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【SS】しくじり先生 パオラ先生【ファイアーエムブレム】
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若林「さて今日のしくじり先生は…」
吉村「ちょっと待ってくださいよ先生!生徒が俺しかいないじゃないですか!」
若林「いやー緊急授業ですから他の人は暇じゃないから来れないそうで…」
吉村「俺だって暇じゃないですよ!?」
ナレーション「それでは、本日のしくじり授業開講です」
若林「では改めまして、本日のしくじり先生はこの人です」
パオラ「初めまして。皆さんよろしくお願いします」
吉村「うわっ!まさかの軍人!?血なまぐさい戦場しくじりじゃありませんよね!?」
パオラ「安心してください、血は流れませんよ」
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ハーディン先生、ニーナ先生、ボア先生の方が生々しい話は聞けそうな気がします
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パオラ「知らない人の方が大多数ですのでまずはプロフィールからです。教科書の2ページ目をご覧ください。」
http://imgur.com/a/xCuC9
マケドニアのペガサスナイト
同じペガサスナイトの妹であるカチュア・エストが家族
アカネイアにおける2つの戦争で大活躍
バレンシア全土における戦争でもソフィア王女と共に大活躍
吉村「ガッチガチの軍人さんじゃないですか!こんな虫も殺さないようなお淑やかな感じなのに!」
パオラ「実際周りからはお淑やかで包容力があるとは言われております。あとこちらに活躍を記録したムービーがあります」
(トライアングルアタックでメディウスにとどめをさすVTR)
若林「三姉妹のコンビネーションすごいですね、さすが家族の絆。どこかのあれとは全然違いますよ」
吉村「あれってどの先生のことですか!?該当したしくじり先生多すぎて分かりませんよ!?」
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パオラ「こうして数多くの戦争を終わらせてその後の私の立場も安泰。マケドニアは残念ながらアリティアの統治下になりましたがそれでも重要なポジションとして日々働いています」
吉村「あれ?仕事のしくじりじゃないんですね」
パオラ「ここで私のしくじり数字を発表します。次のページをご覧ください」
「1」
パオラ「さあ何でしょうか」
吉村「・・・えーっと戦争の間で誤って倒した味方兵士?」
パオラ「惜しいです。敵にいた馬鹿兄貴のマチスさんを危うく殺しそうにはなりましたがぎりぎりセーフなのでその数字は0です」
若林「ちょっと今とんでもない発言しましたね!?」
吉村「じゃあ戦争の間に銀の槍を盗まれた数・・・」
パオラ「つまらない」
パオラ「では次のページに正解が載ってるのでご覧ください」
吉村「おい!!」
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パオラ「正解は戦争後に失踪した妹の数です!!」
吉村「思ったよりとんでもないのが出てきた!!」
パオラ「ちなみに失踪した妹は先述した末妹のエストです。すべてが終わった後失踪してしまったんです」
若林「理由は?」
パオラ「その理由もあります。次のページをご覧ください。」
パオラ「エストの旦那が直前に失踪してしまった」
吉村「旦那さん?でもそれはパオラさん本人と関係ないのでは」
若林「その理由は?なんかヤバそうな気はするけど…」
パオラ「その理由が最近まで分かりませんでしたが、最近ようやくわかりこれはしくじったかもしれないと思ってここに来ました」
パオラ「2つ理由があり一つはエストの旦那さんが騎士で主君に嫌々ながら刃を向けてしまったことを悔いて国から出てしまったこと」
パオラ「そしてもう一つは・・・次のページをご覧ください」
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パオラ「私とエストの旦那の不倫をエストに知られちゃったことです!」
吉村「まさかの恋愛しくじりかよ!!!」
パオラ「血ではなく精液が流れる事件でした」
若林「うるせえ!」
パオラ「つまり、私はこういう先生です・・・妹の家庭をぶち壊しちゃった先生です!!」
吉村「最低だなアンタ!」
若林「そういえばパオラ先生は旦那持ちですか?」
パオラ「いいえ」
若林「ちなみに妹の旦那だとわかってて不倫を?」
パオラ「もちろんです。こっちの方が恋は燃え上がりますし」
吉村「屑だ!森永先生ばりに反省しているか不安な先生じゃないか!」
