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やる夫はアフリカで奇跡を起こすようです
1O ◆XLjdU8ssbY:2013/04/28(日) 23:45:32 ID:WnbnE.nc0
ボツワナ共和国初代大統領、セレツェ・カーマの一代記の予定です。
あまり知られていない政治家、しかも作者は超ド級の初心者ではありますが、
よろしくお願いします。

2O ◆XLjdU8ssbY:2013/04/28(日) 23:48:03 ID:WnbnE.nc0


      ,,、,、、,,,';i;'i,}、,、
       ヾ、'i,';||i !} 'i, ゙〃
        ゙、';|i,!  'i i"i,       、__人_从_人__/し、_人_入
         `、||i |i i l|,      、_)ヒャッハー!
          ',||i }i | ;,〃,,     _) あの村を襲えーー!
          .}.|||| | ! l-'~、ミ    `)
         ,<.}||| il/,‐'liヾ;;ミ   '´⌒V^'^Y⌒V^V⌒W^Y⌒
        .{/゙'、}|||//  .i| };;;ミ
        Y,;-   ー、  .i|,];;彡
        iil|||||liill||||||||li!=H;;;ミミ
        {  く;ァソ  '';;,;'' ゙};;彡ミ
         ゙i [`'''~ヾ. ''~ ||^!,彡ミ   _,,__
          ゙i }~~ } ';;:;li, ゙iミミミ=三=-;;;;;;;;;''
,,,,-‐‐''''''} ̄~フハ,“二゙´ ,;/;;'_,;,7''~~,-''::;;;;;;;;;;;;;'',,=''
 ;;;;;;;;''''/_  / | | `ー-‐'´_,,,-',,r'~`ヽ';;:;;;;;;;, '';;;-'''
'''''  ,r'~ `V ヽニニニ二、-'{ 十 )__;;;;/

世紀末大陸・アフリカ…

3O ◆XLjdU8ssbY:2013/04/28(日) 23:51:44 ID:WnbnE.nc0

      ,へ〜~~ ̄ ̄フ,           フ
     /´         `〜、_ |`〜、_,、__/
   ,/                    ヽレ、
  /                      ヽヽ
 |                         ヽ ヽ
 `|                         ヽ ヽ
 (                          ヽ |  _、-
  |                           \`´,-フ
  \                            ̄  /
    `\,,〜〜〜´`L_、                  /
              )                /
             く               /
              \            (
               ヽ            |
                )            |    、
               |´             _) ,,ノ´ |
               (,,          、〜´  )  |´
               ヽ     ★    ヽ   (  |´
                |,        、ノ    し-´
                 ヽ       ノ
                 ゝ     ノ
                 `-〜〜~´
その南端近くに、一つの国がある。
ボツワナ共和国。
混沌の大陸・アフリカにおいて、奇跡ともいわれる経済成長を遂げた国である。

4O ◆XLjdU8ssbY:2013/04/29(月) 00:05:22 ID:4ZhbsTs20
  |LLLLLL|l,l,l, i                 .|i i i|LLLLL
  |LLLLLL|l,l,l, i  _i三i___   .      ___,|i i i|LLL ,-''ト------t
  |LLLLLL|l,l,l, i  |ロロロ| i r--t      li レ|i i i|L___,,|i i | ロロロロロ.|
  |LL,,,LLL|l,l,l, i  |ロロロ| i |i i iI     li レ|i i i| |ロロl|i i | ロロロロロ.|
,,ノ从 (")  .ノ'ミ  火 ノ'、| i | ___,,,..........,,,__li レ|i i i| |ロロl|i i | ロロロロロ.|
ミ、;;:;:ミ(;:;:ゞ ノ゛,,ミ 彳ゞ 木 / ,-------、\ i i | |ロロl|i i | ロロロロロ.|
 il l} l ii; `|li|  i i_,,,-ー~~ ̄         ̄\ `..|ロロl|i i | ロロロロロ.|
,,ノi|i Lノl__,,,,,-ー''"~  〜〜    〜〜〜    \` 、l|i i | ロロロロロ.|
-ー''"~   〜〜     〜〜 ;;;;;;  〜〜   \ ` 、| 日門日|
___.○______,○______,○___\____,○__
___| |______| |______| |______| |_
|||| |||||||| |||||||| |||||||| ||
|||| |||||||| || ∧_∧ || |||||||| ||
|||| |||||||| ||( ´∀`) || |||||||| ||
====__=======(    )======= .∧,,∧====
     ヽ|__ノ)    モォ ((  人 Y           ノリノリハレリ
       (‘-‘ ハ   _)_, ―‐ 、し(_)    ∧,,∧    パー゚,ノリハ
     /(Y (ヽ_ /・ ヽ     ̄ヽ     彡・ー・ミ   リ( †リとリハ
      ノ___ゝ  ` ^ヽ ノ.::::::__( ノヽ    と @つ  ハ/  '' ヽハリ
      _/ヽ      /ヽ ̄ ̄/ヽ        |  ,O   リ<ノ、ノ_,i_,ゝハ

ひとりあたりGDPは約15000ドルに達し、上位中進国レベルに到達。
周辺諸国から大きくぬきんでた状況にある。
教育システムやインフラも完備し、
何よりも建国以来の民主政治が定着しており、政情も極めて安定している。

5O ◆XLjdU8ssbY:2013/04/29(月) 00:13:43 ID:4ZhbsTs20
        ,ィ!´ ̄``i''ー─- 、、、,,_                ,ィ!´ ̄``i''ー─- 、、、,,_
          ( j〉    」´ ̄ ̄``ー-、ヽ                ( j〉    」´ ̄ ̄``ー-、ヽ
          ``ー─'"´  ̄ ̄ ̄                  ``ー─'"´  ̄ ̄ ̄

           ,ィ!´ ̄``i''ー─- 、、、,,_                ,ィ!´ ̄``i''ー─- 、、、,,_
             ( j〉    」´ ̄ ̄``ー-、ヽ                ( j〉    」´ ̄ ̄``ー-、ヽ
             ``ー─'"´  ̄ ̄ ̄                  ``ー─'"´  ̄ ̄ ̄

一時期はエイズのパンデミックによって平均寿命が半減までしたが、

6O ◆XLjdU8ssbY:2013/04/29(月) 00:16:05 ID:4ZhbsTs20
                ∧_∧    ∧,,,∧    ∧,,,,
           l´ ̄ (´∀` )  ̄ ミ,゚Д゚,彡  ̄ (#゚;;-゚)  ̄`l
              ∧∧. (   ∧_∧ ミ  ∧_∧ ヽ)(/;l    |
        l´ ̄ (゚Д゚,,)  ̄ (・∀・ )  ̄ ( ・∀・)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`l
        |   ( ∽ .)   (     )   (     )         |
      i二二( ( ( 二二( (  (二二二 )  ) )二二二二二二i
       ll  しし'     (__(__)     (__)__)        ll

政府が医療体制を整え国民全員にエイズ治療がいきわたるようにした結果、
寿命は大幅に改善傾向にある。

7O ◆XLjdU8ssbY:2013/04/29(月) 00:20:54 ID:4ZhbsTs20
         |               ,-―-、                     i
         i    _∧_        _|  __j |_                    !
    __ _人_ _ ∨   . <  ヘ、__ノ   > .          _ _ / \ _ _
        `Y´   o    . :个 ‐- /     ∨'′   i` : .             \ /
        ! * ゚   /   i     l:::\   /ヘ,     l __ \            i i
.           /⌒ヽ-―¬‐=ニ.._j::ニ=-‐‐-=ニz--‐‐1     i/⌒Y     ┼◇―
.         八   __,\  i::::> ´     !   : ` <,」  /.__   ノ        ! 人
            ^ ー‐一'__ j '         :   /i/::::. 丶'/,ー‐一彡       `Y´
          ,'> ´\,'//     、   i: ,  /   ∨/     ',         ∧
.          ;ヘ、   , ′    \  |::/ / ::.:. . .__ '/ヽ  /::        ∨
        i//\ / i      _ ニ=- !'___   -‐ ニ i///,>、::::::i        :
         |/// 丶 | -‐ ニ ̄ __;::イ \::::.:.:..:.. . .   |,/  \::|        ◇
.          k'    ∧   . : : :/ , 、__, ⌒ヽ : : : : . . ,'∧     !         :
.           v> , _/::::::、 / ‐-/ /_j:::::ir‐-、:::\--‐, //ム -‐=7
         V,/// ̄ ̄ト、  7 ;  ヽ::!   ir‐、::/,|     i:::::,′
          ,ム=-‐―--| > .._    :|    _..<'//| r‐――-、
.          i      /i ̄ ̄∨/フ7'へ'7フ// ̄ ̄ ,-\     }
            ゝ ___.. <:::::∧   ∨'     ´'v/    / ::::>ヘ ___ノ
      i        `  ハニ=-‐ \   / ‐-=ニ/> '′
   _ _人_ _ ゚ o       ` < __ Y´ ̄`Y __ > ´
    `Y´      ☆ 。           | ⌒i|
     i                    `ー―'

こうした経済成長を支えたのが、世界一の産出量を誇るダイヤモンドである。
高品質で膨大なダイヤの産出は、国土のほとんどが砂漠であるこの国にとって、
まさに命綱となっている。
この富をもとに、教育振興やインフラ整備、経済の多角化が行われ、
現在の状況が作り上げられた。

8安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/04/29(月) 00:24:09 ID:gFNXMMHk0
投下間隔3〜4分くらいみたいだけど、1分くらいでいいんじゃないか?

9O ◆XLjdU8ssbY:2013/04/29(月) 00:26:29 ID:4ZhbsTs20
                                   、_人_从_人__/
                                   _)
 ,..r;;:  (  人)  ) ,;`ー、          | ヽ丶       _) 消  汚
 ヾゞ、  ゞ'´   '`´   `ヾ、     ─|─           _) 毒   物
          -‐':、ゞ'``  ,l      / | ヽ            _) だ  は
ヾ、 ゞ;;.  ,r-、   `ヾ、    ヽ、                   _)  l
, rヾ    ,r!/r'ヽ    '`      \      _|_      _) っ
   _,,,.,ノ、_ ヽ,       `ゞ;;    ;:、    /|        `) !
,r‐'''" ,.r ,イ彡ミミヾ、      ``  ´;;i             V^V⌒W^Y⌒
__,.;;,ィ'´ ,:;;;;彳彡ミ;j`、        `i;:、      オ
;; ヾ、彡;;;ノリ;jjjjj;;;jr' i   . ノ;;:'' `゙`、 ``ー、                   ,ィ
彡冫;;il;;;ミ;;;;;y;レ  ,t'´           ,.、ー、  ゝ     ォ             i|l;
;'イ;;;'ヾ``ヽ、ィ;;i ,ri'´    ヽ ヾノ ,ry' il'Y゙r    ヽ、            ,j|l;;
j'´ '´ '´/ゞ';;::`´ヽ    ``´ー  ゙i ;;: ,r'      )  ,r、       ,rヾlir'ミ,
  / ,;:' '´/ ー≡;i{、      /ヾr'´  ,.   '`;;:、 〉ゝ  r-ー-、_ ,{i=i= }i、
ーr-、j ,! ,;',;'ィ;;:イ''``ゞ、_,、-‐'´ヽ:;/ 、 ``ヽ  ;:、 `' (´  `ゞ、;;;;'',,fi、,≡:;イ==、
,,:'  ``ゞ、,;;ゞ、 "´イ ,... `'彡 ,/´  `ヾ、ヾ   '    ー、  ii;j `i;;!'´ニil';;;;ゞr、_,r'ミ
'   ー‐─ ,rー'゙ー─-、_j;:r'´     ヾ,ゞ         、 ゞ,ミ;:l;;l  ,!  ,!,i;;'´¨/
;.   r-‐;;'"}            ``ヾ、  ノ       ,;;;: (i,;)))、,,:;!、__,:};!_,.、l
....   _,,,ィ、 i        'ヾ人  、}( /     ノ   ,r'i  r'"ヾ-‐i‐-:;イ, / ヾ
    ,.r'´,ィ'l、   _ィ;;、   、,.ミミ'´ ,;:'´ハ   '´  ,j ,r'  }ミ,r;}ゞ‐'─l:::.i  ,jl
,l:.   ヾ;'´イ'´ト、_  j (_,r'´(`'´`ー'´,ノ  i; l  (`'´ Y´     ,イ≡=‐-ゞ、,r'
キ:.  ,.彡;:、    }ヽ、'´ `   、,;{   ゙レ   ,ゝ'        i;;;:: ,;:li三ミ;}jlK
'i   ,r'"´,;ゞ、_,.イレ'゙、         ,.{ i'   )        ,イ ;;;;;;jk三ミ}゙kiヾ、

しかし、資源に恵まれているのはボツワナだけではない。
アフリカ大陸のかなりの国には豊かな資源がある。
にもかかわらず、そうした国々のほとんどは政争に明け暮れ、
資源を巡って凄惨な内戦を繰り返すありさまである。

なぜ、ボツワナだけはそうならなかったのか?

10O ◆XLjdU8ssbY:2013/04/29(月) 00:33:11 ID:4ZhbsTs20
      ∧,,∧  .∧,,∧
  ∧∧(`・ω・´)(`・ω・´)∧∧
 (`・ω・´).∧∧) (∧∧(`・ω・´)
 | U (`・ω・´)(`・ω・´) と ノ
  u-u (l    ) (    ノ u-u
      `u-u'  `u-u'

もちろん、国民や為政者の努力もある。
しかし、こう聞かれたボツワナ国民の多くは、
ひとりの名を上げるだろう。

11O ◆XLjdU8ssbY:2013/04/29(月) 00:37:34 ID:4ZhbsTs20
              ____
            /      \                        _, -‐-- 、 ___
           /   \   /\                    , -'´ 、 ____ 、_  `  ‐、
         /   ( ●) ( ●)ヽ                _ /フ´   '-、ミli`´`、'' '―'’
         l       (__人__)  |               , -  l i 、      ヽ__..ノ
         \     ` ⌒´   /-テ- 、_   __.......  'フ/   、\`>ニ二=、_イ...ノ
          _,ノl_〉,.... -‐フ´.`/'´  /    `'''´            ゝミ_-シ//
      _, -'´//l' `'l  ./  .l   /                   `''-ニ/
     ./ /  /_,-l 〉_ノ| /-、_, - '   l                  _, - ' ´ ̄
     / /  フ' l'./ .l .y   。`、   |              __, - '´
   / .l  .〈.  |'  l/   /    l         __, --' ´
  .ノ  l'   l  | /  _,/,----、  ヽ     , - '´
  /   |   | .|./ _/         ゝ_ _/

初代大統領、セレツェ・カーマ。
その人こそ、ボツワナをここまでにした立役者であると。

この物語は、
この国土のほとんどが砂漠である貧乏国家を立て直した一人の政治家の物語である。

12O ◆XLjdU8ssbY:2013/04/29(月) 00:37:59 ID:4ZhbsTs20
今日はここまで。

13安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/04/29(月) 00:39:19 ID:gFNXMMHk0
乙 もしかして即興でやってるの?

14O ◆XLjdU8ssbY:2013/04/29(月) 00:42:54 ID:4ZhbsTs20
>>13
はい、そうです。
だいたい展開はできてるんですが、AAの保存方法がわからなくて。

15安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/04/29(月) 00:43:53 ID:gFNXMMHk0
もしかして、Edit入れてない? 歴史もので即興は無謀すぎるぞ

16O ◆XLjdU8ssbY:2013/04/29(月) 00:45:42 ID:4ZhbsTs20
>>15
やっぱり、無理ですかね…
某ネット百科事典でも即興で書いてたものですから、
Edit使ったことないんですよ。

17安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/04/29(月) 00:47:22 ID:gFNXMMHk0
悪いこと言わんから、まずedit入れて、そこから始めなさいって
いくらなんでも初心者でedit入れずに歴史スレやろうなんて無茶すぎるよ
使い方なら紹介してるところはいっぱいあるから

18O ◆XLjdU8ssbY:2013/04/29(月) 00:56:20 ID:4ZhbsTs20
>>17
わかりました。
とりあえずひとつ入れたんでこれでやってみようと思います。
ありがとうございます。

19安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/04/29(月) 01:00:16 ID:eNnWzfDs0
面白そうだな 待ってます

20安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/04/29(月) 01:09:29 ID:lO8dzRwA0

とうとう近現代アフリカ史スレが!

21安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/04/29(月) 01:10:40 ID:ak.VQRFo0

興味深い

22安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/04/29(月) 02:27:03 ID:BMn.R4/Y0
乙です。
楽しみにしてまってますね

23安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/04/29(月) 07:10:12 ID:Sz3OzAS20

すっげ面白そう!

24安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/04/29(月) 08:46:50 ID:leWcenjA0
お疲れ様でした
続きをお待ちしております

25安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/04/29(月) 09:21:04 ID:IpYEjbJg0
待ってました大統領

26安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/04/29(月) 10:25:10 ID:s1TigCbc0
「やる夫がフューラーになるようです」作者のツイートで知って跳んできました
とてもおもしろそう!楽しみにしてます

27O ◆XLjdU8ssbY:2013/04/29(月) 11:42:56 ID:Syb2NteM0
投下します

28O ◆XLjdU8ssbY:2013/04/29(月) 11:43:50 ID:Syb2NteM0

                     )i☆i(
               ;O;+  ;o+: ;i|*|i、 ;;o;+、 ;;O+;
               |i、i''ii、;i゙ii、;ii'゙゙'ii;;、,ii゙i、,ii''i,i|
               |i|O|・Xo゚)||◯||(゚oX・|O|i|
               |'゙゙+''゙゙*''゙゙+''゙゙゙'+''゙゙*゙゙''+゙゙|       
               ゙!!'''゙'''''゙''''''゙''''''''''゙'''''''゙'''、!!゙
              /  ⌒     ⌒ \        
             /   (●)    (●)  .\
             |      (__人__)     |       セレツェ・カーマは1921年7月1日、英国保護領ベチュアナランド北部のセロウェで、
             \      ` ⌒´      /       第一王子として生まれた。
            f~~r 、''''‐-: ''''~~"~ ""~~~,,,,{,       父はツワナ人8部族中最大部族であるングワト族の王、セコマ2世。
      _,,,,,,_    /,ィ〔/T‐ェ',     ''''' ~~   ヽ      祖父はトランスヴァール共和国の侵略からツワナ領を守り抜いた名君、カーマ3世である。
   ,.'''~   ゙i ~~''t-'7:::i' ! !::::::::~''- .,         -‐く        1925年に父が亡くなったため、カーマは4歳にしてングワトの族長となった。
   i   , t-l   l::/:::::l l l:::::::::::::::::::゙i' - .,_     `i     
   i゙''''f l::::l    l/::::::;l ll l:::::::::::::::::::;!:::::::::::~ ''''''‐-t-'     
   l_l l::::!   /::::::::l l l l::::::::::::::::ゝ:;:::::::::::::::::::::::::゙i      
 /  \:::l.  /:::::::〔,,,l:l,,,〕:::::::::::::゙!~ ~'- 、:::::::::::::::〈      
.."''t---f''゙!::!  ./::::::::::::::i:i:::::::::::::::::r.'    ヽ;:::::::::::::ヽ     
  〈   〉.l::l.  ,!:::::::::::::::l::l:::::::::::::::::゙t:..、     ~''‐-- 'i
  l---l ゙',.=く:::::::::::::::::l:::l:::::::::::;;: -!  ヽ,        ヽ     
    ̄ r::'":::::::ヽ;::::::::::;;l;;;;l. ァ ''/ .r゙;..,,,.ノ::ヽ,       ゙:,
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    ,,. -'''"__゙' ‐---‐‐''"__,」:l,,,!l;         ヽ;::~'''''''~:::::::゙;,
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29O ◆XLjdU8ssbY:2013/04/29(月) 11:48:08 ID:Syb2NteM0
とはいえ4歳で王の職務を務められるわけもなく、
ングワト民会(コトラ)はカーマ3世の末子であるツェケディ・カーマを摂政に任命。
セレツェが成人するまでの間、彼がングワトを統治することとなった。

                / ̄\
               |     |
                 \_/
                 |
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           |    (__人__)     |
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           / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \

            ツェケディ・カーマ

30O ◆XLjdU8ssbY:2013/04/29(月) 11:54:18 ID:Syb2NteM0
         / ̄\
        |     |
         \_/
          |
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     /  \ /  \
    /   ⌒   ⌒   \      
    |    (__人__)     |      
    \    ` ⌒´    /   ☆
    /ヽ、--ー、__,-‐´ \─/
   / >   ヽ▼●▼<\  ||ー、.
  / ヽ、   \ i |。| |/  ヽ (ニ、`ヽ.
 .l   ヽ     l |。| | r-、y `ニ  ノ \
 l     |    |ー─ |  ̄ l   `~ヽ_ノ____
    / ̄ ̄ ̄ ̄ヽ-'ヽ--'  / オープナ  /|
   .| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/|    | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/| ______
/ ̄オプーナ/|  ̄|__」/_オープナ  /| ̄|__,」___    /|
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/オープナ ̄/ ̄ ̄ ̄ ̄|/ オプーナ /|  / .|
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/l ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/| /
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|

ツェケディ、この時23歳。セレツェから見れば叔父にあたる。
ツェケディは改革主義の政治家で、家畜の改良や中学校の設立などを行い、
さらに白人優越主義のみなぎるこの地で法を犯した白人に体刑を加えるなど、
大きな治績を上げた。

31O ◆XLjdU8ssbY:2013/04/29(月) 12:01:23 ID:Syb2NteM0
すいません、所用でちょっと中断

32O ◆XLjdU8ssbY:2013/04/29(月) 12:29:35 ID:Syb2NteM0
再開します

33O ◆XLjdU8ssbY:2013/04/29(月) 12:31:59 ID:Syb2NteM0
"..:.:::;:;:::;';':::':'"´ : . : : . : : . : : . : : . : :...:.:'"..:.:;;:;.:. ..,._'     ....:...:...:.:.:::.:::.:::;:;:;':':':'"´: :.._;_:,.; ._,:..
:'''´: : . : : : . : : . : : . : : . : : . : : .''""゙゙´_,.,.::;;;' : : .: : . :..:.:.:..::.::::::;;:;:;';:':':':'" : .__,.,;:"''':;';:::: .:::;'": : .
. : : . : : . : : . : : . : : . : : . : : . : :_.:_ _;::': . : :.  ....::.:::;;;:';':'':'"´: : `_,.,...::.':'"...:.:::;;:;:;';:;':';;:''"´.. : : .. :
. . . . . . . . . . . . . .__,.,:::;':;';'"` .. . ..:.:.:;:;;':':'"´ .  _.,..:''"、:.:::.:::;;:;:;';';':''':'"´. : . : . : . : . ::   とはいえ、当時のングワト、いやツワナ人全体の富は大したものではなかった。
 . . . . . . . . ._..,...;'"´...:.:.:::.:::;;:;:';':':':'"´. . . . .,.,.;'::':"".`""''''"´ . . . . . . : : . :   ツワナ人は南のボーア人によって肥沃な南部を奪われ、
. . . . .    _,;::."'..:.:.:::.:::;;:;:;:;';::':':'"´ `´        . . . . . . . . . . . . . . . .. . . . ,.,:::  カラハリ砂漠とその近辺の痩せて乾いた土地へと押し込まれていたのである。
     ._,. :.':"...:.:::;:;';':':::':'"´                         ,, ,.,.;,;::::,:::::;''" ..:.::;':;   ベチュアナランドが南アフリカに併合されなかったのも、
  _.....:;;:;:;::';::':':'"´                        .,_.,::;:':''"゙"゙゙'..:::::.::;::;:::;:::;:;';';:::';'::'''"   ここが何の価値もない土地であったからにすぎない。
 ` ´ ...:.,.._                        .., . . .,;:;':"...:::::.;:;:';'"'''` .;:;'r-=´へ、;':'":'"  . .   鉄道は国土の東端に1本だけ、舗装道路はない。学校もほとんどない。
::'".,:::;:':;''         ┌へ、        `゙"´ ´""''''""´     _,/ / ':..ヘ `.\、_       なによりも、穀物がろくに育たない。
"´'"           _,/.::/.:::::;>‐''゙ ̄ ̄ハ .r─r--::;:-.:.、_:: ,<´_,::":/:':::::..`._..::;'".へ'´\/^  こうした中、ツワナ人はわずかな草を食んで育つ牛に頼り、
       _/`yヽ√\ヘヘ:/  ..:::. ...::/ ,::' ..ソ;:::;..i:.  . ::...` "_/へ.`ー-v::、,_...:,:_,/:/.:::  細々と暮らしていた。
─'ー─´ー─----‐'ー-─'´ー-==;;:;'__,:::".::;';';:;';;;;;;;;;;;_ヾ.∠;;,,_:::__\:".::/'';;';';:;';;;;;;;;;';';  当然、王といってもセレツェの暮らしもそこまで贅沢なものではなかったが、
          rュ、.                 . . ..。.         . .. .^         生活に困ることはさすがになかった。
   ^    。    ゚  .  . '   :   '',  ; ' '  ;  .     .     ;  .  ; ' :
.  . '  :     '    ,     ;   '     '      ;   .  .   '      :
    ::;__;;        ^   .    :.     ;    .  ;     ' :      ;    ~
  :;∠´... .. ̄\;,;,;::._; . '  :.......∠二ヽ.... .  ゚  .    '    ' ,  ; ^ : ;_;_:,.;_:_;_ :
  /´.::;:..\::.:、:...  <::.´ ̄`ヽ::.._ .    ' :  .     ;    ; ' :   _;∠,;;;;.:;::::;:、:;゙ヾ
/〉    ::.:ニ;;.. ,/ ̄\:::..ハ''´ .::::\.     ;  .  '   . ... .::.::;/べ;:::.::'.:. ̄ヾ::;:;;;,:;
,ノ.::.:::':::.:.:..;;.;;:;::.:./.::、:/´ ̄`\:-:ー:┴- 、 .     ;  .  ; ' :  .::/ .::;:.::::.:;:::::.;::':ヾ>ー-
:.:;:べ、___,,/ ̄`ヾ;:::.:..:;.:...::.:::;:.::/.:::.::......`ヽ::::::::..      r-、   .:└ヾ,;:::':::::;ィ;;;;;;;;:;;ツ::::::;;;;

34O ◆XLjdU8ssbY:2013/04/29(月) 12:40:39 ID:Syb2NteM0
          / ̄ ̄ ̄\
       /─    ─  \
      / (●)  (●)  ヽ          セレツェはそんな中、南アフリカにある寄宿学校へと通い、成長していった。
       |:::⌒(_人__)⌒::  |`ヽ        叔父のツェケディとの関係も悪くなく、
   ,ィTl'ヽ\  `ー´    /`ヽー;、      それなりにリア充に過ごしていたといえる。
    kヒヒど, ((        (({⌒Yィ 、 ソ      サッカークラブを作ったり、白人優先の鉄道に乗り込んで騒動を起こしたりと
      `´ ̄ヽ      ハヽ/`^ー′     いくつかのエピソードはあるものの、
           ヽ   ` /  '}         少し鼻っ柱の強くて行動力のある、普通の子供だったといっていい。
            >   /ごノ
        __,∠     /    キュムキュム
      〈、    /
       \、__ノ

35安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/04/29(月) 12:58:06 ID:mMZMkgtI0
追いついた!

36O ◆XLjdU8ssbY:2013/04/29(月) 13:00:49 ID:Syb2NteM0
               ┼                                ┼
             /⌒ヽ                            /⌒ヽ
              (;!___!_)              /\            (;!___!_)
             (;;_i____i__)_____________________.//\\ _____________________(;;i____i__)
                !XXXXX| ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ::://三三\\; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;;;|XXXXX|
    ___________________[三三三] ; ; ; ; ; ; ; ; ; //:i |:::iニ|:::i |;\\; ; ; ; ; ; ; ; ; ;;;[三三三]___________________
  /; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;!|;;;;;;;;;;;;;/_;_;_;_;_;_;_;_//::::::i_|:::i__|:::i_|::::;;\\;_;_;_;_;_;_;_;;;;\;;;;;;;;;;;;|; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; \
/ ;_;_;_;_;_;_;_;_;_;_;_;_;_;_|;;:::::::::::::::!::::::::::::::::::;;|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|::::::::::::::::::::;;i;;::::::::::::: i;_;_;_;_;_;_;_;_;_;_;_;_;_;_\
.. ̄|:::::::::::::::::;:::::::::::::::: |;;:::iニ|::::::i:::::::∧:::::::;;|::::∧::::∧::::;::::;:::∧::::∧::::|:::::::∧::::::::;;!;;:::iニ|:::: |:::::::::::::::::;:::::::::::::::: ! ̄
  |::iニ|::iニ|::;::iニ|::iニ|::|;;:::i__|::::::i::::: i_i_|::::::;;|::::i_i_|::i_i_|:::;::::;:::i_i_|::i_i_|::::!::::::i_i_|:::::::;;i;;::::!_,|:::: i::iニ|::iニ|::;::iニ|::iニ|::|
  |::i__|::i__|::;::i__|::i__|::|;;:::::::::::::::!::::::i_i_|::::::;;|::::i_i_|::i_i_|:::;::::;:::i_i_|::i_i_|::::!::::::i_i_|:::::::;;i;;:::::::::::::::| i__|::i__|::;::i__|::i__|::|
  |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; [三三三]三三三三[ 三三三三三三三三三]三三三三:[三三三];;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; |
  |:::::::::::::::::;:::::::::::::::: |;;:::::::::::::::!:::::::::::::::::::;;|:::::::::::::::::::::::;::::;:::::::::::::::::::: |::::::::::::::::::::;;i;;::::::::::::: |:::::::::::::::::;:::::::::::::::::|
  |::iニ|::iニ|::;::iニ|::iニ|::|;;::::iニ|:::::i::::i |::::i | ::;;|::::iニ|::::iニ|::::;::::;:::iニ|::::iニ|:::|::::i |::::i |::::;;i;;::::iニ|:::::|::iニ|::iニ|::;::iニ|::iニ|::!
  |::i__|::i__|::;::i__|::i__|::|;;::::i__|:::::i::::i_|::::i_| ::;;|::::i__|::::i__|::::;::::;:::i__|::::i__|:::|::::i_|::::i_|::::;;i;;::::i__|:::::|::i__|::i__|::;::i__|::i__|::!
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やがて、やる夫は南アフリカのフォートヘア大学へと進学。
当時のフォートヘア大は黒人全般の最高学府であり、
黒人各民族の頭脳が集まっていた。
この少し前にはネルソン・マンデラもここに通っている。
(マンデラはこのころ、ウィットウォータースランド大学へと移っていた)

1944年にフォートヘアを卒業すると、セレツェはイギリス本国への留学を決意。
オックスフォード大学へと進学した。

37O ◆XLjdU8ssbY:2013/04/29(月) 13:04:00 ID:Syb2NteM0
なお、この時のエピソードとして、こんな話が残っている。

        / ̄\
          |    |
        \_/
         _|___
       /       \           お前も王になるんだから、
      /  u   ノ  \          そこまで真剣に法学の道に進まなくてもいいじゃないか
    /      u <●>:::: \
    |         (__人__)|
     \    u   .` ⌒/
    ノ           \
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


      ____
     /\  /\
   /( ●)  (●)\          もしイギリスに王をクビにされても、
  / :::::⌒(__人__)⌒:::::\        弁護士の資格もってりゃ食っていけるじゃない!
  |     |r┬-|       |
  \     ` ー'´     /

この会話は、この時はただの冗談だった、はずだった。

38安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/04/29(月) 13:10:29 ID:i0F3sDIU0
うーむw

39O ◆XLjdU8ssbY:2013/04/29(月) 13:15:02 ID:Syb2NteM0
そして、1947年。
運命の時がやってくる。

          ____
        /      \
       /  ─    ─\
     /    (●) (●) \     イギリスは寒いお
     |       (__人__)    |     空から白いものが降ってくるとか信じられないお
      \      ` ⌒´   ,/
      /         ::::i \
     /  /       ::::|_/
     \/          ::|
        |        ::::|  キュム
        i     \ ::::/ キュム
        \     |::/
          |\_//
          \_/


          ____
        /      \
       ─   ─    \
      (●)  ( ●)      \     …ん?
      | (_人__)        |
       \` ⌒´       /
        / ー‐       ヽ
       /            `

40O ◆XLjdU8ssbY:2013/04/29(月) 13:21:43 ID:Syb2NteM0
                 _,..:.:-:.:―:-:....、
                ,.r:':./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::`丶、
             /:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ、
                /:.:.:.:/:.:.:.:,r:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ト:.:.:.:.:.\
           /:.:.:.:.!:.:.:./:.:/:.:.:.:. /:.:.:.:.:.:l:.:.:.:.:!:.ヽ:.ヽ:.:.;ヽ
           /:.:.:.:.:l:.:.:/:./l:.://:,:イ:.:/l:.:.:.:ハ:.jl:.:.:i:.:l:.、ヽ
            /:.:.:.:.:.:l:.:.:l:/:.レ_/'´/シ !:.ツ′.V ';.:.l.:.!:.:l:.:',
         /:.ィ:.:.:.:.:i:.:.:':.:.:.:!__```¬ ' ´  , --l:.、/:/:l:.:l
         ´ l;';.:.:.:.',:.:.:.:.<7:::::::`ヽ     _ レ/:':ノ!/
               ';l:.:f ';.:.:.:.:.l::::::::r'′    r'::::::lヽ// '´/'
             Vヽ ',:.:.:.:lー- '     l::::::メ /:;'!
              ヾl、',:.:.:.!        ` ´ /::/
                ';ハ:.:ト,、   -    ノ;.:.;'
                 >:〈/丶、 _ -v' ´V l:,'
                / ヾ、  _ヽヽ、   l;'
              イヽ   ヽ'´ `',  `l:ヽ、
              l:.:.ヽ\   _ヽ___',  リr ´_二ュ _
             ,':.:.:.:.:ヽ .Y´,........---..ミ二y::´::::::::::::::;'
                 ,':.:.:.:.:.:.:.〉Y::::::::::::::::::::::;':::::::;'::::::::::::r 、'
                /:.:.:.:.:.:.:.l:.;'-、::::::::::::::::::;'::::::;':::::::::::::/  7
            /:.:.:.:.:.:/Y 〈::::::::::::::::::;'::::::;'::::::::::::ヽ.._ノ!
              l:.:.r:.:.:.:.:.:.:.l  f:::::::::::::::::;'::::::;':::::::::::::::::;':.:.:.!

                 ルース・ウィリアムズ

       /      \
      /  ⌒  ⌒ \
    / u  二二二(♥)二二(♥)
    .|    :::⌒(__人__)⌒::: |   __
     \      |r┬|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  /
    (⌒\    `ー/          /
    i\  \  ,(つ        ⊂)
    .|  \   y(つ     __⊆)

41O ◆XLjdU8ssbY:2013/04/29(月) 13:26:18 ID:Syb2NteM0
         ___
       / ⌒  ⌒\
      / (⌒)  (⌒)\
    /   ///(__人__)///\               お、お嬢さん。
     |   u.   `Y⌒y'´    |              一緒に饅頭でも食べませんかお!
      \       ゙ー ′  ,/
     /       __|___________
    |   l..   /l ツワナ銘菓      l
    ヽ  丶-.,/  |__オカバンゴまんじゅう_|
    /`ー、_ノ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/

42O ◆XLjdU8ssbY:2013/04/29(月) 13:27:09 ID:Syb2NteM0
          ,, r一-- 、 ,,
        /´         ``ヽ、
      /'               \
     ,;'                  ヽ
.    ノ ,  i      /    ,,   / |ヽ ゙ヽ
    イ i  |   i ,'`メ //  /i  .ト ヽ ヽ
    レ| {   i   |//'´ `メ / / /|  } ト 1
     ',イ   i   r+テ=ミメイ   //'"|´/ / ハ|
      `、ヽ r'メ,  {。;;;;'ソ `   ' ,rz;,y'ノi〃イ .'
       `ハヾ ヘ   i'ー''-    /。シ゚ク /'"
         レ',`'';  i     , `'' / /
          ' i∧ト i,   -   ,イ{ ./           ………
.          ,y}`ヽ |ゝ, _, r '´ リ |/
         ,ノ.:.:.ヽ `', {;;ヽ、.   |i
       ,;<、.:.:.:.:.:.:.`v'" ^,ヽミ、,
.      /,ニヾ`ヽ.:.:.:.:.:.`彡=ヾ}:||i、
..     //  ` `\\.:.:.:.ヘ  i|:||i丶
     ,' f     ヽ \\:.:.:i  i|.||i ',
    イ i      /' \ヽ.:i_,,_|:ii .{     _ ,,r'''i ┐
.    ,' ヘ      、   ハヾ',|ソ,'/i ヽ ノ,ゝ;;=、ミヾ、 i;;|
    '' ̄',      ',   i ヾ`,〃 》 ,イ、  ̄`ヽミヽヽ,i;;|
       ',  \  ',  :i _,,∨,,,_∠、 ヽ   r- ' ヾ、;;;|
       ',    ヽ、', ,ゝr'     ヽ :} 」´,n`ヽメ'ト、>

43O ◆XLjdU8ssbY:2013/04/29(月) 13:28:19 ID:Syb2NteM0
          ,, r一-- 、 ,,
        /´         ``ヽ、
      /'               \
     ,;'                  ヽ
.    ノ ,  i      /    ,,   / |ヽ ゙ヽ
    イ i  |   i ,'`メ //  /i  .ト ヽ ヽ
    レ| {   i   |//'´ `メ / / /|  } ト 1
     ',イ   i   r+テ=ミメイ   //'"|´/ / ハ|
      `、ヽ r'メ,  {。;;;;'ソ `   ' ,rz;,y'ノi〃イ .'
       `ハヾ ヘ   i'ー''-    /。シ゚ク /'"
         レ',`'';  i     , `'' / /
          ' i∧ト i,   -   ,イ{ ./        (…白饅頭みたい…)
.          ,y}`ヽ |ゝ, _, r '´ リ |/
         ,ノ.:.:.ヽ `', {;;ヽ、.   |i
       ,;<、.:.:.:.:.:.:.`v'" ^,ヽミ、,
.      /,ニヾ`ヽ.:.:.:.:.:.`彡=ヾ}:||i、
..     //  ` `\\.:.:.:.ヘ  i|:||i丶
     ,' f     ヽ \\:.:.:i  i|.||i ',
    イ i      /' \ヽ.:i_,,_|:ii .{     _ ,,r'''i ┐
.    ,' ヘ      、   ハヾ',|ソ,'/i ヽ ノ,ゝ;;=、ミヾ、 i;;|
    '' ̄',      ',   i ヾ`,〃 》 ,イ、  ̄`ヽミヽヽ,i;;|
       ',  \  ',  :i _,,∨,,,_∠、 ヽ   r- ' ヾ、;;;|
       ',    ヽ、', ,ゝr'     ヽ :} 」´,n`ヽメ'ト、>

44安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/04/29(月) 13:31:59 ID:Lgau/zRg0
もしかして即興なの?

45O ◆XLjdU8ssbY:2013/04/29(月) 13:38:15 ID:Syb2NteM0
こうして二人は交際を始め、1年後には結婚に至る。
しかしそれは、叔父のツェケディ・カーマの強い反対を受けただけでなく、
人種差別主義をとる南の隣国・南アフリカ連邦にとっても到底受け入れられないものであった。
この結婚は、やがてベチュアナランドのみならず南アフリカやイギリスをも巻き込んだ大政治問題となっていき、
カーマの人生にも大きな影響を与えていく…

         __r--─ァム=≠({`Yヽ「 ア
     __/厂 ㌢ 瓦豸ヽ=- >く`^ く 〉_
.   厂/  磷=艾ンイノ ィヽ./丶ー' `ヽ\_,.ゝ
  ァ/  %弋乏彡イ/ 廴イ= >  `ヽ、 ヽ ヽ
//  .ム/ /Y _廴)ム-イバ下、\  ヽ、 }  }
. /  彳{ />イ´イ___Y //  {|  \\   Y li
/   爻.V { イ〃 / 化瓜 ̄`ヽ   >弋   } lイ
   爻 { / / / イ !.ィT示ミ    伝rミ〉 !l/|
   爻 l从l/ f `Y l.`ト.トィ      トイ/l.l /
    爻 ヽ{〃☆川 l 「¨       `¨l.イl/爻
     爻 |/いYl トl .ハl    ‐=  イィ从  爻
     爻  ヾ小!ヽ{`ト    ´イ/ l∧.ヽ、_ 爻爻
     爻    % ヽ、ヽ、|`¨´ !{ /        爻
      爻  ,.メ¬☆。o  。☆ ヽ、_,       爻
       ィ爻´    o *。☆O☆ー-、         爻
.     /  爻      *o。 * ゚*   ヽ         爻
    {  .爻     *    o。     '.        爻
    |   爻 l   __  ヽ     /  }         爻
    |  爻  |´ ̄   ̄`¨ー─‐ヘ  l         爻
    |  爻  |              〉 |        爻

46O ◆XLjdU8ssbY:2013/04/29(月) 13:39:39 ID:Syb2NteM0
今回ここまで。

>>44
即興です。
エディター使ってみたんですが、どうも投下するとなるとどんどんネタが増えてしまって。

47安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/04/29(月) 13:46:11 ID:.9TMQ4360

色々手探り状態なのかな?
がんばってください

48安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/04/29(月) 13:47:11 ID:Lgau/zRg0


テーマも内容も面白いので、ちゃんとしっかり書き上げてからの方がいいと思います

49安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/04/29(月) 13:49:22 ID:i0F3sDIU0
乙。
導入からして面白そうな人生の予感がぷんぷんするぜw


>即興
実際、完全書きためでやってる人でも、投下しながら修正したりネタ加えたりする事はあるし、
最初の内はしょうがないと思う。
投下しながら自分のスタイルをつかんでくことも必要っしょ。

ただ、完成した後に一日くらいおいて見返すようにすれば、
そうやって即興で時間を食ったりすることも少なくなる(無くなるとは言わない)んじゃないかな。

50安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/04/29(月) 14:05:32 ID:7FMXq8H60

面白そうなので期待してます

51安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/04/29(月) 14:07:39 ID:Y1T72.lA0
乙ー
最初の1行開けた方が見やすいと思うよ

52安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/04/29(月) 14:13:43 ID:YxN2V6hc0

もっと1レスあたりの情報量減らした方が読みやすいと思う

53安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/04/29(月) 14:52:45 ID:g6TymaiI0
乙乙! 南アフリカも含めて、周辺が周辺だから、ボツワナは【興味あります】

54安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/04/29(月) 14:54:55 ID:od3jZULs0


ボツワナは松本仁一がアフリカの中で一番問題のない国家、くらいのことを著書で言っていたかな
デビアスがダイヤの取引拠点をロンドンからボツワナに移すとか実際興味深い国なんだよな

55安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/04/29(月) 15:18:05 ID:EvmdfjLw0
乙でしたー

56安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/04/29(月) 15:30:35 ID:3VY8bhno0
乙です
>>33が輪切りになるので文が長くなるなら下に置いたりしてもいいかも
おもしろいので頑張ってください

57安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/04/29(月) 16:29:09 ID:lqs6G9ls0
ふむふむ!興味深いです。面白いので頑張ってください

58安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/04/29(月) 16:59:31 ID:W8A.v49g0
興味深い題材なので期待乙
無理にエディット使わなくてもメモ帳で書きためでもいいと思うよん
そういう作者さんもいるし

59安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/04/29(月) 19:11:05 ID:8CDbSfkU0
やってる内に自分のスタイル見つかるだろうし気長に見守るよ
選択肢が多いに越したことはないから色々触ってみるのも良いと思うけど
でもメモ帳は苦行だから勧めん方が・・・

60安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/04/29(月) 19:12:33 ID:51IF0.6w0
面白い話なので自分に合うスタイル見つかるまでは気楽にやってほしいな

61O ◆XLjdU8ssbY:2013/04/29(月) 20:24:04 ID:/K3.SEi20
ありがとうございます。
さすがに今回で即興は無理だと悟ったので、
次からは書き溜めて投稿します。
ただ、仕事の関係上どうしてもGW後半に入ってからになると思いますが…

ボツワナ、成果の割に知名度がないというか、
えらい地味なんですよね。
特に日本語資料が少ないこと少ないこと。
この1年で2ついい資料が出版されたんで、やっとスレを立てる算段が付いたんです。

62安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/04/30(火) 01:03:33 ID:64TK7XZ60

ツワナ人はサン人にひどいことをしたよね(´・ω・`)

63安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/04/30(火) 05:40:39 ID:1GESj.eg0

ま、成果の割に知名度がないってのも珍しくないしな
頑張って啓蒙するんだ

64安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/04/30(火) 06:59:43 ID:vrgkazXg0
あのへん、「ん」で始まる言葉多いよな
しりとりどうやって終わらせるんだろう

65安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/04/30(火) 08:36:57 ID:h4uLI0SU0
息子さんがTopGearに出てたな

66O ◆XLjdU8ssbY:2013/05/03(金) 22:44:30 ID:zUg8uCuE0
投下します

67O ◆XLjdU8ssbY:2013/05/03(金) 22:45:30 ID:zUg8uCuE0

セレツェとルースの結婚は大きな波紋を呼んだが、
まず最初に反応したのは摂政である叔父・ツェケディであった。
彼は改革派の政治家だったが、家族観は古いものであり、
ングワトの王たるものが保護者の決めた結婚ではなく恋愛結婚を、
しかも自分の許しも得ないままに決めたことにひどく腹を立てていた。

また、彼はセレツェの相手はツワナ人内からしかるべき相手を探すべきであり、
イギリス人女性などとんでもないと考えていた。

         / ̄\
         |     |
          \_/
       ノ L__|__
       ⌒:::\:::::/::\
      / <●>::::<●>\
     /    (__人__)   \  お前の相手はこっちでちゃんと用意しただろ!
     |       |::::::|     |  いったいどこが不満なんだ!
     \       l;;;;;;l    /l!|
     /     `ー'    \ |i
   /          ヽ !l ヽi
   (   丶- 、       しE |    
    `ー、_ノ       �堯�l、E ノ >
               レY^V^ヽ

68O ◆XLjdU8ssbY:2013/05/03(金) 22:46:26 ID:zUg8uCuE0
 
             __
         , -‐- 、 r'´ 三ミヽ.
     r'´彡,   彡'   ミ、ヽ
.     ノ  '〃'/ l''ヘ\ヾミ`\\
    ,'      ノ  ヽ.     ` ヽ
     l ノノ,リ,r ァ'-、   ゙>-ミ、ミヾ │
    | '〃'.,ノ ′__    __ `\ ヾ |
.     l r,=i|. ゞ'⌒`,  、'⌒ヾ' |i=、l        (申し分ない家柄の王妃候補)
.    |.l.ト:l| '/// / /,ハ ///, ||fリ|
      |.ヾ=l! r _‐-‘ニ'='ニ’.-‐ 、lレ' l
.    ||i:  | | トカエエエエエ夕l ||.ill|
.     | l|!|l.| l ヒェェェェェェェェTj ll_ レ'l二二二l
    |   l._` ー────/.ノ',.イ-〜ニ〜{
    _.⊥-┬- 、T' ‐- ニ -ァ7 ノ/r'/l二二二l
. /, -‐ 、:::ヽ::\:\._  _./ノ  {'// /´レァ/
/:/    \::\:::`:ー::ニ:ァr〈.  `ー'-‐' /./Z
レ      T‐-`ニ::‐/ ヽ\.   ''ニニ 'ノ,ハ
|     ,. -─┴- 、_/{.    ` ` フ"´「 ̄  j
ヽ    r' ´  ̄/  ヽ.   _/  │  / |

             ____
           /      \
          / ─    ─ \
        /   (●)  (●)  \
        |      (__人__)     |   お断りします
        \     ` ⌒´    ,/
 r、     r、/          ヘ
 ヽヾ 三 |:l1             ヽ
  \>ヽ/ |` }            | |
   ヘ lノ `'ソ             | |
    /´  /             |. |
    \. ィ                |  |
        |                |  |

69O ◆XLjdU8ssbY:2013/05/03(金) 22:47:21 ID:zUg8uCuE0

これは伝統のほかに、
白人女性と黒人男性との結婚によって
強大な隣国・南アフリカ連邦との関係が極度に悪化することを恐れた、
政治家としての判断もあった。
当時の南アフリカはアパルトヘイトの開始期に当たり、
人種間の問題には極度に敏感になっていたのである。

             __ ,.-¬- 、._
             / '´,  、   、 `ヽ、
          r´    / l ヽ  \ 、ヽ
           /  / /l.  l、 \  ヽ ', lヽ
        /, l. / /´ヽ lヽ   ヽ. ! ヽ. ト ヽ、           改正背徳禁止法の施行、黒人隔離地区の拡大…
        '´|  V '__ヽ. ト\、_',|   ',|            黒人の権利の制限は始まったばかりです。
         | l. ,| | __ \゙、ヽ.__ヽl.  ト.|            他国とはいえ、ここで異人種間の婚姻など認めるわけにはいきませんよ
           lハlヘ|´ `   ヽ´ ``〉,^! | !
           l\l|    |    //ィ N
          | ハ ヽ  __   /ハ/ `       _
          '′lハn\ `ニ´/! !        ,イ |
           _,.-' /ヽ ` - ´ ,ハ\       | |ヽ
       _, - ' /   |  ヽェ、 '   | ヽー、    _ | ト. ヽ
  ,.、-‐ ´    /  |  /  〉   |   ヽ `⌒.l ヽ',ヽヽヽ
  / ヽ     〈  ,.-|ヽ/ ヽ-/ ヽ/|、  ,〉     | l_! ヽ ゙l

       南アフリカ連邦首相 ダニエル・マラン

70O ◆XLjdU8ssbY:2013/05/03(金) 22:48:13 ID:zUg8uCuE0

         / ̄\
        |     |
          \_/             
         _|___
       /     \
      /  ::\:::::::/::\
    /    <●>::::::<●> \    今すぐ離婚しろ!
     |       (__人__)   |
      \      ` ⌒ ´  ,/
.      /⌒〜" ̄, ̄ ̄〆⌒,ニつ
      |  ,___゙___、rヾイソ⊃
     |            `l ̄
.      |          |

            ____
          /― ― \
   rヽ     /(●)  (●) \
   i !   /   (__人__)     \
  r;r | ヽ |    ` ⌒´      |    だが断る
〈     } .\           ./
 l    /  /           \
 ヽ   l /              \

セレツェとツェケディの間で激論が交わされたが、
決着はつかなかった。
それに、そもそもこの件は王家だけで決着がつけられる話でもなかった。

71安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/03(金) 22:49:04 ID:7cGoWOhI0
お、始まってる

72O ◆XLjdU8ssbY:2013/05/03(金) 22:49:09 ID:zUg8uCuE0

    ∧,,∧  ∧,,∧
 ∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧
( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )  困ったね
| U (  ´・) (・`  ) と ノ どうしようか
 u-u (l    ) (   ノu-u  そんなことよりサッカーしようぜ
     `u-u'. `u-u'
【ングワト民会のみなさん】

ツワナ人8部族は、どれも徹底した民主制を布いている。
王といえど、民会での決議なしにはどんなこともできない。
そして今回、ングワト民会はいまだいかなる判断も下してはいなかった。

73O ◆XLjdU8ssbY:2013/05/03(金) 22:49:57 ID:zUg8uCuE0

        ∧,,∧ ∧,,∧
   ∧,,∧ (´・ω・)(・ω・`)∧,,∧ やっぱ両方の話聞かないとね
  ( ´・ω)(∧,,∧) (∧,,∧(ω・` ) お互いの話聞いてからだよなあ
   l U l (  ´・) (・`  )l と ノ
   .u-u (   l). (l   ) u-u'
        `u-u'   `u-u'

このため、セレツェとルースの結婚を認めるかどうかの民会が急遽開催されることとなり。
セレツェのもとには出頭要請が届いた。
こうして1949年、彼は再びベチュアナランドの土を踏むこととなった。

74O ◆XLjdU8ssbY:2013/05/03(金) 22:50:42 ID:zUg8uCuE0
: : : : : : :_,.,.,;::;::.:::.:::;;:;:;:;:;':':':'"´: : : : : : : : : : : :..,;,:.:゙'"..:.:'.';;:.:;. :..      . . . ....:...:..:::.::;:;:;;';':':'
: :_,.,.,;::;::.:::.:::;;:;:;:;:;':':':'"´: : : : : : : : : : : : :..,;,:.:゙'"..:.:'.';;:.:;. :..      . . . ....:...:..:::.::;:;:;;';':':':'"´
"..:.:::;:;:::;';':::':'"´ : . : : . : : . : : . : : . : :...:.:'"..:.:;;:;.:. ..,._'     ....:...:...:.:.:::.:::.:::;:;:;':':':'"´: :.._;_:,.; ._,:..
:'''´: : . : : : . : : . : : . : : . : : . : : .''""゙゙´_,.,.::;;;' : : .: : . :..:.:.:..::.::::::;;:;:;';:':':':'" : .__,.,;:"''':;';:::: .:::;'": : .
. : : . : : . : : . : : . : : . : : . : : . : :_.:_ _;::': . : :.  ....::.:::;;;:';':'':'"´: : `_,.,...::.':'"...:.:::;;:;:;';:;':';;:''"´.. : : .. :
. . . . . . . . . . . . . .__,.,:::;':;';'"` .. . ..:.:.:;:;;':':'"´ .  _.,..:''"、:.:::.:::;;:;:;';';':''':'"´. : . : . : . : . ::
 . . . . . . . . ._..,...;'"´...:.:.:::.:::;;:;:';':':':'"´. . . . .,.,.;'::':"".`""''''"´ . . . . . . : : . :
. . . . .    _,;::."'..:.:.:::.:::;;:;:;:;';::':':'"´ `´        . . . . . . . . . . . . . . . .. . . . ,.,:::
     ._,. :.':"...:.:::;:;';':':::':'"´                         ,, ,.,.;,;::::,:::::;''" ..:.::;':;
  _.....:;;:;:;::';::':':'"´                        .,_.,::;:':''"゙"゙゙'..:::::.::;::;:::;:::;:;';';:::';'::'''"
 ` ´ ...:.,.._                        .., . . .,;:;':"...:::::.;:;:';'"'''` .;:;'r-=´へ、;':'":'"  . .
::'".,:::;:':;''         ┌へ、        `゙"´ ´""''''""´     _,/ / ':..ヘ `.\、_
"´'"           _,/.::/.:::::;>‐''゙ ̄ ̄ハ .r─r--::;:-.:.、_:: ,<´_,::":/:':::::..`._..::;'".へ'´\/^
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─'ー─´ー─----‐'ー-─'´ー-==;;:;'__,:::".::;';';:;';;;;;;;;;;;_ヾ.∠;;,,_:::__\:".::/'';;';';:;';;;;;;;;;';';
          rュ、.                 . . ..。.         . .. .^
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    ::;__;;        ^   .    :.     ;    .  ;     ' :      ;    ~
  :;∠´... .. ̄\;,;,;::._; . '  :.......∠二ヽ.... .  ゚  .    '    ' ,  ; ^ : ;_;_:,.;_:_;_ :
  /´.::;:..\::.:、:...  <::.´ ̄`ヽ::.._ .    ' :  .     ;    ; ' :   _;∠,;;;;.:;::::;:、:;゙ヾ
/〉    ::.:ニ;;.. ,/ ̄\:::..ハ''´ .::::\.     ;  .  '   . ... .::.::;/べ;:::.::'.:. ̄ヾ::;:;;;,:;
,ノ.::.:::':::.:.:..;;.;;:;::.:./.::、:/´ ̄`\:-:ー:┴- 、 .     ;  .  ; ' :  .::/ .::;:.::::.:;:::::.;::':ヾ>ー-
:.:;:べ、___,,/ ̄`ヾ;:::.:..:;.:...::.:::;:.::/.:::.::......`ヽ::::::::..      r-、   .:└ヾ,;:::':::::;ィ;;;;;;;;:;;ツ::::::;;;;

ングワトではすでに2回民会が開催されており、
これまでのところはツェケディ側が優勢であった。
しかし、セレツェの参加する3回目の民会こそが最終的な結論を出す場となるのは明らかであり、
この民会はングワトのみならず全ベチュアナランド、それどころか世界が注目するものとなっていた。
「黒人の王子と白人女性の許されざる恋」というものに、当時はそれほどのニュースバリューがあったのである。

75O ◆XLjdU8ssbY:2013/05/03(金) 22:51:21 ID:zUg8uCuE0

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 アホー >〉゜::)、レV,.ィ'7ヽ/  !/ ヽ !_ ヽ〈ヽ、_,.ノ
      `ヽ;::!:: / !/  ハ   !   ` 7-‐''"´)
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  ∧      '〉''7   |:    /      )
 / !ヘ     / /   |:   〈      /
ヘ!   `ヽ/ /━  /|   ━ゝ、    〈
! ヽ    Y) 〉、  /:::::ヽ   /::::ヽ、  \

各国の報道陣

76O ◆XLjdU8ssbY:2013/05/03(金) 22:51:51 ID:zUg8uCuE0

                         , ―- 、
          ,  -――┐        /、    \ __        /´ ̄` 丶、
           | /二二二|      <^\丶-----〉   ヽ    _,/\     \
          lィ, ニニニニア      /,ニ丶._  ̄ ̄〈二二二.L_   \\ \___/
         〈イ:::::/__,二. ,ニl        〉l   }/ニl¬-'ィ:ァ:ァt:tァイ   厶\丶 ___〈
          ‘i{ i} └‐'. }┘     く ,,,,_, l r-く::/1{ ,ニ、 ,ニ.{´   ノl  }:/ヘー――ァ┘
          `T L_ '''--'i'      ‘T´   _人ニ!_}   , ) |}  く ,,,,,  //:::::::::::/
          /(丶-ヽリリ'          ̄)'´/∧ノl_ ` こ´人  〈ー  ノ´ ニニ 〈
      , -‐'´ | \ /\l\_      /}/ / ヽ \ 天 /、|` ー∟、/´ ̄ ̄\_
      /  ̄`ヽ  ̄ / \〉ヘ〉  |     /´l ̄ /⌒ 〉/ヘ〉〈l  〉   l∠ -‐ '´ ̄ ̄` \
      |    |  \  \| | |     //l  l    / \∨∠l∠/ \          ヽ
      | /  j     ̄ヽlム| |     / /l/| l |   '    /'´  〃    ヽ         |
     /-― //     o /|   '   ̄ 〈   |    o  /{ }      !  /    リ
     |  //         l |  /      }    |      / V       | /     /l
    /    /         l |  |     /|   |     ,  /      |      / !
    / 、  /ヽ         o l |  |      /    |    o/  |     ,'       /  |
    〈  ヽ 〈 /         〈 |  |  , -‐/   /    /   |      /         |   |
    ヽ   }          l |  |/  /´  /(     /  ノ    /        |   |
他7部族からの使節団

77O ◆XLjdU8ssbY:2013/05/03(金) 22:52:18 ID:zUg8uCuE0

..           ''';;';';;'';;;,.,
             ''';;';'';';''';;'';;;,.,
              ;;''';;';'';';';;;'';;'';;;
             ;;'';';';;'';;';'';';';;;'';;'';;;
          vymyvwymyvymyvy、
      ヽ(゚д゚)vヽ(゚д゚)yヽ(゚д゚)v(゚д゚)っ
 ⊂( ゚д゚ ) と( ゚д゚ ) 〃ミ ( ゚д゚ )っ ( ゚д゚ )つ
   ゝηミ ( ゚д゚ )っ ミ) ⊂( ゚д゚ ) .(彡η r
    しu(彡η r⊂( ゚д゚ ) .ゝ.η.ミ) i_ノ┘
.       i_ノ┘  ヽ ηミ)しu
           (⌒) .|
            三`J
やじうま

その他もろもろの人々、約1万人が集まり、
ングワト首都セロウェは時ならぬ喧騒に包まれていた。

78O ◆XLjdU8ssbY:2013/05/03(金) 22:53:09 ID:zUg8uCuE0

                      , -──‐‐-、                  _,. -‐^ヽ、
 |`ー─‐'~` |`ー──'~`      / ,-─==-‐‐、\       lニニニニフ r--‐''"   r'' ̄
 | L___l | | L___l |     / ,,---、  ,,,---、ヽ        / /   " ̄ ̄ | |
 | L___l | | L___l |     i ''"フ-ァ'ハ ,r‐< i       / ム-、     | |
 | |    ゙‐゙ `‐´   | |     |   '`ー゚ 」  L`゚‐'^ |      /_/`フ ノ lニニニ  ニニニ^ゝ
 | |  lニニ rニrニニl   | |     __| ,,、--└Li┘---、 |___       ゝソ /      | |
 | |  lニニ rニrニニl   | |   { ti/   /\   \iァ }     /. 〈   lニ二___二ニ^ゝ
 | |   j. | | |     | |    Y    ./´ ̄`\   Y´     /ノ\ヽ、
 |___|  ノノ <ソ   ゝ、ノ   ノ  ∠__/\_ヾ、  ヽ   _ノ"    `ー、ニニニニニフ
                 / /  /  i  ヽ ヽ   \
                i  /   ,'    i   ヽ ヽ   !
                | i   i     i    i  }    }
            ,.、-‐‐┤ :   !     !    }  ! ノ ノ‐--、,_
         ,、-''"    ヽ ヽ  ヽ丶   !   ノ ノ  /    `‐-、,_
      ,、-'"         \ \ ヽヽ  !  /    //         `'‐、,_
     /            \ヽ、,,__ ヽ、,, i/ //  /            \
    / \             ヽ  `r-、,  _/ /   /            / i
┌‐────┐           ヽ  \ノ二ヽ /   /            /    |
│ サイバンチョ .!            ヽ   i   i   /            /,、-   |
├───‐─┴────────────────────────────
|ではこれより、ングワト民会を開会する!
└─────────────────────────────────‐

79O ◆XLjdU8ssbY:2013/05/03(金) 22:54:21 ID:zUg8uCuE0

まず口火を切ったのは、
摂政のツェケディだった。

        / ̄\
          |    |
         \_/
           |         /)
       /  ̄  ̄ \    ( i )))      ツワナの王はツワナの中から結婚相手を選ぶべきだ!
     /  ::\:::/::  \   / /      国外の平民、しかも白人と婚姻を結ぶべきではない!
    /  <●>::::::<●>   \ノ /       もしこの結婚を強行するのなら、
    |    (__人__)     | .,/        彼は王位から降りなければならない!
    \    ` ⌒´    /
    /__       /´
   (___)     /

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::
     ハハ
    (lコ゚=)
    /  ハ ハ      ∧∧     ∧,_∧
    |  (д゚=)    (д゚ =)    (д゚= )        ソウダナ、ソノトオリダ
    |   / ⌒ヽ   /  =ヽ  /  =ヽ      伝統ハタイセツダ
      / y / =ヽ | |  Y  |  |     = |
     (ξ二ノ  =/ .|   |  | ノ |   |  |
     | | `iー- m/ / // |  / ノ

80O ◆XLjdU8ssbY:2013/05/03(金) 22:54:51 ID:zUg8uCuE0

これに対し、セレツェは反論する。

         ___
        /     \
      / \ , , /  \
    /  (●)  (●)   \         結婚は個人の自由意思でするものだお!
     |     (__人__)     |         それに相手がいないのならともかく、やる夫はもう結婚しているお!
    \     ` ⌒ ´    ,/         王位にふさわしくないという理由で離婚させられるなんて納得できないお!
     ノ          \
  ._i⌒i⌒i⌒i┐         ヽ
 ( l  l  l  l l
  ヽ      /

81O ◆XLjdU8ssbY:2013/05/03(金) 22:55:40 ID:zUg8uCuE0

         ___
       /     \
      /   \ , , /\
    /    (●)  (●) \           それに、彼女は十分な教育を受け、
     |       (__人__)   |           やる夫と出会う前はきちんと働いていたお!
      \      |r┬-|  ,/           彼女もこの地に骨を埋める覚悟はある!
     , -‐ (_).ヽ`ー'´   ィヽ           まちがいなく、彼女は王妃にふさわしい女性だお!
      l_j_j_j と)         i
       ̄`ヽ        | l


  \       |    |     /          /
    \      |    |    /        //
\    \     |   |           / //

    ハハ
    (ロ゚=)    ハ ハ      ∧∧   ∧ ∧
 ヘn |  、 ヽ  (∀゚=)    (∀゚ =)   (Д゚*=)           ソウダ、ソノトオリダ!
 `ー、`(´`´_ノてγ(´) ⌒ヽ   /  =ヽ /  =ヽ          マズヤッテミヨウジャナイカ!
   / ̄/⌒ノ `ーヽ_ノ ヽ / |  Y(´9/     = |
  (__,ノ |  |    //=ノ /  |   | ヽ  |(´ヽ |  |
     (_)  / | Y  (_/ / /`ー|\ `  ノ

82O ◆XLjdU8ssbY:2013/05/03(金) 22:56:11 ID:zUg8uCuE0

こうして議論は終了し、採決は行われた。

【審議中】
    ∧,,∧  ∧,,∧
 ∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧
( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )
| U (  ´・) (・`  ) と ノ
 u-u (l    ) (   ノu-u
     `u-u'. `u-u'

【可決】
パッ   パッ   パッ    パッ   パッ    パッ
 [合格]  [合格]  [合格]  [合格]  [合格]  [合格]
  ‖∧∧  ‖∧∧ ‖∧,,∧ ‖∧,,∧ ‖∧∧  ‖,∧∧
  ∩・ω・`)∩・ω・`)∩・ω・`)∩・ω・`)∩・ω・`)∩・ω・`)
   (    ). (    ). (    ) (    ) (    ) (    )
   `u-u´  `u-u´   `u-u´  `u-u´  `u-u´  `u-u

83O ◆XLjdU8ssbY:2013/05/03(金) 22:56:46 ID:zUg8uCuE0

                      , -──‐‐-、                  _,. -‐^ヽ、
 |`ー─‐'~` |`ー──'~`      / ,-─==-‐‐、\       lニニニニフ r--‐''"   r'' ̄
 | L___l | | L___l |     / ,,---、  ,,,---、ヽ        / /   " ̄ ̄ | |
 | L___l | | L___l |     i ''"フ-ァ'ハ ,r‐< i       / ム-、     | |
 | |    ゙‐゙|` `‐´  | |     |   '`ー゚ 」  L`゚‐'^ |      /_/`フ ノ lニニニ  ニニニ^ゝ
 | |  lニニニ ニニニl  | |    __| ,,、--└Li┘---、 |___       ゝソ /      | |
 | |    ノノ| |     | |   { ti/   /\   \iァ }     /. 〈   lニ二___二ニ^ゝ
 | |   ノノ | |     | |    Y    ./´ ̄`\   Y´     /ノ\ヽ、
 |___| ノ"  ゝノ.  ゝ、ノ   ノ  ∠__/\_ヾ、  ヽ   _ノ"    `ー、ニニニニニフ
                 / /  /  i  ヽ ヽ   \
                i  /   ,'    i   ヽ ヽ   !
                | i   i     i    i  }    }
            ,.、-‐‐┤ :   !     !    }  ! ノ ノ‐--、,_
         ,、-''"    ヽ ヽ  ヽ丶   !   ノ ノ  /    `‐-、,_
      ,、-'"         \ \ ヽヽ  !  /    //         `'‐、,_
     /            \ヽ、,,__ ヽ、,, i/ //  /            \
    / \             ヽ  `r-、,  _/ /   /            / i
┌‐────┐           ヽ  \ノ二ヽ /   /            /    |
│ サイバンチョ .!            ヽ   i   i   /            /,、-   |
├───‐─┴────────────────────────────
|セレツェ・カーマの王位継承、ならびにルース・カーマの王妃就任は可決された!
|これにて閉会と致す!
└─────────────────────────────────‐
こうして、ングワト、並びにツワナ人内部においてこの結婚は法的に承認され、正式なものとなった。

84O ◆XLjdU8ssbY:2013/05/03(金) 22:57:28 ID:zUg8uCuE0

閉会後…

             ____
           /      \
         /           \
        /   _ノ ::::::: ゝ、  \      叔父上…
          |   (○)  (○)  u |     本当にごめんだお…
        \   (__人__)   ,/
        /    `⌒´    \


        / ̄\
          |    |
        \_/
         _|___
       /       \       そんな顔をするな
      /  u   ノ  \     わしは認められないが、民会で正式に決めたことだ
    /      u <●>:::: \    …おまえがングワトに戻ってきたら、
    |         (__人__)|    わしはクウェナ族の地に移住しようと思う
     \    u   .` ⌒/
    ノ           \

85O ◆XLjdU8ssbY:2013/05/03(金) 22:58:05 ID:zUg8uCuE0

       ____
     /      \
   /  _ノ  ヽ、_  \        そんな!
  / o゚((●)) ((●))゚o \      そこまでしなくてもいいお!
  |     (__人__)     |      やる夫をこれからも補佐してくれお!
  \     ` ⌒´     /


         / ̄\
        |     |
         \_/
           |
       / ̄ ̄ ̄ \
      /ノ :::: \::::: u \      王にたてついて、ングワトを混乱させたんだ
    / <●>::::<●>    \     このくらいの責任はとらにゃならんだろうよ
    |   (__人__)    u.   |
     \ u.` ⌒´      /     …南アフリカの動きだけが心配だ。無事に済むことを祈ってるぞ
     /       __|___

86O ◆XLjdU8ssbY:2013/05/03(金) 22:58:37 ID:zUg8uCuE0

       ____
     /      \
   /  _ノ  ヽ、_  \
  /  /⌒)   ⌒゚o  \      …お…叔父上…
  |  / /(__人__)      |
  \/ /   ` ⌒´     /


            / ̄\
           |     |
             \_/
               |
 l^ヽ   /^l    /  ̄  ̄ \       なあに、お前が戻ってくるまではまだ摂政だよ。
 ヽ `_/ /   ./  \  /   \     はやいとこ留学終えて戻ってこい。待ってるぞ
 r'ヽ   ヽ /  ⌒   ⌒   \
  ゝ、 r'ヽi|    (__人__)     |
  `ヽー、ノ \    ` ⌒´    /

87O ◆XLjdU8ssbY:2013/05/03(金) 22:59:50 ID:zUg8uCuE0

             __ ,.-¬- 、._
             / '´,  、   、 `ヽ、
          r´    / l ヽ  \ 、ヽ
           /  / /l.  l、 \  ヽ ', lヽ
        /, l. / /´ヽ lヽ   ヽ. ! ヽ. ト ヽ、           これは困りましたね。
        '´|  V '__ヽ. ト\、_',|   ',|            …まあ、こちらにも考えがありますが
         | l. ,| | __ \゙、ヽ.__ヽl.  ト.|
           lハlヘ|´ `   ヽ´ ``〉,^! | !
           l\l|    |    //ィ N
          | ハ ヽ  __   /ハ/ `       _
          '′lハn\ `ニ´/! !        ,イ |
           _,.-' /ヽ ` - ´ ,ハ\       | |ヽ
       _, - ' /   |  ヽェ、 '   | ヽー、    _ | ト. ヽ
  ,.、-‐ ´    /  |  /  〉   |   ヽ `⌒.l ヽ',ヽヽヽ
  / ヽ     〈  ,.-|ヽ/ ヽ-/ ヽ/|、  ,〉     | l_! ヽ ゙l

こうしてセレツェの王位継承は、ツワナにおいて正式に承認され、
セレツェは卒業のためにオックスフォードへと戻った。
しかし、ツェケディの危惧の通り、南アフリカ連邦がこの件に介入し、
セレツェの人生に大きな影響を及ぼすこととなる…

88O ◆XLjdU8ssbY:2013/05/03(金) 23:01:13 ID:zUg8uCuE0
今回ここまで。

89安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/03(金) 23:06:44 ID:jrmbo5ts0
乙!
大国ってのは大抵ろくなことをせんな……ジンクスでもあんのか

90安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/03(金) 23:08:27 ID:7V5XWjYM0
乙です。
興味深い内容で面白い、チェックしとこう。

91安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/03(金) 23:17:11 ID:7cGoWOhI0

イギリスお得意の分断統治とか見ると
単に人種だけで区切るアパルトヘイトって悪手だったよなあ、と思ったり

92安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/03(金) 23:19:53 ID:Cc5gq3xM0

分かっているけど面倒くせーなアフリカは

93O ◆XLjdU8ssbY:2013/05/03(金) 23:46:06 ID:zUg8uCuE0
(p_q)ちなみに民会の議長はホントは王なんだけど、
裁判長とか登場させちゃったよ!
まあ、たぶんこんな案件の時は王以外が議長やってると思うんだ!
自分の裁判自分で仕切るわけにいかないしね。

あと、ツェケディの演説内容はわかるけど、
セレツェの演説内容はぶっちゃけ創作です。
大筋でそう外れてはいないと思うんですが。

94安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/04(土) 00:01:12 ID:Za7Wcubg0

できれば以後は前日に投下予告してください

95安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/04(土) 00:10:22 ID:XyjseGDc0

結婚にも介入か

あ、事前予告は可能だったらお願いします

96安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/04(土) 07:36:33 ID:MU72.TrY0


こういうの見ていると日本の明治維新がどんだけ奇跡の産物だったかよくわかるな
偉大なる先人に感謝

97安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/04(土) 10:57:49 ID:8835XWX.0
明治は日本の地理上の利点も多い
資本の蓄積も
江戸の平和と農業生産力の高さが可処分所得を産み、商業の発達や高い教育産む

普通は不利な封建制で権力が分散されていたのもよかった

従来のやり方でないやり方を取れる機敏な組織が国に複数並存しえた

この革命の主体を担ったのは権力階級に属しながら権力を持たない下級武士だった
このこと自体は歴史上ありがちだったが

98安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/04(土) 11:04:02 ID:RTzxS9U60
>>97
だからこそ大半は明治維新後に冷飯ぐらいで粛清されちゃったんだよな…
士族反乱がおきた場所考えると

99安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/04(土) 11:37:25 ID:Za7Wcubg0
アフリカ諸国がどんだけ不利な立場にいたかは『新書アフリカ史』読めばよくわかる

100O ◆XLjdU8ssbY:2013/05/04(土) 13:26:13 ID:qIkqwMEc0
今日の夜、20時くらいに投稿できると思います

101安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/04(土) 15:08:56 ID:eWRKetWo0
乙でしたー

102O ◆XLjdU8ssbY:2013/05/04(土) 19:53:02 ID:8NO9N2zw0
ちょい早いけど、はじめますよー

103O ◆XLjdU8ssbY:2013/05/04(土) 19:54:06 ID:8NO9N2zw0

             ,r ''.:.:  ,ィイ彡'"´.:. ``ヽ .:.:.::::::::::::::.ヽ
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          〃  . : : : : : jii l l ト、 ', : '; .:.:.:.:.:.:;;;;;;;;;;:.:.:.:.:.:.:.:',
           l1 . : : : : : :jii l i トト、;;;;.......;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;;;;;;;;;;;;;;;;;`、
            l1: : : : : : ィイリ 川 ヽト、;;;ヽヽ;;;\`ヾ;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙,
          /イ: : : : ;.ィイソ   '、ヽー====-、ミミヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i
        〃,': :.j ィイ  ̄二ニヽ   ';.:.:-モテ=`ヽ )ハ;;;;;,r‐ 、;:;;;;;;;j!
        lハ{ i j j;;',  ィてテン.;,   ``゙゙  ̄`   !;;;;レイ !;:;;;;;;;!
          `ヾ从;;;;;',  "゙ ´ ,′:        ノl/リ ) ,!;;;;;;;;!
           `ヾ从;;;',    ノ ,::.        ′ノソ/;;;;;;;;j!
                `゙゙j!   (  `::.:.        、_ノ;;;;;;;;;;j!
                 ノハ    `゙゙"´        /, j;;;;;;;;;;;j!
               jハ    ー===…'    / ,゙ {;;;;;;;;;j!
                 ゙、   、 ___ ,,     / .,′ ;,;,;ッツ
                   ゙、        __ /_ /_ ヾツ-‐…┐
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1948年まで南アフリカ連邦の首相を務めていたのは、
ボーア戦争の英雄であるヤン・スマッツである。
スマッツはトランスヴァール共和国法務長官として一軍を率い。
優勢なイギリス軍に対し「非正規軍」を率いてゲリラ戦を行い、勇名をはせた。

104O ◆XLjdU8ssbY:2013/05/04(土) 19:54:55 ID:8NO9N2zw0

      / ̄二ニ= 、     __, --―==ニ二≧.__
.      / /   、  \  // ス、   -=○≠‐ゝ,-‐ `ヽ
     レ'/   ヽ\\ `< .イ / -‐=≠ニ二_ / ̄ `   }
     レ'  , -‐  ハハ ト、 ':. |-‐ _,.=ァテ从:. (_、 ̄`  '.
     |  // //  |li ト、,(] |.ィ=彡'/ル'‐-ハト、ヽヽ    >―=ァ‐―--
     |/// /    | l 川ト、ソ ル'.:://(  行㍉ヽ ノハ_;ハ  _/  r‐'   ̄
     |//       | l' ムィ斗くハ:l八   `ニ=  (fハリ:j:;>く.{  ノl\
     |/      | ト、::::V人ゞ リ          _、〉/:イ   \ニ{ ヽ\
     '         | |',ハ::::)ノノフ′     __ 、_ ´/人ゝ    `ヽヽ\\
     ,         | |'i 川'((.:/      ´ ¬` /         \ ー==ミヽ
     |        , リ/{/ ̄ ̄`ヽ\     /               ー=、 ヽ
     |       ,' //     //lト.\_ ..ィ_              \
     |       , //l\ー-=// | \_|_,ヘ ∧ー‐≠ニフ ̄ ̄ ̄ フ77ア广
     |        l l/ |ヽ \ //、__,l`ヽ   ノ}/ ハー-=ニ、     / // //
     |         l ; /|  \{{  ー-=二ニ=-く'_/_}ー-、  ヽ_/ /// /'
     |        /, |   ヽ   \\  爪     \ {  | /// /
    |     l // |i    ',      \{ l,ハ      ';i  |'/// /
.      l     ///  ||     ',  l      \ヽ}     ハ |'// /     /
      .    //イ i l||      ヽ. l         | ̄ ̄ ̄「' | l|i/ /   /
       ',   / 八ハ l||       \       |      | | l|   /

トランスヴァール降伏後は政界に復帰し、
ボーア人(アフリカーナー)政党を率いて英国派に圧勝。
南アフリカ4植民地(トランスヴァール、オレンジ、ナタール、ケープ)の合同を指揮して、自らは首相となった。

105O ◆XLjdU8ssbY:2013/05/04(土) 19:55:37 ID:8NO9N2zw0

                ッ-‐…ー-、
               , -'゙. : :: :::::: :: .`ヽ
             / . : :: ::;:::::::::::::::: : ト      r、.,.、
             { : : ;;、厶ヘヘ;;、、;: : ゙!     ゙! ゙i、 >:、   
            ラ _;「´セT' f゙セト ):: {      ゙! !i-タ┐ 
           ,r‐ ゙! l、';   ; !、  Tフ:;!.._  r‐、 l,  <,.イ|       イギリスは強大だよ。
            /   ゙!;:::゙!   ,ニ、 /゙:;(  ヽ ヽ.`ー'、、 '  {      もとは侵略者とはいえ、
         /     ,〉::l゙ 、 `ー' ,:'}:::{    ', `ヽ、 ! ,、 >、     彼らと仲良くやっていくしかアフリカーナーの道はないんだ…
         ,'    ,」∧ヽ_`ー‐''゙_ノi::::ト、_  _',__  `Fニノ゙.::..`、
        _l__,,.、-''"...:::::`'| i_| i」 l/::lコ:.`ー""ニ':, ̄`゙';:::::::::::::::..`、
      ,r''" .....::. ...::::::::::::!、  ノ ,|::::::::;' .::::::::::::::::::::::::::::';:::::::::::::::::..゙:、
      / .::::::::::::::::::::::::::::::_:;;:二ニニ,::::,=、:::::::::::::::::::::::::::::::';::::::::::::::::::. ゙:、
     ,' :::::::::::::::::::;、-ニ"`ュ_  _,.、-'゙l, }-{ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.゙i
     ,' :. ::::::::::::::/,: -'ニニァ' ̄ _,..l,リ | ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
    / ::: ::::::_;:/ '  ,、<- ''::"::::::::::{ /::::::::::::::::;r──t─-- 、、;;;:、'゙
    / ::::_;、-''゙.:::!、_ /.:::::::::::::::::::::::::::::レ'゙:::::::::::::::;'/    ',
   ,/ -''"....:::::::::::::.. ;'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;'.;'     ',
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  i゙ .:::::::::::::::::::::;、t'゙:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;' .|; i     l
  ゙!::::::::::::::::;、-i゙  〉 ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |.l i     l
  `'┬-‐''゙  ll ./ .:: ..::::::::::::::::::;;、-''"´ ̄`ヽ::: l l l     .l
    |      ll ゙:、 ::::::::::::::::::;/ ,!  、    ゙i / l l- - - - ┤
  ─┴─-、、ll.. ゙:、:::::::::::::/,: ,/i  、゙:、   ゙i  「""""""""`ヽ、

スマッツの政策は対英協調、この一言に尽きる。
南アフリカ国内では人口的にも政治的団結でもアフリカーナーは英国系を凌駕しており、
そのため政権は常にアフリカーナーが握ってはいたが、
圧倒的多数派の黒人に対抗するためにも白人間で対立を起こすわけにはいかなかった。
彼自身がボーア戦争の名将であり、イギリスの恐ろしさを熟知していたことも大きな要因であった。

106O ◆XLjdU8ssbY:2013/05/04(土) 19:56:21 ID:8NO9N2zw0

      rfニ、ヽ
      l。 。 f9i
      t≦_ノゝ、            ,,....,,,,__        ,rrテ≡==-、
      `ブ´,,:: -- ::、       ,r''"''''''ヽ:::`ヽ.     (〃彡三ミミ::`ヽ
      ,rニュf::r-‐t::::::::ヽ     f´,,..、 r"::::::::::i      /"~´   i三ミ::::i,
     /,,, Y.. -‐ ヾ::::::::l      ノ゙ f・=  7:::::::::::l.    f:、 ‐-:、 (ミミ:::::::l
      ム゚゙゙' く、'゚`  ゙'"):::l    ヽ''    ゙'⌒リ:ノ    ノ゚ヲ ''・=  リ::r-、リ
     l=,,;;:. l=、  ..::" ,)ヽ、   j⌒    ト'"fノ     l (-、ヽ'"   ゙'´ノ),)
    /`ゝ-''^ヽ''"  ,/: : : :\  ヽ、: : : '" ノ^i,     lィー-、    ノ-イ
    /rf´ i′  ,f^ヽノ:,. - - 、 ヽ,,. -テ) ,/  `ヽ、   t_゙゙   _,,.. :: "  l、
   ゙'゙  l   l: : j :f´: : : : : ヽ,/   '''"´  ,,.: -  ヽ    `ユ゙"    ,ノ::ゝ、
      !   /: :ノ l: : : : : : : ノ,      ,:'"   ゙ヽ i,.r‐(´::::〉   ,.ィ":::::/::::::
      /-‐-/: :/: l: : : : : : ,/ /     /      ,f´:::,::ヽfト--テ:::::::::ノ:::::::::
. _,,..::-,テ   /`7: :(: : : : : /ヽ/     〃       リ:::,'::::::ゝ!r7/ー一'":::::::::::::
`_,:ィ''"  _,r''" f: : :ト---ヲ /      fノ       /::/::::::://://::::::::::::::::::::::::::::
-‐-‐'''フ"  ,.ノ,:::::」、,:r'"  ,i     /       /::/::::::://://::::::::::::::::::::::::::::::
、..、く´_,,∠"ィ''"´ /   ,>     /\、   ,ノ:::/::::::://://::::::::::::::::::::::::::::::::
´  ,ヘr:、-、=---/    ,:イ    ,ノ   `゙ヽ、/:::::i':::::://:://::::::::::::::::::::::::::::::::::
ーフ´ > ヽ`ー、/    /く _,,..ィ''"゙'  _,,:ィf-:、::::::!::/`゙゙ブ':::::::::::::::::::::::::::::::::::::
/ / ,,ゝヽ, )  ,./ ィ'"   r-‐ ''",.,    ヾ:l:/ f"´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

