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『???世界 ハロー・ニュー・ワールド』 ロールスレッド

1 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/10/10(月) 23:45:52 ???
※推奨BGM  ttps://www.youtube.com/watch?v=9-SQGOYOjxs&index=15&list=LLI9PsU1JDYWVwgwCyVYwSMw

某年某月某日 数多の世界に跨る為正確な日時は記録できず

エーカー社は先のグランドゲート攻防戦により消耗した巨大組織カノッサと エーカーの害となる越境者の排除を開始
全ての世界をその手に納めんと 大規模な活動を開始した

過去に 現在に 未来に 関係のある世界が 襲われ 怪我され 侵されようとしていた

全ての世界を絶望が覆う中 それでも奴等に立ち向かう者達がいた

彼らの名は『越境者』 

世界を渡り 繋ぎ 時に導き 時に忌み嫌われる

ある世界では 知られざる
ある世界では ありふれた
ある世界では 歴史に刻まれる

戦いが始まった・・・・・


2 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/10/22(土) 21:48:09 ???
【スプロール カノッサ・テクノロジー】
ここはカノッサ・テクノロジー内部の一室 そこそこ上階らしい

呆然と辺りを見回す一行 その瞬間壁が爆発 崩壊し 外の様子が見える
空を飛ぶ武装ヘリ 階下に広がる大量のゾンビ 降りしきる毒雨と 落ちるカノッサの飛行ユニット

「当施設は一時放棄が可決されました 当施設に残っているスタッフはレインコートを着用の上 落ち着いて避難してください
 また越境能力者は 可及的速やかに越境を開始してください」

断続的に流れる避難勧告と 回るパトランプ ここからでも聞こえる銃撃の音
すでにエーカーの戦力が施設内に進入 警備との白兵戦に移行しているらしい

ロイ「さて困ったぞ…一難去ってまた一難とはこのことだ」
アキレス「クソ もういっぱいいっぱいだよ」
―――ギィ!!

一行は血みどろの総力戦を潜り抜けた直後であり 心身ともに消耗している状態だというのに
修羅場お代わりともなれば 嫌でも気持ちが萎える

だが外の様子を見ればどうだ エーカーの戦力がひしめき 脱出を図ったカノッサの飛行ユニットは瞬く間に撃沈
階下からは自分たちを残らず抹殺せんと白兵戦を行ってきている

この修羅場を潜り抜けねば 生きられない

ロイ「兎に角状況はこうだ 敵の戦力は膨大 すでに防衛線は突破され 建物内部にまで入り込んでいる
   外の状況を見る限りでは 敵さんこちらを生かしておくつもりはないらしい」

ロイ「そこでだ 越境がすぐに起こることを信じて 敵の攻撃を凌ぎつつ建物を登りながらの撤退戦を仕掛ける 異論あるか?」
と一行にロイが提案した


3 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/10/22(土) 21:57:28 ???
「……」

半人の右の瞳のあった場所や、体の各所を覆うイムエトはかさぶためいて剥がれ落ちはじめていた
魔力残量がそれの維持を賄える程度を下回ったのだ
辛うじてへばり付き残るが、鮮血とも油とも言えぬ液体が滲み出す

「……全く、やれやれですね」
「その他としては、両手を挙げて白旗でも用意するって言うのは如何でしょう」

この口調からすると、ロイの作戦に全面的に乗るつもりらしい
一度納めた赤刃を放ち抜き身で左手に保つ

崩壊した壁から吹き込む風が頬を乱雑に叩いた
馴染み深いスプロールの藍色の風が


4 : 又ジ ◆.zilz3o6.U :2016/10/22(土) 22:01:22 ???
>>2
何だ?何が起きてる!?お疲れ様のパーティーは?暖かい布団と感謝のキスと報酬は何処にある!?
責任者出てこい!豪華な会食と夜景を見せろ!
【怒鳴った途端、見計らったかの様に壁が爆発!爆風にコートの裾を靡かせながら耐える】
…ありがとよドチクショウ


ああ、それで良い。ひょっとしたら、このクソッタレな状況で踊らされるのが俺達の役目なのかもな
【ロイの言葉に肩を竦めて賛成。酸素供給機が音を立てて装着される】

精一杯祈ってくれ。もしかしたら越境にかかる時間がそれだけ短くなるかも
…泣き言を言わせてもらうが、今の俺に過度の期待はするなよ
【フード越しに首筋にコンバットドラッグを突き刺し、注入。連戦の消耗に歪む表情が、幾分か和らぐ】
【余裕ぶっているが、実際限界が近い。片腕は触手で縫い止めただけなので動かないし、銃も弾切れ。薬品も使い果たした】


5 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/10/22(土) 22:12:11 ???
>>3-4
片や肉体維持に必要な魔力を賄いきれず
片や物資を使い果たし

ロイは全身血濡れで アキレスは弾薬が殆ど残っていない

まさに絶体絶命 絶望の戦い・・・・

―――世界の果てから君にお届けするゲリラ放送番組…
ロイ「なんだ?」
アキレス「ちょ…ちょっとまって」

聞こえてきたのはアキレスのリュックの中 取り出したのは 携帯ラジオ

ラジオ
「ワイ・2・レディオォォォォォォォォ!!!! 今日は予定を変更して緊急放送だ!!
 30分だ 30分でゲートが開く!! それまで耐えろ!! 繰り返す・・・!!」

切羽詰まったように繰り返される声 アキレスはロイを見て 一行を見て

ロイ「これが俺たちを指しているのか・・・それはわからんが…」
アキレス「賭けてみるしかないよね」

ロイ「おうよ …行くぞ!!」
言うが早いか ドアを蹴破り 外になだれ込む

そこにはゾンビ兵が警備隊と白兵戦を繰り広げている地獄絵図 廊下は赤く染まり 圧倒的物量に磨り潰される警備隊

ロイ「行け!! 行け!! 進み続けろ!! 時間を稼げば俺らの勝ちだ!!」
縋りついてくるゾンビ一体をサーベルで叩き切り 階段を目指す一行

だがタェンティースとソーマタージに迫るゾンビ兵 抱き付くようにその逃走を阻害しようとしてくる


6 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/10/22(土) 22:21:14 ???
>>4
「それ、余っていたらひとつ頂けませんか?」

ソーマタージのコンバットドラッグを見て肩頬を吊り上げながら
実際半人がそれを使用したとしても、体内の構成上大した作用を期待出来るモノではない
それでも、信じ込む事で生まれる力に、希望に頼ろうとしているのだ

>>5
「……?」

周囲を睥睨、監視の目を警戒しているらしい
しかし無論発見には至らない、ならばこの場合単純にそれに賭ける以上の手があろうか?

「……か細い蜘蛛の糸ですね」

ふ、と嘲笑
だがそれでも、赤刃を握る手に力は籠もった

「……」

警備兵達の支援にと虚空の刃を生み出さんとするもしかし、普段の倍以上の時を掛け、倍以上の力を絞り出さねばそれは現れなかった
そして今、それを行う時間は半人には残されていない
それはつまり、彼等を見捨てる選択肢を取らざるを得ない事を意味している

「くそっ!!」

苛立ちと共に振るう刃は的確にゾンビの首元目掛けて唸る
消耗につぐ消耗、だが歪んだ命をひとつを刈り取り成仏させる事程度は造作もないつもりだ


7 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/10/22(土) 22:25:34 ???
>>5
どこかから見てるのか?こいつ
【目元だけでも分かるぐらいに、怪訝そうな顔を向けるソーマタージ。だがアテにするしか無いのも事実だ】
クソッ、せめて逃げた先がテックの発展した世界なら良いんだが


おうおう越境者サマのお通りだ!!取り敢えず退かねえなら死ねや!!
【ロイに続いて外へ飛び出す。啖呵を切り、威勢良く逃げ出す】

【此方に向かってくるゾンビが。廊下では刀で満足に戦えない】
イヤーッ!
【全身が一瞬薄く光り、カウンターじみて空中で一回転する様に飛び上がる。サイボーグの怪力を乗せた、コンパクトなサマーソルトキック!】
【合金カップ仕込みの爪先は、ゾンビの首を衝撃で千切り飛ばそうとする】


8 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/10/22(土) 22:29:55 ???
>>6
悪い、これでカンバンだ。……ポケット漁ったらラムネあったけど代わりに舐める?
【HA!HA!HA!と、何がおかしいのか仰け反って血の混ざった咳を吐き、深く息を吐く】
【死にそうな目にあって漸く助かったと思ったら、また死にそうになっているのだ。自身の不運含めた世界の全てを嗤うしかない】

それに注射器の使い回しは病気の元だぞ。エイズとかサイボーグ脳炎にその若さで罹りたいの……
ちょっと待て、お前そもそも効くのか?


9 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/10/22(土) 22:35:47 ???
>>8
「ラムネ」
「……では、そちらを下さい」

薬だろうが、飴玉だろうが、実際なんでもいいのだ
何でもいい、この重苦しく停滞し肺にのし掛かる空圧を断ち切る切っ掛けになり得るモノさえあれば
クスクスと口元を隠しつつ笑い、血を吐き捨てるソーマタージに大丈夫ですかと問い掛けた

「あぁ、多分効きません」

そしてラムネを受け取れたとしたらそれを噛み砕きながら、そうでなければまぁそのままで
シレッと言ってのけるのである


10 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/10/22(土) 22:44:18 ???
>>6
ロイ「タェンティース!! 今は自分のことだけを考えろ!! ここで死にたかないだろ・・・」
どんな時でも他人を思いやれる心優しき越境者 だが今はそんな暇すら与えられないわけで

どうにか一体のゾンビの首を撥ねる 消耗した一撃なれど 確実にゾンビを減らす
だが数が多すぎる 一体を屠れば3体が追いすがり また一体を屠っても…きりがない

警備員「ギャァァァァァァァ・・・」
1人の警備員がゾンビに噛みつかれ 瞬く間に集られ貪られる
これにより防衛線に穴が開き ゾンビ兵が群がってくる

警備員「動ける者は下がれ!! 防衛ラインを下げるぞ!!」
警備員「待ってくれ!! 置いてかないでくれ!! い・・・いやd」
警備員「死にたくない!! 頼む援護を・・・」

警備員の悲鳴 怒号 懇願 入り混じった中を一行は進む
そして警備員はタェンティースのことを知っているみたいで 一行が警備員の中に混じっていることに疑問を抱かなかった

階段を駆け上り 新たな警備員が防衛ラインを構築している間にその場を駆け抜ける

>>7
素早い蹴り上げはゾンビのアゴを的確に捉え グルンと首を回転させたゾンビはそのまま動かなくなった

アキレス「ッ!!」
なけなしの散弾銃をぶっぱなし ゾンビを追い払うアキレス

階段を上り 次の階へ

>>全員対象
警備員達が銃を構え 急ごしらえの防衛ラインを構築した
一行は少しの休息が手に入ると思った…が

警備員の背後に突如現れるローブの人影
科学の力ではない 魔法の力で警備員の背後を取った敵が 警備員を手から迸る雷で薙ぎ払う

そして一行にも掌を向ける すでに魔力は充填されており 非常に危険な状態である


11 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/10/22(土) 22:53:52 ???
>>9
ヤッベ致命的人災!ラムネかと思ったら入れ歯用洗剤だった
HAAA!AHAH!AHAH!噎せた!
【壁に手をついてゲホゲホ。酸素供給機が顎門めいて縦に開き、血と涎を吐き捨てる】
このジゴクを抜けたら一年分でもラムネ奢ってやる。行くぞ


>>10
ヒューッ、やっと一息……
【防衛ラインに滑り込み、自分たちが来た方向を眺める】
【あの警備員達には悪い事をした。忘れるまで忘れない───】
……後ろか


【振り向き、ローブの人物に両手を挙げる。急ごしらえでくっつけられた右手は、未だ貫手の形のままだ】
仲良くしようぜ?ほら握手だよ、握手。どうした?そういった文明的な交流の無い世界の生まれか?

【右手を差し出し、ローブの人影の頭部に向ける】
歩み寄る努力は無しか?……じゃあ此方から近寄ってやるよ!!
【怒号。右腕が輝き、鮮血すらも止まりつつある貫手が砲弾じみて『放たれる』!】
【横から見れば分かりやすいだろう。仮止めされた断面から猛烈な勢いで伸ばされた触手が、固まった右手を突き動かしているのだ!】


12 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/10/22(土) 22:57:09 ???
>>11
「どーりで甘くないわけです」
「というか、何故そんなモノを持ち歩いているんですか」

とはそれを噛み砕きながらの反応

「……それは楽しみです」
「生き延びる方便が増えました」

多い程いい、と微笑む

>>10
「……っ!!」

ロイの言葉に断腸の悲痛さを持ってして応じ、あらゆる悲鳴や命乞を振り解く
戦という乱流に呑まれた木々はへし折られるしかない
だがそれでも、半人自身がその中に呑み込まれるつもりは未だないのだ

「……ふぅ……」
「あっ……!?」

命の盾の背後に於いて、一呼吸も束の間
魔導士の出現に咄嗟に反応する事が出来た
しかし体は、魔力を消耗し切った体は虚刀を呼び出す事が出来ずに一手遅れた
故に警備兵達を薙ぎ払う光のうねりを見過ごす結果となる
だがその最中から踏み出し、近接を計り、そして赤刃での刺突を繰り出さんとしていた


13 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/10/22(土) 23:15:37 ???
>>11
雷に打たれた警備員は焦げ臭いにおいを放ち倒れ伏す また一つぼうえいらいんが 崩れた
そしてこちらに掌を向けたローブ姿であったが 飛び込んでくる右腕

掌の魔力を攻撃から防御に変換 半球状の障壁を展開
ソーマタージの右腕はその衝撃を大きく削りながらも貫くことは叶わず 横に大きく逸らされる

>>12
だが削れた障壁の隙間に赤刃の切っ先が潜り込み ローブの人影の顔面に潜り込み 上半分を吹き飛ばした
糸の切れた人形のように崩れ落ちるローブの人影


>>全員対象
そして階下で警備員を完全に蹂躙したゾンビ兵が階段を登ってくる
だがここに防衛ラインは無く すぐにでも移動を開始しなければならない

ロイ「烈破掌!!」
闘志を振り絞り ゾンビの津波を一瞬だけ押し留め 次の階段を目指す

白衣の男「もうここまで来たのか!? 頼む助けてくれ まだ死にたくない!!」
給仕の女「いやぁ!! 来ないで!!」
スーツの老人「そこのお前ら!! 儂を助けろ!! ワシを誰だと・・・!!」

ここにはまだ一般研究員や非戦闘員も残っている
だが彼らを助ける余裕はこちらにもない 彼らを盾になおも階段を上る

そして・・・

ロイ「クソ!! こっから先はもう屋上だぞ!!」
アキレス「ゲートは…ゲートはまだなのか!?」
―――ギィ!!

最後のドアの前で立ち往生する一行 この先はもう 毒雨降りしきる外

ロイ「どうせ死ぬなら手段はどうだっていいだろう!! 逝くぞ!!」
アキレス「いやだこんなところで死にたくない!!」
―――ギィ!!

ドアを蹴破り 毒雨の中に身を躍らせるロイ 続いてアキレスも
そしてゾンビ兵が屋上になだれ込んでくる 一行を屠るために


14 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/10/22(土) 23:27:54 ???
>>13
「……、」

魔導士を屠った赤刃に逆配置されたルーンの明滅は、半人の残りの僅かな魔力と呼応し頼りないモノだ
成る程しかし半人自身もそれを自覚させられている、脳内に鳴り響くアラートの渦は止む事を知らない

「……少しでも……!!」

ゾンビの群れに刀身を向け、赤刃のジェネレイターを解放
残された少しのエネルギーを射撃しぶつけた

「……」
「死にたくなければ、走れ!」

そしてそんな最中にでも、彼等を完全に無視する事は叶わなかった



「……ふー、すぅ……」

スプロールの重金属雨に打たれながら、半人は呼吸を整えていた
多分機械的に身を委ね戦うのであれば不要な動作
しかし半人はこれを行う、つまり仮に最期が近いのだとしてもその瞬間まで有機的に、彼女は彼女として戦い抜くのだと

「さぁ……」
「……もう少し保って……!!」

己の体に言い聞かせ、赤刃を構えそして右手にようやく召喚した虚空の刃を握る
二刀流は雨に濡れ、遥かに浮かぶ喧伝用ツェッペリンの放つネオンライトの貪婪なコロナ放電の輝きが溶け込んだ


15 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/10/22(土) 23:28:54 ???
>>13
ハァーッ!ザマァーねェーーぜーー!!
【指差して嗤おうとするも、片腕が無いことを思い出す。白い血がボダボダと溢れ、床を汚す】
いってェーッ!!


うるせぇな!俺だって死にたくないんだよバーカ!
【数多の人間に助けを求められるが、減らず口を返すしか出来ない】
【当然だ。此方は死に損ないの集まり、彼方は死者の津波。助けてやる手段などない】

マズイよ、俺水は嫌いだし今日ノーブラだし
【うんざりした目を向け、ブツブツと呪詛を吐く。覚悟は決まった様だ】

オラァ!かかって来やがれ畜生共がァッ!!
【片手で戦場刀を引き抜いて握り、雨に打たれて叫ぶ。影になったフードの奥から、地獄の瘴気じみた蒸気が漂う。赤い瞳が輝き、禍々しい音が漏れる】

その無様な命、此処で根刮ぎ散らしてくれるッッ!!
【ソーマタージの声が、ノイズ混じりの老人じみた声と混ざり合う。風でフードが脱げ、鈍色の触手で出来た兜が、大きく避けて開いた、牙の生えた口が露わになる】
【その様は気高い雷神か、醜悪な悪鬼か】


16 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/10/22(土) 23:42:24 ???
>>全員対象
戦っていた ただひたすらに 死にたくないがゆえに抗っていた 死者の津波の中を
残る体力を振り絞り 押し寄せる津波を押し退けていた だが

アキレス「ウワッ・・・!」
ロイ「アキレス…チッ!!」

アキレスが押し倒される ロイもまたゾンビに組みつかれる

―――ギィ!!ギィ!!
ベティがゾンビの首を砕き切るが その隙に二体 三体のゾンビが飛び込んでkるう

ソーマタージにも タェンティースにも 限界を超えるゾンビが押し寄せ

ロイ「ゲートは!! まだか・・・!!」

限界を超え 押し込まれた その時である 意識が白濁し 前後不覚となり・・・


〜〜〜〜〜〜
ロイ「ッ!!」
アキレス「あ・・・あれ…ここ・・・?」
―――ギィ!!

気が付いたときには毒雨は降っておらず 輝く日光が一行の体を照らす
動乱の気配は無く 辺りに散らばるスクラップ

ロイ「ここは・・・」
辺りを確認しようとする一行の前に人影 その人影はしゃがみ込むと

ボロウズ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・?」
イグアナのような顔を傾げて見せた

ここは狭間のスクラップヤード 戦いの気配はない  ゲートが 開いたようだ


17 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/10/22(土) 23:50:41 ???
>>16
【獣じみた唸り声。飛び散る大量の血飛沫と肉片。死の津波は尚も押し寄せる】
【ソーマタージの人格が一つ、フォークロアは今や完全に肉体の主導権を握り、向かってくるものを肉体ごと斬り伏せ、潰していく】
【だが数が多すぎた。消耗も大きかった。突き飛ばされ、集られ───】


【───気がつくと、世界は変わっていた。比喩では無く】
【どうやら越境には間に合った様だ。フォークロアの目が赫く輝き───】

イヤーッ!!
【すんでの所で手綱を握りなおしたソーマタージにより、兜が引き剥がされる。消耗仕切った貌が露わになる】
この切り変わり方、いい加減変えるべきだと思うんだ

そこなトカゲ鍛治!俺の持ってきたガラクタ山にあるスーツケースを持って来い!大至急だ!!
【顏を傾けるボロウズに叫び、「頼んだぜ」と小さく囁くと、仰向けに倒れて動かなくなった】


18 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/10/22(土) 23:51:28 ???
>>16
右の虚刀を振るった、後ろから髪を強く引かれる
背後に向けてノールックで左裏拳を放った、右腿と右肩に噛み付かれる
腰を捻り強引に力で振り解いた、肉が喰い千切られる
その場から退こうと飛翔せんと脚に力を込めた、それを拒む大量の手に阻害された
組み付かれ、押し倒され、半分の視界のほぼ全てを虚ろな窪んだ瞳が埋め尽くす

「……」

体内の全ての炉を臨界稼働させる
半人の体に強い強い熱が宿り、体各所は放電を始める
ロイ達には後で、向こうで謝る事にしよう
瞳を閉じて、開き、

「……!?」

慌てて自爆機構の全てを強制遮断
立ち上がろうとするも足の肉は殆ど残されていない

「aー……」
「……kon、……ゲホッ」
「……こんにチは」
「皆様、ご無事ですか……?」

先ずはボロウズにご挨拶
続きあの場にいた全員の無事を確認しようと、仰向けのまま首を動かした


19 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/10/23(日) 00:00:27 ???
>>全員対象
ここに飛ばされてくる客の中には 怪我をして転がり込んでくる者も少なくなかったが
今回はちと損傷状態が酷すぎる トカゲの鍛冶屋は大慌てで トコトコと駆け足でソーマタージのスーツケースと 医療行為が可能な越境者を連れてこようとする

皆酷い具合だが 生きている とりあえずはしのぐことは出来た 皆酷い状態であるが

ロイ「・・・・正直やばかったな」
アキレス「・・・・・・ゴメン ちょっと…疲れた」
―――ギィ!!

この2人も限界を迎え 意識を手放す 遠くからボロウズと白衣の越境者が駆けてくるのが見えた


ラジオ
「世界の果てから君にお届けするラジオ放送 ワイ2レディオォォォォォォォォ!!!」
「ショーグンGだ 生き残った諸君 おめでとう だが戦いは終わってない」
「今までは情報を垂れ流すだけだったが今回ばかりはじじょうが ちげぇ 可能な限りサポートしてやるから感謝しろよ」
「今は休むこったな seeyou!!」

//それではイベント終了のお知らせ お疲れ様でした


20 : ヨブ・バロウズ【扇動者】>>325 :2016/10/23(日) 00:10:07 ???
【越境者達がゲートを渡った直後――】

「ふむ…行ったようだね」

 ヴァ…っと越境者去りし階段の位相が変わる。
 ゾンビー共に視認できたかは定かではないが視界が赤く染まり、
 そして、そこかしこに巨大かスパイクチェーンのヴィジョンが出現する。

【渾沌の儀仗…遙かなる遠未来の概念攻撃方陣展開…レンジ広範囲/威力極めて高い】

 そのヴィジョンに触れるだけで一定レベル以下の生命体はズタズタに引き裂かれ地面にぶちまけられるだろう。
 このような高次の術式を事も無げに繰り出しているのは、

「まったく、我が社の大切な社員に随分な事をしてくれたものだ」

 やや溜め息交じりの声音で告げたのは、壮年にしては若く見え、しかし青年と呼ぶには歳経た、そのような容貌の男。
 整えられた紅緋色の髪とルビーの如き深い色彩の瞳。カノッサ・テクノロジー社CEO ヨブ・バロウズ。

「タェンティース君もどうやらゲートに飛び込めたようだ。さて、生存者はいるかね?」

 渾沌の儀仗から縦横無尽に伸びていたスパイクチェーンを引き寄せながら、
 生き残りの研究員、警備兵の皆々の生存の有無を確認する。

【エーカー社にとって最重要抹殺対象であったことは疑いない、が、ヨブ・バロウズは健在であった】


21 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/10/23(日) 00:19:58 ???
>>20
生存者はいるにはいた 資料を掻き集めるがあまり逃げ遅れた研究員と巻き込まれた部下 脚をくじいたお茶汲み
最後の抵抗を試みる警備員

だが空からの脱出は敵武装ヘリ(not CAPCOM)と魔法にて空を飛び回る魔法ユニット
地上はエーカーの戦力がひしめき 地下通路も閉鎖

辛くも空からの脱出を試みた者はそれらに悉く撃墜され はたして脱出者がいたのかどうかすら怪しい

そして膨大なレンジを誇るスパイクチェーンにもひるまず突撃を仕掛けるゾンビ兵
100を屠れば500が殺到し 500を屠れば1000が殺到する

果があるかもわからぬ消耗戦により CEOを磨り潰さんとしていた


22 : ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 :2016/10/23(日) 00:23:03 ???
「うがァアァアアアアッッ!!!」

次々とスクラップヤードへと越境を続ける越境者達、少し遅れて最後に越境したのがジョシュアであった。
彼とゾンビたちとの戦闘は、どう例えればいいか――

遠回しに言うのであれば喰らうもの同士の喰らい合い、武器を持たざる者同士の殴り合い。
簡潔に言い表せば血と脳漿と、そして臓物飛び交う、まさに凄惨ここに極まれりといった光景であった。
その肉体に食らいついたゾンビを十数体引き連れて越境し、なおも死闘を繰り広げているのだ。
相手が人間でないとなればジョシュアも遠慮することなく相手を喰らう事が出来る。右腕と、そして鋭い咢でだ。

「どいつもこいつも俺の邪魔ばっかしやがってェ……ブッ殺す……ミンチにしてそこら中にブチ撒けてやるよォォオオ゛ッッ!!」

喰らい喰らわれ、周囲は瞬く間に紅に染まり、されどその中心に位置する彼は不気味な程に綺麗なままである。
それは体表に付着した血液が即座に吸収され、彼の血肉を補填するクラウドエネルギーと成り果てているからだ。
自分に噛みついたままのゾンビを肉ごと引き千切って引き離し、地面に叩きつけて頭蓋を踏みつぶす。
或いは腕を引き抜き、その腕を杭の如く胸に突き刺して、またあるいは頭を引っ掴み、紙を破くかのように真っ二つに。
そうして最後の一体となったゾンビの首根っこを引っ掴み、ぶん回して瓦礫の山を吹き飛ばした所で、

「ぅおらァアアアッッ……あァ゛!?」
「ドコだここ……!?」

ようやくロケーションが切り替わった事に気が付いたようだ。ピクピクと痙攣するゾンビを右手に担いだまま、もはや半裸に近い格好で辺りを見回し。
すっかり調子を取り戻した肉体、されど能力の酷使によってかなりの人間性を失い始めている。
片膝を突いて地面へと崩れ、最後のゾンビの頭を握り潰せば、ようやく能力の行使を解除。

「………全員生きてて何より、俺はもうすぐ死ぬが気にすんな」
「まずここはドコだ、次にあのクソみたいな状況は何だ、最後に……あそこのうさんくせェクソ野郎共は誰だ?」

ぐったりと地面に俯せて倒れたまま、真っ黒に染まった皮膚と眼孔、瞳だけが赤く輝く虚ろな目で辺りを見回している。
遠くにショーグンGの姿を見つけ。そしてそのまま疑問符を浮かべるのであった。


23 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/10/23(日) 00:30:35 ???
>>22
遠くに見たショーグンGはこちらにトコトコ駆けつけてくる その姿はどこか蜥蜴めいており

ボロウズ「・・・・・・・・・・・・・・」
顔を視認できるところまで来ればわかるだろう いつぞやに仕事を頼んだボロウズである
彼はすぐそこまでやってくると

ボロウズ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
有無を言わさず担ぎ上げ ジョシュアを止まり木の宿まで運ぶだろう


24 : 名無しさん :2016/10/23(日) 00:36:22 ???
「あー……」
「……うん、ウチには……来ないみたいですね」

室内に於いて意味をなさない、ハートの形の悪趣味なサングラスの奥の瞳で苦笑を浮かべた
白衣の下から取り出す透明感のあるブルーパッケージの煙草の箱
火を点けずに咥えて大きく息を吐いた
エーカー社によるカノッサへの一斉攻撃
いつか来るであろうと踏んだそれに備えてこのビルに配置した全ての兵力は完全に空振りに終わったのだ
多分ここの規模が小さ過ぎて攻撃の優先順位で後回しにされたのだろう

「……えーと、皆さんご苦労様です」
「ま、ほら、これだけ出動要請も来てる訳ですし……」

手元のデバイスの画面には、各カノッサ関係組織からの引っ切り無しの支援要請
とは言えここには、切り札であったアラズァヘッドの大半を失いその力を急降下させた民間軍事企業『ゼファー社』にはそれに応える戦力は表向きには存在しない

「……じゃ、お仕事内容の振り分けとかは各ユニット毎にお願いします」
「浸透兵にはボーダーブレイカーC式装備を許可」
「私は……」

傍に立つ、秘書である獣人が掲げる漆黒の大型物理ブレードをチラリと見やる
様々な経緯があって手に入れたモノだが、その目的の果たして最後の一手のみが未だ叶わない

「越境を行います、留守を頼みますね」
「……オンセさーん、聞こえてますかー、出番ですよー?」

デバイスを通話モードにし、廊下を凛然と歩き去る
バイスと名乗っていた彼女は栗色のサイドテールを揺らし、火の点いていない煙草を強く噛んだ


25 : ヨブ・バロウズ【扇動者】>>325 :2016/10/23(日) 00:38:23 ???
>>21

「なるほど、随分と集めたものだ。が、死地と呼ぶには値しないがね。
 ――さて、安心したまえ、私が来たからには君たちの安全は保証しよう」

 生存者達に一流の演劇役者のような手振り、さわやかなバリトンの声音、
 その存在にて安心・信頼を心中に滑り込ませる。扇動者の能力…パニックを抑えこむ。
 強制的に、かつそれと気付かれずに。 

「警備員の諸君で手の空いているもの、負傷が軽微なものは手伝いたまえ」

 この声と共にバロウズの影が分かれる、否、彼に最初から追従していた者達がその輪郭を顕わにしたのだ。
 暗がりに輝くレッドアイズ、ガスマスク、銀色の髪…その集団、C.T.S.S.クローントルーパー。

「ドーモ、γ-24です。生存者の確認及びシェルター区画への避難完了しました」
「ドーモ、β-55です。敵侵入ルート及び包囲状況のスキャニングは滞りなく完了」
「ドーモ、γ-44です。これより生存者の皆様を安全区画まで警備いたします」

 広大さを誇るカノッサ・テクノロジー社において、C.T.S.S.がどれだけの働きを見せたか、
 それは想像するに難くない。会社の財産である人材・データを保安警察としての責務として保全するのが任務だ。

「ドーモ、β-03です。αユニットは現在エリアC、Eで交戦中。エリアBの奪還には12分前に成功しています」

 C.T.S.S.の投入により形勢は徐々に変化しつつある。が、エーカーの動きはどうか?

「鈴虫君は?彼の事だから派手にやっているとは思うが?」

【鈴虫の動向は?なお、戦死したとはこれっぽっちも思っていない】


26 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/10/23(日) 00:54:59 ???
>>24-25
〜場面転換 エーカー本社〜
???「やはりカノッサ・テクノロジーは油断ならんか」
???「なに 予定通りだ だがあの会社は潰さねばならん」

作戦司令部 モニターで見るカノッサ・テクノロジーは 徐々に落ち着きを見せているらしい が

???「世界22315で確保したゾンビ兵をすべて投入しろ」
???「となると…今の25倍の兵力となりますが 過剰では?」
???「あのカノッサに生き残られては困るので 最重要攻略拠点だぞ」


〜場面転換 カノッサ・テクノロジー〜
形成の変化を見せつつあるカノッサテクノロジーの各所から入電が走る

奪還に成功した区画に膨大なゾンビ兵が雪崩れ込み
包囲スキャニングには敵の数を示す赤い点が機械のエラーかと錯覚するほどに膨れ上がり
CTSSの処理量を超越するレベルの兵力差が生まれる

ついでに鈴虫の喧しい笑い声が木霊した 偶然通信が入ってしまったらしい


27 : ヨブ・バロウズ【扇動者】>>325 :2016/10/23(日) 01:02:49 ???
>>26

「β-03は鈴虫さんが好き勝手きままに暴れていることを報告します」

 喧しい笑い声で大体のところを察したバロウズは苦笑する。
 そして、屋上にドン!と大きな音。と共に新たな一団、αユニット達が出現した。

【1体を除いた全てのユニットは象徴であるガスマスクを装備したクローントルーパーである。そして――】

「ドーモ、α-12デス。装備の受領を完了しまシタ。ゾンビーどもは皆殺しフェスティバルデス」

 高周波ブレードを振り向くα-12はウォードレスを含む最新試験装備に身を固めている。
 連戦の疲労は濃いがここは無理を推して戦わねばならぬ局面であった。

「その意気だ。さてそれでは――」

 バロウズの細長の瞳孔の瞳が一瞬だけ危険な色を帯びた。

「これよりエーカーの賊軍を殲滅する」

 振り向いたその顔付きはCEOとしてではなく、かつての英雄のものであった。

//ではあとがきもコレニテーノシ


28 : クリスタ・クニスペル ◆V4gUVL65hU :2016/10/23(日) 01:07:43 ???
スクラップヤードへ至る越境者達。その中で、一足遅れを二度繰り返し、未だその中で銃を握る者もいた。
クリスタ・クニスペルは重厚たる戦車そのものと存在を共有する。それ故に、その防御性能と、単純な力は、強力なものであった。

「ああ、もう、何だっていうんだ!」
「死体が、動き回るなぁ!!!」

右手に持ったモーゼル・シュネルフォイヤーをセミオートに切り替えて、弾が尽きるまで引き金を引く。
マズルフラッシュとともに鉛玉がゾンビーの頭部を貫いていくものの、弾の数と敵の数の差は余りにも合わなかった。
腰のバヨネットを引き抜き、側頭部に突き刺し、引き抜く。モーゼルを乱暴に服に突っ込み、空いた手で腕を掴んで、力任せに振り回す。
ぶつかり合って弾け飛ぶ腐った肉片を浴びながら、手当たり次第に殴り、蹴り、組み付かれたなら力づくで引き剥がす。

「嘗める、な。戦車でも無ければ戦車猟兵でもない死体に負けるかバーカ!!」

表出させた装甲に敵を無理矢理食い付かせ、それを叩き付けて粉砕する。片手でバヨネットを握り、迫る死体を何度も何度も突き刺す。
ただ、限度がある。体力がある。身体を動かす以上、如何にメカニズムが違えども限界が来る。クニスペルとてその法則からは、決して逃げることはできない。

「ああ、もう、いっくら潰したってキリがない!!」
「今回ばかりは弱音を吐かせてもらいたいね、せめて塹壕掘って機関銃の一つくらいは置かせて欲しかったよ!!」

少しばかり前面の空間に余裕が出来たところで、モーゼルを再度握り、弾薬盒からクリップで纏められた弾薬を取り出し、装填する。
それから、途方も無い数の死体達にそれを突き付けた……瞬間。クニスペルの眼前の光景は、くるり、
と大きな変化を迎えた。
スクラップヤード。毒雨は消え失せて、謳い文句通りにスクラップがゴロゴロと転がっている。照準を合わせた動く死体は消え失せていた。
数度の深い呼吸を繰り返した後。自分が、越境したのだ、という事実に気がつけば……その場に座り込んだ。

「さ、さ、流石に……」

「死ぬかと、思ったぁ……」

死地から脱せたという安堵。周りに知っている人間を見た安心感。それらが合わさって、腰を抜かしてしまっていた。
手に握っていた拳銃は取り落として、未だ整わない心臓の鼓動に手を当てて、取り敢えず生きていることを、噛み締めた。


29 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/11/05(土) 21:42:07 ???
【狭間のスクラップヤード】
ロイ「よぅ よく生き残ったな」
一足先にこの地へ越境してきた一行は 新たに越境してきたモブ越境者と互いの生を喜び合う

ここは蜥蜴職人住まう狭間のスクラップヤード とある平和な世界の片隅に存在しながら すべての世界から薄皮一枚遠く 薄皮一枚近い世界
あの日 エーカーがカノッサとすべての越境者に対して宣戦布告してからというもの このスクラップヤードへと足を踏み入れる越境者は日に日に増えていた

宿り木の宿およびその周辺は重傷者の野戦病院となり 健全な者はスクラップヤードに腐るほどある廃材を利用したバラックに住み着いている状態
越境者同士物資や金品を集めて どうにか飢えずに済んでいるが それもいつまで続くか それにエーカーの襲撃がいつ来るのか? 不安は尽きない

ラジオ「ワイ・2・レディオォォォォォォォォ!!!! 今日もこの俺ショーグンGがお知らせるぜ!!」

そんな中 今まで散発的にニュースを流すだけだったゲリラ放送番組は まるでこちらが見えているかのように必要な情報を流し続けていた

ラジオ「カノッサ・テクノロジーをいの一番に潰したかったエーカーだが 予想外の抵抗によりこれを落としきれず 作戦行動に多大なる支障をきたしている状態だ
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)


30 : おんも :2016/11/05(土) 21:52:53 ???
    だがポイント2210014にて宿り木の宿が襲撃されているらしい 誰か!! 助けてやってくれ!!」

また救難信号だ 越境者が増えるということは厳しいが こういう時こそ助け合わねば

ロイ「よし…救助に向かうぞ!! 誰か一緒に来るか!?」
顎鬚男はそう音頭を取って同行者を募った


31 : 又ジ ◆.zilz3o6.U :2016/11/05(土) 21:54:10 ???
>>82
〜♪〜♪♪〜〜♪
【鼻歌交じりに画用紙にお絵描きをしているのはソーマタージ】
【治療ナノマシンを含んだサイボーグ用包帯で全身を雑に覆う様は、以前の戦闘の激しさを表している】
【包帯の上から着たいつもの服で、判別は容易いが】

シャッガンバ-ン!…おや?やぁこんにちは
【もっとも、本人は余裕そうだ。少なくとも態度だけは】


エーカー、エーカー、エーカー、エーカー……。奴ら相当頭に来たのかな、最近そればっかじゃん
んじゃまあ、ブァーッと殺そうや。案内してくりゃれ
【ラジオからの情報に顔を顰め、隣に座っていた冴えない男から装備を受け取る】
【ロイに賛同し、名残惜しげに短くなった煙草を捨てると立ち上がる。いつでも出動可能】

【腰には二丁の拳銃と弾薬、一振りの刀と脇差。ポーチにはドラッグ】
【いざという時のために取っていた装備も、底をつきかけている。表には出さないが、内心の焦りは大きい】


32 : ウルリック【牙狼】>>204 :2016/11/05(土) 21:54:09 ???
>>29

「わうん♪」

 元気よく返事をしたのは何処から流れ着いたのは柴犬なわんころ。
 骨をガジガジと齧っていたところにロイの言葉が耳に届いたといったところだ。

【なお、アニマルセラピー的なアレ以外にスクラップヤードには特に寄与していない。犬ゆえに】

「わうわう(そちらのゲート座標は確立しているのか?)」

 ペタペタと歩みながら、ロイの方をじ〜っと見た。


33 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/11/05(土) 21:54:25 ???
>>82

そういえば、と修復と回復を終えた半人は思う
このラジオの声の主、いつの間にかすっかりお馴染みとなっている彼は何者なのだろう
放送内容から少なくとも敵対している訳ではない、寧ろ此方側……否カノッサ側ですらある様に思える
と、なればカノッサの人間なのだろうか、いやしかしそう断ずるには早計か
なんて思考の堂々巡り、だがそれも生きているからこそである
何事だってそう、いのちあっての物種なのだ
避難してくる中にニアやアラズの姿が見えず、不安にもなるがともあれ目の前の状況を打破すべきであろう

「……宿り木を、ですか」

なるほど、と静かに頷く
敵の第一目的はカノッサであったが、しかし膠着となれば越境者に矛先を向けている
ならばカノッサは、あくまで本命の為の梅雨払いに過ぎない?

「、ダメだなぁ……」
「あぁ、わたし……お供させて下さい」

頭が無駄に働き過ぎている
そしてその内容の大半は、今気にしても仕方のない事だと理解出来る
ロイの呼び掛けに応じ、半人は腰掛けていた手頃な石からゆっくりと立ち上がった


34 : ユーカリ ◆8CzRpFh86s :2016/11/05(土) 21:56:43 ???
>>29
「皆さん!無事だったんですね!」

と一行に明るい声をかけるのはカノッサの紋章を胸に輝かせる女性だった。
このカノッサ機関に属する女はユーカリ。越境によってさまざまなカノッサを渡り歩いてきた女だ。
彼女も先だっての襲撃に巻き込まれ、ここに行きついたのだ。

「襲撃……私も行きますっ!」

なんとか持ち出せた『ネリネ』を携え、ロイの呼びかけに応じる。
できるだけ多くの仲間を助けたい。
そんな思いを抱いて彼女は立ち上がった。

可能ならば、『ネリネ』の弾丸を補給したい。そんな焦りは、今は、いや今も封印していた。


35 : じぇい ◆4J0Z/LKX/o :2016/11/05(土) 21:59:02 ???
『やぁジョシュア、任務は順調かい?、SCRAMBLERは全て順調に稼働しているよ』
『HORNET、GAVIAL、ELEPHAS。三機共にいい実地試験の機会になりそうだ』
『エツィオも骨折から復帰して戦力も潤沢、今なら国家の一つくらいなら滅ぼせそうだよ』

越境者で溢れかえるスクラップヤード、一人だけ遠く離れ、古タイヤの上に座り込んで本部と通信を図るジョシュア。
カノッサテクノロジーが襲撃されてもなお、ジョシュア達の所属するHEXAにはエーカーの攻勢は及んではいないようであった。
HEXAは戦力を貸与するという建前で動き、独自に開発した対異能戦闘用妨害兵器の実地試験を行うつもりらしいのであるが。
通信機越しに聞こえる妙に明るい女性の声、乗り気なオメガとは裏腹に、ジョシュアはどうも訝しげな表情を浮かべたままであった。

「だがボス、忘れちゃいませんか。俺たちにとって一番の痛手は戦いに負けることじゃない、本社への攻撃が"開始される"ことだ」
「HEXAがカノッサだって決定的な証拠が突きつけられた時点で俺たちの負け、2033年世界(あのせかい)は捨てざるを得ない」

『それくらい私だって分かっているさ大丈夫大丈夫、だがねジョシュア……考えてもみなよ』
『こんなの他の組織に媚びを売る絶好のチャンスじゃないか!手駒を露呈させるのは好ましくはないが……同胞たちに警戒こそされどもナメられる存在ではなくなる』
『それにまだ私にはMMBDFがある、あれの量産に成功さえすれば、あの世界を失ってもお釣りが来るほどさ』

押し問答の果てにボスの意思が揺らがないということを確信すれば、ジョシュアは深くため息を吐いて、それから暫し黙りこくる。

「……ハッシュに伝えておいてください」
「うちのボスはまたロクでもない戦争をおっぱじめる気でいるぞ、と」

『ハハハ……いや、面白くないない』
『じゃまたね、死なないよう祈ってるよ……私の可愛い三月ウサギ(ラビット)』

呆れた声色で捨て台詞を吐き、乾いた笑いのオメガが通信を切ればジョシュアは通信機の回線を切り替える。
計ったかのようなグッドタイミングで流れるショーグンGの放送を聴いて、砂煙を上げながら乾いた大地から腰を上げた。
タイヤの上とはいえ、砂が降り積もりやはり服は砂だらけ。久しぶりに着込んだMARPAT迷彩にはよく似合う汚れだ。

「…こちらジョシュア」
「準備してくる、5分くれ……戦争のハジマリだ」


36 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/11/05(土) 22:16:09 ???
>>全員対象
越境者の中には子供もいれば年端のいかぬ者もいる そう言った連中にモフられまくるウルリックの心境やいかに?

ロイ「ゲートについては問題ない いつでも行ける という蚊ここにきて妙なぐらいゲートの物わかりがいい 何か作為的なものを感じずにはいられんな」
少し考え込むような顔をするが 何せ情報がなさ過ぎて仮説すらも立てられない状況である

ロイ「アキレス 物資調達は頼んだぞ!! ボロウズ 武器の量産はどうか!?」
アキレス「おっけーい そっちも頑張って!!」
ボロウズ「・・・・・・・・・・・・・・・・(グッとサムズアップ)」

ロイ「よし いくぞ!!」

そう言って準備の整った一行はゲートをくぐる

【ポイント2210014・・・・・ウェイストランド】
どこかのバカが核戦争を引き起こしたせいで地表がまるっと破壊された終末世界
なれど人は死滅せず 過去の遺産に縋りながらどうにか生存している世界

そこにとある移民の街があった かつての街にトタンや廃材で作った防壁を並べ 井戸を掘り 農作物を育てて生きてきた
その正体は越境者が肩を寄せ合う町 そして今エーカーの襲撃を受けている町

防壁を容赦なく銃弾が叩く 門が力任せに破られようとしている 男達や 異能を持った者が押し留めようとしているが焼け石に水
万事休すか? 誰もが思ったその時 街の中心部にゲートが開き

ロイ「越境者だ!! 全員ゲートの中に逃げろ!!」
一行が飛び出し ロイが叫ぶ 人々は物資を持ちよりゲートに殺到する

ロイ「ゲートの案内は【モブ越境者】に任せろ!! 俺らはエーカーのクソ共を押し留める!! いいな!!」
言うが早いか駆け出す

【位置情報:ここはほぼ円状に防壁が建てられた街 出入り口のゲートは北と南に一つずつある】
【そのどちらもが今まさに破られようとしているところであり ここを突破されると ゾンビ兵の蹂躙が始まる】

【敵情報:大多数のゾンビ兵に混じり 魔法使いとパワーアーマーの姿が見受けられる パワーアーマーは北 魔法使いは南を中心に配置されているようだ


37 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/11/05(土) 22:25:04 ???
>>36
「……」

越境間通信のラジオ、それと物分かりのいいゲート
何やら半人の喉に引っ掛かり、エンゼルフィッシュの小骨の様に気になる存在となったが今ひとつ出ては来ない

そして門を潜り、修羅の庭へ至る

「分かりました!」
「……わたしは……」

ええと、と周囲を見遣る
今の所半人としては魔法使いとパワーアーマーの情報は入手していない未知である
故に向かう先のその判断基準は、敵との相性ではなく味方の動向にあった
つまりは数の少ない方に向かうという事である

「皆さまも、ご無事で!」

ヘルメスを起動させ急行、荒れ狂う死者の群れへと赤刃とそれと呼び出した虚空の刀六振りを向けて突撃す


38 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/11/05(土) 22:28:36 ???
>>36
R指定の時間だ!R-18Gの方だがな
【ロイに続いて飛び出し、包帯の端とコートの裾を靡かせるソーマタージ】
【その手には赤い刀身の刀と自動拳銃が握られている】

お望みの助けが来たぞ!愚図愚図するなよ幸せ者め!
【殺到する人々の群れから何とか這い出て叫ぶ】
【ゲートの向こうで人々の避難を促す、友人二人を思い浮かべる。冴えない髭の男と仮面を外さない変人】
うーん、俺もあいつらと一緒に避難指示とかやってたほうがよかったかな…


待て、ソーマイヤーが何かを捉えたぞ。ほら、チキチキ、チキチキって……。別に変な意味じゃないぞ
俺は北に行く、なんか南は嫌な予感がする。試験で間違えて勉強してない科目を選択してしまった様な気分だ
【酸素供給機が一人でに動き、鼻先から下を覆う。景気付けとばかりに地獄の瘴気じみた蒸気を吹くと、先陣を切って北のゲートへ向かう!】


39 : ユーカリ ◆8CzRpFh86s :2016/11/05(土) 22:30:47 ???
>>36
「ゲートの物分かりが……?」

ゲートに振り回されて全く統一感のない装備になっているユーカリがゲートの物分かりに疑念を抱くのは当然とも言えよう。
作為めいたものを感じる。この一連の騒動、何かあるのではないか?
大きな、大きな何かが……

「はいっ!」

だが、今は関係ない。目の前のことに専念しよう。
助けを求める声が、まだ聞こえてるのだから。

――――

ゲートを抜けた先、そこでは戦争が起こっていた。
男たちが諦念に包まれかけているのを感じる。だが、
まだ彼らは生きている。

「私は北へ行きますっ!」

魔法と自分とは相性が悪い。だから、北の方へ。
北のアーマーと、ゾンビ兵たちの方へと『ネリネ』の銃口を向ける。
そして、トリガーを絞る。
連続して吐き出される超高速の弾丸。電磁誘導で加速した特殊金属の銃弾はゾンビ兵たちを薙ぎ払わんと突き進む。


40 : ウルリック【牙狼】>>204 :2016/11/05(土) 22:32:18 ???
>>36

「………」

 ウルリックのここでの暮らしはまあなんというかモフられモフられ、んでもってモフられである。
 いい加減、このあごひげ男にかこつけて、脱出がてらにリフレッシュしたいのだ。拙者の野生がヤバい。

「わうん」

 しかして、サムズアップするボロウズをいぶかしむように見て、
 そして、嘆息をつきながら、ゲートを潜ることにする。

【何故だか時折、ボロウズがオーク(上客)臭かったりするのが疑問であった】

 そして、ゲートを潜った先は早速の鉄火場であった!!

「わうわう(しかして、連中は何故に越境者を狙う?組織の紐付き以外は利権とはほぼ無関係の流浪人に過ぎんぞ)」

 どうにも解せぬことが多い。まあ、最悪越境現象や異能の実験動物として
 資源確保のつもりでやられている可能性もあるので理由なら幾らでも類推は可能ではあったが。

「わうわう(拙者ならばどちらでも問題は無いがな。まあ厄介なサイカー(魔術師)の方に行くとしよう)」

 サイカーにはサイカーをぶつける。
 これは終焉の遠未来においても無駄に被害を生まぬための定石であった。

「わうん!(勝利条件は難民の撤退と物資の移送の時間を稼ぐでよいな!?)」

【言うや否や、柴犬はテッテケテーっと南のゲートに向かって駆け出した】


41 : ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 :2016/11/05(土) 22:35:44 ???
>>36
「……俺が20年間越境せずに幽閉されてた件やお前らが変な世界に3年停滞した件もある」
「偶然……にしちゃ出来すぎてる、このシチュエーションもな」

「………誘ってやがる、か?」

ジョシュアはこういった物事が上手く進む状況については常に懐疑的である。
長い従軍経験において、こういった状況はたいてい何らかの大きな意志によって踊らされているのだ。

スクラップヤードへこれほどの人数が、というより同一世界線にこれほどの越境者が集った例など、記録にもないだろう。
ジョシュアは直感で、それを何か裏から糸を引く者の仕業であると決めつけにも等しい結論を出していた。
敵か、味方か、それはまだ明らかではないし、そもそも存在しているのかすらも計り知れないが。

場面は移り替わり、ウェイストランドの止まり木同盟拠点にて――

「止まり木がこれじゃ、GNもダメかも分からねぇな……」

舌打ち一つ、背中にマウントしたショットガンを取り出して呟く。フレシェット弾とショック弾を使い分けることのできるヘビーショットガンだ。
OSATなどの強化外骨格を纏った兵士が使う事を前提として設計されているため反動はかなりのものだが、威力は十二分。
破壊力だけで見ればIFVの主砲にも匹敵するが、いかんせん取り回しが悪く連射は効かない。またフレンドリーファイアにも注意が必要だ。

今回の得物はこれとピストル、そして普段通りの各種爆薬、前線を支える為の防衛型装備であり殲滅力は少ない。
アーマー相手には分が悪いか、珪素コーティングにより捕食が無力化された過去もある。

「俺は南に向かう、北は任せた……足りなけりゃそっちのカバーに行くがよ……」

まずは南へと向かい、人手の過不足を感じれば適宜その穴埋めへと向かうであろう。
尤もジョシュアは瞬発力重視のヘビーアタッカーであると同時に支援能力も高い。
前線には据えずライフルを持たせ支援に徹させるという運用方法も、ロイが指揮すれば可能であろう。


42 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/11/05(土) 22:36:55 ???
//南へGo!


43 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/11/05(土) 22:47:11 ???
>>37-39
ロイ「タェンティース北を頼む!! 俺は南へ向かう!!」
そう言ってロイは南へと向かった

ゲートへ向かう一行 だがゲートの外で迫撃砲が用意されたか 一行の頭上に榴弾が降ってきた

ユーカリの銃撃はゲートの外にいるゾンビに突き刺さり無力化するが まだゾンビはたくさんいる

三人に選択肢が生まれる ゲートの外に飛び出て戦うか それともあえてゲートを破らせてゲート内部で迎撃するか

【外のメリット ゲートが破られない限りはエーカーが中の要救助者に牙をむくことは出来ないだろう だが一行の負担は計り知れない】
【中のメリット ゲートによって流れ込んでくるゾンビの数を制限できるが 撃ち漏らしは要救助者の命にかかわる】

>>40-41
ウルリックとジョシュア そしてロイの三人が南のゲートに向かう

そこではゲートの内と外で魔力の応酬が繰り広げられていた
越境者は1人でよく耐えていたが 多数の魔法使いに膝を屈している状態 その間にゲートがゾンビ兵によって破られようとしている

なおゾンビ兵にこれといった装備は無い 申し訳程度の金属装甲に護られただけで 物量に任せた蹂躙しか戦法は取れないだろう

そしてこちらにも選択肢が生まれる 上記のとおり 外で戦うか 内で戦う蚊である


44 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/11/05(土) 22:55:16 ???
>>43
「分かりました」

頷き北へ
ヘルメスの加速、スカーフめいて巻く黒い布が残線を帯びる
やがて至り、思考する間も無くゲートの外へ飛び出した
半人の戦闘目的を、非戦闘員の救助を第一に思えば一切の迷いなど皆無

「……さぁ、」

背後上空を舞う虚刀が幾何学模様めいた軌跡を描く
赤刃を握る左腕の周囲、金色の粒子が螺旋を描いて踊る

「行くぞっっ!!」

そして飛び込む半人、全ての刃を敵に向けて振るった
榴弾の爆着、土埃が舞い上がる


45 : ウルリック【牙狼】>>204 :2016/11/05(土) 22:58:36 ???
>>43

「わうん!(拙者だけならどうとでも…だ)」

 柴犬は決断的に跳躍!ゲートの外へ出る!
 そして大量のゾンビ兵達のど真ん中に着地する。小さな体躯を活かし、首の小樽から酒を零しながらひた走る。

「ばうばう!(意も威も無き屍人風情…金属鎧ならばさぞや効くであろうよ)」

 バチバチと柴犬の毛が逆立ち、電光が空気を灼く!!

「ガウッ!!(雷鎖!!)」

 チェーンライトニングとも呼ばれるスタンダードスペルを発動。
 魔風を呼び込み、力ある声と共に雷撃を解き放った!!

【名の通り、対象から対象へと蛇の如くうねりながら被害を拡大させる対複数魔術!】
【酒で伝導率を上げてた状態でアンブッシュ気味にソンビ兵共に放った!】


46 : ユーカリ ◆8CzRpFh86s :2016/11/05(土) 23:02:30 ???
>>43
爆音、これは追撃砲か。
即座に音で判断したユーカリは『ネリネ』を構えたまま前へと駆け出す。
腰のワイヤーユニットを用いて、一直線を高速で駆け抜けてゲートへ。

「ここは―――」

ゲートの前に立ち、改めて『ネリネ』を構える。
ソーマもタェンも近接アタッカーだ。
なら、今自分がやるべきは――


「何人たりとも、通さないッ!」


銃口が光を放ち、いいや、死の銃弾を撃ち放つ。
それも、何発も連続して。
ローレンツ力に加速された特殊金属はゲートへ迫るゾンビ兵たちを壁となって阻もうとする。
味方の斬り漏らしを、援護しようというのだ。

残弾は今は気にしない。背中に守るべき要救助者がいる限りは――


47 : ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 :2016/11/05(土) 23:03:21 ???
>>43
「ロイ、アンタは中を頼む、俺は外でちょっくら暴れてくるよ」
「魔法使い(ウィザード)さえ落としゃ後は……なんとかなるだろ?」

「俺が息切れするコトがありゃ、そこでバトンタッチだ。喰い殺される前に頼むぜ」

ロイには殿を頼み、ジョシュアはそこらの民家から頑丈そうなドアを見繕い、それを掴んで力任せに引き千切った。
それを盾の様に翳しながらゲートの最前線へと全速力で向かえば、最後の生き残りであろう越境者の背が見える、
たった一人生き残り魔法で奮戦していた越境者の肩をポンと叩いて。彼を護るようにドアを地面へと突き刺した。

「ヘイ、ソルジャー!よく頑張った、一旦退いて体勢を立て直せ」
「残りは俺が殺る……ッッ!」

それからそう言い残して、ジョシュアは一人ゾンビの群れへと飛び込んでいった。彼の体質でもなければ、まるで命をなげうつ様なものだ。
ショットガンにショック弾を装填し、至近距離での戦闘に特化させる。射程重視のフレシェット弾は温存だ。
ショック弾はフラグメントの発生しない特殊弾であり射程距離はごく短いが、凄まじい衝撃波を生み出し至近距離の標的を確実に破壊する。

このショットガンはシェルの巨大さ故に強力だが単発であり、一発撃つごとに装填が必要となる。
故に隙は大きく、一人では魔導士から狙い撃ちにされ怯んでいる所を、たちまちゾンビに囲まれてしまうだろう。

爆発音と同時に複数のゾンビのものと思われる肉片が飛び散るハズ。即ち戦いの幕開けだ。


48 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/11/05(土) 23:04:19 ???
>>43-44
ウワッ!危ねぇ!
【榴弾の破片を伏せて回避、顔が砂で汚れる】
【見えただけでもゾンビ、更に榴弾を撃つようなやつまでいる】
マジで、ハードだな。敢えて奴らを入れるってのは……あ!オイ!

【提案しようとする前にタェンティースに先を越された。舌打ちを漏らして立ち上がると、その後を追って走り出す!】
クソッ!迷える越境者共が全員避難したら俺らも逃げるぞ!
【文句を垂れつつもゲートの外へ着地。後悔の念が押し寄せる!】


【逆手に刀を持つ。腹部に刃が突き立てられる。赤い切っ先が、白い血に塗れて背中から飛び出る】
イッテェーッ!!

【腹から引き抜かれた刀は、通常の二倍近くの長さの刀身へと変化していた】
【柄を、握る手を染める白い血が微弱な電気信号を流し、絶えず蠢き、生き血を求める鋸刃を形作る!】
出血大サービスだッ!手早くキメる!!

【刀を振り回す、前進する。唯それだけだ】
【力任せに唯振るわれる刃は、数体の身体を一度に切り裂くことすら可能だ】
【殺意と狂気の暴力旋風は、ゾンビの群れへと飛び込む!】


49 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/11/05(土) 23:23:50 ???
>>44>>46>>48
ユーカリがゲートに張り付き銃撃を開始し ソーマタージとタェンティースが外に出てゾンビ兵共を蹂躙し始める
遅れてモブ越境者が銃を片手にユーカリの傍で援護射撃を開始した

ゾンビ兵は物の数ではない 大刀振り回すソーマタージも駆け抜けるタェンティースも碌な手傷もない

だが迫撃砲を撃っていたパワーアーマーが業を煮やしたのか その迫撃砲を水平に構えて突撃してくる

そして外に出た2人に向けて榴弾を水平発射 周りのゾンビ兵もろとも2人を爆殺しようとする

>>45>>47
越境者「す…すまん もう限界だった・・・」
援軍が来たことで集中力が切れたのか 焦点の合ってない目でフラフラと後退を開始する越境者

ロイ「後詰めは任せろ 安心して暴れてこい」
住人から借りた機関銃を構えるロイ 銃スキル皆無であるが 目をつぶっても当たるような状況なら関係ない

ジョシュアのショック弾が炸裂し 辺りのゾンビ兵がまとめてなぎ倒される だが装填の隙をついてゾンビが群がる

だが足元をうろちょろするウルリックが囮になった 目についたウルリックを無理に追ってひっくりゾンビ兵
その間にこぼした酒を伝って雷が這い回り 辺り一面に焦げ臭いにおいが充満する

魔法使いはそんな2人に集中攻撃を仕掛けようとしている
総勢10人の魔法使いが ウルリックの十八番である雷を2人に向けて放つ

例え相手が雷つ貝であろうと 人数差による不利は覆らないだろうと考えての行動の様だが 果たして?


50 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/11/05(土) 23:31:02 ???
>>49
マジか?アメリカ兵が似た様なことやって大腿骨折ってるんだぞ?
【迫撃砲を抱えて突撃してくるPA。思わず変な声が出る】

ヤバいぞオイ!畜生畜生畜生!!
【罵声と共に引き抜かれる拳銃。大まかな狙いをつけ、撃ちまくる!】
【BLAMBLAMBLAMBLAMBBLAMBLAM!!!銃声が響き渡り、弾丸はあわよくば榴弾を撃ち落そうと迫る】

【CLICKCLICKCLICK!弾の切れた拳銃を投げ捨て、再び走り出す。狙いはPA兵のみ!】
【ゾンビを跳ね飛ばし、飛び越え、踏み台にして、我武者羅に迫る。その首をアーマーごと断ち切ろうと!】
イヤアアアアアッ!!


51 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/11/05(土) 23:31:32 ???
>>49
ゾンビを斬り裂き、屈む
ユーカリの放った銃弾が頭上を通過しその向こうのゾンビの額を抉った
立ち上がり様に右裏拳、顔面を捉えそして横に跳ぶ
ソーマタージの大鉈の一閃が空間ごと地面を穿ち、数体のゾンビを屠る
手応えはない、それでいい
避難を完了させるまでここを持たせられればいいのだ

「……!?」

しかしゾンビの呻きと戦音に混じり聞こえるパワーアーマーの咆哮
直後半人は周囲の多くのゾンビを振り切り飛翔
すぐに爆風と熱波が背を押して髪を揺らした

「虚閃歩行っ!!」

追従する虚空の刀を先行させ、そして宙でそれを蹴り軌道を変えた
パワーアーマーへと一気に迫り、

「……セェェッッ!!」

着地から勢いを殺さず、逆袈裟に斬り伏せるためだ


52 : ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 :2016/11/05(土) 23:32:57 ???
>>49
「なァっ……!?チッ……雷は勘弁しろよなァワン公……」
「………ッッ」

吹き荒れる高温のガス。20発のショック弾のすべてを吐き出し、紅く熱を帯びるショットガンの銃身。
ジョシュアはそれを再び背中にマウントすれば、グレネードを取り出し、ピンを抜いて三つ投擲。
遠投気味に投げられたそれは、丁度上空から2,3mの位置で起爆しフラグメントの雨をゾンビたちに降らせる。
少しでも多くのゾンビを行動不能に陥らせれば重畳、されど小さな破片に肉を食い破られた程度で不死の兵隊たちが歩みを止めるだろうか。
そう思案していた最中、不意に雷撃の杭がジョシュアを穿ち、そしてその全身を灼熱で灼いた。

「ぬぐゥゥゥぅああァアアッ!!!」

全身から煙を噴き上げて、そしてもがき苦しむジョシュア。
グリードの再生能力は欠損などには有効だが、全身に等しくダメージを与える類の攻撃に対してはめっぽう弱い。
それがジョシュアの苦手とする雷とあってはなおさらだ。メンタル的にも相性的にも、(味方も含めて)最悪の相手と言える。
直後に膝をつき、それから両手をついて肘まで崩れ落ち前のめりに。敵の真ん中で正気を取り戻すまで無防備な状態となってしまった。


53 : ユーカリ ◆8CzRpFh86s :2016/11/05(土) 23:35:23 ???
>>49
「追撃砲……どこっ」

ゾンビ兵たちを制圧射撃で薙ぎ払いながら、ユーカリの隻眼は追撃砲を探していた。
彼らのことだ、並の脅威ならば問題はないだろう。
だが、追撃砲レベルの脅威まではあまりにも荷が重い。
だから、それの排除は自分が引き受けよう。
そう決意していた時、再び轟音が鳴り響いた。

「見えた!狙い撃つッ――!」

モブ達が射撃を開始するのを見て、弾幕を一度切らす。
『ネリネ』から一本のケーブルが伸びて、義眼と接続される。
義眼の視界が一度落ちて、再び蘇る。
その中心には、パワードアーマーの持つ追撃砲があった。
三回。三回『ネリネ』の銃口から亜音速の銃弾が吐き出される。
射線上に躍り出たゾンビ兵諸共、追撃砲を破壊せんと。


54 : ウルリック【牙狼】>>204 :2016/11/05(土) 23:40:09 ???
>>49>>52

「ガウッ!?」

 柴犬の魔術師が集中させた雷撃が直撃!
 凄まじい粉塵を上げて破壊光が戦場を眩しく覆う。
 が、その破壊から現われたるは柴犬…否、そのシルエットは尋常の生物にあらず!

『無礼者がッ!!』

 噴煙を振りほどき顕現したるは極寒の惑星の守護動物。
 雷狼…大狼とも呼ばれるかの惑星の生態系における最強の生物!

【鋼のワイヤーを幾束も束ねたが如き剛毛。巨大なる体躯。雷光を湛えた黄金の瞳】

『このような児戯で拙者の模倣か!?真なる神鳴りをとくと味わうがいいッ!』

 各人の表層意識にテレバスを強制的に浴びせるかのような大喝!

【巨大な尾でジョシュアをくるむように庇いながらサイカー共を睨む】

『カアアアアアアッ!!』

 狂猛極まりない牙が生え揃った口を大きく開くウルリック。
 その口中より、大量の魔方陣が次々に光に紡がれながら
 それは凄まじい速度で積層型魔方陣へと構築されてゆく。

『さっさと正気に戻れ若造!戦士としての雄姿を示せばお嬢にはいいように言っておいてやる!』

 魔術師を一掃せんとする大魔術詠唱であるが、やはり隙は生じる。
 ゾンビ兵の妨害があれば厄介であるし、敵も危急であると認識すれば本腰を入れて魔術を紡ぐやもしれぬ。


55 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/11/06(日) 00:00:04 ???
>>50-51>>53
ソーマタージの銃撃がパワーアーマーを叩く が堅牢な装甲はそれを弾いてなお前進してくる

だがユーカリの超精密射撃が迫撃砲を寸分たがわず撃ち砕いた

そしてソーマタージとタェンティースが肉薄 奇しくも同時攻撃となった二撃はパワーアーマーを肉片に替えるには十分すぎる威力だった
とりあえず当面の脅威であるパワーアーマーは排除できた だが3人のゾンビ間引きが滞ったツケは高く モブ越境者の銃撃で対処しきれないゾンビ兵がゲートに縋りついた

軋みを上げるゲート 破られるのは時間の問題である

>>52>>54
瞬く閃光 轟く雷撃 土煙が晴れた先にいたのは神獣へと変貌した柴犬

テレパスによる恫喝に身の危険を感じる魔法使いたち

取り出した胴の太い注射器を ためらいもなく己の手首に突き刺す 体中の血管が肥大化し 苦痛と興奮に顔をゆがめる魔法使いたち
膨大な魔力が膨れ上がるのがわかるだろう 限界を超えた一撃を放たんとしている

ロイ「ほらジョッシュ!! 奥さんにいいとこ見せるチャンスやぞ!!」
ジョシュアの具合を危険視したロイも戦線に加わった 共にウルリックのサポートに回ろうとしている

>>全員対象
モブ越境者「要救助者収容完了!! 戦闘員は撤収作業に移れ!!」
背後でモブの声が響く この地獄はもうすぐ終わる モブ戦闘員が撤収作業に入る 一行は殿だ


56 : ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 :2016/11/06(日) 00:06:39 ???
>>54 >>55
「ウ、ぐゥゥゥ………雷は嫌いだ……」

ふるふると勢いよく首を振るって、ウルリックの尾にもたれかかりながら覚束ない足取りで立ち上がるジョシュア。
ただでさえ苦手な雷を、山ほど浴びせられて早くも満身創痍なジョシュア。されどその表情は未だ投資に満ち満ちており、

「もう大丈夫だ、ワン公…俺に、任せろ……」
「だがな……一つだけ、頼みが」

「俺がもし狂ったら……焼き殺せ」

直後、戦場に鳴り響く爆音。

衝撃波と共に砂煙が撒き上がり、ウルリックの尻尾からジョシュアは真上に飛び出した。
その身体には青緑色の輝きを浮かべ、それは理性を失わぬ範囲での全力を意味している。

その心を委ねれば気が触れかねない程の野生を、危うい手綱で制御しきれるギリギリの範囲で。
だがジョシュアは怒りに、食欲に身を任せることなく戦場へ、ずどんと重く鈍い地響きと共に降り立った。

「……ふゥゥ……」
「身体が温ったまった……お前等のおかげでポカポカだ。ありがとう」

「……お返しだ」

澄ました顔付き。穏やかな表情からは想像も出来ぬ、その内側で渦巻くドス黒い感情の数々。
すなわち怒り、痛み、報復心。食欲そして目の前の敵を痛めつけたいという戦闘欲求、暴力的衝動の数々。

幾度となく繰り返した一連の動作は、ジョシュアの能力の獰猛さを克明に記すモノである。
人間の、既存の生物の範疇を超越した身体能力で魔術師達へと急接近。青白い軌跡を残して。
魔術師のうちの一人の顔を鷲掴みにすれば、ウルリックの魔術の行使よりも先に。
暴食の右腕に掴まれた憐れなる犠牲者を光へと変えるだろう。淡く輝く命の光へと。

「ハヴォックを持ってくんのを忘れちまった。今日のはデカいぞ」

「俺ァ……独身だァァァァアアアッッッ!!!!!」

そうして吸収したエネルギーを、そのまま外部へと放出。誘導用の短刀を持たぬままの発動、攻撃は全方位に及ぶ。
暴力衝動のフラストレーションの解放である。ウルリックの術式を警戒し防御を張り巡らせていた者の盾を剥ぎ取り、
あるいは備えすらしていない者に至っては、この段階で灰燼と化すだろう。
撃たれる前に撃て。無法者の鉄則だ。


57 : ユーカリ ◆8CzRpFh86s :2016/11/06(日) 00:11:55 ???
>>55
「誰か、回収しておいてね」

追撃砲の排除を確認すれば、義眼と『ネリネ』の接続を解除する。
さらに、『ネリネ』自体もパージしてしまう。
『ネリネ』をモブ越境者に託しつつ、ユーカリ自身はゲートに肉薄するゾンビ兵に風のように迫る。
そして、黒い一閃。
宇宙由来のレアメタルの刀、『苧環』は地球外の切れ味でゾンビ兵を切り裂く。

だが、まだ近くにゾンビ兵はいる。だから、左手もまた剣の柄に伸びていて――

「援護するから、急いでっ!」

真紅の輝きが、死の兵を切り裂く。
『バーベナ』、オリハルコンの赤き刀身の一刀もまた現存しない切れ味を有していた。
遠未来の刀と、超古代の剣。
赤と黒の刃でモブ越境者たちのために、時間を作ろうと戦場を舞う。


58 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/11/06(日) 00:12:13 ???
>>55
「……ふぅっ……、」

パワーアーマーを破壊し一息
だがその吐息をつく間だけである、半人が体を止めた瞬間とは
次には既にヘルメスの靴を稼働させ駆け抜け、そした終わりなき死者の群れへと突撃していた

「……まだだ……!!」

まだもう少しだけ、ほんの少しだけ
護らねばならない、あの扉を突破される訳にはいかない
張り付くゾンビの背後から斬り掛かり、払い除け、打ち捨てる
だが数が多い、余りにも多過ぎる

「……あ、ら、く……」

既に半人は敵中に深く深く浸透、周囲のほぼ全てが不死の隷従者
ならばいい、だからこそいい
両脚を肩幅に開き、赤刃を両手で突き出す格好で構える、ジェネレイター解放

「レェェェェムッッッッ!!!」

破壊的エネルギーの奔流が刃を包み込み、唸り、そして虚空の刀がその周囲を囲む
そのクリスタル色の輝きに、破壊的エネルギーは指向性を受け伸びた
数十m程の狂暴に輝く刃を保つ半人、そのまま横薙ぎに『薙ぎ払う』!!


