにな!」
真吾「やってもいないのに
   最初からダメなんて決めるのは早計さ」
仁「俺達はまだ子供だから
  小さな事をコツコツやるしかないけどよ」
虎太郎「それでもやらないよりはマシってね!」
キッド「なら、俺達はこれから子供達が作る未来を
    悪人どもの手から守るとしますか」
鉄也「それが先人より受け取った
   俺達の想いであり使命だ」
ラルヴァ「…………」
剣「仲間との絆があれば、
  何があっても曲がりゃしねえ!」
拳一「俺達にやれることを
   精一杯やるだけだぜ!」
ラムネス「熱血パワー全開で、みんなと一緒にな!」
甲児「この先、どんな苦難があっても
   人が笑ってすごせる未来を守ってみせるさ!」
駆「その想いが輪となり世界に広がって
  平和が訪れるんだ!」
アデュー「俺も修行を積んで、世界一の騎士を目指すぜ!
     みんなの幸せを守れる騎士にな!」
ドモン「俺達の考えは多様だが、
    心が求める未来は同じだ!」
マグナムエース「そうだ!
        あらゆる生物、種族を越え、
        共に認め合い、互いに競い、高めあうのだ!」
(次々に己の想いを言葉にする戦士達。それを聞いたラルヴァの心に変化が訪れた…)

840名無しさんも私だ:2010/10/30(土) 23:54:09 ID:tt5grgLU0
ラルヴァ「お前達が求める究極の調和…。
     知的生命がその高みに到達することは、
     万に一つもない…」
ラルヴァ「それはお前達が思っている以上に
     複雑で困難なことだ…」
ラルヴァ「だが…進むことを恐れていては
     たどり着くことなどできない…」
駆「そうだ!
  だから俺達は明日に向かって生きるんだ!」
ラルヴァ「生きる…生きるとは…」
天音「ラルヴァ…僕はあなたと一つになって
   あなたの苦悩が少し分かった気がするんだ」
天音「だから僕は、あなたの想いを
   未来の人達に伝えていくよ」
(天音の決意を耳にしたラルヴァは…)
ラルヴァ「想いは共に生き続ける…。
     生きるということは…そうであったな…」
ラルヴァ「お前達の想いと言葉が
     私が失った心を思い出させてくれた…」
ラルヴァ「ありがとう…」
(感謝の意を口にし、ラルヴァは浄化する。その表情は、まるで穏やかなように見えた…)
天音「さよなら、ラルヴァ…」
駆「俺達は進む…お前の心と共にな…」

以上。竜馬のラルヴァに対する台詞がないのがなんとも…

841名無しさんも私だ:2010/10/31(日) 00:42:08 ID:ZEMaWV8M0
新ゲ竜馬じゃなあw 乙

842名無しさんも私だ:2010/12/14(火) 01:22:04 ID:9HCEtoo6O
Lの解禁まであと10日くらいか
収集してる人は居るのかな

843名無しさんも私だ:2010/12/14(火) 21:46:23 ID:Lpwv4.xk0
攻略本出たら、取り損ねた隠し取りがてら収集しようかなとは思ってる

844名無しさんも私だ:2010/12/27(月) 19:19:09 ID:FUu4b5UM0
期待age

845名無しさんも私だ:2011/01/01(土) 21:21:15 ID:6lwTenDU0
宗美さん関係ちょこっと

浩一
「あんた、そんな姿になって…
 いいように操られて…
 それで構わないのかよ!」
宗美
「操られてなどいない…。
 ひとつになっただけだ…」
浩一
「忘れちまったって言うのか!
 あんた、言ったよな…」
「『自分にも正義と
 理想に燃えた時期があった』って!
 それすらも忘れちまったのかよ…!」
宗美
「ッ…」
「正義…と…理想…
 …か…おる…さん…」
沢渡
「宗美、お前!?」
マサキ
「調整は完璧だと思ったが…。
 少し様子を見るとしよう」


沢渡
「宗美、てめえ…!
 お前はお前なりの理由があって
 戦ってきたんじゃなかったのか…!?」
宗美
「…こ……して…」
「お願い…僕を…殺してっ…!
 このままでは…あなた達…まで…」
ユリアンヌ
「宗美…あんた…」
五飛
「…甘えるな!」
沢渡
「五飛…?」
五飛
「自ら死を選ぶなど逃げにすぎん…!
 貴様も男なら最後まで戦い抜き、
 己の信念を貫き通してみろ…!」
沢渡
「そうだ、しっかりしやがれ宗美!
 そんなモンに支配されるほど、
 てめえはヤワじゃねえだろ…!」
ユリアンヌ
「思い出しなさい、宗美!
 本当のあんた自身を…!
 あんたが本当にやりたかった事を…!」
宗美
「…僕が…やりたかった…こと…」
「…ぼ、僕は…守りたい…
 彼女が…最後まで…愛した…
 この世界を…」
「ぐわぁぁぁぁぁぁ…ッ!!」
マサキ
「統一意思内にノイズ発生を確認。
 中島宗美を発生源と特定。
 修正完了」
宗美
「大いなる調和のため、すべてをひとつに…」
沢渡
「宗美…俺は諦めねえぞ!
 必ずてめえ自身を取り戻させてやる…!」

846名無しさんも私だ:2011/01/01(土) 21:22:17 ID:6lwTenDU0
・撃墜

宗美
「ううっ…。沢渡…ユリアンヌ…」
ユリアンヌ
「宗美、正気に戻ったのね!」
沢渡
「さあ、そんなモンからさっさと出てきて
 こっちに戻ってきやがれ!
 タリスマンの奴もてめえを待ってるぜ…!」
宗美
「あり…がとう…。
 ですが私は…ここまでの…ようです…。
 後の…事は…頼み…ました…」
「できるならば…もう一度…あなた達と…」
「…!?」
沢渡
「すまねえ…宗美…」
ユリアンヌ
「いつか私達もあんたの所に
 行くからさ…」


・例のイベント

レイチェル
「あと2機…
 ううん、1機でもマキナがあれば…!」
???
「ならば私の命を使ってください!」
アルト
「え…?」
レイチェル
「この反応…タリスマン!?」

沢渡
「タリスマンだと…!?
 宗美、生きていやがったか…!」
宗美
「死の間際にタリスマンが
 私を救ってくれたようです…。
 暗闇に落ちた愚かな私を…」
五飛
「俺達と共に来ると言うのか?」
宗美
「その資格がないのはわかっています…。
 ですが、あなた達は私のかつての
 正義と理想を思い出させてくれました」
「ですから、この命はあなた達…
 いえ、世界のために使わせてください!」
シン
「その目…本気なんだな?」
キラ
「過ちを犯したなら、償えばいい…。
 だから…いこう、宗美さん!」
浩一
「ナイスな展開だよ…!
 これでマキナの数もバッチリだ…!」

847名無しさんも私だ:2011/01/01(土) 21:23:35 ID:6lwTenDU0
・イベント後

宗美
「…こうして命を拾う事になるとは…。
 こんな私にも…
 まだ何かを守れるんでしょうか…?」
五飛
「つまらん悩みだな…」
宗美
「えっ…?」
沢渡
「ああ…そうだぜ、宗美。
 てめえはもう守ったじゃねえか」
ユリアンヌ
「私達と…この世界をね」
ミサト
「中島宗美…だったわね。
 加藤機関は今、私達と行動を
 共にしている」
「でも、加藤総司令はもういない。
 だから、あなたがどうするか決めるのは
 あなた自身の自由よ」
宗美
「私も…共に行かせて下さい。
 みなさんが私を許してくれると言うのなら…」
イクサー3
「いいんじゃない?
 おじちゃん、なんか優しい感じがするよ」
アスカ
「あんたがいなけりゃ、ファイナルフェイズは失敗してたのよ」
「少しはシャキッとしなさいよ!
 命の恩人といえば命の恩人なのよ、
 あんたは!」
宗美
「…ありがとう…みなさん…」
(私はもうしばらくこの世界で
 みんなと生き続ける事にします…。
 それまで待っていてください、薫さん…)

848名無しさんも私だ:2011/01/01(土) 21:24:30 ID:6lwTenDU0

全然関係ないけどオマケ。マクロスF最終決戦にて

ディアッカ
「ちっ、数が多いのはセントラル同様か…!」
ミリアリア
「弱音をオープンチャンネルで言わないで!
 あんたひとりのせいで
 士気が低下したらどうするの!?」
カガリ
「アルト、急いでくれ!
 囚われの姫君を助けるのが騎士ではなく
 姫であってもいいじゃないか!」
アスラン
「カガリ…すまない。
 本当なら、キラでなく俺が君を…」
カガリ
「バ、バカ!
 そういう意味じゃない!
 いいから今は戦いに集中しろ!」

849名無しさんも私だ:2011/01/02(日) 11:34:56 ID:WcPS8HRc0
乙ー!

850名無しさんも私だ:2011/01/03(月) 12:30:22 ID:8AunRmFI0
寂しいからちょっとだけ貼ってみる。

・14話前編(たぶん)。ベルリンの惨状を目の当たりにして根本的な解決をはかろうとする一鷹君

一鷹
「くっ…何のための戦いだったんだ! 俺達は…何のためにここまで!」
「猿渡さん、鉄也さん! 今すぐ連合軍を叩き潰すとか、 そんな事はできないんですか!?」
ゴオ
「気持ちはわからなくもないが… そいつはできない相談だな」
一鷹
「なぜです!?」
鉄也
「俺達は 国家間の争いには介入できない立場だ」
「今回のように、無差別攻撃を 止めるという口実でもない限り、 うかつに手出しはできん」
「それはお前もわかっているはずだ」
ゴオ
「それにザフトからの情報によれば、 連合軍を影で操っているのは 『ロゴス』という組織らしい」
ボス
「ロゴス…? 何だよ、そりゃ?」
オズマ
「戦争によって 自らの利益だけを得ようとする 死の商人だそうだ」
一鷹
「死の…商人…」

「自分達の手を汚さない分、 テロリストより悪質ね」
一鷹
「そいつらさえ何とかできりゃ 丸く収まるって事か…! だったら!」
ゴオ
「あわてるな。 ロゴスについては、レディ・アンも 現在、全力で調査中だそうだ」
「何かわかり次第、 しかるべき指示がくるだろう」
鉄也
「今はまず、ミネルバのクルーと連携して ベルリン市街の救助と復興に 全力を尽くす事だ」
健一
「一鷹、行こう。 復興支援だって大切な任務だぞ」
一鷹
「わかってる…わかってるけど…! それでも俺は…連合軍に対する怒りが おさまらねえんだ…!」

851名無しさんも私だ:2011/01/03(月) 12:36:40 ID:8AunRmFI0
・28話(たぶん)。特に何もせぬまま退場の面々


SEELE「第8の使徒の殲滅、よくやってくれたな、碇」
ゲンドウ「…はい」
SEELE「これで残る使徒は、あと…」
???「使徒はもう現れないよ」
SEELE「…!」
ゲンドウ「………」
カヲル「この世界は違う…。 君達に約束された世界じゃないんだ」
SEELE「何だと…?」
カヲル「彼は気づいていたようだけど?」
SEELE「碇…!?」
ゲンドウ「…確証はありませんでしたがね」
カヲル「シナリオを遂行するには この世界はあまりにも歪み過ぎている」
ゲンドウ「…石神の残した報告書によれば、 宇宙の輪廻転生の中で 平行世界の侵食が発生し…」
     「我々とは始原の異なる人類が 現れる事が運命づけられていたようです」
SEELE「君達はそれを知っていたのか…?」
冬月「ご容赦願いたいですな。 我々もこの情報を手に入れたのは つい先日です」
ゲンドウ「石神の報告書とて、 協力者の予測を述べたものに過ぎません。 検証が必要だったのです」
カヲル「だけど、もうわかったはずだ。 この世界には不純物が多すぎる。 外典も役には立たないよ」
SEELE「では、我々の計画は…」
カヲル「次を期待するしかないんじゃないかな。 少なくとも、この世界には 別の結末が訪れるんだ」
ゲンドウ「別の結末…」
カヲル(そう、『彼ら』の働き次第では 今度こそ彼が幸せになれる結末が…)

〜略〜

ゲンドウ「やはりSEELEは、我々に 開示していない死海文書の外典を元に 
      シナリオを進めるつもりだったようだな」
冬月「だが、SEELEも もはやその存在理由を失った。 我々NERVも同様だな」
ゲンドウ「そうだとしても、 我々は我々の道を行くだけだ」
     「自分の願望は、あらゆる犠牲を払い、 自分の力で実現させる物だ。 他人から与えられる物ではない」
冬月「では、シナリオが見えなくとも 続けると言うのかね?」
ゲンドウ「ああ。 これが俺の出した答えだよ、冬月」
冬月「この先は何が起こるかわからん…か。 フフフ、年甲斐もなく ワクワクさせてくれるじゃないか」

852名無しさんも私だ:2011/01/03(月) 19:11:51 ID:tMFnr29w0

ここのカヲル君は吹かざるを得ないw

ゲンドウまだ諦めてないけど、これから何やってくつもりなんかなぁ

853名無しさんも私だ:2011/01/03(月) 23:12:50 ID:WkefvNWU0

Lの他の台詞投下も期待してます

854名無しさんも私だ:2011/01/04(火) 10:51:38 ID:LnUb7wcY0
乙ですー
この「シナリオが見えなくても進める」ってのがなんか笑えるw

855名無しさんも私だ:2011/01/07(金) 01:58:10 ID:bPLJLx2Q0
24話でイクサー3がプロイストと戦闘した時の会話…かなり皮肉なやり取りだよね

イクサー3「なんでひどい事ができるんだ!? この森だって泣いてるよ!」
プロイスト「あなた、人工生命体のようですわね。その人工生命体ごときが…」
      「この俺に意見するだけでなく、ずいぶんとセンチな事を言うじゃねえか、ええ!?」
霞渚「イクサー3は私達の友達よ! そんな言い方しないで!」
プロイスト「お友達だろうが人工生命体だろうが、俺にとっちゃ取るに足らねえ存在だ。
       生意気を言った罰を与えてやる!」
イクサー3「そんな怪獣なんかに負けるもんか! 絶対にやっつけてやるぞ!」

856名無しさんも私だ:2011/01/11(火) 17:32:12 ID:yz6WQQCE0
どうでもいいけど、センチって今もまだ使うのかなw

857名無しさんも私だ:2011/01/11(火) 17:53:51 ID:349tY6HU0
暗黒太極拳のことですねわかります

858名無しさんも私だ:2011/01/12(水) 10:01:25 ID:rttwdMfY0
イクサーの人達はみな80年代言語センスだからw

859名無しさんも私だ:2011/01/20(木) 11:07:57 ID:oQiV8C4g0
Lの29話(地上ルート)で矢島が浩一をマサキの攻撃から救った後の場面

浩一「今の攻撃…まさか…!?」
矢島「ビーム攻撃は防げても、実弾の直撃なら効くだろう!」
浩一「矢島…!」
矢島「浩一…俺、考えたよ。自分が何をしたいか…」
   「そしてもう一度考え直してみた。お前がその力とどう向き合ってきたか…
    その意味と、意思を」
浩一「………」
矢島「これからも俺は、お前がピンチになれば迷わず守ろうとするだろう」
   「それが俺のやりたい事だから…」
浩一「矢島、だけど今の俺は…」
矢島「ああ…今のお前はもう、守られるだけの人間じゃない。だからさ…」
   「俺がピンチの時はお前も俺を守ってくれよ、浩一」
浩一「ああ…任せとけよ、矢島…。なんてったって俺は…」
   「正義の味方なんだからな…!」
矢島「ああ…。頼むぞ、浩一!」
道明寺「矢島、早瀬! 仲間を守りたいと思っているのはお前達だけじゃないぜ!」
シンジ「僕達も…!」
一鷹「ダチの告別式なんて二度とゴメンだからな!」
矢島「みんな…すまない…」
浩一「いくぜ、加藤機関! 御崎町は絶対に守ってみせる!」
マサキ「マキナが1機増えた程度で何も変わりはしない。裏切り者共々、消すだけだ」
矢島「力を手に入れて思い上がっていたのは俺の方だったのかもしれない…!」
   「けど、世界や理沙子を守りたい気持ちに嘘偽りはない…!」
   「だから俺は浩一達と一緒に戦う! これが俺が出した結論だ!」

860名無しさんも私だ:2011/01/23(日) 00:14:20 ID:RyBbfmTw0
Lの30話で一鷹君がムーンWILLの雑兵と戦闘した時の会話

アリス「人間を不要な存在と判断するだなんて…。ムーンWILLは人類を何だと思ってるんでしょうか!?」
一鷹「見限られるのも無理はないかもしれねえ…。なんたって、地球にはロゴスみてえなのが隠れてやがったんだ」
アリス「一鷹さん…!」
一鷹「…けど、勝手に判断されて殺されるなんてまっぴらごめんだ!」
   「いくぞ、アリス! まずは奴らを倒してムーンWILLの出鼻をくじくんだ!」

