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【ノベール】REDSTONE小説うpスレッド【SS】
1 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/03(金) 19:42:03 [ qFvy/mU6 ]
書いた赤石サイドストーリーをひたすら揚げていくスレッドです。
技量にこだわらず頑張って書いたふいんき(何故か変換できない)がきっと何より大事だと思われます。
赤石に関連づけたSSならば住人の方々も許してくれるはず。
エロ/グロ描写によってこっぴどく罵られても自己責任でお願いします。
…………なるべく他のスッドレに迷惑をかけぬようsage進行でコソーリいきましょう。

※激しくSな鞭叩きは厳禁!
※煽り・荒らしはもの凄い勢いで放置!
※煽り・荒らしを放置できない人は人類!

2 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/03(金) 20:09:44 [ .DkIHER2 ]
雰囲気なふんいき

3 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/03(金) 20:13:43 [ qFvy/mU6 ]
>>2
お約束ありがとう
そして2getおめ

4 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/03(金) 20:14:14 [ hIDfaP32 ]
雰囲気(ふんいき)よみかた間違ってるぞw

がんがれw

5 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/03(金) 20:15:00 [ hIDfaP32 ]
かぶりすぎてるwすいません。

6 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/03(金) 20:15:31 [ mn5jdDFw ]
>>4
どんまいw

7 名前: 6 投稿日: 2005/06/03(金) 20:16:01 [ mn5jdDFw ]
自分にどんまい(´・ω・`)

8 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/03(金) 21:18:20 [ wOPFjSpI ]
>>4
おまいこそがんがれw

9 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/03(金) 21:22:04 [ Smo06m6I ]
ふんいきとふいんきって
男と漢みたいな感じだな。

10 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/03(金) 21:30:26 [ LIQoh/cQ ]
不陰気

orz

11 名前: 投稿日: 2005/06/03(金) 21:35:41 [ qFvy/mU6 ]
すまん。
漏れのせいでふいんきで盛り上がるスレッドになっちゃったな(´・ω・`)

12 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/03(金) 22:09:36 [ a/mzKJz2 ]
テイマーがぴくっこにぴくっこしてるSSPLZ

13 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/03(金) 22:20:58 [ Zw4.yLLM ]
ぴくっこに一生懸命手なずけしてるテイマーがいた。
レベルなどを聞いてみたら条件があってないので対処法を教えてあげた。
教えてあげてる途中に相手が死んだ。
しかし、完全復活巻物でぴくっこと復活した。
 
・・・・意味が分からない&話が無理やり&ぴくっこなぴくっこでスマっこ。
12はこれで満足しないならポロリ画像UPスレで気長に待ってることだな。

14 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/04(土) 01:21:35 [ Aabs7fOg ]
は?

15 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/06(月) 16:37:20 [ ywfLVAZk ]
さっさと小説書きやがれ。

16 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/06(月) 16:50:19 [ Bos/jPlY ]
まって

17 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/06(月) 19:15:41 [ AE.K6Kf6 ]
その男は、隕石を落とす事ができなかった。
氷付けにする事もできなかった。
雷を落とす事もできなかった。
火の玉を出す事でさえできなかった。
しかし、彼は物を宙に浮かす事はできた。
光の輪を生み出す事ができた。
巨大な十字架を出す事ができた。

彼は自分が天使だと気づく事ができなかったのだ

18 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/07(火) 22:55:30 [ Smo06m6I ]
その男は、隕石を落とす事ができた。
氷付けにする事もできた。
雷を落とす事もできた。
火の玉を出す事でなんてもちろんできた。
さらに、彼は自分を宙に浮かす事ができた。
氷の崖を生み出す事ができた。
巨大な水鉄砲を出す事ができた。

彼は自分がwizだということをとっくに気づいていた。

19 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/08(水) 02:39:04 [ oEu4KE4M ]
その女は、隕石を落とす事ができなかった。
氷付けにするはたまにできた。
雷を落とす事もたまにできた。
火の玉を出すことなど全くできなかった。
しかし、彼女は分身することができた。
自分の分身を何体でも作ることができた。
長い槍を遠くまで飛ばすことができた。

彼女は自分がブーン槍子だということなどとっくに自覚していた。

20 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/08(水) 06:01:20 [ fGVw8qxY ]
俺は赤い悪魔を倒すため剣をとった。
俺の生まれた街は露店が多く、古代の建物が残った街「古都ブルネンシュティグ」だ。
周りには 俺より強そうな奴がウロウロしていた。露店を見てみたがどれも手をつけられない。
そのまえに俺は一文無しだ。とりあえずおれは、西の出口を出た。
そこには病んだコボルトを倒す奴らがいた。すると突然、目の前に病んだコボルトが現れた!!
おれは剣を垂直に振り降ろした。コボルトも槍で突いてくる。
10秒くらいたつ頃に、コボルトを倒した。
俺「なかなか強かったな…」
おれはコボルトの落としたスペシャルなキャンデーを舐めた。
拾い食いはするなと言われたけど、傷か癒えると聞いたから舐めた。ごめんよお父さん
そのあと5匹程度倒すと、なぜだか偉くなった気がした。力も湧いてきた。これが、レベルアップか…。
そんな気がした。
順調に倒しているとビショップという職業の色黒の男に変な魔法をかけら。
ウィザードという職業の長髪の男にも変な魔法をかけられた。
俺「へんなことするな!」 言ってやった、俺は強い。
気を取り直してコボルトを斬りつける。2、2発でしんだ!?
なぜだ、なぜこんなに…、そうか!さっきの魔法か!
これなら、もっと強いやつを倒せるかもしれない。
おれは西へと進んだ。そこにはとてつもなくでかい鎧霊がいた。
俺「な、なんだこいつは…。でも、いいアイテム落すかも!」
おれは斬りつけた、魔法があるから大丈夫だと思っていた。
しかし、鎧霊の剣で無残にやられてしまった…。
気がつくと 古都にいた             「初めての世界」 終り

21 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/08(水) 20:19:46 [ Smo06m6I ]
 最近欲しいペットがいる。堕落宣教師系のペットだ。
彼らは宣教師の為か、ペットになってくれない。
 
 ある日、いつものように歩いていると
何かの声が聞こえてきた。
その溜め息は堕落宣教師様だった。
『あぁ、俺もXボタンで変身できたらなぁ。』
そんな内容だった。彼のPCのXボタンが壊れていたのだ。
そこで私は修理にPCを出すことをお奨めした。
しかし彼は躊躇った。
『修理か…それって1週間はかかるよな…俺、1日でもPCに触らないとアレルギーが出る体質なんだ…。』
 彼は無駄な体質を持っていた。そんな彼がかわいそうでかわいそうで仕方がなかった。
なんとかならないかとダメオン電気に電話すると
『それなら、宣教師様のお宅まで行きますよ。キーボードの交換だけならすぐ終わりますので^^』と言った。
 本当にほっとした。それを宣教師に知らせに行くと
『ダメなんだ…俺…金がないんだよ…。堕落しちゃってこんなんだからさ…そこの水色ゴブリンだって倒せるかどうかわからない…』
『お金…そうだ!さっき廃人が全て1Gで露店を出してたわ!それを転売すればいいのよ!まってて!』
 私はすぐに廃人の所に行き、1Gの無限弾丸を買った。それを転売しに行ったのだがなんと
『あぁー。コレはただの矢ですねぇ。最近こういう詐欺が増えているんですよ…。』
 詐欺師をSSで取って本人に見せたら1000Gはもらえた…だがまだ足りない。
どうせダメオン電気のことだ。うまくやって5000Gとかを分捕るに違いない。
 …その時、ふとある事を思い出した。そうか。自分がお金を出してあげればいいんだ!
何で気づかなかったのだろう。ほんのちょっとしかないけど…宣教師様の為なら…よし、足りる!
 私はすぐにあの場へ戻った。しかし、宣教師様の姿はどこにもなかった。いや、あった。彼はボロボロに傷ついていた。
もう話もできない状態だった。そしてようやくあたりが見えるようになると、そこには勇者様がいた。
『フン。弱っちぃ奴め。雑魚は氏、あるのみ。』
 怒りの頂点に達した私はすぐに召喚体制に入ったが、勇者様の必殺技『ブーン』が炸裂し、あっという間に逃げてしまった。
ようやくダメオン電気が来た。宣教師様はなんとか生き続けていた。がんばって…。がんばって宣教師様!
修理は2時間ほどで終わった。彼は生き延びたのだ。すぐにXボタンを押させてやった。
彼は変身した。彼は堕落宣教師から堕落伝道師になった。
『あぁ、これが新しい体…これが…違う…まるで世界が違う』
『本当によかった…じゃぁ、私はもう行くね…。』
『待ってください。僕を…僕を手持ちに入れて下さい><』
!!!! 待ちに待った一言がキタ。彼は堕落の壁を乗り越えようとしている。
『うん。じゃ、おいで。今日からあなたの名前は宣ぴょんだよ♪』

こうしてまたダメオンマスターへの道へ1歩近づいた。

22 名前: 同一人物 投稿日: 2005/06/10(金) 00:44:34 [ 1XjvWEBs ]
>>21
不覚にもワロタw

23 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/10(金) 00:51:40 [ X/8Cz57A ]
俺は赤い悪魔を倒すため剣をとった。
俺の生まれた街は露店が多く、古代の建物が残った街「古都ブルネンシュティグ」だ。
周りには 俺より強そうな奴がウロウロしていた。露店を見てみたがどれも手をつけられない。
そのまえに俺は一文無しだ。とりあえずおれは、西の出口を出た。
そこには病んだコボルトを倒す奴らがいた。すると突然、目の前に病んだコボルトが現れた!!
おれは剣を垂直に振り降ろした。コボルトも槍で突いてくる。
10秒くらいたつ頃に、コボルトを倒した。
俺「なかなか強かったな…」
おれはコボルトの落としたスペシャルなキャンデーを舐めた。
拾い食いはするなと言われたけど、傷か癒えると聞いたから舐めた
すると、傷が癒えるどころか、腹の具合がおかしくなってきた・・・。
どうやらコボルトの病気が移ったようだ。
あれほど父に「拾い食いはするな」と言われていたのに。
「サヨウナラ、お父さん、先立つ僕をお許しください」 糸冬

24 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/10(金) 01:32:21 [ kTE3/P5M ]
テイマー連載小説でも書いてみるかな
多分途中で飽きる予感が
ちなみに女口調でwとか^^使って嫌がる人がでてくると思いますがまあ個性ということで見守ってあげてください

ゴドム共和国の南部トラム森出身、17歳の私が神獣使いになる為にこの古都ブルンネンシュティングにやってきました。
といってもまだ何もできない。持ってるのは町で100均で売っていた笛と駄菓子屋で売っていたキャンディーSP10個と服のベルトだけ
とりあえず街の人に話を聞くと、ファーガソンっていう人が困っているらしいと聞き、彼に聞くと
「病気のコボルトというモンスターがいるんだが。そいつの服を10着持ってきて欲しいのだがお願いできるかね?」
「わかりました。私がコボルトの服を持ってきます。」
といい、西口ゲートへ向かった。さっそく病気のコボルトを発見した。しかしどうしようか。私は剣など持っていないから戦えない。どうしようかと私は考えた。
すると閃いた。「そうだ!この笛で殴れば気絶しそうw」
かなり単純だが、何故か張り切った姿のテイマーは病気のコボルトに無常の笛殴り攻撃を乱発した。
これに怒ったコボルトが反撃してきた。しかし所詮病気。私に負けて気絶し、私は半端乱暴に服を取った。
そして3服集めると、何か特別な力が湧いてきた。手懐けるだ。
ビーストテイマーは敵を仲間にして冒険するキャラクターなのでこれができるようになるとテイマーの仲間入りとなる。
私は決意した。この病気のコボルトを仲間にすると。
・・・・案外簡単にテイムできた。
「ご主人様。私をペットにして頂いてありがとうございます。一生懸命頑張りますのでよろしくお願いします。」
「貴方が私の初ペットになるんだね。これから頑張っていこう!名前はコボちゃんで決まりw」
そしてコボちゃんを仲間にしたテイマーは次のダンジョンへ向かった。
続く・・のか?

25 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/10(金) 01:42:38 [ kTE3/P5M ]
読み返したけどやっぱ連載する価値無いからやめます・・
板汚しスマソ

26 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/10(金) 03:17:15 [ XOoiNG5A ]
面接官「特技はタゲ取りとありますが?」
学生 「はい。タゲ取りです。」
面接官「タゲ取りとは何のことですか?」
学生 「囮です。」
面接官「え、囮?」
学生 「はい。囮です。体を張ってパーティを守ります。」
面接官「・・・で、そのタゲ取りは当パーティにおいて働くうえで何のメリットがあるとお考えですか?」
学生 「はい。敵が襲って来ても守れます。」
面接官「いや、当パーティには回復役がいます。それに大きなダメージを受ける前に倒せますしね。」
学生 「でも、オーガにも勝てますよ。」
面接官「いや、勝つとかそういう問題じゃなくてですね・・・」
学生 「防御力が100以上もあるんですよ。」
面接官「ふざけないでください。それに100って何ですか。だいたい・・・」
学生 「防御力100です。DEFとも書きます。防御力というのは・・・」
面接官「聞いてません。帰って下さい。」
学生 「あれあれ?怒らせていいんですか?取りませんよ。タゲ。」
面接官「いいですよ。取らないで下さい。タゲとやらを。それと落ちてるアイテムに触らないで下さい。」
学生 「運がよかったな。今日はインベントリが一杯みたいだ。」
面接官「帰れよ。」

27 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/10(金) 08:58:49 [ zVO9pxTY ]
>26
テラワロスw

28 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/10(金) 08:59:49 [ B2JtJZF6 ]
イオナズンは撃たないんですか?(・∀・)ニヤニヤ

29 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/10(金) 09:02:56 [ B2JtJZF6 ]
ttp://ware.web.infoseek.co.jp/cgi-bin/flash/f/1098577650.cgi

30 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/10(金) 09:24:02 [ Hkx/NqOg ]
面接官「特技は盾回しとありますが?」
学生 「はい。盾回しです。」
面接官「盾回しとは何のことですか?」
学生 「愛情表現です。」
面接官「え、愛情表現?」
学生 「はい。愛情表現の一つの手法です。自らを危険に晒しパーティを守ります。」
面接官「・・・で、その盾回しは当パーティにおいて働くうえで何のメリットがあるとお考えですか?」
学生 「はい。敵が襲って来ても守れます。」
面接官「いや、さっきからあなたは自分にしか盾を回していないじゃないですか。それにあなたには微塵のタゲもきていませんしね。」
学生 「でも、オーガにも勝てますよ。」
面接官「いや、勝つとかそういう問題じゃなくてですね・・・」
学生 「ブロック率が80%もあるんですよ。」
面接官「ふざけないでください。攻撃を受けていないのに80%あって何の意味があると言うのですか。だいたい・・・」
学生 「かなりの確立でブロック可能です。ファビスですしね。ファビスというのは・・・」
面接官「聞いてません。帰って下さい。」
学生 「あれあれ?怒らせていいんですか?回しませんよ。盾。」
面接官「いいですよ。回さないで下さい。盾とやらを。それと頻繁に街に戻らないで下さい。」
学生 「運がよかったな。まだインベントリに空きがあるみたいだ。」
面接官「帰れよ。」

31 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/10(金) 11:19:39 [ H5lwNif6 ]
イオナズンネタ改変飽きた

32 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/10(金) 11:26:24 [ rTJ37PoI ]
いあ、剣士だけどおもしろいよ。
剣士が憎まれるのはなんだか優越感がある。
守りという観点でこのゲームを見れてるのは剣士だけだからね。
力極とか知恵極とかの火力さんが重宝されてるのを見るとニヤニヤしちゃう。

33 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/10(金) 11:28:22 [ B2JtJZF6 ]
そんな事より1よ、ちょいと聞いてくれよ。スレとあんま関係ないけどさ。
このあいだ、近所のアルパス監獄行ったんです。B3。
そしたらなんか人がめちゃくちゃいっぱいでPT入れないんです。
で、よく見たらなんか「○○さん帰ってこないねw」とか聞こえてくるんです。
もうね、アホかと。馬鹿かと。
お前らな、そんな役立たずいつまでもPTに入れてんじゃねーよ、ボケが。
ROM厨だよ、ROM厨。
なんか離れで死んでる木鎧弓子とかもいるし。紙がキクロとガチンコか。おめでてーな。
「! 死んでますリザよろwww」、とか言ってるの。もう見てらんない。
お前らな、俺がすべてのタゲ取ってやるからその席空けろと。
アルパスってのはな、もっと殺伐としてるべきなんだよ。
微妙な所に湧いたMOBの取り合いで他PTといつ喧嘩が始まってもおかしくない、
取るか取られるか、そんな雰囲気がいいんじゃねーか。香ばしい子供は、すっこんでろ。
で、やっと入れたかと思ったら、隣のPTが、横しないで、とか言ってるんです。
そこでまたぶち切れですよ。
あのな、先にタゲ来てるのは明らかに俺なんだよ。ボケが。
後からマジアロ撃ち込んどいて何が、横しないで、だ。
お前は本当に横殴りを咎めたいのかと問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい。
お前、横って言いたいだけちゃうんかと。
クローズβ組の俺から言わせてもらえば今、100前後狩場での最新流行はやっぱり、
厨ウォッチ、これだね。
いきなり「いれて」って言うのは9割厨。これが厨の見分け方。
「いれて」って言うのはROM厨紙厨ブーン厨。そして空気読まずに「リザよろw」。これ。
で、それに「コールおねwww」これ最強。
しかしこれを頼むと次から良識ある支援ビショにマークされるという危険も伴う、諸刃の剣。
素人にはお薦め出来ない。
まあお前、Lv50は、B1で狩ってなさいってこった。

34 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/10(金) 11:35:03 [ QcATfmqU ]
ゴルゴワロスwwwwwwwwwwwwww

35 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/10(金) 11:35:57 [ B2JtJZF6 ]
ゴルゴも亜種な。
元は吉野家
ttp://tenpuraomega.at.infoseek.co.jp/yoshiten/

36 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/10(金) 12:11:23 [ B2JtJZF6 ]
ちょwwwちょっと良いかなー
↑の吉野家テンプレざっと見てたら画面の前で声出して笑っちまった

昨日、会社行ったんです。会社。
そしたらなんか隣の暇なおばちゃんがじろじろ見て来て鬱陶しいんです。
で、コーヒー飲みながらちらっと見たら目が合っちゃって、コーヒー飲んでるんですね、とか言ってくるんです。
もうね、アホかと。馬鹿かと。
お前な、俺がコーヒー飲んだだけでいちいち話し掛けるなよ、ボケが。
コーヒー飲んだだけだよ、コーヒー。
なんか頭掻いただけでも、頭かゆいんですねとか言って来るし。人の行動を観察しに会社か。おめでてーな。
呼吸しているんですね、まで言って来るの。もう聞いてらんない。
お前な、ハエやるからハエの行動観察してろと。
会社ってのはな、もっと殺伐としてるべきなんだよ。
寝ている部長にペン投げて、寝てただの寝てないだのと、喧嘩が始まってもおかしくない、
刺すか刺されるか、そんな雰囲気がいいんじゃねーか。女子供は、すっこんでろ。
で、やっと静かになったと思ったら、今日は暑いですね、とか言ってるんです。
そこでまたぶち切れですよ。
あのな、暑いなんて言われなくても分かってんだよ。ボケが。
得意げな顔して何が、暑いですね、だ。
お前は本当に暑いのかと問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい。
お前、暑いですねって言いたいだけちゃうんかと。
暇なおばちゃん黙らせ通の俺から言わせてもらえば今、暇なおばちゃん黙らせ通の間での最新流行はやっぱり、
鼻をほじる。これだね。
観察されている時に鼻をほじる。これが通の黙らせ方。
鼻に入れた指を激しくかき回し、何度も抜き差しする。これ。
で、指についたのをそのまま口へ。これ最強。
しかしこれをするとおばちゃんが口コミで広め、女子社員全てから総スカンを食らうという危険も伴う、諸刃の剣。
素人にはお薦め出来ない。
まあお前らド素人は、おばちゃんとメルトモしてなさいってこった。

37 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/10(金) 15:35:31 [ hqccN.hs ]
吉野家知らない奴いるのか。時代だな。
で、ゴルゴって何? 俺も歳とったな。

38 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/10(金) 16:00:09 [ B2JtJZF6 ]
これの事だな
ttp://liloatx.hp.infoseek.co.jp/yoshi.html

39 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/10(金) 17:18:01 [ mm5KTkjM ]
 吾輩はファミリアロードである。名前はまだnonameである。
 どこで生れたかとんと見当がつかぬ。何でも薄暗いじめじめした所で槍の練習をしていたのは記憶している。吾輩はここで始めて人間というものを見た。しかもあとで聞くとそれは冒険者という人間中で一番獰悪な種族であったそうだ。この冒険者というのは時々我々を殺してキャンディーを奪ったり本にしてしまうという話である。
 しかしその当時は何という考もなかったから別段恐しいとも思わなかった。ただ連中の付けている変な黄色と緑のマークを眺めながら槍を振るうとスーッと逃げ出したり、ふらふらと倒れる連中ばかりだった。
 (中略)
 洞窟を彷徨うと向うに大きな池がある。吾輩は池の前に坐ってどうしたらよかろうと考えて見た。別にこれという分別も出ない。そのうち池の上をさらさらと風が渡って日が暮れかかる。腹が非常に減って来た。仕方がない、何でもよいから食物のある所まであるこうと決心をしてそろりそろりと池を左りに廻り始めた。どうも非常に苦しい。そこを我慢して無理やりに這って行くとようやくの事で何となく乳臭い匂いに気づいた。そこへいったら、どうにかなると思って洞窟の角を曲がった。
 ここで吾輩は若葉冒険者以外の人間を再び見るべき機会に遭遇したのである。テイマーである。
 これは前の冒険者より一層乱暴な方で吾輩を見るや否やいきなり頸筋を笛で殴り始めた。いやこれは駄目だと思ったから眼をねぶって運を天に任せていた。しかしひもじいのはどうしても我慢が出来ん。吾輩はテイマーの隙を見て槍を振るってみた。すると間もなく今までとは違う殴り方で殴られた。吾輩は殴られては槍で反撃し、反撃しては殴られて何でも同じ事を四五遍繰り返したのを記憶している。
 そのうち、変な音が鳴った。
 吾輩は洗脳された。
 ごしゅじんさま〜

って飽きた。

40 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/10(金) 18:02:20 [ fGVw8qxY ]
小説ってむずかしいな

41 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/10(金) 19:17:38 [ laUBOj5I ]
小説ってかネタスレになってますね

42 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/10(金) 19:21:57 [ Smo06m6I ]
面接官「特技は分身とありますが?」
学生 「はい。分身です。」
面接官「分身とは何のことですか?」
学生 「多重影分身の事です。」
面接官「え?多重影分身?」
ナ○ト「俺の事じゃね?」
学生 「ですね。自らの分身を作り攻撃手数を増やします。」
面接官「・・・で、その分身は当パーティにおいて働くうえで何のメリットがあるとお考えですか?」
学生 「はい。手数が増えてますし見た目もカッコ良くなれます。」
面接官「いや、さっきからあなたは自分の事しか言ってないじゃないですか。それに分身には全く攻撃判定がありませんしね。」
学生 「でも、オーガには負けるんですよ。」
面接官「あのね、負けることをここで証明してどうするんですか・・・」
学生 「難易度4の罠スキルなんですよ。」
面接官「ふざけないでください。攻撃をしていないのに7体も分身出して鯖重くして何の意味があると言うのですか。だいたい・・・」
学生 「対人戦で必ず相手を騙せます。分身も動きますしね。ダミーよりカッコ良いですし・・・」
面接官「聞いてません。帰って下さい。」
学生 「あれあれ?怒らせていいんですか?出しませんよ。分身。」
ピ○コロ「ん?呼んだか?」
面接官「いいですよ。出さないで下さい。分身とやらを。それと頻繁に死なないで下さい。」
学生 「運がよかったな。まだここに来てから9回しか死んでないぜ。」
面接官「帰れよ。」

武道家実装がとても心配です。

43 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/10(金) 22:30:59 [ 5Q4a1a0w ]
面接官と学生のとこ
変えろよ
やるんだったら

44 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/10(金) 23:00:01 [ LYIyz//Q ]
そこがいいんじゃないか

45 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/11(土) 01:51:33 [ PtsjeUQw ]
「あたしはもうここには戻らないの、あいつを倒すまで・・・止めないでお母さん!」


あんな事を言って早3ヶ月。何をしようがしまいが、時間ってのは勝手に過ぎていく。
見渡す限りの砂漠にポツンと見える街、リンケンに私はいる。
正確に言えば居るというよりも、捕まっているというべきなのかもしれない。
サソリにやられて毒で朦朧としている私を行商が助けてくれたけど、そいつが裏では奴隷商人だったとは思いもしなかった。
暑いこの街で、こんな狭い馬引き牢に居るのは地獄のようだった。
私は父と恋人の復讐をするのであって、こんな所でちんたらしてるわけにはいかないのだ・・・!
しかし、槍を取られた上に布切れ一枚の状態で出るのはさすがに抵抗がある。
見知らぬ街で、ってか奴隷商人が堂々といる街だ、きっと治安のtもないに違いないんだけど、
そんな所に布1枚で外に出てしまったら・・・!考えたくもない。
復讐も大事だけど私にだってプライドはある。女の恥じらいもある。
とりあえず牢を強行突破するというのは辞めにして・・・。さてどうしよう。
ダミーを作って何か囮にできないかな・・・・ブツブツブツ


結局夜になった。ついでに奴隷商人が戻ってきた。
「ふん。。。にしても、よく見れば見るほど可愛いじゃないか。え?」
「元々買い取ったものでもないしな、俺がお前を可愛がってやろうか?ガハハハ」
こんなハゲた親父の慰みものにでもなったら、私は次の日首を吊る。絶対・・・
夜は更ける。
奴隷商人は酒に酔いつぶれ、もう寝ていた。
砂漠の夜は、静かだ。
あの虫の音も、木の擦れあう音も無い。
ひたすらに、静寂だった。そのせいで持病の耳鳴りが余計目立ってウザい。
今日は一日・・・何もしてないけど、寝てしまう事にしよう。
そう思った最中の事、ひっそりと、本当にひっそりだが、足音が近づいてきている。
鼠の歩く時よりも小さいその足音は、やがて私の牢の前で止まった

「来い」
シャッッッ

ドスの効いた低い声で、そう一言行った後、何か擦れる音がした。
牢の棒が綺麗に切れていた。
只者ではない。

「来い」
もう1度男は言った。私は商人の横にあった愛用の槍を持って、その男の後をついていった。
二言しかまだ聞いていないけど、その男は安心だって思った。
リンケンの門から外へ出て少しした所で、男は立ち止まって身にまとっていたローブを脱いだ。
・・・・。
シーフかよ。泥棒かよ、盗賊かよオイ
男はこっちを振り向いて、いきなり私の胸をわsh・・

46 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/11(土) 01:59:08 [ K11Ur6WM ]
はいはい

47 名前: 同一人物 投稿日: 2005/06/11(土) 02:51:25 [ 1XjvWEBs ]
ダメだ吹き出したw
続編キボンヌ

48 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/11(土) 03:04:58 [ 3Zk0r2H. ]
まさかこのあとは18禁の展開にな(ry

49 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/11(土) 03:10:08 [ B2JtJZF6 ]
エロスはほどほどに

50 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/11(土) 14:41:06 [ B2JtJZF6 ]
運極のテイマーやってる。Lvが上がってステ画面開くと同時に運全振り。
装備可能品無い、マジで。そして紙。横湧きに殴られると逝く、マジで。ちょっと
鬱。だけど運極なのにテイマーだから操作も簡単で良い。テイマーは力が無いと言わ
れてるけど個人的には強いと思う。力極狼と比べればそりゃちょっとは違うかもし
れないけど、そんなに大差はないってギルマスも言ってたし、それは間違いないと思う。
ただコロ狩りとかでぴくっこはちょっと怖いね。タゲなのにぴくっこ逝くし。
強さにかんしては多分戦士長もぴくっこも変わらないでしょ。戦士長テイムしたことないから
知らないけど説得があるかないかでそんなに変わったらアホ臭くてだれもぴくっこな
んて使わないでしょ。個人的にはぴくっこでも十分に強い。
嘘かと思われるかも知れないけど藪森で140歳位でマジでエルフ冒険者を
殺した。つまりは冒険者ですらぴくっこには勝てないと言うわけで、それだけでも個
人的には大満足です。

51 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/12(日) 22:46:40 [ kJr3ylGo ]
こんな感じで。ちなみに私自身、テイマー/サマナーやってます。

私は、ロマ村ビスルに住んでいた17歳の女の子だ。
私の家は、代々調教師家系。
無論、私もその調教師の血を受け継いだ17歳の女の子なのだけれど、
物心ついたときから、神獣使いとしての勉強をした。
17歳となった今、神獣使いである父から、
『古都ブルンネンシュティグ』という都市に修行に行くよう命ぜられた。
『古都ブルンネンシュティグ』とは、ロマ村より北西に位置する大都市の名。
かの有名な『RED STONE』に関しての伝説が残る歴史ある都市でもあるのだ。
最初は調教師としての修行だ。
まずはモンスターの習性、生態などを観察しながら、
モンスターを攻撃し、倒してみるのだ。
古都を西に出、古都郊外に出る。
病気のコボルトを発見する。
幼少時代、モンスターの図鑑で見たことがあったから、判別がすぐにつく。
持っている笛でコボルトを嬲る。
相手も槍で反撃するが、あっけないほどに倒れた。

『病気のコボルト』

・コボルトと非常に似た容姿を持つ。
・しかしながら、コボルトは一番病気にかかりやすいモンスターの一つで、
 モンスター特有の病気にかかり、病気に侵されている。
・そのため、純粋なコボルトと比べ、非常に弱い。

これが私が幼少時代に読んだ本の説明だ。
…確かに病弱なモンスターだったような気がしなくもない。

52 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/12(日) 22:57:54 [ zSPvrzpE ]
第一話「解かれる封印」

キールっえいう王国がある。
偉大な王の政治で、この国はマジで平和だ。
騎士団が警察みたいに街を見回りとかしてて、信じられないかもしれないけど犯罪は起きたことがない。これは本当だから信じて。
そしたらある日、勇者が現れた。
彼の名前はディアス・ナイト・エクセリオン。16歳だ。絶妙な剣技を振るう、激戦士だ。
王は彼を呼んでいった「西のダークギルバーの洞窟を知ってるか?あそこにドラゴンがおる。結構前からじゃが・・・・倒してこれるなら
望みのままの褒美をつかわせよう!」家来たちはどよめいおた。望みのままの褒美をつかわせよう!」家来たちはどよめいおた。
ディアスは「考えておこう・・・俺は・・・・安くはないぜ!」って言って、姿を消した。

とりあえずここまで!また続きかくぜ!読んで暮れよな!

次回予告!!
ダークギルバーにてディアスを待つ暗黒の戦士!封印されし魔剣、ジャスティアスの秘密が、時空をも砕く!!
次回、「裂空の魔神!」

53 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/13(月) 13:38:00 [ RC220svE ]
とりあえず書き込む前に一度見直して誤字修正くらいしような

54 名前: 苺のギルメン 投稿日: 2005/06/13(月) 20:33:46 [ 1XjvWEBs ]
>>52
題字 第一話「解かれる封印」
何の封印が解けたんだ?

1行目
キールっえいう
キールっていう だろ?

7行目
望みのままの褒美をつかわせよう!」家来たちはどよめいおた。望みのままの褒美をつかわせよう!」家来たちはどよめいおた。
望みのままの褒美を取らせよう!」家来たちはどよめいた。 2度書くなよ
8行目
ディアスは「考えておこう・・・俺は・・・・安くはないぜ!」って言って、姿を消した。

…何が安くないんだ?

55 名前: 苺のギルメン 投稿日: 2005/06/13(月) 20:35:53 [ 1XjvWEBs ]
>>53
上文訂正
望みのままの褒美を取らせよう!」家来たちはどよめいた。 だろ??2度書くなよ?何を『つかわせる』んだ?

56 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/13(月) 20:41:48 [ xZjmGkYU ]
糞コテが騒いでますね

57 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/13(月) 21:11:57 [ ABHknFhQ ]
ネタスレで何でそんなマジレス出来るのか理解出来ん

58 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/13(月) 21:22:52 [ .JPTjTWs ]
もえたんがついに脱いだ!?
http://ani-max.com/

59 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/14(火) 01:22:48 [ yDyUoVns ]
ついでに言っとくとコピペだよそれ

60 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/14(火) 04:25:18 [ X46mjg4A ]
厨にも負けず紙にも負けず 
ブーンにもMOBの攻撃にも負けぬ
丈夫な体を持ち

欲はなく決して怒らずいつも静かに回復している
一日に青色4個と白と少しのお金を拾い
あらゆることを自分を勘定にいれてもらえず
よく愚痴られ怒られそしてMPKされる

古都の東口の橋の小さな陸地のところにいて
アジトに死んでる戦士あれば
行って復活させてやり
赤目にROMったチリあれば
行ってタゲをとってやり
セスナに死にそうなタゲ取り屋あれば
行って怖がらなくてもいいといい
アルパスに横殴りや狩場独占あれば
よくあることだ・・・といい

狩場のない時は涙を流し
就職難の時はおろおろ歩き
みんなに歩くPOTと呼ばれ
褒められもせず苦にされ
そういう極支援BISに私はなりたい

61 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/14(火) 22:09:36 [ agU9dC0A ]
〜若葉のころ〜
あれはRSをまだ始めたばかりの何も知らないころだった。
キャラクター作成でプレーヤーのイラストを見て、なんとなくBISが一番かっこいいかな、とBISを始めた。支援キャラって事を全然しらないままで育てたから、当然上げるステは、力、健康、敏捷でスキルは殴打に振っていた。そのまま、コボルトを狩り、コリンの地図クエ、鉄補給をクリアーし鉄補給2に挑んだ。鉄補給2のときまだ若葉を卒業するかしないかだとおもったが、一人では狼の洞窟の赤犬に手間取り一人では無理だと、鉄補給クエのPTに参加した(あの頃は、クエPTってのがほんとに多かったように思う)。
 そこには、BISがもう一人いた。そのBISは俺よりちょっとLvが高かったと思う。
洞窟に到着し、早速ヴァンプとの戦いを挑んだ。俺は当然、クエを更新するためにヴァンプを殴って殴って、突進していった。ダメージを食らっては、ヒールを自分にかけまたヴァンプをひたすら殴り続けた・・・。
俺はそれまでのPTでも、どこかで自分は他のBISとはちょっと違うなと感じていた。どこがどう違うかと言われれば、うまく説明できないが・・・。それまでも幾度か狩りPTに参加していたが何か自分は活躍出来てないと思っていたことは確かだった。まず、攻撃が極端に遅かった。コボルトを倒すのでさえかなり手間取った。そして、それはLvがまだ低いからだろうと思うようにしていたのだが。でも、ヒールができる分他のキャラクターよりも攻撃が遅いのだと納得していたこともある。それにしても、CPを溜めるのに何回殴ればいいのだ・・・。
ヴァンプはなかなかの強敵で周りのメンバーもかなりHPを削られている。
もう一人のBISはヒールに追われ、メンバーを回復するのに必死だった。そして
チャットで「忙しすぎw」を連発していた。俺にもPTメンバーを回復することを要求し、
俺もOKと言って、CPを溜めるためにヴァンプを殴り続けた・・・。そして溜まっては回復。それを繰り返し、何回も「回復手伝ってくださいw」と言われた。
俺は、一生懸命ヴァンプを殴りCPを溜め、回復をしていた。そしてだいぶたった頃ひとつの疑問が生まれた。このBISは殴らなくても、ヒールをしている。
それになんだ?あのちょっとうるさいと感じていた屈伸運動は・・・。
俺は恐る恐る「CPどうやって溜めてるんですか?」と聞いて見た。
「祈りだよ」
「いのり?」
「BISのスキルであるでしょ?」
俺はスキル欄を開き、祈りを探したが見つからなかった。
「ありませんけど・・・」
「え?下から3番目くらいにない?」
下から3番目?大体下から3番目っていったって・・・。どういう説明?
そのとき俺は表の右側にスクロールがあるのを見つけた。そしてマウスのホイールを
回し、下にいくと確かに「祈り」があった。これか・・・。
俺は祈りをすぐに覚え、CP溜めのために殴ることから開放された。それからというもの
祈りを繰り返し、必死で回復し、先輩BISから支援キャラのステ振りとリザを覚えるというBISの心得を教わった。
それ以来というもの、俺は支援BISの道をひた走った。まるで若葉のころ、迷惑をかけたPTメンバーに償うかのように。あのクエPTに参加しなければ俺はまだ祈りを
しらないBISだったかも知れないのだから。
あれからもうだいぶ経つが、今でもアルパスB3辺りで殴って回復しないBISを見ると若葉のころを思い出す。
彼も、もしかしてスキル欄の祈りを知らず、必死にメンバーを回復しようとキクロを
殴っているのではないだろうか・・・。

62 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/14(火) 22:23:01 [ B2JtJZF6 ]
>>61
ナルホド。癒された

63 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/14(火) 22:25:14 [ wuO04qWo ]
感動した

64 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/14(火) 22:37:00 [ 7.z.PBuQ ]
>>61
(・∀・)イイ

65 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/15(水) 00:01:08 [ Zen.oHF. ]
>>61
イイね。
BISじゃないが、俺もレベル30くらいまでチャージスキルを知らずにいて
「なんで皆あんなにスキル連発できるんだ」と思ってた。

66 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/15(水) 01:31:21 [ MiN26G5o ]
>>61





ある犯罪を思い出して感動した!

67 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/15(水) 07:37:08 [ FZ7.TfF6 ]
>>61
昔の自分を思い出した

68 名前: 国語 1 投稿日: 2005/06/15(水) 15:55:57 [ GJ/msA/Y ]
きょうは ごぶりんどうくつにいきました
あるいていきました
あおいひかりをだれかにかけられました
たいりょくがへってこわかったです

69 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/15(水) 16:09:20 [ /QPfKKso ]
>>61感動!

