■掲示板に戻る■ ■過去ログ 倉庫一覧■
高雄「ごめんなさい、提督…私、もう…」
-
ショタ提督「うーん…みんな練度上がって戦力も充実してきたんだけど…」
高雄「資材も安定して回せてますしね。」
ショタ提督「でもこっから先が長いみたいなんだよなぁ。」
高雄「そうですね。ドッグ拡張のことも検討しないといけませんし…」
ショタ提督「後レベルもなぁ。」
高雄「回していくことを考えると平均レベルをもう少し上げないといけませんね。」
ショタ提督「そうはいっても地道にやっていくしかないよ、そこは。」
高雄「その…やっぱり私に集中的に経験値をまわしすぎてる弊害な気も…」
ショタ提督「そ、そうかな?あんまり露骨にやってるつもりはないんだけど…」
高雄「そこは『そんなことやってないよ。』と言ってください!」
ショタ提督「あ……ごめんなさい。」シュン
-
ショタ提督「で、でも公私混同するようで申し訳ないけど…僕としては、早く高雄にレベル上がってもらってほしくて…」
高雄「上がってもらって?」
ショタ提督「それで、99になって…」
高雄「99になって?」
ショタ提督「だ、だからっ…!」
ギュッ
高雄「全く提督ったらいじらしいんだからぁ♥」
ショタ提督「わわ、た、高雄!?いきなり抱きしめないでよ!」
高雄「いいじゃないですか♪二人きりなんですし」
ショタ提督「で、でも…」
???「……」ジーッ
-
高雄「それとも私とこうするのはお嫌ですか?」
ショタ提督「そりゃいやじゃないけど…」
高雄「うふふ♥」
ショタ提督「も、もう…」
ショタ提督「////」
???「……」ジーッ
???「……」ニヤリ
…
後日
高雄「演習お疲れ様でした。」
潮「お、お疲れさまでした…」
高雄「潮さんは大変でしたね。一人で出撃だなんて。」
-
潮「それは…その…こちらの鎮守府では私が一番高レベルですから…」
高雄「まぁ、流石ケッコン艦ですわね!うらやましいです!」
潮「ありがとうございます。あの…高雄さん?」
高雄「なんでしょう。」
潮「……私共の提督が、少し御用があるようなんですけど。」
高雄「?」
……
高雄「……」
ショタ提督「お帰り高雄。遅かったね。」
高雄「いえ」
ショタ提督「今日の演習は高レベルな駆逐艦一隻だけだったから楽だったね。」
高雄「はい…」
-
ショタ提督「毎回こんな感じに胸を貸してくれる提督さんばっかりだといいんだけどなぁ」
高雄「えぇ…」
ショタ提督「どうかした?」
高雄「べ、別になんでも…!」
ショタ提督「?」
高雄「あの…あちらの提督からご提案があったのですが…」
ショタ提督「提案?」
高雄「しばらくの間、あちらの鎮守府と定期演習をやってみないか、とおっしゃってました。」
ショタ提督「えー定期演習?うちの鎮守府の戦力だと向こうに勝てる見込みないからなぁ。」
高雄「いえ、今日のように高レベルの艦一隻でずっと相手をしてくれるそうです。」
ショタ提督「え!いいの?あっちにはあんまりメリットないよね?」
-
高雄「え、えぇ…後輩提督に協力したい…とか。」
ショタ提督「やったぁ!」
高雄「では…了承するということでよろしいですか?」
ショタ提督「うん!うちの艦の練度向上に持ってこいだもん!」
高雄「…了承するのですね?」
ショタ提督「ん?高雄は嫌なの?」
高雄「い、いえ、そういうわけではありません…わかりました。了承する旨を伝えておきます。」
ショタ提督「お願いね。」
高雄「……」
…
高雄「申し出を…受け入れることになりました。」
青年提督「おお、話が分かる後輩で助かるよ。」
高雄「…」
青年提督「もちろん事のことは口外厳禁ね。」
高雄「……わかりました」
-
……
ショタ提督「ありがとうございました!」
青年提督「お疲れ様。いやーそっちの艦隊もやるねぇ」
ショタ提督「いえいえ、中将殿に胸を貸していただいて光栄です。」
青年提督「そんなに改まらなくてもいいんだよ?」
ショタ提督「そんなわけにも…」
愛宕「あれから何度か演習させてもらってるけど、提督同士仲良くやってるわねー」
