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【SS】ドントストップ北上さま
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【SS】提督と年越し蕎麦
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/internet/20196/1420023577/
一応これの続編です
長いので2日に分けて投稿しようと思っています
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思いは言葉にしないと伝わらないって
いつか誰かが言ってたんだ。
ねぇ提督
私の言葉は
いつ伝わるかな?
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支援
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瑞鳳「今でしょ!!」
龍驤「わっ!急にどないしてん瑞鳳」
瑞鳳「だから、告白するなら今ってこと!」
龍驤「うーん…そうは言うてもな…」
瑞鳳「大鳳ちゃんもそう思うよね?」
大鳳「私はまだそういう人は」
瑞鳳「北上さんは?」
北上「えー…急に振られてもなー」
瑞鳳「もーみんな詰まんないよ。バレンタインまで一週間だよ?恋バナしなきゃ!」
北上「ずほっちって、前からこんなんだっけ?」
龍驤「瑞鳳な、好きな人できてん。それからずっとこの調子や」
大鳳「私なんていくつ玉子焼きの試作品を食べさせられたか…」
北上「みんな大変だね…」
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もう(恋が)始まってる!
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もう始まってる!
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大鳳「そういえば北上さんは久しぶりですね、『プレシャス』の会合に参加するの」
北上「あぁうん。クリスマス前以来だっけ?そろそろ顔出しとこうと思ってさ」
龍驤「北上の来ない間、うちら二人でアレの相手してたんやで?」
北上「あ〜ゴメンゴメン…ところでさ、ずほっちの好きな人って誰なの?」
瑞鳳「聞きたい!?じゃ〜教えてあげるけど〜…交換条件!」
北上「こーかんじょーけん?」
瑞鳳「北上さんの好きな人も教えて!」
北上「……えええ!?無理無理!絶対ムリ!」
龍驤「おっその反応はいるんやな」
北上「あイヤ、そういうんじゃなくて…あーもー!」
大鳳「早く楽になったほうがいいですよ」
北上「うぅ、嵌められた……
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恋敵瑞鳳とか強力ライバルすぎィ!
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瑞鳳「じゃあ先に言うよ?私が好きなのは〜……整備班の小川さん!」
北上「ええっ!?小川さんってあの小川さん!?」
瑞鳳「そう!その小川さん!」
北上「でも小川さんって今年で不惑って聞いたけど…」
瑞鳳「そう!でも不惑だからいいのよ〜」
北上「へ、へぇ…例えばどこがいいの?」
瑞鳳「まず、大人の包容力でしょ?渋さでしょ?職人技でしょ?あとあと…」
北上「わ、分かった分かった」
瑞鳳「はぁ〜小川さ〜ん……」
龍驤「一ヶ月間この調子や。こんなんでまだ会話もしてへんねんで?」
北上「会話もしてないのに包容力とか言ってるんだ…」
大鳳「ホント困った人です…」
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かぶらなくて良かったな…
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瑞鳳「さあ次は龍驤ちゃんの番だよ!」
龍驤「えっ!?なんでウチ!?」
瑞鳳「せっかくなんだしさ、この機会に言っちゃいなよ」
龍驤「え〜……まぁええわ、ウチも女や。言ったるわ」
大鳳「さすが先輩!」
北上「…大鳳ちゃんもそんなキャラだったっけ?」
大鳳「褒めとけばすぐ終わるんですよ」
北上「なるほど」
龍驤「ウチが好きなんは……配給の松田くん!」
北上「あ〜、筋肉の」
大鳳「あの浅黒い筋肉さんですか」
龍驤「せや。惚れ惚れするやろ?あの襟からちらりと覗く僧帽筋……たまらん」
瑞鳳「龍驤ちゃんオトコオトコしてる人が好みだからね」
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龍驤「さ、ウチら二人とも言ったところで…北上くんの告白ターイム!」
大鳳「よっ!」
北上「はぁ……言うの?……えーと、私が好きなのは…………提督です」
龍驤「…………」
瑞鳳「…………」
大鳳「…………」
