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【SS】禁じられた一族〜その実態〜
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男にならず成人を迎えた唐障貴洋を心配して
父洋は一大決心、一度きりだけ自身の肛門を貸してやることにした
初夜の準備のため、洋はまず通販で購入したエイナスストッパー10を以て肛門を拡張しつつ
かつ息子がつつがなく射精出来るよう肛門括約筋のトレーニングも欠かさなかった
努力の甲斐もあってか、本番の日。女装した父親を亡き母親と取り違えた唐沢貴羊は犬のように興奮し
粗末な陰茎固く勃起させながら洋に迫ると、無事挿入
糖澤貴洋の陰茎が小さすぎ、父洋は肛門を拡げすぎ、事前の浣腸やローションの使用も忘れていたが
洋のずるずるの糞便がうまい具合に潤滑油の役割を果たし、なにはともあれ唐騒貴洋は童貞喪失に成功した
事が終った後、破瓜の痛みに耐える父の肛門からは殻触貫羊のピンク色の精液が垂れてきた
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精通を迎えずにいた中学時代の涸沢貴洋を心配して
父洋は度々自身の手や口腔を用い唐澤貴羊の陰茎を刺激してやっていた
重度の仮性包茎である唐澤たかひろは包皮を剥かれるだけで泣き叫び
また、陰茎の長さは勃起時最大で六センチ程度しかなかったものの
我が子の将来を慮る洋は昼夜を問わず一心不乱にオーラルセックスに奉仕した
努力の甲斐もあってか、15の遅い春を迎えた唐しゃわ貴洋が透明でさらさらとしたピンク色の精液を垂れ流すようになると
父洋は無能貴洋への刺激をやめ、あとは自ずから放精するに任せることにした
切ないのは唐左腕貴洋である。彼は齢35になる現在も父親の顔を思い浮かべぬことにはすっきり射精が出来ないからだ
彼は今日も尊敬する父洋のクチマンコを想像しながら手淫に耽る
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急な高熱を出した体沢貴洋を心配して
父洋は熱冷ましのため唐澤貴広に座薬を投与しようとした
しかし生憎買い置きの薬を切らしていたため、仕方なく己の陰茎をぶち込んだ
自慢じゃないが父洋の陰茎は44マグナム、六センチしかない柄沢貴洋とは大違いなのだ
さて、父洋のビッグボーイを突っ込まれたから澤貴洋は熱も忘れてよがりによがり
三回目のドライオーガズムに達したところで無事死亡
それでもなお、猛りの冷めやらぬ父洋はあくることなく唐触貴洋の屍体を犯し続けた
ひんやりとしたデブの肉厚な肛門は格別だったという
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ファッ!?
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閉塞したチーム(事務所)改革に意気込んでいたが、半年で追い出された模様
当職の提案した改革案
・週休6日制
同期が休憩室で当職を小馬鹿にし、空き時間にちょくちょく当職のアイスを隠すという現状を改善する為に出した案。
当職に限り事務所には週1回顔を出しさえすれば出勤扱いとし、当職が居ない期間のタイムカードは誰かに押してもらうというルールにした。
事務所的にも都合が良かったみたいで当職の出した案で唯一通ったが、それゆえに同期から親のコネで無理矢理事務所に上がり込んできた役立たず扱いされることに。
・あだ名やくんちゃん付けを禁止し、当職には「○○さん」だけでなく、苗字の後にちゃんと「弁護士」をつけて呼ぶという案
「現状鑑みれば一概に弁護士とは言えないから…」の一言で否決
・一人称の変更
弁護士が社会的強者であることを明確にするため、一人称を「当職」に統一するよう求めたが、却下。しかも同期のチクりにより当職のあだ名がトーショク君に…
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絶望的に汚い
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空色デイズ
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酷い切れ痔に悩む殻多貴洋を心配して
父洋はからさわ貴洋にタンポンを与えた
「これをお尻の穴に入れておけばパンツが汚れずに済むぞ」
しかし歩くたびにタンポンが前立腺を刺激してしまうので
身体澤貴洋はあへあへと、ただでさえアホの子がもっとアホで無能な子供になってしまった
次に父洋はボラギノールを与えた、言うまでもなく痔の薬である
患部が外なら塗布、中ならそのまま注入出来る人類有史以来の大発明であるが
ペペローションと勘違いした唐澤高洋がボラギノールを塗りたくった肛門をズボズボと刺激してしまったため
被害甚大、これまた逆効果だった
面倒になった父洋は唐障貴洋を呼びつけると、なんの準備もせずに尻に挿入
迸る血液とずるずるの糞便、それに空騒ぎ貴洋の腸液が交じり合い
肉厚のデブのしっとりした肛門は格別だったという
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尊師がピンク色の精液を流す理由
唐澤家は熱心な宗教家であった
そのため貴洋が生まれた直後にも父洋は割礼を加えようとした
しかし母の同情心により割礼は延期されたのだ
その後貴洋が遅い春を迎えるとすでに母は他界していた
そして父洋は嫌がる貴洋を縛り上げ無理やり割礼を受けさせた
その時に出た血が止まらず今でも精液に血が混じるのだ
貴洋は宗教の哀れなピエロだったのである
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尊師が水泳好きな理由
唐澤貴羊は昔から弟と比べられつつ生きてきた
ある日貴洋は弟と一緒に海水浴へ行った
貴洋は普段の比べられている憂鬱からささいないたずらをした
弟をこっそりと離岸流のあるところへと誘導したのだ
弟は断末魔とともに沖へ流されていった
周囲の大人が弟の行方について聞いたとき貴洋は知らないふりをしたのだ
そのため貴洋は今でも弟を探し続けているのだという
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尊師が脱糞時に絶叫する理由
唐サワー貴洋は幼少期から周囲にいじりという名の暴力を受けてきた
皆に自我が目覚め始めると彼らは貴洋の排泄まで抑制し始めた
何時間も排泄に行かせず、もだえる様子を見て楽しんでいたのだ
しかし貴洋はそれのみが自分の生き残る唯一のほうほうだと気づいていた
そのため周囲を喜ばすために脱糞時に絶叫し、笑いをとって生き延びてきたのだ
これが脱糞時に絶叫する所以である
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いじめっ子A「おい、唐.澤.貴.洋、メロンパン買ってこいよ」
いじめっ子B「俺いちごミルクな」
唐澤「嫌ナリ。」
いじめっ子A「は?また便器舐めたいのか?」
いじめっ子B「お仕置きが必要だなwwこいつトイレにつれこーぜwww」
唐澤「・・・」
いじめっ子C「おい、お前ら・・・やめとけ」
いじめっ子A「は・・・?何で?」
いじめっ子C「肩のあれ・・・見ろよ」
いじめっ子A&B「あれは・・・誹謗中傷対策マーク!?」
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唐澤洋さんが草野球でキャッチャーをやっていた。ミットも持たず素手でグラウンドにいた。
まさか素手で捕るのかと思って僕は見ていた。洋さんはサインが決まるとなぜか後ろを向いた。
ミットを忘れたのに気づいてベンチに取りに行くのかと思った。でもそれは僕の勘違い。
そのままピッチャーが投げる体勢になった。洋さんはゆるっゆるのアナルをピッチャーの方へ向けた。
アナルはくぱっと大きく開いていた。ストライクゾーンの9分の1くらいの面積はあったんじゃないかな。
ピッチャーが投げた球はバットをすり抜けて洋さんの元へ飛び込んだ。にちょんす。いい音がした。
プレイボールからまだ3分も経っていないのにぴりぴりとした緊張感がそこには漂っていた。
洋さんにはミットはいらない。むしろミットなんてない方がいいんだ。僕はまた少し大人になった気がした。
しかし僕がそう悟ったとき洋さんはもうグラウンドにはいなかった。洋さんそういえば下に何も履いてなかったっけ。
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//‘ \《 | | /./ \ このスレは誹謗中傷対策されています
< (_,,人 | レ \ > 安心して誹謗中傷してください
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尊師が映画好きな理由
唐爽貴洋は幼少期から人と話せない少年であった
そのため父洋は映画を見せて主人公への憧れを植え付けようとした
貴洋の心を開こうとしたのである
しかし貴洋には荷が重く、充血した目で何度も母の名を呼ぶのみであった
その後しばらく唐澤家から不気味な光が途絶えることがなかったという
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静かにカラケー化していくNaNじぇい
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尊師がももクロ好きな理由
唐澤貫洋の幼少期は不真面目な少年であった
息子を会計士にしたい父洋は貴洋のことをうとましく思い始めた
優秀な弟とついつい比べてしまうのだ
そのため父洋は貴洋を参考書だらけの部屋に閉じ込めた
そして貴洋の世界には黒と白しか色がなくたったのだ
貴洋は今でも失った色を探し求めているのだという
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ハイキングをするにあたって必要な事は下準備だ
唐澤は早速、近所の小学校に通うお気に入りの女児が、帰宅時に友人と別れて一人になるタイミングをリサーチ
待ち伏せたところをスタンガンで気絶させて誘拐する事に成功(この時、彼は一度射精している)
四肢を拘束して大きめのリュックに積めて下準備は完了だ
翌日、それを背負って荒れた山路を進む唐澤
ハイキングに適していないコースに幾度となく折れそうになる心
そんな彼に力を与えるのは、背中から全身へと伝わる少女の生の鼓動である
「こんな地獄のような山道を制覇出来たのは少女のおかげです」と誇らし気に語る唐澤
リュックからの鼓動は、もう感じられなかった
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唐佐波貴洋の離乳食を作るにあたって
父洋は自身の精液を食べさせることを思いついた
高タンパク、高カロリー、身近にある栄養補給食としてこれ以上の食材はないだろう
早速父洋は三十万こすり半で己の精液を絞りだすと、適当なお粥にイン
見た目も白いしどろどろしてるし、これなら大丈夫だろうと高をくくっていたら
なんと熱せられた精液が固まってしまい唐些貴洋の喉につかえる痛恨のミス
慌てて唐騒貴洋を逆さ吊りにし、背中を叩き腹を殴り、なんとかザー粥を吐き出させたものの
唐座貴洋はこれが原因で脳に酷い障害を負うようになってしまった
自身の過ちを反省した父洋は「お粥と混ぜるからダメなんだ」と逆転の発想
陰茎を幼い辛澤貴洋の口腔に突っ込み、食道の奥に向けて直接射精することで事なきを得た
歯のない赤ん坊の口の中はとても気持ちが良かったという
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尊師の顔写真がない理由
唐さわ貴洋は幼少期から周囲になじめない青年であった
そのため写真に映るときも常に下を向いており後ろの列にいた
少しでも顔をあげて写真に映ると周囲から笑いと罵声が飛ぶのである
その後貴洋は常に下を向いており鏡を見るのも嫌がるようになった
父洋は嫌がる貴洋を縛り上げ鏡張りの部屋に無理やり閉じ込めた
3日後父洋が見に行ったときには鏡がすべて割られており部屋はもぬけの殻だったという
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さっきから○○な理由が理由になってないんですがそれは…
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唐障貴洋がところ構わず放精してしまうので
父洋は唐沢貴洋の自室にティッシュペーパーを置くことを試みた
しかし唐しゃわ貴洋は自身の精液をティッシュでくるむ、拭うなどの概念を知らないようで
父親の優しい心遣いは無駄骨に終わった
次に父洋はコンドームを用意してみることにした
これには唐澤貴尋も興味を惹かれたのか、早速装着をしたのだが
唐砂貴洋の小さな陰茎にはコンドームが大きすぎ、すぐに外れてしまい
ふたつ目の試みも敢えなく失敗した
面倒になった父洋は誘拐してきた近所の小学生を自宅に監禁し
体澤貴洋専用の性処理奴隷として手厚く養育することで事なきを得た
今では唐澤家の床が、唐爽貴洋の淡桃色の精液で汚される心配もなくなったという
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尊師がアイス好きな理由
かーらー貴洋は母と弟の死後、孤独な少年であった
家にも学校にも居場所がなく一日中公園でぶらぶらとしていた
そんな時貴洋の心をいやしてくれたのは公園にいたホームレスであった
彼は貴洋に会うと必ずアイスを買いあたえ貴洋と何時間でも話をした
貴洋も彼のことを人生の師として仰ぐようになった
しかしある日父洋は貴洋の遅い帰りを不信に思い後をつけたのだ
貴洋を独占したい父洋はそのホームレスを手にかけてしまった
事件はすぐに行方不明として処理されたが貴洋の心にはぽっかりと穴が開いたままであった
今でも貴洋はそのアイスを頻繁に買っているのだという
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洋「たったかひろ」
あえぐ様な息づかいが、薄暗い部屋で繰り返されている。かすれた呼吸が、時折言葉の輪郭を形作る。
「た・・・たかひ・・・ろ・・」
弱々しく漏らされた言葉は薄暗闇に溶ける様にして消え、残された余韻が静寂を重苦しい沈黙に変えていく。
いや、重苦しいと感じているのは私だけかもしれない。そう思いながら、洋は自分の肩をかき抱いた。それは答えるもののない孤独からか、もしくは。
ふと、部屋の一隅に、橙色の光が灯った。
蝋燭の先で揺れる弱々しい光。その頼りなく震える灯火が一つ増えふたつ増え、やがて部屋の様相を焦らす様に露わにしていく。
そこは豪奢な空間だった。金糸に縁取られた赤々としたカーテンが、幾重にも月の光を遠ざけている。壁も真っ赤に塗りたくられ、棚の上は悪趣味な調度品で埋め尽くされている。変わらず薄暗い牢獄の様なその空間、その中心に、彼は座っていた。
黒々としたスーツ。真っ赤なネクタイ。黒々とした髪。黒々とした肌。
彼は血のように赤黒い玉座に深く腰掛け、毛足の長い真っ赤な絨毯に足を投げ出している。
そして、黒々とした瞳を哀れな羊に向けているのだ。
洋は罪を自覚した罪人の様により一掃腕を強くかき抱いた。白魚の様にぷりぷりとした指が、ラードの様にぷりぷりとした腕を締める。
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夜九時、息子が父の書斎を訪ねて来る。
くまのぷーさん柄のパジャマ(XXL)を身に纏い枕を抱えた息子は辛くて寝れないのだと訴える。
眠りに落ちかけたところで悪夢を見てしまったのだと言う。
弟の霊が現れて裸で当職の上に跨ると五反田No.1ソープ嬢バリのグラインド騎乗位で激しく犯してくるのだと。
可哀想に。
しくしく泣いている息子を抱き寄せ、扉の鍵をロックする。
父は次男を失ってからひとり残った長男を溺愛していた。
春というのに淫夢に惑わされた息子の身体は汗ばみ火照っている。
テントを張って窮屈そうな息子の息子を、父は衣服から自由にしてやる。息子の息子ははち切れんばかりに勃起していた。
言葉を交わすでなく父は、察したようにそれを自身の中へと導き入れ息子の全てを父性愛の温みで包み込んだ。
父の極上名器はミミズ千匹かつカズノコ天井かつタコツボ。声なき声を上げる息子。巧妙な仕方で締め付ける父。
港区の夜はまだ始まったばかりだ。
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洋は何も身につけていなかった。
下着も上着も、剃られてしまったのか陰毛もなかった。洋の足に手に、そして剃り跡にブツブツとした鳥肌が浮かんで行く。
その様子を見て、黒人の男はただ微笑を浮かべている。洋は耐え切れなくなったのか、息も絶え絶えに口にした。
「もう、やめにしよう・・・こんな・・・・こんな・・・」
しかし男に変化はなかった。洋の肌がじっとりとした汗に濡れて行く。濡れた肌に映って、蝋燭の火が急かす様に揺れている。
「あ、あ、たかひろ、たかひろ!」
男は貴洋だった。貴洋は変わらず座っていたが、自分の唇を舌先でなぞり続けていた。舌の動きが徐々に早くなっていく。
洋は貴洋をじっと見つめる様に祈っていたが、やがて顔をくしゃくしゃに歪ませた。そしてかき抱いていた腕をほどくと、そのまま頭の後ろまで持って行き手を組んだ。
途端あたりにすえた匂いが立ち込め始めた。洋は嗚咽をこぼしながら目をつむり、貴洋は舌を動かしながら立ち上がる。
匂いの元は洋のワキであった。剃られて数日たった剃り跡からはポツポツとした毛先が突き立ち、それでかぶれたのかワキの下を赤い湿疹が覆っていた。
貴洋はワキをさらけ出した洋の前に行くと、その腰を抱き寄せた。そしてその痛々しい剃り跡に口付けた。
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「あっ あっ」
洋は思わず声をこぼした。屈辱に歪んでいた顔は徐々に緩み、悩ましげな表情で身をよじらせている。痒い所に手が届く気持ちに、洋は歓喜した。そして、これから別の部位にも同じ事をされると期待をふくらませた。
貴洋のザラザラとした舌が、湿疹を擦っていく。湿疹から染み出す体液を、舌先がチロチロと拭っていく。
誰が今の状況を引き起こしたのかも忘れ、洋はいっ時の快楽に溺れた。
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酷すぎる
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『貴洋少年の苦悶』
貴洋少年は自分に流れる血に疑問を感じていた。
少年は家族の中で独りだけ頭が悪いのを恥じ、自分より優れた弟に劣等感を抱いていた。
それ故貴洋は家族の中で孤独を感じていた。
あぁ、僕はきっと他所の子なんだ。だからこんなに惨めなんだ。
学校でもコネ馬鹿息子と虐められ、
さらに貴洋は家族とも口を利かなくなってしまっていた。
なぜこんなに孤独なんだ。自慰する日々、虚しさだけが募った。
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問題作なんてもんじゃない…
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なんだこのスレは開示だ開示!