59 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/11/06(日) 00:13:16 ???
>>55
頑張ったな。だが俺はまだ立ってるぜ
【血を噴き上げるPA兵の背後に着地。刀に付いた血を振り払って飛ばすと、鞘に収めて残心】

ヤバいな、早く逃げるぞ!動けるよな?
【ハッと周囲を見回せば、ゾンビがゲートをこじ開けようとしている】
【それと同時に遠くから聞こえてくる声。ここでの戦いは終わった】
【慌てて駆け出し、ゾンビを踏み台にして防壁の中へ転がり込む】


逃げるぞ!ホラ逃げるぞ!ゾンビ共は放っとけ!急げ!
【タェンティースとユーカリ、共闘者の二人に怒鳴ると、ゾンビ達が突き破ろうとするゲートに向き直る】
【薄いスパークが数度体表を走り、包帯が焼け落ちる。フードの下で白髪が逆立つ】

テックの神話を御所望かい!?
【指先が鉤爪めいて強張り、背中から荊じみた無数の触手が生える】
【ゲートが突き破られるその時が来れば、その触手弾はゾンビ達に横殴りの暴風雨めいて放たれる!】

逆しまに死ねッ!!イイイヤアアアアァァァッッッ!!!
【轟ッ!!空間を青白い電撃が走る!ソーマタージの身体から放たれた稲妻は、触手弾に、ゾンビに向けて空気を切り裂き焦がしながら向かう!】

【当然消耗も激しい。時間にして数秒にも満たない放電が終われば、いそいそと越境ゲートに向かう】
紳士はいかなる時も走らない。……嘘だよ!そんな体力無いの!


60 : ウルリック【牙狼】>>204 :2016/11/06(日) 00:16:20 ???
>>55-56

『…無志向性の大量破壊術だと!?馬鹿がッ!』

 荒れ狂う破壊光の最中、これでは敵だけではなく、
 ウルリックや支援に回ろうとしたロイすら害するであろうと判断。

【紡いだ積層型魔方陣を展開し、魔力防御障壁と為す】

『ゴールドマン!阿呆がトチ狂った!入れ!!』

 無志向性の破壊威力の圏内で障壁を震わせながらロイを庇う行動を取る。
 体躯と魔術に長じた己が仲間の盾になるのは戦士として当然の仕儀である。

『………!!』

 ビリビリと大気を震わせる破壊の渦(ヴォーテックス)の最中で、
 ウルリックは純白と黄金の魔風を魔方陣障壁として紡ぎ合わせ、破壊に耐えた。

【南の敵の勢いをこれで大きく崩せるならば、撤退もどうにかなるか?】


61 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/11/06(日) 00:36:24 ???
>>57-59
タェンティースが破壊エネルギーを放出し 群がるゾンビ兵をごっそりと消し飛ばす間にソーマタージがゲート内部へ

マリネをパージし 2つの剣を持ってゲートに群がるゾンビ兵を始末するユーカリ
それと共に針と電撃で向かってくるゾンビ兵を押し留めている間にタェンティースが内部に 後はゲートに任せて下がる

ゲートが破壊されても中はもぬけの殻であるがゆえに

>>56>>60
ロイ「えぇい俺が逆側に行くんだった!!」
悪態をつきながらウルリックの元に滑り込むロイ

次の瞬間 魔法使いたちの暴力的な雷と ジョシュアの破壊エネルギーが衝突する

・・・・・・・・・

気が付けば防壁の内側 村の中心部近く どうやら衝撃でここまで押し戻されたらしい
ジョシュアはロイの上に覆いかぶさっていた ウルリックは? どうやら死んではいないだろうが・・・

【ウルリックに強制ダメージ判定 程度は任意】

ロイ「えぇいクソ 撤収だ!! ゲートに戻れ!!」
何はともあれ誰1人欠けずに撤収に成功 一行がゲートをくぐるとすぐさま収縮 エーカーは目的を達成でき無かった

ロイ「ヤレヤレ どうにかまた上手くいったらしい」
そう言って疲れた体を地面に横たえるのであった

//ではイベント終了 お疲れ様でした


62 : ウルリック【牙狼】>>204 :2016/11/06(日) 00:42:27 ???
>>61

『全く…とんだ戦場(いくさば)よ…』

 精神に響く声で唸りながらも、ウルリックは無事であった。
 全身から出血をしており、剛毛も所々焼け焦げていたが、絶命には至らなかった。

【敵の攻撃が己の起源を象徴する雷撃であったのも幸運であった】

『拙者はしばらくは働かんぞ。腹も減った――わふん』

 ボヨン!と間の抜けた音と煙と共に強大なる雷狼は再びラブリーな柴犬に変じる。

「わうわうわう(戻るぞ。…しかしアレだな。ジリ貧だが…カノッサとお嬢は上手くやっているだろうか?)」

 空を一度仰いで、ウルリックは再びゲートを潜り撤退を完遂するのであった。


63 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/11/06(日) 00:42:31 ???
>>61
「……だ、ハァッ!!」

エネルギーの放射が終われば膝から崩れ腕で体を支える
虚空の刀はその維持魔力が潰えて既に消え失せていた
全身の排熱パネルが開き、それでも逃し切れない熱は煙となり半人から立ち昇っていた

「流石に、これは……」

無理があったか、と身体を引きずるようにしてようやく撤収
ゲートを潜り抜け、最早馴染んだあのスクラップヤードへと帰るのであった


64 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/11/06(日) 00:45:30 ???
>>61
アイムアエーリアン♪アイムアリーガルエーリアン♪……歌わないとやってられないんだ、察しろよ
【取り敢えずは済んだ様だ。えっちらおっちらとノタノタ歩き、越境ゲートへ】


【地面に寝転がり、親切な力持ちが運んでくれることを願って懐を漁る】
【予備の煙草は無い。先程包帯を焼き捨てた際に一緒に燃えてしまった様だ】
やれやれ、本格的に煙草が恋しい
誰も欠けてないよな?遠足の時馬鹿が一人は取り残されてくのを毎年見てきた


//乙ありでしたー


65 : ユーカリ ◆8CzRpFh86s :2016/11/06(日) 00:47:19 ???
>>61
タェン、ソーマ、モブ越境者たち、『ネリネ』がゲート内に下がるのを見て自分もゲートの内側へ。
ゲートを閉ざす役目も担って二剣を鞘に収めると、ようやく一息つく。

「この戦い、いつまで続くのかな……」

今回も何とか皆無事らしい。エーカーの目的を阻止できた。
だが、根本的な解決には進めていない。今やったことは事態の枝葉の処理に過ぎない。
ゲートをくぐり、スクラップヤードへと戻りながら未だに戦いを続ける所属組織、カノッサのことを思った。


66 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/11/12(土) 21:55:07 ???
【狭間のスクラップヤード】
越境者A「あったよ!リロードベンチが!」
越境者B「でかした!」
越境者C「でかした!」
越境者D「でかした!」

越境者E「喰い終わった缶詰集めてどうするんだ?」
越境者F「どうって…弾頭作るんだけど」
越境者G「ウェイストランド人凄ェ!!」

あれからいくつかの世界を回り 越境者を救出して回った
数人の集落とも呼べない場所もあったし 数十人が固まった村もあった

助けられた命も 助けられなかった命もあった

今スクラップヤードは越境者で溢れている 大部分は非戦闘員だが 銃を手にエーカーの間者がいないか見回ったり
外で偵察したり 中には職を得て金を稼いだりしている人もいる

とりあえずこの世界にカノッサはいないか いても小規模なのかは分からないが 少なくてもこの近辺にエーカーの陰は見当たらない
それがいつまで 続くか分からない ただ身を寄せ合っているだけじゃダメだ 手を打たねば

〜場面転換 止まり木同盟の宿〜
数ある異世界の中でも最大級の規模を誇るスクラップヤードに設置された止まり木の宿 その一階の食堂には
越境者の中でも 特に戦闘能力に秀でた人物が集まった
普段描写にされないが 一行と同じだけか 人によってはそれ以上の修羅場を潜り抜けた剛の者もいる

一行とも知己である者も少なからずいることだろう

z感は昼時 一行を含む彼等には 会社などでおなじみの仕出し弁当が配られる なおお値段一つ500円以下の安いヤツ

ロイ「とりあえず集まってくれてありがとう とりあえず喰いながら聞いてくれ これからの事を話し合った結果を報告したい」
短足のあごひげ男がそう切り出し とりあえずの食事が始まった


67 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/11/12(土) 22:03:16 ???
>>66
「……」

丸太を武器に戦いそうな人種の会話を小耳に挟んだり、様々な世界でのそれぞれのスキルを活かした協力があったり
ともあれ、非常時の結束としては多分悪い状況ではないのだと半人は思う
そしてそれはとても重畳だと、そう考える事が出来た



「……」

弁当を受け取り、まだ取り敢えず手を付ける事はない
今はロイの話を聞くのに集中しておきたかったのだ
静かに頷き、その瞳を見据えた


68 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/11/12(土) 22:05:18 ???
>>66
安〜い。シケてる〜。ソーマチープなもの……そこそこ好き、やったね
【グダグダ文句を垂れるかと思ったら、意外と素直に弁当に舌鼓を打つ越境傭兵】
【器用に箸を使う革手袋の下、前の開いた革製戦闘服の下の胸板、顔に至るまで包帯がグルグル巻かれており、戦闘の苛烈さを物語っている】
オーイ、茶は無いのか?無いのか…


これからの事。決まってんだろ。エーカーとやらの本部に攻め込んで、皆殺し
みんなハッピーになれるし、奴らの相手に悩まされずに済む。いい方法だろう?
【過程の事を微塵も考えていない脳筋思考。もっとも、それが厳しい事は彼も理解している】

【思考の奥の奥。狂気と正気の境を漂うソーマタージの人格の一つは、幾つもの仮定を考えていた】
【そのどれもが途中で詰まる。こればっかりは、他の人間の助け、意見が必要なのだ】
このままじゃいけないのは分かりきってる。だが手段も無い。一番最悪な状況だね
で?何が決まったんだミスタースマーティパンツ。神頼みでもしてみるか?


69 : メラニー ◆9vmr0jXsek :2016/11/12(土) 22:09:27 ???
>>66

「このリロードベンチ超助かる!」

……などと、何か聞き覚えのある婦警の声がしたかもしれないが、それは重要なことじゃない。
すまない……ただちょっと語録がほしくて……

――

その一行の中に不機嫌そうな面をした褐色肌の長身の女がいる。
腕を組み、ついでにそのすらりと伸びた脚を組んでいる。趣味ならば煙草も吸っただろう。
弁当には興味があるのかないのかわからない(どうせ後で食う)

「……私は最近のことには疎いんだが、この事態はなんだ? まるでクマとの口論にでも負けたような有様だが」

エーカー社とやらが何か暴挙に出ていることは知っている。
対処療法的に仕事に駆り出されたことがあるが、そもそも根っこの部分を何も知らなった。
今世界に、それもあらゆる世界にカノッサの、エーカーの影がちらついている。
その中には、きっと彼女の故郷もあるだろう。なので、その根っこの部分を彼女は知りたがった。


70 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/11/12(土) 22:25:48 ???
>>全員対象
お弁当から遅れて どこのメーカーかも分からないような 場末の激安お茶缶(350ml)が配られます
あ ウェイストランド人が弾頭目当てにお茶缶を狙っているので提出しておいてください

わいのわいのと 近況やら誰が死んだやら ソーマタージのように対抗案を話し合ったりする一行

ロイ「とりあえずエーカーがカノッサの後釜を狙って戦争吹っかけてきたのはわかる だが越境者共々ってのはこちらでも把握しきれていない
   分かっているのは エーカーが 俺たちの敵であるということだ」

ここで窓にブラインドが下ろされ 照明が暗くなり 壁の一つに白い幕が降り プロジェクターが動き出す

ロイ「現在のスプロール カノッサ・テクノロジーの様子だ 恐らく数ある異世界の中でも 特にデカイカノッサ組織
   こいつをいの一番に落したいエーカーは戦力を集中させている 越境者アキレスの話では ゾンビ・機械生命体・魔法y使いのオンパレードだそうだ
   これを今の戦力で突破して エーカー本社になだれ込むのは 無理と判断した」

ロイ「というより 越境者が大挙して押し寄せれば 他の世界に散らばったエーカーの分隊が集結してきてどえらいことになる
   だから短絡的に今すぐ突撃してってのは非常に悪手だ ならどうするか? こちらも援軍を要請するのさ」

ざわつく越境者たち 一体どうやってとの質問が飛び

ロイ「思えば簡単なことさ エーカーはほかの世界から戦力を呼び出してこちらに当ててきている そこで 同じ事をこちらもやろうと思うんだ
   そして・・・俺の目の前には救国の英雄がわんさかいるということさ わかるか? この場に他世界にコネがある者 貸しがある者 手を挙げてみろ」


71 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/11/12(土) 22:36:18 ???
>>70
ウェー。小学生の頃その辺の草を漬け込んだ水を飲んだことあるが、こんなんだった
いやマズくはない。マズくはないぞ。懐かしい
【ズゾゾゾ、とお茶を啜り、丁寧にわざわざ握り潰してからウェイストランド人に提供】


越境者の軍隊を作るってわけか……。名前今のうち決めようぜ。アウターヘブン?東城会?ラストバタリオン?
【ロイの提案にニヤリと笑う。成る程、戦争というわけだ】

だが…悪いが兵隊は集めれないぞ俺。敵の方が多すぎる
物資なら幾つかあるけど。銃、弾、刃物、車、核弾頭……。必要にならなんでも言ってくれ。無いのは戦闘の役には立たない物だけだ


72 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/11/12(土) 22:36:45 ???
>>68-70
一同の顔を改めて見遣り、案外と今まで知らなかった顔の多さに驚く
越境者とは、止まり木とは想像以上に大きな組織であるのかもしれない
だとしたら心強いし、そう言った面々が仲違いもせずにいれる奇跡みたいな今が貴重であるとも認識している

「……カノテクが第一目標って事ですか」
「援軍……あぁ……」

そして話を聞き終えれば、なるほどと納得した風に頷いた
おずおずと手を挙げてはみるが、見知らぬ顔の多さでやや萎縮している格好ではある


73 : メラニー ◆9vmr0jXsek :2016/11/12(土) 22:41:54 ???
>>70

「カノッサにわざわざ噛みつく、か……ふむ。カノッサは基本的に悪性の組織だ」

「それに対抗するのだから、大義と正義があってほしかったものだが、無いのであれば混乱を齎す破滅の軍勢であろうよ」

つまるところ、やはりエーカーは敵でしかありえない。
敵であるのならば、彼女は一分の躊躇もなく賽子を振り、振らせるだろう。
とりあえず、わからないことはおおいが、最低限確認したいことはできたとばかりに、姿勢を正した。

「名前か。なら私にもアイデアがあるぞ。『ペシュメルガ』即ち、『死に立ち向かう者』の意だ。私が旅した中でも、特に勇気と誇りをもった男たちの名だ。

それから、呼び寄せられる軍勢については……
若干気が乗らなさそうにしながら、手をあげた。

「知り合いはいるが、要するに宗教団体だ。その世界には悪魔だなんだが普通の存在なんで、女神を降臨させている」

「そういう輩を動員していいもんか……」

あんまり、おとなしくはないかもしれない、と。


74 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/11/12(土) 22:53:45 ???
>>全員対象
一行に混じり いくつもの手が上がる

どこそこの国を救ったとか あの世界には貸しがあるだの どこぞのギルドで顔が効くだの
修羅場とはすなわち鉄火場であり それを潜り抜けた彼等には それだけの発言力があるということ

ロイ「ついでに言えば カノッサってのは少なからず社会に食い込んでいるもの それを襲撃しようってんだ
   スプロールのような企業=国のような場所ならいざ知らず 社会を襲撃すればその世界の国が黙っていない
   それが秘密裏ならばまだしも 表沙汰になれば…? そこで俺たちの出番ってわけさ 恩を売って 戦力を手に入れるわけよ」

そして名前についてだが・・・ロイは思案顔

ロイ「そういえば名前をどうするかは決めてなかったな…あとで投票にでもするか さて諸君ら やるべきことは決まったな?
   物資を集めよう 兵隊を集めよう たかが個人の集まりと高を括ったエーカーに 越境者の恐ろしさを教えてやろう!! 授業料は 奴らの命な」

その言葉に沸き上がる越境者たち さっそく互いに情報を持ちより どこから何を 誰を引っ張ってこようかと話し合いが始まる
そしてロイは壇上から降りて一行に近づく

ロイ「さて 必要なブツを挙げればきりがないが さしあたって部隊を扱える頭脳が欲しい所だ どこぞの将校殿だけでは扱いきれない規模になりそうだしな」
そこでタェンティースに食事を促す これから忙しくなるのだ 栄養補給は今のうちに ということだ


75 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/11/12(土) 23:01:31 ???
>>74
いいよなぁ、こういうの。決起!って感じでサ…
【しみじみと呟く。考えてみれば、こういった事は越境者になってからは初めてだ】
アイオニオン・ヘタイロイってヤツ?ワクワクすっぞ

頭脳は流石に調達出来ないな。そもそも俺、他人を率いるとか向いてないし
何かアテはないのか?どこそこの国の将軍を攫ってくるとかさ


76 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/11/12(土) 23:04:40 ???
>>74
ふむ、とロイに続き思案顔
曲げた指に顎を乗せているのはその時の半人の良くやる癖みたいなモノだ
名前に関してはアレだ、色々と自覚がある分その点はスルーしなければならない
兵隊で言えば多分、マウスィムにいる姉妹達が手伝ってくれるであろう
性格に難点もあるが戦闘兵器であり、また多くのアラズァヘッド達は越境にも対応している

「……一応、指揮官、監督型の姉妹はいますけど……」
「でもそれもわたし達の、マウスィム産の生体兵器間の指揮権ですからね……」

促されて初めて、弁当を口にした
不味くない、お腹に溜まる、気力と活力が不思議と湧いて来る


77 : メラニー ◆9vmr0jXsek :2016/11/12(土) 23:20:51 ???
>>74

「頭脳ねぇ……そこについては心当たりはない。どうにかしてくれ」

こいつ自身も戦場では狂戦士であるし。
知り合いの人たちは狂信気味であるし。そもさん信仰対象が目前にいるんだから、そりゃおかしくもなる。
であるので、まともに策を弄するタイプのひとはいなかった。

「とはいえ、急造の混成軍の指揮をとれるとなると、相当な傑物だぞ」

「……そんなの、簡単にいるんだろうか」

不安なのは、こちらが徒党を組んでも、所詮寄り合い所帯というわけだ。
一致団結なんてのは難しいものだ。他なる世界に協力を頼むのであれば、さらにそれは顕著になるだろう。


78 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/11/12(土) 23:26:12 ???
ロイ「さて どうするか…四五六 ニア イリー エリコ マンジュシャゲ エルダ 夏子 ナチグロイシ アキレスにボロウズ 他にも…誰でもいい ツテを出せ」
こうして越境者たちはそれぞれ固まり 越境していく そして一行もまた目星をつけた その先は・・・・・


>>全員対象
お昼休みを告げるチャイムが鳴り響いたが 決まった時間にカップ麺に湯を注ぐ行為を忘れてから一体どれだけの時間が過ぎただろう?
どこぞの企業を潰そうとしている外部組織がいるとかで 今この世界はすったもんだの大騒ぎ 私も休日返上のデスマーチの只中だ

部下に第二子が生まれ順風満帆 私も妻と寄りを戻し晩酌に好物が並ぶようになり やっと以前の平穏が戻ってきたと思った矢先である

あの時司法取引を受けた連中や アンジェロ達が最前線に立って頑張っているが どうにも戦況は芳しくない ついでに急増の舞台をまとめるのに適しているとかで昇進してしまったが 正直あまりうれしくない
何せ情報がなさすぎる 一体なぜ場末の企業を 越境してきたと思しきゾンビやらパワーアーマーやらが狙うのだ?
嗚呼 今すぐ誰かこの状況を説明できて ついでに問題を解決できる輩が来てくれないだろうか?

ここは異能対策本部 私は 局長の日馬

何 越境反応? まさかそんな テレビゲームのような都合のいいことが起きるはずが・・・


次回 〜幻想 再襲来〜 開催予定


//これにて今日は仕舞い お疲れ様でしたー


79 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/11/26(土) 21:04:40 ???
【狭間のスクラップヤード】
ロイ「よし いくぞ!!」
越境者たちがタッグを組んでゲートに飛び込んでいく
数多に広がる異世界へ援軍を求めるために

ロイもまた 己の故郷へ 戦力を求めてゲートをくぐっていった

一部の戦力はスクラップヤードに留まり 万一に備えている中 一行もまたゲートをくぐっていった その先は・・・・・

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【現代日本風世界】
日馬「はぁ…やっと飯か」

ここは異能対策本部 昼を優に過ぎて夕方遅く この日最初の飯とすべく弁当箱を開け カップ麺に湯を注ぐ
初老を迎えた身には重い食事であるが 次にいつ飯が食えるか分かった者じゃない

原因不明の企業への攻撃 それを収束すべしとの命令でこの異能対策本部は連日の修羅場を迎えている

全国の異能者を集めた秘密戦力 通称ブラックフォースが対処に当たっているが 戦果は芳しくない
何せ相手が無尽蔵に湧いてくるゾンビだったり 空を縦横無尽に飛び回る魔法使いだったり SFの世界からやってきたパワーアーマーだったりなのだ 一体どうしろと?

この世界の者かも怪しい連中 上層部の中には 首謀者の再来か?と勘繰る者もいる 私もその1人だ

嗚呼・・・とにかくこの飯食う時間も難儀する事態をどうにかしてほしい いい加減ドカ食いすると胃もたれする年齢なのだ

ピピピピピピピ…

おっと もう三分か 蓋を開けてひとkなんだアンジェロ? 誰かが飛んでくる?

【イベント参加者は登場をお願いします】


80 : 四五六 七八【賽印流忍術】 :2016/12/03(土) 21:40:14 ???
>>79
「グットモーニン、バビローン」

くるくるくるくる、すちゃ
見事な着地を決める七八、すっと立ち上がり前髪を掻き上げる
完璧だ、着地したここが日馬氏のデスクの上という点を除きさえすれば

「……おっと、失礼」
「お食事中ごめんね、ささっ、続けて続けて」

ハッと気が付き慌てて跳び下りる
その一挙一動には微かな布擦れ音すら帯びはしない

「……ねーねー、」
「なんかもっとこう……殺伐とした現場に着くと思ってたんだけど……」

周囲を見渡して越境者一同に尋ねる
確かにデスクワーク的な意味では戦場であり、空気も張り詰めてはいるかもしれない
しかし七八のイメージとしてはもっとこう、物理的な事柄を想像していたのだ

「ま、その方が私的には助かるけど」


81 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/12/03(土) 21:41:33 ???
>>79
【戦闘ではほとんど役に立てない二人も、ロイの言葉に頷きゲートをくぐる】
【片方は物資を、もう片方はリビングデッドの集団に助けを求めに行く算段だ。こういったところでしか手助けできない歯痒さを抑え、義手の男と仮面の人物は別の世界へ】


【一方、その三人の中で唯一他の越境者達と張り合える男はというと】

まさかの時のスペイン宗教裁判だ!
……あれ、おっさん一人?悪い、ちょっと座らせて…
【ドカン、と扉を蹴破って現れるのは、オフィスには似合わない薄汚い格好の男】
【膝まであるコートをはためかせ、尊大な前口上を吐き捨てたのも束の間。手近な椅子に勝手に腰掛けて他の同行者の到着を待つ】


…ちょーっと待ってろよ、もうじき話の分かるのが来る
【俺への差し入れ?とズカズカと近づき、カップ麺に手を伸ばす。こういうのは最初のインパクトが大事なのだと信じて疑わない】


82 : メラニー ◆9vmr0jXsek :2016/12/03(土) 21:47:18 ???
>>79
顕れたのは、長躯の女であった。
褐色の肌をもち、燃えるような赤い髪を靡かせたその女は、射貫くような鋭い目つきをしている。
その厳めしい貌には、右目から左の口元にまで、鼻を跨いだ切り傷の痕が浮かんでいる。

「賽子の騎士、推参した――む」

きょろきょろと、出現するなりあたりを見回す。
なんとなく見覚えのある無機質な印象の部屋。ああそうだ、『現代的』な世界のオフィスとやらだ。
越境するなり、戦場にたどり着くと思っていただけに、拍子抜けである。
同時に、鎧を纏った状態で出現しなくてよかったとも思う。鎧を身に着ければ総重量は跳ね上がるからだ。

「ふむ。日本か? ああ、そうだろう。日本語を今私は喋っている自覚があるし、文字も読めるようだな」

「であれば、もう一柱の女神もきっと助力してくださるだろう。これも賽子の女神の幸運の賜物である」

ぎゅう、と右手で拳を作る。
彼女は何も握っていなかったが、水を含んだ物体が潰れる音を発する。
直後に、彼女の身体を不可視の魔力波、オーラが包んだ。


83 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/12/03(土) 21:59:24 ???
>>80-82
なお他にも幽鬼の如き面持ちで問題に対処しようとする制服姿の皆さんもいる
扉を蹴破り入ってくるソーマタージに制服組一同 硬直

そんな凍り付いた空気をものともせず 誰かの椅子に座ってカップ麺に手を伸ばすソーマタージ
状況をよく飲み込めない日馬から 簡単にカップ麺を強奪することができた

【ソーマタージはカップヌードルBIGカレーを手に入れた】

そしてまたも越境現象

現れたのは・・・

日馬「・・・・・」
机の上に見覚えのある少女 そして見覚えのない長身の女

アンジェロ「あなた方は越境者?」
硬直している一同であったが その中の1人 純白の翼を背から生やした 柔和な顔の男が一同に話しかける
そして日馬もフリーズから立ち直った

日馬「ほぼ知らん顔だが そっちのは・・・確か一二三と言ったか? まぁいい 今度はどうした?」
四五六の名前を微妙に間違えつつ越境者に対応する日馬

〜状況説明中〜
日馬「なんてこった…ナチのような連中が世界を支配なんて・・・ゲームのやりすぎとしか思えん」
頭を抱えてしまった日馬である

日馬「それでえぇと…そのナチモドキを斃す手伝いをしろって? そうしたいのは山々だがこちらもそのエーカーの被害でてんやわんやだ
   こっちを最初に解決してくれれば 上層部と掛け合って援助の手を差し伸べようじゃないか いいな?」

一行に確認をとる日馬 そしてオフィス内部にサイレンが鳴り響き エーカーが現れたとの情報がもたらされた

日馬「よし 現場にはすでにこの世界の異能者が向かっている お前らの腕っこきに期待するぞ!!」
そう言って一行を送り出す 一行は用意された装甲車で現場に向かうこととなるだろう


84 : 四五六 七八【賽印流忍術】 :2016/12/03(土) 22:06:10 ???
>>83
「惜しい、それ兄貴!」

まぁ分からなくもない間違えではある

それからそれから?

「まー、ナチってのはどんなのか知らないけどさ」
「それが条件の交換って事なら願ったりかな?」

それでもおおよそ予想は出来た、多分まぁロクでもない連中なのであろう
そしてそれが話の理解に繋がると言うのならば、早く済むのであればいい
エーカーの排除が条件ならば更に、でもある
元々の目的を達成する為に、副次的に敵の戦力を削げるのだから
一応総員に確認、そして同意が得られてから装甲車に乗り込むであろう

「あ、そうそう、安全運転でよろしくー……」


85 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/12/03(土) 22:07:22 ???
>>83
【首尾は上々。場の空気を支配する(凍りつかせる)事には成功した】
【満足気な顔で、ヌードルを奪うソーマタージであった。凍りついた室内に麺を啜る音が虚しく響く】


俺もビックリ。ゲームで散々ナチを殺しちゃったんだけど恨まれてないかな?
【携帯爪楊枝で歯を掃除しながら、日馬に相槌を打つ】
【条件付きとはいえ、とりあえず協力してくれる事になったようだ。目的は六割がた達成出来た方だろう】
いいだろう。違えは無しだからな?

こっちで暴れてる奴らの情報をくれ。やっぱりゾンビとかPAか?
【先程までのふざけた態度は消え、ストイックな傭兵の顔となる】
【装甲車の車内。持ち込んだ刀の最後の点検をしながら、尋ねる】


86 : メラニー ◆9vmr0jXsek :2016/12/03(土) 22:11:25 ???
>>83

「……。ああ、そこの馬鹿はいつもそんななんだ。許してやってくれ。常識が敵とかそういう類なんだ」

「代わりにはあまりならんだろうが、まぁ何もないよりマシだろ。せめてこれを食ってくれ」

はい、と日馬に柘榴をひとつ投げてよこす。
別に何も不思議な果物ではない。ただの果物だ。
……ただし、異世界の、であるが。

「有翼種か? それとも御使いか?……まぁどちらでもいいか」

アンジェロに対しては、何やら興味深そうに目線をやるが、ひとまずはそこまでだ。
交渉している最中に、サイレンが響く。敵が出てきたのならば是非もない。彼女は言われた通り装甲車に乗り込んだ。

「それで、民間人の退避状況、人質の有無を教えてくれ。場合によっては、私はそっちを優先して動く」

「それと、一番脅威レベルの高い敵が判明していればそれもだ。大物殺しは女神の歓ぶところである。可能ならば成さねばならん」

装甲車内で白銀の鎧をその身に纏った彼女は、調子を確かめつつそう尋ねる。
ヘルメットのバイザーを降ろせば、威圧的な赤い光が漏れ出した。


87 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/12/03(土) 22:24:48 ???
>>85
日馬「ゾンビの尖兵 それを束ねる魔法使い ブリキ缶みたいなPAは最初に出てきてから目撃例がない
   その代わりゲームでしか見たことのないようなロボットみたいなのが出てきているそうだ」

>>全員対象
とりあえず一行は装甲車に乗り込む 日馬もすきっ腹抱えて同乗 メラニーからもらった柘榴を貪り食っている

〜場面転換 オフィス街〜
異能者「畜生!! あいつを早く黙らせろ!!」

装甲車を盾に 機動隊の恰好をした異能者が仲間に叫ぶ

そこには二本足の逆関節を持つ 2mほどのロボットが 箱型コクピットの両脇に取り付けられたミニガンを乱射している
その数3

そして異能者を釘づけにしている間にゾンビがFFを恐れず突撃するといった戦法をとっている
一行はその逆側から戦場に介入 ロボットがこちらに振り返ろうとしている

事前に一行には無線機が渡され 異能者とコンタクトが取れるようになっている
これを使って連携を取ることができるだろう


日馬「バックアップはこちらがやる いって来い!!」
そういって日馬は一行を送り出した


88 : メラニー ◆9vmr0jXsek :2016/12/03(土) 22:32:10 ???
>>87

「っち、まだ答えを聞けてないってのに――」

ともあれ、見捨てることはできない。
一刻も早くあのロボットを排除する必要があるわけで。
質問の回答は無線で答えてもらおうと日馬に言いつつ、装甲車から飛び出した。

「賽子だ、賽子を振れ! 哀れな木偶共よ!」

「振れぬのであれば退場せよ、口がないのならば失せるがいい! 私は賽子の騎士だ、私は振るぞ、私は叫ぼう! 女神の名の下に!」

黒い大斧を手に、風のようになって駆ける。
一番近いロボットに向けて突っ込み、まずは脅威であるミニガンに向けて振り下ろす。
この間に多少銃撃を受けても、土精霊のもたらしたこの鎧であれば、問題なく防げる範囲だ。


89 : 四五六 七八【賽印流忍術】 :2016/12/03(土) 22:32:42 ???
>>87
「あー……」
「……ありゃあ強そうだ」

途中で酔って、装甲車の中で最も空気の良い場所に陣取る事になった七八
屋根の上で風を感じて少し回復、到着した修羅の庭にてロボットを眺めて渋い顔

「……倒すのは私には難しそうかなぁ」
「ま、注意を惹くくらいはしてみるよ」

そう言って装甲車の屋根から飛翔、ゾンビの後頭部を踏み付けながら地面より1mと少し高い場所を駆け抜ける
途中懐に手を入れてから腕をしならせながら抜き放つ
挙動と共にカードナイフが数枚、獰猛な勢いを持ってしてロボットへ向けて飛来
だがエッジが効いているとはいえ所詮鉄製、威力など期待してはいない
こちらの存在に気付かせる事が大切なのだ、そしてロボットがこちらを捉えると同時

「……!!」

星爆竹を鳴らし、強烈な閃光を放つ
その間に離れた場所に機動し、同じ事を繰り返すつもりである


90 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/12/03(土) 22:35:29 ???
>>87
姿が見えない?…不穏だな。どこかに隠れてるか…?
【アンブッシュを警戒する必要があるかもしれない。思慮深く考えるソーマタージの顔を、噛み合わせた牙を模した酸素供給機が面頬じみて覆った】


ミニガンか…!ハードな仕事だぜ
【酸素供給機の下で、ギリリと歯軋り】
【流石にミニガンの弾を防ぐのは不可能だ。別の方法を考えなければ】
オイ!お前らはゾンビの相手してろ!こっちは俺らが引き受けた!
【無線機に叫び、刀を引き抜く。高周波振動が空気を裂く、奇妙な音が響く】

オオオオオオオオオッッ!
【次の瞬間には叫び、砲弾じみて駆け出すソーマタージ!叩きつけるかの様に踏みしめられた地面に、微細なスパークが残って、すぐかき消える】
【その体表は薄く発光し、所々を地面に残ったそれと同じものが走る。サイボーグの、人間を遥かに超えた身体能力】
【素早く間合いを詰め、コクピットに取り付こうとする。ゾンビまでもが此方に向かないのを願いながら、唯走る。雷光の様に】


91 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/12/03(土) 22:51:09 ???
>>88-90
ソーマタージからの支持を受けた異能者はロボットからゾンビに対象を替える

そしてこちらに振り向こうとするロボットに対し 四五六がカードナイフを用いて注意を引き 星爆竹を炸裂させてカメラを焼く
その隙を突いてメラニーが駆ける

少しの銃弾がメラニーの鎧を叩くがお構いなしに接近 一匹のロボットのミニガンを破壊
だがロボットはその巨躯を利用し メラニーに体当たりを仕掛けた


そしてメラニーに銃撃を仕掛けていたロボットは ソーマタージの接近に気付かず コクピットの扉に張り付かれた
扉は頑丈でこじ開けるのは容易ではない だが高周波の刀ならロックを切り裂いて強引にこじ開けることも可能だろう

そしてコクピットを開け放てば 中の兵士(人間)とご対面
兵士は拳銃を抜き ソーマタージを撃ち抜こうとするだろう

一体のロボットはメラニーがミニガンを破壊し もう一体はソーマタージが張り付いている
だが最後の一体がまだ健在である


そして四五六 陽動を仕掛けて回る中 ふと視界の端に見えたのは建物の窓 建物内部に見えた白い渦
それは自分たちが越境してきたゲートに瓜二つであった

この世界に越境する予定の越境者は自分たち以外にはいないはず となれば・・・?


92 : 四五六 七八【賽印流忍術】 :2016/12/03(土) 23:01:34 ???
>>91
「ん……」
「……こりゃあ安心かな……?」
「あれっ?」

仲間内の中でも近接戦闘に於いては比類なき実力者の内のふたりがいるのだ
例え敵が脚式戦車の類であろうとも恐る事はない
さて残りの1台にも何かしらを、と思った矢先
視界の端に煌めく燐光、不自然に宙に浮かぶ輪廻の渦輪

「……増援! 来るよ! もしくは来てる!!」

無線機に向けて大声で叫び、健在なロボットに向けて苦無を投げた
それは脚元を通過し逸れていく、否、狙いは別にある
苦無の持ち手に括られた硬質のワイヤー
それを手近な標識やら、電柱やら、ともかく頑丈そうなモノに結び付ける
これを持ってして脚を搦め捕ろうとしているのだ、千切られたとしてもぐらつかせる事くらいは叶うだろう
自身の体は既に、その結果を見届ける事なく件のゲートに向かっている


93 : メラニー ◆9vmr0jXsek :2016/12/03(土) 23:03:21 ???
>>91

「私と押しっくらしようというか! 片腹痛いぞ木偶!」

巨大で、重量のあるものが動けば、それだけで脅威である。
自分自身、この鎧に包まれた己の身体をそのまま武器にしているだけに、よく知っていた。
なるほど、直撃すればいかな精霊鎧とて無事ではあるまい。だが――。

「――初速が鈍すぎる。動きが重すぎる!」

このロボットには足だけで腕がない。
姿勢制御はすべてその足だけで行っていることになる。であるなら――
動き出したその足を、ピンでとめるかのように、斧を突き立ててやれば、足をとられ、制御できずに転倒するはずだ。
本来であれば、ロボットの足にさせるようなピンなどはないだろうが、彼女の大斧はその鎧と同じく、精霊による特別製である。


94 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/12/03(土) 23:03:29 ???
>>91
まさかの時のスペイン宗教裁判だ!!
【片手に握った刀を器用に振り回し、扉を切断、ガラクタとなったそれを怪力で放り捨てる】
【BLAM!BLAM!その途端に撃ち抜かれ、鮮血が飛び散る!だが止まらない!】

残念だったな。俺はまだ生きてるぜ
【血がべったり付いた顔面が、逆光で陰になる。目があった辺りから、赤いレーザーじみた光が漏れる】
【逆手に握られた刀は、搭乗者の額を貫き、大脳を破壊しようとする!】


まだ一台いるか……。この、いつまでいるんだよ!退けッ!
【コクピットに取り付いたまま辺りを見渡し、いまだ健在なロボットを捉える】
【乗っていた兵士を叩き出そうとする。狙いはこのロボットの操縦権!】

【中に入ることが叶えば、兎に角我武者羅にこれで暴れ回ろうとするだろう。弾さえ出ればなんだっていい】


95 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/12/03(土) 23:26:19 ???
>>93
メラニーの大斧がロボットの脚に突き刺さる
次の瞬間タックルを仕掛けようとしたロボットは 脚が動かず轟音と共に転倒した

こうなっては立ち上がる術もなく プシュウと全面のドアが開くと同時
中にいた兵士が拳銃をメラニーに乱射しながら飛び出してくる が メラニーの鎧の防御力からして効果はお察しである

そしてメラニーの耳に届く 四五六の声 敵増援の知らせである
メラニーは増援に対処する? それとも四五六と共に増援の出所を探る?

>>94
拳銃をものともせず刀を振るうソーマタージ その一撃は兵士の頭蓋を貫き脳漿を抉り その機能を永遠に失わせた
死体を放り投げ その座席に座る二本のレバーと2つのペダル それは以前 科学は発達した世界(デストロイザワールド)
で搭乗した機体とよく似ていた つまり 扱える

前面の扉はモニターと装甲の役割をしていたらしい 機体の状況もなにも分からないが 動く

四五六がワイヤー付きクナイで妨害行動をとり ソーマタージがミニガンの銃弾をばらまいて最後の一体を鉄くずに替えるソーマタージ

そして四五六の声は上記のとおり
ソーマタージは増援に対処する? それとも出所を探る?

>>92
建物内部に侵入する四五六 中はたくさんの死体に溢れていた
その死体の衣服についたマークはカノッサのものである

そして階段から轟く大勢の足跡 増援が迫っているのだろう
四五六には選択肢が生まれる 建物から逃げて一端体制を立て直すか それともこの場で増援をやり過ごす術を持ち合わせているのならば
増援が党利過ぎた後 いち早く出所に到着することができる


96 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/12/03(土) 23:34:04 ???
>>95
ウーン、モンスターキル
【色々表示されていたであろう部分は捨ててしまったため、目視で狙いをつけることになったが、存外うまくいった】
【以前使ったロボットを思わせる握り心地。十分戦える】


何、増援?面倒クセェ…!
【再びの歯軋り、そして舌打ち。急所でもある搭乗者を晒したロボットなど、多勢の前では棺桶でしかない】

オイ!俺は増援とやらの出処の方を探る!何か沢山来てたらそっち頼むぞ!
【片側のミニガンをキュイキュイ動かして七八を見送り、増援の出処を探る】
【もし敵がいたら…出会い頭にミニガンを叩き込む。それが通じればいいが】


97 : 四五六 七八【賽印流忍術】 :2016/12/03(土) 23:34:43 ???
>>95
「……ん」

聞こえる大量の軍靴の響き
咄嗟に通信機のモードをスピーカーからイヤホンに変更し、片耳だけに嵌め込む
すぅ、と大きく息を吸い込んで止めて、意識を再集中
カノッサの亡骸の傍、死者達の群れと陽射しの関係、建物の構造上必然として
影が生まれる場所がある、七八はそこに静かに溶け込んだ
異能力ではない、これは長い鍛錬の末に身に付けた術
賽印流の忍者の技法だ、まるでそこにあると言うのに存在が朧げて、常人ならば視界に入れた程度では気が付けない程に

「……」

内心祈る気持ちで増援をやり過ごし終えるのを待ち、成功すれば出所を探る
失敗すれば仕方ない、窓から一目散に離脱するのみである


98 : メラニー ◆9vmr0jXsek :2016/12/03(土) 23:35:07 ???
>>95

転倒した姿に、満足げに彼女は斧を引き抜いた。
乱暴に扱ってはいるが、頑丈さが取り柄なのだ。このぐらいどうってことはない。

「……人? いや、何だ? 人を食うとか……あ、違うか。ああ、そうだ。これ、くるま、と同じようなもんか」

まさか有人駆動とは思わなかったらしい。
拳銃を撃たれているが、小石を投げられているようにしか感じず……。

「邪魔だ。貴様はもう賽子を振るチャンスすら逃した。気の毒だがな。失せろ!」

突進し、拳銃弾をはじき返し、斧を一閃。
当たればそれだけで、人体などは寸断してしまうそれである。

「っち、敵増援か。いいだろう、いくらでも相手をしてやる。賽子を振ろうじゃないか」

斧の血を払い、増援に対処することを選択する。
とはいえ、どこから来るのか、目の前のロボットにかかりきりなっていた彼女には咄嗟にわからない。

「……で、どこだ。どこにいる。おい、ニンジャ? あれ、あいつどこ消えた」

ぐるりを見渡し、四五六ないし敵の姿を探す。


99 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/12/03(土) 23:49:07 ???
>>96>>98
四五六は増援が来るとは言った
だがどこから?とは言わなかった

日馬《増援だと!? どこからだ!!》
通信機から日馬も叫ぶが 増援をやり過ごす四五六にそれを叫ぶ余裕は無く

ソーマタージと搭乗員を両断したメラニーがいる通りに 襲われている企業とやらが入っている建物から大量のゾンビがあふれ出てきた
増援の出所を探る場合は ロボットにてゾンビの群れを突破するか ロボットを乗り捨ててゾンビの群れを躱さなければならないだろう

>>97
大量のゾンビが目の前を通り過ぎたところで移動を再開する四五六
最上階にあったのは 見慣れぬ機械と それにつながれたゲート そしてそれを操作するパワーアーマー達の姿であった

そしてそのうちの一体と目があってしまった これはスキル云々ではない 単純な偶然

パワーアーマー「コンタクト!!」

相手が叫び 存在がバレる PA達はアサルトライフルを用いて 四五六がいるあたりに銃撃を開始しようとする


100 : 四五六 七八【賽印流忍術】 :2016/12/04(日) 00:02:42 ???
>>99
「えーっと……この、なんっていうの?」
「なんとかってビル? でっかいやつ!」
「……今ゾンビとか気持ち悪いの出てったから分かるはずだよもう!」
「通信機の逆探とか出来ないの!?」

やや遅れて説明しようとしているも、そういえば場所の名前など分かるはずもない
サスペンスドラマ的な謎技術に期待するが、まぁ芽は薄いだろう
となれば自身で行くしかないのだ、取り敢えず最上階なう

「……あれ、ゲートを操作してるのかな……あっ」
「……や、やぁやぁ、ご苦労様、増援に来たよー」
「って無理だよねそりゃ悪速斬だよねっ!!」

誤魔化そうとしてはみるが、パワーアーマーなどにしっかり敵性反応が出ているか、もしくは間違いなく味方反応は出ていないはずだ
迫り来る銃弾の横薙ぎの嵐、咄嗟に壁に隠れて息を潜める
その直前に振り抜いた手から放たれたカードナイフの効果を確認するのは後だ、壁越しにひょいっと星博打を束ねて投げ入れる


101 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/12/04(日) 00:04:40 ???
>>99
ええっクソッ!数が多い!
【どうっと現れるゾンビに、無線で報告する暇もない】
【そもそも考えたら、「増援がいる」と言われただけなのだ。どこから来たとか全然分からない】
ホウレンソウがなってねえなまったく…!


【BRATATATATATATATA!!左右のミニガンが火を噴き、ゾンビ達を血煙に変えようとしながら走り出す!】
【操縦桿を握るのは、ソーマタージの革手袋に覆われた手ではない。剥き出しになった血塗れのコクピットの上部から伸びる、何本かの鈍色の触手だ】

【一足先にコクピットから離れ、機体上部に陣取ったソーマタージは、手首から生やした触手を切断した】
【その腹部は血に濡れている。機内を濡らし、色んな部位に細かい触手を潜行させる為に傷つけたのだ】

どうせいくなら、派手にやってやろうじゃねえか!エエッ!?
【激しく揺さぶられ、血を噴き出しながら獰猛に笑い、跳んだ!】
【目標はゾンビ達が出てきた建物。手に握った匕首と資材で壁に取り付き、害虫じみて這い上がる!】

何もない所から出てくるわけは無え。首ィ洗って待ってやがれよ!時代錯誤のクソ虫共がァァァッ!!
【激痛と期待に叫びながら、上階を目指してよじ登る】


【崩れゆく触手に操作されたロボットは銃身を赤熱させ、ゾンビを蹴散らしながら、建物の一階に無理矢理突っ込もうとする】
【内部に潜り込んだ血の棘は、触れてはいけない様な所にも平然と踏み込み蹂躙する】
【ゾンビ達の中に突っ込ませ、自爆させるつもりだ】


102 : メラニー ◆9vmr0jXsek :2016/12/04(日) 00:05:31 ???
>>99

「……死者が、歩くんじゃあ、ない!」

目の前のゾンビの集団にめがけて突進する。
その重さと勢いでぶつかるだけでゾンビを蹴散らし、斧を振るい、力任せに薙ぎ払う。
まるきり死の旋風そのものになり、群れを削る。

「どうせキリがないんだろうが、放っておくわけにもいかんだろうしなぁ」

「おい、おーい。どうすりゃいい。破壊する目標があれば教えてくれ誰か」

柄で殴り、刃で払い、蹴り、刃を返して一閃。
白い鎧は赤黒くなってしまったが、気にすることはない。


103 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/12/04(日) 00:27:10 ???
>>100-102
日馬《スマンができん》
現実は非情である

目標の指示を求めるメラニーに通信が入る
日馬《今ゾンビが出てきた建物が例のカノッサとかいう組織が活動していた建物だ》
  《恐らく四五六君はそこだ 通信から漏れる音を聞く限り そこで戦闘がおきているらしい 援護に向かってくれ》

なお一階はソーマタージが操るロボットが暴れ回っている

ソーマタージは壁をよじ登る 二階より上にゾンビは見当たらない
窓を破って中に入っても大丈夫だろう

最後に四五六 にこやかに増援だと嘘を付くが 案の定見破られて攻撃を受ける
日馬「今ソーマタージとメラニー君が増援に向かっている それまで耐えてくれ」

通信から 2人が向かってきていることを告げられる
カードナイフや爆竹で場を凌ぐ四五六

2人がここに到達するまでもう少し…

//それではここで中断とします お疲れ様でした


104 : 四五六 七八【賽印流忍術】 :2016/12/04(日) 00:30:23 ???
>>103
「うん、知ってた!」
「……なるべく急かしてね、私が死んだ後に来ても困るから!」

銃撃が壁を削る
うちの何発かの纏う真空波圧が装束や皮膚を裂き、鮮血は溢れている
影から影に跳び逃れ、そしてまた次の影へ
光に曝された忍びは脆く、それでいてしぶとい

//お疲れ様でしたっ!


105 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/12/17(土) 21:52:57 ???
【現在の状況】
越境者は多次元に気付いてき縁をたどり 様々な世界から援軍を要請
それにより対エーカーへの戦力とすることにした

一行がたどり着いた先は現代風日本 かつて首謀者なる男が召喚した破壊神を退けたという実績を用いて援軍を強請る・・・もとい お願いするつもりだった

しかしこの世界もまた エーカーの魔の手が伸びていた
それに対処するため 一行はカノッサが利用していたビルへと急行したのであった・・・・・

【カノッサの拠点】
最上階には見慣れぬ機械と 白と淡い紫のエネルギーが渦巻いていた
越境者なら見覚えがあるだろう ゲートであり 数ある越境行為の一つに挙げられる不思議な力場

先ほどのゾンビといい エーカーはこれを用いて越境を行っているのだろう

先にだ取り付いた四五六が時間稼ぎをしている間にソーマタージは最上階にたどり着く

エーカーのPA兵の数は3 内1人は通信か何かで増援を呼び掛けているようだ
そして四五六の爆竹が炸裂し PA兵の目を晦ませる その瞬間だけは銃撃の制度が落ちた


106 : 四五六 七八【賽印流忍術】 :2016/12/17(土) 22:00:04 ???
>>105
「早く来てー、早く来てー」

と、メイン盾を待ちながら消耗戦を続ける風態で半泣きになりながら
銃弾の嵐の中で咲く花の様に七八は耐え続けていた
気を抜けば刹那、吹き散らされてしまいそうな風の荒れる中でなんとか反撃の苦無や星爆竹を投げ込み時を稼ぐ
これが今自身に出来うる最高のムーブだと確信していた
七八は己の戦闘力を的確に測る術を持っていると自負があるが、それ故に物事に消極的になりがちな面がある
仮に彼我の戦力差が五分であったとしても、彼女は戦闘を渋る
確実に勝利を掴める相手のみを選ぶと言えば聞こえは悪くないが、要するにビビりなのだ

「……あ、ソーマタージ!」
「あれあれ、援護するからやっちゃってよ!」

ソーマタージが辿り着けば調子よく、己は支援の為に星爆竹と残りのカードナイフを一気に投擲


107 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/12/17(土) 22:05:02 ???
>>105
まさかの時のスペイン宗教裁判ってな…!
【SMAAAASH!扉を蹴破り、最上階に飛び込むソーマタージ。その顔の鼻から下は酸素供給機に覆われている】
【赤く輝く眼がPA兵を捉える。数では負けるがやるしかない】


血ならまだある。まだイケるぜ…!
【白い血に染まった手の中、同じ様に白に染まった刀の表面が蠢く】
【全体を染める血が形を変え、切っ先から先を形作る。柄が更に伸び、無数の触手が纏まり合う】
【数瞬後には、赤い刀は鈍色の蠢く槍へと変貌を遂げる!】

その心臓、貰い受けるッ!!イイイヤアアアァァァーッ!!
【大きく身体を捻る。異様な緊張を持った、薄く発光する右腕から、ミサイルめいた勢いで槍が放たれる!】
【狙いは通信をするPA兵。これ以上の増援は看過できない、先に潰す事を選ぶ】

【全力の投擲の後、ソーマタージの動きは数秒止まる。命を消費する様な威力の攻撃を放ったのだ。その消耗は大きい】
【電池が切れたかの様に、投げ終えた体勢のまま動かなくなる】


108 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/12/17(土) 22:26:14 ???
>>106-107
四五六がどうにか時間を稼ぎ ソーマタージの介入を助けた
そしてソーマタージが通信途中のPA兵に狙いを定めた槍投げ

鈍色の閃光は空間を走り PA兵3の側頭部に突き立つ そのまま動かなくなるPA兵3

どうにか援軍を呼ばれる前に相手を屠ることができた がその代償にソーマタージが動きを止める
更に四五六はその思考故に積極的に前へ出るタイプではない

爆竹の残りを投擲するも その効果は決して長くない 銃口が2人に向く とその時だ

窓の外に見える人影 分厚いガラスを突き破り入ってきた人影は

ロイ「四五六!! ソーマ!! 無事か!?」
ハルバート片手に飛び込むロイ そのままPA兵2に切りかかる

ロイ「俺の世界から援軍を連れてきた!! 下はもう大丈夫だ!!」

〜その頃ビルの外では〜
オーガ「フゴォォォォォォォォォオオオ!!!」
オーガ「ごあああああああぁぁぁぁぁあああ!!!!」

身の丈3m強 灰色の肌にでっぷりと膨らんだ太鼓腹 手には原始的なこん棒や石斧を持った亜人 オーガがゾンビをまとめて蹴散らしていた

日馬「・・・・・ははっ」
その異様なる光景に異能対策本部の局長 日馬は乾いた笑いを浮かべるのであった

〜場面転換終了〜
ロイが飛び込んできたことでまた少し時間を稼いだ その間にソーマタージは復活することができるだろう

だが残るPA兵2がソーマタージと四五六の方に銃口を向け用としている 悠長に構えている暇はない


109 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/12/17(土) 22:35:57 ???
>>108
……アアッ!ビックリ…
【側頭部を軽く叩き、首を振り、意識を取り戻す。刀は失ったが、まだ戦える】
【此方にも増援が来た。攻撃も当たった。今度は此方が優勢になる番だ】

ウェッ、キモ、こわ……
【チラリと見えた窓の外。頼もしくもやっぱりアレなオーガに少し身動ぎ】
【気を取り直し、拳を握って構える。堂々としたその態度は、負ける事を微塵も考えていないものだ】


【次の瞬間、右腕が電光石火の速さで動く!腰のホルスターから小さな拳銃が引き抜かれ、PA兵の頭部を狙う!】
【BANGBANGBANGBANGBANG!BANGBANGBANG!!闇雲に放たれる銃弾。その最中にも走り出す】
【拳銃は意識を晒すためのもの。本命は銃撃も出来ない程の近距離まで接近する事!】


110 : 四五六 七八【賽印流忍術】 :2016/12/17(土) 22:39:51 ???
>>108
「嘘でしょちょっと何固まってるのっ!?」

ソーマタージの動きが止まる
彫像めいて停止したその数瞬、永遠とも錯覚させる様なか細い時の中で七八は
常ある形の数倍の思考を巡らせ策を練る
だがその全てが、自身が盾になる結末を描きそれは躊躇いを生む
恐らく半人や猫人、多くの越境者仲間ならば逡巡の間すら無く飛び出す場面
七八の、決して強固でもなく異能性も魔力も携えぬ普通の体は強張った
後に恥と自覚するのは、忍びとして決して内面に抱いてはならぬ感情……恐怖にそれを呼び覚まされしまった事と
何より、仲間に対して命を賭ける事への躊躇を認めてしまった事
どちらも修練の不足を再認識するのに充分以上であった、しかし反省は全てが終わり全員が生き残った後でいい

「……あ、お、おっちゃん……」
「……助かった!」

ロイへの呼び方も常と異なる、動揺がそうさせたのだ
だけれども事情を呑み込む、思考から今考えるべき以外の全てをオミットし戦闘モードに切り替える
短く叫び、銃口を睨み返す
そのまま腰を捻り低く転し、銃弾を避けると同時に苦無を投擲した


111 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/12/17(土) 22:51:13 ???
109-110
結果はどうであれ 今は全員が生き残った それは確かな事実だ

ソーマタージが拳銃を発砲 だがその銃弾は装甲に阻まれ痛手にもならない

PA1の銃撃がソーマタージに放たれる がその直後に飛んで来たクナイが偶然にもアサルトライフルの機関部 排莢を行う場所に飛び込み レシーバーと噛んで動きを止める

【ソーマタージにPA兵の銃撃による強制ダメージ 程度は任意】

そして接近を試みたソーマタージに銃撃はもう遅いと判断したPA兵は銃を棄てると腕部よりナイフが飛び出し ソーマタージの頭部に突き立てんと 切っ先を真っ直ぐ突き出した


112 : 四五六 七八【賽印流忍術】 :2016/12/17(土) 23:02:49 ???
>>111
「……!!」

低く背を構えたまま、回避の後の体勢のまま
不自然なその格好から瞬発的な加速、忍びの技前としなやかさを活かした駆足
フリーのPAへと奇襲的な近接を、すれ違い様に忍者刀の白刃での横薙ぎ一閃を狙った
叶えば振り向き、更に苦無を投げ付ける
己の一撃では、PAを斃す事は難しいだろうと判断した故である
もしも防ぎ、或いは躱されたとしても行動に変化は少ない
距離を離し、苦無や星爆竹を使い撹乱目的に機動するだけだ


113 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/12/17(土) 23:07:08 ???
>>111
【拳銃弾が効くとは思っていない。相手はそういうものだ。腕を顔の前で交差させ、致命傷をなるべく避ける】
【銃弾が身体を掠め、貫いていく。血霧が飛び散り、床を濡らす】
【それでも止まらない!腹部からだけでなく、肩や脚、腕からも血が溢れ、焔の残滓めいて小さく蠢いて塵と化して消える】

ナイスピッチング!流石忍者
【ここで僥倖。七八の投げた苦無がライフルの動きを止め、銃撃が止む!】
【腕の防御を解き、縦に開いた酸素供給機を見せる。その奥の、度し難い獣じみた狂気の笑みも】


【ガギンッ!!金属同士を擦り合わせたかの様な、耳障りな音が響く】
【音の出所はソーマタージの顔面、口内!突き出されたナイフを、鮫じみて尖った歯で止めた音!】
【真っ直ぐ放たれたのが幸いだった。少々無理な体勢にはなったが、こうして止める事が出来たのだから】

イイヤアアァァァ!!
【刃に噛み付いたまま、上体を大きく捻る。咥えたままのナイフをPA兵の手からもぎ取り、自分の物にしようとしているのだ!】
【サイボーグの怪力を使った、危険な賭け。果たして成功するだろうか】


114 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/12/17(土) 23:19:04 ???
>>112-113
突き出されたナイフを真剣白歯取りにてキャッチすることに成功する
そして大きく体をひねってナイフをもぎ取ろうとするが ナイフは腕部装甲に組み込まれているものなので奪取することは出来なかった

だがその動きはPA兵の体制を大きく崩すことに成功する
つんのめったPA兵 そこは四五六の刀の軌道上

胴の装甲の継ぎ目 構造上弱い部分に刃が埋まり その脇腹を少なからず抉る

PA兵「グゥ・・・!」
四五六を捕まえようと 遮二無二手を伸ばすが その手にクナイを突き刺し逃げる四五六

片手はソーマタージに拘束され 四五六を捕まえようともう片手を伸ばした状態
PA兵は致命的な隙を晒してしまう


115 : 四五六 七八【賽印流忍術】 :2016/12/17(土) 23:27:37 ???
>>114
「ピッチングって言うなし!」
「……!!」

投手めいてマウンドに立つ己を想像し、噴き出しそうになるのは刹那
余裕がある訳ではないのだ、寧ろ火の手はすぐ背に迫って来ていると言ってもいい
短くツッコミを入れる程度に済ませ、此方に伸びる手に対して苦無での一撃を叩き込む
そして離脱だ、己の役割としてはそれでいい
直後に動物的直観が閃き、その後に体が動いて、更にそれから遅れて視認し確信した
既に脇腹の傷口に対して忍者刀を突き立てる様に刺突を繰り出しつつある頃にようやく、七八は己と相対する敵に多大なる好機を見出したのだ
無論自身の攻撃力のみでは不足しているだろう
必要なのは、更にもう一手


116 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/12/17(土) 23:32:54 ???
>>114
【ナイフは離れない。そういう機巧か何かなのだろう。すんなり諦めた】
【尤も、放す事はしないが。赤い瞳が獲物を捉えた肉食獣めいて爛々と輝く】
その隙、いただき…!


【ナイフを持つ手を素早く両手で押さえ、口を放す。水の様に滑らかに動き、位置を変える】
【片手は付け根を、もう片方の手は手首を握る】
【そのまま一瞬で力を籠め───枝を折るが如く肘を一気に粉砕しようと、鋭い膝蹴りを放つ!】
イヤーッ!!

【全身が薄く発光し、体表には小さなスパークが幾つも走る】
【全力を籠めた一撃が成功すれば、一気呵成に殴りかかるだろう】


117 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/12/17(土) 23:53:23 ???
>>115-116
手を伸ばすPA兵 その手は四五六を捉えることができず
次の瞬間メシャリと装甲ごと関節が逆を向く

ソーマタージの膝蹴りがPA兵の膝を折った

怯む隙を与えず拳が降りかかる どんなに鎧を着込み 強大な武器を持ち 鍛錬に励もうとも
こうなっては素人相手でも後れを取る それが素人でないなら絶望しか残っていない

鎧に護られていようとも 振るわれる拳にダメージは蓄積し やがて動かなくなるPA兵
鎧の隙間からおびただしい血液があふれていた

ロイ「どっせい!!」
そして最後のPA兵を相手取っていたロイがぶちかましでPA兵を窓の外に突き飛ばす

地面に落下するPA兵であるが この程度でどうにかなるパワーアーマーではない
が そこはロイの連れてきたオーガの皆さまの只中である

窓の外から聞こえてくる オーガの怒号と PA兵の悲鳴 そして潰れる音 戦闘は終わった

ロイ「終わったか・・・おいこれ見てみろよソーマ あの時(デストロイザワールド)俺たちが踏み込んだ時には屑鉄になっちまってて
   碌な情報が得られなかった機械だ 完全な状態で手に入ったぞ」

日馬《あ〜・・・終わったようだな ご苦労だった 後のことは我々に任せて今日はゆっくりしてくれ 今後のことについては後日話し合おう》

日馬から通信が入り 一行はカノッサの全滅したビルから降りることになるだろう


118 : 四五六 七八【賽印流忍術】 :2016/12/18(日) 00:01:28 ???
>>117
「……終わった?」
「……なんか色々、人脈広いんだね」

よね、と再度確認しつつ懐紙で刀の脂と血とを拭き取って納刀
鉄琴めいた澄音、続く吐息は大きく深い
窓から下を覗き込み意外な増援に一言、取り敢えずビルから降りる事に

「はぁ……もー、こういうのはムガとかの役目だってのになぁ……」

スクラップヤードでよくつるんでいる鼠人の忍びを想起して溜息
ムガは自身とは異なるタイプだ、つまりしっかりと戦える
とにもかくにも休息の合間、七八は色々と反省に俯くのであった


119 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/12/18(日) 00:05:08 ???
>>117
野良犬相手に表道具は用いぬ。……だから精々、目一杯苦しんで死ね!
【哄笑と共に拳を叩き込む。サイボーグの筋力は内部の人間にダメージを与えられたらしく、血が滲み出てきた】
【広がる赤い血に満足そうな顔を見せると、最後の一撃を顔面に叩き込んで離れる】

ウワォ、エグい。参考にしよう……
【ニタニタと嫌らしい笑みを浮かべ、窓から下層の混沌を眺める。決着はついた様だ】


……そんなことあったっけ…?いやあるんだろう、言うぐらいだもん…
…やったな。解析は他の奴に任せてくれ。俺より適した人間ゴマンといるだろう
【正直覚えていないが、話を無理やり合わせる。鈍色の塵の中に転がる刀を拾うと、数度振るって付着物を払い、鞘に納める】

ここでの仕事は終わりか。さっさと帰ろうぜ。立てるよな?車とかない?
【軽口を叩いて七八とロイを見遣る。余裕ぶっているが、その実フードの下はいつにも増して青白い】
…マジで、車とか残ってないか?歩いて帰れるか…ちょっと分からんぞ


120 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/12/18(日) 00:24:28 ???
>>118
ロイ「あぁ 他にも人狼とか猫人とか幽霊とか亜神とかもいるぞ そっちは今回連れてきてないが」
彼のいた街は人種の坩堝とも言える街だった そこで人望を持っていたからこそできたことだ

ロイ「お疲れ 今日はもうゆっくりしよう」

>>119
ロイ「・・・・・・」
沈黙 その眼は『こいつ覚えてないな』という視線を送っていた

ロイ「車ならそっちの通信機のヤツに言えよ」
日馬《大丈夫だ 車は回してやる》

どうやら帰りのタクシーに困ることはなさそうだ


越境者のもたらした情報はこの世界の上層部の度肝を抜いた
カノッサなる複数世界に跨る組織 それにとってかわらんとするエーカー

この世界にもたらすであろう混乱と それに立ち向かう越境者たち
そして彼等が求める 援護

議会は混迷を極めた 人を送るのか? 送るならだれを? 知り合いもいない異世界で殉職者を出したら?
いろんな交渉の末・・・

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
お昼を告げるチャイムが鳴り響く 給湯器から出てくる熱湯をカップ麺に注ぐ
議会は物資と人員を送り 非戦闘員の越境者を預かることで一致した そして人員についてだが・・・

まさか私が送り込まれるとは思わなかった いや越境者はきっと私を御所望だったのだろう 現場で指揮をとれる 気心の知れた者である私を
もちろん単独で送られてきたわけじゃない 回復魔法の使い手であるアンジェロと 私が指揮する異能対策部隊 通称ブラックフォースの面々と一緒である

ここは狭間のスクラップヤードと呼ばれる場所 とりあえず私のいた世界と似ているが 今度どこに飛ばされるかもわからん
それに ようやっと復縁となった妻と離れて出張となったのだ これを悲劇と言わずになんと言おう

嗚呼・・・速く帰りたい・・・

―――ピピピピピピピピピピピピピピ・・・

三分たった 蓋をあけて一口すする うん美味い
・・・妻の手料理が喰いたい

//これにてイベント終了 お疲れ様でした


121 : かぶりもち ◆eZKgukyN3c :2017/01/07(土) 21:19:32 JN4iglw.
【狭間のスクラップヤード】
越境者たちは世界を巡り 味方を集めた

傭兵 冒険者 警察 民兵 軍隊 戦闘部族 人間 亜人 獣人 魔人 人ですらない者

そこに渦巻く思想も様々であり

狭義心 義憤 打算 依頼 正義 物欲 実験 冒険心 怒り

人種も思想も違う者達をまとめ上げるのは一苦労で 喧嘩や小競り合いなど日常茶飯事
彼等の話を聞き すり合わせ まとめ上げる人物が必用だった・・・


ロイ「よし いくぞ!!」
ゲートに飛び込む一行 向かった先は・・・

【荒廃した現代風世界 アルカトラズ島】
その日 一日の業務を終えたリックは 与えられた個室に向かう途中だった

この狭い島で個室を与えられるのは一握りの人員のみ そういう意味では彼は恵まれているのだろう
だが毎日狭い監獄の中で日夜働いているのも気が滅入ること

思えばこの島にたどり着く前 ギャングのトムや まだ傲慢を拗らせる前のアッパークラスの住人と ゲーティッドコミュニティで過ごした日々は
大変ながらも充実していた気がする

あの時仲違いしたミスター・ゴールドマンと その仲間は元気にしているだろうか? また再開したときは あの時のことを謝罪したいが
ある日を境に彼らの消息はパタリと消えた 死んではいないはずだが なぜ?

嗚呼 また日の当たる場所でのびのびと仕事をしてみたい そう思うのは贅沢だろうか?
今では叶わぬ夢 頭を振って考えを振り切り 自室のドアを開け

ロイ「やぁ」
アキレス「よぅ」
―――ギィ!!

