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(´・ω・`)深夜の出会いと別れのようです- 1 :同志名無しさん:2012/12/20(木) 23:25:44 ID:NP2tCEco0
-
夜は、眠りの時刻(とき)。
全てを照らす光は隠れ、一部を照らす静かな月光だけが、ただ、映る。
そう。
眠りは、全てに。
――――さぁ。
時刻が満ちる前に。
もう一度だけ、行こう。
.
- 2 :同志名無しさん:2012/12/20(木) 23:26:30 ID:NP2tCEco0
-
ぺたん、ぺたんと足音だけが聞こえる。幸いなことにそれは自分の足音だった。
……本当に幸いだろうか。この状況。
(´ ω `)「状況自体はちっとも幸せじゃないよ……」
思ったよりも響いた声に、慌てて口に手を当てる。
きょろきょろと辺りを見回しながら、僕は一人、廊下を進む。
真っ直ぐ伸びる廊下で、常夜灯(?)の緑と非常灯の赤が、ぽつぽつとその存在を誇示していた。
真っ暗じゃないが薄気味悪い。
いや真っ暗なのは怖いけど。だからペンライト持ってきたけど。
(´ ω `)「何で、何で僕がこんな肝試し紛いのことを……」
分かってる。何でなんてそりゃもう。
ていうか怖い、夜の学校マジこわい。
(´;ω;`)「くっそぅ……あの鬼教師めえぇぇ……!!」
絞り出した声は、情けなく震えていた。
- 3 :同志名無しさん:2012/12/20(木) 23:27:25 ID:NP2tCEco0
-
私立美符学園。
中高一貫校で、離れた所には大学も持っている。
偏差値はまあまあという所だろうか。
僕はその高等部一年だ。
それなりに広い校内、愚痴と独り言で恐怖を紛らわせつつ、ようやく僕は目的の教室を発見した。
【二年C組】
今日来た時もそうだったが、真ん中前方の席に、花瓶に生けられた花がある。
確かこの机の列に座った筈。
一つ一つ確かめていく。そして後ろから三番目の机を覗き込み。
(´・ω・`)「……あ、あったっ!」
クリアファイルを引っ張り出し、抱きしめて胸を撫で下ろした瞬間だった。
- 4 :同志名無しさん:2012/12/20(木) 23:28:06 ID:NP2tCEco0
-
「ね、何してるの?」
という声とともに、肩に冷たい手が置かれたのは。
.
- 5 :同志名無しさん:2012/12/20(木) 23:29:12 ID:NP2tCEco0
-
(´゜ω゜`)「っうわああああぁぁぁ!!?」
「わっ!」
「……!?」
(´゜ω゜`)「お、お化けだ幽霊だ妖怪だ怪談だ怪物だああ!!」
「ちょっ、ま、」
(´゜ω゜`)「いやああああああああああ」
ミセ;゚ー゚)リ「ゆ、ゆーれい、ってか誰か怪物よ! 失礼な!」
(´゜ω゜`)
ミセ;゚ー゚)リ
('A`)
(´・ω・`)「……へっ? あ、れ……?」
思いっきり思考が停止していた。何叫んでんだ僕。
ずり落ちた眼鏡を直しつつペンライトを向けると、見知らぬ二人組が立っていた。
.
- 6 :同志名無しさん:2012/12/20(木) 23:30:16 ID:NP2tCEco0
-
ミセ*゚ー゚)リ「だいじょぶかな」
(´・ω・`)「あ、はい……あの、さっき声かけたのって」
ミセ*゚ー゚)リ「あ、それあたし。……ん? っていうか、キミ」
(´・ω・`)「あああ大声だしてすみませんお二人とも!」
ミセ*゚ー゚)リ「……ふたり?」
('A`)「……お前、」
(´・ω・`)「え?」
何だ。何か悪いことをしただろうか。大声はだしたけど。
いやな沈黙だ。
- 7 :同志名無しさん:2012/12/20(木) 23:31:02 ID:NP2tCEco0
-
(;´・ω・`)「……え?」
('A`)「……」
ミセ*゚ー゚)リ「キミ……みえるんだね、そいつが!」
(´・ω・`) ('A`)
( ´・ω・) ('A`)
(´・ω・`) コレ? ('A`)
ミセ*゚ー゚)リ ウンソレ
(´・ω・`)
(´゜ω゜`)
(;'A`)「いや俺は生きてるから」
危なかった。また思考停止するとこだった。
(´・ω・`)「び、びび、びっくりした……」
ミセ*゚ー゚)リ「やーいひっかかったー」
('A`)「お前な……」
ミセ*゚ー゚)リ「ドックンが辛気臭い顔してるから間違われるんだよ!」
('A`)ウツダシノウ
- 8 :同志名無しさん:2012/12/20(木) 23:32:29 ID:NP2tCEco0
-
何だろうこの漫才――の一歩手前あたりの。
改めて見ると、快闊そうでくるくる表情の動く少女と、ひょろくて表情の少ない少年だ。
それにしても何だってこんな夜に、学校にいるんだろうか。制服だし。
(´・ω・`)「あの」
ミセ*゚ー゚)リ「そうだキミ、二年じゃないよね、見たことないし。っていうか誰?」
(´・ω・`)(先越された)
クレモト
(´・ω・`)「僕は、高等部一年B組の暮本ショボンです」
ミヤモリ
ミセ*゚ー゚)リ「あたしは宮森ミセリ、ここ二年C組所属だよ。んで、こっちが」
('A`)「しのうか」
(´・ω・`)「えっ」
('A`)
(´・ω・`)「えっあの、自殺とかそんな、よくないと僕は」
('A`)「……いや」
ミセ*゚ー゚)リ「ほーら、ちゃーんと名前まで言わないからだよ」
シノオカ
('A`)「……篠岡ドクオ、二‐E所属。……これでいいんだろ」
ミセ*゚ー゚)リ「よくできましたー」パチパチパチ
('A`)ハァ
宮森さんがニヤニヤと篠岡さんをからかっている。
賑やかな人たちだ。いや賑やかなのは宮森さんだけど。
篠岡さんはどうやらあまり喋らないようだ。喋っても、低い声でぼそっと聞こえる。
.