高雄「……」
愛宕「あなたもこの演習のおかげでレベル上がってるもんね♪」
高雄「…そうね。」
愛宕「なんかあったの?」
高雄「いいえ、その…」
潮「すみません、高雄さん。よろしいですか?」
高雄「…っ!わかりました。」
-
愛宕「いってらっしゃーい」
愛宕「…なーんか変なの。」
ショタ提督「愛宕ー、こっちに高雄こなかった?」
愛宕「潮ちゃんと仕事の打ち合わせ?するみたいで、一緒にどっかに言っちゃったわよ。」
ショタ提督「またかぁ。演習の後は最近いっつもこうなんだよなぁ。」
愛宕「まぁ連続で演習相手してもらうなんて滅多にないことだし、特別な事務処理が必要なんじゃない?」
ショタ提督「うーん…」
愛宕「いいじゃないのそんなに寂しがらなくても♪おかげで高雄は着々とレベル99に近づいてるんだし。」
ショタ提督「べ、べべべべ別に僕は高雄とケッコンするためだけにこの演習を受けたわけじゃ…!!」
愛宕「ん〜?私ケッコンなんて一言も言ってないけど〜?」
ショタ提督「うぅ…///」
愛宕「やっとケッコンして秘密の関係脱出できるもんね〜。いやまぁうちの鎮守府だと全然秘密でも何でもないんだけど。」
ショタ提督「こ、これでも隠してるつもりなんだけど…」
愛宕「一応秘密ではあるわよ?公然の秘密ってやつ。」
-
寝取られだけはやめて
-
愛宕「まぁ提督みたいな子が他の鎮守府や本部に目を付けられたら色々問題になっちゃうわよね〜」
ショタ提督「…だから早いところケッコンしたいんだけどね。」
愛宕「ケッコンさえすれば何やってもOKみたいな風潮が殆どの鎮守府にまかり通ってるのは有情というか腐敗してるというか…」
ショタ提督「と、とにかく、高雄を見つけたら僕が探してた、ってこと伝えておいてね。」
愛宕「はいはーい」
…
ショタ提督「遅いなぁ…何してるんだろ」
ショタ提督「うーん…あらかた仕事片付いちゃったなぁ…ん?この足音は…」
ダッ ガチャッ
ショタ提督「高雄!!」
高雄「て、提督…ごめんなさい。遅くなりました。」
-
ショタ提督「来てくれたならいいんだけど、どうしたの?こんなに遅れて。」
高雄「い、いえ…その…潮さんと…少し打ち合わせを…」
ショタ提督「やっぱり特別な事務処理が必要なの?」
高雄「ええと…そんな、所です…」
ショタ提督「大変なんだね。お疲れ様。」
高雄「ありがとうございます。それでなんですが…申し訳ありません。今ちょっと疲れてるので、出撃は控えた方が…」
ショタ提督「あれ?そうみたいだね。うん、わかったよ。ゆっくり休んできてね。」
高雄「あ、あの…提督…」
ショタ提督「ん?」
高雄「…いえ、なんでもありません。失礼いたしました。」
ガチャン
ショタ提督「?」
-
なんだっけ愛上陸だっけ
-
…
高雄「……」
高雄「何をやってるんだろう…私…」
……
(数日後)
ショタ提督「…よし、演習終わった!」
高雄「……」
ショタ提督「高雄ー!!またMVPおめで…」
青年提督「…というわけだからさ。先に行っててよ。」
高雄「……わかりました…くれぐれも私共の提督には…」
青年提督「わかってるって。じゃあね。」
ショタ提督「……」
高雄「はぁ……」
-
トントン
高雄「っ!?て、提督…?」
ショタ提督「MVP…おめでと…高雄」
高雄「あ、あぁ…ありがとうございます!」
ショタ提督「…今日もこの後打ち合わせなの?」
高雄「えぇ…また、潮さんとちょっと…」
ショタ提督「うん…頑張ってね…」
高雄「は、はい。この特別演習期間が終わるまでの辛抱ですから。」
高雄「本当に…それまでの辛抱ですから…」
高雄「では失礼します。」
ショタ提督「……」
-
……
潮「ちょ、ちょっと提督、なんですかこれ!」
青年提督「んーさっきこっくりこっくり居眠りしてる間にちょっとな。よく似合ってるぞ?」
潮「本当ですか?ありがとうござ…って違います!勝手に人の髪を三つ編みにしないでください!」
青年提督「えーいいじゃん可愛いんだしー♪」
