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【生まれついての】鬼人正邪が立場を逆転させるスレ六転目【天邪鬼】

1 : 名無し妖精 :2015/10/17(土) 08:39:40 pjsY1lWc0
ここは鬼人正邪と別に仲良くなりたくもない天邪鬼の集まるスレです。

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    /.二./  iノ ._ 、V\ト   -r<:::>、Уノ」」」ノjノ
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 ヽ -‐ `ヽ./ /j        `⌒´ /  / У  |

レス前
【天邪鬼様の】鬼人正邪が新天地を逆転させるスレ五転目【お通りだ】
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/22214/1425115930/


2 : 名無し妖精 :2015/10/17(土) 08:40:19 pjsY1lWc0
レス去過
【まだだ】鬼人正邪が天地を逆転させるスレ 四転目【まだ諦めない】
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/computer/41116/1415035798/
【時期尚早】鬼人正邪が判決を逆転させるスレ 三転目【だったか】
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/computer/41116/1396620366/
【望むのは】鬼人正邪が判決を逆転させるスレ 二転目【下克上だ!】
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/computer/41116/1378982074/
【弱者の屈辱を】鬼人正邪スレ【味わうがいい!】
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/computer/41116/1376378497/


3 : 名無し妖精 :2015/10/17(土) 20:18:14 v6tgOirg0
>>1
スレタイの話は正邪から聞いている
原作に反逆するのもまたアマノジャク者の誉れだ


4 : 名無し妖精 :2015/10/17(土) 23:12:09 kA6Lw1Io0
>>1
天邪鬼だから常に反逆するのだ。それが、どんな場合でも。
針妙丸「新スレのお祝いの為に、月のサグメさんと天邪鬼の正邪が酒盛りをしました」
正邪「今日はいい日だ。身分も関係なく飲もう」
サグメ「…そうだな、今日は身分など関係無く飲もう。それ、月の純米酒だ」
正邪「はぁ〜、きくねぇ〜。だが地上の酒も悪くはないぞ」
正邪はサグメの器に酒を注ぐ。
サグメ「地上の酒も悪くはないな」
針妙丸「月を見上げて酒を酌み交わす天邪鬼達。ですがその意図は別でした」
正邪「ふふふ、このシビレ薬入りの酒を飲ませて、幻想郷中にお前の痴態を晒してやる」
サグメ「……(八意様のとっておきの薬で、お前が恥ずかしくて幻想郷で暮らせなくしてやる)」
針妙丸「二人の思惑通り、薬物作用で正邪とサグメさんは正体不明になりました。
針妙丸「その後日。人間の里で、酔いつぶれて素っ裸で寝ている天津神と天邪鬼が見つかったそうです」
針妙丸「ちなみに、二人の服の糸を抜いたのは私です。輝針剣に解けぬ糸は無いのです」
針妙丸「今度の正邪のAAは「くー、こんな顔、ひきつるぜー」な感じでとてもいいですね。ドキドキします」


5 : 名無し妖精 :2015/10/18(日) 07:22:49 1eIeiGrM0
そんなわけで>>1だけど
スレタイの【生まれついての】は【生まれ持っての】に脳内変換してくれたらありがたい


6 : 名無し妖精 :2015/10/18(日) 15:55:21 B.DERdts0
サグメ「正邪、差し入れだ」
正邪「今度は団子かよ。太公望気取りが釣りすぎた魚を押し付けるようなもんじゃねーか」
サグメ「そう言うな。清蘭が作りすぎたと嘆いていたのでな。私も彼女たちに借りがあるようなものだし…」
針妙丸「正邪、無下に拒んじゃ失礼でしょ。有り難く頂きます。今、砂糖きな粉を和えてきますからサグメさんも一緒に食べていって下さいな」
サグメ「かたじけない…いい嫁をもらったな」
正邪「お、おい! お前が言うと洒落にならなくなるだろ!!」
針妙丸「いやですわ嫁だなんて////まだ同棲時代ですぅ////」
正邪「お前も何調子に乗ってんだ!!」
サグメ「同棲時代か…そういえば若い頃の由美かおるは惜しげもなく脱いでいたな」
正邪「誰だよユミカオルって!?」
サグメ「いやこっちの話」


7 : 名無し妖精 :2015/10/18(日) 23:29:27 18o49bxg0
由美かおるはサイボーグやから…


8 : 名無し妖精 :2015/10/19(月) 06:46:19 gfGDp21sO
黄門さま 針ちゃん
角さん 正邪
お銀さん サグメさん

の時代劇


9 : 名無し妖精 :2015/10/19(月) 10:48:24 jpQiGR1EO
霊夢「紫が悪代官で私が越後屋ね」
天子「じゃあ私は街娘ね!」
魔理沙「はあ?私だろ」
小鈴「わたし!わたし!」

正邪「ノリノリだな?」
紫「気のせいですわ」


10 : 名無し妖精 :2015/10/19(月) 16:17:25 0S8gRfNI0
悪役であり、悪ではない


11 : 名無し妖精 :2015/10/19(月) 22:01:07 /NWZ5c0U0
聖「一行を付け狙う、悪の組織の頭役は私ですね」
神子「いや、それはこの私こそが適任だろう」
布戸ちゃん「そうじゃそうじゃ、腹黒い太子様こそがふさわしいぞ」
神子「布戸、ちょっと来い」
正邪「何だか皆、楽しそうだな」


12 : 名無し妖精 :2015/10/19(月) 22:08:07 R/9kLCtI0
布都が誤字っておるよ、ユーザー辞書探してくるといいよ


13 : 11 :2015/10/19(月) 22:19:07 /NWZ5c0U0
やってしまった。ちょっとけーね先生探してくる。


14 : 名無し妖精 :2015/10/19(月) 23:26:00 gfGDp21sO
布都ちゃんは名門の出身で謀略家
つねに布戸、腐都、太といった身代りを側においているからあながち間違えではない?


15 : 名無し妖精 :2015/10/19(月) 23:51:05 zsO02GzQ0
屠自古「やってやんよ!」
布戸「われにおまかせを!」
腐都「われにおまかせを!」
太「われにおまかせを!」
foot「われにおまかせを!」
沸騰「われにおまかせを!」


16 : 名無し妖精 :2015/10/20(火) 01:26:22 /1BcTWjw0
ボトムズのあの男は「フット」なのか「フットー」なのか
どっちなんだ


17 : 名無し妖精 :2015/10/20(火) 06:23:42 JGymYEeA0
霊夢「お代官様こちらが山吹色の菓子でございます」
紫「越後屋お主も悪よのぅ」
霊夢「いえいえ、お代官様ほどでは…」
魔理沙「お代官様こそこそ嗅ぎまわってた女を連れてまいりました」

正邪「くっころせ!」
紫「なんと美しい娘だ近う寄れ」
正邪「うっ美しいだなんて言われてうれしくねーし(///))」
紫「よいではないか〜よいではないか〜」
正邪「お戯れを-やめてくださいキャー」

紫「あっ〜そ〜れ〜」
正邪「あーれー、お助けぇ」(グルングルン)
正邪「・・・あーれー、お助けぇ」(グルングルン)
正邪「助けてー」(グルングルン)
正邪「助けー」(グルングルン)

正邪「早く来いよクソチビ!!!!!」


18 : 名無し妖精 :2015/10/20(火) 09:46:24 AKxJTMls0
次の瞬間、障子が音を立てて引き開けられた。
針妙丸「そこまでです!!正邪、待たせたね」
正邪「遅いよホントに……」
サグメ「…(ヒーローは遅れてやってくるのがお約束なのだ。お前も満更でもなかろう)」
正邪「お前の入れ知恵かよぉぉぉぉ」
紫「茶番は置いておいて。曲者じゃ〜、もの共、であえであえ〜!!」
大勢の罪袋達に囲まれる針ちゃんズ。だがその時、一本の風車が罪袋の頭に突き刺さった。
早苗「陰から見守りピンチを救う。まさに私好みです」
正邪「おい、お前の風車が当たった奴。死んだんじゃねーの」


19 : 名無し妖精 :2015/10/20(火) 14:48:26 xrrOdCl60
正邪「頭が沸騰しちゃいそうなんだって?」
布都「我におまかせを!」
チルノ「はーなーせーバカー!」


20 : 名無し妖精 :2015/10/20(火) 22:35:27 AKxJTMls0
正邪「よし、お前もひっくり返してやるぞ。どーなるのかなー」
だが、その後のチルノに正邪は戦慄した。
チルノ「我思う、故に我あり」
正邪「えっ?」
チルノ「人間は考えるアシである」
正邪「えっ、ええ?」
チルノ「ああかがやきの四月の底を、はぎしり燃えてゆききする、われはひとりの修羅なのだ」
正邪は思った。触れてはいけない扉を開いたと。


21 : 名無し妖精 :2015/10/21(水) 01:26:43 PbCWyBEo0
チルノってバカだけど頭はいいよね


22 : 名無し妖精 :2015/10/21(水) 02:53:29 41kQuvAQ0
正邪「やっぱり廊下の方が落ち着くわ」
チルノ「わかるー♪」
ナズーリン「このひんやり具合が実に良い」
橙「ですよねー」
慧音「……」


23 : 名無し妖精 :2015/10/21(水) 14:01:04 tKWJTBG20
皆がいなくなったのを確認して、慧音先生は廊下にダイブした。
慧音「あー、この感触。冷や冷やと肌を刺激する触感。仄かに匂う木の香り」
慧音「他の者には見せられない。でも我慢できないから堪能しちゃう。あー先生ダメになっちゃう……はっ!!」
正邪・チルノ・ナズーリン・橙「ニヤニヤ、お楽しみのようですね」


24 : 名無し妖精 :2015/10/21(水) 20:46:04 ZlKRz6.oO
このあと皆一緒で床をみがきました

文「いいアングルの写真が撮れましたよ!」


25 : 名無し妖精 :2015/10/21(水) 23:18:34 PbCWyBEo0
正邪「この調子で次は便所掃除だ! 寝転がってお菓子が食べられるくらい綺麗にするぞ!!」
一同「いやそれはちょっと」


26 : 名無し妖精 :2015/10/22(木) 00:38:22 QfxbFbuw0
正邪「チルノってさー、皆から馬鹿だ馬鹿だって言われるけど、時々凄いんだよな」
正邪「もしかして、馬鹿のふりを演じているのか?」
チルノ「オーッス、正邪」
正邪「ビクッ!!」


27 : 名無し妖精 :2015/10/22(木) 04:23:26 OoJACGZk0
学校で正邪がいそうな場所
・階段の踊場
・渡り廊下
・飼育小屋


28 : 名無し妖精 :2015/10/22(木) 04:42:04 zUUjoD4o0
怪談と踊ろう、そしてあなたは階段で踊る


29 : 名無し妖精 :2015/10/22(木) 06:53:45 qYAi/ePIO
美術室の「麗子像(黒田清輝)」にびびる


30 : 名無し妖精 :2015/10/22(木) 15:34:59 QfxbFbuw0
理科室の人体模型にびびる。
正邪「ひ、姫、あれ今動いたよな」
針妙丸「風のせいじゃない」
針妙丸「(正邪がこんなにビビリとは……。色んな処に連れてって、怯える顔を堪能しましょう)」


31 : 名無し妖精 :2015/10/23(金) 05:12:17 gmCkcbGI0
針妙丸「正邪、アレ…」
正邪「こ、今度は何だよ!?」
針妙丸「……こっち見てるよ…」
正邪「誰がだよ!? どこにいるんだよ!?」


32 : 名無し妖精 :2015/10/23(金) 08:40:11 T/Jb2gyAO
正邪「先生を間違えてお母さんと言うのは私の仕業」
慧音「天邪鬼恐るべし」
紫「橙や霊夢や魔理沙におかしゃんって言われたら死んでしまいますわ」
咲夜「わかります」
幽々子「わかるわあ」
永琳「うどんげと姫様に言われたいなあ」
神奈子「早苗に言われるわよ」
白蓮「魔理沙やアリスにお母様とか言われたらいいんですが…」
正邪「パパ上とでも言われてろ」


33 : 名無し妖精 :2015/10/23(金) 09:58:19 znat3xmg0
この理科室のギミック全部針妙丸が1人で用意してそう


34 : 名無し妖精 :2015/10/23(金) 15:35:43 B1M.NQAY0
針妙丸「音楽室の目が動く肖像画、勝手に鳴るピアノ。理科室の動く白骨模型。工作室の彷徨う人体模型」
針妙丸「調理室の亡霊。いかずの踊り場で踊る幽霊。なんだ、私の力で実現できる物ばかりじゃん」
針妙丸「これで正邪のビビり顔を堪能できますね。プーックックッ」
慧音「悪いが、学校の悪い噂を増やさないでくれないか」
針妙丸「はっ、先生に見られた!!」
慧音「寺子屋に「あそこには悪い霊が集まっている」って評判が悪いんだよ。頼む、余計な七不思議を作らんでくれー」
針妙丸は慧音先生の誓約書を手に入れた。


35 : 名無し妖精 :2015/10/23(金) 21:42:49 Yz/qxOQkO
と、その直後
「意外に怖がりなのねW」
「うっせーよ、まじびびるから!」
リベンジに挑む正邪に連れられ、幽霊退治に妹紅(実は怖がり)がやってきた…


36 : 名無し妖精 :2015/10/24(土) 14:17:29 ZlZrkzGoO
女天邪鬼、藤原妹紅、妖夢らの肝試し


37 : 名無し妖精 :2015/10/25(日) 08:09:17 eJhhvKKEO
そこでヘカーティアさんと幽々子ちゃんが暗闇からでてくるんですよ


38 : 名無し妖精 :2015/10/25(日) 09:59:50 aBOGdpmU0
ゆゆ子「ルロロロロ〜 いろはの“い”は〜『いただきます』の“い”よぉ〜」
ヘカ「リハーサルと違うでしょ。『命いただきます』の“い”よ」
正邪「そこの亡霊が言うとシャレにならないんだが」


39 : 名無し妖精 :2015/10/25(日) 16:15:27 O/aAsHdk0
針妙丸「なんという事でしょう。その晩は都合の悪い事にハロウィンの夜だったのです」
針妙丸「来訪者を脅かそうと、虎視眈々と待つ幻想郷の妖達。3人はsan値を減らす事無く、無事に帰還できるのでしょうか?」
針妙丸「ちなみに明日は大潮なので、私は三途の川で釣りに行く予定です」
針妙丸「疲れた顔の正邪に、なめろうを作ってあげようと思います」
針妙丸「あ、サグメさんは永遠亭に行けばいいと思います。正邪を労っていいのは私一人なんですよ」


40 : 名無し妖精 :2015/10/25(日) 18:30:41 aBOGdpmU0
サグメ「…(針妙丸は私を煙たがっているのだろうか…太子やさとり妖怪は私より彼女のような者の欲や心を読んで欲しいものだ。そっちの方が興味深いだろうに…そもそも私は“喋れない”のではなく“喋らないようにしている”だけなのだからな)」


41 : 名無し妖精 :2015/10/26(月) 00:14:58 rOQZC6io0
サグメは正邪と出会った時、遠い親族だと思うだろうか?
思い付きもしないゲス妖怪と思うだろうか。
サグメ「…(私の知らない内に、天ノ邪鬼を名乗る妖怪がいるとは。放置しては置けません。駆除ですね)」


42 : 名無し妖精 :2015/10/26(月) 00:16:53 1RbiTpvM0
サグメ「…!」
正邪「んだよ」
サグメ「……。」
正邪「おい、なんかいえよ」
サグメ「……。」
正邪「何か言えってば!」

霊夢「天邪鬼の対応を知ってるのは天邪鬼だけって事かしらね」
魔理沙「毒を持って毒を制すって事か」


43 : 名無し妖精 :2015/10/26(月) 01:33:14 gR9qnHeEO
正邪と共にサグメさんを絶叫マシンに乗せてみる試み


44 : 名無し妖精 :2015/10/27(火) 01:06:29 m85zWGwY0
ガタガタガタ…ゴオオオオオオオオオー!!
サグメ「せいじゃああああなんかいええええええ!!」
正邪「いえるかああああああああ!!」


45 : 名無し妖精 :2015/10/27(火) 09:29:32 mnewnVY6O
正邪「スプラッシュマウンテンは面白かった」
サグメ「風神は割と良かった」
針妙丸「お椀吹っ飛んだ」
魔理沙「お前ら…吐いてなかったか?」
霊夢「バカよ、みんな」


46 : 名無し妖精 :2015/10/27(火) 13:36:04 TKq/PcMw0
サグメさん「あ!!あんな処にマスコットキャラクターが!!でも、私は一緒に写真なんて、撮れないだろうなー。撮れないだろうなー」
サグメさん「お!!あのアトラクションは面白そうではないか!!でも私は乗れないだろうな〜。乗れないだろうな〜」
サグメさん「こ、これは限定のスイーツ!!でも私は食べられないだろうな〜。食べられないだろうな〜」
サグメさん「今度はあの絶叫マシンに、乗れないだろうな〜。乗れないだろうな〜」
正邪「何だかんだ言って、能力使って一番楽しんでやがるな」
針ちゃん「まあまあ」
えーりん「あの子は性格上、こういう処に来た事が無いの。教え子の嬉しそうな顔が見られるのは良いわね」
針ちゃん「その日、サグメさんの翼は、終始パタパタと嬉しそうに動いていました」


47 : 名無し妖精 :2015/10/27(火) 14:10:29 EArk.UTU0
言ったことと逆のことが起きるわけじゃないけど
繁忙期とか明らかに無理な時期に能力使いまくれば確かにこうなるかもw


48 : 名無し妖精 :2015/10/27(火) 14:31:23 crh0Fklo0
がらんとしたアトラクションは黙って乗るけど混雑してると異様にはしゃぐサグメさん


49 : 名無し妖精 :2015/10/27(火) 20:59:17 vzdgA4xUO
敬愛する上司の変わりぶりに愕然となるドレミーさん


50 : 名無し妖精 :2015/10/27(火) 22:34:31 TKq/PcMw0
針ちゃん「何ということでしょう。サグメさんの休日にドレミーさんの休暇が被ってしまったのです」
ドレミー「月の民を守れと言っていたのに、自分は穢れた地上で物見遊山ですか」
サグメさん「ち、ちがうぞドレミー!!これは私が地上の現状を確認しようとしてだな…」
針妙丸「そこで叫ぶ正邪です」
正邪「あぁ〜ん、この天津神様をいじっていいのは私だけなんだよ〜」
針ちゃん「私も正邪を手伝いました」
正邪「月面まで、ホームランっっとと」
針妙丸「正邪に託した打ち出の小槌が役に立ったようです」
サグメ「すまんな、礼を言う」
正邪「礼だと、それはそれは、良い物をもらったね〜」
針ちゃん「正邪の目がやばい。そう思った私は両目突きをしていました。霊夢さん、私の選択は間違っていたのでしょうか」
霊夢「あんまり思いつめるのも、体に毒よ」


51 : 名無し妖精 :2015/10/28(水) 09:15:00 0k1CqKz6O
針ちゃんはドレミーさんと同盟を結ぶべき


52 : 名無し妖精 :2015/10/28(水) 22:12:32 FHydebQQ0
針妙丸「どうすれば夢の中にいるドレミーさんに会えるんだろう…そうだ、とりあえずドレミーさんの似顔絵を描いて枕の下に置いて寝てみよう。そうすれば…」

物陰の正邪「姫め、また余計な事を…それなら私にもいい考えがあるぞ」


正邪はその夜、針妙丸の枕の下の似顔絵をすり替えた

宇佐見菫子のものに


53 : 名無し妖精 :2015/10/29(木) 17:56:15 uVCqloBQ0
読みこみ中に差し替えて宇佐見ドレミ子みたいな感じの奴が出てきたらどうしよう


54 : 名無し妖精 :2015/10/29(木) 22:26:29 br/EuGx60
針ちゃん「ここが夢の世界。どこにドレミーさんがいるのでしょうか?」
周囲を見回す針妙丸。その周りはコンクリートで作られた監獄の様な通路。
針ちゃん「夢の中とはいえ油断は禁物。さて、どうしたものですか」
その時、針ちゃんの聴覚に奇声が聞こえた。そして床下から浮き上がる赤い影。
宇ド見佐レミ子「はぁああ、全てが憎い。にくいよぉぉぉおー!!」
針ちゃんは来た道を全力疾走しました。
針ちゃん「あ、あれは何ですか。怖い怖いこわいよー!!」
針ちゃんが未確認生物に捕まる直前、針ちゃんは正邪に起こされました。
正邪「悪夢をお楽しみか、姫」
針ちゃん「ありがとう、正邪」


55 : 名無し妖精 :2015/10/30(金) 00:01:16 WA0lkItU0
宇佐見ドミレ子…あっ
いや何でもない


56 : 名無し妖精 :2015/10/30(金) 21:54:58 WA0lkItU0
サグメ「メタな話で済まないが私のスレの書き込みが途絶えて明日で一週間になる」
正邪「そりゃ御愁傷様。日頃の行いが悪いからだ」
サグメ「お前に言われたくない。ネタがないならそれはそれで構わないのだが…」
正邪「能力の考察以外にお前について語る事なんか無いだろ。無理にほじくれば幻想郷を滅ぼそうとした腐れ外道だった事に触れざるを得ないしな」
サグメ「ふむ…私が悪党か否かで荒れる事はあるのだろうか」
正邪「勿論その時はいずれ来るぜ。私が保証する。外の奴らはろくでなしばかりだからな(ニヤリ)」


57 : 名無し妖精 :2015/10/30(金) 22:13:06 ookdXe360
>>55
えっなに聞こえないもっと大声で

むしろこのスレの方がサグメ様の
別荘と化しつつある気が


58 : 名無し妖精 :2015/10/30(金) 22:17:43 UZnuLVUAO
世間はサグドレミーで盛り上がっているというのにここはサグ正が熱い!


59 : 名無し妖精 :2015/10/31(土) 14:40:51 2s0uhMZw0
>>57 針ちゃんと正邪の愛の巣じゃないの?


60 : 名無し妖精 :2015/10/31(土) 16:56:48 2s0uhMZw0
ハロウィンの奇跡
今夜はハロウィン。幻想郷の妖達が騒がしくなる夜です。そしてこちらも……。
正邪「あぁ〜ハロウィンだと〜。んなもんめんどくせ〜な〜。よりによって何で私が参加しなくちゃならないんだ」
黒い魔法使い衣装の針妙丸が答えます。
針ちゃん「え〜、正邪も行こうよ。お菓子も沢山もらえるよ」
サグメさん「郷に入れば郷に従え。一夜限りの祭りではないか。お前も一緒に来るがいい」
サグメさんは頭にゆらゆらと揺れるパンプキンヘッドを被っていました。
正邪「おい、その怪しいかぼちゃ、どこから取ってきた」
サグメさんは答えます。
サグメさん「よく聞いてくれた。これは「サグメちゃん秘密道具」の一つ、「着せ替えガメラ」の力なのだ」
正邪「お前の秘密道具は、ろくな事にならないんじゃないか。あと「ちゃん」づけはやめろ」
針ちゃん「そんな事言わないで、正邪も行こうよ。お祭りだよ」
正邪「あ〜あ〜、聞こえない〜。天邪鬼の私が何でそんな事に参加しないといけないんだ」
サグメさん「実は永琳様経由でな、寺子屋の子供達の保護を頼まれたのだ。慧音先生からの承諾も受けている。この様な場合人数が多い方がよかろう」
正邪「お言葉ですが……やなこった。勝手に行って来い」
サグメさん「まあ、そう言う事は予測していた」
正邪「お、おい何をする?」
サグメさん「お前を強制的に参加させる。まずはこの「着せ替えガメラ」で衣装を交換しよう」
正邪「や、やめろー!!」
次の瞬間、正邪の衣装は花柄のフリフリドレスに変わっていました。
正邪「おい、この恥ずかしい服をとりやがれー!!」
サグメさん「残念だがこの私の同意無しで衣装は取れん。おとなしくハロウィンに参加しろ」
正邪「畜生、ちくしょう!!」
ハロウィンの晩、幻想郷中の妖達が里中を脅かして回っていました。
チルノ(ジャックフロスト)「オカシ、クレナイ、ワタシ、アタマカラ、マルカジリ」
布都ちゃん(ジャックランタン)「われにおかしをくれ〜。でなければみなにいたずらだ〜」
レミリア(ジャックリッパー)「がぉー!!食べちゃうぞ〜」
鳥獣伎楽「ハロウィン限定特別ライブだ、パンクの魂をきけぇぇぇぇ〜」
そして。
騒がしい祭りの夜、デコボコトリオの3人は、とある屋敷の客間に通されていました。
#長くなるのでここまで。続きは……あるのかなぁー?


61 : 名無し妖精 :2015/10/31(土) 17:54:14 WuiyhU..O
針妙丸「トリックオアトリート!」
正邪「クソして寝な」
針妙丸「最近の姉ちゃん、キツいや」


62 : 名無し妖精 :2015/10/31(土) 18:35:08 Qse2VPTE0
正邪「何がトリックオアトリートだ 正直に言えタコ。おっちゃんギブミーや! ギブミーしてんか!とな!」


63 : 名無し妖精 :2015/10/31(土) 23:18:15 HwAF3jOU0
霊夢「お菓子?無いわよ」
正邪「悪戯すると思ってんのか?甘いよ、ゲロ甘だよ」
魔理沙「キノコ入ってるお菓子ならあるよ」
正邪「1UPキノコ突っ込んでんじゃねえよもったいねー」
早苗「お菓子は用意してありません。この意味が判りますか?」
正邪「クソして寝な」
咲夜「お嬢様に悪戯しても良い日なんでしょ?」
正邪「そのお嬢様なら月の姫様と遊んでたがな」
妖夢「お菓子作り終わりません。お嬢様のキャパはどうなってるんですか」
正邪「もうザラメそのまま飲ませとけよ」


64 : 名無し妖精 :2015/10/31(土) 23:48:20 2s0uhMZw0
ハロウィンの奇跡
3人が脅かした屋敷の客間に、何故か通されました。
正邪「おいなんだよこの展開。まさか、3人そろって処刑フラグか?」
でも正邪の考えは杞憂でした。
少女の父親「私どもの娘は生まれつき病弱で」
少女の母「お医者様に掛ける事もできなく、同じ子供たちが楽しんでいるのをただ見ている事しかできませんでした」
少女の父親「お願いします。娘に普通の子達と同じ様にハロウィンを楽しませてくれませんか!!」
針ちゃん「どうしよう、何か良いアイディアは」
サグメさん「むう、こんな事になるとは……ん、正邪がいない!!」
正邪は屋敷の中を歩いていました。そして、ごほっ、ごほっ、と咳き込む部屋に正邪は入りました。
正邪「トリックオアトリート、と言いたい処だが・・・・・・、お前がその娘か」
少女「あなたは・・・・・・?」
正邪「死神・・・・・と言いたい処だが、違うよ。お前ハロウィンに参加したいのか?」
少女「はい・・・・・、皆が楽しんでいる処に私も行きたい。死神さん。私を外に連れてって」
正邪「……お前、今夜一晩だけ夢を見る覚悟があるか?今晩だけの自由が欲しいか?」
少女「はい!!この一晩だけでも自由がほしい。皆と同じ時間を過ごしたいの」
正邪「なら、悪魔と契約だ。お前を縛っている鎖から解放してやる」
正邪は指を鳴らした。そして、少女の体調が逆転する。


65 : 名無し妖精 :2015/11/01(日) 00:29:01 iFVwbUJE0
ハロウィンの奇跡
少女「父さまー!母さまー!私歩けるよ!!」
少女の声を聴き驚く父と母。
その声を聞き座り込む正邪。
正邪「慣れない事をすると疲れるな……」
サグメさん「能力を使ったか……、お前は、あの少女に時間を与えたか。お前の能力、何も代償がないと思っているのか?」
正邪「いたのか……あぁ、体がだるいな」
サグメさん「お前は今、あの少女の力を回復した。それと同時に、お前は自分の寿命を削ったのだぞ」
正邪「ふふっ、何を言う。私はあの子が次の日に、苦しい現状になる事を見て笑ってやるんだ」
サグメは口元から手をどかす。
サグメさん「ならば、私はこう呟く事にしよう。「あの子が今後良くなる事はないかもしれない」
正邪「お前、今。能力を使ったな」
サグメさん「だからどうしたという。同族の尻拭いをしただけだ」
針ちゃん「二人とも!!娘さんが元気になりましたよ!!」
正邪「よーし、じゃあ、皆でトリックオアトリートといくか!!」
数日後、病弱の娘が元気になったと博麗神社に手紙が届きました。
正邪「お前、何かしただろ?」
サグメさん「ん、私はただ永琳様に頭を下げただけだ」
正邪「で、何したんだ」
サグメさん「里で苦しんでいる娘がいると伝えた。それだけだ」
正邪「それだけで終わる訳ないだろー。何をしたんだ」
サグメさん「異変を起こすなと言われたよ」
正邪「この偽善者め!!」
サグメさん「まあな、でもすぐに起こすなとは言われなかった。この意味が分かるだろう?」
正邪「お前も天邪鬼だなぁ」
針ちゃん「みんなー!!ごはんができたよー!!」
正邪「おお、メシか」
サグメさん「食事はありがたい」
霊夢「だれか、この3バカを引き取ってくれないかしら」


66 : 名無し妖精 :2015/11/01(日) 00:52:51 /oqtlmfA0
ええ話や(ホロリ)
正邪は悪党天使


67 : 名無し妖精 :2015/11/01(日) 11:21:58 hf5gB5gEO
義賊の正邪と越後屋霊夢


68 : 名無し妖精 :2015/11/01(日) 16:52:07 /oqtlmfA0
正邪「義賊? 違うな。“禍福はあざなえる縄の如し”という諺の通り、人生は良い事があれば悪い事もある。私は良い事の後にやってきた悪い事にお前らが吠え面かくのを見たいのさ。それだけの事だ」

針妙丸「正邪…本心を偽っているのね…私には分かる」
サグメ「…(オロカモノめ…)」


69 : 名無し妖精 :2015/11/02(月) 00:09:01 t7J4C0Zk0
「業さぁ〜ん!!」
幼い正邪は、去っていく光を追いかける。
「業さぁ〜ん、天邪鬼五つの誓い!ハラペコのまま学校にいかぬ事!!」
「一つ、天気のいい日は布団を干す事!!」
「一つ、道を歩く時は、車に気を付ける事!!」
「一つ、他人の力を当てにしない事!!」
そして正邪は目を覚ました。
「んー、昔の夢を見たな」
大きく伸びをし、身支度を済ませ、正邪は博麗神社の鳥居に立ち、そして大きく息を吸い込んだ。
「一つ!!」
「土の上を裸足で走って遊ぶ事!!」
「驚いたなぁ〜、姫がこの言葉を知っているなんて」
近づいてきた針妙丸が微笑む。
「正邪が毎朝唱えてるから覚えちゃったよ」
「そうか、これは私を育ててくれた人が、最後に残した言葉なんだ」
懐かしそうに正邪は空を見上げる。
「あの人は、ウルトラマンだったんだ」


70 : 名無し妖精 :2015/11/02(月) 01:07:50 oKM69.R60
物陰のサグメ「…(その業こそ“ある者”の世を忍ぶ仮の姿だという事は黙っていた方がいいだろうな)」


71 : 名無し妖精 :2015/11/02(月) 12:24:22 t7J4C0Zk0
「正邪ー!アマノジャクナンバー6!!」
「天邪鬼の父がいる、天邪鬼の母がいる。そーして正邪がここにーいる」
「空を見ろ、星を見ろ、うーちゅうを見ろー!!」
「かなーたからせーまり来る、あーかーい火をー!!」
「なーにかが幻想郷に起きーる時、頭ーの角が輝いてー!!」
「せーいじゃが戦うー!!せーいじゃが飛び立つー!」
「正邪、正邪、正邪ー!!天邪鬼正邪ー!!」
正邪「お前ら、そんなこっぱずかしい歌うたって、恥ずかしくないのか?」
ミスティア「恥ずかしいも何も」
響子「事実だもんねーw」
ミスティア「人の見ていない処で、善行を施すなんて」
響子「アマノジャクを返上したほうがいいんじゃない?」
正邪「うるせー!!うっせ、うっせ、うっせいよ!!」
物陰のサグメ「…(……やはり正邪は・・・・・アンチヒーローですね)」


72 : 名無し妖精 :2015/11/02(月) 21:14:25 NYRgwcHEO
正邪はよくよく考えると大変な事を起こしているんだよな

しかし、結構大物たちから愛されて、本当に危なくなったら幽々子、永琳、神奈子、聖あたりはかくまってくれそう


73 : 名無し妖精 :2015/11/03(火) 01:26:01 1hLBeTqU0
紫(どうしてそこで私の名前が出ないの? アマノジャク狩りでの舐めプで察しなさいよ。そりゃアグレッシブなあの子の事それなりに気に入っているけど甘々なところを見せたら示しがつかないじゃない。だから…)
藍「紫様、高血圧のお薬です」
紫「ああ、後で飲むからそこに置いておいて」
藍「今飲んで下さい。顔に出てますよ」


74 : 名無し妖精 :2015/11/03(火) 09:09:43 eEMKFSIcO
正邪「やい、ババア!」
紫「…え?」
正邪「すまぬ」
紫「いいのよ」

霊夢「たまに紫ってメチャメチャ怖いわね」
魔理沙「今に始まったことか?」


75 : 名無し妖精 :2015/11/03(火) 16:35:11 aLl4w/Qs0
そこで始まるゆかりんの、天邪鬼調教教室。
紫「女の子が乱暴な言葉遣いをしているのは見逃せないわ」
正邪「あぁ〜ん、なんだって?もう一度いってみろよ〜」
紫、無言で腹パン。
正邪「お、お前何しやがる」
紫、無言で腹パン。
正邪「な、な、生まれの親にも殴られた事無いのに」
紫「今日、私に出会った事を不幸と思いなさい」
正邪「な、何をする気だ?」
紫「貴女を幻想郷一の淑女にするのよ」
その瞬間の紫の顔は、最高にゲスかった。


76 : 名無し妖精 :2015/11/04(水) 02:04:41 0OB69KzU0
輝夜「因みに永琳が躾けた女の子はタフネスでバイタリティに富んだ軍人に化けたわよ」
レミリア「パチェが調教したメイドは主人を事あるごとに殺そうとするヤバいヤツに化けたわ」
魔理沙「全てはアリスが仕組んだ」

紫「私以外の所に行きたくて?」
正邪「渡る世間は鬼ばかりってか…」


77 : 名無し妖精 :2015/11/04(水) 10:30:43 gVAVCQf20
天子ちゃんや霊夢みたいな貧乳ツンデレ系女子が好きなゆかりんには正邪ちゃんはたまらんだろうな


78 : 名無し妖精 :2015/11/04(水) 12:37:34 k/.3qcU2O
顔を赤らめてシーツにくるまる紫さまを横目に、くわえ煙草で
「良かったよ」
とつぶやくイケメン正邪の朝


79 : 名無し妖精 :2015/11/04(水) 14:09:37 VSycB.2M0
藍「で、どうしてこうなったのですか?」
紫「えーと、正邪を調教しようとしたら……こうなっちゃった」
藍「いきなりで出て行って、「天邪鬼を調教してくる」なんて言いながら、貴女が巻き込まれてどうするのですか?
紫「えーっ、ゆかりんわかんないー」
藍}(……こうもゆかり様を手玉に取るとは……鬼人正邪恐るべし)
藍「そういえば、橙の姿が無いな)おーい橙ー!!」
紫「橙なら正邪に連れられどこかにいったわ。藍、お味噌汁おかわり」
藍「何でそんな重要事項を黙ってるんですか!!ちぇん〜、橙、戻ってこ〜い」
ゆかりん「天邪鬼異変で、格の違いの壁が崩れた。橙もたくましくなって戻ってくるでしょう」


80 : 名無し妖精 :2015/11/04(水) 22:11:17 0Rdn6yiw0
どっちかというとツンデレとは一線を画するハードボイルドであって欲しい


81 : 名無し妖精 :2015/11/05(木) 00:46:09 8YhK1Yq2O
>>79
顔を赤らめてシーツにくるまる藍さまを横目に
「…可愛いね」
とくわえ煙草でつぶやくイケメン橙の朝

逆転の結果だ


82 : 名無し妖精 :2015/11/05(木) 05:02:13 TEMlJecQ0
サグメ「能力を使ったのか…呆れた奴だ。八雲が黙っていないぞ」
正邪「お前がそう言ったという事は黙っていてくれる可能性もあるんだよな。上手くいったら礼を言うよ。お前にケツを向けながらな」
サグメ「…(お前のその若さが羨ましいよ…)


83 : 名無し妖精 :2015/11/06(金) 01:09:55 5cQYWaEc0
八雲一家の籠絡に成功した正邪
しかし快楽オチほど宛にならないものはない
事実この後第二次アマノジャク狩りの御触れが出された

無論、御触れを出した八雲紫の意図を人々は知らない


84 : 名無し妖精 :2015/11/06(金) 17:55:54 wV3RVg560
平穏を続ける幻想郷。
子供1「母様あれ何」
母「お、あれは!!」
幻想郷を包む力に反する者たちがいた。
ピアノの乱れる音が鳴り響く。
正邪「私たちの出番だな」
サグメさん「月の文明を再び滅ぼされてたまるか」
正邪「とーく輝く僕らの星に」
サグメさん「ぼーくらの願いが届くとき」
正邪「銀河ー連邦はーるかにこえて」
サグメさん「ひーかりとともにやってくるー!!」
ユニゾン「いまだっ!!変身!!正邪とサグーメー」
「たたーかえー、たたかえー!!ウルトラマンせいじゃー!!宇宙のせいじゃー!!」
正邪「大地を蹴って素早いジャンプ、正邪の勇気が敵を裂く。異次元人の魔の手が伸びて、海からせまーる大超獣」
針ちゃん「いまだっ!!変身。針妙丸ををよーんでー」
ユニゾン「いざーゆけーいざーゆけー、ウルトラマンせいじゃー」
「ぼーくらのせいじゃー!!」
「はぁぁぁああ、あぁぁぁぁー」
針ちゃん「ぼーくらの星に、魔ーの手が伸びて、そーらからせまーるだいちょうじゅー!!」
針ちゃん「いまだっ!!変身!!正義のヒーイーロー!!」
ユニゾン「いざーゆけー、いざゆけー!!ウルトラマンせいじゃー!!ぼーくらのせいじゃーあ!!」
正邪「ということを、寺子屋でやってくれと言われたのだが・・・・・・姫はどうする?」
針ちゃん「もちろんやるに決まってるじゃん。サグメさんも行くよね」
サグメさん「地球人はすでに月面のヒーローを生み出していたのか!!」


85 : 名無し妖精 :2015/11/07(土) 00:23:05 W/uf511s0
そんなわけで寺子屋へやって来た正邪たちだが、先に来ていた講師に出鼻を挫かれた
「よう藤原のお姉さんだ。悪い子は燃やしちまうからな」


86 : 名無し妖精 :2015/11/07(土) 00:26:03 JuNr7IuY0
正邪「極悪非道な天邪鬼とは私のことだ」
妹紅「面白いヤツだな、気に入ったよ」


87 : 名無し妖精 :2015/11/07(土) 01:00:20 cYmmu/FU0
針ちゃん「どーしましょ、私達ヒーローだと思ったのに」
サグメさん「…案ずるなヒーローを正せるのが悪役の務めだ」
正邪「こいつのキャラを引き正すためには、どうすればいいんだよ」
サグメさん「むう、この場合ヒーローの能力を素直に発現させるべきではないか」
妹紅「何だか知らないけど、燃やさせてしまうよ」
正邪「あっち、あっち!!あっちっち!!」
サグメさん「耐えるのだ正邪。この後、ヒーローが苦難に会い、我らの救いが必要な場面があるはずだ」
サグメさんの言うとおり、妹紅は冷凍妖怪によってピンチに陥った。


88 : 名無し妖精 :2015/11/07(土) 01:23:53 cYmmu/FU0
「そこまでです!!」
その叫びと共に高台から飛び降りる一つの影。
早苗「あーおいあおおいー、青い衣装のブイさなえー!!二神のタイフーン!!命のベールート!!」
早苗「渇きと豊穣の風車が回る!ちーちよー、はーはよー、いもうとよー!!」
早苗「かーぜの唸りに地が叫びー!!力の限りぶち当たるー!!」
早苗「てーきはーまかーいのー命蓮寺ー!!」
早苗「たたーかうー正義のー、かめーんライダーブイ早苗ー!!!」
正邪「あいつはほっといて、けーね先生と打ち合わせするか」
早苗「あぁん、もう。3番まで歌考えたんですよ。ちゃんと聞いてください!!」
正邪「知るかっ!!そんなもん!」


89 : 名無し妖精 :2015/11/08(日) 03:18:38 oq.0bwro0
SS多すぎないか・・・


90 : 名無し妖精 :2015/11/08(日) 03:52:58 YyS7vZvk0
代替燃料だから仕方ないアルよ


91 : 名無し妖精 :2015/11/08(日) 04:26:46 uhQ6RMUI0
針ちゃんが可愛いので満足です


92 : 名無し妖精 :2015/11/08(日) 07:40:07 41gSRuO.O
正邪くんは可愛くも格好良くもないよ?


93 : 名無し妖精 :2015/11/08(日) 14:03:18 r4fTWnPg0
針ちゃん「正邪に頭を撫でられたからって、ニコポなんてしないんだから。そう簡単にデレないんだからね!!」
正邪「姫、さっきから顔が真っ赤なんだが……」


94 : 名無し妖精 :2015/11/08(日) 14:20:07 dePl0.iw0
それで、ガンダム枠は誰になるのだね(wktk


95 : 名無し妖精 :2015/11/08(日) 20:07:34 aaXdQ3KU0
四畳半輝針城がみたいです


96 : 名無し妖精 :2015/11/08(日) 20:28:59 RCwSZ4xY0
正邪「自爆装置はっ!反逆者のロマンなのだぁっ!」
針妙丸「えっ」ポチ
正邪「あっ」
ちゅどーん

四畳半と聞くとこれしか浮かばない


97 : 名無し妖精 :2015/11/08(日) 21:21:13 r4fTWnPg0
サグメさん「…(四畳半、懐かしい響きだ。私がえーりん様に教えを乞う間、過ごした場所が四畳半だった)」
サグメさん「…(狭いながらも、皆、笑顔で暮らしていた……あの日はもう遠い記憶になってしまったのだな)」
サグメさん「…(そんな事を思い出すのはこの現状のせいか?)」
正邪「ひめよー、一緒にふろにはいるぞー!!」
針ちゃん「やだー!!、正邪って、すぐセクハラするんだもん」
正邪「何を言う、裸の付き合いってものがあるだろう。それ、ルパンダーイブ!!」
私は正邪の顔面を強打した。
針ちゃん「サグメさんありがとう…はっ」
サグメさん「助けてもらった恩は返してもらわんとな」
針ちゃん「やだー助けてー!!」
針妙丸を追い続けた月の女神は、翌日、天邪鬼の正拳で眠りに落ちた。


98 : 名無し妖精 :2015/11/08(日) 23:48:35 dzlRYJGk0
神奈子「ほら、四畳半の輝針城を建ててあげたから信仰しなさい」
萃香「こいつはちょっと自信作だぞ」
魔理沙「ほー、なかなか居心地のいい隠れ家じゃないか」

霊夢「厠はどこよ?」
一同「あ゛・・・・」


99 : 名無し妖精 :2015/11/09(月) 07:35:34 cXIuu2cA0
サグメの拳
サグメさん「…(この四畳半を守るため、私は生きる。私は戦う!!)」
モヒカン1「お前は誰と戦っている。だれとたたかう〜!!」
モヒカン2「お前の明日などないぞ〜!!」
サグメさん「月面真拳、顔二重縛!!」
モヒカン1「アッルイェェェ!!」
モヒカン2「ウァラッバァァ!!」
サグメさん「お前たちに、約束された明日は来ない!!」
正邪「サグメー!!」
針ちゃん「サグメさん、何でこんな事を?」
サグメさん「未来有る者を、守るのが私の使命だ」
そこで寺子屋の生徒たちが大合切。
「サグメさん、かっこい〜い!!」
「サグメさん、すご〜い!!」
サグメさん「…(寸劇とはいえ、この瞬間はたまらないものだな)」


100 : 名無し妖精 :2015/11/09(月) 08:27:24 5rjurq/Q0
正邪「有頂天神社」
霊夢「退屈はしないわね」


101 : 名無し妖精 :2015/11/10(火) 01:02:10 oIaHMjwk0
正邪「千歳飴食いてえ。早く安売りしねえかな」
針妙丸「あれ何で行事終わっても見切り商品にならないんだろうね」
サグメ「…そういうものではない…」


102 : 名無し妖精 :2015/11/10(火) 21:54:34 oIaHMjwk0
中国の東方人気投票、正邪とサグメさんがいきなり並んでて笑った(いい意味で)

なお針妙丸


103 : 名無し妖精 :2015/11/10(火) 22:42:53 2kI6qaG.O
カップル部門?では正針が15位と健闘!
正サグは34位ながらなかなかの数値だね


104 : 名無し妖精 :2015/11/10(火) 23:13:47 A7ObmS3U0
邪悪な幽霊の人々・・・?


105 : 名無し妖精 :2015/11/11(水) 10:42:21 mg0G66pc0
正邪「そろそろ死のうかな? 漫画描きに明け暮れる人生に飽きた!」
易者「白玉楼でも、やってる事は同じだよ」


106 : 名無し妖精 :2015/11/11(水) 12:56:13 gH86WIQ.0
ポッキーとプリッツどっち食べるんだろ
それともいっそトッポか?


107 : 名無し妖精 :2015/11/11(水) 13:00:02 3esEZVpU0

                       ト 、
           _,,.. -──‐-ァ'⌒ヽ, j /ー- 、   、
         ,.::'´::::::::::::__:::::{  ノ }`'く, -- 、ヽ  X
   ,. -─-、 /_;;::::‐::''"´::::::::::::`"'':::ー-'、.,,_ノ⌒ヽ  ノ   ';
 ∠ -‐ >'"´:::_;;::-ァ'"´\´ ̄ ̄`゙'  、:::::::`゙'::..、Y    十
  ∠/:::::::::ア´       ヽ    ヽ. \:::::::::::::\
  ,:':::::::::::, '  , ' !          ハ  ヽ;:::::::::::::':,
  {::::::::::/   /  l{      ハ -ァニ }   ヽ;:::::::::::}
  ∨::::;'   ;   八      |lxー=ミ/ /   } ∨:::::;
    \;     |  ナニヽ     ;´lr)心 Y|   /  }::::/  
    .{     | /x=ミ \   ,' 弋__ソ ノ;  , 'lリ .'イ    その点トッポって凄いよね
     ', 、 | ;イ lr)心  ヽ/   xx /イ  |  ',|      最後までチョコたっぷりだもん
      \\.| 人乂_ソ   .       |  |   ':、
       \l|`ヽxx      _,. -= 、  ,|  |    `' 、
       | l| ハ     lr   ノ  ,:' |  |    、 \
  |      .| ||   ト .,_        /  |  ト 、_,..,_ ヽ  ヽ.
  ,X    .;  |  |l   こ7ァーr<   /|  | /   `゙' 、   ':,
    `   ;' |l   .|ア´ ̄ }|  \_,. '  |  ; /     \  ハ
       /  八  |   、i {|_ /|.    |  / '       .ハ  }
      ;    /ヽ|   }}´:::::::::`Xァ'  ̄レ'//       }  .;
      '、   {    ;{::::::::::アム::::::::::::::{/         / /


108 : 名無し妖精 :2015/11/11(水) 20:08:10 w4lkdhPM0
>>105
霊夢「だったらさっさと戻って便所掃除でもやってなさい」ピチューン


109 : 名無し妖精 :2015/11/11(水) 22:26:56 8YK6kajEO
>>107
誤爆?


110 : 名無し妖精 :2015/11/12(木) 02:02:31 6qRFa7Yo0
逆さ城の物珍しさに近寄る天子ちゃん


111 : 名無し妖精 :2015/11/12(木) 02:47:04 ngsSEkfY0
冷静に考えたら輝針城って住みづらいな・・・


112 : 名無し妖精 :2015/11/12(木) 05:16:40 K9NrdXIk0
欠陥住宅かも


113 : 名無し妖精 :2015/11/12(木) 20:16:23 4jK3Beyo0
いやいや、外側が逆に建ってるだけで、中は普通かも。
#スレの流れが普通になったから、ssは止めるね。


114 : 名無し妖精 :2015/11/12(木) 20:26:30 2vtixLfs0
中は普通じゃないと畳とか落ちてくるんじゃないのか?


115 : 名無し妖精 :2015/11/12(木) 22:13:15 6qRFa7Yo0
中の重力は地上と正反対な逆さ城


116 : 名無し妖精 :2015/11/12(木) 23:18:22 2vtixLfs0
城から出ると重力が戻るので地下への階段から裏側に行くと普通の重力に切り替わる逆さ城?
畑作れば自給自足も可能か


117 : 名無し妖精 :2015/11/12(木) 23:38:19 FbO/f8cM0
モデルの一つの悪魔城も姉歯建築とかいわれてるし輝針城も・・・


118 : 名無し妖精 :2015/11/13(金) 01:37:02 Ut/UKLZo0
輝針城て結局どうなったの?


119 : 名無し妖精 :2015/11/13(金) 01:39:18 up6vzn5U0
深では普通に綺麗なまんま浮いてたしそのまま住んでるんじゃないの?


120 : 名無し妖精 :2015/11/13(金) 04:03:28 D0N7rAK.0
城の内外で水を落とし続けて無限水力発電できそう


121 : 名無し妖精 :2015/11/13(金) 06:02:29 g93goLsw0
輝針城に穴をあけて物を落とす(?)と単振動するのか


122 : 名無し妖精 :2015/11/13(金) 10:06:32 n7GdCAVQ0
>>120 神奈子様あたりが新しい発電設備だと目を付けそう


123 : 名無し妖精 :2015/11/13(金) 13:10:46 N3GwExCs0
>>121
単振動でも、空気抵抗で止まるよ   真空の神様って、誰だろうね?


124 : 名無し妖精 :2015/11/13(金) 14:19:31 D0N7rAK.0
正邪「なんとなくずっと回り続ける水路を作ってみたが・・・どう思う?」
針妙丸「すごい!ここで流しそうめんをすれば水も麺も上まで運ばなくて済むじゃん!」


125 : 名無し妖精 :2015/11/13(金) 19:58:20 n7GdCAVQ0
やばい、サグメさんが汁椀持って「……(早く麺を流すのだ)」と、いう状況を幻視した。


126 : 名無し妖精 :2015/11/13(金) 21:52:53 Z6tSn.xY0
一向に麺が流れてこないので何も言わぬまま流れている水に口をつけて飲み始めるサグメさん


127 : 名無し妖精 :2015/11/13(金) 22:07:37 d7uuHqnYO
正邪がそこに小便を…


128 : 名無し妖精 :2015/11/14(土) 00:42:12 ZeUtMzSI0
正邪「どうだった? 私の小便の味は」
サグメ「…不味いに決まっている。それより流さなくていいからそうめん食わせろ。食べたいからお前の下らない遊びにも付き合ったのだ」
正邪「嫌だと言ったら?」
サグメ「…ミミズに小便をかけると腫れるということわざを知っているか?」
正邪「!…すみません今用意します」
サグメ「…(頭は悪くないようだな)」


129 : 名無し妖精 :2015/11/14(土) 01:24:16 5uRKV5lM0
天邪鬼ならワンチャン小便が蜂蜜味になっている可能性は・・・ないか


130 : 名無し妖精 :2015/11/14(土) 01:27:21 RYAmk7kg0
糖尿病か何か?


131 : 名無し妖精 :2015/11/14(土) 06:51:04 Zjoaa9bEO
そうめんの代わりにラーメンを流す正邪ちゃん


132 : 名無し妖精 :2015/11/14(土) 07:40:24 jmjejHZsO
正邪「ラーメンつけ麺私美人」
針妙丸「自分で美人っていうヤツは信用ならない」
霊夢「美人というか…美少女?」
魔理沙「黙ってればな」
正邪「へへーん」
サグメ「正邪は私が育てた」


133 : 名無し妖精 :2015/11/14(土) 09:42:20 5uRKV5lM0
御食事処 きしめん城


134 : 名無し妖精 :2015/11/14(土) 16:25:53 JwKCbHxk0
正邪「チルノちゃん、大ちゃん、残業おねがい!」
チルノ「うへぇ・・・氷を作るのも疲れるんだよぉ」
大ちゃん「チルノちゃん、ガンバ!」

正邪「よく食べるお客さんだなぁ;」


135 : 名無し妖精 :2015/11/15(日) 02:02:40 MpwTCzZk0
サグメ「むう、あやつは…」
正邪「知っているのかクソババア?」
サグメ「胃袋の中にブラックホールを飼っているという噂の妖怪賢者…幻想郷にいたとはな…××××、一体何者なんだ」


136 : 名無し妖精 :2015/11/15(日) 09:10:07 MpwTCzZk0
なお××××さんはその後かき氷を食べ過ぎてお腹を冷やし便所に駆け込んだ模様


137 : 名無し妖精 :2015/11/15(日) 09:23:32 zTqWrRikO
正邪「ぽんぽんぺいん中に重力を元に戻す」


138 : 名無し妖精 :2015/11/15(日) 21:34:43 RH9OXZLU0
これは許されないな


139 : 名無し妖精 :2015/11/15(日) 22:21:43 EEOdSXpc0
なんて残酷な事を…天邪鬼の名は伊達ではないという事か…


140 : 名無し妖精 :2015/11/15(日) 23:30:11 RGyb/nIE0
外道。しかしそれでこそ天邪鬼!!


141 : 名無し妖精 :2015/11/16(月) 15:26:14 gXeym7FI0
そんな事もありながら、商売繁盛、きしめん城


142 : 名無し妖精 :2015/11/16(月) 16:52:01 Qm1G3AFcO
依姫「騎士麺と聞いて」


143 : 名無し妖精 :2015/11/16(月) 17:36:56 gXeym7FI0
針ちゃん「き、騎士麺ですって!!」
正邪「知っているのか!姫!!」
針ちゃん「騎士麺。それはお互いに槍の上に丼を乗せ互いに突撃しあう技。落とした方は自分の麺を相手に食べられてしまう。そんな競技がまだあったなんて……」
正邪「私の打った麺が、そう簡単に落とされてたまるかよ!!」
サグメ「…(待つのだ正邪)」
正邪「何だと!!」
サグメ「…(依姫の言葉を鵜呑みにするでない。奴はお前を自分の土俵に乗せる為にあのような言葉を言ったのだ…「騎士麺」の勝負はすでに始まっている!!)」
正邪「なにぃ〜!!」


144 : 名無し妖精 :2015/11/16(月) 21:34:53 Qm1G3AFcO
依姫「ご主人…“姫騎士麺”をひとつお願いします」


145 : 名無し妖精 :2015/11/16(月) 21:43:03 EneG5Dp60
イケメンに厳しい霊夢さん早苗さん魔理沙さんが駆けつけたようです


146 : 名無し妖精 :2015/11/16(月) 21:54:40 888kgruI0
正邪「ご注文を承る代わりに例の台詞を言っていただきます」
依姫「例の台詞?…(ハッ)いや、それは…」
正邪「言えなければご注文には応じられませんよ? その為の“姫騎士麺”なのですから」
依姫「わ、分かった。ここは耐えよう(深呼吸)……『おちんぽには絶対屈しない!!』」
正邪「……あー、いやそっちじゃなくて…」


147 : 名無し妖精 :2015/11/17(火) 00:26:35 voBTYtM.0
そこにえーりん登場。
永琳「あら依姫、久しぶりじゃない」
依姫「え、永琳様!!」
サグメ「…(永琳様がなんでこのタイミングで?)」
永琳「細かい事は気にしないで。…ところで貴女、さっき「なんて」言ってたのかしら?」
ニヤニヤと微笑む永琳に対して、顔を赤らめしどろもどろになる依姫。
依姫「それは…そのう…」
サグメ「…(永琳様の精神攻撃!!これは私でもきつい!)」
正邪「あ〜っ、お客様は「きしめんが所望だとよ。へい、お待ち!!」
サグメ「…(空気を読んだか天邪鬼め。これは依姫への貸しになるぞ)」


148 : 名無し妖精 :2015/11/17(火) 13:48:06 wtDT2fWwO
依姫「あのとき、なぜ私を…?」
正邪「…嫌われものの先輩だからな、あんたはW」


149 : 名無し妖精 :2015/11/17(火) 17:17:54 voBTYtM.0
その後。
依姫「きしめん3、新蕎麦2、みぞれ御膳5です」
正邪「あ〜今日も忙しいなあ。それ、明日のために麺を打つべし打つべし!!」
サグメ「…(何で依姫が配膳をやっているのだ)」
針ちゃん「なんでも、「借りは返さなければ」と言う事です」
サグメ「…(「それにしても、依姫の人気には納得いかない!!)」
針ちゃん「サグメさんは基本ツンデレでしょう。、あっちは少し天然が入っているから人気があるんじゃないですか…?」
それに憤慨するサグメ。
サグメ「…(なんだと、私が苦労して身に着けた技を、あいつは元から持っていたというのか!!)」
依姫「3名様ご案内ー。お客様には笑顔で接客」
サグメ「…(くぅ、昨日今日来た者に、私の立場を揺るがせてたまるか)」
きしめん城で、月の実力者達の能力披露が始まった。
物陰から依姫を見るサグメ。
サグメ「…(まだ栗三つのスイーツも食べてない。赤城の羊羹も食べてない。それなのに月に強制送還されてたまるか!!)」
針ちゃん「こうしてサグメさんの苦難日は始まったのです」


150 : 名無し妖精 :2015/11/17(火) 19:06:28 vkILFL6c0
きしめんの何と奥深きことよ…サグメさんも頑張って!


151 : 名無し妖精 :2015/11/17(火) 21:41:10 zPe2ICdQ0
迂闊に喋らないよう地上の美味しいもので口をふさぐ事にしたサグメさん

意外なところから東方食いしん坊団の伏兵が出てきましたね…


152 : 名無し妖精 :2015/11/17(火) 21:53:41 EWGldHPg0
シュークリームを思いっきり頬張ったものの、待ってましたとばかりに喋らないといけない事態が起こりなんかもごもご言い始める


153 : 名無し妖精 :2015/11/17(火) 22:13:28 wtDT2fWwO
そういえは針ちゃんも姫で騎士(侍?)だったね

スイーツ大好きサグメさんに対し、針ちゃんの体重計作戦が炸裂する!


154 : 名無し妖精 :2015/11/18(水) 19:31:32 /lRLFADo0
鏡の自分と会話して体重が増えつつある状況を逆転させる作戦に出る
が、傍から見ると遂に壊れたようにしか見えない


155 : 名無し妖精 :2015/11/18(水) 21:41:26 9uPVaWIEO
針ちゃん「スイーツがお好きと聞いてスイートも呼んじゃいました!」
ドレミー「お久しぶりですね。サグメ様」


156 : 名無し妖精 :2015/11/18(水) 22:25:08 ppuWLz.o0
営業終了後の、きしめん城従業員温泉にて。
サグメさん「「……(ひと働きした後の湯は格別だ)」
ドレミー「それに異論は無いんですが……」
サグメさん「……(何か言いたそうではないか)」
ドレミー「そのー、ぶっちゃけサグメ様、前よりふくよかになったような気がします……」
自分でも気にしていた事を告げられ、サグメの心に稲妻が走る。
サグメさん「……(ま、まさか。そんな事が有るはずない!!)」
ドレミー「小人の娘が言ってましたよ。週に4回は人里で甘味三昧だって」
サグメさん「……(な、な、なんで。こっそり通っていたはずなのにー!)」
ドレミー「上司の健康管理も部下の仕事。サグメ様、風呂上がりに体重計りましょうね」
サグメさん「……(やだ、やだもん。明日は念願の「赤福」に行く日だもん。こんな処で邪魔されてたまるものかー!!」
針ちゃん「その後、湯船でたんこぶを付けたドレミーさんが見つかりました。サグメさんは何処に行ったのでしょう?(ニヤニヤ)」


157 : 名無し妖精 :2015/11/18(水) 23:55:15 9uPVaWIEO
依姫、サグメ、ドレミーと月の守人がごっそり抜けて、月の防衛線が危機的状況に

クラウンピース「へカーティア様!地上の知り合い(5ボス仲間)が食べ物屋さんを始めたみたいで行ってもいいですか?」
ヘカーティア「良いわね〜私も久々降りてみようかしらね?(異変失敗で落ち込んでる純狐も誘うか…)」


158 : 名無し妖精 :2015/11/19(木) 05:26:38 cQY.Z0Ag0
何が始まるんです?


