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羽黒「あのぉ…司令官さん、北斗星で私と北へ逃亡しませんか??」
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不知火「えー球審の不知火です(半ギレ)。逃避行だなんて夢見がちなこと考え、司令を誘惑しようとしている羽黒さんを退場sh―――」
羽黒「アーム羽黒ック!」ガッ
不知火「アァアァイ!ァアアァイ!」
羽黒「羽黒ーリングエルボー!!」ブゥン
不知火「ァアイッ!!」バタリ
カンカンカンカン!!
『サークルクラッシャー・ザ・羽黒 VS ベースボール・ジャッジマン・不知火』
1分20秒/羽黒ーリングエルボー
○羽黒 ×不知火
提督「え、今の何…??」
羽黒「司令官さん…こんな風紀の乱れきった鎮守府なんか捨てて私と逃避行しませんか??」ギュゥ
提督「行きますよ、行きますよ、行く行く!(明日から休みだし)」
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「北斗星」は2015年3月14日のダイヤ改正をもって廃止されました。ありがとう北斗星
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寝台車で北海道旅行とか憧れる
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不知火負けてて草
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サンキュー北斗星 フォーエバーブルートレイン
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上野駅 13番線ホーム 18:30
提督「え、ここってあの有名な13番線ホーム…」
提督「(ひょっとして羽黒は実は男で…俺のことを発展場に連れってって…性の逃避行を企んでいる…!?!?)」
提督「…///」
羽黒「司令官さん、そっちはトイレですよ?こっちですこっち!」
提督「…だめだよ羽黒俺たち男同士じゃん///…って…あれ?」
羽黒「この列車に乗って北の国まで逃避行しましょう」
[ 19:03 寝台特急 北斗星 札幌 ]
提督「これは…!ブルートレイン北斗星!これに乗るんだな!」
羽黒「はい、3号車の二人用B寝台の個室をとってます!」
提督「二人用の個室…??…///」
羽黒「さぁ!乗りましょう!」
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羽黒「エクソダスしますか?」
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鎮守府 18:30
那智「さて、今日も羽黒や足柄を迎えに行くために車の点検をするか」
那智「あれ?わたしのGT-Rがなくなってる…」
那智「そうだ……堤さんに貸したんだった…」
那智「これでは迎えにいけないじゃないか。」
那智「参ったなぁ…だれかー!」
那智「……」
那智「…」
那智「そうだ、不知火球審に相談してみよう」
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不知火「」
那智「お、おい!大丈夫か!!」
不知火「…ぁ…ぁぁぃ」
那智「しっかりしろ!」
不知火「ぁ…那智さん大変です…!羽黒さんが司令を連れて…北へ逃げようとしています!」
那智「なんだと!何が何でも迎えに行かなくては…」
不知火「北斗星って言ってました…」
那智「北斗星…?寝台特急の北斗星のことか?」
不知火「ぁあい」
那智「むぅ…車はないし…こうなったら我々も電車で追いかけるぞ!那智戦隊出撃する!」
不知火「あ、アァァイ!!」
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横須賀駅 18:42
ガタン…ゴトン…
那智「北斗星の発車は上野駅19:03…今から乗る普通電車は東京駅に着くのが19:54…」
不知火「もうすぐ発車してします…我々は手出しようがないのでは…」
那智「大丈夫だ。那智戦隊の誇りにかけ、どんな状況でも奴らを迎えに行くんだ。」
不知火「でもどうやって!」
那智「新幹線だ。」
不知火「そうか…!その手がありましたね!」
那智「とにかく東京駅についたら一番はやい新幹線に乗り込むぞ!」
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北斗星車内 19:30
<大宮を出ますと〜次は〜宇都宮に止まります…
羽黒「司令官さん!そろそろ食堂車で夕食にしませんか??」
提督「ああいいっすね^〜」
ガタンゴトン
食堂車
羽黒「うふふ…おいしいですね!」
提督「うまい!やっぱり車内で食べると一味違うな〜」
羽黒「はぁ…幸せ」