なんか いた


122 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2017/01/07(土) 21:44:35 ???
>>121
上がってるぞ。……なんだ、酒やつまみは無いのか?
二分やるから持ってこい。大至急な
【ロイ達の背後から長身を生かして覗き込み、不遜な態度を取るソーマタージ】
【かつて共に戦った人物。相も変わらず元気そうでそこは何よりか】


友人の頼みだ。ちょっと付き合え
【物事は迅速に終わらせるに限る。さっさとここから連れ出そうと、顎で自分達が来た方を示す】

嫌とは言わせねえぞ。俺が怒るとどうなるか、知らないわけじゃあるまい


123 : ウルリック【牙狼】>>204 :2017/01/07(土) 21:47:31 ???
【わうん】

 神出鬼没の生きた見本である柴犬は、
 またもいつの間にかついてきていたらしく、
 現在はアワレなリックの個室の食料を物色中。

「もっちゃもっちゃもっちゃ」

 なお、略奪は戦士の道なので無問題。つまり正義である。
 神なる皇帝陛下もご照覧アレ、だ。

【人間共のアイサツの合間に食料物色タイム開始】


124 : 四五六 七八【賽印流忍術】 :2017/01/07(土) 21:49:43 ???
>>121
「やっ」

なんかいた側のひとりとして並んでいる七八
細かい部分で見れば、刀が二本差しになっていたり装束の隙間から鎖帷子が覗いていたりと変化もあるのだが分かるモノは少ないだろう

「まぁ……そういう事?」
「お願いに来た側の態度じゃないけどね」

ソーマタージの言葉に続き
そして彼とワンコの振る舞いを誤魔化すように苦笑


125 : かぶりもち ◆eZKgukyN3c :2017/01/07(土) 22:13:00 ???
>全員対象
個室を流し見ればすぐに見つかるだろう 上等そうなウィスキーが戸棚に飾られている しかも未開封だ 傍らには趣味のいいグラスも置いてある

そしてツマミであるが おあつらえ向きのサラミがあった・・・のだが すでにウルリックが咀嚼中である

リック「なん・・・え…?」
驚くリックの顔は あの時よりも肌の血色が悪く 生え際が後退していた 苦労を重ねているからであるのは目に見えている

〜なにはともあれ説明なう〜

リック「そういうことか・・・それで私の力を・・・」
眉間に皺をよせながら説明を咀嚼するリック 理解は兎も角納得した 一行の消息や この世界に違うような力(特にウルリックのことである)

リック「あいわかった 諸君らについていこう だがこちらからも条件を提示しよう」
疲れ切った顔に活力と怒りがみなぎり 血色を浴しながら一行をみやる

リック「この世界をめちゃめちゃにしたのはトライアングル社 いや エーカーなどというナチ連中なのだろう?
    エーカーはこの世界にゾンビ精製工場を持っている 今のうちに潰しておけば 奴らの力の一端を削ぐことができるだろう
    我々の平和を乱したエーカーを盛大にフxxクしてやらんと気が済まん!! 力を貸せ!!」

ロイ「あぁ…うん 行こうか?」
アキレス「リックってこんな性格だったっけ?」

兎に角 憤慨するリックは海兵隊の連中をおしのけアルカトラズを後にしようとする一行
その途中のことだ

老婆「あらあなたたち 元気にしてた?」
枯れた老婆が一行に話しかけてくる あの時ギャングが匿い 行動を共にしてここまで保護した老人たちの1人である

老婆「出かけるの? ならポストにこれを入れておいて頂戴 ここには郵便が届かないらしくてね」
と差し出した手紙は あの時分かれたギャングのリーダー トムに当てた便箋だった

少し予定が代わったが 一行は船で近場の港にむかい  軍用車に乗り込んで一路来た道を ゾンビの生産工場へと戻ることとなった


リック「FUUUUUUUUUUUUUUU!!!!! 騎兵隊のお通りだ!! 飛ばせ飛ばせ!!」
アキレス「リック・・・苦労してたのかな…」

〜場面転換〜
狭間のスクラップヤードから物資を持ってくることができたため 一行はMRE(軍用レーション)を食べながら行軍を続ける
道中 群がってくるゾンビは 疲れもなければ精神的ストレスもない一行の敵ではなく 概ね順調の道のりだった

リック「xxxxxxxxxxxxxxxxx!!!! xxxxxxxxxxxxx!!!!!!」
放送禁止用語を連発しながら銃を乱射するリックはご機嫌だったそうだが


何はともあれ 道中も半ば そこで一行は銃声を聞く
最近はゾンビ共も雑多な銃を使うものがいるが 少なくてもそれが聞こえてくるということは 戦闘が行われているということ

ロイ「誰かいるのk」
リック「助けるぞ!! 連中をフxxクできるやつは1人でも多い方がいい!!」

リックの提案により 彼らを救出することとなった
ゾンビが群がる方に舵を切る一行 ゾンビ集団のケツに突っ込む形式となった 今なら集団に対してバックアタックを仕掛けることができるだろう


126 : 四五六 七八【賽印流忍術】 :2017/01/07(土) 22:23:50 ???
>>125
「あのー、うら若い乙女もいるんですけどー……?」

どうにもこんな放禁ワードを連呼するような人物でなかったようなと苦笑
ともあれ彼の力を借りるのは絶対条件だ、ならばその依頼にも応じる他はない
最もそれらの事柄がなくとも、七八としては彼の力になりたいとの心持ちは持ち合わせている

「……あ!」
「元気元気、そっちもお元気そうで何より!」
「これ、みんなで食べてよー」

この時ばかりは七八は、年相応かそれ以下の素顔を垣間見せる事になるのだ
長旅を共にした老人達の知った顔、それを見るだけで
保存用の真空パックの羊羹を大量に差し出し、そして別れる

さてはてそして?

「……はーい、そう来ると思ってましたー」

苦笑、しかしリックの決定のそれに対して意見はない
忍者刀を抜き放ち、もう片方の腕を振るう
4枚のカードナイフが飛来、目標など定める事はしない
ある程度適当に投げ付けるだけで当たる程には的がいるのだから
その結果を見るよりも前に更に遠間に星爆竹を投擲
甲高い破裂音と閃光を撒き散らし、注意を逸らそうとしている


127 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2017/01/07(土) 22:28:58 ???
>>125
そうそうこれこれ。気が利くな
【勝手にウィスキーを手に取り、つまみを物色。ウルリックに食べられたと知ればあっさり諦めるが】

まあよくあるパターンだよな。お使いはRPGの基本ってな
【オットット、と一人ではしゃぎながらグラスにウィスキーを注ぎ、水でも飲むかの様にグイグイ減らしていく】
【だが段々と熱の入って来たリックに、怪訝そうな表情を浮かべる事になる】
……久しぶりに会うが…お前そんなキャラだったっけ?


【それから暫く】
【車内で揺られながらレーションを食べ終え、口直しのおむすび(自分で作って持ってきた)に手をつけ、攻撃の時を待つ】
あいつあんなキャラだったっけ?……おかしな奴め
【ブーメランを投げつつ、大人しくその時を待つったら待つ】


待ってました!お楽しみといこう!
【助けるのは他の人がやるだろう。獰猛な笑みを浮かべ、走行中の軍用車から飛び降りる!】
【地面を転がり砂塵を巻き上げ───数瞬後、土煙の中から無数の銃弾が飛び出す!】
【砂埃の中ソーマタージは、持ち込んだ拳銃を構え、ゾンビの集団に向けて放つ、放つ、放つ!弾が切れれば銃を投げ捨て、素早く新しい物を引き抜く】
【結局土煙が晴れる頃には、手持ちの拳銃十二丁は全て弾切れ、周囲に棄てられる事となった】

いかんな、張り切りすぎたか?


128 : ウルリック【牙狼】>>204 :2017/01/07(土) 22:29:33 ???
>>125

(やはり苦労が絶えぬか。さもありなん)

 サラミを食しながらも、疲れと経験をない交ぜにしたようなリックを見やった。
 あの別れの時、ウルリックはアッパークラスの連中を見限った。大狼となり、罵倒を浴びせた。
 そして、それゆえに、責任を果たそうとするリックはソンケイに値したのだが。

【そして、彼の憤りと復讐は正当なものであると考えた。ゆえに依頼を受けることに異論は無い】

(うむ?ギャング?お嬢(イムカ)が途中までは世話を焼いていたと聞くが)

 なお、しばらく訓練(シゴキ)を施したあとに筋が良く越境資質のある連中を幾人か連れて去ったとか。
 遙かなる戦場への誘い。舞台は大銀河。つまりそういうことだ。

 ----------

【バメンテンカン!】

(うむ、敵に対する罵倒こそ戦士のあるべき道よ)

 放送禁止用語を高らかに銃をぶっぱなすリックを、とても温かい目で見守るウルリック。
 報復と報恩。この二か条は戦士として欠かすべからずである。

【そうしていると何やら救助するという話であるが】

≪拙者はどうみても非戦闘員的な柴犬なので応援だけはするぞ。頑張るのだな≫

 わうん!とひと吠えの後におすわりをする。
 一応は、予備戦力的なムーブということにしておこう。


129 : かぶりもち ◆eZKgukyN3c :2017/01/07(土) 22:46:16 ???
>>126
ロイ「我慢だ四五六 ああいうのは鬱憤がある程度抜ければ収まる」
テンションが天元突破した輩に口答えして事態が好転したためしはない ということで抗議の声は封殺されてしまった


突き刺さるカードと瞬く爆竹 それは前方のみに注意を向けていたゾンビのヘイトをこちらに向けることに成功する

四五六に殺到しようとするゾンビであるが 弾幕を形成するソーマタージと 突撃するロイ そしてウルリックに阻まれる
これにより四五六は 反撃を受けることなく次のアクションを安全に行うことができる

ウルリックは座っている 後述を参照

>>128
リック「楽しいなぁオイ!! フゥゥゥーーーハハァァアアアア!!!!」
ソーマタージのボヤキは聞こえていない こちらは分隊支援火器を容赦なく乱射している 弾倉が空になれば 妙に手際よくリロードに入る

アキレス「いいんじゃない? 派手に行こうよ」
ソーマタージの横でショットガンを連発するアキレスが言った

銃弾はゾンビを一時押し留めることに成功するが ゾンビたちの数は多い 弾切れになるや押し留めていたゾンビが多数こちらに迫ってくるのが見えるだろう

>>128
わうんと一声お座りするウルリック その首根っこがグワシと掴まれる(確定描写)
その主は とても晴れやかな笑顔を浮かべるリックであった

リック「君がただの犬じゃないことはよく知っているのだよ狼君・・・いってこいやぁぁぁぁあああああああ!!!」
そのままゾンビ―達の最前線に放り込まれるウルリック!!(確定描写)

先ほどまではリックとソーマタージの銃弾がゾンビを推し留めてくれていたがリックはリロード ソーマタージは弾切れ
さて 生き残るには? 戦うしかないのだ


130 : ウルリック【牙狼】>>204 :2017/01/07(土) 22:56:17 ???
>>129

「わう???」

 おすわりをしていたところに、鬱憤と脳内麻薬でハッピーになっているリックに
 無慈悲な投擲を敢行されてしまった!ウカツ!

「わううううううううううん!!」

 アワレな悲鳴と共にお空にポイッチョされてしまうウルリック。
 中空より押し寄せるゾンビを睨むと、首輪にくっ付いている樽から高度数アルコールをしとどと洩らす。

【ウルリックは雪山救助犬よろしく、酒の入った小樽を首につけている】

「わうわう(そう悪くない酒を選んでいるつもりだ。たっぷりと味わうといい)」

 そして、クルリと身体を一回転させて着地すると、酒を被ったゾンビーに対して振り向き、

「ガウッ!!」

 短い咆哮。同時にゾンビ群の周囲に、火花が飛び散る。
 そのまま緩慢な動きを続けるならば、それは当然酒に引火することになるであろう!!


131 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2017/01/07(土) 22:57:51 ???
>>129
痛いから、あまりやりたくないんだけどなぁ!
【向かってくるゾンビに舌打ち、刀を引き抜くと、その赤い刃を握る!】
【そのまま扱きあげるかの様に拳の中から引き抜く。白い血が刃を濡らし、地面に滴る】

【そして見よ、その刀身を。血に濡れた柄から、それを握る拳から、青白く細かい無数のスパークが走る!】


イイヤアアアーーーッ!!
【上体を捻り、ゾンビの接近を待たず刀を大きく横薙ぎに振り抜く!】
【刃に付着した白い血はその衝撃で刀から離れ、ダーツの散弾じみて横に広がり、飛んでいく】

消え失せろ!砂塵の如く、塵芥の如く!
【ソーマタージの全身が発光する。全体電撃攻撃の予兆!】

イイヤアアアーーーッ!!!
【FRRAKKA-BOOOOOMMM!電撃は扇じみた軌道を描いて宙を走り、ゾンビたちを押し留めようとする】


132 : 四五六 七八【賽印流忍術】 :2017/01/07(土) 23:00:48 ???
>>129
「はーい、全くもう……」

とは諦観だとか容認だとか、様々な感情の入り混じった苦笑である
色々あるのだろう、しがらみだとか対人関係だとか
そう言った中で生きるという事の辛さを、家柄上少しだけ知る七八
彼と七八の違いは、まだ責任を負うには七八は若いし、それに家督を継ぐ兄がいるという点か
それに七八は越境で別の世界に逃避する事だって出来た


「ありゃ? 勇ましいね」

ポーンと飛んできたウルリック、その雄々しき背中に向けて
さてはともあれ好機だ、注意も此方に向いているし救助対象の確認と行こう
手近な高い場所、なければ軍用車の屋根にひょいと飛び乗りゾンビの群の向こう側に居るべき人物あるいは人々を見遣る
それの無事を視認出来たら気配を希薄にしゾンビ達を仲間に任せ、大回りでそれの元に向かうだろう


133 : かぶりもち ◆eZKgukyN3c :2017/01/07(土) 23:19:39 ???
>>130-131
さて 拳銃を捨て置いて抜刀するソーマタージ 突撃し矢鱈滅多らに切り分け屠る
その鼻孔に酒精を感じるだろう

投擲されたウルリックが空中で酒を撒き 火花をもって発火 辺りが炎に包まれる
ゾンビたちは緩慢な動きで逃げ惑うこともできず 日に呑まれて次々に倒れ伏す だがソーマタージは?

【ソーマタージに判定 発火:空から炎が降り注ぐ!!】
そして前方 要救助者がいる方向からは

???「xxxxxxxxxxxxxxx!!!!xxxxxxxxxxxxxx!!!!!!」
???「xxxxx!!FxxKer!!!!」

まるでブチ切れリックのようなお上品な言葉が聞こえてくるだろう

>>132
とりあえず前線を男共に任せて近場の高所に陣取る四五六
確認できた そこにいたのは

要救助者?「殺せ殺せ〜!! 皆殺しだ〜!!」
要救助者?「汚物は消毒だ〜!! ヒャッハー!!」
要救助者?「xxxxxxxxxxxxxxxx!!!! xxxxxxxxxxxxxxxx!!!!」

これまた放送禁止用語を連発する 今のリックより数倍はガラの悪い連中が戦意たっぷりにゾンビたちと交戦している図

助けいるか?と疑問に思うかもしれないが 四五六の目に1人の男が目に入る
薄汚れながらも仕立てのいいスーツを着こなし 辺りのごろつきをまとめ上げ指令を出し 軍隊へと仕立て上げる男

それはこの世界でアッパークラスと仲違い あの時袂を分けた ギャングのトムである


134 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2017/01/07(土) 23:26:07 ???
>>133
ウワーッハハハハ!燃えろ!焼けろ!そして逆さまに……おや、いい匂い……
【電撃を放ちながら哄笑していると、衣類に何かがかかる。酒の匂い】
【怪訝そうな目で上を眺めると、降り注ぐ焔の雨!】

あづっ!?あづづつつつつつ!!!
【黙示録の時が来たかの様な焔の雨は、ゾンビ諸共ソーマタージを包み込む!】
【このまま焼け死ぬかと思われたが、数瞬後にはコートを脱ぎ捨て、身軽な格好となったソーマタージが炎の中から飛び出してくる。所々焦げてるが無事な様だ】


次からはもっと考えてやりやがれ!
【野次を飛ばし、顔の煤を拭き取りながら、軍用車に一足先に逃げ込む】
【負傷はそれほどでもない。単純に機嫌が悪くなっただけだ】


135 : 四五六 七八【賽印流忍術】 :2017/01/07(土) 23:28:43 ???
>>133
「…」
「……」
「……あのさぁ!」

危うく眩暈に倒れそうになるのを堪え、誰にともなく地団駄と共にシャウト
救助の必要なく彼等ならきっとこの場の全てのゾンビ達を返り討ちにする事が出来るかもしれない
序でに言うとある意味ゾンビよりタチが悪い存在かもしれない
ただひとつの例外を覗いて

「……あ、あぁー!!」
「トーーーームッ!!」

その名を叫び大きく手を振り、直後野原を行くウサギの走力で駆ける
この銃声の嵐の中、炎までが鳴いている
今更七八の声くらいでそこまで多くのゾンビの気を惹く事になるとは思えなかった故の行動
そのままゾンビ達を斬り付けながら、トム率いる地獄の軍団に進路を向けた


136 : ウルリック【牙狼】>>204 :2017/01/07(土) 23:35:57 ???
>>133

「わう(ま、死にはせぬだろ)」

 後ろ足で頬を引っかきながら、ソーマタージの冥福を祈る()ウルリックである。
 実際、ゾンビーならともかく、生者で戦士ならば問題はあるまいて。

「わうわう(しかし何だ?あの下品な罵詈雑言は?)」

 救助対象がいると思わしき地点より聞こえているスラングの嵐に
 思わず眉根をよせるウルリックである。

(どうやら交戦のようだが、いい加減ゾンビーどもを散らすとするか)

 と、ここでやっぱり無事だったソーマタージから抗議の声。

「(>>134)わうわうわう!!(考えなしに突っ込むほうが悪いのだ。それより拙者は吶喊する。さっさと埒をあけるぞ)」

 柴犬はフワフワの毛並みを逆立てると、己の周囲に魔風を収斂させ始める。
 歪みより流れる魔力の風。サイカーであるウルリックはこの危険極まりない力を行使する。

【バチーッ!と一際強い紫電が奔り、イナズマが空中で凍結されて、一振りの紫電の刃となる】

「わう!!(ゆくぞ!!)」

 ウルリックは己の肉体の狼の因子を強くし、その毛並みを灰色に染めると、風の如く駆け出す!!
 体躯は小さく、敵の足元を切り裂き進むような動き。ゆえに吶喊に向いているだろう。

【遮るものは口に咥えた紫電刃で切り裂いて進む意図だ!戦力と合流して状況を打開。そのための鏃となる!】

「(どけい!誇りなき腐肉ども!!)」


137 : かぶりもち ◆eZKgukyN3c :2017/01/07(土) 23:54:04 ???
>>135
集団のリーダーの名を叫び 駆け寄る少女

ギャングA「Fxxk!! なんだあのゲイシャガールは!?」
突然の来訪者に対し 条件反射で銃口を向けるも

トム「辞めろ!! そいつに銃を向けるな!! あいつを撃ったら殺してやる!! 銃を下せ!! あいつらは味方だ!! 殺されてぇのかmotherfxxker!!」
スラングたっぷり交えつつ ギャングの筒先を叩いて叫ぶトム

>>134>>136
慌てて逃げるソーマタージ 車のボンネットでは 相変わらずスラングを叫びながら援護射撃をするリックがいた

そしてウルリックの突撃に合わせ ロイもまた地を駆けゾンビを屠り続ける そして・・・・・

>>全員対象
トム「よぅ お前等もフxxキンブルジョアに嫌気がさしたか?」
ゾンビを殲滅し 相対するギャング達と越境者

ロイ「あぁ ばーちゃんたちを送り届けた後にな ほれ 手紙届けてやったから切手の代金払いな」


トムの軽口に対しロイも軽口を返して再開を喜ぶ
ウルリックは男臭いモフリスト達に目をつけられているが はたして?

トム「そりゃいい それでこんなところまでどうs」
その言葉を遮り現れたのは 活力漲るツヤツヤの肌に変貌し 不敵な笑みを浮かべるリック

リック「やぁ友よ 君の力が必要だ どうか力を貸してほしい」
先ほどまでもスラングマシマシぶっとび具合は完全になりを顰め 優雅さすら感じる挙動でトムに握手を求めるリック

トム「あ? あ・・・あぁ よろしく」
その姿に戸惑うトムと

ロイ「な? 鬱憤晴らせば元通りだろ?」
四五六に苦笑を見せるロイであった

トム「とりあえずアジトに来いよ そこで話そう」
と一行を自らのアジトに誘った


138 : ウルリック【牙狼】>>204 :2017/01/07(土) 23:58:54 ???
>>137

「わう!(助けに来てやったぞ。精々感謝し、崇め奉り、拙者に食料を)」

 吶喊に成功したウルリックは紫電刃を消すと、
 思いっきりアレな要求をかます!!が、

「わう??わうわうわう」

 アワレ、ふわふわもこもこな毛並みをモフリスト共に目を付けられて、
 あっという間に男臭い筋肉質なバティどもに飲まれてしまった。

【もふもふもふもふもふ】

 小難しい話は余人に任せる。
 さて、ギャングども中々に面白い成長をしているが、
 お嬢(イムカ)の薫陶をしっかりとモノにしていたと見える。

【モフられながらアジトへ】


139 : 四五六 七八【賽印流忍術】 :2017/01/08(日) 00:02:16 ???
>>137
「……あ、もしかして私結構無謀な事してた?」

下手すれば蜂の巣であった身を想像して苦笑
まぁそうならずに済んだのだ、結果的に良しとしよう

「……さっきまでの、録画しときゃよかったよ」

トムに促されてアジトへ続く道中
ロイに小声でそんなジョークを囁くのであった


140 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2017/01/08(日) 00:03:32 ???
>>137
やれやれ、終わったら言ってくれ。ジャケットまで焦げちまったよ……
【何か薄いものでパタパタと扇ぎ、ちょっとした休憩を挟む。他の人が制圧を終わらせてくれそうだ】


キャラが安定しない野郎だな……俺以上だぜ
【リックの変わり様に眉をひそめ、一人呟く】
【人間やはり限界を超えると変な風になるものなのか】

お前らのアジト?こっちも用があるんだ、むしろお前らが来い
【アジトへの招待は不服そうな顔をする。こんな事をしている場合か、と言った具合だ】
【もっとも、他の人間が乗るのならブツブツ言いながらついて行くのだが】


141 : かぶりもち ◆eZKgukyN3c :2017/01/08(日) 00:15:42 ???
>>全員対象
ロイ「そういうなソーマ 今日はこいつらのアジトで一拍しよう」

彼等のアジトは州軍基地であった 辺りは厳重にバリケードが貼られ 見張りが目を光らせている イムカの薫陶は行き届いており 軍事に勤しんでいるギャングは私語もない
中はというと ガラは相変わらず悪いものの 様々な人間が農業やったり商売やったりと かなりの賑わいを見せ

治安の方はかなりよさそうに見えた 住人のガラは悪いが(二度目)

トム「あの時お前らと別れてから アルカトラズ島まで行けないヤツとか お行儀の悪い連中を抱き込んでここで生活している
   弾薬はまだたっぷりあるし 必用なら戦車だって出せるぜ」

ウルリックであるが 男臭い連中に連行された後は 州軍基地の中の子供たちとモフリスト第二ラウンドである

トム「お前らとの仲だ 好きにくつろいでくれ・・・と言いたいが 急ぎなんだって?」
リック「あぁ 実は・・・」

ロイ「交渉はリックに任せて俺らはゆっくりするか」
アキレス「そうだね」
―――ギィ!!

一行はその場を後にし 束の間の休息に勤しむのであった・・・・・


//それでは今日はこれで〆


142 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2017/01/14(土) 20:31:16 JN4iglw.
【州軍基地 夜】
サム「おい野郎ども聞け!!」
一行が州軍基地に立ち寄ったその日の夜 サムは警備以外の住人を集め集会を行った

サム「あの日いきなり現れやがったゾンビ共によって 俺らはこんなみじめな生活をしなくちゃならなくなった
   誰を殺された!? 家族だ!! 友人だ!! 可愛いあの子もだ!! そして何を失った!?
   平穏な日々!! お気に入りのパブ!! 週末にビール飲みながらフットボールを見ることもできなくなった!!  
   なんでこんな薄汚ねぇ恰好して!! 毎日死にそうな目に合って!! 飯は最悪!! 奴らの唸り声に夜もゆっくり寝られねぇ!!」

檀上でサムはマイクも使わず怒りをぶちまける それに呼応する様に住人も怒号を挙げる

サム「誰がやった!? こんな生活に誰がした!? あの日俺らの飯に毒を盛ったトライアングル社だ!! しかも奴らは信じられねぇことにネオナチ集団だって言うじゃねぇか!!
   ここにいる俺の友人のリック達は そのネオナチ共に正義の鉄槌を下しに行くらしい どうだお前等!! あのフxxキンナチども 俺たちの手でぶっ潰してやろうじゃねぇか!!」

賛同する雄叫びが上がる 皆が怒りの矛先を探していたのだ

サム「決行はあしたの朝!! ステイツにあるトライアングル社の各工場には各州軍が向かう予定になっている!!」

その辺の交渉事はリックがまとめ上げたらしい 鬱憤が抜けたリックの仕事ぶりは目を見張るものであった
なおこの作戦には 越境者側からも援軍が投入され 各工場に配置された

サム「俺らは近場のトライアングル本社をぶっ潰す!! ナチの手先にステイツの恐ろしさを思い知らせてやる!! ステイツこそ最強だ!!」

その言葉を皮切りに挙がるUSAの大合唱 決戦の日は近づいていた・・・


〜場面転換〜
最低限の非戦闘員とその警備を残し 全力出動となった今作戦 州軍基地の皆さまは各々兵員輸送車やら装甲車に乗り込み 殺意満点に行軍中
戦車も持ち出した辺り 本気度がうかがえるだろう

ロイ「外にいる連中はサムたちに任せて俺らは中に突入!! 証拠やらを探し出しつつ設備を破壊 脱出後はサムたちが爆撃機を使って建物を物理的に破壊することになっている!! いいな!!」
戦闘直前 ロイが一行に作戦の確認を行った

トライアングル社の前は 彼らの到来を察知してか ゾンビ共が着々と集結しつつある あまり時間を駆けてはいられないだろう


143 : 又ジ ◆.zilz3o6.U :2017/01/14(土) 21:49:19 ???
>>142
いいよなこういうの。決戦!って感じでサ……
【州軍基地。高く積まれたガラクタの上にラジカセと一緒に腰掛け、クッチャクッチャと態とらしく持ち込んだ軽食を貪るソーマタージ】
【こう言ったノリは嫌いではない……映画やゲームの中でなら、だが】

【小さくなったソーセージを口内に放り込み、コーラを氷ごと口に流し込んでボリボリ噛み砕く。眼下の狂乱を見下ろし、明日の作戦へと想いを馳せる】
……オレもアメリカに生まれりゃ、今以上に幸せになれたのかな。いや、そりゃ無いか
良くてジェイソン、悪くてフレディかチャッキーかもな俺。人の不幸を笑うな


【作戦当日!揺れる車内で器用に拳銃の整備を済ませ、全身に巻いたホルスターに納めていく】
【その数、ざっと十数丁!その上投げナイフやら刀やら、クスリやら土産屋によく売ってる厨二臭い龍のキーホルダーやらを装備している。いわば完全武装状態だ】
ちょっとやり過ぎたか?……弾切れたら捨てるしいいか
あいよ。お楽しみといこう!レッツロック!

【車のハッチを開け、共に戦う兵士たちが乗る車両の群れを見る。戦闘準備も、気持ちも出来上がっている。良い戦士達だ】
聞け!お前らはこの戦いの為に生まれてきた!!…いっぺん言ってみたかった


144 : 四五六 七八【賽印流忍術】 :2017/01/14(土) 21:51:14 ???
「あ、こういうの映画で見た事あるー……」

その様子をぼんやりと見詰める七八
彼女とて若い、故に体力はあるしテンションも低い方では決してない
だがしかしそれだと言うのに、ここまで消耗しているのは矢張りその本質にあろう
根っからのアメリカなノリに、流石に着いて行くのは困難なのである

「……ま、戦意旺盛なのはいい事だね」

そんなこんなで場面は変わる

「おっけおっけー」
「こんな事した連中に、目に物見せてやるんだから……!」

七八は、以前のこの世界での旅路を想起していた
数多くの出逢いと別れと悲喜交々があり、行き着く先はいつも老人達の笑顔
それでも彼等の大切なモノの多くが失われ、そして彼等自身も失われ、それを想うだけで七八のこころの中には青く輝く炎が灯る
忍びの精神力で抑えつけたそれを、身体中に巡らせる情熱と化した、いいエンジンの入り方だ

「……風の如しってね、準備おっけーだよ」

鎖帷子、ふた振りの忍者刀、大量の苦無、カードナイフ、星爆竹、煙玉、その他の忍具
彼女にしてあり得ないほどの重装備、それでも速度を活かせるギリギリのラインに抑えてある
いざ戦地に降り立ち、挨拶代わりだと苦無ひとつを放物線の軌跡を描かせ遥かに投げた


145 : ウルリック【牙狼】>>204 :2017/01/14(土) 21:53:30 ???
>>142

「わうわう(鼓舞も慣れたものであるな。大変結構)」

 誠に人間という生き物は驚くほど短時間に成長すると、
 つくづくそう思えるサンダーウルフ(現在は柴犬)である。

【人の可能性とは愚かしくも素晴らしいというのが別の生物としての偽らざる感想である】

 --------------

【そして、作戦当日】


(全く以って力こそ正義な作戦よな。もちろん拙者は柴犬なので非戦闘員そのものであるのは言うまでもない)

 まあ、敵をグシャっと潰す掃討戦の様相が強い。
 突入して、面倒なのを排除して、設備なりなんなり、余計な禍根を徹底排除、
 要所にビーコンでも仕込んで、爆撃誘導というのが本道か?とまでは考える。まあ、やるのは人間どもだが。

【しかし、ただ見送って終わりというのでは、あまりにも格好がつかないというのも正直ある】

>>144 まあ、ニンジャむすめもいるし、いわゆる忍犬(ニンジャドッグ)の真似事も悪くは無いか)

【尻尾をフリフリしながら、テクテクと七八についていく柴犬である。戦力に数えられても困る。犬ゆえに(欺瞞)】


>>143

「わうわう(テレ隠しの語尾のおかげでダイナシだぞ)」

 ワンコはジト目で狂人にツッコミを入れた。犬に突っ込みを入れられるフレッシュな体験!


146 : 深雪 ◆Miyuki..42 :2017/01/14(土) 22:04:39 ???
>>142
偶然か、この世界に滞在していた深雪は否が応でも彼らに協力することになったのだった。
何処ぞやで調達したカーキの軍服(サイズはあまり合ってない)に身を包み、腰にマチェットとハンドガンを引っ提げて。
――彼女なりの完全武装である。使うあてがあるかは分からないが、万が一ガス欠した時の為のものだ。
腕は素人に毛が生えた程度だが、最低限の護身になるとは考えて。

「あと、背中は任せるよ。僕って接近戦は苦手だから……」
「……それさえお願いできれば、全力でいくからね!」

すぅはぁと両手を伸ばして深呼吸すれば、前を向いて今回の目標を真っ直ぐと見据えるのであった。
ご飯もたっぷりと食べて、英気は養った。後は、それを解き放つのみである。


147 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2017/01/14(土) 22:13:35 ???
>>全員対象

サム「何事も最初が肝心だ 派手にやっちまえ!!」
その言葉に側近の1人がラップトップを開く

さして間を置かす轟音と共に現れた無人航空機プレデターと呼ばれるタイプのカスタム機
その機首には様々な逸話を残す30mmの7砲身ガトリングが装着されている

サム「始まるぞ!! 耳を塞げ!!」

そして爆撃機は通り過ぎ ゾンビ共がまとめてちぎれ飛び 後から轟音が鳴り響いた

サム「オープンファイア!! オープンファイア!!」
残ったゾンビに対し行われる銃撃 

リック「道は俺たちが維持する!! 行ってくれ!!」

その言葉に一行は赤く染まった道をトライアングル本社に向けてひた走る

最初の航空支援で大半がちぎれ飛んだゾンビであるが 全滅には至っておらず
一行の進軍を阻止すべく掴みかかってくるだろう

彼らを押し退けるか 躱し 本社の中に突入せねばならない


148 : 四五六 七八【賽印流忍術】 :2017/01/14(土) 22:21:00 ???
「ねぇ、あれさ」
「……味方だよね、味方なんだよね?」

一方的な、そして圧倒的な火力支援
濃密な弾幕が形成され、射線上は真っ赤な更地と化していく
今まで多くの戦闘の場面に立ち会って来たが、この手の攻撃は敵の所業である事が多かったのだ
どうにも不安になるのは仕方あるまい
近寄ってきた(>>145)ウルリックの喉元をわしゃわしゃと撫で回しながら肩を竦める

「……ま、助けてくれるってんならなんでもいいや」
「突撃開始、だね!」

しかしリックの合図に弾かれる様にして駆け出し、身軽にひょいひょいとゾンビ達の合間を縫って進む
すれ違いざまに刀を閃かせもするが、無力化より弱体化や鈍化が主目的
本社建築物へと向け、七八はいまだ多くが健在であるゾンビ達をすり抜け突き進む格好となる


149 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2017/01/14(土) 22:26:58 ???
>>145
そんなこと言うなよ、これは…そう、新薬の影響だ。大量の投薬治療中なんだ
なんで犬にこんな事話してるんだろうな?
【頰を掻いて目を逸らし、一人でツッコミ。犬に突っ込まれると言う、狂人でも想像しない出来事!】


>>147
日本男児の意地の見せ所だぞー!敵さんは押されてっどー!ウェッ、ゲホッ!ゲホーッ!
【爆撃に負けじと大声を張り上げ、炎の匂い染み付いて噎せる。何はともあれ粗方蹴散らせた様だ】
爆撃を聴きながら飲むコーラは絶品だな!征くぞ!!


【BLAMBLAMBLAMBLAM!!BLAMBLAMBLAM!!!銃声を響かせ、ゾンビを撃ちながら走る、走る!】
【サイボーグの怪力で砲弾めいて投げ飛ばされる弾切れ拳銃!向かってくるゾンビを弾き飛ばそうと放たれる鉄山靠!】
【暴走機関車じみた勢いで先陣を突っ走り、無理矢理道を作ろうとする!】

ダブルキルだ!間抜け、諦めろ!
【ただひたすら前を目指している為、周囲に気をやる余裕は無い】


150 : ウルリック【牙狼】>>204 :2017/01/14(土) 22:31:16 ???
>>147

「わうわう(ハイテクを運用できる程度の技術は残っていたのか?文明は崩壊しているというのに無理をする)」

 実際、乾坤一擲の復讐戦なのだろうと思う。
 あのような、虎の子を持ち出すという事は、しくじればどうしようもなくなるというのと同義。
 整備する人員も技術も、物資も、多くが灰燼と帰している中であればなおの事だ。

(まあ、火薬の臭いも爆撃の震動も慣れたものよ。精々・・・わふん)

 (>>145)不安げな七八とは対照的に余裕面であったがウルリックであるが、
 喉下をわしゃわしゃされれば、思わず、気持ちよさそうな吠え声を出したものだ。不覚である。

【突入】

 ウルリックは基本的に七八に追従する形となる。
 その小さな体躯に加えて、やたらとすばしっこいのでニンジャの脚力にも十分について来ている。
 ――が、ただ追従というもの芸が無いというもので、

「ガウッ!!」

 時折、方向転換しては、(>>149)ソーマタージの横手から群れで迫るゾンビーの足元を鋭い爪で切り裂いていく。
 柴犬にあるまじき蛮刀の如き爪がヴィジョンとして投影され、それが実を伴い肉を、腱を引き裂くのだ。

(随分と目立つ動きをするな。おかげでこちらはやりやすいというものだ)

【サイカーとしての擬態を限定解除しての擦れ違い様の攻撃である】


151 : 深雪 ◆Miyuki..42 :2017/01/14(土) 22:36:47 ???
>>147>>148
「……た、たぶん。」

七八同様、深雪もそのあまりの火力に圧倒されていた。こういう光景に味方として立ち会ったことはそうそうない故に。
赤とも橙とも言える光が彼女を照らし、熱風にぶわりと髪が揺れる。


「……来ますよ。ここは僕に任せてください!」

彼女の経験と知識が正しければ、アンデッドという輩は大抵焼却処分が有効なものだ。
ウルリックの頭をぽんぽんもふもふと撫でればいざ戦闘態勢へ。その右掌に、渦巻くように熱気が集まって――――。

「ファイア!」

――――KABOOOM!

破裂音を立てて少女の指先から真っ赤な火球が飛び、着弾と共にグレネードめいて爆発!それを先駆けに十数と放たれるは熱量の塊たる光弾!
撃ってくださいと言わんばかりに固まっていたゾンビの一群は爆炎に包まれ、やがて燃え尽きるのであった。
前衛のメンバーがある程度ゾンビの群れを蹴散らしたのを見計らえば、隙をついて彼女も後を追うだろう。


152 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2017/01/14(土) 22:55:52 ???
>>148>>150
実際 補給ままならぬ中の全力攻撃だ 特にプレデター航空機は燃料も弾薬爆薬もこの戦いでカンバンである
ヘイトも荒稼ぎしたのちに失敗ともなれば ゾンビ共の逆襲は押し留める者ではなくなるだろう

ロイ「敵の攻撃だったって言ってほしいか? 安心しろ 味方の砲撃だ」
隣にいたロイが落ち着かせようと言葉を発したが ウルリックの方がきっといい効果を生んだだろう たぶん

ウルリックはソーマタージの援護を行いながら 四五六は並み居るゾンビを掻い潜りながら本社にたどり着く

>>149>>151
アキレス「え? なんつった!?」
ソーマタージの言葉は爆音に掻き消され すぐ隣のアキレスにすら届かなかった・・・

ともあれ突入である 銃撃と共に前進し 並み居る敵を押し退けるソーマタージと グレネードめいた火球を放ち ゾンビを灰燼に帰す帆村
多少の消耗はあったものの 本社にたどり着いた

>>全員対象
本社の入り口はシャッターにより固く閉ざされていたが アキレスが素早く導爆線を設置し 起爆 シャッターに人が通れる大きさの穴が開く

ロイ「四五六!!ウルリック!!アキレス!! 製造ラインを探してビーコンを取りつけろ!! 後で爆撃機でぶっ壊す!!
   ソーマタージ!!帆村!! 2人は俺と上層部を目指し エーカーの資料なり お偉方をとっ捕まえて情報を吐かせるぞ いいな!?」

突入した一行を顧みてチーム分けを行う

【ウルリック・四五六・アキレス】
アキレス「ビーコンはおれがもってる!! 行くぞ!!」
製造ラインを抑えるために走る一行 逃げ惑う従業員(人間)を押し退け本社を駆ける

だが本社の警備員が短機関銃を構え 一行の進撃を妨げるように銃撃を行ってきた

【ソーマタージ・帆村・ロイ】
階段を上り 上層を目指す一行

進軍を阻むかのように 天井に張り付いていた化け物が 一行めがけて強襲してくる
化け物は目が退化しており 全身を粘液に包んだ人型で 四つん這いになって動き回り 長くしなる舌を銛のように使って攻撃してくる


153 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2017/01/14(土) 23:05:35 ???
>>152
お前今俺に命令したか!?
【軽口を叩きつつ、親指を立てて快諾。そっちの方が面白そうだ】
任せろ、吐かせた後も痛めつけてやる!


待て、ソーマイヤーが嫌な予感を探知……
【言っている最中に襲い掛かってくる、異形の怪物!後ろに飛びのき、転げ落ちそうになる】

クソッ…!キモいのが来たぞ!前やった時はどうやって殺したっけ……
【姿勢を立て直し、腰の刀に手を添える。向かって来たら、音も無い一閃で斬り伏せるつもりだ】
【バッテリーを消費する神速抜刀はまだ使わない。普通の居合程度なら出来ない事もないので、それで充分なのだ】


154 : 四五六 七八【賽印流忍術】 :2017/01/14(土) 23:16:41 ???
「……ま、今更っちゃ今更か」

先陣を征くソーマの背を見て苦笑
既に慣れているとはいえ、彼もまた味方側にいてよかったと思わせるタイプの人間なのだから
深雪とロイと苦笑混じりに談笑、そのやり取りは短いが、この戦の場に於いて貴重なモノだ

「……着いて来てるねっ!」

振り向かずにウルリックの気配を感じ取り叫ぶ
周囲から伸びる腕腕腕、時たま噛み付こうとしてくる頭
それらを躱し逸らし受け止め、やがて辿り着いた

「……ん、ビーコン設置ね」
「おっけ、また後で!」

ロイ達と別れて施設内を疾走、一路ラインを目指した

「……うわちょっと待って!」
「これこれー! こういうのやっぱり敵の役割だよね!」
「みんな、目ェ閉じてね!」

敵の掃射から身を隠す為に小脇の部屋に身を隠す
何やら呑気な事を、しかし素早く叫びながらも行動は終えていた
数枚のカードナイフを投げ付け、更に星爆竹に点火していたのだ
炸裂直前のそれをポイっと投擲、強い閃光と騒音が響く事だろう
なんなら多分感覚が強いであろうウルリックの耳を塞いだ
すぐに身を翻して躍り出て、更に苦無を投擲


155 : ウルリック【牙狼】>>204 :2017/01/14(土) 23:19:16 ???
>>152

「わうわう(過重労働かつ、動物虐待でそのうち訴えてやる)」

 ぷりちーなただの柴犬なので戦力外であると散々言っているのにこの扱いである。
 ロイ・ゴールドマンは間違いなく世界中のトップブリーダーを敵に回した!(寝言)


----------

【二手に分かれる】

「わう(全く、狭い通路で機関銃とは厄介なものだ)」

 身を伏せながら、唸るウルリック。
 狭い室内では大狼の変じるのも具合が悪い。さてどうしたものか。

【ウルリックのサイキックは雷撃であるため、アキレスのビーコンのそばでやるのも問題だ。
 状況がやや、ウルリックと相性が悪いといえる。いざとなれば吶喊するしかないだろうが】

(でも、拙者は犬ゆえ戦力外…もとい、ここは人間達の手腕を拝見することにするか)


【わふんと、伏せとなり、さらに七八が注意したところで両手で目を覆う。耳はペタンと閉じる】
【これは決してサボっているわけではない。適材適所である!!!】


156 : 深雪 ◆Miyuki..42 :2017/01/14(土) 23:20:12 ???
>>152
「あ……はい!」
「あんまり口は得意じゃないけど、僕もがんばるよ」

わんことここでお別れになるのはちょっと心残りであったが仕方ない。
……そんなこんなで潜入。上層目掛けて突き進むわけで、後衛に適した彼女は例によって一行の一歩後ろを歩く。

「ソーマイヤー?何なのそれ…………って!」

ふと頭上を見れば、某黒光りするアイツめいた動きをする異形の魔物が!
そこまで感覚が鋭敏とは言えない深雪は、ソーマに言われて初めて事に気づくのであった。

「(ちょっと気持ち悪い……早めにやっつけてしまたいなぁ……)」

その両生類を100倍気持ち悪くしたようなぬったりとした見た目に、何よりも先に嫌悪感を抱くのであった。

「……このっ!」
「(……弾丸だったら当たってたかな。)」

風を切って伸びてくる舌をすれすれで回避すれば、舌を伸ばすために開いているだろう口内目掛けて氷の槍を投げ放つ!
それは炎を纏っているが、槍で身体を貫いた後に内部から焼き殺すという中々にえげつないものである。


157 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2017/01/14(土) 23:38:48 ???
【一方外では】
リック「ジャイアントが出たぞ!!」
全身にケブラー材を縫い付けられた巨人が鉄骨を手にやってくる

サム「兵員を下がらせろ!! 戦車隊前へ!! 奴らを孤立させるな!!」
一行の退路を守るべく 死闘が続いていた・・・


>>154-155
ロイ「ほねっこ1㎏」
寝言をほざくウルリックに対し 卑劣なる買収を試みるブリーダーの敵であった

弾幕を形成しようとする敵警備員に対し 四五六がフラッシュバンめいた爆竹を投擲
ウルリック 遅れてアキレスが目を塞ぎ 炸裂

目を見開けばそこには光をもろに喰らってひるんでいる警備員達 四五六がクナイを投擲して1人を無力化する

のこりは4人 相手が怯んでいる時間は少ない

>>153>>156
ロイ「一流の拷問屋の手腕 お手並み拝見だなソーマ 帆村は資料探しを頼む」

ソーマタージの直観により 回避に成功するソーマタージとロイ 帆村は最後尾にいたために安全な回避ができたものとする

キシャーと威嚇音を出す化け物 だが突撃はせず長い舌をソーマタージに伸ばす 刀で迎撃するソーマタージであったが
舌の先端は硬質化されており 刀とぶつかればジャリンと音を立てて逸れるのみで切断は出来なかった

今一度舌で攻撃を仕掛ける化け物であったが 帆村の投擲した槍を嫌がりバックステップ 壁に張り付き帆村へ舌を伸ばしてきた

なお化け物は見渡す限りこの一体のみである模様


158 : 四五六 七八【賽印流忍術】 :2017/01/14(土) 23:45:12 ???
>>157
「……写真撮ってる暇はないね……」

口惜しそうに、ウルリックのカワイイムーブを目に焼き付けながら
視界は実にクリアだ、瞼だけでなく腕で瞳を隠すようにしていた為に僅かな閃光すら入り込まなかった
1人を無力化、更に腕を振り払うようにすれば別の兵士に向けて苦無が数本殺到する形で飛翔
もし届く位置に、手近に敵兵がいたのならば踏み込み刀での刺突を繰り出す事になるだろうが
そうでなければ眼前の、苦無を投げつけた相手を完全に無効化する事を優先させる


159 : ウルリック【牙狼】>>204 :2017/01/14(土) 23:47:43 ???
>>157

「わう!(乗った!!)」

 所詮は犬畜生である。欲望には忠実であった。

【ほねっこ食べて〜】

 ----------

「ガウッ!!」

 空気がいまだ閃光弾の残響の中にある間隙に、柴犬は敵に向かって決断的に駆ける。
 そのまま最接近、跳躍!!

「わうん!!

 敵一体にふわふわしっぽをぶつける攻撃。ただし帯電しているため、違法改造スタンガンばりの威力アリ。
 さらに中空で、大狼の爪を顕現させて、もう一体の敵に振り向き様に振るう!!

【二体を対象とした攻撃。残りは七八やアキレスに任せる】


160 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2017/01/14(土) 23:53:57 ???
>>157
おっと、けど誤解するなよ。拷問は情報を引き出すのには向いてないんだ。覚えとけ
けど楽しいから俺はやるけどな


硬ッ…!なんだよこいつ、飯とか食えるのか本当に?
【殆ど弾かれる様にして刀を構え直し、再び相対する】
【追撃される事は無かったが、厄介な相手なのに変わりはない】

その舌、いただきッ!
【赤い瞳が不吉に輝く!酸素供給機が鼻から下を覆い、悪鬼めいた様相となる!】
【深雪に放たれる舌。刀を収めると、それを狙って飛びかかった!】

こっちは押さえてやるから早く殺せ!一撃でだ!
【この怪物一体なのは都合が良い。他の敵に襲われる事もないからだ】
【抵抗はされるだろうが、舌を操るのを阻害しようと、サイボーグの怪力で締め上げるのだけは止めようとしないだろう】


161 : 深雪 ◆Miyuki..42 :2017/01/14(土) 23:55:42 ???
>>157
「ぐあっ……!?」

迸る鋭い激痛。じわりと滲む生温い感覚。少し前線へとでた一瞬の隙を突かれて、急所は逸れたものの脇腹を刺し貫かれたのだった。
防刃性が高いとはいえ、その先端の貫通力に対して軍服は紙に等しいもの。はっきり言って気休めにすらなってない。
そのうえ彼女の反射神経や身体能力は常人に毛が生えた程度だ。もっと言えば、(越境者全体で相対的に見ればの話だが)鈍い。

「ぐっ……ふ……。ただで済むとは思わないでよ?」

仕返しと言わんばかりに、今さっき投げつけたばかりの炎を纏った氷の槍を5本ばかり、ばら撒くように投げ放った。
痛みに意識を揺さぶられ、狙いは甘いものの下手な鉄砲も数撃てば当たるともいう。


162 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2017/01/15(日) 00:14:50 ???
>>158-159
犬畜生を無力化したところでロイとウルリックは完全に別れる

四五六がもう1人にクナイを投擲 ボディーアーマーの隙間に突き刺さり銃を取り落す
ウルリックが突撃し1人に帯電尻尾をぶつけるや 警備員は全身をけいれんさせ 焦げ臭いにおいと共に昏倒
更に狼の巨椀を具現化させて一撃 もう1人の警備員は壁に叩き付けられ倒れ伏した

四五六が最初に無力化した警備員にとどめを刺す 最後に残った警備員は?

アキレス「必殺ベティスマァァァァアアアアアッシュ!!」
ベティの甲殻で警備員を打ち据えるアキレスであった

―――ギィ!!
どんなもんじゃーいとドヤ顔ダブルハサミのベティを背負い直してなおも先へと急ぐ一行

見えた あの時と同じく 人の尊厳を奪う悪魔の食品を作り出す機会が稼働している
ビーコンを仕掛けるはここのことだろう

???「あ・・・ちょっと!!」
と一行に声をかける者があり 見れば格子の嵌められた頑強な扉の中顔をのぞかせる人間

???「捕まってるんだ 助けてくれ!! 俺だけじゃない たくさんいるんだ!!」
その男は一行に対し 必死に懇願するのであった


>>160-161
帆村に向かう舌を抑え込まんと 舌にとびかかるソーマタージであったが 間一髪間に合わず 舌の先端が帆村の脇腹に突き刺さった
しかし完全に動きを止めた化け物は 帆村の氷の槍に貫かれ 内部から燃やされ絶命した

ロイ「帆村!! クソ ソーマ!!先行しろ!! 帆村!!大丈夫か? 無理そうなら退却するか?」
軍用のメディカルきっとを展開しながらロイが指示を飛ばす

ソーマタージは先行するのなら 重役たちが集うフロアに到達することができるだろう
仕立てのいいスーツを着込んだ重役たちは皆恐怖に顔をゆがめ 資料も何もかも投げ出して我先にと逃げ出そうとしている


163 : 四五六 七八【賽印流忍術】 :2017/01/15(日) 00:23:50 ???
>>162
「……ふぅっ」

余り気分のいいもんじゃないね、と刀の血を振り払った
突き立てる瞬間の肉の感触、血の生ぬるさ、ひんやりとした鉄の怖気
これを嫌って七八は飛び道具を多用するのだ、いのちを傷付け奪う罪から少しでも目を背ける為に
しかして忍びの端くれである、感傷に浸る事などするはずもなく

「ウルリック、ベティ、ナイス」
「……あ、ついでにアキレスも」

そして標的としている機械へと辿り着いた
ビーコンセットはアキレスに任せるとして、見張りを行う

「え」
「沢山って……何それ、聞かされてないけど……仕方ないなぁ」
「……何人くらいいるの?」

鉄格子の向こうからの懇願に応じて、扉の鍵を開こうと
忍びの技術として解錠は行えるが、けれども簡易的なモノに限る


164 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2017/01/15(日) 00:26:31 ???
>>161-162
ヤバ、遅かったか。俺のセンスも鈍ったものだな
【痛そー、と眉を顰めるも、やるべき事は変わらない】
任せな。どんな風に死んでるか考えながら来てな
【この場はロイに任せ、先行する。目的を果たす為。殺す為!】


イヤーーーッ!!
【SMAAAASH!扉を蹴破り、フロアに転がり込むソーマタージ。酸素供給機が顎門めいて縦に開き、不穏な蒸気を噴き出す!】
まさかの時のスペイン宗教裁判だ。惑え!恐れろ!藁の様に死んでいけ!!

【哄笑と共に両手を広げ、重役達を追いかけ回すソーマタージ】
【捕まったが最後、サイボーグの怪力で潰されたり折られたりして、無惨に殺されるだけだ。適当な一人を除いて】
待て、しかして希望せよ───来世では俺様に遭わなくて済むかもしれんぞ?

【一人は情報を引き出す為に生かしておくつもりだ。尤も、死なないなら何してもいいという危険な考えだが】


165 : ウルリック【牙狼】>>204 :2017/01/15(日) 00:31:09 ???
>>162

「わん(猪口才な。先に進もう)」

 障害を排し、施設区画へと足を踏み入れたウルリック。
 ビーコンの設置をアキレスに促して、おすわりをしようとしていたのだが――

「わうわう?」

 見れば、鉄格子に囚われていると思わしき者共がいるではないな?
 事前のブリーフィングなどでは、存在すら認識されていなかったはずだが。

「わう(…拙いのではないか?)」

 この施設は爆撃で消滅させる。これは大前提である。
 そして、ここまで、敵を排しながら進んできた以上、帰り道が安全で快適であるはずがない。
 そういった場合に、この予定外の荷物を無事に救出してやる?

(いっそ、見つけないほうが良かった類か。我々は見捨てるという選択肢も取れなくは無いが…)

 この者達を知らなかったことにして、ビーコンを設置。まとめて吹き飛ばす。
 恐らく、もっともタイムスケジュールに抵触せず、こちらのリスクが少ないやり方である。

「……わう」

 この時のウルリックを人間風に言うならば、溜め息をついた。という奴であろう。

「わうわう(手早く行くぞ…出してはやる。が、拙者はコイツラを守るつもりはない。精々、命がけで駆けるよう伝えろ)」

 (>>163)開錠をかけようとした七八の前にずずいと出て、
 大狼の爪を顕現させて、鉄格子をもろとも斬鉄せんと振るった。

【見捨てはしないが、殊更面倒を見るつもりもないという態度でそれを行う】
【己の生を己の脚と運に駆けろ、ということだ】


166 : 深雪 ◆Miyuki..42 :2017/01/15(日) 00:31:41 ???
>>162
「ふ……大丈夫だよ。僕だってそこまでヤワじゃないから。」

ふーふーと息を漏らしながらも立ち上がり、先行するソーマを追いかけようとする深雪。
鏃のような舌が抜ければ傷口はどば、と血を吐き出す。それでもなお、彼女は立ち上がって。
はっきり言ってかなり無茶している。それであっても彼女から「やる気」は消えてないようだが。

「……行くよ。ぐずぐずしてないで。」

そう言うと、深雪は心配するロイとは裏腹に我先にと上層階へと駆け出した。


167 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2017/01/15(日) 00:47:35 ???
>>163>>165
アキレス「しってた」
ちょっぴりしょんぼりしたアキレスがビーコン設置している間

何人いるか? 四五六の問いに対する答えは予想外であっただろう

???「そっちに誰かいるのか!?」
???「お願い出して!!」
???「グガ!! ガガガガガガガガ!!!!」

奥の これまた同じような扉から声がかかる そっちを見れば老若男女がそれぞれ区分けされて入れられていた
しかも種族すら違う この世界にはいないはずの亜人まで入れられている模様 すべて合わせると100人はいる

人間「よく分かんねぇが 連中実験がどうとか言ってた」
ドワーフ?「ここはどこじゃ!? こんなところ見たことないわい!!」
子供?「へんなところだねここ とりあえずだしてくんない?」

開錠を試みる四五六であるが カードキーを開錠できるだろうか?

だがウルリックの爪によってドアが破壊されれば出てくる出てくる多種多様の種族たち

逃げよう 自分たちの運を信じて ウルリックの言葉に頷く捕虜たち 覚悟は決まっているらしい

アキレス「ビーコン設置したよ!! 後は逃げるだけ!!」


>>164>>166
ロイ「むちゃはするなよ!!」
帆村の覚悟を見たロイが共にソーマタージを追う

ソーマタージはというと 重役相手に追いかけっこをしていた
運動不足の重役の事である 次々につかまっては命を散らす 一方的な蹂躙であった

ロイ「こりゃ俺達の出る幕じゃないな 帆村 辺りの資料を持って行くぞ 選定は後 ありったけだ
   ソーマ!! 残すのは2~3人ほしいから殲滅はするんじゃねぇぞ!!」

ソーマタージに注意だけして資料をリュックに詰め込む


>>全員対象
ロイ「アキレスがビーコンを設置したらしい あと20分で爆撃機がこっちに来るぞ!!」
アキレス「ビーコン設置!! 残り時間は20分!!」

2人の声がタイムリミットを告げる 残された時間は少ない


168 : 四五六 七八【賽印流忍術】 :2017/01/15(日) 01:01:01 ???
>>167
>>165
「……あっ、これ無理なやつじゃん」
「サンキュ、ウルリック!」

解錠するにもまず穴がない
ヘンテコな装置を、カードリーダーを前に無論手が出ない七八
そこへ舞い込む力こそパワー、扉を斬り捨て開く雄々しきウルリックの姿

「……うわー、いっぱいいるなぁ……」
「健康な大人! 年配の人と子供を担いであげてね!」
「はいそこのおじーちゃん、ワシは独りで大丈夫、じゃなくてちゃんと甘んじて労られて!」
「そこの僕! ヘンテコな機械に触ったらダメ!」

頭を抱えたい気持ちを押し殺し、まるで遠足の引率めいて大声を張り上げる

「はーい、20分以内に脱出するよー!」
「絶対逸れないでね、身の保証は出来ないから!」

そんなこんなの大集団での大脱走
百人を引き連れいざ、外へ向かい脱出路を先導してひた走る


169 : 深雪 ◆Miyuki..42 :2017/01/15(日) 01:02:21 ???
>>167
「無茶なんて今までもっと経験してるよ……!」

5年も様々な世界を回り、死地を潜り抜けた末に精神力も鍛えられている。深雪はこういう所だけ意地っ張りなのであった。
暴れ回るソーマの姿を尻目に部屋中を駆け回り、引き出しや棚の隙間まで目につく場所をくまなく探し回って。
結局、ひと抱えできるほどの大量の資料をその手に抱えることになるのだった。大量である。

「うぐ……。やっぱり、ちょっと無茶しすぎたかも……しれないなぁ……ごめん…………。」

……が、深手を負ったまま激しい運動を重ねたのが災いしたのだろう。無意識にも身体は既に限界を超えていて。
かき集めた資料を手にしたまま、ロイの前でばたりと倒れて意識を手放した。


170 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2017/01/15(日) 01:02:48 ???
>>167
スマッシュ!バイオレンス!adiós rood!
【ロイ達が来る頃には、心臓を引き抜いたソーマタージが新たな標的に襲いかかろうとしていた】
どうしたアミーゴ。友人の血を見るのは初めてか?
目だ!耳だ!鼻……

【尚も殺そうとするが、ロイの声が耳に入れば残念そうに肩を竦める】
残念だよ、コンボ決めたかったのに。ホラ、立てるか?
【先程までの苛烈な勢いは何処へやら、重役の身体を軽く叩いて埃を飛ばし、手を差し伸べ───瞳が不吉に輝く!】

【手を握った瞬間放たれる、重機めいた威力のヤクザキック!膝を狙ったそれは、骨を砕いて自由を奪おうとする】

立てるようじゃ困るからな。心配するな。車までは家畜のように引きずってってやるよ
【他の適当な二人にも同じ様な事をし、首根っこを掴んで引き摺る。サイボーグの怪力がなせる技だが、流石に厳しいので持っていた銃は置いていくことにした】


マジ?早すぎね?二十分…二十分!?
【ロイの言葉に、思わず素の口調が出る。チンタラ行こうと思っていたので、出鼻を挫かれた格好だ】
【重役三人を抱え、走る!走る!走る!流石に大の大人三人を持ち上げて走り回るのはキツいのか、逃げ切る頃には酷く疲れた表情になっている事だろう】

ザ・ロックやってんじゃねえんだぞ!一旦カウントダウン止めろ!止めろー!


171 : ウルリック【牙狼】>>204 :2017/01/15(日) 01:04:05 ???
>>167

「…わう(幼子までいるのか)」

 ウルリックは今度こそ諦めたような溜め息をつくと、
 全身から紫電を僅かに発しながら、アキレスと七八に向き合う。
 既に瞳の色は金色の狼のモノへと変じていた。

『(>>168)全開で行く。そいつらの扇動は任せたぞ』

 雷球を周囲に浮遊させ、前方を睨む。
 鼻を鳴らし、敵意が濃い場所を、直感的に類推する。

(まあ、多少は生き残る可能性もあがるだろう。――やるとするか)

『グゥウウアアアアアアアアアアッ!!』

 柴犬のものとはとても思えぬウォークライを発すると、
 もっとも早く飛び出し、もっとも速く駆け、もっとも敵の妨害が集中するであろうポイントに突入する。
 それが、ウルリックが己の定めた聖務(ミッション)である。

【魔風を身に纏い、サイカーの力を遺憾なく発揮して、雷撃を放ち続けることになるだろう】

(なんたる惰弱、脆弱、感傷か!とうとう拙者もヤキが回ったと見える!!)


172 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2017/01/15(日) 01:16:44 ???
>>168>>171
子供?「うるせーこちとらハーフフットだ大人だぞ大人!!」
すくなくとも幼子はいなかったらしい よかったね

ウルリックが変身 恐ろしき狼となって駆ける
警備員を 化け物を蹴散らしなおも大暴れするなか

アキレス「こっちだ!! 急げ!!」
四五六とアキレスによって走る一同

>>169-170
ロイ「荷物が増えたよ全く・・・」
だがここにいたのがソーマタージとロイであったのが幸いしたか かなりの量の書類と 捕虜3人 ついでに帆村を確保

ロイ「俺に言ったってできねぇよバーカ!!さっさと足動かせボーケ!!」
ソーマタージと罵りあいながら来た道を逃げる

>>全員対象
ロイ「アキレス・・・ってなんだその一団は!?」
アキレス「捕まってたんだってよ 異世界からのお客さん!!」
途中で合流した一同は 入ってきた穴を爆破で今一度広げて脱出

サム「おいおいなんだそいつら!? とにかく逃げろ撤退だ!!」
リック「けが人は車内に!! 後は走って!!」

なんとか脱出に成功した一同 彼らが十分に離れた後 無人航空機による爆撃でトライアングル本社は物理的に消滅したのであった・・・

//それではイベント終了 お疲れ様でした


173 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2017/02/11(土) 20:33:26 8agnJzB6
【狭間のスクラップヤード】
ロイ「クソッ!!」

スクラップヤードに設置された宿り木の宿一階 食堂に響く声と荒々しくテーブルを叩く音
そこには主戦力となる越境者と各世界の代表者が集っているが その表情は皆険しい

日馬「さてどうするか・・・お前さんらが負ければそれに与する我々も無事かどうかも怪しいもんだぞ」

アキレス「なぁ どっかから戦闘機とか借りれないのか? 頼むよ」
腕を組み深く腰掛ける日馬と 身を乗り出し代表者を見回すアキレス

日馬「打診はした だが戦闘機もパイロットも武装も皆高価だ どこもけん制し合って事態は進まん
   ・・・それに承諾したところでゲートで通れるか不安なうえ 我々の戦闘機があの世界で通用するか・・・」

サム「チッ あの時プレデターなんか出すんじゃなかった リック他の州軍基地はどうなんだ?」
リック「ダメだ むしろ使える戦闘機が残っていること自体が奇跡だったんだ そのプレデターも もう置物でしかない」
サム「Fxxk!!」

他の代表者も概ね同じ考え そも航空戦力を持たぬファンタジー世界 戦力を出し渋る世界 飛行生物はあの毒雨に耐えられるか不明
ただ悪戯に時間が過ぎる

答えの出ぬ会議 全力突撃に一抹の希望を見出そうという案すらも現実味を帯びる その時だった


”越境者諸君に告げる大迷惑ゲリラ放送番組・・・”
ロイ「アキレス!!」

リュックの中からくぐもった声 アキレスが慌ててリュックの中からラジオを取り出す

“ワイ・3・レディオォォォォォォォォ!!!!!”
“今日もこの俺ショーグン・Gがお届けするぜ”

仲間の危機に 有用な戦力確保に 情報収集に大きな助けとなっているラジオ放送
その言葉に耳を傾ける一行 もたらされた情報は・・・

“先日大規模なゲートが開き 古い快速船のような宇宙船が 三連太陽系の名もなき惑星に不時着した”
“エーカーはこの事態が会社の脅威となる危険性を考え 部隊の派遣を決定したそうだ”
“全くご苦労なこったな 次のニュースだ・・・・”

その言葉に顔を見合わせるロイとアキレス

ロイ「快速船のような宇宙船・・・」
アキレス「三連太陽系・・・グレル教の・・・」

ロイ・アキレス「「ウォリアー号だ!!」」
まさに天啓だった 事情を知らぬ他世界の代表者

アキレス「超が付く科学を自在に操る霧の塔 あいつ等の力が借りれれば・・・!」
ロイ「衛星をどうにかできるかもしれん!! 戦力を集めろ!! 準備急げ!! ゲート開け!! エーカーより先にモリアーノ達を保護するぞ!!」

慌ただしく準備に入る一行 絶対に逃せぬ好機を勝ち得んと動き出すだろう


174 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2017/02/11(土) 21:35:40 ???
>>173
何やら面白い事になってるみたいだな?
プレステでも発売されたのか?それともWii?
【紙パックジュース片手に彷徨いていたソーマタージが、慌ただしく動き回る人々を避けながら現れる】
【ラジオ放送は聞いていなかったので、何が起きたのか彼はまだ知らない】

何か知らないけど頑張っびー。……で、何があったんだ?


【話を聞く内に、赤い瞳を爛々と輝かせ獰猛な笑みを浮かべる】
【ようやっと良いニュースを聴けた。一気呵成に攻める】
ペイバックタイムってヤツだな。わかるとも
俺も同行しよう。奴らに痛い目見せられると思うと、心とアソコが奮い立つぜ

【腕、顔、腹。様々な部位を覆う包帯を脱ぎ捨て、適当なマネキンに掛けていたハーネスやらベルトやらを装備!】
【刀を携えた狂犬はコートを翻し、哄笑と共にゲートへ向かう!】

奴らを悲しませよう!苛立たせよう!ついでに殺そう!!
ノッてきたぜ。ミュージックスタート!お前に言ってんだよ


175 : メラニー ◆9vmr0jXsek :2017/02/11(土) 21:38:41 ???
>>173

「これも女神の思し召しかねぇ。賽子を振って振って、今のは土壇場で達成値に届いたってあたりか」

「で、その星空を渡る船にどうやっていくんだい」

鎧姿の狂戦士は、そう言ってヘルメットを被りなおした。
彼女が他世界から借りてこれた軍勢は、悪魔の蔓延る地球型世界の人たちだ。
『日本解放戦線』を名乗る彼らは、とある女神を旗印に動いている。発達したテクノロジーも保有しているが、さすがに宇宙の知識はない。

「……何するにしても、彼らは留守番だろうか」

それとも全軍突撃とかしちゃうのだろうか。
彷徨う目線はロイに向けられる。


176 : ウルリック【牙狼】>>204 :2017/02/11(土) 21:40:40 ???
>>173

「わうんわうーーん」

 スクラップヤードにおける犬コロの日常。
 基本的に貴重な食料をガメたり、アキレスの髪をむしゃむしゃ咬んだりと
 そこそこ悠々自適に過ごしていたり何だったりするのだが、

「わうーん!!(ええい童ども!来るでないわ!!)」

 今日もまた、越境難民に子供たちに追っかけまわされているウルリック。
 そう、もっふもふの毛並みの柴犬ゆえに格好のおもちゃ…もとい精神安定のためのアニマルセラピーの贄?
 何にせよ、戦士の道とは程遠い扱いを受けているのだ!

