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ミカサ「苦労してエレンを救い出した」
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ミカサ「のに」
エレン「ユミル、一緒に飯食おうぜ!」ギュ
ユミル「ば、勝手に手を握るな!」
エレン「あ、ご、ごめんユミル・・・」シュン
ユミル「そ、そういうつもりで言ったんじゃなくてだな・・・。ただ心の準備とかな・・・」モジモジ
エレン「・・・!」パァァ
ユミル「ほ、ほら行くぞ!」コイビトツナギ
エレン「おう!」
ミカサ「これはどういうことなの・・・・・・」
アルミン「はははは・・・・・・」
※軽いネタバレ有ります
"
"
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なるほど
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ミカサ「アルミン、私たちはあのメンヘラゴリラとクソノッポからエレンとユミルとクリスタを取り返した」
アルミン「うん、わかってるよ。僕も居たよ」
ミカサ「エレンは私が救い出したことで私に対して私がかつてエレンから命を救われた時と同じ感情を抱く…」
ミカサ「違わない?」
アルミン「修飾節と補語が多すぎてよくわからないよミカサ」
ミカサ「なのに何故あんなそばかす女といちゃいちゃと・・・!」
アルミン「女の子が質問する時はすでに答えは決まってるって、僕知ってるよ」
アルミン「まあそれは置いておくとして」
アルミン「先輩たちからこんな話を聞いたことがある」
アルミン「調査兵団は、3つの兵団の中で最も兵団内結婚率が高いそうだ」
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ミカサ「なるほど・・・・・・つまり私とエレンが夫婦になるのは調査兵団に入ったことで確実になったと」
アルミン「そんなこと言ってないんだけどなあ」
アルミン「続けるけど、どうやら特に危機的状況を切り抜けた男女に多いらしい」
アルミン「それまでは特に接点の無かった人たちでも、その事件を境に急に意識してしまうらしいんだ」
アルミン「お互いに命を預けることで、他の人が入り込めない絆が生まれるとか」
アルミン「恐怖や興奮の動悸を、恋の病と錯覚してしまうとかいろいろ説はあるみたいだけど」
アルミン「とにかくそういった状況を切り抜けた人たちが次々と結婚してるってのは事実だよ」
ミカサ「そう・・・・・・エレンと私は幼い頃に二人だけで命の危機を乗り越えた・・・・・・」
ミカサ「つまりエレンと私はすでに結婚していた・・・?」
ミカサ「子供は何人がいいだろうか・・・」ポワワ
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アルミン「だけどミカサ、最近同じような経験を乗り越えた女性がエレンに現れたじゃないか」
ミカサ「? アルミン、何を言っているの? エレンは生まれてこの方私以外の女性と喋ったことなど無い」
アルミン「大胆に嘘をついてきたね。何の相談に来たんだい」
アルミン「ほら! 現実を見るんだ! あそこでユミルと談笑してるエレンを!」ギギギギギ
ミカサ「アルミン、私は誰よりも現実を見ている。そもそもアルミンが見ている現実は現実と呼べるの?」ギギギギギギ
アルミン「そういう哲学的な話は今はしてないだろ!」バチコーン!
"
"
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飯って来ます
再開未定
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おつ このミカサじゃ話が進まないなwww
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流石メンヘラ
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期待
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ユミル「お前って本当子供みたいな食べ方するな」
エレン「な、なんだよ」
ユミル「なんでもねーよ。ただ、その頬のパンくずは鳥にでも食わせるのか?」ヒョイ
エレン「あ・・・///」
ユミル「ほら」指差しだし
エレン「ん・・・ちゅる・・・んぷ・・・」ナメナメ
ユミル「んぅ・・・は、よく出来ました」
ミカサ「」
アルミン「見えるかい? ハンナとフランツを超えるあのイチャつきが」
アルミン(イチャつきで済ませていい範囲なのか疑問だけど)
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吊り橋効果か期待
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クリスタは加わらなかったんですかねぇ
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ミカサ「アルミン、さっきの結婚の話だけど」
アルミン「なに?」
ミカサ「そんなものは所詮一時の感情の作用にすぎない。時間が経てば冷えきる」
ミカサ「違わない?」(例のレイプ目)
アルミン「・・・・・・確かにミカサの言う通り、時間が経てば落ち着くこともあるだろう」
アルミン「でもそれは何もしなかった場合だけだと思うよ。現在進行形で恋人行為をしてる人間が落ち着くとは僕には思えない」