提督「だが…こんなところでこんなことしていいのだろうか…那智が迎えに来るんじゃ…」
羽黒「大丈夫ですよ、那智姉さんの車は今はありませんし、この時間に迎えに出たって追いつきませんよ」
提督「それもそうだな!」
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東京駅 19:54
那智「急げ急げ!!横須賀線のホームは地下だから地上まで一気に駆け上がるぞ!!」
不知火「ま、待ってください〜」
東京駅 23番線ホーム 20:00
<23番線の電車は 20:08発 はやぶさ19号 新青森行き と こまち19号 秋田行き です。
那智「よし、こいつに乗るほかないな!乗り込むぞ!」
不知火「あ、あぁぁい!」
はやぶさ 20:08
<本日も東北新幹線をご利用頂き、ありがとうございます。この電車は---
不知火「この新幹線に乗れば途中で羽黒さんと司令が乗っている北斗星に追いつくんですね!」
那智「ああ…仙台に行くまで追い抜くだろう」
那智「どれどれ…北斗星が仙台に着くのが23:30…」
不知火「我々の乗っているはやぶさ19号が仙台に着くのは21:43…余裕で間に合いますね!」
那智「はっはっは…我々那智戦隊にかかればどんなところに羽黒がいようとも迎えにいけるのだ!」
不知火「ふふふふ…これで司令を今日中に退場処分にできます…」
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約2時間待ち…あっ…(察し)
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<車内販売のご案内です。おいしいお弁当や、お酒、お飲み物をご用意しております。
那智「仙台まで1時間半もあるな、よし、今夜は新幹線で一杯やろう。不知火、付き合え」
不知火「ああい!勿論ですよ。」
プシュ
那智「かんぱ〜い!」
不知火「乾杯!」
ゴクゴクゴク
那智「ああ^〜、新幹線の中で飲む酒はまた格別だな!」
不知火「そうですね。ふふふ…我々も逃避行をしているみたいですね。」
那智「みていろ羽黒、提督…貴様らを仙台で必ず迎えてやるからな!はっはっはっは!」
不知火「ああい!ああい!すみまんせ〜んお姉さんビールもう一本ずつ追加で〜」
ガタンガトン
<間もなく、仙台です。東北線・常磐線・仙石線・仙山線・市営地下鉄線はお乗り換えです。。。
那智「ぐごぉ…ぐがぁ…くるまで…むかえに…きたぞぉ…zzz」
不知火「すぴー…えーきゅうひんの…ひらぬひれす(はんひへ)…zzz」
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NaNじぇいでは貴重な鉄道成分多めのSS
+24258181点
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船が電車に乗るとかこれもう分かんねぇな
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仙台駅 21:45
<間もなく〜!はやぶさ19号新青森行きとこまち19号秋田行きが発車しまーーす!
那智「zzz…zzz…ぅん…ん!?」
不知火「ぁぁぃ…zzz」
<ご乗車ありがとうございます。次は盛岡に止まります。
那智「し、し、し、しまったぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
不知火「あああい?!あれ。。寝ちゃってた…?」
那智「やばいぞ不知火!仙台を降り過ごしてしまった!!!」
不知火「な、なんですってぇええええええ」
那智「時刻表によると…はやぶさ19号は、盛岡に22:27に到着…」
不知火「なんだ、次の盛岡で北斗星を待ちかまえればいいじゃないですか」
那智「北斗星は…盛岡駅を…レ…通過する…!」
不知火「な、なんですと…」
那智「しまった…完全に慢心していた…私の馬鹿ッ馬鹿馬鹿〜〜!!」
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北斗星車内 22:00
羽黒「ラウンジカーでの眺め…きれいですね!」
提督「ああ、まったくだな」
提督「(この後部屋に戻ったら…やはりヤるのだろうか…、羽黒は男の娘かもしれないんだよな…)」
提督「…///」
羽黒「ふぁぁあ…眠くなってきましたね…そろそろお部屋に戻りましょうか」
提督「///…!おっそうだなっ!」
ガタンゴトン
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はやぶさ19号 車内 22:00
不知火「ど、どうしましょう…」
那智「那智戦隊の不敗伝説…ここで潰えるのか…無念だ…」
不知火「そんな…どんな時だって司令を退場処分にしてきたのに…」
那智「このまま青森まで無念の逃避行だな…」
不知火「ぁぁぃ…」
那智「…青森…終点…」
コテリン!
