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また又・やる夫とできる子がお勧め映画を観るようです
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Y , ヘ^ ⌒ ^^⌒ヽ ヽ ....i (,
l γ::..:::::..:::...ヘ、: : : ハ j .ヾ ,'
`ノ :ノ...:ノ \ ノ ::::/ .ソ--ュ
リ::::::( ( ●) (●::( .〕-、 _} _/\/\/\/|_
.ハ::::ハ ,, r‐ァ j) ) ノ`、 リ ...\ /
Y ヽ  ̄イ' y.. / / ....< Groovy! >
/ 'ヘ j ̄ヘ((、 / / \
/、 ヾ / ヘ._/ . ̄|/\/\/\/ ̄
il Y i _
l ヾ ..__,-/~| `ーヽ'||||っ_ ,、,、,、,、,、,、,、,、,、,、,、、,、,、,、,、,
l '´ lr:ニ| ̄l: []=='|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`:.',
ヽ_ | {三|__/~____|_|__________,ノ,'
`―'´ .`ー―' `'`'`'`'`'`'`'`'`'`'`'`'`'`'`'`'
このスレは>>1 が独断と偏見でチョイスした映画を
物語の中でに軽く紹介・お勧めしていくスレになります。
スレの構成は前半が粗筋交えた紹介、後半が若干のネタバレ含む感想となりますので
紹介タイトルを未見の方はご注意ください。
.
>>1 の過去の映画関連スレ一覧
(一応続き物ですが、見なくても今作を見るのに支障はありません)
・やる夫とできる子がお勧め映画を見るようです
・続・やる夫とできる子がお勧め映画を観るようです
ttp://oyoguyaruo.blog72.fc2.com/blog-category-415.html(泳ぐやる夫シアター 様)
・続々・やる夫とできる子がお勧め映画を観るようです
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/otaku/14504/1403272362/-100
・ギャル夫とざっくり学ぶゾンビ映画
ttp://mukankei151.blog47.fc2.com/blog-entry-10115.html(やる夫短編集 阿修羅編 様)
.
というワケで、毎度バカバカしい限りですが、>>1 の映画の感想スレになります。
この後、20:00時から第1話を投下したいと思いますので、
少々お待ちください。
おお、おかえりー!
>>4
HAHA!ただいまでありますw
ということで、そろそろ時間ですので投下しますね。
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第1話『ライフ・アフター・ベス』
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〜朝・やる夫の家〜
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. /,,゚ ,゚_ヽ,
. ``.し'ノ ~
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|┃ \ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人__从_从人_人/
ガラッ. |┃ ≧ <
|┃ ノ// ≧ うぉーにぃーちゃーーーーーんっ!! ≦
|┃三 ≧ ≦
|┃ /Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒WW⌒Y\
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|┃三 r-、 l ヽ,,, -ー -', l
|┃三 /て ) / @ o @ ヽ
|┃ ( _ノ フ Y , ヘ^ ⌒ ^^⌒ヽ ヽ
|┃ ゝ、 〈 l γ::..:::::..:::...ヘ、: : : ハ j
|┃ / ハ ヽ `ノ :ノ...:ノ ノ ヽ ::::::)
|┃三 ./〃 ヘ ヽ リ::::::( ( >) (<::(
|┃ i ! \ ハ::::ハ ,, r‐ァ j) )
|┃ 丶丶 _ >、 Y ヽ  ̄イ' y
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|┃三 〈  ̄ う Y y、 ヽ
|┃三 `ー― ¬、__ノ j > /
|┃ / r'^ヽ'´ _/
|┃ ,′ :: `く__ノ
【できる子】(やる夫の隣に住む映画好きの少女)
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三三三 |┃┃
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/ :::::\:::/\三三三|┃┃
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(((とヽ| (__人__) .j |┃┃
\ \、 ` ⌒´,;/ |┃┃て
‐=≡ /ー-.l`‐-‐< ̄``ヽ( |┃┃ て
‐=≡( ⌒⌒ ̄ ̄`r::\ヽ |┃┃ そバタン!
=≡ (´ー-、_,. -‐'´/l . ヾ_つ.;. |┃┃ て
( ̄ ̄ ゝゝ / |┃┃そ
`゙´ \/ / 三三三 |┃┃
( / |┃┃
\ J |┃┃
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【やる夫】(できる子の隣人・関東一のモチ肌男)
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| ( ●) ( ●)
| (__人__) ……おい、いいのか?
| `⌒´i
ヽ. U ノ 今、できる子ちゃんが……
ヽ ノ
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【やらない夫】(やる夫の親友)
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/ ⌒ ⌒ \ 何言ってんだお?やる夫は何も見なかった。
/ (⌒) (⌒) \
| '" (__人__) "' | ……さて、気持ちのいい朝だし、
\ `ー ´ / 何処かに出かけてでも……
/ ゝ ィ'ヽ
/ \
/ ィ r \
| `|| |ヽ ヽ
/⌒ヾ| | |, |
ヾ___,ソl │(、__,ノ
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|┃ \ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人__从_从人_人/
ガラッ. |┃ ≧ <
|┃ ノ// ≧ って、ちょっとー!!何で締め出すのだ!? ≦
|┃三 ≧ ≦
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|┃三 ,r' @ o @ ゙ヽ
|┃三 .i' ,r'⌒^^ ⌒ ^ヘ , Y
|┃ (:.ハ : : : ,ヘ...:::..:::::..:ヽ l
|┃ .(:::::: ノ ヽ、 (,:...(,::`}
|┃ .〃 ):: >) (< ) )::::::リ
|┃三 (\ 〃 ((i r‐; '' ハ::::ハ
|┃ ./ヽ ー、__ Y''ヽ ,ィ'ノ .:y
|┃ 〈ヽ\と____ ̄ ̄'i /'  ̄ヽ――--、
|┃ // ̄ ̄ // X !、 / 」ー‐--、 \
|┃三 {{ / xく Y i \ \
|┃三 ヽ丶 {{ //. ヾ .. i! イ { 、〉
|┃ ⊂ニ'⌒´ r' ヘ i! ヽ  ̄
|┃ └‐とノ\
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____
/ ノ ヽ\ ええーい、シャーラーップ!
/ (○)}liil{(○)
/ (__人__) ヽ できる子ちゃんがハイテンションで入ってきた時は、
| |!!il|l| | 十中十、ロクでもないグロ映画を見せられるに決まってるでしょうが!!
\ lェェェl /
/ ヽ 前回の『チキン・オブ・ザ・デッド』で、こっちは満身創痍だっちゅうの!
しヽ ト、ノ
・『チキン・オブ・ザ・デッド』予告(激汚グロ注意)
ttps://www.youtube.com/watch?v=7mI0Up3fbsE
r 、. ,、
l ヽ,,, -ー ー-', l
/ @ o @ ヽ
Y , ヘ^ ⌒ ^^^⌒ヽ ヽ
l γ::..:::::..:::...、u : : : ハ j
`ノ :ノ...:ノ::::::ノ ヘ:::::::::)
リ::::::(::ノ \ ノ :::( ぐぬぬぬっ……おのれ、お兄ちゃんめ!
. ハ::::ハ ( ●) (●):) )
Y ヽ __ ⌒ イ' y とうとう、あたしのパターンを学習しおったか……
,( マ 〆 `)
./ ゝ ノゝ_ノヽ ……そういえば、あの後やんねえ香さん大丈夫だった?
i ノ Y i )
`ー ´ i! `ー'
.
____ ああ、翌日にはピンピンしてたし、できる子ちゃんによろしく言ってたお。
/ \
/ ─ ─\ ただし、次に一緒に観る時はゾンビ映画以外を頼むって。
/ ‐=・=‐ ‐=・= \
| u (__人__) | ……それで、今日はどうしたんだお?
\ ` ⌒´ ,/
r 、. ,、
l ヽ,,, -ー -', l
/ @ o @ ヽ
Y , ヘ^ ⌒u ^^⌒ヽ ヽ
l γ::..:::::..:::...ヘ、: : : ハ j
`ノ :ノ...:ノ ノ ヽ ::::::)
リ::::::( ( ●) (●)::( ほっ、よかった……って、そうなのだ!
. ハ::::ハ " l マ i )
Y ヽ ` イ' y あのね、前に紹介した『死霊のはらわた』の続編企画!
l /⌒)^ヽヽ
| Y / ∠ }. l あれが実現して、アッシュの物語の続編『Ash vs Evil Dead』がTVドラマで放映されるのだ!
|. V r< 〈 |
', / ヽ ヽ 内容は『死霊のはらわたII』から30年後の話で、主演は引き続き【ブルース・キャンベル!】
ゝー' \ノ
・『Ash vs Evil Dead』予告(※微グロ注意)
ttps://www.youtube.com/watch?v=LdRyAVsWVJ0
.
____
/ \ あ、今回は役者名の【ブルース・キャンベル】じゃなくて、
/ _ _ \ 役名の【アッシュ】がタイトルになったのかお。
/ (●) (●) \
| (__人__) U | しかしまぁ……また、できる子ちゃんのモロ好みな予告内容だこと。
\ `⌒´ ,/
/ ー‐ \
,、 ,、
l ,`- ー- ,,,,r' l
,r' @ o @ ゙ヽ
i' ,r'⌒^^ ⌒ ^ヘ , Y
(:.ハ : : : ,ヘ...:::..:::::..:ヽ l
(:::::: ,ィ' ヽ、 (,:...(,::`}
):: >) (< ) )::::::リ そうなんでございますのよ、奥様!
((i r‐; '' ハ::::ハ
Y'''f ^'il^''r' 'ノ .:y 冒頭のコルセットしながら顔芸でキメる、ダサかっこ良さ!
.,' l l { 、
. レ! ,ハ '、〉 その白い歯の光る胡散臭さ満点な笑顔は、正に【ブルース】度120%!
. `l`" `"1
. ,r'´ ヽ、
.
r 、. ,、
l ヽ,,, -ー ー-', l
/ @ o @ ヽ
Y , ヘ^ ⌒ ^^^⌒ヽ ヽ
l γ::..:::::..:::...、 : : : ハ j
`ノ :ノ...:ノ::::::ノ ヘ:::::::::) それに、ますます磨きのかかったショットガン裁きに、
リ::::::(::ノ \ ノ :::( 『キャプテン・スーパーマケット』のセルフオマージュ感たっぷりな
. ハ::::ハ ( ●) (●):) ) チェーンソーとの合体シーンと、見所満載の予告なのだ!
Y ヽ __ ワ イ' y
,( マ 〆 `)
./ ゝ ノゝ_ノヽ
i ノ Y i )
`ー ´ i! `ー'
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●
| (__人__) アメリカでの放映は、ハロウィン頃だって話だっけか?
. | ノ
| ∩ ノ ⊃ しかし、最近は昔のホラー作品のリブートや続き物が多いな。
/ ./ _ノ
(. \ / ./_ノ │ 『トレマーズ』や『ファンタズム』の新作も作られてるらしいし。
\ “ /___| |
. \/ ___ /
.
r‐- 、. ___ ハ
l iヽ ヽ´ `ヽ!、
/´.! @ o)
Y `´ , -ー 、__ヽ
l U /::..:::...ヘ、::ハ´
i /:..::::ノ ヽ:::) ホントにねぇ。
ゝ___ノ :/:..:::( ( ⌒) l:(
. ハ::ノ::::ノ:::::ハ ,, r‐ァl ::) 『トレーマーズ5』は、相変らず銃オタクの【バート】さんが主人公みたいだけど、
´ .)Y y.´  ̄,y どうせなら、日本未発売のTVシリーズも出してくれればいいのに。
/⌒ トー‐i´
./ /`ヽ___i
/ / l
___/ / /
(_⊂_ノヽ__ /
 ̄l
r 、. ,、
l ヽ,,, -ー -', l
/ @ o @ ヽ
Y , ヘ^ ⌒ ^^⌒ヽ ヽ
l γ::..:::::..:::...ヘ、: : : ハ j
`ノ :ノ...:ノ ノ ヽ ::::::)
リ::::::(u( ●) (●::(
. ハ::::ハ ,, r‐ァ j) ) それに『ファンタズム』の続編なんて、今更作成されるとは思いもしなかったよ。
Y ヽ nl^l^ly
/ 'ヘ 「 ノヽ 『ファンタズムⅣ』が98年製だったから、
/、 ヾ ヽ く ヘ 来年公開としても、実に18年振りの続編なのだ。
il Y ヽ \ l
l ヾ .._ i! ヽ、_)
l j i! l
.
r 、. ,、
l ヽ,,, -ー -', l
/ @ o @ ヽ
Y , ヘ^ ⌒ ^^⌒ヽ ヽ
l γ::..:::U..:::...ヘ、: : : ハ j
`ノ :ノ...:ノ ノ ヽ ::::::)
リ::::::( ( ⌒) (⌒)::( しかも【トールマン】始め、俳優陣は全員オリジナルキャストだっていうんだから、
. ハ::::ハ ,ー ) ) 喜んでいいのやら、心配していいのやら……ワケワカメなのだ。
Y ヽ イ' y
/ 'ヘ j ̄ヽ
⊂⌒ヽ 〉 ヾ / ´/⌒つ
\ ヽ / Y ヽ /
\_,,ノ i |、_ノ
・『トレマーズ5』予告
ttps://www.youtube.com/watch?v=It8R5ckIg3I
・『ファンタズムⅤ』予告
ttps://www.youtube.com/watch?v=X1wOobOGa4w
/ ̄ ̄\
/ _ノ ヽ、_ \
. | ( ●)(● ) | その他にも『13日の金曜日』のリブートと
. | (__人__) │ 『死霊のえじき.』のリメイクも控えてるしな。
| `⌒ ´ |
. | | リメイク・ラッシュは今に始まった事じゃあないが、
. ヽ / ホント最近はホラーの有名作のリメイク多すぎだろ。
ヽ /
> <
| |
| |
・『13日の金曜日』(リメイク版)予告
ttps://www.youtube.com/watch?v=WV7fPTTQFx4
.
r 、. ,、
l ヽ,,, -ー -', l
/ @ o @ ヽ
Y , ヘ^ ⌒ ^^⌒ヽ ヽ 『13日の金曜日』はリメイク版が不評だったとはいえ、
l γ::..:::::.U:...ヘ、: : : ハ j リブート企画決まるの早かったねぇ。
`ノ :ノ...:ノ ノ ヽ ::::::)
リ::::::( ( ⌒) (⌒)::( ……まぁ、リメイク版は【ジャレッド・パダレッキ】が主役格で出てた時点で、
. ハ::::ハ " l マ i ) 【ジェイソン】と『スーパーナチュラル』の【サム】が対決してる様にしか見えなかったしで、
Y ヽ ` イ' y ファンからの不評も致し方なしかもしれないのだ……
・『スーパーナチュラル』予告
ttps://www.youtube.com/watch?v=4kmA86_hnbo
/ ̄ ̄\
/ノ ヽ、_ \
. ( ⌒)( ⌒) | 【ジャレッド・パダレッキ】と【ジェンセン・アクレス】の二人は、
|(人__) | ほぼ『スーパーナチュラル』専属俳優って言っても過言じゃない状態だから、
| ⌒ ´ U | 他のホラー映画に主役格で出ると、まんま【サム】と【ディーン】にしか見えないんだよなぁ。
. | |
. ヽ / 前述の『13日の金曜日』リメイク版とか、『ブラッディ・バレンタイン』のリメイク版とかな。
ヽ /
.> <
| |
| |
・『ブラッディ・バレンタイン』(リメイク)予告
ttps://www.youtube.com/watch?v=2MFLJ4M3PDI
.
r 、. ,、
l ヽ,,, -ー -', l とまぁ、閑話休題。
/ @ o @ ヽ
Y , ヘ^ ⌒ ^^⌒ヽ ヽ で、このほとばしる歓喜をおすそ分けしようと思って、
l γ::..:::::..:::...ヘ、: : : ハ j 今日もとびっきりのゾンビ映画を持ってきたのだ!
`ノ :ノ...:ノ ノ ヽ ::::::)
リ::::::( ( ●) (●)::( というわけで、今回の映画はこれだよ!ハイ、ドン!!
. ハ::::ハ " l マ i )
Y ヽ ` イ' y
____
/⌒ ⌒\ ……へっ?
/-=・=- -=・=-\
/::::::⌒(__人__)⌒:::::\ いや、別にやる夫に分ける必要は……
| トェェェイ U |
\ ヽニニソ /
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━━━━━━━━━・━━━━━━…━━━━━━━━━━━━…━━━━━━━━・━━━━━…━━━━━
『ライフ・アフター・ベス』(2014・米)
━━━━━━━━━・━━━━━━…━━━━━━━━━━━━…━━━━━━━━・━━━━━…━━━━━
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/ ─ ─ \ また、強引に……結局、何時も通りの映画鑑賞の流れかお。
/ -=・=- -=・=- \
| (__人__) U | ……あの、せめて今日はグロくないのを……
\ ` ⌒´ /
r 、. ,、
l ヽ,,, -ー -', l
/ @ o @ ヽ
Y , ヘ^ ⌒ ^^⌒ヽ ヽ
l γ::..:::::..:::...ヘ、: : : ハ j
`ノ :ノ...:ノ ノ ヽ ::::::)
リ::::::( ( ⌒) (⌒)::( んもぅ、そんなに心配する事無いのだ。
. ハ::::ハ ,ー ) )
Y ヽ イ' y アタシだって鬼じゃないんだから、
/ 'ヘ j ̄ヽ 苦手な人にそんなキッツイのなんて持ってこないよ。
/、 ヾ / ヘ
il Y il
l ヾ .._ i! .. イl
l j i! l l
.
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/ U \
/ ─ ─\ だといいんだけど……
/ (●) (●) \
| (__人__) | しかし『ライフ・アフター・ベス』ねぇ。
./ ∩ノ ⊃ /
( \ / _ノ | | ベスって、このパッケージの女の子かお?
.\ “ /__| |
\ /___ / てことは……
|
\ __ /
_ (m) _
|ミ|
/ `´ \
____ あ、そうか。
/⌒ ⌒\
/( ●) (●)\ ライフ・アフター・デス(死後の世界)の「デス」と「ベス」をかけてるのね。
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \
| |r┬-| | さしずめ、意訳すると「死後のベス」ってとこかお。
\ `ー'´ /
.
r 、. ,、
l ヽ,,, -ー -', l
/ @ o @ ヽ
Y , ヘ^ ⌒ ^^⌒ヽ ヽ
l γ::..:::::..:::...ヘ、: : : ハ j
`ノ :ノ...:ノ ノ ヽ ::::::)
リ::::::( ( ⌒) (⌒)::( はい、ピンポンピンポ〜ン!
. ハ::::ハ " l マ i )
Y ヽ ` イ' y 大正解なのだー。
l /⌒)^ヽヽ
| Y / ∠ }. l 要するに、劇中で軌跡の大復活を遂げるベスちゃんを
|. V r< 〈 | 直球で名指ししたタイトルだね。
', / ヽ ヽ
ゝー' \ノ
r 、. ,、
l ヽ,,, -ー -', l
/ @ o @ ヽ
Y , ヘ^ ⌒ ^^⌒ヽ ヽ
l γ::..:::::..:::...ヘ、: : : ハ j
`ノ :ノ...:ノ \ /::::::)
リ::::::( ( ●) (●::(
. ハ::::ハ ,, r‐ァ j) ) ということで、物語の粗筋はこうだよ!
Y ヽ  ̄イ' y
/ 'ヘ j ̄ r-、
/、 ヾ / { `)
il Y i l´
l ヾ .._ i! .. l l
l j i! l ノ
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__ /:,.;‐''~ ,.ィ‐'~ |~`―-
,.、 / \~~~``ー--ゥ'~ ,.;;-‐''~~ |, :-| |
ミ彡 /::::::::`> ,.-''~.‐'~~-‐''~~.| .| | |
工___ ミミ|彡ム-''~~ーv'~ ~:::::;;;:: i-‐i |~~| | |
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||`i'~~`'~~'~~ミ―┼(`)‐i ̄~i→;;;;;/ ノヽ|~l ミ|'~::::::::::::__.|l'~ ;'`'`゜ ;;; `i _
|r'~ ミ |. |ゝ-'| |~l~`1;;;;;;;;;;;;;L!;;|,,,,.i'~''1~T~~  ̄|__,,,.....r-‐ミ ;; ;;;;;;;;;;;:;;;;;;;;;;;;::| ̄
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ヽー-' ヽ. ヽ、_,,人_j |エエエエ |::::::::|ヾ:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
/ / \ ゝ'~_三~ト-、エエ |::::::::| 冫;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
/ / \ = ̄ '`‐-'‐-、j-、...__(;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
/~~`ー'~~```` / `ー、 ヽ;;;;;;;;;_.........
ム ( ` ヽ、
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舞台は、アメリカの閑静な住宅街。
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/ ハ / ヽ /´ ̄`ヽ丶、
/ /;;_V;|. Y /`ヽ':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:ヽ
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/ / ! ! λ .! ! ハ ! ! } /::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:......:.:.:.:.ハ
/ .! ! .ト、 ! ! ゝ ''' ト! 、! ! .! ! ! ノ::::::::::::::::.:{!.:.:.:.:}、:.:.:.:.:.:.:.:ハ
! ヘ ヘ , t''ゝ. !.ゝ ! yニ=ト,/ ! ! } .! i!:::;::::::::::::::.:{:.:.:.:.:! ヽ:.ト:.:.:.:.:i:! _
. ! ! ヽ, ヘゝ|ィ=ゝ! \ '' Y: レCミ、| / / ! |:::j!::::::::::::{!:i!:.:ハ:|/`}.}!.:.:.:.}! { .{
! ! \ヘl! {::Cヽ {:っ ::リ,》/ / ∧! {:::!{:::::::::::::E}ミ{! リ./´` j._:.:.:リ /´ ̄ヽ
. !ハ ゝ ゞ 乂} ゝミタ/ / / ヽ i!:ハ::::::::::::{!ヒ} __ ´ 〉::! Y´ .i!
. ノ \ゝ ヽ ハ , /,, イ . / ヽ ヽ:ト、:トゝ {./ .! !:!j! {' ̄` }
ヽ\\' ゝ, ゞ' /彡 / / / ヽ `ヽヽ、ヽ._ ノ Yrゥ ( ̄` /
ヽ|ヽ, Y ゛ ト _,, ィ 〆 / / i>- ' / ヽ,.ヘ ト、
.!ヽ! ,i / ∨ ハ ,, ''/ { __.∧ {ヘ / ri ',ハ
.! ノr '' " '' " ! / .! /、 :_:∧ .} ヽ./ i!:| ∨}
!,,ッ Y .! .!ヽ.! /ノ} !__ノィ/ .{! :! .ヽ
/ /// ! ! ヽ ノ: : { :!:.:.:./: . .{! :! .ハ
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【ベス】 【ザック】
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そこに住む【ベス】と【ザック】は、恋人同士だったのだが……
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.i `--、l \', '
./ .i .`
./ l
./ ヽ
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ひょんな事から喧嘩をしてしまった二人。
そのせいで1人でハイキングに出かけた【ベス】は、
山で毒蛇に噛まれ命を落としてしまう……
.
==================================================
,. ' `-'  ̄`'ヽ,
, ―ーー-., / ヽ
/'`/ ̄⌒\V/ : / ̄ ゝ
///:: |v: : : : !
/ //::::::: lγ'/ ヘ
,-ー' l l::::ヽ:::: /::{// : : : l
| l ::ヽ:::::|:::::: /:l l::l: ハ : :/l/l: l | |
| ! :::::::::::|:::::: |::l 'l::ハ: ハ: :l: : : ハ | l
∧ヽ :::::::::::|:::::: l:::}: 'l v l:ハ: : : :/:ヽλノ
/ヾ ヽヽ :::::::::::l::::::: l:::::::八'ヾ ___l l: : ソλ: : ノ '
ハ \ \\:::::::::}::::: l:::::::彡 `''` l::|: /ノ7' l/
//\γ \`-- l::::: l:::j` l::::::: |
/ /_ - /l__`'- __`' l:::: lr l:::::: |
l F- ' ` / ミ-:/ /''kl:::: ヽ l:::::: l
| ι く/ l ̄ ハ l::: l |::::: ヽ
| | ミミ / / ヽ'|:: | |::::: ヽ
| | | K< ヾ::: | {::::: ヽ
| | l | ` |::: ト , ヾ:::::: l
| |__-- ` ⌒`'''ヽ / !::: l ヽ ヾ::::: l
レ' ,.--- ..., トv'` !:::: ト-ミゝ ヾ:::: l
| ,.-` lソ| /ヾ:: | l>' ヾ:: ヽ__ ,...,_
./`< | ハ__ヘ:::::l:: '--'ーー`' ,_ ヾ: ,_ ゝ カ
ヘ_|,.-`------`L_|l,,___ |:: ,, ヽ \ ヽ ヾ:-`''''' ̄
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恋人の突然の死に嘆き悲しむ【ザック】。
葬儀後、彼は【ベス】の家を訪問し彼女の両親と悲しみを分かち合うことで、
なんとか立ちなおろうとする……
.
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_,,,,,---―--,,、
_,-ー-'"゛ i、、`''i、
,/ 、 ::::::::‘'i、::::‘i、
/ / :::::l゙::::::::::::::::::ヽ、:::::ヽ
丿 _. │ ::::::::.|i、::::::、::::::::::ヽ:::::::::|
l` ,j″ .| ::::::::::::l゙ ゙i,_,ト、:::::::::::|::::::::`l
. l゙/〕 、 |,. :::::||,r=三]i,|,゙l,|::::::::::`l:::::::`|
. ″| ,!:::::l ソ|ヽ、l' ゙ll"(ii;。广゙ |:::::::::::|::|::::l
l 」:::::`l,. 《゚iiト. ‘ '''''" |::::::::::|:::|::/
`i、|ヽ::iケゝ.゙'" ∪ .,レ''i、l゙::::り
`\`!,,゙l,!,゙l、< .ノ 、レ`,ャl
`'゙l、ヽ つ .,r゙.[ ,l゙`
`ヽ、 ,,,,,,,,}l―'i
`'二コ、 |ヽ l
l'"` .| | .゙l .,/`ー--、,,
l゙ ゙l、y/,,,-" .゙l/ `'-,
,|-j" ト‐'| 丿 ヽ
_/ ゙l, .| .) 丿 ヽ
,/` .ヽレ゙ , /` .゙l
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しかし翌日、彼が再び【ベス】の家を訪ねると、
何故か両親は【ザック】を避け、会おうとはしない。
.
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/ .′′ : | .:::: / │ ! :::::! /:::: |::::::::| i
' / | :::| :/ | ! :::::! ,::::::::: |::::::::| |
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.' 人! │ :::ハ ::| .' /│ ::::/ /:::::::::::.... |::::::::| i!
/ | ハ :::: , 十…‐-/-,'.. ! :::/ /:::::.::::::::::::::::::::ハ:::::, ′ ':::
', ! ', :::ハ ::| - // `! :/ .:::::: :::::::::::::::::::::/::::::∨ / /:::::
\! ヽ ::: | ヽ| ::::::::::::::::::: / ::::::/::::::::::::::::::::::::::∧:::::::/ /::::::::
ハ::ヽ. ::::::::::::::::::::i!' :::::,..イ::::::::::/::::::::::::::::./ヽ ヽ'′ ,' :::::::
Y::/ゝ :::::::: ,' ::::/ |::::::::/:::::::::::::::::/ ! レ′ .:::::::: /::
レ /::/ , ,' :::::::::::::::/ レ′/ , '::::::: /:::::
〈 ,./ / /:::::::::::::::, ' ´ ィ 7 .::::::::::::/:::::::
∧ ,′.:::::::::::::::/ -イ::/ /::::::::::::/:,:::::::
.′∧ ,' .::::::::::::::/ V/::::::::::::::: /:::::::
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,′ ′:::::ハ / _.. '" /:::::::::::::::: /:::::::::::::::::::
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この急な態度の変遷に不審を覚え、家の中を覗き込む【ザック】。
すると、なんとそこには平然とリビングを歩く【ベス】の姿が!
.
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, - 丶
., ' ヽ、
/ 、 ヽ、 ヾ、\
i l 、 lヽ i、lヽ,|-、 、i
l i lヽ|==、lヽナ 'o`i, , iヽ
! li i<_ o , 、 ´.i ハ / __r 、
ヽヽ ヾゝ r==、 l/ r <ヽ. `l
ヽ l`-\ 、|、 》 / rヽ ヽ` 」
ヽ|ヽ ̄‘- `‘= 'ノi| i ! /
ヽ\ヽ  ̄ ´ i _,、-、 __ ヽ ヘ
,r - 、 , 、> _ `> ヽ ヽ‐、 ヘ ヘ
r ¨ /´i ¨l ┐ , ・ヽ ヽ ` // ヽ .i \ i ヘ
ヽ l l ' i r・ヽ ヽ丶ー― '/ ヽl ヽ i ヘ
└---t- ヽ i´ \ ヽ  ̄ ̄< < \ \ ヘ
ヘ ヘ l ヽ ヽ ヽヽ i、 ヘ ヘ
l ヘ 〉 〉 l ヽヽ、___ 〈 \ i l
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【ベス】の死は自分を欺く為の茶番だったのかと憤り、彼女の両親に詰め寄る【ザック】。
だが、事実は彼の想像を遥かに超えた事態の中にあるのだった……
予告動画:ttps://www.youtube.com/watch?v=aU2AjCpln6E
.
____
/ \
/ ─ ─ \ ふむぅ、予告を見た限りだと、
/ (●) (●) \ やっぱり【ベス】ちゃんはゾンビになっちゃうのかお。
| (__人__) |
\ `⌒´ ,/ 前回見た『AAAH!ゾンビーズ』と同じ感じ?
/ ー‐ \
・『AAAH!ゾンビーズ』予告(微グロ注意)
ttps://www.youtube.com/watch?v=yQeQ5oUjRnA
r 、. ,、
l ヽ,,, -ー -', l
/ @ o @ ヽ
Y , ヘ^ ⌒ ^^⌒ヽ ヽ
l γ::..:::::..:::...ヘ、: : : ハ j
`ノ :ノ...:ノ ノ ヽ ::::::)
リ::::::( ( ●) (●::( ゾンビになっちゃうっていう点では同じだね。
. ハ::::ハ ,, r‐ァ j) )
Y ヽ ∩ ノ ⊃ もっとも、あっちは主人公も含めてゾンビ化したみんなに焦点が当ってたけど、
/ ./ _ノ こっちでは基本、【ベス】ちゃん1人のゾンビ化に焦点が当ってるって点は違うかな。
(. \ / ./ ) │
\ “ /___| |
. \/ ___ /
.
/ ̄ ̄\
/ ⌒ \
| (● )(● )
|. (__人__) 設定的に近いってんなら、有名所だと
| ` ⌒´l 『バタリアン・リターンズ』とか『アンデッド・ウェディング』とかじゃないか?
| }
| _ } あの辺りは、モロに恋人がゾンビになって四苦八苦する話だし。
,l( ゙) ,ノ )
|/ |`ー一" |
ヽ / ヽ ノ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・『バタリアン・リターンズ』予告(グロ注意)
ttps://www.youtube.com/watch?v=RMC7LOQed1s
・『アンデッド・ウェディング』予告(微グロ注意)
ttps://www.youtube.com/watch?v=XwAh7RRPDqg
r‐- 、. ___ ハ
l iヽ ヽ´ `ヽ!、
/´.! @ o)
Y `´ , -ー 、__ヽ
l /::..:::...ヘ、::ハ´
i /:..::::ノ ヽ:::)
ゝ___ノ :/:..:::( ( ●) l:( あー、その辺りがドンピシャかな。
. ハ::ノ::::ノ:::::ハ ,, r‐ァl ::)
´ .)Y y.´  ̄,y 特に『アンデッド・ウェディング』の方が雰囲気も似た感じかなぁ。
/⌒ トー‐i´
./ /`ヽ___i 『バタリアン・リターンズ』の方は、わりとハードでシリアスな展開だったし。
/ / l
___/ / /
(_⊂_ノヽ__ /
 ̄l
.
____
/ \
/ ─ ─\
/ (●) (●) \ ふむぅ……という事は、この『ライフ・アフター・ベス』はコメディ作品なのかお?
| (__人__) |
./ ∩ノ ⊃ / 確かに、予告の最後の方はお間抜け感漂ってたけど。
( \ / _ノ | |
.\ “ /__| |
\ /___ /
r 、. ,、
l ヽ,,, -ー -', l
/ @ o @ ヽ
Y , ヘ^ ⌒ ^^⌒ヽ ヽ
l γ::..:::::..:::...ヘ、: : : ハ j
`ノ :ノ...:ノ ノ ヽ ::::::) それは観てのお楽しみなのだ。
リ::::::( ( ●) (●)::(
. ハ::::ハ " l マ i ) それじゃあ、そろそろレッツ鑑賞なのだ!
Y ヽ ` イ' y
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│ │
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│ │
└───────────────────┘
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./ ̄ ̄\ r 、. ,、
./ \ l ヽ,,, -ー -', l
| ー ‐ i ____ / @ o @ ヽ
| ( ●) ( ●) / \ Y , ヘ^ ⌒ ^^⌒ヽ ヽ
| (__人__) / ー ーヽ l γ::..:::::..:::...ヘ、: : : ハ j __
| i / ( ●) ( ●) `ノ :ノ...:ノ - ヽ ::::::) | ......|
ヽ. ノ | U (__人__) | リ::::::( ( ●) (●)::( | ......|
ヽ ノ .\ _ `⌒´ . ハ::::ハ " _ i ) \ | ......|┐
/ \ \ / \ \ Y ヽ イ' y ─ .| ......|│
| \, -‐- 、-‐- 、 | \, -‐- 、-‐- 、 ,/ 'ヘ j ̄ヽ .| ......|│
|\ \. (" ̄ .入\ \. (" ̄ .入/ \. (" ̄ `, . ─ .| ......|│
| \ "  ̄ ̄ ̄ ) \ "  ̄ ̄ ̄ )\ "  ̄ ̄ ) / | ......|│
| / \,,_______人 / \,,_______人/ ヽ ───人 | ......|│
| /\ \ \ /\ \ \ /\ \ \ | ̄ ̄ ̄ ̄|
ヽ,____/;___\ \,,_ \,,__/;___\ \,,_ \,,_;__\ \,,_\,,_ . | |
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ただいま鑑賞中……
(ここから下は映画のネタバレも若干含むので未見の方は注意してね♪)
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〜観賞終了〜
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, ─────── 、, ─────── 、
i´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`i´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`i
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i´ ̄`i________|________i´ ̄`i /ヽ────
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;;;/ l;;l .:!;;r;{ .!;;.! |_;l゙|;;;;} |;;;;;l゙.l;;;;;;;.! !;;;;{ .゙.!;;;;;l l;;;} |;;;;;| .!,! l;;;;;;;|:ゞ .!;;;;;;、;;;;} l;;;|.|;;;;.!.!;;;;;;;;;;;l゙|;;l";;;;;;;;;l
;;;| .|;;} |;;;;;} .!;;.! !;;;;| .|;;;/ .!;;;;;;;;.l..!;;;;} !;;;;;.!.!;;;} .!;;;;;.! /.! !;;;,;;;;| .|;;;;/ .!;;".!;;.! !;;;;.! l;;;;;;;;;l |;;./ ;;;;;;;;|
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;;;.! l;;;;l.!;;;;;;;! |;;;| .ト;;;;;.! !.! .!;;.r 、. ,、l.|;;;.!l;.!.!;;|.l;;;;;| !;;;! l;;;;| l;;.!.!;;,! .!;;;;|l゙/l;;;;,! :!;.!T` !;;;.!
;;;;.! !;;;||;;;;;;;| ,!;;l l;;;;;;;} !;! l;;;;l ヽ,,, -ー -', l. .l;;;,!!;! l;;.!|;;;;;.! |;;;;| !;;;l゙ .!;;|`゛ .l;;;;;;/ .!;;;;! .|;;{ .!;;;;|
;;;、| l;;;〔;;;;;;;! |;;,! |;;;;;;;| l;,!.!;;./ @ o @ ヽ.`. l;}.|;;;゙;;;;;;} .|;;;;! .|;;;;| |;;;| !;;;;;| l;;;;,! .|;;.! .l゙;;;;|
;;;;゙;| !;;;;;;;;;;;! .!;;l .!;;;;;;l ,!,!..Y , ヘ^ ⌒ ^^⌒ヽ ヽ 人人人人人人人人人人人人 .|;;} |;;;;;l
、;;;;;| :!;;;;;;;;;;;l .|;;.l ヽノ゛./.! ..l γ::..:::::..:::...ヘ、: : : ハ j ..< >;l .|;;;;;|
l;;;;;/ l、;;;;;;;;}.!;;.! .l゙;.! |;.リ:/ ̄)ノ ヽ ::::::)\ .< お兄ちゃ〜ん〜! >.! .!;;;;;!
.゙‐' l、;;;;;|゛.|;;;.! .i!;;l゙ .|/ /;( ゚ );;;(。)::( \ \. < >.. .゙ー'゙
!;;;;;l l;;;;l l;;;l゙../ /ハ ∧∧ノ ) ) ) ).< ハイキングぅ〜〜!! >
.゙'i;;.! l;;/ .l;;;;l.( ( Y ヽ、ヽニ/イ'y / / < >!
`'゙ .!;;.!、 l;;;;| \ )` 'ヘ j ̄(( 、 / .Y`Y`Y`Y`Y`Y`Y`Y`Y`Y`Y`.`"
l;;;;l ゙''" \/、 ヾ / ヘ/.
`'" l Y i.
