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アニ・ライナー・ベルトルト「約束」
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原作と設定違うんで把握よろ
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エレン「俺の名前はエレン・イェーガー!巨人を駆逐するためならどんな奴だって蹴散らしてやるぜ!」
エレン「むっ!さっそくあそこに巨人が!!」
エレン「やってやるぜ!うおりゃぁ!」
ザクっ!!
女型の巨人「ぐばっ!!」
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………
……
…
「生まれたのか!?」
「ええ・・・私とあなたにそっくりな可愛い女の子よ・・・ゲホゲホッ」
「おい・・・母さん?」
「ごめんね・・・私の体はそうもたないみたいね・・・・」
「そんな・・・」
「最後に娘の顔が見れて・・・嬉し・・・かった・・・・わ・・」
「母さん・・・」
お母さんは私を産んですぐに亡くなった
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アニ「ねぇ・・・周りがみんな私をいじめるんだ。私が巨人になるからって・・・」
アニ父「そうか・・・でもなアニ?父さんはお前にイジメられたぐらいで泣くような子にはなってほしくないんだ」
アニ「・・・」
アニ父「アニは逞しくて優しい人になって、いつまでもいつまでも生き続けてほしいんだ」
アニ父「それが父さんと亡くなった母さんの願いなんだ」
アニ「わかったよ・・・お父さん」
そんな優しい父さんが私の憧れだった
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アニ「お父さんが倒れた!?」
医者「お父さんはもう助からないでしょう・・・」
アニ「お父・・・・さん・・・」
アニ父「・・・アニか・・・・・。父さんはもう駄目そうだ・・・」
アニ「そんなこと・・・そんなこと言わないでよ!お父さん!!」
アニ父「アニ・・・今まで元気に育ってくれて・・・・」
アニ「お父さん・・・?」
アニ父「あり・・・が・・・・・とう・・・」
アニ「嘘だよね・・・?お父さん?・・・お父さん!?」
ピーピー・・・ピーピー・・・
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アニ「お父さん・・・私、お父さんに言われたとおり・・・逞しくて優しい人になって、いつまでも生き続けるよ・・・」
アニ「お父さんの分も・・・お母さんの分も・・・精一杯ずっとずっと生き続けるよ!」
………
……
…
ごめんなさい・・・・お父さん・・・
約束・・・守れそうにないや・・・・・
エレン「よっしゃ!討伐完了!!」
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エレン「次の巨人行くぜ!おりゃぁ!!」
ザクっ!!
超大型巨人「ぐああぁぁ!!」
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妹「私ね!大きくなったら、お兄ちゃんのお嫁さんになる!」
ベルトルト「じゃあ僕がお前の旦那さんになってやる!世界で一番の幸せ者にしてやる」
僕には僕を慕う妹がいました
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でも、そんな妹との生活はいつまでも続きませんでした
妹「ねぇ・・・今度どっか遠くに行っちゃうんだって・・・?」
ベルトルト「なんだ・・・知っていたのか。・・・今度の戦いは激しく・・・厳しい戦いになると思うんだ・・・」
妹「・・・・そっか・・・」
ベルトルト「・・・・・・・」
妹「・・・・・」
ベルトルト「・・・」
妹「・・・やっぱ・・・・やだよ」
ベルトルト「えっ・・・?」
妹「お兄ちゃんがどっか行っちゃうなんて・・・・やだよ!」
ベルトルト「・・・・」
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妹「だって・・・お兄ちゃんもう帰ってこれないかもしれないんだよ!?そんなの・・・そんなの私・・・・」
ベルトルト「ありがとう。その気持ちだけで、僕は充分だよ」
妹「お兄ちゃん・・・」
ベルトルト「大丈夫、絶対帰ってくるから」
妹「お兄ちゃん・・・・約束して・・・」
ベルトルト「・・・」
妹「ちゃんと無事に帰ってきて!・・・そしたら・・・小さい頃にしたあの約束を・・・」
妹「私をお兄ちゃんのお嫁さんにしてね・・・?」
ベルトルト「・・・・あぁ!約束だ!」
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巨人になるのに、いじめられぐらいで済むならラッキーだな
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ーーー
・・ごめんな・・・・
どうやら・・・約束は守れそうにない・・・・
僕は・・・・最低の・・・・・お兄ちゃんだな・・・
エレン「母さんの敵だぜ!討伐完了!!」
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エレン「次行くぜ!!うおぉぉお!!」
ザクっ!!