861名無しさんも私だ:2011/01/24(月) 01:35:43 ID:qb5WtlFs0
ダンクーガノヴァのエイーダが仲間になった後の会話

エイーダ「………」
ジョニー「エイーダ…!」
杏奈「本当にあのエイーダ・ロッサなの…?」
エイーダ「はい…。ダンクーガを覚醒させるため、何度か皆さんと戦ったのは私です」
甲児「それじゃ、南の島での映画撮影を急に降板したのは…」
エイーダ「R-ダイガンのパイロットとしての任務が入ったから…」
杏奈「じゃあ、逆にR-ダイガンが現れなくなったのは…?」
F.S.「ダンクーガのLOTUS編入で著しい成長促進が認められたため、R-ダイガンが戦う必要性が薄れたからだ」
ウラジミール「WILLは、R-ダイガンとの戦いで覚醒して欲しかったとうですが…」
田中司令「いやはや、全貌を把握するのに苦労しましたよ」
エイーダ「本当にすみませんでした。地球を守るためとはいえ、皆さんには…」
葵「辛気臭い話はなしなし!」
エイーダ「!」
葵「さっきも言ったでしょ、昨日の敵は今日の友」
  「しかも最初から味方だったって事だし、ジョニーとはいい仲みたいだし…ね?」
エイーダ「ありがとう、葵さん…!」
浩一「…それじゃ、そろそろサインとかお願いしてもいいッスかね?」
杏奈「ずるい! 私だって、渚が帰ってきた時のために1枚欲しいのに!」
一鷹「んな事言ったら、俺だって学校に戻ったら自慢するのに1枚!」
浩一「俺が最初に言ったんだぜ! 杏奈さんも自重して下さいよ!」
アスカ「は〜あ、馬鹿っぽい」
山下「ま、あれが早瀬や南雲のいいところでもあるんだけどね…」

862名無しさんも私だ:2011/01/26(水) 14:51:28 ID:gmHvOQKs0
一鷹の援護セリフ

一鷹→甲児         「甲児さんだけじゃねえ!俺もいるんだ!」
  →鉄也、ノイン、森次  「評価は優しめでお願いしますよ!」
  →豹馬         「コン・バトラーだけの攻撃で終わると思ったら大間違いだ!」
  →健一         「ボルテスのパワーとラッシュバードのパワーを続けてくらえば!」
  →剣児、磁偉倶     「ジーグを援護するぜっ!」
  →ヒイロ        「ヒイロさんにあやかって、俺もいいトコを!」
  →カトル、道明寺    「早瀬軍団って事で、連携をね!」
  →シン         「シンさんに続くぜっ!」
  →キラ         「あれがキラ・ヤマトの戦い方か…!俺には真似できねえな…」
  →アスラン       「手伝いますよ、アスランさん!」
  →シンジ        「碇、お前は別の奴を狙え!」
  →ゴオ         「猿渡さんと肩を並べるのは、ちと申し訳ねえ気もするが…!」
  →ダイヤ        「ガイキングの炎だけじゃ物足りねえってか!そんな贅沢な奴にはよ!」
  →葵          「さすがダンクーガ…すげえ迫力だったぜ!」
  →浩一         「浩一、こっちは任せな!」
  →矢島         「矢島、前衛は俺がやるからよ!」
  →山下         「山下さん、こっちからも攻撃するッスよ!」
  →アルト        「ようやく追いついたぜ、アルトさん!」
  →イクサー1       「離れてくれ、イクサー1!」
  →イクサー3       「ハチャメチャな戦い方だな、おい…」
  →悠          「兄さん、俺の腕も見ていてくれ!」

863名無しさんも私だ:2011/01/26(水) 22:53:37 ID:qp5Trf6U0
アスランにも専用あったのか…

しかしちゃんと早瀬軍団扱いなんだなカトルw

864名無しさんも私だ:2011/01/26(水) 22:58:31 ID:p8XuJMNc0
援護見る機会があまりないから気がつかなかったけど
ちゃんとストーリー上の関係にあった台詞言ってるんだなぁ

865名無しさんも私だ:2011/01/28(金) 02:27:00 ID:JQ/OAU1k0
Lの31話(ラインバレルルート)より。

・山下が森次に追い詰められる直前に強制出撃メンバーが来て…

浩一「生きてるか! 山下ぁぁ!」
森次「…来たか」
山下「は、早瀬…みんな…」
甲児「まったく…。ひとりで無茶しやがって!」
一鷹「戻ったら、ドラゴンズハイヴのトレーニングジムの掃除ッスよ!」
山下「ごめん…。僕…どうしても聞きたかった…。森次さんの本当の気持ちを…」
鉄也「森次玲二…。どうやら心の芯まで凍りついたらしいな」
森次「今のLOTUSではこの戦いに勝利する事はできない…。多くの未熟者がいるような現状ではな」
山下「ッ…!」
浩一「それが何だって言うんだ…!」
アリス「もう、私達はあなたが知っているような未熟者じゃありません!」
一鷹「それでも力が足りねえって言うんなら足りない部分をお互いに補えばいい! それが仲間ってもんだろうが!」
浩一「そうだ! たとえ、あんたが相手でも必ず勝って世界のすべてを守ってみせる!」
森次「立派な御託だが、力を伴わなければそれも仮初めにすぎん」
   「来い…本物の暴力を教えてやろう」


・戦闘終了後に石神社長が序盤で森次に撃たれた真相を告げた場面

石神「フラッグを起動させるには誰かが肉体を捨て、フラッグそのものと融合する必要があったんだよねぇ」
   「その役目を私がやったわけだが、そのために森次君には汚れ役を押し付けてしまった…」
森次「いえ、必要な措置だったとはいえ、事実に代わりはありません…」
   「私は最後まで自分のなすべき事を行います」
山下「森次さん…」
浩一「ったく、無表情にも程があるぜ。全っ然、顔に出さねえんだもんな。
    あー、くそ! 騙された! ムカつく!」
森次「だからお前は不器用だと言うんだ」
浩一「つーか、社長も社長だ! 疑似人格とか言っといて、あんたも機械の体に乗り換えただけじゃないか!」
石神「はっはっは。バレてしまったねえ。だが、この体はいいぞ? イタズラもし放題だ」
   「実は、この間もだねえ…」
一鷹「…アリス、こういう相手を懲らしめる方法はねえか?」
アリス「メインコンピュータをハッキングしてソースの一部を改ざんすれば、あるいは…」
石神「おおっ、待ってくれたまえ!…君達がこれを見ている時、私は既に死んで死んししししし…
山下「もう誤魔化されないッスよ!」
石神「し、しまった! いやぁ、真実なんて告げるもんじゃないねえ」


866名無しさんも私だ:2011/01/29(土) 01:44:47 ID:cX8JxszI0
Lの後半で完治したステラがスティングと再会

ステラ「スティング、もうやめよう! ステラと一緒に帰ろう!」
スティング「ステラ…? そんな奴は知らねえな! 今まで通り俺ひとりで全部燃やしてやるよぉぉ!!」
カトル「あのエクステンデッド…調整が進みすぎて、もう…」
森次「ああなってしまった以上、楽にしてやるのがせめてもの情けだろう」
ステラ「そんな…スティング…」

スティングが撃墜された時の会話

スティング「ヒャッハッハッハ! 燃えた! 燃えちまった! 世界も、何もかもな…!」
ステラ「スティィィィング…!」
スティング「…!」
      「ス…テラ…?」
ステラ「スティング!?」
浩一「あいつ、正気に戻ったのか!?」
スティング「そうか…生きてた…んだな…ステラ…」
ステラ「スティングも一緒に生きよう! 私、もう誰にも…死んでほしくない…!」
スティング「その…言葉…戻れた…んだな…普通の…女の子に…。よかった…な…ステラ…」
ステラ「スティング、早く脱出して! 死ぬの、ダメ!」
スティング「悪い…な…。…あいつが…アウルが…寂し…がると…いけないんでな…」
      「ステラ…幸せに…なれ…よ…」
ステラ「スティィィィング…!」
鏡「エクステンデッド…彼らも戦争の犠牲者か…」
ステラ「ありがとう…さよなら…スティング…」

867名無しさんも私だ:2011/01/31(月) 01:45:43 ID:z94E.NLo0
>>855-866
地味に投下続いてたのか、乙です
そして折角なんでageー

868名無しさんも私だ:2011/01/31(月) 03:45:22 ID:rVqYnZWU0
>>866
スティング…(つoT)
ほんとこいつはエクステなのがおかしいくらいイイ奴だよ…

869名無しさんも私だ:2011/01/31(月) 14:10:08 ID:TiGD9mPI0
ステラはどっちにしても生存だけどこのスティングとのやりとりはステラ仲間にしないと出てこないんだよね

870名無しさんも私だ:2011/01/31(月) 14:37:14 ID:h/nsOFK20
いい奴ってのは同意だが、エクステなのがおかしいくらいっていうのは、
一体どないやねん!ってちょっと思ったりw

871名無しさんも私だ:2011/02/01(火) 11:07:37 ID:u1ESI4H20
32話で悠凪が一鷹に一喝された場面

ハルノ「敵機体の損傷を確認。今ならば可能性はあります」
悠「ああ、一気に決めさせてもらう…!」
HL-1「なるほど、少しは腕も性能も上がっているようだ。だが…」 悠の攻撃を回避
悠「何…!?」
HL-1「このインペリアルヴァレイはお前達の戦闘データを元に造られ、すべてにおいてお前達を上回る」
   「多少、想定データを上回った程度ではこの私とインペリアルヴァレイの敵ではない」
悠「まだだ…! じいさんは俺が…俺だけが!」
ハルノ「くっ…。やはり私達だけでは…!」
HL-1「終わりだ。やはり『可能性』には成り得なかったな」
一鷹「させるかよっ…!」 一鷹がHL-1を攻撃
HL-1「くっ…!」
悠「一鷹、余計な真似を…」
一鷹「馬鹿野郎!!」
悠「…!」
一鷹「いつまで意地を張ってやがんだ! いい加減目を覚ましてくれよ!」
   「自分の力が足りない時は、素直に仲間を頼ればいい!」
   「逆に仲間が困っていたら、自分が助けてやればいい!」
   「自分ひとりでは弱くても、お互いに助け合う事で人はどこまでも強くなれるんだ!」
悠「一鷹…」
ハルノ「悠さん…。あなたはもう気づいているはずです。自分自身の弱さに…」
悠「助け合う事で、どこまでも、か…」
  「自分達だけで戦う俺達と仲間の絆と共に戦うお前…それが俺とお前の差なんだな…」
アリス「…!」
    「気をつけてください! 敵機体から高エネルギー反応!」
一鷹「しまった…!」

戦闘イベント:一鷹を攻撃しようとしたHL-1の攻撃を悠凪が援護防御

一鷹「兄さん…助けてくれたのか…?」 直後に悠凪が味方ユニットとなる
悠「俺は弱かった…力も心も…」  
  「だから今は見極めさせてもらおう…。共に戦う事の強さを…!」
一鷹「悠兄さん…!」
悠「行くぞ、一鷹!」
一鷹「ああ! 俺達の力を奴に見せてやろうぜ!」

872名無しさんも私だ:2011/02/02(水) 23:14:29 ID:Ninm1tXs0
>>871の続き

戦闘終了後

一鷹「悠兄さん! 戦いが終わったばかりだってのにどこに行くつもりなんだ…!?」
悠「今までお前達には迷惑をかけてきた…。そんな俺が今更一緒に戦うなど…」
一鷹「…覚えてるか、悠兄さん。さっきの助け合えばいいって言葉…
    あれは昔…兄さんに教わった事だぜ…」
悠「俺に…?」
一鷹「兄さんにとっちゃ、親を亡くして落ち込んでた俺を励ますための何気ない言葉だったかもしれない…」
   「けど、あの言葉とみんなのおかげで俺は今日まで生きてこれたんだ」
悠「一鷹…」
一鷹「兄さん…俺達に力を貸してほしい…。今度は俺じゃなくて、博士とこの世界を守るために…!」

(中略)

ジョニー「リリーナさんはもう発たれたんですか?」
城崎「はい。つい先ほど地球へ向かいました」
森次「護衛には加藤機関の精鋭をつけた。道中に問題はないだろう」
悠「加藤機関も仲間に、か…。一鷹もアリスもこんな環境で…」
一鷹「俺、恵まれてたんだよな。何だかんだ言って、浩一だっていたし
    山下さんだっていたし、それに…」
   「ああ、もう思い出すとキリがねえや。…とにかく色んな人に助けてもらった。いい部隊だと思うよ。素人ながらさ。」
ダイヤ「おおい! そっちで何してんだよ、一鷹の兄ちゃん!」
悠「………」
イクサー3「今からブリーフィングっていうのをはじめるんだって! 早く来ないと怒られるよ!」
悠「だが、俺とハルノは…自分達の目的だけを優先し、LOTUSの邪魔を…」
シズナ「そんな昔の事、もう忘れてもうたがな」
悠「え…?」
イズナ「この世界を守りたいっていう気持ちに違いはないんですから」
アスカ「あんまり細かい事を気にしすぎると、バカシンジみたいにナヨナヨした奴になるわよ」
シンジ「なんで僕が出てくるんだよ!?」
アスカ「うるっさいわねぇ、いちいち反応しなくていいのよ、バカシンジ!」
沢渡「俺達が言えた義理じゃねえが
    確かにあのはねっ返りの言う通りだ。気にしすぎるとハゲるぜ」
アトロス「みんな優しいんだよ」
ハルノ「悠さん、恐れる事はありません。好意には甘えていいんです…」
悠「すまない…ありがとう…」

873名無しさんも私だ:2011/02/04(金) 15:59:42 ID:sJevXPcs0
「ジャーニーズ・エンド」 グレイスとの戦闘前会話

アルト「ここまでだ!グレイス・オコナー!」
グレイス「青臭い男…。その時々の感情に流されて私を否定しているんでしょ?」
     「あなたのその若さもいずれ、現実の汚さにまみれて凡人に埋もれていくのよ!」
アルト「それでも俺達は希望を捨てない…!希望を与えるのが俺達だ!だったら、俺は!」

グレイス「どこまでも邪魔をするのね、ランシェの血は!」
ブレラ「これ以上ランカは利用させない!俺も操り人形になど戻らない!」
グレイス「もはや歌姫もあなたも不要よ。バジュラの力が私の剣となり、盾となる!」

グレイス「さあ来い、虫ケラども…!貴様らの希望たるマクロス、我がクイーンの力で打ち砕いてくれる!」
ジェフリー「いくぞ、野郎ども!狙うはグレイス・オコナーだ!」
ボビー「合点!!」

グレイス「古代から蘇りし機械の神々…それを倒した魔神の操縦者、兜甲児…」
     「惜しいわね、あなたさえよければブレラと一緒に私の力になって欲しかったんだけど」
甲児「あなたさえよければ、だと?逆らう奴は殺すか、無理矢理操るかするくせに、よく言うぜ!」
   「てめえみたいな独裁者はいつだってこの俺、兜甲児が許しはしねえ!」

鉄也「とんだ食わせ物だったな、オコナー」
   「あんたがこんな女だと知っていれば、アイドルコンテスト…いや、映画撮影の時から気を許さなかったものを」
グレイス「それができないのが肉体に縛られている人間の限界!」
     「だから私は、人類を高みに導く!素晴らしい世界に!」
鉄也「フン…違うな。あんたの根底にあるのは科学者の本能…そして、その底にはドス黒い何かがある」
   「そいつを吐き出さん限り、あんたの言葉を額面通りに捉える事はできん!」

グレイス「いかにあなた達といえど、バジュラの力の前では無力よ。諦めなさい…!」
十三「とんだスキャンダルやったな。人気アイドルのマネージャーが悪い虫の総元締めになるとはな!」
豹馬「違うぜ、十三。グレイスさえ倒せば、バジュラは悪い虫じゃなくなるかもしれねえんだ」
    「いくぜ、コン・バトラー!あの女から銀河の平和を守るためによ!」

一平「美星を襲わせたのもてめえか!」
グレイス「あれは私も想定外だったわ…」
     「おそらく、密かに産み付けられていたバジュラの卵が孵化し、ランカさんの感情とリンクして暴れ始めたんでしょうね」
ちずる「そんな…。それじゃ、破壊はランカちゃんが望んだ事だというの…?」
グレイス「さあ…そこまで具体的な事をランカさんが願ったとは思わないけど…」
     「でも、あの子のふとした感情の揺れがバジュラに影響を与えるのは事実よ」
     「不安定な生き物、バジュラ…。その脅威におびえるくらいなら、私が銀が統一のために使わせてもらうわ」
健一「あなたがすべきだったのは、どうやったらバジュラの脅威から準類を守れるかじゃないのか!?」
   「それなのに、なぜ過ぎた力を求めるんだ!そんな事で人類が救われるものか!」

剣児「てめえが目指す世界ってのはずいぶんとつまらない世界だな。スリルもロマンもねえ!」
グレイス「ネットワークでつながれば、遠く離れた想い人ともつながっていられるのよ?」
     「そこには、きっとあなたの望む世界だって広がっているわ」
剣児「残念だが俺は拳で語り合ってわかり合えた時の充実感が好きなんだよ!」

874名無しさんも私だ:2011/02/04(金) 16:01:06 ID:sJevXPcs0
ヒイロ「正面にバジュラクイーン確認…」
グレイス「心優しい少年だそうね、あなた…。でも、あなたが悲しむような世界はやってこない」
     「全人類のインプラント化に反対する者達への剣は、あなた達のようなパイロットではなく、バジュラが振るうのよ」
ヒイロ「心に傷跡を残されるのは、俺達パイロットだけじゃない…。人々の心の痛みは一生消えない…」
グレイス「安心なさい。心の痛みも、ネットワークに組み込まれてしまえば消す事ができるわ。感情の書き換えを行えるのよ」
ヒイロ「感情を無視する世界など、俺は認めない。グレイス・オコナー…お前を殺す…!」