70 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/15(水) 17:57:31 [ Asq7.DNM ]
>>61
文章がうまいね〜。最後の余韻がいいなぁ

71 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/15(水) 21:30:53 [ MiN26G5o ]
誰か粉雪の小説キボンヌ。

72 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/17(金) 04:31:26 [ IYZMPfCs ]
「う〜〜アイテムアイテム」
今アイテムを求めて全力疾走している僕はアルパスに通うごく一般的な剣士。
強いて違うところをあげるとすれば運極に興味があるってとこかナ――
Lvは50。
そんなわけでB3までやって来たのだ。
ふと見ると入り口に一人のWIZが座っていた。
(ウホッ!いい男・・・)
そう思っていると突然そのWIZは僕の目の前にメテオを落しはじめたのだ・・・!
『狩らないか』
そういえばアルパスは俺Tueeee厨が出没することで有名なところだった。
イイ男に弱い僕は誘われるままホイホイとついて行っちゃったのだ♪

彼――ちょっとワルっぽいWIZでLv250と名乗った。
横殴り・狩場独占もやりなれてるらしく、
狩場につくなりチリで横殴りをはじめてしまった。
『よかったのかホイホイついてきて。
 俺は先客がいようとかまわないで食っちまう人間なんだぜ』
「こんなこと初めてだけどいいんです・・・。
 僕・・・WIZさんみたいな人、好きですから・・・」
『うれしいこと言ってくれるじゃないの。それじゃあとことん狩ってやるからな』
言葉どおりに彼はすばらしいテクニシャンだった。
僕はというと、全身に与えられる経験値の波に身をふるわせて悶えていた。
しかし その時、予期せぬでき事が・・・
「うっ・・・!し、死にそう・・・」
『ん?キクロの蹴り一発でかい?意外に紙なんだな』
「ち、ちがう・・・、実は運極なんです。
 アルパスに来たのもアイテムを拾うためで・・・」
『そうか・・・。いいこと思いついた。俺、中央にメテオ落としてくる』
「えーっ!?中央にですかァ?」
『男は度胸!何でもためしてみるのさ。きっといい気持ちだぜ。
 ほら、遠慮しないで拾ってこいよ』
中央を陣取るだなんて、なんて大胆な人なんだろう・・・。
しかし彼のメテオで落ちていくアイテムを見ているうちに拾いたい欲望が・・・。
「それじゃ・・・拾います・・・」
『いいぞ。ログがどんどん埋まっていくのがわかるよ。
 しっかりメテオを落としとかないとな』
「くうっ!気持ちいい・・・!」
この初めての体験は、ソロ狩りでは知ることのできなかったアイテムを僕にもたらした。
あまりのアイテムの量に、彼がCPを使いきると同時に僕のアイテム欄はあっけなく埋まってしまった。
『このぶんだとそうとう拾ったみたいだな。イベントリがパンパンだぜ』
「はぁ・・・はぁ・・・」
『どうしたい』
「あんまり気持ちよくて・・・、こんなことしたの初めてだから・・・」
『だろうな、俺も初めてだよ。ところで俺の氷柱を見てくれ、こいつをどう思う?』
「すごく・・・大きいです・・・」

73 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/17(金) 09:41:40 [ kAoXYwI2 ]
ナイス改変
オモシロカタヨw

74 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/18(土) 15:45:36 [ 2TJje9GA ]
>>61なかなかやるジャマイカ
>>67じゃないが、俺も昔のことを思い出してしまった。
話は全然違うことだが、剣士の俺は剣士と戦士の名前と格好を勘違いして、他の先輩剣士に言われるまで、戦士のスキルを上げていた。
「インフェニ?そんなの無いよ?」
「Gガッツてなにさ^^;」
「防御向上?」
俺は剣士なのに(′A`)
インフェニとは別名のワイルドダンスだと思ってたし名・・・・もう手遅れだった。その時Lv42
ちなみにその先輩はブーンだった。

変な文でスマソ

75 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/21(火) 00:27:01 [ k9EDVlJY ]
G戦で俺はマスターにBIS潰しを命じられた。
前線に出て、逃げ惑う若葉の格好のBISを執拗に追う。

次の瞬間。
鈍器で頭を潰された。俺乙。

76 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/21(火) 00:43:35 [ 1XjvWEBs ]
>>75
マジ話だったら凄すぎるなそれ

77 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/21(火) 01:24:12 [ B2JtJZF6 ]
>>72
吹いた。久々にGJを出せる。

元ネタ知らない香具師の為に、頼まれてもいない元ネタ投下。
※!注意
精神有害。PC無害。
ネタをネタとして受け取れない方はry
新たな世界に目覚めるかもしれない人もry
ttp://gaty.hp.infoseek.co.jp/kusomiso.html

78 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/21(火) 01:34:55 [ Na7iq/i. ]
〜槍弓三代〜

軽快に足を踏み鳴らしつつ、右手には愛用の小槍抱え、
縦横無尽に敵陣を駆け巡り、残像を残す跡にはただ亡骸が転がるのみ。
生まれつき手先足先が器用にて、攻めるも守るもまるで踊るよう。
戦場の銀幕のスターダムに、見惚れし者は皆死んだという。
「あたしゃ若い頃には、このステップでブイブイ言わせてたもんさね、
そんじょそこらの男なんぞ触れるのさえ許さなかったからねぇ。
生きるか死ぬかの戦場なんだ、そのくらいの華が無くちゃあ、ねぇ…。」
これが、私の祖母である。

さあさ、取り出したるは我が右手、何にも無いところからあらあら不思議、
キラキラ光る矢が飛び出した。世にも珍しい魔法矢でござい。
さてこの槍、雷神様の化身にて、ここに願を掛け、地に突き立てお空を仰ぎますると、
お集まりの皆みな様、どうぞお空をご照覧あれ、あれやこれやと黒い雲、
雷神様も腹抱えてご機嫌にてございます。稲光が一つ、二つ、三つと、
雷太鼓の乱れ打ちでござい。
「芸ってのはね、おんなじものをやるんだったら、下手糞になっちゃあ
いけないんだよ。見る人が安心していられるから、それに報いてやるのが、
まことの芸人ってもんさね。」
私の母である。

私は今年で76歳になる。
祖母のように、美しく踊れるでもなく、
母のように華々しく芸ができるというわけでもない。
ただ、無骨に、粗忽に、槍で身を守り、弓で敵を殴るのみ。
祖母のように美しい体などない、母のように注目を浴びれるでもない。
敵の無数の刀・弓の傷が、私の体を筋骨隆々の烈女に仕立て上げた。
こんな私でも、あなたがたの娘と名乗ってもいいですか?
「誰よりも前に行って、敵にぶっ叩かれてくるんだ。そうすればお前は生きる。
大丈夫だ、………私は、死なないから!!」

79 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/21(火) 08:22:32 [ HkJd.mNw ]
>>72
SGJ!!!
テラワロスwwwww

80 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/21(火) 17:18:03 [ Smo06m6I ]
戦いたい…!俺も一緒に戦わせてくれ…!

 俺はビショップとしてこの世に生まれてきた。
ビショップとか神に仕える者で、主に回復スキルを覚えやすい種族だ。
そんなわけビショップのPTでの需要性は明らかに高い。無くてはならない物…らしい。

だが俺は違った…。俺は回復よりも切ったり燃やしたりする方が好きだった。
生まれてすぐ両親とも死んでしまい近所の剣士やwizの家で育ったからだろう。
回復をするくらいなら戦いたい。というか、俺に回復なんていらねぇ…!

 初めてPTに入る事になった。殴り技をマスターしたからだ。
相手がアンデット系だった事もあり1発で2000、3000とダメがでた。
PT内にいたブーン勇者様よりずっと強かったのでとても気持ちが良かった…。
そこでついにムキになったのか
 「おい^^BISは回復だろ?殴るのは俺達の仕事なの^^」
と言い出した。
 「え…そんな事言われても俺は回復より殴るのが好きなんです。」
 「は?ふざけんじゃねえよ^^殴って何になるっつーんだよ^^」
 「…でも貴方より火力はありますよね。」テイマーの戦士長閣下が口を挟んだ。
 「おい。おめぇらタゲ取ってんの誰だと思ってんだよ。」
 一同「エルフ戦士長閣下」…エルフが照れた。

ついに我を忘れた勇者様は、敵陣に突っ込みあっという間にアイテムを取り出した。
 「へへへ…おまえ、アイテムが欲しいんだろ。BISはアイテム取れないもんなぁ…これで殴る意味がなくなったろ。さぁ、回復しろ!」
出た。勇者様の必殺技『ブーン』だ。精神難易度5なのにアイツマスターしてやがる…。
 「俺はアイテムが欲しくて殴っているんじゃありません。戦うことが好きなんです。俺は貴方が憧れなんです。なのになんですかその行動は…!」
 「うるさい!見てろ!10匹同時にデュエルだ!」

死んだ。あまり回復技覚えてない俺がそんな早く治療できるかよ…。

………

 「早く蘇生しろよ。」
 「すいませんが俺は蘇生を覚えていません。ソロが主体だったので先にシールドフラッシュなどを…」
 「いい加減にしろよな。お前、BISやめな。殴るのが好きだからって、それじゃPTは成り立たないんだよ。お前の好き勝手でこの世界できてねぇんだよ。」
 「それじゃこっちも言わせてもらいますが。アイテム拾いすぎですよね?」
 「は?アイテムは早い門勝ちだろ?お前らがトロいんだよ。悔しかったらシティウォーカーの称号を取りな。ぁ、知らないか。バカだから。」
 「あれは町の中だけですよ。」戦士長閣下が口を挟んだ。
 「お前ら全員新で。」

…その後事はあまり残酷で話せないが戦士長閣下が勇者様の首を握っていたのは覚えてる。
戦士長閣下『確かにお前さんの言う事は正しいだろうBISさん。だがこの勇者様の言っておった事も、間違ってはいないのじゃぞ。』

PTでの需要性…自分が好きな事…周りへの迷惑…自分が本当にやりたい事…
…BISは回復役さ。蘇生して、防御力を上げて、魔法を跳ね返して…。
でも、俺は戦うのが好きなんだ。俺は殴るのが好きなんだ。…だから、
戦いたい…!俺も一緒に戦わせてくれ…!

81 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/21(火) 18:46:09 [ xyhxA15E ]
>>80
"エルフが照れた。"の一文がツボにはまりました。

82 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/21(火) 18:50:15 [ qxTzn9U6 ]
無職童貞日記
http://pink-heart.biz/tokyo05/bbs2/

83 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/21(火) 19:27:26 [ yh5fWOtk ]
エルフ戦士長閣下、大好きです。

84 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/21(火) 23:51:28 [ Smo06m6I ]
なんかもう、アタシ嫌なんです。
この世界が嫌なんです。
こないだ狩りいったらヴァンパアにレイプされました。
狼を使ってアタシの服とかをボロボロに食いちぎって…。
いっちゃった所で殺しました。

その前なんて道端でシーフに捕まりました。目隠しをされてどこかに運ばれたんです。
やはりアジトでした。そしたらX議員さんがいきなり脱ぎだして入れてきたんです。
キモかったんでいく前に殺しました。

あと、一番大変だったのがビショップさんに囲まれた時でした。BIS祭りをやっていたようで
むさ苦しい男が集団で私を取り囲んだんです。8Pでした…もういっちゃうというより死にそうになりました。
殺そうと思いましたが仲間同士で蘇生をするんでまったく歯がたたなくて…結局8人の分身全部、入れられてしまいました。

あと最近気づいたんですけど、ランスの先っぽをアタシのあそこに入れるととっても不思議な気分になれるんです。
ロングスピアやグレイブも試したんですが、やっぱりランスが一番でした。
今度試して見てください。。

なんだかんだいってやっぱこの世界だ〜いすきですv

85 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/22(水) 00:08:07 [ Xz/sgUn. ]

嫌いじゃない
むしろ好きだな
僕はこういうのも

86 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/22(水) 00:08:29 [ B2JtJZF6 ]
エロスとは何なのか熟考してから出直してこい。
童貞乙。

87 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/22(水) 00:12:45 [ c2L3UcXE ]
名作駄作の波が激しいスレですね

88 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/22(水) 00:16:54 [ s.QRJ.7w ]
何?ここは小学生の作文教室ですか?w

89 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/22(水) 01:59:01 [ hL.kBz0g ]
童貞の妄想教室

90 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/22(水) 04:30:44 [ /w01IA5s ]
>>78
読みやすかったよ
文にのりが良く出てる   個人的に好きだな

91 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/22(水) 22:35:05 [ QKqEtVvo ]
age

92 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/23(木) 07:17:49 [ Smo06m6I ]
ag

93 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/23(木) 08:02:03 [ 7wP4lgA6 ]
今SUGEEEEエロいネタつくってるからっ!
おまいら○○洗ってまってろよっ!

94 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/25(土) 03:28:57 [ hL.kBz0g ]
チンカス拭いとけ。チンコWIZ共

95 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/25(土) 11:46:39 [ tXsyqaqc ]
良い書き師もいるんだしageでいこうぜ!

96 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/26(日) 02:24:17 [ 82vnvQ4c ]
         ,..-──- 、
        /. : : : : : : : : : \
       /.: : : : : : : : : : : : : : ヽ
      ,!::: : : :,-…-…-ミ: : : : :',
   r、r.r {:: : : : :i '⌒'  '⌒'i: : : : :}
  r |_,|_,|_,|{: : : : |  ェェ ェェ|: : : : :}
  |_,|_,|_,|/.{ : : : :|    ,.、 |:: : : :;!    途中まで読んでますよ・・・
  |_,|_,|_人そ(^i :i   r‐-ニ-| : : :ノ
  | )   ヽノ |イ!  ヽ二゙ イゞ
  |  `".`´  ノ\ ` ー一'丿 \
  人  入_ノ   \___/   /`丶´
/  \_/ \   /~ト、   /    l \
      /    \/l::::|ハ/     l-7 _ヽ
     /i    ⊂ニ''ー-ゝ_`ヽ、    |_厂 _゙:i
    /|    >‐- ̄`    \.  | .r'´  ヽ
    / |    丁二_     7\、|イ _/ ̄ \

         ,..-──- 、
        /. : : : : : : : : : \
       /.: : : : : : : : : : : : : : ヽ
      ,!::: : : :,-…-…-ミ: : : : :',
   r、r.r {:: : : : :i /" '\i: : : : :}
  r |_,|_,|_,|{: : : : | (・ )  (・ )、|: : : ::}
  |_,|_,|_,|/.{ : : : :|    ,.、 |:: : : :;!      で ?
  |_,|_,|_人そ(^i :i ,´⌒⌒ )| : : :ノ
  | )   ヽノ |イ!(ーノ ̄i-/゙ イゞ
  |  `".`´  ノ\ `ヽニニノ丿 \
  人  入_ノ   \___/   /`丶´
/  \_/ \   /~ト、   /    l \
      /    \/l::::|ハ/     l-7 _ヽ
     /i    ⊂ニ''ー-ゝ_`ヽ、    |_厂 _゙:i
    /|    >‐- ̄`    \.  | .r'´  ヽ
    / |    丁二_     7\、|イ _/ ̄ \

97 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/27(月) 14:27:07 [ .1eM1JmQ ]
age

98 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/27(月) 18:59:04 [ .Wuo3F/I ]
age

99 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/27(月) 19:34:36 [ 83KPrhPc ]
>>2-10

2ちゃんねるで学んで来い

100 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/28(火) 23:03:39 [ .n1sGZHw ]
May.12.1998
事故以来、このいまいましい包帯をつけたままなんで、背中がむれちまって、妙に、かゆい。
いらいらする、腹いせにあの犬どもにFBを食らわしてやった。
いい気味だ。
May.13.1998
あまりに背中がかゆいんで、治療しにいったら、背中にでっけえ針を刺された。
それから、もう俺は包帯をしなくていいと治療師がいった。
おかげで今夜はよく眠れそうだぜ。
May.14.1998
朝起きたら、背中だけでなく足にも腫物ができてやがった。
この腫物の下には獣の毛のようなものが生えている気がする
May.16.1998
昨日、このスマグから逃げ出そとした狼男が、封さつされた、て、話しだ。
夜、からだ中あついかゆい。
胸のはれ物 かきむし たら 中から毛が出てきやがった。
いったいおれ どうな て

May.19.1998
やと ねつ ひいた も とてもかゆい
今日 はらへったの、パタッコ のエサ くう

May.21.1998
かゆい かゆい ゲンマ・・・きた ひどいかおなんで ころし うまかっ です。


かゆい
うま

101 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/29(水) 11:24:58 [ x1HPIr3w ]
>>100
最後にガオーって言えば完璧だった

102 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/30(木) 16:49:20 [ sfE02st2 ]
>>101さん、>>100はバイオハザードのネタだから「ガオー」はないかと^^;
懐かしかった。
しかし、ゲンマじいちゃん、かじられてたから後遺症で眠ってばかりだったのか・・・

103 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/06/30(木) 23:02:19 [ Smo06m6I ]
こんにちは。DameOnでございます。
今まで色々ご迷惑をお掛けして本当に申し訳ありませんでした。
この際、全てを正直にお話ししようと思います。
 剣士のウォークライはド○ゴンボールの気で相手を吹き飛ばす。を参考にさせていただきました。
 天使のホーリーサークルはドラ○ンボールの気円斬を参考にさせていただきました。
 今回まだまだ未実装の武道家は、もちろんドラゴ○ボールのセルを参考にさせていただきました。
 武道家の難易度5スキル、烈風撃は○ラゴンボールのカメハメハを参考にさせていただきました。
まだまだ色々ございますが、都合上控えさせていただきます。
本当に申し訳ありませんでした。尚、アイテム課金は継続させていただきます。

104 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/01(金) 01:06:53 [ PF8o/tW6 ]
May 9, 1998
夜、ギルメンのウィザードとビショップ、野良のランサーとアルパスに行った。
ランサーの奴、やたらレベルが上がってたがきっとスフィアーにちがいねェ。
俺たちをばかにしやがって。

May 10, 1998
今日、ギルドのおえら方から新しいメンバーの世話を頼まれた。
毛がもっさり生えた犬のような奴だ。
強い敵がいいってんで、キアンを釣ってきたら、奴ら、噛み付いたり血を吸ったり
遊んだあげくやっとチェーンを撃ちやがる。

May 11, 1998
今朝5時頃、ガンダムみてえな全身鎧を着たビショップに突然たたき起こされて俺に盾を
渡してきた。なんでも、パーリングダガーじゃダメらしい。
ビショップの連中ときたら、回復をするのが遅いからこんな事になるんだ。

May 12, 1998
昨日からこのいまいましい盾をつけたままなんで、火力が減っちまって妙にきつい。
いらいらするんで、腹いせにあの犬どもにキクロを三匹押し付けてやった。
いい気味だ。

May 13, 1998
あまりに殺されるんで文句をいったら、しばらく死体のまま放置された。
それから、もう俺はタゲを取らなくていいとビショップがいった。
おかげで今夜はよく拾えそうだぜ。

105 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/01(金) 01:07:38 [ PF8o/tW6 ]
May 14, 1998
朝起きたら、力だけでなく健康にも振れと言ってきやがった。
犬どもがやけに静かなんで、見に行ったら数が全然たりねえ。
パーティーが三回壊滅したくらいで落ちやがって。
おえら方に見つかったら大変だ。

May 16, 1998
昨日、このパーティーから逃げ出したメンバーが一人、晒しすれに書きこんだ、て はなしだ。
夜、いべんとり中 あいてむいぱい。
敵を大量 つってきたら BISがむごん落ちしやがた。
いったいこれ どうな て

May 19, 1998
いぱい あいてむ ひろた の とてもうまい
今日 めんばーへったの、ぎるど のふくマス なる

May 21, 1998
うまい うまい みずいろひろた
りょうひんなんで ぱくり
うまかっ です。

4
みずい
うま

106 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/01(金) 02:30:15 [ Na7iq/i. ]
>>104-105
そうだったのか…

107 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/02(土) 22:14:18 [ vi9FnSL6 ]
 オレはウィザードの名無しさん。いつか事故に遭ってしまったときから、身体のなかで不思議な感覚が蟠っているのを知っていた。意識を集中すれば、いつもは痩身で、概して健康的でもないオレが、獰猛な野獣にでもなってしまいそうな気分がするんだ。それでも、この力は使う気になれず、オレは獣になるよりウィザードとして生きていたかったから、新たな予感を秘めたまま、それを封印しておいた。
 ここは古えの都「ブルンネンシュティヴ」――長い旅の始まりの地。ウィーケンドの都は雑然としていて、喧騒のなかに佇立しているといった感じだ。人ごみが視界に入るだけでも、オレは気だるい感覚に襲われて、次の瞬間、走り出していた。さっさとここを出よう。
 すると、否定しようと首を横に振っても、耐え切れずその場にへたり込んでも逃れることは敵いそうにない、けたたましい声が耳を劈くばかりに訴えかけてくる……。
「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
 ……煩いッ、黙れ……!
 全身を戦慄かせながら街道を走り抜けると、東口の辺りに出来ていた人だかりから、明らかに自分に対して声を掛ける女がいた。
「パーティー組みませんか?」
 あぁ、分かった。二つ返事で承諾すると、オレは街を出た。

108 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/02(土) 22:18:53 [ D9lXHvR2 ]
>>104-105
やべぇ ワロタ

109 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/02(土) 22:26:32 [ vi9FnSL6 ]
 見知らぬ女に誘われて、まだ旅は始まったばかり。これからオレは、女といずこへ逝くのだろうか……。
 放置露店が立ち並ぶ道を進んで――時折り見遣ると、いとけない少女が雑じっている。何日も商売を続けて座り込んでいるのか、端整な顔立ちの少女の頬は砂塵に汚れて輝きを失っているようだ。
 それでも、こちらを振り返ることもなく走り続ける女に遅れまいと、再び女の後を必死で追い掛ける。女は口ずさむ、何かの歌を。
「ベソベソベソ、マ○ーア」
 嗚呼、何かしら理由があって、ハッキリと歌ってしまってはならないのだろう。女の口から紡がれる歌は、暑苦しい砂埃の吹き荒ぶ道を走りながらも、オレの心にオアシスを与えてくれたけれど、そうやって控えめに、言葉を濁しながら歌うのが残念に思えたんだ。
 更に走り続けることン分(ンフ〜ン♪)、銀髪の少女が派手なロマの鎧に身を包んで、蒼いマントのコボルドを手で只管、殴り付けている。可憐な少女が腕輪を嵌めた腕で、必死の拳を振るっている姿を見ていると、


 嗚 呼 、 漏 れ の こ と 叩 い て よ (*´Д`)ハァハァ (ぇ



                 激臭〜フィソ〜

110 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/02(土) 22:58:19 [ ccJ6Ayck ]
>>105
またバイオハザードか
吹くじゃないか

111 名前: s 投稿日: 2005/07/02(土) 23:53:29 [ 0YgsiSYo ]
SEXしよっ!!
http://www.engel-wind.com/blog-lovedor/01/

112 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/03(日) 01:26:03 [ eFcK5/wo ]
>>100>>105の原文ってどんなんなの?
バイオやったこと無いから激しく気になる・・・。

113 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/03(日) 01:36:44 [ SIoabjGA ]
>>112
日記帳とかってアイテムが進行中に拾ったり見れたり出来て。
そこに少しずつ狂っていく様子が書かれてたりする。

>>100>>105を見れば分かるが
後半は平仮名だらけでつぎはぎになってたりしてよく出来てると思う。

114 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/03(日) 11:31:21 [ eFcK5/wo ]
>>113
たまに聞く「かゆ、うま」ってこれが元ネタなんすかね?

115 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/03(日) 19:07:18 [ SIoabjGA ]
>>112
日記帳とかってアイテムが進行中に拾ったり見れたり出来て。
そこに少しずつ狂っていく様子が書かれてたりする。

>>100>>105を見れば分かるが
後半は平仮名だらけでつぎはぎになってたりしてよく出来てると思う。

116 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/03(日) 19:09:11 [ SIoabjGA ]
ああ、ごめん更新したらまた書き込んでしまったorz

>>114
全作をやり込んでる訳じゃないから詳しくまでは分からないけど
かゆってのは感染が始まって浸食されてなる奴かな
うまってのは救助に来た人とか実験生物を食べた時の奴かな
ごめん、そこまで詳しくは分からなかったよorz

117 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/03(日) 19:20:37 [ Smo06m6I ]
『あ!野生のコロッサスが現れた!▼』

 『サマナーはどうする!?▼』 [>たたかう バッグ
            ↓
              [>説得 唐辛子を食べさせる
 『サマナーの説得!▼』
 『しかし相手のコロッサスにはぜんぜんきいてない!▼』
 『こちらにはたたかえるやつがない!めのまえがまっしろになった!▼』
――――――
『勇者様はどうする!?▼』 [>たたかう バッグ
            ↓
              じさつエバキュエイション [>ブーン
 『サマナーのブーン!▼』
 『パーティへのせいしんこうげき!きゅうしょにあたった!こうかはばつぐんだ!▼』
 『ついほうされた!▼』
――――――
『シンクはどうする!?▼』 たたかう [>バッグ
            ↓
               モンスターボール
               ハイパーボール
              [>マスターボール
 『ゆけ!マスターボール!▼』
 『シュパアァァァァ!…ポーン!▼』 
 『みんなのモンスターをとったらどろぼう!▼』
 『コロッサスのメガトンキック!▼』
 『シンクは倒れた!▼』

118 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/03(日) 19:23:24 [ Smo06m6I ]
あぁ、色々誤字ってるなorz

119 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/03(日) 21:18:21 [ vdBAgAnQ ]
バイオの元ネタは警備犬(だったと思う)を世話していた人の日記じゃなかった?

感染して飢えがとまらなくて犬の餌まで喰うようになって・・・最終的に理性を失って
様子を見に来た人を喰った希ガス。

で、読み終わると後ろのクローゼットから「ウボァー」とか言いながら出てきて
主人公に射殺されるオチだったような。

120 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/04(月) 00:17:40 [ 2mVtHrXM ]
なんでクローゼットの中にいたのか謎だよな
誰か人間が来るまでドキドキしながら待ってたんだろうか
理性が無いのに中々お茶目な奴だ。

で、コレ以上はスレ違いなんで元ネタ投下。原文知りたい人はどぞ
ttp://that3.2ch.net/test/read.cgi/gline/1119600010/

121 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/06(水) 07:24:08 [ gIhnn.2U ]
お目汚しでしたらスマソ。純ビジョを選んだ追放天使風で書いて見ました。

記憶の彼方に埋没しそうなほどの昔
私は天使というモノだった。
記憶の彼方に埋没などする筈もない痛みと共に
私は地上に落とされたのだった。

神に作られたモノとして天上に存在はしていたが
天使としての勤めをどれだけ果せていたのかと今でも思う。
きっと私は天使としては不合格だったのだろう。
創造主に背く気はなく、恨みも持ってはいないが。

赤き魔力の石を求め私と同じ境遇のモノたちは旅立っている。

私は今羽根を隠し、人の世で
ビジョップとして生きている。
赤き魔力の石を捜索するよりも、
まがい物でしかない『ヒト』の体を選ぶことにしたのだった。

私は信仰心を力に代えることが出来る。
否、それしか私には出来ないのだが。

人には苦難が多すぎるであろう世界。
この世界を少しでも創造主の御力で救う事が出来るのであらば−
私が生きる理由に、十分だろう。

創造主よ、どうか私に力を。

122 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/07(木) 06:31:19 [ X46mjg4A ]
私はこの世界に降り立って早一カ月、レベルというものが60になっていた
世間ではレベルというものの上がり方が早いか遅いかなど、そんなことはどうでもよかった

古都ブルネンシュティグには人が多くどこらともなく叫び声がやまない都であり
あまりの人の多さに露店がいたるところに張り巡らされていて、都の景観を損なっていた
私が都の東口のとこにある橋の露店で、スタンプリングを買おうか迷っていた
先日の砂漠のミイラ狩りで多少の貯金はあったが、よく見ると後3万ほど足りないのである

交渉しようか迷ってる時に私を呼ぶ声が聞こえたのである
「BISさん何Lv?」喋りかけてきたのは剣と盾を持った、上半身裸の男であった
「60ですが、何か御用ですか?」私は自分のレベルを躊躇することもなく返事をした
「それじゃ〜アルパス2階にいこうよw」男はうすら笑いをうかべながら私を誘ってきたのである
「アルパス・・・?アルパスってどこですか?」私は場所がわからなかったのである
「経験値やドロップ品がとってもうまいとこさw」男はニヤニヤしながら
その言葉に私は黙ってPTに入った

BISの日記1

123 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/07(木) 06:42:07 [ X46mjg4A ]
PTに入ってみるとそこには、弓を装備している娘や、大きな斧を装備している無口な大男
優しそうな杖を持った男、狼までいた
みんながいっせいに「よろしくw」と私に発言してきた、私は驚いていそいで
「こちらこそよろしくお願いします」とあわてて発言したのである
さっきの上半身裸の男が「そろったしいこうw」この時である私が嫌な予感というか何かを感じてしまったのは・・・



なにやら不気味な柵がしてあるWPまでたどりついた、ここがアルパスであろうか
私はそう思い、中にはいるとアルパス監獄と表記された
やはりここがアルパスなんだ、近いから便利だと思っていると置いてけぼりにされかけた
出会ったのは不気味な骸骨や砂漠であったミイラの色違いであろうか
そんなことは気にせず、必死で2階まで走り駆け抜けた

BISの日記2

124 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/07(木) 06:55:24 [ X46mjg4A ]
2階に到着したと思ったらすぐに戦闘が始まっていた
なんだあれは!大きな人、いや、巨人か!私はあっけにとられていた
私は大慌てでアーチャーを回復した、しかし回復が間に合わずアーチャーは横たわった
よく見るとそこには狼も横と魔法使いも横たわっていたのである!次に巨人が狙いをつけたのは上半身裸の男である。巨人は問答無用に蹴りをいれてきたのである
なんと!上半身裸の男の体力の3分の1以上を持っていった
私はもう誰も死なせやしない!と心の中で叫び回復しつづけた

激しい戦闘の末、巨人がついに横たわったのである
経験値がたらふくもらえた、思わず叫びたかったが、今は横たわっている3人を復活せねばならないと
祈りを続けたのである。

そんな時であった
後ろから必死で逃げてくる同職の方の存在に気づいた

BISの日記3

125 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/07(木) 07:20:11 [ X46mjg4A ]
そのビショップが大慌てで下のフロアに逃げ込もうとしていた。その後ろにはさっきの巨人が2体
骸骨が1体、浮いている骸骨というべきか異形のモンスターが追っていたのである。
ビショップが必死でWPに乗るがWPに乗っても下のフロアにいくことはなかった
いや正確にはいけなかったのである
4体のモンスターに囲まれたビショップはあっけなくモンスターの餌食になった
そのとき私に視線が注目してることに気づいた。誰が・・・
そうさっきのモンスター達であった

私に火の塊が飛んでくると同時に巨人や骸骨が進軍してきたのである
私は賛美の途中で必死に逃げたその時、大きな斧を持った男が
「逃げて」と発すると同時に竜がえがかれたのである
モンスター達の視線は戦士一人に集中していた、私がなんとすごい人だと感動していたら
上半身裸の男が1階に逃げ込んだのである

私はそれを見て、この人とは大違いだと怒りを覚えてしまった
しかし盾もなく4対1では勝負は見えていた

その後は私に対して蹴るは斬るは火を吐かれて私も横たわってしまったのである
そんな時上半身裸の男が1階から叫んでいたのが聞こえた

「お前ら弱いから他のPTいくはwBISや狼つかね〜ww」
裸の男はその後PTを脱退したのである
「ごめん前衛の俺が簡単に死んで、みんなごめん」戦士が言う
「私こそ前衛にでてタゲとりすぎました;;すいません」アーチャーが言う
「POT間に合わなかった、一番に死んですいません;;」狼が謝る
「エンチャする暇もなかった;;ごめんよーorz」WIZは言う
「回復もままならなくてすいませんでした;;」私は言う
「お互い様ですね^^」アーチャーは言う
みんな笑っていた、死んだことなんてどうでもいいのであった
今この気持ちが通じ合っただけでうれしくなったのである
上半身裸の男の事なんてすっかり忘れていた

BIS日記4

126 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/07(木) 07:32:39 [ X46mjg4A ]
みんな一回都に戻ろうかなんて話をしていたときに
いかにもって感じの戦士がきて、モンスター達をいとも簡単に葬っていった
斧はなにやら緑色に光っていた
その戦士が私たちに対して
「少し待ってて復活させてあげる」と言った
私たちは急いでお願いしますと頭をさげた

私たちは復活して狩場を一階に移したのである
そこにこだまする叫び声
「リザよろwWP近くでしんでますww」さっきの剣士である
「あ!BISさんリザお願いwていうかなんで一階?w俺がいないとあそこきついでしょ?w
2階に一緒にいこう^^だからリザしてww」と言ってくるのいである

私たちは何事もなかったように通り過ぎ
1階で幸せに狩りをしましたとさ・・・
めでたしめでたし

BIS日記5 終わり

127 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/07(木) 09:03:32 [ x1HPIr3w ]
>>122->>126
なかなかよかったよ。

128 名前: 1 投稿日: 2005/07/08(金) 17:11:41 [ nRrctg0E ]
無職、ニートの言い訳
http://www.love2-magic.com/ff-blog/01/
http://www.love2-magic.com/ff-blog/02/

129 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/08(金) 18:47:05 [ x/yp9wHw ]
このスレおもしろいな。
まだ>>122->>126までしか読んでないけど楽しめた。
これからゲーム内で嫌なPTに会ったら気晴らしにここ見ることにするよ。

130 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/08(金) 22:44:02 [ B3uTFyNE ]
>>126
いいメンバーだな・・・
いっそのこと、そのメンバーで固定PTを組んだらどうだろう?

131 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/09(土) 00:21:18 [ uXU0P9Xc ]
お目汚しスンマセン。テーマはマジアロ。


若葉のころ。

幼い頃から習熟していた槍術か弓術。
そのどちらを復讐の旅にに役立てていこうかと
両親から受け継いだ槍弓術書を眺めながら、古都西口で思索していた。

そこに「PTを組みませんか?」と声をかけてくれた一人のウィザードリー。
女性の私から見ても美麗と思える面持ちと
そしてどこか壊れてしまいそうな雰囲気がとても印象深かった。

そして誘われるがままに二人で地下墓地へ。
初めて見る「魔法」で敵を攻撃する彼。
まだ冒険者として未熟な私は、敵の攻撃を極力受けないように弓で攻撃していた。

その様を見て驚くような顔を見せ、彼がこう言った。
「君には魔法のセンスがあるみたいだ。矢に強い魔力を感じる。」
「矢を使わないで矢を撃ってみるといい。なに、難しいことはない。」

彼の言葉は魔法というものを知らない私にとって半信半疑なものであったが
言われるままに精神を集中し、心の中でイメージを抱きながら敵に向かって矢を放った。
すると突き抜けるような光の矢が敵を射り、骸骨は崩れ去ってしまった。

「ほらね。言ったとおりだ。」

この技がマジカルアローと呼ばれる物だと知ったのは、その後程なくしてであった。

132 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/09(土) 00:22:04 [ uXU0P9Xc ]

そのことがきっかけとなり、彼とはよく連絡を取り合い、一緒に狩りをする仲になった。
「仲間」の輪は日を追う毎に広まり、協力して「ギルド」と呼ばれるものも作った。

ウィザードリーがギルドマスター、私が副ギルドマスター。

仲間達との屈託のない歓談、他ギルドとの戦い、そして仲間達との切磋琢磨。
私にとって、それらは掛け替えのないものになっていた。
父とかつての恋人を殺された復讐心を
ずっと抱き続けていた私にとって、やっと手にした安息の地だった。

しかし、夢はいつか覚める日が来る。残酷なほど突然に。

「他の世界でやらなきゃならないことがある」
ある日ウィザードリーはそう言い残し、私達の元を去ると告げた。
仲間達の激励や励ましとともにブリッジヘッド港から旅立つ彼。
私は不思議と哀しみを覚えず、涙を見せることも無かった。

ただ、大きな穴がぽっかりと心の臓に撃ち込まれたような。

133 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/09(土) 00:22:35 [ uXU0P9Xc ]
空虚さを抱いたまま、所在なく古都を西口から出る。
しばしば眼に入る若々しい冒険者達。
知らぬ間に私は、その存在さえ忘却の彼方であった地下墓地に足を運んでいた。

今の私にとって最早敵ではない骸骨が、私を目がけて歩みを早める。
敵に向かってマジカルアローを一挙動毎に確認しながらゆっくり放つ私。
消滅する骸骨。

弓を下げ、ぼんやりと思う。

(私は、彼を愛していたんだ・・・。)

復讐に囚われていた私が再び恋をするなどと、自分でも想像だにしなかった。
また大事なものを失ってしまったという喪失感が、私を襲った。
その瞬間、頬を涙が伝った。堰を切ったように。
若々しい冒険者が白い眼で私をみたが、そんなことは気にならなかった。
哀しみが涙で洗い流されるのを祈るように、私は泣き続けた。

134 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/09(土) 00:22:56 [ uXU0P9Xc ]
今日もどこかで私はマジカルアローを放つ。
彼が教えてくれたマジカルアローを。
ギルドマスターとなった私のギルドのさらなる発展のため、
そして掛け替えの無い仲間達との切磋琢磨とのために。

彼がどこで何をしているのか、最早知る術は遺されていないけど
遺されたギルドや仲間達のために頑張っていくことこそが
恩人であり愛していた彼に対するケジメであると思っている。

私は永劫忘れない。
あのとき、地下墓地で初めて放ったマジカルアローのことを。
そしてあの美しきウィザードのことを。

135 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/09(土) 07:28:47 [ VPAdYslQ ]
>>131->>134
お前………


上手いな。読みやすいから一気に読んだ。
朝から切なくなっちまったじゃねえか(´・ω・`)
切なくなったけど同時に和んだ。次作にも期待してる。

136 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/09(土) 11:24:09 [ fl.PsffA ]
>>131-134
読み物として上手い、というより文章の組み立て方が上手い
結構書き慣れてるでしょ
さくっと読めたしおもしろかったよ

137 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/10(日) 13:56:17 [ uXU0P9Xc ]
>>135
良さそうな感想頂けて嬉しいです。
ゲーム内にありそうな出来事をSSにしてみました。
次作は、何かネタを思いついたら書いてみたいです。

>>136
書き慣れてないですよw
このスレの職人さん達に触発されて、試行錯誤で書いてみました。

138 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/10(日) 14:34:49 [ nqIe8G1E ]
>>131-134
(*´∀`)アラステキ
>>137
次回作も期待してますよ〜

139 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/11(月) 16:01:01 [ ffojkHKc ]
別に誰も悪くないんだが、>>137の後だと思うとなんとなく怖い(´・ω・`)
そうかチキンな自分が悪いのか…

140 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/11(月) 18:20:29 [ uXU0P9Xc ]
>>139
そんなこと言わず投稿してちょ
こういうのは上手さよりもいきおいだと思うから

141 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/11(月) 19:32:49 [ bO7/UQJY ]
>>139
>>140さんの言うように、いきおいで投稿してみるのが良いと思うよ。

142 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/12(火) 10:42:07 [ x1HPIr3w ]
>>137の次回作が読みたくなってしまった。。。
>>139
元ネタ改造したようなやつは好きじゃないが、
自作なら全部読ませてもらうよb

143 名前: 139 投稿日: 2005/07/12(火) 21:30:42 [ ffojkHKc ]
勢いにしては長いけど、気が向いたら付き合ってくれ。いや下さい。


オレはルリリバーの川河口で生まれ育った誇り高きゴブリン族。
アホ面下げて歩いてる呑気な人間どもを襲って、身ぐるみはいだりしながら生活してる。

そんなオレには最近ちょっとした悩みがある。他でもないオレの可愛い妹のことだ。
妹は最近妙な病にかかっちまった。すぐ治るだろうと高をくくってたけどそれから随分経つ。
あいつの体力がじわじわとなくなっていくのを見るのは、流石のオレも辛かった。