ヾ .._ i! .. イ
j i! l
.
|ヽ/|_
.\ /
___ |__>
/ヽ、 _ノ\
/ (○) (○)\
/ (___人__) ..\ ひぎゃああ!?
| u ノ ヽ, |
.\ (/⌒ノ´フ ./
. .> . ̄ ̄´ <.
r 、. ,、
l ヽ,,, -ー -', l
/ @ o @ ヽ
Y , ヘ^ ⌒ ^^⌒ヽ ヽ にゃはは、驚いた?
l γ::..:::::..:::...ヘ、: : : ハ j
`ノ :ノ...:ノ ノ ヽ ::::::) マスクの下は、何時もの可愛いできる子ちゃんなのだ。
リ::::::( ( ●) (●)::( 彡 \、//
. ハ::::ハ " l マ i ) 、_)(´
Y ヽ ` イ' y 彡 `Y^
ノ ベリッ
--‐'″ノ
--‐'″
.
r 、. ,、
l ヽ,,, -ー -', l
/ @ o @ ヽ
Y , ヘ^ ⌒ ^^⌒ヽ ヽ
l γ::..:::::..:::...ヘ、: : : ハ j それにしても、作品自体も期待通りで面白かったけど、
`ノ :ノ...:ノ ノ ヽ ::::::)\ 【ザック】役で主演の【デイン・デハーン】!
リ::::::( ( へ) (へ:( ン 〉
. ハ::::ハ/// r‐ァ j) ) / 29歳とは思えないほど若々しくて、見てるこっちが嬉しくなりそうなイケメンなのだ。
Y ヽ  ̄イ' y/ /
/ 'ヘ j ̄ヽ 、/ ……生え際の後退具合だけが玉に瑕だけど。
/、 ヾ / 〈/
il Y i
/ ̄ ̄\
/ ― ― \
. | ( ⌒)(⌒ ) | 鬱屈した病的な容姿が、劇中の雰囲気ともマッチしてたしな。
. | (__人__) │
| `⌒ ´ | 『アメイジングスパイダーマン2』での【オズボーン】役も良かったが、
. | | こっちの方も役のイメージにハマッてて、イイ感じだったと思うよ。
. ヽ /
ヽ /
> <
| |
| |
・『アメイジングスパイダーマン2』予告
ttps://www.youtube.com/watch?v=8QcqfUKwc2U
.
____
/ \
. / _ノ ヽ、_\ 【ベス】役のお姉さんも、ゾンビメイクにアクションにと体張って頑張ってたお。
/ (● ) (● ) \
| //////(__人__)/// | 途中でその……おパンツも丸見えになってたし。
\ /
/ \
| ,― 、,―、 |
\  ̄ ̄ (⌒⌒)  ̄ /
 ̄ ̄\\//
,、 ,、
l ,`- ー- ,,,,r' l っ
,r' @ o @ ゙ヽ
i' ,r'⌒^^ ⌒ ^ヘ , Y っ
(:.ハ : : : ,ヘ...:::..:::::..:ヽ l
(:::::: ,ィ' ヽ、 (,:...(,::`} かはっ!お兄ちゃんったら超お下品!!
):: )::::::リ
( /// /// ハ::::ハ ……まぁ、【ベス】役の【オーブリー・プラザ】が奮闘してる姿も見所の一つなんだけどさ。
Y''ヽ ,ィ'ノ .:y
/ ̄'i /'  ̄ヽ
/、 !、 / ヘ
.
r 、. ,、
l ヽ,,, -ー -', l
/ @ o @ ヽ
Y , ヘ^ ⌒ ^^⌒ヽ ヽ
l γ::..:::::..:::...ヘ、: : : ハ j
`ノ :ノ...:ノ ノ ヽ ::::::)
リ::::::( ( ●) (●::( でも、全体的に予告の印象より軽めの雰囲気だったねぇ。
. ハ::::ハ ,, r‐ァ j) )
Y ヽ ∩ ノ ⊃ 予告の最後が思いっきりコメディタッチだったとはいえ、
/、 'ヘ/ _ノ アタシはてっきり、もっと重いというか暗い感じかと思ってたのだ。
/ ̄ ̄\
/ ― -
| ( ●)(●)
. | . (__人__) だが、終始ハイテンションかというとそれとも違う、
| ` ⌒´ノ 暗さの中に緩さが混じった独特の雰囲気だったな。
. | }
. ヽ }
ヽ ノ
i⌒\ ,__(‐- 、
l \ 巛ー─;\
| `ヽ-‐ーく_)
. | l
.
____
/ U \ 重々しくはなかったけど、こういう雰囲気は
/ ─ ─\ やる夫もあまり馴染みのない感じかな?
/ (●) (●) \
| (__人__) | 何時も見せられるのはもっと、
\ ,/ うぉー!がーっ!ばきゅーんっ!ぶしゃっ!ってハイテンポな印象だし。
ノ ー‐ \
r 、. ,、
l ヽ,,, -ー -', l
/ @ o @ ヽ
Y , ヘ^ ⌒ ^^⌒ヽ ヽ
l γ::..:::::..:::...ヘ、: : : ハ j
`ノ :ノ...:ノ ─ ─::::::) その辺の小気味良いテンポの良さは、一般的なアメリカンホラーの醍醐味なのだ。
リ::::::( ( ●) (●::(
. ハ::::ハ ,, r‐ァ j) ) 前述した『アンデッド・ウェディング』なんて、本作とシチュエーションこそ似てるけど、
Y ヽ nl^l^ly ほんとにポンポンポーンと気持ちよく事態も惨劇も進行してくしね。
/ 'ヘ 「 ノヽ
/、 ヾ ヽ く ヘ
il Y ヽ \ l
l ヾ .._ i! ヽ、_)
l j i! l
.
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●
| (__人__) ゾンビ化した恋人に振り回される構図一つとっても、 馬鹿らしさと暴力とで
. | ノ ストレートにゾンビ化に悩まされる様子をコミカルに描いている『アンデット〜』に比べ、
| ∩ ノ ⊃ 本作の方は、より日常に近い環境と行動に焦点を当てた作りになってるしな。
/ ./ _ノ
(. \ / ./_ノ │
\ “ /___| |
. \/ ___ /
r 、. ,、
l ヽ,,, -ー -', l
/ @ o @ ヽ
Y , ヘ^u⌒ ^^⌒ヽ ヽ
l γ::..:::::..:::u.ヘ、: : :ハ j 一応、ゾンビ化が問題の元ではあるんだけど、結局のところ、
`ノ :ノ...:ノ ノ ヽ ::::::) 【ザック】が直面する事態とトラブルの本質は恋人同士のそれで、
リ::::::( ( ⌒) (⌒)::( 単純にゾンビ化だけが主原因ではないんだよねぇ。
. ハ::::ハ " l マ i )
Y ヽ ` イ' y そう考えて観ると、すごく生々しい話だったのだ。
.
____
/ \
/ ─ ― でも、ゾンビ災害の主軸から外れた位置で物語が展開する構図は、
/ ( ⌒) (⌒)' 主人公たちが主軸になる展開よりもやる夫は好きだお
| (__人__) |
\ ` ⌒´ / 同じゾンビコメディの『ショーン・オブ・ザ・デッド』もそんな感じだったし。
/ ー‐ '
・『ショーン・オブ・ザ・デッド』予告(微グロ注意)
ttps://www.youtube.com/watch?v=4ZnBzDt4oHg
r‐- 、. ___ ハ
l iヽ ヽ´ `ヽ!、
/´.! @ o)
Y `´ , -ー 、__ヽ
l /::..:::...ヘ、::ハ´
i /:..::::ノ ヽ:::)
ゝ___ノ :/:..:::( ( ⌒) l:( 序盤から中盤にかけて、
. ハ::ノ::::ノ:::::ハ ,, r‐ァl ::) スクリーンの隅にちょっとずつ映る災害の予兆はいいよね。
´ .)Y y.´  ̄,y
/⌒ トー‐i´ 特に大きな事件が起きてるワケじゃないのに
./ /`ヽ___i ジワジワと崩壊を予感させるあの雰囲気がたまらないのだ。
/ / l
___/ / /
(_⊂_ノヽ__ /
 ̄l
.
____
/ \ けれど、後半の【ベス】の家でのグロ表現はチョットきつかったかも。
/ ─ ─ \
/ -=・=- -=・=- \ 絵的によりもシチュエーション的にキツイというか……
| (__人__) U |
\ ` ⌒´ / ともかく、そういうの苦手な人は少し注意だお。
/ ̄ ̄\
/ ― ‐
| ( ●)(●) 後半の【ベス】とママンのやりとりの部分か。
| (__人__)
| ) ……まぁ、あれはあれで、それまでのママンのボケっぷりが前振りになってて
| } ブラックな笑いを誘わんこともないんだが、確かに耐性無いとチトきついかもな。
ヽ }
> ノ
/ \ /て⊃
| ィ |\ `´ ゞ _三}
| | | \__/.
.
r 、. ,、
l ヽ,,, -ー -', l
/ @ o @ ヽ
Y , ヘ^ ⌒ ^^⌒ヽ ヽ
l γ::..:::::..:::...ヘ、: : : ハ j
`ノ :ノ...:ノ ノ ヽ ::::::)
リ::::::( ( ●) (●::( でも、本作はゾンビ物なんだから、
. ハ::::ハ ,, r‐ァ j) ) やっぱり要所要所ではそういう演出も欲しいよね。
Y ヽ ∩ ノ ⊃
/ ./ _ノ 飛び交う血液!吹っ飛ぶ肉片!群がる姿は歩く死人!ってね。
(. \ / ./ ) │
\ “ /___| |
. \/ ___ /
,、 r、
l ヽ,,, -ー' l
/ ヽ
Y ヽ
.l γ::´:::ハ
| ハ:ノ ::ノ ::) そういう意味では、B級テイスト全開で常に強烈なのを振りまくんじゃなくて、
l、 ,'::i(⌒)::( ちゃんと押さえるべき箇所のみピンポイントにゴア表現を盛り込んだのは、
. /____/::ソ ,, ノ 日常を強く意識した本作の構成でなら、できる子的には評価ポイントなのだ。
Y y:ル'`y:リ イ
/ ̄  ̄ ヽ
/ γ !
.
r 、. ,、
l ヽ,,, -ー -', l
/ @ o @ ヽ
Y , ヘ^ ⌒ ^^⌒ヽ ヽ ということで、総評は、
l γ::..:::::..:::...ヘ、: : : ハ j
`ノ :ノ...:ノ ノ ヽ ::::::) 「ゾンビ化するヒロインよりも、それに振り回される主人公の行動と
リ::::::( ( ●) (●)::( 推移する心情に重点を置いた良質なドタバタゾンビコメディ。
. ハ::::ハ " l マ i )
Y ヽ ` イ' y 前半はゾンビ比率が薄くスローテンポに感じられるかもしれないけど、
l /⌒)^ヽヽ 後半は期待通りにハチャメチャに事態が進行していくので、
| Y / ∠ }. l 【ザック】と【ベス】ちゃんの二人の奇妙で切ない愛の顛末を、
|. V r< 〈 | パニックを楽しみつつ、ハラハラしながら見届けて欲しいのだ」
', / ヽ ヽ
ゝー' \ノ だよ。
.
____
/ \
/ ─ ─ \ さっき言ったとおり、後半の一部のゴア表現はキツイけど、
/( ⌒) ( ⌒) \ 全体的には過激な表現控えめの観易い作品だったんで、
| (__人__) | 軽くコメディ映画を観たい時なんかにチョイスするのも、やる夫的にはいいと思うお。
\ ` ⌒´ /
/ ー‐ ヽ
/ `
/ ̄ ̄\
/ ― ‐
| ( ●)(●)
. | (__人__) ただ、この作品のレンタルは、例によってツ○ヤの独占みたいなんで、
| ` ⌒´ノ レンタルする場合は二度手間にならない様に注意だな。
. | }
. ヽ }
ヽ ノ
i⌒\ ,__(‐- 、
l \ 巛ー─;\
| `ヽ-‐ーく_)
. | l
.
r 、. r、
/ ヽ - ー - ' ヽ
/ @ o @ ヘ
Y ,ィ^ ⌒ ^^ ⌒ ^ヽ ヘ
.l.γ::..:::::..:::..ヘ、: :u : ハ.j かくいうアタシも、最初はギャル夫さんの店に借りに行っちゃったしね。
`ノ:u..:ノ _ノ ヽ、::::::):ハ
(:ハ: ( ⌒) (⌒ ))::):) 「だからそれ、ツ○ヤの専売なんスよ……」って、
. Y.ノゝ ,, .r‐ュ ,, ノ 、Y 凄く悲しそうに言われちゃうしで、なんか悪い事しちゃったのだ。
/、 ヾ / ヘ
____
/ \
/ _ノ ヽへ\
/ ( ―) (―) ヽ
.l .u ⌒(__人__)⌒ | ああ、○オとツ○ヤはあいつの店のライバルだもん仕方ないお。
\ ` ⌒r'.二ヽ<
/ i^Y゙ r─ ゝ、 とはいえ、できる子ちゃんご愁傷様だお。
/ , ヽ._H゙ f゙ニ、|
{ { \`7ー┘!
.
r 、. ,、
l ヽ,,, -ー -', l
/ @ o @ ヽ
Y , ヘ^ ⌒ ^^⌒ヽ ヽ
l γ::..:::::..:::...ヘ、: : : ハ j
`ノ :ノ...:ノ \ /::::::)
リ::::::( ( ⌒) (⌒::(
. ハ::::ハ ,, r‐ァ j) ) ……でも、できる子ちゃんは転んでもただでは起きないのだ!
Y ヽ  ̄イ' y
/ 'ヘ j ̄ r-、 ギャル夫さんの店じゃ『ライフ・アフター・ベス』は借りれなかったけど、
/、 ヾ / { `) 代わりに取って置きの作品を借りてきたよ!
il Y i l´
l ヾ .._ i! .. l l という事で……
l j i! l ノ
____
/⌒ ⌒\ ……えっ?
/-=・=- -=・=-\
/::::::⌒(__人__)⌒:::::\ で、できる子さん?
| トェェェイ U |
\ ヽニニソ / もしかして、この流れはもう一作観賞……?
.
──────────────────────────────────────────────────
______. ,.. --──-- .._ _.. -──‐-、
i' ヽ >' ,,, ,,, < /´:::::::/
! ::::::::.\ / ◎ ◎ `、/::::::::::::::/
丶::::::::::::\/ o_ 丶:::::::::::/
`、:::::::::::/ ,.r '"´ ```ヽ、 `、:::::/
丶::: / /:,.、::::;、:::::,.、;、:::、::ヽ. V
V ,.,..'::'::/\V lノ ,/ヽ:l:::ヽ. `、
,' /~ハ ,イ ○ ○ }V.{/ /
.{ { l:::i'_{ xx xx )}:、/ γ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `ヽ
`ヾニ: :{:.`トミ ー'ー _...ィ:,、{. < 勿論!……でも、続きは次回なのだ!! |
`、l`ヽトlヅ`三下「/`ヽ′ ゝ__________________,ノ
/ ヽ
/ / ) | ___00 _n__ ∩
ノ /..... { | | ∟ └i┌z」 ___ .∪
|_厂 U `アi′. ○
γ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄.∧
───────────── l. (……何故、ドヤ顔……?) (__;) ─────────────────────
ヽ、____________,ノ
つ づ く
.
といことで、今回は以上になります。
見てくださった方、誠にありがとうございます。
こんな感じでやっていきたいと思いますので、全4話と短いですがお付き合いいただければ幸いです。
次の投下は木曜を予定しております。
次回は、インドでゾンビで大パニックなあの作品!
乙
やっぱゾンビ映画は最高だ。
次回のやつなにをとち狂ったか公開初日に見に行っちまったやつだw
あっそれ見たかったやつ!>印度でゾンビ
次回投下までに見ておくべきかな〜無理かな〜w
おおおおお久しぶりだああああああ
乙ですーーー
いっつも次回を楽しみにしてるんだけど毎回スッゴイSAN値が削られちゃうんだよなあwww
ゴアというかホラー自体が得意じゃないのになんで見ちゃうんだろなB級映画って…
乙でしたー
このシリーズ好きだったので、また見れて嬉しいです!
>>51
自分は初日じゃなかったけど同士!
これとか『ゾンビーバー』とか日本スルーだろと思ってたら上映してくれて歓喜でしたw
>>52
投下後でも十分間に合うから見るんだ!
いやマジで面白いですから。
>>53
や、お久しぶりでございます。
あなたもB級ホラーの魔力に囚われましたな?w
>>54
前作も見てくださってありがとうございます。
今回もこんな具合でユルユルと行きますので、最後までお付き合いいただければ嬉しいっす。
というわけで、この後20:00時から投下を開始したいと思いますので少々お待ちください。
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, ´´´´ Y ` ``` ヽ ^^ , ´´´´ Y ` ``` ヽ ^^
ノノノノノノノ (_)_)ヽヽヽヽ ^^ ノノノノノノノ (_)_)ヽヽヽヽ ^^
/爻/ /爻/
_________/爻/____________________________________________.r 、. ,、.___________________/爻/_______________________________________________________
/爻/ l ヽ,,, -ー -', l /爻/
/爻/ ^^ ^^^ ^^^^ / @ o @ ヽ ../爻/ ^^ ^^^ ^^^^ /
~ ~ /爻/ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ Y , ヘ^ ⌒ ^^⌒ヽ ヽ .,. ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~/ /
/爻/ l γ::..:::::..:::...ヘ、: : : ハ j.ニニニニニニニニ[::] / /
ノ爻メ fT――r-r'i'..`ノ :ノ...:ノ ヽ ノヽ ::::::)l:l:l::::}ニl」ニニニl:] ~~~~~
| |::::::::::.!_i__r' リ::::::|-{::::::::}_{::::::})::(
.... .... .|_|__,,.. '.`'ァ:'/..ハ::::ハ t っ ) )
/ レ_ Y ヽ ┃ イ' y , - -
, ノ 、 、 ..〈:::::`rイ'´ ̄ .'ヘ ・.f!||}.ヽ / (●)(●)
.... .... .... l(● ●)l .`''ーヽ!::::: .ヾ. .l r'ア. ヘ .ゝ (__人) ./'WWvi,ィ
| (_人_) | il Y( こ)_/ .ハ ヽ ..レ-ア-、∠
._ ....ヽ ノ .ヾ .._ i! ¨¨ .イ .r―Lっニニニニニ.m=― . ○ ○)§ミ
./ /7 ´ ヽ j i! ll `´ ̄しー--J rっ人__)u⊂7 .....f「l、
.,ィj / / ...| | | ∧二ニiニ三i,//\ .〈::ヽ r‐、 ___ ...ヽ ゚。。。゚ / ll l l ,、
.|.!l l ! /ニ! . ゝl lし' .〈::ヽ r‐、 ___.:::::厂::::T:::::::丁::::ヽ:::\ ...';::::i }::::}{;;;;l .| / ..ll l l / l
.l V /. `(_ノ ';::::i }::::}{;;;;l.:::/::::::∨:::::./カ::::::::::\::〉 .l::::`:::::ヽ:::lr-、. 〈_/ 〈__く . .ll/´/ {
l / l::::`:::::ヽ:::lr-、 ...j川 ,n .___,}::::::::::::::::::ヽノ .| | !
./ ,/ .___,}::::::::::::::::::ヽノ ...{ `/ .....く:_:_:::::::::::::::::::::::::::::: ', ノ、
./ / く:_:_:::::::::::::::::::::::::::::: .../ / `ヽ-、 ヽ ヽ \
..../ ./ .`ヽ-、 ./ / \ ヽ \. \
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第2話 『インド・オブ・ザ・デッド』
.
……前回までの、「やる夫とできる子がお勧め映画を観るようです」は……
.
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_ __ _
r ―- ー とつ ___ , 、
| -‐: : :/:. ::ハ:ヽソ ̄ - 、
| /::/ : / :/: :/ 、: : : :`ヽ l
/ /: : /:: : : : : : ′/ 、.::: : : :.\ ′. / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
レ' `ヽ: ::|: : : : : : /l: :l! l!.:: : : :| ::∨ ...| やり残した事を引き継げって意味さ…… |
. / }.:: : :ハ\./ :.:.| |/.: : : :.ハ .| |
/ 、_ ノ !: ::l }.::/\.}/ /.:::.: :.:|: }: : .、 . | 悪霊を狩って人を救うのだ!! |
. l }: : : :|:.:.:|ィテ≠ミ x≠ミ:..: .:|/ : :.::.| .\ /
、 /:.: : -ハ:.:j う::心 孑:ぅj:: : . : : ト、:!  ̄ ̄ ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ/: : :.{ V 弋zソ 弋ヌノ}: :./!: :.:} ヽ
. /: : : : :.ー-、 _ ' _ /..:/ l!:../
/∧: : : :∨/`.: :、 ´ ` ィV: :: :V
/ V { V/:ヽ:.:.l> _ r<: : :{: :: : :ヽ
Y_`/、 V \ i!-、ヽ:.:lヽ/ヽ、_.>
/ `ヽ\ /l! ! ハ 〉.:/ 、
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____ ━━┓┃┃
/ \ ┃ ━━━━━━━━
/ u \≦ 三 ゚。 ゚ ┃ ┃┃┃
/ \ 三 ==- ┛
| u | ≧=- 。
\ / >三 。゚ ・ ゚
。゚ /。・イハ 、
\ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人__从_从人_人/
≧ <
≧ 前回と違う話になってる!? ≦
≧ ≦
/Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒WW⌒Y\
.
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| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| 閑話休題 |
|_________|
, ノ 、 、||
l(- -)| ||
■ □ ■ □ ■ □ ■ □ | (_人_)U| || □ ■ □ ■ □ ■ □ ■
ヽ ノゆ
/ ソ
|| 「
(| |
し J
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〜やる夫の家〜
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: ___
| :|
| :|__,.,_ _ __ __,.,___,.,__, ,__,.,_ ____ __,.,_ _ _ ,.,___,.,__,, _, _,, _ __,.,___,.,__,,____ _ __,.,_ _ _
| :|
| :| __________
| :| /\::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
| :| // \::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
| :| ∠/ \________ \
| :| | ___ ..| | ̄| ̄||≡| |_
| :| |/\ \|__|_|_||≡|_ |」___
|_..:| // \:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
| ̄ || ∠/ \______________\
|≡ || ,;:'""':;, '""':;, '""'':;, |___i ..| | ̄| ̄|||≡| ,;:'""':;,"':;,
|≡ || i':::::::::::::'i,,::::::::'i,,::::::::'i, |┐┐|__|::::| | _| |||≡| i':::::::::::::'i:,:::i,
|≡ || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄i |┐┐|||| :::| L..| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|≡ ||:::::::: i |┐┐|||| :::|___| | ─┐ |
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| ̄:::|:::::::: i ├─────..| | |
,、,.|,.、.,,.|、.,.,,.、.,.,,.、.,.,,.、.,.,,.、.,.,,.、.,.,,.、.|,、,.、.|、,.,,.、.,.,,.、.,.,,..、,、| |、.,.,,.、.,,.、.,、.,,.、.,、.,,.、.,、.、.,,.、.,、.,|、.,.,,.、
──────────────────────────────────────────────────
.
r 、. ,、
l ヽ,,, -ー -', l
/ @ o @ ヽ
Y , ヘ^ ⌒ ^^⌒ヽ ヽ
l γ::..:::::..:::...ヘ、: : : ハ j
`ノ :ノ...:ノ ― ヽ ::::::) そういえばさ、やらない夫さんは『ゾンビーバー』観た?
リ::::::( ( ●) (●::(
. ,.イ ハ::::ハ ,, r‐; j) )丶、
―――(  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ) ̄ ̄ ̄) ――――――――
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`¨´¨´ ̄ ̄ 旦
・『ゾンビーバー』予告(微グロ注意)
ttps://www.youtube.com/watch?v=y9AhIERY3TQ
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( 一)(●)
| (__人__) いや、残念ながら。
| `⌒´ノ
| ,.<))/´二⊃ 地方館じゃまだ上映してるから、
ヽ / / '‐、ニ⊃ 予定が合えばギャル夫でも誘って行きたいんだが、
ヽ、l ´ヽ〉 お互いなかなか調整がつかなくてな。
,-/ __人〉
/ ./. / \
| / / i \
|" / | > )
ヽ/ とヽ /
| そ ノ
.
r‐- 、. ___ ハ
l iヽ ヽ´ `ヽ!、
/´.! @ o)
Y `´ , -ー 、__ヽ
l u /::..:::...ヘ、::ハ´
i /:..::::ノ ノ ヽ:::)
ゝ___ノ :/:..:::( ( ≡) l:( ああ、それ分かるのだ。
. ハ::ノ::::ノ:::::ハ ,, r‐ァl ::)
´ .)Y y.´  ̄,y さっきの『ライフ・アフター・ベス』も、最初は劇場で観ようと楽しみにしてたのに、
/⌒ トー‐i´ そういう時に限って遠出できない用が重なるから嫌になるよ。
./ /`ヽ___i
/ / l
___/ / /
(_⊂_ノヽ__ /
 ̄l
/ ̄ ̄\
/ ― -
| ( ⌒)(⌒)
. | (__人__) でも、今年はできる子ちゃんが好みっぽい映画が目白押しじゃないか。
| ` ⌒´ノ
. | } この間の新作『マッドマックス』だってかなり面白かったし。
. ヽ }
ヽ ノ 10月3日からは、チャリンコ版『マッドマックス』+αとでも言うべき『ターボキッド』も、
i⌒\ ,__(‐- 、 一週間限定レイトショーながら「シネマート新宿+心斎橋」で公開するしな。
l \ 巛ー─;\
| `ヽ-‐ーく_)
. | l
・『マッドマックス』予告
ttps://www.youtube.com/watch?v=bQXvCFFj_GA
・『ターボキッド』予告(微グロ注意)
ttps://www.youtube.com/watch?v=nh23-rQUi5U
.
r 、. ,、
l ヽ,,, -ー -', l
/ @ o @ ヽ
Y , ヘ^ ⌒ ^^⌒ヽ ヽ
l γ::..:::::..:::...ヘ、: : : ハ j まさか、あの元祖ヒャッハーワールド丸出し映画『マッドマックス』を
`ノ :ノ...:ノ ノ ヽ ::::::) 日本でもあんなにプッシュして宣伝してくれるとは思わなかったよねぇ。
リ::::::( ( ●) (●)::(
. ハ::::ハ " l マ i ) 中身は勿論の事、世間的な盛り上がりにも大大々満足だったのだ。
Y ヽ ` イ' y
r 、. ,、
l ヽ,,, -ー -', l
/ @ o @ ヽ
Y , ヘ^ ⌒ ^^⌒ヽ ヽ
l γ::..:::::..:::...ヘ、: : : ハ j
`ノ :ノ...:ノ ノ ヽ ::::::)
リ::::::( ( ⌒) (⌒::(
. ハ::::ハ ,, r‐ァ j) ) 一方、『ターボキッド』の方は、もう期待通りの
Y ヽ  ̄イ' y バカ&バイオレンス度300%確実な感触だしで、今から観るのが楽しみなのだ。
/ 'ヘ j ̄ヽ
/、 ヾ / ヘ ね?お兄ちゃん♪
/rー'ゝ Y 〆ヽ
/,ノヾ ,> i! ヾ_ノ,|
| ヽ〆 i! l |
.
____
/ \
/ -‐´ `ー\
/ (≡) (≡)\
| (__人__) | やる夫は、OPでデスメタル流れてきそうな自転車でヒャッハーな映画なんて
\ U ` ⌒´ / ちっとも楽しみじゃないんですけど。
> ー‐ <
. / / ̄彡ミヽ、 ……ったく、なんでこの子は、こんなにアレな映画大好きなんだか……
/ ヽ / / ヽ ヽ
ヽ. Y / | |
ヽ ノ ヽ ノ
r 、. ,、
l ヽ,,, -ー -', l
/ @ o @ ヽ
Y , ヘ^ ⌒ ^^⌒ヽ ヽ
l γ::..:::::..:::...ヘ、: : : ハ j
`ノ :ノ...:ノ ノ ヽ ::::::)\ えへへっ、そう言われると何か照れちゃうのだ♪
リ::::::( ( へ) (へ:( ン 〉
. ハ::::ハ xx r‐ァ j) ) / ……でも、褒めても何にも出ないからね?
Y ヽ  ̄イ' y/ /
/ 'ヘ j ̄ヽ 、/
/、 ヾ / 〈/
il Y i
.
____
/ \ (……1㎜も褒めてないんだけどなぁ……)
/ ─ ─\
/ ‐=・=‐ ‐=・= \
| U (__人__) | そ、それで、もう一作は何を観るんだお?
\ ` ⌒´ ,/
,、 r、
l ヽ,,, -ー' l
/ ヽ
Y ヽ
.l γ::´:::ハ
| ハ:ノ ::ノ ::)
l、 ,'::i(⌒)::( お?お兄ちゃん、観る気満々だねぇ〜。
. /____/::ソ ,, ノ
Y y:ル'`y:リ イ ではでは、本日2作目の鑑賞いっちゃいますか。
/ ̄  ̄ ヽ
/ γ ! はい!タイトルどん!
.
━━━━━━━━━・━━━━━━…━━━━━━━━━━━━…━━━━━━━━・━━━━━…━━━━━
『インド・オブ・ザ・デッド』(2013・印)
━━━━━━━━━・━━━━━━…━━━━━━━━━━━━…━━━━━━━━・━━━━━…━━━━━
.
____
/_ノ ヽ_\ 『インド・オブ・ザ・ザッド』って、
/( ●) ( ●)\ オブ・ザ・デッドが付いてるからゾンビ映画なんだろうけど……
/ ::::::⌒(__人__)⌒::::\
| U  ̄ | ……もしかしてインド映画なのかお?これ。
\ /
r 、. ,、
l ヽ,,, -ー -', l
/ @ o @ ヽ
Y , ヘ^ ⌒ ^^⌒ヽ ヽ
l γ::..:::::..:::...ヘ、: : : ハ j
`ノ :ノ...:ノ ノ ヽ ::::::) イエース!またまた大当たりなのだ!
リ::::::( ( ⌒) (⌒::(
. ハ::::ハ xx r‐ァ xxj) ) 何せ、この映画のキャッチコピーは、
Yトヽ、 . rー'´)Y 「インド初のゾンビ・コメディ」だからね。
丶ト、_´__7 rト--く |
lハ: : ,:」:ー:‐:‐イ !
/ ∨ヘ|∧ハ:ヘ| /|ー‐ャ- 、
l /! ト /ー‐`┘ 丶
丶-イ: :/\__/
.
____ インド初とな。
/ \
/ ─ ─ \ ……あれ?インドって映画大国なイメージ有るけど、
/ (●) (●) \ 今までゾンビ物のコメディは作られてなかったのかお?
| (__人__) |
\ `⌒´ ,/
/ ー‐ \
/ ̄ ̄\
/ _ノ ヽ、_ \
. | ( ●)(● ) |
. | (__人__) │ ところがどっこい、インドではゾンビ映画自体が殆ど作られてこなかったそうな。
| `⌒ ´ |
. | | 作られなかった理由は、ゴア表現や性描写への強い規制からとは聞いたが……
. ヽ /
ヽ /
> <
| |
| |
.
r 、. ,、
l ヽ,,, -ー -', l
/ @ o @ ヽ
Y , ヘ^ ⌒u ^^⌒ヽ ヽ
l γ::..:::::..:::...ヘ、: : : ハ j
`ノ :ノ...:ノu ノ ヽ ::::::)
リ::::::( (⌒) (⌒)::( 他にも、欧米と違って火葬の風習が在るからとか、
ハ::::ハ r ‐ュ i ) 単純にマーケティングの問題とか、作られなかった理由は色々言われてるけど、
ィ,、Y,_ ヽ  ̄, イ'y インド映画事情は詳しくないから、ホントのトコはちょっと分からないのだ。
r' 'ヘ j ヽ
i ⌒ l ヾ / }
/ ̄ ̄\
/ ― ―丶
. | (●)(●)| オレもインド産のゾンビ映画については、
. | (_人_)│ 1932年に作られたらしい『THE ZONBIE』って作品と、
|. | 2013年作の『Rise of the Zombies』の二つくらいしか知らんしな。
| |
. ヽ / その辺に詳しい人居たら、逆に教えて欲しいぐらいだろ。
ヽ /
.> <
| |
| |
・『Rise of the Zombies』予告
ttps://www.youtube.com/watch?v=60fyPQcHi6M
.
____
/ \
/ ─ ─\
/ U (●) (●) \ んと……細かい事情はさておき、つまりこの『インド・オブ・ザ・デッド』は、
| (__人__) | インド映画の中ではレアなジャンルの作品だってコトなのかお?
./ ∩ノ ⊃ /
( \ / _ノ | |
.\ “ /__| |
\ /___ /
r‐- 、. ___ ハ
l iヽ ヽ´ `ヽ!、
/´.! @ o)
Y `´ , -ー 、__ヽ
l /::..:::...ヘ、::ハ´
i /:..::::ノ ヽ:::)
ゝ___ノ :/:..:::( ( ⌒) l:( イグザクトリー!
. ハ::ノ::::ノ:::::ハ ,, r‐ァl ::)
´ .)Y y.´  ̄,y というワケで、粗筋行ってみようか。
/⌒ トー‐i´
./ /`ヽ___i
/ / l
___/ / /
(_⊂_ノヽ__ /
 ̄l
.
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‐冂EI:.:.:.:.:.:.:.「」:.:.:.:.:.:.l |:.:.:.:.冂]:.:.rt:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: .: | |:|::|_l_l__:.:.:.「」:.:.:.:.:.:. | |:.:.:.:.「」:.:.:.:.:.:|~ | ̄|:.:.:.:.:.:.
丁丁丁l‐F|::| |‐叩二|__|‐ョェ| |:|ニ| |]‐ォHII_「」-lニl__庁|_|: | | ||__| | |=ニ|゙~l|_,,|_,| |F巾f|:i、\--モ| |=ヨ冂
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄¨|~゙|~゙l| |:=ニ二二三三三|_/‐ィニ___冂|_|ニ| | ||__| | |ニ|i=:l|:: |==:|_|ニニム |:i:、|i| ̄|_|_凵
| | l| |二lノ|::=ニ二二三|_|/ |_|_|:::|/.:|_| | ||__| | |コ..|i l|::_|==:| | ̄ ::: |、-、|i| ̄|\\_\
ニニニニニニニニニニi| | l| |___ ノ|::=ニ二二三| |:::::::| | |TT¨冂 | | ||__| | |ll|_|i l|:|||==:| |:::::::::: | l |:i| ̄| ̄| | ト \ \
ェェェェェェェェェェェェェ| | l| |-=彡ハー=ニ二三| |:::::::|‐//|:| ̄ | | | ||__| | |ll|ニニニl||l、__,| |:::::| ̄| |__|/7/|_|_l_ト \| ̄|
ェェェェェェェェェェェェェ| | l| |-=彡イ=ニ二二三| |:::::::l冂/7| |_|_|_||__|_|_|┘ |||:|、_|_|:::::| ̄|/./_/_,|〈/__〈 |、_\| |_
ェェェェェェェェェェェェェ| | l| |-=彡イ=ニ二二三| |:::::::l-- ' :| //|┐__マム .||:| |::┤:::|ニ7 /__|\|〈 ∧|\ ̄\_
ェェェェェェェェェェェェェ| | l| |-=彡イ=ニ二二三| |:::::/77ニニ7/ ̄:|_| ::マム .||:| l__,|___|_/ /|\_| l| ̄ ̄|\| ̄ ̄|
ェェェェェェェェェェェェェ| | l| |-=彡イ=ニ二二三|_|/..//`¨´..|[[[[[l==ll]]]]]]] ∧ l:| |:| |:|_,|/_,'|:\|_ |::| ̄|ニ\`'| ̄ ̄|
ェェェェェェェェェェェェェ| | l| |-=彡イ=ニ二二三|_|_彡'′ ::|[[[[[l==ll]]]]]]] ̄|', '、|:| |:|/ト、__\::| 冂_|_|__| |\二\
ェェェェェェェェェェェェェ| | l| |-=彡イ=ニ二二三|_|-'" _|j{ ̄ ̄77l]]]]]─|:| ム| |:|/i |_|_凵 |\___\_ヽ|__|
ェェェェェェェェェェェェェ| | l| |-=彡イ ̄ ̄/|二ア´ ///j{.. ∥|~゙|]]_|:| ム.|:| |l | \二二_\|_ト、|\__\
ェェェェェェェェェェェェェ| | l| |-=彡__/ //|: ///.j{ ∥ | |i|\| | ム| ||__| \|======|\ ̄\ト、ニ_ヽ
ェェェェェェェェェェェェェ| | l| |‐/ 7:| | /// /// j{ /i .| |i| | | |_|li、| \|======| |二二l、|===|
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ェェェェェェェェェェェェェ| | l| | / | ̄ ̄|// (__) / ///__|____| / ,:::| | | | |:|、| \|======| |\_\ ̄\
| | l| |_/ | ̄ ̄ /,ィ=ミ二/.|/─────‐' /:::| | | | 、|、|::/二二二二二二、_|二二
=============| | l| |〃 / /(_,.イ::7 |[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[|::|:| | | | 、|、|::ト、 |_____| \|\_
=============| | l| |〃 ./ 乂二彡'/ |[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[|::|:| | | 圦|、|::ト、\_ム ム \|
=============| | l| |〃/ / ,'|[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[|::|:| | | |::|、|::ト、.\|‐| | ̄ ̄ ̄|──┴
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『舞台は、インドの都市部……』
.
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| _______
| |.|''''''''''''|.|'''''''''''''' |.|
| |.| .|.| .|.|
| |.| .|.|] .|.|
| |.| .|.| .|.|
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/ ヽ〃______
i'´ 〃´ /|_____________________
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/ ' .., .::::: :::: :::: :: ::: ,; -〜。'‐、 ~ .-‐ '´ ̄ ̄`ヽ、
/ " 、, ::::: ::::: ::::: :::::: ~'-‐'ヾ、ノ /::::::::::、::::::::::::::/ て
/ ./ ̄ ̄\ ∠/::::::::/'´ ̄ ̄`` ヽ
/ / _ _\ ノ//::::/ シ .ヽ、ヽ |
/ | = = | / ̄ ̄\ イ /: :从 (●)(●) レレ|
| @ (__人_) / ─ ─\ |ハ | (__人__) ./ノ
| ` ⌒´/ / (●) (●)ヽ イ| ` ⌒´ ノ。
| U } | (__人__) | ヽ .川 .}
ヽ } | `⌒´ | ヽ_/ } . ノ
ヽ ノ ヽ / /⊂ \∩ノ ⊃
/ く \ / ヽ ノヽ .(〆 ⊂ / _ノ |
| \ \ / ヾ \ “ /_ /
.| |ヽ、二⌒)、 【ラヴ】 \ /__/
【バニー】 【ハルディク】
==================================================
『主人公の【ラヴ】と相棒の【ハルディク】は、会社の上司であり友人でもある
【バニー】の家の居候で、酒と魔法の草(大麻)をこよなく愛する駄目人間コンビ』
.
