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SF世界 デストロイ・ザ・ワールド ロールスレッド

1 : 名無しさん :2016/04/09(土) 10:33:37 ???
科学の力が発展し 星の海を泳ぐ船は一家に一台当たり前 人々は火薬を捨て破壊の光を手にし
星間交友が当たり前になって久しいこの世界は 国家を超えて崇められる 『グレル教』なる宗教の力により 嘗てないほどの平穏を教授していた

だがそんな平和が破られる とある宇宙海賊の一派が各星のグレル教の支部を強襲 ご神体を破壊するという蛮行極まる愚かな行為に出たのだ
そしてその海賊の中には 科学の力では到底説明のつかぬ 不思議な力を持った乗組員がいるという・・・

星を渡り 時にメガロシティで 時に未開のジャングルで 時に暗黒の海の中で戦い
人々に罵倒され それでもグレル教に弓引く海賊達
彼らの目的とは・・・?


2 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/04/09(土) 14:31:04 ???
さて この世界について少し話すことにしよう

この世界の中心は三つ巴が如き三連太陽の周りに存在する無数の惑星による 三連太陽系内の星々が中心となり 様々な銀河系を統治することで成り立っていた
幾星霜の月日の果てに科学は遍く異世界の中でもトップクラスのレベルを誇り

宇宙は太陽風を原動力とした宇宙帆船が飛び交い 軌道エレベータによる宇宙ステーションやほかの惑星への出入りも簡単となり 宇宙は我々の現在よりもずっと身近な存在となっている
辺りを見渡せば立体ホログラフが宣伝を行い アンドロイドの従業員なんて珍しくもないし 義体化すらも数ある選択肢の一つとして当たり前に受け入れられている

そして戦いにおいては 有史以来数十世紀の果てに火薬の時代は終わり レーザーとビームとレイルガンが戦場を飛び交い
戦闘マシーンと パワードアーマーを着込んだ人々が電磁ホバーを乗り回し 宇宙を戦闘機が行き交っている

それゆえに場所を宇宙に移しながらも戦争は絶え間なく続いてきたが ある日 突如として現れたアウレールなる人物により この世界に平和が訪れる
この世の生きとし生ける者全ては統一神グレルの子供であり 異星の異なる容姿であっても兄弟であると説いたのだ

その教えは銀河系を超えて人の心を掴み 戦争は無くなった 今ではこの世界の9割がグレルの教徒であるほどだ

グレル教において三連太陽系を含む6つの地域は かつて統一神グレルがこの宇宙に降り立ち 振るった杖の輝きから生まれたとされ グレル教の聖地とされ それを証明する石像が置かれた
グレル教徒は 一生のうち一度は聖地を回る旅に出ることを夢見ているらしい

そんな世界で今 この世界を揺るがすほどの事件が 起ころうとしていた・・・・・


3 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/04/09(土) 21:40:42 ???
【グレル教 聖地セジル系第15惑星コーント】

“グレルの子らよ 恐れるな 唯一神グレルはこの暗き世で我らの足元を照らす・・・”

「スッゲェ なんか(某スペースオペラ映画)に出てきそうな場所だぜベティ」
―――ギィ♪

空は雲一つない快晴 辺りの草木乏しい砂原に立つ石造りの建物
それだけなら故郷の世界にもあっただろう

だが行き交う者は異星人 ギョロリと目ん玉が飛び出た オレンジの肌を持つ人々が大半 もちろんそれ以外の異星人もいるし 人間らしい生き物もいる

そして空を行き交うタイヤのない車 治安維持に努めるのはパワードアーマーに身を包んだ軍人

“グレルの導きを信じよ さすれば死後もグレルの元に安息が訪れるだろう・・・”
そしてスピーカーでエンドレスに流れるグレル教なる宗教の教え

今までと装いが違う 科学は発展していても スプロールのように毒雨やらに心身共に汚染されたような薄暗い様子もない世界だった

「だけどなぁ・・・俺ら何かやらかしたかなぁ・・・?」
―――ギィ?

ベティに聞いてみるが覚え無し 何か薄く引き伸ばされた警戒心というか 殺気というか とにかく 歓迎されていない
どこか不安そうに一行に顔を向けるアキレスであった


4 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/04/09(土) 21:56:09 ???
>>3
「グレル、ですか」
「何処へ行ってもこの世界での聖句らしきこれが繰り返されていますね」
「……しかし洗脳めいてはいない、というより既に光景の一部になっている?」

砂を踏み締め、イムエトの粘土の補充は難しそうだなと確認
とはいえ住む人々が慢性的な水不足に悩まされている訳ではなさそうだし、抑圧されている気配もない

「……あ、それ、私も観ました」

アキレスの出した某タイトルに食いつき、早く新しいのが上映されないかなどの雑談を進める
しかしその中でも何か、ピリピリと肌にへばり付くような、薄氷めいた奇妙な感覚の正体を探るべく辺りを盗み見ている


5 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/04/09(土) 21:57:54 ???
>>3
まるでサスライガーか999だ。プラズマ兵器でも作ってもらおうかな?
[自身も科学の発展した世界の出身ではあるが、流石にここまではいかない]
[目を輝かせはしないが、初めて見る光景に興味深そうに周囲をキョロキョロ見渡す]
ガキより大きな鼠も、頭の悪そうなサイバネブリキ野郎もいない、重金属や排ガスの臭いもしない。新鮮だよ本当

オイオイオイ、お前の自意識過剰なんじゃねえの?そんな見ず知らずの他人を殺そうとするほどのムラ社会やサツバツ都市じゃないだろう
…けど、ひょっとしたらちょっと軽く暴れたのが不味かったのかもな……
[心当たりがある以上、あまり大きくは言えない]
[段々と小さくなる声で弁明を始める]


6 : アカニソマルマデー ◆GIsAsIcJwc :2016/04/09(土) 22:01:32 ???
>>3
ほう、とカイダスは思わず溜息をこぼす。
今まで幾つか科学が高度に発達した文明を見てきた。
しかし、そのような世界は得てして権益を持つ者、持たざる者の大きな隔たりが生まれ
ディストピアになることも多かった―――だが、ここは恐らく違うのだろう。少なくとも表面上は。
「私は違和感を覚える。例えばグレルとやらを信じない者はどうなっているのか」
ポーチから携帯食料を取り出し、もそもそ頬張りながら辺りを見渡す―――僅かな敵意を感じる。
「申し遅れた、ほとんどの方に初顔合わせ。私はカイダス・ガーファンクル・カルディナルバル。
 長ったらしいからカイダスと呼んでくれ」


7 : ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 :2016/04/09(土) 22:03:36 ???
>>3
「…砂、砂、砂………タト○イーンかよここァ…」
「見た感じ…イスラム圏と似たような文化だな、ヤツら毎朝スピーカーから祈りの言葉を垂れ流しやがる…」

街を見渡し軽口を叩くのは薄汚れたクリーム色のポンチョに身を包み、その下をHEXAの特殊工作用衣で固めたジョシュアだ。
この日の装備は皮肉にも進化の過程でこの世界からはじき出された火薬を推進力とする武器の数々である。
ポンチョの下、ストラップで腰からぶら下げているものは何処から拾ってきたのか。紅い光の刃を形成する懐中電灯めいた装置だ。

「余所者が歓迎されねェのはどこの世界も同じ…今更珍しいことじゃねェだろ?」
「…にしてもクソ暑い……」

キャンティーンの中の水を飲み干し、キャップをきゅっと締めて再びベルトに吊るしてアキレスへ目線を遣る。
好奇の目や警戒心を抱かれることはこの世界に限った事ではないのだ。そろそろ慣れたろとアキレスの肩を叩けば、
薄汚れたポンチョで額から垂れた汗を拭い、眩しさに顔を顰めるのだ。


8 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/04/09(土) 22:18:24 ???
>>4
「あぁ まぁ四六時中流れてるしあるいm」
とここでハッと口を紡ぐ この世界に置いてグレル教の侮辱はご法度なのを思い出した
実は一行と合流前にうっかり洗脳と言いかけて ここの住人にすごい顔で睨まれたことがあったのを思い出した

その時は訂正したし 謝罪もしたのでノーカンだと思っていたが・・・・・

>>5
「お前何してん」
―――ギィ・・・

ジト目で睨むアキレス ベティもやれやれと言わんばかりにハサミを振り上げている
もしかしたらこいつのせいではないか?と思うようになったが アキレスも前科持ちである

「プラズマ兵器よりレーザーの方が主流っぽいよ さっき武器屋の店主に言われた」

>>6
「おぅ 俺はアキレス んでコイツはベティ よろしくな」
―――ギィ!!

どことなくこの世界にマッチしていなさそうなカイダスに質問をいくつかぶつけてみれば やっぱり越境者であった
旅は道連れ世は情けとはよく言ったもので とりあえず一緒に行動してみる

>>7
「あぁ確かに レースが得意な奴隷でも探してみるか?」
ニヤリと笑って見せるアキレス

「まぁ確かにそうなんだろうけどさ・・・」
辺りを見れば なんとなく住人がこちらを見ているような
なんとなく建物の陰からこちらを監視しているような

そんな珍しくもないその光景を不安に思うのは アキレスの持つ小動物的危険察知術のせいだろう

>>全員対象
一行は固まって通りを歩いている 遠くに見えるのは頑丈そうなトラック おそらく軍用だろう

それが一行の近くまで飛んできたとき いきなり車体を横滑りさせ進路をふさぎ
中から完全武装のパワーアーマーの兵士が光線銃を片手にカバーポジションを取り始める

兵士「越境者だ!! グレルの大敵を殺せ!! 聖像を守れ!!」
まるで身に覚えのないことを喚く 敵意まるだしの兵士たち

住人はまるで申し合わせたように整然と建物に入ったり 通りから非難する

「なんだ!? どういうこった!!?」
余りの急展開に困惑するアキレス 

兵士たちは今すぐにでも銃撃を開始しようとしている

【位置情報】
ここは商業区の通りの一つ メインとなる道は軍用トラックが妨害し 兵士が展開している
石造りの建物はみなドアが閉められ 窓もシャッターが下りている為侵入は困難を極めるだろう

横道はいくつか確認でき そこには軍用トラックが展開してないのも確認できる


9 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/04/09(土) 22:28:47 ???
>>8
レーザーか……まあいいか。後で買いに行こうぜ
しょうがないだろ、俺のオプティマスをあいつが踏んだんだ。自分の友人を侮辱された時、気狂いは何をすればいい?
[あっけらかんと、当然だろと言うように]
まあもしあれが原因なら…その時はスマン

オイオイオイ!?もう手配か!?俺の経歴にまた傷がつく!
[慌てたトラックから飛び離れ、咄嗟に刀を抜いて構える]
[一応威嚇のつもりだが、相手はパワーアーマーに光線銃。効くかどうか]
俺にも不可能はある。光線は斬れねえぞ、何かあったらお前ら先頼む
[周囲の仲間にだけ聞こえるように、小さな声で]


10 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/04/09(土) 22:30:00 ???
>>6
「私はタェンティースと申します」
「どうぞ宜しくお願いします」

恭しくしかし嫌味っぽさのない一礼
銀糸の髪は短く纏められ、空色の瞳は凛然と光を湛えていた
Tシャツにジャケット、ジーンズにそして黒い布をスカーフの様に纏っている

>>8
「ふむ……」

宗教世界
どうにも余りその単語にいい思いはないなと唇に曲げた指を当てて唸る
そもそも半人は宗教を好まない
頼るべきは自身であり、神とは乗り越えるべき障害に過ぎないのだ

「……越境者?」
「なるほど、危険ですね」
「引きましょう、急いで!」

兵士が展開され、銃口を見れば有無を言わさぬ事態だと分かる
言いながら一歩前に踏み出しながら左腕を振るった
イムエトの粘土を射出し飛散させ、兵士達への妨害にせんとしているのだ
その後はヘルメスの靴で機動し、横道への離脱を試みるであろう


11 : ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 :2016/04/09(土) 22:31:22 ???
>>8
「チッ…そういうコトかよ…ッ!!」
「全員脇道に逃げろ!俺はお前らよりは打たれ強い、殿だ!」

なるほどアキレスの勘を甘く見すぎていたようだ。事はジョシュアの予測よりも大分深刻であった。
"越境者である"。ただそれだけがこの場に於いて自分達が銃口を向けられ、引き金を引かれるだけの理由たり得るのだ。
兵士の展開とほぼ同時に叫ぶジョシュア。全員より一歩前に飛び出て背中に背負っていたライフルを抜き放ちポンチョを投げ捨てた。
なるべく穏便に済ませたい心もあるが、銃を向け、引き金に指を掛けたということは向こうも相応の覚悟を持って行っている筈だ。
職業とはいえ命の遣り取りを行っていることをゆめゆめ忘れたりはしないだろう。そして戦場に於いてジョシュアは一切の慈悲を持ち合わせない。

「襲ってきたのはそっちだぜ…」
「内臓ブチ撒けろ、クソ野郎共が」

セミオートマチック式の対物ライフルを低倍率のオフセットサイトで構え、兵士達に狙いを定め、躊躇することなく引き金を引いた。
異形や異能者達と戦うために調整された弾丸は、推力こそ火薬ではあれど並の装甲であれば容易く貫き通す威力を持つ。


12 : カイダス・ガーファンクル・カルディナルバル ◆GIsAsIcJwc :2016/04/09(土) 22:46:22 ???
>>8
越境者は敵、その発言からカイダスがシンプルに推論する。
「私達の以前に来た輩が、何かしでかしてしまったようだな!」
世界を渡り歩くものはそろって厄災から人々を守る善人とは限らない。悪人も多々いるだろう。
それによって芽生えた敵意を、自分たちに向けてくる―――「仕方ない…」
恐らく悪意ではないだろう。今ここで銃口を向けてくる連中は。

「マスター・オブ・ウォー!! 起動!」
メギャッという金属音。建物の壁にレガースに包まれた片足を食い込ませる。
力があり過ぎて砂の地面では空振りするからだ。もう片足で壁を思いっきり蹴る。
「憤っ!」
脇道を跳弾の様な勢いでハネ跳びつつ敵のいない道を探ろうとする。


13 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/04/09(土) 22:53:42 ???
>>全員対象
行動しようとする者 行動を開始した者 その結果がどうであれ時間は経過し

兵士たち「撃て!!」
その言葉と共に降り注がれる破壊の光 レーザー銃による一斉射が放たれた

>>11
【世界の修正力 適応外】
破壊の光が降り注ぐ中 ジョシュアの銃弾がマズルフラッシュと共に放たれる
咄嗟にトラックの陰に隠れた兵士には銃弾が当たらなかったが 敵兵士からすれば それは十分な脅威となる証左であろう
次の銃撃はトラックに命中 大きな穴が開くが 貫通まではしなかった模様 トラックの背後で悲鳴は上がらなかった

敵兵士「オールドカウボーイのマネか!? アンティークな火薬兵器を持ちだすなんて!!」
そう叫ぶ敵兵士の声が聞こえるだろうか?

兎も角 ジョシュアの銃撃は 敵の弾幕の密度を減らすことに一役買っている

だが完全になくすことは叶わず ジョシュアにむけてレーザーが放たれようとしている

>>9
【世界の修正力発動】
その光は文字通りの光 その速度は途方もない物である そのはずである

だがソーマタージの目には それがどこから発射されて どこへ向かうかが『分かる』のだ
その破壊の光は今 回避は困難なれど十分に可能であるというところまでレベルを落とした
そしてジョシュアの銃撃が弾幕の密度を薄くしている

この状態でソーマタージの行動は?

>>10>>12
【世界の修正力発動】
片や機械の足を 片や異能を使い 真っ先に脇道へと突っ込両者
その際破壊の光が降り注ぐが それを2人は明確に『躱せた』のだ 文字通りの光を

通りを破壊の光が通り過ぎるのが見える その光は脇道までは届かなかったが

???「GO!!GO!!GO!!」
響き渡る緊迫した声 脇道の更に脇道から飛び出してきたのは 先ほどトラックに乗っていたのと同じ敵兵士が数人
至近距離で鉢合わせした両者 咄嗟に敵兵士はこちらに銃口を向け 破壊の光を放とうとしている


14 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/04/09(土) 23:02:56 ???
>>13
「……?」

光線の軌跡が見て取れて、するりとそれを躱す事が叶う
不思議なモノだと思った
だがしかしかつて世界の修正で生身を得、また魔法の力を行使出来た半人である
今起こっている事も多分そうなのであろうと内心

「!」
「……この距離なら!」

低い姿勢を取って、拳を握りそのまま兵士の懐に潜り込みアッパーを狙う
その命中の是非に問わずすぐ様他の兵士に近接し鞘に納めたままの赤刃を振るうであろう
銃が主武装ならば同士討ちを恐れるのではないかとの判断からの、最接近戦である


15 : ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 :2016/04/09(土) 23:08:52 ???
>>13
(大体は狙い通り…だがコイツは…)
「丁度ポンチョも着てっしなァ…おい!!誰かテンガロンハット持ってねェか?互いにごっこ遊びといこうぜ…!」

砂煙を上げて着弾し、あるいはトラックにめり込んで、肝心の兵士には一発も命中しない弾道に顔を顰める。対物ライフルの命中精度は良い方だと思っていたが。
自分の射撃センスのヒドさにガックリくるジョシュアであったが、直ぐさまジョシュアへとスイッチする光線の雨。その辺りにあった何か頑丈なものをカバーに、なんとか銃撃を凌ぐ。
ジョシュアへと攻撃が集中することによって仲間達への砲火はある程度抑えられる筈だ。だが問題はどのようにして自分がこの窮地から脱するか。
火薬のソレとはまた違う、子供向けのオモチャめいた特徴的な発射音の合間に微かに聞こえた皮肉に、こちらも声を荒げて皮肉で返す。

「まだまだあるぜ…今度はコイツをプレゼントだ…」
「今度は俺が当たらないように祈る番ってか…そらよっ!」

なんとかリロードを済ませ、次に取り出した"アンティークウェポン"は破片ではなく純粋に爆発で殺傷するオフェンシブグレネードである。
敵の集団の位置におおよその当たりをつけ二つ連続で遮蔽物越しに投げ、爆発と同時にカバーから飛び出すジョシュア。
対物ライフルを連射して牽制、先程の狙撃時に弾が当たるように祈った時はフラれてしまったが今度はどうだろうか。
自分に弾が当たらないよう祈り、そのままアキレス達が逃げ込んだ脇道に自分も次いで飛び込もうと。


16 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/04/09(土) 23:10:30 ???
>>13
公僕は帰れ帰れ!…おおおッ!?
[放たれた光線の弾幕の一部、流れ弾が目の前を突っ切る]
[だが不思議なことに、それが『分かった』のだ。軌道から着弾点に至るまで]
……ハハァー
[厳しいが、躱せないわけではない。ならばやるべきことは一つ]
[重苦しく喧しい音を立てて、愉悦の笑みを隠すように酸素供給機が装着される]

そのタネは無駄だぜ無駄!マジだぞ
[途端に気が強くなったように兵士に叫ぶソーマタージ]
[ジョシュアの横を抜け、薄くなった弾幕を掻い潜り、背負うように刀を持って兵士たちへ突撃する!]
[光線が肩を掠め、コートの裾を削り、皮膚を覆う服の下の鈍色の鎧を露わにする]

[パワーアーマー兵の元へ辿り着いたならば、先ずは一番近くの兵士に向けて重機関車めいた勢いを乗せた鉄山靠を放つ]
[効き目を確かめる事もせず、成功したならばそのまま刀を振り回し、弾幕の妨害を試みるだろう]
いい気になってんな手前ら!数で調子に乗る連中と俺より賑やかな奴は大っ嫌いなんだよ!


17 : カイダス・ガーファンクル・カルディナルバル ◆GIsAsIcJwc :2016/04/09(土) 23:13:44 ???
>>13
「あっぶね…」
カイダスが足に纏うレガースはあくまで強化金属に魔力を付与して作られたもの。
能力によらずとも、ある程度の威力を発揮できるように調整を重ねて作った品だ。
代わりに光速のビームなどを反応して避けられる性能は無い。幸運だった。
「っ! 対応が早いな……だが―――」
先回りか、待ち伏せか、安全な逃げ道は無かったようだ。敵の一団と遭遇してしまった。
「―――吹っ飛べ!」
出来るだけ勢いを落として、至近距離で鉢合わせしてしまった兵士たちに蹴りを放とうとする。
不幸な敵だが、恐らく死にはしないだろう。このまま退路を探せればいいのだが。


18 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/04/09(土) 23:30:36 ???
>>15-16
自身の能力を呪うジョシュアであったが 敵もまた素人でないことも要因の一つである
ジョシュアに的を絞らせないこまやかな配慮でアンティークの銃弾を悉く躱して見せた

そしてジョシュアの目の前でソーマタージが突撃を慣行
レーザーを回避しながら突撃するソーマタージは ジョシュアの目にどう映るか

頭上からのグレネード そして地上からのソーマタージによって混乱が生まれる敵兵士達

ソーマタージを迎撃しようと頭を出した瞬間をジョシュアは見逃さずヘッドショット
脳漿をまき散らし倒れ込む敵兵士の最後っ屁が ジョシュアの肩装甲を浅く焦がした

ソーマタージはこちらを妨害しようとした敵兵士を弾き飛ばす そして刀をめちゃくちゃに振り回してけん制

そしてジョシュアのグレネードが飛び込んできた

【ソーマタージに判定:グレネードの有効範囲内にソーマタージはいる グレネードの種類は>15を参照】
【何かしらの対応をせねば重大なダメージを負う危険性がある】

そしてジョシュアには 脇道で戦闘を開始するタェンティースとカイダス 通りで戦うソーマタージが見える
その中間にいるジョシュアには どちらをも援護できる立ち位置にいる

アキレス「ジョッシュ!! よかった 大丈夫か!?」
そしてこの男はトレンチガンを片手に同じような位置にいた

【ジョシュアはアキレスを使い どちらかに援護を行わせることができる】

>>14>>17
カイダスには光を躱す能力はない これは真実であろう
だが今回に至っては 確かに《理解して》回避ができたのだ

これは自身の能力だけではない 超常的な修正力が働いた結果である

//世界の修正力が働いているため このロールスレッド内では光線銃のレーザーを回避できる程度にまで身体能力の引き上げを行っています

タェンティースがまず踏み込み 1人に向けてアッパーカットを放つが 敵兵士はそれを何とか回避して見せた
だが別方向から来たカイダスが踏み込み 今まさにアッパーを回避した敵兵士を蹴り飛ばした

敵兵士は壁に叩き付けられるが よろよろと行動を開始しようとする

そしてタェンティースの赤刀を振るうが それをアーマーの腕装甲で受け止め 握ったナイフでタェンティースの喉を切り裂こうとする敵兵士
カイダスには 先ほど蹴り飛ばした敵兵士が銃を構え カイダスへと銃撃を仕掛けようとしている


19 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/04/09(土) 23:40:24 ???
>>18
「っ!」
「……この、このっ!!」

ナイフと首の間に右腕を滑り込ませ刃を受ける
力を込めて人工筋肉繊維を硬化させ、振り抜くのを妨害せんとした
左に握った赤刃が鞘の中で暴れインインと低く鳴いている
強引にそれを押し留め、2撃3撃と殴打を見舞う
単純に力で崩し切ろうとの作戦である


20 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/04/09(土) 23:42:53 ???
>>18
ホラ来いよ!俺は……
[最後まで言うことは叶わなかった。目の前に落ちる手榴弾が完全に目に入ったからだ]

この…ファックゴナファッキン野郎!
[悲鳴にも似た怒声を張り上げ、鈍化する主観時間の中策を探す]
[逃げる?背中を撃たれる。耐える?無理がありすぎる。最終的に閃いたのは、先程弾き飛ばした兵士だ]
[首に手を伸ばし、異常な膂力で強引に引き起こして盾にしようとする。無論、その間狂犬めいた威嚇は解かれ、隙を晒すということ]
[引きずり起こす為に姿勢を低くし、他の兵士の影に隠れるようになったので少なくとも爆発をモロに受けで灰になることは避けられそうだ]

[もし注意深く見ていれば、倒した兵士に伸ばされる手が一つだけではなかったことに気づくだろう]
[もう一本は何処へ?使える光線銃を手探りで探すためだ]


21 : カイダス・ガーファンクル・カルディナルバル ◆GIsAsIcJwc :2016/04/09(土) 23:49:06 ???
>>18
想像以上に敵兵は装備も充実し、錬度も高い。
「出来るだけ穏便にと思ったが無理か」
レガースの出力を上げて一気に接近。勢いに任せて蹴りつける。
命を奪うつもりはない。しかし動きを封じて尋問するだけのダメージは与えようとする。
相手が末端の構成員でも襲撃の理由は知っているだろう。情報が必要だ。


22 : ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 :2016/04/09(土) 23:50:02 ???
>>18 >>20
「……あの野郎っ…!!巻き込まねェ為にわざわざアレ(攻撃型手榴弾)使ったってのに…!」

攻撃手榴弾は破片手榴弾(防御手榴弾)に比べて殺傷範囲が狭く、破片手榴弾では味方を巻き込みかねない状況で使用される。
市街地での二次被害を抑える為に攻撃手榴弾選択したジョシュアであったが、この状況では仇となったようだ。破片手榴弾より高威力なソレは、軽装甲船程度なら機雷代わりに損傷を与える事も可能である。

「アキレス…!」
「あいつら全員相手すんのは流石にキツい…十字砲火だけは俺が食い止めるから…そうだな…ソーマが出てきたらそっちに付いてくれ」

「援護してェ所だが俺も装備がアレコレ重くてな…そこまで小回りが利かねェ、殿のまま回りこまれるのを阻止する」
「だからタェンティース達と協力して前線を切り拓いてくれ、俺の背中ァ…お前に任せたぜ…!」

ジョシュアはアキレスに唯一単独であるソーマタージのサポートに付くよう指示。
一人の方が力を発揮するタイプのソーマタージであるが、手榴弾を上手く凌ぎ切れるかは分からない。万一の事態を懸念してソーマタージがもし生きていれば彼を援護するよう伝えた。
理想的な布陣はジョシュアが進行方向に対して後方を守り、アキレス達が前方を切り開き突破する形になること。
狭い路地で囲まれることが極めてマズい状況であることは至極当然であるからだということは、少し考えれば分かるはずだ。
すると路地を突破するまでジョシュアは後退りする形になる。いかに前線を押し上げ素早く撤退するかが、ジョシュアの運命を分けることになるだろう。
フル装填された対物ライフルを路地の入り口に向けて構え、横目でちらりとグレネードの残数を確認した。


23 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/04/10(日) 00:06:09 ???
>>20>>22
先ほど体当たりを仕掛けた敵兵士をどうにか捕まえ盾とする
その瞬間グレネードが炸裂 その衝撃に弾き飛ばされるソーマタージ

【ダメージの大半を敵兵士が受け持ってくれた だが爆風に押され 強制ダメージ小】

アキレス「分かった!!」
ジョシュアの命令でトレンチガンを構えたアキレスが通りへと駆けてゆく

ソーマタージは手探りで銃を探す あった その手にレーザー銃が握られる

【情報 レーザー銃】
短機関銃程度の重さと長さ 銃口にはレンズが埋め込まれている
扱いは火薬の銃とほぼ変わらない セレクターでセミ・フル・セイフティが選べる

エネルギーセルにてエネルギー補充をするらしいが 予備のセルは見当たらない 盾にした敵兵士はアーマーを粉々にされて死んでおり 装備も粉々になっていた

そして倒れ伏すソーマタージに向けられる敵兵士の銃口 だが

アキレス「喰らえバカ!!」
トレンチガンの連射でけん制を行うアキレスによって 立ち上がることは十分に可能とする

なおジョシュアは越境時 十分な数のグレネードを携帯しており 現在は先に投げた2つの身を消費した者とする

//越境時に所持していたグレネードの具体的な数はジョシュアさんに一任

>>19>>21-22
腕に突き刺さるナイフに怯むことなく殴打を放つタェンティース
その一撃は敵兵士を自身から引きはがすことに成功する そして続けて何度も叩き付け 敵を制圧することに成功する

そしてカイダスは放つ銃弾を避けて肉薄 もう1人の敵兵士を蹴り倒し 今度こそ昏倒させるのであった

だがその間に脇道の更に脇道 敵兵士が飛び出してきた方向から新手が3人やってくる
そして彼等は2人に向けて光線を放つだろう

その兵士はジョシュアからも視認でき 援護が行える位置にいるものとする


24 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/04/10(日) 00:14:22 ???
>>23
「痛ぁっ……!」
「っ、……しつこいですね……!」

イムエトで傷口を補修、血ともオイルともつかぬ液体の流出は止まる
そして新手の接近を感じ取れば赤刃の鞘を腰部にマウント、今度こそ刀身を抜き放つ
内部に蓄積された魔力と赤刃の魔力とが共鳴し黄金色の粒子となって螺旋を描き浮遊

「こんなモノっ!!」

赤刃を振るい、光線を『斬り払う』
修正力に依って得た眼力が可能にした技前である
そのまま駆け出し、横薙ぎの一閃を振るわんと唸らせた


25 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/04/10(日) 00:25:50 ???
>>23
グワーーーッ!!
[爆風が目元を焼き、木の葉のように身体を吹き飛ばす]
[頭からしたたかに壁に叩きつけられ、悶絶するソーマタージ]
コブが…デケェのが…!

[衝撃でチカチカする視界の中、なんとか光線銃を構え直す]
[狙いなどロクにつけれない、先程と同じただの威嚇だ]
来るかクソ野郎ども…!脳みそ潰してパンに塗ってやる!
[揺らぐ視界でも向けられる銃口は見えた。覚悟の炎が瞳に宿る、その時]
…やるじゃねえか!上等ォ!
[アキレスの援護が入る!]

[アキレスの援護に感謝しつつ、立ち上がると腰だめで光線銃を構え、フルコートで光線を放つ!]
[視界も治り、大まかではあるが狙いを付けるのも容易になった]
イイイヤアアアアーーッ!!
[やがてエネルギーが切れたならば、持ち替えて銃身を握り、近くの兵士の頭部へ振りかぶる!]
[銃身を握る腕は怪しく発光し、通常以上の筋力を持っている。綺麗に入った場合兵士も光線銃の方も耐えられないだろう]
来い!素っ首落としてアクセサリーにしてやる!


26 : カイダス・ガーファンクル・カルディナルバル ◆GIsAsIcJwc :2016/04/10(日) 00:26:48 ???
>>23
「…次から次へと! アイス・アイズ起動! マスター・オブ・ウォー! 出力80%!」
額に巻いていたゴーグルを目に被せる。ヴォン、という機械音と共にグラスに複眼の模様が浮かぶ。
レガースの導線も青い光が輝きを増し、ブンブンと鳴動する。高速戦闘モードだ。
(―――とにかく全員が合流する隙を――)
―――作るしかない。

敵兵の前にはどのような光景が広がっているだろうか。
恐らく壁や地面の接地点に一瞬だけカイダスの姿が映り、
直後に破砕音とつぶてが飛び交っているだろう。

「ほんの少しでいい、援護があれば…」
敵により大きな動揺が生まれれば、その隙をついて制圧が可能になるだろうか。


27 : ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 :2016/04/10(日) 00:27:04 ???
>>23
「クソが…殿を務めなきゃいけねェってのに…」
「………」

背後から敵の侵入、タェンティースたち目掛けて躍り出るのが視界の端に映った。
しかしジョシュアはそれらを全て無視し、視線を一点に。すなわち自らが守るべき場所へと集中させる。それが彼の役割だからだ。
背後で鳴り響くオモチャめいた銃声と怒号、そして時折背後からジョシュアの脇を通り抜け壁や地面に着弾する光線。それらすべてを意識の外に追いやろうとする。
しかしジョシュアの、その根本は仲間に対してとことん甘い人間である。彼等を見捨てる事など出来ず、しかし防御を疎かにすれば仲間の背後からの銃撃を許してしまう。

「…………〜〜〜〜〜〜っ!」
「あァクソっ!!何ビビってんだ!俺なら出来る…!」

そこでジョシュアがとった行動は、一見愚の骨頂とも取れる戦法であった。
仰向けに寝転がり、銃身を蹴り上げて浮いた銃をすかさず両膝で挟み込みニーグリップ。一見非効率的に見えるが、この特殊なスタンスにより右腕のみで対物ライフルを操作することが可能となった。

そしてフリーになった左腕はポンチョの中から大口径の拳銃を抜く。対異能戦闘用に炸薬量が増大されたそれはこの世界に於いても充分通用する威力に達している筈だ。
ニーグリップで対物ライフルを入り口方向に向けたままいつでも発射できるようトリガーに指を掛け、左手は銃のスライドを掴み、グリップを肩の窪みに押し当てるようにしてワンハンドコック。
右肩越しに拳銃をタェンティース達の方、すなわち背後へと向け、直ぐさま飛び出た敵の一陣目掛け、狙い澄ました弾丸を七発一気に吐き出させる。

この時視線は背後のタェンティース達の方面に向けられている為、正面からの敵の侵入には即座にではなくワンテンポ遅れての反応になるだろう。
だがこの得意な射撃スタンスが、ジョシュアの行動の遅延をワンテンポ程度にまで軽減してくれているのだ。大きな隙を晒すのと引き換えに、今のジョシュアは形容するならば固定砲台のようなものとなっている。


28 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/04/10(日) 00:43:11 ???
>>24>>26-27
ジョシュアの大口径拳銃により 1人が前腕を撃ち抜かれ 他の2人が負傷兵を庇いつつカバーポジションに入る
武器だけを出したブラインドショットを放つも タェンティースには弾かれ カイダスに至っては捉えることすらできない

そんな千日手の状態 恐らく応援を呼ばれるだろう そうなれば継続力のない越境者になすすべはない その状況を打破したのは

??「ちぃえおおおおおおおおおおお!!!!」

ざんばら髪を結いもせず
逆手で振るう仕込み杖
紺の着流し靡かせて
戦場に殴り込む男

カノッサの紋所を背負った浪人風の男は三人の敵兵士を背後から切り捨てると

鈴虫「カノッサだ!! 援護しに来た 表の連中と合流して逃げんぞ!!」
そう叫ぶや否や 縮地 膝抜きを用いて通りに飛び出していく

脇道から湧いて出てくる連中はとりあえず収まった これでやっと挟み撃ちの状態から解放される

>>25
アキレス「もっと褒めてくれていいのよ!!」
トラックの上から散弾銃を乱射するアキレスであったが パワーアーマーにとっては豆鉄砲に等しく けん制以上の効果を発揮していない

ソーマタージの乱射により2人が撃ち抜かれてこと切れる そして銃身を掴んでまた1人の敵兵士に殴り掛かるが それを敵兵士がアーマーでガード
銃床でソーマタージの顔面を殴りつけようとする その間ほかの敵兵士がこちらに銃口を向けており 徐々に押し込まれようとしている


29 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/04/10(日) 00:52:55 ???
>>28
いいなあコレいいなあコレ!
[衝撃で歪んだ銃を放り捨て、刀を抜く]
[その最中銃床が頬を殴りつけ、車にぶつけられたかのような衝撃と共に火花が飛ぶが、怯みはしない]
KUAAAAAAA!!
[喉から発せられる獣じみた唸り声、発光する両腕が脈打ち、手甲となって拳を護る]
[右目が大きく見開かれ、右の拳、左の拳が交互に目の前のパワーアーマー兵の腹に打ち込まれる!]

[以前パワーアーマーを来た連中を屠ったときと同様、衝撃を与え続け、破壊するつもりだ]
[向けられた銃口は気づいた上で無視しているのか。「どうあっても少なくとも目の前のこいつは道連れにする」という気迫がある]


30 : ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 :2016/04/10(日) 00:53:42 ???
>>28
「…また新手…っ…いや…アイツは…!!」
「鈴虫ィ…!?何でアイツが…いや…味方は多いに越したこたァねェが…」

「…今日はまた随分と理性的だなァオイ…」

空になった拳銃を手放せばそれは地面にどしゃりと落ち、今度こそ両手で対物ライフルを扱えるようになったジョシュアは飛び起きながらニーグリップを解除する。
両膝を突いて立ったまま対物ライフルを路地の入り口目掛け牽制で数発射撃、タェンティース達の後方から敵が侵入することを防ぐ。
カバーに隠れた敵はもはや自分が対処するべきでないと割り切ったらしく、タェンティース達を挟んで背中を向けている。
背後が一層騒がしくなったことを受けて流石に振り向くが、それが同業者(カノッサ)と知って安堵の表情。
素早くピストルを拾い上げて片膝立ち、そして中腰に移行してタェンティース達の元へ後ずさりで移動する。
その間にジョシュアの正面から敵が侵入してくるようなことがあれば、大口径の弾丸がアーマー越しにその心臓を食い破らんと唸りを上げるだろう。

「おっしゃ撤退だ撤退!!とっととズラかるぜ…!」


31 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/04/10(日) 00:55:21 ???
>>28
「っ、それにしても……」

越境者というだけでここまで徹底的にやられるモノか
顔を顰めつつ物陰に身を隠す
弾いた光線だがそれでも幾分かの破壊エネルギーが飛散し襲い掛かり、少なくない負傷を負っているのだ
弱ったモノだと吶喊を覚悟、いざ踊り出んとした矢先

「えっ!?」
「……あっ、は、はいっ!」

突然の乱入者、意外な助っ人の嵐の様な登場である
呆気に取られている暇はない、今はただ彼に感謝を抱きつつ従う場面だ
ローラーダッシュを行い鈴虫に追従、道中邪魔な敵を見付ければ斬り捨てて猛進する


32 : カイダス・ガーファンクル・カルディナルバル ◆GIsAsIcJwc :2016/04/10(日) 00:58:04 ???
>>28
「誰だか知らんが助かった。礼を言う」
口調こそ落ち着き払って見せているが、カイダスの体力は限界だった。
それを物語るように額には汗が滴り、息は荒れ、脚はカクカクと震えている。
無理もない、と言うより当たり前。立っていられるのが不思議なほどだ。
「……カノッサ?」
以前、どこかの世界で見たことのある機関の紋様。だが相手個人は初めて会う人物。
色々と尋ねたいことはあるが―――
「――急いでこの場を脱出するのが第一だな」


33 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/04/10(日) 01:07:48 ???
>>全員対象
鈴虫「ここでいい子にしてれば 最高の戦場へ連れてってくれるってさ!!」
ジョシュアに叫ぶ鈴虫は 相変わらずのイカレた笑みを浮かべていた

アキレスが逃げ惑い ソーマタージが敵兵士を打ち据える
ここの敵兵士は先のパワーアーマーよりも性能が劣るのか 三度の殴打で装甲は拉げすぐに内臓を拉げさせてしまった

そしてソーマタージ達に銃口を向ける敵兵士であったが まず1人をジョシュアが射貫き
タェンティースが 鈴虫が介入 前線をひっかきまわす その間にアキレスがデモンアームで敵兵士を1人打ち据え

最後にジョシュアがもう1人ヘッドショットを決めて とりあえずこの場はしのぎ切った

鈴虫「すぐに移動するぞ 誰かこいつを動かせ」
アキレス「多分出来る俺なら出来る絶対できるほらできた!!」

アキレスが運転席に飛び込み どうにか軍用トラックを動かす
一行があわただしく乗り込み 鈴虫のナビで無人の砂漠をひた走る

―――――暫し後

トラックを運転すること数時間 トラックを乗り捨てもう数時間

2つの岩山の間 そこにあったのは まるで瓶の中から出てきたかのような 宙に浮かぶクラシカルな帆船であった

鈴虫「お前らをここに案内しろと言われた 事の経緯はそいつから聞いてくれ 俺は酒飲んで寝る」
そう言ってタラップを飛び越え船内に消える鈴虫

アキレス「あ〜ぁ こりゃまたトンデモなことに巻き込まれそうだ」
そう言ってため息をつくアキレスであった

//それではイベント終了 お疲れ様でした


34 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/04/16(土) 21:34:04 ???
一行を出迎えたのは 4つのマストを持つ まるでボトルの中から出てきたようなクリッパー(快速帆船)であった

僅かに宙へ浮いたその船体には 一行を導くようにタラップ設えており 鈴虫はすでに船内へと入って行ってしまった

アキレス「とりあえず・・・入る?」
まずはアキレスがおっかなびっくり船内に入り込み 一行をそれに続くだろう

船内に一歩入れは 古臭い帆船の形をした外見から一変 天井壁廊下すべてが金属ともゴムとも分からぬ柔軟で堅牢な素材で覆われ
ところどころケーブルが通っているのが見えるよう金網になっているところもある

そしてここが船内であるのを忘れるかのように広く たくさんのスタッフが忙しそうに働いていた

???「初めましてみなさん お疲れのところ失礼します」
と 廊下の一部分が光り ストライプのシャツに赤いバンダナを頭に巻き パイプを燻らせた 大航海時代の船乗りのような男が現れた

バートン「私はこの船付きのAI どうぞバートンとお呼びください 早速ですが皆さんをブリッジに招待するよう ボスに言われておりますので どうぞビーコンに従い 船内を移動してください」
そういうとバートンは虚空に消え 一行を導く光が中空に浮かんだ


35 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/04/16(土) 21:41:17 ???
>>34
「……そうする他、なさそうですしね」

赤刃は鞘で休んでいるが、半人自体はそうはいかない
アキレスのすぐ背後、万一の際には素早くフォローに回れる格好で続いた

「……どういう趣味ですかこれは」
「あ、どうも私はタェンティースと申し……あ」
「……こほん、これがビーコン?」

そして内装に静かに驚き、バートンの出現に慌ててお辞儀
しかしそれがAIであり、すぐ消えてしまったのを見ればやや所在なく
わざとらしい咳払いひとつ、取り敢えずは指示に従う事に


36 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/04/16(土) 21:47:41 ???
>>34
随分とまた、前時代的で時代遅れな船だな…いやはや
[呆れた様な苦笑を浮かべ、アキレスに続いて船内へ]

[内部の様子には素直に感心したか、口笛を吹いてキョロキョロと眺めていると話しかけられた]
あ、こりゃどうもご丁寧に…AI?お前が?
[コスプレはやめろと笑いかけた瞬間、目の前から消えるバートン]
…確かにAIだ
[中空に輝くビーコンに「まだキメてないのに導きの光が見える」と一人で笑い、ブリッジを目指す]

何させたいんだろね。俺一度でいいから外に張った板から人を海に落としてみたいんだよ、やらせてくれるかな?


37 : スレート『コードネーム:ナチグロイシ』 ◆9vmr0jXsek :2016/04/16(土) 21:50:15 ???
>>34

そもそもこの世界に入って、先ほどのような騒動に付き合ってからこっちというものの――。
『如何にも』な格好の魔女の、ほんの子供程に見える女はどこか動揺し、おびえている様子であった。
命の危機があったから、というよりは――。

「は、ハイテクだ……ハイテクの城だ……」

「吐き気がする……嘔吐中枢なんてないはずなのに……」

この世界がハイテクだから、であった。
彼女はれっきとしたカノッサ機関の一派のエージェントなのだが、ハイテクアレルギー気味なのである。

「くそ、こいつらは平気そうなのが腹立たしい……まぁそもそも一人はあのポンコツの親戚らしいんだが……」

一同の中で、一番小さく、そして一番震えているのであった。


38 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/04/16(土) 22:12:04 ???
>>36
「そんな板なかったな・・・作ってもらおうか?」
古い海賊の処刑方法を期待するソーマタージに提案してみる

>>全員対象
―――反重力システム オールグリーン・・・
―――バーニア最大船速 エネルギーシールド展開まであと10秒・・・
―――大気圏離脱まで5・・・4・・・3・・・

バートン「大気圏離脱を確認 重力発生装置正常作動 反重力システムカット エネルギーシールド正常作動中」

移動する光を追って船内を進み 階段を幾度か上った先に・・・

アキレス「うわぁ・・・」
―――ギィ♪

そこは甲板だった 先のエネルギーシールドの作用で空気は確保されている
今一行は生身で宇宙空間にいるのだ 余りの体験に足を止め 目を輝かせるアキレスとベティ

バートン「あぁ・・・感動しているところすみません ボスがお待ちなので 宇宙観賞はそのあとでということで・・・」
AIの申し訳なさそうな申し出により中断 船内後尾にある一室に通される

そこには巨大なモニターと 各地の情報が流れるディスプレイが並ぶ指令室
一行に背を向けてモニターを見ていた男は振り返る

海軍の軍服を纏い 将官の制帽を被った 白い口ひげを生やした老人だった

モリエール「ようこそ我が艦へ 私はカノッサの一つ“霧の塔”のモリエール 現在この世界への対策チームの現場指揮を取らせてもらっています」

そう言って制帽を脱ぐと 一行に椅子に掛けるよう告げる だが一見すると椅子のようなものは見受けられない
がモリエールの言葉により 床の一部がせり上がり 表面がクッションに変化する

モリエール「早速ですが あなた方に謝らねばなりません 《越境者はグレルの大敵》その元凶は 我々にあるのです」
一行が椅子に座ると 早速爆弾発言を放った


39 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/04/16(土) 22:21:23 ???
>>38
「……」

見渡す限りの星の大海、目を見張り押し黙ってしまう
しかしバートンの声に我に返り、そのまま『ボス』の部屋へ

「霧の塔」
「どうも、私はタェンティース……」

その単語を反芻、呑み込んでおく
そして名乗り、恭しくしかし嫌味っぽさを与えぬ所作で一礼
ふにふにと、現れたクッションを手で押してみる
一応自身の体重の、一般との掛け離れ具合を自認してはいるのだ
大丈夫そうなのを確認して失礼しますと一言、着座

「……ふむ?」

続けるように無言に、曖昧に頷いて見せて促す


40 : スレート『コードネーム:ナチグロイシ』 ◆9vmr0jXsek :2016/04/16(土) 22:21:23 ???
>>38

「おい、おい、おいおいおいおい……!」

あれよあれよという間に宇宙空間についてしまった。
目をぐるぐると回しながら一同にくっついてついていくのが精いっぱいである。

それから、口ひげを生やした老人がカノッサの一員だと聞くと、目の色を変える。

「『霧の塔』だとぉ!? ハイテクの!? スペシャリスト揃いの!? 『霧の塔』!?」

「おい、私は『ミクラガルズ賢人会』のエージェント、ナチグロイシだ! いろいろと納得のいく説明をしてくれ!」

「……こほん。うん。落ち着いた。年寄りなのに声を荒げてはいかんな。私もまだ若いか……なぁ、煙草は吸っていいか?」

叫んだところで、いつもの調子を取り戻す。
目の前の人間がカノッサの一員なので、若干心にゆとりができたのだろうか。
彼女の属する『ミクラガルズ賢人会』はカノッサの中でも別にどのグループとも競合しているわけでもないので、特別険悪な関係にある人もいないし。


41 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/04/16(土) 22:27:19 ???
>>38
いいねえ、死体引っ掛ける鈎も作ってもらおう

地球は青かった。だが神はいなかった……
…フフ、フフハハハハ。いや、いっぺん言ってみたかった!
[両手を叩きながら宇宙を見回す]
[この世界の技術なら窓越し程度なら見物できるだろうと思っていたが、ここまでとは]
ああ…悪い、初めて見るんでな。心は少年なんだ、わかるだろ?宇宙と怪獣とブライガーが好き

[案内された先にいたのは、軍服に身を包んだ老人]
[となるとこれらは艦長の趣味なのか?頭の中でぼやく]
カノッサ…ちょくちょく名前は聞いてるぜ。偉そうな立場の人間を直に見るのも初めてだがな
[床がせり上がってくる頃には流石に慣れたか、何も言わずにドカリと座る]

お前のせいで俺は飯も食えずに頭を打つ羽目になったんだ!悪りぃと思ってんなら首と金置いてけ!
…なんてな。宗教家はあまり好きじゃないから別に構わんよ、レーザーライフルも拾えたしな
ただ何があったのかだけは教えてくれ。ワケもわからず悪人扱いされるのは無性に腹立つ


42 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/04/16(土) 22:49:57 ???
>>39
―――ギィ!!
一行が指令室に入ろうとするが ベティはそれを嫌がり 一行から離れて甲板に出て行ってしまった

「あぁもうベティ・・・羨ましい奴め」
そんな自由なベティに嫉妬するアキレスがいたそうな

モリエール「カノッサ・コーポのタェンティース お噂はかねがね」
タェンティースの礼に対し 綺麗な作法で一礼を返す老人

>>40
モリエール「ご無沙汰しております こちらから出向させたスタッフは元気にしていますかな?」

ナチグロイシが知っているかは分からないが 賢人会がハイテクに力を入れると決めた際
霧の塔から技術顧問としてスタッフを一名 賢人会に出張させた経緯があるのだ

それにより 少なくても両者のトップ同士は協力関係にあったのだ

モリエール「どうぞご自由に すでに宇宙空間においてタバコがタブーとなっていた時代は終わりを迎えました」

>>41
バートン「その気持ちは理解しているつもりであります 会合が終わればしばらく時間的猶予が生まれますので その時はどうぞご自由に」
AIはそう言って頭を下げた

モリエール「気を悪くするのはもっともだ だがまずは話を聞いてほしい」
ソーマタージが激昂仕掛けたとき 天井からレーザータレットが降りてきてソーマタージに銃口を突き付けたが 危害の心配なしと見るやまた天井裏に消えて行った

>>全員対象
モリエール「では少しはなしをよう」

そう言ってモニターに映像を映す これから始まる話は 少なくてもアキレスの理解を超えている部分がある

この世界は今の生命体が反映するはるか以前に 現在の科学力を大きく上回る超古代文明が存在しており
冒頭にある三連太陽系はその古代文明が作り上げたも同然の太陽系とのことだ 長い年月が人口太陽の周りに星々を取り込み 生命が生まれ 一つの太陽系となったのだ

超古代文明を形成した各国は お互いの平和を確かめるために 巨大な人口太陽を形成 平和が破られたとき その人口太陽は超巨大ブラックホールと変化し 宇宙全体を飲み込むようにしたのだ
そして彼等は万が一の際はブラックホール変換シーケンスを完全に停止する装置を6つの像に分けて製造し その後緩やかに衰退していった

モリエール「そして古代文明うが恐れていた事態は 今になって訪れた 今 人口太陽は緩やかにブラックホール化を進めています ですがそのシーケンスを止める為の装置は グレル教の聖像に指定され 厳重な警備が敷かれている」
モリエール「我々は像を壊したい グレルは守りたい 故にグレルは我々を目の敵にしているということなのです」


43 : スレート『コードネーム:ナチグロイシ』 ◆9vmr0jXsek :2016/04/16(土) 22:57:33 ???
>>42

「ああ。ウチのポンコツあんどろいどの『ホワイト』のメイン技術者になってるよ」

「というかアイツがいなけりゃあのポンコツはどうにもならなくてな。私も感謝してるよ……っと、そりゃ助かる」

許可も出たので、一服。
先ほどまでのドタバタでついぞ一本も吸えてなかったので、ようやく落ち着けた。
……煙草の成分は少しも彼女の体内には入っていないが、そこは気分の問題である。

「そんでテロリストまがいのことをせにゃならんってことかい……」

「なぁ、カノッサのあんたらならゲートをいくつか保有してるはずだ。どこでもいい、そっから飛んで、ゲートを封鎖。あとはどうにでもなれ、じゃダメなのか?」

「カノッサとして、この世界に一定の影響力を保持してなきゃならんような資源や知識があるのか?」

つまり、滅びたい連中は滅ばせてやれ、という実も蓋もない意見であった。


44 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/04/16(土) 23:00:30 ???
>>42
「……」
「えぇ、どうも……」

正式にカノッサの所属ではない半人であるが、ただ身分を確立するにはその方が都合がいい
否定も肯定もせず、つまり嘘をつく事はせずに曖昧に応じて頷いた
一応ベティの様子を気掛かりそうに、目線でその背を追っている


「……なるほど」
「その6つの像をえぇと……破壊しようとしていた、と?」

一区切りが付いた所で唸り、口元に曲げた指を当てている
スレートの焚いた紫煙から逃れる様に少しだけ座る位置を動かし、頬を掻いた


45 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/04/16(土) 23:03:27 ???
>>42
…演技派すぎるのも考えものだな
[天井から現れ、元に戻ったレーザータレットに呟く]
信じてもらえないかもだけどたまにあるんだ、俺が、いや友達かな?ここら辺でキレろって。ダメ?

俺的には一回滅んでもいいと思うんだがな。開きかけてるってことは平和じゃなくなってきてるってことなんじゃねーの?
それに連中も変なもの聖像にしたんだな、自分たちで建てろよそんなモン…
[歯に衣着せぬ、ズカズカした物言いで]

まあアンタらの運が悪くて、連中は少々アレだったって認識でいいかな
[こめかみを指す様に伸ばした指をクルクル回しながら]
なんでちゃっちゃと壊さない?この船の技術なら、見た感じ刺し違えても古い像の一つや二つ、周囲ごと吹き飛ばせれるだろう


46 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/04/16(土) 23:23:32 ???
>>43
モリエール「それはよかった どうぞこき使ってやってください」

>>44
モリエール「今度バロウズに合ったら伝えてください また酒をもって伺うと
      破壊しようと・・・それは少し違いますな 『すでに1つ破壊した』が正しい」

>>45
モリエール「タレットに使われるAIには まだまだジョークを解するだけの知能がないのが多くてね 後でバートンに言っておこう
      たかが1つならそれでいいんだが 問題は銀河系にまたがる6つの聖像を壊さなきゃならない点なんだ」


>>全員対象

アキレス「あの・・・」
モリエール「どうぞ」

説明が終わり アキレスが挙手 発言はナチグロイシやソーマタージとほぼ一緒

アキレス「なんでカノッサはこの世界敵に回してまで救いたいんだ? 言っちゃなんだが ほっといても・・・」
モリエール「それは出来ん なぜなら ここは『グランドゲート』の発生個所である為だ」
アキレス「グランドゲート?」

聞き慣れない言葉に首をかしげるアキレスに モリエールは説明する あくまでも仮説であり 違うかもしれないと前置きして

越境というのは元々A⇒Bのように異なる世界を直接繋いで行われると考えられていた
だが近年 越境と同じエネルギー発生回数と越境者の発生個数が合わない世界がごく少数見つかっていると

そのことから A⇒越境結節点(以降「ハブ」)⇒Bのように 特定の世界を経由して行われているのではないかという仮説が生まれ
そのハブ世界を【グランドゲート】と名付けることにしたのだ

モリエール「もしもこの仮説が正しかった場合 グランドゲートが破壊されれば その影響は計り知れないものとなる可能性がある
      最悪越境自体が不可能になる可能性もある 故に止めなければならない 越境を守らなければならないがため」

モリエール「そしてもう一つ グレル教は元々そんなに大きな組織じゃなかった グレル教が今の地位を手に入れるのにかかった時間は たった10年だ 10年でその力を盤石なものに出来た原因は?
      エーカー社がコンタクトを取ったからだ エーカー社は知っているな?」

エーカー社の説明が入るが 各々が各々 彼等のことを聞いたことがあるだろう

タェンティースは 以前スプロールのカノッサコーポでの一幕に出てきたのを覚えているだろうか?
ナチグロイシは スプロールに本社を置き カノッサに真正面から喧嘩を売る組織として 賢人会に警告文が届かなかっただろうか?