159 : 名無し妖精 :2015/11/20(金) 00:40:55 wSETh90.0
サグメ「…(3時のおやつが大変だ)」


160 : 名無し妖精 :2015/11/20(金) 08:29:18 /YIvDvoEO
亡霊姫の襲来を招く三時のおやつ


161 : 名無し妖精 :2015/11/20(金) 14:23:46 IeRROFx20
惨事の悪奴、と書くと血祭騒ぎになりそうだ。
お菓子屋の前でゆゆさまとサグメさんが出会ったら何が起こるだろう?


162 : 名無し妖精 :2015/11/20(金) 21:05:12 gYZPqu0I0
ttps://pbs.twimg.com/media/CMZ_3GvUcAAifQV.jpg


163 : 名無し妖精 :2015/11/20(金) 22:56:49 wSETh90.0
>>161
幽々子・サグメ「(互いを見ながら)変な格好ねこの人…」


164 : 名無し妖精 :2015/11/22(日) 02:56:17 RGpQsbzE0
正邪「クソババア、甘いものばかり食べていると太るぞ」
サグメ「お前が私の体の心配をするとはな…災いの前兆かな?」
正邪「ケッ、それで厄介な未来に転がるのを回避したつもりか」
サグメ「私はズルくて汚い大人だ。なんだかんだで真っ直ぐなお前とは違う」
正邪「真っ直ぐなもんか! 私はいつだってねじ曲がっていたいんだよ」
針妙丸「この二人、骨の髄まで天邪鬼ね」


165 : 名無し妖精 :2015/11/22(日) 14:17:35 Gu8j1TNA0
正邪「さて、今日も麺を仕込むかね〜」
鬼人正邪の朝は早い。
日の出と共に起き、作業場に入る。
正邪「さて麵を作るか」
器にまんべんなく粉を入れ、適量の水を入れる。
正邪「この水加減が重要なんだよな〜」
粉と水が上手い具合に染み渡った後にそれに手を入れる。
正邪「ここからが勝負所だ」
水分が含まれた生地を、こねてこねて、ひっくり返す。
正邪「きょうも、こんなに生地が輝いているぜ」
麺棒で生地を伸ばし、更に生地を伸ばす。
正邪「伸ばして伸ばして、ひっくり返す。なんだこの快感は」
針ちゃん「麵打ちは蕎麦の基本。それに正邪ははまってしまったようです」


166 : 名無し妖精 :2015/11/22(日) 16:04:57 Gu8j1TNA0
今日は寺子屋の文化祭です。
慧音先生「さ〜みんな、大きな声で呼びましょう。仮面ライダ〜ア〜Ⅴせいじゃ〜!!」
騒霊達の楽器が音を立てる。そして叫び声。
サグメさん「あはははぁ、ここにいる子供達は、みなデストロンの改造人間になるのだぁ〜!!」
針ちゃん「はははぁ、どれだけ叫んでも、お前達に明日は無いぞぉ〜!!」
?「まてぇ〜い」
サグメさん「だ、だれだっ!!」
?「赤い目が輝く、青い車が叫ぶ、天が呼び、地が呼び、人が呼ぶ。悪を倒せと私に叫ぶ」
針ちゃん「ま、まさか、お前は!!」
正邪「力と技の風車が回る!!お前達に明日は無い!!とぉ!!」
慧音先生「あ、あれはっ!!仮面ライダーⅤせいじゃ〜!!」
Ⅴ正邪「いくぞ、26の秘密技の一つ「Ⅴ正邪火柱キック!!」
正邪の体が炎に包まれる。
Ⅴ正邪「大首領、お前は私と共にここで死ぬんだー!!」
正邪の炎のキックが黒い影を包み込む。
大首領「ぐわわぁああー!!」
慧音先生「Ⅴ正邪が悪い奴をやっつけましたー、みんな、はくしゅー!!」
その舞台裏で。
サグメさん「……(私も正義の味方をやりたかった・・・)」
針ちゃん「まあ、仕方ないですね。こういう寸劇では、主役が限られます」
サグメさん「しかし、納得がいかない・・・・・・・」
針ちゃん「えっ・・・・・」
舞台にて熱唱する正邪。
正邪「あーかいーあかぁいー赤い仮面のⅤ正邪ー!!ダブルタイフーン、絆のベールートー!!
正邪「さだめと小槌の風車が回る、ちーちーよ、はーはーよ、いーもうとよー」
正邪「てーきはー地獄の鬼巫女ー!!」
サグメさん「博麗が黙って無いのではないか?」
針ちゃん「寺子屋の出し物だから……いいんじゃないですか?」


167 : 名無し妖精 :2015/11/22(日) 19:27:53 FAe3QCh6O
悪役の自機チームは楽屋でノリノリ!
霊夢「ハクレイ大使にひれ伏すがよい!(スフィンクスみたいな被り物)」
魔理紗「クク、私が霧雨博士だ!」
咲夜「私がサク大佐ですわ!」
早苗「キングコチヤが最強ですよ〜(河童製造巨大ロボ)」

※妖夢、鈴仙はついて行けず不参加


168 : 名無し妖精 :2015/11/22(日) 23:08:46 Gu8j1TNA0
寺子屋のヒーローショウは続いていました。
Ⅴ正邪「あ、あれは、キングコチヤ。今の力ではアイツを倒せない!!」
?「私の出番が来たようですね」
Ⅴ正邪「お、おまえは!!」
早苗「私は改造人間カイゾーグ、仮面ライダーⅹ!!キングコチヤめ覚悟しろ」
神奈子「ま、まて早苗そんな打ち合わせはないぞ!!」
早苗「面白ければいいんですよ。ええぃライドルポール!!」
突如乱入したライダーⅹ早苗がキングコチヤを破壊した。
早苗「では、これでヒーローは去るのです」
早苗はマシンクルーザーで去っていった。
正邪「アイツは何がしたかったんだ?」


169 : 名無し妖精 :2015/11/23(月) 09:18:15 Ms6W.RLUO
永琳(くっ!…出番を奪われたわね)←ギター抱えて

てゐ(キカイダーは無理がある?)


170 : 名無し妖精 :2015/11/23(月) 13:31:41 pWO0FClMO
正邪「大好きだぞババア」
紫「あら、あらあら」

藍「紫様が急死したんだ」
針妙丸「大往生かな」


171 : 名無し妖精 :2015/11/23(月) 14:10:21 f3asa2l.0
ピンポンパンポ〜ン
慧音先生「は〜い寺子屋の午前の部はしゅうりょう〜。午後からは皆大好きウルトラマンだよ〜」
霊夢「私の着ぐるみは、ゼットンかな?」
魔理沙「なら私はバルタン星人か?」
咲夜「私はツルク星人で」
早苗「私はキリエロイドがいいな」
うどんげ「なら私はルナチクス」
妖夢「私はメビウスのザムシャー。刀を背負い、ピンチを救う。私にはこれしか無い!!」


172 : 名無し妖精 :2015/11/23(月) 22:50:19 UwJ/VFc20
ザムシャーは……うん…まあ頑張れ妖夢


173 : 名無し妖精 :2015/11/24(火) 11:51:57 TwdXHAXg0
寺子屋午後の部。
ザムシャー妖夢「こ、この力が何かを守る力なのか?」
ゼットン霊夢の光線を受け、ウルトラマン正邪をかばう妖夢。
ザムシャー妖夢「宇宙を彷徨い、強者どもを屠ってきた。しかし、何だこの溢れる感情は?」
ザムシャー妖夢「これが、これが何かを守る力なのか。自分を犠牲にしてまで守りたい力なのか?」
ウルトラマン正邪「お、おまえ!!」
ザムシャー妖夢「案じるな、私の代わりに奴を倒すんだ。我が生涯に一片の悔い無し!!」
そして、ザムシャー妖夢は天に帰りました。
楽屋裏。
妖夢「どうですか、私の演技?」
霊夢「うーん、今の子供たちにわかるかなー?」


174 : 名無し妖精 :2015/11/25(水) 02:41:30 OqlYD27A0
サグメ「うむぅ…どうしたものか…」
正邪「どうしたよ、随分愉快な面してるじゃねぇか、大方ブルトンにスレの流れをかき回されて困ってるんだろ?」
サグメ「………(違う、そうではない、その程度なら私がぐるぐる回る事で多分どうにかなる、それとは別にな…)」

正邪「ハァ!?ババァ何言ってんだ!こちとらてれびなんつー高級品、見たくても見れない立場なんだぞ!」
サグメ「(見たいんだな?)」ニヤリ
正邪「あっ…クソッ…見たくないといっておくさ…んで何の話なんだよ」
サグメ「テレビから観測できる情報は何も特撮だけではない、二時間ドラマという代物がある」
正邪「二時間どらま?どらまって…あの人形遣いがやってる退屈極まりない人形劇とかそんなもんか?」
サグメ「(お前が物陰からその退屈極まりない人形劇を凝視している事はこの際問わないでおこう)」

正邪「ハッ、何かと思えば、あんたも随分妙な楽しみ方をしているじゃねぇか」
サグメ「意外と突っ込み所を探してみるのも面白いものだぞ?」
正邪「その調子じゃ登場人物のぎゃら、とか言うので犯人を当てたりお決まりの温泉シーンで妙な事考えてるんだろ」
サグメ「まじめに推理するのも良いが、私みたいな偏屈者には性に合わなくてな」
サグメ「(まあ、後で一緒に見てみようじゃないか、テレビくらい貸してやる)」ニコッ
正邪「やなこった、どうせ人形劇みたいに退屈な話なんだろ、それくらいならまた幻想郷をひっくり返す案でも考えるさ」
サグメ「(喜ばしいな、きっとお前も気に入る筈だ)」
正邪「あっ…ちょっ…耳引っ張るな痛い痛い痛い!」


175 : 名無し妖精 :2015/11/25(水) 07:30:05 ceEWvGpk0
「東方TV「サグメさんは見た」」
大きな洋館で家政婦として働くサグメさん。そこに現れるドロドロとした人間関係」
そこに何が現れるのか。第11話「当主と妻のただれた関係」
サグメさんの敏腕が光る。
正邪「お前……人の秘密を掘り下げてどうする?」
サグメさん「……}(小さな事も大きく広げる。それが天邪鬼、それが私の力だ)」
正邪「おまわりさ〜ん、ここに当事者がいます」


176 : 名無し妖精 :2015/11/25(水) 13:55:32 xGaIgY5g0
祭りの後始末

貸衣装屋「着ぐるみ、けっこう破けましたな  修理賃がこんなもんで・・・」パチパチ(算盤
正邪「こんなところで」パチリ
貸衣装屋「あけまへんあけまへん、この辺で・・」パチリ
正邪「腕のいい内職を紹介するよ? 原価の二掛けで、このへんどう?」パチパチリ
貸衣装屋「えらい勉強ですなぁ; そんなに安くできまっか?」パチリ
正邪「手が早いし真面目にいい仕事する妖怪だから、紹介料だと思ってまけろ」パチリ
貸衣装屋「あんたと商売するのは楽しいですなぁ、ほな、あんさんの顔を立てて値引きしましょ」
正邪「よろしゅうおす    えーと、あ♪いたいた おーい小傘さ〜ん 儲け話があるんだけどさぁ〜!」


177 : 名無し妖精 :2015/11/26(木) 11:29:40 NdfLCrfYO
針妙丸「おくりびと正邪」
正邪「死なせないよ、長寿の呪いを受けるがいいさ」
阿求「確定項です」
妹紅「いや死なせてやれよ」
輝夜「そうよね〜」
正邪「いいよ、あんたらがそのつもりなら…その幻想をぶち壊す!」


178 : 名無し妖精 :2015/11/26(木) 21:57:38 P095s3tsO
>>175
さぐめ刑事純情派


179 : 名無し妖精 :2015/11/28(土) 00:55:22 UUJq1zPw0
正邪「なに読んでんだクソババア。マンガか?」
サグメ「『うる星やつら』だ。鈴奈庵で借りてきた」
正邪「わざわざ借りたのかよ。私は立ち読みしてきたぜ。もちろん店員は思いっきり嫌がってたがな」
サグメ「…その角は何も言われなかったのか」
正邪「ただの飾りだと言ってやったらそれ以上何も聞かれなかったよ。お前こそその翼の事何も聞かれなかったのか?」
サグメ「…ただの飾りだと答えておいた。以下同文だ」


180 : 名無し妖精 :2015/11/28(土) 21:01:55 zQvvX4DQ0
翼の手入れをするサグメさん。
「あら、こんなにも傷んでる。これでは「月の実力者」の威厳が持たないわ」
そこに、えーりん登場。
えーりん「サグメ、久しぶりね」
サグメ「・・・・・(ついこの前会ったような気が)」
えーりん「慣れない地上の暮らしはきついでしょう。私が貴女にマッサージしてあげるわ」
サグメさん「……(えっ、そ、そんな。八意様にマッサージなど)」
えーりん「いいのいいのよ、それー!!」
サグメさん「・・・・・・(ふぁぁぁぁぁー!!)」
針ちゃん「次の日、サグメさんは腰が抜けて動けませんでした」
車いすを押す正邪。
「おい、何やったんだよ」
サグメさんは答えます。
「……(恩師に・・・・・・いたわれてな)」


181 : 名無し妖精 :2015/11/28(土) 21:30:42 zQvvX4DQ0
今日、サグメさんは魔法の森にある古道具屋にやってきました。
サグメ「・・・・・・(ここに、何か古い品があるとか?)」
見回すと、森に隠れるように建つ倉庫。
サグメさん「……(あれは?何か空気が違う)」
サグメさんはその倉庫に入りました。
サグメさん「・・・・・・(この倉庫は、まるで生きているようだ)」
室内の瘴気が増す。そして声。
?「なあ、俺を外に連れ出してくれよ」
サグメの傍のバイクが呟く。
?「いやいや、僕の方が役に立つよ」
十字槍が呟く。
?「いやいや、この女性を飾り付けるなら、ワシがふさわしかろう」
サグメの心は揺れ動いていた。
サグメさん「・・・・・・(ここにいては危ない)」
戦術的撤退をしようとしたサグメに語る者がいた。
?「私を・・・・・・空に開放してくれないか?」
倉庫を占める大きな影。それは、鋼でできた鳥。メッサーシュミット。
?「私は空に解放されたいんだ」
サグメの心が揺れ動いた。


182 : 名無し妖精 :2015/11/29(日) 19:13:40 C4A5yMLU0
サグメ「ときに正邪、『うる星やつら』についてなんだが」
正邪「私に聞くな。ンなもん読んでねーよ」
サグメ「…ラム一家の事なんだがどうも気になる。父親は民間人ぽいのに他の惑星への侵略行為を出来るほどの政治力と軍事力を持っているのはどういう事なのか」
正邪「知るか。外の世界の文化形態ですらよく分かンねえのによその星の事なんかに考えが及ぶかよ。大体宇宙ってのは戦わなければ生き残れない場所なんだ。戦船(いくさぶね)の一つも無しに出てきていい訳がない」
サグメ「それはそれとしてお前は何を立ち読みしていたのだ?」
正邪「『銀河鉄道999』だ。メーテルっていい人っぽいけど結構ひねくれ者だよな」
サグメ「知らぬ…」


183 : 名無し妖精 :2015/11/30(月) 16:57:50 sGqSVK5wO
※針ちゃんに指摘されるまで「うるほしやつら」と思っていたせいサグ


184 : 名無し妖精 :2015/11/30(月) 22:27:21 HxxTvrK.0
>>181サグメ、月に帰る
森の中の木造の倉庫。その中に隠された鋼の鳥。
「お前は・・・誰だ?」
サグメの問いに鳥が答える。
「私は・・・・・・私は祖国を守る為に生まれた。身近な者達は私の事をbf109g 、グスタフと呼んでいた」
「そのグスタフが、なぜここにいる?」
少しの沈黙の後、鳥は答えた。
「故国が劣勢にあい、我らは残り少ない力で国を守ろうとした」
「しかし、相手は予想を遥かに超える軍勢だった。次々と僚機は落ちていった」
「我を操る相棒が、敵の機体へ体当たりをしようとした瞬間。我と相棒は異世界に、この世界に連れ込まれた」
「・・・・・(境界を操る八雲の仕業か・・・・・・)」
「そして、相棒は我をここに残し、人間達の中に帰って行った。我をここに置き去りにして・・・・・・」
「お前がここに来て何年になる?」
「計算が間違わなければ70年になる」
「そうか、そしてお前は空に帰りたいのだな?」
「・・・・・・帰りたい、あの蒼穹を、我の翼で飛び回った蒼穹を、この翼で飛びたい!!」
その時、サグメの頭に閃く物があった。
「……(まずは古道具屋の店主を説得せねば……)」
その時、倉庫の入り口に長身の影が映った。
「70年を経て、ようやく担い手が現れたようだね」
「……(お前……何を言っている?)」
「この倉庫を譲り受けた時に言われたんだ。「使い手に相応しい者が現れた時、譲り渡してくれとね」


185 : 名無し妖精 :2015/11/30(月) 23:38:28 mX5OkHEs0
ここは正邪のスレなんだが、サグメメインはサグメスレでやって……

まさかこれが天邪鬼!?


186 : 名無し妖精 :2015/12/01(火) 07:43:21 FIMdStsg0
正邪「人形師の人形劇とか大したことないと思ったが割とすげーな」
アリス「あなた昔の私に似てない?気のせいか」
正邪「ロリスなんて今時流行んねーよお姉さん」
アリス「貴女と組めば面白そうだと思ったんだけどなー、残念」
正邪「黒いのと組んでろよ」
アリス「魔理沙と私は鴉と白狼みたいな仲だからねぇ…」
正邪「仲良しじゃねーか!」


187 : 名無し妖精 :2015/12/01(火) 23:28:53 GmlPIqxs0
>>185
そう、私も天邪鬼!!正邪ちゃんと別に仲良くなりたい訳無い天邪鬼。
でも正邪ちゃんのスレだから他キャラが出るような事は無いほうが良いかな?」


188 : 名無し妖精 :2015/12/02(水) 01:17:14 aSm2HuAg0
俺は別にサグ針がほぼ家族になってるのもそれはそれでいいとか思ったりなんかしてないぜ


189 : 名無し妖精 :2015/12/02(水) 13:07:58 u3Ds9aSc0
正邪ちゃんが主役という前提さえ崩れなければスレが賑やかなのは良い事だなんてこれっぽっちも思ってないんだからね!


190 : 名無し妖精 :2015/12/02(水) 17:09:45 dnQsFw2AO
アリスにお人形にされつつサグメにダメ出しされる姫と正邪


191 : 名無し妖精 :2015/12/03(木) 15:58:37 K5B2Klos0
>>184 サグメ、月に帰る
「……(そろそろ月に、帰ろうと思うんだが)」
「えーっサグメさん、月に帰っちゃうんですか?」
小人が興奮気味に答えた。
「……しばらく帰ってないし、今の月の様子も気にかかる。おい、博麗の巫女、そのお漬物は私のお気に入りだ)」
「やっと3バカの一人が減るのね。でも、正邪はどう思ってるのかしら?からむ相手がいなくなったら、気が抜けるんじゃないの?」
その頃、正邪は神社の鳥居から月を眺めていた。
「最初は嫌な奴としか思えなかった。だけど、一緒に暮らしてるうちにその考えも薄まった…。あいつが帰るというなら、ここは送り出すべきじゃないだろうか?」
「……(ここにいたのか)」
「ざまねえな、居場所を探り当てられるとは」
「……(そうか、私が月に帰る前に頼みたい事がある)」
「何だよ、面倒事は嫌いだぜ」
正邪に呟くサグメ。
「おいおい、そんな事を私に頼むのか?」
「……(お前にしか頼めない事だ。私とグスタフが月に帰る為にな)」
「お前・・・・・・私が何もしないという心配はないのか?」
「・・・・・・(この数か月、お前を観察してわかった。お前は実に情にもろい。お前は私の最後の切り札だ。頼りにしているぞ」
「クソババア、お前の情を蔑ろにしてやる」
針妙丸「そして、サグメさんが飛行機に乗り月に帰る日が来ました」
河童の技術により的確な整備を受けた鋼の鳥、サグメさんは操縦燗かんを握り、月を目指します」
「天気良し、風よし、行くぞ、グスタフ!!」
緩やかな風を受け、メッサーシュミットは答えます。
「おお、この風、この風景、私の心に衝撃をもたらす。サグメよ、私を解放してくれるのか?」
「・・・・・・あぁ、共にいこう。この大空へ」
針ちゃん「グスタフのエンジンが動き出しました」


192 : 名無し妖精 :2015/12/03(木) 18:16:23 qmGKdk.I0
また来てもいいんだぞー、気が向いたらまた書いちゃうかw


193 : 名無し妖精 :2015/12/03(木) 21:36:37 Z1RKa6joO
その時!サグメさんは見た
泣くのをこらえてそっぽ向く正邪ちゃんになんとも言えない表情で寄り添おうとする依姫様(店員仕様)を。
そして針ちゃんの意味深な微笑を。


194 : 名無し妖精 :2015/12/04(金) 01:35:45 uEzecXaY0
>>191 サグメ、月に帰る
鳥の周りには、見物客が集まっていた。
「よう霊夢、お前んとこにいた、サグメだっけ?あいつが乗っているのか?」
「そうよ、やっと肩の荷が一つおりるわ」
「ふーん、あれ、ドイツ軍機か?」
「知ってるの!!」
「まあな、亡くなったじいちゃんが言ってた。お前に私の翼をあげよう、ってな」
「あの時は何を言ってるんだろうって思ってたけど、私は後継者に選ばれなかったんだな」
bf109g、メッサーシュミットのエンジン音が高まっていく。
サグメはその音を聞き力を解放した。
「・・・・・・(離陸の時だ)」
プロペラが風を受け、その機体が空に向けて滑走する。
だが、サグメは何か違和感を感じた。
「・・・・・・(揚力が足りない!!)
あまりの風の不足が、機体を浮かび上げる力を発していない。このままでは機体は霧の湖に落ちてしまう。
『駄目だ、サグメ、早く私から脱出しろ!!』
だがサグメは答える。
「……(あんな事を言っていたのに、やはり来たか)」
霧の湖の手前に現れたのは天邪鬼。
「下手くそが!!、早く私の前から消えて無くなれー!!」
正邪の指の動きと共に、鋼の鳥とそれに乗るサグメは天を目指し「落ちて」いった。
『こ、これは?』
サグメが呟く。
「・・・・・・(あの娘が重力を反転させた。なんだかんだ言って、あいつは天邪鬼失格だな。それ、我々も風を捕まえるぞ!!)」
グスタフの翼が風を捕らえ、そして上空を向けて疾走を開始する。
「・・・・・・(さあ、行こう。この空を抜けてあの月の高みまで行くんだ!!)」


195 : 名無し妖精 :2015/12/04(金) 01:41:44 4gUkX7ic0
針妙丸「正邪は裏切られる事は慣れた?」
正邪「慣れる事はないが、裏切りは女のアクセサリみたいなもんだし」
針妙丸「そう。じゃあ私は正邪を裏切り続けるよ」
正邪「そうか、なら私は姫様に付いていくだけだ」
針妙丸「相思相愛ってヤツ?」
正邪「姫様は世間知らずすぎるから見てないと怖いんだよ…」


196 : 名無し妖精 :2015/12/05(土) 00:02:17 9t6Q5RqE0
針妙丸「ふへ〜極楽極楽…寝る前にひとっ風呂浴びると気持ちいいわぁ…ねぇ、正邪もどう?」
正邪「姫もご冗談を、天邪鬼の私でも流石にお椀のお風呂には浸かれませんよ」

正邪「…そうだ、姫、ちょっとばかし楽しい事でもしましょうか」
針妙丸「えっ、流石にスケベな事はダメよ!ここは全年齢板よ!」
正邪「誰がそんな下卑た真似をすると言ったよ、姫も人が悪いな」
針妙丸「へ?…わひっ!ちべたいっ!」
正邪「はははっ、この程度の量のお湯なら熱さをひっくり返して冷や水にする事もできたんだよ!ほら拭きな」
針妙丸「うーさぶ…じゃあさ、水をお湯にできたりするの?」
正邪「そんな嬉しくなる真似はしませんよ、…でも夏にでも姫が食べるカキ氷を溶かしてやるのは面白そうだ」
針妙丸「ひどいっ!」


197 : 名無し妖精 :2015/12/05(土) 00:11:44 o/Y8DFik0
正邪に冷やされるアツアツの鍋焼きうどん

針妙丸「いいもん、舌を火傷しなくて済むわ」
正邪「いや無理しなくていいから…見ているこっちがわびしくなる」


198 : 名無し妖精 :2015/12/05(土) 00:41:12 ggPyVvdg0
>>194 サグメ、月に帰る
天に向かい上昇し続ける機体を眺め、正邪は座り込みながら呟いた。
「飛んだか……もう戻ってくるなよ、クソババア」
風を纏い大気を切りながら、70年ぶりに蒼穹を舞う鋼の鳥。
『これだ、この感触。私が待っていたのは、この大空だ』
「・・・・・(グスタフよ、これが、お前が憧れていた空か?)」
『ああぁ、私はこの瞬間を待ち続けていた』
「……(そうか、だがお前には月まで来てもらうぞ)」
そしてサグメは無線機を握る。
「あー、ドレミー。準備はできたか?」
「・・・超空間通路解放、いつでも行けますよ。サグメ様」
「よし!!行くぞ!!」
博麗大結界の手前に空間のブレが生じた。そして、その中心に鋼の鳥は突入する。
『こ、この空間は?』
「私の部下の力だ。今、地上と月の間を繋ぐ道を開いた」
複雑な色の波形が流れる通路を鳥は飛んでいた。
「簡潔に話すと、ここは夢の中だ。ただ、ここはパラレルワールド、私とグスタフが「月に戻る」という世界を選択しながら飛んでいる。よく分からないがそういう空間だ」
『私は、月に行けるのか!!』
「そうだ、……それに月に着く前にお前に話さなければならない事がある」
『今頃になって何があるというのだ』
「私は、お前に空へ帰してほしいと問われた時、お前を月の武力として利用できると思ってしまった」
「だが、それは間違いだ。よく考えてみた。私は以前、月の都を守る為に幻想郷を滅ぼそうと画策していたのだ」
「その計画はとん挫し、そして私自身が地上に降りて現実を知った」
「私は、この大地に生を受け、生き続ける者達を、己の傲慢で滅ぼすところだった」
「私は命を守る翼になれなかった・・・・・・グスタフ、今度は私が「見守る」翼になる事を手伝ってくれないか?」
『サグメ・・・・・・」
その時、鳥の翼に異音が走った。強引な離陸と、過去に翼が受けた傷が限界を超えたのだ。
異様な空間の中で、グスタフの右翼が、中程から折れ飛び散っていった。


199 : 名無し妖精 :2015/12/05(土) 00:43:11 pMLdVgJk0
紫「超ぬるいうどんを出せばアツアツの素麺になりそうじゃない?」
天子「冷麦をほうとうにしてくれると私は信じているわ」
レミリア「石をパンに変えるくらいは造作もない事だろう?」
霊夢「雑草鍋を闇鍋に変えてくれるのよね?」

針妙丸「期待されてるね」
正邪「胃がキリキリするわ」


200 : 名無し妖精 :2015/12/05(土) 01:37:11 9t6Q5RqE0
正邪「………」ムスー
針妙丸「どうしたのよ正邪、そんなに便利屋扱いされたのが気に食わないの?」
正邪「だって姫、奴らどう考えても私に無茶振りして遊んでるんですよ?」
針妙丸「こんな寒い時に私に水風呂させたバチでも当たったんでしょ、小槌の魔力が回収されたみたいにね」
正邪「言うだけ言ってくれちゃって…折角なんでやつあたり、姫の分のおにぎりおかか味をひっくりかえしちゃいました」
針妙丸「うわっ…苦ッ!?な…何したのよ水ちょうだい水!」
正邪「えー?…ホントにカカオ味になっちゃいました?…どれどれ…苦ッ!?100%だこれッ!」


201 : 名無し妖精 :2015/12/05(土) 22:09:52 ggPyVvdg0
>>198 サグメ、月に帰る
翼が吹き飛び、鳥の姿勢が錐もみを始めた。
『ダメだ、姿勢を制御する事ができない!!サグメ、早く脱出しろ!!」
その時、鳥はサグメに激しく叱咤された。
「まだだ、まだ諦めるな!!私はお前を月に連れてゆくと言った。それを反故にするのか!!」
『しかし……』
「私の片羽を見ろ。幼い頃からこの片翼が邪魔でしょうがなかった。何で私の背にこんな物が付いているのか納得出来なかった」
「だが、今は分かる。この時の為に、この翼は在ったのだと」
サグメが操縦席で吠える。
「今、ここで役立たないのだったら、こんな翼を捨ててやる!!」
サグメの翼が、光り輝き折れた羽を包み込む。
「ぐわゎゎゎゎあ!!」
サグメの全身を虚無感が包み込む。
羽が光を纏い、そこから白銀の翼が溢れ出した。
「もう少し、もう少しだ。あと少しで月に付く!!、私たちは、共にあの月に帰るんだ」
光の翼を纏った地上の鳥が、超空間通路を抜けて月の上空に現れた。
「はぁはぁはぁ、やはり慣れない事をすると疲れるな・・・・・」
そして、サグメは指さした。
「見えるかグスタフ、あれが月の灯りだ……」
鳥とサグメを歓迎するように、月の都の明かりが輝いていた。
「これからは、この世界を飛ぼう。理想郷ではないが、ここに生きる者達に私達の姿を見せよう」
鳥は暖かく光る月面に、ゆっくりと降りて行った。
その頃地上では。
「いっちゃったね、サグメさん」
「そうだな、だが姫よ、あいつの事だからひょっこり帰ってくるかもしれないぞ。なにせ、あいつも天邪鬼だからな」
「そうだね、帰ってきた時のために、お菓子も用意してないといけないね」
その晩、天を眺める者達に月を包む白銀の翼が見えたそうです。


202 : 名無し妖精 :2015/12/06(日) 00:11:09 zDOADCsY0
お疲れ様。面白かったです
サグメさんはまたひょっこり戻って来ます…よね?


203 : 名無し妖精 :2015/12/06(日) 01:13:37 c7AkQZ3k0
乙ー、サグメさんはまた来るよ、きっとな


204 : 名無し妖精 :2015/12/06(日) 12:40:17 xHca6HKg0
ドレミー「夢オチにしてもいいけど?」
正邪「おいやめろばか」


205 : 名無し妖精 :2015/12/06(日) 20:14:16 zDOADCsY0
サグメ「もう一人の私は月に無事帰れたようだな」
正邪「お前も帰れよクソババア」
サグメ「話の構成上特に描写していないだけでちゃんと月から行き来している」
正邪「何でわざわざこっちに降りてくるんだよ。そうそうヤクザ医師に用がある訳じゃないだろ?」
サグメ「…地上には月に無いようなうまいものがあるからな(ニヤリ)」
正邪「…そのうち内臓穢れまくって死ぬぞ」


206 : 名無し妖精 :2015/12/06(日) 22:29:22 iYsObP760
その時パラレルワールドから「幻想郷に存在するかもしれなかった」サグメさん達が現れた。
ザグメ「……(ほほぅ、ここが美味い物が食える世界か)」
サクメ「……(ここが、私が量産型じゃない世界ね)」
ザクメ「……(博麗の巫女は化け物か!!)」
サグミ「……(ケーキにマカロン、マシュマロにチョコレート。な、なんて旨いのだー!!)」
メグメ「……(ここが永琳お姉さまがいる世界ね)」
サメグ「……(・・・・・・(かゆ……うま)」
グメドレ董子「……(憎いー!全てが憎いぞー!!)」
正邪「・・・・・・お前、この状況を何とかしろ……」
ドレミー「えーっ、ドレミー分かんなーいw」
針ちゃん「大勢のサグメさんは、まとめて元にいた世界にホームランされたそうです」

*サグメ、月に帰る を書いた者ですが、ssの中でサグメさんが帰ったからといって、このスレのサグメさんがいなくなった訳では無いですよー。
これからもサグメさんは、正邪と口喧嘩するのでしょうね。
針ちゃん「これから、正邪と愛の巣が作れると思ったのに・・・・・・」
博麗神社に五寸釘を打ち込む小人の姿が見えたとか見えなかったとか。


207 : 名無し妖精 :2015/12/08(火) 01:17:14 26dCn6NY0
風邪引いてダルい
正邪代わってくれ


208 : 名無し妖精 :2015/12/08(火) 02:23:35 ol6IFYpM0
「お言葉ですが・・・・・・やなこった」


209 : 名無し妖精 :2015/12/08(火) 17:25:07 DsJ7FonEO
正邪を看病してえなあ


210 : 名無し妖精 :2015/12/08(火) 22:27:38 YZbJVC9c0
正邪は冬は健康だけど夏風邪とかひきそう


211 : 名無し妖精 :2015/12/08(火) 22:50:36 1JinL/jw0
二次創作のせいか、
憎まれ口をたたくけど、妙に友達に恵まれた正邪って印象があるね   いいなぁw


212 : 名無し妖精 :2015/12/08(火) 22:54:35 b6p4yZUg0
少なくとも不幸ではなさそうでうれしい


213 : 名無し妖精 :2015/12/09(水) 01:00:38 45lGDNaE0
悪になりきれない優しさがある感じかな?


214 : 名無し妖精 :2015/12/09(水) 10:25:52 exZUnY8g0
他のゲームで例えると「ウィザードリィ」の悪(イビル)の戒律を持つキャラかな。絶対悪ではない感じ。


215 : 名無し妖精 :2015/12/09(水) 15:55:07 pqCsGyk.0
鬼作さんって感じだな


216 : 名無し妖精 :2015/12/11(金) 00:58:13 fKyIhefc0
正邪に俺の変態を伝染(うつ)してやろう


217 : 名無し妖精 :2015/12/11(金) 09:40:59 WO3Deo0Q0
わざわざ読み仮名付けちゃってかわいい


218 : 名無し妖精 :2015/12/11(金) 10:50:07 rvrSpc0gO
針ちゃんを育てようとした正邪さんは古典的変態だろうが


219 : 名無し妖精 :2015/12/11(金) 12:40:44 MJPjaSCw0
藍様「気持ちは」
咲夜「痛いほど」
あや「わかる」


220 : 名無し妖精 :2015/12/11(金) 13:46:03 .h6lrEIk0
古典的変態というと・・・光源氏?


221 : 名無し妖精 :2015/12/11(金) 17:00:56 sCdfF8RA0
守護(まも)りたくなるからね


222 : 名無し妖精 :2015/12/11(金) 18:49:22 KQZBr7X60
>>19 お前ら、鼻血でてるぞ;


223 : 名無し妖精 :2015/12/11(金) 22:13:05 .h6lrEIk0
針ちゃん「針ツボ治療を習ったよ。正邪に打ってあげるね」
正邪「いやいやいや、私、痛いとこないから」
針ちゃん「正邪の痛いところを私が把握してない訳無いでしょ。それー!!」
その後、命蓮寺に運び込まれた天邪鬼は言いました。
正邪「姫は時々恐ろしい・・・・・・」


224 : 名無し妖精 :2015/12/12(土) 00:59:18 HtjhixC.0
永琳「何故私の所へ来ないの」
サグメ「ショックで正邪が仮死状態になったのを針妙丸が勘違いしたようで」


225 : 名無し妖精 :2015/12/12(土) 11:34:54 X.0n4x/20
ここで、正邪ちゃん達に似合いそうな、バイクレスー!!
正邪、川崎マッハ500。
排ガス規制の中で、反抗して走る馬。曲がらない、止まらない、真っすぐ走らない。
安全の事など眼中に無い暴れ馬。
正邪「色々反抗的で嬉しいなぁー」
針ちゃん、ホンダpcx。
色々便利な、高速道路にも乗れる機種。
針ちゃん「もう・・・・・・、正邪は後先考えないよね」
サグメさん、川崎ZZR1200。
大排気量、安心の操作性、スピードの風を捕らえて走るモンスターマシン。
サグメさん「まかせろ、私が皆を守る!!」
霊夢、CBR1300SF。
霊夢「私が見てないと、危なっかしいわね」
魔理沙、VMAX。
魔理沙「直線ならまかせろー!!」
さっきゅん。ドカティ750s
さっきゅん「私とお嬢様のツーリングを邪魔するか。いいだろう、ドゥカには魂が宿っている!!」
その夜、幻想郷にモーターサイクルのばくおんが響いたそうです。


226 : 名無し妖精 :2015/12/12(土) 12:57:34 aXPGT1YA0
正邪「オフロードこそ私に似合う」
針妙丸「トリッカーとか?」
正邪「TLM220だ。お前は?」
針妙丸「トリシティだよぉ」
サグメ「XL400…」
紫「XRV750ですわ」
チルノ「TS400!」
菫子「CRF1000L買ったよ!」
紫「ぐぬぬですわ」
針妙丸「いいなー」
正邪「軽さは正義だと教えてやる!」

霊夢「新旧アフリカツインに勝てるのかしらね」
早苗「2st220ccのトライアルバイクは強敵ですって」


227 : 名無し妖精 :2015/12/12(土) 22:11:01 HtjhixC.0
ヘカT「魔理沙にVMAXを取られたからわたしはスーパーカブにするわ」
正邪「随分ダウングレードしたな。地獄の女神がそれでいいのかよ」
ヘカT「チッチッチッ、好燃費で質実剛健、ライダーの腕次第ではオフをかっ飛ぶ事も出来るわ。ある意味究極のバイクよ」
正邪「だが直線勝負では圧倒的に不利だ」
ヘカT「勝負事ではね。でも道路も人生も平坦な道ばかりじゃない。パワーに頼ったり整地されている事を宛にしている走りじゃいずれ石を踏んでスッ転んだりTボーンクラッシュするのがオチよ。第一重い車体じゃマジックジャンプするのも至難の技でしょ?」
正邪「違ぇねえや。でもそのミニスカートで乗るのか?」
ヘカT「ミニは意外とめくれないものよン。中途半端に長い丈のスカートの方が風をはらんでペロッといっちゃうわ」


228 : 名無し妖精 :2015/12/13(日) 01:59:14 JsCCOklI0
ウィリーで工事現場のバリケードに激突する正邪が見たい


229 : 名無し妖精 :2015/12/13(日) 13:39:51 CrhI1quMO
正邪「ぬるぽ」
針「ガッ」


230 : 名無し妖精 :2015/12/14(月) 00:31:05 BpfkA.Ac0
外の世界のクルマ事情を知って「何で軽自動車が150万円もするんだ!?」と憤慨するが、天邪鬼的には身の丈に合わない値段にうなずくべきなのか悩む正邪


231 : 名無し妖精 :2015/12/14(月) 00:34:54 8RgAAT.s0
早苗「アルトって47万円じゃ…?」
菫子「アルトターボで130万円だよ」
蓮子「アルトワークスで160万円したんだけど…」
正邪「物価だけは上がるんだな」


232 : 名無し妖精 :2015/12/14(月) 11:38:16 6J34/5eY0
そもそも聖は、どうやってバイクを買ったんだ
  魔界で通販? 自走して幻想入り?


233 : 名無し妖精 :2015/12/14(月) 19:02:32 lXRGMcAkO
そもそもひじりんなんで運転できる…


234 : 名無し妖精 :2015/12/14(月) 19:05:19 zlwRMGlM0
オカルトボールに操られているんだろう
正邪「たるんどる!! ぶったるんどる!!」


235 : 名無し妖精 :2015/12/14(月) 19:58:16 41CdEVHc0
たぶん魔界はマッドマックスな感じなんでしょ


236 : 名無し妖精 :2015/12/14(月) 21:04:56 V579vO2k0
魔界がマッドマックスなら、星ちゃんはグースかな。でも、グースは転倒した後に、燃やされちゃうんだよね。
星ちゃんかわいそう。


237 : 名無し妖精 :2015/12/15(火) 01:33:47 glCEzbzs0
ジャイロキャプテン針妙丸


238 : 名無し妖精 :2015/12/15(火) 06:51:23 xDXLATL.0
おもちゃのラジコンにしか見えなさそう


239 : 名無し妖精 :2015/12/15(火) 17:58:38 tH14xyzM0
そのね、タミヤにコンバットバギーというラジコンがあってね、針ちゃんにジャストサイズだと思ったのね。
針ちゃん「いやー!!、このラジコン早すぎるー!!」
人間は視点が低いと速度感が増すと聞きました。
針ちゃん「べ、別にビビった訳じゃないからね!!」
正邪「……分かった、姫。厠に行こうか・・・・・・」


240 : 名無し妖精 :2015/12/15(火) 20:19:02 tH14xyzM0
えーりん「感染症対策は手洗いとうがいよ」
針ちゃん「ゴロゴロゴロふっ!!」
針ちゃん「えーりんさん、ありがとうございました」
えーりん「いーのよ、あなた達にはサグメが世話になったようだし」
針ちゃん「そ、そんなこと……」
えーりん「それに今後の事も考えないとね」
針ちゃん「え、えー!!」
えーりん「月の住民が地上に軽々しく降りてきては困るわ。だから、貴方達に協力を求めたいの」
次の瞬間、針ちゃんは嵐の中に吹き込まれた。


241 : 名無し妖精 :2015/12/16(水) 09:30:35 GDVROp/w0
えーりん「聞こえているかしら、針妙丸さん」
針ちゃん「げふんげふん、ここは……一体・・・・・?」
えーりん「ここは疑似的に作り上げた「夢」の世界。月の住民が「超空間通路」というものよ」
えーりん「月にいるあの子達が、ホイホイ地上に降りてきたら困るのよ。地上に生きる者としてはね」
針ちゃん「それで、なんで私が・・・・・?」
えーりん「針妙丸ちゃんは素直だし。ぶっちゃけ、私達月の者達の礎になってくれない?」
針ちゃん「以前の私だったら、それを肯定するでしょう。でも、今の、今の私には譲れない物が、心に確かに拠り所となる物がある!!」
針ちゃん「だから、負けません!!」
針妙丸を襲う風が強さを高める。体が八つ裂きになりそうだ。
針ちゃん「ごめん、正邪。私はここまでかも・・・・・」
その手をそっと握り返す者がいた。
正邪「無理すんな姫。もうお前は一人じゃない。困ったら頼ってくれていいんだ。それが、私の願いだ」
針ちゃん「正邪・・・・・」
天邪鬼と小人の姿が仮想世界から消えてゆく。
えーりん「ここで、天邪鬼が動くとは思わなかったわ。次は誰を実験台にしようかしら」
こうして、えーりんの「月の干渉を防ぐ実験」は失敗に終わりました。
針ちゃんと正邪は、今日も元気に口喧嘩しています。
針ちゃん「正邪、私のお饅頭盗ったでしょ」
正邪「ムグムグムグ」
サグメさん「……(やれやれ、地上は賑やかだ)」


242 : 名無し妖精 :2015/12/17(木) 00:29:22 BI5JDnBA0
正邪の背中にアンメルツをたっぷり塗って眠れなくしたい


243 : 名無し妖精 :2015/12/17(木) 03:32:02 AXOgNdTI0
針ちゃんを大切になby霊夢


244 : 名無し妖精 :2015/12/17(木) 03:34:59 4Bkr4Vt20
正邪「姫ー、姫ー、ただいまー」つハッカ油
針妙丸「おかえりー、ねえ正邪、手に持ってるビンは一体なんなの?」
正邪「これですか、竹林のウサギからちょいと借りてきましてね、どうやら入浴剤みたいですよ?」
針妙丸「もう正邪ったら!…まあ咎めるのは後にして…それでどんな入浴剤なの?」
正邪「どうやらこれを風呂桶に一瓶入れて入ると涼しく感じるらしいですよ、今は冬ですが姫が試してみては?」
針妙丸「えー、今は暖まりたいなぁ…どうせだし正邪が試してみたら?」
正邪「…まあいいか、私が試してみましょうかね…」

正邪「さて、こいつの中身を入れてっと…あのウサギ、信用ならんしまずは少しだけ…あっ…何かスースーしてら…おおっ…」

針妙丸「何か正邪も気持ち良さそうだけど…さっき一瓶って言ってたよね、私がいれてあげよう!よいしょ!」
正邪「んーふふっふー、こいつは意外と面白いぞー、風呂に入ってるのにひんやりするな…」

正邪「あれっ…何か身体が…瓶が風呂桶の中に…おぎゃぁぁぁぁ!!!」
針妙丸「えっ!?正邪!?」

正邪「ううう…寒い…布団に入っても寒いよぅ…」ガクガク
針妙丸「ごめん、ごめんね正邪…一瓶いれたらこんなになっちゃうなんて…」


245 : 名無し妖精 :2015/12/17(木) 13:31:31 j1tep3oM0
藍様ともこたんに添い寝してもらえばいいよ


246 : 名無し妖精 :2015/12/18(金) 11:13:32 d0np8OKg0
天子「アンタと私は似ているようね」
正邪「一緒にするな」
紫「手の掛かるクソガキという点では瓜二つね」


247 : 名無し妖精 :2015/12/18(金) 21:15:10 NO6pClb60
正邪ちゃんの「ひっくり返す」能力はどの位の範囲があるんだろう?
例えば歩けない老人を歩けるようにできたりするのかな?
熊こう「はっはっは、長年寝たきりだったが、正邪ちゃんのおかげで歩けるようになったぞい!!」
蜂こう「な、なんと。正邪ちゃんにはそんな力があるのか!!」
武こう「あっはっは、わしは正邪ちゃんのおかげで入れ歯がなくなったわ!!」
猪こう「なんの、わしは正邪ちゃんのおかげで腰痛が消えたぞい」
山こう「わしは正邪ちゃんのおかげで、幻想郷五山を登る事ができたわい」
頭首「のう、皆の衆。もう年末じゃ、ここは一つ嫌な顔をしながらも、わしらを助けてくれる正邪ちゃんをねぎらわないか?」
老人達「そうじゃそうじゃ、正邪ちゃんをねぎらうんじゃ!!」
そして、里の元気な戦人達がきしめん城に向かって進撃を始めた。
老人達「今夜は正邪ちゃんと忘年会じゃ!!」


248 : 名無し妖精 :2015/12/19(土) 19:50:24 J5yLF.YAO
因果律の因子を否定する程度の能力


249 : 名無し妖精 :2015/12/19(土) 20:04:58 JAo7VTw60
この老人達って何かの作品のキャラなのかな?


250 : 名無し妖精 :2015/12/19(土) 21:06:06 MiiMKPWM0
>>249
何かの作品のキャラじゃないよ。酔っ払いが適当に作ったキャラだよ。
と、書いた本人が言ってみる。
きしめん城にて。
依姫「みぞれ鍋6、熱燗15、つくね15.注文がぞくぞくきますわ」
正邪「えーい、年末の忙しい時期に、予約も入れずに大勢でおしかけるんじゃねー!!」
その晩、きしめん城は大賑わいだったそうです。


251 : 名無し妖精 :2015/12/19(土) 22:21:05 JAo7VTw60
名前付きのオリキャラ出しまくるのは流石に…
気を悪くしたらごめんなさい


252 : 名無し妖精 :2015/12/20(日) 07:22:52 cRlfSUWI0
>>251
へーきへーき、だって私は天邪鬼。
原作に出てないオリキャラが、歓迎されないのは十分承知。
謝る必要なんて無いですよー。
私の好き勝手に反応をくれる皆様に感謝、従者、十六夜!!
正邪「酔っ払いの悪ふざけも、度を超すと公害だぞ」


253 : 名無し妖精 :2015/12/20(日) 08:41:17 2AKZfOXcO
>>250
依姫様まだ働いていたのかW


254 : 名無し妖精 :2015/12/20(日) 10:44:51 1y.rLePQ0
正邪「夜雀と吸血鬼をひっくり返したら」
ミスティア「大富豪になりました」
レミリア「夜雀のメイドさんって中々新鮮だわ」


255 : 名無し妖精 :2015/12/21(月) 00:55:15 vnXMRiMw0
穢れるのも厭わず働く妹を物陰からそっと見守る豊姫


256 : 名無し妖精 :2015/12/22(火) 00:47:43 Wo6xBNR.0
正邪「クソババアに生の冬至かぼちゃ食わしてやりてえ」
針妙丸「……何故私じゃなくてサグメさんなの?……」ゴゴゴゴゴゴ
正邪「いや、だから“生の”冬至かぼちゃだって…ひ、姫!?」
ピチューン


257 : 名無し妖精 :2015/12/22(火) 10:20:05 zjNzRTWM0
霊夢「アンタ大変ね」
紫「あらあら、修羅場ですわ」
魔理沙「苦労してるんだな…」
正邪「お前らに分けてやりたいわ」


258 : 名無し妖精 :2015/12/22(火) 21:32:54 lX4/94vI0
正邪「お前、あれだろ。師匠がいるだろ。いたわんなくていいのか?」
魔理沙「えっ、いやぁ〜最近何やってるのかわからないぜ」
正邪「この前、魔理沙がかまってくれない、って嘆いてたぞカウンターでな」
紫「あらあら、大変ねー」
正邪「あんたもそうだ。九尾の狐が月見うどん食いながら「最近の紫様は冷たい」ってため息をこぼしていた」
紫「えぇーっ、えぇーつ!!」
霊夢「まったく、皆身内を蔑ろにしているのね」
正邪「霊夢、この前、女子会に来た連中が言ってたぞ「霊夢は皆に優しいけど、ホントは他の連中なんかどうでもいいと思ってるんじゃないか」ってな」
霊夢「ちょっ、ちょっと待ってよそんな事……」
正邪「ふふふ、私が告げる言葉で皆が困惑する。これが私がきしめん城を続ける理由だ」
針ちゃん「正邪……私以外の女に粉かけてるんだって……」
正邪「姫!!……そんな事あるものか!!」
針ちゃん「橋姫に聞いたよ……正邪が愛人を囲ってるって……」
正邪「ぬなー!!そんな事あるものか。何かの誤解だ」
針ちゃん「ブンブン丸新聞に載ってた。「天邪鬼、ハーレムを建設中か!!」って」
正邪「そ、そんなことあるわけないだろ。姫、信じてくれ」
針ちゃん「正邪は私を一度裏切ったし、この状況じゃ信じられない……」
正邪「か、勘弁してくれ。浮気なんて、うわー!!」
針ちゃん「正邪なんて針の筵になればいいのよー!!」
後日、はやにえにされた天邪鬼が見つかったそうです。


259 : 名無し妖精 :2015/12/22(火) 23:26:56 cUu5IdoU0
姫も浮気していいのよ
この季節なら藍様かもこたんなんてどう


260 : 名無し妖精 :2015/12/23(水) 11:37:17 FkzqzUD.0
天邪鬼が鬼と化す。そんな予感が見えたと後に妖怪の賢者は語ったという
天邪鬼が反逆する。そんな運命が見えたと後に幼き紅き月は語ったという
天邪鬼が復讐する。そんな予想が見えたと後に寺の尼公は語ったという
天邪鬼が成遂げる。そんな気配が見えたと後に天界の娘は語ったという
天邪鬼を阻止する。そんな決意を胸にしたと後に博麗の巫女は語った。


261 : 名無し妖精 :2015/12/23(水) 17:08:47 DEsJr8bg0
針妙丸「せ…正邪ぁぁ!たすけてぇ!!!」
正邪「ハハハハ!ネズミに追いかけられてやんの!」

正邪「さて、ネズミと言えば、人間や妖怪よりも非力で体躯が小さい弱者ではあるが、奴らは人里で迷惑を働く事がよくあるそうな」
針妙丸「体躯では私とそう差がないんだから!ひいっ!早く助けてぇ!!!」
正邪「姫が必死にうちに来たネズミから逃げてるけど、妖怪から見て弱者であるネズミをいたぶるのは気が引けるねぇ…」

正邪「いっそのこと私がいつぞやの様にネズミの如く大妖怪達に一泡吹かせるのも良いんじゃないか…!?」ゾワッ
正邪「…おい…今私にセクハラした奴誰だ?ネズミにしては手が大きいし後ろには誰もいないし…まさか大妖怪か?」

針妙丸「こうなりゃヤケよ!来なさいネズミめ!これであんたの目玉をつついてやる!わーっ!…アレッ…逃げた?」
針妙丸「な…何とかなったぁ…せいじゃー、正邪は何で後ろ気にしてるの?」
正邪「い…いや姫、どうやらでかいネズミにセクハラされたみたいでして、多分紫色の大きなネズミですよ」
針妙丸「紫色の大きなネズミ…?やだ、ネズミでさえ厄介なのにでかいのまでいる訳?冗談じゃないわ!」


262 : 名無し妖精 :2015/12/23(水) 19:57:03 FkzqzUD.0
ナズーリン「鼠か。私の事かな?」
正邪「いや…化け鼠に用はなかったが」
ナズーリン「そうか、なら帰るとするよ」
正邪「ところで君は現状に不満は無いか?」
ナズーリン「…不満か。話を聞こうか」
正邪「そうだな、じゃあ立ち話もなんだし茶でも如何か。ほれ、姫や」
針妙丸「人使い荒いねー、けど合点だよ」


263 : 名無し妖精 :2015/12/23(水) 23:12:31 63QHfQIw0
針ちゃん「あぁ〜、今日も正邪と喧嘩しちゃった。なんでこうなるのかな〜」
サグメさん「……「仲良き事も礼儀あり、というが、お前たちの絆はずっと強い」」
針ちゃん「サグメさん!!なんでここに?」
サグメさん「……「お前達の信頼関係は一朝一夕で出来た物ではない。そうだろう?」」
針ちゃん「で、でも、どうしたらいいのかな?どうすればいいの?」
サグメさん「……「お前を見ていると、昔の自分を思い出す…。そうだな、正邪の好きな食べ物でも作ってやれ」」
針ちゃん「うん、わかった。有難うサグメさん」
その後、針ちゃんが作った「闇鍋」で、天邪鬼は永遠亭に運び込まれたそうです。


264 : 名無し妖精 :2015/12/24(木) 23:22:57 1dJ.oTC.0
正邪「ハッピークリスマス! 天邪鬼サンタだ! プレゼントを受け取らなきゃイタズラするぞ!」
菫子(ハロウィンとごっちゃにしている上に何か間違えてる…教えない方が良かったかな…)


265 : 名無し妖精 :2015/12/25(金) 00:04:58 kXXwWRxU0
サグメ「私はサンタクロース。お前に逆転する未来をプレゼントしよう。ただしどんな未来になるかはわたしにも分からない…諦めてくれ。私もまた天邪鬼。人の望む未来など与えられぬ」
針妙丸「サグメさんの方が主人公っぽいね」
正邪「ぐぬぬ」


266 : 名無し妖精 :2015/12/25(金) 00:25:56 J/MEVrs60
次回、弾幕アマノジャク2をご期待ください


267 : 名無し妖精 :2015/12/25(金) 02:44:54 mq.KaIcA0
針妙丸「あなたがそう喜ぶから化粧をまず辞めたわ
      どこにいても捕まるようにポケベル持ったわ」
針妙丸「車も詳しくなったしサッカーさえも好きになったわ
      迷っているけどこの人に一生付いていこうと決めた」

正邪「ふたりでひとつになれちゃうことを気持ち良いと思ううちに
    少しのズレも許せないせこい人間になってたよ」
正邪「欲しい気持ちが成長しすぎて愛することを忘れて
    万能の君の幻を僕の中に作っていた」


268 : 名無し妖精 :2015/12/25(金) 05:38:44 GCSdKMtk0
幻想郷を滅ぼす程の力場が働いた。
霊夢「こんな、こんな事があるなんて!!」
だがそこに立ち上がる者がいた。
正邪「この世界を無くす力か。だが反逆させてもらうぞ。私の居場所が無くなっては困るからな〜」
正邪のベルトが輝く。
正邪「見ろ、この力は、世界を守る力だー!!」
正邪の体が変化してゆく。焔を纏い、その体が実体を現した。
輝く紅い目、光を纏う体、そして立ち上る火柱。
正邪「今分かった、やっと分かった。この私の力はこの為にあったのだと」
正邪「現実を切り裂いて、理想の為に戦う。何度裏切られても良い、己の信念を通す為に戦う」
正邪「私は、命有る物の為に、この力を使う!!」
命を守り、尊厳の自由の為に戦う。
仮面ライダー正邪の誕生だった。


269 : 名無し妖精 :2015/12/25(金) 18:21:48 IhoK90qU0
正邪「かめんらいだー…?何だそりゃ」
針妙丸「えっとねえっとね!この前神社に遊びに来た風祝さんが持ってきたかっこいい人形が出てる番組なんだって!」
正邪「ん?…ああ、てれびの話か、ちょっと風祝んとこに忍び込んで見てみるか…」

早苗「どうぞ見て行って下さい!でも…場合によっては…パァンしますんで」
正邪「…チッ…まあそう簡単にはいたずらさせてくれないか、保護者に見つかっちまうなんて…」
神奈子「まあその辺の天邪鬼にいたずらされたとあっちゃあ酒の席で笑い話にされちゃうしね」
諏訪子「早苗の思い出に泥塗る様な真似した時にはどうなっても知らないよ?」

正邪「へぇ…見てみたらダサ…」ギロリ
正邪「…いや、か…カッコいいのが揃ってるじゃんか、このXの顔したライダーとか…私好みかもしらんね」
早苗「あっ、正邪さんならそのライダーに目をつけると思ってましたよ!」
正邪「…どんな奴なんだよ?」
早苗「早い話がすっごい嫌な奴なんですよ、でも全ては好きな人を守り振り向かせる為だけにっていうある意味筋の通ったライダーでして(以下略」
正邪(やべっ…火が付きやがったなこりゃ…何とか適当に応えるとして…)


270 : 名無し妖精 :2015/12/25(金) 20:16:19 Y8.3BIpo0
正邪「ふわふわ雲山をゴリマッチョにしてやる」 えいっ♪
雲山「元々マッチョですが何か?」
正邪「わからん奴だなぁ!空気読め!!」
雲山「雲ですから」


271 : 名無し妖精 :2015/12/25(金) 21:07:50 mZ0BU4uI0
ttp://i.imgur.com/wvOKUC4.jpg


272 : 名無し妖精 :2015/12/25(金) 22:37:12 IbTIL2NsO
『針妙丸、いいかい、よく聞いてくれ。

 この包みの中には、俺がこの一年で貯めた現金や金目の物が入っている。
 博麗の巫女が価値を認めてくれそうなものを詰められるだけ詰め込んだ。
 もし俺がゲームオーバーになったら、これを巫女に届けてくれ。
 巫女が頼みを聞いてくれたら、正邪は巫女に撃たれるだけで済むと思う。
 俺が直接巫女に頼もうかとも思ったんだが、何て言うか、そうするのは逃げるみたいに思えて、ここで反逆(レジスタンス)を止めると去年の自分を否定するような……

 俺が天邪鬼な性格だとか、去年のリベンジとかいうのもあるけど、そうじゃないんだ。
 うまく言えないけど……
 あいつを、正邪を守ってみたいままだったんだ。
 俺が諦めの悪いな性格だからなのか、理由は自分でもよくわからない。

 針妙丸。俺は今年もゲームオーバーだろうが、そのことで、口に出すと事態を逆転させる程度の能力や味噌汁の具扱いする世間を恨んだりしないでくれ。
 あいつらだって、俺と同じで自分がやろうと思ったことをやってるだけなんだ。
 無理かもしれないけど、他人を恨んだり自分のことを責めたりしないでくれ。
 これは今度こそ俺の最後の頼みだ。

 もし運良くまたコンティニューできたらさ、必ず輝針城に帰ってくるよ。会いに来る。約束だ。

 じゃあな、針妙丸! 元気で暮らせよ!
 霊夢によろしくな!』


273 : 名無し妖精 :2015/12/26(土) 00:53:25 8E4dRUf20
えーりん「感染症対策はまず手洗いとうがいよ」
依姫「コロコロコロ」
豊姫「ころころころ」
サグメさん「ゴロゴロゴロ、フッ!!」
えーりん「サグメ、女の子なんだから、もっと控えめにね」
サグメさん「……(思えばあの頃から、私は落第生の中に入っていたのではないか?)」
針ちゃん「正邪、外から帰ってきたら手洗いとうがいをするんだよ」
正邪「言われなくても分かってるよ。ゴロゴロゴロ、フッ!!」
サグメさんに頭を撫でられる正邪。
正邪「な、何をしやがる!!」
サグメさん「……(いや、何だか懐かしい気持ちになってな)」


274 : 名無し妖精 :2015/12/26(土) 16:07:34 ivwEnOPM0
来年もレジスタンスしてるんですかね正邪さん?