【なお、道理も知らぬ童に爪を振るうほど狭量ではない。ゆえにやられっぱなし。解せぬ】

「…わうん」

 一通りモフられてへっとへとになっているウルリック。
 さっそくチョッパってきたリンゴをモグモグと齧っているところだ。

「わうわう(ふむ、余人共は何かとせわしないものだ)」

 基本的にスルーして食事を続けているわけだが、まあ何人かの越境者には、
 明らかにヒマしているこのアホ犬が目に付くだろう。

【戦力としては、アホ犬であるが手軽に運べる重戦車一台といってもいい威力である。持ってけば有用であろう】
【巻き込む方法?そんなの首輪引っつかんでゲ-トに放り込めばいいのだ】


177 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2017/02/11(土) 21:41:46 ???
>>173
「……」

フルスクラッチ製の、何時ぞやの機動兵器のミニチュアモデルを弄っていた
ヘルメスの靴の一部に追加された装甲板を軽く撫でていた
なぜだろうか、追憶の中に身を委ねる時と言うのはいつだって急なのだ

「……ウォリアー号……?」
「ウォリアー号!?」

その名前を一度呟き、次の反芻は大きな反応と変わる
宇宙を駆ける帆船とクルー達、AIの友、そして虹を追って消えた機動兵器
全ての想い出が光と共に半人の瞳の後ろの部分を刺激しそれは、

「……行きましょう、急がないと」

その体を突き動かす原動力とするには、余りにも充分過ぎているのであった


178 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2017/02/11(土) 21:50:20 ???
>>174
ロイ「いいねぇ 勝ったと確信している輩の鼻を明かしてやるのは大好物だ」
その言葉にニヤリト笑みを返す

>>175
ロイ「使えるなら連れてこい!!」
//連れていくかどうかはメラニーさんに一任します

>>176
アキレス「・・・フッ」
いつも髪をぐしゃぐしゃにしてくるアホ犬である
がきんちょにモフられ倒した姿を見てご満悦 と言わんばかりに笑みを浮かべる

そしていつものようにだらけようとしているウルリック その首元がグワシと掴まれる(確定描写)
そこにいたのはは朗らかな笑顔のリックである

リック「やぁ暇そうだね狼君 ついでに行ってらっしゃい!!」
とゲートに向けてぽいっちょされる!!(確定描写)

>>177
アキレス「先走るなよティースタン エーカーも狙っているらしい!!」

>>全員対象

アキレス「よしいくぞう!!」
ロイ「俺のセリフ!?」

一行はゲートに飛び込んでいく その先は・・・・・

【三連太陽系 名もなき惑星】
砂と岩とで形成された 生命の伊吹感じぬ惑星 かろうじて空気があるのは 一体なぜだろうか?
兎に角一行はその世界に降り立った

ロイ「さぁて 御目当てのウォリアー号はどこか・・・」
アキレス「エーカーにも気を付けないと」

一行はこの世界の捜索を開始する まだエーカーの姿はない 探して 探して・・・

アキレス「あった あれだ!!」
そこには大破した帆船 だがその面影は残っている ウォリアー号だ 一行は罠に警戒しつつ ぽっかりと開いた大穴から内部に入る


中は酷いものだ そこかしこに血の跡 転がる死体 照明は乏しく 時折壁の配線から火花が散っている

そしてブリッジにたどり着いた時だった

???「動くな!!」
男の声 向けられる銃口とフラッシュライトの光 眩しさに目がくらむ中 そこにいたのは

バートン「おm・・・・t・・・kだsい 敵では・・・・りmせん」
モリアーノ「どうやらお互い死に損ねたらしい お元気でしたかな?」

ホログラフが灯り ノイズ混じりの姿はAIのバートン そして血濡れの破けた宇宙服に身を包んだモリアーノ
そしてウォリアー号スタッフ おおよそ30人の姿であった

モリアーノ「今は再開を喜ぶこととしよう さて この襤褸船に何か御用ですかな?」


179 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2017/02/11(土) 22:02:15 ???
>>178
「え、えぇっ……!」

アキレスに釘を刺されて、そこで始めて自らが浮き足立っているのだと自覚した
落ち着かないのだ、こころの均衡が崩れ掛けている
焦燥、半人の体を蝕む感覚をそう表すのが最も相応しい
それから、砂漠の惑星に降り立ち深呼吸
まぶたを下ろしてから開き、それを二度繰り返す
そうする事でようやく、この現状に於ける平静を辛うじて取り戻しかけつつあった

「……あれか、……あれが……!?」

しかしそれも、破壊に見舞われた闘士の船を見付ける迄の短い間である
砂を踏み締めて駆け寄る、内部に潜入を果たす
途中の亡骸に知った顔があれば彼等の安寧を祈り、やがてそこに辿り着いた

「……ご無沙汰、しております」

一同に対して恭しく、しかし嫌味っぽさのカケラも与えぬ所作で一礼

「お力を、お借りしたく……馳せ参じました」


180 : ウルリック【牙狼】>>204 :2017/02/11(土) 22:03:16 ???
>>178

「わうーーーーーん(おのれーーーーーーー)」

 身勝手な人間の自己中心的な思惑のもと、何ら罪の無いワンコロが
 ゲートに投擲されました まる

 ------------

【名も無き惑星にて】

「わうん(旧式艦か、よくもまあカタチが残っていたものよ)」

 捜索の間、特に役に立つこともなくただ着いてきて食料を浪費しまくり、
 アキレスの毛根に重篤なダメージを与えるばかりだった柴犬も艦の発見に少しは関心が出てきた様子。

【臭いで生存者の存在は凡そ把握できていたため、ブリッジへ向けてまっすくにペタペタ歩く】

「わうん(貴様等がコヤツラ(ロイ達のこと)の知己か?)」

 柴犬はさも当然のようにモリアーノに確認を取りながらも、
 AIのバートンには敵意に近い警戒を向けながらもボロ舟と成り果て艦の内部を確認する。

【終焉の遠未来において自己成長型のAIは禁忌に近い技術とされている。
 不和の時代に起こったネットワーククライシスからの機械生命体の叛乱など多くの悲劇があったゆえ】

「わうわう(コヤツラは越境可能な戦闘艦を欲してやってきた…が、正直、動く状態なのかこれは?)」

 ここで自分を含めていないところが、ウルリックの微妙なスタンスを表してるともいえる。
 何だかんだで救助に駆けつけていたりと、軽薄とは程遠い働きはするのだが、どこかで線を引いているゆえ。


181 : メラニー ◆9vmr0jXsek :2017/02/11(土) 22:04:11 ???
>>178

「ふむ。……えーと。お前ら、宇宙エンジニアリングとか、そういう知識とか、あるのか。とにかく宇宙に関係するようなのだ」

腕を組んで、とりあえず連れてきた彼らを見る。
挙手をするものは皆無であった。宇宙船がどうのこうのという場面ではちと運用できないか。

「そうか。なら、とりあえず私だけで行ってくる。女神の加護がきっとあるだろう」

面子もちらと確認し、わざわざ貴重な戦力を引っ張る必要もないと判断。
右手で拳を作り、ゲートに向かう。握られた拳からは不可視の魔力が、液体のように滴り、一部は柘榴の香りを出力する。
加護は得た。であるなら、例えどこであろうと恐ろしいところはない。

――

とは、いったものの――
こうも死の荒野が延々と続くようでは、何やら薄ら寒いものがあった。

「少し昔、いわゆる現代的な世界でのんびり休んだことがある。映画ってのを見たんだ」

「マーズっていう星に取り残された、星空を征く戦士であり学者である男が、己の技術だけで死の荒野たるマーズを、助けがくるまで生き残るという話であった」

「何がいいたいかというと、要するに、私たちは今、この星が少し機嫌を変えるだけで、死ぬんじゃないかという心配だ」

などと、彼女にしては少し弱気な発言をしつつ、大破したウォリアー号の内部に侵入。
何やら目的地らしいところに到着したようだ。生存者にも歓迎されているように見える。

「えー、あー……あんた達を戦力としてこちらに迎え入れたいっていう話をしにきたんだと思うがー」

ロイに視線を向けて

「細かい段取りはそこの強面の男がしてくれるんじゃないか」


182 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2017/02/11(土) 22:07:47 ???
>>178
ひでえ星だな。レッドショルダーとかいそう……
【はためくフードの奥で眼を細め、過酷な惑星に舌打ち】
【長居しても良いことは無さそうだ。さっさと見つけようと、ホルスターから粗末な自動拳銃を引き抜き、捜索。そして……】


だいぶボロボロだな…。動くのか?アレ…
【無残な物だ。面影のある船体には穴が空き、見る影もない】
【内部も酷い有様だ。壁の血に触れて死体ができた時期を探り、飛び散る火花に驚いて尻餅をつく】


死に損ねたのはお前らの方だろう?俺らは元気百倍さ
【漸く見つけた生存者。見知った男、モリアーノとAI】
【懐から取り出したサングラスでフラッシュライトに対応しつつ、目だけを動かして僅かなスタッフを見やる】

エーカーを殺すのに、お前らの技術が必要だ。付き合え
【ごちゃごちゃ話すのは好きではない。単刀直入に切り出す】


183 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2017/02/11(土) 22:23:36 ???
>>全員対象

ロイ「・・・とまぁそういうことだ」

モリアーノ「ふむ・・・バートン」
一行の説明を聞き 暫し考えるように顔を伏せ AIを呼ぶ

バートン「船長 現在こ・・・h・・・の反重力h…置が破損しtいrtめ 大気圏外hの離脱h困難dす」
帰ってきた答えは非情なものだった

アキレス「じゃあウォリアー号で衛星を迎撃は・・・」
バートン「dすが…」

アキレスの言葉を遮りバートンが続ける

バートン「私をすpロールにつれt行ってmrえれば 奴らのシステムにハッキングs 衛星を無力化することh可能dす」
ロイ「できるのか?」
バートン「週末の遠未来g相tでも なnとksてみせましょう」
ロイ「おーけい 決まりだな」

ロイの言葉 モリアーノも頷く

モリアーノ「総員耐寒準備 バートン メインシステムパージ これよりスプロールで敵衛星落しの妨害を行う いいな」
その言葉と共に物資を掻き集め 脱出を開始するクルーたち カメラのついた記録媒体が降りてきてモリアーノの手に収まる

カメラから出てきたのは小型のバートン そしてウォリアー号が沈黙する

バートン「この船からパージされる前に越境反応を検知しました おそらくエーカー社のようです」
ロイ「ゲートはどうだ トンズラできそうか?」
アキレス「開いているけど…全員にガス前に接敵するっぽい」

そうこうしているうちに外が騒がしくなる こちらを殲滅せんとするエーカーのアンデッド部隊が迫ってくるのがわかるだろう

一行は入ってきた穴から外を窺う

ロイ「見た限りブレイン(アンデッドの指揮を行えるゾンビ)が5体 アボミネーション(アンデッドの巨人)3体 他ゾンビいっぱい 任務は時間稼ぎ その後離脱だ 行くぞ!!」

そう言って飛び出すロイ達 

フィールド情報 荒地
岩と砂だらけの土地 草木はみる限り枯草が少し
空は快晴 雲一つない青空が広がっている

岩は礫に使えそうなものから身を隠すことができる程度に大きなものまで様々である


一行は強襲により先攻が取れる状態であるとする


184 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2017/02/11(土) 22:36:10 ???
>>183
「……え?」
「バートン、貴方って取り外せるんですか?」
「それに、そんな簡単に船を放棄してしまっても……?」

てっきり船に定義付けされているとばかりに思っていた秘書官AIの言動に驚きを隠せない
更に言えば大破しているとはいえ、ウォリアー号をここに置いて行ってしまう結論に達する決断力にもだ
いや、確かにそれしか現状手はないのは事実なのであろうが

「……ふむ」
「なるほど、では……」

そして敵襲、ゾンビ達だ
ムガらに聞いた新型の大型ゾンビもいるらしい
半人の両脚に力が宿り、飛翔、乾いた大地に着地
砂が捲き上り赤銅色の風に拐われて飛んで行く、快晴の下で直立
赤刃を抜き放ち陽光に翳した、さぁ、太陽の敵を斬り払わねばならない

「……参りましょう」

ヘルメスの靴の装甲板を撫でて、そして起動
イヴィアの虚空の刀を六振り、宙に従えて超加速でゾンビの群れに接敵
虚刀を持ってしてゾンビ達を斬り払い、ブレインを目指し突き進む
先ずの目的はブレインを沈黙させる事だ


185 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2017/02/11(土) 22:36:17 ???
>>183
そうやって持ってくんだ……。なんか意外……
【動き回るクルー、パージされるバートンをポカンと眺め、気の抜けた発言】
急げよ。俺が敵なら無双ゲーの雑魚並みの数を送って来る
『悲しみが来る時は、単騎ではやってこない。必ず軍団で来るのだ。』ってな


思ったよりお早い到着で…!
【大穴から双眼鏡で敵を窺い、嫌そうな表情を浮かべるソーマ】
【またあの巨人だ。クソ面倒な。かつての戦闘を思い出して憂鬱になる】
また皮膚張り替えなきゃいけなくなるのか…ッ!

【飛び出したソーマタージは、ゾンビの群れへ砲弾じみて一直線に駆け出す!】
【酸素供給機が蒸気を吹き、瞳が危険な輝きを帯び───横回転しながら地を滑る!】

イヤーッ!!
【半ば寝転がるかの様な姿勢で滑るソーマタージ。その手には赤い戦場刀が握られている】
【広範囲のゾンビの脚を切断、動きを止めようとする!滑るブーツが荒野に幾何学的な意味の無い紋様を描く!】


186 : メラニー ◆9vmr0jXsek :2017/02/11(土) 22:36:25 ???
>>183

「緊張感のない面の連中をよくもまぁゾロゾロと……」

黒い戦斧を虚空より出現させ、握る。
精霊達がもたらしたこの斧が、数多の敵の血を染み込ませた刃が、今更死人に後れを取る訳はない。
そう絶対の自信をもち、彼女は一歩、前に出る。アンデットを前に、口上による威圧は不可能だ――故に、口数は少ない。

「――女神よ、我が振る賽の目をご照覧あれ


187 : メラニー ◆9vmr0jXsek :2017/02/11(土) 22:39:46 ???
//途中送信!

「緊張感のない面の連中をよくもまぁゾロゾロと……」

黒い戦斧を虚空より出現させ、握る。
精霊達がもたらしたこの斧が、数多の敵の血を染み込ませた刃が、今更死人に後れを取る訳はない。
そう絶対の自信をもち、彼女は一歩、前に出る。アンデットを前に、口上による威圧は不可能だ――故に、口数は少ない。

「――女神よ、我が振る賽の目をご照覧あれ!」

それでも、祈りの言葉を紡ぐ。
女神がそうあれと望む限り、女神がそう見たいのだと願う限り。
女神を狂信する、賽子の騎士が動きを止めることは無いのである。

――そして、彼女は弾かれたように飛び出した。
狙いは指揮官よりも、大型兵器として運用されると想像できる巨人ゾンビである。
死の旋風となり、ゾンビの有象無象をその体当たりでつぶし、斧を振るいまとめて蹴散らし、適当な巨人の一体に突っ込んでいく。
このゾンビの防壁により、彼女の得意とする突進の衝撃は巨人に届かないが、気にしてはいられない。


188 : ミスカ・リ・エリッタ【白華魔導】 :2017/02/11(土) 22:40:32 ???
>>183
「……お疲れさまでした」
「もう戦わなくていいんです……安らかに眠っていてください」

ミスカはグレルの支配していた世界の住人とは面識がない。
しかし生まれた世界の違いなど、越境者たるミスカにとってさしたる差異ではないのだ。
死の大地を踏破する最中でウォリアー号の乗組員の遺体を見つけ、哀しげにそっとその眼を閉ざした。

「”いずれヴァルハラで”」

そうして宇宙線の内部に侵入した後も、彼等の亡骸を見つけては眠らせて回り、それで出足が遅れたようだ。
ミスカが到着する頃には既に話は纏まり、スプロールへの侵攻作戦が決行される手前であった。

「死を愚弄するあの組織を……私は許さない」
「でもその前に……死してなお囚われているあの人たちを……」

立ち塞がる無数のアンデッドを眼にし、ふつふつと怒りがまたこみあげてくるのが判る。
皮肉にもその名にちなんでか、死はエリュシオンの中でも最も尊いモノとされる。
この世のケガレから解放され、天井へと召されると信じているからだ。
しかしこれを見ればどうだろう、腐り切った肉体に鞭打たれ、これのどこが尊いと言えるだろうか。

ぶち、と頭の中で決定的なナニかがブチギレる音が響いた。

「助けます」

ゆら、とミスカを取り巻く空気が変わる。それは眼に見えて遠景を歪ませる程だ。
振るった右腕に、純白の剣が握られる。光より召喚されたそれは意識されたものではない。
無意識下に生み出したすらりと長い魔力の剣。それを一瞥、二、三度振るって感触を確かめれば頷く。
そのままミスカは手にした”力”を振るわんと構えた。力強く弓を引くようなその構えは奇しくも――


189 : ウルリック【牙狼】>>204 :2017/02/11(土) 22:43:28 ???
>>183

「グルルルルルルル…ッ」

 ノシノシと艦より姿を現したとき、
 既に柴犬は強大なる雷狼へとその姿を変じている。
 イクサの気配。闘いの歓喜。これこそが戦士の道である。

『巨人は拙者が引き受けよう。アレを倒す火力を絞り出すのは容易ではあるまい』

 金色の瞳に稲妻を湛え、灰色の剛毛の周囲が帯びた魔風がバチバチと放電している。
 一歩、大地を踏みしめるごとに、土が凍りつき、バキバキと音を鳴らす。

【体長3メートル以上、体重は優にトンを越える。
 このように開けた場所であればその巨躯は最大限の効果を発揮すること疑いなし】

「グルルルルルル」

 唸るウルリック。強襲にあって初撃こそが最も重要。ゆえに固定砲台の如く最大火力をぶつける好機。
 乱戦となれば使えぬ大規模術式を用いるならば今なのだ。

【琥珀の魔風…ガウルが収斂され、鋭い牙が生え揃った口を大きく開く】

 ウルリックの周囲に幾つものルーンが現れては形を変化させ、
 やがては口中に積層型の魔方陣を構築するに至る。

【収斂する魔力に大気が鳴動し、その輝きはもはや直視すれば目を灼く程だ】

「グオオオオオオオォォォォンンン!!」

 神鳴り…正に荒ぶる精霊の鉄槌がごとき膨大なエネルギーを伴ったサンダーブレス。
 否、もはや荷電粒子砲に等しき、巨大なるエネルギーが迫るソンビの一群とアボミネーションの一体に向けて、
 その獰猛なる威力を開放した!!10ギガワットを優に越える超絶な量の電力が射出されたのだ!!


190 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2017/02/11(土) 23:01:59 ???
>>184
バートン「元々は既存の宇宙船に後付けされたAIなんです それに時間がないのでしょう?」
その言葉を発するバートンに悲哀の色はない

バートン「この船には思い出が詰まっている だけど 今は浸るときじゃない エーカーの件を片付けたら ゆっくり治してもらいますよ」

そして飛び出すタェンティース ブレインを屠らんと

切り払い 突き刺し ブレインまであと少し出てくる装甲版を張り付けたゾンビを屠

―――ガギン
その刃が阻まれる 防いだのは確かにゾンビ
だが死人らしからぬ柔軟な動きでブレードを振るいタェンティースの一撃を防ぎ突撃を阻む

返す刀でブレードを袈裟切りに振り下ろしてくる

ロイ「拙い・・・タェンティース!!」
そこは敵陣ど真ん中 ブレインは後退をはじめ 辺りのアンデッドが群がり始める

ロイがそれに気づき突撃を開始する だが 遠い

>>185
バートン「USBコネクタがあればダウンロードも可能ですよ どうです?」
などとおどけて見せるバートン

軍団の脚を止める(物理)ことにしたソーマタージ
緩慢な動きのアンデッドは簡単に足を切られ地面に転がる

アキレス「妙に動きのいい奴がいる!! たぶん新型!! 気を付けて!!」
その注意の直後 滑るように移動してきた ブレード装備のアンデッドがソーマタージに向けてブレードを振り下ろしてくる

>>186>>189
重戦車もかくやな突撃で戦場に道を気付くメラニー その動きを止められるアンデッドはおらず 大地が血に染まる
その頭上 艦より現れた大神ウルリックが威風堂々と現れる

収束する魔力 いくつものルーンが煌めき 放たれる極大の一撃は巨人に吸い込まれ・・・・・

アボミネーションの装甲版がはじけ飛んだ

先の戦いで2体のアボミネーションを屠る大戦果を挙げたウルリック だがそれは敵にも知られ 装備のアップグレードにつながった
科学 魔術 双方の英知を終結させた ウェブラルアーマー それがウルリック渾身の一撃を弾き飛ばした

周囲のゾンビはその余波であらかた消し飛び アボミネーションは一体が中破 なれど驚異的な再生力ですぐに全快となってしまう

そしてアボミネーションは接近してくるメラニーを捕まえんと 身をかがめて手を伸ばしてきた

>>186
アキレス「ミスカ 余り無理はしないで」
すぐ隣でトレンチガンを構えるアキレス ミスカの援護に回るつもりだった

前線で一行が戦っているが それに構わず 別方向からやってくるアンデッド
もうすぐ攻撃可能圏内にたどり着こうとしている

アキレス「来るぞ!!」
トレンチガンを構えるアキレス 攻撃可能圏内に アンデッドが入った


191 : ウルリック【牙狼】>>204 :2017/02/11(土) 23:06:17 ???
>>190

『厄介なことよ…』

 しかして、その戦意は全く衰える事無く、むしろ敵を屠る気概が高まってく。

「ガアアアアアッ!!」

 周囲に雷光を纏わせたまま吶喊。重戦車に匹敵する質量そのものが武器となるのだ。
 ソンビの群れ、小銃を撃とうか、小兵などいくらの障害となろうか。

『どけいッ!ザコ共がッ!!』

 ギロチンの如き鋭い爪。或いは大木の如き尾。
 それらを用いて敵の群れの突破を図りながら、巨人めがけて一直線に突っ込んでいく。


192 : メラニー ◆9vmr0jXsek :2017/02/11(土) 23:08:13 ???
>>190

「鈍い! 重い! 遅い!」

「不死の軍勢を名乗るにしては、鈍臭すぎるわ!」

巨人が伸ばしてきた手に対して、前進を止めるどころか、勢いを増して駆ける。
捕まろう、というのではない――その掌を、飛び越え、手首にと着地。
あとは腕を通路に走り抜け、その首を、大木に対して鉞を打つようにして、落とそうと。そういう魂胆である。
かつて、ソーマの居城を襲った奇妙な巨人に対して、似たような作戦をとったことがある。
あの時はうまくいった。では今度はどうだろうか。


193 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2017/02/11(土) 23:10:02 ???
>>190
新型!?しゃらくせぇ!殺せるのなら新旧関係無えよ!
【地面に転がるアンデッドの頭に、次々と放たれる全力のストンピング!】
【頭蓋骨ごと脳漿を叩き潰し、動きを完全に止めるつもりだ】

【言われて見るとなるほど、いた。あれが新型とやらか】
【ブレードの動きに合わせ、腰を反らす様に姿勢を低くする。酸素供給機が縦に開く!】

【ギャリィィッッ!!金属同士をすり合わせる様な、嫌な音が響き渡る】
【振り下ろされたブレードを、狂犬めいて鋭い歯で咥え止めた音だ!】

イィィヤーッ!
【その状態のまま上体を捻るソーマタージ。ブレードをもぎ取り、自分の武器にしようとしているのだ】
【死者とサイボーグの膂力比べと言った所か。悍ましい勝負の中、ソーマタージの右眼は愉悦の色を湛える!】


194 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2017/02/11(土) 23:10:13 ???
>>190
背を焼く気配は誰のモノであろうか
大気そのものが、空間そのものが白熱し迫るようだ
だがしかしそれは味方の発するモノなのだと、仲間達の力なのだと本能で理解出来た
ならば畏れる事はない、ただただ踏み進めばそれでいいのだ

「……!?」
「なるほど、やれる、出来る」
「けども今は、」

躊躇はない
その先の世界を覗き込む事に恐怖はない
そうしなければ半人の時は永遠に止まってしまうのだから

「あらく……」

ブレードゾンビのしなやかな動き
間違いなく強敵だ、場合が場合ならば斬り結び合う事をむしろ望む程に
それでも今は大きく跳び退いて距離を取る
六の虚刀を自身の前方に配置し、魔力膜を張り巡らせる
赤刃のジェネレイターを起動させた、逆位置に刻まれたルーンが獰猛な煌めきを帯びる

「……レェェェェェェッッッムッ!!!!」

赤刃を突き出し、破壊エネルギーを解放!
それは虚刀の造りし魔力空間を経由し爆発的な暴力の奔流と化す!
払う軌道で横薙ぎ、ブレードゾンビ諸共後退を開始したブレインを消滅させんと!


195 : ミスカ・リ・エリッタ【白華魔導】 :2017/02/11(土) 23:21:11 ???
>>190
「やぁっ!」

剣は魔力の塊、ミスカのように非力でも、振るうだけでアンデッド程度であれば簡単に両断することができる。
それはタェンティースのイヴィアにも似て、物理防御に対し極めて高い威力を誇る。
分厚い鉄板であろうが一撃で切り裂き、剣に触れた部分を焼き切るかのように消滅させるのだ。

「わかってる、でも……っ」

「でっかいのを一体……あれをやる」
「やってみせる………ッッ!!」

剣の力を見てミスカは確信した。あの大きなアンデッドを斃すには、自分が怠けていてはいけないと。
慢心はしていない。だが力量としてはミスカはロイやメラニーらには遠く及ばない。それを忘れている。
誰よりも先に、アキレスすら置き去りにしアンデッド達の中へと切り込んだ。

「うぁぁああああぁぁあっっ!!」

四方をアンデッドに囲まれながら、がむしゃらに剣を振るう。ロイ達の手ほどきもあり、型としても悪くはないが。

ジョナは戦闘形態をとって不死鳥の炎で敵を焼き、ミスカは華の魔導で周囲の足元に太くたくましい蔓を張り巡らせる。
それは強い粘着質であり、触れたものをからめとって動きを封じる。つまりは四方の侵攻速度を遅らせる為の要塞の様なものだ。
だがここは不毛と死の大地。ミスカの魔力もかなり弱まり、大型の敵、および新型アンデッドには足止めの効果が無い。

>>191
「ウルリック……!」

防戦一方ではあるがアンデッドと対等に渡り合う中で、背後から迫るウルリックの存在に気が付く。
彼の背に跨り巨人へと近づく事が出来れば連携攻撃を行う事もできるか。

【ミスカからの要請:連携攻撃】
彼女を背に乗せてアンデッドを蹴散らし、巨人目掛けて撃ち出す。
ただしミスカを力量不足と見て置いて行くことも現実的な選択肢である。


196 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2017/02/11(土) 23:36:35 ???
>>192-193
使用者のことを顧みぬアンデッド・ガンがウルリックに放たれる だが剛毛を貫くに値せず
逆に挽潰されて地面を彩ることしかできぬアンデッド達

みるみるうちにアボミネーションに接近する

そして捕まるk戸を良しとせず手首に着地するメラニー 一気呵成に突撃を仕掛けるが 奇しくもウルリックの突撃に対応せんと
メラニーが乗る手を思い切り振り上げ ウルリックに攻撃を仕掛けんとする

【メラニーに判定 アボミネーションが振り上げる腕は膂力に富み 捕まる 一度降りる その他対策を取らねば メラニーの体は天高く放り出されてしまうだろう】

>>195
アキレス「デモンレッグ!!」
駆け出すミスカ だがアキレスは青い霧を出して猛追 その隣を並走する
多数のゾンビを相手に剣を振るうミスカ その一撃に焼かれるアンデッドは 脳漿を破壊せずとも動かなくなる
これはミスカの剣の力だろうか?

動きを止めんと新型が迫る だがアキレスがトレンチガンを発砲

アキレス「行けミスカ!! ここは任せろ!!」
珍しく男気を発揮するアキレスの援護を経て ミスカは走る

>>193
基盤のつながった脳漿をあふれさせるアンデッドは少しの間痙攣し動きを止める 結局は頭を潰せば倒れるのだ

そして新型との接敵 振り下ろされるブレードを曲芸めいた挙動で受け止める まさに真剣白歯どりといったところか?
なおも押し込もうとする新型であったが 膂力に関してはソーマタージに分があり その武器を奪い取る

【ブレード:C.T.S.Sクローントルーパーが使用する高周波ブレード先行量産Ⅱ型そのもの 切れ味重視の薄いブレード なお高周波発生装置はオミットされているようだ】
何かの拍子に流れた品を利用しているらしい

新型は武器を失った為か拳げ殴り掛かることにしたようだ

>>194
ロイ「一度下がれタェンティース!! 囲まれているぞ!!」
なおも叫ぶロイ その言葉は届かないのか 目の前のブレードゾンビと距離を取り構えを作る

ルーンが光り 魔力が迸り エネルギーが雪崩を打ってブレインに襲い掛かる
ブレードゾンビを消し飛ばし 直線状にいるゾンビを消滅させ ブレインを飲み込み 延長線上のアンデッドをたっぷりと平らげて収まるエネルギー

だが他のブレインはタェンティースを脅威ととらえ 新型を多数投入

技の出終わりを狙ったかのように 一体のブレードゾンビが飛び上がり タェンティースに唐竹割りを仕掛け
それを援護するように5体のブレードゾンビが包囲を完成させようと動く

周りのゾンビもタェンティースの妨害をしようと包囲の輪を縮める


197 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2017/02/11(土) 23:46:22 ???
>>196
ポイント倍点ってな!
【無茶をして少々切れた口角と舌先から血を垂らし、ブレードを奪い取る!】
【おお見よ!両の手に握られた、二本のブレードを!酸素供給機が再び口元を隠す】


イヤアアアアァァァ!!
【轟ッ!殴りかかって来る拳に、向かってくる身体に何度も何度も振るわれる二本の刃!】
【勢いは止まらない。回転しながら、今度は周囲の大量のゾンビを斬り刻もうと動く!】

【刃の竜巻か、伝承の妖怪カマイタチじみた猛烈な暴力旋風が、ゾンビの群れの中で巻き起こる!】
出鱈目に刻んで盛り付けてくれる故、素っ首晒せい!!


198 : メラニー ◆9vmr0jXsek :2017/02/11(土) 23:47:46 ???
>>196

「っち、そんな急に動くな!」

バランスを取ろうとするが、どうせ放り出されるなら無意味である。
仕方ないので、振り上げていた斧を降ろし、アンカーとする。
腕を猛烈に重い刃物でぶっさされた巨人がどう反応するか不明だが、放り出されるよりマシだ。
また、斧にしがみつかなければならないという、常人ではまず振り落とされる状況であっても、彼女の鎧は彼女の怪力を約束する。難しいことではない。


199 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2017/02/11(土) 23:48:05 ???
>>196
「……ハァーーー……」
「……、……!」

長い吐息は白く煙り、風に溶けて消える
全身の排熱パネルが開き、赤熱した駆動系が覗いた
ロイの声に我に戻るが既に遅い、退路を断たれほぼ完全なる孤立
空より迫るブレードを、ナナメに体を逸らし回避
完全には叶わず、顔に縦一門の裂傷を開かせ血ともオイルともつかぬ液体を撒き散らした

「……新型を受け持ちます、その間に司令塔を!」

しかして、ならばこの状況でやれる事をやれるだけやるしかない
排熱の完了しない体で起動、精神で抑え込んだその不調は影を潜める
赤刃と虚刀で挟み込む様に、唐竹を行ってきたブレードゾンビ向けて放つ斬撃
更にイムエトで機動、超加速で彼我の距離を詰め肩からの体当たりを敢行せんと!


200 : ウルリック【牙狼】>>204 :2017/02/11(土) 23:52:18 ???
>>196>>195>>198

『存外素早いことだッ!!』

 アンデッドガンにより、灰色の剛毛に血の赤が混じる。
 デタラメな散弾銃は肉こそ重篤に削ぐには到らなかったが、
 皮を弾けさせ、痛みを与えるには充分な威力があった。
 もっとも、痛みの影響は気力で抑えることが可能だったが。

『掴まれ!小娘!!』

 サイカーゆえにミスカが帯びる魔力を感じ取り、
 同時に身体能力の不足を見て取ったウルリックは即座に決断。

【凄まじい勢いで突撃するなか、器用にシッポでミスカを掴んで、己の背にポイっと投げる】

『奴(アボミネーション)の弱点は、うなじだ!魔力紋が集中しているぞ!!』

 敵がこちらに反応しているが、寸前までメラニーが上手く注意をそらしてくれていた。
 この反応の間隙があらば、充分につけこめる。

『飛ぶぞ!!』

 足裏に琥珀の魔風を収斂。一時的に脚力を強化。さらに電磁力場を形勢。
 跳躍のアシストとし――アボミネーションの腕が叩きつけられる瞬間に飛ぶ!!

【空を駆けるが如き、大空への跳躍!!アボミネーションの全長を上回る跳躍。狙うはそのうなじ!!】

『行けッ!小娘ッ!!』


201 : ミスカ・リ・エリッタ【白華魔導】 :2017/02/12(日) 00:03:01 ???
>>196
「これは……聖性……?」

新たな力としてミスカの前に現れた剣は、アンデッドを一撃で両断するだけでなく、無力化することに成功する。
刃と肉体とが交錯した際に生じる蒼白い炎は、魂を解放する聖性にも似て。それはダグラスの聖剣と同じ力。
磁器にも似たその純白の刀身に相応しい、穢れを払う力である。

「くっ……!!」
「あ、アキレスっっ!!」

集団戦の際に必ず生じてしまう死角、そこをついて現れた新型アンデッド。
深々とアンデッドの身体に突き刺した聖剣は咄嗟に引き抜くことが叶わず、狼狽する。

斬撃を浴びせられるのを覚悟で新型を睨みつけた刹那、アキレスのトレンチガンがその頭を吹き飛ばす。
思わずその名を叫び、思い切り剣を振り抜いて切り裂くような形でアンデッドより引き抜き、さらに前方へと駆ける。

「無事でいて……」

ぎゅ、と胸元のネックレスを片手で握り締め、新型たちを任せ一心不乱に駆ける。
タェンティースとソーマタージを潰す為に新型の多くは前線へと出てきている筈だ。
それならばブレインの近くまで行けば、大型以外には大した脅威は無い筈だと踏んで。
この機に一気に肉薄すれば、勝負は直ぐに決する筈だと。

>>200
ウルリックに拾い上げられて、そのまま背中に跨ったミスカ。毛皮にしがみつき騎乗した。
騎兵さながらに剣を振るい、アンデッド達を刈りながらアボミネーションに肉薄、

「うなじ……」
「……うん、必ず」

巨人の弱点を伝えられ、静かに頷き少しだけ顔をしかめた。
高鳴る鼓動は緊張からだ。失敗すれば全ての助力を無駄にしてしまう。
落ち着いた風な表情を装い、バクバクと高鳴る胸を叩いて気合いを入れ直す。

「――決める」

覚悟が決まれば落ち着いた様子で、大胆にもウルリックの背に立ち、大きく両手を広げて目を閉じた。
ふわりと身体が慣性に運ばれて浮き、風に身を任せそのまま後ろに倒れるのが判る。
重力に従って落下、目を見開いて剣を固く、固く握りなおした。

「いけぇぇぇっっ!!」

両手で握り締めたソレを、アボミネーションのうなじに突き立てる形で落下。
ジョナの加護により落下時の衝撃を緩和しつつ、その聖剣を思い切り差し込まんと。
深々と聖剣がアボミネーションの肉体に突き立ったのであれば、解放された魂が青い炎の奔流となって大きく噴き出すだろう。


202 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2017/02/12(日) 00:05:54 ???
【場面転換 ウォリアー号】
バートン「越境反応」

撤収作業を続けるクルーたち モリアーノの手の中 記録媒体に収まったバートンが呟く
何かがこの洗浄に介入しようとしてくる

【場面転換 戦場】
>>199
切っ先を浅く引っ掛けて出血 反撃と言わんばかりに放たれた一撃 ブレードを返して斬撃を受け止めるブレードゾンビ
イエムトを起動しようとするタェンティース その動作を鍔迫り合いに持ち込み体当たりを抑え込む

そして絶望的なタイミングで背後から他のブレードゾンビが切りかかり・・・・・

タェンティースの体が陰に覆われる 背後に生えたのは褐色の壁? その向こうには切り捨てられたブレードゾンビ

否 それは壁に非ず

身の丈3mと少し 簡素なズボンのみを身に纏い 左手に携えた長剣 そして “右腕がなかった”

何故右腕がないのか? 理由は簡単だ タェンティース 彼女自身が切り落としたのだから

ギガース「・・・・・・・」
相あの日助命を乞い その後死んだとそっけなく扱われた あの日のギガースが 戦場に介入してきたのだ

ギガース「・・・・・」
しばしタェンティースに視線を向けたギガース 言葉は発さず だが背中は任せろと言わんばかりに ブレードゾンビの一体に切り結ぶ

>>197
殴り掛かってくるブレードゾンビなんぞ敵に足らず 他のゾンビもろとも血祭に上げるソーマタージ

アキレス「ソーマ!!」
そこにアキレスからの声が聞こえる 指さした先 ミスカとウルリックの姿が見える

アキレス「援護を頼む!!」
彼女に群がるアンデッド達 ミスカはアボミネーションへと向かっている
そしてそれを阻止せんとするブレードゾンビの姿も


203 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2017/02/12(日) 00:13:25 ???
>>202
ガッチャ!クソ面倒臭え!
【全身を返り血に染め上げ、切断された四肢と肉塊の中、正直に応える】
【疲労を訴える身体に鞭打ち、再びの暴力旋風!先程のキレは無い!】


アゲていくぜ!……悪ぃ、やっぱ無理…
【二本のブレードを振り回し、血と細かい肉を飛び散らして走るソーマタージ】
【ミスカ達に向かうゾンビを背後から襲う形になったが、動きは精彩を欠き、一体を倒すまでの時間も長くなる】

【それでも、肩で息をしながらソーマタージは無心で刀を振るい続ける。それしか出来ぬ故に】
【集中力が切れかかり、目の前の敵以外に対して注意力散漫。危険な状態だ】


204 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2017/02/12(日) 00:15:48 ???
>>198>>200-201
メラニーが腕に斧を叩き付ける その腕を振るいウルリックを迎撃せんとするアボミネーション
その腕はウルリックを捉えることができない ウルリックが宙を舞いその腕から逃れ

中空に小娘を放り出す

アボミネーションは小娘を脅威ととらえずウルリックに標準を定め まずは腕にしがみついたメラニーを振り落さんとしている

メラニーとウルリックに気を取られた そのうなじにミスカが飛び込んだ

アボミネーションがミスカに気付いたとき それはミスカがもつ白磁の剣がうなじに突き刺さった時だった

強力な神聖属性が穢れた魔力回路に流れ込み 漆黒の鎖に囚われた魂を解き放って行く
アボミネーションの体がひび割れ 青白き清浄なる炎が迸り 巨躯を燃やし尽くす

ゆっくりと倒れ伏すアボミネーション 青き快晴のそら 救済された魂の感謝が聞こえた気がした・・・

アボミネーションはあと二体 だが彼らはまだ遠方にいるようだ

そして後方に目を向ければ チューブ内の散弾を撃ち尽くし リロードの隙が無く ブレードゾンビから逃げるアキレスが見えるかもしれない


205 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2017/02/12(日) 00:29:14 ???
>>202
「チっ……!」
「……!?」

火花を散らす剣と剣、上手くない形だ
出来うる事ならばこの個体の処理は迅速に行いたいところであったが、そう都合良くいく訳ではない

直後の事だ
マズい、と脊髄が反応を告げる、振り向きそこに迫る死の姿を見た
ブレードゾンビ達は連携して戦っているのだ、そしてそれを知った時には既に充分に遅い

視界が暗がりに覆われる、痛みはない

それを感じる前に生を終えたのか?
否、断じて否
何故なら今半人は、目の前に立つ巨躯を見上げ空色の瞳を大きく大きく開く事が出来るからだ
この震えはなんだろう、恐怖からか?
そうではないだろう
極限まで昂まる感情が揺り動かす原初の、最も最も根本たる部分

「……!」

彼我に言葉は皆無
不要なのだ、そんなモノは
ただ交錯した視線に重ねる、生と死を重ねた宿敵間にのみ解する事の出来る万感
刹那の合間に幾多の言葉より明朗に語らい、背な越しに嗚呼、存在を知る
なればそう、眼下に立ちはだかる一切に対し、手が届くのだ

「そのうちに光は消えるかもしれない」
「……けどそれは、今ではないし……」
「お前達によってでなんか、決してないっっ!!!」

キィィィン!!!
半人の操る虚刀が呼応し打ち震え透明な音色を反響させて鳴いた!
赤刃のルーンは未だ燐光を帯び、破壊的エネルギーの残滓を纏う!
ヘルメスに残された装甲板は無機的に光を反射し、半人の頬に光を届かせる!
踏み込み、眼前のブレードゾンビに向けて袈裟斬り一閃!
半人が最も繰り返して来た型だ、数千数万と振るい多くの敵を屠り去って来たしかしただの斬撃!
それは情熱を帯びて熱っぽく、赤金色に輝く残線を描き振るわれる!
半人のこころに宿る炎の具現か、それともただの魔法物理現象か!
どちらかを解する必要は今はないし無意味だ!
ただこの一撃に宿る威力は従来の比ではないという事のみが事実として存在する!


206 : ミスカ・リ・エリッタ【白華魔導】 :2017/02/12(日) 00:30:23 ???
>>204
「はぁっ……はぁっ……」

浄化の炎に包まれながら剣を地面に突き立てて、両膝をついてそれにすがるミスカ。
辺りにアンデッドはなく、そして残りの巨人もすぐには到達できそうにない。
剣を杖代わりに立ち上がって、それから青い火の舞うそらを見上げた。

「……さようなら……」

散ってゆく魂たちを見送り、涙を頬に伝わせながらミスカは死後の安寧を祈る。
白磁の剣はゆっくりと形を喪うように崩れ、風に舞ってミスカの手から消えた。

「アキレス……」

涙を拭い背後より聞こえる喧騒に振り向けば、追い回されるアキレスが見えた。
無事であったことへの喜びと、逃げ回るその姿に思わず笑みを浮かべてしまう。

「あれ……あれっ!?」

が、ソーマとアキレスの周りにはいまだアンデッドの群れ、まだ休むわけにはいかない。
アキレスを見据えながら手を翳し、もう一度聖剣を召喚しようとするも、剣が呼応することはなかった。

「出ない……なんで……っ」
「もうっ!!」

焦って手に魔力を込めるも結果は同じ、いくら力んでも剣は出てこない。
焦燥と怒りを吐き捨て、アキレスを救うために頭をフル回転させる。
結果アキレスの地面の近くに、螺旋状に太く丈夫なツタを成長させる。
それをレールと見立て滑走すれば、アンデッドがよじ登るよりも早く、大きく距離を取ることができる。
リロードの為の時間程度であれば稼げる筈だ。


207 : メラニー ◆9vmr0jXsek :2017/02/12(日) 00:30:50 ???
>>204

自分が斧を叩きつけ、それを頼りに振り落とされないようにしている間に、またも事態は動いたようだ。
どうせなら自分でこの巨人の首を落としたかった彼女であるが、そんな子供みたいな事は言えやしない。

「ふむ、まぁ、とりあえず脅威は一つ排除できたろう」

「次は――ふむ、そっちか」

後ろを見れば、逃げるアキレス。
そちらを援護するため、ブレードゾンビに向かって突進を開始。


208 : ウルリック【牙狼】>>204 :2017/02/12(日) 00:30:56 ???
>>204>>198>>201

『とびきり性質の悪い死霊術か。アンデッドスコージがよくもやる』

 昇華される魂を幻視しながら、雷狼は大地へと着地。
 超重量ゆえに、着地の瞬間、地面が軋み罅割れる。

【砂塵が舞い散り、金色の瞳には逃げ惑うアキレスの姿が映った】

『アヤツはいつも逃げているな…』

 ジト目になったウルリックであるが、救援するかどうかというと、
 雷狼状態のウルリックはその巨躯と魔力ゆえ、攻撃範囲が広いが言い換えれば大雑把だ。
 アキレスもろとも巻き込む公算が実は高かったりする。さて、

『ええい!世話の焼ける!!』

 PON!わうん!

【ボワンと煙があがった瞬間、あれほど雄雄しく逞しかった雷狼の姿は霞の如く消え去り、代わりに柴犬が出現した】

「わうわうわう!!」

 柴犬は魔力を収斂させて、雷の剣を構成すると、それを口に咥えて突貫!
 アキレス目掛けて剣を振りかぶるブレードゾンビを狙って跳躍、その剣を雷剣で受け止めんとする!!


209 : ウルリック【牙狼】>>204 :2017/02/12(日) 00:32:36 ???
>>207

「わんわん!!(女、拙者が剣を抑える!その斧が飾りでなければ寸断してみせろ!!)」

 柴犬が小さな体躯を生かして吶喊跳躍!
 すれ違う直前に、役割分担を告げる。


210 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2017/02/12(日) 00:41:45 ???
>>205
死闘を演じた2人の呼吸は阿吽に等しい

鍔迫り合いをしているブレードゾンビをタェンティースが切り裂く
背後でギガースが一体を真っ二つにする

左右から切りかかるブレードゾンビ 言葉もなく違う相手に切り結ぶ2人

幾度か繰り返せば ブレードゾンビは殲滅されていた

>>203>>206-208
アキレス「ひえーい!!!!」
逃げ惑うアキレスの近くにツタが出現する ありがたくそれに着地し 滑るように移動

アキレス「ヘッ俺にばっかりかまけてていいのかばーか!!」
その言葉通り 殺到するソーマタージ・ウルリック・メラニー達がブレードゾンビを切り払い 殲滅していく

アキレス「これが俺たちの力だ!! 思い知ったか!!」
ドヤ顔で勝ち誇る まぁ囮として役に立ったのだろう たぶん



>>全員対象
モリアーノ「皆さん!! こちらの撤退が完了しました!! 下がってください!!」
戦場にモリアーノの声が響く ありったけの設備をスクラップヤードに運び終えたのだ

サム「速く下がれ!! 援護はしてやる!!」
そして一行を援護せんと サムたち荒くれが銃器を手にゲートから出てくる

ロイ「聞いたな!! 下がるぞ!!」
サムたちの援護をもって一行は前線を後にし ゲートをくぐる 続いてサムたちも安全に退却完了

アキレス「は〜っはっは〜サラダバー!!」
―――ギィ★

最後にアキレスがアンデッド達を罵倒しゲートをくぐる

最後に残されたのは もぬけの殻になったウォリアー号のみとなった・・・・・

ロイ「さて・・・一休みしたいところだが さっさと衛星をどうにかしねぇと・・・」
休憩もそこそこに動き出す一行

【場面転換 スプロール アキレスのセーフハウス】
そこはアキレスがキャリアー稼業をする際に利用するセーフハウス
備え付けられたPCに接続されるバートンの記録媒体

バートン「それでは行ってまいります」
ディスプレイの中 敬礼一つ そして電脳世界を行くバートン

【場面転換 エーカー本社】
エーカー本社 大勢の職員が働くデータ管制室 その中の1人が異常を検知する

エーカー職員「ん・・・? なん・・・軍事衛星の落下シーケンスが発動!!」
エーカー幹部「なんだと!? 許可が出たのか?」
職員「確認中・・・許可は出ていないそうです って・・・落下予測出ました!! 軍事衛星はここ!! エーカー本社に向けて落下中!!」
幹部「軌道修正急げ!!」
職員「こちらの命令を受け付けません 修正限界突破!! もう合いません!!」
幹部「…ッ!! 防空部隊を出せ!! 軍事衛星を迎撃する!!」

血を吐くように命令を下す 自分の命運がここで尽きた事が理解できてしまった為

その後 赤い尾を引いてエーカー本社に落下する軍事衛星 それを安全に迎撃する防空部隊

当座の脅威が回避できたことに 越境者たちは手を取り合い喜んだのだった・・・


211 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2017/02/12(日) 00:48:38 ???
>>210
ザッ……!
一陣、風が鳴いて彼我に向けて吹き付けた
しかしそれすら道を譲る様に凪いで、未だ背を向け合う両者に対して平伏している
微かに頬を吊り上げる半人、うつむき気味に目蓋は閉じている

「……ん」
「撤退ですか……行きましょう」

初めてここでようやく言葉を発し、順々に撤収を開始
最後に半人がウォリアー号に向けた視線に宿る感情を表現する術を、神ですら知る由もない


212 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2017/02/25(土) 20:40:01 gJ8.3wvs
【狭間のスクラップヤード】
とりあえずカノッサ・テクノロジーがスプロールで勝利氏てくれたおかげでエーカーの最大脅威が健在という ある種の泥仕合に持ち込むことに成功した
最初期の電撃戦で得た有利は少しづつ取り戻し こちらは戦力を充実させ続けている

だが一方で越境者の被害が深刻なレベルに達している 越境者の死体は敵にとって宝に匹敵するらしく 数をそろえられると 死霊術にて こちらの本拠地が割れたりする可能性が高くなる
それに最近どういうわけか こちらの作戦がバレているかのように ピンポイントで包囲を受けることが何度かあった

越境者達はこれを次なる脅威と考え 対策に乗り出した・・・

【狭間のスクラップヤード 諜報部】
多種多様な越境者 その中でも情報を扱うことに長けた者達が自然と集い発足した諜報部
忍者やらニンジャやらブン屋やらMIナントカやら段ボール愛好家やらが日夜世界を飛び回り 情報を掻き集める中 1人の越境者が気になる情報を持ち帰った

とある世界に異常な規模で戦力が集結している それはたった1人の“黒鬼”と呼ばれる越境者を排するために派遣されたらしい

ロイ「そんなすげぇ越境者なんていたのか…」
アキレス「ねぇ とりあえず接触してみない? 危険なのはわかるけど もし本当ならこちらの戦力として迎え入れたいし・・・」

協議の結果 小規模の舞台を派遣し その黒鬼とやらと接触を試みることとなった

ロイ「というわけだ 俺らで黒鬼とコンタクトを取る 準備してくれ」
ロイは一行に向けてそう告げた


213 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2017/02/25(土) 21:35:29 ???
>>212
シェープオブマイハー……何?鬼?
【テーブルに謎の生肉をドカッと乗せ、鼻歌混じりで調味料を振りかけていたソーマタージ】
【ロイの言葉を聞けば、掛けていた丸サングラスを投げ捨て、目を細めて嫌そうな顔を浮かべる】
これからジャーキーを作ろうと思ってたんだが。…なんだよその黒鬼って

面白そうだから俺もついていこう。おやつも持ってこうかな…
【パッと表情を変え、口角を僅かに吊り上げて笑う】
【摘んだ調味料を独特な動きで振りかけ、放置すると、椅子に掛けていたコートを引っ掴んでガラクタの物陰へ姿を消す】
【数秒後には、準備を整えいつでも出撃可能に】


その黒鬼ってなぁ、どんなやつなんだ?体格とか、得物とか、性格とか…
そういった情報分からないのか?分かってるんだろうな?な?
【無機質で怪しげなゼリー飲料でエネルギーを補給しつつ、怪訝そうな顔を浮かべてロイに尋ねる】
【接触するのはいいが、どんな人物なのかだけは知っておきたいという考えだ】

誰にだって相性はある。俺様と合わなさそうだったら…その時は他のやつに説得してもらえ


214 : 八凪 雪影【信念の想具】 :2017/02/25(土) 21:36:43 ???
>>212
「お二人共、お久しぶりです。」

そう言いながら二人に近づく雪影。森で助けられて以来の感動の再会である。
ただし、手に持っているタッパーにある餡子を食いながらではなければの話であるが…。
雪影は彼らが参加していることやこれまでの事を聞きここにやって来た。
彼の服装はいつもと違い、腰に拳銃なども装備されており既に彼が準備万端であることが伺える。

「それにしてもどんな奴なんでしょうか、黒鬼って…。」

鞄に食い終えたタッパーを仕舞い、二人にも聞いてみる。
雪影自身の予想としては、名前故に怪力で粗暴な大男がイメージされる。
能力はもちろん筋力強化や棍棒召喚などと失礼極まりない内容ではあるが。

「あと敬語止めてもいいですかね。案外キツいと言うか何と言うか…。」

頭を掻きながら目を細めて言い出す。
正直、彼としてもこれからともに戦う仲間であるし、親しくしたいため敬語を辞める提案する。
本来、助けられた彼が勝手に敬語を言っているだけだが案外細かいため仕方ない。
もし承諾してくれれば気楽な喋り方に戻るだろう。


215 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2017/02/25(土) 21:37:46 ???
>>212
「……鬼、黒鬼、ですか……」

反芻して呑み込むその名前
どうにも不穏な響きだと、改めて実感したところだ

『ちぇー、やるなぁ……』

最近は諜報員として活動している七八、唇を尖らせて特ダネを羨む
しかし情報は共有するモノなのだ、手柄の大小こそあれど全体としてはどのような事柄でさえ益であろう

「……えぇ、分かりました」
「まぁ、万一の場合は逃げれば済む話ですしね」

それで、次はどこの世界へ?
問い掛けながら半人、装具のチェックを開始していた
現代的な服装、腰に帯びたブレードと銀色に輝く科学ブーツがそうだとしたらやや浮くか
スカーフめいて巻いている黒い布を、少し指で調整した


216 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2017/02/25(土) 21:50:51 ???
>>214
「……はじめまして、雪影様」
「お話は皆様から予々……タェンティースと申します」
「どうぞ、よろしくお願い致します」

敬語がどうのの話の全くそのタイミング
恭しく、しかし嫌味っぽさの微塵も与える事のない所作での一礼を終える女性
銀のショートの髪が揺れて、微かにかかる瞳は怜悧、空色のブルー
現代的な衣服の中でもやや、活動的な印象を与えるであろう出で立ち
腰に帯びたブレードと、銀色の科学ブーツがやや浮いた存在であろうか
黒い布をスカーフの様に纏い、たなびかせていた

→越境仲間として、雪影の噂を耳に挟んでいたらしい


217 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2017/02/25(土) 21:53:42 ???
>>213
ロイ「分からん ただアボミネーションを単独で10体以上撃破したとか 冗談としか思えないスコアが並んでる」
報告書を見せる そこには目を疑うような撃退数が書かれていた 冗談だと言われても信じるぐらいには

>>214
アキレス「やぁ久しぶr・・・なんでビーンズジャム(あんこ)喰ってるの?」
タッパーに黒いブツを満載し それを腹に収めていく 少々異常な光景に質問せざるを得ないアキレスである

ロイ「もう同じパンをちぎった仲(同じ釜の飯を食う的なニュアンス)だため口だっておこりゃしねぇよ」

>>215
ロイ「あまりいい予感はしない 準備は怠るなよ」
なお あの時のギガースはそのままスクラップヤードに居付き 戦闘員として足しげく越境を繰り返していた

>>全員対象
―――ギィ!!
アキレス「ベティがやりたいって」
ロイ「あっそう・・・」

一行は開いたゲートにより境界を跨ぐ その先は・・・

【魔法特化世界】
この世界には魔法の元となるマナがあふれていた

そして生物は無意識の内にそれを使役する術を手に入れていた

故に人の祖先は木の棒の先に石を括りつける前に 風の刃で木々を伐採する術を手に入れた
木の棒をこすり合わせるより前に 指から火を出す方法を手に入れてしまった

故にこの世界には科学が生まれる土壌がなかった 人々はこの便利な現象をより便利に 安全に使う為に その頭脳を使い続けた

だがエーカーはその世界に目をつけ 持ち前の越境能力と超過額をもってこの世界に侵略 ノウハウを 人材を奪い尽くした
越境者はその事件にかかわり 奮戦したが一歩及ばず この世界の資源は食いつくされた

低質で危険な魔法が蔓延り 当たり前のことがロストテクノロジーと化け 生活水準は下がり続ける暗黒時代に突入した世界

ロイ「こりゃまたひでーな」
アキレス「綺麗な街並みだったのにね…」

中世と近代の境目のような 風光明美な街は メンテが行き届かず壊れるに任せ 下水が詰まっているのか異臭を放ち 空を飛ぶ飛行魔術も見受けられず
ゴーレムの姿もなく人が壊れそうな荷車を引いていた

ロイ「兎に角その鬼とやらを探さにゃ」
聞き込みを開始する一行 だが漠然とした 鬼 という存在を探すのは酷く難航した

だが とある筋から有益な情報が入ってきた

不死の軍団にたった1人で立ち向かう 黒き魔道騎士がいると

情報を頼りにたどり着いた先は かつて越境者が視線を潜り抜けた 最後の砦と呼ばれた場所
崩れた建物の上階から彼方を見やれば 幾多のアボミネーションと 大地を埋め尽くすアンデッドの群れ

それにたった1人で相対する黒き鎧の男 遠眼鏡で見やるその顔は

ロイ「あれは・・・ヘンリー五世?」
アキレス「え? マジで!?」

嘗て(魔法特化世界 セイズ・ザ・ワールド)にて一行をこの事件に巻き込んだ 元魔道騎士団隊長
一行が越境し 袂を分かった彼が今 アンデッドと相対していたのだ

ロイ「どうする? 助けに入るか?」
アキレス「ゲートはまだ開かない タフな戦いになりそうだけど・・・?」
と一行に是非を問う


218 : 八凪 雪影【信念の想具】 :2017/02/25(土) 22:05:38 ???
>>216
「はじめまして。こちらこそよろしく頼む。それにあんたの話も聞かせてもらってるよ。」

挨拶されたのに気づいてすぐに返事を返す。
ただ、タェンティースの丁寧な態度とは反対の気さくな態度だったため、人によっては不快感も与えてしまうだろう。
そのまま、手を差し出そうとしたが、何かに気づいたのかすぐにカバンの中に突っ込み中を漁り始める。

「えーと…あったあった。お近づきの印だ、良かったら受け取ってくれ。」

そして、雪影が差し出したものは日本の和菓子の一つ大福である。
おそらく自作なのか透明なプラ容器に入っていた。
あくまでこれは善意のため、タェンティースは受け取ってもよし別に受け取らなくてもよしだ。


219 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2017/02/25(土) 22:08:32 ???
>>217
アボミネーションってあの…デカいアレ?ワオ……
【報告書にざっと目を通すと、出るわ出るわ冗談の様な戦績が】
【喧嘩を売ったら大変な事になりそうだ。今のうちに身の振り方を考えておく】


人の世はいつもこういうものさ。いつかは亡びる。それがちょっと早まっただけだ
辛気臭い雰囲気は後々。とっととその、鬼とやらを探しに行こう
【かつて戦った場所。荒廃した街並みには何の感情も抱かず、聞き込みに同行】
【サボりつつ聞いているとどうやら目当ての情報に当たったようだ】


なんだあれ、闇霊とかじゃないのか?おっかねー…
【自前の双眼鏡で奮闘する姿を見る。すると、近くのロイから信じがたい言葉が】
マジ?ヘンリーって…あの…兎に角、あの?

【いやはや、と独りごちながら観戦を続ける。正に一騎当千と言ったものか】
オイオイオイ、旧友のよしみか?冗談じゃない。戦局を見極めろ
あの分だと直ぐには死なんさ。助けるのはやつがピンチになるか、ゲートが開いてからでいいだろう
【まずは様子見に一票】


220 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2017/02/25(土) 22:09:59 ???
>>218
「そ、そうなのですか……恐れ入ります……」

何やら恐縮した様子、自分の話を知らぬ内にされているのが少し気になるのだろう
どの様な噂なのか、聞くにもちょっと憚られる

「……これは?」
「……お菓子ですか? ……ありがとうございます、甘いモノは好物なんです」

遠慮なく受け取り、微笑みを返した

>>217
「えぇ、そうします」

半人は常よりも入念に体内やヘルメスの各所のチェックを行う
些細なエラーも見逃す事のないようにしていて、その際に少し隻腕の彼の姿を探した
いないか、と呟き小さく溜息
あれから幾度となく模擬戦などを行って来たのだ
出来れば不穏な空気の蔓延る今回は特に、行動を共にしていきたかった


そして越境

「……これは」

越境仲間達から、特に件の戦争に関わった黒猫の獣人イリーから聞いていた世界と随分と異なる
火の失せた灰色の世界
それがここに来て、半人が最初に抱いた感想だ

「ヘンリー五世……様?」
「……ふむ、なるほど」

その名前を呟き、脳の情報と照らし合わせる
一致する事柄が発見された、カテゴリブルー(友好的)
ならば行動は決まっている、小さく頷き直後に飛翔

「……助太刀致します!」

ヘンリーの元へと叫び、ゾンビに向けて急行
六の虚刀を召喚し、その全てを放った


221 : 八凪 雪影【信念の想具】 :2017/02/25(土) 22:24:07 TpWFnM2.
>>217
「そうか、ならそうさせてもらうぜ。」
そう言い笑顔を見せる雪影。ちなみに彼は極度の餡子ジャンキーであることを二人と一匹はまだ知らない。


「これは・・・酷い。」

きっと手入れされれば美しい街になる。来た事がない雪影でもそう分かる町並みは、無残な姿になっており無意識に口からその言葉が漏れた。
だけど、そう思ってる暇などなく聞き込みを開始するも、荒れた街では碌な情報が集まらなかった。
しかし、情報が手に入ったと聞き、他の越境者と共に自分もすぐに現場へ向かった。

「大局を見るなら静観すべきだけど、個人としては戦ったほうがいいと思う。」

問われた事に彼は目を細めてそう答えを返すだろう。
実際、あの男が黒鬼とは限らないため戦力の消耗は避けたほうがいいと考える。
もし戦うならゲートが開いてからが良いが、それまであの男が持つとは考えにくかった。
だからこそ、組織的に見た意見と自分自身の意見の二つを出した。

「まっ、どっちでも俺は従うよ。」

作戦などが決まれば言葉通り雪影は迅速に動くだろう。


222 : α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 :2017/02/25(土) 22:32:02 ???
【さて、スプロールにおける一応の変事が収束したところで】
      【実質フリーハンドとなったのはカノッサ機関側も同じ】

「越境者の諸君が矢面に立つならば我々としてはこれを最大限に利用させてもらおう」

 犠牲と戦力は越境者が、その裏で情報収集と物資の提供。これぞWIN-WIN関係である。
 最小の労力で最大の利益を得る。不都合は他者に使命感という題目とともに与えるのが合理だ。

【利害は一致している。それに戦役後には力を貯えるべき。ならば尖兵たる越境者に可能な限りのサービスを】
【これが越境者に対してのカノッサ・テクノロジー社の現在の意向である】

 ----------

「とーなると、どーすべきデスかねコレ?」

 そしてカノッサ・テクノロジー社保安警察(C.T.S.S.)所属、クローントルーパーα-12は、
 越境者と同時期に、黒鬼にまつわるエーカー社の攻勢という情報を入手し、
 別ルートにてこの世界に降り立っていたわけだが、

【今後も戦力として利用すべき越境者達が戦闘行動に入っている】
【サービスを施すのは社内の方針に則った行動として追認されるのは間違いない】

「リスクを避けて情報収集に徹するというのもアリですが…」

 リスク…そう、先の戦役において、C.T.S.S.はその戦力を大きく磨耗している。
 αシリーズも戦力の20&以上を損失、現在、次期クローンも現在、識臣による教育プログラムの最中だ。
 しばらくは、人的資源に対して敏感にならざるを得ず、α-12はだからこそ浅慮な行動は厳に慎まれるべきである。

「デスデス。でもここはオトモダチであることアッピール重点デスね。ユウジョウ」

 しかして、やはり共闘関係を強調させておくことが必要であると判断。
 折角、血を流してくれるのだ。皆が皆のために巨悪と立ち向かう。美しい幻想は大事だろう。

「ディープメイカー展開。白兵戦装備使用解禁。これより戦闘行動に移行シマス」

【決断するや否や、高台からサブマシンガンによる支援射撃を開始するα-12】
【長い銀髪が映える漆黒の戦闘舞踏服を纏ったクローントルーパーがその存在を顕わにした】


223 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2017/02/25(土) 22:44:21 ???
>>全員対象
アボミネーションがヘンリーに迫る アップデートが進んでいるのか 以前よりも滑らかな動きで拳を握り 大質量の叩き付けを放つ
だがヘンリーはただ左手を掲げるのみ

衝突 そこには 巨人の拳を受け止めるヘンリーがいた そして開いた右手を薙ぎ払い

世界が悲鳴を上げた

耳を覆いたくなる 形容し難い轟音
巨人の体は歪に捻じれ 潰れ まるで幼児が粘土をこねくり回すように砕け 再生能力の追いつかぬ破壊の果てに絶命するアボミネーション


そして世界の比名と共に一行は得体のしれない血牙に足元を掬われる

アキレス「ちょちょちょなにこれ!!」
ロイ「あれは・・・まさか・・・?」
慌てふためくアキレス ロイは驚愕に目を見開く

ロイ「使える奴がいるとは思わなんだ・・・あれは重力操作じゃない 次元干渉だ 世界に干渉し 世界そのものを破壊可能ってぇ 俺の世界でも第一級の禁呪に指定されてる!!」

だがアボミネーションを一体屠ったところでヘンリーが膝をつく そこにゾンビ犬が迫る
ヘンリーの喉元に牙が食い込む直前 虚ろなる刀がゾンビ犬の首に突き刺さる

α-12のサブマシンガンが残りを蹴散らした

タェンティースが放ったものだ タェンティースがヘンリーのすぐそばにたどり着きヘンリーの顔を見た

その眼には絶望 虚無 焦燥 それらを覆い尽くす憤怒 この世の負の感情を集結し 煮詰めたようなどす黒い感情が灯っていた
初対面のタェンティースに左手を掲げ

ロイ「ヘンリー!! 俺だ!! わかるかロイだ!!」
ロイが追いつきヘンリーにタックルするように飛びつき 顔面を両手でつかんで揺さぶる その瞳に僅かながらの理性が灯る

ヘンリー五世「オ前タチハ・・・?」
アキレス「手伝いに来た!! わかるか!? もしもーし!!」

ヘンリー五世「・・・巨人ハ・・・俺ガ相手スル・・・露払イヲ・・・タノム・・・」
痣で真っ青になった首に 胴の太い注射を突き刺し 中に充填された液体を流し込みながらの提案 いや懇願か?

アキレス「ヘンリーをベースに退避させる 援護してくれ!!」
前線に立つロイ・アキレス・タェンティースとヘンリー五世にゾンビたちが迫っている
その中には先の戦闘で出た剣士型 通称『フェンサー』も確認できた

アキレスが後ろにいるソーマタージ・α-12・雪影に通信を入れ 後続に援護を求めている


224 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2017/02/25(土) 22:57:20 ???
>>223
「……っ!!」

幾千の絶命の声を重ねた様な轟音が耳を劈く
顔を顰める事を禁じ得なかった、不可視の障壁に蹌踉めくのも然りだ

「……空間ごと……? 次元、禁呪?」

成る程、と全くの理解の外の現象に頷いた
科学の力の終着点が虚無を生み出す破壊光線だとすれば、あれは魔法の力の終着点かと

「ご無事で……っ、ひっ!?」
「……え、えぇっ……!」

黒く黒く燃え盛る炎
その濃密な、ヴィンコットめいた気配……瘴気と言っても過言ではない程のそれを前に
左の手のひらが向けられれば怖気、脊髄全てが凍てついたような錯覚
しかしすんでの所、ロイの声に会話が成立

「……お任せ下さい!」

赤刃を抜き放つ頃には既に、戦闘状態に完全にシフトを完了させていた
再度召喚した虚空の刃六振りを背後に携え、剣士型の前に躍り出て奇襲的な一斬を繰り出した


225 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2017/02/25(土) 23:01:02 ???
>>223
あ!オイ猪武者!畜生め!
【飛び出すタェンティースに舌打ち。苛立ちと言う程ではないが】
【尚も双眼鏡で観察していると、それは起きた。身体を破壊され、アボミネーションが絶命する!】
嘘ォ!?あんなのありかよ!?

そんなもん使う奴、引き入れて大丈夫なんだろうな!?核弾頭の方がまだ大人しそうだぞ!
【通信機に焦った怒鳴り声を返し、本日二度目の舌打ち】


ああッ、クソッ!俺も対軍兵器の運用を検討するかな
【通信を受け、コートを靡かせ出撃!ゾンビたちに迫り、赤い刀身の戦場刀を横薙ぎに振るう!】

イヤーッ!
【そのまま勢いを乗せ回転し───背中から引き抜いたのは、蒼い刃!以前ギャラエの仕事の報酬で貰ったブルームーンだ!】
【二つの刃はそれぞれの色の残像を残し、アキレス達に向かうゾンビ共を背後から屠ろうとする!】


226 : 八凪 雪影【信念の想具】 :2017/02/25(土) 23:03:13 TpWFnM2.
>>223
「うっさ!?何しやがったあの男!?」

轟音で咄嗟に耳をふさぐが、その目は冷静に戦況を分析していた。
最も次元干渉とロイが言ったところですぐさま思考を放棄したが。

「オッケー。援護は任せな。」

装具を展開しアキレス達を飛び越え一直線に面倒くさそうなフェンサーに向かう。
腰の拳銃を抜いてフルオートで連射する。狙わなくてもゾンビに当たるため、一気に撃ち尽くして拳銃を捨てる。

「ゾンビは火が苦手だと決まってるけどホントかな!」

身体能力強化により普通ではない速度を維持して突っ込む。
二本の刀には風と炎が纏っており、ゾンビを斬れば斬撃が飛んでそのまま後ろのゾンビも斬られていく。
そして、刀から風を巻き起こして無双ゲーの様にゾンビを吹っ飛ばし、そのままフェンサーに炎の刀で素早く斬りかかる。
身体強化によりその一撃は重く、速いだろう。


227 : α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 :2017/02/25(土) 23:07:44 ???
>>224-226

「ハッローデス!皆サマ越境者のスーパー頼りになる助っ人かつ隣人な
 カノッサ・テクノロジー社の女子力100%なα-12が来たからにはドロ舟一直線安心具合デス!!」

 営業的存在アピール強調も忘れずに、突然参戦、安心信頼の戦力保証!
 カノッサ機関が呼ばれてないけどババンと登場である!!!

【なお多大な問題のある性格に関しては大目に見てもらうことにする。
 カノッサ側も教育方針間違えたと頭を抱えるところ大なのだ!】

>>223

「デスデス!ヨロコンデー!!」

 腰部の特殊戦機動ユニットよりワイヤーを射出。
 近隣の瓦礫を突き刺し、巻き上げ機構でその身体を中空へと解き放つ。
 カノッサ・テクノロジー社は誇るクローンユニットの戦術。三次元戦闘への移行。

【後ろ腰より展開されるナノマシン型触腕器官ディープメイカーによる姿勢制御で、
 一見して無茶な空中機動も敏捷性に富んだ挙動が可能となる!!】

 ギギギギギギギギ――!!眼下のゾンビ兵へアーマーピアッシング弾の鉄雨を降らせる!!
 その間にもアンカーの射出、圧搾空気の噴射による上昇、姿勢制御を同時に行う。
 多面的な行動を可能とするのは、識臣による高度な戦闘演習、そしてクローンらしからぬ潤沢な才能である。

「そこのヤク中っぽい何か(ヘンリー)!大丈夫デスか?主に正気を疑うところデス!」

 そして、ヘンリーの近隣に降りたつや、フェンサーに向かって高周波ブレードを振りぬいた!


228 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2017/02/25(土) 23:22:25 ???
>>225
「そう褒めないで下さい!」

の通信とは、猪武者との言葉に対しての反応である
皮肉か本音か、何方かは不明瞭ではあるがまぁその辺も半人である

>>226
「雪影様!」
「……エーカーのゾンビは普通のモノとは異なります、ご注意を!」

戦闘機動にありながら叫ぶ半人
エーカー社の傀儡たるゾンビは通常のそれを上回る戦力に戦術を備えている
雪影の戦闘力を侮る訳ではないが、それでも意識をすべきだと促した

>>227
「ハロー、トゥエルブ」
「もう少し奥ゆかしさが加われば女子力満点ですがね」

軽口を叩き合っているつもりではあるが、その言葉の端々は重い
現状は決して楽観視出来るモノではないのだ、至極当然のことであろう


229 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2017/02/25(土) 23:29:49 ???
>>224
体の中におぞましい液体を充填し 目を真っ赤に充血させながら立ち上がるヘンリー五世
その体に一太刀入れんとするフェンサーの前にタェンティースが待ったをかける

不意打ち気味に放たれた一撃に対し 無理な体制でそれを受け止めるフェンサー
大きく体制を崩すフェンサーを援護すべく タェンティースの横手からゾンビが迫る

>>225-226
ロイ「あいつに好き勝手動かれて世界崩壊なんぞ引き起こされたらヤバイ 多少のリスクを承知で引き入れた方がナンボかましだ!!」
実際のところ 戦力としてはこの上ないのだ

アキレスがトレンチガンを乱射する中 背後に迫るゾンビを屠るソーマタージ

アキレス「助かったよソーマ ってソーマ あっち!!!」
指さした先にいたのは雪影の姿

雪影が拳銃を乱射しながら走る
だが拳銃弾では急所に当たらない限り絶命させることは出来ず 飛翔する斬撃に両断され始めて動かなくなる

一気に突き進まんとする雪影であるが 待ったをかけるのは二足歩行の機械生命体 頑強なる装甲に覆われた動く棺桶とも形容されるそのユニットは
存外に素早く雪影に迫り 大質量からなる体当たりを仕掛けてくる

その装甲は金属におおわれているが隙間から汚らしい液体共に肉塊が蠢いているのが見えるだろう

>>227
そして乱入してきたα-12 AP弾の掃射と共にヘンリー五世の傍でヘンリーに正気を問う

ヘンリー五世「グゥゥ・・・ジョン卿ノ・・・仇ヲ・・・エーカーニ・・・死ヲ・・・与エルマデハ・・・」
その右手で虚空を掴む 次の瞬間アボミネーションが自らの首を抑える

それに構わずヘンリー五世が右手を掲げれば アボミネーションが見えない手によって宙づりとなり 握りつぶす動作と共にアボミネーションの首がもげた

ヘンリー五世「グフゥ・・・!」
吐血するヘンリー五世 その隙を狙うフェンサーにα-12が一閃 だがそれをブレードで受け止めるフェンサー
そして力任せに鍔迫り合いに持ち込もうとしている


230 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2017/02/25(土) 23:38:40 ???
>>229
「ちっ……!」
「……余計だ、そちらはっ!!」

鍔迫り合いの格好となる
ギリギリと歯軋り、刃と刃の奏でる不協和音、戦鳴り
無数の火花に照らされながら半人、空色の瞳を刹那に向けて虚刀に指令を下す
背後で幾何学模様を描いていた虚刀は左右に三振りずつ展開
邪魔立てせんと迫るゾンビに向け唸り、風を孕む音色でそれぞれに刺突を放った

「……こ、のっ……ォォォ……!!!」

一方半人、体各所の排熱パネルが展開
内部より覗く駆動系が赤熱を放ち、魔力粒子は黄金色に舞った
出力増加、増加、増加
膂力でこのまま、押し切る戦法を選んだのだ


231 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2017/02/25(土) 23:45:15 ???
>>227-228
また変なのが増えたぞ!教育責任者は腹を切って死ぬべきだ!
【顔にまでべったり付いた返り血を拭い、トンチキなワードに怒鳴り返す】
【せめて喋らないでいてくれたら、いい気持ちで戦えたのだが】
あいつらと話してると、俺のキャラが揺らぐんだよね

…お前はお前で褒めてねえよ!この向こう見ず!石川啄木!ノンタン野郎!
【タェンティースの通信にツッコミを返し、大きく溜息をつく。ゾンビの脊椎に刃を突き立て、誰に言うでもなくボヤく】
…マトモなのは俺だけか?