そしてソーマタージにはモリエールの説明により ゾンビが徘徊する世界と 魔法特化世界で起きた一件の首謀者であることが告げられるだろう

モリエール「以上の二点から 我々はこの世界を救う そして君たちにも 可能な限り力を貸してもらいたいと思うのだが どうだろうか? 無論報酬はカノッサの財源から出そう」


47 : スレート『コードネーム:ナチグロイシ』 ◆9vmr0jXsek :2016/04/16(土) 23:30:21 ???
>>46

魔女の顔が険しくなる。
説明が正しければ、確かにこれは取り組むべき事案である。
偶然当事者になっているエージェントがいるなら、そのまま合流して協力するべきだ、となる。

「わかった。エーカー社が関わっているなら尚更だ」

「あいつらはCAPRのmiddle級及びhigh級のオブジェクトを保有している疑いもかかっている」

「今回の件にも何かある可能性が高い……協力しよう」

煙草を携帯灰皿に落とし込み、一息ついて

「……何らかの通信手段で、私の雇元に連絡をとってくれ」

「出撃可能なエージェント及び、機動魔術部隊のデルタ及びエコーもこっちに協力に回させたい」

「この事情ならばすぐに応じてもらえるはずだ。私たちを援護する連中も必要だろう?」

というわけで、動くのに楽になりそうな人員の追加を要請。
賢人会はハイテクに弱い青白いインテリの集団ではあるが、その分手足となる兵隊も多く抱えている。


48 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/04/16(土) 23:33:07 ???
>>46
[モリエールの解説に真面目な表情で耳を傾け、懐から取り出した煙草をくわえる]
[紫煙を深く吐き、目を閉じて数秒考え、口を開く]
大体分かった。確かにコトだなこりゃ
まだまだやることが山ほど残っているんだ、今更「今日から無理」とかやられても俺も困る

[説明を聞き、口元を手で隠す様にして考え込む]
前のあいつら…ただのハイテクレイダー紛いかと思ったが、会社とはな。株主総会で騒ぐか
連中には借りがある、このソーマタージをナメてくれやがった。俺は確かに間抜けで無様な道化だが馬鹿にしていいのはこの俺だけだ!
…いいよ、報酬くれるんなら手伝う。元々本業の一部だしなそういうの


49 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/04/16(土) 23:33:47 ???
>>46
「分かりました、確かにお伝えします」
「……破壊したとなると……成る程それで敵……」

これでまた口実が一つ出来たと内心である
そして聖仏を破壊したとなると納得である、その結果があのヘイトな訳だ
続くゲート、そしてエーカー社のくだりも特段引っ掛かる部分も理解に及ばない部分もない
全て納得の行く筋である、そしてそうならば手伝わない理由などない

「無論、そうなれば私達も手伝わない訳には参りません」
「微力ながらご助力させて下さい」

とはいえ報酬はカノッサの借金の返済にそのまま当てられる事になるだろうが


50 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/04/16(土) 23:49:58 ???
>>47
ナチグロイシの頼みに対し モリエールは虚空を見上げる

モリエール「バートン 通信は?」
バートン「すぐにつなげます 艦長」

AIの声が響き ナチグロイシの前にホログラフが投影され あっという間に賢人会のトップの姿(全長30㎝)を成す
そしてナチグロイシに要件は何かと聞いてきた

モリエール「この一件にはカノッサ内の多数の組織が関わっているが 人手が増えるというのはありがたいことだ 謝礼は十分に出すことを約束しよう」

>>48
モリエール「助かる 報酬は何で支払おうか? 金銀 宝石 紙幣 物資 言ってもらえればなんでも用意しよう 出来る物に限るがな」

アキレス「ソーマ 俺も受けるぜ・・・奴らはジョン卿の仇だ」
そう言って鼻息を荒くするアキレスもいた

>>49
モリエール「実はカノッサ・コーポからもαシリーズを少々回してもらっている 彼女らの上位換装である君に手を借りれて こちらも助かる」


>>全員対象
モリエール「それではこれから2つ目の聖像破壊を目指すことにする 皆の部屋を用意するまでくつろいでくれたまえ」
これで話は終わった しばらく自由時間となる この間モリエールに追加で質問する也 どこかに向かうなり
装備をねだってもいいだろう


51 : スレート『コードネーム:ナチグロイシ』 ◆9vmr0jXsek :2016/04/16(土) 23:59:03 ???
>>50

ホログラフが投影されると、あからさまに面食らった様子を見せる。
そしてよく見知った賢人会のトップの一人、『賢者ルイス』の姿を認めると、動揺さえした。

「私と同じハイテクアレルギーな割によくもまぁ……」

「それなりに緊急事態です。危険なオブジェクトを保有していると疑われているエーカー社が『霧の塔』の抱えている案件に関わっていました」

「共同で事に当たるべきだと思われます。なので、エージェントと機動魔術部隊、デルタ、エコーの派遣を要請します」

「方法は『霧の塔』任せでー……細かいところは頼みます。私は上級ではありますがただのエージェントですしね?」

というわけで、こっちもこっちでお偉いさんとこまごまと打ち合わせ。
とりあえずは彼女の要請は受け入られたので、戦力の確保に成功だ。
【→ただし、賢人会から派遣される部隊はみんな魔術戦、良くて近代火器武装を併用しているレベルである】
【魔術はどれも一線級であるが、それでようやくこの世界のレベルのハイテクに対抗できるかどうかという塩梅だろう】

……そして、通信を終えれば、深くため息をつく。

「なぁなぁ、ハイテクだらけなら甘いおやつでも出せないか? 頼む。甘いものが食えないと私の仕事の能率が下がるんだ……」

休憩と一緒に、スイーツを所望するのであった。


52 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/04/17(日) 00:00:06 ???
>>50
「アレをですか」
「……あ、えぇとその、私はあのシリーズと……いえ、その……」
「完成度で言えばあのシリーズの方が……」

複雑な関係にあるアラズァヘッド、更にそこから派生したαシリーズ
今彼我の合間にある絡まった鉄線を解きほぐしてしかも説明する事は不可能だ
取り敢えず頷いて返し苦笑
因みにαシリーズを初めとするアラズァヘッド系は、タェンティースからすると新型に当たりその分兵器としての完成度は高いのだ

「分かりました」
「……ちょっと、失礼します」

と、立ち上がりいそいそと甲板へ
話の途中で出て行ったベティを探しに言ったのだ
無論、宇宙の星々を眺める目的もあるのだが


53 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/04/17(日) 00:05:43 ???
>>50
エーッ、なんでもいいの?えーっと鋼40kgでしょ、隕鉄50kg、ZBR20リットルに……
[報酬という言葉に気を良くし、指を折ってポンポンと適当なことを言うソーマタージ]
[途中、何かを思い出したかの様な顔になり、モリエールの方を向く]

そうだ…一つ頼みがある。この刀なんだが、ちょっと改造してほしいんだ
[報酬の前借りみたいなもんだ。とモリエールに差し出すのは腰に吊った刀]
鞘にトリガーや弾倉を仕込んで…イメージ的にはこう、銃みたいに刀を火薬とかで『射出』するんだ
居合だ居合。普通の人間ならスッ飛ばされるのを眺めるだけだろうが俺は違う、勢いを利用して叩っ斬ってやる。出来ればついでに高周波とかを刃に流してほしい

復讐か?否定する気は無いしむしろ推奨してるが……
気をつけろよ、敵もだが自分の感情にもだ。クールになれ
[鼻息を荒くするアキレスを諌めるように、静かな声で]
怒りは別に構わないが飲まれすぎればともするとあっさり死ぬ。ゆめゆめ忘れるなよ


54 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/04/17(日) 00:20:30 ???
>>51
ホログラフに移る賢者は 時折横を向いて 誰かに確認している仕草が見受けられる
どうやら霧の塔の技術顧問が横に待機して補佐しているらしい

モリエール「そこの彼(ソーマタージ)から聞けば エーカーは魔法特化世界から技術を盗んでいったらしい
      きっとその戦力もここに投入してくるだろう そうなれば君らの出番だろう」

そして甘い物をねだるナチグロイシ 彼女の前の床がせり上がると 天井から降りてきたロボットアームがトレイを置き
食パンの耳を器にし 中にパンの白い部分を甘く焼いたものと 冷たいバニラアイスを盛ったハニートーストが現れた

バートン「ご一緒にコーヒーはいかがですか? エージェント:ナチグロイシ?」

>>53
モリエール「高い買い物になりそうだ バートン 用意しておいてくれ」
バートン「かしこまりました 艦長」

そしてソーマタージの提案には

モリエール「フム・・・? ウチの技術部に聞いてみなければ分からんな」
とりあえず検討してくれるらしい

そしてアキレスはソーマタージの理性的な物言いに目をパチクリ

アキレス「あ・・・あぁ わかった・・・けど なんか珍しいな」
驚きを隠せない様子だった

>>52
そして指令室を出るタェンティース 宇宙空間には空気がなく シールドの外は静寂に満ちている

―――ギィ!!ギィ!!
そしてベティは甲板の縁に登り 宇宙を覆い尽くさんと輝く星々をつかみ取ろうと ハサミを振り上げていた・・・・・

//ではそろそろノシで お疲れ様でした


55 : スレート『コードネーム:ナチグロイシ』 ◆9vmr0jXsek :2016/04/17(日) 00:24:55 ???
>>54

「頼む。いろいろありすぎてこういったものがないと私は活動を停止してしまうところだった」

ワクワクした様子を隠そうともしない。
当然のようにコーヒーを頼み、ナイフとフォークでハニートーストの攻略にかかる。
……その様子は、完全に、魔女っ娘の格好をしているだけの子供であったとか。


56 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/04/17(日) 00:28:07 ???
>>54
あとテディベアでも作ってもらおうかな。手のひらに収まるサイズだぞ

頼んだぜ、マジで。あ、付け足すようで悪いけどレーザーライフルも修理して
[無くしたり壊したりするなよ?とずっしりした重さの戦場刀を名残惜しげに預けて]

なんだよ…俺だってたまには理知的で自虐的な発言だって出来るんだぞ
お前がパパの中にいた頃から色々やってきたんだ、歳上の風格出させてくれ
[不服そうな顔で目を細め、アキレスに抗議]

//乙ですー


57 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/04/17(日) 00:28:09 ???
>>54
「……」

圧倒されるその光景に言葉を失い、ベティの隣に座ってしばらく見入っている
星々の海は広大で、誰かに声を掛けられるまでずっと、そうしていたという


58 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/04/25(月) 23:18:10 ???
【宇宙帆船】
さて 少し話をしよう なぜ宇宙を気軽に渡れる術を持った生命体が 記録の彼方 黴すらも生えぬ太古の帆船を乗り回しているのかを

その昔宇宙船は自らの動力のみを用いて宇宙を進んでいた これは命よりも大切な燃料などをあらかじめ積み込み運用していたため その運行距離は短いという欠点を帯びていた
そして時は進み 科学の発展と共に この宇宙には特殊なエネルギーの帯 通称太陽風を捉える特殊なエネルギーシールドの開発に成功

某日 そのエネルギーシールドを搭載した宇宙船【ファースト・ホープ号】は一切の予備動力を持たず 三連太陽系の一番外周を回る惑星を旅立ち
80年の時を経て 同太陽系の反対側にたどり着くという偉業を成し遂げた

これと 既存の推進設備の向上により 運航距離が大幅に長くなり 異星との接触も容易となった
それにより不幸な事件も増えたが 恩恵はそれを補って有り余るほどであったのは言うまでもない


そしてまた時は進み 宇宙船は大まかに分けて《宇宙艦》である「塔型」と《惑星揚陸艦》である「箱舟型」の二種類に絞られた

惑星への降下を想定外とする塔型は上下に甲板が存在し ブリッジも上下2つ設えてある これにより船底という死角を完全になくしてしまうことが可能となった

もう一つの箱舟型は 惑星への効果を考え 船底を有し 必要によってはその船底を完全に地面へ接触させることも可能となっている
そしてエネルギーシールドは効率を考え まるでエリザベスカラーのような円形が一般的となった


また時は進み 某年 広い宇宙の片隅で自らが興した運送業を営むリチャード・トンプソンは悩んでいた
自らの仕事に関しては絶対の自信を持っていたが いかんせん知名度が絶望的であった これでは近いうちに廃業ないし どこか大手の運送屋に吸収されてしまうだろう
宣伝が必要だった それも飛び切り強烈な宣伝が

その宣伝がおもいつかず 気晴らしに町へと繰り出したリチャードであったが 運悪く通り雨に遭遇する ちょうど雨避けの偏向フィールド発生装置を忘れてしまったリチャードは 雨宿りの為一件の店に避難する
そこは様々な星々から 店主が独自に取り寄せた珍品を取り扱う雑貨屋であった 店内を見て回るリチャードは とある品物の前で立ち止まる

それは見たこともない木のの箱舟が入った瓶 ボトルシップであった それを見た瞬間 リチャードは確信した これは素晴らしい物だと

早速リチャードは会社にある箱舟を改修する 装甲版に木を思わせる暖かな模様を刻み 丸いエネルギーシールドは細かく分断し 甲板に設えたマストの間に展開させるとともに
純白の帆を思わせるホログラフを並行して展開したのだ

こうしてできた箱舟は 嘗て惑星に縛られていた頃 青き海原を走った帆船そのものであった

結論を言えば この帆船は大いにウケた 奇抜でありながらも 魂の奥底で眠っていた何かを揺り動かすようなデザインに人々は熱狂した
この宣伝効果により リチャードが立ち上げた トンプソン・キャリア・カンパニーは順調に業績を伸ばし 大企業の仲間入りを果たした

そして人々はこの帆船を求め 後追いの帆船が激増した
また軍部においても 一般の戦績と軍艦を分けるのに効果的であると判断し 一般の箱舟を帆船に改修するのに補助金を出すことを決定

さしたる時間もかからず 一般船舶の箱舟はみな帆船へと姿を変えた
これにより この宇宙を進む船は 帆船と呼ばれるようになったのだ・・・・・


59 : アキレス&ベティ>178と>215 ◆eZKgukyN3c :2016/04/28(木) 22:17:59 ???
【宇宙海賊船ウォリアー号】
カノッサに力を貸すことになった一行は次の聖像が鎮座する惑星目指して宇宙空間をひた走る
その間いろんな手伝いをしたり 宇宙空間に慣れるために訓練をしていた・・・・・


「どっこいしょっと・・・なぁ これだけで本当に大丈夫なのか?」
ちょっと不安そうなアキレス これから船外活動及び戦闘訓練と聞いていたのだが

重苦しい宇宙服もなく 背中にブースター付きのプロペラントタンク

ttp://schizophonic9.com/re3/hgtb_zaku1025.jpg

を背負うのみの 完全無防備状態なのだ

バートン「本来の戦闘ともなれば それ相応のアーマーも付けられますが 今は無重力空間の戦闘になれることが最優先です」

さて この訓練に参加するメンバーはほかにいるだろうか?


60 : スレート『コードネーム:ナチグロイシ』 ◆9vmr0jXsek :2016/04/28(木) 22:25:23 ???

「私は箒でもあれば十分なんだが……」

「……まーいいさ。この非常識なハイテックにも段々慣れてきたところだ」

小柄な魔女が、半目ながらも参加している。
トレードマークの大きな帽子は邪魔なので今回は未着用だ。
それにより彼女の顔が露わになるが、人形というだけあって不自然な程の美形である。
お人形さんは愛されるもので、顔が命なのだから当たり前だと本人は言うだろう。
……とはいえ、その美しい顔立ちも、見とれるような銀髪も、本人のアンニュイな態度と表情でいまいちぱっとしないが。


61 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/04/28(木) 22:26:59 ???
>>59
「……」

口数が先程から少ない半人、緊張の為だろう
背負う荷物の重さはほとんど感じないし、違和感もさほどでもない
だが宇宙空間という初めての体験を迎えるに矢張り心構えは必要だ

「分かりました」
「……えぇと、これはどう操作するんでしたっけ……?」


62 : アリッサム ◆xGMulkBAlY :2016/04/28(木) 22:28:15 ???
「ねえ、もっと強度のある武器はないの?」

サイバネスーツに包まれた爆乳が目を引く竜人少女が不意に口を開いた。
どうやら彼女も参加者のようだが、その手の中で訓練用ガンがひん曲がっている。

「あたし力強すぎるみたいで」

そんな怪力を持った少女が困ったようにぼやく。
さてはてどのような旅路になるやら……


63 : アキレス&ベティ>178と>215 ◆eZKgukyN3c :2016/04/28(木) 22:42:25 ???
>>60
バートン「恐れ入りますエージェント・ナチグロイシ どうぞ空の旅を お楽しみください」
恭しく頭を下げるバートン

>>61
バートン「現在装着しているブースト・ユニットは外部接触型神経コネクトを利用し 頭で思い浮かべた挙動をもとに
     私が自ら調整を行い操作する形となりますので 特別な操作は必要ありません」

タェンティースの問いかけに対し 流暢に説明するバートン

>>62
無残にひん曲げてしまった・・・はずの訓練用ガンであるが ほんの数秒で元に戻ってしまった

バートン「ご心配なく ミス・アリッサム 訓練用ガンは超剛性ラバーを使用し 事実上外部圧力による破損は起こりえません
     最も 高出力レーザーで溶けてしまうので 戦闘用には向きませんが 訓練用ならば全く問題はありません」

つまり 全力で破壊しようとしても無理であるということだ

>>全員対象
バートン「警告 警告 ウォリアー号甲板の重力発生システムを一時的にダウン 甲板の重力発生システムを一時的にダウン 船外飛行予定のないクルーはマグネットブーツを稼働させてください・・・」
AIの警報が流れて数秒後 一行を浮遊感が襲う

バートン「それでは船外戦闘演習プログラムを起動します 戦闘員フライアウト」
その瞬間 背中のブースターが火を吹く

外はまるっきり無音 個人を包み込むエネルギーシールドを纏い 一行はウォリアー号を離れて星の海に飛び出した


64 : スレート『コードネーム:ナチグロイシ』 ◆9vmr0jXsek :2016/04/28(木) 22:47:18 ???
>>63

「……おー。浮いてる。魔力なしで浮けるもんだなぁ」

呑気なことをいいながら、ふよふよと漂い始める。
ハイテクアレルギーなのにずいぶんと落ち着いているが、驚き慌てるのに疲れただけである。

「なぁところでこの訓練とやらの最中に襲われたらどうするんだ」

「そこの愉快なあんどろいどだかさいぼーくだかわからんお仲間を盾にするぐらいしか現状思い浮かばんのだが」

タェンの方をみながら、不穏なことを話す。
タェンとは妙な縁がある。前もぬるま湯のような悪夢の世界に閉じ込められたときも一緒だったし。


65 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/04/28(木) 22:50:44 ???
>>63
「なるほど……」

以前荒廃した世界でネクロアという存在と対峙した時、イムカの協力で得た突撃形態と同じようなモノかと頷いた
あの時はサーボスカルのサポートがあったが、今回はそれもない
不安ではあるがしかし、体験を思い起こせたのは重畳だ

「……うわっ、うわわっ……!?」
「上が……あれっ!? どっちが上っ!? 下っ……!?」

宇宙空間で平泳ぎの半人、姿勢制御用のブースターが短い火を吐き出した
くるくるとその場で回転、今一つ不恰好である


66 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/04/28(木) 22:52:47 ???
>>64
「あれれれっ……!?」

と、一方その愉快な半人はくるくると無重力に翻弄されていた
盾になるかすら結構怪しい


67 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/04/28(木) 23:00:15 ???
>>63
ワオ、マジで浮いてるよ。俺に吐き気という概念がなかて良かったな
[ゆっくりクルクルと縦に回りながら、無感動に]
[はためくコートの裾をチラリと見やり、ブースターの炎が引火しないように軽く祈る]

ところでしくじったらどうなる?宇宙の果てまで漂い続けることになるのか?
[ゲームで見たぞ、と訝しむような声で]


68 : アリッサム ◆xGMulkBAlY :2016/04/28(木) 23:04:16 ???
>>63
「戻った……便利ね、1つほしいくらい」
彼女の怪力に耐えられる武器は少ない。そういう意味では垂涎の的だ。
しかし他の要因に弱いらしい……残念だが諦めるしかないだろう。
そんなときに無重力が起動

「ん?あら?あらら?」
無重力状態で上下反転、そのまま航行する……
周りの仲間のことも木にかかるが、まずは自分の安全優先、泳ぐような要領で戻そうと試みる

「ん、ん・・・水の中ってこんな感じなのかしら」
カナヅチの彼女にとっては貴重な体験。
しかしすぐに戦闘もある、どうにか建てなおさなくては……


69 : アキレス&ベティ>178と>215 ◆eZKgukyN3c :2016/04/28(木) 23:16:30 ???
>>64
アキレス「なぁなっちゃん 宇宙空間なんだから浮くのに魔力も何もいらないんじゃない?」
―――ギィ!!

スイ〜っとナチグロイシの横を通り過ぎながら 通信をいれるアキレス

バートン「現在当宙域を航行する艦隊はカノッサ以外で確認されませんが 万一接近を許してしまった場合を想定し 
      付近にカノッサの海賊船を配置 彼等の援護を用いてウォリアー号まで帰還する予定となっています」

>>65
タェンティースは直観的に姿勢を正そうと短いブーストを繰り返し その都度前後左右に振り回されていたが
次第にその振れ幅は小さくなり やがて姿勢は安定する だが海賊船ウォリアー号はタェンティースの頭上にある

バートン「ミス・タェンティース どうぞ冷静に 宇宙空間に上も下もありません まずは地上との認識の違いを体に覚えさせましょう」

なおアキレスはタェンティースから見ると 真横を向いている

>>67
暫し回転を続けるソーマタージであるが 短いブーストで回転は収まった
なおコートの裾が焦げる様子は 今のところない

バートン「そうならないよう私の方で精一杯のフォローをしていますが あまり無茶な挙動をされますと そうなりかねませんので どうぞご注意を」
AIからの通信が入る

なお現在ソーマタージの刀はウォリアー号のラボにて改修作業中である為 訓練用エネルギーガンとゴムサーベルを用いている

>>68
アリッサムの動きと バートンのフォローを持って どうにか体制を立て直す

バートン「ご希望でしたらどうぞ差し上げられますが 残念なことに攻撃力は無きに等しいのでご了承ください
      そろそろ訓練用ドローンを起動しますのでご注意を」


>>全員対象
暫し一行が宇宙遊泳を楽しんでいる頃

バートン「タスク更新 訓練用ドローン展開 これより宇宙空間における戦闘を実施します」

言うが早いか 人の形をしたデク人形のようなドローンが エネルギーガンを手に飛んでくる
そして一行に向けて光線による銃撃尾を放ってきた

>>ナチグロイシ アリッサム世界の修正力 適用内
ナチグロイシとアリッサムには その破壊の光(今回は訓練用の為 ダメージはほぼ無い)の軌跡がどこを通るのかが なんとなくわかるようになる


70 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/04/28(木) 23:25:57 ???
>>69
「こ、コピー……」

目がぐるぐる模様になる程度には回転しやっと落ち着いた
元来完全に陸戦しか想定されていない思考ユニット、有機的な発想を産む脳に頼るしかない
そしてそれを熟すにはまだ少しの時間を要した

「おぇっ……酔いますねこれ……」
「ん……まぁ、なんとか……」

姿勢制御の火を2発、やや左右に揺れてから安定
コツを掴んだと本人としては思うが、無意識下で有機脳が思考ユニットに指示を行い思考ユニットが目まぐるしい速度で適応を成した結果である

「訓練ですか……えいっ!」

気合を込めるとその場から離脱
微かな後に先程半人が居た空間を駆け抜ける模擬エネルギービーム
ブースターを吹かせたまま単発で姿勢制御
軌道修正、高速航行にシフト
ドローンへ向けて駆け抜ける途中ジグザグに回避行動
模擬用の剣を引き抜きすれ違い様にドローンの一機を切り裂かんと振り抜いた


71 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/04/28(木) 23:30:00 ???
>>69
頼むぞ、鉱石と人間の合いの子になるのだけはイヤだぜ

[無重力にも慣れ、ふわりふわりとした感覚を楽しみ始めた頃、訓練は始まった]
何?オイオイオイオイ!
[避けようと焦ってもがき、頭から強かに船体にぶつかるソーマタージ]
[以前の戦いの出来事、弾道から着弾点までがなんとなく分かるあの感覚も夢のようになくなっていた]
武器が悪いのかな…?トリガーハッピーにはキツい仕様だぜ
[体勢を立て直すと、ドローンの一体狙いを定めて片手に握ったエネルギーガンを闇雲に撃ちまくり、ブースターで横に飛ぶ]
[確実なダメージを狙うというより牽制の為の銃撃だ、かなりの割合で外れるだろう]
[真に使うものはもう片方の手に握ったゴムサーベル。銃で意識を逸らし、ジグザグに飛んで接近、斬りつけるのが狙いだ]

大分分かってきたぜ、こういうのは得意なんだ!
[サーベルを握る腕を顔の前で曲げ、エネルギー弾を何発も受けながら近づく]
[並みの銃弾程度では止まらない、いつもの戦い故の動きだ]
[問題はこの世界のエネルギー銃の威力だ。慣れてしまったこの戦いを続けても大丈夫なのだろうか]


72 : スレート『コードネーム:ナチグロイシ』 ◆9vmr0jXsek :2016/04/28(木) 23:30:59 ???
>>69

「お前さんの言いたいこともわかるんだがな」

「私は無重力というのをどうも信じられないと言うか信じたくないというかだな。複雑な乙女心だ。わかれ」

操作も段々と慣れてきた。
星空の中を滑る様に移動するのも悪くない。

「……ふむ。まぁ、そうだな」

「ここで外敵に狙われてはかなり厳しい。頼れる盾もあの様だしな」

自分より慌てるタェンを見ながら、やれやれと肩を竦め。

――ているところに、ドローンがやってきて、光線で撃たれる。

「――避けろって意味、だよな?」

スラスターを吹かし、潜るような挙動で光線を避ける。


73 : アキレス&ベティ>178と>215 ◆eZKgukyN3c :2016/04/28(木) 23:34:31 ???
システムメッセージ

世界の修正力は常時発動中です
今回アリッサムおよびナチグロイシの両名は 当ロールスレッドにて初戦闘な為 修正力について明記しました

よってタェンティース・ソーマタージ両名は修正力は継続中
ジョシュアは修正力適応外なのは 当ロールスレッドが続く限り消えることはありません


74 : アリッサム ◆xGMulkBAlY :2016/04/28(木) 23:35:19 ???
>>69
ふわふわと浮かびながら遊んでいると訓練が始まる

「ん、これって! 銃弾っていつ見てもヤな感じ!」

いつも使っている・使われているものなのである程度は軌道を予想できる。
しかしある程度はある程度、完全に把握しているわけでもない。
そこは今つけられているバーニアでうまく制御、元の世界もこういうものがあっただろうか?

「じゃ、お返し!」

もとドローンがいた場所に向けて銃を連射。
いつも自分が使っているコケオドシの銃と違い、命中精度は確かなもの。
あまり銃には慣れていないが、この銃の性能が補ってくれるだろう。


75 : アキレス&ベティ>178と>215 ◆eZKgukyN3c :2016/04/28(木) 23:54:06 ???
>>70
ドローンはタェンティースの動きを追うようにレーザーを連射 破壊の光が矢継ぎ早に放たれるが
タェンティースを捉えることができず接近を許し 胴を一撃

空気の伝達がないために くぐもった打撃音がタェンティースの模造刀から響く

そしてドローンは撃破判定 海賊船に戻っていった

バートン「タェンティースが一機撃墜」
この通信は一行全員に届くだろう

>>71
バートン「落ち着いてくださいミスター・ソーマタージ 焦りは禁物です」
船体に頭をぶつけるソーマタージであるが 落ち着けばなんということは無い 前回の時と同じ 着弾点がわかる感覚が戻ってきた

ソーマタージに着弾する破壊の光 だが今回はシールドに阻まれ弾かれて後方に流れていく 
弾幕を貼りながら接近し 一撃を放った 打撃音が武器から響き ドローンが海賊船に戻っていく

戦い方については問題ないだろう 先の戦いで 直撃こそしなかったものの 本来の威力のレーザーをその身に受けたはずだ
その経験があれば そこまで慢心するものではない

>>72
アキレス「そういうもんかね?」
―――ギィ♪

イマイチ共感しきれないアキレスと 宇宙遊泳を楽しむベティであった
そして破壊の光にさらされるナチグロイシであるが その軌跡を正確に読み取り 動きに反映した回避は確かな者であり
ただの一度も被弾せずに避け切って見せた

>>74
普段ならある程度の予測なのだろう だがこの世界の修正力の適応内にいる今は 半ば確信めいた物に昇華している
敵のレーザーを巧みに回避し お返しとばかりに銃を乱射 その銃撃はドローンを叩き 撃墜判定


バートン「アリッサムが一機撃墜」

>>全員対象
なおもお代わりがやってくる 今回の訓練において ドローンは定点射撃のみを繰り返すように設定されている
必要なのは 回避と反撃 その基本パターンである


76 : スレート『コードネーム:ナチグロイシ』 ◆9vmr0jXsek :2016/04/28(木) 23:57:20 ???
>>75

「普段は全くせんような挙動だな。興味深い」

「ふつうなら私はタンク型……まーなんだ。攻撃は避けるより迎撃したり防いだりするタイプなので、な!」

訓練用ガンで反撃する。
普段使っているライフル型の杖とはまた違った感じだが、何となく操作は掴んだ。
ドローンに向けて反撃し、飛んでくる光線を避ける。

「なるほど、まるで鳥だ」


77 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/04/29(金) 00:02:48 ???
>>75
「やったぁ!」
「って、きゃぁっ!?」

振り抜いた感覚で分かる、音が無くとも
捉えたと確信、耳に届いた声に短くガッツポ
しかし次には雨霰の如き弾幕に晒される事となる
右に左に点火し躱す躱すたまに剣を使って防ぐ
なんとか凌いだが恐らく数発は被弾しているはずだ、直撃こそないものの
本人は気が付いていないが基本的に行動が二次元的である、左右への機動ばかりで上下軸が上手く扱えていない

「……このっ!!」

とはいえ現時点ではそれを自覚するには難しい
定点射撃のパターンの隙を突き攻め斬り付ける
それを極めて短時間で行えてしまうのだから
漆黒空間に弧を描くようにして残線を置き去りに飛翔、高速での斬撃を見舞わんとまた一機ドローンへ向けて疾走


78 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/04/29(金) 00:09:41 ???
>>75
カッとなりすぎてたか、それとも回りすぎたか、どっちだと思う?
[バートンの言葉通り、忌々しげに眉間を軽く叩き終えた辺りで光線の動きが読めるようになっていた]
これから出撃する度に頭打とうかな。…ジョークだ

[サーベルがドローンに当たる感覚]
まず一つ…なあ、複数体のドローンに同時に俺を狙わせるってこと出来るか?出来るんなら頼みたい
[サーベルとエネルギーガンを納め、周囲を見回して問う]
いや、冷静に考えて当たりすぎるのも危険かなって。銃弾ならまだ耐えられんでもないが
こう…光線の動きを読むあの感覚、少なくともそれだけは鍛えておきたい

[肉体の方は成長も老化もしないが、感覚神経はそうもいかない]
[最終的には敵の動きを読み取れる感覚と培われ、鍛えられた勘、それとブースターへの慣れが必要だと感じたのだ]


79 : アキレス&ベティ>178と>215 ◆eZKgukyN3c :2016/04/29(金) 00:16:42 ???
>>76
飛んでくるレーザーを悉く回避し 反撃を行うナチグロイシ
一体に光の雨を降らせ もう一体は鮮やかなヘッドショット

バートン「ナチグロイシが二機撃墜 では少し趣向を変えましょう」

そういうと 二機のドローンがサーベル片手に突撃してくる

>>77
バートン「回避に縦の起動を加えて そう こんな感じで」
AIのアドバイスが飛ぶ 突撃するタェンティース サーベルで一刀両断・・・しようとするが

ドローンはブーストを吹かして真上に回避 通り過ぎるタェンティースに向けて銃撃を続行

バートン「このように三次元戦闘をこなせるようになれば 宇宙空間でも十分実用に足る挙動が描けるでしょう」

>>78
バートン「かしこまりました それでは開始します」

言うが早いか 直接狙いをつけず 弾幕を貼っていたドローンが4機 ソーマタージを狙って銃撃を開始する
先ほどよりも濃密で精巧な雨がソーマタージに降り注いだ


80 : アリッサム ◆xGMulkBAlY :2016/04/29(金) 00:20:35 ???
>>75
「はー、やった」
だが息をつくヒマもなくドローンがやってくる。
落ち着けばかわせる、おそらく同じ場所ばかりを狙っている。
そこに踏み入らなければいいだけだ。

「しかしこれコケオドシには上々ねえ」
ふっと油断して銃を見つめる。
そのスキがどう影響してしまうのか……?


81 : スレート『コードネーム:ナチグロイシ』 ◆9vmr0jXsek :2016/04/29(金) 00:23:58 ???
>>79

「近接戦か……ふむ?」

普段なら愛用の杖で殴るのだが、そんなものはないし。
手にしているのは訓練用のソレである。

「いや、しかし彼我の距離があるなら……」

手にしているソレで突進してくる二機を迎え撃つ構え。
それほど連射ができる仕様でもなさそうだが、龍眼も射抜く正確な腕でカバーしたい。
……使っている武器がどれだけ正確なのかは不明だが。


82 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/04/29(金) 00:29:00 ???
>>79
「縦っ……!? うわっ……ったぁっ!?」

思い切り斬撃を空かされ、しかし機動は急に止まれない
背に思い切り衝撃判定を貰い体勢を崩した、なんとか復帰したがまた随分と距離が離れてしまった

「なるほど、上と下……」
「……頭が、パンクしそうですよ」

苦笑ひとつ、直後に体中に掛かるG
瞬発的加速を行いそのまま速度維持、左右に更に上下を加えたモーメントを与える
星光がバターの様に伸びて行く幻視、高速環境がそうさせるのだ

そのまま先程のドローンと一度すれ違い、思い切り体を捻り全力停止
全身を流れる血ともオイルともつかぬ液体が逆流しそうになるのを防止弁が正常に留める
下部のブースターを単発点火、上昇
視界が捉えるドローンの背は後頭部へと変わり、そのまま頂点へ
一気に加速しその頭上からの唐竹割振り下ろしを狙う


83 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/04/29(金) 00:29:46 ???
>>79
待って!ストップ!ウソ!
[情けない声を上げ、ブースターをふかして飛び回り、体を反らしてエネルギー弾の雨を必死に避けるソーマタージ]
[何箇所か被弾し、その度にバランスを崩して回転しかかる]

[最初の数分はなんとか凌ぎ切ったが、肩に二発連続で被弾してからそれも終わった]
[120°ほど回転し、反撃のために銃を抜こうとしたところに撃ち込まれる無数の光線]
[全身を覆わんばかりの無数の光線に押し戻され、再び頭から強かに船体にぶつかる]

……撃たれる前に殺す戦法に切り替えていこう
[頭を抑え、吐き捨てるように呟く]


84 : アキレス&ベティ>178と>215 ◆eZKgukyN3c :2016/04/29(金) 00:37:52 ???
>>80
銃を見つめるアリッサムであるが その隙を突いてドローンがアリッサムに集中射撃
AIも意図的にシールドの出力を下げる レーザーがシールドを貫通し アリッサムの体をチクチク貫く

【強制判定:レーザーは小さな針で体の表面を刺す程度には痛い それが数機のドローンから一斉に連射されている】

バートン「ミス・アリッサム 戦場では一瞬の油断が命とりとなります けっして 気を緩めることの無いよう お願いいたします」

>>81
バートン「そろそろ練習プロトコル終了の時刻が迫っています 何か御為に氏になるのであればお早く」

構えを作るナチグロイシに対し 二機のドローンは左右に分かれ 
ナチグロイシを挟み込むように左右から横薙ぎの一撃を同時に繰り出してきた

>>82
バートン「初めての戦闘で一度に何でもできることはありません 徐々に慣れていきましょう」
タェンティースの背中に向けて発射される光を 上昇を使って回避 その勢いで唐竹割りを放つ

ドローンは股間から頭まで真一文字に叩かれる そう ドローンはタェンティースから見ると逆さを向いていたのだ

そしtげタェンティースの目には 一斉射を受けるアリッサムの姿が見えるだろう

>>83
バートン「それでは通常戦闘プロトコルに戻します」
その言葉でドローンが一斉射をちゅづあんし 弾幕を貼る

そしてソーマタージの目に一斉射を受けるアリッサムの姿が映るだろう


85 : スレート『コードネーム:ナチグロイシ』 ◆9vmr0jXsek :2016/04/29(金) 00:43:30 ???
>>84

「――っと、こういう状況ではタイミングを見計らって離脱し」

潜る動きで、斬撃を避ける。
左右上下がない宇宙空間なら、本来なら有りえぬ、自分の足元に向かって逃げるということもできる。
魔女が急に沈めば、ドローンの行うサーベルの攻撃は互いに向かい――それを予期して途中で止めても――。

「あとは、ただの射的、というわけだな」

魔女が何もしないわけもなく、隙のできた体制の二機を撃つというわけである。


86 : アリッサム ◆xGMulkBAlY :2016/04/29(金) 00:47:48 ???
>>84
「あたっ、いたた!」
硬質化した体に守られた彼女であるが、その隙間を縫ってくるような攻撃にはめっぽう弱い。
しかも精密攻撃が得意な機械が相手となればなおさらだ。
チクチクと無数に刺されさながら鍼治療の様相

「わかったわかった、真面目にやるって!」
バーニアをふかし急上昇、敵の軍団の上を取る。
打ち下ろすほうが命中度が高いとは言うが、この無重力でその常識は通用するのだろうか?


87 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/04/29(金) 00:48:25 ???
>>84
「……あれっ……」

自意識と現実のズレを確認、思考ユニットは即座に修正を加える
実際半人に対して訓練は有用である
人が行うような判断や学習を、機械的に確実に積み重ねて実践する事が叶うのだから
無機と有機の融合の、とある世界の研究者達が目指した到達点のひとつ
自己判断で学習する機械生命、それが半人を始めとする『ニア』なのだ

「っ、危ないっ!」

言うより速く背中のブースターは炎を吐き出し推力を生み出していた
アリッサムへの砲火は濃密だ、しかしそれを防ぐにはやや手遅れに思える
ならば第二射を少しでも減らす事
それが半人に行える援護であると判断
ドローンに体当たりめいた刺突を繰り出しつつ突撃、背後を取れている故に躱された時の事は余り考えていないが


88 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/04/29(金) 00:52:25 ???
>>84
こっちの方がまだイケるな…
[調子を確かめるように頭を左右に振り、船体を離れて再びふわふわ浮き始める]
[光線をかわしつつ、ふと遠くの方を見ると一斉掃射をするドローンが見えた]

かっ飛ばしていくか。かっ飛ばせるよな?
[確かめる様に呟き、面頬めいた酸素供給機を装着]
[深く息を吐くと、アリッサムに集中して攻撃を行うドローンの元へ、ブースターに限界まで速度を出させてきりもみ回転しながら突っ込む!]

[知覚の外からの奇襲、愚直に敵の元へ突っ込む以外にも出来る戦法を増やしておかなければ]
[片手にゴムサーベルを持って一直線に飛ぶソーマタージは、射出されたスクリューの如くドローンを叩き、弾き飛ばそうとする]


89 : アキレス&ベティ>178と>215 ◆eZKgukyN3c :2016/04/29(金) 01:03:32 ???
>>85
突撃してくる相手をあっさりと躱し 通り過ぎる背に向けて射撃
相手が反転し反撃に出る間もなく蜂の巣判定

バートン「ナチグロイシが二機撃墜」

>>86-88
急上昇で上を取ろうとするアリッサムであるが 残念なことに無重力空間に置いて上下の間隔はほぼ無いと言っていい
相手は少し体制を変えるだけで アリッサムを真正面に捉え続けることができるのだ

だがタェンティースとソーマタージの突撃で一斉射は阻まれることとなった

バートン「タェンティースとソーマタージが一機づつ撃墜」

>>全員対象
バートン「訓練用プロトコル終了 これにて宇宙戦闘の訓練を終了します お疲れ様でした」
ドローンが海賊船に戻り 一行もバートンのサポートで海賊船の甲板に降り立つ

そしてすぐに重量が回復するだろう

バートン「戦闘結果を報告します タェンティース三機 ソーマタージが二機 ナチグロイシが四機 アリッサムが一機 アキレスが0機となりました」

こうして訓練は終了となった

//〆


90 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/04/29(金) 01:10:05 ???
>>89
「ふぅっ……お疲れ様です」

着艦、汗を拭うが水玉となって宙を泳ぐ
ブースターを外してしばししてから戻る自重、重さを再確認してしまい苦笑

「……学ぶことが多く思えました、ありがとうございました」

訓練の結果に満足なのかそれとも否か
ともあれ笑みながらこの場を用意してくれたクルー達に頭を下げるのであった

//ありがとうございました、お疲れ様でしたっ


91 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/04/29(金) 15:21:20 ???
【火薬武器】
さて 少し話をしよう 光線銃が全盛期を迎えたこの世界における火薬武器の扱いについてである

人々が宇宙に上がるようになり そこで諍いが起きるようになったとき まず困ったのが武器についてである
火薬を爆ぜさせる酸素については 事前に酸化剤を混ぜるなどの対策により早々とクリアしたのはいいものの 爆発による衝撃力が問題となったのだ

何せ重力の効かぬ宇宙空間で たった一発の銃弾を撃ち込んだだけで その衝撃は銃撃を行った人物を軽々と吹き飛ばしてしまう 事実 それが元で幾人もの未帰還者が発生した

その結果 銃弾の無反動化が急務となりほどなくして無反動銃が開発されたが 今度は飛び交う銃弾がデブリとなって 航行中の関係のない帆船や惑星を攻撃してしまう事件が多発した
抵抗力のある酸素などが存在しない宇宙に置いて 一度発射された銃弾は速度を落とすことなく飛び続けてしまうのだ

これらの要因により 宇宙空間に置いて 火薬を用いる銃器の運用は不適切という烙印が押され 程なくして開発された光線銃は エネルギー量の調節により最大射程を設定できる等 
宇宙空間での戦闘を容易にした その結果光線銃は開発が進み 地上戦においても火薬銃にとって代わり 今現在火薬銃を採用している軍隊は皆無とされている
(火薬ないし爆薬は 破壊行動などの現場において活躍している)

だが火薬銃が完全に駆逐されてしまったのかというと そうではない 火薬銃には 愛好家と呼ばれる連中が非常に多いのだ

彼等に言わせれば リコイルがない マズルフラッシュがない 硝煙がない リロードすらない そんな武器など玩具に等しい 火薬銃こそ男の武器であると信じて疑わないのだ
光線銃を愛用する者や軍隊では彼等を嘲りを込めて《オールドカウボーイ》と読んだ

ばお 銃そのものを規制している場所でもない限り 光線銃を扱う店と 火薬銃を扱う店は同数存在し 火薬銃を専門に扱うメーカーも決して少なくない
火薬が完全にお役御免となる日は ひょっとしたら永遠に訪れないのかもしれない・・・・・


92 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/04/30(土) 21:20:57 ???
【グレル教 聖地デニー系第1惑星 スローン】
ここはグレル教の聖地のひとつ 水の都スローン

まるでヴェネツィアのように運河が縦横に走る街並み 観光用に小舟が行き交う中 住人は重力抑制装置の恩恵を受け 運河を歩いて渡っている
一行はそんな街の一角 客足の途絶えた宿屋に一拍し 現在はロビーに集っていた 

テレビでは連日宇宙海賊船 一行が与するカノッサ連合の艦隊のニュースが飛び交っている 
無謀にも三連太陽系に位置する グレル教の総本山に突撃をかけようとする艦隊を グレル教の聖戦士が食い止める所だ

だがその放送に写るカノッサ連合の艦隊は いわば囮である

〜時間はスローンに降り立つ前にさかのぼる〜

アキレス「それじゃこの作戦はこのウォリアー号のみで聖像破壊を達成するということでGFA?」
無害な輸送船を装ったウォリアー号の中 アキレスは艦長モリエールに質問する

モリエール「これより数時間後 カノッサ連合の一艦隊が総本山に向けて進軍を開始します 我々の狙いは聖像の破壊ということはすでに知られていますからね それを逆手に取ります」
艦長モリエールは頷く

モリエール「さすがに内部の戦力までは削れませんが これで援軍の到着を少しでも遅らせることができましょう そこからはあなた方の力に任せるよりほかありません
       もちろん非常時になれば 我々もこの艦を用いて援護を仕掛けますが あくまでも最終手段ということを念頭に置いてください」

〜そしてスローン〜
店主「あんた等も運がない 今神殿の門は完全に閉じられている 聖像も閲覧できないだろう 本当はウチも殉教者であふれかえっているのに このままじゃ商売あがったりだよ」
アキレス「あ アハハ・・・また今度出直しますよ・・・」
少し困ったような顔をする店主に苦笑いをするしかないアキレス 何せ自分たちはその聖像を破壊しに来たのだから

アキレス「まぁ聖像はみれないまでも せめて神殿を近くで見て行こう それじゃ店主」
店主「あぁ あんた等にグレルのお導きがあらんことを」

そう言って一行は宿を出た


93 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/04/30(土) 21:43:09 ???
>>92
【店主の対応は他の人に任せ、宿屋のロビーの隅で折りたたみナイフをクルクル回して暇を潰すソーマタージ】
【下手なことを喋りそうなので、自分から離れたのだ】

【宇宙船にて船長に言われたことを頭の中で何度も反復し、記憶に刻む】
【失敗するということは文字通りこの世界を敵に回すようなもの、タダでは済まないはずだ。いつも以上にシリアスにならねば】
【ガシャンという重々しい音と共に酸素供給機が自動で装着され、ブツリという嫌な音と共にナイフ回しに失敗して左手から血が垂れる】

……話は済んだか?それじゃ、早いとこその神殿とやらに行こう
【面頬めいて鼻から下を覆う酸素供給機の中、傷の痛みに唇を噛んで耐えながら目を細めて一行を促す】
【因みにナイフは傷ついた手と一緒にコートのポケットに突っ込んで隠した】


94 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/04/30(土) 21:45:29 ???
>>92-93
ふむ、と唸りながらテレビに映る宇宙戦争を見据えていた
まるでSF映画めいたこの光景も、この世界では有り触れた戦闘なのだろう

「えぇ、神殿と、美しい街並みが見れるだけでも充分ですから」
「……お世話になりました」

店主に恭しくしかし嫌味っぽさを与えぬ所作で一礼
旅行客を演じるに当たって、顔が割れている訳ではないがどうしても緊張は張り詰めてしまう
それでも上手く誤魔化せているのは演技の下手な半人としては重畳と言えた

「……では、早速神殿に?」

シャツにショートパンツ、それと大きめのバックパック
バックパッカーの様なラフな出で立ち、腰に帯びる赤刃のみが極めて異質である
行動を開始すべきか、と言葉少なめに尋ねてみる


95 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/04/30(土) 22:00:31 ???
>>93-94
「行くしかないっしょ」
どこか緊張の面持ちで神殿を目指す一行

その道中は 通常なら活気に溢れたものなのだろう だが通りの露店はまばらで 観光客を当てにした娯楽施設は軒並み閑古鳥
無理もない 今は非常事態なのだ 自分たちが引き起こした動乱で

〜グレル教神殿〜
見えてきた神殿は どこかムスリムのようにも キリストのようにも見える豪華な装いであり その巨大さは目を見張るほど
きっと今まで幾人もの参拝者を受け入れ 彼らに心の平穏を与えてきたのだろう


それを今から 破壊する

アキレス「これが見取り図 ここに聖像が安置されてると思われる そして狙う勝手口なここ そしてここをこう通って・・・」
ホログラフを展開し一行に突入フェイズの確認をするアキレス

そしてジャミング装置を駆使しつつ 建物の影を縫うように移動し 警備ドローンと巡回の目を潜り抜け 勝手口へとたどり着く
警備は2人 油断の様子無く 辺りに目を光らせている

アキレス「・・・・」
一行に合図 まずはここを制圧すべく動くべきである


96 : α-12【ディープメイカー ver.α】>>487 :2016/04/30(土) 22:04:41 ???
>>92-95

「お手手をジョキンしながら格好をつけても実に滑稽。ブザマの極みデス」

 歯に衣着せぬ言動でソーマタージに舌刺をかますのはα-12。
 C.T.S.S.クローントルーパー。カノッサの尖兵である。

「まーやることは破壊工作。αシリーズの得意分野デス。
 ドロ舟に乗った心地でのーぷろぐらむ」

【ワビサビと書かれたTシャツにジーンズ。そしてガスマスクという潜入には最悪の格好で一行に着いていく】

 んで?すわクレル教神殿。

 この時にはちゃんと蒸着スーツに着替えて、しっかり工作員をし始めるα-12。
 レッドアイズに投影される周囲情報と視覚情報を並列処理しながら、

「ケイビインが二人。さて…」

 とりあえずは同行者達の動きを窺う。バックアップに徹する事にした。


97 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/04/30(土) 22:12:11 ???
>>95
【ほう、と小さく漏らし、神殿を見上げる】
よくここまで建てたもんだ。人の愛するものごと灰燼にし 全て無に帰してくれようぞ〜〜ッ
【拳を握りしめ、芝居のかかった口調でギリギリと】
【なおブリーフィングは真面目に聞いた】

【ドローンや巡回を掻い潜り、ようやく勝手口へ辿り着く】
【無言で一行の方を向くと、向かって右側の警備を指し、指を三本立てる】
【三秒経ったら右側の警備を仕留めにいくのだ】

さてさて、実戦だ……頼むぜクソ
【フードを目深に被り、酸素供給機からアビスの底から漏れる硫黄の如く蒸気を噴き出すと、刀の鞘の方を握って真正面から飛び出した!】
【鞘に収めたまま刀を立て、足跡と僅かなスパークを残して風のように駆ける】
【警備を間合いに入れたならば、一切の慈悲も躊躇も無くその強固な鞘を脳天に勢いよく振り下ろすだろう】


98 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/04/30(土) 22:14:41 ???
>>95-97
「畏まりました、行きましょう」

全センサーを最大に稼働させ始める
半人の世界の技術力では気休め程度のモノだが、それは時として危機を救う事だってある
網膜に映し出され視界の端に位置取るマップを確認しつつアキレスの言葉を聞く
そのまま平静を装って進み、潜入を開始した

「……」

無言で互いに視線とハンドサインでの意思疎通
ここまでは順調に推移している、ならばこのままである事を祈るのみである
最も、祈るという行為をする事自体が憚られる様な事を仕出かす訳ではあるが

さて警備員を目視、機先を制すべき場面
赤刃を抜き全身に魔力を漲らせる
先ずは腕を振るい物陰からイムエトを飛ばして注意を逸らし、その隙を突く形を狙う
ソーマタージと共に飛び出、近接が叶えばそのまま1人を昏倒させるべく、峰打ちに思い切り打ち据える軌道で赤刃を振るう


99 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/04/30(土) 22:28:25 ???
>>全員対象
ソーマタージが音頭を取り タェンティースと2人で突撃する

警備員「・・・ッk」
咄嗟に身構えようとする警備員をソーマタージの鞘が打ち倒し タェンティースが峰打ちで警備員を叩き伏せる
あっという間に警備員を制圧し 勝手口から神殿の中へ

アキレス「さてここからはどうなるか・・・?」
スプロールのハイエンド品であるスマホと この世界でも高性能とされる偵察ドローンを駆使して神殿内を進む一行

ここかではどうにか警備兵を掻い潜ってきたが・・・

聖像が安置されている場所まであと一歩のところまで来た一行であったが そこは警備員の詰め所が用意され 更に電子ロックの扉が行く手を阻んでいた

ドローンの偵察では かなりの兵がいる

アキレス「どうやらここで隠密は終了 ここからは押し入って畜生働きとなります 用意はいいですか?」
アキレスもトレンチガンを構えて一行に問いただす これから本格的にこの世界の敵となるのだ

現在一行は警備兵に見つかっていない よって一行は警備兵に対し 奇襲をかけることができる

電子ロックの前で三人の兵が一部の隙もなく警備を行い 後は詰め所で油断なく監視ドローンの映像に目を光らせていた


100 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/04/30(土) 22:36:47 ???
>>99
「ふぅっ……」

口から吐き出す吐息は熱い
内部熱を逃がしている為だ、最もその所作だけで排熱出来る程度ではあるが
その後も息の詰まる様な潜入行動は続き、だが滞りなく完遂していく

「……頑丈ですね」
「えぇ、分かりました……ま、遅いか早いかの違いですしね」

その防衛網を見て一言、当然といえば当然の警備態勢である
アキレスの声に頷き返して赤刃を握り抜き放つ

「よし……!」

大きく息を吸って気合を込めてから構え、ヘルメスの靴を起動
超高速で駆け出し腕を振るって警備兵向けてイムエトを飛散させ、昏倒させるべく思い切りの剣殴打を唸らせる


101 : α-12【ディープメイカー ver.α】>>487 :2016/04/30(土) 22:41:58 ???
>>99

「えっほらこっぽら」

 珍妙な掛け声と共に制圧した警備員二人を物陰に。
 恐らくは襲われた記憶すら曖昧であろう。擬装用パック・サケを気絶した二人の背後にポイポイして、
 職務怠慢の構図の出来上がり。最悪首だが、お祈り申し上げるしか無し。

(同行人の腕がソコソコいいと偽装が楽デス)

 ----------

「まードンパッチは避けられないなら押し入り上等デスね」

 カクリと首を僅かに傾けながら、ずずいとアキレスの方にガスマスクヘッドを向ける。

「ラクガキ屋=サン。牽制でイイデスカラネ?フレンドリーファイアなんて目も当てられまセン」

 言外に、テメーの銃の腕、微妙にアテにならねーと言っているようなものである。
 が、強襲かつ、同行者達の機動レベルが高いと、そのような『事故』が起こり得るという懸念は実際あるのだ。

(ラクガキの赤の絵の具が血のイロになってましたなんてぞっとしないデスし)

 己の心の贅肉は表にはまったくおくびにも出さずに、
 スプロールにおけるベストセラー銃であるサブマシンガンを抜く。
 スマートガンシステム、一体型抑音機、伸縮付きストック、そして突撃銃並みの命中精度。

「………」

 ギチチッ!!

 スマートガンシステムにより湿度、風向を計測。
 照準補正を行った精密射撃を二発。相手の眼球を狙って撃ち込む。


102 : α-12【ディープメイカー ver.α】>>487 :2016/04/30(土) 22:44:31 ???
>>100

「相変わらずの突進癖…生体脳にプロテインでも打ち込まれているのでショウか?」

 所謂、脳筋ムーヴが板についてね?である。
 もっとも、最初からそうだった気もする。

【シツレイ言動とは裏腹に突進タイミングで精密射撃をしっかり行っているα-12である】


103 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/04/30(土) 22:48:49 ???
>>96
なんだってそんなことを言うんだ。曲がりなりにもチームだろう
仲良くやろうぜ、ラブ&ピース
【肩を竦めて不服そうにα-12に抗議】
泥舟ってお前…泥ってお前……まあせっかく来たんだ、役に立ってもらうぞ

>>99
【緊張すらも楽しみとし、警備をかいくぐり深部へ】
【聖堂まであと一歩、ここが山場だ】
念の為顔隠しといた方がいいんじゃないか?俺みたいに
ホラ、仮に生き残りが出るとアレだろ、アレ

【再び黙ったまましゃがみ、一行の方を向いてから三人の警備の内、一番奥の人物を指す】
【先ほどと違うのは、ポケットからナイフを取り出した事だ】

【しゃがんだまま右手の指に挟んだナイフを振りかぶらせ、腕に力とエネルギーを込める】
【袖の下で人工筋肉が薄く発光し、引きしぼられた弓のような緊張を保つ】
【他の人物が奇襲を始めたならば、援護としてロックの前の残った警備に向けてナイフを放ち、新しく鍛え直された刀を抜いて彼の目の前へ飛び出し、顔面に向けて横薙ぎにそれを振るう】
スゴイことしようぜ!イェー!イェー!


104 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/04/30(土) 22:58:56 ???
>>100-1031
「あぁえと・・・ハイ」
トレンチガンを見て 通路を見て 敵を見て トレンチガンをそそくさとしまい 拳銃を出す
前衛がいるのに散弾銃を使うなんて FFしますと言っているような物である

そして突入開始である 
まず飛び出したα-12が一体の警備兵の目を潰す その隙にタェンティースがもう一体の警備兵に躍りかかり その刀を持って打ち据え 昏倒させた

最後にソーマタージ ナイフを投擲し その隙に接近を試みるが 勘のいい警備兵がそれを光線銃で打ち落とすと 迫るソーマタージに弾幕を形成 接近を阻もうとする

【接近⇒攻撃の前にソーマタージに銃撃判定 世界の修正力は発動中】

そして一行が扉の前に展開する警備兵と相対している間に警報が鳴り響き 詰め所から兵士たちがどやどやとなだれ込んでくる

アキレス「俺は電子ロックをどうにかして破るから この場はみんなよろしく!!」
その隙を突いてこっそり詰め所に潜入するアキレスを他所に 警備兵たちは一向に向けて銃撃を放ってくる

【α-12に世界の修正力発動 文字通りの破壊の光であるが その軌道が“分かる”ようになり どこからどこへ飛んでいくのかもわかるようになる】


105 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/04/30(土) 23:11:04 ???
>>101-104
「……せェッ!!」

と、凛然たる怒号と共に剣を振るう半人
ハッキリ言って脳筋的行為であるが、それは今に始まった事ではない

「……」

アキレスに無言で返答、目線だけで伝わると判断した故だ
この場で、彼と距離の離れた半人が了解を返せばそれは別働がいるのだと敵に知らせる様なモノである

「くっ……!」

可視性の光線が、だが濃密な弾幕として迫る
幾つかは躱し、幾つかは体を掠めてヘルメスでの加速で何とかその場を脱した

「……このっ……!」

それでも追いすがる射線、歯軋りをしつつ赤刃でそれを『弾き、打ち返す』
大まかな方向さえ確定させればいい、的は多いのだから
そのまま弧を描くようにヘルメスで駆け抜け、外側に位置する兵士に襲い掛かり殴打を繰り出す


106 : α-12【ディープメイカー ver.α】>>487 :2016/04/30(土) 23:12:11 ???
>>104

「便利なものデス」

 正直なところ、光線銃との交戦も一度や二度ではない。
 世界修正力が無ければカンと手首の動きと目線と戦意で、
 あればあったでなおよし、である。

【左足を半歩後ろの下げて半身となるα-12】
【彼女の胸部のやや側面に破壊光は通り過ぎた】

「…需要の無い胸でよかった?なんだか屈辱的な回避をシテシマッタデス!!?」

 などと、アホな言動とは裏からに、コンバットドラッグを首筋に撃ち込む。
 これは劇薬であり、投薬戦闘前提で調整されたαシリーズならば兎も角、
 常人が撃てば深刻な後遺症、あるいは死に到ることもありえる。

「特殊戦に入りマス」

 瞬間、後ろ腰からディープメイカーが展開され、地面を強く叩き、α-12自身の身体を上方に跳ね飛ばす。
 空中でデュアルハンドの射撃を敢行しながら、地面に向けて特殊戦装備のアンカーを撃ち込む。

「アンカーで固定。ショット」

 噴射される空気圧でターゲット群れを中心に360度射撃!!
 コンバットパターンの速度域が通常の兵士とは別世界である。

【高機動戦こそα-12の真骨頂!】


107 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/04/30(土) 23:13:35 ???
>>104
【光線の軌道が分かる。前の訓練の成果もあるのか、体が思った以上に軽い】
【撃たれた光線をギリギリでブリッジ、スウェーなどで回避、何度目かの回避の時、行動を起こす】
【光線を一回転して避けたその時、警備の方を向いた時に鈍色に輝く左腕を手刀を放つかのように振った!】
【腕の表面に生えていた30cmほどの尖った触手弾は、警備の射撃を抑えるためのものだ】
【数秒でもいい。兵士が射撃を止めさえすれば直ぐにでも接近し、首と体を分断できる】

モタモタするなよ幸せ者!十分以上かけたらその時点でブチ殺してやるからな!
【アキレスに叫び、詰所から出てくる兵士を見やり、またロックの前の兵士を睨む】
【まずはこいつを殺す。先程の触手弾が効いたならば、今度こそと改造された刀で斬りかかるだろう】


108 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/04/30(土) 23:28:36 ???
>>105-106
まるでジェ○イめいた動きで破壊の光を弾き返すタェンティース そしてまた1人その刀で警備兵を打ち据えた だが

【タェンティースにバックアタック:先ほど昏倒させた兵士が起き上がり 銃撃を再開してくる】

そして今しがた昏倒させた警備兵からバチィと音が鳴り短い痙攣 そして起き上がり銃撃を再開してくる
緊急事態によりリアルタイム・バイタルチェックシステムが作動 無力化するには 応急処置では手に負えないレベルの手傷を負わせるか 命を奪うしかない
きっとs回ほど昏倒させた警備兵も起き上がり こちらに向かってくるだろう

タェンティースの背中を守るように動く平坦なα-12(暴言)
その特異な動きに若干戸惑う隙を狙い 360度の銃撃を行った

その銃g系に大幅に数を減らす警備兵

>>107
警備兵の銃撃はソーマタージを捉えることができなかった そして触手弾を弾き飛ばすが それもまた迎撃されてしまう
だがその間ソーマタージへの銃撃は収まった それがたとえ数秒だとしても

その間に刀をめり込ませるには十分だった 高振動ブレードとなった刀は 簡易鎧をまとった警備兵をバターのように切り裂いた

>>全員対象
まだ警備兵は残っているが 電子ロックの施錠が音を立てて開く

アキレス「開いた 急いで聖像を壊して逃げよう!! 監視カメラに完全武装のパワーアーマー達がこっちに向かっているのが見えた!!」
扉の先は聖堂 見えるところに強化ガラスであろう 透明のケースに覆われた置物が鎮座してある

事前に見た聖像そのものであり 破壊対象である


109 : α-12【ディープメイカー ver.α】>>487 :2016/04/30(土) 23:38:06 ???
>>105>>108

 注釈すると実際α-12は平坦ではない(断言)
 平坦なら平坦でその道の愛好家を名乗るアホな連中も存在する。
 彼女が需要なしと断じるのはどっちにも転んで居ない無個性な胸ゆえである。オリジナル許すまじ。

「ポンコツ=サン、無力化に留めるには相手のテクノロジーが進みすぎていマス。
 ザンネンながら生殺与奪を恣にするには我々は戦力不足デス」

 銃撃を続けながら、電子ロックが開いた扉に着地。
 ディープメイカーを展開し、全ての触腕にサブマシンガンを保持させる。

「抑えマス!ターゲットの破壊を優先してくだサイ!」

 アキレス、タェンティース、ソーマタージに告げると、
 α-12は最大火力による全力射撃を開始する!!