ここ最近は毎朝出てくる時に絶対外には出るなよって念押してんのに、それでも出てきて仕事(=追いはぎ)をしたがるやんちゃで可愛い妹。
ついさっきだっていつでも戦えるような格好で外を歩いてるのを発見して叱ったばかりだ。
「無理なんかしてないもん、病気なんかへっちゃらよ!私だってゴブリン族の戦士なんだから!」
って開き直ってぷーって頬を膨らませる姿は我が妹ながら可愛いと思ったが、そこで甘やかしちゃいけない。
「いいか、はっきり言って今のお前は足手まといだ、大人しく家に帰ってろ!オレの言うことちゃんと聞くんだぞ!」
ときつい言葉を投げて制した。
妹が悲しそうな顔したけど、ここで引いちゃならない。
病気になって体力が減っても頑張り続けようとするこいつのひたむきな姿を見たらオレだって応援してやりたくなる。けど、けど!
ここで妹の意思を尊重したら妹が無残にやられるような可能性がある限り、例え妹に疎まれてでも安全なところにいさせてやるのが兄の務めなんだ。

144 名前: 139 投稿日: 2005/07/12(火) 21:33:19 [ ffojkHKc ]
その日の夕方。
帰路を歩きながら、オレは妹の病気をどうにかする策はないのか?と考えていた。
そして考えながら家の前にたどり着くと、視界に入ってきた光景に思わず目を疑った。
妹が一割以下の体力を残して倒れていたのだ。
「おい!大丈夫か!!」
オレは驚いて、すぐさま駆け寄ってその体を抱きかかえた。
「お兄ちゃん…」
妹の息がすごく細くなってるのがわかった。
最期が近いと直感する。認めたくなんかないけど、オレの経験が物を言っていた。
「…私、さっき…人間に言われたの…ペットになったら治してあげるって。…でも拒み続けてこんなにされちゃった…」
オレの肩が強張る。人間のテイマーにペットにさせて治させる…それはこのオレもさっきまで少し考えてたことだった。
けど一度ペットになったらもう独立は出来ないって聞いたことがあったから、提案はしないでおこうとも思ってた。
「…よく頑張ったな」
髪を撫でてやると、妹は弱々しく笑いながら照れたような顔をした。
「だって…そしたらお兄ちゃんと離れ離れになっちゃうじゃない…。そんなのいやだもん」

その時だ、後ろから野犬の吼えるような声が聞こえてきたのは。
オレは慌てて振り返った。感傷的になってたせいで、気配に鈍感になってたらしい。
オレの背にぴったりとくっつくように、二人の人間の冒険者が立ってた。一人はごつい男、一人は狼男。
(……しまった、やられる……!)
とっさに妹を庇おうと抱きしめたオレの腕を、ごつい男がつかんだ。
「…っ離せ!」
「その子を診せてみろ、治せるかもしれない」
ごつい男は冷静な声で淡々と言った。
俺は思わず、「は?」と間抜けな声をあげた。

145 名前: 139 投稿日: 2005/07/12(火) 21:40:55 [ ffojkHKc ]
普段なら人間なんて視界にいるだけで攻撃対象だったけど、藁にもすがりたい状況だったから二人のやることを黙って見てた。
それにオレだって伊達に何年も前線にいるわけじゃない。
そいつが本気かからかってるのか見分ける目ぐらいはあるし、万が一怪しい動きでもあったらいつだって攻撃してやるつもりで見てた。
まず狼男が妹の体に憑依して体力の低下を止める。
ごつい男が憑依されたままの妹の体にフルヒールをかけて体力を回復させ、キュアで病原菌を殺す。
ついでにブレスとプレエビをかけた後、狼男が憑依をやめて妹に体の自由を返す。
それだけの手順で、妹はばっちり回復したようだった。
しばらくぱちぱちと不思議そうに瞬いていた妹は、立ち上がって軽く両手を動かすと実感が湧いてきたようで、飛び跳ねながら喜んだ。
「お兄ちゃん、今私すごく調子いいよ!橋の向こうのトライアングルにだって勝てそうな気がする!」
「それは言いすぎだろ」
オレはつっこみながら、顔が勝手に緩んでいくのを感じた。
「大丈夫そうですね」
狼男は満足気にそう言って、ごつい男に帰ろうという視線を送った。ごつい男も頷いてオレ達に背を向けた。
オレはとっさに口を開いた。
「いいのか?何も要求しなくて!…後悔するぞ!」
本当はありがとうって言いたかったけど、なんとなく素直になれなくてそんな言い方になった。
ごつい男は無表情で顔だけをこっちに向けて、
「物で釣られるような安い人間と一緒にしないでくれ。我々はそんな事の為に来たわけじゃない。これは我々が勝手にやったことだ」
と言い残すと、振り返りすらせずに狼男と共に去って行った。

後から風の噂で聞いた話じゃ、最初に妹をペットにしようとした人間は、病気の進んでる妹を見つけて放っておけなかったらしい。
でも妹のペットになりたくない意志が強くて自分じゃどうにもできないと悟ったそいつは、街に戻ってあの二人を呼んだんだそうだ。

後に、今回のブレスとプロエビがきっかけでここら一帯の誰より強くなった妹は、ゴブリンリーダーとしてルリリバーの川河口一体をしめるようになる。
そしてこの地域の全てのモンスターに、通過する人間を無差別に襲うことを徹底的に禁止する。
理由は言わずもがな。オレ達は人間もすてたもんじゃないことを知っているからだ。

146 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/12(火) 22:01:21 [ mJ2fuTeQ ]
>>143-145
なるほど〜。あの一帯のゴブリンが非アクティブなのはそういう理由か。
いいですね。モンスの側から見た世界っていうのも。



ちょっと私も考えたので一つ。


私はもう十分に熟達したランサー。
少なくとも自分ではそう思っていた。
だからどんな場所でも独りで切り抜けられる…はずだった。

今日、初めて来てみた。ここは薄暗い洞窟。
床のあちこちに、冷たくかび臭い水たまり。
尻尾の毒針から紫色の液体を滴らせて獲物を待ち構えているサソリの攻撃をステップで避け、
この間習得したばかりのオウサムフォートレスで全身を貫く。
まだまだぬるい。この狩場は私には合わないようだ。
そして私は歩を進め、下へ下へと進んでゆく。

槍対槍。この戦いがどれほど厳しいものか、私は今までに体験したことがなかった。
コボルト系の敵は概して槍術に長けていない、弱いものだと教わっていたし実際そうだった。
だがコイツは違った。
コボルトの上位モンスターにして槍の達人・ファミリア。
予想外の回避・命中能力の高さで、私は徐々に追い詰められていった。
それに見た目に反してかなりの体力がある。
旋風で距離を離そうとするが、相手もこれを悉く回避してくる。
ついに私の手から槍がこぼれ落ちた。攻撃を防ぐつもりで出した槍が勢いよく弾き飛ばされた。
醜く歪んだファミリアの顔がこれでもかと言わんばかりに大きく見える。
(もうダメだ!!)
ファミリアが私の心臓を狙って槍を突き出し…
 ガスン!!!
何かが目の前を飛び、激しい音がするのと同時に、私の足元にファミリアの槍が転がる。
いや、しかしその槍は真ん中から折れ飛んで、原型を止めていない。一体なぜ…?
「早く反撃を!!」
どこからか、男の声が聞こえる。
その一言で、焦っていた心は一気に冷めた。私は槍を探す。
後ろに転がっていた自分の槍を拾い、ファミリア目掛けて正確に素早い突きを放つ。
一撃はファミリアの急所を捉えた。敵が倒れる。

「危ないところだったな」
近寄ってきたのは、一人の剣士だった。私と同じく、ここへは独りで来ているようだった。
「俺の盾、役に立てたか?」
剣士は自慢げに彼の盾を見せる。
鈍い銀色の表面に、かすかな青い光。
「その盾…」
「ああ、これね。『武器破壊攻撃』っていう魔法が掛かってるんだ」
彼はその盾を投げてファミリアの槍を折ったのだと説明した。
それにしても、重そうな盾を軽々と放り投げ、細い槍に正確に当てるとは大した実力だ。
私が少し微笑むと、彼は照れくさそうに頭を掻く。
「いや、その…」
「?」
「すまねぇ。横殴り、しちまったな」
申し訳なそうにこちらを見る彼の顔が、ちょっと可愛く見えた。
「気にしないで。私のほうこそ、ありがと」
私は、彼と一緒にそこで狩りをすることにした。

147 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/12(火) 22:39:04 [ sFfkKX7U ]
やばい、日に日に良スレになって行く感じが何とも言えない。

良スレの予感

148 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/13(水) 00:15:04 [ LmnTz/7w ]
>>143-145
(*´∀`)アラステキ
おもしろいですよ〜。>>131-134と比べてみても決して劣ってないですよ^^
自信持ってどんどん書いてください^^
次回作も期待してますよ〜
>>146
またもや(*´∀`)アラステキ

本当に良スレになってきてますねぇ。今後がたのしみです^^
とは言っても自分は(*´∀`)アラステキって感想ばかりなんですがね^^;

149 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/13(水) 00:30:53 [ rGWQyASg ]
初書き且つ長文失礼しますorz(ダメ文も追加で…)
 私の名前はミルリス。
 昔、私がまだ何も知らなくて古都の人込みの中で静かに座っていた頃の話。
12月の暮だった、皆温かそうな格好で古都を徘徊し仲良さそうに喋っている風景が何時も当たり前に感じ始めてきたあの頃…私は一人ぼっちだった。
お金も無く、恋人もう奪われてから幾日が経っただろう…思い起こせば毎日ここで私は何かを考え何かを求めていたのかもしれない、今となっても私は同じ場所に座り続けている…あの人が帰ってくるまで…。

 11月の初め、私は一人古都の近くにある地下墓地へと仕事で出ていた。
夜な夜な古都周辺を徘徊しているマミーの生体調査及び徘徊の根源を突き止めて欲しいとの仕事だった。
当時の私は、まだ駆け出しの新米ランサー。右も左も分らない無力な傭兵。
 仕事を受け持ってから数日、古都で奇妙な噂を耳にした、それは周期的に町の子供達が行方不明になるということ。その調査を受け持っている一つのパーティーがあることを知り、私はその一人に話を伺う事にした。
「あの…」
そのパーティーは古都西口周辺を基点として活動をしている固定パーティーのようだった、戦士とランサーの二人組みのそのパーティーはすぐに分った。
「ん、君は?」
「私はマミーの生体調査を受け持っている新米ランサーです、少しお話しをお伺いしたいのですが…。」
彼の名前はベルスタッド、蒼髪で少し背の高い文字通りの戦士だった。腰に光る大きな大剣は綺麗に手入れされていていつでも戦闘状態に入れるほどの熟練度だと分る。
「君か、新米であの調査を受け持ったというランサーは…それで、話とは何かな?」
「最近、この町の子供達が行方不明になる事件についてです。少しお話しを伺いたいのですが…。」
彼は何もためらうことなく私に情報を流してくれた、事の発端は今から三週間ほど前…平凡な昼下がりだったという。五人で古都の西口を出たところでモンスター駆除の仕事を受け持っていたパーティーからの情報が最初だという。
突然聞こえた悲鳴、その直後に悲鳴が聞こえた場所へと急行したその五人組のパーティーは一つのぬいぐるみを発見した、そのぬいぐるみに書かれていた名前を見て持ち主を探したという、だが結果は三日間探しても見つからなかったという。
「そのぬいぐるみが発見された場所というのはどのあたりなのですか?」
「詳しい情報までは俺もしらねぇ、だが地下墓地の付近だと言うことだけは聞いている。まぁ、子供がそんなところで何をしていたのかはしらねぇがな。」

150 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/13(水) 00:31:37 [ rGWQyASg ]
 「このあたり…か。」
その次の日、私は夕暮れ時にベルスタッドの情報どおりの場所へと足を運んだ。そこは地下墓地の入り口付近であった。
「やっぱり、調べてみる必要はありそうかな…。」
私が一つ、不可解に思ったことがあった。それが子供失踪事件。私がマミーの生体調査の依頼を受けたと同時期にこの話しが町中で騒がれていた。
いくつかのパーティーが地下墓地へと進入し、隈なく探したという現状報告も私の手元には入ってきている、だが…その資料の中に一つ、どうしても納得のいかない記載があった。
「B3にて、マミーの原因不明の増加と凶暴化…。」
元々地下墓地というのは、凶暴なモンスターが多い場所だということは有名であり、且つ凶暴故に人の出入りが少ない場所でもあった。
「そろそろ暮れる…調査だけでもしておいたほうがいいかな。」
右手に愛用の槍を持ち、一度深呼吸した後に私は用心しながら地下墓地の中へと入っていった、中は予想通り薄暗く、壁に灯されてる明かりだけが唯一の光となっていた。
どうにもこの場所は何時来ても好きにはなれない、この場所を好んで入る人の神経を知りたくなる瞬間でもある。
「…おかしい。」
入り口を少し過ぎたあたりからモンスターが襲ってくる気配が全く無い、このあたりは何匹か群れで襲ってくるはずの場所なのに何故。
何か嫌な気配を感じながらゆっくりと先へと足を進める、右手に持つ槍を握る力も次第に強くなって、手のひらには気がつかぬうちに汗ばんでいた。
「っ!」
何かの気配を後方に感じとっさに振り向く、槍を構え気配を感じた方向へと矛先を向けた。
「……。」
だが、やはりそこには何も無かった。ただし、何かしらの殺気を感じたことは言うまでも無いだろう。緊張と緊迫した空気だけが私の周りを流れ、そしてそれは墓地に入った瞬間からのものだった。
ゆっくりとあたりを見回して戦闘態勢を解除した、だがそれはその時に起こった。
「うわぁ!」
突如の地震だった、地盤が緩んでいた可能性もあるが…地震と地盤の緩みで私の足元はガラガラと音を立てながら崩れ始めた。なすすべも無く私はその崩れた床と共に下の階層へと落下していった。

151 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/13(水) 00:32:32 [ rGWQyASg ]
「………。」
気がついたのはそれから数分のことだった、予想以上のダメージが自分の体に残っており気がつくのに時間が掛かったのだろう。
そこはB2ではなく、周りの風景からしてB3であろうと推測が着く。そして私の目に飛び込んできた映像は絶望を感じられるものだった。
「…ルーン。」
周りには数体のルーンマミーが群れを成してホールの中央で”ソレ”は行われていた、私の調査で分っていたことが二つある、ルーンマミーは満月の夜に生贄をささげ自らの身体能力を上げる、そしてもう一つがその生贄にされる供物だった。
壁には動物の血らしきもので何かの模様が描かれている、その模様は古代ルーン文字に良く似ていて、そして似遣わぬ物だった。
「あ…あれは!」
私の目に飛び込んできた映像の中に、いつか古都で見たことのある子供が泣き叫び助けを求めている姿があった。そしてその子供は私のことをずっと叫び続けていた。
「止めなさい!」
私は叫んだ、この部屋全体に響き渡るように大声で叫んだ。その声に反応したのか、数体のマミーがこちらを振り向いた。包帯の色は黄ばみ、ところどころ虫に食われた痕跡が残る。その名の通りマミーである。
「あぁぁぁぁぁぁ!」
落ちていた自分の槍を手に取りマミーの群れの中に走り出した、行く手をふさぐようにたちはだかるマミーをなぎ払うように押しのけ泣き叫ぶ子供へと急接近を掛ける。数体のルーンマミーを先ほどと同じようになぎ払い、子供へと手を伸ばし、その子の腕を掴んだ。
「他の子供達は…」
部屋の中心部分の方に目を向けた瞬間、背中がゾッとした。
「な…なんて事を…。」
そこには無数の肉片とおびただしい量の血液があるだけだった、そしてその”供物”は祭壇へと捧げられていた。
そしてまた振り返ると現実を思い出す、この夥しい量のモンスターのなか、この子を護りつつ自分は地上へと逃げ帰ることが出来るのだろうかと一瞬だけ脳裏に過ぎる。
だが、考えている暇などマミーたちは与えてくれるはずも無く、供物となるであろう子供へと襲い掛かる。
「させない!」
襲い掛かるマミーの腕を切り落とし、さらに迫り寄るマミー達を槍で弾き飛ばす。一瞬だけ仰け反った瞬間に私は一筋の道を見つけ出し、マミーたちの間をすり抜けるように走り出した。
「あぁぁ!」
突如背中に激痛が走る、何かが刺さったようなその痛みと焼けるような感触が背中から脳へと伝達された。
弓矢だった、アーチャーの弓矢が自分の背中に一本刺さっている。
「お姉ちゃん!」
私の脇に抱きかかえられていた子供はいまだ泣き続けながら私の心配をしてくれた、そして私の前に出て小さなその体で小さい腕を横いっぱいに広げた。

152 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/13(水) 00:33:27 [ rGWQyASg ]
「やめて!お姉ちゃんを殺さないで!」
泣き顔のまま私を庇うように前に出る、足は振るえ声は上がり、恐怖をいっぱいに感じているその子は大きな勇気を私に見せてくれた。
ゆっくりと迫りよってくるマミーの群れに、その子はびくともせずにまだ私の前に立っている。その子を左手で引っ張り私の元へと引いた。
「有難うね僕、お姉ちゃん大丈夫だから…。」
ゆっくりと立ち上がり、迫りよるマミーへと視線を向けた。そして私は覚悟を決めた。
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
どんなことをしてでもあの子を護る、翌日になればあの子の捜索がはじめるであろうパーティーを私は知っている、その時まで私があの子を護り続ければそれだけでいい。私自身が地上に帰ろうなんて事を願うことは無い。
そう、あの子が再び町で元気に友達と遊んでいられれば私はそれで満足だと自分自身に言い聞かせた。
ターゲットをリーダー格のルーンマミーへと絞込み、矛先を向けた瞬間、私はまるでなまりの棍棒が体に激突したような痛みを覚える、そして後方へと弾き飛ばされた。
「が…はぁ…。」
マミーの一撃だった、立ち上がるのがやっとなほどのダメージが体に残る。ふらふらと前方へと歩き出し再びマミーへと矛先を向ける。先ほどの矢とマミーの一撃で私の体は本当に壊れる寸前だったといっても過言ではないだろう、そして…この体力でこの数のモンスターを一度に相手をするのは無理だということを直感的に悟る。
その時だった、目の前に一つの光る槍が飛んできた。その槍は地面に刺さると幾つもの電撃がマミーへと放射され、数体のマミーが床に倒れこんだ。
「…世話がかかるじゃないか、ミル?」
その言葉と同時に上から何かが降ってきた、それは人の形をしていて男性のようだった。腰には大きな大剣がつるされていて、青い髪の毛をした人だった。
そしてその隣にもう一人降りてきた、黒髪で腰あたりまでの髪の毛をしていて、茶色い甲冑を着たランサーだった。
「ベルさん…。」
「怪我人は黙ってそこで見物してな、行くぞミア!」
「了解リダ!」
二人はそのままマミーの群れの中へと突撃をかけた、私の意識が朦朧とし始めていたのでその後のことは良く覚えていない。そして私は気を失った。


 目が覚めたのは古都の病院のベッドの上だった、消毒液のにおいと、白いスーツですぐに分った。私は一体ドレぐらい寝ていたのだろう…。
「お、目が覚めたか。」
私の最後の記憶にある人の声がする、ベルさんだった。その隣にはあの時のランサーの人までいる。
「…私…。」
「おっと、けが人はまだ寝てな。傷口が広がるぜ?」
「…怪我…そう、あの子は!?」
私がきびきを返すようにベッドから状態を上げた、ベルさんはゆっくりとベッドの脇にあるカーテンを空け、窓を開けた。
「動けるなら、下見てみな。」
軋む体をゆっくりと動かし、すぐ近くの窓へと移動した。そして下を見下ろすとあの時の子供が元気に走り回っている姿が見えた。
「あ…。」
「言ってたぜ、助けてくれて有難うってな。」
私は安心した、あの子の笑顔が見れたことと元気に走り回っている姿をみてあの時の願いがかなったのだと私は心のそこから安心した。
「あんたがあの時突撃をかけてなかったら、あの子もきっと供物にされてただろうよ。」
「…。」
私は知らず知らずのうちに涙を流しているのに気付いた。初めて誰かを助けたというのもあるかもしれないけど、それ以上に人の笑顔を見れたことに対しての幸せを感じていたのかもしれない。
「時にミルさん。」
ベルさんの隣で一言も喋らなかったランサーの人が口を開いた、私の名前を呼んでハンカチを貸してくれた。
「私たち、これからギルドを作ろうと思っています。そこで、ミルさんも一緒にどうですか?」
「え、ギルド…。」
「はい、あなたの心の強さと正義感を買っての話しです。如何でしょうか?」
困惑する私をみてベルさんが近づいてきて、肩にその大きな手のひらを乗せた。そして笑顔を作ってもう一つの手を私へとさし伸ばし
「一緒に、チームを作ろうぜ。あんたなら良い家族になれそうだ。」
「家族…。」
「ギルドは家族だ、仲間として存在し家族としても存在する。ギルドに居れば一人じゃない、一緒に同じ信念を貫こうぜ?」
このときのベルさんの言葉は今でも覚えている、この言葉があったからこそ私はこの人たちと一緒に旅が出来ると思った。
ギルドの名前は北風、その冷たい風の中に温かさを見出すために創設するとベルさんは言った。同じ信念の元一緒に仲間とし、家族として生きるのも悪くない…私はそう思った。

153 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/13(水) 00:34:36 [ rGWQyASg ]

 月日は経って、12月のある日。
私はまた一人古都で人込みの中座り続けている、あの人が戻ってくるのを待って…。
アレから数日が経ったあの日、ベルさんは何も言わずにその姿を消した。相棒のミア・ステンバックさんと私を残して…。
 いつか戻るその日を信じて、”残されたたった一人”のギルメンを…私は待ち続けるためにここに座っている。
雪が降り始めた、その神秘且つ綺麗な雪は…冷たい北風に乗って古都に降り注いでいく。
「…どこかで、あなたもこの雪を見ているんでしょうか…ベル…。」
この日の前日、ミアさんが事故でその命を落とした…。


FIN



 本当に長くなってた…orz
ダメな文且つ、下手な文章構成なのでスルー推奨でもいいかもしれません。
もっと上手くまとめられればなぁ…。

154 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/13(水) 01:03:43 [ LmnTz/7w ]
>>149-153
(*´∀`)アラステキ
確かにもう少し文章がまとまってた方が良かったかもしれませんね。
自分はあまり気にならなかったけどね。長い文章が苦手な人もいるだろうしね。
でも、あまり気にしなくて良いと思う。別に文章構成が上手い人だけしか
書いてはいけない訳では無いと思うし。
まあ、とにかく面白かったですよ^^
全く参考にならない感想でゴメンね。

155 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/13(水) 02:30:36 [ uXU0P9Xc ]
>>143
謙遜なさることありません。
すごく読まされましたよ。
文に対する愛や熱意みたいなものがひしひしと感じられました。
暖かみがある文章は好きです。

>>146
個人的に大好きな感じです。
起承転結がとても小気味良いです。
モチーフの妙も手伝って、気持ちよく読めました。

>>149
確かにちょっと長い感はありますけど
キャラクターがいきいきとしていて、勢いがすごく伝わってきます。
状況の説明も分かりやすく述べてあっていい感じですよ。


スレが活性化してきてとても嬉しいです。
皆さんお上手で恐縮してしまいますが、私も何か書かないと・・・w

156 名前: 146 投稿日: 2005/07/13(水) 07:00:36 [ mJ2fuTeQ ]
>>148,>>155
評価して頂きありがとうございます。
それで質問なんですが、>>146の文は著作権主張して自分の個人サイトに掲載したりするのはOKですか?
初めて作ったショートショートなんで記念に残したいと思うのですが、いかがでしょうか(´・ω・`)

157 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/13(水) 08:46:47 [ EC0o3A9s ]
>>156
著作権とかよくわからないんだけど、自分で書いた文章を
自分の個人サイトに掲載するだけなら問題ないと思う。たぶん。

158 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/13(水) 09:08:16 [ x1HPIr3w ]
だんだんいいスレになってきたねー^^
女性キャラのネタが多いのかな?
戦士剣士とかも見てみたいなぁ。
うまく書ける人いたらよろしく^^
このままsage進行で変なの沸かないのを願います(-人-)

159 名前: 158 投稿日: 2005/07/13(水) 09:21:41 [ x1HPIr3w ]
と言いつつ書いてみようかな

俺は今は栄える町アリアンに隣する村”リンケン”で生まれた。
ここにはほとんど人も訪れず、稀に冒険者が尋ねてくるぐらいのものだった。
そんな俺の幼少時代、リンケンの村がモンスターに襲われたときに俺たちを救ってくれたのは、
美しく繊細に光り、その圧倒的な存在感と偉大さを感じさせる巨大な斧を持った戦士だった。
それがきっかけで独学で剣術を始めたのだが、俺は昔から力がなかった。
巨大な斧は持つのがやっとで、それで敵をなぎ倒すことなど到底できなかった。
しかし、俺は決してあきらめたりしなかった。あのときの、あの戦士のように強く生きるんだ!と、
常に自分に言い聞かせ、それからも剣術に励んだ。しかし、やはり俺には力がなかった。
何故これほどまでに努力しても報われないのか。。。俺は悩んだ。悩んだ挙句、他の戦士たちが
どのような修行をしているのかを徹底的に調べるために、この世界で一番戦士が訪れるという
”古都”へと向かった。古都には、俺の村にはなかったいろいろな店などがある。
迷いながらも見つけたのが、古都中央歴史博物館だった。ここで俺はたくさんの書物などに
目を通した。剣術などそっちのけで沢山の書物を読んだ。

160 名前: 158 投稿日: 2005/07/13(水) 09:37:36 [ x1HPIr3w ]
とある日、いつものように書物に目を通していると、”伝説の戦士”という項目で
こんな戦士が記録されていた。
「彼は他の戦士とは違い、美しく光る斧をもたず、ただ錆びれた剣を持つだけだった。
 しかし、彼の一振りは、その錆びれた剣とは全く対照的な美しいドラゴンを描き、
 その威力は、モンスターの群れを一掃してしまうものだった。その技の名を、
 ’ドラゴンツイスター’と名づける。この技は、膨大な知識を必要とし、
 この技を使えるものは、後世現れることはないだろう。」
と書かれていた。
俺は、すぐさま思った。私には、巨大な斧を振り回す力はないが、今までここで学んだ
大量の知識がある。もしかしたら、俺にも。。。
俺はすぐに古都を飛び出した。そして心を沈め、あの書物に写されていた
美しいドラゴンを思い浮かべながら、一撃を放った。
俺の周りを美しい、青いドラゴンが駆け巡る。周りにいた敵は、一瞬にして消滅した。
周りで見ていた人々も、あまりのその美しさに見惚れていた。


その後俺は”竜戦士”と呼ばれるようになった。
俺はあの日見た戦士を越えるべく、”竜戦士”の名のもとに、孤独な旅を始める。


最後適当になってきた。。。orzかなり難しいな。
出直してくるよ。。。

161 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/13(水) 09:50:44 [ x1HPIr3w ]
あぁ”俺”口調でやってたのに一部”私”になってるorz
だめだぁーーもうちょい修行してくるよ

162 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/13(水) 12:35:10 [ wOAUgYso ]
>>159-160
(*´∀`)アラステキ
>>161
別に気にするほどのミスではないと思いますよ。
いきなりドラゴンツイスターできちゃったのは驚いたけど。
次も期待してますよ〜


誰か天使or未実装職業のSS書いてくれないかなぁ...

163 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/13(水) 14:11:18 [ rGWQyASg ]
再びダメ文失礼します(たまには精進しなさいorz

探し人

 12月も暮れ、新しい年が明けようとしていたある日の事。
私は名前も売れてない下級ウィザード、生まれ故郷を出て早半年が過ぎようとしていたある日の事。
私が居るこの町、古都で一人の女性に声をかけられた。彼女の名前はミア・ステンバック、経験豊富で知識も豊かなランサーだった。
彼女は、誰か人を探しているようだった、その人はギルドのマスターで蒼い髪の毛をしていて、腰には手入れされた大きな大剣、青い甲冑を身にまとっているとの事。
「彼を探しているのだけれど、見たこと無いかしら?」
「いえ、私はこの町にきてそれほど時間が経っていないので…お役に立てずすいません。」
「そう…わかりました、もし彼を見かけたらあそこに居る女性に話をしてあげて。」
「女性?」
ミアさんが町の地図を広げ、ある場所を指差した。そこはこの場所からとても近く、人気の無い場所だった。
「それと、私これからちょっと仕事があるの。何かあったら私に連絡を下さい、連絡先は…」
住所が書かれた紙を一枚受け取り、私はソレをかばんの中にしまいこんだ。そして彼女はまた何事も無かったかのようにその場を立ち去ってしまった。


 ある日の事、私は彼女の言葉が気になり”彼”を探し始めた。些細な情報でも何でもよかった、情報屋、掲示板、風の噂など全てを出来るだけ集めだした。
そして、気になる情報を一つ。それはある日のパーティーでの事だった。
「青髪の戦士?」
「そう、その人を探しているのだけれど…。」
彼の名はアシュ・ミレッター、数少ない追放天使の一人で色々な情報を持ち合わせている。教会を糧に様々な情報が彼の元に流れ込んでくるという、それはお尋ね者や賞金首の最新レートまでなんでも揃っていると、その道では有名な人だった。
「…今から三週間前の事だ。」
少し考えた末に彼は口を開いた。
「私自身もどんな情報なのかは詳しくはしらん、だが…三週間前ほどにその若者が私を訪ねてきたことだけは覚えている。」
「え、彼はなんて言ったんですか?」
「君と同じ人探しだよ、なんて人かは忘れたけど…その人の情報を探してみたところ”炭鉱の町ハノブ”で目撃証言があることを教えたらすぐさま飛び出していったよ。…もしかして君も急用かい?」
「え…いや、大丈夫です。」
「無理をしなさんな、顔に急ぎたいと書いてあるよ。パーティーはまた今度にして今はその目の前にあるやる事をしておいでなさい。」
アシュさんはそういうと大きな翼を広げて力いっぱい羽ばたき始めた、そして彼の体が光ると同時にその姿を消した。
「……炭鉱の町、ハノブ…。」

164 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/13(水) 14:13:13 [ rGWQyASg ]
その日の夜、私は古都の中を走り回った。ミアさんに情報を仕入れたと報告するためだ。だが彼女はその日家には戻っていなかった。
その日はもう見つからないと思い、自分の宿舎へと帰ろうとしたその時だった。私が行く方向とは逆の方向へ人が大勢走り去っていくのを私は見た。
「なんだ…?」
人々が大声で叫び、我先にとある方向へと向かっていく。その先にあるものは地下水同へと続く入り口だった。私はその人たちを追って地下水道のほうへと足を運んだ。
到着する頃には町中の人たちでゴッタ返していた。
「何があったんですか?」
近くに居た一人のアーチャーに声をかけて何があったのかを聞いてみた、その人はなにやら血相を変えて早口で喋り始める。
「地下水道への入り口が崩れたそうよ、その崩れた入り口で一人巻き込まれたって話しよ。」
「地下水道が?また珍しいこともあるんですね…。」
大勢の人が大声で喋っている中、私は聞き覚えのある人の名前を聞いた。その人の名前は数日前に人探しをしている人の名前とよく似ている。そして背中に冷たく嫌なモノが筋をなして通っていくような感覚を覚えた。
「…まさか。」
信じたくないことだけが頭の中に広がる、群がる人々を押しのけて私は前方のほうへと分け入って行く。
「ど、退いて下さい!」
ようやく一番前の列までたどり着いた、そして私のその直感は的中してしまった。
「ミ…ミアさん。」
そこに倒れていたのは数日前に声を掛けてくれたミア・ステンバックだった。ミアさんは既に意識はなくぐったりとしている状態だった。周りには数名のビショップ達がしゃがみこみなにやら作業をしている。
その中の一人が私の声に反応して振り向いた、とても深刻そうな顔をしながらこっちへと歩き始め私の目の前で止まった。
「…彼女のお知り合いですか?」




 その日の翌日、私は雪降るなかある場所へと向かっていた。一人の女性に会うために私は足を運ぶ、右手には一つの封筒。
とても寒い日だったことを良く覚えている。そしてその日の前日、つまり昨夜。一人の有望なランサーが亡くなった事も。
そして私は目的の場所に着いた、そこには一人の女性がこの寒空の下、雪降るこの町でただ一人座っていた。
「ミルリスさん、ですね?」
私がそういうと彼女は顔を上げてうつろな目で私を見た、どこか悲しそうなその目、今すぐにでも崩れてしまいそうなその華奢な腕。そして、とても綺麗な金髪の髪をしていた。
「…あなたは?」
ひっそりとした声で質問に質問で返され、私は真剣なまなざしで彼女を見て自分の着ていたコートを彼女にかけた。
「…ベルスタッドさんの事でお話しがあります。」
その日、古都に降り始めた雪は止むことなく…三日三晩降り続けた。


FIN


今日は、前回の続きになりますが…。
とりあえず前回よりは短めにしたつもりでしたが…それでも二回分とかorz
皆さんがどうやってあそこまで短く、そして面白い話を作れるのかを本当に知りたいと
思っている俺ガイル…

前回感想を書いてくれた方々、有難うございます。
調子のに乗って連続物にしたのは仕様です(汗

165 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/13(水) 15:08:27 [ uXU0P9Xc ]
お目汚しスンマセン。テーマは「剣士」



25年前の今日。

古都ブルネンシュティグ周辺は記録的な豪雨に見舞われていた。
平素は穏やかな流れを湛えるギルディル河も、それに耐えかねて
ナス橋付近の田畑は勿論のこと、古都にまでその流れを届かせようとしていた。

古都に堤防を築くために集まった男達の声、そして鳴りやまぬ雨音。
そのような中にあって、かき消されてしまいそうな二つの産声が
一人の母の元から上がった。


誕生した双子の男子。
父はすでにこの世に無く、母子家庭にて貧しくはあったが
やがて二人は長じ、剣士である冒険者に師事するようになった。


用盾術と剣術のバランスの融合が求まれる、王道にして険しい剣士という職業。
二人は日夜努力し、古都周辺のモンスターであれば協力して倒せるまでに成長していた。
そのような知らせを、母は師匠である冒険者から伝えられ、我が子を頼もしく思った。


兄は用盾術が、弟は剣術が、まったくもって上達しないという一点を除いて。

166 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/13(水) 15:09:16 [ uXU0P9Xc ]


見ず知らずの同業者と組むことが当たり前の冒険者にとって
求められる職能に欠点があるということは致命的である。
何故なら、それは個人のみにではなく、PTM全体の危険に繋がるためだ。

二人が18歳になった3年前の今日、冒険者は皆伝の証として
兄に愛用の盾を、そして弟に剣を渡してこういった。


「人に教わるだけでは真の成長というモノは得られない。」
「君たちには私の持ちうる全てを与えたつもりだ。」
「この贈り物は君たちの今後を祈っての私のメッセージも兼ねている。」
「二人ではなく、一人一人の冒険者として君たちには頑張って欲しいと願う。」


師匠の言葉を聞きながら、皆伝の感涙にむせぶ兄弟達。

しかし、兄弟達には兄弟達なりの考え方があった。


「俺たちは二人で一人。片方ずつが盾と剣になればいい。」

167 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/13(水) 15:09:53 [ uXU0P9Xc ]


2年の月日が経ち、基本的に二人のみで行動してきた彼らも
「双子の強い剣士がいるらしい」という風の噂も手伝い
それなりに冒険者として名が売れ始めていた。

伴って、彼らに対する「仕事」のオファーも日々累増していった。

ある日、鉱山町ハノブの鉱山責任者から任された一つの仕事。
いまはもう掘削を辞めてしまった廃坑に住み着くモンスターの実態調査というものだ。


いつも通り二人での行動を条件に仕事を引き受けた彼らは
ハノブ町中にある鉄鉱山から廃坑を目差し、心許ないランプを頼りに歩みを進み始めた。


廃坑にたどり着いた兄弟達。
弟が敵を引き寄せて攻撃を防ぎ、黙々と兄の剣がモンスターをなぎ倒していく。
そして倒されたモンスターについて二人で書に記録していく。

淡々とした作業。順調に「仕事」は進んでいた。


だがやがて、兄弟はある強大なモンスターに遭遇した。
鋼鉄のような堅牢さをもった水色の巨人が、廃坑の奥深くを根城にしていたのである。

洞窟中に響き渡るような怒号とともに兄弟に襲いかかる巨人。
弟は咄嗟に、愛用の身の丈程もある盾を自分の周囲に回し、臨戦態勢を整えた。

168 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/13(水) 15:10:30 [ uXU0P9Xc ]


戦いは死闘を極めた。
巨人の攻撃をひたすらに耐える弟。愛用の剣で高速で敵を斬りつける兄。
しかし巨人の堅牢さは兄弟の想像をはるかに超えており、全くたじろぐ気配がない。


(俺たちにこの巨人が倒せるのだろうか。)
兄がそう思った瞬間。
巨人が背後の石につまずき、ぐらつきを見せた。


(勝機!)