シン「運命すら支配する力だなんて人が持っていいものじゃない!」
グレイス「だから私は、人を捨てたわ。…いいえ、結果的に捨てただけかしらね…」
シン「フルインプラントの事か…。だけど、それだって人間だ!俺達と同じだろ!」
グレイス「だけど、もう違う。バジュラの力を手に入れた私は!」
シン「それでも!あんたは人間だっ!!俺達と同じだ!!」

キラ「どうしてあなたはこんな事を!」
グレイス「こちらの世界でも、科学者の好奇心は人類を爆発的に進化させた…」
     「その結果として作り出されたスーパーコーディネイターのキラ・ヤマトさんならわかるんじゃないかしら?」
キラ「より前へ、上へと願う…その気持ちだけであなたはバジュラのネットワークを!?」
グレイス「…その通りよ。私は、私の理論を実践し、人間を更なる高みへ導きたいの」」
キラ「だったら、あなたが持っている心の闇は何なんだ!」

ルナマリア「あなた、頭がいいんでしょ!?なのに、どうして間違っちゃうの!?」
グレイス「インプラントネットワークとバジュラのゼロタイムフォールド…」
     「これが実現できれば世界は変わるのよ。そして争いも起きなくなる!とても素晴らしい事でしょう!?」
ルナマリア「そんな事ない!それにたまにはケンカくらいしたいじゃない!」
グレイス「その考えがギルバート・デュランダルとあなた達のすれ違いを起こさせたのよ」
ルナマリア「そうかもしれない…!でも、議長とだって最後にはわかりあえた!だから、あなたも!」
グレイス「くどいわね…。そんなに私に伝えたい事があるならネットワークと一体化しなさい!」

ダイヤ「ずいぶんと長い間、俺達を騙してくれたな!」
グレイス「それは、あなた達の認識が甘いからよ。あなた、何度も騙されたでしょう?これからもきっと騙される事になるわ」
ダイヤ「うるせえ!何百回裏切られようと俺は人を信じて生きていく!」
    「人をずっと疑ってばかりじゃ楽しくも何ともねえからな!」

グレイス「あなたが感じる愛情も突き詰めればシナプス同士の電気信号。何も特別な事ではないの」
     「それがネットワークになるだけ…。何も恐れる事はないわ」
ゴオ「…人には守るべきものが必ずある」
グレイス「それも必要なくなるわ。解放されるのよ」
ゴオ「たとえ目に見えなくなっても、守るべきものは必ずあるんだ!そして、それを知っているものは…」
   「戦わなくてはならないんだ!守るべきもののためにな!」

グレイス「なぜ、邪魔をするの…!?この力を使えば、すべての人類が感情を共有できる」
     「争いや飢え、肉体からも解放される!」
ジョニー「共有できたら、駆け引きもできませんから」
エイーダ「好きな人を探すってすごく楽しい事なんですよ」
朔哉「今さら、他人の手を借りておやじと話すってのもなんか気持ち悪りぃし、どうせなら自分の口で話してえ」
くらら「私、後ろに立たれるのも嫌だけどプライベートを覗き見されるのもすっごく嫌なのよね」
葵「…ってなわけで、私達チームDは全員反対よ。メリット以上にデメリットが多すぎてめ」
グレイス「なぜ、なぜわからない…!?この素晴らしさが!」
葵「あんたの理想は否定しないわ。でも、押し付けてくるのは迷惑なの!」
  「私達は自分のやりたい事をする。平和な世界も作る!」

875名無しさんも私だ:2011/02/04(金) 16:02:55 ID:sJevXPcs0
グレイス「私が一言命じれば、バジュラはたちまち全宇宙に広がるわ」
シンジ「今、僕はどうなったっていい…。EVAにどれだけの力があるかは知らない。けど、地球のみんなは…僕の友達は…!」
     「絶対に助ける!」

グレイス「クトゥルフの存在を知った時は私も少し焦ったのよ」プランの変更も考えた…」
     「でも、あなた達が戦闘用のモンスターや兵器を倒してくれたおかげでこちらもやりやすくなった。感謝してるわ」
     「クゥトルフに残されているのはもう、非戦闘員だけのはず…」
渚「あなた達はクゥトルフもインプラント化する気なの…!?」
グレイス「当然でしょう。プロとカルチャー50万年の歴史でさえ成しえなかった、銀河の統一…」
     「それが私の理論で実現しようとしているのよ」
イクサー1「グレイス・オコナー…あなたを放置しておく事はできません!」

イクサー3「いた!おばちゃんだね、虫を操ってるの!虫さんに悪いと思わないの!?」
グレイス「私が操らずとも、バジュラクイーンがバジュラを操るわ」 
     「バジュラはどちらにしろあなた達を襲う…だったら同じ事じゃないかしら?」
霞渚「違うわ!ランカちゃんはバジュラと友達になれた!}
グレイス「それも、歌声に含まれているフォールド波が生み出す幻想に過ぎない。バジュラに感情などないわ…!」
イクサー3「あたしの知っている動物達はみんな優しい心を持ってたもん!」
     「あたしだって感じる!バジュラも同じだよ!」

浩一「俺は忘れてないぜ。ブレラさんがあんたに操られてたのをな!」
グレイス「一度、ネットワークに意思を移動させてしまえば、肉体は行動を起こすための端末に過ぎない。所有権は全員にあるわ」
浩一「そういうのが嫌な奴だっているだろ!?結局、自由じゃないんだ!あんたの言う世界はな!」

グレイス「両親を亡くした時、君はどう思ったの?悲しい?ツラい?苦しい?」
     「…そんな気持ちとも無縁になるのよ。肉体から解放されれば!}
一鷹「人のプライベートばっか覗き見しやがって!社長と違って遠慮も可愛げもねえ!」
アリス「人は苦しみを乗り越えてこそ成長すると聞きました。最初から楽ちんなんて人間をダメにします!」
グレイス「人形ごときが…!お前の感情など、所詮は模倣されたもの!虫ケラ同然の存在だわ!}
一鷹「こいつ、言わせておけば…!てめえの価値観でアリスの存在まで否定されてたまるかよ!!」

876名無しさんも私だ:2011/02/05(土) 00:25:15 ID:KktH39PI0
そこ確かミシェルいたら会話あるんだよね

877名無しさんも私だ:2011/02/05(土) 00:29:39 ID:Xg3w6vJY0
投下されてるのでage&乙です

イクサー3の台詞これ、原作でのインセクトに言った台詞から一部持ってきてるね
こういう拾い方好きだな。

そういや、FSが進化の究極とかわざわざ言ったのは初代ダンクーガの
ムゲ帝王の台詞を意識してるんだろうか

878名無しさんも私だ:2011/02/05(土) 01:22:24 ID:TXXrIfLc0
ミシェルが居ない場合はクランに会話が発生するんだよな
しかも小説版の引用だったりする

879名無しさんも私だ:2011/02/05(土) 09:35:59 ID:s.Pzi0SY0
>>877
>イクサー3「あたしの知っている動物達はみんな優しい心を持ってたもん!」
も、ビグロの話でクイーンフジから飛び出して
森林地帯の動物達と遊んでたシーンからの引用っぽいね。

880名無しさんも私だ:2011/02/05(土) 13:56:40 ID:RJ42l6Ik0
ボルテスの戦闘会話で何故にちずるが出てきたのかがわからん

881名無しさんも私だ:2011/02/05(土) 20:14:12 ID:L0RxQLMU0
>ダイヤ「うるせえ!何百回裏切られようと俺は人を信じて生きていく!」

元ネタは間違いなくウルトラマンエースだな

882名無しさんも私だ:2011/02/06(日) 01:04:42 ID:w2UaZe7o0
Lにおけるメサイア内の会話

レイ「ギル、早く脱出を!」
デュランダル「いや、どうやら、チェックメイトのようだ…」
キラ「デュランダル議長…」
レイ「!? お前達…」
デュランダル「LOTUSのパイロット諸君が総出でお出迎えとは…。私も幸せ者だな」
一鷹「デュランダル議長、あんたの計画はもう終わったんだ。諦めて投降してくれ…」
健一「あなたには感謝している…。俺達がこの世界に来た時からずっと…。だから…もう…!」
デュランダル「本当にこれでいいのかね…? デスティニープランなくして人類の存続は有り得ない」
       「ここでプランを導入しなければ、たとえ侵略者を追い払っても世界はまた元の混迷の道へと逆戻りだ」
アスラン「確かにそうかもしれません…。でも、俺達はそうならない道を選ぶ事もできるはずです!」
ダイヤ「ダリウスと共存できたように…」
アルト「ゼントランとだって和解できたように…!」
デュランダル「…だが、人の誰もが君達のように強く、優しいわけではない」
       「それでも人は変わっていけると…わかり合えると
        いったい誰が言えるのかね?」
キラ「でも…僕達はそれを知っている。わかっていける事も…変わっていける事も」
シン「知っているからこそ、みんなに教えていけるはずです。俺がみんなと出会って変わったように…」
森次「デュランダル議長。あなたが考えているほど人は愚かではない」
ラクス「あなたが守りたかった世界…私達に託してはもらえませんか…?」
デュランダル「………」
タリア「ギルバート…もう終わりにしましょう」
デュランダル「タリア…」
タリア「未来は私達のような大人ではなく、彼らの様な若い子達が作るべきよ」
    「大人はその手助けをするだけ…。道を決めるべきではないわ。未来はあの子達のものなのだから」
デュランダル「未来は我々大人のものではない、か。…そうかもしれないな」
       「だが、君達が選んだ未来を作るのは決して簡単な事ではない。それはわかっているはずだ」
キラ「覚悟は…あります」
シン「それがあなたの選んだ未来を否定した俺達の責任だから…」
デュランダル「そうか…もう何も言うまい。そこまで言うならば見せてもらおう。君達が作る未来を…」
シン「デュランダル議長…」
デュランダル「一言謝らせて欲しい…。ラクス・クライン、オーブで君を襲わせたのはこの私だ」
ラクス「………」
アスラン「議長…!?」
デュランダル「エンジェルダウン作戦の強行も…。すべて、セントラルからの技術供与を受けるために…」
       「GreATを探る大天使を消して欲しいと菅原マサキから言われていたのだ。欺いてしまった事はすまないと思う」
キラ「けど、僕達はここにいます。あなたは本気で僕達を始末しようとは思っていなかった…」
   「僕達を消そうと思えばできたはずだ。それなのに…」
デュランダル「………」
アルト「どうなんだ、デュランダル議長…?」
デュランダル「………。…さあ、行きたまえ。もうじきここも崩れる…」
アスラン「議長、あなたも俺達と一緒に!」
デュランダル「残念だが、それはできんよ。私にも自分が選んだ道に対する責任があるのだ」
タリア「………」
    「脱出するわよ、みんな…。彼の気持ち…わかってあげて…」
アスラン「くっ…!」
デュランダル「タリア、後は頼んだよ…。君があの子達を助けてやってくれ。…私のようになってしまわないようにね」
タリア「わかったわ…」
    「さようなら…タリア…」
    (私は止めて欲しかったのかもしれんな。心のどこかで…FAITHのタリア達やキラ君達に…)
レイ「ギル…?」
デュランダル「レイ、君も彼らと共に行くといい。そして見届けてくれ、この世界の行く末を…」
レイ「………」

【レイの生存フラグを立てた場合】  
レイ「…わかったよ、ギル…。けど、見届けるだけじゃない…」
   「俺は守ってみせるよ…。あなたが守ろうとしたこの世界を…」
デュランダル「ありがとう、レイ…」

【レイの生存フラグを立てなかった場合】
レイ「…ごめん…なさい…。ギルを置いていく事はできない…」
デュランダル「そうか…。ではここから共に見守ろう…この世界の行く末を…」
レイ(シン…ルナマリア…お前達は生きろ。生きて…俺の、明日を…!)

883名無しさんも私だ:2011/02/06(日) 01:10:43 ID:w2UaZe7o0
ついでにこの会話も追加してみた…>>331の修正版だけど

Kにおけるメサイア内の会話

デュランダル「君がここへ来るとは、正直思っていなかったよ。キラ・ヤマト君」
キラ「僕はあなたを討つためにここへ来たんです…!」
デュランダル「なるほど…。だがいいのかな? 本当にそれで…」
       「やっとここまで来たのに、私を討てば、世界はまた元の混迷の闇へと逆戻りだ…」
       「私の言っている事は真実だよ?」
キラ「そうなのかもしれません。でも僕達は、そうならない道を選ぶ事も出来るんだ」
   「それが許される世界なら…!」
デュランダル「だが誰も選ばない。人は忘れる。そして繰り返す…」
       「こんな事はもう二度としないと、こんな世界にしないと、いったい誰が言えるんだ?」
       「誰にも言えはしないさ…君にも、無論ラクス・クラインにも…。やはり何もわかりはしないのだからね」
キラ「でも僕達はそれを知っている。わかっていける事も、変わっていける事も!」
   「だから明日が欲しいんだ。どんなに苦しくても、変わらない世界は嫌なんだ!」
デュランダル「傲慢だね。さすがは最高のコーディネーターだ」
キラ「傲慢なのはあなただ! 僕はただの…ひとりの人間だ! どこもみんなと変わらない!」
   「でも、だからあなたを討たなきゃならないんだ! それを知っているから!」
ミスト「キラさん!」
デュランダル「何者だね、君は…? キラ君のお友達かね?」
ミスト「お前がデュランダルか!」
    「デュランダル、答えろ! お前が望んだ未来は犠牲がなきゃ目指せないものだったのか!」
デュランダル「目指せなかったわけではない…。だが、人がそうさせてくれなければ、こうなってしまうのも仕方ないだろう」
ミスト「そんなのはただの言い訳だ! 叶いもしない理想を無理矢理押し付けたお前の独善が悪いんだ!」
デュランダル「私を理想家と言うか。だが、君も相当な理想家ではないのか…?」
       「人間…いや、生物全ては自らの欲に負ける。争いを起こす。最終的には生きるためにだ」
       「君はそれを認めようとしない…。ならば、君の示す平和はどうやって手に入れるのかね…?」
ミスト「そんなの…!」
タリア「ギルバート…」
キラ「グラディス艦長…!?」
デュランダル「タリア、君まで付き合う事はなかったろうに…」
キラ「この世界は、あなた達にはつらかったのかもしれない」
   「それでも、あなたが示した世界じゃ世界は未来に進めない」
デュランダル「だが君が言う世界と私の示す世界…皆が望むのはどちらかな?」
       「今ここで私を討って、再び混迷する世界を君はどうしようと言うんだ?」
キラ「覚悟はある。僕は…戦う…!」

884名無しさんも私だ:2011/02/06(日) 01:18:19 ID:w2UaZe7o0
【レイの生存フラグを立てた場合】
・デュランダルが爆発に巻き込まれて

デュランダル「ぐわあっ!」 
タリア「ギルバート! 大丈夫、ギルバート!?」
デュランダル「ううっ…。タリア…。メサイアの崩壊は時間の問題…ここにいては危険だ…早く脱出を…」
タリア「いいえ。私は残るわ…」
デュランダル「すまない、タリア…。でもうれしいよ…」
       「悔しいのは…人類が本当に次のステージへ踏み出せなかった…事だけだ…」
タリア「しょうのない人ね。でも、ほんと仕方がないわ」
    「これが運命だったという事じゃないの? あなたと私の…」
    「…そこのふたり! ここはもうすぐ崩壊するわ。早く逃げなさい…!」
キラ「デュランダル議長…グラディス艦長…。…わかりました」
   「さあ行こう、ミスト!」
ミスト「待って! あなた達は!?」
タリア「私達の事は気にしないで…」
ミスト「馬鹿な事言わないで下さい!」
タリア「えっ?」
ミスト「自分の命を捨てようとするなんて、人間同士で殺し合いをするのと同じくらい…」
    「いや、それ以上に愚かしい事だってわからないんですか?」
    「グラディス艦長もデュランダル議長も助かるかもしれないじゃないですか! 一緒に脱出しましょう!」
タリア「…いいから行って。気が変わるような事があったら自力で脱出するわ…」
ミスト「でも…!」
キラ「行こう、ミスト。グラディス艦長達の想いを無駄にしちゃいけない…」
ミスト「…わかりました。絶対脱出して下さいよ! 死んじゃダメですからね!」 ミストさんとキラがその場を去った
タリア「おかしなパイロットね。私達の心配をするなんて…」
デュランダル「ああ…」
タリア「どうする、ギルバート…? 死んじゃダメだって言われたけど、脱出する気はある…?」
デュランダル「さて、どうしたものか…うぐっ…」 爆発音
タリア「どうやらここも限界みたいね…」
デュランダル「ありがとう、タリア…」
タリア「ギルバート…」 2人は爆発に飲み込まれる