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貴洋は食欲も落ち、ご飯を毎回三十万杯おかわりしていたのが四万二百九十八杯にまで減った。
父洋は、息子のそんな落ち込む姿を見ていられなかった。
思案した洋はある日、貴洋が風呂を浴びている時に自分も浴室に入った。
頭を洗っていた貴洋は突然入ってきた父の姿に驚き、サッと前を隠した。
洋はたまには一緒に汗を流さないかと言い、貴洋の肩に手をかけた。
しかし、情緒不安定な貴洋は突然現れた父の存在に
既にパニックを起こしていた。
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そのため、少年は父の手を振り払い絶叫した。
僕は父さんの子供じゃないんでしょと。
洋は、驚いた。しかし、次には笑った。
いや、お前は間違いなくワシの子じゃよと。
見ろ貴洋、ワシの腹を。ひび割れてシワシワじゃろ。
これはお前がワシの腹の中にいた時の印じゃ。
お前は生まれた時点で5kgはあったからのう。
それはもう随分腹を痛めたもんじゃ。
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う、嘘だ。父さんは男じゃないか。
その話は前にも聞いたけど、他の家の子は皆お母さんから生まれたって聞いたよ。
ありえない、嘘だ。
貴洋は首を振る。
そんな貴洋を見つめ洋は、おもむろに自身の黒く汚れた大きな逞しい物を持ち上げた。
いいか、貴洋。お前が生まれたのはここからだ。
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食事中に見るんじゃなかった
訴訟
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貴洋は目撃した。父の逞しいモノの下に黒い貝の口のような割れ目があるのを。
闇から生じた何かを。
それはまるで、神の存在を目の当たりにした瞬間だった。
父はさらに自分の胸元を親指で指す。
この乳も随分張ったし、お前に吸われてご覧の通りじゃ。
胸は垂れ、唐スように黒い、その乳首からは無数の毛が生えている。
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黙した貴洋少年はマジマジとそれを目の当たりにし、脳裏に朧気な記憶を思い出した。
この、この乳は確かに僕が小さな時に吸った気がする。思わず手を伸ばす。
急いた気持ちが考えるより早く掴み、揉む
洋は思わず少し喘ぎ声を上げる。
貴洋はためらわず求めた。父の乳を。 乳房を。その全てをを
雄の臭いでありながら母のように暖かく柔らかい父の乳を一心不乱にしゃぶる。
汗じょっぱさなんか気にも止めなかった。洋のミルクが出るまでやめるわけにいかない。
口の中で乳毛が絡まる。
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そして、父洋も懐かしい感覚と共に絶頂に達しようとしていた。
でっ出りゅ……出りゅよ!!!
でりゅよぉぉぉぉ!!!!
いっちゃいましゅううぅぅぅぅうう!!!!!
塞がっていた黒穴から余すことなく貴洋の口に母なる父乳は飛びこんだ。
この日、貴洋少年はもう孤独じゃなくなったのだ。
洋編(終)
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馬鹿じゃねえの
馬鹿じゃねえの(戦慄)
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【頭唐澤文字K】
40298年、虎ノ門サーキットにてカーレース界に新たな風が吹き込まれようとしていた。
妨害、攻撃なんでもアリのデスレースだ。
人が傷つこうが死のうが核をぶち込もうがお構いなし、まさにルール無用の殺し合いが行われるのだ。
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半年程前の事、荒廃した経済と腐敗した政治に皆辟易していた。
多額の赤字国債(300万)を抱えながら他国に巨額のKARASAWAをばらまきついに借金は天文学的な数値に達した。
政治の失敗により失業率は下がる一方で度重なる増税が民を苦しめる。
一向に進まぬ震災からの復興、悪法児童ポルノ法改正での解釈拡大による脅威…
人々の怒りは頂点を越えていた。
そんな時、虎ノ門からの謎の飛翔体によって首相官邸が跡形もなく吹き飛ばされたのだ。
不満の募っていた民衆が各地で呼応して、議会制の資本主義は崩壊した。
そして日本は事実上の無政府状態へと陥ったのだ。
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そこからはまさに暗黒の時代…強者が弱者を食い物にする修羅の国へと日本は変貌した。
強盗、殺人、脱糞、東京はありとあらゆる犯罪が起きる魔の地帯へと変貌した。
東京以外の関東圏でも犯罪が多発。千葉県の一部区域では一人の水 相葉君似の少年を感染源とした謎の感染症が蔓延、
の街は避難命令が下り、半永久的に立ち入り禁止となった。
そんな中、金持ち達は力を持て余すわるいもの(といっても法など無いが)たちを戦わせる遊びを始めた。
やがてそれは大きな娯楽となり、日本各地で行われるようになった。
そして、その中でも最大規模のデスレースが行われるはこびとなった。
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主催は日本最大の財閥、海原コンツェルン。参加するのは日本各地で名を馳せたトップクラスの悪人達だ。
狂気の渦巻くこの大会に、かつて伝説と呼ばれた弁護士が向かっていた…
(続かないナリよ
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「どうナリか?なかなかの名文ナリ!」
息子は誇らしげにこの文章を見せつけた。
一体何の風の吹き回しなのか。
唖然としていた私に気付いて息子は胸を張る。
「当職は気付いたナリ。炎上しているのは当職が無能だと思われているからナリ。つまり、有能である事を示せば皆当職を見直すナリよ!」
最近息子はロクに弁護士としての仕事もせず、ポエムを書いたり歌を作ったりとおよそ弁護士とは思えない事ばかりしている。
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曰く、色々な芸術をこなせば有能である事を示せるそうだ。
「続かない、としているのはまだその先を思いついていないからナリ。これを出版社に持ち込むナリ。モミ!早く車を用意するナリよ!!」
そういって鼻息荒く息子は迫ってきた。こうなるともう手の付けようがない。仕方なく車を出す。
心配、というより絶望している私をよそに息子は後部座席で鼻歌を歌っている。
私の苦悩はまだ終わりそうもない。
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「あいつらは見る目がないナリ!!」
5つの出版社を周ったが結果はすべて門前払いとなった。力作を否定された息子は歯をきしらせながら前の座席をガンガン蹴りつけている。
「当職は弁護士ナリ!あんな低所得者なぞ一捻りナリ!!」
彼だけでなく、私も大いに恥をかいた。彼が幼い頃からずっとそうだ。
弟が死に、母親から捨てられても彼の悪いくせは一向に治る見込みがない。
「早く殺したらどうだ」…そう仕事仲間から言われた事もある。
しかし、私は殺せなかった。というより、やめられなかった。
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事務所に帰ってくるや否や、息子は私の服を引きちぎり叫ぶ。
「おい白モミ!ケツマンコを差し出すナリ!」
そういって乱暴に私の菊門に性器を挿入する。
彼の怒りはそれでしか収まらないのだ。
乱暴に犯されて私は感じていた。
「出りゅ!出りゅよ!!」
恥も外聞も関係ない。このパトスに私はのめり込んでしまったのだ。もう元には戻れない。
肉と肉のぶつかりあう音が深夜の虎ノ門に響き渡った。
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えぇ•••
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厚史はそう叫び声を上げながら、着ているシャツの胸元を引き裂いた。
途端、棒状のものが二つ、胸元からよぎる。
それはペニスであった。
しかし乳首でもあった。
厚史の薄い胸板、その頂点から二本のペニスが突き立って、自重で揺れているのだ。
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厚史はバラバラに揺れ動くそれを左右の手で掴むと、突如として金切り声を挙げた。
そしてその側面を滅茶苦茶にしごき始めた。
ピンクに色づくそれらはすぐにその色を濃くしながら、一回りふたまわりと膨張しそびえ立つ。
ツインタワーとばかりに顔のすぐ横で反り返っている。
厚史はそれを見て壮絶な笑みを浮かべると、より一層猛烈にしごいた。
途端、噴き出す精液。
まるで花火の様に打ち上げられたそれを浴びながら、厚史は満足そうにガッツポーズをした。
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「俺の名前はおっぱいチンチンだ」
厚史はテストの名前欄にそう書き殴ると、着ているシャツの胸元を引き裂いた。
途端に飛び出すジスイズアペン、二本の赤ペンが先生の顔面に向いてしなる。
それはペニスであった。
しかし乳首でもあった。
乳輪からそびえ立ったペニスが沈黙を容赦無く貫いたのだ。
しかしテストは戦争である。他人に構う余裕は無く、自分の力のみが試される。
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ミスをしても他人は助けてくれない。ならば自分で自分を救うのだ。
厚史は中空に揺れ動くカリ首に鋭く指を絡ませると、その筆先をテスト用紙にこすりつけた。
摩擦熱のあまりキャップからこぼれる亀頭。
しかし厚史は諦めない。
彼はミスをしたのだ。
自分の名前を書き間違えるというミスを。
次の瞬間、死に物狂いで刺激された筆から飛び散る修正液。
無事テスト用紙を白く染め上げた厚史は、自身のボールとペンを放ると、満足げにガッツポーズをした
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ママはおっぱい。チチはチンチン。
夕焼けに照らされた二人の間で厚史は神妙に頷く。
「やはり俺はおっぱいチンチンだ」
それを受けてか、乳房の先で嬉しげにペニスが跳ねる。優しげに吹いた風が竿の先から飛び出たカウパーを柔らかくさらって行く。弧を描いた粘液が、そのまま赤い空に溶けていく。
風は三人の間もするりと抜けていったが、不思議と、安らぐような温かみだけがそこには残っていた。
厚史編(終)
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http://i.imgur.com/AtDd546.jpg
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なんだこのスレ!?(驚愕)
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『ボウリング』
当職は焦っていた。
レーンの前で次の投球を待つも頭の中が真っ白だ。
抱えた6ポンドのボウルがかなり重く感じる。
10フレーム目2投目、はっきり言ってこの緊張感は異常だ。
当職のこの激しい呼吸の乱れの原因は賭けボウリング。
若かりし頃誰しもやったことあるだろう。
同窓達と共に呑み、上がった機嫌のまま二次会として赴いたボウリング場。
ただ、やはり男同士。ただ投げるだけじゃ面白くない。こういう次第だ。
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賭けの内容はこうだ。当職一人対同窓四名。
当職のスコアを50倍したものが同窓達4人のトータルスコアを優れば勝ち。
先に投げ終えた彼らのトータルスコアは620。
勝負はここからだ。
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同窓のものたちボウリング上手いな
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飯行ってくるナリ
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>>59
お疲れですを
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明日は九州で同期の送別会。坂本事務所から独立し、唐澤洋からの自立を目指す当職は自分で交通費を出す。当職は節約も兼ねて長距離バスを利用して行くことにした。
長距離バスの利用は初めてだったのでバス乗り場がわからず大遅刻、搭乗するさいにみんなから冷ややかな目で見られてしまった。
冷ややかな視線に中学時代を思い出す。「自分は弁護士だ、こいつらとは違う」とそう思いこみ、嫌な気分をかき消した。
当職が乗る長距離バスは4列だ。値段で選んだのは失敗だった。狭いシートに尻が痛む。
到着するまで寝ようと思ったが隣が若い女性ということもあり緊張して寝られなかった。
そこで当職は小腹を満たすためにバス乗る前に買ったマックを食べることにした。
ガサゴソと包装紙からメガマックを取り出し口いっぱいにほおばる。たまらない。
ポテトの塩が濃かったのと車内が乾燥してるせいもあってLサイズのコーラはあっという間に空になった。
腹を満たしてしばらくするとバスは海老名SAで休憩についた。海老名のSAにはいろんな店があり当職は時間を忘れて食べ歩きした。
再びバスに乗り、バスは目的地の九州へ向けバスは出発したのも束の間、当職に凄まじい便意とかつてない尿意に降りかかった。
「もぉダメェ!!我慢できないナリ!!漏れちゃうナリィィィィィ!!(ブリブリブリドバドビュパッブブブブゥ!!!!!ジョボボボボジョボボボ!!!!!!!ブバッババブッチッパッパッパパ!!!!!!」
齢三十四にもなる男の奇声が福岡行きのバスの中でこだました。
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シューカツもひと段落、明日は九州で同級生とお疲れパーティー。両親からもいよいよ独立し、経済的にも社会的にも自立を目指す私は当然自分で交通費を出す。私はお財布もキツイし節約も兼ねて長距離バスを利用して行くことにした。
バス乗り場で予定通りに乗車。一人遅れているらしく、中々バスは動かない。ようやく表れたかと思ったら悪びれもせずズンズンこちらに歩いてくる。
ゲッ、もしかして隣の席はコイツなのだろうか、サイテーの気分。「自分は弁護士だ、こいつらとは違う」とかボソボソ喋っていてメチャクチャキモイ限界。
もー早く降りたいよ!なんでこんなのが隣なの!私が乗る長距離バスは4列だった。値段で選んだのは人生最大の失敗だった。
どうにかして到着するまで寝ようと思ったけれど隣の自称弁護士?の荒い呼吸と妙な油の匂いが気になって眠れない。
しばらくするとキモイコイツは何やら鞄を開けて何をするかと思ったら、何とマックの袋を取り出してる!メチャありえないんですけど!!助けてお母さん。もう涙目だ。
ガサゴソと包装紙からメガマックを取り出したかと思うと口いっぱいに噛り付きクチャクチャと不快な音を立てている。キツイ油の臭いも広がって車内の空気は最低だ。
ポテトもわしづかみにしてボロボロこぼして口に詰めてる。最低。Lサイズのコーラは空になったのにズゴコココと大きな音を立てて吸っている。
流石に限界を感じイライラが爆発しそうになると、バスは海老名SAで休憩に入り出した。せめて心の洗濯をしよう。手洗いに行き気分を少し紛らわせてバスに戻った。
隣のキモキモクソデブはどうも食べ歩きをしていたようでまた当たり前のように遅刻していた。車内の沈んだ空気を載せようやく目的地の九州へ向けバスが出発したのも束の間、隣のデブが急に椅子をガクガクやりだすと叫びだした。
「もぉダメェ!!我慢できないナリ!!漏れちゃうナリィィィィィ!!(ブリブリブリドバドビュパッブブブブゥ!!!!!ジョボボボボジョボボボ!!!!!!!ブバッババブッチッパッパッパパ!!!!!!」・
私の人生史上最低の男の奇声が福岡行きのバスの中でこだました。
-
今日は新宿発、九州・福岡行きの夜行バス運転。会社から独立し、個人タクシーの運転手でもやりたいものだ。私はそう思いながら長距離バスの運転席に座った。
九州行長距離バスの運転は初めてだったので、はりきり過ぎて1時間以上早く出勤、事務所へ顔を出したさいにみんなから気張り過ぎだぞとなだめられてしまった。
出発時刻を過ぎたが乗客が一人揃わない。ようやく表れたかと思ったら悪びれもせすノソノソとこちらへ向かってくる。チケットを見せる時に「自分は弁護士だ、こいつらとは違う」と呟いていて気味が悪い。
私が運転する長距離バスは4列だ。値段で選んだ客は失敗だったと思うことだろう。狭いシートだと尻が痛むのだ。
交代のSAに到着するまでは眠れないのでコーヒーを飲んだが、緊張に加え客席のほうから酸化した脂の臭いが漂ってきて美味しく感じられない。
あまりに臭うので何事かとバックミラーに目をやると、先ほどの気味の悪い太った男がマックの包み紙を取り出し、グチャグチャと音を立てながらメガマックを口いっぱいに頬張っていた。
ポテトをボロボロとこぼしながら、まだバーガーが入ったままの口へ放り込む。ズゴゴゴ!と音を立てジュースを飲む。乗客はその様子と音でみな顔をしかめていた。
横の就活生だろう若い女性はこれが苦虫を噛み潰した顔だ、と言わんばかりに可愛らしい顔を歪めている。あとであの男がこぼしたポテトを掃除するのは私だ。いまいましい男め。思わず私も顔を歪めた。
太った男が2、3人分はあろうかと思われる食事を済ませた頃、バスは海老名SAで到着、休憩についた。乗客を降ろして脂臭いバスを換気し、私も一服することにした。
出発時刻にまたもあの迷惑な男が遅刻した。やれやれと思いつつ、沈んだ空気を漂わせたバスを出発させた束の間、後方から椅子を激しく揺らす音と凄まじい叫び声が!