一瞬で状況を理解した弟は、普段は滅多に使うことの無い短剣を構え
巨人の目に向かって突きを放った。

だが、野生で育ったモンスターに対し、目を攻撃するということは
想像以上の技量と危険を要する。

そのことを弟は忘れてしまっていた。

巨人はぐらつきながらも弟に向かって蹴りを繰り出し
それによって盾がはじき飛ばされ、弟はその場に倒れてしまった。
そして巨人は容赦なく弟の胴を踏みつけた。


骨の砕けるイヤな音が鳴り響き、声にならない声を上げる弟。

なおも容赦ない追撃を浴びせようとする巨人。


(弟を護らなければ)


兄は弟の盾を拾い、不器用に巨人の前に立った。
最早攻撃することさえも忘れ、愛用の剣さえ捨てて、必死に巨人の攻撃を耐えた。
しかし、弟でさえも難儀を極めた巨人の攻撃を、兄が防ぎきれるはずは無かった。


最早反撃する余力も遺されていない兄の腕を巨人がわしづかみにする。
瞬間、兄の腕は無惨にも引きちぎられ、投げ捨てられた。
兄はその様を見て、自らの死を覚悟し、その意識は閉じられた。


・・・・。

169 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/13(水) 15:11:04 [ uXU0P9Xc ]


鉱山町ハノブ、療養所。


兄「・・・。生きてる・・・?」

bis「おお、目を覚まされましたか。」
戦士「あの傷で再び目を覚ますとはな。」

床に伏す兄に声をかけた二人の男。
屈強な鎧を着たビショップと、光り輝く斧を持った戦士であった。

bis「私たちも依頼を受けて生態調査を行っていたのです。」
戦士「そこにキミが瀕死の状態で臥していたのを発見したというわけだ。」

兄「そうだったのですか・・・。うっ・・・。」
突然痛みに襲われる兄。あるはずの右腕が失われている。

(ああ、そういえば俺の手は・・・)

bis「申し訳御座いません。残念ながら、腕の方は・・・」
戦士「ビショップは回復や蘇生は出来ても、医療を施すことはできないんだ。」

兄「・・・。っ! 弟は!?弟は無事ですか!?」

bis「・・・。」
戦士「・・・。すまない。やれるだけのことはやったんだが。」
bis「折れた骨が心の臓に食い込んでおり、最早蘇生は不可能な状況でした・・・。」

兄「そんな・・・。」

戦士「・・・忘れろなんて他人の俺が言えるはずもないが、いまは傷を治すことだ。」
bis「町のために働いた貴方を、ハノブ住人は暖かく迎えてくれるはずです。
傷が癒えるまで、この町で療養したらいいでしょう。」

170 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/13(水) 15:11:38 [ uXU0P9Xc ]


やがて時は経ち、兄は25歳となった。


とうに傷は癒え、淡々と仕事を引き受けこなす生活を送っている。
もう弟はこの世にないが、兄は一人の冒険者として、人生を生きている。


「隻腕の剣士」


そんな通り名で呼ばれるようになった兄の手には、愛用の剣ではなく古びたファビスが握られている。
「双子の剣士が0.5人前になっちまったなぁ」
などと揶揄する心無い者も無くはないが、それは実力を嫉妬してのものである。
兄は血のにじむような努力を重ね、PTの盾として、ある時は盾を攻撃に生かす戦法で
冒険者の中では一目置かれる存在になっている。


弟の6回忌。
墓前を訪れる兄。
手には弟が好きだったアウグスタの葡萄酒が握られている。

葡萄酒をなみなみと墓標に注ぐ兄。
そしてその場に座り込み、肩口を撫でる。


「・・・。」


しばし考え、葡萄酒を煽り、瓶を墓前に捧げて花を生ける。


25年前の今日、双子の男子はこの世に生を受けた。
しかし弟は最早この世になく、兄だけが遺された。


しかし兄は思う。
「俺は一人で戦ってるなんて一度も思ったことはない。」
「この盾が、お前が俺を護ってくれている。」





「だから、俺は一人じゃない。」





〜おわり〜

171 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/13(水) 15:18:17 [ x1HPIr3w ]
>>165->>170
みやすいなぁ。行間を空けると読みやすいのかな?
ひとつ勉強になったよー

172 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/13(水) 15:23:05 [ uXU0P9Xc ]
>>163
うう、いったいどうなってるんだろう。
サスペンス的な感じで続きが気になりますねぇ。
ベルさんはいったいどうしちゃったのか?




今回はちょっと長めになってしまいました。
テーマを使い切ることが難しくて、いまいち消化不良ですが
良かったら読んで下さいm(__)m

173 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/13(水) 17:46:32 [ u1wRS2BM ]
このスレマジ良スレだなぁ
みんなに見てもらいたいが変なやつが沸くんでsage進行で

174 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/13(水) 18:02:02 [ IETDh9zo ]
>>163-164
(*´∀`)アラステキ
ダメ文だなんて御謙遜を。すごく面白いですよ。続きが気になりますねぇ。

>>165-170
(*´∀`)ええ話や〜
悲しい話ではあるけれども、それを感じさせないような
綺麗な終わり方になってる。(と、自分は思う)
>>171さんが言ってるように行間が空いてることで読みやすく
しているのもGoodですね。


何か最近のSSはレベルが高くなってきていて、皆さんのように
文章を書くことができない自分が生意気にも感想(しかも参考にならない)を書いていて
いいのだろうかと不安になった。
まあ、とにかくこのスレの今後が楽しみです。

175 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/13(水) 19:43:17 [ u1wRS2BM ]
感想をちゃんと述べてるあなたもステキw

176 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/13(水) 20:09:31 [ RCs2yF2g ]
>>175
(*´∀`)アラうれしいわ




オカマ口調になってしまった....orz

177 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/13(水) 21:02:53 [ rGWQyASg ]
たまには通常カキコ。

毎度毎度感想を書いてくれて有難うでふ。
今三つ目を書いてるんですが…連続モノって結局ありなんですかね?(何を今更

そんでもって、今更ですがサイドストーリーではなく「ある種オリジナルストーリー」
なのはあくまで仕様ですのであしからず。

というより、既にネタ切れな俺ガイル

PS:もう夏ですね…。

178 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/13(水) 21:14:50 [ uXU0P9Xc ]
書いたものに対してレスポンスが頂けることは
どのような形であれ刺激になります。

次はもっと濃く面白く深く読みやすく・・・と、そんな気分になりますもん。

ですから(*´∀`)アラステキさんのレスは
いち書き手としては非常にありがたいものですよ。

179 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/13(水) 21:28:11 [ ffojkHKc ]
職人さんは良かったらトリップして下さると嬉しいです。

180 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/13(水) 23:10:57 [ u1wRS2BM ]
どんどん名作品を書いてくれ〜Lvあげの疲れを癒してくれるよぉw

by160剣士

181 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/14(木) 05:43:28 [ q8nMzR1g ]
何か書いてみようよ。
その一歩がさらなるスレの飛躍に繋がるんだから。

このスレにもっとよくなってもらいたいと思うならば、与えられてばかりじゃ駄目。

182 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/14(木) 09:25:16 [ x1HPIr3w ]
>>177
連載ものはさ、そのまま続けて読めればいいんだけど、
レスで流されてからだと、人物像がつかみづらいという欠点が、、、
まぁ読み直せばいいだけだけどね〜
今日もいい話期待してるよb

183 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/14(木) 10:19:36 [ x1HPIr3w ]
今日はちょっと違った視点でいこうかな。

私の名前は「トンキン」。

私は古都の西はずれの小さな村で育った。

私の父は、私が生まれるとすぐに姿を消し、

私は母の手一つで育てられてきた。

そんな私は、少しでも母を楽にさせたいと思い、

古都で商業を始めることにした。売るものは、母が自宅で作った

花やケーキだ。花やケーキには、冒険者を癒す効果があるらしい。

私は戦闘はしないので、ただお腹が減ったときにケーキを食べるくらいで、

花で癒されたいなどと思ったことはなかった。むしろ、昔からものを作るのが

とても好きだったので、時間をみては、木を切って”弓”と”矢”を作っていた。

そんなあくる日、美しい顔立ちの女性が私にその弓と矢を譲ってくれないかと

話しかけてきた。私は自分の作ったものが人に使ってもらえるということが

とても嬉しくて、気前よくその弓と矢をその美しい女性に譲った。

その日からというものその女性は毎日毎日、矢を買いに来てくれた。

いつしか、私はその女性に合うことが楽しみになっていた。

彼女の気を引くために、いろいろな弓も作った。隣街のハノブというところに

火のついた矢が売っていると聞けば、その作り方を調べに行ったりもした。

そして私はついに、”火矢”の作成に成功した。もう、彼女の驚く顔が見たくて

ずっとワクワクしながら待っていた。

しかし、彼女が来ることはなかった。昨日まで私のもとを訪れていた彼女は

今日は来なかった。何で今日は来なかったのだろう?私は疑問に思ったが、

まぁ彼女も見るところ冒険者だし、これない日もあって当然だろう。

そう自分に言い聞かせた。

しかし、次の日になっても、一月が経っても、季節が変わっても、彼女は姿を見せなかった。

その間に、彼女を喜ばせようと思って作っていた”火矢”は、沢山の冒険者に知られるようになり、

私は街一番の商人になっていた。お金はある。街をでて、村へ戻り母の世話をすることもできる。

でも、私は彼女のことが気になって、古都を離れることができなかった。

幾年も幾年も、弓と矢を売り続けた。

そして今日もまた、彼女が戻ってくるのではないかと考えながら、彼女のため作成に励んだ

”火矢”を売り続けている。


今日は行間あけてみたけど、やっぱ文章の組み立てが下手だなぁ。
もうちょいしっかりネタ考えてから書くことにするよ。

184 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/14(木) 12:29:47 [ twe/OXkk ]
age

185 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/14(木) 12:34:09 [ wTTydpzk ]
いつの間にかこのスレこんなに伸びてる・・・w

186 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/14(木) 12:53:41 [ 7CV4AyHU ]
>>183
(*´∀`)アラステキ
なんて切ない話なんだ!なんかもう、すごくイイ!
もう今度からトンキン見るたびにしんみりしてしまいそうだ。

>>184
ageたい気持ちもわかるんだけど、できれば変なヤツが沸かないようにsageて
いってほしいな。

まあ、ボクも変なヤツなんですが.....orz

187 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/14(木) 14:27:09 [ u1wRS2BM ]
あんま上げて欲しくないよぉ〜

188 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/14(木) 14:30:02 [ x1HPIr3w ]
もう下がったから大丈夫b
誰か新しいネタPLZ〜

189 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/14(木) 16:15:35 [ xyhxA15E ]
>>177
連続モノの場合は、ご面倒でしょうが1〜のアンカーをつけていただけると、
後からの読者も読みやすいかと思います。

>>183
うおっ。いい…。こういう小さなサイドストーリー、すんごくツボです。
こうなると気になるのが、トンキンさんと棍棒クエの関係。どなたか書いてくれませんでしょうか?

190 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/14(木) 16:29:34 [ x1HPIr3w ]
>>189
トンキンにクエがあるのは知ってたんだけどさ、
やったことないからつなげれなかった。。。orz
ゴメソ

191 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/14(木) 16:32:54 [ X.oGVJTs ]
>>165-170
文体からして>>137氏か?
テーマが重たいせいか確かに長めだが、小気味良い文章構成と
段落の使い方による空気や間の表現、1レス毎に小さく完結させる工夫で
全然ストレス無く読めた。

テーマは剣士ということだが、裏に込められたメッセージにいち読者として考えされる点もあった。
言葉の定義とはずれるが、矛盾の漢文詩を少しだけ思い出した。

次作も期待させてもらうよ。

192 名前: ◆21RFz91GTE 投稿日: 2005/07/14(木) 19:22:07 [ rGWQyASg ]
ギルド>>149->>155
探し人>>163->>164


  もういない、誰かと私-ウィザードの唄-

 「…なぜ彼の名を?」
突如死んだ魚のような目から生き生きとした目へと変わったのが分る、そして立ち上がると私の胸倉をつかみ出し上下に揺さぶる。
彼女の身長はとても低かった、大体私の首あたりに頭の頂点がくるぐらいだろう。
「あの人は…あの人は何処に居るんですか!」

私は少しあせった、ただ情報を持ってきただけだというのにこれ掛けの反応を見せるとはとても予想だにしなかったからである。
「あの人は…あのひと…。」

彼女はそこまで言うと突然胸倉を掴んでいた腕の力を急に弱めた、いや…弱めたのではなく弱まった。彼女は突然私の体に崩れこみ、そして苦しそうな息遣いをしていた。
「え、ちょ…ミルさん?」
突然の出来事に私は混乱していた、そして彼女を抱き起こすと顔がやけに赤い事が分った。もしやと思い彼女の額に手を当てる。
「…酷い熱じゃないか。」

この寒空の下、体を覆っていたのは一枚の白いローブとその下に僅かな服を着ただけの防寒具、防寒具といえるほどのものでもなかった。
私は彼女を抱きかかえて周りを見渡した、近くに病院は無い。有るとすれば自分の家だけがすぐ側に見えるだけ。
「…仕方ない。」
私は彼女を抱きかかえたまま自分の家へと走った、それほどの距離は無く…だが近くも無い家まで全力で走った。このときばかりは少し体を鍛えておけばと後悔したのは言うまでも無いだろう。


 彼女を自分のベッドに寝かせ、薬を取り出して飲ませた。意識は朦朧としながらそれでも確かに糸はつながっている状態だった。そして二時間後、連絡を出しておいた医者が到着した。
「…酷い熱だが心配は無いじゃろう、だがあと少し遅かったらどうなってたかは知らんぞ?」
「はい、有難うございました。」
「いえいえ、では私はこれにて。」

少量の粉薬と飲み薬を出して医者はその場を去った、そして私はヤカンに水を入れてお湯を沸かす。暖房器具に火をつけて部屋全体の温度を上昇させた。
ヤカンからは蒸気が立ち込め、喉が乾燥し無いようにと定期的にヤカンに水を入れては再び蒸気を起こさせた。
外は相変わらず、雪が深々と降り続いている。現在の時刻は夕刻の18:00、一向に降り止む事の無い雪は古都に白化粧をするであろう。
「ったく、顔に似合わず無茶する人だなぁ…。」

先ほどよりは落ち着いたミルリスの顔を覗く、スースーと寝息を立てて静かに眠るその顔はまるで妖精のようだった。
カーテンを閉めて食事を作ろうとキッチンへと向かおうとした時、私の目に映ったのは一本の槍、これは彼女の槍だ。その槍は何時ぞや見たランサーの持っていた槍とよく似ていた。
「…私も女々しい人ですね。」

立ち止まり、その槍を手に取る。以前持った事のある槍と同じ重量のその槍は…よく使い込まれていて、そして手入れされていた。
「…師匠、あなたは今何処で何をなされているのですか?」
再びカーテンを開けて外の景色を覗く、その時ヤカンがピーと音を立てた。

193 名前: ◆21RFz91GTE 投稿日: 2005/07/14(木) 19:22:58 [ rGWQyASg ]
今から二年前、私の生まれ故郷”魔法都市スマグ”では、一人のランサーが居た。彼女の名前はオリエンタル・アラトール。
魔法学校在籍中の私に、色々と世界の事や様々な知識を教えてくれた人。私はその人の事を師匠と呼んでいた。
彼女はとても強かった、それゆえにその首を狙う盗賊や山賊、同業者からの標的の的にもなっていたことはとても有名であった。だが私は彼女と一緒に居た。
彼女は優しく、そしてとても心温かな女性だった。赤い鎧を身にまとい、首には白いマフラーを巻いていて何時も同じ槍を持ち合わせていた。
「師匠、一つ質問があるんですが…。」
「ん、どうしたの?」
ある日の昼下がりの事、私は何時も不思議に覆っていた事を口にする。それは師匠が何時も身に付けている槍のことだった。その槍は投槍によく用いられ、戦闘用の槍とはお世辞でも言えるような代物ではなかった。
「その槍、なぜ何時もそのような殺傷能力の低い槍を持っているのですか?」
「あぁ、これはね…私が始めて冒険に出たときに使ってた槍なの。ほら、捨てるのがもったいないというか…つい愛着を持っちゃってね。」
「それでも、師匠はその槍で何時も旅をしているのですよね?魔物とかが出たときその槍では分が悪くないですか?」
「うーん…。」
師匠は少し悩み、そして少し空を見上げた。空はとても蒼く、そして何処までも深く、見上げていると吸い込まれそうなぐらい蒼い空が一面に広がっていた。
「私はね、魔法槍なの。」
「魔法槍?」
「そう、基本は君たちウィザードと同じ原理で魔法を使用するの。でも普通の人ではちょっと精神がもたないところもあって中々見ないんだよね、だから君みたいに質問される事は良くあったよ。」
初めて知った、私の中でのランサーは素早く相手に接近し、そして深く腰を落として狙いを定めた後に急所へとその矛先を沈めるものばかりかと思っていた。
だが、師匠は違った。元々持ち合わせていた魔法の力を活用し、炎の竜巻を起こしあたり一面を焼き払う。それが師匠の得意技だった。
「君も覚えておくといいよ、もしも私みたいにこの槍を使用しているランサーが居たら。君の魔法をその人の槍にかけてあげなさい。」
師匠は笑顔を作って私の頭に手を載せて髪の毛をくしゃくしゃにした、そして意地悪そうに私のローブのフードを頭から思いっきりかぶせると笑いながら遠くへと逃げていく、それは何時もの光景だった。
そして彼女は再び、冒険へと旅立っていった。



 「…私の力、彼女の力になれないものだろうか…。」
再びカーテンを閉めてミルリスの顔を覗く、大分楽になったのかそれほどつらい表情はしてなかった。だが熱はいまだ高い温度のままで額に乗せていたタオルはすっかり温かくなっていた。
私はそのタオルを一度水につけ、力いっぱい絞った後に再び彼女の額に乗せた。
「…あなたから授かったこの知識、役に立ちそうですよ…師匠。」
一人ごとをボソっとつぶやいて、私はその部屋から立ち去った。槍は彼女のすぐ側へと置いた。

  もういない、誰かと私-ウィザードの唄-
  END

194 名前: ◆21RFz91GTE 投稿日: 2005/07/14(木) 19:26:23 [ rGWQyASg ]
うわぁ…アンカーミスしてるorz
しかもつながってないと来たよ…すいません、吊って来ます…|壁|_T)ノシ

話は変わって、アンカーミスしたのは本当に痛いところ。次回からは注意します。
…というよりもう少し2chスレに慣れるか…。

(*´∀`)アラステキを初めとした感想をくださる方々、何時も有難うございます。
行間を空けると読みやすくはなると思うのですが、何分何時も文字が多くて行間空けると
さらに長くなる事が発覚したので、読みにくいとは思いますがご了承ください。

PS:ネタ…探してきます…orz

195 名前: ◆21RFz91GTE 投稿日: 2005/07/14(木) 19:28:08 [ rGWQyASg ]
連投すいません、↑にて訂正を一つ。

(*´∀`)アラステキさんを初めとする…。

さんが抜けてました、本当に申し訳ないです。

すいません、吊って来ます…|壁|_T)ノシ

196 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/14(木) 19:31:25 [ u1wRS2BM ]
てゆうかまた(・∀・)イイ!!作品をw
途中に知識ランサーのことになるとこはすきですねぇw
全体的に読みやすくていいと思いますw

197 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/14(木) 19:32:31 [ u1wRS2BM ]
ごめん一回上げちゃった・・・orz

198 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/14(木) 19:53:47 [ Nui7xn8A ]
>>192-193
(*´∀`)アラステキ
別に読みにくくなんかないですよ〜。
いや〜面白かった。この調子で頑張ってくださいね^^

>>197
どんまい!

199 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/14(木) 20:30:15 [ k34uQgig ]
>>197
だがオレがこの良スレを発見出来た
ありがとう

200 名前: ◆21RFz91GTE 投稿日: 2005/07/14(木) 20:34:09 [ rGWQyASg ]
時々思うことを一つ。

連続物かいてるなら、まとめサイトっぽいの作ったほうがいいですかね?
(注意:まとめサイト作ると鯖とギルド名、キャラクター名がばれる罠orz

201 名前: ◆dGkqy8VIyg 投稿日: 2005/07/14(木) 20:42:34 [ DC3Texko ]
投稿全部まとめてあるけど公開するには早いかなと思ってました。
需要あるなら公開します。

202 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/14(木) 23:14:33 [ u1wRS2BM ]
サイトつくられたら感動するよw

203 名前: 146 投稿日: 2005/07/15(金) 01:16:06 [ mJ2fuTeQ ]
実は>>146の文、修正して自分のサイトに掲載してたり。
まとめサイトが出来たら是非に修正前のものを載せてもらいたいなぁ(*´ω`)

204 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/15(金) 01:19:40 [ xyhxA15E ]
やべっ。皆さんに触発されて書き始めたら…終わらねぇ。
まだ現時点完成率2/3で、10KB越えたってどういうことさ。
文章を引き締める力をぷりーず _orz

205 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/15(金) 01:50:03 [ Xz/sgUn. ]
個人的に>>61が大好き
ゲーム内の出来事にマッチしてるのがいい
sage進行で変なのが湧かない事を祈ります。

206 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/15(金) 08:36:19 [ x1HPIr3w ]
>>204
超大作になりそうだね^^
期待してるよb

207 名前: ◆dGkqy8VIyg 投稿日: 2005/07/15(金) 11:10:46 [ /a6RqLLw ]
まとめサイト。
ttp://ponkin.fc2web.com/matome/

208 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/15(金) 11:36:08 [ u1wRS2BM ]
俺のミスで上がってしまったがよーやくさがってくれたよw
これからもsage進行でいきましょw

209 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/15(金) 12:26:18 [ fxEcoN72 ]
>>207
GJ&禿乙。

210 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/15(金) 12:41:38 [ PRbhiGbw ]
>>203
(*´∀`)サイトのURLを教えてくれ〜

211 名前: ◆21RFz91GTE 投稿日: 2005/07/15(金) 20:19:09 [ rGWQyASg ]
■・冬のランサー>>149-153
■・探し人>>163-164
■・もういない、誰かと私-ウィザードの唄->>192-193

 少女−1

 夢を見た、昔の夢、懐かしい夢、知らない夢、夢?
何処までも続く草原だった、彼女はその草原に一人…たった一人で立っている。”赤い魔槍”それが彼女の通り名だった。赤い鎧を身にまとい、白いローブでソレを包み込み、手には身の丈も無い槍を握り締めてそこに居た。
彼女の手には深紅の血、純潔な白いローブを汚す幾多の血痕がこびりついている。そして彼女自慢の長い金髪の髪の毛をも血は遠慮なく汚していた。
腰まではあるであろう髪の毛を後頭部でゴムを使って縛っている。風が吹くとその白いローブと一緒に金髪の髪の毛がさらさらと揺れた。
私は彼女に声をかけられなかった、声を出そうとしてもなぜか声が出ない、私はその先に何があるのかを知っている。その先には…なにか、真っ黒なものが渦を巻いている。
何か一言、一言だけでもいいから声を掛けたい、それでも私の口から声は出なかった。
そんなことを知らず、彼女は草原の先一点を見つめて歩き始めた。その先に何があるとも知らず彼女は歩き始めた。
後を追いかけようとしても足が動かない、あぁ…これは夢なんだなとそこではっきりと分る。だが、何が夢で何が現実なのであろうか、何処からが夢で何処から現実?夢って何?
ようやく動き出した体はなまりのように重かった、そして手に何か不思議な感触を覚えた私は自分の手を見る。
そこには大量の血液を帯びた私の槍だけが握られていた。
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」


 「ぁぁぁぁぁぁぁあああ!」
そこで私は目を覚ました、ばねのように体が動き額に乗せられていたタオルはその勢いで目の前にぽとっと落ちた。
「はぁ…はぁ…。」
夢の出来事が頭の中を鮮明に浮かび上がってくる、私は慌てて自分の両手を見た。だがそこに槍はおろか血すら付いていない。やはり夢だったのだと改めて実感する。
「っく…。」
両手で自分の顔を覆って少し俯いた、今の夢は何だったのだろう。見たことが無い景色、見たこと無い人。だけど自分の中でははっきりとそれは”見た”と言っている。それが何なのかは分らない。
とても懐かしくて、あまりにも知らない夢。そしてあの血…。
「どうしました!」
隣の部屋から一人の男性が飛び込んできた、私よりも身長が高くて、茶色い綺麗な髪の毛を持つウィザード。目が悪いのだろうか、眼鏡も着用していた。
左手には杖を握り締めて部屋全体を見回している、次に足元を確認した後大きなため息をついてその杖をテーブルの上に置いた。
「…はぁ、驚かせないで下さいよ…。」
「…………。」
思えばここは何処なのだろう、私は確か何時もの場所であの人の帰りを待っていて…あぁそうか。この人は確かあの時、”あの人”のことで話しがあると言った人だ。
「気が疲れたということは峠は越えたみたいですね。」
「…あなたは?」
彼はきょとんとして少し笑う、その態度が私に少し不快感を与え眉間にしわを寄せた。
「そういえば自己紹介がまだでしたね、私はアレン、”アレン・ケイレンバック”です。…おはようございますミルさん。」
「どうして私の名前を?」
「…ミアさんよりお話しは伺っていました。」
少しためらいながらも彼女の名前を出す、思えば彼女が死んでからまだ一日しか経っていないんだと時計を見て思った。彼女の笑顔をもう一度見たかったと、一度小さなため息をついた。
「そう…ありがとうアレンさん、ベッドまで貸していただいて。」

212 名前: ◆21RFz91GTE 投稿日: 2005/07/15(金) 20:19:32 [ rGWQyASg ]
「気にする事はありません、それよりまだ完全に良くなったわけじゃないんですから寝ててくださいよ。風邪ぶり返しても私はしりませんよ?」
「…ありがとう、そうさせてもらいます。」
私は再び横になることにした、正直まだ体はだるいままだった。彼はニコっと笑って近くにあった椅子をベッドの近くに運んできて、そこに座った。
よく見ればとてもきれいな顔立ちをしている。遠くから見たら女性と間違えそうになるくらいの綺麗な顔だった。すらりとしたその体もとても細く。腕にいたっては私と大差変わらないぐらい細いだろう。
「落ち着いたところで、あの時のお話しをします。」
「…ベルさんのことですね。」
「はい。」
彼はミアに情報を聞かされたときからずっと古都中を探し回っていたのだという、私たち同様情報は何も無く…やっとたどり着いた情報が一つだけあったという。
その情報は、彼に良く似た戦士がハノブへと向かったという情報だった。彼は誰かを探しているのだという。
情報はここまで、それから先は全く分らず。しかもその情報は三週間も前の話だという。
「…そうですか、ありがとうございます。」
「いえいえ。」
「何時までもお世話になるわけには行きませんね。明日には出て行きますので。」
そういうとアレンは少し顔をこわばらせた、そして窓のほうへと目をやるとスッと立ち上がり窓のほうへと足を運ぶ、そしてカーテンをサーっとあけた。
「…こんな吹雪の中、あなた一人で行かせるわけには参りません。」
「…え。」
「あなたは弱い、それは戦闘での強さではなく心の弱さだ。私と出会ったときのことを覚えていますか?たった一人、あんな薄着であの寒い雪空の下ずっと座り込んでいて…もう少し遅かったらあなたは死んでいたかも知れなかったんですよ?」
先ほどまでの優しい声からは一転して急にこわばった声に変わった。そして振り返り私の目を見つめてきた。
「今のあなたでは人探しどころか旅も満足にままならない。ひとりでこの吹雪の中「はい、そうですね」って追い出す事すら出来ません。」
「…………。」
彼の言葉は、私に向かってその牙をむく。まるで鋭利な刃物に切り刻まれるようにその言葉は私の心を突いていく。何か一言言い返そうとしても彼の気迫に圧倒されて何もいえない、これが言葉の圧力というものなのだろうか。
「…私を、ギルドに入れてください。」
「…え?」
一度拍子抜けした声が部屋に聞こえた、ソレは私が出した声だった。突然ギルドのことを出されて一瞬驚いている私がはっきりとわかる。
「あなたを一人にさせたくない、ギルドならばずっと一緒に居られる。だから…私をギルドに入れてください。」
そうだった、今思えばマスターであるミアさんが死んで、ベルさんは行方不明。そうなると必然的にマスターは私になっているのだと。だけど…。
「…私の旅の終着点は何処にいるかもわからないベルさんの所、そんな当ての無い旅の途中で死ぬかも知れないんですよ?それでもいいんですか?」
私は真剣に尋ねた、何処に居るとも分らないベルさんの行方を追うだけの旅。道中魔物に襲われてその命を落とすかもしれない危険な旅。その他色々なことが重なれば必然と隣り合わせになる死。
「構いません、確かに危険な旅になる事は分っています。でも…。」
彼は少し腰を落とし、私の目線にまで顔を落としてきた。
「一人より、二人…ですよ。」
彼は再び笑った、そうなんだ…誰かが居れば私はひとりじゃない。二人居れば一人じゃない、二人居れば出来ない事でも可能になる。ソレをまだ何も知らない私に教えてくれたのは彼だった。
「…うん。」
私は頬に伝わる一つの流れる雫に気がつく、目頭が熱くなりそこから涙が流れ頬を伝ってベッドのシーツを濡らす。彼はふいっと横を向いてハンカチを手渡してくれた。
「…せっかくの顔が台無しですよ、マスター。」
「…ありがとう。」
ハンカチを受け取って涙を拭いた、外はまだ雪が降り続いている。まだまだしばらく降りそうだろうと私は直感した。
この雪が止めば私たちは古都を離れ、一路ハノブへと向かうだろう。そしてそこで又情報収集を行いまた次の目的地へと移動するであろう。
何時まで続くか分らない追いかけっこ。だが私は今一人じゃない。心優しきウィザードと一緒だ。二人なら見つけられる、必ずベルさんを見つけられる。そう思った。


 少女 END

213 名前: ◆21RFz91GTE 投稿日: 2005/07/15(金) 20:23:56 [ rGWQyASg ]
 こんばんは〜、21Rです(又勝手に名前を…。

>>204さんに負けじと話を考えていると止まりませんね、どのくらい続く事やら…。
>>204さんも頑張ってくださいねw

いつも何時も感想を書いてくれて有難うございます。
dGkqy8VIygさん、ナイスですb
まとめ見させていただきましたが、別個に俺の欄があるとはまた感激です。
では、またネタ探してきます…orz

PS:登場キャラとかの詳細とか考えてキャラ紹介でも作ろうかしら…。

214 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/15(金) 21:12:40 [ dATArZKw ]
>>211-212
(*´∀`)アラステキ
相変わらず21R(今後はこの名前で呼ばせてもらいますね^^)さんの小説はいいですねぇ。
いつも読み終わった後に「続きが読みたい!」って気持ちになれる。
今後の展開が気になります。
キャラ紹介ですかぁ。あったら面白いとおもいますよ^^

215 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/15(金) 23:03:05 [ u1wRS2BM ]
マジで続き気になる〜
ハノブでベルさんにあえるかなぁw
てかマジすげぇなぁw

216 名前: 137 投稿日: 2005/07/15(金) 23:11:33 [ Lbw5M5KA ]
毎度読ませて頂いております。

21Rさんは凄いですね。
私には続きモノを書きたくても、書く能力に欠けているので、素直に感服しています。
いち読者として続きを楽しみにさせてもらいますよー。

217 名前: S.T@204 投稿日: 2005/07/16(土) 11:17:08 [ xyhxA15E ]
ええと…、例のあれは書きあがったんですが、私の心の準備がマダなので、
軽いジャブを入れさせて下さい。m(_ _)m

【冒険者(?)アベル】

「こんにちは…。あなたも冒険者さんですよね?」
井戸端オークションの帰りに、かわいいお嬢さんにナンパされた。ラッキー。
「ハイハイ、そうですよw」
「ひとつ仕事をお願いしたいのですが…。」
ナンパじゃなかった。でもまぁ。
「…美しい方からのご依頼、喜んでお助けいたしましょう!」

その内容はというと。
「実は父が冒険に出たまま行方不明になってしまったんです。心配で心配で…。探して下さい。」
どうやら、グレートフォレストにいることは分かっているらしい。
「まかして下さいっ!」

というわけで森をさまよう。
同じところを何度かグルグル回ったが、
テント…というにはかなりしっかり木が組んであるログハウスを発見!
その周りでなにやらソワソワと落ち着きなく動いているのは…。
「もしもし、あなたがアベルさんですか?」
「ぇぇぇっ!? そ、そうですが…。」

実はかくかくしかじか、娘さんがあなたを探してましたよっと。
「む、娘がよこしたのか。じゃあこれを届けて安心させてやってくれ。」
「はいはい。OK〜。」
しかし、なぜあからさまにホッとするのか。妙にソワソワしてるし、な〜んか怪しいこの親父。

街にもどって、かくかくしかじか。
「というわけで、これが証拠。まぁ、元気そうでしたよお父さん。」
「そうですか…。でも長旅で色々と困っているかもしれません。この手紙とこれを届けてくれますか?」
えっ、あそこ遠いんだよな〜と思ったけど、女性の頼みは断らないのが信条だ。
「はい。かならずお届けいたしましょう。」
「言うまでも無いですが、中身は見ないで下さいね?」

再び森。
もう道は憶えたから、だらだらと長いだけの退屈な道。
たまに熊さんが追いかけてきたりするが、すたこらさっさっさのさ〜♪
問題はない。だが、しかし。
美女と怪しい親父、手紙、そして見たことのない薬…。
な〜んかにおうぜ。スリルのにおいがな。
「…そ・れ・に。見るなと言われると見たくなるのが人の心ってぇモンさ〜www」
KGB直伝の技術があれば、封を切らずに中身を見るなんてのは朝飯前。
「どれどれ。」

『お父さん、まだ元気ですか?生きていますか? 私は元気です。
 お母さんはまだ怒っています。お父さんが逃げ出したから、もっと怒っています。
 今日もお父さんを探しに出かけました。
 ハノブで見かけたとウソの情報を教えたので、まだしばらくは平気だと思いますが、
 どうか早く帰ってきて下さい。そしてお母さんに謝って下さい。
 このままだと、お母さんはますます…怒り狂うことでしょう。
 この手紙と一緒に、フルヒールポーションを送ります。
 人に頼んで遠くの町から取り寄せた、すばらしいお薬です。
 これを飲めば、お母さんがドメスティックなバイオレンスにはしっても、
 お父さんは半殺しですむと思います。
 一発焼きを入れたら、お母さんもきっと許してくれると思います。
 今ならまだ間に合います。早く帰ってきて下さい。  −娘より− 』

「・・・・。」
想像していたスリルとは、かなり方向性の違う生々しいバイオレンスな展開だった。
アベルさん…、男らしくないッス。
でも仕事は仕事。
CIA独自の方法で手紙を封筒に戻すと、何事も無かったかのようにアベルさんに手渡した。

「ハハハハハ、こりゃ、悪かった。娘が短気なものでね。これはお礼だ。」
つかオッサン、笑いがむちゃくちゃ乾いているぞ。
それに、実のところ短気なのは娘…じゃないんだろ?
「これをあげるから、私の居場所は黙っていてくれ…。」
お礼…ってか、口止め料じゃないかコレ。

靴と帰還の巻物をもらって、ていよく追い払われた俺だった。
しかしなんか、ちょいと小汚い靴だなぁ。サイズ合うのかよ?
と、なかじきをのぞきこむとそこには…
[試作靴1号]
という文字が。ちょうどサイズはピッタリだったので履いてみる。
…なんか、足が少し早くなった気がする。

「しっかし、試作品1号…ってことはアベルさん…。」
あぁ、まだまだ逃げる気マンマンなのな…。
まぁ、なんだ。母ってな無敵に強いが、死ぬなよオッサン。
美しい娘さん。次は、どこかにあるという復活の巻物でも探して届けてやれよ…。

俺は冒険者。
新たな冒険を求めて明日も行く〜。

218 名前: 146 投稿日: 2005/07/16(土) 15:14:14 [ mJ2fuTeQ ]
>>217
普通なら気にも留めない一クエストをコミカルに仕上げたあなたに脱帽。
次の冒険を楽しみにしてますよ〜(´-`)

>>210
サイト…教えられないことはないけど、まだ(´・ω・`)ショボーンな出来なので
もうちょっとノベール作ってから考えます。

219 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/16(土) 18:33:35 [ Tk2kim9o ]
>>217
なるほど、アベルは妻から逃げてたからあんな偏狭の地にいたのか!
近くに人がいたのにニヤニヤしながら読んでしまった。
細かい道具までうまく使ってて笑うと共に感心したよ。
構成もうまいし文も読みやすくて良かった。連載も期待してる。

実は自分も、アベルとティアラが恋人同士だとすっかり勘違いした上で、
アベルに届けた手紙の内容がティアラご懐妊のお知らせだってとこまで書いてた。
自分がない罠にハマったのはともかく、同時期に同じ素材をネタにしてたのに勝手に親近感湧きましたw

220 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/16(土) 19:57:13 [ 2vcQvkCg ]
>>217
(*´∀`)アラステキ
まさかアベルのクエにこんな真実があったとはねぇ。奥さん怖いなぁ。
しかもKGBやCIAがRSの世界にもあったという衝撃的な事実。ってかこの冒険者は何者なんだ!?
たまにはコミカルなのもいいもんですね。
書き上がった方の小説も期待してますよ^^

>>219
それはそれで読んでみたいですねぇ。もちろん完成したら読めるんですよね?