ショタ提督「…仲いいんですねお二人とも。」
青年提督「まぁ付き合い長いしな」
潮「そ、それはそうですけど…だからと言って何されても私が許すわけじゃないんです!」
ショタ提督「ですよね。お二人は凄く仲良しですよね。」
青年提督「いや〜そんなに褒めなくてもいいんだよ〜♪」ワシャワシャ
潮「ちょ…提督、髪いじくりまわすのやめてください!」
ショタ提督(自分の秘書艦とこんなに仲がいいんだ…変な心配なんてしなくても…)
青年提督「そういや高雄ちゃんはそろそろだっけ?」
ショタ提督「っ…!」
-
潮『て、提督…今少将殿がいるんですから…!』ヒソヒソ
青年提督『あ、ごめん』ヒソヒソ
ショタ提督「……」プルプル
……
ショタ提督「…」
長門「どうした提督、浮かない顔をして。」
愛宕「最近高雄が忙しくって甘えられないから寂しいのよねー?」
ショタ提督「…まぁ、そんなとこ。」
愛宕「なーんて冗談じょうだ…え?ホント?」
ショタ提督「…」
長門「なんだ高雄に構ってもらえてないのか?」
愛宕「あの子何やってるの?」
-
ショタ提督「わかんない。」
長門「何やら向こうの提督とたまに話しているのを見かけるが、打ち合わせの内容は聞かされてないのか?」
ショタ提督「…なんか、ちょっと聞きづらくて。」
長門「聞きづらい?」
ショタ提督「その…高雄もあんまり詮索してほしくなさそうだから…触らない方がいいかなって…」
愛宕「複雑なのね。」
長門「聞きづらいのなら私が代わりに高雄に聞いてやってもいいが。」
ショタ提督「いや、そういうの含めてちょっと怖いというかなんというか…」
愛宕「もしかして高雄ったら向こうの提督とアブナイ関係に?」
ショタ提督「っ…!」
愛宕「やだ高雄ったら!こんな可愛らしい提督を放っておいて鎮守府を超えた愛だなんて大胆な…」
ショタ提督「……」
愛宕「って、冗談よ?ここツッコミどころよ?」
-
長門「しかしこうして司令官が私事で…私事と言っていいのかはわからんが、とにかくブルーになっているのは士気に関わる。」
愛宕「そ、そうよ!ここはウジウジしてないでちゃーんとお話しとかないと!」
ショタ提督「でも、どうやって…」
長門「そこは私の話術に任せるといい。それとない雰囲気を作ってやろう。」
…
愛宕「そろそろ帰ってくる頃かしら?」
ショタ提督「その予定だけど…どこから帰ってきてるのかわからないからなぁ」
長門「ならしばらくこのまま執務室に待機だ。」
ショタ提督「言っちゃなんだけど、本当に大丈夫?」
長門「ふふふ、私の話術を侮るなよ?どんな駆逐艦とも一瞬で打ち解けることが可能だ。」
-
愛宕「…それ本当に大丈夫?」
長門「おい、どういう意味…」
トントントン ガチャッ
長門「おお来たな高雄、実は話が…」
高雄「はぁー、はぁー、はぁー、はぁー…」
長門「!?」
高雄「はぁー、はぁー、はぁー、はぁー…」
愛宕「た、高雄?どしたの?そんな息荒げて」
高雄「あら…愛宕…はぁ、はぁ、なんでここに…?」ハァハァ
長門『お、おい、なんなんだ高雄のあのただならぬ様子は?』ヒソヒソ
ショタ提督『わ、わかんないよ。いつもあんな感じで帰ってくるし…』ヒソヒソ
長門『なっ…いつもああなのか!?』ヒソヒソ
-
高雄「長門さんまで…なぜこちらに…」ハァ、ハァ、ハァ、ハァ
長門「え、いやー、その…高雄に話が…その、話があったような気がして…」
愛宕(話術はどうしたのよ話術は!?)
長門「ええと、ええと…そ、そう、最近高雄が行方をくらますことが多いので提督が心配しているんだそうだ!」
ショタ提督「!?」
愛宕(全然それとなくねえええええええええええ)
高雄「提督が…心配を…?」
ショタ提督「う、うん、なんかいつもすごく疲れたまま帰ってくるから…」
高雄「……」
ショタ提督「何かあるなら僕も配慮するよ?間宮呼ぼうか?」
高雄「…提督」
ショタ提督「最近出撃は控えてるけど、その間しっかり休んで…」
-
バッ
高雄「申し訳ありません。」
長門「…!?」
愛宕(ど、土下座!?)