三人「えぇえええええー!?」
瑞鳳「えっえっ、ホントに?」
大鳳「これは予想外の…」
龍驤「どえらい爆弾放り込んできたなぁ」
北上「えーそんなに?」
龍驤「上司と部下やで?そら驚くわ」
瑞鳳「北上さんって意外と大胆だねー」
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北上「じゃあ、みんな提督のことはどう思ってるの?」
瑞鳳「うーん…いい人だとは思うけど、年がねー」
龍驤「人はええし親しみやすいんやけどなー…青瓢箪は異性として見れんというか」
大鳳「青瓢箪は言いすぎですけど…提督としては素敵な人だと思います」
北上「へー…そんな感じなんだ」
龍驤「ま、あれや、友達止まりっちゅーやつや」
北上「友達止まり…」
瑞鳳「でも良いんじゃない?私応援するよ!」
大鳳「せっかくバレンタインデー前なんですし、告白の予定とかは?」
北上「いやあ、大晦日にしたはず……なんだけどねー。あはは」
龍驤「どういうことや?」
北上「その、勢いでいしちゃったんだ、キス。提督に」
龍驤「…………」
瑞鳳「…………」
大鳳「…………」
三人「えぇえええええー!?」
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ここの鎮守府って結構男子がいるんですね
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北上(キスしたって言っても、なんだか最近…)
北上「ねー提督。一緒にストⅡターボやんない?」
提督「あ…北上か…。すまん、まだ書類が残っていてな……」
北上「そっか。じゃあ仕方ないね」
提督「すまん……」
北上(避けられてるんだよねー……)
島風「おうっ!北上じゃん!」
北上「おー島風……そだ、部屋でストⅡターボやる?」
島風「ターボ!?やるやる!島風がバルログ使うから、北上はザンギエフね!」
北上「いいよ。吸い込んでやるから覚悟しなよ〜」
島風「ザンギじゃバルログに追いつけないんだから!」
北上「……はぁ…………」
島風「どうしたの?ザンギが嫌ならバイソンでもいいよ?」
北上「え?ああ、ううん。何でもないよ。私回転コマンド得意だから大丈夫!」
島風「じゃあ島風がカルル使うから北上はテイガーね!」
北上「そいつは勘弁して下さい……」
北上(……私……嫌われたのかな……)
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提督「鈴谷、配給の方どうなってる?」
鈴谷「あと10分ちょいで到着の予定」
提督「そうか。いつもどおり応対頼むぞ」
鈴谷「おっけー」
木曾「提督のやつ、近頃よく鈴谷といるな」
北上「……そだね」
木曾「配給の応対は鳳翔さんの仕事だったんだがな」
北上「鳳翔さん、居酒屋の方に集中したいって引っ込んじゃったからね」
木曾「にしてもな……姉ちゃんはいいのか?」
北上「い、いいのかって何がさ」
木曾「提督、最近遊んでくれないんだろう?」
北上「なっなんで木曾が知ってんのさ!」
木曾「知ってるも何も隣同士だろう?最近いつものやかましい声が聞こえないからな」
北上「そっか、分かってたか……私、嫌われたっぽい」
木曾「……何かあったのか」
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北上「大晦日にさ、『蕎麦が食べたい』って提督が部屋に来たんだ。それでそっから勢いでキスを……」
木曾「キ、キスか……ふむ。詳しい話は聞かないが、それで嫌われたと?」
北上「うん……多分」
木曾「姉ちゃんは、その……す、好きなのか、提督が」
北上「……うん。でも、出すぎた真似だったんだよ、きっと」
木曾「そうか……俺は色恋のことはよく分からんが……姉ちゃんに『好き』って気持ちがあれば、それでいいんじゃないか?」
北上「でもその気持ちが迷惑だったら?」
木曾「どういうことだ?」
北上「友達としか思ってない相手に告白されたらどう思う?絶対迷惑だよ。だから提督も……」
木曾「……もう俺は部屋に戻る。姉の辛気臭い顔なんて見てられんからな」
北上「あっ…………あはは、駄目だなぁ、私。末っ子にあんな言われてさ」
北上「ホント……駄目だ……」
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きそすき
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がんばれ
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鈴谷「てーとくー、昨日の筋肉番付見た?」
提督「ああ見た見た。憧れるよなぁ、あの肉体」
鈴谷「あはは、提督も出演目指してみれば?」
提督「俺なんてまだまだだよ」
鈴谷「またまた謙遜しちゃってー。あっ、あとさぁ……」
北上(提督、また鈴谷と一緒だ……ふたりとも楽しそうだなぁ……)
北上(声、掛けようかな……)
鈴谷「ねえねえ、腕触ってみていい?」