- 9 :同志名無しさん:2012/12/20(木) 23:33:37 ID:NP2tCEco0
-
ミセ*゚ー゚)リ「でもって、結局何してたの、ショボンくん」
(´・ω・`)「あ」
(;´・ω・`)「……」
どうしよう言いにくい。こんな理由で。
だがしかし宮森さんの目は爛々と好奇心に輝いている。
仕方ない。腕の中のクリアファイルをそっと前に出した。
(;´・ω・`)つ□「……これ、です」
ミセ*゚ー゚)リ「なーに、それ」
(´・ω・`)「その……今日、ここで委員会やってたんです。
その時、うっかり課題を入れっぱなしだったファイルを忘れてしまって。
明日は編入試験だか面接だか、なんだったかで学校入れないし」
ミセ*゚ー゚)リ「……え、その為だけに?」
(´;ω;`)「だ、だって! だってその課題出したの羽仁先生なんです!!」
(;'A`)「迫るな」
近くに居た篠岡さんに同意を求めると身を引かれた。ひどい。
一方、宮森さんはうんうんと頷き、
ミセ*゚ー゚)リ「ハニ先かぁ……うん、分かる! 分かるよその気持ち!」
(´・ω・`)「ですよね!」
机から勢いよく身を乗り出した。二人で机を挟んで頷きあう。
.
- 10 :同志名無しさん:2012/12/20(木) 23:34:16 ID:NP2tCEco0
- ハニ
社会科教師、羽仁ギコ。
専攻は日本史だったらしく、今でも歴史を中心に授業を受け持っているのだが。
その授業は厳しい。課題も採点も厳しい。
(,,゚Д゚)『課題忘れた? じゃあ放課後職員室に来い。追加のプリント、コピーしておく』
(,,゚Д゚)『で、話きいてたか? ならこの問題分かるな、10秒以内だゴラァ』
課題を忘れた日には倍の量を出される上に、内申を下げられることは間違いない。
通称、『鬼のギコ』。
視界の隅で篠岡さんがため息をついたのが見えた。この人苦労性じゃないかな。
今に限って、僕にも原因の一端があるかもなんてことは、知らないふりでもしとこう。
- 11 :同志名無しさん:2012/12/20(木) 23:34:49 ID:NP2tCEco0
-
ミセ*゚ー゚)リ「そっか、それでかー」
(´・ω・`)「はい。……それで、宮森さんと篠岡さんはどうして?」
ミセ*゚ー゚)リ「よそよそしいなー、ミセリって呼んでよー。ドックンもドックンって呼んであげてね」
(´・ω・`)「は、はあ。じゃあミセリさん……と、ドクオさん」
ミセ*゚ー^)リ「おっけーおっけー。よしじゃあ行こっか!」
(´・ω・`)
('A`)
ミセ*゚ー゚)リ?
いやそんな「何言ってんの当然じゃない?」みたいな顔されても。
篠岡さん……ドクオさんに至っては(ミセリさんに向かって)「正気かコイツ」みたいな顔してるし。
- 12 :同志名無しさん:2012/12/20(木) 23:35:33 ID:NP2tCEco0
-
(´・ω・`)「あの、どこに?」
ミセ*゚ー゚)リ「いやー、あたしら肝試し? みたいなね。そんな感じでね」
(´・ω・`)「肝試し、って、ええ?」
ミセ*゚ー゚)リ「そーそー、今シーズンだよねー」
シー……ズン……? 九月も半ばを過ぎたこの時期が?
でもまだ残暑だし、ギリギリか?