ショタ提督「い、いいよ!そんな頭下げなくて。」
高雄「申し訳ありません。」
ショタ提督「別に任務に支障が出てるってわけじゃないし、勝手に僕が心配してるだけだから」
高雄「本当に申し訳ありません。」
ショタ提督「だからぁっ…!」
高雄「…本っ当に申し訳ありません。」
ショタ提督「い、いいから頭上げてよっ!!」グイッ
高雄「…!!」パシッ
-
ショタ提督!?」
愛宕「…!」
長門「…!」
高雄「……た、大変失礼いたしました!!」
ショタ提督「……」
高雄「少し頭を冷やしてきます!本当に申し訳ございません!失礼します!」
ガチャン
長門「ふ、振り払った…!?」
愛宕「高雄が…あの高雄が…提督の手を振り払った…?」
ショタ提督「……」
長門「何が…何が起きているんだ…?」
ショタ提督「……」
-
愛宕「て、提督?気にしすぎちゃダメよ?高雄って昔からたまに変なタイミングで舞い上がっちゃうことあるから。」
ショタ提督「…」
長門「っ…だ、大丈夫か提督。」
ショタ提督「…うん…大丈夫。」
長門「本当か?」
愛宕「だ、大丈夫ー?」
ショタ提督「大丈夫だよ。」
ショタ提督「…大丈夫…大丈夫。」
愛宕(め、目が虚ろすぎる…)
……
潮「高雄さんですか?こちらにいらっしゃいますよ?」
ショタ提督「ほ、本当?」
潮「心配してらしたんですね。でも大丈夫ですよ。」
ショタ提督「よかった。何事もなくて」
-
潮「ほら、見てください。」
ガチャッ
ショタ提督「!?」
潮「心配なんていらなかったでしょう?」
ショタ提督「なに…これ…?」
潮「御覧の通り、私たちの提督は、あなたよりもずっと高雄さんを幸せにしてあげてるんですから。」
〜〜
ショタ提督「―――――!!」
高雄「提督、大丈夫ですか!?提督!提督!」
ショタ提督「はぁ、はぁ、はぁ、はぁっ…」
ショタ提督「たか、お…?」
高雄「よかった…!無事だったんですね。」
ショタ提督「…どうしたの?」
-
高雄「どうしたの?じゃありませんよ!宿舎中に提督の叫びが響き渡ってたんですよ!?」
高雄「大急ぎで駆け付けたら提督が凄くうなされてて…あぁ、無事でよかった。」
ショタ提督「……」
高雄「…提督?」
ギュッ
高雄「な、ちょっ、何ですか、提督!急に抱き着いて!」
ショタ提督「…」ギュッ
高雄「うぅ…あの、ちょっと…困ります。」
ショタ提督「……」ギュウウウ
高雄「ご、ごめんなさい!離れてください!」
ショタ提督「……」スッ
高雄「はぁ、はぁ、はぁ…も、もう…ゆっくり休んでください!」
ショタ提督(…困るんだ。)
-
……
大淀「私からの報告は以上です。」
ショタ提督「うん…ありがと…」
大淀「何か質問はございますか?」
ショタ提督「…だいじょぶ」
大淀「大丈夫、なんですか。」
ショタ提督「うん…」
大淀(うわぁ…暗い…)
大淀(最近高雄さんが忙しいとは聞いていたけど、そんなにショックか。この色ボケ少年め。)
大淀(とはいえこんな提督をサポートするのも任務娘の勤め。)
大淀(提督が喜びそうなとっておきのネタを既につかんであるのです。)
大淀「そういえば高雄さん、最近は…」
ショタ提督「!!」
-
大淀(おお食いついた食いついた)
大淀「最近はうちの鎮守府のB-5の演習場を頻繁に出入りしているようですね。」
ショタ提督「B-5?でもあそこって…」
大淀「はい、新しい演習場の開設に伴っていつのまにか廃材置き場と化したあそこです。」
大淀「老朽化はしてますが、まだ十分実用に耐えるようです。」
大淀「ひょっとしてそこで秘密の特訓でもしてレベル向上を図っているのかもしれません。」
ショタ提督「……」ブルッ
大淀「こっそり応援しに行ってあげれば…って提督、物凄く顔色が悪くなりましたけど、大丈夫ですか?」
バチン バチン
ショタ提督「…だ、大丈夫だよ。」
大淀(え、何で今、自分の頬っぺた叩いたのこの子。)
-
ショタ提督「ありがとうね大淀。疲れてるみたいだし、高雄のこと、労ってくるよ。」
大淀「は、はぁ、こちらこそどうも。」
大淀(元気づけることができた…のかしら?)