275 : 名無し妖精 :2015/12/27(日) 01:42:49 7xgbIRCgO
神社の家政婦やってるよ
霊夢が監視してるなら…で許されたよ
最近の趣味は三月精のいたずらをより効果的なものにするためアドバイスしてるよ


276 : 名無し妖精 :2015/12/27(日) 08:45:51 lGpytK4E0
正邪「今こそ、この巨神の力を使うべき時だ」
針ちゃん「あぁ、正邪!!」
正邪「光無き世界に、汝ら住まう場所無し!!」
針ちゃん「乾かず、餓えず、無に帰れ〜」
正邪「レムリア、インパクトォォォ〜!!」
正妙丸「相反する力に背を向ける者よ、絶対意思を持つ者の力をしれぇぇぇぇ!!」
正妙丸「我、今ここに絶対の印を示す!!古き神の輝きを知るがいい!!」
正妙丸「高らかに鳴り響け、銃神の輝き、クライクライクライッ!!」
正邪「来い!!正妙丸!!」
正妙丸「あぁ、父上!!」
正邪「この闇を貫く光、生きとし生ける物を称える光」
針ちゃん「足元を照らし続ける淡き光!!」
正妙丸「全ての命の尊厳を守る光!!」
正邪「デウスマキナよ、ここに命の力をしめせぇぇぇ!!」
針ちゃん「ダブルシャイニング!!」
正邪「トラペゾヘドロン!!」
正妙丸「インパクト!!」
ナイアルラト霊夢「うわぁぁぁぁぁ!!」


277 : 名無し妖精 :2015/12/27(日) 14:16:44 Nun1ybzUO
レミリア「ん!呼んだ?」


278 : 名無し妖精 :2015/12/28(月) 00:48:24 SFIpY4yk0
正邪「口が裂けても悪いとは言えねぇが、ひねくれ者以外は帰ってくれねえか!」
針妙丸「違うの!! 正邪の味方だけど私はひねくれ者じゃないわ信じて!!」
サグメ「悪魔の眷族よ、今は何も言わずにお引き取り願いたい。不用意な事を口にして面倒を引き起こしたくないのだ…」
レミ(うわ面倒くさそうな人たち…)


279 : 名無し妖精 :2015/12/28(月) 13:26:47 QbuNNnzY0
針妙丸「嘘つきは針千本飲ますって言うよね」
霊夢「言うわね」
針妙丸「という訳で正邪に飲ませようと思うけど」
霊夢「いいわね、私もやってみたかったの」
正邪「飲んだら死ぬだろ、絶対やだ」
針妙丸「天邪鬼的にOKってコトだよね」
霊夢「そうね、だから問題ないわ」
正邪「大問題だわ!」


280 : 名無し妖精 :2015/12/29(火) 00:53:46 jSYZgIHA0
サグメ「もっといい方法がある。正邪の耳をそぎ落として咥えさせろ」
霊・針「いや、そういうのはちょっと……」
正邪「針呑ますのとどういう違いがあるんだよ!!」


281 : 名無し妖精 :2015/12/30(水) 01:09:47 6cj2iqk20
霊夢「イケメンなら許せる事もブサメンなら許せない事があるのよ」
正邪「いやその理屈はおかしい」


282 : 名無し妖精 :2015/12/30(水) 11:42:11 YrHRhYdk0
男装イケメン少女に懐柔される霊夢さん


283 : 名無し妖精 :2015/12/30(水) 12:41:27 0IwQ86qU0
正邪「人を着せ替え人形か何かと思ってんじゃねーよ」
霊夢「あら、満更でもなさそうだったけど?」
紫「そうそう、眼福ですわ」
針妙丸「罪滅ぼしだと思ってさぁ」
正邪「ひっ」


284 : 名無し妖精 :2015/12/30(水) 19:35:21 6cj2iqk20
サグメ「正邪、大掃除は済んだのか」
正邪「姫がうるさく言うから仕方なく適当にな」
針妙丸「お風呂がまだでしょ。休憩は終わりよ」
正邪「あー面倒くせー! クソババア、油売りに来たんなら手伝え!」
サグメ「拒否する。面倒くさい」
針妙丸「サグメさん、せっかくだからおせちの試食をしていただけませんか? その…正邪がお風呂掃除を終える頃には用意出来ると思うんですけど」
サグメ「…フッ、正邪よ…お前の嫁は人を使うのが巧みだな。これは一肌脱がざるを得まい」
正邪「嫁って言うな!! やっぱりお前は汚い奴だ!! 芯から汚い奴だ!! 」


285 : 名無し妖精 :2015/12/31(木) 15:17:32 bCKV8Ymo0
正邪は来年は東方から消えてほしいね


286 : 名無し妖精 :2015/12/31(木) 16:10:06 qCtoX8wI0
サグメ「そうだな。死ねばいいのに」ニヤニヤ


287 : 名無し妖精 :2015/12/31(木) 16:32:59 EAQ5J.dY0
来年は正邪が書籍に出ませんように
ゲームにも出ませんように
ましてやプレイアブルキャラになったりしませんように


288 : 名無し妖精 :2015/12/31(木) 17:49:57 P6o0I/Ak0
二次創作にも全然出てこなくていいよ、大嫌いだし


289 : 名無し妖精 :2016/01/01(金) 00:10:02 68I5gKY.0
針妙丸「明けましておめでとうございます」
正邪「正月だからといって特別な事なんかしないぞ。私は何時だって反逆の通常運転だ」
サグメ「門松は 冥土の旅の一里塚 めでたくもあり めでたくもなし」


290 : 名無し妖精 :2016/01/01(金) 00:21:13 r9H6jlGA0
正邪「今日は大晦日だよ。よいお年を」
針妙丸「新年のあいさつ位ちゃんとしなよ・・・、皆さんあけましておめでとうございます。」


291 : 名無し妖精 :2016/01/01(金) 01:46:53 ejhB5hDI0
正邪「それより姫。この雑煮、どう思う」
針ちゃん「すごく……、餅だけだよ……」
正邪「ところがどっこい、食べてみろ」
針ちゃん「えっ!、餅の中に具材とお汁が入ってる!!今までに食べた事の無い味だよ」
正邪「新年を迎えて、浮足立った人間達にこれを食べさせる。どうだ、この完璧な正邪様の作戦は?」
サグメさん「……(逆転の発想がヒットを打つか。面白い、だが月ではその雑煮は八意様がすでに完成させている!!)」
正邪「なにぃー!!」
サグメさん「……(これから私が、月の料理の心髄を見せてやろう。フフフフフ)」
正邪「あのー、正月だけの悪戯なんで、そんな物いらんわ!!」


292 : 名無し妖精 :2016/01/01(金) 23:29:40 NiZc7x660
正邪「あけたぞ。何がめでたいんだ」
霊夢「アンタの運勢じゃない?」
正邪「あー?博麗の巫女様にご神託受けても有り難味は無さそうだね」
霊夢「運命なんて切り開くのはアンタ自身だしね」


293 : 名無し妖精 :2016/01/02(土) 14:37:56 SKR6ZP5g0
針妙丸「お雑煮美味しいなぁ…」
霊夢「でしょ、お餅が溶けない内に食べなさい、ほらあんたも食べて行きなさいな」
菫子「お言葉に甘えて、いただきます!あー他人ん家でお雑煮食べるのって新鮮だわぁ…」

正邪「随分美味しそうにお雑煮頬張ってやがるな…新年早々いたずらしてやるとするかねぇ…」
正邪「手始めにあいつらの胃袋をリバースさせてやる!」

以下、因果応報もらい穢れ注意、直前で終わっているが食事中の閲覧は推奨しない、サグメ姉さんとの約束だ




サグメ「…いや、それはよくないな」
正邪「何だババァ、新年早々水差しに来たってのか?」
サグメ「…いや、地上であれ何であれ、無闇に穢れを撒き散らされたくないだけだ」
サグメ「想像してみるといい、自分がリバースさせられたらどう思う?」
正邪「ハッ、知ったことかそんな事、あの巫女に一泡吹かせられるってんなら…ウプッ…てめぇ…!」
サグメ「………(セルフもらい穢れの味はどうだ?私は見たくもないのでこのエチケット袋を付けてやる)」ニヤリ
正邪「……ッ!ッ〜〜〜!!!」(以下自主規制)


294 : 名無し妖精 :2016/01/02(土) 23:10:24 YrM4GNSg0
ゲ○要素有り注意




正邪「…で、その袋どうすんだよ」
サグメ「“その筋”の話では外の世界では高く売れるらしい。ただしお前名義でない方がな」
正邪「…あ、分かったぞ。お姉ちゃんとか妹とか娘とかそういう系統の連中だな? ケッ、変態どもめ」
サグメ「お前らしくないな。こんなものを売り物にする私が一番変態だろうが」
正邪(フン…何だかんだでこいつも天邪鬼かよ…)


295 : 名無し妖精 :2016/01/02(土) 23:21:22 K99gTj6M0
お前そういう下品なネタは止めろよな(100gいくらですか)


296 : 名無し妖精 :2016/01/03(日) 15:31:28 Z8rA2knIO
羽子板勝負してお互い墨だらけの正邪サグメ


297 : 名無し妖精 :2016/01/03(日) 15:56:38 KrmfbFXk0
正邪「負けちまった」
フラン「墨入れしようねー」
こいし「ねー」
正邪「くそ、やってみろこんちくしょう」
フラン「とりあえず般若の絵を背中に入れよう」
こいし「準備は整ったよ」
正邪「まて!思っていたより本格的過ぎる!」

ぬえ「諦めろよ、私も入れられたんだぬぇ」


298 : 名無し妖精 :2016/01/03(日) 21:15:05 m6Bk/LVE0
サグメ「私が一筆加えてやろう」

<止めてくれるなおっかさん
背中の般若が泣いている
男正邪よ何処へ行く>

正邪「男って何だ男って!?」
サグメ「よく分かったな」ニヤニヤ


299 : 名無し妖精 :2016/01/04(月) 16:13:58 HHgepu3w0
正月を終えて、正邪ちゃん達は焼肉屋に入ったようです。
正邪「カルビうめ〜」
針ちゃん「正邪、お肉と一緒に野菜も巻くんだよ」
サグメさん「……(地上の料理は何かと驚かせてくれるな)」
霊夢「紫がタダ券くれたから、皆で元を取るのよ!!」
数十分後。
正邪「上塩タンうめ〜!!」
針ちゃん「ここはスープで口直し」
サグメさん「……(こ、これは、このタイミングでステーキが来るとは…、私がこれを喰らうしかないではないか!!)」
霊夢「……(まさか、こいつらが、ここまで食べるとは……)」
焼き所ミスティア「おまえら全員、入店禁止!!」


300 : 名無し妖精 :2016/01/05(火) 00:37:20 BGPPaht60
鼻に手をやったらサグメさんに真似するなと突っ込まれる正邪
サグメさんがニンニク&焦げ臭かっただけなのに


301 : 名無し妖精 :2016/01/05(火) 09:36:55 IYTm9zv6O
にんにく臭いまま命蓮寺訪問


302 : 名無し妖精 :2016/01/05(火) 14:17:11 PNF/7fcU0
命蓮寺門前。
ナズーリン「こっ、こっち来るな!!」
臭いにネズミ撃沈。
響子「いっ、いや〜!!」
山彦撃沈。
正邪「何だか旨そうな匂いがするな」
一輪「お、おまえら、何をしにきたー!!」
尼僧撃沈。
ムラサ「はいっ、わんこそばご案内5名様、って、よりによってあんたらかよ」
命蓮寺に踏み入った、正邪、針ちゃん、サグメさん、依姫、霊夢。
星「では今から、っって、えー!!」
それぞれが座敷の席に座り、蕎麦を待つ。
聖「さあ、ここからが命蓮寺名物、魔界わんこそば!!食えるものなら食うがいい……あ、あなた達は!!」
依姫「わんこそばか、腕が鳴る」
正邪「この寺の蕎麦、すべていただいた!!」
針ちゃん「がっつくのは良くないよ」
サグメさん「……(まだだ、まだ足りない)」
霊夢「聖、今日はもう店じまいになるわ」
その時、暴食という修羅が寺を包み込んだ。
その後、命蓮寺で打たれた蕎麦は、全て無くなったそうです。


303 : 名無し妖精 :2016/01/06(水) 00:54:57 FuxeJIuM0
聖「また霊夢一味か壊れるなぁ」
正邪「あくしろよ」


304 : 名無し妖精 :2016/01/07(木) 00:28:48 sXCv41Y.0
正邪「そういや月人的に肉食は穢れじゃないのかよ」
サグメ「……肉食が穢れているのではない。生きるための行為に優劣をつける、その傲岸不遜さこそが穢れなのだ(MGMG)」
正邪「今適当に考えただろ」


305 : 名無し妖精 :2016/01/07(木) 08:11:26 tu5GX4yU0
そんな事を言いながら、正邪一行は永遠亭を目指す。
依姫「この竹林は意図的に迷わせそうな場所だな」
針ちゃん「どこを見ても同じ様な風景。これは迷う人がいてもしょうがないね」
正邪「まあ、たどり着けば良いんだよ」
サグメさん「……(まだか、まだ私の胃袋を満たす場所ではないのか)」
そして、永遠亭の門が現れた。
正邪「着いたもののこれからどうする?」
針ちゃん「ちょっと聞いてみましょう?」
輝夜「どくしーんどくしーん!!平安の時代からどくしーん!!」
八意「姫!!そんな事を言ってはいけませぬ!!」
輝夜「だって、輝夜姫のころから独身だよ、素敵な殿方と合コンしたい!!」
八意「貴方のハードルが高すぎるのよ」
輝夜「えー、八意、私の白馬の王子様を連れてきなさい!!」
正邪「なんかしらんが、そんなに嫁にいきたいのか?」
輝夜「私を連れ去る王子様、プリーズ!!」


306 : 名無し妖精 :2016/01/08(金) 01:40:34 QGlYt..o0
正邪の出した答えとは?
詳しくはwebで!


307 : 名無し妖精 :2016/01/09(土) 01:08:12 zGsXwdvg0
正邪におやすみのチューを


308 : 名無し妖精 :2016/01/09(土) 01:09:46 ClEiDpqs0
正邪におはようのビンタを


309 : 名無し妖精 :2016/01/09(土) 05:44:15 zGsXwdvg0
サグメD「鬼人君! 腹を割って話そう!」


310 : 名無し妖精 :2016/01/09(土) 12:07:15 X8l7FtMc0
正邪「腹を割って話し合うだと〜。つまりこういう事か〜」
サグメD「あ〜れ〜」
数刻後。
シーツに包まれ、頬を赤らめるサグメ&ETH;。
「良かったよ」
と、正邪の飲むモーニングコーヒーは苦い。
*前からやってみたかったんだよね。元ネタの人には土下座。


311 : 名無し妖精 :2016/01/10(日) 08:51:47 p1MR0ULgO
>>310
顔を赤らめてシーツにくるまるサグメさんを横目に
「…イチオシにしたよ」
とくわえ煙草でつぶやく正邪人気投票の朝

※WWW


312 : 名無し妖精 :2016/01/10(日) 16:51:23 ooNGrNfU0
考えようによってはサグメさんはミスターのポジションかも知れない
藤村Dは針妙丸で
そうなるとうれしーは誰かという事になるけど見守る者で霊夢?

まあどうでしょうクルーに強引になぞらえるのも何ですけどね


313 : 名無し妖精 :2016/01/11(月) 01:23:56 9PhwjR/A0
正邪人気投票どこまでいけるかな?


314 : 名無し妖精 :2016/01/11(月) 09:18:42 Ba7IhTAYO
【極秘】正邪ちゃんの投票の内訳【人気投票】

針妙丸→まあ姫だし
サグメ→ババアに恥かかせてやるWWW
霊夢→姫が世話になってるから…
永琳→ババアの恩師だっけ?
紫様→ノーコメント!(見逃してくれたみたいだからな)
依姫→嫌われもんだっけ?私より上に行けよ!
ぬえ→こいつとは一度勝負しなければならない…


315 : 名無し妖精 :2016/01/11(月) 19:57:53 UjG1NLGU0
正邪ちゃんが出た当初はぬえちゃんとの対比で
「天邪鬼、即ち正邪ちゃんに対して実は良い奴的なキャラが付くのは無茶苦茶失礼なのでは」
的な意見があったのを思い出す、自分としては今の傾向もアリだと思うけどどうよ正邪ちゃん?


316 : 名無し妖精 :2016/01/12(火) 17:21:01 2rJszoEc0
正邪「かき揚げ天そば、お待ちっ〜」
ぬえ「あれ、大きな海老入ってないの?」
正邪「何の事ですかねー、うちは小エビのかき揚げでお客様に満足してもらってますよー」
かき揚げで麺をすするぬえ。
ぬえ「な、なんだこれは小さな海老がカリカリと他の食材と同調してる。しかも、この麺は歯ごたえよく海老のうま味を潰さない」
正邪「さぁどうだ、きしめん城で学んだ技。おまえはどうする?」
ぬえ「こ、これは、エビフライを超えた旨さだ〜」
虹色の光をあふり出す、ぬえちゃんの敗北だった。
ぬえ「今度は負けない」


317 : 名無し妖精 :2016/01/13(水) 23:32:07 pHZAISx2O
実はぬえちゃん立ち食いのプロ
ケツネコロッケを華麗に平らげて正邪くんを唸らせた


318 : 名無し妖精 :2016/01/14(木) 00:20:16 ikZjR4WEO
ぬえ「にんにく装備」
正邪「十字架装備」
レミリア「くっさ」
椛「鼻が曲がる…」
正邪「天狗にも効いてるな」
ぬえ「効いてる効いてる」


319 : 名無し妖精 :2016/01/14(木) 00:27:51 IEPmxtbE0
サグメ「これはどうだ?『もうクリスマスパーティーさせない』」


320 : 名無し妖精 :2016/01/14(木) 16:02:48 abKvmtp20
ぬえ「もしかすると『させてくれるかも』しれない!七面鳥カードにえびフライカードをセット!!」


321 : 名無し妖精 :2016/01/15(金) 05:07:23 0KyLnamg0
鏡開きのお汁粉に多めの塩を入れて食べる正邪


322 : 名無し妖精 :2016/01/15(金) 23:01:22 pZ0Ss/2gO
「来月は、アレか…」
来るべき節分に備えて気が重い正邪
一方、サグメさんは永琳から聞いた“チョコレートの日”に大興奮(食べたい、という意味で)


323 : 名無し妖精 :2016/01/15(金) 23:46:56 YmsDBoSI0
ラピュタを見て「天空の輝針城」とか思いついた。
シータが針ちゃんで、パズーが正邪かな。
正邪「親方!空からちっこい女の子が降ってきました!!」とか。そしてムスカがサグメさん。


324 : 名無し妖精 :2016/01/15(金) 23:58:30 n1nRdnhI0
針妙丸「人は土から離れては生きてはいけないのよ!」
正邪「死ぬがよい」
ルーミア「最終鬼畜呪文なのかー?」
サグメ「そうでもない」
霊夢「生暖かくてあくびが出るわね」


325 : 名無し妖精 :2016/01/16(土) 01:15:07 3JhAKc7A0
サグメ「私の…じゃなくてムスカの『人がゴミのようだ』の台詞の時点でサーバーが落ちたらしたいな。恐ろしい話だ」
正邪「落ちたら“したい”?」
サグメ「“落ちたらしい”だ。察しろ」


326 : 名無し妖精 :2016/01/16(土) 23:06:52 gVdjjFkk0
ある日の博麗神社の風呂にて。
針ちゃん「正邪の下着可愛いー!」
正邪「triumphの最新型だぞ。それにしても姫は……褌か……」
針ちゃん「だって、いくら探しても輝針城にはこんなのしかなかったんだもん」
正邪「やれやれ、姫の下着を分相応にひっくり返してやる」
針妙丸の下着が輝き、それはピーチ・ジョンの最新モードへと変化した。
針ちゃん「わぁー、何だか凄い今風になったよ」
サグメさん「……(下着がどうこう、下らない話だ)」
正邪「そう言うお前は何を穿いてるんだ?」
サグメさん「……(穢れの無い月人に下着など不要!!ノーブラ、ノーパンだ!!)」
正邪「……いい事を考えたぞ。お前に下着を穿かせてやる!!」
正邪の力でサグメの下着が構築されていく。
正邪「はっはっは、見ろよ月人!!」
なんと、サグメさんにグンゼの赤チックの付いたパンツが穿かされていたのだ。
正邪「あははははは、お前にはそれくらいがお似合いだぜ!!」
サグメさん「……(こ、この様な辱めを受けるとは!!)」
それを影で見守る依姫。
依姫「サグメ、耐えるのよ。こんな恥ずかしい時間は、すぐに消え去るわ」
そう呟く依姫の下着は、Absorleの勝負ランジェリーに変えられていたという。


327 : 名無し妖精 :2016/01/17(日) 02:59:42 U9ko01Zw0
サグメ「……(女たるもの下着などという無粋なものは身に付けず、殿方が求めてくれば拒む事なく受け入れるべき……そんな風に思い込まされていた時期が私にもあった)」
正邪「月人にとってまぐわいは穢れじゃなかったのかよ。本当に“浄土”の聖人サマたちの道徳観はイビツだな」
サグメ「……(……綿月妹の事を考えると返す言葉がない…)」


328 : 名無し妖精 :2016/01/17(日) 11:00:06 U9ko01Zw0
当の正邪はどんな下着が似合うのだろう
アベイルかしまむらで売っているような庶民派のランジェリー?


329 : 名無し妖精 :2016/01/17(日) 12:44:34 y9L3vXCIO
針ちゃん「突然下着とかせくしぃな話題を出してきてどうしたの?」
正邪「ほら、あれだ。人気投票WWW」
針ちゃん「それもう終わってるから…ってわざとか」
サグメさん「(やれやれ、天邪鬼だな…)」

白のマイクロビキニ姿で


330 : 名無し妖精 :2016/01/17(日) 15:57:04 U9ko01Zw0
正邪「お前こそ何だよ? この寒い時期に破廉恥な格好して」
サグメ「……(私に一票入れてくれた支持者たちへのせめてもの礼だ)」
正邪「いや見えないだろそれ」
サグメ「……(私に票を入れるような“愚か者”なら見えるはずだ)」ニヤリ


331 : 名無し妖精 :2016/01/17(日) 23:54:00 .XCQXoVQ0
その晩の、博麗神社の四畳半。
正邪「ぐがががが〜」
針ちゃん「すぴ〜、くくくく」
サグメさん「……(寝たか。それでも賑やかな事だ)」
依姫「起きているのでしょう、サグメ」
サグメ「……(ああ、起きているよ。よっちゃん)」
依姫「私の事をそう呼べるのは、あなたと姉と、八意様だけです」
サグメ「……(まず私から本題を聞こう。なぜこの地に留まる。一番穢れを嫌うお前がだ?)」
依姫「……最初は、あなたがあの天邪鬼を利用して何かしでかすのではないかと、偵察のつもりで留まりました」
サグメ「……(今は、どうだ?)」
依姫「今は……私の知っているサグねえよりも、何だか丸くなった気がします」
サグメ「……(そうか、地上に降りた影響もあるのかもな)」
依姫「懐かしいですね、この四畳半。あの頃は、私はまだ子供で、姉やサグねえに迷惑ばかりかけてました」
サグメ「……(そんな事もあったな。だが、今となっては過去の思い出だ)」
依姫「そうですね……。サグねえは何時になったら月に帰るのですか?」
サグメ「……(そうだな、何者も穏やかに暮らせる、そんな世界を作る足がかりを見つけたい)」
依姫「ふふっ、サグねえからそんな言葉を聞けるなんて」
サグメ「……(おかしいか?)」
依姫「さて、明日に備えて寝ましょう。時間は待ってくれないのだから」
サグメ「……(自分勝手な奴だ。まあ、私も寝よう)」
翌日、依姫の置手紙があった。
「私は月に帰ります。あなたの探す物が見つかったらでいいですから、そうしたら月に帰ってきてください」
サグメ「……(やれやれ、困ったものだ。バレンタインが楽しみで帰りたくないなどと、言えないよな)」
正邪「クソババア、朝飯だぞ」
サグメ「……(この天邪鬼の行く末も心配だしな)」


332 : 名無し妖精 :2016/01/18(月) 00:42:39 GB.L48W60
正邪「ババア、そういやエロスカート何処にいるんだ? 便所に籠ってんのか?」
サグメ「……(詳しくは後で説明するが…私が依姫のおかずを食べている時点で察しろ)」


333 : 名無し妖精 :2016/01/19(火) 00:11:59 9ZP0RNLY0
正邪「(雪かきしながら)ひでぇ大雪だチキショー! エロスカートめ、これを見越してずらかりやがったな?」
サグメ「…そうではない…」


334 : 名無し妖精 :2016/01/19(火) 00:35:33 EcOxeaB6O
正邪「それはそうと…あいつ“レイセン”に会えたのかなぁ」
サグメ「(何!?)」
正邪「時々さ、寝言で言ってたんだよね…まーどうでもいいや(雪かき雪かき)」
サグメ「(…そうか)」
正邪(水くせーな!土産のきしめんくらい持たせてやったのによ!)
サグメ「(……)」


335 : 名無し妖精 :2016/01/19(火) 12:08:42 bUM/guZE0
ここに、えーりん登場
えーりん「あら、依姫はいないの?」
サグメ「……(依姫なら月に帰りましたよ)」
えーりん「あらあら、何かと役に立つ薬を調合してきたのに。残念ね」
サグメさん「……(八意様、雪かきの間を待ってくれますか)」
えーりん「さーちゃんのお願いなら、しかたないわね」
正邪「お前、月でさーちゃんなんて呼ばれてたか。ねぇさーちゃん、こっちの雪も深いんだぜ、あははは」
サグメさん「正邪は雪まみれで踊りまくらないだろう」
正邪「お、お前。今能力を使っただろう」
サグメさん「……(はて、なんのことやら)」
霊夢「はいはい、お雑煮つくったからケンカしない。卵おとしお雑煮よ。みんな残さないように」
正邪、針ちゃん、サグメさん「うま〜!!」
サグメさん「……(霊夢、一緒に月に来ないか?)」
針ちゃん「霊夢は地上人なんだから、それ禁止」
正邪「なんだかんだ言って、朝飯用意してくれるよな」
サグメ「・・・・・・(味を変えたいので、七味プリーズ)」
正邪「霊夢ってさぁ〜、皆にとって理想の嫁じゃね」
霊夢「あらあら、退治されたい奴がここにいるわね〜」
正邪「ストップ、ストップ。退治はやめてくれ」


336 : 名無し妖精 :2016/01/20(水) 01:10:05 V3t4hy6M0
正邪「ところでヤクザ医師、エロスカートに持ってきた薬って何の薬だよ?」
永琳「彼女の具合の悪い所を改善する混合薬よ。冷え症、手足のむくみ、更年期障害、動悸、息切れ 、関節痛、いびき…」
正邪「ちょっと待て、あいついびきをかくのか!? しめしめ、いい事聞いたぞ」
サグメ「……(弱味を握ったと思っているならやめておけ。寿司にされるぞ)」


337 : 名無し妖精 :2016/01/20(水) 22:04:49 jCE5tzsU0
正邪「それはこっちに置いといて。外界の人気投票の結果が明日出るな」
針ちゃん「今度は何位かな〜、楽しみだね」
サグメさん「……(外界の機嫌を気にするなど下らん)」
正邪「そんな事を言いながら、パソコンのディスプレイに釘付けになっていたのは誰だったかな〜」
サグメさん「……(見られていたとは)」
えーりん「さーちゃん、人気なんて気にする事無いわ。貴女は貴女らしく振舞っていればいいの」
サグメさん「……(八意様……)」
正邪「ゲスロリと言われた私と、幻想郷を滅ぼそうとしたクズ。どちらが上かねぇ〜」
その頃、霊夢は茶の間でくつろいでいた。
霊夢「今年はトップに返り咲く!!」


338 : 名無し妖精 :2016/01/21(木) 00:51:22 oixgsYgE0
サグメ「……(1位になろうものなら今度はお前が下剋上される番だな)」
正邪「んなこたぁ百も承知だ。だから嫌われて順位が上がらないようにしているんだよ」
針妙丸(正邪もっと素直になりなよ…ってなれないか天邪鬼だから)


339 : 名無し妖精 :2016/01/22(金) 00:07:30 LCGDUxG60
霊夢「あはは〜、1位1位だよ〜。のめのめ〜」
正邪「飲むのは構わんが、私の順位が上がりも下がりもしてないってどういう事だ」
針ちゃん「いいじゃない、私は44位だったよ。もっと喜ぶべきだよ」
正邪「複雑だなー、それよりもはしゃぐべき奴がいるんじゃないか?」
サグメさん「……(な、なんだ?)」
正邪「おいおいおい、さーちゃんよう。14位だって?よかったなー。(ニヤニヤ)」
サグメさん「……」
正邪「ほらほら、もっとはっちゃけていいんだぞ。紺組でトップじゃねーか」
サグメさん「……(そうでわない)」
正邪「顔は隠せても、翼が丸見えなんだよー。うりうりうり」
サグメさん「……(羽をいじるな!!)」
針ちゃん「もう、正邪はサグメさんが上位になったから嬉しいんだよねー」
正邪「な、なにを言う姫。私は次回下剋上できる相手ができたとだなー」
針ちゃん「もう、素直じゃないんだから。二人で結婚でもしちゃえー!!」
正邪「ま、まってくれ姫ー!!」
サグメさん「……(皆、素直ではないのだな)」


340 : 名無し妖精 :2016/01/22(金) 13:47:05 ImLeunmgO
サグメといい正邪といいアマノジャクはカッコいい連中という風潮、あると思います


341 : 名無し妖精 :2016/01/23(土) 23:48:34 bGRu3zcM0
落ち込んでも正邪は慰めてはくれない
嫌われ者の正邪は慰めを求める者の何倍も辛酸を舐め尽くしている
だからこそ正邪の罵倒(エール)の前に痛みを知らない名ばかりの優しさは道を開けざるをえないのだ



正邪「持ち上げるより票をくれ!!」
サグメ「……(オロカモノメ…)」


342 : 名無し妖精 :2016/01/24(日) 07:49:01 zHDo3iNQ0
正邪さみぃぃ…俺を暖めてくれ

正邪「ほらよ」貼るカイロ直貼り


※良い子は真似しちゃいけないよ!


343 : 名無し妖精 :2016/01/24(日) 09:29:22 ujq10EAYO
>>341
魯迅みたいだなW


344 : 名無し妖精 :2016/01/24(日) 13:36:37 NB3b86b.0
正邪……寒いよ。眠たいよ。(ガクブル)
正邪「これでも食って温まれ」
差し出されたのは中本の『北極カップ麺』さあ、貴方は完食できるか?


345 : 名無し妖精 :2016/01/24(日) 13:44:11 zHDo3iNQ0
あるいは「最古の缶詰め」復元品
開ける手段はノミと金ヅチ


346 : 名無し妖精 :2016/01/24(日) 17:25:35 G1keXN6Y0
アリス「昔からの慣わしでね、缶詰はピストルで開ける物なのよ」
正邪「まて、ならなんで私に突きつける!?」
聖「握り潰せない輩に缶詰を食す資格は無いのですよ(メメタァ」
華扇「缶詰を開けるのは善人と聖人と、それと大悪党だけだ(グチャサバァ」
正邪「お前ら私もそうするつもりだろう!?」


347 : 名無し妖精 :2016/01/24(日) 18:29:59 zHDo3iNQ0
サグメ「ヌッ(その前に軽くこれを開けてもらおうか)」
アリス「何ですの?…『シュールストレミング』?」
華扇「外の世界の異国の缶詰のようね」
正邪「クソババア、それ…」
サグメ 「(正邪に バチコン☆)外の世界の珍味だそうだ。腕に覚えのある者でなければ開けられない」
聖「そう言われると黙っている訳にはいきませんわね。私が開けてみせます」
華扇(サグメさんがハッキリと口にした?…これは…)
聖「(缶詰を握って)いきます!」メメ
サグメ「行くぞ(逃げるぞ)!!」正邪「ッ!!…」華扇「聖待っ…」タァ
ブッシャァアアアアーーー!!
ア・聖・華「ギャアアアアアアア!!」


正邪「ハァハァ…あれスキマからもらった缶詰だろ? 臭くてしょっぱいやつ…私を助けたつもりか?」
サグメ「……(そんなつもりはない。以前依姫が世話になった借りを返しただけだ…そういう事にしておけ)」
正邪「…しかしあいつらいいザマだけどお前の事恨むぞ」
サグメ「……(構わん。忘れたか? 私は幻想郷の敵だ)ニヤリ」


348 : 名無し妖精 :2016/01/24(日) 19:54:39 FBiH4u6U0
「あー巨乳の女の子に胸押しつけられて『あててんのよ』っていわれたいなぁ」
「ほう……(ぴと)どうだ肋骨の感触が気持ちいいだろう(うりうり)」


349 : 名無し妖精 :2016/01/24(日) 20:29:20 ujq10EAYO
もうひとつのシュールストレミングスを依姫に送るのがサグメ流

正邪(悪党め…)


350 : 名無し妖精 :2016/01/24(日) 20:37:59 NB3b86b.0
「あーこれはこれで良いかもしれない。正邪ちゃん、もっともっと」
正邪「えっ!(や、やばい。こいつ実は炉裏だったか!!)」
正邪ちゃんがDカップのロリ巨乳だったら諸兄はどうするか?やはり巨乳に反逆するのだろうか?
>>347 似たようなネタを考えていたけど先を越された。グッジョブ!!


351 : 名無し妖精 :2016/01/24(日) 22:50:05 zHDo3iNQ0
>>350
有り難うございます
聖の「いきます!」のところは「私の手に掛かればこの程度の缶詰なんてどうって事…」にした方が良かったとちょっと後悔


352 : 名無し妖精 :2016/01/25(月) 11:45:22 WyFjVmJo0
正邪ちゃんは今は小悪党だけど、将来的には大悪党になってほしい。
悪意を持って異変を起こしたキャラだけに、このまま小悪党で終わるのはもったいない。
正邪「この幻想郷全てをひっくり返してやる!!」
個人的には「弾幕アマノジャク・大下克上」を希望したりして。


353 : 名無し妖精 :2016/01/25(月) 23:55:56 3HtmKJok0
天子、正邪、易者


354 : 名無し妖精 :2016/01/26(火) 00:36:09 zxLZ1UBk0
霊夢「(裏拳バキッ)天人、こうなりたくなかったらアンタもさっさと帰りなさいよ? 面倒くさいのは嫌いなのよ」
正邪「いや、お前が一番面倒くさいと思うぞ」


355 : 名無し妖精 :2016/01/26(火) 02:44:57 a8bbqeyw0
正邪「あー、もうすぐ節分か。去年は寺子屋のガキ共に豆ぶつけられて、さんざんだったなー」
針ちゃん「でも好評だったんでしょ。けーね先生から今年もぜひって手紙来てるよ」
正邪「あれ読んだのか姫……。あーもー、私は何でも屋じゃないんだ。ガキと戯れてる暇なんかないんだぞ」
針ちゃん「正邪、節分をばっくれるのと、けーね先生の角から逃げるのと、どっちがいいの?」
正邪「……私の代わりに、どっかにチョロそうな奴でもいないかなー。ん」
サグメさん「……(もぐもぐもぐ、この煎り豆という物も中々美味いな)」
正邪「すぐそばにいたぁー!!」
それが、「稀神サグメ節分戦記」の始まりであった。


356 : 名無し妖精 :2016/01/26(火) 10:19:22 I8Jy4UuYO
サグメ「……(私の場合は“鬼は内、福は外”かな?)」
正邪「って、もうノリノリじゃねーか!」
正邪「しかも、白虎縞ビキニに片翼ってどんだけ厨二仕様なんだよ!」
サグメ「……(お前も人の事が言えるのか?)」
(↑キルラキルまがいの鬼装束を見ながら)
正邪「うっ…////」
針ちゃん「まあまあ…節分が楽しみだね♪フフフ」


357 : 名無し妖精 :2016/01/26(火) 12:51:51 TZEmKEV60
霊夢「異変を解決する為なら、鬼にでも悪にでもなるわ」
正邪「悪魔め」
サグメ「そんな生易しいものではない」
レミリア「ああいうのはな、鬼神って言うんだよ」


358 : 名無し妖精 :2016/01/26(火) 20:43:14 77b/955o0
正邪「君〜が笑ってく〜れる〜なら〜♪ 僕は悪に〜でも〜なる〜♪」


359 : 名無し妖精 :2016/01/26(火) 21:59:22 a8bbqeyw0
正邪「げこ〜くじょうのため〜なら〜鬼にな〜る〜♬ア〜マ〜ノジャクせーいじゃー、ここにあり〜♫」
針ちゃん「はい、ここで大切断」
正邪「いや、ギギの腕輪ないから」
サグメさん「……(オロカものめ、ギギの腕輪とガガの腕輪がスーパー大切断を出すのだぞ)」
正邪「お前、何気に地上の特撮に詳しいな」


360 : 名無し妖精 :2016/01/26(火) 22:39:27 I8Jy4UuYO
森の古道具屋で「てれびくん」を立ち読みしていたサグメさん
時々買って、「地上の情報」と切りぬきを月に送り、月の上層部をびびらせていた。


361 : 名無し妖精 :2016/01/27(水) 13:05:59 Rw9M1VvI0
玉兎「サグメ様から地上のデータが届きましたー」
豊姫「そう、ご苦労様。どれどれ、ウルトラホーク2号。3つの機体が合体し万能航空兵器になる……。えぇっー!!」
豊姫「サンダーバード2号。緊急な人命救助の為の各ユニットを搭載。その活躍は目覚ましい。えぇっー!!」
豊姫「3式機竜。かつて存在した巨大生物の骨を使い、現代に生き返った戦術機動兵器。必殺技はアブソリュートゼロ。ええぇーつ!!」
豊姫「依姫、よりひめ!!。こんなのに月は狙われてるの!!」
依姫「……あんまり驚かないでください。それは全てフィクションだから」
豊姫「そ、そうよね。あら玉兎、何の知らせかしら?」
玉兎「地球から大気圏を突破する存在有り!!これは……ガンバスターです!!」
豊姫「ええぇー!!」


362 : 名無し妖精 :2016/01/28(木) 21:43:47 gnf83gaM0
正邪ちゃんにお肉をたくさん食べさせたい。太らせてぽっちゃりにしたい。


363 : 名無し妖精 :2016/01/29(金) 00:12:43 2qr75nis0
鈴の付く人「よう兄弟」
レの付く人「秘密の花園へようこそ」
正邪「馬鹿野郎お前私は太らないぞお前」


364 : 名無し妖精 :2016/01/29(金) 09:03:04 wZLfhPd20
正邪「はぁ〜今日もレジスタンスの結果はゼロか〜。こうも続くと流石に疲れるな。ん?」
その時、正邪の目に入ったのは、ある食堂の看板。
正邪「今日はここでメシを食うか〜」
店の中には多数の客。そして声。
「いらっしゃいませ〜!!」
正邪「ふ〜ん、なかなか繁盛してるじゃねーか」
「お一人様ですか?」
正邪「あぁ、一人だ」
「こちらの席にどうぞ」
カウンター席に案内された正邪。
正邪「何を頼もうか……。おっ、これは」
チャレンジメニュー、トンカツ山盛り。
正邪「こ、これは、まるで私に挑戦しろと……」
「ご注文は決まりましたか?」
正邪「このトンカツ大盛りを頼む」
「わかりました、トンカツ大盛一つ!!」
正邪は気付かなかった。自分を太らせて楽しもうという、闇の力に。
闇針妙丸「正邪は、痩せすぎ」
闇八意「あの子はもう少しお肉があったほうがいいわ」
闇霊夢「寒い時は肉布団がいいのよねー」


365 : 名無し妖精 :2016/01/29(金) 21:33:47 2qr75nis0
サグメ「正邪は太らない」
正邪「お前あからさま過ぎるだろ!!」
サグメ「……(心配するな。条件が整っていなければ私の能力は発動しない。だからお前が太らないように心掛けていれば太る事はない)」
正邪「…ったく縁起でもねえ…」
サグメ「……(だが耐えられるかな? やるなと言われればやりたくなるのが天邪鬼の性だ)」


366 : 名無し妖精 :2016/01/29(金) 23:22:17 2qr75nis0
正邪「太らないと言われたから逆に太ってやるってか? その手には乗らねえよ。この体は私のものだ!他人の思惑通りにはならねえからな!」(走り去る)
サグメ「……(人生はそこかしこに罠がある恐ろしいものだ…それを切り抜ける為には誰彼よりも自分自身と戦わなければならない…)」

と言いつつ懐から節分豆の袋を取り出すサグメ

サグメ「……(もっとも食べる事の誘惑に負けた私の話などお前は聞く耳持たないかも知れないが)」mgmg


367 : 名無し妖精 :2016/01/30(土) 00:31:49 YsftmqNE0
射命丸「やあやあ、これは有名な天邪鬼さんではありませんか」
正邪「ゴシップカラスが何の用だ」
射命丸「いやぁー、最近は斬新なネタがありませんので、あなたを探していたんですよ」
正邪「んで、何の用だ」
射命丸「えぇ、里のとある食事処で一つ大食いにチャレンジしてくれませんか?何やら外界では大食いネタが流行っていると聞きまして」
正邪「お言葉ですが、やなこった!!他を当たれよ」
走り去る天邪鬼を眺めながら、射命丸は呟いた。
「やれやれ、タイミングが悪かったですかね。これからどうします?」
振り向いた先に隠れていたのは一寸法師。
闇針妙丸「まだまだ手はあります……。とりあえずこのギャラを」
射命丸「いやいや、ありがたいですねー。ですがただ働きはわたしの主義に反する。また何かあったら誘ってください」
かくして、天邪鬼包囲網は縮みつつあった。


368 : 名無し妖精 :2016/01/31(日) 03:32:12 RqieX7Lk0
紅魔館の前にて

美鈴「おや、天邪鬼さんではありませんか。いいお天気ですね」
正邪「知るか…ていうか珍しく起きているな門番。魔法使いに会わせてくれないか」
美鈴「アポイントメントを取ってない方はちょっと…」
正邪「ほらよ土産だ。白黒の家からギッてきた」(本を差し出す)
美鈴「これはパチュリー様の…分かりました、どうぞお入りください」

妖精メイドに正邪を案内させる美鈴
見送った後PHS(河童改造モデル)を取り出す

美鈴「“チャーシュー”から“世界”へ。ターゲットは図書館へ移動中」
“世界”「了解した。その場で待機」
美鈴「了解です」


369 : 名無し妖精 :2016/01/31(日) 12:54:37 NFjct7dk0
正邪「相変わらずここは広いな。ん?」
さっきゅん「これはこれは、連日世間を騒がせる天邪鬼様ではないですか」
正邪「な、なんだよ。門番から入っていいと許可は出たぞ」
さっきゅん「そうですか、では正式なお客様として対応しなくてはなりませんね」
正邪「……(何か変だな……)」
さっきゅん「では、こちらにお茶の用意がしてありますのでどうぞ」
正邪「お、おう」
紅魔館の応接室にはすでにお茶と茶菓子が用意され、香ばしい匂いを奏でていた。
さっきゅん「では、パチュリー様にお客様が来たと伝えてきますので、その間、お茶をお楽しみください」
正邪「分かったよ」
姿を消したメイド長を気にしつつ、正邪はお茶をすする。それは豊潤でまろやかな味だった。
正邪「警戒しすぎかな?」
その頃。
さっきゅん「ご依頼通り、お菓子とお茶に薬を混ぜましたが……。体に害が有る物では無いのですよね」
闇八意「ちょっとした食欲増進剤と消化促進剤よ。害は無いわ」
さっきゅん「狂言とはいえお客様に失礼の有る対応をしては、我々のメンツが立たないのですが」
闇八意「心配する事は無いの。それよりも、今後のあの子の乱れ具合を見たくない?」
さっきゅん「それはもう、食欲が進みます。ジュルリ……」
闇八意「……鬼人正邪、これから貴女は暴食の化身になるのよ」


370 : 名無し妖精 :2016/01/31(日) 13:36:54 CjHZWpWU0
何だってこいつら正邪にいじわるをするんだ……

と思ってから指名手配犯だったことを思い出す
別に何されても文句ないしむしろぬるい対応か……
もはや幻想郷そのものに手玉に取られてる


371 : 名無し妖精 :2016/01/31(日) 19:41:51 NFjct7dk0
さっきゅん「お待たせしました,。パチュリー様とアポイントメントが取れましたので、ご案内しますね」
正邪「分かった。あとこの茶菓子旨かったよ」
メイド長に案内され図書館へ進む天邪鬼。だが、その体には小さな異変が起きていた。
正邪「(なんだろう、何か体に違和感を感じる……)」
さっきゅん「どうぞ、こちらが大図書館になります」
正邪「すまないな」
さっきゅん「いいえ、どうぞごゆっくり」
扉を開け去って行くメイド長が、振り返りながら微笑を浮かべた様な気がした。
正邪「(どうにも油断できない。こんな時の私の勘は当たる……)」
その時、大図書館から正邪を招き入れる声がした。
小悪魔「貴女がお客様ですね。どうぞお入りください」
正邪お、おう……」
天邪鬼が進む先に、車いすに乗って本を読む一人の魔女の姿があった。
パチュリー「ようこそ大図書館へ。返還拒否の本達を返しに来てくれたのね」


372 : 名無し妖精 :2016/02/01(月) 00:49:54 5BsIbnZc0
正邪「頼み事をする以上手ぶらって訳にもいかないだろうしな。一応世間の常識に合わせただけだ」
パチュリー「それで私に頼み事って?」
正邪「……太らない魔法って使えるか?」
パチュリー「ブッ!」
正邪「何だよ」
パチュリー「…いえちょっと……そういう肉体制御系は聖に頼んだ方が…」
正邪「坊主のくせにオカルトボールなんて胡散臭いものにいまだに執着している奴なんか信用出来るかよ。それにアイツには新しい弾幕の試し撃ちに利用された怨みがあるからな」

そこへパチュリーのPHSから着信音

パチュリー「…レミィからだわ…何よこのタイミングで…(ピッ)もしもし?」
レミリア「“オヤブン”から“両国”へ。ターゲットはうまく薬入りの紅茶を飲んでくれたかしら?」(ピッ)
正邪「おい…聞こえたぞゴラァ! 何だよ薬って!? 何を飲ませた!?」
パチュリー「(ため息)…もしあなたがここへ来たら一服盛ってもてなすようにとさる筋から要請があったのよ」


373 : 名無し妖精 :2016/02/01(月) 18:11:09 levlXSf60
>>372
酔っぱらって意識が飛ぶ前に書き込んでおきたい。
私の妄言を繋いでくれてありがとう。
あと、このスレ読んでいる方々へ。もう少しお付き合いしてほしいなと願い奉る。
正邪「アル中の酔っ払いが!!とっととおっちね。骨はひろわねーぞ」
と言われて喜ぶ、私は変態なのだ。


374 : 名無し妖精 :2016/02/01(月) 21:50:55 5BsIbnZc0
>>373
お邪魔してすみません
一応自分で仕込んだネタ(正邪がパチュリーを訪ねてきた理由とか)は自分で片付けておきたかったのでちょっとお節介をしてしまいました
後の展開はお任せします


375 : 名無し妖精 :2016/02/01(月) 23:42:49 levlXSf60
魔女の言葉に動揺する天邪鬼。
正邪「な、なんだよ、一服盛るって」
パチュリー「依頼主からは、体に対して害が無いという事を聞いているわ。でもね……」
パチュリーは車椅子から立ち上がり、正邪の目を見つめた。
パチュリー「貴女は覚えているかしら。逃走劇の途中で貴女に恥をかかされた存在を」
正邪「ま、まさか!!、ここの当主か!」
パチュリー「さて、その本人がどう思っているのか。直接聞いてみればいいじゃない?」
魔女の指先に蝙蝠が止まる。そして、それは大図書館の外に飛んで行った。
パチュリー「追わないの?」
正邪「くそっ、お前にも聞きたい事があるが、それは後回しだ!!」
走り出した天邪鬼を見つめながら魔女は深い溜息をついた。
パチュリー「貴女が真実を知った時に何を思うかしら。焦燥、絶望、それとも……」
蝙蝠を追いかけ、天邪鬼は紅魔館の螺旋階段を走る。
正邪「どこだ、何処に私を陥れようとする奴がいる!!」
長い階段を走り続け、辿り着いたのは広く長く、そして紅い悪魔の待つ大広間だった。
レミリア「クックックック、その顔はどうしたのかしら。天邪鬼」
正邪「てめぇ、お前が悪ふざけを考えた張本人か!!」
レミリア「ふっ、何を思い違いしてるんだか……。まぁ、その言葉は半分当たりよ。でもね」
正邪は、ふと息を吐き周囲の様子を観察する。そこには何の殺気も、気配を殺す者もいない。ならば何故私をここまで連れてきたのか?
レミリア「今日はお尋ね者を狩りにきたのではないわ。それよりも」
広間にことごとくロウソクの明かりが灯されていく。そして、そこに用意された浮かび上がった物は。
レミリア「さあ食らいなさい天邪鬼。お前の為に存分に咲夜が腕をふるまったぞ!!」
広間に置かれた長テーブルの上には、古今東西の美食が並べられていた。
野生獣のジビエ。
パスタのポロネーゼ。
湖から捕らえられた川エビなどを使ったリゾット。
ハチミツをふんだんに使ったホールケーキ。
素材どうしを殺さず焼き上げられたピッツア。
胃袋を騒ぎ立てさせるハンブルグステーキ。
何処から手に入れたのか分からないネギトロ丼。
レミリア「さぁ、存分に堪能するといいわ!お前が今味わっている空腹感を満たすのよ!!」
レミリアの言葉に正邪は戦慄した。
>>374
また繋いでくれると嬉しいなぁ。


376 : 名無し妖精 :2016/02/02(火) 21:07:14 f474qZyg0
>>375
では面白いネタを思い付き次第という事で


377 : 名無し妖精 :2016/02/03(水) 00:12:03 ttvsEOKY0
正邪の体の中の異変が刻々と大きくなっていく。それは正邪自身の意思すら支配していく物だった。
正邪「(う、うっ。は、腹が空いた……何でだ、きちんと食事は取ったはずなのに……まさか!!)」
大図書館での魔女の言葉が脳裏に蘇る。「一服盛った」と。
正邪「まさか、これは、このために?」
テーブルの上では香しい匂いが立ち込め、料理達が正邪を誘う様に笑う。
(ねぇ……早くいらっしゃいよ)
(私達は早くあなたに食べられたいの)
(さあ、食べて下さいな)
天邪鬼の理性を食欲が覆い尽くす。もはや、正邪は食欲に操られる傀儡同然だった。
正邪「うわぁ〜、それをよこせぇぇぇぇぇぇ!!」
彼女はナイフとフォークを握り、料理の盛られた皿達に飛びかかった。
(あん、そんなに乱暴にしないで)
強引に巻き取ったパスタを口に放り込む。まろやかなソースと、絡み合った具材が口の中で歓声を上げる。
(わたしはゆっくりと味わってほしいの)
口の中に入れられたリゾットからは、素材の甘味、軽く焦げた米の香り、チーズの味わいが3重奏を奏でた。
(わたしを味わえるなんて、あなたは幸せ者よ)
ネギトロ丼に醤油を振り撒き、添えられたワサビと共にどんぶりをすすり込む。それは今まで経験した事の無い旨さだった。
正邪「も、もう嫌なのに、何で箸が止まらないんだー!!」
(まだ、まだよ。あなたに食べられたい者たちはたくさんいるの。ウフフフフ)
正邪の握る箸は止まらない。
テーブルの上に並べられた料理達を正邪は。
食った。
食った。
食った。
食った。
さらに食った。
相当量の料理を腹に詰め込みながら、それでも天邪鬼は満腹感を得る事ができなかった。
正邪「(なんで、何でこんなにも腹が減るんだぁぁぁぁ!!)」
涙を流しながらも食べ続ける天邪鬼。そして、それを眺めほくそ笑む闇の影。
闇八意「薬がよく効いているわね。ふふふ、今の貴女は暴食の権化。さぁ、貪りなさい!!」
だが、そこに轟く声が一つ。
サグメさん「止めよ、天邪鬼の胃袋は既にオーバーキルしている!!」
大広間の外につながる窓に、一つの影が映し出された。
正邪「く、くそばばぁ……」
背中から伸びる銀翼が月の光を浴びて輝く。
サグメさん「八意様、いらっしゃるのでしょう!!ここから貴女の気配が滲みだしています」
闇八意「あらあら、こんなに早く嗅ぎ付けられるとは」
サグメさん「今宵だけ私は貴女に敵対します。正邪、来い!!」
天の女神が、地上で穢れにまみれた天邪鬼に手を伸ばす。それは一つの奇跡だった。


378 : 名無し妖精 :2016/02/03(水) 01:05:33 p7qQSmcg0
正邪ちゃんが一体何をしたってんだ…よく考えたら色々しでかしているけど気にしてはいけない


379 : 名無し妖精 :2016/02/03(水) 07:41:57 1RUfPYU.0
闇八意が猪八戒にみえ(ぴちゅーん


380 : 名無し妖精 :2016/02/03(水) 11:33:21 oOeDN8uQO
正邪とサグメさんの前に
闇八意
裏八意
鬼八意
狂八意
禍八意
婬八意
善八意
そして
八意神

8人の八意が待ち受ける!


381 : 名無し妖精 :2016/02/03(水) 17:10:43 fuVVPygE0
超厄介だな、なんて


382 : 名無し妖精 :2016/02/03(水) 20:42:31 S5ntV9Ro0
巫女が 小人が 吸血鬼が 月の神が
我も我もと牙を剥く
他愛のない思いつきはいつしか暴走し始め
身の毛もよだつ凶行へと駆り立てる
何故それを成さねばならぬのか
その答えは誰も用意していない

次回、東方鬼人セイジャ『逆流』

女一匹天邪鬼、幻想郷の魂の暗部をあぶり出す



ウソ予告…かな?


383 : 名無し妖精 :2016/02/03(水) 22:18:47 oOeDN8uQO
「次回も正邪と地獄に付き合ってもらおう」


384 : 名無し妖精 :2016/02/03(水) 23:53:59 ttvsEOKY0
東方鬼人セイジャ『逆流』
だがその伸ばした手を遮る様に、黒い影達が立ちはだかった。
闇八意「そう、サグメは私と敵対するのね」
裏八意「でもね」
鬼八意「覚えているかしら貴女は」
狂八意「私との格闘の試合で」
禍八意「一度も勝てた事が無いじゃないの」
婬八意「そんな貴女が」
善八意「私に『敵対』する?」
八意神「とても笑えるジョークね、ウフフ。それとも自慢の『運命の逆転』で何とかしようと言うの?」
サグメさん「……(確かに私は八意様との試合で一度も勝った事は無い。しかし……」
両者の視線を遮ったのは紅く幼い悪魔。
レミリア「勝手に話を進めないで。あの天邪鬼を陥れたら、月人が来るといったのはあんたでしょ」
吸血鬼の右腕を、血よりも紅い霧が包む。それは禍々しき槍の姿を作り上げた。
レミリア「本当はあなたじゃない方の月人がよかったんだけれど。まあ、いいわ。お前を時計台のオブジェにしてやろう」
悪魔の目が凶眼となりサグメを睨み付ける。
サグメさん「……(よっちゃんの事か。タイミングが悪すぎる)」
かたや恩師。かたや月人に恨みを持つ吸血鬼。サグメは両者を視界に入れながら思考する。
サグメさん「……(ここから正邪を助け出す為には、この包囲網を一度突破しなければならない。どうする?)」
その時、大広間の扉が音を立てて開いた。
めーりん「追加の中華フルコースができました。次の料理もどんどん来ますよ」
サグメさん「……(今だ!!)」
この機を逃さずサグメは懐に手を入れ叫んだ。
サグメさん「三十六計!!」
這いつくばいながらも、正邪はサグメの言葉の意味を理解し両眼をつむり呟いた。
正邪「逃げるにしかず……」
サグメが取り出した物体が、強烈な光を放ち吹き飛ぶ。
レミリア「こ、これはっ。目が、目が見えない」
それはえーりんから延びる影達も同じだった。
そして。
レミリア「くそ、逃げられたか」
闇八意「ものの見事にやられたわね。こんな手を使ってくるとは。ところでこれからどうするのかしら?」
レミリア「追う気は無い。それはお前も同じだろう?」
闇八意「ええ、私の生徒も成長している。今日の処はここまでにしましょう」
その頃、正邪はサグメにぶら下げられ幻想郷の空を飛んでいた。
サグメさん「……(サグメちゃん秘密道具の一つ。『穢れ浄化閃光玉』が役に立ったようだな)」
正邪「ババァ……今日の事は借りにしておくぞ」
サグメさん「……(ん、気にする事は無い。実は寺子屋の節分に行ったのだが)」
そこでサグメは愉快そうに笑う。
サグメさん「……(正邪ねーちゃんじゃなきゃヤダと言われてな。泣き出す子供までいたよ)」
正邪「ん、なにぃ〜」
サグメさん「……そんな訳でお前を探していたのだ……お前は子供達に余程気に入られているようだ)」
正邪「そ、そんな分けあるはずねぇー!!」
サグメさん「……(今回の事は、私の発言も一枚かかわったかもしれん。まぁ、無事に脱出できたし良しとしよう。それより見ろ)」
いつの間にか、二人は寺子屋の近くを飛んでいた。そして二人に向かって手を振る生徒達。
サグメさん「……(見ろ、お前の帰りを待つ者が大勢いるぞ。うらやましいな)」
正邪「クソガキ共め。着いたら泣かしてやる」
その頃。
闇八意「イレギュラーの出現により、計画は頓挫した」
闇針妙丸「しかたないね。サグメさんは自分で思っているよりも正邪に甘い」
闇霊夢「ちょっと、私の肉ぶとんはどうなるのよ!!」
闇八意「しばし待ちましょう。天邪鬼が油断した頃にまた……」
正邪を狙う闇の力は依代達から消え去っていった。
それは、正邪にとって長い戦いの始まりだった。
>>380さん
>>382さん
ネタとして使わせてもらいました。すいません。


385 : 名無し妖精 :2016/02/04(木) 01:17:52 BT3kj05w0
>>384
いえいえ、こちらこそ適当に作ったネタを取り入れて頂いて光栄です


386 : 名無し妖精 :2016/02/04(木) 19:33:42 9lKExN72O
不本意ながら借りを作ってしまった正邪
(仕方ない…チコレイトを用意してやるか…)
バレンタインデーの準備を始めた


387 : 名無し妖精 :2016/02/05(金) 00:08:38 tnG71GME0
霊夢さえ支配下に置く闇の力に狙われる正邪マジ主人公


388 : 名無し妖精 :2016/02/05(金) 15:13:44 wpq856LU0
その頃の神霊廟。
ふとちゃん「太子様の為に極上のチヨコレイトを作るのじゃ」
とじこ「ふ〜ん」
ふとちゃん「なんじゃ、そのやる気の無い返事は!」
とじこ「お前、バレンタインの意味知ってるか?」
ふとちゃん「おうよ、いつも世話になっている者達にお菓子を配るのだろう?」
とじこ「やれやれ」
ふとちゃん「まず、このチヨコレイトを作るために、極上のカカオ豆を取ってくるのだ」
とじこ「私がか?」
ふとちゃん「当たり前であろう。お前に最適な仕事ではないか!」
とじこ「ふーん……」
その直後、とじこの両手から電撃が走る。
ふとちゃん「な、何をしているのじゃ!!」
とじこ「カカオ豆の産地とここを、電撃のレールで繋いだよ。それっ!」
ふとちゃん「我にな、なにをするのじゃ!!」
とじこ「最高級のカカオ豆とやらを取ってこい。あらよっ!!」
ふとちゃん「あぁーれぇー!!」
こうして、ふとちゃんはカカオ豆の産地に飛ばされましたとさ。くわばらくわばら。


389 : 名無し妖精 :2016/02/05(金) 16:40:19 wpq856LU0
正邪「盗まれた、過去を探しつ〜づけて〜」
正邪「私はさま〜よう、みし〜らぬまちをぉ〜」
正邪「ほのうの〜匂い染みついてぇ〜むせる〜」
正邪「さよなら〜は言ったはずさ、別れた〜はずさぁ〜」
正邪「現実を見れば〜心が乾く〜」
正邪「嫌がらせは飽きたのさ〜」
正邪「さだ〜めとあれば心を決める」
正邪「そぉっとしておいてくれ〜あした〜に〜」
正邪「あぁ〜つ〜ながる今日ぐらい〜」
バレンタインにチョコを送ろうとする正邪。
だがその心を踏みにじるかの如く溢れ出す闇達。
「そのチョコは〜俺達のものだぁ〜」
「わたしが、それを食べるのよ〜」
正邪の心のこもったチョコをめざして人妖達がむらがう。
暴力の渦の中、正邪は相手にチョコを届けられるのか?
次回、東方鬼人正邪「死闘の果てに」
正邪が飲む、里のコーヒーは苦い。


390 : 名無し妖精 :2016/02/05(金) 21:26:42 DcllioasO
>>388
誤爆??