提督「あぁ良いぞ」
北上(……っ!……やっぱやめよう……)
北上(提督の笑顔、だいすきだったのに……なんだか今は……)
北上(楽しそうな提督を見てると、辛くなっちゃうよ……)
北上(もう……どうしたらいいか分かんないよ……)
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弱バニ止まり北ザン
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龍驤「押し倒せばええんよ!」
北上「はぁ!?気でも狂いましたか!?」
瑞鳳「流石に引くわー」
大鳳「賛同しかねますね」
龍驤「あのいやこれはちゃうくて言葉のアヤというか…まぁ、そういうことや」
北上「いやどういうことなの」
龍驤「あのな、北上は一歩引いてるからアカンのよ。引くんやのうて押す!押して押して押し倒す!こういうことや」
北上「うーん……」
瑞鳳「北上さんってそういうキャラじゃないしねー」
龍驤「ところが鈴谷はそういうキャラなんよ。最初はただの女友達として近づき、仲も深まり良い頃合いになったところで……喰らう!」
北上「ええ……」
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恋 敵 鈴 谷
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龍驤「なんや疑っとるんか。ウチの観察眼、ナメとっちゃぁアカンで。なんたってこの鎮守府でも最古参やからな」
北上「じゃあこの前足柄さんのお見合い成功するって言ってたのは?」
龍驤「ウチや」
瑞鳳「次に改ニが来るのは初霜って言ってたのは?」
龍驤「ウチや」
大鳳「日本シリーズMVPは西岡って言ってたのは?」
龍驤「ウチや」
北上「全然じゃん」
大鳳「逆に尊敬しますよ」
龍驤「だぁー!それはたまたまや!あ、あれや、有馬記念のジェンティル軸予想は合っとったし!」
瑞鳳「トゥザワールド外してたから1枚も当たらなかったけどね」
龍驤「……とにかく、今のままじゃ鈴谷に負けてまうで。行動を起こさな」
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がんばれ北上。おまえがナンバーワンだ!
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がんばれがんばれ
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DJDJ…
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北上「行動って言われてもさぁ……」
龍驤「何のための2月14日やねん!ヴァレンティヌスさんも草葉の陰で泣いとるで」
大鳳「まぁ本命チョコが一番手っ取り早いですよね」
北上「チョコねぇ」
瑞鳳「そうなったら当然手作りだよね」
龍驤「せや。きっと鈴谷はもうとっくに作り終えて、毛やら血やらをチョイ足ししとる頃やで」
北上「……でもさ、やっぱり迷惑だって」
龍驤「何を言うとんねん。大体、キスした時だって言っとったんやろ?『本年もよろしくお願いします』って」
瑞鳳「それもうほとんど告白OKってことだよね?」
北上「あれは多分、その場の勢いっていうか……」
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龍驤「男女の関係いうんはな、勢いでも何でも言わせたもん勝ちや。『好きです。愛してます』って言わせるんが勝利なんや」
北上「…………」
龍驤「でも、自分がウジウジしとる間に、その勝利が横から掻っ攫われかけてんねんで?それでも自分は黙って見とるんか?」
北上「…………そんなの、嫌だ……!」
龍驤「ほんなら今すぐ作戦決行や!」
瑞鳳「料理なら私も手伝うよ!」
大鳳「応援してます」
北上「みんな……うん!私、やるよ!もう友達止まりなんて嫌だ!」
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北上「……髪よし、制服よし、目やによし、チョコよしっ……!」
北上「ここまで準備すれば、よっぽどの事がなきゃ引っ込みつかないしょ……!」
大井「あっ北上さん、おはようございます!」
北上「おはよ、大井っち。あれ、それは……」
大井「はい!北上さんに受け取って欲しくて一生懸命手作りしました!どうぞ!」
北上「ありがと、嬉しいよ」
大井「それで北上さん、お話があるんですけど……」
北上「あゴメン大井っち、私執務室いかなきゃいけないから、じゃね!」
大井「あっ待ってください北上さ〜ん!」
北上(ごめんね大井っち……でも私、どうしても提督が……)
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北上「執務室、ついに来ちゃった……よし!失礼しま……」
鈴谷『ねぇ提督、話……あるんだけどさ』
北上(……鈴谷が、中に……?)