221 名前: ◆21RFz91GTE 投稿日: 2005/07/16(土) 20:11:05 [ rGWQyASg ]
>>217さん、とても面白かったです。
自分自身あのように面白い話しが作れないので尊敬します、
むしろ面白い話の作り方伝授よろしくですorz

さてさて、↓から新しいの投下しますねぇ〜

222 名前: ◆21RFz91GTE 投稿日: 2005/07/16(土) 20:12:36 [ rGWQyASg ]
■・冬のランサー>>149-153
■・探し人>>163-164
■・もういない、誰かと私-ウィザードの唄->>192-193
■・少女-1>>211-212

 白い悪魔−1


 古都での大雪は静けさを見せ、次第にボタ雪から粉雪へと姿を変えていった。次第にソレは止むだろうと推測がつき、そしてソレが私たちの旅立ちの合図でもあった。
私は、アレンから少量の服をわけてもらった。自分で着ている服の上から赤いジャケットに袖を通しその上から白いローブを羽織った。これだけでもかなりの防寒具になる。
一方彼はというと、やはり普段着の上から茶色いマフラーを首に巻いて、その上に黒いローブを羽織っている。背中には大きなかばんが背負われている。
「…あの、アレン君…その大きなかばんは?」
「ん、あぁこれですか?これは旅に必要なものをそろえたものですよ、薬に包帯、解熱剤に解毒剤。それから…」
「もういいわ、ありがとう。」
用心深いというか何と言うか、多分彼の血液型はA型だろう。うって変わって私はO型。彼は几帳面且つ周りのことにまでしっかりと目を配り、全て自分ひとりで物事を抱え込んでしまいそうなタイプだと分る。一方私はというと…マイペースでボーっとしがちなO型そのものの性格を表現しているのが分る。
血液型というのはこれほどまでに性格に響くのかと思うと、昔の人はよく研究したものだと頭が上がらない。
「さぁマスタ、そろそろ頃合でしょう。」
「…そうね、もうじき雪も止む様子ですし…行きましょうか。」
「ですね、っとその前に。」
「ん?」
「朝食はライスがいいですか?それともブレッド?」



 朝食を食べた後、私たちはアレンの部屋を出た。アレンは部屋にしっかりと鍵を閉めそして管理人へとその鍵を渡した。何か伝言を一言残すと、私たちは二人でその寮を出た。
古都の東口の方へと向かい、そして大きな城門の前に居る兵士へと出国願いを出す。西口とはうって変わって東口はそれなりの強さが無いと出られない仕組みになっていた。それは東口を抜けたすぐのところにある二つの監獄のせいだという。
一つは”オート監獄”、昔オートという凶暴なモンスターを封印するために作られたものだと聞かされている。その監獄の中では200年も昔から凶暴なモンスターや罪人などが閉じ込められているという。
 そしてもう一つ、”アルパス監獄”は死刑囚や古の魔物を封印するために作られたものだと古文書には記されている、今となっては死刑囚はおろか…その機能を全く必要としていないただのあれた監獄、魔物の巣窟となっていると噂になる場所だった。
 この二つの監獄では、特にオート監獄での脱走者による被害が多数出ているとのこと。そしてその場所を越えたところにある”盗賊団のアジト”による被害の増大。
この二つが原因で東口の出国が困難となっている。
私たちは出国手続きを終えて書類を提出する、そして城門の前に二人で並び空くのを待った。しばらくすると轟音と共にその巨大な城門はゆっくりと口を開き、銀色の世界を私たち二人に見せてくれた。
「…行きましょうか、マスター。」
「えぇ、いきましょう。ライファーさん、入国の時はまた宜しくお願いします。」
「かしこまりました、お気をつけて。」
城門の警備兵隊長が一度お辞儀をして私たちを見送ってくれた。私たちはゆっくりと歩いてその城門を超え、一度立ち止まり後ろを振り返って一礼をする、するとライファーも再び深くお辞儀をした、ライファーがお辞儀をしている姿を見ながら私たちは城門がゆっくりとその口を閉じるのを確認した。そして城門は再び硬い口を閉じた。

223 名前: ◆21RFz91GTE 投稿日: 2005/07/16(土) 20:12:58 [ rGWQyASg ]

 すぐにやむと予想されていた雪は、相変わらず降り続いていた。
粉雪からボタ雪へと変わり、少し風が強くなってきたのを感じる。だが風の具合からしてもう時期止むであろう事は明白になりつつある。
明白といえば、先ほどから私の後ろで息を切らせながら歩いている一人のウィザード。彼の名は…紹介するまでも無い。
「…アレン君、やっぱり荷物多かったんじゃない?」
一度立ち止まり後ろへと振り返る、そこにはアレンが真っ白な息を大量に吐きながら前傾姿勢で両手をかばんの両肩ベルトをしっかりと握り締めて、ゆっくりと歩いていた。
「何を言うんですかマスタ、用意あれば憂いなしというではないですか。」
「…相変わらず私のことは”マスタ”って言うのね、もう…ミルでいいってば。」
「そういうわけには参りませんよ、出会いの形はどうあれ私はギルド員なのですから、マスタのことをマスタというのは必要最低限のマナーです。」
「じゃぁ、マスタ命令。私のことをマスタって呼ぶのは禁止。」
「あ、それずるいですよマスタ!」
「ほら、またマスタっていう!」
『ぐぐぐぐ…。』
私たちはこんな会話をつづけながら少しずつハノブへと続く道を歩いていく、この街道に居るモンスターたちはとても大人しいものだ、こちらから攻撃を仕掛けない限りまるで殺意を向けてこない。これは長い間古都で争いごとや紛争、戦争といった類のものが無かったからであろうと推測される。
困った時はモンスターに道を尋ね、そして情報をくれたお詫びに少量のお金を渡す、これだけで十分だった。
もう少し行ったところで最初の詰め所が見えてくるはず、そこで少し休ませてもらおう…そうアレンと相談した。



 「すいませーん。」
私が詰め所のドアをノックして挨拶をした、その挨拶をしている脇で息を切らしてかばんを下ろし、そして地べたにしゃがみこむアレンの姿があった。
「…おかしいわね。」
「はぁ…はぁ…どうしたんですミル。」
言い争いの後私が勝ち、アレンは私のことをミルと呼ぶようになった。敬語は多分生まれつきというよりは教育の過程でこうなったのだろうと思われる。
「ここの詰め所に人が居ないなんて…それも年の暮れに…。」
私はドアノブに手を掛け、そして右にノブを回した。するとドアに鍵は掛かっておらず、簡単にドアが開けられた。中は真っ暗で何も見えない、私は持っていたランプに火を灯し部屋全体を照らした。
「っな!
「どうしたんですかミル…これは…。」
私の目に飛び込んできたのは、ソレは残酷な光景だった。壁には一面に血がこびり付いていて部屋の中には元人間だったソレが横たわっていた。
「…うぅ…。」
無残な光景の中、一人の男性の声が聞こえた。それは詰め所に勤めている一人の古都警備兵だった。彼は傷だらけになりながらも意識だけはは何とか保っている状態だった。
「た…たすけ…。」
苦しそうに私たちの方に手をさしのばす、私はその手を握ると一度脈を取った。とても弱まっていて今にも危険な状態である事がわかる。
「アレン!薬を!」
「了解です!」
アレンは外においてあった道具鞄の中から一つの箱を取り出し、その中から魔法薬をとりだした。その魔法薬を薬と混ぜて融合させる。それをコップに移して急いで私のところまで戻ってきた。
「大丈夫、必ずたすかります…。」
私は男に安心させるような言葉を一言述べてから口へとコップを運んだ。男は口をゆっくりとあけてそのコップの中身をゆっくりと飲む。すこし時間は掛かったもののコップの中身を全て飲み干しす。
アレンはもう一つの部屋の確認に走った、その部屋は倉庫になっていて、ドアには鍵が掛かったままだった。休ませる場所を確保するためにアレンは鍵の掛かったドアを蹴り破り、そして同じ高さのダンボールを横に並べてその上から持ってきていた毛布を二重に重ね、そして私と一緒に男をその部屋まで運んだ。部屋に明かりを少量付けてアレンは男の看病を続ける、私はあの残酷な部屋のドアを閉めて鍵をした。そしてその鍵を遠くに投げた。
まだ降り止まぬこの雪の中、一体何があったというのであろう。古都からそれほど離れた場所ではない。かといって近くでもないその場所での惨殺かつ猟奇的殺人。深々と降り積もるその雪は、数時間前まで残っていただろうと思われる白い結晶に着いた血液を全て白く染め上げていた。


 白い悪魔−1
 END

224 名前: ◆21RFz91GTE 投稿日: 2005/07/16(土) 20:17:48 [ rGWQyASg ]
む〜
どうして何時も暗い話になりがちなんだろう…。

>>214
いつも何時も感想有難うございます、もう呼び方は21Rで固定ですかね(笑

>>215
感想有難うございます、ベルさん何処行っちゃったんでしょうねぇ〜…。
一向にベルの話にならないのは…まぁ仕様です。

>>216
自分は何時も小説を書くとき、連載ものなら尚更の事ですがまず最後の最後
エンディングを考えてから話を考えています。
エンディングにつながるようにこう…試行錯誤しながらネタを探していると
あらwってな具合で思いついちゃうんですよ。
もし良かったらエンディングを考えて見ては如何でしょうか。

225 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/16(土) 21:58:51 [ XN0os9Fg ]
>>222-223
(*´∀`)アラステキ
こりゃまた続きが気になってしょうがない展開ですねぇ。
いったい何が起こったんだろう?もうドキドキだぜ!!って気持ちです。

>どうして何時も暗い話になりがちなんだろう…。
このへんはもう21Rさんの味と言ってもいいのではないでしょうか?
暗い展開になっても決して後味が悪くならないのがいいんですよ^^
気にしなくても大丈夫ですよ。自分の好きなようにのびのびと書いてください。

226 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/16(土) 22:01:54 [ xQP1exWc ]
かんなり続き気になる〜〜〜〜〜w
やばい小説完全にはまったなw

227 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/16(土) 22:07:00 [ 9PWEL.YY ]
みなさんのSSに触発されて書いてみた、うまく書けない、SS書いてる人は凄いと思った
駄文ですが一応置いてきます。

あるランサーの独白

 わたしの父は赤い悪魔に殺された
父は粗野な男だった、傭兵としては飛びぬけた才能を彼は持っていたが
家の中では荒っぽく、槍の稽古をサボると怒鳴り散らす、私にとっては恐い大人でしかなかった。少なくとも、彼が死ぬまでは
家にたどり着いた時はもう虫の息だったらしい、赤い悪魔討伐から帰った父の皮膚は爛れ
肉は腐り、腱は切れていた、どうやってここまで生きて
帰って来ることが出来たのかと、医者も唸るほどの酷い怪我だった
私は、変わり果てた父の姿と、いつも気丈な母の、弱々しい表情にただ困惑していた

 その日の夜、町は魔物の大群に襲われる (魔物は父の後をつけていたらしいが、それに対して非難する声は、どこからも上がらなかった)
「父の所為で町が襲われている」
私は責任感から父の槍を取り、初めての戦に赴く事になる。
悪夢の様な闘いだった、仲間達は次々に倒れ。
霧霞のような魔物の群れは容赦無くアリアンを切り刻んだ。私は魔物と戦いながら
次第に胃の中に鉛を放り込まれたような不安を自覚し始めていた、私の家は
父の部下が護衛に回っている、しかしこの激しい攻撃の最中、どうなるかわかったものではない。

(私は大きな間違いを犯したのではないか?病床の父に付いているべきだったのでは?)

守るべきものを残して戦う焦燥と不安、私はそれをなぎ払うかのように槍を振り回し
がむしゃらに戦った、父も・・戦場ではこんな気持ちであったのかもしれない
突進し槍を振り回す無骨な戦い方が、父にそっくりだとその日死んだ傭兵仲間は言った。

228 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/16(土) 22:08:27 [ 9PWEL.YY ]
 幸運にも生き残った私が、鉛の様な身体を引きずり、家に帰ると、父が息を引き取る処だった。
もう眼は見えていないのだろう
虚ろな顔を上げ、手を私の顔の輪郭に沿って滑らせる、生傷を
父のささくれ立った大きな手がなぞる・・・
「お前を誇りに思う」そういって笑うと、父は眠るように天に召された
母は、紅い眼から燃えるように熱い涙を流し
涙は私の手に落ちて、手を伝い握ったままだった槍濡らす。私も泣いた、持ち主を失った、槍の嘆きそのままに。父を抱くと、酷く重かった、その時いつか、父の言っていた言葉を思い出した

「仲間の死体ってのは重いなぁ、あれを担いで町に帰ることほど嫌なことは無いよ
あの重さは、きっとそいつが今まで背負ってくれてた、自分の重さなんだろうな・・・」

何故、今まで気づかなかったのだろう?父は私の殆どを背負ってくれていた
父の存在は私にとって余りにも大きく、その死はあまりにも重かった。
「・・さん・・とうさん・・とうさん・・」
槍を教えてくれた父、子供のときは、どんなに傷ついて帰ってきても遊んでくれた
旅から帰ると、冗談交じりの土産話をしてくれた、誇りに思うと言ってくれた・・
だのに、私は彼に何もしてあげられなかった、こうして死んでしまった後も
すすり泣くことしかできない。
涙が蒸発しきってしまうと、私は頭の中で、一つの声を聞いた、あれはきっと
私の中の、冷静な部分が発した声だったのだろう

「許 せ な い 父 を 殺 し た 赤 い 悪 魔」

229 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/16(土) 22:09:42 [ 9PWEL.YY ]
 私の身体と心に火が、燃盛る復讐の炎が灯ったのはこの時から・・
私の身と父の槍に染み込んだ母の涙に、金剛石さえ融解しそうな
灼熱の怒りが火を点けたのだ。
それから、私は一人アリアンを発ち、父の仇を求め魔物を殺し始める、
体の中で暴れ狂う焔に引き摺られるように、無骨に、
ただ突進して槍を振り回す父のやり方で
父の槍で幾万の魔物を殺し、その死を母の真紅の眼で見届けた
「誇りに思う」と父は言った、私は娘として、父に何と言ってやればよかったのだろう?
しかし、それを考えるのは全てを終わらせてからだ、憎い仇、赤い悪魔
父の身を焼いたやつの炎が、どれほど熱くとも
この復讐の炎程ではないだろう・・

230 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/16(土) 22:29:25 [ XN0os9Fg ]
>>227-229
(*´∀`)アラステキ
駄文だなんてとんでもない。とても面白かったです。あなたも凄い^^
次回作も期待してますよ。

他の方々のSSに触発された人がまた良作を作っていくって流れができて
きていることに感動した。このようにして、このスレは良スレになっていくんですね^^

231 名前: S.T 投稿日: 2005/07/16(土) 23:49:07 [ xyhxA15E ]
>>222-223
21Rさんの作品は、キャラの会話が生き生きしてて、そこにまず引き込まれます。
そしてシリアスな展開…。んん、どうなるんでしょうか。
何かを背負った人を描くには、ちゃらけた文章ではウソっぽくなりますし、
暗い…ではなくて、重厚な作風なのだと思いますよ。
続き楽しみにしています。

>>227-229
いつか父が言ってた言葉とか、最後の結びの描写とかがすんごくツボでした。
言葉の選び方がカッコよくて、それが復讐に燃えるランサーの鋭さにマッチしてたと思います。
一気に読めてしまいました。

冒険者アベルというか逃亡お父さん(笑)に感想下さった方々、
ありがとうございました。
新たな冒険は、ネタが浮かんだらはじまる…かもしれないっす。
長い話は、うってかわってどシリアスです。スンマセン…orz

232 名前: S.T 投稿日: 2005/07/16(土) 23:50:46 [ xyhxA15E ]
【刻印】

異教徒討伐の任を果たした私に、ザグジュード神父がねぎらいの言葉をかける。
「あなたの功績は、かならずや大司教さまの聞くところとなりましょう。
 おそらく後日、なにがしかの称号が与えられるかと思います。お待ちなさい。」
「栄誉なことでございます。」
そんな私を見つめる穏やかな神父の眼に、ほんの少し曇りが浮かんだ。
「ところで…兄弟、もしや…。」
「何かおかしなことでも?」
「いえ…なんでもありません。神のご加護がありますように…。」
今はたたんである翼の、血のにじんだ部分が熱を持って疼いた。
だがそのようなことなどおくびにも出さず、深々と礼をすると、私は教会に背を向け立ち去った。


あの輝ける天上から野にくだって、いったいどれほどの歳月が流れたのだろうか。

右も左も分からぬ野での暮らしを始めた頃、わずかばかりの飴を分け合い共に過ごした者たちは、
今はもう、より深いダンジョンへの探索を進めているというのに…。
私とて、レッドストーン探索の任を果たすため粉骨砕身しているのではあるが、
まだ手がかりすらも見つけることができないでいる。

いや、繰り言はよそう。ただひたすらにレッドストーンに向かい進む道が私の道だ。
それに、月日はただ無常に流れ去っていったわけではない。
日々の鍛錬により、かつて当たり前のように共にあった神の威光を具現せし力が、私の体に再び宿りつつある。
祈りをさざけ、我が身に満ちる信仰心に大いに満足する。

古都の街角に出れば、そこここで仲間を募り、冒険へ出かける者たちがいる。
さて、今日はどの方面への探索に出かけるべきか…。

露天の品を眺めつつ、耳に入る叫びは聞き流さないようにしていると、とある言葉が耳を突いた。
 −アルパス−
そう頻繁ではないが、普段は各地に散らばる仲間と何度か情報交換をするために会うことがある。
たしか、その時に聞いた名であったような気がする。

「アルパス監獄パーティ、ビショップ様のみ募集!あと1人で出発だよ〜!」

間違いない。
オートでもアルバスでもない、アルパス地下監獄。
アルカンとも言われるそうだが、なぜか仲間たちは次々とその深部への探索に挫折しているというのだ。
そのことについて理由を問うても、皆一様に口が重く、多くを語ろうとはしない。
もともと普段から口数の多い方ではない我らではあるが、その様子は異様であった。
深く問い詰めることもはばかられるほどに…。

その仲間たちは今、レッドアイという組織に狙いをつけ、包囲網を狭めている。
未だ古都の周りでしらみつぶしに地味に活動していたその時の私には、先に行かれているという焦りがあった。
神に仕える身とはいえ、嫉妬も功名心も皆無というわけではない。
アルパスという名に不穏なものを感じつつも、仲間にできないことをやってみせるという気概が奮い立ち、
そのパーティに援護役として参加を決めたのだった。
「よろしければ同行させていただきたい。」
「あ、ビショ様きた!」
「ヨロ〜^^」
「よろしく。」
「よろしくっwww」
あいさつを済ませてから陽気なパーティメンバーを見てみれば、年も装備も背格好もてんでバラバラの集団だった。
このようなパーティは珍しい。若年の未熟な冒険者は、熟練者の足を引っ張らぬよう、遠慮する傾向があるからだ。
いつもと違う雰囲気に、なんとなく新鮮な気持ちになる。
そんなことをつらつら思っていると、リーダーを務める剣士がおもむろに魔法の絨毯に乗り言った。
「いこ。」
するとぐんぐんと1人で行ってしまう。
アルパスの場所を正確には知らなかった私は、古都の雑踏の中にリーダーを見失った。ふ
と気が付くと他のメンバーの姿も見えない。
焦って振り向くと、同じパーティの、私よりも少し年かさのアーチャーが南東を指しているのが見えた。
彼女はふうと呆れたように息を吐いてから、にっこりと私に笑いかけると言った。
「こっちよ。ついてきて。」
私は無言でうなずくと、彼女の背中を見失わぬよう後を追った。

233 名前: S.T 投稿日: 2005/07/16(土) 23:53:00 [ xyhxA15E ]
>>232

彼女の案内は正確で、おそらく最短距離を通り無事にアルパスに到着した。
先に向かったリーダーとの距離も多少は詰まっただろうか。
アルパス地下監獄。中の空気は澱んでおり、少々カビ臭かった。
レッドストーンの手がかりがないかも気になるが、仲間のあの様子のことも気になる。
ここにはいったいどんな謎があるというのか。
火を撃つ神獣やアンデッドの攻撃をすり抜け、檻の向うに消えたリーダー達パーティメンバーを追う。
地下二階の柵の向うでやっと彼は足を止めた。…いや、止めたのではない、必然的に止まったのだ。
彼は瀕死の状態で床に横たわっていた。うわ言めいたことを呟いている。

「うぇっ、死んだwwwwww」

その真っ青な顔には薄笑いが浮かんでいるが、笑い事ではない。
状況にそぐわない表情…いかん、すでに走馬灯が回っているようだ。
リーダーと共に先行していたパーティメンバーも、苦戦を強いられているようだが、後回しにするしかない。
一緒に来たアーチャーの援護を受けて、私は彼に神の息吹を吹き込む。
[リザレクション!]
「ありww」
さっきまでのニヤニヤ笑いはそのままに、その一言だけ言うと、
復活したリーダーは間髪入れず湧きでてくるモンスターに次々と切りかかっていく。
その態度からして、どうやらここを狩場として定めたようだ。リーダーは何も言わないが…。
私と同じく口下手なのだろうか?
しかし、青銀に光る鎧をまとった彼が、こうも簡単にやられるダンジョンだ。気は抜けない。
現にメンバーの戦いぶりに余裕などは感じられない。私もここに腰をすえ、全力でサポートに務めることにした。

「すげ、うま〜。」
「だね^^」
「うひゃww」
しばらく激しい戦闘が続いたが、出現するモンスターのクセがつかめてきたのか、メンバーには余裕が出てきていた。
動きや短く交わされる会話を聞くにつけ、彼らはモンスターの隠し持つアイテムが狙いのハンターらしい。
スカートように長いコートを羽織った細身のウィザードも、死体の懐に伸ばす手は、なかなか真似できないスピードだ。
そのような技術の熟練ぶりも喜ばしいのだろう、メンバーの雰囲気は明るい。
「この剣、超レアモノ。いいだろ〜」
「おまえよわ、おれのパパならこんなの一撃w」
「ビショ、回復おそい」

言いたい放題だ。
だが、私は余裕とは無縁だった。
私が発する言葉といえば、手ごわいモンスターに対して前線を維持するため、神の威光を技となすスキルの名のみ。
側にいるアーチャーが、物言いたげにそんな私を見ていたが、もともと無口なたちなのだ、心配はいらない。
人にはほとんど知られていないが、一切の言葉を禁ずる行がある。
言葉に満ちた地より距離をおき、天に近づくメソッドを行なっているだけである。
それに、自慢するような親兄弟もいなければ、武器もない。

234 名前: S.T 投稿日: 2005/07/16(土) 23:54:10 [ xyhxA15E ]
>>232-233

…それにしても、何度瀕死の剣士をウィザードを蘇生したことか。
定められた作法に則り、地につける膝が痛む。
口と体そして目も、倒れゆくメンバーの傷の位置を探すため、休む暇はない。
当然、私の真の目的であるダンジョン探索の余裕などない。
ひたすら神に祈るだけだ。
だが、石床に流れたメンバーの血が不甲斐ない私の自信を奪っていく。
段々と、神の威光を借り受けるために祈っているのか、己が感じる苦痛ゆえに祈っているのか分からなくなってくる。

ふと顔を上げると、弓使いの彼女と目が合った。
額に汗して構えた弓に、つがえられている矢はない。
だが、私に微笑んだ瞬間、どこからともなく光の矢が出現し、放たれた一条の光はモンスターを貫いた。
先ほどから感じてはいたが、モンスターと距離を取り矢を放つ間が良い。
そして移動しながら、馬手と口とで傷を受けたところに止血の布を縛って応急処置を施す手際も良すぎるくらいだ。

彼女は強い。
その思いが私の目から伝わったのだろうか、茶目っ気たっぷりにウィンクで応えてくれた。
貴方のおかげよ。

共に戦う一体感が私を包む。
それは神と歩む感覚にも似て、私の苦痛を軽減させた。

だが、そんな心地もすぐに消えた。
彼女に目を奪われていた時間は長くはなかったはずだが、見回してもパーティのメンバーがいない。
皆は慢心している、深入りしすぎだ!
悪い予感がした。
そして、その予感は現実となる…。


私のすぐ側の錆びた鉄格子がきしんで外れ、上半身をあらわにした巨体が2体同時に現れた。
ちょうど背を向けていた彼女は、反応が一瞬遅れてしまう。
表情をこわばらせて振り向いた時にはもう遅く、彼女の体は弾け跳ばされていた。

無理だ。
彼女の力を十二分に発揮させるために軽さを追求した木作りの鎧は、
あの痛撃を防ぎきるには脆すぎるということを私は知っていた。
そして私の背中にも鋭い痛みが走る。
背後からのっぺりとした顔のモンスターが矢を撃っているのが目の端に映った。

くそったれ。

235 名前: S.T 投稿日: 2005/07/16(土) 23:55:06 [ xyhxA15E ]
>>232-234

くそったれ!

なんと言うことだ。こんな時に、盾となるべき前衛どもはここにはいない。
とにかく、退路を探さなくてはならない。彼女を連れて…。
彼女は無事か?
いた。すんでのところで攻撃をかわしている。
[フルヒール!]
そう回復を叫ぶと同時に、手にしたなけなしの棍棒で巨体の頭を殴りつけた。
私を、狙え!!
だが何の効果もない。奴は蚊に刺されたほどの痛みしか感じてはいないようだ。
刃の付いた武器を持つことを禁じられたこの身が、今はひたすら恨めしい。

そんな極限の状態に感覚が研ぎ澄まされていく。
そして鋭くなった聴覚に、遠くもない距離で剣戟の音が聞こえた。剣士が戻った!?
絶望の隣には常に希望が寄り添っている。
期待を込めて見やった通路の奥には果たして、研がれた剣のきらめき、連なる火玉のゆらめき。
間違いない。パーティメンバーだ。

だが、逆もまたしかり。希望と紙一重の裏側は絶望。
命からがら走る彼らの背後を、倍以上の数のモンスターが追っていた。
これ以上なく最悪だ。
回復の御技を叫んだが、距離がありすぎる。この事態は今の私の力の限界をこえしまっている!

逃げ惑う男たち。
その光景に、ゆっくりと倒れるアーチャーの姿が重なった…。

目の前が真っ赤に染まった。
そうしている間にも、背後から襲われて剣士やウィザードが次々と倒れていくのだが、まるで現実だとは思えない。

絶望と闇。
そして呪いの言葉。
…しん……くが、…い。

…だが暗闇の中、今は収めている背中の傷ついた片翼がツキリと痛み、私は我に返った。
聞こえてくる人のうめき声と私の感じる痛み。
そうだ、私は立っている。絶望にはまだ早い。
私が、希望だ!

しつこく矢を打ち込んでくるモンスターの脇を、迷わず全速力で駆け抜けた。
行く手には何体かモンスターが待ちうけていたが、盾に身を隠して走り続けた。
巨体のキックを受け止めた盾ごと吹っ飛ばされもしたが、その勢いすら推進力にかえてひたすら進すみ、
普段は使わずに済ます人の技による水薬を口にしてまで、私は走りぬいた。
角を続けざまに曲がって壁の裏側へと、私は奴らの前から姿をくらませた。

236 名前: S.T 投稿日: 2005/07/16(土) 23:55:58 [ xyhxA15E ]
>>232-235

たどり着いたそこは、忘れられた小部屋。
外から陽光が薄っすらと漏れているのを恐れてか、モンスターの影はなかった。
絶望をもたらすモンスターが、背にした壁の向うにまだうろついている気配がする。
だが今、私は希望の側に立っている。その確信が、希望をさらに強くした。
その光を解き放つべく、大きく翼を広げ、本来の姿に身を戻す。

私は深く祈りを奉げる。
この地上にくだるにあたり、からは失った御技の一つではあったが、強い確信と共に解き放った。
できる。天の光は我が光、我が光は天の光だ。
[コーリング…]
薄もやと共に、パーティメンバーの姿が1人2人と現れた。
あのアーチャーも含め皆一様に地に伏してはいる。息があるかどうかも分からない無残な姿だ。
だが私は諦めない。
休まずに、今度は神の息吹を分け与える。
私は彼女を見た。だが、まずは盾となるべき剣士からと理性が判断した…。
[リザレクション…リザレクション、リザレクション…!]
そして最後に彼女を。
蘇生の後、彼女は大きな血の塊を吐き出したが、すぐに痛み止めの薬草を噛み砕くのを見てホッとした。

だが、安心するにはまだ早いのだ。
もはや無言の行などに心を飛ばしている余裕はなく、命令とも取れる強い口調で喉から声を絞り出す。
「副作用など気にせず薬を使え!ここはまだ安全とは言えん、退避すっ………そんな馬鹿な!!」
我が目を疑った。
私の技は完璧ではない。皆、未だやっと立てる程度にしか回復していないはずだ。
だのに、まずはリーダーがこの小部屋から飛び出ていく。そして後に続く剣士とウィザードの背中。
なんという、なんということだ。

確かに、私には人の命に祝福を与える神の力がある。
偉大なる神の愛は、常人ならば死に至る傷も癒すことができる。
だからだというのか?
偉大すぎる神の力ゆえに、それを盲信し、怖れなく死地に身を投げるというのか。
我が神の偉大さが、人が己の命を守ろうとする心すら見失わせたというのですかっ!

ならば神よ、あなたの愛は…残酷です。

壁のむこう、絶望の世界から、悲鳴とそして肉の潰れる嫌な音が響いてくる。
その音が、壁のこちら、希望の世界を浸食してゆくかのようだ。
私は立ち尽くした。
それを彼女が静かな瞳で見つめていた。

237 名前: S.T 投稿日: 2005/07/16(土) 23:56:36 [ xyhxA15E ]
>>232-236

…音が止んだ。

そこにただ1つ、何かを引きずるような音が近づいてくる。
私は身を固くしたが、すぐに脱力した。
パーティで一番年若かった戦士が、自らも足を引きずりつつ、ボロ布のようになったリーダーを支えて戻ってきたのだ。
「みな、しん…。たす…、ケ…て…」
彼は私の足下までたどり着いたものの、限界に達して崩れ落ちた。
街を出た時に見せていた陽気さの欠片もない惨めな姿で、2人は仰向けに倒れている。もう虫の息だ。
元の木阿弥。また成さねばならない。
私は再び翼を呼び出し力を込めるが、もはや私は光から遠く、神の愛からもまた遠く…。
「コーリング!!」
さきほどは難なくできた技のはずなのに、その名を呼ぶ声だけが虚しく響いた。
ならばせめて…。
「リザ……」
そう言いかけて止めた。
喉が痛い。口の中はカラカラで、声も擦れる。
いや、そんなことは言い訳にすぎない。心に体が従っただけだ。

私は声が出ないのではない、出したくないのだ。

じっと動かず体力の回復を待っていた彼女が、その時ホウ…とため息を付いた。
それがきっかけになって、私の中に溜まっていた言葉がほとばしり出た。
横たわる2人に罵声を浴びせる。

「馬鹿者が!なぜそんな体で戦いに出た!?
 死にたかったのか? ならば望み通りだ。このままでも死ねるぞ。私が何もしなければな!」

「たス…け……」
答えは無い。戦士は相変わらず同じ言葉を切れ切れに繰り返すだけだ。
薄く開かれていたリーダーの眼がギョロリと白目になった。
私はただそれを見下ろしていた。見殺しにした。そしてなおも言葉をぶつける。

「愚かだな! なんと愚かな、虫ケラ以下だっ。
 恵みを受けることに慣れきって、物欲のみにまい進して宝を胸に抱いても、そんなものは死の前では無力だ。
 神をかえりみなかった、私の言葉を聞かなかった報いが来たのだ!」

激しく地を踏み鳴らす。
この怒りをどこにぶつけていいのか分からない。
ぶつけてしまったら、もっととんでもない行為すらしでかしてしまえる気がする。今ならば。

「貴様らに、分ける愛を神はお持ちではない…!! 死こそが相応しいのだ!」

嘘だ。その判断は今、この場で私が下したものに過ぎない。
徐々に虚ろになっていく戦士の目は、まるでその嘘を見抜いて責めているかのようで、私をいっそう苦しめた。
私はこの地で、心まで堕落した。
「そのまま死んで一から来世でやり直せっ。ハン、地獄に落ちるからそれも無理か!」

そうやって突き放しても、…私は。
「…刃を持つ者は力なき者のため、癒す者は傷つく者のため、支え合って生きるのではないのか…?」
血を吐くようにして搾り出した言葉は、結局はそんな問いかけだった。
やはり答えは無い。答える力は、もうこの彼らにはないだろう。
そんな傷ついた者を目の前にして、私がしたことはといえば…。
「リザレクション…」
だが、やはり言葉だけだ。神をないがしろにした私に、もはや神の力は通わない。
「ダメだ、すまない…。もう私にその力は…ない…。」

238 名前: S.T 投稿日: 2005/07/16(土) 23:57:33 [ xyhxA15E ]
>>232-237

「お前を…助けられない…。」
それを聞いて、今まで、何も言わずに自分の傷の手当てをしていたアーチャーが立ち上がった。
そして私の肩に手をかけて言った。
「こんな目にあったくせに、まだそんなこと言えるなんて、貴方、優しいのね。
 素晴らしい心がけを持ってらっしゃる。…そういうの、あたしはキライじゃない。」
こんな私に彼女は微笑みかけていた。
「でもね。可哀想だけど、それは本当の優しさではないわ。
 貴方は無口な人なのかもしれない。でも、
 モノを知らない者たちに、知っている貴方がただ黙っている事は残酷ではないの?」
「君は、私もまた、神のように残酷だと言いたいのか。」
「そうとも言えるわね。神は語らないから…。
 でも、一言口を開いて教えれば避けられる窮地に、ただ祈っていただけなのは貴方よ。」
「この惨状は私の所為だと?」
「そうは言わない。それを言うならあたしも同じ。
 こいつらは勝手に突っ込んで行って勝手にやられた。それだけよ。
 でも、いくらまごころや誠意という神に祝福されたモノでも、しかと形に出さなければ真実にはならない。
 人が気づかずに時が過ぎ去れば、それは無かったことになってしまう。…でしょう?」
「かも…しれない。
 そうか。言葉で伝える事が、真に"思い"を"やる"ことになる…のだな?」
「そうよ。気づいている人が行動しないといけないの。本当に優しくありなさい。貴方は。」
こんな目にあっているのは同じなのに、やはり彼女は微笑んでいた。
そんな彼女の言葉が、私の荒んだ心に温もりを蘇らせた。
[ヒール]
ためしに口にした言葉に反応して、驚くほどすんなりと回復の光が彼女を撫でた。
確かに。彼女の言葉が、私の心にまた神の火を灯したのだ。
あぁ、こんなにも言葉とは尊い。
真の優しさを持つ人とは、微笑む彼女、このような人のことをいうのだろう。

239 名前: S.T 投稿日: 2005/07/16(土) 23:59:01 [ xyhxA15E ]
>>232-238

「でも…。」
「…なんだ?」
「でも、勘違いしないで。貴方はいま和んだような眼をしてるけど、あたしが優しいなんてとんだ大間違い。」
まさかそのように否定されるとは思わなかった。
現に彼女の優しさは、私に力を蘇らせたことで証明されたばかりだというのに。
「いったいどうして…?」
「こんなコトは別に、あたしが優しいから言えるセリフなんかじゃないのよ。
 単に真理なだけ。
 思いやりにも優しさにも、憎しみにも復讐にもすべてに当てはまる真理なだけ…。
 だから、誰にでもこれくらいの能書きは垂れられるのよ。」
思いやりで優しくするのが私ならば、憎しみから復讐するのは誰だ。
「あなたは…」
「フン。ま〜だ甘っちょろいこと言うなら、今あたしが考えていることを言ってあげましょうか?
 "癒せぬ者は癒す者を使って、牙無き者は刃を持つ者の影に隠れる。"
 優しさなんて関係ない。人と人とはそうやって互いを利用し合っているのよ。
 …だから、利用される価値もない輩は…」
そう言って彼女は、倒れている戦士を思い切り蹴り転がした。
細かく痙攣していた体が、大きくビクリと跳ねると、動かなくなった。

「死ぬがいいのさ。」

目の前には厳しく、そして恐ろしく冷たい眼をした女が立っている。
足元には惨めな愚か者の死体が1つ、いや2つ転がっている。

「あーぁ、清々した!
 貴方もなにがしかの理由を持っているからこそ、こんなトコロにいるんでしょう?
 だったらそれを見失ってまで、こんなヤツラに使われるなんて愚かよ。
 愚か者が愚か者を罵っちゃってさ、傍から見ていてこれほど滑稽なことはないわ。笑っちゃう。」
「私も、そう思う。」
私が言うと、彼女は本当に楽しそうに声を上げて笑った。
笑いながら弓をしまい、背負っていた短い槍に持ちかえる。
「もう薬も尽きるし、長居は無用。戻るわよ。」
私はうなづくと、死体のことはかえるみることなく後に続いた。

彼女は槍で間合いを取り、私は盾を掲げて文字通り盾となって、監獄の出口を目指す。
力を合わせた成果か、いや、彼女の言を借りれば、互いに互いを効率良く利用し合ったおかげか。
私たちはほどなくして、陽の光さす野に出ることができた。
暖かい光を浴びて、張り詰めていた糸が切れた私は座り込んでしまっていた。

240 名前: S.T 投稿日: 2005/07/17(日) 00:01:16 [ xyhxA15E ]
>>232-239

ぼんやりと、脱出の道のりを思い出す。
何人もの命を見殺しにした直後にもかかわらず、
祈れば神の威光は我が身に通ったし、支援の御技もやはりなんら変わらず使うことができた。
神の心を裏切った私だというのに。
なぜと問うても、彼女の言うとおり。そう、神は語らない。
彼女は背を向けて立ったままだ。ちょうど逆光の位置で私からは表情は見えない。

「悪いモノのことは忘れてしまいなさい。」

この人はまったく…。サラリと言ってくれる。
優しくないなどうそぶいて、こうして言葉に出してくれたのは、いったい何度目だ。
それが彼女の優しさの、何よりの証明になる。
私は嬉しくなってきて、微笑んで言った。彼女と同じ笑い方であればいいと思いながら。
「気づいたことを憶えているかどうかは、私の自由だ。
 優しくあれと私に言ったのはあなただろうに。ならばこの罪、忘れられるはずもない。」
「そう。なら…勝手にしな。」
それだけ言うと、彼女は振り返らずに去っていった。


周囲の梢からは、小鳥のさえずりが聞こえてくる。
それに飽きたわけではないが、このまま座り込んでばかりもいられない。
よっこらしょと立ち上がり、あちこちで痛む癒しきれなかった傷を点検する。
そして私は、あの見殺しにした戦士の血らしき赤が、まとっている鎧に飛んでいるのを見つけた。
私はためらわずその血を指に取り、おもむろに翼を広げた。
そしてその赤をつかい、己の右翼、血がにじむ傷跡の上に塗り重ねるようにして、刻印を描いた。
パーティという一時的にせよ仲間である者を見殺しにした、とても残酷な彼女が持っていた優しさを、
忘れぬと誓う証として。
同じく仲間である者を見殺しにした残酷な私も、彼女のような優しさを持つことを誓う証として。


アルパス地下監獄。
一様に口をつぐんでいた我らが仲間のことが脳裏によぎる。
ああ、たしかに、あそこで何があったのかは語れない。
いや、自ら選んで語るまい。
神へのぬぐえぬ背信と、そして彼女の優しさを覚えた出来事は、胸に秘めておこう。

彼女の言葉に異を唱えることにはなるが、語らずとも揺らがず薄れず、
真実としてあり続けるものはあると、私は信じる。
私の心身に刻んだこれは、まごうことなき真実だと信じる。

だからそう、おかしいことなど、なにもありはしないのだ。



 つい先日マスタークエを終わらせたので、それにひっかけてみました。
 ビショ愚痴ネタは二番煎じに加え、場所がこれまたアルパスということで恐縮です。
 しかも長くて〜ハハハーン。_orz
 最後まで読んで下さった奇特なお方、ありがとうございました。

241 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/17(日) 00:25:55 [ nSLChrLs ]
>>232-240
(*´∀`)アラステキ
実際にBis使っているので、かなり楽しみながら読めた。
アルパスでPT組んで回復するのにヒィヒィ言ってた頃を思い出した。
腱鞘炎になって病院にいったからなぁ。まあ愚痴はこのへんにしときます^^;
多少長くなってはいるけれど、わかりやすい文章なので一気に読むことができた。
次回作も期待して待ってます。

242 名前: ◆21RFz91GTE 投稿日: 2005/07/17(日) 01:12:49 [ rGWQyASg ]
>>232-240
Σd(дゝ)グッジョブ
長いながらも一気に読めるこの読みやすさ、勉強したいものです。
思えば今でも紙な自分はBISに迷惑かけてるなぁと思いつつ読んでました。

気合入ってますネェ〜まけませんよぉw

243 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/17(日) 14:19:54 [ SIoabjGA ]
太陽が眩しく水が煌めいている。
ここは藪森の中ドーナッツ地域、様々な冒険者がパーティーを組んだりクエストをするために来ている。
そんな藪森で起こった、小さな剣士の物語。

彼は藪森の常連だった。仲間も沢山いて藪森では少し名の知れた剣士だった。
自分自身の盾を仲間に託し、自分自身の身体だけで敵からの攻撃を一心に受けていた。
それでも彼が倒れなかったのは沢山の仲間からの助けと苦労して集めた装備品のお陰でした。
彼は実は健康面より腕力に自信がありました。しかしそれは1人のランサーしか知りませんでした。

ここは時たま伝説の巨神兵の亡霊が現れるという風の噂が流れていました…


いつものように今日も彼はエルフや狩人からの攻撃に耐えて仲間達を護っていると。
すると、凄まじい咆吼と共に彼らの身長の3倍はあろう巨人が遠くの岩陰から姿を覗かせました。
彼は一目見た瞬間に察しました、あれが伝説の巨神兵の亡霊であると。
巨神兵が追っていたのは未だ幼いテイマーでした。
彼女の召還獣達は既に全滅し、残ったのはぴくっこ1匹だけでした。

彼は震える仲間達をなだめ、単身テイマーを助けに行きました。
無理もありません。その時組んでいた仲間達はいつもの仲間とは違い新参者が多かったのです。

244 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/17(日) 14:41:11 [ SIoabjGA ]

彼は自分が見本を見せれば、仲間達の士気も上がる、そう信じていました。
そして彼がテイマーの元に辿り着き、やっとの想いで彼女に盾を託しました。
彼女は彼の一言で勇気づけられ、震える足を押し込め走り出しました。