391 : 名無し妖精 :2016/02/05(金) 21:31:29 wpq856LU0
>>390
誤爆……と嘘をいうわけにはいかないね。正邪ちゃんをからませるべきだった。


392 : 名無し妖精 :2016/02/06(土) 01:14:13 zR4HruDs0
正邪「MGMG…MGMG…」
針妙丸「正邪やー、おわっ、一体何なのその巻き寿司(?)の山は!?」
正邪「MG…ごっくん…ああ、姫ですか…私が起きたらあの紫ババァがこんなものを持ってきましてね…」

正邪「紫ババァ曰く、こいつらは恵方まきと言いまして…数日前の外の世界の祝い事に食べられるはずだった物らしいんですよ」
針妙丸「でも…祝い事って事は皆食べるんでしょ?どうしてそんなに余っているの?」
正邪「大方外の世界の業者の判断ミスらしいですよ、思ったより売れなくて祝い事が終わった後は用済み、食べられる事も無く処理されたらしくてね」
針妙丸「正邪…」
正邪「姫、貴女の事だから恐らく私がこの恵方まき共を哀れんでいるとかそんな事を考えているんでしょうが…全くの不正解だ」
正邪「強者からの施しを甘んじて受けている訳でもない、これはあの紫ババァからの挑戦状なんですよきっと」
針妙丸「う…うん、そうよね!正邪がそういう理屈で動くわけじゃないって事ぐらい私もわかってるし…ちょっと用事思い出したからまた外回ってくるね!」
正邪「いってらー、さて…消費期限とやらをひっくり返したからあと一ヶ月は持つとは思うが…」
正邪「これじゃまともに家事もできやしない、私の隠れ家はゴミ捨て場じゃねぇんだぞ?」


393 : 名無し妖精 :2016/02/06(土) 01:21:09 EeVobQv.0
サグメ「♪サ〜グ〜メ〜と〜あ〜れば〜こ〜こ〜ろ〜を決〜め〜る〜……ハッ!?」
正邪「……お前…歌なんか歌えるのか……死ぬ!! クソババアの歌を聞いた私は死ぬぅ!!…」
サグメ「……私は(本家の)ローレライか…(第一突っ込むべき所はそこじゃないと思うが)」


>>392
いや、いくら消費期限をひっくり返しても1ヶ月経った恵方巻きはちょっとw


394 : 名無し妖精 :2016/02/06(土) 09:25:27 trStL7dM0
腐食そのものをひっくり返すしかないな


395 : 名無し妖精 :2016/02/06(土) 09:28:44 gx.qRCZs0
腐った豆をいっぱい詰め込んだ巻物を無理矢理サグメさんの口に押し込む正邪


396 : 名無し妖精 :2016/02/06(土) 15:21:26 qSah/gXA0
だが、その食感にサグメは驚いた。
サグメさん「・・・・・・(始めは匂うと思ったが、何だこの味は?)」
サグメさん「……(確かに匂うこの味は、人を選ぶかもしれん。だが、この味は……、人を虜にする味だぁー)」
サグメさん「(……もっと、もっと持って来い。地上の美味を味わい尽くすのだー!!)」


397 : 名無し妖精 :2016/02/07(日) 06:46:41 uyhUKT3UO
>>392
正邪「おいババア!紫ババアーッ!」
紫「これは反対の意味で受け止めて良くて?」
正邪「言葉通りに受け止めてもらおうか」
紫「まあ…天邪鬼ねぇ」
正邪「私はあんた以上の天邪鬼を知らないよ」
紫「ふふふ」


398 : 名無し妖精 :2016/02/07(日) 14:23:47 FzxIQqUs0
とじこのレールキャノンで吹き飛ばされたふとちゃんだったが、博麗大結界をすり抜ける事は出来なかった。
ふとちゃん「あいたたた、何故に我がこの様な目に合わなくてはならないのじゃ。ん?」
正邪「チコレイトの塊と、片抜き用の道具。あと、トッピング用の砂糖菓子。忘れ物は無いな」
ふとちゃん「まて、まて待て〜い。おぬしの持っているのはチヨコレイトの材料だな!!」
正邪「ゲッ、神霊廟のクソ道士!!何の用だ!!」
ふとちゃん「なにも抵抗せず、その材料を我に寄越すのだ。さぁさぁさぁ」
正邪「お前、私が「はいどうぞ」と渡すと思ったか?」
ふとちゃん「流石に天邪鬼。だが、我がなんの用意も無しにそんな事を言うと思ったか」
正邪「何か取引の材料が有るのか?」
ふとちゃん「いや、無い」
正邪「お、お前ぇ〜」
ふとちゃん「いやしい天邪鬼よ、我にそれを寄越すのじゃ〜!!」
両者が接触する寸前、天邪鬼は道士の腹にワンパンを決めた。
ふとちゃん「おろろろろ」
正邪「手前のチョコぐらい自分で用意しろ」
立ち去っていく天邪鬼。
ふとちゃん「くそぉぉぉー、なぜ私が太子さまのチョコを作るのを皆で邪魔をするのだ」
その時、密やかな声が響いた。
??「あなたはチョコを作りたいのね」
ふとちゃん「ん……だれだかわからんがそうじゃ!!」
??「それなら、私が手伝ってあげる。だから……」
ふとちゃんの体を闇の渦の束が包み込む。
ふとちゃん「な、なんじゃこれはぁ〜!!!」
そして。
「我にチヨコレイトを譲らなかった罪。鬼人正邪よ、存分に後悔させてやろうぞ」
闇の力に包まれた闇布都の誕生であった。


399 : 名無し妖精 :2016/02/07(日) 17:37:16 1M8hX4v.0
BGM:Human Touch

天邪鬼に足蹴にされた。下賤な天邪鬼に
その屈辱感と思い通りにならなかった怒りが布都の心に闇が付け入る隙を与える
一方、手作りチョコの製作に取り掛かった正邪の元に別の招かざる客が訪ねてきた


��東方新世紀セイジャX��

次回 「私を甘く見るな」


>>398
ウソ予告です
お気になさらず続けて下さい


400 : 名無し妖精 :2016/02/07(日) 20:40:11 uyhUKT3UO
ところが闇布都ちゃん、とてつもない善人だった!
布都ちゃん自体が闇で真っ黒だったからだ!


401 : 名無し妖精 :2016/02/08(月) 01:15:34 28.VFhfc0
東方新世紀セイジャⅹ「私を甘く見るな」
けーね先生「女子のみんなー!、調理の用意はいいかなー?」
寺子屋の女の子達「はーい!!」
けーね先生「今日はお菓子作りの先生が来てくれました。はくしゅー!!」
寺子屋の女の子達「わーい!!」パチパチパチ。
闇布都「私がチョコの作り方を教える布都である。みな、忘れ物は無いかな?」
寺子屋の女の子達「ありませーん!!」
闇布都「よしよし、何事も準備が肝心だ。みんな、美味しいチョコを作りたいかー!!」
寺子屋の女の子達「はーい!!」
闇布都「ならば、私が全身全霊を賭けて教えよう。気になる男子もいちころだ」
黄色い声を上げながらチョコレートを作り始める子供達。だが、闇布都は心の中で呟いた。
(バレンタイン当日、お前達は絶望に包まれるのだ)
女の子1「布都先生、チョコはどれくらい温めるんですか?」
闇布都「ボールに入れたチョコが柔らかくなるまでだ。焦がしてはいかん」
女の子2「いろんな形のチョコを作りたいです!!」
闇布都「よしよし、この型抜きを使うのだ。たくさんあるぞー」
女の子3「わたし、メッセージも書きたい!!」
闇布都「そうか、ではこの生クリームを使ってだな、ほいほいほい」
女の子達「布都先生、すごーい!!」
闇布都「さあ、みんなも美味しいチョコレートを作るのだぞ!!」
女の子達「はぁーい!!」
一方その頃。
正邪「洋菓子か〜。今まで作った事がないんだよなぁ〜」
博麗神社の台所で頭を悩ます天邪鬼。
正邪「和食とはどうにも勝手が違う。やはり、誰かから助言をもらうしかないかな〜」
そこに現れる一つの影。
アリス「甘い匂いがすると思ったら、あなたがお菓子作りなんて珍しいわね」
正邪「な、なんだよ、別にいいじゃねーか」
アリス「選んだ材料は良いわね……。でも、お菓子作りに必要なのはハートとテクニックよ。だから、私がアドバイスしてあげるわ!!」
正邪「……(頼んでねーし、こういうタイプは苦手だ)」
アリス「さぁ、さっそく作り始めましょう……。あら、その表情。もしかして自信がないのかしらね?」
正邪「なにおー、私を甘く見るな!!」
そして、正邪とアリスのチョコ作りが始まりをつげたのだった。
>>399さん
>>400さん
すいません、使わせてもらいました。


402 : 名無し妖精 :2016/02/08(月) 19:41:04 loQ5PDm20
>>401
OKですよん
むしろサブタイトルの扱いを分かっていらっしゃるようでよかったです


403 : 名無し妖精 :2016/02/08(月) 22:53:58 28.VFhfc0
サグメさん「……(良い匂いがする)」
その匂いにつられて、博麗神社の台所に誘われたサグメだったが。
サグメさん「……(なにぃぃぃ、サグメ出入り禁止だと!!私が何をしたというのだ!!)」
アリス「このチョコの塊は細かく刻むのよ」
正邪「ふむふむ」
アリス「湯せんする時は、沸騰したお湯はダメ。50度くらいが適温よ」
正邪「ふむふむ」
アリス「湯せんしたチョコが柔らかくなったら、生クリームを入れて素早くかき混ぜる。油断できないポイントよ」
正邪「ふむふむ」
アリス「室内を含む温度管理も重要ね。これをおろそかにすると美味しいチョコにならないわ」
正邪「普段菓子など作らないから参考になる。ところで魔法使い、お前は誰にチョコをあげるんだ?」
アリス「鈍感でわがままで、自己中な奴よ……。やだっ、何を聞くのよ!!」
正邪「……(ふふっ、素直じゃない奴がここにもいるな)」
>>402さん
ガンダムXはリアルタイムで観てました。Xは割と好き。


404 : 名無し妖精 :2016/02/11(木) 00:11:20 2pqFcii.0
サグメさん「……(霊夢、霊夢!聞いてくれ。私が台所に出入り禁止とはどういう事だ?)」
霊夢「ふ〜ん。あいつら何か美味しい物でも作ってるんじゃないの」
サグメさん「……(そ、そんな、私だけのけものなのか……)」
針ちゃん「そんな事ないよ。今何かの料理の特訓中だって。私も入れないし、サグメさんだけのけものじゃないよ」
サグメさん「……(針妙丸〜;;)
針ちゃん「うわっ、からだがつぶれる、潰れるって!!」
そして、バレンタインデー当日。
けーね先生「さぁみんな!!今日はバレンタインデーだ。」
寺子屋の女の子達「おぉ〜!!」
けーね先生「みんなが一生懸命作ったチョコを……ない!無いぞ!!これはどういう事だ」
女の子達「えぇ〜!!」
けーね先生「馬鹿な、昨日帰る前にこの保管箱に有るのを確認したのに……」
困惑する先生達の前に現れる闇布都。
闇布都「これは、あの天邪鬼のせいではないのか?」
女の子1「えー!!正邪ねーちゃんがぁー!!」
闇布都「昨晩、寺子屋の周りをウロウロしていたぞ。これはアイツの仕業に違いない」
男の子1「正邪ねーちゃんは優しいもん!そんな事するわけない!」
闇布都「どうかな?奴は最近までお尋ね者だったのだ。嫌がらせをしてもおかしくない」
女の子2「そんな……」
闇布都(……ふふふ。これで天邪鬼の信用はがた落ちだ。後は子供らの作ったチョコを太子様に献上する。完璧な計画だ)
その頃。
正邪「やっとできたぜ」
そこには、正邪が苦心して作った手作りチョコレートが燦然と輝いていた。
アリス「徹夜したかいがあったわね。これならどこに出しても良い答えが返ってくるはずよ」
正邪「わりぃーな、つきあってもらって」
アリス「ふふふ、ほら、渡す相手が焦れてるんじゃないの?」
正邪「そうだな、行ってくる。ん??」
そこに聞こえる大音声。
けーね先生「たのもー!!神社に居候している天邪鬼に、チョコを盗んだ疑いがかかっている!!」
正邪「なんだとぉー!!」
闇布都「さあさあ、天邪鬼よ。おとなしく投降するのだ」
正邪「……ありゃ、神霊廟のクソ道士。どういうこった?」


405 : 名無し妖精 :2016/02/11(木) 15:15:03 FXJ5zL/E0
闇布都「それはきっと鬼人正邪って奴の仕業なんだ(デビルスマイル)」


406 : 名無し妖精 :2016/02/11(木) 20:21:41 oFG9nqXs0
これ 正邪の しわざです。


407 : 名無し妖精 :2016/02/11(木) 22:58:04 2pqFcii.0
けーね先生「おとなしく出てきたか。お前が寺子屋のチョコレートを盗んだという目撃者がいてな」
正邪「私がチョコを盗んだだと!どうしてそうなる」
闇布都「私は見たぞ。お前が子供達の作ったのチョコを木箱に隠したのをな」
正邪「はぁー?」
その時、もう一つの声が聞こえた。
アリス「おかしいわねぇー。この天邪鬼は、私と一緒にチョコを作るのに徹夜してたのよ。アリバイはあるわ」
けーね先生「なんだと!!」
アリス「あと、おかしい言葉があるわ。盗まれたチョコが「木箱に隠された」。これは犯人だけが知っている言葉ではないの?」
闇布都「ぐぬぬぬぅ……」
正邪「ひょっとしてお前?」
闇布都「こうなってしまっては隠し立てできない。そうだ、私がチョコを盗んだ。だがこの場からそれを知る者がいなければ私の計画は成功する」
正邪「てめぇー」
怒る正邪を抑えるアリスの手。
アリス「あと気になる事があるんだけど……彼女はいつもこんな感じ?」
それに正邪は違和感を覚えた。
正邪「確かに、いつものクソ道士と違う感じがする?」
アリス「やはりね、この道士から感じられる『黒』の気配がする」
正邪「どういう事だ?」
アリス「体の器を超える程の闇の力。彼女は『闇』に捕らわれているんじゃないかしら?」
正邪「闇だと!!」
闇布都「はっはっは、それが分かったからどうしようというのだ」
アリス「闇に対抗するのは『白』。正邪、彼女に白魔法を注ぎ込めば元に戻るかもしれない」
正邪「してどうする?」
アリス「伊達に7色の魔法使いと呼ばれていないわ。彼女に白魔法を注ぎ込む。そうすれば闇は消えるはず」
正邪「それなら早くやってくれ」
アリス「でもこの魔法は詠唱に時間がかかるの。十秒、もたせられる?」
正邪「まかせろ、このくらい何とかなる!!」
アリス「まかせたわよ」
そしてアリスは魔法の詠唱を始めた。
闇布都「ははは、十秒程で私を何とかできると思うか!!」
正邪「それができるんだなぁ〜。お前、十秒私に付き合え」
天邪鬼は秘められた力を開放した。
正邪「私の体感速度を逆転する。クロックアップだ。こいつはきついぞ」
正邪の体が、常人には知覚できないスピードを手に入れた。
そして、一瞬のうちに道士の眼前に迫る。
正邪「さぁ、お前の罪を数えろ!!」


408 : 名無し妖精 :2016/02/12(金) 08:22:14 pgDQpJo60
正邪「MGMG…MGMG…ったく…これじゃあチョコの材料揃える余裕もないじゃねぇか」
針妙丸「正邪ー、いるー?」
正邪「MGMG…ああ姫ですかー、正邪は現在留守にしてます、要件がある場合は戸の外からどうぞー」
針妙丸「んーとね、そろそろ開けちゃうよ!いくら天邪鬼だからってたまには陽の光を浴びとこうよ!」ガラガラッ
正邪「あっ、何勝手に開けて…!?」

影狼「おじゃましまーす、…って針ちゃんの言ってた通りすごい数の巻き寿司ね…」
蛮奇「これは…指名手配者に対してはやり過ぎってほどじゃないかもだけど…やっぱやり過ぎかな?」
わかさぎ姫「これは…私車椅子と結構小食なんだけどこれ大丈夫かな?」
正邪「なっ…何しにきたんだよ、皆私を嗤いにきたってのか!?」
針妙丸「違うよ、ちょっと困ってるから手を貸して欲しいって皆を探していたのよ」
蛮奇「まさか大量の恵方巻きを見るとは思わなかったけど…」
影狼「そういう蛮奇を連れて来るのも結構てこずったのよ?」
蛮奇「やっぱ来なけりゃ…MGッ!?」
わかさぎ姫「蛮奇ちゃんも頭沢山持ってるんでしょ?私の代わりに食べてくれない?」
影狼「姫のお達しよ!さあ蛮奇、一緒にこの巻き寿司をどうにかしましょ!」

八橋「わっほーい!なんて数の巻き寿司なのさ!」
弁々「これは…わ…私たち道具だしさ?こう…食べ物食べるのは本職じゃないって言うか…」
正邪「お前ら…タダでさえ狭いここで集まってくれるなよ!息苦しくなるじゃねぇか!」
雷鼓「話は聞いたわ、道具を乱暴に扱ってたあんたも随分殊勝な真似をしてるじゃない、少しぐらい手伝わせて欲しくなったのよ」

正邪「MGMG…姫、あんたが集めたのか?」
針妙丸「うん、流石に時間かかっちゃったけどね、こんだけ食べたら正邪もそろそろ懲りる頃でしょ?」
正邪「意地でも懲りてやるかよ、…でも少しキツくなってきたし…まあ手伝わせてやらないことも無いさ」
雷鼓「MGMG…素直になりなさいよこんなにお腹膨らましちゃって、道具の次は自身まで酷使する気?」
正邪「ああそうだ、こんなの姫に見せたら、絶対無茶するに決まってたからな…MGMG…結局無茶してくれたみたいだが」
影狼「MGMG…へぇ、天邪鬼にも随分優しい所あるじゃない」
正邪「言うな、それ言われんの結構キツいんだよ…」
針妙丸「それじゃあ正邪、頑張って14日までにはこの巻き寿司の山をどうにかするよ!」
正邪「えー…折角あと半月は持つ様にしたんだからそんなバカップルの日はほっといてまた幻想郷をMGッ!?」
雷鼓「ほら頭動かす暇があったら巻き寿司を頬張る!折角こんなに優しい姫がいるんだから、彼女の気持ちも無下に扱うんじゃないよ」

しばらくの間、正邪の隠れ家はいつもよりにぎやかだったそうです


409 : 名無し妖精 :2016/02/12(金) 15:51:53 2Ia6UMCg0
>>407の続きです。
闇布都「私の罪を数えてどうする?」
正邪「さぁて、どうするかな!」
闇布都「「お前が何かする前に、この紅蓮の業火で灰にしてやろう」
両腕を突き上げる道士に正邪は呟いた。
正邪「残念だが、お前の動きはナメクジより遅い!!」
闇布都「なにぉ……、あれ?」
次の瞬間、闇布都は宙に浮きあげられた。
正邪「1」
次の瞬間、闇布都の靴が脱がされる。
正邪「3」
闇布都の烏帽子が取り払われた。
正邪「あと5秒残っている。降参するなら今の内だぞ、クソ道士」
闇布都「何を言う。私の技でお前は灰になるのだ」
正邪「じゃぁ、しょーがねーな。6!!」
闇布都の服がするすると解きほがれていく。
闇布都「これは、これはどうした事だ!」
正邪「言ったろ、十秒付き合えってな。それ、8,9,10だぁー!!」
闇布都の衣装が、パンツをのぞきすべて紐とかれた。
闇布都「いやだ、い,嫌ぁー!!」
闇布都は反射的にぺたりと座り込む。
正邪「この技疲れるんだよなぁー。後は頼むぞ魔法使い」
徹夜と能力の行使で、正邪はその場で眠り込んでしまった。
アリス「えぇ、十分な時間はとらせてもらったわ。それ!!」
半裸の道士を、白く輝く魔法陣が包み込む。それは闇布都の全身を包むように展開した。
アリス「ジャッジメント!!」
白い魔法陣が、高速に振動して布都の全身を揺さぶっていく。
闇「これは、この力は……」
アリス「浄化魔法陣。これに捕らわれた者は、一片たりとも闇を逃さず消滅させる」
闇「そ、そんな事が……ウボァァァァァ!!」
布都に憑りついた闇は、その力に耐えきれず収縮し、そして原子に還元され空に還って行った。
アリス「私をただの魔法使いと油断した。それがあなたの敗因よ」
けーね先生「まさか、あの者が闇に捕らわれていたとは」
アリス「まぁ、魔道に関連する者でない限り、あの気配は感じられないわね」
けーね先生「危機は避けた。子供達のチョコも無事戻るだろう。しかし……」
アリス「じゃぁ、こうしたらどうかしら?正邪と布都が協力して泥棒を捕まえましたと」
けーね先生「そうだな、それならだれも傷つかずに済む」
アリス「じゃぁ、後の事はよろしくー。ってあれ?」
そこには、博麗神社の陰から覗き見る月人と小人の姿が目に見えた。
サグメさん「……いったい何が起きていたのだ」
針ちゃん「私達が知らない処で、異変が起きていたようですね」
アリス「やれやれ、本人は寝てるけど……あなた達の為に、正邪がチョコレートを作っていたのよ。早く食べなさい!!」


410 : 名無し妖精 :2016/02/13(土) 00:44:37 ziADYIiUO
正邪「ふと寺燃やすか」
布都「これから毎日寺燃やそうぞ」
娘々「穴だらけですわ」
霊夢「寺なんか要らないわ」


411 : 名無し妖精 :2016/02/13(土) 01:00:09 l0vPLchY0
※この話には独自設定が含まれています


正邪「ハー…MGMG…ヒー…MGMG…チクショウ、いくら食べても終わりゃしねえ…スキマババアめ余計な仕事させやがって…でも放り出したら後で何言われるか分かったもんじゃないし…」

針妙丸「正邪つらそう…私も手伝って上げたいけどこの体じゃ恵方巻き一本がやっとだし…」
サグメ「……(全くつまらない所で律儀な奴だ…さて…)針妙丸、ちょっと出掛けてくる」


数刻後
人里にあるスナックと軽食の店「ぱーる」にて

♪カラコロン
赤蛮奇「いらっしゃいませ……誰かと思えば月人か。翼はどうした?」
サグメ「一応“しまって”ある。人間にはみだりに見せないよう博麗の巫女に釘を刺されているのでね」
赤蛮奇「賢明な判断だ…で、ご注文は?」
サグメ「コーヒー、ライコブレンド一杯…それとは別に頼みたい事がある…ここで期間限定のメニューを作ってもらえないだろうか」


412 : 名無し妖精 :2016/02/13(土) 01:21:07 l0vPLchY0
雷鼓「話はセッキーから聞いたわ。申し訳ないけどお受けしかねるわね。いくら天邪鬼の能力で伸ばしてあるといっても賞味期限切れの食べ物を扱うのはちょっとね…」
サグメ「やはり駄目か…」
雷鼓「話は最後まで聞いて。お店には置けないけど協力しないとは言ってないわ。兵隊は用意出来るわよ。名付けて『小槌異変ネットワーク』」
赤蛮奇「私たちの事だ。天邪鬼とは何かと腐れ縁があるようだな」
サグメ「かたじけない…それと念のためだがこの件は私ではなく針妙丸からの依頼だという事にしておいて欲しい…私に借りを作ってばかりではあいつも面白くないだろうからな」
雷鼓「分かったわ。色々複雑な事情がありそうね」
サグメ「色々あるのだ。天邪鬼同士でもな」


そして>>408へ…


413 : 名無し妖精 :2016/02/13(土) 16:08:18 SS279QW60
>>409の続きです。
寺子屋の倉庫に隠された、子供達の作ったチョコは慧音によって発見された。
布都に執りついた闇も浄化され、この事件は解決を見せた。そして……。
昼下がりの博麗神社。
正邪「……ん、眠っちまったか。あのクソ道士はどうなったのかな?」
身を起こす正邪。
サグメさん「……(目が覚めたか)」
正邪「ババァ、いたのか」
サグメさん「……(お前の作ったチョコ、旨かったぞ)」
いまだに口をもぐもぐ動かすサグメさん。その口の周りは茶色に染められていた。
正邪「あれを食ったのか……」
サグメさん「……(私と、針姫と、霊夢に作ったチョコな。皆、うまいうまいと喜んで食ったわ)」
正邪「くそ、辛子入りのチョコも混ぜておけばよかった」
サグメさん「……(それよりも、お前には聞こえないか。子供達の声が)」
正邪「ん……?」
博麗神社の境内から子供達の声が響く。
子供1「今日はバレンタインだから」
子供2「いつも遊んでくれる」
子供3「サグメさん、針姫さん」
子供4「そして、正邪ねーちゃん!!」
子供5「みんなにチョコレートをもってきたよ!!」
正邪「これは、どうした事だ!!」
サグメさん「……(どうしたもこうしたも無い。お前が普段気にもせずにしてきた事を、子供達はちゃんと受け取っていたのだ。そういう事だ)」
正邪「やれやれ、しょうがないなクソガキ共め。そういえば、私が作ったチョコは……」
サグメさん「……(それなら、私と針妙丸と霊夢の3人で美味しくいただきました)」
正邪「てめぇー、私の分を残さなかったのか!!楽しみにしてたのに〜」
サグメさん「……(なんだ?旨かったと言われて気分が悪いのか?)」
正邪「それとこれとは別だぁー!!」
サグメさん「……(まぁ許せ。後、あの道士にもチョコを持たせて送り帰したんだが……)」
正邪「お、そうだ。あいつはどうなった?」
サグメさん「……(迎えに来た者が、目を白黒させていた。今頃はどうなっただろうな?)」
その頃の神霊廟。
「とじこねえさま、あそんでぇ〜」
とじこ「寄るな、気色悪い」
しろふとちゃん「うっうっうっ、とじこねえさまがいじわるするよぉ〜」
とじこ「おまえ、本当に布都なのか?」
しろふとちゃん「グスッ、そうだよ、ふとだよ。なんでとじこねえさまはわたしにいじわるするの?」
とじこ「ぐわぁー、すげーイライラする。太子様、こいつどっかに捨ててきてもいいですか?」
神子「闇を払ったついでに、布都の闇まで消え去ったと聞きました。まぁ、しばらくしたらいつもの布都に戻るでしょう」
とじこ「そんな、それじゃ元に戻るまで……」
神子「まぁ、我慢しましょう。ほら布都や、私とおはじきでもしましょう」
しろふとちゃん「神子様、大好き!!大好き!!」
とじこ「こ、これは、なっとくがいかないわー!!」
その頃。
闇1「道士に憑いた闇チョコは消滅した」
闇2「ふん、奴は闇の中でも最弱。こうなると思っていた」
闇3「さて、次はどうする?あの、天邪鬼も流石に危ぶむだろう」
闇1「それについては闇4から6までがすでに動いている」
闇2「なにっ、あいつらが」
闇1「今度のターゲットは……妖怪の山の上の守矢神社だ」


414 : 名無し妖精 :2016/02/13(土) 16:27:37 SS279QW60
>>412ブラボー!!次は正邪ちゃんのバレンタインデーを希望。


415 : 名無し妖精 :2016/02/14(日) 03:57:02 Z4a2sd4w0
博麗神社の裏の木の根元でふて寝している正邪

正邪「…ったく、どいつもこいつも旨かった旨かったって…肝心の私がチョコ食えなきゃ意味無いだろ…はぁ、味見とかじゃなくちゃんと出来上がったやつを食いたかったんだよ…」
紫「しがないわね〜、天邪鬼とあろう者が何をたそがれているの?」
正邪「スキマかよ、何しに来た!?」
紫「“ある人”からあなたが凹んでいると聞いてね。そんなあなたに手作りバレンタインチョコのプレゼントよ」
正邪「こないだの臭い缶詰の次はチョコかよ…手作りってのが怪しさ満点じゃねえか」
紫「疑うなら食べなくてもいいわよ。この場に捨てて踏みにじってちょうだい」


416 : 名無し妖精 :2016/02/14(日) 04:31:13 Z4a2sd4w0
正邪「なっ!?……そ、そんな勿体ない事出来るかよ…食ってやる…お前の目の前で食ってやる!」

正邪、紫の手からチョコの袋をひったくるがしばし躊躇する

正邪(まさかこれ猫イラズとか入ってないよな…スキマの奴、私が引くに引けないのを分かってて楽しんでやがる…チクショウ、本当に毒入りだったら私はこんな所で死ぬのか?……ええい、どうせスキマが本気出したら私は助からないんだ、毒を食らわばチョコまでよ!)ガブッ!グァツグァツ!ムッシャムッシャ
正邪(ああ旨え…贈り物のチョコってこんなに旨いものだったのか?……こんなもの食って死ねるなら本望だ…あばよ姫…そして…サグメのクソババア…)
紫「あらあら、涙なんか浮かべて…泣くほど美味しかった?」
正邪「え?…あ、ち、違う、これは…」
紫「いいものを見させてもらったわ。藍が苦労して作った甲斐があったわね」
正邪「…っだよそれ!? お前の手作りじゃないのかよ!?」
紫「間違った事は言ってないでしょ? ちなみに外の世界ではバレンタインデーの一ヶ月後にお返しをする習わしがあるんだけど、前倒ししてあなたのその涙を頂戴した事にしておくわ。じゃあね」

と言いながらスキマの中に消える紫

正邪「天邪鬼の涙を見て何が面白いんだよ…訳が分からねえ…」 mgmg



紫(あなたにはまだまだ元気でいて欲しいわ正邪…影でコソコソしている自意識過剰な連中をおびきだす囮役としてあなたは適任なのよ…)


417 : 名無し妖精 :2016/02/14(日) 14:43:49 0fMOnRP.0
バレンタイン当日の夜。寺子屋に数々のバンドが舞台に上る。そして。
「皆が見てるね」
「今夜はいい風だ」
「さぁ、私達の出番よ!!」
「イグニッション!!」
正邪「こころがふるえる〜のは〜」
針ちゃん「きみが〜つよく〜みつめ〜るから〜」
サグメさん「命が〜輝きだす〜」
正邪「みなぎる〜んだ、力が〜!!」
正邪「ひとはし〜ぬよ、必ず〜死ぬ!!」
針ちゃん「いつか〜俺も、〜君も死ぬん〜だ!!」
サグメさん「だからぁ〜全てこの間くらいは!!」
正邪「一緒にいてくれよ!!」
正邪「私が、まもっからよ!!」
正邪「同じ時代に、今〜出会ったなか〜ま達よ!!」
正邪、針ちゃん、サグメさん「我らおも〜うゆえ〜に我〜らあり!!」
正邪「新しい、歴史〜に、漕ぎだ〜すなか〜またちよ!!」
正邪、針ちゃん、サグメさん「我ら、おも〜うゆえに我らあり〜!!」
針ちゃん「同じ時代に、今、息す〜る仲間〜達よ!!」
正邪、針ちゃん、サグメさん「我らおも〜う故に、我ら〜あり!!」
正邪「花よ、鳥よ、風よ。はか〜なき命よ〜!!」
正邪、針ちゃん、サグメさん「我ら思〜うゆえに、我らあ〜り!!」
サグメさん「じ〜んせいはだれもみ〜な!!」
正邪「いちど〜き〜りさぁ〜」
正邪、針ちゃん、サグメさん「おもいの〜まま〜に!!」
ライブ後の楽屋裏。
正邪、針ちゃん、サグメさん「やっほ〜い!!」、


418 : 名無し妖精 :2016/02/14(日) 22:43:05 dVLhAb22O
針妙丸「義理チョコだよ」
正邪「本命ってか!」


419 : 名無し妖精 :2016/02/15(月) 00:52:14 wVR3HSlc0
正邪(私が姫に義理チョコと言えば本命と受け取られる…さりとて本命と言えば本命と受け取られる…どうすればいいんだ…)
悩む正邪だったがそのうち面倒くさくなって自分で食べてしまった


420 : 名無し妖精 :2016/02/15(月) 10:50:47 e0iN.WE60
いつのまにか、正邪と一緒にチョコ食べてる針妙丸   『ありがとう、おいしいね♪』


421 : 名無し妖精 :2016/02/15(月) 15:28:26 Pd46HNgE0
いつのまにか、正邪と針妙丸と一緒にチョコ食べてるサグメさん  『……(このチョコはほろ苦いな。だが良し!!)」


422 : 名無し妖精 :2016/02/15(月) 22:07:42 e0iN.WE60
いつのまにか、正邪と針妙丸とサグメさんに、お茶を出している霊夢さん  『はよ帰れ!』


423 : 名無し妖精 :2016/02/15(月) 23:40:18 wVR3HSlc0
正邪「いつの間にこんなに集まったんだ!? 忍びの者かお前らは!!」


424 : 名無し妖精 :2016/02/16(火) 06:38:07 Folxb3GI0
ちがうでござる


425 : 名無し妖精 :2016/02/16(火) 10:37:24 xuooTRjk0
チルノ「あたいは忍者じゃないよ!  うん、チョコレートおいしい」
サニー「べつに姿を隠しちゃいないけど」
スター「そうそう、神社のおやつは私たちのおやつ」
ルナ「この、ほろ苦いチョコが素敵よね  あ、お茶ありがとうございます」


426 : 名無し妖精 :2016/02/16(火) 12:25:02 pRG2BjDg0
藍「紫様、朝食の時間で…」
紫「むぅぅ…あと5分待って…藍、どうしたのかしら?」
藍「いや…紫様の姿が…大量のチョコレートのせいで見えなくて…」
紫「…えっ?」

紫が辺りを見回せば、寝室は大量のチョコに囲まれており、寝床の横には手紙があった
手紙には可愛らしい正邪の似顔絵と共に…

正邪『親愛なる紫ババァ様へ、よくも私の隠れ家によくもあんな不良在庫を送りつけてくれたな、本当にありがとな、感謝の気持ちでお腹が痛いぜ、
アレのせいでここ数日間まともに生活できなかったんで、私なりのお礼をさせろ、14日は好きな奴にチョコを送る日なんだよな、
せっかくだから紫ババァにも私なりのチョコを送ってやる、食べ過ぎて糖分過多になって早死にしやがれ!』

紫「あらこれは大変、天邪鬼からの意趣返しみたいですわ、ご丁寧に部屋の入り口まで塞いじゃって…」
藍「あの天邪鬼が…どうやってここを…まさか…」
紫「誰のツテで私の寝床にこれだけのチョコを送ってきたかは知りませんが…心当たりはありますわ、とりあえず一口食べて目を覚ましましょうか…」

紫「MGMG…苦ッ!?」


427 : 名無し妖精 :2016/02/16(火) 21:56:52 cQVTShAU0
アリス「どんな手で送り込んだか、貴女なら分かるはずじゃない」
紫「あら、魔法使い」
アリス「空間転移魔法を使いました。さぁさぁ、今も台所で懸命にチョコをつくる天邪鬼から、次々とチョコが送られてきますよ」
紫「そ、そんな。でも私の式達にまかせれば大丈夫……えっ」
藍「すいません、イヌ科なのでチョコはちょっと……」
橙「私もチョコを食べるとお腹が……」
紫「オゥ、ジーザス!!」
??「困っているようね。紫」
紫「あ、貴女は?」
幽々子「ここから甘い匂いを感じたの」
紫「お願い、このチョコの山を一緒に片づけて!!」
幽々子「紫の願いもわかるけど……こんなに思いのこもった物を私が食べるのは何かねぇ〜」
紫「ホーリーシット!!」
幽々子「まぁ、ゆっくりと食べなさいよ……。その前に」
紫「ん?」
幽々子「妖夢が一生懸命作った恵方巻を、貴女、天邪鬼に押し付けたそうね」
紫「キマシタワー!!」
幽々子「じゃあ、頑張って食べましょうね。このチョコの山を。一片も残さずにね」
紫「霊夢、たすけてー!!」


428 : 名無し妖精 :2016/02/17(水) 21:47:11 JG.6UuoM0
何故妖夢が作った恵方巻きが本来収まるべき所に収まらなかったんですかね…


429 : 名無し妖精 :2016/02/17(水) 23:41:35 ArEb4Zz20
妖夢の作った恵方巻き→旨い、これは外の世界で売れる→営業のタイミングに乗り遅れた。
評価は高いが販売予定数を下回る→残っちゃった、どうしよう→そうだ、天邪鬼がいるじゃない。
在庫処理を天邪鬼に押し付ける→天邪鬼頑張った→その復讐でたくさんのチョコの山に囲まれる(今ここ)


430 : 名無し妖精 :2016/02/18(木) 11:46:52 BCSrzbYI0
サグメさんのツテで送り込まれたのかと思いきや、予想外の方向に転がってくから面白いなぁここはw


431 : 名無し妖精 :2016/02/18(木) 12:37:18 QznOTUFkO
紺珠発売よりちょっと前の二次創作読んだら正邪と天探女(あまのさぐめ)の関係を指摘した話があった。


432 : 名無し妖精 :2016/02/18(木) 12:41:59 MpMsEJ/k0
A5版で5巻くらい出てるやつかな?
サグメ様が出てきたときこの先の展開どうするんだろと気になった記憶がw


433 : 名無し妖精 :2016/02/18(木) 21:52:35 GTzWqISM0
例大祭にも同人ショップにも行ってないから、その二次創作の続きが気になる。


434 : 名無し妖精 :2016/02/20(土) 01:10:47 UyqVLGeQ0
正邪を抱き枕にしてヌクヌクしたい


435 : 名無し妖精 :2016/02/20(土) 02:02:42 ZkEg57MIO
自身の氷まくらを販売する正邪


436 : 名無し妖精 :2016/02/20(土) 03:34:43 Pt.Y1kNg0
目の前で溶かしてやんぞ!!!!!


437 : 名無し妖精 :2016/02/20(土) 08:56:29 /ZE43DRc0
そんなの見たら正邪でもリバースしそう


438 : 名無し妖精 :2016/02/20(土) 10:14:31 ySJeuHnc0
リバースイデオロロロロロロロロ


439 : 名無し妖精 :2016/02/20(土) 18:07:40 UEshqOSo0
いや、正邪ちゃんは強い子だからリバースはしないだろう。だが……。
正邪「自分の分身が汚されているようだ」
正邪「ついでにクソババアの氷枕も作ってやろう。ウヒヒ」


440 : 名無し妖精 :2016/02/20(土) 23:18:29 UyqVLGeQ0
しかしシャレと嫌がらせのつもりで作ったサグメさんの氷抱き枕が人里で大ヒットし注文がさらに殺到
正邪の懐は時ならぬサグメ景気に沸いた

サグメ「……(若い男が私の氷まくらで何をしているか、あまり想像したくないな)」
針妙丸「か、考えすぎですよ…」
正邪「氷像にアソコを擦り付けてシモヤケ、なんてな ドッ」
サグメ「そうではない!!」バンッ!!
正邪「ビクッ!」


441 : 名無し妖精 :2016/02/21(日) 00:31:32 w8tO7jmQO
チルノ「あたい最強」
正邪「弱者の強さを見せてやる」


442 : 名無し妖精 :2016/02/21(日) 15:49:46 lKX7plVE0
話は少し遡り……。
サグメさん「……(新顔である私の氷抱き枕にこれだけのニーズが有るという事は……)」
正邪「ババァ、何が言いたい?」
サグメさん「……(霊夢の氷抱き枕を切望している者達が、大勢いるのではないか?)」
正邪・針ちゃん「「えっ!!」」
サグメさん「……(商売の流れは早い。タイミングを逃せばどうなるか、お前も身をもって知っているだろう。さあ、今こそ巫女の氷抱き枕の販売を始めるのだ!!)」
正邪「と、いう訳で。チルノ大先生、よろしくお願いします」


443 : 名無し妖精 :2016/02/21(日) 19:20:11 NW640B7QO
しかし事前にバレ、チルノちゃん氷枕を造るはめに(一部天狗と雪妖怪には好評)


444 : 名無し妖精 :2016/02/21(日) 21:48:56 lKX7plVE0
大ちゃん「チルノちゃん、チルノちゃん、はぁはぁ!!」
レティさん「この暴れん坊め、はぁはぁ!!」
はたて「わ、私があなたのご主人よ、はぁはぁ!!」
椛「んー、何で私のところに氷精の氷枕が……。あぁ、ダメになっちゃう!!」
文「なんですかねー。こんな、氷枕くらいでおかしくなるとは。これはネタにはなりませんね。ん?」
?「氷精の抱き枕を汚す……」
?「天狗風情の愚か者め……」
?「お前の末期を見るがいい……」
文「うわぁぁぁぁ!!(車田とび)」
?「我ら闇3人衆!!氷精の抱き枕にてこの世界をとる!!」
その頃の正邪。
正邪「あー焼き芋うめー」


445 : 名無し妖精 :2016/02/22(月) 02:40:29 e.d3s0sE0
             , -―――- 、
            /::::::::::::::::::::::::::::\
           /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
         /::<i::iヽ:::::::::::::::::/i::::::::::::',__.ノi
       iヽ__,'::::::__ノ .∨∨∨ ヽ___ノ
        ヽ__::::::::l ●       ● |::::::: ヽ  
           |:::::::|⊂⊃┌―┐⊂⊃|::::::|ヽi
        /:/i::>、   、___ノ   .ノ:::::::i
        i/ .i/レ>‐r┬┬rー<iノl/l/
            .j、,_l  ヽノ   l,_.ィ'
         .⊂[]-<,{       }>-ニ⊃
            ./⌒ヾニニニ.7⌒ヽ
           |   .|WWWW|.   |
            ヽ___ノ====ヽ___ノ


446 : 名無し妖精 :2016/02/22(月) 21:36:05 Si3AcVYgO
>>444
チルノちゃん最萌派と呼ばれる射命丸さんにそんな態度とらせるとはなんたる天邪鬼!


447 : 583 :2016/02/22(月) 23:39:50 BlyCDm3Y0
あ、文ぽんが好きなのはチルノ本人だから…(狼狽)


448 : 名無し妖精 :2016/02/23(火) 14:13:18 Kqzhkpag0
針妙丸「姫を守るのが騎士の仕事らしいね。頼んだよ」
チルノ「任せておいて、何度さらわれようと助けに行くから」
正邪「まず攫われないようにしてくれない?」


449 : 名無し妖精 :2016/02/23(火) 23:49:18 wxC84tAs0
早速、攫われた針ちゃん「あぁぁれぇぇぇぇ!!」
チルノ「よし、私の出番だな」
正邪「まてまて、あの方向は……妖怪の山。下調べもしないで突っ込むと死ぬぞ」


450 : 583 :2016/02/25(木) 01:20:00 gI9TJoWA0
閑話休題。おげれつネタ注意



正邪(おはよう諸君。私は今困惑している。
サグメのクソババアが私の食っていた焼き芋を物欲しそうに見ていたから半分分けてやったのだ。
だがもちろんタダで分けたわけではない。奴がある生理現象に苛まれる事を期待しての事だ。
しかし何故か奴は焼き芋を食べ終わってからも私の前から動こうとしない。いったいどういうつもりだ…)

正邪「ババア、食ったらさっさと帰れよ」
サグメ「私がお前の思惑に気付かないとでも思ったか。残念ながら好きはさせん。人前で屁をするくらいならお前の前でしてやる」
正邪「私にはバレれても平気なのかよ! 何が穢れなき月人だ!」

正邪(そんなわけで私とクソババアは相手に自分の屁を嗅がせてやろうとにらみあっている。ちなみに屁はまだ出ていない)


451 : 名無し妖精 :2016/02/25(木) 15:33:25 QZZoV7kY0
天邪鬼と始祖の対決は続いていた。
正邪「おい……、もう楽になってもいいんだぜ」
サグメさん「……(何を言うか、お前こそ、さっさと楽になれ)」
太陽が中天に上り、天邪鬼達を照らす。柔らかな光が正邪達を包み込んだ。
正邪「……(くそ、腹の中が呻きやがる。もうすこし、もう少しだ。奴の尻が愉快な音を立てる。私の内臓、あと少し待て)」
サグメさん「……(正邪の表情から、奴が限界に来ているのが分かる。あと一歩だ)」
互いに意地を張り合う天邪鬼。だがその均衡は意外な切っ掛けで破れる事になった。
穣子「さあ、新作のお芋のパンケーキですよ!!」


452 : 名無し妖精 :2016/02/26(金) 13:24:28 1kunzEj.O
正邪:ひっくり返す
サグメ:平行世界にする
霊夢:そげぶ


453 : 名無し妖精 :2016/02/26(金) 20:31:36 X50CpzLYO
ルイスキャロルの本名は

ドヂソン


454 : 名無し妖精 :2016/02/26(金) 22:05:23 EJZ13Obc0
爆転の得意な正邪さん


455 : 583 :2016/02/27(土) 00:28:36 DoahS7rg0
サグメ「……(正邪、私の手に足を乗せてたバク中!!)」
正邪「おまえがやると私の足元をすくっているようにしか見えん」


456 : 名無し妖精 :2016/02/29(月) 00:01:50 jcouWSlQ0
紅魔館に降りしきっていた雨が止んだ。
雨雲の隙間から絹糸のような光が注ぐ。そして。
正邪「なんで、私を殺さない?」
美鈴「さあ、何ででしょうね?」
雨が美鈴の赤い髪を濡らす。
正邪「お前は、血に濡れた吸血鬼の僕だと聞いた。そのお前が、敵対する存在に情けをかけるとは……」
美鈴「んー、なんでしょうかね。情けとは違うんですよ。たぶん……」
正邪「どういうことだ?」
美鈴「話すと長くなるのですが、私はお嬢様に命を救われたのです」
正邪「……」
美鈴「昔の私は、それは容赦の無い人食い妖怪だったのです。弱者だろうが、子供だろうが、無差別に食い散らかす外道でした」
美鈴「でも、お嬢様は違った。お嬢様に負け、本来なら殺されて然るべき私を、私の魂を救ってくれた。そのままなら自滅し崩壊する私を救ってくれたのです」
正邪「だから、お前は吸血鬼に忠誠を誓うのか?」
美鈴「忠誠……。それは少し違います。私は私を救ってくれたお嬢様に恩返しをするのです。迷い暗闇に足を取られていた私の様に」
正邪「恩返しだと!!」
美鈴「えぇ、そうです。天邪鬼さん、少し聞いてくれませんか。私の歌を」
晴れ間差す日の光の下、美鈴は歌いだす。ソプラノの声が音を奏でだす。過去の自分の魂を救ってくれた歌を。
「優しい愛の手の平で」
「今日も私は歌う」
「何も知らずに生きてきた」
「私はもう迷わない」
「光り輝く幸せを」
「与えたもうた貴方に」
「大きなその胸にこの命を委ねます」
「続く世界の安息を」
「素晴らしき世界よ。あたたかき未来よ。自由なる明日よ。この素晴らしき世界を作りたもうた神に感謝を」
「アメイジンググレイス。この小さな命に喜びあれ!!」
美鈴の歌が終わる。正邪の胸に、何か小さな温かみが芽生えた。
正邪「だから、お前はここにいるのか。その恩を全て返すために」
美鈴「まぁ、それだけじゃないんですけどね。天邪鬼さん、私の友達になってくれませんか?」
正邪「へっ?」
美鈴「いやー、お嬢様は強いから、なかなか遊びに来てくれる人が来ないんですよ。どうですかね〜?」
正邪「ふ、ふん。思いついたら来てやるよ。じゃぁな!!」
美鈴「ふふふ、待ってますよ」
その日、美鈴の友達ノートに、また一人名前が増えた。


457 : 名無し妖精 :2016/02/29(月) 00:51:19 QH5X8jEU0
物陰のサグメ様「……(それはお前も同じだ正邪…本来なら嫌われ者のはずの天邪鬼なのにお前には不思議と人を惹き付ける力がある…それがお前にとっていい事なのか悪い事なのか私にも分からぬが)」


>>456
乙です


458 : 名無し妖精 :2016/03/01(火) 01:28:32 UXCW9gDA0
食う寝る正邪


459 : 名無し妖精 :2016/03/01(火) 01:44:57 mTaIAzxg0
食欲
睡眠欲
正邪欲


460 : 名無し妖精 :2016/03/01(火) 19:59:10 3rZRw6WEO
人は皆正邪の奴隷


461 : 名無し妖精 :2016/03/01(火) 21:40:03 o/ZO5KTo0
    _,..,..,_,._
   ,:' A  A ゝ
  .彳.ノハλノヽゝ
.三 .<.从 ゚ ヮ゚ノ
.二 . 〈_iつWi_i]つ
.三  ./ルWWWヽ,
.。;`'!,ン'"゚´'-''´

走る-走る-おれーたーちー


462 : 名無し妖精 :2016/03/01(火) 21:54:25 45WRL95A0
全部ウソさ そんなモンさ


463 : 名無し妖精 :2016/03/01(火) 22:11:59 jnMjmxcU0


   _,..,..,_,._
   ,:' A  A ゝ
  .彳.ノハλノヽゝ
.三 .<.从 ゚ ヮ゚ノ
.二 . 〈_iつWi_i]つ
.三  ./ルWWWヽ,
.。;`'!,ン'"゚´'-''´

 聖者になんかなれないよー、だけど生きてるほうがいいー
 だから私は歌うんだよー、精一杯でかい声でー
 見えない自由が欲しくてー、見えない弾幕撃ちまくるー
 お前の本音を見せてーくれよー
 正邪ー、走って行けー
 正邪ー、どこまでもー
 正邪ー、走って行けー
 正邪ー、どこまーでもー
*ブルーハーツの名曲、トレイントレインから引用しました。次は「リンダリンダ」やりたい


464 : 名無し妖精 :2016/03/01(火) 22:38:52 jnMjmxcU0
連レスすまぬ
    _,..,..,_,._
   ,:' A  A ゝ
  .彳.ノハλノヽゝ
.三 .<.从 ゚ ヮ゚ノ
.二 . 〈_iつWi_i]つ
.三  ./ルWWWヽ,
.。;`'!,ン'"゚´'-''´

 正邪、正邪ー!正邪せいじゃーぁぁ!
 正邪、正邪ー!正邪せいじゃーぁぁ!
 どぶねーずみみたいに、美しくなりーたい
 どぶねーずみみたいに、何よりもあたーただかだー!
 もしも、私があなたと出会い話し合うならーそんな時はどうか、愛の意味を知ってくださいー!
 愛じゃーなくても、恋じゃーなくても、君を離しはしない!
 決して負けない、つーよーいー力を、私は一つだけ持つー
正邪、正邪ぁー正邪、正邪ーあーあ!
正邪、正邪ぁー正邪、正邪ーあーあーあー!


465 : 名無し妖精 :2016/03/02(水) 20:24:01 MQPo0.WQO
美鈴の制止を降りきって妖怪の山に向かう正邪ちゃん
姫の待つ所には罠が待ち構えていた


466 : 名無し妖精 :2016/03/02(水) 22:32:10 RdOfx9jY0
妖怪の山1合目。
穣子「ふふふ、可哀そうな侵入者。ここを抜けるには、この今年大豊作だったサツマイモ」
穣子「それで作ったお芋のケーキを10個食べなくては先へと進めない。さあ、どうする?」
穣子の罠「お芋のスイートケーキ10個食い」が、正邪の前に立つ。
正邪「くそー、何でも持ってこい」
正邪は穣子の罠をくぐり抜けられるかいなや?


467 : 名無し妖精 :2016/03/03(木) 21:40:58 8c1iTANw0
サグメ「……(山の神々よ、リンボーダンサーに気を付けろ)」


468 : 名無し妖精 :2016/03/03(木) 21:55:42 S5nI42sI0
妖怪の山二合目。
雛「穣子の罠を突破したようね。でも、私の罠を超える事ができるかしら?」
正邪「少し腹がはるが、どうって事無い」
雛「あら、勇ましい事。私の罠はこれよ!!」
そこには山と積まれた雛あられが堂々と鎮座していた。。
雛「ふふふ、今日は「ひな祭り」。このあられの山を越えて、貴女は先に進めるかしら?
正邪「気合い、根性、悪あがき。あきらめの悪いのが天邪鬼だ。なめんなよ!!」
そして天邪鬼はあられの山に突き進んだ。槍を掲げ突き進む騎士のごとく。


469 : 名無し妖精 :2016/03/04(金) 01:58:27 5xLfIy1A0
>>466>>468とは無関係な話になるけど…書きたくなったから仕方ない

正邪「あー…ただいまー…なんだこりゃ」
針妙丸「ぬっふっふー…正邪や、ずっと待っていたんだよ?」

隠れ家に帰ってきた正邪の目の前には急ごしらえのひな壇があり、最上段には針妙丸が鎮座していたのだ
下の段には九十九神などによる五人囃子、人魚とろくろ首と狼女による三人官女などなど
明らかにひなまつりを意識したであろう人形が飾られていたのだ

正邪「…んで姫…私にお内裏様になってくれって所ですかい?」
針妙丸「正確には男雛で私は女雛って事さ、さあ正邪や、こっちに登ってきておくれ」
正邪「お言葉ですが…やなこった!私は疲れてるんだ!そいやぁ!」
針妙丸「どわぁぁあ!?…なんてね」

ひな壇の底に手をかけ、思いっきりひっくり返した正邪
しかし予想とは裏腹にひっくり返ったのは正邪が持った底の木製ブロックだけであり…ブロック?

正邪「あだぁぁ!!!」
針妙丸「甘い!当然ひっくり返しにくると思ってたわ!」

ひっくり返したブロックのうち一つが正邪の手から転げ落ち、見事にブロックの角が正邪の足の甲に直撃
痛みのあまりもだえる正邪を見下ろしからからと笑う針妙丸であった


470 : 名無し妖精 :2016/03/04(金) 21:20:07 PKcaXAW60
正邪が食べる3月3日過ぎの雛あられは不味い

サグメ「……(むせる)」


471 : 名無し妖精 :2016/03/04(金) 22:32:32 k3u8tbO.0
妖怪の山三合目。
にとり「雛のあられを超えてきたかい。中々骨が有るねー」
正邪「はぁーはぁー、次の相手はお前か……今度は何だよ……?」
にとり「なに、簡単なゲームさ。その名も「しりこどり」だよ」
正邪「お前、罠とか言いながら遊んでるんだろ」
にとり「あたしにしてみりゃ、たかが小人一人ぐらいほっとけばいいじゃん?」
正邪「……昔の私ならそうだったろう。でも、今は違うんだ!!」
にとり「オーケーオーケー、んじゃ早速始めるか。待ったは無しだよ。「きゅうり!!」」
正邪「伊達に二枚舌じゃないんだ。底意地の悪さが天邪鬼の売りだよ。思い知らせてやる。「リンドバーグ」」
にとり「いいねえ、いいねえ「グリーフシード」」
そして、河童と天邪鬼の激しい舌戦が開始された。


472 : 名無し妖精 :2016/03/05(土) 13:26:38 ABpqcw76O
奮戦数時間…
正邪「ちっ!…私の負けか」
にとり「おっと!帰らせないよ?…さあ尻子玉をもらおうか」
正邪「…仕方ない。くれてやるからちょっと向こう向いてくれないか?」
にとり「はは、いいよ。…逃がさないけどネ」
正邪「悪いな。でも逃げねえ…よっ!!」
にとり「ひっ、ひゅいッンッッ…!!」
全体重をかけた突進!重ねた人差し指をにとりの小さなつぼみに突っ込んだ。
その指先は括約筋をぶち抜き、直腸まで達した。


正邪「やれやれ手間だったな(手を拭きながら)、あんたにはきゅうりの方が良かったかな?味噌付きになったろうしな」
うつぶせに倒れた河童を見下ろし、天邪鬼は笑った

しかし、遠くで狼の吠え声が…


473 : 名無し妖精 :2016/03/05(土) 22:34:07 p3U3h0jU0
妖怪の山三点五合目。
正邪の耳に狼の咆哮が響く。
正邪「やべ、こいつは噂の」
アォォォォォーン!!
ウォークライム。それは喉も張り裂けよとばかりに、まるで血を吐くような遠吠えだった。
正邪「来るか、噂で聞いた石頭の白狼天狗。だが、お前の来襲を失念する私ではない!!」
輝く白刃が正邪の視界に入った。殺意を帯びた視線が正邪に突き刺さる。
椛「お前かぁぁぁ!!にとりを騙し討ちした天邪鬼は。ずっと見えていたぞ、この山からは生かして返さん!!」
正邪「は〜いそうですか、とは言えない事情があるんだよ。私にはね。それよりも……」
椛「何だ!!天邪鬼の命乞いなど聞く耳はないぞ」
正邪「くっくっくっ、正直あんたみたいな奴は、私にとってチョロすぎる。来いよ白狼、その剣が私を切れたらいいな」
椛「戯言をぬかすな、天邪鬼!!」
その時、正邪は小さく呟いた。
正邪「……やれやれ、あんたみたいな正直者は馬鹿を見るんだよ」
白狼と天邪鬼の視線が熱をよび交差した。


474 : 名無し妖精 :2016/03/05(土) 23:54:54 e0OnT9pQ0
正邪の抱き枕を作る猛者はおらんのか


475 : 名無し妖精 :2016/03/06(日) 12:20:44 EZ8iDfbk0
正邪ちゃんの抱き枕を作るうえで重要なポイントがある。オッパイのサイズだ。個人的には巨乳がいい。


476 : 名無し妖精 :2016/03/06(日) 13:59:02 GPKhftIg0
     _,..,..,_,._
    ,:' A  A ゝ
   .彳.ノハλノヽゝ 
   <.从 ゚ ヮ゚ノ)
    〈_t__iWi__iつ
    ,(ン'WWWヽ,
    と__)__)

   正邪の正座!

