エレン「……」
ジャン「テメェにはビリビリになったシャツがお似合いだぜ！」
エレン「……」
ジャン「……オイなんか言えよ」
エレン「……」
ジャン「無言で破けた服を見つめるなって！」
"
ジャン「たかが服で女々しい野郎だな」
エレン「……」
ジャン「なんか喋れって」
エレン「……」
ジャン「せめてこっちを見ろ！」
ジャン「……チッ」
エレン「……」
ジャン「……悪かったよ。わざとじゃねえんだ」
エレン「……」
ジャン「なんか言えよ」
エレン「……」
ジャン「なんで女の子座りなんだよ……！」
ジャン「わかったよ、弁償すりゃいいんだろ！ どこで買ったんだよ」
エレン「……」
ジャン「言わなきゃわかんねえだろ！ どこで買ったんだって」
エレン「……Dior」
ジャン「ハァ！？ 嘘つけ！ 訓練兵がディオールなんか着てるかよ！」
ジャン「ちょっとタグ見せてみろよ」
エレン「……いやだ」
ジャン「いいから見せろって」グイッ
エレン「……服が破けちゃうだろ」
ジャン「もう破けてんだろうが！ どれ ……『UNIQLO』ってホラやっぱ嘘じゃねえか！」
"
ジャン「そのタグはどう説明するんだよ」
エレン「……コラボ」
ジャン「ユニクロとディオールはコラボなんかしてねえよ」
エレン「……Dior HOMMEのアシスタントデザイナーやってたNicolas Andreas TaralisがUNIQLOとコラボしてた」
ジャン「そうだとしてもそのシャツは普通のユニクロのシャツだ。なんでそんな詳しいんだよ腹立つな……！」
ジャン「さっきからローマ字表記やめろ！ 鼻につく」
エレン「……三宅一生」
ジャン「漢字にしても駄目だ。ブランド変わってんじゃねえか」
エレン「……行く」
ジャン「おう、ならいい加減立て。いや立つな降りろ。最初から疑問だったんだけどなんで机の真ん中に座りだしたんだよ……」
エレン「……」
ジャン「……ほら、掴まれよ」
エレン「うん……あっ」ビリッ
ジャン「あっ……袖が！ 何すんだ！」
エレン「……ごめん」
ジャン「……ふはは」
おしまい
三宅一世で吹いたｗｗ
シュールで面白かった、乙