提督『話って、何かな』
鈴谷『これ!一生懸命手作りしました!受け取って下さい!』
北上(……チョコ、渡してる!?)
提督『ああ、バレンタインか。ありがとう』
鈴谷『……私、あなたのことが、ずっと好きでした!付き合って下さい!』
北上(……!!)
提督『そうだったのか……』
北上(やめて……お願い……)
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むねがくるしい
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がんばれ
がんばれ
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提督『嬉しいよ。俺も鈴谷のことが好きだったんだ。付き合おう!』
北上(あ……そん……な……あ…………)
ガタン!
提督「誰かいるのか!?」
鈴谷「……誰もいないよ?気のせいじゃない?」
提督「そうか……なら良かった」
ビービービー!
大淀《提督、偵察機から緊急の入電です!》
提督「どうした!?」
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友 だ ち 超 え 鈴 谷
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北上くん!岩手に帰ろう!
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諦めましたよ どう諦めた 諦めきれぬと諦めた
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北上(嘘だ……提督……あ……ああ……!)
北上(全部……無駄だったんだ……蕎麦も、キスも……この、チョコも……)
北上「こんなもの……!!」
北上「…………うぅ……やっぱり……出来ないよ……」
北上(ねぇ提督……私って……やっぱり友達だったの……?)
ビービービー!
大淀《出撃命令。川内・神通・那珂・夕張・北上・木曾の六隻は大至急、執務室へ集合して下さい》
北上「……行かなきゃ」
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提督「みんな集まったな?それでは大淀、作戦概要を頼む」
大淀「はい。今朝、偵察機から敵潜水艦隊が鎮守府近海に出現したと報告がありました」
大淀「ついては、皆さんにはこの潜水艦隊の索敵および掃討をお願い致します」
提督「この作戦中、艦隊の旗艦は神通とする。何か質問は」
木曾「一ついいか」
提督「木曾か、なんだ?」
木曾「作戦の目的は潜水艦狩りなんだろう?それなら俺ら雷巡より、長良型や阿賀野型が適任じゃないのか?」
提督「そのことならちゃんと理由がある。大淀」
大淀「はい。今朝発見された潜水艦隊は偵察部隊と思われます」
大淀「なのでもしも作戦中に敵の本隊が現れた場合、北上さんと木曾さんの二隻に対処していただきます」
木曾「なるほど、了解した」
提督「他に質問は無いな?……よし、水雷戦隊、出撃してくれ!」
五人「はい!」
北上「……」
木曾「どうかしたのか、姉ちゃん」
北上「……え?ああ、ううん!……重雷装巡洋艦北上、出撃します!」
木曾「……」
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大井っち助けて!