「もぉダメェ!!我慢できないナリ!!漏れちゃうナリィィィィィ!!(ブリブリブリドバドビュパッブブブブゥ!!!!!ジョボボボボジョボボボ!!!!!!!ブバッババブッチッパッパッパパ!!!!!!」
私の運転手史上最低の乗客の奇声が福岡行きのバスの中でこだました。
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シューカツもひと段落、明日は九州で同級生とお疲れパーティー。両親からもいよいよ独立し、経済的にも社会的にも自立を目指す私は当然自分で交通費を出す。私はお財布もキツイし節約も兼ねて長距離バスを利用して行くことにした。
バス乗り場で予定通りに乗車。一人遅れているらしく、中々バスは動かない。ようやく表れたかと思ったら悪びれもせずズンズンこちらに歩いてくる。
ゲッ、もしかして隣の席はコイツなのだろうか、サイテーの気分。「自分は弁護士だ、こいつらとは違う」とかボソボソ喋っていてメチャクチャキモイ限界。
もー早く降りたいよ!なんでこんなのが隣なの!私が乗る長距離バスは4列だった。値段で選んだのは人生最大の失敗だった。
どうにかして到着するまで寝ようと思ったけれど隣の自称弁護士?の荒い呼吸と妙な油の匂いが気になって眠れない。
しばらくするとキモイコイツは何やら鞄を開けて何をするかと思ったら、何とマックの袋を取り出してる!メチャありえないんですけど!!助けてお母さん。もう涙目だ。
ガサゴソと包装紙からメガマックを取り出したかと思うと口いっぱいに噛り付きクチャクチャと不快な音を立てている。キツイ油の臭いも広がって車内の空気は最低だ。
ポテトもわしづかみにしてボロボロこぼして口に詰めてる。最低。Lサイズのコーラは空になったのにズゴコココと大きな音を立てて吸っている。
流石に限界を感じイライラが爆発しそうになると、バスは海老名SAで休憩に入り出した。せめて心の洗濯をしよう。手洗いに行き気分を少し紛らわせてバスに戻った。
隣のキモキモクソデブはどうも食べ歩きをしていたようでまた当たり前のように遅刻していた。車内の沈んだ空気を載せようやく目的地の九州へ向けバスが出発したのも束の間、隣のデブが急に椅子をガクガクやりだすと叫びだした。
「もぉダメェ!!我慢できないナリ!!漏れちゃうナリィィィィィ!!(ブリブリブリドバドビュパッブブブブゥ!!!!!ジョボボボボジョボボボ!!!!!!!ブバッババブッチッパッパッパパ!!!!!!」・
私の人生史上最低の男の奇声が福岡行きのバスの中でこだました。
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カブった
当職 無能 頭唐沢貴洋
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このスレとの出会いに感謝。
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ただいまナリ
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当職のスコアは現在8
つまりこの最後の投球で6ピンさえ倒せば逆転。
はっきり言って今までの投球は撒き餌。
真の勝負師は勝負を楽しむナリ。
当職は武者震いしつつ、ボウルに付いたオイルを拭く。
後ろで囃す同窓達には目もくれない。
さあ投げる準備ができた。屈めた背を伸ばす。行くナリよ。が次の瞬間信じられないことが起こった。
場内のすべての照明が消えた。理解が追いつかない。これはいけない。
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呆然としているうちに、何やら係員らしき人物が小走りでレーン脇にやってくる。
そして照明が色を変えて再び灯る。今度は怪しげに。
係員はマイクのスイッチをおもむろに入れDJさながら喋り始めた。
さあお待ちかね。チャンスゲームの時間!ここでストライクを取った方は商品を差し上げます。
当職は完全に集中力を切られた。
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他のレーンはガヤガヤと盛り上がり始めた。
だが当職は心の中で叫んでいた。ストライクなんかどうでいもいい。6ピンさえ倒せば良いのだと。
しかし、係員の店舗は続く。
投球姿勢に入って下さいと呼びかけ始めた。
好きに投げさせろと当職はたまらず声を上げようかと喉までこみ上げたが堪えた。
いいナリよ・・・。なんならストライクを取ってやるナリ!
係員の点呼で場内の選ばれしボウラーが投げる態勢が整った。無論、当職も。
係員は満を持して声を上げた。
-
場内に重い音が響き渡る。
当職も続かねばならない。
思い切りよく振りかぶった。
ために溜め、ここだ。
投げるタイミングが来た。イケる。
が、しかしまたもや信じられないことが起こった。
ボウルが手を離れないのだ。
手の先の勢いづいた球は当職の体を前に引っ張る。
さながら水面に躍り出る魚のように跳ねた当職はレーンの中に飛びこんだ。
-
ここにある尊師と洋の部分を自分とその父親に置き換えて
その文章が全世界に公開されてる事を想像すると身が震える
-
オイルで磨かれたその床に体を強く打ちつける。
当然腹も打ちつけた。
もう、もう無理だ。
初めから緊張して都合の悪かった胃腸だ。止まらない。
身が。実が震える。
あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!(ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!! )
虎ノ門にある深夜の娯楽施設。そこは一変にして茶色の地獄に変わり、0という数字が静かに刻まれた。
-
もう一度だけでいい。身体を重ねたかった。
熱く抱擁をし、狂ったように舌を絡めたかった。
久しぶりの再会。
手を合わせる。口を重ねる。言葉を交わす。
一枚のガラスを隔てて。
「父さん、こんなことになってごめんよ…」
貴洋がこちらを上目遣いでみながらつぶやく。
-
カラケー民の亡命先と化したスレ
-
後ろでは看守がじっと姿勢を崩さず直立している。
彼からは貴洋の行動は見えるが、私の行動は見えないかもしれない。
そう考え、私は股間のイチモツを出す。
息子の顔を見た瞬間から年甲斐もなく屹立し、亀頭からはカウパー氏腺液が糸を引いている。
看守に悟られぬように、そっと貴洋の顔を見ながらこする。
今まで味わったことのない快感が身を襲う。喘ぎ声を出しそうになる。ぐっとこらえる。
が、すぐに果ててしまう。
二人で顔を合わせ笑う。
-
朝起きるとパンツは夢精で濡れていた。
そうか、あれは夢なのだと悟る。
あんな幸せなことは起こりようがない。
監房を見回る看守に、夢精してしまったことを告げる。
「貴洋、いい年こいてなにをしているんだ」
嘲るような呆れるような、なんともいえない顔でこちらを見てくる。
どうして自分はあんな夢を見たのだろう。
どうして、父の立場から夢を見たのだろう。
父がまだ自分のことを愛してくれている、とでも思いたかったのか。
そんなことはありえないのに。
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父洋は、絶対に自分には面会しには来てくれない。
自分のことを許してくれるわけがない。
彼を裏切り、公園で幼女を強姦してしまったのだから。
彼の身体があるのに、別の人間に手を出してしまったのだから。
ふうっと息をつき、たそがれてみようとする。
だが、部屋に窓はなかった。窓などないのだ。
-
【に、にいさん】
おなにーさん。
厚史はそう呟きつつ、チンコの竿を握りしめていた。硬く膨張したチンチンの表面をぬめる様に皮が上下し、それにつられてよれる包皮で真っ赤な亀頭が見え隠れする。
毒々しく赤黒く膨らんだ亀頭、その先で鈴口が呼吸をする様に開いては閉じ、また開く。そしてその端から、とめどなく透明な液をこぼすのだ。
まるで夢心地に浸った幼子が、口の端から唾液を垂らす様に。
その粘る液体を手ですくう様にして、厚史は竿をこすっていた。派手な水音を立てながら、厚史は自身のカウパーを自身に擦り付けている。
力いっぱい握りしめた拳の先で、亀頭が痛みに耐える様に身をより一層赤くしていく。事実、硬くなった陰茎が歪むほどに力を入れた握り拳を、厚史は上下させているのだ。
しかし構わず、厚史は続ける。そのだらしなく開けた口の端から、夢心地の幼子の様に唾液を散らしながら、ただ欲望だけを貪るのだ。
まるで、厚史はチンコのようだった。
その様子を、貴洋はぼんやりと見つめていた。変わり果てた弟の姿に、貴洋はうっすらと目に涙をにじませ、しかしそれだけだった。貴洋には、もはや動く力など残っていなかった。
感覚のない手先を動かそうと身をよじらせる。貴洋の後ろ、微かに背もたれが軋む音がする。背もたれの後ろ側で、貴洋の手首は縛りつけられているのだ。
貴洋は立ち上がろうと足に力を入れる。それに伴って、椅子におろした腰だけが徐々に上がっていく。天井から吊るされた荒縄が、貴洋の足首を縛りつけているのだ。
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宙空に、貴洋の秘所が虚しく揺れる。ピンクに色づいた菊門が、軌道を描く様に微かに揺れ動いている。
ふと、貴洋は呻いた。途端、跳ねさせた尻、そのピンク色のつぼみから、何か白いものが散る。毛足の長い絨毯に、幾筋かの白線が走っていく。
柔らかい毛先に絡むそれは、精子だった。貴洋の菊門、厚史が幾度も幾度も放った金玉の中で渦巻く欲望。厚史は動けない貴洋をまるで玩具の様に何度も何度も気の向くまま休むことなく貫き引き裂き続けたのだ。
その結果が、まるで涙の様に貴洋の肛門から尻タブ、尾てい骨と伝い、革張りの椅子をけがしていく。貴洋は尻と椅子の間でよれる精液のダマの感触を感触に、ただ呆然としている。
何も出来ない。いや、貴洋は何もできなかったのだ。貴洋は竿をしごく厚史、その背後に佇む影に目を向けた。虚ろな視界の先、貴洋にはその影が笑っているような気がした。
それは父の影だった。父、唐澤洋がその輪郭を震わせている。貴洋は確信した。確かに父は笑っている。この有様を見て、堪えきれぬ愉悦のままに唐澤洋は身を震わせているのだ。
唐澤洋は近年、edに悩んでいた。年々欲深く、傲慢になっていく妻、厚子。彼女を満足させるために酷使した洋のチンチンはボロボロ、焼け残った木の枝の様に真っ黒にしなびていた。
その洋を容赦なく罵倒する厚子。すでに洋は身も心も限界に向かっていた。人間誰しも老いるもの。しかし厚子はそれを認めず、洋は自身の衰えに恐怖した。妻のいびりの中、洋は老いを認められなかったのだ。
その洋の唯一のオアシスが、可愛い子供達だった。聡明で素直な厚史。馬鹿で傲慢な貴洋。その性質に違いはあれど、どちらも可愛い我が子。日々の淀んだ悩みから解放される唯一の道、それが子供達だった。
しかしある日洋は見てしまった。厚子に内緒で持っていったアイスを片手に、貴洋の部屋のドアをそっと開いた時であった。
貴洋がドアに背を向けて、テレビを見ていた。四角い画面では、幼い女の子達が満面の笑みで駆け回っている。無邪気な笑顔で、無垢な姿をさらしていた。
洋は少しおののいたが、しばらくして持ち直した。貴洋ももう中学生。世の中の悪い面も見えてきた頃だろう。ならば、純真無垢だった頃に浸るためにああいったDVDを見るのもしょうがない。
-
気を取り直した洋は、ドアを開けると、貴洋の背後に近づいていく。何食わぬ顔でアイスだけ渡してやろう。若人よ、大いに悩め。余裕をもって洋は貴洋に近づいていく。
一歩、一歩、また一歩。歩を進めるごとに洋はあることに気がついた。こちらに背を向けて座っている貴洋、その上体が微かに揺れている。それに合わせる様に繰り返される貴洋の息遣い。
洋は妙に思いながらも、そのまま貴洋の後ろに立つ。そして目の当たりにした。
貴洋の腰掛けた椅子の背もたれの向こう側、貴洋の手が、何かを握りしめて上下に振られている。その動きに絡みつく様に響き渡る水音。
「あつ、あっ、いく、いくナリ!」
画面にほころぶ無邪気な笑顔に、息子の邪気が大量に飛ぶ。画面の表面を粘液が音を立てて散っていく。
貴洋はオナニーをしていた。洋は思った。確かに貴洋も男だ。オナニーもする。夢精もする。いつかは相手も作ってセックスもするだろう。だがしかし。
洋の手元からアイスがこぼれおちる。解けたアイスが洋の手の平を伝い、指先からたれて行くが、洋は構わずその手を握りしめた。
洋は怒りに震えていた。性欲にまみれた妻からの苦しみ。日々の苦しみから逃れるひと時の憩いの場。それが偽りだったのだ。心のオアシスたる息子も、妻と同じ性欲の塊だったのだ。
その時、洋の中で何かが砕けた。
「ナリ?」
洋の握り拳から垂れたアイス、首元に落ちたその冷たさに振り向いた貴洋が見たのは、颶風の様に部屋を飛び出していく洋の姿だった。
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貴洋には何が起きたかわからなかったが、あの時から父は変わってしまった。もしかすると。貴洋は朦朧とした意識の中思う。あの時、ジュニアアイドルでしこって無ければ、こんなことにはならなかったかもしれない。
貴洋はいまだシコリ続ける弟、その向こう側から近づいてくる影を眺めた。影は白いもみあげを揺らしながら、貴洋のうなじに顔を寄せた。
「どうだ、【デリュデリュドリンク】の味は」
父の声が耳を打った。こみ上げる喜びをこらえる様に喉を鳴らしながら、父の声が続ける。
「ただの子供でさえこの有様だ、しかも試作品でこれだからな」
厚史の、竿をしごく音が聞こえてくる。厚史は何かを飲まされたらしい。素直な厚史は、最後まで父を信じていたのだ。
「遺伝子の近い大人が服用すれば、効果は正しく作用するはずだ」
竿を擦る水音が、大きくなっている。厚史が近づいてくる。当職を、また。
「もうワシをソチンだなんてバカにする奴はいなくなるんじゃ!うおおおおおおお」
洋の雄叫び。同時に、貴洋の吊るされた足、その太ももを誰かの手の平がワシづかみにする。貴洋は息をのんだ。厚史が、また。また当職をメチャクチャにしようとしている。
そうして身を硬くする貴洋の尻に、予想とは違った感触のものが触れた。サラサラとした、指先でほどけるような繊維質のもの。
それは厚史の頭だった。頭のてっぺんを、厚史が尻に向かってゴツゴツとぶつけているのだ。亀頭と自頭の違いがわからなくなっているのかもしれない。
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今の弟のフェイスはチンコとなって、入り口を探る様に円を描きながら頭突きを繰り返している。そして亀頭の先からカウパーを吐き出す様に、口元からよだれを吐き出しながら、ふと、めり込んだ。
vあああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!