==================================================
/ ̄ ̄\
/ ⌒ ⌒\
/ (⌒) (⌒)ヽ
.| /// (__人__)//|
.| `⌒´ |
ヽ /
/ ヽ ノヽ
/ ヾ
==================================================
『この半年、恋人との交際を続けた【ラヴ】は彼女を運命の人と思い込み、
今までの怠惰で無軌道な生活を改めようと一念発起するのだが……』
.
==================================================
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,. ───────‐ 、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:\:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::./ __;:;:;:;:;:;:;:;:;:__;:;:;:;:\:::::::::::::.::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::,/ / \;:;:;:;:/;:;:;:;:;:\;:;:;:;:\::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::/ , 、 ;:;:;:;:,;:;:;:;:;:;:、;:;:;:;:;:;:ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::/ / / ̄\\ // ̄\\;:;:;:;:;:|:::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::/ | |. ○ .| | |;:|.;:;:○;:;:|;:;:|;:;:;:;::|:::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::| \ \_// \\_//;:;:;:;:;:;:|:::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::| , | ;:;:;:;:、;:;:;:;:;:;:;:;:.;:|:::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::| | | ;:;:;:;:|;:;:;:;:;:;:;:;:..|:::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::| \__/\__/;:;:;:;:;:;:;:;:;:|:::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::| ヽ-―--'' ;:;:;:;:;:;:;:;:;:| :::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::| ;:;:;:;:;:;:|:::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::丶 ;:;:;:/:::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::\. /:::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
==================================================
『実は、最初から別の男と二股をかけられてた事が発覚。
すったもんだの末、【ラヴ】は彼女に振られてしまう』
.
==================================================
-‐ '´ ̄ ̄`ヽ、
/::::::::::、::::::::::::::/ て ./ ̄ ̄\
∠/::::::::/'´ ̄ ̄`` ヽ / \.i||i./\
ノ//::::/ __ノ ヽ、ヽ | / (>) (<)ヽ
. イ /: :从 -━- -━-レレ| .| U(__人__) |
|ハ | (__人__)./ノ | `|::::::| .|
. イ| `⌒´ ノ ヽ .l;;;;;;l /
. ヽ } / ヽ .`ー' .ノヽ
ヽ ノ / .ヾ
==================================================
『彼女の裏切りに憤る【ラヴ】、駄目仲間が戻ってきた事を喜ぶ【ハルディク】。
二人は、酒と女と魔法の草(大麻)で心の傷を癒す事を誓う』
.
==================================================
( ⌒ヽ _,,...-‐‐''"" ̄ / / | \ ( ⌒) ゝ
ゝ ⌒ヽ,, __,,,....--―-..、 / / | \ ,,.( )、,,(
( / ,,,,,,,,,;;》》》〉〉ゞ / / | ( ゝ
_,,...-‐‐--..,,,_ / ミ'' / / /> />
>〉〉》》》》>>,, `ヽ、,r'~ ̄ ̄`ヽ、 ̄+; ̄ ̄ __ ̄ ̄ /  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄,,_p/> ̄ ̄
_____,,,...(,;;)/⌒ヽ、"",,, ヽ、 。..: _'. ! ..::::. / ...::::::.. ..::::::::........ 。゚。,,,_p/> .....:::::::::::::::::::::
,,r''~ ̄,,,,,,;;;;《《(,;;);;)彡 ヽ 彡,,ゝ / | .::::: *....::::... ........+::::::::....... ...::::::::. ......::::::.....:.:
《《《<"" ,r';i;i/ ..::. 彡 ) +::: | /...........::::::::..:::::.. 。...:::::::::::::..... .::::::::........ ...::::::::::.. ::...
。.... ::::: ,r'ww/ :::::::::: 彡ノ::. / ̄ ̄| 。..::::...... 。...:: ......*.....::::::::..:::::..::.....::::::::::::::::... ...:::::::
〜;,,。,r';i;i;i;i;i/ :::::::... :: / | .........:::::::::::::::::.........::...:::::::...::::::::::::::.....:::::::::::::。::::::.........::::::::
/www,'.。.... 。.... . . | /。.....゚ .........。・...。.... 。 。。..::::...... 。...::::::::... ......::::::::::::::::..
/;i;i;i;i;i;,'. ~^^゚〜〜~゚^ |__/〜〜・。,,,,:〜"~~。〜・" ゚''〜。,,, 。....゚....... 。.....:::::::::..........:::::
/w;w;w,' ~^^゚〜・,,。,, 。....゚......。..。....
/;;;i;;i;i;i;i;i
;w;w;w;ii
;;i;;i;i;i;i;i
==================================================
『そこにちょうど【バニー】が帰宅。会社でのプレゼンが上手くいった彼は、
次のプレゼンの為にインド有数のリゾート地のゴアへと出張が決まったという』
.
==================================================
_______
,、__'_´f ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`゙'ヽ、
,、z'´'7´ | | \
/ / r┴‐ヽ! | __,、r───‐`,v─ 、
/ / ゞニニム_|-‐ ''' "´ ____ ̄ ̄ ̄ ̄ ´ ̄` ' ‐__
/__/ -‐/_''"´ /-‐- 、 |´fr ̄`}/r二:}─l´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ヾ、「「`゙,
,'__(ヲ !^ l _ '/ `'┴─---- ' 、 |________]`ー‐ヽ
l _ ヽ | | /-‐ヽ´ ──--- :: ---r───, -- ::-─ }
| l-' `ー┘ .二´レ∧:||:〉', : l ゙̄| ̄ : ,----|____|.─、  ̄|
|.|'´l| ̄ | |:l\l|/_,;', _|__,ノ---- {_______ノ -─>
l{|〉lム__ヽ -‐|:|二う<|二lゞニニ!---------─────── '''i'`
|!从}ゝ-r──‐l '、/||ヽノ::::::::::::、;;;/::::::l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄'、:::ヽ:.:.:.:.:.:.:.:/
ヾ」':::::::/ \`ー':::::::::::/ ヽ;;;;;;;ノ ヽ、;;;;;;;;;;::/
` ̄  ̄ ̄ ̄
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『これは、タダでゴアへ行ける絶好のチャンスと色めきだつ【ラヴ】と【ハルディク】。
翌日、渋る【バニー】を車に押し込め、彼の出張に便乗してゴアへと旅立つ』
.
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,ノ ,, -‐
/ _ -‐
,/ , '´
/ ,/. /i/:::::::∠___
/ / {:::::::::::::::::::::::::::::、-―`ヽ、  ̄ ̄ 、
/ /. ,..-――ゝ:::::::::::::::::> ̄ __ヽ、 ....´ \
l ノ. /:::::::::::::::::::::::::::::::/ \ ̄. / \
/ / /:::::;ィ::::::::::::::::::,ヘ::///∠_ vヽ \.. ./ ヽ
. / /... /:::://::::::::::::::::::/ i i \>i 丶
; /.. /::::/ ./::::::::::::::::::/ || i | { l /  ̄ 丶
! /:// ;::::::::::::::::::::; 、 i! .; .! 、 ヽ..| __ ヽ 丶
,,,,, .レi/ ,:::::::::::::::::::::; . '′ `、 |/ ; 〉 ̄.! / i ◎ l ',
\\ ,. -‐'fフ::::::::::::;'◎ ) "ー-- .; i/ / ..', ヽ ゝ _ ',
\\r‐´r‐、:::::::::i (◎ ).; // _i、l ..丶 i ◎ l `ヽ i
. ノ \\」 .!.:::::| j ./ // .;、| ..丶 / ヽ _ 丿 |‐、-..、
. i _ _ .) ,':::::N. -‐'"ヽ. ) / //// ヽ ゝ_ 人_フ ´ ソ:.:.:.:\
. ! `{ ノ.:.ヽ| ` ー- `ー--‐' /イ/リリ 、 ...;. ; 丶 // ' /:.:.:.:.:.:/\
. | ー ― 、}:.:.:.:.:. ヘヾ \,r'⌒ヽ /ノ.:.\...゙、( _,..、 丶 // ./ /:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.ヽ、
. l ,.-r /.:.:.:.:.:.:. iヘ (´ `) /.:.:.:.:.:.:.\.`~⌒ヽ;...;;.. _/>' ./ /:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
. /i! 〕〈.:.:.:.:.:.:.: /`i -=- ゝ,__,ノ´/.:.:.:.:.:.:.:.:.:..\ ヽ:,;;:゙ー`'... ヽ / /:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
 ̄ ̄ 、 ' , __ ィ /:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
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『そんなこんなで、無事にゴアに辿り着いた一行。
プレゼンの準備に忙しい【バニー】を尻目に、思う存分リゾートと魔法の草(大麻)を楽しむ二人』
.
==================================================
,.. -‐…== .
イ .:/ . .:, .:., 、
,' .::/ .:.:/ .::/ i:.、:i: \
〃 / .:/.:/i:. .::,'l:. .:/:ハ:..い.ハ:.` `、
. / ' .:' :7:メ、/ l:.:/:/}.:}:l:..:i:.:}ハ‘,:.
′. .:i:.:/ .::i/}.::/ |:.::/ j/´lナナ/..:i .i{.ハ
ii : .:.:|/ .::芹芙ミ.j/ l/l/ . .:!.:iI.::}
|l : .:.:| .:V。.:!i^ fi汗vi .: :l.:iⅣ
. !: .: :| .:|とうノ うノ_ノ| .: :|.:リ′
;: .:. :| i:..:|'"゙ "゙ | .: :|/
. : :. :.::|:. l:..:| 人. :il
:. .:.:|:. li :|、 丶- . :个i:i :i|
: :. .::|:. ll.:l `=‥ー-r‐< .::i| l:l :i|
i:./.:.:|:. ll.:| | .:i .:i : l| l:l.:リ:.
l/ .:.::li:.ll.:|\___| .:ll.:l : ll l:〃:. :.
厶:‐=ル:ll.:| . :\/\〉:リ=l-:jl lf′: :. :..
/´ヽ:. . }}l :| . .: .:.ヽ. }l{: .:.: :|i:l:|\: : . : :. .
/.;:;..,. : .:.: .リ以:. . : :.:.:V八: : :.jりj:. .:`、: : .: :. :. :.. .
. / .;:.;: ;:. .`、: :. .: .::.: .: .:. : `、ノ:. : :.:.lリ:. ./:}: : : .: .: :. : : :. : .. ..
【ルナ】
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『その途中で【ラヴ】は、偶然フェイスブック上の友人である【ルナ】に出会い、
【ルナ】は、夜に近くの離島でロシアンマフィアがパーティーを開くから一緒に行かないかと【ラヴ】を誘う。
新しい恋の予感に胸をときめかせる彼は、一も二もなく快諾するのだったが……』
.
==================================================
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==================================================
『……それが文字通り、地獄の釜が開く大参事への片道切符になる事を、
【ラヴ】たちが知る由もなかったのだった……』
予告動画(微グロ注意):ttps://www.youtube.com/watch?v=yMcuX8qg6RQ
.
,, -─- 、._
/ ヽ
| |
| ― ― .| ふむぅ……予告を見た限りでは、特に可もなく不可もなくといった印象かな?
| (●)(●) |
| (__人__) | ただ、この普通のゾンビ映画の雰囲気をかもし出してるのが、
ヽ `⌒´ ノ 殆どゾンビ物を作っていなかったインド映画だという点は興味深いが。
/ ∩ノ ⊃ ヽ,
{ / _ノ }
| / / ィ |
____
/ \
/ ─ ─\ なんか、予告の所々で結構ショッキングな絵も出てきてたお。
/ (●) (●) \
| U (__人__) | ……これさっきの『ライフ・アフター・ベス』よりも、ゴア度増し増し?
./ ∩ノ ⊃ /
( \ / _ノ | |
.\ “ /__| |
\ /___ /
.
,、 r、
l ヽ,,, -ー' l
/ ヽ
Y ヽ
.l γ::´:::ハ そうだねぇ……増し増しだとは思うけど、そんな凄いレベルでもないと思うよ?
| ハ:ノ ::ノ ::)
l、 ,'::i(●)::( さっきも言ったとおりコメディ映画だし。
. /____/::ソ ,, ノ
Y y:ル'`y:リ イ
/ ̄  ̄ ヽ
/ γ !
./ ̄ ̄\
./ \
| ー ‐ i
| ( ●) ( ●) まぁ、『ライフ・アフター・ベス』自体が、
| (__人__) ゴアもグロも大した事のないレベルだったからな。
| i
ヽ. ノ あれと比べれば、だいたいのゾンビ映画はグロ度増し増しだろうから、
ヽ ノ できる子ちゃんじゃないが心配するレベルでもないと思うぞ。
.> <
| |
| |
.
____
/ \
/ ─ ─ \ だといいんだけど……
/ -=・=- -=・=- \
| (__人__) U | でも、お前ら基準に判断するとエライことになるからなぁ……
\ ` ⌒´ /
,、 ,、
l ,`- ー- ,,,,r' l
,r' @ o @ ゙ヽ
i' ,r'⌒^^ ⌒ ^ヘ , Y
(:.ハ : : : ,ヘ...:::..:::::..:ヽ l
(:::::: ,ィ' ヽ、 (,:...(,::`}
):: ⌒) (⌒ ) )::::::リ んもう、お兄ちゃんは相変らず心配性なのだ。
((i r‐; '' ハ::::ハ
Y''ヽ ,ィ'ノ .:y さ、それじゃチャッチャと鑑賞とまいりますか。
/ ̄'i /'  ̄ ̄ヽ
/、 ヽ !、 / 〈 `ヽ そ〜れ、レッツ鑑賞だよ!
ハ ヽ Y`l Y ヽ ヽ
{ ヽ_ゾノ i! 「 ヽ ヽ
`¨´、 ヾ i! .l > 〉
ー-' ‐、 i! / /
┌──────────────────────────────────────┐
│ │
│ │
│ │
└──────────────────────────────────────┘
┌───────────────────┐
│ │
└───────────────────┘
┌──────┐
└──────┘
.
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
./ ̄ ̄\ r 、. ,、
./ \ l ヽ,,, -ー -', l
| ⌒ ‐ i ____ / @ o @ ヽ
| ( ●) ( ●) / \ Y , ヘ^ ⌒ ^^⌒ヽ ヽ
| (__人__) / _ _ l γ::..:::::..:::...ヘ、: : : ハ j __
| i / ( ●) ( ●) `ノ :ノ...:ノ - ヽ ::::::) | ......|
ヽ. ノ | U (__人__) | リ::::::( ( ⌒) (⌒)::( | ......|
ヽ ノ .\ _ `⌒´ . ハ::::ハ " _ i ) \ | ......|┐
/ \ \ / \ \ Y ヽ イ' y ─ .| ......|│
| \, -‐- 、-‐- 、 | \, -‐- 、-‐- 、 ,/ 'ヘ j ̄ヽ .| ......|│
|\ \. (" ̄ .入\ \. (" ̄ .入/ \. (" ̄ `, . ─ .| ......|│
| \ "  ̄ ̄ ̄ ) \ "  ̄ ̄ ̄ )\ "  ̄ ̄ ) / | ......|│
| / \,,_______人 / \,,_______人/ ヽ ───人 | ......|│
| /\ \ \ /\ \ \ /\ \ \ | ̄ ̄ ̄ ̄|
ヽ,____/;___\ \,,_ \,,__/;___\ \,,_ \,,_;__\ \,,_\,,_ . | |
(______)___) (______)___) (____)___) . | |
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ただいま鑑賞中……
(ここから下は映画のネタバレも若干含むので未見の方は注意してね♪)
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〜観賞終了〜
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....................... || ...............................................:| || _
....................... || ...............................................:| || |日|
______||__________|_||  ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
, ─────── 、, ─────── 、
i´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`i´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`i
/ ̄| | | ̄\ _____
i´ ̄`i________|________i´ ̄`i /ヽ────
| | | | | | |
| |´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`i´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`| | | |____
| | | | | | |\
|__|________|________|__| | | \
\!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
.
____
:/::::::::::::::::::\:
:/:::::-‐:: ‐- \: ……騙された。
:/::::::o(○) (○)o \:
:l:::::::::: (__人__)、 l: あたい、まだ騙されたのね……
:\:::::::::::: `='´ /:.
/:::::::::::::::::: \
r 、. ,、
l ヽ,,, -ー -', l
/ @ o @ ヽ
Y , ヘ^ ⌒ ^^⌒ヽ ヽ
l γ::..U::..:::...ヘ、: : : ハ j ちょ、ちょっと、そんな泣かないで欲しいのだ。
`ノ :ノ...:ノ ノ ヽ ::::::)
リ::::::( ( ⌒) (⌒::( ……前に見せた何作かに比べたら、大したグロさじゃなかったと思うけどけどなぁ。
. ,.イ ハ::::ハ ,, _ j) )丶、
―――(  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ) ̄ ̄ ̄) ――――――――
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`¨´¨´ ̄ ̄ 旦
.
____
/ \
/ _ノ ヽ、_ \ そもそも、比べる対象が間違っとるわ!
/ ト旡≧/ /≦乏 \
| | |(__人__)| | | 開始30分で、早速生爪剥がすわ、肉は食い千切られるわ、
\ | | ` ⌒´ | | / しかもかなり生々しいわで、やる夫のSAN値はもう限界だお……
` ー------─― ´
/ ̄ ̄\
/ _ノ ヽ、_ \
. | ( ⌒)(⌒ ) |
. | (__人__) │ まぁでも、やる夫が怖がるぐらいのゴア表現きっちり描けてたってコトは、
| `⌒ ´ | 今までゾンビ映画の経験値が殆ど無かったインド産としては凄い事なのかもな。
. | U |
. ヽ / 中身も、良い意味でインド映画っぽくなかったし。
ヽ /
> <
| |
| |
.
r 、. ,、
l ヽ,,, -ー -', l
/ @ o @ ヽ
Y , ヘ^ ⌒ ^^⌒ヽ ヽ あ、それあたしも思ったよ。
l γ::..:::::..:::...ヘ、: : : ハ j
`ノ :ノ...:ノ ノ ヽ ::::::) なんかさ、インド映画っていうと『踊るマハラジャ』なんかに代表される様に
リ::::::( ( ●) (●)::( ひたすら踊って、クドイくらいに強調したい箇所の演出を繰り返すイメージが在ったけど、
. ハ::::ハ " l マ i ) この『インド・オブ・ザ・デッド』では、そういう色がだいぶ薄まってる感じだったのだ。
Y ヽ ` イ' y
・『踊るマハラジャ』予告
ttps://www.youtube.com/watch?v=TASx834JmV4
____
/ \
/ ─ ─ \、 ん……まぁ、確かに『マッキー』や『ロボット』なんかと比べても、
/ -=・=- -=・=- \ 洋画見てるのに近い感覚は在ったかな?
| (__人__) U |
\ ` ⌒´ / それがプラスなのかマイナスなのかまでは、やる夫には判別できんけど。
・『マッキー』予告
ttps://www.youtube.com/watch?v=adcroBzCZs8
・『ロボット』予告
ttps://www.youtube.com/watch?v=mY_0NA4AP-o
.
,、 r、
l ヽ,,, -ー' l
/ ヽ
Y ヽ
.l γ::´:::ハ 本作に限ってならプラスなんじゃない?
| ハ:ノ ::ノ ::)
l、 ,'::i(●)::( さすがに、ロメロ系のモダンゾンビに度々ダンス躍らせちゃったら、
. /____/::ソ ,, ノ 方向性が『スリラー』のPVみたいに変わっちゃうだろうし。
Y y:ル'`y:リ イ
/ ̄  ̄ ヽ 恋愛要素も、あの位のサジ加減が本作にはちょうどいいと思うのだ。
/ γ !
・『スリラー』PV(ちょっとだけ怖いPVなので未見の方は注意)
ttps://www.youtube.com/watch?v=sOnqjkJTMaA
/ ̄ ̄\
/ _ノ \ あくまで本作の主軸は、面白おかしくゾンビパニックに巻き込まれる事だもんな。
| ( ●)(●
| (__人__) そう考えると、主人公たちに過度なヒーロー性を持たせなかったのも
. | ノ 物語を面白くする上でナイスな判断だったのかもしれん。
| ∩ ノ ⊃
/ ./ _ノ
(. \ / ./_ノ │
\ “ /___| |
. \/ ___ /
.
r 、. ,、
l ヽ,,, -ー -', l
/ @ o @ ヽ
Y , ヘ^ ⌒ ^^⌒ヽ ヽ
l γ::..:::::..:::...ヘ、: : : ハ j
`ノ :ノ...:ノ ノ ヽ ::::::) 事態に強制的に巻き込まれてくんだけど、
リ::::::( ( ●) (●)::( 基本、何もできない主人公たちの情けないキャラが良かったしね。
. ハ::::ハ " l マ i )
Y ヽ ` イ' y
/ヽ_ __, ヘ
,' `ヽ、
/::.. ... )7
i:::::... ´_) 特に主人公の【ラヴ】とその相棒【ハルディク】の駄目人間コンビが醸し出す
、_::...c.._ _ ,リj< お間抜けオーラと気の抜ける愉快な会話が、
八i::::::::iル リ ノ(⌒) 上手く作品の雰囲気を牽引してたのだ。
'V:トNlVル'Y rァノ
./::::.... ..く´
|::::::::::.... ヽ
─────── !:::::::::::.:.. 二つ────‐--
.
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ⌒)(⌒)
| (__人__) ゾンビコメディの主人公といえば、『死霊のはらわた』の【アッシュ】の様に超人化してったり、
| `⌒´ノ 『ショーン・オブ・ザ・デッド』の【ショーン】や、『ゾンビランド』の【コロンバス】の様に
| ,.<))/´二⊃ 極限状態の中で有能さを開花させていったりとタイプも色々。
ヽ / / '‐、ニ⊃
ヽ、l ´ヽ〉 彼らの様に、自力で事態を打開しようとする主人公の物語りも面白いが……
,-/ __人〉
/ ./. / \
| / / i \
|" / | > )
ヽ/ とヽ /
| そ ノ
/ ̄ ̄\
/ _ノ ヽ、_ \
. | ( ⌒)(⌒ ) |
. | (__人__) │
| `⌒ ´ | 一方で、本作の主人公と相棒のコンビの様に
. | | ほぼ一貫して役立たずってのも、これはこれで面白かったよな。
. ヽ /
ヽ /
> <
| |
| |
.
r 、. ,、
l ヽ,,, -ー -', l
/ @ o @ ヽ
Y , ヘ^ ⌒ ^^⌒ヽ ヽ
l γ::..:::U.:::...ヘ、: : : ハ j まぁ、最後まで丸っきりの役立たずっていうワケじゃないんだけどさ。
`ノ :ノ...:ノ ノ ヽ ::::::)
リ::::::( ( ⌒) (⌒::( でも、事態をどうにかするのは、完全に偽ロシア人の【ボリス】に任せっきりで、
. ハ::::ハ ,, r‐ァ j) ) しかもその【ボリス】の足を、ことごとく引っ張りまくってたしね。
Y ヽ ∩ ノ ⊃
/ ./ _ノ 【ボリス】が二人にキレてつっこむ度に、笑いがこみ上げてくる構図だったのだ。
(. \ / ./ ) │
\ “ /___| |
. \/ ___ /
____
/⌒ ⌒\
/( ●) (●)\ あ、【ボリス】さんのくだりは、やる夫でも楽しめたお。
/::::::⌒(__人__)⌒:::::\
| |r┬-| | 誰が見てもロシア人には見えない外見に、
\ `ー'´ / 無駄にカッコイイ立ち振る舞いとガンアクションが解り易い面白さだったし。
.
/ ̄ ̄\
/ _ノ ヽ、_ \
. | ( ⌒)(⌒ ) |
. | (__人__) │ 何せ【ボリス】は、主人公たちを差し置いて、
| `⌒ ´ | でかでかとパッケージの中央でキメポーズとってるくらいだしな。
. | U |
. ヽ / まず、劇中で最もインパクトの大きいキャラだったと言えるだろ。
ヽ /
> <
| |
| |
r 、. r、
/ ヽ - ー - ' ヽ
/ @ o @ ヘ
Y ,ィ^ ⌒ ^^ ⌒ ^ヽ ヘ
.l.γ::..:::::..:::..ヘ、: :u : ハ.j 出る映画間違えたんじゃないのってくらい、
`ノ:u..:ノ _ノ ヽ、::::::):ハ 【ボリス】1人だけ世界観違うシリアスモードだったしね。
(:ハ: ( ⌒) (⌒ ))::):)
. Y.ノゝ ,, .r‐ュ ,, ノ 、Y ある意味、彼こそが本作の真の主人公といえるかもしれないのだ。
/、 ヾ / ヘ
.
r‐- 、. ___ ハ
l iヽ ヽ´ `ヽ!、
/´.! @ o)
Y `´ , -ー 、__ヽ
l /::..:::...ヘ、::ハ´
i /:..::::ノ ヽ:::) ということで総評は、
ゝ___ノ :/:..:::( ( ⌒) l:(
. ハ::ノ::::ノ:::::ハ ,, r‐ァl ::) 「インド映画なので、B級作品のお約束的な濡れ場こそ無いものの
´ .)Y y.´  ̄,y 主人公トリオの【ラブ】と【ハルディク】に【バニー】の会話が一々面白く、
/⌒ トー‐i´ アクション・残酷描写等々も、一通りのツボを押さえた良作ゾンビ映画。
./ /`ヽ___i
/ / l 妙に耳に残る挿入歌兼ED曲、『Babaji Ki Booti』を聞きながら
___/ / / 是非、インド初のゾンビコメディをお腹いっぱい楽しんで欲しい」
(_⊂_ノヽ__ /
 ̄l だよ!
・ED曲 『Babaji Ki Booti』
ttps://www.youtube.com/watch?v=Ah_xyj4qIvU
.
r 、. ,、
l ヽ,,, -ー -', l
/ @ o @ ヽ
Y , ヘ^ ⌒ ^^⌒ヽ ヽ
l γ::..:::::..:::...ヘ、: : : ハ j それから、劇中にちょっとしたお遊びの小ネタも盛り込まれてるのだ。
`ノ :ノ...:ノ ノ ヽ ::::::)
リ::::::( ( ●) (●)::( 詳しくは言わないけど、できる子は初見では3人までしか解りませんでした。
. ハ::::ハ " l マ i )
Y ヽ ` イ' y
__
/ノ ヽ\
/(⌒)(⌒) \
| (__人__) u| あれ、初見で全部判別できたら、ちょっと凄いだろ。
| |
. | | ちなみに、答えは公式ページに載ってるんで、
. ヽ / 一度本編を観てから確認することをオススメする。
ヽ /
/ ヽ
| |
| | ・公式ページ ttp://www.odessa-e.co.jp/india-of-the-dead/
.
____
/ \
/ -‐´ `ー\ しかしまぁ……
/ (≡) (≡)\
| (__人__) | 朝っぱらから立て続けにゾンビ映画観させられるとは思わなかったお。
\ U ` ⌒´ /
> ー‐ < ……できる子ちゃん、さすがに3本目はないんだよね?
. / / ̄彡ミヽ、
/ ヽ / / ヽ ヽ
ヽ. Y / | |
ヽ ノ ヽ ノ
r 、. ,、
l ヽ,,, -ー -', l
/ @ o @ ヽ
Y , ヘ^ ⌒ ^^⌒ヽ ヽ お?まだゾンビ映画が観足りないのかな?
l γ::..:::::..:::...ヘ、: : : ハ j
`ノ :ノ...:ノ ノ ヽ ::::::) この欲張りさんめ♪
リ::::::( ( ⌒) (⌒::(
. ハ::::ハ xx r‐ァ xxj) ) でも残念でした、今日はこれで打ち止めなのだー。
Yトヽ、 . rー'´)Y
丶ト、_´__7 rト--く |
lハ: : ,:」:ー:‐:‐イ !
/ ∨ヘ|∧ハ:ヘ| /|ー‐ャ- 、
l /! ト /ー‐`┘ 丶
丶-イ: :/\__/
.
____
/ \ (もう、つっこむ気力すら湧かんお……)
/ ─ ─\
/ ‐=・=‐ ‐=・= \ そ、そうかお……
| U (__人__) |
\ ` ⌒´ ,/ じゃあ二人とも、この後はどうするお?
/ ̄ ̄\
/ ― ―
| ( ●)(●)|
| (__人__)| ちょうど昼時だから、みんなで飯でも食いに行くか。
| }
| } できる子ちゃん、何が食いたい?
ヽ }
ヽ /
| ''⌒ヽ
| ヽ ヽ
.
r 、. ,、
l ヽ,,, -ー -', l
/ @ o @ ヽ
Y , ヘ^ ⌒ ^^⌒ヽ ヽ
l γ::..:::::..:::...ヘ、: : : ハ j
`ノ :ノ...:ノ ノ ヽ ::::::)
リ::::::( ( ⌒) (⌒::( あ、じゃあ、近くにできたバーガーショップに行こうよ!
. ハ::::ハ ,, r‐ァ j) )
Y ヽ  ̄イ' y そこのアボガドバーガーとターキーサンドが美味しかったって、
/ 'ヘ j ̄ヽ します乃ちゃんから聞いたのだ。
/、 ヾ / ヘ
/rー'ゝ Y 〆ヽ
/,ノヾ ,> i! ヾ_ノ,|
| ヽ〆 i! l |
/ ̄ ̄\
/_ノ `⌒ \
_ .| (● ) (⌒ ) .|
| ! | (__人___) | ああ、たまにはハンバーガーもいいな。
| ! | ` ⌒ ´ .|
| ! ,.-,| | じゃあ、その店で決まりだろ。
._,ノ ┴、/ ,/ .| /
.r `二ヽ ) i ヽ / ……やる夫もいいよな?
.| ー、〉 / 〉 <
.| r_,j j / ̄ '' ̄ ⌒ヽ
.| ) ノ/ { ィ, }
ノ ,/ | |{ |
.
____
/ \
. / \ うん?……ああ、それでかまわんお。
. / ― ー \
| (●) (●) | やる夫は、ツナサンドかサラダでも食べるから。
. \ (__人__) /
. ノ ` ⌒´ \ ……それにしても……
/´ ヽ
< ボソッ
__
/ _ノ\
/ (●) ??
| (__人)
| l それにしても?
. | |
. ヽ ノ
ヽ /
/ ヽ
| |
|. |
.
──────────────────────────────────────────────────
l ヽ,,, -ー ー-', l
/ @ o @ ヽ
Y , ヘ^ ⌒ ^^^⌒ヽ ヽ ....γ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ヽ
l γ::..:::::..:::...、 : : : ハ j .....| 肉汁の滴るハンバーガー! |
`ノ :ノ...:ノ::::::ノ ヘ:::::::::) .| |
リ::::::(::ノ ⌒ ⌒:::( < デザートには苺ジャムとホイップたっぷりの |
. ハ::::ハ ( ⌒) (⌒):) ) | パンケーキで楽しみな〜のだ〜♪ |
Y ヽ __ r‐ァ イ' y ..ゝ___________________,ノ
,( マ 〆 `)
./ ゝ ノゝ_ノヽ
i ノ Y i )
`ー ´ i! `ー'
/ ̄ ̄\
/ \
| U |
| │
| |
____ | |. γ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`∧
/ \ ヽ / < (……耳が痛いだろ……) .(__;)
/ \ ヽ / .ゝ_______________,ノ
/ U \ > <_
| | ( 、`)
\ / | i
──────────────────────────────────────────────────
|\
/ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
| (よく、今まで画面に映ってたのと同じ様な物を |
| 直ぐに食べる気になれるなぁと思って……) |
\_____________________/
つ づ く
.
以上で第2話は終了になります。
今回も見てくださった方々、ありがとうございます。
次の投下は日曜の夜を予定しております。
次回は、ブルース・キャンベル好き必見な日本未発売のあの作品!
乙
まさかこの映画の感想言える機会がくるとはw
あれ?ゴア描写そんなに強かったっけ?いつの間にかなれ過ぎたかな。
個人的には初心者にもお勧めできるゾンビ映画た。
しかし、原題も好きだが、マーケティング的には邦題は正解だよな。
乙 日本語版公式ツイッターがやたら挑発的な言動してたっけな、これw
乙
冒頭のスパナチュパロディ、ありがとうございますw ←大ファン
乙でしたー
>>102
このやる夫さんはグロ耐性低い設定の人ですのであの反応ですが
表現的にはマイルドな部類でホント初心者にもお勧めなゾンビ映画ですよね。
仰るとおり邦題も、ゾンビ映画って一発で解る様になっててグッジョブですし。
>>103
映画館の持ち主脅すネタ募集とか、何処に着地しようとしてるか分からないツイでしたが
見てる分には面白くて好きでしたよw
>>104
ノ ←同じく大ファン
シーズン10発売来月ですし、シーズン11も決まりましたし、まだまだ目が離せないですね。
お願いだから記念試写会抽選当たります様に……
というわけでご無沙汰してます>>1 です。
この後、19:00から投下したいと思いますのでお暇なら見てやってください。
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Π / (●) (●)、
⊆⊇ / (__人__) \
⊂⊃ | |
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|::| ><´` ._. ._ノ¨¨'''ー、 _
|::| ._/xxxxx,ィx<_>≧x、、、.} i } }, .! / /7、
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|::| / \x.λ ヽイ/==-、____У//// / ,. `X_/_/,
|::|x‐<` .、 r-’ トイ |.|'><´ r´ ̄ ̄ ̄Y {_ { j
\Y´\ハ ! |||xx.|_|У \ _} ;; i / ` 、. _ __ _
丶ニιイ''_》ノ._ノ_ノー''´ У了Y´ 7 r ―- ー とつ ___ , 、
ヾ三彡´ ̄ )v'⌒v◎==.| -‐: : :/:. ::ハ:ヽソ ̄ - 、
|::| 7人/''´⌒ト.| /::/ : / :/: :/ 、: : : :`ヽ l
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|::| //,.'´, ' ...レ' `ヽ: ::|: : : : : : /l: :l! l!.:: : : :| ::∨
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|____| ./,.ィ. / , ' ./ .l }: : : :|:.:.:|ィテ≠ミ x≠ミ:..: .:|/ : :.::.| ∧
....| | |. ,∠´/ '´ / // / 、 /:.: : -ハ:.:j う::心 孑:ぅj:: : . : : ト.., ―======l|i|=r"ヽ
( | | |. _/ / / // //.ヽ/: : :.{ V 弋zソ 弋ヌノ}: :./!: :.:}./;;;;;;;;[二二];;;;;;;;;;;;;;|(())|
......〉=| | |.イ´ / / / ,' / /. /: : : : :.ー-、 ' /..:/ l!:../|_,,-‐―-、Tl|i==_:;;;ヽ_ノ
〈 | | |. ./ / / ,.イ/ / .../∧: : : :∨/`.: :、 ` 一 ィV: :: :V.// -=-―' 〃 |i|  ̄
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.... | | | Y_`/、 V \ i!- _ / { { ;;;;i' ;;;;;_,,)
ヘ | .ハ _ -ァー- 、_ ... -‐ ' ヽ l|i;( ;;;;__ノ
ヘ |ハ / / _ノ \ `ー '!
ヘ |ハ j >‐'
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第3話 『My Name is Bruce』
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〜商店街〜
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| |三三三||三三三||三三三||三三三||三三三||三三三||三三三||三三三||三
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 ̄  ̄| l ̄l | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| l ̄l | ̄ ̄ ̄
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.{((..< ,仆、>). )リハ - ノ)) .ノー^ヽ.:::;:`ゝ
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_
´ ` 、
/ ヾ,
/ / //ヽ i li l liヽヽ(
iノ)) )ノノナTノルiフサ))))
リ(|(( せフ せフ((( あ〜あ、夏休み終わっちゃったのだ。
,) )ハ.))u" ' " /))))
( ( ((((ト _-_ .ィ ( (( しかも、こういう日に限って残暑も厳しいしで、
)ノ))ノ.从 _ l从)))) もうやんなっちゃうよ……
'" '"´ 〃〃ヾ、、、、
´ 《 ||ll ゙=||'' 丶
| ゙ ||'' || ',
, '´ ̄ ̄` ー-、
<>x r ‐v-、ヽ\
./// ハ / ´ ̄` \ヽ、
|i │|│ l |リ ⌒ ⌒ }ト
|i ||i | 从( ●) .(●)l 残暑が厳しいのは今日だけらしいから我慢なさいな。
|i -|i (|ξ * /i リl. /)
|.i |.i ノ、、  ̄ ノく 「レ/ 明日の午後からは急激に冷え込むそうだから、
}≦}≦ x>、 __, イ 〈 ) 帰りに着る上着を忘れない様にね。
{(_{(_::::::::::::ントOY.,:::\、 ./ ./
/:::::::::::::::::::< ,仆、>:::::ヽY /
【します乃】(できる子の親友)
.
_
´ ` 、
/ ヾ,
/ / //ヽ i li l liヽヽ(
iノ)) )ノノナTノルiフサ)))) お、そうなんだ。
リ(|(( ( ⌒) (⌒)(((
,) )ハ.)) " ' " /)))) します乃ちゃん、ナイス情報サンキュー!
( ( ((((ト _ ワ ィ ( ((
)ノ))ノ.从 _ l从)))) いやぁ〜、します乃ちゃんって、気配りが利いてお母さんっぽいよねぇ。
'" '"´ 〃〃ヾ、、'"" 、
/ ヽ 《 ||ll ll|| )) ,∧ なんか感心しちゃうし、します乃ちゃんと居れば安心なのだ。
/ ゙ ||''l: ゙||" ∧
, '´ ̄ ̄` ー-、
<>x U r ‐v-、ヽ\
./// ハ / ´ ̄` \ヽ、
|i │|│ l |リ _ノ ヽ_ }ト
|i ||i | 从( ≡) .(≡)l ……できる子、それ全然褒め言葉になってなくってよ。
|i -|i (|ξ * /i リl.
|.i |.i ノ、、  ̄ ノく 何が悲しくて、あなたのお母さん代わりをしなきゃならないのよ……トホホ……
}≦}≦ x>、 __, イ
{(_{(_::::::::::::ントOY.,:::\
/:::::::::::::::::::< ,仆、>:::::|
.