【濃密な弾幕を形勢!牽制にもなるしなによりも目立つ!】


110 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/04/30(土) 23:43:00 ???
>>108-109
「……!!??」

突然の衝撃、腹部が体を牽引する格好で前によろける
ヘルメスの加速が乱れ、強引に力で制御を成してなんとか回復
背後から撃たれたのだと気付く、破壊の光線は腹部を焼き貫いて通り抜け幸いにもそれだけで済んだ様だ

「ちっ……同意ですね」
「……厄介な装置が……!」

α-12にそう応じ、血ともオイルともつかぬ液体の軌跡を描いて走る中イムエトで応急的に傷を塞ぐ
致命ではないし、重大な支障をきたすモノでもない
ならばまだ戦える、立ち続ける限り戦えるのだ
そんな中で扉が開く、信仰の対象たる聖像が顔を覗かせた

「……遠慮なく、任せました」

その場を、背を仲間に任せ速やかに進行
赤刃の魔力ジェネレイターを起動
それは半人に宿る魔力と共鳴し、無数の黄金色の粒子となり螺旋を描いて浮かぶ

「……あらく、レェェェェェェェッッッム!!!」

直後聖像目掛けて解放、破壊的エネルギーの乱流を一気に放つ


111 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/04/30(土) 23:45:23 ???
>>108
キリステゴーメンってな!かかってこいやオッラーン!逃げんのかあ゛ァ゛!?ッダロガケカスゥー!
【斬り捨てた警備兵の体を驚異的な脚力で文字通り蹴っ飛ばし、少しでも増援の邪魔をしようと】
【中指を立て挑発したまま後ろにステップするように扉を抜け、聖像の元へ走る、走る!】

【聖像を囲むのはおそらく強化ガラス。生半可な攻撃は無駄だろう】
【像に向けて忙しなく動かされる脚が次第に電流を帯び、速度を爆発的に上げていく!】
イイイヤアアアアーーーッ!!
【強化ガラスの数歩前で突如、跳んだ!加速度を乗せた跳び蹴りでガラスを粉砕しようと!】
もう一発!!
【ガラスを破る事は出来ただろうか?じっくり確認する暇はない。出来ていなかっただとしたらまた攻撃するだけ】
【空中で鞘に刀を収め、コンマ数秒で息を整え、改造の成果を確かめようと刀を『射出』した!】

【ローレンツ力でレールガンの様に放たれた刀の柄を電光石火の如く掴み、その勢いのまま対象を両断しようと逆袈裟に斬り上げる】
【並みの人間では到底できない、サイボーグならではの異常な筋肉と強化神経で成し遂げる強引な業だ】
【果たして聖像には、若しくは強化ガラスには効くだろうか】


112 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/05/01(日) 00:02:34 ???
>>109-111
警備兵へのけん制をα-12に任せ 聖堂になだれ込むアキレス・タェンティース・ソーマタージの三人
まず勢いよく飛び出したソーマタージが飛び蹴りを放つが その一撃は的を外れ何もない場所で着地するソーマタージ

続いてやってきたタェンティース その破壊エネルギーの乱流と同時にソーマタージは回収した刀のもう一つの機能である高速射出を利用した居合切りを放つ

破壊エネルギーは聖像の横を通り過ぎ 居合の逆袈裟はガラスの上を通り過ぎる

その攻撃を前にして 聖像は変わらずその場に鎮座し続けたのだ

アキレス「あれ? えぇっとこういう時は・・・!」
スマホのカメラ機能を使い 聖像の周りを画面越しに見れば 聖像を守るガラスの更に外側にエネルギーが漂っているのが見えた

アキレス「アレだ 重偏向フィールドってやつだ 物理 非物理構わず力の方向を捻じ曲げて当たらないようにしている!!」
辺りを見回すアキレス

アキレス「どこかに発生装置があるはず・・・それを壊せば・・・!!」
その時である 聖堂のドアを乱暴に開け 完全武装のパワーアーマー達がやってきてしまった
その手に持った光線銃を構え 銃撃してくる・・・が

【判定 魔力検知:成功すれば 彼等の体からは この世界にない 魔力が漂ってくるのがわかるだろう】
【危険 世界の修正力:光線銃の軌道を読めるようにするその修正力であるが パワーアーマー達の放つ光は その修正力の範囲外の攻撃である】


113 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/05/01(日) 00:09:37 ???
>>112
「……ちっ」

またも舌打ち、バリアの存在を懸念し初撃から高出力攻撃を行った事が仇となった
更に悪い事に増援の到着、偏光フィールドの発生装置は見当たらない

「……越境兵……!?」
「しまっ……っ、くそっ……!」

魔力を探知し、そして掠む光線に焼かれる右半面
半分になった視界で周囲を探り、半人に可能な凡ゆるセンサーを稼働させフィールドの発生装置を模索する
発見出来れば破壊に赴く、もしくは場所次第では仲間にそれを伝達し自身はパワーアーマーへの囮役をこなすであろう


114 : α-12【ディープメイカー ver.α】>>487 :2016/05/01(日) 00:15:10 ???
>>112

「向こうはモタついているようデスが…」

 しかし、α-12は現在は警備兵の牽制から離脱はできない。
 結局のところ、戦いとは兵力がモノを言うのだ。
 警備兵とて鎧袖一触のカカシのような連中ではない。

【牽制で一時的に膠着状況を作り出せているα-12であるが、
 それはあくまで相手に突入/制圧の決意をさせぬように綱渡りのような状況制御を行っているからで、
 後退して、相手を〝その気〟にさせてしまえば、数の暴力に押し流されるリスクを背負うことになってしまうと踏んで開いた】

 時間は敵の味方でこちらにとってはその逆である。
 突入意志を固めつつあった一群へフラッシュバンを投擲しながら、

(長くは持ちまセンヨ?急いでくだサイ!)

 大量の銃口と敵意を押し留めながら、銃撃を続けるのである。
 それが己のミッションであるからだ。


115 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/05/01(日) 00:23:06 ???
>>112
ッスケガダラァーア!!あれっ?
【渾身と跳び蹴りと居合が外され、何もないところに着地】
おーい、どうなってんだこりゃ。グリッチか?
【熱が冷めた様に呑気な口調で一行に質問したところで、敵が来た】

重偏向フィールド?またケッタイな……まあさっさとこいつら殺して、とっとと終わらせよう。帰ってゲームしたい
【先程の居合は少なくともあの宇宙船に戻らない限りもう使えない。無駄と感じ、刀を鞘に戻す】
ヘッ、また光線か。硝煙と銃声が懐かしい……グワーッ!?
【また避けようとしたが、出来なかった。あの修正力が働いていない】
なん…ッ!クソッ!クソクソクソッ!マジでさっさと終わらせるぞこのクソ!
【腹を、肩を、脚を焼く光線を受け、吹き飛ばされながらもなんとか聖像の後ろへ逃げ込むソーマタージ】
おいアキレス!これは力の方向を捻じ曲げてるんだよな?ランダムにだよな!?違っても止めねえぞ畜生ッ!
【遮蔽物を探して逃げ惑いながら叫ぶと、踵を返して再び爆発的速度で聖像へ走り、ガラスへ飛び込む!】

【気が狂ったと言われても確かにその通りかもしれない。力の方向を捻じ曲げられ、聖堂の上、天井付近まで飛ばされるあるのかどうかすらも不明な可能性に賭けたのだ!】
【ソーマタージの身体は今や眩いほど発光し、爆発寸前の爆弾の様】
【兵士たちの頭上を取り、自身の内蔵電力を雷として闇雲に何度も放射、兵士とあわよくばその発生装置とやらも破壊するつもりなのだ】
【例えアテが外れようと、この雷は止まらないだろう。本人にも止められないだろう】


116 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/05/01(日) 00:40:58 ???
>>115
重偏向フィールドの中に飛び込むソーマタージ
その瞬間体が引っ張られる感覚 気付けば天井近くまで放り投げられていた
そして己の体をスパークさせ 越境兵へと攻撃

越境兵は自身の周りにフィールドを発生させ対処しているが その間攻撃することは叶わず

>>113
その貴重な隙を喰らってタェンティースが発生装置を探す センサーにエネルギーの流れが映り込み ある一点に終息した そこが発生源である

タェンティースの行動により発生装置は破壊され

アキレス「ドグサレッガー!!」
腕に青い霧を発生させたアキレスが聖像のガラスを粉砕 中の聖像を取り出すと

アキレス「ベティ!!」
―――ギィ!!
背中からにょっきり生える二本のハサミ それで聖像を粉々に砕いた

>>114
警備兵の数は時間がたつごとに増加していった
α-12に迫る光線もどんどん増えて行っている フラッシュグレネードもその勢いを完全にとどめることは出来ない

敵が突撃を選択するのも時間の問題となっとその時

アキレス「目標達成!! 突破に移る!!」
待ちに待った言葉が飛んでくる

>>全員対象
さぁ撤退である 一行には2つの選択肢がある

【来た道は警備兵が山と押しかけている 練度は越境兵に劣るが数が多い上に遠回りだ】

【越境兵が来た道を突破できれば最短距離で神殿を抜けることができるだろう だが越境兵は魔法を用い 世界の修正力適応外の攻撃を放ってくる】

この場合敵の殲滅は必要ない どちらを選ぶ? 多数決によってルートが決まる


117 : α-12【ディープメイカー ver.α】>>487 :2016/05/01(日) 00:50:36 ???
>>116

「全く、過重労働もいい所デス」

 どっかの政治将校からパクったブラインドグレネードを投擲。虎の子だ。
 ただの煙幕(スモーク)だけではなく、広域スペクトル電磁放射、強赤外線などを同時発生させる。
 通常の生物の視界では、この煙幕の向こうを見るのはほぼ不可能であり、
 さらに強赤外線(インフラレッド)を用いた視覚補助装置、解析機、目標捕捉装置もほとんど役に立たなくなる。

【これで〝どちらにせよ〟動き易くなる布石は打った】

「警備兵の群れより、最短距離を目指して敵を討つほうが良いとα-12は考えますが、さて…?」

【パワーアーマー排除に一票】


118 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/05/01(日) 00:54:37 ???
>>114-116
「っ、やった……!?」
「……脱出を……!」

半面と腹部にイムエトを纏い負傷を覆う
赤刃の魔力は尽き補充には相当の時を要するし、半人自身に内蔵されたそれも少ない
ならば短時間に賭けるしかない、残されたコインを全て賭して最短距離での脱出を図るべし

「このまま、アレら(アーマー)を突破しましょう」

どちらにせよ敵がいるのならば、少ない方がまだマシだ
例えそれが熟達の技術と魔法を備えた強兵であろうとも
ともあれ何方にせよ決まれば半人は突破までは先頭を、それを抜けたのちには殿を務める


119 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/05/01(日) 00:55:11 ???
>>116
待ってたぜ、その言葉をよ……
【内蔵電力を放出し終え、力なく落下、床に叩きつけられるソーマタージ】
【辛うじて握った刀のエネルギーを吸収するが、それでも動くには厳しい】
クソッ……一人も殺れなかったかよ……この戦法もそのうち変えるか…

俺は真っ直ぐ帰りたいね、直ぐにでも
連中…あのクソブリキ野郎どもの来た道を突っ切る
【咽頭部のスピーカーからくぐもった声を出し、提案】
【それと同時に目も動かさず、周囲に声をかける】

オイ、誰でもいい。余裕があって、もし出来るなら俺を背負ってけ、てか背負ってくれ。盾になる
動けない哀れな俺はベースまで連れてってもらう、その代わり背中は守るし、出来るようなら代わりに反撃してやる。互いに悪い話じゃないだろう
【内蔵電力を限界ギリギリまで使い果たしたソーマタージは動けないのだ】
並みの人間よりは頑丈にできてるから、少なくとも背中は安全だ。さあ早く、変なことしねえから


120 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/05/01(日) 01:02:30 ???
こうして満場一致で越境兵を突破し 最短距離で逃げるという選択肢を取った一行

満足に体が動かないソーマタージはアキレスが背負い 第二ラウンドのゴングが打ち鳴らされた・・・・・

//それでは中断となります お疲れ様でした


121 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/05/07(土) 21:51:35 ???
【現在の状況】
今一行は完全警戒に移行した神殿のど真ん中 聖像が安置されていた聖堂にいる
聖像はすでに砕かれており 当初の目的はクリアした 後はこの場から逃走を図るのみ

だが遠回りの侵入ルートには軽装なれど数多数の警備兵が続々と集まっており
最短で神殿を抜けられる突破ルートには修正力の効かぬ魔法を使うパワーアーマーが三人いる

この状況で一行は最短ルートを突破し 逃亡を図ることに決めた・・・・・

>>α-12 タェンティース
アキレス「アルファ!! いいものをめっけた!! 中に入ってこい!! ティースタンそっちのケーブルを切って!!」

タェンティースが破壊した装置の近く アキレスが指示したケーブルを断ち切れば 先ほどアキレスが破った電子ロックの扉が閉まりロックされる
施錠を司る機械とつながっているらしく ブラインドグレネードから回復した警備兵が慌てふためいている ロックを解除する術がないと

当面の間 警備兵は排除できたが 時間を駆ければ迂回してきた警備兵がやってくるだろうし 物理的に破壊する術がないわけではない

そしてパワーアーマー達は推進剤を使わずに 魔法の力でふわりと浮き上がり 詠唱を開始している

>>ソーマタージ
さほど刀のバッテリーからエネルギーの残りを頂いたソーマタージであるが そこで脳裏にパワーアップした刀を受け取ったときの様子が浮かぶだろう

ウォリアー号整備スタッフ「これを使えば切れない物なんか早々ないだろう だが万が一があったり 継続戦闘のことを考えて バッテリーは交換できるようにしておいたし 予備のバッテリーも渡しておく ついでに充電器も用意しておこう」

さて その予備バッテリーは 確か懐に呑んでいるはず 更に超科学の逸品 耐久性も折り紙付きだ それを使えば当面の活力になるだろう
ソーマタージを背負ったアキレスがパワーアーマーにトレンチガンで発砲する だがそれは装甲に阻まれ パワーアーマー達がこちらに突撃してくる!!


122 : ◆T/233Moei6 :2016/05/07(土) 21:59:15 ???
>>121

「こうなると後はスタコラサッサー重点デス」

 足止めを概ねやりとげ、電子ロックの扉が閉まる直前に身を滑り込ませる。
 ガチャンとロックが掛かる音を背後にガスマスクの特徴的なレッドアイズは、
 テクノロジー重点と思いきや、オカルトを行使するパワーアーマーを見据えた。

「ふぁいあ!」

 その兆候を即座に読み取り、看過するより先制すべきであると判断。
 デュアルハンドで構えたサブマシンガンを一斉射!!

【これで仕留めきれるとは考えていないが、牽制で注意を割ければ良し。こちらには優秀な前衛がある事も見越している】
【あわよくば、呪文阻害を狙った攻撃でもある】


123 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/05/07(土) 22:00:26 ???
>>121
「分かりました!」

ケーブルを一刀両断、ロックを確認すれば後門の何とやらは一先ず安心
とはいえ時間が無限にある訳ではないし、それ以上に目の前に立ちはだかるアーマー達はそれなり以上の脅威なのだ

「……さて、どうしたモノですか」

損傷が目立ち始めた、パフォーマンスの低下もしかり
魔力もほとんど残されていない、ヘルメスの靴を用いたダッシュは不可能だろう

「でも、だからと言って……」

戦えない訳ではない、今だこの体は立ち上がり動くのだから
それならば、それが続く限り敗北はない
その場で赤刃を振り下ろし凛然と構え、戦闘機動
壁を利用した三角蹴りで浮かぶアーマー目掛けて飛翔、斬撃を狙う
それは斬り伏せる目的もあるが、しかしそれ以上に魔法の詠唱を阻害する目論見が大きい


124 : 又ジ ◆.zilz3o6.U :2016/05/07(土) 22:06:49 ???
>>121
うらやましーだろ。変わってやんねー
【アキレスのデモンアームに掴まれ、減らず口を叩きながらソーマタージは考える】
【自分を掴むこの腕と銃があるとはいえ、アキレスには荷が勝らないだろうか】

…なあ、もし配電盤とか見かけたら……あれ?
【アキレスに何かを言おうとした時、懐の物体に気づく】
【それと同時に、出発前にスタッフに言われた事も】

アキレス…俺を投げろ。もう動けるから、早く投げろ!
【突撃してくるパワーアーマー兵を見据え、スピーカーでは無く自分の声で怒鳴る】
【刀本体のバッテリーを交換し、残りは全て掌に充電器を突き刺し、そこから吸収したのだ】
【右の瞳の中の∴点が猛烈に回転し、四肢に力が漲る】
【万全の絶好調とまではいかないが、ここまで動けるのなら十分だ】

俺を…!あの中の一人に真っ直ぐ投げろ!
【縦に開いた酸素供給機で刀を咥え、右手の指を揃えてピンと伸ばす】
【徐々に右手は腕ごと鈍色の触手に覆われ、銛の様に変化していく】
【アキレスの腕ならあのパワーアーマーの元まで飛ばせるだろう。後はその勢いを利用して腸に腕を突っ込んで引きずり出す。無理なら落ちるまで刀で斬りつける】


125 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/05/07(土) 22:18:21 ???
>>122-123
α-12とアキレスの射撃がパワーアーマーの装甲を叩く
パワーアーマーが鬱陶しそうに攻撃呪文を防御呪文に切り替える
その不可視なる障壁に防がれる散弾と近未来の銃弾

アキレス「こりゃ戻ったらお互い銃器のパワーアップが必要だなァアルファよぉ!!」
苦し紛れに言うアキレス達の援護を得て跳躍するタェンティース 赤き刃がその障壁を切り裂き 装甲の一部を損傷させる

そこに続く銃撃 その装甲に傷をつけ 衝撃が中の人を揺さぶるパワーアーマーAと 以前攻撃詠唱を続けるパワーアーマーC

>>124
アキレス「投げろって・・・えぇい分かった けどいいか!! 突破が優先で殲滅は二の次だぞ!!」
銃撃を一端α-12に任せ 青き霧を腕から出すと

アキレス「行ってこいやぁぁぁぁああああ!!」
その比類なき腕力でソーマタージを投擲

突撃してきたパワーアーマーBは 若干の驚きを見せるも その手から魔力の刃を放出し ソーマタージを迎撃するようにその刃を振るおうとする

【情報】
一行の背後 電子ロックを閉じられた警備兵は ロックが空かないか四苦八苦していたが

――――いいからぶっ壊せ!! プラズマトーチもってこい!!
地位の高い警備兵と思しき物の声が聞こえた

警備兵が扉の破壊を目論んでいる 残された時間は少ない


126 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/05/07(土) 22:24:56 ???
>>125
「硬っ……、くそっ……!」

着地、向き直って仰ぎ舌打ち
しかしあのアーマーばかりに構っている訳にはいかない
時間は刻一刻と過ぎ行く訳だしもう一機のアーマーへの阻止を挑まなければならないのだ

「……セェッッ!!」

再度飛翔、アーマーCの上を取るべく高度まで上がりそのまま全霊での振り下ろし一閃を狙う
着地すれば撤退を視野に入れた位置取りをはかり、全員に叫ぶだろう

「脱出を急ぎましょう、キリがありません!」


127 : α-12【ディープメイカー ver.α】>>487 :2016/05/07(土) 22:27:37 ???
>>125

「過ぎた火力はコストパフォーマンスと整備性の悪化を生みマス。痛し痒しデス」

 空気が読めていないのか読んでいないのか、
 バカ正直にアキレスの苦し紛れに応対するα-12。

「…埒をあけマスか」

 不意に両手の間隔を大きく開けて、両腰に装備されたアンカーを射出。
 敵のさらに後方の柱にソレを突き立てると、グン!と身体が不自然な速度で一気に加速。

【圧縮空気噴射の音と余韻を置き去りに身体を無理矢理に機動させたのだ!】

「特殊戦を開始シマス」

 空になった耐G薬物の無針注射を投げ捨てて、後ろ腰のディープメイカーを展開。
 直線的で読みやすい挙動であったアンカー移動が、途中、地面を壁を触手に叩かせることで、
 途端、複雑怪奇な機動へと性質を変じさせる。

【ジャキン!と高振動ブレードを両手に装備。斜め上方向から一気に切り払うように
 高機動戦闘に移行したα-12はパワーアーマーCを強襲する】


128 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/05/07(土) 22:31:06 ???
>>125
グワーッ!効かねえぞド畜生が!ソマシャッテゴラーッ!
【魔力の刃を変異した右腕でなんとか受け止めるソーマタージ。若干帯電した白い血の雨がバタバタと降りそそぎ、神殿の床を汚す】
【それでも勢いは止まらない。素早く伸ばされたもう一つの腕が、パワーアーマー兵の肩へ迫る】

イイイヤァーッ!イヤーッ!
【まだ血の噴き出る右腕で刀を握り、パワーアーマーの関節部を主に狙ってそれを振り回す】
【今までの経験上、こういったものは関節部が弱点の一つだった。それに則るまで】
【ついでにアーマー兵を地面に堕とそうと、我武者羅に脚や腕も振り回す】


129 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/05/07(土) 22:48:48 ???
>>126-127
α-12が薬物をその身に打ち込み 動きを鋭く 複雑にしていく 
タェンティースが広い講堂の中を飛ぶ

パワーアーマーCが詠唱を唱え終え 魔力の塊を対空砲火の如くα-12に浴びせる

【α-12に判定 俊敏性:連続した魔力の塊が飛んでくる 複雑な起動を描くα-12の俊敏性如何では いくつかの攻撃を受けダメージを負うだろう だが攻撃事態は成功したこととする】

斜め上から直線状に切り払われる一撃 パワーアーマーCは腕をクロスさせ その一撃をガード  左腕が切り払われ宙を舞う
だがパワーアーマーCへの攻撃は終わらない α-12がすっ飛んできた時 ちらりと見えたタェンティースの姿 その攻撃を受ける体制を整える時間は残されていなかった

ザグリと肉を切る感触 タェンティースの一撃はパワーアーマーCの首を半分まで抉りそこで止まった

>>128
パワーアーマーCを援護しようとするパワーアーマーAであるが

アキレス「どちくしょぉぉぉぉぉぉおおお!!」
跳躍したアキレスによるデモンアームでのパンチが撃ち込まれ 壁に激突し一行への援護とする

そしてソーマタージを迎撃しようとしたパワーアーマーB その一撃は確かにソーマタージの右腕を抉った
だが狂戦士もかくやな突撃を慣行したソーマタージの突撃を止めるに至らず ソーマタージの刀が肩に迫る

一流の鍛屋のボロウズが仕上げた戦場刀が 高振動という科学の力を得て その方を一刀の元に切り裂いた

【状況】
四者がそれぞれパワーアーマーに突撃を仕掛け 全面に立ちふさがるパワーアーマーが今至近距離まで縮まり α-12に至っては完全にパワーアーマー達を後方に追いやった
だが後方 電子ロックのと扉が赤く縁どられている プラズラトーチによる扉の破壊は目前に迫っていた


130 : α-12【ディープメイカー ver.α】>>487 :2016/05/07(土) 22:56:45 ???
>>129

「アンカー!!」

 眼前に迫る速射砲の如き魔力の弾幕!
 下方にアンカーを打ち込んで、不自然なまでに鋭角な急加速により回避!

【内蔵と筋肉がミシミシと嫌な音を立てる。特殊戦は極めて肉体への負荷が大きく、
 特殊な訓練と薬物と資質が無ければ到底こなせるものではない】

 そして、一撃を放ち、敵手の腕を吹き飛ばすと、最後はタェンティースが決めた。

「皆サン、脱出を!!」

 ディープメイカーの全ての腕にサブマシンガンを素早く保持させて、
 残ったパワーアーマーBに向けてノールックで全力射撃!!

【濃密な弾幕が形成され、床と壁を削りながらアーマーピアッシング弾をパワーアーマーBに殺到させる】
【多角的な攻撃が可能な己が脱出の支援に徹するのが合理であると判断したのだ】


131 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/05/07(土) 22:58:05 ???
>>129
「……はぁっ!!」

全霊を籠めて更にそこから抉る格好で刃を捻らんと渾身
即死に至るかが不明であったのだ、ならば万一の場合を考えて苦しみは短い方がいいに決まっている

「ふぅっ……」
「……あぁ、もう……!」

その是非に問わず自然、重力に従って落ちる
体が重い、着地でふらける
イムエトで塞いでいる傷が、魔力の枯渇によるイムエトの融解で開きかけているのだ

「マズイですね、あれが来たら耐えられない」

脂汗が滲む頬を拭う
もう半面は焼けて落ちている、痛みしか反応を示す事はない
半分の視界で切り開かれようとしている扉を見た

「……脱出しましょう!」

再度叫び、先ずは進路を背にゆっくりと
総員が脱出にシフトしたと判断すれば向き直り駆けるであろう


132 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/05/07(土) 22:58:50 ???
>>129
キリステゴーメン…クソ野郎め
【腕を切り落とされれば、出血多量でいずれは死ぬ。助かるとしてもとりあえず今は動けないだろう】
【パワーアーマーを蹴り飛ばす様にして離れ、両手と膝をついて地面に着地】
【衝撃でまた腕から血が流れるが、傷口のすぐ近くから生えてきた細い無数の触手が傷を強引に縫い合わせていく】

マズいな、今背後を取られるのはマズい。急いで逃げるぞ
【今まさに破られようとしている扉を舌打ちして睨むと、刀を振るって血を払う】
俺が切り込み隊長をやる。とっととここから離れたいんでな
【言うが早いか、刀を収めると一目散に出口へ駈け出す】
【道を拓くのが優先だ。一人一人にトドメを刺すより殴り倒して強引に突っ切る。後は他の人がやってくれるだろう】


133 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/05/07(土) 23:14:27 ???
>>130-132
首に刃を叩き込んだタェンティースの耳にかすかに聞こえる合成音声
――――重傷を確認 肉体再生プロトコルをk

だが そのプログラムが発動するよりも早く 赤き刃はその首を完全に両断した

そして動き出そうとするパワーアーマーAと ソーマタージに殴り飛ばされたパワーアーマーBに α-12とアキレスの銃弾が降り注ぎ妨害とする
これで一行はパワーアーマー達の妨害を突破し 逃走ルートの確保に成功

その時電子ロックが破られ 聖堂に警備兵が雪崩れ込む

警備兵「グレルの大敵を殺せ!! 1人として逃すな!!」

【判定 光線銃:一行の背後から無数の光線が放たれる 世界の修正力によってその軌道は読めるものの その濃密な弾幕を躱すのは至難の業である】
【判定に失敗すれば その背に破壊の光を受けることになってしまうだろう これは相手を妨害する手段がある場合 回避成功率を上昇させることができるものとする】

そして前方からも回り込んできた警備兵が少ないながらも一行の突破を妨害しようとするだろう

【警備兵の練度は低く 確定描写で倒せるものとするが 殲滅にかまけていると逃亡の時間が削られるものとする】


134 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/05/07(土) 23:28:08 ???
>>133
「まずっ……!」

駆け出した矢先、ぞわりと全身に凍雲が吹きつけた様な怖気
背から発されたそれは超常的な感覚で捉えられたのかもしれないし、もしかしたらイルムの機能の一端なのかも分からない
だがしかし半人は確かに感じ、そして首だけを後ろに振り向けた
殺到する光の嵐、回避するには叶わない、その為の挙動がやや遅れた
いやにスローに感じる時の流れの中で、半人の思考は晴れ渡る
全身の負傷が齎す痛みだとか、エラーだとか
そう言った騒がしさから解脱した超感覚
こころのそらに一筋の陽光が差したのを感じた、それにそっと触れる

「……!!!」

衝撃、真っ白に染まる視界、耳を劈く高轟音
体が光の槍に貫かれ消えたのかと思うがそうではない
光に向けて伸ばした腕、そこから絞り出される全身のイムエトに蓄積されたわずかな魔力
それが障壁を築き、バリアフィールドとして半人を護り死の閃光から身を守ったのだ

「……」

かつて、イムエトの体で偶発的に発動した魔法障壁
失われたはずのそれが自身の中に閉じ込められていて、今この場面で顔を覗かせた
不思議だ、と半人は思い、だがそれに馳せるのは後だ

「……お怪我はっ!?」

全員の状況を確認し、酷い状態のモノがいれば担いででも走るだろう
ただひたすら真っ直ぐに、前へ、前へ


135 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/05/07(土) 23:28:28 ???
>>133
クズ共がァ……ッ!
【歯軋りの音が漏れる】
【後ろを振り向いている余裕はない。前からも警備の兵士が来たからだ】

クッソ…!邪魔だ!失せやがれ畜生ッ!!
【熊の手の如く強張らせた両腕をサイボーグならではの怪力で振り回し、警備を吹き飛ばして強引に道を切り拓いていく!】
【警備の一人の首を握ると、片手でその体を武器の様に振り回し、背後からの光線の盾とする】
【背後からの光線はこれと修正力による回避で少しは防げるだろう】

【他の人間の様子を探ることは出来なかった】
【向かってくる兵士を殴り倒し、文字通り千切っては投げ千切っては投げの荒々しい戦いをして走りながら無事を願うしかない】


136 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/05/07(土) 23:30:06 ???
//>>134追記

前面に展開する兵士に向けては威嚇目的で刃を振るう程度
あくまで脱出に意識を強く置いている


137 : α-12【ディープメイカー ver.α】>>487 :2016/05/07(土) 23:32:30 ???
>>133-135

「ラクガキ屋=サン!支援を!タイミングいいところで先に脱出してクダサイ!」

 叫びながらα-12はディープメイカーを目一杯に伸ばして、
 上方、側面など、単独で十字砲火ポイントを形勢。効果射撃を敢行する。

(ニアの姉様の超感覚とイムカ・グリムナーの機動防御…何処まで模倣できマスカ!!)

 αシリーズのディープメイカーはナノマシンの集合体である。
 それにガスマスクのHUDを強制連結。多角的視界を確保しながらの後退戦!

【地面スレスレでアンカーを飛ばしながら高速移動でカバーポジションを確保】
【火力発起点をディープメイカーで割り出し、それが高密度の弾幕として形勢される直前に散らす】

 綱渡りのような撤退支援!蒸着スーツが焼かれ皮膚と筋肉が削られていく。
 傷を負った側から焼かれるので、出血の心配だけはせずにすんだが。

【機動力と牽制能力の高さにより、決定的な集中砲火を避けながら撤退支援】
【→単独では危険すぎる状況のため、同じく適正が高いと思われるアキレスの支援をオーダー】

「二人ともサッサと脱出デス!二人ともトロいのだから後ろ見る暇ナッシングデス!」

【殿を務める格好となる。タェンティース(>>135)の危なっかしさにヒヤヒヤしながらも、
 負傷を重ねながら、大量の敵の射線を引き受けて後退していく】


138 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/05/07(土) 23:49:30 ???
>>134-137
アキレス「よっしゃ・・・!!デモンレッグ!!」
リロードを追えてポンプアクション 青い霧を纏い高速移動 破壊の光を間一髪で潜り抜けながらカバーポジションを繰り返し 警備兵に銃撃を繰り返す

アキレス「ティースタン急いで!! ソーマも!!」

遠距離攻撃手段に乏しい2人を先行させ 前方を妨害する警備兵を散らせる
前方がクリアになったところでアキレスが下がり 最後にα-12が下がる

それを繰り返し 一行は大きな扉をぶち破り表に出ることに成功する…が

警備隊「動くなぁ!!」

そこは警備隊の包囲が十重二十重と敷かれた厳戒態勢 無数の銃口が一行に向けられ

警備隊「貴様らは完全に包囲されている 抵抗をやm」

その言葉を告げる前に 上空を照らした光が一行の眼前 警備隊に着弾 その包囲を大きく吹き飛ばす
上空から現れたのはウォリアー号 一行が万事休すとなるのを良しとせずに援護に来てくれたのだ

バートン「敵戦艦が来られると我が艦だけでは対処ができません 申し訳ありませんが艦砲射撃の中を突破してください」
AIからの通信が届く が その言葉は酷いものである

【最終ミッション 突破:空からは重粒子レーザー砲による艦砲射撃が轟き 着弾と同時に当たりをプラズマ化させている その極度の混乱の中を突き進み 包囲を突破しろ】
【艦砲射撃に当たった場合 それを防ぐ手段亜h一切持ちえないものとする 更に警備隊もこちらに気付いた場合攻撃してくる危険性もあるが これを確定描写にて倒すことは可能とする】


139 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/05/07(土) 23:59:30 ???
>>137-138
「やれやれ、ヒドイ物言いですね……」

α-12の言葉に苦笑、しかし成る程確かにだ
ヘルメスの靴も機動出来ず、更に負傷から走力も下がっている
ディープメイカーの機動性を発揮出来る彼女や、デモンレッグを有するアキレスとは比べ物にならないだろう

「……む」
「……チェックメイト、でしょうか……」
「なっ、きゃぁっ!?」

周囲の絶望的状況、打って出る覚悟からか赤刃を構える
だが直様視界はホワイトアウト、体は衝撃に飛ばされかけてなんとか堪える

「なるほど……」
「日頃の行いがいいと、こういう時に安心出来ますね」

と、片頬を上げるがしかしその実全く不安しかない
そもそも半人はその手のオカルトや迷信を信じたりはしていない、今だってそう

「……このっ!!」

行く手を阻む、しかし突然の艦砲に困惑が大きいであろう兵士を片手で投げ飛ばす
この場合においては切った張ったで時間を掛けたりするより、微かな合間だけでも道を譲って貰えばいいのだ

「み、みなさん、生きてますよね!?」


140 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/05/08(日) 00:04:09 ???
>>138>>139
見えた、出口だ!
【返り血に塗れた、鬼の様な形相で飛び出し──向けられる無数の銃口】

万事休すってか?……うおッ!?
【一行を振り向いて肩を竦め、打開策を探っていると、思いもよらない方向からの支援が】
【衝撃に耐えながら、バートンからの無線に舌打ち】
無茶言うんじゃねえアホ!後で覚悟しときやがれ!

【姿勢を低くして再び駈け出すソーマタージ。先程と違うのは、エネルギーを激しく消費して高速で移動していることだ】
【地を踏みしめた跡に小さなスパークが残り、土煙が一拍遅れて舞う】
【あのレーザー砲には先程使った盾も意味ないだろう。警備隊の脇を抜け、時折蹴りや体当たりで吹き飛ばしながら兎に角この場から離れようとする】

お上の連中には後で同じ思いをさせてやる!終わったら手伝え!
【タェンティースの声に疲労の混じった怒鳴り声で返す】
【まあこの分なら直撃しない限り当分は死なないだろう】


141 : α-12【ディープメイカー ver.α】>>487 :2016/05/08(日) 00:13:02 ???
>>138

「………」

 無茶な殿を続けてダメージを蓄積させながらも、
 とりあえずはメンバーの無事を確認。密かに息を吐く。

【が、ここで待ち伏せ!さらなる無茶をするかと残弾と薬物を確認したところで…艦砲射撃!】

「全く、オイシイたいみんぐを狙ってやってきたのデショウか?」

 あまりといえばあまりのタイミングの良さと、

「そして、激しく雑デス。ふぁっきん」

 精密射撃?なにそれ美味しいの?的な艦砲射撃である。
 今時のガンシップを遙かに下回る派手さ加減にハイテク兵であるα-12も閉口。

「さて、もうひとふんばりデス。やってみまショウか」

 首筋にドラッグを注入。オーバードーズ直前だが艦砲射撃の演算と機動をこなさねばならないのだ。
 コンバットドラッグによりそれが為せるならば、使用に遠慮など微塵もない。

【戦闘ドラッグにより性能を増強させるのは、サイバー世界の兵士にとっては当然の仕儀である】

 そこからは特殊戦兵士の面目躍如である。
 アンカーを射出し、ディープメイカーで敵を支点として利用し、
 プラズマ爆破が空気を灼く戦場を縦横無尽に駆けて、時に射撃を、斬撃を行い、
 敵をプラズマ破壊圏に蹴りいれることすらあった。

「(>>139)のーぷろぐらむデス。何かモリエール=サンはαをディスってくれましたが、評価改善を申し入れマス」

 軽口とは裏腹に撤退戦において、α-12は明らかに動きすぎで無茶をしすぎであった。
 間断の無い特殊戦に、マウト・フトゥーロ模倣のディープメイカーの不正接続、大量の薬物摂取。

「(>>140)α-12もぜひ一枚?ませてもらいマス。手始めに粘膜にわさびを塗りこんでプラズマ的苦痛を」

 そして、やっぱりアクの強いトンチキでもあった。


142 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/05/08(日) 00:31:01 ???
>>139-141
バートン「それでは覚悟を決めておきますので どうぞお早めにお越しください」
ソーマタージの怒号にも涼しい顔で応え 通信終了

アキレス「ついでだ 生の玉ねぎも食わせようぜ」
余りの撤退戦にアキレスも乗り気だ バートンの命は風前の灯火と言えよう

一行は駆ける この地獄を生き抜くために
極太のレーザーが地表に突き刺さる修羅場にて 一行に構える物は多くは無い

その少ない妨害を投げ飛ばし 吹き飛ばし なおも駆ける
時折飛び散るプラズマが一行の肌を炙る中 ついに一行は突破不可能と思われた包囲を脱出する


〜場面転換 ウォリアー号のすぐ近く〜
バートン「急ぎ収容を 敵艦隊の攻撃を躱して離脱します」

ウォリアー号の下部からトラクタービームが照射され 一行を船内に引っ張り上げようとする
ここまで来れば自分たちの仕事は終了する

一行が中空に引っ張り上げられる寸前 一発の光線が一行のすぐ近くを通り過ぎる
飛んできた方向を見れば そこには憎悪と憤怒に顔をゆがませた 宿の店主

店主「お前らが・・・お前らが・・・ッ!!」
余りの激情に言葉も出ないのか 拳銃型の光線銃を発砲するも 狙いも定まらず明後日の方向に飛んでいく破壊の光

店主「なんで・・・どうして・・・ッ!! どうし・・・てぇ…ッ!!」
溢れる涙もそのままに 声なき呪怨の叫びを投げ付けながら 当たらぬ銃撃を繰り返す店主を他所に
一行は船内へと吸い込まれていくのであった・・・・・


〜場面転換 ウォリアー号〜

モリエール「諸君いい働きだった 魔法使いの存在によって脱出が遅れ このような脱出劇になったことだけは残念だが 当初の目的は果たされた」
戻ってきた一行にモリエールは称賛を送る

モリエール「我ら越境を守るため これからも諸君らの奮闘を期待する 我々も精一杯のフォローを約束しよう」
アキレス「それはいいんだけどさ・・・」

モリエールの言葉を遮り アキレスが発言をする

アキレス「なんでそんなところに引きこもってるん?」
モリエール「先ほどの通信から 少々身の危険を感じてね しばらくここから指揮をとらせてもらうことになった 堪えてほしい」

モリエールは超硬質ガラスの中の専用ルームから 一行を労ったのであった・・・・・

//それではこれにてイベントを終了します お疲れ様でした


143 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/05/08(日) 00:41:29 ???
>>142
ひゃー危なかった。ここまで肝が冷えたのはヘマして三合会に天ぷらにされかけた時以来……っ
【軽口を叩いて回収される最中、光線の飛んできた方向を見る】
【気持ちは分からないでもないし、同じ立場だったらきっと自分もやっていた。無視するのも、受け止めてやるのもまた義務の一つなのだろう】
【故に、挑発も侮辱もせず口を塞いだ。ただ黙ることしか出来なかった】
…次行こうぜ。このソーマタージ、善良な赤の他人からとびきりの殺意を向けられるのは堪らなく好きなんだ。マジだぞ

【なお戻ってから「斬れないものは本当にないのか確かめさせてもらう」と暴れて取り押さえられたのはまた別の話】

//乙でした〜


144 : α-12【ディープメイカー ver.α】>>487 :2016/05/08(日) 00:44:15 ???
>>142

「…世界の規範に逆らうってことはそういうことデスネ。
 ささやかな善意も踏み潰すってことデス。正しく破壊者デス」

 トラクタービーム越しに、ただの巡礼者と信じて案内をしてくれた店主の憎悪を受け止めながら、
 ガスマスクフェイスは表情を顕わにすることなく、ポツリとそう呟くのみであった。

【躊躇は無い。クローントルーパーにそんなものは不要。
 そして、無意味と断じるにはこの呟きは余計な誤作動でもあった】

「カノッサ・テクノロジー社としては協力要請に応えたまでデスので」

 一行の奮闘を労うモリエールに対しては無機質にそう告げるのみ。
 そして、C.T.S.S.としての社交辞令もそこそこに、

「…絶対わさび塗りつけてやるデス。テルミッドムースとC4の準備を」

 α-12はレッドアイズをキラーン☆と光らせ、非情なる手段で専用ルームの突破に
 無駄な労力と火力をたたきつけんとするのであった。ナムアミダブツ!


145 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/05/28(土) 21:13:44 ???
【ウォリアー号】
カノッサがこの世界で起こした戦争は激化の一途をたどっている
この一件に与するカノッサの組織は増え続け 今なお越境戦力が入り込んでいる
彼等は組織《霧の塔》が有するウォリアー号を旗艦とし 各地で陽動や本命である聖像の破壊を狙っていた

アキレス「これを見ているとジョン卿のいた世界を思い出すよ・・・」
その様子をテレビで見ていたアキレスがポツリと漏らす だがあの時と違うのは 自分たちが加害者側であるということだ

バートン「感傷に浸っているところ失礼します ミッション開始時刻が近付いていますので ボスの元に集まってください」
さて仕事だ モリエールのところに向かうとしよう

〜場面転換〜
モリエール「それでは事前の通達の通り 今回我がウォリアー号を含む一艦隊は当地域で一番デカイ宗教組織の破壊工作を行います」
相変わらず専用ルームに引きこもっているモリエールは 一行にそう切り出した

彼がまだここにいるということは つまり一行は破壊工作に失敗したということになっている

モリエール「我々は当該地域に展開する敵宇宙艦対と戦闘を行いつつ 君らを含む一個大隊をHLVにて投下
       君たちはその先にある施設に可能な限り痛手を与えてくれ 一定以上の戦果をもって作戦の成功とする
       なお今回は前線の君たちの他に 湾曲レーザー砲による迫撃砲分隊 ガトリングレーザー砲による銃火器中隊が控えている
       必要に応じて彼等の援護を求めるといい 離脱は降下させたHLVにて行う これの護衛は後方支援部隊に任せてほしい」

鈴虫「よぉ 今回は俺も出ていいんだよな?」
その時 仕込み杖を担いだ鈴虫が現れる 先のミッションではスニーキング重点だったためにお預けを喰らっていたのだ

モリエール「あぁ 存分にあばれてくると言い 他に質問は?」


146 : 又ジ ◆.zilz3o6.U :2016/05/28(土) 22:03:37 ???
>>145
退屈だな。ニュースは飽きた、映画観てもいいか?
【俺様難しい話はキラーイと真顔で駄々を捏ね、ストローでジュースを飲むソーマタージ】
【そこまで騒がしく無い辺り、多少なりとも気は使っているつもりなのだろう】
【空になったカップを捨て、煙草を探していると、どうやら仕事のようだ】
お、来たみたいだな。次は奴等の宗教の神の名前でも騙って殺そうか?

【紫煙を漂わせながらモリエールの話を聞き、作戦内容を頭に叩き込む】
【二本目の煙草に火をつけた辺りで話が終わり、気怠げに片手を挙げる】
何か銃とか無いか?デカくて強いやつ
あるとちょっと落ち着くんでね。大抵の物なら運べるし


147 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/05/28(土) 22:07:51 ???
>>145
「つまりは、陽動という事で宜しいでしょうか」

背にした窓から覗く星々の大海にも慣れてきた
それでも矢張り、不可思議に明滅するモノだとか、七色に輝くモノだとか
そう言った宝石の様な煌めきには目を奪われる事が多々あるのだが
鮮烈な色彩と深い深い藍のコントラストはひとを飽きさせる事を知らない

「……その施設とは、どの様な所なのでしょう?」

ソーマタージが煙草を探しているのを察すればそれとなく距離を離す
香が髪に付くのを半人は嫌っていた


148 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/05/28(土) 22:29:01 ???
>>146
モリエール「構わんよ 出撃前に格納庫で適当なものを選んでいくといい」
格納庫には光学兵器 火薬武器問わず 様々な火器が並んでいる 好きなものを選んでください

>>147
モリエール「その通り 施設を破壊し 民衆の恐怖を煽り 戦力を分散させる目的だ」
まさしく鬼畜の所業 神をも恐れぬ暴虐を尽くすのだ

モリエール「これだ この辺一帯を統べる大規模な施設であり こころの拠り所だ それを破壊し 恐怖を助長する
       先も行ったがこれは陽動である だが不殺で済むような生易しいものではないだろうな」

中空に映し出された画像には 前回聖像を破壊した際に訪れた施設と形式の似た建物が映し出されていた

>>全員対象
バートン「警告 警告 敵艦隊接近中 戦闘体制へ移行せよ」
サイレンがけたたましい音を立て 付近があわただしくなる 一行はHLVの中へ 地上部隊と共に押し込められた

アキレス「外の様子が分からないのは辛い所だな」
鈴虫「しくったら死ぬだけだ 大した違いはないな」

シートベルトで自らを縛り 降下の時を待つ 外では今頃レーザーの光が飛び交っているのだろうが それを伺うことは出来ない

バートン「HLV投下開始 HLV投下開始」

その言葉により HLVはウォリアー号を離れて落下を開始 一時期の無重力を感じ 暫し後 惑星による重力が戻る 今自分たちは頭を下にして落っこちているらしい
とグルンとHLVが反転 頭が上になると共にバーニアを噴射 着陸態勢に移る

バートン「着陸完了 ここは施設の南3㎞ほどにある広場です シートベルト及びハッチ解放」
その言葉と共にベルトが外され ハッチが開く

そこは建物がツタで覆われた どこかジャングルを思わせる世界 だが降下するHLVや それを迎撃戦とする対空砲火 空を飛ぶ幾多の戦闘機が そこがファンタジーの世界でないことを如実に語っていた

地上部隊「ビークルを下せ 敵さんすぐに殺到してくるぞ!!」
同じHLVに乗り合わせた地上部隊が持ってきた兵器を展開している

地上部隊「俺たちはHLVの護衛と火器にて後方支援に撤する ビークルを使って他前線部隊と合流 施設へと向かってくれ 頼んだぞ」

アキレス「運転は俺がやる!! みんな乗って!!」
一行にアキレスが叫び ビークルが地上1mほど浮き上がる 地獄の戦いが始まろうとしていた


149 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/05/28(土) 22:41:01 ???
>>148
「なるほど」
「……分かりました、覚悟しておきましょう」

苦々しく微笑を浮かべ、頷いて応じる
戦争という嵐なのだ、ならば木の葉はそれに撒かれて流されるしかない
それに抗うには個とは、余りにも無力な存在なのだから
赤刃とヘルメスの状態を再度確認、準備は万全である

それからどうした

「……っぷ、少し酔いました……」
「了解(コピー)、お願いします」

ビークルに飛び乗り後方確認の出来る位置へ
銃器の類は借りた小型のブラスターハンドガンのみであるが、無いよりはずっとマシだ


150 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/05/28(土) 22:44:02 ???
>>148
【格納庫から何丁か銃を選び、ホルスターに突っ込んでいると慌ただしくサイレンが鳴る】
なんでもいいから早くここを開けてくれ…痛い痛い手が痛え!
【あれよあれよと言う間にHLVの中へ押し込まれ、自分が持ち込んだ銃とシートベルトに押し潰されそうになりながら呻く】
【無重力と自由落下を感じる余裕はなかった】

ワオ、ジャングルだ。三日くれればここいら一帯を罠の宝庫にしてやるぜ
【苦悶しながらHLVから這い出て、自分の身体と銃の調子を確かめる】
【持ってきた銃は三丁。弾幕を張るためのレーザーガトリング、古臭いグレネードランチャー、そして大口径のリボルバー式拳銃】
ここまでくるとロボットでも乗り廻したくなってくるな、人型のヤツ
よっしゃ往くぞ。近付いてくる雑魚は任せとけ、根刮ぎブッ散らして血の斑道作ってやる
【ビークルの外壁に片手と張り巡らした触手で掴まると、もう一つの手でレーザー砲を持つ】
【機銃めいて近寄って来るものを撃退するのだ。不安定故、命中率は芳しく無いだろうが…】


151 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/05/28(土) 23:00:25 ???
>>149-150
タェンティースは後方 ソーマタージはタンクデサントめいて外壁に 最後に鈴虫が社内の中央にどっかりと座る 他にも幾人かの地上部隊が乗り込み

アキレス「全員乗ったな!? いくぞ!!」
行くが早いかビークルを走らせる

アキレス「人型は宇宙戦専用で地上用は趣味の範疇を出ないんだってさ 宇宙戦闘になったら貸してもらえば!?」
細かい通りを幾度か曲がり ディスプレイ看板を跳ね飛ばし 路肩のごみ箱を破壊し 住人を轢きそうになりながら大通りに出る
無効に見える目的の建物 目指すは一直線 だが横手から 後方から追手のビークルが迫り 前方の施設に併設された防御陣地から弾幕を浴びせられている

アキレス「こちら前線部隊 敵防御陣地からの弾幕が鬱陶しい!! 火力支援よろしく!! ソーマ!! ティースタン!!横手と後ろは任せた!!」
通信で前方の対処をしながら2人にビークルの相手を頼む

《情報:ビークルはこちらの物とほぼ同型の浮遊型ビークル 複数の兵士が搭乗しており 手持ちの火器で攻撃してくる》
《世界の修正力は適応内であり 少なくてもビークルに乗り合わせている兵士はみなこの世界の住人であり 修正力が効く光学兵器の身を持っている》


152 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/05/28(土) 23:09:25 ???
>>151
「……分かりました」

言うや否やバーストモードでの射撃開始
彼我のビークルの速度や揺れ、起動パターンの予測、全てを火器編制システムがしめやかに執り行ったのだ
本来近接戦闘用の半人であるが、カノッサで改良された際に積み込まれたモノの模倣機構がこのイルム型の素体にも搭載されている
即ち、ブラスターピストルでの射撃はかなりの精度と密度で敵ビークルの操舵者を狙う

「銃は、なんというか……まぁ、余り好みではないですけれども……」

外したとも躱されたとも、またビークルにシールドが展開されていないとも限らない
効果の是非を確認し、場合によっては再びの射撃を行うであろう


153 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/05/28(土) 23:17:34 ???
>>151
【激しく揺さぶられ、破壊されたゴミ箱の破片が頬を軽く切り裂いていく。通りの壁に顎先を削られそうになる】
オイ!俺がキレる前にもっと丁寧に走らせろ!
【器用に車体をバンバン叩き、抗議の声を上げながらも警戒は緩めない】
【フードは激しく靡いてしまうので諦め、酸素供給機だけを装着】
【来るぞすぐ来るぞホラ来るぞ、などと考えていると、遂に追手が来た】

諦めろ隊長殿!もう手に負えなくなってる!
【迫ってくるビークルにレーザーを只管放ち続ける】
【一応狙ってはいるのだが、片手では反動と揺れを抑え込むのも難しく、その多くは外れてしまう】
【ビークルが動く度に狙いが外れ、大通り沿いの建物に風穴を開けながらも挑発は止まらない】

【やがて弾が切れると、舌打ちと共に躊躇いなくレーザーガトリングを迫ってくるビークルの前面、操縦席があるであろう部分へ投げつける!】
【目当ての物が無くてもこれで動きが止まってくれればいいのだが】
聞き分けの無い連中だ!車ごと刺身にされる前に失せやがれ!


154 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/05/28(土) 23:45:00 ???
>>152-153
アキレス「よく聞こえない 繰り返せ!!」
ソーマタージの抗議に まるでどこぞのE○Fの司令官の如き物言いでスルー ここで速度を緩めたらビークルに包囲されてしまうがゆえに致し方なし

タェンティースは操舵者を狙う さすがに軍用車故に防護カバーにブラスターが弾かれるも 何発か打ち込めばカバーも破損していく
回避運動もタェンティースのスキルで外すことなく 操舵者を屠ったビークルは失速と操舵不能 建物に激突し横転した

そしてソーマタージの弾幕はダメージという点ではあまり功を奏しなかったが 妨害行動としては覿面であった
光のシャワーが近付くたびに回避運動を強いられる敵ビークルは思うように接近できず ソーマタージの弾切れと共にこれ幸いと接近してきたことろ ガトリングの投擲をカバーに喰らいカバー破損
それに驚いたビークルhタェンティースが相手取っていたビークルと反対方向の建物にぶつかり大破してしまった

最後に前方 降り注ぐ極太のレーザーが敵陣地を切り裂き 一行の乗るビークルはその陣地中に入り込むことに成功する

アキレス「さぁこっからどうする!?」

一行には選択肢が生まれた 多数決によりルート決定 同数の場合はGMの裁量により決定します

《情報:現在地は目的の宗教施設前の広場 後方には今突破してきた防御陣地があり 目の前には宗教施設の入り口がある》
《防御陣地は火力支援により一時的に沈黙したが まだ余力を残しており 後続の地上部隊の足を止めるだろう》

《選択肢1:防御陣地を叩き 後続を招き入れて物量で押しつぶす》
メリット:NPCの味方が増えることで 宗教施設への安全なアタックができる また防御陣地への後方支援は可能となる
デメリット;宗教施設の防御が硬くなり 時間がかかるようになる その結果後方支援への負担が高くなる

《選択肢2:今いる戦力で宗教施設へ奇襲をかける》
メリット:選択肢1よりは防御が硬くないうえに 敵の士気を削ぐことも可能となる
デメリット:後続の味方の加入はじかんがかかるうえ 後方支援は宗教施設への破壊は出来ても その内部の敵まで効果を表すかは不明


155 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/05/28(土) 23:52:41 ???
>>154
【グッとガッツポーズを組んで煽り。大破したビークルに中指を立てて遠ざかっていく】

しゃらくせえ!このまま突っ込んでやれ!
所詮烏合の衆の寄り合い所!いきなりおっそろしいテロリストが乗り込んできたらヤツラ糞尿漏らして泣いて逃げると思うぜ
もし敵が向かってきても順番に殺すだけ。それは出来るだろ?
【もぞもぞと車内に潜り込み、乱れた髪を直すとアキレスに詰め寄る】
【このまま奇襲をかける方を選んだのだ】


156 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/05/28(土) 23:53:30 ???
>>154
「……」

指先で巻き起した死の実感が掴めずに困惑、爆煙に瞳を細めた
何もいのちを奪う実感が欲しい訳ではない
ただしかしその重みを感じ咎として背負う為には矢張り自身には剣があっているのだと再認識

「……よし、これで追跡者は……きゃぁっ!?」

見ればソーマタージの射撃でもう一台のビークルも既に爆散していた
あとは順調なドライブを、とそうは思うが現実は否
迫撃レーザーの雨が降り高熱と煙と嫌な臭いが辺りを支配

「これから……!?」
「……このまま敵の陣が回復する前に突撃を仕掛けるべきでは?」

つまりは速攻、選択肢2
元来陽動戦力なのだ、ならばその役割を果たすのは風林火山、早い方がいい


157 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/05/29(日) 00:10:25 ???
>>155-156
鈴虫「さっさと突っ込んでたくさん殺そうぜさっさとしろこっちはお預け喰らってイライラしてるんだよ!!!!」
アキレス「ちょ・・・!!運転…いま運転してるから揺らさないで・・・!!」

車内に潜り込んできたソーマタージが見たものは 鈴虫がアキレスをつかんでグワングワン揺らしながら怒鳴っている図
一行の意思は別れることなく突撃択一

アキレス「突っ込む!! 捕まってろ!!」
アクセルを踏みしめ閉じる入り口をビークルでこじ開ける

そこはエントランス 突っ込んできた一行に慌てふためいている敵兵達

鈴虫「ちぇおおおおおおおおおおおお!!!!」
直後にビークルを降りた鈴虫が 突撃 敵兵1人を切り捨て血ノ花が咲く

突撃を選んだ恩恵 奇襲による混乱 それは黄金よりも貴重で僅かな時間 ここで浮き脚立てばせっかくの突撃が無駄になろう


158 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/05/29(日) 00:23:13 ???
>>157
【鈴虫に続いてビークルの扉を蹴り飛ばし、両手に武器を持って飛び出すソーマタージ】
【目深に被ったフードの下で赤い二つの点が輝く!】

俺の小さな友達に挨拶しな!アッハハハハ!
【慌てる敵兵たちの中、大まかに狙いを付けて榴弾が放たれる!】
【結果も確かめず第二射、三射と周りの事も考えていないかの様にポンポン榴弾を放って手を叩いて哄笑し、やがて弾が尽きればランチャーを捨て、鞘を持って走る】

【榴弾とそれによる爆発は注意を逸らすためのもの。真の狙いは敵の動揺を誘い、その隙に急接近して仕留める】
イイヤアァァーッ!
【敵兵の一人へ近づくと、頭をスイカめいてカチ割ろうと鞘を横薙ぎに振るう!】


159 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/05/29(日) 00:23:54 ???
>>157
「……ふー」

鈴虫の怒号を聞きながら
間違いなく来る乱流、その只中に飛び込むのだ
大きな呼吸を行って精神を統一してからまぶたを開く

「……いつでもどうぞ!」

その直ぐ後だ、ビークルが扉を突き破ってのエントリーを果たしたのは
鈴虫が突撃し、それに負けず劣らずに躍り出ればヘルメスの靴を起動させた
スカーフめいた黒布が揺れ、抜き放った赤刃は煌めく

「セェェェッ!!!」

高速機動からの斬撃、横薙ぎ一閃!
前線にいた、目の前にいた
ただそれだけの理由で襲われる兵士!