…
ショタ提督「ここがB-5の旧演習場。」
ショタ提督「いるんだ…ここに高雄が…ここのどこかに…」
ショタ提督「この部屋……?」
ショタ提督「……」ガチャッ
ガチャ ガチャガチャ
ショタ提督「鍵……ってことは…!」
-
ガチャガチャ ガチャガチャ
ショタ提督(ダメだ…空かない。まさか今本当にこの中で…!!)
ガチャ ギアアア
潮「少将殿、どうかされました?」
ショタ提督「わぁっ!う、潮さん!?」
潮「潮でいいです…他所の所属とはいえ艦娘ですし。」
ショタ提督「あ、あぁうん…じゃあ潮、こんなところで何をしてたの?」
潮「ちょっと、この部屋の…この休憩室のお掃除を。」
ショタ提督「休憩室?なんで、こんなところを?」
潮「その…打ち合わせに使ったので…」
ショタ提督「……」ピク
-
潮「少将殿は、何の御用で?」
ショタ提督「ぼ、僕?僕は、探し物があったんだけど…よくよく考えたらこんなところにあるわけないよね。」
潮「……高雄さんを、お探しでしたか?」
ショタ提督「!?」
潮「高雄さんならいませんよ。今日は。」
ショタ提督(今日はってなんだよ…今日はって…)
潮「高雄さんにはいつもご迷惑をおかけしてますね。もうしわけありません。」
ショタ提督「……あ、あのさ!」
潮「はい」
ショタ提督「いつも、高雄は…何やってるの?」
ショタ提督「いないんだよ、演習の後。そっちの提督は…中将殿は何か知らないの?」
-
潮「…」
ショタ提督「最近の高雄、いつも疲れてて、僕の前だといつも申し訳なさそうにしてて…」
ショタ提督「でも何があったのか教えてくれないんだ。ひたすらに頭下げて…ごめんなさいって。」
ショタ提督「…あんな高雄、見たくないよ。」
ショタ提督「ねぇ、高雄は一体どうしてるの?」
潮「…お答えできません。」
ショタ提督「……ごめん。」
サッ
潮「お答えできませんが、これで確認することはできます。」
ショタ提督「カギ…?」
潮「貸していただいたこの休憩室の予備のカギです。」
潮「二日後にある演習の1時間後、ここに来れば、高雄さんに何があったのかを見られます。」
潮「見るだけで終わるかは…わかりません。」
-
ショタ提督「…ありがとう。」
潮「お言葉ですが…その…ちょっと覚悟が必要です。」
ショタ提督「うん。」
潮「見ない方がいいかもしれませんよ…?」
潮「後悔することになるかも。」
ショタ提督「…それでも…いく、つもり。」
潮「……なんだか昔が懐かしいです。」
ショタ提督「…?」
潮「私たちの提督も、昔は貴方みたいに純粋で真っすぐだったんですよ。」
潮「そんなあの人と一緒になれて、ずっと幸せで、こんな日がずっと続くんだ、と思ってたのに」
潮「戦いの日々が続いて、色々なことがあって…気がついたら、提督も私もちょっとずつ変わってしまって…」
-
潮「提督がいつの間にか…あんな殿方になってしまって…」
ショタ提督「…」
潮「もうあの頃みたいには…純粋にお互いを認め合ってた頃には、もう…」
ショタ提督「中将殿のこと…嫌いなの?」
潮「いえ愛してます。」
潮「悪いのは全部私です。提督を変えてしまったのも…変わりゆく提督を止められなかったのも…」
潮「変わってしまった、私の責任です…」
潮「だから改めて言っておきます。少将殿。」
潮「高雄さんのこと、本当にごめんなさい。申し訳ありませんでした。」
-
……
(当日)
愛宕「あら、提督?執務室に戻らないの?」
ショタ提督「うん、ちょっと用事があって。」
愛宕「もしかしてたか…」
ショタ提督「まぁそんなとこ。ごめん、ちょっと急いでるから。」
愛宕「あっ…行っちゃった。」
…
休憩所
ショタ提督(ここにいるんだ…高雄が…今度こそ本当に…)
ショタ提督(は、早く止めないと…)
ガチャ…
-
――潮『お言葉ですが…その…ちょっと覚悟が必要です。』
ショタ提督「っ…」
――潮『見ない方がいいかもしれませんよ…?』
ショタ提督(くそっ…手が震えて…)バクンバクン
ショタ提督(なんでこんな時まで…)
――潮『後悔することになるかも。』
ショタ提督(やっぱり…見たくない…)
ショタ提督(怖いよぉ…)
――高雄『…本っ当に申し訳ありません。』
ショタ提督「…!!」
ショタ提督「おりゃああっ!」
-
ガチャッ バタンッ
ショタ提督「…!?」