>>229
クソ、洗脳装置でもあればな!
【伝承のカマイタチめいて刃を振るって飛び交い、時折乾いた銃声を響かせる。予備の拳銃だ】
【アキレスの指した方向を見ると、妙に手強そうなのが】

イヤーッ!
【雪影に迫る機械生命体。その脇腹に向けて放たれる、吹き飛ばしを狙った鋭い飛び蹴り!慌てて駆け出したソーマタージのエントリーだ!】
【フェンサーとの戦いは彼に任せ、二本の刃を携えてこの動く棺桶を仕留めようとする!】


232 : α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 :2017/02/25(土) 23:45:19 ???
>>229

「あら〜こりゃ完全にイっちゃってますデスね」

 駄目だこりゃ的なアレと巨人に対するグロ画像量産から見る限り、
 あからさまな制御不能野郎と判断せざるを得ない。いっそここで処分したほうがいいのでは?とすら思える。
 制御不能な最終兵器など、とどのつまり戦略にはとても組み込めない劇薬である。

【まあ、リスクと破滅を越境者側が負うのならばカノッサとしては特に問題はなし】
【α-12個人としても、ダメダメな姉が破綻に巻き込まれる可能性以外は特に思うところは無し】

「α-12は非力なオンナノコですヨ?何という野蛮チック!!」

 ブレードと剣が交差し、火花を散らす。
 ウォードレス、人口靭帯によるパワーアシスト強化!!
 しかし、それでも筋力抑制を取っ払ったゾンビのパワーには及ばぬ!

「デス!!」

 ゆえに、敵の得意分野で競り合う愚行を早々に放棄。
 ブレードから手を離すと同時に思いっきり深く身を屈める。
 手にはヒヒイロカネの大業物――陽光の柄が握られる!!

「笹貫(ささぬき)!!」

 そのまま、突き上げる斬撃!狙うは脊椎と脳組織の寸断!
 神経系と脳を同時に切り裂くべく、静謐の一撃が奔る!!


233 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2017/02/26(日) 00:03:46 ???
>>231
「イシカワ? ……旧世代の歌人ですね」
「意外でした、ソーマタージ様が歌人に興味がおありとは」

狂人のはずのソーマタージがツッコミに回らざるを得ない程度に、半人はある種トンチキではある

「……ただ、まぁ……」

クスリと微笑みを浮かべた
頬の返り血を親指で拭い去る

「確信しておりました、来て下さると」

それは結果的に傍観者の立ち位置を捨てたソーマタージに対して
多くの戦闘を共にした相手への、信頼の表れである


234 : 八凪 雪影【信念の想具】 :2017/02/26(日) 00:05:38 ???
>>229
「なっ!?」

フェンサーに一撃入れるために突撃していたが、二足歩行機械の体当たりに阻まれる。
咄嗟に機械に風を放ち、自身飛ばして回避する。もちろん着地するときにゾンビを斬る事は忘れない。
そのまま一息はいて突進をした機械兵器を見据える。倒さなくてもフェンサーへは、行けるだろうがコイツを放っておくとまずいと判断し対策を練る。

(回避した時に隙間から気持ち悪いもんが見えたな・・・。肉と液体か?)

断定はせずに機械兵器の情報を整理して対策を考える。その間、わずか30秒。
その間にも火と風は圧縮されてどんどん溜め込んだエネルギーは大きくなる。

「まあ、これだけいれば上等か。」

その場から素早く跳躍し、機械兵器とフェンサー、そしてゾンビをできる限り切り札の範囲に入れる。仲間はもちろん除外。
そして、散々圧縮した物を纏う刀をそのまま大きく振りかぶる。
振りかぶる時に余波が放たれ、近づいてきたゾンビは灰になる。
しかし、やはり抜けてきた輩も現れ、牙や爪が体に突き立てられ、機械兵器もこちらにやって来るだろう。
だけど異能軽減の力もあり、そのまま振り下ろす体制に入る。その目には何が何でも振り下ろす意思があった。

「ぐっ・・・、受けてみろ。炎龍の逆鱗!!」

刀を振り下ろし数瞬、雪影の前方に地獄が広がった。
圧縮し熱量を上げた炎が一直線に飛んでいくならまだ良かったであろう。
しかし、もう片方の属性は風。圧縮された風は嵐となり前方の敵へ獄炎を運び死をもたらす。
もし、この中で生きてる者がいるなら余程の化物だろう。

「ぐぁ・・・糞・・・。」

だが、雪影は暴力的なまでの熱量を放ったことにより、体が疲労感に襲われ膝をついてしまい無防備となる。


235 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2017/02/26(日) 00:08:25 ???
>>230
援護すべく接近するゾンビに虚刀が突き刺さり 不安定な体制で鍔迫り合いに持ち込まれたフェンサーが推し負け地に転がる
後はとどめを刺すのみであった

>>232
こちらはタェンティースと違い膂力で劣る
故に力比べを放棄して大きく屈みこみ もう一つの刀 陽光が抜かれ突きあげられる

その撃つ劇は首に吸い込まれていき 脊髄を破壊し貫通していった
隔離と力なく倒れ込むフェンサー

>>231
そして機械生命体にとび劇を仕掛けたソーマタージ 残念なことにその巨体はゆるぎはしなかったが接近戦に持ち込めたのは僥倖であった
二刀をもって装甲版の継ぎ目に切っ先を何度も何度も突き刺す そのたびに機械生命体はもがき どす黒い血を滴らせて暴れるが 幾度目かののち 機械生命体は倒れ伏した


>>全員対象
そして待望のゲートが開き 退却命令が出る ヘンリーはロイが引きずってゲートの中に放り込んだ

アキレス「とりあえず何とかなったか・・・でもどうしようか」
傍らにいるのは相変わらずのヘンリー五世である

とりあえず呆けたように辺りを見回しているようなので すぐに脅威とはならぬだろう


236 : 八凪 雪影【信念の想具】 :2017/02/26(日) 00:11:31 ???
>>234は確定入ってたんで無しでお願いします。すいません。


237 : 八凪 雪影【信念の想具】 :2017/02/26(日) 00:12:54 ???
ああ、またやっちまった>>236は無かった事に・・・何度もすいません。


238 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2017/02/26(日) 00:17:36 ???
>>235
「……、」
「……セェッ!!」

半人が普段、ほとんど行わぬ所作は刹那の間を置いてから繰り出された
即ち、地に転がる無防備な相手に対する追い討ちの斬撃である
それがいのちを持たぬ不死の存在だとは理解している
しかし姿形がひとと余りにも同じ過ぎるのだ、故に生まれる躊躇い一瞬
それでも体勢を立て直す前にトドメを与えられたのは、思考ユニットがそれを無機的に判断させた為

「……えぇ、急ぎましょう!」

ようやくの撤退、斬っても斬っても敵は増える一方なのだ
殿を買って出てゲートへ、そしてそこで見たのは

『通信で聞いた』
『……ヘンリーさん、ご無沙汰している』
『……覚えてくれているかな……ご覧の通りの無個性な見てくれだから不安だよ』

その変わり果てた姿を痛ましく思い、しかしそれを隠す為に冗談っぽく笑い掛ける猫の獣人の姿
イリーは彼を出迎え、再会を喜んだのだ


239 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2017/02/26(日) 00:18:00 ???
>>235修正
>>231>>234
機械生命体と距離を取り エネルギーをチャージする雪影
その熱を抜けゾンビが群がり 新鮮な肉を食み爪を立てるが意に介することなく意識を集中

次の瞬間 暴力的な熱量が迸り 雪影の前方を煉獄に替えた
ゾンビは灰になることすらかなわず蒸発していく が機械生命体の強靭な装甲版にはやや効果が薄かったようだ

煉獄が過ぎ去った後 焼け焦げる大地と消滅したゾンビたち だが機械生命体は装甲を赤く焼け焦げさせながらも全身を再開
膝をつく雪影に一撃をくれんとしたが

そこに待ったをかけるソーマタージ
接近から二刀を用いて継ぎ目に切っ先を突き刺す 幾度目かのの血に限界を超えた機械生命体は倒れ動かなくなった


240 : α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 :2017/02/26(日) 00:20:18 ???
>>234

「全く、後先考えない戦術メゾッドはよろしくないデスね」

 手近なフェンサーを屠り、ロイに回収対象は任せてすぐさま立体機動で離脱。
 その間に、力を消耗しすぎて疲弊した雪影を見咎めて、空中機動のままにキャッチ&エスケープ!
 これも越境者に対するカノッサからのサービスであったが、

「人的資源ですカラネ。節約重点デス」

 軽い口調の奥にある冷徹な打算。それが見え隠れ。
 生かして弾除けに使おうというカノッサの方針を体現するような言動であった。
 これはα-12のウカツである。疲弊した雪影の耳に届いていないものと考えていたのだ。


>>235

「ぶっちゃけ、認識が凝り固まっていて、特攻兵器以上の運用が想定できないデスよ?」

 運用するには火力過剰かつ情緒不安定。なんともアレなシロモノであると忠告。
 とにもかくにも脱出侵攻ナスのおしんこうである。

≪コントロール。越境者への支援行動を完遂デス。スクラップヤードの状況把握後に帰還予定。オーバー≫


241 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2017/02/26(日) 00:27:08 ???
>>233
ちなみにこれも罵倒の一つだ。詳しくはインターネット百科事典なり匿名掲示板なりで調べてくれ
【急に冷静なトーンとなると、淡々と何事かを語り出す】
【感情の起伏が激しすぎる男か、トンチキなワードをポンポン出す少女か。どちらがよりおかしいかはこの際置いておこう】

下手に死なれても、このソーマタージの目覚めが悪くなる
感謝しろよ。俺様が慈悲深く仲間思いなナイスガイで。お礼は十万越境円から…
【数秒の沈黙の後、通信機から返ってくるのは静かな声】
【幾ばくかの理性を感じさせるそれは、直ぐにノイズといつものウザい態度で掻き消される】
【視線を上げれば、遠くで親指を立ててゾンビの群れの中に(わざと)沈んでいくソーマタージが見えるだろう】


>>235
12!13!141516!やっと死んだか
【まるで太鼓を叩くかの様に、無骨に振り下ろされる二つの切っ先】
【白いコートを血に染めて立ち上がり、汗を拭く真似をして一息つく】

よし来た!逃げるのは得意だぜ
【退却命令が出れば、いち早くゲートに飛び込む】
【血糊でべっとりしたコートを脱ぎ捨てて何処かへ向かい、少し経てばまた戻ってくる】

……廃人になってないか。こいつ
モシモ〜シ?聞こえますかァ〜?守護天使ですよ?おルスですかァ〜?…フン
【ヘンリーの前に顔を出し、手をヒラヒラ振ったりして反応を確かめる】
【ただの心の壊れた次元操作能力者など、下手したら殺した方が遥かにマシだ。幾重にも重なった意識の奥底で、そうならない事を祈る】

…俺の話は分かるか?そこのアキレスは?ロイならどうだ
あそこで何があった。何をしていた。話せるようで、その気なら、洗いざらい教えてもらおうか


242 : 八凪 雪影【信念の想具】 :2017/02/26(日) 00:36:08 ???
>>239
「すまない、助かった。」

切り札を切って反動により動けなくなっていた所を助けてくれたソーマタージに礼を言う。
しかし、やはり体力を消費しているのか一目見れば顔色が良くないのが分かるだろう。

「畜生・・・。」

・・・顔色が悪いのは体調だけが原因ではないが。

>>240

「恩に着る。」

α-12に回収して貰った事によるお礼の言葉。
しかし、その声色はとても冷たくお礼を言っているようには聞こえなかった。
それもその筈α-12はカノッサ陣営であり雪影の敵である。
それに先ほどの言葉も相まって自身でも驚くほど冷たい言葉が出てきたのだ。
しかし、疲弊した体で何か出来るはずもなくそのまま運ばれていくだろう。


243 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2017/02/26(日) 00:39:36 ???
>>全員対象
とりあえず黒鬼の確保は完了した
この対処に関する越境者の評価は様々だが イリーのように歓迎してくれる声も少なからず存在した

ヘンリー五世「何時ゾヤノ・・・久シイナ。。。ソレデ・・・ココハドコダ・・・」
戸惑うヘンリー五世に状況を説明し 越境者が置かれている立場を語る

そしてこちらの作戦が抜かれている との言葉にヘンリー五世は反応する

ヘンリー五世「漂ウ・・・魔力ニ・・・覚エガアル・・・恐ラクコレハ・・・時読ミノ巫女ノモノダロウ・・・
       時読ミノ儀式ガ・・・行ワレテイル・・・止メネバ・・・」

右手をかざし 次の瞬間ゲートが開く その中にヘンリーは入っていった

ロイ「時読み・・・確か高度な未来予知」
アキレス「それが行われてるってんならおかしくはないな それで・・・いく?」

ゲートを前に一行を見回すアキレス 戦いはまだ終わってないらしい・・・

//それではイベント終了のお知らせ オツカレサマドスエ


244 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2017/03/11(土) 21:01:50 .szyF2Kw
【狭間のスクラップヤード】
さて 狂える鬼ことヘンリー五世を迎え入れたはいいが 言うだけ言ってゲートを開き 中に入って行ってしまった
一行の眼前には 彼が開いた歪なゲートが開いている

アキレス「行くしかない・・・よね?」
ロイ「あぁ だが嫌な予感がする 警戒しろよ 行くぞ!!」

一行がゲートをくぐった先は・・・

【??????????】
空を覆い尽くす黒雲 腐り位置を引く大地 回り見渡す限りの墓 墓 墓・・・・そして遠くに見える建造物

アキレス「うあ・・・」
ロイ「アキレスこれを持て!! 絶対に手放すな!! ベティはアキレスから離れるな絶対だ!!」

一行に襲い掛かる 絶望 憤怒 嫉妬 生への執着 いろんなものがまぜこぜになった 特濃の瘴気

死にたくない まだ生きていたい その体を寄越せ もう苦しいのはいやだ

【危険 瘴気:世界を漂う負の感情に魂そのものを掴まれるような感覚 まるで自分から自分が引きずり出されるような 自分が自分で無くなってしまうかのような感覚】
【強靭な精神力 または既に狂っている者 邪に抗えるだけの技能 またはアイテム それらを持ち得ねば自分が消失してしまうほどに禍々しい気配が充満している】

ロイ「タリスマンなら持っている!! ヤバイヤツはこいつを装備しろ!! 早く!!」
【上記の判定に失敗した者は ロイのお守りを装備することで上記判定に成功することができる】

ロイ「一体なんだってんだこりゃ・・・願望機(生命すべての敵であるディーモンを召喚できてしまうシンボル)が現れてもおかしくな・・・」
来て早々の窮地を脱した一行 ロイが辺りの墓を調べて交直する

ロイ「これ・・・墓じゃない・・・何か・・・分からんが とにかく特別な何かを施されている願望機だ・・・この特別な何かのおかげでディーモンの発生は抑えられちゃいるが・・・まさか墓だと思ったこれ全部・・・」
見回す 辺り一面の墓だと思った黒いシンボル それらすべてが願望機

ロイ「嘘だろ…これ全部でディーモンが降臨したら それこそエーカーが何かする前に世界が滅んじまうぞ」
鳥肌が立つのがわかる そして それを意に介することもなく建造物を目指すヘンリー五世が少し遠くを歩いていた


245 : イリー 黒髪の猫人 動禅魔導 右眼喪失 :2017/03/11(土) 21:32:35 ???
>>244
「……行動的だな、全く……」
「あぁ、そう……な、気を付けよう」

口で言う程辛辣ではない様子の猫の獣人イリー
若草色の拳法着に錫杖と刀を携え、彼のその後を追った

それでそれで

「……」

なんとも、との呟きは即座に呑み込まれる
それよりも早く、身と精神と魂を護る為の動禅術を発動させる事を本能的に選んだのだ
蒼白い闘気の焔を纏い、世界を覆い尽くす闇だとか邪だとか
様々な危険な事柄の襲撃を辛うじて防ぐ

「願望機……悪魔召喚の導の様なモノか?」
「……あ、おいヘンリーさん」

だとするならばなるほどと怖気
しかしヘンリーがズンズン前に進んでしまう為に追わざるを得ない


246 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2017/03/11(土) 21:33:37 ???
>>244
オイオイオイ、先越されちまってるぞ。因みに犬に先導されるときは、下に見られてるって事らしいぞ
…アキレスよ。昔言った事を覚えてるか?怒り、憎悪、復讐心…。そういった酸に蝕まれた器が、アレだ。努忘れるな。アレが憎悪の終着点。人以下の末路だ


ハイハイ。けど行って平気なのか?
【ロイに促され、素早く身支度を終えるとゲートへ飛び込む。そこで見たものとは】

───AAAAAARRRRGGGHHHH……!吐き気がするぜ……
【廃墟よりも酷い、腐りきった世界。いくつかの人格が有害な瘴気に呼応、共鳴し、狂人の自我を貪ろうとする】
【しかし、彼の根底は例え狂気の中でも変わらず、大木めいて確固としていた。気分は悪くなったが、支障は無い】


またデーモンか……。勘弁してくれ、デビルマンのファンなのに…
【ロイの言葉にゾッとする。何度か戦ったディーモン、アレが何体も出てきかねない状況の中にいるとは】
つまり…何か?俺達は、不発弾の中にいるような状況って事か?ハードすぎるぜ

【何はともあれ、進むしかないようだ。虎の子の大口径拳銃を両手に握りしめ、ヘンリーの後を追おうとする】
…あいつ、何か目的あるのか?前後不覚じゃあないか?


247 : エリドゥ ◆Ej7mfs3xVw :2017/03/11(土) 21:39:58 ???
>>244
顕現せし地獄、生命の終着点、愛と欲望を孕んだ滅亡の荒野に越境、越境、また越境、力ある者が集いゆく。
黒鬼――――――よくわからないが頼りになりそうな存在と言う事は確かだ。
力であればなんだって良い。この戦いに紛れてしまった以上兵器としての力を存分に発揮する以外役目は無い。
己は兵器である。それ以上でもそれ以下でも無い。そして、兵器をどう使うかは自らを使役する者次第……


越えた先、襲い来る凄まじい威圧感。これは殺意か、それとも憎悪か。心の臓を抉り取るかのような汚泥の如き気配
成程、つまりはこの気配を出す奴を〝壊せば〟良いんだな?ただ、同様の殺意が己が胸中で殺意を殺して回る。

「お先に行かれたか」

遠くに見やるヘンリーの姿を捉えそう呟く。武器も何も持たない、白いシャツと灰色のジーンズを履いた裸足の青年。
この場には余りにも異様、されどその在り方は更に異様。

「どうすれば良い?指示されれば、全て殺し尽くそう」

小麦か芒のような金髪がぬるりと肌に纏わりつく風に揺れ、翡翠の瞳が周囲の者達を見渡した。


248 : ウルリック【牙狼】>>204 :2017/03/11(土) 21:41:46 ???
>>244

「わうわう(霊質としては最悪極まるな)」

 礼によってメシ泥棒をしていたところを無慈悲にもゲートにポイッチョと投げ込まれてしまったウルリック。
 しかして、この世界の様相を見れば、普段のお調子乗りなアレも影を潜めるというものだ。

「ばうばう((>>245)〝領域〟より精神生命体であるディーモンを受肉させるための触媒と思えばいい)」

 願望機の名称どおり、願いを叶える魔導器でもあるのだが、
 ディーモン絡みという時点でそれがどのような叶い方をするのかは推して知るべし。
 これを用いて正気を失わなかった者などただ一人として存在しない。

【ウルリックは守護動物(トーテム)である。この手の瘴気には耐性がある】
【もちろん油断大敵だ。神聖なる存在が、渾沌に堕するなど枚挙に暇無い】

「わふん(拙いぞ?正気を失いかけた者がこの瘴気を浴びては最後の一押しになりかねん)」

 柴犬は尻尾を上にピンと上げながら前方を窺った。


249 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2017/03/11(土) 21:51:43 ???
>>245
青き闘気を纏うイリー ロイは紅蓮の闘志を纏ってこの環境に抗う

ロイ「そういうこった こういうのは何度か壊したことはあるが・・・正直何度もやりたくないというか一度だってごめんだ」

>>246
アキレス「あ・・・うん よくわかったよ でもさ・・・」
青い顔をしたアキレスがタリスマンを握りしめながら頷く
無理もない 危うく自分を失いかけたのだから

アキレス「やっぱりソーマが真面目なこと言ってると違和感しかないや」
まぁ軽口を言える程度には回復したらしい

ロイ「奴さんの目的は簡単だ 時読みの巫女の救助とジョン卿の敵討ちだ」

>>247
ロイ「待て待て待て 下手に手を出してどうなるか分かったもんじゃない!! 今は壊すな 少なくても今はだ」
殺意に囚われそうになっているエリドゥにタリスマンを渡し なだめるロイ

【すでに自己紹介は住んでいるということにしておいてください】

ロイ「とりあえず待て 今指示だすから」

>>248
ロイ「全くだ ほかのどの世界よりもヤバイ できれば今すぐ回れ右したいぐらいヤバイ」
普段なら豪胆なロイもこの光景に顔を青くしている

ロイ「今のヘンリーは時読みの巫女を救助するって目的の為に踏ん張っちゃいるが…時間は少ないな 急ごう」

>>全員対象
ロイ「あぁクソ鳥肌が収まらねぇ 戦略級第魔法の只中にいるのとかわらんぜ・・・」
アキレス「アレか 核実験の敷地内に迷い込んだみたいなんか・・・」

こうしている間もヘンリー五世はどんどん先に進んでいってしまう
と 辺りの願望機が一斉に輝きだす

なんだ? と思う暇もなく 現れたのは 名状しがたき異形の怪物
それらが一斉にヘンリー五世へととびかかっていく

この場にて一番危険な存在であるヘンリー五世を仕留めんと具現化したのだろう

ロイ「・・・何か分からんがチャンスだ 恐らく遠くに見える建物に時読みの巫女はいる
   ヤバイ奴らはほっといて俺らは建造物を目指すぞ 急げ!!」

世界に悲鳴を上げさせるヘンリー五世から離れて 願望機の隙間を縫うように前進を始める一行
だが建物に近づいていけば その分ミュータントに察知されることも多くなり 戦いは避けられなくなるだろう

事実 見ているだけで正気度を失いそうな怪物が数体 こちらを妨害するかのように接近してきている


250 : イリー 黒髪の猫人 動禅魔導 右眼喪失 :2017/03/11(土) 22:01:03 ???
>>246-248
「なるほどな……」

いい予感はしない、と苦笑
ディーモン、悪魔、何にせよロクでもない連中であるのは必至なのだ
柴犬ウルリックの声にふむと頷いた

「……貴方は貴方で、」
「余り咎を言うものじゃない、こんな場所なんだから」

殺し尽くすとの言葉に対して宥める様に
言霊とは時に力を持つのだ、それが負の方向となれば目も当てられない程に強力に
しかしソーマタージの、彼のヘンリーを示す言葉の数々には何も言える事はなかった
恐らくは反論したかったのだろうが、その要素を探す事が遂に出来なかった故だ
増悪の終着点たるヘンリーのその背を、しかしただ助けになる為に追う事しか今は出来ない

>>249
「破壊にも相当の力が必要になりそうなモノだ」

物理的にも、精神的にも、魔力的にも、加護的にも
多分様々な事を集約して行う大作業になるのだろうが、この数を前にそれをするのは途方も無い時を要するであろう

「……、お、おいあれ……」
「え、いやしかし……!」

ヘンリーに襲い掛かる怪物達、迎撃を行う彼
それを放っておいて建物に向かうのは些かドライな判断に思えたのか、助力をとした最中
彼の魔法が世界の一部を壊し、ならば本懐を遂げる方が彼の為にも良いと断じた

「……なんだこれは、邪魔を……!」

怪物が立ちはだかり、対して怖気を覚えながらも錫杖を振るう
動禅の魔力と相性のいい、天寿を全うしたセコイヤから削り出されたそれは蒼白い禅の浄化の力を纏って横薙ぎに放たれた


251 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2017/03/11(土) 22:02:33 ???
>>249
そうだなぁ…お前がディーモンに踊り食いされる様を見れば、真面目な事を言う気も失せるかもな
【軽口に減らず口を返し、前方を見やる】
【自分の庭だと言わんばかりにズンズン進むヘンリー。彼に降りかかるであろう因果を今から思ってしまう】

時読みの巫女…?………ああ、あいつね。ハイハイ
【本当は思い出せなかったが、適当に話を合わせる。あの分では、最早妄執に達してそうだ】


ウープス、冷蔵庫とかないか?困った時のシェルターになるんだが…
【無理矢理気を紛らわそうと冗談を飛ばしていると、遂に動いた。ディーモンが】
【どうやらヘンリー五世に向かっていったようだ。これ幸いとばかりに、ロイの言葉を受けて駆け出す!】
応ともよ!マジおっかねーから巻いていくぞ!

邪魔だ!イヤーッ!
【前方から向かってくる悍ましい怪物。臆する事なく向かっていき、地を蹴る!】
【顔の高さまで飛び上がり、空中で膝を抱えて一回転、その勢いとパワー、体重と鋭い靴底を乗せた稲妻めいた飛び蹴りを、怪物に向けて放つ!】

【怪物が倒れるならば重畳。そのまま彼らを無視し、建物の方へ一直線に向かうだろう】
【効かないならば、不本意ながらも迎え撃つまで。救助は他の人に託そう】


252 : エリドゥ ◆Ej7mfs3xVw :2017/03/11(土) 22:05:06 ???
>>249
「承諾した。今は待ちましょう」

タリスマンを渡されるもそれが何かを理解せず、ただ魔法道具か何かだろうと感じてポケットに突っ込む。
それの効果もあったかもしれない。だが初めから彼は殺意だけだった、襲い来る殺意を自らの殺意で逆に殺し尽くしているだけだった。

「戦略級大魔法か。あながち間違っていない。それか結界か」

周囲に満ちる魔力をひしひしと感じている。これは最早ただマナの満ちる大気と言うレベルでは無い。
遥か古代、神秘の生きる古代と同等かそれ以上だ。ここが大魔法陣の範囲内だと言われても否定する気は起きない。

刹那、周囲の墓標の輝きが視界を染め上げる。同時に現れる異形達、邪神格か?それともその眷属か?
ヨグなんて名が付いたら流石に相手はし切れない。見ても発狂しない辺りそんなレベルの化物とまではいかないようだが。

「あれは破壊して良いですね?承認よりも行動を優先します」

迫る怪物の一体に右腕を大小無数の虎、狼、獅子、蛇、その他諸々様々な動物の頭部に変え一挙に噛み砕こうとする。
我に与えられたのは原初、我に封じられたのは記憶、我の姿、即ち生命の理である。


253 : ウルリック【牙狼】>>204 :2017/03/11(土) 22:05:47 ???
>>249

「わふん」

 ペタペタと周囲を警戒しながら歩く柴犬。どうにも厄ネタ極まる。
 渾沌勢力(ルイナス・パワーズ)どもに災いあれ、だ。

【ここでヘンリー五世にダウンロードされたディーモンが襲い掛かってきたようだが、
 正直、加勢しようにも破壊に巻き込まれる公算が高い。ここは、先を急ぐことを選択】
【時読みの巫女の確保が第一用件なのだ。ここはそうするしかあるまい】

「…おいでなすったようだな」

 ウルリックの内奥から稲妻と風が吹き荒れる。
 ふわふわの毛皮はワイヤーを束ねたような灰色の剛毛に。
 その体躯は数倍に膨れ上がり、おおよそ尋常な生物らしからぬ偉大なる大狼に。

【出し惜しみは無しだと、ウルリックはその本性。雷狼としての姿を顕わとする!】

「どけい!雑兵どもがっ!!」

 口を大きく開き、口中に琥珀色の魔風が収斂。
 皮肉な事だが、瘴気と願望機が満ちるこの場であるからこそ、
 制御こそ困難であるが、魔風体系の魔術はその力を増すのだ。魔風の源泉…それこそが〝歪み〟ゆえに。

【収束したサンダーブレスを轟音とともに吐き出すウルリック!】


254 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2017/03/11(土) 22:22:11 ???
>>251-252
ロイ「悪いがヘンリーの援護をしててもこちらが力尽きるのが早い!! それよりも急ぐぞ!!」
イリーの戸惑いを払うかのように叫ぶロイ

前方には黒山の人だかりならぬ異形だかり すでにヘンリーの姿は異形に隠れ ただ世界の悲鳴だけが轟く

一行はヘンリーを追い越し 時に願望機の陰に隠れながら偉業をやり過ごしていたが 遂にエンカウント

まず先頭のソーマタージの回転飛び蹴りを放つ が大きくよろめくも異形は転倒せず
だがその隙を突いてエリドゥの腕から生えた動物の頭が異形の全身をかみ砕く

しばしビチビチと蠢いていた異形であるが 噛みつく力を込めれば動かなくなった

ロイ「ソーマ!! アキレス!! エリドゥ!! 先行しろ!!」
その言葉に駆け出すアキレス 見ればゆっくりとではあるが 建造物の入り口にシャッターが下りようとしている
ここで入り口を封鎖されれば 突破は厳しいものになるかもしれない

シャッターが降りる前のドアは木製であり多少の鍵がかかっていても 一行の力をもってすれば 突破は簡単にできるものとする
>>250>>253
ウルリックが正体を現し 雷を収束させるウルリック
その神格に脅威を感じたか 異形がウルリックに迫るも イリーとロイが援護に入り 異形を押し留める

そしてウルリックのサンダーブレスが迸り 異形をまとめて消し炭に変換した
だがウルリックの具現に脅威度が増したのか 異形が多数こちらに押し寄せてくる

ロイ「イリー!! ウルリック!! ソーマたちが建物入り口を確保してくれるまで踏ん張るぞ!! 入り口確保ののち建物を封鎖して異形を全部ヘンリーに押し付ける いいな!!」
迫る異形からジリジリと建物に移動しながらロイが指示を出した


255 : ウルリック【牙狼】>>204 :2017/03/11(土) 22:26:44 ???
>>254

「昼寝をする暇すらないときたかっ!!」

 軽口を吐きつつも口角を上に歪ませるウルリック。
 ディーモンスレイヤー。これぞ戦士の本懐也!

「ガアアアアアアアッ!!」

 大気を震わせ、瘴気を吹き散らすウォークライを発しながら、
 ウルリックは群がる異形共にその巨大な尾を振るう!!

【当然ながら、それは雷撃の力を帯びていることは言うまでも無い】

 3メートルを越える巨大な体躯が暴れまわるのだ。
 その威容を存分に敵に叩きつける!!

「(>>250)ネコ!巻き込まれるでないぞ!!」

 欠点として巨大ゆえに時に味方を巻き込みかねないことか。


256 : イリー 黒髪の猫人 動禅魔導 右眼喪失 :2017/03/11(土) 22:31:14 ???
>>254-255
「ヘンリーさん、ご無事で!」

ただそう叫ぶ事しか出来ない無力な己を呪う
だがそれも直ぐに、戦気を前にして振り払った
ネガティヴな感情をこの場で保つ事は憚られたし、何より集中を行わなければ切り抜けられない現状が優先されるのだ

「……ついでに、コーヒーブレイクもなさそうだ」

ウルリックの横で苦笑、だが矢張り似た表情を見せる
彼女の本質もまた、戦士たる存在なのだから

「ハァッ!!」

常人の倍量以上の空気のやり取りを瞬時に行う
爆発的な闘気の焔を纏い、ウルリックの尾撃の合間を縫って突撃!

「それにじゃれつく程に無謀ではないさ!」

錫杖と刀、そして脚を振るい無貌の者共を押し留めんと!


257 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2017/03/11(土) 22:32:38 ???
>>254
うわ、うわ、うわ…!
【目の前で暴れまわる鎖から避け、地を転がる。どうあれ、道は拓けたようだ】


あいよ!一番銛ってな!
【ロイに親指を立て、再び駆ける!駆ける!駆ける!】
【一歩踏み締める度に微細なスパークは大地を走り、速度は爆発的に増加していく】
【全身が衝撃保護の為の、鈍色のささくれ立った鎧に覆われていく!赤い光の軌跡が残る!】

イイイヤアアアァァァーッッ!!
【暴走殺人機関車じみた勢いのソーマタージは、再び地を蹴る!】
【空中で姿勢を横にし、ギロチンじみた両足の靴底を向ける。破壊槌じみたドロップキックが、鍵ごと扉を突き破ろうとする!】


258 : エリドゥ ◆Ej7mfs3xVw :2017/03/11(土) 22:32:46 ???
>>254
「承諾した。作戦遂行を最優先事項に設定、以降遵守する」

噛み砕いた異形には目もくれず疾駆する。この人数で死傷者を一人も出さない為には目的のみを優先した方が妥当だろう。
作戦遂行人数が多ければ多少の犠牲は気にならないが、今はそうも言っていられない状況だ。

瞬間的に両腕を剣へと変化させる。二の腕から先にはガントレットのような物が装備され手首から先は刀身となる。

しかし間に合わない。シャッター自体を止めた方が安全だがここは破壊する方が良いだろう。

「封印器解放、対象設定」
「―――――――――放て」

エリドゥの背後に光の歪みの如き穴が四つ開く、それは走るエリドゥに一定の距離を保って追従し、そこから光り輝く鎖が放たれる。
先端に剣の付けられた鎖。凄まじい勢いで投擲された鎖はさも大砲の様にシャッターへと迫る。


259 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2017/03/11(土) 22:46:41 ???
>>257-258
エリドゥが腕の先を剣とし 大砲の如く打ち出す シャッターの破壊を第一とした一撃・・・であるが
シャッターはその一撃を跳ね返し シャッターに傷がつくにとどまってしまう

【一行の突破を困難にし 異形を押し留める事を可能とするシャッターにはいささか威力不足の様だ】

だがデモンレッグを発動したアキレスとスパークと共に駆けるソーマタージのダブル飛び蹴りがドアに炸裂し 共に建物の中に突入
中は清潔感のある白い外観 そしてセキュリティルームだろうか? シャッターの肺兵ができそうな部屋がある

アキレス「シャッター操作は俺がやる!! ソーマは俺の護衛頼む!!エリドゥも早く中に入って!!」
セキュリティールームに突撃するアキレス シャッターの動きが一時止まる

だが建物の奥から重機を持ったガードマンが アキレスとソーマとエリドゥを止めんと出動してくる

>>255-256
ロイ「俺も心配してほしかったなぁ!!」
大きくしゃがみ込むロイの頭上を巨大な尻尾が薙ぎ払う

帯電した尾は偉業を薙ぎ払い 炭化させる

なおも世界の悲鳴が響き渡る世界の中で偉業を相手に大立ち回りをする2人と1匹

アキレス「みんな!! 入り口抑えている間に 早く!!」
建物の放送からアキレスの声が響く

ロイ「聞こえたな!! 全員建物の中に退避!!」
互いを庇い合い建物に向かう 追いすがる偉業を切り捨てながら向かうことになるだろう


260 : ウルリック【牙狼】>>204 :2017/03/11(土) 22:52:52 ???
>>259

「レディファーストだ。物事には道理というものがある」

 訳注)おっさんの心配など戦士の道にあらず。なむなむ。
 そうして、どうにかシャッターが止まった事を確認!!

「飛び込む隙を稼ぐ!行けッ!!」

 追いすがる者共に対して、両前脚を思いっきり振り上げ、

「雷鳴波ッ!!」

 ドン!と叩き落した瞬間、猛爆と呼ぶべき爆音と衝撃波が広範囲にわたって広がる。
 地雷を破砕をばら撒く牽制技。こういう場面では特に重宝する術だ。

「そして、――わうん!!」

 さらに飛び込むには不釣合いな巨躯をコンパクトにするため、柴犬に変化。
 舌をペローンと出しながらテッテケテーと、建物の中に飛び込まんとす1


261 : イリー 黒髪の猫人 動禅魔導 右眼喪失 :2017/03/11(土) 22:54:55 ???
>>259-260
「あ、あぁっ……!」
「……紳士で助かる……!」

それは短時間ではあった
しかし体感、圧倒的に引き伸ばされた時の流れは多くの手傷を彼女に与えていたし、呼吸も荒くなりつつあった
退避の声が聞こえる頃には毛並みの下に脂汗を滲ませ、返事もやや苦々しい
刀は折れてはおらず、しかし刃毀れが多く既に鞘に納めてあった
振るうのは錫杖であり、手脚であるのだ

「……どう、なっている、中は……?」

縛り付けの魔法を放ち、或いは攻撃を行いながら
撤退を進め建物内部へと向かう


262 : エリドゥ ◆Ej7mfs3xVw :2017/03/11(土) 22:57:21 ???
「少なすぎるか」

シャッターに弾かれた鎖を全て穴へと引き戻す。一度背後の穴を消し去り、次いで右腕を元に戻してから掌に光の穴を出現させる。
ドアの少し上に向けて鎖を射出。剣が突き刺さり、それを急速に掌の穴へと引きずり込む事で逆に身体を扉へと接近させる。

扉に接近した瞬間に剣を引き抜きスライディングの様に屋内へと飛び込む。一面に広がる白、そこだけがまるで異空間のよう。

「食い止めよう。ソーマ>>257どうするかは貴方に任せる」

指示があればそれを即座に実行するのが兵器。エリドゥは変化を解除し、更に右腕を鞭の様な触手の様な状態へと変化させる。
光で出来た触手の先端は槍の穂先の様に尖り、更に斧の刃を付ければ蛇の如くうねる二丁のハルバードの完成だ。


263 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2017/03/11(土) 22:57:57 ???
>>259
こんにちは!死ね!
【数度地面を転がり、勢いをつけて起き上がる。その顔面の下半分は既に、噛み合わせた牙を模した酸素供給機に覆われていた】

お前に出来るかなァ〜!?任せたよ
【アキレスに背を向け、ある一点を見据える。両手の銃をクルクルと回転させてから構える!】


オープンファイア!
【BLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBBLAM!!!重々しい銃声を何発を響かせる。ガードマンが現れるやいなや、攻撃される前に銃を乱射したのだ!】
【両手の銃は眩いほどのマズルフラッシュを放ち、大口径弾丸でガードマンの動きを封じようとする】

【数秒もすれば、銃撃は唐突に止まる。当然だ。弾が切れたのだから】
【しかしそこで顔を出すのは悪手となる。あからさまな隙を見せるソーマタージの人工筋肉が、異様な緊張を持つ】


264 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2017/03/11(土) 23:06:21 ???
>>262
知れた事!顔を見せた者から順々に殺していく!
【くぐもった哄笑を放つソーマタージの顔はマズルフラッシュに照らされる】
【背後から見れば、彼の背中に滾る異様な緊張が分かるだろう】
【同時に、動く度に跳ねる白いポニーテールの先端の何本かが、鈍色の触手に変わっていっているのにも】


…ちょっと待て、そんな事出来るのか?いいなー…
…アキレスを守る。やつに死なれては困る。敵が見えたらその長い…何それ?斧?触手?で、そいつを殺す
【空薬莢の落ちる甲高い音の中、唐突に平静を取り戻し、支援を要請】
【その最中にも目ざとく、弾の切れた拳銃に何かを仕込んでいる。彼だけではジリ貧だ】
簡単だろう?


265 : エリドゥ ◆Ej7mfs3xVw :2017/03/11(土) 23:10:12 ???
>>259
>>264
「承諾。では殺そう」

ソーマタージの手が途切れる時に合わせながら両の腕、触手を凄まじい勢いで番人達へと振るう。
絡めるように、首へ巻きつけへし折る様に、叩きつけ切り裂くように、全身全霊で打ち振るい続けていった。


266 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2017/03/11(土) 23:19:06 ???
>>260-261
ロイ「テメェにレディーファーストの精神があるとは驚きだな!!」
ウルリックの地震に足を取られる異形たち それを援護としてロイとイリーが建物に飛び込んだ

中は清潔感溢れる白を基調とした どこか病院を思わせる内装 だがソーマタージとエリドゥのおかげで赤いアクセントとガードマンの死体がほどこさえている
そして最後に柴犬モードに戻ったウルリックが飛び込んできたので シャッターを閉めて退避完了である

>>262-263
拳銃の乱射でガードマンを押し留めていたソーマタージに続いてハルバートを具現化させるエリドゥがガードマンを押し留めている間に後続が合流したことによりガードマンは殲滅となった

ソーマタージは彼らの持ってきた銃器(ライフル弾を使用するカービン銃か連発式散弾銃)を使用することができる

>>全員対象
ロイ「巫女はどっちだ!?」
アキレス「まって 今データをちょいといじくって・・・あった 地下実験室!! 向こうのエレベーターで直通だってよ」

指さした先 特定の職員のみが使用を許されるエレベーター
生体認証で動くらしいが 電撃でちょちょいと誤作動を起こせば動き出すだろう 電気のエキスパートもいることだし

【全員対象 地下実験室】
いかにもSFチックな円柱状の培養液の中に浮かぶ異形の物 絶えず情報を表示するディスプレイ

アキレス「いかにもな場所に来たな・・・ゲームで見たぞこんな場所」
ロイ「ちょっとまて 何が起きているか確認したい」
そう言ってディスプレイに向かうロイ

ちょうど近場に給湯室があるようだ 空く案くても一息入れりだけの猶予が生まれる

探せば食料や茶葉や豆が見つかるだろう 誰の物かは知らないが


267 : イリー 黒髪の猫人 動禅魔導 右眼喪失 :2017/03/11(土) 23:26:51 ???
>>266
「……ひとがいるのか? あんな周囲の状況で……?」

内部はてっきりもっと壮絶な模様か、或いは機械兵士ばかりだと思っていた
しかしなるほど、敵が何かを考えれば、何を相手にしているのかと思えば納得もいく

「地下室か、なるほど」
「……」

そしてコーヒーブレイクの猶予が生まれた
しかしどうにも落ち着かなそうにしているのは表に残したヘンリーの事を思っているからだ
こうしている合間にも彼は戦い続けている、それこそ身と魂を削ってまで
因みにコーヒーは豆を常備している程であり、今もしかり
だがそれを提案する余裕が無い
→精神的にやや、無意識の内に消耗しているようだ


268 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2017/03/11(土) 23:29:55 ???
>>266
ハハァー、いいぞいいぞ!皆殺しだベイベー!
【弾の切れた拳銃を投げ捨てる。ガードマンの方へ飛んでいったそれは、中に仕込まれた火薬により、空中で小爆発を起こす!】
【どうやどうやらケリもついたようだ。彼らの残したカービン銃と散弾銃をそれぞれ一丁ずつ、背中に背負う】

でかした!エレベーターでかした!
【アキレスに指され、た方へ行くと、どうやら特定の人以外動かせないらしい】
【電撃でチョチョイのチョイのホイサッサと行きたいが、少々暴れすぎた。この場はウルリックに頼もうとする】


全くだ。ゲームで見たのまんまだぞ…。今のうちに壊しちゃおうか
【油断無くカービン銃を構え、周囲を見渡す。ディスプレイの情報を読み取ろうとしてやめた。目が痛くなったのだ】

おう、頑張ってくれよ。俺様は補給の時間。……ラッキー、ポークビーンズがあるぞ。それに缶詰肉もある!
【食料を目敏く確保し、触手で作った簡易的なフォークで口に運ぶ】
【多分コーヒーか何かの豆をボリボリ咀嚼しながら、ロイの後ろからディスプレイを眺める】
どーよ、何か面白そうな話はあったか?


269 : ウルリック【牙狼】>>204 :2017/03/11(土) 23:30:32 ???
>>266

「わうわう(喉が渇いた)」

 どうにか飛び込むことに成功したので、
 首輪にくっ付いている小樽の中に入っている蒸留酒を器用にゴクゴクと飲むウルリック。
 修羅場の最中に酒!!大胆不敵ながらこれも戦士の道である。たぶん。

「わうん(壊れかけのセキュリティならばやれるか?)」

 琥珀色の魔風を収斂させて、生体認証のパネルに一定周波数のパルスを流し込む。
 流石にハッキングが必要なレベルだとどうにもならんが、朽ちた施設の整備不良セキュリティなら何とかなるか?

【そうして地下実験室へ】

「わうわう(周囲が渾沌まみれの施設だ。食事が変異汚染されていたら拙いが)」

 クンクンと車馬や豆などの臭いを嗅ぐ。 
 ヨモツヒラサカの如く、食べたが最後なんてオチは御免被るのだ。

【問題が無ければ卑しい犬コロ…もとい戦士として食するに躊躇はない】


270 : エリドゥ ◆Ej7mfs3xVw :2017/03/11(土) 23:31:08 ???
>>266
「状況終了」

とだけ呟くとエリドゥの両手は完全に元に戻される。余りにも不定形、余りにも自由。物理攻撃ならばどのような物でも見せてやろうとでも言うか。

エレベーターで直下へ移動


「外から何者かが来る可能性がある。見張っていましょう」

そう言うとエリドゥはドアの近くで神経を張り詰めながらディスプレイの情報解析と外部の動きに耳を欹てていた。
特に何かを口にする雰囲気は無い。まだ魔力の残存量は十分にある。と言うより、魔力切れまで戦ったのは一度だけだった。

「一つ、伺っても良いか?」
「その情報、罠の可能性は?巫女とやらを追って全滅、となればお笑い種」

アキレスへと問いかける。正直今この場にいる者達の素性を完全に理解している訳では無いが作戦の完全遂行には犠牲が出ない事が重要だ。
そう教わった。エリドゥ自身の感情では無かったのだが。


271 : ウルリック【牙狼】>>204 :2017/03/11(土) 23:33:58 ???
>>267

「わうん(奴の異能は広範囲無差別現象だ。加勢するには向いていない。お互いにな)」

 ヘンリー五世の心配をしているであろうネコに言葉を投げる柴犬。
 もっちゃもっちゃと食料を口に含みながらなのでイマイチ格好がつかないが。

「わうん(我々が急ぎ目的を達成することが結果として奴の援護となるだろう。だから休息はしっかり取るのだ)」

 一見してぶっきらぼうであるが、実のところ確かに紳士であったりするウルリック。
 やっぱり、頭を後ろ足で掻きながらなので格好がつかないのはご愛嬌であったが。


272 : イリー 黒髪の猫人 動禅魔導 右眼喪失 :2017/03/11(土) 23:44:10 ???
>>271
「あ、あぁ……そう、な……」

理解しているはずだった
恐らくは彼からすれば邪魔になってしまうし、
もしくはそれすら思わずに消されてしまうかもしれない
そして彼の真の行動目標を果たすべく動く事が、最重要かつ使命であるという事も
だがそれをそうと自らで決め付け判断してしまうと言うのは、身勝手ながら憚られている
故に背中を押して貰う事が何よりも有り難かったのだ、全て無意識下での思考ではあるが
返礼代わりに柴犬の頭を撫でようと、逡巡混じりに腕を伸ばした


273 : ウルリック【牙狼】>>204 :2017/03/11(土) 23:48:53 ???
>>272

「わふん」

 目を細めて根であられるままに撫でられるウルリック。
 不本意ではあるがもふもふゆえ、ある種のリラックスめいた効果があるらしいことは、
 子供達のおもちゃにされている都合上、なんとなく察していた。微妙にあわれである。

【まあよい、と尻尾をパタパタさせながらされるがままである】


274 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2017/03/11(土) 23:56:45 ???
>>267
ロイ「休んどけ こういう時に休むもまた戦士の役割ぞ」

そう言って情報を仕入れに行くロイ そして

アキレス「イリータン はい」
コーヒーマグを差し出すアキレス なおインスタントである

>>268
ロイ「ちょっと待ってくれ すぐ終わる」
それまで食事していろということだ どうやら食料に汚染の形跡は見られない

ロイ「あぁ トンデモなものがな」

>>269
とりあえず汚染はされてない様子であるが ソーマタージが食い散らかしているのでなくなる前に掻っ攫わないといけないかもしれない

>>270
アキレス「大丈夫だろきっと 罠事食い破るのがいるし」
と↑を指さす 世界の悲鳴は留まることを知らず 激戦が繰り広げられていた

>>全員対象
ロイ「とりあえず分かったことがいくつかる」
給湯室に戻ってきたロイ

ロイ
「科学のことはさっぱりだが どうもエーカーは呪術に関する何かしらのオーパーツ的な技術を手に入れたことで今回の騒動を引き起こしたらしい
 詳細は知りたくないし 下手に仕入れるとどこから情報が漏れるか分からないからしらべてないが その呪術を起点として多世界のファンタジー式SF式のをごちゃまぜにした
 完全に新しい呪術を機械的に操って アボミネーションを含める様々なゾンビを作り出している そしてここは新型を作り出す研究所ってことだ」

「だが連中焦っていたみたいだな たぶん俺らの台頭 カノッサ・テクノロジー陥落の失敗でゾンビの生産が追いつかないらしい
 そんな状況を打破すべく後期生産型の開発が行われていたんだが・・・」

「俺も呪術は多少の知識程度しか知らんのだが 万が一のリミッターやセイフティを一部オミットしてスペックと生産性を向上させようとしていたらしい
 下手を打てば戦う願望機の出来上がりだぜアレ このタイプが生まれてしまったかは分からん 祈るしかない」

といって顔を覆ってしまう それほどヤバイ代物である

ロイ「ウルリック せめてこの施設を破壊しよう 本当はこの世界その者をはかいしたほうがいいんだが それにはヘリ―の力が必要だ
   何かあればチューブ内の化け物もセキュリティとして出動するらしいから いまのうちに生命維持装置を破壊すれば直に死ぬ そのあとで実験室メインに突撃して巫女を救い出す いいか?」

そう言っていると 階上で聞こえる世界の比名 ヘンリーが建物内部に突破してきたらしい


275 : ウルリック【牙狼】>>204 :2017/03/12(日) 00:02:01 ???
>>274

「わうわう(了解した。雷撃で機械の類は粗方破壊できるからな。電気経路に高圧を流し込んでやれば概ね破壊できるだろう)」

 しかし、と、この施設を表の中途半端な封印がされた願望機の山を鑑みて、

「わうん(禁断の技術そのものだな。連中、本当にアレを制御できるなどと思っているのか?)」

 雷撃による施設破壊のタイミングをロイに委任。GOが出れば即実行するだろう。
 どうにも鬼も随分暴れている様子。加勢ならいいが、こちらを味方と認識する理性が残っているか疑問だ。
 さっさと決着をつけたほうがよさそうである。


276 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2017/03/12(日) 00:04:06 ???
>>274
ワオワオ、そりゃあまた…ヤバいんだな
【食べていて多少は気分も落ち着いたようだ。缶に入れたままの塩っぽい肉に噛り付き、神妙な表情を見せる】

やれやれ、変なもの作りやがって…。それじゃあ、早いとこ……


【頭上から聞こえる嫌な音。慌てて立ち上がり、手に持ったカービン銃で生命維持装置っぽいもの目掛けて兎に角乱射!】
まずいな…!あの猪武者、こっちに向かってきたか
こんな所で、こんなキモいのに襲われてたまるか!とっとと装置を破壊して急ぐぞ


277 : イリー 黒髪の猫人 動禅魔導 右眼喪失 :2017/03/12(日) 00:04:48 ???
>>273-274
「……」
「ぁ、あぁ……すまないな」

過去を想起するひとの、特有の眼差し
ウルリックの頭頂部、両の耳の合間を撫でながらイリーは隻眼を細めてかつてのいつかへと想いを馳せていた
アキレスから差し出されたマグを片手で受け取りロイに頷き返す
その合間も矢張りウルリックを撫でる手は止まらない(しかもなんだか矢鱈とテクニシャン! 手練れの業前!)

「……機械に呪術を扱わせているのか?」
「ゾンビの、不死者や悪魔召喚の導の生産……?」
「……クソ、ふざけた事を……」

生命に対する冒涜であり、全ての調和への反抗だ
許す訳にはいかない外道に歯を軋ませる
作戦内容を、コーヒーを啜りながら聞いていた
インスタントのそれはなんだかやたらと今の体に染み込んで来て美味い、不思議なモノだ

「……ヘンリーさん、無事のようだな」
「わかった、行こう……」

あの時救えなかった巫女を、今度こそ守る為に
あの時どうしようもなかった世界に対して、せめて少しでも贖罪の為に
動禅の僧たる猫の獣人は迷いなく立ち上がり、錫杖を強く握り締めた


278 : エリドゥ ◆Ej7mfs3xVw :2017/03/12(日) 00:09:03 ???
>>274
「罠ごとか。それもそうか。では僕も万が一があれば食い破るとしよう」

狼をちらりと見てから言葉を返す。まぁそれもそうだ、全て強行突破してしまえば楽だろうよ。
思えば自分がやって来た作戦はそう言う物が多かった気がする。少しだけ不明瞭な記憶を辿り、結局言われた事をやっていた事だけを思い出す。

「人工的に作られたゾンビ……」

ふと自分の事を考える。人の手で作られた人智を超えた脅威と言う点では自分も似たような物だろう。
自分の場合、完全なる魔術と科学によって作られていたが……それも事によれば違っていたかもしれない。

「要はここにある物を効率良く壊せば良いんだろう?僕はその為に作られたような物だ」
「始めようか」

そう言うと両腕を無数の剣に変化させ、それぞれが触手のように伸びる剣全てを生命維持装置へと射出した。


279 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2017/03/12(日) 00:34:38 ???
>>277
ロイ「それがどうもある程度科学が行き届いている世界からすると理にかなったことなんだとよ」
怒りに刃をきしませるイリーであるが ロイの言葉にどう思うか?

ロイ「魔法陣のちょっとした書き間違い 呪文のタイミングやイントネーション 生贄のほんの数グラムの誤差
   こんなちょっとしたことで呪術ってのは簡単に失敗しちまうんだと だからいっそデータ化してやった方がよっぽど性格な呪術が出来ちまうんだと」

ロイ「さぁ さっさと終わらせよう!!」

>>275
ロイ「慣れってのは恐ろしいもんでな たとえ最初は恐ろしくても 次第に危機感が薄れていく
   そんな時に凶事ってのは起きるんだ 今まで制御できちまってたんだ これからもできると思っちまってたんだろ」

アキレスがブレーカーの密集する制御盤を発見 ドアを開く

ロイ「そういうわけだ デカイの一発ぶち込んだれ!!」
アキレス「ああ・・・次は雷だ」

この辺の機械の腹ん中がパンパンになるまでぶちかましてください


>>276>>278
ロイ「ヤバいんだよ とんでもなくな やるぞソーマ!!エリドゥ!!」
ウルリックの電撃が決まり 辺りが一瞬暗くなり 非常灯が点灯 非常電源が起動しかけるが それすらも許さぬウルリックの一撃がディスプレイを暗転させる

そしてソーマタージの銃撃とエリドゥの剣戟が培養液に突き刺さり 辺りに粘液質な液体をまき散らす
正式な手順を踏んでいれば活動も可能であっただろう偉業は 突如の生命維持停止にもがき 苦しみながら事切れていく

>>全員対象
非常灯の暗い光を頼りに一行は走る 走る 巫女のいる場所へ そしていくつかの扉をくぐり その先には・・・

そこはほかの場所からシステム的に隔絶された場所 明るい照明が生きている

???「○○時○○分 ヘンリー五世が当世界を破壊」

放送越しに室内に響き渡る少女の声 まちがいない時読みの巫女の声だ

巫女「○○時○○分 ヘンリー五世が当世界を破壊」

ロイ「これは・・・時読みの儀式? だがあれは散会しか使えないはず」
アキレス「だったらやべぇじゃん さっさと助けないと!! 巫女ちゃん!!助けに来たよー!!」

一行は探す 声の主を だがここに《人》はいない

巫女「○○時○○分 ヘンリー五世が当世界を破壊」

そして三回目が響き渡る これで巫女は廃人になってしまう・・・はずだった

巫女「巫女の強制シャットダウンを悪人 バックアップデータをダウンロード」

ロイ「・・・? 何を言っている?」
アキレス「・・・わかんない」

巫女「○○時○○分 ヘンリー五世が当世界を破壊」
何かが聞こえ またも巫女の未来予知が始まる 一行に嫌な予感が とても嫌な予感がよぎるだろう


280 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2017/03/12(日) 00:41:33 ???
>>279
一丁上がり!頭と心臓に二発。忘れるなよ
【弾の切れたカービン銃を投げ捨て、連射式ショットガンに持ち替える】
【当面の危機は去った。ブーツの底についた粘つく液体を、異形の身体に擦り付けて落とす】


ななじすき。…なんだこれは?
【響く少女の声。不吉極まりないその予言を聞き、ショットガンが歪みかねないほど握り締める】
【何かがおかしい。巫女の機械じみた単調な話し方に、嫌な予感がする】

おい…、急ぐぞ。何か嫌な予感がする…


281 : イリー 黒髪の猫人 動禅魔導 右眼喪失 :2017/03/12(日) 00:47:53 ???
>>279
「……」

頭を抱える
呪術に関して、イリーが知る事は多くはない
しかし彼女の家系の多くはその術を扱い、魔女の一族として名を馳せて来たのだ
そんな魔法が機械的に制御され量産されるという事実が、どうにも受け入れ難かったのだろう

そして、巫女の御許に至る

「何処だ、何処にいる!?」

数度目となる叫びに返る声は何処か無機質だ
時読みを行い、そしてそれが三度目を過ぎた後に

「……どうなって……」
「……」

心臓が一度だけ、毒素を吐き出したように鼓動した
背骨の全てが凍てついて、霜を張ったような怖気が走った
体の彼方此方に、墨汁が和紙を侵すかの如き黒い違和感が宿った

「今、時間は何時だ」
「越境に対応している時計……誰か、ないのか?」
「ヘンリーさんは何処にいる! 巫女さんは……!」

イリーは戦時、時計を身に付ける事はない
そして巫女の、大凡想像出来る内の最も悲惨な結末を予想してしまい隻眼に戸惑いの光が揺らいだ


282 : エリドゥ ◆Ej7mfs3xVw :2017/03/12(日) 00:49:16 ???
>>279
「やりましたよ。ロイ・ゴールドマン」

やるぞの声に意趣返しの如く言葉を返す。これでこいつらは一網打尽だ。同じ造られた兵器としての情なども……
まるで無かった。別に自分と似通った存在が死のうと心に水滴が落ちる事は無い。お前達が殺しに来るのだから此方も殺しに行く、至極当然。

暗闇から抜け開けた場所に出る。ここが目的地か、巫女とやらがいる最深部か。
その瞬間聞こえ始めた声、そしてロイ達の三回までと言う言葉……

「あの荒神がこの世界を破壊する……?」

直後に聞こえ始めた強制シャットダウン、そしてバックアップと言う言葉。ああ、嫌という程聞いた言葉。
研究員達が研究データを記録する、それがバックアップ。機械の電源が外的要因によって遮断される、それが強制シャットダウン。
三回まで、三回の後にその声……

「巫女の力を繰り返し利用できる手段があるのか……?」

その瞬間、本能的に右腕を剣に変化させる。何が起こっても対応しなければならない、出来ねば死ぬ……!


283 : ウルリック【牙狼】>>204 :2017/03/12(日) 00:50:40 ???
>>279

「わうん(そこのあほたれ(アキレス)は今度その手の場所に放り込む)」

 クソミソな事をほざいたアーティストに対する処罰は決まった。
 恐らくはハッテンなトイレに無慈悲に投入されるであろう。

【アキレス君のお尻の命運は決した!】

 電気回路に琥珀色の魔風…獣/ガウルの風を充分に浸透させ、
 そして魔風を実存の現象たる雷撃に顕現!その脆弱なる網目を一気に焼ききった!!

「わうわう(ドヤッ!)」

 犬コロのドヤ顔という珍しいっぽい表情を見せた後、
 残りの仕事たる巫女の救助に赴いた。のだが――

 -----------

「グルルル…」

 いざ、救出対象がいると思わしきホールに出たとき、
 放送越しの巫女の声。だが――

「わうわう(シャットダウン、バックアップ…〝人〟に用いる言語とは思えん?)」

 誘拐されてしばらく立つという。有用な能力。しかし複数回の使用は脳を焼く。
 ならば、それをクリアするためにナニをした。ナニをしてしまった?ナニをされてしまった?

「…わう(拙者の世界のいけ好かない狂信者ども…帝国技術局(アデプトウス・メカニクス)の機械司祭は、
 身体、血液、そして脳に至るまで機械化していた。機械神に対する信仰な為したものだ。それはいい。
 望んでしていることだ。…急に連中のことを思い出してしまったよ…)」

【思考に、過ぎった締まったのだ。時読みの巫女はもうマトモな人の形状を留めていないのではないか…と。
 そして、ヘンリー五世が間もなく世界を破壊する。それはナニをキッカケとして行われる?】

(救出対象を救った後か、救えなかった場合かのどちらかであろう)


284 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2017/03/12(日) 01:00:10 ???
>>281
アキレス「あと・・・10分」
スマホを取り出し 時間を確認 ん越された時間は少ない

>>全員対象
嫌な予感を振り切るように巫女を探す一行 だがどこにもいない 机の下を探しても 棚をなぎ倒して裏を見ても どこにも

巫女「○○時○○分 ヘンリー五世が当世界を破壊」

あらかた探した 後機になるのは 小さな鉄の箱 人が入るこができないほどに小さな箱

巫女「○○時○○分 ヘンリー五世が当世界を破壊」
巫女「巫女の強制シャットダウンを確認 バックアップデータをダウンロード」

アキレス「・・・・・」
ロイ「・・・・・・ッ」

不安そうにロイを見るアキレス ロイは一つ頷くと 箱に取り付けられた 赤く光るボタンを押す

プシュウと音を立てては弧の全面が開く そこにあったのは

人体の 人が人として行動するために一番必要な《パーツ》が 培養液に浸って浮いていた
あらゆる場所に電極が突き刺さり それはPCと接続され そこから合成された巫女の声がマイクを通して室内に流れていた

巫女「○○時○○分 ヘンリー五世が当世界を破壊」

アキレス「ヴ・・・」
アキレスが部屋の片隅に移動し 胃の中を吐瀉する音が響く

そしてヘンリーが現れる 己と異形の血液に濡れた憤怒の鬼が

ロイ「・・・逃げるぞ」
アキレス「・・・へ?」

ロイ「逃げるんだ今すぐに ゲートを開け Move!! Move!! Move!!」
ヘンリー五世「巫女・・・様・・・?」

ロイの焦ったような声と 呆けたようなヘンリー五世の声が室内に響く

そして 世界が断末魔の叫びをあげる


285 : ウルリック【牙狼】>>204 :2017/03/12(日) 01:10:38 ???
>>284

「…わう(むごい事をする)」

 予感的中…脳以外の余計なパーツを取り外し、時読みの機能のみに特化させたか。
 脳が持つ能力と機械的な機能保全が複数回の予言の実用化を実現。実に効率的だ。反吐が出るほどに。

「わう(お嬢…も、これで動けるか)」

 そしてエーカーがディーモンを用いる禁断の領域に足を踏み入れたならば、
 銀河帝国は間違いなく同盟を破棄する。領域より来る者共こそが不倶戴天の敵ゆえに。
 技術的提携も消極的協調のコレで手仕舞いであろう。

「わうん(あの者がいっそ哀れだ。もう戻れぬかもしれん)」

 世界を破壊せんと叫びをあげたヘンリー五世。
 しかし、それには驚愕も恐怖もありはしない。ただただ憐憫を誘う哀れさのみがあった。

【正気に戻れども地獄。ならばいっそ狂気に堕ちたほうがよいのか?
 しかして、危険な力と狂気が重なれば、それはただの暴威にすぎぬ。
 世捨て人となるか、狂戦士となるか。どのみちマトモな生き方も死に方もできまい】

「わう(行くぞ。もう拙者たちに出来ることは何一つ存在しない)」

 そう断じて、開かれたゲートに飛び込むウルリックであった。


286 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2017/03/12(日) 01:10:47 ???
>>284
【机の引き出しにも、ゴミ箱の中にも巫女はいない。苛立ちに任せて椅子を蹴飛ばす】
【どうやらロイ達が何か見つけたようだ。油断無く彼らの後ろから散弾銃を構え、顛末を見届けようとする】


…ッ!やりやがった…!あいつら…!
【一瞬目を見開き、怒り、焦燥に目元をヒクつかせる】
【最早彼女は生きているとは言えないだろう。貶められ、電極に凌辱され利用しつくされた巫女を『破壊』しようと、深淵めいた銃口を向ける。その時!】

ヘンリー…!?間の悪い男だな貴様はッ!!
【現れたヘンリーに思わず銃を向ける。世界が死に始めた】

どうやって開けろってんだよ!そんな自由に行ったり来たり…してるか、たまに
【やり場のない怒りを乗せた抗議。このままではマズイ。いざという時のため、ヘンリーを殺す算段すらしながら怒鳴る】


287 : イリー 黒髪の猫人 動禅魔導 右眼喪失 :2017/03/12(日) 01:13:10 ???
>>284
「……! 外道ォォっっ……!!」

床に伏して拳を叩き下ろした
拳大のクレーターが生まれ、既に奥歯の数本は噛み砕かれている
瞳の奥が燃えて、目玉が溶け落ちているのかと錯覚したが、泣いているのだと気付く
そして、彼が彼女を見付ける

「……ヘンリーさん!」

ゲートを潜るのを限界まで、その時の直前まで拒み続ける猫の獣人は叫ぶ

「巫女さまの無念は必ず晴らす、もし貴方の怒りがそれで鎮まらないと言うのならばその時に私を好きにしてくれていい!」
「だから、今は一緒に……!!」

世界の断末魔
数千の、死に逝く者の最期の叫びを重ねたより尚圧倒的なそれはイリーのこころを瞬時に蝕む
だが彼女はゲートに押し込まれながらも、己の手を差し出す事を止めはしなかった
ヘンリーは、彼は既に破壊者である
しかしそれでも、イリーには仲間であった、戦争を共に戦い続けた戦友であった
それが世界の破壊に巻き込まれたとしたとしても
その手を差し出す事を、決して止めはしなかった


288 : エリドゥ ◆Ej7mfs3xVw :2017/03/12(日) 01:19:29 ???
>>284
鼻をつく饐えた匂いが漂う。眼前の男の吐瀉物の匂いと言う事は誰がどう見ても明らかだった。
更にもう一つ明らかな事がある。そこに浸かる物が紛れもなく人間の脳であるという事。

(最適な形に変えられたか……あれではもうただの機械に変わりない)

無慈悲な感想だけを脳裏に浮かべる。わかりきった事だがあれはただの脳みそだ。
電気信号を与えられて同一の行動を繰り返すだけのオートマタに過ぎない。
あれならば死んでいるのと同じだ。生物としての定義も成していない、よってあれを庇護対象として見る心は無かった。

「申し訳ない。開け、と言われてもそう簡単に開けられるものでも無いのです」
「全力を出せば足止めかそれ以上の事は可能ですが?」

そう言ってヘンリーを見やる。その瞳には闘争心も、憐憫の心も見えはしなかった。
ただ、殺めるのみ。


289 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2017/03/12(日) 01:20:41 ???
>>全員対象
アキレス「ねぇちょっとヘンリーh」
ロイ「いいから来い!!」

ゲートが開かれれる ウルリックがまず飛び込み ソーマタージが エリドゥが飛び込み
最後にイリーを担ぎ上げ アキレスの首根っこを掴んだロイが世界を渡りゲートが閉じる
そしてこの世界に人はヘンリーだけ いやヘンリーもすでに人から外れているのかもしれない

巫女「○○時○○分 ヘンリー五世が当世界を破壊」
ヘンリー「巫女様…巫女様・・・モウ苦シマナクテ・・・イイノデス・・・楽ニ・・・ナリマショウ・・・巫女様・・・」

巫女「○○時○○分 ヘンリー五世が当世界を破壊」

この世界は 消滅した

【狭間のスクラップヤード】
ゲートが閉じる アキレスはその場に倒れ込み ロイは近場の瓦礫に座り込む

アキレス「ねぇ…ヘンリーは・・・?」
ロイ「滅びただろうな・・・あの世界と共に」

アキレスの問に答えるロイ

ロイ「ヘンリーには悪いが これでよかったのかもしれん 次元干渉なんて禁呪をああも使ッチマウンじゃどこ行ったって最大級の危険人物として生死問わずのお尋ね者
   あの世界で巫女と果てた方が 当人も納得するだろう・・・それに願望機も一緒に破壊されてくれれば万々歳 エーカーも研究所を破壊されてダメージ大 感情を抜きにすれば最良の結果と言える」

ぐったりと首を垂れる

ロイ「兎に角ミッション終了だ ああ・・・肉体的より精神的に厳しい戦いだった・・・」

//それではイベント終了 オツカレサマドスエ


290 : イリー 黒髪の猫人 動禅魔導 右眼右腕喪失 :2017/03/12(日) 01:26:57 ???
>>289
「……私は、……私はっ……!」

消滅に巻き込まれた右の二の腕から先は、存在していなかった
その断面は呪詛めいて赤黒く染まり、肩の上下に併せて血が滴り落ちている
ロイの言葉に彼を睥睨するが、言葉ない
それがほとんどの意味で正論である事を認めてしまっているからだ
だがそれだけで、そうと言うだけで片付けられていいモノなのだろうか?
否だ、断じて否
左手でかつて右の腕のあった場所を庇うようにして、大きな息を吐いた
そしてそらを見詰める、スクラップヤードの変わりのないそらを

//お疲れ様でしたっありがとうですーるっ


291 : ウルリック【牙狼】>>204 :2017/03/12(日) 01:32:11 ???
>>289

「わうん(自死を選んだが。いや、それがいいのだろう)」

 どの道地獄しか予測できなかったのだ。
 ならば、あそこで終わるのが最良といえば最良なのか。クソ忌々しい。

「わうわう(しかして、脳に負担のかかる能力ならば機械と脳の結合で制御か。まったく、ロクでも――)」

 ここでウルリックに嫌な予感が過ぎった。
 帝国との同盟破棄。既定路線であろう。――脳摘出による異能の制御???