160 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/06/04(土) 21:55:07 ???
【状況説明】
現在 一行はこの世界における絶対目標である グレル教が定める聖像の破壊
その遂行の邪魔となる敵戦力を分散させるための陽動作戦中である

グレル教神殿前に設置された防御陣地を突破した一行はそのまま神殿内部に突撃

これにより目標を敵施設へのダメージから 神殿内部にある唯一神グレル像の破壊に変更

〜場面転換 ???〜
多数のモニターが並ぶとある施設 そのモニターの一つに 一行は映っていた

???「連中突っ込んできたぞ」
???「まさに勢いが服を着て歩いているようなものだ」
???「ちょうどいい 例のヴァージョンアップを当ててみよう どうせここに聖像はない 派手にやってしまえ 主犯は向こうなのだ」

〜場面転換〜
神殿入り口は恐慌状態にあった
ソーマタージが敵兵の1人の頭をカチ割り タェンティースがまた一人の胴を薙ぎ払う

アキレス「味方から通信 現在防御陣地に攻撃を仕掛けてる最中 何とか突破して退路を確保してくれるらしいから 俺たちは先に進んで神像を破壊しよう!!」

最後にビークルを降りたアキレスが一行に状況の説明を行う まだ辺りには敵兵が散開しており 今少し数を減らさねば 内部に突入しても 要らぬバックアタックを喰らうことだろう


161 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/06/04(土) 22:04:41 ???
>>160
「分かりました」
「……しかしこれでは、」

頷いて同意、そのまま赤刃を幾閃振るう
矢張りそう、ヘルメスで高速機動する半人の目の前に、視界に収まり領域に踏み入ったアワレな兵士を斬り捨てる為だ

「進むにも進めませんね」

頬に浴びた温かな返り血を右腕で拭い、赤刃で虚空を斬った
剣を一層朱に染めていた液体は飛散し、床を汚す
更に敵陣に斬り込み、そのまま前線を崩しながら数減らしをとの目論見があるようだ
奥への進撃開始があれば転進し合流する事も忘れてはいないが、いかんせんアキレス達と距離はややあるのも事実


162 : スレート『コードネーム:ナチグロイシ』 ◆9vmr0jXsek :2016/06/04(土) 22:07:47 ???
>>160

「……行くぞ、ストレリツィ。派手に行くぞ、吹雪くぞ!」

突入したメンバーの中に混ざる小柄な魔女は、ほんの子供程度にしか見えない彼女が持つには不相応な銃を手にしている。
殺意というものが形になったような、寒々しく武骨なライフル銃で――彼女はそれを父親の手でも握るように愛しそうにその手に携えている。

「氷華は赤く咲く――蕾を開け!」

散らばる敵兵の一人に狙いを定め、呪文を唱えて引き金を引く。
銃口に魔法陣が四重に展開し、氷の礫が放たれる。礫は当たれば花のように開き、人体を内側より破壊するものだ。


163 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/06/04(土) 22:13:16 ???
>>160
【飛び散る脳漿と返り血を拭い、刀を抜く】
【高振動が空気を切る微かな音が漏れる】
アキレスアキレスアキレスよォ、聖像もいいがまずはここの連中を黙らせねえと
何だったら先に行ってくれても良いぐらいだ。このデク共を鏖殺しないと袋の鼠だ
【フードの下で酸素供給機が音を立てて軋み、瞳が凶悪な輝きを増す!】

お前ら下っ端の木っ端公僕の首は手柄に入んねぇんだよ とっとと退きやがれ!ボケがあッ!!
【爛々と輝く両の目で敵兵を睨む!狂犬めいた叫びが響き渡る!】
【そのまま相手の反応を確かめる事なく、敵兵の一人へ向かっていきなり駆けた】
【奇襲じみた動きで、胴を両断しようというのだ!】
【退けと言いはしたがどの道全員生かして帰すつもりは無い。敵より一秒でも早く動いて、殺す。ただそれだけ】


164 : ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 :2016/06/04(土) 22:14:29 ???
>>160
「……結局ドンパチかよ」

宗教というものは常に厄介なことを巻き起こす。それがジョシュアの思想だった。
そして今回の一件は彼の思想を助長する大きな要因となるだろう。ジョシュアは既に辟易していた。

「そもそもなんでこんな自殺行為を…あんなクソ像の為にだな…」
「…まァいいさ、俺はコキ使われるだけの消耗品(エクスペンダブル)。言われるがままに戦うとするさ」

アキレスと共にビークルから降り、状況も飲み込めぬままに戦地に立つ。その体躯はアサルトスーツに覆われていた。
武装は皮肉ったらしい実弾兵器のオンパレードだ。大口径リボルバー、ダブルバレルショットガン、極めつけに50口径のヘビーアサルトライフル。
それらを担ぎタェンティースらが切り拓いた路の、その殿を駆け突き進むのだ。

「今日の俺はちィと荒いぜ…機嫌悪りーんでな」

溜息混じりに口から漏れ出るその一言一言にも、グレル教信者に散々な目に遭わされた恨み辛みが滲み出ている。


165 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/06/04(土) 22:31:47 ???
>>全員対象
背後で派手な爆発音が聞こえる 先ほどのアキレスの言葉通り防御陣地への攻撃が始まったらしい

「多数決の時にいなかった自分を呪えよジョッシュ!!」
タェンティースとソーマタージが先陣を切り前線をかき乱し

ナチグロイシが ジョシュアが そしてスラグ弾を装填したアキレスがそれを援護する
さしたる問題もなく敵兵が数を減らし そこに活路が生まれる

バートン「数を減らすのもその辺でいいでしょう 突撃をお願いします」
一行が乗り合わせる宇宙船ウォリアー号のAIであるバートンの言葉で一行は内部へとひた走る

バックアタックは なかった

敵兵「クソ突破されたぞ!!」
敵兵「《教徒》の方々に任せておけ!! それよりも防御陣地の援護に向かうぞ!!」

その言葉が聞こえた者がどれほどいただろうか・・・・・?

〜場面転換 建物内部〜
前回潜入時と違い 聖堂までの最短距離をひた走る一行

ドアを乱暴に蹴破ると そこは聖堂
外の喧噪から切り離されたかのように 厳かな音楽鳴り響く中 一心不乱に祈りを捧げる人々 優に20人はいるか?
皆一様に純白のローブを頭からかぶり 顔は愚か肌の露出すらない

そして聖堂の奥 そこには3mと超す 剣を高々と掲げる 雄々しき鎧姿の像がそびえたっていた

アキレス「な・・・なん・・・?」
困惑するアキレスを他所に 祈りを捧げている人々は突如として懐から光線銃を取り出すと ドア付近にいた一行めがけて 光線の弾幕を浴びせてくる!!

【タェンティース・ソーマタージ・ナチグロイシは世界の修正力の適応内 ジョシュアは適応外とする】
【修正力が働いている間は 光線を感知し回避することが可能とする】


166 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/06/04(土) 22:41:39 ???
>>165
「……分かりましたっ」
「……? 教徒……?」

バートンからの通信に返答、身を翻し仲間達と合流し突入へ
爆音と銃声、怒号に紛れて散発的に聞こえたその単語を鸚鵡返し

「バートン様。 「教徒」と呼ばれる部隊のデータはありますか?」

それからそれから

大聖堂の荘厳な空気を醸し出すのは奥の立像か
否そうではない、それがそれとして造られ、時とともに空間そのものが神性を帯びるのではないか
少なくとも半人はそう思う
礼拝者達の靴底で磨り減った大理石めいた床を、ローラーダッシュで突き進みながらにそう考える

「あれが標的……?」
「っわぁっ!?」

赤刃を振るい光線を弾き、突然の不意打ちに応じる
2発目以降を弾き返しとし、白ローブの1人へ向けて跳弾させんと狙った


167 : スレート『コードネーム:ナチグロイシ』 ◆9vmr0jXsek :2016/06/04(土) 22:42:22 ???
>>165

「おいおい、もう少し混乱しろ貴様ら!」

突入してみれば、いきなり光線のシャワーがお出迎えである。
まさか食らうわけにもいかない。魔女の嗜みとして魔力による防壁を編み、自分と周囲とを防ぐ。
光線に対するために黒いイメージの防壁は光を吸収し、内に通すことはない。

「――そらよ、と」

一斉射をそれで受け止めれば即座に防壁を解除し、味方の反撃に支障がないようにする。
この動作のために彼女本人の動きは一手遅れる形となった。


168 : ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 :2016/06/04(土) 22:49:38 ???
>>165
「…一体あのクソは何だ…?」

アキレスと共に像を見つめつつ、しかしアサルトライフルは構え信者たちの方へと向けたままで。

「やっぱりかよ…ッ!!」
「クソッ…撃たれた…!」

信者たちの発砲と同時に反撃の射撃。マガジンの中の20発全てを撃ち切れば遮蔽物へと隠れる。
光速の弾丸を避けることは叶わない。故にジョシュアは胴体に銃撃を数発、直撃で喰らい、
それは易々とアーマーを貫通し、彼に重傷を負わせていた。

「大人しくしてりゃァ危害なんざ加えるつもりは無かったが…もォいい、この場所に居るヤツらは皆殺しだ」
「覚悟しやがれビチグソ共が…一匹一匹擦り潰して殺してやる…!!」

怒りに震えるジョシュアは、既に我慢の限界のようであった。どれだけ苦労を重ねてもエーカーには逃げられ、今回もまた使いっぱしり。
グレル信者からは冷たい視線を投げかけられ、越境者というだけで迫害され、おまけに光線の雨まで浴びせられるとは。

ならばいいだろう、そちらがその気ならばこちらも鬱憤くらいは晴らさせて貰おうではないか。
銃弾が避けられないならば受けるまで。ジョシュアの常套手段、どちらが先に死ぬかの削り合いだ。

ボキボキと指を鳴らし、弾幕の中を誰よりも疾く駆ける。信者たちに到達するのは、同時に駆け出したのならばジョシュアが最初だろう。
アサルトライフルをマウント、銃器の類は手に取っていない。彼等を素手で痛めつけ、殺すつもりなのだろう。
アーマーに包まれた拳は何時もよりも頑丈で、そして重い。人間離れしたジョシュアの膂力であれば砲弾にも等しいパンチを繰り出すのは容易い。

信者のうちの最も近い一人へと肉薄すれば、小型重機並みの出力でその肩を掴んで無理矢理押し倒し、
固く握った拳を何度も顔面の中央へと、原型が無くなるまで叩き付け続けようと。
攻撃が成功し信者の抹殺に成功したのならば、素早く、そして正確に次の一人へと飛びかかる。


169 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/06/04(土) 22:49:54 ???
>>165
【聖堂内】
【厳かな音楽にウンザリした様な顔をすると、一行に向き直る】
俺こういう雰囲気苦手なんだよね。無神論者の共産主義者だから
とっととあのアホ共殺して、あのイカす像お土産に貰って……ッ!

【率直に言って油断しきっていた。思い出すべきだった、古今東西最も厄介な敵は宗教関係者だと】
【ポニーテールの先っちょとコートの裾を焦がす弾幕を何とか掻い潜り、遮蔽物へ飛び込む様に隠れるソーマタージ】
【榴弾をまた撃とうとしたが、どうやら弾切れみたいだ。グレネードランチャーを背負い直すとスラックスからリボルバーを抜く!】

ナメるなよ玉無しカルトめ!俺を怒らせる日を間違えたな!
【BLAMBLAMBLAM!、重々しい銃声と共に大口径の弾丸が放たれ、教徒へ向かう!】
【五発の弾丸が狙うのは適当な教徒の頭部、首、心臓。最悪腕にでも当たってくれれば良い】


170 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/06/04(土) 23:11:54 ???
>>166
バートン「データ照合・・・エラー 該当する項目がありません」
帰ってきた答えは 不明

バートン「現在集められる敵データ内に《教徒》なる部隊名は見つかりませんでした 現在確認されていない戦力の可能性あり 注意を」
この言葉は通信を通して一行に共有される

>>全員対象
そして一斉射が始まる ジョシュアとソーマタージの銃撃が教徒を食い破る 50口径と大口径拳銃弾は数体の教徒を食い破り汚い血が舞い上がる だが教徒は混乱するどころか声一つ上げずに攻撃を続けている
その光線にジョシュアの体に穴が開くが 必要以上を喰らう前にナチグロイシの魔法障壁が発動 漆黒の壁が破壊の光を平らげる
そして音楽途切れぬままに第二射が入る前 タェンティースとジョシュアが内部に突入した

一歩出遅れたナチグロイシにはアキレスが援護に入り スラグ弾の援護射撃を行っている

いち早く白ローブの中に飛び込んだジョシュアは手ごろな教徒を床に引きずり倒す そして渾身の力で顔を殴れば 首から上が熟れ過ぎたトマトのようになるのは想像に難くない
タェンティースが紅き刀で教徒を次々と屠る

だがソーマタージとナチグロイシは気付くだろう 仲間の死に一切の感情を表さない教徒の異様さに

バートン「スキャン終了 みなさん《教徒》に生命反応は感じられません おそらく機械人形と思われます」
そう結論付けるバートン

だがジョシュアとタェンティースはその眼で見ただろう 白ローブの中身 それは土気色の肌に生気を感じられぬ濁った眼 ところどころ抜け落ちた破
彼等は ジョン卿の死んだ あの魔法世界で見た あのゾンビ達であることがわかるだろう

バートン「そして気を付けてください 唯一神グレル像に動態反応あり おそらく我々に対するトラップでしょう」
言うが早いか 神像と思われた鎧姿の巨人が動き出し こちらに接近を試みている

【ソーマタージ・ジョシュアに判定 情報:ソーマタージはゾンビ蔓延る世界で ジョシュアはジョン卿の居た世界で 鉄骨を構え 体に装甲を纏った 改造ゾンビがいたことを 覚えているだろうか? そしてその時 巨大ゾンビをどうやって倒したか?】

現在《教徒》は多数減らすことに成功したが いまだ存在する《教徒》は以前こちらに銃撃を仕掛けてきている
そして神像はやや離れたところから こちらを攻撃せんと 武器を構えて接近してきている


171 : スレート『コードネーム:ナチグロイシ』 ◆9vmr0jXsek :2016/06/04(土) 23:21:23 ???
>>170

「大物食いは魔女の嗜みだ!」

「援護を頼むぞ、私はな、大きな立像を見ると、倒したくて仕方がないんでね!」

神像が動き出すと見るや否や、ライフルの銃口を神像に向ける。
魔力が彼女の内にへと収束し、引き金も引かぬままに銃口に魔法陣が重なっていく。

「我が父の贈り物は祖国の吹雪。殺意を削り出し、龍の目すら射貫く必死の箭!」

「吹雪の中に消えるがいい。龍眼射抜く――氷砂の箭(ストレリツィ)!」

重なった魔法陣から、巨大な氷柱が発射される。
そのまま神像にぶつかったならば直後に粉々に砕き、神像自身と周囲の温度を極端に下げる。
神像の可動部分は凍り付いてまともに動かなくなり、電気であろうと魔力であろうと、その回路も凍らせるだろう。


172 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/06/04(土) 23:24:01 ???
>>170
「ありがとうございます」

了解の旨を伝え、その後に礼を
成る程不明戦力、そして同時に恐らくはこの場では切札かもしれないなと当たりをつける
カノッサの情報網に架からないとなれば、不明である事が当然の……越境戦闘の可能性もあるはずだ
しかし今考えていても仕方ない、すべき事が変わる訳でもない、目的はただひとつなのだから

「機械?」
「……いや、これは……不死に隷従をさせられている」
「!!」
「なるほど、罠でしたか……」

ゾンビは、越境の中では余り珍しくはない存在だ
だがその在り方は様々であり、そしてこの目の前に立ちはだかる彼等はその中でも武器を扱う厄介な輩として認識していいだろう
更に奥の立像が蠢く、あれも戦闘個体と見ていい
神聖なこの場所に於いて、それらの存在は余りにも歪
いや、言うなれば我々全員がここにはふさわしくないイレギュラーなのだ

「脱出は……難しそうですね」

ならば、厄介者同士の決戦に応じなければならない

「虚刀っ!!」

叫びながらに虚空を掴む
虹色の魔力の輝きと共に虚刀が顕現、握り締めた
赤刃と虚刀をそれぞれに、そして体からは魔力粒子が金色となって滲み出る

「……行くぞ、イレギュラー!!」

ヘルメスで加速、教徒達の陣の中に突撃
それが叶えば両手持ちのブレードを踊る様に煌めかせるだろう


173 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/06/04(土) 23:26:27 ???
>>170
オイオイ、マジでデクのボーじゃねーか。言霊ってヤツか?
【リボルバーに弾を込めながら白ローブの様子を伺うが、何かおかしい】
【幾ら狂信者とて目の前で同胞が死んだら多少は反応するはず、だがそれが無い】
…嫌な予感がする、おい猪武者ーズ、一旦離れ……

【銃撃を続けながら声を張り上げ、撤退を促そうとした時、バートンの言葉が耳に入る】
……次からはもっと早く頼む
【刀を、背負ったランチャーをその場に残し、フードを被りなおすと、深く息を吐く】
【徐々に四肢が力を帯び、鈍色の鱗めいた鎧に覆われていく。赤い瞳に暗い光が宿る】

………VRRAAAAUUUGH!!
【獣じみた唸り声が響き、鈍色の影が遮蔽物から飛び出す!】
【首から下を鎧で覆ったソーマタージは蒸気を噴きながら走り出す!接近する巨人に向けて!】
装甲を剥がせ!ガワを殴っても無駄だ!
【助走を付けた跳躍。狙いは巨人の肩】
【装甲の隙間を見つけ、そこから丸裸にするのが目的だ】


174 : ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 :2016/06/04(土) 23:37:15 ???
>>170
「オラ、死ね…死ね…ッ!!死にやがれ……!!」

顔面を砕き、腕を引っこ抜き、胴体を引き千切って投げ捨てる。相手が生身であろうとゾンビであろうと、恨みを晴らす相手には変わりない。
ひとしきり暴れ終わってフラストレーションを解放すれば、ジョシュアはアーマーのロックを解除し、ヘルメットを脱いで捨てた。
もう穴が開いてしまっている以上、気密性も保たれない。NBC兵器には無力だ。どさどさと装甲を落として脱ぎ捨てれば、そのインナーは赤く血に汚れていた。
地に落ちた装甲達は瞬く間に白熱すれば、そのままドロドロに溶けて床に広がって固まる。機密保持の為の自壊装置が作動したのだ。

「チッ…またデカブツか…」
「苦手なタイプなんだよな……」

聖像が動き出せば大して驚いた反応を見せず舌打ち。
”うぜェな”。ただそれだけのシンプルな感想だ。それはこの場に居る他の越境者達の実力を信頼しているからであり、
敵を見る限りはそれほどこちらが追いつめられているようにも感じていないからだ。
露わになった右腕でグチャグチャの肉塊になった信者たちに触れれば、エネルギーのストックが限界に達するまで捕食を続ける。
捕食が終われば装備をと弾薬を掻き集め、聖像に攻撃を仕掛ける他の越境者達を眺めて、それから溜息、さて行くかと銃を肩に担ぐ。

「頭を吹っ飛ばすか…心臓をブチ破るか…」
「………どっちもってのもアリだな?」

そのためにコイツを持ってきた、と先程床から拾い上げたのはジョシュアの現在の手持ちの中で最強の火力を秘めるダブルバレルショットガンだ。
特性のブリーチングラウンドは金属を容易く侵食し融解させる高熱を発生させるサーモ弾。跳弾も無いので安心して至近距離から発射できる。
本来ならば隔壁の突破用に持ってきたものであったが、まぁ鎧にも一定の効果はあるだろう。
教徒の頭を握り砕けば、どしゃりと地に落ちた死体を踏み躙って、体表に付着した返り血を右手でなぞって捕食する。

「………よっと…!」
「さァて…頼むぜスレートさんよ…デブ越しに祈ってるぜ」

巨人の動きを見極め、そしてソーマタージに続いて突撃。タェンティースの斬撃を飛び越えて聖像の頭部へと飛び込み、しかし攻撃は仕掛けない。
回り込むのは背面だ。スレートの一撃が着弾するまで取りあえず待機だ。彼女の一撃が鎧を凍り付かせればジョシュアの一撃はより大きな威力を発揮する。
彼女の攻撃が巨人に直撃したのを確信すればダブルバレルショットガンの銃口をその背中に突きつけ、約3000度の高熱を発する粒子を叩きつけるサーモ弾を発射するだろう。
急激な温度差によって鎧は脆くなるはずだ。あの時のようにグラスコーティングさえ無ければ、つまり穴させ開けば捕食でなんとでもなる。


175 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/06/04(土) 23:53:35 ???
>>171-172
ナチグロイシの言葉にアキレスとタェンティースが応える
ほかの者が巨大ゾンビに対応する中 2人は《教徒》の殲滅に動いた

光線の行き交う戦場を駆ける2人 アキレスのスラグ弾が《教徒》の体を吹き飛ばし
両手に刀を持ったタェンティースが脆弱なる《教徒》を鱠切りにしていく

直に《教徒》は殲滅されるだろう だが一番の問題である巨大ゾンビが立ちはだかる

そしてナチグロイシの術が発動 巨大なる氷柱は一直線に巨大ゾンビへ

だが巨大ゾンビはその剣を構えるや 氷柱を一刀の元に叩き切る
氷柱は砕け 辺りに猛烈な冷気をまき散らす

【タェンティース・ジョシュア・ソーマタージ・ナチグロイシ・アキレスにバッドステータス 低温:まるで真冬の如き冷気がまき散らされる】
【何かしらの対抗手段がない限り 行動に支障が生じるほどの冷気だ】

そして氷柱を切り捨てた剣を通じて冷気が巨大ゾンビの腕を張っていく が

【ナチグロイシに判定 魔力察知:巨大ゾンビの装甲上を魔力文字が走り 魔法の冷気を受け流した これは通常の視界には映らないが 魔力察知に長けていれば視認することは可能とする】

冷気の中をものともせず接近を継続する巨大ゾンビ

>>173
バートン「かしこまりました」
AIの謝罪を他所に突撃を慣行するソーマタージ だが先に氷柱と剣がぶつかり 辺りに冷気がまき散らされる

【判定は上記 バッドステータス】
そして巨大ゾンビは迫るソーマタージに対し 先ほど氷柱を叩き切った剣を大きく振りかぶり 跳躍するソーマタージを叩き返さんと 剣の腹を横薙ぎに振るう

【その反応は以前の巨大ゾンビとは大違いに素早く その一撃には不完全ながらも 《武》を感じるほどに澱みがない動きをしている】

>>174
そしてジョシュアは先ほど斃した《教徒》を吸収し 体内にエネルギーをため込む
氷柱の行く末を見守ったあと 狙う一撃は超高温の弾 それは装甲を的確にとらえる だが

【判定 魔力察知:詳細は上記の通り】
不可視なる力場によってサーモ弾は装甲表面を滑り その装甲には傷一つしかつけられなかった
しかもジョシュアの目の前で 突撃するソーマタージに対して 巨大ゾンビは迎撃態勢を取っている

更に辺りに冷気が漂い 行動が阻害されかねない勢いだ
【バッドステータス 冷気:詳細は上記】


176 : スレート『コードネーム:ナチグロイシ』 ◆9vmr0jXsek :2016/06/05(日) 00:02:03 ???
>>175

「くそ、効果薄だ。力ある文字で防御しているか。魔女の吹雪を防ぐだけの術者とはな……」

「……ちっ、これじゃ意味がない。<<解呪>>」

巨大ゾンビに効果が薄いとみるや否や、術式を解除する。
神秘によって編まれた氷はその存在を消滅させ、また放たれた冷気も消えていく。

「魔法はあのデカブツに意味がなさそうときたもんだ」

「誰か物理で殴れ。ミサイルだ、ミサイルもってこい! いいからなんとかしろ! 魔法が効かないイコール私のビスクドール化だ!」

対象を教徒に変更。
腹いせとばかりに氷の礫の弾丸を放ち、周囲の援護に切り替える。


177 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/06/05(日) 00:08:36 ???
>>175
グワーッ!?
【空中で咄嗟に防御姿勢を取ったが、それで完全に防げるわけでは無い】
【体内のフレームが歪み、人工筋肉が潰れる。鎧の表面が朽ちるかの如くボロボロ崩れていく】
【ピンボールめいて弾き飛ばされ、壁に叩き付けられて崩れ落ちるソーマタージ】

クソッ…死肉風情が武人の真似か?ふざけやがって……!
【頭を振って視界を取り戻し、垂れてくる血を袖で拭う】
【この上冷気まで来られては、本格的にヤバい】

ああクソッ!拙いぞ!腑抜けたら俺が代わりにぶち殺してやる!
【怒鳴ると同時に近場の死体から白ローブをひったくり、マントの様に纏う】
【勿論これだけで冷気を凌げるとは思っていない。握る手からスパークが走り、纏ったローブが燃えていく!】
俺が焼け死ぬか炎が消えるか、その前にこのデカブツが死ぬかの戦いだ
腹括れ!覚悟しろ!!

【雄叫びと共に両手を強張らせ、燃え盛りながら再びの突撃を挑む】
【今度の狙いは脚。地を滑って掻い潜り、背後から取り付こうとする】


178 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/06/05(日) 00:11:02 ???
>>175
「……ふぅっ!」

ダッシュから転進、軌跡を見れば赤い跡
上出来だ、教徒達の小物はアキレスの援護もあり大凡片付いたと見ていい
残るは大物、鎧ゾンビか

「ん……?」
「……うわ、寒っ……」

そこで異変を感じる
異常な冷気が周囲を包み、凍土の世界めいているのである
しかしこれは半人としては好都合、内部機構を強く稼働させ発熱
普段ならば熱暴走を起こしかねないレベルだが、この外気が味方をする
半人は半分はひとであるが、もう半分は機械なのだ
熱より冷気の方が、好き嫌いは置いておいて余程いい

「物理、ですか……」

とはいえ二本のブレードではなかなかに厳しそうに思える
だがだからと言って諦める訳ではない

「……!!」

ヘルメスの加速、全速力で駆ける
鎧ゾンビとすれ違いざま、その脚の関節を狙う様に斬撃一閃、否両の刃で二閃である


179 : ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 :2016/06/05(日) 00:16:12 ???
>>175
「クソ、防ぎやがった…!これ以上の火力は持ち合わせがねーぞ…!」

サーモ弾を受けて平然としている巨大ゾンビに思わず口をぽかんと開けてジョシュアはショットガンを放り投げた。
3000度の高熱に耐え兼ねて銃身は融け、銃口は炸薬の衝撃波でラッパのように内側から裂けて広がっている。
ダブルバレルは使用不能だ。残るは50口径のライフルとリボルバーのみ。魔法に対し一切の知識が無いジョシュアは、この局面ではどうしようもない。

「…スーツを脱いだのは失敗だったな」
「しょーがねェなァ……ま、あのクソ共を喰っとくのは正解だったようで何よりだ」

おまけにスレートの一撃はジョシュアの想定していたものの数倍は強烈なものだ。鎧どころかジョシュアにうっすら浮かぶ汗すら凍り付かせてしまう。
霜の張った肌をぱんぱんと叩けば、ジョシュアは食いだめしたエネルギーを消費して発熱、うっすらとその身体がエクストリミスじみて輝く。

【発熱:大量のエネルギーを毎秒消費】

「俺にはもう出来る事が何もねェみてェだな…クソ、ヒビでも入ってりゃ――」
「――ソーマッ!!避けろッッ!!」

愚痴を溢しながらゾンビの弱点を探るが、ジョシュアの知識では到底不可能だ。攻撃もすべて逸らされて終わるだろう。
愚痴の最中にソーマタージへの攻撃を認めればすぐさま50口径のヘビーアサルトライフルで剣の軌道を逸らそうと。
全弾発射すれば素早く後退して反撃を避け、スレートと共に後方から援護。ソーマタージやタェンティースに任せる事にしたようだ。

「俺は援護に回る!お前ら跳弾喰らうなよッ!」


180 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/06/05(日) 00:29:28 ???
ナチグロイシはその冷気を収める 辺りに散らばる冷気が収まり 気温が上昇していく

【バッドステータスが緩和されました】
>>176
ナチグロイシは巨大ゾンビに対して 自らの攻撃が通じないと判断し《教徒》に狙いを定める
すでに数を大きく減らした《教徒》はそれにより 内部から氷の華を咲かせて事切れる

これによって《教徒》の殲滅が完了 アキレスも巨大ゾンビに立ち向かう

>>177-179
ソーマタージが二度目の突撃を仕掛ける それを迎撃せんと剣を振りかぶる巨大ゾンビであるが 
同時に突撃してきたタェンティースの その鋭い一撃を察知し 咄嗟に剣で防御 その間にソーマタージが足元を掻い潜り背中に取り付いた

ソーマタージを引きはがそうとする巨大ゾンビであるが

アキレス「んのやろう!!」
それを援護しようとするアキレスがゾンビの腕にぶら下がり 更にジョシュアの大口径ライフルが装甲を叩いて動きを阻害させる
これにより後手に回った巨大ゾンビは ソーマタージの成すがままになってしまう

【特殊条件発動】
次のレスでソーマタージが装甲の剥ぎ取りを行った場合 巨大ゾンビへの攻撃は 装甲の剥がれた場所への攻撃に自動変換されます


181 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/06/05(日) 00:37:17 ???
>>180
「ちっ……!」

出来る、と舌打ち
快心の一撃であった自負がある、それを防がれたのだ仕方ない
だが落ち込むかどうかはまた違う、一を防がれたのであれば二の斬三の斬を放つまでである

「……せ、やァァァッッッ!!!」

弾かれて微かにバランスを崩しながら駆け抜けて復帰
弧を描く様にしてターン、金色の粒子を置き去りにして再度鎧のゾンビへと肉薄
一呼吸あってからの咆哮、赤刃を順手、虚刀を逆手持ちに構えての乱斬撃
斬り裂きのフィールドをそのままに、鎧のゾンビへと放つ
だがこれは全てが無手勝ではなく、数多の中に確かに鎧の関節部を狙った剣線が含まれているのだ


182 : スレート『コードネーム:ナチグロイシ』 ◆9vmr0jXsek :2016/06/05(日) 00:39:48 ???
>>180

「……することがなくなってきたな」

残敵を掃討すると、やることがない。
巨大ゾンビにもう一度魔法攻撃をしかけようにも、力ある文字によって防がれてしまうのでは意味が薄い。
装甲板が剥がされればおそらく通るようになると推測できるが、それを待っていては一手遅れるだろう。

「……となると、牽制が精いっぱいか」

すでに巨大ゾンビはいっぱいいっぱいであるようだが、どうせならもっと始末に負えなくしてやろう。
剣を握る腕に向かって、氷の礫の弾丸を放つ。
衝撃だけでも大したものなので、嫌がらせにはなるはずだ。


183 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/06/05(日) 00:47:08 ???
>>180
最悪の相手に楯突いたな!
【酸素供給機が縦に開き、獰猛な笑みが露わになる】
【ミシリミシリと触手が伸び、装甲の隙間を探して潜り込む】

イイイヤアアアアーーッ!!!
【口にリボルバーを咥え、電子スピーカーから音割れするほどの叫びを上げて装甲を力づくで引き剝がしにかかるソーマタージ】
【無防備な面を無理矢理作り、露わになった肉に大口径弾を叩き込むのだ】


184 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/06/05(日) 01:00:03 ???
>>全員対象
なおも抵抗を試みる巨大ゾンビであるが ナチグロイシの礫が腕を直撃し その軌道を逸らす 更に取り付いたアキレスが邪魔で満足に腕を振るえない

その隙を用いてソーマタージが装甲を引っぺがした あらわになった腐肉にジョシュアの50口径が ソーマタージのリボルバーが タェンティースの斬撃が ナチグロイシの礫が アキレスのスラグ弾が殺到

過剰ともいえる火力が弱点に終息した今 巨大ゾンビにそれを耐える術は残っていなかった

アキレス「うぇ・・・ミンチよりひでぇや」
全てが終わった後 原型をとどめていない巨大ゾンビを気味悪そうに見るアキレス

バートン「敵防御陣地の破壊を確認 これより神殿の制圧を開始します」
どうやら後続も頑張ってくれたようだ 建物の制圧は彼らに任せて一行は撤退する

そして建物は 後続が持ってきた高性能爆薬で更地と替えられ 住人の嗚咽と怒号が木霊する中 一行は降下してきたHLVにて 艦隊戦を繰り広げているウォリアー号へと帰還したのであった・・・・・


//それではイベントを終了します お疲れ様でした


185 : ◆eZKgukyN3c :2016/06/18(土) 21:35:22 ???
【L-31宙域】
???「・・・来たか グレルの大敵め」

仰々しい宇宙戦艦を指揮する男が その瞳に決意をみなぎらせ前方を睨む
レーダーにはこちらの行く手を遮るように展開する宇宙海賊の艦隊

敵戦力はこちらと同等 なれど負けるわけにはいかない これ以上グレルは負けるわけにはいかないのだ

敵艦長「全艦に告ぐ!! 艦隊戦用意!!」

敵クルー「戦闘ブリッジ 開け!!」
敵クルー「パワーアーマー 何時でもいけます!!」

〜場面転換 ウォリアー号〜
バートン「艦長 こちらの布陣整いました」

モリエール「ご苦労 ではみなさん 今日の戦闘をもう一度おさらいと行きましょう」
ブリーフィングルームにて 艦長モリエールとAIのバートンは一行を含む戦闘員に語り掛ける

モリエール「今回の戦いは対宙戦闘となる 最初に艦砲射撃を行った後 君たちをこの漆黒の海に解き放つ
       そしてこちらに接近してくる敵兵士の迎撃 場合によっては敵艦の制圧 または破壊をこちらから要請する」

モリエール「何か質問は?」


186 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/06/18(土) 21:57:53 ???
>>185
【椅子に腰掛け手鏡を見ながら口の中に両手の指を突っ込み、尖った歯に細い細い糸を結ぶソーマタージ】
【話はちゃんと聞いているので問題はないのだが、些か不真面目にも取れる態度だ】

【モリエールの話が終わるのを見計らい、気怠げに片手を上げる】
宇宙でもバンバンやれる銃とかあるか?出来れば片手でも使えるやつが欲しい
【涎で濡れた指先をハンカチで拭いながら、ブリーフィングルームに呼ばれてから初めて声を発する】
【以前の戦闘で使った拳銃はまだ持っているが、無重力状態でこんなものを使うというのは反動で永遠の闇へ飛ばされると言うこと】
二、三丁ほど持っていきたい、御守り代わりにな


187 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/06/18(土) 21:59:47 ???
>>185-186
「……」
「……わたしからは、特に……」
「大丈夫です……」

言葉少なく口元をふわりとした拳で覆う半人
この所作は緊張がそうさせているモノだ
訓練は唸るほどに行い成績も随分と伸びたのだが矢張り初の宙間戦闘の実戦となれば話は違う
規模の大きさ云々よりも尚、その事実は今迄の訓練を想起させ更にバックアップからあらゆるデータを引っ張り出して脳内で閲覧させるに至っている
リラックスしている風のソーマタージと対照的に、端から見ても看破が容易い程に固まっていた


188 : ◆eZKgukyN3c :2016/06/18(土) 22:15:40 ???
>>186
バートン「それでは前回と同じく格納庫にお立ち寄りください」
バートン「なお今回は無重力空間での戦闘となるので 火薬武器は使用不可とさせていただきますので ご理解とご協力をお願いします」

格納庫に向かえば 連射重視やら威力重視などの違いはあれど 概ね眼鏡にかなう品が見つかるだろう
ただし 片手サイズでは バッテリー量の関係で あまり高威力の者は期待できない もしも高威力だと弾数が削られていることだろう

>>187
緊張するタェンティースの肩に ポンと手が置かれる なお人差し指が伸びているので 振り向けば人差し指が頬肉に突き刺さる鬼畜罠

アキレス「頑張っていこうぜ ティースタン」
その罠の成否にかかわらず アキレスはそう言って励ました

>>全員対象
そして一行を含む戦闘員は 甲板に続く通路にて ブースターユニットを装着して待機

バートン「敵 射程圏内に入りました」
モリエール「よし 艦砲射撃 開始!!」

その言葉と共に宙域がまばゆい光に包まれる 敵味方入り乱れての 大出力レーザー砲の応酬が始まった

極太レーザーが瞬くたびに 敵味方入り乱れての被害報告が飛び交う そして

バートン「敵 白兵戦レンジに到達 各戦闘員は宙域に展開 敵兵士を殲滅せよ」
見れば敵兵士は早速宙域に展開 デブリを起動させ壁を形成しつつ こちらに接近してくる

バートンの言葉と共に 雄叫びを挙げながら宙を舞う味方戦闘員 一行にも出撃命令が出た 空を艦砲射撃と歩兵携帯レーザー銃の光の中へ 飛び込むこととなる


189 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/06/18(土) 22:30:41 ???
>>188
【出撃前に格納庫へ向かうと、成る程便利そうなものが】
【取り敢えず二丁、拳銃を少し大きくした程度の大きさの威力を高めたものと、連射力を高めたものを手に取ると、満足気に腰のベルトへ】
【基本は刀、緊急時には銃、上手く行けばいいものだが】

遂にこの俺も宇宙デビューか。次は魔界とか辺獄とかにでも行こうぜ?
四人パーティー組んでさ、俺手足伸ばすからお前ガンロックな
【アキレスに軽口を叩き、両手に持った光線銃をクルクル回してホルスターへ】

やるか
【短く呟き、レーザー光の中へ飛び出す】
【光を潜り抜け、飛び立った際の勢いを利用してクルクル回る。歓声が次第に熱を帯び、獲物を狙う肉食獣じみた声となる!】
【敵歩兵の元に真っ直ぐ突っ込むソーマタージ。今までとの違いは、ブースターが付いたことにより正に砲弾の様な速度となった事だ】
【適当に目に入った哀れな者を捕まえ、抜いた刀で突き刺そうとする。それだけだ】


190 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/06/18(土) 22:35:20 ???
>>188
「ん……?」
「……んむっ……」
「な、なんですか……もう……」

ふにりと頬を突く指、それに変える感触はオモチめいて柔らかい
やられたとばかりに苦笑い、しかし小さく感謝を告げられる
少しばかり軽くなった気がする心持ち、大きく深呼吸を行った

さてそれから

半人は藍色の世界を見上げ、そこに輝く無数の光を眺めていた
それらは星々の瞬きであったり、艦隊の最期の煌めきであったり、生と死が全て混濁していて等しく美しい

「ふー……」
「……行くかっ!!」

言い切って己を鼓舞し、メインブースター点火
2カウントの後に高速戦闘速度は到達、機動システム巡航状態に移行
血管及び内臓器官の対G保護は完全だ、仮にこの状態から急停止したところで問題は起こり得ない
レーザー光を躱し、或いは斬り払い突き進み敵兵まで辿り着けば赤刃での斬撃一閃
宙間戦闘に於いても矢張り、半人が頼るべきは己の振るう剣なのだ


191 : ◆eZKgukyN3c :2016/06/18(土) 22:47:03 ???
>>189
「えー でも俺ってば魔界もあの世も行ったことあるし・・・」
残念 デビューの場はアキレスの方が上だった!!

光のシャワーの中をかっ飛ぶソーマタージ
敵兵士のレーザーをものともせず敵兵士に取り付く

敵兵士「クソッ離せ!! 離せよ!!」
ブースターを吹かし 応戦しようとするが それよりも早くソーマタージの刀が その体に食い込んだ

>>190
アキレス「・・・(ニッコリ」
感謝の言葉を紡ぐタェンティースに対し 意地の悪い笑みを返すアキレスであった

そしてソーマタージに続いて漆黒の宙を駆けるタェンティース
音の響きがない故に 無音で通り過ぎる破壊の光の中を掻い潜り 敵を屠るタェンティース
また1人首を撥ねられ漂うデブリと化す敵兵士 こちらに集中攻撃を仕掛ける敵兵士 なれど世界の修正力がそれを無益なものとする


>>全員対象
存分に敵の血を吸う2人に緊急通信の音が響く

バートン「ポイント3340にて 破壊工作部隊と思われる敵影を多数感知 シールドを展開しないことでステルス性を確保した個体と思われる」
バートン「敵部隊の装備に高性能爆薬の存在を確認 付近に展開中の閣員は 至急彼らを撃破せよ」

映像には 前時代を思わせる宇宙服に 爆薬らしき装備を括り付け 味方の艦に迫りつつある一団が映し出されていた


192 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/06/18(土) 23:00:31 ???
>>191
人間ケバブ一丁上がり!
【突き立てた刀を強引に引き抜き、血を拭うと兵士の体を踏み台にして飛び離れる】
【仮に助かったとしても、この混戦、しかも宇宙だ、永くはないだろうと勝手に目星をつけたのだ】

次からは俺みたいに自分の眼に頼るんだな
【吐き捨てる様に言うが、高性能爆薬は引っかかる】
【これを利用してやらない手はない】
耐爆スーツの類いか?こりゃ
しゃらくせえ!内側から破裂させてやる!

【連絡を受けると、指定された場所へ真っ先に向かう】
【先ほどと同じ様に勢いを利用して砲弾めいて突っ込むソーマタージ】
【ただ今度は刀は抜かない。両手の指を狂暴な熊の如く強張らせるだけだ】
【仮に耐爆スーツだとすると、突きや拳のやうな攻撃は効くか分からない。工作部隊の一人に急接近し、内側へ電撃を流し込もうとする】


193 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/06/18(土) 23:02:48 ???
>>191-192
「……」

浮かぶ鮮血がルビーの宝石の様に輝いて漂い、フェイスキャノピに付着した
それを親指で拭い去る
本来この程度の汚れならば高速戦闘の中で落ちるのではあるが、半人はそれを自身の手で行うのは責務だと思っていた
飛来する矢の様な光線を赤刃で受ける、その度に衝撃波が走った

「爆薬?」
「……うーむ、よくないですね」

爆薬を嫌うのはその戦闘スタイル故だ
死にゆく兵に、至近距離で爆薬を作動させられてしまえば溜まったものではない
だがそれは指示を拒む理由にはならないのを半人は理解していた
ソーマタージの後に続き突撃、その影に潜む様にしてから飛び出し襲い掛かる
攻撃は矢張り赤刃、即死を狙い首元を狙っての横薙ぎだ


194 : ◆eZKgukyN3c :2016/06/18(土) 23:16:08 ???
>>192-193
戦場を駆けるソーマタージとタェンティース そして味方戦闘員がいくらか アキレスは別の場所にて銃撃戦を展開していて駆けつけられなかった
・・・・・それは彼にとって幸運なことだったのかもしれない

2人は敵部隊に接近するにつれて 一つの疑問を抱くかもしれない
その宇宙服部隊は 明らかに小さかったのだ大人の背丈の半分行くか行かないかほどに

ソーマタージが真っ先に敵部隊の1人に取り付き電流を流す その一撃は容易く内部へと伝達し その敵兵士はバタバタと体を躍らせ 直に動かなくなった
そしてタェンティースが到着し 喉元に向けて刃を躍らせる その一撃は簡単に首を切り裂き 血が塊となって宙を漂った

更に戦闘員が射撃を行い 数人に命中 その一撃は宇宙服に容易く穴を開け空気が漏れだし 敵兵士が手で必死に穴を塞ごうとしているが 直に空気がなくなりぐったりと動かなくなる

この敵部隊の装備は 耐爆スーツなんかじゃない 現代にもあるような ただ気密性が保たれているだけの装備 その部隊は 特攻部隊だった

特攻部隊の一部はレーザー銃を構え 一行に向けて発砲 その間に別の者が必死に味方艦を目指して宙を泳ぐ
特攻部隊の総数はかなりの量であり 彼らh是が非でも味方艦を殲滅せんと がむしゃらにこちらの妨害を行っている


195 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/06/18(土) 23:25:16 ???
>>194
「……ちっ」

舌打ちを行っていたのを、半人はしばらくあってからようやく理解した
彼等は頭数を揃えただけの部隊だ、生きている使い捨ての武器
戦闘個体として生み出された己と似ていて、だが持ち合わせた力が多少異なるだけでその命運は大きなすれ違いを起こす

「……ソーマタージ様、」
「余り時間を掛けてはいられません、一気にカタをつけましょう」

それは戦闘単位から見てもそうだし、何より半人自身がそう望んでいる為の呼び掛けだ
彼等は絶望の中に生きている
その苦しみだとか、怖れだとか、負の感情を
一刻も早く、感じる時を短く
その内に屠ってやる事だけが、今の半人に行える余りに独善的な救済なのだ
味方艦へ向かう兵達の元へと急行
ばち、と衝撃、光線が被弾
ブースターユニットを掠めたのだ、戦闘続行に異常なし

「……セェェッ!!」

赤刃のジェネレイターを起動、魔力解放
破壊的エネルギーの奔流を纏った刀身を振るい、艦爆破を狙う特攻兵達を蒸発させんと薙ぎ払う


196 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/06/18(土) 23:31:10 ???
>>194
こいつら…!だから宗教家は嫌いなんだ!
【あっさり動かなくなる兵士。周りを見ると、どうもこの兵士が特別貧弱な訳では無さそうだ】
【今や遠い昔、自身の祖国でも行われた戦法。この宇宙戦争時代になっても連中は同じ事をやろうとしているのか】

【動かなくなった特攻隊の顔面を苛立たしげに殴りつけると、ホルスターから抜いた光線銃を片手で遮二無二撃って応戦】
【慣れないながらもなんとか敵の光線を避けるが、その間にも他の敵が味方の船に向かう】

……ああッ!クソッ!俺を怒らせる日を間違えたな!!
【ブースターを点火、片手に死体を抱え、一気に光線を潜り抜けて飛ぶ】
【スーツが破損したらいくらサイボーグでも死にかねない。生身だったら冷や汗を流していただろう】
【ある程度の距離まで近づいたならば、ブースターの向きを調整、抱えた死体をハンマー投げじみて振り回して、味方艦を狙う特攻隊に向けて投げ飛ばす!】

爆風来るぞ!備えろ!!
【通信機に向けて怒鳴ると、両手に銃を握って投げ飛ばした死体を撃つ!撃つ!撃ちまくる!】
【既に遠く離れていった死体に撒かれた爆薬を狙い撃って爆発させる。銃の扱いには慣れているがこればっかりはどうしようもない、運に任せるしかない】


197 : ◆eZKgukyN3c :2016/06/18(土) 23:50:00 ???
>>195-196
彼等はその任務に何ら絶望を感じてなんかいなかった
グレルの為 この世界の為 彼らは喜び 誇りをもってこの任務に就いたのだ

彼等は きっと幸せだったのだ

特攻部隊の亡骸を放り投げるソーマタージ

バートン「警告 警告 付近の戦闘員 および艦隊は爆風による衝撃波に注意せよ」
AIもその意図に気が付いたらしく 周囲の味方に警告を出す

そしてソーマタージのレーザー・・・よりも先に タェンティースの破壊エネルギーが迸り
亡骸に突き刺さると同時 無音の爆発が轟いた

それに連鎖するように特攻部隊の爆弾が爆発を繰り返し 辺りに強烈な衝撃波を生み出す

味方の対宙戦闘スーツとブーストユニット 更にバートンの補佐により その破壊的な衝撃波の渦からリカバリーを始める
【ただし 激しくシェイクされた為に方向感覚は麻痺し 上下左右の感覚すら曖昧だ】

だが特攻部隊は? 必要最低限の装備のみで宙を泳ぐ彼等はその衝撃亜hに耐えきれず 体に穴を開けて酸素を漏らす者 遠い彼方へと流される者 爆発に巻き込まれた者は肉片ですら残っていれば奇跡といった様子

偶々近くを通りがかった ヘルメットが脱げて窒息した特攻部隊 その顔は

戦闘員「k・・・子供・・・?」
年の頃10にも満たぬ あどけない顔に 精一杯の憤怒を称え 暗い漆黒の海へと突き進んでいた

バートン「敵部隊殲滅 味方艦隊損害軽微 敵破壊工作は失敗に終わりました これより戦線を押し上げ攻勢に出ます」
バートン「ソーマタージ およびタェンティース両名は一度ウォリアー号に戻られたし 追加装備を受け取ってください」

バートンは特攻部隊の情報を必要以上に開示せず ただ事実のみを告げた


198 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/06/19(日) 00:05:25 ???
>>196-197
半人の偽善と、彼等の誇り
それらの想いはすれ違い、だがしかし結果としてはこれで良かったのだ、きっと
彼等は気高く殉教者として没する事が出来たし、半人はその行為自体に微かながらの救いを見出す事が出来た
だから、そう

「……」

ブースターユニットの被弾は、爆破の衝撃によりその被害を比べものにならない位に色濃くしていた
まるで海に流される木の葉の様に、半人はただ藍色の空間を流されて行く
半人の瞳と、それに連結された無機的な部分は常人より多くの情報を得る事が出来る
そしてそれらが全て、半人にとっての利益を齎す訳ではないという事を今改めて実感していた
無音、本来ならば小気味の良い乾音と共に巻き起こる排熱だが宇宙空間ではそれはない
前髪が少し伸びていた、アッシュグレイのそれはギリギリのところで瞳を覆う

「……」

手足を泳がせ、赤刃に残された魔力を出力としてアポジキック
恒星を後光に輝くウォリアー号の雄姿が遥かに見えた
コピーと告げる半人の表情は伺えない
赤刃をブースター代わりに、漆黒の中を漂って行った


199 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/06/19(日) 00:06:59 ???
>>195>>197
イエスッ!イエス!イエス!クソッタレ!!
【タェンティースの攻撃が死体を、輩を含めて吹き飛ばす。後はガッツポーズを取って煽るだけ】
【咄嗟に腕と脚で身体を守るが、爆風による衝撃は容赦無く襲いかかる】
【キャノピーの中で何度か頭を打ち、胃の中に仕込んでいたコンバットドラッグが口から出てくる】
【白い血と体液に塗れたそれを飲み込み直していると、どうやらカタは付いた様だ】

誰か俺の身体を診てくれ、裏返ってないか?そんな気がしてやまない
【軽口を叩いていると、目の前に流れてくる小さな人影】
【遠ざかっていく幼子の亡骸を神妙な顔で見送ると、手近な肉片に手を伸ばす】
【妙に小柄だとは思ったが、まさか子供までも使うとは】

これもあのエーカー社?の入れ知恵ってとこか?おっ、今夜はこれでイケそう
【下品な冗談と共に小さな手を掴み、裏声で「ハーイ」とパタパタ振る】
【戦争とはシビアなもの、この程度の事で心を折ってはやっていけない】
【戦闘で心を病む者が不出来だとしたら、この男はその辺は完璧な男となってしまう。それが良いか悪いかは別として】

さっさと戻ろうぜ。ヤツらをバラバラにする事はビッグな銃と弾丸をポケットに詰め込んでからでも遅くはない
【肉片を無限の闇へ捨てると、振り返ることもなく一行を促してウォリアー号へ】


200 : ◆eZKgukyN3c :2016/06/19(日) 00:23:17 ???
>>198-199
ブーストユニットの破損により 若干の遅れは生じた者の 2人はどうにかウォリアー号に戻ってくる
なおウォリアー号は タェンティースから見て裏返っているように見えたし ソーマタージから見たら直立しているように見えた

そして戻ってきた2人に対し 整備員がブーストユニットを好感し 栄養ドリンクを手渡す

バートン「世界の修正力を持つお二人にしかできないミッションがあります 現在戦況は あそこに見える・・・」
ビーコンによって導かれる視線 そこには巨大な宇宙戦艦が 膨大なレーザーを四方八方にまき散らし 味方艦を蹴散らしている

バートン「ド級戦艦によって劣勢を強いられています 強固な電磁シールドによって守られているあの艦に対して こちらは質量兵器による破壊を画策するも
      対空兵器にすべて迎撃されている状態 故にあなた方の出番ということです」

バートン「質量兵器を運搬するための高速船を操り 至近距離から質量兵器を叩き込みます これはあなた方にしかできない仕事と考えています」

AIはそう切り出した 一行の前には ミサイルを腹の中に収めた 爆撃機もどきの高速船が鎮座していた・・・・・


//それでは前半部分の終了といたします お疲れ様でした


201 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/08/06(土) 20:29:08 ???
【ウォリアー号甲板】
メカニックがブーストユニット換装作業を行う中 やってきた艦長モリアーノは 中空にディスプレイを展開しながら一行を戦場より呼び寄せた経緯を話し始めた

モリアーノ「ご覧ください これが世界指折りの機動要塞アラムート号 歴史上 この要塞を抜いた者はただの1人もいません」

ディスプレイの中 アラムート号は カノッサ陣営の戦闘艦の一斉射を悠々と弾き 質量兵器であるミサイルを濃密な弾幕で破壊し
返す刀の艦砲射撃はカノッサ戦闘艦をバリアごと貫き轟沈させていく 

そしてカメラが切り替わり アラムート号の背後にて ターゲットである聖像を運搬する 豪華な装飾を持つ輸送艦が戦域を移動していた

モリアーノ「悔しいことですが 我が陣営にアラムート号のバリアを抜くだけの火力はなく 接近戦を仕掛けようにもあの弾幕を掻い潜る術を持ち合わせていません
      戦闘艦を出せば敵艦砲射撃の霞と消えるでしょう」

アキレス「ならなんで俺らを?」

モリアーノ「あなた方はこの世界の修正力を持ちます 故に今まで碌な被弾もなかったでしょう」

アキレス「あぁえと・・・すごく嫌な予感を覚えるんだけど・・・?」
冷汗を垂らすアキレスに モリアーノはニコリと笑う

モリアーノ「この艦の下部に 機動兵器が乗っています あの雨に晒されて生き残れるほど高出力のバリアではありませんが あなた方の回避能力をもってすれば 生き残れる可能性は十分にある
      アラムート号に接近 一撃かましてあの要塞の機能の一部でもそぎ落とし そのまま聖像運搬を強襲・撃破 やってくれますかな?」


202 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/08/06(土) 21:44:16 ???
>>201
随分と思い切った作戦だな?失敗した時は誰の首が飛ぶんだ
【眉をひそめ、先の戦闘で消費した分の光線銃を再装填しながら】
【戦闘機……というかプロペラ機やヘリの操縦経験はあるが大丈夫だろうか?】

クソ光線を避けて、クソ宇宙船を痛めつけてやればいいんだな?
蝶の様に舞い蜂の様に刺すってか、任せろ
【イヤって言ってもさせるんだろどうせ、と嫌味も忘れない】


203 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/08/06(土) 21:53:32 ???
>>201-202
「機動兵器」

そう反芻する半人
思い起こすのは彼の地でイムカ・グリムナーとの共同作戦時の強襲形態である
あれは半人が追加装甲やブースターを背負う格好であったが、今度は舞台が宇宙なのだ
もう少し違う事柄なのであろう

「……まぁ、そうですね」
「やるかやらぬか、ではなく、やらなければならない時なのですから」
「……お受け致します」

そう言って恭しく、しかし嫌味っぽさを与えぬ所作での一礼


204 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/08/06(土) 22:01:22 ???
>>202
モリアーノ「私の首では 不満ですかな?」
不敵な笑みを浮かべながら 小首をかしげて見せる

モリアーノ「操縦スキルがなくとも大丈夫 バートンの補佐と神経コネクタで直観的な操縦が可能となります」

>>203
モリアーノ「そう言ってもらえると助かる」
タェンティースの言葉に感謝の意を伝えるモリアーノ

モリアーノ「それではバートンのナビに沿って ウォリアー号下部へと移動してください」

>>全員対象
一行がたどり着いた格納庫 そこには多種多様な機動兵器がおさめられていた

メカニック「好きなのを選んでくれ 戦闘機型は加速 最高速に優れるが 動かし方が人の手足とは異なるからな 多少の操縦スキルが求められる
      人型は自分の手足の延長線上みたいなもんでな ズブのど素人が動かしてもサマになるし 旋回性能にも優れるが その分速力に劣る」

機体を選んだのなら コクピットに乗り込むことになる その時首筋に平たいパットが張り付き 搭乗者の意識とコネクトする
これで人機一体の挙動を得られるだろう そして再び漆黒の海に身を躍らせることになる

なお細かい外見や武装は 要塞攻撃用の反応兵器以外は参加者の要望に ある程度こたえられるものとする


205 : スレート『コードネーム:ナチグロイシ』 ◆9vmr0jXsek :2016/08/06(土) 22:03:40 ???
>>201

「ほう。機動兵器か。ハイテクアレルギーな私にも見覚えは、あるぞ」

小柄な魔女が懐から煙草を取り出して火をつける。
紫煙をくゆらせながら、にまにまと口元を歪める。

「大きなゴーレムのような、二足歩行の決戦兵器だろう?」

「いろいろと種類はあるが、美しいフォルムのものを見たことがある。そういう類なんだろうな?」

魔女が思い浮かべる機動兵器とはすなわち人型ロボットであった。
あの手のものを手足として操るのはロマンであるのだ。
……たとえハイテクアレルギーもちには、ちと動かすのに難儀しそうな代物だとしても。


206 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/08/06(土) 22:12:11 ???
>>205
メカニック「あぁ ゴーレム型もあるし 飛行機型もあるぞ 機体を選んでくれれば 自動人形用の神経コネクタへの換装もちょちょいとやっちまうから 早いところえんらんでくんな」

なお機体については上記を参照


207 : スレート『コードネーム:ナチグロイシ』 ◆9vmr0jXsek :2016/08/06(土) 22:16:39 ???
>>204

「……おおっと。ほら、ほら見ろ! あった、あったぞ。こういう美しいのが私の好みであるところだな!」

格納庫に来るなり、魔女は快哉の声をあげた。
どうやら彼女のお気に召すような、人型兵器の姿を認めたらしい。

「赤いドレスのような流線形、肩の装甲がでっぱってるのはこりゃ盾代わりで武装を内蔵しているとみた」

「ふむ。ほう、こいつの名前はMBA02“サラミス”というのか。由来はわかるようなわからんような……」

何となくフォルムが女性的な、丸みを帯びたデザインのソレ。
彼女は武装と自分の相性だとか、そういったものを度外視して機体を選んだ。

「よし乗り込もう。我が神秘とハイテクを繋げるというのは一大事業かもしれんが、まぁそれをこなすのがハイテックの怖さか。まぁいいようにしてくれ」

コックピットをあけてもらい、中に搭乗。
神経インターフェイスを接続――機体のカメラがダイレクトに自分の視界としてリンクし、魔女は驚きの声をあげた。

「ハラショー! なぁ、おい、もしもコレが終わって、尚且つこいつがまだ無事なら、もらっていいか!?」

もらってどうする気なのか。
賢人会の偉いさんから受けたストレスのせいで、ちょっと彼女は狂っているのかもしれない。


208 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/08/06(土) 22:18:41 ???
>>204
「いえ、どう致しまして」

矢張りその言い口には嫌味っぽさはない
そしてそして格納庫

「好きなの、と言われましても……」
「……では、これで」

半人が選んだのは人型の、その中でも突撃力に優れていそうな兵器である
武器は多くは必要ない、その分少しでも推力に割く必要があるのだ
大型の剣状のモノがあれば半人としては充分と言える、遠距離武器があれば越したことはないが
早速乗り込み機体接続
本来マウスィムの生体兵器には外部接続を拒む仕様が多く存在するが、半人がそれを受け入れる
視界に信号が走った、各部異常無し、接続完了

「……準備、問題ありません」

仄暗い密室の中、瞳を閉じて深呼吸を行った


209 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/08/06(土) 22:20:55 ???
>>204
越境を利用することが出来なくなるかもしれないんだろ?カノッサとやらの偉い奴の首5、6個はいるんじゃないか?

あー僕これー!こえにするー!
【格納庫に招かれればわざとらしくはしゃぎ、一台のロボットに飛び乗る】
【ずんぐりした無骨な機体は成る程戦闘機よりは扱いやすそうだ】
武器が強そうなのがいい。バカでかいチェーンソーとかレールガンがあればなお良かったがね

【首筋に貼られるパットには怪訝そうな顔を向ける】
念のため聞いとくけどさ、痛覚リンクとか無いよな?


