北上「う…うん」
明石「照準を合わせてスイッチを押すだけですから簡単ですよ、はいどうぞ！」
北上「ありがとう博士、これ借りるね〜」
明石「(がんばってね…！北上さん…！)」
北上「このスイッチを押せば提督と……そうだ、今日こそ…あたしだって…！」
北上「確か照準を合わせればいいんだよね…提督はどこかな〜…」
提督「…」ﾃｸﾃｸ
鈴谷「あっ！提督じゃん！ちーす！」
提督「お！どうした鈴谷、えらくご機嫌じゃないか」
鈴谷「えへへ〜実はさー、試写会のチケット応募したら当たったんだ♪今度の土曜日の夜！」
提督「おっ！いいね〜！土曜日なら空いてるぜ！」
鈴谷「ちょっとぉー、まだ提督を誘うって言ってないんですけどぉー」
提督「えぇー、なんだよそのフェイントは」
鈴谷「ウソウソ冗談♪提督が土曜日暇だろうと思ったから誘いにきてあげたってわけ！」
提督「まったくお前ってやつはしょうがないやつだなぁ〜」
鈴谷「いひひ〜じゃあ土曜日空けといてね！」
提督「おう！」
北上「……」
鈴谷ちゃんと話してるときの提督の笑顔、それは紛れもなく特別に親しい人に向けられた笑顔。
このスイッチを押してしまえば、その笑顔は私に向くと思う。意図も簡単に、容易く。
押そうとした瞬間、鈴谷ちゃんのことを考えてしまった。
鈴谷ちゃんは提督にあの笑顔を向いてもらうために、どれだけの積み重ねがあったのだろう、押してしまったら鈴谷ちゃんはどうなってしまうのだろう。
こんなスイッチひとつで、鈴谷ちゃんが今まで縮めた分の距離を追い越してしまえる。なんの積み重ねも無しに。そして鈴谷ちゃんは追い抜かれる。なんの積み重ねも無い私に。
そう思うと自分がたまらなく卑怯な存在に思えた。自己嫌悪で心が押し潰されそうになった。
気付いたら私はスイッチを握り潰してしまっていた。せっかく明石さんが用意してくれたのに。
やめろ
友達止まり北上様は俺に効く
北上「ごめんね〜、うっかり転んじゃって壊しちゃったよ〜…このスイッチひとつしかなかったんだよね…ごめんなさい」
明石「……！だ、大丈夫大丈夫！壊しちゃったものは仕方ないから！気にしないで！残念だったわね…！」
北上「…ごめんね…ほんとうに…」
明石「………私にできることがあったらなんでもいってね！またいろんな道具つくるから！」
北上「…うん…ありがとね…」
明石「…(そうか…北上さんも…押せなかったのね…)」
工作艦止まりの関係を壊したくて、提督に振り向いて欲しくて、こんなスイッチまで作ってしまった。
でも、なんとなく押せなかった。こんな道具に頼るのはよくないよねって思ったから。
きっと北上さんもそう思って壊しちゃったのかな。北上さんの手の傷と頬の涙の跡がそれを物語ってるようだった。
壊してくれてよかったのかもしれない。あんなスイッチなんて、無いほうがいいんだ。
【友達】おしまい【止まり】
これは君達にも向けられてるんやで
鈴谷は押したのかｔもしれなｋｇｃ
恋愛って難しい(小並感)
でも自分も北上さんの立場だったら押せないかな…
そしたら明石はどうするつもりなのか
もしボタン渡したら無限ループ不可避
金剛は連打しそう
数年後の同窓会で再会した提督に「実は昔は北上のことが好きだったんだよなー、俺にあんまり興味なさそうだったから諦めたけど」と酒の席で言われて北上さんが家で泣く展開まで見えました
工作艦止まり明石
恋人止まり鈴谷
正妻加賀
セフレ止まりのくせに何言ってるずい
http://i.imgur.com/Ho40Xur.png
http://i.imgur.com/JUmhZ5t.png
大井っちの色相濁りそう
スケープゴート止まり大井
大井っちの頑張りは報われることはないんやなって…(届かぬ想い)
大井っちの経験値がビンビンでいらっしゃる、ケッコンして差し上げろ
大井っちがやべぇよ…やべぇよ…
http://i.imgur.com/m33VxQw.jpg
あと経験値もったいないので２年間出撃も遠征もして(ないです)
優しい世界
三人でそれぞれ互いにケッコンしてそう
いいゾ〜これ
うちの鎮守府かな？
うちの鎮守府だな
鹿島、榛名、雷、大井、吹雪