「――お嬢?」

 因果律改変による生存希求能力…実存の観測はもはや問題ではない。形振りかまっていない。
 仮に、もし手中に収められるとしたら、無敵の兵士の誕生だ。
 連中が、その観測もままならないまま、予測だけでそれを実行に移すとしたら――

//乙かりーさまでありましたですノシ


292 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2017/03/18(土) 21:11:53 .szyF2Kw
【狭間のスクラップヤード】
ロイ「よっしゃ ちっと飲みにでも行くか!!」
不穏な空気漂う狭間のスクラップヤード 原因は出所不明な依頼による獅子身中の虫の存在が明るみに出たこと

原因究明に躍起になる諜報部と 遅々として進まない調査 漂う疑心暗鬼の重苦しい雰囲気

そんな中ロイは努めて明るく一行を飲み会に連れ出した(まぁ一部は半ば強引であるが)

【場面転換 ジョシュアのセーフハウス】
家主の許可を得ず 誰かの合鍵をもって堂々とセーフハウスに乗り込んだ一行

ロイ「さって それじゃ話をしようか」
アキレス「え? 飲み会は?」
―――ギィ!!

腰を落ち着け話を切り出すロイ
アキレスはジョシュアの冷蔵庫からビールを取り出し プルタブを開けた状態でおめめをパチクリ
ベティちゃんはご馳走はどこだといきり立っている

ロイ「気付けよ・・・まぁいいや後でな お前さんらの中には遭遇したヤツもいただろうが ここ最近スクラップヤードに密偵が潜んでいるってぇ話が舞い込んだ
   こいつを炙り出すためにちょいとご足労をと思ってね こいつだ」

取り出したのは一枚の依頼書 そこは

アキレス「あ これ知ってる エヴォリウム皇帝と魔王ウーヴェがいた世界だ」
読んでみてすぐに気付いた様子のアキレス あの戦いは彼にとって初めての大規模戦争だったのだ

内容はエーカーがちょっかいを出し始めたばかりの世界を今のうちに抑えれば戦力を借りられるかもしれないといった内容

ロイ「俺はこれが少々匂うと思ってるんだ だが 俺らはあえてこいつに食いつく そして別働隊によってスパイを見つけ出そうってぇ寸法よ」
アキレス「それで? 誰が囮をやるのさ?」

ロイ「お れ ら」
アキレスの問にいい笑顔で応えるロイ

ロイ「別働隊は諜報部の中から四五六を軸とした知り合いで固める 囮は激戦を想定し 俺らと共に カノッサから鈴虫と ギガースも連れて行く
   タフな仕事だ いまのうちに英気を養っておけよ さぁ話は終わりだ 飲み会すっか」
―――ギィ♪

ベティはご馳走の到来を察し 嬉しそうにハサミを振り上げた


293 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2017/03/18(土) 21:40:17 ???
>>292
え?ロイの奢りで焼肉食い放題だって?コトせにゃ
【一人冷めた表情を浮かべ、疑心暗鬼の状況を眺めるソーマタージ。よくある事だ、人が三人以上いれば、この手の事は必ず起こる】
【だが、その時聞こえたロイの言葉は意外だった。キョトンとしながらも都合のいい事を考える】
【完全にトンチキモードに思考をシフトさせた狂人は、唸りを上げる死人の少女に見送られながらゲートへ向かう】


おまたー?ビールないビール……アレ?
【勝手にシャワーまで済ませていたようだ。アメコミ的な鍛え上げられた肉体を露わにし、シャワールームから戻れば話が始まっていた】
【肩に手を当て、表皮を剥ぎ取る!ゴア!……どうやら肉襦袢だったようだ。中から現れたのは、いつもの薄汚い白いコート。戦闘服】
なんだよ…せっかく人が社会的地位とか尊厳とか評判とか犠牲にしたギャグかまそうとしてたのに…

囮か……。厄介事は慣れているさ。汚い仕事もな
気は乗らないが、致し方あるまい。別働隊にマンジュシャゲとエリコも入れてやろう。きっと苦しむぞ。…ワクワクする
【鋭い目で依頼書に目を通す。アキレスは知っているようだが、こちらは何も知らないので関係ない】
【フン、と鼻を鳴らすと、光の無い赤い瞳で一行を見渡す。この面子なら最悪でも、死にはしないだろう】
スパイを見つけて、もし生け捕りにして痛めつける事があるなら…その時は俺にやらせてくれよ、いいだろ?

【濁った瞳も、「飲み会」という言葉に再び輝く。先程までの暗く陰湿な雰囲気が嘘の様な喜びよう】
わぁい飲み会大好き。俺腹減ってんだ、まずは肉出せ肉
【ビールビール!とはしゃぎ、家主の物であろう酒やら食糧やらに勝手に手をつける。なんたる図々しさか!】


294 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2017/03/18(土) 21:41:36 ???
>>292
『私?』
『やだなぁ責任重大じゃん、高いよー?』

なんて言うのは七八の反応
戯けてはいるが、信頼の証の様な依頼を受ければ喜ばしくないはずがない
彼女なりの任せておけとの照れ隠しである
さて、そして半人は

「奴隷戦争」
「……わたしの主観時間からすればついこの間ですが、遠い過去の事の様に思えます」

半人は未だ製造後1年を経過していない
ちなみに奴隷戦争は
ttps://www60.atwiki.jp/kyoukaisen/pages/60.html
の2014年欄参照である

「そうですね、まぁ……」

囮となるのにこれ以上の適任者達はいないであろう
納得の様子です頷き、参加者達をぐるり一望
そしてオレンジジュースを受け取れば乾杯、今はこの空気を、ひとときの休息を味わうとしよう


295 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2017/03/18(土) 21:51:18 ???
>>293
家主はこの状況をどう見るだろうか? とりあえず一頻り飲み食いした後代金をテーブルの上に置いとくのであった

>>294
ロイ「お前さんほどの女子が高いよーって言うと 前に行った世界にいた 制服姿で春を売ってる連中にしか見えんな」
照れ隠しな四五六に不謹慎発言なオッサンであった

なお今回四五六パートは無い(無慈悲)

>>全員対象
そして決行当日

ロイ「・・・誰か最初の音頭取りたい人いる?」

一行はゲートをくぐる その先は・・・

【魔界】
砂と埃に塗れた地上階の果てに存在する魔界 つい最近まで世界に手中に収めんとし 破れ追いやられた敗北者 魔族が細々と暮らす世界
だが今は先の奴隷戦線で友好を築いた人間とドワーフにより物資が送り込まれたり 鉄の烙印の適応外である合成樹脂の発明などでにわかに活気づいてきた

魔界の発展という悲願に向けて歩き出した・・・その矢先である

魔王「報告を」
魔族の長 魔王が住む城 石造りの実質剛健な城で 石の玉座に座るは 圧倒的な覇気を纏う魔王ウーヴェ一世

魔族「ハッ 近年増殖する所属不明のアンデッドの襲撃事件は増加の一途をたどっています
   今は武装神官の活躍により鎮圧できていますが これ以上増大すると・・・」

その言葉に渋い顔をするウーヴェ 可及的速やかに打開策を講じねばならぬ と この場に門が現れる
一同身構える中 門が開き そこには・・・

アキレス「よっしゃ一番乗りーってあれ?」
警戒心MAXな雰囲気漂う場に不釣り合いな声のアキレス 何事かとおめめをパチクリするのであった

そこには魔王ウーヴェ一世 ドワーフ 人間 グリーンスキンの 各種族のお偉いさんとその護衛がそろっている


296 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2017/03/18(土) 21:57:12 ???
>>295
『解せない』

無慈悲宣言にメタい七八でありました(出番お終い)

「……ちゃんと服、着てくれませんか……?」

肉体美なソーマタージ(>>293)に目線を合わせられず、ナナメ下に逸らしながら
ともあれ飲み会、酒は飲めないがその席は好きなのだ
たっぷりと味わい、楽しみ、今に至る

「……二番か、三番乗りですね」
「ご無沙汰しております」

如何にも位の高い方々を前にして半人
凛を纏ったまま微笑み、恭しくしかし嫌味っぽさのない所作で一礼


297 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2017/03/18(土) 21:59:50 ???
>>295
本人も何も言わないんだ、気にしてないんだろうさ
【テーブルの上に代金が置かれるのを見て何かを感じたのか、ポケットから引っ張り出して乗せたのはリップクリーム(未使用品)。ナムサン】


一番乗りどーぞ…。ウープス
【アキレスに続いてゲートから現れるのは、元々悪い目つきを更に細め、片手にエチケット袋を携えたソーマタージ】
【出た先が偉そうな人達の眼前だと気づけば、姿勢を直し袋を捨てる。ただの冗談だったのだ】

えーっと…。ハロー、内藤さん?
【彼らに面識は無い。交渉とかそういうのは他の人に任せることにした】


298 : イムカ・グリムナー【最善への希求】>>390 :2017/03/18(土) 22:12:59 ???
>>295

 まず顛末から説明しよう。
 私はジョシュアのセーフハウスにいた。うむ、OK。間違いない。
 そこで、約128時間ぶりの睡眠をとっていた。これもいい。

【んで、ノミカイと称した不埒な連中が押しかけてきた。ここからおかしくなった】
【騒がしい連中はともかく、私は眠かった。ゆえにぐーぐーと寝てた。OK、記憶は確かだ】

(そこからがどうも曖昧だ。うーむ)

 酔いに任せたアホ連中だったか、それともベティにだったか、ベティと組んだスカルのいつものアレか。
 何か良くわからんうちに腕を引っ張られ、気がついたら越境。
 寝ぼけつつも着替えはちゃんとしていたので、余人にブザマを晒さずには済んだが。

【なにこれ将校を拉致?処す?処す?】

「………」

 びみょーに寝ぼけているのでとりあえず沈黙は宝と腕を組んで様子を窺う。
 実は内面は実にスットコドッコイな有様であったが、それを覆い隠す外面の良さは存在した。


299 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2017/03/18(土) 22:18:58 ???
>>298
―――ギィ★
なんか視界の端でベティとサーボスカルがハイタッチしているように見える はたしてこれは何を意味しているのだろう
そしてベティからサーボスカルを経由して今回の作戦内容が通達されるだろう

>>全員対象

お互いに顔を見合わせる一同であるが

ドワーフ「お・・・おぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!! 偉大なる兄弟よぉぉぉぉぉ!!!!」
アキレス「イェェェェひさしぶりぃぃぃぃぃ!!!!」
真っ先に動いたのはドワーフだった 太く短い体を大きく広げ アキレスと熱い抱擁を交わす

ドワーフ「お主等宴会の途中でいなくなっちまって 随分と心配したんだぞ しかしまぁ健勝のようで安心したぞ なぁウーヴェよ」
バシバシとアキレスの背を叩き タェンティースにもハグを所望 だが丁重に断れば引き下がるのでご安心を

ドワーフが仲介してくれたことでウーヴェも硬直から抜け出せたらしい 玉座に座り直し

ウーヴェ「久しいな 元気そうで何よりである 此度はまた人間種にでも召喚されたか? 今度は謝礼が渡せればいいのだが」
アキレス「あぁそうなんだ とりあえずこっちの話を聞いてよ」

〜状況説明なう〜
ウーヴェ「ナルホド 先代の魔王に似た連中が他世界にまで足を延ばしてきたと・・・なるほど 先のアンデッド被害はこいつらの仕業か」
説明を聞き 合点がいったと言わんばかりのウーヴェ一世

ウーヴェ「ならば話は早い 此度の一件の解決を命令する のちの協力を謝礼として出そう ほかの者もいいな」
異議を唱える者は無し 一行は事件の解決のために動き出した

なお今回は世界の修正力が働いていない 一同は越境してきたときの装備をそのまま持って来れている


300 : ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 :2017/03/18(土) 22:20:15 ???
>>295
「四番乗り」

バチバチと放電を伴いながらの越境、境界断層を越えてその存在は認識されることにより確定する。
怪しい一ツ目のHEXA制式戦闘服に身を包み、スマートライフルとARC-922レールガンを背中にマウントした状態で。
カウチでグースカ眠っていた所にサラミを鼻に突っ込まれビールを浴びせられ、少し不機嫌だ。

「なんだここ……何だコイツら……ってのはおたくらの台詞か」
「そんなに警戒すんなよ、抜きたくなる」

レッグホルスターのヴィッカーズに触れながら、マスクの下では眉間に皺をぴっちりと寄せて。
表は伺えないが警戒心と、事前に激戦と聞かされていた故の臨戦態勢もある。
誰かに諫められ敵か味方かが確定するまでは、ビリビリと殺気を放ちながら荒野のガンマンの如く指をピクピクと引き攣らせていた。


301 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2017/03/18(土) 22:27:07 ???
>>299
「え、あ、えーと……」

おずおずと踏み込み、苦笑ながらに小柄で野太いその体躯をふわりと抱擁
……のつもりが存外とがっしりしっかりホールドされたので少し驚いた

「……ありがとうございます、全霊を尽くします」

矢張り越境関連の話を、ほぼ包み隠さずに出来そして理解して貰えると言うのは話が早い
更にいえば彼等とは皆仲間であると、半人はそう思っている
故にこの一件もきっと、怪しげな動きの有無に関わらず例え単独でもここに馳せ参じていたであろう
いつの間にか参戦していた(というよりさせられていた)イムカとジョシュアの2人を順々に見遣り苦笑


302 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2017/03/18(土) 22:29:42 ???
>>299
なんだお前ら、おホモだちだったか?ゲイの遠距離恋愛はなんて映画だったかな…
【抱き合うアキレスとドワーフに怪訝な目を向けるのは、ハグをし合う文化がロクに無かったところの産まれ故か】
【何はともあれ、剣呑な事にはならなくて済んだようだ。袖の中の仕込みナイフ射出装置から指を離す】


【協力も取り付けたようだ。トントン拍子すぎて怪しいぐらいだが、助けになるならありがたく享受する】
【特に何も言わず、黙って頭を軽く下げるだけだった】

とりあえず、自由に動けそうで万々歳、か
【セーフハウスからくすねてきた大口径リボルバーをクルクル回し、腰のホルスターに突っ込む】
【そんなに大量の武器は持っていない。慎重に選び、殺さねば。二つしかない破片手榴弾を眺めて考える】


303 : ◆T/233Moei6 :2017/03/18(土) 22:30:04 ???
>>299

≪000111010101≫

 ペチンとハサミとマニュピレーターがハイタッチ。
 この奇天烈マスコットどもめ、

【事情説明中】

(中々に大変だな。どうやら合流はしないで正解のようだ)

 疑心暗鬼に霧に包まれたスクラップヤードにイムカが居れば、
 それは火薬庫の中で火遊びしているのと変わらなかったであろう。

>>300

(………)

 そう、寝る前は気晴らしにジャズセッションをしたのだったか?
 私はピアノで、ジョシュアはなんだっただろうか?
 まあ、楽しかったはず。おかげで心地よい疲労と共に熟睡。そのあとノミカイ連中がやってきたが。

 -------

>>299

「ん?ドワーフ」

 思い出されるはドワーフのプライドをベキっとエンピツの如く圧し折った酒豪ぶり。
 そういえば、ドワーフから飲み比べで色々巻き上げるのはファンタジー世界でのイムカの路銀調達法である。
 連中、中途半端に自信持っている上にムキになるから実に手玉にとりやすい。

「事情は了解した。まあ、なりゆきだ。引き受けよう」

 そして、尊大なる魔法が偽り無く依頼を告げるならば、尊大なる政治将校にそれを拒否する理由もまた無かった。


304 : イムカ・グリムナー【最善への希求】>>390 :2017/03/18(土) 22:32:54 ???
>>302

「あまり踏み込んでやるな」

 ポンとソーマタージの肩を叩き、イムカにしては珍しく他者への配慮を滲ませた口調で、

「バレンタインとやらの時の彼の醜態を覚えているか?
 モテると称しておきながら、亡者のようにチョコをせがむあの哀れさを」

 なんかイムカの中でストーリーが始まった。

「精神の近郊を崩して男に走ったとして、どうして私達がそれを咎められる」

 アキレスを遠い世界に逝ってしまった何かを見る目で見ている。
 ナムアミダブツ!ナムアミダブツ!


305 : ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 :2017/03/18(土) 22:36:15 ???
>>299
「……敵じゃないなら協力してやるよ、敵の敵は友達だからな」
「それに……俺達にも目的がある」

レッグホルスターのヴィッカーズに再びセフティを掛けて腕組み。
火力は十分、補給無しでこのまま赴く事は十分可能である。


306 : ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 :2017/03/18(土) 22:40:11 ???
>>303
「………」

互いに無言で目が合い思い出すのは同じセッション。楽器はハイスクールの際にかじったギターくらいしか弾けない。
イムカのピアノの奏でる儚い音色とアコースティックギターのものがなしいメロディが混ざり合い、
なんだかんだでいい感じに仕上がったのだった、アコギ以外にはカスタネットが叩ける。エライ。


307 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2017/03/18(土) 22:47:21 ???
>>300
ウーヴェ「この場は各種族の首脳が集まっているのだ そこに突然の来訪とあれば警戒もしよう
     先の戦いでは大儀であった あの時の謝礼はちゃんと残っているので今度こそ支払おうぞ」

>>301
「あんときは世話になったな また一緒に飯を食おう」
ハグしてバシバシと背中を叩く ちょっと痛い

>>302
ドワーフ「お前も偉大なる兄弟の友人ならば我らの兄弟だ ぜひうちに寄ってくれ 豚の丸焼きとビールでもてなそう」
そんなエンガチョソーマタージにも荒々しいハグが待っています そしてドワーフはサイバネといい勝負ができるほどに力が強い!!

>>304
アキレス「ジョッシュにイムカタンの就寝時の動画送信してやろ」
何やらホモ認定してくるイムカに対し スマホを操作するアキレスであった

>>全員対象
さて一行は最近アンデッドの被害が頻発している箇所に急行した
暫くや英して見張りを立てて数日後 越境反応と共に現れたのはおなじみのアンデッド達

アキレス「代わり映えのない連中だな ブレインが2匹 護衛にフェンサー10体ほど 雑兵ゾンビいっぱい アボミが一体
     最近小競り合いする時の編成とほぼ変わらず ここまではいつもの戦闘っぽいな」

監視ドローンから得た情報を一行に伝えるアキレス

ロイ「いつもならここで戦って どちらかが撤退して終わりだが まちがいなく戦闘後が本番だ ここで全力を出し切るなよ 行くぞ!!」
一行は越境したてのエーカー陣営に奇襲を仕掛けられる立ち位置にいる 各自行動を開始した


308 : イムカ・グリムナー【最善への希求】>>390 :2017/03/18(土) 22:54:16 ???
>>307

「了解だ。手早く行こう――スカル!!」
≪1110111010101≫

 サーボスカルがグルングルンと横回転すると共に、
 ステイシス圧縮フィールドの解凍が開始。

【イムカの左右に2本のミサイル発射菅が出現!】

「発射」

 イムカの号令と共に二発の親ミサイルが上空高く発射。
 そして、一定高度に達したところで、その外殻がバカリと割れて、
 大量の子ミサイルが分裂し、雨のように敵陣に降り注ぐ!

【携帯型多弾頭誘導弾(サブ・ミュニション・ディスペンサー)による重火力範囲初撃!】

「これでも火力信奉者なのでな」

 噴煙の中でイムカは紫の双眸に無慈悲さを漂わせ、ゾンビどもに相対した。


309 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2017/03/18(土) 22:54:39 ???
>>307
「ケホッ、ケホッ……え、えぇっ、是非……」

べっちんべっちん背中に平手
多分後で見れば少し赤くなっているであろう背を摩りながら苦笑
それでも無論、嫌な気分にはなる訳がない

さてはてそして、何やら賑やかな一同の遣り取りがあってから

「……来ましたね」
「分かりました、出し切らぬ様に努力します」

とはいえ半人、戦闘時に加減が出来る程に器用ではない
赤刃を抜き放ちヘルメスで加速、ブレインを目掛ければほぼ確実にフェンサーに阻まれる
即ち厄介なフェンサーをある程度惹き付ける事が可能ではないか
幾度かの小競り合いの中で編み出した戦法である
もし成功したのならばフェンサーに、陽動に掛からないようであればブレインに
赤刃の一閃を唸らせるであろう


310 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2017/03/18(土) 22:57:09 ???
>>304
あ、ああ…俺としたことが、つい。マイノリティを貶すシュミは無いんだ
お前も、意外とまともな事言えるんだな……
【成長に涙を流すべきか。ともあれ、彼女の言葉はソーマタージに深い反省をさせる事となった】


>>307
そいつは楽しそうだ。ビールと肉があるなら、いつかまた
おっと、背骨にはまだ曲がってもらわれたくないんだ。それもまたの機会に…
【本能か、勘か。ドワーフの力を恐れ、ハグは避けるソーマであった。誤解したままだし】


毎度毎度飽きもしない連中だ。ブレインを先に潰すぞ
【フードの下で目を細め、腰の刀の調子を確かめる。戦闘準備は済んだ。いつでも出撃可能!】

イヤーーーッ!!
【BLAMBLAMBLAM!!轟音を響かせ、ブレインに向かって走りながらリボルバーを乱射!】
【土煙を上げ、刀を片手で引き抜いて切っ先を地面に擦る。時折石に当たって火花が飛んだ】
【接近が叶えば、ブレインの胴を斜めに両断しようと、逆袈裟を繰り出すだろう】


311 : ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 :2017/03/18(土) 23:01:02 ???
>>307
「任せとけ、俺は後衛だ。久しぶりにコイツの撃ち味を試してみてェ」

バイポッドを展開し、どすんと大きな音を立てて電磁投射砲を設置、レンジファインダー付きの可変スコープを覗き込む。

「これならデカブツだって敵じゃねェぜ、弱点にさえ当てりゃあな」
「ま、そこはマークスマンの腕の見せ所だ……信じろよ」

中距離可変スコープに捉えるのはアボミネーションの頭部、これだけ大きければ狙いもつけやすい。
うなじが弱点だっけかと記憶を頼りにまずは脳天をブチ抜くつもりだ。堅実な胴打ちを好むジョシュアらしからぬヘッドショット狙いは自信の表れか。

前衛、特にタェンティースを気掛かりにしつつも交戦許可が降り次第、アボミネーション目掛けて連続で射撃、まるで爆発めいた青い閃光が煌めく。
その一発一発が小口径の戦車砲にも劣らぬ威力、そしてそれを生み出すのはなにより脅威的な弾速だ。

重装甲のフェンサーには効果が薄いが、悪夢的な取り回しと目立ちやすさのぶんを補って余りある威力。


312 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2017/03/18(土) 23:17:56 ???
>>310
ドワーフ「がっはっは!! 照れるな照れるな!!」
逃げるソーマタージにべっちんべっちん平手が炸裂するのであった 紅葉!!

>>308-211
こちらを把握できていないエーカー側に対し まずイムカがミサイルを発射 上空で炸裂する親機の中から無数の子機が放たれる
派手な攻撃故に察知されるのも早かったらしく ブレインの命令でアボミネーションが 手でうなじを隠しながら覆い被さる

多数の雑魚ゾンビが蹴散らされる中 ブレインとフェンサーはアボミネーションの背に隠れてどうにか無事
だがそのアボミネーションの頭部が連続して爆ぜる

ジョシュアの狙撃が連続してアボミネーションに炸裂 再生力を駆使するも再生力が追いつかぬほどの攻撃力 遂にうなじの動力部が破壊され ゆっくりと横たわるアボミネーション
そしてタェンティースとソーマタージが突撃を慣行した

タェンティースの思惑通りにブレインはフェンサーを護衛に当たらせる ソーマタージの銃撃をフェンサーの装甲板で完全ではないものの防ぎ切り 白兵戦に移行する
フェンサーは互いに連携し タェンティースとソーマタージに波状攻撃を仕掛ける

そしてブレインは辺りのゾンビを自身の周りに侍らせ 肉壁を展開しながら 前衛のタェンティースとソーマタージから離れようとしている
普段ならもっと苦戦する相手 だが優秀な後衛と奇襲というファクターがあれば造作もない まさに有利その者の戦いだった そう 怪しいぐらいに容易い戦いだった


313 : イムカ・グリムナー【最善への希求】>>390 :2017/03/18(土) 23:24:14 ???
>>312

「ソーマタージ、タェンティース、作為の臭いがする。警戒を怠るなよ」

 敵のあっけなさに念のため仲間に通信を送りつつも、
 イムカはあえて、攻撃の手を緩め、サーボスカルに指示を送る。

≪0001111010101≫

 イムカのオーダーを受けてサーボスカルを上空高くに浮遊。
 そのまま、シグナム(遠未来の解析デバイス)による、一帯の状況スキャニング、
 科学的/魔術的通信量解析・傍受などの索敵を行う。

【索敵行動に入ります】


314 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2017/03/18(土) 23:26:13 ???
>>312
「よしっ……!」

思惑通り追従してくるフェンサー、逃げるブレイン
悪手である、とそう思えた
半人単体で戦ったとなればこの陣形を崩すのは骨が折れる
だが今は仲間と共にあるのだ
ならば恐るモノなど、何もない

「イヴィア!!」

虚空の刀を召喚、六の薄透明の刃は幾何学模様のらせんを描き鈴の音色を奏でる
迫るフェンサーに向けて刺突、赤刃も含めた七刃の風
ブレインは後衛のふたりの攻撃に任せ、優秀な盾を減らす手段に出たのだ

>>313
「コピー、有事の際はお願いします」

半人は前線にいる
故にこの一帯を俯瞰的に見やる事の出来るイムカにそれを託した


315 : ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 :2017/03/18(土) 23:28:11 ???
>>312
「うっし、残りは2発……ギリギリだな」

赤熱する銃身を解放、冷却モード。触れるだけで火傷を伴う熱気と蒸気が辺りに噴出した。
パワードアーマーでの運用を想定した設計、生身の安全性など端から想定されてはいない。
明々と輝くそれを傍に寝かせて、ジョシュアは単眼鏡で戦況を測る。圧倒的優勢。

「オイ、俺は銃弾を温存するぜ」
「残りはお前らで頑張れ、あまりにも上手く行きすぎてフラグがビンビンだ」

毎度毎度エーカーのクソッタレに煮え湯を呑まされている身としては、これで終わる筈がないとの予測。
ロイの警告もあって尚更だ。銃身が冷え切るまでの間スマートライフルでの援護。

2.54mm高速徹甲弾による狙撃は小回りが効くし、スプラッシュダメージも小さい。
味方を巻き込む可能性が少ない分威力には乏しい。甲高い金属音に続いて紅く軌跡を残す弾丸がゾンビ兵に茶々を入れる。

その間もジョシュアの眼は絶えずソーマタージとタェンティースらに向けられ、何かあれば即座に援護するつもりで。
無線で会話を交わしていれば、不意の一撃による即死だけは絶対に食い止めるといった心意気を無駄話の端から感じる事が出来る。


316 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2017/03/18(土) 23:29:18 ???
>>312
【アボミネーションが斃れ、土煙が立ち上る。その中から文字通り飛び出すソーマタージ】
【空中で姿勢を変え、ギロチンめいて鋭い靴底をフェンサーの顔面に向ける。稲妻めいたドロップキック!】

【フェンサーの攻撃が身体の所々を傷つけていく。白い血が数滴飛び散り、地面を濡らす】
【先制攻撃。そこからは敵にターンを与える気は無い】
【フェンサーの一体を確実に殺そうと、刀を振り抜く!】


イヤーッ!
【刀を振るい、肉盾を斬り伏せる。死体の足首を両手で掴み、棍棒か頭陀袋めいて振り回す!】
【その場にある敵の武器、岩、死体を利用してまでも、フェンサーを、残ったゾンビを始末しようとする。その様相は宛ら地獄の猟犬といったところか】


317 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2017/03/18(土) 23:32:55 ???
>>315
「その位置から可能であれば」

金属音
フェンサーと打ち合いながらの通信である
だけれどもその声質に、常以上の変化はほぼと言っていい程に皆無

「……ブレインへの攻撃を願います」

フェンサーを惹き付ければその分、ブレインへのガードが薄くなる
そう見抜いてのムーブなのだ、故に攻撃を託した


318 : ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 :2017/03/18(土) 23:42:29 ???
>>317
「へッ、余裕かよ」
「努力はするが生憎弾切れでなァ、殺れるかは分からねェ」

半人が一騎当千の働きを見せているのは、ジョシュアの位置からでも十分確認できた。
息も荒げぬ普段通りの声色に、安心して見ていられるとジョシュア。
しかしその中でも、割と危ない位置に居るゾンビ、フェンサーに対して銃弾を撃ち込みながらの返事。
手持ちの火器では火力不足、しかし電磁投射砲は有事の際の為に取っておきたい。

「冷却が終わったら一発ブチ込んでやる、それまで護ってやるよ」
「背中は任せろ、……安心しすぎて援護終わった瞬間に殺されるなよ」

ゆえにたったの一発、一発だけタェンティースのために使う事にした。
外せば次は無い、しかし冷却が完了したレールガンへと戻って、その引き金を引く事にためらいはない。
半人から寄せられた信頼と、それに応えることへの使命感の前にはリスクなど取るに足らないのだ。
ゆえに冷却が終わるその時まで、今はただひたすらに、完璧に近いカバーを半人に提供する。

それがジョシュアの信頼への答え方だ。


319 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2017/03/18(土) 23:47:52 ???
>>314-316
ジョシュアのスマートガンが雑魚ゾンビを射貫き そのたびに方向を変え逃げ惑うブレイン
いいように誘導されてしまっている

雑魚ゾンビをジョシュアに任せ フェンサーを相手にするタェンティースとソーマタージ
バキリとフェンサー1匹の首を蹴りで粉砕する中 タェンティースの虚刀が波状攻撃押し留め その隙に一体のフェンサーを貫く
そしtれソーマタージは今しがた斃したフェンサーを振り回してほかのフェンサーをけん制 実にいい流れだ

>>313
その隙に偵察を優先するイムカ 高く飛翔するサーボスカルが辺り一帯をまんべんなくスキャン
すると科学的な干渉にヒット 何か通信がおこなわれている この世界はファンタジーに偏った世界だということを明記しておこう

内容は高度なジャミングによりほぼノイズ 解析には時間がかかる 少なくても日数単位でだ

>>全員対象
実に有利な展開を描く一行 その上空 サーボスカルよりもなお高き場所から滑空してくる
骨だけの龍 ボーンドラゴンは その背に何かの生物を張り付かせながら急降下 口に魔力を収束し 純魔力の爆撃を エーカー 越境者双方に仕掛けてきた


320 : ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 :2017/03/18(土) 23:55:37 ???
>>319
「ドラゴンボーン!?いや……ボーンドラゴンか」
「ファス・ロ・ダーみたいな真似しやがって」

「おいタェンティース聞こえるか、下がれ!」
「……こいつ(レールガン)をブッ放す」

上空に雲の渦でも作りそうなドラゴンは、そのまま降下しつつブレスによる面制圧攻撃を仕掛ける。
素早く反応したジョシュア、レールガンへと切り替えドラゴンを狙撃!

発射から着弾までほとんど時間差のないこの兵器は、ああいった空中の目標に効果が高い。いつかの空飛ぶゾンビに対しても効果的だったように、
大口径のぶん速度の最大値は低いが、空気抵抗の影響は少ない。偏差を抑え、動きを予測した射撃。

つづけてブレスの生き残りにブレインが存在すればそちらにも射撃、レールガンを捨ててスマートライフルへと切り替える。
久しぶりのビッグゲームハントだと闘争心を湧き上がらせながら、自身も前線へと駆けて出る。


321 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2017/03/18(土) 23:57:56 ???
>>318
「……そうですか」
「全く、気懸りでなりませんね」

軽口を叩き合うつもりではあるが、半人はその手の会話が得意ではない
しかして成功したであろうかと不安がじくりと染み出してくるのは少しの後だ
ともあれ援護に対して、背面をほぼ全くの無意識にし前方方向のみに集中する程度にはその戦法を変えていた

>>319
「……せやァッ!!」

フェンサーとの鍔迫り合いを、虚刀を持ってして有利に運ぶ
強引に押し崩して袈裟斬り、結果を見るより早く次へと向かう
その直後に怖気、全身の毛が逆立つ感覚に身慄い
重苦しい気配の主を探るも刹那
仲間の呼び掛けでそらを仰げば死竜の姿、迫るマナブレス

「……っ!!??」

呪そのものとすら言える竜の爆撃
ヘルメスで急速後退を行う半人の影が爆煙に掻き消されるのは、瞬きよりも間もない後であった


322 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2017/03/19(日) 00:02:19 ???
>>319
前から一度、こういうのをやってみたかった!
【フェンサーの死体を振り上げ、空を切るほどの速さで振り下ろす】
【何度も地面に叩きつけられる内に、死体はボロボロのグチャグチャとなっていく】

おっと、通信。分かってるよ。俺が敵ならこういうタイミングで……
【イムカやジョシュアに通信を返していると、レーダーに感有り。慌てて空を仰ぐ】
【死が遥か上空から迫ってきていた】


イヤーッッ!!!
【ソーマタージの右腕が一瞬輝き、次の瞬間爆ぜるかの様に大量の触手が放たれる!】
【濁流めいて地表スレスレを飛ぶ触手は、手頃な岩に巻きつき、しっかりと固定される】
【そして、ソーマタージは地表数cmを滑る様に飛んだ】

【触手を巻き付け、引き戻す際の勢いを利用した高速移動】
【最後にやったのは何十年前だっただろうか、三回に二回は肩が外れるので、やりたがらなかったのだ】
ドヴァーキン、やめろってな!


323 : イムカ・グリムナー【最善への希求】>>390 :2017/03/19(日) 00:03:37 ???
>>319-321

「全員に通達。科学的な通信を確認している。何か――」

 ここでイムカは上空に顔を向ける。
 表れたるは強大なボーンドラゴン。勇ましき存在の成れの果て。

「厄介なっ!」

 イムカは身を伏せて爆撃をやりすごさんとする。


324 : ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 :2017/03/19(日) 00:09:10 ???
>>321-323
「オイ、生きてるか!?」
「確認した、ヤベェのが一匹……ありゃ手を焼くぞ」

無線機で全員の無事を確かめると共に、イムカの通信に返信。
ここからはジョシュアも戦列に加わり、大物討伐の助力とす。

「悪りィな、ありゃ銃弾じゃ防ぎきれねェ」
「今助ける、待ってろ」

一方でタェンティースには護る宣言からのコレに詫びを入れ、
三人の中では彼女に一番近い場所に位置取り、援護を開始するだろう。


325 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2017/03/19(日) 00:15:38 ???
>>全員対象
完璧なタイミングで行われた奇襲 だがイムカの敵殺が功を奏し ソーマタージとタェンティースはどうにか爆撃を免れることに成功する

そしてジョシュアはレールガンを発砲 その一撃は頭部に突き刺さり 魔力爆撃を中断させ ボーンドラゴンを地面に叩き付けることに成功する
だが絶命には至っておらず 起き上がったボーンドラゴンが一行を威嚇するように叫びをあげる

こちらの奇襲がばれていた ここまでは予定通り

はたして 敵は誰だ?

//では一度中断 オツカレサマドスエ


326 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2017/03/19(日) 00:18:25 ???
「……ふぅっ!!」

黒煙の残線をその軌跡に描きながら飛び出す半人
着地、砂埃を払いながら

「……全く、骨が折れそうですね」

骨竜を睥睨、これより本格的な戦闘に移行

//お疲れ様でしたでするっ、ありがとうございましたー


327 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2017/03/25(土) 21:08:41 .szyF2Kw
ボーンドラゴン強襲

なれどいち早い違和感に気付いたイムカと 見事なる狙撃を行ったジョシュアの貢献により降りかかる魔力の爆撃は最小限にとどまり
地に落ちた骨竜は一行に威嚇するように叫び声を上げる

そして新たなゲートが開き 中からフェンサーが数体飛び出してドラゴンを援護せんとする
奇襲をかけた一行に逆奇襲をかけた結果となり 何者かが仕組んだ罠が起動したと考えていいだろう

ボーンドラゴンは威嚇と共に割れた頭蓋の中に魔力を蓄え 一行に無属性の衝撃波 マジックブレスを放った


328 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2017/03/25(土) 21:36:33 ???
>>327
「……っ!!」

魔力の昂まり、暴力的な奔流を肌で感じる
本能が危険を告げた直後だ、体内の多種多様なアラートが危機的状況を叫ぶのは
敵の増援の出現、そしてこの戦さ場を支配する呪われし骨の竜
見事な手腕だと言わざるを得ない、先程までの優位な状況が刹那にしてひっくり返されているのだから

「イヴィアッッ!!!」
「……わぁっ!?!?」

咆哮、赤刃で指し示すのは骨竜の頭部
六の刃が鈴鳴音と共に空を斬り裂き飛翔、ブレスのチャージを阻害せんと襲い掛かる
だがそれでも放たれる呪撃は、爆風のみで半人の体を浮かせ数メートルを吹き飛ばすのに容易であった


329 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2017/03/25(土) 21:38:20 ???
>>327
クソエーカーめ!これが終わったら発案者を殴らせろ!
【地面を転がり、外れた肩を強引に嵌め治す。刀を杖代わりに立ち上がり、赤い切っ先をドラゴンに向けて構える!】
【状況は最悪。皮肉の一つでも言ってやりたいが、いかんせん思いつかない】


マジかよ。まだ来ちゃう?
【ゲートから現れる新たなフェンサー。ウンザリといった声を上げ、横に飛び込む様に転がる】
【直後、先程までいた位置を襲うマジックブレス!脚を掬われ、地面を再び転がる!】
イッテェー!

【BANG!BANG!BANG!転がるソーマタージの手が火を噴く。コートの裾から飛び出した、小型拳銃での牽制!】
【無茶な体勢での射撃だ。精度は期待していない。転がった勢いを利用して素早く立ち上がると、片手に刀、片手に拳銃を携え駆ける!】

デカブツは任せたぜ!ドラゴン殺しは戦士の誉れ、それを譲ってやろうってんだ!
【早口で捲し立てる様に通信を飛ばして走る。狙いは護衛のフェンサー。ボーンドラゴン相手は分が悪そうだ】
【接近し、ただ殺めるのみ。輝く瞳が赤い光の軌跡を残し、砲弾めいて突っ込む!】


330 : イムカ・グリムナー【最善への希求】>>390 :2017/03/25(土) 21:43:47 ???
>>327

「やはりそうくるか」

 ドラゴンと言えばブレスは定番。そして、死骸とはいえドラゴン。
 その潤沢なる魔力から放たれる一撃は推して知るべし!!

【当然ながら、偏向フィールドで防げる程度であるはずがない】

「大盤振る舞いだ」

 コンバットポーチからグレネードと小型の銀のハンマーを取り出すイムカ。
 投擲されたC-PSYグレネードは外殻を破り、クリスタルを露出!

【瞬間、青白いフォースパルスが一帯に放射され、魔力波動を一時的に減衰させる。
 勿論、これだけでは気休めの域は出ない。ゆえにさらなる手を講じる】

「神なる皇帝陛下の護りあれかし!≪異端者への防壁≫」

 身を伏せた瓦礫に小型の銀のハンマーを打ち付ける。
 その瞬間、銀は砕け、その粒子がミスリルの如く輝き、瓦礫に超常なる強化を齎す!!

【異端者への防壁…無機質な壁や障害物を強化する奇跡。車両や鎧など地面に根を張っていない物質には効果が無い】


331 : 桜餅 ◆Eue6z5NMdg :2017/03/25(土) 21:49:22 ???
>>327

「いやー、生きてるドラゴンはまだしも、ボーンドラゴンは初めてだな。」

いつもの服装となってきた拳銃所持スタイルでボーンドラゴンと取り巻きのフェンサーを見据える。

「あれはマズイ。」

ブレスが放たれる前に危険を察知し、クソッと小さく悪態をつき二本の刀召喚、風を使い放たれたマジックブレスを回避しようとする。
回避できたのなら、ボーンドラゴンに向けて雑魚ゾンビを巻き込むように素早く炎の斬撃を飛ばすだろう。
効果はあるが分からないがとりあえずの牽制である。


332 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2017/03/25(土) 22:02:23 ???
>>328>>330>>331
放たれようとする純魔力の咆哮 その前にイムカが動いた

一帯を包み込む青白きパルスが魔力をある程度減衰させる
更に銀のハンマーが瓦礫を強固なシェルターとし その中に隠れる

次の瞬間マジックブレスが瓦礫に炸裂
するもただの瓦礫だったシェルターはそれに耐える・・・が
二度三度のブレスに障壁に亀裂が生じ始める 後一撃喰らえばさしもの防壁も破られかねない

それに待ったをかけたタェンティースと雪影
ブレスに吹き飛ばされながらも放った虚刀を発射 音をたてて飛来するそれらは頭部に突き刺さり 流派苦悶の鳴き声を上げる
更にゾンビたちを巻き込み炎が骨竜の足元を焼く

留まるはいらぬ痛手をもらい続ける そう判断したかは分からないが 巨大な爪で地面をひっかき 
偶然進行方向に移動してきたブレイン達を引き潰しながらイムカ達に向けて突進してくる

骨だけと侮るなかれ 大質量の体を支える骨格は高密度であり その重量に対抗策なしに轢かれればちめいしょうは避けられそうにない

>>329
恐怖を感じぬアンデッドに小型拳銃のけん制は聊か効果が薄いと言わざるを得ないだろう
砲弾めいた突撃を仕掛けるソーマタージ それに隻腕の巨人ギガースが加わりフェンサーへと仕掛ける 

数の有利では向こうが上 一匹がブレードを構えソーマタージの突撃を受け止めようとし
別の一体が横手からソーマタージに切りかかった


333 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2017/03/25(土) 22:09:58 ???
>>329-332
多種多様な反応を行いブレスから身を守り死神の手招きを振り切る越境者達
いずれにしても例外なく、矢張りこの修羅の庭の乱流の目は骨竜にある
イムカの祝福を受けた瓦礫の影から躍り出てイヴィアを飛翔させた半人! 吹き飛ばされしかし手傷は皆無!

「……っ、」

無事着地、地を滑り体勢を立て直す事は容易!
だが、骨竜の突撃の進路上にその身はあった
現時点、単独ゾンビの相手を行うソーマタージへの援護に回りたいがしかしそれよりも自身の身の安全の確保が急務!

「イムエトっ……!!!」

体内のほぼ全てのイムエト(魔力土)を骨竜の進路に設置
その一帯が軟泥により滑り、更にへばり付き動きを阻害するトラップエリアと化す!
無論その後、ギリギリまで骨竜を引き付け横飛びで離脱する事を忘れるはずはない!


334 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2017/03/25(土) 22:16:08 ???
>>332
イヤーッ!
【SHRRRK!振り下ろされた刀がブレードに受け止められ、嫌な音が響き渡る】
【押し込むが、いかなサイボーグの怪力と言えど片手では限界がある。寧ろ押し返されないように注意する必要もあるやもしれぬ】
ヒットアンドアウェイにするべきだったかな……

この…ッ!
【振るわれるブレードを横目に捉える。引き金を引くが、虚しいクリック音が鳴るだけ、弾切れだ】
【思考は一瞬で終わる。覚悟を決めろ】


イヤーッ!
【銃を捨て、空いた片手が斬りかかってくるブレードを掴む!】
【合金フレームと触手の鎧があるとはいえ、タダでは済まない。押し込まれる度に白い血は噴き出し、刃を汚していくだろう。手を切り裂かれるのも時間の問題だ】

押っ取り刀で駆けつけおったか、腐れズンビーめ!鈍が!戦の邪魔だ!!
【顎門めいて縦に展開した酸素供給機から、牙の様な歯を見せて吼える。次第に全身から鈍色の触手が染み出す様に現れ、ささくれ立った甲冑めいて身体を覆っていく】
【一時的に肉体の支配権を奪った脳内AI『フォークロア』は力のままにブレードをへし折るか、奪い取ろうとする!】


335 : イムカ・グリムナー【最善への希求】>>390 :2017/03/25(土) 22:21:34 ???
>>332

「クッ…」

 異端者への防壁でどうにか耐え凌ぐが、
 超常と繋がることでの精神的な消耗という、馴れない疲労が蓄積する。
 イムカは便利ではあるが、使用回数が極めて限定される奇跡という手段の戦術プロトコルを逐一刷新していく。

「タェンティース、雪影!感謝する!!」

【彼等の反撃直後に祝福を失った瓦礫がボロボロと崩れていく】

 どうにか耐え凌げば、次なるはボーンドラゴンがその大質量そのものを武器とした突進。
 これを真正面から受け止めるのは無謀以外の何物でもあるまい。

「(>>333)よし、泥で阻害効果が加わるならば…」

 イムカはここで果断なる行動を起こす。真っ直ぐに敵に向かって突っ込んだのだ。
 可能な限り身を低くしながら走り、至近まで迫ると、片手をイエムト(魔力土)に突っ込む。

「ッー!!」

 そして、生死を分ける一瞬、イムカは思いっきり大地を蹴り、
 ボーンドラゴンを掠めるカタチで回避!!

【掠ったとはいえ、猛烈な衝撃により、リフラクターフィールドは一瞬で残エネルギーゼロ。シールドが消失する】

「…だが」

 シールドが砕けたことによる放電現象を纏い、地面に身体を引きずりながらも、
 ボーンドラゴンから視線を外さぬイムカ。

【交差の瞬間、イエムトをへばり付かせたクラックグレネード(対軽装甲用成型炸薬爆弾)をボーンドラゴンに投擲】
【上手く命中/起動していれば、その骨の内側から猛烈な熱量と衝撃波をバラ撒いてやれるのだが――】


336 : 八凪 雪影【信念の想具】 :2017/03/25(土) 22:21:49 ???
>>332
「薄いか!」

ボーンドラゴンに攻撃しそう感想を漏らす。
ボーンドラゴンの材質はもちろん骨。やはり火は相性が悪く、効果が薄かったのが現時点でこちらに突進してきたことからもわかる。
そこまで考えて即座に突進の対処法を考える。
火はいま効果がないことが証明されている。電気もおそらくダメ。風でバランスを崩す?スッカスカの骨には無駄だろ。瘴気は人がいるから禁止。
となれば、残された二択で対処するしかないわけで。刀にそれぞれ、水と氷を纏わせる。

「スケートでもしやがれ!!」

横方向へ回避行動しながら放ったその言葉と共に、大量に水をボーンドラゴンの前にブチまけ、即座に凍らせてスケートリンクの様な状態を作り出す。
狙いは単純。滑らせて動きを止めるだけ。この作戦によって運がよければ水が掛かったゾンビは凍って綺麗な彫像になってるだろう。


337 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2017/03/25(土) 22:46:48 ???
>>333>>335-336
肉塊に姿を変えるブレインなどお構いなしに突撃を仕掛けてくる骨竜
だがタェンティースが地面をぬかるみに変え 雪影の水がそれを助長 更に氷の魔法が決まれば 骨竜の進行方向にスケートリンクの出来上がり
それぞれが横に回避をする中 骨竜は統べる足元に対応できず転倒し 氷によって一行を通り過ぎてしまう

だがイムカのぬかるみに足を取られることを前提としたグレネードの投擲は 存外に滑り続けた骨竜により微妙な誤差を生じ
骨の中ではなく外で起爆 あばらと背骨に若干のヒビを入れるに留まる

更に雪影の氷がドラゴンの表面を覆うが それを骨竜は力任せに身を捩り粉砕そして竜はもがきながらも体をひねり 巨木の如き質量と無知のようなしなやかさを持った尾で
一行を薙ぎ払うように振り回した

>>334
ガキンと噛みあうブレードと刀
そして横手からの追撃に対し なんとブレードを掴みかかるという荒業を繰り出したオーマタージ

サイバネの手を切り裂き押しとおろうとするブレードが鈍色の触手を前に推し留められた
次の瞬間ブレードを強く握りつぶす 切断力を得るために強度を犠牲にした薄刃のブレードは その握撃の容易くへし折れた
フェンサーはへし折れた刀を打ち捨て 拳での格闘戦を強いられることとなる

ギガース「!!」
別の一体と組み合っていたギガースがその個体を前蹴りで押飛ばし ソーマタージと切り結んでいたフェンサーに襲撃
そっ首切り落として援護とする

だが今しがた攻撃を繰り出したギガースの隙を狙うかのように別の一体が切りかかった

―――――
囮を買って出る一行から離れ スパイの正体及び動向を探る潜入組 戦う一行を見て違和感に気付く

新月「・・・ブレインがつぶされたのに組織的行動が継続している?」
外題的な強化樹脂やブレードワイヤーを装備した忍びの物 朧の谷の新月はその光景を見て眉根を顰める

そう 骨竜の突進に巻き込まれたブレイン それにより彼らの組織的行動は不可能なはず
現に雑魚ゾンビの動きは緩慢 かつ捕食本能に基づいた散漫的な行動になっているのに

骨竜とフェンサーは意図的に戦いらしい戦いを行っているのだ

新月「ならば 奇襲を行ったのは誰だ」
闇に紛れ越境者を陥れてきたスパイの存在が 明るみに出ようとしている・・・


338 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2017/03/25(土) 22:59:39 ???
>>337
【相対していた二体が斃れる。剥き出しの牙が原始的な笑みを浮かべた様に見えたのは気のせいか】
【手の数から溢れる血は、流れたまま次第に鈍色の鎧の一部になっていく。傷が癒えた訳ではないが、今はこれで充分】


イヤーッ!!
【ギガースを狙って襲いかかる新手のフェンサー。その首根っこを掴もうと、ささくれ立った両手が伸ばされる!】
【背後から首を締め、へし折り、引き千切る。力のままに残虐な殺し方を行おうとする!】

お返しだよ…!あと何体だ!?どれだけこのカス共を仕留めればいい!
【赤い瞳が収縮と拡大を繰り返し、酸素供給機が閉じる。自我を取り戻したソーマタージが、誰に言うでもなく怒鳴る】
【刀を引き抜いて振り回し、黒幕が現れるまで交戦しようと尚も足掻く!】


339 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2017/03/25(土) 23:00:42 ???
>>334-337
骨竜と対峙しながらも尚、半人の思考は目まぐるしくあらゆる演算を繰り返し多くの可能性を導き出していた
その中で半人が行える、関与出来る行動だけを取り出し、最も好むべき状況を手繰り寄せる為に最適なそれだけを取捨選択し実行する
機械的な面の最も得意とする分野だ

「……!!」

ソーマタージの方面へと刹那視線を投げ付けた
黄金色の粒子の鱗粉を舞わせる眼差し、飛翔する二振りの虚空の刃
それらはゾンビに向けて叫び踊り狂いながら殺到、斬り裂かんと乱舞するであろう

「こちらこそっ!!」

イムカへ向けて短く叫ぶ形での返答
この極めて単純なやり取りが、それだけで時として様々な面での支えとなる
過去の戦いで戦気にアテられ、修羅道に堕ちかけた際にだってそうだ
爆破、巻き起こる風が乱雑に頬を殴る
骨竜が体勢を立て直すよりも早く、この好機を逃すわけにはいかなかった
飛翔、その歪んだいのちに終止符を与えんと飛翔!……が!

「あっ……!!」

しまった、と思考するもほぼ同時
膝を抱え込む形で腕を十字に構え背を丸め、全身に走る冗談みたいな衝撃
そらが落ちてきた様な感覚、重力を感じたのは随分な体感時間の過ぎた後だ

「……、く、そ……、」

尾撃を受けたのだ、そう理解するのにはやや時を要した
左腕の肉が削がれ、一部内部骨格が露呈している
動くは動くが成る程、うまくはない

「……、……?」

しかしこのダメージが、最前線から吹き飛ばされた事が
半人の視野を広げた、戦火の炎の全体図を視界に入れる事が叶った
それは既に新月が見抜いていた事ではあるが、少しばかり遅れて半人もそこに辿り着いた

「……ブレインが、もう……」

全滅しているというのに、司令系統は無いはずなのに
フェンサーをはじめとするゾンビ達の動きに統率が見られる、だとすればあのブレイン達は何のために?

「……」

そして至る思考、それは半人の中で最も黒く淀んだ部分が編み出した答え
しかしほぼ全ての半人の要素がそれを否定したがって、抵抗したがって、ただその為の因子は実に過小だ
振り切る様にヘルメスを加速させ、再び骨竜へと突撃を敢行
蛮勇に等しいそれで持って襲い掛かり、

「……こ、のぉぉぉぉぉっっ!!」

飛翔斬撃、脊髄を叩き斬らんと破壊的エネルギーを纏う赤刃を振るう!


340 : 八凪 雪影【信念の想具】 :2017/03/25(土) 23:06:51 ???
>>337

「悪い!余計な事やっちまった!」

自身の氷によりグレネードが効果的に使えなかったため即座に謝る。
恐らく決まっていればかなりのダメージを与えてただけにその顔は悔しそうに歪んでいた。
しかし悔やんでる暇もなく、ボーンドラゴンの薙払いが迫るためすぐに対処へと移る。
刀に氷から風を変更し、纏わせながら危険を承知でボーンドラゴンの正前に来るように尾を回避する。
もし正面へ行くことができたのなら、纏わせた風を解放し、刀を恐ろしい速度で頭蓋めがけて投げつけるだろう。


341 : 四五六 七八【賽印流忍術】 :2017/03/25(土) 23:14:45 ???
>>337
「ねぇねぇ」

新月の隣で建物の屋根の取っ掛かりに足を引っ掛けぶら下がる七八
双眼鏡越しの逆さまの視界に捉える違和感は新月と同じだ

「……あれらに対する指示ってさ」
「どうやって出してんだろう、新月なら可視化したり出来ないの?」

例えばその電波が、果たして世界間越しに飛ばせるモノなのだろうか
否であるとすれば、間者は案外と近くに、実に身近にいるのではないだろうか


342 : イムカ・グリムナー【最善への希求】>>390 :2017/03/25(土) 23:18:56 ???
>>337

「十全にとはいかないか」

 爆発物はこれでフラグ以外は使い切ってしまった形となる。
 しかして、ボーンドラゴン…神秘的であり中々にテクノロジー火器も効果が薄い。
 敵を吹き散らすのに初手で使った多弾頭誘導弾が手元に既に無いのも悔やまれる。

「まあ、やってみるさ…大分筋道も見えてきたしな」

 片手に粒子短銃、もう片手にクナイダートを構えるイムカ。隕
 クナイと一緒に保持していた隕鉄の欠片を手中で握りつぶす。

「神なる皇帝陛下の威光あれかし。≪隕鉄の祝福≫」

 クナイダートが彗星の力を帯びて、流れる星の如く青白く輝く。

「ここまで派手に動いたんだ。そろそろ捉えられるはずだが?」

 囮役としては充分。追い詰めているという意識あらば、そろそろボロを出すと踏んでいるのだが

【(>>340)ここで半人が吶喊を決行。思考に費やせる時間はいつもながら極僅かだ】

「賽印流――」

 猛烈な勢いで迫る尾を身を伏せて回避!粒子短銃の牽制射をしつつ、クナイを――雪影に向かって投擲!!

【隕鉄の祝福は直接的な攻撃手段に非ず…これは、異能強化のための触媒なのだ!】

「星宿(ほとほり)!!」

【(>>340)流星を帯びたクナイが雪影の放つ風の刀をすれ違う
 ――瞬間、風に流星の属性が加わりその力をより破壊的なモノへと強制進化させるのだ!】

(これでタェンティースの支援になれば重畳だが!?)


343 : イムカ・グリムナー【最善への希求】>>390 :2017/03/25(土) 23:20:41 ???
>>341

 なお戦場ではまた勝手に賽印流がニンジャ的に捏造されていた まる


344 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2017/03/25(土) 23:35:08 ???
>>339>>340-341
多少連携に難があったが タェンティースがおに弾き飛ばされる以外は特に痛手なくそれぞれが行動を開始する
イムカのけん制射を柄て雪影が骨竜の全面に移動

そしてイムカはそれをバックアップするようにイムカがクナイを放ち軌跡を発動
次の瞬間破壊的エネルギーを伴った魔風が骨竜の前進を叩く

苦悶の叫びを上げ 全身の骨がビキビキと軋みほぼ割れるのが見て取れる

その中を駆けるはタェンティース 一気呵成に飛び込む それに対し骨竜は苦し紛れに尾をかざし防御態勢
破壊的エネルギーは尾を粉砕するもそこまでに留まる

だが全身ひび割れで振り上げる足にも力が入らずもがくしかできない骨竜 あと一撃を加えれば勝利は目の前だろう

>>338
ギガースの巨体に切っ先を埋め込もうとしたフェンサー だがその動きが突如として止まる
いや 強制的に止められた ソーマタージが首根っこを掴んだために

バキリとへし折れる音 グチャリと肉が裂ける音 生々しい音が響き渡り 東備に僅かな脊椎がぶら下がったフェンサーがその手に残った
フェイタリティ!!

数体いたフェンサーは残り1体にまで数を減らしていた
ソーマタージとギガースは目配せし

ギガース『向コウヲ…頼ム』
翻訳機から出てくる機械音声 顎で指し示す先は 骨竜に立ち向かう他一行

機は整いつつある 戦力を終結させ骨竜を屠る必要がある

そしてギガースは最後のフェンサーと刃を交えた

>>341
新月「報告によれば 奴らは頭の電極から電波を傍受して動いているらしい
   ブレイン誕生からは支持する個体がブレイン一体まで減ったが それは変わらん」

機械のアンテナをのばし 周囲を探る

新月「・・・・・ヒットだ ファンタジーの世界で頻繁に電波を飛ばしてる連中がいる
   向こうだ 事前の手筈通り下手に刺激せず正体を探るのみにとどめるぞ」

現場に急行する潜入組
そこには岩陰に隠れ どう見ても科学の道具であるPCを操る怪しい人影が

???「チッ 越境者め やりよる」
???「ここで越境者たちも手に入れたかったが・・・致し方ない エーカーの邪魔ができただけでも良しとしようじゃないか」
???「軌跡を手に入れたイムカにテクノロジーのタェンティース サイバネのソーマタージに武勇のロイ 妨害特化のアキレス・・・あぁ 是非隅々まで調べたかったのに…」

周囲には護衛の何者かの姿もある 戦闘は推奨できない


345 : イムカ・グリムナー【最善への希求】>>390 :2017/03/25(土) 23:45:57 ???
>>344

「私は打ち止めだ。トドメは任せる」

 奇跡の代償はイムカに精神力の磨耗となって襲い掛かってくる。
 消耗のフィードバックは相当なもので、潤沢にコレを用いる本職と異なり、
 元々、伸びしろが殆ど残っていないイムカには厳しい回数制限が露呈する形となった。

【しかし、後は仲間達がやってくれる。と確信している】

(さて、こっちはカタがつくぞ。そちらは上手くやれているか?)

 このミッションの根幹は潜入組が獅子身中の虫の正体を暴くことにある。
 結局のところ、この大げさなまでの囮作戦が成功せねば意味が無いのだ。


346 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2017/03/25(土) 23:49:44 ???
>>340
>>342-344
「どうぞ、お気に病まぬように」

雪影に対して凛然と応じる
全員が全霊を持って挑んでいるのだ、それに対して誰がどう責められよう

『わー、きれー……』

そして一方七八、流れ光る尾を引いて走る苦無を見ながらなんとなく色々察して苦笑

『……じゃあなかった、おっけー向かおう』

影の諜報員達は、草の気配に音も無く走る
辿り着いたそこから覗く幾つもの気配、彼等が糸を引く奸計者だと知れば思わず刀を抜き放ちたくなる
しかし漏れ出る殺気をも覆い隠すのは忍びの技である、そこに一切の気配は無い

『カメラカメラっと……』

撮影開始、アキレスのモノとほぼ同等の性能を持つスマートフォン型のデバイスは実にいい仕事を果たす

『あとは……ビーコンとかなかったっけ』

万一を想定し、彼等の居場所を特定せねばならない
新月に尋ねながらもシャッターは切り続けている

さて、舞台は戦場へと戻る

「……硬っ……!!」

尾を切断し、だがそれのみだ
着地、左腕に鈍痛、即座にその神経を遮断
赤刃の柄を両手持ちにシフト、全身の排熱パネルを展開
覗く赤熱した駆動系、立ち昇る黄金色の粒子

「……アラク……」

六の虚空の刀を正面に配置、幾何学模様の螺旋を描きながら中央に魔力空間の塗膜を張った

「レェェェーーーッッッムッッッ!!!」

アラクレームの赤き刃、内部ジェネレイター全力起動!
それは虚刀で構成したリングを潜ればその半人の魔力と作用し爆発的に加速増加し、圧倒的な暴力の奔流となりて骨竜を襲う!!


347 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2017/03/25(土) 23:51:34 ???
>>344
心地良い感触よ!
【ボタボタと溢れる血を浴び哄笑!マッポーの世の人殺し故の高揚!】
【まだ脊椎のついたままの頭を投げ捨てる。ささくれ立った触手が一人でに、炎の様にザワめいた】

ああ…、口きけたんだなお前。任せろ、クールにハードなのキメてやるよ


ソーマタージ選手、角度を決めて…駆ける!ってな…!
【指を立て、ボーンドラゴンまでの距離を計る。両脚に、右腕に異様なまでの緊張が走る】
ガキの頃、こうやって距離の計り方を覚えさせられたっけな。…怖じ惑え。震えろ。貴様の死ぬ時だ

イヤーッ!!
【直後、再び砲弾めいて飛び出す!駆ける!駆ける!!】
【一歩踏み出すごとに速度は爆発的に上昇していく、踏み締めた跡に微細なスパークが残る、殺意が高まっていく!】

因果!!
【ボーンドラゴンまで残り数十cm。異様な緊張、力、鈍色の触手、殺意の篭った右腕が、バンカーバスターめいてドラゴンの脇腹目掛けて放たれる!!】
【常人を遥かに凌ぐサイボーグの全力を籠めたただのストレートは、ボーンドラゴンの肉体、即ち強固な骨すらをも砕かんと迫る!】
応報ッ!!

【無論、ソーマタージもただでは済まない。成功したかどうかにかかわらず、当たった時点で拳は砕け、腕はひしゃげ、右腕は使い物にならなくなるだろう】
【だがそれも覚悟の上だ】


348 : 八凪 雪影【信念の想具】 :2017/03/25(土) 23:56:06 ???
>>344

「そうか、強化…!!」

イムカのアシストによる威力を見てなにかヒントを得たのか、その目は今にも力尽きようとしてる骨竜を捉えていた。
素早く刀を再召喚。刀に風を纏わせる。しかし先程とは違い、もう片方に電気を纏わせそれを風と一緒に取り込ませていた。

「螺旋っ雷槍!!」

その掛け声と共に刀を先程と同じように骨竜へと投擲する。
投擲された刀は電気を纏ったことによるものか、地面は抉れ、先程よりも疾く、そして雷による暴力を撒き散らし、一直線に飛んでいった。
それは既に刀とは呼べず、まさに雷の槍と呼ぶに相応しかった。
しかし、強力なほどそれによるダメージは勿論ある訳で、

「…ッ、右手が逝ったか。」

投擲により雪影は一時右腕を損傷したらしく、さらに反動により無防備になっている。
例え、右腕は能力により治すにしても、反動で動けない時間はどうにもならないだろう。


349 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2017/03/26(日) 00:16:11 ???
>>345-348
《潜入組》
スパイの様子を激写する四五六
そしてビーコンで相手の位置を知らせようとした時だ

護衛?「・・・?」
???「どうした?」
護衛?「・・・いや 気のせいだ」

何かに気が付いたように一転を注視する護衛らしき者
しかし違和感は拭われた 注視した場所には『誰もいなかった』のだから

新月「・・・・」
あるいは音を立てずに移動し あるいは偽装し あるいは段ボールを被り
各々が各々察知されずに動き 実際完遂した

新月「・・・・」
四五六に向けて新月がフルフルと首を横に振った ビーコン設置は危険すぎる やめておこうと

《囮組》
最後のフェンサーをギガースに任せ 恐ろしき素早さで駆け抜けるソーマタージ

ジェネレーターを全力稼働させるタェンティース
刀に雷を纏わせる雪影

三者三様の暴力が ほぼ同時に骨竜に向かう

真正面から投擲された刀が頭蓋を突き破り 赤き暴力の奔流と 鈍色の豪槍が背骨を左右からへし折った
断末魔の叫びを上げ横たわる骨竜 残るは本能にのみ従う雑魚ゾンビが数えて5体ほど 殲滅にさしたる労力も必要ない

―――ギィ!!
しすて事の顛末を見ていたイムカ・・・のツレであるサーボスカルに振り上げられるハサミ

この世で最も盗聴されにくいともっぱらの評判であるサソリによる伝令
事の顛末が伝えられた

新月「そういうことか・・・獅子身中の虫は・・・」

潜入組がみたスパイの全容

???「負けてしまいましたか・・・」
???「まぁいいでしょう これ以上は高望みというやつです」
???「次はどの依頼を紛れ込ませてやりましょうか? さっそく帰って協議と参りましょう」



???「我らのカノッサが頂点に立つために・・・」

//これにてイベン終了 オツカレサマドスエ


350 : ◆T/233Moei6 :2017/03/26(日) 00:21:27 ???
>>349

≪00001111010101≫

 ベティからサーボスカルを通じて、コトの顛末が報じられる。
 この大仰なオトリ作戦もどうやら結実するものはあったようだが。

「…さて、あの大分裂組織のどのセクションかな」

 イムカは嘆息をつくと、銃をホルスターに仕舞い、戦闘終了と相成るのであった。

//おつかりーんノシ


351 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2017/03/26(日) 00:21:45 ???
>>349
「ふぅぅっ……!」

長い長い吐息を吐き出した
白く煙るそれは戦さ場を駆け抜ける風に混ざり四散、高く何処までも舞って行く


『……どういう事さ……』

これは、と段ボールの中からひょいっと顔を覗かせる七八
溜息しか出ないこの状況、ついに目にした獅子身中の虫の正体は

//ありがとうございました、お疲れ様でしたっ


352 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2017/04/15(土) 21:31:14 ???
先の戦いでアンデッドを殲滅したこと
そしてあの時(ファンタジー世界 コンクエスト・ザ・ワールド)の時に 突然の越境で報酬を受け取れなかったこと
これらが重なり 得た援軍はとんでもない規模であった

ドワーフ製 防弾鎧をまとった人間種一個師団1万
ドワーフ重装歩兵団2000
魔族 グリーンスキン混合軍1500
エルフ 魔法親衛隊500

合わせて19,000人の援軍がやってきたのだ
(全員がスクラップヤードに入りきらないので 代表者のみがやってきた形 他は現地世界で待機)

これで最後のピース マンパワーがそろった 越境者たちが準備万端の太鼓判を押すことに もはや躊躇いは無かった

【狭間のスクラップヤード】
ここに 越境者と 彼等によって集められた者達が集った

//フレーバーでキャラがコネを使って連れてきた人員 もってきた物資などがあれば登場させてもおkです

日馬「やっと決戦の日か・・・現場指揮は任せてくれたまえ」
アンジェロ「怪我をしたら私のところまで 死ななければなんでも治療して見せましょう」

そしてかつて幻想が襲い掛かった現代風世界から
異能対策本部局長の日馬と 手駒ブラックフォースの異能者たち そして凄腕の衛生兵アンジェロ

リック「これで私はお役御免か 頑張ってきてくれ」
サム「ステイツに手を出したことを公開させてやるぜ!!」

嘗てエーカーにより破壊された世界より 外交チートとならず者の王 サムとその忠実な兵士たち

モリアーノ「私は後方で指揮をとらせていただきます どうかバートンを役に立ててやってください」
バートン「今回のナビゲーションを任されましたバートンです よろしくお願いします」
長剣ギガース「・・・・・」

グランドゲートを守るために世界を敵に回したとき 世話になったカノッサ組織 霧の塔の重鎮モリアーノと 高性能AIバートン
それに巨人種の剣豪

そして上記の 奴隷戦争を共に戦った彼等

ロイも故郷からオーガ集団を連れてきた
アキレスは多世界を駆けずり回って物資を集めた
ボロウズは彼らの武器を作成し続けた

カノッサコーポから鈴虫が(無理やり)駆け付けた

ロイ「この戦いには 越境者と 多数の世界の命運がかかっている
   みんな この戦いには死力を尽くして当たってもらいたい」

音頭取りを任されたのは 越境者のロイ・ゴールドマン

ロイ「だが死力は尽くしても 死ぬこととは違うもの こんなくだらない戦いで死ぬことはゆ゛る゛さ゛ん゛
   生きて帰ってきて そして大手を振って世界を渡ってやろうぜ!!」

そこで大きく息を吸う ロイの背後には 彼らを飲み込まん程の 巨大なゲート

ロイ「よし!! 行くぞ!!」
その言葉と共に 彼等は世界を渡った その先は―――――


353 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2017/04/15(土) 21:32:00 7Cw4WlJQ
age


354 : 雪菜【雪華】 ◆8CzRpFh86s :2017/04/15(土) 21:45:39 ???
>>352
「わぁ、すごい大所帯!いいなぁ〜私も出たかったな〜〜」

スクラップヤードに集った越境者たちの輪の中にいるカノッサの制服の女。
ユーカリという名を持つ彼女はレールガン『ネリネ』を持ってきてはいるが今回は戦闘には不参加だった。
万一スクラップヤードで戦闘が発生した時のために控える、とは言っているが実の目的はそうではない。
越境者たちのところに歩み寄る。そして、小さな声で、

「私が連れてきた雪菜ちゃん、頼んだよっ!」

と、お願いをする。指さす方向にいるのは壁に背中をつけてのんびりと団子を食べる和装の少女だった。
腰には柄だけしかない刀のようなものを提げている。彼女がカノッサのユーカリらが属する勢力が提供する戦力であった。
ユーカリの目的は雪菜の観測と評価レポートの作成。これによっては、雪菜は処分されることとなる。
ユーカリはそれを阻止するために戦っていたのだ。極めて私的な戦いではあったが、これの結果次第ではカノッサに吸血鬼部隊が誕生することとなるかもしれない。

「じゃーあっ!みんながんばってねー!!」

信頼できる者たちへのお願いが済めば、いつも通りの元気な声で戦いに行く者たちを励ます。
戦士たちの列に混ざる和装の剣士、雪菜もまた激励の対象の一人であった。


355 : 桜餅 ◆Eue6z5NMdg :2017/04/15(土) 21:48:29 ???
>>352

「よくもまあこれほど揃えたもんだな。下手な軍隊よりも強くねこれ。」

そう呟き、最後点検し終わったマグナムをしまう。その姿はいつもの服装ではなく、ひと目で戦闘用とわかる姿だった。
自分にはこれほどまでの人脈はないため、基本は各世界の独自のパイプを使い武器から食料などの様々な物資を輸送していた。
それゆえ武器ではなく人がこれほどの数が集まったことにより、その顔は驚きに彩られていた。

「ああ、そうしよう!」

ロイの言葉っで自分を震い立たせる。どんなことが起きてもこの戦いは勝たなくちゃいけない。
自分は絶対に生き残る。そして絶対また皆で馬鹿をやってやる。初めても捨てれてないしな!
自分の首の銀のペンダントを握り覚悟完了。そのままゲートへと踏み出した。

/今回は念の為ナイフを二本。グレネードを三つ携帯している。


356 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2017/04/15(土) 21:48:48 ???
>>352
「高鳴るな。戦争なんて何十年ぶりか」
【飄々とした態度で煙草を咥え、愉しそうな笑みを微かに浮かべて集った人員、物資を眺める】
【我ながらよく集めたものだ。動く屍人達が各々の手に雑多な銃や得物を持ち、どこかのファンタジー世界の住人達は神妙そうな顔で周囲と、無手の己を見比べる】
【笑いが止まらない。皆で巨悪に立ち向かおう。酒瓶を持った手を軽く掲げて声高に言うと、一息に中身を飲み干す。戦闘準備は万端】

【出撃だ。緑髪の少女に軽いハグを済ませ、酒瓶を地面に叩きつけてフードを目深に被る】
【エリコが持ってきた木箱を半ば壊すようにこじ開け、中に納められていた凶悪な突撃銃を肩に担ぐ】
【ドラッグは持った。弾も刀も刃物も火薬もある。いつでもいける】


「ロイはああ言うが、この俺は違う。寝返ったら斬る。逃げたら撃つ。
 …簡単な話だ。無様をさらすぐらいなら自殺でもしな。…おっぱじめようぜ。ミュージックスタート」
【近くの仲間に軽口を叩くと、赤い瞳をギラリと輝かせてゲートへ!】


357 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2017/04/15(土) 21:48:48 ???
>>352
「……賑やかですね」

くすり、と笑みを浮かべながら周囲をぐるり
かつて知った顔が居る、見知らぬ顔も居る、そして仲間達が居る
全ての終わりなき旅路の中で、ここはきっと大きな中継点なのであろうと半人は確信していた
出会いとエニシが今を生み、こうして戦う為の、生き残る為の力を呼び覚ましているのだ
これ以上の事が果たしてこの広く、数多い世界に於いてどれだけ存在している事であろうか?