那智「そうか…!その手があったか…!」
不知火「…?なにかまだ策でもあるんですか…?」
那智「ああ!新青森まで乗りとおすぞ!」
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北斗星車内 23:00
羽黒「司令官さん…電気消しますね…」
提督「…」ドキドキ
羽黒「ふふふ…揺れてなかなか眠れませんね…」
提督「…(羽黒がもし男の娘だったら…俺の処女を狙ってるとしたら…)」ドキドク
羽黒「でもこのレールのジョイント音が…子守歌になってくれますね…」
提督「…(心の準備が…心の準備が――――!!)」ドクンドクン
提督「ああ!すまん羽黒!ちょ、ちょっと、トイレにい、行ってくるわ!」ダッ
羽黒「ああ!司令官さん!」
羽黒「行っちゃった…」
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新青森駅 23:36
<新青森〜 新青森〜
那智「よし、青森駅までいって港にいくぞ!」
不知火「え、港ですか…?」
那智「津軽海峡フェリーだ!フェリーは日によって深夜便がある!そいつに乗れば翌朝の函館駅で奴らを迎えることができる!」
不知火「すげえ!さすが那智ァ!」
青森フェリーターミナル 0:00
那智「次の02:40のフェリーに乗れば翌朝06:20に函館フェリーターミナルに到着する…!そこからタクシーでぶっ飛ばせば…北斗星の函館到着06:35に間に合う!!」
不知火「ギリギリ一本勝負ですね…!」
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北斗星車内 04:30
羽黒「…(あれから司令官さんは戻ってこなかった…なんでかな…)」
羽黒「もうすぐ青函トンネルを通過するころかな…あたしも展望車でながめようかな…」
北斗星7号車 ラウンジ
提督「…(結局緊張してラウンジで寝てしまった…)」
提督「ここは…津軽半島あたりかな…?もうすぐ青函トンネルか…」
羽黒「あっ司令官さん…おはようございます…」
提督「あ、ああ!羽黒おはよう…いやあここで景色を眺めてたら…寝ちゃってたよ…あはははは」
羽黒「な、な〜んだそうだったんですか〜…もう司令官さんったら…」
提督「…(気まずい)」
羽黒「…(気まずい)」
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函館フェリーターミナル 06:20
那智「よし!函館港に着いたぞ!!とにかくダッシュでタクシーを捕まえるんだ!」
不知火「ああああいいいい!!!!」
運転手「ううん?お客さんどちらまで??」
那智「函館駅まで!大至急だ!!」
不知火「アァァァァイ!!」
運転手「は、はひぃい!」
北斗星 車内 06:20
<まもなく、函館〜函館です。函館では機関車の付け替えのため、少々停車いたします。
羽黒「司令官さん!機関車の付け替え見に行きませんか??」
提督「機関車の付け替えか…そうだな!見に行こうか」
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西村京太郎サスペンス感がある
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時刻表トリックのサスペンスか何か?
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提督と羽黒を一夜晩一緒にした時点で那智さん負けてませんかね…
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バカ野郎お前 良いだろそんな事 ホラ飲め飲め
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はまなすで先行するのかと思ってたら違った
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函館駅 ホーム 06:35
<函館〜〜函館〜〜
羽黒「うぅーやっぱり北海道はちょっと冷えますね!」
提督「ついに北の大地に降り立ってしまったか…!」
羽黒「さぁて機関車の付け替えを見学に――――」
不知火「アァァァァアァァァァイイイイイイイ」チョップ
羽黒「ぐえっ!!」
不知火「不知火アームロック!」
羽黒「な、なにをするんですか〜〜〜!!!」
不知火「退場処分ラリアット!!」ボコん
羽黒「ぴゃあ」バタリ
ワン!ツー!スリー!バンバンバン
カンカンカンカン!
『北斗星・寝起きぼんやり・羽黒 VS 執念で本州から渡って来たザ・グレート・不知火』
11時間32分/退場処分ラリアット
○不知火 ×羽黒
不知火「えー球審の不知火です(半ギレ)。勝手に北海道まで逃避行を続けた羽黒さんを退場処分とします(全ギレ)。」
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提督「え?え?羽黒!?不知火!?どういうこと!?」
<おい!貴様!
提督「 !? 」
那智「迎えに来たぞ。」
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やだイケメン/////
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>>16
プレジャーボートならピックアップトラックに乗せて運ぶこともあるし多少はね
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浮気した妻を迎えに来た旦那みたい
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羽黒「ふぇぇ、不知火ちゃん…一体どうやって…!」
不知火「不知火に退場処分にできないものはありません。」
提督「那智…お前いったいどうやってここまで…」
那智「この那智に迎えに行けない場所などない、と言うことだ。」
羽黒「退場処分にするって…私達をどうするんですか??」
提督「そうだぞ、迎えに来たっていったってこれからどうするつもりなんだ?」
那智「あっ」
不知火「えぇと…」
<間もなく、北斗星、札幌行きが発車します〜ホームに出られてるかたは〜ご乗車下さい〜
羽黒「あっ!発車しちゃう!司令官さん!」
提督「ああ、そうだ早く乗らなきゃ!」
不知火「ま、待ってください。」
那智「ま、待たんか!!こうなったら我々も乗り込むぞ!」
なんだかんだで、4人は仲良く北の大地を旅して終了。
【ブルー】おわり【トレイン】
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おもしろかった
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乙!
面白かったわぁ
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乙です
すっげぇ面白かったゾ
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乙です。次はムーンライトながらに乗ってホラ
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【RJ北海道からのお知らせ】
今回のSSは2013年4月の時刻表を元に書かれております。お乗り間違えのないようご注意下さい。
また、寝台特急『北斗星』は2015年3月14日のダイヤ改正をもって廃止されました。ありがとうブルートレイン北斗星。
北海道にお越しの際は、北海道新幹線をご利用ください。
10月14日は鉄道の日です。おめでとうございます。
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乙比叡カレー
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鉄道ネタが新鮮で面白かった
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特急田中3号をなんとなく思い出した
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馬鹿野郎お前俺はフェリーで行くぞお前(貧乏並感)
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非常に新鮮で、非常に面白い
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結構いいSSを書いてるけど、何か車掌でもやってるの?
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寝台特急の旅がしてみたくなるSSですね
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さりげない堤真一要素に草
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