 
    _,..,..,_,._
    ,:' A  A ゝ
   .彳.ノハλノヽゝ 
   <.从 ゚ ヮ゚ノ)  ←ドヤ顔
    〈_t__iWi__iつ
    ,(ン'WWWヽ,
    と__)__)


477 : 名無し妖精 :2016/03/06(日) 15:08:57 bn0MKyWA0
正邪「3月5日は巫女の日って事で巫女装束を着てみた」
針妙丸「今日はもう6日だけど?」
正邪「私が世間に合わせてどうする。天邪鬼的には3月5日以外が巫女の日なんだよ」
サグメ「……(それ以前にその巫女装束はどうした。博麗の巫女が素直に貸してくれたとは思えないが)」
正邪「当然だ!(ふてぶてしいニヤリ)」


その正邪の遥か後方にて
魔理沙「よ、よせよ霊夢! いくら泥棒でも予告なしに後ろから撃つなんて卑怯だぜ!」ガクブル
霊夢「卑怯もラッキョウもないわ。幻想郷で泥棒は大罪なのよ」チラリ
魔理沙「ヒッ…わ、私は借りてるだけだ! 私は悪くねえ!」
ニ・ニ・ニ・ニ・ニ・ニ ニ ニ ニ ニ ニ ニ ニニニニニニ……バシューン!


478 : 名無し妖精 :2016/03/06(日) 20:48:58 EZ8iDfbk0
正邪「この巫女装束、胸が苦しいんだよな……。また少し大きくなったか?」


479 : 名無し妖精 :2016/03/08(火) 01:08:36 H.8q.ECE0
猛寝る正邪


480 : 名無し妖精 :2016/03/08(火) 06:59:43 cU8enUkQ0
     _,..,..,_,._
    ,:' A  A ゝ
   .彳.ノハλノヽゝ よい…
   <.从 ゚ ヮ゚ノ)
    〈_t__iWi__iつ
    ,(ン'WWWヽ,
    と__)__)



     _,..,..,_,._
    ,:' A  A ゝ
   .彳.ノハλノヽゝ しょっと
   <.从 ゚ ヮ゚ノ)
    〈_t__iWi__iつ
    ,(ン'WWWヽ,
     | || |
     | || |
     | /| |
     // | |
    U  .U


481 : 名無し妖精 :2016/03/08(火) 10:09:38 S5CclFeA0
正邪「あれサイズ間違ってねぇ?」
早苗「多分間違ってますよね」
霊夢「あんた達の胸が間違ってるのよ」


482 : 名無し妖精 :2016/03/08(火) 23:43:29 H.8q.ECE0
小町「間違っているって何の話だい?」
正邪「別の方向に間違っている奴が来たよ」


483 : 名無し妖精 :2016/03/09(水) 12:09:04 .co0EmSk0

     _,..,..,_,._
    ,:' A  A ゝ
   .彳.ノハλノヽゝ ベラボーパンチ!!
   <.从 ゚ ヮ゚ノ)
    〈_t__iWi__iににににににににににににににににににににつ
    ,(ン'WWWヽ,
     | || |
     | || |
     | /| |
     // | |
    U  .U


484 : 名無し妖精 :2016/03/09(水) 12:20:03 nZ8cUuRI0
あしが 2ばいの ながさに のびます


485 : 名無し妖精 :2016/03/09(水) 21:48:10 .co0EmSk0
     _,..,..,_,._     つ
    ,:' A  A ゝ   Q  ベラボーキック!!
   .彳.ノハλノヽゝ  Q
   <.从 ゚ ヮ゚ノ)  Q
    〈_t__iWi__iつ Q
    ,(ン'WWWヽ,Q
     | |___/
     | |
     | /
     // 
    U


486 : 名無し妖精 :2016/03/09(水) 23:40:14 66Kv.UG.0
執拗に女優の股間を見せつけさせる坂本浩一演出


487 : 名無し妖精 :2016/03/10(木) 23:23:41 ohYDZRoE0
正邪「股ぐら一つ見せられないで女が務まるかよ!」
サグメ「……(股を見せると股を開くは似ているようで大きく違う)」


488 : 名無し妖精 :2016/03/12(土) 13:15:25 zwqjmkmI0
正邪「さて皆の衆、今回集まってもらったのは他でもない」
一同「ゴクリ……」
正邪「クソババアがな、股を見せるのと、股を開くのは違うとかぬかしやがる。正直同じだと思うんだが、皆の意見を聞きたい」
わかさぎ姫「私は尻尾だから股は無いです」
正邪「はい次ー」
ばんきっき「私は誰にも股を見せない」
正邪「はい次ー」
影狼「私も股など見せない……てっゆーか、何で男の人は女の股を見たがるんだ?」
正邪「そこにロマンが有るからだよ。はい次ー」
九十九姉妹「「エッチなのはいけないと思います」」
正邪「はい次ー」
正邪「私の番だな、正直何で女の股座に欲情するのか分からん。まぁ男の本能など知ったことではないがな。はい次ー!!」
針妙丸「えーと、私股座を見せた事無いんですが。男の人って女の股座を見ると興奮するの?」
正邪「姫、残念ながら男はそういう生き物なんだよ。姫の股ぐらで興奮する男もいるんだ。耐えろよ」
正邪「はぁ〜い今日のミーティングはこれでお終い。みんな、次はどんな股座で男が興奮するか報告ーな!!」
一同「はぁ〜い!!」


489 : 名無し妖精 :2016/03/12(土) 13:38:08 6XPtOOUg0
俺の股座を見て興奮するだろ?そういうことさ


490 : 名無し妖精 :2016/03/12(土) 18:43:20 cTP9.TPgO
雷鼓(私呼ばれないの?)


491 : 名無し妖精 :2016/03/12(土) 21:43:20 IZsiptGQ0
雷鼓さんはこちらに

雷鼓「で、実際のところどう違うというの?」
サグメ「言葉のニュアンスの違いだな。『股を見せる』は文字どおり見せるだけだが『股を開く』は男を迎え入れるという意味合いもある。ただこれだといささか下品なので『体を開く』という言い回しの方が適切だと思うが」
正邪「それじゃアジの開きみたいでかえってグロいじゃねーか」
サグメ「…そうではない……」


本当は『口出しするな。三枚におろすぞ』と言いたかったけどあえて言わずにおいた淑女なサグメさん


492 : 名無し妖精 :2016/03/12(土) 22:20:37 zwqjmkmI0
針ちゃんは、今日も大八車を引っ張ります。
針ちゃん「男の人って、女の股でなんで興奮するのかな?」
人生経験の浅い針ちゃんは悩みます。
針ちゃん「何で恥ずかしい所を見て、目を逸らさないで見たがるんだろう?」
?「おっ、小人のお嬢ちゃん。これからオイラとお茶でもしない?」
針ちゃん「嬉しいですが、これから用事が……」
?「なんならオイラが手伝うよ。その後にお茶しよう」
針ちゃん「うーん……」
その頃の正邪。
正邪「むむっ、姫に危険反応。霊夢、ちょっと行ってくる」
霊夢「お昼には帰るのよ〜」
サグメさん「……(姫の危機を感じたか。私の助言も無駄ではなかったようだな)」


493 : 名無し妖精 :2016/03/13(日) 18:00:09 JL/qA.go0
易者MMDモデルが『履いていない』ことについて・・・


494 : 名無し妖精 :2016/03/13(日) 18:27:33 xpsO0Ebw0
「易者!! お前は一週間の謹慎だ!!」
「山中隊員信じてください!! 僕は本当に履いていたんです!!」


495 : 名無し妖精 :2016/03/14(月) 00:49:03 4J4/uusc0
これまでのあらすじ
正邪に頼まれてクッキーの作り方を指導したアリス
翌日、その成果を確かめるために正邪ね棲みかを訪ねたアリスが見たものは……


496 : 名無し妖精 :2016/03/14(月) 12:48:51 9BMF7GNEO
霊夢「ぷはーっ、今日もいい天気ねっ☆」
早苗「天気が良いので遊びに来ました!」
正邪「雪降ってんぞ!」


497 : 名無し妖精 :2016/03/14(月) 20:33:08 IHq6PnTQ0
>>495 とある一つのあらすじの結末。
アリスは正邪の隠れ家を訪れました。自分が教えたクッキーの作り方が役に立っているか確認するためです。
アリス「基本と応用の理屈しか教えてないけど、どうなったかしら」
正邪の隠れ家の扉を開くアリス。
そこには自分が想定していない状況が広がっていました。
正邪「お、先生か」
アリス「ゴホッ、ゴホ。これは一体?」
正邪「見てくれ先生、私の渾身の一作だ!!」
そこに焼き上げられたのは、霊夢、針妙丸、クソババアサグメ、そしてアリスの似顔絵をかたどったクッキーの山だったのです。
アリス「こんな短期間でこれだけの物を!!」
正邪「いや〜私は以外と器用なんでさ、頑張ったらこんなのができた」
アリス「……(いやいやアリス。クッキーの本質は味よ。どれ、一口)」
アリス「う〜ま〜い〜ぞ〜!!」
口から光を溢れ指すアリス。
アリス「なんで、何でこんなに美味しいの?」
正邪「先生が教えてくれただろう、お菓子の味は作った者の心だって」
その後、アリスはわんわん泣いてクッキーを食べました。正邪の心のこもったクッキーを食べて泣きました。
アリスの心をクッキーが乱しまくり、そして。
アリス「もういいわ、貴女は免許皆伝よ」
アリスはつぶやきました。もう、この生徒に教える事は無いと」


498 : 名無し妖精 :2016/03/14(月) 22:12:41 IHq6PnTQ0
昔々、それとも近い時代の幻想郷の川っぷちで。
「重いに〜もつを〜枕にしたら〜深呼吸〜あおぞ〜らになる〜」
一人の猟師が鼻歌を歌いながら釣り糸を垂れていました。 
「目を開け〜ててもつむっても同じ景色は〜過ぎて行くけど」
「今〜見〜てなくちゃ〜気づけない〜」
「君を〜つ〜れていこう〜悲しみの無い〜未来まで」
「君が〜くれた笑顔だけポケットにしまって〜」
「僕は〜青空に〜な〜る」
その時、上流からドンブラコ、ドンブラコと虚ろ船が流れてきました。
「おっ、何だか面白い物が流れてきたな」
猟師が釣り針を放ると、それが船に引っかかりました。
「それっ!!」
引っ掛けた船に乗っていたのは、二本の角を生やした女の子の赤ん坊。
「おやおや、これはめんこい子供を拾ったな。よしよし、俺が世話を見てやろう」
猟師は、子供に「正邪」と名前を付けました。
数年後。
「おとさん、あれは何?」
「あれはアケビだ。甘くて旨いぞ」
「おとさん、これは何?」
「これは動物を捕まえる罠だよ。足を挟んで捕まえるんだ」
「おとさん、何で空は赤くなったり青くなったりするの?」
「それは、正邪がおてんとさまを見ているから恥ずかしくなって赤くなったり青くなったりするんだよ」
猟師から正邪は、たくさんの事を学び、そして穏やかな日々が過ぎていきました。
正邪はどんどん大きくなり、猟師の手助けをしながら暮らしていました。
しかし。
「雄介の野郎、妖怪を育ててるって話じゃねえか!!」
「妖怪を隠して育てるなんて許しちゃおけねえ!!」
「野郎!!ぶっ殺してやる!!」
猟師の家は村人達に囲まれました。
「おとさん、おとさん!!火があんなに!!」
けれども猟師は言いました。
「正邪、今日でお前とお別れだ。これからは一人で生きていくんだ」
「やだよぅ、おとさん!!」
「正邪、きいとくれ。俺はお前がいたからここまで生きられた。さみしい生き方をしなくてすんだ。充実した人生だった」
そして猟師は言いました。
「いつか、どこでもいい。どんな方法でもいい。お前の力で誰かを笑顔にするんだ。お前にはそれができる。おとさんは絶対負けない。さぁ、この穴をくぐって逃げるんだ」
正邪が逃げたのを確認し、猟師は叫びました。
「この命、次の未来の為の礎となる!!」
丘の上で、正邪は今まで暮らしてきた家が炎に包まれるのを見ていました。
涙を流しながら見ていました。
「おとさん。あなたがくれた力で私は誰かを笑顔にするよ……」
涙をぬぐい、正邪は誓いました。
そして幾年月後。
「この世の弱者を救う。誰からも助けられない、暗闇に閉ざされた者達を、私達が救うんだ!!」
これが、世に言う輝針城異変の始まりでした。


499 : 495 :2016/03/15(火) 03:26:59 n.Af3ClI0
>>497
諸々の事情で続きを書けず困っていたところフォローしていただいて有難うございます
ちなみに私の用意していた話は要約するとこんな感じ

正邪「クソババアに泥のクッキー食わせてやったぜ」
アリス「そんな事をさせる為に作り方を指南したんじゃないのよ!!」
正邪「ケッ、こんな家出ていってやらぁ!」
サグメ「人形使いよ頼みがある」
正邪(チクショウ、何処へ行けばいいんだ…)
アリス「気が済んだでしょ? 今度は私に付き合いなさい」
正邪「何だよ、またクッキー作るのかよ」
アリス「今度は本物を作りなさい。でないと教えた私の気が済まないのよ」
正邪「嫌だと言ったら?」
アリス「ゴリアテのバスターランチャーで蒸発させてあげるわ」
正邪「すみませんすぐに始めます」
サグメ「本当は分かった上で食べたのだよ」
正邪「へっ、負け惜しみを」
サグメ「うまいぞ」
正邪「うるせえ…///」


500 : 名無し妖精 :2016/03/15(火) 08:43:06 VS6MRcWUO
サグメ「お母様」
霊夢「お姉さん」
魔理沙「兄貴!」
チルノ「ねーちゃん!」
レミリア「お姉様」
正邪「」


501 : 名無し妖精 :2016/03/16(水) 01:42:14 HiWJfFbw0
正邪「この前白狼天狗に追いかけられてな」
魔理沙「ほうほうそれで?」
正邪「ドンパチ構えたんだよ」
霊夢「してやられたんでしょ?」
正邪「いや、仲良くなった」
文「」


502 : 495 :2016/03/17(木) 00:30:26 aQD3YYbw0
人里のカラオケ屋で仮面ライダーBLACKのEDを熱唱する正邪

という電波を受信


503 : 名無し妖精 :2016/03/17(木) 13:58:46 xxtfEnIM0
>>501
天邪鬼の住処に白狼天狗の声が響く。
「おい、朝ごはんだ!!」
「うーん、椛、おはよう……」
「まだ寝ていたのか、私の勤務が始まるから勝手に食ってくれ」
そこに用意されたのは。
白米、味噌汁、香の物、目玉焼き、漬物、おひたし。
「ここに置くから勝手に食べてくれ」
「わかった……、う〜ん、今日は寒いな」
「……仕方ない奴だ。あまり時間がないが、暖めてやろう」
そして椛は衣服を脱いだ。
「どうだ。温かいだろう」
全裸になった椛の体が正邪を温める。
「あぁ、いい気分だ」
「(できれば一日中こうしていたい)」
「ありがとう、椛。でも、仕事があるんだろう?」
「いや、気にするな。私が好きでやってる事だ。それよりも……」
「ん?」
「正邪の肌は綺麗だな。かぶりつきたいよ」
「やめてくれ」
「ははっ、じゃ、また来るからな」
椛は自覚していなかった。これが恋だと。
「何故、なぜだろう。正邪と会うと胸が高まる」

正邪スレのss文化って何なんですかね?


504 : 名無し妖精 :2016/03/17(木) 14:36:28 l.CS5hhUO
そういえば姫の危機はどうなったんだろう?
エロ地帯に放り込まれたままか?


505 : 名無し妖精 :2016/03/17(木) 15:01:21 xxtfEnIM0
その頃の針妙丸。
「はい、王手!!」
「くわぁー負けた!!」
妖怪の山の頂にある神社で、神奈子に宣言する小人。
「これで3勝目ですね」
「うーむ、何故勝てないのか?」
「戦いの形には定石という物があります。とりわけ小人族は力が弱い。その為に相手の裏の裏まで読む力に長けています」
「そうか、力任せでは勝てないのは道理だな」
「ですが神奈子さんの手は良かったです。途中で私も悪だくみをするしかありませんでした」
「よし、次こそ勝つ。姫さんもう一手」
その時、慌てる早苗の声が。
「神奈子様!!麓からえらい勢いで天邪鬼が上ってきます!!」
「え〜、ちゃんと「しばらく一緒に遊びます」つって置手紙してきたんだろ?」
「それが……諏訪子様が手紙を食べてしまったようで……」
「あのアホガエル!!しかたがない、私が応談しよう」
神奈子は思う。この小人を守りたい存在があるのだなと。
「じゃぁ、いってくる。神社の守りはまかせたぞ!!」


506 : 名無し妖精 :2016/03/19(土) 00:44:36 tkDJG0mw0
針妙丸「花見の頃という事で春や桜をテーマにした句会を開いてみました」


針妙丸「では私から。
“杯に 花びら浮かべて 春の宵”」
サグメ「……(美しいな。光景が目に浮かぶ)」
正邪「次は私だ。
“満開の 桜の下で ゲロを吐く”」
針妙丸「……ちょっと正邪?」
正邪「眼鏡の外来人が言ってたぜ。花見なんて嘘っぱち、みんな飲めや歌えのばか騒ぎをやってるだけだってな。花を愛でている奴なんて一人もいねえそうだ」
針妙丸「だからって…もういい、次の人は?」
サグメ「私だ。
“春門出 再会誓って それっきり”」
針妙丸「サグメさぁ〜ん…(半泣)」
サグメ「……(サヨナラだけが人生だ)」


507 : 名無し妖精 :2016/03/19(土) 08:13:00 cMaHZYzw0
ひねくれた正邪ちゃんを白玉楼の連歌会に招待したい
姫におめかしさせられた正邪ちゃんを題に皆が句を作るのだ


508 : 名無し妖精 :2016/03/19(土) 11:56:38 3EGGGSHE0
正邪ちゃん
今日も元気だ
どっこいしょ

ゆゆこ


509 : 名無し妖精 :2016/03/19(土) 13:07:23 rpCLXZbcO
たべたいな
正邪のおしり
おまんじゅう

ゆゆこ


510 : 名無し妖精 :2016/03/19(土) 15:51:25 2EzmjWbU0
正邪「お前のご主人様どういう教育してるんだ!ええ?」
妖夢「クレーマーめ、成敗してやる!」


511 : 名無し妖精 :2016/03/19(土) 20:33:03 NIR/DiBs0
未発達
青い果実を
胃に収め

ゆゆこ


512 : 名無し妖精 :2016/03/19(土) 23:12:23 rpCLXZbcO
正邪汁
針ちゃん唐揚げ
サグメ焼き

ゆゆこ


513 : 名無し妖精 :2016/03/20(日) 01:14:07 EIOjdlS.0
正邪ちゃん
こわくはないよ
えへへへ

ゆゆこ


514 : 名無し妖精 :2016/03/20(日) 01:43:09 spGu09IQ0
自由律俳句に挑む正邪ちゃん


515 : 名無し妖精 :2016/03/20(日) 04:36:09 ZXuAn5To0
サグメ「貴女は私を食べたいのか?」
幽々子「あらあら、見も蓋もないお話を」
サグメ「どうせなら性的に食べたうえで殺して欲しい


516 : 名無し妖精 :2016/03/20(日) 04:38:13 ZXuAn5To0
紫「駄目よ幽々子は絶対に渡さないわ!!」
正邪(狙っていやがったなクソババア)


517 : 名無し妖精 :2016/03/20(日) 06:44:11 uJxWOucAO
くそばばあ
出たその口を
おしおきよ

ゆかり


518 : 名無し妖精 :2016/03/20(日) 07:07:46 ZU.WexMU0
なにをいう
あぁにおうにおうぞ
熟女臭(字余り)

せいじゃ


519 : 名無し妖精 :2016/03/20(日) 10:43:56 ZXuAn5To0
クソババア
私の事だろうが
黙っておこう(字余り)

さぐめ


520 : 名無し妖精 :2016/03/20(日) 11:09:26 E60aqcZQ0
あら美味しい
これまた美味しい
まぁ美味しい

ゆゆこ


521 : 名無し妖精 :2016/03/20(日) 15:14:44 gBxO8pbkO
正邪「余り者同士だ」
紫「あら、なら一曲いかが?」
正邪「フラメンコでも舞おうかしらん」
紫「情熱的なのは好きよ」


522 : 名無し妖精 :2016/03/20(日) 16:53:23 ZXuAn5To0
♪アイヤイヤイヤ〜ってのはジプシー・キングスの曲だっけ?


523 : 名無し妖精 :2016/03/20(日) 21:05:35 uJxWOucAO
(レコードは殿様キングスしか無かった)


524 : 名無し妖精 :2016/03/21(月) 05:25:41 1RRB5NrQ0
正邪「♪好きなんだけど〜離れているのさ〜牛のフラメンコ〜」
サグメ「星だ」


525 : 名無し妖精 :2016/03/21(月) 08:57:49 KAfqzw1Q0
星「呼びましたか?」
魔理沙「呼ばれて飛び出て」


526 : 名無し妖精 :2016/03/21(月) 10:51:40 D5nFv9vg0
おりん「じゃじゃじゃじゃーん♪」


527 : 名無し妖精 :2016/03/21(月) 12:27:29 r7iE49fAO
正邪「三味線は猫の皮に限るな」


528 : 名無し妖精 :2016/03/21(月) 12:33:40 KAfqzw1Q0
橙「外道!」
ナズーリン「ひでぇ事するね」
正邪「」


529 : 名無し妖精 :2016/03/21(月) 12:45:10 JQqoFkxA0
正邪ちゃんにはバツとして猫耳つけて藍様の一日ペットね


530 : 名無し妖精 :2016/03/21(月) 15:10:25 r7iE49fAO
正邪「に、にゃあ…」
藍さま(鼻血)


531 : 名無し妖精 :2016/03/21(月) 15:16:01 /mihtS2E0
無理やり猫耳を付けられる正邪と針ちゃんとサグメさん。
正邪「耳が4つだな」
針ちゃん「可愛い」
サグメさん「……(これが地上の猫耳文化か」
藍「新しい猫妖怪がいると聞きました。この子達が私のペットになるんですね」


532 : 名無し妖精 :2016/03/21(月) 18:57:08 1RRB5NrQ0
正邪「お前が猫になるんだよ!!」反転の術ズッキュウウゥゥン!
藍「ニャアーン」(満更でもない)
正邪「まったく紫様はこやつにどんな躾を…う、うむ? 何ゆえ私がこやつのような物言いを…」
サグメ「……(自分ごと反転させたニャ? オロカモノめ…)」


533 : 名無し妖精 :2016/03/21(月) 20:36:31 /mihtS2E0
反転で
策に溺れた
天邪鬼〜(字余り)

さぐめ


534 : 名無し妖精 :2016/03/21(月) 22:36:31 /mihtS2E0
とある門番と天邪鬼
「こんなに人が集まるなんて、正邪さんは人気者ですね」
「美鈴、それは勘違いだ。こいつらは私をネタに楽しんでいるだけだ」
「そうでしょうか?みんなが笑顔を浮かべています。決して正邪さんを卑下してはいません」
「なんだと!!」
「はっきり言いましょう。みんな、正邪さんが好きなんです」
「な、なに〜!!」
「私は正邪さんが羨ましいです。あの人もこの位素直だったら……」
「探したわよ美鈴」
「さ、咲夜さん!!」
「ブンヤから貴女がここにいるって聞いたの。さあ、帰るわよ」
「正邪さん、今日はお別れです。また、会ったら、大切な人の話でもしましょうね」
「……大事な人か。門番。また来いよ」


535 : 名無し妖精 :2016/03/23(水) 00:54:12 j9GKSVAc0
寝ていた正邪がふと目を醒ますとサグメさんが正邪の顔を覗き込んでいる

正邪「……何だよクソババア」
サグメ「ニャー」
正邪「お、おい!? 怖ええだろ!」
サグメ「夢見るぞ」


536 : 名無し妖精 :2016/03/23(水) 00:57:12 whY762r60
魔理沙「夢見る」
アリス「乙女は」
パチュリー「止まらないっ☆」
正邪「黙れ三バカ」
サグメ「ウルトラ上手に焼けましたー」


537 : 名無し妖精 :2016/03/23(水) 19:47:21 01FuN.4IO
妖怪の山に囚われた(と勘違いした)姫を救うべく突撃する正邪!
「おっ!正邪ちゃんやんけ!」
「ロリロリ可愛正邪ちゃんや!」
しかしそこは好色の群れ。
天狗の里のど真中に飛び込んだ正邪に明日はあるか?


538 : 名無し妖精 :2016/03/24(木) 23:54:00 da38IC.20
正邪「おはようございます」
サグメ「おはよう正邪。今日も良い天気ね」
てゐ「全くだね、今日も忙しくなりそうだ」
魔理沙「霊夢こいつらを止めてくれ!…霊夢?」
霊夢「…無理よ、こいつらが関わると本当になってしまう」
早苗「その幻想をぶち壊す」


539 : 名無し妖精 :2016/03/25(金) 00:59:38 opavjVSo0
おはようからおやすみまで
暮らしを見つめる正邪


540 : 名無し妖精 :2016/03/26(土) 00:25:58 W1xJmVeI0
おげれつ注意



正邪「こないだの仕返しだ。一日中お前を見張ってやる」
サグメ「……(だからと言って便所の中まで来ることはないだろう)」
正邪「知るか。さあ早く用を足せ」
サグメ「……(そこまでやるならマスクを外して臭いを嗅げ)」
正邪「断る(キリッ)」


541 : 名無し妖精 :2016/03/26(土) 08:14:23 lPhPfJX6O
正邪「臭せーぞババア!うんこもらし!」
サグメ「…もらしてない!(あっ!)」


542 : 名無し妖精 :2016/03/27(日) 07:02:15 19YNmN3Y0
風呂場にて

サグメ「……(大体何でニャーと鳴いただけでこんな仕打ちをうけねばならぬのだ)」ヌギヌギ
正邪「脅かされた私の身にもなれ。それに暗がりで人の顔を覗き込むなんて悪趣味だろう。さあ、さっさと服を脱いで汚ないケツを洗え」
サグメ「……(私を脅かしたこいつを
ゆるさない、か…もっと大人になれ)」
正邪「へっ、妖怪のこの身で…これ以上成長するかよ。何年生きてると思ってるんだ」
サグメ「……(そういう意味ではない…だが成長する奴は成長する。お前も私のように乳房ぽっこり陰毛モサモサになりたいだろう?)
正邪「なっ!?」
サグメ「……(どうだ?)」ニヤリ


543 : 名無し妖精 :2016/03/27(日) 10:50:04 lfTteLL6O
正邪「…なれるかよ」
サグメ「…(ん?)」
正邪「天邪鬼だぜ?こんなちんちくりんな体だから今まで生きてこれたんだ」
サグメ(まだ手加減されて済んでいた、ということか)
サグメは天邪鬼の過酷な生活を知った。
サグメ(大人の姿では生かせてもらえまいか…)
正邪は生き残りだった。
サグメ(私も同じではないか…)
そっと瞑目する。
正邪「ぶるんぶるんのもさもさ、か。へっ!」
正邪はから笑いする。声が震えていた。
正邪「なれるものなら…ぶっ!」
無言でサグメに湯をかけられた。
正邪「な、何しやが…」
サグメ「…(湯につからんか?冷えるのは良くない)」
眼を紅くした正邪の顔をみたサグメは無言で抱き締めた。

サグメの胸に頭をうずめるように正邪は湯に浸かる。
サグメ「…(温かいな)」
正邪「ああ、悪くないな」
サグメ「…(臭うか?)」

正邪「……わ、悪かったよ」
サグメ「…(ふふふ)」


544 : 名無し妖精 :2016/03/27(日) 15:11:58 19YNmN3Y0
しかし風呂から上がった後、正邪に嬉しくない仕事が待っていた

正邪「ったく何で私がクソババアの臭え服を洗わなきゃならないんだよ〜自分でやらせろよ〜」
針妙丸「正邪がサグメさんに意地悪したからでしょ。お詫びの印に心を込めて洗いなさい」
正邪「お詫びって、漏らしたのはババアの自業自得だろ!」
サグメ「……(そう言うな。自分が出したものでも穢れは穢れだ。針妙丸もああ言っている事だしよろしく頼む)」
正邪「卑怯者め〜、やっぱりお前は汚ない奴だ! 違う意味で汚ない奴だ!」
サグメ「……(綺麗なままでは生きていけない…それもまた大人の有り様だ)」
正邪「だから大人にはなりたくないんだよ!!」



サグメ(…いや、だからこそ羨ましいのだ正邪……お前のひねくれながらも真っ直ぐなところが…)


545 : 名無し妖精 :2016/03/28(月) 10:05:06 o7uYmvh2O
(汚れた服を手にして)
正邪「ん?まさにこれ、糞ババアだな♪」
針ちゃん「せいじゃぁ…」
正邪「なあ、これ見せ物にならないか?“月の民の…”」
サグメ「…(お前というやつは…////)」

そこへいきなり見馴れない手が延びてきて汚れたサグメ服をつかみ、替わりに新しい服を置いていった
正邪「何の手品だよコレ!」
針ちゃん「これって境界の…サグメさん?」
サグメ「…(ふむ、よい仕立てだな)」
身につけた新しい服はデザインも寸分違わない。サグメ「…(月製と素材が違うが問題はないだろう。地上にもこんな技術があるとはな)」
正邪「しっかし、奇特なヤツもいるもんだ。見せ物代は稼げなかったけど洗う手間ははぶけた」
針ちゃん「サグメさんにおわびは?」
正邪「時間があるな。おはぎでもこさえてやるか」
サグメ「…(私はこし餡が好みだ)」

しかし、あの服は誰が?
月コンプレックスの八雲紫の仕業だ


546 : 名無し妖精 :2016/03/28(月) 22:49:46 OrNhLOoQ0
香霖堂にて

紫「あなたの観察眼と仕立ての腕がこんな風に役に立つとはね…ご協力に感謝するわ」
霖之助「この店に居ながら出来るというから応じただけさ。それよりあのタイミングですり替えて良かったのかい? 何も汚れている時に…」
紫「汚れていればあなたが欲しがらないと思ったからよ」
霖之助「それは言えてる」


一方、正邪たちは

正邪「…姫の視線が私の手元に突き刺さってくるんですですけど」
針妙丸「今度は私が睨みをきかす番よ。サグメさんのおはぎに変な事をしないように」
正邪「しねーよ! 大体今日は色々有りすぎて疲れた。これ以上余計な事したくねえ」
針妙丸「ならばよろしい」ドヤァ


547 : 名無し妖精 :2016/03/30(水) 00:31:28 rY6OXvNM0
真夜中の正邪


548 : 名無し妖精 :2016/03/31(木) 00:51:48 OTGNbC3Y0
真夜中のドアを叩き穴を開ける正邪


549 : 名無し妖精 :2016/03/31(木) 09:26:59 /BQrznSQO
針妙丸「〜♪」
サグメ「…(ご機嫌だな?姫)」
針妙丸「あ、サグメさん!実は今日、正邪にお客さんが来るんだよ!」
サグメ「…(それで料理を…して、ホストはどうした?)」
苦笑した針ちゃんが指差す先にふてくされた正邪がいた。
正邪「楽しそうな顔するな、クソババア」
サグメ「…(幻想郷も侮れないな。お前に客とは)」
正邪「皮肉かよ?」
サグメ「…(そう言うな。さて、賓客を迎えるのだ、お前も相応の支度をしろ)」
正邪「けっ!馴れた連中だから気づかいはいらねえよ」
正邪は一枚のチラシを投げてよこした。
イラスト入りの手書きのチラシは
「従者のつどいin正邪さんハウス」
とあった。
微笑んだサグメだが、記載されていたメンバーの名前に凍りついた。
サグメ(…まずい)
月の守人であり、諜報部員でもある彼女は、メンバーの名前を全て知っていた。
紅魔館、白玉楼、守矢神社、地霊殿…それは月と地上がまみえた時、サグメが向かい合わなければならない相手である。
正邪「おい、ババアも付き合えよな。紹介してやるからよ」
サグメ(正邪…)
口汚くいいながら、正邪は数少ない“仲間”にサグメを知らせたいのだろう。敵対関係の月の民でもいいやつはいる、のだと。
少し頬を赤らめた正邪を顔をみるとサグメは断ることができなかった。
サグメ「…(わかった。姫、私も何か手伝おう)」


550 : 名無し妖精 :2016/04/01(金) 00:00:43 j8SBNugY0
今日は正邪が正直者になる日


551 : 名無し妖精 :2016/04/01(金) 00:33:35 x7LmnqFQ0
正邪「私さぁ…好きな人がいるんだ」
サグメ「……(……)」


552 : 名無し妖精 :2016/04/02(土) 01:09:41 f9cs7Lvo0
サグメ「……(私は月人だと言ったな。あれは嘘だ)」
正邪「今頃言うのもアレだがエイプリルフールで嘘をついていいのは午前中だけだぞ」
サグメ「……(知っている。その上で言っている。月人以前に私は天邪鬼だ)」


553 : 名無し妖精 :2016/04/02(土) 21:00:14 TsZtR.tc0
バトルファイトは終焉を迎えようとしていた。
「ババァ、結局お前がジョーカーなのか?」
「……(この世界で私が異分子だと分からないお前では無いだろう。キングの力を身に着け、この戦いの最後の敵の前に立ちはだかる。それがお前だ!!)」
「あぁーあぁー、勝者になんて興味も無い。有るとしたら月人のババァがどんな最後を迎えるだけだ」
「……(それでこそ我が運命を断つ存在。天邪鬼の始祖たる私の首に、振り下ろされる処刑刃。さぁ、お前が手に入れた力で、私を断罪するがいい!!)」
だが、正邪は、振り上げたその刃を振り落とさなかった。
「……(何をためらう。お前の宿敵は私だ。何を躊躇する)」
「悪いが……何処の誰かの悪だくみに乗る気は無い」
「……(なんだと!!)」
「何だかプンプン匂うんだよ。私達の現状を見てニヤニヤしてる奴の臭い息が」
「……(それでは、如何するというのだ。火花は付けられた。導火線に火も付き。この状況を如何にひっくり返すつもりなのだ!!)」
「決まってんだろ。私はキングの力を手に入れ、そして鬼札となる力をも手に入れた」
「誰かの画策に乗る気は無い。あばよババァ。私達が二度と会わなければ何も起こる事は無い。縁があったらまた会おう」
そして、地上の天邪鬼は、サグメに背を向け走り出した。
「サグメさん!!、はぁはぁはぁ、正邪は何処へ?」
「……(小人の姫か、奴は……、私と一生巡り合わない道を選んだ)」
「そんな……」
「……(奴は、何処へ行くのだろう?何をするつもりだろう?)」
その後。
「サグメさん、お買い物をお願いしてもいいですか?」
針姫の言葉に頷くサグメさん。
「……(あぁ、これとこれを買ってくればいいのだな)」
人間の里で買い物を済ませるサグメ。
「……(あの日も、こんな風の吹く日だったな。ん?)」
春風が吹く、目の前のベンチに、サグメがよく知っている天邪鬼が座っていた。
「ようババァ、ここの暮らしにもう慣れたか?」
手荷物を落とすサグメ。
「……(せ、正邪!!)」
だがその姿は、幻の様にすぐ消え去った。
「……(ここの暮らしは悪くないぞ。いつか戻って来い、正邪)」
サグメは歩き出す。天邪鬼が平穏を守る為に自ら姿を消した世界を。


554 : 名無し妖精 :2016/04/03(日) 01:43:09 Fw0Ahz5A0
特撮スレで…と言いたい所だが正直旬から外れたネタやりにくい空気ありそうだからなぁあそこは…(憶測)
今は剣最終回を思い出して泣いておくのです


555 : 名無し妖精 :2016/04/03(日) 23:05:19 /WRE6gvI0
ブレイドの最終回はねー、凄い重かった。
最終回一話前で死んだ龍騎より重かった。
なんでそこまで出来るのか、剣崎は自分よりもジョーカーが幸せに生きる道を選んだ。
全てをひっくり返す、正邪ならやってくれる。
そんな事を考えながら書いたssでした。終わり。


556 : 名無し妖精 :2016/04/04(月) 00:50:56 DHib/OLQ0
サグメ「正邪は全てをひっくり返す」
正邪「洒落にならないからやめて」


557 : 名無し妖精 :2016/04/05(火) 00:57:35 uqjHThJs0
正邪「アババソクぞる寝うも」
サグメ「……(そうだな…寒いし今夜は私の布団に入れ)」
正邪「ごめんなさいそれだけは許して下さい何でもしますから」


558 : 名無し妖精 :2016/04/05(火) 23:02:41 9UkJqMhsO
今日はお花見
針妙丸「すごいね〜!サグメさんは桜は初めてかな?」
サグメ「…(いや、過去に何度か見たことはある。しかしこれは…うーん見事だ…)」
正邪「ったく!桜はいいとして山ン中はやっぱり寒いな」
サグメ「…(たしかに曇り気味だが、そんな薄着でいるからだ。ん?誰か…)」
椛「やあ、楽しんでいるようだな」
ここ妖怪の山の警備隊員だった。
正邪「よう、白わんこ!花見にゃいいとこ教えてくれたけどちと寒いな!」
椛「(苦笑して)ここは麓からかなりあるからな。冷えるのは許して欲しい」
針妙丸「ど、どうも。今日は素敵な場所を」
椛「ここがお気に召されたらなにより。山桜ですから里の桜ほど雅ではありませんが」
サグメ「…(私はこれ以上の素晴らしい桜を知らない。しかしこの大木…)」
椛「ええ、私たちがこの山に来る前からあるそうです。なんでも千年以上の老樹だとか」
それに感心する針ちゃんたちを尻目に
正邪「おい、飯にしようぜ」
針ちゃんがお重を開けると
正邪「おー、巻き寿司か!」
サグメ「…(綺麗だな)」
椛「これは差し入れだ」
と腰の籠から見事な岩魚(いわな)を取り出した。
炭をおこし、塩を振ったのをその場で焼いてくれる。
椛「これで暖まってくれ」
下げてきた鉄鍋の中には野菜と鹿の肉が入った汁が入っていた。味噌仕立てだ。
正邪「いいのかよ?」
針妙丸「今日はごちそうだね!」
岩魚と汁が出来上がるまで、お重の中身を食べながら酒を茶碗で酌み交わす。
正邪「酒うめー!!」
椛「これは…大変な上酒(かんしゅ)だな。味も香りも素晴らしい」
サグメ「…(良かった。実は花見をすると言ったら永琳様から)」
針妙丸「えっ!月のお酒なの?」
サグメ「…(いや。これは永琳様が自ら醸された酒だとか)」
サグメの白い頬に赤みが帯びる。
師への感謝と敬意を感じ椛も胸が熱くなった。
正邪「なに照れてんだババア!…しかしあのヤブ医者器用だな。酒屋でも始めりゃいいのに」
針妙丸「せいじゃ!」
いつになく強い口調の姫
横にいる椛の質すような視線もきつい
そんな正邪の目の先には師への雑言に怒るより悲しみを感じているサグメの姿が…
正邪「…わ、悪かったよ」
針妙丸「どうするの?」
正邪「…後で礼に行くのだろう?私も一緒に行くよ。酒の礼くらい言えるさ」
サグメ「…(いいのか?)」
正邪「いくら天邪鬼だってやるときはやりゃ…」
サグメ「…(ありがとう)」

椛「おや、汁はもう良さそうだ。岩魚も焼けた」
サグメは碗をとり、ばつが悪そうに腕を組んでそっぽ向いた正邪に渡した。
サグメ「…今日は楽しめそうにないな」
正邪「全くだ、ババア」
それから二人は湯気のたつ汁をふうふういいながら味わった。


559 : 名無し妖精 :2016/04/07(木) 05:21:20 JaZXQM7w0
サグメ「……(ときに正邪、たこ焼きの具は何が好みだ)」
正邪「なっ、何だよ藪から棒に」
サグメ「……(昨日人里を散策していたら妖怪が店主のたこ焼きの屋台があってな、買って食べてみたらタコの脚の代わりにコンニャクが入っていた)」
正邪「…それじゃたこ焼きにならないな。コンニャク焼きだ」
サグメ「……(店主の話ではタコの脚が手に入らないので食感が似ているコンニャクで代用したそうだ)」
正邪「それでも中身が違えばたこ焼きとは呼べないだろ…」
サグメ「……(誰か入れ知恵したものがいるな)」ジロリ
正邪「ギクッ」
サグメ「……(店主が言っていた。材料費を安く出来た代わりにキックバックを要求されたと)」
正邪「ぐぬぬ…あの化け傘の奴…」


560 : 名無し妖精 :2016/04/07(木) 09:07:29 qFh9R/lE0
さとり「へえ…」
サグメ「……。」
正邪「水と油ってヤツじゃねーか」
紫「あら、私には最高のパートナーに見えますわ」


561 : 名無し妖精 :2016/04/08(金) 01:06:40 7kDB.37s0
正邪「……」
サグメ「……」

ブッ!

針妙丸「ちょっとぉ!! こいたのはどっちよ!?」
正邪・サグメ「「こいつだ」」


562 : 名無し妖精 :2016/04/08(金) 07:06:35 8bCzs.R2O
正犯人を探せ!
針ちゃんを壺に入れてそれぞれこいてテイスティングしてもらうことに


563 : 名無し妖精 :2016/04/08(金) 07:38:06 BefSHb5E0
さすがにそれは……


564 : 名無し妖精 :2016/04/08(金) 19:40:47 7kDB.37s0
サグメ「……(話がややこしくならないうちに謝罪しておく。実は私もこいた。正邪と同時にすれば誤魔化せると思ったがそうもいかないようだ)」
針妙丸「そんな…おならをするタイミングまで合わせられるなんて…やっぱり二人は私なんかが入り込めないほど強い絆で結ばれているのね…」エグエグ
正邪「気持ち悪い事言ってんじゃねーよ!!」
サグメ「……(絆とは本来は家畜を木に繋ぐ紐が語源だ。その意味では私と正邪は互いの首を紐で繋いで束縛しあっている事になるな。私にそんなつもりはないが)」
正邪「お前もよく世間の空気に水を差すような事をしれっと言えるな」
サグメ「……(それでこその天邪鬼なのだよ)」ニヤリ


565 : 名無し妖精 :2016/04/09(土) 14:19:39 U17dtJQo0
  .   い      可
   せ  じ    愛
    ゃ      い
    ち      よ
    ゃ   う  ふ
    ん    .ふ


566 : 名無し妖精 :2016/04/11(月) 00:37:46 MMaVo/g60
月にむせぶ正邪

(口が裂けても言いたくねえが…まだ寒いんだよ…一緒に寝てくれよクソババア…)

物陰の針妙丸(正邪…私といういい女がいるのに…)

物陰のサグメ(……何となく月に帰りづらい…)


567 : 名無し妖精 :2016/04/12(火) 01:29:24 LOpDWSFQ0
夜と朝の間に独りの正邪


568 : 名無し妖精 :2016/04/12(火) 16:12:24 EKwke3LUO
暁の正邪


569 : 名無し妖精 :2016/04/12(火) 17:46:46 oJwQyRbs0
暁に激情を照らし出す正邪


570 : 名無し妖精 :2016/04/13(水) 00:46:19 koOiFzs20
サグメ「お前も静かに眠れ……」
正邪「私を見ながら言うな」
サグメ「……(名前を呼んでないからセーフ)」
正邪「そういう問題じゃない気がするぞ」

疑心暗鬼になってサグメさんにクドクド文句を言い結果的に眠れない正邪


571 : 名無し妖精 :2016/04/13(水) 07:08:39 dw4ekDAg0
紫「あかつきですわ」
正邪「いいねぇ、このシート、寝台列車で座席という傾きっぷりが最高」
早苗「C寝台D寝台E寝台もありますよ」
菫子「網棚で寝る位なら夜行バスの方がよっぽどマシ」
蓮子「バスで寝る…?」


572 : 名無し妖精 :2016/04/13(水) 23:10:04 /2MDUvP6O
紫「では今度、“寝台出雲”」
正邪「A寝台個室?…ふざけんな!」
早苗「シャワーも完備!」
蓮子「のびのび座席ひろーい!楽しー!(ゴロゴロ)」
菫子「床で寝るくらいなら(以下略)」


573 : 名無し妖精 :2016/04/14(木) 11:59:30 oBDmYSI60
普通にはしゃいでそうだな


574 : 名無し妖精 :2016/04/15(金) 00:47:57 pe21zt9A0
東方どうでしょう
幻想郷寝台列車の旅
大泉正邪「開かずの踏み切りで一時停止するぞぉ」
藤村針妙丸「じゃあじゃあじゃあ罰金は折半て事でいいね?」
ミスターサグメ「どうではない…」


575 : 名無し妖精 :2016/04/16(土) 02:24:58 Lqw0iLbc0
寒いのでいつの間にか抱き合って眠るサグメと正邪

その傍らで小さな二つの青白い炎が二人を見つめている…メラメラメラ


576 : 名無し妖精 :2016/04/16(土) 11:00:49 Yu1/hILgO
正邪「ババア!スキマババアッ!」
紫「はいはい…そんな言い方しなくても…」
正邪「毛布くれ!」
紫「…いつから物乞いになったのかしら?」
正邪「毛布をもらってあんたの大嫌いな月のなんとかをウチから追い出す!」
紫「なら毛布よりいいものが(羽布団)」
正邪「こんなん持って逃げられるかよ!」
紫「あらあら、これならどう?」
正邪「なんだ?この銀紙のでかいの」
紫「ツェルトですわ。外の世界の品物」
正邪「(くるまって)おー、悪くない」
紫「貴女の家に月の民が居るの?」
正邪「本人がそう言ってる…変なヤツだよ。寒いからしばらく置いてやってたけど」
紫「(…優しいのね)なるほど。しかし私は月と敵対しますが民まで憎んではいませんわ」
正邪「そうかい。しかし他の奴等はあんたと違う」
紫「トラブルは避けたい?」
正邪「私は挑むところ、なんだけどな」
紫「貴女にそれはあげます。それを居候見せなさい。地上の技術をね。でも追い出してはダメよ。アマノサグメは天津神の中でも地上に慣れているから心配はいらないわよ…あとお礼が欲しいわ」
正邪「あんがとな。ババア」
紫「……」
正邪「わ、悪かったよ。えーっと、あ、ありがとうござ、ゆ、ゆ、紫さま…」
紫「////」
正邪「な、なんなんだよー!」


577 : 名無し妖精 :2016/04/16(土) 14:35:39 b61ikvuU0
八雲正邪か鬼人紫
八雲の方がかっこいいな


578 : 名無し妖精 :2016/04/16(土) 15:57:11 befEnaV2O
紫「錐刀を以て太山を堕つ…と言うけれど」
正邪「我らが姫は既存利権を穿つ刃だよ」
紫「さしずめ天邪鬼は黒幕かしらね」
正邪「異変と天変地異と政変の裏に八雲の名あり、と言われる奴には負ける」
紫「買いかぶりすぎですわ」
正邪「体格に出てるぞ、チビ」


579 : 名無し妖精 :2016/04/16(土) 19:12:42 6dtTlcLk0
「おいババア、足元が寒い。もっと布団をよこせ」
「……(何を言うか。私の計算では、お前の方が30%高い)」
天邪鬼と始祖の布団争いは激烈を極めた。
「寒い、寒いんだよ。ババァここから追い出してやる」
「……(全く、私が何の策もとらずにこんな事をしていると思うか?)」
「何!!」
「……(イーグルラビィに伝達。すぐさま保温の体勢を作れ)」
「おまかせを!!」
「我らの力、あなどるな!!」
「こんな、肉布団。最初から使えよ」
「……(あまり無理はさせたくないのだよ)」


580 : 名無し妖精 :2016/04/17(日) 01:16:11 JBcYM1KQ0
藍様を派遣して堕落させたい
そして正邪ちゃんと姫の仲を崩してゆかりんの式にするのだ


581 : 名無し妖精 :2016/04/17(日) 04:34:37 CaLFcPXk0
藍「どうだ天邪鬼? 私の尻尾の具合は」
正邪「…ううっ…もっふ! もふぅ!」
針妙丸「やめてキツネさん!! 正邪をユーワクしないで!!」
正邪(…お、堕ちる………)アヘガオ


582 : 名無し妖精 :2016/04/17(日) 22:47:57 CaLFcPXk0
と、その時

藍「ハッ!? クンクン」
針妙丸「あっ! あそこに油揚げを持ったサグメさんが!」
サグメ「ルールールールー」ヒラヒラ
藍「ケーン!」タッタッタッ…
針妙丸「正邪!大丈夫!?」
正邪「クッソ…もふもふ地獄に溺れる所だった…スキマめ恐ろしい手を使いやがる…」
紫「残念ねぇもう少しだったに…でもまだ私は諦めないわよ。必ずあなたを私の物にしてみせるわ」
正邪「いつでも来い…だがお前の思い通りにはならないからな」

藍の頭を撫でながらスキマの中に消える紫を見つめるサグメ

サグメ「……(八雲紫…正邪をどうするつもりだ…この妖獣に比べればとるに足らない小者の天邪鬼なのに…)」


583 : 名無し妖精 :2016/04/17(日) 22:49:21 xf6xPvD20
こんばんは
いつも正邪ちゃんの活躍を楽しく見させていただいてます
今日は正邪ちゃんの新しい必殺技を考えたのでハガキを送りました

2つ考えました
1つ目は「リバース・シェイク」
「ひっくり返す能力」を何度も使いシェイクする技です
相手の胃袋などに使うと効果的だと思います

もう一つは「リバース・イデオロロ」
上記の「リバース・シェイク」をあえて自分に使い
常にオロロしているので誰も近づかないという技です

これからも反逆頑張ってください。
PNお椀剣士


584 : 名無し妖精 :2016/04/19(火) 00:37:16 Byv4R1sk0
仮面ライダーリバース

課金しないと能力を発揮出来ないヒーローって一体


585 : 名無し妖精 :2016/04/19(火) 21:34:41 L0qrhS/IO
正邪「さ〜花見だ花見だ♪」
針妙丸「もーお花散っちゃってるのに…」
サグメ「…(しかし、若葉を愛でるのも悪くない…おや?)」

紫「あら?貴女たちどうしたの?」
正邪「どうしたのじゃねーよ、スキマババア!なんだ?雁首そろえて」
紫「貴女は森を見て樹を見ないのね…ご覧なさい。八重桜よ」
針妙丸「わぁ…きれい!」
紫「ここが見頃なのは桜が終わったあとよ。意外に知られていないのね…今日は皆を誘ってお花見よ」
サグメ「!(八意様!)」
永琳「あらサグメ、偶然ね」
正邪「ババアの仲間か?墓でも買う相談かよWWW」
サグメ「…(正邪!)」
永琳「それはできない相談ね…一度買って見たいけど」
幽々子「この子が天邪鬼?」
白蓮「お墓…でも先祖を敬うことは良いことですね」
神奈子「聞いてはいたが、なるほど無礼な奴ね」
正邪「悪いかよ」
神奈子「年長者は敬え」
正邪「ただ長生きしてる奴等がいばるな!」
神奈子「では、“ただ長生き”の叡知をみせてやろうか?」
神奈子はポケット将棋盤を取りだし、正邪と1局始める。
正邪「くっそー」
神奈子「愚直なくらい正攻法でくるな。少しは奇手も使いなさい」
正邪「うるせー、もう一度だ」
神奈子「何度でもつきあう」

正邪「ババア!食えよ」
幽々子「少女よ〜♪」
正邪「旨いかよ?」
幽々子「…(無言で笑顔、親指を立てる)」
正邪「ぼた餅まだあるぞ、もっと食えババア」
幽々子「少女よ〜♪」

正邪「坊主か…」
白蓮「正確には尼ですね」
正邪「そうかよ、ババア」
白蓮「…(笑顔)。“ターボババア”入りま〜す!」
爆音とともに750CCが現れる。
正邪「うわ〜っ!」
ライダースーツ白蓮「悔い改めなさい」
カワサキに追われ逃げる正邪
一方、針ちゃんたちは和やかな宴を楽しんでいた。

永琳「貴女も私が地上を離れられない意味が分かったでしょ?」
サグメ「…(ええ)」


586 : 名無し妖精 :2016/04/20(水) 01:40:41 ccxsyU6M0
その様子をやや離れた所から伺っている二人の仙人
とりわけ青い仙人は大御所たちの輪の中に入りたそうな表情を浮かべている

華扇「諦めなさい。小人と天邪鬼はともかくあの輪の中に入れるのはババアと呼ばれる事の覚悟が出来ている者だけよ」
青娥「そういうあなたには呼ばれていい覚悟があるのかしら?(ジットリ)」
華扇「ノーサンキューに決まっている(クロスチョップ)!!」

一方白蓮のバイクに追い回されている正邪の胸元に羽手裏剣が飛び込む
そこにはサグメからのメッセージが書かれていた

“お前に勇気があるならバイクの前輪に伸びているパイプを切れ。それで罰ゲームは終わる”

正邪は羽手裏剣を見た。ゴム製のパイプを切るには十分な強度がある
走りながらサグメに目をやると親指を立てたサグメの姿が
白蓮は尚も愉快そうにバイクで正邪を追っている

「遊びは終わりだクソ坊主!!」

踵を返すと正邪は白蓮のバイクに突進していった


587 : 名無し妖精 :2016/04/20(水) 07:26:57 ngUcFcEs0
正邪ちゃんがショタだったら危なかった(性的な意味で)


588 : 名無し妖精 :2016/04/20(水) 10:54:39 h63CH9rM0
天子「私は見下ろされるのが嫌いなのよ」
正邪「奇遇だな、見下す方が好みなんだ」
霊夢「傲慢なヤツほど倒したくなるわね」
紫「あらあら、あなた達は這い蹲るのがお似合いですわ」


589 : 名無し妖精 :2016/04/20(水) 19:21:04 bMJhHPO60
※全員まとめて薄い本になりました


590 : 名無し妖精 :2016/04/20(水) 19:26:02 mfeLD7hU0
全編バトルで数百ページの厚い薄い本


591 : 名無し妖精 :2016/04/21(木) 05:14:41 F9ZjXtgEO
>>586
“はい、そこまで”
の声と同時にすとん、と落とし穴に落ちたような感覚になった正邪
正邪「??って…あれ?」
いつのまにか地べたにすわっていた。
ふとみると、白蓮もライダースーツのまま宴会の席に座っていて、やはりきょとん、としている風だ。
正邪「あんたのしわざか」
バイクの排気音に振り返ると八雲紫は微笑を浮かべて立っていた。
正邪の言葉には答えず、まるで懐かしそうな手慣れた手つきで鉄の馬をいじっている。
薄い、紫色のライダースーツに身をつつみ、長い金髪を頭の上にまとめあげている。
普段は導師服に隠されたなまめかしい身体にぼーっ、と見とれてしまう。
と、いきなり紫色の瞳を向けてきて
紫「貴女も乗ってみない?」
正邪「足がとどかねぇよ…」
紫「運転するのは私ですわ」
そう笑って答える賢者の頬もこころなしか紅がさしている。
正邪「なんだコレ?きついなぁ」
紫「それは逆…わざとでしょ?」
渡されたヘルメットは白と黒に赤色が入っている。
正邪(!?…人間の匂いか…?)
どうせ拾い物だろ、と気にもかけない。
“R.U”という消えかけたイニシャルの意味もわかるはずもなかった。

紫「行くわよ」
走り出すと排気音も振動も気にならない。
落ちないように夢中でしがみつくしかなかった。
正邪(やわらかけぇなぁ…)
くびれた腰に手をまわしながら、引き締まったサグメとは違う抱きごこちに心が落ち着いてくる。
紫「恐くない?」
紫も背中ごしに伝わる熱い感触を感じていた。
うまく説明できない、いとおしい記憶がよみがえってくる。
正邪「恐かねぇよ、ほれ!」
天邪鬼魂の悲しさ、他意の無い言葉にも反応してしまう。
腰にまわしていた手を離した。
紫「!?…やめて、危ない」
未舗装の道だけに速度は落とせない。
しかし、正邪も人外だけに身体能力は半端ではない。
正邪「おもしれー」
紫「やめて!お願い……蓮子!」
悲鳴のような言葉にはっとなり腰にしがみついた。

小川の側にバイクを停めた。
正邪はさすがにばつが悪い。
紫「お馬鹿さん」
正邪は無言で首にまいたスカーフを差し出した。
正邪「顔、汚れてんぞ」
そのまま小川で顔を洗う。
初めて見た、賢者の涙に動揺は隠せない。
紫も側にきてせせらぎに手のひらを浸ける。
正邪「返せよ」
紫「いやよ」
正邪「汚ねえもんだろ。みっともねー」
紫「だーめ、罰としてあずかります」
代わりにハンカチを差し出した。スカーフとは比べ物にならない上等品。
ライダースーツごしと同じ匂いがした。
紫「さ、帰りましょう」
スカーフを右腕な巻いて颯爽と鉄馬に誇る。
腰に手を回しながら、今回ばかりは素直でいてやろうと思う正邪だった。


592 : 名無し妖精 :2016/04/21(木) 22:04:09 JeEjnOFs0
>>591
紫が正邪に甘い理由、それは……




考えようによっては「封じられた事象にあえて踏み込む」というのは割りと天の邪鬼な振る舞いかもね


593 : 名無し妖精 :2016/04/21(木) 23:35:24 Svd0Gl.c0
幻想郷のある川で、釣りをしている見知らぬ人物を正邪は見つけた。
年の頃は30過ぎの様だ。


594 : 名無し妖精 :2016/04/22(金) 00:15:05 TY/d0q0A0
>>593
傍らに蒼いオフロードバイクが止めてある。幻想郷に馴染まないその存在。
正邪はその男に声をかける事にした。
「よう、こんな所で何やってんだい!!」
振り向いた男が答える。
「岩魚がね、いたんだよ。もう逃げちまったかな」
「ふーん、あんた、外の人間だな」
正邪はその男の匂いで外界から来た人間だと看破した。
男が答える。
「よく分かったな。俺は紫様の許しを得て、こうやって、時々幻想郷に入り浸る。お、釣れた」
男の釣り竿にキラキラと光を反射して、見事な岩魚が釣り上がった。
「今日初めての獲物だ。お嬢さん、一緒に食べないか?」
見知らぬ男との昼飯。だが、正邪は不思議と違和感を感じなかった。
「あんた、これから何処へ行くんだ?」
「うーん、それを聞かれるときつい。俺は紫さまの恩情で生かされている身だしな」
「あのババァの戯言に踊らされてるのか?」
「いや、どっちかというと、俺は式神の藍様を嫁にしたい」
「はぁ?」
「初めて会った人達にそれを言うと、必ず笑われる。九尾の狐を嫁にしたいだなんて」
「ふーん、嫁にすればいいじゃん」
そこで、男はさも面白そうに笑った。
「そうか、そうだな、嫁にすればいい。貴女の言うとうりだ。でもね、それには壁があるだ」
男は遠くを見上げる。
「橙がな、泣くんだよ。そんな事しないでくれって」
「俺は、人生に絶望してた頃、藍様に救われた。まるで、映画の主人公みたいだった」
男は言葉を続ける。
「でもね、この場所はそれほど甘くない。俺は藍様に左腕を食われた。その左腕には退魔の力が宿っていた。その力で俺は藍様を屠った」
男は空を見上げる。
「何だろう、涙が止まらない。俺は……俺はあの場所でしてはいけない事をしてしまったんじゃ無いかと、今でも後悔するよ。お、どうやら次の魚がかかったようだ」
だが、正邪の目にはその男が霧のように消えていくのが見えていた。
釣り竿と、それにかかった魚を残し、男は消えていた。
「……これは、夢だったのか。それとも、私に何かしてほしいのか?」
残されたバイクが月の光を受け輝いていた。


595 : 名無し妖精 :2016/04/22(金) 01:54:44 2Acjdz7w0
霊夢「天邪鬼が乗っていたバイク…あれなに?」
早苗「セローでしょうか…」
菫子「TLMとかCRMとかじゃないの?」
紫「ハンターカブって乗りやすかったわね」
マミゾウ「陸王でブイブイ言わせてたぞい」
針妙丸「で、正解は?」
正邪「越後製菓」


596 : 名無し妖精 :2016/04/22(金) 23:29:21 DzTfRS1EO
音もなく刺又(トライデント)が飛んできた。
胸すれすれをかすめて立木に突き刺さる。
正邪「誰だ?」
気配はない。
いずれも相手は強敵である事は間違いない。
やばいな…冷や汗が額から頬にしたたり落ちる。
『田舎者はこれだから嫌だな』
振り向くと至近に顔。
黒服の少女があぐらをかいたまま逆さに浮かんでいた。
逆さまは天の邪鬼の専売特許。頭に血が昇る。
正邪「知るか!お前なんか」
精一杯の虚勢も相手に鼻で笑われる。
「封獣ぬえ、そう呼ばれてる。私が何しに来たか分かるだろ?天邪鬼?」
正邪「…鵺だと!」
最強の種族だ。かなう相手ではない。
ぬえ「師への侮辱…私は許さない。お前の首を裏の墓場にでもさらしてやる」
そこで頭でも冷やせ
そういうとさらにもう一撃、今度はスカートの裾を捕らえた。
ぬえ「所詮、天邪鬼か」
手も足も出ない正邪に失望したようなため息。そして手にした刺又を胸先に突き出した…


597 : 名無し妖精 :2016/04/24(日) 01:56:53 fW3EFEoY0
サグメ「……(月下独酌か…何を呑んでいる?)」
正邪「鏡月グリーンだ。言わせんな恥ずかしい」
サグメ「……(恥じる事ではない…)」


598 : 名無し妖精 :2016/04/24(日) 04:02:59 4TOSTpck0
月とか花とか影とか雲みたいな友達しかいなかった正邪ちゃん


599 : 名無し妖精 :2016/04/24(日) 10:30:06 .fNBh/vE0
>>598
字面だけ見るとイタい娘に見えますねぇ


600 : 名無し妖精 :2016/04/24(日) 11:47:50 la1j4T4IO
>>598

月「さぁ、次は剣術です。共に汗を流しましょう!」
花「そこの花壇に水をやって…あとは向日葵畑でお茶にしましょう」
影「わふぅ…毛繕いありがとう」
雲「……(おお、そこそこ。すまんのう、一輪には頼めんし…指圧の礼は何が良い?)」


正邪(ふぅ、大所帯だぜ…)


601 : 名無し妖精 :2016/04/24(日) 12:22:02 ImLDGAEM0
月「こんなにも月が紅いのだから…」
花「春ですよー♪(杉花粉ブワァ」
影「そうではない…」
雲「天界から見下ろしたアンタの城は美しい」

霊夢「あんた友達多いわね」
正邪「霊夢には負ける」


602 : 名無し妖精 :2016/04/24(日) 23:50:27 OTk2bwIs0
サグメさん「……」
正邪「なんだババァ、機嫌が悪いな」
サグメさん「……(プンプン)」
正邪「何だよ、言いたい事が有るなら言えよ」
針ちゃん「サグメさんは、正邪がかまってくれないから拗ねてるんだよ」
サグメさん「……(!!)」
正邪「へぇ〜、そうだったのか。じゃあ仕方がないからかまってやるか。まずはセクハラか?」
針ちゃん「その時のサグメさんの表情はとても複雑な顔をしていました」


603 : 名無し妖精 :2016/04/25(月) 09:53:17 iCgljasMO
サグメ「…正邪はセクハラしない(はっ!)」
正邪「なっ…!」
針ちゃん(わざとでしょ?)