【レイの生存フラグを立てなかった場合】
・突然の銃声

キラ「!!」
レイ「うう…」
デュランダル「ぐっ…!?」
タリア「ギルバート!」
    「大丈夫、ギルバート!?」
デュランダル「やあ、タリア…。撃ったのは君か…?」
レイ「俺…です…。ごめんな…さい…ギル…でも…」
デュランダル「いいんだ、レイ…これが運命なら…。…すまないね、タリア…でも…うれしいよ」
タリア「しょうのない人ね。でも、ほんと仕方がないわ」
    「これが運命だったという事じゃないの? あなたと私の…」
    「…そこのふたり! ここはもうすぐ崩壊するわ。早く逃げなさい…!」
キラ「デュランダル議長…グラディス艦長…。…わかりました」
   「さあ行こう、ミスト!」
ミスト「待って! あなた達は!?」
タリア「私達の事は気にしないで…」
ミスト「馬鹿な事言わないで下さい!」
タリア「えっ?」
ミスト「自分の命を捨てようとするなんて、人間同士で殺し合いをするのと同じくらい…」
    「いや、それ以上に愚かしい事だってわからないんですか?」
    「みんな助かるかもしれないじゃないですか! 一緒に脱出しましょう!」
タリア「…いいから行って。気が変わるような事があったら自力で脱出するわ…」
ミスト「でも…!」
キラ「行こう、ミスト。グラディス艦長達の想いを無駄にしちゃいけない…」
ミスト「…わかりました。絶対脱出して下さいよ! 死んじゃダメですからね!」 ミストさんとキラがその場を去った
タリア「おかしなパイロットね。私達の心配をするなんて…」
デュランダル「ああ…」
タリア「どうする、ギルバート…? 死んじゃダメだって言われたけど、脱出する気はある…?」
デュランダル「さて、どうしたものか…うぐっ…」 爆発音
タリア「どうやらここも限界みたいね…」
レイ「ギル…」
デュランダル「ありがとう、タリア…。そして、レイ…」
タリア「レイ…よく頑張ったわね…。いらっしゃい…」
レイ「お…かあ…さん…」 3人とも爆発に飲み込まれる

885名無しさんも私だ:2011/02/06(日) 16:19:40 ID:NP/OVlvI0
Kだとデュランダルを説き伏せられなかった上に
ミストが酷い奴になってるなあ。なんつーか「おかしな」言動不一致と言うか

886名無しさんも私だ:2011/02/07(月) 04:31:16 ID:a4pstIhA0
あっさり言い返されてる辺りやっぱりミストさん乗り込む必要無かったんじゃないかなあと思える

887名無しさんも私だ:2011/02/08(火) 19:51:02 ID:4Dl8LPXU0
KとLじゃ全然違うね
これもライターの差か

888名無しさんも私だ:2011/02/08(火) 23:32:52 ID:oUVcfETE0
ライターもあるけどここは本当にKを意識して書いたんじゃないかって気がする

889名無しさんも私だ:2011/02/09(水) 01:55:42 ID:H0ory3bQ0
あえて乗っかれば、Lのメサイア特攻展開も

ミスト(デュランダル議長はまだ生きられたはずだ!)
   (それなのに責任を放棄して自殺しようとするなんて、許される事じゃない…!)

をうけての展開だったというわけですよ!

890名無しさんも私だ:2011/02/12(土) 02:10:21 ID:WLNEJGck0
>>889
Lで主人公達がネオスゴールドのバリアフィールドで拘束されたイベント

ネオスゴールド「ホホホホホ…。無理に動けば死ぬ事になるぞ?」
        「もっとも、動かずともじわじわとバリアがお前達を蝕み、いずれ死ぬ事になるがな!」
タリア「アーサー、離脱はできない!?」
アーサー「ダメです、完全にバリア・フィールドに取り囲まれて…!」
サコン「バリアのエネルギー源はネオスゴールド本体とクトゥルフ要塞表層のパネルのようです」
    「その両方を破壊できなければ、バリアの完全消滅は果たせません…!」
F.S.「ドラゴンズハイヴを前に出す。活路は切り開いて見せよう!」
レイチェル「ダメよ! 近づいたらバリア・フィールドの餌食になっちゃうわ!」
F.S.「だが、もう少し近づかねばまともな打撃は与えられない…!」
ネオスゴールド「ハハハハハ…。どうした、LOTUS。ここまでか?」
イクサー3「ううっ…くそおっ…!」
アーサー「このままじゃ、ミネルバが…!」
アトロス「…あたし、行きます」
霞渚「アトロス…!?」
アトロス「あたしならバリア・フィールドの中でも少しの間なら動ける!」
     「あたしのすべてのエネルギーをネオスに放出すれば、もしかしたらネオスを倒せるかもしれない!」
アスカ「すべてって…そんな事したら、あんたが!」
霞渚「無理よ、アトロス!」
アトロス「渚…。あたし、あなたに会えて嬉しかった。渚やイクサー3、みんなのためなら
      あたし…!」
霞渚「アトロス…」
アトロス「大丈夫! それより早くしないとみんなが押し潰されてしまう!」
     「あたしがネオスを怯ませた瞬間を狙ってイクサー3が要塞の表面を破壊する。これでバリアは完全に消えるわ!」
ネオスゴールド「何を無駄な事を…。イクサー3、貴様のエネルギーごときで破壊される我らが要塞ではないわ」
???(デュランダル)「ならばその役目、私が果たそう」
シン「え…!?」
デュランダル「このメサイアにもまだ軌道を変えるくらいの燃料は残されている…」
       「これだけの質量による体当たりならば、バリア・フィールドを突破し、要塞にダメージを与えられるはずだ」
レイ「ギル…!」
タリア「あなたは…!」
デュランダル「タリア…地球は美しいな…。真っ暗な宇宙に浮かぶ宝石と呼ぶにふさわしい…」
       「フフ…罪滅ぼしではないが、死ぬ前に君の役に立ててよかったよ」
アスラン「議長! デュランダル議長ぉぉっ!!」
モニカ「メサイア、来ます!」
ミサト「…議長の死を無駄にしてはいけないわ。アトロス、お願い」
アトロス「うん…!」
ネオスゴールド「アトロス、母であるこの私に逆らう気か!」
アトロス「お前は母などではない!」
メイリン「バリア、消滅! ミネルバをはじめ、全機動けます!」
イクサー3「やったね、アトロス!」
アトロス「うん…!」 直後に衰弱
ディック「いかん! アトロスはもう限界だ!」
ルウ「戻って、アトロス!」
???(ネオスゴールド)「…逃がすと思ったか、裏切り者め!」 ネオスゴールドがアトロスを攻撃
アトロス「!!」 
     「な…ぎさ…。あたし…」 アトロスが撃墜される
イクサー3「アトロス! アトローーーース!!」
アリス「アトロスさんが…」
葵「…許せない。あいつだけは、絶対に!」
ネオスゴールド「何を恨まれる事があろうか? アトロスは私がイクセリオより生み出した生命体…。
         言わば偽物の命も同然」
        「いずれにせよ、失敗者や裏切り者には死あるのみ。これが我らの鉄則だ!」
一鷹「命ってのは、そんなに軽々しく扱っていいものじゃねえだろうが!」
ラクス「あなたにとっては偽物の命だったのかもしれません…」
シン「けど、あいつは生きてた! 俺達と一緒に笑ってたんだぞ! それをっ!」
霞渚「ネオスゴールド…許せない!」
ネオスゴールド「愚かなる地球の者どもよ。この全能なる私に逆らうという事がどういう事か、改めて教えてやる」
イクサー3「お前がアトロスを殺した! そんなでっかいのに乗ってきたって
      どんなにたくさん来たって、あたしは負けない!」
     「負けちゃいけないんだ!」
ヒイロ「お前を倒し、要塞に突入する。シンプルな任務だ」
ネオスゴールド「愚か者め。この私を倒せる気でいるのか!」

891名無しさんも私だ:2011/02/13(日) 02:04:06 ID:DbZKiTSA0
・アトロス生存イベント

イクサー1「………」
ルル「どうしたの、イクサー1?」
イクサー1「感じます…。このエネルギー…アトロスはまだかろうじて生きています!」
霞 渚「えっ!?」

アトロスを発見

アトロス「………」 
イクサー3「アトロス!」
霞 渚「イクサー1、まだアトロスを助けられる!?」
イクサー1「わかりません…。ですが、やってみる価値はあるでしょう」
ミサト「補給が必要な機体は一度帰還を! すぐに突っ込むわよ!」
アルト「了解!」

【マクロス・クォーター/医務室】

アトロス「………」
鏡「どうするんだ、イクサー1…?」
イクサー1「私のエネルギーを分け与えます。この子がイクセリオから生み出されたのならば
      助けられる可能性はあるはずです」
     「手伝ってくれますね、イクサー3」
イクサー3「うん! あたし、アトロスに助けてもらったんだもん。恩返しをしなきゃ!」
霞 渚「目を覚まして、アトロス…!」
イクサー1「この子に優しい心が根付いているのなら…心の輝きがあるのなら、助かるはず…!」
イクサー3「アトロス!」
アトロス「う…」
アリス「アトロスさん…! やりましたよ、みなさん! アトロスさんが復活しました!」
霞 渚「アトロス…よかった、よかった…!」
アトロス「…渚…? 無事だったんだね…」
霞 渚「みんな無事よ! 私も、あなたも…!」
イクサー1「…よかった…。うっ…」
アトロス「あなたがイクサー1…。どうしてあたしを助けてくれたの…?」
イクサー1「なぜ、そんな事を聞くのです…?」
アトロス「だって、あなたもイクサー3も、あたしを助けるのにエネルギーを使ってフラフラじゃない…!」
イクサー1「時々、理屈に合わない事をするのが人間だと聞いた事があります。それに…」
     「…妹を助けるのに理由がいりますか?」
アトロス「…!! 妹…」
     「おねえ…さま…。お姉様って…呼んでいいの…?」
イクサー1「ええ…」
カナリア「さて、あとはもうひとりの渚さえ救出できれば、言う事なしだな」
アリス「私達の機体の補給ももうじき終わるはずです。行きましょう!」

892名無しさんも私だ:2011/02/14(月) 18:50:09 ID:OHlN4Jy6O


>???(デュランダル)「ならばその役目、私が果たそう」
どことなくトロンベっぽいのは気のせいだろうか

893名無しさんも私だ:2011/02/14(月) 19:19:30 ID:XM5Do.vw0
ギリちゃんといえばギリちゃんだし、
いわゆるそういうキャラ(がいいそう)ってことじゃないw?

894名無しさんも私だ:2011/02/14(月) 19:46:56 ID:oyWpXReM0
???「その役目、私が引き受けよう」 チャララ-ンランラーンランララー チャラララトローンベー

これがお約束なせいだな

895名無しさんも私だ:2011/02/21(月) 07:06:48 ID:W186rgLE0
GBA版のAの没シナリオの逆襲のシャアシナリオのテキストってある?
その辺の機器とかに詳しくないから、ちょっと気になって

896名無しさんも私だ:2011/02/21(月) 15:27:20 ID:stgiEyto0
ログ検索したらあった
ここの>>516から>>582
http://jbbs.livedoor.jp/game/502/storage/1095435442.html

897名無しさんも私だ:2011/02/28(月) 20:26:29 ID:f3sivEjk0
Lの第35話でシスターグレイが登場した時の会話

グレイ「地球の皆さん…」
ルル「あなたは…?」
グレイ「私はシスターグレイ。イクサー1と共にクトゥルフを離れた者です」
ゴオ「そうか、あなたが…」
イクサー1「グレイ、ようやくビッグゴールドとの戦いが終わりました。ですが…」
グレイ「わかっていますよ、イクサー1。まだ戦いを続けられるのですね?」
イクサー1「はい…。あの美しい地球はいまだ侵略者の脅威にさらされています」
グレイ「そう言うと思っていました。要塞内に眠っているクトゥルフの民は私に任せ、あなたは戦って来て下さい」
    「ただし、必ず帰ってきて下さいね。妹達…イクサー2やアトロスと一緒に」
アトロス「…! グレイさん…」
イクサー2「…シスターグレイ…。私はクトゥルフの意思によって生み出された人造人間ではないのだぞ…」
グレイ「それでも、ビッグゴールドから生まれたのならサー・バイオレットの娘。つまり、私達の娘です」
    「それに、あなたが言ったのではありませんか…
     イクサー1の妹だと…」
イクサー2「………」
イクサー3「グレイ! あたしも頑張ったよ!」
グレイ「ええ、見ていました。立派に成長しましたね、イクサー3」
ミサト「シスターグレイ、要塞の処理はあなたに任せて構わないのですね?」
グレイ「はい。これ以上
     地球のみなさんに迷惑はかけられません。お手伝いさせて下さい」

898名無しさんも私だ:2011/03/01(火) 01:35:06 ID:KC2h.PNc0
セントラルとの最終決戦前にて、浩一と城崎の会話を見ていたイクサー達のやり取り

イクサー2「あのふたりから暖かいものを感じる…。これが人間の絆…なのか…」
イクサー1「そう…それこそが彼らの強さです。そこには世界の隔たりも関係ない…」
イクサー2「…絆の強さ…か…」
静流「あなたにもあの子達に負けない絆があるんじゃない? 姉妹の絆という強い絆がね」
イクサー2「さて、な…」
イクサー3「もう、お姉様は素直じゃないんだから」

899名無しさんも私だ:2011/03/02(水) 01:24:48 ID:8x9p5Rqg0
Lの第36話で戦闘中に量産マキナが地球に降下した場面

ちずる「量産マキナが地球に…!」
ルカ「大丈夫です! シャングリラの壁の力で奴らはすぐに侵入できないはず…!」
マサキ「加藤久嵩…あなたの行動はセントラルも予測済みです」
レイチェル「ハブ・ファウンテンのエネルギーが…!? シャングリラの壁が消失するわ…!」
矢島「まずい! 地球に侵入されたぞ!」
渚「このままじゃ、地球のみんなは…!」
ゴオ「やむを得ん…! 葛城一佐、ここは部隊を分けて…」
ナイト(通信)「その必要はない…!」
ゴオ「ナイト…!?」

【ニューヨーク】
エリス「今、世界中のみんながセントラルから地球を守ろうと戦っているわ…!」
シュクユウ「モウカクが守ろうとしたこの世界は誰にも壊させやしない…!」
杏奈(通信)「エリスさん、シュクユウさん…!」

【横須賀】
五十嵐「あの時、君達に救われた命…地球の人々を守るために使わせてもらう!」
加藤機関兵「地球は我々に任せろ…!」
浩一(通信)「おっさん…! 加藤機関の奴らも!」

【カイロ】
ドロイド兵「行け、鉄獣軍団よ! 地球を闇に包ませてはならん!」
ガリス「ルル、お前達は自分達の成すべき事を成すのだ…!」
ルル(通信)「お父さん…!」

【パリ】
野人「主砲が潰された! サブエンジンは使えるけど…!」
ロブ「で、どうする? 体当たりでもしろってのか?」
キャンディ「それしかないわね。このクィーンフジをぶつけてでも民衆の命は守らなきゃ!」
連合兵「おっと、クィーンフジは俺達の希望の星なんだ」
ザフト兵「そう簡単に沈まれちゃ困る。ここは俺達に任せてもらうぜ!」
シン(通信)「みんな戦ってるんだ…! 力を合わせて…!」
レイ(通信)(見ていますか、ギル…)

・その頃、宇宙でセントラルと戦闘しているLOTUSは…

マリュー「葛城一佐、これは…!」
ミサト「ええ。私達は当初の計画通り、次元回廊の破壊に専念します!」
豹馬「みんな…地球の事は頼んだぜ…!」
マサキ「理解不能…。マキナ化されていない人間が意志統一されるはずがない」
一鷹「お前達にはわかんねえかもしれねえけどな! 人間の意志は、誰かに強制されて統一されるものじぇねえんだ!」
ラクス「人は自らの意志で他者との違いを乗り越え、受け入れ、想いを通わせる事ができる…」
    「人はそれを…絆と呼ぶのです!」
マサキ「絆…だと…?」
浩一「見せてやるぜ! 俺達の絆の力を!」
   「いくぜ! グラン・ネイドル!」

900名無しさんも私だ:2011/03/02(水) 14:08:57 ID:hEbRiteE0
あれ?ロム兄さん?w

901名無しさんも私だ:2011/03/02(水) 21:58:51 ID:bYeSVEbg0
オフ会スレに誤爆
改めてコツコツと収集乙

902名無しさんも私だ:2011/03/06(日) 18:55:10 ID:RxD8tdcY0
>>882
何気にLのレイのフラグ未成立時の最期の台詞、小説版からだな。
今回、SEEDに限らず小説版ネタ多いなぁ