210 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/08/06(土) 22:41:58 ???
>>207
メカニック「あ あぁいいんじゃないかな?」
メカニックその1は戦慄した 趣味に走りすぎと小言を喰らった人型兵器の琴線に触れる者が現れようとは思わなかったのだ

後で賢人会に請求書を回しておこう そう心に決めたのであった
そして追加でシュツルムファウスト型の反応兵器も持たされる

ビーコンの誘導に従い 電磁カタパルトにて漆黒の海に射出された

>>208
タェンティースが神経接続を行い 立ち上がったと同時に横の壁が展開し 分隊支援火器程の大きさの銃が姿を現す

メカニック「ビーム・スマートガンだ 連射・精密射の切り替えは考えただけでバートンがやってくれる 幸運を祈る」
上記と同じく シュツルムファウスト型反応兵器を受け取り 電磁カタパルトにて射出された


>>209
モリアーノ「あぁそうでしたな それでは用意しておきましょう」

そしてこちらも人型兵器を選んだソーマタージ 要望に応えてメカニックが武装を取り付けていく

大剣型のチェーンソーと 肩に備え付けられた120㎜レイルガンがきらりと光る

そして上記と同じく シュツルムファウスト型反応兵器を受け取り 電磁カタパルトにて射出された


>>全員対象
アキレス「え? みんな人型で行くの? じゃあ俺は戦闘機にするわ」
と言って どこかで見たことのあるXな戦闘機に乗り込み アキレスも遅れて射出される


バートン「それではこれより機動要塞に突撃を仕掛けます 用意はいいですか?」
眼前には 超ド級の要塞が広がり こちらを補足した要塞は 近づけさせまいと 濃密な弾幕を形成した

【弾幕:密度の濃い射撃 だが本来の対空砲火と違い 途中で弾が破裂したりしない 世界の修正力を有する一行ならば 回避は難易度は高いながらも 決して無理なことではない】


211 : スレート『コードネーム:ナチグロイシ』 ◆9vmr0jXsek :2016/08/06(土) 22:51:20 ???
>>210

「なんだこりゃ。ナチ共が使ってたのにそっくりだな」

「まぁいい。よし、行くぞ! “サラミス”出るぞォ!」

反応兵器を腰のマウントラックにひっかけ、カタパルトで射出される。
ハイテクの中に自分が取り込まれる格好になるのはなかなか恐ろしいことだが、宇宙空間に投げ出されれば中々気分の良いものだった。
光の瞬きは美しく見える。それが死の光であり、自分もその仲間入りをするかもしれないと理解はしていても。

「ポーレシュカ・ポーレでも大音量で流したくなってきたな! 楽しいじゃあ、ないか!」

「一度やってみたかったんだ、これ、ニホンで見たアニメみたいだ! いいぞぉ! ふむ……おお、防御兵装、展開! 追加スラスター、点火!」

細かくスラスターを制御しながら弾幕を回避しつつ、内蔵武装の類を確かめ、防御用の装備に目を止めて、愉快そうに笑う。
肩部の盾兼バインダーから、ダミーバルーンとフレア、チャフを射出し、自身を補足する要塞の銃座を攪乱――
――それと同時に、背中の大型スラスターを展開し、加速。要塞に接近する。


212 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/08/06(土) 22:52:49 ???
>>210
え〜っイイのぉ〜?ホントにぃ〜?
【なんとも言えない笑顔を向け、取り付けられていく武装を眺めるソーマタージ】
【内心では全く違うことを考えながらも、満更でも無さそうな態度だ】
このソーマタージの与太に付き合うほどの技術、流石は世界を股にかける組織ってとこか。敵に回したくはないね

初めて旅客機に乗った時のことを思い出すよ、あの時もこんな気分だった
【カタパルトにより高速射出、操縦桿を握って飛び回るよう念じると機体が動く】
イエーッ!イエーーッ!!ッハハハハァァ!
【歓声じみた叫びが次第に獲物を狙う猛禽類めいた獰猛な声に変わる。宇宙が眼下に見えた】
【背中、腰にあたる部位のブースターをふかし、光線の中を掻い潜る。砲弾の様に、とまではいかないが着実に要塞に近づいていく】

ケリがついたらこいつもくれ!もう百年は遊べそうだ!
【目の色を変えて横に、上に飛び回り無線機に笑い混じりに叫ぶ】


213 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/08/06(土) 22:57:20 ???
>>210-212
「ビーム兵器ですか」
「ありがとうございます、では、行って参ります」

視界端に浮かぶメカニックの顔に微笑み返し、そしてそれを即座に正す
カタパルトの向こう、トリミングされた様な小さな宇宙
時折走る流星めいた光は飛び交う死と破壊の光線だ

「……!!」

電磁カタパルト機動、機体速度最高速へと到達
即座に闇が迫り、刹那の後に射出
右肩部及び左腰部アポジバーニアそれぞれコンマ1秒機動、姿勢制御及び予定航路確保完了
直後アラート、弾幕接近
脊髄反射と同義の速度でバーニア起動、回避行動開始
第一波着弾ゼロ、回避完了
続く二波、回避パターン変更、行動開始

「……っ……」

やや強引な回避となった
ガクンと急減速、機体バランス大幅低下
全身の血ともオイルともつかぬ液体が急減速の大Gに依って頭部に向かうのを、人工血管内に施された逆流防止弁が制御
おおよそ通常体のひとであればレッドアウトしていたであろう状況、半人の視界と思考はクリアだ
スレート、ソーマタージ、アキレス機の位置を確認、同隊機動を確保
スマートガン、バーストモードで起動、ファイア、ファイア


214 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/08/06(土) 23:12:43 ???
>>211
バートン「検索・・・《Полюшко-поле》 ヒット ご命令とあれば再生いたします」

軌跡の中にフレアが炸裂し 滞空砲火が一時そちらへと放たれる ダミーバルーンが膨らめば 蜂の巣にされちぎれ飛ぶ
チャフがまき散らされれば 弾幕の濃度が低下する

その巨大な船体が 近付くにつれ更に巨大になっていく・・・

>>212
モリアーノ「えぇ あなた方が成功すればいいだけの話 そして私はあなた方の成功を信じて疑っていませんからね」
その操縦はソーマタージの正確を如実に表していた 破天荒で一貫性がなく 機銃は動きに追従できずに 軌跡を追いかけることしかできなかった

時折偶然にも命中コースをたどったレーザーも 即座に展開したシールドに弾かれ無傷

>>213
カタパルトに誘導され スタッフが対ブラスト体制をとるや否や 最高速で射出されたタェンティース
このような戦いを経験しているだけあって 動きはスムーズの一言 第一波を無傷で潜り抜け 第二波も多少強引ながらも潜り抜ける


【場面転換 アラムート号】
オペレーター「敵機4 滞空砲火を突破しつつあり」
オペレーター「スキャン完了 反応兵器の存在を確認」

副官「まさか対空砲火を潜り抜けるとは・・・」
艦長「護衛着を当たらせろ この要塞がなぜ盤石なのかを教えてやれ」

【場面転換】
一瞬のようで 永遠にも感じられた弾幕の中 一行はどうにかそれを突破する
そして事前に渡された反応兵器を取り出そうとした その時である

一律に小銃と盾で武装した 人型兵器が群れを成してこちらに迫ってくる 肩にはグレル神の紋章 アラムート号の護衛機である
この護衛機を掻い潜らねば反応兵器を無力化されかねないだろう


215 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/08/06(土) 23:23:03 ???
>>214
あーあと一つ、いや二つ質問だ。このメカ、今降りても平気かな
【それともし地上で使えなかったら返す、と一方的に畳み掛ける】

えーっとこの奥様もウットリのを……一度言ってみたかったんだ、ヘヘ…
【攻撃準備をしているとこちらに向かってくる反応に気付く】
ロボットが盾に銃?時代錯誤…いや、ビミョーなラインのが来たな
しゃらくせえ、全てを焼き尽くす暴力(自称)ことこの俺が真の戦いを見せてやる

【チェーンソーとレールガンを構えるとスラスターを最大出力で起動、左右にブレ、時折機体を回転させながら護衛機の一機に猛烈な勢いで接近しようとする】
来い!死に方を教えてやる!


216 : スレート『コードネーム:ナチグロイシ』 ◆9vmr0jXsek :2016/08/06(土) 23:24:52 ???
>>214

「律儀なやつめ、ああ言いはしたが見た目より私に余裕なんかない。歌なんか聞こえないよ」

「何しろこれハイテックなのだものなぁ……我が父も恋人も知らぬ代物だ。正直恐ろしくて仕方ない。敵よりもな」

ハイになってはしゃいでいるように見えるが、すべて本心というわけでもない。
理解できないハイテクを恐れる気持ちは、確かにあるのだ。
――だが、そんなことを気にしていては、生きて戻ることなどは叶わない。だからはしゃいで、気にしないようにするのだ。

「――敵か! よし、ならばいくぞ“サラミス”! ビームピルムセット、ビームスクトゥム展開! いくぞ!」

右腕のシールドマウントポイントから帯状のビームが展開。盾となる。
同時に左手首から伸びた銃口から、微かに光が瞬く。

「――まずは、お前だ。魔女の駆る鉄の淑女の槍に挨拶しな!」

――そして、突出してくる敵機に向けて発射。
槍と称されたそれは、要するに単なるビームガンであるが、こういうのはけれん味が大事だ。


217 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/08/06(土) 23:29:41 ???
>>214-216
「……っ、ぅぅ……」

呻く様な声はしかし、加減速時に漏れ出る空気がそうさせているだけの反応である
標的アラムート号の姿が、気が付けば随分と大きい
多くの砲塔の既に射撃線状から逃れていた
実質対空砲火線を突破したと捉えていいだろう
背部ユニットに接続された反応兵器
それを起動しようとしたまさにその時だ

「……アラート、敵影……!」

バーニア光の尾を引いた影数機
成る程こちらが用意出来た兵器なのだ、向こうに居ないと考える方がどうかしている

「……格闘戦へと移行……!」

砲撃戦から格闘戦へと思考を切り替えれば、接続端子は迅速にそれを機体各所へと走らせる
後方に畳み格納していた両脚部を展開、前方に突き出し底部バーニア起動
同時に肩前方アポジバーニア噴射、機体制御及び急減速開始
スマートガン、システム対機動兵器モードにシフト
半人搭載FCSとのリンクは上々だ
ロック・オン完了、バースト射撃開始、1秒間
続け様、予測回避航路へ向け1秒、計2秒間の射撃を行った
その間の速度の低下は、加速し接近を行うソーマタージ機との機体間の距離の増加を意味している
同じ様にスレート機ともだ、アキレス機の位置次第ではあるがこの護衛機戦は支援に当たる格好となるか


218 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/08/06(土) 23:43:03 ???
>>215
バートン「おすすめは出来ませんが・・・やりますか?」
もう一度降りると言えば バートンはハッチを開けてソーマタージを外に放り出すだろう

護衛機の銃弾をものともせず接近するソーマタージ
チェンソーを起動させ すれ違いざまに一閃 空気がないゆえに火花は散らないが 胴を真っ二つにされて機能停止する護衛機
もう一機もショルダーキャノンに貫かれて動かなくなった

>>216
バートン「さようでございますか 失礼しました」
AIのバートンが視界の端で恭しく礼をした

そして堅牢なる盾とビームガンで敵をけん制射を始める 護衛機も連携の取れた動きでピルムを防いだり躱したりするが
世界の修正力込みのナチグロイシは別格であり 護衛機は戦闘不能の機体が増えていく

>>217
世界の修正力を得たタェンティースは まるでニュータイプめいた動きで先制攻撃を仕掛けたり カウンターの一撃をかましたりと 襲い来る護衛機を次々に落していく

混線する通信の中 敵は化け物かと叫ぶ敵兵の通信が耳を通り過ぎて行った


>>全員対象
アキレス「ハッハー!! おーにさーんこっちらー!!」
そしてアキレスは 機動力を生かした戦闘機動にて護衛機をかく乱させ 多くの護衛機のヘイトを稼いでこちらを追いかけさせていた

アキレスを狙う護衛機を狙えば きっと大量の撃墜マークを稼げるだろう
囮をアキレスに任せれば こちらを狙う護衛機も減り 当初の目的である要塞の無力化も容易に行えるだろう

その判断は一行にゆだねられている


219 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/08/06(土) 23:53:41 ???
>>218
いや、今はいい。今は…
【確認が出来たので良しとする】

【アキレスが囮となり、護衛機を引き連れる】
その調子だ、出来ればこの作戦が終わるまでそうしてておくれ
【非情とも取れる言葉をアキレスに投げかけ、要塞の方に向き直る】
【改めて見るとかなりデカい。気圧されると言うより、こんなもので効くのか?という疑問が大きくなる】

…クソッ、こうなりゃヤケだ!ファックオフ!!
【仮に効かなくてもそれはこんなものを渡してきた方の責任、そう思い込んで反応兵器を構え…射出!】
【真っ直ぐ要塞に向かっていく反応兵器を見送ると、両腕に持った武装を構え直し警戒】
【敵がまだ来るというのなら撃破するまで】


220 : スレート『コードネーム:ナチグロイシ』 ◆9vmr0jXsek :2016/08/06(土) 23:59:20 ???
>>218

「猛禽共のおっかけっこに付き合っていたら、身がもたんだろうな」

「それに、目的は撃墜マークを増やすことじゃない。要塞に打撃を与えることが主目的だったな」

再び肩部のバインダーからダミーバルーンとチャフ、フレアを撒き散らしつつ、腰にマウントしていた反応兵器を取り出す。
左手で握ったそれを、要塞に向けて射出!

「――さて、効果確認まで警戒せねばな」

「なぁ、おい、何かでかい氷がないか? 宇宙空間は極寒だ、氷ぐらい工面できないか。棒状のものがいい」

機体の武装を確かめつつ、そんな風に尋ねる。
魔女としては、やはりいざとなれば魔法を用いて窮地を脱したいという考えがあるためだ。


221 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/08/07(日) 00:01:17 ???
>>218-210
「……アキレス様!」

アキレスの描く軌跡の上
黒の画用紙に青白い筆で描いた様なそれを追う数多の敵影
その両者の機動力は段違いの差が存在している
ならば今は本懐を遂げるべきだ、狙うは本丸アラムート号……のはずだった

「っ……!」

スマートガン、システム対機動兵器モードを維持
アキレスの後に続く護衛機群
FCS最大演算起動、マルチロック開始、各射撃点計測開始……完了
バーストモードでコンマ5秒を各対象へ、偏差射撃にてファイア、ファイア、ファイア
万一を視野に入れてしまう半人に取って、この戦場は危機的過ぎた
大地ならば効くリカバリが、もし機体撃破の憂いに遭えば叶うはずもないのだから
故にアキレスへの援護の形での、護衛機への攻撃を継続させたのだ

「……あっ……!」

ソーマタージとスレートの反応兵器の使用がシグナルとして視界の端に示され、自身も同じくして起動
両者と違いアラムート号からやや距離はあるが、対空砲火の火線上ではない
迎撃防衛装置の網にかからぬ事を祈りながら、シュツルムファウスト発射!


222 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/08/07(日) 00:21:22 ???
>>219
アキレス「仕事はなるべく早くねぇぇぇぇぇ!!」
帰ってきた通信は まだ余裕がありそうだった

>>220
バートン「申し訳ありません ミス・ナチグロイシ 当機体には 氷を作り出す機能は持ち得ておりません
     排熱であればいくらでもできますが いかがいたしますか?」

いままで不可能などないと言わんばかりの万能さを見せてきたバートンであるが ない袖は振れぬと言われてしまった

>>221
アキレス「ティースタンサンクス それよりも反応兵器を!!」

>>全員対象
時間差を置いて放たれた三発の反応兵器

だがこれだけで要塞を落とせるわけではないのだ

【場面転換 アラムート号】
オペレーター「敵機 反応兵器射出!!」
艦長「撃ち落とせ!!」
オペレーター「出来ません!!」

内部は蜂の巣をつついたような大騒ぎとなっていた なにせ有史以来どんな戦乱の中でも 傷一つ負わなかった無敵の要塞の極至近距離で 高威力の反応兵器が放たれたのだから

オペレーター「閣員 衝撃に備えてください!! 弾着!! 今!!」
  バートン「閣員 衝撃に備えてください   弾着   今」

一行の機体のシールドが最大限展開される そして炸裂 音のない宇宙空間に 音無き轟音が響き渡り 圧倒的閃光と衝撃が迸る

艦長「被害状況!!」
オペレーター「弾幕39%低下!! シールド破損 再展開まであと15秒!!」

【場面転換 ウォリアー号】
オペレーター「アラムート号へ反応兵器の弾着を確認 炸裂完了 敵防御能力 大幅に低下しました」
モリアーノ「よし!! 各艦に通達 これより一斉射 および戦闘機の投入でアラムート号に総攻撃を仕掛ける ヤツの不敗神話を襤褸屑にしてしまえ!!」

【場面転換 アラムート号付近】
バートン「機動要塞アラムート号の防衛戦力低下をかくにん これよりカノッサの総攻撃が実施されます 皆さまはこの戦域より離脱 輸送艦への強襲をお願いします」

至極冷静なバートンの言葉 ここでやるべきことは終わった 次の任務が待っている 一行はブーストを展開し 最終目的である輸送艦へと移動を開始したのであった・・・・・

//では今日のイベントはこれにて終了です お疲れ様でした


223 : スレート『コードネーム:ナチグロイシ』 ◆9vmr0jXsek :2016/08/07(日) 00:25:45 ???
>>222

「ないならしょうがない。輸送艦を襲うぞ」

背中のスラスターに点火、ぐんぐんと加速してこの場を離れる。
バインダーにマウントしている武装のほとんどがまだ出してすらいない。
魔法はしばらくおあずけだが、まだまだ戦えることは確からしい。

「――ふぅ、すこしはしゃぎ疲れたな。まぁこういうこともあるか。次の目標はスマートに仕事をしよう」

先ほどまでのハイな危うさは薄れ、氷のように冷たい理性がスレートに戻ってくる。
彼女は気合も新たに、次の目標に向かった。


224 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/08/13(土) 21:26:03 ???
機動要塞アラムート号 有史以来 難攻不落を体現し続けてきた巨大戦艦
そして艦長は歴代艦長の中で 防衛線に置いて 飛び抜けた戦績を持つ男
この2つがそろった今作戦 誰もが勝利を確信していた 

きっとグレルの大敵の猛攻を弾き返し 奴らにグレルの偉大さを見せつけんと・・・・・



オペレーター1「敵艦砲射撃によりシールドジェネレーター新たに5機破損!! 
オペレーター2「シールド再展開完了!! しかしシールド強度20%低下!! これでは敵艦の一斉射に耐えきれません!!」
オペレーター3「敵戦闘機多数接近!! 反応兵器の穴を縫ってやってきます!!」

艦長「火線を集中させろ!!敵機を近づけさせるな!!」

オペレーター3「出来ません!! 敵戦闘機 味方護衛機と白兵戦に移行!! このままでは対空砲火に見方が巻き込まれます 艦長!!」
オペレーター4「聖像輸送艦に近づく敵機 対空砲火当たりません!! なおも輸送艦に接近!!」


初めてだった 現艦長が就任して以来どころか この艦ができて以来初めての時代が起きていた
この機動要塞がこうも容易く抜かれるなんて

誰もが混乱する中 艦長は努めて冷静に 敵猛攻に対する対抗策を打ち出し続けていた だがグレルの大敵は それをあざ笑うかのように 我らを嬲り続けていた・・・・・


〜場面転換〜
場所代わって機動要塞に一撃を決め 聖像輸送艦をめざす一行達

バートン「敵対空砲火圏内を離脱 みなさん ご無事ですか?」
アキレス「s・・・シヌカトオモッタ・・・」

翼がXになった 特徴的な戦闘機に乗ったアキレスが返事をする さて 共に鉄砲玉を勤め上げた一行の反応は?

//GMより 一度整理をするために 皆さまが乗る機体と 備え付けられた武装をを今一度描写しながら登場してください
なお武装に関しては こちらでその都度調整なりするので お好きな武器をお選びください


225 : スレート『コードネーム:ナチグロイシ』 ◆9vmr0jXsek :2016/08/13(土) 21:36:59 ???
>>224

「こちらは大してダメージはない。各部異常なし、だそうだ」

「……うううう、ハイテクの塊に飲み込まれてるぅぅぅ」

紅い、流線形の機体に乗り込んだ魔女はそう言って体を抱える。
女性的なフォルムと、肩から突き出た盾兼バインダーは、このMBA02“サラミス”の最大の特徴であろう。
バインダーはダミーバルーン、チャフ、フレアといった防御兵装の他に……。

「……さっきの戦いでは使わなかったが、無人機の“ホプリタイ”が射出できるらしいな」

遠隔操作ユニットを12機、搭載している。
両腕に内蔵されたビームガン“ピルム”と同様の火器を内蔵している。

「さっきの戦いでスクトゥムも息をしている。大丈夫だ、大丈夫」

また、腕のシールドマウントポイントからはビームシールドである“スクトゥム”が出力できるようになっている。
背中には追加の大型スラスターを搭載しており、推力も高水準。
少し趣味に走った見た目はしているが、それなりにいい機体であるのだ。きっと。


226 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/08/13(土) 21:50:37 ???
>>224
こちらは地獄に堕ちたとこだ。祟って呪って奇病にかけてやる、うらめしや
中学生の頃見た夢そっくりだ。夢ではここまで殺してなかったけどな
【遥かに良いと目を白黒させて操縦席内で注射器を首に刺すはソーマタージ】
【全長5、6m程の無骨でずんぐりした褐色の人型ロボットは、背中と腰に当たる部位のブースターをふかしてその場に留まっている】
【所々に取り付けられた追加装甲には弾痕や焦げ跡、凹みが残っているがとりあえずは平気そうだ】

無敵神話だかなんだか知らんがぶっ散らしてやったぜ
おい、このジョブが全て終わったらこの機体もくれよな
【肩部にレールガンを戻すと、両腕の武器の残弾確認】
【少々撃ち過ぎたか、左のガトリングガンは既に弾切れ、銃身も赤くなっている。パージして宇宙空間を漂わせる】
【後は連射のきく右腕のバトルライフルと巨大な大剣型チェーンソー、レールガンのみ】
良いこと考えたんだ。チェーンソーで輸送船とやらの腹を開いて、ロボット乗り捨ててそこから進入。カッコよくない?
やる気と殺意がムンムン湧いてくるじゃあねーか。エェ?


227 : おんも :2016/08/13(土) 21:57:39 ???
>>224
「特務4番機予定コースへ、オートパイロットに切り替え……異常無し」
「45秒後、輸送船へと接艦します」

半人の駆る人型機動兵器は、宇宙迷彩の深いブルーでナナメ後ろから照り付ける太陽光を呑み込んでいた
スレートの機体、サラミスと似たしかしやや旧世代然とした感のある脚部を折り畳み、底部を含めた全バーニアを後方へと向けた高速巡航形態である
半人は3本目となる携帯飲料水のパックを飲み干したところだ

ところで、この機は内蔵武器を持たない
全てを外装式として軽量化と汎用性を確保したタイプ
左手に構えたスマートガンの状況確認
エネルギー充填率30%、これはフルオート射撃約9秒で撃ち切る計算になる
汎用アタッチメント接続で背負う大型ブレードは未使用だ、火力支援を行っていた故に当然の結果といえよう
反応兵器シュツルムファウストは当然射出を終えロスト

「偽装増槽燃料25%……問題ありません」


228 : ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 :2016/08/13(土) 22:11:16 ???
>>224
「オーケー、ポンコツの整備は完了だ」
「カノッサってのはどっからこういうジャンクを集めてくるんだか…」

ジョシュアの搭乗する機体は、というより”装着”していたアドオンは『LTA-27型デルタVスーツ』だ。
従来のEVAスーツに後付けで装着し、より長期間のEVA(船外活動)を可能にするシロモノ。機能はそれだけである。
武装はついておらず重機並みの馬力を発生させるエクソマニピュレーターを標準装備。そこに大型火器を無理矢理接続していた。

在り合わせのジャンクを集めて作ったこの機体は、背中に小型化されたVASIMIR(ヴァシミール)を二基搭載しており、
それを動かすために小型のRTGを背中に搭載している。つまり簡単に言えば、船外活動服にブースターを二つとっつけて、
それらを動かすために核融合発電システムを剥き出しで積んでいる。という危なっかしい状態だ。
シールドシステムはジョシュアのEVAアーマーで賄っており、防御力はスズメの涙。

「LTA-27改『アスキッカー』、ETAは30秒だ」
「一発貰えばオダブツだな…こりゃ」

しかしジョシュアが付けたこのあだ名に恥じぬ火力は持ち併せている。
RTGの発電量を逆手に取った重武装。艦船用レールガンに爆薬内蔵のAPスパイクランチャーを装備
対シールド用にプラズマ魚雷も装備している。サイズは人型にデカいエンジンが付いただけ。
しかし暴力的なまでの重武装が売りな、いかにもジョシュアらしい荒々しい設計思想である。


229 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/08/13(土) 22:14:06 ???
>>225
バートン「デバイスインストールに若干の時間を有したこと このバートン平伏して謝罪いたします」
視界の端でAIが三角坊を取り頭を下げているのが見えるだろう

なお この機体が高性能なのは 性能と可愛さの両立という完全に趣味に走り切った結果である

バートン「供えてください 移動熱源接近 IFF作動 敵認識 おそらく護衛機と思われます」

>>226
バートン「・・・・・艦長の承認が取れました 今現在を持ちまして その機体はあなたの物となりました」
バートン「それは実に心躍る提案ですが 移動熱源接近中 まだ仕事は終わりではないようです」

>>227
バートン「ネガティブ 移動熱源接近中 20秒後に接敵予定」
その言葉に待ったをかけたのはバートンであった

>>228
バートン「上からの指示がなければ こちらでも高性能な機体を回すことができたのですが・・・」
AIは気に病んだ このような火力のみを特化させた機体ではなく ちゃんとした物が用意できたと思っていた

バートン「それよりも移動熱源接近中です 迎撃態勢をどうぞ」


>>全員対象
バートン「敵砲撃確認 着弾まであと5秒!!」
まだ豆粒ほどしか視認できない複数の敵機 彼らは散会し そのうちの一機がこちらに向けて砲撃

大型の砲撃は 一行がそのまま直進すれば 皆まとめて飲み込まんとする起動を描いてこちらに突き進んでくる


230 : スレート『コードネーム:ナチグロイシ』 ◆9vmr0jXsek :2016/08/13(土) 22:22:10 ???
>>229

「っち、早速か! こういうときなんて言うんだったかな?」

左腕のビームスクトゥムを発生させつつ、砲撃ルートから外れる。
この手の砲撃はこちらが密集しているところを分散させるのが狙いだろう。
こちらが分散したところを、向こうはツーマンセルからスリーマンセルで各個撃破する――と。

「ああ、――ロックンロール、だったかな。いけ、ホプリタイ、行け! ペルシア軍は目の前だ!」

――その読みが正しかろうが正しくなかろうが、とにかく攻撃開始だ。
遠隔操作ユニットのホプリタイを12機すべて射出し、向かってくる敵機に向かわせる。
小型ユニットの利点は、敵コンピュータがデブリと誤認する可能性があるところだ。
上手くいけば、反応が一手遅れた敵機は、まさにその言って分の合間に纏わりつくユニットからのビームを受けて、破壊されることになる。


231 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/08/13(土) 22:26:28 ???
>>229
俺の扱い方が分かってきたみたいだな。犬でもご褒美がなきゃ動かないぜ
よし、そうと決まればさっさと終わらせよう。嫌いなヤツに使うのが楽しみだ!
【バッチリ冴えた目を細め、ニヤリと笑う】
【その笑いも酸素供給機に隠され───】
【そうになるが必要ないので強引に剥がされた】

【先程キメた薬物の影響で、無線機から聞こえる声が、向かってくる砲撃がゆっくり見える】
【勿論自分の動きも眠っちまいそうなくらいスローに感じるが、避けれないことはない】
最悪の相手に楯突いたな!俺を目に焼き付けて死ね!!
【機体を回転させながら横に飛び退かせて発進、砲撃を行ってきた敵の横を通り抜けて先を急ごうとする】
【ギリギリまで接近し、敵の攻撃を誘って隙を作るのが狙いだ】
【すれ違いざまにバトルライフルを撃つのも忘れない】


232 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/08/13(土) 22:29:50 ???
>>229
「コピー」
「広域レーダーアクティブ……ヒット」
「目視確認、特務4番、戦闘モードに移行、迎撃行動開始」

直後高熱源体急速接近
HUDにキラキラと、宝石の様な煌めきを目視
それは針の穴程の大きさから急激に成長を始め眼前へと迫る
回避行動開始、アポジバーニア点火、回避コース確保完了
微かな不可視の重圧を体に浴びる
機動兵器のどのような行動にもそれは伴うモノだが、特にこの様な急激な加減速というのは顕著である
警告音の直後に更なる衝撃、半人の視界が刹那にぶれる
砲撃が掠めた、超熱した装甲が-270℃の世界の中で焼ける
反撃行動開始、左腕部武装スマートガン、レディ、ファイア


233 : ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 :2016/08/13(土) 22:32:41 ???
>>229
「いや、いいさ…どのみち俺はこういう戦闘しかしたこと無いんでね」
「それにパイロットのライセンス持ってねぇのよ、だからっつってスーツにブースター引っ付けんのは予想外だがよ…」

バートンの言葉に対しジョシュアは気にしてない、と軽い返事。本人もこういった形が一番やりやすい。
OSAT時代に宇宙空間での戦闘も経験したが、やはり兵器ではなく戦艦に取り憑いたUAVなどの撃墜任務がほとんどであったためである。
戦闘機乗りではないし、二足歩行兵器ならなおさらだ。ただそんなジョシュアでも、砲台程度であれば使えた。それゆえのこの機体である。

「オーライ、砲撃を躱して狙撃に移るが、いいか?」
「RCSが勿体無ェ…アンカーでデブリに取り憑く」

砲撃を避ける為に超音速でリニアアンカーを射出して巻き取り、近くの大きなデブリへと張り付く。
バートンから特に指示が無い限りは、遠距離から”艦砲”による射撃に専念するだろう。
射出してから着弾までの時間的に、ジョシュアの居た場所からデブリとの距離は700m弱程であろうか。
宇宙では1kmなど至近距離もいい所だ。狙撃するには近すぎる距離であるが、まぁ贅沢は言っていられなかった。

「200mmAPレールガン、レディ」
「実弾はビーム以下なんてホザく野郎も居るが、コイツは痛てェぞ…」

デブリに取り憑いたまま照準システムと連携。EVAスーツのバイザーにレールガンの照準システムがフィードを送る。
ソーマタージを狙う敵を照準に合わせ、引き金を引けば蒼い閃光と共にタングステンの塊がもはや恐ろしい速度で射出される。
射撃の反動でデブリがゆっくりと反作用方向へ回転運動を始めた。直径100mは優に超す巨大なデブリがだ。


234 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/08/13(土) 22:50:52 ???
>>全員対象
敵機がしっかりと視認できるまでに接近した
敵機は今まで接敵した量産型と同じフォルムをしているが 肩の紋章や武装 何より動きが違う
エース部隊ということなのだろう

>>230
極太のレーザーが通り過ぎ プラズマ化した空間がスクトゥムを撫でる
そしてホプリタイを展開するナチグロイシ

???「アクティブビット射出確認」
???「了解 俺が対処する」
???「コピー」

散会した敵機のうちの一機が中空にビットを射出 その数同じ12機

そして相手のビットはビームランスを展開し ナチグロイシのホプリタイに突撃してくる

>>231>>233
???「あの機体は俺がもらう!!」
???「余り遊びすぎるなよ?」

散会した一機がソーマタージに接近する
装備は鎖につながれた ロケット推進のついた棘付き鉄球 ブーストハンマーである

その敵機は盾でバトルライフルを受けて鎖を振り上げる 鉄球がロケット推進が炎を上げてソーマタージに突進してくる

だがそこに突っ込んできた質量弾丸が期待を貫通し 余波で敵機が真っ二つにちぎれ飛んだ なおハンマーは敵機の手を離れ 鉄球のみがソーマタージに飛んでいく

バートン「beautiful・・・スイートショット というやつですかな?」
ジョシュアにバートンが賛辞を贈る

バートン「ソーマタージ様 敵機沈黙を確認 当初の予定通り敵艦へ接近してください ジョシュア様 このまま援護を頼みます」

>>232
???「アサルト3がやられた」
???「狙撃か いい腕だ ウチにもほしいな」

先ほど極太のレーザーを砲撃してきた機体が真っ直ぐタェンティースに突っ込んでくる スマートガンを発砲するタェンティースと 先ほどのキャノンの出力を落としてタェンティースを狙う敵機

交錯

共にハズレ お互いに距離を取る

???「キャノン 拡散モード」
そしてタェンティースに 改めて砲撃を行う敵機 今度は細かい低出力レーザーをばらまくように放ち 弾幕を形成しようとする


235 : スレート『コードネーム:ナチグロイシ』 ◆9vmr0jXsek :2016/08/13(土) 22:59:42 ???
>>234

「っち、クセルクセスめ、目には目を、てことかね」

悪態をつきながら、遠隔操作ユニットを操作する。
ある程度はコンピューターがやってくれるようだが――。
せっかく魔女を載せているのだから、活用しない手はない。

「全機密集――突出してくる敵小型機を対象に――斉射三連! 直後散開!」

コンピューター任せではおよそ不可能な細かい挙動を要求し、突進するビットを迎撃する。
親機である自分はスクトゥムで身を守りつつ、微速前進。


236 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/08/13(土) 23:01:41 ???
>>234
うわ、良いのか?遊びじゃ済まなくなるぜ
【スラスターを操ってドリフトするかの如く旋回】
【ちょうどジョシュアの援護により敵機が真っ二つになったところだった】
な?遊びじゃ済まなかったろ?

イヤーッ!
【真っ直ぐ向かってくる鉄球にカチ当てるようにチェーンソーを振るう】
【宇宙空間では力を込めすぎる必要もない。テキトーな方向に押し返すか、後ろに逸らそうとする】

【空いた左腕を掲げ、ジョシュアにサムズアップを向けると、再び前を目指す】
【エリートだろうが特殊部隊だろうが雑兵の相手をしている暇はない。ササっと破壊して帰りたい】
往くぞオオオオオオ!!ウエッゲホッ
【自前の音楽プレーヤーでお気に入りの曲を流すと、先程以上の速さで輸送船を目指す】


237 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/08/13(土) 23:06:48 ???
>>234
「……っ、」
「特務4番機、敵機動兵器と交戦に入ります……!」

面制圧射撃に対し、半人の機動兵器は急激に機首、つまり機体上部方向へと加速
メインバーニアをそのまま反射的に最大点火した末の結果の行動である
衝撃、HUDに警告、脚部に被弾したらしい
突然機体が縦スピン
予期せぬ衝撃により引き起こされた異常きりもみ状態は、半人が制御するより早く機体のメインコンピュータが各部モーメントを最適制御
直様回復、同時に敵機体を正面に捉えロック・オン
スマートガン、システム対機動兵器モード、レディ
フルオート射撃1秒、続き偏差射撃0.5秒
オブシダン色の宇宙空間を駆け抜ける閃光!


238 : ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 :2016/08/13(土) 23:07:34 ???
>>234
「おっとォ!すげェ反動だ…!」
「空が動いてやがる…1秒間に5度…いや、4度」

レールガンによる砲撃は反動が凄まじく、かつバックブラストが発生しないために反動を逃がす術がない。
よってデブリに取り憑いた状態での使用を余儀なくされるのであるが、こうも強烈な反動だとそう何発も連射する訳にはいかない。
少し小柄なデブリに移り隠れ、今度はバーティカルスパイクでデブリが回転しないよう直角にレールガンを据え付けた。

「向こうじゃもうおっぱじまってやがるな…」
「光学スコープ、ズーム…70倍でロック」

「おい、タェンティース…お前とすれ違ったヤツを背中側からブチ抜く。デンジャークロース、巻き込まれないよォに気ィ付けろ」

ファイア。凄まじい反動と同時に、デブリに大きくヒビが入って反作用方向へデブリごと後退する。
狙いはタェンティースを狙う敵のエース機だ。戦況を覆すにはソーマタージのみならず、全員へと気を配る必要がある。

ジョシュアの狙撃の威力は凄まじく、艦船用のシールドであろうと数発で破壊できる代物である。
オマケに実体弾であるため軌跡が殆ど見えない。熱源感知も効かない。しかし発射時に発生する特徴的な蒼い閃光が問題だ。
発射時に発生するサージと放熱のたび放出されるプラズマは、遠目から見ても一発でレールガンのそれだと判断できてしまう。

「俺の武装は…待てよ、スパイクランチャーにパルスボム…」
「……これ、敵の遊撃機に狙われたら即死じゃねェか…?」

ここにきてようやく自分が割とヤバめな状況にある事を察知。
ジョシュアの装備は殆どが戦艦や要塞を陥落(オト)すためのものであり、機動兵器との戦闘を想定したものではない。
よって接近されることは命取り。小銃弾やフラグメントを防御するためのシールドでは、機動兵器の火器は防ぎようがない。
つまりはどれだけ近づかれないかがミソなのだ。味方との連携が重要となる。


239 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/08/13(土) 23:27:22 ???
>>235
ホプリタイは迅速に集結し弾幕を形成 

???「チッ・・・ポッド3番4番をやられた」
その斉射で2機の敵ポッドを撃墜 しかし散会したその隙を突いて三機の敵ポッドがホプリタイ一機に集結 瞬く間にホプリタイ一機を切り裂いた

そして構えたスクツゥムに敵機が放ったレーザーが突き刺さるビットの近接に自機の砲撃が敵のパターンらしい

敵ビットはなおもホプリタイを叩き切らんと 追いかけっこしている


>>237-238
腹部に一撃もらったタェンティースに追撃を仕掛けようとするが すぐに体制を整え スマートガンを構える

???「火線予測・・・回避ムーブ・・・ッ!!」
細やかなブースト噴射で 光のシャワーを掻い潜る敵機であるが そのタェンティースに通信 ジョシュアから
すぐさま放たれた銃弾

それはバックアタックとなって敵機に飛んでいく だが間一髪で回避が挟まれ 左腕が根本から吹き飛ばされる

???「グッ・・・!! 敵狙撃手を遊ばせるな・・・!! 奴をどうにかしろ!!」
???「やっています ですが!!」

ジョシュアに迫る敵機は確かに存在した だが


アキレス「ジョッシュ!! みてみて役に立ってるでしょ!!」
先ほどからアキレスの戦闘機が周囲を飛び交い 的護衛機を寄せ付けないようにしている

???「チッ!!」
苛立つ敵機 どうにかタェンティースの隙を突いて ジョシュアに砲撃を行わんと画策している

>>236
輸送艦はどうにかソーマタージを寄せ付けないように対空砲火を放っていた
だが世界の修正力の働いたソーマタージはそれを掻い潜りどんどんと接近していく

バートン「ソーマタージ様 これより輸送艦をどういたしますか? 乗り込むのであれば破壊は確実ですが 内部の戦力と戦うことになります
     輸送艦その者を狙えば楽ですが 万が一聖像を破壊し損ねると後が大変です」

と バートンはソーマタージに選択肢を迫る


240 : スレート『コードネーム:ナチグロイシ』 ◆9vmr0jXsek :2016/08/13(土) 23:34:39 ???
>>239

「――ふむ、読めたぞ」

「ではこのレオニダス王がクセルクセスと直接対決してやるからな――っと!」

背中の追加スラスターに点火。
敵機に急接近しつつ、ホプリタイを操作する。
すなわち、本体の援護に戻れば撃ち、そうでなくば複雑に逃げ回り攪乱するということだ。

「ダミーバルーン、フレア射出――全スラスター点火ァ!」

敵機にある程度近づいたところで防御兵装を撒きつつさらに加速する。
まず相手の視界から一瞬でもいいので消えて――その瞬間に――!

「槍、投げぇい!」

右腕のビームガン、“ピルム”を連射する――!


241 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/08/13(土) 23:38:59 ???
>>239
【脳内で様々なイメージが渦巻いては消える。最善手を探さなければ】
【実際には数秒にも満たない時間だが、彼の頭の中では無数のパターンが想定されていた】

中のどの辺に聖像があるってのは掴めてるのか?
しゃらくせぇ、両方からぶち壊してやる!
【先の戦闘で支給された宇宙服、抜け目なくくすねていたそれを着込みながら無線に叫ぶ】
この機体を遠隔操作で動かすことは出来るか?もし出来るんなら俺が中に入ったら、とにかく斬って撃って斬りまくれ!
【バトルライフルもパージ、右腕がチェーンソーを、左腕がレールガンを握る】

このロボを傷つけるのは構わんがせめて帰りに困らないようにしといてくれ。イヤーッ!
【ブースター最大出力、砲弾めいた速度で接近すると、チェーンソーを唸らせる】
【艦体下部を端から端まで切り開こうとする。その最中にハッチをこじ開け、切断面から内部へ強引に侵入しようと機体を蹴った!】


242 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/08/13(土) 23:42:05 ???
>>238-239
「……分かり、ました」

短い返答は途切れながら
急激なGに圧迫されながら故だ
スマートガンの光線弾は全てを回避される結果となる
成る程腕が立つ

「……!!」

敵機動兵器の左腕が吹き飛んだ刹那、半人は決断的にひとつのボタンをカバーごと叩き割る
突如半人の機動兵器の各所装甲が、否、鋼状燃料電池内蔵装甲が吹き飛び飛散
追加増槽装甲を全て脱ぎ捨て細身の機体へと回帰する半人機
これが半人の機動兵器の真の姿、ほぼフレームを剥き出しにした藍色の人形

「これでっ……!!」

爆発的瞬発加速
メインバーニアが青白い火を噴いた、右腕部に大型ブレードを構える
ジョシュアの援護が活きた、いざ近接に斬り捨てんと迫る!


243 : ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 :2016/08/13(土) 23:48:39 ???
>>239
「やべェ、狙われてやがる…ハハ」
「クッソ…連射したかねェが…仕方ねェ…!」

先程の射撃を期に、明らかに敵の視線がこっちを向いていた。それを察知したジョシュア、急いでアンカーを射出しようとするもスレートと対峙するエースに気が付いた。
今援護を加えれば、敵のエース級を排除できるかもしれない。ならばそこで躊躇する手はない。
ジョシュアは大きな賭けに出た。レールガンの出力をオーバーロードさせ、最大出力の7%増しの電圧でレールガンを発射。
それは音速の数十倍の速度でスレートと対峙する機動兵器へと迫る。撃破を狙うものでは無い。
予測される回避先へと先んじてプレッシャーを掛け、本命である彼女の攻撃の命中率を少しでも上昇させようという目論見である。

「うぉぉおあァァッッ!?」
「ぬぁぁナイスだアキレス!!そのまま頑張ってくれ!」
「俺はレールガンでこのまま援護する!近づかれたらまぁ…スパイクランチャーでなんとかしてやんよォ…!」

小ぶりなアステロイドは連続射撃の反動に耐えられず二つに割れた。反動を吸収させる依代を失い、そのまま放り出されるジョシュア。
ヴァシミールとRCSをフル活用しなんとか姿勢制御を取り戻し、結果として先ほどよりも後方に陣取った。
先程よりも前線からの距離は離れたが、まだ2,3発であればレールガンは放てる。レールの寿命が懸念材料ではあるが、まぁそれは仕方が無い。

「ソーマ、足しにしてくれ…ッ!!」

アキレスの庇護がある限りはそうそう撃破されることは無い筈だ。
輸送船の破壊を開始したソーマタージへ向けて対艦プラズマ魚雷を二本発射。
弾速は鈍重であるが、ソーマがあらかた破壊し尽くした頃には到着するだろう。
主役が暴れまわった後の、いわば保険といったところであろうか。

ジョシュア自身被弾は0であるが、いささかオーバーパワーな兵器の運用によってフレームが深刻なダメージを受けているようであった。
レールガンを保持するマニピュレータは炙られて変色し、可動部は融けて歪んでいた。RTGも赤熱しメルトダウン手前までやってきている。


244 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/08/14(日) 00:13:48 ???
>>242
???「なんだ!?」
ジョシュアに砲撃を放とうとした敵機は 意識外のタェンティースが装甲をパージしたことに気付き 注意をタェンティースに向ける
だがそれが最後に見た光景となってしまった

一行の中で最も素早いその機体は 敵機の反応を超え敵機の懐に潜り込み 大型ブレードを腹に食い込ませる
一瞬の抵抗の後 真っ二つになって中空に漂う敵機

>>241
そしてソーマタージが輸送艦に取り付き 船体を大きく切開する

バートン「内部スキャン完了 これよりビーコンを投影しますので それに従い内部を進んでください」
バートン「それとジョシュア様のプラズマ魚雷が飛んできていますので 余り時間を駆けますと 輸送艦もろとも消し飛びますのでご注意を」

その言葉と共に視界の端にタイマーが表示される あまり長い時間は駆けられない

内部では多少の抵抗は受けるだろう だが世界の修正力を受けたソーマタージの敵ではない
そして聖像も いつぞやのように偏向フィールドは突いていないだろう

>>240>>243
スレートのホプリタイと敵機のビットの戦いは一進一退の攻防であった

今度はこちらが一機 次はあちらが一機と 次第に数を減らす

そんな中 ナチグロイシが勝負に出る 急接近からデコイを展開し 敵の目をかく乱しにかかるナチグロイシ
それを見た敵機はこちらに突撃を仕掛けてくると考え ビットを集結させてファランクス体系に移行 そして本物の敵を見定めようとして

???「ッ!? 緊急回避!!」
そこに突っ込んでくるジョシュアのオーバーレールガン 事前の警報で察知はシテイタガ存外早く飛んでくる飛翔体に緊急回避を強いられ

??「敵機・・・どこだ!?」
それゆえにバランスを盛大に崩し ナチグロイシを見失う 

ビットもパイロットがそうさしているらしく その場にとどまったまま動かない 絶好の隙が現れた

そしてジョシュア デブリから引きはがされたジョシュアは中空を漂う
 
その周りをアキレスが旋回して敵機を追い払うが 打ち漏らした護衛敵機一機が ジョシュアに一撃くれてやらんと サーベルを構えて突進してくる


245 : スレート『コードネーム:ナチグロイシ』 ◆9vmr0jXsek :2016/08/14(日) 00:18:59 ???
>>244

「後ろだ、よ――!」

体勢を崩したところでスレートの駆るサラミスが背後に回り込む。
腕を機体の背に押し付けて、ゼロ距離射撃を繰り返す。

「――ようし。ホプリタイ! 残ったペルシアのイモータルを蹴散らしてやれ!」

「アララーイ! っとな」

残ったホプリタイは8機ほど。
そのすべてをジョシュアの支援に向ける。


246 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/08/14(日) 00:24:30 ???
>>244
「……ふぅっ……!」

アイセンサー部がゆっくりと一度明滅、光の尾を引いて漂う
最適化を行うそれは、獣の咆哮にも似た音を伴う
各部バーニア点火、減速開始、長い吐息
通常の人体であれば加速重力にて深刻なダメージを内臓に受けていたであろうが、半人の強健なそれはただの一瞬の苦痛としか捉えていない
減速、しかし戦闘機動を維持、宙間戦闘での機動停止は自殺行為だ
能動的回避モーメントをオートで与え続け、真っ二つで漂う敵機動兵器の向こう、輸送船に視界を向けた


247 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/08/14(日) 00:28:48 ???
>>244
邪魔だ、どけ!あああ!持ってこい!!
【抜いた刀を振り回し、さながら暴風雨の様に血飛沫を飛ばす】
【バイザーの血を拭い、ヘルメットを脱いで小脇に抱える】
【そこに聞こえてくるバートンの通信。内心冷や汗をかきながらも表に出さないよう努める】
良い仕事してるぜ本当。こりゃ相当気張らないと
【獰猛な笑みが今度こそ酸素供給機に覆われた】

【ドチャリと音を立て、血と死臭を撒き散らして聖像が安置されている場に転がり込むソーマタージ】
【その全身は返り血と自身の血で悪鬼の如く紅白に染まっている】
ああクソッ、クソッ!オゴーッ!
【荒い息のまま指を喉奥に突っ込む。すわ発狂か?否、細い糸で胃の中に仕込んでいた爆薬が引きずり出されたのだ!】
爆発オチは基本だよな、こういう時。イヤーッ!
【ヘルメットを被り直し、白い血に塗れた信管を嵌め込んで爆薬を聖像に放る!】
【バリアのない今、像一つを破壊するには充分な破壊力のはずだ】

邪魔だ、どけ!あああ!持ってこい!
【後は逃げるだけだ。来た道を辿って先程と同様刀を振るって道を切り開き、侵入した所から宇宙に飛び出す】
【艦体を全力で蹴り、わたわたと手足を動かしてもがく。こうしている間にも視界の端を通って行ったジョシュアの魚雷による破壊から逃れようとしているのだ】


248 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/08/14(日) 00:43:24 ???
>>245
???「なん・・・」
その言葉を言い終わる前に 背後から接射されたビームは敵機の装甲を貫いた
本体が撃墜されたことを受け ビットもその動きが悪くなり ホプリタイに殲滅させられた

>>246-247
その頃船内ではソーマタージが内部の船員を皆殺しにする勢いで突き進んでいた
そしてターゲットを発見 爆薬を取り付け船内を脱出

すぐさまソーマタージの機体が彼をキャッチ 離脱する

入れ替わりで魚雷が到達し 中の爆薬も込みで大爆発を引き起こす
閃光が収まったあと そこには破片すらほとんど残らぬ残骸が漂っていた

バートン「聖像破壊をかくにん 任務完了です」

バートンの言葉が 冷静に勝利を告げた

//それではイベント終了です お疲れ様でした


249 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/08/18(木) 23:22:27 ???
【戦艦ウォリアー号】
バートン「聖像の破壊を確認 我々の勝利です」

AIの冷静な宣言と共に歓喜に沸くウォリアー号の船内

モリアーノ「喜んでいる暇はないぞ諸君!! 総員即時撤退 これ以上の損失を出すな」
感情を爆発させる船内を一括し 指示を出す艦長モリアーノ 迅速な伝達により カノッサ陣営は波が引くように整然と宙域を離脱し始める

【機動要塞アラムート号】
オペレーター「輸送艦の轟沈を・・・確認しました・・・!」

対するグレル陣営 血反吐を吐くように告げられる言葉
絶望の中 背もたれに身を預けるアラムート号艦長

この要塞と それを指揮する艦長が無能であったわけではない
事実カノッサ陣営にかなりの痛手を与え あと一歩のところまで押し留めたのだ

敗因は一つ カノッサが世界に愛されていた そんな あまりにも理不尽な敗因だった

アラムート号艦長「総員に告ぐ これは命令である・・・すぐに転属願いを転出せよ 沈みゆく船と共に逝くのは 私だけでいい・・・」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

この日を境に機動要塞アラムート号は 無敵の要塞という輝かしい経歴から 肝心なところで役に立たないでくの坊という汚名を被った
この戦いののち 9割のスタッフが艦長に愛想を尽かし それぞれ別の船に転属となった

そして無能の極みを晒したアラムート号艦長は その運営能力故に艦長職を解かれることはなかったが 信用を失い 新たなスタッフたちに鼻で笑われ
コーヒーすら自分で淹れなければならず それすらも嘲りに使われ 《給仕艦長》《キャプテン・ウェイター》などと称されては 陰日向にかかわらず嘲笑された

定年後は世間から逃げるように表舞台から消え 小さな無人惑星を購入し アンドロイドのみを話し相手に余生を過ごし のちに老衰で死去
彼の死を惜しむ者は無かったが 時折 モリエールなる人物がその惑星を訪れては 花を手向けたそうな・・・


250 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/08/20(土) 20:01:23 ???
【戦艦ウォリアー号】
某宙域における勝利はカノッサ陣営の指揮をこの上なく高めた
その日に限っては 船の運営を最小限に縮小し クルーは飲めや歌えやの大騒ぎ 古い軍歌をもじった勝利の歌まで飛び出た

♪〜
八月のある日に
風に乗って攻めたるは

八月のある日に
風に乗って攻めたるは

カノッサの軍艦が 波を蹴散らして
輸送船を攻めるぞ

乾杯だ! もう一杯!
みんなの健勝に

乾杯だ! もう一杯!
みんなの健勝に

カノッサの健勝に
そしてグレルには 敗者の不名誉を!


カノッサの指揮官が (ウォリアー号)艦長を呼び出して
カノッサの指揮官が (ウォリアー号)艦長を呼び出して

グレルを打ち負かし 聖像を破壊する自信はあるかと聞いた


艦長はたくましく もちろんだと答えた
艦長はたくましく もちろんだと答えた

船員を整列させて 高々と旗を掲げれば
勝利は必ず こちらのもの


艦長が笛を吹くと 帆の畳を離す
艦長が笛を吹くと 帆の畳を離す

報告を聞けば 追い風を このボートに持ち込むことができる
そうなれば 我々は最強だ


乾杯だ! もう一杯!
みんなの健勝に

乾杯だ! もう一杯!
みんなの健勝に

カノッサの健勝に
そしてグレルには 敗者の不名誉を!

♪〜

そんな中艦長モリアーノは越境者一行を呼び出した その眉間に皺をよせ 勝利に沸く中で少々気難しそうに見えた


251 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/08/20(土) 20:17:42 ???
【全員対象】
アキレス「それで話って何?」
酒で頬を赤く染めたアキレスがモリアーノに問いかける

するとモリアーノは中空にディスプレイを投影する それは先の戦いにおける損耗具合を示す値
例の機動要塞アラムート号は確かに難攻不落の要塞であった アラムート号一隻を攻めるために相当数の戦力を投入し その大部分を喰われたのだ

モリアーノ「バートンから連絡がありました 残る聖像はあと一体 それは現在ちょっかいを仕掛けているグレル総本山に安置されています
      ですが これを攻めるとなると それは恐ろしい総力戦となりましょう 敵はなりふり構わず 一切の躊躇もなくこの世界のすべてを巻き込み 
      その戦力はこちらの何倍になるかもわかりません それゆえに 援軍が必要となります それも可及的速やかに」

アキレス「それはいいんだけど・・・アテはあるの?」

モリアーノ「この世界の宗教はグレルに『ほぼ』統一されています つまりは 彼等に盾突いた勇気ある少数が少なからずいます これを」
デイスプレイが切り替わり そこには褐色の肌 大きさは3mを超えるだろう 顔の造詣が少々異なる 筋骨隆々の人型生命体の姿が映し出された

モリアーノ「彼らはギガースと呼ばれる巨人種族 根っからの狩猟民族であり 力によって統治され 政もそれが適応される
      故に博愛主義()のグレルとは相いれず 一部は隷属するふりをして占領惑星に押し込められ 大部分は野に散って牙を研ぎ続けている
      彼らを味方に引き入れ この戦闘に投入する その交渉役を君たちに任せたい」

アキレス「ん・・・なんで俺ら?」

モリアーノ「交渉(物理)」

アキレス「アッハイ」

モリアーノ「他に質問は?」
と一行に問いかけた


252 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/08/20(土) 21:51:09 ???
>>250-251
「なるほ……っ、」
「……なるほどっ……」

頷きかけて口元を抑えて一同から顔を背け、しばしの後にすました風に再度頷く
その顔色はいつものではなく、若干赤青い
不慣れな酒をグラスに一杯飲んだ為だ
ただの酒飲みならば半人も自らを知っている、呷る事などなかったであろう
しかし今回は別である、祝勝会であり同時に散っていった者たちを弔うそれでもあるのだ
あの宇宙にどれだけの数の英雄の命が呑み込まれていったのだろう
戦争という嵐は、その前に咲き誇る可憐なる華のひとしずくさえをも無慈悲に狩り尽くして往く
なれば必要であろう、それを見つめ直し、想い直し、忘れぬ為に刻み付ける時間と儀式も

「……きょじ、、巨人種ですか」
「分かりました」
「……す、すみませ……お手洗いはどちらですか……!?」

映し出される隆々しい部族
これは頼れそうだと……しかし仲間に引き入れられればの前提が付くが……腕を組む
直後口元抑えて前屈み、全くの無関係な質問ひとつ教えられれば一目散に向かうのであった


253 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/08/20(土) 21:53:03 ???
>>251
……で?折角のパーティーから呼び出したんだ、実りのある話だろうな
【コートの下、腰のベルトにガンマンめいて幾つもの注射器を装填しながら不機嫌そうに問う】
【注射器一本分でショックで人が死ぬ、ほとんど兵器と言っても差し支えのない合成ドラッグ。薄汚れたコートはベルトごとそれを隠した】

なんだこいつら、オリバー君の子孫か何かか?
【写真越しでもわかる巨体に思わず顔を顰める】
【交渉どころか言葉が通じるかさえ怪しそうだ】
力が全てぇ?今時珍しい…
こんな宇宙猿人共手懐けられるのか?ミラーファイトでもしろってのかい


【気怠げに片手を挙げ、質問のタイミングを計る】
その交渉、「事故」が起きたらどうすんだ?例えばついつい殺しちゃったりとか
【普通の人間相手なら慣れもあるので叩きのめすのは容易いが、初めて見る巨人にはそうはいかなさそうだ】

どれだけの力で殴ったら死ぬとか、重要な臓器の場所とか分からないからな
加減しようも無いし最低でも二、三体は殺(ト)っちゃうかも


254 : スレート『コードネーム:ナチグロイシ』 ◆9vmr0jXsek :2016/08/20(土) 22:01:56 ???
>>251

極端に甘いカクテルで口を潤す魔女は、ギガースの話を聞くとやや顔を顰めた。
彼女の国にも巨人種は少数ながらも存在した。
乱暴な祖国によって労働英雄などと呼ばれて使い潰され、ついには彼女の国には存在しなくなってしまったが。
力が強いからとて、覇者になれるわけではない。真に恐ろしいのはヒト種の悪夢か。

「ふむ……理性的な連中も少しはいるだろ」

「それにあたりをつけて交渉したいところだな……。武を示せといわれるならば、それまでだが」

「助力を請うているのに流血は本末転倒だ。なるべく避けたいところだな」

煙草に火をつけ、紫煙を吐き出す。
煙はゆらゆらと漂い、時折奇妙なマークを複雑に形成しては消えていく。


255 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/08/20(土) 22:19:22 ???
>>252
アキレス「お酒やめたらぁ?」
そんな絶不調タェンティースにあきれ顔のアキレス

バートンは何も言わずトイレへの道順をビーコンで示した

>>253
モリアーノ「恐らく彼等との交渉は死闘となるでしょう その場合は迷いなく殺害をお願いします」
ソーマタージの懸念に対しては 一切迷いなく言ってのけた


モリアーノ「彼等にとって強者が絶対 強者との戦いは名誉 強者に屠られるは誉れ 安易な助命は恥そういうことです」

>>254
モリアーノ「そうではありません 助命を求めるために命の取り合いをするのです」
帰ってきた返答はスレートの思想とは真逆であった

モリアーノ「彼らの伝統によれば 彼等の種族を動かすならば 彼等が認める勇者と一対一の戦いを行い それを打ち破らねばならぬでしょう そこであなた方の出番 ということです」


>>全員対象
アキレス「個人の武勇か…残念だけど俺は今回役に立てそうにないや」

ということで一行はアキレスを抜いた3人で彼等の星に出向くこととなった


《占領地惑星》
そこは砂と岩だらけの乾いた惑星だった 降下艇によってその地に降り立った一行は 彼等の集落目指して道なき道を進む

・・・どれだけ歩いただろう? 相変わらず辺りに変化h

ギガース「・・・・・」
ギガース「・・・・・」
ギガース「・・・・・」

いや いつの間にか一行は取り囲まれていた 巨体であるはずのギガースは 岩に同化する鎧をまとい 古典的な迷彩を持って 音もなく一行を取り囲んだ
すわ戦闘か? と思ったその時である


???「あれ? お前らなにしてん?」
巨体の中で ひときわ小さい男が前に進み出る その男は

ロイ「ひょっとして:迷った?」
そう 巨人の群れの中で 同じく迷彩服を纏った 一行もよく知るこの男は そう言って目をパチクリするのであった


256 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/08/20(土) 22:25:41 ???
>>255
「……そういう訳には……!」

いくまいとアキレスに反論しかけるも途中で止まる
それより優先すべきタスクが緊急で生じているのだ、仕方ない
ビーコンに従いダッシュ、何とか事無きを得た

さてそして

「……ふむ」

殺風景なところだと内心
しかしこれはこれで居心地だとか都合が良いのかもしれない、彼等にとってしてみれば
防塵ゴーグルとコートで身を守り、しばし周囲を警戒して歩く
ふ、と何かを感じるもののそれは気のせいだったり小動物だったり
緊張の糸も弛緩しかけて、その矢先だ

「……!!」
「あ、あれ? ロイ様……?」

赤刃を抜き放ち掛けて止まる
それは見知った顔と声を見て聞いた為だ
すっかり彼等側に馴染んでいるロイを確認、同じくパチクリであった


257 : スレート『コードネーム:ナチグロイシ』 ◆9vmr0jXsek :2016/08/20(土) 22:31:58 ???
>>255

「それにしたって、命を奪うのはなぁ……。向こうが非殺傷の決着で納得してくれるのを期待するしかない、か。それも望み薄だが」

こめかみを押しながら、灰皿に煙草をぐりぐりと押し付ける。
いやしかし、一対一の戦闘となると自分も厳しそうだ。
……あらためて周囲を見渡す。ギガースと武を競い合う? そんなことができる怪物がいるのか?