604 : 名無し妖精 :2016/04/25(月) 11:14:09 oDJuesuk0
サグメに壁ドンされる正邪?


605 : 名無し妖精 :2016/04/26(火) 01:05:22 BTZUBVWQ0
正邪(…しかしセクハラするとは言ったものの何すりゃいいんだ…何より姫の目の前だしあまり過激なことは…)

困惑しながらサグメを見つめる正邪
サグメはサグメで冷や汗を浮かべながら正邪を見つめ返す

針妙丸(何か煽った私の方が気まずい…)


606 : 名無し妖精 :2016/04/26(火) 05:36:11 BTZUBVWQ0
サグメ「近づくな…私に触るな…」

やがてサグメはそう言いながら座ったままジリジリと後ずさり始めた
のれん状のスカートのスリットから象牙色の内腿がのぞく
それは女の正邪から見てもドキッとするような光景だった

正邪「お前本当に嫌がっているのか!? 誘っているようにしか見えないぞ!?」
サグメ「…そんな事はない……/////」
正邪「頬を染めんな!!」


607 : 名無し妖精 :2016/04/26(火) 11:07:10 mqxXh1VM0
なにされるのかちょっと期待しちゃうサグメさん


608 : 名無し妖精 :2016/04/26(火) 12:41:11 jxf/5S/6O
サグメ「…んふっ!…くっ…!」
正邪「へん、感じてんじゃねーよ」

針ちゃん「サグメさんは身をよじらせました」

正邪「どうた、気持ちいいだろう?」
サグメ「…(////)」←無言でうなづく

針ちゃん「絶賛足裏マッサージ中の二人でした」


609 : 名無し妖精 :2016/04/26(火) 12:46:17 hOigORgM0
正邪ちゃんは自分でしたことなさそう


610 : 名無し妖精 :2016/04/26(火) 21:13:25 UAhXoMkI0
「さぁ、物語を、物語を育みましょう。デタラメを混ぜて混沌と混乱を混ぜ合わせながら、魔女の釜の中身の様な地獄を作りましょう」
「あのさ姫、最近かまってやらなかったのは謝る。だけど、何だ?このデウスマキナが出てきそうな流れは?」
「ふふふ、ふふふ、正邪は悪くない。あの月人が悪いのよ。私の正邪をあんな風に……」
「ストップ、ストップ、姫、私はあのババアと何も無いから!!」
「残念だけどもう後戻りはできない。装甲悪鬼村正よ、我の前に顕現せよ!!」
 そこに現れる血まみれの装甲悪鬼。
「そう、始めましょう。刃を血で染め上げてこの世に紅蓮の花を咲かせましょう」
 針妙丸が操る装甲悪鬼が顕現した。
「あーもう、誰か何とかしてくれ!!」


611 : 名無し妖精 :2016/04/27(水) 01:21:27 LTzQ7Faw0
装甲悪鬼村正邪念編


612 : 名無し妖精 :2016/04/27(水) 12:36:09 IXawxV7oO
聖闘士正邪


613 : 名無し妖精 :2016/04/28(木) 01:32:15 ydjeGBvE0
最凶最悪が最も似合うキャラですな


614 : 名無し妖精 :2016/04/29(金) 02:32:50 ks/.LvJE0
そこへサグメが姿を見せた

サグメ「……(正邪…)」
正邪「ババア来るな!! 姫はお前を狙っている!!」

しかしサグメは正邪の叫びに耳を貸さず、ツカツカと向かってくる

サグメ「……(正邪…!)」
正邪「何やってんだよ!? 捻り殺されるぞ!!」

そして正邪の前に立ったサグメは

サグメ「正邪!!」

と一喝してビンタを張った

正邪「何でだよー!?」


615 : 名無し妖精 :2016/04/29(金) 05:14:41 Xgab/PdI0
理由:BBA呼ばわり


616 : 名無し妖精 :2016/04/29(金) 08:20:37 yBasrnzcO
正邪がBBAに指定してる人
紫 永琳 白蓮


617 : 名無し妖精 :2016/04/29(金) 08:57:12 ks/.LvJE0
サグメ「……(私もババア呼ばわりされているが?)」
正邪「すみませんねお客さん、BBAは“ボインボインアネキ”の略でもあるんですよ。単に年食ってるだけじゃBBAのカテゴリには入れられないんですよ」
サグメ「……(私の胸はボインのうちに入らないというのか…心が傷ついた。帰る)」
正邪「帰んなよ豆腐メンタル過ぎるだろ!?」


618 : 名無し妖精 :2016/04/30(土) 22:14:10 s74zg1REO
正邪「ババアっ!あんたはもう出禁だ!」
サグメ「…(藪から棒に何を言うのか)」
正邪「あんたが出るとこのスレがエロくなるんだよ!皆が書き込み難くなるんだ!」
サグメ「…(!)」
正邪「分かったか?とっとと月に帰りやがれクソババア!もう居場所はねーんだよ!」

ドレミー「恩にきる」
正邪「…これで良いんだな?」
ドレミー「ええ…地上に長居されすぎて、サグメ様にあらぬ疑いをかけられそうだったから」
正邪「ふん」
ドレミー「それで、できるかぎりのお礼はしたいのだけど…」
正邪「まあ、せいぜい良い夢でもみせてもらおうかな…」


619 : 名無し妖精 :2016/04/30(土) 22:37:05 BZ0fzPLU0
ゆるぼGW首都圏エリアオススメの場所(例大祭以外)


620 : 名無し妖精 :2016/04/30(土) 22:37:26 BZ0fzPLU0
誤爆してすまない……


621 : 名無し妖精 :2016/05/01(日) 03:37:53 zxZKZ8mc0
針妙丸「高山とか白川郷とか五箇山とかいいよね」
早苗「乗鞍に行く為だけにトランザルプを借りた思い出…」
マミゾウ「八ン場ダムを通って草津温泉、渋峠を経由して長野まで行くのがオススメじゃぞ☆」
菫子「宇都宮で餃子三昧!」
蓮子「飯田線の田切駅まで行こうかと思う」
紫「高崎線から上越線を経由して新潟まで鈍行で行きますわ」
正邪「お前ら首都圏の周りしか答えてないじゃねーか!」


622 : 名無し妖精 :2016/05/01(日) 07:19:17 dsyieG9sO
>>619
アキバ、中野は避けた方が吉(人大杉)
神田神保町は店を開けてないとこ多し


623 : 名無し妖精 :2016/05/01(日) 09:41:20 6.u8nrtE0
>>621
誰と一緒にデートするかでもめそう


624 : 名無し妖精 :2016/05/02(月) 22:08:28 mKwgQN5oO
「さー連休だ!」
がっつり働く正邪


625 : 名無し妖精 :2016/05/03(火) 01:27:17 ipnfyDa60
正邪「連休とは無縁の仕事の筆頭株と言えばコンビニだよな……(ピロピロン〜)たのもう! …って何故お前がここにいる!?」
サグメ「左遷された」


626 : 名無し妖精 :2016/05/03(火) 02:21:14 r6AInXMUO
正邪「連休も観光業って働くのか…」
小町「交通機関は連休関係ない」


627 : 名無し妖精 :2016/05/03(火) 23:47:42 ipnfyDa60
正邪「サービス業、飲食業、運送業、放送通信業…あと連休関係ねえ職業ったら…」
サグメ「……(風俗…は私たちには関係ないな)」
正邪「そーいう方向へ話を持っていくから嫌われるんだよ!!」
サグメ「……(嫌われてナンボの天邪鬼ですから)」


628 : 名無し妖精 :2016/05/04(水) 03:38:16 PHj4w0yk0
性的なことには初心な正邪ちゃんに藍様とにゃんにゃんの猥談を聞かせたい


629 : 名無し妖精 :2016/05/04(水) 17:36:32 OALs/zx2O
色街に売られそうになった少女の身代わりに、女郎屋に乗り込んだ正邪!
「これは珍味!」
待ち受けていた男達に押さえつけられ、水揚げ待ちの旦那(実はエロ妖怪)の元へ差し出されてしまう…
危うし!正邪ちゃん!


630 : 名無し妖精 :2016/05/04(水) 18:45:19 QoPISPt.O
正邪「お主も悪よのう…」
旦那「お代官様ほどでは…」

霊夢「ごっこ遊び?」
幽香「私のシマを滅茶苦茶にされてしまったわ」
アリス「花魁でありんすー」
リグル「幽香さんの童です」
チルノ「アリスの童やるー」
霊夢「ごっこ遊びみたいね」


631 : 名無し妖精 :2016/05/05(木) 16:31:20 rmZ.xPMc0
里の甘味やにて。
「ああぁは言ってみたが、あのババアがおとなしく月に帰ったとは思えない」
「ホントは帰って欲しくないんだね」
「何を言う姫!!私はあいつを見るたび、虫唾が走るんだ!!」
「今、サグメさんの事を「ババァ」と呼ばなかった。素直になって良いんだよ?」
「ふん。姫に言われたからって、はいそうですよ、なんて言わない。すいません、柏餅追加で」
「かしこまりました」
「んん、今何か知ってる気配が……」
はたして、サグメは月に帰ったのか?


632 : 名無し妖精 :2016/05/07(土) 00:20:33 /KD/t0FU0
深夜に買い物に出掛けて警察の人に職務質問される正邪

警官「免許証ないの? 学生証は? マイナンバーカードは?」
正邪「アメの黒カードしかねえよ」フンス!


633 : 名無し妖精 :2016/05/08(日) 17:46:14 S735TatoO
正邪「さー明日は例大祭だ!艦これ本買うぞ〜」


634 : 名無し妖精 :2016/05/08(日) 18:20:27 o8kPuJ4Y0
笑えねえよ


635 : 名無し妖精 :2016/05/09(月) 03:41:51 jiLV0h6s0
艦これはハーレムものばっかりで百合が少ないから駄目だ
俺は正邪ちゃん総受け本を書き続けるぞ


636 : 名無し妖精 :2016/05/09(月) 12:51:52 J.VuEQpYO
会場でガルパンコスプレのサグメさんに遭遇

正邪(…負けた)
サグメ「…(ふふふ)」


637 : 名無し妖精 :2016/05/09(月) 13:34:34 1RqqpGXk0
会場で天子コスの正邪に遭遇

サグメ「…そうではない」
正邪「」


638 : 名無し妖精 :2016/05/14(土) 01:20:35 Scsvt0mM0
※625の続きです


サグメ「……(ファミチキ食うか?)」
正邪「いらん。それで左遷て、つまりどういう事だってばよ?」
サグメ「……(先の純狐侵攻の時に独断専行で色々やらかしたのが上層部の不興を買ってな…今は閑職にまわされている)」
正邪「閑職?」
サグメ「……(以前お前を“地球見”に連れていった天体観測所を憶えているか? あそこの管理者が今の私の肩書きだ)」
正邪「月の都の救世主がそういう扱いかよ…」


639 : 名無し妖精 :2016/05/14(土) 21:10:29 FvddVzbwO
正邪「ババアッ!無口なあんたには接客業は無理ゲーだ」

かくして「きしめん城」再開(前スレ参照)

正邪「あんたにはデザート担当をしてもらう…さあ、食後に出せる菓子を里で仕入れてこい!」

なんだかんだ優しい正邪であった


640 : 名無し妖精 :2016/05/14(土) 21:25:22 zW4YnOig0
「心につる〜ぎ〜、輝くゆ〜き〜、た〜しかに閉じ込めて、みらい〜、切り札は〜自分だけ〜!!」
カラオケで熱唱する正邪達。
「雨上がり〜ブレイク!!隙間から青空が手招きしてる〜!!」
「……(次は私の番だな)」
「空っぽの星〜、時代をゼロから始めよう〜!!」
「おいおい、クウガかよ。ババァ、さてはオダギリジョーのファンだな?」
「……(違う、私のお気に入りは一条さんだ!!)」


641 : 名無し妖精 :2016/05/15(日) 04:31:25 jTraLi7I0
正邪ちゃんはラスボスとダチになるからフォーゼ


642 : 名無し妖精 :2016/05/17(火) 00:56:03 gWIBe4Q20
きしめん城にて

サグメ「……(戻ったぞ。明細書のチェックをしてくれ)」
正邪「……よし、仕入れはOKのようだな」
針妙丸「だけどあんまりですよね。月の都を危機から救ったのに左遷なんて…」
サグメ「……(だが私にとって都合のいい面もある。今の方が中央にいるより監視が緩いからな。それに…)」
針妙丸「それに?」
サグメ「……(私の独断云々は建前で地上の穢れをしこたま溜め込んだ私を都から遠ざけたかったというのが本音だと思う)」
正邪「有能なお前でも目こぼし無しかよ」
サグメ「……(天邪鬼の私が中央にいる事を快く思わない者たちもいる。その誰かが私が地上に降りている事の尻尾を掴んで密告したのだろう)」
正邪「ケッ、出来る奴に限って姑息な手を使いやがる…あ、いや、別にお前に同情している訳じゃないからなっ///」
針妙丸(正邪…顔に出ているよ)


643 : 名無し妖精 :2016/05/17(火) 07:49:34 wYw49dUc0
東方で百合描いてる絵師が艦これで提督ハーレム描いているのを見るとなんとなく違和感がある
サグメ「そういう話ではない」


644 : 名無し妖精 :2016/05/18(水) 13:35:21 nCbCP2FkO
紀勢線と間違えて高山本線に乗る正邪?


645 : 名無し妖精 :2016/05/18(水) 13:56:33 tMr/64b6O
正邪「さー国鉄に乗るか♪」


646 : 名無し妖精 :2016/05/18(水) 20:50:06 tMt2onZQ0
>>644
そんな総武線と総武本線じゃあるまいし


647 : 名無し妖精 :2016/05/19(木) 08:31:20 F9S1vCQE0
天邪鬼プロデュース「幻想郷の車窓から」
車両提供 八雲紫
撮影 射命丸文
音声 幽谷響子
編集 上白沢 慧音
ナレーション サグメのババァ
「……(悪意を感じるぞ……)」
「いいじゃねーか、実は喋りたくてうずうずしてるだろ」
「……(そうではない)」


648 : 名無し妖精 :2016/05/19(木) 08:46:38 aJInk3qo0
正邪ちゃん、電車ではしゃぎまくるの巻


649 : 名無し妖精 :2016/05/19(木) 13:04:28 Ff0oXGYYO
旅はボックスシートに限る!
幻想郷の鉄道には窓側のテーブルの下にせんぬきがあるに違いない。
(紫様の意向で全面禁煙)


650 : 名無し妖精 :2016/05/19(木) 20:37:52 F9S1vCQE0
「え〜、お弁当、おべんとういかがですか〜」
「おい、夜雀、駅弁売ってるのか?」
「はい、皆様からご好評ですよ」
「ひとつくれ」
「まいどあり〜」
輝く米。
そして、それを引き立たせるおかず類。
それは乗客の食欲を掻き立てる以外の物ではなかった。
「はぁ〜うめぇ〜」


651 : 名無し妖精 :2016/05/20(金) 11:01:57 vlLbN8oY0
飯田線で非常ブレーキ栓を開放して引きずり降ろされる正邪ちゃん一行?


652 : 名無し妖精 :2016/05/21(土) 00:48:56 HPvGtDbI0
針妙丸「どーすんのよこんな所で降ろされて…次の駅まで何キロあるのよ!?」
正邪「しょーがねえだろ、ここはスタンバイミーごっこと洒落こもうぜ」
サグメ「…途中で死体を見つけなきゃいいんだが」
正邪「縁起でもない事言うなー!!」


653 : 名無し妖精 :2016/05/21(土) 16:16:17 fYDjGpoM0
「そんな訳で芳香ちゃんとうじょー!!ほら、走れ走れ!!追い付いたらたべちゃうぞー!!」
「何でキョンシーがいるんだよ!!」
「……(確かにこいつは死体だ……)」
「そんな事よりも逃げなくちゃ。正邪、ゆれる、ゆれるー!!」
線路の上をキョンシーに追いかけられながら逃げる正邪一行。
「お、次の駅が見えてきたぞ」
「……(飯田線は駅が96あるという。これで何とか逃げ切れるな)」
「正邪ゴメン。揺れが酷いから酔ってきた……」
「ひめぇぇぇ、我慢しろよ!!」
正邪の服のポケットで蒼い顔の針妙丸。
キョンシーに追いつかれるか。はたまた正邪の服が香ばしくなるか?




654 : 名無し妖精 :2016/05/21(土) 20:47:47 S4jMFg0YO
飯田線沿線に撮影旅行に来てた某光画部と遭遇、
歓談する正邪一行
(芳香ちゃんもごはんもらってご満悦)


655 : 名無し妖精 :2016/05/21(土) 22:22:05 fYDjGpoM0
光画部と聞くと「あ〜る」を思い出す私はおっさんなのか?


656 : 名無し妖精 :2016/05/21(土) 22:35:52 PdRYeknw0
むしろあれ以外の光画部が思いつかないぞ


657 : 名無し妖精 :2016/05/21(土) 23:08:24 HPvGtDbI0
サグメ「……」ジー
R・田中一郎「な、何です?」
サグメ「……(今透視したが恐ろしいほど雑な構造なのにこれ程高性能のアンドロイドを造るとは、地上の民の技術力も侮れないな)」
R・田中一郎「……う、うっ…初対面で僕をアンドロイドと呼んでくれたのはあなただけです」
鳥坂「ロボットやマシンは泣いちゃ駄目だろうが!!」
正邪「だだっだー(…はて、何で私は今こんなスキャットを口ずさんだのだろう?…)」


658 : 名無し妖精 :2016/05/23(月) 05:19:45 t4AVbZR20
夜明けの停車場に鬼人正邪


659 : 名無し妖精 :2016/05/24(火) 01:08:02 0YPyguSU0
光画部一行と別れ更に線路伝いに歩く正邪たち

サグメ「……(今度は北国の帝王ごっこでもするか)」
正邪「何だそれ? スタンバイみたいに映画絡みのやつか?」
サグメ「……(ああ。今度列車が来たら外に掴まって無賃乗車する。だがその列車には無賃乗車する奴等を叩き落とす事に命をかけている鬼のような車掌が乗っていたりする)」
針妙丸「いやもうちょっと歩きましょう」
正邪「姫、私におぶさりなから言うセリフじゃああませんよ」


660 : 名無し妖精 :2016/05/24(火) 06:48:27 G7fIAmMEO
マナーを守らない撮りテツに制裁!
三脚にかじりつく後ろからカンチョーかます正邪


661 : 名無し妖精 :2016/05/24(火) 13:53:08 kaG3jzKw0
ご褒美じゃねーか


662 : 名無し妖精 :2016/05/24(火) 20:59:00 nIjk3l2U0
正邪「おい、月の賢者の一人のくせに金もってないのかよ」
サグメ「……(資金がないわけではない)」
正邪「だったらケチってねえで運賃ぐらい出せるだろ三人分」
サグメ「……(こっちで使えるならとっくに使っている)
正邪「あっ(察し」


663 : 名無し妖精 :2016/05/24(火) 22:55:07 G7fIAmMEO
正邪「おい、ババア!スキマババアッ!」
紫「はいはい、何かしら?」
針ちゃん(博麗巫女でも呼び出せない賢者がなぜそう易々と…?)
正邪、サグメから革袋を受けとり紫に換金を要求
紫「了解しましたわ…それにしてもこの財布、地上製じゃないかしら?」
サグメ「……」
紫「さあどうぞ」
ずっしりした革の長財布を手に
正邪「えらい金額だな?」
紫「まだあるわよ?足りなくなったら声をかけなさいね♪」
月の貨幣、なら地上で大金を積んで欲しがるものが多いのだ。
正邪は札を一枚抜き取って差し出した。
紫「あら?何」
正邪「そろそろ日暮れだが野宿はしたくない」
紫「宿を押さえろということ?…ふふ、なら少し先に行けば駅よ。そこに駅前旅館があるの。古い商人宿だけど良いところよ?あと、手数料はいらないわ」
正邪「あんたも泊まれよ」
紫「まあ////」


664 : 名無し妖精 :2016/05/25(水) 06:30:21 aP1kFHlw0
スケベしようや


665 : 名無し妖精 :2016/05/25(水) 15:13:57 UiQ/VNoU0
と、云う訳で天竜峡駅の商人宿にたどり着いた御一行。
「なかなかいー処じゃねーか」
「……(何やら力を感じる)」
「ねっねっ、温泉入ろう!!」
「うふふ、たまにはこういうのも悪くないわ」
だが、受付係の一言で針妙丸がショックを受ける。
「大人3名様、子供1名様。お部屋にご案内します」
「わ、私子供じゃないもん。小人だもん!!」
「まぁーまぁー姫よ。気にすんな。子供料金なら金が減らなくて済む」
その晩の針妙丸の夕食はお子様御膳だった。


666 : 名無し妖精 :2016/05/25(水) 22:17:15 50IxQJkAO
「…!(こ、これは)」
お子様御膳にサグメさんの眼が光った!
ミニハンバーグにナポリタンにオムレツ、カレーピラフに唐揚げとデザートはフルーツ(苺とマスクメロン)にプリン。
これにブリックパックの乳飲料と、さらに地元のゆるキャラ?のオマケが付いていた。

地上に降りて、初めて見る珍味の山、お子様向けの香りがさらに食欲を刺激する。食べたい!。
一方、紫の視線はオマケのゆるキャラグッズになぜか釘付けで…。

正邪(…仕方ねーな)
少し照れながら二人分のお子様御膳を追加し、自分と姫とで馬刺に鯉のあらいと伊那路の珍味を楽しむのだった。


667 : 名無し妖精 :2016/05/28(土) 01:28:36 hugC8FRA0
針妙丸「正邪、お風呂行こうよお風呂!」
正邪「そうだなぁ…ゴロゴロしてても仕方ないし、ひとっ風呂浴びてきますか」
紫「いってらっしゃい。私は後で行くわ」
サグメ「……(私も後にする。まだちょっと腹がきついのでな)」

正邪と針妙丸が風呂へ向かうと部屋は紫とサグメの二人きりになった
茶をすするサグメに顔を向ける紫

紫「あの子達だけにしていいの? 不埒ものはどこの世界にもいるのよ」
サグメ「……(分かっている。用がすんだらすぐに行く。お前と話す時間が欲しかったのだ…正邪のいない時に)」


668 : 名無し妖精 :2016/05/28(土) 07:14:30 jAblgoXYO
あら、ばれた?と地上の賢者は少し舌を出して懐から数枚の写真を取り出した。
就寝、入浴中の正邪が…

サグメ「…(そうではない)」
紫(でも写真はポケットに入れるのね)


669 : 名無し妖精 :2016/05/29(日) 11:33:46 933iRSOg0
※この話には独自設定が含まれています



紫「何か気になる事でも?」
サグメ「……(先日の花見の時にお前は正邪をバイクに乗せた…博麗の巫女がやっかんでいたぞ。私でさえ誘った事がないのにと)」
紫「それは仕方ないわ。和尚がオカルトボールに釣られるまで幻想郷にああいうバイクは無かったから…」
サグメ「……(乗り馴れた様子だったがそれはまあ察しが付く。気になるのは何故正邪を誘ったかだ…巫女の話を聞く限りお前は他者と直にふれあう事を好む妖怪ではないはずだ。そのお前が正邪を後ろに乗せ自分に抱きつかせた…女であれば尚のこと相手を受け入れていなければ出来ない事だと思うが)」
紫「貴女や霊夢が知らないだけで、私は人並みにふれあいを求めているわよ」
サグメ「……(幻想郷の転覆を目論んだ奴に何故そこまで気を許せる? それに以前お前はいつか正邪を自分のものにしてみせるとまで言った…お前にとって正邪はどういう存在なのだ?)」


670 : 名無し妖精 :2016/05/30(月) 22:22:12 .7MV23860
紫「乾いて…」
サグメ「ん?」
紫「……乾いて候[そうら]えばその問いには答えられぬ、ですわ」
サグメ「……(お前の心は乾いているというのか…その心に潤いを与えてくれるのが正邪だと? あやつにそれほどのものが…)」
紫「やめて」

その言葉にサグメはハッとした。
真顔でサグメを見据える紫。
その瞳の奥に何かを感じたサグメの胸の内に“それ以上踏み込んではいけない”という警告が響く。
経験上、その警告を無視して強引に突き進めばろくな展開にならない事をサグメは知っている。
迂遠な言い回しとはいえあの紫が答えたくないと言ったのだ。これ以上の追及は野暮の極みといえた。

サグメ「……(…いや、無粋な真似をして済まない…天邪鬼の悪い癖が出たようだ…)」

少しばつの悪そうな表情を浮かべてサグメは浴場へ行く支度を始めた。
今度は紫がサグメに訊ねた。

紫「そういう貴女は何故足しげく彼女の元へ訪ねにくるの? 穢れまみれになる事を承知の上で」


671 : 名無し妖精 :2016/05/31(火) 05:39:52 Zb5OwtZ.0
サグメ「……(…月の民は穢れを遠ざけるのと引き換えにイビツな心を持つようになった…私や綿月や竹林の隠者たちを見ていればお前もそう感じているはずだ…清浄であるが故に自分たちは高次高潔、地上に生きる者たちに劣るもの無しと…)」
紫「でもそうではなかった」
サグメ「……(ああ。穢れを排除しても永遠不滅にはなれないどころか極ゆっくりと劣化していった…そして大半の者が僅かな穢れにも耐えられないほど脆弱な精神の持ち主に)」
紫「でも月のウサギたちの中にはそれを乗り越えた者たちもいた」
サグメ「……(だからこそ思うのだ…私たちは本当に浄土の住人と胸を張れるほどの存在なのかと…)」
紫「……」
サグメ「……(ひるがえって正邪だ。確かにあやつは姑息で卑怯で小悪党の天邪鬼だ。だがその一方で天邪鬼らしからぬ社会性も持っている…今回も上流妖怪に対する反感を抱きながらもお前を宿に誘った)」
紫「!」
サグメ「……(私の事もクソババアと呼びながら何かと面倒見てくれる…そういう心意気を持っているあやつを時々羨ましく思うのだ……)」
紫「……」
サグメ「……(まあそれは建前で、地上のうまい食い物にありつきたいというのが偽らざる気持ちだ)////」


672 : 名無し妖精 :2016/06/01(水) 05:37:00 f6m0Eoug0
紫「地上の食べ物はそんなに美味しい?」
サグメ「……(そうだな、加工されたものでも何か違う。もしかしたら穢れと関係があるのかも知れない…ああ、そうだ)」

支度を整えたサグメは先ほど紫から没収した正邪の写真をポケットから取り出した。

サグメ「……(脱衣場で盗まれるかも知れないから返しておく。後で金を払うから焼き増ししておいてくれ)」
紫「口止め料代わりにプリント代はサービスしておくわ」
サグメ「……(…かたじけない)」

サグメを見送った後の紫の顔に薄ら笑いが浮かぶ

紫「……甘いわよ月人さん…もう少しで落とせたのにね…でも…気遣ってくれてありがとう…」

紫はサグメの残した写真に目を落とす。
その中の一枚を手に取り写っている正邪の姿をそっと撫でた。

紫「……蓮子……」

そう呟く紫の目からはらはらと涙がこぼれ落ちる。


673 : 名無し妖精 :2016/06/01(水) 05:38:19 f6m0Eoug0
※あくまで二次創作
ここだけの話ですよ


674 : 名無し妖精 :2016/06/01(水) 06:04:22 yaPaS.zQ0
正邪ちゃんめ、藍様からゆかりんを取りやがって


675 : 名無し妖精 :2016/06/01(水) 09:17:09 9uuDw/fcO
>>673
以前>591を書き込んだ者です
いいお話でした。


676 : 名無し妖精 :2016/06/01(水) 21:46:38 Lo1tFDok0
正邪「今来たのか、こっちはもうすぐあがるところだ………ふ〜ん」
サグメ「……(何を見ている?)」
正邪「いや、月人のクセにねーんだなと思ってな」
サグメ「……(あなただけには言われたくなかったわ、あなただって似たようなものじゃないの)」
正邪「うっせ!まぁ、お互い精進しような!行くぞ、針妙丸」
サグメ「……(相変わらずなこと)」



サグメ「(いっしょに入りたかったのに結局は独りか)」
サグメ「(あの子の体………傷だらけだった)
サグメ「(逃げおおせいて生きてきたと言っていたが、あそこまでひどいとは思わなかったな)」
サグメ「(ふむ、地上の温泉は初めてだが、悪くなさそうだ)」


正邪「いや、〜いい温泉だった、傷だらけの体によく効くわ〜」
針妙丸「押すなよ!?絶対押すなよ!?って言ってたのはだれたっけ?ぎゃー、傷がしみる〜!って喚いていたの誰だっけ?」
正邪「う、うるせえな!慣れれば問題ないんだよ!お前こそ、浴槽で溺れかけてたくせに!」
針妙丸「でも正邪はすぐ助けてくれたよね。」
正邪「あー!、あの時笑って放置すればよかったと後悔したわ!」


677 : 名無し妖精 :2016/06/02(木) 02:00:57 ukUaWFbo0
>>675
有り難うございます
性懲りもなく人様のネタに便乗するという無粋な真似をしておりますが、それでも“蓮子”については中々見ないネタだけにあれだけで終わらせるのは勿体ない気がしたので今回のような形に




紫「正邪! 卓球やりましょ卓球!」
正邪「いやその前に風呂入ってこいよ汗臭いぞ」
紫「失礼ね、私は汗なんてかかないわ」
正邪「あぶらとり紙で鼻の脇を擦ってやろうか? 少女の時代も終わって妖怪の賢者も現実と向き合う時なんだ」
紫「うるさい! そのほっぺつねってやる!」ムニー
正邪「いててっ!!」
針妙丸(スキマさん、怒っているけど楽しそう…そして何かムカつく…)メラメラメラ


678 : 名無し妖精 :2016/06/03(金) 01:10:13 ZUStjNv60
鬼人正邪主演映画『傷だらけの純情』
ラストは正邪と針妙丸が一緒に死んでBAD END
(でも本人たちにとってはHAPPY END)


679 : 名無し妖精 :2016/06/03(金) 08:40:13 hHeZ98VY0
テルマアンドルイーズみたいな


680 : 名無し妖精 :2016/06/04(土) 01:35:25 dDS6wgwM0
サグメ「……(お前はともかく何故針妙丸まで死ななければならないのだ)」
正邪「ともかくって何だ!! こっちが聞きてえよそんな事!!」
針妙丸「どうでもいいじゃない……
どのみち一緒に死ねば正邪を私だけのものに出来るんだから…え〜い〜えん〜にね〜…」
正邪「オソロシイ事言わないでくれ……」


681 : 名無し妖精 :2016/06/04(土) 23:19:05 Fde1B.aQ0
温泉を楽しんだ正邪御一行。
そして各自布団にくるまって始まる「怖い人間の話」。
「そして、彼女は見たの。隣の部屋が見える覗き穴を。その穴の先は真っ赤に染まっていたというわ」
「うわー、それは引くって」
「ブルブルブル」
「……」
そして。
「あー、なんかトイレ行きたくなってきたな」
布団から出ようとする正邪の服をつまむ手が一つ。
「せいじゃー、一緒にトイレいこうよー」
「なんだ姫よ、怖いのか。やれやれ、ん?」
そこには正邪のスカートをつまむ月人。
「……(ね、眠れん。しょうがないからお前達のトイレに付き合ってやる)」
「おいおい、ババァまでかよ。やれやれ。ん?」
「ゆかりんもトイレに行きたいー♪」
「なんなんだよこれー!!」
その後、皆で仲良くトイレに行きましたとさ。


682 : 名無し妖精 :2016/06/05(日) 03:51:59 Z4GoEAC60
正邪ちゃんにundertaleをプレイさせてみたい


683 : 名無し妖精 :2016/06/05(日) 06:39:43 1zYWzwPIO
>>681
そのトイレには「花子さん」がスタンバっていた!
しかし、一行が来た瞬間お互いに
「「妖怪が出た〜!!」」
と腰をぬかしたとさ

(そのあと仲良くお茶しました)


684 : 名無し妖精 :2016/06/07(火) 02:01:17 lhvuE1qA0
正邪「『綾鷹、ホットで』と言えばお茶が現れる魔法の箱って作れないかな

パチュリー「出来なくはないけど普通にコンビニにいった方が早いと思うわよ」


685 : 名無し妖精 :2016/06/08(水) 00:41:44 Qm.vmYnQ0
弾幕アマノジャクがノートン先生にウィルス認定されるそうで……機械の式神をもウザがらせる正邪ちゃんマジ天邪鬼

しかし何故今ごろこんな話が?


686 : 名無し妖精 :2016/06/08(水) 03:31:02 0LwZxAB60
ゆかりんが夢中になってる正邪ちゃんをウイルス認定する藍様だと


687 : 名無し妖精 :2016/06/08(水) 16:00:45 N/.EK8hA0
善神バンジョウとアマンジャクメはこんな約束をした
入り江を横切って対岸へ橋をかけるのに、もし一番鶏が鳴くまでに出来たら島人を全員食べても良いというのである
アマンジャクメは三千体のわら人形を作って、これに呪法をかけて、人として工事にかかった
鶏も鳴かぬ中に出来上がりそうになったのをみたバンジョウは、鶏の鳴きマネを陰でした
アマンジャクメは工事を止めて「ケイマゲウッチョケ」と叫んだ

  ,..,..,_,._
 :'A  A ゝ
彳ノハλノヽゝ
⊂<#・д・ノ <ケイマゲウチョケ!!!!
  /  ノ∪
  し―J|∥∥バンッ!!
      ,----、
       {=±==}

そして三千のわら人形に、千は海へ、千は川へ、千は山へいけと言って放した
これが皆河童となった


688 : 名無し妖精 :2016/06/09(木) 00:45:05 .xX6rDPU0
>>687
おもしろい話だ
何か出典あるの?


689 : 名無し妖精 :2016/06/09(木) 21:00:44 QUh1BVhMO
沖縄?韓国の民話かな?


690 : 名無し妖精 :2016/06/09(木) 22:27:39 Gg.MCBwQ0
雪の鳥かな?


691 : 名無し妖精 :2016/06/10(金) 03:40:54 se9uj8Mg0
調べてみたら長崎の方の話っぽいがはてさて…ヘルメットを投げ捨てる正邪ちゃんかわええなw


692 : 名無し妖精 :2016/06/11(土) 21:54:16 hcGyWps60
正邪ちゃんを連れ去りたい
嫌がるのを無理やり抱きしめて二人で鳥の声も聞こえないような山奥で一緒に暮らしたい
心配して探しに来た友達にラムネ瓶のビー玉のようなクールな気持ちでいるって意味の短歌を詠みたい


693 : 名無し妖精 :2016/06/12(日) 21:22:12 IrT8N116O
正邪「…と、言うわけで山奥に来てはや3日か」
紫「はぁい!迎えに来たわよ♪」
正邪「遅せーんだよ、ババア!」
サグメ「…(しかし、気配はずっと感じていたろう?)」
正邪「…ふん」
紫「さあ…帰りましょう。彼が貴女に髪1本危害を加えないのは分かっていたわ」
サグメ「…(彼にはお前が必要だった。この三日間はな。しかしこれ以上は…)」
正邪「こいつは今、寝ている。この山奥で1日中私の為、食いもんを探してな。疲れて蹴っ飛ばしても起きない。悪い夢は見せるなよ!」
サグメ「…(今、彼は夢の中でお前との別離を体験している。そして目覚めたら現実を知るだろう…)」
紫「たしかにこの子には今、居場所はないわ。でも決して見捨てたりはしません。幻想郷はそんなものたちの為の場所なのですから」
正邪「約束だぞ、ババア」


694 : 名無し妖精 :2016/06/13(月) 00:54:40 sYbGUrkU0
正邪ちゃんはいいぞ
マジで


695 : 名無し妖精 :2016/06/14(火) 00:51:12 vK86QAW60
針妙丸「正邪、本当にあの人には何もされなかったの?」
正邪「しやがったらあいつの首は前後逆にねじれてるよ。人間ごときにそんな真似させられるか」
針妙丸「でもあの人間の事気に入っていたんでしょう?」
正邪「姫……私にも古傷はあるんですよ(タメイキ)」
物影のサグメ「……(人間の欲に付き合えば最後に傷つくのは妖怪だ…お前はどうする正邪…)」


696 : 名無し妖精 :2016/06/14(火) 04:36:49 FfmklUk.0
正邪ちゃんの優しさにつけこんで無茶な要求をしたい
それで保護者に殺されてもいい
正邪ちゃんはそのことを決して忘れないだろうから


697 : 名無し妖精 :2016/06/15(水) 01:08:48 1fbHtSZM0
正邪「どうしたクソババア」
サグメ「ニャー……(どうした、一人きりでたそがれて?)」
正邪「……天邪鬼は人間を好きになっちゃ駄目なのかな」
サグメ「駄目だ」
正邪「即答かよ!!」


698 : 名無し妖精 :2016/06/15(水) 12:14:56 sOEp902oO
サグメ「私を好きになってもいけない」
針妙丸(心の声で言えよ…)


699 : 名無し妖精 :2016/06/15(水) 22:47:11 ap42At4U0
針妙丸「正邪ってバンプ オブ チキンとか好きそうだよね」
正邪「Kとか」
針妙丸「ほらー」


700 : 名無し妖精 :2016/06/15(水) 22:52:15 m98YicAE0
針妙丸「まさか、自分をKの黒猫と照らしあわせているんじゃ?」
正邪「バ!…そんなわけ、ねーだろ!」
針妙丸「だよね〜正邪はホーリーナイトじゃないてブラックデビルだしね」
正邪「それもそれでひどい言い方だな。」
針妙丸「正邪にKをつけたらKSEIJA……毛正邪?」
正邪「なんだよそれ……。」


701 : 名無し妖精 :2016/06/16(木) 00:53:19 KgVoELvA0
針妙丸「まぁ正邪は生えてないけどね」
正邪「は? ……はっ!? おまっ、ばっ、お前えぇ!!」


702 : 名無し妖精 :2016/06/16(木) 03:17:31 FBUZC1TA0
生えてないのか・・・・・・
薄い本じゃ生えてることも多いよね


703 : 名無し妖精 :2016/06/16(木) 05:36:06 9qftfGK6O

正邪「姫、どこに目をつけてるんですかね…生えてますよ」
針妙丸「えっ!」どきどき
正邪「ほれ(頭の角)」


704 : 名無し妖精 :2016/06/17(金) 01:17:09 bOSKNgaE0
サグメ「……(私はモサモサだぞ)」(スカートたくし上げ)
正邪「やめろおおおお逮捕されるぞおおおお」


705 : 名無し妖精 :2016/06/17(金) 01:20:11 Efnnfxcs0
映姫「…白ですね」
紫「白ですわ」
霊夢「でも真っ黒よ」
サグメ「どや?」
正邪「ええええええ」


706 : 名無し妖精 :2016/06/17(金) 03:19:38 pMXlg5tw0
正邪ちゃんってHなこと興味ないねって面してるけど興味津々だよね


707 : 名無し妖精 :2016/06/18(土) 21:40:31 Uxh7tK8c0
霖之助「無縁塚にお宝探しに行ったらこんなものが流れ着いていたよ。興味あるかい?」 つ[平凡パンチ]
正邪「……////ま、まあ昼寝する時の日除けカバー代わりにはなるだろうよ」

物影のサグメ「……(女の裸の写真が載っている雑誌だな…そんなものを見て赤くなるとは…やはりお前にもその気が…)」
針妙丸「そうではないっ!!」


708 : 名無し妖精 :2016/06/20(月) 09:11:11 va3oXHFkO
こっそりページを開いたら水着のゆかりんが飛び出してきた!


709 : 名無し妖精 :2016/06/21(火) 05:42:32 bArofFOg0
天邪鬼の特技

イタズラ
建築
農業
博打
鶏の鳴きマネ
人の声真似
変装
謎妖術
大物だと天変地異レベルの悪戯もする

なぜか説話によって似た話なのに成功するパターンと失敗するパターンの2種類がある


710 : 名無し妖精 :2016/06/21(火) 20:49:16 /xA77UvYO
>>709
建築も農業も得意ならアイドルも出来るね!ね!()


711 : 名無し妖精 :2016/06/21(火) 21:47:47 n0aKko7I0
天部に踏まれてるのは実はバイト説

苦しそうに踏まれるフリが得意


712 : 名無し妖精 :2016/06/22(水) 00:23:27 hkjvts6I0
「くっ…こんな小物相手に不覚を…!」
「四天王の一角ともあろう御方が全くざまぁないねw

―さあ、それじゃ私を踏んづけてもらおうか」
「えっ」


713 : 名無し妖精 :2016/06/22(水) 01:57:17 lhxUM7UU0
星ちゃんが正邪にバイト代渡してる図を想像したら
なんかほのぼのした


714 : 名無し妖精 :2016/06/22(水) 08:25:22 HH4Ak8420
あの踏まれてる天邪鬼大体は不満そうな顔してるんだけど(苦しんでる顔は少ない)
たまに余裕そうなのとか楽しそうなのとかくつろいでるのがいる

混沌、無秩序の上にしか神は存在できないという一種の意趣返しか
心の邪気はいつでも虎視眈々と機会を伺ってるということなのか
それともWINWINの関係で天邪鬼にも利益があるのか
ただ単純にMなのか


715 : 名無し妖精 :2016/06/22(水) 08:45:20 gAl/aCfM0
試しにみんなで正邪ちゃんを踏んでみよう


716 : 名無し妖精 :2016/06/22(水) 23:40:09 sm/ltysA0
正邪「やめろぉジョッカー! ぶっ飛ばすぞぅー!」

ここは第1回幻想郷天邪鬼踏んづけ大会々場
正邪は地面に大の字の格好で仰向けに拘束されている

赤蛮奇「悪く思うな。バイト代(賞金)が魅力なんでな」グイッ
正邪「んんっ…まだまだ」
影狼「ごめんなさいっ」ケリッ
正邪「へっ、やる気あんのか?」
幽香「シャオラッ!!」ドムッ!!
正邪「ぐほっ!……ちょ、洒落になんねぇ…」

サグメ「……(参加者は一通り終わったな…ではトドメは私が刺すか)」


717 : 名無し妖精 :2016/06/23(木) 00:02:14 sBPyQqMI0
サグメ「……(待たせたな)」
正邪「こんな間抜けなイベントに参加するとは、月の女神も焼きが回ったな」
サグメ「……(金で釣られたお前に言われたくない。私はこうしてやろう)」 (足を持ち上げ正邪の顔を狙う仕草のサグメ)
正邪「クソババアてめえッ…花妖怪でさえしてない事を…!!」
サグメ「……(日頃私をババアと呼んで侮辱している事への意趣返しだ)」

と言いつつおもむろにブーツを脱ぎ出すサグメ

サグメ「……(さあ、月の女神に楯突いた底辺妖怪の愚かさ、皆に見せつけるがいい!)」

ブーツを脱いだ足を正邪の顔面につき出すサグメ
それを見るなり正邪が…


718 : 名無し妖精 :2016/06/23(木) 00:16:33 sBPyQqMI0
正邪「……っぷ! ぶぁっはっはっは!! 何だそれ!? ぶひゃひゃひゃひゃ!!」

霊夢「何やってんのよあいつら」
魔理紗「しかし月人もやるに事欠いて顔面蹴りかよ」
影狼「怖いわー、月の民怖いわー」
幽香「…変ね。月人踏んでないわよ?」

正邪「はーっはっはっは! …駄目だ腹痛え…こいつが一番効きやがる…っひーっひーっひーっ…」

ツボに入ったのか笑いこけ続ける正邪
サグメの足の裏には「ニャー」となく猫の下手くそな絵が描かれていた


サグメ「……(よかった、受けなかったらどうしようかと思った)」


719 : 名無し妖精 :2016/06/23(木) 00:35:25 sBPyQqMI0
ちなみに最優秀賞は比那名居天子
正邪を踏んだままアヘ顔ピースで写真に収まるという主催者の出した要求に応えたのは彼女だけだった


720 : 名無し妖精 :2016/06/23(木) 03:20:50 3VB4glYE0
正邪ちゃんのお胸をふみふみしたいな


721 : 名無し妖精 :2016/06/23(木) 05:50:58 u/3Se/YIO
誰だよ主催W


722 : 名無し妖精 :2016/06/23(木) 07:59:21 UoX7ie1g0
星(ここは毘沙門天代理として、私が踏みつけの手本を見せなければ…!)
正邪「早くやれよ」
星「で、ではいきます」グニッ

正邪「おい!!なんだそれは!!!!」バンッ
星「ひっ!?」
正邪「なにその腰の引けた踏み方?お前そんなんで毘沙門天の代理やれんの?やる気ある?」
星「いやその」
正邪「踏まれるこっちが恥ずかしいわ…はい、じゃあもう一回」
星「すいません、では…!」グッ
正邪「もっと重心下げて!顔は憤怒!指先まで気合込めて!!」
星「はぃぃ」
聖「頑張って!」
ナズ「ご主人、ファイトー(棒)」

正邪「まー今回はこんなもんかねえ…多少ましにはなったな」
星「ありがとうございましたッ!」
正邪「精進しろよ」


723 : 名無し妖精 :2016/06/23(木) 20:27:25 tXAL/5y20
関係ない会話

小傘「へー、鬼って踏まれる役なんだー」
村紗「インドのはちょっと違ってたな」
小傘「どんな?」
村紗「シヴァ神に踏まれた鬼が、ノリノリで踊ってるんだよ」


724 : 名無し妖精 :2016/06/24(金) 03:31:37 pI07s34w0
>>723
つまり、正邪に踊らせろと


725 : 名無し妖精 :2016/06/24(金) 06:56:52 9a.xY3IAO
衣玖「すみません、キャラかぶるんですが?」


726 : 名無し妖精 :2016/06/24(金) 19:20:58 XDfw21GU0
東方キャラが1000人ぐらいになったら、インド映画が作れるね


727 : 名無し妖精 :2016/06/24(金) 19:32:09 RaYESmtY0
100人でも十分作れるよ!


728 : 名無し妖精 :2016/06/24(金) 22:55:48 h4EF5sGE0
>>725
まあそう硬いこと言わずに
第一踊りといっても衣玖さんはトラボルタダンス専門でしょ?


729 : 名無し妖精 :2016/06/25(土) 11:35:31 EwzQ8Da60
東方の衣玖さんと、黄昏酒場の天治さんもかぶってるねw


730 : 名無し妖精 :2016/06/26(日) 18:22:42 FKqUArgI0
正邪「♪カズディッスィッスリーラー スリーラーナーァイッ」
サグメ「……(素直に踊る気か。反逆はどうした)」
正邪「この歌の舞台背景は夜だぜ。その歌を昼間歌い踊る事に意義があるんだよ」
サグメ「そういうものだろうか……」
針妙丸「ていうかインドの踊りおどるんじゃなかったの?」


731 : 名無し妖精 :2016/06/28(火) 00:24:47 gqzL5nHQ0
サグメ「……(かように猛練習を重ね来る日に備えた正邪だが野外ステージだったのが運のつき、折からのゲリラ豪雨でダンス大会は中止になった。だがそれで良かったのかも知れない…何故なら私は知っているのだ…面霊気が乱入する気満々だったのを…流石に踊りに関しては正邪も部が悪かろう)」

正邪「…まさかこの雨ってお前の能力のせいじゃないだろうな?」
サグメ「……(いいや。むしろお前がしくじって恥をかくのを見たかったくらいだ)」 ニヤリ
正邪「…芯っから嫌な奴…」


732 : 名無し妖精 :2016/06/29(水) 06:48:27 WLBh4twA0
踊りは技術じゃない魂だ
正邪ちゃんなら心を揺さぶるソウルフルなダンスができるはず


733 : 名無し妖精 :2016/06/29(水) 06:54:38 fdExQt5oO
「…(そうむくれるな)」

といってサグメさんはとある場所に正邪を誘う。
正邪「なんだこの廃家は?」
サグメ「…(まあ中に入れ)」
内部は清潔で、ガラス窓が大きい。床は板張りで光っていて、正面一面が鏡になっている。

正邪「なんだここは?」
古ぼけたカセットデッキ(幻想郷では珍しい)を置いて
サグメ「…(さて、本物のダンスを見せてやろう)」
少し顔を赤らめたサグメさんは部屋の真ん中に立つ。
音楽が流れだし、サグメさんが上着を脱いで踊り出す。
正邪(おお!)
服の下は同じ色のレオタード。
ハイテンポの曲に躍動する肢体に正邪は唖然となる。

たしかに私は踊りを知らなかった、と


734 : 名無し妖精 :2016/06/30(木) 00:59:28 wicJWFxo0
サグメ様の踊り…これは天女の舞いか



閑話休題


針妙丸「正邪、こんな曲があるよ」

針妙丸が1本のカセットをデッキに入れる
流れ出したのはラヴェルの『ボレロ』

サグメ「……(止めておけ。この曲はお前の踊りには合わない)」
正邪「へっ、やってみなけりゃ分からんだろ」

一時間後

正邪「私が悪うございました許してください何でもしますからもう勘弁してください」
針妙丸「誰も無理してやれなんて言ってないじゃない…だけど正邪がここまでめげるなんて…」
サグメ「単調だからな」


735 : 名無し妖精 :2016/06/30(木) 23:38:34 jRW87BTo0
「こんなカセットもあるね。ほいっと」
針妙丸が名無しのカセットをデッキにセットする。
「さいせい、再生っと……あれ?」
そのデッキから再生されたのは、針妙丸の声だった。
『わたし、基地に帰ったらプロポーズしようと思う人がいるんです。もう、花束も買ってあったりして』
『鈍いから、中々私の気持ち気付いてくれないの。だから……』
そこに焦りを含んだ声が響く。
『天津神急速接近、ブレイク!!ブレイク!!』
『うわあぁぁぁぁぁ!!せいじゃぁぁぁぁ!!』
爆発音が響き渡り、それをあざ笑うかの様な声が響き渡った。
『……(戦う理由は見つかったか?子孫よ)』
そしてラテンのリズムにのった曲が始まった。曲名は『ZERO』。
「えっ、なに、何!!」
慌てる小人にサグメは呟く。
「……(悪いな、貴女の寝言を録音させてもらった。何しろ枕の下から『円卓の鬼人と小人』などという薄い本が出てきたからな)」
「あ、あれみたのぉぉぉぉ!!」
「なんだそれ、姫よ?」
「知らない知らない!!せいじゃのおたんこなすー!!」
そして針妙丸は走り去った。
「何なんだ、一体?」
そこでサグメはほくそ笑む。
(お邪魔虫、一体撃墜……)


736 : 名無し妖精 :2016/07/02(土) 00:46:06 ZqETa0hg0
針ちゃんはどこで薄い本を手に入れたんですかね…


737 : 名無し妖精 :2016/07/02(土) 18:53:13 oyvnOkP.0
やっぱり晴海ですかねえ?


738 : 名無し妖精 :2016/07/02(土) 21:57:31 zkQUE3.IO
正邪「さー、コミケ行くか♪」
針妙丸(そう言いながら幕張に行くんだから…)

行ったその先はモーターショーの最中

サグメ「……(よく来たな、目的のものは手に入れたか?)」
正邪「なんちゅー格好してんだババア!」

サグメさんはきわどいハイレグのコンパニオンさんだったのだ


739 : 名無し妖精 :2016/07/04(月) 01:23:36 YJ5xsO9s0
正邪「普段でもスケベスカートはいているのにそんなものも着るのかよ」
サグメ「……(ああ。男たちの見てないようで見ている視線を痛いほど感じる。お前も着てみるか?)」
正邪「な!?」


740 : 名無し妖精 :2016/07/04(月) 06:47:52 IDZA1zBsO
なんだかんだ付き合う正邪
おそろいの衣装で車の前でポーズをとる

正邪「なあ…皆じろじろ見るんだけどな////」
サグメ「…(仕方ない、そういうポジションだここは)」
正邪「なんか、カシャカシャやってんのがいるが」
サグメ「…(あれはカメラ小僧というものらしい。しかし安心しろ。あれは女だ)」
正邪「妖怪かよ…って、天狗じゃねーか、あれ」


741 : 名無し妖精 :2016/07/06(水) 01:04:55 TfM5t7iw0
そのファインダー、正邪を射抜く!


742 : 名無し妖精 :2016/07/07(木) 01:45:36 key5wk5w0
あややなのかはたnなのか


743 : 名無し妖精 :2016/07/07(木) 18:35:05 OoCQDdUIO
(ヒント)ロリコン


744 : 名無し妖精 :2016/07/08(金) 01:38:11 EUA51jV20
七夕祭りの日
正邪たちもご多分に漏れず竹に短冊を吊るしていた

針妙丸「正邪はどんな願い事を書いたの?」
正邪「“幻想郷が平和でありますように”」
針妙丸「え!?」
正邪「普通に願い事を書いても面白くないだろ? だから心にもない事を書いた上で本心は幻想郷転覆を目指す! これがいいんだよ」
サグメ「……(面倒くさいやつだな)」
正邪「そういうクソババア何書いたんだよ」
サグメ「“早く元の仕事に戻れますように”」
正邪「口に出して言ったら元も子も無いじゃねーか!!……お前、本気で戻りたいと思ってないだろ」
サグメ「……(まだまだ地上の食道楽を極めてないのでな)」ニヤリ


745 : 名無し妖精 :2016/07/10(日) 19:27:11 vJI8oeiY0
暑い夏の昼下がり…

サグメ「……(カップの南国しろくま買ってきた)」
正邪「おっ、フルサイズが3つか。さては私と早食い対決する気だな?」
サグメ「……(いや、2つは私の分だ。子供にはキツいから1つを針妙丸と分けあえ)」
正邪「何だと!? しろくまといえば早食い対決と相場が決まっているだろうが!?」
サグメ「……(何の話か知らんがそんな食い方は邪道だ。とにかく私は2つをじっくりと味わう)」
正「ぐぬぬ…だがこの陽気だ、時間かけていたら溶けるぞ」
サグメ「……(それもまた一興、どのみち食うのは私だ)」
正邪「ええい、こうなったらこいつを2つに分けて姫と対決だ!!」

この後3人でトイレを奪い合う事になるがそれはまた別の話


746 : 名無し妖精 :2016/07/10(日) 19:59:08 nfsyzmUw0
正邪ちゃんが安いアイスを食ってる時にギフト用の高いアイスを食うゆかりん


747 : 名無し妖精 :2016/07/11(月) 12:51:01 MftVlWNg0
と、3人でトイレを奪い合った翌日。
「先日は、姫と一緒にトイレに入る羽目になったが」
「……(なんだ?)」
「あのな、トイレットペーパーを一人で使い切るとか。正直何やってんの!!」
「……(すまん)」
「後の事を考えろ!!おかげで私は中腰で紙を取りに行くことになった」
「……(いや……トイレの花子さんが補充してくれると思って)」
「正邪、もういいよ……」
「よかない、姫がどうしようもないトラウマ抱えちまったんだぞ。それは……」
「やだー、正邪言わないで〜!!」
その後、天邪鬼の隠れ家にルールが追加された。それは。
トイレの紙を切らさない。


748 : 名無し妖精 :2016/07/11(月) 13:10:09 MftVlWNg0
「……(ただ今、天邪鬼一行は、外界の磯釣りに来ていました)」
「好き勝手に、外界の食い物を取りに行く。少しはこっちに還元しろ!!」
「えーっ、ゆかりん初サンマが食べたいの」
「えーっ、じゃない。そもそも力を利用して好き勝手やってる、自分を反省しろ」
「そうね……。私だけじゃなく皆に還元しないとね」
そして、その後。何故か皆が釣り糸を垂れています。
「釣り道具は用意したわ。あとはよろしく〜」
磯釣りの道具を前に、困惑する一行。
「……おい、この後どうすんだ?」
「……(旨い魚を釣れというんじゃないか?)」
「やだぁー!!なにか引っ張ってるー!!」
「姫!!今行くぞ!!」
その後の釣果は。
黒鯛3匹。シマダイ5匹。マゴチ2匹。アマダイ6匹。イセエビ2匹。
「どうだ、見てみろ紫ババア」


749 : 名無し妖精 :2016/07/11(月) 22:30:25 Nl4PQaXAO
けっこう高級魚釣ってるなW
魚種からして釣り場は西日本かな?