ミカサ「これは何かの間違い・・・気の迷いに違いない・・・。エレンはたぶらかされてるだけ…」ブツブツ
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クリスタ「アルミン、ミカサ、どうしたの? 食堂の入り口で立ち止まって」
アルミン「わ! いつからいたのクリスタ」
クリスタ「さっき来たばっかりだけど・・・・・・」
ミカサ「クリスタ、あなたに聞きたいことがある」ツメヨリ
クリスタ「きゃっ! な、なに・・・・・・?」
ミカサ「ユミルがエレンをたぶらかしていることについて」
クリスタ「たぶらかして・・・? もう、ミカサ失礼だよ! ユミルはきちんと自分の思いを伝えて恋人同士になったの!」
クリスタ「そんな、エレンを騙してるみたいな言い方は許せない!」プンプン
アルミン(カワイイ)
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ミカサ「そ、そういうつもりではなくて・・・・・・。エレンは私の家族だから、エレンが・・・・・・私とでなくても(小声)誰と結ばれようとそれを祝福しよう」ガクブル
アルミン(可能性を口に出しただけで身震いしすぎて廊下中のろうそくが揺れている)
ミカサ「しかし、それまでほとんど面識がなかった人間と突然懇意になった」血涙
ミカサ「よく知りもしない相手と結婚して・・・・・・グフッ(喀血)、エレンが不幸になることだけは避けたい。エレンが傷付けられるのは見たくない」
ミカサ「今こうして仲良くしていても、それがエレンの気持ちを弄んでいるだけなんじゃないかと不安で仕方ない」
ミカサ「だからユミルについて話をしたいの。いい?」ニコリ
クリスタ「え、う、うん・・・・・・」ゾッ
アルミン(顔中から血を流して笑顔向けられても怖いだけだし話が頭に入ってこないよ!)
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こわすぎわろた
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クリスタ「と、とりあえずこれで顔を拭いて、ね?」つハンカチ
ミカサ「・・・・・・・・・ありがとう」フキフキ
ミカサ「しかし気が逸ってしまってハンカチをダメにしてしまった。お詫びに今度新しいハンカチをプレゼントする」
クリスタ「い、いいよ気にしなくて」
クリスタ「それでユミルの話だけど」
ミカサ「うん」
クリスタ「ユミルはね、あの事件があってしばらく情緒不安定だったの」
クリスタ「エレンのこととか、私を巻き添えにしたこととか、ずっといろいろ悩んでたの」
クリスタ「私とは仲直りしたけど、エレンのことは目も合わせられないくらいに意識し過ぎちゃってた」
アルミン「エレンの方も同じような感じだったけどね」
クリスタ「可愛かったなぁ〜、あの頃のユミル」クス
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http://i.imgur.com/Jek1dPO.jpg
そりゃーこの顔がガクブル出血してたらチビるわ
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ミカサ「肝心なことを聞いていなかった。どうしてユミルはエレンを好きになったの?」
クリスタ「う〜ん、恥ずかしがって教えてくれないけど、やっぱりあの事件の中、二人お互いに支えあったのが一番の原因じゃないかな?」
クリスタ「私たちが救出に向かうまで、二人きりで心細かったはずだもん」
アルミン「それでエレンのことを意識しだしたんだろうね。エレンも、唯一味方と思える存在がユミルだけだったからね」
アルミン「僕だってそんな状況に陥ったらパートナーのことをずっと考えちゃうだろうなぁ」
ミカサ「で、では、お互いに目も合わせられないような状態だった二人がどうして今はあんなことに?」チラ
ユミル「・・・・・・」モタレカカリ
エレン「・・・・・・」カオマッカ
ミカサ「ゴっ(喀血)」
アルミン(なんだいあの付き合ってしばらく経った大人のカップルみたいなムーディーな雰囲気)
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アルミン「ミカサ、落ち着いて。はい深呼吸深呼吸」
ミカサ「ス〜(マフラーを鼻に押し当てる)ハァ〜(マフラーに頬ずり)」
クリスタ(深呼吸違う)
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新しい深呼吸か
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つまり新呼吸か
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アルミン「まだ話は続くけど、とりあえずそろそろ食堂に入ろう。話は食べながらでもできるよね?」
クリスタ「う、うん。でも本人を目の前にして話すのは気が引けるなぁ」
アルミン「大丈夫でしょ、もう食べ終わったみたいだし。ほら、出てくるよ」
エレン「お、どうしたんだ皆?」コイビトツナギ
ユミル「何だクリスタ、一緒に飯食べればよかったのに」フタリトモカオマッカ
クリスタ「あはは・・・お邪魔するのもあれかと思って」
ミカサ「・・・・・・」ギロリ
ユミル「・・・・・・あ? なんだよ筋肉女」
ミカサ「別に・・・・・・シミ・ソバカスを放置したら悪性腫瘍になる恐れが有ることを思い出しただけよ」
ユミル「こえーよ」
アルミン「悪性黒色腫とシミ・ソバカスの因果関係はないよ。ほら、行くよミカサ」
ミカサ「・・・・・・」チラ