潮「あぁん♥きたぁ♥びゅっびゅきたぁ♥」
青年提督「あああああっ♥」
潮「あ、いい♥今の提督の表情すんごくいい♥高雄さん、アップでお願いします。」
高雄「あ、はい。ピントちょっとズレますね」
潮「提督、興奮してるんでしょう♥私みたいな駆逐艦に犯されるとこ、重巡のお姉さんに撮影されて♥」
青年提督「ま、まって潮様…今、敏感で…」
潮「じゅるるるるるるるるるるっ!」
青年提督「ひぎぃぃぃいぃぃぃぃぃいいい♥」
潮「ぬぽっぬぽっ…んぅっ、んっんくっ…ちゅる、ちゅるっ、はぁん♥」
潮「提督は敏感ちんぽ思い切りいじめられて辛いくらい感じちゃうのが大好きですもんねぇ♥」クリュクリュ
青年提督「あっ、ああっ、あああああ♥」
潮「さぁて、二発目もたっぷり注いでもらいますよぉ♥」
ショタ提督「…なにこれ?」
-
高雄「あっ、て、提督!?何でここにいるんですか!見ちゃいけません!」
ショタ提督「いや高雄こそ何やってんの?」
高雄「それはその…撮影係を任されまして…」
ショタ提督「撮影…係?」
〜少し遡る〜
高雄「特別演習?」
潮「簡単に言いますと、通常演習が終わった後、私が高雄さんと演習を繰り返すんです。」
潮「もちろん一日二日じゃ効果が薄いので、これから長期間にわたって定期演習の予定を組むことになります。」
青年提督「今99目指してる口でしょ?レベリングは演習に限ると思うよ。」
高雄「そ、それはありがたいですけど…私の都合で勝手に資材を使うわけにはいかないので…」
青年提督「それもうちで持つ。場所さえ用意してくれればなんとかするよ。」
潮「少将殿…きっと、高雄さんが99になるのを楽しみにしてますよ?」
-
高雄「……」
青年提督「まぁそっちの出撃の都合もあるし、無理にとは…」
高雄「ま、待ってください!やります!!特別演習、組ませていただきます!」
潮『…やっぱり食いついてくれましたね♥』ヒソヒソ
青年提督『な、なぁ、本当にこの艦に頼むの?』ヒソヒソ
潮『ええ、この方ならうってつけです。』ヒソヒソ
高雄「どうかされました?」
青年提督「い、いやなんでもない。あの、それとは別にちょっとお願いがあるんだけど…」
潮「特別演習をする代わりに、撮影係をやってくれません?」
高雄「撮影?」
-
サンドウィッチマンの仕事で寄付してそうな方と趣味で寄付してそうな方
-
誤爆しました
-
……
高雄「ということで、こっそり演習させていただく代わりに、いわゆる…というかぶっちゃけハメ撮りのカメラ係を任されまして…」
ショタ提督「それ高雄がやる意味あんの?三脚じゃダメなの?」
潮「他の鎮守府の艦がやるからこそ価値があるんですよ!背徳感マシマシなおかげでいつもより濃いのが早く出るんです!」
ショタ提督「な、なんか潮、キャラ変わってません?」
青年提督「ごめん。基本的にはおとなしくていい子なんだが、発情するといつもこうで。」
ショタ提督「…僕に内緒だった理由はわかりましたけど……その…高雄に手を出したりは…なかったんですよね?」
潮「はぁっ!?」
ショタ提督「ひぃ!?」
潮「私の提督が!他所の艦と!?そんなことが許されるとでも!?」
ショタ提督「ご、ごめんなさい!」
-
潮「でもそもそもは提督が悪いんですよ!こんな他の艦に見られて興奮するようなドMに仕上がっちゃったのが!」
潮「たしかにこのプレイを立案したのは私ですよ!?提督を辱めようとしたのも私ですよ!?」
潮「でもでもでも!あんな敏感に反応するんじゃ私がいじめたくなっちゃうのも仕方ないじゃないですか!」
青年提督「いや、だってそれは…」
潮「それは?」
青年提督「それは…」
潮「そうですよねぇ♥そんな提督に調教しちゃったのは他ならぬ私ですもんね♥ごめんなさい、てーとく♥」
青年提督「ぐっ…」
高雄「あの…撮影も終わりましたし…今日の分の演習お願いしてもよろしいですか?」
……
ショタ提督「なんか…ごめんね?大変だったとは知らずに。」
高雄「いえ、勝手に演習施設を使ってしまい、申し訳ありません。」
-
ショタ提督「まぁ…あれじゃ確かに許可とってから、ってのも大変だよね…秘密にせざるを得ないよ。」
ショタ提督「でもいいよ。高雄のレベルが上がったのは確かだし。」
高雄「そういってくれると助かります。」
ショタ提督「……」
ショタ提督(なんだこれ…なんだこれ?)