_
´ ` 、
/ ヾ,
/ / //ヽ i li l liヽヽ i
iノ)) )ノノナTノルiフサ!li !
リ(|(( ( ⌒) (⌒)(( そんな凹んじゃイヤなのだ。
,) )ハ.))u" ' " /)))
( ( ((((ト ⊂つィ ( (( それだけ親しみを込めてってコトだよ。
)_mn从 _ l从))))
'"|| l l|n〃〃ヾ、、'""、 ほら、LOVEなのだ!LOVE!
! ! ||ll ll|| )) ヽ
,ー ' ゙ ||''l: ゙||" l i
/ ./ l: | |
, '´ ̄ ̄` ー-、
<>x r ‐v-、ヽ\
./// ハ / ´ ̄` \ヽ、
|i │|│ l |リ ⌒ ― }ト
|i ||i | 从( ●) .(●)l まったく……まぁ、それはそれとして、
|i -|i (|ξ * /i リl. この後はどうするんですの?
|.i |.i ノ、、  ̄ ノく
}≦}≦ x>、 __, イ 何処かお店にでも寄りますの?
{(_{(_::::::::::::ントOY.,:::\
/:::::::::::::::::::< ,仆、>:::::|
.
_
´ ` 、
/ ヾ,
/ / //ヽ i li l liヽヽ(
iノ)) )ノノナTノルiフサ)))) ギャル夫さんの店に寄って、
リ(|(( ( ●) (●)((( 取り寄せて貰った映画を受け取ってこうかと思ったんだけど……
,) )ハ.)) " ' " /))))
( ( ((((ト _ ヮ_. ィ ( (( あ、そういえば、します乃ちゃん、
)ノ))ノ.从 _ l从)))) 学校で弟さんと映画観てきたって言ってたけど、何観てきたの?
'" '"´ 〃〃ヾ、、、、
´ 《 ||ll ゙=||'' 丶
| ゙ ||'' || ',
| i. l: i、 ',
| |. l: | 〉 〉
, '´ ̄ ̄` ー-、
<>x r ‐v-、ヽ\
./// ハ / ´ ̄` \ヽ、
|i │|│ l |リ ⌒ ⌒ }ト
|i ||i | 从( ●) .(●)l
|i -|i (|ξ * /i リl. /) あら?言いませんでしたっけ?
|.i |.i ノ、、  ̄ ノく 「レ/
}≦}≦ x>、 __, イ 〈 ) えっと……確か、『進撃の巨人』っていう漫画原作の実写作品ですわ。
{(_{(_::::::::::::ントOY.,:::\、 ./ ./
/:::::::::::::::::::< ,仆、>:::::ヽY / 弟にせがまれたものですから。
・『進撃の巨人』予告
ttps://www.youtube.com/watch?v=uv3XvwYK-0k
.
_
´ U ` 、
/ ヾ,
/ / //ヽ i li l liヽヽ(
iノ)) )ノノナTノルiフサ))))
リ(|(( ( ○) (○)((( ええええぇ!?
,) )ハ.)) " __'__ " /))))
( ( ((((ト _|i!i!i!| ィ ( (( し、し、し、『進撃の巨人』の実写版を観たの!?
)ノ))ノ.从 _ l从))))
'" '"´ 〃〃ヾ、、、、 しかも、弟さんと一緒にぃ!?
´ 《 ||ll ゙=||'' 丶
| ゙ ||'' || ',
, '´ ̄ ̄` ー-、
<>x U r ‐v-、ヽ\
./// ハ / ´ ̄` \ヽ、 (????)
|i │|│ l |リ _ノ ヽ_ }ト
|i ||i | 从( ●) .(●)l
|i -|i (|ξ * /i リl. え、ええ、そうですってよ。
|.i |.i ノ、、  ̄ ノく
}≦}≦ x>、 __, イ ……まぁ、後で調べたら、あまり評判のよろしくない作品の様でしたけど。
{(_{(_::::::::::::ントOY.,:::\
/:::::::::::::::::::< ,仆、>:::::|
.
_
´ U ` 、
/ / ll i i l lli '
/ / //ヽサフi lilTカ | !
iノ)) )ノ( ○) (○))) い、いや、評判がイイとか悪いとか、そういう次元の問題じゃ……
リ(|(( ( " ' "(( (
,) )ハ.))  ̄ /))) あ、ああいうの上映してる映画館も在るんだ……
( ( ((((ト __ .ィ ( ((
)ノ))ノ.从 _ l从))))
'" '"´ \ /'"" 、
_
´ ` 、
/ ヾ,
/ / //ヽ i li l liヽヽ(
iノ)) )ノノナTノルiフサ))))
リ(|(( ( ー) (●)((( で、でも、良く考えたら、あたしたちも年頃だもの、
,) )ハ.)) // ' ///)))) そ、そういう作品に興味持ってもしょうがないよね……
( ( ((((ト _ ‐_. ィ ( ((
)ノ))ノ.从_ _ l从)))) かくいうあたしも、前にニュースサイトで画像だけは見ちゃったし……
'" '"´ ヽヘ /`v 、
´ | 丶 ……で、な、中身はどんなだったのかな?
| | ',
.
、-ー ´ ̄ ̄`' ,
/,r'、-v‐ r x<>
、,r'/ ´ ̄` ゙i ハ ゙i゙i゙i. そうですわねぇ……
イ{ ⌒ ⌒ リ| l │|│ i|
.i(●) (● )从 .| i|| i| 確かに眉を潜めたり、首を傾げたくなる様な演出や、チープな場面も多々在りましたけど
.lリ i\ * ξ|)i|- i| ワタクシは原作を知らないですし、そこまで期待もしてませんでしたから
ン!、  ̄ ,. ,.(, i.| i.| 観れない程酷いとは思いませんでしたけど……
イ ,__ 、<x ≧{≧{
/:::,.YOイン::::::::::::_)}_)} むしろ特撮部分や残酷描写は、あなたなんかが好む風に見えましたけど。
|:::::<、仆, >:::::::::::::::::::\
_
´ U ` 、
/ ヾ,
/ / //ヽ i li l liヽヽ( いや、昔の怪奇映画も好きだから、チープなセットも嫌いじゃないけどさ……
iノ)) )ノノナTノルiフサ))))
リ(|(( ( ⌒) (⌒)((( でも、いくらパロディ物にしても、巨人や街がチープ過ぎるのもねぇ。
,) )ハ.)) " ' " /))))
( ( ((((ト _ □_ ィ ( (( 40年ぐらい前のゾンビ映画みたいな安っぽいハリボテ超巨大巨人には、
)ノ))ノ.从 _ l从)))) 静止画とはいえ吹きだしそうになったのだ。
'" '"´ 〃〃ヾ、、'"" 、
/ ヽ 《 ||ll ll|| )) ,∧
/ ゙ ||''l: ゙||" ∧
/ i l: i 〉
.
, '´ ̄ ̄` ー-、
<>x U r ‐v-、ヽ\ (……パロディ……?)
./// ハ /u´ ̄` \ヽ、
|i │|│ l |リ _ _ }ト
|i ||i | 从( ●) .(●)l えっ?……えっと……
|i -|i (|ξ * /i リl.{
|.i |.i ノ、、  ̄ ノ/.{ 確かに一般巨人は凄くチープでしたけど、
}≦}≦ x>、 __, イ/{≧{ さすがにハリボテ感はなかったですし、超巨大巨人はCGで圧巻でしたわよ?
/.{(_{(.}.:.:.:_>ハ从V/_{.)}_)}ヽ
_
´ u ヽ
/ i
/ / //ヽヽヾ i li|
iノ)) )ノノノ )サナTノ
リ((((|(( ( ●) へっ?CG?
,) )ハ.)) ) " !
( ( (((((ト _ ノ いやいや、あれはどう見てもハリボテ着ぐるみでしょ?
)ノ))ノ.从__!
'" '"´ ー- ヽ 他の巨人も、メイクすらしてないただの裸のオジサンぽかったし。
/ |
| |
| i | |
.
,-ー ´ ̄ ̄`' ,
/,r'、-v‐ r x<>
.,r'/u´ ̄` ゙i ハ ゙i゙i゙i. ……できる子、何かさっきから話が噛み合わないから、
イ{ _ _ リ| l │|│ i| 念の為、あなたが話してる映画のタイトル言ってみてくれなくって?
(●). (● )从 | i|| i|
.lリ i\ * ξ|) i|- i| ワタクシも同時に言いますから。
.ン!、  ̄ ,. ,.(, i.| i.|
イ ,__ 、<x ≧{≧{
/:::,.YOイン::::::::::::_)}_)}
|:::::<、仆, >:::::::::::::::::::\
_
´ ` 、
/ u ヾ,
/ / //ヽ i li l liヽヽ(
iノ)) )ノノナTノルiフサ))))
リ(|(( ( ●) (●)(((
,) )ハ.)) " ' " /)))) い、いいよ。
( ( ((((ト _ ‐_. ィ ( ((
)ノ))ノ.从_ _ l从)))) じゃ、せーのー……
'" '"´ ヽヘ /`v 、
´ | 丶
| | ',
.
──────────────────────────────────────────────────
\ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人__从_从人_人/
≧ <
≧ 『進撃の巨人 〜attack on titan〜』!! .ニ=-
≧ ≦
/Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒WW⌒Y\
\ヽ人_从人__从_人__人_从_从人__从_人__从_从人_人/
≧ <
-=ニ .『Charge on themis-titan soldiers-』!……あれ? ≦
≧ ≦
/Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WY⌒W⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒WW⌒Y\
──────────────────────────────────────────────────
●
●
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{ ) ( ヽ }
乂_ く `7 __ノ __ノ
(__人 |i|i ノ _乂// / )ー )
ト乂_. |!|「 .////イ人__乂イ
|!|! .///
|!
, '´ ̄ ̄` ー-、
<>x┛┗ r ‐v-、ヽ\
.///┓┏ハ / ´ ̄` \ヽ、
|i │|│ l |リ \ / }ト
|i ||i | 从( ○) .(○)l こ、こ、この、おバカっ!!!
|i -|i (|ξ////. /i リl.
|.i |.i ノ、、  ̄ ノく なんでワタクシが、パロディ物のアダルトビデオ※なんて
}≦}≦ x>、 __, イ 弟と観なきゃならないんですの!!
{(_{(_::::::::::::ントOY.,:::\
/:::::::::::::::::::< ,仆、>:::::| 変だって最初に気付きなさいよ!!
(※良い子のみんなは、できる子ちゃんの挙げたタイトルを検索なんかしちゃ駄目だぞ!)
_
´ u ` 、
/ u ヾ,
/ / //ヽ i li l liヽヽ(
iノ)) )ノノナTノルiフサ))))
リ(|(( ( ⌒) (⌒)((( は、はははっ……そ、そうだよねぇ〜。
,) )ハ.)) " ' " /))))
( ( ((((ト _ ワ ィ ( (( あ、あたしも、何か話がオカシイと思ったんだ、うん。
)ノ))ノ.从 _ l从))))
'" '"´ 〃〃ヾ、、'"" 、 ……変な勘違いして、ゴメンナサイでした……
/ ヽ 《 ||ll ll|| )) ,∧
/ ゙ ||''l: ゙||" ∧
.
_
´ ` 、
/ u ヾ,
/ i
| / //ヽ i li l liヽヽ(
iノ)) )ノノナTノルiフサ)))) いやぁ〜、しかし、普通に実写版が作られてたとはねぇ。
リ(|(( ( ー) (ー)(((
,) )ハ.)) " ' ノ)))) 基本、ホラー以外の邦画はノーチェックだったから気付かなかったのだ。
)ノ))ノ.从 _ l从))))
'" '"´ 〃〃ヾ、、、、 う〜ん、今回はできる子ちゃん反省。
´ 《 ||ll ゙=||'' 丶
| ゙ ||'' || ',
| i. l: i、 ',
| |. l: | 〉 〉
, '´ ̄ ̄` ー-、
<>x r ‐v-、ヽ\
./// ハ / ´ ̄` \ヽ、
|i │|│ l |リ _ノ ヽ_ }ト
|i ||i | 从o゚⌒ ⌒゚o 反省じゃなくて猛省しなさい!ったくもう……
|i -|i (|ξ J /i リl.
|.i |.i ノ、、  ̄ ノく ワタクシ、アホらしくて涙が出てきましたわ……
}≦}≦ x>、 __, イ
{(_{(_::::::::::::ントOY.,:::\
/:::::::::::::::::::< ,仆、>:::::|
.
_
´ U ヽ
/ i
/ / //ヽヽヾ i li|
iノ)) )ノノノ )サナTノ
リ((((|(( ( ⌒) やだなぁ〜、そんなさめざめ泣かなくっても……
,) )ハ.)) ) " !
( ( (((((ト _ ノ あ、ほら、ギャル夫さんの店に着いたよ!
)ノ))ノ.从__!
'" '"´ ー- ヽ
/ |
| |
| i | |
──────────────────────────────────────────────────
/// / / / / / / / / / / / / / / / /
┌───────────────┐
──────────────┤ レンタルビデオ店・チョリーッス ├───────────────────
└────┬──────┬───┘
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./ \
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.
_
´ u ` 、  ̄`ミヾ
/ ヾ, ))
/ / /ヽ i li l liヽ ( ノノ
iノ)) ナTノルiフサヽ)))
リ(|(⌒ ) (⌒) ((( します乃ちゃん、気を取り直して入ろ?
,) ) " ' " /)))
( ( (ト _ ワ_ ィ ( (( そんでもって、一緒に映画観ようよ。
)ノ)从 _ l从))))
'" '"´ 〃〃ヾ、、'"" 、 ね?ね?
/ 《 ||ll ll|| )) ,∧
/ ゙ ||''l: ゙||" ∧
, '´ ̄ ̄` ー-、
<>x U r ‐v-、ヽ\
./// ハ / ´ ̄` \ヽ、
|i │|│ l |リ ⌒ ― }ト はぁ〜……まったく調子がいいんだから。
|i ||i | 从( ●) .(●)l
|i -|i (|ξ * /i リl. /) ……あ、でも、今日も内臓とか肉片が飛び散る映画は嫌ですからね!?
|.i |.i ノ、、  ̄ ノく 「レ/
}≦}≦ x>、 __, イ 〈 )
{(_{(_::::::::::::ントOY.,:::\、 ./ ./
/:::::::::::::::::::< ,仆、>:::::ヽY /
.
_
´ ` 、
/ ヾ,
/ / //ヽ i li l liヽヽ(
iノ)) )ノノナTノルiフサ)))) それはたぶん大丈夫!
リ(|(( ( ⌒) (⌒)(((
,) )ハ.)) " ' " /)))) 今日のはゾンビ物ではないから。
( ( ((((ト _ ワ ィ ( ((
)ノ))ノ.从 _ l从)))) ということで……ギャル夫さ〜ん!遊びに来たよ〜!
'" '"´ 〃〃ヾ、、'"" 、
/ ヽ 《 ||ll ll|| )) ,∧
/ ゙ ||''l: ゙||" ∧
< ガラッ!
ト VVVVVVVVノ\
\ \
ヽ \
⌒≧x /^^\/ \ \
彡 〆 ) 丶 ∨
〃 ハ _ノ ― Y:i| お?できる子ちゃん、します乃ちゃん、いらっしゃいッス〜。
イ 从§ ( ⌒) (⌒) |从
乂イ§ (__人__) | 頼まれてた映画、もう届いてるッスよ。
/ ゚ o ` ー´ /
/ ∽ ∽
| ヽ ヽ ∞∞ ヽ
【ギャル夫】(レンタルビデオ店の店長・やる夫の友人)
.
_
´ ` 、
/ ヾ,
/ / /ヽ i li l liヽ ( ギャル夫さん、ありがとうなのだ!はい、これ代金ね。
iノ))ノノナTノルiフサ))))
リ(|( (●) (●) ((( ……そうだ!よかったらギャル夫さんも一緒に観る?
,) )ハ. " ' " /)))
( ( (((ト _ ワ_ ィ ( (( 「これ」、ギャル夫さんもまだ観た事無いでしょ?
)ノ)).从 _ l从))))
ト VVVVVVVVノ\
\ \
ヽ \
⌒≧x /^^\/ \ \
彡 〆 ) 丶 ∨
〃 ハ ⌒ ⌒ Y:i|
イ 从§ ( ●) (●) |从 お?いいんスか!?
乂イ§ ⌒(__人__)⌒|
\゚ o Y⌒Y / じゃ、オレの部屋で……っと、
/⌒ヽ ∽ ー ∽ヽ します乃ちゃん、オレも一緒で大丈夫ッスか?
/ r‐、 ∞∞〆ヽ |
/ ノヾ > ヾ_ノ |
| ヽイ | |
.
, '´ ̄ ̄` ー-、
<>x r ‐v-、ヽ\
./// ハ / ´ ̄` \ヽ、
|i │|│ l |リ ⌒ ⌒ }ト あら、別に構いませんことよ。
|i ||i | 从( ●) .(●)l
|i -|i (|ξ * /i リl. 知らない間柄でもないですし。
|.i |.i ノ、、  ̄ ノく
}≦}≦ x>、 __, イ ……それで、今日は何を観るんですの?
{(_{(_::::::::::::ントOY.,:::\
/:::::::::::::::::::< ,仆、>:::::|
_
´ ` 、
/ / ll i i l lli '
/ / //ヽサフi lilTカ | !
iノ)) )ノ( ●) (●))) ぬっふっふっ……
リ(|(( ( 、 ' (( (
,) )ハ.))  ̄ /))) 今日のタイトルは何時もとちょっと違うのだ。
( ( ((((ト __ .ィ ( ((
)ノ))ノ.从 _ l从)))) はい!タイトルどん!
'" '"´ \ /'"" 、
.
━━━━━━━━━・━━━━━━…━━━━━━━━━━━━…━━━━━━━━・━━━━━…━━━━━
『My Name is Bruce』(2007・米)
━━━━━━━━━・━━━━━━…━━━━━━━━━━━━…━━━━━━━━・━━━━━…━━━━━
..
, '´ ̄ ̄` ー-、
<>x r ‐v-、ヽ\
./// ハ / ´ ̄` \ヽ、
|i │|│ l |リ ― ― }ト
|i ||i | 从( ●) .(●)l 『マイ・ネーム・イズ・ブルース』?
|i -|i (|ξ * /i リl.
|.i |.i ノ、、  ̄ ノく ……はて?聞いた事無いですわね。
}≦}≦ x>、 __, イ
{(_{(_::::::::::::ントOY.,:::\
/:::::::::::::::::::< ,仆、>:::::|
NVVVVVVV\
\ \
< `ヽ、
</ /"" \ .ノヽ. \
//, '〆 ) \ ヽ
〃 {_{ ノ ─ .│i| そりゃあそうッしょうよ。
レ!小§ (●) (●) | イ
レ § (__人__) |ノ 何せこの作品は、日本未公開のDVDスルー作品……
\ `ー'´ ,ノ
/,,― -ー 、 , -‐ 、 つまり、日本じゃ未発売の映画なんスから。
( , -‐ '" )
`;ー" ` ー-ー -ー'
l l
.
, '´ ̄ ̄` ー-、
<>x r ‐v-、ヽ\
./// ハ / ´ ̄` \ヽ、 あ、なるほど。
|i │|│ l |リ ⌒ ⌒ }ト
|i ||i | 从( ●) .(●)l それで、わざわざこの店で取り寄せて貰ったのですわね。
|i -|i (|ξ * /i リl. /)
|.i |.i ノ、、  ̄ ノく 「レ/ で、内容はどんななのですの?
}≦}≦ x>、 __, イ 〈 )
{(_{(_::::::::::::ントOY.,:::\、 ./ ./
/:::::::::::::::::::< ,仆、>:::::ヽY /
_
´ ` 、
/ ヾ,
/ / //ヽ i li l liヽヽ(
iノ)) )ノノナTノルiフサ))))
リ(|(( ( ●) (●)((( あたしもまだ観て無いから全部は分からないけど、
,) )ハ.)) " ' " /)))) おおよその粗筋はこうだよ。
( ( ((((ト _ ー_ ィ ( ((
)ノ))ノ.从 _ l从))))
'" '"´ 〃〃ヾ、、、、
´ 《 ||ll ゙=||'' 丶
| ゙ ||'' || ',
| i. l: i、 ',
| |. l: | 〉 〉
.
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三三≦ \ `'‐ 、, || .|ii| `丶、 オ}‐ `i!、 ,、x爻爻ミミ爻爻爻爻爻爻爻ミ
ミx、 ─────┬ェ___ェ、__/\ || .|ii| _ 、xメ `|ト 、 .i! }、 ィヌ爻爻爻爻爻爻爻爻爻爻必
三ミx、 i| 、"''- 、 "''- 、_ `ヽ、|_. _|ii| 、!彡爻、 ,、__,x . || `:i!、!`i ,ム爻爻爻爻爻爻爻爻必必必必
彡'~ i| "''- 、"''- 、 "''- 、_ 介=',.,.| |||ii| ,爻; __ 彡彡爻,|.| |爻、||,! :i!_j`:||! .xメ爻|ェェェ王ェェェェェェ]王ェェェ王ェェェ
__r──‐ァ i|───┬┬┬┬┬┬ェュ:.:.:.:. | |||ii||.'''''゙宀宀べ丐丐¬冖'''''`^´`,,.. -‐:'.: iキキキ圭圭|圭圭|圭圭圭圭|圭圭
田] ||王|王|| | _ ix本xi....|Y^Y^Y|I|:.:.::.:.:| |||ii|k;.: ,, ,, xx _,-==冖'''''""゙゙゙´ ,, :;' " . 寸ヨ圭圭|圭圭|圭圭圭圭|圭圭
田] ||王|王|| | |圭| |...|]! .|~:|!i!⌒|I|℡_,.,| |||ii|_rェュ '''' "´ ,.:',:ノ! .:.:.:.:.:.:.:.:`守ヌ圭圭圭|圭圭圭圭|圭圭
,.,.,,.,.、、--‐‐''''"";:;;ミ :|...|]_,,、| |!i!,、-‐'':.;; ; | ||:.:.!ノ片! , :',:/;:′ : .:.:.:.:.: `守ヌ圭圭|圭圭圭圭|圭圭
;;:; ;: ;;、-‐''_;:;;:;;:;:;:;i!_,、-‐' " |...|] ,/;;_;;_;;__;;;;;:;| ||'"| , ',.:/;:.' `守ヌ圭|圭圭圭圭|圭圭
,.,.,.,.,.,__,.,_|_|,.,,.rH,,.,_,,., ,., ,.,_,|,.,|],.,.,.,_i!;:;_;:;_;_;:;:;:;;:;:;| ||/ ̄! ., ' ./7::;.' . . : .:.:.::: .`守ヌ|圭圭圭圭|圭圭
;:; ;:; ;:;;i!;:;;:; ;:; ;:;;:;:;:;:/,.,;:;;:;;:;:;;::;:;:;:;:;:;;::;ミx;:;:;:;:;;: 傘;:;:;| ||II圭I| , ' /_,/:' |::::::`守}ヨ圭圭圭|圭圭
;:;;:;;:;:;:;ミx;:;;:;;:;;:;;:;;: /:;::;:;;;:;;:;v;:;:;:;:;;: ;:; ;;:;ミx;:;;:;;i!|II|;:;;:| ||II三I| , ′ .: .. `守}ヨ圭圭|圭圭
==================================================
『舞台はアメリカのとある田舎町……』
.
==================================================
~~: :~~: :|;|^^:.:.:.|: :|: : : : : : : : :| |^^...^.| |: :| |/~^~ .| |: : : :.:| |: :: :| /": : : : : : : : : : : : : :._ | 〈;////|: :: : : :/|― 、
: : : .: :.:.:|;|: : : : |: :|: : : : : : : : :| |: :: :: :| |: :| | : : : : | |: :: :: :| |: ゙_ _,,.. .-――――/////r=.、.. |У////|: : ././ /|
: : : .: :.:.:|;|: : : : |:: |: : : : : : : : :| |: :: :: :| |: :| | : : : : | |: :: :,,_| | ,f´三三三三三三三 //////./: :,ィ´>、. |//////|/./ ./:/
: : : .: :.:.:|;|: : : : | ::|: : : : : : : : :| |: :: :: :| |,,,r''''' .゙'゙゙゙: :""": :: ::゙,|三三三三三三三 |//////|: : :.:/|:::| |//////|/ ./:/ ^ -
: : : .: :.:.:|;|: : : : |: :|: : : : : : : : r'''゙~:.:. : :|,,|、 ;;'"゙~' ′ ゙^゙ .|三三三三三三三...|//////| ./: :.:|:.:|. /三三三三 /:/ ^ - _
.r゙: : : .: :.:r~゙" ゙ヽ"" ;,:;;、:. ;, """ ""..______ .|//////| |: : : : |:.:| |///////////|/ ^ - _- ^
_,,.-‐ … - 、 .,:;;、:. ;,:;;、:. ;,:;;、:. ;,:;;、:. ;,:;;、:. ;,...<ー\ヾiγ/rニミ |//////| l: :, /: :|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄―――――'
. Y´l: : : : : : : : : } __ \ヾヽリ川//γ |//////| |/: : : :.!
| |: : : : : .: :.:.:| / /:: ̄:`:.、 ;,:;;./ ー ‐\. |//////|: :: : : :/|― 、
| |: : : : .: :.: :.:| __ / /: : : : : : .:.:.:\.. .| ( ◎) ( ◎). ....|//////|: : ././ /| _ _ _ _ _
| |: : : : : :.: .:.:| ト ."___/: : : : : : : : : : : : :.:` | (__人__). |//////|/./ ./:/ ^ - _- ^ - _- ^ - _- ^
;,:;;、:. ;,:; ;; ,""""" |:::::::::::|: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :..| ∴∵ `i i´ノ |//////|/ ./:/ ^ - _- ^ - _- ^ - _- ^ -
|:::::::::::|: : : : : : : : : : : : : : : : : : : | . `⌒ } ./三三三三 /:/ ^ - _- ^ - _- ^ - _- ^ - _- ^
|:::::::::::|: : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ .}. |///////////|/ ^ - _- ^ - _- ^ - _- ^ - _- ^ -.
:; ;,:;;、 |:::::::::::|: : : : : : : : : : : : : : : ヽ ノ . ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ^ - _- ^ - _- ^ - _- ^ - _- ^ - _- ^.
,,,,,,,,,,, |:::::::::::|: : : : : : : : : : : : : / ヽ
:;;、:. ;,:;;、:. ;,: 、 」::::::::: |: : : : : : : : : :.:. __,,.. .-./ ヽ,.
/::::::::::: |:.:.:_,,.. .-‐:::::'''""~ _,..-'''" 【ジェフ】
==================================================
『そこで暇を持て余していた若者の1人【ジェフ】は、
仲間たちと刺激を求めて真夜中の墓場を散策するのだったが……』
..
==================================================
丿 jミミ:^``: `ヽヾリ ' " Yヽ
/ jミミ`::::_ _ kミl
// lミi:::/\ .: / \ lミi
/ l ミレへ, \,_, ,_/ /^` ミl,
__// _,, il lミ:::t-\,_ l| |l _ん-ィ il l
ノ' " '" キ lミ:ヽヾ_○ヽォ !'○_,ノノ ll l
_,, '" kl lミ:: :`  ̄: ::l :^ ̄ " l l
___ オ彡: : : : : l : : . i'
/⌒ ̄  ̄\ //彡: : : : : : ::ミ_ ,, `: :. . lヽ
〜' /彡/彡 -_,彡 テ ヾミヽ,_ iト`,_
, //イ 彡" -- --- --`ヾミx ヽ
イ////X ' :: : "  ̄ ` ,イヾ\
__,, //7//////,: : : : ィ ! | l `\
__,, //////y/ '/ソ:::,: ィ ,ィ 'リ l l l `---
'" _____/ //リ ///リ川 リ // / l l l l |
_,,,,,,,, --- T ////// //丿 / y // l l l
/ ////l / / /// / '
/ /リリ// / y/////
【グァン・ディ】
==================================================
『誤って墓場の封印を壊してしまい、
古代中国の化物【グァン・ディ】を墓場から蘇らせてしまう……』
.
==================================================
:,: :(::)
/⌒''⌒) :,,゜ ' ,,,,,,,
(:::::::::::::::!' (::::::)
ヽ::::::::';''' ''`` 。
τ'::/ .;:
)/
。 ' 、 ;: 。
`'''`~''・ ' `
f''`⌒( ,,,, !:(',,,,、 ::,,,,,、...
,!,,,、( /::τ ノ:::::::::::::::::) 。 !::::::::::`! 、
:.、 !:::( ノ::`! o (::::::::::::::::::τ (:::,,;,;,、; 。
゜ (/ ⌒・ . ・、;::::::::::::;;.;`` ''
,,、.. // ノ' //'''`'`'` ` ..,,.. _,,,.、 ・ ,, ...:・..
π /;::::::::(,.,.(;;;::::( ,,., ・っ ;,;;( ):::::;. c::── '`'''::::::::::;''
):::::::::::::::::::::::::::/ '''''` ` '` ⌒ ` !.:::τ'' ``
τ !::::::::::::::::::::::::::::)/,,,,, γ :'`'``:!
(::::::::::::::::::::::::::::冫 `'`' 、,:'::::::`:::,,,, !:::::ノ ・
:::':'::::::::::::::::::::::::::::;(,,,,,,,、:::::::-ー''''`'`''''''''"
==================================================
『怒りに満ちた【グァン・ディ】は、封印を解いた若者たちを長刀で次々と惨殺。
そんな中、1人【ジェフ】だけが逃げ延びる事に成功。
逃亡中の車中で彼は、この異常事態をどうしたらいいか解らずにうろたえるのだった……』
.
==================================================
/ ̄\
| |
\_/
|
__|_
/ \ /\
,/ <●>::::::<●>
/ (__人__) \
│ |r┬-| │ jl //
│ `、l[],` │ l || ヽ \/
\ || | /"'''ヽ | || ゝ /
,,,-彡_,r''" ̄ 「/ ̄/ ̄/;二"二"二((二((三三C≡=─
_,-| r'" 二 ==i ニニ二/\/ccccccc//_ヽ ) ヽ
<、、゙l - ̄ ̄C=] ノ;ヾ / ⊂ニニニ二二ソニニニソノ/⌒ヽ\
,l゙゙'l、 」ニニ二二〈ー;; \/二L_」 j
/ l /;:: /{ ̄`)ノ ーーー \ /
/´ ゝ ;;::/ {  ̄ソ ヽ /
【ブルース・キャンベル】
==================================================
『一方、所変わって、映画撮影所。
そこには、B級映画の撮影をするかつての人気ホラー俳優、
【ブルース・キャンベル】その人が居た……』
.
==================================================
/ ̄\
| |
\_/
| 、. ,
/ ̄ ̄ ̄\ .。
/ _ノ ,、ヽ、_\ 〜
/ ;;;<ー>::::::<ー>;;\
| :;:,~(__人__)";:: |
\、 ` ⌒′ ,/
/ヾ イ" く __
/⌒ヽ \ ,、jーi
. |\ \. ト、 ヽソ ⊆)
==================================================
『【ブルース】がホラー映画のスター俳優として一世を風靡したのも今は昔。
代表作である『死霊のはらわた』シリーズ以降、ヒット作に恵まれ居ない彼は、世間からは忘れられ、
俳優仲間からも疎んじられ、出たくもない安っぽい映画の出演で何とか食い繋ぎ、
トレーラーハウスで酔い潰れるという、絵に描いたような惨めで荒んだ生活を送っていたのだったが……』
.
==================================================
. ______
<ー\ヾiγ/rニミ
. \ヾヽリ川//γ
/ u _ノ \
| ( ◎)(◎)
| (__人__)
| ∴∵ `i i´ノ
|. `⌒ }
,..-'ヽ. }
./::"::::`ヽ、.,____ノ
/::i::::::::::::"'弋'!ー',イ>|'_ノ´`ー -,,_ _
. }:::゙|::::::::::::::::::::~゙:_戈;f" 、 イ/ `i
/:::::::!;:::::::::::::::::::/',r.テ \xー.ォ、__ノ
::::::::::::ヾ!:::::::::::::l .l r' ` 、_冫y"
:::::::::::::::::\o:::::l .ト、 ヽ,_ノ"ー'
:::::::::::::::::{::::{\代 l>ー、,_ノ
==================================================
『ある日の早朝、例の【ジェフ】が【ブルース】を訪ねてきたのだった。
実はこの【ジェフ】、重度の【ブルース】のファンボーイで、
蘇った化物を映画よろしく倒せるのは【ブルース】しかいないと考え、
住人たちを説得し、町を代表して化物退治を頼みに来たのである』
.
==================================================
▽ n、
,へ し!
l::::::::> /ヽ i'^ヽ ノヽ
`‐' {;;;;;;;;) n `¨' /::::::::ヽ
`…' `' ゝ;;;;;;ノ
_
U 〃" ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄゛,
/⌒ヽ j┐ //________\
l:::::::::::::l し゛ <>(´  ̄ )` ‐---‐" <__兀i勹 /^ヽ
|:::::::::::j / ゛¨¨ ̄ |lllllllll|  ̄| /::::::::::::`┐
\;;/ {_...,,,-‐/ ≡≡≡≡≡≡‐人_ラ‐l ο /:::::::::::::::::: ̄l___
ヽ_└┘〃二二二二二ヽ==::ノ ノ/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
 ̄¨¨¨―――――――゛¨¨¨ヽn {llllll{ 圭圭圭圭圭圭圭圭iilllllllll} } >:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ> 弋乂三三三三三三三弋!!!!!!ノ く (:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l〃、 乂ニニニニニニニニ乂ノ }≡〉::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::< ヽ <コ ,--、 ,l"〃″::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::└‐‐≧‐-、」""^――'::::::::`――――――‐‐<_ノ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
==================================================
『勿論、【ブルース】がこんなイカれた話を真に受ける筈もなく、
適当にあしらって追い返そうとするものの、【ジェフ】は強硬手段に訴える。
. 【ブルース】はバッドで気絶させられ、車で無理矢理連れて行かれたのだった……』
.
==================================================
/ ̄\
| |
\_/
__|__
┛┗. \ ( ;;;;(
┓┏. _ノ ,、ヽ、_\) ;;;;)
/ ;;;(○)::::::(○/;;/
| :;:, (__人__) l;;,´|
\. ∩ |++++━・/
,,.....イ ヽ .|| `ー‐´ /-、.
: | 'f「| |^ト、__ ノ .| ヽ i
| |:. :: ! }__)\,| i |
>.ヽ ,イハ | ||
==================================================
『トランクに押し込められたまま町に到着した【ブルース】。
町の人間たちは救いの主が来たと喜ぶが、ワケも解らずに誘拐された【ブルース】は怒り心頭。
. ありったけの言葉で町の人々を罵るも、ふと途中である事に気が付く』
.
==================================================
∧_∧ ∧__∧ ∧__∧
.__旦__ ∩,,・∀) (,,・∀・) (∀・,,∩
∠二二二△ ,ヽ ⊂ノ (⊃ つ (⊃ 丿
,.(三田田三() (__(__) (__ノ__ノ (__)し' , ,
/~.!(三三三三「 Happy Birthday | ~'ヽ
!<介> .,ヘ .,ヘー―,ヘ―‐ ,ヘ. ‐┘ヘ <介>i
|ヽ。,,_ <介> <介> .<イト> <介> <介>.,_,,。ィ|
| ~~"""''''''''ー―--゛-"-――'''''''"""~~ : :|
| ::|
| .■■■■■■ ::|
..,。-―| .■■■■■■ ::|ー-。、
ヽ_ ヽ。,,_ ■■■■■■ _,,。ィ __ノ
/ ~~"""''''''''ー―-----――''''''''''"""~~ \
(_ イ へ .へ ト 、_ノ
ヽ。 _/ .\ ./ \_ _ノ
 ̄ .ヽ、_ _./
==================================================
『……そう、今日は【ブルース】の誕生日。
そして、前の日にバーで会った彼の映画エージェントである【ミルズ】が、
今日は取って置きのサプライズ・プレゼントを用意したと言っていたのである』
.
==================================================
+ + / ̄\ + + +
+ | | +
m n _∩ + \_/ + + ∩_ n m
⊂二⌒ __) + +__|____ ( _⌒二⊃
\ \ /:::\:::/:::\ / /
\ \ /<● >::::::<● >\ / /
\ \.| (__人__) .::::| / /
\ \ |r┬-| .:::::::/ /
\. `ー'´ ./
\ ・ ・ /
==================================================
『なるほど、サプライズ・プレゼントとはコレのことかと納得する【ブルース】。
そうして、それまでの渋面や一転、今度はこのオレが町を助けてやると、
すっかり調子を合わせて、この余興を楽しむ事に決めたのだったが……』
.
==================================================
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''''';;;;;;;,,,,,,, ''';;, ''' ' ''';
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' ,,,;;;'''''' '';;' ';, '''';;;;;''
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''';;, ,,,,,,,,,,;;;;;;;''''''''
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''''';;;; ,,,;;;''';;'
'''';;;;; ,,,,;'';,
,;,, ,,,,,,,;;;;;;;''''''';;;,,,,,;' ,;''';,;' ;'''';;;,,,;''' ';,;'
,,,,;;;;'''''';;;;;,,,,;;;;'''''',,,,;;'' ,;'' ;' ''';;;;,,,
;;;;;'' ''';;;;;''';,,,,;;;'''; ,,,;;; '''''';;,,,,
;;;''; ''''';;;;,,,,,, ''';;,
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『……無論、それは【ブルース】の壮大な勘違い。
しかし町の人々は、本気で【ブルース】が化物を退治してくれると信じ期待するのだった。
果たして、【ブルース・キャンベル】の運命や如何に……?』
・予告 ttps://www.youtube.com/watch?v=pfROegSomiw
.
