若葉「個人的に欲しくはない、ということだな」
提督「そういうこと。しかしなんでまたペットの話なんかしたんだ？」
若葉「単純に気になった」
提督「ふーん……」ﾜｼﾜｼ
若葉「……？」
提督「いやなに、別にお前の事をペット扱いするつもりはないんだが、若葉がいるからいいかなって」
若葉「あながち間違いでもない」
提督「うん？」
若葉「わたしは艦娘だ。提督はその艦娘に命令できる立場にいる」
提督「そりゃ上司と部下の関係には違いないさ。でもな、よーく考えてみろ。飼い主とペットはそんなビジネスライクな関係じゃないだろう」
若葉「……確かに」
提督「だろ？」
若葉「だが、愛玩動物でありながら冷たく命令されるだけというのも悪くない」
提督「そんないけないこと言っちゃうのはどの口だ〜？」ｸﾞﾆ-
若葉「ひひはふほ！ ほほ、はふふはい」
提督「何言ったかだいたいわかんだぞ？ まったく……」
若葉「…………提督は……いや」
提督「なんだよ、先を言えよ」
若葉「若葉を単なる部下と思っているのか、そうではないのか。それを知りたくなった」
提督「お前に限った話じゃないが、みんな大事な仲間だよ。それぞれがどう思ってるかは知らんが、家族みたいなもんだ。ははは、もう何年一緒なんだかな」
若葉「わたしに限って欲しい」
提督「若葉はあれだ、特に一緒に居たい」
若葉「そうか！」
提督「改めて考えると若葉は犬みたいだな」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
若葉「ペットにしたいなら首輪があるから付けてほしい」
提督「なんでそんなもん持ってんだ！？ 使わねーから！ ていうか没収だ没収！！」
そのうち自分からアイアンメイデンに入りそう