(念のためですがこのSSはフィクションです)
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吉村「しかし姉妹間の修羅場だったらバレた時すごい責められましたよね?妹さんも軍人なら殺し合いになったんじゃ」
パオラ「いえそういうことは全くありませんでした。すぐに何も言わずに失踪です。この理由として私への怒りより信じられないというショックの方が上回ってしまったと思います」
若林「まあそうですよね。姉妹ですからね」
パオラ「姉妹だけではなくもう一つ理由があると考えられます。私たちの両親はすぐに死んでしまい実質的に私が妹二人の母親代わりとして頑張っていたから普通の姉妹以上に絆が強固だったからでしょう」
吉村「その絆をあっさりロストしましたね」
パオラ「こうなってしまった原因としてはある一つの私の性質が原因だと思います。次のページをご覧ください」
パオラ「いろんなものを台無しにしたがる潜在的な破滅願望持ちの性格」
吉村「怖え!女ってやっぱ怖え!」
パオラ「私以外にもこういった人はたくさんいると思います」
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パオラが妹の恋人に横恋慕したのはノンフィクションという事実
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アベルくんモテモテで羨ましいですねえ
カインくんにも分けて差し上げろ
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・ドミノ倒しで9割完成しているものを偶然壊したくなる
・可愛い女の子が曇る姿が好き
・アイドルの誕生日スレで最後に巨乳先輩ネタを入れる
・だいじっこを挟みたがる
パオラ「このようにごく一部ですが強烈な性癖といっても過言ではないかもしれません」
吉村「ねーよ」
パオラ「しかしその場ではすごい快感が得られたかもしれませんがその後を思うと辛いこととなってしまいます」
若林「パオラ先生は妹の旦那さんは愛してなかったってことですかつまり?」
パオラ「いいえ、間違いなく横恋慕はしていました。実際アベル・・・旦那さんのことですが彼のことは好きでした」
パオラ「ただ妹の恋人だったという点が私をより燃え上がらせたのは事実です」
若林「その破滅的願望はどのように生まれたんですか?」
パオラ「2つあり、最初の1つは私が今まで母親代わりとして妹を育てたりお金を稼いだりと完璧な女性を演じなければならなかったこと」
若林「そういえば言ってましたね、すごい苦労なさってたんですね」
パオラ「もう1つは・・・先天的な性癖です」
吉村「もう救いようがねえな!」
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パオラ「仕方ないじゃないですか。サイコパスが急にサイコパスをやめられますか?」
吉村「論点すり替えないでください!」
パオラ「とはいえ私もこの恋心は隠し通して生きるつもりでした。しかしバレンシア大陸である事件が起きました」
パオラ「その時妹二人と一緒にソフィア王女の軍で戦っていましたが敵将に私がドジをして危うく殺されそうになりました。そこで辞世の句を言ってしまいました。次のページです」
http://imgur.com/a/WfOzV
パオラ「アベル・・・帰れなくてごめんね・・・」
若林「言っちゃった!」
パオラ「もちろん私は生きているためここから助けられたということですが助けた人が次のページ」
パオラ「妹のエスト」
吉村「最悪だー!!」
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三姉妹の内二人は闇のオーブに適合しても驚かない
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パオラ「小さい声なので聴かれていたかもしれないと思いましたがその場で追及はされませんでした」
パオラ「しかしその後エストは私に少しずつ探りを入れるようになりました。新婚なのもあって不安だったのかもしれません」
パオラ「ましてや美少女で性格もいいとエストが思っている私が相手では」
若林「ちゃっかり酷い自画自賛だな」
パオラ「この時ちゃんと素直に話せばよかったかもしれません」
吉村「つまり・・・何かしたんだな!?」
パオラ「私はこれを行いました!次のページ!」
パオラ「論点のすり替え!」
若林「はいクズ―!!」
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>>9
初出で出っ歯だったからこれくらいのより戻しは多少はね?
