明石「実験中の副産物なので原理などは一切不明ですが、これで血液パックを作っておけば誰かがケガしてもすぐに輸血できます！」
ショタ提督「見た目が不気味なのはともかくすごいや！ ところでたくさん血が出てくる蛇口とか何も出てこない蛇口とか色々あるのは……」
明石「ああ、それは各蛇口がそれぞれの血液型に対応してるんですよ」
明石「例えばこの最も勢いが強い蛇口はB型。その一切何も出てこない蛇口は私と同じRH-のAB型です」
ショタ提督「無駄にカッコいい血液型だね明石」
明石「恐縮です！ ただ私がケガした時のことを思うとだいぶ困りますねえ……調べても血液の出所すら分からないし弱ったなあ」
ショタ提督「まあ明石は前線に出さないから安心してよ。その代わり血液パック作成頼んだよ！」
明石「ありがとうございます！ お任せください！」
ショタ提督「明石っ！！ 北太平洋戦域で10人が大破させられて血液パックが緊急で必要だって！！」
明石「分かりました！ 幸運にも今日はほとんどの蛇口の出が良い！ 今から血液パックを大量作成するので提督は輸送の手配を！」
-364日後-
ショタ提督「明石〜！ 秋津洲が演習で大怪我しちゃったって！ AO型の血液ある？」
明石「うーん、今日はAOの蛇口からは血液がほとんど出てませんねえ……。すぐに病院に連絡します！」
-514日後-
ショタ提督「――いやあ、明石がこの蛇口を作ってくれてから作戦がはかどるよ！」
明石「ありがとうございます！ 日によって血液量にムラがあるのと未だに原理が一切不明なのは気になりますが……。あと未だにRH-のABが一滴も出ないし」
ショタ提督「まあいいよ。大規模作戦の展開中は不思議といつも蛇口の調子がいいから困らないしね」
明石「それは……まぁそうですね」
ショタ提督「そうだ明石、今日は第9演習場横の倉庫にO型のパックを一箱ぶんお願いね。武蔵たちが演習してるからすぐ見付かるよ」
明石「分かりました！ 今からパパッと持って行くので提督はゆっくりしててくださいね。よいしょっと……」
……
明石（……うーん、あの蛇口に助けられてるのは確かだけど……やっぱり不明点が多過ぎる）
明石（なんでみんなが大怪我した日ばかり都合よく大量の血液が出てくるんだろう……）
明石（――ッ！？ 待てよ……まさか順序が違うんじゃ……！？）
？？「――石ッ！！」
明石（みんなが大怪我した日ばかり血液が多いんじゃなく……『みんなが大怪我したから大量の血液が出てくる』んじゃ――！？）
？？「明石ッ！！」
明石「はえっ？」
武蔵「流れ弾だッ！！」
……
ショタ提督「あっ！？ RH-のAB型の蛇口から血が出てきてるぞ！ すごいや！ ゆうに成人1人分近い量だ！」
ショタ提督「指輪を渡す準備をするために一旦出て行って貰ったけど……これ見たら明石喜ぶだろうなあ」
経血って輸血に使えるんですかね
昔トリビアか何かでなんで効くのかわからない麻酔ってのがありましたね…
ちくしょう勃起がハンパねェ