『……よー、なんた私達いらなくねぇかこれ?』

のんびりとやって来たのはアラズ
そして同型の9号機、かつてゼファー社強襲の際に手を組んだノイン
共にマウスィムの、生体兵器の楽園に過ごす仲間である

『マウスィムも助力させて貰うぜ』
『【アユル】も来れればよかったんだけどな、あいつぁ越境出来ねぇし』

彼女らの背後には、旧式のアラズァヘッド達が10人ほど並んでいた

→フレーバー戦力、アラズとマウスィムの仲間達

『あ、あー、』
『聞こえますか、聞こえますかー?』
『私でーす、ギャラエですよーご無沙汰していますー』
『なんだか大掛かりな作戦みたいですね』
『今回は我々は、此方の対処で忙しくって直接手を貸す事が出来ません、残念ですねー』
『ただまぁ、補佐的な面で全力で応援させて頂きますので』
『……是非是非頑張って下さいねー?』

ラジオに割り込む謎の声()
最後まで姦しく騒ぎ、流れ始めた時と同じように突然途切れた

→フレーバー戦力? ギャラエ所属のカノッサ組織のバックアップ?

「……こほん」
「……参りましょう」

咳払いひとつ、調子を取り戻す為だ
大きく踏み出して、その一歩を、いざ


358 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2017/04/15(土) 21:58:01 ???
>>全員対象

そこは近代風の世界だった 石造りの建物が並ぶ綺麗な街並みだったのだろう
今は不死の軍団により 場の雰囲気が非常に重々しい そして掲げられた赤に鍵十字

そこはベルリンだった 時期的には第二次世界大戦の終盤あたりだろう
本来の時空では末期も末期で ソ連の砲撃を四六時中受けながら総攻撃を待つ身

だがこの時空では不死のオーパーツにより戦局有利に進めたことで かつての栄光をそのまま残していた

その世界を 今から破壊する 越境という自由を守るために

バートン「それでは今作戦を今一度説明いたします」
事前に用意された端末を使い バートンが一行に語り掛ける

バートン「右翼を担当する我々は最終目標 事前の偵察により 総統官邸があった場所 今見えるあの塔
     あそこにこちらの主力部隊を送り届ける為 敵対組織の横腹を強襲する手筈となっています」

バートン「今回のキモは機動力 素早く敵防衛部隊を強襲し 主力部隊の損耗を減ら酢と共に 迅速な総統官邸跡への攻勢を仕掛けるkのが目的です」
右翼担当は一行の他に サム達とエルフの魔法親衛隊がいる


言うが早いか全身を黒服 顔をガスマスクで隠した敵兵士が銃を あるいはサーベルを手に襲い掛かってくる
この場では 少なくてもアンデッドまるだしの姿をさらすわけにはいかないらしい が その能力はアンデッドのそれだ

ロイ「軽く戦って 後はサムたちに押し付けて先を急ぐぞ!! いいか!!」
その言葉と共に戦いの火ぶたは切って落とされる

街のあちこちで煙が上がる 左翼が 中央主力が 遊撃隊が先頭を開始 街が阿鼻叫喚に包まれる

ロイ「一般市民については原則殺害禁止!! だが武器を振りかざしてくるようなら遠慮はするな!!」


359 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2017/04/15(土) 22:06:22 ???
>>358
風は死を運び吹き荒れる
灰色の建物の間と屋根を走りながら徐々に徐々に獰猛さを増して猛る暴風へと成長していた
すぐにその咆哮は全てを飲み込み、点在する肩身の狭い緑に対して砂の牙を露わにして突き刺さる

その吹き荒れる憤怒の中、突然に揺らめく光が、ぼやける大気が、影のさざめきが、弾ける火花が刹那踊った
瞬き程の短い合間であったそれが収まる頃、越境者達はそう、そこに居たのである

「……コピー、では……」

参る、と半人
ヘルメスの靴を唸らせ最大加速
弾丸の勢いを持ってして敵陣を突き抜け、浸透し、赤刃を振るうのである


360 : 又ジ ◆.zilz3o6.U :2017/04/15(土) 22:10:14 ???
>>358
「ここは…ベルリンか?旅行に行く手間が省けたな」
【崩れた建物。遠くの爆撃音。教科書や映画で見たことがある、彼にとっては遠い昔のベルリン】
【破れて地に落ちた鍵十字の旗を拾ってポケットにしまい込む。まだナチはいるのだろう】
【油断なく突撃銃を構えると、酸素供給機を装着!】
「派手に行こうぜ!レッツロック!!」


【BRATATA!BRATATATA!三発ずつ放たれた弾丸は、襲い掛かってくるアンデッドの動きを止めようとする】
【無傷で横を通り抜けられるのならいい。走りながらの銃撃は、次第に弾をバラ撒くものへと変わっていく!】

「ああ、正当防衛はいいんだな!良いことを聞いた!」
【KABOOM!!ソーマタージの持つ突撃銃下部に取り付けられた擲弾銃が、グレネードを撃ち出す!残り三発!】


361 : 雪菜【雪華】 ◆8CzRpFh86s :2017/04/15(土) 22:10:36 ???
>>358
「鍵十字……ナチス……ジャーマンポテト?」

捨て忘れたお団子の串をポイ捨てしながらとりとめのない独り言を呟くカノッサの尖兵。
ぼーっと重い雰囲気の街並みを眺め、なんとなく果たすべき役割を把握する。
向かってくるものを蹴散らしながら、進めばいい。なんのため?知らない。ユーカリは指示に従って頑張れって言ってた。

フードに手を掛け、被る。赤い目で敵(同族)の群れを見据え、腰のデバイスに手を掛ける。

「……行くよ?」

静かに、静かに地面を蹴る。
刹那、吹雪が吹き荒れた。
吹雪の通り道にいたアンデットには氷柱が、否氷の刃が突き刺さっていた。
刃は時に空を舞い、時に突き刺されたままアンデットに残り、時に刺さることなく首や腕を刎ねた。
雪菜。カノッサが寄越した失敗作はその鬱憤を晴らすがごとく敵陣に吹き荒れた。


362 : 桜餅 ◆Eue6z5NMdg :2017/04/15(土) 22:23:44 ???
>>358

「何だここ?ドイツ?ロシア?まあ、どっちにしたって関係ないけどな。」

到着と同時に素早く銃を抜けるようにし辺りを警戒する。敵地の真ん中だから警戒は基本。
そしてそのままポケットから飴を取り出し口に放り込んで説明を受ける。

「オーケー。分かった。つまり素早く叩き切れってことだな。」

説明を聞き終え、小さくなった口の中の飴を噛み砕く。その雰囲気は既に熟練戦士のそれ。
分かっているかは微妙な返しだがこれでもしっかりと理解している。
自分の装備を手早くチェック。念のための確認言う奴だ。

「さーって、行きますか!」

手に武器を持ち襲いかかってきた不自然すぎる黒服ども。身体能力が人のそれではないのを瞬時に見抜き、こちらも身体能力を強化し相手に向かい駆け出す。
襲い掛かるゾンビに対して、幻月を召喚すると同時に左に銃を持ちの後方のゾンビを目掛けてマグナム弾を6連者。
金を積み、ボロウズにお願いして魔改造したこの銃は反動が全くと言って言い程ないため、一直線にゾンビの上半身を狙い向かっていく。
そしてそのまま足を止めずに幻月には高温を示す青い火を纏わせて近くのゾンビをそのまま焼き切ると同時に薬莢を排出、リロードしようとする。


363 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2017/04/15(土) 22:30:05 ???
>>359-362
最大まで加速するタェンティースが先鋒となり 黒服ゾンビの一体を切り裂いて走り抜ける

続いて登場は雪菜だ その異能を最大限に利用した吹雪が舞い上がり 射線上にいたアンデッドを凍らせ または貫いていく
その隣を まるで蒸気機関もかくやな吐息と共に駆け抜けるソーマタージと拳銃を抜いた雪影 

射線上を辛くも脱した敵に銃撃を仕掛け足を止める

サム「先にいけ!! 俺たちはこいつらを殲滅する!!」
ギャングの王が号令を出し 取り巻きが エルフたちがアンデッドに攻撃を仕掛ける中 一行はひた走る


途中 民間人と鉢合わせるが 彼らは我先に家屋の中に逃げ隠れ 一行に敵意を向ける者は皆無

バートン「この先 前方にアボミネーションの反応1 横道にはフェンサーが複数待機しているもよう
     判断は任せます」

バートンの通信が入り この先に困難が待ち構えていることを知るだろう
どう動くかは一行独自の判断にゆだねる者とする


364 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2017/04/15(土) 22:37:15 ???
>>363
「キルが二倍。お楽しみも二倍だ」
【余裕たっぷりにリロードを済ませ、撃ち漏らしを他者に任せて走る。奔る】
【凍り付いたアンデッドを蹴倒し、先へと急ぐ!】


「面倒…。飛行艇とかないの?空から攻めたりさ…」
【かかってくる無線にゲンナリした口調で返すと、しばし考え込む】
【こういう時は勘に頼る。刀を地面に立て、放して倒れる方向を見守る】

「…裏道はどうだ。デカブツよりかはいいと思うぞ」


365 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2017/04/15(土) 22:39:23 ???
>>363-364
「大型を仕留めましょう」

半人の、通信越しの提案はそれだ
理由として、アレは弱点への攻撃と言う特別な対処法を必要とする
それが可能な人材は恐らく後陣の部隊にも存在している
だがそれでも、最もアレと対峙し討伐して来たのは、戦闘経験が多いのは我々なのだ
ソーマタージと逆の意見とはなるが、押し切られれば従う構えでもあった
どちらにせよ半人は、ただ突撃し刃を振るうのみである


366 : 雪菜【雪華】 ◆8CzRpFh86s :2017/04/15(土) 22:43:30 ???
>>363-365
さて、刀の弱点とは何だろうか。
ああ、突然で悪いネ。今は大事なところだったっけね。
刀の弱点とは即ち、連続使用による切れ味の低下だ。
これを逃れようと人は様々な方策を講じてきた。
ある将軍は刀を大量に用意したらしい。ユーカリクンは刃毀れしない素材の刃を使っているネ。
これは、それらの解の中の一つだ。
将軍のように刀そのものを大量に戦場に持ち込めるのは迎撃戦のみだ。ユーカリクンのはコストが高すぎてダメだ。
使い捨ての刃を、その場で作る。マ、これも特殊な一部の異能の持ち主にしかできないんだけどネ!
ともあれ、XIV-000は刀の弱点を克服したという点ではパーフェクト。さあ、その力を我々に示しておくれよ。

吹雪、氷刃の乱舞は小休止を迎える。凍り付いたかのように攻撃能力を失ったアンデットたち、後続に嬲られるだけのサンドバックをあとに残して。
雪菜らの進行を阻むは壁だった。不死の巨人、隠すつもりのないアンデット。

「……相手、したくない……?」

疑問符こそついているが、雪菜もまたソーマと同意見であった。
あれを相手にするのは些か時間がかかりそうだ。それに面倒だ。
故に、回避する選択を望んでいた。

「勝算、勝ちパターン、ある……?」

突撃をしようとする半人に問いかける。冷たい赤い瞳で見つめながら。
………先ほどの言葉と矛盾はするが、勝算があるなら相手をするのも悪くないと考えているのかもしれない。


367 : 桜餅 ◆Eue6z5NMdg :2017/04/15(土) 22:47:08 ???
>>363

「すまない!助かる!」

轟音が飛び交う中聞こえた声にこちらも感謝の声を返す。
そのまま足を止めず近づくゾンビを焼き払って突き進む。
進行しながら素早くマグナム弾5発、そして念の為最後の一発にゼロマグナム弾をリロードする。

「了解。情報感謝する。…俺はフェンサーの方へ行かせてもらうぜ。あっちは面倒だからな。」

風の様に町を駆け抜けていた時に入ったバートンの通信に短く返してすぐに戦場へと意識を戻す。
そして自分の所持品を分析。結果を見て横道のフェンサーの方を対応することに決めた。
そして、フェンサーの横道の前にグレネードのピンを抜き、いるであろう横道に投擲する。
投擲後は素早く拳銃で5発だけ撃ってフェンサーの動きを止め、爆発の範囲内にとどめて一気に吹き飛ばそうとする。

/残りグレネード二つ


368 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2017/04/15(土) 22:56:00 ???
【多数決の結果ルート変更】
バートン「タェンティース この場はアボミネーションを回避して路地に向かいましょう」

ということで一行はアボミネーションの入れない路地に進路を変更

この巨人は先の戦闘で黒服ゾンビを殲滅したサムたちが相手をすることになるだろう

フェンサーはアボミネーション程とんでも戦力とはならないが それでも鋭い剣技と 何より連携を軸としたはyぞう攻撃が厄介なポイントである
更にこの場を注意深く観察しても ブレインらしきアンデッドが確認できないのだ

それなのに組織的行動がとれている ということは 何か別のトリックがあるということだ

そして一行を視認するや腰の剣を抜刀 接近してくるであろう一行に向けて突撃を仕掛けてくる
それと同時に辺りの壁を蹴り そらからもフェンサーが 連携攻撃を仕掛けてくるだろう


369 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2017/04/15(土) 23:05:32 ???
>>368
「連中、ブレインもいないのに妙に冴えてるぞ。注意しろ…」
【駆けながら周囲に囁く。連中の動き、妙に練られている。ブレインに代わる何かを手に入れたか】
【忙しなく動く脚が更に速度を増していく!赤い瞳が眩いばかりの光を放つ!】


「イヤーッ!!」
【突撃してくるフェンサーとカチ合う数歩前、地を蹴り少しばかり跳ぶ!】
【その手にすでにライフルはなく、代わりに不吉に煌めく赤い刀が握られる!】

「俺の!」
【フェンサーの一帯に狙いを定める。奴の刃ごと体を斬り裂こうと、中空から荒々しい袈裟斬りが放たれる】

「邪ァ魔をッ!」
【成果も確かめず着地、ブーツの底が擦れて火花が散る!】
【振り下ろされた刀が再び構えられ、ダメ押しの逆袈裟!】


370 : 雪菜【雪華】 ◆8CzRpFh86s :2017/04/15(土) 23:07:17 ???
>>368
「………」

多数決の結果を聞くや否や、氷の刃を生成しなおした六華を構えて進撃する。
刃の射出で足を止め、真ん中に刺突。刃を切り離して生成しなおし、右の一体の腕を切り裂く。再び切り離し、短刀サイズの刃を生成して逆手に構えて剣を払い落とす。
さらに……と行動を繋げていき、瞬く間に三体のフェンサーを葬る。
フェンサーの数を減らしながら雪菜は考える。何か変だ。
だけど分からない。だから、

「……対処はするから、根本をどうにかして……?」

風のように舞い、氷柱――刃を突き立ててゆく。
他の越境者たちがこのフェンサーたちを操る何かを見つけるだけの余裕を作るために。


371 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2017/04/15(土) 23:09:00 ???
>>368-370
「コピー」

その点に関しての懸念は残るが、スタンドプレーで勝利を収められる程の状況ではないとの認識はあった
故に従い、聴きなれた懐かしいバートンの声に頷くのである

「アレは、頸の部分に弱点があります」

様々な炉の集中部がそこにあるのだ、と通信
多分事前に敵性戦力の情報は共有しているであろうが、一応
雪菜の問い掛けに対する返事でもあった

「……ブレインの居ない状況か……」

厄介だとの認識はより一層深まった
本来指揮個体を破壊すれば大幅な戦力ダウンを見込めるというのが、エーカー産アンデッドの特徴と弱点であったのだ
それを克服した、或いは隠匿したというのは脅威である
勝ち筋がひとつ消えているに等しいのだから

「……!!」

カノッサコーポにてメンテナンスを受けた赤刃の状態は最高だ
そしてそれは、マウスィムにて矢張り調整を受けた半人自身にも言えた

「……するなっっ!!!」

ソーマタージと別の個体に向けて突撃、ロケットめいたドロップキックムーブの飛び蹴り一閃!
着地、背面から振り返り様に横薙ぎ! 更に虚空の刃を呼び出し追撃!

「……っ」

しかしそれだけでは終わりは見えない
何か、フェンサー達に指令を下す何者か
それを見つけなければならないのだ、戦ながらに半人は視線と多種多様なアンテナを周囲に巡らせる


372 : 桜餅 ◆Eue6z5NMdg :2017/04/15(土) 23:13:12 ???
>>368

「めんどくさい。飛んでくんなよ。ちくしょうめ。」

路地に入ったら飛んできたフェンサーに対して思わず一句を読む雪影。
とりあえず先頭のフェンサーに向けて5発発砲する。当たらなくても連携を少しは乱せるし、当たればそれこそいい。
そして接近戦なら銃は相性が悪いと思い、すぐに懐にしまいもう一対の刀。常ノ世を召喚する。
雪影にとってフェンサーの一番の武器は連携である。剣技はこちらが上回ってるとは言え流石に数が多くちゃどうにもならないからだ。
そのため、連携をさせないことを重点に置いて両方の刀に電気を纏わせてそのまま一体に斬りかかる。

/>>367のそして、フェンサーから後はなしでお願いします。


373 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2017/04/15(土) 23:35:13 ???
>>369>>371
跳躍するソーマタージ それを迎撃せんとするフェンサー2体 だが内1体が弾き飛ばされる
タェンティースのドロップキックが炸裂したからだ 

フェンサーのブレードとソーマタージの戦場刀がカチ合う フェンサーのブレードは切断力を重視した薄刃である
それに対し 分厚い身幅の戦場刀はブレードをへし折って見せる だがそれにより威力が減衰し フェンサーは辛うじて生きている状態

だが隙を見せぬ二段構えを見せたソーマタージが 背後からフェンサーを両断した

タェンティースに蹴飛ばされたフェンサーは踏鞴を踏みながらも転倒することなく着地振り向きざまに斬撃
赤き刀とブレードがぶつかり火花を散らす が追撃の虚刀が頭部に次々と突き刺さり 倒れ伏した

2人の目には 下記の雪菜が見えるだろう

>>370
雪菜は三体を瞬時に屠る そのつもりの連撃を想定し その通り動こうとしたのだろう

刃の射出を迎撃するためにブレードを振るい それで足が止まった
迫る雪菜に向けてブレードを振り上げるフェンサー

そして次の一手が悪手だった 中心線に切っ先が埋まる 刃を切り離し 生成し直す
その僅かな隙にフェンサーのブレードが振り下ろされる

彼等はアンデッド 命無き人形 人間のように痛みや多少の怪我で動けなくなるような敵ではないのだ

【強制ダメージ 程度は任意】
そして雪菜のムーブ失敗により殺し損ねたフェンサー2体もまた 雪菜に連撃をせんと迫りくるだろう

>>372
銃撃もまたアンデッドにはやや不向きと言える武器 やるのならヘッドショットか 頸椎を破壊しつくす破壊力が必用だ
だがそのストッピングパワーは跳躍するアンデッドを押し留めるには十分

攻撃が失敗し 着地するフェンサーに 雷を纏った刀で切りつける

その攻撃は決して致命傷ではないが SF要素も取り入れたアンデッドは 体を動かす電気信号をかき乱され痙攣する 致命的な隙だ

そして上記 アンデッドに群がられている雪菜が見えるだろう

>>全員対象
ブレインを探す者もいるが その時である
小さく だが確かな頭痛が一行を襲う それ自体は動きを阻害するものではない

だがソーマタージは覚えがあるだろう

嘗てファンタジーの世界に現れた 巨大な脳髄 ファクトリーブレイン
そいつがこちらへの妨害行動として出した念波 それと今回の頭痛がよく似ていることに


374 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2017/04/15(土) 23:44:07 ???
>>373
「ふぅっ……!」

最低限の吐息を荒々しく吐き出した
それは白く煙るモノであり、内部に溜まった熱でもある
全身の排熱パネルが小気味良い音を立てて開いた
内部駆動系が赤金色の光を帯びて覗く

(……ン、なんだろう……)

頭痛、というよりは有機脳に対する違和感
即座に思考ユニットが原因を探し全身を網羅する数多の神経に対して伝令
だがそれでも原因不明、奇妙だ
→ファクトリー事件を人伝にしか未知である半人、それだと見抜くのに一巡遅れる

「……!!」
「雪菜様!!」

ヘルメスを最大加速で唸らせ、赤刃の内部ジェネレイターを起動!
破壊エネルギーの渦を纏いしアラクレームを振り被り、雪菜に迫るフェンサーの背後からそれを破壊し尽くさんと振るう!


375 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2017/04/15(土) 23:44:08 ???
>>373
「グッドウィルハンティング!」
【飛び散る血飛沫の向こう。雪菜に襲いかかるアンデッドが見えた】
【仲間が襲われている。ならばやるべき事は一つだ。刀を持つ手を首に回すかのように構え、駆ける!】


「情けない奴だ!とっとと殺して次行くぞ!」
【怒声と共に、雪菜に迫るフェンサーに後方から接近!赤い軌跡を残し、刀を目にも留まらぬ速さで横薙ぎに何度も振るう!】
【背後から首、胸、腰、膝の四箇所を両断しようと振るわれる赤い刃。いつもよりキレが良い。時間をかける気は無いので、いつも以上の力を入れているのだ】


「…待て、ソーマイヤーが……。ヤメだ、最悪に嫌な予感がするぞ、備えろ」
【重い声で一向に注意を促す。この感覚は覚えがある。何度か出くわした、冒涜的で面倒な脳ミソの気配】
【実に、実に面倒だ。再びライフルを構えると、壁をよじ登ろうとしながら、油断無く周囲を見渡す】


376 : 雪菜【雪華】 ◆8CzRpFh86s :2017/04/15(土) 23:46:35 ???
>>373
「………ッ!?」

戦闘経験の少なさというものは否応なく雪菜の足を引っ張った。
アンデット故の恐れなさを見くびった罰として振り下ろされる刃。咄嗟に左腕を割り込ませ、致命傷を回避する。
白い左腕から赤い体液が面白いように湧き出る。吸血で回復をする必要がある。頭の冷えた部分がそう告げた。
一撃と痛みとで流れが止まり、付け入られた。

「……よく、ない………」

苦しい状況に顔を歪め、左腕を庇いながら刀を突き出して三体のアンデットをけん制する。
突然襲いだした頭痛も厄介だ。着実に動きを遅めてくる。
僅かな拮抗を作り出すことしか雪菜にはできず――――


377 : 桜餅 ◆Eue6z5NMdg :2017/04/15(土) 23:50:21 ???
>>373

「やっぱ、通常のマグナム弾じゃダメか。」

マグナム弾でもやはり仕留めきるのには難があったようで足止め程度にしかならない。
しかしそれだけあれば刀一本で今まで戦ってきた雪影には十分である。
動きを止めてる間に肉薄。そのまま一閃する。しかし運が悪く致命的な一撃は与えられない。
けれども、電気を纏っていた事が功を成し、相手が動きを止めることに成功する。
そして一瞬ゾンビに群がられる雪菜の姿を視界に捉える。

「…っ!雪菜っ!!」

仲間のピンチ。それを目撃した雪影の行動は早い。
素早く目の前の首を飛ばして、ゾンビの後ろから駆けつけてゾンビの首を飛ばそうとする。


378 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2017/04/16(日) 00:10:43 ???
>>374>>376-377
雪影の懸念であるが マグナムの威力不足ではない
ヘッドショットを意識した丁寧な銃撃であれば 1射1殺も十分に狙えたのだ

それは兎も角として けん制の為刀を突きだす雪菜であるが アンデッドは恐れを知らない 自らを傷つけるものに戸惑いを持たない
まるで意に介さず接近してくる が
それに待ったをかけたタェンティースと雪影

場所も雪菜を狙うフェンサーの背後と都合がよかったのもある

タェンティースの赤き破壊エネルギーが一体を消し飛ばし 接近した雪影がフェンサーの首に切っ先を埋め込み そのまま首を撥ねた

最後に雪菜と相対していたフェンサー 腕を犠牲に踏ん張っているが フェンサーは体重をかけてうでっを両断し体にブレードを喰い込ませんとしていて・・・

雪菜の背後 タェンティースと雪影の正面から巨人が突っ込んでくる

身の丈3mと少しの長剣ギガースが 巨大な長剣を思い切り突き出す

その一撃によりはなから 上をふっ飛ばされたフェンサーは力なく転がることになった

ロイ「スマン 援護が遅れた お前さんユーカリから聞いたが吸血鬼なんだって?」
遅れて別のフェンサーを対処していたロイがやってくる

それを聞いた長剣ギガースは揶揄抜きに雪菜の胴ほどもある腕をずいと雪菜に差し出した
必用なら飲め とでも言いたいらしい 

>>375
嘗ての経験から嫌な予感を覚えたソーマタージが壁をよじ登り辺りを見回す

辺りは建物だけ 特にこれといった脳髄が浮いている様子はない
だが頭痛は幽かに だが確実に起こっている ある一転から始まり 徐々に脳全体に染みわたるような頭痛
その一点が始まる方向に顔を向ければ そこには最終目的である 総統官邸跡の塔が見えた

あそこからテレパスを送っている それを使ってブレインの如く指令を出している そう推理するには十分であろう

>>全員対象
ロイ「目標地点はもうすぐだ! 急ぐぞ!!」

その言葉に一行はまた駆け出す そして路地を飛び出したさき  見えた 魔族・人間 ドワーフの混合軍が 大量のアンデッドとぶつかり合いをしている場所
当初の目的はこの敵主力の横腹を強襲するというものだ そしてそれを行うに十分なタイミングで 一行はたどり着いた

後はそれを実行するだけである


379 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2017/04/16(日) 00:23:11 ???
>>378
「ご無事ですね!?」

雪菜に言い終えるより前に体は動作を完了させていた
つまりは総員での合流、そして進軍である
既にここは修羅の庭、戦いの支配する空間なのだ

「……、エラーが先程から」
「頭痛という形で生じています、体の調子自体は悪くはないのですが」

一体、と原因を相変わらず特定出来ずにいる
グラスの中の水に垂らした墨滴めいて、徐々に侵食を始めているそれはうまくはない

「……コピー」
「最大火力でっ……」

横手に、目的の場所にへと到着すれば一呼吸
喝を入れた体を動かす、両腕を伸ばし赤刃を真正面に、空間を指し示す様に構える
虚空の刀を六振り呼び出した、幾何学模様の螺旋を描くそれは赤刃の少し前にリングを形成する格好で配置

「アラク……」

半人の脚元、円状の空間にある小石や何やらが浮かび、跳ね飛んだ
アッシュグレイの短髪先が、首に巻く黒き布がゆっくりと陽炎めいて揺らめく

「……」

目標をしっかりと見据え、全身の魔力を両腕に、そしてアラクレームの赤き刃へと集中

「……レェェェェェッッッッッムッッッッッ!!!」

半人が吼える、空間が震える!
放たれた破壊的エネルギーの奔流は、虚刀のリングを通過し爆発的に勢いと獰猛さを増して数多の敵に向けてその憤怒の牙を向ける!!


380 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2017/04/16(日) 00:23:20 ???
>>378
「ガッチャ…!見つけたぜフィクサー」
【獰猛な笑みが頭痛の発生源であろう建物。遠くに見える、総統官邸の塔を捉える!】
【目標は決まった。双眼鏡で軽い偵察、指を立てて大凡の距離を計る。あそこが目的の地となりそうだ】


「見えた!目標は総統官邸!そこの塔だ!ラプンツェル気取りの卵野郎を叩き落とす、いい機会だ!」
【瓦礫、ベランダ、積み上げられた荷物を飛び跳ねて伝い、一行の元に戻ると早口で捲し立てる】
【狂人特有の戯言と受け取るかは自由だ】
「塔に限らず落ちて死ねば誰にも戻せなくなる。至言だな、殺せば取り敢えずは万事解決だ」


【越境者達の大戦闘が見える。壮観なまでの殺し合い】
【敵の横腹を殴りつける。本格的に乗り込む前に、少し暴れてやろう】
「ちょっとだけ……本気だ」

「イイイイヤアアアアアアーーーッ!!!」
【全身を発光させたソーマタージが、暴走殺人重機関車かミサイルめいてアンデッド軍に突っ込む!】
【ただそれだけだ。暴走機関車めいた勢いの体当たりで駆け回り、アンデッドを吹き飛ばし、弾き出し、踏み殺す。サイボーグの怪力で早急に、この大混戦を横合いから殴りつけようと駆ける】


381 : 雪菜【雪華】 ◆8CzRpFh86s :2017/04/16(日) 00:25:30 ???
>>378
しかし、不死の軍勢は止まることをしらない。
―――死ぬのか、
そんな諦めすら脳裏によぎった、そのとき。

「…………え?」

唐突に、襲っていたフェンサーが二人視界から消えた。
タェンや雪影らが援護してくれた、と理解したのは数瞬後。しかし、驚きに身を任せる時間はない。

腕から流れる血はどんどん増える。細腕に鋼鉄が食い込む。
やはり、死は避けられないのか。再び諦めが鎌首をもたげたが

「!?」

背後から突然現れた壁めいたものが、目の前の敵を消し飛ばした。
何事か、と振り返ればそこには正しく壁。巨人がいた。
そして、巨人の影からやって来た男……たしか、ロイが声を掛けてくる。

「そ、そう……人工だけど………?」

答えていると、目の前に木の幹めいたものが突き出される。
飲んでいい、ということなのだろうか。なら、と遠慮なく牙を突き立てる。
→吸血、左腕の傷回復

「みんな……ど……ううん、……ありがと…………?」

どうして、と聞こうとした。
だが、ユーカリの言葉を思い出して言葉を変えた。
かつて雪菜の処分に真っ向から立ち向かったユーカリにどうして、と聞いたときにこんな言葉を言われたのだ。

『そういうときは、ありがとうだよっ!』


382 : 雪菜【雪華】 ◆8CzRpFh86s :2017/04/16(日) 00:30:11 ???
>>378
しかし、感動に浸っている余裕はない。
助けられた分だけ、頑張らねば。

「……がんば、る……………?」

風のように、滑るように地面を駆けて一向に続く。
アンデットの群れに突入すれば、再び刃の吹雪が吹き荒れる。
先程から学んで、確実に首を落とす。
刃を突き立て、刃が切り裂き、無慈悲に平等にアンデットを散らす。
これまで以上に、苛烈に。


383 : 桜餅 ◆Eue6z5NMdg :2017/04/16(日) 00:31:00 ???
>>378

「せいやああああああ!!」

威勢のいい掛け声とともに一気にゾンビに接近。そのまま首をはねた。

「吸血鬼?だったら俺の血を…って先越されたか。」
「…とりあえず無事で良かった。今度はもう少し気をつけろ。死ぬぞ。」

ロイの話を聞いてすぐに腕を出そうとしたが、先にギガースが出したために止める。
そういやなんか初の奴に似てるなー。家族か何かかな。と心の中で思案する。
もちろんこの間もしっかり警戒中。
そして、銃にゼロマグナム弾を込めながら下の一言を言って注意を飛ばす。
今回が初めてなので戦闘経験がないのは仕方がないが、性格上やはり言ってしまう。

「分かった!」

そう、返事をして路地を駆け抜ける。
そうして見えた敵陣。となればやる事は一つのみ。
一方の刀に風を纏わせ推進力とし、もう一方は火を纏わせて首を斬りつけながら、敵陣の中を全力で駆けようとする。


384 : 雪菜【雪華】 ◆8CzRpFh86s :2017/04/16(日) 00:43:31 ???
>>383
タェンに無事を示すためにも頷く。雪影もまた案じてくれているようだ。

「……うん、もっと……うまくやる……?」

厳しめな言葉に頷く。そして実践した結果が>>382であった。

因みに、雪菜は初寄りも肉体は成長している。だが、精神の方は初よりはるかに子供だった。
ある意味姉妹であるのだが、初はこのことを知らない。複雑怪奇な事情(カノッサの陰謀)があるのだ。


385 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2017/04/16(日) 00:49:08 ???
>>全員対象
主戦場は一進一退の攻防が続いた
防弾プレートメイルを纏った軍隊が大盾で押し込み ブラックフォースの異能者がそれを後押し
だが防御陣地による十字砲火を巧みに使ったアンデッドがそれを押し返す膠着状態

そこに飛び込んできたのは 特大の赤き破壊エネルギー それにより弾幕が一時的に弱まる

陣地の立て直しを早急に行いたいアンデッド達であるが 雪影が ソーマタージが 雪菜がそこに飛び込み

鈴虫「はははははっはははははぁ!!!!」
左翼から 一行と同じく主戦場に突撃を仕掛ける任を帯びた鈴虫が加わり大暴れ

日馬「今だ!! 突っ込めい!!」
そして日馬の号令と共に主力部隊も雪崩れ込んで一帯を完全に制圧する

日馬「工兵を前に!! バリケード設置急げ!! 地雷設置もだ!! その後アンジェロ達衛生兵を呼び込めぃ!!
   この場に陣を敷いて当攻略の足掛かりとする!!」

その言葉と共に慌ただしく陣地が組まれる

日馬「まずは合流できたことを喜ぼう 後方から物資が届いたら補給や治療に当たってくれ あの塔はヤバそうだ 準備を怠るなよ!!」
こうして一行はつかの間の休息を手に入れたのだった・・・・・

//んでは今日はこの辺で オツカレサマドスエ


386 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2017/04/16(日) 00:57:54 ???
>>380-385
「塔、あれが……」

あれが最後の目的地、この大戦争全ての終わりの地点
しっかりと見据えて頭痛にこめかみを抑えよろめく
そういえば全てのエネルギーを使い果たして空っぽだ

「……ふぅ、今は一先ず……」

暴れまわる鈴虫の声が響いて来た
半人はその場に膝をつき、上下する肩を鎮めるのであった

//お疲れ様でした、ありがとうでしたっ


387 : 八凪 雪影【信念の想具】 :2017/04/16(日) 01:03:46 ???
>>384

「ならば良しだ。後これやるよ。余ってたし。」

そうやら納得してくれたみたいだ思い。こちらは笑顔でそう返す。
少し言いすぎたと思ったがやる気を出してくれてよかったと心の中で安堵。
そして、一応謝礼としてポケットから飴を出し雪菜に握らせる。

「戦闘が終わったら舐めな。その飴はうまいんだ。」

そう言いって立ち上がりロイの後を追った。

>>385

「一っ!二っ!飛ばして五っ!!」

相手の中に飛び込んで、右に、左に、上に、縦横無尽に動き一気にゾンビの首を、体を飛ばしていく。
その姿はまるで三国無双さながらである。

「ああ、お疲れ。…ところで今気づいたんだけど頭痛するから誰か薬ない?」

ゾンビ達に無双し終わり、日馬と合流した時の一言。
どうやらアドレナリン的な奴と前の目玉脳みその痛みに慣れたせいで今まで気付かなかったようだ。
病院行って来い。

/お疲れ様でしたー。


388 : 雪菜【雪華】 ◆8CzRpFh86s :2017/04/16(日) 01:04:56 ???
>>385
「…………あれが……?」

最後のアンデットに刃を突き立て、遠くを見やる。
そこには塔、総統官邸跡があった。頭痛の源、全ての元凶。
結末は近い。頑張らないと……?
などと思いながら僅かな休息の時を迎えた。

//一先ずお疲れ様でした!続きの時もよろしくお願いします!


389 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2017/04/22(土) 20:21:38 7Cw4WlJQ
死闘だった

アキレス「ポイント503にアボミ一体を含む集団あり! 中央陣地に向かってる!!」
諜報部は散会し 敵の位置を探る その中にアキレスの姿があった

日馬「これよりこの陣地を総統官邸跡の塔を攻略するための最前線基地とする!
   私がこの陣地を仕切る日馬だ よろしく頼む!!」

敵陣を利用した自陣に入る日馬 地図を広げ駒を並べ 適格な指示を出す

アンジェロ「次は!! 誰!? 次の患者速く!!」
純白の翼をもつ癒し手 アンジェロはメディック達を率いて 次々に送られてくるけが人を治療していった

サム「右前方にジャイアント!! 12.7mmをたらふく食らわせてやれ!!
   俺たちの世界じゃ日常だったじゃねぇか!! 今回もやれる!! 違うか!!」

サムとその取り巻きは自陣に群がる敵を必死に食い止める

ドワーフ部隊「急げ兄弟!! 前線にいる偉大なる兄弟を腹ペコで戦わせるな!!」
魔族「救国の英雄たちへ恩返しするは今ぞ!! 行け!! 行け!!」

ドワーフや魔族たちは 自陣へと武器を 物資を運び続けた

バートン「敵飛行場占領 完了しました」
モリアーノ「よろしい 燃料倉庫を爆破しておけ」

モリアーノはすべてを見渡す後方で指揮を取り持ち
バートンはそれを補佐し続けた

鈴虫「キィッハハッハァッハハハッハぁ!!!!」
鈴虫は ただ目の前の敵を屠り続けた

全力だった 越境者の元に集った者も 越境者自身も 持てるすべてを使って戦っていた

最終目的地 総統官邸跡 全てを終わらせる地が 目の前に迫っていた・・・


390 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2017/04/22(土) 20:46:10 ???
【総統官邸跡攻略基地】
日馬「作戦内容だ 聞いてくれ」
敵の防衛ライン上に設置された基地 今は越境者側に攻略され 総統官邸跡を攻略するための最前線基地になった場所

この基地を奪還せんと迫るアンデッド達を たくさんの味方が押し留めている中 一行を含む越境者と 彼を援護する兵士たちは日馬の話を聞く

日馬「これより総統官邸のあったあの塔を攻略する 塔内部の構造は不明 だがその内部は決して複雑にはなってないと 霧の塔の観測では言っている
   我々は君たちを塔に突入するまで援護 内部を攻略するのは越境者 君たちに任せるものとする 実際よく分からん頭痛でダウンしている者も多い
   ロイから聞いたが 脳みそのようなクリーチャーが出しているのでは?という話だったな?」

一行を含む ここにいるすべての生物は いま一定の周期で放たれるテレパスに晒されている
これへの耐久力は越境者の方が高いらしく それは塔に入れば恐ろしいほどに協力となるだろう

ロイ「そういうわけだ 喧嘩を打ってきたエーカーへのケリは 俺たち越境者が片付ける!!」

日馬「私たちができるのはこれまでだ 諸君らの奮闘に期待する 以上だ」

一行は基地にいる間に休息をとり 肉体的 精神的 物資的に回復できたものとする

ロイ「よし・・・これより塔を攻略する!! 行くぞ!!」
号令は下され 行動が開始される 最終ラウンドのゴングが 今高らかに張り響いた


391 : おんもの仲間達 :2017/04/22(土) 21:20:51 ???
>>389
『……七八、ムガ、茶々入れは不要』
『敵の正確な配置を伝えればそれでいいよ』

『りょーかい』『……わかってる』

二人の忍びと一人の女性、榛眼をリーダーとしたスリーマンセルの索敵チームは戦場の影をひた走る
その動きは百合畑を抜ける蛇のようであり、致命的な多くの悪意と害意を的確に回避し続けていた

『ふーむ戦さ場、世が世なら我々マウスィムの戦力とはここでのみ生きていたのだろうな』
『アラズァヘッド第一、第二隊前進』
『第三隊は支援を続けろ、負傷者の救助を最優先』
『ノインは医療班の防衛だ、彼等の手が足りないのであればキミも治療を行うように』
『ニア、アラズ、キミ達は好きにやってくれて構わない』

タェンティース・アユルを筆頭としたマウスィム隊、チームアラズァヘッド
指揮官個体たるアユルの指示の元、苛烈な攻勢の嵐から拠点を守り、更にその触腕は気流をも穿つ

『へーいへい、行くぜお姉様』
『……その呼び方、やめてくれませんってんですかねっ……?』

『タイド』『ディープ』
『『メイカーっ!!』』

ふたりの鏡写しの姉妹、ニアとアラズは前線にその存在を示していた
他のアラズァヘッド達を圧倒する戦闘力は、経験と知識、それと明文化出来ぬ何かがもたらすモノである
そして、

『あのアンディにはまだ、壊れてしまっては困りますからね』
『……間に合いますかね、いや間に合って貰わらないと』

此処ではない場所より、戦場をノイズ混じりでモニターするギャラエ

『……月の光の加護がありますように……なんちて』

戯けて踵を返し、何処かの闇へと消えて行った


392 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2017/04/22(土) 21:36:27 ???
移動しようとした一行 すると空に影
見上げればコンテナを吊り下げた輸送機

≪Ho Ho Ho こちらサンタクロース≫
スピーカーから聞こえるのは あの日生き残った霧の塔のメカニック

≪ソーマタージ君はいるかい? いい子にしていた君にはちょっとだけ早いクリスマスプレゼントだ≫
着陸し コンテナを切り離して離陸する輸送機 コンテナの爆裂ボルトが炸裂し 箱が開く

そこにあったのは 三連太陽系での最終決戦で他意はし スクラップヤードで埃を被っていたガラクタ
それが修復され 動いたのだ

なお急ピッチで修復されたためか 装甲はつぎはぎで塗装もされていなかったが

≪武装は25mmダブルガトリングガン 40mmグレネードマシンガン 肩部レイルランチャー 5.56mm対人ミニガン 大型チェーンソーだ 楽しんでくれよ!!≫
それを告げて輸送機は富んでいった


393 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2017/04/22(土) 21:44:58 ???
>>390
「脳味噌ですか……」

それを聞いて唸る
ファクトリーブレインに対しての知識は人伝のみであり、実際には未知に等しい
だがしかし、無機的な部位にまで影響を及ぼす程の波動(サイコ・ウェイブ)を齎らす存在を捨て置く訳にはいかない

「……えぇ、えぇ」
「御助力にこの上ない感謝を」
「返礼は、そうですね」

敵営の勝利の船は既に、その出港を大きく遅らせていた
わたしの、わたし達の翼ならば追従が叶う、それらの全てを討ち亡ぼす事が叶う
必ず間に合う、死の虚空を持ってして開く冥界の口に一矢の痛打を見舞う事が出来る

「……勝利の美酒といきましょうか」
「共に、必ず!」

いざ、半人は翔ける
他でもない、越境の敵を斬り分ける為に


394 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2017/04/22(土) 21:46:51 ???
>>390
【慌ただしく動く味方達。彼らを一瞥し、再び日馬の方を向く】
【目の前を突っ切ったグラップルワイヤーに煙草を押し当て、たまたま近くにあった人民帽に灰を捨てる。気分は大分落ち着いてきた いける】
【吸い殻を放り捨てると、酸素供給機を装着。アビスの底から響いてくるかの様なごうごうという音が鳴る】


「じゃミサイルでも撃ち込んでやるか。…何?持ってない?」
【フン、と鼻で笑い、おどけた様に肩を竦める】
【またアレと対峙しなきゃいけないと思うと、正直気が引ける。アボミネーションの方がまだやりやすい】
「もう脳ミソは一生分見たぞ。本当、核爆弾とかミサイルが欲しいぜ」

【突撃銃は新しい弾を貰い、試し撃ちしていたら詰まった。ここからは別の物に切り替えていく】
【ホルスターに二丁の大口径拳銃を突っ込む。腰のバックパックに、拳銃型の榴弾砲とその弾丸三発を強引に詰め込む】
【もっと持っていこうとしたが、これ以上はここで戦う他の越境者の物となる。舌打ちを漏らすと、持てるだけの弾をハーネスのポーチに突っ込み、刀を担ぐ!】

「お前ら、着替えは持ってるだろうな?これが終わる頃にゃ、一帯血の海になるだろうからな。
 汚れるのが嫌なら死ぬしかねえぞ」
【HA!HA!HA!と一人で笑い、虚空を指差す。調子も戻ってきた】
「行くぞ前線豚共、戦争だ!……一度言ってみたかったー、音楽スタート」


【そこに聴こえてくる無線(>>392)!輸送機が何かを運んできてくれたようだ】
【すわ大量破壊兵器か?と思ったが違った。チョーイカす大量破壊兵器だ】

「何て良い日だ!!」
【顔を綻ばせ、「ヴォ-ハ-ハ-」と哄笑しながらロボへ。塗装こそ無いし装甲も頼りないが、そんな事二の次三の次!】
「次からは成層圏から落としてくれても良いぞ。フォールしてるところ見たいんだ」

【かくして鬼に金棒、気狂いに殺人マシーンという最悪の組み合わせが誕生した!狂笑と、接続した音楽プレーヤーから映画の曲を垂れ流し、戦場へ!】


395 : 桜餅 ◆Eue6z5NMdg :2017/04/22(土) 21:46:54 ???
>>390

「もう脳みそクリーチャーは勘弁なんだけどなー。」

日馬の話を聞き終え、整備しながら嫌な顔をする雪影。気絶の嫌な思い出もあるし仕方ない。
口の中で飴を弄びながら、その手は淡々と準備を進めている。
その対象には、幸いにも使用することがなかったためグレネードもある。

「それじゃ行こうか。終わらせに。」

休息もとり、準備万端。号令を聞き、他の者に続くように外に出る。
この不幸を終わらせるために。

/今回もナイフを二本。グレネードを三つ携帯。


396 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2017/04/22(土) 22:00:53 ???
>>全員対象
鉄の巨人を侍らせ 突撃する一行と その援護者
越境者を可能な限り万全な体制で塔内部におくりこむために奮闘する兵士たち

そして塔入り口に到達した 門は大きく ソーマタージのロボットでも悠々潜り抜けることができるほど

ロイ「ソーマ!! ぶち壊せ!!」

バートン「それでは塔攻略を開始 援護者の皆さまはこれより退却路の確保を重点 御武運を祈ります」

越境者たちが 塔の中になだれ込んでいく・・・・・

【場面転換 塔内部】
暫くは通路が続いていた 内部は不気味なほどに敵がいない だが頭痛は少しずつ強くなっていく まちがいない
目指す目標はそこにある

突きあたりの門を打ちこわし 雪崩れ込む越境者たち


そこはドデカイ大広間だった 円卓やらが多少並ぶ程度で 殺風景とすら感じる場所
一番奥には巨大な脳みそ それはロイや雪影が遭遇した者よりもはるかに巨大で 悪趣味な脳みそ
直感する 奴がここの親玉だと

【脳味噌からの指令テレパス;越境者に強制ダメージ 程度は任意】

そして脳みそが侍らせるは死者の軍団

アボミネーションが10体ほど フェンサーやゾンビは数えるのも嫌になるほど

ロイ「あの脳みそをジェネラルブレインと呼称!! 最終目標 ジェネラルブレインの破壊!! 行くぞ!!」
ロイが突撃する 越境者たちが突撃する 戦いが 始まった


397 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2017/04/22(土) 22:10:51 ???
>>396
「言われなくても!」
【BBZAATT!!BBZAATT!!ガトリングガンが火を噴き、扉に風穴を空ける。そこにダメ押しのブースターダッシュ!】
【体当たりじみて扉を突き破り、両アームの持つ火器を広間に向ける!】


「あれが親玉だな。メンシスの悪夢に帰りやがれ……ッ!」
【直接脳に襲いかかる衝撃!件のブレインからの攻撃だろう】
【しかしソーマタージは怯まない!鼻血を垂らし、コクピット内を汚しながら、獰猛な笑みを浮かべる!】

「生っちょろい…!ぶち殺すぞ!!」
【鬨の声と言わんばかりに、肩部レールランチャーを発射!狙いはアボミネーションの頭部!】
【それと同時に、ソーマタージの操るロボットが動く!床を抉り、踏み砕き、破壊しながら、ガトリングガンをゾンビの大群へ乱射!】

「小学生の頃見た夢まんまだ。夢の中では、ここまで殺しはしなかったけどな」


398 : 雪菜【雪華】 ◆8CzRpFh86s :2017/04/22(土) 22:14:15 ???
>>396
「………おまたせ」

何処かのカノッサの剣士、雪菜もまた戦線に参加していた。
やや遅れて前線基地を発ったものの、無事に塔の攻略には間に合ったらしい。

塔の内部に達すれば頭痛が強まる。
一瞬視界が白くなったが、問題はない。頭痛は無視しきれないが、行動を強烈に縛るほどではない。

「取り巻き、いっぱい……斬るね…………?」

塔の中でも、吹雪は起きる。寧ろ壁という足がかりを得たことによって雪菜の体はさらに自由となった。
次々にフェンサーの頸筋に刃を突き立て、切り裂いてゆく。床を、壁を、死骸を蹴って加速を重ねてゆく。
でゕ物はでゕ物に乗ったソーマに任せ、雑魚の数減らしを迅速に行ってゆく。


399 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2017/04/22(土) 22:15:16 ???
>>396
「……」

ソーマタージの駆る機動兵器を見やり、過去を想起
虹を追うモノの姿を重ね、ヘルメスの装甲を護るその一部を撫でる

「……何ですかね、気味が悪い……」

ヘルメスの機動を続け、悪辣な静謐の支配する内部を駆け抜ける
しかし確実に怖気は背筋をなぞり、悪寒の中で嫌な汗は伝う

「……っ!?」

突発的な頭痛、思わず転びそうになる体を支えた
加速を殺しきれず滑る体、停止し見上げる先に巨大な脳味噌

「こ、コピー……!」

有機脳に打撃、即座に無機的な部位がそれを補う
演算に支障無し、されど瞳は充血し咳き込めば血ともオイルともつかぬ液体を瀉血
踏鳴!
体躯を、こころを、闘志を支える為の所作だ

「……いくぞ脳味噌ッ!!」

ヘルメスでの加速、ゾンビ達を退けながら虚刀を飛翔させジェネラルブレインへと唸らせる!


400 : 桜餅 ◆Eue6z5NMdg :2017/04/22(土) 22:23:18 ???
>>396

「…ガンダム?」

ソーマタージが乗った大量殺戮兵器を見て一言。
サンタクロースとかいろいろ突っ込みどっころはあるが一番の疑問はそれらしい。

「頭痛が酷くなってきたな…。」

暗い廊下を駆け抜け、目標に近づいているのを実感する。
そして、そのまま他の越境者に便乗、扉を蹴ってダイナミックお邪魔しますを決行する。

「ジェネラルブレイン…ここで潰す…!」

転がり込んだ先、目の前に存在するジェネラルブレインは前に遭遇した奴より大きい。
しかし、気絶したおかげで耐性が着いたのか、頭痛によるダメージははるかに少なく、動くのに支障はない。
すぐに、人が突っ込む前に持ち前の身体能力を活かして、大群にグレネードを投げ込む。
そのまま常ノ世と幻月を召喚、両方に炎を纏わせてジェネラルブレインに突撃、自身の相性からアボミネーションは避けた進路を進む。
目の前に群がるゾンビは辻斬り的な感じで叩き切って進む。


401 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2017/04/22(土) 22:33:12 ???
>>全員対象
ブレインの指令テレパスが空間を薙ぐ

【越境者に強制ダメージ:程度は任意】

>>397
ロイ「アボミはソーマに任せろ 俺たちはジェネラルブレインを・・・!」
体を揺さぶられ苦痛に顔をゆがめるロイが叫ぶ

レイルランチャーはアボミ一体の首から上を吹き飛ばし 弱点をも抉られて倒れ伏す
ガトリングガンが並み居るゾンビを薙ぎ払い 血煙に変換していく

だが予想外に素早く動くアボミネーション

【情報:ジェネラルブレインによって率いられたアボミネーションは身体能力の向上 そして相互連携を可能とする】
一体が巨大なメイスを振り上げ突撃し 後方でブローロサイダーと言うべきか 手持ちの大砲を構えて 発射体制に入っている

>>398
ロイ「余り構い過ぎるなよ!! 最終目的はジェネラルブレインの破壊だ!!」
突撃する越境者に混じり ロイが叫ぶ

血煙の中を突き進む雪菜 切り裂くと同時に蹴って加速を続け その域は目にもとまらぬ速さへ
だがフェンサーもその動きに対応し始める

一体のフェンサーを切り裂こうとした その時フェンサーはその一撃を防御 死者となって人の限界という枷から外れた膂力にて
雪菜を押し返そうと体当たりを仕掛ける

【GMより:前回に続き 確定描写じみた行動が目立ちますのでお気を付けください】

>>399
タェンティースと同じことを考えた越境者は多かった
虚刀を 魔法を 銃弾を 投擲を行い ジェネラルブレインを屠ろうとする幾重もの軌跡
そのすべてが まるで見えない障壁にぶつかったかのように弾け 霧散していく

重偏向フィールド かつて三連太陽系での戦いにも見られた エネルギーも物理も丸ごと逸らしてしまう科学のバリアが ブレインを守っていた

越境者「あのタイプは許容量を超えるダメージをぶつければ壊れる!! だがこう邪魔が多いと!!」
実際 ヘルメスで加速するタェンティースを阻止せんと フェンサーやゾンビが道を塞ぎ 剣や腕を振りかざしてくる


402 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2017/04/22(土) 22:44:51 ???
>>401
「早くない?早ーんだよ!」
【レールランチャーが巨大な薬莢を吐き出す。そこに襲いかかる再びの衝撃!】
【激しい頭痛と予想以上の速さにより、接近を許してしまう】


「…んなろぉ!!」
【ガトリングガンを半ば射出するかの様にパージ、大型チェーンソーに素早く持ち替える!】
【メイスを振り上げる、その瞬間を見逃さない!ブースターが火を噴き、床を大きく抉りながら高速移動、横薙ぎに振るうチェーンソーで、その胴を両断しようとする!】

「ヤベェなこりゃ…!」
【動き回った衝撃で、頭がグラグラする。どうやら何度か機材に打ち付けていたらしい、白い血が垂れてくる】
【ブレる視界の中、もう片方のアームに握ったグレネードマシンガンをアボミネーション達に向け、闇雲に乱射!】
【あの大砲、食らうとヤバい気がする。一瞬でも早く体勢を整え、ついでに奴等を傷つけるのを狙った乱射は、邪魔が入らない限り弾倉内のグレネードを撃ち切るまで続く】


403 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2017/04/22(土) 22:45:42 ???
>>401
「バリアフィールド……!?」

驚愕に目を開く、だがしかし考えれば自然な事だ
これだけのデカブツ、そして最重要な存在である
全霊を持ってして護るのは明白であろう

「過剰ダメージって事ですね……」
「しかし、くそっ……!」

苛烈さを増していく頭痛、鼻血を拭う
更にゾンビ達もそれを阻害する、既にジェネラルに対しての攻撃へ集中状態とは程遠い状況にあった
フェンサーと相対、しかしマトモにやり合うにはうまくない
飛び退いて再度虚刀を召喚、飛来させ時間を稼ぐ事を狙う
そして半人自身は赤刃をジェネラルに向け、破壊的エネルギーの解放を試みる
→チャージタイムが必要な大技である、それをこの状況が許すか否か


404 : 雪菜【雪華】 ◆8CzRpFh86s :2017/04/22(土) 22:47:17 ???
>>401
「……ッ」

切り裂く中で違和感を抱き、それは強くなっていた。
どうにもこいつらの動きがよすぎる。前よりも、さらに精錬されている。
徐々に、ではあるがこちらの動きに対応を始めていた。
このままでは、逆にジリ貧になる。ボス脳の攻略に向かおうとしたそのとき、

「くッ……!?」

ブレインのテレパスが届き、視界が白くなる。
何かが砕ける音で戻れば手にしていた氷の刀が折られていた。どうやら犠牲を気にせず動きを止めにかかったようだ。
フェンサーの狙い(?)通り、動きは止まり速度は0に、いいやマイナスになる。
体当たりで跳ね飛ばされ、立ち直ってみれば周りはフェンサーまみれ。渋い顔をしながらも再び刀身を生成し、ジェネラルブレーンの方へと向かおうとする。
だが、当然途中にはフェンサーがいる。どうすべきか一瞬思案し――
壁が目に入った。

「壁……?」

呟くや否や、床を蹴って壁へと飛びつこうとする。成功したならば、壁を伝って走りジェネラルブレーンへと一気に接近できよう。
しかし、賭けでもあった。床と十分に距離を取れるところを走れねばフェンサーの攻撃を受けることとなる。
ブレーンからのテレパスを受けても、おそらく床に落ちる。
しかし、雪菜はハイリスクの道を選び――


//申し訳ありません、以後は気を付けます……


405 : 桜餅 ◆Eue6z5NMdg :2017/04/22(土) 23:01:12 ???
>>401

「…ぐっ!」

ジェネラルブレインによる追撃のテレパシーを受けて思わず苦悶の声を漏らす。
しかし、この程度では雪影を止めるには至らない。

「とりあえずコイツだ。」

腐らせるよりマシだと、重偏向フィールドに向けて乱戦で使えなくなった二つのグレネードを投げつける。
さらにジェネラルブレインへ接近。そして突きの要領で刀に纏わせた炎を撃ちだす。


406 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2017/04/22(土) 23:02:12 ???
>>400
他の越境者と共に進む桜餅
群がるゾンビを切り捨て突き進む

だが投擲されたグレネードはブレインのフィールドに阻まれ
炎を纏い突撃するも それを阻止せんと群がるゾンビたち

炎によって炙られようとも 決してひるまず 雪影の進路を邪魔し続ける

//すみません 返信が遅れました


407 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2017/04/22(土) 23:12:17 ???
>>全員対象
ブレインの指令テレパスが空間を薙ぐ

【越境者に強制ダメージ:程度は任意】

>>402
異常なほどの耐久力 回復力のアボミネーションであるが
大質量のチェーンソーに胴を薙ぎ払われ 回復力が追いつかず両断 上半身は地に転がる

そしてグレネイドマシンガンを発砲 立て続けの炸薬をアボミネーションの照準を狂わせ
放たれた銃弾は塔の外壁に大きく穴を開けて大空へと飛んでいった

だが上半身の見のアボミネーションが ソーマの機体に取り付き動きを阻害してくる
そして後方のアボミが重心を取り落し・・・次の砲身を持ち出した

地面に積まれた大砲 その数5 第二射が迫りつつある

>>403
破壊エネルギーを収束させるタェンティース
だがブレインがそれを感じ取ったのか 雑兵ゾンビの包囲を迫らせる
少しでも威力を削ぎ バリアで受け止めんとする 通常のブレインとは違う 柔軟な対応

虚刀がフェンサーに突き刺さる ゾンビが迫る

鈴虫「ははははっはぁっはああああはははっはぁ!!!」
そのゾンビが蹴散らされた 突撃してきた鈴虫がアンデッドなら誰彼構わず突っ込んでいく

>>404
跳ね飛ばされ 床に叩き付けられる雪菜 その包囲を受ける が すぐに跳躍し 壁を伝うことで接近を試みる
だがその行動は少々目立ち過ぎた様だ アボミネーションが雪菜を目敏く見つけ 掴みかかってくる

その動きは今まで知るアボミネーションよりも洗練され 素早い
拘束の手を逃れるだけのスキルを 雪菜は持ち合わせているか?

>>405
接近しようとすれば その分ゾンビたちが群がる グレネードはフィールドに弾かれ炸裂する
ブレインは無傷 炎が引火するアンデッド 直に倒れ動かなくなるが その歩みは遅い

なおもゾンビが 雪影の動きを阻まんと包囲を狭めようとしている


408 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2017/04/22(土) 23:24:24 ???
>>407
「がっ……、ぐぅぅっ……!!」

轟音と爆撃と怒号、それとゾンビの嘶きが支配する戦場
そこにあって半人は歯を噛み締め、サイコ・ウェイブの貪婪な餓えの前に片膝をつく

「す、ずむしさまっ……!」
「……きょう、狂悦……、恐越……!!」

目の前に迫る不死者、目を見開いて捉える
しかし死の牙が半人へと届く事はなかった、狂気の浪人がそれを一刀の元に斬り伏せたのだ
その姿に一種の、戦士としての完成形を見るに至る
あぶくめいた赤い液体を口角から垂らし、それでも脚に力が篭る

「……アラク……」

光を反射し朧げに虹色に輝く、ヘルメスの追加装甲板、立ち上がる事が出来た
虹を掴むために手を伸ばした、弱さは今はどんな幌でも構わない、覆い隠してしまえばいい

「……レェェェェッッッッム!!!!」

切っ先でジェネラルを示し、解き放たれる破壊的エネルギーの奔流!
バリアフィールドを押し流さんと濁流めいて迫る、迫る!!


409 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2017/04/22(土) 23:28:15 ???
>>407
「ハーッ!」
【コクピット内で指を指し嘲笑。次の瞬間、機内がガクンと揺れる!】
【モニターが警告を発する。先程両断したアボミネーションが、上半身だけでしがみついてきたのだ!】

「この…ッ!間抜け!諦めろ!」
【弾の尽きたグレネードマシンガンを振り回し、取り付くアボミネーションを殴りつけようとする】
【機体が激しく動き回り、辺りの物やゾンビが潰されても気づかない程だ】

【そして二度目のアラート!五門の大砲が、此方に暗い砲塔を向けている!】


「……クソッ!ナメるなよ!この!俺をッ!!」
【激しい頭痛の中、セーフティレバーを引き倒す。ロボットに搭載されたAIが無機質な声で警告を発する】
【以前の第三太陽系では終ぞ使わなかった奥の手。乗組員の事を考えない、命知らずの為の高機動モード!】

【頭部メインカメラが眩いばかりの赤い光を発する。機体の節々から白煙が立ち上り、やがてそれは小規模なジェット噴射と化す!】
【しがみつくアボミネーションもそのままに、爆炎ブースター起動!先程を遥かに上回る速度で体当たり、大砲を吹き飛ばそうと、一気に突っ込む!】

「おおおおおおおおおおッ!!」
【当然、中のソーマタージも無事ではない。全身がベッタリとシートに貼り付けられ、身体をよじる事も叶わなくなる】
【所々、人工皮膚が服の下で潰れ、フレームが軋む】
【これっきりだ。あまりの勢いに潰れそうになる片目をヒクつかせ、決死の体当たりを決行】


410 : 八凪 雪影【信念の想具】 :2017/04/22(土) 23:34:23 ???
>>407

「くそっ!頭痛はともかくゾンビ多すぎ!バリアも硬ぇし!」

あるはずのない奇跡を願い、投げたグレネードの結果を見てついにストレスで怒鳴り散らす雪影。
そのまま、前のゾンビもを斬ったと思ったら後ろのゾンビも既に斬っている動きからも頭痛はさほど驚異ではないのが伺える。
しかしやはりゾンビの数が多く、時たまフェンサーも交じる中でブレインを狙うため、徐々に後退させられている。

「仕方ない…。おい!ここら一体潰すから死にたくない奴は離れなぁ!!」

ゾンビを切り捨てながら空気が震えるほどの声で味方に最初で最後の警告を飛ばす。
従わない奴は本当に殺す気で、そして自分がダメージを受けることを前提で準備に入る。

「燃やし尽くす…!」

常ノ世を消して、両手で地面に高温を示す青い炎を全部に纏った幻月を突き刺す。
そのまま炎剣とも言える状態の幻月を通し、地面に炎を流し込むと地面に炎と同じ青いひび割れが現れる。
注意してそのひび割れを見るなら分かるだろう。そのひび割れから青い炎が漏れ出していることに。
自分のダメージを覚悟しているため、相手が止めるためには致命傷とも言える攻撃をしなければならないだろう。


411 : 雪菜【雪華】 ◆8CzRpFh86s :2017/04/22(土) 23:35:58 ???
>>407
どうやら、賭けには勝ったようだ。
フェンサーたちからは逃れ、壁を伝って順調にジェネラルブレーンに迫れている。
上から、フェンサーの肉壁のない方から迫れる。
そう思っていたのだが、そうも甘くなかったらしい。

「速ッ……?」

迫る剛腕。こちらを掴みかかろうとしているのだろう。
強引に走り抜け、突破する?間に合わない。速度も足らない。
強力な遠距離攻撃で腕を吹き飛ばすこともできない。手にした氷の刃で指を切り落しても後に待つのは落下だ。
―――イタイ

テレパスが届き、思考が白紙に戻される。
何も考えられない白の中雪菜が取った行動は、跳躍だった。

とりあえず、とりあえずあの腕から逃れられればいい。目の前のことしか知らない。
先を見ない行動によって、雪菜は壁から飛ぶ。斜め上方を目がけて。

そのあとは一切予想していない。巨腕が機敏なら、捕まるかもしれない。
運が良ければ、腕に乗れるかもしれない。
フェンサーの群れに落ちるかもしれない。
思考が切れた雪菜には、なにもわかりはしない。


412 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2017/04/22(土) 23:56:59 ???
度重なるブレインのテレパス
越境者達の進軍は目に見えて鈍化していた

またテレパスが飛んでくる いつまで耐えられるか分からない アンデッドはまだ多数存在している
徐々に蔓延する 恐怖と諦め

>>409-410
だがその時である ソーマタージの機体が突如こう機動モードに入り 足元のアボミネーションを引きずり体当たりを仕掛ける
それによりまたも射線がずれたその砲撃は下を向き発砲 先ほどの突進による引き潰しも重なり 幾多のゾンビが霞と消える
更に雪影の己を顧みぬ炎の海にてソーマを援護

一時的にゾンビの壁が消失する

>>408
そして 鈴虫の開けた穴は 前述の2人が開けた大穴につながり その先はジェネラルブレイン
タェンティースが切っ先を向ける ゾンビたちがそれを妨害せんと迫る が 遅い

ロイ「天破!!絶ぇぇぇぇぇぇぇぇッッッ槍おおおおおぉぉぉぉぉぉぉおおおおぉぉぉぉ!!!!」
好機 と言わんばかりにロイが突撃する 越境者たちがありったけ攻撃を放つ タェンティースの破壊エネルギーが迸る

全てがフィールドに収束される フィールドが瞬く間にひび割れ やがてブレインの近くにある機会が爆発する
フィールドにエネルギーを送り続けていたジェネレーターが破壊され フィールドが消失 だが越境者たちの全力もまた潰える

>>411
一世一代の賭け 無意識のうちに捕った行動は 跳躍
だが無慈悲にもそれに対応したアボミネーションは その小さな体を握りつぶさんとし 雪菜の視界は死肉の手に覆い隠され

長剣ギガース「ッ!!」
突如 その視界が開けた 握りつぶさんとするアボミネーションの手 それが地面に転がっている そして背後には 顔の各所から血を噴き出したギガースの姿

彼が腕を切り落とし 雪菜の背後に跳躍してきて

長剣ギガース「行ッテ・・・来イ・・・!!」
雪菜の背後から渾身の回し蹴りを放つ

彼の脚を足場として更なる跳躍を見せる雪菜 大きく加速し 天翔けるその小さな体は 一路フィールドの消失したジェネラルブレインへ

>>全員対象
ブレインの指令テレパスが空間を薙ごうとしている


413 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2017/04/23(日) 00:09:06 ???
>>412
「……!!」

バリアフィールドの瓦解をつぶさに見た半人、直感的飛翔
全身の排熱パネルが小気味良い音と共に解放、内部駆動系が赤熱黄金の魔力粒子を放出!
頭痛は尚も激しさを増す一方だ、既に致命に等しい迄の痛打を浴びせ続けて止まない!