_
´ ` 、
/ ヾ,
/ / //ヽ i li l liヽヽ(
iノ)) )ノノナTノルiフサ)))) ……というのが、物語の粗筋なのだ。
リ(|(( ( ⌒) (⌒)(((
,) )ハ.)) " ' " /)))) どう?面白そうでしょ?
( ( ((((ト _ ワ ィ ( ((
)ノ))ノ.从 _ l从))))
'" '"´ 〃〃ヾ、、'"" 、
/ ヽ 《 ||ll ll|| )) ,∧
/ ゙ ||''l: ゙||" ∧
, '´ ̄ ̄` ー-、
<>x r ‐v-、ヽ\
./// ハ / ´ ̄` \ヽ、
|i │|│ l |リ ⌒ ⌒ }ト
|i ||i | 从( ●) .(●)l えっと……つまり、【ブルース・キャンベル】さん自身が、
|i -|i (|ξ * /i リl. /) 本人の役を演じてるわけですのね。
|.i |.i ノ、、  ̄ ノく 「レ/
}≦}≦ x>、 __, イ 〈 ) 前に見せられた『ディス・イズ・ジ・エンド』と
{(_{(_::::::::::::ントOY.,:::\、 ./ ./ 同じ構図と理解していいのかしら?
/:::::::::::::::::::< ,仆、>:::::ヽY /
・『ディス・イズ・ジ・エンド』予告
ttps://www.youtube.com/watch?v=inBrdVXcrmM
.
ト VVVVVVVVノ\
\ \
ヽ \
⌒≧x /^^\/ \ \
彡 〆 ) 丶 ∨
〃 ハ _ノ ― Y:i| ああ、そんな感じッスね。
イ 从§ ( ⌒) (⌒) |从
乂イ§ (__人__) | あっちも、【セス・ローゲン】や【ジェームズ・フランコ】等の俳優たちが
/ ゚ o ` ー´ / ∩ノつ 自分自身の役を演じてドタバタやってたッスし。
( ∽ ∽ /__ノ
\ \∞∞_/ / あと似たような構図の作品といえば、
\_____/ 【ジャンクロード・ヴァンダム】の『その男ヴァンダム』とかもッスかね。
・『その男ヴァンダム』予告
ttps://www.youtube.com/watch?v=XPia7lktzuw
_
´ ` 、
/ ヾ,
/ / //ヽ i li l liヽヽ(
iノ)) )ノノTナノルiサフ))))
リ(|(( ( ⌒) (⌒)((( 【ヴァンダム】といえば、一昨年の
,) )ハ.)) " ' " /)))) 『サバイバル・ソルジャー』も面白かったよね。
( ( ((((ト _ ワ .ィ ( ( nm、
)ノ))ノ.从 _ l从)〈 ノ 主役じゃないけど、老いてなお盛んなヴァンダミング・アクションに、
'" '"´ 〃〃ヾ、、'""| | お茶目な役のヴァンダムが見れたりと、ファンにはお得映画だったのだ。
/ ヽ 《 ||ll ll|| )) | |
/ ゙ ||''l: ゙||" | |
・『サバイバル・ソルジャー』予告
ttps://www.youtube.com/watch?v=a14R1sSUx5o
.
, '´ ̄ ̄` ー-、
<>x r ‐v-、ヽ\
./// ハ / ´ ̄` \ヽ、
|i │|│ l |リ ー ー }ト 【ヴァンダム】さんの話はさておき、
|i ||i | 从( ●) .(●)l 予告を見る限り、ストーリー自体はよくあるホラー物っぽいですけど……
|i -|i (|ξ リl.
|.i |.i ノ、、  ̄ ノく ポイントは、これに実在の俳優さんがメタ的に合わさることで、
}≦}≦ x>、 __, イ どんな風な仕上がりになったかですわね。
{(_{(_::::::::::::ントOY.,:::\
/:::::::::::::::::::< ,仆、>:::::|
_
´ ヽ
/ i
/ / //ヽヽヾ i li|
iノ)) )ノノノ )サナTノ
リ((((|(( ( ⌒) それは見てのお楽しみってね。
,) )ハ.)) ) " !
( ( (((((ト _ ノ というワケで、レッツ鑑賞なのだ!
)ノ))ノ.从__!
'" '"´ ー- ヽ
/ |
| |
| i | |
┌──────────────────────────────────────┐
│ │
│ │
│ │
└──────────────────────────────────────┘
┌───────────────────┐
│ │
└───────────────────┘
┌──────┐
└──────┘
.
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
_
´ ` 、
/ ヾ, ....ト VVVVVVVVノ\
/ / //ヽ i ,li l liヽヽ( \ \
iノ)) )ノノナノルi サ )))) .ヽ \
リ(|(( ( ⌒) (⌒)((( ..⌒≧x /^^\/ \ \
,) )ハ.)) 、_! /)))) .彡 〆 ) 丶 ∨
( ( ((((ト _‐=‐'.ィ ( (( 〃 ハ / \ Y:i|
)ノ))ノ.从 _ l从)))) イ 从§ ( ⌒) (⌒) |从
'" '"´ 〃〃ヾ、、'"" 、 .乂イ§ ⌒ 、_! ⌒ | _
/ ヽ 《 ||ll ll|| )) ,∧ / ゚ o 'ー三‐' / | ......|
/ ゙ ||''l: ゙||" ∧ / ∽ ∽ | ......|
., '´ ̄ ̄` ー-、. | ヽ ヽ ∞∞ ヽ \ | ......|┐
.<>x U r ‐v-、ヽ\ ─ .| ......|│
/// ハ / ´ ̄` \ヽ、 | ......|│
.|i │|│ l |リ ⌒ ⌒ }ト ─ .| ......|│
.|i ||i | 从( ≡) .(≡)l / ...| ......|│
.|i -|i (|ξ * /i リl. | ......|│
.|.i |.i ノ、、  ̄ ノく | ̄ ̄ ̄ ̄|
.|.i |.i .|_ x>、 __, イ | |
.}≦}≦::::::::::::ントOY.,:::\ | |
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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ただいま鑑賞中……
(ここから下は映画のネタバレも若干含むので未見の方は注意してね♪)
==================================================
.
〜観賞終了〜
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....................... || ...............................................:| ||
....................... || ...............................................:| ||
....................... || .......................................... []:| ||
....................... || ...............................................:| ||
....................... || ...............................................:| ||
....................... || ...............................................:| ||
....................... || ...............................................:| ||
....................... || ...............................................:| ||
....................... || ...............................................:| || _
....................... || ...............................................:| || |日|
______||__________|_||  ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
, ─────── 、, ─────── 、
i´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`i´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`i
/ ̄| | | ̄\ _____
i´ ̄`i________|________i´ ̄`i /ヽ────
| | | | | | |
| |´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`i´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`| | | |____
| | | | | | |\
|__|________|________|__| | | \
\!
──────────────────────────────────────────────────
.
, '´ ̄ ̄` ー-、
<>x u r ‐v-、ヽ\
./// ハ / ´ ̄` \ヽ、
|i │|│ l |リ ⌒ ⌒ }ト
|i ||i | 从-=・=- -=・=l ……えっと……
|i -|i (|ξ * /i リl.
|.i |.i ノ、、  ̄ ノく ……なんですの?この映画は……?
}≦}≦ x>、 __, イ
{(_{(_::::::::::::ントOY.,:::\
/:::::::::::::::::::< ,仆、>:::::|
_
` .、
/ ヽ, / l ) )
,:' ,' / /ハ ハ /ヽ ハ (/ /
( ( ,ヘ, ! i レ'‐-レ'V -‐ i ノ i/ /
'、 '、. ))). ○ ○ ((へ / 何って、【ブルース・キャンベル】による、
' 、ヽ(((.! ""r-‐¬"" )) ,> 【ブルース・キャンベル】ファンの為の、
< ソ/ノ)))ゝ,ヽ、__,ノ_ノ((/ 【ブルース・キャンベル】の宴!
` 、,.,_ 、 `〃ヾヽ i`
` ;l 《||ll ll||》 | それがこの作品、『マイ・ネーム・イズ・ブルース』なのだ!
ム ゙||' ゙||'' . |
/ i 『マイ・ネーム・イズ・ブルース』なのだ!……大事なコトだから二回言いました。
.
、-ー ´ ̄ ̄`' ,
/,r'、-v‐ r u x<>
、,r'/ ´ ̄` ゙i ハ ゙i゙i゙i.
イ{ ⌒ ⌒ リ| l │|│ i|
l=・=- -=・=-从 | i|| i| いや、宴って言われましても……
.lリ i\ * ξ|)i|- i|
ン!、  ̄ ,. ,.(, i.| i.| 私、特に【ブルース】さんのファンとかじゃないですから……
イ ,__ 、<x ≧{≧{
/:::,.YOイン::::::::::::_)}_)} 出演作も、前に見せられた『死霊のはらわた』ぐらいしか見たことないですし。
|:::::<、仆, >:::::::::::::::::::\
ト VVVVVVVVノ\
\ \
ヽ \
⌒≧x /^^\/ \ \
彡 〆 ) 丶 ∨ 『死霊のはらわた』さえ知ってれば、とりあえず問題無いッスよ。
〃 ハ _ノ ― Y:i|
イ 从§ ( ⌒) (⌒) |从 いやぁ〜、それにしても、
乂イ§ (__人__) | 相変らずのキレっキレな顔芸だったッスねぇ。
/ ゚ o ` ー´ / ∩ノつ
( ∽ ∽ /__ノ 【ブルース】って言ったら、やっぱりあの濃い顔は外せないッス!
\ \∞∞_/ /
\_____/
.
_
´ ` 、
/ ヾ,
/ / //ヽ i li l liヽヽ( アゴで人を殺すだの、キャリアを低予算のゴミ映画で使い果たしただの、
iノ)) )ノノナTノルiフサ)))) ボロクソにハリウッドニュースで扱き下ろされた後に、
リ(|(( ( ⌒) (⌒)((( 「こんなのオレじゃない!」って、犬の皿に注いだお酒をそのまま飲むシーンだね。
,) )ハ.)) " ' " /))))
( ( ((((ト _ ワ ィ ( (( あの時の顔芸は、正に『死霊のはらわた2』の時の、
)ノ))ノ.从 _ l从)))) 前半をほぼ1人芝居で進行してた時のそれを髣髴とさせる顔芸だったのだ。
'" '"´ 〃〃ヾ、、'"" 、
/ ヽ 《 ||ll ll|| )) ,∧
/ ゙ ||''l: ゙||" ∧
ト VVVVVVV_ノ\
\ \
ハ \
⌒≧ / /^^\〆 、 \
彡 〆 \ \ ヽ このシーンに代表される様に、この映画の特徴は、
〃 ハ _ノ ―\ l | 全編にわたる【ブルース】自身のセルフオマージュ的なネタ。
ル从§ (⌒) (⌒) ヾ |
乂§ (__人__) 从イ ファンなら、思わずニヤリとせずには居られないやりとりがラストまで満載ッス。
\ `ー´ /
/ \
.
_
´ ` 、 ……しかし、アレだね
/ ヾ,。
/ / //ヽ i li l liヽヽ( 作中で【ブルース】を出待ちしてたファンのくだり見ると、
iノ)) )ノノナTノルiフサ)))) 細かい設定の粗探したり、無神経な質問したり、悪臭放ってたりと、
リ(|(( ( ⌒) (⌒)((( ファンボーイというか、オタクさんの在り方って日米でそう変わりはないんだねぇ。
,) )ハ.))u " ' " /))))
( ( ((((ト _ ワ .ィ ( (( できる子も、身だしなみには気をつけよっと……
)ノ))ノ.从 _ l从))))______ ノ1_
'" '"´ 〃〃ヾ、、'"" |______ 三
/ ヽ 《 ||ll ll|| )) l__.|  ̄
/ ゙ ||''l: ゙||" |
ト VVVVVVVVノ\
\ \ まぁ、ああいうのはイメージ過多な部分も有るんだろうけど
ヽ \ それでも、あるあるネタみたいな感じでクスっときたッスよね。
⌒≧x /^^\/ \ \
彡 〆 _ノ ヽ_ ∨ その後の要求の多い障碍者蹴り飛ばすシーンとかも、
〃 ハ ( ⌒) (⌒)Y:i| 不謹慎だけど、【ブルース】の下衆さが際立って面白かったッスし。
イ 从§U (__人__) |从
乂イ§. `⌒´ |
\/⌒)⌒)⌒) //⌒)⌒)⌒)
/| / / / (⌒)| / / /
/ | (⌒) ヽ /
/ l | / / ) /
| ーゝ / / /
ヽ ____/ / /
.
___
. /彡彡ミミミミ`ヽ
////////ヽヽヽヽヽ
i////i | | | | | | | iヽヽ, あの辺は破天荒キャラの造詣が徹底してて楽しかったよね。
ノノノノ| | | | | | | | | | |( ((
. (((((|lリナT!リ|lリ7サ!||||) ))) 中盤辺りでも、子供の自転車は奪うわ、老婆の車は奪うわ、猫は放り投げるわ。
八))) (⌒) (⌒) ( ((
((/ヽ、 _ ノイ>―- 、 過去の栄光から落ちぶれた描写も、微妙にキャリアが燻ってた時期の
/ ,二`>-へ 、 -<´ ヽ リアリティ有る自虐も効いてて、ブラックな笑いを誘うのだ。
ヽ、 く/_ \ \>J) ノ
ト VVVVVVV_ノ\
\ \
ハ \
⌒≧ / /^^\〆 、 \ 今だと、洋ドラマ『バーン・ノーティス』の主人公の相棒【サム・アックス】役で
彡 〆 \ \ ヽ ホラーマニア以外からの認知度もグンと上がった感が強いッスし、
〃 ハ _ノ ―\ l | 振り返れば、あの時期だからこそ成立した自虐ネタだったかもしれんッスね。
ル从§ (●) (●) ヾ |
乂§ (__人__) 从イ
\ `ー´ /
/ \
・『バーン・ノーティス』予告
ttps://www.youtube.com/watch?v=XoYK_jKxLwk
.
, '´ ̄ ̄` ー-、 /
<>x r ‐v-、ヽ\ ─
./// ハ / ´ ̄` \ヽ、\
|i │|│ l |リ ⌒ ⌒ }ト
|i ||i | 从( ●) .(●)l あら、言われてみれば……
|i -|i (|ξ * /i リl. /)
|.i |.i ノ、、  ̄ ノく 「レ/ この人、【サム】役の人だったんですわねえ。
}≦}≦ x>、 __, イ 〈 )
{(_{(_::::::::::::ントOY.,:::\、 ./ ./ 『バーン・ノーティス』での方が老け込んでたから、
/:::::::::::::::::::< ,仆、>:::::ヽY / ワタクシでは言われなければ気が付きませんでしたわ。
_
´ U ヽ
/ i
/ / //ヽヽヾ i li|
iノ)) )ノノノ )サナTノ 『バーン・ノーティス』じゃ、本作の頃より更に太ってたしねぇ。
リ((((|(( ( ⌒)
,) )ハ.)) ) " ! でも、『バーン・ノーティス』の方でも、
( ( (((((ト _ ノ 【ブルース】の濃くて胡散臭いけど憎めないキャラが遺憾なく発揮されてて、
)ノ))ノ.从__! 主人公とヒロインに並んで、ドラマになくてはならない名物キャラとして確立してたのだ。
'" '"´ ー- ヽ
/ | スピンオフ・ムービー『サム・アックス 最後のミッション』では、
| | お約束のチェーンソーも使って2時間がっちり主役張ってたしね。
| i | |
・『サム・アックス 最後のミッション』予告
ttps://www.youtube.com/watch?v=tipj4SawRfs
.
ト VVVVVVVVノ\
\ \
ヽ \
⌒≧x /^^\/ \ \
彡 〆 u ) 丶 ∨
〃 ハ _ノ ― Y:i| チェーンソーといえば、
イ 从§ ( ⌒) (⌒) |从 本作でもチェーンソーネタが中盤に出てたッスけど、
乂イ§ (__人__) | 割とあっさりめに終わってたッスね。
/ ゚ o ` ー´ /
/ ∽ ∽ てっきり、もっとガッツリ絡めてくるかと思ったッスけど。
| ヽ ヽ ∞∞ ヽ
_
´ u ` 、
/ / ll i i l lli ' 確かに【ブルース】といえばチェーンソーだけど、鉄板なネタで固めちゃうと、
/ / //ヽサフi lilTカ | ! 殆どが『死霊のはらわた』のネタになっちゃうだろうからねぇ。
iノ)) )ノ( ⌒) (⌒)))
リ(|(( ( ' (( ( 【ブルース】側としては、イメージをそこだけには固めたくなかったのかもね。
,) )ハ.)) ワ /)))
( ( ((((ト __ .ィ ( ((
)ノ))ノ.从 _ l从))))
'" '"´ \ /'"" 、
.
NVVVVVVVV\
\ \
< `ヽ、
</ /"" \ .ノヽ. \
//, '〆 ) \ ヽ とはいえ、【ジェフ】の用意してくれたお手製SPチェーンソーを、
〃 {_{ ⌒ ヽ_ │i| 「これ、重いから夜に振り回したくはないんだよなぁ……気持ちだけ受け取っとくわ」
レ!小§ (●) (<) | イ みたいな軽いノリで断っちゃう場面も、【ブルース】のC調キャラが強調されて面白かったッスけど。
レ §. (__人__) |ノ
> |r┬-| ィ
⊂⌒ヽ / `ー' く /⌒つ
\ ヽ / \ ヽ /
_
´ ` 、
/ ヾ,
/ / //ヽ i li l liヽヽ(
iノ)) )ノノナTノルiフサ))))
リ(|(( ( ○) (ー)((( まぁ、あのSPチェーンソー「B.C5000」は、『死霊のはらわた』のっていうより、
,) )ハ.)) u ' " /)))) 『悪魔のいけにえ』の【レザーフェイス】のチェーンソーっぽかったしねぇ。
( ( ((((ト _┌ァィ ( ((
)ノ))ノ.从 _ l从)))) でも、後半戦でちょっとぐらい使ってあげてもよかったんじゃ?
'" '"´ 〃〃ヾ、、'"" 、 とは思っちゃったのだ。
/ ヽ 《 ||ll ll|| )) ,∧
/ ゙ ||''l: ゙||" ∧
/ i l: i 〉
` 、 l l: |_,イ
.
NVVVVVVV\
\ \
< `ヽ、
</ /"" \ .ノヽ. \
//, '〆 ) \ ヽ
〃 {_{ ノ ─ .│i| それにしても、新作のTVシリーズ『Ash vs Evil Dead』記念イベントとかで、
レ!小§ (ー) (ー) | イ そのうち東京か大阪にでも来日してくれないッスかねぇ〜。
レ § (__人__) |ノ
\ `ー'´ ,ノ そしたら、店を放り出して会いに行っちまうのに。
/,,― -ー 、 , -‐ 、
( , -‐ '" )
`;ー" ` ー-ー -ー'
l l
_
´ ` 、
/ ヾ,
/ / /ヽ i li l liヽ ( 『マイ・ネーム・イズ・ブルース』では引くぐらいの下衆キャラだったけど、
iノ))ノノナTノルiフサ)))) 実際の【ブルース】は、コミコンで毎回お茶目さん振りを発揮してくれる
リ(|( (⌒) (⌒) ((( サービス精神旺盛な人だしね。
,) )ハ. " ' " /)))
( ( (((ト _ ワ_ ィ ( (( もし来日してくれる機会が有ったら、是非とも生でトークとか聞いてみたいのだ。
)ノ)).从 _ l从))))
.
_
´ ` 、
/ ヾ, ということで総評は、
/ / //ヽ i li l liヽヽ(
iノ)) )ノノTナノルiサフ)))) 「日本語字幕が付いてないので、英語が苦手な人は観るのがちょっと大変だけど、
リ(|(( ( ●) (●)((( 【ブルース・キャンベル】のファンなら見ておいて損の無いマニア必見の作品。
,) )ハ.)) " ' " /))))
( ( ((((ト _ ワ .ィ ( ( nm、 その他にも首チョンパのオンパレードに、要所要所でオイシイとこ持ってく【テッド・ライミ】、
)ノ))ノ.从 _ l从)〈 ノ そして全編にわたる【ブルース】尽くしの果て、訪れる衝撃のラストにキミは耐えられるか!?」
'" '"´ 〃〃ヾ、、'""| |
/ ヽ 《 ||ll ll|| )) | | だよ!
/ ゙ ||''l: ゙||" | |
.
NVVVVVVV\
\ \
< `ヽ、
</ /"" \ .ノヽ. \
//, '〆 ) \ ヽ そういえば今、キックスターターで【ブルース】自身が司会するクイズゲーム番組、
〃 {_{ ノ ─ .│i| 『Last Fan Standing』のシーズン2の資金集めもしてるそうッスよ。
レ!小§ (⌒) (⌒) | イ
レ § (__人__) .|ノ 目標額は25万ドルらしいッスけど、
\ `ー'´ ノ 無事に目標額まで到達して続編作られるといいッスね。
/⌒ヽ゜。 。゜ィヽ
/ ,⊆ニ_ヽ、 |
/ / r─--⊃、 |
| ヽ,.イ `二ニニうヽ. |
・『Last Fan Standing』紹介記事&宣伝動画
ttp://www.crank-in.net/drama/news/38534(記事)
ttps://www.youtube.com/watch?v=KqnfvuSoUmY(動画)
_
´ ` 、
/ ヾ,
/ / //ヽ i li l liヽ(
i)) )ノナTノルiフサ) ))) ネットでシーズン1の予告見てみたけど、雰囲気楽しそうだよねえ。
リ(|((⌒) (⌒ ) ((
,) )) " ' " /)) 日本でも、CSの「ヒストリーチャンネル」で米のクイズ番組やってるぐらいなんだから、
( ( ((ト _ ワ_ ィ((( もしシーズン2決まったら、何時かどこかのチャンネルで放映してくれないかなぁ。
)ノ))ノ从l _ 从)))
'" '"´ 〃〃ヾ、、 '"" 『My Name is Bruce』の日本発売と併せて、ホントお願いしますなのだ。
/ 《 ||ll ll|| )) ,
/ ゙ ||''l: ゙||" ∧
.
NVVVVVVV\
\ \
< `ヽ、
</ /"" \ .ノヽ. \
//, '〆 ) u \ ヽ
〃 {_{ ノ ─ .│i| まぁ……でも、8年も前の作品ッスからねぇ。
レ!小§ (⌒) (⌒) | イ
レ § (__人__) |ノ さすがに、『My Name is Bruce』の
\ `ー'´ ,ノ 日本発売は諦めた方がいいかもしれねえッスよ?
/,,― -ー 、 , -‐ 、
( , -‐ '" )
`;ー" ` ー-ー -ー'
l l
´  ̄ 、 ギャル夫さん!何を弱気な事を言ってるのだ!
/ //| | ll ヽ
!ノノ Tナルサフ!!|! 大きな需要が有るとは思えない『AAAH!ゾンビーズ』でも、
))(>) (<)(( 7年越しで日本発売になったんだよ!?
((((、 , ‐ァ ィ)))
)ノ)从 ̄ l从(( なら、固定ファン層が在る『My Name is Bruce』だって希望は有るのだ!
/ ((|| ||)) \ て
〈 、||、||、 ト \-、 そ
\ | ) `(三|
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
.
, '´ ̄ ̄` ー-、
<>x u r ‐v-、ヽ\
./// ハ / ´ ̄` \ヽ、
|i │|│ l |リ ⌒ ⌒ }ト
|i ||i | 从( ≡) .(≡)l えっと……できる子にギャル夫さん?
|i -|i (|ξ * /i リl.
|.i |.i ノ、、u  ̄ ノく 二人で盛り上がってるとこ申し訳ないんですけど、
}≦}≦ x>、 __, イ 私からも映画の感想一言よろしいかしら?
{(_{(_::::::::::::ントOY.,:::\
/:::::::::::::::::::< ,仆、>:::::|
ト VVVVVVVVノ\
\ \
ヽ \
⌒≧x /^^\/ \ \
彡 〆 ) 丶 ∨ へ?ああ、いいッスよ、いいッスよ。
〃 ハ _ノ ― Y:i|
イ 从§ ( ⌒) (⌒) |从 ドンドン言っちゃってくれッス。
乂イ§ (__人__) |
/ ゚ o ` ー´ / ∩ノつ
( ∽ ∽ /__ノ
\ \∞∞_/ /
\_____/
.
、-ー ´ ̄ ̄`' ,
/,r'、-v‐ r x<>
、,r'/ ´ ̄` ゙i ハ ゙i゙i゙i.
イ{ _ _ リ| l │|│ i|
.i(ー) (ー )从 .| i|| i|
.lリ i\ * ξ|)i|- i| コホン……それでは、単刀直入に申し上げますが……
ン!、  ̄ ,. ,.(, i.| i.|
イ ,__ 、<x ≧{≧{
/:::,.YOイン::::::::::::_)}_)}
|:::::<、仆, >:::::::::::::::::::\
, '´ ̄ ̄` ー-、
<>x u r ‐v-、ヽ\
./// ハ / ´ ̄` \ヽ、
|i │|│ l |リ ー ー }ト
|i ||i | 从( ●) .(●)l ……【ブルース】さんのファンじゃないワタクシから見たら……
|i -|i (|ξ * リl.{
|.i |.i ノ、、u  ̄ ノ/.{ この映画、元ネタが解らなくて、
}≦}≦ x>、 __, イ/{≧{ 正直その……全然面白くなかったんですけど……
/.{(_{(.}.:.:.:_>ハ从V/_{.)}_)}ヽ
/.:.:.::{:.:.:.:.:.:l/ /(゜)`ヽ、ヽl:.:.:.:l.::.:.:`、
/.:.:.:.:.::.:|.:.:.::.:..:|ー' /.ll \ '; l:.:.:.:l:.:.::.:.:.ヽ
.l.:.:.:.:.::.:.:ゝ.:.:.:.:人___ 〃lゝ___ / l:.:.:.:.l.:.:.:.:..:.:.:}
.
──────────────────────────────────────────────────
γ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
_ | ………… |
´ ` 、 乂______________ノ
/ ヾ, ト VVVVVVV_ノ\
/ / //ヽ i li l liヽヽ( \ \
iノ)) )ノノナTノルiフサ)))) ハ \
リ(|(( ( ○) (○)((( ⌒≧ / /^^\〆 、 \
,) )ハ.)) " ' " /)))) 彡 〆 \ \ ヽ
( ( ((((ト _ ‐_. ィ ( (( 〃 ハ ― ―\ l |
)ノ))ノ.从_ _ l从)))) ル从§ (○) (○) ヾ |
'" '"´ ヽヘ /`v 、 乂§ (__人__) 从イ
´ | 丶 \ `ー´ /
| | ', / \
──────────────────────────────────────────────────
.
──────────────────────────────────────────────────
NVVVVVVV\
.,'´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`', _ \ \
.! やだなぁ〜。 l ` 、 < `ヽ、
.! l .ヾ, .</ /"" \ .ノヽ. \
.| そんなの当たり前じゃない。 > i li l liヽヽ( .//, '〆 ) \ ヽ ,'´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`',
.\ /.ノノナTノルiフサ)))) 〃 {_{ ノ ─ .│i| ! そうッスよ〜。 l
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄(( ( ⌒) (⌒)((( .レ!小§ (⌒) (⌒) | イ .! l
,) )ハ.)) " ' "/)))) レ § (__人__) .|ノ l これ、完全に l
r、 ( ( (.r、(ト _ワ . ィ ( (( \ `ー'´ ノ ∠ ファン向けの映画なんスから。l
ヽヾ 三 |:l1从 _ l从)))) .r、 r、/゜。 。゜ヘ ...\ /
\>ヽ/ |` } 〃〃ヾ、、、、 ヽヾ 三 |:l1 o o ヽ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヘ lノ `'ソ 《 ||ll ゙=||'' 丶 .\>ヽ/ |` } ∞ | |
/´ /. ゙ ||'' || ヘ lノ `'ソ | |
\. ィ /´ / |. |
|\´. ̄ ̄ヽ/|
/| \__/. |\
|./| く__ソU |\|
|i |U /. | \. .| i.|
|i -.|/i|.i | i.||i\| i.|
|.i ||.i |.i | i.|| i.|| i.| 。.γ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
|.i ||.i |.i | i.|| i.|| i.| ...< そ、そうなんですの…… |
}≦ }≦.}≦|≧{ ≧{ ≧{ .ゝ________________,ノ
{(_ {(_ {(_ _) _)}_)}
──────────────────────────────────────────────────
つ づ く
.
以上で第3話終了になります。
今回もお付き合いいただいた方々、誠にありがとうございます。
ちなみにこの作品をちゃんと観たいと思った奇特なアナタ、
リージョンに注意ですが、今だとアマゾンで格安お手軽に入りますです。
次の投下は木曜の夜を予定しております。
次回は最終回特別編、できる子ちゃん最低映画監督を語るの巻!?
面白くないはある意味褒め言葉w
----------------------
乙でしたー
>>163
駄目な意味でのマニア魂に火をつける一言ですなw
ちゅうわけでご無沙汰しています>>1 です。
この後、20:00から最終話を投下したいと思いますです。
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l:.:.:}イチテァヾ{ィチテォi:.:.ヽ- }
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特別編 『できる子ちゃんで学ぶ史上最低の映画監督』
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〜やる夫の家〜
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.
r‐- 、. ___ ハ
l iヽ ヽ´ `ヽ!、
/´.! @ o)
Y `´ , -ー 、__ヽ
l /::..:::...ヘ、::ハ´
i /:..::::ノ ヽ:::) そういえば、『孤独のグルメ』のシーズン5が、
ゝ___ノ :/:..:::( ( ●) l:( 10月2日からに決定したね。
. ハ::ノ::::ノ:::::ハ ,, r‐ァl ::)
´ .)Y y.´  ̄,y 原作コミックの2巻も出るしで、
/⌒ トー‐i´ 9月・10月は『孤独のグルメ』尽くしなのだ。
./ /`ヽ___i
/ / l
___/ / /
(_⊂_ノヽ__ /
 ̄l
____
/⌒ ⌒\
/( ●) (●)\ お?マジでかお?
/::::::⌒(__人__)⌒:::::\
| |r┬-| | 毎週深夜、おビール様とおつまみ買ってスタンバイの日々がまた始まるお!
\ `ー'´ /
.
r 、. ,、
l ヽ,,, -ー -', l
/ @ o @ ヽ
Y , ヘ^ ⌒ ^^⌒ヽ ヽ
l γ::..:::::..:::...ヘ、: : : ハ j それに10月といえば、『スーパーナチュラル』のシーズン10も
`ノ :ノ...:ノ ノ ヽ ::::::) 10月7日にセル&レンタル解禁だしね。
リ::::::( ( ⌒) (⌒)::(
. ハ::::ハ " l マ i ) 来月は、要チェックドラマが盛りだくさんなのだ。
Y ヽ ` イ' y
/||ミ
/ ::::||
/:::::::::::||____
|:::::::::::::::||/ ̄ ̄\|| ガチャ
|:::::::::::::::|| _ノ \\
|:::::::::::::::||( ●) (●)|
|:::::::::::::::|| (__人__) | おいーっす。
|:::::::::::::::|| ` ⌒´ |
|:::::::::::::::|| } 遅れてすまんな。
|:::::::::::::::|| }
|:::::::::::::::||ヽ___ ノ
|::::::::::::::(_____ノ´||
|::::::::::::::(_ノ / . . . ||
|:::::::::::::::||/ ||
|:::::::::::::::|| ||
|:::::::::::::::|| ||
\:::::::::::|| ||
\ ::::|| ̄ ̄ ̄ ̄
\||
.
____
/ ⌒ ^\
/ ( ●) (●) お、やらない夫、いらっしゃいだお。
/ ::::::⌒(_人__)⌒ヽ
| |r┬-| | お前が約束の時間に遅れるなんて珍しいけど、どうかしたのかお?
\ `ー'´ /
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●) ああ、できる子ちゃんに借りた物を探しててな。
| (__人__)
| ノ ええっと……在っただろ。
| ∩ノ ⊃ }
/ヽ / _ノ } はいこれ、サンキュー。
( ヽ / / ノ
ヽ “ /_| |
\__/__ /
< ゴソゴソ
.
┌───────────────────────────┐
│ │
│ .Nightmare of Ecstasy .│
│ .The Life and Art of Edward D Wood,Jr. .│
│ │
│ .__ . ___00 .__n__ ___00 ..│
│ ..└┐r┘ . | ∟ └冖 ! | ∟ ....│
│ ..に二二.! . |_厂 ○ くノ. [][]「l .|_厂 ....│
│ くノ │
│ .史 上 最 低 の 映 画 監 督 .│
│ │
│ ____ │
│ ´ ` │
│ / \ │
│ , ' │
│ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: │
│ .i:::::::::―――:::::::::::::::::::::::::::―――:::::::::::i .│
│ .i , -=- 、 :::::::::::::::::: , -=- 、. i .│
│ .| / i:::::::::::::i ヽ ::::::::::: / i:::::::::::::i ヽ | │
│ .| 、ヾ:::::::ノ / :::::i::::::: 、ヾ:::::::ノ / | .│
│ .|  ̄ :::::|::::  ̄ . | │
│ .i | ! │
│ .. i 丶 i .│
│ i i │
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│ 、 - ─ - イ .│
│ .i\ / i │
│ .i \ / i .│
└───────────────────────────┘
.
,、 r、
l ヽ,,, -ー' l
/ ヽ
Y ヽ
.l γ::´:::ハ
| ハ:ノ ::ノ ::) やらない夫さん、読むの速いね。
l、 ,'::i(⌒)::(
. /____/::ソ ,, ノ どう?面白かった?
Y y:ル'`y:リ イ
/ ̄  ̄ ヽ
/ γ !
./ ̄ ̄\
./ \
| ー ‐ i
| ( ⌒) ( ⌒)
| (__人__)
| `⌒´i ああ、晩年の詳しい話が載ってて面白かっただろ。
ヽ. ノ
ヽ ノ 彼を取り巻いてた人たちの証言も興味深かったし。
.> <
| |
| |
____
/ \
/ ─ ─\ 伝記本かお。
/ (●) (●) \
| (__人__) | 何々……【エド・ウッド】とな?
./ ∩ノ ⊃ /
( \ / _ノ | |
.\ “ /__| |
\ /___ /
r 、. ,、
l ヽ,,, -ー -', l
/ @ o @ ヽ
Y , ヘ^ ⌒ ^^⌒ヽ ヽ
l γ::..:::::..:::...ヘ、: : : ハ j
`ノ :ノ...:ノ ノ ヽ ::::::) そそ、その昔は知る人ぞ知る、
リ::::::( ( ●) (●::( 今は映画マニアなら大抵は知ってる悪名高き伝説の監督なのだ。
. ハ::::ハ ,, r‐ァ j) )
Y ヽ ∩ ノ ⊃ ……いや、ある種のカリスマに成ってるって言った方が正確なのかな?
/、 'ヘ/ _ノ
.
/ ̄ ̄\
/ ― -
| ( ●)(●)
. | (__人__) この人の作品自体は何作か見たコトあるんだがな。
| ` ⌒´ノ
. | } 伝記の方はまだ見たこと無かったから、
. ヽ } できる子ちゃんに借してもらってたんだよ。
ヽ ノ
.> <
| |
| |
____
/ \
/ _ _ \ 悪名高きって、できる子ちゃんがそう言うのなら、
/ (●) (●) \ もしかして【ロイド・カウフマン】のトロマみたいな、グチョグチョ緑汁系の人なのかお?
| (__人__) U |
\ ` ⌒´ ,/ だったらやる夫は……
/⌒ヽ ー‐ ィヽ
/ ,⊆ニ_ヽ、 |
/ / r─--⊃、 |
| ヽ,.イ `二ニニうヽ. |
.
/ ̄ ̄\
/ _ノ ヽ、_ \
. | ( ●)(● ) |
. | (__人__) │ ああ、違う違う。
| `⌒ ´ |
. | | そういう意味じゃなくて、もっと単純な話なんだ。
. ヽ /
ヽ / つまり彼……【エド・ウッド】の作品は
> < 意味不明すぎて面白くないんだよ。しかも規格外で。
| |
| |
____
/ \
/ _ _ ヽ 規格外の面白くなさって……
/ ( ●) ( ●)'
| U (__人__) | いったいどんなレベルの作品なんだお?
\ ` ⌒´ ,/
/ ー‐ ヽ
.
r 、. ,、
l ヽ,,, -ー -', l
/ @ o @ ヽ
Y , ヘ^ ⌒ ^^⌒ヽ ヽ
l γ::..:::::..:::...ヘ、: : : ハ j
`ノ :ノ...:ノ ノ ヽ ::::::)
リ::::::(u( ●) (●::( どんなと言われてもねぇ。
. ハ::::ハ ,, r‐ァ j) )
Y ヽ nl^l^ly 昔は、「とにかく低予算で意味不明」と言われてたんだけど、
/ 'ヘ 「 ノヽ 実際は意味不明なだけではないし、今では悪名ばかりでもないんだけど、
/、 ヾ ヽ く ヘ やっぱり基本は意味不明でイマイチっていうか……
il Y ヽ \ l
l ヾ .._ i! ヽ、_) 過不足無く、誤解が無いように言い現すのが難しい人なんだよねぇ。
l j i! l
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●)
. | (__人__) とりあえず、細かい話は置いておいて、
| ` ⌒´ノ 『死霊の盆踊り』の脚本書いた人物って言えば伝わるか?
. | }
. ヽ }
ヽ ノ mm
/  ̄ ̄ ̄ つノ
| | ̄ ̄ ̄
.
___
/:::: u ::::::::\
/ ○ 三 ○:: \ あの〜……やらない夫さん?
/::u: (__人__) :::::::\
| ヽ |┼┼| / u | 脚本って、あれ裸のお姉さんが墓から出てきて踊り狂うだけで、
\ `――'´ / ストーリー性なんて皆無なんじゃ……?