でもでも、普通そういうのは夏休みに済ませないだろうか。
ミセリさんはにこにこと笑っている。
……よ、読めない。何考えてんのか分からない。
(´・ω・`)「僕、その……課題が、あります、し……」
ミセ*゚ー゚)リ「人数多い方が楽しいじゃない? 課題はもう見つかったんだし」
(´・ω・`)「えええ……」
見つかったけど、課題やる時間だって無限じゃないんですよ。羽仁先生のなんだから難しいし。
とは言えない小心者の僕。
けど肝試しもやだ。こわい。そうだよ僕は怖がりだ。
例えば修学旅行で怪談が始まったら、真っ先に布団に入って寝たふりをする。お札探しなんてもってのほか。
テレビの心霊特集はチャンネル変えるし、心霊写真や画像なんて絶対見ない。
- 13 :同志名無しさん:2012/12/20(木) 23:36:46 ID:NP2tCEco0
-
('A`)「ミセリ」
ミセ*゚ー゚)リ「いーじゃん。せっかくだもん」
('A`)「……」
ミセ*゚ー゚)リ「ねっ」
('A`)「…………分かったよ」
ミセ*゚ー゚)リ「わーい!」
あれ何か向こうで勝手に話が纏まってないか。
僕が現実逃避気味に言い訳を考えている間に。
ミセ*゚ー゚)リ「という訳でー、しゅっぱーつ!」
(´・ω・`)「ちょ、いやあの僕はその」
('A`)「おい」ポン
(´・ω・`)「ぅへあ!?」
冷たっ!
あれか、もしかして最初に肩叩いたのってこの人か!
- 14 :同志名無しさん:2012/12/20(木) 23:37:19 ID:NP2tCEco0
-
('A`)「……諦めろ」
(´・ω・`)「えええええ!?」
('A`)「あと」
(´・ω・`)「は」
('A`)「はっきりしろ」
(´・ω・`)「」
はっきり言おう。ペンライトに照らされたドクオさんの顔が怖い。
気持ち悪いとか不気味的な意味で。
ミセ*゚ー゚)リ「ねーショボンくーん、行こうよー」
覗き込まれたミセリさんの顔が救いで、気づくと僕は口走っていた。
(´・ω・`)「……いき、ます……」
そしてその瞬間、ミセリさんの表情がぱっと輝く。
ミセ*^ー^)リ「――うんっ!」
思わず見惚れるくらいに。
.
- 15 :同志名無しさん:2012/12/20(木) 23:37:57 ID:NP2tCEco0
-
【更衣室】
ミセ*゚ー゚)リ「さーて、美符学園の怪談って言ったら、ここは外せないね!」
(´・ω・`)(僕、何でついて来ちゃったんだろう)
数分後。
僕たちは体育館の更衣室の前に居た。そして僕は既に後悔し始めている。
賑やかな人が傍にはいるが、怖いものは怖い。
しかもミセリさんが面白がって脅かしたり、怖い話をしてくるから尚更だ。ていうか疲れた。助けて。
ミセ*゚ー゚)リ「ショボンくんはここの怪談知ってる?」
(´・ω・`)「『更衣室のクーちゃん』……ですよね」
ミセ*゚ー゚)リ「そーそー。七不思議の一つだね」
(´・ω・`)「すすり泣く女の子の霊が出るとか、奥から三番目の棚に捧げ物をすると出るとか」
ミセ*゚ー゚)リ「ねー。やっぱ有名だよねぇ、更衣室のクーちゃんは」
学園といえば七不思議がつきものだが、その中の一つ。恐らく、最も有名な七不思議。
多分、この学園に入って最初に聞く怪談だろう。
更衣室のクーちゃん。
……トイレの花子さんっぽいネーミングだ。
そしてこれまた花子さんぽく、呼び出しの方法は諸説ある。捧げ物だとか、ノックだとか、おまじないだとか。
他にもけたけた笑ってるだの、いや泣いてるだの、いやいや学園中を徘徊してるだの。
更には会えたら願いが叶うとか、実は呪われるとか、拉致されるとか。もう本っ当バリエーションには事欠かない。
違う怪談だと思ってたら実はクーちゃんでしたー、みたいな話もあった。
それらの怪談を総称して『更衣室のクーちゃん』と言うそうなのだが。
- 16 :同志名無しさん:2012/12/20(木) 23:38:42 ID:NP2tCEco0
-
(´・ω・`)「……そういえば、何でクーちゃんなんだろう」
ミセ*゚ー゚)リ「そりゃ住んでるのがクーちゃんだからじゃない?」
(´・ω・`)「そういう意味ではなくてですね。
ほら、トイレの花子さんなんかは、一般名詞じゃないですか。名前記入欄の例みたいな。
でもクーちゃんはそうじゃないですよね」
実際、小学校の頃はトイレの花子さんの怪談があった。ついでに太郎くんも。
バリエーションとか呼び出し法とかは花子さんに近いのに、何で一般名詞じゃないんだろう。
('A`)「……だから、そうなんだろ」
(´・ω・`)「え?」
('A`)「特定される『クー』が居るから、だろ」
(´・ω・`)「……つまり、何かもとになる事件なり、人がいたと?」
ミセ*゚ー゚)リ「だねぇ。あと実際住んでてそれが噂になったとかね」
(;´・ω・`)「ちょっ、やめて下さいよ! 幽霊いるとかやめてえええ!」
ミセ*゚ー゚)リ「またまたそんなー。ていうか肝試しに来てるんだから、居てくれた方がいいじゃん?」
('A`)つ∴U
(;´・ω・`)「それはこの学園入ったら、即聞かされるレベルで有名だからですよ、
って何さり気なく呼び出し方法実践してるんですかドクオさぁぁん!?」
しかも『すぎうらや』のいちご大福(三個セット)と、特製ブレンドのほうじ茶(温・280ml)だと……!?