「……しまっ……、虚刀……いや、……!」

崩壊するアボミネーション、それに巻き込まれかける、咄嗟に方向修正!
間に合わない、衝突! しかし思い切り蹴り飛ばし大打撃は避ける!
だが致命的ミス、頭痛も合間って赤刃を、己が牙を取りこぼした!
ここより遥か下の地面に突き刺さる赤き刃、なれば回収……否! 千載一遇の好機は今なのだ! この瞬間以外にあり得ない!
虚空の刀を呼び寄せ……られない! 既に半人の魔力は総じて全霊の稼働へと傾けられていた!

「違、違う、違う……!!」

ところで、塔の外の激戦の遥か上天
ひとの営みをまるで意に介さぬように雲は流れ、青い鳥は飛んで行く

『絶好のタイミングじゃあないですか』
「……月、……」

無手を振り被り、更にもう片手を添える様に構える!
刃無き袈裟斬りの前段階の格好であり無論届かない、このままでは確実に!
だが半人としてはぼんやりとした、しかし確実なる認識があった!
それは確証を帯びて熱っぽく、無機的な部分を巻き添えに半人自身のこころを青白く燃やす!
その、意地だとか、覚悟だとか、心意気だとか!
そういった数多くの、それこそ不確定要素を多分に含んだ曖昧な事柄に対して!

【空間が応じた、世界が歪んだ】

まず訪れたのは耳鳴りめいた甲高い乾音
それから微細な六角形を組み合わせた半透明のフレームが現れた
徐々に形を成して行って、半人の手に握られたそれは、それは……それは!

「……月ッッッ……光ォォォォッッッッ!!!!!!」

仄暗い闇の中に燐光を纏い輝く黒き刃!

最新型特殊殲滅式絶対無敵斬突刀LS-99-Moonlight『Loveless』!!

振り被る合間、半人がそれを視界に収める事はなかった!

だがそれでも、この手に伝わる重量感、安堵、そして温かさ!

全ての要素が叫んでいる、私はここにいると、還って来たのだと!

月光に特別な攻性的な効力はない!

だと言うのに、その袈裟斬りは!

自身の技量と精神の高揚と、ある種神秘かつ魔力的な多くの要素も合間って!
半人からして会心の確信を持たせるに充分なモノであり、真っ黒な疾風となりジェネラルブレインへと目掛け吹き付けるのである!!!

肩排熱部から出でる赤熱黄金色の膨大な粒子を、翼めいて羽撃たかせ!!!

月光斬撃、袈裟斬り一閃ッッッ!!!


414 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2017/04/23(日) 00:13:05 ???
>>412
「イエスッ!クソッタレ!紅葉おろしになって成仏出来たか!?ハァ!?」
【爆炎、煙、高熱で靄のかかった空間の中、長い長い排熱をするロボットが立ち竦む】
【レールランチャーの再装填を終え、ノイズのかかったモニターを片目で睨む。ジェネラルブレイン、未だ健在!】

【だが道は開けた。ならば、殺せる】


「お仕置きの時間だぜ、クソ汚物め」
【再びセーフティレバーを引き倒す!機体が戦慄き、金属同士が擦れ合う、耳障りで甲高い咆哮を発する!】
【戦いも終わりに近づいている。最早奴を守るものは何もない!】
「俺も少し、この嬲り殺しに参加するとしよう」

【まず最初に動いたのは、再装填の済んだレールランチャーだ。弾丸は牽制とばかりにブレインへ飛んでいく。次の瞬間!】
【轟ッッ!!!ブースターが内側から溶けかねない程のジェット噴射!今や両の手で大型チェーンソーを握り締めたロボットは、断末魔の叫びを上げながらブレインへ突っ込もうとする!】

【またあの精神攻撃をしてくる前に、チェーンソーを振りかぶり、何度も振り下ろし、薙ぎ払う。ブレインにやるべき事は、ただそれだけだ】


415 : 雪菜【雪華】 ◆8CzRpFh86s :2017/04/23(日) 00:16:54 ???
>>412
ああ、もうダメか。
頭痛に思考を削られ、あるかもしれなかった道は見失った。
光は見えない。鼻も腐臭で潰された。まもなく潰され、ユーカリに助けられたこの命は潰える。
ユーカリ、そうだ、ユーカリだ。彼女はどうしているのだろう?
どうやら私の有用性をプロフェッサーに示して私を延命させたかったらしい。
けど、それももうダメだ。私はここで死ぬのだから。

………ごめん、なさい。





違う衝撃が、雪菜を襲った。


「え……?」

どうやら、まだ生きているらしい。
明るくなった視界は、だが少しだけ暗かった。
何かが遮っている。誰だろう?

「ギガース……?」

あのとき、血を差し出してくれた大剣使い。また助けてくれたというのか。そんなに傷つきながらも。
驚き、しかし掛けられた言葉と足の動きで戦場に意識を戻す。
為すべきことはただ一つ。
地獄を終わらせろ。

「うん……ありがとう……!」

ギガースから物理的にも、精神的にも後押しを受けて雪菜は飛ぶ。
一条の流星となって、真っすぐにジェネラルブレーンを目がけて。
ジェネラルブレーンへと無事に達すれば、右手に構えた刀を引き――ー

「一……二……終わりッ……?」

瞬く間に、三度の刺突を放つ。そこに命中の確認も、一切の思考も介在する余地はない。
だが、きっとブレーンには三本の刃が残ったままとなっている。雪菜の三撃が全て命中したならば。
刺突をし、刀身は抜かずに0距離から放つ。そして、能力で刃を生成しなおす。
言葉にすれば簡単な一連の動作を瞬時に三度繰り返す。紛れもなく大技であった。
助けてくれた彼に、報いるための技であった。


416 : 八凪 雪影【信念の想具】 :2017/04/23(日) 00:22:59 ???
>>412

「地獄見せろ、蒼獄烈火。」

その言葉と共にひび割れから青い炎が吹き出す。
その青き炎は群がるゾンビを、それが存在する空間を、己自身を焼き尽くす。
その火力は過剰とも言えるほどであり、周りを文字通り地獄と化した。

「…ぁ……ぅ。」

いくら自身が耐性を得ているとは言えそのダメージは大きい。
その証拠に雪影の体は全身大火傷で爛れたりしており、所々炭化もしている。
常人ならば間違いなく死んでいる。超人でも生きていられる時間は少ないだろう。
しかしコイツは常人でも超人でもない、化物だ。

「…刻は廻りて戻り来よ。」

変化は一瞬だった。
雪影が幻月の代わりに召喚した常ノ世を握りそう呟く。
するとどうだろう。雪影の体が包まれたと思った矢先、光が消え、そこには無傷の雪影がいた。
これが最後の切り札の一つである、時戻しだ。
自身限定で、最大十分前の状態にに戻すことができるという能力。
精神力の代償は大きいがその分強力だ。
実際今でも視界がぼやけ頭が重く感じている。


「…っらぁ!」

流石にこの状態でテレパスをくらうのはまずいため回避、素早く銃を抜き照準を合わせる。
視界はぼやけているがこれだけ大きければ外さない。
そのままブレイン目掛けて戦車もぶち抜くゼロマグナム弾を六発プレゼントフォーユー。


417 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2017/04/23(日) 00:37:07 ???
>>全員対象

ソーマタージが機体を操る 炎の塊となった機体 その巨大なチェーンソーが前頭葉を大きく切り裂く
タェンティースが失われし月光を再びその手に ソーマタージの抉った傷をさらに深くえぐる

だが死んでいない ブレインはまだ死んでいないテレパスを放てば あともう一撃すれば越境者たちは耐えられない

飛んでくる矮小な人間 それがブレインに取り付いた場所 そこは先の2人によっ外皮が取り除かれた先 脳幹
そこに雪影の銃弾が突き刺さる 最後に雪菜がトドメの一撃 いや三撃を深く 深く突き刺す

氷柱を介して ブレインの力が失われていくのがわかるだろう
黒い鎖によって繋がれ 中空に浮いた巨大な脳髄 鎖が砕け 脳髄がべちゃりと汚らしい音を立てて地に落ちた

これを機にブレインによる誘導を前提としたアボミネーションとフェンサーは命令者を失い ただ立ち尽くすのみとなり
ゾンビは統制を失って ただ食欲に縛られた緩慢な動きをくりかえし 同じアンデッド同士で共食いを始める

ロイ「・・・・・・・・ッ バートン 敵総司令 ジェネラルブレインの撃破に成功!! 最後に引導を渡したのはカノッサの雪菜!!」
ロイ「作戦成功 繰り返す 作戦成功!!」

ロイの言葉と共に 越境者の そして彼らへ力を貸した者達の歓喜の声が響き渡る

バートン「了解 これより総統官邸に追加部隊を派遣 越境者を回収し撤収に移る 各員もウひと踏ん張りです 油断せず生き残りましょう」
程なくして 一行を送り届けてくれた兵士たちが 兵員輸送車を連れてこの場に急行するだろう

それに乗り この場を後にするもよし 自らの脚で戻るもよしである


418 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2017/04/23(日) 00:47:01 ???
>>417
【ブレインが斃れる。それと同時に、ロボットも限界を迎えた】
【チェーンソーを振り抜いた腕がそのままへし折れ、千切れ、宙を舞う。数歩前に踏み出し、尻餅をつくかの様に倒れ、火花を散らして動かなくなった】


「……ハッ、ザマァねえな」
【SMAAAASH!内側からモニターを叩き割り、ハッチをこじ開け、吹き飛ばしてソーマタージが血溜まりの中に降りてくる】
【否、落ちたが正しい。激しい揺れにより、片腕は折れ、目は潰れ、裂傷なども酷い】
【常人だったら機体内部でミキサーにかけられたかの様に肉片になっていただろう。重傷とはいえ生きている辺り、流石はサイボーグの強靭な肉体か】

「誰かウェットティッシュをくれないか。それと何か噛める物と、ゲロを隠す砂も」
【片腕を押さえ、ヨタヨタと一行の元に戻り、へたり込む】
【腕の付け根の辺りを掴み、大きく息を吸うと外れた腕を強引にはめ直す!サイボーグでも痛いものは痛い。苦悶の声が漏れる】

「アシが来るってよ、やったね、運動しなくて済む」


419 : 八凪 雪影【信念の想具】 :2017/04/23(日) 00:50:16 ???
>>417

「雪菜の奴が仕留めたか…ってあら?」

ぼやけた視界のままロイの言葉を聞いて、雪菜が仕留めたことで安堵する雪影。
しかし、急に足の力が抜け、そのまま足が縺れて転倒。地面に腰を着く。切り札を使った代償である。
けれど、地面にただ腰をつけただけ。手は動くため周りのゾンビを銃で射殺、斬殺して身の安全を確保する。
ゾンビは統率を失っているためこっちからしたら入れ食い状態である。


420 : 雪菜【雪華】 ◆8CzRpFh86s :2017/04/23(日) 00:51:48 ???
>>417
――終わったとき、足場としていた脳から力が失われていたことをなんとなく悟った。
慌てて脳から飛び退り、その最期を見届ける。
やった、やり遂げた。
手に残った感触が伝えてくる。だから、いつまでも刀の柄は離せなかった。

―――――

「はい。はい。お願いします」

スクラップヤードの一角。レールガンが転がってる辺りでユーカリが働いていた。
雪菜の観測手の役割は終わった。活躍は耳にした。これなら、雪菜の有用性はちゃんと示せるだろう。
傍から見ても分かるくらいに喜んでいた。喜びを隠すつもりはなかった。

「〜〜〜〜〜!!やったー!!」

感情の起伏の幅が狭い雪菜の代わりに喜ぶぐらい、きっと許されるだろう。
そんなことは考えていないのだが、スクラップヤードの一角で歓声が響き渡った。

――――――

「私も……いっしょに……」

越境者たちの輪に入る雪菜。ユーカリからの“命令”で越境者たちと同じように回収されることとなっていた。
少しだけ遠慮がち、小さな声。疲れた顔。
何でもいいから、何か食べたい。
だが、そんな全く的外れなことをその今しがた潰れた脳では考えていた。


421 : タェンティース・イルム E.月光.ヘルメスの靴 :2017/04/23(日) 00:53:51 ???
>>417
「……」

きん

甲高い金属音、俯き加減ながらに赤刃を引き抜いた
振り返ればブレインの亡骸、しかし半人が見ているのは更にその向こう
それでも今は、今だけは
ただ純粋に感極まった、涙が止まらない

「……おか、っ……えり、なさい……」

えずきながらの言葉、途中で吐血
それにしても周囲にはまだゾンビの影、それでも先程より大幅に脅威度は減っている

「それと……早速、力を貸して……」

左手に月光、右手に赤刃
二刀を構え半人、既にエネルギーの枯渇した体に鞭を打ち緩慢に迫るゾンビ達を迎撃
そのまま回収部隊の到着を待つ事になる


422 : 雪菜【雪華】 ◆8CzRpFh86s :2017/04/23(日) 00:57:14 ???
>>420
//今しがた潰れた脳→今しがた潰れたそれよりは小さな脳
雪菜の脳みそは潰れてません!!!!脱字でした!!!!!


423 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2017/04/23(日) 01:03:45 ???
>>全員対象
やってきた兵士たちは動けないでいる越境者たちに群がろうとするゾンビに銃撃を浴びせ
兵員輸送車に越境者たちを押し込んできた道を戻っていった

【場面転換 ?????】
多分 塔のどこかにある個室 そこにいたのは壮年の夫婦
身なりの良さから きっと軍のお偉いさんだろう

男は神経質そうな顔に絶望を張り付かせ その手には一丁の拳銃
女はなにか薬のようなものを盛っている

???「・・・・・・・」
何事かをつぶやく その声は誰にも届かない

そして銃声が響いた

【場面転換】
日馬「撤収だ!! これ以上被害を出すな!!」
次々にゲートへ飛び込んでいく 直にこの場から越境者たちはいなくなった

その直後 ベルリンの街に 砲弾の雨が降り注いだ
赤い国旗をはためかせた軍隊が 越境者たちの痕跡を拭うように 攻勢を強めて行った・・・・・

//それではイベント終了 オツカレサマドスエ


424 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2017/04/29(土) 20:48:02 ???
【?????】
どこかの作戦指令室だろうか? ホワイトボードに張り出されているのは狭間のスクラップヤードを空撮した写真だろう
幾多に張り巡らされた矢印は 恐らく部隊の進行方向だろう

その矢印の終着点は 宿り木同盟の宿で終わっていた

???「現地のスパイから通達があった 越境者たちがエーカーに勝ったとのことだ」
???「概ね予定通りですな」
???「当初の予定通り作戦を開始する 奴らが勝利に酔いしれ 警戒心が喪失した頃を狙ってスクラップヤードに侵入 特Aクラスの能力を持つ越境者たちを根こそぎ確保する」

???「ああ楽しみですな 忠実な兵隊 研究材料 まさに捨てるところがない極上品ですよ越境者は」
???「楽な仕事だ 被害は出すなよ」


???「我らのカノッサが頂点に立つために」

―――――場面転換 狭間のスクラップヤード

“我らのカノッサが頂点に立つために”

狭間のスクラップヤード 宿り木同盟の宿一階 集まった越境者はスピーカーから流れる音声に対してのリアクションは様々

怒り 哀れみ 嘲笑 呆れ etc...

彼等の足元に転がっているのは カノッサのスパイたち 事前に取り押さえられ 今は薬で昏倒させられている

アキレス「まぁ最大の誤算は襲撃計画が完全に筒抜けだったってことだよねー」
越境者の中でも特に戦闘に秀でた者達は あの日ベルリンから撤退した後 最優先で治療を受け 心身装備ともに万全の体制を整えた

ロイ「イムカ様々だな 今スクラップヤード内の敵進行予定ルート上に罠を仕掛けている スパイク入り落とし穴やスパイクボール セントリーガンなんてヤツもあるぞ」
カノッサが使っていたスクラップヤードの写真と同じ物がテーブルの上に敷かれ 矢印を邪魔するように 罠を示す×が書き足されている

ロイ「さて諸君 対エーカー勝利の後のもう一仕事だ 火事場泥棒に特上のお仕置きをしてやろうじゃないか」
ニヤリと笑みを向けてそう言った


425 : イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 :2017/04/29(土) 21:31:53 ???
>>424

「兵は詭道なりとは言うがな。典雅さに欠けているといわざるをえんな」

 大戦の裏で散々に蠢動してくれた連中だ。
 このタイミングで馬脚と表すと踏んでいたが、まさにそのままに推移したようである。

【こちらが勝利に油断したという認識こそ、まさに油断そのものだ】

「セントリーガンは設置済み。ワイヤートラップも各所設置。
 ISACから機甲兵の分隊を抽出。まあ、私の手土産はこれくらいだな」

 アキレスからの依頼を受けて、この横紙破りに対してのカウンターを構想してきたイムカである。
 決戦に参戦しなかったのも、備えゆえであった。


426 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2017/04/29(土) 21:35:34 ???
>>424
「ハーイどいたどいた。踏み潰されても知らんぞぉ」
【ガラガラ、ガチャガチャと音を立て、スーパーに置いてあるようなショッピングカートを押してくるソーマタージ】
【そのカゴには…バーナー、スパナ、ペンチ、縫い針、水の入ったタンク、ハサミ、釘エトセトラエトセトラ……】
【あらゆる拷問道具を詰め込めるだけ詰め込んだ、悪意の権化とも言うべき殺人カートだ!】


「全くだ。前々から気に入らなかったんだ、今夜はゆっくり眠れそうだぜ」
【一足早く身体中を朱に染めたソーマタージが、鏡の前で銃の手入れをする】
【黒光りするアサルトライフルの下部に榴弾筒を取り付け、弾を込める。ガラクタの上に持った白粉を鼻から吸引し、虚空を仰いで大きく息を吐く】
「ブッダもご照覧あれ!君もだ、それからお前も、お前も。精々愉しむとしよう!」
【顔に付いた血をなぞり、血に染まった手のひらをベッタリつける。狂喜を湛えた顔は、一瞬にして戦化粧めいた赤に染まる!】

「良いだろうゴキブリどもめ、俺達と遊びてえんだな!」
【積み上げられたガラクタを銃床で叩き崩し、隠していたクスリを鼻から吸い込む】
【ハーネスに刀を差し、銃は今か今かとその時を待つ】

「蛆虫どもに目にもの見せてやろう。貴様ら!!その次は貴様らだ!……楽しみにしておけよ」
【ふん縛られたスパイを指差し、底冷えする様な眼を向ける。裏切り者は許さない。例えそれが昨日までの友人であっても】

「……その前に、生きてるよな?」


427 : タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 :2017/04/29(土) 21:38:54 ???
>>424
「ふぅ、む……」

味方陣営の見事な手腕に感服すると同時、半人は唸る
間者の存在は仕方あるまい、ひとの集う場所に何かしらの思いや理念が寄せ集まれば混沌を生む
その中で、己が好まざる色が混じる事に対して、その発端のひとつでもあるモノが何を言えるであろうか?
なればしかし半人の思考は、この声の主人達にあった
何者かは大まかには把握できている、即ちカノッサ
されどかの組織は些か強大に過ぎる、故に自らの体の全てを監視するには瞳が足りていないというのが半人の所感

「何者なのでしょう……まぁ、」

もうすぐにそれも理解る、と静かに呟く半人
左右の腰部に備え付けられたブレード
その事実を認識すれば嗚呼、力が漲る、想いは上天へと伝い届く


428 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2017/04/29(土) 21:50:39 ???
>>425
アキレス「うはははは どうよ我が交渉=ジツを」
調子ぶっこいているアキレスである

今回の敵襲撃察知はイムカの功績ということになっている
これはカノッサのスパイが散々イムカの風評被害をやった結果 越境者全体に蔓延するイムカへの風当たりを少しでも軽減する目的がある

ロイ「実際俺らは全力で治療されてはいるが連戦続きだ ここで消耗の少ないイムカが来てくれたのは僥倖と言えるな」
アキレス「僥倖・・・! 圧倒的僥倖・・・!」

ふざけているアキレスは放っておいて大丈夫です


>>426
スパイ1「うぅ・・・・Zzz・・・」
スパイ2「あ〜・・・・むう・・・」
スパイ3「むにゃむにゃ・・・もう食べられないよ・・・」

アキレス「少なくても死んでないんじゃないかな?」

>>427
ロイ「タェンティース 深く考えすぎるな」
その様子を察したロイが声をかける

ロイ「ああいうのの相手は俺らみたいな舞ったんじゃなく バロウズのような組織の上に立つ者の仕事だ せいぜい後始末はバロウズと彼の手下に任せよう」


>>全員対象
皆が精いっぱいのおもてなし(意味深)を行い 夜になった

ロイ「それじゃみなさんお疲れっしたかんぱーい!!」
越境者たち「「「かんぱーい!!」」」

ロイが音頭をとって大がかりな宴会が行われた 脅威は去ったということで見張りも無し 完全に油断しきった状態
その陰に隠れてゲートが開き 完全武装のカノッサ部隊がスクラップヤードに出現

カノッサ「転移完了 事前情報の通り越境者は宴会に入った模様」
カノッサ通信「了解 速やかに目標を確保せよ」
カノッサ「了解 通信終り 楽な仕事とはいえ油断はするなよ」

そう言って移動を開始するカノッサ部隊 問題があるとすれば

―――ギィ!!
―――ギギッ!!
―――・・・。

アキレスに懐いてついてきた昆虫部隊 サソリのベティ ハエトリグモのバグスター ナナホシテントウの昆虫部隊に監視されていることに気付かないことかなー
彼等の尽力のおかげで カノッサ部隊の動きはリアルタイムで中継されている

ロイは宿り木同盟の宿で囮を買っているが 他の者は宿に居るか 各所に散らばって襲撃に備えているかは自由とする

そして襲撃開始ポイント キルゾーンに カノッサ部隊が足を踏み入れた


429 : ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 :2017/04/29(土) 21:53:49 ???
「………」

ジョシュアは首を振って踵を返した。この戦争を静観し、暗躍していたカノッサに対して思う事は無い。
浮かぶのはよくもまぁHEXAがコイツらの言う事を聞いたという感情だけだ。
司令部からの差し止めでジョシュアは戦う事を許されていなかったのだ。
カノッサ系列組織であるHEXAは、ジョシュアにカノッサと正面からカチ合う事を避けさせるため、撤退命令を下した。

一方でジョシュアもまたそれを受け入れた。最終決戦も仲間達を見送るだけであった。
自分がもはやこの闘争に関わる理由など、必要などないだろう。運命とはなるべくしてなるものだ。
ジョシュアは、彼がこの闘いに関与する運命ではなかったというだけの話。

カノッサ機関の差し金と戦う気はない、ジョシュアは荷物を整え、鞄を振り上げて肩に引っ掛けて担ぐ。
大多数の越境者から向けられる視線は疑問だとか、侮蔑だとかそういった感情が入り混じったものだろう。

だがそれでも世界の狭間に消えゆくジョシュアの表情はやすらぎに目を閉じ、微かに笑みを浮かべていた。

「後は頼んだぜ、ルーキー」


430 : 相良遥歩【災肢火人】 :2017/04/29(土) 21:54:32 ???
「任せろ」「任せな」「任せて」

口並揃えて重なる決意の返答。
消えゆくジョシュアを背に仁王立ち、腕を組んで立ち塞がる三人娘。
全員がその身に覇気を纏い、ただならぬ雰囲気、否闘気を滾らせている。

「よォよォよォ、ノってきたじゃねェかコラ」
「戻ってきたぜェ、この遥歩サマがよォ……」

瞳孔の奥に熱く焔を灯し、やがてその熱気は火という形をとって彼女の四肢に纏う。
小さな身体に不相応な大きな力を秘めたまるで獣、その身に人類の原初の力を宿す。

「真雲(さねくも)ってさ、同名で被るからって叢雲が勝手につけた名前なんだよね」
「まぁ真の叢雲みたいな感じでカッコイイからいいけどサ。真の叢雲の力…見たい?ねぇ見たくない?」

鞘に入った妖刀、叢雲をガチャガチャ言わせながら両手で胸に抱え抱き締める少女……否、少女の身体に取り付いた妖怪か。
緊張感の伴わぬ所作できゃあきゃあ騒ぎ立てながらも、その貌にはいつでも戦闘体勢に移行できるという意思が示されていた。
時折悦びに歪める口元と、狂気の入り混じった眼光がそれだ。

「皆さん、無茶はしないで。この闘いで死者は出させません」
「もう失うのは嫌、私は助ける……みんなを」

一方で責任感と共に最も固い決意を結ぶのは、このキャンプの医療責任者とでも言えるであろう、ミスカだ。
闘いが巻き起こるたびに犠牲に怯え、しかし最後にはある結論に達した。護られる立場を辞めて自分が護り、死なせなければいい。

「しばらくジャックさせて貰うぜ、おう」
「あたしの好みの曲だ、シキの…こーじょー?……くらいは役に立つ。だろ?」

スクラップヤードの各所にあるスピーカーに繋がる放送室、お気に入りのレコードを其処に置いて来た。
仲間の越境者にそこに殴り込んで乗っ取り、そこの機材を用いていい感じにミックスしろと伝えておいた。
スピーカーから流れる闘志溢れるBGMを背に、よっしゃと首を鳴らしてニヤリと微笑む。


431 : イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 :2017/04/29(土) 21:58:18 ???
>>428

「ベティ、そのアホタレの髪の毛を毟ってしまえ」

 調子こいているアキレスへの躾がなっていないと飼い主(ベティ)に教育的指導を委ねる。
 イムカ的には風評被害はどうでもいいが、敵の離間策を放置するのは癪に障るというものあった。

>>426-427

「連中、巨大すぎて互いが互いを喰い合っている状況だ。
 どこのどのカノッサの仕業としてもさして驚かんよ」

 そも越境者に協力的なカノッサ支部こそ実は異質なのかもしれないくらいなのだ。

 -------
>>428

≪00011100101101≫

 そして昆虫さん部隊の報告はサーボスカルを通じてイムカにも齎される。
 ってかサーボスカル昆虫言語解るナンデであるが。

「了解した。連中の進軍ルートの後方に回りこむ。じっくり行こう」

 イムカは機甲分隊を率いて、防衛陣地の遙か前方に位置。
 そのまま引き返すように迎撃ポイントに向かう。

【事前に潜んでおいた場所から、バックアタックを仕掛けるよう動く】


432 : 相良遥歩【災肢火人】 :2017/04/29(土) 22:00:03 ???
>>428
「よォ、こんなトコでコソコソ何やってんだ?」

スクラップヤードの外れ、いきなり鼓膜をつんざく勢いで鳴り響いた音楽は少なくともエージェント達をビクっとさせる程度の効果は持つだろう。
頭上から声をかけ、その拳に炎を纏い振りかぶる遥歩。飛び降り、着地と同時に烈火を炸裂させるであろう。

「ははーッ!遊ぼうぜェ!!」
「BONFIRE LLLLLLITTTTT!!!!」


433 : タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 :2017/04/29(土) 22:00:33 ???
>>428
「……あ、は、はい」

すみません、と苦笑して続ける

「よくない悪癖ですね、無駄な事を考えるのは後でいいのに」
「……では、皆様ご武運を」

今は集中すべきなのだ、逆強襲の好条件とはいえ戦闘に勝利した訳ではない
戦続きの体はしかし、治療班の献身的な治療とアユル達によるメンテナンスで完治している


そんでもってからに


その時が来るのを、目を閉じて静かに深呼吸を行いながらに半人はただ待った
襲撃ポイントの物陰、夜に忘れられた影の支配下
虫の鳴き声が少しだけ聞こえる、時期的に随分と違うなと思う

「……ふぅ……」
「行こっか」

キルゾーンにカノッサが踏み込めば、いの一番に飛び出し両手に握るブレードを振るうであろう
半人の役割は何時もとまるで不変だ、前線にて斬り捨てるのみ


434 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2017/04/29(土) 22:02:34 ???
>>428
【寝呆けるスパイを見やり、口元を僅かに上げ……その形相が憤怒のそれに変わる!】
【先端の尖った鉄パイプをどこかから引きずり出し、静止がなければスパイの一人の腹に深々と突き立てんとする!深い意味はない!】
「交渉にも使えなさそうだ。今のうちに殺しとこうぜ。…楽しんでからな」


「こちら酔いどれのヨセフカさん、農薬散布と新人農家への嫌がらせは終わったよ〜。…アホらしい」
【通信機に戯けた調子で声をかけ、襲撃ポイントに隠れたソーマタージはボヤく】
【ここは越境者達の最後の縁であると同時に、自分の、自分の大切な人の『家』でもある。それを侵すものは、何であろうと容赦はしない】
「奴等をチミチャンガに……いや、もっとブルタルでグロいのにしてやる」

【息を潜め、襲撃の合図を狡猾に待つ。その時が来れば容赦はない。ガソリンの詰まったドラム缶を襲撃者へ蹴転がし、アサルトライフルが火を噴く!それだけだ】


435 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2017/04/29(土) 22:17:33 ???
>>429-430
アキレス「じゃーねージョッシュ またどこかの世界で会おうぜ」
去るジョシュアに対する視線の一つ のんきに手を振るアキレスが いつもと変わらぬ調子で言った

アキレス「それじゃミスカ 俺行ってくるから 俺この戦いが終わったらミスカにデート申し込むんだ★ミ」
なんかあからさまにフラグを立てながら宿を出るアキレス

ロイ「まぁ 油断しちゃいけねぇよな 何事も全力だ」
囮の音頭をとるロイもまた頷いた

>>432-433
辺りに流れる音楽 意表を突いた行動に辺りを見回すも

カノッサ「最後の宴会だ せめて楽しくさせてやれ」
カノッサ「ヤレヤレ 騒音で苦情が来るぞ」

普段なら以上として検知できるはずのサインを無視してしまうカノッサ部隊

だが瓦礫の頂上からかけられる声には素早く対応し 銃口を または帯電した腕を相良に向けるカノッサ部隊
その幾人かの首が空を飛んだ タェンティースの踏み込みは図らずも奇襲となったのだ

カノッサ「敵襲!! 敵襲だ!!」
一気に混乱状態になるカノッサ部隊 そこに飛び込んだ相良が劣化にてカノッサ部隊を吹き飛ばす

敵は混乱状態にある 抵抗を試みた者はほとんどいない

>>431>>434
カノッサ「なんだ? 何かがおかしいぞ」
流石に相良とタェンティースが暴れ始めれば異変に気付く が遅い

転がってきた赤いドラム缶そこに突き立った銃弾が辺りを業火で包む

カノッサの幾人かが火だるまに包まれ 恐慌のまま辺りを走り回ったり 地面を転げ回る

アキレス通信「妨害電波いくよー ここからは専用の通信使ってねー」

カノッサ部隊「本部!!本部!! 奇襲を受けた!! 本部!! クソ!!通じない!!」
カノッサ部隊「下がれ!! ゲートまで退避しろ!!」

ソーマタージやほかの越境者から逃げるように撤退を開始するカノッサ部隊 そこにイムカが待ち構えて折るとも知らず

カノッサ部隊「重症の物は放っておけ!! ゲートまで退避できれば我々の勝ちだ!!」


436 : 相良遥歩 :2017/04/29(土) 22:25:05 ???
>>435
「何言ってるのアキレス…」

フラグをおっ立てるアキレスに苦笑、絶対に死なないでねとその手を握り祈った。

「ハッハァ!!今日だけはあたし手加減できないカモ……」

爆発と共に何人かのカノッサ兵が吹き飛ばされる。
威力は殺さない程度に抑えてはいるが、逆に言えば死にさえしなければどんな状況に陥ってもおかしくはない。
出来上がったクレーターの中で、内なる怒りと理性との配分を模索する。

「尽!!面!!桃火ァ!!!」
「へへへ…この炎の床……通り抜けるだけのガッツがある奴が何人居んだ?」

遥歩から逃げようとするカノッサ兵の退路を塞ぐ形で炎の床を作り出す。
ソーマのばら撒いたガソリンが助けとなり、その範囲は常よりも広い。
走り抜けることも可能だが、イムカの請け負う人数を少しでも減らすため遥歩という障害がそこを立ちふさがるだろう。
遥歩を倒せば床は消える。ノーダメージでの通行が可能となる筈だ。


437 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2017/04/29(土) 22:28:11 ???
>>435
「Say hello to my little friend!!…言ってみたかった」
【KABOOOM!榴弾筒がグレネード弾を吐き出し、ガラクタごとカノッサ部隊を吹き飛ばそうとする!】
【更に休み無く放たれるアサルトライフル!弾丸が地面を抉り、兵士を蜂の巣にしようと迫る!】

「逃げたな。追うぞ!お客人をみすみす帰すわけにはいかねえよなァ!?」
【獰猛な笑い声と共に秘匿回線に叫び、弾の切れた突撃銃を棄てる。両手に握るはクロームの大口径拳銃二丁!】


「出口をお探し?それとも、俺に無惨に殺されたくて来てくれた?照れるねクソ虫共」
【積み上げられたガラクタや資材の上を通り、追い掛けたソーマタージが煽る様な声をかける】
【BLAMBLAMBLAMBLAM!!飛び降りながらの銃撃!ゲートへ逃げるのを防ごうとする!】


438 : イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 :2017/04/29(土) 22:29:11 ???
>>435

「諜報工作戦は見事だったが、荒事に直接出てくるべきではなかったようだな」

 が、しかし、後退するカノッサ兵に対して――

【イムカがスイッチを入れると共に各所に配置していたセントリーガンが機動。
 動体センサーに感知されたカノッサ兵に銃弾の雨が降り注ぐ!】

「諸君、オーダーだ。蹂躙せよ」
「「「サー・アイ・コピー!」」」

 ずんぐりとした巨大な重装甲アーマーに身を包んだISAC兵達が、
 イムカのオーダーと共に一列に並び、銃を構える。

【アーマーに備えられた2つの高速タービンが赤熱し、運動性能を活性化させる】
【向けられるはC-14ガウスライフル。第8世代ISAC機甲兵の標準装備である】

「撃てッ!!」

 号令と共に、ガウスライフルより8mm金属スパイク弾が次々に射出される!
 直径8mmの重金属杭が恐るべきローレンツ力を伴って放たれるのだ。
 その威力たるやそこら小銃弾などとはランクが異なる!

【元々、対異星人、対能力者用の兵装であるこれくらいの威力ランクは当然の備えだ】


439 : タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 :2017/04/29(土) 22:30:15 ???
>>435
「……逃しはしません、あなた方のしようとした事を思えば……!!」

恐慌状態に陥る敵陣、完全なる奇襲の成功である
それでも半人の行動とこころに軽やかさの翼が生まれる事はないのは、ほぼ無抵抗の敵を討つという行動への暗黒めいた後ろめたさがあるが故
それでも奮起出来るのは、ここに集う仲間達の顔を思えばこそだ
それらを失う事は、半人に取って最も避けねばならぬ事のひとつ
だから、

「……セェッッ!!」

月光と赤刃にて敵の腕や脚を狙い斬撃、そして刺突
無力化を狙ってはいるが念頭には敵勢力の排除があった
それらのいのちを奪う事に逡巡はない、ただ生きて捉えれば敵の目的の尻尾を掴む事も叶うかと言った程度
剣戟の旋風となりて疾る!


440 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2017/04/29(土) 22:47:27 ???
>>437-438
カノッサ部隊「本部!! 本部!!」
まるで懇願するように通信機に叫ぶカノッサ部隊 だが出てくるのは雑音のみ

カノッサ部隊「クソ!! 希望を捨てるな!! ゲートまであと少しだ!!」

炸裂する榴弾 放たれる弾幕 その数を削りながらも懸命の撤退戦を展開するカノッサ部隊
普段なら抵抗する気概も見せただろうが状況が悪すぎた 士気なんて耳垢ほども残ってないのだ

そしてゲートが見えてくるかどうかといったところまで下がったとき 想定外の弾幕がカノッサ部隊を襲う
つまり イムカのセントリーガンだ

カノッサ部隊「なんで!? 一体どこから湧いた!!」
悲鳴に近いカノッサ部隊が見た者 それは巨大な動く金属の塊

咄嗟に障壁を展開するカノッサの能力者 その力場を易々と貫き 血煙となって生を終えるカノッサ部隊

程なくして生きている者はいなくなるだろう そして一行の前には 彼らが通ってきたゲートの姿

>>436>>439
多少のダメージを覚悟すれば通り抜けられる炎の壁
だが炎というものは得てして恐怖というものを引き起こしやすい物

事実カノッサ部隊は撤退を開始しようとしたが その炎に一瞬の躊躇を見せる
その躊躇が致命的なのだ

突っ込んだタェンティースにしてみれば 物言わぬ巻き藁もいいところ
素早く接近し 簡単に四肢を切断する ものの数分でツキジめいた場所に大変身である

>>全員対象
ロイ「さて 手筈通りカノッサの連中をぶちのめしに成功 だが・・・」
一行の前にあるゲート

ロイ「もう少し連中にお灸をすえてやろうかね 行こうか」
そういってゲートをくぐった先


【とあるカノッサ組織 総司令部】
カノッサ幹部「実働部隊からの通信がない」
幹部「きっと越境で通信機に異常でも出たのでしょう よくあることです」
研究者「便りがないのはいい頼りとはよく言うでじゃないですか」

その言葉にハハハと笑いが起こる そんな呑気な空気漂う このカノッサの中核
さて 一同はそんな場に現れるサプライズゲスト やることは何か?

説得? 脅迫? それとも・・・?


441 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2017/04/29(土) 22:56:24 ???
>>440
「スゥーーーッ………」
【決着はついた。漂う硝煙を鼻から吸い込み、恍惚とした表情で口から吐く】
【公序良俗に反した事を宣言すると、刀を引き抜いてクルクルと回す】
「誰か、ロープ持ってない?いや着るやつじゃなくて」
【倒れたカノッサ部隊の前に立つソーマタージは、さぞかし良い笑顔をしていた事だろう】


「イヤーッ!」
【SMAAAASH!!呑気な指令本部に飛び込んでくる物体!巨大な団子めいたそれは、幹部の一人にぶつかろうとする!】
【その物体……切り離され、耳の穴から通したロープで団子か数珠めいて繋げられた、カノッサ部隊の生首を投げた張本人は、赤に染まった身体で現れる!】

「まさかの時のスペイン宗教裁判だ。……教育の時間だぜ、デバ亀変態野郎共」
【底冷えする様な声。口調こそ軽いものだが、表情は笑っていない。完全にキレてるのだ】


442 : イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 :2017/04/29(土) 22:56:38 ???
>>440

「程度が低すぎるな。ここまでくると欺瞞を疑うところだが…」

 越境者を夢魔の傀儡に仕立てようとした工作。
 戦力の高い者達を分断した手際。離間策。

【どうにも眼前の敵と、それまでの手腕が乖離している気がしてならない】

「制圧は他の連中がやるだろう。データベースを抑えるぞ」
≪0001110101≫

 他の連中が交戦している隙に分隊を連れて吸い出せるだけのデータを吸い出す方針に転換。
 何しろ、多数の越境者を罠にハメ、多くをMIA(未帰還)と為さしめたカノッサと、
 このカノッサは敵としてのイメージが隔絶しすぎていたのだ。


443 : タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 :2017/04/29(土) 22:58:22 ???
>>440
「……」

彼等のこの姿を、半人は目に焼き付けていた
多分か細い運命線の、たった一歩、否それよりも更に僅かなズレの辿地
それがこの姿なのだ、いつ己がこうなったとしても不思議ではない
武運と幸運と、越境の女神の気紛れな微笑みに味方された
その事実だけが、彼等と半人の合間に存在する不可視かつ曖昧な明文化出来ぬ事柄なのである

「……」

炎に照らされる半人の面は窺い知れない
だがその体躯から発される熱と、ぎらめく両刃に付着した真紅の液体は鬼気めいてゲートを潜り抜ける

「……グッドモーニング、バビロン」
「抵抗は無駄です、全員跪いて手を挙げ舌を出し軽く噛みなさい」

片頬を吊り上げ、血と脂に塗れた顔で微笑む
ブレードを握る両腕に全霊の力が篭り、背後に浮遊する虚空の刃が飢えたケモノめいて鈴鳴音を響かせる


444 : 相良遥歩【災肢火人】 :2017/04/29(土) 23:00:11 ???
>>437
「ソーマ!ガソリンおかわり……うおォあああッ!!」

アサルトライフルを乱射するソーマに対し、遥歩はもっかいガソリンよこせとアピール。
さらに延焼させて完全に退路を塞ごうとしたのだろう、されど願いは聞き入れられず。
代わりに遥歩の近くで巻き起こる爆発、遥歩は爆風に腕を交差させて破片から身体を護る。
カノッサの一団の中に飛び込むということは、味方の射線を意識した立ち回りを要するという基礎を体得していない様子。

「ちっがぁぁう!グレポン食らわせろなんて頼んじゃいねーぞッ!!」

もうもうと立ち昇る爆炎の中からぷはっと顔を上げて、そうして去りゆくソーマ目掛けて怒鳴った。

>>440
「終わったか……あたしはここまで」
「ぶっ殺すのは……あたしの仕事じゃねェからな」

ゲートの前で一行をお見送り、カノッサ兵ともみ合いボロボロになった遥歩。
最後にノした一人の足首を引きずりながらゲートまでやってきたはいいものの、
彼女は人殺しを良しとしない、可能な限り殺しには手を染めないというのが信条だ。

「じゃ、残り頼むわ真雲」

ひらひらと手を振りながら退場、遥歩は彼女のやるべきことをやった。
途中ツキジと化した惨劇の戦場痕を眼にし、道端に駆け寄ってゲェーッと吐いた音が越境者らが最後に聞いた音であろう。

場所は変わって某カノッサ組織の総司令部。
幹部らが談笑する長閑な空間、その中に突如生じる越境の兆候、帰還かと駆け寄った不幸なものも居ただろう。
放電と共に次元に小さな穴が開き、そこから鞘に包まれた日本刀がにゅっと突き出た。

探るように突いて近くの研究者の胴にちょいと当てて。確かめるように数度。
次の瞬間次元を切り広げ現れる真雲の姿!黒い刀身を横一文字に薙ぐ。
何も切る事の出来ないなまくら、墨染真雲、されどその圧倒的な質量は、人間一人なぞホームランの如くすっとばせる。


445 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2017/04/29(土) 23:13:18 ???
>>442
データの吸出しを行うイムカ
すると暗号化された不自然なデータを見つける

解析すると そこにはエーカー アウトキャストの陰が
程度の程は分からぬが かなり前からカノッサとエーカーの結託は行われていたらしい
そして増長し エーカーから見放された組織の悲しき結末

後は恐ろしいほどに噛み合った奇襲の恩恵 それが事の顛末であった

>>全員対象
ゲートが開かれれる 回収部隊が戻ってきたかと喜び勇んで駆け寄る幹部たち

だが出てきたのは鞘の先 疑問に思ったその時 幹部の1人が胴を薙がれて空を飛ぶ
続いて送り出したカノッサ部隊の首が幹部目掛けて投げられ 悲鳴を上げてそれを投げ捨てる

後は続々と出てくる完全武装の越境者 どう見てもカノッサに膝を屈しにきたとは思えない

タェンティースに言われるがままに投降姿勢を取るカノッサ達

ロイ「さて・・・勝利に水を差してくれた落とし前・・・どうつけてくれるのかな?」
カノッサ幹部「えぇっと・・・」

ロイ「次にお宅らのツラ見せたら・・・わかってんだろうな?」
凄みを見せつつお願いをするロイ 幹部たちは涙目で頷くしかできなかった
そのあとのことはほかの者に任せる 激情に身を任せるか そのまま去るか

そしてスクラップヤードに戻ってきた一行は今度こそ勝利宣言をするのだ

ロイ「さぁ宴だ!! 俺たちの自由に乾杯だ!!」


446 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2017/04/29(土) 23:24:31 ???
>>445
【言いたい事はロイが言ってくれた。ややこしい事も、イムカがやってくれた。拳銃に弾を込めながら、事の推移を眺める】

「オイオイオイオイ、何泣いてんだよ。ウケるぜその顔」
【薄く笑い、ハハハと笑いながら幹部に近づくソーマ】
【朗らかな笑いと共に幹部の腕を掴み、肩を竦める。空いた手を広げ、敵意が無い事をアピール】
「どうした、腰でも抜けたか?俺たちに子々孫々まで食われると思った?ハハハ…」

【瞬間!笑顔が一瞬で消え、空いた手が幹部の首を鷲掴みにする!】
【サイボーグの怪力で片手で締め上げ、顔を近づけ凄む】
「よく聞け、ドブネズミ!お前らが次ふざけた事を考えたらその瞬間!俺の怒りん坊がいきり立つぞ…。
 ……変な意味じゃない。 …変な意味かもな」
【耳元で囁き。大口を開ける。鮫か、狂犬の様な鋭い牙が近づき、顔面の皮膚を骨の一部ごと大きく食い剥がす!】

【BLAMBLAMBLAM!!口元から下を新しい血に染め、怯える幹部や研究者達の方へ適当に乱射!】
【生き残りがいるならそれでいい。話を広めてくれる。全員死ぬならそれでもいい。スッキリする】


「宴の準備じゃぁ!エビチャーハン持ってこい!」
【さてはてスクラップヤード。ジョッキ片手のソーマタージは、越境者達に混じって大いに楽しんでいた】
【当面の危機は去った。このくらいの楽しみは許されるだろう】
「我らの剣に!勝利に!…なーんつって」


447 : イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 :2017/04/29(土) 23:27:03 ???
>>445

「アウトキャストか。連中は生き延びているのだったな」

 どうやら、カノッサの蠢動はマッチポンプめいた敵方との連携によってだ。
 だとするならば、なんという皮肉に満ちた状況であろうか。

【主導権をエーカー残党側が有していたとするなら、
 連中はこの戦役をほぼ完全な形でコントロールし、泳ぎぎったことになる】

(………)

 戦勝ムードのロイ達に現状を告げるべき内容かどうか迷った。
 本当の勝者が誰であったのか不明瞭になりつうあるというのは、
 戦闘レベルではなく、戦争レベルの問題であったこともある。

【こちらのカノッサについては、イムカとしてはその後始末には干渉するつもりはない。
 その権利は、血を流し戦い続けていた越境者に帰するべきであると考える】

>>444

≪ジョシュア、状況はどうやら思いの外厄介だ。今から流すデータでHEXAに判断を仰いでおけ≫

 イムカにとってHEXAは潜在敵そのものであるが、
 この状況は、カノッサ内のパワーゲームとして連中に認識させておいた方がいいと判断した。
 それにジョシュアならば、伝達役としては適任であろう。

【イムカの情報を妙に加工しないという意味でも、HEXAにとってもジョシュア自身には
 情報欺瞞能力には欠けているとして、却って精度の高い情報として受け取られるであろう算段も含めてだ。】


448 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2017/04/29(土) 23:30:54 ???
【そして数日が経過した】
日馬「ヤレヤレ これで帰れるな」
アンジェロ「それではみなさん お疲れ様でした お元気で」

サム「じゃあなみんな 俺たちのステイツが待ってる」
リック「また何かあったら呼んでくれ いつでも助けになろう」

ドワーフ「偉大なる兄弟よ!! 力になれたこと 一生の誉れとするぞ」
魔族「救国の英雄たちと共に戦えたこと うれしく思います」

モリアーノ「さて あの時酒を飲み交わす約束も果たしたし 我々もそろそろお暇とさせてもらおうか」
バートン「よき旅路を」

一緒に戦ってくれた者達がそれぞれの世界に帰っていく
越境者たちは最後の一戦以降 別の世界に旅立って行き スクラップヤードは元の静寂を取り戻しつつあった

ロイ「それじゃ どこかの世界で」
アキレス「あぁ また会おう」

一行もまた ゲートをくぐって旅立っていく・・・・・

≪DJのショーグンGだ!! 今日のリクエストはアキレス君 曲はAround The World≫
≪現時点を盛ってエーカーは越境者たちに敗北した 彼らは越境者を排し カノッサを蹴落としてその座に着こうとした≫
≪それはすべてを自分たちで管理しようとする傲慢さ そしてすべての停滞を意味していた≫

≪そんなのたまったもんじゃない 世界は驚きに満ち溢れていなければならない!!≫
≪越境者は世界を巡り 世界に驚きを提供し 世界を動かし続ける存在でなければならない≫
≪少なくても俺はそう思ってる≫

≪今回越境者たちは世界をつなぎ その結果歴史は動き続け 新たな世界がいくつも生まれた≫

≪ウェルカムニューワールド!! 諸君らの西端を祝うのは大迷惑ゲリララジオ放送番組≫

≪ワールド!! ワイド!! レディオォォォォォォォォ!!!!≫
ttps://www.youtube.com/watch?v=ozOeF43AfbI

回る 世界は回る・・・

ロイ「仕事を取ってきたぞ この近くのダンジョンに眠るお宝を頂戴する 金が欲しいやつらはついてこい!!」
ファンタジー風の世界 冒険者ギルドに響くロイの姿 直に仲間を連れて冒険に出かけるだろう

回る 世界は回る・・・

アキレス「うはははははははは!!! ばーか!!!!」
スプロール 追撃部隊を振り切り情報の入ったカバンを手に配達を行うアキレスの姿があった

回る 世界は回る・・・

鈴虫「あ〜ぁ デカイ戦が終わっちまったなぁ・・・」
カノッサ・コーポの一室 バロウズの執務室のソファにそっくり返る鈴虫の姿

鈴虫「バロウズちゃ〜ん 何か楽しい戦場な〜い〜?」

回る 世界は回る

ギガース「・・・・・・」
どこかの荒野 そこで瞑想する巨人
また生き残ってしまった 私はなぜ生きて 何を成すのだろうか?
応えは出ず ただ問い続けるのみ

ギガース「・・・・・・」
それよりもまず 腹が減ったか・・・?

回る 世界は回る

ボロウズ「・・・・・・・・」
すっかり人気が無くなったスクラップヤード 以前の静寂が戻り ちょっと寂し気なボロウズ
これからは注文に追われずに済む そろそろ銃じゃなく 刀剣が作りたいな そう思いながら 工房に入っていった

回る 世界は・・・回る・・・・・ほかの者はどうしているだろうか?


449 : 真雲【神刃一体】 :2017/04/29(土) 23:31:14 ???
>>445
「うーんムラムラしちゃう、殺したい……殺したいけど……」
「ここで敢えて生かして、オレらの恐ろしさを知らしめるってのも……」

妖刀を肩に担いで、ひざまずいたカノッサ幹部たちをつま先で虐めながら。
ぶっ飛ばしたい欲望と実利のどちらを取るか。ニコニコ笑みを浮かべながら思慮する。

ジョシュアやミスカであれば逮捕あるいは見逃し、彼等を生かしたであろう。
そこには情けであったり、実利であったり、それは理由に基づいて行われる合理的判断。
正常な思考を持っていれば、大多数がそこへと辿り着く。

だが彼は違う

「あぁ無理!我慢できない!」
「ひゃー!やっばぁ……たっのしー!!」

ゴキバキと恐ろしい音を響かせながら血しぶきと鉄の破片を撒き散らし、
目に付いた人員、機材、装備のすべてを完膚なきまでに破壊。
ふんすとご機嫌な鼻息混じりにゲートをくぐった。

「はー……スッキリした」
「いやホラあれだよ、決して私利私欲とかじゃなくて……また襲われたら困るじゃん?」
「それにあんな状態で生かしとくのも可哀想だと思ってさ、どうせ誰かに消されるならせめて楽しm……楽にしてやろうって」

全身を血に染めた真雲、気分がいいうちに寝ると言い放ち退場。
対照的に先ほど嘔吐したこともあり肉が喉を通らない遥歩。誰よりも威勢よく登場したのに今は誰より元気がない。
叢雲が弱った遥歩をベッドに連れて行ったので、残されるはミスカのみだ。

「……スクラップヤード内の負傷者の治療は終わりました。アキレス……じゃなくて、みんなは無事ですか?」

戻って来たロイ達にスクラップヤード戦線の終結を告げれば、アキレスの姿を探そうとしている。


450 : タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 :2017/04/29(土) 23:31:30 ???
>>445
「……」

半人の行動は斬撃であった
しかしそれは投降をするカノッサに対してではなく、目につくあらゆる機器や書類、データに対してである
ネットワーク技術の水域が不明瞭な世界だ、物理的破壊がどの程度効力を発揮するかは分からないがそれでもいい

「……生きていたら、どうぞ今後は身の振り方を弁えて頂けますよう」

恭しく、嫌味っぽさのない所作で一礼
ソーマの放つ銃声を聞きながらその場を立ち去るのであった


「……はぁ、こういうのは苦手です」
「取り敢えず、シャワーを浴びて来ますね」

スクラップヤードに戻り苦笑、宴の前に身支度だと血塗れの半人はそう判断するのであった


451 : イムカ・グリムナー【最善への希求】>>555 :2017/04/29(土) 23:45:36 ???
>>448

「連中の残した傷跡は大きい、これから大変だな」

 よりにもよって死霊術技術を境界線世界にバラ撒いてくれた。
 あの穢れた術は≪歪み≫に波紋を広げ、災厄に発展する可能性が極めて高い。
 そうなれば、最大の悪夢たるディーモンの跳梁の呼び水となりかねない。

【帝国政治将校として、神なる皇帝陛下の密使として、イムカのやるべき事はあまりにも多い】


 ------------

「デスデス。アホタレ連中が成敗されたらしーデス」
「全く、軽挙妄動という他は無い。が、これでアウトキャストの動きが益々読みづらくなったことだね」

 カノッサ・テクノロジー社では今戦役において受けた損害の回復にしばらくは追われるであろう。
 スプロールのメガコーポとしても、カノッサ機関の勢力としても、強い発言力を得た格好ではあるが、
 何事も万事が完璧に終わるというわけではないようだ。

【カノッサ・テクノロジー社は変わらず越境者を利用した悪巧みを展開中のようだ】

 -----------

「わうわう」

 ウルリックは人が少なくなったスクラップヤードで、
 時折、ボロウズのご飯を胃袋に収めたりなど悠々自適の暮らしである。

【彼の目的は焦って達成されるものではない。】

 ----------

「どうやら終わったようだな」

 クルトは越境者から斥候としての仕事(ビズ)の報酬を受け取り、
 最高峰のサイバーウェア(デルタウェア)の資金が貯まったこともあり、
 ついに大幅なサイバー化に踏み切ることとなったようだ。

【老兵の場合は雷狼とは逆に戦える時間の延長が必要だった。その目的のために】

 ----------


452 : ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 :2017/04/29(土) 23:47:30 ???
>>448
「……行くか」
『エージェント、ST隊の配備が完了しました』

「出来るだけ逃がすな、今までサボった分頑張るぞ」

イムカより受け取ったデータをHEXAに送信後、カノッサ機関に帰属しないとしてアウトキャストの一派へ攻撃許可が下りた。
追撃部隊として編成されたジョシュアを筆頭にスクランブラー・タクティックがはじめて配備され、これより追撃作戦が行われるだろう。

「……はぁ…もっと強くならないと」

ミスカはエリュシオンに戻り、越境者たちと関わる事は少なくなっていた。
腕を磨くために安全なセントラを離れ、未開の地である南の大陸で今は暮らしている。

「なぁ叢雲……あたしにも料理とか教えてくれよ、カップ麺とか喰い飽きたし」
「えぇぇ……遥歩ちゃんいつもダークマター作るじゃない…」

遥歩と叢雲は越境者として箔が付き始めた。ロイやジョシュアなど、ベテランの指導あってのことだろう。
最近ではある程度規律や協調性を身に着け、仲間から信頼を得始めているという。

「瓦礫や カノッサ共が 夢の跡」
「……字足らず」

そして最近、越境者達に新たな仲間が加わった。
カルゥゾ・シック。サイボーグ忍者ニヒラブラが越境者へ共闘を申し出たのだ。
クルトと刃を交え、越境者のもとに闘争が集うと悟ったらしい。以前のような節制のない殺しからは足を洗うと約束した。


453 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2017/04/29(土) 23:48:56 ???
>>448

【戦いは終わった。偉い連中の思惑など知った事ではない。俺の、俺達の暴力が優った。それだけだ】
【スクラップヤードは静かになった。もとより大きな戦いのために集まった連中だ。それぞれの世界に帰っていったのだろう】


「何これ。数字の5?Zの奇形児?現代アートも行きすぎるとただのゴミだぞ」
「■■■■ーーーッッッ」
【スクラップヤード。ソーマタージは旅館とかにたまに置いてある木の板を組み合わせて図形を作るアレで遊んで、耳から血を流していた】
【側には緑髪の少女が一人。精神をすり減らすかの様な叫びを上げる彼女に、この戦いでの怪我は一つもない。何よりだ、厄介事も汚い事も、自分が全ておっ被れば良い】


「運転手が帰ったぞ!お前何したんだ!?」
【スプロール。エリコ・ベアルザッティは下層のスラムで傭兵稼業に精を出していた】
【なんだかんだ生き残ったのが評価されたらしい。大幅に減ったランナー達の代わりとして、強化外骨格と共にネオンの下を這いずっている。…ある意味損してないか?】


『キエーッ!』
【どこかのファンタジー世界。マンジュシャゲは、用心棒をしていた】
【あの戦いにはあまり参加していなったが、お陰で五体満足のままだ。巨悪も倒されたなら、それで充分。白い面の奥で思案しながら、新たな暴漢の局部を蹴り上げる】


【かくして、越境者達の長い戦いは幕を閉じた。ハッピーエバーアフターとはいかないだろうが、彼らもその時までは勝利に酔い、心ゆくまで楽しむだろう】


454 : タェンティース・イルム E.月光.赤刃.ヘルメスの靴 :2017/04/29(土) 23:57:59 ???
>>448
「……長かったってんですねぇっ」

「結局、私達ほっとんど役に立ってねぇなねーさま」

ニアとアラズはマウスィムの残骸に寄り添うように造られたログハウスにいた
行き場を無くしたアラズァヘッド達の帰るべき場所、ソファに腰掛けのんびりと午後を過ごす

【生体兵器達の平穏な昼下がり、巣箱から青い鳥が羽撃いた】


「……お前、いっつも傷だらけだ」

「言ってくれるな、名誉の負傷ってヤツさ」

片腕を無くした友を見てムガ、対するイリーはどこ吹く風
スクラップヤードの隅っこ、戦没者達を弔う為に作った簡素な墓に花と酒を添える

「……ヘンリーさん、巫女様、皆……」
「……許してくれとは言わない、いつか私がそちらへ言った時……」
「幾らでも咎めて欲しい、それまでは……」

叶うならば見守っていて欲しい
隻腕で祈る猫の獣人、ムガもこの時ばかりはこうべを垂れる

【獣人達の鎮魂、小枝をはんだ青い鳥はささやく】


「終わりました、終わりましたねオンセさん」
「……終わっちゃいましたよ、どうしましょう?」

「……」

オフィスルーム、手狭に感じるのは傍に腕を組み壁にもたれる巨漢のせいであろう
ギャラエは戦争の終焉を望まずにいた人間のひとりだ、かと言ってエーカーを快く思ってもいなかったが

「……ああ、もう……グロウリーさーん、聞こえますー?」
「終わっちゃいましたよ、彼等勝っちゃいましたー」
「……え、知ってました? ……お耳が早い」

仲間に速報を入れ、それでもいつもの詰めの甘さを露呈

【カノッサの巨影の中のふたり、青い鳥は飛んで行く】


「……疲れたねぇ」

「お疲れ様っす、私はあんまり関係してなかったっすけどね」

七八の実家、純和風の屋敷の縁側で茶を啜る七八とユノ
七八は諜報部の一員として多くの戦況を駆け抜けて、ユノは最終戦などに(背景)戦力として参戦していた

【戦争を通じて生まれた友情、鹿威しの音色に青い鳥は驚き飛び去る】


「……ん? なんですか、ご飯は持っていませんよ」

肩に舞い降りた小鳥を指先で擽る
地平線の彼方にぼんやりと望む街へはあとどれだけ歩けばいいのだろう?
余りにも壮大なスケールの迷子だ、世界単位で道を失ってそれでも

「……世界は、驚きに満ち溢れていなければならない、か……」

ひとがいる、仲間がいる、それだけで足取りは軽く進む事が出来る
半人は、ひとと共に歩むモノは、彼女は
今日もまた回る、世界を回る


455 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2017/04/30(日) 00:02:00 ???
回る 世界は回る

哀しきも 嬉しさも 怒りも 酸いも甘いも何もかもを飲み込んで

回り続ける・・・・・


【新世界ハロー・ニュー・ワールド Fin...】


456 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2017/05/05(金) 23:11:32 ???
≪番外編≫
回る 世界は回る

その原動力となるのは越境者 彼らは行く先々を生きて進み その爪痕を残す
その跡は時として世界の進む道を変えることもある・・・・・

【幻想の隠された現代風世界 異能対策本部 局長日馬の憂鬱】
戦争は終わった 得体のしれない異世界をめぐる旅は終わりを告げ 懐かしの我が世界へと戻ってきた
だが私の世界で待っていたのはデスマーチの日々だった

この戦いの一連の動きを報告書にまとめ 使った物資と資金をどの国が出すかの会合
戦没者の遺族年金の配布 更に越境難民者の保護 他にも挙げればきりがない

そんなごたごたも一段落したところで 私は署長室を訪ねた・・・辞表をポケットに呑んで
左遷扱いされてきた資料室時代 越境者の力を借りて解決した『魔人』事件

晴れて左遷扱いの解けたあとのつかの間の平穏 そして今回の多世界での戦争

1人の男が体験するには濃密すぎる 少し・・・疲れたのだ
出張手当で随分と懐も潤ったし 近頃流行りのセミリタイアというやつをやって 夫婦水入らずを満喫しても罰は当たらないだろう

そうだ 家内との新婚旅行で訪れた離島のバカンスを楽しむのもいい 以前旅番組で行ってみたいとつぶやいていた湯治も乙な者だ
前々からやってみたかった釣りや農業にも手を出してみよう 楽しみで夜眠れなくなるなんて子供の時以来だ

さぁ 颯爽と辞表とたたきつけて制服を脱いで署を出よう あぁ署長 ちょっとお話g


え? ちょうどよかった? 今私を呼ぼうと?


え? 魔人事件と今回のケースに対処するべく 各国が出資した対越境軍の編成が決まった?

え? 各国の首脳が私の総司令抜擢に満場一致で可決?

え? 今すぐ本部のイギリスに飛んでくれ?

・・・・・・・・・・・


私は内ポケットから取り出しかけた辞表を ポケット奥深くにねじ込んだ


457 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2017/05/05(金) 23:19:41 ???
≪ファンタジー世界≫

オーライ オーライ

掛け声勇ましく建材が運ばれる 
この地に建造されるは 全ての種族に広く門戸を開いた巨大な大学

嘗て戦争があった 一介の奴隷商人がすべての種族を巻き込んだ壮大な仕入れという名の戦争だ
きっと我々だけではどうにもならなかった それを救ってくれたのは越境者と呼ばれる者達

彼らは人間であり 亜人でもあった そこに種族の諍いは無く 皆が手を取り世界を救ってくれた
後に彼らは友愛の象徴となり 種族間の仲を取り持つ者としてあがめられることとなった

運び込まれた銅像は あの時の越境者の姿を可能な限り精巧に模した銅像
ドワーフたちはその大役を見事にやり遂げ 大学の庭園内に鎮座することが決定している

この大学がどのような発展を遂げるか楽しみだ


願わくば 越境者たちの旅路に幸あらんことを


458 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2017/05/05(金) 23:29:26 ???
≪現代風荒廃世界≫
エーカーが人的資源を得るためにゾンビアポカリプスを引き起こした世界
例えエーカーが壊滅したとしても その被害がすぐに補てんされるわけではない

リック「ファッキンナチがいなくなって あのゾンビ共の活動は日に日に縮小されている
    例え時間がかかっても 以前のステイツが戻ることは十分だろう」

サム「そうだな とにかく今は残った人間たちが団結して ステイツを復興させなきゃな しかし・・・」

2人が見た先にいたのは

ドワーフ「全く不思議な世界じゃわい モルタルで出来た森じゃわいな」
エルフ「まったく自然がなさすぎですわ もっと木を植えましょう」
オーク「ゴガガガ!!! ガガガ!!!」
ハーフフット「だから俺っち子供じゃねぇって言ってんだろうが!!」

サム「あいつ等元の世界に替えれねぇってんだからなぁ」

越境者たちが救い出した亜人達 本来なら忍g年種以外のゾンビを作るための実験台になる筈だった彼等は 今サムたちが保護している

リック「まさかこんなことになるとはね」
サム「なに ステイツは人種の坩堝 ちょっと変わってるが ステイツに住む以上は親しき隣人でなければな」
リック「そんな彼等を隣人として認めさせるのは僕の仕事なんだけどね」

にっかりと笑うサムと 溜息をつきながら苦笑するリック

その日世界は少しだけ道をずれる


459 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2017/05/05(金) 23:49:54 ???
【魔法特化世界】
嘗てエーカーはこの世界の技術の粋を奪い尽くした
技術推移を維持できなくなった世界は暗黒機を迎える

嘗て綺麗だった街並みは薄汚れ 空を飛ぶものはいなくなり 様々な力仕事をこなしてきたゴーレムは役立たずの代名詞になった

魔道騎士1「今頃ヘンリー卿はどうしているだろうか?」
越境者と共にエーカーに挑み 敗れ 王家の庇護という名の口封じから逃れた魔道騎士2人は 松明の光を頼りに道なき道を歩く

魔道騎士2「大丈夫だ 魔道騎士団長を解任されたとはいえその実力は本物だ きっと時読みの巫女を救い出し ジョン卿の仇を打ってくれるだろう」
弱気になる度に騎士団の長を引き合いに出し 心を奮い立たせる2人 結末がどうなったかを知らぬがゆえに

しかし疲れは彼らの足取りを重くし 1人が足をもつれさせ転倒する 投げ出される松明

魔道騎士1「大丈夫か? ヤバイ土が燃える」
魔道騎士2「いてて・・・おっとヤバイ」

そう言って慌てて松明を拾い上げる魔道騎士2 しかし地面は焦げても燃える様子はない

魔道騎士2「・・・あれ?」
魔道騎士1「危なかったな どうした?」

魔道騎士2「故郷じゃ土は燃えるから危ないって聞いたのに この辺の土は燃えないんだな」
魔道騎士1「・・・そう・・・・みたい・・・か?」

魔道騎士2「そういえば越境者が言っていたな この世のすべては魔法以外の言葉ですべて説明ができるって」
魔道騎士1「あぁ 科学ってヤツだろ?」

魔道騎士2「カリオストロ なぜこの土は燃えない? いや なぜ俺たちの故郷じゃ土が燃えるんだ?」
カリオストロ「・・・・・そもそも 燃えるとはなんだ サンジェルマン」

サンジェルマン・カリオストロ「「これも科学で説明がつくのか?」」

それは 道を失った世界が踏み出した 小さくて重要な第一歩


460 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2017/05/06(土) 00:08:12 ???
≪三連太陽系≫
嘗て繁栄を極めたグレル教 その衰退と共に台頭した4つの勢力

以前の星の統治者たち【貴族院】
元グレルの私兵たち【国防軍】
統治者亡き後結託したコロニー集合体【連邦】
そして今一度繁栄を目指す【グレル原理主義】

今 彼らの中で共通の敵が現れた
まるでグレル繁栄期の只中から現れたと見紛うほどに高性能な宇宙戦を乗りこなし
超高性能な武器を振り回し 時には機動兵器すら持ち出す

戦場は彼らの庭となり 奴らににらまれたらひとたまりもない
なのに彼らは覇を唱えるわけでもなく 宇宙を行く船を襲っては物資を奪って行くのみ

彼らは宇宙海賊だった 帆に描かれたジョリーロジャー(海賊機)は 漆黒の海を行くすべての船乗りに恐れられた

バートン「艦長 11時の方向に敵艦隊 どうやら私掠戦というやつのようですね」
ホログラフが光り 古めかしい船乗りの恰好をしたデータは バートンと呼ばれるAI

モリアーノ「ならば返り討ちにせねばなるまい 艦隊各員に通達 艦隊戦用意」
そしてバートンが控える先には あの時と同じ艦長服に袖を通したモリアーノ

そう 宇宙海賊はカノッサ組織 霧の塔の仮の姿である
あの日から復旧作業が進められ ウォリアー号は息を吹き返し 今は科学的物資を集めながら力をつている真っ最中

モリアーノ「はっはっは またこうやって星の海を渡る日々を送れるようになったのも越境者たちのおかげ また誰かこの世界に流れてくるようなら 歓迎してやると仕様」
バートン「それにはまず私掠戦を撃退しなければなりませんね」

モリアーノ「その通り 艦砲射撃用意・・・てェ!!」
星の海に 一条の光が瞬いた


461 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2017/05/06(土) 00:09:21 ???
回る 世界は回る

越境者たちは巡る 巡って爪痕を残す

次に跡を残すは どの世界か・・・・・


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