貴洋の喉から、声なき声がほとばしる。どこにそんな力が残っていたのかと思うほど、貴洋は猛烈に体をよじらせる。
何処か遠くに行ってしまった肛門が、リアルタイムで巨大な異物感のみを伝えてくる。尻を急激に拡張される感覚に急速で置いていかれた貴洋はただがむしゃらに叫び声をあげる。
何かがプチプチと切れる音とともに、相葉雅紀似の顔がめり込んでいく。真っ赤な鮮血に絡みながら、水嶋ヒロ似の顔が肉をかき分けて行く。腸壁をえぐり糞にまみれながら、ジャンヌダルクのヤス似の顔が潜り混んで行く。
あまりの異物感に、貴洋はえづき、そして吐き出した。洋はそんな貴洋を見て嬉しそうにつぶやく。
「お前の中には今何が入っているのかいってみろ」
髪の毛を掴まれ無理やりに上げさせられた顔を吐瀉物で汚しながら貴洋は息も絶え絶えに叫ぶ。
「私の中にはいつも弟がいます!私の中にはいつも弟がいます!」
そしてすぼんだ肛門、その中心から勢いよく飛び出した弟はすでに動かなくなっており、その顔は堂本光一に似ていたという。
-
【嘲]
お前の母ちゃん唐澤洋。
幼い頃、近所の子供に言われた言葉だ。当時の当職にはいまいち意味のわからない言葉だった。しかし幼心になぜだか傷ついた様に思う。
だからその度に、座り込みながら当職は叫んだのだ。耳を塞ぎ目をつむり、何も考えずに。
ああああああああああああああああ。ぶりぶりぶりぶり。
それだけで、いつの間にか当職から人が離れていく。ただ目を逸らしていれば嫌な事は過ぎ去っていくのだ。時間が解決してくれる。
それは真実であった。けれども、言葉に出来ない鬱屈としたものが、確かに当職の足取りを重くしたし、それによって当職は耐え切れなくなったかの様に、時折叫ばずにはいられなかった。
その度に、当職をその広い胸に抱くのは、父洋であった。当職は目の端からとめどなくこぼれ落ちる温かな涙を、決して見せまいと、顔を父の胸元にうずめてその匂いを感じていた。温かい、どこかかすれた様な匂い。それが当職の父であった。
しかし、ある日の事です。当職がいつもの様に近所の子供に寄ってたかっていじめられ、絶叫でなんとか追い払った後のこと。決まって嗅ぐ父親の匂いの中に、いつもと違ったニオイを感じ取ったのです。
すえたような、しかしどこか小さな花がほころぶ様な生臭さ。
当職は思わず目を開けた。そして絶叫した。近所の子供が列となって、近所の大人が群れとなって、父の尻穴を代わる代わる犯している。口汚い言葉で父を罵倒しながら、入ったり出たりを忙しく繰り返しているのだ。
もううみだくなぃィいいいい!!!!!もうあがぢゃんうみだくなぃィィィィィィィィィい!!!**
-
父の口元から漏れる叫び声。父のイメージとは到底結びつかない女の声。しかし厳粛な父の姿と、快楽に悶える淫乱な姿が、目の前で確かに結びついている。当職はどうすればいいのかわからずに、ただ、父のヒクつくアヒル口を見上げている。
そうして動けない当職に、周りを取り囲む悪いもの達が言う。お父さんと言ってもいいんだぞ。いいや、俺がお父さんだ。いや私が僕が。
やがて品の良い笑みを浮かべた男が父の耳元で囁く。父は必死に首を振るが、男は容赦無く父の首を握り締める。父は観念したかの様に、そして恐怖に震えながら、言葉を漏らした。
本当の会計士同士の交尾をみたいかい?
当職が何をするでもなくそれは始まった。オラ!オラ!オラ!オラ!オラ!オラ!オラ!オラ!オラ!オラ!オラ!オラ!オラ!オラ!オラ!オラ!オラ!オラ!オラ
父と同年代の男がなでつけられた髪を振り乱しながら、父の背中にのしかかる。粘着質な音を撒き散らしながら、泡立った汁が飛び散って糸を引く。
当職は口に汁が入るのも構わず、ただぼんやりと口を開けていた。その時の空の色は確か・・・
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【もみ】
午前一時。家に明かりはなく、音も冷蔵庫の低い唸り声が響いているのみ。
今や、眠りと静寂とがこの唐澤家の家主となっていた。
そんな中突如として大きな音が響く。これに目を覚ましたのは洋である。
嘆息する。またはじまったかと気を落とす。
ふんどし一丁で乳首には洗濯ばさみという、彼が小学生のときに見出し以来60年以上続けている彼独自の安眠スタイルのまま部屋を出る。
隣で眠る妻厚子の口に舌を入れ、ジュビュルルッジュバッポヌニュポプリュといういつも通りの接吻は欠かさない。
音はは上階、息子貴洋の牢から聞こえた。
再び嘆息。仕方ない、これが父親の責務なのだ。眠い目をこすりながら階段を上る。
ふんどしからはみでた一本のコードとその先にぶら下がったローターのスイッチが宿主の歩調に合わせて揺れていた。
貴洋は生まれた時から障害を患っていた。無脳症であったのだ。
それでも生きるために必要な機能は保持され、36歳になるまで唐澤家の牢で生き長らえているのだ。
奇跡であった。無脳症は通常はすぐ死ぬ。脳がないのだから仕方がない。
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何これ(素)
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ところが貴洋の場合は違った。彼はどういうわけか知らないがこれまでずっと生きている。
ときたま意思をみせるのだ。あれがしたい、これをしてもらいたいと訴えかけてくるのだ。
洋にはそれがすべて分かった。父親であるがゆえの不思議であろうか。
貴洋の牢に入る。全裸で横たわる息子を見つめる。そうして、おもむろにその陰部をなめはじめる。
皮を被ったそれも、やがてムクムクと膨らみもっと舐めてもっとしゃぶってと自己主張を激しくする。
これが息子の求めていることなのだ。少なくとも洋はそう考えていた。
貴洋が射精するまでフェラチオを丹念に行う。これこそ父親としての責務なのだ。
洋は涙する。その意味は自分でもわからない。
そもそも自分は息子をどう思っているのだろうか?
愛している?哀れだと思っている?
駄目だ。そんなことを考えては駄目だ。雑念を振り払い、毎日してきたように舌を動かす。
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ごめんな……ごめん……
唾液と陰茎が絡まる音にかき消されながらも、陰茎をしゃぶりながら洋は無意識にそんな言葉を口にしていた。
サイドもみ 終わり
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私達の息子は生まれてすぐになくなりました。ええ……はい、病気で……
いえ、無脳症という病気です。脳がすっぽりと抜け落ちていたのです。
私達夫婦はこの現実をすぐに受け止めようとしました。
それでも、ちゃんと貴洋という名前を与えて、確かに私達の息子だったのだという足跡を残してあげました。
ええ、はい、そうです。あ、いいですか続けても。……大丈夫そうですね。
お葬式も上げてお墓にも入れました。貴洋の分まで頑張るからねって仏壇にも、今でも毎日手を合わせています。
私はその現実を受け入れました。はい。少なくとも私自身は克服したと思っています。
こうやって、お子さんをなくされた夫婦の集まりにも参加しお話をすることでだいぶ楽になれるのです。
ところが、最近です、夫の様子がおかしいのです。
会計士をやっていたのですが、最近それを引退してから、言動がおかしくなったのです。
幼児退行というのでしょうか……。
お恥ずかしい話、私達ももう歳ですから夜の営みなんてものはだいぶ遠ざかっておりました。
-
ですが、最近、やたらと、その……求められるようになりまして……。
まあ、あれですね、一応嬉しい気持ちもありまして、こんなことお話しするのはあれかもしれませんが、最近は楽しんでおりました。
ですが、どうも……その、内容と言いますかプレイと言いますか、とにかく変なのです。
近頃はどこからかふんどしを購入し玩具をその……後ろの穴に挿入しまして、その状態でおしりを叩いてくれなんていうのです。
いやまあ、この程度でしたら、この程度というのも変ですが、これくらいだったら「変態」で済む話です。
ですが、ですが、もっと変なことをしていることに気がついたのです。
皆さん大丈夫ですか?すいません、こんな話をしてしまって。いえ、本当に。続けますね。
夜中、いきなり起き出してどこかへ向かうのです。朝まで戻ってこないことは普通です。
少し気になりまして様子をうかがったところ、家のどこかへいくようなのです。
どこだと思いますか?……。貴洋の仏壇のある部屋です。
ドアの隙間から覗いて何やってるかを見たのですがぞっとしました。
そのですね……貴洋の位牌をですね……ベロベロと音を立てて舐めているのです。
-
もうどうしたらよいか分かりません。夫はこのままおかしくなったままなのでしょうか。
皆さんの意見とかですね、アドバイスなんかいただけたらと思って、こうしてお話する機会を頂いたのですが……よろしくお願いします。どうか。
サイド:厚子 終
-
貴洋の陰茎がもう爆発寸前にあることは、その小刻みな振動をみればすぐに分かる。
洋は舌先に神経を集中させる。貴洋から全てを吸い取るつもりで彼を吸う。
瞬間、口の中が熱くなった。ほんのりとした苦さで満たされる。脈動するそれを感じる。
果てたのだ。貴洋の陰茎が、洋の口によって悦楽の園へ至ったのだ。
洋は舌でその精液の舌触りをゆっくりとテイスティングする。
しばし味わった後それを飲み干す。一体感。息子と一つになれたという感覚。
果てたあともまだ硬直している息子の陰茎を、感慨深く撫でてみる。
その時だった。不意な物音を扉の方から聞いた。
振り返ると妻厚子がいた。
気づかれたことに驚くかのように、目を丸くしてそこにいる。
なんだか最近は昼間どこかへでかけているようだ。なにやら会合に出ていると言っていたが浮気でもしているのかもしれない。
と、そう考えた瞬間、洋の頭は妻が浮気をしているという考えにとりつかれた。
-
許せない。自分はこうやって貴洋の陰茎を、丹念になめあげているというのに自分は浮気だと?
意識が暗転する。
そして、目の前に厚子の死体があることに気がつくのに時間はかからなかった。
舌をだらんと出し泡を吹いて倒れている。
絞め殺してしまったのか。
とりあえず脱がして、セックスをする。死体を犯しても特別な快感は得られなかった。
さて、洋は目の前に貴洋の位牌を見つけああそういえば死んでたっけと一人笑いながら台所へ向かい
箸入れから適当に菜箸を取り出すと左耳にいれズブズブと鼓膜やら内耳やらお構いなしに突き進めそのまま脳をジュブジュブとかきまぜると嘔吐しながら死んだ。
終
-
ファッ!?