巨神兵の荒ただしい足音が少しずつ近づいてきます。
彼は必死でした。ここで自分が足止めをして時間を稼がないと仲間達に危険が及ぶからです。

彼は飛び掛かりました、手元には愛用の剣1本、盾は彼女に託したままでした。
しかし臆することなく彼は賢明に戦いました。
何度も長刀でなぎ倒され、何度も鎧が砕けていきます。
それでも彼は怯むことなく何かに取り憑かれたかのように一心不乱に剣を振るいました。
しかし、やはり分が悪く、少しずつ彼の生命力は欠けていきました…。

仲間達の元に彼女とぴくっこが辿り着き。仲間達は彼女を助けるため必死で呪紋を唱えました。
彼女が落ち着きを取り戻し、仲間達が安堵の目で彼に向けると、彼は既に横たわっていました…

巨神兵は横たわる彼、剣士に尚も攻撃を繰り返し怒りを表していました。

彼の相棒のランサーはその時やっとドーナッツ地域に辿り着きました。
嫌な予感は的中し、彼は既に息絶えていました。

彼女は前進から怒りが迸るのを抑え、冷静に巨神兵からの攻撃を避けチャンスを伺いました。
巨神兵の鎧は所々が砕けていて激戦だったのを物語っていました。
彼女は涙を拭い。彼が創ってくれたチャンス、砕けた鎧の隙間に槍を全力で投げました。
その時彼女は気付きました。その巨神兵の生命力があとわずかだった事を。

彼に盾があれば、
彼に自らを護る技が有れば、

彼は仲間達を護り、藪森の地面に帰って行きました。

残された盾、デバインフォースは神のご加護があると謳われ。
護る事に長けた者達の間で伝説となり、
今日も世界のどこかで大切な人達を護るのに用いられている。

245 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/17(日) 14:46:08 [ SIoabjGA ]
デバインフォートレスでしたorz

藪森ではたまにガーディアンがドーナッツにも来るので
それを少し悲しく、護るのが好きな剣士もいるって事を知って欲しくて書き込みました。
誤字や接続詞がおかしく乱文ですが、じっくり見て貰えたら嬉しいです。

246 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/17(日) 20:16:58 [ jklgAThU ]
>>243-244
(*´∀`)アラステキ
文章が語り口調になっているので、童話を読んでいるような気分になった。
かなりいい味だしてると思う。すごく読みやすかった。

>残ったのはぴくっこ1匹だけでした
この文章を読んだ時に一瞬和んでしまった。あえて「ぴくっこ」を選んだのは
個人的には良い選択だなぁと思った。

とても面白かったので次回作にも期待してます。

247 名前: ◆21RFz91GTE 投稿日: 2005/07/17(日) 20:52:43 [ PJRSPnWU ]
■・冬のランサー>>149-153
■・探し人>>163-164
■・もういない、誰かと私-ウィザードの唄->>192-193
■・少女-1>>211-212
■・白い悪魔1>>222-223


 白い悪魔−2


 いまだ降り積もる清楚な雪、空は曇り、大きな雪を大地へと降り注いだ。
その空の下、二人の若者が走っているのが見える。一人は金髪で白いローブを羽織っている女性、一人は茶色い髪の毛で、黒いローブを羽織っている男性。
女性の片手には遠投用の槍が握られている、男性のほうには左手に杖を握り締め、そして少量の荷物を持って女性の少し後ろを走る。
夜は、更け始めていた。


 今から二時間前の事、あの惨殺があった詰め所での事。
完全に話が出来るまで回復した男は、ゆっくりと事件の事を話し始める。
「私も、一体何があったのかは分らない。覚えているのは盗賊団たちが突如襲撃してきた事だけは覚えている。」
「…盗賊団?」
「さよう、ここから東へ行くと”鉄の道”というのがある、そのすぐ手前に盗賊団の根城がある。俺たちはそこのことを”盗賊団アジト”と呼んでいる。」
男が地図を広げる、そして確かに鉄の道という場所は存在した、その手前のところに赤いペンでマークされた場所、つまりそこがアジトだと言う。
「奴らは何かを探していた、何を探していたのかまでは分らないが…考えられるとすればこの詰め所で預かっている旅人達の荷物ぐらいだろう。」
男が内ポケットから一つの鍵を取り出し、ソレを私の方へと放り投げてきた。銀色の鉄の鍵だった。
「12番倉庫の鍵だ、その中にはあんた達の役に立ちそうなものが入っているはずだ。他の倉庫は皆盗賊団にやられちまったがな…。」
男はゆっくりと立ち上がり、そしてダンボールの中から一枚の写真を探し出した。その写真をしばし見つめ…そして私たちのほうへと振り向かずに俯いたまま喋りだす。
「…頼む、俺はこんな仕事でも誇りをもって今まで仕事をしてきたんだ。もちろん…仲間達もその誇りを糧に今までこうして勤めてきた…だから…。」
男は両手の拳を握り締め、そして震えた声で…大声で泣き出した。
「だから!俺たちの”誇り”を奪ったあいつらを…どうか仲間の仇をとってきてくれ…。」



 多分、今外は氷点下を下回っているところだろう。白い雪が目の前の視界を遮り、三メートル先が全く見えない状況にまで陥っている。
その中で私たちは走る足を止めようとはしなかった。大の大人が、男がアレだけの悔しさと怒りをもつものだ、私たちに課せられた”使命”なるものは予想以上に重いものがある。そう私は感じた。
「鏡に映るソレは、形あらざる方面にて使徒となるべきそうろう…。」
「…ミル、何ですかそれ。」
「昔の人の言葉よ、”鏡に映ったソレは、本当にカタチあるべき心なのか、否か。”。」
走りながら私は語る、昔の古い言葉の中から適切なものを選び出し、現代の言葉に翻訳する。本来の意味はまた違ったもののようで、またあっているようなものだった。
「私利私欲の為に他人を犠牲にし、更なる犠牲を増やし強大なる力を得る、その心は人の心あらず…って事ですか。」
「そう捕らえても構わない、むしろそっちのほうが言葉的にはあたっているのかもね。…目印を通り過ぎた、アレン君、近いわよ。」
「了解です、ミル。」

248 名前: ◆21RFz91GTE 投稿日: 2005/07/17(日) 20:53:31 [ PJRSPnWU ]


 何処からとも無く話し声が聞こえる、ソレもまだそう遠くない場所での声だった。声は二つ、すこし高い声と、普通より低い声。
雪のカーテンで周りが見えない状況でもその声の主ははっきりと分る。近くに誰かが居る。
「今日の獲物はずいぶんと儲けさせられたな、詰め所事態にあれほどの金があるとは思ってなかったぜ。」
「あぁ、全くだ。親分もこれからドンドンと詰め所を襲撃するって話しらしいからな。今後が楽しみでしょうがねぇや。」
「全くだ。」
下品な声が私の耳に届いた、そして声の主であろうと思われる二人の背中が見えた。声を潜め息を殺し…素早くその二人の背中に近づくと右手に持つ槍で一人の心臓を貫いた。声も発せぬまま一人がその場に崩れ、異変に気付いたもう一人が振り返る。男が振り返ると同時に私の左手に握られている短剣が彼の喉元を掻っ切り、そして背中を相手に向けて脇からすり抜けるように槍を通す。その槍は彼の心臓を意図も簡単に貫き、そして彼自身も息絶えた。
「…お見事です。」
「…全く嬉しくないわね、カタチはどうあれこれも立派な人殺し。相手が人である以上私は罪を犯したのと同然。」
「なるほど、時にその短剣は?」
アレンが私の左手に握られている逆手に持ち替えられた短剣を指差し疑問の顔で私を見つめた。私はその握り締めた短剣を顔の前まで持ってきた。そして短剣をクルクルと回しながら地面に突き立てた。
「そこで倒れている元人の持ち物よ、腰についてた短剣を私が背中から一突きにした直後に引き抜いて彼の喉を切っただけ。」
「そうですか…。」
私は足元に転がる肉体を詰めたい目で見下ろした後、目の前にある小屋の中へと入っていくために入り口へと足を進める。
(なんて人だ…これが本当に新人の力なのか?…どう考えても鮮鋭された立派な戦士の動きじゃないか…。)
地面に突き立てられた短剣をと、死体が付けている短剣の鞘を懐にしまいこみ。ミルの後を追った。
扉の前に来ると、再びミルはいかにも戦闘馴れしているような雰囲気を漂わせる。目線はドアノブの一転に集中しているものの、周囲の気配りもまるでプロのようだった。
いつでも踏み込める体制をとり、槍を右手に構えて大きく深呼吸をした後ドアを蹴り破る。
ドアが小屋の中で大きく飛ばされた、そのドアに巻き込まれる盗賊が二人、ドアを盾に私たちは小屋の中へと踏み込んだ。
中には盗賊団の人間が十数名、突然の事に不意をつかれ何も武器を所持していない。そこへ彼女の槍が襲い掛かる。
一人、又一人と床に元人だった生命の抜け殻が転がる、彼女はその死体に目もくれずに次の目標を定めては姿勢を低くして急接近する。アレンも負けじと少量ながらの殺傷能力がある”魔法”
を放つ、アレンの頭上に火炎弾が数個できたと思った刹那、その火炎弾は四方向へと拡散し盗賊団の人間を焼き払う。
他の人から見れば、これはただの惨殺に過ぎない光景だった。半分以上の盗賊は武器も持たずにその命の炎を消され、そして抜け殻となった肉体が床に無常にも倒れこむ。その繰り返しだった。
「このアマァ!」
一人の体格がいい男が大きな斧を振りかざしミルへと力いっぱいに振り下ろしてきた。ミルはそれに気がつく様子が全く無い。
「ミル!」

249 名前: ◆21RFz91GTE 投稿日: 2005/07/17(日) 20:53:52 [ PJRSPnWU ]
アレンが叫ぶ、だがミルはその振り下ろされた斧を軽々と交わし、そして男の横へと跳躍し低い姿勢で槍を構えた。そのミルの顔は…笑っていた。
すべるように大男の脇から槍は入り、進入角度を維持したまま心臓を捕らえた。大男は大声を上げた刹那、その命を絶った。
「………。」
ミルは槍を大男から引き抜き、こびり付いた血を払うように槍を横いっぱいに振った。その数滴の血液がミルの白いローブを少し汚した。
「剣は力となり、盾は守護となる。汝、いかなる誇りを捨て我の前にひざまずく。…おやすみなさい。」
彼女は再び昔の言葉を口にして、そして槍を背中の鞘に収めた。小屋に突入をかけてからものの数十秒、一分は経っていない。十数名居た盗賊団の一味は、半分以上が彼女の手によって掛けられた。
(…強い、この人は強すぎる。)
ミルは小屋の中に散らばった荷物の中から、数個の指輪を取り出した。
「…これね。」
それは、詰め所で言われていた指輪の数々だった。詰め所で働いている人間が身に付けているというブルンの紋章が刻まれた”警備兵”の証だった。
「…アレン君、もうここには用は無いわ。この指輪をもって詰め所へと戻りましょう。」
「…そう…ですね。」
ミルは髪の毛を掻き揚げ、ゆっくりと雪振る外へと足を運んだ。アレンはしばらく小屋の中を見渡す、そこには元人だった形をなすべきものたちが横たわっていた。
「”鏡に映るソレは、形あらざる方面にて使徒となるべきそうろう。”…か。」
ミルが最初に発した言葉を思い出し、横たわる人たちに向けてそう発した。懐にしまっていた短剣を鞘ごと床に置き、そしてアレンも外へと出る。雪は吹雪きだし、小屋の中にまで雪が入り込んで床に広がる血に重なり、溶けて消えた。


 白い悪魔−2
 END

250 名前: ◆21RFz91GTE 投稿日: 2005/07/17(日) 20:57:00 [ PJRSPnWU ]
こんばんは〜、一日一作品ペースで書いてる21Rです。

これ、知り合いが遊びに来てるときに書いてたんですが…
知り合いに見られた直後の、彼の一言が
「なぁ21R、絶対に力入れるところ間違ってないか?」
と突っ込まれたのは秘密ですorz

一応白い悪魔はこれにて終了です、次こそようやく本編に戻れるような予感
はするものの、俺の性格上絶対に浮気をする…それも今回みたいに長く。

いつも何時も感想を書いてくださる皆さん、有難うございます。

PS:キャラクター紹介のページ、作りますのでしばらくお待ちください。
…誰かイイ絵師いないかなぁ…(ボソ

251 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/17(日) 22:52:54 [ qXO4TVTY ]
>>247-249
(*´∀`)アラステキ
毎日毎日面白い小説を読ませてくれてありがとうございます。
毎日「デイリー21R」が発行されるのをドキドキしながら待っています^^

>>250
>俺の性格上絶対に浮気をする…それも今回みたいに長く。
このような浮気なら自分は大歓迎ですよ^^

252 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/18(月) 11:13:43 [ .MCcyzlY ]
自分も初投稿してみます。
上の先輩方とは少し違うスタートの仕方をやってみました。
何故素人なので文が雑な部分も出てくるかと思いますが、その時はお手柔らかにご指導をお願いします(´Д`;)
 
 
 今日、フランテル大陸一と言われていたウィザードが亡くなった。
彼は私の父である。そしてその長男と私。母はすでにいないが、私は母のことは全く記憶に無い。
優しい父だった。父は、私を本当に愛してくれていた。私は父が大好きだった。
兄も優しかった。少しぼんやりした私をからかったりすることも多かったが、いつも私を気にかけてくれていた。
いつまでも変わらないと思い込んでいた。私にとってはこの上ない幸せな生活だった。
そんな生活がこんなに早く壊れてしまうなんて・・・だれが想像できただろうか。
私が昨日彼を見舞いに行き、病室の戸の前で彼の知人と二人で話していたのを聞いてしまったことも、私が私自身に現実を認めさせたくない原因だろう。
「彼女が捨て子だったこと、彼女にはまだ伝えていないんだ。だが話さない方が良いだろう。
 彼女もそのことには気付いてないようだし。
 なにより、今更言って何になるだろう。私は親として、彼女を心から愛しているんだ。」
私は黙って病院を後にした。渡すはずだった花と手紙を戸の前に置いて。
そのことが大きく心の中に留まっている。留まっているからこれほど苦しまなければならないのか。
私は一日中泣いていた。目を真っ赤に腫らしながら、ずっと泣き続けていた。
何時間たっただろうか。私はいつの間にか寝てしまっていたらしい。起きた時は朝の8時だった。
今までのことは夢だったんじゃないだろうか・・・・・そう思い始めた時、誰かが部屋に入ってきた。
兄だった。兄が起こしに来ることなんてなかった。
「お、起きたか。昨日お前泣いたまま倉庫で寝てたんだぞ。
 起こしても寝ぼけたままでつれてくるのが大変だったんだからな。
 疲れてるんだろう、今日は家事は俺がやるから夕方まで寝てていいぞ。
 そのかわり夜には親父の葬式だからちゃんと準備しておけよ。」
そう言い残し、朝食らしき物を置いて部屋からでていった。
−そうか、やはり父は・・・・
そんなことを考えながら、兄が一生懸命作ってくれたレトルトスープを飲み干した。
ふと見ると、机の上のお盆の横に、見たことの無い厚目の本が置かれていた。
興味をそそられた私は、無意識のうちにその本を開いていた。
そこにはまさしく、流れるような父の字がしっかりと書かれていた。
一瞬で私はその本に心を奪われた。何が書いてあるんだろう・・・・・。私は一行目に目をやった。
 
「−夢から放り出されたような目覚め。そう、私は眠っていたようだ。
 
 最初に君に言っておきたいことがある。
この部分には私が特別な魔法をかけておいたから君と私にしか読むことができないはずだから安心してくれ。
君はこの本を読む2日前に知ってしまったと思うが、君は私の本当の子ではない。
このことを隠していたのは本当に悪かったと思う。だが、君を親として愛していたのは本当だ。
君たちには話していないが、私もまた捨て子であった。だが、子供の頃に不幸せだと思ったことはない。
どうか君がここの生活を幸せに過ごしていたと感じられていたことを祈る。
 
 平和すぎる・・・・・それは良いことだと皆は言う。
確かにそうなのだ。だが、何か不安な・・・・。
そうだ、君たちは平和ボケしてしまっている。自分が絶対に安全だと信じ込んでしまったんだ。
だがその考え方故に人を傷つけていることに気が付かない。相手は死に追いやられることだってある。
まるで嬲り殺しだ。地上で最も卑劣な行為・・・・。
平和の象徴である鳥が何故鳩なのか知っているかい?
一撃で相手を殺すことができる嘴を持たない平和さ故、相手を突付きまわし、羽を全部むしっても攻撃し続ける。
相手が息絶えるまで嬲り続ける。なんと平和な光景ではないか!
言っておくが、私は平和を反対するつもりはない。
ただ、君たちの心に上のことを戒めておきたいだけだ。
 
 これから私の体験を書くつもりだ。読むも読まないも君次第だが。
君が読まなくとも、多分私の息子が古都の私の知り合いの政治家に渡してしまうだろう。私が言っておいたから。
だが君が満足するまで読んでから直接渡されるはずなので、渡されるまではまっていてくれとも言った。
残念ながら、私は書き終えて数分後に息を引き取るということを見てしまった。
自分の死期を知ると世界が変わるというのは本当のようだな、はは・・・。
では読んでくれ。ゆっくりと・・・・。」
 
私は迷わず次のページに目を進めた。

253 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/19(火) 02:45:37 [ 7U3OWU72 ]
職人さん達頑張れ〜
もっと色んな人のが読みたいわ〜

254 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/19(火) 04:47:11 [ /KAgySVQ ]
「ハァハァ・・・」
やっぱり無理だった、まだ早過ぎたんだ。こんなことなら、みんなの忠告を聞いておけば
よかった・・・。
ソルティーケーブで食人サソリに殺られるのか・・・。それにしてもなんて硬さ!!
私のGPなんて全然きかない・・・。
目の前の蠍に私はどうすることもできず、
ただ呆然と、迫り来る死に耐えていた。
「ごめん・・・」
蠍の毒が全身にまわり始めたらしく視界がだんだんとぼやけてきた。薄っすら見える光は
おそらく最後のGPだろう・・・。ここまで来たのに終わるのか・・・。
私はそのまま気を失った・・・

気が付くと私は冷たい地面の上に横になっていた。辺りは暗く、
目の前には誰か人がいるのか、微かに気配を感じた。
私はみんなの忠告も聞かずに、シャープベンダーを探しにアルパスB3から
ここへやって来たんだった。今考えれば、なんて愚かなことをしてしまったんだろう。
キクロだって、私には敵わなかったから?自惚れていたんだ、きっと。それにしても・・・。

「気が付いた・・・?」
「え?誰」
「よかった、意識がもどって・・・たまたま、通り掛かったら君が蠍に襲われていたから。」
「もしかして・・・助けてくれたの?あなたが?」
その人は恥ずかしそうに、そうだと言った。
私は、立ち上がりお礼を言うとあらためて彼を見た。
薄暗い洞窟の中で見た彼は、美しい顔立ちをしていた。
でも、どこか鋭くて・・・寂しそうだったのを覚えている。

「でも、なんでこんなところへ?」
私は、シャープベンダーを探しに来た事、みんなに止められたのに自惚れできてしまったこと、でも敵わなくて蠍に死を覚悟したことを正直に話した。彼は、時には笑いながら
真剣に私の話を聞いてくれた。
「そうだったんだ。でも、とにかくよかった。」
「ええ・・本当にありがとう」私は心からそう思った。
「でもこれからどうするの?今から古都へ帰るには、遅いし・・・。
君も疲れただろうから、今晩は家に泊まっていけばいいよ。」
「そんな・・・悪い・・・」
「いいよ。何にもないところだけどね。」
屈託なく言う彼に、私はうなずいた。
途端に溜まっていた疲れがどっと出てきたのか彼の言うように
本当に古都へは帰れそうにはなかった。
私は、まだ痛む足を少し引きずりながら彼の家へと向かった・・・。

家に着くと彼は夕食の仕度をしてくれた。慣れているのか、すぐにとても美味しそうな
匂いがしてきた。
「ちょっと待っててね。すぐにできるから。」
「いつも自分で?」
「そうだよ。一人暮らしだから、自分でしなくちゃね。」
「淋しくないの・・・?奥さんは?」言ってしまってから、私はひどく失礼な事を
いったと後悔した。彼は、一瞬黙り私の後ろの壁を指さした。そこには大きな
山にそびえている城の絵が貼ってあった。あの城は確か・・・。
彼はそれっきりそのことには何も答えなかった。私も、何となく聞くのをためらったまま
夕食を食べ始めた。

彼はお酒を少し飲みながら、適当に自分の作った物を食べていた。料理はとても美味しかった。私は話すのも忘れ、しばらく無言で食べていた。そんな私を見て
彼は少し酔ったのか、時々冗談を言って私を笑わせてくれた。
「でも、君みたいな娘が槍を地面に突き刺して戦ってるなんて想像できないね。」
「そう?今度一緒に狩りにでも行く?想像できなければ見せてあげる。」
「そうだね、一緒に行こうかな。シャープ探しも手伝えるよ。」
「お願いするわ。私は、休んでるから。もうあそこは懲り懲り。」
「あはは、おまかせください^^何なりと」
そんな風にゆっくりと夕食の時間は過ぎていった・・・。

夕食も食べ終り、お風呂に入ると私はすぐに部屋に入り眠りについた。
よほど疲れていたのだろう。初めて来た家なのに、ほとんど一瞬で眠ってしまった。
彼も、いつのまにか自分の部屋へ行き眠ってしまったみたいだった・・・。

255 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/19(火) 04:48:15 [ /KAgySVQ ]
夜中、私はのどの乾きに目が覚めた。台所まで行き水を飲み、部屋に帰る途中
さっき彼が指した城の絵が目に入った。薄暗い部屋で、そっと近寄りあらためてその絵を眺めた。
大きな山に城がそびえている・・・。
かなり歴史があるみたい・・・。どこか見覚えが?でも、何処だろう?
うまく思い出せない・・・。

「その絵がどうかしたかい?」急に彼の声がした。私はびっくりして振り返ると彼が
後ろに立っていた。
「ええ、見覚えがあるんだけど・・・うまく思い出せなくて。」
「そうだろうね。君は若いから・・・」彼のその言い方が少し気になった。
「この絵は何?あなたが描いたの?」
「君は知らなくていい・・・」悲しそうな彼の表情を見ていると
私は急にいたたまれなくなった。突き放すような態度はどこか少年のようでもあった。

 私はそっと近づき、ゆっくりと彼の瞳を覗き込んだ。薄暗い部屋のなかで
彼の瞳はじっと私を見つめていた。女性のような整った顔立ちに淋しげな表情を浮かべ、
何か私に言いたげだった。私は、ゆっくりと彼の手を握った。彼は少し驚いて言った。
「何・・・?」
「何でもないの・・・。少しだけ・・・」
彼は、黙って私に接吻をした。
それから、どうやって部屋にいったのだろう・・・。よく覚えていない。
それから、私たちは愛し合った・・・。お互いの寂しさを紛らわせるように・・・。一瞬でもすべてを忘れようとしているように・・・。
彼の息遣いに徐々に私の体は熱くなっていった。次第に力が抜けていく・・・そして、私の奥から今までに感じたことのない波が押し寄せて来た。

「あぁ・・来るわ・・・」
「うん・・・」彼にはすでにわかっているみたい。
そして、それから彼は動きを一段と速めた。その動きに合わせて快感が込み上げてきた。・・・あぁ・・。何かが強くはじけ、私の体は3度波をうった・・・。え・・・?同時に猛烈な脱力感が襲ってきた。私は、その余韻の中でパズルが組み合わさるのを知った。否、おそらく絶頂を迎えた瞬間に何かが頭に浮かんだのだ・・・。あれは・・・そう・・・壁に貼られた・・・山と城の絵・・。ネームは・・・singo・・・。あぁ・・・もしかしたら・・・。
私は、蠍の毒に?

私はそっと「ねぇ、私たち今何をしているの?」と聞いた。
彼は少し考えるようにして答えた。

「チョメチョメ・・・」

やっぱり・・・。涙が溢れてきた。彼に気づかれまいと、私は声もなく泣いた・・・。
長い夜になりそう。私は、朝日が昇るのをひたすら待った・・・。

翌朝目覚めると、隣には少し懐かしい感じの小太りの中年が眠っていた。
私は彼に命を救われた・・・。でも、同時に何か大切なものを失ったのかもしれない。
でも、私にはそれがなんであるかはよく解らなかった。古都に戻ろう・・・。
 部屋を出るとき、朝日に照らされた城の絵が目に入ってきた。私は、無意識にその中に
昨日の美しい彼を探した。でも、それはもう見つかりそうになかった・・・。
                    
「山城singo」終

256 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/19(火) 08:21:34 [ n66nREtM ]
保守age

257 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/19(火) 11:23:00 [ x1HPIr3w ]
ウルフマンのネタが少ないようなので、書いてみようかな。

俺は幼いころから何か違った。
俺の生まれた街「スマグ」。
ここはウィザードが多いことで知られていた。そんな俺もウィザードだった。
みんな幼いころから魔法について学び、それぞれ、補助魔法を極めるものもいれば、
攻撃魔法を覚えるものもいた。どちらにせよ、冒険パーティーを組むときには
必要とされる存在だ。しかし俺は他のやつらとどこか違った。
ファイアーボールも撃てなければ、エンチャントもできない。ましてや
上級魔法のメテオなんて夢でも撃ったことはなかった。
そんなウィザードの落ちこぼれとなってしまった俺は、勉強も修行もすることもなく、
毎日空ばかり見上げていた。日が昇ってから落ちていくまで・・・
そんなある日、俺は自分の体が変化していることに気づいた。
全身の毛が濃くなっているし、2足歩行もだるくなっていた。周りのやつらもあまり近づかないようになり、
俺は一人ぼっちになっていた。だが、むしろそんなことはどうでもよかった。
魔法の使えないウィザードなど誰が相手にしてくれるだろう?
もう一人で生きていこうと思っていた。

そんなある日、やつらは突然襲ってきた。レッドアイのやつらだ。
やつらはスマグに伝わる上級魔法の秘伝の書を奪おうと襲ってきたのだ。
ウィザード達は得意の魔法で次々に敵をなぎ倒していく。
俺の出る幕などないだろう。俺は物陰に隠れてじっとその戦いが終わるのを待っていた。

しかし、何時間経とうと戦いは終わらない。何故だ?スマグのウィザードの魔法で倒せない敵など
存在するのだろうか?俺はそっと物陰から顔を出した。そこにはレッドアイでも魔法に長けている
レッドアイ魔法師というやつらがいた。やつらにはスマグのウィザードたちの放つファイアーボールが
ほとんど効いていないようだ。苦戦する仲間たち。いや、やつらはもう仲間じゃない。
俺を避けていたようなやつらだから。俺は少し気味がよかった。俺を馬鹿にし、避けてきたやつらが
苦しんでいるのをみて。しかし、俺の気持ちは一瞬で豹変した。

レッドアイ魔法師の放った魔法が俺の母親に当たったのだ。
俺は唐突に怒りに襲われた。
気づくと無我夢中で走っていた。怒りに満ちた顔は牙がひかり、いつの間にか伸びてしまった爪も
敵を切り刻まんと、鋭利になっていた。俺の爪はレッドアイ魔法師を切り刻み、牙は敵の肉をも抉り取った。

それを見たレッドアイ魔法師たちは一斉に逃げ始め、さっきまで物陰で隠れていた俺は
一瞬にして英雄扱い。もちろん嬉しかったが、さっきまで物陰で仲間がやられるのを
面白がっていた自分が情けなかった。

あとで自分が一体どうなってしまったのかを長老にきいたところ、
どうやら俺は「ウルフマン」という、ウィザードの特殊変異型になってしまったのだという。
ウィザードの中でもほんの稀に現れる現象で、その物理攻撃力は、
剣や槍をも越えるという。俺はいつの間にかスマグ最強の物理職になっていた。
俺を避けるやつもいなくなっていた。
だが・・・・
問題は山積みだ。
とりあえず、この毎日毎日伸びてくる毛はどうにかならないのか・・・
強くなっても、仲間ができても俺の悩みは消えない。


END

んー今日も駄作完成ーorz
次回は21Rsの古都の東門を壮大に書いたような表現を使ってみたいなー
あの表現のしかたで、RSの世界がすごく広く感じたからね^^
であまた ノシ

258 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/19(火) 17:18:30 [ .idYsX9M ]
姉『うおー!これは伝説のウルフマンになれる薬じゃまいかウヴァー!』
弟『姉さん事件です!』
姉『とりあえず弟のめやおkk??』
弟『マジディスカー』
姉『問答無用!滅!』
弟『うっはこの味テラヤバス』
姉『どう?うはおk?』
弟『む…っ!!こ、この感覚は…!』
姉『弟チャソ、何かチューバッカっぽいよ?おkk?』
弟『ウーキー族キター』

259 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/19(火) 17:28:02 [ ifZOkG1s ]
>>273
面白さを完全に圧縮した感じですな。普通に面白かったよ。
この雰囲気を残した次回作に期待('A`)

260 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/19(火) 17:32:43 [ ifZOkG1s ]
>>259

>>273じゃなくて>>257の小説だった…間違えた俺は馬鹿だ○| ̄|_

261 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/19(火) 17:35:40 [ x1HPIr3w ]
>>260
ありがとう。でもお願いだから下げてくれ。。。orz
変なの沸くから。。。

262 名前: 浮遊 投稿日: 2005/07/19(火) 17:42:52 [ 3wqeahoY ]
姉弟ネタを少々使わせてもらいます。

姉「たっだいま〜♪」
弟「あ〜、お姉ちゃん浮いてる〜!」
姉「ふふ〜ん♪いいでしょ〜。この浮遊靴高かったんだから♪」
弟「いいないいなぁ」
姉「それよりほら、そろそろ狩りに行くわよ」
弟「は〜い」

−廃坑B9−

姉「今日もコロかぁ…何だか見飽きちゃったなぁ」
弟「いいなぁ浮遊靴…」
姉「もう…しつこいわね…って、きゃっ!!」
クラッシュを食らった!痛恨の一撃!
姉「っ痛〜……」
弟「……お姉ちゃん」
姉「…何よ?」
弟「前から思ってたんだけどさ、コロの蹴りってすっごく痛いよね」
姉「まぁね…」
弟「お姉ちゃん、浮いてたよね…」
姉「…?…まぁね…」
弟「…浮いててあのコロに蹴飛ばされて、何で後ろに吹っ飛ばされないの?」
姉「………」
弟「………」
姉「…す、スマグ産の魔法がかかった靴なのよ、きっと!」
弟「………」

そして平和な狩りは続く。

263 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/19(火) 17:49:03 [ NMgvVJK2 ]
>>258 吹いた

264 名前: わんこの日記。 投稿日: 2005/07/19(火) 18:11:51 [ 3wqeahoY ]
…今日もいっぱい敵を狩った。
硬い敵は疲れる…。自慢の爪がすぐに痛んでしまうではないか…。
そうだ、今日の狩場で久しぶりに友達にあったな。
…あいつは毛玉を吐き出せるようになっていた。いつの間に…。
前は一緒に月に向かって吠えてたっけ…。月がどこにあるのかは知らんが。
俺は引っ掻くことと転がりまわることぐらいしかできないのに…。
そういえば、全然帰ってこない兄は今頃どうしているだろうか…。
噂では敵に乗り移ることができるようになったらしいが…。
…兄は一体何をしているんだ?

明日もまた頑張らなきゃいけないから、手入れはしっかりしておこう。
しかし…街で見かける人はやたらと光ってる物を持っているが、
俺にはそういうものがないのか?光らせてみたいな…。

とりあえず、光ることを願ってポリデントにでもつけておこう。

265 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/19(火) 18:45:33 [ uXU0P9Xc ]
>>258
笑ったw

266 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/19(火) 19:30:32 [ xyhxA15E ]
>>243-244
じっくり読ませていただきました。
ですます調が新鮮でした。
ディバインフォートレスの性能を調べて2度ホロリでした。
そんな伝説的剣士にゲーム内で出会えることを願いつつ…。

267 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/19(火) 19:33:59 [ xyhxA15E ]
>>247-249
書くペースが早くてすごいと尊敬してしまいます。
白い悪魔が誰なのか、今さらなのかもしれませんが、分かったような気が…。
アクションシーンがかっこよくて、読みながら脳裏に動画で浮かびましたよ〜。
キャラ紹介ページも楽しみにお待ちしています。

268 名前: ◆21RFz91GTE 投稿日: 2005/07/19(火) 19:56:42 [ PJRSPnWU ]

■・冬のランサー>>149-153
■・探し人>>163-164
■・もういない、誰かと私-ウィザードの唄->>192-193
■・少女-1>>211-212
■・白い悪魔−1>>222-223
■・白い悪魔−2>>247-249 

 白銀の弓兵−1


 盗賊団による詰め所襲撃事件から三時間後、ミルたちは詰め所に戻り、男に指輪を受け渡し詰め所の周辺に男の仲間たちの墓を作った。
合計で11個、その墓は”忘れられた墓”という古都の歴代の王族や庶民、傭兵など。古都で生き古都で死んでいったものたちが奉られる場所だった。
少量の雪がまだ降り続いている。降り始めてから三日と二時間、一度は止んだものの再びちらほらと振り出し、気温を再び下げ始める。
地面は凍結し、息は白く。そして何より体力を一段と奪い始める。古都の歴史上これまでにない大雪となった。記録はいまだ伸び続けているという。
「では、私たちはこれにて失礼します。」
ミルは側にあった自分の持ち物を拾い、アレンも自分の鞄を背負い始める。そして詰め所の男に一度軽く手を振り、その場を後にする。



 ザク、ザク、雪の冷たさから足を護るための皮の靴にミスリルを少し加えただけの靴が雪に音を与える。その音は深いところや浅いところ、すべるところなど全てに音を奏でた。
一面は雪景色、白化粧の中雪は深々と降り続いている。今朝方に比べればそれほどの量ではないが、既に積雪量は多いところで一メートルは有ると思われる。
そんな雪道の中を二人は歩いていく、古都を出たときとは裏腹にミルの隣をアレンが歩く。アレンは少し息を切らしながら歩き、体力に限界を感じたら少し休ませてもらった。
そんなことを続けながら二人は一路ハノブを目指す。この調子だとハノブも中々の積雪量だとうかがわせる。
「…あの、ミル。」
「ん?」
二人は顔をあわせずに会話を始める、話しかけたのはアレンだった。アレンはまっすぐ道の先を見つめ、ゆっくりとミルの歩調に合わせて歩く。
「どうしたのアレン。」
ミルも又前だけを見つめ、アレンのほうは決して振り向かなかった。アレンも又ミルの方へ振り向かずに話す。
「…盗賊団のこと。」
「…。」
ザク、ザク、音はその一定のリズムを狂わすことなく二人の会話を聞いている。アレンが少し発言に悩んで、そして立ち止まる。
「ミルは、何時もあんなふうに戦っていたのですか?」
「…。」

269 名前: ◆21RFz91GTE 投稿日: 2005/07/19(火) 19:57:08 [ PJRSPnWU ]
アレンより少し離れたところで立ち止まり、そして何も言わなかった。今までそのことに触れられなかったのがおかしいぐらいの内容である。
ミルは、あの時笑っていた。そう…まるで人殺しを楽しむかのように笑いながら盗賊団たちの命を次々に奪い、そして魂を冒涜していた。
「私には分らない、なぜミルがあそこまで笑いながらその槍で…。」
「止めて!」
ミルが突然大声を出し、アレンはその声に圧倒される。そしてアレンは冷静さを取り戻し自分が何を言ったのかを悟る。
「…ごめん。」
「…。」
言葉をなくした二人は、しばらくその場に立ち尽くしていた、数秒、数分の時間が流れ二人の頭や体、鞄などに雪がうっすらと積もり始める。
「………。」
「…え、何ですか?」
アレンはその沈黙から開放されたかのようにかすかに聞こえた言葉に反応する、アレンのほうに体を向けたミルの顔にはいささか疑問の表情がうかがえる。
「…私、何も言ってないよ?」
「え、でも今確かに…。」
再び二人の間に沈黙が流れる、そして二人は同時に何かに気がつきあたりを見渡す。一面白い雪景色の中何かを探すかのように必死で見渡した。
「…居た!あそこですミル!」
アレンが少し離れたところを指差す、アレンが指差すほうをミルが走り出す。そして雪を掻き分けて何かを探す。そしてソレは見つかった。
「アレン、ここからハノブまで後ドレぐらい!?」
「通常なら走って20分、この雪道なら速くても30分はかかると思います!」
「…そんなんじゃ持たないよ。」
雪の中から出てきたのは一人の少女だった。背中に突き刺さった一本の弓、体中に残る鞭の後、少女の体には目で見えるほどの凍傷が始まっている。低体温症と凍傷、物理的によるダメージが酷い、そう二人は判断する。
「…仕方ない、ミル。その子を担いで全力疾走するだけの体力は残っていますか?」
「何をしようとしてるか分らないけど、この際根性よ!」
ミルは左手の親指を上に突き出してアレンにそれを向けた、アレンは頷き腰から杖を取り出すと一つの詠唱を始める。
何を言っているか全く分らない単語、そして文面が次々に読まれるとアレンの足元から炎のが渦を巻き始めソレがアレンの体全体を覆う。足元には炎が輪を作り足元の雪を溶かしていく。
「行きます、走って!」
「了解!」
アレンは風の補助を自分とミルに掛け、そして自分は炎の力を借りて雪を溶かしながら疾走する。その後に続くミル。そしていまだ流れ続ける少女の体より流れる血。
白銀の世界の中で、一筋の道が出来た。


 白銀の弓兵−1
 END

270 名前: ◆21RFz91GTE 投稿日: 2005/07/19(火) 20:04:56 [ PJRSPnWU ]
うぅ、昨日はギル戦に、ネタ切れにと書けなくて申し訳。

>>251
デイリー21Rってアァタ(笑
毎日楽しみにしてもらっているのに昨日は更新できなくて申し訳。
読み手がいるって言うのは実に書いててやりがいがありますねb
感想いただけるだけで次回作をドンドンと考えちゃいますよ。

>>257
東口城門は、こうドライブ中に一服してたらふと出てきたのでそのまま
頭に浮かんだ事をそのまま書いてみました。
RSって、そういうところが微妙に表現されてない(というよりあるのか?
ところがありますから、こんなのあったらいいなぁって(汗

>>267
書くペースが早いというか、暇人というか…ただの妄想壁というかw
元がネット小説書きなので、こういうファンタジーものを考えたり
戦闘シーンは得意なんですよ、むしろ戦闘シーンで文章を持たせて
るっていうね…ちょっとした荒業をね…。

そろそろ読んでて先が読まれちゃうかなぁ…それだけが心配です。

PS:ネタ…そろそろ限界です…。

271 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/19(火) 20:17:47 [ xyhxA15E ]
>>252
これは続きモノなのですよね?
古都の政治家…と聞いて、そういや貴族達がなんか文句を言ってたなぁと思い出したりして。
物語が膨らんでいきそうな予感〜。

他のお話もそうなんですが、ゲームから話が生まれて、
その話を読んでゲーム内を新たな視点で見ることができたりと、
相互作用もこういうモノの楽しみの一つですかね〜。

272 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/19(火) 20:28:38 [ xyhxA15E ]
>>254-255
真面目書き出しだったのに…最後はそうキますかーーーっ。
チョメチョメが分からない人もいるでしょうが、分かっちゃったのでニヤついて読んでました。

>>257
後半読んでいて、なんかほのぼのしちゃいました。
知り合いの狼さんに会ったら、毛をブラッシングしてあげないとな〜とかとか。
いかん、前半はシリアスタッチなのに…これも癒し系のなせるワザかと。

>>264
わんこネタ…。これはもう、完全に吹き出しました!大笑い。
特に毛玉。この一言に尽きます。(爆)
キラリと光る白い歯が手に入るといいですねぃ。次のメンテでは…無理かなぁ。

>>262
ツッコミ系のネタも好きですw
作用反作用の法則を考えるにつけ、
大地の磁力線を魔法で強化してリニア式に浮いてるわけでもないのか…。
とか、中途半端に科学的解釈してみたりしちゃいました。

273 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/19(火) 20:29:59 [ N1HyRqFU ]
>>268-269
(*´∀`)アラステキ
行く先々で何かが起こるミルとアレンに少し同情してしまった。
相変わらず21Rさんはスゲェ!続きが気にならない訳がない!!