ショタ提督(なんなのこれ。愛する艦を守るため!って感じで腹くくってたらただの勘違い?)
ショタ提督(僕が悪いの?何回かゲロ吐くくらい思い詰めたのに勘違いした僕が悪いの?)
ショタ提督(そりゃ中将殿と潮はなんか色々と楽しんでたし…高雄もレベルが上がったし、レベル上がってくれたら僕はうれしいしで…損は何もないけど……)
ショタ提督(損は何もないけど…ないんだけど…)
ショタ提督(あの二人が仲良くやってる間…僕がどれだけ悩んでたと…そりゃ僕の勘違いだけど…!)
ショタ提督「……」ギリギリ
高雄「提督、大丈夫ですか?やっぱり…あんな激しいものを見た後だから…」
-
高雄「ああいうのは、提督からして…よくないですよね。」
ショタ提督「いや…そうじゃなくて…」
高雄「…そうじゃない?提督的にあれはアリ…?」
ショタ提督「…いや、だからその…うぅ…」
ショタ提督「…なんでもない!」ギュッ
高雄「わっ、提督…!?その、今手をつなぐのは…」
ショタ提督「い、良いでしょ別に!誰かに見られたって知るもんか!」プイッ
高雄「そ、そういう意味ではなく…今、その、よくないというか…まずいんですよ。」
ショタ提督「…?何が?」
高雄「その…今提督と触れ合うと…あの…」
ショタ提督「…僕がいやなの?」
高雄「そんなわけありません!」
-
ショタ提督「じゃあいいじゃん!」ギューッ
高雄「だ、だから提督!?腕にしがみつかれるとですね…!」
ショタ提督(こうなりゃ自棄だ!こっちから甘えてやる!)
高雄「や、やめて…今、高ぶってて…」
ショタ提督(そもそも潮が変なこと言うから悪いんだ)スリスリ
高雄「ああ、あああ…!」
ショタ提督(『後悔するかも』とか『覚悟が必要』とか、単に自分たちの変態プレイを隠してただけじゃないか。)ギュッ
高雄「…っっ!!」プツン
-
ショタ提督(もう何も気にせず高雄と前みたいに仲良く…あれ?)