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ⌒) )
. | (__ノ、_) まぁ、そうなんだけどな……
| ` ⌒ノ
. | U } でも、あれは取締りの厳しい時期にエロ目的で作られたソフトポルノな作品だし、
. ヽ } あれで判断されるのは、さすがに【エド・ウッド】が可哀想なような……
ヽ ノ
.> < いや、まぁ、ポルノとしても酷い作品ではあるんだけどさ。
| |
| |
r 、. ,、
l ヽ,,, -ー -', l
/ @ o @ ヽ
Y , ヘ^ ⌒ ^^⌒ヽ ヽ う〜ん、やっぱりこれだけの説明だとフェアじゃないよねぇ……
l γ::..:::::..:::...ヘ、: : : ハ j
`ノ :ノ...:ノ ノ ヽ ::::::) ……そうだ!じゃあ、いっそ今日は、
リ::::::( ( ●) (●)::( 「できる子ちゃんで学ぶ史上最低の映画監督」って事にしちゃおうか。
. ハ::::ハ " l マ i )
Y ヽ ` イ' y よし!そうと決まれば、タイトルどん!
.
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『グレンとグレンダ』(1953・米)
『怪物の花嫁』(1955・米)
『プラン9・フロム・アウタースペース』(1959・米)
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..
____
/ \
/ ─ ─ \
/ -=・=- -=・=- \ ええっと、3つも観るの?
| (__人__) U |
\ ` ⌒´ / 今日?一気に?
r 、. ,、
l ヽ,,, -ー -', l
/ @ o @ ヽ
Y , ヘ^ ⌒ ^^⌒ヽ ヽ
l γ::..:::::..:::...ヘ、: : : ハ j この3作品は、それぞれ約1時間の短さだからダイジョブダイジョブ。
`ノ :ノ...:ノ ノ ヽ ::::::)
リ::::::( ( ●) (●::( それに、どういう作品を撮った人なのかを説明するのに、
. ハ::::ハ ,, r‐ァ j) ) 現物観るより効果的な方法はないからね。
Y ヽ ∩ ノ ⊃
/ ヽ\/ _ノヽ
( \〉/~~/  ̄i i
\ “ /、\_i 〈
|\/}  ̄ ̄′/
 ̄ ̄ ̄
.
,、 r、
l ヽ,,, -ー' l
/ ヽ
Y ヽ
.l γ::´:::ハ
| ハ:ノ ::ノ ::) じゃあ、まずは先入観を持たない為に
l、 ,'::i(●)::( 【エド・ウッド】自身の説明より先に、彼の代表作の3作品を観て……
. /____/::ソ ,, ノ
Y y:ル'`y:リ イ っと、その前に3つの映画の簡単な粗筋いっとこうか。
/ ̄  ̄ ヽ
/ γ !
.
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/.:.:.::::::::::::::::::::::::::::::\\
/.:.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.ヽ\
/.:.:.:.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,. ⌒ヽ、\
/.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::::.:.:, '^ヽ::::::::ト、ヽ ヽ
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/.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./ `{ `゙゙O`ヽ _ レ'ィoイヾ!.:.:.:.l
〈.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:./ `¨¨¨´ K´ー='´{.:.:.:.:.l
ヽ..:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:〈 i: :```: :i.:.:.:./
\.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:ヽ { ,r ト、: : : ./:.:.:/
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・『グレンとグレンダ』
服装倒錯者※を描いた作品。
元々は性同一障害を、性転換手術で乗り越えた人物のドキュメンタリー映画になる予定だったが、
本人に出演を拒否されてしまった結果、服装倒錯者を描いた作品となる。
(※異性の服装をすることによって,性的満足を含めた充足感を得る人々。
【エド・ウッド】がそうだった様に、必ずしも同性愛者ではない)
.
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-  ̄ ̄` - 、
/ー、 ヽ
, -、 ミミ ヽ、_ ハ
ノ(◎ノ !l !、_ ',
/. ` (◎`) ──っ }
{//. ヽー- _ !
ヽ`ー〈 } イ´ ヽ j
>、 ー' ノ ;; ( , イ⌒ヽ' |
< 7ヽー-ァー-ヾ/ .ハi
/ヽ!:::{ <´ ハo i
ノ / 7::`-> / j /
_/ j / /:;':::〈-イ 〈 ..|
【ベラ・ルゴシ】
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内容は、女装癖を抱えて悩む【グレン】が、己の性癖と折り合いをつけ、恋人や社会と向き合っていく物語。
作品の大きな特徴として、劇中の全ての事象の糸を引く全能の役で、往年の名優【ベラ・ルゴシ】が出演している。
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;;;| .|;;} |;;;;;} .!;;.! !;;;;| .|;;;/ .!;;;;;;;;.l..!;;;;} !;;;;;.!.!;;;}..____.. !;;;,;;;;| .|;;;;/ .!;;".!;;.! !;;;;.! l;;;;;;;;;l |;;./ ;;;;;;;;|
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;;;.! l;;;;l.!;;;;;;;! |;;;| .ト;;;;;.! !.! .!;;;;;;;;;! l;;;;;;;! l;;;;;;./( ◎)―(◎)\.! l;;;;| l;;.!.!;;,! .!;;;;|l゙/l;;;;,! :!;.!T` !;;;.!
;;;;.! !;;;||;;;;;;;| ,!;;l l;;;;;;;} !;! l;;;;;;;;;;! l;;;;;l゙ /:::::( ((__人__)))::: \ !;;;l゙ .!;;|`゛ .l;;;;;;/ .!;;;;! .|;;{ .!;;;;|
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、;;;;;| :!;;;;;;;;;;;l .|;;.l ヽ./ ヽ ゙<| ̄| `-、_,.-´| ̄ ノ\.;;;;| l;;;;,! |;;;;;;;| .ゞゞ |;;;l .|;;;;;|
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.゙‐' l、;;;;;|゛.|;;;.! l′ | `ー、 | | ,.-‐ '´  ̄ ̄`ー-. /;;;,! ゙ー'゙
!;;;;;l l;;;;l. l′ ,| `'-、_ .| \/ ,.-'´ `ヽ.l
.゙'i;;.! l;;/. | | ^¨¨ ̄ ,.-´ ..:::::|.,!
`'゙ .!;;.!、.____ l ____ ,. -'´ ....:::::::::;|..
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・『怪物の花嫁』
マッド・サイエンティストが自分を追いやった世界と祖国に復讐しようと、放射線で超人を作り出す話。
こちらもメインの役で【ルゴシ】が出演しており、素人同然の出演者たちの中で唯一気を吐いている。
この映画の脚本は金欠で困っていた【ルゴシ】の為に書いたモノだと、
後に【エド・ウッド】自身が語っている。
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. .:ゝ,__ノ ゝ,__ノ ゝ,__ノ ゝ,__ノ ゝ,__ノ ゝ,__ノ //iiii;;;;;;;;;;.!i|:::::|:::....:::::...:::::
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||ii==「!!!!!!!!!!!!_ . :: i'Ii ii! |iiiiiii| || |; ii//ii ;;| |||||.|//iiii;;;;;;;;;;;!i|:::::|/ヽ__i-|; ; ;
||__| ̄|||||||||||||iii | ii iii |iiii|~~~~~~~~~~~i~~~~~~''''i-;==;;=iii|「「司 ii三.|; ; ;
||||||||||||||||||||||||| TTT」iiiiiii |iiii|.[[[[[[[[[[[[[[ i;;;;;;;;;;;;;;;;;;| |iiii| |「「| ̄| ii三|.|; ; ;
ii|||||||||||||||||||||||| iiiiiii| iiiiii;;---;|.[[[[[[[[[[[[[[ i;;;;;;;;;;;;;;;;;;|__iiiiii| 「「=i i~i三 ,|; ; ;
iiiii--「ii!!!!!!!!!!____;;;=;; ;;;;;;;;;;;;|.[[[[[[[[[[[[[[ i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|三三三三三三三三
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『プラン9・フロム・アウタースペース』
他の惑星から警告にやって来た宇宙人が、墓場の死体を蘇らせて人類を恐怖に陥れようとする話。
撮影時には既に【ルゴシ】は死去していたが、生前に撮った別作品のフイルムを流用する形で出演。
一応、この作品が彼の遺作となる。
また繰り返しTV放送された為に知名度は意外に高く、一般的に【エド・ウッド】作品の代名詞ともされる。
.
r 、. ,、
l ヽ,,, -ー -', l
/ @ o @ ヽ
Y , ヘ^ ⌒ ^^⌒ヽ ヽ
l γ::..:::::..:::...ヘ、: : : ハ j
`ノ :ノ...:ノ ー ー ::::) 粗筋はこんな感じ。
リ::::::( ( ●) (●::(
. ハ::::ハ ,, r‐ァ j) ) 凄くかいつまんでの説明だったけど、どうかな?
Y ヽ  ̄イ' y
/ 'へ /`ヽ
く、 ヾ' l
/ 、ソ i' }
____
/ U \
/ ─ ─\ できる子ちゃん、ハイ質問。
/ (●) (●) \
| (__人__) | まず聞きたいんだけど……【ベラ・ルゴシ】ってどなた様?
/ ∩ノ ⊃ // ∩ノ ⊃
( \ / _ノ \/ _ノ
.\ “ / . \ “ /
\ / /\/
\ \
.
/ ̄ ̄\
/ _ノ \ ああ、【ルゴシ】は【エド・ウッド】とはとても縁深い人物なんだ
| ( ●)(●)
. | (__人__) 【エド・ウッド】を語る上では、絶対に外せないくらいにな。
| ` ⌒´ノ
. | } じゃあ、次は彼の遍歴を簡単に辿ってみようか。
. ヽ }
ヽ ノ mm
/  ̄ ̄ ̄ つノ
| | ̄ ̄ ̄
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, ´ 彡 / \
/ 彡 イ(◎)─ ヽ
ー 、 / ',
, ‐| (◎) ____.ノノ ::::: i
f {__| ゝゝ __ノ- ' 丶 |
j | ::: ´ ー ´ ノ
' ̄ ヽ {li、 、、 /Y=- .._
/ ∧ .ィゝ _. ~~ ィ / | ヽ
′ 〉 _ -/}¨¨ ..<:/ | / \
, ′ /-=f / '`::´::::::::/ ; 〉
. / / / ′::::::::::::′ < === ヽ
/ 彡 > ,':::::::::::::::::| ./ 、 \
{ ヾ,f ′:::::::::::::::| / ヽ Y
ゝ ------- -= ニリ ,'::::::::::::::::::::| / \ }
/ ./ :::::::::::::::::: | ./ ヽ ヽ
/ ./ ::::::::::::::::::::::| / |“, ゝ
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【ベラ・ルゴシ】は元々はハンガリー出身の俳優で、1920年にアメリカに移民。
1927年にブロードウェイの舞台『ドラキュラ』で【ドラキュラ伯爵】役を演じ、これが大当たり。
その当たり役を見込まれ、1931年には映画『魔人ドラキュラ』にて同じ【ドラキュラ伯爵】役を演じて成功。
怪奇映画俳優として絶大な支持を集める事となる。
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>イ´ `> .
, イ ヘ、
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/ --- .....,,,,,____  ̄~~゛゛ ''''''ー ` 、
.∠ 'ー--- .....,,,,,____  ̄~~゛゛ ''''' ';,
/ ,>、_ ...........  ̄~~゛゛ ''''''ー ヘ
./ . '  ̄ `ヽ-<::::::::::::::::::::..l、 ヘ
./ ./ γ ⌒ヽ ',::::::::::::::::::::::::::>=====__ ヘ
/:――! i @ i l/:::::::::::::::::::::/:::'''''',. '  ̄ `ヽzzt_ ヘ
./:::::.. 、 ゝ ___,ノ  ̄~~゛゛''''''..{,,, ./ γ ⌒ヽ ', `ー l
l::::::::::.. ヽi. _ .. ' ヘ `! i @ i l = |
|::::::::::::... ..ヘ ,| 、 ゝ ___,ノ ,'"'' ‐- ,,.._ |
|:::::::::::::::::.. `'tー―-''´ | ヽ . _ .. ' < "'' ‐- ,,._ ,|
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また、翌年の1932年には、『恐怖城ホワイトゾンビ』にもゾンビを操る悪党役として出演。
こちらもヒットし、【ルゴシ】は怪奇映画スターとしての地位を確固たる物とする。
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| ( ((__人__)) ) |
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/⌒ヽ ー‐ ィヽ
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| ヽ,.イ `二ニニうヽ. |
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しかし、その栄光も長くは続かなかった。
気難しい人柄に、ハンガリー訛りの強い英語と大仰な芝居、
そして何より怪奇映画ブームの凋落と戦争の後遺症による薬物中毒により、晩年には仕事は激減。
私生活でも4度の離婚を繰り返すなど、最盛期の見る影も無いほど落ちぶれていったのだったが……
.
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/´ ̄ ̄ ̄ ̄ `\.
/ \
/ '.,
| | ̄゛ /`ヽ、 |
| .|
| ;;;( ● ) ( ● ) |
| .´"''",. '| "''"´ |
|.. J l
| /
丶 ー-‐ ー-‐ /
ヽ /
ヽ /
ゝ _ /\
/ \
/ \
【エド・ウッド】
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そんな時期に【ルゴシ】に手を差し伸べたのが、【エド・ウッド】だった。
【エド・ウッド】は、自身の作品【グレンとグレンダ】への出演を【ルゴシ】にオファーしたのである。
.
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/ ̄ ̄\
∩_ / へ \
〈〈〈 ヽ (● )(● ) |
____ 〈⊃ } | | |
/⌒Ξ`ー\ | | | ___`___ |
/( ◎)―(◎)\ ! ! | `ー '´ |
/ ::::( ((__人__)))::: \| l .ヽ /
| |r┬-/ ' .| / ヽ /
\ ` ー'´ // > <
/ __ / | |
(___) / | |
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最初は渋るも、前述の事情から業界から干され困窮していた事もあって、【ルゴシ】は出演を承諾。
その中で【エド・ウッド】とは、公私に渡っての奇妙な友情を育む事となり、
以後は、ほぼ【エド・ウッド】作品の専属状態になる。
.
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:::::::: :: :: ::::: :: :::
:::::: :: ____ ::::: :::: :::
:::::: :::: /_〜〜〜\ ::: ::: ::
:::: ::::/ 〜〜〜 \:: ::: ::
:::: /::: ─ ─ \ :: ::
::: | :: .(_) (_) | : ::::
::: \ ( ( (__人__))),/ : :::
:: ノ ` ⌒´ \ : :::
/´ ヽ :::
| l \:::
ヽ -一''''''"~~``'ー--、 -一'''''''ー-、.
ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒_(⌒)⌒)⌒))
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そうした状態が数年続いた1956年、【ルゴシ】は心臓発作で自宅で死去。享年73歳。
死亡時は椅子に座った状態で、その膝の上には彼が最後まで出演を楽しみにしていた
【エド・ウッド】制作予定だった『最後の幕』のシナリオが在ったという……
.
r 、. ,、
l ヽ,,, -ー -', l
/ @ o @ ヽ
Y , ヘ^ ⌒ ^^⌒ヽ ヽ
l γ::..:::::..:::...ヘ、: : : ハ j
`ノ :ノ...:ノ ─ ─::::::) ちなみに、この【ルゴシ】の演じた【ドラキュラ】こそが、
リ::::::( ( ●) (●::( 今、できる子たちの知るポマードのオールバックにタキシ-ド、
. ハ::::ハ ,, _ j) ) そして裏地が赤の漆黒のケープといったダンディなドラキュラ像の元祖なのだ。
Y ヽ nl^l^ly
/ 'ヘ 「 ノヽ そういう意味では、【ルゴシ】の扮したドラキュラの姿は、
/、 ヾ ヽ く ヘ 知らない人の方が少ないと思われる位に有名な代物なのだ。
il Y ヽ \ l
l ヾ .._ i! ヽ、_)
l j i! l
____
/ \
/ ⌒ ⌒ \ なるほど……
/ (●) (●) \
l ⌒(__人__)⌒ l 正に、後世に名を残した名俳優ってワケかお。
\ `⌒´ /
/ \ で、その【ルゴシ】と【エド・ウッド】が仲良しだったと?
.
/ヽ_ __, ヘ
,' `ヽ、
/::.. ... )7
i:::::... ´_)
、_::...c.._ _ ,リj< そういうこと。
八i::::::::iル リ ノ(●)
'V:トNlVル'Y rァノ その辺りの詳しい話は、映画を観た後説明するから、
./::::.... ..く´ 取りあえずはその位の認識でOKなのだ。
|::::::::::.... ヽ
─────── !:::::::::::.:.. 二つ────‐--
.. ____
/ ― -\ ふむぅ……それにしても【エド・ウッド】の作品、
. . / (●) (●) 粗筋だけなら、そこまでつまらない映画にも見えないけど……
/ (__人__) \
| U ` ⌒´ | でもこの人、『死霊の盆踊り』の脚本書いた人なんだよね?
. \ /
. ノ \
/´ ヽ
.
/ ̄ ̄\ うむ、間違いなく同一人物。
/ _ノ \
| ( ●)) そしてこの3作品とも、その【エド・ウッド】の監督・脚本作品だ。
. | (__ノ_)
| ノ しかも『グレンとグレンダ』にいたっては、主演も務めているぞ。
. | }
. ヽ }
ヽ ノ
.> <
| |
| |
____
/ \
/ _ _ \ 主演もなのかお!?
/( ●) ( ●) \
| (__人__) U | 理由は……出たがりだから?
\ ` ⌒´ /
/ ー‐ ヽ それとも、主演を雇う金が無かったとかなのかお?
/ `
.
r‐- 、. ___ ハ
l iヽ ヽ´ `ヽ!、
/´.! @ o)
Y `´ , -ー 、__ヽ
l /::..:::...ヘ、::ハ´ 『グレンとグレンダ』で主演も務めたのには、ちょっと特殊な理由が有るのだ。
i /:..::::ノ ヽ:::)
ゝ___ノ :/:..:::( ( ●) l:( でも、それを説明する前に、実際に映画を観てみようか。
. ハ::ノ::::ノ:::::ハ ,, r‐ァl ::)
´ .)Y y.´  ̄,y それではレッツ鑑賞なのだ。
/⌒ トー‐i´
./ /`ヽ___i
/ / l
___/ / /
(_⊂_ノヽ__ /
 ̄l
┌──────────────────────────────────────┐
│ │
│ │
│ │
└──────────────────────────────────────┘
┌───────────────────┐
│ │
└───────────────────┘
┌──────┐
└──────┘
.
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
./ ̄ ̄\ r 、. ,、
./ \ l ヽ,,, -ー -', l
| ー ‐ i ____ / @ o @ ヽ
| ( ●) ( ●) / \ Y , ヘ^ ⌒ ^^⌒ヽ ヽ
| (__人__) / ー ーヽ l γ::..:::::..:::...ヘ、: : : ハ j __
| i / -=・=--=・= . `ノ :ノ...:ノ - ヽ ::::::) | ......|
ヽ. ノ | U (__人__) | リ::::::( ( ●) (●)::( | ......|
ヽ ノ .\ _ `⌒´ . ハ::::ハ " _ i ) \ | ......|┐
/ \ \ / \ \ Y ヽ イ' y ─ .| ......|│
| \, -‐- 、-‐- 、 | \, -‐- 、-‐- 、 ,/ 'ヘ j ̄ヽ .| ......|│
|\ \. (" ̄ .入\ \. (" ̄ .入/ \. (" ̄ `, . ─ .| ......|│
| \ "  ̄ ̄ ̄ ) \ "  ̄ ̄ ̄ )\ "  ̄ ̄ ) / | ......|│
| / \,,_______人 / \,,_______人/ ヽ ───人 | ......|│
| /\ \ \ /\ \ \ /\ \ \ | ̄ ̄ ̄ ̄|
ヽ,____/;___\ \,,_ \,,__/;___\ \,,_ \,,_;__\ \,,_\,,_ . | |
(______)___) (______)___) (____)___) . | |
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ただいま鑑賞中……
(ここから下は映画のネタバレを含むので未見の方は注意してね♪)
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〜観賞終了〜
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....................... || ...............................................:| ||
....................... || .......................................... []:| ||
....................... || ...............................................:| ||
....................... || ...............................................:| ||
....................... || ...............................................:| ||
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....................... || ...............................................:| || |日|
______||__________|_||  ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
, ─────── 、, ─────── 、
i´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`i´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`i
/ ̄| | | ̄\ _____
i´ ̄`i________|________i´ ̄`i /ヽ────
| | | | | | |
| |´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`i´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`| | | |____
| | | | | | |\
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\!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
.
/ ̄ ̄\
/ \
/ ヽ ノ u \ あ、ありのままを話すぜ……
/´| fト、_{ル{,ィ'eラ, |
/' \ .(__人__)⌒` / いきなり【ルゴシ】が代役に代わったと思ったら全く似てなかったり、
,゙ / )ヽ(,`⌒ ´ / ヾ、 何言ってるのか本気でよく分からないスピーチが長々と続いたり……
|/_/ /  ̄ ̄ ̄ ヽ
// 二二二7 __ `ヽ 3作品とも低予算なだけなんてちゃちな代物じゃあない、
/'´r -―一ァ‐゙T´ '"´ -‐ \ もっと恐ろしい【エド・ウッド】の片鱗を見たぜ……
/ // 广¨´ /' ´ ̄`ヽ ⌒ヽ
ノ ' / ノ `ー- 、___ ヽ }
_/`丶 /  ̄`ー-- {. イ
.
r 、. ,、
l ヽ,,, -ー -', l
/ @ o @ ヽ
Y , ヘ^ ⌒ ^^⌒ヽ ヽ
l γ::..:U:..:::...ヘ、: : : ハ j
`ノ :ノ...:ノ ノ ヽ ::::::) まぁ……初見はポルナレフな状態になっちゃうよねぇ。
リ::::::( ( ⌒) (⌒)::(
. ハ::::ハ " l マ i ) どうヒイキ目に見ても、全体に漂う意味不明感は否めないし。
Y ヽ ` イ' y
/ ̄ ̄\
/ ― ー
| ( ●)(●) 普通じゃ考えられない演出に、これまた普通じゃ理解不能なセリフ。
| (__人__)
| ) これら【エド・ウッド】節とも言うべき特徴は、
| } 正に彼が「反天才」「芸術の突然変異」と呼ばれる所以でもあるからな。
ヽ }
> ノ
/ \ /て⊃
| ィ |\ `´ ゞ _三}
| | | \__/.
.
____
/ \
/ _ _ \ まず『グレンとグレンダ』。
/( ●) ( ●) \
| (__人__) U | ……一応、伝えたい事は解るお。
\ ` ⌒´ /
/ ー‐ ヽ 要は、服装倒錯者である主人公の自己肯定と
/ ` それに到るまでの過程を描きたかったんだとは思うんだけど……
____
/ \
/ _ _\ でも、神様みたいな役の【ルゴシ】の存在自体とか、
/ (●) (●) \ その彼が喋るセリフとか、唐突に挿まれる牛の群のカットとか、
| U (__人__) | それから恋人が前触れも無くに大木に潰されたりとetc……
./ ∩ノ ⊃ /
( \ / _ノ | | とにかく見てる方の目が点になる演出というか、
.\ “ /__| | 制作側との感覚のズレを強く覚えたお。
\ /___ /
.
____
/ \
/ ― ‐ だから、ラストの恋人の、
/ ( ●) ) 「よく分からないけど頑張りましょう」って言葉、
| (__ノ、_) あれはむしろ、視聴者の心情を代弁した言葉なんじゃ?と思っちまったお。
\ U `_⌒
/ \
____
/ U \ また、『怪物の花嫁』と『プラン9・フロム・アウタースペース』も、
. / \ 大ダコに太っただけの超人やら、おかしな宇宙人に円盤etc……
. / ― ー \
| (●) (●) | とにかくチープで妙チキリンな演出やセットで変なインパクトは有ったけど、
. \ (__人__) / 他は【ルゴシ】が目立ってたコトぐらいしか印象に残ってないし……
. ノ ` ⌒´ \
/´ ヽ
.
____
/ \ その【ルゴシ】も、『プラン9・フロム・アウタースペース』では、
/三_',!`zx二 \ 同じ数カット使いまわしたと思ったら、いきなり変な代役と入れ替わるし……
/ ´ー¨‐` ´ー¨‐'' \
| (__人__) U | もう、見てる方は何がなんだかな状態だお。
\ ´ニニ` ,/
/⌒ヽ ー‐ ィヽ
____
/ \
/ ─ ─ \
/ (●) (●) \ 映画に詳しい人とかなら、また違う感想を持てるのかもしれんけど……
| (__人__) U |
\ ` ⌒´ ,/ 知識も無いやる夫の感想としては、悪いけど3作品とも
r、 r、/ ヘ 見所も無く面白くなかったとしか言えんお。
ヽヾ 三 |:l1 ヽ
\>ヽ/ |` } | |
ヘ lノ `'ソ | |
/´ / |. |
\. ィ | |
| | |
.
r 、. ,、
l ヽ,,, -ー -', l
/ @ o @ ヽ
Y , ヘ^ ⌒ ^^⌒ヽ ヽ
l γ::.U:::..:::...ヘ、: : : ハ j
`ノ :ノ...:ノ ノ ヽ ::::::) うん、特にB級映画やキワモノLOVEな物好きでもない限り、
リ::::::( ( ⌒) (⌒::( 一般的な感想はそんな感じだよねぇ。
. ハ::::ハ ,, r‐ァ j) )
Y ヽ ∩ ノ ⊃ お兄ちゃん、ご苦労様なのだ。
/ ./ _ノ
(. \ / ./ ) │
\ “ /___| |
. \/ ___ /
/ ̄ ̄\
/ _ノ ヽ、_ \
. | ( ⌒)(⌒ ) |
. | (__人__) │ まぁ、普通に見て、普通に面白いなら、
| `⌒ ´ | 当時も今もこんな評価にはならんだろうからな。
. | U |
. ヽ / 【エド・ウッド】には悪いが、オレも基本的には同意見だろ。
ヽ /
> <
| |
| |
.
____
/ ― \
/ (● ) ヘ\ ……ただ、ちょっとだけ思った事はあるお。
| (⌒ (● ) |
ヘ  ̄`、__) | 確かに、【エド・ウッド】の作品は面白くないし、
ヽ | 意味不明なのは全くの同感なんだけど……
, へ、 _/
| ^ヽ 正直、死後の悪評はともかく、カリスマ性まで獲得した理由が分からんお。
| 1 |
r 、. ,、
l ヽ,,, -ー -', l
/ @ o @ ヽ
Y , ヘ^ ⌒ ^^⌒ヽ ヽ
l γ::..:::::..:::...ヘ、: : : ハ j
`ノ :ノ...:ノ ー ー ::::::)
リ::::::( (●) (●)::( お?お兄ちゃん、いい所に目を付けたのだ。
. ハ::::ハ ー ) )
Y ヽ イ' y そそ、先に言ったとおり、今だと「史上最低の監督」っていう称号が、
/ 'ヘ j ̄ヽ 悪評と共にある種のカリスマ性も帯びてるんだよねぇ。
/、 ヾ / ヘ
il Y il
l ヾ .._ i! .. イl
l j i! l l
.
r‐- 、. ___ ハ
l iヽ ヽ´ `ヽ!、
/´.! @ o)
Y `´ , -ー 、__ヽ
l /::..:::...ヘ、::ハ´
i /:..::::ノ ヽ:::)
ゝ___ノ :/:..:::( ( ⌒) l:(
. ハ::ノ::::ノ:::::ハ ,, r‐ァl ::)
´ .)Y y.´  ̄,y 現に最低レベルの作品だと言われる一方で、【ティム・バートン】や【サム・ライミ】等、
/⌒ トー‐i´ 実は【エド・ウッド】の作品が好きだって公言してる人も結構居るしね
./ /`ヽ___i
/ / l ……何を隠そう、あたしも『グレンとグレンダ』はちょこっと好きだし。
___/ / /
(_⊂_ノヽ__ /
 ̄l
r 、. ,、
l ヽ,,, -ー ー-', l
/ @ o @ ヽ
Y , ヘ^ ⌒ ^^^⌒ヽ ヽ では何故、今の様な伝説的な悪評とカリスマを獲得したのか?
l γ::..:::::..:::...、 : : : ハ j
`ノ :ノ...:ノ::::::ノ ヘ:::::::::) という事で、その辺の話を理解する為に、
リ::::::(::ノ \ ノ :::( 今度は【エド・ウッド】自身について、
. ハ::::ハ ( ●) (●):) ) どんな人物だったのかを詳しく見ていってみようか。
Y ヽ __ ワ イ' y
,( マ 〆 `)
./ ゝ ノゝ_ノヽ
i ノ Y i )
`ー ´ i! `ー'
.
==================================================
/ ̄ ̄\
/ \
| -‐' へ |
| ( ●) ( ●) |
| | │
| 、__´___ l
ヽ !
ヽ ノ
/ く
/ ヽ
==================================================
彼の名前は【エドワード・デイヴィス・ウッド・ジュニア】、通称【エド・ウッド】。
1924年にニューヨーク州ポキプシーで、郵便局員である父【エドワード・ウッド・シニア】と
母【リリアン・ウッド】の間に生まれたアメリカ人。
.
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__
/ ^ ^ \
. | ● ●|
. |⊃ ! ⊂|
. | 、_,、_, |
. ヽ. /
∩∩ _,.ィ‐ゝ < ート、
ノ ゞ i く |::::::::V∨ヽ" ! >
. 巛_⊂\ノ ` } ::::::::::::i {>' i
` ー、_/|::::::::::::::| | /
|::::::::::::::| |
【少年時代のエド・ウッド】
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少年時代の【エド・ウッド】は、ガールフレンドを作り、友人たちに囲まれ
特に大過も無くその青春を過ごすが、ただ一つだけ、
後々まで尾を引く重要な性癖の芽を育てていた……
.
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__
,ィ:i:i:i:ヽ __
/i:i:iハ:i:i} /:i:i:i:\
/i:i:i:j,イ:V廴_/:iィ⌒:i:i:i:\
. /i:i/ /「 へ\ゝ:i:i:i:i\:
// | (●)(●) |
| | .|
| __´___ |._
ヽ `ー'´ ./  ̄ `ヽ
, '´ \__/ ___ , -‐‐゙ー=: .、
,. ‐='´` >‐‐ 、≠ ´ `ヽ ヘ
/ / ;' ハ.
i ;, - ―‐- _!_ -―――- ヽ,、 _ /`ヽ.
}. {::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧`´ `゙'´`ヽ. ',
/ ∨`ヽ::::::::::i::::::::::::::::::::::::i::::::::::::::::::::ヘ. \.',
{ ,' ゝ:::::i::::::::::{:::::::::::::i::::::::::::::::::::::ヘ. , `',
/ .イ:::::::::::::{::::::::::::::::::::::::::ハ::::/ ヽ. リ ',
/ ヾ. / ト.:::::::::::::::::::::::::::::イ:::::::ハ,/ Y ハ
/ ヘ-、/ }{:::::::::`.:::::::::::::::::ノ:::::::; ハ ゙i ノ/ i
! : i |ハ:::::::::c;r:::::::::::::::}:::::::::| ',/ ,ノ ;
ハ、 ノ ,' ! i.:::::::::::::::::::::::::::,':::::::_ノ>、 ∨ / ,'
==================================================
……それは女性の服を好む事……いわゆる「女装」である。
6歳頃まで、母の【リリアン】からフリルのドレスを着せられた事が遠因とされるこの性癖は、
長じては「服装倒錯者」として、【エド・ウッド】のアイデンティティの一部となるのだった。
.
==================================================
, - _ __
. / -¬`丶 , : ´ノ0ヽ___ヽ
/ ,ヽt-y } }} } |´ ̄`Y´ i
// , / 辷彡'´ i __,〉〈,__〉|
. // レ l ゞ'’ ゞ'’ l
// j l | |
. /〃! /- _ ', __´___ |
. 从/:{ _彡' | ̄Т` 、 .ト、___, イiト __
. 人《、 ´ `丶 | |、 Y7 \ _>'´ /_/ > '´ ̄`丶
\ー- -\ i !ヽ--. /\_ (0) _/ - / ─- 、 ゚,、
. ` 、 ___,' ,'- { ∧ `γ´ ,. ヘ, :_ ヽ __ __‘ >
. ー---廴_/-‐:/ / ヘ _ 、 レ / .∧ /ヽ/、 `丶 `丶
\:{./ >=====〈 〉_ヽ ノ ヽ ヽ \
{ ̄ ̄_,. { ー-  ̄ ̄ノ ヽ/_iー┬‐‘, , : ´ -‐ヽヽ
\ _,.{ :ゝ _ _彡' > .,コ 〕iト-〃_ ---, ¬ ノ
ト{Т {  ̄ 7 ノ- ´ノ / // ,ィ´/ /
vヽ:、 , -vー-- ノ ヽ _ノ´/. _// _,..<>' ./
ト.{ { ! } ノ´レ'/ , -‐'{{{_ -‐ _ -‐
八,ハ 〉 入 ノイ Yノ_ { .{ {{ムr≦
rz_{___{___j__∠r≦_〕_ ゝ __'Vク、ハ
Y ! i丶 _, -==', i }  ̄ゝ='
}_.| { ∂ } 、 _ハ
ト-=r __|___/,、_ く_ -‐ヘ
,' {: : : : : : : : : :// , ' ',
i i: |: : : : : : :./' , i }
', Ⅵ: : : :./ / / l l
}, ヾ: : :.i:// l .ノ
廴、 ト: ::/' ! _ イ,'
==================================================
その想いは筋金入りで、幼い頃にヒーローごっこをすれば、
ヒーローや悪の親玉よりもヒロインの役をやりたがり、
志願して参加した第二次世界大戦では、
海兵として軍服の下にブラとパンティを纏って戦い抜いた程である。
.
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/ ̄ ̄\
/ ヘ \
( ●)( ●) |
| | |
l __`___ |
l `ー'´ |
{ /
ヽ ノ
_ / ̄  ̄ ̄)____
〃 /´/ゞ / ̄ ̄/ / 〃 ⌒i
___i /⌒\./ /∧ ∧し' __|;;;;;;;;;;i
==================================================
後に【エド・ウッド】自身、参加人数の約9割が死亡した激戦から生還した時について、こう述懐している。
「(怪我をしなくて)ほっとしたよ。怪我をしたくなかったんだ。
怪我をするくらいなら死んだ方がマシだった。
ピンクのブラとパンティーを軍医に見られたら、真っ青だったぜ」
と。
.
==================================================
,,,-‐-,,, ,,,,,-‐-,,, ,,,-‐-,,,
,,,-‐'''.,-‐-、.'''‐-,,,三三三三 ,,,-‐'''.,-‐-、.'''‐-,,,三三三三 ,,,-‐'''.,-‐-、.'''‐-,,,三三三三三三三
,,,-‐''' {三三} '''‐-,,,_,,,-‐''' {三三} '''‐-,,,_,,,-‐''' {三三} '''‐-,,,三三三三三
,,,-‐''.'==ニニニ二二二二二ニニニ=====ニニニ二二,二,二二ニニニ=====ニニニ二二二二二ニニニ==.'''‐-,,,三三三
,,,-‐''' ̄i_i ̄i_i ̄i_i ̄i_i ̄i_i ̄i_i ̄i_i ̄i_i ̄i_i ̄i_i ̄i_i ̄i_i ̄i_i ̄i_i ̄i_i ̄i_i '''‐-,,,三
<二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二>
|l:ヽ/:l|__j,;:.;_j_,;:.;.,:j,;:,;_j__j,;:.;_j_,;:.;.,:j,;:,;_j__j,;:.;_j_,;:.;.,:j,;:,;_j__j,;:.;_j_,;:.;.,:j,;:,;_j__j,;:.;_j_,;:.;.,:j,;:,|l:ヽ/:l|
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|l:ヽ/:l|__j,;:.;_j_,;:.;.,:j,;:,;_j__j,;:.;__i: : : : : : i. :| ...:::::::::::::l:,;_j__j,;:.;_j_,;:.;.,:j,;:,;_j__j,;:.;_j_,;:.;.,:j,;:,|l:ヽ/:l|
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戦地で幾つか危険な戦いをこなした【エド・ウッド】は、伍長に昇進後に除隊してアメリカに帰国。
ノースウッドの大学へ入学して、そこで執筆や映像に本格的に興味を持った彼は、
見世物団の巡業サーカスに入り、両性具有者等を演じながら、
やがて引き寄せられるようにハリウッドに到着する。
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| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄.i≦三三三三三三三三三≧i ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| i≦三三三三三三三三三三三≧i
==================================================
1948年、ハリウッドで活動を開始した【エド・ウッド】だが基盤が無かったため、
まず仲間を募り『分遣中隊』という舞台を自作し上演。
この公演の成功をハリウッドでの足がかりにしようとするが……
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_______
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__/ \
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| i (○)〉‐┐ .|
l lヽ / | 、_ /
/ ヽ\ ゝl (○)〉/
| \  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \
| |ヽ、二⌒)、 \
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だがこれは、批評家の酷評を受けただけで終わり、
同じ年に【ジョン・C・トーマス】との共同出資で撮影した映画『ラレドの十字架』も、
途中で資金不足に陥り頓挫。【エド・ウッド】は【ジョン・C・トーマス】の前から姿を消し、
表舞台からも一旦姿を消すことになる……
.
==================================================
/ ̄ ̄三
メ、 ノ 三
(●)(●) 三
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ヽ 三三三三.
(⌒ヽ、 / ヽ 三
\ ヽ /\ 三
\__/ \ 三.
/ ノ 三
/ /\ 三.