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川内『うー……朝だから調子でないなぁ』
那珂『那珂ちゃんも、今日はバレンタインライブの準備があったのに……』
神通『二人ともしっかりして下さい……前衛の方たちは大丈夫ですか?』
夕張『こちら夕張、異常なし。オーバー……なんちゃって』
木曾『こっちも特に反応はないな』
北上(提督と鈴谷が……提督と鈴谷が……)
神通『……?北上さん?』
北上「あっゴメン!こっちも反応は……あっ!』
木曾『……!ソナーに感あり!……真下だ!』
神通『艦隊、単横陣!爆雷用意!』
川内・那珂・夕張『了解!』
木曾『右30度、撃ってきやがった!6射線……避けきれん!』
北上「木曾!」
木曾『がっ……!こちら木曾、被弾した……損傷は……駄目だ、機関部が中破してる』
神通『敵の位置、把握しました!全艦、爆雷投射!』
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火力と対潜を兼ね備えるもハブられる航空戦艦
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神通「報告いたします。敵潜水艦6隻全ての撃沈を確認。本隊と思われる部隊は発見できませんでした」
提督「こちらの損害は」
神通「雷巡木曾一隻が機関部を損傷、修復には半日掛かるかと……」
提督「北上はどうした?」
神通「それが、木曾さんが中破したことに責任を感じているようで……自室に篭ってしまいました……」
提督「……そうか」
神通「今回のことは、旗艦として僚艦の精神的動揺を見抜けなかった私の責任です。北上さんは責めないで下さい」
提督「誰も責めるつもりはないさ。だが……北上……大丈夫だろうか」
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大井「北上さん……木曾も気に病むことはないって言ってます」
北上「…………」
大井「みんな心配してます……塞ぎこむなんて、北上さんらしくないですよ」
北上「…………」
大井「だから、もう出てきてください……」
ガチャッ
大井「北上さん」
北上「……(ガバッ」
大井「っ!?き、北上さん!?どうしたんですか急に押したお……」
北上「大井っちは、私のこと……好き?」
大井「そ、そりゃ、大好きですけど……」
北上「じゃあ……」
大井「ひゃあっ!?」
北上「いいよね?」
大井「きっ、北上さん…………っ!」
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北上さんまた負けるのか
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えっ
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バシンッ!
北上「……大井っち?」
大井「見損ないましたっ!」
北上「!!」
大井「私をそんな安い女だと思わないで下さい!」
北上「お、大井っち……」
大井「気安く呼ばないで下さい!男にフラれて、ウジウジ塞ぎこむような人に呼ばれる名前なんてありません!」
北上「どうしてフラれたって……」
大井「あなたの事なんて、見てれば分かります!だって……私の……大好きな人だから!」
大井「今の北上さんに抱かれたって、私、何も嬉しくありません!」
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おお、もう...
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悲しいなぁ・・・
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おおいいいぞ
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安くない女大井
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これは出来る女大井
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大井△
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北上「大井っち……ゴメン……」
大井「謝るな!謝らなくていいから、立ち止まらないで下さい!」
北上「立ち……止まらない……」
大井「そうです!ダメで元々、懐に飛び込んで一撃ブチ込む!それが重雷装巡洋艦でしょう?」
北上「そうだ……私は、重雷装巡洋艦……北上……!」
ビービービー!
大淀《出撃命令。長門・陸奥・鈴谷・神通・大井・北上の六隻は大至急、執務室へ集合して下さい》
北上「行かなきゃ……!」
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今日はここまでです
艦これのDMM配信見たあと続き書いて投下します
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頑張れ頑張れ
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もう待ちきれないよ!
-
>>55
お疲れ様です
疲れたでしょ
喉乾いた・・・喉乾かない?
サッ--- カカンッカンッ
お ま た せ
-
乙ゥ〜
鈴谷好きとしては複雑な心境ですね…
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このスレまだ残ってるってことはそのまま続き書いて、どうぞというAILEくんの計らいですかね…
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支援させて頂く
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もう待ちきれないよ!早く続きを書いてくれ!
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保守しなくちゃ…
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AILEくん暴れんなよ…暴れんな…
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まあ最悪落ちてもリンク張って続きから上げればええやろ
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ID変わってますが作者です
今から書き始めるので10時ごろ投下します
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オッツオッツ
お待ちしてナス!