鎧の巨人「ぐはぁっ!!」
………
……
…
ライナー「はは・・・結局俺には居場所なんて無かったんだな・・・・」
ライナー「俺の人生には華がなかった・・・ただずっとずっと嫌われ続けていただけだ・・・」
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村人A「こらテメェ!うちの娘に触れてんじゃねえよ!」
娘「お父さんちがっ」
村人B「牢屋にぶち込んだ方がいいんじゃねえか!?」
娘「だからこの人は私を助けようと」
村人A「お前は黙ってろ。こいつは巨人だからな!考えてることがわかんねえぜ!」
ライナー「・・・」
村人B「あ?なんか言ったらどうなんだよ?」
ライナー「申し訳ありませんでした・・・」
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面接官「君みたいな人外生物はいつ暴れ出すか分からないよ!うちでは働かせれないな」
ライナー「お願いします!うちには金がもう少な
面接官「不採用と言っているんだ」
ライナー「・・・・はい・・」
村長「昨日、村の会議でお前は村から出て行ってもらうことに決まった」
ライナー「俺は別に暴れたりはして」
村長「暴れだしてからじゃ遅いんだよ」
ライナー「・・・・」
村長「2度と村には近付かないでくれ」
ライナー「・・・・今までありがとうございました」
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いつでも、どこでも俺は軽蔑されるだけだった
でも、やっと居場所を見つけたんだ
アニ「行くあてがないなら・・・私と一緒に行くか?」
………
……
…
アニ・・・お前が俺に居場所をくれた・・・・・
・・・でも・・・・・折角手に入れた居場所も・・・・・
手放しちまったみたいだ・・・・
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アニ「ライナー・・・諦めるにはまだ早いよ・・・」
ベルトルト「はぁ・・はぁ・・・・そうだよ・・・」
ライナー「お前ら・・・」
エレン「お前ら・・・生身で何が出来ると思ってんだよ!」
ライナー「お前ら逃げろ!」
エレン「母さんの仇ぃぃいい!!」
エレン「ぐおりゃぁあああ!!!」
ザクっ!
アニ「ぐはぁぁああっ!」
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………
……
…
私は・・・
ライナー「俺には居場所なんて無いのか・・・」
アニ「行くあてがないなら・・・私と一緒に行くか?」
ライナー「!?」
アニ「・・・・」
ライナー「あんたは一体!?」
アニ「お前と変わらないさ。私はただ一人孤独で生きてきた者だ」
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ライナー「そんなの孤独な俺とお前じゃ・・・」
アニ「でも孤独な奴だって、二人集まれば少しは楽しく生きられるだろう?」
ライナー「!!」
ライナー「・・・お前、面白いよ。確かにお前となら楽しく生きていけそうだ」
私は孤独ではないと思ってた・・・
私の中ではお父さんもお母さんも生きている・・・
違うんだ・・・
見つけなきゃいけない・・・
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私と同じ寂しさを抱えている友を・・・
『逞しくて優しい人なる』ってお父さんと約束したんだ
人にこんな悲しい思いはさせたくない
私が人を変えていくんだ・・・
………
……
…
ベルトルト「アニィイイイ!!」
ライナー「くそっ・・・アニ!!」
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エレン「このやろぉぉおおお!!!」
ベルトルト「ひ、ひぃ!」
ザクっ!!
ベルトルト「ぐああぁぁ!!」
………
……
…
妹はもっといいやつと結婚してほしい・・・
僕はあくまで巨人・・・・
みんなから差別される人間。
でもこんな僕を妹は好きでいてくれてる・・・・
ベルトルト「・・・ん?きみは誰だい?」
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アニ「私はアニ。孤独な者を救済するために村から村をまわってる者さ」
ベルトルト「別に僕は孤独ではないけど。妹がいるし・・・」
アニ「ああ・・・分かっているさ」
ベルトルト「じゃあなんで・・・」
アニ「私を含め孤独な者たちには愛や友情の大切さを知らない・・・それをあんたから教えて貰いたいんだ」
ベルトルト「愛や友情?僕がか?」
アニ「あんたはそれを知っているはずだ」
ベルトルト「そりゃまあ、大体は分かるけど・・・」
アニ「私は後でも良い・・・私の・・・・私の友を救ってくれないか!?」
アニ「頼む!!あいつに教えてやりたいんだ!」
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ベルトルト「・・・・・・。わかったよ・・・君は本当に友達思いの優しい人だね」
アニ「あぁ・・・私はお父さんとの約束で優しくなるって決めてるからね・・・・」
………
……
…
ライナー「ベルトルトぉぉぉおおお!!!」
エレン「最後!お前でとどめだぁぁあ!!」
ザクっ!!
ライナー「がはぁっ!」
………
……
…
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俺は救われた・・・
アニ「あんたは・・・もう一人じゃない」
ベルトルト「僕たちがいるよ」
アニ「私達でこの壁の中の世界を変えよう・・・」
ベルトルト「差別のない世界に」
ライナー「新しく・・・明るい世界に」
お前らが俺を孤独から開放させてくれた
俺を変えてくれた
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人生って楽しいって・・・
仲間といるのは楽しいって・・・
友達って最高なんだなって
…………
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……
ライナー(俺は世界を変えたかった・・・・それだけなんだ)
ベルトルト(孤独や人種差別で苦しんでいる人達は世の中にはたくさんいる・・・)
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エレンのキチっぷりが笑える
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エレン「いっよっしゃぁあああ!討伐数3体だぜ!!」
ライナー(ごめんな。アニ・・・ベルトルト・・)
ベルトルト(ごめん・・・・妹・・)
アニ(ごめんなさい・・・・父さん)
ライナー・アニ・ベルトルト(約束・・・守れなくて)
おわり
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エレンは母さんの仇と言っていたが…
壁壊したか否か
それとも挑戦B童話の話?
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エレンが狂いまっくてるな。
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事情も話さず、実は私たちこんなに大変だったの
とか言われても全く同情できない
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