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始めまして
1 名前: 岩崎孝治 投稿日: 2004/05/05(水) 23:58
こんにちは。会社を経営しています。会社を海外に移す
計画で「日本脱藩」という文字で此方を見つけました。
日本は暫く富の奪い合いと集団ヒステリーになりそうな
ので海外を中心にビジネスをしながら静かに考えようと
思っています。私もFTを読んでいるのですが、日本の
マスコミはどうしてこんなに違和感を感じるのか・・・

2 名前: 亀山信夫 投稿日: 2004/05/06(木) 07:26
岩崎さん、はじめまして。

藤原博士が四半世紀前に著した、文字通りの『日本脱藩のすすめ』が以下のURLにアップロードしてあります。お時間のある時に一読し、その感想を本掲示板に投稿して頂ければ幸いです。
http://www2.tba.t-com.ne.jp/dappan/fujiwara/library/dappan/dappan.html


ホームページ【宇宙巡礼】管理人・亀山信夫

3 名前: 岩崎孝治 投稿日: 2004/05/09(日) 23:39
かなり読み進んでいます。私の仕事はコンサルタント(一応、株式会社
化してりうので名目は代表取締役ですが)です。★★『日本経済の闇が
わかる FTの読み方』(藤原直哉著 三五館)★★の藤原さんとも、
実は10年来の友人です。その辺りでなぜか、ダブりました。
文章の中心は石油ビジネスで私はこの分野には余り詳しくはありません。
但し、ITコンサルタントという仕事柄、近い将来電子マネー(マイレ
ージ型企業地域通貨)と石油を絡めるための計画もあります。お金も
所詮は「情報」に過ぎませんから。あまりしたくないのですが私の古巣
の役所が放漫財政を繰り返しているのとイラク戦争によるリフレ効果で
ドル相場が不安定化しているので顧客企業の防衛システムのためです。

規範の崩壊した日本の近未来はかなり暗いものと為ると思っています。
10年前には60兆円あった税収も既に40兆円まで減り、老化とも
に年金を含む国家財政は残り数年しか持たないでしょう・・・

4 名前: 岩崎孝治 投稿日: 2004/05/10(月) 00:37
>ちょうどこれは戦時中の日本の陸軍や海軍の中で、合理的思考と客観的な判断力を持つ一部の将官達が、戦争遂行の馬鹿さ加減に心を痛め、思い悩んだ状況があったのと全く同じです。日本と敵対する国々との国力の差を比較し、八紘一宇という神がかり的な妄想のために、延びきった補給線を守ることだけに日本の持てる力を全部投入することが、いかに非能率なことであるかは、自明の理でした。巨大な正規軍であったが故に、日本の陸海軍は自らの重みに耐えきれなくなって壊滅しましたが、商社が現在同じ道を突き進んでいます。

特にこの点は非常に興味を引きました。もし、この点に気がついている
なら太平洋戦争、決して無理な事をしなくても、劇的な効果を持つ盲点
的な戦略があったのも気が付かれているのかと気になりました。

私が知る限り、この点に気が付いたのは私を除いてたった一人だけで
した。(戦争と全く無縁の物理学者でした)

5 名前: 岩崎孝治 投稿日: 2004/05/10(月) 04:34
>それは、歴史や経済などをテーマに扱いながら、史眼や国際感覚を満足に持ち合わせない虚妄の文化人達が、八〇年代をいろいろと読むといった調子で紙屑のような本を書き、それがベストセラーになって大学生達にも読まれているという現実が日本にあるからです。大学生も試験官もそんな本を読んで八〇年代をわかったつもりになっていれば、新入社員のかなりの部分は、ことによると駄物の秀才が混りこむかもしれないし、

世の中、つくづく広いと思います。この作者が元通産官僚の堺の商人の類
なら私と全く同じだと思います。日本が太平洋戦争に敗れたのも、史実を
検証せず、嘘の情報(桶狭間の奇襲や鉄砲三段撃ち、根本中堂の炎上など)
を参考に戦争指揮を取ったからだと考えています。今のマスコミは将に、
瓦版を10倍酷くしたようなものです。良くない情報を与え、それを後
に知的に検証する事もせず、衆愚政治を無理やり作り出している。

私にはそのように思います。そして、その遠因としては儒者を中心とした
観念の歴史学者たちや戦後の瓦版から生まれた権威となれなかったマスコ
ミに起因しているのでしょう。

ただ、藤原さんと私が違うと思ったのは私の家は代々の武士で公務員
家系(私も元役人)だということです。外線右翼のような職業として
の保守派ではなく、地域と血縁がかなり奥底まで絡み付いています。
私がベンチャーを始めたのも役所の財政課で大喧嘩した事が直接原因
でしたが、遠因としては誰かが外から内部の応援をしなければならな
いと感じたからでもありました。今では一流の役人はほぼ絶滅状態で
す。一番の理由はマスコミ、二番目は自分たち、三番目でようやく、
政治家の責任だと思います。かなり共感できる内容でした。

6 名前: 岩崎孝治 投稿日: 2004/05/10(月) 06:08
> いずれにしても、僕の個人的な見解からすると、現在の世界的な政治における混迷は、国民国家時代の
没落に関係しており、これからは新しいタイプの中世時代が始まるのかもしれないということです。必要
最低限のものだけが寄り集まり、その中で一番有能なものが指導性を発揮して、自由度と秩序のバランス
を調整して、組織としての有効性を各次元の枠組を超えたところで統一していくのです。それが合従連衡
のゲリラ政治になったり、ベンチャー・ビジネスとして二一世紀に定着するのではありませんかね。

なるほど。この辺りも私や仲間の企業経営者が一緒に作ろうとしている
ステルス国家にかなり近いものを感じます。国民国家が崩壊するのは
仕方が無いにしても、現状では見捨てられた大衆(特に子供)が多数で
ます。貧しいが才能がある若者を優先的に保護するという点を除けば
同じともいえます。中国人のエリート教育は凄く、このままでは日本に
未来は存在しないと感じています。但し、他国のエリートは裾野が狭く
金持ちだけです。ここに活路を見出すのが私たちの計画です。

もし、日本に来られることがあったら一度お会いしたいものです。
日本で二番目に高いビルに私のオフィスがあります。

私の思想は、墨子を目指すための韓非子を活用する武士道です。

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