903名無しさんも私だ:2011/03/10(木) 01:59:52 ID:sWNnbXgA0
Lの第40話の会話を投下

・廃墟となった街にて
ミーナ「LOTUS各艦、通常空間に戻りました。デフォールド及び、ワープアウト成功です!」
城崎「各艦、異常なし。フラッグの航行システムにも問題ありません」
ミサト「…敵性反応も…なしか」
一鷹「ひでえ…! 何だよ、これ…!」
ランカ「こんな…。こんなのってないよ…」
シェリル「あたり一面焼け野原…か。人の気配も感じられないわね」
美和「各施設との連絡はどうなのです…!?」
ラム「ダンナーベース、ビルドベース、および各研究機関、応答ありません!」
ちずる「どこも応答がないなんて…! そんな…まさか…!」
ミサト「状況の確認を急いで。地球全域でどれだけの被害が出ているか、想像もつかないわ」
ミーナ「しかし、衛星通信網は依然沈黙。通常回線もジャミングがかけられていて…」
鉄也「情報網を遮断した後に各拠点を同時制圧したのか…? しかし、そんな事が可能とは…」
ユリアンヌ「別に、不可能な話じゃないわ」
イザーク「何だと…!?」
森次「実際、桐山のクーデターは入念な下準備と根回しにより、短時間で日本を制圧できたんだ」
ルル「けど、今回は地球規模ですよ…? そんな事ができるのは…」
メイリン「急速接近する機影あり! 機体識別…これはGreATです!」 直後にHL-1が現れる
一鷹「その機体、HL-1か!」
HL-1「その通りだ、南雲 一鷹」
一鷹「この街の惨状…まさか、てめえらの仕業なのかっ!?」
HL=1「我々以外の誰に可能だと?」
ディック「しかし簡単にできるものでもない。教えてもらいたいね。どんな手品を使ったのか…」
HL-1「別段不思議な事でもない。全世界に普及しているGreAT製電子機器類用の一般流通部品…」
   「それが一斉に動作不良を起こした…。たった、それだけの事だ」
牧「…そうか! GreAT社製の部品を使うアリス君の改造プランが途中放棄されていたのは…」
ルカ「部品の欠陥に気づいて、GreATブランドを信用できなくなった…という事だったんでしょうか?」
HL-1「それは私のあずかり知らぬところだ。さて、既に地球の主要国、およびプラントは我々の制圧下にある」
カガリ「焼いたのか!? 国を…!!」
カトル「抵抗したくてもできない人達を…!」
HL-1「落ち着いて欲しいな。これでも非戦闘員の犠牲は極力避けたのだ」
ラクス「すでにセントラルは倒れ、あなた達の地球は統合政府による統治を取り戻したはずです」
ミサト「この期におよんでこちらの世界を攻撃する理由を聞かせてもらおうかしら?」
HL-1「その質問に答える前にまずはこれを見てもらおう」
???(四ツ谷博士)「………」
十三「…なんやて…!?」
???(弓博士)「………」
???(リリーナ)「………」
さやか「お父様! リリーナ様も!」
ヒイロ「………」
HL-1「それだけではない。葵霧子博士、司馬遷次郎博士…地球の頭脳はおおよそ、こちらの手の中だ」
???(グライフ博士)「………」
アリス「あれは…博士! 博士っ!」
一鷹「てめえ! 博士達に何をした!」
???(グロリア)「安心したまえ。全員、眠ってもらっているだけだ。今のところはね」

904名無しさんも私だ:2011/03/10(木) 02:00:39 ID:sWNnbXgA0
剣児「…!? 誰だ、てめえ!」
???(グロリア)「加藤久嵩から聞いているのではないかね?」
キラ「では、あなたが…!」
グロリア(通信)「ほとんどの方にはお初にお目にかかる。私こそが新統合政府大統領、ルド・グロリア…」
         「こちらの世界ではGreATの創始者と言った方が有名かも知れんがね」
ジョニー「…確かに、ルド・グロリア…。『月刊男の起業』で見た覚えがあります」
グロリア(通信)「さて、さきほどの葛城一佐の質問への答弁を行おうか」
     「答えは簡単だよ。私は地球が欲しいのだ」
山下「なっ…! それじゃ、まるっきりセントラルと同じじゃないッスか!」
グロリア(通信)「サトル君、それは違うな。私の最終目的は世界平和だよ。もちろん世界とは我々の世界の事だがね」
         「セントラルは勢力拡大のためだったが、私は資源不足に悩まされる同胞のためにこの世界を必要としているのだよ」
森次「それがセントラルの侵攻時に姿を見せなかった理由か?」
グロリア(通信)「この世界を手に入れるだけならセントラルとの協同作戦通りでも良かったんだがね」
         「しかし、私は信じていた。君達ならセントラルを倒す事ができると!」
アルト「俺達を信じる…? 何を言ってるんだ、あいつは!?」
オズマ「いや…そういう事か…!」
キャシー「途中まで利用しあっていたグレイスとレオン、まったく別の思惑でふたりに手を貸していたビルラー氏と同じで…!」
グロリア(通信)「ご名答。目的が同じでもすべての思惑が一致する事などありえない。君達だってそうだろう?」
         「だから、計画を大幅に修整したんだ。彼らとの協同作戦ではなく私達だけの独自計画にね」
剣児「要するにセントラルの旗色が悪いってんで仲間割れを起こしたってわけかよ」
グロリア(通信)「私はセントラルを仲間だと思った事は一度もないよ」
         「彼らとは休戦状態にあり、技術交流もしてはいたが…それは一時的なものに過ぎない」
一鷹「一時的なものって…! あんたはセントラルとの和平交渉で支持を得た大統領じゃなかったのか?」
グロリア(通信)「あれはセントラルが消耗戦を続けるよりも人間を利用した方が発展の可能性が高いと判断したからこそ成立したのだよ」
         「実際、国民には知らされていないが、マキナ人間の越境の黙認をはじめとする不平等な密約を含んでいる」
         「見返りに彼らも口裏を合わせてくれてはいたがね。いずれ戦争再開は避けられなかったはずだ」
一平「国民を騙して、てめえは権力の中枢か? 気に入らねえな」
グロリア(通信)「嫌われたものだね。しかし私は君達とは是非とも友好的な関係を築きたいと望んでいるんだ」
         「博士達を無事に保護している事がその証だと思ってもらいたいな」
鉄也「…それで、何が望みなんだ」
グロリア(通信)「話が早くて助かるよ。まずは平和的な話し合いをしよう」
         「ダンナーベースで待っている。そこで博士達も引き渡そう。無論、早い方がこちらも助かる。では…」 通信が切れた
HL-1「メッセージは伝えた。LOTUSよ、賢明な判断を期待しているぞ」 HL-1が撤退
モニカ「GreAT、現空域から離脱しました…」
ミサト「………」
一鷹「嫌われたものだね、だと…? どの口が言いやがるんだ、そんな事…」 廃墟となった街の様子を見て
   「友好的な関係を築きたい奴がやる事かよ、これが…! 嫌うに決まってんだろうがよ…!!」

905名無しさんも私だ:2011/03/10(木) 17:42:11 ID:sWNnbXgA0
【フラッグ/ブリッジ】

杏奈「あのグロリアって人、私達をおびき寄せてどうするつもりなのかな…」
ミラ「何らかの罠なのは間違いないでしょうね」
アスラン「どちらにしろ人質がいる以上、こちらは相手の出方を待つしかない…」
サリィ(通信)「…ようやく繋がったわ!…」
カトル「サリィさん! 無事だったんですね!」
サリィ(通信)「急いで通信機をでっち上げてはみたけど、通院衛星は死んだままだから
         そっちに回線を繋ぐのに苦労したわ」
ノイン「サリィ、早速ですまないが状況を教えて欲しい。地球は今、どうなっている…?」
サリィ(通信)「世界各地のほとんどの軍事施設が制圧されてしまったわ」
        「まだ抵抗を続けている施設もいくつかあるけれど、状況は芳しくない状態よ」
柳生「くっ…だが、いくら世界中が電子機器の障害で混乱したからといって
    敵の戦力展開が早過ぎる…!」
サリィ(通信)「奴らは空間転送技術を用い、部隊単位で戦力を送り込んでくるの」
        「各国のベースも防衛網の穴を突かれて対応できなかったのよ」
加持(通信)「こちらで掴んだ情報も伝えるよ。各地に投入されているのは君達と交戦記録のある例の赤い機体だ」
ミサト「加持君!」
加持(通信)「心配してくれるのか、葛城?」
ミサト「あんたの心配なんてする暇ないわよ! それよりもその情報、確かなんでしょうね?」
加持(通信)「確かなスジからの情報だ。信頼してくれていい。ついでに言うと、俺もこの目で見たしな」
ミサト「…! 加持君、本当に今、無事なの!?」
加持(通信)「…大丈夫、その辺は上手くやるさ。だからそう動揺した顔を見せるな。シンジ君達まで動揺しちまうぞ?」
悠「赤い機体…俺が一度敗北し、オーブやダイダロスに現れたあれが…」
健一「あれが各地に投入されているとなると苦戦は免れないな…」
加持(通信)「今のところ、どの国も自国の防衛が手いっぱいでそちらに戦力を送れそうにない」
       「こんな時に役に立てずにすまないな、葛城」
ミサト「いいえ。ありがとう、加持君。サリィ少佐も、くれぐれも無事で…」
サリィ「そちらもね」
悠「………。葛城一佐、お話が」
ミサト「何? 悠君」
悠「GreATが使っている次元転移装置…そいつは、おそらく俺のじいさん…グライフ博士が作ったものです」
ミサト「以前、GreATが現れた時に彼らの戦力は博士の頭脳が生み出したと言っていたけど…心当たりがあるのかね?」
ハルノ「ラッシュバードおよびストレイバードに搭載されている次元コンバーター…」
    「あれを発展させれば、生身の人間を含む転送技術が完成するはずでした」
    「もっとも、予算不足とスポンサーの指定した活用方針が気に入らないとかで、頓挫していましたが」
悠「奴らにはボアザンの脳波解析装置がある。時間をかければかけるほど、敵の戦力は増強されてしまうでしょう」
  「じいさんだけじゃない…。他の博士達の頭脳まで解析される恐れがあります」
森次「そしてそれは、いつか用済みになる…か。セントラルが我々の視察をやめ、始末にとりかかったように…」
ミサト「対抗策を練っていたら、博士達の命も危ないし、こちらも危険になるかもしれない…という事ね?」
    「わかったわ、急ぎましょう」

906名無しさんも私だ:2011/03/12(土) 02:37:03 ID:ZLFuWnzM0

しかし爺さんすげえなw

907名無しさんも私だ:2011/03/16(水) 19:40:29 ID:DMGciKfE0
>>905の続き
・ダンナーベースにて

一鷹「さあ…どう出てきやがる…!」 直後にHL-1が現れる
グロリア(通信)「ようこそ、諸君。来てくれると信じていたよ」
一鷹「出やがったな! 博士達を返せッ!」
グロリア(通信)「その前にまずは礼を言わせてほしい」
     「君達から得たデータだが、地球を制圧する上で非常に有効だったよ」 
     「HL-1、彼らに披露して差し上げなさい」
HL-1「了解です。…発射!」
デュオ「ありゃあディメンションイーターって奴かっ!?」
ルカ「しかも小型の…! つまり、MDE弾…!」
HL-1「それだけではない。こういうものもある」
ジュン「そんな! あれは…マジンガーの…!?」
グロリア(通信)「君達の技術、そしてそれを使いこなすために重ねて来た努力は素晴らしいよ」
アルト「こっちの技術は解析済み、しかも実用化済みってわけか…」
グロリア(通信)「諦めなければ夢は叶う、そう教わったろう? そう、私は決して諦めなかった」
     「自分を信じ、君達を信じ、そして不断の努力を続けてきた。だから今、夢が叶おうとしている」
ピュリア「聴こえがいい言葉で飾りやがって。結局、その夢ってのは地球制服だろうが」
グロリア(通信)「そう受け取ってもらっても結構。君達も努力を続けてきた人種だろう? ならば、私の気持ちがわかるはずだ」
     「君達に頼り切りで、ただ平和を甘受してきたこの世界の民衆達はどうだ?」
     「彼らに守られる資格はあるのかね? 義務も責任も感じずにただ安穏と毎日を過ごす連中に…」
ムウ「同じ努力を知る者同士、俺達に仲間になれって? 本気とは思えないがね」
グロリア(通信)「おかしいかね? 信念と努力の大切さを知る私は有能な為政者になれると思うんだがね」
     「ただ目先の感情に左右される衆愚政治が何を生み出した?」
     「たかが遺伝子技術の可否だけでいまだに人類同士の争いさえ続けていたではないか」
シン「それは…!」
レイ「…よせ、シン…。俺達の戦争の歴史は否定できない…」
グロリア(通信)「私は君達のように努力する人間を正当に評価する!」
     「最初は混乱があるだろうが、必ず平和な社会を築いてみせるよ。現に向こう側の世界は実現している」
     「それとも、これまでの体制に戻す方が本当に人々にとって幸せだと…」
     「私が支配する世界より正しいと
      そう、君達に言い切れるのかね…!」

908名無しさんも私だ:2011/03/16(水) 19:41:08 ID:DMGciKfE0
カガリ「当たり前だ!」
グロリア(通信)「何…!?」
カガリ「貴様が支配したなら貴様が間違った時、誰が止める! 現に今、貴様は間違っている!」
葵「フン。あんた、自分だけは間違えないなんて思ってたの? とんだ甘ちゃんね」
浩一「俺は何度も間違った…。それでも正しい道に戻って来られたのは本気で止めてくれた仲間がいたからだ」
渚「私がツラい時、いつも傍には支えてくれる仲間がいたわ」
イクサー1「ルド・グロリア…。あなたには仲間がいるのですか…? 心を許す事のできる仲間が…」
キラ「間違ってもいいんだ。自分の手で掴んだ正しさじゃないと人は大切にできないから…」
甲児「だけど、人はそうして成長していくんだ! 生きている限り、死を迎えるその日までな!」
一鷹「議長も、グレイスも、あんたも完全な社会とか究極の進化とか結論を急ぎ過ぎなんだよ!」
   「人間にはもっと時間が必要なんだ! そして心に絆がある限り、未来が明るくないわけがねえっ!」
グロリア(通信)「交渉は決裂か…残念だよ。君達には本当に感謝していたんだ。では…」 GreATの他に版権作品の増援も出現
ヒイロ「やはり、待ち伏せされていたか」
グロリア(通信)「これは心ばかりのお礼だよ。受け取ってくれたまえ」
         「さようなら、LOTUSの諸君…」 通信が切れる
ハルノ「敵データ確認…。GreAT以外の機体も多数確認できます」
森次「ウィンダム…! しかも核搭載型か…!」
健一「ゴーストまで用意してきたか…。どうやら、俺達の技術だけでなく各軍の戦力も相当盗んだようだな」
鉄也「ここと見極めた戦局への戦力の集中投入…。妥当な判断だな」
ダイヤ「へっ、だけどこの程度の数で俺達は負けやしない…!」
ゴオ「数を相手にするのはもう慣れちまったからな…!」
豹馬「ミサトさん、おっちゃん達の救出は!?」
ミサト「今、救出部隊を向かわせたわ! そっちはプロに任せて、みんなは敵機動兵器の無力化を!」
悠「じいさん達を…頼む…!」
シンジ「EVAのA.T.フィールドは…きっと誰かを守るためにあるんだ! 守ってみせる! 地球も、みんなも!」
アリス「一鷹さん、計器オールグリーン! まったく問題ありません!」
一鷹「勝つ…! 勝ってあの野郎から地球を取り戻す!」

909名無しさんも私だ:2011/03/16(水) 21:16:32 ID:DMGciKfE0
・HL-1搭乗のインペリアルヴァレイを撃墜

HL-1「なるほど、確かに強い。だが、ダイダロス基地での戦いより
    この機体も私も成長を遂げている」 インペリアルヴァレイのダメージが回復
レイチェル「これは…Dソイルの活性化!?…ううん、反応は違う…!」
HL-1「さすがに、私のような機械にファクターの理論を応用する事は出来なかった」
   「だが、ナノマシンを利用した緊急リペアシステムは、失敗作を経て
    ついに完成させる事ができたのだ」
葵「努力は認めるけど…何か腹立つわね、盗んだ技術を堂々と自慢されるのって」
HL-1「では、我々のオリジナルをお見せしよう」
   「オーブで実験できなかった分をここで試させてもらう」
キラ「あれは、僕がやられた…!」
HL-1「あの時と同じ手は通じない。これで、お前達にDコンバーターを停止させる手段はないはずだ」
ハルノ「敵機の温度、上昇…! 空間の歪みも確認!」
悠「まさにあの時と同じか…!」
豹馬「くそおっ、一度解析された技は二度と通用しねえなんて…!」
十三「小介、この状況はどうにもならんのかいな!」
小介「待って下さい! 今、こちらも分析しています…!」
レベッカ「推定爆発臨界まであと180秒を切りました…!」
一鷹「どうすりゃいいんだ! アリス、いつもみたいに何か思いつかねえか!?」
アリス「ごめんなさい…! まったく、何ひとつ思いつきません!」
悠「…ハルノ、お前は次元コンバーターの制御に自信はあるか?」
ハルノ「悠さんの補助があれば、現状の出力の3倍程度までの制御は可能と思われます」
悠「補助があって3倍、か…。だが、一鷹達なら…」
ハルノ「悠さん、何を…!?」
悠「一鷹! 俺達の機体の次元コンバーターをリンクさせるんだ!」
  「ストレイバードの翼…そしてラッシュバードの次元コンバーターを使えば、希望はある!」
ハルノ「しかし、悠さん! 2基の同時稼働は制御不可能だと過去に判断されたのはあなたです!」
    「制御に失敗すれば、私達が破壊者になってしまいます!」
悠「ハルノ、お前と俺となら3倍だ。だが、あいつらなら…一鷹とアリスなら…」
  「2基の同時稼働…5倍以上の出力制御を成し遂げてくれると信じている!」
  「やれるか、一鷹!」
一鷹「どうせ考える時間もねえし、成功させなきゃ博士達が死んじまう…。だったらやるしかねえよな…!」
アリス「で、ですが…!」
一鷹「多分大丈夫だ。俺を…俺達の努力を信じろ!」
   「最初に山下さん達に教えてもらった事! 猿渡さんに! 静流さんに! 鉄也さんに! ノインさんに…!」
   「今まで教わったもの、全部突っ込む! 俺達のありったけをな!」
アリス「…! 了解。今まで私が積み重ねてきたもの…そのすべてを…!」 
メイリン「推定爆発臨界まで、あと60秒!」
一鷹「ぶっつけ本番だ! いくぜえええええっ!」 