{ ────ヘ 三
\____ソ ヽ 三
\ 三
) 三
(__ノ
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しかし、その間もハリウッドでのコネ作りと資金集めに精力的に奔走していた様で、
一時期はユニバーサル社の夜間部の制作進行に所属。
しかし、それも長くは続かず、わずか半年程で退社したのだったが、
ここで彼は人生の大きな転機を迎える。
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_人_
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1953年、遂に【エド・ウッド】の映画製作に出資してくれる者が現れたのである。
出資者は、当時ハリウッドで3流のキワモノ作品を取り扱っていた【ジョージ・ワイス】。
そうして制作に取り掛かったのが【グレンとグレンダ】であった。
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この映画、当初は【クリスチーヌ・ヨルゲンセン】の性転換にまつわるドキュメンタリーになる予定だったが、
【クリスチーヌ】が出演を拒否。それならばと【エド・ウッド】は、
「服装倒錯者」としての自身の性癖と悩みを投影した内容に物語を書き換え、
主演も自身で務め、ヒロインも本当の恋人に演じさせ、何から何まで自己を投影した映画を完成させる。
かかった製作期間は、僅か4日間だった。
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また作品の目玉として、出演者に往年の怪奇スター【ベラ・ルゴシ】の起用を試みる。
最初は出演を断られるも、一日千ドルの報酬で契約が成立。
その他にも、今まで培った人脈や、同じ趣味を持つ女装趣味・服装倒錯者の友人たちを動員して、
様々な有名・無名俳優を格安で出演させ作品を飾ったのだったが……
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……残念ながら興行的には失敗に終わる。
前衛的ともいえるテーマと意味不明な内容に、フィルムの買い手が思ったより付かなかったのだ。
続く、翌年制作の『牢獄の罠 Jail Bait』も興行・批評共に成功とは程遠い結果に終わった。
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,,-"/ノ :ヽヲ i,.‐ =ー---‐''"~ ',-、: : :ヽ: :ヽ,、
,.;"-"/:! : :! ヽ_,.、_,-.., / ヽ: : : :X ヽ
_,.-" /: : ! : :! ヾ` __,,.-‐" .!: : :./ ヽ、
,,.-" .!..::::::ヽ i: :ヽ、 ヽ-=‐" . : : /.: : :i
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【トー・ジョンソン】
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だが、2度の失敗ぐらいで映画作りを諦める【エド・ウッド】ではなかった。
直ぐに資金を掻き集め、人気プロレスラーだった【トー・ジョンソン】を俳優にスカウトして、
今度は『怪物の花嫁』の制作に乗り出す。
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ヽ、_,ノ'´ ヘ .l / ノ
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ト、 ノ ノ
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しかし、撮影3日でいきなり資金が底を尽き、撮影は何ヶ月も中断してしまう。
【エド・ウッド】は資金集めに奔走し、何とか精肉屋の【ドナルド・M・マッコイ】に出資させる事に成功するも、
その代償は彼の息子【トニー・マッコイ】の主演と、彼ら親子を制作の中心に関わらせる事だった。
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この事は【エド・ウッド】も本意ではなかった様で、マッコイ親子の演技の酷さと無茶な演出要求、
それに俳優組合との交渉の拙さなどに大いに不満を募らせていったものの、映画はなんとか完成。
だが今回も期待ほどは興行的に振るわず、かろうじで出た黒字も【エド・ウッド】の放漫経理が原因で、
その利益配分でモメにモメて、結局は成功とは言い難い結果に終わってしまうのだった。
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元々、酒やパーティーが大好きだった【エド・ウッド】だが、
この頃からその酒量はかなり増えていった様で、撮影の合間に気つけに隠れて飲むほどになり、
その様子を目撃したエージェント曰く、正に「酒びたり」な状態だったという。
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そして悪い事は重なるもので、その翌年の1956年、
歳の離れた友人であり、彼の映画に泣けなしの緊張感を与えてくれていた【ルゴシ】が死去してしまう。
この事で、次回作の予定だった【ルゴシ】出演の脚本はお蔵入り。
映画の企画自体も取り止めになるかと思いきや……
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/ ν. \
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なんと、【エド・ウッド】は新たな脚本を書き起こし、
【ルゴシ】の出演シーンは、生前に数カット撮ったフィルムと代役で押し通すという荒業に出る。
これが後に彼の代名詞といわれ作品となる、『プラン9・フロム・アウタースペース』である。
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/ ヽ /;:;:;:;二二 _;:;:;:;:;:;`ヽ、
/ 人 | };:;:/-‐‐ ヽ、;:;:;:;:;:;:;V
/ / \ | i;:;:;{.ヒ> Kニニ7.ノ〉了;:;:;:;:;V
| / \ | ハ;:;{ .{_,..ヽ ._」 ._ノ};:;:;:;:;:;:;}
| /_ __=へ | ヘ;:;i ‐‐一 i .ハ"/;:;:;:;:;:/
| | てヽ| 、∠てソ 〉 | Y  ̄` ..../ |、;:;/
| | j | | ___./ T~~~ " ノ ヘ- 、__
/ | (、, | | / ム,-.>‐‐ v‐‐7" ,ィ、 } `゙ ‐ . .、 __
//\ヽ ー三ニ一 / ヽ ._,..";:;:;:;:;:;:;∧/ ∥ /"´/;:;:;V;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:~`゙ .‐ 、
_У \ト、 イレへ ) ,.-"´;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:/./ i| .レ/;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:
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ゝ''⌒ー―ーニ=(フ只に)ー<二 ) ./;:;:;:;|;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ヘ { | | / /;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;
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【マイラ・ヌアミ(ヴァンパイラ)】 【クリズウェル】
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出演者には何時ものメンバーに加えて、TVで人気のインチキ預言者【クリズウェル】に、
『ヴァンパイラ・ショー』で一世を風靡したが、ハリウッドの赤狩りで仕事を干された【マイラ・ヌアミ】等、
【ルゴシ】の穴を埋めるべく様々なキャストを揃えたのだったが……
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,' uヾく,_,ノ′ l lゞi-rイ
i } │
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: ,r 'T"丁 ̄| ̄ | l|'|./
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i i l_/ _,ノノ||
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i 仁 _,__ ||
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i ヽ、ヽ 「]、 ヾ>、||
l . ヽ`「ヽ }H|
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ノ \`'〔`'T''''''T´ ,ノ|
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……無論、それで映画が面白くなる筈もなく、試写後もフィルムの買い手が付かず、
どこからも見向きもされないという、興行的には最悪の事態に陥ってしまう。
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|毛〉-( ◎)-(◎)|
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ヽ ヽ_ヽ /' / /
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【J・エドワード・レイノルズ】
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なお余談だが、教会関係者で『プラン9〜』の資金集めに協力し、映画の販売も担当していた
プロデューサーの【エド・レイノルズ】は、6年後の1963年に77歳で死亡してしまうのだが、
その原因が巷で云われるとおり、この時のストレスと過労が祟った為なのか、
それともただの老衰だったのかは不明である……
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結局、試写から2年後の1959年、ようやく上映して貰える段取りになったものの利益にはならず、
TV局には安値でフィルムを買い叩かれるという前にも増した大失敗で終わる。
また、同時期に撮影された『ナイト・オブ・ザ・グールズ』も、プレミア上映こそされたものの
その後、現像代が払えずにフィルムを差し押さえられるなど散々な有様だった。
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この様な興行的な失敗が重なり、真っ当な映画の仕事にありつくのが難しくなっていった【エド・ウッド】は、
その仕事の足がかりを、とうとう『死霊の盆踊り』に代表される様なポルノ映画の脚本と
ポルノ小説の執筆へと徐々に移していく事を余儀なくされる……
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その間も自作の脚本を書き続け、幾つかの映画企画を立ち上げようともしたが、全て頓挫。
そうして、すっかり酒に溺れた日々を過ごし、一文無しで友人宅に転がり込んで少し経った1978年の12月10日、
心身ともに病んだ【エド・ウッド】は、失意の内に心臓発作で死去する。享年54歳。
追悼式には友人たちが出席し、遺体は荼毘に付された後に海に散骨されたのだった……
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ハ ヽ Y`l | > Y
{ ヽ_ゾノ | レi i i}
`¨´ ヽ ハ `'''
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生前は栄光とは無縁の人生を送った【エド・ウッド】であったが、
彼の死後も、買い叩かれた『プラン9・フロム・アウタースペース』が繰り返しTVで放映された為に、
その一連の作品の酷さが話題となり、徐々にその名が知れ渡る様になっていった。
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| |最低映画賞| |
| |_____| |
「..」三三三三三「..」
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そして2年後の1980年、史上最低の映画を決めるというコンセプトで
【メドベッド兄弟】が発刊した「ゴールデン・ターキー・アワーズ」という本の中で、
『プラン9〜』がグランプリの「ゴールデンターキー賞(最低映画賞)」に輝き、
【エド・ウッド】自身も「史上最低の映画監督」に選ばれる。
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,r=ヽ、 r';;;:;:;;:::;;;;;;;;;;;;ヽ、
j。 。゙L゙i rニ二`ヽ. Y",,..、ーt;;;;;;;;;;;)
r-=、 l≦ ノ6)_ l_,.、ヾ;r、゙t lヲ '・= )rテ-┴- 、
`゙ゝヽ、`ー! ノ::::::`ヽ、 L、゚゙ tノ`ゾ`ー ゙iー' ,r"彡彡三ミミ`ヽ.
にー `ヾヽ'":::::::::::: ィ"^゙iフ _,,ノ , ゙tフ ゙ゞ''"´ ゙ifrミソヘ,
,.、 `~iヽ、. `~`''"´ ゙t (,, ̄, frノ ゝ-‐,i ,,.,...、 ヾミく::::::l
ゝヽ、__l::::ヽ`iー- '''"´゙i, ヽ ヽ,/ / lヲ ェ。、 〉:,r-、::リ
W..,,」:::::::::,->ヽi''"´::::ノ-ゝ ヽ、_ノー‐テ-/ i / ,, 、 '"fっ)ノ::l
 ̄r==ミ__ィ'{-‐ニ二...,-ゝ、'″ /,/`ヽl : :`i- 、ヽ ,.:゙''" )'^`''ー- :、
lミ、 / f´ r''/'´ミ)ゝ^),ノ>''" ,:イ`i /i、ヺi .:" ,,. /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`゙
! ヾ .il l l;;;ト、つノ,ノ / /:ト-"ノ゙i ,,.:ィ'" /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
. l ハ. l l;;;;i _,,.:イ / / ,レ''";;;;`゙゙" ヽ_,,ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
人 ヾニ゙i ヽ.l yt,;ヽ ゙v'′ ,:ィ" /;;;;;;;;;;;;;;r-'"´`i,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
r'"::::ゝ、_ノ ゙i_,/ l ヽ ゙':く´ _,,.〃_;;;;;;;;;;;;f´' ll;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
` ̄´ / l ヽ ヾ"/ `゙''ーハ. l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
/ l ゙t `' /^t;\ ,,.ゝ;;;;;;;;;;;;;;;i;;;;;;;;;;;;
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皮肉にも、そこから【エド・ウッド】の作品は多くのマニアたちの眼に止まる事となる。
お世辞にも面白いとは言えない不出来な作品ながらも、
他に類を見ない個性も持っていたが故に、何時の間にかカルト的な人気をも獲得し始めたのだった。
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==================================================
┌───────────────────────────┐
│ │
│ .Nightmare of Ecstasy .│
│ .The Life and Art of Edward D Wood,Jr. .│
│ │
│ .__ . ___00 .__n__ ___00 ..│
│ ..└┐r┘ . | ∟ └冖 ! | ∟ ....│
│ ..に二二.! . |_厂 ○ くノ. [][]「l .|_厂 ....│
│ くノ │
│ .史 上 最 低 の 映 画 監 督 .│
│ │
│ ____ │
│ ´ ` │
│ / \ │
│ , ' │
│ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: │
│ .i:::::::::―――:::::::::::::::::::::::::::―――:::::::::::i .│
│ .i , -=- 、 :::::::::::::::::: , -=- 、. i .│
│ .| / i:::::::::::::i ヽ ::::::::::: / i:::::::::::::i ヽ | │
│ .| 、ヾ:::::::ノ / :::::i::::::: 、ヾ:::::::ノ / | .│
│ .|  ̄ :::::|::::  ̄ . | │
│ .i | ! │
│ .. i 丶 i .│
│ i i │
│ ::::::::::: ::::::::: │
│ 、 - ─ - イ .│
│ .i\ / i │
│ .i \ / i .│
└───────────────────────────┘
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そうした局所的な人気を受け、1992年に【ルドルフ・グレイ】が彼の伝記
「エド・ウッド 〜史上最低の映画監督〜」を執筆し発売する。
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{i:i:i:i:/: {: : : : : : }7: : : : : : : : : : : : }
/i:i:i:i:{: i八: : : : :◯: : : : : : : : \: ⅵ
{i:i:i:i:i:}:/: : : : : : : : : : : : : : : : :.\ヽ.{
{/: : /=ニ二¨ ̄: : : : : : : : : : : : : :㍉`
/i:i:i:i:{ト=ニ: : : _: : : : : : : : : : : :-=ミx}
/i:i{i:i:i:i乂≧=zz : : : : : : : : : : : 三ニくi
./i:i//i:i:i:i:i:i{` xfチ気x ̄ ̄.x≦“¨ I「i:i从
/i:i//i:i:i{i:i:i:iI `“" } ,:K乘㌻ }i:i{/i:i:\
{i://i:i:i:i:{i:i:i:i| {i `¨゙ .Ii 从トxi∧
{i:{ {i:i:i:i:i:}i:i:i:ii .,ヘ ゙: .i{Ii:i: I}i:i:i} ∧
{ii{_{i:i:i:i:i八i:i:{ , _`ヽ __rく . ,i:i:i: i i}i:i:i}i:i:i:}
//i:i}i:i:i:/i:i: Ⅵⅵ {イi:i:i_j从i:iミx ./{i:i:i:i:i:i}i:i:i}i:i:i:}
//i:i:i:i:i:/i:i:{i:i:iIi}∧ {i:^``¬='" i:i} .,:'..i{i:i:i:i:i:i{i:i:i{i:i:i:}
〃 { i : /i:i:i:i{i:i:i:i:{Ii Ⅵ `ー= /}i i }i:i:i{i:i Ⅵi:Ⅵi}
{I }i:i:i{i:i:i:i: }i:i:i:i:{Ii: }Ⅵv__从ハ,:,イ゙ :}i:i:i:}i:i:i}i:i:i Ⅵi:}}i:}
/i:i:/}i:i:i:i: }i:i:i:i:{i:i:i:i:乂i:i:i{i:i:i:/′ {i:i:i:i}i:i:i}i:i:i:i:I}i:i:i}`ー=ミ
./i:i://{Ii:i:i:/i:i:i:i:八>'".}I/^Ⅶ {i:i:i I}i:i:}i:i:i:i:I|i:i: }: : : : : \
/i:i://i:i:i:i:i:{i:i:i/ : / I{ }I 乂i:◯i:I}i:i:i::I}i:i:i:}: : : : : : : ヽ
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【ジョニー・デップ】
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そうして1994年には、なんと当時のハリウッドでも人気監督だった【ティム・バートン】が
『シザーハンズ』や『ギルバート・グレイプ』などを経て売り出し中だった【ジョニー・デップ】を主演に配して、
【エド・ウッド】自身の生涯を描いた映画を作成してしまう。
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Y'"⌒`Y'"⌒`Y'"⌒`Y'"⌒`Y'"⌒`Y'"⌒`Y'"⌒`Y'"⌒`Y'"⌒`Y'"⌒`Y'"⌒`Y'"⌒`i: : : : :
:|: : : :.:.:|: : : :.:.:|: : : :.:.:|: : : :.:.:|: : : :.:.:|: : : :.:.:|: : : :.:.:|: : : :.:.:|: : : :.:.:|: : : :.:.:|: : : :.:.:|: : : :.:.|: : : : :
/ ̄⌒ ̄ヽ/ ̄⌒ ̄ヽ/ ̄⌒ ̄ヽ、/ ̄⌒ ̄ヽ、/ ̄⌒ ̄ヽ、/ ̄⌒ ̄ヽ、/ ̄⌒ ̄゛ヽ: : : :
==================================================
映画のタイトルは、ずばり『エド・ウッド』。
この映画の成功により、史上最低の監督【エド・ウッド】の知名度は飛躍的に上昇。
その効果は、日本を含む【エド・ウッド】作品が今までロクに上映されていなかった国々で
『グレンとグレンダ』や『プラン9・フロム・アウタースペース』等の諸作品が上映、
更にはDVDが発売され、ファンクラブが結成される程であった。
.
==================================================
 ̄ 、
´ \
/ ヽ
/ __ヽ
' / ヽ
l / .,.....ヽ
. l l {::::::} l
. l ` ー‐ |
l |
l |
l ゾ
! `ー―/
,' /
 ̄ `ー - /
` 、 /
:.:.:.:.:.:... 、 /
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.. .:.:ヽ _ ´
ー- :.:.:.:.:.:.:.:.. ..:.:.:.:.:.:ヽ
` 、:.:.:.:.:.:.:...:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\
==================================================
こうして【エド・ウッド】は、自身の死後にではあるが
ハリウッドでも誰も並ぶ事の無い、おそらくこれからも並ぶ者など現れないであろう類の
悪評と名声を手に入れた唯1人の監督となったのだった……
.
r 、. ,、
l ヽ,,, -ー -', l
/ @ o @ ヽ
Y , ヘ^ ⌒ ^^⌒ヽ ヽ
l γ::..:::::..:::...ヘ、: : : ハ j ……とまぁ、こんな感じなのだ。
`ノ :ノ...:ノ ノ ヽ ::::::)
リ::::::( ( ●) (●)::( 【エド・ウッド】がどういう人だったか、だいたい解ったかな?
. ハ::::ハ " l マ i )
Y ヽ ` イ' y
____
/ \
/ ─ ─ \ うん、それは大方は解ったけど……
/ -=・=- -=・=-. \
| u , (__人__) U | でも、まさか『グレンとグレンダ』が自己投影の賜物だったとは。
\ ..` ⌒´ .〆ヽ
/ ヾ_ノ だから主演も自分で演じたワケかお……納得。
/rー、 |
/,ノヾ ,> | /
ヽヽ〆| .|
.
r 、. r、
/ ヽ - ー - ' ヽ
/ @ o @ ヘ
Y ,ィ^ ⌒ ^^ ⌒ ^ヽ ヘ
.l.γ::..:::::..:::..ヘ、: :u : ハ.j まぁ、驚くよねぇ。
`ノ:u..:ノ _ノ ヽ、::::::):ハ
(:ハ: ( ⌒) (⌒ ))::):) でも、だからこそ意味不明な物語の中にも
. Y.ノゝ ,, .r‐ュ ,, ノ 、Y 変な迫力というかメッセージ性が感じられて、できる子もちょっと好きなんだよね。
/、 ヾ / ヘ
./ ̄ ̄\
./ u \
| ー ‐ i
| ( ⌒) ( ⌒) ちなみに【エドウッド】は、
| (__人__)
| i 「僕という人間を知りたければ『グレンとグレンダ』を見てくれ。
ヽ. ノ あれは僕そのものなんだ。
ヽ ノ そして『プラン9』は僕の誇りと喜びなんだ!」
.> <
| | と言ってたそうな……『プラン9』によっぽど自信有ったんだなぁ。
| |
.
____
/ \
/ ─ ― しかし、そうなると劇中の恋人の苦悩や戸惑いは、
/ ( ●) (●)' 恋人役だった女優さんが抱いていた悩みそのまんまだったってワケかお。
| u (__人__) |
\ ` ⌒´ / ……実際にも、アンゴラのセーター盗まれたりしてたの?
/ ー‐ '
r 、. ,、
l ヽ,,, -ー -', l
/ @ o @ ヽ
Y , ヘ^ ⌒ ^^⌒ヽ ヽ
l γ::.U:::..:::...ヘ、: : : ハ j
`ノ :ノ...:ノ ノ ヽ ::::::) うん……劇中どおり特にアンゴラには執着して蒐集もしてたみたい。
リ::::::( ( ⌒) (⌒::(
. ハ::::ハ ,, r‐ァ j) ) 何せ、アンゴラのセーターを着てる女の子を見かけると
Y ヽ  ̄イ' y あの手この手で口説いてセーターを取り上げちゃってたらしいし。
/ 'ヘ j ̄ヽ
/、 ヾ / ヘ また、最晩年の死ぬ間際までアンゴラのセーターは手放さなかったってさ。
.
r 、. ,、
l ヽ,,, -ー -', l
/ @ o @ ヽ
Y , ヘ^ ⌒ ^^⌒ヽ ヽ
l γ::..::::u:::...ヘ、: : : ハ j
`ノ :ノ...:ノ ノ ヽ ::::::)
リ::::::( ( ●) (●::( で、あの恋人役で現実でも恋人だった女優さん……【ドロレス・フラー】は、
. ハ::::ハ ,, r‐ァ j) ) 実際に【エド・ウッド】の女装癖にはだいぶ悩まされたみたいだよ。
Y ヽ ∩ ノ ⊃
/ ./ _ノ 【ドロレス】は成功願望こそ強かったものの、普通の感性の持ち主だったみたいだから。
(. \ / ./ ) │
\ “ /___| |
. \/ ___ /
r 、. ,、
l ヽ,,, -ー -', l
/ @ o @ ヽ
Y , ヘ^ ⌒ ^^⌒ヽ ヽ
l γ::..:::::..:::...ヘ、: : : ハ j
`ノ :ノ...:ノ ノ ヽ ::::::) それでも、【怪物の花嫁】を撮り終えるまでは【エド・ウッド】を支えたんだけど……
リ::::::( ( ー) (ー::(
. ハ::::ハ ,, r‐ュ j) ) 【ドロレス】の為に用意したヒロイン役を、資産家だった【ロレッタ・キング】という女性に、
Y ヽ nl^l^ly 彼が映画の資金目当てであげてしまった事に失望して、
/ 'ヘ 「 ノヽ とうとう愛想をつかして出て行ったそうだよ。
/、 ヾ ヽ く ヘ
il Y ヽ \ l
l ヾ .._ i! ヽ、_)
l j i! l
.
/ ̄ ̄\
/ ヽ、_ \
(●)(● ) | もっとも、映画に出資した事も、自身が資産家だという話自体も
(__人__) | 【ロレッタ】の方は否定しているがな。
r-ヽ |
(三) | | 彼女曰く、【エド・ウッド】は単純に若くて新しい女優を
> ノ く ヒロイン役に使いたかっただけだったんじゃないかと語っている。
/ /、_ / )
./ /─“ / ./| それを【ドロレス】に正直に話せなくて、嘘を付いたんじゃないかとも。
|___,,─ ̄ _./ |
/ ̄ ̄\
/ _ノ ヽ、_ \
. | ( ●)(● ) | 実際、【ロレッタ】は最初から撮影に参加してたが、3日で資金が底をついて撮影は中断。
. | (__人__) │
| `⌒ ´ | そこから精肉屋の親父さんに約10万ドルにも及ぶ出資金をお願いしたワケだが、
. | | もし本当に【ロレッタ】が資産家で多額の資金を提供していたなら、中断なんかしなくて済んだろうし。
. ヽ /
ヽ /
> <
| |
| |
.
____
/_ノ ヽ_\ な、なんか滅茶苦茶ドロドロした話だお。
/( ●) ( ●)\
/ ::::::⌒(__人__)⌒::::\ 真相はどうか分からんけど、その【ドロレス】さんも可哀想に……
|  ̄ u |
\ /
,、 r、
l ヽ,,, -ー' l
/ ヽ
Y U ヽ
.l γ::´:::ハ う〜ん、でも【ドロレス】が【エド・ウッド】に見切りをつけたのは
| ハ:ノ ::ノ ::) 彼女にとっては正解だったんじゃないかなぁ?
l、 ,'::i(⌒)::(
. /____/::ソ ,, ノ 何故なら、彼女はこの後に作曲家として成功して、
Y y:ル'`y:リ イ かの【エルヴィス・プレスリー】に幾つも楽曲を提供するまでになるんだから。
/ ̄  ̄ ヽ
/ γ !
,
_____
/ \ マジでかお!?
/ ⌒ ⌒\
/ ( ・ ) ( ・ )\ なら、この【ドロレス】さんって凄い才人だったのかお……
| u (__)__) |
\ {_{ / そんな人に貢がせちゃうって、実は【エド・ウッド】って、
/ 一 \ 人間としてはかなり魅力的な人物だったとか?
r 、. ,、
l ヽ,,, -ー -', l
/ @ o @ ヽ
Y , ヘ^ ⌒ ^^⌒ヽ ヽ
l γ::..:::::..:::...ヘ、: : : ハ j
`ノ :ノ...:ノ ─ ─::::::)
リ::::::( ( ●) (●::( 実際、晩年のアルコール中毒で落ちぶれる前は女性にも凄くモテたらしいし、
. ハ::::ハ ,, _ j) ) 人を惹きつける魅力を持ってた人物だったのは確かみたいだよ。
Y ヽ nl^l^ly
/ 'ヘ 「 ノヽ 【エド・ウッド】に対して批判的な意見を語った当時の人も、そのだらしなさを批判はしても、
/、 ヾ ヽ く ヘ 彼自身がある種の魅力を持っていた事までは否定してないし。
il Y ヽ \ l
l ヾ .._ i! ヽ、_)
l j i! l
.
____
/_ノ ヽ_\ ふむ……そうすると、【エド・ウッド】を惨めな晩年に導いた原因は、
/( ●) ( ●)\ その人柄や才能の無さよりも……
/ ::::::⌒(__人__)⌒::::\
|  ̄ |
\ /
/ヽ_ __, ヘ
,' `ヽ、
/::.. ... )7 そうだねぇ……確かに、お金の管理面でのだらしなさで
i:::::... ´_) かなり問題の有る人でもあったらしいけど……
、_::...c.._ _ ,リj<
八i::::::::iル リ ルリイ やっぱり、一番の原因は……お酒なのだ。
'V:トNlVル'Y ノ
./::::.... ..く´
.
==================================================
/ ̄ ̄\
/ \
| ┌ ヽ
| ( ●) (●)
| | |
| 、´___ノ
ヽ }
> ノ :| ̄ ̄ ̄|,;
/ \| |ー、
/ ヽ、 |________._|ニ、i
/ ヽ ||__'0_o_゚|ー_ノ\
l ヽ |___|`-' _ノ
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上の解説でも触れたけど、元々【エド・ウッド】はお酒が好きだったみたいで、
飲み友達との人脈なんかもかなり持ってた様だから、
お酒好きなのも、必ずしもマイナス面ばかりじゃなかったんだろうけど……
.
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‐――――‐‐ 、
/ \
/ \
/ ヽ
/ i
| i
| |
| __ ノ ^ー- |
l / ヾ Y ヽ l
| | {:::::::} | } { | {::::::} | |
l ヽ====彡 ゞミ、====/ |
| | |
.! | /
', ` /
ヽ ___ ∧__
\ / / 〉::`丶、
/\ / / /::::::::::::::丶、
/:::::l ー――‐ ´ / /:::::::::::::::::::::::`丶 _
-‐::::::::::::::l / /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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でも、映画が失敗ばかりして、お酒に溺れるようになってからは、
【ルゴシ】が薬物中毒へ転落してった様に、アルコール中毒まで真っ逆さまだったみたいだね。
ロクに食べ物も食べず、奥さんの【キャシー】と一緒に、稼ぎの殆どを安酒を飲む事に使っちゃってたって……
.
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:::::::: :: :: ::::: :: :::
:::::: :: / ̄ ̄\ ::::: :::: :::
:::::: :::: / ::: ヽ ::: ::: ::
:::: :::: / ::⌒ ⌒ /:: ::: ::
:::: ::: / (_)(_) :: ::
::: :: / ヽ / /: ::::
::: i | ____ /: :::
:: ヽ < : :::
/´ ヽ :::
| l \:::
ヽ -‐‐‐--、 -‐‐‐-、.
ヽ _(_)(_)_) (_(_)_)_))
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最晩年の頃は、アルコール中毒からくる幻覚や精神疾患と深い挫折感にも悩まされてたみたい。
けれど、それでもお酒を止める事は出来ずに、それが原因で仕事も住居も無くなり……
結局は、お酒の為に命を落としてしまったんだから遣りきれないのだ。
.
/ ̄ ̄\
/ヽ、_ \
(ー ) | もしもだが、【エド・ウッド】が酒にさえ溺れていなければ、
(__) | どんな仕事をしていたとしても、もっと長生きできたろうにな。
( ´ |
. { | ポルノ作家としての彼は、その内容はともかく
{ ノ 普通の作家の3倍以上のスピードで仕事をこなしていたらしいから、
ヽ ノ 酒で本格的に駄目になるまでは重宝されてたそうだし。
ノ⌒ ヽ
/ |
./ ̄ ̄\
./ \
| ー '. `i
| ( ー) .) そうして90年代まで生きていれば、
|. (__人) ひょっとしたら生前にカリスマに成れたかもしれなかったのに……
| `⌒i
ヽ. ノ そう考えると、ちょっと悲しくなるな。
ヽ ノ
.> <
| |
| |
.
r 、. ,、
l ヽ,,, -ー -', l
/ @ o @ ヽ
Y , ヘ^ ⌒ ^^⌒ヽ ヽ
l γ::..:::::..:::...ヘ、: : : ハ j まったくねぇ。
`ノ :ノ...:ノ ノ ヽ ::::::)
リ::::::( ( ー) (ー::( ……まぁ、悲劇的な最期を迎えたっていう要素も
. ハ::::ハ ∩ /777) ) 今の求心力に繋がってるんだろうから、今ほど有名になれたかは疑問だけど……
/ (丶_//// ヽ
/、 ヽ / ヘ それでも、色々なものを好むマニアが増えた今の時代だったなら
i ヽ / / il 50年代に受けた評価よりはマシになってたかもしれないのに……残念なのだ。
ヽ__ノ i! .. イl
r 、. ,、
l ヽ,,, -ー -', l
/ @ o @ ヽ
Y , ヘ^ ⌒ ^^⌒ヽ ヽ
l γ::..:::::..:::...ヘ、: : : ハ j
`ノ :ノ...:ノ ー ー ::::::)
リ::::::( (⌒) (⌒)::( ……とまぁ、辛気臭い話はこれぐらいにしておいて、
. ハ::::ハ ー ) ) 気持ちよく閉めるためにも、本日のメインデイッシュ行ってみようか。
Y ヽ イ' y
/ 'ヘ j ̄ヽ
/、 ヾ / ヘ
il Y il
l ヾ .._ i! .. イl
l j i! l l
.
____
/ \
/ ─ ─ \ メインデイッシュって……
/ (●) (●) \
| U (__人__) | もしかして、まだ映画見るのかお?
\ `⌒´ ,/
/ ー‐ \
r 、. ,、
l ヽ,,, -ー -', l
/ @ o @ ヽ
Y , ヘ^ ⌒ ^^⌒ヽ ヽ
l γ::..:::::..:::...ヘ、: : : ハ j
`ノ :ノ...:ノ \ /::::::) 当然!
リ::::::( ( ●) (●::(
. ハ::::ハ ,, r‐ァ j) ) 今までの話は、この映画を最大限に楽しむ為の前フリと言っても過言じゃないのだ!
Y ヽ  ̄イ' y
/ 'ヘ j ̄ r-、 ということで、はい!タイトルどん!
/、 ヾ / { `)
il Y i l´
l ヾ .._ i! .. l l
l j i! l ノ
.
━━━━━━━━━・━━━━━━…━━━━━━━━━━━━…━━━━━━━━・━━━━━…━━━━━
『エド・ウッド』(1994・米)
━━━━━━━━━・━━━━━━…━━━━━━━━━━━━…━━━━━━━━・━━━━━…━━━━━
.
_____
/ \
/ ⌒ ⌒ \ 『エド・ウッド』……
/ ( ●) (● ) \
| (__人__) | これって、さっき話してた【ティム・バートン】作の伝記風映画?
\ 凵 /
/ \
r 、. ,、
l ヽ,,, -ー -', l
/ @ o @ ヽ
Y , ヘ^ ⌒ ^^⌒ヽ ヽ
l γ::..:::::..:::...ヘ、: : : ハ j
`ノ :ノ...:ノ ノ ヽ ::::::) ウィ、ムッシュー。
リ::::::( ( ●) (●)::(
. ハ::::ハ " l マ i ) それじゃ、早速粗筋行ってみようか。
Y ヽ ` イ' y
.
==================================================
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : :
: : : : :
: : : ___,--─-‐、、__ _,-‐、_ ___ _,-、_,--‐─-----、_
_,-‐'": : : ,'´ : : : :,-': : : : : : ,': : : : `─-‐' ̄`‐---‐-‐-─,--、,---‐‐'´: : : : : : : : : : : : : : : : : : ̄``
_,-‐'´ ̄: : : : : : : ' : : : ,-': : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
-,-‐'´: : : : : : : : : : : : : : : : : : :: : : : : : : : : : : : : : : : : : :: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :: : : : : : : : :
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:::::::::::::::::::::::_::::::::::::::::::l`‐-,、_ : : : : . : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ,、_,-'´::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::ヽ\::::::冂|//::::::::`ー-、__ __,-‐'´ ̄:::::::::::::::::::::::::::::::
__:::::::::::::::::::::::::ヽ\「=|_7__::::::::::::::::::::::::``‐-、___ _ _,-‐'´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
-l::::::::::::::「l::: 「l::::`「「 ̄l凵|::::::::::_ _::::::::::::::::::::┌п::``‐--、_ _,--‐'´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
: |:: __:::|i|i「l|i|__:::|l|三三il| |l_ |三|i|_::::_:::_┌l三| :::::::::::::::::::: ̄``  ̄´´_「 ̄ ̄l‐┐:::::::::::::|::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::l:::::::::
: |:「三|「丁l l|_l|_| |l|三三il| ̄ ̄ ̄ ̄|l -「l二二l | г「「 ̄| ___ | ̄ ̄ ̄| ̄|::::_ _| l「冂l _::::::::::l::::「「l::|::::::::
_lニニニニl_-|:.:.: _∠7「l\‐┐l l l l l l |i:| ̄| ̄ ̄|il|:.:|: |:.:.:.: | 「 ̄| ̄ /7ニニヽ:.:.: | /7∧  ̄ ̄| |l┌──┐┐「「
_|\ | |li|.:.: |`|「 ̄| ̄|::|l l l l l l |il| | ̄ ̄|il|:.:.:.:.:.:.:「「 ̄|¦| 「「\|| ̄|_ _l丁l ̄ ̄|:.:.:.:_ | |l:.|:.:.:.:.:.:.: |:.:.|:.|i|
_| |\ |「| ̄|il||─l|=| / ̄∧ :.:.:.:.:. | 「 ̄| ̄ ̄l ̄ ̄ ̄ ̄||¦| |i| l||\| l|三「 ̄| ̄| | /∧_ .:.:.:.:.:. 「「 ̄ ̄|
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舞台は1950年代、アメリカのハリウッド……
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/  ̄ \
l l
| |
. ! .!
〉:-:ー:-〈
, .-:´ :  ̄: : `:- 、
. r: : ´: : : : : : : : : : : : : : :`.: :t
l:l: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : l:l
. l::l: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : l::l
{: :l : : : : : : : : : : : : : : : : : : : l: }
}: :.lィ: : : : : : : : : : : : : : : : : :.l: :|
| : :ii: : : : : : : : : : : : : : : : : :.l: : !
l : ヾ!:、: : : : : : : : : : : : : : : {: : l
. l: :シl: :`: : : : : : : : : : : : : : l: ソ
ヽ={: 、: : : : : : : : : : : : : : |´
リ: :`:ー: =:--:= -: : ´: :.|
i: : : : : : : : : : : : : : : : : :i
i: : : : : : : : : : : : : : : : : : :i
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そこには足取りも軽く、夢に向かい歩き続ける若者が居た……
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/ ̄ ̄\
/ 「 へ
| ( ●) (ー)
| | |
| 、__´___ノ_
| _/ ___\ヽ、
_j、 '-/____ ヽ |
_, / \ __'-〈 、 ヽ |
_, 、 -― ''": \ \、 /ヽ} |
/ ヽ ヽ ∧、〈ヽi:ゝ i、
丿 ∨ヽ:::>-〈/ 〉, ソハ、
. i | ∧:: | 〈-ー ´ ∧
/ ! |::::|ハ __/ ∧
| |::::| ∧ ∧
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彼の名は【エド・ウッド】。
『市民ケーン』の【オーソン・ウェルズ】に憧れ、
仲間たちとハリウッドでの成功を夢見る、若き映画監督志望である。
.
==================================================
________
/) / .) \
/ ./::/ ./:::/ ) \
l .l/ // ∠___ |
l / / / _、,,.ノ |
r /___ |
/ / u.|
/ ノ /
_∠⌒ヽ j 'i, _、___ ィ/|\____
/ ...::::;;;:::ヽV;;;;l フiiiiく /.:;;:l;;;;;:::´´''' 、、、 _
/ ...:::::;;;;;;;;;;;;:: 〉;;;;;:l/ iiiii \/.:;;;::l;;;;;;;;;;;;;::::::::..... i::..\
/ ...:::::;;;;;;;;;;;;;;;;:: /;;;;;;;;:::ヽ llllll /..::;;;;::l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::: l;;;;;;:: l
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だが、彼の公演した演劇は批評家に散々に酷評される等、その前途は多難であった……
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/ ̄ ̄\
/ ― ― /
| (● )(● ) -
| | | \
| __´___|
| }
ヽ ヘミ|
/,` 、` -`,--` ,
__,---/;;;;;` `-,-/ニニ |
/;;;;;::::、:::::::::|、_ ,>、 /::l,_l・ ,<、__
ノ;;;;;;;;;;;;:::|::::::::::<:::::::ヽ``l::::| |`l,::::ヽ
|;;;;;;;;;;;;;;:::::|:::::::::::::ヽ:::::::\|:::|`-‐'/::ヽ::::|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;:::::::::::::::::::-、:::`;:ヽ;-';;;;;:::ヽ::l
;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;:::::::::::::::::::::`、;`l;;;;;8;;;;;::::`ヽ
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自分には才能が無いのかもしれないと少し気落ちしていたある日、
同僚が手にした新聞記事の内容が目に飛び込む。
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__ ___
ヽ  ̄`"¬ー--、,,,_ _,,,、-ー"´ ̄´....,., /
∨ ;:;:;;;;:;:;:;::;:;;;:;:;;:; `Y´ ;;::;;:::;:;:;:;:;;;:;:;:;::; /
', ;:;:;::;::;:;;;:;;:;:;::;;:;;:;: i ;;:;:;:/ ̄ ̄/;;:;:;: /
', ;:;::;;::;::;:;;::;;;;:;:;;:;: i ;;:;:/ijknw/;;:;::: /
{;:;:;:;;:;:;;:;::;:;;;:;::;:;;::: l ;;:;;:;;:;:;:;;;:::;:;;:;;;;;}
ヽ;:;:;) ̄7;;:;:;:;::;;:;: l ;:;:;:;;:;::;:;::;;::; ;:;ノ
/ /__7;;:;;;:;;::;;;; l ;;:;;:;:;:::;:;;::;;;:;: /
/ ;:;:;:;;;;::;:;:;:;::::;;;:;:; ! ;;:;::;:;:;;:;;:;::;:; {
ノ / ̄/ ̄/ii7lkl/7 i []ikllihXCV ヘ、_
 ̄`"¬--、,,,.__¬ }L ]_,,,、-ー"´ ̄
 ̄`´ ̄
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それは、性転換し女性となった男性に関する記事。
その性転換にまつわる顛末を映画化しようとする動きが有るとの話だった。
.