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吉村すき
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パオラ「妹は直接聞くのが怖くて好きな人がこの軍の中にいるのって探りを入れたのですがそれに対しての私の回答がこちらです」
[パオラ]
エスト。▼
私はね、カチュアとあなたと
仲良くいられるのがいちばん幸せ。▼
だから、よけいなことに
気を回さなくていいのよ。▼
わかった?▼
パオラ「もちろんこの時絶賛不倫中です」
吉村「もうお姉ちゃんやめちまえ!」
パオラ「これだけなら誤魔化せたでしょうが実を言いますともう一つ怪しまれる原因がありました」
パオラ「これは今まで誰にも公表してない事実です。誰にも言ってませんが妹二人は言わなくても感づいていたのかもしれません。次のページです」
パオラ「アベルの子を想像妊娠していた!」
吉村「・・・」
若林「・・・」
吉村「はあ!?」
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パオラ「一度だけ体を重ね合わせていましたがそのせいで私は妊娠していると思い込んでしまいました」
パオラ「事実つわりやお腹の中の子供がいる感じがしたリ、いつもと比べて体のキレが悪く速さが伸びないといった現象が起こっていました」
吉村「芸能界なら即干されるよこれ!」
パオラ「表だってこんなことはしませんでしたが速さがの数値が明らかに低くなっているのを見て妹二人は怪しんだとカチュアが証言してくれました」
若林「想像妊娠だってのはどこで分かったんですか?」
パオラ「半年たってもお腹が膨らまなかったのでわかりました」
パオラ「まあこんなことがありましたがその疑惑を持ったまま地元に帰りました」
吉村「うわー怖い爆弾持ったまま帰っちゃったよ!」
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パオラ「その後エストは旦那の国であるアリティアに、私とカチュアはマケドニアで働いてました」
パオラ「しかし二回目の戦争でエストは捕まり、旦那のアベルは敵国の兵士としてエストを人質に取られて戦わなくてはなりませんでした」
吉村「これはエストちゃんにとって相当辛いな…」
パオラ「事実これがこの後の悲劇の最大の原因だと思います。アベルは主君に刃を向けてしまった自責から国を出てエストも自分の責任を痛感して追って消えてしまった」
若林「じゃあパオラさんも被害者じゃないですか、可哀想ですよ」
パオラ「ところが私はこの二人の事情を知ったうえでちょっと破滅的願望からこんなことを言いました。次のページです」
パオラ「エスト、なんかすごいレベルと能力減ってない?いつものあなたなら逆に兵士殺せたわよね?」
若林「鬼!悪魔!アクア!」
パオラ「私たちが必死で祖国のために戦争しているのにのほほんと過ごした結果捕まった妹への嫉妬もありました。だから発破をかける意味でもこんなことを言ってしまいました」
パオラ「しかし…今思えば私は凄い軽率でした…戦争のせいで私はゆがんでしまってました…関係者の皆様、本当に申し訳ありません…(号泣)」
吉村「いや泣きたいのはエストの方だよクソアマ!」
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パオラ「その後戦争は終わりました、しかしアベルは前述したように失踪しました」
パオラ「この時…エストにはこのことを伝えて失踪しましたがエストはそれを止められませんでした。私のせいで自分に責任があって何も言い返せなかったんでしょう…」
パオラ「こうしてエストに消えない傷を負わせてしまった結果が前述のとおり」
パオラ「妹の幸せを完全にぶち壊してしまいました」
パオラ「この時、私は痛感しました。次のページです」
パオラ「人の命だけでなく関係性にもカジュアルモードはない」
パオラ「一度やったことの取り返しはつかない…世の中は常にクラシックモードでした。番組的にうまいこと言えましたか?」
吉村「そんなこと考える前に真摯に反省しろ!」
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草
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パオラ「でもクラシックモードでもその後の贖罪のために生きなければなりません。妹のカチュアがこう言ってくれました。次のページです」
カチュア「姉さん、これからは私が姉さんを支えるから一緒に頑張ろう?」
パオラ「私に恨みごとの一つは言いたいだろう妹が、ずっと私が守ってきた妹がこんなことを言ってくれました」
若林「できた妹さんですね」
吉村「この収録で初めていい話になりましたよ」
パオラ「その言葉で奮起しました。そして…私には、今!2つの生きる理由があります」
パオラ「1つ目は次のページにあります」
パオラ「マケドニア領で一夫多妻制を正式に導入する」
吉村「おい!!!」
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あのさぁ・・・
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パオラ「私たちペガサス三姉妹はアカネイアでもバレンシアでも前線で大活躍した一軍ユニットです。このため国がなくなった後でもマケドニア領の軍部のトップとしてアリティアから任命されました」
若林「マルス王の目は恐ろしく曇ってるな!いますぐ更迭しなさいよ!」
パオラ「クーデターを起こしていた有力貴族たちがみんないなくなったため私やカチュアの発言権はかなり大きいです。特に私の一言でマケドニアの法律に影響を及ぼします」
パオラ「それだけの立場の人間として、私はマケドニアのために働かなければならない。そのための一夫多妻制です」
若林「精神病院いったらどうですか」
吉村「マケドニアにも王族がいたんじゃないんですか?」
パオラ「三人いましたが兄のミシェイル様は戦士、妹のミネルバ様とマリア様は王位を放棄して修道院で働いています」
吉村「ミネルバ様ー!戻ってきてくれー!」
パオラ「ちなみに一夫多妻制についてはカチュアもアリティアに導入したほうがいいかもしれないと前向きになって一緒に取り組んでくれています」
若林「カチュアもダメな人じゃないですか」
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パオラ「2つ目は…これは実際にお見せしたほうがいいでしょう。ちょっと待ってください」
(パオラ退出)
吉村「もう授業終わりませんか?何も得られるものありませんよ?」