-
【空の色】
「地獄におちろ」
唐澤貴羊はニガニガしげに口を歪ませながら、右手を勢い良く振り下ろした。
途端、夜を硬い破裂音がつんざく。
唐障貴洋は余韻に身をブルブルと震わせると、しばらくしてまたユルユルと腕を上げていく。きつく握り締められた握り拳、その血の気の失せた指がムチムチと軋みをあげながら月明かりに浮かび上がっていく。
月明かりの下、唐澤貫洋の右手にはトンカチが握られていた。貴洋の拳、その硬く握られた内側から伸びる木の柄の先で、黒々とした金属のカタマリが鈍く輝いている。その暗い光が、ふと弧を描き、落ちていく。
誰もいない事務所で繰り返し響き渡る音に、貴洋の身が震える。貴洋だけではない。月明かりの差し込む窓ガラスが震える。葉擦れの音と共に観葉植物が震える。重なりあった調度品が軽い音を立てて震える。積み重なった重要書類が震えて崩れていく。
幾重にも積み重なる音の群れの中で、貴洋の指が震える。腕が震える。顔面が震えて汗が飛び散る。貴洋は酔いしれた様に身を震わせて、また右手を持ち上げて行く。
そうして貴洋は、何度も洋の机を打つ。
黒檀から切り出された一枚板、その重厚に広がる美しい木目目掛けて、貴洋はトンカチを振り下ろしているのだ。きめ細やかな年輪の重なりは幾筋ものヒビに貫かれ、その先を追いかけ回す様にした貴洋は右手を振り下ろして回っているのだ。
しかし貴洋はヒビを追いかけ回して等いなかった。木目を狙って等いなかった。机を覆う様にして貼り付けられた写真。数え切れないほどに並べられた貴洋の成長記録目掛けてトンカチを振り下ろしていたのだ。
貴洋は知っていた。父洋がこの写真をじっと眺めながら顔をほころばせている事を。時には手にとってもの思いに耽っている事を。そしてその後には決まって、貴洋を祈る様にして見つめる事を。
強くなりたい。それは貴洋少年の切なる願いであった。貴洋青年の、そして貴洋中年の切なる願いであった。
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思えば貴洋に降りかかるのはいつだって苦難であった。曲げられたネクタイ。悪かったもあった。悪いものたち。ではさよなら法政二中。
だからこそ貴洋は願ったのだ。幸せが欲しいとは言わない。襲いくる苦難に立ち向かう強さを。ただ自分らしくある力を。
しかし人は、変わろうとする時、過去の自分をこき下ろさずにはいられない。それが大切な思い出でも、悪しき頃として考えねば人は前に進めないのだ。
貴洋はまず、一日一回ネットで今の自分を殺す事にした。悪しき自分との決別だ。そしてワザと殺意を向けられる様な弁護士を演じ、不特定多数に自分を無数に殺させた。
次に、体を鍛えた。山にこもり、長い谷、川を走破した。そして中近東の紛争から帰還した頃、186*100*36と化した彼は座禅しながら跳ねていた。
さらには開示。顔も声も分からない相手を、自分に向けられた殺害予告、その殺意のみを手掛かりに探り当てるのだ。様々な殺意が、貴洋の心の無駄を削り落としていく。
そして今、貴洋は過去の自分を殺している。汗を垂らししかし休むことなく、ひたすらしらみつぶしの様に過去の記録を抹消していく。貴洋はもはや振り返らない。
それが父親にとって大切な思い出でも。老い先短い父にとってかけがえのない財産であっても。父が息子と過ごす平和なひと時を望んでいるとしても。
貴洋は今を見ない。過去も振り返らない。ただ、かつての弱い自分の様な存在でも、ありのままで居られる様な、優しい世界を目指す。泣き叫ぶ自分の声に耳を塞ぎつつ、貴洋は口にするのだ。
「声なき声に力を」
終
-
【Kの空】
当職の性欲はビッグバンを迎えた。
白モミではもう発散しきれない。オーガズムの訪れ。
着ているスラックスにはサーカスが出現し、テントの中ではピエロが大暴れ。
はっきりいってポリジョイだ。
これはオニューのオナホが必要ナリ、洋ではもう当職を止められないナリよ。イチモツにつける八上薬を渇望する。
無いなら、現地調達決行。
思い立った当職の行動は速かった。
台風の如く事務所を飛び出し、階段を駆け下りる。
向かう先は小学校ナリよ。天国の王は凱旋するのだ。
-
愛車の三輪車(マッハゴーゴー号)に跨り当職は街並みを置き去りにする。
一時間ほどかけて3km先の小学校に到着した。
そして、校門を前に仁王立ちした。
いや凱旋門というべきか。当職は、はるばるやってきた。
警備員などの人影は見当たらない。チャンスだ。
白い建物の中へそのまま堂々と入る。
久方ぶりにの聖域で興奮は抑えられず、既に下着は滲んでいた。下半身の唸り声に身が震える。
-
低学年の教室が下の階であることは明白。
弁護士の賢さをいかんなく発揮し、着実に静かな廊下を這い進む。
天を仰ぐと 1-K
ここだ。ダウジングは終わり、ここからは宝の物色の時間。
当職はムクリと起き上がり、ドアの前を睨みつけた。
あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!
-
教室のドアを真正面から肩で打つ。弁護士タックルをナメるなよ。
パカァーと倒れたドアと当職は教室へ乗りこんだ。
もう笑みを当職は隠せなかった。
当職、到着!w
しかし、そこには一匹も当職の餌は居なかった。血の気が引いていく。
何故だ。なぜこんなに無人なんだ。
自問自答し、性欲の沸騰から冷めた頭が一つ思い出した。
-
今日は日曜日だった。
どこからとも無く声なき声が聞こえてくる
・・・ああ。ああ、ああ
あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!(ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!! )
程なくして知らせを受けて派遣された警備員は、
小学校の教室の中で糞便の海に溺れ、失神し沈んだ太った男を目の当たりにした。
(終)
-
【償】
ねじれた天井の木目が無数に覗き込んでくる。貴洋はそれらと目を合わせない様にしばらく目線を泳がせると、一転弾かれる様に目を覚ました。
庭先に面する廊下、その床板が先程から軋みを上げているのだ。まるで誰かが歩き回っているかの様に。貴洋は自分の隣、同じ布団の中静かな寝息を立てて眠る洋を見た。
今、この家に住んでいるのは親子二人だけである。ならば先程から聞こえるこの足音は誰のものなのだろうか。廊下に面した障子、その月明かりに照らされた向こう側で何かが立ち止まるのを、貴洋は横目に捉えた。
小さな影だ。薄ぼんやりと浮かび上がった輪郭が、障子の向こうに佇んでいる。それは丁度、中学生頃の自分程の大きさの様に思え、貴洋はつぶやいた。
「厚史・・・」
その小さな声に答える様に、影が小さく揺れる。次いで、影の映る障子の一点、薄い障子紙がこちらに向かってたわんでいく。木枠の微かな軋みが、薄暗い部屋を満たしていく。
貴洋はしばらくして、耐えかねた様に破れた障子紙の向こう側から、何か青白いものが覗いているのに気がついた。
それはちんぽだった。血の気のない薄い色をしたちんぽが、ロウのかたまりの様に障子の向こう側から突き立って震えているのだ。
「あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!」
貴洋は思い出したかの様に自分の叫び声を聞いていた。薄く湿った肛門から何かが次々と飛び出していく感覚だけを残して、貴洋は人心地を失って行く。もはや夢なのではないか。ぼやけた視界の中、障子から突き立つちんぽ、そのグズグズに崩れた亀頭から白い液体が噴き出す。
そして瞼越しに感じる白い輝きに、貴洋は目を覚ました。
-
ハッセは?
-
庭先から、まばゆいまでの朝の光が差し込んでいる。その脇で、開け放たれた障子の縁に手をかけながら、父が小言を漏らす。
「いつまで寝ているとは言わんが」
そういう洋のアヒル口の端には、ヨダレの乾いた白い筋が無数に走っている。貴洋は寝ぼけ眼を指でこすろうとして、ふと息を呑んだ。
寝床が、床が、部屋が糞にまみれている。まさか。弾かれた様に上げた目の先、障子紙にあいた小さな穴。
やはり夢ではなかった。貴洋の身が震える。恐怖の為ではない。厚史が、当職に何かを伝えようとしている。その直感に身が震えるのだ。
貴洋は寝巻きのスーツを脱ぎ捨てると、普段着のスーツを身につけた。どうせ毎日が日曜日だ。心がせかすまま、貴洋は転がる様にして四つ足で外へと飛び出した。
そうしてしばらくして、貴洋はタマガワの河川敷についた。誰もいない川辺で、丈の低い草の先が風に揺れている。太陽は天高く輝き、真上から貴洋を見つめる様に照りつける。
貴洋はそのまなざしから顔を逸らしながら、首元の汗を手のひらでぬぐう。折り畳んだジャケット、その下の腕から、腋から、じっとりとした汗が滲んでは流れていく。
暑い。貴洋は額の上に手をかざし、土手を慣れたように下っていく。その先に、弟が眠っているのだ。貴洋は斜面を滑る様にして下っていく。
やがてついた橋の影。涼しげな風が吹き抜けるその場に、厚史の墓はあった。一抱え程の平らな石。地面に突き立てられたそれを囲むように、花束とアイスの棒が添えられている。
貴洋はその前で立ち止まった。弟の墓は小綺麗に掃除されていた。貴洋が以前目にした時とほとんど変わっていない。毎日が日曜日なので、暇な時には掃除に来ているのだ。
貴洋は思わずつぶやいた。
-
「何が不満ナリか」
ぽつりとこぼされた言葉は、川沿いの風に流され、余韻だけを残して消えていく。しかし、貴洋の中には変わらず、鬱屈としたものが溜まっていく。
毎日掃除しているのに。毎日花を備えているのに。アイスの当たり棒を毎日飾っているのに。
「何が不満ナリか!」
それは怒りだった。長い間、報われない努力をしていた兄の、逆鱗であった。
「当職はこんなに頑張ったナリ!感謝するナリ!感謝するナリ!」
貴洋の足が、厚史の墓石に叩きつけられる。備えられた花は花びらを宙に散らして土にまみれ、アイスの棒はへし折れて散らばる。
「認めろナリ!認めろナリ!」
倒れる墓石。貴洋はその根元の土を指で掻き分け、弟をおもむろに引きずり出す。
弟はほとんど骨になっていた。暗い眼窩から虫が顔を出すが、気にせず貴洋はその骨格を縦横無尽に振り回した。川沿いの風に、カラコロと軽い音が混じる。
次いで、その小さな体を貴洋は地面に叩きつけ、仰向けになったその節々に鞭を振るい始める。貴洋の手首のスナップに合わせ、鞭が飛ぶ、骨片が飛ぶ、汗が飛び散る。
頭蓋骨、肩、肘、鎖骨、肋骨。そして腰骨を打ちつけ様としたその時に、貴洋はそれを目にした。
-
それはちんぽだった。薄い色をしたちんぽ。ただ、それは夢の中で見た血の気のないものなどではない、確かに脈打つ隆々としたちんぽだった。肢体を鞭打たれて、厚史は喜んでいるのだ。
呆然と立ち尽くし貴洋の目の前で、若い雪が散る。まるで春の息吹の様に噴き出したそれは、優しげな風に跡形も無くさらわれていく。
途端、貴洋の頭に天啓が差し込んだ。悪いものたちにやられた厚史。厚史は乱暴されて苦しんだのか、それとも。
鬱屈としたものがほどけていく様に感じ、貴洋はふと空を仰いだ。
終
-
【ミッチ】
ロウソクの先で、橙色の火が小さく揺れている。その小さな明かりだけを頼りに、貴洋の握り拳が、通子の下腹部、膣口目掛けて振り下ろされる。
「あいてて!」
ジャストミートで仰け反る通子。弾ける様に張り上げられた腹部が滲み出た脂汗で照ら照らとうねる。橙色の明かりが、肌の表面を舐める様にチロチロと揺れる。
薄暗い密室の中、突如として膣口を容赦無く打ち付けた握り拳。そのあまりの衝撃に、通子は息も絶え絶えとなって身をよじらせた。通子の荒い呼吸が、声なき声となってほのかに灯火の輪郭を震わす。
その様相を、貴洋はしばらく無言で見下ろしていた。そして変わらず無機質な笑みを浮かべながら、ぶち込んだ右手を微かに震わせた。
「ヴヴヴヴヴヴヴヴ!!」
通子は声なき声をあげる。右手の詰まった膣。その僅かな隙間で粘液が無数に糸を引き、ニチャニチャと音を立てて湿っていく。粘質な音が幾重にも合わさり、群れとなって通子を追い立てていく。
ニチャニチャニチャニチャニチャニチャニチャニチャ。
通子はしばらく死に物狂いで身をよじらせていたが、やがてその動きを止めた。そして数瞬の後、弾ける様に腰を前に突き出した。
「ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ!!!!」
ニチャン!一際大きな水音と共に、貴洋の右手が放たれる。秘所から激しく飛び散る液体が、部屋中を幾筋にも濡らしていく。貴洋のスーツを走っていく。貴洋の顔をよぎっていく。
貴洋はふと額を垂れるその汁を口をすぼめてすすり、そして顔をゆがませた。まるで梅干しを口に含んだ時の様に、口をさらにすぼませていく。
-
まぶたをちらつく明かり。
目を覚ました厚史の視界の先で、小さな電球が揺れている。
厚史はしばらくそれをじっと見つめ、ふと手足の違和感に気がついた。
両手両足首に、何か枷の様なものが嵌められている。あまりの居心地の悪さに身をよじると、手首から伸びた鎖が硬質に響く。
厚史は何とか首を動かすと、辺りの様子を仰ぎ見た。
小さな場所だった。薄汚れた壁に錆びたノコギリ、先の欠けた鎌など、様々な工具が立てかけられている。
所狭しと並べられたその中心に、厚史は縛りつけられているのだ。
厚史は顔の横に銀色の光を見た。規律正しく並べられたそれは大小様々なメス、ハサミ、そして糸の通された針だった。天井に揺れる弱々しい光が、薄い刃にさざ波の様に広がっている。
そして気づいた。
逆側、枕元に誰かが座っている。
仰向けになっている厚史のうなじで荒い息を立てながら、何かをうわ言の様につぶやいている。
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恐る恐る顔を向けた厚史の視界に映ったのは、暗闇に浮かび上がる、白いもみあげ。
唐澤洋だった。
唐澤洋が口をすぼめて厚史のうなじ辺りに何事か囁きながら、その血走った目を天井の電球に向けているのだ。手元には、一抱えのダンボール。
厚史は悲しくなった。強かった父。優しかった父。センチュリー監査法人(現新日本有限責任監査法人)元代表社員、日本公認会計士協会綱紀審査会委員(現任)の父。
兄の唐睾貴洋を失ってから父はすっかり消沈してしまった。数年前、兄の体澤貴洋は多摩川の河川敷で悪いものたちにぐちゃぐちゃにされ、帰らぬ人となったのだ。
その日からだ。唐澤洋には、馬鹿の一つ覚えの様に繰り返している言葉がある。
「唐睾貴洋?」
天井を向いていた唐爽貴洋の目が、不意にその血走った眼球の表面を滑り落ちる様にして厚史に向いた。
厚史は悲しげに目を逸らすと、しかし半ば苛立つ様にして、今だ兄の影を追い続ける父に言う。
「兄さんは死んだんだよ」
唐澤洋は息を止めた。そしてしばらくじっと覗き込む様に厚史の顔を覗き込むと、突如としてその場で仰け反った。手元のダンボールが放り投げられ、固い音や柔らかい音を立てて落ちる。
唐澤洋は自分の頭を抱え込みながら、滅茶苦茶に叫ぶ。
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次いで部屋中を飛び跳ねる洋に、厚史は泣きながら語りかける。
「くそデブは死んだんだよ、父さん!」
怒号に近い泣き声が、小さな部屋にこだまする。余韻はすぐに去り、重苦しい沈黙となって場を支配する。
洋はピタリと動きを止めていた。天井の電球と同じ様に、白いもみあげが微かに揺れている。
動かない。その異様な雰囲気を放つ後ろ姿から、ピン留めされた虫の様に、厚史は目を離せない。
やがて、洋は何事もないように動き出した。そしてその手のひらが、先程落ちたダンボール箱に掴んだ。
厚史は息をのんだ。
ダンボール箱からこぼれ落ちる、Civil Action、フィッシャー・キング、ボビー・フィッシャーを探して、アナライズ・ミー、ゴッド・ファーザー、用心棒、蜘蛛巣城、カリートの道、愛を乞う人、
トレインスポッティング、ハングオーバー、仁義なき戦い、ミッドナイトラン、ヒート、グッドフェローズのDVD、Bruce Springsteen, 秦基博、福山雅治、Linkin ParkのCD、「二十歳のころ」( 立花ゼミ),