湯呑まで用意してるとか。たかが肝試しにどんだけ入念に準備してるんだ。
こだわりすら感じるよ! チョイスも渋いのか可愛いのか分からないよ!
.
- 17 :同志名無しさん:2012/12/20(木) 23:39:25 ID:NP2tCEco0
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ミセ*゚ー゚)リ「さー、耳を澄ませてみようか。何か聞こえるかなー?」
(´・ω・`)「無視ですか! っていうか聞こえなくていいです!」
ミセ*゚ー゚)リ「せっかくの肝試しなんだから、楽しい方がいいよー」
肝試しで楽しいってなんだ! 普通は怖がって涼をとるものじゃないのか!
僕は怖いの嫌だけど!
('A`)「……騒いでたら聞こえないんじゃないか」
ミセ*゚ー゚)リ「あっ、だねぇ。全員静かに!」
(´・ω・`)「……いや、ミセリさんが一番喋tt」
ミセ*゚ー゚)リ「一回黙る!」
(´・ω・`)「……はい」
理不尽だ。
ともかく、口を閉じる。
.
- 18 :同志名無しさん:2012/12/20(木) 23:39:56 ID:NP2tCEco0
-
(´‐ω‐`)
――しん、という音すら聞こえない程の静寂。
先程までの喧騒はどこへいったのか。
どこへ。
(´ ω `)
ミセリさん、ドクオさん、
――どこ、へ。
.
- 19 :同志名無しさん:2012/12/20(木) 23:40:37 ID:NP2tCEco0
-
ミセ*゚ー゚)リ「……静かだね」
ため息のような、微かな音と、ミセリさんの声。
(;´・ω・`)ハッ
いつの間にか閉じていた目を開く。
暗闇に慣れたせいか、さっきよりもよく見えるようになっていた。
とりあえず、怪しい物音はしなかった。……と、思う。
(´・ω・`)「何も聞こえませんでしたね。よかった……」
ミセ*゚ー゚)リ「えー。せっかく肝試しなのにー」
(´・ω・`)「聞こえなくていいです。聞こえたら泣きます」
ミセ*゚ー゚)リ「またそんなこと言っちゃってぇ。実はこういうの好きなんじゃなーい? ショボンくん」
(´・ω・`)「どこをどう見てその結論に至るんですか!」
ミセ*゚ー゚)リ「怪談、結構知ってたしさー」
(´・ω・`)「だから噂話は耳に入っちゃうんですってば!」
ミセ*゚ー゚)リ「あたしは好きだよ」
クーの怪談。
そう言ってミセリさんは微笑んだ。
ね、とドクオさんにも問いかける。
- 20 :同志名無しさん:2012/12/20(木) 23:41:28 ID:NP2tCEco0
-
('A`)「…………」
(´・ω・`)「……ドクオさんも怪談、好きなんですか?」
('A`)「……ん」
頷いたような、ただの相槌のような、曖昧にドクオさんは返す。
いや待て、よく考えてみるんだ。
ミセリさんは怖い話も色々知ってて、今を肝試しシーズンだと言い切る人だ。
一見ドクオさんは常識人だが、そのミセリさんと一緒に肝試しに来ているではないか。
つまり、ドクオさんも……。
なんてことだ。僕の味方がいない。いやそんなの連れ出された時点で分かっていたか。
ミセ*゚ー゚)リ「さ、そろそろ次行こっか」
(´・ω・`)「えっ、まだ行くんですか?」
ミセ*゚ー゚)リ「当ったり前田のクラッカー! 全部回るよー!」
(;´・ω・`)「えええええマジですか!」
ミセ*゚ー゚)リ「さあさあ行くよー!」
ミセリさんに急かされ、ドクオさんの横を抜けて更衣室を出る。
ていうか古いよギャグが! いつの頃の人ですか!
.
- 21 :同志名無しさん:2012/12/20(木) 23:42:03 ID:NP2tCEco0
-
('A`)「……オレも」
ぽつりと、後ろでドクオさんが呟いた。
「好きだよ」
声と共に、ぱたん、と扉の閉じる音がした。
.