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__
/ ヽ
/ \
i 丿 \
l 、 (●) \
> \
`●)\ >、_ __
\ /\ /}.// : :/.二ニ{ `マ:ヽ ,.- 、
`ヽ \/ /;,.イ / : : :i : : :.{¨V \:Y /
__ `-ュ<</ ,ィ'"´ : : : :∧ \ ∧ {
( `、 _/イr;;;;;/У: :`ヽ、 : : : :i { ' 、 ヽ `ト、
r-、 ヽ ∧、 { : :ノ/〉-{/ : :/ : : : : : :i :〉、 ヽ ',ハ
} r-、 〉、 ヽ `、| :i,';;;;/ : : :/ : : : : : : : ィ:( \ _ヽノ }:ハ
} } {_/ { {、 }λ:|;;;;/ : : /. : : : : : : : : : : ヘ . : : : : r)、:
} } {r-、 ,'⌒ ', /:'〈:'|;/ :./ : : : : : : : : : : :V: :.`ヽ : : : : ._// : :
ヽ}、 .i { r-、 人ュ、 /:λ',:r :./ : : : : : : : : : : : : : :'、: : : : 〉二ニ/ : : :
⌒}、└i 'ト ィ ノノ:.`ヽ、 /. :} : :i : ,' : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ : :{-´ : : : : : :
⌒--へ // : : : : \ r'´`.i : : Y : : : : : : : : : : : : : : : : : : :V : V : : : : : : :
',ヽニノ : : : : : : : :ヽ人ミヾ', : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :V : } : : : : : : :
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【エド・ウッド】は、その記事を見た瞬間から矢も盾もたまらず、
映画を是非自分に撮らせて欲しいと制作会社に乗り込み直談判する。
.
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/ ̄ ̄\
/ \ ノ
. | ( ●) (●)
. | | |
| _´__ | , ァァ┐
} ヽ__ノ|. ┌、 ///./ 7
i ヽ _ /...- 、__、. | l ///./' /
_ノ >-ー< ̄/ :/:: : : : : .7 ノ / ヽ_/' /
__/ :}Λ:::√ У: : :/: : : : : : / // / 丿
,.-< : : : : :i /::::「 / :< : :: : : : : : / : | / /
r´ : : : : :「: i/::::::i / .: : : 〉: : : : : : : : : ヘ { イ
} : :, : : : i :./:::::::i/ .: : :/: : : : : : : : : :「ム __厶┐
f : :i : : : :i ,':::::::/ : : /: : : : : : : : :i : : |` ー一一'|
/ : :i : : : :i i::::;::,' : :./: : : : : : : : : : :V : :| : : : : : : : |
/: : : :i : : : :i i:::::,' : :/: : : : : : : : : : : : :r : :|.: : : : : : : |
==================================================
【エド・ウッド】は言う。
何故なら、「服装倒錯者」として似たような悩みを持つ自分こそが、
彼女の苦悩を理解し、映像化できるただ1人の映画監督なのだからと……
.
==================================================
,, ─── - 、
rー‥一'^ヽ. / \
. ∧ jヘ、 ヽ、. _ノ |
厂 | { (●) (● ) |
/ ヽ ' ′ | |
. 〈 | | | l
,⊥ -- 、_ / | ` /
. r' ____/ / !∨ ̄ / V
. | 厶-──< 〈 !ー─' ' ', / ′
/ / ___ ∠...、_冫 } _V7ュ__//
} / / V! ー- 、 _ _/ _, -‐' / /
| ' ∠二乙_ / レ〉 l _,. ‐'´ / /
」 iソ _/ / l| | r‐' / _厶=‐
. /| / 厂 / l 广二ヽ / r' 「⌒
/ l! 厶-‐' ', r'V>ーヘ / | |
′ 、 「 、 // ! V //
Vヾミーヘ r-、 V7/ l / / '´
\ー/ l rく ∨ | / /
`7 ! X ヽ | / /
==================================================
そうした熱意と努力が実り、彼はついに今回の映画の監督を任される事となるのだが……
.
==================================================
\ //
\\ ', , ! | ! //
\\. ' , \ ,' , ! | ´ / //
\\ , \ | //
\\ \ '┼ 、| ,× / ´ //
\\ ' \ 、∨// ´/ //
| | ヾ ゞ` ";,´゙ | |
| | ‐ ─ ─── ──> <─ ─── ── ‐ | |
| | .´ , ''/ ,. '\ | |
| | .' / 、∧ヘ\ 、\ | |
| | /' 、| ,× \ | |
| | ニ | |
| | === | |
| | ==== | |
| | ニニニニニニ | |
| | _三三三三三三_ | |
| | ┌┴───────┴┐ | |
[\| | ┌┴─────────┴┐ | |/]
[ | | ┌┴───────────┴┐ | | ]
[ | | ┌┴─────────────┴┐ | | ]
[ | | ┌┴───────────────┴┐ | | ]
[ | | ┌┴─────────────────┴┐ | | ]
[ | | ┌┴───────────────────┴┐ | | ]
[/| | ┌┴─────────────────────┴┐ | |\]
| |┌┴───────────────────────┴┐| |
| |┴─────────────────────────┴| |
| |___________________________| |
| | | |
| |___________________________| |
| |'~''~''~''~''~''~''~''~''~''~''~''~''~''~''~''~''~''~''~''~''~''~''~''~''~''~''~''~''~''~''~''~''~''| |
==================================================
……それが、後に「史上最低の映画監督」として名を残し、
その生き様を人々の記憶に焼き付けた男、
【エドワード・D・ウッド・Jr】の栄光を目指した長い戦いの始まりであった……
・予告動画
ttps://www.youtube.com/watch?v=CawVaHxWvnA
.
r 、. ,、
l ヽ,,, -ー -', l
/ @ o @ ヽ
Y , ヘ^ ⌒ ^^⌒ヽ ヽ
l γ::..:::::..:::...ヘ、: : : ハ j
`ノ :ノ...:ノ ― ― ::::) とまぁ、こんなところなのだ。
リ::::::( ( ●) (●::(
. ハ::::ハ ,, r‐ァ j) ) 基本的には、前述の説明と被る部分が多かったから、
Y ヽ  ̄イ' y 同じ様な話になっちゃったけど。
i⌒\,ヘ_ j ̄ヽ
l,\ 巛ー──;\
.|: `ヽ-‐ー─く_)
ヾ.._ i! ..イ
j .i! i
____
/ \
/ ─ ─\ それはいいとして、物語としてはどんな按配になるのかしら?
/ (●) (●) \
| (__人__) | ガチガチの伝記物になるのか、フィクション全開のノリになるのか。
/ ∩ノ ⊃ /
( \ / _ノ | |
.\ “ /__| |
\ /___ /
.
r 、. ,、
l ヽ,,, -ー -', l
/ @ o @ ヽ
Y , ヘ^ ⌒ ^^⌒ヽ ヽ
l γ::..:::::..:::...ヘ、: : : ハ j
`ノ :ノ...:ノ ノ ヽ ::::::) さぁ、それはどうでしょう?観てのお楽しみなのだ。
リ::::::( ( ⌒) (⌒::(
. ハ::::ハ ,, r‐ァ j) ) それでは、レッツ鑑賞だよ!
Y ヽ  ̄イ' y
/ 'ヘ j ̄ヽ
/、 ヾ / ヘ
il Y il
l ヾ .._ i! .. イl
l j i! l l
┌──────────────────────────────────────┐
│ │
│ │
│ │
└──────────────────────────────────────┘
┌───────────────────┐
│ │
└───────────────────┘
┌──────┐
└──────┘
.
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
./ ̄ ̄\ r 、. ,、
./ \ l ヽ,,, -ー -', l
| ー ‐ i ____ / @ o @ ヽ
| ( ●) ( ●) / \ Y , ヘ^ ⌒ ^^⌒ヽ ヽ
| (__人__) / ー ーヽ l γ::..:::::..:::...ヘ、: : : ハ j __
| i / ( ●) ( ●) `ノ :ノ...:ノ - ヽ ::::::) | ......|
ヽ. ノ | (__人__) | リ::::::( ( ●) (●)::( | ......|
ヽ ノ .\ _ `⌒´ . ハ::::ハ " _ i ) \ | ......|┐
/ \ \ / \ \ Y ヽ イ' y ─ .| ......|│
| \, -‐- 、-‐- 、 | \, -‐- 、-‐- 、 ,/ 'ヘ j ̄ヽ .| ......|│
|\ \. (" ̄ .入\ \. (" ̄ .入/ \. (" ̄ `, . ─ .| ......|│
| \ "  ̄ ̄ ̄ ) \ "  ̄ ̄ ̄ )\ "  ̄ ̄ ) / | ......|│
| / \,,_______人 / \,,_______人/ ヽ ───人 | ......|│
| /\ \ \ /\ \ \ /\ \ \ | ̄ ̄ ̄ ̄|
ヽ,____/;___\ \,,_ \,,__/;___\ \,,_ \,,_;__\ \,,_\,,_ . | |
(______)___) (______)___) (____)___) . | |
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ただいま鑑賞中……
(ここから下は映画のネタバレも含むので未見の方は注意してね♪)
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.
〜再び観賞終了〜
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....................... || ...............................................:| ||
....................... || ...............................................:| ||
....................... || .......................................... []:| ||
....................... || ...............................................:| ||
....................... || ...............................................:| ||
....................... || ...............................................:| ||
....................... || ...............................................:| ||
....................... || ...............................................:| ||
....................... || ...............................................:| || _
....................... || ...............................................:| || |日|
______||__________|_||  ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
, ─────── 、, ─────── 、
i´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`i´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`i
/ ̄| | | ̄\ _____
i´ ̄`i________|________i´ ̄`i /ヽ────
| | | | | | |
| |´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`i´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`| | | |____
| | | | | | |\
|__|________|________|__| | | \
\!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
.
___
/ ⌒ ⌒\
/ (⌒) (⌒)\ ……面白かった!
/ ///(__人__)///\
| u. `Y⌒y'´ | 解り易い物語構成にキャラ造詣、
\ ゙ー ′ ,/ それに感情を盛り上げる為の音楽の使い方も上手くて面白かったお!
/⌒ヽ ー‐ ィヽ
/ rー'ゝ 〆ヽ 当時の空気を想わせる白黒調の画面も、雰囲気出てたし!
/,ノヾ ,> ヾ_ノ,|
| ヽ〆 |´ |
/ ̄ ̄ ̄\
/ _ノ ヽ_ \ また、主演の【ジョニー・デップ】と【ルゴシ】役の【マーティン・ランドー】が、
/ (>) (<) \ 凄く役にマッチしててとっても良かったお。
| ::::::⌒(__人__)⌒:::::l
\ |r┬-/ / 【エド・ウッド】が本当にあんな感じだったのなら、
. グッ /⌒/^ヽ、`ー'´ ,ィヽ、 ある種の人望が有ったって話も納得だお。
/ ,ゞ ,ノ , \
l / / ト >
ヾ_,/ |/ /
| |/
.
/ ̄ ̄\
/ヽ、_ \
. ((⌒ ) |
. (ノ、__) | ま、まぁ、3本立て続けに【エド・ウッド】作品観た後だから
.|⌒´ U | 余計に面白く感じられるのかもしれんが……
. | |
. ヽ / そにしても、ホント普通に面白かったってのには同感だろ。
ヽ /
.> <
| |
| |
r 、. ,、
l ヽ,,, -ー -', l
/ @ o @ ヽ
Y , ヘ^ ⌒ ^^⌒ヽ ヽ 【ジョニー・デップ】は、シリアスな役も悪くはないんだけど、
l γ::..:::::..:::...ヘ、: : : ハ j こういう奇人変人役をやらせると大いに光るのだ。
`ノ :ノ...:ノ ノ ヽ ::::::)
リ::::::( ( ⌒) (⌒)::( 彼の最大の当たり役である【ジャック・スパロウ】もかなりの変人だし。
. ハ::::ハ " l マ i )
Y ヽ ` イ' y
.
,、 r、
l ヽ,,, -ー' l
/ ヽ
Y ヽ
.l γ::´:::ハ それに、他の役者さんも頑張ってたのだ。
| ハ:ノ ::ノ ::)
l、 ,'::i(⌒)::( 【ルゴシ】に【ヴァンパイラ】や【クリズウェル】に【トー・ジョンソン】等、
. /____/::ソ ,, ノ 【エド・ウッド】作品の代表的な面々は、みんな一発で分かる位に似てたし。
Y y:ル'`y:リ イ
/ ̄  ̄ ヽ
/ γ !
/ ̄ ̄\
/ _ノ ヽ、.\
| (⌒)(⌒) .| オープニングの【クリズウェル】の棺桶シーンなんて
! (__人__) | そこをリスペクトしてきたか!と思わず唸りたくなるようなチョイスだったしな。
, っ `⌒´ |
/ ミ) / あの前口上聞いた時は、思わずニヤリとさせられたぜ。
./ ノゝ /
i レ'´ ヽ
| |/| | |
.
____
/ ⌒ ^\ 【エド・ウッド】を語る上で【ルゴシ】は外せないって言ってた言葉も、
/ ( ●) (●) この映画を観たら、なるほど納得だお。
/ ::::::⌒(_人__)⌒ヽ
| |r┬-| | あの奇妙な相互依存の上に成り立つ関係は、
\ `ー'´ / 正に友情といっても差し支えないものなんじゃと感じたお。
r‐- 、. ___ ハ
l iヽ ヽ´ `ヽ!、
/´.! @ o) あたしもそう思うのだ。
Y `´ , -ー 、__ヽ
l /::..:::...ヘ、::ハ´ ……確かにあの二人の関係は、仕事が欲しい【ルゴシ】と、
i /:..::::ノ ヽ:::) 【ルゴシ】のネームバリューが欲しかった【エド・ウッド】っていう相互利益な面も強いから、
ゝ___ノ :/:..:::( ( ー) l:( 友情なんかじゃなく単なる打算的な関係だったんじゃ?っていう意見も解るんだけど……
. ハ::ノ::::ノ:::::ハ ,, r‐ァl ::)
´ .)Y y.´  ̄,y
/⌒ トー‐i´
./ /`ヽ___i
/ / l
___/ / /
(_⊂_ノヽ__ /
 ̄l
.
r 、. ,、
l ヽ,,, -ー -', l
/ @ o @ ヽ
Y , ヘ^ ⌒ ^^⌒ヽ ヽ
l γ::..:::::..:::...ヘ、: : : ハ j
`ノ :ノ...:ノ ー ー ::::::) それでも、二人が公私に渡って共に行動してた逸話を見ると
リ::::::( (●) (●)::( 確かに二人の間には、打算だけじゃない、
. ハ::::ハ ー ) ) お互いを尊重しあえる友情と呼べるモノが在ったんだと思うよ。
Y ヽ イ' y
/ 'ヘ j ̄ヽ
/、 ヾ / ヘ
il Y il
l ヾ .._ i! .. イl
l j i! l l
r 、. ,、
l ヽ,,, -ー ー-', l
/ @ o @ ヽ
Y , ヘ^ ⌒ ^^^⌒ヽ ヽ
l γ::..:::::..:::...、 : : : ハ j
`ノ :ノ...:ノ::::::ノ ヘ:::::::::)
リ::::::(::ノ ⌒ ⌒ :::( 特に【ルゴシ】の方は、自分を気遣い、
. ハ::::ハ ( ●) (●):) ) 最期まで俳優として扱ってくれた【エド・ウッド】に深く感謝してたんじゃないかな。
Y ヽ __ ワ イ' y
,( マ 〆 `) ……でなければ、最後の瞬間まで【エド・ウッド】の脚本を傍らに置いたりしないのだ。
./ ゝ ノゝ_ノヽ
i ノ Y i )
`ー ´ i! `ー'
.
__
/ _ノ\
/ (一)
| (__人) 事実、あの時期の【ルゴシ】に本気で手を差し伸べたのは、
| l 【エド・ウッド】唯1人だったとは複数の関係者が語ってるしな。
. | |
. ヽ ノ まぁ、【ルゴシ】の最晩年は、実は伝えられるほど悲惨でもなかったんじゃ?って話もあるんだが、
ヽ / どっちにしろ【ルゴシ】にとっての【エド・ウッド】は、友であり恩人であったんだとオレも思うよ。
/ ヽ
| |
|. |
r 、. ,、
l ヽ,,, -ー -', l
/ @ o @ ヽ
Y , ヘ^ ⌒ ^^⌒ヽ ヽ
l γ::..:::::..:::...ヘ、: : : ハ j
`ノ :ノ...:ノ ノ ヽ ::::::) そういう【ルゴシ】と【エド・ウッド】の関係が、
リ::::::( ( ⌒) (⌒::( 映画じゃ凄く上手く描かれてたよね。
. ハ::::ハ ,, r‐ァ j) )
Y ヽ  ̄イ' y. 打算的でもあり、献身的でもあり、思いやりもある……そんな友情関係なのだ。
/ ヽ\ ハ\
| 〉 ̄ ` ロ´ ̄i i
/rー'ゝ_/∧\〆ヽ
|,ノヾ ,>_ヘ l_,rヾ_ノ,|
.
r 、. ,、
l ヽ,,, -ー -', l
/ @ o @ ヽ
Y , ヘ^ ⌒ ^^⌒ヽ ヽ
l γ::..:::::..:::...ヘ、: : : ハ j でも、【ルゴシ】との友情関係を描いた部分も好きだけど、
`ノ :ノ...:ノ ノ ヽ ::::::) あたしがこの作品で一番好きなのは、
リ::::::( ( ●) (●)::( やっぱり後半のささやかな嘘の部分かな。
. ハ::::ハ " l マ i )
Y ヽ ` イ' y
____
/ \
/ ⌒ ⌒ \
/ (●) (●) \ ささやかな嘘とな?
l ⌒(__人__)⌒ l
\ `⌒´ /
/ \
.
r 、. ,、
l ヽ,,, -ー -', l
/ @ o @ ヽ
Y , ヘ^ ⌒ ^^⌒ヽ ヽ
l γ::..:::::..:::...ヘ、: : : ハ j
`ノ :ノ...:ノ ノ ヽ ::::::)
リ::::::( ( ⌒) (⌒::( そう。
. ハ::::ハ ,, r‐ァ j) )
Y ヽ  ̄イ' y この映画はさ、伝記風映画だから基本的には誇張は有っても
/ 'ヘ j ̄ヽ 丸っきり無かった事を描いてる嘘は殆ど無いのだ……1箇所を除いてね。
/、 ヾ / ヘ
il Y il
l ヾ .._ i! .. イl
l j i! l l
/ヽ_ __, ヘ
,' `ヽ、
/::.. ... )7 それはね、後半で【エド・ウッド】が自棄になって飛び出した先の酒場で、
i:::::... ´_) 憧れであり目標でもある【オーソン・ウェルズ】に会い、激励して貰うシーン。
、_::...c.._ _ ,リj<
八i::::::::iル リ ノ(●) ここで【エド・ウッド】は、全ての迷いを断ち切り、
'V:トNlVル'Y rァノ 自分の信念を貫いた映画作りをする道を選ぶんだけど……
./::::.... ..く´
|::::::::::.... ヽ
─────── !:::::::::::.:.. 二つ────‐--
.
r 、. ,、
l ヽ,,, -ー -', l
/ @ o @ ヽ
Y , ヘ^ ⌒ ^^⌒ヽ ヽ
l γ::..:::::..:::...ヘ、: : : ハ j
`ノ :ノ...:ノ ─ ─::::::) ……でも、これは現実には無かったと云われてる場面なのだ。
リ::::::( ( ー) (ー::(
. ハ::::ハ ,, _ j) ) 実際の【エド・ウッド】は、生涯【ウェルズ】には会えなかったそうだから。
Y ヽ nl^l^ly
/ 'ヘ 「 ノヽ
/、 ヾ ヽ く ヘ
il Y ヽ \ l
l ヾ .._ i! ヽ、_)
l j i! l
r 、. ,、
l ヽ,,, -ー -', l
/ @ o @ ヽ
Y , ヘ^ ⌒ ^^⌒ヽ ヽ
l γ::..:::::..:::...ヘ、: : : ハ j
`ノ :ノ...:ノ ノ ヽ ::::::) でもさ、だからこそ素敵な嘘だと思わない?
リ::::::( ( ー) (ー)::(
. ハ::::ハ " l マ i ) 【エド・ウッド】が望んでいて果たせなかったささやかな夢が、
Y ヽ ` イ' y スクリーンの中の物語では現実として描かれる……
l /⌒)^ヽヽ
| Y / ∠ }. l
|. V r< 〈 |
', / ヽ ヽ
ゝー' \ノ
.
,、 r、
l ヽ,,, -ー' l
/ ヽ
Y ヽ 遂に会えなかった憧れの人に言葉をかけて貰えて、
.l γ::´:::ハ それがきっかけで、自分の夢へ突き進む道を選ぶ事ができる……
| ハ:ノ ::ノ ::)
l、 ,'::i(⌒)::( 物語の大筋が変わるわけじゃない……けれど優しい、この嘘があたしは大好きなのだ。
. /____/::ソ ,, ノ
Y y:ル'`y:リ イ
/ ̄  ̄ ヽ
/ γ !
/ ̄ ̄\ 【エド・ウッド】の場合、この後が本当に悲惨だからな。
/ _ノ \
| ( ⌒)) 奥さんの【キャシー】共々、アル中地獄のド真ん中を歩む事になるんだし。
. | (__ノ_)
| U `⌒ノ よく物語の中ぐらいではハッピーエンドをと言うが、
. | } 彼の行く末を知っているほどに、そういう想いを抱きやすいのかもしれんな。
. ヽ }
ヽ ノ
.> <
| |
| |
.
r‐- 、. ___ ハ
l iヽ ヽ´ `ヽ!、
/´.! @ o)
Y `´ , -ー 、__ヽ
l /::..:::...ヘ、::ハ´ もしかしたら、そうなのかもね。
i /:..::::ノ ヽ:::)
ゝ___ノ :/:..:::( ( ー) l:( ……そういえばさ、お兄ちゃん聞いたよね?
. ハ::ノ::::ノ:::::ハ ,, r‐ァl ::)
´ .)Y y.´  ̄,y 何で【エド・ウッド】が再評価されてカリスマ性が出たのかって。
/⌒ トー‐i´
./ /`ヽ___i
/ / l
___/ / /
(_⊂_ノヽ__ /
 ̄l
____
/ \
/ ─ ─\ ん?ああ、いま一つピンとこなかったから聞いたんだけど……
/ (●) (●) \
| (__人__) | やっぱり、B級というか、
/ ∩ノ ⊃ / ゲテモノ好きのマニアのアンテナに引っ掛かったからなのかお?
( \ / _ノ | |
.\ “ /__| |
\ /___ /
.
r 、. ,、
l ヽ,,, -ー -', l
/ @ o @ ヽ
Y , ヘ^ ⌒ ^^⌒ヽ ヽ
l γ::..:::::..:::...ヘ、: : : ハ j 勿論、それも大きな理由だと思うよ。
`ノ :ノ...:ノ ノ ヽ ::::::)
リ::::::( ( ー) (ー::( ……【エド・ウッド】には悪いけどさ、
. ハ::::ハ ,, r‐ァ j) ) 彼の作品が基本的に面白くないっていうのは事実だとも思うし。
Y ヽ ∩ ノ ⊃
/ ヽ\/ _ノヽ
( \〉/~~/  ̄i i
\ “ /、\_i 〈
|\/}  ̄ ̄′/
 ̄ ̄ ̄
r 、. ,、
l ヽ,,, -ー -', l
/ @ o @ ヽ
Y , ヘ^ ⌒ ^^⌒ヽ ヽ
l γ::..U::..:::...ヘ、: : : ハ j
`ノ :ノ...:ノ ノ ヽ ::::::)
リ::::::( ( ⌒) (⌒)::( あたしも【グレンとグレンダ】が好きだとは言ったけど、
. ハ::::ハ ,ー ) ) 手放しで人に勧められる面白い作品かと聞かれれば、
Y ヽ イ' y イエスとは答え難いしね。
/ 'ヘ j ̄ヽ
/、 ヾ / ヘ
il Y il
l ヾ .._ i! .. イl
l j i! l l
.
r 、. ,、
l ヽ,,, -ー -', l
/ @ o @ ヽ
Y , ヘ^ ⌒ ^^⌒ヽ ヽ
l γ::..:::::..:::...ヘ、: : : ハ j
`ノ :ノ...:ノ ― ー::::::) でも、伝記や映画で見る彼の人生は凄く興味深いのだ。
リ::::::( ( ●) (●::( 「|
. ハ::::ハ ,, r‐ァ j) ) l└-、 情熱にも、喜劇にも、悲劇にも満ち溢れてて、
Y ヽ  ̄イ' y くi_l_レ 正に波乱万丈な一生で……失礼だけど、彼の作品よりもずっと。
/ 'ヘ j ̄ヽ 〉 ノ
/、 ヾ / ヘ / }
il Y i \' /
l ヾ .._ i! .. イ\ /
l j i! l ー'
r 、. ,、
l ヽ,,, -ー -', l
/ @ o @ ヽ
Y , ヘ^ ⌒ ^^⌒ヽ ヽ
l γ::..:::::..:::...ヘ、: : : ハ j
`ノ :ノ...:ノ ノ ヽ ::::::)
リ::::::( ( ●) (●::(
. ハ::::ハ ,, r‐ァ j) ) つまりさ、今【エド・ウッド】が持ってるカリスマ性っていうのは、
Y ヽ  ̄イ' y 凄く出来の悪い作品を、凄く波乱万丈な生涯を送った人物が熱意を持って作り続けたっていう
/ ヽ\ ハ\ 彼の歩んだ人生そのものに対する評価じゃないかと思うのだ。
| 〉 ̄ ` ロ´ ̄i i
ト i_/∧\_i〈 あたかも、【エド・ウッド】っていう個人の人生全てが作品化した様な形で。
| i i_/ l_,r' i
.
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(● 加えるなら、日本で言うところの判官びいきに近い感情もあるのかもな。
| (__人__)
. | ノ 悲劇的な最期を遂げた際立った個性というのは、その種の感情を揺さ振るのに十分だろうし。
| ∩ ノ ⊃
/ ./ _ノ そして、それを映画という決定的な形にしてくれたのが【ティム・バートン】だったってワケだ。
(. \ / ./_ノ │
\ “ /___| |
. \/ ___ /
____
/ \
/ ─ ─ \ 映画作品も含めて、【エド・ウッド】という生き様全て対する人気、か。
/ (ー) (ー) \
| (__人__) | なるほど、そういう見方もあるのかお……うん、何となく得心したお。
\ `⌒´ ,/
/ ー‐ \
.
____
/_ノ ヽ_\ でも、こういう風に【エド・ウッド】自身の事情を知っちゃってから、
/( ●) ( ●)\ 「最低の映画監督」っていう言葉を聞くと、何だか胸が締め付けられる気分だお。
/ ::::::⌒(__人__)⌒::::\
|  ̄ | そりゃ、【エド・ウッド】の作品が面白いとは思わないけど……
\ /
r 、. r、
/ ヽ - ー - ' ヽ
/ @ o @ ヘ
Y ,ィ^ ⌒ ^^ ⌒ ^ヽ ヘ
.l.γ::..:::::..:::..ヘ、: :u : ハ.j
`ノ:u..:ノ _ノ ヽ、::::::):ハ 言いたい事は解るのだ。
(:ハ: ( ⌒) (⌒ ))::):)
. Y.ノゝ ,, .r‐ュ ,, ノ 、Y 確かに、「史上最低の映画監督」なんって言ったら、
/、 ヾ / ヘ 普通ネガティブな意味しかないものねえ。
.
r 、. ,、
l ヽ,,, -ー -', l
/ @ o @ ヽ
Y , ヘ^ ⌒ ^^⌒ヽ ヽ
l γ::..:::::..:::...ヘ、: : : ハ j
`ノ :ノ...:ノ ノ ヽ ::::::) けれど、現在そこに込められる意味は、必ずしも悪い感情ばかりではない筈だよ。
リ::::::( ( ●) (●::(
. ハ::::ハ ,, r‐ァ j) ) 【エド・ウッド】のファンが、彼を「史上最低の映画監督」って呼ぶ時には、
Y ヽ ∩ ノ ⊃ そこにはある種の親しみと畏敬の念も込められてるのだ。
/、 'ヘ/ _ノ
.
==================================================
..-‐ ‐- 、
/ ヽ
/ !
l 「 ヘ |
| (;:) ( (::::) i
| / l
l 丶 l
. `ヘ`ー ‐=─-‐‐-.l ー -' .ヘ
、 ,、 .// !、
. ';. / `≧ =´l / l ヽ
. ∧ /_._ ', } / l \
. '≧ ‐-<._ ´ \' .γ´∨ / ヽ、
. ∨/////`≧ ヾ;;;}/〃 ∧/ ヽ
. ∨//////,' 〈;;;;;;;;〉 , ヘ
> ´_∨/////{ 〉;;〈 ,
> ´ ヽ、////.', /;;;∧ !
| l/////}. |;;;;;;;;;| }
i 、 、 ! トァ///.} |;;;;;;;;;| |
. ゝ ヽ_乂i |;;;」// ∧ l;;;;;;;;;l
ゝ ̄////.} l;;;;;;;;;l
==================================================
「史上最低の映画監督」……それは今や、唯一無二の個性を持って生きた
【エド・ウッド】という死後もファンに愛され続ける映画監督だけを指す称号になり、
その作品と生き様は、当時彼を酷評したどの批評家よりも永く後世に語り継がれていくのだから……
.
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ⌒)(⌒)
| (__人__)
| ノ そういう意味では、今の様なネガティブ一色じゃない印象に塗り替えた
| ∩ノ ⊃ } 【ルドルフ・グレイ】と【ティム・バートン】は大したもんだと思うよ。
/ヽ / _ノ }
( ヽ / / ノ
ヽ “ /_| |
\__/__ /
/ ̄ ̄\
/ヽ、_ \
(⌒ ) | 一時期は多くの関係者が語りたがらなかったという【エド・ウッド】の実態をつかむ為、
(__) | 10年もかけて資料を集め出版し、それを映画という形で世間に広く知らしめることで
( ´ | 遂に【エド・ウッド】の名誉を回復した、彼らこそが一番のファンなのかもな。
. { |
{ ノ
ヽ ノ
ノ⌒ ヽ
/ |
.
r 、. ,、
l ヽ,,, -ー -', l
/ @ o @ ヽ
Y , ヘ^ ⌒ ^^⌒ヽ ヽ
l γ::..::::u:::...ヘ、: : : ハ j 映画『エド・ウッド』以降、よく指摘されてる話ではあるけど、
`ノ :ノ...:ノ ノ ヽ ::::::) 映画への姿勢や、その作品の面白さ等、様々な面から勘案しても、
リ::::::( ( ⌒) (⌒::( 【エド・ウッド】より酷い映画監督って結構居ると思うしねぇ。
. ハ::::ハ ,, r‐ァ j) )
Y ヽ ∩ ノ ⊃ 割とそこら辺は紙一重だと思うのだ。
/、 'ヘ/ _ノ
/ ̄ ̄\
/ノ ヽ、_ \
. ( ⌒)( ⌒) |
|(人__) | まあなぁ……
| ⌒ ´ U |
. | | 結局、【ティム・バートン】がインタビューで語ったとおり、
. ヽ / 成功と失敗、才能と無能の差はほんの僅かしかなく、
ヽ / どちらに転ぶのかも、みんなが思うよりもほんの僅かな差なのかもな。
.> <
| |
| |
.
r 、. ,、
l ヽ,,, -ー -', l
/ @ o @ ヽ ということで映画『エド・ウッド』への総評は、
Y , ヘ^ ⌒ ^^⌒ヽ ヽ
l γ::..:::::..:::...ヘ、: : : ハ j 「これは【ティム・バートン】から【エド・ウッド】へ送る鎮魂歌。
`ノ :ノ...:ノ ノ ヽ ::::::)
リ::::::( ( ●) (●)::( 【エド・ウッド】作品を未見の人は勿論の事、既にもう観た人も、
. ハ::::ハ " l マ i ) この映画を観たら、是非もう一度観てあげて欲しい。
Y__ヽ ` イ' y
/ ヽ/⌒)^ヽヽ そうしたら、きっと一度目に観た時とは違った感想を抱ける筈だから」
| Y / ∠ }. l
|. V r< 〈 | だよ!
', ~/i_ヘヽ~ ヽ
.
/ヽ_ __, ヘ
,' `ヽ、
/::.. ... )7
i:::::... ´_) また、より詳しく【エド・ウッド】について知りたい人には、
、_::...c.._ _ ,リj< 前述の【ルドルフ・グレイ】作の伝記『エド・ウッド』と、
八i::::::::iル リ ノ(●) 洋泉社出版の『エド・ウッドとサイテー映画の世界』がお勧めなのだ。
'V:トNlVル'Y rァノ
./::::.... ..く´
|::::::::::.... ヽ
─────── !:::::::::::.:.. 二つ────‐--
/ ̄ ̄\
/ _ノ ヽ、_ \
| ( ⌒)(⌒ ) |
| (__人__) │ どっちも約20年前の本だが、ネット通販ではまだ取り扱われてるんで、
| `⌒ ´ | 当時の関係者の生の声が聴きたい人は伝記『エド・ウッド』を、
| | 面白おかしい解説が読みたい人は『エド・ウッドとサイテー映画の世界』を見るといいだろ。
ヽ /
ヽ 人 ……無論、オレは両方を勧めるがな。
⊂てヽ / ヽ
{三_ ィ `´ /| ィ |
.\__/ | | |
.
r 、. ,、
l ヽ,,, -ー ー-', l
/ @ o @ ヽ
Y , ヘ^ ⌒ ^^^⌒ヽ ヽ
l γ::..:::::..:::...、 : : : ハ j
`ノ :ノ...:ノ::::::ノ ヘ:::::::::) う〜!しかし、やっぱり映画はイイのだ!
リ::::::(::ノ \ ノ :::(
. ハ::::ハ ( ⌒) (⌒):) ) 【エド・ウッド】作品観てたら、できる子のB級魂がメラメラ燃えてきたよ!
Y ヽ __ ワ イ' y
,( マ 〆 `)
./ ゝ ノゝ_ノヽ
i ノ Y i )
`ー ´ i! `ー'
r‐- 、. ___ ハ
l iヽ ヽ´ `ヽ!、
/´.! @ o)
Y `´ , -ー 、__ヽ
l /::..:::...ヘ、::ハ´
i /:..::::ノ ヽ:::) ……そうだ!
ゝ___ノ :/:..:::( ( ⌒) l:(
. ハ::ノ::::ノ:::::ハ ,, r‐ァl ::) まだお昼回ったばっかりだしさ、
´ .)Y y.´  ̄,y みんな予定が大丈夫なら、今から映画観に行こうよ!ね?
/⌒ トー‐i´
./ /`ヽ___i
/ / l
___/ / /
(_⊂_ノヽ__ /
 ̄l
.
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ⌒) ) オレは別に構わんだろ。
. | (__ノ、_)
| ` ⌒ノ やる夫はどうだ?
. | }
. ヽ }
ヽ ノ
.> <
| |
| |
____
/ \
/ ─ ─\
/ (●) (●) \ やる夫も別に構わんけど……
| (__人__) U |
\ ⊂ ヽ∩ < 何を観に行くんだお?
| | '、_ \ / )
| |__\ “ / 『テッド2』?それとも『アントマン』?
\ ___\_/
.
r 、. ,、
l ヽ,,, -ー -', l
/ @ o @ ヽ
Y , ヘ^ ⌒ ^^⌒ヽ ヽ
l γ::..:::::..:::...ヘ、: : : ハ j
`ノ :ノ...:ノ \ / ::::::)
‐-= .、 リ::::::( ( ⌒) (⌒::( ノンノンなのだ!
 ̄ ゙ ‐「`‐-、ハ::::ハ ,, r‐ァ j) )
`゙ ‐- 、 l Y ヽ  ̄イ' y 今日、アタシが観たい映画はね……
`ヽ、v へ ト、
i V ⌒ヽ ヾ ソ \
| 〈.ノ ) l/ , ヘ i
l V {、' l l
/ ヽ \/´ /
____
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/ ─ ─ \
/ -=・=- -=・=-. \ (あ、すっげえイヤな予感が……)
| u , (__人__) U |
\ ..` ⌒´ .〆ヽ
/ ヾ_ノ
/rー、 |
/,ノヾ ,> | /
ヽヽ〆| .|
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| :| ∠ 『ムカデ人間3』だよ!! >
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おしまい♪
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以上で今回の「また又・やる夫とできる子がお勧め映画を見るようです」は終了になります。
今回も全4回と短かったですが、見てくださった方々ただただ感謝です。
次は年末辺りに中篇スレを予定してますので、またお会いした時も見てやってくれると嬉しいです。
それでは皆さん、また会う日までお元気で〜ノシ
乙
最後にエドウッドときたか。
この人愛されてるからなー。
乙でした
最初に出会ったB級映画がプラン9でなくて良かったと思う今日この頃
乙でしたー
相変わらず読んでるこっちまで一緒になってウキウキさせられる映画スレだ
年末が今から楽しみ
乙でしたー
乙
評価が悪くても作り続けたエド・ウッドってすごいな
映画が好きだったのかな
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