750 : 名無し妖精 :2016/07/12(火) 03:16:47 7wzxf4Wg0
絶対ゆかりんによく頑張ったわねってナデナデされる


751 : 名無し妖精 :2016/07/12(火) 08:22:49 boD/eOVg0
ツイッター発祥だけど新妻正邪ちゃんマジ可愛い
料理してる後ろ姿ずっと眺めていたい


752 : 名無し妖精 :2016/07/12(火) 17:37:18 JMRZfeR20
おい!
新妻正邪って単語を見たら一枚描かなきゃいけないぞ!
じゃないとブチャラティが来るらしいぞ!
ttp://i.imgur.com/FX3VHzH.jpg


753 : 名無し妖精 :2016/07/13(水) 00:17:07 gVQYoM1Y0
妖怪達に囲まれた人間達の真ん中に現れた人影。
新妻正邪「おい!!お前ら!!」
叫ばれた子供達がびくりと体を寄せる。
正邪は大きく息を吐く。
「いいかぁ〜よく聞け。私は、お前達のみかただ」
正邪の顔に大きな傷が走る。
正邪は大きく腕を回し、腕を組み合わせた。。
「力ずくなんてよ、ぜんぜん粋じゃねぇ!!」
正邪の指先が敵を指さした。
「ほぅ、貴様いい性能だな……。貴様の作戦目的とIDは!!」
多数の砲台の上から、クモロイドが叫ぶ。
「弱者救済!!新妻正邪!!貴様に約束された明日は無い!!」
「壊せー!!その道化を血と鉄の塊にしろー!!」
蜘蛛の糸に操られた妖怪達が正邪の目の前に立つ。
「傀儡にされたか……。今楽にしてやる」
正邪の指先が閃き、傀儡達の影が崩れていく。
「や、やっと楽になれる・・・・・・」
幻想郷の理から離れた者達が倒れ伏していく。
そして。
朝日が昇る、その中で。
正邪と蜘蛛が視線を交わす。
「ギィィィィィ!!」
巨大な鋏が正邪に迫る。
それをいち早く把握した正邪は敵に飛ぶ。
子供達はその姿を見ていた。
わたしは味方だと。教えてくれたその姿を。
「天邪鬼ぅぅぅ、卍キィィィィーク!!」
蜘蛛の糸はその流れを止める事はできず、その体は微塵と化した。
「ギ、ギギ、素晴らしい性能だ…。それだけの力をもって…キサマは…ナ・・・ゼナンノ…タメニ。理解…デキ…ン」
爆風の消えた戦場で、そこに立つ影。
「よお……」
立ち、眺める正邪に子供達が笑顔を浮かべる。
「やっと……笑ったなぁ」


754 : 名無し妖精 :2016/07/13(水) 02:03:41 VkU6QWQg0
紫「正妻になって」
魔理沙「奴隷になれ」
天子「私と契約して魔法少女になってよ」
正邪「金次第」
紫「Noooo」
魔理沙「おぉう」
天子「訳が分からないよ」


755 : 名無し妖精 :2016/07/15(金) 01:02:50 35r/immM0
正邪「妻をめとらば金が掛かるのは分かりきってるだろうが? 嫁は慈善事業じゃねえんだよれっきとしたビジネスなんだよ!」
この言葉で鬼人正邪は今年のノーべノレ文化賞を与えられる事になったが、当人は「授賞式の演説もダンスもやりたくねえ」と辞退した


756 : 名無し妖精 :2016/07/15(金) 23:25:21 DPHCZUpM0
「金かかるので結婚しない・できない」若者も多いという昨今
むしろ正邪は慈善事業をすべきではないだろうか


757 : 名無し妖精 :2016/07/16(土) 00:52:06 2mwYrFgA0
正邪「私が結婚する気になれる男がいるとしたらそれは…レモン汁をかけた唐揚げを文句ひとつ言わずに食える男だッ!!」


758 : 名無し妖精 :2016/07/16(土) 01:08:40 e/1YiMYIO
そんな正邪の面前でからあげパーティを始める針ちゃん、ゆかりんとサグメさん。
もちろんレモンは山盛り


759 : 名無し妖精 :2016/07/16(土) 11:05:53 kYAGuc2o0
「喰らえィ!マヨネーズだッ!!」


760 : 名無し妖精 :2016/07/17(日) 00:15:49 aRHCaYAk0
紫「何だかソースが欲しくなるわね」
サグメ「……(カツオブシもまぶしたいな)」
針妙丸「どうせなら青のりもかけたいね」
正邪「それじゃたこ焼きだろ!!」


761 : 名無し妖精 :2016/07/17(日) 14:00:59 qZ0tDopc0
魔理沙「もんじゃ食べたいぜ」
霊夢「お好み焼きが食べたいわね」
早苗「広島焼き、はやく」
正邪「なんでお前らグー作ってるんだ…?」


762 : 名無し妖精 :2016/07/17(日) 19:32:20 cH7w6FeY0
幽々子「・・・」←いま8枚目


763 : 名無し妖精 :2016/07/18(月) 22:16:31 b./hWljwO
無言の腹パンを幽々子様にかます正邪

幽「…!!(うぐっ!)」
正邪「すべて吐き出せ!本物の唐揚げを…味合わせてやる」


764 : 名無し妖精 :2016/07/19(火) 03:33:05 xJ1lBUyk0
親友を殴られて怒ったゆかりんが針妙丸をさらって洗脳して正邪ちゃんのこと忘れさせる異変くるな


765 : 名無し妖精 :2016/07/19(火) 11:39:24 ODgIupK60
正邪「私の屍を超えていけ」
星「また踏まれたいんですか?結構な趣味ですね」


766 : 名無し妖精 :2016/07/20(水) 00:12:06 nv0HuKpY0
幽々子「あなたいい度胸ね…気に入ったわ。殺すのは最後にしてあげる」
正邪「そう言っといてちょっと後で『あれは嘘だ』と言ってソッコーで殺すんだろ? やっぱ上流妖怪は根性汚え奴ばかりだ」
紫「正邪、そこまでよ」アームロック
正邪「がああああ!!」


767 : 名無し妖精 :2016/07/20(水) 11:53:07 ZzSWADK20
みょん「焼けましたよー」
幽々子「は〜い」←いま16枚目
みょん「正邪さん、幽々子さまときどき腹パンしないと、お腹こわすんですよ・・・羊みたいですね;」


768 : 名無し妖精 :2016/07/20(水) 23:46:04 j7k/z5yQ0
幼女化幽々子「おなかぁ〜すいた」
正邪「う〜む、よし、そこに入ろう」
のれんをくぐったのは、ある妖怪相手の居酒屋。
ばんきっき「いらっしゃ・・・・・・あんたか・・・・・・」
正邪「悪いな。冥界の姫が、腹が減ったとうるさいんだ。金は払うから、もんじゃを2つ」
ばんきっき「金を払ってくれるならどうでもいいさ。さて、私が焼くかい?」
正邪「こういうのは、自分で作るのがよかろうよ。さて、姫よ一緒に作ろう」
幼女幽々子「うん!!」
正邪「まずは土手をつくるぞ。そしたら、姫はその中に具を入れてくれ」
幼女幽々子「うん!!わかった!!」
その後、鉄板の上をぐちゃぐちゃとかき混ぜながらも、うまいうまいと冥界の姫は言いました。
幼女幽々子「また食べようね!!」
正邪「そうだな。機会があったらな」


769 : 名無し妖精 :2016/07/22(金) 00:57:29 HU1Ps.tk0
>>767
正邪「ったく赤ん坊のゲップかよ…じゃあ私を殺すってのは?」
紫「幽々子一流の“心臓に悪い冗談”よ。大体彼女が本気だったらあなたはとうの昔に死んでいるわ」
幽々子「あらあら〜私一度も冗談だなんて言ってないわよ〜それに」ニッコリ
正邪「何だよ」
幽々子「私に味あわせてよ…究極の唐揚げを」
正邪「究極とまで言ってねえ」


770 : 名無し妖精 :2016/07/22(金) 05:22:25 HU1Ps.tk0
サグメ「……(私も興味があるな、その唐揚げ)」
正邪「お前的には問題ないのかよ(サグメの翼を指差す)」
サグメ「……(勘違いするな。翼はあっても私は鳥の妖怪ではないし鳥そのものでもない)」
正邪「分かった、今腕によりをかけて作ってやる」

数刻後

サグメ「……(…こ、これは!?)」
幽々子「(固く目をつむりしばし天を仰いだ後)……うまいッ!!」
正邪「////誉めなくていい…あとその大泉洋みたいなリアクションはやめろ」


771 : 名無し妖精 :2016/07/22(金) 20:17:09 PPX02fO20
リバースイデオロギーアレンジが楽しみで仕方がない


772 : 名無し妖精 :2016/07/22(金) 22:04:43 y6fx8Jhw0
それにしても……」
紫が問いただす。
「なあに」
「こんなに問いただすなんて、先人は何をしていたのだろう」
「それは、それは幽々子のことばを真に受けていたのじゃないかしら」
正邪は問いかける。
「何かあったんじゃないか?」


773 : 名無し妖精 :2016/07/23(土) 09:04:24 TEpVU2D60
正邪これで道中曲も合わせれば秘封CDのアレンジ3曲目なんだなすごい


774 : 名無し妖精 :2016/07/23(土) 09:24:21 ECwn0Uqk0
スピンオフで自機抜擢もあるし愛されてんな


775 : 名無し妖精 :2016/07/23(土) 16:47:46 bAylqoUc0
正邪と針妙丸は両さんと部長の関係みたいな感じだったらいいなと思う。正邪が両さんで針妙丸が部長だとして。


776 : 名無し妖精 :2016/07/23(土) 20:29:17 xKwA/PEA0
針ちゃんがストレスではげる。


777 : 名無し妖精 :2016/07/23(土) 21:50:51 TEpVU2D60
頭にお椀被ってる理由ってそうゆう…


778 : 名無し妖精 :2016/07/23(土) 23:02:50 A/T.pse60
正邪を止められる唯一の存在が針妙丸という見方もできるな


779 : 名無し妖精 :2016/07/24(日) 10:36:51 qpplG1OM0
>>778
針妙丸「正邪、バッカモーン!」
正邪「げっ、針妙丸!」
みたいな感じですね。
あと、輝針城及び弾幕アマノジャクの後、正邪が「幻想郷転覆はもうこりごりだぁ〜!」とか。


780 : 名無し妖精 :2016/07/24(日) 11:45:11 Bgls6gRI0
正邪ちゃんを無理やり自分の趣味に付きあわせたい


781 : 名無し妖精 :2016/07/24(日) 21:07:02 V4Omvj5M0
( 罪)/γ <さぁ正邪どのっ これをかぶるのですっ


782 : 名無し妖精 :2016/07/26(火) 02:42:04 v2FWhlc20
正邪「クロスアウッ!! ……なんて私がやるか! 」


783 : 名無し妖精 :2016/07/26(火) 19:53:04 8mMWjKa6O
正邪「私には夢がある。下克上の夢さ、あんたにゃ分かるまいババアっ!」
サグメ「…(夢を見るのはいいが、眼は開けていろよ)」


784 : 名無し妖精 :2016/07/26(火) 20:02:55 HUCW5S6.0
ドレミー「夢ときいて!!」
正邪「おまえじゃねぇ、寝てろ」


785 : 名無し妖精 :2016/07/27(水) 23:42:46 dxhLuF1s0
正邪「そういうクソババアはどうなんだよ」
サグメ「……(私にも夢がある…“月の夜明け”だ)」
正邪「何だよそれ」
サグメ「……(鈴奈庵でも寺小屋の先生でもいいから歴史を学べ。話はそれからだ)」


786 : 名無し妖精 :2016/07/30(土) 01:03:21 fbGibrdg0
寝苦しいぞ正邪
何とかしろ


787 : 名無し妖精 :2016/07/30(土) 01:31:06 RDwmwDgc0
     _,..,..,_,._
    ,:' A  A ゝ
   .彳.ノハλノヽゝ
   <.从 ゚ ヮ゚ノ) 寝るな
    〈_t__iWi__iつ
    ,(ン'WWWヽ,
    `^'r_'ォ_ァ'´


788 : 名無し妖精 :2016/07/30(土) 11:06:48 liFSNEXQ0
正邪ちゃんは天邪鬼だからチルノよりも藍様に抱きついて寝るよ


789 : 名無し妖精 :2016/07/30(土) 21:07:19 otdIgSdw0
奴は生きていた。
「身長、体重不明!!湖の底から上がってきます!!あぁー!!」
様々な回避不可能な弾幕を避け続け、奴は生きていた。
「これは、これはー!!うわぁー!!」
究極反則生命となりながらも奴は……やつは生きていたんだ。
妖怪の山へと遡る存在。
「全ての天狗を動員しても守りきれません……うわぁあああ!!」
大きく広げられた咢は何を欲するのか?
シン・セイジャ。
進化したアマノジャクは幻想郷を炎で包む。


790 : 名無し妖精 :2016/07/30(土) 21:46:19 uaX7g1ds0
諏訪湖でワカサギが大量死だ、なんとかして正邪


791 : 名無し妖精 :2016/07/30(土) 21:48:14 hZOTqyqk0
そして諏訪湖以外のワカサギが


792 : 名無し妖精 :2016/07/30(土) 23:09:41 fbGibrdg0
わかさぎ姫「救いは、救いはないんですか!?」
正邪「救いなんかあるわけねぇだろ(助けないとは言ってない)」


793 : 名無し妖精 :2016/07/30(土) 23:48:52 vPld7/a2O
正邪「くそ〜暑い〜!」
紫「なら涼みにゆきましょう?」
正邪「なっ!?」
スキマに引き込まれたと思って出た場所は森の中
藤色のライダースーツ姿の紫が笑っていた
正邪「…また鉄の馬か」
紫「ふふ、さあ乗って」
オフロードに跨がる紫の後ろにしがみつく
バイクは風を切って森の中を抜けて行く
モミの森からシラカバ林に、やがて視界が開けてくる
正邪(こりゃ気持ちいいな)
暑さを忘れて、高原の一本道をひた走る。
正邪(しかし、ここは何処だ?)
道はきれいに舗装されている。外灯に看板、幻想郷では見ない光景…
紫「ついたわ」
目の前に湖が広がる
黒い砂の浜に降り立った。
正邪「こんなとこ来るより氷イチゴの一つでも出しやがれってんだスキマババーッ!」
紫「それなら出してあげられるけど、泳ぐ前にはやめた方が良いわ」
正邪「!?…泳ぐって、えっ?」
紫からこれを着なさい、と渡されたのはスカート付きの水着
白地に黒紅と普段着と同じカラーリングだ
正邪「よくまぁこんなもん見つけて…なっ!?」
紫はライダースーツのファスナーをゆっくり下ろす
紫「じゃ〜ん!どうかしら?」
紫色の薄い水着は、導師服の前掛けを逆三角形に仕立て直したように見えた。
正邪「なんつーやらしい格好だよ」
紫「な!////…これはきちんとした競技用ですわ!」
えっちなんて心外です!
正邪の反応は予想外だったのか、紫は頬ばかりか二の腕や太ももまで赤くして反論した。
紫「気をとりなおして、まずは準備体操」
二人しかいない空間で正邪も逃げ場はない
紫「さあひと泳ぎ」
白い布の帽子をスイミングキャップに替え、身を水面に踊らせる。
水飛沫をあげ
紫「ね?気持ちいいでしょう」
正邪はおそるおそる水に入ると腰のあたりの水深でしゃがんだ
正邪「ああ」
紫「…実は泳げない?」
正邪「////」
紫「教えてあげるわ…さ、手を出して。足をばたばたさせて、顔を水につけてね」
正邪(くそっ!)

来る道を戻って行く
正邪「ババア、疲れてんじゃねーか?」
紫「あら!優しいこと。お姉さん嬉しいわW」
正邪「あんたに鉄馬をひっくり返されたら困るんだよ!」
紫「平気よ、何のための天邪鬼かしらね?」
正邪(くそっ!)

紫「さあ着きました。はい、貴女の姫と居候さんにおみやげよ」
いつの間にか菓子箱を取り出している。
正邪「“高原クッキー”だあ?」
紫「皆で分けてね」
正邪「しゃーねーな。おい、スキマババア 」
紫「ゆかり、と呼んで欲しいけど…何?」
正邪「あんたのエロ水着な、さっき透けてたぜW」
紫(まっ!?)
正邪「あとな、ケツが凄い事になってたぞ、こんなだ!」(角度のきわどい逆三角形)
紫「////」


794 : 名無し妖精 :2016/07/31(日) 00:09:11 DSptyk1o0
これはおねショタですわ
近所の子供を誘惑するイケナイお姉さんですわ


795 : 名無し妖精 :2016/07/31(日) 00:59:30 Am3jkMQk0
>>793
正邪「やーいスキマババア! コマネチ!コマネチ!(両手でハイレグカットのアクション)」
紫「うるさい! その顔アッチョンブリケしてやる!(両手で正邪の頬をプレス)」
正邪「ウビュウー!」


796 : 名無し妖精 :2016/08/01(月) 00:49:36 kHHryo9.0
神妙丸「通報しますた」
サグメ「……(虐待ではない…)」


797 : 名無し妖精 :2016/08/02(火) 00:59:12 uX05Ba6Q0
>>793
しかし未練があったのか高原クッキーの4分の1が消失
正邪「普通に頼めば分けてやらなくもなかったんだがな!」
サグメ「……(いや、絶対渡さん…というか自分の分くらい別に買っておけ)」


798 : 名無し妖精 :2016/08/02(火) 03:25:22 YOnB05V.0
「あ〜、すまんが姫よ。牛乳とってくれ〜」
「はいはい〜」
正邪はボールの中に、針妙丸が差し出した牛乳を入れる。
「おいババア!!フライパンは温まったか!!」
サグメさんはクールに答えた。
「……(すでに準備完了だ)」
「よし、じゃ、生地を入れるぞ!!」
フライパンの中に、甘く香る生地が広がる。
「おいしそうだね〜」
「……(私は3枚食べたい)」
「おいおい、これからたくさん食いやがる奴も来るんだ。のんびりしてられないぞ」
その声と共に。
「あらあら、いい匂い」
「天邪鬼にしては粋なはからいね」
「幽々子様、よだれが……」
そこで、天邪鬼が叫ぶ。
「ひとり何枚なんてセコイ事は言わない。食いたいだけくっていけー!!」
その夜、博麗神社の明かりは消える事はありませんでした。


799 : 名無し妖精 :2016/08/02(火) 03:52:11 YOnB05V.0
「やれやれ、まさか神社でパンケーキ祭りとはね」
「いいんじゃないか?これ旨いし」
「もう、魔理沙まで」
「外界じゃ、スイーツ祭りまでおきてる。少しは他をまねしてもいいだろう」
「ねぇ霊夢起きてる?」
「紅魔館の奴まで来たわ……。なに用かしら」
「それはもちろん!!スイーツを食べて、霊夢をお持ち帰りするためよ!!」
「あーあー聞かなかった事にするわ。さっさとパンケーキ食べて帰れ」
「そんな、ひどいー!!」
「まぁまぁ、霊夢も気を使っている。お前の後ろにいるメイド長。血涙ながしているぜ」
「えっ!!」
「お嬢様、この位、咲夜は耐えて見せますわ」


800 : 名無し妖精 :2016/08/02(火) 12:52:41 /X2/sb7UO
早苗「パンケーキと聞いて黙ってられません!」
正邪「黙れ、青ネギ!(火花バチバチ)」
早苗「さあどうぞ、そば粉入りの特製です」
レミリア「あら、上品な口当たり…」
針妙丸「おいしーい!」
早苗「生地を寝かせて、ふくらませるのがコツですね。牛乳の代わりにヨーグルトを入れてもよいですよ」
咲夜「これは考えつきませんでしたわ」
正邪「うぎぎ…」
サグメ「…(彼女は変幻自在の強敵。やめておけ、正邪)」
正邪「とっとと持ちかえっちまえ(胸をつつきながら)」
早苗「持ち帰るって何を?(余裕で胸をつきだしながら)」
霊夢「決まってるでしょ?持ち帰るのは私よ」
そういって早苗の手をつかむと、部屋に連れていった
正邪「なんだこりゃ?」
咲夜は笑顔で親指を立て、お嬢様と魔理沙は血涙を流した


801 : 名無し妖精 :2016/08/04(木) 00:37:12 wjL1Q3yg0
正邪「暑い…ここは本当に幻想郷なのか?……クソババア、お前の能力で何とか出来んのか?」
サグメ「……(こういう事に私の能力を使うとろくな結果にならないと過去の経験が証明している。人を当てにするな)」
正邪「自分で何とか出来るなら苦労しねえよ」
チルノ「おィーっす! 小人の姫はいるかー?」
正邪「鴨がネギ背負って来た…!」


802 : 名無し妖精 :2016/08/05(金) 01:13:54 NXH8b0g60
チルノ「…分かった、望みを叶えてやろう…パーフェクトフリーズ!」
ピキーン ピキーン
正邪「(あらまっちゃん出べその宙返りっ!)」
サグメ「……(涼みたいとは思ったが…こうではない…)」


803 : 名無し妖精 :2016/08/05(金) 11:03:06 rXjDShdk0
霧の湖に集まった正邪一行。
「暑い時にこそ水泳だ」
「わかさぎ姫は何してるのかしら?」
「……(地上ならではの涼み方だな)」
「それー!!」
正邪はビキニ。針ちゃんはスクール水着。(針妙丸)の名前が光る。そして……。
「……(これが地上のマストアイテムだ!!)」
サグメさん、マイクロビキニでご覧悦。
「ババアよ、気合い入れすぎで周りが引くぞ」
「……(逆だな。女性人口が多い幻想郷で、これは大正解だ)」
それを陰から見るわかさぎ姫。
「正邪さん、グッジョブですわ」
わかさぎ姫の鼻から、鼻血が流れ出る。


804 : 名無し妖精 :2016/08/06(土) 05:15:15 RmvmT1cw0
このわかさぎ姫は少女のわいせつ画像を大量所持していそうですね通報しましょう


805 : 名無し妖精 :2016/08/06(土) 20:16:59 dOzpRBwsO
射命丸文「清く正しい私が来ましたから大丈夫ですよ!」
「証拠物件はお預かりしますね、安心してください」


806 : 名無し妖精 :2016/08/06(土) 20:30:51 atBDq06U0
正邪ちゃんもロリだよね
12歳くらいの反抗期の美少女


807 : 名無し妖精 :2016/08/08(月) 13:24:18 hSWaRYs.0
次出る時は6ボスかエクストラだからまあ見とけって


808 : 名無し妖精 :2016/08/08(月) 13:49:42 Sp1EM2bU0
>>806
輝のED絵とか見てるともっと幼い気すらしてくる


809 : 名無し妖精 :2016/08/09(火) 21:36:25 .jkewLEQ0
でも二次だとなぜかロリのイメージが薄い気がする


810 : 名無し妖精 :2016/08/09(火) 23:14:35 wgZuqy3.0
 「我に光を!!我に光を!!絶大なる光の輝きを我に注ぎ、この星をも支配する絶大なる光を与えたまえ!!」
 異形なる人を象る鬼神が吠える。そして、それをあざ笑うかの如く哄笑する一つの影。
 「無駄だ。お前の戯言を聞く神など、この銀河を全て探っても一片もいない。それよりも、いい加減終わらせないか?貴女と我の永久に続く戯言を」
 「くぅ」
 黒い巨神「アイオーン」がその声に振り向き震える。その視線の先にあるのは、深紅の巨神「リベルレギス」。
 「フォマルハウトの星辰により、今宵貴女、針妙丸の息の根を止める。これは古来からの決められ事だ」
 針妙丸は恐れを振り払うように身震いし、呟く。
 「決められた運命など無い。あるとすれば、私と共にこの星に抱かれて燃え尽きるおまえだぁー!!」
 その言葉と共に、巨神アイオーンは赤い機械神に突進する。
 「彼奴がリベルレギスに接触。大気圏に突入します!!」
 「悪あがきか、それもよし」
 赤い機械神は身をゆすり、黒い機械神を振りほどく。そして。
 「我が羨望と絶望をしれぇぇぇぇ!!」
 十字を模した光の剣が、稲光と共に黒い機械神を切り裂いた。
 周囲に光る塵を残し、巨大な人を模した形が墜落していく。
 「サグメ様、あれが落ちる先は……」
 「いうな、今度の天邪鬼はどのように私を楽しませてくれるか」
 その頃。
 「あぁ〜、金が無い。金が無い。また霊夢にたかるか〜」
 天邪鬼、鬼神正邪はポケットをかきまさぐる。
 「やれやれ、革命を起こすにも金が要るよな〜ん?」
 その頭上に現れたのは、落下する巨大な機械神。
 「うっ、うわぁぁぁぁ〜!!」
 正邪は走り逃げだす。
 それが正邪と針妙丸の出会いだった。


811 : 名無し妖精 :2016/08/10(水) 11:21:26 qTbbyCBQ0
あんまり天邪鬼に弱い妖怪のイメージないんだがそもそも


812 : 名無し妖精 :2016/08/10(水) 12:06:09 eFAv14.I0
藍様とか萃香ちゃんみたいな派手なエピソードが欲しいな


813 : 名無し妖精 :2016/08/10(水) 12:16:04 qTbbyCBQ0
7つあった太陽を6つ弓で落としたらしいよ天邪鬼派手なエピソード


814 : 名無し妖精 :2016/08/10(水) 12:24:18 fNi/qZbc0
またヘカちゃんブチ切れ案件ですやん


815 : 名無し妖精 :2016/08/10(水) 13:09:10 fdQn85yY0
>>812
次の求聞や外来韋編に何かしらの設定が来てほしいよね


816 : 名無し妖精 :2016/08/10(水) 13:41:19 WU5bzajw0
シヴァ神に踏みつけられながら、ノリノリで踊ってるのは天の邪鬼かねぇ


817 : 名無し妖精 :2016/08/10(水) 17:55:30 1wJv9UqU0
五大老に対して正邪が挑発
正邪「や〜い、スキマババアに大食い淫ピババア、赤青ババアにターボババア、オンバシラババアども、悔しかったらかかってこ〜い!」


818 : 名無し妖精 :2016/08/10(水) 21:59:21 ToU17ttE0
トランスフォーマー風に正邪ちゃんのテックスペックを考えてみた

輝針城/天邪鬼 鬼人正邪

役割…天邪鬼
能力…相手の動きや視界等、何でもひっくり返す。
性格…人の嫌がる事が大好きで、逆に人を喜ばせるのが大嫌い。
    己の野望のためには、何も知らない者を騙して利用する。
座右の銘…「さあ、弱者が見捨てられない楽園を築くのだ!」

体力:8 知力:10 速度:7 耐久力:6 地位:9 勇気:10 火力:8 技能:9 合計:67


819 : 名無し妖精 :2016/08/11(木) 00:17:18 ecR81mZIO
>>817
毒蝮正邪


820 : 名無し妖精 :2016/08/11(木) 00:33:25 xum4PFwA0
>>813
正邪「6つの太陽を弓矢で…?…これは捏造だな私には分かる。天邪鬼にそんな大それた力がある訳ない。この記録を残した奴がシンパやってる神だか何かのやらかした事を天邪鬼に擦り付けているんだろう。ったく、インテリは自分の面子を守る為なら平気で黒を白言い切るから始末が悪いぜ」

サグメ「……(私は真相を知っているがあえて言わずにおこう…それに正邪の言っている事もあながち間違いではない…)」


821 : 名無し妖精 :2016/08/11(木) 20:13:27 MIaK7jns0
よ〜し、おじさんウィザードリィ風に、正邪ちゃんのスペックを考えちゃうぞ。
鬼人正邪 種族 天邪鬼。職業 盗賊。
力 5 知恵13 信仰心3 生命力10 素早さ12 運17。
非力ならでも知恵と強運で修羅場をくぐる一匹狼。
なお、レベルアップにて。
力15 知恵23 信仰心13 生命力20 素早さ22 運27まで成長する模様。


822 : 名無し妖精 :2016/08/12(金) 18:24:36 wP7uVluw0
むしろ運は低そう


823 : 名無し妖精 :2016/08/12(金) 20:13:56 0rwdsTJI0
平均的に運は低い
その分一転突破の悪運は強い
面ボスが「選ばれし者でもないお前が何故ェ!?」と半ギレで突っ込むくらいに


824 : 名無し妖精 :2016/08/12(金) 20:31:29 IquUKImc0
自機と書いて選ばれしものと読む


825 : 名無し妖精 :2016/08/12(金) 20:37:02 jp3ks6d60
6作目あたりから犬人みたいな種族選べたよな確か


826 : 名無し妖精 :2016/08/12(金) 20:37:30 jp3ks6d60
すいません誤爆


827 : 名無し妖精 :2016/08/12(金) 20:44:46 lSP5EoTU0
椛、影狼、響子、咲夜、藍「「「さあ、だれか選んで」」」
正邪「お座り、待て」


828 : 名無し妖精 :2016/08/12(金) 21:16:11 6u5uwr2I0
「まてまてぇ〜!!」
ときの声をあげたのは、針妙丸。
「その様なスペック、我らのステータスを見てからのべるがいい!!」
針妙丸 種族 小人。職業 侍。 
力 10 知恵 5 信仰心5 生命力15 素早さ12 運10。
「正邪や、一人で頑張らなくてもいいんだよ。ねっ」
「姫よ……」
「……(ふふふ、我がステータスを見て驚くがいい!!)」
稀神サグメ。
力 10 知恵10 信仰心10 生命力8 素早さ 12 運15。
「……(みたか、この力。ただの天邪鬼に手に入れられる物ではない!!」
その声を背に、歩き出す天邪鬼。
「姫、かき氷食べよう」
「うん!!」
「……(待て、私は、わたしはどうなる・・・・・・」
その後、3人で仲良くかき氷を食べました。


829 : 名無し妖精 :2016/08/12(金) 22:35:19 XshSqtcwO
甘味処で注文したのは…
針ちゃん いちご
サグメさん ブルーハワイ
正邪 鍋焼うどん


830 : 名無し妖精 :2016/08/13(土) 13:31:55 7E/V84IE0
ttp://magus.flop.jp/thup/src/th9958.png


831 : 名無し妖精 :2016/08/13(土) 13:48:43 CfCcEvsc0
(がーんだな…出鼻をくじかれた)


832 : 名無し妖精 :2016/08/13(土) 20:44:22 k15xfuwQ0
霧の湖のほとりで、焼き肉パーティーを開く正邪一行。
「カルビうめ〜!!」
「正邪、野菜も食べないとダメだよ」
「……(肉と野菜のハーモニー。これはいける!!)」
その頃。
慧音先生「だっ、駄目だ!!。生徒達が一生懸命育てた(新井くん、見子下ちゃん)を精肉にはできん!!」
?「ふっふ〜ん、そんな事ができるんですかね〜。寺子屋は自転車操業だと聞いてますよ」
慧音先生「守矢の巫女よ……。そこまで落ちたか」
早苗「だめですよ。幻想郷も資本主義には逆らえない。さぁ、その子牛を渡しなさい!!」
「きいちゃ〜いられんわな」
「だれ!!」
「子供に無用な涙を流させない。鬼人組の登場だぜ」


833 : 名無し妖精 :2016/08/13(土) 23:28:05 0NB43rKE0
>>830
表情がいいな


834 : 名無し妖精 :2016/08/14(日) 00:14:06 .vKv7gzA0
確かに2コマ目の表情は感情こもってて秀逸だと思う


835 : 名無し妖精 :2016/08/15(月) 09:50:13 ACKjB3Sc0
>>830
サグメ「(メニューを見た上で)店主、月見うどん1つ……(要は熱ければいいのだろう?)」
正邪「ケッ、このお節介野郎…まあ欲しけりゃ少しは分けてやらんでもないぞ////」
サグメ「全部だ(キリッ)」
正邪「意地汚えぞクソババア!!」
針妙丸「正邪…サグメさん口に出して言っているんだから察しなさいよ」


836 : 名無し妖精 :2016/08/16(火) 22:21:10 w/DyVErI0
某動画の正邪が健気すぎて泣ける(色んな意味で)


837 : 名無し妖精 :2016/08/18(木) 08:23:00 YooKHJj20
某動画の漫談シリーズが面白かった。


838 : 名無し妖精 :2016/08/19(金) 01:04:56 5IIMuEVQ0
満月の夜、断られるのを承知でサグメさんに膝枕で月見させろと頼む正邪
今夜は雨など降ってほしくないなと口にしながら応じるサグメさん

今宵、サグメさんの能力は空振りに終わったそうで


839 : 名無し妖精 :2016/08/20(土) 18:54:01 J0L4RRcQO
正邪「月見も終わったし…さー寝るか!」
サグメ「…(正邪?)」
正邪「おーい、スキマババーッ!」
サグメ「!」
紫「はいはーい!…っていい加減その呼び方はやめて…」
正邪「眠い!寝かせてくれ、ゆかり!」
紫「え!?…え、ええッ!////」
サグメ「!!!」


840 : 名無し妖精 :2016/08/21(日) 20:50:58 Y4E9T.rM0
正邪「女同士だ。何も問題ないだろ」
ゆかり「そんな事いってもねぇ……」
サグメ「お前は……私の胸で眠れ・・・・・」
ゆかり「あら、私の胸のほうが豊満よ」
ビキビキと視線を交わす二人。
そして。
正邪「柔らかい胸もいいけど」
ドキワクするサグメさん。
「スキマババァの膝枕は、なんか落ち着くんだよな〜」
熟睡する天邪鬼に対抗する力はなかった。


841 : 名無し妖精 :2016/08/21(日) 22:05:52 JehRQlr.0
サグメ「亀の甲より年の劫ですか……」


842 : 名無し妖精 :2016/08/21(日) 23:19:40 sh.T72q6O
スキマを潜って秘密のアジトに
今さらながら五輪を鑑賞する正邪たち

※柔道
正邪「負けろ負けろ♪」
サグメ「…(これは勝てんな)」
紫「あら、金メダル」

※女子レスリング
正邪「負けろ負けろ♪」
サグメ「…(これは勝てんな)」
紫「あら、金メダル」


紫「さあ、この人が勝てば、女子は全階級で金メダルよ〜!」
正邪「こいつ最強なんだって?(人間か?)」
サグメ「…(これは勝つな)」


紫「…まあ、銀でも立派よ」
サグメ「…(…すまんな)」
正邪「なあ、次の博麗はこいつにしたらどうだ?W」


843 : 名無し妖精 :2016/08/21(日) 23:53:41 0RdZPrf20
弾幕ごっこ(物理)


844 : 名無し妖精 :2016/08/22(月) 00:12:54 yg.BtUZg0
>>841
サグメさんの方がゆかりんより年上じゃんと思ったけど、実年齢がどうのという問題じゃないんだろうな


845 : 名無し妖精 :2016/08/22(月) 11:40:13 kBDsMWd20
正邪「ただいま。」
針妙丸「あら、おかえりなさい。今日は遅かったね。ご飯は?」
正邪「外で済ませてきた。」
針妙丸「お風呂にする?」
正邪「それも外で済ませてきた。」
針妙丸「そ〜れ〜な〜ら〜」
正邪「それも外で済ましてきた。」
針妙丸「」


846 : 名無し妖精 :2016/08/22(月) 13:11:43 WZ1jmnYY0
針妙丸「正邪…汗臭いけどほんとに済ませてきたの?」
正邪「はぁ?そうに決まっているじゃん、汗臭いはずが……(ぐぅ〜〜〜)あ、」


847 : 名無し妖精 :2016/08/25(木) 00:56:20 lvF7/.DY0
サグメ「……(それは本当に汗の匂いだけなのかな?)」


848 : 名無し妖精 :2016/08/25(木) 20:59:20 BRs6hqyw0
正邪「姫よ、疑うのか?」
針妙丸「疑いたくないよ。でも・・・・・・」
正邪「これは、幻想郷に対する反逆の証だ。今は夏だしな」
針妙丸「だよねー!!正邪が浮気するなんて・・・・・・」
サグメさん「ところがどっこい。この天邪鬼はナンパしまくりだ。この前もビキニの娘を連れ込んでいたぞ」


849 : 名無し妖精 :2016/08/25(木) 21:24:38 Y6Gz3TIAO
証拠写真だ、と針ちゃんにスマホを見せたら、
正邪と(無理矢理)腕組んでる白マイクロのサグメさんが!


850 : 名無し妖精 :2016/08/25(木) 22:56:57 lvF7/.DY0
トゥルルル …トゥルルル…
針妙丸「あ、もしもし雑貨のあまぞん屋さん? ノコギリ1本注文します……はい、付け根のしっかりした大工用のやつです」

それを聞くやいなやサグメは正邪の手を掴んだ

サグメ「ベイビー逃げるんだ!!」


851 : 名無し妖精 :2016/08/27(土) 00:08:11 ofnULblE0
トゥルルル…トゥルルル…
雷鼓「はい、喫茶とスナックの店『ぱーる』です…あら姫様、お久しぶりね」
針妙丸「今日は“別のあなた方”に頼み事があるの」
雷鼓「…『小槌異変ネットワーク』ね?」
針妙丸「正邪が逃げ出したの…見つけたら…彼女を弾幕ごっこで拘束して!!」

一方その頃。

正邪「何だよさっきのベイビーってのは?」
サグメ「……(お前の名前を直接言わなければ私の能力の発動は無いと思ってやってみたんだが果たしてどうだろう)」
正邪「まあいい。それよりこれから何処へ行く? 今帰ったら絶体姫に殺される」
サグメ「……(とりあえずひと休みしたい。コーヒーも飲みたいから里の喫茶店に行ってみよう)」


サグメ(しかし自分で言っておいて何だが…イヤな予感がする…)


852 : 名無し妖精 :2016/08/28(日) 09:32:47 kn9W1OJIO
週末の人里は多くの人妖が行き交う
雑踏の中に目ざとく喫茶の看板を見つけた正邪は振り向きざまにつぶやいた
正邪「ダメだこりゃ」
店の入口に正邪たちの人相書が張ってあったのだ
サグメ「…(堀川雷鼓、それなりの大物らしいが…)」
正邪「こんな発想しかできないから三流の上に行けないんだっつーの!」

危機を回避した?ふたりだが飲み物はしばらくおあづけである


853 : 名無し妖精 :2016/08/29(月) 01:09:21 i.02ONqw0
水路沿いの道を足早に進む正邪とサグメ
人里ゆえ無闇に飛んで移動する訳にはいかない

サグメ「!……(振り向くな正邪…弦の付喪神たちが付けて来ている)」
正邪「弦のって…あいつらか!」

すかさず九十九姉妹を思い浮かべる正邪。天邪鬼狩りの嫌な記憶が蘇る

正邪「…ちょっと待てババア…戻るぞ」
サグメ「……(戻るって何処へ?)」
正邪「さっきの喫茶店だよ」
サグメ「何!?」
正邪「考えたんだ…店の表に人相書きを貼り出せば手配されてる奴はその店を避けざるを得なくなる。それを逆手に取るのさ」
サグメ「……(かえって袋の鼠にならないか? 第一弦の姉妹はどうする?)」
正邪「構わないさ。人里で暴れるのはご法度だから奴らもすぐには手を出せないはずだ。それに私らの意表を突いた行動に度肝を抜かれて何も出来ないだろうよ」
サグメ「……(だといいが…全くお前という奴は…)」


854 : 名無し妖精 :2016/08/30(火) 05:14:22 F6f2m4C.0
踵を返し堂々と九十九姉妹の前を横切る正邪とサグメ
だがサグメは正邪が言うほど姉妹が動揺しているように見えないのが気になった

正邪「どけ。予約を入れてるんだよ」

手配書を見ている野次馬を押し退けて正邪とサグメは喫茶店に入った

雷鼓「いらっしゃいませ…あら、どこかで見た顔ね」
正邪「失礼な店主だな。いいから注文取りに来い」
サグメ「……(お冷やも頼む)」

カウンター席に座る正邪とサグメ
その後に九十九姉妹が店内に入ってきた

弁々「雷鼓姐さん…」
雷鼓「構わないわ、ベニーはお二人の注文を取ってあげて。ヤッチは表に『準備中』の札を出しておいて」

その言葉に正邪はしぶとい笑みを浮かべた

正邪「ふん、やってくれるじゃねえか、ドサンピンが」


855 : 名無し妖精 :2016/08/30(火) 08:23:54 9SucAB2.0
正邪ちゃんこんな雨の日はいつもどうしてるんだろう
寒くないようにできてるかな


856 : 名無し妖精 :2016/08/30(火) 08:44:48 PUxmfCVc0
あ〜もうそういう前フリしちゃたら
生まれついてのエンターティナーだから応えちゃうだろ〜


857 : 名無し妖精 :2016/08/30(火) 15:41:09 Ls3kkscIO
「よっ、悪いな」
閉めようとした扉にブーツのつま先が突っ込まれた。
何かを言おうとした九十九八橋を押し退けて入ってきたのは白黒魔法使い。
魔理沙「いや〜、まだ暑いな…」
正邪たちに眼をそらさずするり、と入口すぐのテーブルに座る。
いきなりの展開に当惑の視線を送る九十九弁々へ雷鼓は
「注文をお願い」
とうなづいた。
魔理沙「おまえまだうろちょろしているのか?」
正邪は軽く視線を返したまま無言。
サグメは魔理沙が帽子を脱がずにいるのを見て、戦闘を予想しているのに気づく。
サグメ「…(何かを用か?)」
魔理沙「口を開けずに話を…相変わらず器用な奴だな。私は何でも屋だ。用件は分かっているだろう?」
両手を広げて不適に笑う魔理沙。
正邪「…私はお前に用はない。金魚の糞にはな」
魔理沙「なに?」
正邪「いつも赤い奴の後ろにくっついてる黒い奴…お前のことだ、半端野郎!」
悪口だけは一級品
正邪の挑発に魔理沙は顔を赤くする


858 : 名無し妖精 :2016/08/30(火) 15:47:04 451UV8rQ0
正邪と霊夢は割と似ている


859 : 名無し妖精 :2016/08/31(水) 10:30:01 XmXtuT1E0
貧乳ツンデレゆかりんが大好きなやつね


860 : 名無し妖精 :2016/09/02(金) 07:36:16 ZNMPs4LcO
天子「私のことじゃないわね」
霊夢「私でもないわ」
正邪「お前ら二人のことだろ」


861 : 名無し妖精 :2016/09/02(金) 13:55:41 .fv14TX.0
正邪ちゃんの反骨心がゆかりんにはたまらない
もっともっと逆らって欲しいし、叩き潰してもまた懲りずに向かっていって欲しい


862 : 名無し妖精 :2016/09/03(土) 00:24:46 ejTB3MX20
魔理沙「ひとつ利口にしてやるゲス野郎…私は一度だって霊夢の後ろをくっついて回った覚えはないぞ。むしろアイツより先に動いているくらいだ」

魔理沙は憤慨しながら正邪を睨み付けた

雷鼓「まあまあ…これも何かのご縁だし奢るから何か飲まない?」
正邪「何だよそれ、こいつには奢って私らからは金を取るのかよ!」

今度は正邪が憤慨した

魔理沙「賞金首になるような悪党なら当然だろ」
雷鼓「あれぇ?…ちょっと待った。賞金なんか出ないわよ」
魔理沙「な!? 嘘だろ? 手配書がでてるじゃないか」
雷鼓「よく読んだ?天邪鬼を見つけたら知らせてくれとは書いたけど報酬を出すとは書いてないわよ」
魔理沙「いやそれはあり得ない話だ。手配書をだしたら賞金を付けるのは常識だろ」
サグメ「(…話をすり替えにかかっているな…)魔法使いよ、面倒に巻き込まれないうちに引き上げた方がいい」
正邪「!…ババア、てめえ…」


863 : 名無し妖精 :2016/09/03(土) 12:44:30 EweO6djkO
店内に響く大声
正邪はサグメの胸ぐらをつかむ。
体格差があるのにもかかわらずサグメは椅子から床にへたり込んだ。
「おい、まてよ!」
魔理沙が仲裁に入るつもりか立ち上がった。
何だかんだいい人間である。
芝居か本気かもみあう正邪たちに魔理沙が加わりさらにもみ合っていると、
「はいはいそこまで〜」
腕を掴み合っていた正邪と魔理沙の間にいきなり生首が!
赤蛮奇だ
知り合いとはいえ、さすがに二人は仰天する。
絶叫と共に飛び上がり同時に離れた
「ありゃりゃ」
放り投げられた首を今度はサグメがキャッチした。
「いや、どうも」
片眼をつむって応える蛮奇は雷鼓に向かって
「マスター、この人さ気絶してる」


864 : 名無し妖精 :2016/09/03(土) 17:16:04 HtHmjbLA0
キルラキルの真似して叫びながら、服を裏返しにして着替えをおっぱじめる正邪ちゃんの真正面でスマホを構えたい俺。


865 : 名無し妖精 :2016/09/04(日) 06:51:10 EQG07KNEO
キル邪キルって二次創作があったなぁ
天子ちゃんの配役が秀逸


866 : 名無し妖精 :2016/09/04(日) 09:53:57 faVRA65I0
※独自設定を含む内容です


雷鼓「間に合ったわねセッキー…あの人は連れてきた?」
赤蛮奇「もちろん。天邪鬼、私の頭の下に両手を出してくれ。中から小人が出てくる」
正邪「な、中ぁ!?」
赤蛮奇「私は分身ヘッドだ。ガワだけの存在だからそんな事も出来る。さあ」

気絶しているサグメを羨みながら正邪は赤蛮奇の首の切断面の下に恐る恐る両手を伸ばした
その上で赤蛮奇の頭がくす玉のように開き、赤黒いしぼみかけのゴムまりのような塊が正邪の手の上に落ちてきた

正邪「おい…姫が入っているにしちゃ小さくないか?」
赤蛮奇「私の妖力で圧縮している。少し待て」


頭を元通りにした赤蛮奇はそう答えた
そんな事をして大丈夫かといぶかる正邪の手の上で塊は次第に大きくなり、パンと弾けて針妙丸が出てきた

正邪「死んでる?…いや、気絶しているだけだよな?」
赤蛮奇「ああ。急ぐために一緒に行った今泉にハンマー投げのように飛ばしてもらったから体に強い力が掛かったんだ…大人しいがあいつ強いぞ。自分より重いわかさぎ姫を抱えるくらいだからな」
正邪「無茶しやがる…姫! 姫!」

正邪の呼び掛けに応えるように針妙丸は身じろぎした


867 : 名無し妖精 :2016/09/04(日) 20:53:33 9GWQ8Q620
正邪の漫談。
「漫談をするよ!!」
「今日は、大酒飲みの話をするよ!!」
「未成年で酒を飲んだことがない人は置いていくよ!!」
「私はブレないよ!!」
「たいていの酒飲みは、「あ〜、これ以上飲んだら明日の仕事にひびくな〜」
「なんて思わないよ!!あるだけ全部飲み干すよ!!」
「財布を眺め、「今日は鬼殺し1パックだけにしよう」
「なんて思わないよ!!鬼殺しに缶酎ハイ2本を買っていくよ!!」
「こんなに飲んでたら何時か肝硬変起こしちゃうな〜ぁ」
「嘘だよ!!肝臓が死ぬ瞬間までアルコールを飲むよ!!」
ある居酒屋で、「お前。体の事考えて、休肝日作れよ。と言われた日」
「私は大五郎とスルメをかじるよ!!」
「博麗の巫女が隠してる吟醸純米酒酒を飲み尽してしまった日」
「あ〜、やばいことしたな。明日弁償しよう」
「なんて事にはならないよ!!地の果てまで逃げるよ!!」
「最後に酒飲みのススメ、第一条を述べるよ!!」
「アルコールで忘れているから責任など無い!!」


868 : 名無し妖精 :2016/09/04(日) 22:03:03 9GWQ8Q620
なんか久しぶりにユニコーン見た。
「来い!!ユニコーン!!」
正邪は叫ぶ。破壊と安寧を巻き寄せる機体の名を。
白く、そして青い炎の光を纏いユニコーンが起動する。
「この世界で、お前が審判を下す必要は無い!!うぉぉー!!」
ネオ博麗の中で霊夢が叫ぶ。
「おまえにも……お前にも見えるのね。この世の果てが」
サイコフレームを展開するネオ博麗。正邪のユニコーンをその手に拘束し赤く輝く機体が時を超える。
正邪の眼前で様々な事象が通り過ぎていく。
幾多の命が輝き、そして消えていった。
「誰もがこの世界を変えようとし、そして誰もが散っていった。お前も同じだ、鬼人正邪。この時を眺め絶望するがいい」
「それでも……それでも私は……」
ユニコーンの機体が輝く。
「わたしはぁぁぁぁーこの世界を次につなげるんだぁぁぁー!!」
森羅万象の光の輝きが正邪を包んだ。
優しき光がネオ博麗を包み込む。
「そうか、あなたが次なる世界を作るのね」
誰かがつぶやく。
「れいむよぉー、もういいんじゃないか?」
「ふふふ、みんながむこうで待っていますわ」
「そうね……、任せたわよ。次なる時代を背負う者よ!!」
ネオ博麗が自壊していく。ほろほろと、崩れ落ちながら。


869 : 名無し妖精 :2016/09/05(月) 02:20:58 LLEpVV4s0
ユニコーンかぁ、正邪ちゃんがイフリート・シュナイドで大暴れしてる図を妄想したことはあったっけなぁ…


870 : 名無し妖精 :2016/09/05(月) 17:06:03 uS.ebobM0
正邪ちゃんにはガンダムのような花型は似合わぬ
イグルーに出てくるような欠陥兵器で最大の戦果をあげて上層部の度肝を抜くのだ


871 : 名無し妖精 :2016/09/05(月) 22:27:42 pfO/t/1s0
正邪ユニコーン
星々の輝きをその身に受けユニコーンは走る。
「あいつが、ババァが月の時を止めるだと!!」
「正邪、大を活かし小を捨てる。これは昔から決まっていた事なんだよ」
正邪は首を振る。
「よくない!!誰がそんな事されて喜ぶんだ!!」
正邪のユニコーンのバーナーが光を放つ。
「正邪!!だめーっ!!」
月の軌道にて。
「……(ここが私の終着点か……思えば、いい日だったな)」
「……(心残りといえば、子孫がこの後どう生きたかだが……ん?」
バンシィを操るサグメの視界に、白く、そして蒼く輝く巨人が入った。
「ババァ、一人だけいいかっこすんな!!くるぞ、破滅の光が!!」
「なぜ、何故お前がここにいる!!」
「未来は残る。何かが異変を起こしても誰かがそれを防ぐ!!ババァ。今がその時だ!!」
正邪のユニコーンとサグメのバンシィが、無限出量の光を塞ぐ。
「このちからがぁぁぁー!!」
「未来をつむぐぅぅぅー!!」
アオイホノウが宇宙を輝かした。


872 : 名無し妖精 :2016/09/05(月) 23:16:36 LLEpVV4s0
正邪ちゃんに似合いそうなガンダムねぇ
むしろ針ちゃんに使って欲しいけどΞガンダムとか…


873 : 名無し妖精 :2016/09/06(火) 02:59:38 Lld/TgSQ0
正邪ちゃんはリ・ガズィあたりで無双して欲しい


874 : 名無し妖精 :2016/09/06(火) 14:49:31 GtPK6H2o0
正邪に合いそうなのはバルバトスとか


875 : 名無し妖精 :2016/09/06(火) 21:21:54 NZqnn5OI0
正邪戦場日記
○月×日
我々レジスタンスに新兵器が届いた。いくらでも変えがきく我々に届いたもの。
モビルスーツ、ケンプファー。
「おい、こんな火薬倉庫みたいなの。誰が使うんだ?」
じーぃぃ。
「わ、わたしは使わないぞ。そもそもだなぁ、こんな「いったら帰りません」みたいな奴をどうするんだ!!」
「はぁー。わかったよ。私が乗るよ。それでマニュアルは?」
九十九達が喜々として説明を始めた。
「はぁー、大変な事になっちまったなー。ん?」
「……(せわしないな……)」
「当たり前だろ、なんだかわからんうちに、こんな事をさせられる。
「……(でもお前、この状況を楽しんでいるだろう?)」
「そうだな、これは、これで楽しむか!!」
「……(お前の一挙一動が未来を変える)」
「……(現世をひっくり返せ。正邪!!)」


876 : 名無し妖精 :2016/09/07(水) 00:54:20 reyE8YEI0
>>866の続きです


魔理沙と付喪神たちが見守るなか、テーブル席につく正邪と針妙丸
サグメは正邪の隣に座らせる途中で息を吹き返した

雷鼓「さて姫様どうします? 依頼どおり弾幕で痛めつけてからお引き渡ししますか?」
針妙丸「ううん、あれはつい勢いで言っただけで、正邪たちが戻ってきてくれればそれでいいから…」
雷鼓「よかった、その言葉がいただけたならお迎えにいかせた甲斐があったというものです」
魔理沙「話は終わったか? じゃあ今度は私の番だ。天邪鬼、私と勝負しろ。霊夢の金魚の糞と呼んだ落とし前を付けてもらう」
八橋「まだそんな事を言っているの? あんたなんて天邪鬼たちがこの店に入るのを見て付いてきただけじゃないの!」
魔理沙「横から口出しするな!付喪神のくせに!」
正邪「…いいだろう、相手になってやる」
サグメ「正邪!?」

正邪の意外な反応に色めき立つ魔理沙以外の者たち

正邪「闘う理由が出来た。今のお前の態度が気に入らねえ」
針妙丸「ど、どうしたの正邪…?」
魔理沙「いい根性だ。じゃあ付いてこい。途中で逃げるんじゃねえぞ」
正邪「へっ、お前に背中を向ける方が恥ずかしいぜ」

店のドアに向かう魔理沙と正邪
その時正邪の耳元で聞き覚えのある声がささやいた

“ドアの前に立たないで”

正邪(スキマ!?)