昨日は「デイリー21R」が休刊だと知らずにずっと待っていたのは秘密だ(笑
そして自分の暇人っぷりにビックリした。レベル上げ行ってきます。

274 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/19(火) 20:36:38 [ VSYLK51g ]

  突然で失礼いたします。
 初めて投稿させていただきます。
 文章におかしいところがあると思いますがお許しを。 川orz

 ・・・・てかこれ小説のジャンルから外れているかも。 o=Σ rz





 『アルパス地下監獄。ここは冒険者たちが集まる戦場。

  ひとたび衝突が起これば、そこには血の雨が降り、

  息つく暇もない修羅場と化す。

  剣を振りかざす戦士、 それに歩み行く巨人、 

  降り掛かる隕石、 耐える木乃伊、 飛び交う矢、 

  放たれる炎、 神に祈る僧侶、 人狼の断末魔・・・・・・』




 ・・・・・・と言う感じならなんかこうもっと―――気力が湧いてくるんだがなぁ・・・・。


 失礼。申し遅れました。私は巨人骸骨。生前の名を一旗次郎直伴と申します。

 生前、というのは一度亡くなっているからですね。
つまり我々は恨みを残して死にゆき、成仏せぬまま
鎧をまとった骸骨となってこの世へ戻ってきたわけです。

 しかし私だけは少し事情が違いまして・・・・いえ、今その話はしたくないです。 
というよりただ話す気分になれないだけなんですが。
まぁ、また気が向いたら話すかもしれません。


 そういや今は木曜日の昼ごろでしたね。なぜかこのくらいの時間帯になると・・・
招かれざる客が来なくなるんですよね。

知人は皆他の場所に移ってしまったものだから、話相手もいなくて暇なんですよ。
少しの間でいいですから私の無駄話にお付き合い頂けないでしょうか?

275 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/19(火) 20:37:18 [ VSYLK51g ]

 いきなり初めからこんなこというのも難なんですが・・・・・
ここに来る人たちの見苦しいこと見苦しいこと・・・・。

 昨日の夜、檻ごしから見ていたんですけどね、
こんな場所で飯を食うと言い出して座り込む輩がいるんです。

それだけじゃないですよ。
やたらと連れに話しかけて迷惑をかけているのがいれば、
いつの間にか誰かさんが人様のすみかで露天を開いてたり・・・・。

ここが何処だかわかっているのでしょうか? 
誰か入り口に警告の看板でも立ててくれれば少しはマシになるかな・・・・・。


 いやそりゃ私だって、目をぎらつかされて剣やら槍やらで襲われるのは・・・・・正直嫌ですよ。
この前なんか恋人の仇とかなんかで、名も知らぬジャイアントさんが犠牲になっていたし・・・・。

でも急にどかどかと入ってきたと思ったら、突拍子もないことをしだして、
他の人に散々迷惑かけているところを毎回毎回見させられるのは・・・ねぇ・・・・・・。

幽霊になったとはいえども人の魂、情はまだありますから、
そういうものを見てあまりいい気分はしませんねぇ。


 まあ、そうやってサボる人がたくさん来てくれたおかげで、
私の旧友ハイジャイアントのガイさんが一月前に晴れてキクロップスに
ランクアップできたわけですが。そういえば彼はこんなことを言っていたなぁ・・・。


「腹の立つ奴がいたら蹴り殺してやりゃいいんだ。
 なに、そうゆぅおつむがイカレてる奴ほどこういうところに来たがるんだって。」


・・・・・まあそういう意見もあるということです。



―――そういう・・・・意見がね。




・・・・ねっ。









(誰か察してくれないだろうか・・・・)

276 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/19(火) 20:37:59 [ VSYLK51g ]

 そうそうあれを忘れていた。あれですよ、あれ。あのーなんて言ったかな・・・・・・
まあいいか。しゃべっているうちに思い出すでしょう。

 ろくに戦おうともせずに、殺されたモンスターが落としたアイテムを
ひたすらかき集めている人がいたんです。それも他職の装備品まで。

実は殺した時に落ちるアイテムって、
そのモンスターがたまたま拾った物であることが多いんです。


 誰かの拾い物ををまた拾って、それも使うのならまだしも使わないものまで。
みっともないったらありゃしない。

生前のかすかな記憶から察するに、そういう物は誰かに売って金にしてしまうんでしょうね・・・・・・。 
かわいそうに。金のほしさのあまり頭がおかしくなってしまったんでしょう。

でなけれはよっぽど商人魂が強いのか・・・・・


 思い出した思い出した。あれってブーンって言うんですよね確か。
・・・違ったかな?まあいいや。

名前つけた人、いいセンスしてますよね。アイテムを探して、
まるで飛び回ってるところが「ブーン」って感じで。

そう思いません? ・・・思わないか。



 そろそろ来る頃かな? さて、私は戻るとしますよ。

こんな余計な話に付き合ってくれてありがとうございます。
また暇になったらここに来ますね。では。









 ・・・・・・・「俺様Tueeeeeeeeeeee!!!!!!!!」


 『今日もアルパスでは戦場の叫びがこだます。

  剣を振り回し迷走する戦士、 それに狙いをつける巨人、

  降り掛かる燃やした発泡スチロール、 包帯にさえ燃え移らない木乃伊、

  飛び交う叫び、 放たれた炎に焼かれ死にゆく紙、

  それでも紙に祈り続ける僧侶、 そして・・・・・・勇者の断末魔が、 今日もこだます・・・・・・』

277 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/19(火) 20:45:54 [ VSYLK51g ]

 皆さんすばらしい作品ばかりで、
 いつも楽しく読まさせていただいています。
 私も挑戦しようと思って今回の書き込みに
 至ったわけですが、改めて読んでみると・・・・・・


 駄目だ・・・こんなの小説じゃない。
 川orz

 モンスターの独り言になってる・・・・

 嗚呼もう、ぬるぽ・・・・
 o=Σ rz

278 名前: ◆21RFz91GTE 投稿日: 2005/07/19(火) 21:17:06 [ PJRSPnWU ]
>>273
はっはっはw
デイリーじゃなくなっちゃいましたね、残念です。
自分もそろそろLv上げないとなぁ…。

>>274-277
Σd(дゝ)グッジョブ
いやいや、お手並み拝見、そして新しい視線からの内容でとても面白かったですよ。
思い起こせばアルカンは傍若無人、無法者の巣窟ですね。(なんで初心者とか居るんだろう。
次回作、あれば楽しみにしてます。頑張ってくださいねb

279 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/19(火) 22:36:16 [ VSYLK51g ]

 >>278
 21Rさんから直々の感想が・・・・
 ありがとうございます。
 またネタが思いつき次第書こうと思っています。

 21Rさんも頑張ってください。次回作楽しみにしています。





 (21Rさんから感想がきたから驚きましたよ・・・・ by 一旗)

280 名前: 258 投稿日: 2005/07/19(火) 22:44:51 [ .idYsX9M ]
>>272に評価して貰えなくてちょっと(´・ω・`)ショボンな俺ガイル
まぁ、SWネタだし2ch用語使ってるし変なのって思われてるみたいだからいいか…いいか…

面白いって言ってくれた人アリガト

281 名前: 258 投稿日: 2005/07/19(火) 22:45:16 [ .idYsX9M ]
sage忘れたorz

282 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/19(火) 23:02:09 [ 6nUVMz8k ]
>>274-277
いまのとこ俺の中ではNO1。良かったよ

283 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/20(水) 00:08:22 [ .idYsX9M ]
BISが悲鳴を上げる。
相手側の戦士が無慈悲にも巨大な剣を振り下ろす。
瞬間的に目を背ける。

油断していた。まさか戦士が1人で乗り込んでくるとは思っていなかった。
ギルド戦には慣れていたつもりだったが、却ってそれがいけなかったのか。

意思に逆らい瞼をこじ開ける。
BISは肩口に大きな裂傷を負い、噴き出した血の海に倒れていた。
乗り込んで来た相手戦士相当なてだれである事が容易にわかった。
同時に恐怖に襲われる。必死押さえ込むが、押さえきれない。

相手戦士が空で剣を薙ぎ、べたりと付いた血液を振り払う。
こちらに体を向ける。冑の間から目が覗いていた。その目は笑っていた。

怒号と共にこちらのメンバーが戦死に一斉攻撃を仕掛ける。
アーチャーは火矢を放ち、Wizは攻撃魔法を詠唱する。
しかし、戦士はこちらを恐れる事なく突進してくる。
ここは俺が止めるしかない、俺は相手に向かって駆ける。

ガキリと金属同士がぶつかり会う音が響き渡る。
「皆!攻撃の手を休めるなこの戦士に集中砲火だ!」
そう叫び、再び相手と睨み合う。
剣の手を緩めれば致命傷になりかねない。だが、いつまでもこうしている訳にもいかない。
戦士は後衛の攻撃を受けるものの、一向に体力は減らない様だ。
このままでは埒が明かない…そう俺が考えていた時だった。

「相手本隊がこちらに向かってきます!」
こちらの斥候の悲鳴とも似た叫びが響き渡る。
このままこの戦士に構っていては、全滅は明らかだ。
「皆、散らばれ!生き残れ!」
咄嗟に叫んだ。俺以外のメンバーが散らばり、周辺からいなくなる。
「(これは勝負をするしかないかもしれない…)」
このまま膠着状態が続いても、相手本隊がここに到着すれば俺はすぐに倒れるだろう。

284 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/20(水) 00:09:00 [ .idYsX9M ]
「勝負だっ!」
俺が叫び、剣を高く振り上げる。
相手は笑い、軽々と剣を受け止めた。そして、逆に俺の腹へと重い一撃を叩き込む。
衝撃と共に鈍痛が全身を襲う。攻撃を直に受けた鎧が変形していた。
「うっ…」
俺は衝撃に呻き、体制を崩す。そこに再び戦士の一撃が入った。
腹に冷たい感触が伝わる。
相手の剣が鎧を貫通し、横腹を切り裂く。
血液が溢れ出し、火のように熱くなる。
悲鳴を上げて俺は倒れた。ショックのせいなのか、腕にも足にも力は入らなかった。
冷静さを欠いた俺は、この状況を散らばって相手側とゲリラ戦を交えているであろう
仲間に伝える事すら忘れていた。

ひゅうひゅうと荒い息をしながら鎧を見ると、自分の血でべっとりと赤く染まっているのが見えた。
見上げると相手戦士がこちらを見下ろしていた。
ただニヤニヤと笑い、苦しんでいるこちらを見ていた。
ショックと失血のせいで意識が朦朧とする。目の焦点が怪しくなる。

『ギルド戦終了まで残り1分です』

アナウンスが流れた。
すると相手戦士はもう終わりか、とでも言う様な顔をして宙を見上げた。
「雑魚なんて相手にしてらんねーな」
そう呟くと、相手はもう一度うずくまっている俺を見た。
そして俺の頭に蹴りを入れた。
その瞬間俺は意識を失い、闇に身を委ねた。


−−−−−気が付くと古都に降り立っていた。
治療師のおかげで傷は塞がっている。
続々と仲間が降り立つ。皆口々にお疲れ様と言う。

そういえば勝敗はどうだったのか。聞こうと思ったら皆集合場所に移動したようだ。
古都の喧騒をバックに駆け足で俺は向かう。




おしまい。
意味不明だけど許してね。

285 名前: ◆21RFz91GTE 投稿日: 2005/07/20(水) 00:27:01 [ PJRSPnWU ]
>>283-284
Σd(дゝ)グッジョブ
ギル戦を舞台としたお話し、戦闘シーンが好きな自分としてはかなり面白かったです。
文脈もきちんとしていて読みやすかったですし、何より状況を事細かに書いてあったのが
素敵ですb
この調子でどんどん良作を投稿してくださいねw

さて、本日二発目…いくかな。

286 名前: ◆21RFz91GTE 投稿日: 2005/07/20(水) 00:30:24 [ PJRSPnWU ]
■・冬のランサー>>149-153              ■・白銀の弓兵−1>>268-269
■・探し人>>163-164
■・もういない、誰かと私-ウィザードの唄->>192-193
■・少女-1>>211-212
■・白い悪魔−1>>222-223
■・白い悪魔−2>>247-249 


 白銀の弓兵−2


 二人が走ること10分、風のような速さで疾走し、古都からハノブまで一つの雪道を作りだして走ってきた二人はハノブの宿屋の一室に居る。
道中で見つけた瀕死の少女の治療と看病、医者の到着を待ちながら応急処置を施していた。
「その背中の傷はどうなのアレン君。」
「…それほど深くはありませんが、浅くもありません。肺に到達してなかっただけ救いとしましょう。背中の傷口は私の力でもなんとか処理できます。ただ…。」
「やっぱり、凍傷と低体温症ね。」
「えぇ、この二つばかりは時薬ですね。ですが傷口もちゃんと医者に見てもらうのが適切な判断だと思います。…時にミル。」
「ん、どうしたの?」
アレンは、この宿屋について少女の治療を始めたと同時にいつ聞こうと我慢していた事があった。感触は布のようなもの、厚さは光を通さないぐらい。
「なぜ私は目隠しをされているのですか?」
アレンは目隠しをつけたまま少女の看病に当たっていた、アレンの言葉にミルは少し呆れ顔でため息をついた後アレンの頭を軽く叩く。
「…ふ〜ん、アレン君ってそういう趣味があったのね。」
少し意地悪そうに言葉を選んでミルは楽しそうに発言する、そしてその言葉の意味が全く分らないアレンは目隠しをされたまま首をかしげる。これは備考だが、目隠しの上から眼鏡が掛けられているのは当の本人、アレンも気がついてはいない。
「…ミル、趣味とは?」
ミルは少女に毛布をかぶせ、部屋の温度を上げるために暖房器具の暖炉にまきをくべる。腰を落としたまま薪を暖炉の中に放り込み一言。
「アレン君のロリコン。」



 少女をミルとようやく到着した医者に任せるとアレンは町へと買い物に出かけた、これからの旅に必要になりそうなもの、薬やこれからの季節、さらに寒さが厳しくなる事を考えて断熱材と簡単な保存食、そしてミルからの言い伝えで少量の服を買っていた。
「あらお客さん、変わった趣味してるわねぇ〜。」
「ははは、連れの服ですよ。」
「連れねぇ〜、それにしてはずいぶんとサイズが小さいと感じるのは私の気のせいかしら?」
「…お会計いくらですか?」
店員に散々冷かされた後、話を強制的に終了させるべく会計に話を進める。周りに居る女性客からもすこし白い目で見られ、本人はとても不快感を抱いていた。
顔を真っ赤にしながらお金を払う姿は周りから見ればソレ相当の笑いものだろう、アレンは会計を済ませるとすぐさまその店から足早に外へと出た。
「ミルもミルです、何故私に女性用の服を買ってこさせるのでしょう…。」
つかつかと早歩きになりながら両手に袋、両脇にも袋、さらに首からも袋を掲げてハノブの町を歩く。その姿はやはり目立っていたが本人はミルに一言、なんでもいいから一言文句を言わないと気がすまないらしく、その言葉を考えるだけでいっぱいだった。
「おっと、忘れるところだった。」
アレンは渡されたメモ用紙の二枚目を取り出してその書かれている内容に目を通す、そして自分の血が引いていくような音を感じてやどのほうへと歩き出す。
「…これは、無理です。」

287 名前: ◆21RFz91GTE 投稿日: 2005/07/20(水) 00:31:10 [ PJRSPnWU ]
 「ミル、帰りました。両手がふさがっててドアが開けられないので開けて頂けますか?」
少し不満そうな声でそういうと、中から明るい声でミルが答える。
「あ、お帰りなさい。でも少し待っててくれる?」
「人に買い物を頼ませておいてこの仕打ちですか、そうですか。」
完全に怒り出したアレンは少し怒鳴り声でドア一枚先のミルへと文句を言った、しかしミルはまるでそうなるだろうと予想していたのか、次の言葉を付け足した。
「女の子の着替え、そんなに見たい?」
「…ごめんなさい。」
「分ればよろしい。」
してやられた、そうアレンは敗北したとその瞬間に感じた。重い荷物を持たされたままドアの前で待つこと二分、ようやくそのドアが開けられてミルが申し訳無さそうに両手を顔の目の前で合わせ、片目をつぶった。
アレンは一つため息をついてからその重たい荷物と一緒に部屋の中へと入る。その中にはスースーと寝息を立ててベッドの上で毛布を二重、三重にかぶせられた少女の姿があった。
「…大丈夫、みたいですね。」
「えぇ、先生の話だともう峠は越したそうよ。後は時薬だって。」
テーブルの近くに荷物をいくつか降ろし、自分も着ているコートを脱ぎ椅子へ折りたたんで掛けた。マフラーを外してコートの上にかぶせ、ポケットの中からメモ用紙を取り出しミルへと突き出した。
「…これは無理です。」
「あはは、やっぱり?」
「当たり前です!私はこう見えても男なのですよ!女性の下着など買える筈がないでしょう!」
アレンは顔を真っ赤にしてメモ用紙をテーブルに叩きつける、バンと大きな音が鳴りミルがその音に少しビックリして左手で後頭部をかきだす。
「ごめんごめん、でも私のじゃないんだよ?」
「分ってます、そこで寝ている少女に着せるためでしょ。」
アレンはもう一つため息をついてベッドで寝ている少女に目をやる、黒い髪の毛でまだ幼い顔立ち。身長はミルの胸あたり。大体15歳ぐらいのいたいけな少女である事がはっきりと分る。
「でも、何故あんなところで倒れていたのでしょう。」
「それは分らないわ、古都に用事があった…もしくは一人旅の途中に行き倒れになった…他にも選択肢はあるけど…。」
ミルも少女のほうへと目線を移動させる。椅子を引いてゆっくりと腰を落とし、アレンは側にあったコーヒーカップを手に取る。その中には温かいコーヒーが入っていた。ミルがソレを見ると自分のカップを取り出してポットからコーヒーを入れた。
「…買い物の途中で、ベルさんの情報が無いかどうか少し調べましたが…何も情報はありませんでした。」
「そう…。」
アレンはカップを口元に運びコーヒーを少しだけ啜る、程よい苦さが彼の舌を堪能させ彼を満足させる。変わってミルはその中に砂糖とミルクを少量入れスプーンでよくかき混ぜ、程よくミルクで冷めたところで一口啜った。
「これから、どうするのですか?」
「…まだ何も…ただ、私たちみたいな旅人がこの町で一服入れているのを見つけて情報を手に入れるしかないでしょう。それまでお金もないし、古都にはまだ戻れないし…。」
「…そうですか。」
アレンは椅子から立ち上がり、窓の側にまで来るとカーテンをシャっと開ける。外は相変わらず雪が降り続け、このハノブの町もかなりの積雪量を観測している。窓ガラスが曇っているところを自分の手で少しふき取り外の様子をまじまじと見つめる。
窓に自分の左半分の顔が映り、その後ろのほうでコーヒーカップを手にとって椅子に座っているミルの姿が映った。そのすぐ後ろでは少女が小さな寝息を立ててぐっすりと眠っている。この日も雪は降り止む様子は無かった。


 白銀の弓兵−2
 END

288 名前: ◆21RFz91GTE 投稿日: 2005/07/20(水) 00:34:09 [ PJRSPnWU ]
昨日休んじゃったので、その分も踏まえてダメ文を必死こいてました。
アレですね、自分で言うのもなんですが…アレン君ヘタレ杉。

キャラクター紹介の件ですが、もう少し待ってください;;
紹介文で、下手な事書くとネタバレしちゃうので少し悩んでます。
というより…身長体重、3サイズまで居る?

PS:Lv…あがりませんでしたorz

289 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/20(水) 00:59:08 [ U16VDcPI ]
>>274-277
(*´∀`)アラステキ
いい!すごくいい!!アルカンがうまく表現されている。
次回作にも期待してます。

>>283-284
(*´∀`)アラステキ
なるほどギルド戦はこんな感じなのか。
自分はギルド戦に興味が無かったから知らなかった。恐ろしいなぁ。
今度どこかのギルドに入ってみようかな?

>>278
デイリーじゃなくなってしまったので呼び名を「日刊21R」に脳内変換させて
もらいますね。
全く変わって無い気がするのは、気のせいです。苦情は受け付けます。

4時間近くやってLvが2しか上がらなかった....orz
完ソロでダラダラ狩ってたら効率よくないね。やっぱり。

290 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/20(水) 01:28:29 [ 6CvRGuFI ]
自分は>>258みたいなネタ好きだな。
>>254-255のネタも、最初はわからなかったけど検索して噴いた。
元ネタわからないと調べてでもわかりたくなるのはこのスレの魔力ですか?

数日かけて削ったり付け足したりして書いてたら>>257と被ってしまった…。
あとこのスレで私的に好きな作品を意識してるのバレバレ。
これって自粛すべき?(´・ω・`)

291 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/20(水) 01:32:53 [ U16VDcPI ]
>>286-287
(*´∀`)アラステキ
いや〜まさかアレン君がロリコンだったとはねぇ.....
ってかアレン君は萌えキャラだったんですね。
顔を真っ赤にしながら女物の服を買ってるアレン君に少し萌えた。
ということでアレン君のスリーサイズは必須ですね(笑

さっきのヤツにこの感想書き忘れて書き込んじゃったよ.....orz
何やってんだオレは。夜中は注意しないとだめですね。
罰として装備全部外して古代ヴァンパイアに挑んできます。

292 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/20(水) 07:12:22 [ /KAgySVQ ]
俺は、誰もこない通りでひっそりと露店を開いている。来る日も来る日も儲けはほんの
僅か。それでも、幾人かはここで露店をしていることを知っていて常連というのもおかしいが、そのおかげでなんとかやっていけている。
 俺は、いつものように人通りの少ない場所で露店を開いていると一人の旅人風の男が
通りかかり、話しかけてきた。
「おや?こんなところで露店ですか?珍しいですねぇ」
俺は、一目でBISだと知るとすこしテンションが下がったが(BISはお金をあまり持ってないことが多いから)それでもお客には違いないと丁寧に応対した。
「ええ、まぁ。何か入用ですか?」俺は、BIS用に青POTでも並べようかと
準備にかかった。「今日、フルチャージPOTが入ったので並べますね。」
「いやいや、いいんですPOTなら十分ありますから」
・・・ちぇっ、冷やかしか・・・そう思ったが、特に気にはしなかった。
「これから、どちらへ?」そのBISはPTを組んでないようだった。ソロ狩だろうかとも
思ったが、それにしては装備が貧弱でその格好ではここら辺りでは苦労する事は目に見えていた。 
「あぁ、不思議に思われているんですね。何故BISが一人でこんなところをうろついているのか。」
「いやあ、そんなことはありませんよ・・・」図星だった。
「実は、迷ってしまって・・・お恥ずかしい話です。ここから、古都はどれくらいですか?」
・・・なんだ、迷子なのか・・・。
「古都?だいぶ遠くまできましたね。ここは、ビスルという街の近くですから。」
「ビスル?そんなところまで来てしまいましたか・・・。」
「早めに帰ったほうがいいですよ。ここのMOBは硬くてマズイ。」
「そうする事にします。それはそうと今、ちょっとある物を探しているのですが・・・」
「なんでしょうか?ないものなら売れませんが?」金は持ってるんだろうな?とは
聞かなかった。
「CP効率付きの首ものか、マント系なんですが。」 
「効率ものですか・・・難しいですね。」あるにはあったが、とても初期装備の旅人に出せるような金額ではなかった。「何%くらいですか?」
「大体70%↑で探してます。」さらっと言ってのけた。
「70↑!?それくらいだとかなりしますよ?」このBISは・・・。初心者か?
「そうなんですか・・・お金はあまり持ってないんです。」
俺は、やっぱり冷やかしか、と思った。次の瞬間・・・
「実は、ちょっとした足物を持っていまして・・・」そのBISは汚い使い古した感じの靴を目の前に差し出した。こ・・こ・・これは!!俺は、目をみはった。
大道無門だった・・・。かくいう俺も実物を見るのは初めてで、出かかる手を押さえるのに必死だった。まさか、こんなところで大道にお目にかかれるとは。
俺は、随分まえに捨てた筈のレアハンターの血が沸々とたぎってくるのを感じていた。こんなに熱くなるのは随分久しぶりだった。手に・・・入れてみせる・・・!!今では、こんな場末の露天商をしているが、俺も若いころは、古都はおろかアリアンにまでちょっとは名の知れたレアハンターだった。今でも、そのころのことを覚えてくれている古い馴染みがたずねて来てくれるから商売が成り立っていると言ってもよかった。
「これは珍しいものをお持ちですねぇ。」興奮に震えそうになる声を必死に抑制し
搾り出した言葉がこれだった。
「そうなんですか?知り合いがいいものだと言っていたので・・・」その旅人は、その価値を全く知らないみたいに言った。
いや、ただとぼけているだけかもしれない・・・気を付けなければ・・・。
「それで、これをCP効率と交換したいのですね?あぁ、そうだ、お客さん運がいい。
それなら、ちょうど今いい物がありまして・・・」俺は、一気にゴールを目指した。
焦りすぎたかもしれない。いや・・・案外いけるか・・、そう思った。
俺はこの大道を手にし、アリアンあたりでUアイテム専門の露天商に返り咲くことを一瞬
夢に描いた。これを、手にすることはそのための一歩・・・。懐かしいかな・・・ソルティで狩りに明け暮れる毎日、持ちきれないほどのレアアイテム、神装備で固めた全身、そしてUゲット・・・。かつての輝かしい日々が次から次へ思い出されてきた。俺は、あの場所に戻れるかもしれない。この大道で・・・!!

293 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/20(水) 07:13:28 [ /KAgySVQ ]
「あのう、それで・・・?」
俺は、そう聞かれ始めて自分が少し幻想に迷い込んでいたことに気づいた。
「ああ、これはいい物ですよ。私なら、1億くらい出しますね・・・。」
「一億!?ですか?」そのBISはやはりなにも知らないようだった。イケる!確信に似た思いを抱いた。俺は、そのときすでに場末の露天商ではなくなっていた。俺は、俺自身に戻りつつあると感じていた・・・。
「ええ、値段を付けるなら一億です。まぁ、実際には1億の価値のものと交換と言う形になりますが・・・。どうです?CP効率75%のレザーカラーと交換しませんか?」
「・・・ちょっと待ってくださいね・・・。」かなり戸惑っているようだった。
しばらく無言で待った・・・。俺は、今までの経験から相手はこの取り引きを拒絶できないと確信していた。一億の価値を正確に見極められる人間はそうはいない。
まして、奴の欲しかったものが目の前に現実にあるではないか・・・!このレザーカラーは
確かに大道と比べれば見劣りするかもしれない。だが、いつでも手に入るというものでもない。欲しいときに欲しい物が手に入るという甘い世界ではないのだから・・・。だが・・・。
もう少し押しが必要か・・・?

 そのとき一人の常連が通りかかった。よく良品を手に入れては自慢しに来る奴で、
嫌いではなかったがあまり好いてもいなかった。彼は、一通りこのやり取りを遠くから
聞いていたらしく、いきなりこう言い放った。
「お、また何も知らないルーキー相手にボッタクリですかぁ?旦那」
俺は、一瞬でマズイと感じた。しかしここであからさまに怒鳴っては、自ら騙そうと
していたことを認めるようなもの・・・。俺は、しばらく考えちょっとした芝居をうつことに
した。
「よぉ、相変わらず冗談が好きだなぁ。今日はなんのようだ?また、例のあれか?」
「いやね、通りがかったもんで。お?大道?ほぇーこりゃたまげた。」
マズイ・・・。俺は、大道が段々と遠ざかっていくのを感じていた。それは、まるで手に掬い上げた水がいつのまにか零れ落ちていくような・・・。そんな感じだった。俺に止める事など
できない・・・。だが・・・。
「今ちょっと取り込んでてね。また後できてくれないか?」俺はできるだけ、何気ない口調を努め奴に話した。
「大道と何を交換?」だがいきなり、奴はそのBISに話しかけた。
「CP効率75%のレザーカラーです・・・。」
彼もやはりさっきの言葉が気になるのか不安げに答えた。
俺は、この時点でこの交渉は100%ダメだと思った。もう少しでうまく行くはずだった俺の夢・・・。こんな奴に・・・。しかし、次に奴は信じられないことを口にした。
「大道とCP効率75%ねぇ・・・。まぁ妥当ってとこだな。あんたもBISならいい買い物だよ。これからも頑張りな。」
俺には、その言葉が信じられなかった・・・。

その奴の一声が功を奏したのか、取り引きはうまくいった。俺は大道を手にし、
また一流の露天商を目指すことを心に決めていた。それにしても、奴はなんであんな事
をいったのだろう。奴くらいのLvなら、この取り引きが不当とは言わないまでも妥当でないことくらいわかっているはずなのに・・・。
俺はその夜久しぶりに奴を飲みに誘った。

「だけど、なんであの時あんなことを言ったんだ?」俺は、少し酔いながらやつにそう切り出した。
それを聞くと、奴は急に真剣な顔で話し出した・・・。
「なぁ旦那・・・。俺は、みんな何か少し足りないんじゃないかって思うんだ。自分に必要な
何かが・・・。そりゃ、みんな自分はこれでいいですよって顔しながら日々を生きてるよ。
でも、やっぱり何かを失くしたり、何か足りないって・・・そう感じてると思うんだ。で、旦那は、それが大道だった・・・。俺は、あの時遠くから見ていてなんとなくわかったんだ。それだけだよ・・・。」
「そうか・・・。」
俺は、それ以上何も言えなかった。こんな辺境で露店を開いてる間に、
心まで錆ついちまったらしい・・・。そう思うとやけに切なかった。

「で?お前は何が足りないんだ・・・?」俺は、答えの見つかりそうにない質問をした・・・。

「20Mかな・・・ジムモリ破産で・・・。」

俺は、20Mを奴に手渡すと妖精のマントを着込みブリッジヘッドを目指した。
大道は、きっかけに過ぎない・・・。だが、きっかけってのは大事さ・・・。そうだろ?
                       
「ハードボイルドな露天商」終

294 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/20(水) 08:46:09 [ x1HPIr3w ]
21Rみたく、長編書いてみたいけど、俺の気の長さと丁寧さからいって
長編は無理だ。。。。あと読者の混乱招くしね。
てなわけで、短いSSでさらに壮大さを表現できるように書いていこうかな

295 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/20(水) 09:06:23 [ Fv6VmyTg ]
勢いだけで初投稿します。お目汚しスイマセン。
(*´∀`)アラステキ さんが天使物ご所望のようなので投下させてもらいます。


かつて私には天空を舞う翼があった。


火の神獣の力の象徴たるRedStone。
護衛天使であった我が友を亡き者にし、『奴』は奪っていった。
探索のため、戒めのために同胞が次々と翼を折られ堕ちていく中、私は自ら翼を折った。

『奴』を追うために・・・・

地下界の時間でもう500年以上前の話だ。


共に堕ちた仲間の多くは人に姿を変え、地下界の人間を使い探索させようとしていた。
だが私はこの姿を捨てる気にはなれなかった。
友と同じこの姿で『奴』を討つ。それしか頭になかった。

そんな私に仲間達は呆れ、次々と離れていった。
だが私は気にしなかった。むしろ助かったくらいだ。
友の仇討ちを誰にも邪魔されたくはなかった。

296 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/20(水) 09:06:57 [ Fv6VmyTg ]

長い探索の末、人間達が作り上げた機関「レッドアイ」の秘密基地の存在を私は知った。
そこなら数多くの情報が集められるだろう。逸る気持ちを抑え、道を急いだ。

私には驕りがあった。残された聖なる力をいくつも限界まで引き出していた自信から、
なんら警戒せず突入したのだ。たった一人で。

邪悪な意思により作り出された骨人像、狂信により人とは思えない力で襲い来る信望者共、
侵入者を排除しようと迫る所員の残党達。
今まで独力で切り抜けてきた私も傷つき、振り切るのがやっとだった。

通路の影に身を隠し、少しでも回復を計ろうとした私の前に、信じられない物が現れた。
デーモン。地下界でもめったに見られない上級悪魔だ。元々人間の施設になぜこんな奴が?
『奴』からRedStoneを奪おうとしているのだろうか?

息を殺し通り過ぎるのを期待したが、戦闘のためさらに開いた翼の傷から流れる血の匂いを嗅ぎ付け
デーモンは振り向いた。おぞましいニヤリとした顔で。
精も根も尽きかけていた私は冥府で友に詫びる言葉を捜しつつ、眼を閉じた。

297 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/20(水) 09:07:32 [ Fv6VmyTg ]

巨大な落下音と金属音で私は再び眼を開けた。
見ると地下だというのに隕石が降り注ぎ、四方八方から槍が矢が剣がデーモンに突き立っていた。
数多の怒号と血飛沫が舞った後、デーモンは断末魔を上げて崩れ去った。

「無事なようだな?兄弟。」
浅黒く日焼けした顔に真っ白な歯を覗かせ、1人のビショップが笑った。かつての同胞だ。
「こんな所に1人でか?無茶にもほどがあるぜ。」
巨大な斧を担いだ戦士が呆れ顔でつぶやいた。
「・・・・余計な手間をかけさせたようだな。すまん。」
「ちょっと待って、『復讐の堕天使』さん。」
立ち去ろうとする私の背中に弓を持つ彼女の言葉が刺さった。

私はずっと1人で魔物を屠ってきた。よほど恐ろしい形相で倒していたのであろう。
いつしか冒険者達に『復讐の堕天使』の名で知られるようになっていた。
私の事を知る数名の同胞が漏らしてしまったのかもしれない。

「1人では厳しいでしょ?どうです?一緒に・・・」
「その名で私を呼ぶなら、私の事は知っているはずだ。どういう男かということを。」
「まぁ待てって、兄弟。あんたが人間嫌いなのはよく知っているけどよ。」
ビショップが頭を掻きながら続けた。
「あんた、ずっと1人だったんで人を見る眼が曇っちまったんじゃないかい?」
「なに?・・・」

298 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/20(水) 09:08:00 [ Fv6VmyTg ]

「あんたが嫌っている欲に目が眩んだ連中はここには1人もいないぜ?だいたいあんた、
ここに来るまでどれだけの冒険者に会った?そんな奴らは墓か神殿に篭ってるさ。」
「・・・・・」
目の前にいる数人を私は改めて見た。
確かに欲望に曇ってはおらず、強い意思がその目にはあった。
「今ここにいるのはRedStoneと『奴』に人生を狂わされた者ばかりだよ。兄弟、俺やあんたを含めてね。」
「・・・私も悪魔への復讐のためにここにいます。」
先ほどの娘が語りだした。
「でも確信に近づくほど敵は強くなっていく・・・。1人の力では限界があります。あなたにも解ったでしょう?」
「傷を舐めあいながら生きていけ、というのかね?」自嘲気味に私は答えた。

「あーもうこのオッサンは!俺の何倍も生きているくせにガキみてーにウダウダと!!」
突然私の胸倉をつかみ戦士は怒鳴った。
「傷の舐めあいでもいいじゃねぇか!それで悪魔どもをぶっ倒せるならいくらでも舐めてやらぁ!
それが悪いことかよ?あぁ?!」
「おいおい、落ち着けって」慌てて間に入るビショップ。
「すまんな。こいつもいろいろあってな。それに・・・・」
「それに・・なんだ?」
「あいつの仇をとりたいのは兄弟、あんただけじゃないってことさ。」
まだ若い戦士の言葉と不器用にウインクした彼の顔が、冷え切った私の心の氷をいくばくか溶かした気がした。
「あなたのその力、貸していただけませんか?『復讐の堕天使』。」
まっすぐ見つめる彼女の瞳。ふと、友が心の中で笑ったような気がした。やれやれ、という表情で。

299 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/20(水) 09:09:22 [ Fv6VmyTg ]

「フフッ フハハハハハ」突然笑い出した私に皆は驚いたようだ。
私自身も驚いた。声を出して笑うなんて数百年ぶりのことだ。
「いや、すまん。別に君らを侮辱しているわけではないさ。負けたよ。私の力どこまで役に立つかは解らんがね。」
「それじゃあ!」満面の笑みを浮かべる彼女。
「一つだけ条件がある。」 「このオッサンまだいうか。」
「黙ってろ若造。話は最後まで聞け。その字名で私を呼ぶな。私にも名はある。私は・・・・」


「奴」の足取りは未だつかめない。
きっと何処かで我々をあざ笑っているのだろう。

だが私はあきらめない。必ず「奴」を追い詰める。


かつて私には天空を舞う翼があった。
そして今、私は地を駆ける翼を手に入れたようだ。

『仲間』と言う翼を。



フランデル大陸にRedStoneを持つ悪魔が倒されたという噂が広まったのはそれから数年後の事であった。

   〜END〜

300 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/20(水) 09:13:22 [ x1HPIr3w ]
んじゃ廃坑B9でも書いてみようかな

いつもの中のいいPT。いわゆる固定PTといわれるやつだろうか。
剣士の俺とビショップ、アーチャーの三人で今日も見知らぬMAPの探検をしていた。
今日の目指すところは、ハノブにある鉱山の最下層付近。ここには、とんでもない”化け物”が
棲みついているという噂を聞いてたので、三人で討伐に向かうことにした。
ハノブの鉱山というのは、昔鉄鋼石を採掘するために掘られたそうだが、
何かの変異によって大量の強いモンスターが棲みついてしまったらしい。
しかし、俺たちのPTは今までいかなる敵にも臆することなく向かっていった。
その自信が、廃坑の”化け物”に挑む糧となっていた。

鉱山の敵は、今まで強い敵と戦ってきたせいか、大して強くはないと感じた。
むしろ、弱かったくらいか。。しかしさすがに長年掘り続けた鉱山だけはある。
なんといっても道が長い。B9につくまでに3時間はかかっただろうか。

ようやくの思いで目的地に着いた俺たちを待っていたのは、まさに”化け物”だった。
体長およそ5Mはあるであろう巨人がそこにはいたのだ。
その”化け物”は俺たちのPTを見つけるとすぐに襲い掛かってきた!
”化け物は”見た目とは異なるすばやい動きでアーチャーに蹴りかかった。
普段はちょっとした攻撃でも大したダメージを受けないアーチャーが”化け物”
の一撃で吹っ飛ばされ、かなりのダメージを負ってしまった。
まずい!!一瞬でそう判断した俺はその”化け物”を挑発した。もちろんわざとだ。
モンスターというのは、以外にもプライドが高く、挑発をされるとすぐに頭に血が上る習性
があるからだ。

301 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/20(水) 09:48:52 [ x1HPIr3w ]
俺の挑発によって頭に血が上った”化け物”はすぐさま俺に蹴りを入れてきた。
俺は自慢の盾をしっかりと構えてやつの攻撃に備えた。
”化け物”の蹴りをその盾でしっかりと受け止めることができた。しかし、
さすがに体長5Mほどはあると思われる”化け物”の蹴りは強い。
盾を持っている手がジーンと痺れていた。「耐えられても5,6発ってところか。。」
俺はそう悟った。

不意に背後から何かの気配を感じた。矢だ。
さっきまで倒れていたアーチャーが”化け物”に向かって矢を放っていた。
ビショップの祈りによって回復したようで、すばやい動作から大量の矢を撃ち放っていた。
と、またもや”化け物”がアーチャーに向かって攻撃をしかけようとする。
俺はとっさに”挑発”をした。この挑発により、盾を持たないアーチャーの被弾は避けられるようだ。
俺が”化け物”の攻撃を止め、その隙にアーチャーが攻撃をする。傷ついた俺をビショップが回復する。
この一連の流れでついに”化け物”を倒すことができた。
時間はかかったものの、倒し終わるとなんだか強くなったような気がした。

この”化け物”を倒すには、盾を持った剣士が敵を引きつけ、その隙に攻撃をし、傷ついた剣士をビショップが
癒す。というのがどうやら一番ベストな倒し方らしい。

それからまもなくだった。噂で広がった廃坑B9の”化け物”の倒し方は一般常識ともなり、
今では多くの冒険者たちがPTを組んで”化け物”に挑んでいる。


あぁ。。。仕事急がしくなってきたんで中途半端に閉めてしまいましたorz
もうちょっと余裕を持って書くようにします。ではまた

302 名前: 258 投稿日: 2005/07/20(水) 10:32:18 [ .idYsX9M ]
『おまえ、変態だろ』

昔からそう言われ続けてきた。

そりゃ確かに、手首のしなやかさを活かして男1人バトン部に入部したり、
怪しい色の薄手の全身タイツを着用して街を闊歩したりもした。
自分が狼に変身出来る事がわかると、狼に変身して美容院に行き、
「縮毛矯正お願いします」なーんて言って全身サラサラツヤツヤの毛並みにして貰ったり、
古都の中で「俺だよ、俺俺。SWに出てたチューバッk(ry」なんて叫んでみたり、
サラサラツヤツヤの毛並みを肉球の魔力で全身三つ編みにして
「俺、B系っぽくね?」なんて触れ回ったり、全身三つ編みにままWizに戻ったら
全身のありとあらゆる毛がものすごい事になっていたりもした。
狼に変身したまま防具屋に行きランサーの鎧を試着しては「ビキニラインが…」
なんてわざと文句付けたり(ごめんね、リン・ジェイク)、中央広場の噴水の中に
「THE ブーン!!!」なんて叫んで飛び込んで水もしたたるいい狼してみたり、
『尻尾の毛を剃ってみる会』なんていうギルドを発足して実際に尻尾の毛をそってみたら
本体はねずみさん尻尾でこれぞ究極の癒し系なんて泣きながら叫んでみたり、
全身カラーリングしようと思ってまた美容院行って「ピンクでお願いします」
なんて注文したらついでに全身プードルカットされて、苦し紛れに古都で
「実はマルチーズですからねー!プードルじゃないよー!」と叫びに叫び、
警備兵の人に「ちょっとあっちに行こうか…」なんて怪しい誘いを受けて
「ダ・メ・オン!ダ・メ・オン!」なんて叫んだら即座に豚小屋送りになったり、
豚ではないという理由から何故か釈放されてアリアン酒場のペロペロと対決するものの
ペロペロのLvが500で惨敗したりもした。

……この話は全体の1/67といった所か。
この話の続きはまた今度、機会があったらまた話そう。
さて、これからまた自身を鍛える為に古都でPTメンバー集めでもしようかな。


<!>↓この人変態です PT募集@7 西口付近前まで!