若林「あるじゃないですか、女は怖いって」
(パオラ入室、腕には緑髪の子供)
若林「」
吉村「」
若林「…えっと、この赤ちゃんは誰ですか?」
パオラ「私の子供です」
若林「この後結婚なさったんですか?」
吉村「あーようやく反省してまともな恋愛観を持って真摯に家族に向き合おうとしているんですね!すみませんさっきは変なこと言って」
パオラ「いえ、私とアベルの子供です」
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カミュの件といいアベルの件といい、バレンシアに火種が舞い込む未来が見える見える…
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吉村「ちょっと待てよ!?何が起きたんだよ!?」
若林「このタイミングで赤ちゃんってことは戦争後確実にセックスしてますよね!?アベルもとんでもないクズじゃ」
パオラ「いえ、彼の名誉のために行っておきますとアベルとはもう体を重ね合わせていません。彼はあの時涙ながらに謝罪していました」
パオラ「ただ彼とエストはエスト救出後燃え上がって一度互いに激しく体を求めあってはいました」
若林「・・・」
吉村「・・・まさか」
パオラ「次のページ!!」
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http://imgur.com/a/7zyt0(参考資料)
パオラ「スポイト!」
パオラ「つい…やっちゃいました(ハート)」
吉村「はいもう授業終わり!終わり!」
パオラ「これに関してはちゃんと掃除しなかったアベルとエストも少し悪いと思っています。コンドームに入っていたものを少し拝借しました」
吉村「やっぱりこいつから学ぶこと何もねーよ!」
パオラ「私にも子供ができた以上、私は母親として模範的な行動にならないといけません」
パオラ「マケドニアの最上部の人間として、一人の母親として私は今までの失敗を糧に努力しなければなりません」
パオラ「…これが、私の償いです。そして私のような人間を二度と出してはいけないと思いこの授業を行いました」
パオラ「それではまとめです。最後のページをご覧ください」
パオラ「自分の無責任な行動がその後を不幸な未来にしてしまう。ただそれでも残るものはあるから立ち向かわなければならない」
パオラ「…妹と旦那は風の噂ですが二人とも無事だとその辺のおじいさんが言ってました。だから私も妹たちの誇りのお姉ちゃんとしてもう一度頑張ります…」
パオラ「これで、私の授業を終わります。ご清聴ありがとうございました!」
(もう既に帰っている吉村と若林)
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終わり
NaNじぇいでは初めてのSSでしたがグラブルのしくじり先生ネタが面白くて
一度長編SSをやってみたくなり絶対被らないだろうネタで行いました
しくじり先生SS流行らないかな
あ、パオラさんをはじめとしたペガサス三姉妹が大活躍するファイアーエムブレムエコーズもう一人の英雄王は絶賛発売中です
また、古い作品としてはDSに新紋章の謎もう一人の英雄王がありこちらでもペガサス三姉妹、特にパオラとカチュアは大活躍しています
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ちなみにアベルさんがパオラさんと不倫していた事実はたぶんありません。
ご了承ください。
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二人が姿を消したのはノンフィクションなんだよな……
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加賀時代のFEってめんどくさい関係多いっすよね…
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やっぱりヤラナイツがナンバーワン!
やっぱりヤラナイツがナンバーワン!
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よかった不倫したと明言されてるわけではないのですね
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>>33
されてないけどアベルが不倫しているかパオラが恋人気取りかの二択になってるんだよなあ
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SFC版紋章の謎開発当初は外伝と紋章はパラレル関係にするつもりだったけど、それじゃ納得いかないってことで
現在の形に変更になったそうですね
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自分のことをアベルの恋人だと思い込んでいるペガサスナイト
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アンソロ4コマの定番ネタでしたね
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FEのSS流行らせコラ!
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速さが伸びないのは子供を身ごもっているからと最初に言ったやつは天才だと思う
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三姉妹の中で一番まともなのはさっさと身を引く決意をしてその後姉を支え続けたカチュアという事実
エストは失踪してアベルも探しに行った結果行方不明になるしパオラは結局動かずマケドニアで働いてるし
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ちょくちょくいい台詞吐くパオラさんに草
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素直に身を引いたカチュアとティアモとクレアはまだマシですね…
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元々はFC版外伝のバグだったのに、25年経っても引きずるなんて恐ろしいですね。
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パオラとカチュアの死ぬときのセリフがバグだったってこれマジ?
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