正邪がそう思った瞬間、ズバン!! という音をたててドアが吹っ飛び魔理沙に激突した


877 : 名無し妖精 :2016/09/07(水) 14:50:29 fI1oxY2.O
正邪の真横をドアは斜めになったまま垂直に飛んでいった。
流石に魔理沙は後ろに跳んで避けようとしたが、間に合わなかった。

弁々と八橋は互いに抱きつき、蛮奇はカウンターに首を置いたまま胴体が椅子から滑り落ちた。
「勘弁してよ!」
雷鼓がカウンター越しで頭をかきむしった。

針ちゃん(あれは…)
ドアの跡地はうっすらと土ぼこりがあがり、光が差している。
サグメ(ここは人里。ここでご法度の荒事ができるとすればそれは…)
光を背にシルエットが見えた。

魔理沙は扉を抱えたように床に倒れている。
「おい」
正邪は声をかけながら、扉を持ち上げる。
店は和式住宅を改造したもので扉もうすい戸板を洋式に直していた。
床を背に、魔理沙は失神していた。

「もう済んだわ、悪かったわね」

店の入口に立つ博麗霊夢は後ろの人込みに向かって声をかけていた。
花の髪飾りをした、紫色の髪の和装の少女がうなづき、見物客に何か話すと人と妖の群れは納得したように散っていった。

霊気はお払い棒を血振いするように振った。
魔理沙は扉の直撃より、それをはね飛ばした霊気にやられたらしい。

「お店の方はうちで直します。あとで大工を寄越しますから」
「すみません阿求さん」
雷鼓は花飾りの少女に頭を下げた。
彼女はこの一帯の店舗のオーナーでもあった。

「じゃ、これで」
霊夢は気を失った魔理沙を確認するまでもなく、立ち去ろうとした。
「おい」
正邪は戸口を出ようとした霊夢の背中へ、割れた陶器の欠片を投げつけようとつかんだ。


878 : 名無し妖精 :2016/09/07(水) 21:40:15 91G2i98s0
正邪の戦場日記
「ごはんだーごはんだー!!ん?」
正邪の目の前に幼い兄弟がいた。
「ん、お前らどーした?」
「にいちゃんが、具合悪いんだ」
「いいよもう。お前がごはんを食べろ」
レジスタンスの会合で正邪は問いかける。
「満足にメシも食えない。こんな事が許されていいのか!!
「ですが、資金も無いのにそう言われても……」
「そうか……なら、私が道化になる。あいつらの飯題になる」
その後。
「慧音先生、その知恵で何かいい考えはないか?
「ある事は有るけど、あなたに耐えられるかしら?」
「何でもいい!!私はあいつらの星になるんだ!!」


879 : 名無し妖精 :2016/09/08(木) 21:53:13 /hD55XqY0
正邪戦場日記
○月×日
私は約束した。
子供達に約束した、そのわずかな時間で。
「秋神よ、この米は収穫できないか?」
「うーん、大丈夫だよ」
「よし、刈り取りだ!!」
熟した作物をレジスタンスが収穫する。
黄金色に輝く稲穂。
そして。
「オラオラオラ、どかないとケガするぞー!!」
正邪が操るケンプファーが実りを刈り込んでいった。
「これだけあれば、あいつらも腹いっぱいになるだろう。……ん」
遠くに見える赤い輝き。
「あはははは、この実り。すべて東風谷がいただくぞ!!」
早苗の操るシナンジュが嵐を呼び降り立った。
「くっ、しゃらくさい。貴様に与える米はゼロだ!!」


880 : 名無し妖精 :2016/09/08(木) 22:45:09 3pCoYeGQO
>>877
(やめて)
正邪の手をスキマから掴む。
正邪「ババアッ!…くそっ」
霊夢「余計なことしないで。紫」
博麗の巫女は無表情に振り替える。
雷鼓たちは本能的に何も言えない雰囲気
正邪「…仲間じゃねえのかよ?」
霊夢「私に仲間なんていないわ」
正邪の頭が熱くなる。
再び何かをつかもうとするが、針妙丸とサグメの視線に手を止めた。
霊夢「介抱したって、この子が喜ぶと思う?」
サグメ「…(後は私が引き受けよう)」
霊夢「そう?…じゃ、お願いするわ」
正邪「よく来やがったな。千里眼か?」
天邪鬼は納得できない。さらに噛みつく
霊夢「そんな訳ないでしょ。勘よ、勘」
平然といい放つ巫女に正邪はため息をついた。
紫「あの子は西の辻に来てるわよ。最近布教も順調みたいね」
紫の言葉に初めて霊夢の表情が崩れる。
霊夢「まったく、仕方ないわね。こっちは商売がたきだし、ほっておけないし」
ぶつぶつ言い訳する霊夢にサグメたちはだいたい事情をつかんだが
正邪「けっ!」
天邪鬼だけはふて腐れた。


881 : 名無し妖精 :2016/09/08(木) 22:49:13 myMThGic0
結局どういう物語なのか三行ででまとめてほしいな


882 : 名無し妖精 :2016/09/08(木) 23:36:47 YeGDGu4s0
二つ全く別の物語が展開されてるから大変な事になってるねぇ
少なくともガンダムものの方は稲を巡って正邪ちゃんのケンプファーVS早苗さんのシナンジュという
機体の性能面で考えたら正邪ちゃんにとって絶望的なカードが繰り広げられておる(何よりMSの世代が違う)
けど考えようによっては…早苗さんは圧倒的有利な状況で奇跡を起す場面でも何でもないし
正邪ちゃんから見たらいくらでもひっくり返しようがある、正邪ちゃんなんとかできるかなぁ…


>>875 >>878-879を産業で

正邪ちゃんはレジスタンスの皆の為にご飯が欲しい
正邪ちゃんはケンプファーを駆って稲を採りにいった
そしたらシナンジュを駆る早苗さんと出くわしてさあ大変


883 : 名無し妖精 :2016/09/08(木) 23:53:48 YeGDGu4s0
んで…多分問題は>>851から始まってるっぽい喫茶店でのゴタゴタの方よね

>>851-854 >>857 >>862-863 >>866 >>876-877 >>880
正邪ちゃんは針ちゃんに指名手配された身で、サグメさんと共に敢えて雷鼓の喫茶店に乗り込んだ
針ちゃんと再会したのは良いけど後から入って来た魔理沙と一触即発
魔理沙を止めにきた霊夢、紫曰く霊夢は意中の人(早苗さんかな?)を探してたのではと

流石にちょい長いから産業にならないなぁ…


884 : 名無し妖精 :2016/09/09(金) 00:04:35 qvNpZcKc0
>>881
>>845から始まるお話は
・針妙丸を怒らせた正邪とサグメが逃亡
・針妙丸は雷鼓たちに正邪たちの拘束を依頼
・そこへ霊夢襲来、魔理沙がとばっちりを食う


885 : 名無し妖精 :2016/09/09(金) 00:06:17 qvNpZcKc0
被ってしまいましたね
すみません


886 : 名無し妖精 :2016/09/09(金) 02:39:52 q0wetpVU0
正邪「私はなんたって正直者だからな。正直すぎて閻魔も鬼も怒らない」
てゐ「すげーな、私も見習わなきゃ」

萃香「すげえなアイツラ、笑顔で心理戦してやがる」
映姫「クレタ人のパラドクスですね…怖い怖い」


887 : 名無し妖精 :2016/09/09(金) 03:52:50 8mPomoM.0
正邪ちゃんはタチコマ並の頭脳だから


888 : 名無し妖精 :2016/09/09(金) 06:49:24 QuA3NVAA0
正邪ちゃんと鰻が食べたい。


889 : 名無し妖精 :2016/09/09(金) 16:52:22 McVprEXE0
まさに生きるリトマス試験紙


890 : 名無し妖精 :2016/09/09(金) 18:27:38 jp576k9E0
アラクネと正邪


891 : 名無し妖精 :2016/09/11(日) 04:23:19 mrrmM3Xs0
サグメ「……(マスター、そんな気分ではないと思うが食事したい。何か作ってくれないか。もちろん金は払う)」

霊夢が去った後サグメは途方に暮れている雷鼓にそう言った
雷鼓は一瞬呆気に取られたがすぐにサグメの意図を理解した

雷鼓「…いいわ、どうせ今日はもうお客さん呼べないし、仕込んだやつも捨てるの勿体ないからまかないにして出すわ。ベニー、ヤッチ、手伝って」

魔理沙を店の奥の間に運んだ後、雷鼓は九十九姉妹と共に支度を始めた
その間サグメと正邪たちは窓際のテーブル席で所在無げにしていた

正邪「…いいのかよこんな事してて…」
サグメ「……(黙って待ってろ。空腹のままだと余計な事を考えるようになる。私がお前の腹の虫の音に気付いていないと思ったか?)」
正邪「チッ…」
針妙丸「…食べてなかったんだ、正邪…何であんな事…」
正邪「…別に…姫をからかおうと思っただけだよ。それがこんな大騒ぎになっちまって…」
サグメ「……(そうだな、火に油を注いだのは私だが全ての元凶はお前だ)」
正邪「てめえクソババア……」
針妙丸「でも…話を大きくしたのは私だよね…」

そこへ手持ちぶさたそうにカウンターの端に座っていた赤蛮奇が口を挟んだ

赤蛮奇「私たちも人の事は言えないな。手配書を出さなければ白黒が巻き添えを食う事もなかったはずだ」
サグメ「……(ちょっとくらいいいだろうという甘い考えを切っ掛けに次々とトラブルの種が引き寄せられ、いつしか悪い流れが出来上がる事は珍しくない…そして人は出来るはずなのにその流れを立ちきれない…)」


892 : 名無し妖精 :2016/09/11(日) 04:26:24 mrrmM3Xs0
修正
×→立ちきれない
○→断ち切れない


893 : 名無し妖精 :2016/09/11(日) 09:29:52 tabpA7bY0
正邪スレの活気がもっと他のスレにも伝播しますように


894 : 名無し妖精 :2016/09/11(日) 20:25:10 vTKmZkG20
正邪戦場日記
○月×日
なんだろう、何であんな事になったんだろう。
「我儘な鬼人よ、ここから消滅させてやる!!」
「そんな事に付き合う暇はない!!」
この場所は実りの続く道。ここを戦場にはしたくない。
「そうか、ならここに来い!!」
ブースターを引き出して、たどり着いたのは霧の湖。
「ここなら、皆の被害は無い!!さてどうするか?」
「ふーん、天邪鬼と聞いてたわりには、身内を大事にするのね」
「一つ教えてやろう。機体が最新鋭だからと言って、パイロットが一流だとは限らない!!」
正邪の脳が高速演算する。
奴はこの機体を舐めている。つけこむのはそこだ。
背後には湖、そして奴はなぶり殺しにくる。その、精神的な隙を突く。
「さぁあて。山の上の巫女様のお手並み拝見と行きますか!!」
その瞬間、正邪から口に出る言葉。
「すまん姫。私は帰れないかもしれない」
「ばばぁ、この後をたのむぞ」


895 : 名無し妖精 :2016/09/11(日) 21:42:20 vTKmZkG20
正邪戦場日記
○月×日
コクピットの中で早苗が血反吐を吐き出している。
私は彼女の体を抱き、関係者が来るのを待っていた。
時々、その眼の光が弱まるのを見て私は彼女に叫ぶ。
「もう少しだ!!もう少し待て!!お前を失いたくない奴らが来る!!」
なぜだろう。
何でこんな事になったんだろう。
私が……間違っていたんだろうか?
確かに、彼女は我々の作業を邪魔しに来たが、それは彼女の仕事ではなかった。
どうすれば正解だったのか。
私は傷だらけのケンプファーに尋ねる。
「私がした事はまちがいだったんだろうか?」


896 : 名無し妖精 :2016/09/13(火) 01:18:07 oGmt4AFk0
雷鼓「はいおまたせ〜。セッキー、テーブルに運んでくれる?」

雷鼓たちが作った料理を赤蛮奇が正邪たちのテーブルに並べる。どうせ有り合わせで大した事はないだろうと高を括った正邪だったが口に運ぶと意外に美味かった
雷鼓たち店の者も隣のテーブルに着いて料理をつつき始めた

針妙丸「ところで雷鼓さん、私が間に合わなかったら正邪たちと弾幕ごっこ始めるつもりだったんでしょ? でも正邪が素直に従うと思えないんだけど…」
サグメ「……(それは私も気になった。人里での荒事は御法度だし、里の外に連れ出せば正邪は確実に逃げるはずだ)」
雷鼓「そうよ。だからこのお店の中で始めるつもりだったの。手配書はその為の撒き餌よ」
正邪「くそっ、私の行動読んでやがったのか…だがそんな事したら店の中が滅茶苦茶になるぞ」
雷鼓「そうならないようにする為にこれを編み出したのよ」

そう言って雷鼓は自分のテーブルの上で両手をパンと打ち鳴らした
その直後、緑色に光る約20センチ四方の正六面体がテーブルの上に浮かんだ


897 : 名無し妖精 :2016/09/14(水) 01:13:39 RB7vR8S60
※独自設定を含む内容です


雷鼓「外の世界には金網デスマッチという、閉ざされたステージでとことん闘う闘技があってね。これは弾幕ごっこで似たような事をする為のフォースフィールドよ」

雷鼓は指先を正六面体に押し当てた
ゆっくりとフォースフィールドを突き抜けると指先からゴマ粒大の弾幕が放射された
小さな光弾は緑色の壁に当たると次々に消えていった

雷鼓「このフォースフィールドは弾幕を吸収する性質があるの。これでお店の壁やテーブルや調度品を保護するのよ。そしてこいつは設定を変えればこんな事も出来る…」

雷鼓がもう片方の手で上面をサッと撫でると正六面体は青い色に変わった
雷鼓がふたたび弾幕を放つと今度は吸収されず様々な方向へ反射した
雷鼓が指先を抜き出した後も弾幕は乱反射を繰返し続け、光る箱の中は十字砲火状態になった

正邪「冗談じゃねえぞオイ…これじゃ燃える雨粒を掻い潜りながら闘うようなもんじゃねえか」
サグメ「……(流石に私もこの中には入りたくないな。しかしこんなやり方はルールに抵触するのではないか?)」
雷鼓「だから使いどころが難しいのよね。まあスキマさんが盗み聞きしているようならいずれ紅白巫女の耳にも入るでしょうし、それでダメ出しされるようならこの力は封印するわ」
正邪「…それでいいのかよ? せっかく編み出した能力だろ?」
雷鼓「仕方ないわよ。妖怪の賢者や博麗の巫女に睨まれて人里にいられなくなったら本末転倒だわ」
正邪「ふん、意気地のない奴…」
サグメ「……(正邪、言葉が過ぎる)」
雷鼓「私たちはあんたのようにヤバくなったら雲隠れするなんて生き方は出来ない。付喪神は人間に必要とされてナンボだから」
正邪「……」


898 : 名無し妖精 :2016/09/14(水) 09:16:08 .VSKZqc6O
「お冷やをどうぞ」
頃合いを見たかのように、九十九八橋がコップに冷水を注いでくれた。
サグメ「…(あ、どうも)」
一同に微笑んだあと真顔で、
八橋「雷お姉さま…」
銀色の水差しをかざすと、雷鼓は指先で水滴を拭く。
針妙丸「これって…!」
そこには窓の外の景色が映っていた。
通りを挟んだ店の向かいは居酒屋で、そこの縁台に男女数人の人妖の姿がある。
いずれも普通の客ではない。
蛮奇「私が店に入る前からいたよ」
正邪「おい、手配書は無効じゃないのかよ?」
蛮奇「残念ながら、アマノジャク狩りのお触れはまだ生きている。白黒は知ってたかしらないけど」
正邪「あのスキマババーッ!!」
雷鼓「あのひとは関係ないわ。貴女に賞金をかけているのは妖怪の山の有力者その他よ」
針妙丸「そんな…」
サグメ「…(その経緯を説明してもらえるかな?)」
紫「私から話しても良いかしら?」
空間を開いて賢者が半身を出す。
いつもながら一同は眼を丸くした。


899 : 名無し妖精 :2016/09/15(木) 20:30:02 KC7dR7oE0
>>895
正邪戦場日記
早苗の体が徐々に冷たくなっていく。
その体を抱き天邪鬼は無意識に叫ぶ。
「こんな事になるなんて……」
夕日が正邪とケンプファーを無慈悲に照らしていった。


「はい!!カット!!」
「慧音先生、これでいいのか?」
そして、正邪の腕の中の早苗がつぶやく。
「ふぅー、悪役ってドキドキしますね」
血糊を拭きながら早苗が話す。
「うむ、子供達に善悪や、その他を学ばせる教材になるだろう。後、まさかとは思うが双方ともケガはないか?
「全然無い」
「私、外界でガンダム見まくってたんですよ。特にバァニィーが好きでした。嘘だと言ってよ!!」
「まぁーとにかく、レジスタンスにこの米を使っていいんだな?」
「いいでしょう。だいたい、これは誰の物なんてルールは幻想郷にありません。さぁ、早く帰ってあげなさい。貴女を待っている者達が大勢いるわ」
「かたじけない」
その晩、レジスタンスの者は大人、子供構わず腹一杯になったそうな。
おしまい!!


900 : 名無し妖精 :2016/09/17(土) 01:18:26 JccwdoVQ0
※独自設定を含む内容です


紫「…あのアマノジャク狩りの時、正邪は妖怪の山に逃げ込み追っ手と弾幕で交戦して山を荒らした…その事が山の有力者の逆鱗に触れてね。連中がアマノジャク狩りの開催権を引き継いだの」
正邪「ちょっと待てよ、弾幕をばら蒔いたのは主に追っ手の連中だぞ 。私は秘密道具を使って切り抜けるのがやっとだった」
紫「その辺の事情は有力者たちには伝わっていないわ。あくまでも天邪鬼が悪あがきして弾幕をばら蒔いたせいだと」
正邪「…ったく話を都合のいいように…!」
針妙丸「だけど継続中にしては不活発過ぎない? 何ヵ月も経つのに」
紫「それはお触れが正邪だけでなく追っ手の連中も対象にしているからよ。人物は特定していないけどね」


>>898様、ストーリー支援ありがとうございます
話はこれからまとめに入ります
しばしのご辛抱を…


901 : 名無し妖精 :2016/09/17(土) 12:07:29 gveJXLNk0
>>900
最初から読んでます。これから佳境ですね。頑張って。


902 : 名無し妖精 :2016/09/18(日) 20:39:36 x1vbAMcg0
テンテケテテテン。テンテケテテテン。
「正邪でーす」
「針ちゃんだよ」
「……(サグメだ)」
「「「三人合わせてかしまし娘だよ」」」
「さて、姫よ。この中に嘘つきが一人いる!!」
「えぇー!!いったい誰が?」
「……(言っておくが、私は永遠の17歳だぞ!!」
「ノーノー、実年齢は問わない」
「ふぅー……」
「そこだ!!いったん緊張をほぐし安堵するもの。サグメのババァではない。姫。あんたがババァだ!!」
「えぇー!!そんな事無いよ!!」
「何を言う姫。お前は輝針城にずっといたんだろう。機会か来るのを待っていたんだろう」
「正邪、それは……」
「安心しろ姫。私は姫がババァだからといって何かする気はない。それよりも……」
「……(なんだ?)
「お前のまわりからぷんぷんするんだよ。サグメババァ!!」
「何を言ってるのか分からんな」
「私は知っている。お前がこの世界を潰そうとしたのをな」
「ふーん、してどうする」
「決まっている。お前を月に追い返す。さて、お前の罪を数えろ!!)」


903 : 名無し妖精 :2016/09/18(日) 22:25:40 I6pQE01EO
正邪「スキマババーッ!!」
紫「ちょっと付き合って〜♪」

いきなりスキマにつれてかれてDVD鑑賞会
海外作品らしい

正邪「!?、こいつ妖怪か?」
正邪は画面に映る金髪女性を指差した
紫「いいえ、人間よ。西洋の住人ね」
正邪「あんたと同じ髪と顔付きだな。こいつらの言ってる言葉も分かるのか?」
紫「英語ね、もちろん。分かるし話せるわ」
正邪「じゃ、幻想郷はそのエーゴでなんて言うんだ?」
紫「そうね…My Reverie(私の幻想)」
正邪「ま、まえ…べりぃ??」
紫「(!)あら、み、耳が良いのね」
正邪「あんたはさしずめまえべりぃ、かWWW」
紫「(!?)…それじゃ少し長すぎるわ」
正邪「じゃ、べりぃでどうだ!」
紫「(聞かないふり)」
正邪「(しゃーねぇな)えー、エリー、マリー、ホリー、そいでメリー」紫「!?」
正邪「メリーだ、メリーでどうだ!」
紫「いいわ…呼んで」
正邪「メリー」
紫「////(落涙)」
正邪「なんなんだよ〜?」


904 : 名無し妖精 :2016/09/19(月) 00:17:55 zTLDQSaQ0
>>900の続きです


サグメ「……(追っ手も対象?)」
紫「そりゃ有力者…まあ主に天狗なんだけど、連中だって追っ手にも問題があったと考えるわよ。追っ手になった事をばか正直に話した氷精やハクタクや蓬莱人は罰金か労働奉仕の選択を迫られたわ。そしてアマノジャク狩りに参加した各勢力のトップもその話を聞いて余計な恥をかきたくないからとだんまりを決め込んでいるわね」
正邪「ハッ、偉そうな事言ってる奴等がそれかよ? 笑わせるぜ…そうか、お前があの時私にヌルい攻撃をしていたのはその事が頭にあったからか? 山の有力者に突っ込まれても申し開き出来るように」
紫「それもある、とだけ言っておくわ」

正邪は雷鼓たちにもジロリと目を向けた

正邪「お前たちもやってくれたよな」
八橋「アハハ…」
弁々「言われちゃったわね…」
雷鼓「ごめんなさいね。でも私たちはもうあんたを追わない。知れば知るほどあんたが単なる悪党じゃないって分かってきたから」
正邪「褒めても何も出んぞ……そういやあいつらはどうしたよ? 山の神や天狗もいたぞ」
紫「やっと核心にたどり着いたわね。それこそが第二次アマノジャク狩りのネックなのよ…私と彼らの上層部が開催権の委譲の取り決めをした時、上層部はまだ山の神や一部の天狗も参加していたとは知らなかったの。気付いた時はもう後の祭り、だけど今更お触れを引っ込める訳にもいかずにただ切歯扼腕しているだけなのよね」
サグメ「……(お前、知ってて黙っていただろう?)」
紫「それは言わぬが花ね」


905 : 名無し妖精 :2016/09/19(月) 20:28:25 5CHygOaA0
テンテケテテテン。テンテケテテテン。
「正邪だー!!」 
「針ちゃんだよー!!」
「・・・・・・(稀神サグメでございます)」
「さて、以前私がラーメン屋で働いていた時の事だが」
「うんうん」
「実はな、姫の入った風呂の湯を、出し汁にした「姫ラーメン」がブレイクしてな」
「えぇーっ!!」
「……(この外道め)」
「そしたら、食った客が、「血圧が下がりました」」
「視力が良くなりました」
「あんなに苦しんでいた便通が良くなりました」
「だとさ、姫よ。お前の体何でできているんだ?」
「そんな、そんな事、正邪に聞かれたくないよ」
「……(小槌の魔力が、姫に受け継がれたか?)」
「ちなみに、ババァのだし汁使ったら」
「うひー、天国に上るぜ!!」
「これはこれは、昇天するー!!」
「なぜだ、なぜ私はこのスープに憑りつかれているんだ」
「……(お前、私の許可もなく……)」
「あはははは、こんなババァのだし汁が旨いとか、頭おかしいんじゃねぇー!!。ん?」
「そう、そうだったの」
「お前はスキマババァ……」
「私が食べたラーメンは、正邪ちゃんじゃなくて、他の人のだったのね」
「おいおい……?」
「今からでも遅くない。正邪ちゃんで出汁を取ったラーメンを食べましょう」
「いやー、そのー、無しになんない?」
「いえいえ、八雲の家にいらっしゃい」
その後、正邪は八雲家で出し汁担当になったそうな。


906 : 名無し妖精 :2016/09/20(火) 01:23:21 htUVCOTs0
サグメ「……(弾幕を使う者が今度アマノジャク狩りに乗り出せば前回山を荒らした者との疑いをかけられる…新しいお触れのせいで却って正邪に手を出しにくくなったというのは皮肉なものだな)」
針妙丸「じゃあ、向こうの店の連中は?」
紫「そういう裏事情を知らずに乗り出した新規参入組か弾幕を使えない人間の退魔師や妖怪退治屋…今日の騒ぎに引き寄せられたようね」
雷鼓「あんたたちには悪い事をしたね。あの連中の顔を見るまでお触れが生きている事をすっかり忘れていたよ」

済まなそうに詫びる雷鼓に窓の外を意識しつつ正邪はウィンクしてみせた

正邪「いいって事よ。下げる頭を持っている分お前の方がマシだ…それよりあいつらにちょっと挨拶してくる」

正邪の唐突な言葉に一同は色めいた


907 : 名無し妖精 :2016/09/20(火) 20:09:49 5D59zNbM0
   /     /     /      /  /  / /
/     /     /   ..._,..,..,_,._    ./   /
             ビュ- .,:' A  A ゝ   /   /
    /    /    ...彳.ノハλノヽゝ  .../ /
  /    /   /....三 .<.从 ゚ ヮ゚ノ   ちょっと半額惣菜の様子見てくる
            .二 . 〈_iつWi_i]つ   /
       /    /..三  ./ルWWWヽ,   /
    /    /  ...。;`'!,ン'"゚´'-''´  /    /


908 : 名無し妖精 :2016/09/20(火) 21:06:01 b4RhPGqk0
テンテケテテテン テンテケテテテン。
「針妙丸でございます」
「……(サグメですよ)」
正邪は八雲家に強制連行中。
「と、いう訳で正邪は八雲家に行ったので、今回はボードを用意しました」
「……(しばらく留守にします。と言われたが、果たしてどうなるんだか?)」
「うーん、今まで散々やりたい事をやりっぱなしだから、いい薬になるんじゃないの?」
「……(ところで小人の姫よ。このボード、何かかまってやりたくないか?)」
「そーだねー。一番の定番は、この黒マジックで口ひげ書いちゃう」
「……(ならば、私は、私の胸大きいの、とかぬかす子孫の貧乳を大きくしてやろう)」
「あははは、じゃあ、私も正邪のボードに、実は脇も股間もボーボー^なんだ、と書いちゃう」
「……(奴は筋金入りの天邪鬼だからな。生えていなくても生えていると返答するだろう)」
「あはは、正邪はいじめられると感じちゃうへんた……何この殺気?」
「はぁーはぁー、出汁から解放された時に、お前ら、何してる」
「えぇー何でもないよ。おかえり正邪」
「……(すまん、姫に強制されてこんな事を……)
「お前ら正座しろ……」
その後、針ちゃんは八目ウナギのたれの出汁になりました。
夜雀の屋台の売り上げが10倍になったそうです。
「……(それで、私がなんでこんな事をしなければならんのだ)」
「ババァよ、自分で気が付いてないかもしれないが、幻想郷の人間達に人気があるんだ}
「……(バニーガールなどいらないだろう)」
{残念だな、幻想郷は何でも受け入れる。それがババァでさえもだ」
その後、バニーガールのサグメさんに撮り天狗の群れが集まったとか。


909 : 名無し妖精 :2016/09/21(水) 00:34:16 GuKPB0z20
弁々「ちょっと! 正気なの!?」
正邪「私の事をろくに知りもしない奴等に追いかけ回されるのは面白くない。『今度は』しっかりアピールしてやるよ」
針妙丸「こんなの正邪らしくないよ止めて!」
正邪「すまない姫…私は痩せても枯れても天邪鬼なんだ…それと、余計な手出しするなよスキマ」
紫「それで貴女の気が済むなら止めはしないわ」
正邪「なあに、ほんの挨拶よ。無茶はしねえ」

そう軽口を叩いて正邪は入り口をくぐり抜け居酒屋へ向かった

サグメ「……(正邪、あえて火中の栗を拾う、か…それとも私の能力の影響なのか?)」


910 : 名無し妖精 :2016/09/21(水) 13:21:51 Chsn2GeI0
小人のブルース
「正邪は酷い。一生懸命にこの世界に馴染ませようと思ってるのに……」
「お客さん。何か飲みますか?」
「何かきっついのお願い」
「じゃあ、この「魔王 紫」なんかどうです?」
「ゆかり!!」
「いえいえ、隙間とは関係ありませんよ。それよりお客さん、飲みすぎじゃないですか?」
「酔っぱらいは、大丈夫と言いながら、さらに飲むというけど。今の私はそんな事ないよ」
「でわ……」
針妙丸の前に透き通った清酒がなみなみと注がれる。
数刻後。
「だいたいねー、異変で逃げた相手を。ここまで助けようとしてる私の気持ちがわからないの!!」
「指名手配犯になってからも、正邪を私は守ろうとしたのに!!」
「納得いかない!!店主、おかわり」
その後、酔いつぶれる針妙丸。
「よっ、おかみさん。姫の様子は?」
「だいぶ、うっぷんが溜まっていたようだよ。まぁ、このくらいの酔い方なら明日に響くものじゃないんじゃかしら?」
「やれやれ、家に帰るか……。おかみ、お代は?」
「貴女が毎月払い込んでくれてるから、心配しなくていいわ」
「じゃ、行こう。世話になったな」
「またご贔屓に」
正邪が、姫とサグメの酒代を払い込んでいるのを二人は知らない。


911 : 名無し妖精 :2016/09/21(水) 16:41:26 jYLV3/0g0
正邪の口噛み酒


912 : 名無し妖精 :2016/09/21(水) 19:53:22 DXW8rcZEO
河原で芋煮会する正邪


913 : 名無し妖精 :2016/09/22(木) 02:13:51 lMS23C7U0
サグメ「……(エマニエル夫人て知っているか)」
正邪「何も喋るな」


914 : 名無し妖精 :2016/09/22(木) 03:43:44 2jLt4WG60
>>911
丸呑みする萃香


915 : 名無し妖精 :2016/09/22(木) 13:14:29 z60MuFn.O
勇者ヘラクレスよろしく紫さまからの難題に挑む正邪!
正邪「えーと、“魅魔の胸を揉め”“明羅生き埋め”“魔界メイドに膝カックン”“魔界神のアホ毛を盗め”“先代巫女にカンチョー”“夢月幻月姉妹を笑わせろ”“宇佐見蓮子誘拐”…なんだこりゃ?」


916 : 名無し妖精 :2016/09/23(金) 00:45:38 FIwkKysU0
正邪「店主、酒瓶一本くれ。テイクアウト、持ち帰りでな」
店主「へ、へえ」

居酒屋へ入るなり正邪は酒を瓶ごと注文した
それをたずさえ彼女は例の男女たちの元へやってきた

正邪「よう旦那方、景気はいいかい?さっきは済まなかったなぁ騒がせちまってよ」

男女の中の禿頭の巨漢はむくれた顔でそっぽを向き、長い黒髪で色白の女は僅かに正邪から視線を逸らした
そしてごま塩頭で角刈りの中年男は表情を変えぬまま正邪を睨み付けた

正邪「ところでアマノジャク狩りに参加したがっているトーシロがこの店に来ているという話を小耳にはさんだんだが…もしやおっさん方かな?」

更に目付きが険しくなる男女たち。不意に正邪は黒髪の女が気になった

正邪「そういやお前見覚えあるな……そうだ、前に寺で人妖平等を説くクソ坊主を論破しようとエキサイトして船幽霊と入道使いにつまみ出された奴だ。そうだよな、平等になったらおまんまの食い上げになっちまうもんな…でも結局それだろ? 世の為人の為と言っても本当は金の為だろ?」


917 : 名無し妖精 :2016/09/24(土) 20:32:39 bh8sBtmM0
ヒラコー風に正邪ほか、他のキャラを語る。
鬼人正邪 幻想郷が生み出したバランスブレーカー。あれも反転、これも反転。パンツを履いているか反転。
正邪は叫ぶ「お前らパンツはけー!!」
残念、うどんげ以外皆ノーパン。

少名針妙丸 お椀を被ったサドさん。今日はこんな恥かしい事を正邪にさせようと毎日苦心する。
「正邪のパンツは全部赤です」

稀神サグメ 片羽の月人 「ああっ、何でこんな事」
「降ってきたな。こんなところでベイルアウトはまっぴらだ」
その後。
「よう、相棒。戦う理由は見つかったか?」



別報 艦これ 「正体不明の戦闘機来襲!!」

あれは……。
「機体番号、破急ゼロゼロ。本艦に向かってきます!!」
「あれは……のせてやれ。我らの守護神だ」


918 : 名無し妖精 :2016/09/24(土) 20:33:10 bh8sBtmM0
ヒラコー風に正邪ほか、他のキャラを語る。
鬼人正邪 幻想郷が生み出したバランスブレーカー。あれも反転、これも反転。パンツを履いているか反転。
正邪は叫ぶ「お前らパンツはけー!!」
残念、うどんげ以外皆ノーパン。

少名針妙丸 お椀を被ったサドさん。今日はこんな恥かしい事を正邪にさせようと毎日苦心する。
「正邪のパンツは全部赤です」

稀神サグメ 片羽の月人 「ああっ、何でこんな事」
「降ってきたな。こんなところでベイルアウトはまっぴらだ」
その後。
「よう、相棒。戦う理由は見つかったか?」



別報 艦これ 「正体不明の戦闘機来襲!!」

あれは……。
「機体番号、破急ゼロゼロ。本艦に向かってきます!!」
「あれは……のせてやれ。我らの守護神だ」


919 : 名無し妖精 :2016/09/24(土) 20:36:33 bh8sBtmM0
二重書き込みになっちゃった。
918はなかったことで。


920 : 名無し妖精 :2016/09/25(日) 20:29:24 p5BCgO7E0
片羽のコンチェルト
「……(なぁ、女将、私は何でここにいるのかな?)」
「さて、どうでしょうかね。少なくとも私はお客さんのプライベートに疎いもので」
「……(何がきっかけだったんだろうな)」
始まりは、天邪鬼殲滅のはずだった。
そして、奴に心を許した。
子孫である天邪鬼に。
「……(私がいなくても、誰かが行う。この幻想郷が楽園でないことはわかっている)」
「そぅですねー。でも貴女が許したならば、それは良い方向に向かっているんじゃないですか?」
女将は空のグラスに酒を注ぐ。
「……(どぅした物だろう。反逆に反逆を重ねて、あいつは何処に行くのだろう?)」
「まぁ、まぁ、今日は落ち着いてよく考えながら、あの天邪鬼に祝宴を送りましょう」
「……(何っ!!)」
「知らないんですか。天邪鬼と小人の姫の、婚姻が近いんですけど」
「……(なんだとー!!)」
それは知らなかった。冗談だと思っていた。
「おかんじょうはー!!」
「後で払う!!」
私の知らない処で婚礼だと。そんな事は許されない。
「待っていろ正邪。ここに大音声を出す者がいるぞ!!」


921 : 名無し妖精 :2016/09/27(火) 01:02:12 5PnQ1ssQ0
※916の続きです


ネチネチとした正邪の問い掛けに角刈りの男はあざけるように口を開いた

角刈り「分かってないな。仕事というものは対価を求めるものだ。命懸けの仕事を只でするわけにはいかん。里の人間に安心安全は只で手に入るという謝った認識を持たれるわけにはいかんのだ」
正邪「その割にはお前らが活躍してるって話は聞かねえなあ。どうせ博麗の巫女も跨いで通るような弱小妖怪しか相手にしてないんだろ?相手選んで仕事してるんだろこの野郎」

正邪のあざけり返しに巨漢が顔を真っ赤にして立ち上がった

巨漢「我慢ならん!! 調子に乗るな天邪鬼のくせに!!」
正邪「いいねぇ〜その物言い…格下の相手には何をしてもいいという傲慢さに満ちているぜ…」
巨漢「お前みたいなクソガキに舐められてたまるか!! もうやっちまおうぜ兄貴!?」
角刈り「そうだな…いい度胸してると誉めてやりたいがあまり図に乗らせるのも考えものだな…」

角刈りの男がゆっくりと立ち上がり、それに追従するように黒髪の女も立ち上がった
それを見た正邪は酒瓶の首を居合い刀のように持って胸の前にかざした

正邪「おっと、お近づきの印に呑んでいただこうと買ったこの酒を私ごと割っちまうつもりかよ? ウワバミを呼び込んじまうぜ?」


922 : 名無し妖精 :2016/09/28(水) 00:52:27 yLdAtZtI0
殺気立った正邪と退治屋たちの元へ居酒屋の店主が血相を変えて飛んできた

店主「や、止めて下せえ! 向かいの店みたいになるのは御免だ! 酒代は返しますからやるなら出ていって下せえ!」

客の誰もが当事者たち、特に天邪鬼の正邪は店主の懇願に耳を貸さないだろうと思っていた。しかし。

正邪「返す必要はないぜ…店主の顔を立ててここは退散してやるか」
角刈り「フン、逃げる気か」
正邪「私は卑怯者だから逃げも隠れもするぜ。んじゃな」

正邪は酒瓶を巨漢に向かって投げつけた。慌てた巨漢だがどうにか割らずに瓶を受け止めた。それを確かめると正邪はきびすを返した

角刈り「阿呆が」

角刈りの男が目配せすると黒髪の女は正邪に向かって呪符を放った
だが正邪の背中に届く直前に白い光が走り、呪符は真っ二つに切れた

「!?」

動揺する退治屋たち。正邪は足元にひらひらと落ちた紙の切れ端を確認すると退治屋たちに振り返った

正邪「あんだよ? ガキが尻尾巻いて逃げるって言ってんのにまだ絡む気か。大人気ねえ」

そう吐き捨てると正邪は居酒屋を後にした


923 : 名無し妖精 :2016/09/28(水) 06:02:25 /u0FA5Z.O
居酒屋から雷鼓たちの居る店まで8間(約16メートル)、里の大通りを正邪は横切ってゆく。
無防備な背中へ退治屋たちが飛び道具を出せば命はない。
心臓が締め付けられるような緊張に耐えながら、後ろ手を組み、口笛を吹くようなそぶりをみせながらわざとゆっくり歩いた。
自分の鼓動が耳まで聞こえる。
背中が震え、汗が出てきた。

騒動のせいか人通りは止まり、通りの左右から人妖たちが様子をうかがっている。
その中には居酒屋の連中より数段上の殺気を放っている退治屋らしき姿も認めた。
正邪「おーい、終わったぞ」
心配そうに戸口まで迎えにきたエプロン姿の九十九姉妹に手を降る。
水が欲しかった。


924 : 名無し妖精 :2016/09/28(水) 12:21:01 .XwBZV7E0
ハードボイルドな正邪ちゃん.


925 : 名無し妖精 :2016/09/28(水) 12:26:50 mAn8cjAs0
正邪「ヘミングウェイがこう言っていた。『人生は素晴らしい。戦う価値がある』ってな。…後の部分には賛成だ」
ナズーリン「この世界は残酷だ。だからこそ美しい」


926 : 名無し妖精 :2016/09/28(水) 20:47:19 .XwBZV7E0
そろそろ次スレのタイトルが必要ではないかなー。
「お言葉ですが」「やなこった」とか。


927 : 名無し妖精 :2016/09/29(木) 00:33:22 ZaP2omeI0
正邪を迎え入れると弁々はすぐに外れたドアを入口に立て掛けた
八橋は窓のカーテンを締め、更になお警戒するためにカーテンの隙間から外を覗いている

針妙丸「何が無茶はしないよ! 思いっきりしてたじゃない!! 寿命が100日は縮んだよ!!」
正邪「わりぃな姫」

謝りはしたが針妙丸には一瞥もくれず、正邪はテーブル席で足を組んで座っているサグメを睨み付けた

正邪「このお節介野郎…あんなお札ぐらい私の力でもどうにか出来たのに…」

そう言うと正邪は着ているワンピースの襟の裏に潜んでいた羽根手裏剣を掴み出し、サグメの顔面に向かって投げつけた。息を呑む一同。
サグメは額の一寸先でそれを指二本で受け止めた

サグメ「……(後からなら何とでも言える。それに舐めてかかってくる相手に不可解なプレッシャーを与えるのも戦術だ。生き延びる為なら何でも利用するのだろう?)」
正邪「くっ…間違いじゃないけどよ…でも礼は言わねえぞ」
サグメ「……(端から期待していない)」
弁々「な、何なのこの人たち…仲が良いんだか悪いんだか…」

呆れたように問い掛ける弁々に赤蛮奇は肩をすくめてみせる

雷鼓「(確かにおかしな二人ね…でも息は合っている)…あれ? ところでスキマさんは?」

雷鼓は店の中を見回したが、八雲紫の姿は既に何処にもなかった


928 : 名無し妖精 :2016/09/29(木) 00:36:53 xYTEMw3I0
>>924
白身と黄身が逆転してる正邪


929 : 名無し妖精 :2016/09/29(木) 10:08:15 xHg0o4Mg0
その卵に衣をつけて、「鬼揚げ」と試しに売ってみたら予想外の大ヒット。
「世の中どうなるもんか分からんな」
「ああぁ、この味。蓮子と一緒に食べた記憶がよみがえるわぁ〜」
「あっ、スキマババァ!!何つまみ食いしてやがる!!」


930 : 名無し妖精 :2016/10/02(日) 07:55:24 BigCS/EE0
正邪ちゃんにお好み焼きの作り方教えたい。きっと鉄板の女王になるだろう。


931 : 名無し妖精 :2016/10/02(日) 19:18:36 sXs.BUfE0
エピローグ・1


“……(八雲紫よ頼みがある。この羽根手裏剣を正邪の後ろ襟に送ってくれないか……分かっている、憎まれ役は私が引き受けるから)”


あれから数日後、ドアが元通りになった喫茶店「ぱーる」のカウンター席にて


雷鼓「どう? ライコブレンドの新作のお味は?」
サグメ「……(恥ずかしながら蘊蓄を語れるほどコーヒーには詳しくないが、これを即座に不味いとは言えないな)」
雷鼓「逆に即座に美味いとも言えるレベルじゃないって事ね…私もまだまだね」
サグメ「……(馬鹿正直ですまない)」
雷鼓「いいのよ、それくらい厳しい方がかえって励みになるわ…それよりあの時はうまく助け船を出したわね」
サグメ「……(ん? 正邪の事か?)」
雷鼓「スキマさんの事よ。“ああいう人”なのに平静を装いながらもずっと正邪を目で追っていたから、これは何かあるなと思って」
サグメ「……(お前も気付いたか…正直言って私も気が気でなかった…だが脳波コントロール出来るとはいえ、あの状況で退治屋たちに気付かれずに羽根を送るのは難しかった…八雲がいてくれてよかったと思う)」

サグメはそう言ってカップに口をつけた

雷鼓「それで、実際のところあの二人はどういう関係なのかしら?」
サグメ「……(私もそれを知りたい…だがお前も私もその事を知ろうとしてはならない。知れば全てがお終いになる…そういう覚悟が必要だ…八雲にとって正邪はそういう存在のようだ)」


932 : 名無し妖精 :2016/10/03(月) 00:03:12 EwVvb5Iw0
ゆかれいむ、ゆかてん、ゆかせいじゃ
親の愛を知らないグレた子が好みのゆかりん


933 : 名無し妖精 :2016/10/03(月) 02:36:05 FSgQY2QY0
霊夢:巫女服が似合う
天子:留袖が似合う
正邪:襦袢が似合う

ふむ


934 : 名無し妖精 :2016/10/03(月) 16:15:24 tIovLHzU0
天邪鬼だから左前で着るんだろうな


935 : 名無し妖精 :2016/10/03(月) 18:19:57 RYQYNVfU0
三人をうどんに例えるなら。
霊夢:釜揚げうどん。何色にも染められるから。
天子:天ぷらうどん。衣サクサク。後、自分から油の中に入るかも。「この程度の油なんてへっちゃらよ!!」
正邪:うどんの台抜き。「へっへぇー、麺があると思ったか。残念、私が食べちゃいました」
その後、正邪ちゃんはテイクアウトされたようです。


936 : 名無し妖精 :2016/10/04(火) 04:02:53 vpqzGHys0
正邪ちゃんは寂しがってる時を見抜いていたずらしてくるから大好きなゆかりん


937 : 名無し妖精 :2016/10/05(水) 09:43:09 QCqYZS0cO
夕暮れ時、森の道具屋の店先
「菫子?」
「霖之助…」
二つの影が重なる


紫「……」
正邪「スキマババーッンッッ!!(お尻蹴り)」
紫「な、何をするの!?」
正邪「おう、黄昏てんじゃねーよ!おう!」
悪態つきながらハンカチを差し出す。
以前、紫からもらったものだ。頬が紅い。
紫「もう…なに考えてるんだか」
そっと涙をぬぐって、呆れたそぶりをする。
正邪「こいつを手に入れたんだが…食べ方が分からん」
紫「あら松茸!こんな季節なのね」
正邪「盗んだんじゃねーぞ!」
紫「分かっているわ。がんばったのね〜」
正邪「…ふん」
頭を撫でたあと、紫は頬に指をあて、首をかしげる
紫「さて、どう料理しようかしら…正邪!眼をつむりなさい」
正邪「ちょ!ババア何を…!」
紫「専門家にお願いしましょう!」
ひょい、と小さな体を抱き抱えるとスキマの中に…


938 : 名無し妖精 :2016/10/05(水) 20:18:48 7.T8313Y0
正邪のラプソディー
ここは妖怪、人間構わず人気の有る夜雀の屋台。
「はい、野兎の走りと、串焼きだよ」
「待ってました、ほほっ、うめーうめー」
「最近はどうですか?」
「レジスタンスか?とりあえず安定してる。急ぐもんでもないだろう」
「ふぅー」
「なんだい女将、この幻想郷を鉄火場にしたいのか?」
「ちがいますよ……むしろ私はこの平和が続くのを願います」
ふーんと返事する正邪。
「何時また誰かが異変を起こす。そんな時に抑制力がある者がいたらいいなと……」
「そうか……。望まれない異変を事前に防ぐ。そんな存在が女将は欲しいのか?」
「いいえ、私はただの屋台の女将。大それた事は考えていません」
「ふふっ、あんたも天邪鬼だねぇ。まぁ、できるだけやってみるよ」
その後のレジスタンスにて。
「この世界の平衡を守ろう!!同意する者は手を挙げてくれ」
レジスタンスによる世界平衡の旅が始まった。


939 : 名無し妖精 :2016/10/06(木) 01:11:43 OYB5jw4o0
エピローグ・2


やはりあれから数日後
人里にて


魔理沙「よう天邪鬼」
正邪「げっ白黒…怪我人がこんな所ほっつき歩いてていいのかよ」
魔理沙「いや実際鼻の骨が折れていたんだが、あの後霊夢から永琳に処方してもらったという薬をもらってな、それ飲んだら一発で治ったよ。大したもんだなあのオバサンの薬は」
正邪「(意外だな…巫女は巫女なりに悪い事したと思っているのか…)で、今日は何の用だよ。あの日の再試合か?」
魔理沙「いや、いつまでも引き摺りゃしないよ、面倒くさい。それよりお前に聞きたいと思っていた事があるんだ。あの日、月人が私に何か言った後あいつに掴みかかったよな。何であんな事した?」
正邪「…あいつが持っているのは人の人生を狂わせる能力だ。無闇に使っていいもんじゃない…現にあいつがいらん事言ったせいでお前は足止め食らってあんな事に…」
魔理沙「私は自分の意志であそこに留まっていたんだ。月人の能力なんか関係ない…そういえばお前、退治屋にケンカ売ったんだってな。いい度胸しているな」
正邪「見ず知らずの奴等に捕まるのは面白くないからな、自分から挨拶しに行ったまでだ…」


940 : 名無し妖精 :2016/10/07(金) 00:46:44 gaTOuJkw0
正邪「大体お触れの対象になっているのは私だけじゃないだろう? 私を捕らえたら今度は他の弾幕使い供をパクりに行くのか? 行かないよな。ある意味わたしいじょうに」


941 : 名無し妖精 :2016/10/07(金) 01:11:55 gaTOuJkw0
送信ミス
後で改めて投稿します


942 : 名無し妖精 :2016/10/07(金) 20:20:39 E81wFJ7Y0
風よ。月に届いているか
闇をも超える闇の中で、私は身構える。
数舜前から立ち込める血の匂い。
この匂いを先程から感じ取り、私は身構える。
ゆっくりと息を吐き、そして止める。
呼吸を止め、自分の気配を止めた。
それで十分だ。相手は私の気配を失い、恐慌に陥る。
10メートル、5メートル、1メートル。
その瞬間、私は大きく息を吸った。
眼前に人食い虎が現れる。
だが、私にはそれが何かと分かっていた。
腰を支点に指先を虎の眉間に突き立てる。
最も硬い頭蓋骨。その急所に私の指が到達する。
虎は何も反応する事無く,その巨体を床に倒れ伏した。
「ふ〜う」
ここはスケイル。梯子山と呼ばれる禁山だ。
本来ならば誰も近づかない禁忌の山だ。
だが、今は違う。
毎日、レジスタンスの猛者達が異変を防ぐために探索を続けている。
そのような場所で一人潜り込む、私の名は正邪だ。


943 : 名無し妖精 :2016/10/09(日) 06:54:26 RHiQ8SLw0
風よ。月に届いているか
虎の血が手首まで染めていた。能力で虎の頭蓋を柔らかくし、そして急所を確実にえぐる。
相手の隙を突き、反撃不可能な状況で必殺の一撃を与える。
これが天邪鬼と呼ばれる、私の戦い方だ。
卑怯な!!と何と罵声を浴びせられても構わない。
これが天邪鬼の戦い方、一方的に自分に有利な状況を作り、敵が罠に落ちるのを待つ。
失敗すれば、死体になるのは私だ。命のやりとりに、綺麗も汚いもない。
死体となった虎の毛皮で返り血をふき取る。
私が禁山に入ってから、計算するともう日暮れが近い筈だ。
だが。
私の心に何かが警鐘を鳴らす。
この迷宮を支配する龍神の視線か?
周囲を眺めても、そこにあるのは虎の死体だけ。他には何も感知できない。
気のせいだったか。と、私は禁山の出口を目指す。
この時、あと二呼吸待てば暗がりで囁かれた音に気付いたはずだった。
無人の通路、暗闇の中に静かな詠唱が響き渡った。


944 : 名無し妖精 :2016/10/10(月) 09:45:35 PtE9LwSk0
追手の手を逃れた正邪を待っていたのは、また地獄だった。
破壊の後に住み着いた欲望と暴力。
百年の境界が生み出した幻想の里。
悪徳と野心、頽廃と混沌とをコンクリートミキサーにかけてブチまけた、
ここは最果ての幻想郷。

次回「人里」。
来週も正邪と地獄に付き合ってもらう。


945 : 名無し妖精 :2016/10/10(月) 11:51:22 u2U2Ub460
地底のお燐目当てに正邪ちゃんと同道する藍様
道中でゆかりんの話をたっぷり聞かせてあげるの巻


946 : 名無し妖精 :2016/10/11(火) 01:14:06 lNDaf.xw0
>>939の続きです


正邪「大体お触れの対象になっているのは私だけじゃないだろう? 私を捕らえたら今度は他の弾幕使い共もパクりに行くのか? 行かないよな。ある意味私以上に厄介な連中だからな、特に偉そうにしている奴等は」
魔理沙「そういえば最近人里で寺や廟の連中を見かけないな。たまたま私が顔を合わせていないだけかも知れないが、賞金稼ぎ共と鉢合わせするのを避けているのかもな」
正邪「だろ? 紅白にしたって山の巫女に会いにたまたま里に来ていただけなのにあの騒ぎを自分の株を上げるのに利用しやがって…だから私は強い奴を信用しない。世のため人のためとか言っても結局最後に守ろうとするのは自分の名誉と懐具合だ。紅白もそうだしお前もそうだ」

うつむき加減で呟いていた正邪はそこまで言うと上目遣いに魔理沙を睨んだ
だが何故か魔理沙は少し顔を紅潮させて正邪を見つめ返していた

魔理沙「今何て言った? 私が強いって?…お前、私を強いって認めてくれるのか?」
正邪「あんだよ? 違うのか?」
魔理沙「いやいや違わない違わない! …そうか…よし気に入った! 奢ってやるよ、一緒に酒でも飲もうぜ!」
正邪「な、何だよ急に!? まさか罠じゃねえだろうな?」
魔理沙「勘ぐりすぎだよ。今の私は機嫌がいいんだ。退治屋たちが絡んできたら私が守ってやるよ」
正邪「本当かよ…まあ奢りなら付き合ってやらんでもないか」
魔理沙「そうそうその意気。そうだ、旨いメンチカツ出してくれる店があるんだ。まずそこへ行ってみないか?」
正邪「あっ、ああ…(そういえばスキマの奴、何であの時私の方に声をかけたんだ? 白黒の方がヤバい位置にいただろうに……)」


数刻後。

正邪「ただいま〜」
針妙丸「…おかえりなさい。今日は遅かったね。ご飯は?」
正邪「外で済ませてきた」
サグメ「……(正邪、それはいけない)」
正邪「え? 何でだよ?……あ」

針妙丸の前のちゃぶ台の上には一人分の夕食が用意されていた

針妙丸「正邪ぁ〜?」シャキーン!
正邪「ひっ姫…(クソッ、白黒に付き合ったばかりに…だから強い奴は気に食わねえんだ!)」


終わり

今回は大分引っ張りすぎましたね
反省してます


947 : 名無し妖精 :2016/10/11(火) 10:28:56 TQF3vryo0
>>946
コングラレーション!!
おめでとうございます。そしておつかれさま〜。
今度はハロウィンネタなどどうでしょうか?これからも頑張ってくださいね。
「なぁ姫、謝るから毎日かぼちゃづくしを止めないか?嫌いじゃないが・・・・・・」
「しらないっ!!正邪なんかパンプキンヘッドにでもなっちゃえ!!」
「やれやれ・・・・・・」


948 : 名無し妖精 :2016/10/12(水) 01:05:23 /vgHFR/o0
>>947
お付き合い頂いて有り難うございます
新しいお題についてですが、私が書くとあまりハロウィンらしからぬ内容になりそうな気がしますがそれでもよろしいなら…
でもやっぱ無理!となる可能性もあるので期待半分でお待ちください


949 : 名無し妖精 :2016/10/12(水) 08:42:22 7.rtBbbc0
そろそろSSスレでも建てて棲み分けない?
萌え語りしたいのに独自設定の長文でスレ埋まってるとその気も失せるし
ガッツリ長文読みたいのに合間合間に別の話題入ってるのも読みづらい


950 : 名無し妖精 :2016/10/12(水) 11:11:25 .gZKSR.A0
一通り出来上がってからろだ等に挙げた方が良いのかもねぇ…
確かに新妻正邪ちゃんのネタとか振ってみたいし


951 : 名無し妖精 :2016/10/12(水) 12:12:40 y/1CORsQO
>>948
お疲れ様でした。
途中で余計なネタ(賞金稼ぎ等)入れてしまい、混乱させてすみませんでした。
ssネタは好きですが苦手な方もいるようで申し訳ないです。しばらく様子見ですね。


952 : 名無し妖精 :2016/10/12(水) 17:30:58 XwCLsAb60
正邪って割と大物になりそう


953 : 名無し妖精 :2016/10/13(木) 01:21:37 G1Mk7vPg0
>948です
この度は私が長々と駄文を書き連ねていたせいで色々ご迷惑をかけていたようで申し訳ございませんでした
このスレも終わりが近いようですし、これを期に棲み分けをした方がいいのかも知れませんね


954 : 名無し妖精 :2016/10/13(木) 06:37:24 29Z6zQu60
まあ内輪感強すぎるわな…


955 : 名無し妖精 :2016/10/13(木) 14:36:59 6DiWVqOo0
正邪について語りたくてもタイミングがわからなくて語れないっていう人がいたかもしれないからね棲み分け大事


956 : 名無し妖精 :2016/10/13(木) 14:44:08 VVKP09y20
そういやメガリスとかのロダってまだ生きてるんだっけ?
生きてるならそこにあげて題名でも投げとけば読む人はいるでしょ
それはそうと正邪はツンデレより不器用なイメージがある


957 : 名無し妖精 :2016/10/13(木) 22:23:16 gZnk5ROw0
1レスものならともかく数レスかかるものは書きあがった作品を纏めて読みたくなるねぇ
そういう意味でも適当なろだを探して投入してくださると嬉しい
正邪ちゃんについて語るもよし、突発的にSS投下するもよしなスレであるといいなぁと


958 : 名無し妖精 :2016/10/16(日) 17:45:19 UB73u.jEO
正邪(静かだなぁ…秋刀魚でも焼くか)


959 : 名無し妖精 :2016/10/16(日) 19:59:51 WdO8MIS20
風よ。月に……は置いといて、なんか好き放題やってしまって申し訳ない。
正邪ちゃんスレで、居心地がいいから単発ssやりたい放題。
>>946の人には罪は無いべ。
このスレの前の方からやりたい放題、好き勝手やらかした私が悪いんじゃないかな?
今後は……、4行くらいのレスならいいのかな?


960 : 名無し妖精 :2016/10/16(日) 20:33:51 ujlw64Wc0
>>959
確か勢いでロボもの書いてた方の人でしたか、特別誰が悪いとかそういうのでもないけど
レスの秋時間…空き時間を見て差し込んでみるのはどうでしょ?

…内心勢いにおいてけぼりにされていたのは秘密、いやそういうのもたまには良いとはおもうのよ?


961 : 名無し妖精 :2016/10/16(日) 20:52:27 ODQpZcU.0
ちょっと多すぎたな
ssは好きだけど短くしてくれると読みやすい


962 : 名無し妖精 :2016/10/17(月) 09:34:17 d0.C50TwO
サグメさんを正邪に“ババア”と呼ばせたのはこのスレ最大の功績になると思う


963 : 名無し妖精 :2016/10/18(火) 19:59:07 9h9Sq1Ds0
焚火を挟んで向かい合う、天邪鬼が呟いた。
「いい頃合いだな」
正邪は焚火の周りに突き刺した、串に刺した山女魚を引っこ抜く。
「ほら、これはアンタの分だ」
男は差し出された焼き魚を手に取り齧り付いた。
「旨いだろ。焼き具合も最近は分かるようになった。まぁ、姫やババァには劣るけどな」
自らも焼けた魚をほうばりながら、天邪鬼は続ける。
「今までしてきた事が無駄だと思っているのか?別に慈善事業をしていた訳ではないと」
「もし、お前が無駄だと分かっていて、なおもお前の心を駆り立てるのなら、それはそれでいいじゃないか。この世に完全な理など無い」
正邪は月を指し示す。
「今夜は満月だ。月のてっぺんで眺めるババァ、今頃だんご片手に待ちわびる姫。そんな奴らを酒の肴に、まぁ、楽しんで飲もうや」
鬼と人間が、杯を交わしあう。
その晩の月は今までに無いくらい、丸かったそうです。


964 : 名無し妖精 :2016/10/18(火) 20:44:52 JlLix3zMO
サグメ「…(中華そばにビールを)」
店主「へい、毎度」
正邪「ラーメンにビールだぁ?昭和かよ、ババア!WWWW」
店主「お子様ラーメン(おまけ付き)、お待ち」
正邪「……」
サグメ(フフッ)


そんな昼下り


965 : 名無し妖精 :2016/10/20(木) 20:56:28 w3UMIPrE0
正邪ちゃんの手相が見たい。
手をぎゅっと握って「生命線が短いですね」と言った時の正邪ちゃんの顔が見たい。


966 : 名無し妖精 :2016/10/20(木) 21:23:24 P/r3anmQ0
脇ぐらいまであるんじゃない?
生命線


967 : 名無し妖精 :2016/10/21(金) 01:14:10 ExilX/.g0
図太く生きよう正邪ちゃん


968 : 名無し妖精 :2016/10/21(金) 09:19:37 mLLb0WOIO
星ちゃんにマッサージさせる正邪

正邪「おいこら、しっかり揉め!」
星「すみません、力の加減が…」
正邪「もっと強く!」
星「わかりました…では」

はた目からは星ちゃんに踏みつけられているしか見えなかったそうですW


969 : 名無し妖精 :2016/10/21(金) 09:54:52 j4El4fXc0
藍様「羨ましい」


970 : 名無し妖精 :2016/10/21(金) 18:44:53 zZX2t1Gk0
正邪ちゃんに「高い高い」の反対の「低い低い」をしたら喜ばれるだろうか?


971 : 名無し妖精 :2016/10/23(日) 14:21:13 hNpbnWLY0
正邪「場合によるんだよ言わせんな恥ずかしい////」


972 : 名無し妖精 :2016/10/25(火) 07:45:38 kQNwkuCE0
正邪「低くて喜ばれるのは頭だけ」
紫「わかる」
正邪「高くて喜ばれるのは手取りだけ」
霊夢「わかる」


973 : 名無し妖精 :2016/10/26(水) 21:18:30 96mqN/5s0
正邪の漫談
「漫談をするよ!!」
「今日はタバコの話をするよ!!」
「18歳以下と、嫌煙家は置いていくよ!!わたしはブレないよ!!」
「その昔、初めてタバコを吸ったとき、「こんな不味いもの吸えたもんじゃない」と思ったよ」
「ところがどっこい。今では日に15本は吸うよ!!自分に合った銘柄を見つけた喜びは、天に昇る気持ちだよ!!」
「宴会の席で、口に10本くわえたタバコに火をともし同時に吸った事もあったよ。駄目だよ、後で自分は何て馬鹿な事をしたんだろうと思ったよ」
「その頃は、まだタバコが安かったんだよ。今は黒歴史だよ」
「タバコを吸わない奴が「あ〜、お前。そんなにタバコ吸ってたら肺がんで死ぬぞ」とか、ぬかすが」
「実際、タバコも吸わないのに、酸素呼吸器つけて介護施設に入ってる老人を知っているぞ。ソースはこれを書いている奴の実体験だ」
「何だか、タバコ一箱千円にしろとの動きもあるが」
「真のタバコ吸いは値段がいくら上がろうとも、吸うのを止めないよ!!」
「目覚めの一服、休憩の一服、何かを成し遂げた時の一服はたまらないよ!!」
「最後につぶやくよ」
「賢者タイムでタバコを吸う奴は、食後の一服と同レベルなんだよ!!」
「何かを成し遂げた後のタバコは旨い!!」
「でも姫には「正邪、臭い」と言われたがな!!」


974 : 名無し妖精 :2016/10/28(金) 18:13:09 QJiUM.Sw0
煙草が吸いたいなら畑から始めよう


975 : 名無し妖精 :2016/10/30(日) 06:35:57 0kbUtl5I0
スレ立てました

【SS】天邪鬼いつまた帰る【二次創作】
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/22214/1477201650/l50


976 : 名無し妖精 :2016/10/31(月) 15:46:16 c4iIc8awO
「戦国無頼伝ライ」の主題歌を熱唱する正邪


977 : 名無し妖精 :2016/10/31(月) 16:05:08 89HUN6x20
かとおもったら途中からラララライ体操に変化


978 : 名無し妖精 :2016/10/31(月) 22:29:34 QPBVUVnM0
と、思ったらむせる。レッドショルダーの赤は血の赤だ。


979 : 名無し妖精 :2016/10/31(月) 22:49:43 PIJ0xzlsO
次回も正邪と地獄に付き合ってもらおう


980 : 名無し妖精 :2016/11/01(火) 08:05:46 VwLlKqUs0
まさに最低野郎


981 : 名無し妖精 :2016/11/01(火) 21:15:21 PL9CqB5cO
正邪の飲むコーヒーは甘い


982 : 名無し妖精 :2016/11/01(火) 21:34:44 piq1zaPA0
と、思ったら甘い。


983 : 名無し妖精 :2016/11/01(火) 21:35:33 piq1zaPA0
と、思ったら苦い。


984 : 名無し妖精 :2016/11/02(水) 01:51:01 eT2.05as0
と、思ったら辛い。


985 : 名無し妖精 :2016/11/02(水) 03:56:42 QxS00EUI0
ドリンクバーで変なもん混ぜたな


986 : 名無し妖精 :2016/11/02(水) 09:32:26 8MZQ5pEA0
粗挽きネルドリップ製法


987 : 名無し妖精 :2016/11/02(水) 18:25:13 QeH75BYk0
次スレは何処だ?


988 : 名無し妖精 :2016/11/02(水) 20:58:35 zyuwscFE0
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/22214/1478087823/

     __..  ,
    ,.'ト.´:.`/i、
   ノ ノハゞハゝ
   Jリル,゚ ヮ゚ノイ    そんなものはない。
    〈,iヾ:w;/i〉
    ,(ソ'WWヾ,
    `^r_,t_ァ´


989 : 名無し妖精 :2016/11/02(水) 22:10:17 8MZQ5pEA0
埋めようぜぇ


990 : 名無し妖精 :2016/11/02(水) 22:42:04 nGtNSBas0
>>988



991 : 名無し妖精 :2016/11/03(木) 00:46:47 luGLdLcM0
通番をどこにやった


992 : 名無し妖精 :2016/11/03(木) 18:15:00 qhMRIqUc0
正邪の作る逆転オムライスは辛い。


993 : 名無し妖精 :2016/11/03(木) 18:35:47 MRR.dHSc0
辛いさん・・・


994 : 名無し妖精 :2016/11/03(木) 19:38:00 NIAWFZYg0
ケチャップじゃなくてホットソースを使ってるのかな


995 : 名無し妖精 :2016/11/07(月) 21:25:44 5MDvzcVQ0
次スレがあるならはよ埋めよう


996 : 名無し妖精 :2016/11/08(火) 00:01:42 V0H4RNhY0



997 : 名無し妖精 :2016/11/08(火) 00:58:07 3GSRhlsc0



998 : 名無し妖精 :2016/11/08(火) 03:46:22 qz3Zd8HE0



999 : 名無し妖精 :2016/11/08(火) 04:42:04 oMRSKhmg0



1000 : 名無し妖精 :2016/11/08(火) 07:19:18 3rcX3G4Q0
1000ならゆか正邪がお外デート


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