・戦闘イベント:ラッシュバードとストレイバードの合体攻撃「モード・アーキオーニス」でHL-1を撃破

一鷹「できた…できたんだ! 俺達…やったよ、悠兄さん!」
悠「ああ…。お前達が掴んだ勝利だ…!」
???(HL)「データリンク終了…戦闘データ受領」
城崎「…!? この反応は…!」 複数のインペリアルヴァレイが登場
豹馬「ちっ、世界中から集まってきやがったのかよ!」
ブレラ「そして、パイロットは…」
HL(A)「戦闘データ受領。目標の殲滅を開始する」
HL(B)「戦闘データ受領。目標の殲滅を開始する」
HL(C)「均質な兵士によって構成される秩序ある軍隊こそがいかなる戦略をも可能とする」
    「感情や個性といった混沌を抱える不揃いな戦闘単位の寄せ集めでは私達に勝てない」
ダイヤ「勝てないかどうか見せてやる! 俺達はそれぞれ違うからこそお互いに高め合う事ができるんだ!」
健一「やはり、お前達は肝心な部分を学べていない!」
宗美「なぜ、セントラルに敗北したのか…」
イクサー1「どうして、ビッグゴールドが私達に勝てなかったのか…!」
葵「それをちゃーんと教えてあげないといけないわね。人間だからこそできる事ってのを…!」
ルル「もうじき博士達の救出も終わるわ! みんなの魂をひとつに!」
ゴオ「了解だ! いくぞ、みんな!」

910名無しさんも私だ:2011/03/17(木) 19:57:36 ID:wFFjyyhQ0
>>909
【訂正】宗美「なぜ、セントラルに敗北したのか…」→宗美「なぜ、セントラルが敗北したのか…」


・敵が全滅

ゴオ「よし! どうやらさっきので終わりだな」
ローサ「ダンナーベースに囚われていた博士達の救出も完了したわ。全員無事、何かされた後もないわ!」
杏奈「よかった…お母さん達が無事で…」
ミサト「……ふう…。ひとまずは、終わったか」
一鷹「博士! 博士ぇぇぇっ!! 聞こえるか!?」
グライフ「う…。…一鷹か…?」
一鷹「そうだよ、博士! 俺だけじゃねえ、アリスや悠兄さん、ハルノもいるんだ!」
   「俺さ、色々あって国連のLOTUSってので戦っててさ、それで博士を…」
グライフ「ぐ…。LOTUS…? 」
     「…い、いかん…! 艦長! 艦長はおるか!! 艦長につなげいっ!!」
ルル「どうしたのですか!?」
グライフ「すぐに避難するんじゃ! このエリアは消滅する!!」
ミサト「なんですって…!?」

・月面でグロリアの機体であるガルトデウスが待機
グロリア「HL軍団が敗れたか…。さすがはLOTUS。だが、それも予想の範囲内だ」
     「半径数十Kmを焦土に変えるこの超長距離砲撃から逃れる術はない」
     「そこに集まった時点で君達の敗北は決定していたのだ…」

・戦闘イベント:ガルトデウスが地球に向けてレボリューションカノンを発射

メイリン「これは…衛星軌道上に超高エネルギー反応!」
悠「何だと!?」
マリュー「全機、現空域より緊急退避!」
ノイマン「ダメです! 間に合いません、直撃来ます!!」
一鷹「…!」 直後にレボリューションカノンが目の前に到達

・レボリューションカノンを撃ち終わった後
グロリア「さようなら、地球の守護者達よ…!」

911名無しさんも私だ:2011/03/18(金) 02:25:38 ID:cWj2aK8Y0
乙です

912名無しさんも私だ:2011/03/21(月) 22:11:04 ID:npOTU0gg0
お披露目ageしましょう

913名無しさんも私だ:2011/04/07(木) 02:12:05 ID:0Uiv9nxo0
Lの最終話「希望の光」

グロリア「地球の守護者達の最期か…」
     「侵略者を寄せ付けぬ最強の盾、地上の正義の代弁者…常に彼らは弱き者達の希望だった」
     「だからこそ、彼らの壊滅は抵抗を続ける各国の士気を挫く事につながる…」
     「すがる対象を失った民衆ほど脆いものはないからな…」
???(一鷹)「へっ、違うぜ。人はどんな絶望の中からでも立ち上がる事ができるんだよ…!」
グロリア「何…!? その声は…!」

・LOTUSが目の前に出現

豹馬「俺達がいる限りてめえみたいな悪党をのさばらせたりはしねえ!」
浩一「正義の味方、LOTUS参上!」
グロリア「なん…だと!? このガルトデウスの超長距離砲撃を受けて、生き延びているとは…!」
「…! まさか、貴様ら…!?」
グライフ「気付いたようじゃの。ラッシュバードのラプラスウォールで主砲のエネルギーをすべて吸収し…」
ハルノ「そのエネルギーでストレイバードのイマジナリィロードを発動させ、月面までひとっ飛びさせてもらった」
グロリア「馬鹿な! あの砲撃のエネルギーを吸収したと言うのか…!」
アリス「ぶっつけ本番は十八番ですから!」
悠「次元コンバーターによる空間転移…元はじいさんのアイディアだ」
一鷹「さすがに機体に無理をさせちまったが、それでもまだ貴様を倒す力ぐらいは残ってるぜ!」
グロリア「くっ、しぶとい奴らだ…!」
磁偉倶「俺達がいなければ人々を屈服させられると貴様は言ったな…」
グロリア「そうだ。所詮民衆は依存するだけの存在。すがる対象がいなければ何もできん…」
ゴオ「違うな。そこに正義がある限り、人々の中から必ず誰かが立ち上がり、そしていずれ貴様を倒す!」
鉄也「そう、たとえ俺達が敗れていたとしても貴様に人の心を挫く事などできはしない!」
オズマ「だがな、そんな手間を後の世代にかけさせるわけにはいかん」
甲児「ああ、何よりな…地球をあんなにした貴様だけは俺達の手で倒さなきゃ気がすまねえんだよ」
グロリア「…思い上がりも甚だしいな。まさか直接対決でなら自分達に勝ち目があるとでも思っているのかね?」
     「このガルトデウスは、セントラルとの決戦に向けて建造していた機動要塞だ」
     「グライフ博士の頭脳と、我々GreATの知恵と努力の結晶…」
     「力の象徴としては申し分ない威容だろう?」
グライフ「フン…他人の頭の中を覗き見しといて努力の結晶ろは片腹痛いわ!」
グロリア「見解の相違ですな。これだけの事を成し遂げた…それこそが私の努力の成果なのだよ!」 グロリアの大部隊が出現
剣児「へっ、また見飽きたツラがぞろぞろと…」
シンジ「でも、どんな敵が来たって僕達は負けない…!」
ミサト「みんな、状況は見ての通りよ。相手がどんな大軍でも、私達は絶対にここで負けるわけにはいかない…」
    「私からの指示はただひとつ…アイツに勝つのよ! 信じているわ、みんな…!」 
ヒイロ「…任務了解…!」
ダイヤ「あいつを倒して、俺達の地球を…俺達の未来を守るんだ!」
アルト「あんな男を大統領に選ぶとは俺達の世界の地球人も見る目がないな」
オズマ「政治家の裏の顔なんざ、一般人には見えんからな。三島を選んだ俺達に言えた義理じゃない」
健一「ルド・グロリア! 貴様を倒し、俺達の地球に真の夜明けを迎えさせてもらう!」
一鷹「これがLOTUSの最後の戦いだ! いくぜぇぇっ!!」

914名無しさんも私だ:2011/04/07(木) 02:16:33 ID:0Uiv9nxo0
・ガルトデウスを攻撃

グロリア「フフフ…。素晴らしいな、このガルトデウスは…。いかなる攻撃も通す事がない」
イクサー1「こちらの攻撃が通用しないのですか…!?」
健太郎「あれは…原理としてはフォールド断層と同じ…! 次元の層を防御手段としているんだ!」
グロリア「言っただろう。このガルトデウスは力の象徴、不落の要塞でなければならんのだ!」
     「SDF-1マクロスを越えなければ、民衆の心を掴む事はできんよ! この程度はさせてもらうさ…!」
浩一「城崎! レイチェル! このままじゃ、グラン・ネイドルの時と同じになっちまう!」
レイチェル(通信)「任せて、浩一! 絵美、エネルギーの流れは掴んだわね!?」
城崎(通信)「はい! あのバリアを形成しているエネルギーは…」
       「今、送った座標から発せられています!」
イクサー3「え? だってそこには何も…」
アトロス「よく見て、イクサー3。あたし達の目は誤魔化せないはずだよ!」
イクサー3「うーんと…あ、見えてきた!」 ガルトデウスの周囲にコアフォートレスが出現
光司「出てきやがったな…!」
トロワ「あれさえ破壊すれば、ガルトデウスとやらのバリアも消える。単純な理屈だ」
葵「どうやら、スフィアと違ってこっちの攻撃は通用するみたいね。だったら…」
ゴオ「ああ。あとは全力であれを破壊するだけだ!」
ミサト「狙いは敵空中要塞! 大統領閣下の相手は後回しでいいわ!」
ハイネ「さて、やる事もはっきりした事だし…」
カガリ「あまり大統領を待たせると失礼だからな。さっさとケリをつけよう!」
グロリア「ふむ、さて…」

915名無しさんも私だ:2011/04/07(木) 02:17:22 ID:0Uiv9nxo0
・コアフォートレスを全て破壊

モニカ「空中要塞の沈黙を確認!」
ルル「これでガルトデウスのバリアも消えたはずよ!」
グロリア「なかなか健闘するじゃないか。さすがは地球の守護者…。だが、私にはまだ策がある」 コンクェストボムが出現
健一「巨大なミサイル…!?」
グロリア「あのコンクェストボムは一直線にプラントめがけて突き進む神の雷だよ!」
ディアッカ「プラントを焼くつもりかよ!?」
グロリア「私が欲しいのは、資源豊かな地球のみだ。食糧生産コロニーならまだしも、居住コロニーは不要だよ」
     「むしろ、こちらの地球にいる人類すべてが私にとってはどうでもいい存在だ」
カトル「そんな…! 命より重いもは存在しないというのに!」
グロリア「さあ、どうする…正義の味方諸君。あれがプラントに向かうのを見逃す事はできまい?」
     「策略とわかっていても戦力を割かざるを得まい。それが正義の味方の弱さだよ!」
葵「…だいぶメッキが剥がれてきたじゃない?」
くらら「人の命を盾に取るなんてね…。所詮、あなたの本性は街のゴロツキどもと変わらないってわけね」
グロリア「口を慎みたまえ! コンクェストボムは、君達の機体を破壊するのにも充分な威力を持っている」
     「さあ、プラントを救いたければ、体を張って食い止めてみたまえ。代わりに君達がバラバラになるがね」
     「見え見えの罠にかかって死ぬ…それが正義の味方の末路だよ…!」
浩一「へっ、何言ってんだよ…。プラントは守る。お前も倒す! 両方を成し遂げるのが正義の味方だ!」
一鷹「誰かを守るために戦う時…正義の味方は誰にも負けねえ!」
ミサト「あなた達なら絶対に負けないはず! 頼んだわよ、みんな!」 直後に敵の増援が出現
レベッカ「敵の援軍です!」
ピュリア「へっ、さすがに無尽蔵ってか…!」
グロリア「何も驚く事はあるまい。地球に送り込んだ戦力を呼び戻しているだけなのだからね」
     「君達がいくら強かろうと、所詮、勝敗を分けるのは戦力差なのだよ…!」
キラ「でも、地球全土に分散した戦力を一度には呼び戻す事はできない…。そうだよね?」
グロリア「…!」
アスラン「メイリン、機動兵器の転送キャパシティの計算は終わっているか?」
メイリン「はい。グライフ博士の情報によると一度に転送できるのはせいぜい30機程度が限界のようです」
ヒイロ「総戦力がどれだけあろうと機を逸した段階的投入では各個撃破の標的でしかない」
ブレラ「加えて、戦力を地球から引き揚げれば各地で抵抗を続けている部隊はその間に態勢を立て直す事ができる」
レイ「これ以上の悪あがきはよせ。貴様の戦略は根底から覆されている」
一鷹「覚悟しな、ルド・グロリア!」
アリス「博士や世界の人達に謝ってもらいます!」
グロリア「黙れ! 黙れええっ! 貴様らごときに私が負けるだと?」
     「貴様らが地球の守護者ならば、私はすでに地球を統治した指導者! 負けるなどあってはならんのだ!」
     「新しい世界を統べるこの力…ガルトデウスの力をその目に焼き付けて私の足下に倒れ伏すがいい!」


・コンクェストボムを全て撃墜

城崎(通信)「敵大型ミサイル、全機撃墜を確認!」
ジェフリー「ご自慢の切り札はすべて我々が破壊させてもらったが…どうするね、大統領閣下?」
グロリア「やむを得んな…。地上の各都市への降伏勧告用に取っておきたかったのだがね…」 コンクェストボムが再び出現
ナオト「ま、まだあるの!?」
ダイヤ「大丈夫だ、ナオト! どれだけ撃って来ようと俺達はプラントを守ってみせる!」

916名無しさんも私だ:2011/04/07(木) 02:19:39 ID:0Uiv9nxo0
・グロリアがLOTUSに敗北

悠「やったか…!?」
ハルノ「動力機関への損害を確認。あの機動要塞も…終わりです」
グロリア「ぐっ…なぜだ…。貴様らが正義とやらのために戦い続けている間、民衆どもはただ安寧を貪っていたのだぞ…」
     「そんな連中のためになぜ命をかける事ができる…!」
ゴオ「それが俺達ロボット乗りの使命だからだ。ここにはそれを投げ出すような者はひとりもいない…!」
グロリア「民衆なぞ、今は感謝していてもお前たちの事などすぐに忘れるぞ…。それでも…」
ダイヤ「誰かに感謝して欲しいわけじゃない。ただ、みんなの笑顔を守りたい…。俺が自分でそうしたいんだ…!」
グロリア「そんな理想がいつまでもつかな? 私だって民衆に奉仕してきたんだ。それが才能ある者の務めと信じて…」
     「進んでナノマシン技術の被検体にもなった。危険を顧みず、体を張ってセントラルとの交渉にも出向いた」
     「だが、民衆はただ求めるばかりだった。平和を、もっと豊かな暮らしを、もっと平等な、もっと自由な…」
     「もっと、もっと、もっと、もっと…」
浩一「それでも貫かなくっちゃいけないんだ! 折れず! 曲げず! まっすぐに! それが…それが正義ってもんだろ!?」
グロリア「正義か…綺麗事を…どうして、どうしてお前達は…」
一鷹「俺達には仲間がいた。助け合ってその綺麗事を事実に変えていけるかけがえのない仲間が…」
   「なあ、グロリア大統領…。せっかく努力したって、その努力を自分で裏切っちゃ台無しだろうよ…」
グロリア「そうか…私は…自分で自分の過去を殺して…仲間がいたのに…それを捨てて…」
     「…私が仲間との絆を捨てなければ…貫けたのか…あの頃の志を…」
     「お前達は…そのまま………」

・ガルトデウスが爆発、グロリアが死亡

シン「終わった…。これで本当に終わったんだな」
磁偉具「ああ。だが、俺達にはまだやる事が残っている」
ミサト「被災地への復興支援…疲れ果てた人達へ勇気と希望を届けてあげる事…」
リリーナ「そして、プラントや異世界の方と手を携え、平和な世界を作っていく事です」
浩一「正義の味方の戦いはまだまだ続くってわけッスね」
鉄也「そうだ。そしてそれは俺達だけじゃない。すべての人が参加する戦いなんだ。地球圏に住むすべての人が…」
アリス「そうと決まれば、準備が必要な事は山ほどあります! みなさん、早く帰りましょう!」
一鷹「そうだな。帰ろう…みんなが待ってる地球へ!」

917名無しさんも私だ:2011/04/08(金) 16:06:10 ID:quhbzav.0
新しいのが来たからageておこう

918名無しさんも私だ:2011/04/08(金) 18:13:26 ID:RjIAG7VU0
大統領ももうちょっと早い時期から目立ってくれればなぁ
早瀬さん達との会話は良い感じなんだけど

919名無しさんも私だ:2011/04/08(金) 19:11:14 ID:CSBFI0e20
ヴィンデルのように早めに出ておけば、とは思ったが目的を考えるとあまり目立っちゃ駄目なんだよなあ

920名無しさんも私だ:2011/04/08(金) 22:57:43 ID:QwX13AMI0
顔隠してるけど、要所要所で出てるっちゃ出てるしね

分析したもの以外にはめっきり弱いインペリアルが泣ける
面食らってないで、超電磁渦巻きは手動でいいから避けろよw

ところで、ジブリールが言ってた「あのお方」って大統領じゃなくて
いつも慕ってたロゴスメンバー(=ゼーレ)だよな?