- 22 :同志名無しさん:2012/12/20(木) 23:42:33 ID:NP2tCEco0
-
静寂。
………す………よ………
………ふふっ………
すすり泣きのような、笑い声のような。
やがてそれは、はっきりと笑い声になる。
くすくす、くすくす
その声を聞く者はいない。
川川 )
ゆらりゆらり、揺れる影。
――そして声が、またすすり泣きに変わったことを知る者も、いない。
.
- 23 :同志名無しさん:2012/12/20(木) 23:43:07 ID:NP2tCEco0
-
【理科準備室】
ホルマリン漬けに人体模型、薬品棚。まぁここら辺は順当な所だろう。
……でもホルマリン漬けの中に妙な虫がいたり、人体模型の中身がやけにリアルだったり、
薬品棚の一角に怪しい色の液体(鍵付き)があったりするのは順当じゃないと思うんだ。
こんなの絶対おかしいよ。
ちなみに扉は、ドクオさんがドアの上の小窓から入り込んで中から開けた。
こんなの絶対おかs(ry
(;´・ω・`)「ううう……ここも苦手なのにぃぃぃ」
所謂グロ耐性というものも僕にはない。
だというのに何でリアルなの人体模型! 何なのこの正体不明の虫っていうか蟲!
そして鍵の掛かった棚にある怪しげな液体と、目玉のホルマリン漬け。危険すぎやしないか。
何でこんなものがあるかというと、担当教師の趣味だともっぱらの噂だ。
モウラ
恨むぞ茂浦モララー!!
ただでさえ、ペンライトの光に浮かぶ理科準備室は、おどろおどろしいというのに。
ぴちゃん、と水音がして、僕は一人跳ねた。
.
- 24 :同志名無しさん:2012/12/20(木) 23:43:41 ID:NP2tCEco0
-
('A`)「……で、何でここ?」
ミセ*゚ー゚)リ「『怪談』の宝庫じゃん?」
('A`)チラッ
何で僕を見るんですかドクオさん。
('A`)「……そんな事だろうとは思った」
どういう意味ですかドクオさん。
ミセ*゚ー゚)リ「えへへー。だって楽しいんだもーん」
(´・ω・`)「あれですよね、僕で楽しんでますよね」
ミセ*゚ー゚)リ
(´・ω・`)
ミセ*゚ー^)リミ☆「てへっ」
(´・ω・`)「誤魔化す気もないですよね!」
('A`)「諦めろ」
(´・ω・`)「現在進行形で遊びに加担してる人に言われたくありません」
ミセ*゚ー゚)リ「遊んでないよ、楽しんでるんだよ」
(´・ω・`)「僕で、と注釈がついてなければ、それでいいんですけどね!」
あと、どっちも大して意味変わらNEEEEEEE!!
心の中で絶叫するが、この二人(主にミセリさん)に通じる訳もなかった。
- 25 :同志名無しさん:2012/12/20(木) 23:44:19 ID:NP2tCEco0
-
ミセ*゚ー゚)リ「理科準備室といえばー、はい何ですかショボンくん」
(´・ω・`)「へっ、あ、茂浦先生?」
ミセ*゚ー゚)リ「変態教師さんは置いといて、怪談だよ怪談」
(´・ω・`)「あー……確か鬼婆が居て、ホルマリン漬けの自分の目玉を夜な夜な取り出してる、とか……」
:(;´・ω・`):ブルッ
まずい、自分で言って悪寒がした。
そして意外と毒舌だ、ミセリさん。
……いや、あの人は変態だと思うけど。こんな訳わかんない物を収集してる時点でもう御免だけど。
ミセ*゚ー゚)リ「はい、じゃあ他にドックン!」
('A`)「……いつ数えても数が違うメス。高速で飛び回ってるから」
ミセ*゚ー゚)リ「二人ともせいかーい! 他にはお約束の動く人体模型とか骨とか。
あ、あとは鬼婆は標本の目玉を見境なく食べてるるとか、見た者を追いかけて
ホルマリン漬けにしちゃうとかかな?」
全力で会いたくない。ていうか怪談のお婆さんて何でそんなに元気なの?
何でそんなに追いかけてくるんだ! 何を追い求めてるというんだ!!
ミセ*゚ー゚)リ「放課後の理科準備室、響く水音……蛇口の閉め忘れかと覗いてみた生徒が見たのは、
髪を振り乱した老婆。
怪しげな生物の目をゆっくりとその爪で引きずり出し、血の出ないそれを、口に含んで――」
(´・ω・`)「嬉々としてグロい話を語らないで下さい」
ミセ*゚ー゚)リ「ええー、まだグロくないよー。これから鬼婆に追いかけられて捕まって、それから」
(;´・ω・`)「ストぉぉぉぉップ!!」
もうやめて! 僕のライフはゼロよ!