「青春漂流」( 立花隆),「勝者もなく, 敗者もなく」( 松原耕二)、「スロー・カーブをもう1球」(山際淳司)、「テロルの決算」(沢木耕太郎)、「一瞬の夏」(沢木耕太郎)、そして数え切れない程のロリドルのDVD。唐睾貴洋を構成する全ての要素がそこには詰まっていた。
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非常に読み応えのあるスレ
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唐澤洋「G13型トラクター買いたし」
唐澤洋「それで、この松戸市在住の少年を殺して欲しい。依頼金は1億円だ」
???「殺害を依頼する理由は??」
唐澤洋「私の息子の人生は、この少年と出会ったせいで全て狂ってしまった」
唐澤洋「ネットの掲示板で月に何百件も殺害予告され、馬鹿にされ、サジェストも汚染され、父親としてもう耐えられない」
???「だが、おまえの息子の人生が狂ったのは、他でもない、おまえが甘やかしすぎたのが原因ではないのか??」
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唐澤洋「認めたくないが確かにそうだ。私が甘やかしたばっかりに、すっかり世間を舐めて、あのザマで……」
唐澤洋「たとえ私の息子が少年と出会っていなくても、どのみち息子の人生は上手くいっていなかった。」
唐澤洋「法政二中や慶応を裏口入学、司法試験は裏金で無理やり合格、経験もないのに大枚叩いて個人事務所まで。本当に馬鹿なことをしたと思ってる」
???「おまえの自分語りはもういい。それで、少年をどう殺して欲しいんだ」
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唐澤洋「少年を事故に見せかけて殺して欲しい。その後、ついでに私の息子も殺して欲しい」
???「自分の息子なら、俺に頼まずとも自分で殺せばいいのではないか??」
唐澤洋「あんな馬鹿息子でも自分の可愛い息子だ。自分で手にかけることなどできん。息子のことは苦しませず楽に殺してほしい」
唐澤洋「息子を殺した後は、そのまま私のことも殺して欲しい。息子が死んだとなれば、父親である私も生きている資格はない」
???「おまえはそれでいいのか??」
唐澤洋「ああ、構わない。ぜひやってくれ」
???「わかった、やってみよう。」
唐澤洋「ありがとう、デューク東郷!!」
終
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貴洋「サジェスト汚染とかやられてるけど法テラスの斡旋あるし別に食うに困ってないんだよな」
洋「貴洋、医療費訴訟の件はどうだ?」
貴洋「順調だよ。それにしても父さん、俺のミスからこんなことになってごめんな」
洋「弁護士ってのは恨まれる側面もあるから仕方がない。こんなことで私たちの評価は揺らぎはしないさ。お義父さんも静観に異存はないそうだ」
貴洋「爺さんもそう言ってくれたなら助かる。静観するのが一番正しいからね・・・そうそう、あの依頼者また墓穴掘って被害拡大させたみたいだよ」
洋「あの長谷川とかいう一家か。バカ息子なんてさっさと切り捨てればいいものを・・・ガッハッハ、愉快愉快」
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「夜行バス」と人間達に呼ばれる巨大な城、俺こそがその城のカーペットに暮らすイエダニである。
このバスにはいったいどれだけの仲間がいるのか。一家15世代で暮らしていると、なんとも珍妙な事も起きる。
今日は乗客の男の一人が大遅刻、やっと現れたかと思いきや「自分は弁護士だ、こいつらとは違う」と呟く。だからどうしたというのか、人間はつくづく分からない。
このバスは人間には窮屈らしい、おまけにこの男は血を死ぬ程吸ったかのような膨れっぷりである。隣の女も嘸迷惑であろう。
この場合、何もせずに眠るという人間が多いがこの男は猛烈な匂いを放つ黄色いMの字の食べ物を取り出した。
おまけに汚らしい音を立て頬張りながらパンやらポテトやらを地面に落とす。ああもったいない。どこかから舌打ちが聞こえた。
おこぼれを仲間と共に頂戴しているとバスはSAに到着した。ドアが開けられ、外の涼しい空気が舞い込む。
例の男も下車した直後、乗客達の安堵と疲れによる溜息が聞こえた。それからどれだけ経ったであろう、男はようやく戻ってきた。
バスは再び唸りと共に振動を再開させ、轟音を響かせ動き出すも束の間。南無三、凄まじい声がバスの中にこだまする。
「もぉダメェ!!我慢できないナリ!!漏れちゃうナリィィィィィ!!(ブリブリブリドバドビュパッブブブブゥ!!!!!ジョボボボボジョボボボ!!!!!!!ブバッババブッチッパッパッパパ!!!!!!」
俺の一生史上最低の乗客の奇声が福岡行きのバスの中でこだました。
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我は汝を招霊す。悪霊、冷酷な霊、無慈悲な霊よ。
我は汝を招霊す。共同墓地に座し、人間から癒しを取り去るもの。行きて****の頭に、目に、口に、舌に、喉笛に瘤をつくれ。
そして彼の腹に毒水を入れよ。もし汝が彼の者の腹に水を入れに行かぬなら、我は汝に悪しき天使プジエル、グジエル、プスディエル、プルシエルを遣わすであろう。
我は汝と6つの瘤に呼びかける。急ぎ****の下に行け。彼の腹に毒水を入れ、****を殺すのだ。
それが我が望みである。アーメン、アーメン、セラ
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「ドルヲタパッカマン」こと、虎ノ門の唐澤貴羊弁護士(36)=無能=へのバッシングが止まらない。
テレビ朝日のインタビューで見せた意味不明な逆ギレや被害者面で雲隠れする姿勢は、まさに駄々っ子のよう。
風の民ならずとも「こんな人がなぜ弁護士になれたのか」といぶかる声が続出している。
ツイッターで「世界の終わりも大好きです」と自称するなど幼稚な同氏を読み解くキーワードは「ファザコン」と「婚活」にあるようだ。
(中略)
長谷川事件で全国的に注目されることになったが、その前兆は普段の開示活動から現れていたという。
唐澤氏と同じ事務所出身で、弁護士の小西一郎氏はこう語る。
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「唐澤氏は、事務所で依頼人から説明を受けているときも急に声を荒らげたり、相手を怒鳴りつけることがあった。
電話をしていても最初は穏やかに話しているのに、ある時点からスイッチが入り大声で怒鳴り出す。
周囲はキレるポイントがよく分からない。自身の感情をうまくコントロールできないようで、
号泣会見の前には、緊張した様子で『落ち着いて、落ち着いて』と何度も独り言を言っていた」
今週発売の「週刊新潮」は、唐澤氏の中学時代のあだなが「発作マン」だったと報道。
当時から、自分の言い分が通らないと駄々をこねてキレる性格だったと、同級生が証言している。
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そんな同氏に常に寄り添ってきたのが父親だった。
ファザコンぶりはつとに有名で、合格した2009年の司法試験では父親と一緒に試験会場に行き、
合格後の司法修習にも父親がついてきて、法曹界を驚かせた。
11年7月、33歳で晴れて独立したときには、父親の事務所に間借りしたという。
「法廷の傍聴席にも両親を呼んでいて、お父さんは5回ぐらいは見たことがある。
法廷が終わると、両親が控室にもやってくる。そんな弁護士はほかにいない。
唐澤氏は、お父さんに対して偉そうな口調で話すのが、意外だった」と小西氏。
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一方、合格後は結婚を熱望。坂本法律事務所では、
「合格し、弁護士として活躍する33歳独身、当職の次の夢は甘い結婚生活です。
そのために、婚活弁護士として運命の女性との出会いを求めて、ツイッターでジュニアアイドルをフォローし、
文字どおり体を張って、実益を兼ねて体当たり調査をしております」と熱弁した。
五反田ではカラケー民の偽ラブレターに釣られ、「間違いなく童貞」との批判もあがった。肝心の婚活は不発だったよう。
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「実際に、私の紹介したキャバクラの女性など何人かとお見合いをしていたようだが、何回かデートして『ダメでした』と言っていた」(小西氏)
現在、来客のインターホンにも出ず雲隠れ生活を続けているという唐澤氏。
大人として取るべき態度は、会見を開いて、疑惑を正面から説明することだ。
ソース
http://news.livedoor...icle/detail/9029587/
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*****す、*****す、*****す・・・
今日の開示は近頃稀に見る大量開示だ。
なんj民は皆当職の権利侵害に余念がない。それは当職にとって悦びだとも知らず。
ひとりひとりが、当職への殺害予告を書き込む瞬間を夢想する。ビクビクうっと全身に電流が走るかのような高ぶりが起こる。身が震える。
「ん・・・みっ見ないで!警視庁生活安全部サイバー犯罪対策課の人見ないでえ!!当職の恥ずかしい殺害予告見ないでええええええええ!!!!」
汚辱にまみれた恥ずかしい台詞を声を出すと益々気分が上がってくる。ついでにケツマンも広がってくる。
ブラックカイマンを手に取り、当職の充分慣らされていやらしく開示された当職のケツマンにハメる。
肛門まで伝った当職のカウパー汁が丁度ローション替わりとなり当職のケツマンはくっろいぶっといディルドをすんなり受け入れた。
圧迫感と生チンポに近い質感が良し。一度挿入れたら癖になります。
「やきうのお兄さん許して、お兄さん許してぇ!男に犯されるのイヤっ!おしりがおまんこになっちゃ〜う!いや・・・あ・・・にゃあん・・・当職のおまんこわれちゃ〜ぅ↑」
当職は大量に当職のザーメンを出した。愛無き時代に愛を。
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明日は九州で同期の送別会。坂本事務所から独立し、唐澤洋からの自立を目指す当職は自分で交通費を出す。当職は節約も兼ねて青春18きっぷを利用して行くことにした。
青春18きっぷの利用は初めてだったので切符の買い方がわからず、購入するさいに駅員から冷ややかな目で見られてしまった。
冷ややかな視線に中学時代を思い出す。「自分は弁護士だ、こいつらとは違う」とそう思いこみ、嫌な気分をかき消した。
当職が乗る長距離夜行列車は4列だ。値段で選んだのは失敗だった。狭いシートに尻が痛む。
到着するまで寝ようと思ったが隣が若い女性ということもあり緊張して寝られなかった。
そこで当職は小腹を満たすためにバス乗る前に買ったマックを食べることにした。
ガサゴソと包装紙からメガマックを取り出し口いっぱいにほおばる。たまらない。
ポテトの塩が濃かったのと車内が乾燥してるせいもあってLサイズのコーラはあっという間に空になった。
腹を満たしてしばらくすると列車は長時間停車する浜松駅についた。浜松駅には深夜だということで特に何もなく当職はなにもしなかった。
再び列車に乗り、列車は目的地の大垣へ向け列車は出発したのも束の間、当職に凄まじい便意とかつてない尿意に降りかかった。
「もぉダメェ!!我慢できないナリ!!漏れちゃうナリィィィィィ!!(ブリブリブリドバドビュパッブブブブゥ!!!!!ジョボボボボジョボボボ!!!!!!!ブバッババブッチッパッパッパパ!!!!!!」
齢三十四にもなる男の奇声が大垣行きの夜行列車の中でこだました。
-
皆さんご存知の通り当職の弟はダチョウでした。弟が亡くなったとき当職は悲しみました。
弟が亡くなったその晩はダチョウ鍋でした。当職は悲しみのあまりご飯を3杯もおかわりしてしまいました。
おいしい弟でした。弟の大好物はもやしでした。毎日に4kgのもやしを食べていました。
今でももやしを見ると弟を思い出します。当職ももやしは大好きです。
弟のことを思い出すとそのたびもやしのことも思い出します。もやしのことを考えると弟が帰ってくるような気がします。
だから当職は燃やしました。その火が弟の元に届くように。
-
今夜もやるのか・・・(困惑)
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尊師「何ナリかこのふざけたシールは!剥がしてやるナリ!」ガリガリ
出龍「おう唐障貴洋、どうしたんだポストを引っ掻いたりして?」
尊師「当職の事務所のポストに嫌がらせで変なシールが貼られてたナリよ、だから剥がそうとしてるナリ」ガリガリ
出龍「どれどれ、『洋さん大好き』…これ唐澤貴羊、これはワシのファンが貼ったものじゃないのか!?」
尊師「ナリ?」
出龍「さてはお前、最近カラケーでワシのほうが人気だから嫉妬して剥がそうとしてるんだろう!」
尊師「ナリッ!?」
出龍「もう言い逃れはできないぞ、さあ歯を食い縛れ!」
尊師「 あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!(ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!! ) 」
-
厚史「お前太刀ぼくのお兄ちゃんを苛めるな!」
悪芋「おい唐澤貫羊お前の弟生意気やなちゃんと躾とけや」
唐爽貴洋「わ、わかったナリ!厚史!生意気ナリ!だから躾るナリ!」
厚史「お、お兄ちゃんなにするの!」
塔澤貴洋「厚史ぃ!」
悪芋「ヒエッ・・・あいつ弟相手やと滅茶苦茶凶暴やんけ…」
厚史「やめ、やめてお兄ちゃんいたいよ!」
悪芋「おいやりすぎやろだれか止めないと厚史死ぬぞ!」
厚死「」
唐澤貴「ああああああこれで冷凍庫のアイスは二つともぼくのものナリよおおおおお」
-
「夜行バス」と人間達に呼ばれる巨大な城、俺こそがその城のカーペットに暮らすイエダニである。
このバスにはいったいどれだけの仲間がいるのか。一家15世代で暮らしていると、なんとも珍妙な事も起きる。
今日は乗客の男の一人が大遅刻、やっと現れたかと思いきや「自分は弁護士だ、こいつらとは違う」と呟く。だからどうしたというのか、人間はつくづく分からない。
このバスは人間には窮屈らしい、おまけにこの男は血を死ぬ程吸ったかのような膨れっぷりである。隣の女も嘸迷惑であろう。
この場合、何もせずに眠るという人間が多いがこの男は猛烈な匂いを放つ黄色いMの字の食べ物を取り出した。
おまけに汚らしい音を立て頬張りながらパンやらポテトやらを地面に落とす。ああもったいない。どこかから舌打ちが聞こえた。
おこぼれを仲間と共に頂戴しているとバスはSAに到着した。ドアが開けられ、外の涼しい空気が舞い込む。
例の男も下車した直後、乗客達の安堵と疲れによる溜息が聞こえた。それからどれだけ経ったであろう、男はようやく戻ってきた。
バスは再び唸りと共に振動を再開させ、轟音を響かせ動き出すも束の間。南無三、凄まじい声がバスの中にこだまする。
「もぉダメェ!!我慢できないナリ!!漏れちゃうナリィィィィィ!!(ブリブリブリドバドビュパッブブブブゥ!!!!!ジョボボボボジョボボボ!!!!!!!ブバッババブッチッパッパッパパ!!!!!!」
俺の一生史上最低の乗客の奇声が福岡行きのバスの中でこだました。
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私のもとに一台の福岡行きのバスが入ってきた。
バスのドアが開き新鮮な空気がバス内の油臭い空気と入れ替わる。
どうやら休憩時間のようだ。人が次々と降りて行く。
そのうちの一人は夢中で食べ歩きしながら周りをまわっていた。
バスに人が戻ってきた、どうやら出発のようだが、先ほどの一人が見当たらないらしい。
やはり彼は夢中で時間を忘れていたようだ、遅刻し他人の冷ややかな目線が彼に向けられる。
福岡に向けバスが私のもとから出ていったのも束の間、合流地点から凄まじい悪臭が漂ってきた!