921名無しさんも私だ:2011/04/08(金) 23:19:13 ID:BpTaX9.Q0
ジブリールがゼーレを指す時は「老人ども」だから、
あれはまた別の人なんだなと俺は思ってた。それこそ大統領の事なんだけど。

922名無しさんも私だ:2011/04/09(土) 16:18:18 ID:QX/Dmdjg0
ジブリールは、あのロゴスメンバーがゼーレだって知らないんじゃないのかな?
少なくとも加藤機関が世界征服を表明した時は、ロゴスメンバーの真意は
ジブリールは知らなかったしさ
で、ゼーレはロゴスを都合のいいように操ってたと。

923名無しさんも私だ:2011/04/12(火) 22:09:42 ID:x.3ZStuQO
バレスレ沈める為にage

924名無しさんも私だ:2011/04/13(水) 06:06:13 ID:f/ZNtXws0
OGだと大統領と戦う前のセントラルやバジュラが
アインスケ率いるアインスト(ツークンフト?)に置き換えられてそうだな
あと、向こう側の人になっていたら、一鷹達よりシャドウミラーを切り捨てた、
向こう側の連邦大統領として、アクセルとの因縁が出来そうだ

925名無しさんも私だ:2011/04/13(水) 09:39:51 ID:K6sT/zis0
よく見直してみたら>>920が間違っていて、ジブリールは一回も「あのお方」とは言ってない
「あのお方」って言ったのは連合の艦長だった

大統領、HL-1だけでなくAL-4とか作らないかな

926名無しさんも私だ:2011/04/13(水) 16:46:51 ID:Nm0A4XK20
HL-1:即戦力
AL-4:不定性

927名無しさんも私だ:2011/04/15(金) 00:53:10 ID:hfz/dULAo
なぜか間違えてアリスとハルカができてしまいそうなあるふぁべっと

928名無しさんも私だ:2011/04/22(金) 06:24:27 ID:2GGLd1UA0
中断メッセは確かもういいんだよな。慣例的に

929名無しさんも私だ:2011/04/23(土) 09:03:21 ID:7H3xoYBk0
数多いから、見かけたのを適当に貼っていくのが早いかな
とりあえず二つほどペタリ


シモン「ゲームは中断! もうやめる!」
「だけど、俺の頭に! この指に! プレイの感触が残り続ける!」
「ゲームするなら節度持つ! 目が疲れたら休憩入れて!」
「楽しめたなら、俺の勝ち!」
「このゲームを何だと思っている!?」
「スパロボだ! 『第2次スーパーロボット大戦Z』だぁっ!」
ヨーコ「まあシモンの啖呵はともかく…」
「あなたもお疲れ様。ゆっくり休んで、またプレイしてね!」



カミナ「お疲れさん! 俺の弟分の大活躍! しっかり目に焼き付けたかぁ!?」
オズマ「フン、何を言ってる! ウチの妹以外、目に入るわけないだろうが!」
ヨハン「フッ…。失礼ながら、私の弟と妹に比べたら、どちらも大した事ありません」
オズマ「何だとぉ!?」
ヨハン「能力も容姿も、ガンダムマイスターであるミハエルとネーナの方が優れています」
カミナ「く〜! この野郎! もう我慢できねえ! …おい、そこのお前!」
オズマ「今すぐゲームに戻って誰が一番か教えてやれ!」
カミナ(オズマとハモリ)「わかったな!」

930名無しさんも私だ:2011/04/27(水) 01:30:50 ID:MEnq8Esk0
>>929便乗
ボトムズ・ペールゼンファイルズより…

バーコフ「お、何だ、ここでやめるってのか?」
ゴダン「仕方ねえさ。
    俺達みたいに不死身ってわけじゃ
    ねえんだからよ」
コチャック「そうさ! 俺達は死なねえんだ!
      24時間以上の連続プレイにだって…」
ゴダン「コチャックーッ!」
バーコフ「どういう事だ!?
     やられたぞ、コチャックが!」
ザギ「当たり前だろ、分隊長!
   いくら不死でも寝なきゃ駄目なんだよ!
   な、キリコ!」
キリコ「ああ。
    だからお前も休め、ゆっくりとな…」

931名無しさんも私だ:2011/04/27(水) 01:58:06 ID:fcY2noWo0
>>929
なんでそのメンバーかと思ったら、小西かw

932名無しさんも私だ:2011/04/27(水) 03:36:19 ID:YM/s7qB20
>>930
一体何が起きてるんだこれw

933名無しさんも私だ:2011/05/14(土) 01:25:03 ID:bsmeLV..0
解禁記念にひとつ
ソレビルート34話 メモリアル・デビュー

・キラッで戦意喪失後
ティエリア「このような策が通用するなんて…」
エイジ「いいじゃねえかよ。現実にうまくいってるんだから」
キラ「うん…いい歌だね」
アポロ「へへ…俺も歌いたくなるぜ。キラッってな!」
ジュン「やめてよ、アポロ君! ランカさんが汚される!」
麗花「ジュ、ジュン…?」
ジュン「皆さん、わかってるんですか! 僕達は今、伝説のアイドルの誕生の瞬間に立ち会ってるんですよ!」
斗牙「伝説の…」
カミーユ「アイドル…」
ジュン「この幸運…いや、奇跡と言ってもいい! ああ…僕も戦闘を放棄して、彼女の歌に酔いしれたい!」
クラン「わかる…! わかるぞ、ジュン!」
ジョニー「確かに…。これからの音楽シーンが変わるかも知れません…」
刹那「歌を聞いた巨人兵士達は あの日の俺と同じ思いをしているのか…」

・戦闘前会話で
刹那「全てを変える圧倒的な力…」
「あの歌も…ガンダムか…!」

・オマケのキラさん
キラ「いい歌だな…。キラケンさん達にも聴かせてあげたくなる」
(ラクス…オーブで君の歌を聴いていた時も こんな気持になったよ…)
(またいつか…君の平和の歌を聴きたいな…)

934名無しさんも私だ:2011/05/14(土) 16:21:00 ID:xYCX6Dtko
キラ、そんなにキラケンが好きかw

935名無しさんも私だ:2011/05/14(土) 16:41:19 ID:p6waCKqg0
キラケンさんも第一声がキラだし
こいつら両思いだよ(棒)

936名無しさんも私だ:2011/05/14(土) 16:54:11 ID:2H/3C8j20
ジュンのドルオタ化は銀魂ネタか?

937名無しさんも私だ:2011/05/14(土) 18:32:34 ID:aUvlwVoM0
刹那にとってガンダムは歌でもいいのかw

938名無しさんも私だ:2011/05/14(土) 18:48:24 ID:/8ccL98A0
>>936
声優ネタにしても限度ってもんがあるだろうに…
メガネと声優が同じだからってどこどうすればジュンが銀魂の新八になるんだよ

939名無しさんも私だ:2011/05/14(土) 18:50:06 ID:.Ts9PpJU0
>>937
そうでも思わなきゃ自分のアイデンティティーと言うやつが崩壊しそうだったんじゃね?w

940名無しさんも私だ:2011/05/14(土) 19:35:04 ID:.g4xN2uI0
正直そんなに本気で怒るほどあの二人の気質が別物とも思えんが

941名無しさんも私だ:2011/05/14(土) 20:02:22 ID:NsCQL6xU0
というか、ジュンって元かこんなオタキャラだが
アクエリ原作知らずに噛みついてるのかこいつら?

942名無しさんも私だ:2011/05/14(土) 20:30:46 ID:ix7ViGnM0
こいつら、と言うが一人しか居ないぞ

943名無しさんも私だ:2011/05/14(土) 20:48:35 ID:bsmeLV..0
かなりギャグっぽい…というか笑わせに来てるけど、
刹那の言う「ガンダム」にはまさに合致してるんだよなぁ
武力を用いてない分、衝撃はさらに上を行くかもしれない

もし子供の頃に見たのがOガンダムじゃなくて
ランカだったら、アイドル目指していたかもしれんw

944名無しさんも私だ:2011/05/14(土) 20:56:08 ID:VjM20/aM0
銀河美少年という名のアイドルか…

945名無しさんも私だ:2011/05/14(土) 21:03:21 ID:UpL7Qxlc0
つまり「俺がアイドルだ!」ということか。まるでアイマスDSのキャッチフレーズの様だw

946名無しさんも私だ:2011/05/14(土) 23:14:29 ID:bsmeLV..0
エスター絡みの査定タイム

・その1

トライア「では、今回の査定…盛大にいってみようか」
>ドラ
クロウ「ちょっと待て。そのドラの音は何だ?」
エスター「あたしが用意したんだよ。少しでもお前の気分を盛り上げようと思ってさ」
クロウ「はあ…」
トライア「もっと喜びな、クロウ。エスターのテストパイロット稼業の初任給は ほとんど、これに消えたんだ」
クロウ「…人の金だから、あんまり言いたくねえが 無駄遣いじゃねえのか?」
エスター「…嬉しくなかったか?」
クロウ「あ…いや…」
エスター「だったら、はっきり言えよ! どうせ、あたしはセンスのカケラもない田舎娘だよ!」
クロウ「いや、嬉しい! 超やる気出る!」「199万9990Gの借金なんてすぐ返せるぜ!」
エスター「それでこそ、あたしのクロウだよ!」
クロウ「あの…あたしのって…」
トライア「じゃあ、今回の査定…いってみよう!」
>ドラ。査定音
トライア「今回の報酬額は48万9990G。残り借金額は150万Gだ」
クロウ「随分と半端な額だな」
エスター「本当は50万Gだったんだけど、残額をわかりやすくするためにそうしたんだってさ」
クロウ「ちょっと待て! じゃあ差額の1万10Gはどこ行った!?」
トライア「あ! 謎の妨害電波だ!」
>通信遮断
クロウ「俺の1万10G、返せぇぇぇっ!!」

947名無しさんも私だ:2011/05/14(土) 23:14:59 ID:bsmeLV..0
その2

トライア「了解だ。じゃあ、スフィアの情報を加えて、お待ちかねの査定…行ってみようか」
>ドラムロール
クロウ「今度はドラムロールの追加かよ…」
エスター「あたしが叩いてるんだ。いい音だろ」
クロウ「不良少女がドラムね…。ポニーテールでもないのに、よくやるよ」
「おまけに、このためだけにラボのオフィスにドラムセットを組むとは」
エスター「迷惑か…?」
クロウ「へ…」
エスター「迷惑なら、はっきり言えよ! あたしはとんだピエロだよ!」
>ドラム乱打
クロウ「お、落ち着け! 感情をドラムで表すな!」
「感謝してる…! 毎度の趣向を凝らした演出にマジで感謝してる!」
エスター「本当か!? じゃあ、次はもっと頑張るよ!」
クロウ「あ、ああ…程ほどにな」
トライア「それじゃ! 今回の査定、いくよ!」
>ドラムロール&ドラ&査定音
トライア「今回の報酬額は40万G。残り借金額は110万Gだよ」
クロウ「おっしゃあ、もうすぐ半額返済だ! 強敵と戦ってきた甲斐があったってもんだぜ!」
エスター「やったじゃん、クロウ!」
クロウ「これもチーフとエスターのバックアップのおかげだぜ」
トライア「あんたにしちゃぁ殊勝な心がけだ。その勢いでしっかり稼いできな」
クロウ「世界の変革は急加速だってのにブレないもんだな、俺って…」
エスター「それがあんたのいい所だよ、クロウ」
クロウ「ありがとよ、エスター。そんじゃ美人とカワイコちゃんの声援を背に頑張ってくるぜ」
エスター「にゃ!?」
クロウ「ど、どうした?」
エスター「可愛い…? あたし、可愛い!?」
クロウ(ヤバい…何か地雷踏んだかも…)

948名無しさんも私だ:2011/05/14(土) 23:15:30 ID:bsmeLV..0
その3

トライア「お待ちかねの査定タイムだ」
>チーン
クロウ「いきなりお通夜ムードかよ…!」
エスター「ごめんよ…。今回のあたしの稼ぎじゃ、トライアングルを買うのが精一杯だったんだ…」
「悔しいよ…。クロウがこんなに頑張ってくれてるのに…あたしはトライアングルかよ…!」
「くそっ…! くそぉぉぉぉっ!!」
>トライアングル連打
クロウ「い、いや、嬉しい! 感謝する!」
エスター「にゃ!?」
クロウ「カスタネットやタンバリンじゃなくトライアングルってのが最高だ!」
エスター「本当か!?」
クロウ「いや〜…普通じゃないぜ、このセンスは。さすがはエスターだ」
エスター「うん…! うん!」
>トライアングル連打
クロウ「わかった…! もうわかったから!」
トライア「そんじゃ! 今回の査定、いくよ!」
>トライアングル、ドララムロール、ドラ。査定音
トライア「今回の報酬額は50万G。残り借金額は60万Gだよ」
クロウ「おっしゃあ! インペリウムを倒せば、全額返済がいけそうだぜ!」
エスター「やったね、クロウ!」
クロウ「おっと、祝いの言葉は返済完了の時だ。それまでは気を引き締めていくぜ」
トライア「頑張っておくれよ、クロウ。このスコート・ラボの平和のために」

949名無しさんも私だ:2011/05/14(土) 23:17:27 ID:bsmeLV..0
とりあえず以上。最初に出てきたときはこんなアホの子になるとは予想もしなかったw

950名無しさんも私だ:2011/05/15(日) 01:25:04 ID:o43nDOF20
エスターはアホ可愛いなw

951名無しさんも私だ:2011/05/15(日) 02:57:38 ID:D33EhHIc0
死にそうでビクビクしたのがウソみたいになw

952名無しさんも私だ:2011/05/15(日) 12:15:42 ID:bV63YzZQ0
物知りズール様

タケル
ズール「マーズよ。お前がいくら抵抗しようと全てはワシの手の平の上よ!」
タケル「黙れ、ズール! お前の思い通りにいくと思うな!」
タケル「お前の犠牲になった人達の無念、俺がこの手で晴らす!」

キリコ
ズール「何だと…?」
キリコ「……」
ズール「歪んでいく…。まさか、この男が奴の捜し求める力の…」
キリコ「……」
ズール「面白い。この宇宙の支配者であるワシがその力を超えてやろう」

刹那
ズール「この機体を中心に意識が拡散していく…!」
ズール「真の力を発揮する前にこの粒子を発する機体は全て破壊する!」

甲児
ズール「奴がマジンガーZか…。なるほど、あの者によく似ている」
甲児「あいつ…マジンガーを知っているのか!? それに似ているって、どういう事だ!?」
ズール「我が名はズール。この宇宙の全てを司る者」
ズール「神々の力を模し、その力の一端を得ても、このワシの敵ではないわ!」

953名無しさんも私だ:2011/05/15(日) 12:17:00 ID:bV63YzZQ0
ちなみに二回目に戦った時はGN粒子が人類をイノベイターに進化させるのまで見抜きます

竜馬
ズール「ゲッター線…。この星の人間にそれを与える事は火に油を注ぐようなものだ」
隼人「何っ…!?」
武蔵「何を言ってんだ、こいつ?」
竜馬「かまう事ぁねえ! 念仏なら、地獄で唱えやがれ!」
ズール「ゲッター線が降り注ぐ星、地球…。やはり、この星は危険か…」

ゼロ
ゼロ(何だ…左目が熱い…!)
ズール「王の力を持つ者…。どうやら貴様は選ばれた人間のようだな」
ゼロ「何を言っている…!? 貴様、俺の力の事を知っているのか!」
ズール「フフ…知りたければ、教えてやろう。その力は必ず貴様に破滅をもたらす」
ゼロ「笑わせてくれるな、自称銀河の支配者よ! この身が破滅する前に俺は必ず勝利する!」
ゼロ「勝たねばならん理由が、俺にはあるのだ!」


「どうやら、この者…人間の失われし力を宿しているか」
葵「おあいにくね。そういう思わせぶりな言葉に踊らされる程、あたしはウブじゃないから」
ズール「つまらん理性で自らを縛るか…。どうやら、目覚めの時まではまだ時間があるようだな」

シモン
カミナ「気に入ったぜ、デカブツ! わざわざ出てくるとは、その度胸だけは褒めてやる!」
シモン「ア、アニキ…! こいつ、今までの敵と桁が違うよ!」
カミナ「相手にとって不足無し! 大物を食らってこその男の戦いよ!」
ズール「無知故の無謀…。だが、それは時として思わぬ結果を生む」
ズール「なるほど…奴が警戒する力がこの星とこの者達にはある」
カミナ「ごちゃごちゃ言ってんじゃねえ! てめえの相手は、目の前の俺達だ!」
ズール「安心しろ、螺旋の王よ。お前の憂いの一つは、ここで絶ってやるぞ」

954名無しさんも私だ:2011/05/15(日) 12:45:42 ID:KGVlW2yI0
>>943
刹那が無表情でキラッ☆してるところを想像して吹いた

955名無しさんも私だ:2011/05/15(日) 15:11:53 ID:qCIk1srs0
>>952->>953
タケル
まるでヤプールか、どこぞの組織の大首領の如くしっこく出て来るんだよねぇ

キリコ
因果律を歪めて生き延びる異能生存体。ワイズマンが後継者として欲しがっている

刹那
人類をイノベイター化させる粒子。ELSと共生可能になる

甲児
異星の神ゼウス。マジンガーはそれをモデルに造られた

竜馬
人を進化させるゲッター線は、アンチスパイラルの恐れる「スパイラルネメシス」を加速させる

ゼロ
自分が破滅する前に、世界に破滅の危機が訪れるとは考えてないのね

シモン
アンチスパイラルが恐れるは螺旋の力。次元の壁を破壊し、新たな宇宙すら創造できる

ズールって顔が広いのね

956名無しさんも私だ:2011/05/15(日) 17:00:04 ID:pxcXo6O60
トライダーのガーバルニウムのことも知ってたなズール皇帝
バジュラと戦ったことがあったり、本当に顔が広い

