凛「そもそも臓器だと分類が難しい。例えば『脳』なら全体で一つなのか、それとも大脳・小脳・海馬なんて具合に小分けするのか…だならね、『骨』かなって」
凛「ヒトの骨は大体206本。泥棒猫と人間が同じ構造なのかはわからないけれど、全部折られたらちゃんと死ぬだろうし、骨は左右対称だから『半分』もやりやすい」
凛「という事で今から103本、あんたの骨を折る｣ﾊﾟｷ
蘭子「！」
凛「腕から。上腕と前腕、それから手先。上腕には『上腕骨』が1本」
蘭子「ぴぃ…！」
凛「前腕は2本こ骨で構成される。さっき折った小指に近い方が尺骨。今から折る親指側が橈骨だ。手から先は『手根骨』『中手骨』『手指骨』の３つの部位に分かれる」
蘭子「ぎゃッ…！」
凛「『手根骨』は豆状骨・三角骨・月状骨・舟状骨・有鈎骨・小夌形骨・大夌形骨の8本。ここは骨が密集してるから全部踏み砕く事にするね」 ﾊﾟｷﾊﾟｷﾒｷｮﾒｷｮ
蘭子「ぎっ…！ ああッ！！」
凛「『中手骨』は第一から第五までの5本。『手指骨』は基節骨・中節骨・末節骨の3種類があって、親指だけは中節骨がない｣ﾊﾞｷｷｮ ﾊﾞｷﾊﾞｷ ﾊﾞｷﾞ ﾒｷｮﾒｷｮ
蘭子「ッア！！」
凛「なので『手指骨』は片手につき14本。『上腕骨』を砕けば『折れ上がり』。これで腕の骨30本だ」 ﾊﾞｷｨ
蘭子｢ﾌﾟﾛﾃﾞｭｰｻｰ！ﾌﾟﾛﾃﾞｭｰｻｰ！」 ﾊﾞﾀﾊﾞﾀ
凛「次は脚。『大腿骨』かは数えれば腕と同じ30本。種子骨も含めれば…32本」
凛「----肩甲骨と鎖骨に…鼻骨と頬骨、涙骨・口蓋骨それぞれ2本ずつ」 ﾊﾞｷﾊﾞｷ
咲さん「肋骨は24本全部いこう。上顎骨ふたつ、下顎骨、篩骨----」
凛「蝶形骨」
蘭子「がっ…ィ…ア…」
凛「…痛い？蘭子の熊本弁に付き合わされたPの方が…もっと辛かったと思うよ」
----103
アラタ着込んでの完全装備でやって来てそう
クインケ化不可避
ヤモ凛「コイツを君の耳に入れてみたいんだけど、いいね？」
幸子「やめて…ください…やだ…いやだ…おねがいします、それは無理、無理無理無理無理無理で無…おぇええええッ！！｣ｺﾞｿｺﾞｿ
幸子「あっあっ…嫌だっ…あっうっあー！！｣ｽﾞｸﾞｽﾞｸﾞ
----とおくで誰かの笑い声が聞こえた
幸子「あはははははははははははははははははははははは」
----ボクだった
…このまま狂ってしまえたら、どんなに楽だろう
木津千里ちゃんか何か？