「……まぁ、なんとかしよう。魔女の手練手管は勇者の膝を折り、英雄の心胆を凍てつかせてこそだ」

さて、惑星に降下後、魔女は一同の最後尾でだらだらと歩いていたが……
囲まれたことには、跳ね上がって驚いた様子を見せた。
彼女が走らせている感知や探査の術を何らかの手段で超えたからだ。
あの岩と同化する鎧が、その原因かと彼女は小さくため息をついた。

「……なんだお前さん。巨人種の統領でも始めたのか?」

そして、そのギガースたちから抜け出てきたロイには、半目になってそんな風にぼやき混じりの問いかけをするしかなかった。


258 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/08/20(土) 22:34:07 ???
>>255
【占領地惑星】
【フードを目深に被り日光を、肩に巻かれたボロ布じみたスカーフとロードゴーグルで口元を砂塵から守りながらソーマタージは歩く】
【時折一行の方を振り向き安否を確認】
本当に何もねえな…砂と岩ばかりだ。何ができんだこの星?

【風景にも飽き、歩き疲れて脚が棒になるかと思った頃、望ましくは無いが変化が起こる】
……囲まれた。マズったな
【ゴーグルの下で目を細め、小さな声で呟く】
【腰の刀に手をかけて警戒していると、どうやら相手の方から出てきてくれたようだ】

オラー!アミーゴアミーゴ、チミチャンガー!
……頼むからなんか言ってくれ、空気に耐えられない
【刀の柄に手をかけたまま、おどけた態度で巨人を煽る】
【光を反射して白く輝くゴーグルの下の目は一番弱そうな者を吟味し───】

なんでテメエがここにいんだ!?出るとこ間違えてるぞ!
【周りから浮くぐらい背の低い男、よく見知った顔にツッコむ】


259 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/08/20(土) 22:48:25 ???
>>全員対象
ロイ「うっさいバカ!! こっちだって想定外じゃコラ!!」
ソーマタージのツッコミに抗議するロイ

ロイ「いやまぁちょっと転移してきたのがこの世界でなぁ まぁサバイバルしてたら突如攻撃をうけてさぁ」
背後のギガースに視線を送り

ロイ「んで何とか撃退したら 気に入られて行動を一緒にするようになって 今に至る」

とりあえず意見交換を行い 一行の目的を聞いたロイは ギガースと交渉し 彼等の居住地へと向かうこととなった


~場面転換 ギガースの居住地~
そこは岩を削りだした 粗末な家の並ぶ場所であった 一行はその中でもマシな方の家に通される

そこには幾多の傷を持つ 老人のギガースがいた 一行の目的を知るや 彼は翻訳機を用いて語り掛ける

ギガース老人「要件は・・・わかった・・・だが我らを動かせるのは・・・強者のみ・・・」
ギガース老人「古き伝統に基づき・・・勇者をここに…お主等の武勇を示さん・・・」

それから三日後 一行は勇者に挑む者として 貧しいながらも精一杯のもてなしを受けて心身ともに回復に努める

その間老人宅では何かが行われていたが それは一行には知らされない

〜場面転換 ギガースの居住地 コロシアム〜

岩を囲み 伝統的な意匠をこしらえた闘技場 そこには三人のギガースが各々近接武器を持って一行を出迎えた

ロイ「お前さんらはこれからあの三人と殺し合いをすることになっている 俺はあの戦闘に参加できない まぁ頑張ってくれ なお死ぬまで戦いは続くからそのつもりでな」
一行はその闘技場に足を踏みいれることになる 闘技場の門が閉まったとき 死闘は始まる


260 : スレート『コードネーム:ナチグロイシ』 ◆9vmr0jXsek :2016/08/20(土) 22:56:18 ???
>>259

「……おい、一応聞くが」

「3:3 の戦いだよな? 1;1を3回じゃないよな?」

勘弁してくれと、身を抱きながら震える。
巨人とタイマンはまず間違いなく魔女の仕事ではない。
さらにいえば準備期間中に何か仕込みたかったが、ここまでの間に頓挫している。

「なんかこう! もっと! 説得するとか! あったろう!」

文句を言っても仕方が無いので一応愛用の杖であるライフルを取り出すが、さてどうしよう。


261 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/08/20(土) 22:58:50 ???
>>259-260
「……なるほど……?」

なんだか納得していいものやらなんなのやら
まぁ事実なのだから仕方ない、小首を傾げながらも取り敢えず納得の様子

で、それから

「……矢張り、そうなりますか」

おおよそ予想は出来ていた
その種の部族であろうと、話の中から滲み出る空気
戦に生きる彼等を動かせるのは戦のみなのだ、生死の問題ではない

3日の後に

「分かりました」
「……応援を、宜しくお願いしますね?」

ロイに冗談めいて微笑み掛ければ大きな歩幅で歩き出す
コンディションは最高に近い、日にちを跨ぎ己をそう仕上げる術を半人は知っているからだ

「……宜しく、お願い致します」

恭しく、しかし嫌味っぽさを与えぬ所作でギガースに一礼
いのちの遣り取りを行う前には不似合いな、だが大切な所作
この闘争に必要なものはリスペクトであると、半人はそう信じている

「……1対1だと思ってました、わたし」

赤刃を抜き放ち構え、隣のスレートに小声でぽつりと告げた


262 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/08/20(土) 22:58:58 ???
>>259
【岩を削って作られた粗末な家の並ぶ集落。思わず感嘆とも取れる声が出る】
こういう遺跡を昔写真で見たことがある…純粋水爆でクレーターになったらしいけどな
まつろう民は寛容を 逆らう者は打ち倒す。どこも変わり無いものだな

【三日間の持て成しはかなりの回復となった】
【少なくとも精神的には大きく回復できた。粗末な生活の方がかえって性に合ってるらしい】
本当にぶっ殺すハメになるとはね…それだけは予想外だったが…

【三日後!風にコートの裾を靡かせ、鋭い目で闘技場に現れるソーマタージ】
【既にフードは被られ、酸素供給機が物々しい雰囲気と蒸気を発している】
【背後で門が閉まったのを確認すれば、一瞬で抜刀、輝く刀身を構える】
交渉知らずの蛮人どもめ。良いだろう、お望み通り死ぬまでやってやるぜ!!


263 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/08/20(土) 23:11:38 ???
>>260
ロイ「あぁ 色々あったが今回はこういう形となった」
ナチグロイシの確認に肯定であることを告げる

ロイ「あのな 相手は脳筋戦闘種族なんだぞ それが言葉でどうこうできるもんじゃないだろ」
メタ的に言えば サ○ヤ人とかプレデタ○みたいな連中なのだ 言葉だけでどうにかできる輩が居れば誰も困らない

>>261
ロイ「奴らにとって戦闘が一番 ガチ装備で挑んで勝ったんだからそうもなるさ」

そしてやる気満々のタェンティースに目を細めるギガース 強者との戦いに悦びを得ているのだろう

>>262
これが彼らなりの交渉である 物々しい雰囲気も ソーマタージのやる気も すべてギガースにとっては好印象に取られている


>>全員対象
闘技場の門が閉まり 一行と敵ギガースを隔てる者は何もない そして彼らは遠距離攻撃 早い話が科学的武具を身に纏っていなかった
これはすなわち 世界の修正力は役に立たないことを意味している


ギガースAは手斧(槍の穂先が設えてあり 短いハルバートにも見える)
ギガースBは素槍を
ギガースCは身の丈ほどもある大剣を持っている  そして戦闘開始と共に言葉もなく半円状に展開し

Aはスレートに猛然と切りかかり
Bはソーマタージに突撃を仕掛け
Cはタェンティースに切りかかった


264 : スレート『コードネーム:ナチグロイシ』 ◆9vmr0jXsek :2016/08/20(土) 23:24:04 ???
>>263

「……パーティ戦か。ならいいんだ。やりようはある。私は後衛だしな」

「戦闘種族ねぇ。誰か啓蒙してくれんもんか……」

ぶつぶつ言っても始まらない。
とにかく、1対1じゃないことに感謝しつつ、魔法使いらしく範囲で攻撃を決めたいところだ。

「――ふむ。少し冷えるぞ。おい、そこのハイテク。お前も冷えたほうが都合がよかったはずだな」

「まとめて冷やしてやる――存分に暴れろ」

銃口を、迫り来るギガースにへと向ける。
引き金をひけば、銃口から何重にも魔方陣が展開し――。

「名づけるならば――『冬将軍の尖兵』ってところか!」

そこから、冷気と共に槍の様に研ぎ澄まされた氷柱が発射される。
氷柱の狙いは、ギガースの武器を握る腕だ。

同時に放たれる冷気はタェンティースの冷却効率を高めるのに一役買う……と思われる。


265 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/08/20(土) 23:26:47 ???
>>263
最後に残ったやつは袋叩きにして良いのかな?そこんとこ聞くの忘れちまった

【キッとギガースを睨みつける。両の瞳にドス黒い殺意が渦巻く!】
オオオオオオオオッ!!
【槍を持ったギガースが向かってくる。それに合わせるように雄叫びをあげて駆け出した!】

【相手の得物は自分のより長い、接近する前に突かれるだろう】
【表面上は獰猛に見せつつも、頭の中では無数の戦闘パターンが渦巻く。ギガースまで畳五枚分、四枚分、三枚分……】

イヤーッ!
【槍の間合いの直前、刺されるか刺されないかまでのギリギリの距離まで接近するとソーマタージは土煙と小さな破片を飛ばして地面を滑る!】
【股下を潜り抜けるのを狙ったスライディング。隙を突くのが狙いだがその分やっている最中は無防備そのもの】


266 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/08/20(土) 23:27:37 ???
>>263-264
「助かります」
「……」

スレートからの援護を、氷の魔法は有難い
短く感謝を告げるもそのこころは既に目の前の存在に奪われている
対峙した巨体から吹き付ける風を、その身に受けながらも半人は凛然と構えていた
その威風は轟々と嵐舞って戦気を昂ぶらせ、熱く紅い吐息を漏らさせるのに充分な要素を孕んでいる

「……ハァァッッ!!」

短い怒号、ギガースが駆けると同時に弾丸めいて猛進
土煙を巻き上げながら両者、中央にて衝突
大剣に対して同じく、赤刃で真っ向から立ち向かう形となった

「ぐ……ぎ、……ッゥゥぅっ!!!」

全身が悲鳴を挙げる
力自慢の部族の中の勇者の、その一閃を受け止め堪えたのだから当然だ
半人の全霊を込めた防御の為の一撃は弾かれる事なく鍔迫り合いを起こし、両者の合間に無数の火花を生んだ
熱暴走を起こしかねない状況の中、そうならないのは氷の魔法の為せる技である

「っ、アァぁぁっ!!」

強引に振り抜き、直後にその刃を転しての逆袈裟斬りを狙い赤刃を振り上げた!


267 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/08/20(土) 23:41:33 ???
>>264
少女に切りかかるギガース そのしぐさに一切の慢心なし

何事かの力で氷を形成し 放つナチグロイシ
それに対しギガースは突撃を中断し手斧を振るう

その連撃にナチグロイシの氷柱を悉く叩き落した
更に寒風吹きすさぶ中においても 白い息を口から吐き出しながらもその勢いはゆるぎなく
改めてナチグロイシに突撃を仕掛ける

>>264
両者の距離が急激ちに縮まり 交錯

穂先を真っ直ぐに突き出すギガース だがその穂先はソーマタージを捉えることはなかった
スライディングにてギガースのまたぐらを潜り抜けるソーマタージ その背後を取ろうという魂胆か?

ギガースはそう考えるや否や すぐさま全力で前進を開始 背後に回ったソーマタージと距離を取ろうとする

>>266
そして闘技場中央 力と力がぶつかり合う ギガース渾身の唐竹割りを 全身の膂力を持って受け止めるタェンティース
暫し火花と共につばぜり合いがつづいたが タェンティースがギガースを弾き飛ばし 返す刀を逆袈裟を放つ

だがすぐさまギガースは体制を整えると大剣を頭上に掲げタェンティースの赤刀を受け止 いや

インパクトの瞬間 ギガースは切っ先を下げタェンティースの一撃を受け流す 力のみに非ず 技をも磨いたその動き
すぐさま剣を翻し タェンティースの肩口めがけて 逆袈裟を放つギガース


268 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/08/20(土) 23:48:44 ???
>>267
「……!!」

その刹那、半人の表情に変化が訪れる
驚愕との邂逅、失策の認識、そして歓喜、こころからの感謝!
間違いなくこの上ない死闘だ、それを再認識した上での恍惚、片唇を釣り上げながらの被斬
直前に微かに身を逸らし直撃は否した
しかし血ともオイルともつかぬ液体を撒き散らし、転する体躯
それに従い構え直した赤い軌跡が弧を描き円舞、刃がタクトめいてそれに先行!

「せ、ヤァァァァっっ!!!!」

回転しつつ腰を入れ、大きな振りの全霊横薙ぎ回転斬り!


269 : ソーマタージ :2016/08/20(土) 23:58:38 ???
>>267
【背後を取ることは成功した。問題はここからだ】
【こちらの意図を察したギガースが離れようとする。このままでは同じ事の繰り返し、否、もっと酷いことになる】
【首筋に力がこもる。刀の握り方が変わる】

イヤアアアーッ!!
【地を滑る体勢のまま下半身が跳ねた。ブレイクダンスじみて広げられた両脚が残像を残して回転する】
【うなじの辺りを支点に逆立ちじみた奇妙な体勢で全身が回転。腕も振るわれ、先程より確実に"間合いの広がった"刀がギガースの足首めがけ放たれた】

【ソーマタージの掌は刀を振ると同時に、鍔元から柄尻まで横滑りし刃をさらに遠くへ広げていた】
【地面に近い位置で横薙ぎに振るわれた刀はその間合いを伸ばし、ギガースの腱を狙う】
【空振りにしろ当たったにしろ、起き上がるまでのソーマの隙は変わらないが】


270 : スレート『コードネーム:ナチグロイシ』 ◆9vmr0jXsek :2016/08/21(日) 00:02:27 ???
>>267

「ふむ、尖兵では足りんか……」

しかし、3:3ならば安心できると思ったのも束の間、結局それぞれ1体ずつ相手にするのに精一杯。
タェンティースもソーマタージも余裕は無く、つまり自分も目の前のギガースを正直に相手にしなければならない。

「豪傑との戦闘を期待していただろうに、このような木偶人形で申し訳ないがな」

引き金を引きっぱなしにし、小さな氷の粒で牽制射撃を行う。
大したダメージにはならないが――とにかく、冷たく、当たれば痛いソレは当たり続けるだけでストレスだ。

「――勇敢なる兵は槍を突き出し前にへと進むだろう」

呪文を唱えつつ、足元に氷の柱を出現させ、それを足場に跳ね上がり宙にへと踊る。
高所をとり突進を避け――落下中に呪文を続ける。

「去れよ恐怖よ、敗北よ、我が兵は喜びと勝利を運ぶだろう」

「そうとも、西の泥土であろうと南の砂漠であろうと、東の海原であっても我が軍隊に勝るものはなし」

「兵達よ、高らかに歌いて前に進め、全軍前へ! 全軍前へ! 全軍前へ! 喜びと共に吶喊せよ! 朝日と共に勝利せよ!」

「やがて我らは至るだろう。勝利と共に、永久の喜びへの地にへと至るだろう! 兵達よ、旗を高く掲げて凱旋せよ!」

歌うように、空中に躍り出た魔女は呪文を紡いでいく。
言の葉の一つ一つが緻密な魔力によって満ち、彼女の銃口より展開される魔方陣は細かに反応して明滅する。
そして全ての詠唱が完了したのなら――。

「――いけぇ!」

槍のような氷柱が、先ほどとは密度も質も格段に違うソレが放たれる。
めったに見せない、長文の呪文を含んだ大魔術だ。
……彼女の身体に蓄えられた魔力の殆どを消費し、それは発動した。


271 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/08/21(日) 00:18:21 ???
>>268
放った一撃は 僅かにタェンティースの身を捉える
体液を滴らせながらも すぐさま体制を整え 大剣を振り終えたギガースに迫る

咄嗟に片手を大剣から離し大きく仰け反る が赤刀はギガースの胸を浅く切り裂いた

ギガースの胸から赤茶色のくすんだ体液が流れる ギガースの顔には 笑みが浮かんでいた

ギガース「!!!!」
通常と異なる 越境者の耳には理解できぬ言葉 それはギガースの歓喜と称賛
ギガースが体制を整え 構えを作る間にタェンティースも体制を整えることができるだろう

そしてギガースは大剣を振るい タェンティースに横薙ぎの一撃を放った

>>269
逃げるギガース 追うソーマタージ

ブレイクダンスじみた動きで開店から低い軌道の薙ぎ払いを見せるソーマタージに対し
ギガースは体操床じみた動きでロンダート(側方倒立回転とび1/4ひねり)からの後方宙返りでその切り上げを回避する

そこから体制を整えようとするソーマタージに対し 改めて接近 穂先を真っ直ぐに突き出した


272 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/08/21(日) 00:27:52 ???
>>271
「……この上なく、恐悦至高ォッ!!!」

両者の合間に交わされる刹那の邂逅、戦誉
半人の戦闘兵器としての根本の特色
それは学習、成長にあった
通常の兵器がそれを行うにはひとの手を要するのに対して、半人ら『ニア』と呼ばれるモノ達は独自に判断し学び伸ばす事が出来る
そして半人の有機的な部分、ひとである部分もそれを好んだ
植え付けられた感覚ではない
半人が半人として芽生えた時点で産まれた『個性』と『感覚』である
それが今、半人のこころの中で白い飛沫を纏う波濤となり渦巻いているのだ
この戦いを通じ己はまだ、嗚呼! 高みへと昇華する事が出来る、羽撃く事が出来る!

「……セェェッ!!」

この零下の中、半人の全身の排熱パネルが小気味良い音を立てて開く
内部から覗く駆動部は赤熱し、体躯を巡り巡る魔力と共鳴し黄金色の粒子となり放出され続けている
ダイヤモンド・ダストが舞い荒れる、キラキラと輝きを反射している

死の旋風を孕む横薙ぎが迫る、半人、赤刃の腹でそれを滑らせる様に受ける
鋼の弦を鋸で弾くが如き不協和音、正に闘争の賛美歌!
先程巨人が行った様に、同様に否す!
立て続けに肩からの突進、斬撃を返すには体勢が不味いのだ
ヘルメスの靴での全開初速、弾丸の様なショルダータックル!


273 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/08/21(日) 00:28:16 ???
>>270
突撃に置いて大きな障害となる氷柱のみを切り払い それ以外は刺さるに任せ
なおも突撃を慣行するギガース

だがナチグロイシの詠唱が間に合った 接近するギガースに放たれたのは高密度の氷柱の槍
回避の間に合わぬその一撃を見据えたギガースは その氷柱に対し なんとフロントキックで対応した

もちろん蹴り返せるような代物ではなく 脚につららは刺さり ギガースの体を進み 腹で止まる
まちがいなく致命傷 だが即死ではない 故にまだ終わりではない


ギガース「!!!!!!」
叫びは苦悶でも悲鳴でもなく 自らを鼓舞し 歩み遅くともなお その斧の射程にナチグロイシを納めんと 全身を続ける


274 : スレート『コードネーム:ナチグロイシ』 ◆9vmr0jXsek :2016/08/21(日) 00:39:08 ???
>>273

「……いかん、魔力をほぼほぼ使い切ってるんだぞこっちは」

「お前もそんな寒々しい思いをして猶戦う必要がどこにある。今ならお前さん、まだ死なずにすむぞ」

「だから――止まれ。今ならまだ治してやれる」

攻勢魔術を改めて打ち込むような余力は、魔女には残っていなかった。
できるものがあるとすれば、それはすでに発動している術式を利用した発展式。
この場合は、即ちギガースの脚に突き刺さった氷柱の一群である。

「冬将軍のありがたい命令だ。『停まれ』」

――突き刺さった氷が変形し、ギガースを縫いとめる。
変形した氷は地面に突き刺さり、楔となる。

「如何に蛮勇を奮おうと、進もうとすれば脚が千切れるだけだ」


275 : ソーマタージ :2016/08/21(日) 00:39:16 ???
>>271
チィーッ!
【回転を殺して静止、膝立ちの姿勢でフードの埃や土を払い】
【分かっていたがただの脳筋じゃ無い。そう楽には殺させてくれないということか】

腹ァ括れソーマタージ、一週間ほど寝てれば治る!
【真っ直ぐ突き出される穂先を睨みブツブツ言うと飛び出すかの如く立ち上がり、自ら槍を腹に迎え入れる!】

グワーッ!!クソッ、億倍にして返すぞゴラァ!!
【噴き出す鮮血、苦悶の声が激情に飲まれ──そのまま駆け出した!】
【一歩踏み出すごとに槍が深々と突き刺さり、二歩目には白い血に塗れた穂先が背中を突き抜けて飛び出す】
【それでも歩みは止まらない。心なしか牙を模した酸素供給機が歪み、嗤った様に見えた】

【槍を引き抜こうとすれば異常に気づくだろう。抜けないのだ。柄を握るソーマの手とサイボーグの異常な筋力だけが原因ではない】
【その答えは腹を突き抜けた先にあった。槍頭を、柄を今尚白く染め続ける血が新しい血を伝う微弱な電気に反応、銛の「かえし」の如く変化し、槍が引き抜かれるのを背中に食い込んで妨害しているのだ!】

バツグンのセンスで急所は外してるが風穴開けられてるんだ、永くは持たねえさ
俺の意地とお前の意地、どっちが勝つか見ものだな?
【腹部からポタポタと血を垂らし、酸素供給機の隙間からゴボゴボと血を吹きながらソーマタージはギガースに近づく】
【ワンインチ距離まで接近、そこでカタをつける気だ】
放しても良いぜ、そん時はテメェ二度と得物握れなくなると思えよ…?


276 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/08/21(日) 00:57:55 ???
>>272
再び剣と刀がぶつかり合う 力と力 技と技がぶつかり合い 火花が散り 空間さえもぶつかり合い悲鳴を上げる

交錯 そして通り過ぎ どちらの刃も肉を捉えず通り過ぎる
間髪入れずタェンティースが地を蹴り突撃 肉体をぶつけ合うショルダータックル

体積に見合わぬ質量が接触し ギガースの巨体を弾き飛ばす またも距離が離れ仕切り直し

構え 相対する

>>274
この言葉ははたして慈悲なのだろうか?
少なくとも ギガースにとっては屈辱以外の何物でもなかった

ギガースは激怒しただろうその言葉は 言語の壁に阻まれ届かなかった

体を引きずり前進するギガース だがその体が動きを止める その瞬間

ギガース「!!!!!」
知りもしない何者かの クソ戯けた命令を全力で無視し なんの躊躇いもなく手斧を足に叩き付ける 
粉々に砕ける足 だがこれで前進できる

腸を抉られて口から血があふれる だがそれでも動きは止まらず前進を続ける

>>275
穂先がソーマタージを捉える その体を貫通する だがギガースはすぐに感づく 深く刺さりすぎたと
それを感知するや 迷わずギガースは両手を柄から離す

武器に依存せず 使える手段はすべて使う 接近するソーマタージの顔面めがけ 全身の力をいかんなく発揮した 美しいフォームで右ストレートを放った


//ではこれで一端中断となります お疲れ様でした


277 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/08/27(土) 21:48:20 ???
>>276
イヤーッ!!
【得物を持つ手が離される。その好機を見逃す男ではない】
【ギガースが槍から手を離すのとほぼ同時、胸の前でクロスさせた両手の手刀が柄を粉砕しようと振り抜かれる!】
【槍の強度までは計算に入れていないが、やらねばならぬのだ】


【槍の破壊に意識を割いたのが間違いだったか、そもそも接近戦を仕掛けたのが間違いだったか。腕を振り抜いた瞬間、ギガースの拳が顔面に吸い込まれる】
グワーーーッ!!!

【ガ ア ン。鉄塊同士を叩きあわせた様な壮絶な音が、闘技場に響き渡る】
【さしものソーマタージも大きく仰け反り、苦悶の声を発する。破砕された酸素供給機の破片と折れた血塗れの歯、裂けた額と鼻から飛び散った血が宙を舞った】

【が、すんでの所で踏みとどまって倒れない!体勢を強引に立て直す勢いを利用、ギガースの腹めがけて鋭いフックを放つ!】
なんだそのパンチは!?そんなんじゃ俺は止まらねえぞオラァ!!
【血を拭ってファイティングポーズ、腹から大量の血を垂らしながら発光する身体で殴りかかるソーマタージ】
【主要臓器以外のほぼ全てを戦闘機械に置換したこの肉体。少なくとも重量、パワーだけならギガースにも遅れはとらないはずだ】


278 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/08/27(土) 21:49:52 ???
>>276
「……、……、」

荒い呼吸は熱く、砂の敷き詰められた闘技場に吹き抜ける吹雪に溶けて消える
仕切り直しだと口角を吊り上げた、それはほぼ無意識の不敵な微笑み
この時をもっと、長く、永く、感じていたい
そうこころから願う
半人の精神に宿る闘志は青白く燃え盛り続けていた

「……ふぅっ……!!」

刹那、訪れる凪
飛翔、疾風めいて一直線
彼我の武器の射程、必殺の間合いを侵す直前だ
ヘルメスの靴の底で思い切り地を蹴り横へとシフト
常人ならばそれだけで脚が砕けていたであろうが、半人の強健なそれは無傷
そして再度巨体に向けて飛んだ、フェイントを混ぜ込んだ切り崩し
そのまま逆袈裟の一閃、大気を斬り裂き覇を纏いて放つ!


279 : スレート『コードネーム:ナチグロイシ』 ◆9vmr0jXsek :2016/08/27(土) 21:54:55 ???
>>276

「……冗談だろ」

流石に止まると、そう思っていた。
自傷してでも前に進むとは、考えても見なかった。

「青年が青銅の槍にて……か。生憎氷の槍であるが、それでも一切が正しきものなんだろうか。なぁ気取り屋」

「いや、彼らの価値観で言うならば、戦場に横たわりさえすれば何であろうとまことにふさわしきもの……ってところか」

自らの足を切断し、なおも進むギガースに向けて銃口を向ける。
彼らにとって慈悲の心も、躊躇ですらも、こんなことで死んでほしくないという感傷でさえも、全てが無意味であり、侮辱であった。
それを彼女は、自らの目で、このギガースの怒りを見て、それでようやく理解したのである。

「無粋な木偶を許してくれ。お前さんにとっては犬に辱められるような惨めさだったろう。清算になるかは知らんが、最期の魔力、もっていけ」

狙いは頭だ。
ギガースが手斧を振るうより早く、引き金を引く。
先ほどより明らかに輝きも規模も落ちた魔法陣が銃口より展開し、氷柱の弾丸を放った。


280 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/08/27(土) 21:55:57 ???
スペースオペラもかくやな超高度科学の世界 この世界はグレル教なる宗教によって統一されていたが それゆえに滅亡の危機に瀕している
それはグレル教が崇める聖像がこの世界崩壊を止める鍵であり その破壊はグレル教にとって何物にも耐えがたい屈辱であるからだ

普通ならば越境者はこう考えるだろう たかが世界1つ 滅亡したいなら滅亡させればいいと

だがそうもいかない理由ができた グランドゲートと呼ばれる存在である
詳しいことは冒頭にも書かれているが 越境という現象は少なからず このグランドゲートを介して行われると思われ
これが破壊されると越境において多大な影響 最悪越境行為ができなくなる可能性が出てきたのだ

このグランドゲートの存在と グレル教の背後に見え隠れする カノッサ機関に牙を立てるエーカー社なる存在
この二つによって カノッサはこの世界の敵と鳴ってでも世界を救う決断をする


越境者の活躍により残る聖像は後1つとなったが 先の大戦においてカノッサは多大なる損害を被った
そのため戦力の増強が急務となり かつてこの世界で グレル教に盾突いたがゆえに迫害を受けた ギガースなる狩猟民族をこの戦いに引き込むことを決める

だがギガースは 我々に意見を通すなら それに見合った武勇を見せよ そう言って部族の勇者との死闘を命じる

そしてそれに参加した氷室初に相対するは 3mを超す褐色の肌の偉丈夫 長剣と盾を構え 猛然と氷室へ向けて突撃してくる


281 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/09/17(土) 19:28:49 ???
データログNO.5後編は したらば通信障害の為
ttp://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1468944300/355-379

に記載されています


282 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/09/17(土) 20:19:44 3UjzF7sA
バートン「艦長」
モリアーノ「始まったか」

カノッサ側の旗艦ウォリアー号 その救護室で療養に当たっていた一行は艦長室に呼ばれる

そこにはギガースの長老 ロイ アキレス 鈴虫も揃い この戦いの重要人物が集結したことになる

ロイ「どうやらもう怪我はいいみたいだな」

先のギガースとの戦いで 一行は少なからず手傷を負った その療養の為 一行はギガース戦以降 一切表舞台に立っていない
これは一行を少しでも休ませようというモリアーノの指示によるものだった

モリアーノ「それでは皆揃ったところで説明に入りましょう バートン」
その言葉にAIが画像を中空に展開する

そこにはこの世界の要 三連太陽が映し出されている

モリアーノ:
「この世界に来てから ずっと三連太陽を観測し続けていましたが ここにきて急激にその体積が膨張し続けています
 これを世界崩壊の序章であるという結論に達しました」

 早急に最後の聖像を破壊しなければ この世界が破壊されてしまう それも早急に破壊せねば 狂った重力が辺りの惑星に多大なる影響を及ぼすでしょう
 故に 我々は一週間後 グレル教総本山に総攻撃を仕掛けることになりました」

そして次の映像は グレル総本山の様子 いたるところに障壁が立ち並び 家屋の天井に対空兵器 すべての住人は軍隊が使うような銃器を持ち 殺気に満ち溢れた面持ちで空を睨む

モリアーノ:
「現在の総本山の様子です グレル教は持てる権限のすべてを用いて軍備を増強 すでにこの星にはグレルの兵士しかいません 老若男女 生きとし生けるすべての存在が
 我々を憎み 命をなげうって殺しに来るでしょう その中を掻い潜り 総本山内部の聖像を破壊していただきたい」

ロイ「発言を」
ここでロイが手を上げる

ロイ「俺らはこの世界に死にに来たわけじゃない 聖像を破壊した後の脱出プランはどうなっている
   越境ができなくなることは厳しいが 命は惜しいんだ」

これにはアキレスも同意する アキレスの場合 戦うのが目的で越境してきたわけではないのだ

モリアーノ「では聖像破壊後の話をしましょう こちらをどうぞみなさん1人1ヶづつお持ちください」
艦長室のテーブルに並んだのは 何かの装置だろうか? 簡素なつくりで何かを投影するレンズとカバーに覆われたボタンのみで構成されているようにも見える

アキレス「これは?」

モリアーノ:
「これはスプロールのカノッサ・コーポが確保し 我々霧の塔が総力を挙げて解析した 越境ポータル これがあれば実質任意のタイミングで好きな場所に飛べるようになるでしょう
 もっとも 我々の能力では 鹵獲したポータルを解析し 目的地を再設定するだけ 量産もできず しかもそのポータルは一回限りの使い捨てとなっています
 更に言えば そこにあるポータルが 現在カノッサが保有しているポータルすべてとなっています」

越境者が泣いてほしがるアイテム だが量産などという便利な者ではないらしい

モリアーノ
「使い方はその中央のカバーを外し ボタンを押せばポータルが開きますので その中に飛び込んでください 行き先はどこかの世界のカノッサ施設 とだけしか限定できませんでした
 ほかのカノッサ施設にも連絡は行き届いているので 飛ばされた先でも最低限のもてなしは受けられるでしょう これをもって 当世界での作戦行動は終了とさせていただきます」

そこまで言うと モリアーノは何か質問は? と一行に促した


283 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/09/17(土) 21:40:38 ???
>>282
最後の確認だが、全員殺していいんだな?
大人も子供もおにーさんもおねーさんも、赤子も老爺も一切の容赦も情も無く、本気を出していいんだな?
【通常の戦争なら避けられる事、この闘いでは最早それを避ける事は不可能だ】
【向かってくる以上、相手が何であれ容赦は出来ない。しかしてそれはつまり、雇い主でもあるカノッサの、モリエールの悪評がまた一つ増えるということ】

仕事なら子供だって殺すがね、本当に良いんだな?
アンタらの立場なんざ歯に詰まったカスよりもクソどうでもいいが、多分死ぬまで、いや死んでも後ろ指指されるぜ
このソーマタージを雇うってのはそういう事だ
【鋭い眼がモリエールを真っ直ぐ睨みつける】
【既に戦闘準備は出来ている。銃も、刀も、弾薬も薬も揃えた】
【命令が下れば一切合切を打ち砕く。それでもいいのか、その確認だ】


284 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/09/17(土) 21:48:50 ???
>>282
錚々たる面々の揃う空間の気配に押されながらも、半人は静かにブリーフィングに聞き入っていた
簡素なボタンを見れば眉間にシワを寄せて、だが見た目よりずっと高度な技術の賜物なのだと理解する事くらいは叶う
そしてそれは間違っていなかった
ソーマタージの鋭い問い掛けの後、ゆっくりと口を開く

「……これを託される、という事は」
「つまりその……これで、最後だと?」

それは、この作戦の後の全てのメンバーの離散を意味している
ややセンチメンタルな面が露呈しているのだ、半人の戦闘兵器にそぐわない


285 : アイ Gの力 :2016/09/17(土) 21:49:04 ???
>>282
神妙な面持ちで話を聞く女。
黒髪ショート、ゴスロリ、無骨な靴と、上から下までちぐはぐで統一性がない。
いつもは軽薄というか、楽観的なのだが今回のような大事となれば話は別だ。

「うっわ、まるごと要塞化してるってこと?」

グレル本山の武装を映し出したホログラムを見て、驚きを隠しきれないでいる。

「なんか近づく前に打ち落ちされそうなんですけど!」
「打ち落ちされたら私は逃げるからね、この越境ボタンで!躊躇なく!」

手渡された装置を大事そうに握り締めながら、力説。
しかし一度きりとはいえ、逃げられる算段が用意されているというのは素晴らしいことである。


286 : ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 :2016/09/17(土) 21:57:01 ???
「EVAC(脱出手段)についちゃ了解だ。俺はその中継地点を通してHEXA本部まで戻る」
「……コイツがガラクタじゃなければの話だがな」

とんとん、と。不機嫌そうに手渡された小さな装置を乱暴に叩いて、ジョシュアはアーマーのストレージにそれを突っ込んだ。
彼の纏うスーツ。それは”アスキッカー”を纏う為に着たEVAアーマーの流用品だ。ボルト付けされたEVAアーマーを取り外し、通常の装甲服として使用している。
その防護は全身へと及び、ジョシュアが普段装備しているケブラー製の防弾ベストよりは、彼を銃弾から守ってくれるだろう。
それでも総本山を陥落させるには、これまでの作戦の中でも最大の労苦を要するであろうことは想像には難くなかった。
生き残れるかどうか。とりわけ聖像に辿り着く事すら、これまでの作戦の中でも最も困難な部類となる筈だ。

「俺からは何もねェ、質疑応答はお偉方でするんだな……」

ヘルメットを深く被り、OSを起動させてスーツのチェック。HUDに映し出されたステータス、シールドも照準補正機能もない。
骨董品だ。だが自分にはこれが相応しいとジョシュアは自嘲気味に嗤う。”アナログ”が性に合っていると。
システムチェックを済ませればバイザーを上げ、そして集う面々の顔を”肉眼”で見遣った。よくもまぁ、ここまで誰も駆けることがなかったとしみじみ。
新鮮な空気を吸うのはおそらくこれが最後となるだろう。眼をそっと閉じれば思い切り胸の中へ吸い込み、短く、強く吐き出して静かに眼を開く。

「装備の消耗がもう限界だ。さっさと終わらせちまおう」
「……クソな戦場にも、もう飽きた。とっとと平和な世界に戻って一杯やろうぜ」

キズだらけのヴィッカーズ1911を眺めながら、ジョシュアはぽつりと呟く。
そして一切の迷いを断ち切るように、力強くスライドを引けば、脚のアーマーの窪み、ホルスターの中に拳銃を差し込んだ。
背中に吸着マウントしたアサルトカービンを右手へと移動させ、グリップを握れば、コッキングレバーを引く。
準備完了だ。ヘルメットをバイザーダウン、ハニカム遮光フィルターが展開され、ジョシュアの表情はすぐさま隠れ、見えなくなってしまう。
されど既にバイザーの下の瞳は兵士の、狩人の眼へと変わり、もはや何者にも慈悲を与えぬ、鈍く冷たい輝きを帯びていた。


287 : 氷室 初 ◆8CzRpFh86s :2016/09/17(土) 22:03:42 ???
>>282
「ボクからは質問はないね」

帰りのことが保証されているならば、それでいい。
全てを殺していいのなら、それでいい。
なにも躊躇うことはない。憂いはない。
彼女はアキレスとは違い、戦うためにいるようなものだ。

「拳銃は結局一度も使っていない。ボクには血があればそれでいい。
世界の救済なんて荷が重いが、まあやってみるさ」

戦闘の用意はできている。
元より不死者のいない世界なのだ。初が用意すべきものなど何もない。
あるとするならば、それは期待だろう。
『人間』への、期待だけだ。


288 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/09/17(土) 22:13:39 ???
>>283
モリアーノ「それが必用となるのならどうぞご自由に」
艦長は至極冷静に しっかりとソーマタージの目を直視して言い放った

モリアーノ「組織の上に立つ者として 殺戮者の誹りもまた勲章となりましょう
      どうぞ私に殺戮者の汚名をかぶせてもらいたいものですな」

>>284
バートン「その通りです 今作戦の成否にかかわらず 当世界での戦いはこの一戦で終了します
     成功すれば世界は救われると同時に戦う意味がなくなり 失敗すれば世界が滅びて終了となります」

この世界を代表する便利AIであるバートンが恭しく一礼

バートン「皆さまとひと時は このバートンにとっても替え難い思い出となりました どうぞ別世界におかれましても達者で」

そしてあの時タェンティースが助命を叫んだ 隻腕となったギガース この船にもギガースは幾人か乗り込んでいたが
あの時の隻腕ギガースの姿は無く 他の者もその話題となると 口を噤むか 死んだとそっけない返事が返ってくるのみであった・・・

>>285
モリアーノ「その通り たとえ目標の反対側に降り立っても そこの住人からの攻撃を受けることでしょう
      なので総本山のなるべく近い位置を狙って降下することになります」

この戦艦の中で一番偉い艦長であるモリアーノが言葉を挟む

モリアーノ「だが 撃ち落とされる心配は あなた方が一番少ないでしょう なにせ世界の修正力があなた方に味方している」

//越境者である一行は 世界の修正力によって 光線銃の軌道が『わかる』のだ イメージとしてはスターウォーズのフォースに近い

モリアーノ「脱出についてはどうぞお構いなく この作戦事態 強制というものではないので 参加を辞退することも可能です」

>>286
モリアーノ「えぇ それを危惧して カノッサが保有するポータルすべてを用意しました もしも故障したらほかの者の発生させたポータルを利用して脱出してください」

ジョシュアはこの世界の武具をほとんど使用してこなかったのだろうか?
彼の相棒は傷だらけになってなお ジョシュアを守護し 障害を打ち破ってきた
これまでも そしてこれら先 破壊されるまで


>>全員対象
モリアーノ「当作戦は4つの工程に分かれています」

中空のディスプレイに投影される作戦

フェーズ1:この宇宙から総本山のある惑星への着陸
フェーズ2:降下地点からグレル教施設への到達
フェーズ3:内部への突入 聖像への到達
フェーズ4:聖像の破壊 その後脱出


バートン「まずフェーズ1についてですが 以前の降下作戦においてはHLV(重量物打ち上げロケット)にのりこんで 降下しましたが
     今作戦においては 大気圏突入用装備を搭載した機動兵器に乗り込んで 単身降下を行います 前回(>185-24)使用した機動兵器を使用する也 別の機体を使うならそれを用意しますのでお申し付けください」

>>アイさん
機動兵器については ロボットなり戦闘機なり 好きなものを言ってもらえれば用意できるものとします そして操縦はAIによる補助があるため 問題なく稼働できるものとします

バートン「それではあと一週間 用意の方をお願いします」

一行に一週間の猶予ができた この間に準備をするといいだろう


289 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/09/17(土) 22:16:37 ???
>>287
アキレス「あぁえと 血が必用なら必用に応じて行ってもらえれば吸っていいから」
ロイ「俺もだ だが動きに支障が出ない程度に頼むぞ」

血については2人から了承が取れた そしてモリアーノは同じく降下する戦闘員にも話をつけてくれた
少なくてもこの戦いに置いて血が足りなくなることはない・・・かもしれない

そして>288へ


290 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/09/17(土) 22:23:51 ???
>>288
「……そう、ですか……」
「……祝杯を、共にしたかったです……」

わたし下戸ですけど、と苦笑い
そうでもしなければ、ジョークを交え無ければ難しいのだ、突然の別れというモノに対応するのは
合流した巨人達の中から、それとなく彼を見つけようとしたが叶わなかった
死を告げられれば心臓の辺りにじくりと黒いシミが拡がるのが分かる

「分かりました」

大きく頷いてブリーフィングを終える
前回登場した機体に突入用装備を施したモノに乗り込む手筈
細身の機体の随所には鋼状燃料電池内蔵式装甲が施され更に大気圏突入用アーマーとバリュートフライングシステムが装備されている
一週間の間、半人は機体とのリンクを更に万全にしたしあらゆる場面に備えたシミレーションを行った
準備は万全である


291 : アイ Gの力 :2016/09/17(土) 22:32:12 ???
>>288
「総本山に行く時点で捨て身って訳ね」
「かなりスピードが重要になりそうな、電撃作戦?ってやつ?なんとなく把握したわ」

モリアーノの言葉に頷きながら、死にそうになったら即離脱しよう。
そう決める女であった。船の乗員達よりも、世界よりも、一番自身の生命を重んじて、今まで生きてきたのだから。

「修正力、すごい助かるけど急に切れたり......しないよね?」


その後、詳しい作戦を伺った後に準備を開始。
大気圏突入用の起動兵器として、二足歩行可能なロボを用意してもらうようだった。
「えっと、取り敢えず速くないとダメだから、ブースター増設!あと装甲も削っちゃっていいわ!」
「武装はなんか適当に遠近で不自由しないカンジで、ね、ね!?」
機械に疎いSF系世界出身者であった。


292 : 氷室 初 ◆8CzRpFh86s :2016/09/17(土) 22:35:00 ???
>>288-289
「それは頼もしい。
じゃあ、力不足を感じたときや大きな傷を負ったときには頼むよ」

血を啜り、更なる力を示す初にとって血の補給が確保されることほど頼もしい支援はない。
下手に兵器を与えるなんかよりも遥かに有効だ。
だが、血を啜ることができない可能性も考えねばなるまい。
先ほどのグレル総本山の映像を見るに、激戦は必至。
呑気に血を啜る時間がないかもしれない。血を啜ってもよい戦闘員らが近くにいないかもしれない。
ならば―――

「そうだね、複座タイプの機体があればそれを使いたい。それと、戦闘員を一人だ。
フェーズ2になったときに血を啜り、身体能力にブーストをかけたい」

乱戦になる前に、血を啜って身体能力を高めてしまうのだ。

一週間、慣れぬハイテクノロジーを手中に収めるために訓練を重ねる。
できるだけ速度と防御性能を高め、攻撃は迎撃程度にとどめた戦闘機ほしいというオーダーをし、とにかく安全に突入することを優先して。

一週間、慣れないハイテクに苦戦する初と手中に収めて高揚する初が見えよう


293 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/09/17(土) 22:35:53 ???
>>288
気に入った。友人には欲しくないが組織としては欲しい
【先程の鋭い眼から一転、いつもの飄々とした三白眼に戻ると、仕切り直しとばかりに手を打ち合わせる】

そこまで言うなら良いだろう、城壁という城壁に。町辻という町辻に。奴等の死体を積み上げよう!
死臭を巻き上げて握りしめ、蒼ざめた馬を引き連れて奴等を鏖殺しよう!アポカリプスを見せてやろう!カノッサの名の下に!!
いや、黙示録の騎士は四人だったか?まあどうでもいい、俺疫病がいい
【拳を握り、よく通る声で芝居がかかった動きで言うと、唐突にガックリと全身の力を抜いて歩き出す】
あ゛ーーー疲゛れ゛た。そんじゃあ僕チャンお部屋でゲームしてるからXデイになったら教えて。noobが俺のティーバッグを待ってる


【結構当日。以前の戦闘で使った人型ロボットの頂点に腰掛け、紫煙を燻らせるソーマタージ】
【ロボットの右腕には対人用ガトリング砲、左腕には重火炎放射器を搭載、他にもクラスター爆弾、大型チェーンソー、スピーカーetc etc…人間相手に重きを置いた装備だ】
【紫がかった蒼に塗られた無骨な機体は、血を求めるかのように振動する】
この辺によ、『くたばれカノッサ』って書いといてくれない?そうそうそうそうそうそう……
出発する準備は良いか?俺はいつでも行けるぜ
【三丁の拳銃に弾を込め、腰に刀を差す。コートの下に巻かれたベルトには弾薬や手榴弾が持てるだけ着けられる】


294 : ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロOR】 :2016/09/17(土) 22:46:32 ???
>>288
ジョシュアはメインウェポンこそこの世界の武器で代用すれど、サイドアームだけは決して火薬式のピストルから変えようとはしなかった。
それはこの世界に対する反逆か、とりわけジョシュアのヴィッカーズは念入りに選ばれ、ジョシュアの手によって長い時間を掛けて加工されたモノだ。
”彼”が役目を終える時はジョシュアが戦いを手放すとき。つまり引退するか、彼が死ぬまでパートナーシップは続くのだろう。

それから一週間後、ジョシュアはあるガジェットを荷台に乗せて引きずりながら現れた。

「やっぱよ、ワケのわかんねェ鉄の棺桶に包まれて落ちるよりゃ、自分の身一つで飛び降りた方がラクな所があるんだわ」
「これを成功させりゃ、俺が第二のフェリックス・バウムガートナーってコトだ……いや、マスターチーフかな」

彼のアーマーは理論上、関節をロックさせることで大気圏突入時の抵抗と、断熱圧縮に耐えるだけの防護システムを搭載してはいた。
そこに目を付け、ジョシュアが持ってきたのは、ISACが未だカノッサ傘下であった頃に使用されていた旧式の”オービタルライダー”だ。
見た目も大きさも、一人乗りの水上バイクにも似た代物。実際には跨るのではなく、ハンドルを握りサーフボードのようにして寝そべる形で搭乗する。

外気圏から熱圏までの間断熱圧縮で生じる高熱から彼を護り、成層圏表層で水切り石の如く”弾む”ことによって減速、そこからジョシュアを切り離し、OR自体は空中で分解。
後は既存のHALOと同等の手順を辿る事によって、比較的安全に単独での大気圏突入をアシストするもの。それがこのガジェットの簡単な概説だ。
ドロップポッドのように事故の危険も少なく、大型機動兵器よりもはるかに撃墜されづらい。OSATの兵士が少数潜入任務の際に使用するものだ。


295 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/09/17(土) 23:01:58 ???
>>290
バートン「えぇ 一度酒を飲み交わしたかったものです 私AIなんでお酒飲めないんですがね」
そう言って笑って見せた

>>291
モリアーノ「その通り あなた方に関しては その限りではありませんがね」
これに参加する者は 文字通りの死兵となるのだ それを承知した上で参加しているのだ

モリアーノ「少なくても現時点では解除された試しはありません ですが魔法など この世界の外から持ち込まれた攻撃に関しては 修正力が効かないのでご注意を」
以前の作戦では 実際に魔法の力 この世界の外の力を用いた敵と戦った そしてそれらの攻撃は 修正力では対処できなかったのだ

そしてウォリアー号のメカニックは アイのざっくりとした要望をこと細やかに聞き入れ アイ専用のロボを設えた

メカニック「要望通り物理装甲は最小限にとどめ 追加ブースターを増設した 武装はビーム・ライフルにビームソード 遠距離用に高出力ライフルと シールドにビーム・ガンもつけておいた
      ついでに戦闘機形態に変形することで高軌道になるから 要所で必要と感じたら使い分けてくれ」

そして一週間の間にAIとの連携を確認し 操縦は問題なくできるようになった

>>292
ロイ「任せろ」
アキレス「暫く精のつく食い物にしとこう」

用意された複座式の戦闘機 武装はビーム・ガトリングとロケットランチャー そしてミサイルがいくつか
基本的にAIの力を借りた氷室が操縦を行い モブ戦闘員がその補助を行う形となった

>>292
モリアーノ「私の悪名もうなぎのぼりですな 愉しいことになってきましたな」
そう豪語するモリアーノ

ソーマタージはメカニックに装備の換装を任せ 一週間を休息に当てた
心身共にリフレッシュできただろうか? 戦いの日は近い

>>294
手に 体に馴染んだ武具は 時に性能を凌駕するものである
彼のいた世界にもあった 古臭い装備を取り出し 多少の慣らし運転も行っただろうか?

時間は瞬く間に過ぎていく 気付けば作戦開始まで6時間を切っていた・・・・・


>>全員対象
時の流れはせき止めることができない 一行は自らの機体に乗り込んで発進の時を待つ
ロイはAIの力を借りて二足歩行のロボットに乗り込み 鈴虫はアキレスの戦闘機の後部座席に乗り込んだ

モリアーノ「今日 この時を持って 諸君らはウォリアー号を旅立つ これは私からの最後の通信である」
コクピットから見た宇宙は すでに開始された戦闘で カノッサとグレル教の激しい艦隊戦の最中であった

モリアーノ:
「まずは感謝を 君たちがいなければ この戦いはここまで容易ではなかっただろう たくさんの仲間が君たちによって救われた ありがとう
 我々は一隻でも敵艦隊を押し留め 君たちの道を切り開くことに専念する 今後 君たちに会える確率ははたしてどれだけだろうか?
 君たちのことは決して忘れん 願わくば この戦いの後で会いたいものだ その時は秘蔵の酒を惜しむことなく振舞うことを約束する」

「余り長くしゃべるとバートンに怒られるのでな この辺にしておこう 機動兵器 全機発進!!」

その言葉と共に 一行はもう戻ることのないウォリアー号より発進した
外からの音が異彩内 漆黒の海を 破壊の光が飛び交う

そして一行の行く手を阻むように グレル教戦艦からも 機動兵器が発艦し こちらに接近してくる


296 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/09/17(土) 23:12:52 ???
>>295
奴等をガムテープみたいにしてやる…ガムテープ?なんでこんな単語を連想した?ミンチだミンチ
まあいい、ミュージックスタート
【一人でブツブツ言うと、コックピットの操縦桿の側に立てた音楽プレーヤーを操作】

おい!約束通りこのメカは貰っていくからな!あと報酬は宿り木同盟の方に送っときやがれ!愛してたよ諸君
【戦への歓喜か、気まぐれで現れた人間らしき感情か。ニヤリと笑うと、ソーマタージはロボットを飛び立たせた。最終目標へ、キリングフィールドへ】


Tがハードなのを喰らわせてやるよ!!
【機体表面に積んだスピーカーから、ノイズ混じりのソーマタージの声が放たれる】
【自由落下の勢いをつけ、時折スラスターで位置を調整しながら、接近してくる機動兵器へ突撃!】
【ガトリングに変わってチェーンソーがその右腕に握られ、唸り立てる。超速度で機動兵器をパイロットごと貫き、破壊する魂胆だ】


297 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/09/17(土) 23:15:10 ???
>>295
「ふふ」
「……わたしも、似たようなモノです」

ジョークを交わし合う半人半機とAI
有機体である存在と彼等はまるで等しいのだ
それは人造物だとか、そうでないモノだとか、そんな小さな括りの中に留まるモノではない
己の意思でそうして、笑い合っているのだから

やがて、その時
冥府の口が近付いて来るのが感覚として分かる
それは純黒の空間に漂う移り気な死の風が宣告を告げているのだ
ならばそれを振り払わなければならない

「……本当に残念です」
「とはいえ、わたしがあなたの秘蔵のコレクションを吐き戻す心配がなくなったのは重畳かもしれませんね」

「……さようなら、ボイジャーの御加護がありますように」

夜明けの瞬間に想いを託して、青い鳥は飛び立った
ビームスマートガンをフルオートで射撃、弾幕を形成し青白いバーニア雲を宇宙に描き突き進む


298 : 氷室 初 ◆8CzRpFh86s :2016/09/17(土) 23:20:55 ???
>>295
コクピットの中で、初は緊張をしながら操縦桿を握り、後ろに座る戦闘員と手筈を確認する。

「ボクはこんなハイテクは不慣れなただの吸血鬼だ。
だからこいつはただの足として使う。全速で目標に着陸するぞ」

ガトリング、ロケットランチャー、ミサイルといった武装を得ているが正直勝手があまりわからない。
基本的に己の肉体一つで戦いぬく初にとってはこのような武器もまた、未知に近い。

「この鋼の刃たちも、迎撃程度にしか使う予定はない。こういうのは向けられるのは好きでも、向けるのは趣味に合わない」

このような文明の産物を用いるのは、人間であってバケモノではない。
そんな信条もあって、氷室初には武器は似合わない。

「さあ、往こうか」

カタパルトを戦闘機が滑り、星の海へと飛び出す。
敵戦艦からも機動兵器が発進してくる。――交戦開始だ。

「ボクはこの手で貫きたいんだ―――だから、邪魔をするなッ!」

ガトリングを乱射しながらに、加速。
ただただ一直線に漆黒の海を翔る。
細かな軌道修正は後ろの彼とAIに任せた。
敵機動兵器も他の慣れている連中に任せよう。

ただ、前へ


299 : ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロOR】 :2016/09/17(土) 23:22:31 ???
>>295
「……あぁ、また逢おうぜ艦長」
「次はヴァルハラで。なんてな……隊長の真似してもしょうがねェ……」
「………”また”な」

にやりと微笑み、それだけ言い残してジョシュアは屈みこむ。そして歩兵投下用のハッチからORを押して、そのまま飛び立っていった。
一度巣立った雛鳥は、親鳥の事を見返りもせずに飛ぶ。ジョシュアは背後のウォリアー号とは、これが今生の別れとなる事を自然と察知していた。
どうか背後にひときわ大きな爆炎の上がらない事を、せめて自分からウォリアー号が見えなくなるまでそれの起こらぬことを願いながら、ジョシュアはスロットルを捻る。
スラスターから噴き出す蒼い炎はプラズマ推進の炎。ぐんと目のくらむような加速と共に、目標地点へと向けて誰よりも早く駆ける。
されどジョシュアのレーダーには、既にレーダー波照射の警告表示が浮かび上がっていた。つまりそれは敵の短波レーダー、軌道兵器が傍へと迫っていた証だ。

「9時の方向、敵の数は……1、2、3、4…とにかく沢山だ。全員備えろよ……!」

なるほど、機影が小さいとはいえただで通してくれそうにはない。オービタルライダーにテーザーを繋ぎ、オートパイロットを起動してハンドルから手を放した。
ライダーは速度を一定に保ち、ジョシュアをグレル教の総本山へと導いてくれるだろう。なればジョシュアは戦うのみ。

背中にマウントされた無反動砲を手に取り、オービタルライダーの上に立ち上がって構える、それはレーザー誘導式の有線ミサイルだ。
撃ちっぱなし方式とは違い誘導に手間は掛かるが、その分確実。ジャミングもステルスも関係ない。狙いを反らさなければ当たる。
正確無比な狙い。紅いレーザー光はちかちかと輝き、中でも隊長格らしき機体のコクピットを照らし続けるだろう。
レーザーで敵を狙いながら鼻歌交じりのジョシュア、テーザーを巻き取り、背中をORへ触れさせ、その上に寝転ぶ。


300 : アイ Gの力 :2016/09/17(土) 23:27:44 ???
>>295
「......」
モリアーノの言葉に滲み出た覚悟の意志を感じた女は、それ以上何も言わなかった。

「わぉ、すっごいね!ビーム兵器だらけ!速そうだし、何より変形できるってすごいカッコいい!」

随分とざっくりとした要望であったのに、ここまで仕上げてくれたエンジニアへ素直に感謝。
そして、機体をおもちゃでも与えられた子供のように、嬉しそうに見つめる女であった。
その後、一通り兵器のレクチャーを受け、準備は万端である。

「よーし、アイ出ます!なんちゃって、一度言ってみたかった!」
「みんなの武運も祈ってるわ!」
そう言うと、漆黒の世界に勢いよく飛び出す女。
時折光る閃光が、機体を浮かび上がらせる。鈍く光るその体躯は、さながら弾丸のようであった。

敵の起動兵器まで、無駄のない動き、最小の回避で一直線に向かう。
機体の性能と、AIの巧みな機体さばきで敵を翻弄しつつ、ビームサーベルを抜き切り込んでいくようだ。
一方内部では、Gにより機体内で激しく圧迫される女がいた。頑丈がとりえなので問題ないであろう。


301 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/09/17(土) 23:44:02 ???
>>296
AI「前方 敵艦砲射撃 ブレイク!」

修正力を如何なく使用し 死の光を回避していくソーマタージ
さっきまで隣にいたはずの同胞がその光に飲み込まれていく中を突き進んでいく

そして機動兵器との白兵戦 速度を落とすことなく突っ込んでくるソーマタージに泡を喰う敵兵器
その隙を逃さず 交錯と同時に一機の腹に切っ先がめり込んだ

爆発はせず ぐったりと力を亡くした兵器がチェンソーに引きずられている

>>297
スマートガンの弾幕は 時に敵機を捉え撃墜し 時に回避される だが一切速度を落さぬタェンティースの動きに追従できる敵機は無く
無理に追いかけようとした敵機は 味方の援護の前に撃墜された

AI「次 前方一時の方向に敵小隊接近 射程圏内まで あと三秒」

>>298
モブ戦闘員「軌道修正・・・!」
宇宙空間においても 急激な軌道変更に対する重圧は免れない
氷室には楽に感じるそれらに歯を食いしばりながら対応するモブ

ガトリングの乱射 それを回避していく敵機 撃墜数は0

ロイ「ッシャァァァ!!」
アキレス「イヤッフゥ!!」

だが回避の隙を突いてロイとアキレスが突撃 敵機を喰らう

>>299
ジョシュアの通信に帰ってくる言葉は無く 一行は飛び立った

襲い来る敵機 それを押し留めんとする僚機達
有線によるホーミングは脅威の一言で 大型アンテナを設えた隊長機と思しき敵機を捉え 爆発撃墜

敵討ちと意気込む敵機を僚機が押し留める ここは任せろの通信 ただ前に進むのみ

>>300
メカニックは彼女の感謝にサムズアップで応えた これから死地に赴く彼女への助けになるようにと 寝る間も惜しんで調整に明け暮れたのだ

そして戦闘の時 最小限の動き 時に装甲に掠らせながらも前に突き進むアイの機体
敵機とすれ違いざまにサーベルで腹を切り裂けば さしたる抵抗も無く両断し撃墜していく

>>全員対象
僚機が敵機を白兵戦を開始した その中を縫うように進む一行 大気圏突入まであと半分まできたところである

AI「注意 敵質量兵器接近 回避 回避」
一行のAIが叫び 敵艦隊のうちの一隻が放ったと思われる大型ミサイルが飛来する 回避事態は難しくない
だが問題なのは その軌道がウォリアー号に向いているということだ

この事態に対し 一行がとった行動は?