しかしこの政策は、国民に…とくに支持母体であるアフリカーナーにとっては、
ひどく評判の悪いものだった。

107O ◆XLjdU8ssbY:2013/05/04(土) 19:56:53 ID:8NO9N2zw0

                         ……   ・ ・ ・
   ‥ ・ ‥...
               |                ‥ ・ ‥...
                  i|
           ||   i|                    _ _ _ _ :_ :_    _ _
           ||   i!   | |      _ _ _ _    _ _ _ _ :_ :_  _ _  _ _ _ _
  ∴∵ ・・・・ ,  || 只」|_.   | !          _ _ _       :  :      _ _
          ,rij,レ'ー''‐-|  | |             _ _ _ _ _ _
         ,イノ「三三乍l  Yj」           ______
        ,「イ |l;;;;;l;;;;;;;;j」_」!!-尺ー=='T´ ̄ ̄ ニ二二二二ヽ
     _,イ'´,rーゝ                  |.     | O O O 0 ij |
  ,シニ二,イ ik/   r=、 ¨     「 |   」    | O O O 0 ij |
  |!   | i ill  ∵ _」ユl!! iユl l   _」 」  ill|     | O O O 0 ij |
  三三二 i 〕  〔iiij三二ニニ   カ三!  ill|    二二二二二l|   :  ‥ .......
  |!   | ! i/   ヾiiiii」」 iユl l。.  ヽ |..   ill|..     | O O 0 0 ij | _ _ _ _    _ _ _ _ :_ :_  _ _
  ゞー-、  ,i!  ∴  二'´¨     |_」   「|     | O O 0 0 ij |  ‥ .......   _ _ _ _ _ _
   ヽ _ゝ、|||!、_    i i.       144M |     | O O 0 0 ij l
       ヾYシシシカ>ー────-、、、__」    └ー‐──‐/       ∴∵ ∴∵ ∴ ∵∴  ………
        ヽ!Y/三三三三三r'´i ̄i  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
         ヽ」イ三三三r'´  |  |    ‥ ・ ‥...
 . .        .  `ゝニニニニr'   |  |
           /l| |!        |  |
‥ ・ ‥....  / l| |        |  |
            / l|, i                         ‥ ・ ‥...
           ,/,  l|  l
             ,l|

もともとトランスヴァールやオレンジのアフリカーナーは、南のケープ植民地に住んでいたオランダ系移民であった。
しかしケープ植民地が英領となり、奴隷制が廃止されると、
それに反発する奴隷制支持者らが「グレート・トレック」と呼ばれる大脱出を行い、北の新天地へと植民したのだ。

108O ◆XLjdU8ssbY:2013/05/04(土) 19:57:43 ID:8NO9N2zw0

                                          ,、-‐、
                                          ハミヽ ',
                                          Lミミ__ノ
                       ,',.゙:; , : '        r‐,. -‐'.:::::::::::::::::::::.`ヽ
  r'''''!                 :. ; ; . ,          ´1!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
  _ト、/        r;;;;;        rr 、              ``ヾ::::::::::::::::::::::::::::::::|
/.::::::::::',        !「 ノ   L) _ _ミ! 〉                 〉::::::::::::::::::::::::::l
.::::::::::::::!      /.:::::::.:.`ヽ 〈::::::::::::::::::::::く_                /.:::::::::::::::::::::::::::::!
1.:::::::/        〈 1.:::::::::ハ::! `""´i::::::::::::::.ヽ             /.::::::::::::::::::::::::::::::::',
「 ̄ ',           L.:::::/ ヽ     ',.:::::, -、L            /.:::::::::::::::::::::::::;::::::::::::::〉
 ハ  ',       /   〈         レ'´  ハ.:::::7ニヽ        ``ヾ:::::::::::::::/:::::::::::::/
/  ', ',      / ハ ',      (/  / ',               〉 、:::::/l.:::::::::::/
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植民後、トランスヴァールとオレンジの二国を建国したアフリカーナーは、
黒人を圧迫しながら勢力を拡大し、確固たる勢力圏を築いた。
しかし、トランスヴァールにて金の大鉱脈が発見されたのをきっかけに
ふたたびイギリスに侵略され、独立を失った。

109O ◆XLjdU8ssbY:2013/05/04(土) 19:58:29 ID:8NO9N2zw0

  ./ 7
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ニ  ニ二7          / /                 / 7
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.../            /// /      /二二二 ニニ  ニ二7                    _/ /
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          //  / /          // / /           ̄  ̄  ̄ ̄  ̄ ̄  ̄/ / ̄ ̄
        //  / /         //  / /                   .ニ 二二 ニ≡≡三三三
       //   ./ / _____ _ /   ./ /              ニ ≡ 二二 ≡三三三三三三三
            / / .|.:.:に__」」:::::::Y^^^`ヽ___   . :. :. :. :.: .: .:.|、  = ニ 二三 ≡三 三三 三三三三
              |.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:_ノ     |┘. : .:. :. :. :. :. :. .p'゙;;.:O . :q .: ;:;゙ ,゙,od .:'`;:; , ニ三三三三
                ̄ ̄ ̄ ̄ く       | .: .:. :. :./」二」p'゙;;.:O . :q .: ;:;゙ ,゙,o彡ミミヽ __.: ;: ;:; ;:;;:;:;;
. :. :. :. :.: .: .: .:. :. :. :. :.: .: .:. :. :. :. :. :.: .: .:.``ヽ  ,、、ノヽo b .〔」゙''' ''l〕.: :;:; p'゙;;.:O q .: .::.}-',ミミミ!「 -‐ ─ヽ; :; ;;;;;;
.../ l. :. :. :. :.: .: .:. :. :. :. :. :. :.: .O od .:'`;:; ,.: ;oV"´   1  ..」ゝ‐/:`ー-、   「 ̄ |  L_ノシシ  , - ─ ミミヽ;:;:;;
/  | p'゙;;.:O od .:'`;:; ,.: ;oQ r;;;;;;;;;、p o ..:.,,、、、、',     1 .::.:.:::〈瓜ノ:::::::::',〈⌒〕二二ニ‐.:::::::::ノ  - ─ ミミ _丿;:;;;
  .|. ム) p'゙;;.:O od .:'`;:; ノー`ミミ!   彡',',',',',',;',    l!.:.:::::::::::::::::.:...:: /ハ`ヽ-─-、.:::::::ノ.:.\  ノ    ニ三
レ彡ミ |:::::l  ,;彡ミミヽ   },_, イ:::::::::ハ;;';';';'';';'';;;!   il!.:::::.:.:.:.:,r ‐く ノ ノ__/。:::.:.   /. :; :; :;: ;V . :. :ィイ三三
l彡彡_ノ.::ノミyイ彡ミミミミ;:y.:.::::.:.::::::::::.:}‐、i;;:r ,;:;:;:;:;!   ll!;:;:;;:;:;;/jjjjjijijレ;:;:;;!  i!    /.: ;: ;: ;: ;:;ニ三 三 三三
レ.:.:. ニ三三 〉彡ミミミミミノィイ彡 ミミヽ.〈  ソ;:;;;;;:;:;|   llll!;:;;;:/jjlijiijijiリ;:;:;:;:;! リ  ,..イ. :; ; ;;;;; ニニ 三 三三三三
.:.:.:.:ニ三三ハ彡ミミミミ,'ィイ彡 ミミミミミ',ハ  ,r-─ノ    ノ;:;:;ヾ州州シ;:;:;:;;ノ  レ'´. :; :;:;;:;: ;;ニニ ニ 三 三三三三
.:.二三三/  ヾ彡ミミミ{ィジ jijijijijijijiiiji! フ""´ ̄7    /iijiijijijijjijijjijijijijiijィイ; :; :; :;ニニ 二 三 三三 三三 三三
 iニ,r'"´    ゞ;:;:;:;:;{jijijijijijijiiijijijijijl!     /    .:;1ij1iji1ji1ji1ii1i1l1lj1i1j; :; :ニニ ニ三 三三 三三三三三
 |/    ,. .: :;:;;:;;;;;;;;;;;;:{jj州州州州州   /    .:;1jli1jkl1jlk1jil1j1kj1klj1li1jil1kj ニ 三 三三 三三 三 三
 |  .:ィイ.:;:;:;;:;:;:;;:;:;:;:;:;;:;{州州州州州!   /    .:;jl1jil1;k1;1kk1||1||1||1|1||1|1|1|||||三三 三三 三三三三
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こうした歴史から、アフリカーナーはイギリスに対して強い敵意を抱いていた。
イギリス連邦に加盟してはいたものの、アイルランド(のち脱退)と南アフリカは反英派の急先鋒で、
しばしば連邦内に混乱を引き起こしている。

さらにこの受難の歴史は、アフリカーナーに強い団結力を与えるとともに、
他民族すべてに対する恐怖心を植え付けることとなった。

110O ◆XLjdU8ssbY:2013/05/04(土) 19:59:27 ID:8NO9N2zw0

                      r-ー¬ー- 、
                      ( r-―‐-、 ´',
                        }リ= ̄,ニヽ \}            _,、____
                   _/j 'ソ.     レV                 |    _ `ヽ.
                   l  /ハ r ニ7  _リ}             |   /:::::::ヽ  '、
                   レ' 〈∧ ー' r--イ__            |   ゝ __ノ   l
         _, -ヘ            r_ー丁/ |/l _ \          lTf⌒! 、     !
       , -'´     !        _ レヘ/´ / / /   へ、        l_ノ l|/ヘ __」
     , '´ , - 、  |       //l / /。 /__/ /  ̄   \  _, 个f´ __ノ ̄
     /   {:::::::} _」_      〈/// _l  /`7  ̄`ヽ.    /´     ヒァ'
     l   `¨´ /ナFー \     | 7 l゚ //    / \    > '´
    l   _」二\ ̄ /⌒\ /l/ /。 l       /     ̄ ̄
      ̄          ̄{    /ィ  /  /      /
                ̄/ /  /   l      /
                    l ,く _、」_,  」_,   l
                j/ /┸{口}┸―i\  l
                 _/ / l |  |ーi|ヽj
                /   /  ヒ{    l  l
               / /   }    l   l
             / /    ーアヘ   l   l
            //     /   ヽ  l  l

そんな中おこった第二次世界大戦は、南アフリカに好況をもたらした。
資源は採掘するそばから売れ、
企業も労働者も繁栄を享受する。

この繁栄を支えたのは、人種主義立法の元低賃金労働に甘んじていた黒人労働者たちである。
しかし、この好況の中で彼らも権利の拡大を要求。
スマッツ政権はわずかだが譲歩をしようとした。

111O ◆XLjdU8ssbY:2013/05/04(土) 20:00:20 ID:8NO9N2zw0

                                 r―==二 ̄`ヽ
                                  >‐-_'´ u V:::::|
          r―-―== 、               , ' r-- 、   }:::::|
          アー-'^⌒}:::::!                (  '    }  「r、:::|
         /    u  〉:::|                > i}  リ  |ヒ}}: |         バカなっ…
         ヽ ==ヘ  /-、::!    _  __       / ー-u'   |ン::: |         そんな…バカなっ…!
 _ rァ__   / i   }} |ヒ}!::|   > ^´  ヽ    ∠__r=_`-イ丁ヽ.|ヽ:::::|
>::::^':::::::::'. /  =u彡  |ン::::|   イ/⌒く  |   、---ヾエヱ二」 ! \|r
そ:/ヽ:::::_::! `1工エエハ ./\:: 「`ヽ  .> i う ヒ}l    <r 、V^ー ´`ー '_| //
 ハ。=Y{.)|   _}-r‐://   ヽ\リ <_r-┬!ト、|_  ∠≦リ::}  , イ //.....
  <.`_^、/く:|  Lー-イ/  //:.:.:.\  f=' j | ヽー-<j /イ   \//..........
  〉-- / /\ (_,イ /:.:./:.: |`Y´|\イ-、 l |   /`ヽ#\  /...................
  ヽ__//   \    ( \:.:.:.| | |:.::__| | K´   l   \#Y=―- 、.........
\   }-― 、  \r──  `'┴┴r!(___  _ア´ ̄`ヽ{     }/.................ヽ....
:.:.:.\/    }    }`ー―― 、  、‐':.:.:.:.:.}   , <`ヽ '._/   /............................
:.:.:.:.:.:V  __/    :.Y´ ̄ ̄ ̄   >:.:/:./   /\   } } ◯./..◯...................../
:.:.:.:.:.:.:Vノ.   ̄`Y:.:.| ( ̄ ̄ ̄ ̄:.:/:.:/  .|:.:.:.:.> / /  .}............................/
:.:.:.:.:.:.:.:.', \. ヽ_人.人   ̄ ̄ ̄ ̄):.:(__,.ィ__j:.:/(__/  ,イ.............../....../
:.:.:.:.:.:.:.:.:.'. ヽ_VL イ:.:.:.:.: ̄「 ̄「 ̄:.:.:.ヽ:.:.:.:.:./  |:.\/ j--―..´........../
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.V"´   ヽー--}ヽ \:.:.:.:.:.:.\/    j:.:.:.:\/........................./


しかしそれは、大多数のアフリカーナーにとっては民族への裏切り行為に他ならなかった。
高い教育を受けた英国系に対し、アフリカーナーは教育や富などで劣り、
白人間で深刻な貧富の格差が生じていたのである。

112O ◆XLjdU8ssbY:2013/05/04(土) 20:00:53 ID:8NO9N2zw0

:.: :.: . . . . . . . . . . .             ̄ ̄   ̄───   .!_____|         |____..   |
_:. :.:. :.:. :.:. :.:. :.:. :.:. :.:. :.:. :.:. :.:. :.:. :.: . . . . . . . .                                ̄ ̄
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:::::::::: /:彡ミ゛ヽ;)ー、::::::::: Λ_Λ. .  ̄ ̄ ̄ ̄─‐. ⊂ニニ⊃ ______:. :.:. :.:. :.:. :.: Λ_Λ:.: :.: :. :. :.
::::::.../ :::/:: ヽ、ヽ、 ::i:::::....(-д-::: )ー、::::::.......    ( ゚д゚ )ー、  Λ_Λ:: .. . ̄ ̄ ̄─(-д-::: )ー、::..
::. . / :::/;;:   ヽ ヽ ::l::: . /i ;:      :::i:::.::::::..... .  /i ;:      ::. i /:彡ミ゛ヽ;)ー、:::::::... .  /i ;:      :::i::..
: . (_,ノ⌒\;; ヽ、_ノ:l: . (:: ;;__/ :::./ |:::::......   (:: ;;__/ :::./::/ :::/:: ヽ、ヽ、 ::i::::.... .  (:: ;;__/ :::./ |:: .
    i⌒\)i⌒\ /:: .. / ____/ :|:::::::::.... . .  / ____/::/ :::/;;:   ヽ ヽ ::l:::::......  / ____/ :|::..
    | :::| ::;;_| :::| ::;;ノ: . i⌒i_ノ :i⌒\ /::::::...... .   i⌒i_ノ :i⌒\(_,ノ⌒\;; ヽ、_ノ:l::::...  i⌒i_ノ :i⌒\ /::..
    | :::|  | :::|:::: .... | :::| ::;;_| :::| ::;;ノ::::::::::... ..   | :::| ::;;_| :::| ::;;ノ i⌒\)i⌒\ /:::::::.... | :::| ::;;_| :::| ::;;ノ::::...
   (___/  (___/::.....  | :::|  | :::|:::::..... .     | :::|  | :::|:: .  | :::| ::;;_| :::| ::;;ノ::::::.... . | :::|  | :::|:::: ::...
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                                      (___/  (___/:::.....


この上黒人が進出してくるようなことがあれば、
アフリカーナーは二級白人ですらなくなるだろう。
失業者はあふれ、黒人にとってかわられてしまう。
彼らは本気でそう思った。

113O ◆XLjdU8ssbY:2013/05/04(土) 20:01:39 ID:8NO9N2zw0

          __ _  -‐=ニ二ニ=‐-
            |: :\: : : : : : : : : \: : : : : : : 、
        、____|: : : ‘:, : : : : : : : : : ゚。: : : : : : :\
        >: :.‘,: : : : 丶: : : : : : : : :.゚。: : : : : : : ‘:,
   ー=彡: : : : :‘,: : : : :∧: : : : : : : : ‘:,: : : : : : : :‘:,
      : : : : : : !‘:,:‘,:./ ∧\|\: : _.斗-‐: : |: : : : l
   /: : : : : : :.:l ‘,:‘:, / ∧斗 七_:.:|: :./ : |: : : : l         選ばれた民である我々白人が、
  /´7: : : : : : :.l _\{\: :{,ィf芯zア´}:./ : : l: : : : l         黒人にとってかわられる、
.   //|{: : :|: :‘:,,ィ茫x. Ⅵ `¨¨¨ /:/: : : :l、: : :.!         そんなことがあってはいけないのです!
      |{: : :|: :、:‘:, ̄          /:/: : : :.,' l: : :.:l         黒人と白人は別々の世界で、自らにふさわしい暮らしをする、
.      八: :.ト、: \{  /      イ: : : : /ノ: : : :!         それこそが両人種の幸せでありましょう!
         ヽ{ /\ハ  `  __ _  :l : : : /: :{: : : ,′
        /: : : : l\  ´こ´    /イ: :./|:|: {: : /
          /ハ: ://          |: / :|:|: {/
            ∨:|    l\_  イ :|/ _|ハ{:、_
          Ⅵ     |八r=} r=≦i:i:i:i:i:i:i:i:/ニ \
                     イi:i:} }i:|i:i:i:i:i:i:i:i:xくニニニ{
           _ x<ニ{‘:,L {i |i:i:i:ix<ニ ニ>'´\
       斗<ニ>'ニニ/|i:/}oi:i |_/ニニニ/二二ニ〕iト
     x<ニニ/二二 /i:i:i:i:i_j:_j:i:i:i/二二 <ニニニニニニ丶
     }ニ= /二ニニ/i:i:i:i:i:}o{i:i:i /二二二ニ\二二二ニニニ\
      }= ,ィ二二ニニ/i:i:i:i:i:}厂i:i:i/ニニニニニニ‘:,ニニニニニニ{
     /} /二二二ニ/i:i:i:i}厂i:i:i:i:/ニニニニニニニ‘:,二二二二ニ{
   /ニ} }二ニニ /i:i:i:i厂oi:i:i /二二二二ニニ斗<二ニニニニ{


この不安を利用して支持を拡大したのが、
ダニエル・マラン率いる国民党である。
彼らは保守的な地方のアフリカーナーを支持基盤に、
強力な人種隔離政策を提唱して支持を拡大した。

114O ◆XLjdU8ssbY:2013/05/04(土) 20:02:25 ID:8NO9N2zw0
そして、1948年の選挙…

             __ ,.-¬- 、._
             / '´,  、   、 `ヽ、
          r´    / l ヽ  \ 、ヽ
           /  / /l.  l、 \  ヽ ', lヽ
        /, l. / /´ヽ lヽ   ヽ. ! ヽ. ト ヽ、     ありがとうございます     
        '´|  V '__ヽ. ト\、_',|   ',|       必ずや白人の幸せになる、     
         | l. ,| | __ \゙、ヽ.__ヽl.  ト.|       新しい国家を築いて見せます!     
           lハlヘ|´ `   ヽ´ ``〉,^! | !
           l\l|    |    //ィ N
          | ハ ヽ  __   /ハ/ `       _
          '′lハn\ `ニ´/! !        ,イ |
           _,.-' /ヽ ` - ´ ,ハ\       | |ヽ
       _, - ' /   |  ヽェ、 '   | ヽー、    _ | ト. ヽ
  ,.、-‐ ´    /  |  /  〉   |   ヽ `⌒.l ヽ',ヽヽヽ
  / ヽ     〈  ,.-|ヽ/ ヽ-/ ヽ/|、  ,〉     | l_! ヽ ゙l

            国民党 70議席


    /        ,  iii ゙!,ヽ,  ,ヽ, ゝ、.. ;;;, ゙ヽ,
    i゙       ,  ,! , ili l i., l;, i, l;;;;,`ミ゙ヾ';;;, ゙i i
    !i゙ ;'   ,i  ,! ,/!,i,iハト, i, !! |i', ゙i; i;;;';';,,_ミ:: ;;, リ
    lv',ィ' ,;;;i 〃;/ リ.リl| !l゙:,ト,゙:、li;'、 i:.゙i;..;;;;;;;,ヾ ;;:〈
   ,ィ,ィ/ ,,;;:;;イ,/シノン' ノ ゙l! ゙'いミ`ミゝミゝ、゙';;;;;;;;;;;;;'v;;;i
  '" / ,;;-''シr--=、∠,,__゙、 ゙ゝ,;≧-─ミーi;;;;;;;;;;;;;;;;;;l        是非に及ばずか…
   i゙i゙  ;;ヘ | ーt‐:ァミ:`、` ' '<"t::ラー- |;;;ハ;;;;;;;;;;i゙
   ゙;゙、 ( ハ,!  `""´'  ゙:   `' ` ´   ノ;リ ,i;;;;;;ノ
    ゙:,゙:、.ヽ,ミト:       ,  :.      ケノ./;;ャ'′
      `:、`ー;      ,'.  :::,     '゙フー';;l゙
       ノ,;;;;゙ト     `ー-‐'゙     /};;;;;;;l、
      ,ィ'ス、;;;|`、   -‐ - ─-   /,.};;;;;;;;;;「
      _」 ゝ、;;;l ;゙:、   '''''''   ,ィ゙ 'ク;;;:;:;;;;」
  _//   `:'、 ゙; ゙' 、      ,ィ'゙ ;'ク:::::::::::;`;、_
 '"/  l    r‐`i゙:,  `ー---‐''゙  「..:::::::::;ィ^!;;;;;;;;;;;;
     ゙!   |:::::P"⌒`ヽr〜''⌒`く! ::::::::i゚_ノ,;;;;;;;;;;;;
      |   ,l:::::::|   / バ    ,l :::::;:;:;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;
      ゙: /:::::::::゙i    ヽノ    l ::;:;:;:;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;

           連合党 65議席


この瞬間、南アフリカ連邦において悪名高い人種隔離政策…アパルトヘイトが開始された。
この政策は実に1990年代初頭まで、40年以上も続くこととなる。
国民党の政策は確かに白人間の対立を解消し、結果として支持を受け続けたからである。
連合党は敗北を続け、1977年には解党してしまった。

115安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/04(土) 20:02:34 ID:6UPJSJOQ0
白人も一枚岩じゃないのか

116O ◆XLjdU8ssbY:2013/05/04(土) 20:03:46 ID:8NO9N2zw0

               , ≠. ̄  、
              / /  ` 、  ヽ、
        , -一=ラ /      \   \
         /    V r|     \   、  \
.       /      |     、  \  \ 、\
      /       ,| l   、ヽ   ヽ   \l  i
     //  / / ハ ,   ', ,   ヽ   、 l
    / 7    / / /  '. 、   、 、   '  l ヽl
      ' 〃  ' 」_/__ ヽ ぃ   い>z―┼ |  い
.     l il   l  !{ _zミ トヽ  Ⅵ__>、|  j,  | l
.     l/l   l  リ代rtュ「`ヽ 、 |乍t.刀、! 小 トヽ
.     { 、  !、 {   ̄      ヽl  ̄   ! /ヘ ハl
       ヽ ! ヽ!、        {、     ム{.ィ / {
         ヽiヽ l∧        !ノ    /l { l/
         ` ヽ{ヘゝ   ー‐ ‐一   ィ ハl ′
             } ヽへ    ̄   .イ/レ  `
            //\> __ ´/ l \
           / ,'   \____/  |  \
         /   {     〃⌒ヽ.  !
                |、   ハ   ハ  ,!
                | \ / i ⌒ i V |

さて、政権を握った国民党は矢継ぎ早に人種差別立法を成立させ、
あっというまにアパルトヘイト体制を確立してしまった。

そのなかには異人種間の婚姻どころか性行為までを禁じた改正背徳法も含まれていた。
こうした動きを進める中、セレツェの結婚は南アとしてどうしても認めるわけにはいかなかった。
隣国でもあるし、じつは南アフリカは1910年の連邦成立時に接続領土…
…バソトランド、スワジランド、ベチュアナランド、南ローデシア…
の併合を想定して憲法を策定していたのだ。
したがって、南アフリカはベチュアナランドを自己の勢力圏とみなしていた。

こうして、南アフリカは動き出した。

117O ◆XLjdU8ssbY:2013/05/04(土) 20:05:10 ID:8NO9N2zw0
すいません、所用で中断します
30分から1時間後に再開で

118安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/04(土) 20:06:11 ID:XRmG3mNw0
古臭い価値観の中で生きてんなあ・・・

119安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/04(土) 20:12:02 ID:s5MFz.Tg0
>>115
英国系白人、アフリカーナーことオランダ系白人、黒人の三勢力があった、と考えたほうが楽かもしれんね

120O ◆XLjdU8ssbY:2013/05/04(土) 20:27:53 ID:8NO9N2zw0
再開な

121O ◆XLjdU8ssbY:2013/05/04(土) 20:28:41 ID:8NO9N2zw0
1949年…
        iヽ、´`ヽ、
      r‐ l:.:.:ヽ,:.:.ヽ、``ヽ
     /:.:,:.:.:l:.:.:.:.:ヽ:.:.:.ヽ:.:.:.:l
     ///,:.:∧:.:l、:.:.ヽ:.:l:.`i:.:iヽ
   /フ:l:.:l メ 、ヽヽゝキT:.:.!:.:トヽ          こんにちは、首相閣下
  ´  l:./!:.l、l5ェヽ! 5エミヽ:l、!
    レ !:li:.l  ノ    l:./:〉ヽ!
     ヽ!Vヽ ー一 , イ!V
        ヽ!)ゝ- ,. l+ 、
       ,. -1 >_、´ ,:::::l:ヽ、
   _,. - ´///、:.:.,ヽ /::::::ヽ:::::``ー 、
  i:!::::::::く,. フ /^! `クヽ、/::::::::::::::::::r`┐
  ,!::l:::::l´:::::l /:.:.:| /:::::::::::>:::::::::::::::::/::::::::|
  l::::l:::::!:::::::l /:.:.:.:l /:::::::::, ::::::::::::::::::/:::::::::::l


              ___
         . ´:.:.:.:.:.:.:.:.:.`:..、
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      ':.匸__7:.:.:.//:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\r‐ヘ
     i//{__!:.:.:.:!:.:ハ:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:|:. V!
      Ⅳ://:.|:.:.:.廾ト、\:.:、:.:.:./:.l:.K ヽ
     |:.〈_lf Y:.:ィ=tiト、\ ヾlXミ} Vイ:!:∨         いらっしゃい、マラン首相
     |:.:.:八_l:.: 迅リ    }lリ yイl_l:.:.|         …何の要件かはもうわかってるけどね
     |:l:.l:.:.:.:|:.:.:.|     '   /:.:|:.:.|:.:|
     lハ:l:.:.从:.:.:|、   '^  イ:.:/j:./!:リ
     | ヾト:.:.\{ 〕iト r<:./:./:.:イ ′
       _ .イ: \{    ∨/イ〕ト.
     /==ミト: : : :ヽ>==ミ : : : i:i: ハ
    ,   ヽ:ヾト : : ゚, .--ヘ: : :i:i: ! ゚,
    |    、∨∧: : :V   │: :i:i/ !
    |  _}_∨∧: : ゚,  j: :/iイ__{__
    |/: 厂`ヾ: :∧: : Vm レ |======}
    {: /レルヘ \i:≧斗 ´   |/ ̄「:ノ
    l//、  ´ ̄     /-- 、 !
      ̄ \       イ     |

  イギリス首相 クレメント・アトリー(労働党)

122O ◆XLjdU8ssbY:2013/05/04(土) 20:29:36 ID:8NO9N2zw0

             __ ,.-¬- 、._
             / '´,  、   、 `ヽ、
          r´    / l ヽ  \ 、ヽ
           /  / /l.  l、 \  ヽ ', lヽ
        /, l. / /´ヽ lヽ   ヽ. ! ヽ. ト ヽ、     でしたら話は早い
        '´|  V '__ヽ. ト\、_',|   ',|       宗主国の権限で、カーマ氏の結婚を白紙に戻してください
         | l. ,| | __ \゙、ヽ.__ヽl.  ト.|       
           lハlヘ|´ `   ヽ´ ``〉,^! | !
           l\l|    |    //ィ N
          | ハ ヽ  __   /ハ/ `       _
          '′lハn\ `ニ´/! !        ,イ |
           _,.-' /ヽ ` - ´ ,ハ\       | |ヽ
       _, - ' /   |  ヽェ、 '   | ヽー、    _ | ト. ヽ
  ,.、-‐ ´    /  |  /  〉   |   ヽ `⌒.l ヽ',ヽヽヽ
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             /:.:.:/:.//:.:.:.:.:.:.:.:.:\}:.:.:._:_:.:.ヽ
           〃':.:.イ:.:.:.:/!:.:.、:.:.:.:.:.:}:.:.|:.:.:V \:.゚,
        ─/‐|:.〈_|:.:.`ト、 lハ{\:.:厶斗:.:.:.!  /:.:!  ──‐ミ         答えはノーよ
       {   ヽ|:.:l:.ハ:.:.:y=z  \´ィ==v:.:.: |卞 ヽ|´        ゚,       仮にもベチュアナランドは英国の保護領であって、
.        ゚,   Ⅵ:l_|:.:V'以     以リ|:.:.:.:| ) Ⅵ=/      }        南アフリカ領ではないの
        ヽ /: :==|:.:.{   '__     |:.:.:.:|ハ /: :!       ′       
         /: /i/: :∧:.:\   `     ,l:.:.:.从'|: i:i: |    /         内政干渉はお断りよ。お引き取りください
.         /: :.:/i/:/  \{: 〕ト    .イ/:.:.:/:/ |: i:i:∧  ,.イ
       ヽ:./i/イ  //i/:ヽ:/ } /:.イ:/{:/  Vi:ハ: :\' : i
        \{  ,:'/i/: :/ ̄` /: : : /i/: /  .ハヾi:トx : У
             ヽ {:i:i' : :′  /: : : /i/: /    \:_:_/
           }. Vi: : i   ./ : : イ /: イ       /
           | }ム: :|m/: :/イ/       /
           ! ヾハ.j ./: 彡.:/   、  /

123O ◆XLjdU8ssbY:2013/05/04(土) 20:30:39 ID:8NO9N2zw0

      /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
     / .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ト.、_
    ./ .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;:::::::::::::::::::::::|:::::::::゙''ー、
    |........   :;:::::::::::/.:::::::::/:::::::::::::/:::::::::/::::::::::::|::::i:::::::.. ::|
    .l::/:::::::::l::::/........./....  /............../........./........  ハ:::::|:::::: :|       おやおや、いいんですかそんなことを言って?
    l::i::::::::::::|:::|:::::::/.:::::/:::::::::::::::/.:::::::/::::::::/::::/ .|i ...| 、: .|       もしご協力をいただけない場合、
   ./::l::::::::::::::l::|:::::/.::::/::::::::::::::;/..::::;/ /::::::::/,::::/ i.l:::::|:::::|::::|       南アフリカの資源は1ポンドも英国に流れなくなりますよ?
  /,:'|:::i:::::::/i|:::::l:::::/:::::::::::;≠‐-:Z._  /.:::://:::/ ,!::|:::::|:::::|:: l
 ノ   |::l::::/.斤l::::|::;イ:::::::/_.|/ -、`メ::/ /::/-''7::::|::::|:::::|ヘ:l
    |::ト::ヽ,弋l:::|/:|::::;イ 攵;:cリ ̄`//  /,ィ-ァ/:::::|::::|:::::| |:!
    .i:| l:::l.:\,l::::::|::/:|    ̄      /'゙ー゙イ;':::::::l|:::l|::::|  ヾ
     l|.ノ::|::::l:::|i::::|/:::|          /、  /:::::::/.|::l.|:: l
    ,ィ''〈 |::::j:::l !:::::::::|            ヽ./:::::::/ jノ.l::/
   /,.;:;:;:;//jメ ヽ:::::|          -‐.T:::::/    j/
  /{,.;.;.;.;.;.;゙ヽ, \.ヽ;::ト、   `ー-- -‐ ,:イ l::::/
/,.;:;:;l,.;.;.;.;.;.;.;.;ヽ,  \N. ` 、  ー /|/ .|::/
;:;:;:;:;:;:;:l,.;.;.;.;.;.;.;.;.;.ヽ.  ヾ、 /、゙ ー '     |/
:;:;:;:;:;:;:;:;l,.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;:ヽ、  \__. ヽ、::,\
;.;.;.;.;.;.;.;.;.l:;.;.;.;.;.;.;.;.;.;:;:;:;\   /-、{;:;:;:,.ヽ、

124O ◆XLjdU8ssbY:2013/05/04(土) 20:31:13 ID:8NO9N2zw0

                      __ ___
                 __ ィ:´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`:...、
               ..:.:.:./:.:.:.:.`:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
              /:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:./ .二二二 \:.:.\
              ./:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:/:.:.:.:./ /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:丶!:.:.:.:.ヽ
             /:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:/:.:.:.:.:′:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\〉:.∧
           ':.:.:.:.:.:.:.:.:. ィl}:.:.:.:.:.:|:..:.:.:.:.:、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.ヽ:.:.:.         そうくると思ってたのよね
          i:.:.:.:.:.:.:./ 7:.:.:.:.:.i:{:.:.:.:.:.:!:.ト :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l:|:.:. Y.:.:.        
          |:.:.:.:.:.:〈   /|:.:.:.:.:.:l:.!ヽ:.:.:.|、| \:.:.:.:.:.:/:.}:.:.: |:.:.:i        …大戦で疲弊した英国経済にとって、
          }:.:.:.:.:.:.:.`X !:.:.:.:.:_l_|_\! \  ';.:.:.:.ムイ:.:.:ヌ|ヾ:|        南アフリカの資源は生命線。
          |:.:.i:.:.:.:.:///゙|:.:.:.:.:.:N  ` ー一 ∨/ ノ}:.イ.!:! !!        癪に障るけど、あんたの要求を拒否するすべはウチにはないわ
          |:.:.|:.:.:.///ヽ|:.:.:.:.:.:|          ==彳:.レ|:| ||
          l:.: !:.:〈/八 「|:.:.:.:.:.:|\==≠’   、   从:| |:| リ
          l:从:.:.:.〈/:.:.:.|:.:.:.:.:i:|  }    ___,  /:.l:.:| |:|
          ){ l:.:.i:.:.:.:.:从:.:.:.:.l《 乂___ (_V イ:.:.l:.リ |′
            x=ヘ:.ト :.:.:.:.厶:.:.:|       `ヽ /:.:.l:.:ノ:′
           ′   \\:.:.:!:ヽ:ト--z====ミ }ヘ:.:.:∧ \
         /      ヽ: Ⅵ: : :\| |i:i:i:i:i:i:i:i:i:i〉:ヾ{:釗 ハ
         .′   、  }: :i:i:i: : : /ゝ-----く: :.:i:i: | '  i
         {      \ ゚,i:i:i: :./         V:i:i: l′.∧
            ゚,     丶 ヽ:i:i: :}          V//!  .∧

125O ◆XLjdU8ssbY:2013/05/04(土) 20:31:47 ID:8NO9N2zw0

      /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
     / .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ト.、_
    ./ .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;:::::::::::::::::::::::|:::::::::゙''ー、
    |........   :;:::::::::::/.:::::::::/:::::::::::::/:::::::::/::::::::::::|::::i:::::::.. ::|
    .l::/:::::::::l::::/........./....  /............../........./........  ハ:::::|:::::: :|
    l::i::::::::::::|:::|:::::::/.:::::/:::::::::::::::/.:::::::/::::::::/::::/ .|i ...| 、: .|     それだけじゃありませんよ。
   ./::l::::::::::::::l::|:::::/.::::/::::::::::::::;/..::::;/ /::::::::/,::::/ i.l:::::|:::::|::::|
  /,:'|:::i:::::::/i|:::::l:::::/:::::::::::;≠‐-:Z._  /.:::://:::/ ,!::|:::::|:::::|:: l     南アフリカ連邦軍は二度の世界大戦で鍛えられています、
 ノ   |::l::::/.斤l::::|::;イ:::::::/_.|/ -、`メ::/ /::/-''7::::|::::|:::::|ヘ:l     貴国に従って出兵したおかげでね。
    |::ト::ヽ,弋l:::|/:|::::;イ ::::::::::::::::`// .;:;:;:;:/::::::::::::::::|::::|:::::| |:!
    .i:| l:::l.:\,l::::::|::/:|::::::;:::::::;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;: /'゙::::::イ;':::::::l|:::l|::::|  ヾ    …仮に隣接区域において我が国に対して危害を及ぼす事象が発生した場合、
     l|.ノ::|::::l:::|i::::|/:::|          /、  /:::::::/.|::l.|:: l       排除することもできるんですよ?
    ,ィ''〈 |::::j:::l !:::::::::|            ヽ./:::::::/ jノ.l::/       本来責任を負うべき宗主国はろくに軍も駐屯させていないようですし、ねえ?
   /,.;:;:;:;//jメ ヽ:::::|          -‐.T:::::/    j/
  /{,.;.;.;.;.;.;゙ヽ, \.ヽ;::ト、   `ー-- -‐ ,:イ l::::/
/,.;:;:;l,.;.;.;.;.;.;.;.;ヽ,  \N. ` 、  ー /|/ .|::/
;:;:;:;:;:;:;:l,.;.;.;.;.;.;.;.;.;.ヽ.  ヾ、 /、゙ ー '     |/
:;:;:;:;:;:;:;:;l,.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;:ヽ、  \__. ヽ、::,\
;.;.;.;.;.;.;.;.;.l:;.;.;.;.;.;.;.;.;.;:;:;:;\   /-、{;:;:;:,.ヽ、

126O ◆XLjdU8ssbY:2013/05/04(土) 20:32:29 ID:8NO9N2zw0

         .厶/ l:.:.:/:.:./、:.:.:.:.:.:.:.:':.:.:.:.:/:!:.:.:.: ト:.:ヽ
        /:.:/∧イ:.:.:.{:.:/:.:.X:.:.:.:.:./:.:.:.:.イ./l:.:.|:.:.|\ハ
.       /:.://://:.:.:.:.|/_レ1:.:ヽ:ル':.:.//厶斗|:.:.|ヽ/.:.:.
       i:.:〈/://゙|:.:.:.:.KYf刈` }/ ´_ )/ }:.:.|片.:.:.:i
       |:.i.:.〈/「l|:.:.:.:.| 込ソ     イf刈了/:. 1 l V:.:|          …ッ!
       |:.|:.:.:.:人|:.:.:.:.|    __ 、 込ソ /:.イ:.| |l_|:.:.|          脅迫する気!?
       |:.|:.:.:.|:.:.:|:.:.:.:.|    /  `7     イ:.:/:.:.!_!:.:.l:.:|          仮にも連邦盟主に対して!
       Ⅵ:.:. ! 从:.:.:.:|、   乂_.′    /:./:.:.:.:/:.:.リ:.:!
       {ハ:.:.|:.:.:.:.\:{:.〕ト      .イ/:.イ :.:.:/:.:.:/l:.:′
        .∧:!:.:.:.:.:.:.:.ヾ|    ̄ {:.:.:.:.イ:.':.:.:.: /:.:.:/ /
           \:.:.:ノ:/ j    /: : 彳:.:.:.: イ):.:./ /
        .イi:i: : : : 厶   _/: : : : /:.:./〕ト:<_
       / /:i:i: : 厂  \ / : : : : {:イi:i: : /  ハ
      /  i: i:i: : に二二.V/: : : : : : xi:i: /      }__
    イ    .|: i:i: : |     /: : : : : :.xi:i: /   ー─  }
 / `    /|: i:i: : |    ./: : : : : xi:i: :./、    ----  \

127O ◆XLjdU8ssbY:2013/05/04(土) 20:33:02 ID:8NO9N2zw0

                         ..- 、 , ...―――、
                    /::::::::::`:::::::::::::::::::::::`ー、
             ..≦≧{`ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
                /´ /::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::::ヽ
               j:::::::::::i:::::::::::`ヽ:::::::::::::::ハ::::::::::::::::::::::::::..、
                 ' : / ト:l::::::::::::::::::\:::::::::: :l::::::::i::::::::::ヘ::::トヽ         誤解なさらないでください。
              / /:l:::| ハ:ヽ:\:::::::::::ヽ::::::: :l:::::::|:::i::::: :ハ::l          我々は連邦に「入ってあげている」んですよ?
                /::::l:::|i |  ヽ!\斗≦=-:::::::l::::::lr‐、::ヽ::N          脱退すべきという意見は日増しに強くなっていましてねえ。
            |: 小::|:lハ‐匕ヽ     x=ミy::: :l:::::lくヽ} ハ!
            |′ハ ! l::ヽァ=ミハ  ´     ヽ:!::::;r '/::i
                    |ハ:|ヘ:ハ.  }        |: /ァ<:ハ{             さて、我々の要求を呑んでいただけますかね?
                   |! ハ 込 ゝ         |//  ハ
                   |!   >‐、‐  ´      / 〉、
                      _rニニ、ヽ_ヽ.._ .イ .イ  /:.| ヽ
                    r' ―‐、 } } }  />‐〈.    /:.:.':.:.:.`:...、_
                     l   〉」」‐'7/{':::::∧ /:.:. :/:.:.:.:.:.:.:.:.―丶
                l    }   ハ:/ 〉 イ ∨:.:.:.:.:/:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
                  j      _ノ:./ /: i   ∧:.:.:.:/:.:.:. :/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヘ
                 ァ/  ー‐ /ヽ / /::::l  /:.:.ヾ‐':.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:',
              /:.:.>―‐</:.; /::::::l /:.:.:.: :〉:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. :l
                /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/: :;/::::::::! /:.:. : :/:.:.:.:.:.:l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l

128O ◆XLjdU8ssbY:2013/05/04(土) 20:33:45 ID:8NO9N2zw0

 //7ヽ イ : //:_/_.:/ |: :.:|: : ヽ:.:.. : : : : :.. |. l  :.:.:\<二ニ.┬ ´
/イ /イ`:/: :/:l: :/:./`ヽ l: : :ト: : :.:ヽ:.:.:.. : : :.:.l:.:.:|:.:..   :.:ヽーj ノー 二
` /´: : : /: : l:. l /l:/   \ヽ:.| ヽ: : :.ト 、:.:. : :|ヽ_L:.:.:.:.|:...| ドイ ̄:.:|
  L〉: : : l : : |:. |:| |′    ヽヽ  \:.{  \: :イ´l:|:.:. :.:.|:.:.:!:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:.l
  |: : : : :! : : |:. :l{   z三ミ 、、 \   \ /ヽj  }l!:.:. :.:l:.:.:l!.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:l             わかったわよ!
  {/: : :.:!: : .ハ:. :ト  ´  `ヽ  ´  {ー'r_z三ミ、 |:. :.:/:.:.:ハ:.:l:.:.:.:.:. :.:|:.:.!            呑みゃあいいんでしょ、呑みゃあ!
 /: /: :.:|: |: :..ヽ:ヽ          i   ´    ` j: : /: : /: }/ハ:.:.:. :.:!:.:.l
./ /: :.:小 :!: :.:.:.:ヽ:\   /⌒ ー--、‐ 、    /://:.イ:.:.:/:.:.:.:.!:.:.: : ト:.:.l            呑んであげるから二度と来ないで!
':/!: ::. :.|:ハト: :.:.:.:.:.:ト.ー  /         \i   /イ:.:/´:.:|:.:/:.:.:.:.:.:|:.:.: : | l:.:l            顔も見たくないわ!
/ | : :.:.:.l:.:.:.:ヽ:.:.:.:.:.l:.:\ {         j   /:/:./:.:.:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:.:l|:.:. : l !:.!
! !: : :.:.:|!:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:l´ノ \ー-  ___ノ  .イ:/:./}:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:./|:.:.: :l j:リ
| ,.ゝ---― 7´: \:.ヽ   ` 、 ‐ _ .. .<_:.:.:./:/:.j:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:/ !:.:.:/ //
イ        { : : {  \ヽ      ̄/ ヽ:..:..ヽソ/:.:/:.:./:.:.:.:.:.:.:.:/  j:.:/ /´
       ヽ: :\   `\     {   〉:../´ `7:/- :._:.:./  /´

129O ◆XLjdU8ssbY:2013/05/04(土) 20:34:20 ID:8NO9N2zw0

             ,______
          , ー-、!    ̄ ̄ ̄ `ヽ
        /::::::;_;;;;;;;;;;;;;;ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ,_
      /:/::::::::/:ヽ:;;;;;;;;;;;;;ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ
    / イ::/::::/:::/;;!;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ;;;;;;`!
     ´/:::/::::::!:::/ !;;;:::;;ト;;;;;;;;;;;;;ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ;;;;;;!
     /::::::i:::::::!;;;!  !;;;;;;;;!ヽ;;;;;;;;;;;;;ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`!
     !:::::,:!::::::!;::!   !;ハ;;;! ヽ;;ヽ;;;;;;ト;;;ヽ;;;;!;;:::::::::;!      おやおや、怖い怖い
     !:::/ !::!::::;!|;;|--、 | ';:! ,-ヽ;;ヽ;;;;;;!;;;;;;;!;;;;;;;;;;;;;;!     失礼するとしましょうか
     !:/ |::!:::/ !       ,,  ヽ;|ヽ;;!;;;;;;;ト、;;;;;;;;!ヽ
    レ  !::!:::ハ ;;;==ヽ    ;;;==ヽ ヽ;;;;;;;! l;;;;;;;;;;!
       !;;;!;;::!     |        ヽ;;;;! !;;;;;λ!      では、頼みましたよ?
        !;;;ト:::|     !        !;;;;!/;;;;/ |
        !;;/|;;;;|    、       !;;;;;/;;;/
       ノ . !;; 、            !;;;;/;;/
          !;;;;!ヽ,  ´ ̄ ̄ア   /|;/;;/
           !;;;! ヽ、 、_   ./  |/;;/
           !;!   |ヽ,   /   |/|
               |;;|;;!―'  _,-‐''';;;;;;!-、
              / |,,-'"      /;;;;;;;ヽ_
            //へ/ヽ、     /;;;;;;;;;;;!;;;;;ヽ、__
          /;;;;;;/|;;;;;;;;;;;;ヽ、   /;;;;;;;;;;;;;;!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,,

130O ◆XLjdU8ssbY:2013/05/04(土) 20:35:02 ID:8NO9N2zw0

           ___
        . ´:./ _≧ 、
      /:.:.:.:.:.:.:l/:.:.:.:.:.:.:ヽ
.      /:.:.:.r‐1:.:.:.://ヽ:.l:.:.:.:ハ
     i:.:.:.〈_x个:.:イメ、__lハ:.:.:l:i
     |:.:.:.:KN|:.:.:.l f刊 fリ:.:ハ|
     }:i:.:.:l.八|:.:.:.|   _ '从{        カーマ夫妻をお呼びして。
     lハ:.:.|:.:从:.:.:ト ´イ:./リ        …こんなろくでもない仕事、しなきゃいけないなんて…
    _rく: ヾ:ハ:.:jハ: 7:〕ト、
 __.ノ  ヾiト: : :∧-==|: :i:i |\
´   \  ヾiト: :.:∧  |: :i:iリ  丶
          Viト: : :i  |: :i/    }
 >┬ヘ.    Viト: :|m,|:./7⌒  /
   ゝ. }    Viト:| //.ノ   /
ヽ    i|     ヾ: //イ\ ノ
  \.ノ:iト ---- にふフ丁´
.   }iノ }: : : : : : :7::ハ1ノ
.   ゝ-′: : : : : i:::l: :i:|
  /: : : : : : l: : : |:::l: :|:{
. /: : : : : : /:{ : : |:/: :j∧

131O ◆XLjdU8ssbY:2013/05/04(土) 20:35:48 ID:8NO9N2zw0

       ____
    /     \
   /  ─    ─\
 /    (●) (●) \       どうも、お呼びにあずかりまして。
 |       (__人__)    |       セレツェ・カーマと申します。
 \     ` ⌒´   /
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノ゙-、.
:   |  '; \_____ ノ.| ヽ i
    |  \/゙(__)\,|  i |
    >   ヽ. ハ  |   ||

      /                ヽ    \  \
      ,'     /  /            l    \  ヽ
      !     /  /     /  ,'    |  l   ハ  ヘ、ヽ、_,
.     | !   l   l     /  /   ,イ !   i   ! l ヽ ',` ̄
.     l |   l   l  ,/  〃 ,/   /│ l  j   l│  ! l
    ノ | ! │   | /_// //  / ,' ∧ / |  / j   l│
     ノ l ァ|   |尢/‐=乞t/ / /∠ニ「厂! / ,/  / リ      妻のルース・カーマです
     イ 八{´l  !|<f{矛:下 '     イ孑代フ.j/.  / /
.        Vハ  |  r';;z j        r';;zリ  /}, '//
        ヽ ',  |    ̄     ,   ̄  チ' /
         `ヘ lヽ       _      厶 ./
             ', {.代ト、          , イ | /
           \_'i| > 、 _ , イ/ V l./
            / ヽj       {`ヽ   ′
.        _ /  「´        ヽ} \
    _, -‐ ´     l‐--‐、 _ -‐ |   ` ー- 、
. r<\\        ヽ '´ ̄ ___ `ヽl|     / /ヽ
 y⌒ヽ \\      V  ̄ _ `ヽl|     / / ∧
./    ヽ. \\     ∨ ̄  `ヽ |     / / /  l
{      ヽ \\    ヽ     /    / / /  │

132O ◆XLjdU8ssbY:2013/05/04(土) 20:36:30 ID:8NO9N2zw0

                     ___ ___
                    ィi〔:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`:...、
                /:.:.:.:.:.:.:.∠二二二 、:.:.:..
                /:.:.:./:.:.:/:.:.: ィ:.:.:.:.:.`:..、{:.:.:.:.ヽ
               ,:':.:.}才:.:.:.:.:.:.:.:./ !:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:.゚,
                 /:.:.:/V:.:.:.:. /X/  i!:l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ト ハ
              ':.:.:/ /:.:.:.:.:/ }/\ }ハ:.:.:.:.:.! :.:.:.:.: | /:.!         単刀直入に言うわ。
            i/1:Ⅵ/:.:.:/{ イ芹ト   \斗匕:.:.: K{:.:!         王位をとるか妻をとるか、どちらかを選びなさい。
             | |:.:.:.i:.:.:人. 乂ソ     .ィ笊ア|:.:.:.|Z:.:|
             ! |:.:.:.|:./:.小.      '  乂ソ厶:.: |:.刈         植民地の運営上、この結婚には多大な問題があるの。
                |:.:.:.|':.:.:.:.:.:.:\ (` ァ   .イ:.|:.:. 从l:.|         王位に就くなら離婚しなさい。
               Ⅵハ:.:.:._:ィ: / ーz‐=彡:.l:.:|:.:.{:.:八j         このまま結婚を続ける限り、イギリスはあなたの王位継承を認めない。
                ,∠: ヾ\: : \---ヘ: \:.l:.:|:.:∧{
             /   ヽ∨ハ: : : V´ ̄ヽ: : Ⅵト'′           王位を放棄するのなら、このまま結婚を続けていてもいいわ。帰国も認めましょう。
             .イ     }: ∨∧: : ヽ   l: : :i:iハ             ささやかな温情ね。
            /       ヽ ∨∧: : : 、  |: : :i:i:∧
            /´ ̄ ̄≧==ミ  、ヾ∧ : : ゚,:|: : :i:i:l ∧
         /    ィ斧´   \__\ヽ: : :.m|: : :i:i:|   、
          {    /i:/      、 V  \\:.│: /ソ}  .ハ
.          \ ヾ込、 \ヽ. }\ヽ.  \ヾ: /i//    i}
           ー─>、 } ,}ノ  ´     \}イ {    ′
                   ̄ ヽ         トイ ヽ   i
                     }       .才芥ト{  /
                    》─…─く:::::/个v'  /

133O ◆XLjdU8ssbY:2013/05/04(土) 20:37:19 ID:8NO9N2zw0

          ____
        /ノ   ヽ、_\
      /( ○)}liil{(○)\
     /    (__人__)   \         断るに決まってんでしょうが!
     |   ヽ |!!il|!|!l| /   |         
     \    |ェェェェ|     /         だいたい、ングワト族内においては法的処理はすべて済んでるんだお!
     /     `ー'    \ |i        部族の正式な決定を、王自らないがしろにするわけにいかないお!!
   /          ヽ !l ヽi
   (   丶- 、       しE |そ  ドンッ!!
    `ー、_ノ       �堯�l、E ノ <

134O ◆XLjdU8ssbY:2013/05/04(土) 20:38:11 ID:8NO9N2zw0

                  -─== ==ミ
                  /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:、:.:.:.:. \
                  ,:':.:.:.:.:/ 二二二 \:.:.:.:.:.ヽ
              r'7:.:.:.:./:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.l:.:.:.:.|`了
               /〃:.:.:.:.:.:.:/ ヽ:.:.:.:.:.、:.:ハ:.:.:.:.:|\}
           /廴!:.:.:.:.:.:N\ ハ:.:.:.l:.Χ从:.:.:.:|イ:|      宗主国の決定は一部族の決定に優越するわ。
            | l:/|:.:.:.:l:.:.芹ミ、\:l ィ笊Υ:.:.|∧|      これは決定事項なの。
            l //:.:.:从│匕リ    匕リ |:.:.:.| |ハ     たとえ、とある筋からの圧力があったとしても、ね。
            〈//:.:.:.:i:.:ハ    ′     ム:.:.:| |:V
             V |:.:.:.:|:.:.:.:ヽ  ´ `  イ:.|:.:.:从ハ!
            八:.:.:ハ:.:.:.:.:.:≧= =≦{:.:/:.:イ:./ /
              V┬‐:=Vノ      V≧x __
              / |:i:i: : : : |ー   --/: : : : :./iト.
            ,r ’   |:i:i: : : : |=====ミ:' : : : : :/i// ヽ
           /    |:i:i: : : : |    / : : : : /i//
        ./      :!八: : : :|   ./ : : : : /i//     i
     /     i     ,ト、 ハ: : :| fハ ./ : : : : イ才   ___|__
     .′    ゝ/ { \ヽ l   /: : :ィi〔/r‐f{´     {
      {     '⌒Y   、  ヽム .イ=彡 .イ !          〉


          ___
        /      \
     ,---、   \, 三_ノ \―、
     .l   l  (●)  (●) \ |        南アフリカでしょう!わかってますお!
     |    |    (__人__)    | |       世界に冠たる大英帝国が一国の内政干渉に屈するとか、
     .|   |   |!!il|!|!l|   / /       帝国の名が泣きますお!
      ゝ     |ェェェェ|   ノ
      \         /
       /          |
      /          |

135O ◆XLjdU8ssbY:2013/05/04(土) 20:39:05 ID:8NO9N2zw0

             - ── -
             /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`:..、
         ,:':.:.:.:.;.:.:.:.:.:.:.:.:.:.、:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
          _厶/:.:/二二二二 \:.:、:_:_:_:゚,
       {_..イ:.:/:.:.:.:.:.:.、:.:.:.:.:.:.:.: !:.:.:V__}:.i
       ./イ:!:.:{:.:/ム:.:.:.:\:.:.:.:_:.l:.:.:.:| l}\        それだけじゃないの。
       〈/:./.:|:.:Ⅳトli\:.:、:.:X´:N:.:.: |イ 朴〉       南アフリカの協力を得ないで、ベチュアナランド政界に残るのは不可能なのよ、物理的に。
      |:〈/:.|:.: ィtzミ \ .ィtzミ:.:.:.:ト:.V:.:!
      |ハ:.ム:.: !匕リ    匕リ |:.:.:.|=ミ:.:.|ヽ
       /   |:圦   ′     ,|:.:.:从 バ
       .′  ゚;.:.:.〕ト  ⌒   イ/:.:/   _ヽ
      ./     \{: : |- ̄ --l:〈:.:イ /     \
    _/___ \ |i: : |ニニニl: : /  __  }
   /=========ミi: :∧    / : {   /: : : : :ヽ.!
    {:r‐:┬─ 、: : /i: : :∧  /: : ∧ /========|
.    ゞ:_:_|  __l∧:!: : : : m': : イ/ ヽf´ ̄ ̄l`ヽl
.       | ´   ` ≒ミ: |/:∠イ '⌒ヽ   「 ̄


     ____    ━┓
   /      \   ┏┛
  /  \   ,_\.  ・
/    (●)゛ (●) \
|  ∪   (__人__)    |        …物理的?
/     ∩ノ ⊃  /
(  \ / _ノ |  |
.\ “  /__|  |
  \ /___ /

136O ◆XLjdU8ssbY:2013/05/04(土) 20:39:34 ID:8NO9N2zw0

                      __ ___
                 __ ィ:´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`:...、
               ..:.:.:./:.:.:.:.`:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
              /:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:./ .二二二 \:.:.\
              ./:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:/:.:.:.:./ /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:丶!:.:.:.:.ヽ
             /:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:/:.:.:.:.:′:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\〉:.∧
           ':.:.:.:.:.:.:.:.:. ィl}:.:.:.:.:.:|:..:.:.:.:.:、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.ヽ:.:.:.
          i:.:.:.:.:.:.:./ 7:.:.:.:.:.i:{:.:.:.:.:.:!:.ト :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l:|:.:. Y.:.:.
          |:.:.:.:.:.:〈   /|:.:.:.:.:.:l:.!ヽ:.:.:.|、| \:.:.:.:.:.:/:.}:.:.: |:.:.:i
          }:.:.:.:.:.:.:.`X !:.:.:.:.:_l_|_\! \  ';.:.:.:.ムイ:.:.:ヌ|ヾ:|          …あんた、ベチュアナランドの行政府がどこにあるか、
          |:.:.i:.:.:.:.:///゙|:.:.:.:.:.:N  ` ー一 ∨/ ノ}:.イ.!:! !!          忘れたわけじゃないでしょうね?
          |:.:.|:.:.:.///ヽ|:.:.:.:.:.:|          ==彳:.レ|:| ||
          l:.: !:.:〈/八 「|:.:.:.:.:.:|\==≠’   、   从:| |:| リ
          l:从:.:.:.〈/:.:.:.|:.:.:.:.:i:|  }    ___,  /:.l:.:| |:|
          ){ l:.:.i:.:.:.:.:从:.:.:.:.l《 乂___ (_V イ:.:.l:.リ |′
            x=ヘ:.ト :.:.:.:.厶:.:.:|       `ヽ /:.:.l:.:ノ:′
           ′   \\:.:.:!:ヽ:ト--z====ミ }ヘ:.:.:∧ \
         /      ヽ: Ⅵ: : :\| |i:i:i:i:i:i:i:i:i:i〉:ヾ{:釗 ハ
         .′   、  }: :i:i:i: : : /ゝ-----く: :.:i:i: | '  i
         {      \ ゚,i:i:i: :./         V:i:i: l′.∧
            ゚,     丶 ヽ:i:i: :}          V//!  .∧


         ____
       /   u \
      /  \    /\
    /  し (○)  (○) \    マフェキング…あ。
     | ∪    (__人__)  J |
    \  u   `⌒´   /

137O ◆XLjdU8ssbY:2013/05/04(土) 20:40:03 ID:8NO9N2zw0

                  _
           _  ,.r' ´     ̄  `` 、
.        ,.r' ´    ``ヽ:           ヽ
      /      >'´   ``ヽ.        ヽ
      /       /     />―――――- 、.、 ヽ
.    ,′    /      /´  _ -―――- 、jr 、 ヽ
    l     ,.' ムイ     ムィ´       ヽ  ヾヘ}  ',
    l    ,.ィォ      l´:|    !     ヽ  ヾ〉. !        そう。
    l   く,イ升      l   ハ、  l`ヽ    },ィ  ト、  l        「南アフリカ連邦領」、マフェキング。
    l   / ,イ !:     Tヽl.、 ヽ |  ヽ、 ィ´ヽ、!.、〉 l
    ll  / ム、Y!.     ト、! ``弋ト、   イ汝}f`!ムト、 !       あんた、南アフリカに拒否されたら、
    l! く,.イ ,r.、.}i      l くr'fc=.、      ー-='.l ハ  l       行政府自体に入れないのよ?
    l!」|ゝ、込 l!     | 戈::ンj         l,イムjト、!       そんな首長が政治ができるわけないでしょうが。
   ∠_ `ヽムへ、j      ト、_           `,./l. l ,': }
 /´    `ヽヽ:ヽ ヽ、!   ハl´  ヽ.       ,. '´/ !|/イ ノ
./      ヽ! ',:{   '、   ト、 t_」_      /,イ ノ / ,′
′      {  }:l    ヽ  |     ``ヽ_,.イ/`ケ∨./
     ヽ  l. ヾヽヽ  /ヽ  !_____」 ハハ イ ∨
.      \l  ヽ::、 }/  ヽヘ、___ ヽ  /. ト、l!   l
、       `、  ヽ/    }r- 、__ヾ/ / /. / /  l
.ヽ       ヽ  /    /       ∨ / ,.イ}/   !

138O ◆XLjdU8ssbY:2013/05/04(土) 20:40:39 ID:8NO9N2zw0

      r ‐、
      | ○ |         r‐‐、
     _,;ト - イ、      ∧l☆│∧      説明しよう!
    (⌒`    ⌒ヽ   /,、,,ト.-イ/,、 l     ベチュアナランドはあまりにもド貧乏なうえ8部族に分かれていたので、
    |ヽ  ~~⌒γ⌒) r'⌒ `!´ `⌒)     国内に首都を置くべき集落がなかったのだ!
   │ ヽー―'^ー-' ( ⌒γ⌒~~ /|     だから行政府は国境の外、南アフリカの中央部北端にあるマフェキングにおかれていたのだ!
   │  〉    |│  |`ー^ー― r' |     脳を体の外に置いとくべきじゃないってことだな!
   │ /───| |  |/ |  l  ト、 |
   |  irー-、 ー ,} |    /     i
   | /   `X´ ヽ    /   入  |

139O ◆XLjdU8ssbY:2013/05/04(土) 20:41:36 ID:8NO9N2zw0

        / : : ; : : /_..-───- ._: :\
.      / : ; : :/: : /´ ______\: ヽ
     /: : _/: :/: : 厶 '´: : : : : : : : : : : : : :`ヽ: ヘ
     /:/ ,.'7: : :/: : : :|: : : : : : : : : : : : : : : : ヘ: ',
    /' , '/ i: : : :|: : : ∧ : : : : : : : : |: : : |: : : : i: |      だから、あきらめなさい。
.     ハ厶i. |: : : :|: :.|:.l ',: : | : : : : : |: : : レ': : :|: |      いっとくけど、南アフリカとベチュアナランドでは重要度が違うから、
    |:.7 /トr|: : : :∟」_|  \|\ : : : | x'´ハ: : : ;' ハ      政権が変わったとしても決定は撤回されないわよ?
    |:.' /: | r{ : : : |: ∧「`ヽ、.___,.\: イ__V_,|: :rf:/| |
    |:| |: :.| | |: : : :N 'Tに叮    ヾ hィ}r〈 { 'j.ト'|
    |:ヽ: :.| |、|: : : :|   ゞ-‐’       ̄´l | | l': :!
    l: : : └ : ヘ: : :|、         '   ノ } リ : |
    ∨: : : : : :|ヘ: :.l \     r─ャ _.  '´   l: ,l: |
   ,.、ヘ\ : : | ト: l  `   ._  ,r´       イ、 j/
  ,〈 ', ', ヽ: } | ヽ     / 「|    ィ ´|||',
  / ',. ', ',  V  |          ム -‐ ´ } ||| |


       /  ̄ ̄ ̄ \:
      ::/        ::::\:
     ;: |          :::::::| :     …それでも、やる夫は有希ちゃんを捨てることはできないお。
      \.....:::::::::    ::::, /      それに、部族の正式決定も裏切れない…
      r "     .r  /゚。
    :|::|     ::::| :::i
    :|::|:     .::::| :::|:
    :`.|:     .::::| :::|_:
     :.,':     .::(  :::}:
     :i      `.-‐"

140O ◆XLjdU8ssbY:2013/05/04(土) 20:42:16 ID:8NO9N2zw0

          . -─…─-
      /:.:.:,:.:/----- 、:.:\
.      /---7:.:レ.:.:.:.:.:.:.:.:.\}:.ヽ
     /:}/廴':.:l:l:.∧:.ト:.:.:.:i:.:.:.l:.:.:.:.
    ':.:〈//i:.:.从{_\{、:.:.:.l:.:ハ!:.:.ハ
   i:.:.: !:ム|:.:..{イ心` ヾィ厶 }:.:l:.:.:i       じゃあイギリス国内にとどまってもらうわ。
   |:.:.:.圦.|:.:.:l.辷リ   辷Y:.:.l:.:.:|       安心しなさい、危害を加えたり拘束したりはしないから。
   |:..:.:|:.:.:|:.:.:|    __'  /:.:. :.:.:.!       あくまでも一般市民として、普通の生活を送ってもらうわ
   |:.:从:.:.|ヾ:ト .  └′イ:.:./:.:.:.:|
   }:.:.:):.》:{_ \ >‐彳:.:j:./{:.: /リ
    乂/: :\:\ {\:.ノ:.:ノイ :!:.:′
    〃 ̄` Xi:i: : ∨こ「\  レ′
    ′    Ⅶ!: : ヽ. l: :i:iハ
   i|       《i:i: : : i |: :i:i  、
   l|     --ヘi:i: : :ヽ: i:ト. __{_
   |〉、/: x====\: : :il1| }===}

こうしてセレツェは帰国を阻まれ、イングランドでの生活を余儀なくされることとなった。
この滞在生活は、結果的に7年にも及ぶこととなる。
1951年に政権は交代したが、保守党のウィンストン・チャーチル政権もこの問題を解決しようとはしなかった。

141O ◆XLjdU8ssbY:2013/05/04(土) 20:43:01 ID:8NO9N2zw0

イギリスの決定は、ングワト族を激昂させた。
イギリスの再審議要求を、ングワトは全会一致で拒否。
セレツェの王位継承と帰国を強く要求し続けた。

【審議拒否】  /\/\/\/\/\/\
       ./  ./| /| /| ./| ./| ./|
      ∴\/./ . /  /  / /  /
      ゚∵ |/∵|/; :|/:;;;|/.;. |/ ;.;|/
     _, ,_  _, ,_  _, ,_  _, ,_  _, ,_  _, ,_
   (ノ゚Д゚)ノ゚Д゚)ノ゚Д゚)ノ゚Д゚)ノ゚Д゚)ノ゚Д゚)ノ
  /  / /  //  //  //  //  /
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


       ./ ̄::\
       |   : : : ::|
        \_:;;;;/
        |
     /  ̄ ̄ ̄\
   /;    . . : : : :\       あまりの反発の強さに、
 / ∪   . . : : : : : : \     ツェケディは1952年に摂政を辞任しクウェナ族地区へと移住。
 |         . : : : : : : : :|     リーダーのいなくなったングワトは、より急進的になっていった。
 \_    . : :〃 : : : :,/
   /⌒` . . : : : : : : :`ヽ.
  / . . . . : : : :..: : : : : ,: :\

142O ◆XLjdU8ssbY:2013/05/04(土) 20:43:50 ID:8NO9N2zw0

        _.. -‐ ' "     ヽ ̄ノ^7__  )   |王|  ┴ ソ   十/. |  |  | | (
    `ー ''"--―――-r⌒``~`゙゙`''ヘ/  ヽ ニ|ニ|ニ  二 王  /レ、  レ |  | | (
     `ー--――ー--->  〜-、_, ',   ) ノ ヽ   口 我  Vン   ノ  ・・ (
      `ー-- .._ へ/   くてi` 〈    `V⌒V⌒WV⌒Y⌒VV⌒W⌒Y⌒`
       `ー-_   | ^i        , ノ                    _.. ‐ァ=r‐''⌒゙二ニ二つ
          ヽr''ヘ、_     ,.-=ァ/                _. -‐ '"´  l l    r} } }l
          /   !、   {__//    __      . -‐ ' "´        l ヽ  、 ヽ_ノノ
          ノ       、   ̄ /-‐ ' "´/`゙ ーァ' "´  ‐'"´         ヽ、`ーテヽJ
     _.. -‐''フ|フヽr-‐ ''''フ. ̄「´      /   /                __.. -'-'"
  . ‐ '7    く/|〉-rへ. /   l     l   /            . -‐ '"´
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│ ブロックウェイ |
├───‐─‐‐─┴──────────────────────────
│これが自由の国のすることか!民主主義にも人道にも反しているではないか!
└─────────────────────────────────‐
英国議会内でも、労働党議員フェナー・ブロックウェイらがセレツェ擁護の論陣を張ったが、
決定を覆すには至らなかった。

こうして月日は流れ、7年後の1956年。
セレツェはまだ、イングランド中部のサリー州にて暮らしていた…

143O ◆XLjdU8ssbY:2013/05/04(土) 20:44:19 ID:8NO9N2zw0
今回ここまで。

144安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/04(土) 20:46:56 ID:6UPJSJOQ0
乙でした

145安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/04(土) 20:48:03 ID:XRmG3mNw0
乙乙! 映画化すればかなり良いラブロマンスになりそう

146安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/04(土) 20:53:00 ID:s38MWu0U0
乙!

147安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/04(土) 20:53:01 ID:mb.FeU5.0
乙でした
南アのDQNっぷりは当時からか

148安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/04(土) 20:55:57 ID:RTzxS9U60


149安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/04(土) 20:57:23 ID:s5MFz.Tg0


>>138
なんというか……貧乏国家故の悲哀だなあ

150安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/04(土) 21:09:23 ID:VkMKyYig0
乙でした

何と言う受難。金と武器持った蛮族其の物。始末に悪いわ

151安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/04(土) 21:13:17 ID:XyjseGDc0

酷い話だ

152O ◆XLjdU8ssbY:2013/05/04(土) 21:14:23 ID:8NO9N2zw0
>>115>>119
まさに119氏の言う通りで、
この当時の南アフリカは英国系、アフリカーナー、その他諸民族の3勢力に分かれていました。

選挙権を持つのは英国系とアフリカーナー、
それにケープ州においては古い選挙法の恩恵でごく一部のカラード並びに黒人も選挙権を持っていました。
これを取り上げるために国民党政府は謀略の限りを尽くすのですが、
どちらにせよその他民族は選挙民数の上では微々たるものです。

というか、アパルトヘイト施行時は黒人と白人より、
白人間の対立のほうがよっぽど深刻かつ重大な問題ではありました。
選挙で大票田となるのはこの2民族だけですからね!

153安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/04(土) 21:28:20 ID:eWRKetWo0

連邦内の一国に脅迫されるとは、大英帝国も落ちぶれた・・・ってことかな

154安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/04(土) 21:43:03 ID:s5MFz.Tg0
>>152
カラードって白人と黒人の混血でしたっけ?

155O ◆XLjdU8ssbY:2013/05/04(土) 21:49:03 ID:8NO9N2zw0
>>154
基本的にはそうです。
ただアパルトヘイト下のカラードという概念はかなり政治的で、
要は「白人ではないが、昔からアフリカーナーの言うことを聞いていた連中」の総称なんですね。
だから純黒人であるコイコイ人(ホッテントット)や、
18世紀にマレー半島からケープに来たケープ・マレー人なんかもカラード扱いです。

156安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/04(土) 22:27:23 ID:8835XWX.0
ホッテントットなつかしいw
30代後半の俺の子供の頃の黒人のイメージがまさにホッテントットだった

157安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/04(土) 22:41:11 ID:TiJK4MhQ0
こんなニュースがあった。孫あたりなのかな。

【国際】カーマ大統領、チータに襲われ負傷=ボツワナ
ttp://uni.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1367244981/

158安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/04(土) 22:44:22 ID:s5MFz.Tg0
>>157
丁度今回の話で触れたサリー州逗留時に生まれた息子みたい

159安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/05(日) 01:59:45 ID:TDHUzgD60

弱国の悲哀を感じるねぇ
イギリスが含められる点は笑えるけど

160安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/05(日) 06:59:11 ID:AS3oxdxA0
当時のイギリスは、稼ぐ手段がロクにない(レンドリースのカタに工業をアメリカに差し押さえられた)のに、
植民地維持のための軍事行動で湯水のように予算浪費して、ゴリゴリ国力削られてる真っ最中だもんな

161安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/05(日) 09:36:58 ID:ooJV9i360
米ソ除く二次大戦の戦勝国って軒並み悲惨な運命になっているよな

162安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/05(日) 10:24:11 ID:ULFRrv8g0
お、まとめられてる。

http://sir-zero.cocolog-nifty.com/blog/2013/05/post-3207.html

163安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/05(日) 11:11:46 ID:0MprZR4o0
とっとと対日講和して欧州に全力投入すりゃよかったのにな

164安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/05(日) 16:36:04 ID:fvGZ8YNQ0
そんなに早く原爆できないだろw

165安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/05(日) 16:56:33 ID:rwpfG/eU0
米ソ以外の戦勝国は、化けの皮が剥がれただけだよ。
元々、イギリスは自治領政府には弱腰だしね(でなけりゃ南ア国民党や豪州労働党の政府なんて出来やしない)

166安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/05(日) 18:54:33 ID:PjTlIly60
なんか初期のやる夫スレを思い出した

167O ◆XLjdU8ssbY:2013/05/05(日) 20:57:49 ID:GNbwT3fs0
本日9時半ごろから投下予定です。

168Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/05(日) 20:58:42 ID:GNbwT3fs0
しまった、下げちまった…
本日9時半ごろから投下予定です。

169安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/05(日) 21:13:57 ID:KxQQlm.A0
りょうかーい

170安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/05(日) 21:15:08 ID:OUY.46fQ0
把握

171Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/05(日) 21:29:56 ID:GNbwT3fs0
投下します。
今回はかなり話盛ってますのでご注意を。

172Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/05(日) 21:30:44 ID:GNbwT3fs0

1956年8月。
イギリス・サリー州、チャートシー。
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ilil;;::,,'^~)、 三三三三三三三三三三}|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
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173Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/05(日) 21:31:47 ID:GNbwT3fs0

       ./ ̄::\
       |   : : : ::|
        \_:;;;;/
        |
     /  ̄ ̄ ̄\
   /;    . . : : : :\
 /     . . : : : : : : \    坊や。
 |         . : : : : : : : :|   もしよかったら、お父さんを呼んできてくれるかい?
 \_    . : :〃 : : : :,/
   /⌒` . . : : : : : : :`ヽ.
  / . . . . : : : :..: : : : : ,: :\

      ____
     /⌒  ⌒\
   / ●   ●  \    おじちゃんだれ?
   |⊃ (_,、_,) ⊂⊃ |
   >        ィ’

174Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/05(日) 21:32:22 ID:GNbwT3fs0

       ./ ̄::\
       |   : : : ::|
        \_:;;;;/
        |
     /  ̄ ̄ ̄\
   /;    . . : : : :\
 /     . . : : : : : : \    …うーん、そうだな。
 |         . : : : : : : : :|   「確かに大学に行ったから、食べていけてるな」って言ってもらえるかな?
 \_    . : :〃 : : : :,/   そういえば、きっとわかるよ。
   /⌒` . . : : : : : : :`ヽ.
  / . . . . : : : :..: : : : : ,: :\


          ____
         /―  ―\
       / ●   ●  \       うん、わかったー!
   /⌒ヽ|⊃ (_,、_,) ⊂⊃ |/⌒i    呼んでくるねー!
   \  ヘ         /  /

175Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/05(日) 21:33:02 ID:GNbwT3fs0

       ./ ̄::\
       |   : : : ::|
        \_:;;;;/
        |
     /  ̄ ̄ ̄\
   /;    . . : : : :\
 /     . . : : : : : : \    7年か…
 |         . : : : : : : : :|   長すぎるよな…
 \_    . : :〃 : : : :,/
   /⌒` . . : : : : : : :`ヽ.
  / . . . . : : : :..: : : : : ,: :\

176Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/05(日) 21:33:46 ID:GNbwT3fs0

            / ̄ ̄ ̄\
          /    \  /
         /  u .(○)三(○)、
         |        (__人__) |      お、おおお久しぶりです!
         \       `⌒´ /      …叔父上!!
        /´⌒       ヽ ̄ rー、
       /  ,       j /  ノ
 、    /  く}        l'  /
  \    ヽ   ヾ       |/          ―― [] ]
   \   \_ノ       j           | l ̄ | |
 \  \  (        ,/                |_| 匚. |
   ヽ、   ,へ      \ノ                     | |
  _ /  ̄   \     \               |_|
\\ \、__ /´ \      ヽ         [] [] ,-
  \\ ̄\ \    \    /           //
 ̄\\\ ̄| \\  //   /          匚/
 ̄ ̄\\\ ̄\ \//  /
 ̄ ̄ ̄\\\ ̄|  //  /
 ̄ ̄ ̄ ̄\\\ ̄\_>
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\\\ ̄|_
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\\\ _\

       セレツェ・カーマ 35歳


        / ̄\
       |     |
         \_/
         |
      /  ̄  ̄ \        久しぶりだな。
    /  \ /  \      元気そうで何よりだ。
   /   ⌒   ⌒   \
   |    (__人__)     |
   \    ` ⌒´    /
   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \

  元摂政 ツェケディ・カーマ

177Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/05(日) 21:34:35 ID:GNbwT3fs0

        / ̄\
       |     |
         \_/
         |            あの子がイアンか?
      /  ̄  ̄ \        いい子だな。
    /  \ /  \      お前の子供のころそっくりだよ。
   /   ⌒   ⌒   \
   |    (__人__)     |
   \    ` ⌒´    /
   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \


       ____
     /⌒  ⌒\        自慢の息子ですお!
    /( ●)  (●)\      動物とか好きで、よく猫と戯れてます。
  /::::::⌒(__人__)⌒:::::\     そのうち引っかかれそうで怖いんですけどね。
  |     |r┬-|     |
  \      `ー'´     /     …ところで、要件はそれだけじゃないですおね?

178Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/05(日) 21:35:37 ID:GNbwT3fs0

           / ̄\
             |    |
           \_/
             |
         /  ̄  ̄ \      …ああ。
        /  ::\:::/::  \
      /  .<●>::::::<●>  \
      |    (__人__)     |   もう7年だ。
      \    ` ⌒´    /   これ以上、ングワトを放置しておくことはできん。
       /,,― -ー  、 , -‐ 、
      (   , -‐ '"      )
       `;ー" ` ー-ー -ー'
       l           l


             ____
           /      \
         /           \           やっぱりその件ですか。
        /   _ノ ::::::: ゝ、  \         やる夫もわかっているんですお、このままではダメだってことは…
          |   (○)  (○)  u |
        \   (__人__)   ,/
        /    `⌒´    \

179Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/05(日) 21:36:20 ID:GNbwT3fs0

           / ̄\
             |    |
           \_/
             |
         /  ̄  ̄ \      …離婚しろとは言わんさ、子供まで生まれているし、
        /  ::\:::/::  \     何より民会で正式に認められた結婚だ。
      /  .<●>::::::<●>  \
      |    (__人__)     |   ただ、リーダーのいないままングワトをこれ以上おいてはおけん。
      \    ` ⌒´    /  
       /,,― -ー  、 , -‐ 、   …すまんが、王位を放棄してはもらえんか?
      (   , -‐ '"      )
       `;ー" ` ー-ー -ー'
       l           l


           ____
         /   ∪  \
       γ⌒) ノ三三三ゞ(⌒ヽ    …すみませんが、一晩考えさせてくださいお
      / _ノ (>)三(<) \ `、   一晩でいいですから…
     (  <:::∪:::::(__人__):::::∪|  )
      \ ヽ ::∪::::` ⌒´∪:://

180Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/05(日) 21:37:18 ID:GNbwT3fs0

       ・     .,. ;:;: ,.:;,;,:,:,; ;., ;,::;
   ;:;;: , .,.,                 .,. ;:;:。 ,.:;,;,:,  *:,; ;.,;,::;;。,... .. ;:
;:;;: , .,., .,. ;:;:   :. :.  .: :  -‐-  :. .:.::. .:.: :. .:.:  ,.:;,;,:,★:,; ;.,;,:: .,...
    ;:;;: , .,., *., . : ,r'´.     `ヽ: .. : :. .:.::. .:. . . ;:;: ,.:  ;,;
        +  .: ..: :' ..:.      ゙; ::: :. :. .:.:. .::;:;;: , .,., .,. ;: ;  ,;,:,:,; ;.,;,::;;,... .. ;:
          : :. ::..       .: :. .:.::.  :. . :. ;:;;: , .,., .,. ;:;:。 ,.:;,;,:,  *
;:;;: , .,., .,. ;:;: ,.:;,;,:,..: ..: :ヽ ::::... ..... ,.': :...  :. :. . :.::,; +;.,;,:: .,... .. ;:
    ;:;;: , .,., *.,::.. :..:. :` ー- ‐ ''"... .   .:::    . ;:;: ,.:;,;,:,:,; ;.,;* ,::;;,... .. ;:
           :: . ::. ::::.   ::..   ::..   ;:;;: , .,., .,. ;:;:
  ;:;;: , .,., .,. ;:;: ,.:;,;+  ,:,:,; ;.,;,::;;,... .. ;:
        ;:;;: , .,., .,. ;:;: ,.:;,;,:,:,; ;.,;,::;;,... .. ;:   ,.,.,

その夜…

181Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/05(日) 21:37:50 ID:GNbwT3fs0

               ____
             /       \
           /  ⌒   ⌒  \
          /  (●) (●)  \        有希ちゃん…
            l    ⌒(__人__)⌒    l
          \     `⌒´     /        王位を捨てることにしたお
          /              \


         _/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\
     ー=ニ ァ: : : : : :/: : : :/: /: : : : :、: : : :`ヽ: : : : ヽ
        / ,: : : :〃: :/: : /: │: : : : :lヽ: : : : ハ: : : : :.ヽ
.       / / : : //: :/: : /: : │: : : : ::|: :!: : : : i|: : l: : : :ヽ
      / イ : : : l |: :│: :j : : ∧: : : : :l: :|\: : i|: :│: : : :.\
      l/ |: : : :| l: :∧: :ハ: : l  '.: : : :ハ j  ヽ i|: :│: : : :}
      ││: : l|│ナ下/-ヽ |  ヾ: :/_ム'― 弋|: :│: : ! j        えっ…
        j. │: : |i V ,ィテ圷、ヽ   ∨ ィチ示k l: : ト: : Ⅳ
         ヽ: : |  ハ` Vf:::::i}       Vf:::::i} Y|: : ム N
          ヽ |ヘ i l  ゝー'       `ー'' ハ!: :,) }i|
            `l: :ヽム        '         /:/: :ルイ
            ', : : |ヘ、     ‐       ィ' /: :/
            ヽ: :lヽ >,、       イ/7: :/
            \! V厶|>ー <レ_'/ //
              , '´/ノ      L、 /
               ,.-'   | ___._   | `ー、
         _..-‐'´     |´  _` ー<|   `ー、_

182Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/05(日) 21:38:22 ID:GNbwT3fs0

      / ̄ ̄ ̄\
    / /     \ \
   /  (●)  (●)  \       これ以上ングワトに迷惑はかけられない。
   |    (__人__)    |      王位を捨てれば新王も選べるし、やる夫だって故郷に帰れる
   \    ` ⌒´    /
   /              \

       ____
     /      \
   /  _ノ  ヽ、_  \        有希ちゃんややる太にはングワトについてきてもらうお。
  / o゚((●)) ((●))゚o \      何にもないところだけど、いいところ…だから…
  |     (__人__)     |
  \     ` ⌒´     /

183安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/05(日) 21:38:25 ID:ou0tmZI60
>177
早速ネタにされとるw

184Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/05(日) 21:38:58 ID:GNbwT3fs0

            _,. - ''  ̄ ̄ `ヽ、_
         _  '´             `ヽ
      , '´                    \
   _, イ´                      ヽ
  ´ ̄/   / ./                      ',
    / ′/.l  ′ .|      ヽ          |
   ./ .!  ,' l l    |  '.       ',     l    |
  .,' /l  | .! ハ    |.   ヽ      |     |     |
  l ′! ハ トl.ハ   ト、   ヽ.    !       l    !
  |′ l トヽ.l.イヽ'.,  ! _ヽ.__,,..lヽ.,,__|      .l    ,'
     ', ハ ハ l'::;! ヽ.',  \上_ ``!      ,'   /
     ヾ `l l ┘  `  ´|テ;;;;::ミ>.|     ハ ,イ /  ・・・嬉しい
          |.ハ.  ′     r'_;;;/  l   / リ./ l/
         ', lヽ  .、        |  ./ '´/ ′
        Vl  \       _,..′ ./,.イ/
         ヾ    `ー zニ ´_/ /ソZヘ
            / ̄´    // ̄   ノー‐----、
           ノー-−―r--  −'ア´        ト


       ____
     /      \
   /  _ノ  ヽ、_  \        
  / o゚((●)) ((●))゚o \      !?
  |     (__人__)     |
  \     ` ⌒´     /

185Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/05(日) 21:39:47 ID:GNbwT3fs0

      /                ヽ    \  \
      ,'     /  /            l    \  ヽ
      !     /  /     /  ,'    |  l   ハ  ヘ、ヽ、_,
.     | !   l   l     /  /   ,イ !   i   ! l ヽ ',` ̄
.     l |   l   l  ,/  〃 ,/   /│ l  j   l│  ! l
    ノ | ! │   | /_// //  / ,' ∧ / |  / j   l│
     ノ l ァ|   |尢/‐=乞t/ / /∠ニ「厂! / ,/  / リ
     イ 八{´l  !|<f{矛:下 '     イ孑代フ.j/.  / /
.        Vハ  |  r';;z j        r';;zリ  /}, '//
        ヽ ',  |    ̄     ,   ̄  チ' /
         `ヘ lヽ  """      "" .厶 ./       正直、捨てられるかもと思ってた
             ', {.代ト、      ´   ., イ | /       私と結婚したせいで、やる夫には迷惑ばかりかけて…
           \_'i| > 、 _ , イ/ V l./
            / ヽj       {`ヽ   ′
.        _ /  「´        ヽ} \
    _, -‐ ´     l‐--‐、 _ -‐ |   ` ー- 、
. r<\\        ヽ '´ ̄ ___ `ヽl|     / /ヽ
 y⌒ヽ \\      V  ̄ _ `ヽl|     / / ∧
./    ヽ. \\     ∨ ̄  `ヽ |     / / /  l
{      ヽ \\    ヽ     /    / / /  │


       ____
     /      \
   /  _ノ  ヽ、_  \     そんなこと思うわけないお!   
  / o゚((●)) ((●))゚o \    有希ちゃんもやる太も、何よりも大切な家族なんだお!
  |     (__人__)     |
  \     ` ⌒´     /

186Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/05(日) 21:40:32 ID:GNbwT3fs0

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                 ....:.:´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`.:.:.:...
                 ....:.:´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: :、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`
             /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:.:.:.`:.、:.:.:.`:、
          /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ.:.:.:. :ハ:.:.:.:.:.:.:.:.:\:.:.:.ヽ
.           /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:ハ: :ハ:.:.:.',:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:ヘ
       /:.:.:.:..:.i:.:∧:.:.ヽ:.、:. :∨:.i:.:.:.i:.:.:.:i:.:.:.:.:.:.:.:.:.: :ハ:.:.:.:.\
.       /:./:.:.:.:.:.:.∨:.:.\:.ヘハ:.、ハ:.:|:.:.:.|:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.: : :i:.:∨:{`ヽ       あなたは、がんばった。
      /.:イ:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.、:.`: i l!:ト:i :l:.:.:.|:.:.:.:l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. :!:.: :',:ヘ        すごく、がんばった。
     ./ ' l:.i:.:.:.:.:ヘ:.:.:.\`ーlハ! l:.:!:.:.:.l.:.:.:.!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./.:.: iハ`ヽ
    /   |:.l:.!:.:.:iハ ー一ィr示㍉:ハ:.:/.:.:.γ、:.:.:.:.:.: : :/.:. :i.ト、:.
          !;ヘト、:.ハ:.:ヽ 〃八ぅ::} }'i:.:/:.:.: :' ぅ}:.:.:.:.:.:,:./.:.i :ハ| `ヽ       そのうえで選んだ結論なんだから、
.        {  !/.:イーハi     ゞ' /;イ:./:. :'.:ソ.:.:∧/.:./}:′!          胸を張っていればいい。
            / ' !: :! ノ     /' /イ:.:.:.ハ.:.:.:.:.i :/}.:'
          /´  ; :/ `ヽ _ __    !:. :' l:.i:.:.:!/               私たちは家族だから、どこまでもついていくから…
.      /   /: '    ヽ       !.イ ハ:l:.ハ!
           /:'        /ァ‐ ´ ! /' ハ _!:'_
                   /´   l.' .:´: : : : : : }
                      / : : : : : : : :.:.人          _
                  x―./: : : : : : : : : : : .:.:.:.≧x...._...x≦: : :`: .、
                    /:.:/: :_.: : - ― - 、―: : : ´: : : __: : : : :.\
                //.  ´            ハ ̄ ̄ ̄         ̄ ̄
                 /'/   ..:./    :.   ハ
               //     :.′     :. .: }
           / :/         :.i        :..: i
            |:/l        .:l        i !
           !'/! :      : l  :.      ll

187Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/05(日) 21:41:22 ID:GNbwT3fs0

       ____
     /      \
   /  _ノ  ヽ、_  \     うっ…
  / o゚((●)) ((●))゚o \   うわぁぁぁぁぁっ… 
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  \     ` ⌒´     /

この日から、セレツェ・カーマは、ングワト王ではなくなった。

188Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/05(日) 21:42:05 ID:GNbwT3fs0
8月、セレツェとツェケディは共同記者会見を行い、
両者の和解、およびセレツェの王位放棄を正式に表明した。


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189安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/05(日) 21:42:38 ID:YEB/sykE0
国王が駄目なら終身大統領だな

190Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/05(日) 21:42:58 ID:GNbwT3fs0

これをうけ、英国政府は即座に帰国を了承。
南アフリカ政府も公式声明は出さなかったが、圧力をかけるようなことはなかった。

             /:.:.:.:.:.:/:.:.:.:':.:/-───- 、\
             ,:':.厂 /〉:.:.:./:./:.:.: イ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\ヽ
            ./:.:.:l/.イ:.:.:.: ':.:/:.:.:/ :!:!:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:ハ
           /:.:.:く 〈 l:.:.:. |:./:.:.X  |:l 、:.:.:.|:.:.:!:.:|:.:.:.:.:.:.
         ':.:.:.:/ //7!:.:.:.:l:ハ/ \!:! ∨∧:.:|:._!:.:.:.:.:.:i
         i:.:.:.〈 // 从|:.:.:.:|芹f心、ミヽ. }ノ X:´オ:.:.:.:/:l         これで何とか懸案は片付いたわね。
         |:i:.:.:.:.|:.i !`Y:.:.:.|゙ ヒzソ    レ'≦:.ル':.:/l:リ
         |:l:.:.:.:.|:.l__ト .|:.:.:.:|          ヒzソ /:.イl_|′
         |:l:.:.:.:.l:.:.:.:.:. |:.:.:.:|     、   ′  /:.:.:.!j:.!
         |:l:.:.:从:.:.:.:.: !:.:.:.:!、     ー   イ:.:.:.:.l:. |
         |ハ:.:.:.:∧:.:.从:.:.:.| 〕ト 。    イ:.:.:|:.:.:.: |:.リ
           \( ヾ:.:.∧:.:|    Τ:.:.:.:.:!:.:/l:.:.:.://
             ヽ .イ: : V\   ゝ:\:.:.' |:.:./ ′
         r‐<: : : : : : : :ヽ / ̄ ̄ヽ: 〕トノ:イ、
         厶: ヾiト.: : : : : : :゚,-──‐ヘ: : : : i∧
        ./  \: ヾiト. : : : : :∨ ̄ ̄ ̄ }: : : :i:i:ハ
       /     ヽ ヾiト. : : : : ヽ      |: : : :i:i: :i
       .′      \ヾト、: : : : : :\   i|: : : :i:i: :|

             __ ,.-¬- 、._
             / '´,  、   、 `ヽ、
          r´    / l ヽ  \ 、ヽ
           /  / /l.  l、 \  ヽ ', lヽ
        /, l. / /´ヽ lヽ   ヽ. ! ヽ. ト ヽ、
        '´|  V '__ヽ. ト\、_',|   ',|       やれやれです
         | l. ,| | __ \゙、ヽ.__ヽl.  ト.|       
           lハlヘ|´ `   ヽ´ ``〉,^! | !
           l\l|    |    //ィ N
          | ハ ヽ  __   /ハ/ `       _
          '′lハn\ `ニ´/! !        ,イ |
           _,.-' /ヽ ` - ´ ,ハ\       | |ヽ
       _, - ' /   |  ヽェ、 '   | ヽー、    _ | ト. ヽ
  ,.、-‐ ´    /  |  /  〉   |   ヽ `⌒.l ヽ',ヽヽヽ
  / ヽ     〈  ,.-|ヽ/ ヽ-/ ヽ/|、  ,〉     | l_! ヽ ゙l

そして10月、カーマ一家は帰国の途に就いた…

191Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/05(日) 21:44:12 ID:GNbwT3fs0

 /,           |      /:: , l:: i::. }::ヽヽ::.ヽ \
.//        .:! :| :    /:::/:/::/i: /: !: }i:',ヽ:|
i,i        .::| :|: ::   !,/_ム/_ l:/::: l:: !l::! i::!
. ! l .:     : .::::| :i:.::   レ',ソ,_/`!::/i:/ i:! |
. !.:! ::.   : .:.::/´', !:::  | ! ヾ.i´:i` !/ /  !
 i:l', :::::. :. ::. ::〈 、'_゙il::::.  |.|   j_ソ ゙、_          どうしたの?
 ヽヽ、:::::::::. :::.::::\ニ',::. ii::!      ノ
    ヾ、i::::l::::l::::',:|  ',::. !',!     ィ´
      i|ヾ:!:::i::::/ヽ  ヽ. l 丶.   /
       ノ /ii/lノ     ヽ:r‐y┬ '
      イ'"`'‐- 、    / ヽl/ '
      /      \__{ヽ、
    /_,, -‐‐‐-- ,,_  \_,ヽ‐、


           _-─―─- 、._
         ,-"´          \
        /              ヽ       怖いんだお。
         /       _/::::::\_ヽ      やる夫は結局、ングワトの議決を破って、
       |         ::::::::::::::  ヽ     勝手に王位を降りてしまったお。
        l  u    ( ●)::::::::::( ●)     
       ` 、        (__人_)  /     仕方ないこととはいえ、みんながどう思うか…
         `ー,、_         /
         /  `''ー─‐─''"´\

192Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/05(日) 21:44:50 ID:GNbwT3fs0

                   __ __
                   ..ィ.:´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`:.:...、
                 ,..イ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`:ヽ:.:.:.:ヽ、
           /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\.:.:.:ヽ
.           ,. イ:.:.:.:.:.:.:.:.l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:',
           /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:',
.          /:.:.:.:.:.:.:.:. i:.:.ヘ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:';:.:.:.:.:i.:.:.:.',
        /:.:.:.:.:.:.:.:i:.:.!:.:.: ハ.:.:.:.:!:.:.:.:.:.:.:.l.:.:.:.:.:.:.:.:.:l.:.:.:.:.l:.:.:ハ        大丈夫。
.       /:.:.:.: i:.:.:.:.l:.:|!:.:.l ヽ:.:ヽ:.\:.:.:ヽ;.:.ト、:.:.:.l:.:.:.:.:l.:.:.:ハ        やる夫がングワトを見捨てたわけじゃないくらい、
.      //: /:. |:.:.:.:.l:.l !_.:!-‐ ヽ.:.:\:ヾー、- 、ヽ:.l.:.:.:.:.l:.:.:.:.:.ト、      みんなわかってくれているはず。
      /イ/:.:.:.!:.: ,:イ´∨    \! ヾ! \!\`ヾ!.:.:.:.:l:.:.:.:.:j`ヽ
       |:.:.:.:.ヘ:.:.:.:.|ィニニミ、       ,.ィニニミ、!.:.:.:.:i、:.:.:/        …あれが、セロウェ?
       |:.|:.:.:/ヘ\!ヾ{:゚::;;::ヾ    〃 {::゚:;;::::} l.:.:.:./ }:/
        ヾ!ヘ:ヘ,,:イへ ヽc::::リ         ゝc:::ソ l.:.:./イ/
        ヽ ヽヘ!:.:.ヘ ` ̄    i    ` ̄ ,':.:/.;イ′
            |:.:.ハ.                /.:/:/
            |:.:|:.:|:.ヽ、   `  ´   ,イ:./|/
            |:.从!∨W> 、    .イソ'// !
            |/        ,j ` ´  lメ.′
            ′    /::ノ    /∨:\
         __... 、.- ─:::´:::ク    ....   ∨::::`:ー:..、
          |::ヘ::::::::::::::::::::::i:/ ´     ` \l::::::::::::::::::::`>,
.          /∨ヘ::::::::::::::::::::l/ ´  ̄ ` \j::::::::::::::::::::/ :/ヽ

193Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/05(日) 21:45:30 ID:GNbwT3fs0

  :  :  :  :  :  :  :  :  :  :  :  :  :  :  :  :  :  :  :  :  :
  :  :  :  :  :  :  :  :  :  :  :  :  :  :  :  :  :  :  :  :  :
   :   :   :   :   :   :   :   :   :   :   :   :   :   :
   :   :   :   :   :   :   :   :   :   :   :   :   :   :
    :       :      . :-―=―ー- 、  :      :       :       :
                 , イi / / /   / >x、
             /    ____ /        > 、
             / -‐ ´ ̄         ̄ Tー-、     > 、
         _, rぐ´   ________」   ヽ、 /   ` 、
 i x爻x'/   ` ̄                  `  、     ー-、 ,,xx爻 i ; ; . .
 ̄´"' /                            > 、       \´""""""´
 rー '    __, -――-r-┬-、 ____               ヽ _    \_
/ ィ=ニl「 ̄  |レ{      l| l|       ノi|   ̄ ̄ ̄Τlー―--<ミ「廴_, イ
 i|x、 || i   |r'       ,八V/        〈1|       r‐ュ       i| l コ  l|
-‐      ̄ ̄    ー==Yニ二二三三ヽ|三三三三{ー‐}三≧ュ_ハ     八
                           ̄ ̄ ̄ ーく三二ニ=―ヘ、_入ノ


             南アフリカ国境から車で20時間
             ここがングワト政庁である

194Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/05(日) 21:46:54 ID:GNbwT3fs0

     ____
   /      \
  /         \
/           \         そうだお。
|     \   ,_   |         さあて、どうなるか…
/  u  ∩ノ ⊃―)/
(  \ / _ノ |  |
.\ “  /__|  |
  \ /___ /

195Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/05(日) 21:48:04 ID:GNbwT3fs0

        、__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人___人__人__人__人__人__人__,
       _)                                                (_
       )              セレツェ!セレツェ!セレツェ!             (. 
       )                                                  (.
       ⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y .

                                            f,} イ {  r.、       パヽ
                                           ノ    ヽノ }       .} `´
                                           ヽ      /        ‘.   .{
__                                         _>=ミ、 _ノ        ヽ_, ィ
_   `ヽ                              _r- 、     / ̄ ̄`ヽ   _     __ >イ´:
_>    \                            ヾ'  {   ./::::::::::::::::::::/  __>:.:.`ー' ̄< ヽ::::::
ヽ    _⊥                         __  >^\ /:::::::::::::::::/  ア:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ァヽ::
 `ーイ/ ̄`ヽ   r-、          __r、    , <:.:.:.:.:ヽ \:::::::7::::::::::::::::::/  /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ハ ヽ
    く:::::::::::::::::‘.__ 厂Yヒァ-- 、 とア\ ヽ___>x ./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}.  ヽ/::::::::::::::::::/  /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!
ー-、ハ:::::::::::::::::::V:.ヽ/:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ > ⌒ヽ  Y ヽ!ハ:.:.:.:.:.:.:.:./   _/::::::::::::::::::::ヽ  Ⅵ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ハ
:.:.:.:.:.} /ヽ:::::::::::::::::V/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ::::::::::::}'´¨`ヽ ヽ ヘ:.:.:.:,、イ><::V::::::::::::::::::::く   ハヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/
:.:.:.:./ .}:::::V::::::::::::::::V:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ハ:::::::::/!:.:.:.:.::ハ  >^⌒> ´ ̄ ̄へ::::::::::::::::::::ヽ  }::}' \:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./V /
≠^ー'::::::::V:::::::::::::::::V:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.Y仁!>==イ_> ´:::::::::ト-、:.:.:.:.:.:.:.:∧::::::::::::::::::::::`<ニヽ ヽ:.:.:.:.:.:./イ /:::::
:::::::::::::>::´^ー=-::::::::::ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:}:.:.:ハ!¨¨¨ヽ   {::::::::::::::::/:.:.:/:.:.:.:.:.:.:./:.:}ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::` ̄^゙V^'^ヽイ:::::::::::
>:::´::::::::::::::::::::::::::::::::::::}:.:.:.:.:.:.:.:.:ハイ::::r^ヘ::{ー- }:::::::::::::/:.:.:/ヽ_:.:.:.:.:.:/!:.:ハ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::>へ:.:.:hイ ././ヽ_L=<_|___!::::::::_ノ:.:.:/>-=^ ̄ゝ._}:.:.ハ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::>< }}   ヽ|  /./   \  ヽ   }_:::/:.:.:.:./⌒ヾx    ヾヘ:.!ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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>< ||:::::::::V  .}!          , ー 、    ∧_ア´`!           i   |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: i
:::}リ  |}::::::::::ヽ_ハ       ./:::::::::::|`ーイ   | ヽ    /!      .ト--イ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::{
../   .|}ー--イ  〈`ー-〜---く::::::::::::::|   :|  |  \  /::::::ヽ  x===く  ./:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|

196Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/05(日) 21:48:54 ID:GNbwT3fs0

           ___
       /      \
      /ノ  \   u. \    な、なんだお!?
    / (●)  (●)    \
     |   (__人__)    u.   | 
     \ u.` ⌒´       /
    ノ            \
  /´               ヽ


     _____
   /.::::::::::::::::::::::::::.ヽ
    |.:::::::::γ⌒Y⌒ヽ::.|
    |::::::::/ ⌒  ⌒ |          おかえりなさいませ、やる夫様!
   |:::::::〉 ( ●) (●)|          わたくし、ングワト新王に選ばれましたいく夫と申します!
   (@ ::::⌒(__人__)⌒)
    |     |r┬-|  |
    \    `ー'´ /
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノ゙-、.
:   |  '; \_____ ノ.| ヽ i
    |  \/゙(__)\,|  i |
    >   ヽ. ハ  |   ||

197Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/05(日) 21:49:40 ID:GNbwT3fs0

          ____
       / ノ  \\
      / (●)  (●)\
    / ∪  (__人__)  \         頭をお上げください、陛下。
    |      ` ⌒´    |         ご即位おめでとうございます。
     \ /⌒)⌒)⌒)   //⌒)⌒)⌒)
    ノ  | / / /   (⌒) ./ / /   それにしても、これは何の騒ぎですかお?
  /´    | :::::::::::(⌒)  ゝ  ::::::::::/
 |    l  |     ノ  /  )  /
 ヽ    ヽ_ヽ    /'   /    /
  ヽ __     /   /   /


     _____
   /.:::::::::::::::::::::::::::ヽ
    |.:::::::γ⌒^Y⌒ヽ::.|
    |::::::::ゝ \  / |       もちろん、先王・やる夫陛下をみな歓迎しているのですよ!
   |::::::( ( >) (<)|
   (@  ::::⌒(__人__)⌒)      イギリスの横やりに最後まで抵抗した陛下は、皆の英雄なのです。
    |     |r┬-|  |
    \      `ー'´/
 ,,.....イ.ヽヽ、___ ーノ゙-、.
 :   |  '; \_____ ノ.| ヽ
     |  \/゙(__)\,|  i

198Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/05(日) 21:50:39 ID:GNbwT3fs0

           _-─―─- 、._
         ,-"´          \
        /              ヽ       でも…最後まで抵抗することはできなかった…
         /       _/::::::\_ヽ      
       |         ::::::::::::::  ヽ     
        l  u    ( ●)::::::::::( ●)     
       ` 、        (__人_)  /     
         `ー,、_         /
         /  `''ー─‐─''"´\


     _____
    /.::::::::::::::::::::::::::.ヽ      何をおっしゃいますやら。
    /.::::::γ⌒Y⌒ヽ::.|      あれだけ抵抗できたのは、あなた様なればこそです。
    |::::::::/ _ノ ' ヽ_ |     
   |:::::::〉 ( ≡) (≡)|     …頭をお上げください。
   (@ /// (__人__)///    やむを得ずこうなったとはいえ、あなたは今でも王だと皆思っていますよ。
    |     |r┬-|  |     この声を聞けば、わかるでしょう?
    \    `ー'´ /

199Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/05(日) 21:51:27 ID:GNbwT3fs0

        、__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人___人__人__人__人__人__人__,
       _)                                                (_
       )              セレツェ!セレツェ!セレツェ!             (. 
       )                                                  (.
       ⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y .

                                            f,} イ {  r.、       パヽ
                                           ノ    ヽノ }       .} `´
                                           ヽ      /        ‘.   .{
__                                         _>=ミ、 _ノ        ヽ_, ィ
_   `ヽ                              _r- 、     / ̄ ̄`ヽ   _     __ >イ´:
_>    \                            ヾ'  {   ./::::::::::::::::::::/  __>:.:.`ー' ̄< ヽ::::::
ヽ    _⊥                         __  >^\ /:::::::::::::::::/  ア:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ァヽ::
 `ーイ/ ̄`ヽ   r-、          __r、    , <:.:.:.:.:ヽ \:::::::7::::::::::::::::::/  /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ハ ヽ
    く:::::::::::::::::‘.__ 厂Yヒァ-- 、 とア\ ヽ___>x ./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}.  ヽ/::::::::::::::::::/  /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!
ー-、ハ:::::::::::::::::::V:.ヽ/:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ > ⌒ヽ  Y ヽ!ハ:.:.:.:.:.:.:.:./   _/::::::::::::::::::::ヽ  Ⅵ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ハ
:.:.:.:.:.} /ヽ:::::::::::::::::V/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ::::::::::::}'´¨`ヽ ヽ ヘ:.:.:.:,、イ><::V::::::::::::::::::::く   ハヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/
:.:.:.:./ .}:::::V::::::::::::::::V:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ハ:::::::::/!:.:.:.:.::ハ  >^⌒> ´ ̄ ̄へ::::::::::::::::::::ヽ  }::}' \:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./V /
≠^ー'::::::::V:::::::::::::::::V:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.Y仁!>==イ_> ´:::::::::ト-、:.:.:.:.:.:.:.:∧::::::::::::::::::::::`<ニヽ ヽ:.:.:.:.:.:./イ /:::::
:::::::::::::>::´^ー=-::::::::::ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:}:.:.:ハ!¨¨¨ヽ   {::::::::::::::::/:.:.:/:.:.:.:.:.:.:./:.:}ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::` ̄^゙V^'^ヽイ:::::::::::
>:::´::::::::::::::::::::::::::::::::::::}:.:.:.:.:.:.:.:.:ハイ::::r^ヘ::{ー- }:::::::::::::/:.:.:/ヽ_:.:.:.:.:.:/!:.:ハ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::>へ:.:.:hイ ././ヽ_L=<_|___!::::::::_ノ:.:.:/>-=^ ̄ゝ._}:.:.ハ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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>< ||:::::::::V  .}!          , ー 、    ∧_ア´`!           i   |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: i
:::}リ  |}::::::::::ヽ_ハ       ./:::::::::::|`ーイ   | ヽ    /!      .ト--イ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::{
../   .|}ー--イ  〈`ー-〜---く::::::::::::::|   :|  |  \  /::::::ヽ  x===く  ./:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|

200Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/05(日) 21:51:49 ID:GNbwT3fs0

              ________
          /             \
         /               \
       ´ ̄`    ´ ̄`              \
      /                         \
     /,-‐-ヽ   /-―-、 ヽ            ヽ
     とつ 丿   ゝ   oとう'             |
     | 。/  人  ヽ   .; O                |
     |O ゝノ  ゝ _ノ    ゚。                  |
     \  `´ ̄` ´     U            /
      \                      /
.         ヽ _____  イ          く
          7                 ヽ

          みんな…ありがとうだお…


こうしてやる夫は王位を放棄し、ベチュアナランドへと帰還した。
しかし、ほどなくして再びやる夫は政治の表舞台に立つことになる…

201Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/05(日) 21:52:19 ID:GNbwT3fs0
今回ここまで。

202安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/05(日) 21:52:38 ID:jtWCo7BM0
乙でしたー

203安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/05(日) 21:53:53 ID:OUY.46fQ0


204Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/05(日) 21:54:02 ID:GNbwT3fs0
>>183
そりゃ、このタイミングであんな事件起きたら行くしかないでしょwww

205安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/05(日) 22:00:38 ID:SVQnTZN60
乙です
新王が理解のある人でよかった

206安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/05(日) 22:09:02 ID:KxQQlm.A0


207安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/05(日) 22:24:08 ID:uRv96Q4k0
AAがいく夫て不安なんだがw
しかしリアルグンマーかw乙

208安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/05(日) 22:25:11 ID:YEB/sykE0
乙〜

209安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/05(日) 22:38:34 ID:DUbecgM20

何の成果も出してないのにこの歓迎
愛されてるな

210安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/05(日) 22:38:47 ID:Sq2amHGU0


>>193
実際何時間かかるんだろう、と野暮な事を考えちまったw

211安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/05(日) 22:51:23 ID:uRv96Q4k0
そいや政庁はマフェキングのままなのか?
ボーイスカウトだったおいらにはなじみの町名だが

212安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/05(日) 22:52:07 ID:6QgB9N2.0

小国の意地ってなぁ

213Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/05(日) 22:56:19 ID:GNbwT3fs0
>>210
マフェキングからだいたい400㎞くらい(ただし当時は未舗装)なんで、
20時間はかからないとは思うんですがw
未舗装とはいえ、このへんならまだ悪路ではないって
木村重信の「カラハリ砂漠」(1966年)にも書いてあったし。

リアルグンマーといえば、たまたま手持ち資料にあったので
ウィキペの[[グンマ王国]]に出典つけたのを思い出した…

214Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/05(日) 22:58:23 ID:GNbwT3fs0
>>211
このころはまだマフェキングです。
独立寸前に国内へと移転するんですが、そのへんはスレでやる予定です。

215安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/05(日) 22:59:11 ID:jtWCo7BM0
エチオピア史も面白そうだなあ

216安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/05(日) 23:00:15 ID:uRv96Q4k0
>>214
返信乙
期待

217安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/06(月) 14:56:38 ID:WK5pcY8A0
乙でした
やりとげた男はどこだって評価されるさ。

218Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/07(火) 20:31:51 ID:iO/v/Aww0
本日9時ごろより投下予定です。

219安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/07(火) 20:41:21 ID:SfGOa5260
楽しみー

220Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/07(火) 21:00:39 ID:iO/v/Aww0
投下します

221Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/07(火) 21:01:25 ID:iO/v/Aww0

帰国したセレツェは、牧畜を営みながら
ングワトの長老として活動していた。
民会の副議長や、1959年にツェケディが死去した後は
ツワナ8部族からなる部族評議会の事務局長を務めていた。
とはいえ、このころにはまだ積極的な独立構想を有するわけではなく、
地方政治家の一角を占めていたにすぎない。

       ____
    /     \
   /  ─    ─\
 /    (●) (●) \        
 |       (__人__)    |
 \     ` ⌒´   /
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノ゙-、.
:   |  '; \_____ ノ.| ヽ i
    |  \/゙(__)\,|  i |
    >   ヽ. ハ  |   ||

この状況は、一人の男との出会いによって動き出す…

222Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/07(火) 21:02:12 ID:iO/v/Aww0

1961年。

      /                ヽ    \  \
      ,'     /  /            l    \  ヽ
      !     /  /     /  ,'    |  l   ハ  ヘ、ヽ、_,
.     | !   l   l     /  /   ,イ !   i   ! l ヽ ',` ̄
.     l |   l   l  ,/  〃 ,/   /│ l  j   l│  ! l
    ノ | ! │   | /_// //  / ,' ∧ / |  / j   l│
     ノ l ァ|   |尢/‐=乞t/ / /∠ニ「厂! / ,/  / リ
     イ 八{´l  !|<f{矛:下 '     イ孑代フ.j/.  / /
.        Vハ  |  r';;z j        r';;zリ  /}, '//
        ヽ ',  |    ̄     ,   ̄  チ' /
         `ヘ lヽ       _      厶 ./       あなた、お客様
             ', {.代ト、          , イ | /
           \_'i| > 、 _ , イ/ V l./
            / ヽj       {`ヽ   ′
.        _ /  「´        ヽ} \
    _, -‐ ´     l‐--‐、 _ -‐ |   ` ー- 、
. r<\\        ヽ '´ ̄ ___ `ヽl|     / /ヽ
 y⌒ヽ \\      V  ̄ _ `ヽl|     / / ∧
./    ヽ. \\     ∨ ̄  `ヽ |     / / /  l
{      ヽ \\    ヽ     /    / / /  │

      ____
     / _ノ 、\
   /   .(ー) (ー)\
    |     (__人_)  |⌒ヽ/⌒\     なんだよ、たまの休日に
  (''ヽ    `ー'  / 〉 〉 ,、  )    …しょうがないな
  / /         (__ノ └‐ー<
  〈_/\_________ノ

223Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/07(火) 21:02:45 ID:iO/v/Aww0

     |┃
 ガラッ. |┃
     |┃  ノ//   ./ ̄ ̄ ̄ \
     |┃三    /  \   / \
     |┃     /  (●)  (●)  \     はじめまして、やる夫だお
     |┃     |    (__人__)     |    
     |┃三   \    ` ⌒´    /
     |┃三   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \


            / ̄ ̄\
          /   _ノ  \
          |    ( ●)(●)
          |     (__人__)
             |     ` ⌒´ノ           はじめまして、やる夫さん。
              |         }           私は南部のカニエから参りました、
              ヽ        }           クェット・マシーレと申します。
            ヽ、.,__ __ノ           
   _, 、 -― ''"::l:::::::\ー-..,ノ,、.゙,i 、          ングワケツェ族出身で、
  /;;;;;;::゙:':、::::::::::::|_:::;、>、_ l|||||゙!:゙、-、_        以前はカニエ中等学校の校長をしていたんですが、
 丿;;;;;;;;;;;:::::i::::::::::::::/:::::::\゙'' ゙||i l\>::::゙'ー、     今は新聞社の社主ですな。
. i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|::::::::::::::\::::::::::\ .||||i|::::ヽ::::::|:::!     
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!:::::::::::::::::::\:::::::::ヽ|||||:::::/::::::::i:::|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;:::::::::::::::::::::::\:::::゙、|||:::/::::::::::|:::

224Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/07(火) 21:04:03 ID:iO/v/Aww0

     ____
   /      \
  /  ─   ─\
/    (●)  (●) \      中等学校の校長先生ですか。それはすごい※
|       (__人__)    |      そんな偉い人が、やる夫に何の用かお?
/     ∩ノ ⊃  /
(  \ / _ノ |  |        ※中等学校=中学+高校。この当時ベチュアナランドには大学がないので、
.\ “  /__|  |         中等学校の校長は最高学府の長となります
  \ /___ /


   / ̄ ̄\
 /   _ノ  \
 |    ( ●)(●)       …正直にお聞きしますが、
. |     (__人__)       やる夫さんはベチュアナランドがこれからどうなっていくべきとお考えですか?
  |     ` ⌒´ノ
.  |         }
.  ヽ        }
   ヽ     ノ
   .>    <
   |     |
    |     |

225Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/07(火) 21:04:56 ID:iO/v/Aww0

           ____
         /       \      …いずれ独立は必要だお。
        /   ─     ―     ただ、むやみやたらな独立運動や排外運動は、
      /     ( ●)  (●)'    ただでさえボロボロのベチュアナランド経済に耐えられるもんじゃないお。
      |         (__人__)  |   外国からの支援なしでは一日も立ち行かないんだから、
      \        ` ⌒´ /   国内で急進的な言動は避けて協調するしかないお。
      /       ー‐  '

226Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/07(火) 21:05:37 ID:iO/v/Aww0

             __ ,.-¬- 、._
             / '´,  、   、 `ヽ、
          r´    / l ヽ  \ 、ヽ
           /  / /l.  l、 \  ヽ ', lヽ
        /, l. / /´ヽ lヽ   ヽ. ! ヽ. ト ヽ、    (そう、少しでも急進的な言動をすればすぐに大国に睨まれてしまう)
        '´|  V '__ヽ. ト\、_',|   ',|      (あの騒動の時にそれは思い知ったお)      
         | l. ,| | __ \゙、ヽ.__ヽl.  ト.|
           lハlヘ|´ `   ヽ´ ``〉,^! | !      (そして、それを跳ね返す力は今のベチュアナランドではどこを振っても出てこない)
           l\l|    |    //ィ N       (だったら、大国の機嫌をそこねないように、すこしずつ力をつけていくほかはない)
          | ハ ヽ  __   /ハ/ `       _
          '′lハn\ `ニ´/! !        ,イ |
           _,.-' /ヽ ` - ´ ,ハ\       | |ヽ
       _, - ' /   |  ヽェ、 '   | ヽー、    _ | ト. ヽ
  ,.、-‐ ´    /  |  /  〉   |   ヽ `⌒.l ヽ',ヽヽヽ
  / ヽ     〈  ,.-|ヽ/ ヽ-/ ヽ/|、  ,〉     | l_! ヽ ゙l

227Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/07(火) 21:06:11 ID:iO/v/Aww0

               i|                   〈:
               l|                   |:
                〉                    |
            |                   |:
                ヽ____________/:
                 :| :;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;|:
              |                      |
                 :| :;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;::;:;:;:;:;:;:;:;|i      (そう、あんなふざけた真似を、二度とさせないように)
              |                      |
             /::;:;:;:;:;::;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;::;:;:;:;:;;:::;:;ゝ
              ̄/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄
                 :/:                  |:
            //:                |:
              //:                    |:
           :/:                  |i
             i,':                     ||
             l|:                  |:
             :|:        ,::..             |:
             :|:      /::.:.:.             |i
             i|:     / ̄`ヽ::.            ||
             :|:      |   .::ノ:::.         |:
             :|:      | :/ \    /:  /: //:
             :ヽ___人._____/:. /_/´
                      ̄ ̄ ̄ ̄

228Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/07(火) 21:07:16 ID:iO/v/Aww0

   / ̄ ̄\
 /   _ノ  \
 |   ( ●)(●)
. |    (__人__)           なるほど、大変よくわかりました。
  |     ` ⌒´ノ          ありがとうございます。
.  |         }
.  ヽ        }
   ヽ     ノ
   .>    <
   |     |
    |     |


         ____
       /      \
      / ─    ─ \
    /   (●)  (●)  \     ところで、なんでいきなりそんなことを聞くんだお?
    |      (__人__)     |
     \    ` ⌒´    ,/
     /⌒ヽ   ー‐    ィヽ
    /      ,⊆ニ_ヽ、  |
   /    / r─--⊃、  |
   | ヽ,.イ   `二ニニうヽ. |

229Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/07(火) 21:07:39 ID:iO/v/Aww0

    / ̄ ̄\
  /   _ノ  \
  |    ( 一)(●)
  |     (__人__)
   |     `⌒´ノ         単刀直入に言います。
   |   ,.<))/´二⊃       あなた、ベチュアナランドの首相になりませんか?
   ヽ / /  '‐、ニ⊃
   ヽ、l    ´ヽ〉
''"::l:::::::/    __人〉
:::::::::|_/ヽ.   /|||||゙!:゙、-、_
:::::::/´∨/`ー'〉゙||i l\>::::゙'ー、
:::y′.: ',ゝ、_/ヽ.||||i|::::ヽ::::::|:::!
/: ://: : : :|:::ヽ|||||:::::/::::::::i::|

230Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/07(火) 21:08:26 ID:iO/v/Aww0

            ____
          /      \
        /_ノ   ヽ、_ \
       / (●)  (●)   \      いやいや、ベチュアナランドに首相なんて役職ないから。
       |     (__人__)   u   |     そもそも議会もないから。
r、     r、\    ` ⌒´     ,/
ヽヾ 三 |:l1 >   ー‐     ヘ
 \>ヽ/ |` }             ヽ
   ヘ lノ `'ソ イ            |  |
    /´  / ./ |         |  |
    \. ィ_ノ .|         |  |
         |         |  |


     / ̄ ̄\
   /   _ノ  \
   |    ( ●)(●        どうせ数年もしないうちに開設されますよ。
   |      (__人__)       そうしたら独立だ。
.   |        ノ
    |      ∩ ノ ⊃       今のイギリスに、植民地を維持し続ける実力も意思もありゃしませんからな。
  /     ./ _ノ
  (.  \ / ./_ノ │
  \  “ /___|  |
.    \/ ___ /

231Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/07(火) 21:09:05 ID:iO/v/Aww0

       ___      . --ォ───- 、
       ./     \  .ィi〔:.:.:l/:.:.:.:.:.:.:\:.:.:.:.:\
     │      V:.:__/:.:.:i┼ト:.:.:.、:.:.:.:ヽ:.:.:.:.:.ヽ _____ _
     │      \ヽ{/|:.:.:.:N ヽ:.:.:{\:.:斗:.:.l:.:「             、
     │        i 芥:.:.:.| y==ミ   t=ミ:.:.:Ⅵ                \
     │        | { |:.:.:.:|     ---ヘ V:.:|        /        ′
     ∧       ∨、|:.:.:.:|    /     } }:.:.|ー───ァ′        /
      .∧        }:.:.|:.:.:.:|.   {______.ノ.从:|      /         /
       ∧        ヽ:!:.:.: l       -  /:.i:.:|     .イ
        .∧       \:.ハ      .イ:.:.ハ| ィi〔         /
                    \}\  「:.:.:.l:/{\         /
           、      }: i:i : \_>─ミ: : :.\      ./
           ∧      ∧ i:i : : : V二二 I: : : ハ   ./
           /: : 、    .∧:i: : : : :∨   ヽ: : :i:i|  /
           \: : 丶    ∧iト: : : :.∨   |: : :i:iレ′
             ̄` }    ∧i:ト: : : :∨ffハ!: :.:j:ハ
                  ∧      ヾi:iト : :ヽ  |: :///
                   、     \:i:i≧ヘ. |://イ
                   \.       \ }さ才イ i|
                   |        >==厶 l|
                   |     _辷介少__.|
                    乂 ィi〔: : : : : |:.:|: |:.:| {

イギリスは戦後経済力を回復しつつあったものの、
広大な植民地群を経営するには圧倒的に国力が不足していることは
もはやだれの目にも明らかだった。

そして、セレツェが帰国したのと同時に起きたスエズ動乱において
イギリスの軍事的威信は回復不可能なまでに打撃を受け、
これ以後イギリスは各植民地の統治をほぼあきらめる。

アジアの全植民地は独立し、
アフリカでも北方から順に独立が続く状態であった。

232Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/07(火) 21:09:55 ID:iO/v/Aww0

         ____
       /      \
     /   _ノ  ヽへ\
    /   ( ―) (―) ヽ       しかし、やる夫は結婚の件でイギリスからも南アフリカからも不興を買っているお。
   .l  .u   ⌒(__人__)⌒ |       やる夫がトップになってもトラブルが起きるだけじゃないかお?
    \     ` ⌒r'.二ヽ<
    /        i^Y゙ r─ ゝ、
  /   ,     ヽ._H゙ f゙ニ、|
  {   {         \`7ー┘!


            / ̄ ̄\
          /_ノ  `⌒ \
    _     .| (● ) (⌒ ) .|
    | !    | (__人___)   |      そこいらへんは大丈夫ですよ。
    | !    |  ` ⌒ ´    .|      やる夫さんが王位を放棄した時点で、両国とは和解が成立したと解釈していい。
    | !   ,.-,|          |      向こうの言い分をすべて飲んだわけですからね。
  ._,ノ ┴、/ ,/ .|        /
  .r `二ヽ ) i ヽ        /      だから、公職に就いても何も言ってきてないでしょう?
  .|  ー、〉 /   〉      <
  .|  r_,j j / ̄   '' ̄  ⌒ヽ
  .|   ) ノ/ {       ィ,  }
  ノ   ,/   |         |{  |

233Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/07(火) 21:11:19 ID:iO/v/Aww0

         ____
       /      \
      / ─    ─ \
    /   (●)  (●)  \       でも、それだけ独立容認の動きが目に見えてるなら、
    |      (__人__)     |      やる夫じゃなくても立派な候補がもう出てるんじゃないかお?
     \    ` ⌒´    ,/
     /⌒ヽ   ー‐    ィヽ
    /      ,⊆ニ_ヽ、  |
   /    / r─--⊃、  |
   | ヽ,.イ   `二ニニうヽ. |


   / ̄ ̄\
 /   _ノ  \
 |    ( ●)(●)
. | u.   (__人__)        いるにはいるんですけどね。
  |     ` ⌒´ノ
.  |         }        アフリカ統一主義者でアフリカ各国の連帯を訴え、
.  ヽ        }        白人追放とアフリカ人のみの政府を訴える社会主義者で
   ヽ     ノ         アパルトヘイト急進反対派…
    i⌒\ ,__(‐- 、
    l \ 巛ー─;\
    | `ヽ-‐ーく_)
.    |      l

234Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/07(火) 21:11:53 ID:iO/v/Aww0

        ノ´⌒ヽ,,
    γ⌒´      ヽ,
   // ""⌒⌒\  )
    i /   ⌒  ⌒ ヽ )       トラストミー!!
    !゙   (・ )` ´( ・) i/
    |     (__人_)  |
   \    `ー'  /
    /       .\

ベチュアナランド人民党の
モツァイ・ムポ氏です!

(この物語はフィクションです。実在の人物・団体とは一切関係ありません)

235Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/07(火) 21:12:36 ID:iO/v/Aww0

               ____
             /      \
           / ─    ─ \     …やる夫が出ないとどうしようもねーということは理解したお
          /   (●)  (●)  \
            |      (__人__)     |
          \     `⌒´    ,/
          /     ー‐    \

236Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/07(火) 21:13:22 ID:iO/v/Aww0

      (ヽ三/) ))
       ( i)))
   / ̄ ̄\ \
 /   _ノ  \ )
 |    ( >)(<)         わかっていただけましたか!
. |  ///(__人__)         今ベチュアナランドに必要なのは、保守的で穏健な指導者です!
  |     ` ⌒´ノ         この条件を満たすのはあなたを置いてほかにいません!
.  |         }
.  ヽ        }
   ヽ     ノ
⊂ヽ γ    く
i !l ノ ノ    |
⊂cノ´|     |


               ____
             /      \
           / ─    ─ \     …そのスタンスがほかにいないとか、
          /   (●)  (●)  \    どうなってんのこの国…
            |      (__人__)     |
          \     `⌒´    ,/
          /     ー‐    \

237安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/07(火) 21:13:29 ID:6M3uatls0
>>233
何その役満人物wwwww

238Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/07(火) 21:14:31 ID:iO/v/Aww0

        / ̄ ̄\
      /  ヽ_  .\
      ( ●)( ●)  |     ____
      (__人__)      |    /      \
      l` ⌒´    | / ─    ─  \
     . {          | /  (●)  ( ●)  \        こうして1961年、
       {       / |    (__人__)     |       カーマとマシーレによってベチュアナランド民主党が創設される。
  ,-、   ヽ     ノ、\    ` ⌒´     ,/__      基本理念は保守主義で、無用な対立は避けつつ改革を進めていくことを目指した
 / ノ/ ̄/ ` ー ─ '/><  ` ー─ ' ┌、 ヽ   ヽ,    非常に穏健な党だった。
/  L_         ̄  /           _l__( { r-、 .ト
   _,,二)     /            〔― ‐} Ll  | l) )
   >_,フ      /               }二 コ\   Li‐'
__,,,i‐ノ     l              └―イ   ヽ |
            l                   i   ヽl

239Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/07(火) 21:18:49 ID:iO/v/Aww0

       , ──── 、
    ゝ/ _______ヽ
     i  | / /⌒ ヽ/⌒ヽ
     | _| _|   ・|・  |_       ふーん。
  , ─i 、    ヽ __ o__ ノ  ヽ     ま、いいんじゃないの。 
  !  `-、          |  !
  \   ヽ、   ──┘ ノ /
    \   \二二へ二ヽ/
     \ |        |
       |        |

  英領ベチュアナランド高等弁務官

マシーレの予想通り、英国側から強い反発は起きなかった。
ベチュアナランドは利益に対して金がかかりすぎ、
到底維持すべき植民地ではなかったのである。

240Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/07(火) 21:19:48 ID:iO/v/Aww0
独立運動は淡々と進み、1963年には憲法制定会議が南部のロバツェにて開始された。
会議に招かれたのは、当時ベチュアナランドにあった3党。


       ,..--‐‐‐‐‐‐‐‐---..
     /::::ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;)   
     |::::::::::/        ヽヽ  
    .|::::::::::ヽ ........    ..... |:|  
     |::::::::/     )  (.  .||  
    i⌒ヽ;;|.  -=・=‐  .‐・=-.|   
    |.(    'ー-‐'  ヽ. ー' |  
    ヽ.      /(_,、_,)ヽ  |  
    ._|.    /  ___   .|  
  _/:|ヽ     ノエェェエ>  |
  :::::::::::::ヽヽ     ー--‐  /  
  ::::::::::::::::ヽ \  ___/

    ベチュアナランド人民党
     フィリップ・マタンテ


        ノ´⌒ヽ,,
    γ⌒´      ヽ,
   // ""⌒⌒\  )
    i /   ⌒  ⌒ ヽ )
    !゙   (・ )` ´( ・) i/
    |     (__人_)  |
   \    `ー'  /
    /       .\

ベチュアナランド人民党ムポ派(内ゲバで叩き出された)
    モツァイ・ムポ

241Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/07(火) 21:20:31 ID:iO/v/Aww0

       ____
    /     \
   /  ─    ─\
 /    (●) (●) \
 |       (__人__)    |
 \     ` ⌒´   /
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノ゙-、.
:   |  '; \_____ ノ.| ヽ i
    |  \/゙(__)\,|  i |
    >   ヽ. ハ  |   ||

そして、ベチュアナランド民主党のやる夫である。


独立に対して3党に異議はなく、
1点を除いては会議は非常に順調に進んだ。

問題となったのは、選挙権をどこまで認めるか、ということである。

242Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/07(火) 21:21:23 ID:iO/v/Aww0

       ________∩_∩
     /   ノ ヽ (  ノ⊂ ̄))) ̄⊃ 
     /|ヽ  (_ノ  ._ ̄  0'ヽ 0'
    / |ノ  .)    (_)  ヽ  i (        
 ∋ノ |  /――、__  ./(∩∩)  
      / /| ヽ__ノ   | / ./    
    | ( | ( ’’’     | ( /
    |__ヽ.L_ヽ         Lヽ_ヽ
''" ""''"" "'''''" ""''"" ''" ""''"" ''" ""''"" ''" ""''"" "'''

ツワナ人は定住民ではあるが、経済は牛の牧畜に大きく依存していた。
とはいえ砂漠か半砂漠ばかりのベチュアナランドにおいて、
飼育できる牛の数は必ずしも多くない。
必然的に、多くの働き手があぶれることになる。

243Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/07(火) 21:21:53 ID:iO/v/Aww0

                            /: :: :ァ-‐-、: :: :: :: :: :\
       , <´: : : :`ヽ              {: :: : { |lv1| } : :: :: :: :: :: :\
      /: : : : .ァ‐ ュ : : \            _〉-‐====‐-: :._: :: :: :: :ヽ
     ./ : : : : { L }、: : : ヽ          (;;;;;;;{l〃< >¨`ヾ ミミ: :: :: :/
     {: : 彡≦_ィ⌒y,,.ィz、: : }          `<ゝtッュ { f.ッ_テ  .ヾうヽ く
     ∨/ミ rッュ} { rッュ。`ノ              i  i j ュ     ミ〉rリミ             カメとかキノコとか、
     `{ ミ ゚  ふ   ミi }                キァ彡_匁ミュ、  .} <ミミ            変な生き物しかいないんだぜあの鉱山
      ゝi ァ彡-气ュ、 rく                ∧ ゝー-    / / ∧
      ラハ   =  .∧f                ', ”¨   / ./>f >  、
       } iヽ、 ___,. イ ∧                  ≧- イ= 7: : /: :: :: :: : ∧≧ 、__    マジかよ
   _, ィ<ヾヽ ̄: : 7 ̄/: :: :>‐- , _       ,  イ´: :∧: :: :: :/: : /: :: :: :: :: :∧:∨ ノ: :
-‐= ∧∨_: :: :∨: :: :/ / : : : : ∧∨: :: : ̄  ‐<∧:∨: :: :: :∧: : /: :/: :: :: :: :: :∧:∨イ: :: :
: :: :∧∨: : `¨≧ヽ /ァ-‐==.´∧∨: : , <: : : : ∧:∨< _: :: : } /: :/: : ,-、: :: :: :∧ ∨ :|: :: ::
: : ∧∨: : : : : : : :¥: : : : : : : : {AV! / : :: :: :: :: :∧ ∨: :: :: :: :ヾ ,r‐/¨´/´`Aュ、 {A:V{ :| : :: ::
: : {AV{: : : : : : >i!<: : : : : : : |/ /|{ : :: :: :i: :i: :{A V{: :: :: :: :≧〈o O C Cヽ〈 .} |/ /| :|: :/:
: : |/ /|: : : : : : 斗i|≧: : : : : : : |/ /|! : :: :: :l l: : |///|: :: :: :: :: : i!∨ > ヽ : :: : }.|/ /|  {/: :: :
: :/〇 廴: : : : : : 八: : : : : : __ ノ○ ||: :: :: :: :|! : |///|: :: :: :: :: : l!: ∨    _ゝ: :.ノ.|/ /| :/ : :: ::
////≧  ̄ ¨  ー-一 ¨≦/////|: :: :: :: :l!: :|///|: :: :: :: :: : |!; : ヽ<: :> ´〈 |/ /| :{>-‐
///////////////////////////| : :: :: :: :ヽ (⌒)ヽ: :: :: :: :八:: : {¨´: :: :: :: : }(⌒) :|

あぶれた労働力の多くは、南アフリカの鉱山で鉱夫として働いていた。
農業収入は国家全体の35%を占めるにすぎず、
歳入の多くは鉱山労働者からの送金に頼っていた。

244Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/07(火) 21:22:49 ID:iO/v/Aww0

  | |i  ∧_∧ . i |
=..| |i . ( ´∀`) i | =======l| |       ,r ‐ .、.| |==
 i. | |i (    ) i |  i    i   .i l| |     la a 6 | | i
 i. | | ゙ー―――". |  i  ,ィ‐- ._ .i l| |     {.上 人、| i
 i   ̄ヽ三三フ ̄   .i  {: : : : : : } i l| |  ,イ ̄|ィgヽ/::/`ヽ
 i    i |ミ| ,..::}´(¨)`ヽ ¨{lミニ彡l} .i l| |  〉{::::::l /:|/::::{  ハ
 i    i |ミ|. { O  (::::}  ヾニ'イ. .i l| | { ヽ::::∨::::::::::ゝ   }
 i    i  ァz‐`≦^ミ6´r=/7 ̄:..77‐-、|_|__l 弋:::::l゚::::::::::メ ̄  ア
 i  z―{,´:::/:::::::i::::7ー{:{ l::| i : ,':;' : : :ム   廴〃こミフ彡ヾ> ´
 i   Τ./:::/:::::::::::::::{/ー.l.i l::| !: :|::|ト- 、i }‐=ニ二 えづ::::::::::|Τ
 i   |/::::::::::::::::::::/ ̄..l.L{:。ー┘。ヽー="ー- zャ-‐ァ ̄   ‐-
 i  /::==:::::::/l     l  }:::::::::::::::::入_  -‐=ー-"_
 i .〈、,、___ィ={ー- _ .l  〉=====}    l    T‐-¨  ‐-
   {_ノ::r::(フ:::::} :::::::::::`ヽ /フ::i:::r-ュ:::L __ l.    l    Τ
   |ーー-==-┬‐=ュ /.{┘:i:::L ノ:::i:::::::::::::: ̄`ヽ l    l
   ー--==-一 {:::::::/( `ニ‐、_ ノ>-―i=ヽ:::| . l    l
     | |    i:::::/  ゜ー--==-一"   {:::::::::| .l    l

これらの鉱山は危険な環境のものが多く、
低賃金で、定着を防ぐために妻の同伴も許されず、
さらに白人との労働格差を日々目の当たりにする職場であった。

白人たちの多くは安全で楽な職場で高い賃金を得ていた。
人種差別立法によって、こうした仕事に黒人がつくことは禁じられていたのである。
鉱山とは、アパルトヘイトの現実が最も目につきやすい場所だった

いきおい鉱夫たちは反アパルトヘイト的となり、急進化していった。

245Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/07(火) 21:25:58 ID:iO/v/Aww0

                __
             ,.' ´    `゙`ヽ、
            ,r'   ,ィ ノ ,.r'´`ヽ、.\
            ,! ,r'⌒'''゙゙"´  -‐'' 'i i
          ,! {. ,r=z、,  、_,z=、 | l
           l  ,!  ,ィtァゞ, ''rtァ、 ゙i. |
          }r,ソ  , '' '´,j : `` ''  ,ir ,!
            ,!ソ    ,イ゙;;'';;ヽ    'Y}l
            ゞj 'i    ,r==、   ,' ,イノ
           ヽl. ',    ̄ ̄    ,',イ
            | ト、  ` ̄´    ノ ,|
            ,f_j_ \ 、__  ,ィ' ,/_!、
         _, イ   ̄``>=;r''´' ̄   ヽ
      _,ィ' ´  l     ,イ   ヽ     ,!`ヽ、
   -─'' /    |    /i    ,!`、    ,!   `i 、_
      /     ∧ /  〉-‐-〈  ヽ   ,ヘ    l   ̄


もう一つの問題は、国内に居住する白人…特にアフリカーナーに関するものであった。
ベチュアナランドはあまりにも貧しいため白人はそれほど多くなかったが、それでもある程度の人数はいた。
英国系も少数居住しそれなりの勢力を持ってはいたが、
グレート・トレック期にカラハリ砂漠のオアシスに住み着いたアフリカーナーは、
彼らの技術で岩盤の下にある良質の水源を掘り当て、
大牧場を経営していて侮れない勢力を持っていた。
だが彼らの多くは南アフリカ国籍を取得しており、その扱いも焦点となったのである。

246Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/07(火) 21:26:37 ID:iO/v/Aww0

       ,..--‐‐‐‐‐‐‐‐---..
     /::::ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;)   
     |::::::::::/        ヽヽ  
    .|::::::::::ヽ ........    ..... |:|  
     |::::::::/     )  (.  .||      選挙権は英国籍を持つものに限ろう。
    i⌒ヽ;;|.  -=・=‐  .‐・=-.|       南アフリカ国籍の者は外国人扱いで、参政権は与えない方向で。
    |.(    'ー-‐'  ヽ. ー' |  
    ヽ.      /(_,、_,)ヽ  |      問題は、南アフリカへの出稼ぎ労働者の救済案だ。
    ._|.    /  ___   .|      …郵送投票を認めてはどうだろう?
  _/:|ヽ     ノエェェエ>  |      (彼らが投票できれば、反アパルトヘイトのうちが有利になるからな)
  :::::::::::::ヽヽ     ー--‐  /  
  ::::::::::::::::ヽ \  ___/


        ノ´⌒ヽ,,
    γ⌒´      ヽ,
   // ""⌒⌒\  )
    i /   ⌒  ⌒ ヽ )       異議なし。
    !゙   (・ )` ´( ・) i/       やっぱり国民同士、友愛が大切だよね
    |     (__人_)  |
   \    `ー'  /
    /       .\

247Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/07(火) 21:27:21 ID:iO/v/Aww0

          ____
       / ノ  \\
      / (●)  (●)\
    / ∪  (__人__)  \              国籍については問題ないけど…
    |      ` ⌒´    |              
     \ /⌒)⌒)⌒)   //⌒)⌒)⌒)
    ノ  | / / /   (⌒) ./ / /         郵送投票だと、信頼性に問題があるお
  /´    | :::::::::::(⌒)  ゝ  ::::::::::/         申し訳ないが、国外にいる場合は投票を遠慮してもらうしかないと思うお
 |    l  |     ノ  /  )  /         (冗談じゃない。急進派をこれ以上抱え込んだら選挙が危ない)
 ヽ    ヽ_ヽ    /'   /    /
  ヽ __     /   /   /

結局やる夫の提案が通り、郵送投票案は見送られた。
これにより、国外急進派の影響力は大きく削られることとなった。

248Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/07(火) 21:28:38 ID:iO/v/Aww0
そして1965年、ついに自治政府樹立のための選挙が実施されることとなった。


人民党と独立党(ムポ派が改称)はアフリカの連帯を訴え、
反白人と急進的で理想的な政策を掲げた。

         ノ´⌒ヽ,,
     γ⌒´      ヽ,
    // ""⌒⌒\  )
     i /   \  / ヽ )
     !゙   (・ )` ´( ・) i/   政権交代さえすればできるんです!
     |     (__人_)  |    白人を追い出し、豊かなベチュアナランドの実現を!
   /\    `ー'  /
  ( ┌(⌒)────(⌒)┐
   ヽ           ヽ  バサッ
    l  ゝ         l
 ( ( \   大風呂敷   \
      )        ノ   )
     (._          ( ヽヽ
      .\(          \

249Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/07(火) 21:29:16 ID:iO/v/Aww0

          ___
         /     \
       /   \ , , /\
     /    (●)  (●) \         今のベチュアナランドの現状じゃ、
      |       (__人__)   |         夢みたいなことは言えないお。
     \      ` ⌒ ´  ,/         1950年には貧困度が世界で下から4番目だったような国に、
      ノ          \         異分子を排除する余裕だってない。
    /´      _i⌒i⌒i⌒i┐ ヽ
    |    l  ( l / / / l          国内すべての人種で協力して、
     l    l  ヽ       /          牧畜を中心に、少しでも豊かな国を作っていくお!


これに対しセレツェは、反白人のスローガンを掲げず、
あくまで穏健な改革案に終始した。

250Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/07(火) 21:31:24 ID:iO/v/Aww0

       , ──── 、
    ゝ/ _______ヽ
     i  | / /⌒ ヽ/⌒ヽ
     | _| _|   ・|・  |_      この中じゃ民主党が一番マシかなあ
  , ─i 、    ヽ __ o__ ノ  ヽ      
  !  `-、          |  !
  \   ヽ、   ──┘ ノ /
    \   \二二へ二ヽ/
     \ |        |
       |        |

この穏健さは、白人社会からも好意的に受け入れられた。
セレツェの妻が白人であることも、民主党への好意につながった。
白人が妻であるなら、急進的な反白人主義には将来にわたって走らないと考えられたからである。

251Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/07(火) 21:31:57 ID:iO/v/Aww0

     _____
   /.::::::::::::::::::::::::::.ヽ
    |.:::::::::γ⌒Y⌒ヽ::.|
    |::::::::/ ⌒  ⌒ |       やる夫様が選挙に出馬された!
   |:::::::〉 ( ●) (●)|       ングワトの全力を持って支援しなくちゃ!   
   (@ ::::⌒(__人__)⌒)
    |     |r┬-|  |
    \    `ー'´ /
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノ゙-、.
:   |  '; \_____ ノ.| ヽ i
    |  \/゙(__)\,|  i |
    >   ヽ. ハ  |   ||

ングワトはもちろんセレツェ支持だった。
彼らはいまだにセレツェのことを王とみなしていた。

252Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/07(火) 21:33:20 ID:iO/v/Aww0

    ∧,,∧  ∧,,∧
 ∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧
( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )  ングワトの先王が出るのか
| U (  ´・) (・`  ) と ノ  主張も悪くないし、ここは支持しとくか
 u-u (l    ) (   ノu-u  
     `u-u'. `u-u'

他7部族の首長も、セレツェを王族とみなすことに違いはなかった。
ングワト優遇との危惧も、ングワケツェ出身の副党首・マシーレの存在によって薄れていた。

253Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/07(火) 21:38:24 ID:iO/v/Aww0

         __r--─ァム=≠({`Yヽ「 ア
     __/厂 ㌢ 瓦豸ヽ=- >く`^ く 〉_
.   厂/  磷=艾ンイノ ィヽ./丶ー' `ヽ\_,.ゝ
  ァ/  %弋乏彡イ/ 廴イ= >  `ヽ、 ヽ ヽ
//  .ム/ /Y _廴)ム-イバ下、\  ヽ、 }  }
. /  彳{ />イ´イ___Y //  {|  \\   Y li
/   爻.V { イ〃 / 化瓜 ̄`ヽ   >弋   } lイ
   爻 { / / / イ !.ィT示ミ    伝rミ〉 !l/|
   爻 l从l/ f `Y l.`ト.トィ      トイ/l.l /
    爻 ヽ{〃☆川 l 「¨       `¨l.イl/爻
     爻 |/いYl トl .ハl    ‐=  イィ从  爻
     爻  ヾ小!ヽ{`ト    ´イ/ l∧.ヽ、_ 爻爻
     爻    % ヽ、ヽ、|`¨´ !{ /        爻
      爻  ,.メ¬☆。o  。☆ ヽ、_,       爻
       ィ爻´    o *。☆O☆ー-、         爻
.     /  爻      *o。 * ゚*   ヽ         爻
    {  .爻     *    o。     '.        爻
    |   爻 l   __  ヽ     /  }         爻
    |  爻  |´ ̄   ̄`¨ー─‐ヘ  l         爻
    |  爻  |              〉 |        爻

そしてなにより、結婚騒動によってセレツェの名前はベチュアナランドのすみずみにまで鳴り響いていた。
話題の少ない辺境のこと、黒人の王と白人女性の悲恋は格好の話題だった。
そしてセレツェの行動と騒動の顛末も、また国民のほとんどは知っていた。

こうして民主党は、国土全域にわたる幅広い支持を得ることに成功した。

254Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/07(火) 21:38:57 ID:iO/v/Aww0

そして、選挙当日…
【投票中】
    /| ̄ ̄ ̄∧,,∧
   /| ̄ ̄ ̄|..(ω・` )
 /| ̄ ̄ ̄|....|φ ∪ )        ∧,,∧
 | ̄ ̄ ̄|....|/ `u-u´       (    )
 |___|/ ∧,,∧          ( o ∪
 ||    ||  (´・ω・) ∧,,∧      `u-u´
       ( つロと) (´・ω・)
        `u-u´ (∪  つロ_____
              `u-u/ = =  /|
                | ̄ ̄ ̄ ̄|  |
                | 投票箱 |  |


【開票中】
                ┌───────┐
                │ 民 人 独 無 │
                │ 正 正 丁 一 │
        ∧,,∧    │ 正 丁     .│
       ( ´・ω)  ├───∧,,∧ー─┤
       | Uつロ       (    )
          u-u           ( o つ━
                   ロ  `u-u´        A⊥A
                 ∩ヽ,,∧       ,,,,,,∠    ゙ゞ ∧∧
                \ (・ω・`) /|   ヾ,;'   ゝ*‘,,ェ‘)(ω`*)
                | ̄ ̄ ̄ ̄| .|   ;' 、,,,,,,,  ;; ,, ノロ⊂ヽと ノ
                | 投票箱 |/    |_j l_j |_j゙l_j   u-u

255Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/07(火) 21:39:35 ID:iO/v/Aww0


結果は民主党の大勝利に終わり、セレツェの政権獲得は決定的となった。

                                 ,.へ
  ___                             ム  i
 「 ヒ_i〉                            ゝ 〈
 ト ノ                           iニ(()
 i  {              ____           |  ヽ
 i  i           /__,  , ‐-\           i   }
 |   i         /(●)   ( ● )\       {、  λ
 ト−┤.      /    (__人__)    \    ,ノ  ̄ ,!
 i   ゝ、_     |     ´ ̄`       | ,. ‘´ハ   ,!
. ヽ、    `` 、,__\              /” \  ヽ/
   \ノ ノ   ハ ̄r/:::r―?―/::7   ノ    /
       ヽ.      ヽ::〈; . ‘::. :’ |::/   /   ,. ”
        `ー 、    \ヽ::. ;:::|/     r’”
     / ̄二二二二二二二二二二二二二二二二ヽ
     | 答 |     大   勝  利         │|
     \_二二二二二二二二二二二二二二二二ノ

            民主党 28議席(31議席中)

                        : /        ヽ´\:
                      :/´   ノー―´ ̄|    \:
        ,..--‐‐‐‐‐‐‐‐-..    :/   /::::::::::::::::::::::::|      \
     /::::ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;)  : /  / ̄    u:::::::::::::\_     |:
     |::::::::::/        ヽヽ  :|   / u       ::::::::::::|    |:
    .|::::::::::ヽ ........ u  ..... |:|  :ヽ |へ、   /ヽ  :::::::::::|    |:
     |::::::::/     )  (.  .||   :ヽ|=ヽ、ヽ ノ=\_, ::::::::ヽ、/´ヽ:
    i⌒ヽ;;|.  -=・=‐  .‐・=-.|    :|◯ノ 丿 ヽ◯__/  U:::::::::::::)/
    |.(    'ー-‐'  ヽ. ー' |   : / ̄ノ / `―     :::::::::::/
    ヽ.      /(_,、_,)ヽ  |   :(  ̄ (    )ー U ::::::::::::|ノ 
    ._|. u  /  ___   .|    :ヽ  ~`!´~'     :::::::::::丿
  _/:|ヽ     ノエェェエ>  |     :|    r―--、 ヽ::::::::::::/|  
  :::::::::::::ヽヽ     ー--‐  /ヽ    :\ . `ニニニ´ ノ  / /:::\
  ::::::::::::::::ヽ \  ___/:::::::::ヽ    /:`ヽ ヽ〜   /  /::::::::::::ヽ

       人民党 3議席            独立党 0議席

256Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/07(火) 21:40:29 ID:iO/v/Aww0

こうして1965年、セレツェは独立準備のための初代自治政府首相に就任。
ベチュアナランドは独立への道を歩み始めた…

            _____
          /          \
         /             \
       /   ─--    --─  \
     /   /____ `ヽ   、,,.-='、'、  \
   /     .l i;;;:::;;;i |′  l i;;;:::;;;i |    \
   |      ゛゙''''''´"ノ   ヽ`'''''"'"     |
   |   __ (     !     )       |
 /\r':| r' ̄二ユー ─'^ー 一'      /::\__
 : : : : | .| | /  ) `)         __,./:: :: :: :: :: :\__
 : : : : |.ノ. ノ /  ⌒ヽ_    /. |: : : :ヘ: :: :: : : : : : : : .ハ
 : :: :: :\         ヽ- ´   .|: :、 : : \: :: :: : .i i: :/: ::ヘ
 : :: :: : l: `ー┬-、      ト、.  /: :: :\/: : : : {. レ /: :: : ヘ
  : : ┐|: :: :: :: :\)  7 ./iii入/|: :: :: :: :\: :: :: :V /: :: :: :: :}
 : : イ .|__/ ,へ/⌒\ ./iiii〈   /! : : : : : ::/: :: :: : V: :: :,イ: : :!
 イノ : : / /: :: :\_  ̄\ii}  |: :: :: :: :/----: : .| /ノ: :: :|

257Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/07(火) 21:40:47 ID:iO/v/Aww0
今回ここまで。

258安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/07(火) 21:41:34 ID:dznhUhLQ0


259安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/07(火) 21:42:01 ID:SfGOa5260
乙でしたー
そんな、友愛が負けるだなんて

260安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/07(火) 21:43:03 ID:Zk0G1VKo0
乙どすえ
今回も面白う御座いました。
正に天命。セレツェさんが出てなかったらボツアナ無かったな。

261安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/07(火) 21:43:19 ID:6M3uatls0
乙乙! 主張が過激な方が負けると厄介だけど、勝つよりはマシだよね

262安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/07(火) 21:45:40 ID:669/X3Uo0
乙でした

263Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/07(火) 21:45:47 ID:iO/v/Aww0
ここでGW中に書き溜めたやつは終わりです。
次からは投下スピードが遅くなるとは思いますが、
ご容赦ください。

264安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/07(火) 21:50:35 ID:669/X3Uo0
了解

265安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/07(火) 21:52:57 ID:RKRFfrdM0
おつでした〜
ご自分のペースでどうぞ

しかし、穏健漸進を主義とする政党が勝つなんて、
いまの日本よりもこのときボツアナのほうが民度高いんじゃないか?

266安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/07(火) 22:01:08 ID:4Q85oI5E0

圧倒的多数だなw
やっぱり王はわかりやすい正統性だな

267安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/07(火) 22:10:35 ID:RaYjTdM60
乙でしたー

268安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/07(火) 22:13:04 ID:kn3Pqc/o0
政策を見たのか、単に王様だとか有名人だとかで入れたのか
そのへんの研究とかもされてるのかな?

269安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/07(火) 22:15:34 ID:nrzFydKU0
乙です

分かりやすい!

270Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/07(火) 22:17:58 ID:iO/v/Aww0
>>268
両方みたいですねえ。
政策を見たのもいたし、王として支持したのもいたし、
政策がいい上に血統もよろしいということで支持したのもいたし。

271安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/07(火) 22:53:44 ID:rd0wmqN20
南アは鉱山でもアパルトヘイトの一環としてボーア系白人を「監督」という名目で
採用し、ただぶらぶらさせて給料払ってたからな
そりゃ黒人の給料に響くわけだ

272安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/07(火) 22:58:22 ID:AOmzDfM60
乙でした
ゆっくりでええんやで

273安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/07(火) 23:17:55 ID:nS6hYZqQ0
乙でした他が危険牌過ぎるw

274安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/07(火) 23:26:20 ID:eLdCjiVc0
乙です。

圧倒的過ぎるwww

まぁ、血統的権威もある上に、
悲劇の主人公として知名度有りっていうのは強いよね。

それで主張が無難というなら

275安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/07(火) 23:33:04 ID:6M3uatls0
当時のベチュアナランドや周辺地域の情勢もちょっと解説して欲しいな。
ど田舎とジャイアンくらいしか分からんので申し訳ない^^;

276安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/08(水) 01:10:27 ID:xqNAmc0A0

やらない夫の人の経歴凄いな
国民のために出来ることを探してたらこうなったみたいな感じ

277安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/08(水) 09:13:27 ID:z6HPw/hM0
乙でした。期待できる新スレですね。白人の奥さんも、黒人の夫を迎え入れる度量が凄い。
偏見のない人だったんだな。夫婦共に。

278安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/08(水) 09:15:29 ID:fbTCWdaU0
日本も本気で尊皇攘夷なんて実行してたら大半のアフリカ諸国みたいになってたのかね。

279安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/08(水) 09:17:57 ID:M01nA3eY0
選挙はやっぱイギリス式に小選挙区だったんだろうか?

280安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/08(水) 12:19:06 ID:KcKfSM5c0


>>231
スエズ動乱ってイギリスにとっての最後の一撃だったのね
>>240
ひょっとしてこの党ってどっちかがソ連の手先じゃ……あれ、お客とは珍しいな?宅配便かな?
>>250
>急進的な反白人主義には将来にわたって走らない
ジンバブエェ……最初は優等生だったのに

281安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/08(水) 12:27:34 ID:I0gU5RoA0
手先も何も当時は冷戦のまっただなかやし

282安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/08(水) 16:47:12 ID:T./xhL2w0
スエズの件は、アメリカとソ連に「おまいら(英・仏・イスラエル)いい加減にしないと潰すゾ(ハァト」と言われちゃったからねぇ

>(内ゲバで叩き出された)
なんという適役

283安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/08(水) 22:02:50 ID:q2vDKJtI0
人民党って時点で、
共産党の親戚筋のイメージがある。
まぁこの時期だからソ連(というか共産主義)の影響は間違いなくあるし、
東西の綱引き的な所は有ったんじゃないの、多分。
アンゴラとかそんな感じだし。

284Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/08(水) 22:05:34 ID:BnwSYfaw0
>>275
ベチュアナランドの情勢は…おいおい書いていくとは思います。
基本的にド貧乏ということ以外はそれほど特筆すべきことはないんですが。

>>276
ちなみにやらない夫の人が校長になったのは25歳の時です。
やらない夫はやる夫の4つ下です。
だから政権獲得時はやる夫が44、やらない夫が40ですね。

>>280
ム、ムガベさんは本気で英雄だったんだぞ!
おもいっきり耄碌しただけで!

285Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/08(水) 22:43:38 ID:BnwSYfaw0
>>279
はい、小選挙区です。
じゃなきゃいくら相手があれでもここまでの大差はつきません。
ちなみに小選挙区制は現在まで継続中です。

286安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/09(木) 01:55:50 ID:sBWvEOCw0
25で校長とは
俺はそん時何やってたっけなあ…(遠い目)

287安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/09(木) 08:10:42 ID:AF7c0b/g0
高等教育がごっそり欠けてる状態だから、逆に言うと出来がよければあっさり上限に達するわけで
資産とか家柄がそこそこで頭がよければ25で校長もそう不思議でもないと思う

288安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/09(木) 09:42:19 ID:xLiL7/io0
明治の元勲は20代30代で日本動かしてたがそんなのと同じでしょう
他の独立なり共産化の革命家もそうですし

289安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/10(金) 02:24:25 ID:kiu2Antg0
20代で世の中を動かすのが不思議じゃないとか
そんなに俺を苛めないでくれ…

290安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/10(金) 02:42:23 ID:ZiKfKdXs0
だから不必要な戊辰戦争とかやってるじゃん
若いから失敗も成功もでかいね
よくもわるくも極端だから

291安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/10(金) 07:31:56 ID:MNjBZuiE0
若者が直接舵を取らざるを得ない国って明らかにまずいんだけど、傍から見てる分にはロマンの塊だよね

292安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/10(金) 07:51:45 ID:1Y/9nF/w0
若者と老人がうまく組み合って国を変えたシチュエーションってあるのかな

293安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/10(金) 08:22:52 ID:lqGW.Z8I0
うまく組み合えるなら変える必要がない気もしなくはないw

294安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/10(金) 13:10:54 ID:p2c1VDOE0
D.R.コンゴも独立時の軍参謀長は30歳、5年後にそいつが2代目大統領だ。

295安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/10(金) 19:24:40 ID:OsqOzGD.0
アフリカ独立の年代のアフリカ諸国の平均寿命40歳を切ってった気がするから20代は中堅世代になると思うのだが?

296安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/10(金) 19:31:34 ID:0CPfSIzc0
平均寿命のマジックだね。若手や乳幼児の死亡率が高くても要職に就くのは基本的に
それなりの年齢になってから。
ただアフリカに限らず非ヨーロッパの植民地の独立は奥州風の軍や官僚機構の
教育受けたのが指導的な立場担うから結果として独立初期の指導者層は若手になる

297安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/10(金) 19:32:31 ID:ZiKfKdXs0
その手の話はたんに子供がたくさん死ぬという話
爺さんはふつうにいる

298安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/10(金) 23:14:54 ID:DMAAtEh20
それが一番大きくて次に病気になったら治る見込みが低い、延命できる期間が短いだね
健康な人間同士を比べての寿命が大きく違うわけではないと

299安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/10(金) 23:35:49 ID:eomDfxhc0
不衛生で過酷な環境だから、病気にかかるわ不健康だわ危険だわで健康な人間自体の数もぐっと少なくなる。
遊牧民は老けるのが早いし、熱帯地方はマラリアや眠り病が恐ろしい

300安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/11(土) 03:54:45 ID:8ZYpFc520
こういう感覚になるのは
歴史上の人物の多くが結構長生きしてるからじゃね?
長生きできなければ名を残す事すらできないから
 
それでも40代50代で逝ってるわけだけど

301安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/11(土) 04:51:33 ID:cIBBCCws0
遊牧民とかが早く老けるのは、紫外線うけてるからだよ
屋外活動が多いスポーツ選手と、身近なサラリーマンと見比べてみれば
スポーツ選手のほうが圧倒的に早くふけてるのがわかるから

もちろん皮膚が劣化してるだけの話で、体内の健康状態とかは
また別の話だけど

302Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/11(土) 04:52:03 ID:friSDbd.0
>>294
「解放者、舵取り役、救世主、指導者、何にでも飛び乗る雄鶏」で
あらせられるところのモブツさんじゃないですかー!やだー!

モブツさんは映画とかに出てくる邪悪な三流独裁者すぎて、
史実がスラップスティックにしか見えなくなるという稀有な才能をお持ちの方です。

303Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/11(土) 05:00:07 ID:friSDbd.0
ちなみに、平均寿命が短いからって
一線級の政治家の年齢がそこまで低くなるということは基本ないですよ。
長生きする人は長生きしますし。

ただ、新独立国の首脳、とくにフランス領とかで割と簡単に独立できた国だと
独立運動の歴史が数年しかなかったりするんで、
若いのがそのまま首脳になったりしますね。
年を取ってから独立運動を始めることって少ないですし。

304Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/11(土) 05:05:49 ID:friSDbd.0
だから、アフリカ独立時の政治家はわりと最近まで生きてる人が多い。
ケネス・カウンダ(ザンビア)なんかまだご存命ですし、
DRコンゴのアントワーヌ・ギゼンガが数年前カビラ(子)政権の首相になったときは本気でびびった。
コンゴ動乱の時に処刑されてるとばかり思ってた。

305Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/11(土) 18:03:51 ID:.FvDV6e.0
本日8時ごろより投下予定です

306安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/11(土) 18:38:21 ID:EzWSsc6g0
了解!

307Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/11(土) 20:01:37 ID:.FvDV6e.0
投下します

308Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/11(土) 20:02:36 ID:.FvDV6e.0

1965年。

        _____
     ゝ/´        `\
    /   ________ヽ
   /   | / / ⌒ ヽ  ⌒ ヽ!
   l    |_l      ヘlヘ     l         やあやあ、首相就任おめでとう。
   V ⌒`  |     |      |         ぼくはベチュアナランド保護領の高等弁務官だよ。
   | d   ヽ.__ノ ヘ _ ノ⌒i
   ヽ__  |\ ________ ノ        短い間だろうけど、よろしく頼むよ。
     ヽ |      |
      ヽヽ、_(二二)_|_
      / ` ー──── '
       /\  / \|\   /|
 .    |    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|  二)


               ∩_
              〈〈〈 ヽ
      ____   〈⊃  }         新首相のやる夫と申しますお!
     /⌒  ⌒\   |   |          こちらこそ、よろしく頼みますお!
   /( ●)  (●)\  !   !
  / :::::⌒(__人__)⌒:::::\|   l
  |     |r┬-|       |  /
  \     ` ー'´     //
  / __        /
  (___)      /

309安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/11(土) 20:03:01 ID:NzHIUxs20
はじまった!

310Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/11(土) 20:03:29 ID:.FvDV6e.0

         ____
       /        \〟
      i──────┐ ヽ
      | ⌒ヽ ⌒ヽ\ |   |     さっそくだけど、国内に新首都を建設しておいたよ。
      |  >|・   |─-|_ /     さすがに独立国となると、国外に首都を置いとくわけにいかないからねえ。
      j ーc ─ ′    ヽ     お代はいらない、引き出物だと思ってくれればいいよ。
       ⊂____ /!   _ノ
  _(\ \ \ __/ /
 (─   ヽ、 ` ─_──イ- 、
  ヽ二_ノ \/|/\ /   \
      \


         ___
       / ⌒  ⌒\
      / (⌒)  (⌒)\
    /   ///(__人__)///\     それは助かりますお!
     |   u.   `Y⌒y'´    |     うちの国力じゃ庁舎建設にも一苦労なんで!
      \       ゙ー ′  ,/
      /⌒ヽ   ー‐    ィヽ
      / rー'ゝ       〆ヽ
    /,ノヾ ,>      ヾ_ノ,|
    | ヽ〆        |´ |

311Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/11(土) 20:04:10 ID:.FvDV6e.0

       , ──-  、
    ゝ/______\
    /  |  / , − 、 − 、l
     l   |  /     l     l      そう言ってくれるとうれしいな。
     l  |─|   ^|^   |      見てよ!これがベチュアナランドの新首都だよ!
      Y⌒  ` ─  ヘー ヽ
     ヽ_   |`───┘ノ      どうだい!このしっかりとした都市計画!
  ∩    ヽ、_ヽ__//    ∩
 ┘`ー┬─´\/\/ー┬─´ └-、
 _ __|_ ノ     |_|___三
        |        |


                                \│/
                                ― @ ―
                        ⊂⊃     / l \    ⊂⊃
                           ⊂⊃
             _______
           ////////\
          //////// ̄.\\
        /∠∠∠∠∠∠/    . \\
         ̄|::..... . .. ..... .. ....|::. | ̄ ̄| .::.|. ̄
  , ;;"''''"~"''"'"|:: : □..::.::.: :. ...|:.: |o  |:. |""''⌒~""⌒''''";;;,,,,
 ;;;        |;.,.,:;.;:,.;:,.,.,., ,. ,.,.,|;., |    | .,|          '"~"''''"~"''''~;;;;,,,,
          "'"'""'''""'"'"""'"''""'""..

             新首都 ガベロンズ(見るからに計画都市)

312安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/11(土) 20:04:41 ID:NzHIUxs20
す、すごいですね!

313Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/11(土) 20:05:04 ID:.FvDV6e.0

       ____
     /      \
   / ─    ─ \       …これは…
  / -=・=-   -=・=- \
  |      (__人__)  U  |
  \     ` ⌒´     /

314Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/11(土) 20:05:27 ID:.FvDV6e.0

      (ヽ三/) ))
       ( i)))
   / ̄ ̄\ \
 /   _ノ  \ )
 |    ( >)(<)       すげえだろ!
. |  ///(__人__)       あの貧相な村が、こんなになるなんて!
  |     ` ⌒´ノ       さすが世界の大英帝国だろ!
.  |         }
.  ヽ        }
   ヽ     ノ
⊂ヽ γ    く
i !l ノ ノ    |
⊂cノ´|     |

315Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/11(土) 20:05:51 ID:.FvDV6e.0

         ____
       /⌒L) ) ) \
      イ/⌒ハ ̄ ̄ ̄ ̄ハ
     イ __ ハハハハハハハハ
    イ ∠_/ ハハハハハハハハハ         Before
    イ  │;:;:│  ハハハハハハハハハ
   イ  │;:;:│   ハハハハハハハハハ
   イ_,,│;:;:│__ハハハハハハハハハ
   -‐-‐-‐-‐-‐-‐-‐-‐-‐-‐-‐-‐-

            ↓

                                \│/
                                ― @ ―
                        ⊂⊃     / l \    ⊂⊃
                           ⊂⊃
             _______
           ////////\
          //////// ̄.\\       After
        /∠∠∠∠∠∠/    . \\
         ̄|::..... . .. ..... .. ....|::. | ̄ ̄| .::.|. ̄
  , ;;"''''"~"''"'"|:: : □..::.::.: :. ...|:.: |o  |:. |""''⌒~""⌒''''";;;,,,,
 ;;;        |;.,.,:;.;:,.;:,.,.,., ,. ,.,.,|;., |    | .,|          '"~"''''"~"''''~;;;;,,,,
          "'"'""'''""'"'"""'"''""'""..

316安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/11(土) 20:06:10 ID:NzHIUxs20
劇的ですね!

317Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/11(土) 20:06:41 ID:.FvDV6e.0

       ____
     /      \
   / ─    ─ \
  / -=・=-   -=・=- \      お、おう。
  |      (__人__)  U  |
  \     ` ⌒´     /


      , ─── 、
     /_______ ヽ〟ヾ
   (( |/ ─ 、 ─ 、\ |  ヽ
     |    |    l   |   |     喜んでもらえてうれしいよ。
      |   / |ヽ   !─r-、ノ     ま、前のマフェキング政府庁舎は南アフリカの連邦離脱で
   (^ヽー ヘ ` ー ´ノ|  6 !     かなり使いにくくなっちゃったしねえ。
    `ー 、⌒`ー─ ´ |  _ノ ノノ   この際援助ついでに新調させてもらうことにしたのさ。
       \⊂二   ノ /\
      、────´/ /\
        ̄ ̄ ̄/「/\/ /^ヽ
            i |    |  |

318Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/11(土) 20:07:23 ID:.FvDV6e.0

           ,,. 、 --──-- .、       
         ,r''",,.、''"_,-‐''",,-''" ヽ、     
        ,r'⌒`''ー----─''ヽ 彡ミ `、    
        /          . .: ヽミミ   ヽ   
        i    ──-     ゙lミ    |   
        l ー  ───-- . .:: l"`ミ';.  |         南アフリカ共和国はイギリス連邦を脱退する!
         | ー、,__  _,;==,z、  lr`ヽ.   i゙   
        |   :゙‐':' ,`゛`t::ッ.`゙、 ;゙l'リ/   /     
        !  '" /   ヽ  '  ィ`ヽ、リ/      
        l   l   .,、   ,/,::::::;;; /    
        ゙|   ヽ-''    .;i:::::::i :::; i゙       
        .i   ─--ヽ  ,.'::/.:::::::l、      
         ヽ   ー-,:   ,/ ,、-  ̄ ヽ     
     _,,.-─‐'l´` 、___,、-',、 '"    ,/::i`ー- 、_       
    ::::::::::::::::/::::/ 7゙y'─ ' `゙    ,/::::::l'::::::::::::::::::   
    ::::::::::::/:::::/ ,./;;;;;;l       ,./:::::::::::l'::::::::::::::::::   
     :::::::::/:::::// 〉;;;;;/|    ,r/::::::::::::::l':::::::::::::::::::    
    :::::/::::::/   /;;;;;;;l. i,. r '/::::::::::::::/:::::::::::::::::::::  
    :::::〉:::/   /;;;;;;;;;l   ,/:〈k〉:::::/:::::::::::::::::::::::::   
    ::/::::/   /;;;;;;;;;;;l /:::::::::::::::::::l'::::::::::::::::::::::::::::::

 南アフリカ共和国首相 ヘンドリック・フルウールト


もともと反英派の強い南アフリカ、特にアフリカーナーにとって、
英国王を元首とする立憲君主制の廃止は悲願だった。
1960年、ついに国民投票が行われ、英国系の多いナタール州を除く3州が王制廃止に同意。
南アフリカは連邦から共和国となる。
共和制のままでも英連邦への加盟はできるので、フルウールトは継続加盟申請を出したのだが、
反アパルトヘイト派のインドなどの強力な反対にあうと、あっさりと連邦を脱退してしまったのだ。

319Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/11(土) 20:08:25 ID:.FvDV6e.0

      / ̄ ̄ ̄\
    / _, 、_ \     でも、「ガベロンズ」ってむちゃくちゃ発音しにくいお
   /  (●)  (●)  \    昔のクウェナの族長の名をとったらしいけど、
   |    (__人__)    |    英語なまりにもほどがあるお
   \    ` ⌒´    /


       / ̄ ̄\
     /   _,ノ `⌒
     |    ( ●) (●)
     .|     (___人__)     そうですな。
     |        ノ     ツワナ語の発音だと少し綴りも違って、「ハボローネ」になりますからな。
     .|        |
     人      丿
   /⌒  \ __ _ /
   /       \
  ./  人    ./ ヽ
 〈  <      / \ \

320安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/11(土) 20:09:05 ID:NzHIUxs20
全然違うのね、発音

321Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/11(土) 20:09:12 ID:.FvDV6e.0

           , -──- 、
       ゝ/ ______\
        /   | / − 、 − ヽ!
.        |   |  /     |   |      まあ、その辺は独立してから考えてよ。
       ヽ   |─|    ‘|‘   |      
        /⌒` ` ー   ヘ ー l      それより、言いにくいんだけどさ…
   ( \  ヽ_   /⌒ー──つ      本当に独立するの?
    (ヽ ヽ/ ) \ ヽ __//
   ( )'   ノ   /` ──く
    ` ー、  ` ┬´ \/ \/ヽ
      \._|_ノ      |_|
           |         | |


           ____
         /       \
        /   ─   ― ヽ           もちろんですお
      /    ( ●)  ( ●)'          …何か問題でも?
      |        (__人__)   |
      \       ` ⌒´  ,/
      /      ー‐   ヽ

322Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/11(土) 20:09:42 ID:.FvDV6e.0

       ____
    ゝ/____ヽ       正直、やってけると思えないんだよね。
   / | , ─ w−、!       産業って牧畜だけでしょ?
   | __|-|   +|+  |       ぶっちゃけ、行政費すら税収から捻出できないわけだし。
    ( u `ー  oー |
   /ヽ、/^\__/ ノ       南アフリカに合併してもらって面倒見てもらったほうがいいんじゃない?
   l、(uu ー,─ 、´
    l \ __/┬ ′


       ____
     /_ノ  ヽ、\
   /( ●)  (●).\       いくらなんでも、それはありえねーですお
  /   (__人__)  u. \     豊かであっても奴隷にされちゃたまらない。
  |ni 7   ` ⌒´    . |n
l^l | | l ,/)      U  l^l.| | /)   
', U ! レ' /      . . | U レ'//)
{    〈         ノ    /
..i,    ."⊃    rニ     /
 ."'""⌒´       `''""''''

323Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/11(土) 20:10:11 ID:.FvDV6e.0

        (    // 厶 o _
 な  手   (    //  {_  ー / ッ
  |  を  (.  //       ̄___r冖‐、___
  |  休  (  //    _∠-―‐く_/二ゝ―'
  |  め   (. ヽニニr彡_,ィ_ミ、    {!__}
  っ  る  (    {V∠ノム}ミ=-  }!  }       
       /    `コ匸e] L)ミ    j}´ ̄}       
⌒Y⌒Y⌒´ ,r=ニ二¨ \=イ/_{=ァ\∠ゝ- イ       
        ィ三/´  `ヽ、\三彡'  ヽ    }       
   _r‐ノ⌒´ ̄  _ミ} } `丁´   / / /
  ,イ/´        ノミ}{  {   厶ノ-‐'        
_,イ{l{  ヽ― ´_,≦三ミゝ\__廴__/            
/_圦,ゝ-―¬}丁´   ` ̄ ̄/ヽ=イ
       厶}_,. -r-i_  /  /
       _//_廴} \_  /
      r仁二) =-、〈\_Y
    /二X^\ ヽ |    }
   /ー=イ\\    }    |
 /  ,/   ` `rz彡、__ゝ-― ´ ̄て

南アフリカのアパルトヘイトはますます盤石となり、
このころには絶頂期を迎えていた。
国内の荒れ地にはホームランドと呼ばれる居留地が設定され、
国内黒人のほとんどはここに集められた。

しかしホームランドは不毛の地であり、
多くの黒人はヨハネスブルグなどの大都市の近郊にソウェトなどの「タウンシップ」と呼ばれる
巨大なスラム街を作り、そこから大都市へと通勤していた。

324安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/11(土) 20:10:18 ID:NzHIUxs20
そこまで貧しかったのか

325Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/11(土) 20:10:42 ID:.FvDV6e.0

                         ,,、ー '""~~~~~~~ ~'''-、
                       ,-'".. /'  レ "  //<<    い あ 困 さ
    な 大 .き           / ::::: /ri'ノii "  (~ヽr''')    .う  っ っ っ
    ん 事 み.          /  ::::::: r"ツ人ン    ヽ,/    .と. た た. 続
    だ な  た         /  ,,,、、、、;;;;ij,//~ 彡,,、-- 、,     い .ら こ け
        労 ち         r"r'"::、、、  '""ヽツ"     ,,、    い    と な
        働 は.       rニti 、,,,ー'''''ヽツ(,,--、 'tr''ニ"ニ彡        な が さ
        力         リ, '    ̄~)::)r"   ミ":::'"          ん     い
                //    ;;ッ''"(,」⌒'',"~'' ,,:::::、、、,         で
                r'ii    r"/,、 ヽ-z⌒",, ヽヽ'~           も
              A tii    `/;;"ヽ`'=zz三zz'7" 't;;|i
 r"ヽ  ,,、       /:::::|  i     |;i ii,,ゝ、_,、-''" ,ii  |;;i       ii
. |   ヽi;::ヽ     /::::::::|  t    i;| ~'' 、,,""",、-''"  jリ       ii'-、
. t    ヽ;:ヽ,,,,,,、、-'ーz=-t、r"t    i|,    ~~~    ノ/       ノ  ~' 、
 ヽ、,,   ~' 、 ::::''";;;/~''i", ヽ;;;  j |ii       ,,,iij| /      ,、 '     ~'''''ー 、ー< ̄~
ーー ゝ、-―  ~''ー"、,'   | iii  ヽ、;;; t、wwwwwwiij"" "     '"           ~'i::'i
  ,r  ヽ、,,,、-'    i|   ヽi||;ii   ~' 、iiiiii、、,,,、、jjiiiii}iiiiii从ii        ,、-''"      |:::|
ー 、、,,,,z''   ,,、 '" Aヽ、  |t~' 、;;;;;;  ~'''ーー------ー'''"      ,,、-''"        i::::i:::::
   )  ''フ"" r" ii ヽ、、  ti  ~''-''、、;;;;;;;;;;;;::::    ,,,,,,,、 -ー ''''"            リ:::リ :::
,,,、-"-ー''"   i;;  ヽ,     リヽ      ~~~ """""                   リ:::リ:::::
、    /::   t;;;  `'   ノ  t                              /:::/ :::::
.リ  r":::::::   'ー、;;;;;;;;;;;;/   t.                            /:::/:::
" ,,、" ::::''"      ~"      i|                            /::::/:::::::::
~~        〃


そして何より問題なのは、
そんな状況でも周辺諸国より南アフリカの黒人のほうが暮らし向きがいいという現実だった。
いくら使い捨てとはいえ、効率向上のために最低限の保障をしているところも多かった。
南アフリカは各種産業をすべて備えた大国であり、全く産業のない周辺の新興黒人諸国から多数の労働者を受け入れていた。
そのなかでも、産業のさの字もないベチュアナランドからは多くの労働者が流れ込んでいたのである。

326Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/11(土) 20:11:21 ID:.FvDV6e.0

         ____
       /´       `\レ
     /_______  ヽ
      |ノ─ 、 ─ \  |  ヽ         うちとしても数年は援助できるけどさ、
       |   v|・     l_|    !         いつまでも援助頼りというわけにもいかないし。
     ,|     |    | Ul´⌒Y
      l/`ー ヘ ` ─  ′  ( |         南アフリカとは縁が薄くなったし、
     l__            _ ノ- 、       あそこの肩を持つ義理もないんだけどね。
     (_/⌒ヽ_/⌒ //    l
       ` ─┬─┬ /ヽ/    /|
          |___| `  /\ / |


         ____
       /      \
     /   _ノ  ヽへ\
    /   ( ―) (―) ヽ           とりあえずお断りしておきますお。
   .l  .u   ⌒(__人__)⌒ |          いくら現実主義とはいえ、それはさすがにやっちゃいかんでしょ。
    \     ` ⌒r'.二ヽ<
    /        i^Y゙ r─ ゝ、
  /   ,     ヽ._H゙ f゙ニ、|
  {   {         \`7ー┘!

327Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/11(土) 20:12:46 ID:.FvDV6e.0

        , ──  、
    / ______ヽ
  ゝ/   |/ / ⌒ヽ ⌒ヽ
   |   | |   ‘|‘  |            ま、そういうならこの件はここでおしまいにしようか。
  . v‐、l ̄ヽ __ ノ 、__ ノ
   l )       ^  l            それより、頼んでおいた新政府の組織案だけど、
   `ー 、   ──┘ノ            できたかな?
      ` ー──、´
       /|/\ / ヽ
        l l     |  |
       | |     |  |


           *  _______
    / ̄|  +   /         ヽ   +          もちろんですお。
    | ::|    /⌒       ⌒   \            首相職は廃止して、そのまま大統領に。
    | ::|x  / ( ●)    ( ●)   |  .人         議会は二院制で、上院(族長会議)は各地の首長を議員に、
  ,―    \   | ::::::⌒(__人__)⌒:::::     |  `Y´        下院(国民議会)は今の準備議会をそのまま持ってきます。
 | ___)  ::| .!     l/ニニ|      /            
 | ___)  ::|+ヽ    `ー‐'      /     十        ただ、下院は大統領選出議席を4議席作りますお。
 | ___)  ::|   .>          \
 ヽ__)_/   /                 \

328Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/11(土) 20:13:17 ID:.FvDV6e.0

       ____
    ゝ/____ヽ
   / | , ─ w−、!         大統領選出議席?
   | __|-|   +|+  |         その制度がある国は結構あるけどさ、
    ( u `ー  oー |         割と民主主義に抵触しかねないよ?
   /ヽ、/^\__/ ノ
   l、(uu ー,─ 、´
    l \ __/┬ ′

329Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/11(土) 20:13:45 ID:.FvDV6e.0

              r-、
           rー―― !: : `´ ̄`. .' . 、
         ,!: : : : : : :!: i : i、: : : : : : : :ヽ、
         /: : : : : / /|: | : l:!ヽ : : : : ヽ : :ヽ
       / : : : : : ,': ,' .! l: : !| l: i、: : : ヽi : ',
        / : : : ,: : ,!-!‐ !,l: : l:! !‐!- 、 : : ヽ : !       作者が「巨乳分を!一心不乱の大巨乳分を!」ということで急きょ登板させられました、
.      ,': i: : : i: : :l :l  lノ!: : !! |/ ヽ : : i: ',: |       解説の高良みwikiです。
      l : |: : : !: : :N  _! : リ ' _ ヽ: :|: :V
       |: /!: : :|: : l. ,´== `r‐{. ==ミ!i: :h: !        大統領選出議席というのはその名の通り、
      l/ !: : i、:i'{ ''''   ノ ,.ヽ  ''''ノ,ハ:l,ハ,!        大統領が自分で勝手に選べる議席のことです。
        ヽ: l ヽ!:`iー‐‐' r‐┐`''''",!,! :i' :|:i
         ヽ! ,|: |:i`'ー- `_‐',., イ: !': : !: :!:!        在野の賢人を自由に登用できるという点ではよいのですが、
      r 、     /|: :!|: : |, '^'、 ,ハl:/: : :,! : ',|        ともすると大統領の勢力拡大に利用されがちで、
     ヽ ヽ_r_v r! :ヾ―l,  V  /: : : ハ: :ヽ        民主国家で採用している国はあまりありませんね。
        Y,. -{ Y!:',: :ヽ:.:.V´,フ、ヽ/ : : /:.:`i,: : :',
       l、/´)ハヽ'、 :ヽ:.ヾイ|.!|、! : :, ':.:.:./ ! : : ヽ
      / `ュ,ノ }i 〉ヽ :ヽ:ヾ|,|,!'l: :/:/:., '  !: : : : ヽ
        ト´、  ノ l':.:.:.:ヽ:}:.:.::.:.:.:|/:.:i//  l: : : : : : i
        !  `    !:.:.:.:.:lノ:.:.i:.:.:.:.:.:.,' /  l: : : : : : |

330Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/11(土) 20:14:24 ID:.FvDV6e.0

               ____
             /      \         でも、これはぜひとも欲しいとこだお。
           /   ⌒   ⌒\       各地の王は首長院で拾えるけれど、
          /   ( ●) ( ●)ヽ      王以外の賢人も残さず登用しないと国が危ないお。
            l      ⌒(__人__)⌒ |      ベチュアナランドに贅沢言ってる余裕はないですから。
          \     ` ⌒´   /
          /             ヽ


        , ── 、
      /__     ヽ〟
       l−\ |      ヽ     まあ、強いては止めないけどさ。
       |・  |─|__    |
      c ー ′ 6)    /      それで、この族長会議というのは?
     └─ 、    \ /
        ⊂_ __l
     _∩__/ ── l
   . ∈   |  | l⌒l |

331Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/11(土) 20:14:56 ID:.FvDV6e.0

     ____
   /      \
  /  ─   ─\        それは自信作ですお。
/    (●)  (●) \      今までの部族評議会の拡大版で、
|       (__人__)    |      ツワナ8部族の王8人、それに王制のない非ツワナ人地区4地区からは選挙で選ばれた4人、
/     ∩ノ ⊃  /       合わせて12人からなる議会ですお。
(  \ / _ノ |  |        立法権はなくて諮問機能だけですけど。
.\ “  /__|  |
  \ /___ /

332Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/11(土) 20:15:25 ID:.FvDV6e.0

     _____
   /.::::::::::::::::::::::::::.:ヽ
    |.::::γ⌒ Y ⌒ヽ::::::|
    |::::/ ⌒  ⌒  |:::|       
   |:::〉 (●) (●) 〈:::|       
   (@ ⌒(__人__)⌒ @)
    |   |r┬-|   |
    \  `ー'´  /
,,.....イ.ヽヽ、___ーーノ゙-、.
:   |  '; \_____ ノ.| ヽ i
    |  \/゙(__)\,|  i |
    >   ヽ. ハ  |   ||

やる夫の件でもわかるように、
民主制とはいえ、いや、だからこそ、
ツワナ各部族において王の存在は大きなものだった。
伝統的権威のうえ、部族内利害の調停者としての面が大きかったからである。

やる夫の案は、族長たちに権威とある程度の権限を与えて新体制の安定を図り、
そのうえで諮問機関にとどめて伝統的勢力の勢力削減をもくろむものだった。
これにより王たちは、現実政治にかかわるには辞職して下院から出馬することを余儀なくされることとなった。

333Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/11(土) 20:16:11 ID:.FvDV6e.0

              , ───- 、〟
           /_____  ヽ
           ! − 、− 、ヽ |   |      なるほど。
            |  ヘ|・  |─ |   /      まさに「貴族院」なんだね!
             | ーc ─ ′  r⌒i
       _,- 、   !└────┐ _ノ      そういうことなら理解も賛同もできる。
      ! ノ( ) \\ ___/ /       いい案だと思うよ。
      \_ /\_`_──_イ_
     ((  \_∩ /|/\_/ ヽ
      ☆冫∈  | ̄ ̄ ̄     |


      ____
     /\  /\
   /( ●)  (●)\         ありがとうございますお!
  / :::::⌒(__人__)⌒:::::\
  |     |r┬-|       |       …これで懸案事項は全部ですかお?
  \     ` ー'´     /

334安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/11(土) 20:16:58 ID:NzHIUxs20
のび太、面倒見がいいな

335Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/11(土) 20:17:03 ID:.FvDV6e.0

      ゝ/____\
     / | / ─ 、− 、!
     !___|─|   ‘|<  |          まだあるよ。
     (    ` − o −|          これが最大の問題かもしれない。
      入    へ  ノ
     /ヽ-、` ┬┬ ィ´           保護領政府の今勤めてる官僚、どうするんだい?
     | (/`v二)|
     ヽ_入 _ ノ
     |───┤
     |____|[
      |  |  |
       |__||__|
     __|__||__|_
    (__ ノヽ__)


のび太弁務官の懸念には正当な理由があった。
当時、人種問題はアフリカ各国における最大の問題だったからである。
白人入植者の多い国では当然の問題であったが、
ベチュアナランドのようにあまり入植者のいない国においても重大な問題であることに変わりはなかった。

それは、なぜか。

336Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/11(土) 20:18:00 ID:.FvDV6e.0

         ,,,-- ー--、、
      /~  / /    ヽ、
     / ミミヽ、 l l / , -' フ:ヽ、
     ./ ミミ   `'' '' '''  ::彡:::::l
     { 彡   ニニ   ::::三ミ}
    { 彡    ヽ /   ::::ミミ::}    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    トシ,;==-、,,_ i i _,, -=;;,::シ^l   (  高等教育を受けた
    lヽ'` <'ェァシン'<チ<エアン':::/ツ   )  われら白色人種のほか、
     .l ミl  ヽ ,'  l `、   '.::::/::ノ   ノ  官僚など勤まらん!
     ヽ'l、 ./ ,_  _、ヽ .::/イl    ̄ヽ__________
      レ| l l ,';;`;';;;;、 l l:::トi |
    //lヽ l `ー―ー' /ノ::;イ、ヽ、
    /  )ヽヽ   ̄   /ツ:.l:.:i:.:`、
 _ /   〉 `ヽ\  /ヅ':;;.:.(:.:l:.:.l;ヽ、
ノ;/   /、 ヽ/  ̄ー''ヽー':ノ.:.|:.:.:.:.:`、;;;;;\、__
;;;//l /  / / /l |ヽ\\ン.:.|:.:.:.;、:.:.:ヽ;;;;;;;;;;;;;`''-
/;;;;;;|/ /  / / し ヽ ヽ:\l.:./;;;;\:.:.l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;-/ ノ/ /    ヽ \ \;;;;;;;;;;\|;;;;;;;;;;;;;;;;
  ' (-、 /    i    ヽ  /⌒i`''- 、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;

その理由は、どこの植民地政府においても官僚はほとんどが白人が占めていたからである。
高級官僚になればなるほど、その割合は高かった。
これは人種主義も大きかったが、最大の理由は黒人にそれだけの業務をこなせる人材が育っていなかったためである。
教育の格差と長年の人種主義が、この結果を生んでいた。

337Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/11(土) 20:18:34 ID:.FvDV6e.0

                              |||
                                | .|: |
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        | |ロロロロロロロロロロロ|l|ロロロロロロロロロロロ| |ロロロロロロロロロロロ|l|ロロロロロロロロロロロ |
        | |ロロロロロロロロロロロ|||ロロロロロロロロロロロ| |ロロロロロロロロロロロ|||ロロロロロロロロロロロ |
        | |ロロロロロロロロロロロ|||ロロロロロロロロロロロ| |ロロロロロロロロロロロ|||ロロロロロロロロロロロ |
        | |ロロロロロロロロロロロ|||ロロロロロロロロロロロ| |ロロロロロロロロロロロ|||ロロロロロロロロロロロ |
        | |ロロロロロロロロロロロ|||ロロロロロロロロロロロ| |ロロロロロロロロロロロ|||ロロロロロロロロロロロ |
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 i;;::..    i  |;::.   i|||||||||||;.    i| |   | | | | |  |::::::| | | | i;.         i| | i;;::..    i
 ヾ;.;.;.;.;,.ノ  ヾ;:.;....,ノl||||||||||lヾ;:. ,,.ノ========================ヾ;.,  ,ノl||l、,,;,.,,ノ| | ヾ;.;.;.;.;,.ノ
   }|    | ,}| ̄| ̄| ̄| ̄.}|||二ニlニニニニニニニニ|.  |::::::|ニlニ二|| ̄}|  ̄ ̄ }| | ̄|   }|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ r‐'二l二ゝ--、 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄└○┴┴○‐' ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


新独立国政府はどれもほぼ例外なく、政府官僚の黒人化を主張した。
官僚の働きは目に見えにくいし、
なによりどこの独立国においても政府そのものこそが、
国内からあがってくる利益を分配し、その過程で多くの人々を雇用することのできる、
最大規模の「企業」であったからである。

338Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/11(土) 20:19:05 ID:.FvDV6e.0

                                           i        ゙i i
                                          .i        /'j
        ,- 、__                                ヽ       //
        i'''''‐-、` ヽ 、                             `ヽ、,,,,,,,-‐''´
        ヽ   `ヽ、 ゙\
          `ヽ 、  ゙ヽ、〉
             `'''‐'''´                ,-'''''''‐-、
                                i ヽ、   \
                        ,,,-‐'''''‐- 、   .ヽ ヽ 、   ヽ
                       /       ヽ、  \ \_  ノi
                      .i         j、    `''‐-二フ'
                      .i、         ij
                      ヽヽ、      //
                       `ヽ、、___,-'/                      ,==、───---,,,,,__
       ,,-''''''ヽ-、___      _,,--'''''''''''<            ,,,,,‐- 、       i‐-`_'''''''''''‐----‐‐''''i
     /    j .j───'''''i   /´,,,-‐'''' ゙̄ヽヽ- 、         .i 〈   ` ヽ、    i‐-,,,_ ''''''''''''''''''''''''''''''i''
    ./     ./ ./ ̄ ̄ ̄ ̄i / /      // 'ヽ、\ニニニニニi‐‐-ヽ ヽ     ヽ    ̄i_ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄''''''''''i
    .i'     / / ̄ ̄ ̄ ̄jj ヽ〈_   ,,,-''‐-ji. i  ゙ヾヽ──j j二 >-ヽ-‐‐‐‐‐゙─、   i二二二ニフ ̄ニフヽ
 /二>-‐''''' ̄二二ヽ ̄ヽ二二二'''''<二二-===========-i二二二二i,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,i,,   i二<-‐‐''''''''´ ,,,-'''
..-‐‐i'´,,-''''´ ̄ ̄ ̄ ヽi ̄‐、 ` ヽ 、`''''ヽ、i二j、____,,,,,,,,,,j-、-‐‐‐‐‐‐i‐------------i=ニニi─ゝ---‐<ニii-‐‐
‐-‐゙゙i´     i ̄ ̄ ̄ ̄ ̄二二i‐-ヽ∠-‐‐i,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,-‐‐''ニニニニニニニi‐-------‐‐.i‐''‐--------------i二
ニ二''ヽ‐--‐'''''j二二二二二---‐i  ヽij二二i____,,,,,,,,,,j二二二二二i_____,,j‐-,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,j_,,,,,


この政府雇用を黒人に与えることは、黒人解放の象徴と考えられることが多かった。
理念においても、実利においても。
新政府において、独立によってもたらされる生活向上を象徴するパフォーマンス、
それが政府官僚の現地人化であったのである。

339安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/11(土) 20:19:14 ID:gM.aEMJ60
>>334
面倒見なかった余所の国を考えるとねぇ…

340Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/11(土) 20:19:39 ID:.FvDV6e.0

しかし…

      ____
    /  ⌒  ^\         もちろん全員継続雇用ですお!
   /  ( ●)  (●)        職員のみなさんには、安心して働き続けてもらうお!
 /  ::::::⌒(_人__)⌒ヽ      そりゃ、長期的には黒人の割合を増やしていきたいけど、
 |       |r┬-|   |       人種を理由にクビにすることは絶対ないから安心してほしいお!
 \        `ー'´  /


         _____
       /´         `\
     ゝ/   ________ヽ
     /   | /  _    _ヽ |
     /    |  /   ヽ /   ヽl         そうかい、だったらよかった。
    l   |  l      |     l         それなりに経験を積んだ有能な職員がそろってるから、
    |    |─|      / | ヽ    lヽ        存分に使ってやってくれ。
   /Y⌒ヽ  ヽ ___ ノ ヘ _ ノ、ノ
  /   | )  /⌒ヽ         l         じゃあ、僕はこれで。
  l   ヽ__   \ ノ        つ         新国家がいい国になることを祈ってるよ。
   ヽ   .> 、  ` ー─ ⌒ー─ ´
    \/  ヽ>ー───<
      \    \ / \ /l ヽ
       |         |  |
       |         | ̄l

341Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/11(土) 20:20:32 ID:.FvDV6e.0

               / ̄ ̄\
             /  \    \
            .(●)(● )  u. |         おい、あれでよかったのかよ?
            (__人__)  u   |         政府の職は数少ない「現金収入のある」職だし、
            .(`⌒ ´     |         欲しがってるツワナ人はいっぱいいるぞ?
             {         |
             {      u. /          せめて人種ごとの割当制にして、少しでも国民に職を与えたほうが…
.             __\     /リ 厂`'‐- .._
         / :  : :介ーz<__」// |: : : : : : :ヽ
          | : : : : ::〈 「`乂/  / 丿: : : : : : : |
         | : : : : : /: | {::::} / `7: : : : : : : :│
.           | : : : 〈: :│ {::::l /. :/. : : : : : : : : |

342Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/11(土) 20:21:03 ID:.FvDV6e.0

        ____
       /    \          人種ごとの割当制にしても問題は同じだお。
.    /          \        結局、これまで積み重ねてきた経験を失うことになってしまう。
.  /    ―   ー  \      ベチュアナランドにそんな余裕はないお。
  |    (●)  (●)  |
.  \    (__人__)  /      …それに、やる夫は正直、人種というものがそんなに重要とは思ってないお。
.   ノ    ` ⌒´   \
 /´             ヽ

343Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/11(土) 20:21:29 ID:.FvDV6e.0

                __ . : : : : ̄ : : . _
               ̄ ア. : : : : : : : : : : : : : : : : : : .、
            /.:/ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :丶
          . : : :/ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ≧=−
        /イ:/.: .: : : : :/ : : : : : : : : : :ヽ:. : : : : : : : : :.
       /  // /.: : : : : :/.: : : :i : :i.: : : : : ! : :\: : : : : : :.
            // /: : :/: : ;イ: :/.: .:ト: :ハ.:. .:i: : : : : :ハ: : : : : : :..          最愛の妻である有希ちゃんは白人だお。
        /イ / i: : |: :7 ト:ハ : |_}' l.: .:l : :i : : : : }^\ : : ト\        それなのに、あんな目にあってもずっとやる夫と一緒にいてくれたお。
          / |/| ハ : |: / | ′}ヘ:| `ノヘ ハ / : : i: : : : : : :.从
         {' |:从 ノイ笊ミx   }     }' ノ' : : : : : : : : : /イ
              { ハ{.: : ヒソ   笊テミx: : : :/:、: : : : :/
.              /:i:从/i/i,    ヒ::ソ: : : :/ ァ} : :ノイ
              イ: :| ハ : .    /i/i/イ : : /-イ:〃 ノ
            / |: :ハ }ヘ{\ `     / : :/从 イ {
.              |/ }     ー ≦≠ : イ/ 、
.             {   ___/ //  {  } \___
           ∧         /イ ___  ′         ∧
           | ハ     /´_∨___∨/ 入_    / : 〉
           |:.ハ   :l:.l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./    ´ 〉   /: : :|
           |: :.∧  |:.i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./ ̄: : .、   〉 /. : : :|
           |: : : :.\.:|:.i:.:.:.:.:.:.:.:.∠ ∠: : : :∧ /:/ / : :!
           |: : ノ :{ ヽゝ`ヽ:.:.:./: : : : : :ヾ: : ∧´ : く.: : .:/
           /.: : : : :.ヽ    / : : : : : : : :∨ ハ : i: :ヾ:〈

344安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/11(土) 20:22:02 ID:gM.aEMJ60
露骨にやると政府が無能化するからな
ぶっちゃけ例外なしってレベル

345Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/11(土) 20:22:16 ID:.FvDV6e.0

        _.. -‐ ' "     ヽ ̄ノ^7__  )   |王|  ┴ ソ   十/. |  |  | | (
    `ー ''"--―――-r⌒``~`゙゙`''ヘ/  ヽ ニ|ニ|ニ  二 王  /レ、  レ |  | | (
     `ー--――ー--->  〜-、_, ',   ) ノ ヽ   口 我  Vン   ノ  ・・ (
      `ー-- .._ へ/   くてi` 〈    `V⌒V⌒WV⌒Y⌒VV⌒W⌒Y⌒`
       `ー-_   | ^i        , ノ                    _.. ‐ァ=r‐''⌒゙二ニ二つ
          ヽr''ヘ、_     ,.-=ァ/                _. -‐ '"´  l l    r} } }l
          /   !、   {__//    __      . -‐ ' "´        l ヽ  、 ヽ_ノノ
          ノ       、   ̄ /-‐ ' "´/`゙ ーァ' "´  ‐'"´         ヽ、`ーテヽJ
     _.. -‐''フ|フヽr-‐ ''''フ. ̄「´      /   /                __.. -'-'"
  . ‐ '7    く/|〉-rへ. /   l     l   /            . -‐ '"´
┌‐──────┐
│ ブロックウェイ |
├───‐─‐‐─┴──────────────────────────
│これが自由の国のすることか!民主主義にも人道にも反しているではないか!
└─────────────────────────────────‐

それに、あのつらいときにもやる夫とともに戦ってくれた白人たちは多かったお。
逆に、どうしようもない黒人だってたくさん見てきた。

346Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/11(土) 20:22:53 ID:.FvDV6e.0

              _______
           /´          .: ̄: : :.::::ヽ
          /⌒ヽ    /´⌒``ヽ:: : : ::: : : :.\.
        /                   \: : ::: : : : : .\.
       /⌒、      /    \   ゙ : ::: : : : : : :: . \           人種なんて、きっと些細なことなんだお。
      i -ーl      l ー一   l  .::::: ::: ::: : : : : : : : : .\.         
     /          \    /  .:: : :::: : : ::: : : : : : : : : : .\       人種ごとに割り当てなんか設定すれば、
    /    、       、    .:::: : : : :::: : : :: : : : : : : : : : : : \.     それは結局「異なる人種集団間の妥協」にすぎない。
   /  |   ヽ         )       : : : :: : : : : : : : : : : : : : : : .\
  /   ヽ、__/_\___,ノ        ::: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ   もちろん人種のために優れた人材を追っ払うなんて論外だお。
 /     ` ´  ` ′            :: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ::|
 |                        ..:: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.:|   さまざまな人種が、全く垣根なく、一緒に混ざり合って暮らす。
 l                         .:: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :|   それが、やる夫の夢なんだお…
 ヽ                        .:: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.:l
   \                  .:: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.:/
     \                    ..: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ::/
       \                 .: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ::/
        \、        ..:: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :/
          ``ー-     :: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : .\
          /       :: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.\.

この思想は「ノン・レイシャリズム」(非人種主義)と呼ばれ、政治家としてのやる夫を特徴づけるものとなる。
これは黒人至上主義とも、人種割当制などの「マルチ・レイシャリズム」(多人種主義)とも違った、
全く新しいタイプの思想だった。
やる夫以前からこの思想は存在していたが、やる夫ほどこの思想を貫き通した政治家はあまりいない。

347Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/11(土) 20:23:23 ID:.FvDV6e.0

                               ,. 〜
                            ノ
                 __      .:;. ~
               /       ヽ . .;
              /        ,  }. ||_
              |     __,.ノ ソ /.||_. .\
              |     (●  / ̄ \y .\             全くよぉ…
              |      r   ノ/./ ̄   .ヽ
               |        `-ー´{/ミ/     ヘ           お前さん、仮にも独立運動の指導者のくせに
                |  }         ´ {./ ヘ       ハ          夢見すぎだぜ?
                 |   '丶         ヽ__).\     _.ト、__
                  |  \ ` - 、 ___j丿    ヽハ/>ー弌┐
             r二ニ==- 、,__ _「       7/ : : : : : : ',     だがよ、悪くない。
            / : : : : : :>、 λ::;;}>- 、  〈 : : : : : : : :.∧      まったくもって悪くない。
              /_/.: : : : : .\{ ヽ:::ヽ :.\> 、_∨ : : : : : : :.∧
          /_____、: : : : : : : : . \ヽ:::::ヽ :.\: :.:.∧ : : : : : : : :∧     その夢、俺も一口乗らせてくれや。
        / : : : : : : : : : : : : : : : : . \ヽ::::ヽ : :\:..∧ : : : : : : : :∧    どんな国ができるのやら、本気で見てみたくなった。
       / : : : : : : : : : : :\ : : : : : : : :. \'、:::::. : : .∨∧ : : : : : : : :∧
        / : :.:.:.:.:.: : : : : : : : .V: .:.:.: : : : : : . `、:::::::. : : V:∧ : : : : : .:.:.:.∧
      У : : : : .:.:.:.: : : : .:.:.: : : :.:.:.:. : : : : : : `、::::::: : : ',::.∨ : : : : .:.:.: :∧
    /´ ̄¨¨. : . .\ : .:.:.:.:.:. ノ: :.:.:.:.:. : : : : : : ∧::::::i : :|:::ハ : : : : : :.:.:.:.:.: }
  / : : : : : : : : : : :.\::.} .:.:.∠: : .:.:.:.:.:.:.:. : : : : : ∧::::} : :|.:::::.. : : : :.:.:.:.:.:. /
/ : : : : : : : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∨八: : :.:.:.:.:.:.:.:. : : : : : : : : Λ::i : :|--<.:.:.:.:.:.:. /
: : : : : : : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: : __/.:.:.:\:.:.:.:.:.:: : : : : : : : : : : : V : :|     ̄¨¨
: : : : : : : .:.:.:.:.:.:.:. : : :ィ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : : : : : : : : : : : : : :|
: : : : : :.:.:.:.:...\: : / \ : .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : : : : : : : : : : : : |
: : : : : : : :.:.:.:.:...∨    ∨ : .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : : : : : : : : : : : : |

そしてマシーレはその忠実な右腕として、生涯にわたってやる夫のよき補佐役となっていくのである。

348Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/11(土) 20:23:58 ID:.FvDV6e.0

              ,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,
             /": : : : : : : : \
           /-─-,,,_: : : : : : : : :\
          /     '''-,,,: : : : : : : :i
          /、      /: : : : : : : : i     ________
         r-、 ,,,,,,,,,,、 /: : : : : : : : : :i    /
         L_, ,   、 \: : : : : : : : :i   / 働いたら
         /●) (●>   |: :__,=-、: / <   負けかなと思ってる
        l イ  '-     |:/ tbノノ    \
        l ,`-=-'\     `l ι';/      \  某国官僚(24・男性)
        ヽトェ-ェェ-:)     -r'          ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
         ヾ=-'     / /
     ____ヽ::::...   / ::::|
  / ̄ ::::::::::::::l `──''''   :::|


結論から言えば、やる夫の決断は英断だった。
拙速に官僚を黒人化した国家のほとんどが、
深刻な行政機能の低下を招いたのである。

官僚はその国全体を切り回す技能職に他ならない。
その経験のある職員を全員クビにし、下級職員や新卒、
果ては有力者のコネで入ってきた新職員だけで一つの国家を運営するのは、
土台無理な話だった。

349Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/11(土) 20:24:27 ID:.FvDV6e.0

_::.;;;|_;:.._|__:._|____|_.| i ..|
;::_|___|√__:.:|:..__|__,;;'~   |   〉
__|:::.__|__;:._|__;::|'___ i  '~ヽ/ ̄`::.
::._|__|_|;:;:::|_|__:|___,;'    |   ::.
__|_::._.,|__::..|∧,,,,,∧〃   ,,/  :..
_|__|;;;;;;;;;;;;;;;;|__彡o-o・,,ミ〃 i | :. ..
;._::.,|___|__と「;;<w[と).|i  .|    :..
 ̄ ̄|_|___|__/;;y;;;;;;ゞ\   |  ::...:
ted!..|;;.__;;;|_::._|〆ノ `J\r' ̄|    ::.:
o`》:::|_|;;;::::._:|__|\ \| ̄㌧  | :.
ル。:::|_:.__::|__|\ \| ̄ ㌧ : :. |   :..
__|_|__|\ \| ̄   .::    .. |     ::..
_|__:;;;|\ \| ̄    ..: :.. .::. :. .|  :.
;;;,,,,_;|\ \| ̄'' 目 λλ     ;;. |  :.   ::.
'    \| ̄  ;;./ ヽ_( 'ー`)y-~ : .  |   ∧∧
∩∩    ̄ ̄'''' |〜|ノ( ヘヘ) ̄ ̄ ̄''\,~-∩゙*,)
;;;'д),, ;;     |__,,|   。  ゛   ,,\(_ソと)
 っっミ    ::.                ( , ノ ::.
;;,_)旦         l⌒i⌒l       .レ`J.、
,,,,,,,,,,,ミ     @    ⌒'⌒          \


行政は停滞し、汚職や腐敗、無能が横行した。
独立以前に機能していた行政が失われ、貧困化が進んだ国も多かった。

350Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/11(土) 20:24:53 ID:.FvDV6e.0

                    ∧_∧
       ________.(゚Д゚::)__________
                _| ̄ ̄|:::::)__
                / .|__r,,-,-,-i /|
               /      | l | l|/ /./|
               | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~|/-'
               |_| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |_|
      ∧_∧  _ /|_______/|_  ∧,,,∧
     r( ゚Д) /_| .|      /    | |_ ミД゚ 彡
     | l   つ .品_|/ ___  /     |/_品⊂   .ミ l
     | (_ ./ /二/三三/| / /三三/|   / / __,l .|
     |_r― ./    /三三/lll / /三三/lll   /|./_-―、_l
        /    |___ll/./ |___ll/  / /
        /―――――― /―――――‐/ /
    ∧_∧  /|       /   / /|三/|∧_∧
   (;;;゚д)_| .| /二/   / ./二/|_| |_l/(д゚=)_
   r(#;;;;;;;つ,_|/      ./  /二/|/品 ⊂  =l l
   | (_ / /三/|     /       ̄ //  __,l l
   |_r―/ |_,|/     /     /二/ // /,--、l

一方でボツワナにおいてはこの低下が起こらなかった。
経験豊富な白人官僚が、引き続き国家機構の運営を行ったからである。
やがて教育を受けた黒人が入省してくるようになるが、
彼らも上司の適切な指導を受けつつ成長し、やがて彼らが国家を担う人材となっていった。

351安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/11(土) 20:25:02 ID:NzHIUxs20
能力ってのは見掛けじゃ分からないからな

352Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/11(土) 20:25:20 ID:.FvDV6e.0

                ,,'"""~~''''~"-,,,,,
                ""'  ''~'""
         |                  ;: ゙::´ ""`,
   ___|___|___         " ""' '''''
__|_________|`i
| ̄ ̄i| ̄ ̄i| ̄ ̄i| ̄ ̄i| ̄ ̄i||:\
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| ̄ ̄i| ̄ ̄i| ̄ ̄i| ̄ ̄i| ̄ ̄i||:\:|


近代国家としてのボツワナを特徴づける、
アフリカとしては異例なほどの行政効率の高さ。
そしてそれを支える、しっかり整った、強力な官僚制度。
これはこの時の決断によってもたらされたといっていい。

353Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/11(土) 20:26:00 ID:.FvDV6e.0

こうしてすべての準備を終え、1966年9月30日、
ついに新国家、ボツワナ共和国
(英語のベチュアナランドから、ツワナ語で接頭語のボ(国家)+ツワナ(民族名)へと改名。
つまり、「ツワナの国家」という意味である)
は誕生した。
領域は日本の1.5倍、人口は約50万人の国家である。
やる夫は首相からそのまま横滑りで初代大統領となり、副大統領にはマシーレが就いた。

                              ____
                               ,. '" ( . ,.-、 ヽ "丶
                        ,..-, 、   ヽゞ-' ノ    ヽ
                           /ゞ-' ノ .   `i ⌒    .ヽ
                         ./ ⌒ i´  人   `j       }
                        |   `‐r‐' ` イ         |
                        |      |     |    .、_ ノ __   /ヘ
                      \   ヽ___/ // : :/. : ニ{ ` /  /
                         \      _ノ;;;;;;;: :i : : : :.{¨V  \:Y
        __                  ヽ`ー―"</ ,ィ'"´ : : : : ∧ \  ∧
        ( `、               _/イr;;;;;/У: :`ヽ、 : : : :i { ' 、  ヽ  `ト
   r-、  ヽ ∧、             { : :ノ/〉-{/ : :/ : : : : : :i :〉、 ヽ    ',
   } r-、  〉、 ヽ            `、| :i,';;;;/ : : :/ : : : : : : : ィ:( \ _ヽノ  }
   } }  {_/ {   {、           }λ:|;;;;/ : : /. : : : : : : : : : : ヘ  . : : : :  r
   } }  {r-、 ,'⌒  ',          /:'〈:'|;/ :./ : : : : : : : : : : :V: :.`ヽ : : : : ._/
   ヽ}、 .i  { r-、   人ュ、       ./:λ',:r :./ : : : : : : : : : : : : : :'、: : : : 〉二ニ
     ⌒}、└i 'ト ィ ノノ:.`ヽ、     /. :} : :i : ,' : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ : :{
       ⌒--へ  // : : : : \   r'´`.i : : Y : : : : : : : : : : : : : : : : : : :V : V
          ',ヽニノ : : : : : : : :ヽ人ミヾ', : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :V : }


しかし、肝心要の経済はお寒い限りで、
どの分野にも難題が山積している中での船出となった。
こうしたなか、カーマとマシーレの苦闘が始まる…

354Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/11(土) 20:26:43 ID:.FvDV6e.0
今回ここまで。

355安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/11(土) 20:26:51 ID:NzHIUxs20
貧しくても理想と夢はあったんだな

356安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/11(土) 20:27:06 ID:gM.aEMJ60
人口鳥取並かよ

357安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/11(土) 20:27:18 ID:NzHIUxs20
おっと、乙でした
全然知らないところだから、楽しく見させてもらっています

358安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/11(土) 20:27:22 ID:lPtJca1Q0
乙でしたー

359安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/11(土) 20:27:59 ID:gM.aEMJ60
乙でした
ホント余所はどうしてこうならなかったってレベルだな
嫁さんの差か?リア充め

360安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/11(土) 20:29:11 ID:5qiyC16c0
乙。こうして見ると南アフリカの一部にならなかったことが奇跡だ

361安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/11(土) 20:35:39 ID:qJQT5XGE0

理想的なことを言ってるように見えて実は一番現実的だったと

362安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/11(土) 20:40:36 ID:UWBfgGP20

この時期にこの決断ができるってすごいよ

363安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/11(土) 20:57:06 ID:C0.Z8Na60
乙ー。

黒人からの反発もあっただろうに、結果的に正解を引いたのはすごいなw

364安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/11(土) 21:06:53 ID:gOgUIyTw0
尊敬できる人ってのはこう言う人物の事なんだろうな
まさに偉人

365安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/11(土) 21:07:49 ID:.sBN1KIo0
乙。

自分の理想と現実的な問題をうまい事処理してるなぁ、ボツワナてこんな国だったのか

366安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/11(土) 21:25:13 ID:pgRqYiZg0


ボツワナ国債が日本の国債を云々というニュースがあったけど、こういう国だったのか納得

367安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/11(土) 21:47:50 ID:n/DZEbIE0
乙乙! 徹底的に貧しかったせいで、中途半端な夢(黒人化)を追うことすらできなかったともいえるけど、曲がりなりにも王族で政治家であった本人の資質なんだろうなあ

368安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/11(土) 21:47:56 ID:2LatUzDIO

気高い理想を持ちながら
現実の人間がどういうものかちゃんと理解して適切な政策を取る、
文字にすると簡単だけど中々できることじゃないよね

369安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/11(土) 21:58:30 ID:L8YCBr5A0
乙でした

370安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/11(土) 22:22:47 ID:UmPvPdqo0
乙でした

371安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/11(土) 22:56:40 ID:zIIiJUrs0
人口50万って小国って騒ぎじゃあないな

中庸な政策って非凡な政治力が必要な場合あり、これはまさにその状況のようなきがするが
よくやれたな

372Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/11(土) 23:15:15 ID:.FvDV6e.0
ちなみに、2011年のボツワナの人口は200万人です。
45年で4倍ですね。

>>320
私も詳しいわけではないんですが、
地図の綴りと日本語表記を比べる限り、
どうも、g音とh音が近いようですねえ。
あと、z音を「ツ」と発音するようです。
だからガベロンズ(Gaberones)がハボローネ(Gaborone)、
Ghanziをハンツィと読むようで。

373安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/11(土) 23:55:44 ID:zIIiJUrs0
ストリートビューや衛星写真みてたらおもしろいぞw
しかし本当に乾燥して農業に向かなさそうだ。。

374安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/12(日) 00:09:35 ID:vOZWu34A0
ツワナ語のgは口蓋垂音(無声口蓋垂摩擦音)ですね。我々日本人には聞き分けも発音も
難しい音みたいです。hと分けないといけないのが更に難易度をあげます。
ほかに、tl,tlhも難しそうです。

375安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/12(日) 00:44:59 ID:1z.ZehkU0
無声口蓋垂摩擦音?……ええと、フランス語のRの無声音?
確かに日本人には理解不能な子音ですね……。

376安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/12(日) 09:21:58 ID:Ek.xnUD20
面白いなぁ・・
歴史系っていままで敬遠してたけど
面白いもんなんだなぁ・・他にもみてみるかな

377安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/12(日) 09:34:00 ID:AapIkpi20
乙でした。理想の道を現実を見据えながらいくってのは夢だけど実現できるのが凄すぎる。
ほんとうに素晴らしい人だったんだろうな。紹介してくださった作者さんに感謝。

378安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/12(日) 10:54:22 ID:IIDn6gCg0
乙です

明断とはこの事か

379安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/12(日) 11:38:42 ID:BoGQVX2s0
乙です

380安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/12(日) 16:22:31 ID:0UHVDP/w0
しかし本当に白人層にも信頼されたんだなあ。
普通なら、自分たちの職場を奪われまいと派閥作って黒人への職場教育や技術習得に凄い消極的になるのに

381安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/12(日) 16:34:21 ID:1/Umh.rc0
白人と結婚してるってのがいい方向に働いたのかもな

382安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/12(日) 16:50:54 ID:52hbduFY0
王族という権威もある人気者を排除したら過激派が台頭するだろうしな

383安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/12(日) 17:25:51 ID:7hDsobXg0
>>380
それが成り立つのは白人の人材プールがあること前提
植民地は宗主国からの途絶えるとと現地育てなければ
すぐ人材が枯渇しちゃう

384安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/12(日) 18:39:57 ID:N49rg4gE0
>>376
歴史って結局は人の行動の積み重ねという意味で物語でもあるからね。

ただ雑談がヒートアップしがちだから、まとめサイトで最初は見るほうがいいかも。

385安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/12(日) 20:54:41 ID:Ek.xnUD20
>>384
アドバイスサンクス!
じゃぁまとめサイトで探してみますわ

386安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/14(火) 05:09:55 ID:hhUgWfmE0
>>380
大消費地である南アのそばで、水脈を掘り当て農場を経営してるなら、接収されんように
行政に関与したがるだろう。
農場経営者と官僚本人が無関係なら、単なる邪推だが

387安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/14(火) 23:43:01 ID:a4qjcHAY0
最初は障害になった白人女性との結婚が後になって幸いしたというのがミソだな。

388安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/15(水) 06:22:57 ID:hbSiM0r.0
>>387
周りにどう言われても貫くことって大事なんだな

389Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/15(水) 19:42:54 ID:ClL2Rshw0
8時半ごろから投下予定です。
ただちょっと前後や中断はするかも。

390Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/15(水) 20:30:39 ID:ClL2Rshw0
投下します

391Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/15(水) 20:31:07 ID:ClL2Rshw0

1966年。

                                \│/
                                ― @ ―
                        ⊂⊃     / l \    ⊂⊃
                           ⊂⊃
             _______
           ////////\
          //////// ̄.\\
        /∠∠∠∠∠∠/    . \\
         ̄|::..... . .. ..... .. ....|::. | ̄ ̄| .::.|. ̄
  , ;;"''''"~"''"'"|:: : □..::.::.: :. ...|:.: |o  |:. |""''⌒~""⌒''''";;;,,,,
 ;;;        |;.,.,:;.;:,.;:,.,.,., ,. ,.,.,|;., |    | .,|          '"~"''''"~"''''~;;;;,,,,
          "'"'""'''""'"'"""'"''""'""..

      ボツワナ共和国首都 ハボローネ(ガベロンズから改称)
              大統領官邸

392Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/15(水) 20:31:50 ID:ClL2Rshw0

  _ _   ___
 / ) ) )/ \  /\
 {   ⊂)(●)  (●) \        ついにボツワナが独立したお!
 |   / ///(__人__)/// \       バリバリ働いて、少しでもここを住みよい国にしなくちゃ!
 !   !    `Y⌒y'´    |
 |   l      ゙ー ′  ,/       やらない夫、まずはどこから手を付けようか!
 |   ヽ   ー‐    ィ
 |          /  |
 |         〆ヽ/
 |         ヾ_ノ


   / ̄ ̄\
 /   _ノ  \
 |    ( ●)(●)
. | u.   (__人__)        …どこも。
  |     ` ⌒´ノ
.  |         }        てか、やることは多いわ金はないわでどうにも動きが取れないだろ、
.  ヽ        }        常識的に考えて…
   ヽ     ノ
    i⌒\ ,__(‐- 、
    l \ 巛ー─;\
    | `ヽ-‐ーく_)
.    |      l

393Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/15(水) 20:32:23 ID:ClL2Rshw0

          ___
        /\  / \
      /(●) (●.) \
     /   (__人__)     \        ひとがせっかくやる気になってるのに、
     |      |::::::|  ノ(  |        話の腰を折るなお!
     \     l;;;;;;l   ⌒ ,/
      /ヽ   `ー´   ィ⌒ヽ         …そんなに現状ひどいのかお?
      rー'ゝ       〆ヽ .)        いや、ひどいことはわかってるけど、具体的な数字が…
    ノヾ ,>      ヾ_ノ,ヽ}
    ヽ ヽ|        ヽ_ノ

394Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/15(水) 20:32:50 ID:ClL2Rshw0

       ./ ̄ ̄\
       / ヽ、_   .\
     . ( (● ) .   |
     . (人__)     |          …なあ、やる夫、
     r‐-、    .   |          この国の黒人で大卒って何人くらいいると思う?
     (三))   .   |
     > ノ       /
    /  / ヽ、 .   /
    /  / ⌒ヾ   .〈
    (___ゝ、  \/. )
      . |\    ,.1
      . |  \_/...|


      _____     ━┓
    / ―   \    ┏┛
  /ノ  ( ●)   \  ・
. | ( ●)   ⌒)   |         …1000人くらいかお?
. |   (__ノ ̄    /
. |             /
  \_    ⊂ヽ∩\
    /´     (,_ \.\
.    |  /     \_ノ

395Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/15(水) 20:33:14 ID:ClL2Rshw0

        . __
       ./::::::. \
       /::::::ヽ;;:   \
     . (:::::(::::冫    |
     . (:人;;;) .    |
     r‐-;::::::. .     |       お前を入れて22人だ。
     (三)):::::.. .   |
     >::::ノ:::::::::.    /
    /::: / ヽ;:::::::::   /
    /::::/ ⌒ヾ:::::::::::.〈
    (;;;;__ゝ:;;:::::\/:::::)
      . |\::::::::::::;;:1
      . |:::::\;;/:::|


         ___
        /⌒  ⌒\         ━━┓┃┃
       /( ○)  (○)\         ┃   ━━━━━━━━
     /::::::⌒(__人__)⌒:::: \         ┃               ┃┃┃
    |    ゝ'゚     ≦ 三 ゚。 ゚                       ┛
    \   。≧       三 ==-
        -ァ,        ≧=- 。
          イレ,、       >三  。゚ ・ ゚
        ≦`Vヾ       ヾ ≧
        。゚ /。・イハ 、、    `ミ 。 ゚ 。 ・

396Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/15(水) 20:33:53 ID:ClL2Rshw0

      / ̄ ̄\
    /ノ(  ゝ 、_,ノヽ        r'´ ゙ヽ      /`ヽ          ____
    | ⌒(( ●)(●)        ヽ   ヽ从从/   /        \   /\
.    |     (__人__) /⌒l     \  \/  /て       (●)liil(●) ノ( \
     |     ` ⌒´ノ |`'''|    �堯 魁拭  �  そ     / (__人__)  ⌒   \      大卒たった22人で近代国家なんかできるかお!
    / ⌒ヽ     }  |  |      ,)/  / \ く     |   |!!il|!|!l|         |
   /  へ  \   }__/ /      /   /\  \      \i⌒ヽェェ|      /
 / / |      ノ   ノ    /   / YYY\   \     \ \  /⌒,/´       俺に言うなよ!
( _ ノ    |      \´    /   /       \   \     / \ \/  /l        ちなみに高卒も100人しかいねーよ!
       |       \_,/   /         \   \_/    \__ノ |\
       .|            /            \             |) )
       ヽ          /               \           ,r' /
         \      , '´                   `' ,        /ー'′
          \     (                     )     /
            \    \                  /    /

397Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/15(水) 20:34:34 ID:ClL2Rshw0

      / ̄ ̄ ̄\
   γ⌒)      (⌒ヽ           人材がいないとは聞いていたが、想像以上だお…
   / _ノ ノ    \  \ `、
  (  < (○)  (○)   |  )
  \ ヽ (__人__)   / /

398Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/15(水) 20:35:03 ID:ClL2Rshw0

   / ̄ ̄\
 /   __ノ ヽ
 |    ( ●) )
 .|       (__人)         それからな。うちの国の舗装道路は現在何㎞かわかるか?
  |         rつ
  .|        ((三)
  ヽ       ( <
   ヽ    /∧ ∨
   ∠    /⌒ ∧ ヽ
  (  \ /  / ___)
  |\  ''  /|
  |  \_/  |



      _____     ━┓
    / ―   \    ┏┛
  /ノ  ( ●)   \  ・
. | ( ●)   ⌒)   |         …せ、1000㎞くらいかお?
. |   (__ノ ̄    /
. |             /
  \_    ⊂ヽ∩\
    /´     (,_ \.\
.    |  /     \_ノ

399Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/15(水) 20:35:58 ID:ClL2Rshw0

     __
   /::::::::::::\
 /   __ノ::::ヽ
 |    (;;;;;;)::::)
 .|      ::(;;;人)      13㎞だ。
  |      :::::::::rつ
  .|      :::::::((三)
  ヽ    ::::::::::(::::<
   ヽ  ::::::::::/∧::::∨
   ∠::::::::::::/⌒ ∧:::ヽ
  (:::::\ /:::::::/;;;;;;;;;;)
  |\::::::::::::/|
  |:::::\_/:::::|


         ____
        /_ノ  ヽ、_\         ━━┓┃┃
       o゚((●)) ((●))゚o         ┃   ━━━━━━━━
     /::::::⌒(__人__)⌒:::: \       ┃               ┃┃┃
    |    ゝ'゚     ≦ 三 ゚。 ゚                          ┛
    \   。≧       三 ==-
        -ァ,        ≧=- 。
         イレ,、       >三  。゚ ・ ゚
        ≦`Vヾ       ヾ ≧
        。゚ /。・イハ 、、    `ミ 。 ゚ 。 ・

400Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/15(水) 20:36:24 ID:ClL2Rshw0

      メ ,, -──- 、._\
    メ/ u    ゚ 。 \\     ど、どうしろっていうんだお。
  / /    ノ  ヽ、   \\
   ! |  o゚((●)) ((●))゚o  |
  \\    (__人__)   /く<
   ノ メ/   ` ⌒´   ヽヽヾ


   / ̄ ̄\
 /   _ノ  \
 |   (○) (O)
. |.   .|| (__人__)       こんな状態、いくらなんでもひどすぎるだろ。
  |    ノi  !   | }        どんな国ができるのやら、本気で見てみたくなった。
.  |   し' ` ⌒´ノ
.  ヽ        }
   ヽ     ノ
   /    く
   |     \
    |    |ヽ、二⌒)

401Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/15(水) 20:36:47 ID:ClL2Rshw0

   /  ̄  ̄ \
  /  _ノ  ヽ、_  \      前回投下とやらない夫のセリフは一緒なのに、
/ o゚|⌒|  |⌒|゚o  \    内容が真逆だお…
|   | (__人__). |    |
\  | `|⌒|´ |  /
/ ̄ |川!| ̄|川i| ̄\

402Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/15(水) 20:37:22 ID:ClL2Rshw0

そう。この時点でボツワナ経済はいまだ貧困脱出の糸口さえつかめていなかった。

           冫----v----、
          /:::::::::::::::::::::::::::::::::\
           /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
       /’::::::::::::::::::::∧:::::::::::::::::::::::::::ハ           Q:ボツワナはいつ豊かになりますか?
       7::::::::::::::::::::::/ ヘ:::::::::::::::::::::::::::ハ
        iヽ、__:::::::::ノ   ヽ _:::::::_,..、≠
       _i”++±ノァY〉;l=l=l=l=l'=ト=モヲ'"ハ          A:いやあ…
      i ヽ::::/`゙''-、_     _,,.-‐''"ヽ::/ ヽ         父さんの任期中には無理かな…
      ヽλ  ■□■□■□■□  〃7/
        iヾ、 □■□■□■□■  ノ,         (プライバシー保護のため音声は変更しております)
       i:::::::i   u  i        i'":::::i
       /:::::::ハ    〈 ,    u  i:::::::::::ヽ
 _,,.-‐''":::::::::::::ヘ   ━ ━     i:::::::::::::::ヽ
`゙''ー-、,_::::::::::::::::::ヘ.   ̄ ̄ ̄   /,::::::::::::::::::::i
     /:::::::::::::::/-,\  ,,    /  i::::::::::::::::::::ヾ
    i::::::::::::::::::::i    '-lllll- '" / ヘ::::::::::::::::::::::ヘ _
    i::::::::::::::::::::i   l     /   〉::::::::::::::::::::::\\
    ヽ::::::::::::::::::ヽ  i     ,′  /:::::::::::::::::::::::::::::i  \                     LIVE
     ヽ::::::::::::::::::ヽ        /:::::::::::::::::::::::::::::::/    \                    東京 立川

403Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/15(水) 20:37:57 ID:ClL2Rshw0

             / ̄ ̄\      ヽ_,
           / ノ  \ \     ヽ(_/
           |  (◎)(◎) |      ) (          電話もねえ!ガスもねえ!
           |  (__人__)  |     ノ (`          バスも一日一度も来ねえ!
            .|   |!i!i!i!i|  .}    ´⌒\
.            .|   |i!i!i!i:|  }                 信号ねえ!あるわけねえ!
             ヽ  ` ⌒´   }                 オラの国には舗装がねえ!
           _,r、 ヽ     ノ
           _j'、_ノ  }` ¨¨  {
.          ,ノ  Yヽ ̄"    ⌒゙ヽ
        「 ヽ ヽj_.       i  }
     ,イヽ、 `,__,ィ、__)       |  |
     (  ト、  Yrイ          | |
      ̄ " ̄   |         | |


                   ,,  、、 ,
                  、、 ゛  __  ' ,
                 ,'   /^ ≡^\  丶
                  ;  /(@)≡(@ ) \  ;        あれより下なのかお…
                 ; /::⌒(__人__)⌒:::\ ;
            ,'  | u  |r┬-|    u | _
               ;  /´ ̄``゛)- .‐    /  '、,
                ;  |   ̄ ̄        ̄)  、
             ; |            | ̄ ̄    ;

404Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/15(水) 20:38:35 ID:ClL2Rshw0

     ____
   /      \
  /         \      …ま、まあ、どうにもできないものはしかたがないお。
/           \     とりあえずじゃあ外交でもしとくか。
|     \   ,_   |
/  u  ∩ノ ⊃―)/     やらない夫、近隣諸国の情勢ってどうなってるお?
(  \ / _ノ |  |
.\ “  /__|  |
  \ /___ /

405Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/15(水) 20:39:05 ID:ClL2Rshw0

       __
       /ノ ヽ\
     /(○)(○) \
     | (__人__) u|      味方がいねえ。
    |        |
.    |        |
.    ヽ      /
      ヽ    /
       /    ヽ
       |      |
       |      |

406Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/15(水) 20:39:31 ID:ClL2Rshw0

               ____
            /      \
    i⌒',   /   ⌒    ⌒\
    |  つ / u  ( ○)liiil( ○) \
    |  | |        (__人__)   |        ちょ、そんな一行で!
    |  | \       |r‐- l u./
    |   ̄ ̄   ,- 、 `ー'´   \
    \____  ヽ  ヽ___)   |
           \⊂_         /
           \ `ー─── ' ヽ
            )            \
            /            \
          /     /´`\      \
          !    く´     \      ヘ
           \    \       ヽ     ヘ
           (´________ノ        ヽ    ヘ
            ` ̄  ̄           ∨______`)

407Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/15(水) 20:39:55 ID:ClL2Rshw0

     / ̄ ̄ ヽ
    /      ヽ          事実なんだからしょうがないだろ。
   /        ヽ  
   |     _,.ノ '(ゞ、_|         詳しく説明してくぞ。まず南の南アフリカはこれまで見てきたとおりだ。
   .|    ( ー)ヽ ヽ         国力的にも経済的にも絶対敵対できないけど、どう見ても仮想敵国だろ。
   .ノ| U   (___人_\\__      西のナミビアは第一次世界大戦以来、ずっと南アフリカの植民地のままだ。
 /  |     `⌒(⌒_   \     まずいことに北もナミビア領のでっぱり(カプリヴィ回廊)にすっぽり覆われちまってる。
 {   .ヽ.       し「、    \
 {   ト `ヽ. ___´ノ  ヽ、    i   そして東のローデシアだが、ここは南アフリカがかわいく思えるくらいの白人至上主義だぞ?
 .|   |       |  /   /

408安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/15(水) 20:40:28 ID:r1Xs1ZBM0
詰んでるwwオワタ!

409Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/15(水) 20:41:25 ID:ClL2Rshw0

              ,.r‐'" ̄ ̄ ̄`゙ ヽ、
            ./ ,,           \
           ./ ,:f            :ヽ
         ./ ニ十'ニ:-――、_       i.
         / _ ゙ナ'"  ゙ー‐-、        :i!
        」__≧、,r-‐====‐-ゝ     ,r-┤
       /i、_,_トート <゙;ニlユニーt゙!、   ,i.ノー、ト-、_
       ! l`゙ー;`ナ' .ハ、=:゙ー==‐'/ ̄ヽ リ Lr‐ 「゙ー-ヽ、_
       ヽ!ーニ;/ ;イ  ニー---'"   ノ ,r'"i! l   ヽ.ヽ
        七'"リ‐-ィー―゙\    /  T.ノ ./i   .,! ノ!
        l_l゙ーi        \  i"   、_ノ l  // .!
       ./,ィ! -=ニニニニ=、_,   i    i   レ'./  .!
      .r',f   ____  __    i  __,r'ー‐'"r'"    l
      .l ト、  ,:    ゙ー"_,.---┴=-‐'"゙i  └r'    !__
      .ト-、_ヽ_j   _,..-="_,二二 ̄   ._ノ ,.r‐'  _/
   ,(   ト-、 ヽヽヾ/,r'"r‐'"‐‐ゴ"    ゙ー‐' _,..-‐"

     南ローデシア自治領初代首相 ゴッドフリー・ハギンス


ローデシア(南ローデシア)はもともとショナ人とンデベレ人という二大民族の対立が続いていたが、
19世紀末にケープ植民地首相セシル・ローズによって植民地化された。
南ローデシアは鉱物資源は見るべきものがなかったが、
適度な降雨がある肥沃で広大な高原が広がっており、農場としては一級品であった。
そのためイギリス本国から多くの農業移民がやってきて、黒人の土地を取り上げながら大農園地帯を建設する。
やがて移住者たちは団結し、1923年にはハギンスのもとで自治領政府を樹立した。

410Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/15(水) 20:42:37 ID:ClL2Rshw0

                        _
                /        \    | |
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           |<・>)=(<・> ̄|   |  ⌒)|  //  |
           |___// \___/  ノ   6)|  //   |
           | |  / 〉\     |    |  | //   |
           \ | んつ  〉   |     |  |//    |
            |/  U       \    |//     |
            | (  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ) |    //      |
            \  ⌒\      ノ   //       |
             \____      //        |
             ________ノノ   彡
          ミミ   ̄ ̄ ̄||| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  彡彡
           ミミ三\   |||   /三三彡彡
            ミ三_二二|||二二_三三三


とはいえ白人の人数は南アフリカよりもさらに少なく、一度も10%を超えたことはなかった。
そのため南ローデシアでも南アフリカと同じような人種政策が行われ、
黒人たちは居留地へと押し込まれることになった。
この政策を推進したのがハギンスで、これ以降も南ローデシアの政権は強硬派が握り続けることとなる。


やがて第二次大戦が終わると、南ローデシアの白人も勢力拡大を目指し、
同じ英国植民地である北ローデシアとニヤサランドを併合して「ローデシア・ニヤサランド連合」を結成。
北ローデシアの豊富な銅とニヤサランドの安い労働力を手に入れた南ローデシア経済は一気に発展する。
しかし白人の影響力がさらに少ない2植民地は反発し、
1962年にはニヤサランドがマラウイ共和国として、1964年には北ローデシアがザンビア共和国として独立。
南ローデシアは再び単独の自治領に戻った。

411Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/15(水) 20:43:11 ID:ClL2Rshw0

               ,、
             //
           ///)
          /,.=゙''"/       _,r'三 ̄`ヽ、
         i f ,.r='"-‐'つ     /ヘ/" ゙̄\,ミ\
         /   _,.-‐'゙~     ,! 、!r r。-r ミ   i
        ,i    ,二ニー;     ドツ ヽ ̄  fハ, il        諸君らの愛してくれたローデシア・ニヤサランドは死んだ!
        ノ    il゙ ̄ ̄      l ー-_゙   ,、/ /        なぜだ!
      ,イ「ト、  ,!,!         ゙! )二」゙  ,!i Y
     / iトヾヽ_/ィ"___.     ヽ.t  _/,!  i
    r;  !\ヽi._jl/゙_ブ,フヽヾーtー:、__ ,トf-≦-=、_,L
    ∧l   \゙7'゙ .j!/ / /\jr=ニ:ー-゙┴、 ゙ミ三ヽi]l「/l
   ./ i !   \.// /./  ./   \ ┌‐ヽミ≦‐十'"!
  /  i゙i     /  ̄ ̄ ̄       i .l ッー-、\_ミ「彡゙ー=r.、
 ノ   ヾ、  /            i! ! \_ ̄i i l r‐へ__\ー-、
/      ゙''y'              l .i  、 l  !.j .l l 「,> ゙t.,>‐fi

       ローデシア共和国首相 イアン・スミス

この状況に危機感を抱いた南ローデシアの白人たちは、
選挙で極右のローデシア戦線を支持。
その中でも最強硬派のイアン・スミスが政権を握ると、
1965年には「ローデシア共和国」として一方的に独立を宣言してしまった。

この国はその成り立ちから他国に対しても超強硬派で、
黒人諸国に対して非常に敵対的な態度を貫いていた。
特に北のザンビアとは犬猿の仲で、お互い経済制裁をさかんに発動している。

412Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/15(水) 20:43:42 ID:ClL2Rshw0

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             >;;;;_ _, −''"::-::::::::::ゞぐ  く 
             犲彡r''_丶、:::::::::;_.._.、-ミシ ィ}                
             ゝTリ ~=tェ);;::Kーtァ=;;川イ 
              八ン::ゞ:::::::::i::|::l::'':':::´;;;};: リ    
     ___,,,..-.t''i"((从:::::::::,,イ:;;::え::::::::;;;イ从`''ー-、, _ 
   ,ィ乍三;;_;;_;;_;;_;;」;;゙i;;;;;;;「i:〉::::::,ィ==-、::;;/i;;;;;;;|;;;;;;;;;;;;;;;;;`'ー-、,
 /;;;;;;;ヽ;;;;;;;;;川;;;;;;;;;;;;゙i;;;;;ゝヽ:::::::`ニニ'´:;;/ /;;;;;;;l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;>-、
/;;;;;;;;;;;;;;;;;゙i;;;;;;;l;|;|;;;;;;;;;;;;;゙i;;;;;;;;\\::::::::::::://∧;;;j;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;_
{;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙i;;;;;|;|;|┌┬┬i;;;;;;;;;;;;‘Y´丁〒'´;;;イノ;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;

       ジンバブエ・アフリカ民族同盟 ンダバニンギ・シトレ

こんな状況に対し、ローデシア国内でも反政府組織が設立され、
ンダバニンギ・シトレやジョシュア・ンコモらによって闘争が開始される。
しかしローデシア軍は非常に精強で、寄せ集めの黒人ゲリラなどがかなう相手ではなかった。

413Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/15(水) 20:44:38 ID:ClL2Rshw0

            ¨¨¨¨¨   、
         /  i l! |      \
         ′u | | |l !      u. ヽ      …つまり、あれかお?
      /     !   (___人___)   }      東西南北、あたりはぜーんぶ白人至上主義?
       i u      !ililililil|   /
      !        {ililililiノ  /
        ゝ          イ..ノ}
         7 ..ノ}      ! ノ
         /  .ノ     |´
          /          |


      __
    .,/,-、  \
  / ノ:/ ノfヽ.. \
  | /:/ /...| |  |        そういうことだろ。
  l レ ./..ノ .,''´} i        アパルトヘイト反対なんて言った日にゃ、
  l   ' ´ .〃 / |        あらゆる意味でぶち殺されるだろ、常識的に考えて…
  ヽ.     . 〈 .ノ
    \.,_  ._ノ /
     /  /  ヽ
    ./  /   |
    i ./  .  |

414Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/15(水) 20:45:16 ID:ClL2Rshw0

         ____
       /      \
     /   _ノ  ヽへ\       じゃあとりあえず、アパルトヘイトに関しては沈黙しとくお。
    /   ( ―) (―) ヽ      ほかにどうしようもない。
   .l  .u   ⌒(__人__)⌒ |
    \     ` ⌒r'.二ヽ<      そのかわり、初めて招く国賓は「もうひとつの隣国」からにするお。
    /        i^Y゙ r─ ゝ、
  /   ,     ヽ._H゙ f゙ニ、|
  {   {         \`7ー┘!


      __     ━┓
    / 〜\   ┏┛
  / ノ  (●)\ ・
. | (./)   ⌒)\
. |   (__ノ ̄   \         もう一つの隣国?
  \          |
    \       /
.      \  ⊂ヽ∩
      /´    (,_ \.
       /       \. \
      ./   /       |. \ソ
    (  y'      .|

415Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/15(水) 20:45:46 ID:ClL2Rshw0

       ____
     /⌒  ⌒\
   /( ●  ( ● \      あるだろ、一応隣国が。
  /::::::⌒(__人__)⌒::::: \     北の端で、爪の先くらいのちっちゃな国境があるところ。
  |     |r┬-|     |
  \      `ー'´     /


        / ̄ ̄\
     /  ヽ、_  \
      (⌒)(⌒ )   |
      (__人__)     |       ああ、ザンビアか!
      (`⌒ ´     |
     {          |       なるほど、それなら問題ないだろ。
     {         ノ
  __∩  ヽ      ノ
 (ミんゝ、 /     ヽ
    \ '' /|    |

416Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/15(水) 20:46:21 ID:ClL2Rshw0

      ト 、.__   __   ト、  __
   ト 、 ヽ   ``ヽゝ ``ヽl .\ヽ`ヽ.
   ヽ `ヽゝ              iノ   ヽ
    ヽ                   レ`ヽ
    ト-ゝ                    i
    ヽ、_                      }ノ)
        ``ゝ      ,、ト、_           く
        {  ,   ,ハ| r=ト、.__        }
        ヽ ト、 .,心 ,.-'マ>   \ ,.-、  トノ
            ヽ! Y⌒ノ^、__,ノ ̄ ̄ ̄| !i^リ ./
               `i‐ヽ__      り,ソ /
              ヽ `ニ´       ! /
             ヽ         |,′
               ,ゝ‐r‐ァ '´     !
      ,. ‐'´ ̄`ヽ./   〔_.|      ト―- 、__
    , -く ヽ二二二_)、 __  L_\_    |       ̄ ア
  /`ヽ `ヽ       `ー-、__  lト、  !ー-、   ,rく_

     ザンビア大統領 ケネス・カウンダ

ザンビアとボツワナの間は数㎞だけつながっているが、
この当時はただ接しているだけで全くアクセスがないため、国境としての意味を持っていない。
しかし、一応隣国であるには違いない。

そして、初国賓をザンビアからにすることには大きな意味があった。

417Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/15(水) 20:46:55 ID:ClL2Rshw0

.         ∨: : :丶: : : : : :丶 : : : : : : :ヽ: : : : : :Y: ヽ
     人   ∨: : : :\: : : : : : \: : : : : : : : : : : : : : : :}
    {: : : 、 ∨ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : く___
      \: : : : : ≧=‐- : : : : : : : : -―….、: : : : : : : : :ヽ(〈
      ≧=‐- : : : ヘ: : :へ : /: : 丶: : : :≧=‐-: : :-‐=≦て
     /: : : : / : :/ : : /: : : ハ\ : : :ヽ : : : : : : : : : : : : : :刈ヽ
.    Y¨⌒¨¨ /: /: l : l {: : : / ム斗-‐≧\: : : : : : : : : : : : : :l : .、         俺の話を聞けー!
         /: /: : | : l人:.:/ /¨迅_癶  丶 : : : : : :_:_: : : : l : : }
.        /: 人√}::/-=ミzzY⌒Yr――― ¬ : : :{⌒ } : : |八{
       /   {:ハ迅_厂ヽ::::ノ′    { 八ヽ:lじ 八: :{
            {:::::乂_^        ____从ノ‐く:ノレ′____     -‐…
                {  ム-‐===、.  |_________ {  /: . .     . .`
                 \ \ /⌒ j.i  |   丁: : : : : : : : : : : ∨: : : : . .   . . : : : ヽ
                 \ `辷 ツ   |   } : : : : : : : : : : : ,ノ ==‐-   -‐==彳
                 \`ー‐   人   ` : : : : : : : : : :/
              [[匚 ̄ ̄ ̄_>−< ./ \_ _丶: : : : : : : :!
             \\: : : : : : : : :∨ / /  丶_ _\: : : : : :!
.          -‐……\\: : : : : : : ∨ /    }}   /: : : : : :!
       ∠          \\ : : : : : ∨    }} ‐く: : : : : :|

ザンビア大統領のカウンダは、アフリカ有数の独立指導者として知られていた。
やや急進的で白人諸国とは対立し、のちに独裁者となるが、
基本的には理念で人々を引っ張っていくタイプで、無用な流血を好む指導者ではない。

そのカウンダを最初に国に招くということは、
ボツワナは黒人諸国との連帯を忘れていないという強力な政治的メッセージとなった。

418Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/15(水) 20:47:44 ID:ClL2Rshw0

      / ̄ ̄ ̄\
    / /     \ \        とりあえずこれで、どっちにもいい顔はできたお。
   /  (●)  (●)  \       しかし、こんな綱渡り毎回やってかなきゃならんのかお…
   |    (__人__)    |
   \    ` ⌒´    /
   /              \


   / ̄ ̄\
 /    _ノ \
 |::::::     (● ) )                     弱小国家の悲哀だよな。
. |:::::::::::   (__人)
  |::::::::::::::  `⌒´ノ          ....,:::´, .      あと、財政は牛肉関係だけはやっておかないと。
.  |::::::::::::::    }          ....:::,,  ..       唯一の収入源だからな。
.  ヽ::::::::::::::    }         ,):::::::ノ .
   ヽ::::::::::  ノ        (:::::ソ: .
   /:::::::::::: く         ,ふ´..
   |:::::::::::::::: \       ノ::ノ
    |:::::::::::::::|ヽ、二⌒)━~~'´

419Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/15(水) 20:48:20 ID:ClL2Rshw0

ツワナは牧畜の民である。
農牧兼業で定住民ではあるが、牛は古くからツワナにとって富の象徴でもあり、財産そのものであって、
牛の数がそのまま貧富の差とみなされるような社会であった。

これは、ボツワナにとって数少ない強みであった。
近隣の他民族がヒツジやヤギを重視しているのに比べ、
より商品性の高い牛を基盤としているため、輸出がしやすかったのである。

                         , ァ
                  、_.. -‐::::::::{ {ニ=-
          {≧zzx、__,..x≦::_:::::::::八 ゝ≧====ミ 、
            V//\///////////≫  ≫.:´:::::´::::::::::::ヽ_
            `ー―‐ァ、////≫.:´ヽ/::::/::::::::::::::::: /::::::::}__
                //ハ≫.:´::/  .:'::::/:::::::::::::::::::/:::::::::::::ハト
                 /´ ̄::::::::::/ ヽ/::::/::::::::/:::::/:::::::::/:/::::::}:::}__ イ
             イ::::::::::::::::::/ミ /::::::′:::/:::::/_:::::::/::::::′::/::::}  ノ
             |:::/:::::::::〃 }/{:::: :|:::::/}/::::::::`メ:::::/::::::/::::八¨´
                ノイ::::::/{   ハハ::::::|:::/癶==ミx´ }/:::::::/}::::::::::ト
                 {:::/{  ゝ彳 } }i::::N{      ヾ幺イ彡  }::::::::::}
              V:::{ / / ノノ }从          ⌒V:::::::::∧
                }ハゞz/彡ヘ    ヾ           {=ミメ /::::::::/:i∧          モウー?
                }/i:i:i:八 }i     __     〉  /::::::::/:i:i:i:∧
            , -=ミ }:iイ   八    {  `ヽ   ー=彡 幺'\:i:i:i:i:iヽ、
             /    \     ヽ    、__ソ    ∧     `¨¨¨¨¨
     .      /         ヽ≧=ミメ \        イ:i:i}
          /           ∨-=/ ハ、≧=- r<__ノi:i/
          .′        ∨、ゝ// / \  \i:i:i:ノ
           {          ハ:i:}\≧= 、/ヽ   ̄
     .    /{             { Ⅳ  V  _\:i\ __
         ′          V    ∨ /i:≧x:i∧  `ヽ
         {   '.            '.     ∨○i:i:i:i〉i∧    .
         |   '.  イ ̄ ̄ミ 、 }__   ゝ-=彡 V∧    .
         |   ∨ {      \i:i:i:i≧、 ‘, \  マiム、   i
         |    :/  〉         〉i::i:i:i:i:} ‘, 丶 \i:ヽ} }
        }   /ヽ ヽ       V:i:i:i:i:iハ  ‘,   \ ヽト、 }
        /  .′ ト  ‘,      ∨:i:i:iノ  ___、     :.  V:i\
        .イ     \  ‘,       V´  /i:i:i:iハ    :  ∨:i:i} 、
     /ニ{   ヽ{    ヽ ‘,      \ -‐ 、i:i:i:}    }  V:iノ ヽ
    /ニニ八  八     ハ   }      /i:i廴⌒ <!__  /   リ .....、:
.   /ニニニ≧=-   \ / '.  廴    /i:i:i:i:i:i:i:ヽ   {:i:iV_   / /:i:i:i:ハi
.   ゝ=ニニニニニニニ=-{彡  '.   `ヽ /i:i:i:i:i:i:i:i:i:i}   L:i:i:i:i:>x {:i:i:i:i:/}
  /`¨¨  -=ニニニニ八 _r:i:≧=-   _{i:i:i:i:i:i:i:i:i:ノ    ヽ/     >‐- 、

                     牛

420Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/15(水) 20:48:55 ID:ClL2Rshw0

くわえて、さらにいくつか優位な点があった。
ツワナにおいて牛は重視されていたが神聖視はされておらず、商業取引には何の問題もなかったこと。
そして、牛はあくまでも個人の財産であり、その所有権は厳重に保護され、さらに所有権の移転手続きが簡単だったこと。
つまり、近代的な財産権に近いものが確立されていたのである。
また、このためにツワナ人は牛の飼育に意を用い、ツワナの牛はその質で知られるようになっていった。


           _
         ./三三ニヽ
        ./ニ三三三ニ`、
       {ニ三三三三ニノ
         .',三三三三ミ/
          .',ミ三三三ミノ
      ._.,/ニ三三ミ/
  _,, .‐''ニ三三三三.`- .,_          どうだろう、この牛は。
f´.三三三三三三三三三三`'' 、        30000ランドくらいでどうかね?
lニ三三三三三三三三三三三ニ',
!.ニ三三三三三三三三三三三ミ',
l.ニ三三三三三三三三三三三三',
.!ニ三三三三三三三三三三三三',
..',三三三三三三三三三三三三三i
 ',ニ三三三三三三三三三三三ニ.l
  ',ニ三三三三三三三三三三三ミ.l
  ',ニ三三三三三三三三三ニlー-┘
  .|ニ三三三三三三三三三三.l

       牧場主A


           _
        ,r'"::::::::::::゛''-.,
       /::::::::::::::::::::::::::::ヘ
       i:::::::::::::::::::::::::::::::::i   ._
       |:::::::::::::::::::::::::::::::/  .//
       .彡:::::::::::::::::::::::ノ|!' ./::n、        ハーッハッハッハ!
      /::::::::::::::::::::::::,.'   /:::::::::''7       20000ランドだ。それ以上はびた一文出せんぞ!
    ,.-'"::::::::::::::::::::=ニ'_,,   ',:::::::::ノ
   /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ミ-、  <:::::::>
  .|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ .r'':::::::::ヽ
  |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ|::::::::::::::|
  |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
  .|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|

        牧場主B


                >-、____
               r‐::7:::::::::::\::::::ヽ
             ./::::/:::/:::,::::::}::ヽ:::、:ヽ
            /:::::i::::::i::爪:::ハ:斗::ト::::}
           .f::::r‐i从⊂ニ⊃ ⊂⊃∨         モ、モウー?
          ヘ:::i i:::| u ___  |::乂
          \弋ト   |iiiiiiiiiiil .}:ノ `
            乂从`t==<イ
           γ. ̄.y|__.レ´ヽ
            ノ  y   ヽ  ̄ヽ
          .く.__.」    ≠   .}
           | i.ゝ._____ノ.r イ
           |..ノ     .i ./
           入      レ
            ///>─----{
          .///////く///∧
         レ/////  .寸//∧

421Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/15(水) 20:50:10 ID:ClL2Rshw0

そこで、独立後に基幹産業となるであろうこの牛の加工・販売をどうするか、
という問題が生じた。
南アフリカなどにそのまま売ってもいいが、屠畜や加工を自前でできればもっと儲かる、というわけである。

結局これは、1967年に屠畜および牛肉の販売加工を業務とするボツワナ食肉委員会が設立されることで一応の解決を見た。
食肉委員会は南端のロバツェに屠畜場を開設し、ボツワナはやっと自前で輸出用の食肉を生産することができるようになったのである。


            , -──-、___  r─-- 、
         /)く        `/`ヽ、r---ヽ、
        // / /       /`ヽ、_(ニニ  `ヽ、
      (/ //i |l|  i |  | l `ヽ、 (ニニニ`
       /`-' | | | |||  l_! | | l | |  |`'ー‐‐-、
       | /| |‐|T!´|  リl/`トl、| |  |      /ヽ
       || | |ハ! _,> ∨ <_リ l=!i |     / /     ぶぁりぶぁり加工(プロデュース)しちゃうよー!
       || | | l| 〃  ,  〃 ,ハ || |!     レ'、
       ||!| || |\ ト===1 /川| /⌒ヽ、____>
      /!|l ||ト!| ヽヽ--'イ リ!/||/
   r‐ァ'´  ! !  |  ヽ   /  |リl/     ! 〉
  ///l     /  レ'⌒`メ‐へ、_| !    | |     _
'´ /  |   /      |o         ヽ / ∠r‐'´
   〈 ヽ  /         |        V/

        ボツワナ食肉委員会P


                >-、____
               r‐::7:::::::::::\::::::ヽ
             ./::::/:::/:::,::::::}::ヽ:::、:ヽ
            /:::::i::::::i::爪:::ハ:斗::ト::::}
           .f::::r‐i从⊂ニ⊃ ⊂⊃∨         モ、モウー!?
          ヘ:::i i:::| u ___  |::乂           モウー!? 
          \弋ト   |iiiiiiiiiiil .}:ノ `
            乂从`t==<イ
           γ. ̄.y|__.レ´ヽ
            ノ  y   ヽ  ̄ヽ
          .く.__.」    ≠   .}
           | i.ゝ._____ノ.r イ
           |..ノ     .i ./
           入      レ
            ///>─----{
          .///////く///∧
         レ/////  .寸//∧

422安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/15(水) 20:50:23 ID:r1Xs1ZBM0
それを売るなんてとんでもない!

423Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/15(水) 20:51:01 ID:ClL2Rshw0

しかし…

      ___
    /       \       これだけやっても、収入がそう増えるわけじゃなし。
   /          \        行政費のほとんどがイギリスからの援助で、
 /   ノ  ヽ、_    \       まともな政府収入は「南アフリカ関税同盟」※から分配される関税だけだお。
 |   ( ●) (● ).     |
 \ l^l^ln__人__)     /       ああ、どこからか金が降ってこないもんかなぁ…
  /ヽ   L⌒ ´
      ゝ  ノ

※南アフリカ、バソトランド(レソト)、スワジランド、ベチュアナランド(ボツワナ)の加盟する関税同盟。1910年発足。
  南アフリカが加盟諸国の関税を代理徴収し、加盟各国に分配する。
  これら国家の貿易がほとんど南アフリカを介して行われるために、こんな芸当ができる。

424安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/15(水) 20:51:07 ID:r1Xs1ZBM0
しかし、牛の加工一つでも大変なんだな

425Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/15(水) 20:51:52 ID:ClL2Rshw0

     / ̄ ̄\
    /   _,.ノ  ヽ、_
    |    ( ○) (○)
   | U  (___人__)           そんなうまい話、
    .|       __ノ__          そうそう転がってるもんじゃないからなぁ…
    |     _/ ___\ヽ_
     、    '-/____ヽ  |        せめて行政費だけでも自力で何とかしたいもんだが…
     ノ 、 ._'-〈  、ヽ  |
    ,´         ヽノ}   |
   /          {   /
  ./  /       /   {

426Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/15(水) 20:52:25 ID:ClL2Rshw0

           ト VVVVVVV_ノ\
            \           \
            ハ            \
         ⌒≧ /  /^^\〆 、 \        た、たたた、大変っス、
            彡  〆     \ \ ヽ        大変っスよ大統領!
          〃 ハ   _ノ   ―\ l  |
         ル从§ (○)}l{(○) ヾ  |
             乂§ ゚ (__人__)゚  从イ
            \ ヽ |!!il|!|!l| / /
            /   ` ⌒´     \

              下級官僚

427Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/15(水) 20:52:54 ID:ClL2Rshw0

       ____
      /      \
     / ⌒  ⌒   \        なんだお。空から金塊でも降ってきたのかお?
   /  (ー) (ー) /^ヽ       それとも100万ドルが落ちてたとか?
  |   (__人__)( /   〉|
  \   ` ⌒´  〈 / ⌒^ヽ
―――――――― \ _ _ _ )

428Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/15(水) 20:53:19 ID:ClL2Rshw0

 ト VVVVVVVノ\
  \          \
    ヽ           \
 ⌒≧x  /^^\/\ \      な、なんでわかったんスか!?
   〃 ハ  ー  ー   Y:i|
  イ 从§( ●) ( ●)|从
  乂イ§   (__人__) |从
   乂イ U   `i  i  |
    \ _    `⌒/
    /      ⌒丶


               ____
             /       \
           /  ⌒   ⌒  \
          /  (●) (●)  \         …えっ?
            l    ⌒(__人__)⌒    l
          \     `⌒´     /
          /              \

429Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/15(水) 20:53:44 ID:ClL2Rshw0

          ト VVVVVVVVノ\
           \            \
             ヽ             \
           ⌒≧x   /^^\/ \ \       北部のオラパで、世界最大級のダイヤモンド鉱脈が発見されたっスよ!!!!
            彡  〆     )   丶 ∨      品質も一級品で、宝飾用として申し分ないそうっス!!!!
             〃 ハ     ⌒   ⌒ Y:i|
             イ 从§  ( ●) (●) |从      どんなに少なく見積もっても1億ドルなんか軽く越えるそうっスよ!
            乂イ§   ⌒(__人__)⌒|
               \゚ o     Y⌒Y /
             /⌒ヽ ∽  ー ∽ヽ
               / r‐、    ∞∞〆ヽ |
           / ノヾ >      ヾ_ノ |
            | ヽイ          |  |

430安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/15(水) 20:53:52 ID:e2F0s0rA0
正胸www

431Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/15(水) 20:54:31 ID:ClL2Rshw0

       ナ ゝ   ナ ゝ /    十_"    ー;=‐         |! |!
        cト    cト /^、_ノ  | 、.__ つ  (.__    ̄ ̄ ̄ ̄   ・ ・
        ___________          ______
.      /                     \..    /           \
.     /         u               \.   /              \
  /.    ゙̄`ー-.、     u  ;,,;   j..  ゚。/                |
  .      J   ゙`ー、   " ;, ;;; ,;; ゙..   ゚。..../_,,\.         _,,ヽ.l
          _,,.. -─ゝ.、   ;, " ;;   _,,. _ .イ ´.. ro `厂-メ ,.-´、  i
    j    /   ,.- 、  ヾヽ、 ;; ;; _,-<   /  ヽ.__,,... /. u ゙l´.iOj.冫,/
        :    ' ・丿   ̄≠Ξイ´,-、 ヽ /.         j  i、`ー' .i
         \_    _,,......::   ´゙i、 `¨ / i      , u   ,     /
     u      ̄ ̄  彡"   、ヾ ̄``ミ::.l  u  / 人__/..   i
                u      `ヽ  ゙:l   ,.::-、`¨,, ,.  ゙ u !
              _,,..,,_{    人    }   |  /__   ``- 、_     l
    ゙    u  ,./´ "  `ゞ_,/  \_,ノ.   丿 l,... `ー一''/.   /
          ./__        ー7    /、 l   '゙ ヽ/  ,. '"
         /;;;''"  ̄ ̄ ───/  ゙  ,::'  \ヾニ==='"/ `- 、
  、      .i:⌒`─-、_,....    l   /     `ー┬一'      ヽ
  ヾヽ     l      `  `ヽ、 l  ./  ヽ      l         )

1967年。ボツワナ北部のオラパで、世界最大・最高品質のダイヤモンド鉱脈が発見される。
このニュースによって、世界最貧国の一つだったボツワナは奇跡への道をひた走ることとなる…

432Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/15(水) 20:54:54 ID:ClL2Rshw0
今回ここまで。

433安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/15(水) 20:55:37 ID:e2F0s0rA0
乙〜

434安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/15(水) 20:56:25 ID:r1Xs1ZBM0
乙でした
他国から狙われたりしなかったのかな

435安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/15(水) 20:58:36 ID:EWDJ2uUU0
乙 面白いなぁ

436安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/15(水) 21:00:21 ID:4fb4j09c0
乙乙! 途上国の天使と悪魔である地下資源・・・どう使うかな

437安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/15(水) 21:12:56 ID:PYLkVtb60
ローデシアがなぜ滅びた、とかあると嬉しいかも(チラッ
近代傭兵について調べていたらローデシアの名前ですぎワラタ

おつおつ

438安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/15(水) 21:13:07 ID:YJfcjjMg0
乙でした

439安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/15(水) 21:16:35 ID:4qP0sazk0
乙でしたーw

国の状態が無理ゲー状態から始まったと思ったら、ダイヤモンドww

とはいえ、発掘体制を作るのも大変なのかね。
近隣諸国からのちょっかいもありそうだし

440安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/15(水) 21:16:49 ID:z6SSfCiw0
乙でしたー。
ボツワナとザンビアの国境がgooglemapで見たら200mくらいでワロタ

441安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/15(水) 21:17:02 ID:btD/11660

シエラレオネみたく、最高のダイヤモンド鉱山があっても
多国籍企業に搾取されまくって国民に全く還元されない絶望ルートもあるんだよなあ

442Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/15(水) 21:22:02 ID:ClL2Rshw0
ちなみに、わかっててやってるので
「加工はプロセスだろ!」ていうツッコミは禁止でw

443安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/15(水) 21:24:23 ID:3cE6UQcA0
乙!紛争クルー?

444安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/15(水) 21:25:05 ID:oMgqK/kk0
乙乙
これ保護領時代には見つからず独立してから見つかったというのが奇跡なんだよなあ

445安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/15(水) 21:29:36 ID:Ne6km6Zw0
乙でした

で、隣の国から「そこはわがくにのりょうどだったんだ!」って
言われるわけですね。よくわかります。

446安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/15(水) 21:51:20 ID:RfqycwJQ0
乙です

447安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/15(水) 22:07:14 ID:EuFJNwgA0

よくこれ見付かったよなぁ
この時代のアフリカをシミュレーションで遊ぶゲームなんかあったら速攻死ねる自信あるわ

448安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/15(水) 22:11:27 ID:5t5RNMzg0
乙でした

449安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/15(水) 23:20:58 ID:j4OowWyU0
乙でした
なんと際どいタイミングw

450安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/15(水) 23:46:49 ID:yQ3Odyg60
乙です、カプリヴィ回廊ってもしかしてと思ったら
ドイツ宰相のカプリヴィが由来か

451安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/16(木) 05:33:08 ID:KetRk5GQ0

何ちゅうか、小説だったらご都合主義にもほどがあるって言われるレベルだよね

452安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/16(木) 05:52:00 ID:MiCpjg3Y0

高卒人数わろた

453安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/16(木) 07:18:02 ID:xRUeex920
高卒の人数が100人しかいないのによく経営が成り立っていたな。やらない夫は経営の才能があったんだろうか。
乙でした。

454安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/16(木) 09:25:40 ID:cz95H2qE0
ぶっちゃけた話、難しいことは白人がやってたってことだろ

455安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/16(木) 11:18:40 ID:3z/wL/4A0

なにこの詰み状態から確変w

456安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/16(木) 12:26:19 ID:jYi7oPRk0

牛が商業の基盤でかつ神聖視されていなかったのは
鉱脈発見以前は数少ない利点だな

ところで今回出てきたザンビアって当時対外的にはどんな感じだったんだろ
穏健的な親ソ路線?

457安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/16(木) 19:20:29 ID:kz7.HwW60

アフリカでも牛が神聖視されてる地域ってあるのか
ヒンズー教広まってるところだけかと思ってた

458安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/16(木) 20:11:20 ID:P2.ooZjk0
乙です
具体的な数字があるとやばさが分かりやすい
ダイアモンド発見以前の政策も、儲からないとはいえ、しっかりしたものではあったんだな
それにしてもこのタイミングで見つかるって、実は以前から見つけてたのを
地元の人が国が独立するまで隠してたとか、そういう秘話がありそうな絶妙さっすな

459安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/16(木) 20:19:06 ID:MiCpjg3Y0
ボーア戦争やゴールドラッシュの逸話を見るに
土地所有者が鉱山隠そうとしても難しいかもね

460Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/16(木) 22:20:56 ID:FY9yOlU20
>>456
当時のザンビアは社会主義だけど非同盟系で、
欧米ともソ連ともさほど仲良くありません。
ただ、かなり中国との関係が強い。
タンザン鉄道なんかも中国の支援でできてますしね。

>>447
この時代ならまだイージーモードのうちに入るんですよw
19世紀末、「Victoria」の時代だと本気で瞬殺ですよ。

461安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/16(木) 22:32:49 ID:FxvdewOg0
>>460
グランドキャンペーン開始から一週間以内にフランスから戦争吹っかけられるアルジャザーイルェ・・・

462安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/16(木) 22:35:13 ID:yw/9MwPE0
19世紀のアフリカとか東南アジアとかを舞台にフィクション要素大量に詰め込んで
列強諸国相手に独立を守り抜く歴史ifシミュレーションがあったらすげー燃えると思う

463安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/16(木) 22:41:47 ID:YtCNESuE0
水差すような言い方してなんだがいわゆる火葬ものになるのが落ちだからやめとけ

464安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/16(木) 22:46:59 ID:MiCpjg3Y0
エチオピアとタイという実例があるじゃまいか

465安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/16(木) 22:47:44 ID:/T/LGS/20
火葬ものってなんだ

466Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/16(木) 22:47:54 ID:FY9yOlU20
>>461
「アルジャザールがあなたに宣戦を布告!」

>>462
「Victoria」がまさにそうですよ。やりようによりますが。

467安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/16(木) 23:16:18 ID:4ggn/fZc0
「Victoria」は未だにチマチマやってるなぁ。

468安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/16(木) 23:24:31 ID:QdRvWsIU0
>>460
独立させてもらえてるもんなw
19世紀末なら「独立?ふざけんな」だし

469安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/17(金) 00:11:43 ID:G..ItW6c0
>>464
東南アジアや極東入れていいんならもっと堂々渡り合った国があるような

470安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/17(金) 00:22:22 ID:6C2dKflo0
>465
仮想戦記のこと
たいていは、火葬するしかね〜という出来がほとんどなのでこう呼ばれる by 民明書房

471安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/17(金) 00:49:15 ID:jtKOcM9k0
荒巻先生の火葬は未だですか?

472安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/17(金) 02:41:38 ID:x6ZsmqAs0
土着神に祈ると侵略者に天罰が下るとか
そういうレベルのチートがないとどうにもならなさそう

473安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/17(金) 19:55:15 ID:aXKPWIQE0
だが現実ではそんなオカルトに縋ってるような人間は何の役にも立たないんだよな

474安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/17(金) 20:19:58 ID:x6ZsmqAs0
土着信仰が抵抗のシンボルになることは珍しくないから
あながちそうでもなかったりする

475安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/17(金) 21:45:53 ID:xFlTtG5o0
黒人反乱やネイティブアメリカンの反乱では兵士を勇気付けるため
白人の弾はあたらんとかいってたな

それはいいんでね
問題は指導層が信じてる場合もあったっぽいことだが
ただ部下への誇示のため信じてる風を装おう必要あったからなぁ

476安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/17(金) 22:22:46 ID:dcIfG79Q0
ハイチの初代はガチヴゥードゥー司祭でもあったと聞いたが

477安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/17(金) 23:21:29 ID:jtKOcM9k0
ハイチは独立の賠償金を未だにフランスに支払っている

478Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 00:11:46 ID:L0XqBnS.0
>>472
16歳のおにゃのこに煽動されて、
牧畜集団が自分の牛を全部殺しちゃって餓死するわけですね、わかります。

>>475
「ほーら、この魔法の水で、白人の弾丸なんか水になっちゃうよー!」
「マジっすか!?」
「マジマジ」

>>476
ハイチの初代って言うと、トゥサン・ルーヴェルチュールですか?
あの人は普通の知識人(あのへんでは)ですよ。

>>477
んなこたーない。
ボワイエ大統領の時の1825年に賠償金の支払い開始で、
97年後の1922年に完済してるはずですよ。

479安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/18(土) 02:13:17 ID:jle8XABw0
アジアやアフリカで植民地化を回避しようとすると、まず最初に
改革派が内戦を勝ち抜いて改革を始めないといけないからなあ。
日本が幕末から明治初期の内戦やってる間、次々とアジア諸国は
改革の前段階にすらいけずに滅亡していったわけで。

480安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/18(土) 08:25:01 ID:tX7YNDyo0
ひどい例を挙げるなら、改革派が政争に敗れる度にその後ろ盾になっていた
在漢城日本人を無差別虐殺して、日本公使館を焼き討ちにした李氏朝鮮みたいな
ところもあるよな。

481安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/18(土) 10:01:19 ID:jle8XABw0
その辺は日本からして国内でテロが相次いで侍が非武装の人間を
日本人外国人問わず殺しまくってるわけで。混乱期なんてそんなもんだ

482Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 10:49:08 ID:VpVkZi2Q0
できました。
今日の19:00ごろから投下予定です。

483Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 10:53:23 ID:VpVkZi2Q0
あ…すいません、19:30ごろで。

484安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/18(土) 11:07:21 ID:jsfJ5LdU0
了解っす、

485安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/18(土) 11:12:31 ID:OZxLlPic0
その微妙な差のどうでもいい報告はなんだw
七時くらいのままでえーやんw

486安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/18(土) 12:40:44 ID:Bus3qaVs0
今追いついた。

流石に周辺四カ国、ボツワナを戦場にしてダイヤモンド鉱山を取り合いする余裕は
無かったんじゃないのかと。

あと、やる夫と欧州との関係がそれなりに良好っぽく見えますし。

487安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/18(土) 12:54:35 ID:8PZXdhhs0
>>486
外国資本「余裕が無いなら援助してあげるよ!だから取り分の何%はこちらによろしくね!」

488安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/18(土) 12:58:20 ID:7Mn6jfsU0
一方日本の周りでは軍艦を出して領有を主張した

489安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/18(土) 13:07:06 ID:Bus3qaVs0
>>487
まあ、明らかにボるか、比較的良心的な価格に落ち着くかは
もう当事者間の状況と能力次第とは思います。

490Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:24:42 ID:slNjrxRw0
ちょい早いけど、投下しますよー

491Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:25:28 ID:slNjrxRw0

1967年、ボツワナ北部、オラパ。

       ,、                , 、
         l:. \         /.: i
        |:.:.  \  __ /.:.:. |
        |:.:.:.  ..::`´    `'.:.:.:.   |
       /:.:.:..:.:.:.::...          ヽ      こ、これは…
      ,':.:.::.:.:.:.::.:.::..       -― ',
        l:.:.::.:.::.::.:.:.:.:.:.:...         __l
       {:.:.:.:.:.:.:.:.:..::.:.:..:.:..  し  /  }
      ヽ、:.:.:.:.:.:.:.:::.:.::.:.:.::.:...    、___/
          ヽ、:..:.:.:.:..:.:.:..:::.:.:.::.:.:..  ,/
       /:.:.:.:.:.       .:.:<

          探鉱技師A

      ∧       ∧
     /  ヽ___/  ヽ
   /::::::          \
  /::::::   ヽ     ノ    ヽ        こんな大鉱脈、見たこともないよ…
  |:::U  ●        ● :::::|
  |:::::::      / ̄ |  U..::::::!
  ヽ::::::..... U  ├--┤ ....::::ノ
   >:::            <
  /   /⌒ヽ.    /⌒ヽ
  /   /  九l    (つ  i

      探鉱技師B

492Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:27:26 ID:slNjrxRw0

  、__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人___人__人__人__人__人__人__,
  _)                                                (_
  )         ダイヤモンドだ!信じられないくらいの大鉱脈だ!       (. 
  )                                                  (.
  ⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y .

  人
 `Y´                         人
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: ´: : : ヽr; '´|; ' ; 〉__::-‐==<;';';'〉;';';'>; '´ ̄フi/´..|.........}:.:.「ヽ!  ヽ:.:.
ヽ:_ : : / ' ; / ' ; {:.ヽ  __  ヽ `>; ; '´; ' ; '/ ' |.......|....「`ヽ」  ヽ  〉:
人、:::::: ̄:`ヽr;-‐‐;‐';';';';';'`ーv' ' /´; '/; ' ; '/......У..}::::::〉::`ヽ__/:.:.
:Y´::ヽ::_:::::/;';';';'-―;';';';';';ー〈_/; ' ; ' |; ' ; / ̄ ̄:`ヽ」ー〈::::::::::::ヽ、:.:.:
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1955年、ボツワナ東端のトゥリーブロックでダイヤモンドが3個発見される。
さっそくデ・ビアス社によって探鉱技師が派遣され、鉱脈探しが始まった。
しかし発見された近辺に鉱脈はなく、調査は難航した。
実はダイヤモンドが発見地に流れ着いた後に地殻変動が起こり、
水脈が変わってしまっていたのだ。

調査は12年に及んだが、とうとう1967年、
トゥリーブロックから北西に300㎞ほど行ったオラパで鉱脈が発見されたのである。

493Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:27:58 ID:slNjrxRw0

.     ./ ̄ ̄\
    _ノ  ヽ、  \                じょじょじょ、冗談だろ!?          
   (○)(○ )   |  .___         いくらなんでもそんなうまい話があるわけないだろ!?  
   (__人__)  u . |/ー  ー .\
     ヽ`⌒ ´    /(○ )) (○ ))\      これはきっと夢だお!
     {      /  (__人__))    \     やらない夫!ちょっとやる夫のほっぺたつねってみてくれお!
      ヽ    |     )r┬リ u. .  |
        ン   \   ` ⌒ ´     /
      i´    . ン          \
      |   . /             \


     ___
    /    \       ___
  /     u;  \   ;/(>)^ ヽ\;
  |          ) ;/  (_  (<) \;      ほ、ほっぺたってここだったよな!?
  |   、       );/   /rェヾ__)⌒:::  ヾ;
  |  ^       | i   `⌒´-'´  u;  ノ;;
  |          | \ヽ 、  ,     /;     ギブギブ!やらない夫、そこは首だ!首だお!
  |  ;j        |/ \-^^n ∠   ヾ、
  \       / ! 、 / ̄~ノ __/ i;
  /      ⌒ヽ ヽ二)  /(⌒    ノ
 /       r、 \ /  ./   ̄ ̄ ̄/


    / ̄ ̄ ̄ ̄ヽ、
   /        ヽ____⌒ヽ_____
   |       /_____ |⌒ヽ____ ヽ.、
   ヽ、______(____|つ__.____|ヽ.、     とりあえず落ち着いただろ、常考
  /´:: ::::;;:::: ;;::::ヽ :: )
   / ̄ ̄ヽ__::::::_::-‐´'
  /       ヽ____⌒ヽ_____
  |      /_____ |⌒ヽ____ ヽ.、         落ち着いたというか落ちたというか
  ヽ、____(____|つ__.____|ヽ.、
 /´:: ::::;;:::: ;;::::ヽ :: )
 ヾ:::::__::::::_::-‐´

494Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:28:27 ID:slNjrxRw0

         ____
        /  ノ ' ヽ\
      / (≡)   (≡)\        とにかく!
     / /// (__人__) ///\      本気でビッグニュースだお!
     |       |::::::|     |
     \       l;;;;;;l    /l!| !     これでなんとか経済開発のめどが立つ!
     /     `ー'    \ |i      今夜は祝杯だお!
   /          ヽ !l ヽi
   (   丶- 、       しE |そ
    `ー、_ノ       �堯�l、E ノ <

495Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:28:57 ID:slNjrxRw0

     / ̄ ̄\
    /   _,.ノ  ヽ、_
    |    ( ○) (○)        喜んでるところ悪いがな、やる夫。
   | U  (___人__)        よほどうまくことを進めないと、大変なことになるぞ?
    .|       __ノ__
    |     _/ ___\ヽ_      南アフリカやローデシアあたりが攻め込んでくるかもしれん。
     、    '-/____ヽ  |
     ノ 、 ._'-〈  、ヽ  |
    ,´         ヽノ}   |
   /          {   /
  ./  /       /   {

496Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:29:20 ID:slNjrxRw0

               -―─- 、
           /         \
         ′  -‐    ‐-   ,      そんときゃそんときだお。
          i  ( ●)  (● )  i      金がないから、ボツワナには常備軍がないんだお?
          |   ⌒(__人__)⌒  l
         、     `⌒´   . '      数十人の警官隊で、精強さで名高いローデシア軍や南ア軍と戦う?
      ⊂⌒ヽ  >       <_/⌒つ   冗談にもならないお。
       \ 丶′             7
        \ ノ           ト、_/

497Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:29:54 ID:slNjrxRw0

             / ̄ ̄\
            ノし. u:_ノ` ,,\.
            /⌒`  ( ◯)(O):          他人事みたいに言ってんじゃねえ!
           .:|   j(   (__人__)         攻め込まれたら一巻の終わりなんだぞ!
          :|   ^  、` ⌒´ノ:          
          |  u;     ゙⌒}:          オラパは国土のわりと奥深くだから国境紛争にはならんが、
          ヽ     ゚  " }:           国ごと取りに来たらどうするつもりだ!
            ヽ :j    ノ: i |i |
         /⌒      ヽ  | || |  |
     :: / ̄ ̄ヽ ::       \ ||     |i        トランスヴァールの歴史、お前なら覚えてるだろ!
    :: (「    `rノ ::      \   ||i  \      ああなるかもしれんのだぞ!
     :: ヽ   ノ ::          \       \
ガタッ!  |   | r         「\   \       \
       |   | |       ノ  \   \__   \
          ヽ_ノ       /||| l   \_,       `ヽ   \
     || i  /         | ||| |    (_つ ̄と_ノ)    \
     || ||  |         | ||| |                    \

498Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:31:13 ID:slNjrxRw0

19世紀末には南の隣国だったトランスヴァール共和国。その国は今はない。
トランスヴァールは財政難に悩み、1877年にはそれに付け込んだイギリスによっていったん滅亡させられた。
しかしポール・クリューガーやピート・ジュベールといった名将によって英国軍は撃退され、1881年に再独立する。
こうした中、1886年にトランスヴァール中央部のウィットウォータースランドにて金の大鉱脈が発見され、
金鉱の中心には瞬く間に大都市・ヨハネスブルグが誕生する。
トランスヴァールの経済も、あっという間に拡大していった。


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│ ヨ     │ ::::::::::,,,,,,,,,,:::::::::::::::        ;;;;;;:::::::::::::::::;;;;;;;;;;;
│ ハ  魔 │  ::::::::::::::::::   ::::::::: :::::::::::::::   ;;;;;;;;:::::::::::;;;;
│ ネ    │        .|    ;;;;;;;;;  :::::::::::::
│ ス. .城 │        .|          :::::::::::::
│ ブ    │       ||     .|     ;;;;;;;;;;:::::::
│ ル    .│   |   _| |__..  .||            ゴロゴロ……
│ グ     │   .|;|  /。 。ヽ  |,;|
│        │   |.;;|  ヾi||i;;,,,ノ ,-'。'-,
└────┘   ノ ヽ  .|,l.|iii|/。。。。ヽ
         ||   <。。。`)イ。ヽ|ヾiiii;;;''""ノ.
  .    .|;;|    |ii;;;"''(。。。。);;|ii;; ;:|        ピッシャーンーー!!!
       .| ;;,|  /'~~~';;; ヾii;;:iノ  |;; ;|.
  .    .ノ ;;ヽ_ ヾミlli;;∧;|i;;;i.|   ||;∧.||     .||
    /。。。。\|ミ,-' '-,i;;;| ll  いノヽ   |.|
   /o o o o o o .Y。。。。ヽ,, ll  .|i; |。。\,-'-',_  :::::::::::::
   ヾミi;U;;o""''∧'~ヾii;;;;:''/ii ll ..|i; .|;;;;:::::''ノ______ヽ:::::::
    |iii;;;:∧::ヾ(,,,,,,,,,)ii|.ii;;'' |ii  ll  |ii; |;;;丿iii;;;/   ;;;;;;;;
     |iii;;;| |::ヾ`|ii..|´ ii|. ヾ|ii  _,ノii;; ヽ_ii;;::/
  /'~'\ノ::ヽ  .|i;.|  iiii .ヾii,-'~。。。。。。 `\    .|

499Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:31:52 ID:slNjrxRw0

しかし、この金はトランスヴァールに平和をもたらさなかった。
金鉱発見のニュースを大喜びで伝えに来た部下に対し、
老将・ジュベールはこう告げたという。

                /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.ヽ
                /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:\
               /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:!
           !::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:/
              〉:::::::::::::::〈カj:::::::::::::::,.'"´ ̄``ヾ;:;:;`i
           j `ヾ、_:::::::::::::::::::,.'´   _, ;: ;: ; ト  |
           !  }  `二、_"´    ' "´     !  !
            | 」 .,:;:; . :; .,``''  ,、-‐''´  ゙; .,!  」          / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
           /^ヽゞニ二ニ''ー-、j  、,、zー''ニ二;} { ,r''ヽ        | お前は喜んでいるが、むしろ泣いたほうがいい。
            〈 ,コリ , ; :' ,rェュ_,`冫 ,`ゝェァ-, ´ ,〉イ ,!!     < この金は我が共和国が再び血に染まる原因となるだろう…
            `,ヾ!  ``  -‐'"i´ ;::::.`ー '´  リカ /         \                                            /
            ヽj , ; : '   ,   ;:::::.:.. . , ;: ' レ' /              ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
             ゙ト、 .:; :  ,ィ、   ;:::.:.::. . .  ,'´!ノヽ
              /::! ,  ,ィ'゙´"`ー'‐'^ー-、,,   ; !::::::::ヽ
           /::::::! ;  jk,,,、、-ー'''ー-、、,,〉. ' !:::::::::::!
          ,イ::::::::ト,'   ,  `ー─‐一'  ,! ,!/:::::::::::::|、
      _,、-‐''´.:i:::::::::ヽゝ、    ー一   ,' ,'イ:::::::::::::::|:.:.``''ー- 、_
  _,、-‐''´::::::::::::::::::l:::::::::::::ヽ \    ;  . :; :; ,イ/:::::::::::::/i::::::::::::::::::::::.:.``''ー
  ::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::/iY´`ゝ--‐'ー--‐'゙´V:::::::::::::::|/:::::::::::::::::::::::::::::::.:.:..
  ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ヾ/ ! '´  ,イ  .:::::::;;/:::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.

        ピート・ジュベール トランスヴァール共和国将軍
             第一次ボーア戦争の名将

500Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:32:39 ID:slNjrxRw0

                                          ,、-‐、
                                          ハミヽ ',
                                          Lミミ__ノ
                       ,',.゙:; , : '        r‐,. -‐'.:::::::::::::::::::::.`ヽ
  r'''''!                 :. ; ; . ,          ´1!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
  _ト、/        r;;;;;        rr 、              ``ヾ::::::::::::::::::::::::::::::::|
/.::::::::::',        !「 ノ   L) _ _ミ! 〉                 〉::::::::::::::::::::::::::l
.::::::::::::::!      /.:::::::.:.`ヽ 〈::::::::::::::::::::::く_                /.:::::::::::::::::::::::::::::!
1.:::::::/        〈 1.:::::::::ハ::! `""´i::::::::::::::.ヽ             /.::::::::::::::::::::::::::::::::',
「 ̄ ',           L.:::::/ ヽ     ',.:::::, -、L            /.:::::::::::::::::::::::::;::::::::::::::〉
 ハ  ',       /   〈         レ'´  ハ.:::::7ニヽ        ``ヾ:::::::::::::::/:::::::::::::/
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彼の危惧は現実のものとなった。
この金を欲したイギリスの侵攻により、この後わずか16年でトランスヴァールは滅亡することとなる。

501Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:33:10 ID:slNjrxRw0

    / ̄ ̄ ̄\
  /        \          もちろん知ってるお。
 /    ─   ─ ヽ         でも、…たぶん、そうはならないお。
 |    (●)  (●) |
 \  ∩(__人/777/
 /  (丶_//// \

502Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:33:35 ID:slNjrxRw0

           ____
         /      \
        /  ─    ─\        …やらない夫。
      /    (●)  (●) \       ボツワナが独立できた理由は、なんだと思う?
      |     (__人__)   |
       \     ` ⌒´   ,/
      ノ      ー‐   \


   / ̄ ̄\
 /   _ノ  \
 |    ( ●)(●)       我々の必死の独立運動…と言いたいところだがな、
. |     (__人__)       ぶっちゃけ俺らがやったのは独立運動でもなんでもないだろ。
  |     ` ⌒´ノ
.  |         }       イギリスが手放したがってた、そこに俺たちが乗った。それだけだ。
.  ヽ        }
   ヽ     ノ
   .>    <
   |     |
    |     |

503Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:34:11 ID:slNjrxRw0

               ____
             /      \
           / ─    ─ \        そういうことだお。
          /   (●)  (●)  \      ボツワナは植民地として引き合わなかった、だから捨てられた。
            |      (__人__)     |
          \     `⌒´    ,/      …じゃあ、引き合うようになったら、ボツワナはまた植民地にされる、と思うかお?
          /     ー‐    \


     / ̄ ̄\
    /   _,.ノ  ヽ、_
    |    ( ○) (○)          ああ。俺はそれを恐れてるんだ。
   | U  (___人__)
    .|       __ノ__          この大鉱脈が、ボツワナを滅亡させることをな。
    |     _/ ___\ヽ_
     、    '-/____ヽ  |
     ノ 、 ._'-〈  、ヽ  |
    ,´         ヽノ}   |
   /          {   /
  ./  /       /   {

504Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:34:51 ID:slNjrxRw0

         ____
       /      \
      / ─    ─ \          やる夫は、実はそこまでは思わないお。
    /   (●)  (●)  \
    |      (__人__)     |        この10年間で、ボツワナに限らずたくさんの国が独立したお。
     \    ` ⌒´    ,/        その中には資源の豊富な国もあったし、コンゴみたいに内戦の起こった国も多かった。
     /⌒ヽ   ー‐    ィヽ
    /      ,⊆ニ_ヽ、  |         …じゃあ、その中で再植民地化された国は、どこかあったかお?
   /    / r─--⊃、  |
   | ヽ,.イ   `二ニニうヽ. |


    __
   /ノ ヽ\
 /.(○)(○)\
 |. u. (__人__) |         …あ、あれ?
. |        |         どこもない…な?
  |        |
.  ヽ      ノ
   ヽ     /
   /    ヽ
   |     |
    |    .   |

505Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:35:21 ID:slNjrxRw0

               ____
              /    \
              /          \         やらない夫。
            / ⌒    ー    \        この10年で独立国が大量にできた本当の理由は、
             |  (●)  (●)    |        採算が取れなくなったからじゃない。
            \  (__人__)    /
              /   `⌒ ´   イ`ヽ、       「独立」というものが異様に重い時代が来たからなんだお。
         , '     ` ̄          \

506安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/18(土) 19:35:41 ID:LeiwhLj60
この時代だともう植民地経営っておいしくないのか?

507Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:35:48 ID:slNjrxRw0

                                  <|>
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「独立」が、この10年で侵すことのできない権利になった。

今やアメリカやソ連みたいな超大国でも、力ずくで他国を併呑することはできない。
そうでなければ、ボツワナみたいな弱小国、
独立したところですぐにどこかに併合されて終わりだったお。
独立しても占領される恐れがないから、みんな次々独立してるんだお。

508Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:36:38 ID:slNjrxRw0

..      ____
     / ―  -\
.  . /  (●)  (●)       だからやる夫は、独立維持に関してはあまり心配してない。
  /     (__人__) \      一度独立してしまえばこっちのもんだお。
  |       ` ⌒´   |      南アフリカにしろローデシアにしろ、一国を消滅させる度胸があるわけはない。
.  \           /
.   ノ         \       …ただ、別に併合しなくても言うことを聞かせる方法なんていくらでもある。
 /´            ヽ      だから…

509Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:37:40 ID:slNjrxRw0

         ___
       /     \         やらない夫!
      /   \ , , /\        今すぐヨハネスブルグのデ・ビアス本社に連絡を取ってくれお!
    /    (●)  (●) \
     |       (__人__)   |       この話、どちらにせよダイヤモンド・シンジケートを持ってるデ・ビアスに話を通さなきゃならんお。
      \      ` ⌒ ´  ,/       都合のいいことにあそこは南アフリカ資本だから、
.      /⌒〜" ̄, ̄ ̄〆⌒,ニつ     うまくいけば政治的にも経済的にも南アフリカとの関係が改善できるお!
      |  ,___゙___、rヾイソ⊃
     |            `l ̄
.      |          |

510Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:38:11 ID:slNjrxRw0

                / ̄ ̄\
               _,ノ ヽ、_   \
               (●)(● )    |
               (__人___)     |
                    '、        |
                |       |               わかっただろ。
               | ,     /_.{               任せとけ、必ず話は通す。
               `ァニニ<//〉、__ __
               ,./ /\  / : : : : : : > : :\        まあ、そんな難しい話じゃないだろうけどな。
            _/ /|イ:::::/∨. : : :l: : : : : : : : : : :.丶       あちらさんにとっても願ってもない話だ。
          /. : : : :| ./`Y / : : : 」: : : /: : : : : : : : }       必ず乗ってくる。
         ,´ : :/: : : :| i::::::|/ : :/: : : /: : : : : : : : :|
          { : :/. : : : :|/:::::/ : : : : : : : | : : : : : : : : : ,'
        / : :,' : : : : : |::::/ : : : : : r---く´ニ\: ヽ:ノ
       、'ーr,_| : : : : : :|:/ : : : : :_/二ヽ V: : : : ` :´
      / :./ ̄>< :./ : : : : :/ 二 ヽ_」┘: : : ∨}
     / : : :ム / : : : : ̄ ̄ ̄ ̄~゙''-ゝ.」: : : : : ∨ :}
    { : : : : : :\、 : : : : : : : : : : : : : : : :\. : : :∨ : :l
    ヽ: : : : : : : : ̄"\ : : : : : : : : : : : : : : : / : : :{


               ∩_
              〈〈〈 ヽ
      ____   〈⊃  }
     /⌒  ⌒\   |   |      頼んだお!
   /( ●)  (●)\  !   !
  / :::::⌒(__人__)⌒:::::\|   l
  |     |r┬-|       |  /
  \     ` ー'´     //
  / __        /
  (___)      /

511Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:38:51 ID:slNjrxRw0

    / ̄ ̄ ̄\
  /         \
  /ノ  ヽ、_      ヽ
 ( ●)( ●)      |
  | { .!  )        |.         ところでな、やる夫。
  |. ¨´ `¨´      l.         行く前に、一つだけ聞きたいことがある。
.  |          /.
  |          /          …お前、この鉱脈のこと、前から知ってたんじゃないか?
   \__      (           タイミングが良すぎるだろ、常識的に考えて…
     _)_ ===\
    /          \
   /            ヽ
   |    ,        i
   |     |        l.|
   |     l         | |
   |     |.        |. l
   l    |       |.│
  /    ノ        | |
  /     /        l /
 (ヽ、__,/____  __,У
  ヽ_ィ  __ __ ̄ ̄_ ̄_,|
  釗  釗 釗 j l   |

512Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:39:24 ID:slNjrxRw0

         / ̄ ̄ ̄\
         /        \
      /   ─   ─  ヽ
       |   (●)  (●)  |
      \   (__人__) __,/
      /   ` ⌒´   \
    _/((┃))______i | キュッキュッ
 .. / /ヽ,,⌒)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄(,,ノ \
 /  /_________ヽ..  \
 . ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


           / ̄ ̄ ̄\
         / ─    ─ \
       /  (●)  (●) ヽ
        |    (__人__)    |
        \   ` ⌒´  __,/
        /            \
       | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|  トン
    _(,,)           (,,)_
    /  |   偶然だぞ   |  \
  /    |__________」   \

513Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:40:07 ID:slNjrxRw0

    / ̄ ̄\
  /   _ノ  \
  |    ( ●)(●)
  |     (__人__)    そっかーぐうぜんかー(棒
  |         ノ
  |     ∩ノ ⊃ }
  /ヽ   / _ノ }
 ( ヽ  /  / ノ
  ヽ “  /_|  |
   \__/__ /


           ___
       /      \
      /ノ  \   u. \      いや、マジで偶然なんだって。
    / (●)  (●)    \     そりゃいくつか鉱脈のないところでダイヤが見つかってたからあるだろうとは思ってたんだけど、
     |   (__人__)    u.   |      こんな大鉱脈が見つかるなんて予測不能だお。
     \ u.` ⌒´       /
    ノ            \      てか、本当に大鉱脈が発見されてたのなら隠し通せるわけがないお、こんな話。
  /´               ヽ

514Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:40:47 ID:slNjrxRw0

                                ,、
                                 | `ヽ、
                         ,r‐--}`ヽレ‐-、.`ヽ、
.    \                 /    ,|   }`ヽ、.`ヽ、`ヽ、
.     \                 /   / //|  | /|  `ヽ、`ヽ `ヽ、
         \          //  / // .l  l/| |、   ヽ ヽ  `i          はーい。解説の高良みwikiです。
          \         / /  / //| /|   | l| ヽ     ヽ ヽ   |         この件なんですが、やっぱりタイミングが良すぎるんで、
           \     l  |   / /,.. -、 l   | ,..-、 ヽ     ヽ ',  |         けっこうあちこちで疑われてますね。
            \-、    ! / l //r`::r ヽ、.l lr:::ヽヽヽ   i ヽ .l |
                r'{ヽ ',__  ヽ{ ト| l l.:::ノ i__,/ ゝ l:::::::r' 〉 ト、 ', ∨ |         元資料でも何件かこの疑惑に触れたやつがあります。
                {ニi//`ヽ、 l 、i. ___,ノ '、  `ー ,' / |) ) } | ヽ′        
             y /     ` <  |` 、_ ー `ー‐'_,/  |'´ | ,/ | ||
                >'       ,/ /ヽ,.-、_>-‐ <)   l  レ'  | ||         もちろんボツワナ政府が「見つかったのに隠してたよ!」
                \   ,/  /   ,//::/ /::/   /     | }{         なんて言うわけもないので、
                \ /  ,.-‐'   ,∠ f=======┐   |( ヽ        真相は永遠に闇の中ではあるのですが。
                  { { i、___ / /|     ||    |   i   l ゙゙゙゙
             __... -‐ヽヽ|′/l/⌒,ネ    ||    |  |  l
      ,.-‐ ´        / ///:::://ー┬-r、i´|`レ)_|,  |   ',
     /,..-‐ァ'´    _,. '´/ // ,/::::/77:::::::| lヽ、_ノl )ヽ  |   ヽ
.     〃´ //  / /  /   ,|::::/:/::l:::::::ノ|  \__,/ノ /  |   ヽ
      / ,イ  / /  /  /::レ'::/::::|/|::|    \__,.<      |     ',
.      l i |  |/  /  //::::::/::::::::::::l:::|       ヽ     |    }
      ヽ、|  / /  /::/::::::::::/::::::::::::::l::::|        ヽ    |    /
        ヽ/ /   ,/:::::/::::::::::/::::::::::::::::l::::|          ヽ   l    /
         { /    /:::::/:::::::::::/:::::::::::::::::l:::::|           ヽ ノ  /
         /   /___'ー- __く‐-、:::::::::::l::::::l           ヽ /
.         /    `ー-〈:::::::::::/ | ヽ、ノ:::::::|                 ヽ
        く           `ー-/__|   |`ー--|        __... -─-、 ヽ
          `ー──────-|  |─--L__,.. -─<´     __>
                        l   |      |   | `ー--‐‐'´
                     l    |        |  |
                       /     l       ,'   l
                    /'´ ̄ ̄`ヽ  ,. -┴ 、  {
                      (         | i     ヽ!)、
                   `ー----‐‐′}     ,-┘
                          `ー--‐'´

515Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:41:25 ID:slNjrxRw0

                   ,-、
          ,λ ̄゛`ー‐--.|  ヽ-‐─--.、_
          //        .;|   . :i::.    `ヽ、
            //   ノ  / .:|   : .:|:: :、    、. `ヽ、
        /´  ::/  :.:/ :;メ{   : .:|.:|、 \  :.ヽ、} ハ           ただ、1の感覚としては、
       /  / ::/ : :/ :./| ∨  .: :|.:| ∨ .|   :.:`ヽ.|          やっぱり偶然だったんじゃないかなあと思っています。
        / / : : :/ : :/ ,ィ⌒| ∨ : .:|:|  V⌒ヽ : :. 、 ヘ、
     / /| : : : / : : j ::/   |  ∨i .:|j   ヽト、  :.: : |: ヘ         見つかったところで当時の情勢ではイギリスが独立をやめさせるわけもなく、
     〈 :| | : : ::| : : :/|/ ___ !   リヽ、.:| ___   〉 : :.: ト、: 〉        隠す理由がないんですよね。
     ヽ,| |: : : :|  : :;ハ ,.ィ'≠ミ  }冖{ `,.ィ≠ミ、 } : : :. / i レ'
          |: : : :ヽ、::{:.:ハ.      ノ , 、     j: : : :/: |          むしろこれが見つかってたら、
        | : :{ヽ、::|': ::.::j` ‐-‐ ´ __ `‐-‐ ´,|: : :/i:  |          ボツワナ側が切り札として使う可能性のほうが高かったでしょう。
        `ヽ|  |`: |:::::|`l.、    V_,ノ    /j;/ |  i|          1ドルでも多くお金が欲しい時期でしたから、
            | j: |: :::} .|、:`>‐ァ--t‐<´j::|: : :  |  |:|          大鉱脈の発見はより大規模な援助を引き出すカードになりえます。
            リ : |::;ノ ,ニュ、 |´   `} `|::|: : : ノ.  λ          独立自体は動かないんですから。
          ノ .,ィ´|  -‐y 〕 |-─‐-|   |リ:. : /ヽ、. ヘ
         / : f\.rヽ、___,j;>、  |  |: :  メ /i:..  ヘ         ですので、やっぱり本当にこの時期に鉱脈が発見されたのだと1は解釈しています。
        / ::ノ:|   }`ミ三三三彡.  |  j::  //   |::i :. `ヽ、
       / : .:/: :|  〈`゛──--ー'〉 |  ./  /      |: :| ::.   )
      \ .:/: : :|  〉      "|. | /  /       |:.:| ::: /

516Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:42:16 ID:slNjrxRw0

数日後…

                         / ̄ ̄ \
                      _,ノ ヽ、,__   \
                      (●)(● )    |
                        (_人___)   U  |            話は通した。あちらさんは大乗り気だ。
                         '、       │           今日にはハボローネまで来てくれるだろ。
                  <二ニヽ        |
                     /-‐   `i 、 ___,. イ i            ただ、なんというか…
                     {/´、     ',┐__>ーメ ┴ュ           本当にこの話進めるのか?
                 しrヽ    V:::Λ  / : : :>、_        強烈に嫌な予感がするんだが…
                   ,.<ハ、_/ ̄ V ∨ : : / : : : : :_>-.、
                     「 : : : :〈 : : : : : : ヽ/ : : :/ : : : /: : : : : `、
                 /. : : : : ∧ : : : : : : :ヽ : : : : : :/ : : : : : : : : }
                    / y : : : : : Λ : : : : : : : \ : : / : : : : : : : : : }
                 / : :.i : : : : : : Λ : : : : : : : : :ヽ:ノ/ : : : : : : : :j
             ノ. : : :| : : : : : : :.∧ : : : : : : : : : :ヽ : : : : : : : : :ィ

517Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:42:47 ID:slNjrxRw0

      _____     ━┓
    / ―   \    ┏┛
  /ノ  ( ●)   \  ・         なにかおかしなことでもあったかお?
. | ( ●)   ⌒)   |
. |   (__ノ ̄    /
. |         /
  \_      _ノ\
    /´         |
.    |  /      |


           / ̄ ̄\
      / 〉 _ノ  ヽ、_ \
     / /' ( ―)(― ) |
    ./ //〉 (__人__)  │          …ま、会えばわかるだろ。
    .l  ´ イ|   `⌒ ´   |
    .l    iY           |          おっと、もう来たみたいだぞ?
   ./   ハ !       /
   ./  /  ' ヽ      /
   l   /  .〉-r:::┬〈、
 __「 ー‐1  ./Λ 〉.:〈 7//\
 i//7777|/////V::::::V/////\
 |//////|//////∧::://///////}
 |//////| ///////∨/////////{

518Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:43:18 ID:slNjrxRw0

      , -―- 、 ,. - 、
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. r‐'-く::::::_:::::::/.   , .::::::´::::::|!:::::::::`ヽ
f⌒ヽ_j::/ //    /:::/´ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ::ヽ              オーッホッホッホ!
 ̄`V   |'   r-:{:/  ___  ___   ゝ、:Vヽ            いやいやいやいや、はじめまして!
.`ー'   ∧  ._j ,   r '^ー┤.ト- ^ー,   ヽ; }            デ・ビアス社長のハリー・オッペンハイマーでございます!
ヽ.___/::::ヽ {  }   ゝ-- ソ^つ 、__ノ   .} ヽ
 ',:::::::::::::::::::::ゝフ'{. iーr―┬^ーr―r―'7 .Lノ
  ',::::::::::::::::::::::::::::::. ヽ-| _|__.|_|--./  ,::::`ヽ
  ヽ::::::::::::::::::::::::::ヽ ゝ|__|  | _」/  /:::::::::::::\
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      |::::::::::::::::::::::::::::::::::/  ヽ::::::::::::::::::::/ ´ r'''i  ヽ':.:ー'ヽ
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     f´ ̄ ̄`ヽ::::::::::::::::i    .|_:::::::::::::::|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}:.:.:/
     .ヒー----i ̄ ̄二!    i__二´ ̄^ー----r―−´-´
     `ー――'´`ー‐ '     `ー―ヘ____ノ

          ハリー・オッペンハイマー


       ____
     /ノ   ヽ、_\
   /( ○)}liil{(○)\
  /    (__人__)   \   (嫌な予感しかしねええええええ!!)
  |   ヽ |!!il|!|!l| /   |
  \    |ェェェェ|     /

519安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/18(土) 19:44:08 ID:WAUnzHAg0
>>506
民族自決の原則が国際法で権利として確立されて世界的に植民地はNGになってる

520Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:44:20 ID:slNjrxRw0

                _,,r‐‐―-.._,,ノ′:::::‐-、
             _-‐''´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`'ゝ、
            /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、
           /′:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!
           | __........--‐'''''''''' ̄"゙''''"`゙''''''''''''''‐ー-..│
          ,'""_______________│
          _レ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゝ、,,_
      _..-‐'��..---―−' っ‐'j―:冖‐'ァ‐‐―'―‐‐-:::::::::::::::::::`''‐‐-..、           _____
    -''F‐ナ""'、  _..--‐"´ `''"  ,'  │ `ー'´`''ー-、_  ̄ ̄|`"゙'''''‐−         _ノ"´  `\       おおっと、すいませんでした。
      /    :ヘ       ,,r’ r'ゝ \       ノ    |            _/      │      わたくし、こういうものです。
      /    、  ゙‐..,,___....‐ 广  `'l::'‐....__ __..r'′    ヽ         _..‐′      /
     l′  |  ゙''''´        ̄‐‐ ̄    ̄’ `''''′ |  ノ       _ノ'´        _/        今日はよろしくお願いします。
     l    |  Tlー-..,,,,......--┬ニニソヘニニニ--- ┬‐''、   |_‐     ___r''´        _/
     ヽ  |  ゙J 、  l   ト    |   |i   || _丿   ナ    _-'"          /′
_‐‐‐''"^`ー-、  ヽヽ `'iー--..⊥__」__レ‐‐'T了   |    ノ'´            ー-,,__
:::::::::::::::::::::::::::::::\  ヽ>廴  (    l    '、 _..ク′   │  /                  ̄′
:::::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ、  `ーこー-ゝ__∟_-rヒフ     /  _┘
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::^ゝ、_    `''''ー----一''"´     r'"∨/
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ `‐            _..‐"´ _ _丿
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\  ̄ ̄ゝ、_    _,,/    /  ゙厂
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、  /’: `゙゙''''''"´: : '、   ノ’ │    ‐'" ̄ ̄ ̄"^ー 、_
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\ /: : : : : : : : : : : : ヘ /    l               ゙‐
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521安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/18(土) 19:44:36 ID:LeiwhLj60
その人はいやあああ!?w

522Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:44:52 ID:slNjrxRw0

      |   │
      |   │
┌──| r―t│───i
│    | i ___ ! .       |
│   ゝ ─ '  サ  |
│         イ  |
│  オ   お   .フ  |
│   .ッ  埋   の  |
│  ペ  め  ス  |
│   ン  し ...キ  |
│  ハ  ま  マ.   |
│  イ   す    、  |
│  マ            .|
│  |            |
└────────┘

523Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:45:28 ID:slNjrxRw0

          /′::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::゙ 、
         /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'、
         ノ..、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::│
      _,,..-r′ `゛───‐''‐‐ー----------‐''' ̄´ ゝ-....
    /:::::::::::`''''‐‐.._____ _ _ __ _ _ _ ________________,,..-‐'''''´:::::::::::`''ヽ
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     /´´´``゙''―‐┬ 、........________,,__,,........--一''/ `''、
     l :::::::::::::/''"`   ''‐'’|:::::::::'、 `ー‐  ゙''''ー- 、::::::::::::::::l
    /:::::::::::::::ヽ       ,,/::::::::::ヘ        /::::::::::::::::::\
   丿  :/′  丶,,_   _..-'' -′ ヽ..へ..__  __../    |   l
   '、  | 丶---    ̄´  ゝ..、_ ....′   ̄`   ‐-___.  |   │
..-':''´::ヘ  │   1''''‐-......,,____    ´   __,____ --'‐'l   |   丿::`゙''ー、
:::::::::::::::`─ |   ゝ  !   !´"`^ 1^" ̄ {   」   !   ,'‐''´::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::l    ヽ -..L_  |    」    '、  __!..-/′  ,':::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::ヽ   ゙ 、厂゛'''''|‐ー--│--‐‐|''''"" 1/   丿:::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::''\   丶、 |    」   │  _/    /::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::゙lゝ、    `ヽ∟__  |   _,, l-''´    ,,ィ/::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::ゝ 'ゝ、       ̄ ̄"´     ,,..:'' /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::

ハリー・オッペンハイマー。南アフリカ経済の巨人である。
大学卒業後、連合党の代議士となっていたが、
父の死とともに政界を引退し実業界入りした。

多数の金・ダイヤモンド鉱山を所有し、デ・ビアスを中核とする
南アフリカ最大の財閥「アングロ・アメリカン」グループを大きく飛躍させた。
世界有数の大富豪でもある。

524Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:46:30 ID:slNjrxRw0

                    ___.-ー-,,_-ー-__
                   /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
                     /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
                    /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
                 l-────────────―‐|            いやいやいやいや、今回はどうも、
              __|______________|__         デ・ビアスを指名していただきましてありがとうございます!
             <:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::>
   _         ( ̄./ ̄ / ̄ヽ__フ.|  .|ヽ__フ ̄ ̄ ̄\ ̄ ̄ ̄|          あの鉱山があれば、わが社もボツワナも
  /  .ヽ        〉 |  \     / |⌒|        ノ   ヽ \         飛躍的な発展を遂げるでしょうなあ!
  |   .|       / /      ̄ ̄ ̄l"" `゙゙7―-―'''''''''    |   |
  |   .|   __(_/  ''―'       ´゙ゝ'"´      ''―'   .|_.ノ         …なにごともなければ、の話ですがね。
  /   |─、´::::::::::::::::::::l  ヽニ二二二二二V二二二二二二/   |:::::::\
. /  ,____ /::::::::::::::::::::::|   |   .|   |    |   |   | l   : l::::::::::::::゙''-、
.| /    ̄レ⌒ヽ:::::::::::|   ヽ ─|――|─‐ー|――|ー─| /    |::::::::::::::::::::::\
.|  .      .) |:::::::::::::\   \ .|   .|    |    |  /    /:::::::::::::::::::::::::::::'、
.|  ー ̄ ̄ ̄ .l /:::::::::::::::/ヽ    二二二二二二二二二     /ヽ::::::::::::::::::::::::::::|
.|______________/:::::::::::::::::::::::\ ―───────────‐'  /:::::::::::::::::::::::::::::::|


               ____
             /      \
           /   ⌒   ⌒\            …なにごとかあってもらっちゃ困るお。
          /   ( ●) ( ●)ヽ
            l      ⌒(__人__)⌒ |           鉱山の開発条件だけど、こんなもんでどうかお?
          \     ` ⌒´   /
          /             ヽ

525Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:47:07 ID:slNjrxRw0

                    ,――-_,,
             ィ――ー''''゙゛::::::::::::::::::::::´゙'''ヽ
            /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
              /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
           |_‐' ̄ ̄ __________l
             |_._,,__--ー::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\__          どれどれ…
          ,ノ:::::::───── r‐--、__───l⌒、:::::::::::\
       _/::::::::/ヽ_ノ .| __  .l ゙ー'     ̄ゝ  |  l:::::::::::/
     /:::::!⌒| /     / _l l__ \     /    \ ̄          …ふむ。
      ̄ ̄.l l ヽ__/ (    }  ̄ ̄ ̄、__、    .l           ボツワナ政府とデ・ビアスの合弁会社を設立し、
        ./ ./.、      `''''''"       ,,,,,,,,,r    |           その会社にボツワナ国内のダイヤ採掘権をゆだねるわけですか。
       | .| `'i----------、,=ニニニニ二.|  |    ノ.,,____
       | .|  | ̄|.゛ ̄l ̄ ̄|   |   |__//   /:::::::::l l:::::::       出資比率はデ・ビアス85%、ボツワナ政府15%。
        .\|  |―|ー─l__|_-ー| ̄ ̄| //   /:::::::::::l l:::::::       契約は満了ごとに更新。
          ヽ ヽヽ   |   .|    .| //    /:::::::::::::| l:::::::       ただし条件は1年ごとに見直す、と。
       /:::::::ヽ. \\ |   .|   //   /::::::::::::::::::.l l:::::::
     ./:::://:::::|.;\  \ニ二二二二/   /l:::::::::::::::::::::::l l:::::::       いいでしょう、じゃあ契約書にサインを。
    ./::::::://:::::::|.;.| \_______/ /.;..|::_____//:::::::
  ./:::::::::::ヽヽ::::/.;.;|   /二二二二二l   /.;.;..|::\  __/:::::::::
  /:::::::::::::::::://::::/.;.;.;\ /二二二二二ニ| /;.;.;.;.;.;|:::::::\\::::::::::::::::
. /:::::::::::::::::://::::/.;.;.;.;.;.; \二二二二二 /.;.;.;.;.;.;.;.;.|:::::::::::ヽ ゝ:::::::::
/::::::::::::::::::::| |::::/.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;\二二二/.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;..;|:::::::::://:::::::::::
::::::::::::::::::::::.| |:::|.;.;..;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.|:::://:::::::::::::::::

526Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:47:48 ID:slNjrxRw0

              __
            ,,.-´   ``ヽ
          ./         \
         /           ヽ           「ボツワナ共和国大統領 セレツェ・カーマ」っと。
         .|   .'⌒`  '⌒丶  .|
       / |   ( ●)  (● )  .|\          これでOKだお。
      /   \  (__人__)   /  \
    /    / `ー─ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/\
    ,\   .l |  ∧ /         / /
   / .\  i l  .| /        ⊂)/丶
  ./    .\| | ./ /       ⊆)    \
               ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

527安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/18(土) 19:47:51 ID:jle8XABw0
国を併合するよりもコカコーラの支社を立てて、現地企業を買収して
コーラだけ販売させたほうがもうかる時代だからな。

528安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/18(土) 19:47:56 ID:8PZXdhhs0
ただ、公式には独立しているけど実質は、なんていくらもあるしねえ

むしろ、独立国なんだからお前らの国民はお前らが面倒みろよ?俺らに責任はない
でも資本や援助を通して利益だけはもらっていくからな、という経済支配の方が強まったが

529Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:48:16 ID:slNjrxRw0

                _,,r‐‐―-.._,,ノ′:::::‐-、
             _-‐''´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`'ゝ、
            /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、
           /′:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!
           | __........--‐'''''''''' ̄"゙''''"`゙''''''''''''''‐ー-..│
          ,'""_______________│
          _レ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゝ、,,_
      _..-‐'��..---―−' っ‐'j―:冖‐'ァ‐‐―'―‐‐-:::::::::::::::::::`''‐‐-..、           _____
    -''F‐ナ""'、:::::::_..--‐"´ `''"  ,':::::::│ `ー'´`''ー-、_:::::::::::::::|`"゙'''''‐−         _ノ"´  `\
      /::::::::::::::::ヘ       ,,r’::r'ゝ \       ノ:::::::::::::::|            _/      │     これで契約成立ですな。
      /:::::::::::::::、  ゙‐..,,___....‐ 广  `'l::'‐....__ __..r'′:::::::::::::ヽ         _..‐′      /
     l′::::::|:::::::゙''''´:::::::::::::::::::::::::: ̄‐‐ ̄    ̄’ `''''′ |  ノ       _ノ'´        _/       一応言っておきますが、もし約束を破ってしまった場合、
     l    |:::::::Tlー-..,,,,......--┬ニニソヘニニニ--- ┬‐''、   |_‐     ___r''´        _/        大変なことになるかもしれませんよ?
     ヽ:::::::|:::::::::゙J 、  l   ト    |   |i   || _丿   ナ    _-'"          /′
_‐‐‐''"^`ー-、:::::::ヽヽ `'iー--..⊥__」__レ‐‐'T了   |    ノ'´            ー-,,__
:::::::::::::::::::::::::::::::\:::::::::ヽ>廴  (    l    '、 _..ク′   │  /                  ̄′
:::::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ、:::::::::`ーこー-ゝ__∟_-rヒフ     /  _┘
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::^ゝ、_:::::::::::::`''''ー----一''"´     r'"∨/
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ `‐::::::::::::::::::        _..‐"´ _ _丿
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\  ̄ ̄ゝ、_    _,,/    /  ゙厂
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、  /’: `゙゙''''''"´: : '、   ノ’ │    ‐'" ̄ ̄ ̄"^ー 、_
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\ /: : : : : : : : : : : : ヘ /    l               ゙‐
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`′: : : : : : : : : : : : ` ´    ヘ                      ____ヽ

530Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:48:53 ID:slNjrxRw0

       ____
    /     \
   /  ─    ─\       
 /    (●) (●) \     言われなくてもわかってるお。
 |       (__人__)    |     途中での契約破棄とか言語道断だお。
 \     ` ⌒´   /
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノ゙-、.
:   |  '; \_____ ノ.| ヽ i
    |  \/゙(__)\,|  i |
    >   ヽ. ハ  |   ||

531Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:49:16 ID:slNjrxRw0

              __/三三三三三\
             ,r'"´三三三三三三三三三ミ\
               /三三三三三三彡'"´  _,, -―'=ー‐--==ァ
            /三三三三彡'"´ _,, -―'三三彡'"´三三彡'
          l三三三彡'´ _,, -‐'三三ミ彡'"´ `ヾ;/´  Y
          l三彡'´_,, -‐'三三彡_,,=-‐''"´ ̄l  `  / ノ
          ',  _, '´三三彡'<´ ゙ー゙     ,'   , \ `ヽ             うまく約束が守れるといいですなあ!
           ',='´三彡'/' ,   ' ,      /、_ノ   .\ .' ,
    ,r=ー--‐‐v三彡'´, <_ノ  }r‐、 `ー-=-‐'´ , ヘ        ',           それでは、私はこれで。
    /  、 __ノ彡'´ミ/     ノノ  `´)   ,,-‐'´  }           ',           お互いいいビジネスができました。
  /=-=ノ、  /,r‐ミr'',ヘ_   ノ ハ_、__ノ´ ,,-‐'  ヘ  ,j          ノ
 ./´ `ヽ  Y_ノ  ノ、 }  `¨´   ,、,、='  ヘ   》=',ノ    ー=_ノ            これからもいい関係でいられるといいですなあ!
../´ `ヽ  Y ',   /三`lー't--―''"´ ヘ    ヘ,,='´,,=' }       ///ハ \         オーッホッホッホッホ!
'´ `ヽ  Y ', }  /三三', \ヘ   ヘ _ヘ,,='´ ,,='´ >ノ     , '////ハ三\
  r  Y ', }ノ./三三三', . \`''´ ̄_,,-‐=''"´ ヘ/ノ   ///////ハ三三\
、 `ー' ー'´ ノ三三三三{.' ,.  \"´ヘ  ヘ,,,='"´/ /__,,イ./|///////ハ三三三
ミ`ー――'´三三三三三>、ヘ,,_  `ー-===-‐'"´./ホホホ/;;;|///////三三三
三三三三三三三三三/////|\ ーt‐ゝ====-‐'ホホホホ/ ;;;;|/////<三三三三
三三三三三三三三三\///|;;;;;;\ |ホホホホホホホホホホ./;;;;;;;;|//////\三三三
三三三三三三三三三三>//|;;;;;;;;;;`ー-=、ホホホホホホ/;;;;;;;;;;|////////三三三
三三三三三三三三三////|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`ー-=-‐'´;;;;;;;;;;;;;;;|///////三三三
三三三三三三三三 </////.|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;r===ミ;;;;;;;;;;;;;;|//////三三三三
三三三三三三三三三ハ ///|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;{     };;;;;;;;;;;;;|/////三三三三
三三三三三三三三三 ハ///|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`ー―';;;;;;;;;;;;;;;|////三三三三三

532Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:49:45 ID:slNjrxRw0

こうして、デ・ビアスとの交渉は上首尾に終わった。
南アフリカ最大企業に開発権をゆだねることで南アフリカとの関係は強まり、
また南アによる内政干渉や傀儡政権樹立を思いとどまらせる効果を持った。
南アとしても、友好的な政権が近くにいてくれれば文句はなかったし、
仮に併合したとして、今以上の国際的な批判を浴びたうえ、国内にさらに多くの黒人を抱えることになってしまう。
そんな選択をとれるわけがなかったのだ。

         __,,,.... -――‐- .._
       /vV///∠∠彡:ニニヽ
      {/`ー-‐'''"´   二二ニニl
     /ー--‐''''"´    二二ニニ|          ボツワナ政府の決定は非常に喜ばしい。
    ,/ー---‐'''"´__   ニニ二二|          我が国としてもできうる限りの支援を行う所存であります。
    〈べヽ l. ヾニ-‐'''ヾ> =r-、ニニ|
    },-o->  ヽPニニ  ミ ス.|ニ二|
.     |二/,'   ー― '  `に!|二ニト、
    |/,' __ ヽ\    r<二ニ| \
      | 「r---一ァ'!   | \ニ|   |`'ー-、__
       | !` 三 ̄  l    |    \!  |
        \       _.. -''"    /|    |
    _,.. ‐'''"`ー <´       / |  |

南アフリカ共和国首相 バルタザール・フォルスター

533Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:50:23 ID:slNjrxRw0

             /. : : : `ヽ: : /: : : :\
                / . : : : `ヽヽ:l://. : : : : :ヽ
            / . : : : : : : : : Y : : : : : : : : : :.
            .: : :/⌒\: : : : l: : : :/⌒ヽ: :.:i
            | : :|    ::....、: l :, .'     '.: :|         ローデシアにも異論はない。
           : : :|     ::::`´      ': : |
           '. : |_    ...:::::::.  '" ̄   |: :'
                〉, { ー―u‐ァ.::ィ r―u‐ァ |/、
             {う l / ̄::/ | ヽ ̄`ヽ |う}
               V∧ .:::::::〈 |      リ /
               ヽJ.   ::::::ー、l_,.     ,ィ′
                 Y:.、 ::::::. __,    /|
              l  \:::::.` こ´   / ,|
               _/|\  \::. l    イ/卜_
          _,. -‐<_} |::人>=.≧ー≦=人::::| {_>‐- .、_
    _,. -‐<_>  ´   乂:::::::三V} | {V三:::::乂  `  <_>‐- .、_

        ローデシア共和国首相 イアン・スミス

ローデシアにしても事情は同じだった。
南アより国力の劣るローデシアに、国内に不和のないボツワナ政府を転覆させることは難しかったし、
そもそもローデシアは同じ白人至上主義の南アおよびポルトガルとの協調によって国を維持していたのだ。
後ろ盾の南アの資本が入った以上、とくにできることはなかった。

534Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:51:15 ID:slNjrxRw0

     ____
   /      \
  /         \
/           \       …つ、疲れたお…
|     \   ,_   |
/  u  ∩ノ ⊃―)/
(  \ / _ノ |  |
.\ “  /__|  |
  \ /___ /


     / ̄ ̄\
    /   _,.ノ  ヽ、_
    |    ( ○) (○)
   | U  (___人__)         すごいプレッシャーだっただろ…
    .|       __ノ__        さすが南アフリカ最大の財閥トップだろ。
    |     _/ ___\ヽ_      ほかの財閥トップも、みんなあんなんなのか?
     、    '-/____ヽ  |
     ノ 、 ._'-〈  、ヽ  |
    ,´         ヽノ}   |
   /          {   /
  ./  /       /   {


       ____
     /      \
   / ─    ─ \        やめてくれお、想像したくねーから。
  / -=・=-   -=・=- \
  |      (__人__)  U  |
  \     ` ⌒´     /

535Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:51:49 ID:slNjrxRw0

       ./ ̄ ̄\
       / ヽ、_   .\
     . ( (● ) .   |
     . (人__)     |       それにしても、あの条件でよかったのか?
     r‐-、    .   |       うちの取り分が少なすぎだし、
     (三))   .   |       よそだと最初から資源は国有化してるところが多いぞ?
     > ノ       /
    /  / ヽ、 .   /        さっきの「約束」うんぬんは、
    /  / ⌒ヾ   .〈        「国有化するなよ!絶対国有化するなよ!絶対だぞ!」ってことだろうし。
    (___ゝ、  \/. )
      . |\    ,.1
      . |  \_/...|

536Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:52:21 ID:slNjrxRw0

      ____
    /  ⌒  ^\       ああ、それはかまわねーお!
   /  ( ●)  (●)      どうせ国有化したところで、うちにはノウハウも販路もないんだから。
 /  ::::::⌒(_人__)⌒ヽ    だったらプロに任せて、うちはロイヤリティだけもらったほうがずっと合理的だお。
 |       |r┬-|   |    それに、今はまだ操業もしてないんだし。
 \        `ー'´  /     1年ごとのロイヤリティ変更を盛り込んだから、操業してから上げていけばいいお。


         / ̄ ̄\
       /   _ノ  \
       |    ( ⌒)(⌒)
          |     (__人__)     なるほどな。
        |      ` ⌒´ノ     言われてみればその通りだろ。
          ,|         }
       / ヽ       }
     く  く ヽ     ノ
       \ `'     く
        ヽ、      |
            |       |

537Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:53:08 ID:slNjrxRw0

  n__ o.   _     __n__ o        . _
  | r‐┘   └┘/7  └ォ r┘  ___  └┘/7
  ..∟ニコ    <ノ   <八八>  ゛―――'   <ノ

   .______________
.   |:::::::::::::::::::::::::::::::: ||:::::::::::::::::::::::::::::::: |
.   |:::::l ̄ ̄ ̄ ̄|:::::||:::::l ̄ ̄ ̄ ̄|:::::|
.   |:::::|:::::::::::::::::::::|:::::||:::::|:::::::::::::::::::::|:::::|       こんばんはー!
.   |:::::!:::::::::::::::::::::!:::::||:::::!:::::::::::::::::::::!:::::|       ボツワナ郵便局です!
.   |:::::|:::::::::::::::::::::|:::::||:::::|:::::::::::::::::::::|:::::|       ハリー・オッペンハイマー様からのお届け物ですー!
.   |:::::|:::::::::::::::::::::|:::::||:::::|:::::::::::::::::::::|:::::|
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     ____
   /      \
  /─    ─  \
/ (●)  (●)   \     なんだお、さっき帰ったばっかりなのに。
|    (__人__)      |     はいはい、今行きますよー!
\   ⊂ ヽ∩     <
  |  |  '、_ \ /  )
  |  |__\  “  /
  \ ___\_/

538Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:53:45 ID:slNjrxRw0

     (    〉三彡ミミ刈//ノイ{{//川ヘミ川|彡ヲ刈三ヾー'
      >ャッv彡三彡ミミゞゞ{{{ヘ{≧ミミ刈}〃川彡彡}!}三≧≠⌒
      {!  >ミミ三三≧ミミ>ミミミミ川川彡彡彡三彡≦三ミミ≧xイ_,r
     _ `y∧/彡≧ミミ/     ゛ヾリ〃´    "シ≦ミ≦三≧ミ<
   /,≧x=>ミ三三彡゛                "彡ミ≧彡三ミト-      すみません、こちらがお届け物です。
    ,ム三ミX三三≧イ   _, -=一'{      .r=- 、   }三ツ彡彳´ ゛ミ、       じゃあここにサインを。
   {;'´ ̄7>ミ三彡彡! ,r'´ ̄ ヽミミ 、  l   川√ ゛>ヽ ソ三≦ミミ、  ゞ、_ノ
   ,!_,〃,f彡三彡彳 ヽ、ニ二 _ヾミミッ | r彡"_ 二ニ ヶ  レ⌒)ミミミゝ
  ,f"ヽ_//〃ァ7ハ 八   >- ィハY 、l Y ≦ -イ   },ノ/三ミシ彡≠、
{、_ム彡"ヘ//彡"三ハ_ノ ゝ、    _ノ  l l  ヽ、     ノf_/三ミミツ
,x三ミ=-=彡≦三彡f {  )ヽ /   ,   、  \ ,r´ イハミミⅦ!{    _ノ
   ,r≧三彡7/彡ヲ   ゝ {  〉    ゝ--<    ハ  ,ノ  Vルミリゞ=≦、
 _,ル′  //彳彡イ    ∧.(   ノ二 ー' 二ヽ   {ノ ノ     トミ三≠≦ミミッ'⌒
     ,イ/彡イ川i!     ヽ入 ̄`ー. ̄.一' ̄ / /     ドミ三三ミミ≦、
    ノ ル1{ リ彡!       ヾ   ,r'  ̄ `ヽ  〃         |ミ三ミミ≦、__ ヾ!
    _,ム斗イ  八       ,ハ {     } /        厂`ヾー-<⌒ヽ
 .//////// /  ヽ       ゝ ー  一 7        ハ   〉/////>、
<///////// ノ   ハ                    /  ゝ ./////////∧

                  郵便配達員

539Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:54:08 ID:slNjrxRw0

       _(⌒(⌒⌒)___
      ☆☆\_\/☆☆☆ |         |
   ./  ☆☆☆   /【】 |         人
   | ̄ ̄ 【】  ̄ ̄|  【】 |          ̄ Y ̄
   | ☆  【】  ☆ |  【】 |         |
   |  ☆ 【】 ☆  |  【】/
   |☆   【】  ☆ |. /           *
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄        *


            ___
       /      \
      /ノ  \   u. \    いやにファンシーな箱だお…
    / (●)  (●)    \   とりあえず、開けてみるか。
     |   (__人__)    u.   |   手紙もついてるな。どれどれ…
     \ u.` ⌒´       /
    ノ            \

540Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:54:38 ID:slNjrxRw0

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  __---‐'''" ̄ ヽ
 ̄´           ヽ、
       ,,..---‐'''''''´`──----..,,__
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:::::::::::::::::::::::::::::::::_....- r''('^゙て
:::::::__,,..--‐'''' >''`ー'’ !  ,ゝ、
丿"   _r'"      l′ │ ヘ、            「とりあえず、今年分のロイヤリティをお支払いします。
ノ   <′      /      〕            まだ開発前なのであまり多くはございませんが、
     `' 、__、__/    ̄ ̄ `ゝ           お納めください。
        ´      _....-‐七 ニ|          オーッホッホッホ!」
    ^''''' ′_二二ゞ一'''フ´   ノ
      ..lニニ    ノ    /   丿
      ∟ "''=ー--....,,_│   ノ
       '广''ー- \ ::::::::::::::::::::::´
       ゙ゝ、 ノ  `゙'''ー‐-- 、
        `くゝ,,   /    /
          ゙''ゞヽ.. __  /
             `''ー⊂⊥
___               )
  ゙'‐ニ''''――─ー..、__/

541Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:55:05 ID:slNjrxRw0

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542安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/18(土) 19:55:15 ID:jCvZEdBU0
オッペンハイマーってユダヤ系だから反アパルトヘイト支援してたんだよな

543Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:55:35 ID:slNjrxRw0

      __/ ̄ ̄\
     /  / \ _   \
   / _ノ(○.)(○ )   |
  /o゚(>)(__人__)  U   |     な、なんだこの金額!?
 |   (__人r┬-| u     |
 \ .  ` ⌒{ー'´     /      こんなんすぐに出せるのかお…こわいお…
 `'ヽ. 二ニ. ―'⌒)   (⌒)
   `i ‐-_ ̄ ̄/.   ヽ
    | .  ̄ ̄i      |
    | .     |      |


オラパ鉱山の開発によって、ボツワナはそれまでの予算とは比べものにならない収入を手にした。
しかし、この収入をどのように使うか、ということの方向性はいまだ定まってはいなかった。
この収入の使用法によってはボツワナは飛躍的な発展を遂げることができるだろうが、
この時点では前途はいまだ杳として知れなかった…

544安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/18(土) 19:55:48 ID:QqOYB1HY0
えーと、宝くじでも当たったの?

545Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 19:56:00 ID:slNjrxRw0
今回ここまで。

546安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/18(土) 19:56:46 ID:8PZXdhhs0
もう世界が違うね文字通りw

547安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/18(土) 19:57:07 ID:7IsjMNAI0
うわぁw

まあ、政府庁舎さえ碌に造れなかった国と、世界有数の大企業グループとじゃあなあ・・・w

548安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/18(土) 19:57:29 ID:8PZXdhhs0

予算の使い道かあ……これも揉めるネタなんだよねえ

549安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/18(土) 19:57:44 ID:xu059D5g0
乙〜

550安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/18(土) 19:59:03 ID:d22vm5zY0
乙です
次の悩みどころは使い道かな?
現代人の感覚だとインフラとか教育に使いたいところだけど

551安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/18(土) 20:00:48 ID:bmqoSARY0
乙でした
大金は人を狂わせるからね。どう転ぶことやら

552安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/18(土) 20:02:16 ID:/HLltEJE0

インフラの重要性なんて持ってない国にはピンとこないからつい奢侈品や重工業に予算割り振っちゃうんだよな

553安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/18(土) 20:02:30 ID:jle8XABw0
インフラに使おうにもどこに使えばいいかわからない、
教育を振興しようにもまず文字が読めない。
計画的に使いたいけど計画がねえwwwwwwww

554安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/18(土) 20:02:41 ID:QqOYB1HY0
乙乙! この辺りが大概の途上国の分岐点になるよね。

>>506
ぶっちゃけて言えば、不良債権。
経済規模は先進国とは比較にならんから市場として旨みがないし、独立ブームで治安維持及び社会福祉で予算激増。
独立推進派の米ソが国際社会の主流で、しかも宗主国へ植民地住民の流入(移民)が起きるから評判悪いし

555安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/18(土) 20:04:42 ID:nzh.HEzo0
乙でした
鉱脈は天恵だけど、国有化は割りと死亡フラグだから天然で回避したのはやはり天性だな

556安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/18(土) 20:16:51 ID:jle8XABw0
国有化すると名門出身の中卒が指揮を執る悲惨な状況が
頻発するから専門家に任せるしかねーわな。途上国は本当に何も無い

557安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/18(土) 21:33:08 ID:29Q3zZVE0
乙でしたー。

王族出身で権威もあるやる夫が大学で教育を受けていて、政治的判断力が高いお陰で罠を次々回避してる感じだなw

558安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/18(土) 21:47:05 ID:qIdGDJwE0
乙でした。具体的には何万ドルくらい一気に来たんだろうか。

559Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/18(土) 21:54:23 ID:slNjrxRw0
>>558
いやあ、実はわかんないですw
この後の経済の動きから見て、とんでもない額なのは間違いないんですが。

560安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/18(土) 22:27:05 ID:cBOLO6f20
乙です。興味深いですわー

561安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/18(土) 22:34:13 ID:OZxLlPic0
ボーア戦争の鬼畜さはどっかで見たらいいかも

ダイヤ発見に関しては秘密の保持の観点から見ると
ゴールドラッシュなんかからみるに1の見解とあまりかわrずこの時期かそれに近い時期に発見されたのは間違いないと思う

562安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/18(土) 23:04:19 ID:KpRap6PA0

さーこっからがやる夫の仕事

563安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/18(土) 23:07:37 ID:Xeq6km260
乙 こわいおワラタ
そりゃあ怖いわwww

564安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/18(土) 23:55:44 ID:xacm.YCk0


おお、ダイヤ怖い怖いw
こら呪いのなんたらとかいう伝説も生まれるわな

565安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/19(日) 01:03:05 ID:JfvhWXmg0
乙でした
それにしてもよくこんなにあっさり自国の資源を他国に委ねられるもんだなあ
普通は欲の皮が突っ張ってしまいそうなものなのに・・・

566安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/19(日) 01:42:47 ID:OJCqFGzg0
>>565
ダイヤ鉱山ってノウハウない奴が自分で採掘しようとすると
鉱山がハイパーウルトラ良質でない限り、赤字になっちまうから
その辺の損得ちゃんと理解してたんだろうね

567安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/19(日) 01:49:27 ID:xgozjv160
ダイアは希少性を人工的に作成してるもんだから
儲けるにはデビアスという独占禁止法的に完全アウトな存在が必要で
それと結びついたほうが儲かるんでしょう

自由市場に任したら暴落必至

568安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/19(日) 02:31:08 ID:scMHABqI0
これ、自分では扱えない危険な財産を上手く使って
大企業とのコネ、隣国との友好。そして現金をも手に入れた神外交だよね

569安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/19(日) 02:32:58 ID:/F67r1lw0
宝石関係はシンジケートを通さないといけないのよね
昔、ソビエトがシンジケートを通さずにダイヤを流したらレッドダイヤって名称付けられて常に低ランク扱いされてた

570安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/19(日) 04:28:33 ID:/rXT346c0
マリネラ産はどういう扱いになってたんだろ……。
改めて、危ないことやってたもんだなぁと実感。

571安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/19(日) 04:37:02 ID:n5p2CATo0
遅ればせながら乙

572安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/19(日) 07:58:17 ID:gY1g9NF60
方向として王侯や権力者だけもうかって庶民置いてけぼりってのが一番ありそうなんだが

573安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/19(日) 11:23:29 ID:9SwHviqo0
このクールさ、シビアさはすごいなぁ
日本にもこういう政治家がでてくれないものか

574安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/19(日) 11:45:10 ID:a7NLCNY60
それなりにいるんじゃね。自国の政治家だから粗のほうが目立つだけで
もしいなければ今の日本の生活・治安水準維持できないよ

575安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/19(日) 12:35:21 ID:anubPA9U0
そういう日本の国益を追求する政治家は、マスコミが全力で攻撃して失脚させるか
謎の死を遂げてるよ。

576安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/19(日) 12:51:19 ID:gVtHA/o60
>>574
そもそも戦後政治家達を貶すタイプの人にとっては
セレツェは他国に資源を明け渡すような売国政治家とかだものね

577安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/19(日) 13:02:03 ID:u6sl9YYo0
>>576
白人至上主義国家の大企業に資源開発任せるとか攻撃材料だわなw

578安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/19(日) 13:21:53 ID:gVtHA/o60
南アフリカのいいなり政治家!イギリスのいいなり政治家!
なんとでも攻撃されますわ
まあ日本みたいに人口、経済規模のバカでかい国だと利権が複雑に絡み合って
何やったって得する人間と損する人間が大量に出るから批判は絶対されるわけだけど

579安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/19(日) 13:50:32 ID:OJCqFGzg0
>>578
日本はそういうノウハウや価格調整弁は自分で作れる先進国なので同じように考えちゃダメだよね
資本も人も知識の集積も世界最高クラスの国と世界最低の国では条件が違い過ぎて
比較したら双方に悪い

580安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/19(日) 15:31:27 ID:xgozjv160
明治維新の日本とかんがえると
お雇い外国人を高い給与払って雇うなどして厚遇するのは不自然ではない
そのへんの思い切りのない改革が清の洋務運動じゃろ
だからおもいきりよくていいんでは

581安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/19(日) 15:39:44 ID:W3JVGo2c0
元国王の上に私服肥やす気がゼロなのは自明で、批判する大高卒がほとんどいなくてそのほとんどが政府職員。

これだけの条件がそろってなかったらこんな上手くはやれなかったろうなあ

582安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/19(日) 15:46:13 ID:a7NLCNY60
もともと国内最大の部族のトップだから
「自らの資産を増やす=長期的な国家の発展の立場」取れたんだろうね

583安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/19(日) 15:55:16 ID:ZvZ91Xn.0
グーグルマップでザンビアとの国境を見て思わず笑いがもれた

584安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/19(日) 16:13:12 ID:mZOKK.sU0
というかあまりに弱小すぎるから
あんまり私欲に走ったら
他部族の不平分子が外患引き込むだろ
ご本人が言うようにお巡りさん数十人だけの
ガチトロピコ状態なんだし
周辺国は全部戦争可能軍隊もちで陸続きだし

よく無くならなかったよな本当に;;

585安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/19(日) 16:24:11 ID:W3JVGo2c0
そもそも金欲しいとか贅沢したいなら、砂漠の最貧国に帰るよりイギリスで弁護士してた方がいいし。
帰ってきた時点で私欲なんか捨ててるだろ。

586安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/19(日) 16:31:27 ID:a7NLCNY60
私欲が経済的なものとは限らんだろ。理想と言おうが野心と云おうが名誉求めるのも欲望だよ

587安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/19(日) 18:38:47 ID:9gkkWwrw0
今ニュースで、ボツワナで見つかった100カラットのダイヤが27億円で落札されたって話がでてたw
色つきじゃないダイヤとしては史上最高額だとw

カッティングには二年かかったそうな。
すげえな、ほんと。

588安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/19(日) 20:42:39 ID:gY1g9NF60
作業に二年じゃなくて、たぶんどうカットするかで相当時間食ったんだろうな

589安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/20(月) 00:47:59 ID:Z2weyHqQ0
カリナンのときの気絶云々を思い出したw

590安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/20(月) 19:51:37 ID:J8FZFZLU0
カット入れるとき緊張のあまり気絶するっていうアレかw
まあ、少しでもミスったら数億が台無しのぶっつけ本番だからなあ。そりゃ気絶もするわ

591Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/20(月) 23:02:34 ID:SFX8MVws0
ちょっと時間ができたので
南部アフリカ行きツアーのパンフ見てたんだけど、
ひとり参加で最低67万とかどういうことなの…

しかもハボローネじゃなくて、チョベの方しか行かないし。

592安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/21(火) 17:38:54 ID:qBbhtn7Q0
安全に対する金なのかなぁ。治安悪そうだしね。

593安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/21(火) 17:58:59 ID:WgldX7sM0
あと日本からだとトランジットとかで手間がかかるかもしれない
需要もなかなか無さそうだし

594Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/21(火) 20:11:00 ID:HD5uiFfo0
>>592>>593
需要と距離、それに治安の3要素でしょうねえ。
ボツワナ自体の治安はいいんですが、
なにせこのあたりのハブ空港はかのヨハネスブルクですから。
自力で行けないのもそれが理由です。

…ヨハネ乗換とか勘弁して欲しいがね…

595安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/21(火) 23:10:28 ID:9j3cREM20
ヨハネスブルクとか空港から出なくても犯罪に巻き込まれそうだもんなあw

596安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/22(水) 18:58:06 ID:Gfw3lSus0
まあ、社会出てみると、大卒の人と高卒の人の考え方とか感じ方の
違いって大きいと実感するんだが(良し悪しではなく視野が違う)、
中卒とか小卒とかだと、もっと違うんだろうなと思う。

597安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/22(水) 23:26:47 ID:3lwK5lCI0
>>596
ぶっちゃけると子供しか居ないのが高校及びそれ以下、大人と交わるのが大学。
常に子供しかおらず基本同視点の同郷の人に囲まれ教師の指示に従うだけの高校生及びそれ以下と
年齢も違い価値観も視点も違う他県の人と知り合い自身で選んで学ぶものを自分で決める大学生。
まして社会に出るのが4年の間がありその間に大人になってる大学生と昨日まで子供だった高校生・・・。
平和で識字率が世界最高クラスの日本ですらこれだけ差がある

会話が通じるのは娯楽くらいじゃね?
その娯楽すら視点が違うとは思うがねと、そろそろ1ヶ月目になろうとする新入社員の高卒組と大卒組を見ながら
高卒組どーやって部下が育成するか毎年眺めている俺ww

眺める余裕があるだけまだ俺はマシだがこの当時の現場は余裕のよの字すら無いだろうな

598安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/22(水) 23:47:13 ID:8S8a.5DU0
バスガイドやってたおかんが中卒だと歴史とかの基礎知識のレベルが著しく低いって言ってたな
日本語が通じるだけで別世界の人間と話している気分だったとか

599安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/22(水) 23:54:22 ID:EVfZmvWg0
大学生と大学院生も大分違うけどね
日本語の理解が違う
基礎知識と読解力と推察する能力

あんま言いたくないがおおむね頭のいい奴は身なりもいいんだよね・・

600安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/23(木) 00:34:46 ID:vw.4TpTU0
低学歴の奴は何やらせてもなんの役に立たない。
これはガチ。
やっぱり階級社会復活させるべきだと思うよ。バカが社会にしゃしゃり出てきても害悪なだけだし。

601安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/23(木) 01:09:58 ID:W1aR4cGk0
それをやると最後には、移民の安い労働力とそれを管理する上位層、
職を失って過激な思想に走る貧困層とそれを先導する極右・極左。

っていう、いつものパターンになっちゃんだ。

602安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/23(木) 01:13:52 ID:cJ7d4uFE0
それを言う時点で少なくとも歴史はまともに学んでない、って分かる

ビッグブラザー イズ ウォッチング ユー
でも再現したいのか

603安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/23(木) 01:15:09 ID:2Zxp7taw0
学歴でさわぐなおまえらw

学ぶ場のなかった、機会すらなかったボツワナと、機会はいくらでもあるだろう日本じゃ事情も違うし
その日本でも、知能的についていけなかったってのと、学業どうでもいいってのと、いろんな事情であきらめざるを得なかった人でも違う

総まとめにすると単なる的外れにしかならないぞとw

604安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/23(木) 07:44:07 ID:v.wga0ME0
教養がないなあ、とか
不純な目で人を見てしまうようになる、つう
ことでもあるんでな
何事もよいことばかりではないんだ

605安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/23(木) 09:16:09 ID:z.ICQ79k0
粗にして野だが卑ではない、を実行しようとしてもやはりある程度以上の教養&学歴があってこそ
卑でないようにするにはやはり人として教養&学歴が必須だからな

いくら正論といえ乱暴な言葉や行動が出たとしてもすぐに謝罪できるとかはやっぱ・・・教養が必要だよなぁ〜

606安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/23(木) 11:06:52 ID:PALOppaA0
何を持って教養とするのか?

607安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/23(木) 14:23:26 ID:z.ICQ79k0
>>606
ボツワナは知らんから日本で言えば教養とはマナーを把握する事だと俺は思っている。
尊敬語、謙譲語の区別は最低欲しい。
社外、社内の他人と会話するのに最低限のレベル

他には上座、下座、テーブルマナー、車内での位置。
家族や友達と行動している訳ではない。自分の立ち居地を把握しそれに相応しい行動を行えるか

ここら辺が最低限の教養。

608安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/23(木) 14:32:54 ID:PALOppaA0
>>607
了解

個人的に、ですが
そのあたりに無知だったとして粗とか野とか言われるだろうけど
卑とは必ずしも言わないんじゃないかなーと思う

609安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/23(木) 14:36:54 ID:T7loTGEY0
それマナーじゃあないのか
敬語は教養だろうけど

一番大事なのは国語力だとおもうよ

610安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/23(木) 14:37:56 ID:DPBZRsRY0
卑(いやしい)となる行動関連の教育は、教養じゃなく道徳だろ。

611安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/23(木) 15:24:11 ID:92otov1o0
「ゴロドク、おめぇ字が読めないのに学があるな」
こうですかわかりませ

612安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/23(木) 16:38:52 ID:cfNEWvy.0
大統領含めて大卒が22人ということはさ
医師はいないのか?
白人の医師ならいるのかな?

613安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/23(木) 17:41:55 ID:aDfx1PrU0
呪術医や薬草取りがいっぱい居ただろう
白人の医者も勿論それなりにいただろうけど

614安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/23(木) 17:55:37 ID:8vC8zhvc0
>>612
地域の文化・技術水準に応じた医療職は十分に居たんじゃないのかな
急激に医療水準だけ引き上げても人口爆発して食わせる職・農地がない
ルアンダみたいになるから難しいね

615安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/23(木) 19:33:47 ID:2Zxp7taw0
医者になるのに免許も要らず、誰でも今日看板出せば今日から医者って地域だってある
たとえば江戸時代の日本とかさ

616安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/23(木) 19:37:38 ID:T7loTGEY0
江戸時代ならどこの国もそうよ
欧州では医者は詐欺師の類とされてる時代もあるで
いわゆる賎業でシビルの意味での市民になれない場合も
大学教授の医者はちがうんだけどね

617安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/23(木) 19:40:13 ID:8vC8zhvc0
そういやナポレオン時代舞台にした帆船小説でもイギリスの軍艦が
自分の船に乗ってる医者はインテリの内科医だと自慢してる描写あったな
19世紀でもまだまだ外科医の類は胡乱な眼で見られてたんだろうね

618安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/23(木) 19:50:25 ID:2Zxp7taw0
砲弾ぶち込まれたりしたら手足切断したりもザラな帆船で
内科医だってのが自慢ってのもなんだかなw

619安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/23(木) 19:57:08 ID:8vC8zhvc0
外科医は専門教育受けてない可能性ある時代に、
内科医は専門教育受けていて外科医のできることは当然に
できると思われてた時代だってこともあるの抜けてたわ

ようはぶった切るときに麻酔と消毒までできるのが内科医で
大音響で感覚麻痺させて切るのが外科医なイメージ

620安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/23(木) 19:58:40 ID:9bhAnbqw0
食中毒やら疫病やら内科医がいるだけで航海の死亡率は変わりまっせ。
医者の腕が確かならばなーっ!!

621安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/23(木) 20:04:57 ID:yFRbx4ak0
医者としてなんの知識もないのに詐称で船医になったけど教科書片手に治療を続けていくうちにマスターしちまったって人の話をなぜか思い出した
後に捕まったけど彼の治療を受けた人は誰も訴えなかったとかなんとか

622安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/23(木) 20:10:38 ID:37c/U/Rw0
>>613
国民のほとんどは海外の高い薬を買う金もないだろうし
仮に誰かが海外の大学で学んで帰国したとしても生かせる医療設備がないだろうしなあ

以前にテレビで見たアフリカの貧しい農村では
年長者向けに市場で小さな頭痛薬を買うだけで村の1年の収入のほとんどがなくなる状態だったけど
この頃のボツワナも最貧国と言うからには似たような状況だったのかな

623安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/23(木) 20:23:49 ID:T7loTGEY0
たしか椰子の実って点滴になんだよな
中は一応無菌ということらしい
たしかに薄い甘みあるしw

薬は本当に伝統的なシャーマンの薬草しかないんだろうな

624安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/27(月) 00:47:32 ID:bvQr4uiE0
>>623
Who am I?ネタはそこまでだ

625Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/27(月) 20:35:27 ID:M0mAnLOg0
現在難航中。
次々回は完成したのに、次回が全然できてない…

626安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/27(月) 20:37:38 ID:jKLszPh20
あらら・・・そんなこともあるさ

627安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/27(月) 20:38:09 ID:prRkVnKU0
とりあえずあらすじで流して次次回を先に投下してしまうのもありだと思いまーす
歴史ものだと経過順に書くと情報が出そろわず大変そうですし

628安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/27(月) 20:44:45 ID:Jn73/9Gs0
>>624
しらんw

629安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/28(火) 00:20:22 ID:8BWUruzk0
>>625
了解リアル大事に。

>>628
初っ端にパリダカ参戦中の蛇に噛まれたヒロイン兄に、記憶喪失のジャッキーが応急処置としてヤシの実使うんだけどさ

なんだ・・・知らんのね・・・

630安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/28(火) 00:53:24 ID:1XF03grg0
>>629
すまんね
サバイバル本知識なんだ

631Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 00:22:02 ID:ARYYG90o0
なんとか明日投下できそうです。
19:30ごろから投下します。

632安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/29(水) 00:38:32 ID:Y6gm71YQ0
キター!

633安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/29(水) 01:52:21 ID:si5u49YQ0
こんな歴史スレがあったとは……早く知っておくんだった
待機待機〜

634安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/29(水) 15:36:59 ID:c67i37J60
wktk

635安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/29(水) 19:35:33 ID:6n.tNGYA0
そろそろかな?
楽しみ・・・

636安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/29(水) 19:35:55 ID:6n.tNGYA0
あ・・・明日か・・・orz

637Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 19:36:12 ID:xRPE9jGM0
投下します

638Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 19:36:44 ID:xRPE9jGM0

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|     \   ,_   |
/  u  ∩ノ ⊃―)/
(  \ / _ノ |  |
.\ “  /__|  |
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639Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 19:37:18 ID:xRPE9jGM0

゚ | ・ +o            o。 |  *。 |
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゚ |i    | +   |::::: (__人__) ::::| |! .   |          もちろん産業開発だろ!
o。!   |! ゚o   |   |r┬-|  .} |. * ゚ |
  。*゚  l・    |   `ーlj´  } |o  ゚。・ ゚          うちの国で鉄鋼とか自動車とか作るんだ!
 *o゚ |!     ヽ       / |*|○・ |o゚         男のロマンだろ!
。 | ・   o,. ‐- .._ヽ、.,__. /  !| ・ +゚ ||*|
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・| + ゚ o }  }                ヽ O。
 O。 |  | リ、  ..:::        ..   l 。
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      \ _ノ    _/   / | ノ \ ノ L_い o o

640Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 19:37:50 ID:xRPE9jGM0

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     /⌒  ⌒\           やっぱそうだおね!
   /( >)  (<)\ 
  /::::::⌒(__人__)⌒::::: \        ガンガン重工業化して、ボツワナをアフリカ一の工業国に!
  |    /| | | | |     |        やる夫のとこにはどっさりリベートが入ってきて、
  \  (、`ー―'´,    /        ハーレム作ってウハウハだお!
       ̄ ̄ ̄

641Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 19:38:14 ID:xRPE9jGM0

      /                ヽ    \  \
      ,'     /  /            l    \  ヽ
      !     /  /     /  ,'    |  l   ハ  ヘ、ヽ、_,
.     | !   l   l     /  /   ,イ !   i   ! l ヽ ',` ̄
.     l |   l   l  ,/  〃 ,/   /│ l  j   l│  ! l
    ノ | ! │   | /_// //  /::::,' ∧ / |  / j   l│
     ノ l ァ|   |尢/‐=乞t/ /::::/∠ニ「厂! / ,/  / リ      …当該対象の有機情報連結を解除する
     イ 八{´l  !レ<f{矛:下 ':::::::::::::..イ孑テフ イ  } /
.        Vハ  |  i';;:::::;j  :::::::::::::. i:;::::リ  /}, '//
        ヽ ',  |    ̄ ..:::::::::::::;::::... ̄  チ' /
         `ヘ lヽ     _ _     厶 ./
             ', {.代ト、          , イ | /
           \_'i| > 、 _ , イ/ V l./
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{      ヽ \\    ヽ     /    / / /  │


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            /      \_
           / /   \( ;:;:;)
         /( ;:;:;:;:;ノ   (=)  \
        (;:;:;:;;;:;  (__人__)    .:::::)   すいませんでした
        / ||    ` ⌒|||   ,/
        / / |\/ /  /l |  ̄
        / /__|  \/ / | |
       ヽ、//////) /  | |
        /  ̄ ̄ /   | |
      __/  )--- ヽ   ヽ つ
    ⊂---― 'ー----'

642Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 19:39:02 ID:xRPE9jGM0

                    / ̄ ̄\   +
    m n _∩  *  / _ノ  ヽ、_ \         ∩_ n m
  ⊂二⌒ __)       | (⌒)(⌒)  |      ( _⌒二⊃
     \ \.       |//(__人__)///|   */ /         ま、まあ冗談は置いといて、
       \ \. +  |  |r┬-|   .|    / /           いやあしかし、実際問題どうするよ!
        \ \.  |   `ー―'   |.  / /            なんにでも使い放題だろ!
           \ \. ヽ       / / /
           \ \ヽ  _   / /               ここはやっぱ、パーッと重工業化をだな!
             \  ̄`  , ' ̄ /
             /          /

643Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 19:39:51 ID:xRPE9jGM0

           ____
         /      \    
        /  ─    ─\  
      /    (●)  (●) \       …いや、ここはやっぱり堅実に使っとこう。
      |     (__人__)   |        初等教育と道路整備、電力と水道と保健衛生に全額だ。
       \     ` ⌒´   ,/
      ノ      ー‐   \


   / ̄ ̄\
 /   _ノ  \
 |    ( ●)(●)
. | u.   (__人__)     おいおい、ちょっと地味すぎないか?
  |     ` ⌒´ノ     ここで一気に経済を飛躍させてだな。
.  |         }
.  ヽ        }
   ヽ     ノ
    i⌒\ ,__(‐- 、
    l \ 巛ー─;\
    | `ヽ-‐ーく_)
.    |      l

644Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 19:40:40 ID:xRPE9jGM0

          ___
        /\  / \
      /(●) (●.) \       あのなあ、やらない夫。
     /   (__人__)     \      大卒22人、舗装道路13㎞でどうやって産業開発する気なんだお!
     |      |::::::|  ノ(  |
     \     l;;;;;;l   ⌒ ,/     小学校だって国内全域にはないんだお!
      /ヽ   `ー´   ィ⌒ヽ      電気も水道もないのに工場作る気かお!
      rー'ゝ       〆ヽ .)
    ノヾ ,>      ヾ_ノ,ヽ}     飛躍の前に、まず足元を固めなきゃどうにもならんお!!
    ヽ ヽ|        ヽ_ノ


               / ̄ ̄\
             / ノ  \ \
             |  (●)(●) |
.             | u.(__人__) .|   えー、でもよその国はどんどん工場とか立ててるぜ?
        r、      |   ` ⌒´  .|   ガーナみたいにアルミニウム工場立てたり、
      ,.く\\r、   ヽ      ノ   ザイールみたいに世界最大の水力発電所とか立てたいだろ、常識的に考えて。
      \\\ヽ}   ヽ     /
       rヽ `   ヽ  /   ァ'´ヽ
        └'`{  .   \.|   /   i
            ヽ、._   ヽ、_,r'   .|
            `ヽ、   /'  |
               `'ー'´

645Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 19:41:23 ID:xRPE9jGM0

          ____┘(
        /\  / ⌒           だめったらだめ!
      /(○) (○.) \          よそはよそ、うちはうちでしょ!?
     /   (__人__)     \
     |      |::::::|      |         まったく新しいものばかり欲しがって!
     \     l;;;;;;l     ,/         おかーさんそんな子に産んだ覚えありませんよ!?
      /ヽ   `ー´   ィ⌒ヽ
      rー'ゝ       〆ヽ .)
    ノヾ ,>      ヾ_ノ,ヽ}
    ヽ ヽ|        ヽ_ノ


   / ̄ ̄\
 /   _ノ  \
 |   ( ●)(●)
. |    (__人__)      誰が母さんだよ
  |     ` ⌒´ノ
.  |         }
.  ヽ        }
   ヽ     ノ
   .>    <
   |     |
    |     |

646Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 19:42:16 ID:xRPE9jGM0

         ____
       /     \
.    /       \           ま、まあ真面目に話すとだな、
.  / /) ノ '  ヽ、 \         どう考えたって今のうちの国力で重工業化とか無理だから。
  | / .イ '(ー) (ー) u|
.   /,'才.ミ). (__人__)  /         作ったところで原料の供給体制もない、インフラもない、労働者までいない。
.   | ≧シ'  ` ⌒´   \         援助国に1から10までやってもらって、それでも動かないのが目に見えるお。
 /\ ヽ          ヽ        だからだめ。


        / ̄ ̄\
       / ヽ、_   \
     . ( (● )    |
     . (人__)      |        まあ冷静に考えるとそうなんだけどよ…
     r-ヽ         |        しょうがないか、まずは基盤固めからだな。
     (三) |        |
     > ノ       /        …しかし、工業化できるほかの国がうらやましいなあ…
    /  / ヽ     /
   /  / へ>    <
   |___ヽ  \/  )
       |\   /|
       |  \_/ |

647Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 19:43:02 ID:xRPE9jGM0

カーマとマシーレのこの決断は、
結果的には大英断といえた。
ここで国家としての足腰を強くすることで、
ボツワナは次に来る経済成長へのステップを踏み出すことができるようになったのだから。

カーマのように自国を冷静に判断できるものなど、ほとんどいなかった。
新独立国、とくにアフリカの新独立国の多くは、
むやみな重工業化や無意味なモニュメントの建設に国費をつぎ込んだ。
教育に国費をつぎ込んだ国は多かったが、インフラ整備に国費をつぎ込んだ国はさほど多くない。


.              ___
             l   l!
             l   !l
              l   !l
.           rl__!lュ
.            l.l`Y´il'
          kl〉=〈.il                           ⊆_ュ.
          kl.>_<.il                              }  {|
           kl二二l                              _l . l!
             kl.\/l                          _l. . . .l!        .上
.             Kli≧≦l                             〕__.l!       _i_l {
           KlX.X.Xli                      rkヘ  _〕__.l!  .上入.} l l l
.          E.l l l l.li                      l 二ト _.〕__.l!   }  ̄.l.l l l l      ー±ュ
          lZ.l_二二.li                       トl i !l  〕__.l!.  .l   .lil l l.=l!       l幵Tri
.         lX.l l  ll li              r=◎=ュ  .tl卞f匸l⊆ lf冂  ┤  l.l l l l _   r卅lKliliト
         l.Z.l i.><l><li            rェェlェェlェェlェェlェュlfl幵三三l l! 匸l匕..l ‐ l.l l l l 入入廴lil l幵幵 .r,_l__i_
      rュ i.y'.li . lKl l       __rl幵幵幵幵幵幵Fl幵lTF寺l l  l!卞.l   .l.l l l lNNMl┬‐l l______l l .ll! l   ll  ll
Tl7    「l .lFi'<l──l>l       」TT幵l┴┴┴┴┴┴┴┐l i..l   l幵叮卞ll   l.l三lf lMlNN┬..l l──l .l ll .l_鼎 ll  !ll
 ̄l   flil lE,.i.\lr───ュ      l=≡lkkll┬┬┬┬┬┬┐ l l巛l─.l l幵三f鬥鬥  l l鬥鬥鬥 l lKMKl l  l .lr三┴‐卅
 ̄ ̄ ̄l ̄ ̄EEl‐l      ,ィト___,ィヽ=Fl三二ll .ll...ll ll...ll. .ll...llF皿卅li..l   i==≡二二  .l l幵卅幵 l l l「二三皿皿「二___l
   / l\    .l‐l   ,イ .l___iニri'ソk乍lel .ll...ll ll...ll. .ll...ll乍卅l幵≡i..l. ̄ ̄.l 幵幵幵幵鬥鬥幵叭,l l il冂冂il冂冂li鬥鬥鬥
 イ  .l  ヽ  l=l ./   l     lr=.l ヘl<l巛ll...ll...ll ll...ll. .ll...llrャーーー─┴‐─┴┴┴┴┴┴───┴─┬───────‐
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄三三二二二二二二二二二二 ̄       /                        l
/              /            //               /                      l
__ __ __ __ __ __ __ __ __ __ __ __ __ __ __ __ __ __ __ __ __ __ __ __ __ __ __ __ __ __ __

                           大コンビナート(電気なし)

648Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 19:43:35 ID:xRPE9jGM0

                       c ,,, ,  。   ゚   ,,,,_   。
                      c/´c" ミ゙ヾ'〜'〜 γ´'"  ミヾっ
                    c///,:'⌒ヾヾ vヾ'  ////,:'⌒ヾっヾっ
                  c"c,, c" ゚ 。 \、〜''^'i /     `ヘっっ
                    c   ゚     `ヽVγ´           ゚
                 ゚     。       `i!'´         。  ゚
                   ゚  。  .      i!              ゚
                             , - ‐‐、
                            /    ヽ
                            ,'  辷、、ニ〉
                       {   (__人_)
                           __{ヽ ヾ `ニ"ソ,
                        __,∠ >\二シノ、  ̄ヽ, - :、
                      r ' {  /'  、 ィ __ ̄  ヽ       ヽ
                     {   ゝ {/'   }∠___  ~`\:..    }、
                    ,ィ    ,ヽ:.:... . .八__ _ ... . ::::::ィ´' -   ヽ}
                    l  i  Y .l¨ ¨"   ` ー… ".ト ゝ=   }|
                 Ч }'   __ノ:..{__`士'′}/;厂; 八:.:.:.. ィ `ヽ
                    |;l (___ _ ..\ ゝ_ .ハ__ノУ/ /  >'´     .〉
                    ゝ, ヾ=--  ヽミ__±__,,∠rv〆. --‐ … 彳
                      \__ =- __r' ,,i +、 / ̄  ̄i 〕__.. ,, . ノ
                          ̄Tf'_{{   `ヽ   _ノ
                       {:.ヾ{       }i_、ィ'  `ヽ
                      {\...ゝ__,-''‐'      〕
                          〉 l::::::::::/       ' l
                        ′ .l:::::::/           i
                         ,   `y'      ,' ,{   ,′
                         {l.   ,'       ,' l| .,'
                         ト   { ,    ,'  リ ′
                         、l.  ∧{.    ,'  ,' ノ
                          ヾ {  ゝ.   ,ィ¨
                           ∨Y“    {
                           ヽ.l:..    ヽ
                          キ      ト、
                             ハ     、   }
                             ハ    '、 /
         ⌒Y⌒ ゚ ⌒Y⌒  。     、.     〉′     .。  ゚
           .|  ・  。 |   . ⌒Y⌒. |.',    {⌒   ⌒Y⌒ ・ ⌒Y⌒
         ⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢⅢ
       | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
      |三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三|
      |∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧|
      |∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

                    無意味なモニュメント

649Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 19:44:12 ID:xRPE9jGM0

インフラ整備にしても、身の丈に合わない巨大発電所やダムの建設が主で、
中にはインド洋に浮かぶザンジバルのように、
アフリカ初のカラーテレビの送信システムに巨額の国費をつぎ込んだ国まで現れた。

          -‐====─- 、
       /..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::..\
      /.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
     /..:::::/^ヽ::::::::::::::::::::::::::;'⌒丶:::::`ヽ
     .:::::::::::/   ヽ:::::::::::::::::::ノ     ::::::::::::}
    {::::::::::/     `ー--‐'      j:::::::::人
    )::::彳      ヽ        }:::::::::::::::)         革命の成果を人民に伝えるには
   (::::::::::{ ィニニニニヽ儿辷ニニニニヽ 〉::::::::::/         カラーテレビとかいいと思うんだよね
    V⌒i}  rーc‐ァ    r‐c‐‐  }::i⌒V
      〉入|、 `ー='"  ;   `ー==' /::|) }ノ          …見る奴いないけど
      ( (::| ヽ.   r' }  、   / |::| /
      ヽ{:l   } , '""`ー'゙""゙ヽ { {::}′
_   -‐=≦入  ノ-一====ー一-   八}≧=‐-  _
ニニニニニニニ{ニ \゙、  ゝ-‐-'   / //ニ}ニニニニニニ
ニニニニニニニ{ニニニ>- '"⌒゙;_ '" <ニニニ}ニニニニニニ
ニニニニニニニ{ニニニニニニニ`ニニニニニニニニニニ}ニニニニニニ
 ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ

ザンジバル革命政府大統領(タンザニア副大統領)
         アブード・ジュンベ

650安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/29(水) 19:44:45 ID:FuIyOoiw0
シムシティレベルの判断を間違ったのか…>初手にインフラより工場、モニュメント

651Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 19:44:54 ID:xRPE9jGM0

しかし、基本のインフラも経済条件も整っていない中での重工業化など、
うまくいくはずがなかった。

さらに官僚の黒人化による混乱も合わせ、
ほとんどのアフリカの内政は大混乱に陥った。
ここでアフリカ諸国が滅亡しなかったのは、
単に独立の意味が異常に重くなり、軍事侵攻の可能性がほぼ消え失せたからにすぎない。

                                o|
                             ◯<()
                     只只只 | ̄ ̄ ̄| ̄ ̄|
                | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄|
        ┌―――|  []  []  []  []  []  []  []  | ロ
__┌―| __  |                        |  |            ___            _
三三三三三三三\|  []  []  []  []  []  []  []  | ロ           /三三/_\        /三
三三三三三三三三\                        |  |____   /三三/ 三三 \   /三三.
 ̄|| ̄ ̄||丁 ̄|| ̄ ̄|| ]   []  []  []  []  [] r==ュ_====ュ_    |  || ̄|| ̄|| ̄ ̄ ̄ ̄||   || ̄|| ̄||
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄Τ工工|三三三三三三|| ̄||/_|_|/======<二二二]||  _     || | ̄ ̄ ̄ ̄
                      |〒〒|三三三三三三|| ̄||`'ャo―`q  rァ仁三三三三三二|   || |
                      |⊥⊥{叮工六工工丁|L.六ヘ_|_ {f冊_| ―ヾ<◎,◎,,◎,,◎,◎ソ   _|| |
―――――――――――┘       ̄ヽ゚ノノ┴冖┴ヽ゚ノノ ̄ヽノノ     `¨^¨^¨^¨^¨^¨´       └―――‐

この混乱にほとんどの国民は愛想を尽かし、
クーデターが多発するようになる。
クーデターを起こして政権を奪取するのは、ほとんどの場合軍であった。

政権を奪取した軍は、もちろん自らの母体である軍への支出を増やした。
支出を減らせば、いつまた軍内の不満分子が蜂起するかわからないからである。
かくして、自らの政権を守るためだけに、
他国からまず攻め込んでこない状況で軍だけが拡大されていくようになる。
こうして、経済成長はますます遠いものとなった。

652Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 19:45:51 ID:xRPE9jGM0

一方ボツワナでは、予算が初等教育やインフラ整備などに適切に使われた。

               , -───- ,
            ,  ´         `ヽ、
           /                ヽ
         /                 ヽ
        ./   ...::/               ',
       / / ..::::/i:.:l:.:  l::::::: l::::.   l:::.  |  iヽ
      /.:. l.:.:.: ::/ |:/{.:.: : |:.:.:.:.l.:.:.:....  i:.:   l  i \___
      i.:.: l.:.:.:.:/ |:l ヽ:.:.:.|ヽ:.:.|ヽ.:.:.:.:.: l.:.:  l   i_/; ; ヽ
      l:.: l.:.:.: : ≠=ミ、ヽ.:.| ヾ:| ≠=ミ:.:|:.:  l   i; ; ; ; ; ;`ヽ.
      l:.: l.:.:.:イ' r ⌒ヾ ヾ|   ィr ⌒ヾヽ::::::l   l ; ; ; ; ; ; ; ;\
       l:.: l:.:.:..{ゝ{{{ }}}    ´{{{_}}.}./::::::fヽ  |; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ヽ
       ヾl.:.:.:.i `ー‐´ 、    ゝ.__ノ´l:::::::lノ  .ト;; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ヽ        今度、近所に小学校ってのができたそうですので、
        }.:l..:.ハ     _____     l::::|::l    l \; ; ; ; ; ; ; ; ; ヽ       行ってきますね!
        l.:.l.:.:.l::ヽ.   {.   }   ∠l:.::l l   l   \ ; ; ; ; ; ; ; \
        /..:A : ヽ....ヽ、 ゝ.___ノ .ィ ´ {:|.:.l: : ト、  l     ヽ; ; ; ; ; ; ; ; ヽ
       /.:.:/ 丶: :ヽノ´:.: >_:: ´___ゞ:.:l::: l  \____>} ̄`; ; ; ; ; ; ヽ
     __/::ノ-ァ-ヽ.:.:.ヽ-; _; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;;|:.:l::: lヽ  ヽ  }  |; ; ; ; ; ; ; ; ; ; /
    /∠=、 ァミ丶.ヽ.:.:.ヽ; ミ ヽ、; ; ; ; ; ; ;;l:.:l:::. l/ヽ  ', ノ  |; ; ; ; ; ; ; ; ; /
   / /⌒7   \\ヽ.:.ヽ\;,;,;`ー──l:.:l;ヽ:::ヽ i  l    |; ; ; ; ; ; ; /
  / /彡ヲ´     \ヽヽ:.:} ヽ; ; ; ; ; ; ; ;l:.:|/}::: i l  |   l; ; ; ; /´
 //ニ= {        ヽヾ:ノ\ }; ; ; ; ; ; ; ヾ  l:::: l |  l   |/´
 | |三三l        ヽ\ /^//> ̄´   l::: l l  l  ノ
 | |ニニ{         ヾ |    ´^{     l:: l |   レ´
 | |  | |         ヾ |___    l     l::l  l. /
 | |  | |          }/;,;,;,;\  l     .l/  .l /
 | |  | ヽ  ,, ─- 、  },,;,;,; ; ; ; ;\ノ     /   i
 | |  | |Lノ{,;,;,;,;,;, ; ; ; ; ; ;>,;,;, ; ; ; ; ; ; }____/´l
 | |  | | | };,;,;,;,;,;, ; ; ; ;/;,;,;,; ; ; ; ; ; ; /`7不`ヽ、   .l
 | |  | | | .},;,;,;,;,;,; ; ; /,:,,;,; ; ; ; ; ; ; ;/<´/ } ヾヽ/   l
 | |  | | | {,;,;,;,; ; ;/;,;,;,;,; ; ; ; ; ; ;/   /  ヽ    .l
 | |  | | | },;,;,;/,;,;,;,;,; ; ; ; ; ; ; ;/    /   ヽ   l
 | |  | | | };,;,;{,;,;,;,;,; ; ; ; ; ; ; ; ;/    /     ヽ   l
 | |  | | | .l;,;,;,};,;,;,; ; ; ; ; ; ; ; /    /      }   l
 | |  | | |  ヽ;,;,;,;,; ; ; ; ; ; ; ; /              .l
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄};,;,;,;,;,;,;,; ; ; ; /               l
         l`\;;;;_,, "´                 l
         |                        l

653Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 19:46:31 ID:xRPE9jGM0

高等教育は後回しとなったが、
これは高等教育に関しては、さしあたりの体制が整っていたこともある。
1964年。

        _____
     ゝ/´        `\
    /   ________ヽ         もうすぐ独立だろうし、最高学府が欲しいな。
   /   | / / ⌒ ヽ  ⌒ ヽ!         でも一国じゃなかなかきついから…
   l    |_l      ヘlヘ     l         
   V ⌒`  |     |      |         バソトランドのロマにローマ・カトリックのカレッジがあるね。
   | d   ヽ.__ノ ヘ _ ノ⌒i        あれを貰い受けて、ベチュアナランド・スワジランド・バソトランド三国の
   ヽ__  |\ ________ ノ        連合大学にできないかな?
     ヽ |      |
      ヽヽ、_(二二)_|_
      / ` ー──── '
       /\  / \|\   /|
 .    |    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|  二)

英国保護領ベチュアナランド 高等弁務官

654安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/29(水) 19:47:04 ID:LdIHAcH60
指導者が先進国の高等教育を受けていた賜物だなあ…。

655Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 19:47:15 ID:xRPE9jGM0

                    _,. -rァ
                  /´   _| -rァ
           >''"´:: ̄ ̄`"'' !/⌒ヽノ.
          ./           ヽ'
 .|\      ./              Y  i   ./|
 .|\\   シi  .i /!--/ | .ハ_!_ i  i  i . | .//|
 .|  \\  .レハハ/-‐‐'  レ' _!__;ハ ハ  | . |// /     うちはいいですよ。
  \ . \\  「7""         `レ7´././/  /      問題ないです。
   i´`とン' ´`ヽ!,人  「' ̄ `i ""7_/i ! /   /
   ヽ.,_/       >.、、,___,ノ_,,.ノ.レ'ハ/  . __/
     i         .|ヽ/ /(/ノ ̄⌒~" ヽ、
     |         レ^ヽ、/| .r'        |つ
    八______,,.ノ::::|o::::八\_     ./
       /   / ..ノ:::;|o:::::::::::ヽ  `''ー―-'"\
   (( /  ._/ ./:::::::::::::::::::::::::::`''::ーァ\   .\
     /_/ ,/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::」 \_/
         .ゝ、:::::::::::::::::::::::::::::::::;::::::::::/」
          └へ>、,_!_______,,.._ァニン!
            'r-- 'i    ̄ヽ,_ノ
            ヽ二ノ

   英国保護領バソトランド国王 モショエショエ2世

656Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 19:47:53 ID:xRPE9jGM0

              _,,,..-.ー.─.-.-....、._
         二ヽ,,..::"::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`:..、
       /::::::::``:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
      /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\::::::::::::ヽ
      /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ:::::::::::ヾ:::::\:::::::::',        うちも問題ない。
     /:::::::::::::::i:::::i!::::::::::::::::ヾ:::::,,∠,、_:::::\::::\:::::',       一国じゃ大学なんて夢のまた夢だが、
     i::::::::::::::::!:::::i i:::::::::l::::::::イ\\\:::::::::\:::\::',       三ヶ国連合なら何とかなるもんな。
     l:::::::i::::::::!::::i,,ゞ;::::::::i:::::::::l  >≧r、\::::::ヾ\_::>
     l::::::i!:::i::::l;/i ._,,\::::!、::::::l   辻ヾ〉 \:::ヾ)::::>
     i:::::ハ::::|::::l:::i〈`(ヘ\! \:',   ゞ-′  ラ∨/"´
       l:::i l:::|::::lヾ、 弋i;) ヽ  \      ┌::ソノ
      ∨ l::::l::::l:::\ "           ヘ::::/
         \|\!\  ′          ∨
          ヾ ヾ 、    ー ´   ,   ゝ、
              `  、      , ′  /  \_
                  ` ー <  /´    /::::: ̄`ー-
                   _ノ´∧_∧    /::::::::::::::::::::::
              :::::´ ̄/ /〈::ヾ∧    /:::::::::::::::::::::
              :::::::/  / ノ::::〈 ヽ  /::::::::::::::::::::

     英国保護領スワジランド国王 ソブーザ2世

こうして1964年、ベチュアナランド・バソトランド・スワジランド大学がバソトランドで開学する。
三国独立後は新政府へと引き継がれ、ボツワナ・レソト・スワジランド大学となっていた。
この大学によってボツワナはなんとか最低限のインテリ層の確保には成功していたため、
心置きなく初等教育の拡充に努めることができた。

657安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/29(水) 19:48:40 ID:5145vaHU0
当時は石油ショック前後で景気が良かった頃だっけ?<工業開発の原資

658Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 19:49:06 ID:xRPE9jGM0

/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| こうしてボツワナ経済は発展していったのです
\__  ________________
━━━∨━━━━━━━━━━━━━━━━
  ,__
  iii■Λ   /
━.(,, ゚Д゚) /━━━━━━ΛΛ ━━━━ΛΛ━
  (|   つ ∇         (゚Д゚,,)      (゚Д゚,,)
   |  | ┌─┐    /⊂  ヽ    /⊂  ヽ
 〜|  | |□|  √ ̄ (___ノ〜 √ ̄ (___ノ〜
   し' J │  │   ||   ━┳┛  ||   ━┳┛
  ̄ ̄ ̄ ̄!   |===============

こうして基礎固めを行った結果、
ボツワナはきたるべき経済成長のための基礎条件を整えることができた。
そのために、以後ボツワナの経済は順調に発展していった…

…ということになっている。
すくなくとも、ボツワナに関する記述ではたいていそれだけしか触れられていない。
しかし…

659安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/29(水) 19:49:13 ID:BdLLAej.0
英国がこんなに良心的に見えるスレも珍しいw

660Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 19:50:16 ID:xRPE9jGM0

          , ―-  _,「` ー‐-  _
            /: : : : : : : : :! : : : : : : : : : :` '. 、
         /: /: : : : : : : :!: : : : : : : : : : : : : : : ヽ
         ,': /: : : : : /: : | : : : i .:i : , : : : :, : i: : : ',
.        l./    ./: : : | : : : |:/! : !: : : : ', :,l: : : :',
         /. . : : : :/ : ,. ァl : : : |:| l:` l、.: : : : ハl. . , !
.        / : : /: : ,'/: / l: : : :l:! 、:'、\: : `' !: :!: :!
        /: : : ,': : .:l: : :/__l: : : :l| _ヽ_lヽ、.: .: ヽ |: :|          …本当に、
      ,': : : :l:i : : |: :/, 〒.、! : : :!  ,〒 ミ ヽ.: : : ヽ: :!          それだけなんでしょうか?
       l: : : /!l: .: ,L/トi':::Nヽ: : :l  トi':::Nヽ_ヽ.: .: :',:l
      ヽ: :l. l|: :/ ム弋二ノ !`-l 弋二ノ l. ll.:〉、: l:!
       ヽ! ヾ {「 rイヽ二 .ノ , 丶、 二( ヾ 〉 : l: /l
         ,'.:〉! ヽ V ,/    o   ヽヽゥ 〉: : l/ l!
        ,':/.:,ヽ   )` tz---t '' 7'"  } `ヽ : : ',
          //.:/.{ ̄` ''くl:.:.:.|   l,. ┴ ''' ´l / ヽ: : :',
       //.: :|,/ミミ、、、 ヽ:|´ ̄ {  ,. ,., 彡!'  !:ヽ :',
      /.: .: / ` 、 ``ミ!:.l.   ハ彡' , - ' ` 、 |: :丶ヽ
     /: .: .: .: !    ヽ __}ヽ!  ,!/‐'"      l |: : : :\ヽ
    /: : .: .: .: :|       lヾ.! l |       { ! : : : : : ` ',

661Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 19:50:41 ID:xRPE9jGM0

                 _      ,.へ、
             /::`:ー: :-: :./: : : : : : ` :ー - ...、
              /: : : : : : : :./: : : : : : : : : : : : : : : :`ヽ、
                /: : : : : : : :./: : : : : : :l: : : : : : : : : : : : : \
           //: : : : : :./: : : : : : : j!: : : : : : : : : : : : : : :.ヽ
            ,. :':´: : : : :/: : :,': : : : : : : :ハ: :l: : : : : : :.Λ: : : : : :.ヘ
       /: : ,: : : : : : : : :/:l: : : : : :l:/_l:_.:V: : : : : : : :ハ.: :l : : :. ハ
      /: :/: :/: : :.,':.‐:7!:.ハ:.l: : : : ,'  V :l`マ: :、: : : : :ハ:.l: : : : : :,        こういった政策を、他国がとっていなかったわけじゃないんですよ。
     ,:': :,ィ: : : :/: : : /: :./ l:,' l: l: : : l,'   V:.l V: : : : : : : :ハ: : : : : :.!        特に教育に関しては、どこの国も本当に力を入れています。
    ///: : : ,': : : /: :./ l:'ァオ、: : : l   ,ァ牟、V: : : : : : : :.ヘ: : : :.:/
    '  ,': : : ,:l: : :.,': :.ハ 〃んハV:.:.l  〃 ん心ミ: : : : : : : : :.V:: :,'         2013年現在、識字率が50%を割っている国はアフリカでは13ヶ国。
.      l: : : .ハ: :l: :.,': :'Y, ト、ノ::} 丶:', i  ト、ノ::ハヽ: :l: : : : : : ハ:.{         54か国中の13か国ですから、割合としてはそう高くありません。
       l: :./   V: :.l: :ハ V::::ソ f-{    V:::::刈 Y: :l: : : : : l: :l:.!
      V:,'    ヽ: l: ':,: } `¨´ ノ, ',    ゙゚‐- ' l: V: : : : :ハ:/:.l         独立時はどこも10%から20%が関の山でしたから、
              `!: : :ゝ -‐ ´   丶、   ノ l: /Vハ:リ: : : l         教育に関しては成果が出ているといっていいでしょう。
             l: : : :l丶、   r-.、  ̄   ,ィ/: : リ:.}:/: {.: : l
             l: : : :j:!: : `>:.. -  __  イ,::,:': :/ : :/: : :V :.l
                ハ: : ./:ハ: : :_:_:_/:::}   /,:´: :./:.:X´ : : : V:.l
            __ /: : : ,'::l 7'´:::::::::::.,:'   ./:.:: : :,≪ ´ ̄ ヽ: :,ハ:!
.       r-r^Y ノ,:.: : /:/:l l:::::::::::::/ __ ,/: : : /:/´     Y: : ヽ
  ,-‐…-.{ l l `ヽ: :/:/l::l l:::::::::::/ /: : : :/:::/       l: : : ハ
  ` ー - 、     ノ:〉 l:::l l::::::::/ /:,ィj::/:./::/           l: : : : :ハ

662Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 19:51:14 ID:xRPE9jGM0

                           !......................................................._
                    ,--ー‐─┤:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::` 、
                 /:::::::::::::::::::::}::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
                   }::::::::::::::::::::/::::::::::::ハ:::::::::::::::::::::::: ヘ、:::::::::::::::::::::::::::ヽ
                 レ'´:::::::::::::/::::::::::::::l  `、::::::::::::::::::::::::ヽ、:::::::|::::::::::::::::`、
               /::::::::::::::::,イ::::::::::::::::!   `、─-、:::::\::::::\::::!::::::::::::::::::::',
              /:::::::::::/γ⌒ヽ、:::::::|    `、:::::::\:::::ヽ:::::::\::::::::::::::::::::::,       インフラ整備はどこもかなり遅れているんですが、
            /::::,イ:::::/:::::::::/::::八:::::::::::|    _`、::::::::::::::::::`:::::::::\::::::::::::::::,       重工業の整備やモニュメント建設は
             //{:::::::|::/::::イ レ' __ヽ、::::|   磷弍ミz、::::\::::::::::、:::::`ーz_::::,'       やらなかった国も多いんですね。
           〃   |:::::::l::|:::::::小 イ旡ミ、:::ヽ   lて_)`ヾ::::::::ヽ::::::::\:::::\:::::!       
              {:::::::レ1:::::{.∧i! hrヘヽ:::::\  hfひv「`ヽ::::::::::::::::::!ヽ.:::::}:::l       理由もやる夫たちと同じ。
              |:::::/ {:::::::|| 八 弋::] `ー┘ 弋:::::丿  }::ト、:::::::::::}:::::Ⅳ:::|       お金と実力がないからあきらめた。
               Ⅵ  ∨::::!乂ハ `ー'厂!     `ー'ノ  八リ|\:::::|:::::::::::::|
                V   \| jゝ、L_ノ ' ゝ. ___,/  ∧::::八::::V:::::::::::::::!       あと、保健衛生は不十分な国が多いですが、
                       ノ:::::i>、  ゚      __/:::::ノ:::::ノ┐::::::::::::::|       不十分なだけでそれなりに取り組んではいるんですよ。
                     r<::::::/´) >...‐-‐/:::::__イ_,イ l|::::::::::::::::|       その証拠に、どこの国でも独立後に人口爆発が起きている。
                    丿 {/ / |::::://::::/ ̄ ̄¨\\ └、:::::::::::|       何も手を打っていなければ、人口が増えるわけはないんです。
           ____,,.z彡/    ゙̄)  ∨/:::::::/       ヽ ヽ  \::::::|
             ̄て::::厂イ      ゙̄)__彡::://         `、`、   ',:::卜、
            γ'´::::入  \__二フーァ:::::::l          | l   l:::「`ヽ、__
            (:::::::く\\  `┬' }  /::::ィ'´{          } }   !::::\_

663Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 19:51:46 ID:xRPE9jGM0

                  __      _
                 /: ハ _,. : :'´: ハ
            , .-‐:.'´: : : :Λ: : : : : : :.ヽ、
         ,. .:.'´: : : : : : ,!: : : : : ',: : : : : : : : ヘ
        /: ,: : : : : : :/:.j:!:l: : : :l: l: : :v.: : : : : :.\
       ,:' : /: : : : : : :/: ,ハ:',: : : : ハV:_:',: :V: : : : : \          つまり、ボツワナの経済成長は
     ,: : :./ : :, : : : ,ァ: 7 ',: l: : : : l: lマ:丶: :V: : : : ',: ヘ、        従来の説では説明しきれないんです。
     l: :./: : :/: /:/,: ,′_, V!: : : :l: } V: l、: :',: : : :.ハ: :Λ        近いことをやっている国は、
     |:,:': : :.,': : : :/ ,.{:レ芹、ヾ!: : :j; :テ尤ミV: : ': : : : ハ: : :}        ないわけではないんですから。
     l;′: :,': : : :, ,〃オゝ;イ   }: :ハ: jゝィ心》: : :l: : : : :.}V:.!  
      {: :,: : l: : : :Ⅳ.{Kじ刈!  ,:./ }/ヒう:リ ' j!: :l、:l: : :l リ        間違っているわけではないんですけどね。
     l: ハ: :{: : : :l:k Vにソ  'ヘ- {. ゞこノ ,:l: :,' ヽ!: /          何かが決定的に足りない。
     V: :ヘ:!: : : :l:| l ` ‐''   ノ ‘、    ,{j:/:! .j:/ 
.      |: : :l丶: : l:l \   _ ' __,  ` ‐‐ ´ノ: :.l 〃           よって、ボツワナに経済成長をもたらした原因は、
       |: : :!: lへ:V`:.、 ̄     , 、 ,.ィ:'´: : :|              どこかほかにもある。
.        l: :,: : l: : l`: :l: : >r-   _.l l:´: l:.l: |: : :.|              1はそう考えています。
        !:/: :.ハ: :V: :V:/Vノ     | l.ハ、!:.l:.l: : : ! 
.      l,′:, :.l: : V: V/ヘ、   ! /^ヽz;{: : :.:|              では、なにがボツワナと他国の運命を分けたのか?
       ,: : :/: : V: : : :.V/,ハ __ {  ´二}/!: : : :',              それをこれから考察してみようと思います。
     /: : /: :〃ヘ: : : : V/Λ  ̄ l    r }/{: : : :}
.    /: : : : :./ミz ヘ: : : :V//ハ /三≧zx_/ハ: : :!
.     /: : : : : :{   Vハ: : : :V//V三ニミ≫}//ハ: :.|

664Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 19:52:53 ID:xRPE9jGM0

1967年、ボツワナ。
上の会話の続きである。

   / ̄ ̄\
 /   _ノ  \
 |    ( ●)(●)
. |     (__人__)         インフラ整備と初等教育の充実、
  |     ` ⌒´ノ         保健衛生に予算を振り向ける、っと。
.  |         }
.  ヽ        }          ほかにやっておくことはあるか?
   ヽ     ノ
   .>    <
   |     |
    |     |

665Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 19:53:25 ID:xRPE9jGM0

      ____
    /  ⌒  ^\        あ、それからこのお金、全部は使わないよ。
   /  ( ●)  (●)        これだけ残しておくから。
 /  ::::::⌒(_人__)⌒ヽ  
 |       |r┬-|   |      やっぱり、お金ためておかないと困るもんね!
 \        `ー'´  /

        /.壱//万:/|
         |≡≡|__|≡≡|彡|____
.. /$//|≡≡|__|≡≡|/.壱//万:/|
 |≡≡|__|≡|≡≡|__|≡≡|≡≡|__|≡≡|彡|

666Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 19:53:55 ID:xRPE9jGM0

         / ̄ ̄\
       /   _ノ  \
       |    ( ⌒)(⌒)
          |     (__人__)        ははは、その通りだよな。
        |      ` ⌒´ノ        やっぱり収入の範囲内で使って、
          ,|         }        余ったら貯金…
       / ヽ       }
     く  く ヽ     ノ
       \ `'     く           ……って…
        ヽ、      |
            |       |

667Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 19:54:23 ID:xRPE9jGM0

     / ̄ ̄\
   /u_ノ  ヽ、_\
   | ((●)) ((●))|        財政黒字ィ!?
.   |  (__人__)  |
    |ヽ |!il|!|!| / .|        なに言ってんの?なに言っちゃってんのこの人!?
.    |  |ェェェ|   }
.    ヽu      }
     ヽ     ノ
     /    く
     |     \
      |    |ヽ、二⌒)、


やらない夫が驚愕するのも無理はなかった。
先進国も途上国も、およそ国家というものは基本的に赤字財政である。
「国家」そのものが担保にできるので、ある程度の借金ならなんとかできてしまうのだ。

それに、国家の支出には景気浮揚の効果もある。
よって、多少借金をしてでも支出を増やし、国民に富を移転するとともに次期税収を増大させる。
これが財政の常道というものだった。

668Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 19:55:07 ID:xRPE9jGM0

              _________
            /       'r r.r.r.i
           /        | | | | |
          /     u  .ノ.ノ.ノノノ                  いや、そりゃ企業なら無借金経営ってたまにあるけどよ。
          ハ_ノ  ヽ、__  /   /ノ                  国家の無借金経営なんて前代未聞だろ…
         / (●)(● ) .(    l ヽー―ー-、
        /  .(__人___)  ム   イ    r    ヽ
         ./   / ヽ`⌒´   |   .l    /     、 l
      /    /  八_ 、__ /l   |   ,'      l  l
    .  /   ,'       ヽ|   | ノ      ハ   l
      /    .l   ∧    |    レ'     ノ     l
    /     l  ノ  ヽ   |     |     ノ       }
   ∧     / ,〆     ヘ  l       , '       l
    ヽ、_,ノ'´        ヘ .l      /        ノ
                 ', |     /         ,'
                   ト、   ノ          ノ

よって、どんな国でも基本的には借金がある。
破たんさせなければいいだけなのだ。

669Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 19:55:51 ID:xRPE9jGM0

               ____
             /      \
           / ─    ─ \      今すぐに無理だったら、できるようになってからでいいけど。
          /   (●)  (●)  \    でも開発のために大規模な借款するのは禁止だお。
            |      (__人__)     |    あくまで財政の許す範囲で、だお。
          \     `⌒´    ,/    そうだなあ、GDPの20%までかな。
          /     ー‐    \


      / ̄ ̄\
     /  u  ノ \
     |    .u ( ●) |      なあやる夫、
.     |      (__人_)     本当にそんなことするのか?
     |      ` ⌒ノ
      |        }      ダイヤモンド鉱山があればちょっとやそっとの借款じゃ揺らがないだろ、
      ヽ u      }      常識的に考えて…
       ヽ     ノ
      ノ     \
     /´        ヽ

670Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 19:56:24 ID:xRPE9jGM0

         ____
       /      \
      / ─    ─ \      もちろんだお。
    /   (●)  (●)  \     もし万が一、ダイヤモンドが枯渇したらどうするつもりだお?
    |      (__人__)     |
     \    ` ⌒´    ,/      余裕があるうちに蓄えを作っといたほうがいい。
     /⌒ヽ   ー‐    ィヽ       借金してまで内政に力を入れすぎる必要はないお。
    /      ,⊆ニ_ヽ、  |
   /    / r─--⊃、  |
   | ヽ,.イ   `二ニニうヽ. |


   / ̄三\
 /;;;; _ノ 三 \
 |;;;;;;;   ( ○)(○)
. |;;;;;    (__人__)         アイエエエ…
  |;;;    ` ⌒´ノ         こんなのテストに出てこないだろ、
.  |;;;;        }         常識的に考えて…
.  ヽ;;;       }
   ヽ;;;l    ノ
   /    く
   |     \
    |    |ヽ、二⌒)

671Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 19:57:07 ID:xRPE9jGM0

こうして、やる夫はこのころから財政均衡路線をスタートさせる。
これにより、基本的にほぼ収入の範囲でしか支出ができなくなったため、
基盤整備はゆっくりとしたものとなった。


   _,,....,,_  _人人人人人人人人人人人人人人人_
-''":::::::::::::`''>  ゆっくり整備していってね!!! <
ヽ::::::::::::::::::::: ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
 |::::::;ノ´ ̄\:::::::::::\_,. -‐ァ     __   _____   ______
 |::::ノ   ヽ、ヽr-r'"´  (.__    ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、
_,.!イ_  _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7   'r ´          ヽ、ン、
::::::rー''7コ-‐'"´    ;  ', `ヽ/`7 ,'==─-      -─==', i
r-'ァ'"´/  /! ハ  ハ  !  iヾ_ノ i イ iゝ、イ人レ/_ルヽイ i |
!イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ  ,' ,ゝ レリイi (ヒ_]     ヒ_ン ).| .|、i .||
`!  !/レi' (ヒ_]     ヒ_ン レ'i ノ   !Y!""  ,___,   "" 「 !ノ i |
,'  ノ   !'"    ,___,  "' i .レ'    L.',.   ヽ _ン    L」 ノ| .|
 (  ,ハ    ヽ _ン   人!      | ||ヽ、       ,イ| ||イ| /
,.ヘ,)、  )>,、 _____, ,.イ  ハ    レ ル` ー--─ ´ルレ レ´

672Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 19:57:43 ID:xRPE9jGM0

だがそれでも、
これまでに比べれば比較にならないほどの予算が来たのは間違いない。
官僚たちは急増した仕事に追われることとなった。

          __
  __    /  ./)          __
/  ./)   三三)/)        /  ./)
三三)/)   ∧,,∧   ∧,,∧   三三)/)
三三)/   (´;ω;)   (;ω;`)  三三)/   オワラナイヨ
   ∧∧  と  φ)  .( つφノ  ∧,,∧     __
  ( ´;ω)/⌒/⌒/ ̄/⌒/⌒/ ̄(ω;` )  /  ./)
  / _∧,,∧口  ∧,,∧ ⌒   □と_ ヽ  三三)/)     カエリタイ
  (/(  ´;)η口(;`  )/⌒/  /_ノ  三三)/)
 ‖ ̄(l    ノ  ̄(   ノ ̄ ̄ ̄||       三三)/
  __`ー‐'    `ー‐'
/  ../)       __  オレ、コノシゴトガオワッタラケッコンスルンダ
三三)/)     /  ./)
三三)/)     三三)/)
三三)/      三三)/

673安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/29(水) 19:57:45 ID:LdIHAcH60
鉱脈はいずれ尽きるしね。
世界最大の鉱脈だって無限じゃないし。

原油が切れる日に戦々恐々としている中東の国たちを見てるともう…。

674Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 19:58:24 ID:xRPE9jGM0

       _,,:-ー''" ̄ ̄ ̄ `ヽ、
     ,r'"           `ヽ.
 __,,::r'7" ::.              ヽ_
 ゙l  |  ::              ゙) 7
  | ヽ`l ::              /ノ )
 .| ヾミ,l _;;-==ェ;、   ,,,,,,,,,,,,,,,_ ヒ-彡|
  〉"l,_l "-ー:ェェヮ;::)  f';;_-ェェ-ニ ゙レr-{   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  | ヽ"::::''   ̄´.::;i,  i `'' ̄    r';' }   | 久々にワロタ
 . ゙N l ::.  ....:;イ;:'  l 、      ,l,フ ノ   .| こういう状況が毎晩だったのが昔の本国なんだよな
 . |_i"ヽ;:...:::/ ゙'''=-='''´`ヽ.  /i l"   < 今の官僚は昔の
   .| ::゙l  ::´~===' '===''` ,il" .|'".    | 状況を知らないから困る
    .{  ::| 、 :: `::=====::" , il   |     \________
   /ト、 :|. ゙l;:        ,i' ,l' ノト、
 / .| \ゝ、゙l;:      ,,/;;,ノ;r'" :| \
'"   |   `''-、`'ー--─'";;-'''"   ,|   \_
    :|     `'7"""""ヽ       |

         白人官僚

この状況を切り回したのは、
独立時に残した白人官僚たちだった。

675安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/29(水) 19:58:27 ID:LdIHAcH60
あー、事務方がパンクする可能性か

676Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 19:59:12 ID:xRPE9jGM0

               _,..-─ ─- 、._
            ,.' ´         . . `ヽ、
             /            . . :.:. ヽ
        _,、/             . . :.: _, -ヽ、_
        {ニj             . . :.:j彡   __ヲ
        トノ      ,       . . :ノニ..、、   フ
        H  , -─、  i ゞ==ー、._. :.:.に二ニ   }         ふむ、こういう状況かね。
        〈ハ'´,rェエ,I>  r ニエユ,ミュ一 : `マ尨._  リ
        Y    ‐f  ...       : : : : Y´r Y          ではこちらに重点的に予算を配分して、
         !   ,..」  . :.::.、      : :,: :  h |          ここは来年度に回そう。
         l   / ゞ、__,. -ーヘ、   . :.:〃:: : : ヲ,イ
         ゙i  i   __       `i. :.:. :ノ:: : し'´ ::|           基本的なものと緊急性の高いものからやっていくほうがいい。
         ゙i    ー─ -..、_  . ! :.:.:.:i: :: : |: : : :|
            l    ー‐-、 ..  . . :.::,': :: :: |: /|\
          l i    "''    : :../::/: :: :/  ,イ::::::\
          `、j       . :.::./:://  ,.'´/::::::::::::::\
       _, .イ¨|ヽ、   . . :.:::_ィ‐'´ ,. '´ _,/:::::::::::::::::::/`ー-、_
   ,. -‐ ´:::::::::/:::::|\ハー一イ´_,.‐'´ ,.‐'´/::::::::::::::::::: /:::::::::::::::::


経験を積んだ白人官僚たちは、つみあがった仕事を次々とさばいていった。

677Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 20:00:00 ID:xRPE9jGM0

          ゚・ *:  : *・
      *・ ゜゚・ * :  .。. .。.:  *゜
   * ・゜ ゚・ *: . .。.: *・ ゜゚  ・ *  :..         おお…
 。. ・ ・*:.。 ∧,,∧  .∧,,∧   .:* ・゜           あの書類の山が次々と…
    ∧∧(´・ω・`)(´・ω・`)∧∧
   (´・ω・`).∧∧) (∧∧(´・ω・`)     
   | U (´・ω・`)(´・ω・`) と ノ
    u-u (l    ) (    ノ u-u
         `u-u' `u-u'


その下で働いていた黒人官僚たちは、
この仕事の中で経験を積んでいく。
前にも書いたが、この経験の継承こそが重要なものだった。

678Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 20:00:50 ID:xRPE9jGM0

     | ヽ、 |  `-′      .`ー ..,,__)  l
      l::: ヽ_\::            ::::/
        \:::         /          `ヽ
   ヽ 、  \:::::  , .l /__    ,  ,    l
    \  ̄ ̄ ::::::i l i |l_:::::`゛''ー-l  l    |
..、    ヽ、_, -| l.| ./`|,、`゛''',.=.| i | ハ,r.ー、
、ヽ   -ー ''´::::::l |::::| `lー_´ r,'、’_`l |. l /|,/ `/  ,,..,        俺のこの手が光って唸る!
..\ \ _,,`',ー_-ー,|:l::l    ,!>` :::/~゙i l/  ,'  l  l        お前を倒せと輝き叫ぶ!
  i.  ヽ     `lヽソl  r==--, / /:ノ / ' l .,.-'′.ヽ
 r' ''´       | `ヽ、`二゛/l  l:::し'    ー' ,-'/_,,
./          l  ', .`'ー ´ゝ|  .ー        l,_ゝ '、
l    ,,..ー―-- ;;ノ  l::、  |::: l          , ー '__ ノ
|   ,r',.-ー''゛~゛''、     ー、 l  .|         /l  l_,,.、
.l  /   ヽ    ヽ,    |  ー- ,,.>,  ,,.. -ー'''~゛´゛    )
..| .l    )    ミ-.. ,i   /  ゞー''      / ̄゛´
. ヽ_,!   ,/_      \  /\   \  _.__,,/
   ヽ,    ヾ,    ,,.-''.´   \  ::`ーr'


         / ̄ ̄\
        / _ノ;jijii;丶_ !
          ,ク(゜_))ij(_゜))!`i
       | ヒlli(__人__).ソ /       
       l \ .,キ呪カ'/ /        
        .\ ヾ狂リ | {
        /ヽ |ー-イ!_ノ`、        手が勝手に動く…だと…
       /::::/i_ノ|_/:;l:::::::|
       |::/:::;:/;;:::::::::;|:::::::i
       |/:::;:/;;:::::::::::;i;;::::ノ
       |:::::;;:|;;:::::::::::::::r
       \;;/;;::::::::::::::::!
         |:::::::::::::::::::/
         |:::::::::.::::::/
         |:::::::::::::イ

官僚というのは国家の手足である。
いくら首脳部が政策を決定したとしても、
手足が動かなければ実行はできない。

他の黒人諸国は、白人官僚をクビにすることで
経験を失ってしまった。
つまり、手足が満足に動かなくなってしまったのである。

679Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 20:01:32 ID:xRPE9jGM0

                    ∧_∧
       ________.(゚Д゚::)__________
                _| ̄ ̄|:::::)__
                / .|__r,,-,-,-i /|
               /      | l | l|/ /./|
               | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~|/-'
               |_| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |_|
      ∧_∧  _ /|_______/|_  ∧,,,∧
     r( ゚Д) /_| .|      /    | |_ ミД゚ 彡
     | l   つ .品_|/ ___  /     |/_品⊂   .ミ l
     | (_ ./ /二/三三/| / /三三/|   / / __,l .|
     |_r― ./    /三三/lll / /三三/lll   /|./_-―、_l
        /    |___ll/./ |___ll/  / /
        /―――――― /―――――‐/ /
    ∧_∧  /|       /   / /|三/|∧_∧
   (;;;゚д)_| .| /二/   / ./二/|_| |_l/(д゚=)_
   r(#;;;;;;;つ,_|/      ./  /二/|/品 ⊂  =l l
   | (_ / /三/|     /       ̄ //  __,l l
   |_r―/ |_,|/     /     /二/ // /,--、l

これに対しボツワナでは、
手足が手足としての機能をまっとうできた。
豊富な予算によって経験を積む場面が増えたため、
動きはさらによくなった。

680Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 20:02:19 ID:xRPE9jGM0

          i三へ:;:;:;:;:;l:;:;:;:;:;:;:;:;:;:_x彡'三三|
          |三 r=ミー‐r==く ̄ ,:三三彡イ|
          Ⅳ ,.二´  `一"  ゙=彡彡⌒i        麻呂にかかれば
            リ ゝェミ、.i | 才ァ-、   彡彳ソ/        政府予算などかっぱぎ放題でおじゃる
            1    ̄イl |::.ゝ~ ̄    彡「´ノ
           ヽ.  /:: ` 、      彡i"′
         /ィヘ  ヽ--='  _     彡ト、
       .. "´{ l//∧ 、____ , `  イ j/∧ミx
  .. "´    ヽ \//\こ二´  / / ////} }`  、
/         \ \//`ー一 ´ ノ./////j /    `ヽ

            新独立国高官・Mさん

…これに加え、ボツワナの行政機能の向上にはもう一つの理由があった。
汚職をかなり抑え込むことに成功したことである。

汚職のない国は存在しない。
とはいえ、アフリカ諸国の汚職は汚職などというかわいいレベルのものではない。
1990年代のナイジェリアのように、政府予算の半分が策定中にどこかに消えてしまう国もあるのだから。

681Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 20:02:57 ID:xRPE9jGM0

                              /:;:;:;:;:;|:;:;:;:;:;:;:;:;l
                               ':;:;:;:;:;:;|;:;:;:;:;:;:;:;:;!
                           .    !:;:;:;:;:;:;:|:;:;:;:;:;:;:;:;:|
                              |:;:;:;:;:;:;:;|:;:;:;:;:;:;:;:;:!
                             . |:;:;:;:;:;:;:;:|:;:;:;::;:;:;:;:;|            __,ノ
       人_,、ノL_,iノ!               |_"''--- l:;:;;:;:;:;:;:;:;|             ).
             /                  !ミ:ミ"''--ー - '' "ミ!::            ソ   お 金
        だ 百  {                rミミ::::::::::::::::::::(三ミミヾ:           ,)   い
.       !!. 万   ヽ                ノ:::::::::::::::::::::::::ィ'。`'ァ:爪ヾ=≠≦ヽ    ⌒ヽ. て
        . $    >       _  イ´/::l 〉:::::::::::イ::::t::: ̄r/ リ )从  圦     _,ノ  け
                  /      从7ミヽ:::::::i::::! !:::::::::::::/'ー'^ヽ::j/:::::!! !| j  i!ノハ   ⌒ヽ
   ⌒)    持   ィ      ィミ) ヽ:::::::::}::弋ヽ:::::ヽ:::-=-::メj::::// .i!    !| イト、    ヽ
   、- '   だ  っ   L_     r三`ヽ::::::::::::::::::|:::::::::)〉::::::::::ー::::::::::::::::!' ノイ i   |l  ク!  __,ノ  な
   _ )   ろ  て   く   /: 三: : ::::::::>==7¨`!:::乂::::::::::::::::::::::::::((  /   ,| // ∧   ヽ.  あ
   ).    う . る   (_ , '::( ̄ ̄ ̄7{入 イ ヾノ人:::::::::::::::::::::::::::::::::ノ /    /!  ノ ∧    )
   ´)   !?      .,'::::::/―――{ :| !´ .|  ヽ:::::::`ヽ、::::::::::::::::::::弋以>  /:::\  イノ〉   Y⌒
    )          (i::::::i      ∨´\ \  }ァ⌒ __〉::::::::::::::::::::::ー――ァミミニ) !  /∧
  j`‐'   持     ィ 代:::>     ヾ>‐ つ‐し':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ ヾ `ミ! / ∧
、- '  お .っ  な L_ヾ三≧=ニ三>‐' ̄´ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ `ヽニニ 爻   ト、
_ ).   ぬ て  あ  く             }::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/    \ ニ刹ニ //!
)     し .る.  金 .(_                )::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}}      )少  / / 7
´)   ! だ     ,ニ=-            |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ      \ ヾ三≧ソ 八
 )      ろ     (_             ノ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::リト-      \}:::::::::}   i
⌒)-、 ,. 、       〈             /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ノ:::::)      i:::::::::::、  l
    ′ ヽ/⌒ヽ'⌒ヽ「           r:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ノ\       .|:::::::::::入 !

このレベルの汚職となると、
止めなければ政府自体の機能が停止してしまいかねない。
ただでさえ低い行政能力が、この強烈な汚職体質でとどめを刺されている国も多いのだ。

682Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 20:03:40 ID:xRPE9jGM0


          ___
        /\  / \
      /(●) (●.) \          汚職は許さないお!
     /   (__人__)     \
     |      |::::::|  ノ(  |         やった奴は即クビ!
     \     l;;;;;;l   ⌒ ,/
      /ヽ   `ー´   ィ⌒ヽ
      rー'ゝ       〆ヽ .)
    ノヾ ,>      ヾ_ノ,ヽ}
    ヽ ヽ|        ヽ_ノ

カーマはもちろん汚職を厳しく取り締まった。
自らも全く汚職はしなかったし、
政府内でも汚職禁止は徹底させた。

しかし、それは多くの国でやっていることであって、
取り立ててボツワナが特別というわけではない。
しかし、ボツワナではこれがうまくいった。

それは、なぜか。

683Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 20:04:11 ID:xRPE9jGM0

       _,,:-ー''" ̄ ̄ ̄ `ヽ、
     ,r'"           `ヽ.
 __,,::r'7" ::.              ヽ_
 ゙l  |  ::              ゙) 7
  | ヽ`l ::              /ノ )
 .| ヾミ,l _;;-==ェ;、   ,,,,,,,,,,,,,,,_ ヒ-彡|
  〉"l,_l "-ー:ェェヮ;::)  f';;_-ェェ-ニ ゙レr-{   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  | ヽ"::::''   ̄´.::;i,  i `'' ̄    r';' }   | 久々にワロタ
 . ゙N l ::.  ....:;イ;:'  l 、      ,l,フ ノ   .| こんなザルな横領5分でバレたのが昔の本国なんだよな
 . |_i"ヽ;:...:::/ ゙'''=-='''´`ヽ.  /i l"   < 今の官僚は
   .| ::゙l  ::´~===' '===''` ,il" .|'".    | 横領も満足にできないから困る
    .{  ::| 、 :: `::=====::" , il   |     \________
   /ト、 :|. ゙l;:        ,i' ,l' ノト、
 / .| \ゝ、゙l;:      ,,/;;,ノ;r'" :| \
'"   |   `''-、`'ー--─'";;-'''"   ,|   \_
    :|     `'7"""""ヽ       |

官僚制度がしっかりしていて、
行政府の隅々にまで目が行き届いたのがまずひとつ。

そしてそれを生かすための監査制度を整えたのが一つ。

そしてもうひとつは、ツワナ自体に「盗みを罪とする」文化が根付いていたことである。

684Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 20:05:02 ID:xRPE9jGM0

            / ニYニヽ
          / (0)(0)ヽ
         /  ⌒`´⌒\     俺は官僚になる前は故郷で牛飼いしてたっていう
        | ,-)       (- |    牛=財産だから、俺みたいなやつは珍しくないっていう
        | l   ヽ__ ノl |     
         \  ` ⌒´  /    牛飼いの時は、出稼ぎしてたやつの牛を預かるのは珍しくなかったっていう
        /        ヽ    預かり料はもらったけど、もちろん、ちょろまかすようなことはしなかったっていう
       /           ヽ
       |           | |
       ヽ_|         |丿
         |         |

          黒人官僚

685安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/29(水) 20:05:36 ID:5145vaHU0
植民地時代も賄賂や横領は問題視されてたけど、レベルが違うなw

686Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 20:05:40 ID:xRPE9jGM0

        三 /ニYニヽ
    三 (ヽ   /( ゚ )( ゚ )ヽ   /)
   三 (((i ) /::::⌒`´⌒::::\  ( i)))       なんでかって?
  三 /∠_| ,-)___(-,|_ゝ \      人の牛を盗む奴は泥棒だっていうwwwwww
  三( ___、  |-┬-|    ,__ )     預かり物は返さなきゃいけないっていうwwww
     ≡三\  `ー'´     (´
        ≡三\         ヽ
         ≡三)          )
       ≡三/        /

687Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 20:06:25 ID:xRPE9jGM0

     /ニYニヽ              /ニYニヽ
    /( ゚ )( ゚ )ヽ            /( ゚ )( ゚ )ヽ
   /::::⌒`´⌒::::\         /::::⌒`´⌒::::\     予算も同じだっていうwwww
  | ,-)___(-、|        | ,-)___(-、|     国民からの預かり物で、俺のものじゃないっていうwwww
  | l   |-┬-|  l |        | l   |-┬-|  l |
 /    `ー'´  、` ̄ ̄ヽ    / 、   `ー'´    |
/ __       Y ̄)  |   (  (/     ヽノ_  |     だから給料はもらうけど、
(___)       Y_ノ    ヽ/     (___ノ     予算をちょろまかすなんて考えたこともないっていうwwwww
     \      |       |      /          泥棒にはなりたくないっていうwwwww
      |  /\ \     / /\  |
      | /    )  )    (  (    ヽ |
      ∪    (  \   /  )    ∪
            \_)  (_/


ツワナでは牛が商業用の財産として重要視され、
取引や所有が保護されていることは前述した。
これにより所有権が発達し、個人用の財産を重視する風潮があったため、
公と私の分離がうまくいったのだ。

688Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 20:07:17 ID:xRPE9jGM0

      /"'-..,;;;;;;;;;;;;;`''-..,,_;;;;;;;;;;;;;|;;;;;;;;;;;;..|
       ト:::::::::`''- ..,, ;;;;;;;;;;;;`'' -...., . .- ''´|
      i:::::::::::::::::::三  `'' - ..,,;;;;;/;;;,,..-'イ;,
     /ニ、::::::::::::::::三    、;;;;;; `"´ ,,,,, i;;;i
    { ( _',::::::::::/          "" |/         国家のものは麻呂のもの
    ', '<i ヾ:::::::i  、、,,三、     ,,.-、 i          麻呂のものは麻呂のものでおじゃる
     ',、ヾヽi:::::i   '-ヽソヾ   /,'ッフ、i
     ヽ__.. i::::i    、  ̄ノ  | ;ニ ノ.i
     ノ,.-| i::i          |   i
.       i,ィ''"',    /、_  ::::   /
       /',',',  ',  /   ヽ_ノ  /
.      イ',',',',', ', ', ( ,.---::;;;;、_,. } /
     / '',',',',',', ', ',- 、 ,.__`ー´ノノ
   ,.-イ  ''',',',.',', ',:',    ,ノ /、,,、
  (  {´    ',',',',', :',.','---─ '´リ  ', ヽ
''´´ヽ((''- ..,  ',',',',', .',.',ソ  ./ /   ',) }ー..,,,

これに対し、すべてではないが新独立国のいくつかには
公と私の分離が成立していない国家があった。

この場合、そもそも公という概念が成立していないので
あまり汚職に対して抵抗がない。

もちろん、この状況で国家全体に対する責任感などあろうはずもない。

689安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/29(水) 20:07:24 ID:FuIyOoiw0
ちょろまかせるのか?と思ったけど、自分とこの痩せてたり乳の出が悪い牛と入れ替えるとか手はあるか

690安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/29(水) 20:08:44 ID:/Et0u7kM0
>>689
売り飛ばして死んじゃったことにしてもいいし

691Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 20:09:01 ID:xRPE9jGM0
>>689
「いやー、牛死んじゃったよごめんなー」
とかいって隠れて売っ払えばいいだけですよw

692Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 20:09:58 ID:xRPE9jGM0

                         〈::::::::::::::::::::`丶、/_:_:_:_:_:_:::::::::::::::::::::::::::
                         /ミ了`ー- 、::::::/:::::::::::::::::::::::: ̄:::::`::::―‐
                          lミミ   (三シ`‐---  ___:::::::::::::::::
                           lミシ  ,.        ヾ三)    }三三三
          |  /            fi7  . "  `、 :     _ _    ヾ三ミ三         麻呂の秘蔵のZIPじゃ!
      ,\__ノし//             .| !  ' 、==z、ヽ|:  , '"  丶   `}ミミミ         皆のもの、喜ぶがよいぞ!
     /  ..)/⌒                  |i|  ` `二彡/    、ー==、、:   |ミミミ
      ̄ ̄   l⌒\           lリ      _/     `二ニ``   |ミミ/
            !   ヽ  .,. ''´ ̄ ̄ ̄`ヾ!:、    f´'′  :^ヽ        ,.lミ/
..         /   //         l ` :r '´`^'、__,.-、ノヽ、    ,. " }シ
        /⌒ト、/.       _,. -‐ '゙´ヽ { 、-- 、:.:__   ヽ...  '   /}\
    r-='´     ヽ _,. -‐ ''"´     /,ハ ヾ`ヾエエェェェ>-     , 'ノ   ハ、
     |    _∠ ノ |        ,. -, {{(  ヽ `丶`二ニ´      /´   | |
 ,. '´} ⌒´     `V        i //ヽヽ、 ,ヘ          , '´     //
'´   〉       -‐く        、ヾ、 \\| ヽ、       ,. -,:'´     //
    ヽ   ̄      /         /ヽ、``ー`、_`丶>---_彡'"´     //
    ハ      /|/      /   ` ‐- 、` ‐--`ニ==----――'´/

そのかわり、有力者は自らの庇護下の民に対しては富や利益をもたらす必要はある。
これをしないと、有力者でいつづけることはできないため、
彼らは国庫から得た富を個人的に分配し、支持者を増やしていった。
もちろん一番富むものは自分であるが。

横領した金だけでなく、
やがて正式な国庫の金も自らの地元へと投入するようになっていく。
それ自体は日本だろうとどこだろうとあることだが、
国家全体を見る視野がないうちにそれをやってしまうと、
国庫自体が一部族の私有物になってしまう。

693Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 20:11:15 ID:xRPE9jGM0

         |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノ|
         |丶、 ;;; __;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;_,,: ィ";;_|
         ト、;;;;;;;;;;;;;;;` ` '' ー -- ‐ '' ";;;;;;;;;,:ィ;:;!
        ,';:``' ‐ョ 、 ,_ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; , - '"l;:;:;:;:l   だまりゃ!麿は畏れ多くも大統領より国会議員の位を賜り
        l;:;:;:;:;:;:;ミ   ` ` '' ー -‐ '"    ,リ;:;:;:l
        l;:;:;:;:;:;:;:ゝ   く三)   (三シ  `ヾ;:t、  蔵相を務めた身じゃ!
       fミ{;:;:;:;:f'´  , -−-_,, _,ィ 、_,,ィ,.-−、  };f }
       l トl;:;:;:;:l  、,ィ或tュ、゙:ミ {,'ィt或アチ l:l,/  すなわち大統領の臣であって、国家の公僕ではおじゃらん!
       ゙i,tヾ:;:;:!  `ヽ 二ノ   ト ` ‐''"´  l:l:f
        ヽ`ー};:l       ,r'、   ヽ      リ_)  その麿の屋敷内で狼藉を働くとは言語道断!
         `"^l:l      ,/゙ー、  ,r'ヽ    l
           ゙i    ,ノ    `'"  丶.   ,'    この事直ちに大統領に言上し、きっと警察にかけおうてくれる故
             ゙l、   ′ ,, ィrェェzュ、,_ 〉 } /
            ',ヽ  ヘヾ'zェェェッ',シ' //ヽ     心しておじゃれ!!
             } 丶、 ` ー--‐ '"'´,/ノ:.:.:ヽ
            /l   丶、      ,.イ:.:.:.:.:.:.:.:丶、、
          ,r'"^l !    ` ー‐;オ´:.:.:.:.:.:.:.:.:.,ノ  ,}、
     ,. -ァ=く(:.:.:.l  l      //:.:.:.:.:.:., - '"  ,/ ヽ、
  , - '"´ / ,/`>'t、_」___,ィ'゙,ィ,.: -‐ '" ,. -‐ '"    \
/    ヽ-(  / / f   }li,     ,. -‐ '"          \

さらにこうした高官たちは元首とも組んで特権グループを形成するようになる。
こうなったらもう手が付けられない。
行政も司法も、すべてが彼らの支配下に置かれてしまうからである。