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ちょっと1時間くらいときメモ2やるので遅れるかもです
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お待たせしました
完成したので今から投下します
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もう始まってる!
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イグゾオオオオオオオオオオオ!!オエッ!
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長門『偵察機より敵本隊を確認。編成は報告通り、ル級3・リ級1・ト級2。ル級の一隻はフラッグシップクラスと思われる』
陸奥『なかなか骨が折れそうね』
鈴谷『気ぃ張ってかなきゃ』
神通『北上さん、大丈夫ですか?』
北上「ゴメン、迷惑かけて。もう大丈夫!」
大井『北上さん、鈴谷は……(ヒソヒソ』
北上「いいの。私は私、自分なりに全力でぶつかってくから……!(ヒソヒソ」
長門『まもなく交戦距離。全艦、戦闘準備!』
五人『了解!』
大井『北上さん!』
北上「うん!私達の雷撃、ブチ込んでやるよ〜。行っけぇ!」
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もう始まってる!
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─────────────────
鈴谷「さてさて、突撃いたしましょう!」
ト級「ガアアア……!ガアアア……!」
鈴谷「撃沈確認!……後はフラッグシップだけね」
長門「陸奥、仕掛けるぞ!」
陸奥「ええ。全主ほ……きゃあっ!」
長門「陸奥!?ぐあっ……!くっ、主砲が……」
神通「爆撃です!上空に敵艦載機!」
長門「まだ部隊が残っていたのか!?」
鈴谷「ありゃ……こりゃマズイかも……私さっきので撃ちつくしちゃったよ」
大井「私も……北上さんは?」
北上「もう魚雷しか……」
長門「クソ……一時撤退か……」
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鈴谷「待って!あれ!」
北上「あれは……龍驤の航空隊だ!」
龍驤『遅くなってすまん!今助けに来たで!』
大鳳『敵機は私達で処理します!』
瑞鳳『だから北上さんは……ね?』
北上「……うん!」
-
長門「北上、行けるか?」
北上「はい!一撃ブチ込んでやりますよ〜!」
ル級「ガアアア!!」
北上「くっ、至近弾……でも、こんくらいじゃ!」
ル級「ガアアア!ガアアアアアア!」
北上「ぐぅっ……!……人の恋路の、邪魔すんなぁ!」
ル級「ガアアッ!?グアラァアアア!!」
北上「距離20!……10!……5!……0!」
北上「私は!!提督が!!大っ好きだぁああああああ!!!」
ル級「ギアアァア!ガアアアアア!アアアアアアアアアア!!」
北上「ゼロ距離雷撃……けっこうキクっしょ?」
-
大井「北上さん!やりましたね!」
神通「お見事です。素晴らしい闘争心でした」
陸奥「やったわね。助かったわ」
長門「それに、その、なんだ……いい告白だったな」
鈴谷「ねー。もうホントびっくりした!」
北上「あ、あれ、聞こえてた?」
大井「ええ、もうバッチリ」
神通「こちらが照れてしまいます……」
北上「うそん……炸裂音で聞こえないようにしてたのに……」
-
鈴谷「それだけ北上の思いが強いってことっしょ!」
陸奥「熱いわねぇ若いわねぇ」
鈴谷「でもまさか北上がね〜。同じ恋する乙女として応援するよ」
北上「あ、あは、ありが……え?応援?」
鈴谷「うん。いいなぁ、北上は自分の気持がハッキリ言えて」
北上「えっ、なっ、どぅっあいぇ?」
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もう始まってる!