957名無しさんも私だ:2011/05/15(日) 17:02:45 ID:KGVlW2yI0
宇宙中に細胞がちらばってるってことだし、今の宇宙の状況を考えたら
それが別次元まで広がっていてもおかしくないしなぁ。
もし次元を超えることで時間まで超越してしまっているのならなおさらに。

958名無しさんも私だ:2011/05/15(日) 17:07:43 ID:1TktWD4.0
実際ズールにルルーシュのギアスって効くんだろうか……
今回犠牲になったのはザ☆金持ちだったが

959名無しさんも私だ:2011/05/15(日) 17:09:49 ID:FiVnmpMk0
無意識集合体(神扱いの意識?)にもギアスは効くんだし、ある程度利きそうな気もするが…
そのうち破られる、とかはありそうだけどw

960名無しさんも私だ:2011/05/15(日) 17:48:01 ID:BE23EPRE0
ズール細胞が色んな平行世界に飛んでて
今までのスパロボに出てきたズール皇帝がどれも同一人物というか同一の存在とかだったりして
ギリアムも真っ青の存在

961名無しさんも私だ:2011/05/15(日) 17:57:45 ID:GjfsKQtE0
48話の黄金大使との戦闘前会話

アレハンドロ「ガンダムエクシア、確かマイスターのコードネームは刹那・F・セイエイ」
刹那「やはり、お前が裏切り者か!」
アレハンドロ「そうではない。私がイオリア・シュヘンベルグの計画を時代にそった形に修正したのだ」
刹那「お前にその権利があるのか!」
アレハンドロ「あるのだよ。それはコーナー家200年の悲願なのだから」
刹那「こんな戦いを起こしたお前と俺は違う!」
   「ソレスタルビーイングとして、そして、ZEXISとして!」
アレハンドロ「足掻くがいい!時代に取り残されたガンダムよ!」
刹那「エクシア!刹那・F・セイエイ、目標を駆逐する!」

アムロ「この男のエゴによって今また世界が歪められようとしている…!」
アレハンドロ「私を旧世界の独裁者と同じだと考えてもらっては困るな」 
       「世界は私の指導によってよりよき方向へと変革していく。言わば、私は時代の救世主だよ」
アムロ「それが出来るのならば、何故このような姑息な手を使う…!」
    「インペリウムという脅威を放置して保身のために行動したお前に世界を導く資格があるものか!」

カミーユ「裏から手を回して、全てを手に入れようとする者が世界の指導者に相応しいものか!」
アレハンドロ「だから、最後の仕上げを私自身の手でするために、こうしてここにいるのだよ」
カミーユ「お前は卑怯なだけでなく、不用意な人間のようだな…!」
アレハンドロ「何っ!?」
カミーユ「俺達はお前に負けはしない…!ここでその野望を止めてみせる!」

アレハンドロ「コロニーのガンダム、君達の戦いも無駄にはしないよ」
ヒイロ「……」
アレハンドロ「地球もコロニーも私の手によって正しき未来に導いてやろう!」
ヒイロ「お前の語る未来は、俺やあの女の望むものではない」
    「ターゲット、確認。攻撃目標、アレハンドロ・コーナー…!」


アレハンドロ「ZEUTHのガンダムか。その名に相応しい力を持っているか、私が直々に試してやろう」
ガロード「最後の最後に出てきてどこまでも偉そうな奴だぜ!」
     「そんな臆病者に世界を導いていく力なんてあるかよ!」
アレハンドロ「身の程を知らぬ小僧が…!自分の非礼をあの世でわびるがいい!」
ガロード「そんな悪党台詞が似合うような奴に負けてたまるかよ!!」

ロラン「あなたが国連軍の指揮官ならば戦いをやめさせて下さい!」
    「今は力を合わせて、インペリウムと戦うべきです!」
アレハンドロ「君のような一兵士が私に意見する事は許されない」
       「世界の行く末を決めるのは選ばれた人間だけに許された特権なんだよ」
ロラン「あなたは生命を見ていない…!そんな人に指導者の資格はありませんよ!」
    「生命を大事に出来ない人が誰かを幸せにする事なんて出来ないんです!」

シン「こんな無意味な戦いを仕掛けるなんて何を考えている!」
アレハンドロ「この作戦は世界に夜明けの鐘を鳴らすためのものだよ。君達という反乱分子を鎮圧してね」
シン「お前のやろうとしている事は世界に戦いを広げるだけだ!」
アレハンドロ「ソレスタルビーイングのような事を言ってくれるな、君は」
シン「俺もあいつらも平和のために戦ってきた…!だから、お前は俺の敵だ!」
   「戦いを生む元凶!ここで俺がお前を止める!!」

キラ「国連軍と僕達が力を合わせれば、インペリウムと戦う事だって出来るはずなのに!」
アレハンドロ「世界を救うのは私の指揮する国連軍だよ。後の憂いとなる君達にはここで消えてもらう」
キラ「あなたは…何も状況が見えていない!」
   「そんな人間に世界を渡すわけにはいかない!あなたのような人を世界も人々も求めてないんだ!」

アレハンドロ「黒の騎士団のゼロか。君の望み通り、エリア11は私が解放してやろう」
ゼロ「貴様のような俗物にその言葉を言う資格はない」
アレハンドロ「何?」
ゼロ「貴様のやろうとしている事は私利私欲にまみれた支配でしかない…!」
   「そのような男を私は否定する!」
   「黒の騎士団総帥、ゼロが命じる!アレハンドロ・コーナーよ!世界から…そして、時代から消えよ!」

クロウ「金ピカの機体とは反吐が出そうな成金趣味だぜ」
アレハンドロ「ZEXISにもそのような機体があるはずだが?」
クロウ「実力に裏打ちされらうちのグラサン大尉達とてめえを同じだと思うんじゃねえよ…!」
    「覚悟しやがれよ、裏切りの横取り野郎…!世の中、そんな簡単な儲け話なんてねえのを骨身に教えてやるぜ!」
    「ついでだ!その機体の外装かっぱいで借金の足しにしてやるぜ!」

962名無しさんも私だ:2011/05/15(日) 18:14:17 ID:D33EhHIc0
ていうか原作の設定同士比べだったらキリコやワイズマンより余裕で格上だからなぁ>ズール様

963名無しさんも私だ:2011/05/15(日) 18:18:41 ID:1TktWD4.0
物語上では圧倒的な存在感だけど
後出しのせいで設定的にはそこまで凄くないんじゃなかったっけワイズマンは

964名無しさんも私だ:2011/05/15(日) 18:24:31 ID:qCIk1srs0
ついでに言うんなら、自分で戦う事も無かったよな
存在こそ異質だが、ただ裏からあれこれ仕向けただけで、自分で手を汚そうとしない輩と大して変わらない
そんなんだから最後はキリコに騙し打ちにされるという無様な末路を辿ったんだなw

965名無しさんも私だ:2011/05/15(日) 19:10:35 ID:HfQpAob20
最後もラジカセ抜かれるだけだしなぁ


最近になってゼノギアスのあるシーンがそれのパロディだと知った

966名無しさんも私だ:2011/05/15(日) 19:19:24 ID:7QYCyZUo0
ゼノギアスでワイズマンと言われても、二重人格な仮面の親父しか思い付かない。

>>961
そいやどっちもグラサンかけた大尉だったな、金ピカの機体に乗ってるのは。
今作にフラガがアカツキに乗って参戦してたら、危うくハブられるところだったw

967名無しさんも私だ:2011/05/15(日) 19:25:03 ID:R3aN7QnA0
ムゲも裏設定だと神みたいなもんだけどスパロボじゃスルーされてる。

968名無しさんも私だ:2011/05/15(日) 19:34:49 ID:BE23EPRE0
ムゲはズールほどのスケールを感じないんだよな
自前の宇宙を持ってたり復活したりしてるんだが

969名無しさんも私だ:2011/05/15(日) 19:43:43 ID:7unyAmhA0
しかしズール様でも大使でもゼロだけなんか会話の流れが他と違うよなw

970名無しさんも私だ:2011/05/15(日) 19:45:06 ID:pxcXo6O60
ムゲはデスガイヤーとの会話もあって、
成り上がってきた凄い奴、みたいな印象あるな

ズール皇帝みたいな得体の知れない不気味さはあんまりない

971名無しさんも私だ:2011/05/15(日) 19:45:13 ID:Gl.Q6po20
逆にムゲは失敗した部下を左遷させるだけだったり、よそ者のシャピロを登用したりと良い上司な感じだよな
スケールに関しては打ち切りで変な締め方したから仕方が無い面もある

972名無しさんも私だ:2011/05/15(日) 19:50:33 ID:R3aN7QnA0
マーグは悪いのはズールだけだと言ってたけど幹部クラスでどう見ても
悪人がいるよなw

973名無しさんも私だ:2011/05/15(日) 19:56:34 ID:D33EhHIc0
だってその名も「ワール」ですしw

974名無しさんも私だ:2011/05/15(日) 20:02:12 ID:qCIk1srs0
で、どうするよ、2年7カ月ぶりの次スレたてるか?

975名無しさんも私だ:2011/05/16(月) 00:21:21 ID:Qgs6xhEM0
そんなに流れ早いってこともないし、普通に980で良さげ?


短いの一つ。壱発逆転拳イベ後

不動「生命の花が咲いたか。見事だ」
琉菜「やった! さっすがアクエリオン!」
エイジ「とんでもぶりは、相変わらずだぜ!」
ティエリア「何なんだ、あれは!? いったいどういう原理だ!?」
キラ「うまく説明できないけど、あれがアクエリオンなんだよ」
ティエリア「そんなもので納得は出来ない!」
アルト「見たままを信じるしかないってのかよ…」
クロウ「ありがとよ、アクエリオンっての。おかげで気合が入ったぜ」
アポロ「礼なんか要らねえよ。その代わり、後で飯を食わせてくれ」
クロウ「え…あ…その…」
アポロ「んだよ? それ位、何とか出来ねえのか!?」
クロウ「生命の恩人に出し惜しみしてる場合じゃねえな。決死の覚悟でご馳走させてもらうぜ」

976名無しさんも私だ:2011/05/17(火) 11:18:12 ID:B9g4rsJU0
>キラ「うまく説明できないけど、あれがアクエリオンなんだよ」

なんかもう、ある意味スパロボでのキラのキャラが定まってる感じがするよなぁw

977名無しさんも私だ:2011/05/17(火) 11:24:47 ID:KWlbmYjE0
有害認定されて落ち込むヅラさんもなw

978名無しさんも私だ:2011/05/17(火) 18:56:17 ID:I94GXZWw0
まぁダレがいっても説明できないよなアクエリオン
それこそ冬月先生でも持ち出すしかない

979名無しさんも私だ:2011/05/17(火) 19:42:51 ID:4khQpZD60
>>976
>>977
そして
「だめだこの人達……おれがしっかりしないと!」なシン、と
チーム種の皆さんも、だいぶスパロボ芸人としてのポジションが出来てきたなw

980名無しさんも私だ:2011/05/18(水) 08:15:18 ID:82Sd5u120
新スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/502/1305673862/

981名無しさんも私だ:2011/05/20(金) 02:59:25 ID:52CK/QOk0
第22話より

カルロス「…始まるみたいだね」
シオニー「市民は混乱していましたが、とりあえず軍の誘導に従って、地下シェルターに避難しています」
カルロス「リモネシア大統領の方はどうしてる? プロジェクト・ウズメの事、教えてあげたんでしょ?」
シオニー「動揺されていましたよ。それはもう見苦しいまでに」
カルロス「当然と言えば、当然だね。君に独断で、ここまで来たんだから」
シオニー「もうすぐリモネシアは新しい時代を迎えます。ですので、あの方には退場してもらいました」
カルロス「怖い、怖い…」
アイム「ZEXISとWLF…。出来れば、共倒れになって欲しいですね」
カルロス「本音はどうでもいいんでしょ?」
     「プロジェクト・ウズメが成功すれば、この世界の軍事バランスを一変させるような力が手に入るんだから」
アイム「ええ…」
カルロス「楽しみだよ。それによって、この腐りきった世界がどう変わっていくかを考えるとね」
アイム「では、行きましょう。この戦いが終わる頃、扉を開けるのに最も相応しい時間になるでしょうから」
    「シオニー…あなたのリモネシアのDECがその力となるのです」
シオニー「はい…」

982名無しさんも私だ:2011/05/20(金) 03:46:52 ID:Vnk58TWg0
>>979
前作の放送中から色々とSRW向けな作品と言われてはきたけど、
よもやこっち方面で開花するとは誰も想像できまいてw

983名無しさんも私だ:2011/05/20(金) 20:38:57 ID:5zj/K65c0
むしろこんな彼らこそ望んでいたw
お前らは原作に縛られる必要はないッ、もっとスパロボで弾けてくれっっ

984名無しさんも私だ:2011/05/20(金) 20:46:40 ID:BDYrEi2g0
福田監督、最近ゲーム作品に名前を見かけるが…
あれは監督からのテコ入れかなんかか?

985名無しさんも私だ:2011/05/20(金) 20:51:29 ID:mBKr8.IM0
>>984
具体的なゲーム名を挙げてくれないと何ともいえんぞ

986名無しさんも私だ:2011/05/20(金) 21:09:07 ID:BDYrEi2g0
>>985
わりぃ、わりぃw
えーと、俺が知ってるのはAECRにスパロボLだけど…

987名無しさんも私だ:2011/05/20(金) 21:09:43 ID:BDYrEi2g0
あ、ACERだったw

988名無しさんも私だ:2011/05/20(金) 21:47:40 ID:pREcKNaw0
よく聞かれることだけどよくわからないとしか言いようがない
同じスペシャルサンクスのアニメーション(原作スタッフ)ってとこに青木の名前もあるからガンダム監督の名前なんだろうけど

989名無しさんも私だ:2011/05/21(土) 18:48:03 ID:xw312TfA0
ACERの時は原作終了後設定だったから劇場版のプロットでも利用したからスペシャルサンクスに名前あるのかな、って思ってました

990名無しさんも私だ:2011/05/22(日) 19:37:27 ID:aMyURSRQ0
再プレイがてら、Dを収集しようかと思ったが、
主だったのはあらかた収集されてるなぁ

991名無しさんも私だ:2011/05/22(日) 23:29:38 ID:GmTMYXsQO
他の原作スタッフに比べて小まめに関連作の監修的な事やってるとかかね>福田
ACERでは河森とかはクレジットされてなかったの?

992名無しさんも私だ:2011/05/23(月) 02:40:01 ID:sYrJ0Ikc0
ゲーム中でのキャラの台詞の監修でもしてたんじゃないかと思ったり。
「キラはもっと回りくどい言い方しますよ」とか「アスランはこんな事言いません」とか。

…その割にKやLや破界編ではキャラ崩壊しかかってるようなw

993名無しさんも私だ:2011/05/23(月) 02:48:06 ID:sSXDsjKw0
逆に考えるんだ
あれこそが監督の考える正しいキャラ像だと考えるんだ

994名無しさんも私だ:2011/05/23(月) 02:50:00 ID:Dm9mgMYU0
フルメタのガトーやチャロンの亙は内容を監修した的な発言してるな
他の作品の監督や脚本家等もみんな監修してるのか、一部例外なのか

995名無しさんも私だ:2011/05/23(月) 03:15:06 ID:sYrJ0Ikc0
>>993
…まあ、思えば君と僕と戦場でのキラもこんな感じだった気がする。
アニメでできなかった&入れられなかった話を色々詰め込んだって感じの作品だったけど、
キラが実に天然だった。加えてAAクルー達にしょっちゅう振り回されがちな不幸体質。

996名無しさんも私だ:2011/05/23(月) 03:33:17 ID:/Os49elM0
Kの亙は「電脳戦機バーチャロン マーズ シナリオ監修」
としてクレジットされている

賀東はJにもWにもクレジットされてないね
どちらだったか覚えていないが監修したような事は確かに言ってた気がするし、
昔の作品では多少監修をしてもクレジットされなかったのかも知れない

一方ACE:RとLの福田は、スペシャルサンクス内の
「アニメーション(原作スタッフ)」にクレジットされている
これは多分、ストーリーの内容的な事にまでは口出していないポジションだろう
ACE:Rの同じ欄にはトミノまでいるし

997名無しさんも私だ:2011/05/23(月) 11:41:08 ID:5NtovCE60
そもそもツイッターで
ゲームはゲームだから自分は基本的に関係ない
というスタンスを通してるからな
嘘言う理由もないし直接的には関わってないと思う

998名無しさんも私だ:2011/05/23(月) 19:48:18 ID:se75TR7.0
Jで会話のチェック的なのが送られてきたって言ってたから監修なのかみんなしてるのかって感じだね>賀東
亙さんは単純にキャラ起こしからしてもらわなあかんしね

999名無しさんも私だ:2011/05/23(月) 22:02:02 ID:grzS5tP.0
話題も済んだようだし改めて新スレあんな〜い♪

台詞収集スレ その27
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/502/1305673862/

この時点で>>18までレス付いてるよー。下レスは適当に面白い事でも書いてください

1000名無しさんも私だ:2011/05/23(月) 22:34:57 ID:EktIzLjI0
コレデオシマイ

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