印籠をかざしたところでトップとはすでにズブズブなので、
自称越後の縮緬問屋は切り殺されておしまいである。

公と私の区別は完全になくなり、国のすべては私的なものとみなされるようになる。
新しい家産制国家、
「ポストコロニアル家産制国家」の誕生である。

694Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 20:12:33 ID:xRPE9jGM0

    日日□日目日日日日目日日日日目 |
    日日日日目日日日目日日□日目日 |
    日日□日目日日日日目日日日日目 |
    目日日日日目日日日日目日日日口 |
    日(⌒;γ⌒)日日日目日日□日目日 | (⌒)  ヾノ⌒;;)
   .⌒;:.  、"";;,,,,゛)日日目日日□日目日 |(;ヾ 人("(⌒ 从
   (,,";"ヽノ";/"";") ================ii  | ゛Y(;ヾ(;;,,;  ノ";/")
    (~...,,,,,,.....,,,⌒) __i ̄'i ̄ ̄ ̄il==、_| II. |,v,,|v,(Y(;;,,ヽ;.(_;;::,ノ
    (;;,,ヽ;;;...(_;;::,ノ  iニニi======j|エコi ̄ ̄ ̄~ヽ--┴  Yii!/
       Yii!;; ;/;..) ('-'(O(O==(O               !ii
   ⌒γヾ|!,ii Y γ⌒ヾ ,--´ ̄ ̄`--、          |ill
   ;;:从;;;v.|ill|ヾ||(;;,,ヽ;;;..)‘ー◎――◎ー'     (Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒
   ニ:ニ:ニ:ニ:ニ:ニ:ニ:ニ:ニ:ニ:ノ             ゝニ:ニ:ニ:ニ:ニ:ニ:ニ:ニ:
      ,---------、        : : .
   __/ノ__Ⅱ__ヽ\       . .  . . . .....
               ^ー--、..: : : : : : :
   _.γ⌒ヽ_____γ⌒ヽ__.}
   ーゝ__,ノ───‐ゝ__,ノー‐´              .. ..  . . ..
                           ____
                         /TurboTaxiヽ
                      , ==============ニ、
                     . //            `!I;ヽ
                    (~/、             ノ/~)ヽ
                    /   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~  ~ , |
                  /               / i.|! !
                 __、_______,__,,,,,、    i.|iノ
                /l//;\ =====/ //;()い/ fl /
               〔  ̄ ̄~ 二二二二二 ̄ ̄ ̄~ ´ !|´         : : : : : : :
                ヽ 〓 ヾ_,,;;;;;;;;;;;;;;;;'i    〓  /ノ'|     : : : : : : : : ::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::: : : : : :    ー────────――´ ̄   : : : : : :::::::::::::::::::::::::::

ボツワナはこうした道をたどらなかった。

税収内で地に足の着いた計画が立案され、
ついた予算は効率的に執行されて、
汚職によるロスもない。

こうして政府資金がうまく流れるシステムを構築し、
途中の無駄を徹底的に排除したことがボツワナの経済成長を生んだのである。

695Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 20:13:28 ID:xRPE9jGM0

          _,,. -──- 、 ,. ‐''"´ ̄`二ニ=-
      -=ニ´..__     ゙     ´ ̄~゙'''‐、
       ,. ‐''"´                  ヽ、
     , ‐'´                       ,.ゝ
   ∠..-‐''フ'~                       ゙!         あんなこといいっ……!
      /                           !         できたらいいっ……!
     / ,                           l         あんな欲っ… こんな欲っ…
.    //        /l ,ヘ. ト、 ヽ、            l         いっぱいあるがっ………!
.   // ,イ    /! / ul ! ゙、 |. ヽ、!ゝ、 !       |
    / .// /!  ./ l./.`‐、l  ヽ!. ‐'´, k'ヽト.、       .l         みんなっ!みんなっ!みんなっ!
.   i ./ !/ l ,イ/. !' `‐、|!  I|_,. ‐'´ ヽ! ::::ヽ      ゝ        叶えてくれるっ…!
.    l./ .l' l' !' l=====〉 __ =======:| .|⌒i.   ヽ、       金がすべて 叶えてくれるっ……!
    !        l`‐.、.__゚/,::: ''' ヽ、 _゚__,.. ‐'´:::| |´ )}.    l、
              !  :::/,:::::::::. jv  u    ,/:::|.|~)/     l、       「ダムを造りたいっ……!」
          ノ! ,/,:::::::::::__::)  _,,.-‐"  u::||_ノ       i、       そう、5000万ドル……!
          / iー_____ ,,. -‐''フ::::/!     !゙!‐ 、._. ヽ、
          I_,. ‐'i`‐ 、.____,,. ‐'´:::/: │   │l   ` ‐-      ざわ… ざわ… ざわ…
    _,,. -‐'"´   ,.!  ___,,   u:::/::   !    ! i‐ 、._         とっても大好きっ……!
   /i     _,,. -‐1 ヽv  ̄ ̄   :::/:::    !   i' .i   ` ‐-      金っ………!
  / .{_,,. -‐'"´     !  ヽ、   .::/:::    i'  / /
 /  !       , -‐-、 , -‐、i´~`ヽ     ./  ,イ./
/   l      ,.へ、/⌒ヽ、 `‐、  i   /  / /
    |    /‐-∠.__,、 `‐、 `i‐、-‐'"7/!'/
    .|  /´        `‐、  ゙i __,! `、-‐/"

             新独立国首脳・Kさん

一方、他のアフリカ諸国ではこうはいかなかった。
国家建設を急ぐあまり、首脳たちは自国の財政能力を
大きく超えたプランを策定し、実行に移したのである。

696Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 20:14:14 ID:xRPE9jGM0

             _   __
             /´=:ミ´二.ヾ\
            / '/ '´rー=、ヽ.ヽ 、ヽ
          i / 〃,イ|   | |_L| l l                             当行は誰でもウェルカム
            |.l.l ル'__リヽ  ヘl_Nヽ!.l |                            開発資金も政府予算も、お好きなだけご用立ていたします
          | |.バ ̄o`  ´o ̄,"|l |
.          レ1  ̄ 〈|:  ̄  !`|
          ド」 、ー-----‐ァ ,lイ!
      _,,... -‐| l ト、`¨二¨´ ,.イ.l lー- ...._
   ,ィ''"´:::::::::::::::| l.l ::::ヽ、__, .::´ :l.l |:::::::::::::::::`¨lヽ               r'つ
.  /:::|:::::::::::::::::::::::W \ ::::::::::: /lル:::::::::::::::::::::::|:::ヽ               / ∟、-‐''つ
  /:::::: |::::::::::::::::::::::::l.  \ /  .l::::::::::::::::::::::::|::::::ヽ         ,.<   )ヽヾニニ⊃
. /:::::::::::|:::::::::::::::::::::::::l  /\  .l::::::::::::::::::::::::|::::::::::ヽ      /\\   i lニ二⊇
/:::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::l/\_/\.!::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::ヽ    /::::::::::::\.ゝ-─'ー-- '
:::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::l  ハ   /:::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::\ /::::::::::::::::::::/
:::::::::::::::::: l:::::::::::::::::::::::::::! ./ ヽ ./::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::/
ヽ::::::::::::::;イ:::::::::::::::::::::::::::V   V::::::::::::::::::::::::::::ト、:::::::::::::/::::::::::::::::::::::/
:::::::::::::::/ |::::::::::::::::::::::::::::ヽ ./::::::::::::::::::::::::::::::| ヽ::::::::::::::::::::::::::::/
::::::::::::/  | :::::::::::::::::::::::::::::∨::::::::::::::::::::::::::::::::|   ヽ::::::::::::::::::/
_:/   |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|    \_:/

            先進国の銀行


こういった開発計画に豊富な資金を融通したのは、先進国の銀行だった。
彼らにしてみれば、そうそう「国家」が破たんするとは思わないし、
いざとなれば担保として鉱山や港湾を差し押さえればいい。
こうして、彼らは返済能力を超えた貸し付けを続けた。

697Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 20:14:59 ID:xRPE9jGM0

      \∧_ヘ     / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ,,、,、,,, / \〇ノゝ∩ < 国家建設いくぞゴルァ!!       ,,、,、,,,
    /三√ ゚Д゚) /   \____________  ,,、,、,,,
     /三/| ゚U゚|\      ,,、,、,,,                       ,,、,、,,,
 ,,、,、,,, U (:::::::::::)  ,,、,、,,,         \ ぶーぶーぶー /
      //三/|三|\              タリー
      ∪  ∪     (\_/)タリー    タリー   しらねーよー
                (  ´Д)    タリー  タリー
                /   つ  (\_/)   (\_/)ノ⌒ヽ、
               (_(__つ⊂(´Д`⊂⌒`つ(´Д` )_人__) ))


こうして豊富な資金を手に入れた新独立国だったが、
その資金を生かすことはできなかった。

前述のとおり行政能力が大幅に落ち込んでおり、
さらにそれもあって汚職に歯止めがかけられなかったからである。
豊富な資金は、無駄に浪費されるか汚職政治家・官僚の懐に入り、消えていった。

残されたのは、多額の借金だけであった。

698Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 20:15:23 ID:xRPE9jGM0

              i、 〈l〈l r,==¬
             -=| |=‐  |.|   |.| o o o
       /       i7 |.| 「/   L===」
      〈        ゙'
      /      、ー--‐へ、 (⌒\
  .  , '      l`i‐r-ゝ  v   \\、ヾ;  ヽーァ─
    /イ    :ト、!│| ! , ij   u \ヽリ   ∨
    │,イ   | u | | l∠ニ  u    ト、     ヽ  /
     l/ | ,イ |─ァつ_ ~U~ u/;⌒i   |:: \   ヽ /
      レ W f/ ノ ,.- // ./ j v |:: u \  V
           { /つ ィ .// /   u  |::v /ヽ.  i
          l /つ/ レ'  〈__,.ヘ   | ̄7  ヽ |
          ヽ ヘ'v ー-、 ノ  ヽ  | /    W
            \ ij 0 ヽ.   `ー' | r‐¬ |
             \ ノ O \    |_!o ol_|


こうして新興諸国は、返済能力を大幅に超えた借金を抱えるようになっていく。
もともとの行政能力が高くないこれら国家にとって、
この借金は命取りになった。

しかし、それだけでは終わらなかった。

699Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 20:15:49 ID:xRPE9jGM0

             _,,.-z
       _   i'":::::::: ゙̄''‐-、_
       >:ヽ:'":::::::::::::::::::::::::::::::ヽ  ,
      /::::::;;;;:::;;;;::::::::::::::::::::::::::::::_;;i 、ノ゙''‐''"
      7,;::::::i!!!Y!!!!:::::::::::::::::::::::::::ヽ
      /:/::|、 u !;::i、::i::;::::::::::_ノ.  もういいっ・・・・!
      /ムY、、ヽ、   y"Vヾ'',,-,:7  御託はもういいから・・・・
        |゙'ヽ、,,!  /,.-‐''"~ }∠、
        |、 o ).   o   ノ.|::;;;::)  返せっ・・・・!
        |゙〒‐" u  ゙==" |:i/
        | ヽヽ   _,,,-'工]/-‐、  今返せ・・! すぐ返せ・・!
        | |コココ工!┴ '"  | |''":/  さあ返せ・・!
        | |,, -‐-,-――--! |:::/_,,,
          !.!工エココココエ工ソノ:::7::::::!/"''V⌒
        」ヽ、 ‐≡‐ v. ,.イ:::://:::::::::::::::::::::
    ,r''" ̄ヽ:::!ヽ、,,_,,.::'"  !/!/:.i:::::::::::::::::::::::
   / L -‐''" !N   ト、   /: :i:::::::::::::::::::::::
.  / .:::!      ... :::|: \/: : : i::::::::::::::::::::::::
  / ... :::!   ......::::::::::|: :/ ヽ : : /:::::::::::::::::::::::::
 / .. :::::::! ..:::::::::::::::::::::::|/! ノヽ /:::::::::::::::::::::::::::


国内の行政がまともに機能していない状況で、
鉱山や港湾などの施設が満足に動くはずもなかったのだ。
援助を得て建設したはずの施設さえ、維持管理費用が捻出できずに廃墟と化していたのだから。

結果、こうした借款は大きく焦げ付いた。
こうして、この借款は銀行側にも少なくない打撃を与え、
アフリカ諸国への民間投資は急激に冷え込んでいく。

700Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 20:16:21 ID:xRPE9jGM0

  ∠ -‐ァ       ,、'´  ,.、-'' "           \
    /      ,、'´ ,.、-''´     fi fi ト、      ヾ、 ヽ
.  /      ,、'´.,、''´    /| ,ィ |:| |:l .l_.ン        l`ヾ
 //l    ,、'´,、''´     〈:::レ':|.|::| |::ヽ  /\ヽ  .ト、 |
〃  |   ,、'´,、'´      n,  \:リ:::リ:::::i| 〈==、 lヾ  | ヽ|
.   | ,、'´,、'´       | _|f=-、.\ u !|/ヾ.、 〉| |ヽ|
.   ,!'´,、'´          r( リ   \!i  〈 o .ノノ| |
,、-'´,、r′    _    N ヾ、 o  》   ヾ ̄  | |
,、-'´ |    ( r‐ヽ、  | |j~ ゝ==シ  |j.  \.|j~| |
    |    ヽヽr‐ゝ |   〃"  |ju  U u \| '、
    |     ヽヽ⌒l .|  u ___   r' __ u _) ヽ、  ,、-'´
.   |      ヽゝ-l | |j i´ _` ''ー----‐ァ/  ,.、ゝ''´,、-'´
   |       ゝ-リ   l ̄   ̄ ̄二ニ7.ム-''´ ,.、-'ヾ
   ,'         |\ |j {    ,.、-'´ ,.、-r‐i ''' "´     \/
.  / /          |::::::\ ,,ゝ-'´ ,.、-''´  | l       /
 /〃          |,.、-''´,.、-t''´ ̄``_二ニ! l _.... -‐''´ ,、"
〃/      _,.、-‐'' " ,.、-''´::::::\ゝ- '´ r== l ヽ、  |j ='"´
. / ,.、-‐'' "   ,.、-''´ヽ、  ::::::::`'-、.. u |j |  ヾ     u
/''´     ,、-''´     \   ::::::::::::`''..r-'′   \ U


もちろんアフリカ諸国もただで済むわけはなく、
まともに機能しない行政と山積みの借金というダブルパンチで
ほとんどの国は沈んでいった。

もっとも今見たとおり、
借金はアフリカ諸国の混迷の主原因ではない。
得た資金を無駄なく効率的に開発へと回すシステムが構築されない限り、
いくら借金を免除しても何の解決にもならないのだが。

こうして、ボツワナが成長軌道に乗る中、
他国は貧困から抜け出せないままとなるのである…

701Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 20:16:55 ID:xRPE9jGM0

                   ,-、
          ,λ ̄゛`ー‐--.|  ヽ-‐─--.、_
          //        .;|   . :i::.    `ヽ、
            //   ノ  / .:|   : .:|:: :、    、. `ヽ、
        /´  ::/  :.:/ :;メ{   : .:|.:|、 \  :.ヽ、} ハ
       /  / ::/ : :/ :./| ∨  .: :|.:| ∨ .|   :.:`ヽ.|          というわけで、1の解釈を示してみましたが
        / / : : :/ : :/ ,ィ⌒| ∨ : .:|:|  V⌒ヽ : :. 、 ヘ、         いかがでしたでしょうか?
     / /| : : : / : : j ::/   |  ∨i .:|j   ヽト、  :.: : |: ヘ
     〈 :| | : : ::| : : :/|/ ___ !   リヽ、.:| ___   〉 : :.: ト、: 〉        基本は登場人物同士のやり取りだけなんですが、
     ヽ,| |: : : :|  : :;ハ ,.ィ'≠ミ  }冖{ `,.ィ≠ミ、 } : : :. / i レ'         今回はやり取りだけではちょっと説明しきれないので
          |: : : :ヽ、::{:.:ハ.      ノ , 、     j: : : :/: |           わたしがしゃしゃり出ちゃいました。
        | : :{ヽ、::|': ::.::j` ‐-‐ ´ __ `‐-‐ ´,|: : :/i:  |
        `ヽ|  |`: |:::::|`l.、    V_,ノ    /j;/ |  i|
            | j: |: :::} .|、:`>‐ァ--t‐<´j::|: : :  |  |:|
            リ : |::;ノ ,ニュ、 |´   `} `|::|: : : ノ.  λ
          ノ .,ィ´|  -‐y 〕 |-─‐-|   |リ:. : /ヽ、. ヘ
         / : f\.rヽ、___,j;>、  |  |: :  メ /i:..  ヘ
        / ::ノ:|   }`ミ三三三彡.  |  j::  //   |::i :. `ヽ、
       / : .:/: :|  〈`゛──--ー'〉 |  ./  /      |: :| ::.   )
      \ .:/: : :|  〉      "|. | /  /       |:.:| ::: /

702Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 20:17:27 ID:xRPE9jGM0

                  __  ,. : : ´: :} __,. :--.、
             ,. : : :´ ̄: : : ¨: : : : : : :.l : : : : : : ハ
          ,. : :´: : : : : : : : : : : : : : : : : : l: : : : : : : Λ
        /: : : : :.,:': : : : : : : : :,: : : : : : : :l: : : : : : : : :ヘ
       ,:': : : : :./: : : : : : : :/: :j: : l: : : : :.:l: : : : : : : : : :':、          上でも言ったように、
       /: : : :/: : : : : : : : : ,'_: :ハ: :l: : : : l: l: : : l: : : : : : : ヘ          この当時のボツワナ政府の政策は
      ,: : : ,:': : : :,:': : : : :,ァ/: :/ ,: :!:: : : !: l:マ:、!: : : : : : : : ヽ         一つ一つがそんなに派手じゃないんですね。
       l: : :/: : : :/: : : : ´/ , : /   ,: l: : : :l : l V: T: :l: : : : : : : ハ        どこの国でもやっていることを、できる範囲でやっているにすぎない。
      !: /: : : :,': : : : : :/ ,:./   Vl:.l : :l: : ! ,:.:lV: V: : : :Λ: : :',       それが、この時期のボツワナの経済研究が進んでいない原因だろうと思うんですが…
      l:,′,: : ハ: : : : :/ ,':/_ニ-   Ⅵ: :/!: :,__ l:ハ: :.V: : : : ハ: : :.l
      l': :/l: :.l: : : : :,' ,ァ孑乍z   l::l:/ l :/弐ォ、 !: : l: : : : : :}: : :!       カーマという人は、たぶんあらゆる意味で
      l: ,': :V:l: : : : ハ,.ィ:℃:しソ   j:〃 j/じぅ叭 !: :j: : l: : :.ハ: ,'       「無理をしない」人だったんだと思います。
      V{: : :Λ: : : l: l Vこ:.ン    }-{  ヒこ::ソ /:l: ハ: :l: : / }/
.        l: : : :ゝト: :l: :.l 、`¨´    / l  `~’  ,: :j/:l l:,: :./  '′       できるところまでは全力でやるけれども、
       .l: : l: : :l:マ!: l、ヽ、   _ /   ゜ 、__  ィ': : :l //           それ以上のことは一切やらない。
       ,: :l: : :l: : : : l: > 、 ̄  ` ´_ .、 ,.. .ィ': : : :l/
       l: ,': : :l: l: : : l: : xZ/l`  ‐ ァ' ./:´:l : : l:l: : : :l              それこそが、たぶん成功の一番の原因だったんじゃないかと思ったんです。
       l:,′: :lV: : : :lィ//V    ./ /ミz:!: : :l:l: : : :.!
         l/: : :,: :V: : : :l///ハ   / /⌒ Vヘ: :l:l: : : :.l
        /: : : , :ィV: : : l////}- ―l  ´ ̄¨Y//Vl: : : ::l
.      / : : :x《/,Λ: : :.V///ハ  l   ``Y///l: : : : :l
     /: : : : λ V/X: : : V///ハxZ≧x、 r }/// ,: : : : :l

703Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 20:18:17 ID:xRPE9jGM0

           ,.-=ー-:. ._/: :>-‐:…:=:ー-. . .、
          ,: : : : : : : : : :.:!: : : : : : : : : : : : : : : : : :`:. 、
          /: : : : : : : : : : |: : : : : !: : : : : : : : :V: : : : : : ヽ
         ,: : : : : : : : ,: : :;|: : : : : l:V: : v: : : : : :マ: : : :',: :ハ
         /: : : : : : : :/: :./|: :l: : : :|:l 、:_:',: : : : : : :ヽ: : :l: : : ',
          ,:': ,: : : : : : : ,':_:ァ' !: :!: : : :l:l マ: : :',:`ヽ: : : : :\:l: : : :l      さて、ここでちょっと視点を変えて、
      , ': :/: : : :,': : イ: :,′|: :l: : : :l:l  ヽ、: :lV: : : : : :.、:ヽ: : :l      次回は南の大国・南アフリカ共和国の話にしようかと思います。
      /: :/: ,: : :,': : : :l: :,'  _!: l: : :.:l:!   _,\;!マ: ',: : : :.ハ :ヘ: :l
      ,': :,:': /: : ,′: : :.V{ z=,: V: : :{  ア牙ミz、マ、: : : :l : :V;!      ボツワナを語るうえで、
.     !: /l: ,': : : l: : : : : l X_.ノnV:ヘ: :.:',   h_ノ:'ヘ、:ト.、: :.l: : :.Y      南アフリカは切っても切れませんから。
.     l:.,' V!: : : :',: : : : ;l,{ハvしΛ\:ヽ:x、 {し:刈 l:!: :V: : :ハ: : }
      !′`!: : : : :V: : :lヘ Vこ;リ }-={:ヘ、 Vこ;ソ .!: : :}: /,ノ}: /      主役はもちろん、あの人です。
.         V: : : :.{ヽ: :l{:.', `^´  !  ゝ、  `¨' ,ィ: :.,'/:.!: :l/:.|
         マ: : :! Y`:=}、__  '´  r- ┐ー‐ ´.!: :/: : :.|: : l: :|
          \:ハ.、! : : :> .、、  _` ´ , ィ´z,:': : : : l: : :.l.:l
           `` ,:l: : : :l: : : :l: : :≫丁    y:/: : : : :.,'!: : : l:!
            /: |: : ::,': : : :}:ノ//>'    /,/: : : : : /:V: : : :',
             /: : l: : /z≦////,!-‐- ァ'//: : : : : /ミz:v: : : :l
.           /: : : ',:.:ハ{l{;!/////l  ///,: : : : : ///≫x: : |

704安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/29(水) 20:18:39 ID:FuIyOoiw0
>できるところまでは全力でやるけれども、それ以上のことは一切やらない。
人間それが一番難しい…

705Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 20:18:42 ID:xRPE9jGM0

   i―――、   i-、.i―i                __
   \.    |   、,.|.l_,_|                     \  \
    \.   ――-、   .r‐―――――――‐i      ̄ ̄
     \       l    l_________/        _/ ̄l
       \  .l ̄                    l ̄ ̄ ̄ ̄  /
        \ |                  \____/
         . ̄
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/                     \::::::::::::::::::::::::::::ヽ
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                        |    ゙゙̄''ー 、:::::::|
                        !‐‐ー----____|
                        |:::::::::::::::::::::::::::::::::::,,_
                        |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::´`''ー__            ただの人間には興味ありませーん!
                        /  `ー‐’ "ー-,,_ ゙'「:::::::::::::ゝ           この中に権力者、リベラル派、革命家がいたら、  
                       /`lヘ       丿 l   |             私のところに来てくださーい!
                       /  !ヽ-..,,_  _..r'´   ヽ  ヽ
                     _ィ′ l ′  `  `^''''''’ l  │
                   __/ `1 l---.----─-ヘ   l  │
                ____‐" `''‐--l ヘ--―‐'''T` /l   |  /.._____
        ________--‐''│        ,' |  _.l‐‐/ ノ   一''´:::::::::::::::`゙‐ー 、
                 !        /''''|''"`  | / /′ /:::::::::::::::::::::::::::::::::::
                 |       ノ  │ __..-'' /  /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::
               _ノ∟......---=⊥..--‐''´ _....┘  _ィ′::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
              ../  ''t`''‐___--‐'''"´ _,,..‐'ン′::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
          _r‐"     L,,_       __....-'''´ /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
                  1 `ー----.-‐"´ ヘ、 /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

                ハリー・オッペンハイマー

次回「喪黒福造の憂鬱」(仮)
乞うご期待!

706Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 20:19:08 ID:xRPE9jGM0
今回ここまで。

707安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/29(水) 20:20:07 ID:5145vaHU0
乙乙! 足るを知る、なかなか出来ない事だよね

708安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/29(水) 20:20:38 ID:r.xjdMjY0
乙〜

709安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/29(水) 20:20:39 ID:FuIyOoiw0
乙です
いやあ解りやすかった

710安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/29(水) 20:23:42 ID:61GuCs5Q0
おー面白かったわ乙さん

経営SLGでやりがちな禁忌だからな
・初手で分不相応の福祉観光建てまくる
・なんでもかんでも建てるだけ建てて手持ち資金マイナスに
・財政赤字>財政破綻で信用なくなり援助が最低限に

711安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/29(水) 20:26:24 ID:KYxPGhiQ0
乙でした
非常に分かりやすくて良かった

712安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/29(水) 20:28:09 ID:/Et0u7kM0

先のことで>>1が触れるだろうけどカーマ自体も権力奪われないように
仕込むとこには仕込んでるからな。ただ、公私の概念があったのは大きいな

713安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/29(水) 20:28:20 ID:BdLLAej.0
乙でした
結局、近代国家が発展するには国民が近代的な価値観を広く共有してないとダメなんだよな
ボツワナが最も幸運だったのはダイヤとかじゃなくて、そういうところだったのかも

714安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/29(水) 20:37:04 ID:EsYA/R1s0
乙でした!


アフリカに限らず、日本の地方自治体なんかでもおんなじですな。

炭鉱閉山で破綻した某U張市とか。

715Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 20:37:24 ID:xRPE9jGM0
>>712
たぶん次々回くらいで少し触れますが、
カーマも政治家ですんで自分の権力保持の手くらいは打ってるんですよ。
ただ、別に不法なことをしてるわけじゃないんですけどね。

>>713
ボツワナ成長の源泉を所有権に求めるのは、
欧米系のボツワナ解説によく出てくるんですよ。

ただ、これが成長の基盤になったというのは大賛成です。
価値観って重要ですよね…

716安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/29(水) 20:38:01 ID:U17deKiU0
アフリカで言えばルワンダも経済成長をきちんとやりとげたよね。色々あったけど。
>>1さんは「ルワンダ中央銀行総裁日記」とか読まれました?
結構面白いですよ。
基本的には、正直な国民性、無理なく将来を見据えた成長プランが一番大事なのかなあと。

717安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/29(水) 20:39:13 ID:/Et0u7kM0
>>715
煽りぬきでやってることは清廉潔白な政治家の範疇に収まると思ってますよ
息子の処遇も含めて

718Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 20:39:33 ID:xRPE9jGM0
個人的には麻呂の最後のセリフがお気に入りw

719安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/29(水) 20:42:22 ID:/Et0u7kM0
>>716
その国は90年代に矛盾が思いきっり噴き出してシャレにならん状況になってるから
きちんとやったと言っちゃ違和感ある

720安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/29(水) 20:46:02 ID:rQaWhxJ60
乙でした
しかし、イギリスが親切すぎていい国と誤解しそうになるw

721Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 20:46:30 ID:xRPE9jGM0
>>716
はい、もちろん読んでます。
あれ面白いですよねえ。
テクノクラートの誇りを持ってきちんと仕事をやり遂げていくのは、
見てて楽しい。

ただ、ルワンダは民族対立と人口過剰っていう爆弾を抱えてますからねえ…
基本的にごたごたしてないときのルワンダはアフリカらしからぬキレのある国なんですが、
…正直今の状況がいつまで続くか、という危惧はありますね。

722Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 20:49:47 ID:xRPE9jGM0
>>720
親切だったら舗装道路13㎞とかいう惨状にはならないですよw

ただまあ、この時期のイギリスはボツワナなんか手放したいばっかりなんで、
手切れ金代わりにある程度の世話は焼いてますね。
それまでは自治に任せるというか、
びっくりするほどの放置プレイだったんでw

723安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/29(水) 21:04:09 ID:rRovxYDQ0

小国だったのもいいんだろうな
指導者が小さいとこへも目が届き
方針転換もしやすい

724安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/29(水) 21:22:06 ID:Ht/Q.J860
>>1は何回くらいボスニアにいったことがあるんだろうな

725安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/29(水) 21:25:09 ID:6B6UEEWE0
お疲れ様です!

726安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/29(水) 21:27:05 ID:6n.tNGYA0
乙ー。
明日かと思ってorzして、席外してる間に投下が終わってた・・・orz

727安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/29(水) 21:29:39 ID:k/IanW6U0
乙ー

728Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 21:31:33 ID:xRPE9jGM0
>>724
ボスニアは、ドゥブロヴニクに行く途中に
海岸部のネウム村に立ち寄っただけなんで、
実質行ってないですねえ。

砲撃受けてがらんどうのアパートの廃墟とか、
あのころはまだ残ってましたけどね…

729安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/29(水) 21:44:11 ID:fW.OmmN60

借りた金がどこかへ消えていったらどうしようもなくなるよね

730安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/29(水) 21:46:46 ID:U17deKiU0
>>721
あの本で胸を打ったのは前書きでした
「アフリカ諸国については資源市場とか利益ばかり語られてその、住む人について考慮されていないように感じる」
みたいな言葉があったと思います。
これ、今でも通用するというか、この人すげえなあと本気で思いました。S47年って俺まだ生まれてないわw みたいな。

あれは名著でした。

731安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/29(水) 22:14:48 ID:nHlPZ6.w0

「盗みを罪・恥と認識している」
これはとても重要な基礎特性だよな…

732安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/29(水) 22:26:24 ID:g6mb6hpU0
乙でしたー

733安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/29(水) 22:31:37 ID:1HP87Zbo0
乙!
今回も面白かった。

ただ、文章が多くなるのはしょうがないんだけど、
AAがブツブツ切れて見づらいので、
横幅は800,せめて900くらいにとどめて欲しい所。

まとめサイトさんも、結構改行したりして幅つめてるし、やっぱそっちの方が見やすい。
文章が短くできないなら、小さめのAAを使うとか。

734安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/29(水) 22:34:08 ID:/Et0u7kM0
>>731
自分の属する集団外からの盗みを禁忌とする価値観は経済的交流が
活発な社会でないとなかなか育たないからね。アフリカはその面でも厳しいな

735安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/29(水) 22:41:34 ID:O4SKyNOc0
乙でした
あの時代にここまで出来るカーマすげぇ

>>717
どっかのダルマ宰相みたいに実務能力最強、政治家として無能みたいなのも困り者だからなw

736Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 22:42:50 ID:xRPE9jGM0
>>733
あー、やっぱちょっと大きすぎますか…
ただ、AAが大型のが多いんですよね。
特に次回の喪黒とか、
シャレにならんくらい大きくて。

800か900というと、どのくらいの幅になりますかね?

737安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/29(水) 22:45:55 ID:O4SKyNOc0
>>736
エディタ使ってるならカーソル置いた所にドット数が出る
画面の下ね

738安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/29(水) 22:48:43 ID:efe1XiHM0
乙でした。民族性の違いは大きいよね。宗教的に「配分」の割合が高すぎるとどうしても血族で固まってしまうし、
「契約」、「所有」の概念があるのは大きなアドバンテージだよね。

739Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 22:56:40 ID:xRPE9jGM0
>>731
これ、地味だけどすごい重要な特性ですからね…
木村重信の「カラハリ砂漠」(1966年)にこれを象徴するようなエピソードがあったんで、
おまけとして投下してみてもいいかな。

>>734
>自分の属する集団外からの盗みを禁忌とする価値観は経済的交流が
>活発な社会でないとなかなか育たないからね

ああ、それで諸文献でツワナ社会における牛の商業的価値が
頻繁に言及されるわけか…
商業活動の重視によってそれに関するモラルや、
交渉や和解の形式が成立していくわけですね。

そうか、そういうことなのか。
参考になりました、ありがとうございます。

740Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/29(水) 22:59:50 ID:xRPE9jGM0
>>737
ありがとうございます。
今見てみました。

…やっぱり喪黒AAだとこの制限きついな…
まあ、なんとかやってみます。

741安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/29(水) 23:00:58 ID:gLXzhlsU0
乙乙ー
喪黒さんはAAまで恰幅良いのかw

742安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/29(水) 23:05:54 ID:1HP87Zbo0
迫力出すためか、大型AAが多いのよねw>喪黒さん

743安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/29(水) 23:06:32 ID:1HP87Zbo0
>>735
あの人は適材適所って言葉の生きた見本だからなあ・・・w

744安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/29(水) 23:12:50 ID:3JfTmP9o0
乙でした

青猫の替え歌でクソわろたし。

745安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/29(水) 23:24:23 ID:Ffua0zlo0
商品交換と所有権の確立との関連性は様々な分野で言及されますね。
そして、所有権と盗みの禁忌(制度面・倫理面)は裏返しの関係。

ただ、悩ましいのはクラのあるトロブリアンド諸島では
ボツアナのような奇跡は起きていない・・・

なので、所有権だけでは説明しきれす、難しいだなあと思う。

746安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/29(水) 23:35:57 ID:3sBYomWI0
ほぼ同様の牛の委託・契約の制度があったケニアのキプシギスは逆にシステム崩壊の方に行っちゃったからねえ。
ルールや価値観が生き残れたってのもけっこう奇跡的なことなのかも。

747安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/29(水) 23:38:35 ID:wx1gh.060
乙でした
余所は本当に酷いからなぁ
「ナイジェリアは連中がKUSOなせいで赤字仕事だよファック」ってウチの親父が言ってたし

748安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/29(水) 23:40:40 ID:OEhlLWgQ0
乙でしたー。

当たり前のことが、あまり前に出来るってとんでもないことだなぁと実感するわ

749安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/29(水) 23:41:11 ID:/Et0u7kM0
>>746
すぐそばと言うか直接影響与えてくるところに略奪こそが名誉・富を獲得する大いなる手段だって
集団がいてそっちが人口増加や武力持っちゃうともうね

750安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/29(水) 23:47:54 ID:Exk5WB7c0
ベドウィンみたいに略奪しないと死ぬ社会とかだとなおさらきついな

751安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/30(木) 00:15:05 ID:7ZRRakaQ0
最悪台詞とかは全部AAの下に置く形でもいいとは思いますよ。

752安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/30(木) 00:34:23 ID:MY3PfAIc0
乙でした
よく、「近代とは何ぞや」という議論で重要な問題として出てくる、契約主体たる個人の所有権の確立が、既にできていたとは

753Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/30(木) 01:38:58 ID:vQ/r0eJQ0
739で言ったエピソード、
このころ(1966年)のベチュアナランドの雰囲気がよくわかるので
AA化してみました。

ちょっとしたおまけですが、よかったらどうぞ。

754Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/30(木) 01:39:44 ID:vQ/r0eJQ0

        ,r-;
     ,r'´;;;`、;`ゝ,
   ,/;;;`、;;;`、;;;`、;`ゝ,
 /;;;`、;;;`、;;;`、;;;`、;;;`、ゝ,
ぐ;;;`、;;;`、;;;`、;;;`、;;;`、;;;`、::;'ァ
 |      _____|.:|
 |  hotel |_|_|_||ヾ|
 | moscow.|  |  |  ||..::|
 |        ̄ ̄ ̄ |.:|
vヘノV/y/W///7/y'/V7!y'V

『…ガベロンズの駅前に、この村唯一のホテルがある。
ホテルといっても、ひなびた田舎の木賃宿だ』

755Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/30(木) 01:40:19 ID:vQ/r0eJQ0

    \ ヽ     /  /  /

    (Д´) ∧_∧ ∧_∧
    ノノ⊂(∀・  )、(∀`∧ ∧
    ┌ <   (^ニ  /l  .(Д゚,, )
         (_┌ (_ ○ニ ○v
          し  l l  l \

『夕方このホテルについて、大きなトランクを提げて入っていくと、
テラスでビールをのんでいた青年たちが、
先を争って私たちの手から荷物を奪い、部屋に運んでくれた』

756Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/30(木) 01:40:53 ID:vQ/r0eJQ0

    (⌒⌒)      (⌒⌒)
     川        川
    (Д´) ∧_∧ ∧_∧
    ─ノ⊂(Д・ #)、(Д`∧ ∧
    ┌ <   (^ニ  /l  .(Д゚# )
         (_┌ (_ 凸ニ ○v
          し  l l  l \

『チップを差し出すと、顔色を変えて怒った。
全くの親切なのだ』

757Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/30(木) 01:41:25 ID:vQ/r0eJQ0

      _________  ∧_∧_∧_∧
     /  ∧_∧ // . ||.|| (^^(´・ω・`)^^∧_∧
     |_(´・ω・`)//_||.|| ∧_∧∧_∧(´・ω・`)
    /_  ̄ ̄_ |    |.||(´・ω・`)´・ω・`)と::::::::::)
    ◎====◎   |    |.||∪ ̄|∪ ̄|∪∪| ̄∪| ̄ ̄|
    |___     |    |.||    |    |    |    |    |
    ヽ -―ヽ\    |    |.||__|__|__|__|__|   三;;::('⌒;;:⌒
    / / // ヽ_\__|__/―――| |/ /   ヽ
  || し |         |w|│(_|w| | O |   三     ;;::('⌒ ;;:⌒
   ヽヽ___ノ          ヽヽ___ノ ヽヽ___ノ 三≡ (´⌒(´⌒;:

『戸外は広々とした砂地で、駅前のせいか、
何百人もの黒人がぶらぶらしている。
私たちのトラックは山のように荷物が積んであるが、
無蓋なので、盗難が心配だ』

758安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/30(木) 01:41:26 ID:7SNqsX6c0
こんな違いにゲリラ投下とは

759Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/30(木) 01:42:01 ID:vQ/r0eJQ0

       , -;‐;‐;-;、
      / __ ‐-‐___ ',
        |  -` ̄- |
      ,|_(二)ー(二)_.|_
     { |´  、,}   `| }
       `! / 小.ヽ  |'
      |   、、 '  |
     ノ{\ 、___, /ハ\
   / { ヽ >ーく  / |  \
  ,ハ ヽ ∨ヾフ'∨、__,|  ,ハ
  / ヽ く´ ヽハ,/  ヽ   /  |

『ホテルの主人(イギリス人)にどこか安全な場所がないか聞いたら、』

760Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/30(木) 01:42:32 ID:vQ/r0eJQ0

            /     < / i      V/l \\l
           ./   / /  /  / /へ   l    \ゝ
           /   / / 〉l/ / ∧/  ヽ / l \ l \\
   /      ./  , /  l / l l 彳 \  V / 丿( ヽ\\
       / /: / l  / .l l トiイ l \ イ\ /ヽ\ )  l   ト
        ィ//ィ' // / l l l∧ i li<ノ      レハ./人 l 丿 〉
  /  /  l/  i  / ハ  r l /ー─ヾ    ー--リ!  l/l l/
    /   V  /l .l l l i Ll/ '  ̄ `ヲ     ‐- l  /l ) /       どういうことだい?
   ; ′     ヽ:/rェl \ヽ ヾ丶弋ヲフ ̄`〃  .仞 ̄ト/ レイ
   ヽ      ヾi ハl iヽ ヽ 、ヽ‐---‐'ミ    `ー '・!
   ヽ 、    , -、‐弋   ! ` 、: ヘ`ヽ巛ミミ7     〉''' }!   /
     ヾ 、f  ゝ、::}`ー!   !`ヽ辷三彡{        ノl   |   r―
      ヽ l    `ー-l   ト、三ミマミ彡7   _ / :l   r'  _ノ
         !      l     l ¨''‐、ミ辷/  (マ;ム::::`、l  |   l
       :::|      l    l     丶.__./::マ;ム:::::\ ) ノ
;;;;  ヽ  ::::::l       l    .l       ヽ、,:::::::::マム::::::::丿 (
;;;;;;;    :::::/\     l     !        ヽ:::::::::マム::/ _ノ
ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;::::/       l    l         /:::::::::::マッ´:/

           ホテルの主人(イギリス人)

            『けげんな顔をされた』

761Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/30(木) 01:43:02 ID:vQ/r0eJQ0

       , -;‐;‐;-;、
      / __ ‐-‐___ ',
        |  -` ̄- |
      ,|_(二)ー(二)_.|_     いや、荷物が盗まれると困るのでね。
     { |´  、,}   `| }    どこかで預かってもらえないかと…
       `! / 小.ヽ  |'
      |   、、 '  |
     ノ{\ 、___, /ハ\
   / { ヽ >ーく  / |  \
  ,ハ ヽ ∨ヾフ'∨、__,|  ,ハ
  / ヽ く´ ヽハ,/  ヽ   /  |

『そこでトラックの荷物を見せて、
この中には高価なカメラ類などが含まれていること、
ホテルの周りにたむろしている黒人たちが一つずつ盗んでも、
数分でなくなる恐れのあることを説明した』

762Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/30(木) 01:43:32 ID:vQ/r0eJQ0

                       ,.ヘ、___ __
                    ,心、_| ハ \ミ\ \ヘ癶、
                  /ノ ノ rミl:l:lハ  ヽ `ヽ \ー'\
                 〈  /  |ジ´,,´´} /Nヽ ト,l\ V Yヘ
                 ノ 〈l  lハ  ゞjノー--H/、| } lハ \〉
                // / Nゝ!'^`ヽ  ~''´_,z≧、_N | l ∧ ヽ      なにバカなこと言ってんだい
               /  l {イ弓彡、ミ_j  、_´¬‐’='^j/ l ハj)ハ     この国で盗みなんか、
                |  l ! トト!〃_(・'`/        ゚ // /イ 〉 |      あるわけないじゃないか
                \l,! ヘ|Z簠彡7ヽ r、      !イ/ /ト! } |      ∫⌒
                 ヽ、|ミ彡彡{          ス//|rノ |
                   |lマ三彡7∠_ 二`ニー'    j/´| ! |       ((
                   | l∨辷/           |  | ! |    ( ⌒ )
                   | ll \払   ´ ミ      /|  | ! l   (~  ノ
              /}       | |l  l\}         /ケl  |   |   ノ
     ヾ 彡\ /ー'/        ! li  | l |\           |  |   lヽ∫
    /`ヾ /  /       ノ| l  | llハ ::::\ _ ィ   _ィ|  |l   r_i~\
   /  /  / \─‐-、_/ム|  l  l/ハ  ヾ壬/   `ヾ|  l|ハノ人、ヽ_三⌒ヽ
  | _/  /‐ヾ、ノリ\::::::::::::::::|  l |三∧    _ _    __,|z ニ1'\ヘ\ _`ヽ_ミリ
  ヽ  ー'´ー=ハヾ、ジ ==二_ァこ- |-¬'}^´ ̄ー´  ̄   │! lヘ:::::::`ー--..、ル(_rヘ
   l     _/  〉:::::::::::::::::::::::/  ノ |  /     ノ    ',  、、\::::::::::::::::::::`丶、
   |l       .ィ:::::::::::::::::::::::/ ハ/  l ─--、   く_.. --─∧ゞ ニ _\__:::::::::::::::::::::
   /::\    ´ ヽ:::::::::::::::::/{ !  _ノ|ゝヘ   `~    z‐、/::::::\ _ ヽ ム:::::::::::::::::
  /:::::::::∧      }::::::::::::〈 ノヽソ (::::||彡〈       〈ミ/::::::::::::::::::ソ フ ノ::::::::::::::::


『すると主人は怒って、ベチュアナランドでは盗難は絶対にないと断言した』

763Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/30(木) 01:44:04 ID:vQ/r0eJQ0

        ,r-;
     ,r'´;;;`、;`ゝ,
   ,/;;;`、;;;`、;;;`、;`ゝ,
 /;;;`、;;;`、;;;`、;;;`、;;;`、ゝ,
ぐ;;;`、;;;`、;;;`、;;;`、;;;`、;;;`、::;'ァ
 |      _____|.:|          冂
 |  hotel |_|_|_||ヾ|        __凵
 | moscow.|  |  |  ||..::|       ..|__| ::|
 |        ̄ ̄ ̄ |.:|       f‐イ!:::|
vヘノV/y/W///7/y'/V7!y'V     |_._!|_::!
                       ゜゜ ゜   

『そして彼は、ある客がホテルの前に鞄を一個忘れて旅立ち、
三か月後に引き返してきたとき、元の場所にそのまま置かれていたことを話した』

764Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/30(木) 01:44:31 ID:vQ/r0eJQ0

       , -;‐;‐;-;、
      / __ ‐-‐___ ',
        |  -` ̄- |
      ,|_(二)ー(二)_.|_
     { |´  、,}   `| }
       `! / 小.ヽ  |'
      |   、、 '  |
     ノ{\ 、___, /ハ\
   / { ヽ >ーく  / |  \
  ,ハ ヽ ∨ヾフ'∨、__,|  ,ハ
  / ヽ く´ ヽハ,/  ヽ   /  |

『私たちは半信半疑の気持ちだが、
ホテルの主人のいう事だからと一応信用することとして、
代わりにその夜は二時間ごとに
荷物が盗まれていないかを調べることにした』

765Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/30(木) 01:45:03 ID:vQ/r0eJQ0

     /  /ヾ /  / / i   V  ヽ \\
    〈    /ヽ ヽ /  / /  / / l :l   ヽ \ ゝ
    ノ 〈 /ヽ  / / / / / /∧ ! /^\  \\ \
   / / ,' ゝ丶 / i / / /  / ,、∨,、  \( ヽ \ \
  /   l  {ヽ `/ / / / ト / ∧ヽ|/∧ヽ  )  l  ト: ',
  |  l ! i ミヽ i  / / / l /l /´`"゙`´ ', !レハ. /人 l丿  〉
  \l  ハ ミ /  / l  ハ l-レ孑-ト    7┼リ\ ll-、l/l l/
    ヽ、 `ヾ_\ l l i L_j/.:.:.:.:.:.:.:.ミ;       /l ) /
     ./ /.i´ ヽ\ レ./ヽ_≡三ミ   _≡三ミ.レイj/    だから言ったろ?
    / i ヘ、  ゝレ\|巛;:;:;:;:;:;:;:;7        V^V    この国で盗みなんて、
    / 、l./ `ゝイi   iZ簠巛彡ヲ          }     あるわけないって。
   /l l l /  i | l  i辷ミ彡彡{   _     /
   l l l l l   / | ll  iマ三彡7   `ー′  イ
   / l l l /   ! | |l  ll∨辷/_____.. <|i |
 / l  ,',  i l l .! li  ||     寸  `ヽ、_| i |
//.l /,',',. / r<| l  | \    }      | l ト
 / :/.  / .厂  / / /   ヾ    |     | l |
´ / |  |  \  | l |    \   |    |  l

   『結果は主人のいったとおりだった』

766Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/30(木) 01:45:51 ID:vQ/r0eJQ0

       , -;‐;‐;-;、
      / __ ‐-‐___ ',
        |  -` ̄- |
      ,|_(二)ー(二)_.|_
     { |´  、,}   `| }
       `! / 小.ヽ  |'
      |   、、 '  |
     ノ{\ 、___, /ハ\
   / { ヽ >ーく  / |  \
  ,ハ ヽ ∨ヾフ'∨、__,|  ,ハ
  / ヽ く´ ヽハ,/  ヽ   /  |

『その後私たちはベチュアナランドの各地を旅して、
この国の黒人たちがきわめて温順で、物乞いをせず、
決して盗みをしないことを、事実によって知った』

『南アフリカで黒人の盗みにしじゅう神経をとがらせていたのとは、
たいへんなちがいだ。
政治的自由のあるなし、人種差別の有無が、
こうも人間を変えるものか…』

767安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/30(木) 01:46:40 ID:w2yY5Zh60
>ホテルの前に鞄を一個忘れて旅立ち、三か月後に引き返してきたとき、元の場所にそのまま置かれていた
「いや野ざらしにしとかんと建物の中に仕舞っといてあげてよ!?」とつい思ってしまったw

768Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/30(木) 01:46:52 ID:vQ/r0eJQ0
以上です。
なんかこの時代のベチュアナランドの様子が生き生きと伝わってくる一文で、
かなり好きなのでちょっと投下してみました。

769安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/30(木) 01:54:29 ID:0GeiMpUw0
乙乙ー

>>755とか「旅で疲れてるだろうし、荷物重そうだから部屋まで運ぶぜ」って心意気なんだろうなあ
盗みが悪いことであるって道徳がしっかり根付いてるって、
こう言っちゃ悪いけどこう言う国じゃ珍しいよね

770安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/30(木) 02:14:00 ID:K9KdnAcA0
乙です
短いのにいろんな情報が詰まってて、その上ほっこりするいいエピソードだなあ
本編の方も政策の意味や他国の状況が分かり易くていい
連合大学……そんなのもあるのか

771安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/30(木) 03:48:22 ID:dOE1Z1BA0
>>747
ナイジェリアの中国への依存度を増やすために、小金掴ませた現地人に
外資へひどい対応をさせて撤退を促してる、という話もある。

フィリピンとか沖縄の反基地デモみたいなもんだろう。

772安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/30(木) 05:07:03 ID:sUgPasoY0

有形の資源以外にも発展する土壌はあったわけだ
にしてもない夫が汚職はしないにしても途上国で失敗する典型的な指導者だな

773安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/30(木) 06:18:08 ID:weN2Z4.20
でもしちゃいけないのはわかるが気持ちはわかるわな
独立したんだから綺麗な病院立てて記念聖堂作って
独立の成果をみんなで共有したい!つーのもさ

774安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/30(木) 08:21:57 ID:xiCRZO620
反基地デモをいっしょにするのはどうもね。

おいらは飛行機好きで空港のそばに住んでいたことがあるんだが、一般人だとアレはつらいし
米兵の素行は、必ずしも模範的な人ばかりだとはいえない
さらに裁判もまともにうけずに国外逃亡なんてのもある

というか、政治性とかほとんどないシムシティですら迷惑施設だべ軍事基地ってw

775安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/30(木) 08:49:06 ID:oqkwunpE0
どこの誤爆だよw

776Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/30(木) 10:03:21 ID:DeuzVK5w0
>>770
連合大学は、国力のない小国が乱立する地域だと結構ありますね。
今残っているのは、
カリブ海の西インド諸島大学と
オセアニアの南太平洋大学かな。

>>747
ナイジェリアはねぇ…
とにかくものっそい評判悪いですよね、あそこ。

ボツワナを舞台にした「No.1レディーズ探偵社」っていう
人気の小説シリーズがあるんですが、
そこでのナイジェリアの扱いがもうボロカスでね。

『約束していたとすれば、それを守らなければならない。
約束を破れば、ボツワナと、
ナイジェリア(打ち消し線)、
ここで名指ししたくないが自明のアフリカ某国との、
差異がなくなってしまうだろう』
なんて平気で書いてあるし。
この書き方ひとつで、あそこがどう見られているかはわかるよなー、と。

777Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/30(木) 10:10:37 ID:DeuzVK5w0
>>772
話しの展開上ああいう形にしただけで、
やる夫とない夫のどちらが提唱したかは分かんないんですよね。
むしろ、財政黒字路線はない夫時代のほうがより明確になってます。
常時財政黒字とかの偉業もない夫時代ですね。

>>773
確かに、気持ちはわかるんですよね。
独立の成果をだれにでも分かる形で示して国家の求心力を高めるってのは、
間違った政策じゃないですし。

ただ、それをできるだけの環境と国力が備わってなかったのがね…

778安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/30(木) 11:11:08 ID:ZwuC/cGA0
> ボツワナを舞台にした「No.1レディーズ探偵社」っていう
> 人気の小説シリーズがあるんですが、

ようつべで"The No 1 LDA"で検索したら沢山出てくるね。
英語キツくても、ボツワナって国こんな感じと雰囲気は分かる感じ。

779安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/30(木) 11:18:56 ID:NQvwsH4o0
ああ、邦訳したの読んだことあるわ
村の井戸のポンプノエンジンが中古のトヨタだかのやつでしょ

780安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/30(木) 12:07:27 ID:72IaHhDU0

あー自分もやらない夫はダメだなあとか思っちゃってた

781安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/30(木) 12:09:14 ID:.EFZHKjQ0
自分が同じ立場だったら、やっぱり白人の真似して工場建てて
ダム作って耕地広げて、、、って思っちゃってる気がする
失敗した他の国のこと笑えないや

782安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/30(木) 12:24:06 ID:o2yiYC.o0
乙ー

シムシティとかの経営シミュでもやらかす話だわなw<あぶく銭で箱物どかーん

身の丈経営+根付いている道徳観念+無理をしない将来を見据えた動き+次世代への教育継承

と、これだけの要素がありゃ、そりゃ発展するわな。

783安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/30(木) 13:04:08 ID:IeGQiJlM0
>>656のスワジランド国王ソブーザ2世って現国王ムスワティ3世の父親なんだが、
妻100人に子供600人って恐ろしいな。。。なるほど誠氏ね
ムスワティ3世の妻は13人、これでも多すぎるって話なのに

後ナイジェリアは、今でも原油輸出収入を使った80億ドル/年のガソリン価格補助金の
半分が横領や不正受給でどっかに消えて行ってたりする。

784安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/30(木) 13:09:26 ID:4LlEUGlQ0
国王が平均的な精子の量だと受精率からいって全員自分の子供かあやしいなw

785安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/30(木) 13:45:29 ID:qxPROI9Q0

トップの賢さに国民の価値観
そして何にもないがゆえに堅実にいけたのかもな

なんせ見ていてダイヤ鉱山以外借金のカタになりそうなものがないw


さてボツワナと衛生といえば……と思ったがアレの発見はもうしばらく先か

>>721
ルワンダは知人が行ったことあって
紅茶の栽培が比較的活発なのに少し驚いたとか
意外と気候が快適とかで日本(大体東京あたり)の気候を聞かせたら
「冬は0度近くで夏は35度?なにそれ怖い」って言われた(意訳)とか聞いたな

ルワンダはとりあえず現政権が今後どうなるかだよなあ……
目に見えた失態は聞かないがルワンダ愛国戦線も結構な長期政権だし
カガメも大統領就任から数えてもかれこれ10年経ってるし

786安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/30(木) 14:24:20 ID:/gU.5ijA0
>>783
誠より止じゃね?

787安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/30(木) 15:37:50 ID:vD.xmJxc0
スクイズの時点で誠の異母兄妹の一番上(世界と刹那の祖母)は死んでるからな
ぱねぇ

788安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/30(木) 20:04:21 ID:TYZl6iro0
南ア軍ってそんなに精強なのかな?
そりゃボツワナ軍よりか強いだろうけど、
アンゴラじゃあキューバ軍に大敗に大敗を喫しているし。

特に空中戦では、キューバ軍のMiG23の前に一機も撃墜できずに
逆に数機を落とされるという醜態をさらしている。

789安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/30(木) 20:13:07 ID:7SNqsX6c0
>>788
あの時代のソ連が後ろ盾にいたキューバに同じ物量で勝てるのっては
常任理事国内でも米のぞくとうーんと…感じが
米はベトナムのトラウマあって本腰入れられなかったし

790安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/30(木) 20:14:31 ID:xiCRZO620
キューバ軍よく知らないけど、アメリカのすぐそばでガチ対立してんだから精強なんじゃねえのイスラエルみたいに

791安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/30(木) 20:19:34 ID:KVuiCYCU0
乙でした

こうしてみると、民族分断されてなかったってのも理由に入るのかな?

792安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/30(木) 20:22:10 ID:TYZl6iro0
>>789
イスラエルなら余裕で蹴散らしちゃうと思うぞ。
第四時中東戦争スレみてると、つくづくそう思う。

793安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/30(木) 20:22:18 ID:DxGnNuEA0
ルワンダの本だと装甲車一台をなんとかやりくりして買って、そのおかげで勝てたとかあったからそんなもんじゃないの?
戦車じゃないぞ?装甲車だぞ?

794安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/30(木) 20:26:08 ID:xiCRZO620
>>792
いや、直接対決って話じゃなくてなw
敵のそばで臨戦態勢で、だったら強いんじゃないのって話ねw

795安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/30(木) 20:32:50 ID:DxGnNuEA0
>>792
そこも士気、装備が世界有数じゃないかw

796安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/30(木) 20:46:14 ID:dOE1Z1BA0
>>788
ソ連や中国みたいな武器を売る死の商人じゃなくて、傭兵を派遣する死の商人だから
常時戦場で選抜できてるんで、頻繁に実戦をしてないところだと兵の質では劣ることになる。

しょっちゅう人殺しをしてる奴と、そうでない真人間では殺害の瞬間に差ができるだろう。

797安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/30(木) 23:09:53 ID:ApZ8bDF20
>>788
現代だと南アの軍事予算はボツワナの13.7倍
あの辺の地域大国で独自開発の兵器もチラホラあるくらいには軍事大国
銭金で軍事力を測れるモンじゃないけど目安になるはず

798安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/30(木) 23:14:10 ID:4LlEUGlQ0
南アの地雷対策のノウハウは世界屈指だったな

799安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/31(金) 00:25:53 ID:PTUuKnTU0
>>791
ツワナ人が独立前から一枚岩で独立後も利権争奪の部族抗争とか
発生してないって無茶苦茶凄いと思うわ

800安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/31(金) 01:39:11 ID:5YQRQbns0
そこまで聞くとダイヤモンド無くても中進国までにはなれた気がするな。
社会資本有り杉だろ。

801安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/31(金) 09:01:55 ID:4QnlEFBg0
>>798
ソビエトの「横に並べて歩かせる」な地雷対策より凄いのか

802安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/31(金) 13:49:14 ID:YgPTG4fQ0
wikipediaで政府の腐敗認識指数なるものみっけた。どのくらい当てになるのかは知らないけれど。
ttp://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/7/73/World_Map_Index_of_perception_of_corruption.svg/2000px-World_Map_Index_of_perception_of_corruption.svg.png
このスレの舞台が地図のどこにあるのか知らない人にもひと目で分かる感じ。

803安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/31(金) 15:06:29 ID:ynymZR/s0
>>802
ボツワナなんでそんなに例外なのか、知らなきゃ謎すぎる絵だなあ・・・
それより南アメリカの極端さが気になる・・・

804安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/31(金) 18:07:28 ID:7FMbZHok0
俺、金ためたらフィンランドに移り住むんだ……

805安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/31(金) 18:11:17 ID:ovirwMMw0
ちょっと気になったからwikiで調べてみたけど、治安も経済も良好なのに
エイズが蔓延してる… なんでなんだ?

806安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/31(金) 18:38:49 ID:hVnMqwbw0
隣国が爆発的にエイズが蔓延してる南アフリカ共和国だぞ?
国境間の人間の往来が多く、かつ隣国で蔓延してれば仕方が無いさ

807安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/31(金) 18:39:48 ID:PTUuKnTU0
>>805
インフラ整備したおかげで流通が盛んだったのが逆に災いして
輸送業関連の職に就いてたウィルスのキャリアーが国土全域に広めてしまったと聞いたことが

808安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/31(金) 18:46:22 ID:zTBUWliA0
>>805
元々HIVウイルスが南部アフリカ発祥のものだから。
確かカメルーンのチンパンジーがもってたものが人に感染したっての。

ちなみに、AIDSがアメリカで始めて確認されたのが1981年のことなんだけど、
それ以前からアフリカでは「やせ病」という原因不明の病として知られてたらしい。

809安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/31(金) 18:49:27 ID:.Hisye1o0
>>802
アフリカで一番清浄な国と言っても過言では無いレベルだな

810安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/31(金) 22:03:58 ID:U6ByR/8A0
>>804
あそこらへんの政府がしっかりしてるのは
国民の政治への関心が高いことからくる投票率の高さが大きいので
移り住んだとしてもちゃんと投票に加わらないとダメだぞ

811安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/31(金) 22:58:39 ID:ODYQPoWg0
そもそも投票自体が「最低限の政治参加」であってだね
・住民各自が 日 頃 から消極的にでもいいから支持する党/候補決める
・陳情やらメールやら手紙や党大会参加でして欲しいことを伝える
・党/候補はそれを参考に現状と妥協して公約政策決める
・各党各候補が掲げた政策を(内容&実現可能性の多寡)みて投票する
↑建前ではこういうことになってるからこそ
 「民主主義による政党政治がベストではないがベター」となってる

812安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/01(土) 00:26:58 ID:IPsXpMU.0
民主主義の最大の利点は流血なしの政権交代だとおもう

813安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/01(土) 00:50:55 ID:DFbiLUok0
それでも首相とか大統領とかが任期終了したら命の危険がって国もそれなりにあるけどな……
たとえばフジモリも逮捕されたんだっけ国外逃亡だったっけか?

814安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/01(土) 00:52:35 ID:pvC330Ow0
民主主義が未成熟な国でありがちだね。フジモリは訴追されたときに日本国籍を主張して
日本に逃亡。ほとぼり冷めたと思って帰国逮捕だから本当にどうしようもない

815安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/01(土) 00:58:52 ID:pvC330Ow0
確認したら訴追の前に現職大統領だった時に日本に逃亡だ。もっとひどかったよ

816安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/01(土) 01:03:30 ID:IPsXpMU.0
フジモリは学問の格好のネタになったな

817安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/01(土) 03:57:37 ID:cKyt8aL.0
>>813-814
ああ、お隣の国もそうだな
任期終了後には逮捕か死ぬか

818安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/01(土) 07:07:50 ID:IPsXpMU.0
与えられた民主主義だからなんでしょうな
正直発展途上国には寡頭制なり君主制のほうが効率いいと思うよ
教育された自由な民がいて高度に第二、三次産業が発達してる社会ならどうやら民主制がいいっぽいけど
クーデターが頻発するより教育された君主がいるほうがいいわ

819安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/01(土) 07:32:05 ID:NBygfewk0
デンマークに移住して3週間の夏休みを強制されたい・・・

820安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/01(土) 11:11:50 ID:DsJN2QZs0
ヨーロッパだって「発展途上」だった時代には君主がいて、
そこから少しずつ立憲君主制やら革命やらを経て
今の民主政治に成り代わったわけだしな。
まぁ王を首チョンパした後「皇帝万歳!」って叫んだ国もあるが。

ともかくトルコ辺りが民主制に移行して上手くいったのも、
ケマル・アタチュルクがその過渡期を「理想的な独裁者」として統治したのが一因だし。

そう考えると、ここのやる夫も王制から民主制への過渡期の指導者としては
理想的な資質を備えていたってことになるかも。

821安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/01(土) 11:15:55 ID:jXoPajMw0
不十分な民主化がどうなるかはアラブさんが現在大量に実例を
生産中だからな。

822安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/01(土) 11:21:45 ID:Iu8rNPYA0
人的インフラが無いと、衆愚政治からの負のスパイラルでアウトだもんなー

最高が有能な独裁、最悪が無能な独裁、民主主義は最悪の一歩手前
ただし、民主主義は最低でも最悪にはならない

どっかで聞いたけど上手いこと言ったもんだ

823安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/01(土) 11:55:12 ID:9a2FpVrY0
民主主義か君主制かの違いはないんじゃないかなあ
結局のところ民主主義であっても君主制であっても地元の有力者が政治のアドバンテージを握ることは変わらなく
近代化できないことの一番の問題は地方豪族を中央政府が統制できないことであって
むしろ民主制が衆愚政治になるほど選挙の透明性が保たれているならそういう問題はないはずなわけだし

824安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/01(土) 12:20:48 ID:YviL0Z4c0
マスコミが国益と国民の生命身体財産を害することに積極的になったら
民主主義は最悪になるだろう。

革命を起こす隙を作るために戦争を推進していた、尾崎秀実体制化の朝日新聞。
中国人、中国政府及びそれを指揮していたナチスが、在中日本人に何をしていたかを
伏せて、何度も成立した日中の停戦合意を妨害し、米の参戦による米国民の犠牲を
期待していたNYT。
21世紀になっても何も変わらん。

825安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/01(土) 13:49:18 ID:ib9hh18w0
>>824
>マスコミが国益と国民の生命身体財産を害することに積極的に
現在の日本じゃないですかーやだー

さらにメディアリテラシーというのが江戸時代よりも無くなってる庶民ぇ……w

826安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/01(土) 14:44:06 ID:Iu8rNPYA0
どんな酷いことになっても
国民の大多数が(騙されたとしても)判断した結果だから
自業自得と言える分、最悪ではない
って結びだったな

騙される程度の国民なら、それに相応しい国が出来るだけだしね
っていい加減スレ違いか

827安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/01(土) 14:50:28 ID:9a2FpVrY0
>>825
煽りじゃなく真面目な話ならそういうのはやめようぜ
例えば戦前のマスコミが素晴らしいかというとそんなわけなく今以上におかしいわけで
江戸時代というか幕末なんかも色々おかしな方向に進んじゃった人は沢山いるわけだし
煽りやすいことをセンセーショナルに煽るのがマスコミってのは古今東西変わらず、その問題点はずっと言われてきてるわけで

828安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/01(土) 15:40:14 ID:w3iIWt.60
>>817
金大中は辞任後は逮捕も亡命もなく83歳で病死したし
金泳三・李明博も今のところその手の話は聞かないから(盧武鉉はアレだけど)
その法則はもう当てはまらなくなったと見ていいんじゃないの

829安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/01(土) 16:11:18 ID:cKyt8aL.0
李明博は親族の不正を追求中で、これから本人に火がつきかねないところ
盧武鉉も不正追求中に不審死
法則大活躍ですわー

830安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/01(土) 17:27:09 ID:Z3j6j4A60
韓国は次の政権とったのが同じ政党ならセーフで、逆がとったらアウトだったんじゃ?

831安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/02(日) 00:03:40 ID:drrb4fPc0
今ニュースにボツワナのカーマ大統領(お孫さんだっけ?)が出てた。
TICADで来てたらしいが、結構ハンサムやな。

832安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/02(日) 00:04:42 ID:v9LBD2Yg0
NHKにイアン・カーマ大統領来日のニュース

833安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/02(日) 00:08:13 ID:Hi1ZqpRs0
猫大好きなお子さんですね。

834安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/02(日) 00:25:42 ID:hJFe2WLw0
ここまで全部読んだけど、先進諸国はアフリカ諸国を型に嵌めたな。
結局は植民地にせずとも実質的に先進国に搾取されるようにしたとしか
思えないな。
アフリカ諸国のほとんどが開発や工業化など失敗するのを見越してたんだろう。

そんななかでベチュアナランド高等弁務官は相当な良心的人物だったと思うね。
かなりラッキーだったと思うよ。

835安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/02(日) 00:32:34 ID:s6KsyR3Y0
>>824
本当にそうなら融資が不良債権化して政権倒れたり世論の支持得られず
内密にした軍事援助すっぱ抜かれて政権が倒れたりしないかと
現代で得られた情報もとに判断する陰謀論に足突っ込みかけてるよ

836安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/02(日) 01:59:29 ID:H/O4Sh5I0
>>834
俺らはアフリカの失敗例を大量に見ているからそう言えるが、
独立当時はどう転ぶかなんてそうそうわからんもんだよ。
何でもかんでも陰謀扱いは良くない。

837安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/02(日) 02:24:21 ID:9dKr6dkA0
>>834
東側は多少なりとも成功してただろうな
気に入らなければ暗殺、クーデター(革命)と手段を選ばん。

838安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/02(日) 02:34:00 ID:lVOYjAVU0
>>802
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%85%90%E6%95%97%E8%AA%8D%E8%AD%98%E6%8C%87%E6%95%B0
日本が14番目に「まとも」って、間違いじゃないかと思ったが(ドイツと同列)、
先進国ならこれでも普通なんかね。

政府がないソマリア、時代が止まっている(いた)北朝鮮、ミャンマーあたりが最下位層なのは頷けることだと思うが。

「ボツワナ国債の格付けは日本国債より上」っていうのはメディアで話題になったことがあるが、
実はボツワナがどれだけ進んでいるかを認識するのに十分な話だったわけだな。

839安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/02(日) 06:35:43 ID:WQsDefOA0
>>834
逆だ逆
当時、先進国は冷戦に忙しくてな
味方になってくれるなら、ジャブジャブと予算突っ込んで支援してた
味方が強くなれば、それだけ敵陣営が弱まるんだから、逆に大成功して欲しかったんだ
上手くいかなかったけどなー

その支援漬けのおかげで、ちゃんとした政府の育たなかった国もあるんで
大国のエゴでって酷い事にってのは正しいが、自業自得の面もある
何にせよ>>834の言い分とは真逆

840安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/02(日) 07:01:02 ID:Rk6rQK3w0
計算づくで植民地放棄したというより、本国ボロボロで維持する国力すらなくなって手を引いただけのような
欧州で最後まで植民地維持に固執したのは、中立で第二次大戦の禍少なく、東側から地理的にもっとも遠いポルトガルだったし

841安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/02(日) 07:07:24 ID:g546e5ZA0
また悪いことに、戦後に手始めで介入した国が親米政権で成功してな
その成功体験が忘れられずに銭突っ込んでる説もある
つまり大体日本がわるiry

842安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/02(日) 07:12:32 ID:SvWa/ZZg0
>>838
Wikipedia の最新データは2011年だけど、元サイトは2012年が公開されてて、
日本は2011年の14位から17位に落ちてる。
http://cpi.transparency.org/cpi2012/results/
誤差の範囲と思うか、2013年はさらに下がるかもと心配するか…

ボツワナは少しずつスコアを伸ばして2012年も上がってきてるな。

843安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/02(日) 09:01:20 ID:BhrjGLQI0
<ボツワナ大統領>中国支援に注文「労働者はいらない」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130602-00000003-mai-int

やっぱりまともな人だな

844安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/02(日) 09:15:17 ID:JcDf3ows0
増やしすぎると
乗っ取りしかけてくるからなぁ

845安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/02(日) 09:32:37 ID:NuFV1D1Y0
>>840
植民地独立はアジアから始まったわけだが
その最大の動因は、太平洋戦争当時に日本がやった独立支援
戦争の大義名分と、宗主国である連合国側の足を引っ張るために
植民地の独立を支援したことで、アジア諸国は独立するための力と名分を得た
オランダが今も日本に複雑な感情持ってるのも、そのあたりが原因

846安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/02(日) 10:53:23 ID:y125WHcU0
さすがにスレチの上にホルホルが過ぎる。
それが通れば植民地独立はナチスとコミンテルンのおかげって事になるぞ?

847安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/02(日) 11:00:09 ID:f3Mi8KDE0
いや単純に日本の場合は地元の兵を破砕してるじゃん
ナチスがなんででてくんだ
あいつら本国でやってたんだ
もっぱら資源確保のために進駐したが結果的に独立に繋がってはいる

848安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/02(日) 11:01:22 ID:TBJwngSU0
たしかにいろいろやってたけど、同時に日本も自前の植民地をせっせと増やそうとしてたのも事実だしなw
単に先進国と勢力争いやってただけの話で、べつに威張れることでもない

849安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/02(日) 11:31:51 ID:lVOYjAVU0
東南アジア諸国の中には、独立支援どころか日本の直轄にしてたところもあったしな。
まあ植民地新規獲得が時代遅れになり始めていた1930年代に、満州国作ってしまった日本はだいぶ時流が飲めていなかったのは確か。

850安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/02(日) 11:38:54 ID:H/O4Sh5I0
第二次大戦前の時期にインドの初代首相ネルーが
「既に併合は割に合わない行動と見なされる様になった」と言ってる時期に
植民地の再分配や国境線の引き直しを始めたのが日独だしな。

そのネルーからして、日本の朝鮮統治を植民地主義と断じてる。
実態はどうあれ相手がどう思うかは別問題だよね。

851安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/02(日) 11:43:44 ID:NuFV1D1Y0
あー、いろいろ言えることはあるけど、それこそスレチになるからやめとくw

でも>>849よ、満州国作ったのは日本政府じゃねーだろw
まあ事後承諾せざるを得なかったのは事実だが、文句は石原莞爾にいってくれw
あと>>850よ、東南アジア諸国指導者の発言集めた有名コピペ貼ってほしいか?

852安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/02(日) 11:47:17 ID:H/O4Sh5I0
>>851
んな事言われても、ネルーが実際そういう認識なんだからどうしようもない。
日露戦争の勝利で日本万歳して、朝鮮併合で日本に失望したという
アジアの理想主義者の典型例みたいな人なんだよ。それこそケマルが
独裁政権を作った事にすらショック受けて一時は批判していたほど。

853安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/02(日) 11:51:43 ID:NuFV1D1Y0
>>852
いやだからネルー以外の指導者たちがどういう認識持ってたかって話だよw
で、大勢の指導者の中からわざわざネルーの発言だけ引っ張ってきたのはなんでかなーってこと
どっちかっていうとネルーの発言の方が例外に属するってのはわかってるんだろ?

854安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/02(日) 11:54:23 ID:H/O4Sh5I0
>>853
849の意見に同意するつもりで書いただけだから大勢の指導者とやらに
ついて語る気は無いな。後、コピペならテストスレにでもリンク張れ

855安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/02(日) 11:56:53 ID:NuFV1D1Y0
>>854
それって「>>849に同調するために、事実を捻じ曲げるための印象操作しました」って意味だぞおいw
コピペのリンク先貼ってもいいんだけどね。まあ、スレチが加速しそうだからやめとく
この辺の話題に参加してる人間にとっては、いまさらだろうし

856安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/02(日) 11:58:32 ID:3w.Hv.PI0
現ボツワナ大統領がニュースに出てますな

ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130602-00000003-mai-int

857安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/02(日) 12:20:26 ID:ctHuBwgY0
朝日にも現大統領のインタビューが載ってたね。

858安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/02(日) 13:54:23 ID:.4ZgldSc0
独立支援の割に、独立国で中立国だったタイにも戦争仕掛けてるからなぁ。

しかしこの大統領は本当にまともな識見持った人だなぁ。
今日20分間安倍首相とも会談したようだね。

859安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/02(日) 14:59:12 ID:DHOpq6Io0
今回の会議はアフリカのトップが結構来てるみたいだね>首相と会談

とはいえ新聞の首相日記に「ムガベと会談」ってあって思わず噴出しちまったよ
一体どんな事を話し合ったんだろうか……

860安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/02(日) 17:17:27 ID:6rKEx.N20
>>655
レソト王国独立の英雄

……と、知ってる人は意外に多い
パタリロは偉大だ
そういや、マリネラもダイヤ大国だな

861安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/02(日) 20:32:56 ID:9dKr6dkA0
>>858
フィンランドが戦後のために対独宣戦布告をしたように、各国にも外交的な都合がある。

862安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/02(日) 21:10:59 ID:hmxGUnjo0
タイも密かに連合国と二股かけてて、戦後は上手く立ち回って敗戦国扱いを免れてるな
外交は所詮自国の都合のためにするものだから、それくらいの芸当はやって当然
負けが見えてる奴と心中する義理はないな

863安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/03(月) 02:02:12 ID:Ig7sd.oI0
ベチュアナランドの歴史について調べてたらCiv的にウォーモンガーで有名なシャカが出てきた
ツワナの方々にとっては災厄だがw

864安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/03(月) 06:34:49 ID:K.ecI4BE0
おシャカ様って書くと別の人になりそうだなw

865安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/03(月) 10:11:02 ID:iH3xpcD20
>>851
追認せざる得ない制度を存置しといた日本政府の責任も重いと思うがな
(帝国憲法の統帥権天皇直属条項)

866安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/03(月) 12:18:13 ID:PwKrJPc20
>>865
蒸し返すなよ。荒らしかお前わ

867安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/03(月) 12:56:22 ID:DUq8tLSY0
>>863
Civ知らないんだがシャカってシャカ・ズールーでおk?

868安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/03(月) 13:16:51 ID:14OAKDzA0
>>867
それそれ。
ゲーム内では「タタカイダイスキ!」な指導者の代名詞の一人だ。
アステカのモンテズマやアレクサンドロス、チンギス・ハーンと比べるとそれでもまだマシなほうなんだがw

869安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/03(月) 19:29:52 ID:W3ZCk3Jg0
アフリカだとマリのマンサ・ムーサも有名だよな。
この前、イスラム過激派が暴れて世界遺産のトンブクトゥが壊されまくったんだよな…
極端なのは何時の時代も迷惑行為しかしない、ていうのは万国共通だわな。

870安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/03(月) 20:34:46 ID:Pn7CpMZc0
幻の交易都市トンプクトゥか!
ゲームの大航海時代でガラス玉満載して
象牙や金と交換しに行ったなあ

871安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/03(月) 20:56:12 ID:neWpjFn.0
マンサ・ムーサ…… その名前は俺にとって嫌な思い出しかねぇ……('A`)

872安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/03(月) 21:19:26 ID:F26utP8.0
>>871
おっとアスキアも忘れてもらっちゃ困る
初プレイで炎上する城壁都市を背景に登場したのは軽くトラウマだった
でもモンちゃんやアッティラに比べればこれでもまだかわいい部類に入るというのがもうね

873安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/03(月) 21:26:57 ID:LpV.VJl60
ここ何のスレだっけ?

874安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/03(月) 21:59:27 ID:cclet.k60
暗黒大陸の驚異を語るスレ

875安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/03(月) 21:59:48 ID:DX4rbU/60
ダイヤが見つかっても悲惨な目にならなかった国の歴史スレ。

876安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/03(月) 22:01:15 ID:4VCqvogM0
アフリカのシヴィライゼーション

877Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/06/03(月) 22:11:20 ID:BQ6c46jk0
>>876
パパパワー ドドドン

878安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/03(月) 22:14:32 ID:14OAKDzA0
>>877
やめて宣戦やめて略奪やめてアッー!

879安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/03(月) 22:15:55 ID:Ig7sd.oI0
実際問題として見つかったのがダイヤじゃなくってウランだったらマジでやばかっただろうな

880Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/06/03(月) 22:18:37 ID:BQ6c46jk0
>>879
実はウランが見つかった国もあるんです。
別に軍事的にどうこうということはありませんでしたが、
他のアフリカ諸国と同じく普通に沈んでいきました。

881安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/03(月) 22:19:33 ID:m4ESJgwM0
ウランを核兵器として使う為には濃縮技術もないと意味ないからなあ。

882安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/03(月) 22:22:47 ID:Pn7CpMZc0
精製できないんでは他の鉱物が掘りにくくなるだけですからな

883安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/03(月) 22:23:49 ID:LpV.VJl60
金属資源は見つかると環境破壊がひどく受益者のズレも相まって
かえって発見地域の貧困化招くことに…

884安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/03(月) 22:42:32 ID:Ig7sd.oI0
いやお隣にガチで生物兵器使用したDQNがいるから、ウラン&実験場ゲットだぜ!って具合に攻め込まれかねない

885安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/03(月) 22:48:02 ID:nSdW.m5o0
南アは世界で唯一自ら核を放棄した国ではないか

886安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/03(月) 22:55:46 ID:QAgGQUfw0
>>884
この国、生物・化学兵器テロを某宗教団体がかましてくれやがりましたが

887Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/06/03(月) 23:25:17 ID:BQ6c46jk0
ちょっと旅行に行ってたんで遅れましたが、
明日の19:30ごろから投下しますね。

888安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/03(月) 23:56:51 ID:K.ecI4BE0
現地取材か乙

889安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/04(火) 00:05:29 ID:NBJkbSg20
とりあえずウランガラスを生産すべきそうすべき

890安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/04(火) 00:23:40 ID:i5OnXVqA0
ボツワナとは関係ないけどゾマホンの

891安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/04(火) 00:24:30 ID:i5OnXVqA0
失敗w
ボツワナとは関係ないけどゾマホンのwiki見てたらこっちが
生きてるのが恥ずかしいくらいの偉人でワロタw

892安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/04(火) 00:34:06 ID:BNtbbAcs0
>>689
遅レスだがボツワナ人と同じように牛を重要視している部族(民族)は、模様で固体を見分けれるそうだ。
だから、他の人の牛を預かって、自分の牛と一緒に放牧しても、返すときすぐ、どれが誰の牛か見分けることが可能なそうだ。
そのせいで、模様に関する語彙が豊富であったり、村の集まりで話す内容の大部分が牛で占められたりするそうな。

他の民族で例えるなら、モンゴル人にとって馬であり、ベドウィンにとっての羊のようなもの。

>>691
>>1さんのいうとおり「預かっていた牛が死にました」でバレなかったら大丈夫かもしれないけど、売り渡したところとか近所の人が見てたりしてたら私刑だろうから割りに会わないと思う。
それに、牛を死なせたらその人の評判落ちて大変なんじゃないかな?牛が財産(日本人にとっての現金)なら預かっていたお金失くしましたと同義だからねぇ。むしろ、弁償(同程度の質の牛を2頭とか)になるんじゃないかな。
…あくまで推測だけど。

893安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/04(火) 00:55:11 ID:UY16Gruw0
>>892
生き物が死ぬのは別に珍しくもなんともないからな。一、二頭ならともかく複数管理してて
死なずに運用なんてまず無理。さらに密集して生活してるわけでないから誰と何を売買したか
なんて情報早々把握できんよ。財産管理のための烙印もアフリカではあまり使われなかったし

894安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/04(火) 01:34:43 ID:ol1ohquY0
アフリカの方だとそうなのか。
田舎に住んでると近隣住民は大概知ってるし、
何かイベント事があった時はすぐに伝わるように、
コミュニティーが小さい+繋がりが強いから、
余程遠くでやらない限りすぐにバレるものだと思ってたわ。

895安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/04(火) 01:51:19 ID:eSYJH4W60
いや、ばれるよ。売買相手もコミュニティに確認するから。
ケニアの例だと全部の牛が個体識別されてて、ある程度の牛は事情が無くてもリスク分散のために
他人に預けることが奨励されてる。このことで「嘘をつく」人間は人間扱いされなくなるほど社会的な縛りがきついし
自分が預けてる牛が一斉に踏み倒されるので割に合わない。
預けてる間の牛の出す牛乳や種が「預かり賃」になるから、一応損はしないようにできてるし。

896安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/04(火) 02:05:34 ID:UY16Gruw0
>>895
それは狭い部族内のコミュニティ内取引だろ
南アフリカだと買手は白人層で購入と略奪に対して差がない時代だよ
どうやって地元にいなかった預けてが戻ってきてから確認すんの?
ケニアの例にしても社会的縛りがきついってことはそこまで厳しくしないと
やらかす存在が居るってことだろ

897安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/04(火) 06:50:13 ID:3nA04hyk0
どんなコミュニティにもクズがいるからペナルティがあるんじゃね?
日本にだって盗人や詐欺師がいるんだし、それに対する処罰もある。

ボツワナに関しては、ド貧乏すぎて白人が奪えるだけの収穫すらなかったと思われ…
目ぼしいものは牛オンリー、品質上げましたといっても最貧国のソレで南アフリカ向けでしかないし。

あと人間の観察眼は侮れない 。
ニホンザルの研究者は数百匹の群れのメンバーにそれぞれ名前つけて、見た目と名前一致させてるからな。
毎日牛見てるツワナ族の人々は牛を見ただけであの牛、カーマさんちの母ちゃん牛だべ、ぐらいのことは出来るんじゃねーの?