エレン「? また明日な、ミカサ」
ミカサ「・・・・・・!」パアア
ミカサ(また明日も会うことを確約された。やはりエレンにとって一番大切なのは私。式場はどこにしようか)
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クリスタ「いただきまーす」
アルミン「いただきます。・・・・・・ミカサ、なんかホクホクしてない?」
ミカサ「アルミン、私は蒸かしたての芋みたいになってはいない」キリ
アルミン「ミカサの語彙力どうなってるの?」
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クリスタ「話の続きだけど、ユミルが情緒不安定になったのは言ったよね?」
アルミン「うん。随分責任を感じてたんだね」
ミカサ「彼女のせいで私たちは余計な損害を被った。責任は感じて当然」
アルミン「ミカサ!」
ミカサ「ツーン」
アルミン「はぁ・・・・・・で、クリスタと仲直りしたけどエレンのことは意識しすぎて目も合わせられなかったんだよね」
クリスタ「うん。それで私もいろいろ相談に乗ってたんだけど、やっぱりこのままモヤモヤするくらいなら、思い切って告白してみようって結論になったの」
アルミン「・・・・・・すごいいろんな段階を飛ばした気がするんだけど、気のせいかな?」
クリスタ「ユミルって思い切りがいいから」
アルミン(そういう問題かなぁ?)
クリスタ「で、決意が鈍らないうちにってことで次の日にエレンを呼び出したの」
クリスタ「思い出すなぁ〜。私には『覚悟を決めた!』みたいなこと言いながら、いざエレンを前にするとモジモジしちゃうユミル」
クリスタ「エレンもそわそわキョロキョロして、二人してあんまりにもウブだから微笑ましかった」
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アルミン「それで、エレンがOKを出して今に至ると」
クリスタ「そう。私が知ってるのはこれくらいかなぁ。そろそろ時間だし、帰ろう?」
ミカサ「ありがとうクリスタ」
クリスタ「お役に立てたかな?」
ミカサ「それはわからない」
アルミン「えぇぇ・・・・・・」
クリスタ「おばさま、ごちそうさまでした」カチャ
食堂のおばさん「あいよ、どういたしまして」
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落ちは決まってるんだけどつなぎが思いつかないので休憩します
おばちゃんパン粉あるー?
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>>22
珍呼吸とも言えるな
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>>27
パンの耳ならあるから自分で削んな
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おつでした
-
アルミン「ところで、クリスタはエレンのこと好きになったりしなかったの?」
ミカサ「…」ギロリ
クリスタ「え!? うーん、私の場合、最初は二人とも敵かもしれないって怖くなってたし」
クリスタ「みんなが救出に来てくれるって信じてたから・・・・・・」
ミカサ「その通り。私達が救助にでないはずがないのだから、エレンもユミルのことなど気にかけず私のことをずっと考えるべきだった」
アルミン「しょうがないでしょ、ライナーたちも僕達があんなに早く動き出すとは思ってなかったし」
アルミン「エレンだって、しばらくは救助が来るとは思ってなかったと思うよ」
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ミカサ「私はたとえ足が折れようと這ってでもエレンの救助に向かう。腕が砕けようと、メンヘラゴリラとムッツリノッポに遅れは取らない」
アルミン「いやさすがに無理でしょ・・・・・・」
ミカサ「でもエレンはそんな私を信じていなかったということになる…」
アルミン「僕の話聞いてよくその結論になったね」
クリスタ「あ、二人共静かに!」
ミカミン「?」
ユミル「なあ、あの星とあの星をこう結んだら・・・牛に見えないか?」オンザベンチ
エレン「はは、すっげーデカイ牛になるな。サシャでも食いきれなそうだ」 二人の間で手を重ね合わせてる
ユミル「エイ」ギュ←エレンの手をつねった音
エレン「痛っ! なんだよ突然」
ユミル「彼女の前で他の女の話すんじゃねえよ・・・・・」プクー
エレン「ユミルって意外と独占欲強いんだな」クス
ユミル「な、そんなんじゃねーよ! 一般的な恋人のあれがあれなだけだよ!」
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なんだ
ユミ姉がヒロイン両取りしたんじゃないのか
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クリスタ「ロマンチックだね〜」
アルミン(なんでオリジナルの星座で牛を作るんだい…)
アルミン「はあ、ミカサ、ここは通れそうにないから迂回して・・・・・・あれ?」
エレン「ははは、なに慌ててるんだよ〜」
ユミル「ちが! 慌ててない! 勘違いするな!」
ミカサ「そう、勘違い。エレン、全ては勘違いよ」
エレユミ「!?」
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幼児があるのでここまで 再開予定は深夜
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このペド野郎!乙!