302 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/09/17(土) 23:54:30 ???
>>301
人間ケバブ一丁上がり!いや機械ケバブか?
【突付いた機動兵器を抱え、グルグルと回転しながら大気圏へ】
【どうしようか考えていたが、モニターに表示されたAIが慌ただしく注意する】
黙ってろ!今いいところなんだ!!


避けたら船が沈む、だが避けなければ俺が死ぬ……ナメるなよ畜生!意地でも生きてやるわバーカ!!
【向かってくるミサイルを回転して回避、機体が後ろを向く】
【横にグルグルと回ったロボットは、たった今討ち取った機動兵器をハンマー投げめいて放り投げる!ミサイルへ!】
【装備を取り替え、右腕にガトリングが握られる。六つの砲身がミサイルに向かっていく機動兵器を捉え、無数の銃弾をバラ撒く!】

【機動兵器を爆発させ、その余波でウォリアー号へのミサイルをも破壊するつもりだ。狙って撃てるのは数秒足らず】
【これはある種の賭けだ。賭けに勝てないようなら聖堂進行も諦めるのを視野に入れた方がいいかもしれない】
【コックピットの中で吼えながら、ソーマタージは弾丸をバラ撒いた】


303 : ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロOR】 :2016/09/17(土) 23:56:51 ???
>>301
「チッ……」

迫るミサイルに舌打ち。大型ミサイルは動きそのものは鈍重であり、自らに対しての誘導もない。
避ける事は容易どころか、逆に当たる方が難しいくらいだ。されど真にジョシュアが舌打ちしたのは、ミサイルのロック先が読めていたからだ。
それはおそらくウォリアー号。あの図体であれば回避は極めて難しい。耐えきれるかと言われればそれもまた一概に可能とも言い切れない。
されどジョシュアには武器の手持ちが無く、もはや有線ミサイルも残されていない。迎撃は不可能だ。

「オイ、聞いてるか野郎共、そっちに馬鹿デカいミサイルが飛んでった」
「俺は先に突入ルートを確保する。可能なら迎撃しろ。繰り返す、可能なら迎撃しろ。馬鹿な真似はすんなよ……」

ゆえにジョシュアはEVAアーマーの通信機の回線を開き、越境者ら全機へと通達。ミサイルに近く迎撃可能な者が居れば破壊に迎えと。
されど今回の任務の本分は聖像の破壊に在り、ウォリアー号の救済ではない。冷酷にも見えるが、ジョシュアはウォリアーを助ける事はしなかった。
それどころかスロットルを全開まで開けて、突入適性速度を超えなお加速、ガイドビーコンを点々とばら撒きながら降下地点へと移動を開始した。
もしビーコンによって比較的安全なルートを上手く描き、敵の追撃を振り切る事が出来たのであれば、まずは自分から高度を下げようとするだろう。


304 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/09/17(土) 23:59:33 ???
>>301
「コピー」
「スターボード、バースト、ファイア」

短く返し、だが脳内では目まぐるしくあらゆる有機体と無機的な全てを動員した思考や戦術を暗算として繰り返していた
右ナナメ前に見える輝き
敵兵器の装甲と、それとバーニア、そして放つ死を孕むビームの閃光
射程圏内、ロック、スマートガンバーストモード、ファイアファイア
右肩部、及び脚部バーニア単発機動、モーメント修正……完了
偏差射撃を叩き込み、同時に反撃の予測のタイミングでの回避行動

「……、あれは……!」

目を見張るほどの巨軀を誇るクロガネの塊
AIの言葉を信じるとすればアレ自体が兵器、ミサイルなのだと言う
予測軌道上に味方艦、それならば取る行動は決まっている
超高速戦術機動開始、追加装甲の一部をパージ
ジャガーの唸り声が刹那、直後に衝撃を纏う快音となり飛翔
スマートガンの射程圏内にミサイルを捉えれば即座に、全エネルギーを注ぎ込んででも破壊を狙う!
それはその内消えてしまう光だとしても、それは決して今であってはならない!


305 : アイ Gの力 :2016/09/18(日) 00:06:37 ???
>>301
「おぇ......きっつぅ」
Gによりグロッキー状態の女。
これからまだまだ戦闘が続くというのに、果たしてコイツは大丈夫なのか。
絶対にマラソン大会で最初に先行して体力尽きるタイプである。

しかし、突如AI発する警告音により再び緊張。
警告音が、というよりもその内容であろうか

「な、大型ビーム!?」

咄嗟に回避行動を取るも、脳裏には艦長や乗組員、あのエンジニアなどが浮かぶ。
しかし、女の装甲を削った機体では、到底この出力の攻撃をかき消すことも、いなすこともできない。
それに、艦隊中のたった一隻が放った攻撃である、という事実。
一つ止めてどうするというのだ。

「死ぬ覚悟できてる奴らは、すっごく強い。アイツらはきっと......。」

生き抜ける、そう思いたかった。
女は、ウォーリアー号の無事を確認したくないようで
見なくてもいいようにさらにスピード上げた。


306 : 氷室 初 ◆8CzRpFh86s :2016/09/18(日) 00:07:54 ???
>>301
「キミ、吸血鬼になる気はないか?
ボクはキミを気に入った……!だから、もう少し人のまま耐えてくれ」

初の無茶ぶりに応え、最適な軌道へと直す彼のことを初は気に入ったようである。
Gを楽々と耐え、更なる加速域へと持ち込もうとするバケモノが勧誘をしてしまうくらいには。
だが、今は彼を如何なる加速にも耐えうるバケモノにさせてやれない。
このバケモノによる加速は更なる試練となろう。だが、初は信じていた。
この程度の苦難を乗り越える、『人間』であると。

「ハハッ!やるじゃないか!
だがボクは先へ行く。喜べ!キミたちの撃墜数は増えるぞ!」

道を作ることしか考えていない乱雑な射撃が当たるわけもなく、撃墜数は0だった。他の同僚たちは着実に敵を落としているのに関わらず。
だが、それを初が気にすることはない。
彼女が考えているのは、進むこと以外にはないのだから。
後ろでロイやアキレスが撃墜数を増やすことについても、なんとも思っていない。

「実弾は重いな……切り離すか」

実弾兵装が速度を落とす重しとなっていることに、ようやく気付いたらしい。
言うが否や、ガトリングの乱射を止めて違うボタンを押す。
すると、ミサイルの、ロケットランチャーの乱射が始まる。
これもまた、乱射。当たるか否かなどは全く問題はしていない。
道を、拓くのだ。
前進するためだけの、道を。

すると、AIが叫ぶ。ミサイルが、くると。母艦へと、迫ると。
だが―――

「回避はしろ。
だが――速度を落とすなッ!」

初は、彼らを見捨てた。
否、そうではない。

「ボクは行く――ただ、全速で。最短でッ!
それがボクにできる、彼らへの最大の礼だ」


307 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/09/18(日) 00:25:17 ???
>>302>>304
ミサイルを迎撃することを選んだ2人 ソーマタージが屠った敵機を投げ付け タェンティースと共に掃射を行う そこにロイとアキレスも加わった
無数の弾痕が空き  やがて屠った敵機が爆発し 遂にはミサイルのブーストが止まり 直後に爆発が起きる

2人に爆発の衝撃が降りかかるだろう どうにかミサイルを一基消滅させることができた

僚機「ミサイル撃墜感謝!! 後は俺らで引き継ぐ!! 先行してくれ!!」
どうにか敵機を押さえつけた僚機が集まってくる そして発射された大型ミサイルのお代り それを体を張って止めようとする僚機たち

僚機「行け!! この世界を守ってくれ!!」

>>303>>305>>306
モブ戦闘員「ハッ・・・お前さんがもっとグラマーだったら考えたんだがな・・・!」
垂れる鼻血もそのままに 壮絶な笑みを浮かべながら軽口を叩いて見せる

そしてミサイルを回避し なおも先に進む三人

縋りつく敵機を掻い潜り 追い払い 青い惑星が眼前に広がる

AI「降下ポイント到達 周囲の敵影無し 降下シーケンスを発動しますか?」
最終確認を行う 承認すれば 第一フェーズ完了となる


308 : ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロOR】 :2016/09/18(日) 00:37:01 ???
>>307
ミサイルを他の越境者らや僚機に任せて、ジョシュアは先へと突き進む。
身軽な装備は加速性に優れ、抵抗のない宇宙空間では最高速の遅さはネックにならない。誰よりも早く到達すればジョシュアは振り返る事すらなく、
されど眼下に広がる青い星、命の宝庫を眺めれば、どうもセンチメンタルになる程度の人間味はいまだ持ち併せていた。

「空の上ではクソみたいな殺し合いが……下もどうせロクな場所じゃねェんだろ、でもよ……」
「……こんな、綺麗なモンかよ」

自嘲めいて溜息、青い宝玉に見惚れ、随分とその輝きを懐かしく思った。
されどここから先、戦火の苛烈さは目に見えて勢いを増し。ジョシュア達を苛むのだろう。
それでもジョシュアは、逡巡することなくAIのホログラムに触れて、承認コードを打ちこんだ。

「降下シークエンス、発動……腹ァ括れ、ジョシュア……こいつで最後だ」
「…………」
「パラシュート……撃ち抜かれなきゃいいが」

後はオートパイロット。突入が終わるまで運任せだ。断熱圧縮により赤く燃え上がる機体。スーツ越しにもじっとりとジョシュアは汗をかく。
やがて成層圏で減速したオービタルライダーは、ジョシュアを切り離して自壊するだろう。
空中に放り出されたジョシュア、はっきりとした視界、頭を下に向けて身体を折りたたみ、まるでツバメのように加速。
そらを切り水蒸気の帯を生じさせながら、音すら置き去りにして地表へと真っ逆さまに落ちる。


309 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/09/18(日) 00:40:30 ???
>>307
「くっ……!」

機体表面温度上昇
光に包まれて半人の視界がホワイトアウト
即座に瞳孔が無機的に縮退を始め周囲の輪郭と色を取り戻す
ラジエーターが緊急モードで稼働開始
大気圏突入の際にチリとならぬ為にも機体の熱は少ない方が好ましい

「……、こ、こぴー……分かりました!」
「お願いします、任せましたッ!!」

努めて冷静に返答を行っていた半人の、仮面は早くも崩れる
多分彼等は死ぬだろう、凡そ10秒の後に大半が
半人としてならば今ここで残り、ミサイルの迎撃を続けるべきなのだ
だが否、何を躊躇しているのだ
今だ、今なのだ、今この一歩を踏み出さなければならない
そうしなければその時は永遠に失われてしまうのだから
その先の世界を見なければならない、見届けなければならない
口早に彼等に託し、いのちを借りて、半人は進む
その青の極みが随分と近い
半人は素早く手を走らせた、大気圏突入用のシステムトリガー
これを引けばもう、この戦場に、仲間が戦うこの宇宙に、この時に戻る事は二度と叶わない
バリュートフライングシステムチェック……グリーン
大気圏突入シーケンスアクティブ……オールグリーン
外部装甲強制冷却開始……大気圏突入開始
機体はその青に背を向け、宇宙を仰ぐ形となった
耐熱シールドが機体後部に集中している為だ
太陽が輝いている、それに映る影はウォリアー号だろうか?
掴むために腕を伸ばし、手の中に納めてみようと握る
その直後、カメラ保護シャッターが降りてきて、コクピット内は闇と衝撃と轟音に包まれたのであった


310 : 氷室 初 ◆8CzRpFh86s :2016/09/18(日) 00:44:01 ???
>>307
「この姿は気に召さなかったか?
なら残念だが、最後まで、最期まで付き合え『人間』!」

誘いが断られれば、操縦桿を押し込む。
さあ、さらに加速だ。
スピードを上げろ。急げ、急げ急げ!

そして、実弾兵装の類を全て切り離し、ガトリングで敵を払う撃墜数0は青い惑星を捉える。
さあ、そろそろだ。

「降下?フッ……
墜落でも、構いはしないぞ?」

なんて呟きながらに承認をする。大気圏で燃え尽きるつもりはない。
すると、いきなりシートの拘束を解いて操縦桿からも手を放す。降下中は、おそらくやれることはないと判断したようだが――

「いいか。これからボクはキミの血を吸う。
身体能力を強化し、適度な高度でこの機体から飛び降りる。
そしたら、一気にグレル教の施設へと向かう。いいね?」

大気圏突入の衝撃、轟音もこの人外には何にもなっていないようである。
後ろへ、ここまで無茶に応えてきた『人間』に最後の指示をする。
顔を、向かい合わせて。その眼を、視て。


311 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/09/18(日) 00:45:05 ???
>>307
当然だ!泣きついてももう知らねーからな!!
【器用にロボットの中指を立て、再び降下】
時間を食わされた。クソッ、だから敵のミサイルはキライなんだ…!

【大気圏突入。摩擦熱が機体を襲い、隕石じみて赤い尾を引く】
【それでも止まるわけにはいかない。それでもやめるわけにはいかない】
【ガタガタと揺れるコクピットの中、ソーマタージは獰猛な笑みを浮かべて衝撃に耐えた】


【降下シーケンス開始、機体の水平を保ち、敵の総本山たる惑星の地表へ一直線に、されど高速で地面に激突しない様調整しながら降下】
【細かいことはAIに任せると、持ち込んでおいた煙草に、密室にも関わらず火をつけた。やっと一息つけた】
この一歩は人間にとっては小さなものだが、越境者にとっては大きな一歩となる……。言ってみたかっただけだよ、深い意味は無い

やれやれ、何かゴキゲンな曲でも流してやろうか?リクエストがあれば言いなよ
ワルキューレの騎行?エリナー・リグビー?大抵の曲は入ってると思うぞ
【ロボットに乗ったまま、無線機で一行に冗談混じりに問う】
【この機体、外付けスピーカーで音楽を流しながら進軍できるスグレモノだ】


312 : アイ Gの力 :2016/09/18(日) 00:52:49 ???
>>307
レーダーを見る限り、ウォーリアー号は健在のようであった。
何人かが守りに回ったのだろう、そう思うと同時に少し申し訳なくも思う。
これから先、彼らの安否を知る術はなくなる。
女は、それが心配であると同時、嬉しくもあった。生きていると思うことが出来るからだ。

「おっけ、信頼してるわ」

AIに大気圏突入の指示を出すと、親指を立ててシートにもたれ掛かった。
機器を信頼してやること。それが、女にできる精一杯の敬意であった。
機体は赤く染まり、大きく揺さぶられながらも無事に女を送り届けてくれるだろう。


313 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/09/18(日) 01:04:17 ???
>>310
モブ戦闘員「あぁ・・・持って行けよ・・・!」
突入の中で氷室の牙が突き立てられ 血が 命の元が流れ出ていく

>>全員対象
ジョシュアを先頭に 氷室が アイが次々に大気圏内へと落ちていく
遅れてソーマタージが タェンティースが ロイが アキレスと鈴虫が落ちていく

図らずとも二手に分かれてしまったことは 今後どのような結果を産むか分からない
とりあえずこの世界の宇宙の旅は終わった そして眼前 ハリネズミの如く放たれる対空砲火の中 第二フェーズが待ち構えている



この戦いは いまだ終結の装いを見せていない

//それでは今日はコノヘンデノシ お疲れ様でした


314 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/09/24(土) 21:47:55 3UjzF7sA
各自降下シーケンスに入り 大気圏突入に移行する 待機摩擦で真っ赤に染まる視界の中 青き惑星に大地の色が追加されていく

宇宙空間を抜け 外気圏を抜け 熱圏 電離圏 オゾン圏・・・大気圏突入完了 そして地上から空へと降り注ぐ滞空砲火の雨
辺りを見れば 同じく特攻部隊が赤き尾を引きながら幾多も地上に降り注いている光景

そのすべてがグレルの大敵であり 教徒にとっては地獄の悪鬼よりもなおおぞましき悪党であり この世界を救わんとする救世主である

幾多の特攻部隊が破壊の光に焼かれて墜落してく中 一行は世界の修正力を持ってその雨を潜り抜ける

一行は今 宇宙空間を共に戦った機体 ユニットと一緒に降下している
そして一行に選択肢が迫る

今乗っている機体 ユニットを乗り捨てるか? それともそのまま乗っていくか?
乗り捨てる場合は空中で乗り捨てるか? 着地してからか?

機体に乗っていれば その機体の圧倒的パワーをもって進むことができるが その分脅威ととらえられて火線が集中することだろう
乗り捨てれば機動力は落ちるが ある程度隠れての進行ができるかもしれない


315 : 氷室 初 ◆8CzRpFh86s :2016/09/24(土) 21:58:24 ???
>>314
嗚呼、きれいだ。
地上から手を伸ばす光たちが。赤き尾を引いて地上へと降りゆく救世主たちが。
儚く消えゆく光もまた、美しかった。

「さて、行くか」

氷室初は複座の機体の中で吸血を終えていた。
後ろに座る『人間』の血を得て、力が漲るのを感じた。

「火器はだいぶ使い果たしたが、降下時の援護は頼むぞ」

コックピットを開け放つ操作をしながら後ろの彼へと話しかける。
初は降下する気だ。吸血鬼の頑強さを生かし、空中から侵攻する気だ。
だが、機体は有効活用できる。
後ろに、『人間』がいるから。


316 : 又ジ ◆.zilz3o6.U :2016/09/24(土) 22:02:09 ???
>>314
落ちるって内容の歌あったっけ?飛んだり回ったりするのは知ってるが
【軽口を叩きながら考える。出来れば機体は残したいが、このサイズだと的もいいところだ】
【ではどうする?時間にして十秒にも満たない思考の末、ソーマタージは操縦桿を握りなが決めた】


しゃらくせぇ!殺される前に殺し尽くしてやる!壊される前に何もかも吹き飛ばしてやる!
【機体を動かし、コクピットの適当なボタンをいじりながら降下。道にあるもの全てをこのロボットと共に薙ぎ倒していくことに決めた】
ヨーソロー!いや違うか。ボンバイエー!


317 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/09/24(土) 22:03:24 ???
>>314
「……あお……い……」
「……青い」

かつて幾度となく仰いで来たそらの青
その只中にいる感覚が奇妙に思えた
高度投下のミッションも行ったし、雲の中の様な奇妙な空間に居た事だってある
しかし、コクピット越しに見るそれは何処までも澄み渡り、果てしなく、ただ遥かに陽の光を浴びる
海と空のふたつの紺碧の狭間より輝くそれはぼんやりとした輪郭を描き、宇宙に走る閃光の幾つかを伝えていた

「……!!」

ミサイルアラート、現実が半人を呼び起こした
対空ミサイル接近、2秒後に接触
フレア射出、熱量を持ったそれは天使の翼めいて大空に舞う
スマードガンレディ、だが地上の施設を捉えるには未だ遠く
フルオート、ファイアファイア
狙うのは対空ミサイルだ、自らや味方に向かうモノ
それらをひとを遥かに超越した反射神経、高度なFCS、そして機体性能
全てを総動員し空対空迎撃開始、バリュート展開
このまま着地まで、そしてその後も半人はこのマシンと共にある事を選んだ


318 : α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 :2016/09/24(土) 22:07:26 ???
【大気圏突入時…!】

 無骨ながら堅固な装甲に鎧われたネファレム・スターファイターのコクピットは非常に喧しかった!

「まっかっかデス!このままではメラボーッと塵になるかもな赤さデス!サウナ風呂なんか目じゃないデス!」
「喧しい!大気圏に生身で落とされたくなければ静かにしていろ」

 自重しない叫び声を上げているのはα-12。C.T.S.S.クローントルーパー。
 今回の戦役において、スプロールのカノッサ・コーポは物資・設備ともに惜しみない支援を確約し、
 そして、C.T.S.S.の最高戦力を投入した、ということになっている。

【が、先の宇宙戦闘においては、宇宙ビークルの操縦はイムカ・グリムナーに一任。
 こうして、ただの糞やかましい荷物と化して、今現状もわめき続けているというわけだ】

「デス!下が見えてきました」

 修正力が利いているとはいえ、降下作戦の危険度は極めて高い。
 イムカは己のビーグル操縦技術を注ぎ込み、火線のヘッジホッグを避けていく。

「よし、ドロップモードに移行!皇帝陛下の加護あれ!」

【イムカがバンとスイッチを叩くと同時にスターファイターより高速でボッドが射出!
 それは凄まじい速度で大地に向かって急降下する!】

「私は降下支援を続け、しかるのち離脱する。オーバー!」

 イムカのスターファイターはしばらくは空中戦。のちに撤退。
 後の作戦は地上の者達に委ねられるのだ。

【α-12を搭載したドロップポッドは、順調にいけば赤熱をあげながら地面に突き刺さるであろう】


319 : ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 :2016/09/24(土) 22:16:26 ???
>>314
突入開始、砲火を潜り抜け、さらなる加速。目指すは母なるそれにも似たもの、既視感のある”蒼いほし”へと。
意識を失わぬよう、EVAスーツがジョシュアの身体をキツく締め上げる。それはまるで大蛇にでも巻きつかれたかのような圧力。
それが血液を押し上げ、ポンプの役割を果たしてブラックアウトやレッドアウトを防ぐのだ。
いわばEVAスーツ自体が、ジョシュアの全身を包み込む”第二の心臓”として機能している。

「うし、成層圏だ……オービタルライダーを分離する」
「俺ァこのままLZまで一直線、お前らお先だ」

オービタルライダーに対に備え付けられた操縦桿の安全装置を親指で弾いて外し、内部にある赤色のボタンを左右で同時押し。
最終確認入力として操縦桿を内側に倒し込めば、突入は終末(ターミナル)フェイズに突入する。
耐熱板や機械部品が徐々に剥がれるよう小さなデブリとなって空中分解、そのまま燃え尽き、そこにはジョシュアのみが取り残される。
速度は音速をゆうに超え、身体を畳んで頭を下へと向けて際限のない加速、されど大気濃度が濃くなるにつれ、徐々に減速。
終端速度へと辿り着く頃には、完全にジョシュアの手に体の自由が戻っている。

「ヒュウ!久しぶりたァいえやっぱ最高だな、空ってヤツはよッ!」

両手を広げ、まるで鳥が翼を広げるようにして宙を舞う。ジョシュアはガラにもなく楽しげな声色で高速落下を楽しんでいる。
ジョシュアは小さな頃から、空への憧れを抱いていた。少年なら誰でも抱く夢だ。OSATに入隊した時には心躍ったものだ。
されどOSATとして降下したのもいつが最後だったか、久しぶりの衛星軌道上からの降下にやはり血が沸くものだ。

「予定通りだ、高度150mでパラシュートを展k……オイオイ、何だコレ……シュートじゃねェぞ」
「パラシュート無しで降下だなんて、昔の俺ならイカレてるって思ってただろォが……」

終端速度からさらに減速、身体を広げて地面と平行に、そのまま目標高度まで速度を落とせば背負ったランディングモジュールのトリガーを引いた。
てっきりシュートが展開されるものと思っていたが、モジュールから直接噴出したRCSによる減速、パラシュートよりもいくらか快適なソレにジョシュアは思わず唸る。
すたんと軽快に着陸すればモジュールを脱いで地面へと落とし、軽く首を鳴らして背中にマウントしたライフルを右手へと吸い寄せた。

「降下成功、LZに到着だ」
「な?馬鹿デカいロボに乗るよりこっちのが信用できるんだって!」


320 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/09/24(土) 22:31:24 ???
>>315>>318-319
殺意渦巻く地上にいち早くたどり着いたジョシュア 空を見上げれば赤い尾を引いたほかの舞台がいくつも降り注ぐのが見えるだろう
少し間を置いて近場の地上に降り注ぐ攻撃 後述の氷室機が放った攻撃だ


地面に向けてミサイルとロケットランチャーを叩き込み 限定的に対空砲火の穴をつくりだし そこに着陸する氷室
続いてイムカがドロップポッドを射出 氷室の乗る戦闘機のほど近くに突き刺さる

最後にロイの機体が着陸し ロイはそのロボットを乗り捨て アキレスの戦闘機から鈴虫が飛び降りた

モブ「あいよモンスター よき旅路を!!」
ゆっくりとハッチが開く 吹き込んでくる風 飛び込んでくる爆音 どこかで突入部隊が撃墜される音 レーザー対空兵器の八差洒落る音

幾ばくかの血を吸われ キツそうに顔をゆがめるモブが敬礼する姿が 氷室の見たコクピット内部であった
空を舞い 対空砲火を引き付けるアキレスと初音機のモブ そしてイムカにも対空砲火の光が飛び交うだろう


住人「殺せ!! 殺せ!!」
あふれ出る殺意を隠すことなく 付近の家屋の窓から飛んでくるレーザー
一家の大黒柱であろう父も 平時では優しかったのだろう母も 無邪気であっただろう年端のいかぬ子供も ただひたすらに殺意をもって出迎えた

住人「すぐに軍隊がやってきてくれる!! それまでグレルの大敵を押し留めるんだ!!」

//氷室機のもぶ戦闘機 およびアキレス・イムカの援護は随時可能とする

>>316-317
そして機体と共に進むことを選択したソーマタージとタェンティース

ソーマタージの機体に向けて住人の そして兵士の銃口が向き 光が降り注がんとする 歩兵の銃では早々やられることはないだろうが 塵も積もれば山となるとは言ったものだ
タェンティースは回りの援護に入るのだろうか? 中継には住人からの手厚い歓迎を受けようとしているジョシュア達が見えるだろう
そして対空砲火の幾ばくかはタェンティースを向いている 住人を虐殺するか 対空砲火を破壊して後続の援護とするかは タェンティースの一存で決まるだろう


321 : α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 :2016/09/24(土) 22:39:56 ???
>>319

「やれやれだな。大丈夫だろうか?」

 通信ノイズに紛れて聞こえていたやたらハイテンションな声に、
 スターファイターのコクピットでイムカは何とも言えぬ表情であったそうな。

「…別に心配しているわけではないぞ」

 そして、誰に言うでもなく何か言い訳をしているのであった。

 ---------

>>314

【地上に突き刺さる直前に下部ジェットが火を噴き、強制的に減速する。
 強化された人間、あるいは耐G薬物の力を借りねば、最悪これで死にかねぬ程の反動!】

 が、高速降下も効を奏し、無事、着地に成功する。

【バガン!と、その装甲をパージしたポッドから現れたのは常のガスマスク姿…ではなかった】

 長い銀髪をひるがえし、その目元はラバーに似た質感の黒い布で覆い、顔の下半分だけが露出。
 その姿も、動きやすそうな形状ではあるが、ラバースーツではなく、漆黒のドレス姿。
 背中には、2機の反重力リングが随行し、輪の中にそれぞれ、
 高振動ブレードと特殊殲滅式斬突刀『陽光』を抜き身のまま浮遊させている。

【アラズα型12号:装備アップデート。これまで調査・収集した越境世界テクノロジーを惜しみなく投入した実験兵装の数々】

「ここで実戦テストしろって事デスか。全く、取締役会の無茶ぶりも大概ってものデスね」

 空中と地上で目立つ連中が目をひきつけているうちに浸透せんとする。

【この間、イムカのスターファイターは火線を縫いながらも、
 隙を見出しては、相手が一家の大黒柱であろうが、たとえ子供であろうが、
 無慈悲にブラックソードミサイルを射出していく。戦場に在り、敵意を向ける相手に酌量することなどありえない】

>>315>>319

「ドーモ、そちらも無事に降下できまシタカ」

 アイサツを決めるα-12。初にとってはふざけたプリントTの私服とは打って変わって、
 ジョシュアにとっては、見慣れたガスマスクではなく。新しい兵装のお披露目といったところだろう。

「さて、デハ浸透しましょうカ?目立つ連中が暴れている間に一直線デス」

 使い慣れたサブマシンガンを両手に浸透を促す。


322 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/09/24(土) 22:43:07 ???
>>320
ミュージックスタートだ!唱え!要は悲鳴を上げて血の泡に溺れて死ねって事だよッ!
【機体表面は光線を幾らか弾き、受け止める】
【一個人の持つ様な光線銃でどうにかなるロボットでは無いが、それでも受けすぎるのは危険だ】

【着地、砂煙と衝撃を撒き散らしたロボットは鋼鉄の身体を捩らせ、金属同士が擦れ合う甲高い鳴き声を上げる】
【右腕部が、そこに握られた巨大なガトリング砲が唸り、弾丸をバラ撒く】
【繋がって聞こえる程の銃声と共に吐き出されるサイズ相応の弾丸は建物を、住民を等しく血煙に弾けさせようとするだろう】


オラオラァ!越境者様のお通りだ!!
窓を閉めろ!戸を塞げ!生命保険に入っとけ!その全てを粉砕してやる!!
【薬莢を撒き散らし、レーザー光を受けながらロボットは駆け出す】
【二階建て家屋ほどもあるサイズのロボットは、一歩踏み出すごとに道路にヒビを入れ、建物を文字通り蹴散らしながら目的地へ向かおうとする】

【ついでに外付けスピーカーから大音量で音楽が流れ出す。これに関しては完全にソーマタージの趣味だ】


323 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/09/24(土) 22:45:14 ???
>>320
「……っ!!」

戦さ場に於いて、その感情とは真っ先に捨て去るべきモノである
半人はそれを認識していたし、更に言えば無機に身を委ねる事でそれらすべての問題を片付ける事も叶うのだ
だが敢えてそれをせずにいた
殺意の波を一身に受けながら、その鋼鉄の巨人を操った

「……後続を、少しでも……!!」

半人の機体はバリュートパックをパージ、メインブースターを持ってしてその体躯を天翔けさせる
対空機銃へ向けてスマードガン、レディ、ファイア
兵隊達の雑多とした火線は機体に吸い込まれ、細身の装甲を僅かずつに削り取って行く
コクピットに響く振動、アラートは鳴り止まない
半人のマシンは低空を飛行し、対空機銃に向けて破壊行動を行っている
宙を舞い、目立つ事で間接的な盾に在ろうとしているのだ


324 : ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 :2016/09/24(土) 22:47:23 ???
>>320
「………民兵まで駆り出して来るたァな、正直驚きだ」

民間人すら戦禍へと巻き込む程の影響力を持つグレル。その力の強さにジョシュアは舌を巻いた。
宗教とは照明する事の叶わぬ単なる心の拠り所にして、文明を動かす程の力を持つ恐ろしいモノ。
それが軍人としてのジョシュアが抱く宗教への所見である。軍隊にとっていつも敵となるものが神だ。

「だが今の俺は正規軍人じゃねェ、民間人だろうが……」

そして次なる脅威は、世論と民間人。武装した軍人が非武装の民間人を撃つ事は、たとえ正当防衛であったとしても許されない。
しかし現在のジョシュアはカノッサ機関の構成組織の末端、世論が彼に非難を浴びせようが、なんら影響はない。
それにジョシュアは既に、甘さにも似た躊躇の感情を長きに渡る戦いによって失いつつあった。
既に命を奪う事に何の罪悪感も抵抗も無くなっているのだ。相手を”人間”ではなく”敵”という存在として見る事によってそれは完成する。
家族も子供も、恋人も友人も居ない、銃を手に取りこちらに敵意を向けた時点で、”それ”らは人間ではなくなるのだと。

「”敵”は殺す。仕事なんでな」

ジョシュアはレールライフルの照準を民兵に向け、躊躇なく引き金を引いた。三点バースト。胴体の、とりわけ心臓を狙った正確な射撃だ。
躱されやすいヘッドショットとは命中率が違う。確実に対象を殺す為、ジョシュアは胸に二発銃弾を撃ち込む戦闘スタイルを好む。
闘い慣れていない民兵、殺すのは簡単だ。急所に弾丸を受けぬようカバーに隠れる事すら知らないだろう。
女も子供も、躊躇なく照準に捉え、無感情に引き金を引く。弾が尽きればフラグアウト、グレネードを投げその間に弾倉を交換する。


325 : 氷室 初 ◆8CzRpFh86s :2016/09/24(土) 22:49:02 ???
>>320>>321
生きろよ、『人間』

流れる風に流されたかもしれない言葉。彼の耳に聞こえただろうか?
最後に見えたその敬礼は、美しかった。

風を全身で受け、陸へ。
堕ちる感覚。生物の本能が拒絶している。
だが――心地よさもあった。

減速することもなく、着地する怪物。
殺気のど真ん中。だが、爆撃じみた着陸はそれすらも一瞬黙らせた。

「ああ、無事さ。人外を舐めないでもらいたいね」

あまりにも強引な着陸で生じた砂煙から声。初だ、吸血鬼だ。
不意に、砂煙から徒手で飛び出す黒い影。
それの腕は真っすぐに、真っすぐに一人の銃を構えた女に刺さる。

「ああ、そうだね。行こうか」

紅き鮮血を伴ってその腕は引き抜かれる。
間をおかず、今度は別の腕が別の人間へと伸びる。
それも、氷の槍を纏った腕が。

この人外もまた、情けや容赦はない。
ただ、貫き、殺して前に進むのだ。


326 : ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 :2016/09/24(土) 23:02:54 ???
>>321
「……まるでAnimeの住人だな」
「その装備、コケオドシじゃねェだろォな?大層な恰好しやがって……」

α-12の兵装を見れば、トンチキヘッドがまたパーティグッズでも着込んで来やがったかと思わずバイザーを上げる。
されど彼女に追従する、リ・エグザイルを彷彿とさせるリング、それを鞘のようにして浮遊する二振りのブレード。
まるでタェンティースとアグラーヤとをごちゃ混ぜにしたかのような見た目に、イロモノ扱いしていたジョシュアであったが、
しかし目を凝らせばその装備の各部に戦闘の為の、為だけの様々なファンクションが搭載されているのが目に見える。

いつものガスマスクが不在なのを少し寂しく感じない事も無い。

「ロクな装甲も身に着けてないソフトターゲット共だ、だが数は多い……浸透作戦の前に攪乱するぞ」
「ソーマタージの火力支援に乗じろ!デンジャークロースだがヤワな民兵をテンパらせるにゃ丁度いい!!」

レールライフルをフルオートに切り替え、ジョシュアはバイザーダウン、そのまま銃を構えて前線へと飛び出る。
正確無比な射撃はバラ撒き型のα-12とは正反対、ジョシュアは敵の数を減らす考えなのだろう。
自らは浸透ではなく、それを促すべく敵戦力を”振蕩”させるのだ。


327 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/09/24(土) 23:04:31 ???
【歩兵組】
遠くに墜落するHLVが墜落し 派手な火柱を上げる 近くで奇跡的に火線を免れた降下ポッドが開き 中から歩兵と軽戦車が走り出す

空を飛ぶ戦闘機 爆撃機 降り注ぐ対空砲火 地獄の釜の蓋が開いたかのような戦争がそこにあった

一行の視界にはいつものガイドビーコンではなく コンパスに似た方角指標が現れる 明確なガイドができない今 方角のみを表示した形となった

>>322>>324-325
砂塵が舞う なんら戦闘訓練を積んでいない一家の銃撃は彼らを捉えることができなかった
それでも弾幕が少しでも大敵を押し留めると信じて銃撃を続け

不意に飛んで来た弾丸が子供の心臓を抉った それに目を奪われる夫婦 その妻の心臓が 砂塵から飛び出した子供(?)の腕が貫いた
驚愕に見開かれた眉間をα-12のサブマシンガンが捉え 一つの家庭が崩壊した

周りの建物が イムカのミサイルで蹴散らされる 一行が各々武器を構え 浸透を開始する
レーダーにグレル軍のビークルが迫っているのが見えるだろう

相手をして破壊するか? ビークルのみを奪いにかかるか? それとも上空の支援を持って切り抜け 移動に専念するか?

【機体組】
>>322-323>>イムカ
耐空気銃の仰角を下げ その火力をソーマタージに向けようとしたグレル軍であるが 一瞬のうちに駆け抜けたタェンティースのスマートガンがそれを破壊していく
火力を失った住人達に ソーマタージのガトリングが イムカのミサイルが突き刺さり 建物がちぎれ飛び 人の悲鳴が爆音にかき消えていく

ソーマタージがまき散らす音楽と虐殺 目に見えぬ憎悪と恐怖がソーマタージに届くだろうか?

形が残れば御の字 瞬時に血煙へと変貌する命を踏み越え 前進するタェンティースとソーマタージ

タェンティースの視界の中 消えぬ警報の中にミサイルアラートが発令され 次の瞬間飛来する追尾ミサイル タェンティースを食いちぎらんと追いかけて来る
そしてソーマタージの機体のレーダーに巨大な影 ソーマタージと同じサイズの巨大ロボが接近中とのこと

重力に縛られているこの惑星では 無重力空間ほど俊敏な動きは期待できない 建物の背後からぬうと現れたロボットは アサルトライフル型の火薬武器を搭載し 今まさに銃撃を開始しようとしている


328 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/09/24(土) 23:16:31 ???
>>327
中学生の頃こういう夢見たぜ…。夢の中ではここまで殺しはしなかったがな
【憎悪を受けながら瓦礫を蹴飛ばし、爆煙を掻き分けて突き進むロボット】
【煤と飛び散った血により、その蒼がかかった紫色の機体は斑模様になっていく】

お前ら着替えは用意してるんだろうな?これが終わる頃にはここいら一帯血の海だぞ
【無線機とスピーカー越しに越境者に冗談を飛ばすと、レーダーに感 あり】
【WOOOP!WOOOP!機体AIが警告を発し、メインカメラが陰から現れたロボットを捉える】


おい!火薬銃は廃れたんじゃなかったのか!?
【銃撃!機体装甲に穴が開く!コクピットにも伝わる恐ろしい衝撃!】
あああクソッ!テメェ!ふざけんな!!
【火花を散らしながら両腕を持ち上げ、敵ロボットに銃口を向ける】

【ガトリング砲が弾丸を吐き、重火炎放射器が火球を飛ばす。その最中もロボットの歩みは止めない】
【雑兵からの攻撃は受けるだろうが、まずは敵ロボットを始末する方が先決と判断したのだ】


329 : α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 :2016/09/24(土) 23:17:52 ???
>>327

「………」

 派手な行軍は兵器組と物騒な同行者達に任せて、
 α-12は銃弾と体力を温存しつつ、真っ直ぐに目的地へと目指す。

【銃弾と敵の動きは全て、眼帯と戦闘舞踏服の各部センサーで把握しており、
 それを回避するのは極めて容易であった】

 特殊戦ユニットのアンカーを射出し、立体機動にて高速で回避、侵攻する。
 この複雑な挙動を捉えられる素人など存在するわけがない。

【時折、窓越しにこちらを狙う火点にサブマシンガンより銃弾をばら撒く。鎧袖一触――】

「おっと、良くないデス」

 余りの制圧の用意さに狩人特有の暗い欲望がうずいたが、即座に消した。
 殺す者の路は閉じていく。やがて、それだけの存在になる。
 クローントルーパーとはいえ、その事を肝に銘じておかねば、兵士ではなくバケモノになる。冗談ではない。

【α-12は可能な限り交戦を避け、立体機動にて移動に専念する。
 家屋にワイヤーを突き刺し、巻き取り、加速し、また、アンカーを射出する!】

 ----------

「さて、ここまでかな」

 目に見える敵火点への攻撃はひとしきり終えた。大気圏より、ずっと迎撃を主としたため残弾も少ない。
 これ以降は、地上組に任せるとしよう。

「こちら、グリムナー。残弾、エネルギーともに少ない。ここで離脱する。諸君に皇帝陛下の護りがあらんことを」

【機体組よりイムカ戦線離脱します】


330 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/09/24(土) 23:20:57 ???
>>327
「ちっ……!!」

スマードガンでの破壊行動を行っていた半人の意識は、再びのミサイルアラートに依って惹きつけられる事になった
フレアは既に消費し切っていた、エンプティ表示
ミサイルに対して電子欺瞞攻撃開始、効果の程は芳しくない
マズイ、と思う矢先にペダルを踏み抜いた
半人の体は機体とほとんど神経接続に近い関係を持っている
反射的に行う行動の全てが、その思うままにマシンを操るのだ
変調した警告音の直後に衝撃、視界がブレる
ミサイルを貰ったのだと確信するが、そうであれば直撃ではないのは明白だ
何故なら今こうして物事を把握する事が叶うから
事実、爆煙を切り裂き大地に降り立つ半人の機体は左腕を犠牲にしながらも尚健在であった
追加装甲消耗率65%

「パワーレベルチェック……イケる、まだ……!」

スマードガン、レディ
残エネルギー、フルオートで3.5秒
残されたその僅かな時間を全て、対空兵器に向けて費やしてその後投げ捨てた
大型物理ブレードレディ、背部ラックから引き抜くそれは太陽と爆破の光を吸って貪婪な輝きを宿す
後部バーニア、フル稼動
放たれた矢の如く半人の機体は大地を滑って駆け抜け、対空兵器に向けてブレードを振り下ろす!


331 : ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 :2016/09/24(土) 23:23:07 ???
>>327
「クソッタレ……対戦車兵器は貴重だってのに…ッ」
「必要なら俺が切り込む!!だがその場合はブッ壊しちまうがいいな!?」

当然ながら現れたビークル群に舌打ち、FV程度であれば今のジョシュアならば相手取れる筈だ。防御力も耐久力も、歩兵組では一番高い。
誰かがビークルの気を引いていてくれさえすれば、背後より防御無視の一撃で動力系と電装系を食い破れる。つまりは右腕による捕食だ。

ただしそれには相当の接近が必要だ、文字通り肉薄するほどの。当然ながらそれには大きな危険が伴う。
判断を間違えればジョシュアが一撃でやられてしまうという結果にも繋がる。急襲に失敗すれば死は免れない。つまりこれは見つかった際の最終手段なのだ。

「一応すり抜けられるようにもしとく、お前ら……願わくば無視しろ」

ジョシュアは急ぎ近くの茂みまで向かえば、ライフルを背中にマウントして樹々に隠れる。しかし効果は薄いだろう。

アーマーの色自体は宇宙空間で目立つよう白で塗装されている。つまりは光学的にはとても目立つのだ。
だが一方で気密性は高く、パワーアシストを行っていなければOSのアイドル以外には排熱を生まず、また体温も遮断してくれる。

直接的な目視ではなく赤外線探知などを使用している場合は、EVAスーツはジョシュアの身をしっかりと隠してくれるだろう。


332 : 氷室 初 ◆8CzRpFh86s :2016/09/24(土) 23:24:22 ???
>>327
銀翼が空を駆け、砲火がさらに彩る。
戦争だ。人が怪物となる戦争だ。
戦争は、好きではない。闘いは、好きだ。
ミサイルで崩れゆく建物にも、崩壊する家庭にも興味がないのだ。

「ジョシュア!ボクも車を使わずに走っていくぞ」

人ならざる速度で地を駆け、通りざまに槍を突き刺す。
初にできるのは銃弾の回避。そして、陸上の敵を殺すこと。
血さえ補給できれば回復可能。その利点を最大限に生かし、節約という概念がないままに突き進み道を拓く。
今は誰もかれもが戦闘単位。バケモノにならねば、死がある。

不意に、初を送ってきた戦闘機が離脱するのが目に入った。
どうやら、宇宙でばらまきすぎたために弾切れらしい。
無事に、離脱できますように。目で見送り、初は次の敵を突き刺した。


333 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/09/24(土) 23:50:12 ???
【機体組】
>>330-331
ミサイルの爆撃に機体を引っ掛け 地上に着陸する スマートガンのエネルギーが尽き 打ち捨てられる
だが大型ブレードを手になおも火線を潰すタェンティース その行動が後続を助けると信じて

なおも対空砲火を潰すタェンティースに通信 ロイのものだ

ロイ「タェンティース!! 余り構うとこっちの時間が無くなるぞ!! 神殿を目指せ!!」

そしてソーマタージは敵ロボットと接敵する
互いにノーガードでの打ち合い 互いの機体に穴を開けながら接近 敵ロボットが業火に包まれるが攻撃は止まない

民兵の脆弱なレーザーを無視して接敵 敵も巨大なブレードを抜き白兵戦に移行しようとするだろう

【歩兵組】
>>329>>331-332
ロイ「少し下がれ 敵の車をやり過ごす」
次々に敵を屠る初の襟が後ろから掴まれる そのまま破壊した家屋の陰に隠れる

α-12とジョシュアもまたビークルから逃げるように物陰に隠れたりしたが ビークルから歩兵が降りて辺りを確認し出したその時

鈴虫「きぇぇぇぇえええええ!!!」
後先を考えない鈴虫が歩兵に切りかかった そして別方向から特攻部隊がビークルに向けて銃撃を開始 辺りが戦闘状態となる

ロイ「好都合だ 鈴虫に任せて俺たちは先を目指そう」

どうにか軍隊との戦闘を避けた一行は 襲い来る民兵を屠りなおも先へ

そして一行は神殿まで1㎞のところまで進軍する

周囲の家屋は一切合財が取り壊され 見通しのいい平地になっており 先に攻撃を開始した特攻部隊と激しい銃撃戦を繰り広げていた

ロイ「ここから先は完全なごり押しになるか・・・いくぞ!!」
言うが早いか 武器を手に突撃を慣行するロイ


334 : 氷室 初 ◆8CzRpFh86s :2016/09/25(日) 00:00:22 ???
>>333
「おっと……了解だ」

血はまだ必要ないよ。と言い添えてロイと共に破壊された家屋の陰へ。
すると、鈴虫や特攻部隊とビークルが交戦を開始。危うく巻き込まれるところだったな、と反省。

ロイらと共に敵を貫き、前へ前へ。
神殿が見えてきた。あと少し、というところか。
辺りは平地。特攻部隊と民兵が激しく銃火を交えてる。

「銃で援護してくれ。ボクは進むことしかできないバケモノさ」

等といえば、腕の槍を前に構えて地を蹴る。
矢のように飛び出し、民兵を貫く。
貫いた一人を横に適当に払いながら、さらに進む。
銃火が黒いコートを時折掠め、破る。
だが、致命傷は当たらない。速度で狙わせないのだ。
銃が欲しい。そう思って左手の槍を解除し、適当に近くにいる兵の銃を奪い、右の槍でその兵を貫こうとする。


335 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/09/25(日) 00:03:02 ???
>>329
>>332
「……イムカ様方も、ご無事で!」

離脱を行う2機のファイター
ほとんど叫ぶ様になったが、ただそのほんの少しの短いやり取りが出来ただけで半人はハッと我に返った
危なく、無意識の内に、戦さ場の空気に呑まれる所であったのだ
それを堰き止めたのは他者の存在、そして互いに行う祈ると言うただ無力な行為
だけれども届くのだ、祈りと言うものは時として他者のこころを突き動かす
ふぅと吐き捨てる息、体内の澱んだそれと外気を入れ替えるようにして

「…よしっ!」

頬を両手で叩いた
コクピットの中、半人は半人として戦い抜く事を再認識出来た

>>333
「あ……」
「は、はいっ!」

ちょうどそのタイミングでロイの通信が入った
重畳だ、と自身で思う
それはその少し前であればもっと違う反応で返してしまっていたからである
そうなればきっと、後に自戒の念が強く出るはずだから

「……先行します、的と、盾にはなれるはず!」

そう告げる合間も半人の駆るマシンの装甲は執拗で悪辣な輝きにその力を失いつつあった
最もその光を放つもの達にとってしてみればそれは、正義の成す光輝なのではあるが
片方の目で見る世界をもう片方の目で見る
それだけで色を変えるモノなのだ、善悪の在り方というモノなどは

そして神殿に辿り着き、半人の機体はそこで軋みを挙げ膝を着く

「限界……?」
「……うん、わかった……ありがとう……」

すっかり薄暗くなったコクピット内
時折起こる放電と、計器の灯す光だけが半人の顔を照らしていた
問い掛けると彼は応じる、半人はこころから悲しそうにして頭を下げた
直後に脊髄に当たる位置からコクピットブロックが射出される
半人がそれから飛び降りて、この星の大地に初めて脚を着けた
彼は立ち上がり、ブースターを吹かし上空へと飛翔
最後の集中放火を引き付けながらのラストフライト
直後、彼は星になった

「……分かりました、参りましょう」

その姿を目に焼き付けてから半人、地平を埋め尽くす様な敵兵の波を睥睨
赤き刃を抜き放ち、右手を振るい虚空の刃を六刃、背後に踊らせた
そのままヘルメスの靴での最大加速、只中へ向けて吶喊を駆け刃を振るう!


336 : α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 :2016/09/25(日) 00:03:10 ???
>>333

「アホは後先考えずに前に出るから実にいい囮になりマス」

 突然に飛び出した鈴虫のあまりの相変わらずさに対して、
 辛辣にDISリつつも、進軍を続けるα-12。
 三次元機動と、サブマシンガンの牽制を主に出来るだけ体力の温存に務めたが――

【ついには主戦場となっている平地に到着。ここからがα-12の本番といったところか】

「(>>331)それじゃあただ格好だけじゃあナイところをお披露目してきマス」

 言うや否や、脚部のパワーアシストを全快にして一気に前に出るα-12。

 ディープメイカーにサブマシンガンを射撃させながら滑るような機動、
 敵を目の前にすれば、高周波ブレードを抜き放ち、回転斬撃!!

(ウォードレス、ナノマシン流動速度良好――パワーアシストをA-23〜42に集中!)

 銃弾の火線が集中すれば、金色の粒子とヴィジョンを残して存在が消失、
 即座に情報に出現し、空中4回転斬!剣風を残しながら射程内の敵を切り刻む!

「!!」

 さらに着地と同時にディープメイカーを開放!周囲の敵に対してそれぞれの方向に
 サブマシンガンの銃弾をばら撒く!α-12はその間にもスライディングで滑るように敵の足元を抜けて突入。

【地面スレスレの体勢で敵の足元で駒のように6回転!それは高周波のノイズを共に死の風車となって襲い掛かる!】


337 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/09/25(日) 00:09:14 ???
>>333
【激しい撃ち合いによる衝撃はひっきりなしに機体を、ソーマタージを襲う。コクピット内が非常灯により赤く点滅する】
クソッ!勿体ねえ!
【罵声を放ち、ロボットを走らせながらガトリング砲をパージ。弾切れだ】
【咄嗟にブースターを最大出力で動かし、一気に引き離そうとするが出遅れた。敵のブレードに左腕部を両断され、置いていってしまう】
畜生ーッ!この対価はテメェの安い命じゃ支払えねえぞ!分かってんのか!?

【唐突にロボットは脚を止める。踵部分の鋭い杭がブレーキの役目を果たし、地面に深い傷を付ける】
【杭を打ち込んだまま機体はブースターによりその場で180度回転!地面の傷跡が更に大きくなる!】

テメェ逃げてももう遅えからな!!何も残らないと思え!何も遺せないと思え!
【右腕が縦に回転し、その手に掴んだのは虎の子のレールガン!】
【既に発射準備は完了している。向かってくる敵に狙いをつけながら、あわよくばそのまま砲身を突き刺そうとしながらソーマタージは片目を閉じる!】


俺の小さな友達に挨拶しな!!
【轟ッ!!衝撃波を周囲に放ち、音を置き去りにして放たれるレールガン】
【一発しか装填出来ないため、これで打ち止めだ。排熱も終わっていない巨大な砲身をパージすると、再び駆け出す】

【命中したかを確かめる気はない。空いた右手に大型チェーンソーを装備すると、目的地へ、神殿へ向かう】
【もし生きているようなら時折脚を止め、その都度チマチマと削る、それだけだ】


338 : ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 :2016/09/25(日) 00:13:58 ???
>>333
「馬鹿野郎ッ……!」
「……まァ、アイツならほっといても大丈夫だろ」

奇声を上げながら躍り出た味方に、ジョシュアは戸惑い驚きの声を挙げ。
されどすぐに助けに出ようと背中のライフルを手に取ったが、斬りかかったのが鈴虫であると知れば落ち着きを取り戻す。

鈴虫であれば放っておいても澄ました顔で戻って来るだろう、無責任な考えだが、あながち的を得ているのかもしれない。
少なくとも、ジョシュアの経験則では鈴虫とは”そういう男”である。

「……歩いたな、何時間だ……?」
「………いや、この有様じゃ……残り時間を聞いた方が早そうだ」

神殿まで残り1kmを切った頃、ジョシュアはぽつりと呟いて。

民兵やゲリラ以外との大規模な戦闘は無かった。機甲師団なんかとブチ当たらなかった事が奇跡そのものであるが、
それでもまだこの状況は”最善”とは言い難い。見晴らしが良く、迫撃砲(モーター)でも用意されれば良い的だ。

ここからは戦闘は避けられない。クソ重いレールガンを携行して正解だったとジョシュアは再び独り言ちるように呟く。

桁違いの初速と、2mm弾故の携行数の多さは、平原などの長距離での撃ち合いには有利だ。
至近距離ではその高すぎる貫通能力によって、逆にストッピングパワーが低下してしまうのだが、
民兵などのソフトターゲット相手ではそれ程の枷にもならなかったようだ。

「ETAより大分遅れてる、ゴリ押しだろうが何だろうが一旦神殿まで飛び込むぞ!!」
「こんなクソみたいな世界に墓標おっ立てて堪るかよ……ッ」

EVAスーツのパワーアシストを限界まで駆動させ、まるでサラブレッドの如くジョシュアは駆ける。

右腕にレールガンを構え、左腕はぐっと握り込む。繰り出すのはまるで交通事故めいた衝撃力を生み出すタックル、
敵兵のうちの一人のバランスを大きく崩し、それを盾としてレールガンによる射撃、付近の敵兵へと向けて弾をバラ撒いた。

さらに先程タックルをかました敵兵の胸ぐらを掴み、ジョシュアの膂力にパワーアシストを乗せて、思い切りそれを前方へ投げ飛ばす。
そして再び間髪入れず猛ダッシュ、投げ飛ばした敵兵に向けてレールガンを乱射し、圧倒的な貫通性能を生かし投げた”盾”を喰らった敵兵ごと葬らんと。

数発被弾した程度では彼は怯まない。先陣を切り敵兵を蹂躙し、味方の通る道を切り拓くその姿は、まるで重戦車。


339 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/09/25(日) 00:33:40 ???
【歩兵組】
>>334>>336
後なん時間だとつぶやいたジョシュアの視界に 残り時間が表示される あまり時間は残っていない 少なくても膠着状態を許さぬ程度には

嬉しそうに兵士と切り結ぶ鈴虫を置いといて主戦場にたどり着く一行
鈴虫のことを心配する者は皆無だった そのうち追いついてくるだろうから

そして一行は主戦場に身を投じた α-12のサブマシンガンをけん制に氷室が ジョシュアが ロイが駆ける

アキレスの戦闘機が敵陣に突っ込んでいく 寸前で青い霧が飛び出した後 装甲車に突っ込んで爆発 炎上した

破壊の光を避け 至近距離に入った一行 ジョシュアが敵兵を盾にレールガンを撃ちまくるなか 初音がランスチャージを慣行
敵兵のレーザー銃を奪い 近くの敵兵を刺し貫き 左手の銃を乱射する

ロイがハルバートを手に敵陣深くに切り込み 浮足立った敵兵にα-12の高周波ブレードが決まり 鱠切りとする

ロイ「急げ急げ!! 神殿に突入する!!」
突き刺し 切り裂き 内貫き なおも前に進む一行

神殿入り口まで あと100m 敵を屠り味方の援護をするか? それとも強行突破を図るか?

【機体組】
>>335
命を預けたユニットに別れを告げ 主戦場に降り立つタェンティース
前線では先に突撃したロイ達が敵陣深く切り込んでいるのが見えた

だがその背後を 味方こと撃ち抜こうとする敵民兵が見えるだろうか? 世界の修正力に護られた一行といえど 多方向からの銃撃の回避は困難を極めるだろう

>>337
急激な方向転換 かかる横Gは相当な者だろう

だがてきの横手を取ったソーマタージは 腕一本を犠牲にしてレールガンを発砲 敵ロボットは撃ち貫かれて機能停止した

遅れて主戦場に現れた巨大ロボット 眼前にはロイ達と 味方ごと打ち貫かんと 彼らの背後から銃口を向けようとする民兵達 そしてタェンティース
ソーマタージ達から神殿入り口まで 残り1km


340 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/09/25(日) 00:41:53 ???
>>339
「……!!」

半人の判断は素早く、注射針の様に冷ややかなモノだ
だけれども有機的な部分の胸の痛みは拭い去る事が出来ないし、そしてそれが出来ない事を半人として、造られた兵器として、『ニア』として
こころの底から誇りに思う、ひとならではの感傷に
しかしその挙動の鏡には一切、その逡巡を映し出す事をさせはしない
何故ならば今ここで成すべき事を半人は知っているからだ、自分と、そして仲間のいのち
散っていった全ての英霊達の魂に賭けて、今ここで踏み止まり泣き叫ぶ訳にはいかない

「ま、てぇぇェェッッ!!!」

半人の持つ翼ならば、それに追い付く事が叶う
ヘルメスの靴は既に最高戦速を保っていた、ならば彼我の距離が殺し尽くされるのは刹那の後である
右手をタクトの如く躍らせた
幾何学模様の六輪を描いていた虚空の刃は踊りながら漂い、そして民兵達に向かい纏う死を振るうであろう


341 : 氷室 初 ◆8CzRpFh86s :2016/09/25(日) 00:43:47 ???
>>339
遠くから狙う敵は、左の銃で。
近くにいる敵は、右の氷槍で。
手あたり次第、そこにいたのが悪いと言わんばかりに殺戮を振りまくバケモノ。
弾が切れればまた奪い、銃を撃ち放つ。彼女の弾倉は目の前に山ほどあった。

「後で血をくれる…かい?」

敵陣の真ん中で、進みながら敵を葬りロイに問う。
敵を葬る動作がやや大きくなっていた。初は敵の目を引き付けようというのだ。
血さえもらえれば多少の損傷は即座に回復できる。血を分けた側の戦力は低下するというデメリットはあるが、吸血鬼のメリットを生かそうというのだ。
時折レーザー銃がその体を焼き、穴をあける。だが、逆に打ち返して葬る。
その繰り返しが、この痛みが遅れてる味方から敵を引き剥がす一打となることを信じて。


342 : ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 :2016/09/25(日) 00:45:31 ???
>>339
「クソッタレ!装甲が持たねぇッ!!」
「畜生が、失せろッッ!!」

α-12の乱舞に感心した表を見せるのも束の間、背後から腹部を穿たれ、ごふ、と血を吐いてバイザーを汚す。
ヘルメットを脱ぎ捨て背後へと発砲。もはや敵を狙いもせずに背中越しの射撃、ジョシュアの視線はあるものに釘付けとなっていた。
それはアキレスの戦闘機が墜ちた装甲車の残骸、爆発炎上し黒煙を上げるそれへとジョシュアは脚を引きずりながら駆ける。

「ぐゥ……ッ」
「続け!俺に……ッ…つづき、やがれェ…ッ!」

炎上する装甲車に寄りかかれば、思い切り力を込めてそれを押し始める。残骸を馬鹿力で押して、地面に大きく尾を引きながらの前進。
その身体はあちこち銃弾に貫かれ、既に装甲の殆どは剥がれ落ち、もはや只の宇宙服と変わらぬ代物と成り果てているだろう。

最前線で戦い抜き、なおも皆の盾になるには生身では少々堪える。故に鉄の塊を己の身代わりとして据えることにした。
この100メートル程で、特に砲火は激しさを増すだろう。つまりジョシュアはそれに備え、いざという時味方が隠れる為のカバーを作り出しているのだ。


343 : α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 :2016/09/25(日) 00:45:45 ???
>>339

「――突破シマス」

 α-12の決断は早かった。特殊戦ユニットの機動力を用いて鏃となり一気に突破を図る。
 装甲車の残骸にアンカーを突き刺し、巻き取り、空中を駆ける。
 まるで空気を蹴るように、次から次へと射出、突破、空気噴射、射出!