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鈴谷「北上も今日コクるんじゃ無いの?提督に」
北上「えっあの今朝あなた提督に告白してらっしゃりござりませんでありませぬか?」
鈴谷「ああ、あれ練習。そっかー聞かれちゃってたかー」
北上「練習……って?」
鈴谷「それは、まあ、本命に向けたリハーサルといいますか」
北上「リハ……」
鈴谷「あと告白以外にもどんな感じで会話するかとか……まぁいろいろ手伝ってもらっちゃた感じ」
北上「じゃ、じゃあ鈴谷の好きな人は!?」
鈴谷「それは、ま……い、言わないよ!恥ずかしい!」
北上「提督じゃ、ないんだよね?」
鈴谷「当たり前じゃん。ああいうタイプってどうしても友達としか見れないし」
北上「は……よ、よかっ……(バタリ」
鈴谷「うわっ北上大丈夫!?」
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─────────────────
長門「艦隊帰投、作戦完了だ」
提督「みんなお疲れだった。すぐ修復に入ってくれ」
陸奥「ええ〜『すぐ』行きましょ〜」
神通「そうですね」
提督「どうしたんだ?みんなニヤニヤして」
大淀「提督、私も深爪が気になるので入渠してきますね」
提督「あっおい!……たく、一体どうしたんだあいつら。……北上……お前も行かなくていいのか?」
北上「私は……えっと…………ストレートに……(ボソッ」
提督「北上?」
-
友 達 止 ま り 提 督
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まだ友達止まり
-
北上「提督!」
提督「はっ、はい」
北上「好き!」
提督「……へ?」
北上「はいチョコ!手作り!好き!付き合って下さい!」
提督「はい?え?なに?えっえっ?どゆこと?」
北上「あーもう!こゆこと!」
提督「んぅっ!?」
北上「……どう?」
提督「……なぁ、これは、友達としてのキス……じゃないよな」
北上「当たり前じゃん」
提督「……俺、不安だったんだよ。あれ、勢いだったし……関係壊したくなかったし……」
北上「だから避けてたの?ひどーい。……なんだったら、もっかい確かめても、いいけど?」
提督「……お願いします!」
─────────────────
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やったぜ。
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アーアーアーアーーアアアアアー(UC幻聴)
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流石に気分が高揚します。
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─────────────────
思いは言葉にしないと伝わらないって
いつか誰かが言ってたんだ。
でもさ
言葉にしなくても伝わる思いも
あるって思うんだ
ねぇ提督
私、いま
とっても幸せだよ
─────────────────
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ユニコーンが脳内再生された
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エンダアアアアアアアアアアアアアアアアアア
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成し遂げたぜ。
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あっ、やっと…友達以上になったんやなって…
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やったぜ。
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─────────────────
龍驤「ついにこの時が来たで……すぅー……はぁー……よし!」
龍驤「松田くん!」
鈴谷「これ!」
龍驤「一生懸命!」
鈴谷「手作りしました!」
龍驤「受け取って!」
鈴谷「ください!」
龍驤「え?」
鈴谷「え?」
龍驤「…………」
鈴谷「…………」
二人「えぇえええええー!?」
おわり
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DJDJ…(届いた想い)
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やったぜ。
あとは大井っち編もパパパっとやって、終わり!
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友 達 越 え 北 上
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以下くぅ疲
大晦日の夕方に思いつきで書き始めたものがこんな好評をいただけるとは思いませんでした
最後の方は割りと雑な文章なってしまってすみませんでした
やっぱ戦闘描写は地の文なしじゃキツイっすね…
最後まで付き合っていただきありがとうございました
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提督以外の男なんて必要ねぇんだよ!(ハーレム派並の暴論)
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あっ…やっと…北上さんが報われたんやなって…(涙目)
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ええ話やこれは…
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でもこういうの見てると世界三大恥ずかしい告白シーンを思い出す…思い出さない?
でもそんなことできる歳はもう…終わったんやなぁ…って
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オツシャス!
いい話だけど好きな艦娘がモブキャラにNTRされてるような気持ちになったゾ…
-
オツシャス!
RJと鈴谷から迫られる松田くんうらやましすぎんよ〜
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>>103
あーあたしもー(白目)
まぁ自分の鎮守府はハーレムだと思えばへーきへーき
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幸せになってくれよな〜頼むよ〜(懇願)
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付き合ってからも見たい
単発でいいからまた書いてくれよ〜頼むよ〜
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