ミセ*゚ー゚)リ「これからなのにー。じゃあ標本の確認とメスの確認、ショボンくんはどっちg」
(´・ω・`)「どっちも嫌です怖いですもう帰りましょう泣きたい」
ミセ*゚ー゚)リ「おお……一息で。じゃあどうしようかなぁ」
- 26 :同志名無しさん:2012/12/20(木) 23:45:08 ID:NP2tCEco0
-
ややあって、ミセリさんはぽんと一つ手を打った。
その間僕は、帰るって言ってくれないかと無駄な期待をしていた。
ミセ*゚ー゚)リ「よし、ショボンくんは扉の見張り! それなら怖くないしいいよね?
あたしは標本でドックンはメス!」
うん、やっぱり無駄だった。
ミセリさんはさっさと標本のある方へ向かい、ドクオさんは僕のペンライトをひょいと持って棚の方へ。
…………、
ってちょっと待った!
(´・ω・`)「どっ、ドクオさん、ライト……」
('A`)「見えないと数えられない」
(´・ω・`)「そ、それ僕も見えな」
('A`)...スタスタ
(;´・ω・`)(聞いてええええ!!)
ミセリさん……はとっくに闇の中だ。というか彼女に助けを求めても無駄だよね多分。
廊下の薄ぼんやりした明かり。
ドクオさんが遠くでちらちらと動く光。
そこらに立っている人体模型と標本と薬品。
…………。
カタッ
(;´・ω・`)そ
(´;ω;`)「早く……早く終わってぇぇぇっ」
.
- 27 :同志名無しさん:2012/12/20(木) 23:45:19 ID:l6Ax0Fg60
- 学校の怪談話か
支援
- 28 :同志名無しさん:2012/12/20(木) 23:45:44 ID:NP2tCEco0
-
ミセ*゚ー゚)リ「異常なーし。にしても怪談の鬼婆って、目玉食べ尽したらどうすんだろ。
新しいの仕入れてくるのかなー」
ミセ*゚ー゚)リ「……あ、だから追いかけるって話にしてるのかぁ」ナルホド
('A`) ヒノフノミ...
('A`)「…………これ、元の数知らないと数えても意味ないよな……」
('A`)「……反射眩しい」
.
- 29 :同志名無しさん:2012/12/20(木) 23:46:33 ID:NP2tCEco0
-
ミセ*゚ー゚)リ「お待たせー。こっちは特に何にもなかったよー」
('A`)「……同じく」
(´・ω・`)「心細かったですとっても!!」
ミセ*゚ー゚)リ「何かあったの?」
(´・ω・`)「いえ……物音がした気がしましたけど、何もなかったです」
ミセ*゚ー゚)リ「なーんだ」
(´;ω;`)「なかったけど怖かったんです!!」
('A`)「……お疲れ」
ドクオさんがペンライトを返してくれる。
少し手が触れたけど、やっぱり冷たい。何だってこんな冷たいのか。冷え性?
そういえばミセリさんとドクオさん、ライトの類を持ってない。……本気で肝試しに来たんだなこの人ら。
.
- 30 :同志名無しさん:2012/12/20(木) 23:47:29 ID:NP2tCEco0
-
('A`)「……お前、それ、どうした?」
(´・ω・`)「え? ……あれ、いつの間に切り傷なんか……どこかに引っかけたかな」
ミセ*゚ー゚)リ「大丈夫? あ、もしかしてー、空飛ぶメスだったりして!」
(;´・ω・`)「なななな何を! ドクオさん何もなかったって言ってたじゃないですか!」
('A`)
(´・ω・`)
( 'A)
(´・ω・`)「何で目逸らすんですか!?」
ミセ*゚ー゚)リ「ショボンくん、絆創膏とか持ってる?」
(´・ω・`)「あ、いえ。でも大丈夫ですよ、もう血も出てませんし」
ミセ*゚ー゚)リ「そっか、じゃあ大丈夫だね。次だー!」
Σ(´・ω・`)「まだ!?」
ミセ*゚ー゚)リ「まだ二つしか行ってないじゃん」
二つ。たった二つ。
でもその二つでかなりHP削られた気がする。
(;´・ω・`)「あっ、待って下さい、置いていないでー!」
さっさと廊下に出た二人を追いかけ、僕は理科準備室を出た。
一人残されるのは絶対嫌だ。
.
