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加蓮「ほんの少しだけ」
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加蓮「プロデューサーちょっとお話しない?」
加蓮「アタシの出番まで、ね?」
加蓮「プロデューサー…ありがとね」
加蓮「アタシみたいなどこにでもいそうな娘を磨き上げてこんなステージを用意してくれて」
加蓮「プロデューサーって、宝石屋みたいな人だね」
加蓮「急に何言ってるんだって?いいじゃん、こんな話凛や奈緒の前じゃできないし」
加蓮「ところでさ、宝石屋って宝石を売った後、その宝石がどうなっちゃうかってわからないんだよね」
加蓮「宝石の専門家なのにさ」
加蓮「宝石だったら100年経っても変わらないで綺麗なのかもしれないけど…」
加蓮「ここにいる『宝石屋さん』が見つけてきた『宝石』は100年以内にいなくなっちゃうよね」
加蓮「海だって風が吹きつづければ乾いちゃうかもしれないし、山だって長い時間が経てば崩れてチリになっちゃうかもしれない」
加蓮「時間が経てばそれだけのものが変わっちゃうんだから宝石なんてすぐ変わっちゃうよ」
加蓮「それに…『宝石』は照らしてくれる存在が無くなったら何の価値も無くなっちゃう」
加蓮「『宝石』は『宝石』だけじゃダメなんだよ?」
加蓮「ずっと支えてくれる?そんなの信じられない」
加蓮「プロデューサーもアタシも永遠には生きてられないじゃん」
加蓮「先のことなんてよくわかんないし、それよりも今の方が大事かな」
加蓮「…プロデューサーはさ、いろんな仕事させてくれたよね」
加蓮「その度にいろんな景色が見れて…」
加蓮「プロデューサーが見つけてくれなかったらアタシはずーっと石ころのまま…」
加蓮「そう言った景色も見れなかった…感謝してるんだよ?」
加蓮「…そうそう、さっきずっと支えてくれるって言ったよね?」
加蓮「ほんの少しだけ」
加蓮「アタシが生きている間だけ、お願いしてもいい?」
加蓮「…ありがと」
加蓮「…そろそろアタシの出番みたいだね」
加蓮「今度はどんな景色が見れるのかな…?」
加蓮「それじゃ、行ってくるね」
おわり
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某スレで加蓮の身長を間違って書き込んでしまった謝罪の意味も込めて、拙筆ながら書きました。
内容はこの曲を参考にしました。名曲なので聴いて、どうぞ。
https://www.youtube.com/watch?v=jbcRn5RlX4I
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しなないで
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一生支えなきゃ……
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ポテトあげなきゃ
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加蓮いっぱいちゅき
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いいゾ〜これ
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