【眼前に圧倒的質量の火線が立ちはだかるならば、高周波ブレードを格納し、陽光を抜き放つ】

 特殊殲滅式斬突刀『陽光』、最高レベルの硬度を有する大業物。
 かのオリジナルに比する堅牢を誇るかの如く、迎撃に放たれた銃弾はもとより、
 質量砲弾、迎撃レーザーすらも斬滅し、突破の盾とする!

「流石は『月光』のデータ。大したものデス!」

 敵の迎撃火力を斬滅するたびに刀身にナノレベルで覆われた繊維合金が
 蒼いヘクス状のラインを奔らせる。この堅牢さを支えるハイテクノロジー技術だ。

「―――」

 そのまま、アローヘッドとなって強行突破を図る!


344 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/09/25(日) 00:49:36 ???
>>339
畜生、まさか修理費俺持ちか?
【動きを止める敵ロボットを最後に一瞥、火花を飛ばしながらロボットは道を走る】


ピンチかおい?伏せろ!巻き込まれても知らねえぞ!!
【やっと目的地に近づけた時には、既に戦闘は始まっていた】
【壊れかけのスピーカーから、無線機から一行に注意を促す。それと同時にロボットは前屈姿勢となり、膝をつく】
【背中のハッチが一斉に開き、爆音と煙と共に、複数の飛翔体が空へ、神殿の方向へ放たれる!】

【数秒後には山なりの軌道を描いて落下した飛翔体の群れ、最後の武装、クラスター爆弾は、空中で更に大量の子弾をバラ撒く】
【狙いは神殿。総本山が爆撃されたとなれば多少は混乱も生じるだろう】


【そしてソーマタージのロボットも限界を迎えた。膝をついた姿勢のまま力なく倒れるロボット。所々から黒煙が吹き、火の手が上がる】
【慌ててハッチを蹴り破って脱出するソーマタージ。そのすぐ後ろでロボットは大爆発を起こす!】
ギャアアアアアアオオオオ!!!

クソッ、アフロになってないよな?
【先程吹き飛ばしたハッチが爆炎をある程度防いでくれたようだ。幸い致命傷は無い】
【煤だらけの顔を振り、酸素供給機を装着。衣類の汚れを払うと刀を抜き、自分の脚で駆け出す!】
【目標はロイ達を背後から狙う民兵達。彼らを打ち倒してからロイ達を追いかけようと、テックの暴力旋風が吼えた】


345 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/09/25(日) 01:01:21 ???
>>全員対象
突破を図るα-12 宙を舞う彼女に対し 無数の銃口が向いた瞬間 ソーマタージの注意勧告 続いて炸裂する爆発
それは荘厳なつくりの神殿に突き刺さり 巨大なステンドグラスを叩き割り 尖塔を破壊する

その隙を突いてタェンティースとソーマタージが突撃し 歩兵組の背後から彼らを狙う民兵を薙ぎ払う

氷室が次々に銃を奪えば撃ち尽くし また銃を奪って撃ち尽くす

ロイ「神殿に着いたらな!!」
傍らでハルバートを振るうロイが応える

神殿の入り口 そこに鎮座していた高性能な銃座と 堅牢なる扉 それをα-12の陽光が容易く切り裂き 遂に神殿への入り繰りが口を開けた
先んじてα-12が 続いてロイと初音が中に飛び込んだ そして一行の殿を買って出たジョシュアが銃を乱射する中 アキレスがジョシュアの肩をポンと叩く
神殿内部への移動を開始しろの合図

敵陣を突破したタェンティースが ソーマタージが内部になだれ込む そしてアキレスが続き 最後に足を引きずりながらジョシュアが内部に入り込んだ

敵民兵は彼らを追いかけようとしたが 

鈴虫「ハァァァァァァァァァァッッッはぁぁぁぁぁぁあああああ!!!!!」
もう追いついてきた血濡れの鈴虫が彼らと切り結ぶ 

図らずとも援護となって 彼らは神殿内部への進行を続けるだろう

ここに第二フェイズが完了し 第三フェイズが始まった・・・・・

//それでは今日はここまで お疲れ様でした


346 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/10/01(土) 21:39:29 ???
【グレル教総本山 衛星軌道上 ウォリアー号】

「左舷被弾!! 損傷中破!!」
「シールド張り直せ!! 艦内の空気がどんどん減っているぞ!!」

宇宙服を着込んだクルーたちの報告が矢継ぎ早に飛んでくる

モリアーノ「右舷45度に主砲を発射せよ」
バートン「しかし艦長 そこにはまだ味方がいます」

モリアーノ「これは命令だ 撃て その間隙を突き降下部隊ヴィクターからエックスレイを投下しろ」
バートン「了解しました 主砲発射用意」

光が迸り レーダーから敵影の塊が1つ消えた 味方の反応と共に

「新たにオスカー1〜8の通信途絶」
「シエラ3から救援要請 ユニフォーム1お願いします」
「本部から緊急入電!!」

あちこちから飛んでくる報告の中に混じる異質な報告

モリアーノ「どうした!?」
「本部が攻撃を受けているとのこと 敵の攻撃熾烈により陥落は時間の問題!! 同じような通信がカノッサ中から飛んできています 敵は・・・!!」

―――――――――――――――――――
【グレル総本山 建物内部】

ロイ「どけぇぇぇぇぇえええええ!!!!」
鈴虫「ッハハハハハハハァァァ・・・・・・・・・ハァァァァッハッハァァァァァアアアアア!!!!!」

一行は進む 味方の命を貪り 敵の命を踏みつぶして 別所から突っ込んできたギガースも合流し なおも前へ

アキレス「聖像まであと10m!! あの扉の向こうだ!!」
第三フェイズも終わりが近付き 一行の疲労もピークに達しつつある中 聖像を安置する部屋の扉が見えてきた

参加希望キャラは フェイズ3の道中で疲労や怪我を負った(程度については任意)ということで登場をお願いします


347 : 氷室 初 ◆8CzRpFh86s :2016/10/01(土) 21:49:46 ???
>>346
後で血を吸えばどうにかなる。
そう思いながらも突き進む初。しかし、同時に想定していた状況に陥りつつあるのを感じていた。
激戦で、血を吸う暇がないのだ。

「くっ……どうにか落ち着けるところで血を吸いたいが……ッ!」

こうしている間も次第にすり減り、氷で止血した傷が増えていく。
あのパイロットがくれた血で身体能力は上がっているはずだ。だが、疲労がそれを打ち消してしまっている。
歯噛みをしながら時に貫き、時に奪い、時に撃ち抜きながらに前へ。
さあ、扉の方へ


348 : 又ジ ◆.zilz3o6.U :2016/10/01(土) 21:54:24 ???
>>346
ハッハァー…!越境者サマのお通りだ……ッ!!
【獰猛に笑い、鈴虫に続いて刀を振り回すソーマタージ】
【白いコートは朱に染まり、滴る返り血が床を汚す。数多の人を殺した血糊が身体中を濡らす】

【しかし余裕があるわけでもない。連戦は彼のエネルギーを消耗させ、その隙をついて身体を傷付ける】
【背中は光線により爛れ、飛んできた破片や瓦礫も受け止めた結果ズタボロの血塗れに。ナノマシンと触手により出血は止まったが、ダメージに変わりはない】


ダニー!グレッグ!生きてるかぁ!?一度言ってみたかったんだよ、フハハハン
【されど止まらない。止められない。暴力の、理不尽の旋風は立ちはだかるモノを粉砕し、床に、壁に、天井に彼等の命を飛び散らせる】
【昂ぶる闘志を再確認するかの様に、ソーマタージは吼えて血の斑道を作って駆ける】

了解!やっと楽しくなってきた所だったんだがな!
【アキレスの言葉に叫び返すと、走った勢いを乗せて部屋の扉を蹴破ろうとする。所謂ヤクザキックだ】
Wasshoi!!


349 : α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 :2016/10/01(土) 21:55:03 ???
>>346

【この戦いは宇宙(そら)の連中にとっては正に死力を尽くした決戦だったろうが、
 協力関係にあるカノッサ・テクノロジー社にとっては別の意味合いもあった】

「ウォードレス、強化E-16からF-14。冷却D-22からD-44。A-33の断裂確認-封鎖」

 次世代試作戦闘兵装の初の実戦投入。ここで得られるデ-タには正に万金の価値があり、
 身に纏って戦うα-12は勿論、後方要員としてオペレータを担当するγシリーズも戦闘制御に余念が無い。

「結論、絶好調デス」

 地面スレスレを独楽のように回転しながらの8連斬!行く手を遮るモノは全て斬滅し、或いは射殺する。
 戦闘個体;クローントルーパー。完全なる生産の暁には野望は次なる段階が進むことであろう。

「ふう、さて、いよいよゴールデスか?」

 栄養剤を首筋に打ち込んで、部屋の扉を見やるα-12。
 コンバットドラッグはもう摂取していない。剣を振るうようになってからは、
 よりシャープな挙動を求められるようになったからだ。


350 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/10/01(土) 21:58:22 ???
>>346
ひとり、またひとり
斬り捨て、蹴飛ばし、薙ぎ払い、押し退け、殴り付け、またひとり
半人は立ちはだかる全てと対立し、勝利をもぎ取り突き進んでいた
それらの相手は有象無象の名も無き雑草などではない
確固たる意志と誇り、信念に基づき戦う戦士達なのだ
敬意を持ってして一挙一動を実行出来ていたと思う

太陽に手を伸ばす
その熱は半人の皮膚を焼き、肉を焦がし、骨をも侵している
それでも尚、前へ、前へ
進まなければならないのだ、乗り越えて来た凡ゆる存在への尊厳を賭けて
ここで立ち止まる事はそれを無為へと、水泡へと帰すという愚行
半人はそれをする事は決してしないであろう
例えそのいのちが尽きる刹那だとしても

「……きびしー、ですね……全く!」

ただ今は、赤刃を振るい虚空の刃を躍らせるのみ


351 : アイ Gの力 :2016/10/01(土) 22:00:27 ???
>>346
「やっと...目的地...ハァハァ」

苦悶の表情を浮かべながら必死に走る女。
自慢のゴシックロリータな服は所々破れ、髪も汗でベッタリと頬に張り付いている。
彼女は改造人間であるため、筋力は常人をはるかに上回っているが体力は並。
聖像までの道程は、そんな彼女にとっては長すぎたのだろう。

ゴールテープ寸前のマラソンランナーの心情。
他の越境者に負けじと体力を絞り扉へと駆ける。


352 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/10/01(土) 22:11:00 ???
>>全員対象
ソーマタージのヤクザキック それで扉は開け放たれ 一行がその中に飛び込んでいく

そこには静寂があった 外の地獄も 中の地獄も 轟音も 振動も 悲鳴も 何もかもから隔絶されたかのように ただ無音があった

広い まるで空間がゆがんでいるかのように まるでこの建物すべてがこの部屋であるかのように

教会のように整然と椅子が並び その奥には赤き法衣を身に纏った男と

アキレス「聖像だ 周りにバリアの反応なし あれを壊せば全部終わる!!」
指さした先 男の傍らに鎮座するのは さんざん破壊してきた忌まわしき 聖なるグレル像

男はこちらに顔を向ける その顔は深い怒りと悲しみを帯びていた

男「そうか…貴様らがグレルの大敵 越境者 世界にとっての癌 悉く屠殺せねばならぬ者t」
鈴虫「きぃぃぃぃえぉぉぉぉぉぉぉぉぉおおおお!!!!」

その言葉を最後まで聞く前に鈴虫が飛び出し 刀を振るう

男「愚かな・・・!」
男が手をかざす

すると青き光が迸り 鈴虫を穿ち押し返す

男「もはや問答無用 死ね!!」
そして一行に対しても まるで速射砲の如く破壊の光を連続して放った

【注意 この破壊の光に対し 世界の修正力が通用しない】

アキレス「うわわわわわわわ!!!」
ロイ「チッ!! 気を付けろ 魔法だ!!」

アキレスが何とか回避を行い ロイは一行に注意を促した


353 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/10/01(土) 22:24:40 ???
>>352
「……」

静謐の大聖堂
そこで半人は、そこがまるで世界の中心と錯覚してしまう程の異質な空気を吸い込み吐いた
巡礼者達の靴底で磨耗した、或いは法衣の膝が抜けるまで平伏した大理石の床ではない
だがそれの纏う明らかなオーラは、半人の体に不可視のまま鉄線めいて絡み付き、気圧してい続ける

「……アレが、最後の……」
「、す、鈴虫さんっ!?」
「……魔法!?」

それを振り払うように声を絞り出し、だが突撃する鈴虫がまるで簡単にあしらわれるのを見た
只者ではない、赤い男を睥睨、直後迫る破壊光

「このっ……!!」
「イヴィア!!」

身を翻し回避行動、同時に魔力を放射し簡易バリアを展開
更に虚空の六刃を幾何学模様に踊らせて盾として空に停滞させた
ヘルメスを起動、直後に大きな弧を描かく軌道で男へと接近し斬撃をと狙うであろう


354 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/10/01(土) 22:25:33 ???
>>352
世界の癌、ネット弁慶、上位的存在のお人形、初心者狩り。好きな様に呼べよ、みんな大嫌いな越境者サマだ!!
【ビシリと中指を立て、男を煽る】
【荘厳さも静寂も、この戦には不要とばかりに場の空気を読まない行動!】

この世界をファックしに来たぜ。未来永劫語り継げ!俺らの暴虐に泣き叫び……
【ベラベラと煽っていると、鈴虫が飛び出し、押し返される。肩を竦め、裾の中から手品道具じみて出した白旗をパタパタ】


魔法なんか大っ嫌いだ!!発見したやつは死んじまえー!
【悲鳴を上げて破壊の光から逃れようと、ゴキブリじみて右に左に室内を走り回る】
【上体を反らし、床に伏せ、前に飛び込み前転。何とか被弾こそ無いものの、体力の消耗が激しい】

クソッ……!文明の力を見せてやる!カビ臭い宗教家め!!
【怒号と共に前転から立ち上がり、投げナイフ一閃。柄から刀身まで黒に染められたナイフは風を切り男へ飛んでいく】
【序でに空いた手で抜かれた拳銃。その後を追うかの様に大口径弾が三発放たれる】


355 : 氷室 初 ◆8CzRpFh86s :2016/10/01(土) 22:25:43 ???
>>352
やはり、血を吸う暇などないか
静寂へと飛び込んだ吸血鬼は男を見て悟った。
この男こそ、最後にして最大の敵であると。
俗な言葉で表せば、ラスボスであると。
すぐそばにいる終わりがやってくるまでに、終わらせねばならないと。

「教皇、とでもいうのかな……ッ!」

使い物にならなくなった銃だったものを置き去りに、光の嵐の中初は駆ける。
ただ、前へは進めない。勢いが足らない。
思うように体が動かない。身に染み込んだ疲労を痛感させられながら、回避を続ける。


356 : ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 :2016/10/01(土) 22:30:46 ???
>>352
「ふゥ……ふゥ……はー……ッ」

先の突入作戦で盾役を買って出た故に多くの銃弾を受け。既に満身創痍の域へと達していたジョシュア。
もはや屍喰い無しには活動すらままならぬ状況へと陥り掛けていたものの、どうやらそれを行う事は叶わぬようだ。
ボロボロのアーマーから装甲を外し投げ捨てれば、宇宙服として必要最低限の機能だけを揃えた薄膜人工筋肉層のスーツが露わになる。
それはあちこち穿たれ、すでに血染みに塗れており。なんとか脚を引きずりながら駆け、一行に遅れを取らぬよう付いてゆく。

「お前を殺せば…コントラクトは終了だ」
「悪く思……ちィッ!!戦えるのかよ……ッッ」

法衣を身に纏った男、ジョシュアは無慈悲にレールライフルを男へと向けて呟く。
契約である以上、のうのう生かす訳にもいかない。現にグレルとの争いは今に始まったことではないのだ。
それがたとえ一つの世界を壊すとしても、ジョシュアはそれに忠実に従うまでだ。
その性分は長い間軍人として、そして傭兵として無感情に任務をこなし続けている間に身に付いたモノであり。

ジョシュアはかつて自分達と敵対したあの、不明な敵性組織の”ティン・ソルジャー”達と同列にまでその身を堕としてしまっていることに気が付いていた。
己に与えられた任務のため、使命のために世界ですら破壊する。それこそが越境者の本質にほかならないということに。

放たれた魔法に顔を顰め、穿たれた脚を引きずってレールライフルを放ちながら跳んでそれを避ける。
ジョシュアへと向け放たれた魔力の弾丸を避け、されど止め処なく放たれ続けるそれに舌打ち。

「……クソった、れェェッッ!」

エクソダスを左手でナイフシースから無理やり引き抜くようにして抜刀。
人外の膂力と本来持ち併せている優れた視力を頼りに、そのいくらかを魔法銀(ミスリル)の短剣で弾く。
されどやはり腐っても人の身。限界というものがある。ついには左肩を貫かれ、エクソダスを取り落とし片膝をついてしまった。

その姿勢のまま歯を喰いしばり、レールライフルを脇に挟んで精確な狙いで男へと向けて連射。
バースト射撃、少しの感覚を開け、マガジンのほとんどを撃ち尽くす。


357 : α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 :2016/10/01(土) 22:31:23 ???
>>352

「話が長いデス!」

 吶喊する鈴虫を前に(盾に)疾駆していたα-12。
 鈴虫が押し返されたタイミングでそこから離脱!

「ソーサリー!?」

 すぐさま特殊戦ユニットからアンカーワイヤーを射出!
 部屋に存在する柱なり何なりに突き立てて、身体を強引に天井高く機動させる。

「――厄介!!」

 眼帯に表示される拡張現実の照準を男に固定!
 ディープメイカーをサブマシンガンに融合させて、
 己が左手と合わせて合計3丁の銃弾を浴びせかける!!

【サブマシンガンに一斉射を行いつつ、α-12自身はアンカー射出!】
【男の足元に突き刺し、ユニットに巻き取らせ、空気噴射で加速しながら一気に接近を図る!】

>>354

「又=サン!クロスファイア!!」

 上方からα-12が、地上からソーマタージがそれぞれ射撃する格好となった!
 別角度からの射撃により、牽制密度を高める!!

【連携:十字射撃】


358 : アイ Gの力 :2016/10/01(土) 22:32:51 ???
>>352
「ハァハァ......みんな体力有りすぎっ......」
部屋へとなだれ込む越境者達。
そんな彼らが呟き、叫ぶ様子を横目に女は決意を固めていた。
無事帰ったら体力つけよう、と。

「ていうか何、この部屋......音がない?」

「アイツが教祖......?」

静寂が包む部屋。
そこに一人佇む男に目を向け、呟く。
そして、その男へと突っ込む鈴虫が押し返されるのを目撃し、再び緊張を高める。

「魔法?ってことは自力でっ !」

世界の修正力が効かない攻撃。
つまりこれまでの戦闘とは圧倒的に質の違う、致命的なものであるということ。
女はつきかけの体力で光を避けつつ、距離を詰めていく。
しかし、進めばその分スピードが上がるため中々近接に持ち込めないでいるようだ。


359 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/10/01(土) 22:45:32 ???
>>364>>356>>357
回避を続けるソーマタージ α-12 ジョシュアの銃撃た魔法の間隙を縫い教皇に迫る
だがその銃弾は教皇の翳した手に いとも簡単に受け止められると

「偉大なるグレルの前にひれ伏すがいい!!」
それらを不可視なる力で 空中のα-12に放つ

「そして!! グレル像を破壊した罪を背負い 未来永劫の苦しみを味わうがいい!!」
そしてソーマタージとジョシュアにも 破壊の光を浴びせようとする

>>353
だがタェンティースが突撃 虚刀を盾に破壊の光をはじき 前に出る
「寄るな!! 汚らわしい者よ!!」
破壊の光を放っていた手をかざす 不可視なる力場がタェンティースの刀を受け止め
更に衝撃波がその体を押し出そうとするだろう

>>355>>358
回避を続けるアイと氷室の近くに被弾した鈴虫が転がってくる
暫しは回避に専念していた2人であったが タェンティースが突撃を慣行し それに対処するために破壊の光が一時的に弱まった

タェンティースが身を挺してもぎ取った隙である だが好機はあまりにも短く 素早くアクションを起こさねばならない


360 : 氷室 初 ◆8CzRpFh86s :2016/10/01(土) 22:56:39 ???
>>359
奴の魔法は、極めて強大だ。
銃弾を無力化し、さらに剣戟すらも止める。その上絶え間なく魔力をばら撒いてくる。
疲弊した今、相手取るにはあまりに厳しすぎる――――

と、思考したとき目の前に鈴虫が転がってきた。
誰かが突撃でもしたのだろうか?魔力の連射も弱まっている。

「鈴虫!ボクに血を分けてくれッ!」

今を置いて、他にない。
了承を得られれば素早く鈴虫の首に口をあてがい、吸血をする。
とはいえ彼もまた前線で最も力を発揮する狂戦士。あまり多量を吸うわけにはいかない。
吸血が完了すれば文字通り疲労も所々の傷も癒えた全開の初が、そこにいる。
吸えずともボロボロではあるが、全力の初がそこにいる。
敵の攻撃もある。果たして、そこにはどんな初がいるだろうか。


361 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/10/01(土) 22:57:30 ???
>>359
「汚れ結構!」
「元より清純なつもりなどございませんのでっ!!」

バヂヂヂィ!
バリアフィールドと虚刀を削る破壊の光
半人を覆う魔力の金色の薄膜は減衰し、虚空の刃も盾には脆過ぎる
体を掠める光に顔を歪め、だが飛翔が叶った
宙で腰を捻り、横へのモーメントを体に与え勢いを付随した回転薙ぎ払いを繰り出そうとした矢先

「……、わ、ぁっ!?」

意識した時には既に、己が意思とは別の方向へと吹き飛ばされていた
一瞬の浮遊感の後に墜落、整然と並ぶ椅子達を大いに破壊しながら転がる半人
起き上がり右手でひたいを抑えながら顔を振る
視界が狭い気がした、成る程、椅子の破片が右の上頬から突き刺さり瞳を貫いていた
引き抜きイムエト(魔力粘土)で傷を塞ぐ

「……まだ、まだっ!!」

それでも半人の取る行動は不変、ヘルメスを唸らせ突撃の一手
左右に鋭く、ジグザグと稲妻の軌道を描き男へと迫る
途中右手をタクトめいて踊らせ、破壊し尽くされた虚刀を六刃、新たに召喚し追従させた
男の近くに、しかし赤刃の距離より離れた位置に迫れば
半人は男を中心に円状機動、そしてその途中六刃全てを男へと向かわせるであろう
六刃目を放った直後、己も突撃し刺突を繰り出さんとする


362 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/10/01(土) 23:00:44 ???
>>359
嘘ォ!?止めるかフツー!?
【思わず素っ頓狂な声を上げてしまう】
【銃弾を受けながら戦うのはよく見るし、自分もたまにやるが受け止められるのは別だ】

グワーッ!!
【地面を転がり、また回避に専念。しかし疲労がその邪魔をする】
【跳び離れようとした瞬間、放たれた破壊の光が腹部を貫通。白い血飛沫が飛び散る】
【続けて放たれた他の光は瞬間的に触手で硬質化させた表皮で受け止めるが、衝撃が変わりに襲いかかる】
【空中で数度きりもみ回転し、力無く地面に叩きつけられるソーマタージ。うつ伏せに倒れた腹から白い血が広がっていく】


ガッ……ギギギ……!!
【弱々しく立ち上がり、収縮と拡大を繰り返す瞳で教皇を睨みつける。複数の人格が「殺意」という共通の感情により現出しかかる】

イイイヤアアアァァァーッ!!
【白く染まった手が宙を袈裟斬りするかの様に振るわる。圧倒的な力で飛ばされ、空中で小さな槍に形を変えた血の塊は教皇を肉体へ潜り込もうとする!】
【その間ソーマタージの身体は薄く発光し、フードの下の毛が逆立つ。電力放出の構え】

【タェンティースのおかげで生まれた僅かな隙、そこに賭けたのだ】


363 : α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 :2016/10/01(土) 23:01:11 ???
>>359

(ソーサリー!魔力波動!着弾!?回避!?)

 α-12は奥歯をかみ締めて覚悟を決めた。サブマシンガンの牽制では埒があかぬ。
 ここはリスクを負うべき局面であると。

【もう一本のアンカーを射出!それは男の至近。先程とはやや異なる地点!】

「ハアアアアアアッ!!」

 気勢と共に身体を強制的に位置移動させて、完全なる力場の直撃は避ける。が、

「―――!!」

 完全なる回避など土台無理な話。衝撃を身体半分に浴びて、
 戦闘舞踏服の黒布と人口靭帯の右腕部分がごっそり弾け飛ぶ。

「E-44からF-99まで放棄!神経接続封鎖!パワーアシストの不均衡調整…完了!!」

 回避終了と同時にBアンカーを引き戻し、遂に接近!至近距離!
 Aアンカーを回収!身体の自由度を拡張し、回転斬撃を始動!

【背中の反重力リングより高周波ブレードを引き抜く。即座に軌道。独特のノイズが刀身より発せられる】

「(>>361)ぽんこつ=サン!!」

 己の側を六刃の虚刃が通過し、タェンティースが切りかかったタイミングを見計らい、
 α-12は上空より、縦回転の斬撃3連を纏めて叩き込む!!


364 : ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 :2016/10/01(土) 23:05:24 ???
>>359
「………ッッ!?」
「ジャッカス、避けろッッ!!」

音速を優に超えるレールガンのプロジェクタイルを止め、それをα-12へと弾き返す男の魔力。
ジョシュアは冷や汗を浮かべながら上空のα-12の身を案じる。

プロジェクタイル自体は細い針のような、直径0.1インチのタングステン製の矢だ。
されどそれをそのままの速度で返すとなれば、ただの一撃でアーマーごと肉体を穿つ致命の一撃になりかねない。

「ぐぅァァうううッッ!!」
「げほァッ……く、クソッタレ……ごほッ」

だが他人の身を悠長に案じていられる程にジョシュアも恵まれた状況にはない。彼も等しく法王の前ではただの”敵”にすぎないのだから。

破壊の光をモロに浴び、吹き飛ばされてそのまま転げ、夥しい血の跡を残しながらうつ伏せになって床をやや滑り、止まる。
エネルギーが完全に底を尽きた、ダメージももはや限界を超えた。身体に力が入らない。

されどそこで眼を閉じてしまえば、受け入れた暗闇から脱する事は二度とないだろう。

諦観の代わりにふつふつと湧き出てくるものは怒りの感情と、そして途方もない空腹感、”蝕欲”。

「――調子に…乗んなよ」
「テメェ……あんま調子乗ってんじゃねェぞ、クソ野郎……ッッ!!」

理性の枷が打ち壊され、肉体の崩壊が始まる。スーツが溶けて燃え、イヤーピースは煙を吹いて燃え上がる。
ふつふつと岩場を溶岩が食い破って煮えくり返るよう、ジョシュアの肌がヒビ割れ、その裂け目からは煌々と光を発し。
まるで小さな太陽にも匹敵するような猛烈な熱を発しながら、ジョシュアは再び立ち上がり、その脚で大地を踏みしめる。

自食作用による暴走形態、存在するだけで大量のエネルギーを消費し、最後には自らの存在ごと喰い散らかしてしまうほどの。
宙を舞う火の粉は彼の残滓、彼の存在が一刻ごとに塵となって消えてゆくのだ。ゆえにジョシュアはその時間の一秒たりともを無駄にはしない。

「がァァアァアアらぁああッッ!!!」

脚を引きずっていた先ほどとは比べものにならない速度で法王へと向かって駆け、そして化物染みた膂力での拳を思い切り叩きつける。
それは見えぬ力場ごと男を押し潰そうとするものだ。力場が不壊のものであろうと、ジョシュアは怒りに任せ拳を振るい続けるだろう。


365 : アイ Gの力 :2016/10/01(土) 23:05:56 ???
>>359
タェンティエースの突撃によって弱まった猛攻。
今ならば、無傷で距離を詰められる。
そんな超絶好のタイミングではあるのだが、女は気づいてしまった。
先ほど先陣を切り、魔法により弾き飛ばされたとおぼしき鈴虫である。
瞬時に立ち上がれない様からして、かなりのダメージを負ったのだろうか?

>>360
鈴虫の対処について考えていた女は、初にも気付く。
どうやら、吸血をするようでかなり無防備な状態を敵前に晒しており
それほどまでに血が不足しているということが見てとれた。


「くっそ、こんなのガラじゃないんだけど!」

そう叫ぶと、女は盾になるように二人の前へと立つ。
男の攻撃を身をもって受ける、ということであろうか。
幸いにも性質上、非常に打たれ強いため、適材適所なよい判断と言えるだろう。

「5発は耐えられるね!かかってこいや!」


366 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/10/01(土) 23:25:54 ???
>>360>>365
鈴虫「いぢぢぢ…クソgぁ・・・?」

憤怒の表情で立ち上がろうとして わが身が押さえつけられ首に牙が突き立てられる
人生の大部分を修羅場と鉄火場と共に歩み それでなお嗤い続け 血潮を滾らせ続けた
むせ返るような濃い血の香を感じただろう

だが動きを止めた鈴虫と氷室は教皇にとって格好の的 そこに体を張ったアイが立ちはだかる
その身を大きく広げ 破壊の光を一身に受ける

一発 二発 まだ倒れない 三発 まだだ…

鈴虫「だっ…テメ…この・・・・・・!!」
突然のことでさしもの鈴虫も混乱したのか 腕を振り回し氷室を払いのけようとして
やっと手の刀を思い出し 氷室を貫こうとしたところで吸血完了

後ろで2人が動き出したのが アイにも分かっただろう もう盾の必要はない

鈴虫「おうてめッ!!!!」
怒りの抗議と攻撃は 教皇の光の前に遮られてしまったが

教皇は取り付いた他の仲間に対処するために 破壊の光による弾幕は随分と減っていた
いまなら飛び込むのは容易だろう 飛び込むだけならば

>>361>>362-363
α-12は 戦闘舞踏服を半壊させながらも回避に成功 ブレード三枚を用いた斬撃を放つ
そして吹き飛ばしたタェンティースと 体の表面に電気を這わせたソーマタージが突っ込んでくる

教皇「愚かしい…度し難い…越境者は皆獣に劣るか!!」
不可視なる力場がブレードの軌道を狂わせ その速度を速める

教皇を襲うはずだったブレードは動きを逸脱し タェンティースとソーマタージを襲わんと放たれた

>>364
図らずともその隙を突いた形となったのはジョシュアであった
自らを喰らうバースト状態となり 総身を振り絞った拳を放つジョシュア

「効かぬ!! 効かぬ!! 効かぬ!!」
不可視なる力場がその拳を防ぐ

だが教皇の顔から余裕が消え 歯を食いしばる様子がありありと見えることだろう
ジョシュアの攻撃を防御するために 力場のリソースが喰われていることは 想像に難くない


367 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/10/01(土) 23:33:53 ???
>>363
「……トゥエルブ!!」

その名を叫んだのは彼女がそうするのと全くの同時である
そしてその事実を不思議がる事もしないし、当然だと認識する事もしない
自然的な事柄なのだ、ひとが歩く時に体幹のあらゆるを使い分ける様に

>>366
「ひとは、所詮二足歩行の獣と同義っ!!」
「思考し、己が理想を押し通す為に、戦う獣!!」

瞬間的な同時斬撃、ソーマタージも加わったモノだ
圧倒的な死の演舞は男へと降り注ぎ……しかしそれすらも彼は否して見せる
迫り来る刃、半人は回避行動を考えはしない
それは仲間への、トゥエルブへの信頼が成せる技だ
例え仮にその刃が我が身を貫くとしても、

「……この為の腕はっ、残るっ!!!」

かこん、全身の排熱パネルが小気味良い音を立てて開いた
内部アクチュエータが赤熱し、過剰精製された魔力は金色に輝く粒子となり螺旋状に周囲に舞い散る
赤刃を翻し、大きく踏み込み袈裟斬り一閃!!
それは即ち、一切の防御を捨てての行動!!


368 : 氷室 初 ◆8CzRpFh86s :2016/10/01(土) 23:37:30 ???
>>366
いい、濃い血だ。
どこまでもどこまでも地獄を、戦場を求め続け、地獄の奥底でも笑い続けた漢の味だ。至上の味だ。
こんなものを吸わされれば、動かずにはいられないではないか。
さらに、吸血をサポートしてくれた仲間もいた。自分と鈴虫の代わりに光を受けたのだ。
ならば、ならばどうする氷室初?

「ふふっ、抗議は後で聞こうか」

鈴虫の攻撃、襲い来る光。難なく避けられる。

「二人とも、ありがとう。
 これでボクは、ボクの務めを果たすッ!!」

弓はないが、矢が放たれた。
その穂先は、氷でできていた。
鈴虫と、アイ。二人によって手掛けられた特別製の矢は、

氷室初と、云う


369 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/10/01(土) 23:41:34 ???
>>366
殺し合いなぞ!獣にも劣る畜生の所業よ!加わっておきながら知らぬとは言わせぬぞ!!
【触手の鎧がソーマタージの頭部を覆う。兜の下から発せられるのは一人分の声では無い、数人が同時に喋っているかの様な反響】
見せてやる、その獣以下の戦いを!!

【スパークを纏った身体は残像を残し、教皇の首を握り潰そうと禍々しく変異した片腕を伸ばす】
【その腕を、α12のブレードが通過する。肘から先に斜めの線が走り、一拍置いて手が、血の塊が落ちる】


【だが止まらない!切断された腕が鈍色になり、硬質化!加工された竹じみた即席の槍と化す!】
【己の肉体すら利用する我流戦闘術。無骨な、荒々しい突きは、杭打ち機の如き破壊力を持ってジョシュアに苦戦する教皇の力場を突き破ろうとする!】
【腕槍の先端、その一点に力を込め、貫く。全てはこの一瞬のために】

カッカしすぎなんじゃないの?そういう時にはコレが効くぜ。大丈夫すぐ止めれるから
【声の調子が元に戻る。兜が崩壊し、中の素顔が露わになる。底意地の悪そうな笑みが】

来世までは中毒も持ち越せねぇよ。目ん玉引ん剝いてよく見てみな!!ソラ!
【顔の側まで振り上げられる右手。その拳には透明の液体の詰まった注射器が逆手に握られている】
【力場を突き破ろうとする序でに、教皇の目玉にその鋭い針を深々と突き立てようとしているのだ。或いはその眼に中の劇薬を飛ばすか】


370 : ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 :2016/10/01(土) 23:44:59 ???
>>366
「潰れろッ……!!潰れろッッ……!!!ブッ潰れやがれッッッ!!!!」

教皇の雄叫びに呼応するようにジョシュアも殴打の度に憎しみに満ちた絶叫を上げ、いや、その眼差しは怒りの中にある種期待の色すら感じさせる。
それはまるで蛇が卵の殻を叩き割るような、ガラスケースの外の”餌”を喰らおうと見物人に襲い掛かる猛獣の様な。
尤もジョシュアの場合は蛇でも猛獣でもなく蠅、若しくは人を模した蠅の異形か。されど底の尽きることのない食欲に見舞われている点では同等だ。

「ガァアアァァアアァアアッッッ!!!!!」

一層けたたましく雄叫びを上げれば、両手を用いた滅茶苦茶な殴打。まるで大口径のマシンガンか何かを乱射しているような爆発音が聖堂の中に連続する。
それはフォームこそやたらに粗暴で無駄の多いものであるが、破壊力は一発一発が先ほど放った銃弾を遥かに凌駕するものだ。
殴打の度に光の粒子が飛散し、それは一撃ごとにジョシュアの存在が希薄化しつつあることの表れである。

「グゥウウゥゥウウウッッッ!!!!」
「ゥぐ…、…ッ……」

やがてジョシュアの右腕がボロボロと崩れ落ちる事で、彼の消耗ぶりを眼にする事ができるだろう。
自食状態を維持できる時間はアイドル状態で10分弱程、戦いのさなかであれば3分も持てばいい方だろうか。
残された左腕で長椅子を掴めばそれを用いて猛烈なる殴打。椅子が壊れれば蹴りを叩き込み、蹴りを入れた際にまた別のイスを掴み。
それを思い切り叩きつければ、もう一度拳を用いた力任せの殴打。その際に少しふらけ、小さく燻るような煙を口から吐いた。

これほどのプレッシャーを掛ければ、教皇に一矢報いるだけの隙を生み出す事ができただろうか?
暴れるだけ暴れて、少しだけ冷静さを取り戻した思考。ある種おぞましさすら感じさせる黒く変色した眼で、仲間の方をちらりと見遣った。


371 : α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 :2016/10/01(土) 23:50:00 ???
>>364

「α-12は賢く強い!ノーブロブレムですのデ、自分のコトに集中しやがってクダサイ!」

 ウォードレスの右腕部とごっそり持っていかれて、出血を撒き散らしながらでは、
 イマイチ決まらなかったが、それでも叫んだ。自分に気を取られて味方がやられるなどあってはならないのだ。

>>366

「力場…ッ!!」

 再びのフィールド!腕の中で高周波ブレードが暴れて手を離れ、
 ソーマタージをタェンティースに向かって弾かれてしまった。が、

「ギイイイイッ!!」

 無理矢理にその剣を放すまいと保持した。指が何本か圧し折れたが構いやしない。
 出来の悪い姉と仲間を害すなとクローントルーパーにはあってはならぬこと。

【これで戦闘行動維持も困難か?否、まだ剣も腕も残っている】

(あるはずデス!まだ、まだα-12には、私には掘り起こせるモノが!!)

 ブレードは手を離れた、この間、α-12の思考と認識が急激に加速していた。
 着地、迫る力場、敵のリソースが喰われている間隙!反撃、逆撃、カウンター!

【ターゲットの挙動、行動、攻撃、呼吸、全ての間隙!】

「―――!!」

 脳裏にノイズ!!既に手に握る殲滅式斬突刀『陽光』
 オリジナルの武器データをハッキングする時に、また戦闘データを閲覧した。

【アンカーA・B共に、既に敵の向こう側にショット!ディープメイカーを全て加速力とするため、地面に激突させる!】

 対象能力者基本骨子解明
  基本能力再現…不可 人口筋肉による補強・再試行
 戦闘経験・共感完了 継承準備完了

 継承不可項目多数…保留・強制補強 継承開始

 基本能力値過多…強制継承
  異能値…継承不可能・保留処理 戦闘経験…継承完了
 異能力『##レ&&$&ン』『勇$』、霊質不適合により使用不可 継承不完全・強制終了

【警告…継承能力値過多により肉体損傷の危険性あり】
【警告…継承対象との不一致箇所多数、矛盾による影響あり】

 それは、零と壱の間隙に非ず!零と零の間隙から解き放つ神速の逆撃(カウンター)
 敵の力場の隙、意識の隙、魔力の隙!全てに対する反逆の一閃!

「――零閃!!」

 緋色に光る刃を開放し、そのままに一閃を教皇に放った。


372 : アイ Gの力 :2016/10/01(土) 23:51:33 ???
>>366
無防備な二人を守るために身を持って攻撃を受け止める女。
光線が体に突き刺さる度に、鈍い水音を立てる。
しかし、苦悶の表情で攻撃を受け止め続け、決して引かない。
引くことは許されない立場に立ったのは自らの意思であり、命を懸けて耐え続ける。

ほんの数十秒攻撃を受けただけなのに、ずいぶんと時間が経過したような 感覚に陥っていると、背後で動きが。
どうやら、なんとか耐えられたようだった。

「くっ...そ......もう無理か......」

攻撃を耐えきった体は既にボロボロであり、法衣の男と直接戦う余力は残っていないようだった。
幸いにもこちらへ攻撃する余裕もなくなっている様子である。
越境者達の戦いぶりを眺めながら、つかの間の休息。
これで決着がつけばよし、つかねば最後の力で自分も向かうしかないだろう。


373 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/10/02(日) 00:06:28 ???
>>371
「……後で撫でてあげます!」

戦さ場の空気にアてられた半人は、精神的に昂揚に到りハイになりつつあった
それは己が直前、目と鼻の先で留まるブレードの輝く鏡面に照らし出される表情となる
不敵に湛えられた笑み、潰れた右目、修復した箇所は仄かに金色の燐光を帯びるイムエト
普段とはまるで別人、と言うよりこれが仮面を剥いだ半人か

「……、」
「アレ……、ライトニングゼロ……!?」

かつて、戦友であり師であり、それ以上でもあった相手から受け継いだ零が閃けば
驚愕に隻眼を見開いて、けれどもその戦機動に一切の迷いは皆無


374 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/10/02(日) 00:15:14 ???
>>370
ジョシュアの拳と教皇の力場がぶつかり合う硬質な音が静寂に包まれる大聖堂に響き渡る
だがジョシュアの消耗激しく 長椅子を叩き込み 蹴りを叩き込み また長椅子を投げ付け 拳を撃ち込み
そのすべてを教皇は防いだ 耐えきった・・・と思った

>>367>>371
そこに意識の間隙が生まれた そこに飛び込んだのは タェンティースとα-12
紅き刀を翻すタェンティース 無理やりブレードを押し留め 思考を加速させ 未知なる挙動を引きずり出したα-12

図らずとも同時攻撃となった2刀は力場に食い込む 不可視なる力場が確かにひび割れる感触が 刀から伝わってくる
教皇の鼻から 口から血が噴き出し 目が急激に充血していく が まだ足りない 後一撃が足りない

>>368-369
その一撃を埋めるために突っ込んでくる氷室 腕を叩き落されてなお その腕を利用するソーマタージ
氷室の攻撃が 刀によってひび割れた力場を砕き ソーマタージのくい打ちが決まったときだ

大聖堂の中を 破裂音のような ガラスが砕けたような そのどちらでもあり どちらでもないような 不思議な音が鳴り響き
喧噪が 轟音が 地鳴りが大聖堂に戻った 教皇の魔法は撃ち破られた

そしてふらつく教皇 意地の悪い笑みを浮かべるソーマタージと 逆手に握られた注射器 それが 無防備な教皇の目に突き刺さった

教皇「ぎゃあああああああああああ!!!!!!!」
喧噪を突き破り 教皇の悲鳴が轟いた

>>372及び全員対象
眼を抑えよろける教皇 テーブルに手が当たり 聖像が傾き床に落ちるのを教皇がやっと受け止める

教皇「聖…グレル…聖グレルよ・・・導き給え…我らの足元を…照らしたまえ…聖グレル・・・よ…」
無力となった教皇は その身をもって聖像を抱き込み 一行に背を向け 祈りの言葉をつぶやきながらこの場を脱しようとしている

だが精根尽き果てた教皇の動きは芋虫よりも遅く その肉体は剣を 銃弾を止めるには あまりにも脆い


375 : ソーマタージ ◆.zilz3o6.U :2016/10/02(日) 00:29:08 ???
>>374
どーよ、遥かにイイだろ?並みの人間だと心臓が破裂する様なシロモノだぜ、貰えてラッキーだったな
【ニタニタと笑い、赤い瞳で教皇を見下ろす。切断された腕の触手も崩れていき、思い出した様に血が溢れる】

ウープス、こうしちゃいられねぇ。忘れてた
【逃げようとする教皇を見送ろうとし、そこでようやっと今回の目的を思い出す】


『何処へ行かれるのですか』?お前はッ!!死刑だッ!!
【抜いた刀に腕の血を纏わせる。電気を帯び、形を変えた血は切っ先から先に鋸状の刃を形作る】
【二倍以上の長さとなった刀を振りかぶる。ギシリギシリと金属同士が擦り合わされる音。それも止み、異形の刀が空気を斬る凄まじい音】
【殺意の権化と化した刃は教皇の胴を、聖像ごと両断しようと唸りを上げて襲いかかる!】


376 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/10/02(日) 00:29:17 ???
>>374
「……、……」
「あなたの、敗北です」
「……スミマセン、とは言いません」
「道を違えれば、わたしが今そうしていたのかもしれないから」
「だから、せめて……」

荒い呼吸の中で告げる言葉は努めて冷淡だ
生と死を賭けた戦いだ、勝者と敗者が居て、それはつまりそういう命運の変革を意味している
右手を泳がせれば虚空の刃は六刃、幾何学模様を描き漂った
魔法を失い、力を失い、しかし信心は決して潰えぬ彼に向けて飛翔

「……祈りの中で、永久へ」

聖像の破壊を求め、六刃は低空から鋭くそれへと襲い掛かった
そうしなければならないのだ、いのちを奪い、そして守るという矛盾
永遠の命題を前にたじろぎながらも、それでも
夜明けの瞬間を見届ける為には羽撃きを止める訳には、決して絶対にならないのだから


377 : 氷室 初 ◆8CzRpFh86s :2016/10/02(日) 00:31:49 ???
>>374
静寂が、終わった。
一矢は魔法を穿ち、破壊したのだ。
この場を支配していた聖は終焉を迎えた。
ならば、あとは魔が支配するのみだ。

「キミが聖を騙るなら、ボクらは悪魔だろうね。
 世界の外からきて、世界をどうしようもなく変えてしまう悪魔」

全開の初は、その背中の後ろに立っていた。
遅い。遅すぎる。もう彼は脅威でもない。ただの死にぞこないだ。

「ボクは悪魔であっても構いはしない。
だが、ボクはそれで構わないのさ」

右腕の槍を、突き出す。串刺し刑だ。
さすがに像まで同時に貫くのは難しいかもしれない。だが、それは誰かがやってくれるだろう。
悪魔、吸血鬼はただ無情に死を与えるのみ。


378 : α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 :2016/10/02(日) 00:32:43 ???
>>374

「――ゼハッ!!」

 静止した刻が動いた瞬間、α-12は膝をついた。肩で息をし、全身からは冷たい汗が流れた。
 さもありなん、己の魂ごと相手に叩きつけるような一刀をぶっつけ本番で放ったのだ。
 ウォードレスの人口靭帯は悉く断裂し、もはやただの衣服と対して違いは無い。

「本当…無理するキャラじゃあないん…デスよ?」

 自前の筋と骨もだいぶイった。己が身体で悲鳴をあげていない箇所など皆無。
 基本値と異能の不足を装備と自前で無理矢理に再現したのだ。当然の結果といえる。
 だが、任務はまだ終わっていない。協力するといったからにはここで無様に倒れるなど、
 カノッサ・テクノロジー社の最精鋭であるべきC.T.S.S.クローントルーパーにはあってはならないことだ。

【陽光を杖代わりに、反撃の力を残していない自分に代わっての最後の攻撃をしかと確認するために。
 眼帯に隠された両眼を、聖像と教皇、クレル教。おそらくはその最期に向けて】

>>373
「たっぷり褒めてくださいデス。α-12は褒められて伸びる子デス」

 しかし、満身創痍、息も絶え絶えの状態でも調子に乗ることだけは忘れない。
 自分が今、何をしたか。何を模倣し、継承し、再現したのか。その真を理解しないままに。

【量産型クローントルーパー:αシリーズ。装備の力も多分に借りた紛い物。しかし、ここまで追いついた】


379 : アイ Gの力 :2016/10/02(日) 00:38:46 ???
>>374
まさに激闘。
越境者達と教皇とのぶつかり合いのクライマックスを目撃した女は心底そう感じた。

皆の攻撃が教皇の強固な障壁を打ち破り、見事打ちのめしたのである。
障壁を破られ、深手を負った教皇。
彼の、惨めな姿を晒しながらも、聖像を守ろうとする信仰心に敬意を抱きつつ
蹂躙される彼の最期を見届けるのであった。


380 : ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 :2016/10/02(日) 00:41:40 ???
>>374
「グゥゥ………」

決着、聖堂を破壊するほどの力の衝突がついに幕を閉じる。ゆらりと教皇の視界に再び化物が映り込んだ。
燻る残り火のように燃え上がるカラダ、エネルギーの殆どを使い果たして既にスカスカだ。
されど剥き出しになった”卵の中身”にニヤリと笑み、それを浮かべながら教皇を見下ろす。
真っ黒に染まった眼は、瞳だけが不気味に煌々と燃え上がっており、

「グギィィイイッッ!!!!」

か細い教皇の腕を掴んで立たせるように引きずり上げれば、そのまま乱暴に地面に叩きつけのしかかろうとするだろう。
のしかかることができれば首筋をがしりと筋肉質な燃え盛る腕で握り締める。さながらそれは生身に焼鏝を当てるかのような痛みを伴うものだ。

「ハァー……っ♪」

ジョシュアは制止される事さえなければ、そのまま教皇の顔を覗き込んで舌なめずり。本能に従い”捕食”を行おうとするだろう。
その表情は悦楽そのもの、まるで人を喰らうことに喜びを感じているような振る舞いには、もはや人間性の欠片もない。
されど、それでも。

「ぐぁぁぁうッッ……っっ!?」
「うお!?アブねェ……危うく向こう側にイッちまうトコだった……!」

ジョシュアに鋭い痛みを与え、彼を正気へと引き戻すのは仲間達の聖像を狙う攻撃だ。
教皇に取り憑いたジョシュアに掠める様にしたそれは、彼にその攻撃の主の方を反射的に睨みつけさせる。
その先に写る仲間達の姿を見て、ふとようやくそこでジョシュアは自失状態から自我を取り戻したのである。
言うなればいきなり水をブッ掛けられてビンタされたようなもの。ジョシュアの意識は完全に教皇から離れたのであった。

「……誰か食うモン持ってねェか、もうポータルも起動させられねェ」

完っ全にカロリーを消費し尽くし、教皇に跨り項垂れたまま動く事ができずにいる。もはや指一本すら動かせない状況。
よくよく見ればその身体は数分前よりも一回り程骨ばって痩せ、あと1分程長引けばおそらく命は無かったであろう。


381 : ◆T/233Moei6 :2016/10/02(日) 00:46:48 ???
>>380

「無様の極みデス」

 自分のボロボロ加減を棚の向こうへポイしながら、
 顔の上半分が隠れた表情で、陽光を杖としていたジョシュアを見やる。

「恵んでやりマス。このいやしんぼめ」

 ポイっと、カロリーバーを寄越す。スプロール製、栄養満点。
 栄養がありすぎて、日常で食べ続けると病気になるといわれる不健康軍事食品であった。

「…つ・・・づがれだデス」

 しかして、それほど余裕が無いのかヘロヘロである。
 ワケのワカラン剣技をぶっつけ本番で撃ったのだ。無理も無い。


382 : タェンティース・イルム E.赤刃.ヘルメスの靴 :2016/10/02(日) 00:52:11 ???
>>378
「……ま、無事に生き延び、祝杯をあげながらにしておきましょうか」

苦々しく笑いながらも半人、魔力残量が既に相当にエンプティに近しい
欠損している瞳と穴の空いた右上頬を覆うイムエトは溶け出し、血ともオイルともつかぬ液体が流れ始めていた
そんな顔での苦笑いは微妙に何ともアレである

>>380
「何をしようとしていたんですか」

何を、ともう一度繰り返しながら投げ渡すのは真空包装のヨーカンである
七八の常備品であったそれを、彼女の強い推奨(半人談)で持ち歩いているのだ
最も本音としては半人もそれを気に入ってはいるのだが
それでも今、これを手放す事に未練はない程度の危機的状況なのだ、彼は


383 : ジョシュア・アーリントン【ソルダート・フトゥーロ】 :2016/10/02(日) 00:56:50 ???
>>381 >>382

「おぉう……サンクス」
「ふぉんはぁふひいふっほんおいへふえあ(そんまま口に突っ込んどいてくれや)」

放り投げられたモノは従軍時代よく食べたクソマズイレーションにも似た、それ以上にヤバげなシロモノ。
されどジョシュアは指一本動かす事すらままならず、それはα-12の助力を得て漸く摂食することが叶うだろう。要介護軍人である。
まるでハムスターか何かがカリカリとナッツを齧るかのように、もくもくとボッソボソのカロリーバーを食べ始めるジョシュア。
バーの端っこをα-12に持って貰ったままそれを端っこの方まで食べ、つんと端っこを指で付いて口の中に押しこんでもらえば元気満点

……とはいかないが、動ける程度には回復するだろう。
人間を喰らえば一気に全快まで持っていけるが、ジョシュアにはその禁忌を犯してはならない大きな理由があった。
ゆえに今はこれだけで我慢、食料品のクレートでも落ちていれば完璧だ。とエクソダスを拾い上げ、焼けこげてボロボロになったナイフシースへと仕舞う。

タェンティースからヨーカンを受け取ればそれもパクリ、喉が渇く。
ヘロヘロなα-12とタェンティースを交互に見比べ、両手を伸ばして彼女らの頭を衝動的に撫でた。

「タェンティースに撫でられる前に、俺からもご褒美だ。よく頑張ったな……正直予想以上だ」
「……お前はついでだからな、タェンティース」


384 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/10/02(日) 01:05:10 ???
>>全員対象
教皇「グレルよ…聖グレr」
ガシリと腕を掴まれ引きずるように立たせられれば 次の瞬間地面に叩き付けられる
熱と痛みに耐えながら 弱弱しく逃げようとする教皇に圧し掛かり 狂人じみた笑顔を浮かべるジョシュア

アキレス「ジ…ジョッシュ?ビークールおーけー?」
その様子にドン引きしているアキレスであったが 仲間の集中攻撃に意識を取り戻したようだ

切り裂かれ 穿たれ 突き刺された教皇の亡骸は 有体に言って凄惨であった
きっと教皇の死体を見たグレル教の者は その惨状に発狂することだろう

そして彼が命を賭して守ろうとした聖像もまた 原型をとどめないほどに粉々に砕かれていた

>>380
アキレス「ジョッシュ これイムカタンから」
そう言って差し出したのは かわいらしいハンカチーフに包まれた愛妻(?)・・・・エネルギーグリスである
なお真実かアキレスの冗談かは不明である

>>全員対象
アキレス「太陽の膨張停止!! やったぞ 世界の崩壊を止めたんだ!!」
某リンゴ社製スマホを手に悦びの声を上げるアキレス

ロイ「わかった 全員ポータルを開け!! 脱出するぞ!!」
言うが早いかポータルを取り出し カバーを叩き割りボタンを押す

すると眼前に白い渦が現れる その中にロイは飛び込んだ

鈴虫「離せ!! 俺はこの世界で殺し果てるんだ!!」
アキレス「はいはいおじいちゃんご飯はおととい食べたでしょ!!」
そして鈴虫を引きずったアキレスもまた 自らのポータルに飛び込んだ

そして一行もまた飛び込むだろう

眼前を白い渦が埋め尽くし 長いような短いような越境 そして

〜場面転換 ?????〜
アキレス「よっと あれ? みんな一緒?」
降り立ったどこかの建物 一行は誰1人欠けることなく どこかの一室に飛び込んだ・・・のはいいが 先ほどの世界と同じく 轟く轟音 響く警報 人々の悲鳴

ロイ「あぁ モリアーノの話じゃカノッサのウチのどれかということらしいが…なんだ 越境できてないのか?」
辺りを見回したとき 警報から放送に切り替わる

「当施設は 一時放棄が可決されました 当施設に残っているスタッフはレインコートを着用の上 落ち着いて避難してください
 また越境能力者は 可及的速やかに越境を開始してください」

ロイ「おいおい穏やかじゃないな ここの世界のカノッサは問題でも「オッサン」」
ロイの言葉を遮ったのは アキレスの声

アキレス「ここスプロールだ・・・エーカーがカノッサに総攻撃を仕掛けてる・・・!!」


SF世界 デストロイ・ザ・ワールド Fin


385 : ロイかぶり ◆eZKgukyN3c :2016/10/02(日) 01:12:47 ???
〜場面転換 エーカー本社〜
グレル総本山を攻める数時間前

???「越境能力の破壊は叶わぬか」
スプロールに拠点を構える越境組織 エーカー社の円卓で 1人の男が口を開く

???「やはりカノッサと越境者が組むと 恐ろしい戦闘力を発揮する できうることなら既存の越境者を封じ込めておきたかったところだが…」

???「まぁいい 目的は7割がた達成できた これより本作戦を決行する」
鍵十字の旗を背に 髭を生やした男が宣言する

???「我々はこれより カノッサを打ち倒し遍く世界を掌握する すべての世界へ進撃し カノッサを殲滅せよ
    これは越境者も同様だ 奴らは此度の作戦で消耗している 正義は我々にあり」

???「越境のすべてを手にしろ すべてを 遍くすべてを手に入れろ 邪魔するものはすべてを排除し 我々だけの帝国を作り上げろ!!」

その宣言により エーカーはすべての世界に置いてカノッサへ宣戦布告を開始
世界をまたにかける世界大戦が 幕を開けた・・・・・


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386 : α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 :2016/10/02(日) 01:16:43 ???
>>384

「何たるグロ画像…育ちのいいα-12には目を背けたくなるBANZOKUぶりデス」

 (>>383)ジョシュアからセクハラの頭ナデナデを受けながら(ヒデェ!)、
 そのように顛末を見届けたα-12であったが――

「…ハイハイ、鈴虫=サン。トイレはこっちデスヨー」

 α-12も、BANZOKU中のBANZOKUに呆れながら、
 一緒にポータルにぴょ-んであった。が、

 ---------

≪C.T.S.S.αシリ…至急…≫

「???」

 越境による意識の一時的断裂から回復した直後、
 届いてきたのは聞きなれた通信。嗅ぎ慣れた空気…スプロール。

「……ナメた真似してくれマスね。C.T.S.S.…こちらアラズα型12号。これより指揮下に復帰シマス!」

 戦いはまだ終わりそうになかった。

//ではコノヘンデー!


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