- 31 :同志名無しさん:2012/12/20(木) 23:48:02 ID:NP2tCEco0
-
暗がり。
ひゅん、と。
風切り音。
……ぴちゃ、ぴちゃ
粘りつく水音。
かたかた。
かたり。
やがて音が止んだ準備室は、闇だけをそこに。
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- 32 :同志名無しさん:2012/12/20(木) 23:48:52 ID:NP2tCEco0
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【図書室】
ミセ*゚ー゚)リ「あっ、その本は触れた者を異次元に引きずり込んで……!」
(;´・ω・`)「のわあああああっ!!」
('A`)「……という内容のファンタジー、だろ」
【音楽室】
(´・ω・`)(肖像画怖い)
ミセ*゚ー゚)リ「呪いの歌声が……どこからともなく……ふふふふふふふ」
(´;ω;`)「みぎゃあああああっ!!」
('A`)「……飽きないな、お前ら」
【階段】
(´・ω・`)「……何で僕、怪談めぐりを…………僕は、どうしてここに居るんだろう……」
ミセ*゚ー゚)リ「え、ショボンくんって生きてる意味を問う派?」
(;´・ω・`)「そういう意味じゃありません! ていうか『派』って何ですか!」
('A`)(……かいだん)
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- 33 :同志名無しさん:2012/12/20(木) 23:49:40 ID:NP2tCEco0
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【二年C組】
ミセ*゚ー゚)リ「やー、戻ってきたねぇ」
(´ ω `)「そう……でふ、ね……」
あの後も人魂が出るだとか動く人形があるだとか、噂のある場所に行ってきた。
そしてようやく、この二年C組に戻ってきたのである。
疲れた。
ミセ*゚ー゚)リ「結構広いもんねー、この校舎。おっつかれー」
……疲労の半分以上は精神的、というかミセリさんのせいという気がしてなりませんが。
何故にそんな疲れた素振りがないんだろうか。ドクオさんもだ。喋らないだけかもしれないけど。
腕時計を見ると、何ともう十二時近かった。
(;´・ω・`)「うわ、もうこんな時間か」
家族には黙ってこっそり抜け出してきたから、バレさえしなければ大丈夫だと思うけど……
問題は、課題が終わるかどうかだ。
……本当に疲れるのはこれからか。ううう。
と。ミセリさんとドクオさんを見ると、二人はまるで固まったように動いていなかった。
(´・ω・`)「……あの?」
ミセ*゚ー゚)リ「十二時、かぁ」
('A`)「……そろそろだな」
ミセ*゚ー゚)リ「……うん」
- 34 :同志名無しさん:2012/12/20(木) 23:50:42 ID:NP2tCEco0
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ミセ*゚ー゚)リ「ショボンくん、ありがとね、付き合ってくれて」
(´・ω・`)「え? あ、いえ」
ミセ*゚ー゚)リ「気を付けて帰ってね」
(´・ω・`)「は、はい……ミセリさんとドクオさんも」
ミセリさんはただ微笑んだ。
一礼して、教室を出る。ドクオさんは小さく頷いてくれた。
ペンライトをつけ、一人で廊下を歩く。
…………。
……少し、すっきりしない。
何だろう。
何か、忘れただろうか。課題は持ってきたし。
は、と足を止める。
(´・ω・`)「そうだ」
僕は走り出した。
教室へと向かって。
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- 35 :同志名無しさん:2012/12/20(木) 23:51:17 ID:NP2tCEco0
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(´・ω・`)「ミセリさん、ドクオさん!」 ガラッ
ミセ*゚ー゚)リ「っとぉ。どうしたの? また課題忘れた?」
(´・ω・`)「いえ、その……大した用事では、ないんですけど」
ミセ*゚ー゚)リ「ん?」
(´・ω・`)「僕、怖かったけど……楽しかったです。あんなに楽しい肝試し、初めてでした」
(*´・ω・`)「だから、ありがとうございます」
ミセ*゚ー゚)リ「……」
('A`)「……」
ミセ*゚ー゚)リ「それだけの為に、わざわざ?」
(;´・ω・`)「……そ、それだけです」
('A`)「……律儀だな」
うぐ。改めて「それだけ」とか「律儀」と言われると、本当に大したことなかったと思う。
律儀って悪い言葉じゃない筈なんだけど、この場合は。
(´・ω・`)「それじゃ、さようなら」
もう一度礼をして、僕は再び教室を出ていく。
これで、僕の肝試しは終わりを告げた。
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- 36 :同志名無しさん:2012/12/20(木) 23:52:07 ID:NP2tCEco0
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教室は、沈黙に包まれていた。
('A`)「……楽しかった、だとさ」
ミセ*゚ー゚)リ「……うん」
再び、沈黙。
ミセリは机の上の花に手を伸ばす。
ミセ*゚ー゚)リ「あたしね」
ミセ* ー )リ「あたしもね、楽しかったよ」
ぴしりと指で軽く花を弾く。水滴の乗っていない花びらは、ただ揺れた。
('A`)「…………俺もだよ」
その声は平坦だった。沢山の感情が込められていて、それ故に、平坦だった。
ミセ*゚ー゚)リ「じゃ、かえろっか」
('A`)「ああ」
時計の短針が動く。
ドクオが、扉から出る。
――一度だけ、教室の中を振り返った。
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- 37 :同志名無しさん:2012/12/20(木) 23:52:49 ID:NP2tCEco0
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かちり。かちり。
時計の音。
「……ありがと」
小さな小さな言葉は、誰もいない教室で響いた。
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- 38 :同志名無しさん:2012/12/20(木) 23:53:40 ID:NP2tCEco0
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次の登校日。
僕は無事に課題を提出し、事なきを得た。本当によかった。
昼休みになって、二年C組に僕は向かう。
課題を無事終えたことを報告しに――という口実で、もう一度二人に会いたかったからだ。
教室に着くと、ちょうど歴史の授業だったらしく、羽仁先生が居た。
扉の横からそっと覗き込む。花はまだ飾られていた。
……いないなぁ。
もしかして選択授業で、教室が違うのだろうか。
(*゚∀゚)「何してんだ?」
Σ(´・ω・`)「ふおっ!?」
後ろから声をかけられた。
振り向くと授業道具を手にもった、女子生徒が居た。
やっぱり選択で教室が違ったんだ。この人は2Cというピンバッチをつけているから間違いない。
- 39 :同志名無しさん:2012/12/20(木) 23:54:36 ID:NP2tCEco0
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(´・ω・`)「あの、このクラスに、宮森ミセリさんっていう人が」
(*゚∀゚)「ミセリの知り合いか?」
(´・ω・`)「はい。そんな感じで」
(*゚∀゚)、「……そっか」
……どうしたんだろう?