「もぉダメェ!!我慢できないナリ!!漏れちゃうナリィィィィィ!!(ブリブリブリドバドビュパッブブブブゥ!!!!!ジョボボボボジョボボボ!!!!!!!ブバッババブッチッパッパッパパ!!!!!!」
彼の奇声が追い越し車線からこだました。
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今日は新宿発、九州・福岡行きの夜行バス運転。会社から独立し、個人タクシーの運転手でもやりたいものだ。私はそう思いながら長距離バスの運転席に座った。
九州行長距離バスの運転は初めてだったので、はりきり過ぎて1時間以上早く出勤、事務所へ顔を出したさいにみんなから気張り過ぎだぞとなだめられてしまった。
出発時刻を過ぎたが乗客が一人揃わない。ようやく表れたかと思ったら悪びれもせすノソノソとこちらへ向かってくる。チケットを見せる時に「自分は弁護士だ、こいつらとは違う」と呟いていて気味が悪い。
私が運転する長距離バスは4列だ。値段で選んだ客は失敗だったと思うことだろう。狭いシートだと尻が痛むのだ。
交代のSAに到着するまでは眠れないのでコーヒーを飲んだが、緊張に加え客席のほうから酸化した脂の臭いが漂ってきて美味しく感じられない。
あまりに臭うので何事かとバックミラーに目をやると、先ほどの気味の悪い太った男がマックの包み紙を取り出し、グチャグチャと音を立てながらメガマックを口いっぱいに頬張っていた。
ポテトをボロボロとこぼしながら、まだバーガーが入ったままの口へ放り込む。ズゴゴゴ!と音を立てながらジュースを飲む。乗客はその様子と音でみな顔をしかめていた。
横の就活生だろう若い女性はこれが苦虫を噛み潰した顔だ、と言わんばかりに可愛らしい顔を歪めている。あとであの男がこぼしたポテトを掃除するのは私だ。いまいましい男め。思わず私も顔を歪めた。
太った男が2、3人分はあろうかと思われる食事を済ませた頃、バスは海老名SAで到着、休憩についた。乗客を降ろして脂臭いバスを換気し、私も一服することにした。
出発時刻にまたもあの迷惑な男が遅刻した。やれやれと思いつつ、沈んだ空気を漂わせたバスを九州へと出発させた束の間、後方から椅子を激しく揺らす音と凄まじい叫び声が!
「もぉダメェ!!我慢できないナリ!!漏れちゃうナリィィィィィ!!(ブリブリブリドバドビュパッブブブブゥ!!!!!ジョボボボボジョボボボ!!!!!!!ブバッババブッチッパッパッパパ!!!!!!」
私の運転手史上最低の乗客の奇声が福岡行きのバスの中でこだました。
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シューカツもひと段落、明日は九州で同級生とお疲れパーティー。両親からもいよいよ独立し、経済的にも社会的にも自立を目指す私は当然自分で交通費を出す。私はお財布もキツイし節約も兼ねて長距離バスを利用して行くことにした。
バス乗り場で予定通りに乗車。一人遅れているらしく、中々バスは動かない。ようやく表れたかと思ったら悪びれもせずズンズンこちらに歩いてくる。
ゲッ、もしかして隣の席はコイツなのだろうか、サイテーの気分。「自分は弁護士だ、こいつらとは違う」とかボソボソ喋っていてメチャクチャキモイ限界。
もー早く降りたいよ!なんでこんなのが隣なの!私が乗る長距離バスは4列だった。値段で選んだのは人生最大の失敗だった。
どうにかして到着するまで寝ようと思ったけれど隣の自称弁護士?の荒い呼吸と妙な油の匂いが気になって眠れない。
しばらくするとキモイコイツは何やら鞄を開けて何をするかと思ったら、何とマックの袋を取り出してる!メチャありえないんですけど!!助けてお母さん。もう涙目だ。
ガサゴソと包装紙からメガマックを取り出したかと思うと口いっぱいに噛り付きクチャクチャと不快な音を立てている。キツイ油の臭いも広がって車内の空気は最低だ。
ポテトもわしづかみにしてボロボロこぼして口に詰めてる。最低。Lサイズのコーラは空になったのにズゴコココと大きな音を立てて吸っている。
流石に限界を感じイライラが爆発しそうになると、バスは海老名SAで休憩に入り出した。せめて心の洗濯をしよう。手洗いに行き気分を少し紛らわせてバスに戻った。
隣のキモキモクソデブはどうも食べ歩きをしていたようでまた当たり前のように遅刻していた。車内の沈んだ空気を載せようやく目的地の九州へ向けバスが出発したのも束の間、隣のデブが急に椅子をガクガクやりだすと叫びだした。
「もぉダメェ!!我慢できないナリ!!漏れちゃうナリィィィィィ!!(ブリブリブリドバドビュパッブブブブゥ!!!!!ジョボボボボジョボボボ!!!!!!!ブバッババブッチッパッパッパパ!!!!!!」・
私の人生史上最低最悪の男の奇声がバスの中に響き渡っていた。
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唐障貴洋「早く舐めとるナリ」
唐澤洋「うむ」ペロペロ
唐澤貫洋「今日は新作のIVが届くナリよ〜ちょー楽しみナリ」
唐澤洋「(今日は軟便だな…ん?なんだこれは…?コブか…?)」
唐沢貴洋「そうそう洋、当職最近痔になったみたいナリ。気をつけて舐m…」
唐澤洋「(息子の治療をするのも親のつとめ…このコブは噛み切って取ってやろう)」ガブブチィ
唐澤貴羊「ああああああああああああ!!!!!! (ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!! ) 」
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俺が都内の某コンビニでバイトしていた時の話なんだけど
ある日スーツを着た小太りの中年がバイト先に来店してきたんだ
そいつ妙にニヤニヤした顔つきでおもむろに雑誌コーナーに向かって行って最新号の週刊少年ジャンプ読み始めてさ
真昼間から高そうなスーツ着たいい大人が何してるんだと思ったね
そいつは一人で漫画読んで笑ってたりブツブツわけの分からない事をつぶやいていたり、はたまたズボンに手を突っ込んで下半身をボリボリ掻きむしってたりととにかく不気味で仕方がなかった
結局2時間ぐらい立ち読みしててさ、やっと読み終わったかと思ったら今度は買い物カゴに2Lのコーラと大量のポテトチップスを集め始めて
会計時にはマジックテープ財布からクレジットカードを取り出し、「当職に釣りはいらないナリよ」とわけの分からないことを言って、パンパンになった商品袋を両脇に抱えて嬉しそうに帰って行ったよ
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http://i.imgur.com/cputeiu.jpg
今日はここまでにしておきますを
お目汚し失礼しました。
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それは、まさに地獄の光景でした。あるものは悪臭に表情を歪ませ、
あるものは脱糞しておきながらどこか誇らしげな彼をただただ呆然と見つめ、またあるものは彼に畏怖し顔を背けました。
慟哭のこだまするバス車内で、彼だけが、彼ただ一人だけが、平然とフライドポテトをほうばり続けていました。
私には分かりませんでした。脱糞しておきながら、どうしてすまし顔で食事を続けられるのか。
どうして、こんな目に合わなければならないのか。どうして、こんな苦痛を受けなければならないのか。
私はただ、ただただ彼と同じバスに乗り合わせただけなのに。無事、福岡へ辿り着くはずだったのに。
私は助かりましたが、彼の近くに居た何人かは残念ながら亡くなりました。
彼は最後まで、薄ら笑みを浮かべ、ただただフライドポテトをまるで機械のように口へ運び続けていました。
――バス後方の乗客より
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私のもとに一台の福岡行きのバスが入ってきた。
バスのドアが開き新鮮な空気がバス内の油臭い空気と入れ替わる。
どうやら休憩時間のようだ。人が次々と降りて行く。
そのうちの一人は夢中で周りを食べ歩きしながらまわっていた。
バスに人が戻ってきた、どうやら出発のようだが、先ほどの一人が見当たらないらしい。
やはり彼は夢中で時間を忘れていたようだ、遅刻し他人の冷ややかな目線が彼に向けられる。
福岡に向けバスが私のもとから出ていったも束の間、合流地点から凄まじい悪臭が漂ってきた!
「もぉダメェ!!我慢できないナリ!!漏れちゃうナリィィィィィ!!(ブリブリブリドバドビュパッブブブブゥ!!!!!ジョボボボボジョボボボ!!!!!!!ブバッババブッチッパッパッパパ!!!!!!」
彼の奇声が追い越し車線からこだました。
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【唐澤 尊師(からさわのたかもろ)】
日本の詩人、法曹。もとは中国 唐の人で、名は澤 貴洋(たく きよう)字は武龍。若い頃に弟の厚史を殺したこと(これには諸説ある)で国を追われ、日本へ亡命。
日本に帰化した後に唐澤姓を与えられ、以後は唐澤尊師(からさわのたかもろ)と名乗る。
歴史上、尊師の名は法曹としてよりも、詩人として有名であり、日本語の文法的な間違いが多々あるものの大陸の気風を持った独特の作風は「開示律」と呼ばれ当時の行き詰まりつつあった詩の世界に新たな風を吹かせた。
主な詩に弟を青春時代に失った嘆きを40298文字で綴った漢詩「恨別駝鳥驚心」時の帝の善政を古代中国の官吏 張猛龍に例えた「素心若雪」、故郷の唐を懐かしんで歌った「唐去路」等がある。
彼を慕い弟子入りする者も多かったと言われる(長谷川亮麻呂など)。現在 居を構えたと言われる東京都の五反田と虎ノ門には尊師を詩の神として祀る恒心神社があり参拝する者が後を絶たない。
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弁護士 村上匠
とある弁護士がネット上で執拗に殺害予告を受け、
また名誉を毀損される業務妨害事案が進行中であり
(よせばいいのに「ネットに強い弁護士」と宣伝していたところに目をつけられ、
じゃあ自分への風評被害を解決してみろと攻撃を受けているらしい)、
パソコン遠隔操作事件で明らかになったように偽装工作によって
加害者の特定が必ずしもできないという技術的問題もあるなど、
割とホットな問題であるはずなのにこの業界で問題視されているのは聞いたことがない。
http://murakamibengo.../blog-entry-306.html
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【長谷川 亮麻呂(はせがわのすけまろ)】
下総国の歌人。雅号は八神太一。他人が開いた歌会に現れては、歌を詠まずに「珍笛」という笛の音と共に自分語りを始めるという不作法さから、同時代の歌人達からは特に忌み嫌われていたという。
上記の言葉は 屋敷を民に取り囲まれ、屋敷の庭に薄荷を投げ込まれた亮麻呂が狼狽しながら発したと言われている。
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>>131
海老名SA目線は始めて見た
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ノーベル文学賞にノミネートしそう
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>>143
変態糞親父とかいう筆頭
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俺は揚げたてのフライドポテト。客に買われるところを今か今かと待っていたところ、ついにお買い上げとあいなった。
俺を買った人間は小太りのつんつんヘアー、年の頃は35といったところか。
いかにも俺みたいなジャンクフードが好きそうな見た目をしている。
さてこいつは俺をビッグマックセットの一つとしてテイクアウトすると高速バスの中に持ち込んだ。
乗車するときに「俺は弁護士だ、お前らとは違う」とかなんとか言っていたが、弁護士様が俺みたいなジャンクフードを食うなよと問い詰めたい。
どうやらこのデブはバスに遅刻をしていたようで周りから睨みつけられるがお構いなしに自分の座席へと進みどかっと腰掛ける。
そして俺たちをムシャムシャと食べていく。食べられたからこれで終いだ。
このあとこいつらがどうなったかって?さあて、そんなの知るわけないね。
俺はジャンクフードさ。
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まだやるのか(戦慄)
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W'`´‘`´‘火ソ
ノ..____ l ミ ハァハァハァハァハァハァたかひろくん、たかちゃん、
l | ⌒ ⌒\ミ いいよ、いいよたかちゃん、いいよ、いいよ、いいよ、
ヾ.ノ ; ~ ~ .|ミ いいよ、からさわくん、たかひろ、たかひろ、タカヒロ、(クチッ)
ヾ.ノ ///∪/// l,l __________ ハァッ、ハァ、ハァ、たかちゃん、ハァ、たかひろくん、(クチ)
l,l ○ / j゙~~| | | | アッ、ハァ、ハァ、ハァ、
__/ ̄ ̄ヽ____/ヽ |__| | | | からさわたかひろくん、たかちゃん、タカ、たかちゃんたかちゃん、
| | / , \n|| | | | たかひろくぅぅん、ハァタカちゃん、ハァ、たかひろぉ!
| | ( ( ・ ・ r. ( こ) | | | オッウァッ、ウッ!ハァ、ハァ、ハァ
| | \ \ |\ (⊆ソ .|_|___________|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l二二l二二 _|_|__|_
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鶏時代の白もみは洋鶏場でオーナーのために毎朝卵を産んでいた
唐澤貫洋が生まれてからは唐澤貴羊の朝食のために卵を産む日々
卵を産み続けた結果黒もみの愛人となったときすぐにイチモツを受け入れることができた
ガバガバの穴をえらく気に入った黒もみは毎晩それ犯した
しかし黒もみが避妊を怠ったために洋のお腹に新たな生命が宿ってしまった
さすがにまずいと思った黒もみは降ろせと言った
命の大切さを誰よりもよく知る洋は産みたいと言って聞かなかった
これが黒もみの逆鱗に触れ会長の座を奪われることとなった
今も洋のお腹の中にその新たな生命はいる
ここ最近急に大きくなったあのお腹がなによりの証拠
酸っぱいものが食べたくなると唐澤貫洋の我慢汁をペロペロと舐める
電車に乗れば皆が我先にと席を譲ってくれる
会長になれなくても洋は幸せいっぱいなのだ
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天ぷらなどのわき役としてお馴染みの野菜である獅子唐。
そんな獅子唐に人一倍の情熱を傾ける農家、澤貴洋さんに今回お話を伺ってみました。
取材に対し、「あまり僕の育てた獅子唐を神格化されても困るんですよね(笑)」と照れながら話す澤さん。
しかし、澤さんが納得する出来の獅子唐を出荷するまでには数多くの困難が待っていました。
数年前に30万円を元手に弁護士業から長年の夢であった農家への転身を果たした澤さん。
しかし農業はそう甘くなく、最初の2年間はなんJ民に畑を荒らされるなど不作の年が続き、何度も夢を諦めようとしていました。
ですが、そのたびに親からの援助やさらにIP開示費用として30万円を頂くなど大勢の人に応援されて立ち上がっていったのです。
「今の自分があるのは皆さんの温かい心のおかげ」と語る澤さん。そんな自慢の獅子唐は山のふもとの谷川から養分をもらった栄養満点の逸品。
最後に「澤さんにとって獅子唐栽培とは?」と尋ねたところ、「アイドルの子たちが「おいしい」って言ってくれるのが何よりの情熱です」と気持ち悪い笑顔で答えた。
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司法の世界から大相撲に異例の転身として注目されている唐沢(貴乃花部屋)。
初土俵前に師匠から「貴洋(たかよう)」の四股名をもらった。
「長く下ってきた谷川の水をすべて受け入れる海洋のように大きくなってほしい」、
と師匠の元横綱・貴乃花は四股名に込めた思いを語る。
「好きな力士は長谷川(元関脇)」と往年の名力士の名前を挙げる博識っぷりも披露。
周囲の期待も高く「谷川親方(元関脇・北勝力)から30万のお小遣いをもらいました」と照れくさそうに語った。
将来の夢を聞かれると「早く幕内に上がって(NHKの)福祉大相撲でアイドルと一緒に歌を歌いたい」と目を輝かせた。
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>>150
これフルネームだと貴洋 貴洋になるんですが…
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【集団ストーカーされています】
私のイラストを使ったシールが日本各地に存在するんです
事務所の近くや都心はもちろん、出張で九州に行ったときでさえ見かけました
また私の知らないうちに私を教祖とした宗教団体が立ち上がっていたり
自動販売機を使ったら事務所の広告を貼りつけた硬貨が出てきたりもします
最近は毎日殺害予告をされています
警察に行っても対応してくれません
不審な人物が事務所の近くをうろついていて、この前はついにインターホンを押してきたので警察に通報しましたが
ストーカーを逮捕してくれません
どうすればいいですか?