898安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/04(火) 07:05:21 ID:0zOg0YF.0
つーか日本人でも同じ犬種、同じ年齢の犬猫の見分けつくだろ
なんで牛だとできないと思ってるんだ
そりゃ遠目だったりほんの数分だったりしたらアレかもしれないけど
返されて何日もしたら絶対気付くわ

899安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/04(火) 07:10:45 ID:WYQEjAAg0
>>896
> ケニアの例にしても社会的縛りがきついってことはそこまで厳しくしないと
> やらかす存在が居るってことだろ

単に、どんな社会でもあさはかな人間がいて、そういう人間に説明できるように
はっきりした規則にしてるってことじゃないかな
なじみのない他所が聞くと「社会的縛りがきつい」と感じるだけで、現地では自然な慣習かもしれない

日本だって何やってもとがめられないと思って、どこでもオタク趣味を出したり、
ヘイトスピーチしたり、国際社会に向かって暴言して後から言い訳する馬鹿がいるだろ
(最低限の建前やTPOは必要だと思ってる)

900安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/04(火) 07:14:19 ID:WYQEjAAg0
>>898
そういう、他のものになぞらえて想像する力がない人間がいるんだよな…
リアルに経験してないと駄目なんだと思う

901安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/04(火) 07:20:11 ID:0zOg0YF.0
>>899
オタク趣味を出すのは犯罪じゃないし
言論の自由()があるし
ヘイトスピーチが無い国なんてどこにもない

もしあるとしたらシーランド公国ぐらいじゃないか

902安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/04(火) 07:25:32 ID:WYQEjAAg0
>>901
日本も他国から見ればお互い様って言いたかった

903安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/04(火) 07:28:10 ID:Nl9.mPvk0
国際社会に暴言(笑)
日本の馬鹿サヨクや在日朝鮮人の工作みたいなこと言ってちゃあかんでw

904安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/04(火) 07:30:35 ID:WYQEjAAg0
猪瀬のイスラムこきおろし発言は駄目だと思うがな

905安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/04(火) 09:06:24 ID:VhPILHDI0
マスコミにわざわざ見せ付けるように暴言吐いてるのは、在日韓国人と社会党の副委員長
が経営する右翼団体が、軍歌流して街宣してるのと同じ自作自演だよ。

大体ヘイトスピーチなんて、日本人や米軍の方が遥かに深刻な被害者だろ。

906安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/04(火) 09:18:32 ID:OK1keNIE0
とりあえず何でも右や左の良し悪しの問題にするのやめとけw
世の中が左右だけでできてるとは思わないほうがいいぞw

907安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/04(火) 09:43:42 ID:2yICKGJg0
最近のマリやCAR、ナイジェリア情勢見てると、国民の大多数が単一民族である、って重要なんだな、と思う。
とはいへ、ツワナ人も8割程度だし比率的に似たようなウガンダやシリア(これは宗教だが)のような例もあるが・・・

908安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/04(火) 10:33:10 ID:iUFMUX520
そのヘイトスピーチが右や左かなんてどうでもいい。
得にもならないのに損ばかり発生させるヘイトなんぞ害悪だ。
右や左の自尊心なんてどうでもいいわ。
そんでもって最近は、そこで開き直ったり擁護する奴が多すぎるんだよな・・・・。

909安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/04(火) 10:43:56 ID:VGy3sfds0
最初の話題からズレてるぞー

910安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/04(火) 11:16:35 ID:7/P5rBso0
>>907
単一民族、というか民族や宗教なんかをひっくるめた「一定以上の国民の単一性」だな

しかしそうすると旧ユーゴのチトーって本当に凄いよなあ……
あの複雑怪奇なバルカンをとりあえず「ユーゴスラビア」という一つの国家として纏め上げていたんだから
まあ案の定というかチトーが死んだら瓦解したけどw

911安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/04(火) 12:31:12 ID:z7ZL.lMk0
全員(日本語などの)共通語が通じる、てのは重要らしいぞ
うかつに言語ごとに区切ると文字通りの意味で
『話が通じない人々』になるから

912安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/04(火) 13:14:31 ID:Nl9.mPvk0
まぁヘイトスピーチって言葉も最近急に言われ出したからな、それも腐れ左翼からw

913安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/04(火) 13:39:56 ID:puqHD8cQ0
>>908
ヘイトスピーチという言葉を使っていること事態、左翼に完全洗脳されていることを自覚したほうが良いと思う。

914安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/04(火) 14:27:14 ID:cT2jozO20
インターネッツだとヘイトを煽るようなスピーチしてる人よくみるけどな
そう見えるのも俺が左翼に洗脳されてるからなのか

915安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/04(火) 14:33:48 ID:w1QcyA620
>>914
それはそれで事実。
ただ、散々自分たちが同じ事やっといて、
自分たちが攻撃されると「ヘイトスピーチ」とか言い出すのが左翼。

そして、ヘイトを煽らずまっとうでも、自分たちに都合の悪い意見ならヘイトスピーチとか言い出すのも左翼。

916安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/04(火) 14:41:02 ID:OK1keNIE0
そろそろよそでやれ

917安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/04(火) 15:34:25 ID:5GoF/cWU0
そういや、初期のパタリロでやってた国際ダイヤモンド輸出機構や宝石の話、
大人になってからわりと基礎知識として正しかったのを知って驚いたな。
『王の責任』とか、パタリロで学んだことは結構多い。
人をおちょくる50のやり方とか。

20巻ぐらいまでは神作ぞろい、40巻あたりまででも名作ぞろいってのは
凄い話だ。

918安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/04(火) 17:53:08 ID:3nA04hyk0
ボツワナの奇跡はトップが共産主義に傾倒してなかったのもあるのかもなぁ。
第二次大戦後、独立国がアジアアフリカで沢山誕生したけど、金を持ってる白人打倒!な感じで
求心力があった社会主義政策掲げるところが多かったのに、旧宗主国のイギリスと仲違いせず
ボチボチやれたのもポイントなんだろうね。

アカに染まったインテリ層が暴走してカンボジアみたいなことになった事例もあるし、
なんだかんだで弁護士という職業で自分で稼いで嫁さんと子供を養ってた経験も影響してるんだろうな。
理想は持つけど、現実を見て無茶はしない、みたいな政策だよね。

919安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/04(火) 18:02:12 ID:iUFMUX520
レッテル張りする左翼も言葉狩りする右翼も同じ穴のムジナだと思うがな。
その単語使ったら左翼ってそのまま同じレッテル張りで、単なる悪口で終了でしょう。
というかヘイトスピーチという単語に特別な意味があるなんて知らなかったわ。

まあ、それはそれとして、ポツワナがここまで発展したのはイスラム教が
広まっていないことも要因のひとつなんじゃないかな。
ポツワナ伝統信仰とキリスト教がそれぞれ半分程度らしいので戒律の縛りがないのは大きいと思う。

920安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/04(火) 18:04:01 ID:VGy3sfds0
それはそれで
じゃあイスラムが広まっていなかったサハラ以南のほかのアフリカ諸国は?
って話になるだけだと思う

921安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/04(火) 18:10:12 ID:iUFMUX520
まあ、たった一つの要因だけが成功に結びつくというものでもないからなぁ。
逆に言えばここまで言われてきた全てがあったからこその成功だともいいえるかも。
南アフリカも害悪ばかりではなく直ぐ隣に豊富な市場があるって点では大きいだろうし。

922安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/04(火) 18:22:33 ID:3nA04hyk0
宗教って否定的に言われるけど、盗んではいけない、とか、殺してはいけない、とか
共通の倫理観を持つには有効な手段だよ。
近所にインドネシアという人口2億のイスラム国家があるわけだし、イスラム教が発展阻害してる論はちょっといいががりじゃないかな?

やっぱり、無理のない発展、が最大要因な気がする。
変に偏った成長で格差がヤバいことになってるところとか、無理をして破綻、なアフリカ諸国が多いわけで
理想を持って無理をしない、が成功に繋がってる気がするなぁ。

今もトルコが荒れてるけど、宗教に対して厳格 にしていくべ、というので世俗的に育った層が暴れてるからなー
無理なことを強制するのはよろしくないんじゃねーのかな。

923安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/04(火) 18:23:40 ID:VGy3sfds0
ダイヤさばくのにも大きかったろうしね

このスレでは独立は異常に重い時代になったからと軍事侵攻の可能性をかなり低く見ているけど
コンゴみたいな例もあるしそれだけで済んだとは思えないのよね
一つに、ダイヤ鉱山の開発に南アフリカと手を組んだことが防衛の役にも立ったんだと思う

924Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/06/04(火) 19:30:43 ID:dSmObkro0
投下します

925Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/06/04(火) 19:31:17 ID:dSmObkro0

1969年、ザンビア。

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926Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/06/04(火) 19:31:57 ID:dSmObkro0

        ト..、.__ ト、...,、
     ト..、 ヽ:::::::::``:::l::::.\ ∧
     ヽ::::`ヽゝ:::::::::::::::::::::::::iノ:::ヽ
      ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::レ`ヽ
       トゝ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
       ヽ、_:::::::;;;;;:/i:::ヘ:::::::::::::::::::}ノ)        だ、だって…
        i:::::::::{ノ  i/ u`ヽリ| l;;::::::iく
        レ´!/●o─o ● 从p)::::::/        植民地主義者から鉱山を取り上げるのは
          ヽl⊃ 、_,、_, ⊂⊃i::::::ノ`         社会主義的にも民族主義的にも正しいことだもん…
        /⌒ヽ  ヘ  u ゝ._)   j::::/⌒i
      \   ヽー>,、 __|,| 「 ̄||/  /
.        \ i_◎)ヽ::| /::i◎ノ  /
         .\| ̄  ミ三彡:/ 、_/

     ザンビア大統領 ケネス・カウンダ

927Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/06/04(火) 19:32:34 ID:dSmObkro0

         _______-ー'''''''''''''''ー-、
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     /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::____ヽ
     .l::::::::::::::::::::::::::___-ー''''''"´       l
    .l゙:::::::::,,,_-'"゛            ,,,,,,,.. --―'゙‐'ッ__
   /.-'"´   _____-'''''''''゙゙゙´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
  /__-ー'''" ̄゛::::::::::::::::::::::::::::::-   ̄ ̄ヽ\ . ̄ ̄  これで貴国の鉱山は
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::_.ーー'、 i ̄ ̄/ `ー'’ .|  ヘ
 ̄ ̄/:::::::::::::::::::::::::::::!   `"  .ゝ     / .ゝ  )   滅茶苦茶になってしまいました…
  /::::::::::::::::::::::::::::::ゝ         `''ー- --''゛  ゙'―ー''ヽ
  |:::::::::::::::::::::::::::::/       `ー‐'       ,,,__-‐ニ彡
  l::::::::::::::::::::::::._/            y二二二二,'''゙ ̄  ./      _______,,,,,,-‐──
  !::::_,..::::-'''"´ │         l__l___|___/_ -‐ ̄ ̄::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ゙̄''''''―=_,,,,,、 .l__|___|-─゙゙゙´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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928Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/06/04(火) 19:33:05 ID:dSmObkro0

        ト..、.__ ト、...,、
     ト..、 ヽ:::::::::``:::l::::.\ ∧
     ヽ::::`ヽゝ:::::::::::::::::::::::::iノ:::ヽ
      ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::レ`ヽ      「本当に残念ですねえ。このままなら利益を出させてあげたのに…」
       トゝ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
       ヽ、_:::::::;;;;;:/i:::ヘ:::::::::::::::::::}ノ)   
        i:::::::::{ノ  i/ u`ヽリ| l;;::::::iく
        レ´!/○o─o ○ 从p)::::::/     あ、ああ…
          ヽl⊃ 、_,、_, ⊂⊃i::::::ノ`
        /⌒ヽ  ヘ  u ゝ._)   j::::/⌒i
      \   ヽー>,、 __|,| 「 ̄||/  /
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         .\| ̄  ミ三彡:/ 、_/

929Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/06/04(火) 19:33:33 ID:dSmObkro0

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                  /___/ _i ̄l ヽ          `ヽ:::::::.|:::::::/ ̄ ̄
                 /     .i─′  ヽ__,\           /:::::::::リ::::::\
.\                /     .ヽ、     l  \ ___ィ'":::::::::::::::|:::::::::::ヽ これでもうあなたの鉱山は
  : `''-i、、       ,、  ゝ         ´゙ー__―''゛               l    l
     ヾ'''''''''''''''''''''"   .゙i二―-__,,,,,,             `'ーー   |     | 二度と黒字になりません!!
      \    j      ヽ、 `゙7―-_ニV'"゙"'''''''''――---─,,、    .|    .|
       \   l        \リ     ./  . ̄ ̄| ゙゙゙̄ ゙̄| ̄  ./     |   /__
             ̄ヽ         ゙\.,,,,,,,,l、    |  ____,,,.|__-ー/     l_/:::::::::::::::
            \         >    ̄ ̄ ̄ ̄   ,,,..y〃     ./::::::::::::::::::::::::::
                ヽ         .l'''T''''''''''''''''''l'''''''''"´.|,r'/     ./:::::::::::::::::::::::::::::
ヽ              /          / ,!     l  ._//      /:::::::::::::::::::::::::::::::
  \         ./            ,/,,,,_|  __,,,,..―''" /      ./::::::::::::::::::::::::::::::::::
   \_、,,______ノ         iく,,___´    __,, -'"       //:::::::::::::::::::::::::::::::::::::
           ヽ        /      ̄ ̄´           //::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

930Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/06/04(火) 19:34:10 ID:dSmObkro0

        ト..、.__ ト、...,、
     ト..、 ヽ:::::::::``:::l::::.\ ∧
     ヽ::::`ヽゝ:::::::::::::::::::::::::iノ:::ヽ
      ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::レ`ヽ         「赤字!」
       トゝ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
       ヽ、_:::::::;;;;;:/i:::ヘ:::::::::::::::::::}ノ)             「廃鉱!」  
        i:::::::::{ノ  i/ u`ヽリ| l;;::::::iく
        レ´!/○o─o ○ 从p)::::::/     「大不況!」
          ヽl⊃ 、_,、_, ⊂⊃i::::::ノ`
        /⌒ヽ  ヘ  u ゝ._)   j::::/⌒i
      \   ヽー>,、 __|,| 「 ̄||/  /
.        \ i_◎)ヽ::| /::i◎ノ  /
         .\| ̄  ミ三彡:/ 、_/

931Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/06/04(火) 19:34:37 ID:dSmObkro0

   i―――、   i-、.i―i                __
   \.    |   、,.|.l_,_|                     \  \
    \.   ――-、   .r‐―――――――‐i      ̄ ̄
     \       l    l_________/        _/ ̄l
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                   __/ `1 l---.----─-ヘ   l  │
                ____‐" `''‐--l ヘ--―‐'''T` /l   |  /.._____
        ________--‐''│        ,' |  _.l‐‐/ ノ   一''´:::::::::::::::`゙‐ー 、
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              ../  ''t`''‐___--‐'''"´ _,,..‐'ン′::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
          _r‐"     L,,_       __....-'''´ /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
                  1 `ー----.-‐"´ ヘ、 /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

932Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/06/04(火) 19:35:03 ID:dSmObkro0

        ト..、.__ ト、...,、
     ト..、 ヽ:::::::::``:::l::::.\ ∧
     ヽ::::`ヽゝ:::::::::::::::::::::::::iノ:::ヽ
      ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::レ`ヽ
       トゝ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
       ヽ、_:::::::;;;;;:/i:::ヘ:::::::::::::::::::}ノ)          うわぁぁぁぁぁぁ!!!!
        i:::::::::{ノ  i/  `ヽリ| l;;::::::iく
        レ´!/●o─o ● 从p)::::::/
          ヽl ||、_,、_, || i::::::ノ`
        /⌒ヽ  ヘ|| ゝ._) ||j::::/⌒i
      \   ヽー>,、 __, 「 ̄||/  /
.        \ i_◎)ヽ::| /::i◎ノ  /
         .\| ̄  ミ三彡:/ 、_/

1969年、ザンビアはアングロ・アメリカン社をはじめとする外国資本によって経営されていた鉱山を国有化した。
これに対し鉱山企業は、一斉に設備や人員を引き上げる。
ノウハウを失った鉱山は迷走をひたすらつづけ、ザンビア経済はどん底へと落ち込んだ。

933Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/06/04(火) 19:35:59 ID:dSmObkro0

                _
          /ヽ/::::::::`ー、_
       /::::::::::::::::::::::::::::_:__〈
       |::::::::::::_,──' ̄   _>、_                まーったく、たわいもありませんねえ。
       |一' ̄ _,一─'二ニ二' ̄               素人が鉱山経営やって、うまくいくわけないでしょうに。
      ノ-─' ̄:::r‐、リ ̄ /ヾ'´入
     ='-l:::::::::::::::::) -l   ゝ─'さ_つ              まあ、うちの大切な鉱山を召し上げたんですから、
         |:::::::::/y '    }ヽ-,___>      ,-、      それなりの代償は払っていただきましょうか。
       |-' ̄  ゝ-'   {\/  / /    r‐ヽ/  )
        /\ミ=、  ゝ  \/`゙7ー/       ) / ∠、     さーて、次はボツワナですねえ。
    /::::::::::::::`‐≡ミゞ-、_ `ー-っ      (     }     どう交渉しましょうか。
.   /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ=ゝ二ィ´   ,-─tゝ    ノ     オーッホッホッホッホ!
   /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`‐┴'  ̄:::::::::∧V   ノ
.  /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〉〉'´

934安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/04(火) 19:36:19 ID:kqugAPYs0
約束さえ守ってればねぇ。原作的に。たまーに守ったのにダメになる話しもあるけど。

935Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/06/04(火) 19:37:01 ID:dSmObkro0
同年 ボツワナ

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                /:::::::::::\/::::::::::::::::::\
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            /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
               l─'''''' ゙゙゙゙゛. ̄ ̄ ̄´"''''''''''''''‐-、|
        .__|─--―ー'''''''''''''''――-____|__
       ∠:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::>
         ( |  / ̄  `‐'.l l゙ー' ̄ ̄\、 L  ) ̄       どーもどーもどーも。
         / /  \____/∩\     ノ  |  \        お久しぶりです、デ・ビアスのオッペンハイマーでございます。
          ,ノ /  、      .⊂、.,⊃ ̄ ̄ ̄     .-、 l
         ( i   l\____,-、,-、._____/|   l ノ        今日は契約の更新に参りましたよ。
      .__‐.リ   l  !   .| ̄´.| ̄´ ./   /  |  .l__
     ./:::::::::.、  l─|─‐-|___|____|__|-ー /  /::::::::::\
   .,r'"::::::::::::::::ヽ ヽ |   |  .|   .|   l  /   l::::::::::::::::::\
  /:::::::::::::::::::::::::丶 .\____l___|______|__|/  /::::::::::::::::::::::::::ヽ
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  |::::::::::::::::::::/     .`ヽ             / ____.  `!\:::::::::|
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  ヽ:::::::::i /    __,,,,, ゙) お久しぶりです   l r'"゙ ゙̄"   ! |:::::::::ト
   \::::|イ        .`)                |._---   |/:::::.,i ||\
     ヽ,|ト   ` ̄´゙'''/                !゛      / :::::::リTY_|
     ゙'''i_,,,,,__r′              `'''''t'=一' / ̄〃  l | | \
       /::::.!                  ___,!::::::::::::::i  l   .| | |  !
       |::::::` ̄ ̄ー-──ーー''''''''―'''''''''゙ ̄::::::::::::::::::::::::l  l   .| | |  |
       \::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/  /    | | |  \
        __7::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::レ /    .ゝ-′  .ヽ
    /三三三──:::::::::::::::::::::::::! !::::::::::::::::::::::::::::::::::|__〈_           l
   ./三三三三三三\r-──/ .f三三三三三三三三三\          |
   .l三三三三三三三三三三l  .ト三三三三三三三三三三|        /
    `'-二二ii_ii_二____|ゞ! ニ三三三三三三三三三三| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                     ̄ ̄ ̄ ̄゛''ー――-──´

936Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/06/04(火) 19:38:51 ID:dSmObkro0

       ____
     /⌒  ⌒\
    /( ●)  (●)\         お久しぶりだお、社長!
  /::::::⌒(__人__)⌒:::::\       今日はよろしくだお!
  |     |r┬-|     |
  \      `ー'´     /

937安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/04(火) 19:39:22 ID:ZkuavtbQ0
華麗なる一族になんというAAw

938Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/06/04(火) 19:39:25 ID:dSmObkro0

         ____、
     : i':'^'"´::::::::::::::::::::゙'ゝ.、.--、,,
    .,,ノ゛:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ
    ハ--..,,__::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
  ./        "ー-::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
/r'"゙'''''''―‐  、._.     "' ''''' ―- 、::│
─'''ー-:::::::::::::::::::::::::. `''―- 、....,,、     .:!
:: : : : : : : : : :´゙'''‐.- 、、::::::::::::::::::`゙゙'‐- 、._.ヽ
: : : : : : : : : : : : i⌒| .` ̄::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゝ.,,、
: : : : : : : : : : ._,.|            __ :::::::::::\         あなた、
: : : : : : : : : /          《 ̄ ̄゛ `ー'’! ̄| ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄!             \    ,.-゙ / ̄ゝ           …約束を守りましたね。
ヽ    ,!           -    ゙゙'''''   く  l
l,.\   \   ..、     ̄        `゙゙.|
ヽ .\    iー'"       |===ニニニニニ.|
::::\、 \  }        ! \_|   |  . ゝ
::::::::::\  \ :|,          l   /゙゙"'. i__/
::::::::::::::\  .` \          ヽ /   ./ /
:::::::::::::::::::\   \       \  / /
:::::::::::::::::::::::::\   \、        \ニニ
::::::::::::::::::::::::::::::ヽ   .,,/"- _      |
:::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ,, ./三三三. ヽ/─、__/
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::∨三三三三三ヽ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\三三三三三)
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\三三三三|
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\三三三|
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\三三|

939Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/06/04(火) 19:40:43 ID:dSmObkro0
>>937
正直、オッペンハイマーのAAはやる夫ない夫の次に決まったw
彼とソブーザはもう即決w

940Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/06/04(火) 19:41:27 ID:dSmObkro0

       ____
      /      \
     / ⌒  ⌒   \        約束を破って国有化したところで、
   /  (ー) (ー) /^ヽ        ボツワナに大した利益はないお。
  |   (__人__)( /   〉|       交わした約束は必ず守る、そのメリットのほうがずっと大きい。
  \   ` ⌒´  〈 / ⌒^ヽ
―――――――― \ _ _ _ )

941Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/06/04(火) 19:42:23 ID:dSmObkro0

                    ,――-_,,
             ィ――ー''''゙゛::::::::::::::::::::::´゙'''ヽ
            /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
              /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
           |_‐' ̄ ̄ __________l
             |_._,,__--ー::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\__
          ,ノ:::::::───── r‐--、__───l⌒、:::::::::::\
       _/::::::::/ヽ_ノ .| __  .l ゙ー'     ̄ゝ  |  l:::::::::::/
     /:::::!⌒| /     / _l l__ \     /    \ ̄
      ̄ ̄.l l ヽ__/ (    }  ̄ ̄ ̄、__、    .l             大変結構ですな。
        ./ ./.、      `''''''"       ,,,,,,,,,r    |             では、契約更新と行きましょうか。
       | .| `'i----------、,=ニニニニ二.|  |    ノ.,,____
       | .|  | ̄|.゛ ̄l ̄ ̄|   |   |__//   /:::::::::l l:::::::
        .\|  |―|ー─l__|_-ー| ̄ ̄| //   /:::::::::::l l:::::::
          ヽ ヽヽ   |   .|    .| //    /:::::::::::::| l:::::::
       /:::::::ヽ. \\ |   .|   //   /::::::::::::::::::.l l:::::::
     ./:::://:::::|.;\  \ニ二二二二/   /l:::::::::::::::::::::::l l:::::::
    ./::::::://:::::::|.;.| \_______/ /.;..|::_____//:::::::
  ./:::::::::::ヽヽ::::/.;.;|   /二二二二二l   /.;.;..|::\  __/:::::::::
  /:::::::::::::::::://::::/.;.;.;\ /二二二二二ニ| /;.;.;.;.;.;|:::::::\\::::::::::::::::
. /:::::::::::::::::://::::/.;.;.;.;.;.; \二二二二二 /.;.;.;.;.;.;.;.;.|:::::::::::ヽ ゝ:::::::::
/::::::::::::::::::::| |::::/.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;\二二二/.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;..;|:::::::::://:::::::::::
::::::::::::::::::::::.| |:::|.;.;..;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.|:::://:::::::::::::::::

942Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/06/04(火) 19:43:45 ID:dSmObkro0

     /.: ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \        
    /: : :             \       
  /: : : :              \
/: : : : : :                 \    
: : : : : : : :.._        _      \          ああ、次の契約なんだけど、
: : : : : : : ´⌒\,, ;、、、/⌒`        l         今年操業も始まったことだし
: : : : ::;;( ● )::::ノヽ::::::( ● );;:::    |         ボツワナの出資分を50%まで引き上げさせてもらうお。
: : : : : : ´"''",       "''"´       l  
: : : : : : . . (    j    )       /   
\: : : : : : :.`ー-‐'´`ー-‐'′    /
/ヽ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : イ\     
: : : : : : : : : :.``ー- -‐'"´        \    
: : : : . : : . : : .                   \

943Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/06/04(火) 19:44:17 ID:dSmObkro0

        /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ
        /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
       丿‐''‐''" ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄''''‐ゝ
      _/ゝ、_________________」_
  __-'''´::::::::::::::::::::.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::''-...、
.∠__ニ ̄"   _,,..--''lコ"´'、   | ' ニ―‐ 、.._、   _:::::::::::::>
   /′ l   一''´      /    '、      `'''''、 ゝ  |
   _:'、 ′  '、      ノ  - 、 \       /′ '、 ヘ、
  丿  /  、 ,`ー.________.‐  / ヘ-、 `‐-----‐ 、 、 丶  丶           …え?
  l   /   ニ_        ヽ-.___--′       ` ´  ヘ   ゝ
- |   〕   { ゙゙ー'=‐:--------、 ,────--一‐'"〕   l   ./-
:::::\  !   {   |   ` l`^'''''''''〕‐''''''''''| ̄"  !  _/    l,,/::::
:::::::::::`'''、   ヘ〕''‐|..,,_   」   │   │ _,,..|-‐''〃   」:::::::::::
::::::::::::::::ヘ    ヘ 、|   ̄T―‐‐''|―──| ̄  | ..丿   丿:::::::::::
::::::::::::::::::::ゝ    ヽヽ   !   │    |   ,/┘   丿:::::::::::
::::::::::::::::::::::!\    `'ニ  ..!_   │    |_...rノ'´    _/:::::::::::::
::::::::::::::::::::ノ  ゙\     `''ーニ ニ 辷ニニ 一'´     ,,-''’ l:::::::::::::::
::::::::::::::::::::′   ゙''                  ′  /::::::::::::::::

944Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/06/04(火) 19:44:48 ID:dSmObkro0

                 │:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::^ゝ、
                 丿:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
                ,'′―――――――――‐‐---___:::::::::::::::::│
                l′____________        ^‐‐--___ゝ
              __┘::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ̄"───‐ー......_   ゝ
         _..r─"´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ''ー--'ヘ
         '''''''广"゙'、 _/: : : : : __  ̄ ̄ ̄─‐--....,,__::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ー
           │ 1 ,'_r′_一''" ̄   ●  「: u: !    .. ニ^''‐ー--..、:::::::::::::::::::::ゝ
          :l− |〃: u : ゝ        _/: : : '、●  `''ー 、  ゝ ̄ ̄ ̄、
         ./’  ノ: : : : : : \、     _/ _‐'u ゝ        `'ゝ: : l│- ゝ         いや、あの…
         丿  丿  、_   , `''ー‐‐'''´:广’ ┴x ゙' 、     _/:u: : :゙l> │         50%は困るかなー、なんて…
        │  │   `"' 丿      `‐ 、_..--′ `''‐‐ー‐": : : : : : : 〕  、
.       ,ノ'、 卜    ....t{ --..------―-_........_       `'ー--− │  ヘ、
      /:::::\ :ト   ´`|'、 了"'''''''f''''''''''''''¬‐-- ユっ-..,,        │   l-、
  ,,..ォ-―''′:::::./ア゙r     | ゙ー∟  ノ    亅   「  ``T''''゙'‐_  u. │  丿::::^''::- 、_  ..、
../  〕 〕:::::::::::::/丿:::::'、 u   .儿.. ``ー'ゝ、....,,__」    │___∟--テ `   丿  丿:::::::::::::::::: ̄''┤
    丿:::::::::::,'丿:::::::::ヘ     <ヘ `ーy..__    ̄ ̄ ̄ ̄`  ___ ノ     ./_,,..r' 丶:::::::::::/''ア'L⊥
   イ  ..rニヽ、:::::::::`ぅ 、   `.. \│ ``'''''ァ――'ナ''''"´] rソ     ノ´   ‐ヽ_:::::│''ー''´`''
    | ‐’ ヽ/ 卜:::::::::::ヽ\、   \ `ゝ__   |    〔  ..rク'′u   /     ./ 冂l!'⊥_
   丿    ,,/::::::::::::::::ヘ ^' 、、  `''‐.. >ーゝ----ゝとン'´    ..〃      l ´゙゙   `'、
  /    _/ ..‐i弋┐   '、  `ヽ..,,_   ゙゙''''''''''''''''"´    _,v‐' /     ,,,,_ ゙ゝ    ''、
  −   :|┘  ゛’ ′   ヘ、  ノ `^ゝ、_       __..x....-‐"  /     / |'ア'' 、ヽ    │
      丿    /      ゝ ,,/::::::::::::::::::゙''''―‐'''''^′::::ヽ  /       '、`   '''、   ゞ
     │   r′      `′:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ/         ヽ、

945安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/04(火) 19:44:52 ID:kqugAPYs0
>>938
なんか「ちっ約束守りやがって」な感じに見えた。AAの目付き的に。

946Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/06/04(火) 19:46:08 ID:dSmObkro0

                       _  -‐-  、
                         , ´       ` 、
                    /               \
     ,. -‐'fフフ           7                `、
     /   r‐´ r‐、         /                 ヽ       そう、「困る」。
   ノ  _/_ 」  .l      |   ー‐-‐'   `ー‐-─     !      これが51%だったらまちがいなくあんたは席を立っていたお。
   i   _ _ .) ,'       |   ( ー‐) '" ( ー‐ )   !      経営権を完全に握られちまうから。
   !     `{ ノ        ヽ     ,    !          /
   |  ー ― 、}´; ̄ ̄;` ー‐-/;:;\  ヽ_人__,ノ`   /,.,.,.      でも50%なら経営権は全く平等に分割されるお。
   l   ,.-r /;:ヽ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/:;/:;:;:;ヽ_ ` ー     __, イ:;ヽ:;:;:;      政府としては基本的に経営に口を出す気はないから、
 /i!    〕〈:;:;:;:;:i:;:;:;:;:;:;:;:;:;/:;/:;:;:;:;:;!  \ _ー‐_,./  i:;::;:ヽ:;:;      あんたが議案を出してくれたら基本的に承認するお。
´:;:;:!ヽ _∠);;',|:;:;:;!:;:;:;:;:;:;:;:;:;:/:;:;:;:;:;:;ト、 /!;;;;;;;;;;〉、 ,,.イ:;:;:;:;:;:ヽ
:;:;:;:;:ゝ、_  /;;;;ノヽ:;:;!:;:;:;:;:;:;:;:;:|:;:;:;:;:;:;:;ト.`'  ヾ--〈  V  !:;:;:;:;:;:;:;      つまり、今までどおりにやってくれればいい。
:;:;:;:;:;O /`:;´/;:;;:;:|:;:;l:;:;:;:;:;:;/└-、:;_:;」    !;;;;;;;!     |ヾ、:;.-‐
:;:;:;:;O:;':;:;:;:;/:;:;:;:;:;l:;:;:!:;:;:;:;/:;:;:;,.-‐´:;:;:|    |;;;;;;;;|     !:;:;\_:;:
:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/ 、:;_:;_:;:;:;:;:;:;:;/:;:;;:;:ヾ:;:;:;:;:;:;:!   !;;;;;;;;;!   /:;:;:;:;:;:;:;7

947Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/06/04(火) 19:47:47 ID:dSmObkro0

                   /:  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \
                 /: : : :              \         お困りなんでしょう?
               /: : : : : :                 \        民族主義の高まりで、あちこちの鉱山を接収されて。
              /: : : : : : : :..                \
             .l : : : : : : : : _ ノ゛,, ;、、、 '⌒ゝ、      l        ボツワナはそんなことしませんお、
             | : : : : : ::;;( ● )::::ノヽ::::::( ● );;:::    |        あなた方とは仲良くやっていきたいと思っています。
             .l : : : : : : : ´"''",       "''"´       l
              \: : : : : : . . (    j    )       /             ただ、ちょーっと利益をこちらに回してほしいって
               \: : : : : : :.`ー-‐'´`ー-‐'′    /               言ってるだけですお? 
               _ノ>'´小、    `ー―'´,),. /\イ                
       _,.二ニ-‐フ´ / /!| \ ` ー --‐ , イl、 丶、ト、_               ボツワナの大鉱脈は、
  ,r‐<´     /  '  /´ |j    ヽ、   __/ ' ハl、   ヽ  `丶、   /⌒〉     いずれ世界のダイヤモンドの
 ノハ   \   /    /   jl|  ,'  jゝィ厂   ′/l∧   \    \/   /      かなりを占めることになりますから。
∧丶ヽ   V       /    /リ ;   /⌒l|   ; / / ヘ    ヽ   /   /、        
l l、 、 }   ヽ     /     ハノノ  /  ∧  ,' / /   ハ     \丿   厂\
、_}/ノレー‐-、\  / 、    |/'´ / ン=c'、{ヽl  ' / /    }、     レ- '⌒ヽ__ ヽ
´ /´{    `ヽV___、>−-、 く  /7个i/ ヘ.0/ /      ハ     /   _,. イへ\ \
 ∧0 ノヽr─-、___)一´- 、/ ) ∨ / / jl   ∨/=-、  (⌒>‐イ  _∠´ /l /! \ \
 {. ハ |  {、_     ____) / /   / |    /    \ (⌒(   __`二´-‐┬' 7/l |   ハ ヽ
 ヽ、ハ   \ ̄ ̄ - '´ /i /  '  / 'l   /       ヽ\  ̄ヽ、  _, / /∧リ-−  〉 〉
、 〈 `>‐-`ニ>─<   !/     /  | /        \\,_  ̄ 丿_∠´  厂丶 / /

948Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/06/04(火) 19:48:45 ID:dSmObkro0

―――、   i-、.i―i                __
\.    |   、,.|.l_,_|                     \  \
 \.   ――-、   .r‐―――――――‐i      ̄ ̄
  \       l    l_________/        _/ ̄l
    \  .l ̄                    l ̄ ̄ ̄ ̄  /
      \ |                  \____/
       . ̄
        ,r== -
       /'´    ヽ、      /.: ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\               つまり、この話を呑まなければ、 
       |      ヽ     /: : :            \             ダイヤモンド界の支配もおぼつかないお!
       |       ヘ   /: : : :            \
       V        t /: : : : : :              \          さあ、どうする!
       ヽ       !: : : : : : : ..                \         イエスかはいで答えるお!
        ヽ       |: : : : :  ,,,,ノ⌒" '' ``⌒\,,,        l
   .     /ヽ     ∧: ::;; ( (・) ) ノヽ ( (・) );;:::    |
   .   r'⌒      '  \ :  ´"''"        "''"´       l
   .   |    ヽ      \: . .(     j     )      /
     丿      <\ |   l:: : >ー-‐'=ー-ー<    /
     (   、     ィ_.ノ    |: : : : : : : : : : : : : : : : : イ\
     /    \   /´     l: : : : :``ー- -‐'"´      \
     \ `\ `ー{,    -―`. : : . : : .                \
      \  ` ー `ー ´

949Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/06/04(火) 19:49:39 ID:dSmObkro0

                 │:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::^ゝ、
                 丿:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
                ,'′―――――――――‐‐---___:::::::::::::::::│
                l′____________        ^‐‐--___ゝ
              __┘::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ̄"───‐ー......_   ゝ
         _..r─"´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ''ー--'ヘ
         '''''''广"゙'、 _/: : : : : __  ̄ ̄ ̄─‐--....,,__::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ー
           │ 1 ,'_r′_一''" ̄   ●  「: u: !    .. ニ^''‐ー--..、:::::::::::::::::::::ゝ
          :l− |〃: u : ゝ        _/: : : '、●  `''ー 、  ゝ ̄ ̄ ̄、
         ./’  ノ: : : : : : \、     _/ _‐'u ゝ        `'ゝ: : l│- ゝ        うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
         丿  丿  、_   , `''ー‐‐'''´:广’ ┴x ゙' 、     _/:u: : :゙l> │          
        │  │   `"' 丿      `‐ 、_..--′ `''‐‐ー‐": : : : : : : 〕  、
.       ,ノ'、 卜    ....t{ --..------―-_........_       `'ー--− │  ヘ、
      /:::::\ :ト   ´`|'、 了"'''''''f''''''''''''''¬‐-- ユっ-..,,        │   l-、
  ,,..ォ-―''′:::::./ア゙r     | ゙ー∟  ノ    亅   「  ``T''''゙'‐_  u. │  丿::::^''::- 、_  ..、
../  〕 〕:::::::::::::/丿:::::'、 u   .儿.. ``ー'ゝ、....,,__」    │___∟--テ `   丿  丿:::::::::::::::::: ̄''┤
    丿:::::::::::,'丿:::::::::ヘ     <ヘ `ーy..__    ̄ ̄ ̄ ̄`  ___ ノ     ./_,,..r' 丶:::::::::::/''ア'L⊥
   イ  ..rニヽ、:::::::::`ぅ 、   `.. \│ ``'''''ァ――'ナ''''"´] rソ     ノ´   ‐ヽ_:::::│''ー''´`''
    | ‐’ ヽ/ 卜:::::::::::ヽ\、   \ `ゝ__   |    〔  ..rク'′u   /     ./ 冂l!'⊥_
   丿    ,,/::::::::::::::::ヘ ^' 、、  `''‐.. >ーゝ----ゝとン'´    ..〃      l ´゙゙   `'、
  /    _/ ..‐i弋┐   '、  `ヽ..,,_   ゙゙''''''''''''''''"´    _,v‐' /     ,,,,_ ゙ゝ    ''、
  −   :|┘  ゛’ ′   ヘ、  ノ `^ゝ、_       __..x....-‐"  /     / |'ア'' 、ヽ    │
      丿    /      ゝ ,,/::::::::::::::::::゙''''―‐'''''^′::::ヽ  /       '、`   '''、   ゞ
     │   r′      `′:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ/         ヽ、   ′

こうして熾烈なロイヤリティ交渉の末、
合弁会社のボツワナ出資率は50%まで上昇。
ボツワナはより多くの利益と、ダイヤモンド産業への発言権を手に入れることとなった。

950安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/04(火) 19:50:04 ID:8w4M1YOc0
こりゃ巧い。
他国の鉱山がガタガタになったら
ボツワナの重要性はいや増すからな

951安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/04(火) 19:51:52 ID:w1QcyA620
・・・・上手いなあ。
演出もあるんだろうが、彼と、他のアフリカ諸国の指導者。
どこでここまで差が付いた?

952安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/04(火) 19:51:55 ID:ytV7emYQ0
デビアス相手に押しの交渉できるとかすげえ

953Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/06/04(火) 19:52:54 ID:dSmObkro0

                    ,,,..-ー──―‐─―-ri、
                 /゙゛:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::⌒゙'''、,
                /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`'、
                 _.. ―:::::::::/"     `゙''ー::::..、::::::::::::::::::::.::::'''lr、
            ッ゛  .,..-''´   ────、    `''-、::::::::::::::::::::::::l
.::`'''ー-,,、      ./   /    \、.!      ヽ__- 、   .\.::::::::::::::::::丶
::::::::::::::::. `'''- ,,,   l  / __r   .|        /      .ヽ::::::::::::::::::::l
.''二二二二二-'-',. /    ,i..l、 ゙',i、  `ー___/   _   ヽ::::::::::::::::.|
.、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|   .| |.ヽ‐゛`',ヽ、     . -'"'、  /  |    ヽ:::::::::::::ヽ      やーれやれ。
.、'、:::::::::::::::::::::::::::::::::::l    l l l. ヽ.  ..ヽ,゙'r、 .ヽ   .く |   `''''、  . l.::::::::::::::l      ひどい目にあいました。
-.,゙i,ヽ:::::::::::::::::::::::::::!.!   .| :! .ヽ  ヽ,/ .\゙'、 `ー.-- l     .゙',  . l::::::::::::!
二ヽ.. !:::::::::::::::::::::::l !    | .!  `:、 ヽ,   ゙',f―、.    ヽ     ヽ  ',::::::::::!
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::! . l    l l ./.\  ゙'-,./  `''- \    ゙'-__-′/:::::::::::|
::::::::::::::::::::::::::::::::::::l  l   ゙l ヽ   ヽ  . \   /゙''-ミミ、  .、   ./ .、:::::::l
::::::::::::::::::::::::::::::::::::! _,,.l、  .ヽ ヽ,  / `ー  .`''ヽ,,.   /`゙''゙ー- l-.イ  !:::::,!
:::::::::::::::::::::::::::::::::::`゛二ヽ    \.,゙'〈、    ./ 、,  ゙'''ー__,/  / : ./:::::/
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::二二'ー、   \ ゙'-、_ ./    .`゙')一-r/   /   |-'゛
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::二二二 ヽ,    \__二二二二二    /  l
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::二二二二`'-、                /   .../
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::二二二二二`'‐ _         _,..-''!-,i_-"
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::二二二二二二二 | .───ー──-'":::::::::\
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::二二二二二二二 |    /:::::::::::::::::::::::::::::::::\

954Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/06/04(火) 19:53:42 ID:dSmObkro0

                 _ -‐― ―--、
             ,  ' ´         'ー- 、
            /            l ,   ヽ
           /           !   l,、,!    ト 、
          l         !、 !,  i 厂l /  ,' ̄
          ,'        l AAトトl、. N .A   !
         ./1     i   N、孑云.ヽ! /rァ! l ト,l        社長。これでよろしかったんですか?
          レ   l./l   リ  `ゞシ'ィ  ヽ'イl' リ
          l   l'´ミリ、 l     ´    ヽ'           ボツワナごときに報復する方法など、
          l ,  ヾ.、コヽ.!         イ            いくらでもありますが。
          ' レ'l   `ヘ. `     -―‐ /
            レ、   l>       ̄ .,'
             .! ィ ,ゝ  `  、i i i i j'
              レ' ∨ヾ、   -‐` ̄ 7、
             /´.',λ! /´/    ノ_: :\
           /    l / -‐┘  / :  ̄: :ヽ、
            ̄_二ヽ レ'´   -‐'フ--―- 、 /:.:.:.`‐-. 、
          ,. :'7: ̄ :7<-‐  ̄-‐/ : : : _: : /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ̄:`‐- 、
       -‐':´ : /: :_ ├ζ二-‐/-‐ ´ : : : ∨.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
   ,. :'´:.:.:.:.:.:.:.:/' ´: : : :,' ./   ./: : : : _ : : /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l
   /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./ : : _: :l ,'    /-‐': :´ : : `V:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l
  /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/'´ ̄ : : `! l   /: : : : : : : : : :,':.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:!
  /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l/: : : : : : : ! !  /: : : : : : : : : : /:.ノ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l

                 秘書

955Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/06/04(火) 19:54:45 ID:dSmObkro0

                   ______,、  _---- __
                _..--"::::::::::::::"‐'´::::::::::::::::::::::::::ゝ
               /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ
              丿::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
              丿:::::::::::::::_ _,,,,..---‐‐‐‐‐‐''''" ̄ ̄`ヽ
              l _,,..一''"´`           ______l
             广   ,,__――‐―‐―‐ ̄ ̄´::::::::::``'ー-_
             ⊥--‐‐'´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::>
          ,,..-'":::::::::::::::::::::::::::::::.::::::-‐ ´  l──‐--____       |       まあ、ちょっと痛いですが、
      __..-''' _..- 、_/ ニ一一 `ー'′│  │ `−′  フ   | │      かまやしませんよ。
      ''―''"" l  |′│       /  / 、 ヘ      /   |  ヽ
          ヽ    \、   __..‐ /‐  ‐ ヽ- __/ .._.. |   l      問題になってるのは利益の分配率だけで、
          /´  ! ヽ_/ `──   ゙‐---┘      __   |  │     うちと末永くやっていく姿勢に
         |   ,'   ゝ、,,_ _          _,,--‐'''广 │  |  │     変化はないんですから。
         l  │   │  广─‐――‐''T""´  |  .,ノ-‐」  〈_ /  
         ∟ │   ゙〈''ーゝ、.._ │_____」__--‐'`''" _-/   |        この分配率なら利益も十分出ますしね。
          `''- '、   ゙'lっ、   ̄      _.-‐´ |/′  / ゙‐‐
         _..-‐'"´ヘ    '-l  ̄‐'r――‐'1‐‐´ |、_..r'゙’   ノ:::::::::::::::\
       _/´::::::::::::::::゙∟    `ー-エ.._ ____∟..-‐‐"    _ノ′::::::::::::::::::ゝ
    ,..r'''´::::::::::::::::::::::::/’`ー 、       ̄       _../:::::::::::::::::::::::::::::::\
  ,/′:::::::::::::‐''ー--‖ __-‐^''ー-______ _..--‐"::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
  /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::丶‐く 、: : : : : : : │    ,/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
.丿:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ニュ 、: : :: : │  /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
│::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::‐"´  `ヽ: : : ヘ_/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
│::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::_/     \ゝ´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
│::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::丿       _..r'′::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|

956Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/06/04(火) 19:55:30 ID:dSmObkro0

                 _,,  --―-- ..,,_
               >'"´           `丶、
            , '´                ≧
          /                     、\
             |   , -、               トヾ‐`
         r'. _,,/.,ィ-,,イ ト、 .,、 ト、   .|\.    ';:::ヽ       しかし、やろうと思えばもっと強気に行けたはず。
         」/./ /ノ .j:∧::;:ヾ::', |:::ヽ   |:::::ヽ|ヽ,、 .|:::ヾ、      どうしてあんな主張を呑んだんですか?
        γ/ / // /::|ィ|:A:ト;:|';'::::,、ヽ,、!::::ト、:';::::ヽ!::N `
          l./ /  |,' ,'从| '   ヾ | ∧:::::::::::リ`: ヾ:::::::::::!
        / {  '´ 〉 -‐'"    '´ リ;::::∧!ノ /::::::::::;:|
        V ' :    l  `           ∨ 二ノ::::::::::::iリ
        ∧     .,'            厂ヽ:::;:;::::::!
         ∧    ー- 、         /j j/リヾ、|__
         ∧      ハヽ ''ニ¨    /:::::i:__,, -‐''"´ .l
          ヽ,__    j ヽ,i i i , /::_, ‐''"       ∧
          / ̄`丶、   ./  ` ¨´ゝ;ヘ        _,, -''"´:ヽ
     _ /     `ヾ/    ./ ./ /     _才:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`-.、
    /   ̄`ー- 、   ./     >l'´  __,, ./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:_;; -‐ヽ、
   ./        \ /  __,,,/:.:/」彡イ./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:;才´     > 、
  /          Уr''"´ ./:.:.:./´/イ/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/    , -‐''"⌒ \

957安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/04(火) 19:55:45 ID:kqugAPYs0
やられたフリか。さすがだ。

958Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/06/04(火) 19:56:19 ID:dSmObkro0

:::::::::::::::::::::::::::::::\
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
  __---‐'''" ̄ ヽ
 ̄´           ヽ、
       ,,..---‐'''''''´`──----..,,__
----‐'''^´´:::::::::::::::::::::::::::::::::_::::::::::::::::::::"
:::::::::::::::::::::::::::::::::_....- r''('^゙て
:::::::__,,..--‐'''' >''`ー'’ !  ,ゝ、        ロレンス君。
丿"   _r'"      l′ │ ヘ、
ノ   <′      /      〕      商人に必要なものは、なんだと思いますか?
     `' 、__、__/    ̄ ̄ `ゝ
        ´      _....-‐七 ニ|
    ^''''' ′_二二ゞ一'''フ´   ノ
      ..lニニ    ノ    /   丿
      ∟ "''=ー--....,,_│   ノ
       '广''ー- \ ::::::::::::::::::::::´
       ゙ゝ、 ノ  `゙'''ー‐-- 、
        `くゝ,,   /    /
          ゙''ゞヽ.. __  /
             `''ー⊂⊥
___               )
  ゙'‐ニ''''――─ー..、__/

959Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/06/04(火) 19:57:17 ID:dSmObkro0

                     ,--、-‐   ̄  ‐-
                   />l  「        ` <
                 r.、ヽ. ',l  '、     /     ` <、
                γ、 ヾ、   ヽ   /ィ         7
                弋 ヽ  ヽ    ヽ.  ' ,'        /丶
                 .∧ \      ヽl l. , /l /l /  /  /
                /イ.ヽ, -‐''' ‐-   ',/! !l 仁メリL/l./  l
                _.」/--‐―、  ヽノ .リ レV沙、.'` 」   N
               /          ヽ.  ヽ    ‐  /y! /リ      そりゃ、その取引から
               ,'         l`丶/       V レ       可能な限りの利益を引き出す能力ですよ。
              /'´        l   l      , イ         利益をもぎ取れればもぎ取れるほどいい。
            /             ./  `` 、.,イ
           /              ハ  , , , ,イ
       _,/    /         /、  >、//イ
     / /  孑'´          /-‐ヾ ヽ´
    / /-‐' ´             / \ レ ̄
  r.‐'' ´                 / ヽ`\>.、
  /                   ./:l -―- 、 V l\
  !                   / ./:.:.:.',    ヽ ',:.:.:`<、
  !                / /l:.:.:.:.:.:ヽ    l  !:.:.:.:.:.:.i<
  l                //./:.:.:.:.:.:.:.:.:.\   !  !:.:.:.:.:.:.! \
  〉               l/ /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\. ', j:.:.:.:.:.:.:!  ハ
 .{               レ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\.',/:.:.:.:.:.:.:.',  l l

960Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/06/04(火) 19:59:08 ID:dSmObkro0

            ノ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
            |────────────────|
            |                          |
          ノ────────────────ゝ、
     ==ニ二::::::::ヶ───,z==ァ┬┬z==ニ────i::::::二ニ==
        r' ̄|::::/ f‐一' ̄='´ /  l  `= ̄ー─t |、::| ̄Y
       _} _}l/ {       ノr⌒ト、       ノ  \K ,{__          30点。
     / / ノ   ゝ-、__,イ‐┘  '-y-、__ /    ヽ \ \
  /:::::::::::( /  ト        ゝ-、__ノ-'        /l   \ )::::::::::::\
/::::::::::::::::: `/     | `ー-、__,-─-、,-─-、 ___ノ |     Y:::::::::::::::::::::\
::::::::::::::::::::::::::{     |    |  ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ |     .|      }::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::: {    |、__!____|___|____,!____,!    }:::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::人    |     |     |      |     |    |    人::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::j´xx\   \  |     |      |     |   /   /xxヽ:::::::::::::::::::::::::

961Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/06/04(火) 20:00:45 ID:dSmObkro0

.       /                |ヾ!厶!::       ヽ
     /           : : : : |    |::  :    :  ',
     ,′        :ハ:∧: / {: : : :|   !: /: : :.} : :  ',
      |   : :  : : : .|_l/,.ィ/∀\.: !‐′ :!、/.|: : :ハ: : :   \
      | : : : :|:   : : : :| /゙二\.ハ:|    |/`_ヒメ/、: : :  ト、_>
.    厶: : : :ト、: : : ト、:| 《 ヒ::リ       ィ゙.二゙\リ:.::. ト、|
      }: : ハ|..}: : : | :}    ̄ /     i 、 ヒ::リ 》.:.ハ:..|
      |: : { 入: :.:|           : { ` ̄ 厶、{ ヽ|
      レヘ,.ヽ ヽ\!           : 〉       ハ!         は?
         |: :\__                 /      //
         |: : : : :ハ                   /'′
         レヘ: : :}∧       , -‐  ̄`ヽ    /
         }: : |  \.      ̄ ̄ ̄    /
         |ハ::| ヽ \      ̄   /
           リ  ',  \l:l:l:l:|:|:|:|:l:l:l./|
         r┴───ヽ `ー──‐゙/ :|\
         /¨|: : : : : : :/   \    :/ /  \
       //´\: : : : 厶__>、   /___>
__,ィ⌒/::::::::::::::\: : : : : : : : : : : \/   |::ー- 、\
///// ̄::::::::::::::::::::::::ハヽ: : : : : : : : : : ::}  ./\:::::::::::::\ー、

962安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/04(火) 20:00:45 ID:ZZp4L2720
赤点w

963Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/06/04(火) 20:02:06 ID:dSmObkro0

                    ___.-ー-,,_-ー-__
                   /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\             やれやれ。
                     /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\            これではまだ、
                    /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ           後を任せるわけにはいきませんねえ。
                 l-────────────―‐|
              __|______________|__        いいですか、利益をもぎ取るには一度でなく、
             <:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::>      細く長くもぎ取らねばなりません。
   _         ( ̄./ ̄ / ̄ヽ__フ.|  .|ヽ__フ ̄ ̄ ̄\ ̄ ̄ ̄|        長い目で見れば、
  /  .ヽ        〉 |  \     / |⌒|        ノ   ヽ \       そのほうがずっと得になりますから。
  |   .|       / /      ̄ ̄ ̄l"" `゙゙7―-―'''''''''    |   |       
  |   .|   __(_/  ''―'       ´゙ゝ'"´      ''―'   .|_.ノ        取引を長く続けるには、
  /   |─、´::::::::::::::::::::l  ヽニ二二二二二V二二二二二二/   |:::::::\       相手に満足を与えないと話になりません。
. /  ,____ /::::::::::::::::::::::|   |   .|   |    |   |   | l   : l::::::::::::::゙''-、     一度きりなら騙せても、
.| /    ̄レ⌒ヽ:::::::::::|   ヽ ─|――|─‐ー|――|ー─| /    |::::::::::::::::::::::\   長い取引でそんなことすれば自殺行為ですよ。
.|  .      .) |:::::::::::::\   \ .|   .|    |    |  /    /:::::::::::::::::::::::::::::'、
.|  ー ̄ ̄ ̄ .l /:::::::::::::::/ヽ    二二二二二二二二二     /ヽ::::::::::::::::::::::::::::|  相手にも自分にも利益。
.|______________/:::::::::::::::::::::::\ ―───────────‐'  /:::::::::::::::::::::::::::::::|  こうでなければ、いずれ破たんが起きますよ。

964Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/06/04(火) 20:04:13 ID:dSmObkro0

                       /                 `゙'''ー-,
                      /                      /,_
                    /                        l .|
                  /                             l  !
               _, ''´_                    /   ,  l .l
                 ̄ ̄/             ,    ,  /! i、   .i ,' ,|
                 / ィ            , !    l  ,ト!l-! /リ!.,' .,'リ
                 l/ l         , /l. l    ハ /_,l云 .「/lハ/
                   l         ,イ ∧И    ,' .∨ `.|h!ヾ.',       まあ、確かにこの場合
                   !/l     /Vイ、ヽ, !,  ィ/      ¨-  '、      譲歩したほうが利益にはつながりそうですが…
                    ′ l      .ヽ ` !l,  /′        ヽ
                     !,,ィ  ,    /‐-、 `', .!         /      本当に、それだけですか?
                   _,/`'‐-<!_ /ヽ〈  , !  ヾ.           /- 、
                /:/`丶 、  `丶ヾ、 ,代        -‐_,'.、 ヽ,
             , -''":/ : : : :/: :`丶,、   \ ` 、      T、,斗―='‐、
           /`ー=ニ二_: :/: : : : : /: :`丶  \  .>'''"´ ̄ ̄´   _,ノ
         ,..:'´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`−-、: :/ : : : : : : \  ト、-'       , -‐''"/
        /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ー- 、: : : : /: \', ゝ      ´  _,ノ
      ./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`‐-〈: : : : :`-<|      , '"
    /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ー-'、 : : >、  , .'´
   /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`´\`ー┤
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965Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/06/04(火) 20:04:51 ID:dSmObkro0

        /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ
        /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
       丿‐''‐''" ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄''''‐ゝ
      _/ゝ、_________________」_
  __-'''´::::::::::::::::::::.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::''-...、
.∠__ニ ̄"   _,,..--''lコ"´'、   | ' ニ―‐ 、.._、   _:::::::::::::>
   /′ l   一''´      /    '、      `'''''、 ゝ  |
   _:'、 ′  '、      ノ  - 、 \       /′ '、 ヘ、
  丿  /  、 ,`ー.________.‐  / ヘ-、 `‐-----‐ 、 、 丶  丶         ん?
  l   /   ニ_        ヽ-.___--′       ` ´  ヘ   ゝ
- |   〕   { ゙゙ー'=‐:--------、 ,────--一‐'"〕   l   ./-
:::::\  !   {   |   ` l`^'''''''''〕‐''''''''''| ̄"  !  _/    l,,/::::
:::::::::::`'''、   ヘ〕''‐|..,,_   」   │   │ _,,..|-‐''〃   」:::::::::::
::::::::::::::::ヘ    ヘ 、|   ̄T―‐‐''|―──| ̄  | ..丿   丿:::::::::::
::::::::::::::::::::ゝ    ヽヽ   !   │    |   ,/┘   丿:::::::::::
::::::::::::::::::::::!\    `'ニ  ..!_   │    |_...rノ'´    _/:::::::::::::
::::::::::::::::::::ノ  ゙\     `''ーニ ニ 辷ニニ 一'´     ,,-''’ l:::::::::::::::
::::::::::::::::::::′   ゙''                  ′  /::::::::::::::::

966Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/06/04(火) 20:06:18 ID:dSmObkro0

              _ノ
       . . -‐: :=: : : : ー-ミ
.     /. : : : : : : : : : : : : : : : : `: ..
     ′. : : : : : : : : : :.、ー-ミ : : : : `ヽ
   乂. : : : : , : : : ォvi. : :\: : : : : : : ハゞ
  .才: :: :: :::/.: ::::// : :i : : :ヾ : : : : : :.∧
.   ′:::: :::/ : : : :.′ 乂:{ : : :ハ: ハ: : : {:!     社長が黒人解放運動やアパルトヘイト反対派に資金提供していることは、
  /才{:i|!/抖竿ミ、   }八≧≠ミ::!: : 从     みんな知っていますよ。
 イ }:i :N{才>-=ミ`゙  ノ 斗r-=ミNリ Y:;
   从(ハ{《八:うjノハ   ゞ:りイ 》 }ア}}′     あくまでも合法組織に限られるので、警察も手を出しかねているようですが。
    八 从      :i        .i 八
     \'.      '        ,/       今度のことも、その一環。
      ∧     ` ゛      ハ        周辺黒人諸国に力をつけさせるためなんじゃありませんか?
        \  -‐‐ ー-  .ィ:、
         fi≫ 、/从ハ, // {
       /} ` :<ー-<イ  {\
      /.:.:_{  .L _ヽ /_ノ   .Vハ
     . イ.:.:.:.:.:.{     V _ -‐  }}.:.:.\
 >.:´.:.:.}:_:_:__∧ ー- }!     ′_:_:_:}`:.<
 .:.:.:.:.:.:.:.}:.:.:.:.:.:.∧    :i    /.:.:.:.:.:.:.:.}.:.:.:.:.:.:.:.`

967Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/06/04(火) 20:07:42 ID:dSmObkro0

         ,'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!
         /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
        /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ           …我々はユダヤ人です。
       /''ー 、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::_....‐"'、          過去、あらゆる地域で迫害を受け続けてきた。
     _,,..│   `''ー+-----..___,,,,....----‐‐''''"    ヘ__
_....-‐'''"::::::::::'、                         _/:::::`ー--..、     知っていますか?
ー-..,,_,,:::::::::::::::''ー-..、_                   ..-'"::::::::::::::::::::::::      第二次世界大戦中、この国では
     `ー--...:...__   `゙^''''''''''‐−‐―‐-------一‐‐''´::::::::::::::::::::::::::: '´      親ナチの政治団体が、
    '、::::,、:::::::::´`::`''‐ー---------------―--―−''' ̄"´:::::::::〔       大手を振って活動していたんですよ?
   / 丿 −‐'        ___、  _         _,,r ヽ、 ヽ
__../   ′  _        !      │       _....、  │ │
::::::::l   l     | ゙'ゝ 、_ __   `''''---―'´    __....; 彡''´1   l  ゝ
:::::::ヽ  |    l'、 │` ‐__‐---..、..---‐- ─一''|    〉  |  │_
:::::::::::ヽ │   くゝ、│   │  ` ̄l ̄ ̄`│   | _..-‐/    |  _/:::::::
::::::::::::::::`ヘ    ヽ  |`ー-....|___    |    | __....r''|  ,丿   _l‐'´:::::::::::
::::::::::::::::::::::ゝ   `'ミ 、   | ` ̄'''''|‐‐'''' ̄〔    |,, >′  /:::::::::::::::
::::::::::::::::::::::/゙ 、    `>..,,_ 」     !    |  _..;ソ′  _r''゙、::::::::::::::::
::::::::::::::::::::丿 `ゝ、   `ー ソ-..、  │   ....-:;>'´   /′ │::::::::::::::::
::::::::::::::::::::l     `''-....   `''ーニ ニ ̄ ニ一''"´    ..'"´   ゝ::::::::::::::::

968Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/06/04(火) 20:09:09 ID:dSmObkro0

           _r'´  ̄   ̄``‐- 、
         ./  l           \
         ./  /!   l         ヽ
        /ィ /,' /レ」/! /  l       ',
        /ィ〈./' ' `l'.レ/.  l  l ,     ',
         ´ / 、""´ /ィ /ル /レl /    l`
        .<      ´ .イ'//リ_ハ!    ヽ       …「牛車の番人」(オッセワ・ブラントワク)。
         `       l/r<    /レ'` `      もちろん、知っています。
          ヽ ̄`    ./  l   ./
           ,'i i i , , __,ノ,  .'レ、 /           その構成員が、いまや政界の中枢を握っているということもね。
          .ゝ-==´ ,-'‐――'‐'┐
            /'/」  ,. .、-‐┬ヽ、
           ∠_ >ニ/ヽ: : :ヽ_: '-‐<
           // ̄:ヽ;/´ ̄:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
         //`丶/´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:',
        /./_: :/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l
       /./: : :/:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l
       ゝフ`:'´:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.l
      ././/:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l
     /://:.:.:.:.:.:.:.::.//:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::l

969Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/06/04(火) 20:11:14 ID:dSmObkro0

                      , -ー‐‐-、 --‐‐‐――――――‐‐‐--、
                         / ,' ⌒`ヽ. ヽ `ヽ  `ヽ   `ヽ  `ヽ \
                     | i::::::::::::::::`i |  !:    !:    !:    !:   l
     ∧,,∧                | l::::::::::::::::::l |  !:    !:    !:    !:   l
    /ο ・ ∧,,∧          | l:::::::::::::::::l |  !:    !:    !:    !:   l
    /   ノ./ο ・ )ミ .-、,_        | l ::::::::::::::l |  !:    !:    !:    !:   l
   (o_o,イ ./   ノ lミ ,,..-‐‐‐-、,_   | l::::::::::::::l |__i:___i:___.i:___.i:__,!
      ノ..(o_o,イ  ヽ    ~⌒)彡 .l ̄ ̄ ̄ ̄, ===、、____, ===、、 _|
     / /~ヽ .ノ       ノl ノニニニニニコ__ 〃\.| /ヾ _____〃\ | /ヾ_|
     ヽニフ|./ /~ヽ ノ'''''''~ヽヽ\ヽ_  、 ,/ |ヽ ||.―◎― || 、 / |ヽ|| ―◎― ||
        (.ヽニフ|_|   (_/  ヽノ  `=ニ= ヾ,/ | \〃  `=ニ=ヾ,/ | \〃
               (_ヽ               `==='       `==='
      ↑どうみても牛


19世紀前半、内陸部へと大移動を行ったボーア人たち。
彼らは幌付きの牛車を連ね、内陸へと移動していった。
この牛車は彼らのシンボルとなり、やがてこの名を借りた反英・親独の政治組織が誕生する。
「牛車の番人」(オッセワ・ブラントワク)である。

970安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/04(火) 20:11:55 ID:3nA04hyk0
そ、そうですね、牛ですね!

971Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/06/04(火) 20:13:39 ID:dSmObkro0

       /  ̄ ̄ ̄ ̄ \               / \
      /          \            /    /
     /λ            \        /    /
   / / \            ヽ      /    /
  / /     \            |   /    /         /\
  / /        `ー 、       |   \    \        /    \
  | .|           ー―-、   |    \    \      /       \
  |  |               |   |      \   \ /    /\   \
  |  |        l        \ |        \        /   \    \
 ,^ヽ.|  ,;;_llliiillli_iJ   ,;;iiillIIii_   |/=          \     /      \   ,`
 |i^.| |  ,彳てフ’   气.てフ'   | i | \       /      \       \/
 ヽ | |  ヽ  ̄'/   【   ̄ ,   |_//  \   /    /\   \
  | ||     ̄    ┃  ̄     |_l\   \/    /    \   \
  `-|      /  ┃       |   \       /       \   \
    |      | _,__i )     .|     \   /        /   /
     l      i| ||;|||||||i     |.      \/        /   /
    ヽ、   |||||:|||||||||ll  (  /                /   /
     |\   ̄ ̄二 ̄ ̄ |//^\             /   /
_ ,――|  \       / /   \          \  /
 /    |\  ー――一  /    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\  ` '
/     |  \ _/    /    /           \
     |  /  入   /    /              \

時代は第二次世界大戦直前である。
親独はそのまま親ナチスを意味した。
南アフリカは連合国側にたって参戦するが、
それに反対する彼らは反英、反ユダヤを叫び、国内で暴れまわった。

戦後、一部の指導者は逮捕されたものの、
多くの参加者はそのまま人種差別主義を掲げる国民党へ入党。
党内で重要な地位を占めるようになっていった。

972Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/06/04(火) 20:15:21 ID:dSmObkro0

        /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::│
        /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::│
       丿::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∟
       l `'丶..,,、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::__....-‐'´ ゙、         今でも国民党内の反ユダヤ傾向は相当なものです。
  __,,....-''::'、   ⌒ ゙̄'''''''''−‐‐‐‐‐‐'' ̄ ̄      _〜..,,_       黒人に対して白人を結集する必要があったから、
: ニ´::::::::::::::::ゝ、_                    _-‐:::::::::::::`゙'''     かろうじて見逃されているだけでね。
  `゙'''''' 、__:::::::"''ー-----________-'''´:::::::::::::----‐
     ュ::::::`"゙''''''''''--______________―‐‐‐""`|        もし黒人が完全に無力になれば、次は我々だ。
   / ./  ---        、  、        ,,__、ヽ `ー、
__,,/  /           l"´   " l        _、  l  ヘ
::::::::〈 │   l`-....,,_、    `'''---‐‐      _....‐'´ |  │  l _   それに、経済的な理由もあります。
:::::::::、 │   ヽ  | `''ー-.. ..,,,,_____,____--''"|    )  |  ノ:::::::   アパルトヘイトは決して財界には歓迎されていません。
:::::::::::゙ゝ'、   ヽ (、   l    |     |   |..-‐' /   l /::::::::   たしかに単純労働力は安いですが、
::::::::::::::::::ゝ    ヘ |`^''ー|-____ |___ l--‐" | /   /'´:::::::::::::    高い白人労働力を必ず雇わなきゃいけませんしね。
::::::::::::::::::::ヽ.    丶、  │    |    |    レ'´   _丿::::::::::::::::
::::::::::::::::::::l `\   ' `ー..」     l    |_...-''´   _/ │:::::::::::::::    有能な人を雇う、というわけにいかないんですよ。
::::::::::::::::::,'   `ゝ、_     `゙''ー----‐‐''"´    ../  │:::::::::::::::

973Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/06/04(火) 20:17:20 ID:dSmObkro0

   / '   /   i、   :.  } ! ::.  i !:.   ::.  i::::.:.:.}
.     ,′ //   |ヘ、 ::i://:ト、::.::.:.i::.!::.  i:::. |:::::.:ハ
    iハ /  .:! :i | ヽ::/厶:|:L::ト:::|::j:::.  ト、:::.|:::/        なるほど。
    | ', :.:::l :.ト、|_   ハ:r ァト芯ア }∧ハ::::|⌒Y::{        だから体制の枠内で、反体制派を支援する。
       }∧.:lハf卞心  丶、ゞ-'     ',::{ノ /.:{
       ′ ',ト、{  `フ              i__.ィ.::N        チャンスの拡大と、いざという時の保険として。
          ヽ  、〈             jハ{::::!         そういうわけですか。
            \  __ ,.     /  jハル、
             ヽ ー'    // / : : :{::`丶、
                  Vj爪、 / // . : : :ノー- :::.丶、
                 ゞ斗''く  /  . : : /.:.: : : :`ヽ:::.
                / / 」i〕 /`ヽ  . : /ー- 、: : : : : : :

974Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/06/04(火) 20:18:21 ID:dSmObkro0

   │::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::_..- 、
   |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::-:─── ____:::::::::::::::i′  l
   |::::::::::::::::::::::::::__-‐'''tヽ、  l、 ゝ-'′      l   ∟  \
  /:::::::___-‐'' ニ-ヽ__/  l  ヽ         丿    ゝ   ` 、
./___r''1’ _..‐"      ノ ___ `‐、     ..‐′     l    '      そうかもしれませんし、
「/冖、j ,' t'´       ノ ゝ ゝ - `−−"   ‐--− ヘ、  ノ      そうでないかもしれませんねえ。
 '、 | l  丶、    _/  イ´  __ノ     _....ッニ""1  ヘ  _/
  ′ ノ    `''―─′   ─'‐'' _,,....-‐ 彡‐'゙|   ‖   |-'"       いずれにせよ、
丿  、  _..      _,,......-‐-- ∟-‐'' {    ′ ..イ|    |:::::::::::      我々は商人です。
│  '、  ̄〈‐'ー-F--―ュ‐'''''' ̄│   卜  ,,..‐''´//    |:::::::::::
│  │   ヽ  1    1    '、  _ 卜''´  (.//    |:::::::::::      すこしでも利益を上げるために、
 \  |    ヘ-.. |..,,______L,,,,........-l‐''"`  '、   / /     |:::::::::::      あらゆる努力をつくす。
  _  ̄´゙ 、   ゙ \」    l     ゝ    l _../ /   / │:::::::::::::     そういうものじゃありませんか?
/:::::::::::::::' 、   ゙' > 、  '、    │  _../ / /   ../  │:::::::::::
::::::::::::::::::::::::ゝ、    ゙ヽ ニ''‐ゝ、............ト‐' ンノ ノ   丿   │:::::::::::
::::::::::::::::::::丿ヘ 'ヽ、    `''''‐ー‐-一''''´      ソ′   │::::::::::      …おや、来客のようですねえ。
::::::::::::::::::::〈  ゝ `ー 、,,_            / /     │:::::::::::
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975Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/06/04(火) 20:20:04 ID:dSmObkro0
すいません、所用でちょっと中断。
30分後くらいに戻ります。

あと、次スレどうしよう。

976安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/04(火) 20:21:22 ID:8w4M1YOc0
行ってらっさい

977安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/04(火) 20:21:49 ID:3nA04hyk0
>>1が立ててくれるほうが混乱しないような気がする

978安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/04(火) 20:22:12 ID:kqugAPYs0
いってらっさい。戻ったときに立てればいいんじゃね?

979安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/04(火) 20:22:32 ID:uBgqrYM.0
どっちみち乙で埋まるだろうし戻ったら立てておいて埋まったら次スレでいいんでないかいね?

980安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/04(火) 20:42:06 ID:GtkcLooE0
「牛車の番人団」以外にも教師や牧師が白人の優越と団結を説く「同胞団(ブルーダーボント)」
なんて組織もあったんだよな>南アフリカ

981安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/04(火) 20:49:22 ID:Nl9.mPvk0
>>919
例えばネトウヨって単語がある書き込みは
99.9574.2597%の確率(俺氏調べ)で朝鮮シンパの内容だったりする
つまり、この単語を含む書き込みはほぼ間違いなく在日朝鮮人が書き込んだんだな、と判別できて便利だよ

これをレッテルとか言葉狩りだという指摘はナンセンスだね
何故なら、「ヘイトスピーチ」も含むこの言葉群は
対日情報戦()のひとつとして使用を推奨されているのだから

982安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/04(火) 20:50:01 ID:ED4RLTaw0
>>972の喪黒・オッペンハイマーの台詞「もし黒人が完全に無力になれば、次は我々だ。」を呼んで、
「ナチが最初共産主義者を攻撃したとき、私は声をあげなかった、私は共産主義者ではなかったから。(ry」を思い出した。

983安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/04(火) 20:53:39 ID:3nA04hyk0
ユダヤもなー、非難されるようなことやってるから反感買う、ていうのがあるんだよね。
清廉潔白な民族なんていないけど、ユダヤ教の排他性みたいなのは団結するためとはいえ
それを全面に押し出すのはいかがなものかと思うよなぁ。

984Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/06/04(火) 20:58:54 ID:dSmObkro0
次スレ立てました。1000まで行ったら移動お願いします。

やる夫はアフリカで奇跡を起こすようです その2
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1370347032/

985安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/04(火) 20:59:35 ID:0zOg0YF.0
「茶色の朝」

986Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/06/04(火) 21:00:22 ID:dSmObkro0
>>981
市民、それはあなたのセキュリティクリアランスには開示されていません。

987安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/04(火) 21:04:24 ID:iUFMUX520
パラノイアwww つまり誇大妄想って言いたいのかなw

988安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/04(火) 21:04:50 ID:ytV7emYQ0
はい、コンピュータ様

989Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/06/04(火) 21:05:08 ID:dSmObkro0
再開します

990Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/06/04(火) 21:06:18 ID:dSmObkro0

      -、ー- 、
   _. -─-ゝ  Y ⌒,.Z.._
    ,.>          <`
  ∠.._        ,     ヽ       ククク…はじめてお目にかかる…
.  /    , ,ィ ,ハ ト、    l       ハリー・オッペンハイマー氏…
  /イ /   /l/‐K  ゝlへトi  |
   レ'レf Y|==;=  =;==|f^!l       俺はスティーヴ・ビコという。
.     !6|| ` ̄ "||`  ̄´ ||6|!       新しくできる黒人用の診療所の、
      ゙yl、   、|レ   |y'        資金助成のことで連絡しておいたはずだが…
     _,,ハ.ト.` ̄ ̄ ̄´ ,イ/\_
    ̄:::;':::::゙! \.  ̄ / |'::::::::|::: ̄
  :::::::::l:::::::::l  \/   !::::::::::|:::::::::
  ::::::::l:/ヽ:ヽ__    __/:/\:|::::::::
  :::::::‘:::::::::::o:ヽ`  ´/::::::::┌──┐
  :::::::::::::::::::::::::::ヽー/::::::::::: l:::::::::::::::l

991Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/06/04(火) 21:07:18 ID:dSmObkro0

             、‐- 、 ,. -- _
          ,ゝ ̄ `  ′゙,∠.._
       /´ " " " ゙ ゙ ゙ .<`
       7 " " " " , ゙ ゙ ゙  、\
.      i " " " ゙,.ィ / \ ゙ ` ゙ \
.        | " " ,ィ/‐l/、  ,ゞト、゙ 、゙ヽl
       | r=、 l.=。==._ ,。==ゞ ゙ N
.      | {にl l ` ̄  _ \´ハN
       ,l ヾ=lノ  __ ‘ ‐  ゝ
   _./:l "./ ヽ. ∟..二ニ7/
‐''"´:/::::::| /    \   一 /、
::::::::: !::::::::l′     \ ,イ:::::\
::::::::::l::::::::::l         /:`:::l::::::::::::\
::::::::::|:::::::::::\     /:::::::::::l::::::::::::::::::\
::::::::::|::::::/\ヽ   l::ヘ::::::::l:::::::::::::::::::::ハ
::::::::::l/:::::::::::o:ト .」::-:::::\::!::::::::::::::::/::::l
:::::::::::::::::::::::::::::: l`ー'l:::::::::::::::::`:::::::::::::/::::::::l

スティーヴ・ビコ。
1960年代末、沈滞する黒人解放運動に彗星のごとく現れた
カリスマ的指導者である。

1960年のシャープヴィル虐殺によって、
それまで解放運動を指導してきたアフリカ民族会議は非合法化され、
ネルソン・マンデラほか多くの幹部が投獄されて運動は沈静化した。

ナタール大学の医学生だったビコはそれを立て直し、
さまざまな弾圧を受けながら反アパルトヘイト運動の中核となっていった。

992Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/06/04(火) 21:09:17 ID:dSmObkro0

                _
          /ヽ/::::::::`ー、_
       /::::::::::::::::::::::::::::_:__〈
       |::::::::::::_,──' ̄   _>、_
       |一' ̄ _,一─'二ニ二' ̄              あなたがビコさんですか。
      ノ-─' ̄:::r‐、リ ̄ /ヾ'´入               いや、お噂はかねがね。
     ='-l:::::::::::::::::) -l   ゝ─'さ_つ
         |:::::::::/y '    }ヽ-,___>      ,-、      それで、その診療所に出資すると、
       |-' ̄  ゝ-'   {\/  / /    r‐ヽ/  )      我々にどのような利益があるのですかな?
        /\ミ=、  ゝ  \/`゙7ー/       ) / ∠、
    /::::::::::::::`‐≡ミゞ-、_ `ー-っ      (     }
.   /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ=ゝ二ィ´   ,-─tゝ    ノ
   /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`‐┴'  ̄:::::::::∧V   ノ
.  /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〉〉'´

993安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/04(火) 21:09:34 ID:Nl9.mPvk0
コンピュータ様www
その返しは皮肉が2重に利いてるw やるねぇw

994Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/06/04(火) 21:12:30 ID:dSmObkro0

  | _   /:: / /:::: /  /:::::::   :::::\   iヽ   i、
  r'´ l  |::: //::::` ソ.  /::::       ::::::ヽ  i,:::ヽ  i、
 i  .:::l   | :/、,_::  ノ :/::ヽ         ::::ヽ:  i,:::::ヽ  i、
 | ::::::l   | :ヽ、`フ/-、_ :::::ヽ        ,r:'::´、 :l:::::::::ヽ :l
 i  ::::::l  :|   ./、 弋ソ`ー、::ヽ     ,r'´:::_,:::rヽトー─-      今は明確な利益はないだろうよ。
 .i, :::::::l  |     ` ̄"''::::'::´:::.... .. ....;'::::'"´ '心'. l| _, r::'´
  ヽ :::::l  |       ::::::::::::''''   :: |::.''''::::` ̄"" ̄::::::::::::::       しかし、すでにアパルトヘイトの悪評は
   ヽ ::::i |              :: |::::::..  :::::::::::::::::::::::::::::/       国外に広く知れ渡っている。
    `l 、_l l             :: |:::::::::..     ..:::::::::::/     
     |  ヽ.l            :: |::::::::::::..   ..:::::::::::::/        そんななかで、
    /|  `|.              :: |::::::::::::::::.. ..::::::::::::::/         黒人用の診療所への助成を行ったと発表すれば、
.    / |   l'i         ..  :: |:::::::::::::::::::::::::::::::::/          どうなるか…
.  / , l   |:::ヽ.  ヽ,,,_    :::... :: |::::::::::::::::::::::::::::::/ヽ
  /   | .l .|:::::ヽ     ̄''''' ー、:: |_:::::::::::::::::::::/  ヽ
. /   |/| |::::::::ヽ       :::::`::´:   ̄´:::::::::/|    ヽ
/    |::::::'|:::: ::::ヽ    ,,,,,,  ::::::::::::::::::::::::::/::::|    ヽ
     |::::::|::   :::::ヽ    ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::::/::::::::|     ヽ

995Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/06/04(火) 21:15:24 ID:dSmObkro0

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  ̄ ̄ ̄''‐-_____  ̄^^''''''ー---─────────--‐''"´::::::::::::::::::::::::::       なるほど。
     ゝノ   ──‐ー-::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::__
     /  −‐‐''''^^ ̄ ̄`ゝ、ノ ´ |  ィ^'''  ̄ ̄ ̄─────'' ̄"         国内白人の多少の不評を甘受してでも、
    /    '、           /   '、 `ー'’`゙''ー.. 、   | 丿          黒人および国外の歓心を買っておけ。
   ./      ヽ、        _/ ..-、 ヽ        `>  | l           そうおっしゃるのですな。
  ノ     、   ゙ー-------‐ ---´  〉 ヘ、     _/   |  ヽ
  │    l''゙lゝ、_        |___   ` l ゙ー----‐"     ..|  l
 │     | 、 `''''マっ--______    ー--‐^′      `''''" |  l
__│    |lくゝ、,,_/  `'''''ッ- 二 -----------------+   ′ /
 |      'l'、`'':.. ー-..,,_ ノ     丁" ̄''''''冖''^"/  ノ   」 /:::::\
 |       ゙ゝ、丿 `ー.. ニ`ー--____|___  _廴, _一'フ   ノ´:::::::::::::::\
 | \     `<ゝ、   /゛''''ー--_ 二 ニ ニ-‐'j''/7′  /:::::::::::::::::::::::::::
 |  \     ゙''..\_│     i′   丿  ../ ン′  丿:::::::::::::::::::::::::::::
 |    \     `''ー.. `ー-__│__〈..-‐" /   /:::::::::::::::::::::::::::::::::

996Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/06/04(火) 21:17:22 ID:dSmObkro0

        _、‐-、, -‐z._
        > ` " " ′.<
      / " " " " ゙ ゙ ゙ ゙ \
        7 " " ",.",ィ バ ,゙ ゙ ヾ       r‐ ' _ノ
       ! " " /-Kl/ Vlバ.N     _ ) (_
       | "n l =。== _ ,≦ハ!      (⊂ニニ⊃)        ククク…そういう事だ…
      |."しl|  ̄ ,._ ∨       `二⊃ノ
      | " ゙ハ  ー--7′       ((  ̄           さらにいえば、
      r'ニニヽ._\. ¨/           ;;            国内黒人の健康状態の向上は
     r':ニニ:_`ー三`:く._           [l、           決してあんたの不利益にはならん。
   /: : : : : : :`,ニ、: :_:_;>      /,ィつ
.   /: : : : : : : : / : : : ヽ\     ,∠∠Z'_つ         健康で安価な労働力を手に入れられる。
  | : :.:.:.:.:.: . :/: : : : : : l : ヽ.   / .r─-'-っ         そう考えれば、安い投資じゃないか…
.   |:.:.:.:.:.:.:.:.:.,' ''" ̄: : :l: : : :l   /  ):::厂 ´
   |:.:.:.:.::.:.:.:l -─-: : /:_:_:_:_l / ̄`Y´
.   |:.:.::.:.::.::l.__: : : :/::: : : : :l/⌒ヽ: :〉
   |::.:::.::.::l: : : : : : /:::: : : : : |: : : : ゙/

997Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/06/04(火) 21:19:41 ID:dSmObkro0

   │::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::_..- 、
   |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::-:─── ____:::::::::::::::i′  l
   |::::::::::::::::::::::::::__-‐'''tヽ、  l、 ゝ-'′      l   ∟  \
  /:::::::___-‐'' ニ-ヽ__/  l  ヽ         丿    ゝ   ` 、
./___r''1’ _..‐"      ノ ___ `‐、     ..‐′     l    '        
「/冖、j ,' t'´       ノ ゝ ゝ - `−−"   ‐--− ヘ、  ノ      なるほど、わかりました。
 '、 | l  丶、    _/  イ´  __ノ     _....ッニ""1  ヘ  _/       きちんと出資させていただきましょう。
  ′ ノ    `''―─′   ─'‐'' _,,....-‐ 彡‐'゙|   ‖   |-'"
丿  、  _..      _,,......-‐-- ∟-‐'' {    ′ ..イ|    |:::::::::::      もちろんボランティアですから、
│  '、  ̄〈‐'ー-F--―ュ‐'''''' ̄│   卜  ,,..‐''´//    |:::::::::::      お代は一銭もいただきません。
│  │   ヽ  1    1    '、  _ 卜''´  (.//    |:::::::::::      ご心配なく…
 \  |    ヘ-.. |..,,______L,,,,........-l‐''"`  '、   / /     |:::::::::::
  _  ̄´゙ 、   ゙ \」    l     ゝ    l _../ /   / │:::::::::::      いやしかし、今日は有意義な話ができました。
/:::::::::::::::' 、   ゙' > 、  '、    │  _../ / /   ../  │:::::::::::      あなたとはこれからも、
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998Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/06/04(火) 21:21:26 ID:dSmObkro0

∠-'';::/ ,∠/ ./::   ::\.ヽ\ ヽ ヽ \ ヽ. \
::::r''∠- '´:∠ -ヘ::....... ,...:‐''7,ゝl‐-ヽ}   ト、 lヽ. !
:::l::::-===モ== _::::/:::::::::/_  ` / ,ヘ. | ヽ |. ヽ.!
: |:::: `  ー‐=''"::´:::::::::::::/ニ´>,'/  ヽ | ヽ!  ゙l
::|:::::      ..::::::::::::::::::::::/    ハ     ヽ!       ククククク…
:|::::::    ...:::::::::::/::r:::::::i_:   ,'l }
|l::::::        `__:::    /.|′
iヘ::::..      ̄ ̄     `ヽ ./^'
:|::ヽ:::..      ‐==;;   /
::l::::::ヽ::..        :::::::   /    ,.、
:::l::::::::::\.         /  /.:/:ヽ.
::::|:::: :::::::\.         ,イ /....::/::::::::ヽ.

999安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/06/04(火) 21:21:59 ID:Zcw6qvkw0
悪い商人だ(褒め)w

1000Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/06/04(火) 21:23:39 ID:dSmObkro0
次スレ移動願います

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