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憲兵さん呼んでおきました
乙
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再開します
変な所で誤字した・・・
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エレン「ミカサ!?」
ユミル「ああ? 何が勘違いだって?」
ミカサ「あなたが今ここにいることが勘違い。全てはまやかし」
アルミン(何を言っているんだいミカサ)
ユミル「はぁー・・・エレン、どうやらこいつ私に用があるらしい。しばらく外す」タチアガリ
エレン「あ・・・・・・」シュン
ユミル「すぐ戻ってくるから、んな顔するなっての」ワシワシ
エレン「ん」
ミカサ「」イライラ
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ユミル「で、一体何のようだい?」
ミカサ「ユミル、あなたはずるい」
ユミル「は?」
ミカサ「あなたは知っていたはず。知らないはずがない」
ミカサ「私がエレンを好きなこと、そしてエレンが私を好きなこと」
クリスタ「エレンってミカサの事好きなの?」ボソボソ
アルミン「嫌いではないだろうけど・・・・・・愛情が重すぎて、その、ね」ボソボソ
クリスタ「ああ・・・・・・」ボソ
ミカサ「私がエレンの家族として、影に日向に支えていたこと」
ミカサ「誰よりもエレンに近く、誰よりもエレンを導いてきた」
ミカサ「私のその思いを知りつつ、誘拐事件のショックが抜けきらぬ混乱したエレンに付け入りエレンの心を惑わした」
ミカサ「あなたはずるい。あなたは卑怯だ」
ミカサ「もしもエレンが正気であったなら、あなたを選ぶことはなかっただろう」
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アルミン「・・・・・・」
クリスタ「・・・・・・」
ユミル「・・・・・・」
ミカサ「・・・・・・」
ユミル「で?」
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ミカサ「?」
ユミル「なんでそんな不思議そうな顔してんだ」
ミカサ「あなたこそ、なんでそんな不機嫌そうな顔をしているのかわからない」
ユミル「はっ、あんな与太話聞かされてそれ以外どんな顔しろってんだい」
ユミル「それで、あんたは一体何が言いたいんだ?」
ユミル「私のせいで愛しのエレンを奪われたから同情しろ?」
ユミル「エレンと別れろ?」
ユミル「それともエレンのために尽くした自分を評価してくれってか?」
ユミル「お前なぁ・・・・・・私がエレンに告白する時、お前のことを考えなかったとでも思ったか?」
ミカサ「違うの?」
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ユミル「短絡だな。ま、お前はそういう奴か」
ミカサ「でも結局、混乱するエレンに告白してその心を惑わした。違わない?」
ユミル「よくもまあそこまで自分に都合よく考えられるものだな・・・・・・」
ユミル「それで、私がエレンの心を惑わしているとして、どうするつもりだい?」
ミカサ「あなたの肉を削ぎ落とす」
ユミル「へえ、ブレードもナイフもなしでどうするやって」
ミカサ「爪さえあればいい。あなたの肉は欠片残らず削ぎ落とす」
ミカサ「巨人の再生能力は厄介だ。まず首からだ」
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アルミン「ちょ、待った待った!」
ミカサ「アルミン、見ていたの?」
アルミン「見てたよ! それより、何を物騒なことを言ってるの!?」
アルミン「さっきエレンが誰と結ばれようと祝福するって言ってたじゃないか!」
ミカサ「あれはクリスタに話をしてもらうための方便」
クリスタ「」
ミカサ「それよりアルミン、聞いていたなら話は早い。手伝って」
アルミン「手伝うわけ無いでしょ!」
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ユミル「全くもって救いようのねえバカだな」
ミカサ「今、なんて」
ユミル「私がエレンを好きなことは知ってるくせに〜だの女々しい話をきかせて」
ユミル「挙句、暴力に訴える。おぉ怖い怖い」
ユミル「そういう文句はな、私じゃなくてエレンに言ったらどうだい」
ユミル「私を選んだのはエレンだ。そして私はエレンに選ばれようと行動を起こしただけさ」
ユミル「あんたは、自分の思いをきちんとエレンに伝えたのか?」
ミカサ「それは・・・・・・」
ユミル「駄々をこねるんじゃなくて、何をするべきか考えるんだな」
ユミル「少なくとも、戦うべき相手は私じゃない。そうだろ?」