ショタ提督「高雄?」
高雄「……」
ギューッ
ショタ提督「うわわっ!」
ショタ提督(や、やっぱり正面から抱き締められると慣れない…うぅ…やわらかい…)
ショタ提督(い、いや、ここで怯んじゃだめだ。僕から高雄にアプローチしないと。)
高雄「…ごめんなさい、提督。」
ガシッ
ショタ提督「へ?」
バッ
高雄「私、もう…」
ショタ提督「…?」
高雄「我慢できません…♥♥」
-
――
青年提督「なぁ、潮、なんであの高雄型に頼んだんだ?」
潮「え?…提督、まさか高雄さんに興味がわいたとでも?」
青年提督「いやいやいや!そうじゃない。単純に気になるんだよ。」
潮「と、いいますと?」
青年提督「この潮の企画、言っちゃなんだけどものすごーく危ない橋を渡ってるだろ?」
潮「そうですね。下手すれば私も提督も一緒に退役して慎ましやかながら幸せな家庭を築くしかないできなくなるくらいには危ない橋です。」
青年提督「…まぁいいけど、とにかく危ない橋を渡るからには、巻き込む相手をかなり吟味しなきゃいけないじゃないか。」
青年提督「その割には一発勝負っていうか、すぐにあの高雄型に決めただろ?」
潮「そういわれてみれば…そうですね。」
青年提督「なにか理由があるのかなと。」
-
潮「高雄さんはまさにうってつけの艦でした。」
青年提督「ふーん、あっさり決めたと思ったけどちゃんと理由があるのか。」
潮「あの艦なら絶対に私が思う通りに動いてくれると信じてました。」
潮「今のところは予想通りですし、これからもきっと…」
青年提督「で、それはどうしてなんだ?」
潮「…感じたんです、私と同じ匂いを♪」
青年提督「あっ…」
――
-
高雄「あぁ♥ごめんなさい♥ごめんなさい提督♥こんな言い訳できない逆レイプしちゃって♥」パチュンパチュンパチュン
ショタ提督「あっ♥あっ♥あっ♥ま、まって、たかお♥」
高雄「あの二人のセックス何度も何度も見て、もう何回も何回も思っちゃったんです♥」ギュップギュップギュップギュプッ
高雄「私も提督とあんな風にイジめられたらって♥もうずっとずっと辛抱たまらなくって♥」ズチュッズチュッズチュッ
ショタ提督「まって♥もうでちゃう♥でちゃうでちゃああああああああ♥」ビュルルルルル
高雄「あれ以来提督をいつ犯しちゃうかわかんなくって♥ずっと提督を避けるような真似しちゃって♥」グリグリ グリングリン
高雄「ケッコンするまで我慢するつもりだったのに♥我慢するつもりだったのにぃ♥♥」グリグリ
ショタ提督「ま、まってたかお♥もうイッてるから♥イッてるからやめてぇ♥」ビュクビュク
高雄「あぁごめんなさい♥ごめんなさい♥でも止められないんです♥提督のおちんちん気持ち良すぎてとめらんないんです♥」グリグリ
ショタ提督「ひぎぃぃ♥ぐりぐりやめてぇ!やめ、やめ、やあぁぁああ♥」
-
その血の運命
-
ショタ提督「ひぁぁぁぁぁぁ♥」
高雄「すき、すき提督♥しゅきしゅきしゅきぃ♥」ギュップギュップギュップギュプッ
ビュルルル ドブ ドプ
グチュグチュグチュ
ビュルルルルルルルルルル
…
-
やったぜ。
-
…数年後…
高雄「演習、お疲れさまでした。」
金剛「お疲れ様ネー!単艦演習Thank yoデース!」
新米ショタ提督「ありがとうございます!これで金剛のレベルが上がりました!」
青少年提督「いいっていいって。でも金剛型は戦艦なんだし、そんなに焦らなくても勝手にレベル上がってくんじゃない?」
新米ショタ提督「いえ!金剛には一刻も早くレベルを上げてもらって、それで…」
金剛「Hey、提督ぅー!秘書艦おのろけはイイけどサー、場所をわきまえなヨー!」コチョコチョ
新米ショタ提督「ちょ、ちょっと金剛、くすぐったいよ!」
金剛「観念するネー!」コチョコチョ
青少年提督『……ほ、ほんとにこの金剛に頼むの?』ヒソヒソ
高雄『えぇ、うってつけです。』ヒソヒソ
高雄「ところで金剛さん、手っ取り早くレベルをあげたいというのなら、ご提案があるのですが。」
金剛「What?」
-
完
僕の愛した艦娘を買ってしまった衝動書きでした
-
素晴らしいss
-
後継者育成やめろ
-
文豪定期
もっとやれ
-
NTRじゃなくてよかったゾ...
-
はやく金剛版も書いて?役目でしょ?
-
歴史は繰り返す
-
あーヤバい!
-
どんでん返しがおもしろかった(小並感)
-
読みやすかった
-
伊坂幸太郎ばりのどんでん返しからのハッピーエンドいいゾーこれ
-
高雄「…ごめんなさい、提督。」
ガシッ
ショタ提督「へ?」
バッ
高雄「私、もう…」
ショタ提督「…?」
高雄「我慢できません…♥♥」
こんなスレタイ回収があるか
-
やっぱりショタ提督がNo. 1
-
おぉ、めいさく……
■掲示板に戻る■ ■過去ログ倉庫一覧■