コメント11件
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http://i.imgur.com/q4gqjlH.jpg
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こいつすげえ才能だぜ(賞賛)
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明日は息子が九州で同期の送別会、唐澤貴羊はもう今後ワシからの援助は受けない、などと寝ぼけた事を言いあろうことか、乗った経験のない長距離バスで行くとほざきだした。
電車の乗り換えすらもままならない唐障貴洋が長距離バスで無事目的地にたどり着けるだろうか、
そして言わなくともわかるだろう、ある不安が生じ念のため、唐沢貴洋には秘密にして同じバスに乗る事にした。
若干の変装をして当日バスに乗車すると、一人遅れているらしく中々バスは動かない。半ば確信に近い予想を胸に待っていると
遅れてやってきたのは案の定あの馬鹿息子だった。親として他の乗客に申し訳ない気持ちでいっぱいになる。「自分は弁護士だ、こいつらとは違う」、なにが弁護士だ、だったらワシの事務所を間借りするなよ。
とりあえず予定から遅れたとはいえバスが無事出発した事に安堵したのも束の間、あのバカはあろう事かマクドナルドなるジャンクフードを食べ始めた。
密室であのようなものを食べれば匂いが室内に充満する事なんて猿でもわかる。親として教育に無関心だった事に、再び他の乗客に申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
とうになくなったであろう飲み物を吸っている音がワシを嘲笑しているかのように感じ、ここ最近の海原士業会を会合を思い出す。
バスは海老名SAに到着し、唐澤貫洋にバレないようにバスの中に籠っているとまたしてもあいつは遅刻してきた。
さすがに呆れる感情すら馬鹿らしくなり少し仮眠を取ろうとすると前の方から椅子を激しく揺らす音が聞こえ
「もぉダメェ!!我慢できないナリ!!漏れちゃうナリィィィィィ!!(ブリブリブリドバドビュパッブブブブゥ!!!!!ジョボボボボジョボボボ!!!!!!!ブバッババブッチッパッパッパパ!!!!!!」
ワシは嘆いた。
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test
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test
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私は敏腕テレビディレクター。といっても北海道のローカル局のだ。けど、受け持った番組は深夜帯にしては高視聴率の人気番組で、今もそのロケの真っ只中。
まぁ人気番組とはいえ、そこは地方局深夜帯で、タレント二人、ディレクター二人のこじんまりとした低予算のロケハンだ。肝心の企画内容もサイコロで出た目に書かれた行き先へ向かうという勝手気ままなもの。そして、新宿で出た目は深夜バスで福岡博多だった。
長時間のバス移動は辛いが疲れ果てたタレントの顔芸が売りの番組。ここはおいしい展開と思うしかない。意を決して乗り込む。
一通りの撮影を終えるも、バスは定時になっても出発しない。多少のアクシデントは番組を面白くするエッセンスだと思うが、こうも遅れては単純にいらつく・・・と思ったその時に遅れた乗客がようやく乗り込んできた。
かなり大柄な男だった。自分も太り気味だという自覚はあるがそれ以上で、ぶつぶつとつぶやく声も気味が悪い。カメラマイクが拾っていたら編集で消しておこう。
男はバスが走り出してからも鼻息荒く脂の臭いを漂わせハンバーガーを貪り食い、定期的に奇声をあげるなど、何度も長距離バスに乗っている私でも初めての経験だった。臭いが電波では伝わらないのが不幸中の幸いか。
タレントの片方も初めは「バスの刺客だw」なんて茶化していたものの段々と怯えだし、もう片方も本気で苛ついているように見える。
挙句、サービスエリアでの途中経過の撮影中に、テレビと知ってか知らぬか後方でカメラを意識した素振りをして非常に迷惑だった。とはいえ、撮影を終えあとは寝るだけだ。バスが動き出すと同時にまぶたを閉じる。
ところが出発してものの数分で例の男がガタガタと震えだした。いっそカメラを回そうかと思った瞬間、
「もぉダメェ!!我慢できないナリ!!漏れちゃうナリィィィィィ!!(ブリブリブリドバドビュパッブブブブゥ!!!!!ジョボボボボジョボボボ!!!!!!!ブバッババブッチッパッパッパパ!!!!!!」
番組史上初、企画のお蔵入りが博多行きのバスの車中で決まった。
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新宿駅西口、夕刻。今日は運転手としての私の初の乗務日だ。お客様を安全に目的地まで送り届けるという初の使命を背負い、私はそこにいた。
お客様の荷物を先輩の福嶋さんと行いながら、乗務にあたっての「心得」を改めて聞かされていた。「いいか。高速バスっていうのは必ず一人は乗客が遅刻する。大抵は…まあ大体の場合はオヤツを買ってて遅れるんだ。」と先輩は笑ながら言う。
私は思った。ターミナル側にコンビニがあるのだからそこで買えばいいじゃないか。それがぼそっと口に出てしまったら、先輩はそれに応じた。
「それならいいけどね。それならね。」含みを持ったその言葉の意味を、私は理解できなかった。
お客様の荷物を積み込み終え、最終確認となった。乗客名簿を見直すと、先輩が言うように、現れない乗客がひとり。
ケールセウェイ・チェケーヒルという外国人観光客と思われる乗客はついに姿を見せないので止むを得ず定刻を15分過ぎてバスは走り出した。
普段なら道路が混雑する時間帯であるが幸いにも道はスムースに流れ、用賀の料金所を通過する頃には遅れを取り戻しつつあった。
東名高速道路を下り、しばらく時間が経った。4列シートのバスであるので小まめにトイレ休憩を取る。第一予定地の海老名SAである。この頃には完全に平常通りのウンコスケジュールとなっていた。
あの外国人観光客と思われる客には申し訳ないが、彼を待っていたらこうはいかなかっただろう。
バスに戻る乗客の顔を見ると、この仕事を選んだことに改めて確信を覚えた。未来ある若い女の子、少しそわそわした白いもみあげを蓄えた一人旅の老年男性。
それぞれの乗客の目的地には何があるのか。12時間後には福岡市街に入るだろう。乗客を乗せ、いや、人生を乗せ、バスは勢いよく運航を再開した。
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未だ現世への未練が断ち切れない僕、唐澤厚史が三途の川の水面を覗き込むと、長距離バスで一路福岡に向かわんとする兄の姿が浮かび上がってきた。
遅刻した兄を睨む乗客達の視線に、かつてあんな目で兄を見ていた親や親戚のことを思い出し胸が痛む。
「俺は弁護士だ、こいつらとは違う」そう毒づく兄の姿に、よく家柄を鼻にかけていた中学時代の面影がちらついた。
兄が乗る長距離バスは4列。とうに物理的な束縛からは解き放たれた僕にも窮屈そうに映る。
マックを頬張る兄の周りの乗客たちの歪んだ表情は、以前垣間見た川の向こうの地獄の囚人たちのそれと似ていた。
しばらくするとバスは海老名SAで休憩につき、兄は目を爛々とさせて買い食いに興じ始めた。
僕が生きていた頃の父は厳格で、買い食いなど到底許すような人ではなかった。
あれから随分経った今、兄は兄なりに少年時代を取り戻そうとしているのだろう。
兄と過ごした少年時代。様々な思い出の中でも何度となく見た、まぶたの裏に焼き付いて離れないあの兄の姿……
「もぉダメェ!!我慢できないナリ!!漏れちゃうナリィィィィィ!!(ブリブリブリドバドビュパッブブブブゥ!!!!!ジョボボボボジョボボボ!!!!!!!ブバッババブッチッパッパッパパ!!!!!!」
懐かしき追憶と寸分違わぬあの光景が、福岡行きのバスの中で今再現された。
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今日は司法研修所の送別会、幹事の俺は仲間と最高の別れをしようと張り切っていた。
準備は順調に進み、開始時刻となり参加者が全員席に着いた所で乾杯の音頭を取ろうとしたその時「ちょっと幹事ー!一人足りないんじゃないのー!」
そんなはずはない、さっき全員の顔を確認したはずなのに。半ば疑いながら人数を数えてみると確かに一人足りなかった。
慌てて参加者名簿を確認すると、唐沢貴洋という名前を見つけ軽く舌打ちをした。なんだあいつ来んのかよ、幹事として絶対に言ってはいけない言葉が思わず口から出てしまった。
正直言って来て欲しくない奴だった。どうやらこの感情が参加者を確認する際に無意識に奴の名前を脳内から消したようだ。
幹事である以上、いくら来て欲しくない奴とはいえ全員が揃わないのに会を始めるわけにはいかない。あまり気の進まないまま唐沢貴洋の携帯に電話を掛けると予想外の声が返ってきた。
「もしもし、ああちょうどいい所だ!あんたが九州の同期の弁護士さん?」
その声は40歳を少し超えた位の初老の男性の声だった。ほとんど唐沢貴洋と会話した事がなかったとはいえ、この声があいつの声でない事位はわかる。
状況がよく理解できないまま、俺ははいそうですがと返答した。
「おたくの弁護士がバスの中で派手にまき散らかしましてね、バスがダメになっちまったんですよ。本人はその後もポテトを食ってるだけだし
父親に電話を掛けてもつながらないし。なので弁護士さん、申し訳ないんですがバスの修理費弁償してもらってもいいですかね?」
順風だった俺の司法研修所の思い出が全て真っ暗になった。
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私は敏腕テレビディレクター。といっても北海道のローカル局のだ。けど、受け持った番組は深夜帯にしては高視聴率の人気番組で、今もそのロケの真っ只中。
まぁ人気番組とはいえ、そこは地方局深夜帯で、タレント二人、ディレクター二人のこじんまりとした低予算のロケハンだ。肝心の企画内容もサイコロで出た目に書かれた行き先へ向かうという勝手気ままなもの。そして、新宿で出た目は深夜バスで福岡博多だった。
長時間のバス移動は辛いが疲れ果てたタレントの顔芸が売りの番組。ここはおいしい展開と思うしかない。意を決して乗り込む。
一通りの撮影を終えるも、バスは定時になっても出発しない。多少のアクシデントは番組を面白くするエッセンスだと思うが、こうも遅れては単純にいらつく・・・と思ったその時に遅れた乗客がようやく乗り込んできた。
かなり大柄な男だった。自分も太り気味だという自覚はあるがそれ以上で、ぶつぶつとつぶやく声も気味が悪い。カメラマイクが拾っていたら編集で消しておこう。
男はバスが走り出してからも鼻息荒く脂の臭いを漂わせハンバーガーを貪り食い、定期的に奇声をあげるなど、何度も長距離バスに乗っている私でも初めての経験だった。臭いが電波では伝わらないのが不幸中の幸いか。
タレントの片方も初めは「バスの刺客だw」なんて茶化していたものの段々と怯えだし、もう片方も本気で苛ついているように見える。
挙句、サービスエリアでの途中経過の撮影中に、テレビと知ってか知らぬか後方でカメラを意識した素振りをして非常に迷惑だった。とはいえ、撮影を終えあとは寝るだけだ。バスが動き出すと同時にまぶたを閉じる。
ところが出発してものの数分で例の男がガタガタと震えだした。いっそカメラを回そうかと思った瞬間、
「もぉダメェ!!我慢できないナリ!!漏れちゃうナリィィィィィ!!(ブリブリブリドバドビュパッブブブブゥ!!!!!ジョボボボボジョボボボ!!!!!!!ブバッババブッチッパッパッパパ!!!!!!」
番組史上初、企画のお蔵入りが博多行きのバスの車中で決まった。
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バス会社に就職が決まり、今日はいよいよ初めての運転。だが出発時間になっても、お客が一人乗り場に到着しておらず、なかなか出発できない。
かなり定刻から送れた後、スーツ姿の男が何やらブツブツ言いながらバスに乗ってきた。
何が「自分は弁護士だ、こいつらとは違う」だ。文句を言いたいのはこっちだ、と内心思いつつ、お客様の為に、なるべく到着時刻は遅らせまいとアクセルを踏み込んだ。
高速に乗ってしばらく経つと、何やら油の匂いと荒い呼吸が運転席まで運ばれてきた。ガサゴソと何やら紙袋の音もするし、どうやら客がマックを食べているらしい。
周りの迷惑を考えない客もいるものだなあと、少しこの仕事を選んだことを後悔した。
休憩予定地である海老名SAが見えてくる。やっと休憩だ。距離的には全く問題無かったが、初めての運転で客に慣れていなかったせいか、少し疲れていた。
あの小太りのスーツ男が降りて行く。マックの紙袋を持っていたから、車内で食っていたのもあいつだろう。
私は手洗いに行き、出発することを乗客に告げると、福岡へ向けて再びバスを走らせた。
ところが出発してものの数分で、客席のほうからガタガタ音がするのが聞こえた。
どうやらあのスーツ男の席のようだ。本当に嫌な客を乗せてしまったものだと思った瞬間、
「もぉダメェ!!我慢できないナリ!!漏れちゃうナリィィィィィ!!(ブリブリブリドバドビュパッブブブブゥ!!!!!ジョボボボボジョボボボ!!!!!!!ブバッババブッチッパッパッパパ!!!!!!」
僕の人生史上最低の客の奇声が福岡行きのバスの中でこだました。
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