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ミカサ「ユミル・・・・・・」
ミカサ「あなたの言うとおりだ。私はひどい思い違いをしていた」
ユミル「へ、よせやい」
ミカサ「私は今、はっきりと目が覚めた。ありがとう」
ユミル「勘違いするんじゃねえよ」
ミカサ「もしかして、あなたはそれを私に気付かせるために・・・?」
ユミル「いやだから勘違いするんじゃねえって」
ミカサ「?」
エレン「おーい、話は終わったか?」テクテク
ユミル「ああ」クルッ
エレン「ん!?」バッ
ムチューーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ミカサ「」
-
ユミル「言っとくが、エレンを渡す気はない」
ユミル「これがファーストキスだ。ロマンもへったくれもなくて悪いな、エレン」
エレン「あ・・・・・・///」トロン
チュッチュッチュッ
クリスタ「あわわ・・・・・・///」
アルミン「・・・・・・」チラ
ミカサ「」呆然
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ミカサ「はっ!」
ミカサ「エレン!」
エレン「ふえ?」
ミカサ「」ガバッ
MUUUUUUUUUUUUUUUUUUUMAHHHHHHHHHHHH!
アルミン(幼馴染み同士のこういう光景ってあまり見たいものではないなぁ)
ミカサ「ぷはっ!」
ミカサ「エレン、私はあなたのことが好き。子供の頃からずっと好きだった」
ミカサ「だから私と恋人になろう、エレン」
エレン「え、やだよ。ユミルいるし」
ミカサ「Oh...」
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なにかこう泣けてくるな
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エレン「それに、ミカサは家族だろ」
ユミル「ぷははは! だってさ! 嫁き遅れたら面倒みてやるよ、お・ね・え・さ・ま」
ミカサ「」プッツン
ミカサ「いいえ、ユミルにエレンは渡せない」
ユミル「ああ?」
ミカサ「それに未来はどうなるかわからない。なら私は未来の為に今日から行動を起こす」
ミカサ「さしあたってはユミルがした回数と同じだけ私もキスをする。それも、深く強くだ」
ユミル「ああん? やってみろこら」
エレン「なあ、あの二人がなんで盛り上がってるのかわからないのは俺がバカだからなのか?」
アルミン「いや・・・・・・うーん。わからなくていいんじゃない?」
アルミン「それよりエレンは、今後の心配をした方がいいかもね」
エレン「?」
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それからどうした
アルミン(それからのエレンはと言うと)
エレン「最近、壁上結婚っていうのが流行ってるらしいんだ」
アルミン(ユミルとの結婚を真剣に考えだした)
アルミン(それからのユミルはと言うと)
ユミル「な、なあ。女からプロポーズっていうのはさすがにがっつき過ぎと思われないかなぁ?」
アルミン(結構乗り気だ)
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アルミン(一方のミカサはと言うと)
ミカサ「エレンを振り向かせるためには一刻の猶予もない。アルミン知恵を貸して」
アルミン(相変わらずだ)
アルミン(あと例の一件のせいでしばらくクリスタから嫌われていた)
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アルミン(さてクリスタはというと)
クリスタ「はあ、ユミルももう結婚かなあ。なんだか切なく感じちゃう」
アルミン(親友の結婚が近づいてセンチメンタルになっている)
アルミン(一方僕はというと)
アルミン「全くあの二人のいちゃつきっぷりには参るよね」
アルミン(クリスタと愚痴を言い合ううちに少しだけ仲良くなった)
アルミン(円満とはいえないけど、エレンを巡る女の戦いは少し落ち着いてきた)
アルミン(これからもいろいろ事件は起こるだろうけど、きっとまあ、なんとかなるだろう)
アルミン(アルミン・アルレルト記す、と)
おしまい
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クソみたいな話でごめんね
>>12
思いついた時は今月号読んでなかったの
今月号読んでどうしようか迷ったけどこんな感じになった
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おつおつ!
-
乙
-
エレユミ好き
乙
"
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