彼女は目を伏せて呟いた。
(´・ω・`)「えっと、」
(*゚∀゚)「あの机」
花瓶の乗った席を指さされる。
(*゚∀゚)「あそこが、ミセリの席だったんだ」
――――何だって?
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- 40 :同志名無しさん:2012/12/20(木) 23:55:14 ID:NP2tCEco0
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(´・ω・`)「……え、あ」
(*゚∀゚)「夏休み中の事故なんて……あんな、何したって死にそーにねー奴だったのに」
彼女は悲しそうに、辛そうに、言う。
…………どういう、ことだ。
(*゚∀゚)「お前も元気出せよ。ミセリはいっつも明るい奴だったからな」
(´・ω・`)「あっ、待って!」
教室に戻ろうとする彼女を、僕は呼びとめる。
なに、と彼女は振り向いた。
- 41 :同志名無しさん:2012/12/20(木) 23:55:58 ID:NP2tCEco0
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(´・ω・`)「篠岡ドクオさんって知ってますか」
(*゚∀゚)「ああ……ミセリの幼馴染で、元E組の」
また、僕は固まる。
元、って。
(´・ω・`)「元って、どういう……」
(*゚∀゚)「知らねえ? ミセリが事故にあった後、転校してさ。一気に寂しくなっちまったぜ」
つー、と恐らく彼女を呼ぶ声がした。
じゃあ元気を出せよ、ともう一度彼女は言い、教室の中に戻って行く。
僕は、もうひきとめなかった。
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- 42 :同志名無しさん:2012/12/20(木) 23:57:08 ID:NP2tCEco0
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【屋上】
昼休みにしたのは、あわよくば一緒にご飯でも、と思っていたからだった。
……そのことをようやく思い出して、僕は屋上に居た。
気付けば予鈴が鳴っていた。
空が目の前にある。
青い。とても綺麗な青だ。怖いくらいに。
(´・ω・`)「…………」
涙なんか出てきやしない。
どうやって流せばいい。
あんなにもこわくて、楽しかったのに。
あれは。
僕の中にある、事実。
グラウンドで遊んでいた生徒たちが、校舎に戻って行くのが見えた。
僕は、知っている。
どんなに信じられなくとも、確かにあったことだ。
確かに、感じたことなのだ。
(´・ω・`)「……楽しかった、ですか?」
答えは返ってこない。
本鈴と共に、呟きは空に溶けた。
終
- 43 :同志名無しさん:2012/12/20(木) 23:57:53 ID:NP2tCEco0
- 以上です
途中、支援ありがとうございました!
- 44 :同志名無しさん:2012/12/21(金) 00:03:08 ID:PtskKojI0
- 乙!
面白かった
- 45 :同志名無しさん:2012/12/22(土) 01:23:01 ID:ZaeI1Xhk0
- 映画の学校の怪談みたいだった。
ちとオチとか似てる気もするが、面白かったよ。乙ー!
- 46 :同志名無しさん:2012/12/22(土) 14:55:18 ID:2nxhxFT20
- アニメの学校の怪談とマンガの学校怪談は見てたけど、映画は見てないです
マジか似てるのか
- 47 :同志名無しさん:2012/12/23(日) 13:05:16 ID:olYBLqio0
- 乙
クーにゃんとドクオは関係なかったの?
- 48 :同志名無しさん:2012/12/25(火) 01:45:00 ID:0YZXPLi6O
- そこら辺も含めて、ちょっと設定かえて書きたいです
いつになるか分からないので「あ、そういやあったな」って感じでお願いします
- 49 :同志名無しさん:2013/01/17(木) 10:32:58 ID:9xbG1xJI0
- おつ
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