おしまい。

303 名前: 258 投稿日: 2005/07/20(水) 10:41:58 [ .idYsX9M ]
最後の叫びの名前部分と叫び内容の間は半角じゃなくて全角の方がわかりやすかったか…('A`)

304 名前: ◆21RFz91GTE 投稿日: 2005/07/20(水) 11:06:24 [ PJRSPnWU ]
>>292-294
Σd(дゝ)グッジョブ
中盤から後半に掛けての仲間意識、RSやってても中々そういう人にはお目にかかりませんネェ。
相場を知らない人に対してたかってたのは多分皆同じかと(笑

長編を書くときの三点ポイントは、努力、根性、ニートですb

>>295-299
Σd(дゝ)ナイス
RSの本編らしいストーリーに、思わず一気に読んじゃいましたよ。
そういえば悪魔が持ち逃げしたんだよなぁと思いつつ、持ち逃げの犯人は剣士(マテ
会話の流れがとても心地よかったです、一般会話と大差ない表現にときめきました。

>>300-301
Σd(дゝ)グッジョブ
最近アラステキさんの表現パクリすぎだな俺…。
コロ時代の懐かしさを思い浮かべながら読んでました、短いながらも適切な表現技法
なにより現状の事細かさに想像を膨らませるばかりです。

>>302
最初に思い浮かんだのが古都でギルメン募集してる時の叫びの嵐だったorz
普段の古都がそのままかかれてるなぁと思いつつ、そろそろ夏だなとも思う。
RSの夏は、やっぱり危険か?(赤鯖で本気で心配してる俺ガイル

305 名前: ◆21RFz91GTE 投稿日: 2005/07/20(水) 12:36:42 [ PJRSPnWU ]
■・冬のランサー>>149-153              ■・白銀の弓兵−1>>268-269
■・探し人>>163-164                 ■・白銀の弓兵−2>>286-287
■・もういない、誰かと私-ウィザードの唄->>192-193
■・少女-1>>211-212
■・白い悪魔−1>>222-223
■・白い悪魔−2>>247-249 


 白銀の弓兵−3



 何処までまでも続く真っ暗な暗闇、走っても走ってもたどり着かない何処か、そう…これはきっと夢だ。何処からが夢で何処までが夢?
私の名前はミト・メーベ。当ても無く旅を続ける一人のアーチャー。黒い髪の毛でまだ幼い顔立ち。身長は中の下。小型の弓を愛用し、私はこの弓に”琥珀の人”と名前をつけている。
家族は居ない、孤児の私を育ててくれた一人のランサーも今では何処か遠くへと旅立っている。そのランサーは赤い鎧を身にまとい、首には白いマフラーを巻いていて何時も同じ槍を持ち合わせていた。彼女の名前はオリエンタル・アラトール。大陸で一番有名なランサーであり、そしてその首を狙うものは数知れなかったという。
私はその人を探している、
そして、私は暗い闇をひたすら走っている。どこまでも、どこまで走り続け疲れては休憩し、そしてまた走り出す。
「…痛い!」
突然背中に激痛が走った、私はそのまま前に倒れこみ、背中の激痛に耐えながらも動く手と足を使って前へ前へと進もうとする。
背中が熱い、まるで焼けるように熱い。私はそれでも前へ進もうとする、しばらくすると手に何かの感触が伝わった。
精一杯の力でその感じたものを触る、人のようだった。その人のカタチをしているものは背中から大量の血を流し、体中冷え切っていた。暗闇が遠のく、一瞬目が眩み視力が回復するまでに少量の時間を要した。視界が一気に開けるとそこは一面白銀の世界。そして倒れていたのは私だった。
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」




 「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
部屋で休養を取っていた二人が突然その言葉に反応して同時に同じ方向を振り向く、アレンの手にはコーヒーカップ、ミルはほどけていたマントの裁縫をしている途中だった。
「はぁ…はぁ…。」
少女は目を覚ますと体をガバっと起こし、体中汗だらけで目を大きく見開いて息を荒らしている。悪夢から目覚めた少女は目の前に移る白いシーツと毛布を見て夢から覚めたのだと認識した。そしてあたりを見回し二人の男女の姿を見た。
「おはよう、目が覚めたみたいね。」
一人の女性が声を掛けてきた、その人はとても優しそうな顔でゆっくりと立ち上がり私のほうへと近づいてくる。男性のほうはカップを口に運んで何かを啜っている。
「ここは…。」
少し意識が朦朧とする中私はゆっくりと喋りだす、すると女性が私が寝ていたベッドのほうまで近寄ると額に手を当てて少し悩む。
「…ここはハノブよ、まだ少し熱があるみたいね。低体温症から回復したと思ったら背中の傷で熱が出てるみたい。まだ少し横になっていなさい。」
「あの…私。」
「ほら、寝てなさい。っとその前に。」
女性が男性のほうを振り向き、ドアのほうへ指を刺して笑顔で次のように言う。
「ほら、アレン君。いつまでそこでコーヒーなんて飲んでるつもりかしら?」
アレンと呼ばれた男性は少しキョトンとして女性のほうを見る、それから視線を少し落として私を見て何かを納得したかのようにドアのほうへと足を進めた。
「またロリコンなんて呼ばれたくないですからね、終わりましたらすぐに入れてくださいよ?」
「分ってるわよ。」
男性はやれやれと首を左右に振ってドアを開けて外へと出た。ゆっくりと閉まるドアがカチャリと音を立てて閉まるのを確認した後、女性は買い物袋の中から、その女性のものにしては小さすぎる洋服を取り出した。
「汗だらけね、着替えましょうか。」
「え…。」

306 名前: ◆21RFz91GTE 投稿日: 2005/07/20(水) 12:37:20 [ PJRSPnWU ]
私は自分が着ている服を見る、白いシャツがべっとりと汗で濡れていて少し肌が透けているのが分るそして顔を真っ赤にして先ほどの男性の顔が頭に浮かんだ。
「大丈夫、彼は目が悪くて眼鏡を掛けてないとほとんど見えない状態だから。あなたのことは良く見えてないはずよ。ささ、狼が戻ってくる前に着替えましょうか。」
女性が部屋の外で待っている男性にわざと聞こえるように大声でそういうと男性も少し大きな声で私たちに向けて言う。
「ミル、誰が狼ですって?」
「なんでもないわよアレン君。」
女性は笑いながら私が身に着けているシャツのボタンを一つ、又一つと外していった。そしてシャツを脱がせるとベッドの上においておいた一枚のシャツを私に着させてくれる。着替えが終わると私は女性にそのままベッドへと倒されて毛布を掛けさせられる。
「終わったわよアレン君。」
その一言で男性はドアを開けてゆっくりと中へと入ってくる、一つため息をついて中へと入ってくる男性は再び椅子を引いてその上に座った。
「あの…私は。」
「あなたは鉄の道で倒れてたの、あそこで何があったのか知らないけど。」
「鉄の道…。」
私はその場所で何があったかを必死で思い出そうとする、だが何も思い出せない。ただそこで倒れていたのは事実らしい。何があったのか…まるで記憶に無い。
「…あ、私の弓は!」
とっさに身を乗り出し部屋を再び見渡す、すると背中に残っていた傷口が少し開いてそこからゆっくりと血が流れ出す。
「っ痛…。」
「ほら、けが人は大人しく寝てなさい。」
「…でも、私の弓…。」
女性は一つため息をついて男性に何か告げる、すると男性はゆっくりと立ち上がり私の荷物が全て格納されているだろうと思われる大きな鞄を開けた。その中から取り出された一つの弓。それは間違いなく私の”琥珀の人”だった。
「あなたが持っていた弓よ、かなり古い弓みたいだけど…。」
男性がゆっくりと私の弓をもってこちらへと歩いてくる、そして私の目の前で止まるとその弓を差し出そうとして、やめた。
「…これを、何処で手に入れたのです。」
男性はとても険しい表情をしていた、隣にいる女性は顔に疑問の表情を浮かべて男性のほうへと顔を見る。男性は眉間にしわを寄せたままその弓を握る力が増えるのがわかる。
「…これは、そん所そこらにある弓ではありませんね。どこでこれを手に入れたのです。」
少しずつ男性の声に音量が増す、そして眼鏡を懐から取り出してソレをつけた。
「まじまじと見るまでは分りませんでしたよ、これは”琥珀の人”ですね。」
「…なぜソレを。」
女性は何がなんだか分けが分らずに少し困惑している、それを知ってか知らずか私と男性は話を続ける。
「答えてください、これを何処で手に入れたのです。」
「…そ、それは。」
私は怯えていた、あまりにも男性が怖く、そして何故琥珀の人を知っているのか。あの人はめったに琥珀の人を人前には見せなかった。だからこそ私はこの男性が知っているのかを疑問に思いつつも、その気迫に怯えている。
「ちょっとアレン君。」
女性がようやく口を開く、その言葉に我に戻ったかのように男性は握る力を弱め、そして私に弓を渡してくれた。
「…私らしくありませんね、頭を冷やしてきます。」
そういうと男性は自分のコートを手に取り部屋から出て行った。女性は少しため息をついてその後を目線だけで追って再び私のほうへ目線を向ける。そして一言言葉を掛けてくれた後、彼女は再び椅子へと戻った。



 空からは相変わらずの白い妖精が舞い降りる、息は白く、大寒温度は恐ろしく低い。懐に手を伸ばして一つの箱を取り出す、やめていたはずのタバコだった。
それを口にくわえ、マッチで火をつけて一服する。一息ついてから空を見上げ、物思いに昔の事を思い出す。
「…あなたは、どこで何をしているのですか。」
自分が師匠と呼んでいた女性の事を思い出し、そして白い息と共に白い煙を口から吐き出す。あたりはすっかり暗く、街頭だけがアレンを照らし、煙と息、そして舞い落ちる雪だけを照らしていた。


 白銀の弓兵−3
 END

307 名前: ◆21RFz91GTE 投稿日: 2005/07/20(水) 12:39:37 [ PJRSPnWU ]
…これ、どこまで続くんだろう。
そろそろキャラ紹介作らなくちゃ…。

308 名前: 作文屋 投稿日: 2005/07/20(水) 12:49:35 [ .fwO6oWA ]
恥ずかしながら、触発されて‥‥
かなり長いですが、暇潰しに読んでみてください

 
呼吸の音と心臓の音が、いつの間にか重なり合っていた‥
闇の中にじっとまぎれながら、彼はその時を待っている
敵が気を緩める、その瞬間を‥‥‥

「まだだ‥‥あせる必要はないんだ‥‥」

誰に言い聞かせるでもなく、男はそっと呟いた
闇の中には、背後を任せられる心強い仲間が居る
逸る気持ちを抑えるように、男はそっと息を吐く

「未だにこんな調子じゃ、リンに笑われそうだな」

岩壁を背にし、男は苦笑交じりに、仲間への思いを馳せた‥‥



砂風酒場‥‥

「冒険で胸を躍らせる、ナンテ事がなくなったわ」

砂漠都市アリアンの酒場で、重そうな鎧をはずしながら彼女は呟いた
無骨な鎧の下には華奢な体が隠されている
‥どうみても、彼女自身よりも鎧の方が重いのではないだろうか
男はぼんやりとそんな事を考えていた

「聞いてるの?」

酒のグラスを傾けながら、軽く睨みつけるように彼女が言う

「ああ、聞いてるよ」

今考えていた事を彼女に悟られたら‥‥多分半殺しだな、と男は軽く笑いを含みながら答えた

一瞬のうちに、彼女の身長よりも長いであろう槍が、男の鼻先に突きつけられる
長い槍を軽々と片手で操りながら、彼女はピシャリと言い放つ

「油断しすぎ。」

暑さに辟易しながらの単調な仕事‥‥
最近の仕事が面白みにかける事は確かであり、彼女がイライラするのも仕方ない事かも知れない

男は、軽く笑いながらグラスを煽る

「リン、酒の時間位は油断させてくれよ」
「あんたは‥‥まったく、あんたが生き残ってるってのが不思議でしょうがないわ」

半ば呆れた様に槍を戻しながら女も笑う

いかにも人の良さそうな微笑みを浮かべるこの男も、
手の届く位置に置いた斧を見るとかなりの手腕の持ち主と分かる
常人では持ち上げる事すら不可能であろうその斧は、手入れが行き届き、光っている様にすら見える
男の名はアレン、女の名はリン

アリアンは物資輸送の中継点になっている、商人の町である
傭兵としての仕事にあぶれるといった事がまず無い為、彼らがここに拠点を移してから早くも半年が過ぎようとしていた
戦士として前線に立つアレンと脇を守る槍使いのリン
彼らは、商人達の間でも信頼置ける傭兵として認識されるまでになっていた
補給部隊の護衛やミイラの調査など‥仕事に困る事はないが、確かに単調な仕事が多い
飲みながらの愚痴も出て当然だな、アレンは目の前で毒づく彼女を眺めてながら酒を煽った

砂風酒場にはそこ此処に傭兵や商人達が酒を交わしている
ふと、テーブルの脇に重厚な鎧の男が立ち止まった

「レン? アレン?」

重厚な鎧、しかし手にしたホールからも戦士ではない事が伺える
神聖都市アウグスタの神官は、神の力を具現化し、回復や蘇生を使える高位の司祭も多い
また、神官戦士としての攻撃力を誇る者も少なくない

「マル?マルじゃない、わぁ元気だった?」

309 名前: 作文屋 投稿日: 2005/07/20(水) 12:50:21 [ .fwO6oWA ]
以前、アウグスタでの仕事で同行したマルは、「神の教えに暴力は要らないのです」と支援に徹し、
言葉通り、彼の信仰に劣る事無く神の力を具現化する事の出来る、数少ない高位司祭だった

「聞き覚えのある声がするなぁと思ったんですよ、久し振りです」

アレンは自分の横に席を作る、混み合った店内では席を見つけるのも難しいだろう
マルは兜だけ取り、腰を掛けると、ウェイトレスに「水を一杯」と頼む

「そうだな、しかし相変わらずだな」
「相変わらずとは如何に?」

人懐っこい笑みを浮かべながら、軽く祈りを唱え、水を口に運ぶ
その姿を見ながら、いい加減に酔っ払ってきているリンが絡む

「酒場に来て酒も飲まないなんて、あんた可笑しいわよ」
「神官たるもの、規律を重んじ、節制するのが勤めですからね」

すましたように軽く受け流し、そ知らぬ顔でマルは言い返す
変わらない戦友の姿に安堵感を覚えつつ、アレンもすかさず切り替えした

「節制で水を頼むのか?神官殿」

ここアリアンでは水は貴重な物なのだ
オアシスはあるが無尽蔵ではない、その為、水よりも酒が安い
アレンは笑いながらグラスを勧める
口に運んだ手を休め、水のグラスを困ったように眺めているマルの姿に思わず笑い声を上げてしまう
とかく、固いのだ、この神官殿は‥‥
こういう場では、口の少々悪いリンと生真面目なマルでよく、夜通し議論していたものだ

「まぁ、私とて水が高価なのは存じているのですが‥」
「おとなしくワインでも飲めば良いだろうに」
「アレン、ここのワインはお世辞にも美味くないのは知ってるでしょ。神官様にはお口に合わないのよ」

相変わらず喧嘩ごしにリンが言う
酒量はそうでも無いはずだが?アレンが首をかしげた

「ご機嫌斜めですね、リン。さてはこの都市に嫌気がさしているんですね」
「嫌に決まってるじゃない、こんなに暑いだけな、馬鹿高い露店商人の町なんて」

その露店商人が雇い主なんだけどな‥苦笑しながらアレンが呟くと
テーブルの下から脛に蹴りが飛んできた
その様子を微笑みながら見ていたマルが、おもむろに口を開いた

「では、いっそ港町まで行きませんか?」
「港街?」

うなづきながら、マルは事の仔細を話し始めた

アウグスタは有名なワインの産地でもある
ワイン神の思し召しとして安価で提供されているが、その味は申し分なく最高級の物で、人気が高い
ワインの保存には、港街に程近い場所にある、天然の滝を倉庫に使っているのだが
最近、滝の倉庫番からの連絡が途絶えてしまい、敬虔な信者でもある、ワイン製造主が困っていると言うのが話の概要だった

「実は二人がここに居ると噂で聞いていまして‥手伝っていただけないかなと思った次第なんですよ」

アレンはマルにも酒のグラスを勧め、自分の分も一気に煽る
トワイライト滝‥‥何があるかは分からないが行って見るのも悪くない
リンの顔がほころぶ、その様子を眺めながら、アレンはぼんやりと考えた
そろそろ良い頃合なのかも知れないな‥次の都市に、いや、新たな冒険に繰り出すのも‥‥

「詳しくは酒が抜けてからの話だな、今夜は飲もう」
「そうですね、せっかく出会えたので‥私も神に許しを請いましょう、今夜ばかりは」
「固い事言わないでよ、酒がまずくなるじゃないのよ」

アリアンでの最後の夜になりそうだな‥
酒を酌み交わしながら、アレンは薄く笑う
結局、どこかに根をおろすなんて事は、俺達には無理なんだろうな
楽しげに語らう仲間を見ながら、ふと見上げた空には、月の無い満天の星空が広がっていた




‥‥闇の中、男の心音はすでに落ち着きを取り戻している
途切れない緊張の中、それでも余裕が生まれている事に、男は苦笑を隠しきれない
「今ここに居なくとも、お前はいつでも俺の相棒だよ、リン」
仲間が聞いたら笑い転げられるだろうが‥‥

ふと、敵の気配に揺らぎが生まれた
「今だ」
男の呟きに、司祭の保護魔法が降りかかる
構えた斧を振り上げ、男は敵に切りかかる‥‥

仲間に恥じられる事のない自分である為に‥‥

肩口や腕には無数の傷
だが


男の背中には傷一つ付いていない

310 名前: 作文屋 投稿日: 2005/07/20(水) 12:51:12 [ .fwO6oWA ]
‥‥あ、しまった‥名前かぶってるよ‥‥
恥ずかしい‥‥

311 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/20(水) 13:00:56 [ x1HPIr3w ]
>>310
読みやすいし面白かったよ〜
最後の場面の切り替わりがいまいち理解できなかったから
続きよろしくb

312 名前: 277 投稿日: 2005/07/20(水) 13:46:29 [ Aasb7Bic ]

 しばらくのうちに感想が二人もきている・・・・
 感謝、感謝。 >>282さん、 >>289さん、 ありがとうございます。


 ・・・・・・返事が遅くなってしまいましたね・・・  川orz

 でもうれしい限りです。
 遅筆なんで次回作まではまだまだ時間がかかると
 思いますが、これからも作品を書き続けていきますので
 改めてよろしくお願いします。

313 名前: 作文屋 投稿日: 2005/07/20(水) 15:59:26 [ .fwO6oWA ]
早速レス付いてる、ありがとうございます

>311 最後の場面の切り替わりがいまいち理解できなかったから
続きよろしくb

確かに分かりにくいですよね‥
出だしが、任務について敵に切りかかるタイミングを計ってる戦士の設定で、
で、緊張した彼が落ち着く為に仲間の事を考える‥
と言った感じで回想にはいって、
最後は落ち着きを取り戻す、って感じです

‥‥精進します
名前がかぶってるんですが、固定PTのメンバーの名前を一部
拝借しているもので^^;

21Rさん、お名前お借りしてる形になってます
駄文にて失礼致しました

314 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/20(水) 16:06:52 [ x1HPIr3w ]
>>313
なるほど。そういうことかw
最初のところと最後が一緒の場面だったんだ。
回想が長くてつながらなかった。。。orz

315 名前: まとめて感想 投稿日: 2005/07/20(水) 17:08:18 [ xyhxA15E ]
>>274-277
さすがアルパス。mobも白い目で見てるんですね。
勇者サマな方々が、すぐさまお倒れになるのは、そんなmobの内心が現れているのかも?!
だったら、嬉しいんだか辛いんだか…。 by ビショ

小説っていうか、サイドストーリーの形式にはこだわらなくていいと思います。
ネタを美味く調理できる形式ならなんでもカモンですよ。読ませてもらう当方は雑食なんで〜♪
つか、形式限定されたら書く側に回った時に私が軽くヤバイ。

>>280
ゴメンナサイorz けしてあえて外したわけではなく、チューバッカとウーキー族が分からなくて…。
"姉さん事件です"ネタはバッチリなんですが。
…というわけで>>290氏を見習い検索をば…ってコレかーー!!
ええと、ええと。こういう時は確か、テラワロス!!
>>302
流暢な変態表現に脱帽。
そして注目度No.1はやっぱりビキニライン。見てみてー。(?凜泪犬???
つか、ペロペロつよ。次回は、ぱたっこと対決した回を希望。

>>283-284
短めの文が、刻一刻と変化する戦闘の緊迫感を見事に表現していたと思いました。
実際のギル戦は、指示出し(チャット)しながら戦闘ってのが、
ものすごく難しくて、もっとのたのたしてしまうのが口惜しいですが、
こうやって物語になるような闘いを繰り広げたいものですね。

>>268-269>>286-287
ゲームでは、限られた用途というか戦闘にしか使われない魔法ですが、
ゲーム世界ではもっと別のことに色々使われてそうだなぁと、世界観が広がりました。
そしてアレンくん。いじられキャラっすか〜。可愛そうに。ニヤニヤ
あと、スリーサイズが分かると、絵師の方の気合の入り具合が変わるんじゃないだろうかと、
勝手に考えております。…もちろんアレンくんのサイズも含めて。(爆)
>>305-306
か、感想の方が本編に追いつかないってドウイウコトでしょうか…。_orz
今度はアレンくんの背後の事情が顔をみせはじめ、ですか…。
いじられキャラ好きなんで、ますます続きが楽しみです。

>>292
セリフと一人称の部分が、本音と建前って感じに対照的で、
描写はあっさり目なのに、キャラの存在感がしっかりしてて、すんごく面白かったです。
しかし私の使用キャラはビショです。
面白い、面白いんだけど「騙されちゃダメだー」と、読みながらのたうっておりました。
…と、このように、感情移入もバッチリでした。

>>295-299
固定PT万歳。
野良PTでのPTメンバーは「メンバー」で、固定は「仲間」という具合に、
きっちり呼び分けている私がいる。
やっぱ仲間は特別ですよね。じーんときちゃいましたよ。

>>300-301
デュエリングを決闘と訳すと、なにやら手袋投げつけて「仲間のもとにいきたければ俺を倒してからいけ!」…てな感じだったんですが、
挑発と訳すと、
「おぃおぃ。オマエは女や優男相手にしか俺Tueee!できない腰抜けかい?」指でクイクイ
…って感じっすね。挑発という表現がとても新鮮でした。

316 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/20(水) 17:57:41 [ Z9o7fOdM ]
>>271
すみません、途中でPCが消えてしまって(´Д`;)
文章も消えてしまったので続きを書き直しました。
引き続きお手柔らかにご指導をお願いします。
 
>>252の続きより、一頁目。
 
私の名はメリック・アルベナート。
ブルン暦4819年8月9日、私は魔法都市スマグで生を受けた。
その頃は今と違い、スマグとハノブの間に通路があり、経済的にもかなり発展していた。
しかも有能な魔法使いたちが大陸中から集まってくることもあり、スマグは一時ブルンネンシュティグを超える大都市となっていた。
私の両親はどちらも魔法使いだったらしい。
父はアルベナート家の生まれでウェイクと言った。母はエバンズ家の生まれ、メナという名だった。
父は口数が少なく孤独な感じもあったが、根は優しく、仲間の間ではいつも頼れる奴だと言われていた。
そんな性格からは想像できないほど魔法の腕は天才的で、一時は神をも凌ぐとまで噂されていたらしい。
母は温和で人当たりもよく、しかも妖精のような美しい顔立ちをしていることから、魔法学校では誰もが憧れる存在だったらしい。
攻撃的魔法は父ほどは優れていなかったが、支援魔法に関しては父に勝る力を発揮した。
私が生まれたときには両親は涙を流して喜んだらしい。町の中央の噴水に投げ入れられてしまったほどだ。
思えば彼らが一番幸せだった時期はあの時だろうということは私にも分かる。
私が生まれて一年も経たないうちに、この世を後にしてしまったのだから・・・・。
 
そう、魔法使いなら誰でも知っているであろう、ブルン暦4820年5月22日。
スマグ大混乱である。
十数年前にも旧レッドアイ関係の事件があったが、あれとは比べ物にならないくらい大きな事件だったと聞いている。
長のウィザードが、人口削減目的でハノブとの交通を絶ってしまったことが原因だった。
方法は信じられないものであった。自分の全ての力を注ぎ、ハノブとスマグの間に標高何千mという山を創り出した。今だにあるあの山のことだ。
今までに無い混乱で、夥しい数の悪魔達が目を醒まし、スマグになだれ込んできたのだ。
町は復興は不可能だと言われるまで悪魔と怪物、そして名も知らない悪の神獣たちに徹底的に破壊されてしまった。
魔法使いたちも勇敢に戦った。最初は人間優勢と思われていた戦いも、時間が経つにつれて互角に、さらに人間劣勢に落ち込んでいった。
何しろ数が多い。まるで限界などないように次から次へと襲い掛かってくるのだ。数に限りのある人間側が勝てる余地などなかった。
勇敢に戦った人間側は全滅した。
そう、フランデル大陸中部の旧巨大帝国エリプトと同じ道を辿ってしまったのだ。
 
ある人に聞いた話だが、私の両親も勇敢に戦い、十分に自分の能力を活かし戦っていた。
しかしその戦っている最中に、苦戦している仲間が見えてしまった。
彼を助けようと真っ先に飛んでいった父は、負傷を負ってなお攻撃を受けていた仲間を庇い、悪魔達から集中攻撃を受けていた。
母は仲間を安全なところへ避難させ、急いで戦場に戻った。
しかし、そこに待っていたのはネクロマンサーの群れであった。強烈なフレイムストームを浴び続けても父は耐えていた。
母もそこへ飛び込んだ。そこで・・・・原因不明の大爆発が起こった。
メテオだと言う人もいれば、ネクロマンサーが自爆したと言う人もいる。
父も母も助からなかった。ただ、母は少しの間生きていた。
母は彼に「ジェイ・・・・メリックを・・・・」と言い残したらしい。
孤児となった私を、彼は引き取ってくれた。
彼の名はジェイ・エバンズ。そう、母の弟だった。

317 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/20(水) 18:03:18 [ Z9o7fOdM ]
二頁目。
 
ジェイの家はブルンネンシュティグにあった。
当時、秘密組織レッドアイ・ブルンネンシュティグ王国の崩壊などがあって、ブルンネンシュティグは荒れていた。
もっとも、当時のスマグに比べればまだずっと良い方だろう。王政は崩れはしたものの、人々は貧困に陥らずに生活していた。
私は引き取られた後、しばらく何も口にしなかった。
直接両親の死(と自分が本当の家族ではないこと)を知らされたのはもっと後のことだったが、その時には大体感じ取っていたのだろう。
ジェイは魔法使いだったが、母のように魔法が強くなかった。
だが母はそんな弟をいつも見守っていて、同年齢のように厳しくも優しく扱ってくれた。
いつも一緒にいてくれていた姉がいなくなった彼の嘆きは大きかった。
そこで後追い自殺まで追い込まれなかったのも妻のクレアの励ましがあったからだろう。
この新しい両親は、なかなか心の開けなかった私を温かく見守ってくれた。
私は外に出ることを嫌がったが、それだけはいけないと無理やり外に連れて行かれた。
だがそんな生活にもなれていき、農業を営んでいた家を手伝うこともあった。
そして私は5歳になった。家に完全に馴染んだとき、義妹のユナが生まれた。ユナは病弱で、散々ジェイとクレアを困らせた。
しかし疲れている中、ジェイは少しずつ私の魔法の練習をしてくれた。
初めて火を出した時は本気で泣いてしまい、ジェイに口の中に菓子を詰め込まれたのを覚えている(できたご褒美としてらしい)。
そして他人より早く習得を始めたことで、私は驚くべき速さで魔法の力を磨いていった・・・・。
 
私はすでに17歳になっていた。
病弱だった義妹は武器を持たず、その代わりに驚くべき音楽的才能があることが分かった。
両親に似て優しかった義妹は、友達との戦いの訓練でコブを作るたびに「大丈夫?あんまり無理したらだめだよ。」と手当てしてくれた。
今考えてみれば年下の女の子に手当てされるなんてはずかしかっただろうに、当時の私は逆に嬉しがっていた。
農業も行き詰ることもなく生活していた。私達は幸せだった。
そんな時、彼女に出会った。そこが、私の人生の最大の転機だったんだろう。
 
ページはここで切れている。
切れ目にしては変じゃないかな、と思いながら次のページへ目を走らせる。
・・・何も書いていない。しかも、次のページにも、その次のページにも何も書いていない。
−字が浮き出てきたりする本を前に見たことがあった。
そのことを思い出し、白紙のページを見つめていた。
・・・・・10秒ほど待った次の瞬間だった。私は気を失った。
 
公式の「冒険の背景」などを参考にさせていただきました。
ここからの過程はよく思い出せないでいるのでもう少し時間をください(´Д`;)

318 名前: ◆21RFz91GTE 投稿日: 2005/07/20(水) 19:34:35 [ jVQE2/E2 ]
>>308-309
Σd(дゝ)グッジョブ
こんばんは〜とても面白かったです(いきなり何を。
名前かぶったのは気にせずに行きましょう〜、多分家のアレン君の方が
かっこ悪いですから(笑
続きが気になりますね〜次回作も楽しみにしてますb

>>252->>316-317
Σd(дゝ)グッジョブ
最近職人さんが増えてきてこのスレも活気が出てきて楽しくなりましたねぇ〜
その中でも連載を続けてる人の作品を見るとさらに対抗意識がましてやる気が出てきます(マテマテ
個人的に暗い話は大好きなので一気に読んじゃいました。
次回作も楽しみにしてますねb

さて…本日ラスト…いきますか。

319 名前: 295-299 投稿日: 2005/07/20(水) 19:35:47 [ Umfv7lZI ]
返事遅れて申し訳ない orz
21Rさん、そしておそらく(*´∀`)アラステキ さん、感想どうもです。
こういう文章書くこと自体初めてでしたので下手さ爆発してますが精進しますわ。

320 名前: ◆21RFz91GTE 投稿日: 2005/07/20(水) 19:35:59 [ jVQE2/E2 ]
■・冬のランサー>>149-153              ■・白銀の弓兵−1>>268-269
■・探し人>>163-164                 ■・白銀の弓兵−2>>286-287
■・もういない、誰かと私-ウィザードの唄->>192-193 ■・白銀の弓兵−3>>305-306
■・少女-1>>211-212
■・白い悪魔−1>>222-223
■・白い悪魔−2>>247-249 

 白銀の弓兵−4


 あの時も、こんなふうに雪が降っていたのを覚えている。それはまだ私が幼く、魔法学校の上級学年の時だった。当時の私はまだ16歳、初歩的な魔法しか使えず、学校の問題児でもあった。
当時の私は、悪仲間達と学校をサボったり、備品を壊したりして先生達の頭を痛めていたことを良く覚えている。校則違反だったタバコにまで手をつけ、一度は停学を食らうものの、すぐに復帰してはまた悪ふざけを続けていた時だった。
 そんな中、私の学校に一人のランサーがやってきた。ソレが師匠との最初の出会いである。
師匠はウィザードの私たちに基本的な体術と攻撃作法を教えてくれる教員の助っ人としてやってきた。
学校の理事長と知り合いだったらしく、というよりは彼女の母親が知り合いだったようだ。師匠は私の一つ上で、まだ幼い顔立ちは残っていたのを良く覚えている。当時の彼女はそれでも腕利きのランサーで、賞金首や狩人、敵を回すことも少量ながらやっていたという。そんな彼女が持っていたのが普通とは少し違った魔力の弓、”琥珀の人”がソレだった。
琥珀の人は、通常の弓に魔力増強装置を組み込み、自らの魔力を高める効果を果たしている。彼女自身弓なんて使ったところは一度も見てはいないが。
変わって槍は何処にでもあるような遠投用の槍。特別何か仕掛けがあるとは思えなかった。だが彼女自身の魔力はこの学校の中でもトップクラスに近い能力を持っている。ランサーにしておくのが持った無いほどだとよくみなで口をそろえて言ったものだ。



 師匠からの話で森へと狩りをする事になった、補助魔法を掛けようとしたとき彼女は手をだしていらないと一言。いくら彼女の魔力が高くてもこの辺のモンスターは強い。凶暴ではないが一度暴れだすと手が付けられなくなる。
森の中を探索し、師匠は品を定めるように木々を物色し始める。そして一つの木に目をつけて槍を構える。
「師匠、このあたりは木に扮装したモンスターが現れる場所です。いくら師匠の魔力が高くてもさすがに…」
そこまで言うと師匠は槍から灼熱の炎を出し、ソレを頭の上で回し始める。槍ごと頭上でクルクルお回した後、その槍を目の前に叩きつけるように地面へと振り下ろした。するとその槍から中心に外へと炎の渦が瞬く間に広がる。森の木々を焼き払い、木に扮装していたモンスターは一瞬にして灰になった。続けざまに師匠がやりを動かす、炎の渦が消えない間に師匠は何かしらの詠唱を始める。そしてその炎は次第に色が変わり、濃いオレンジ色から淡い青色へと変貌していく。その炎は燃え盛る木々を一瞬にして凍らした。
「ん、何か言った?」
それはまるで瞬きのように一瞬で、呼吸をするほど長い時間だった。一面燃え盛る森から凍れる森へと変貌した。師匠の技をはじめてみたが予想以上のものだったと自分自身が納得する。
「…本当にランサーですかあなた。」



 思い出すだけで懐かしい、あの時のあの技。正確な名前までは知らないが多分、あの技を使えるランサーは師匠ぐらいなモノだろう。
そう今だからこそ思う。いくつモノ仕事で調査及び駆除でランサーと組んだ事はあったが、未だに師匠を超えた人は見た事が無い。これが現実、これが真実。そしてその人もまた、行方不明という事実も真実。
「あれから幾年、一体ドレぐらい探し回った事だか…。」
口にくわえていたタバコを手に取り、そしてもう何年も使っていなかった携帯灰皿を取り出して火を消す。そしてその中にタバコを入れてすくっと立ち上がり部屋へと戻ろうとした。
「…ん?」

321 名前: ◆21RFz91GTE 投稿日: 2005/07/20(水) 19:36:22 [ jVQE2/E2 ]

 部屋の中ではミルと少女が喋っている、まずミルが自己紹介をしてそしてアレンの事も少しだけ話した。
「私の名前はミト・メーベ、南の方にある”港町ブリッジヘッド”から人探しで旅をしているんです。」
「人探し?」
「はい。」
ミトはベッドの上に置かれている弓を手に取り、すこしだけ目を細めてその弓について語った。
「これは、私の育ての親みたいな人がくれた弓なんです。アレンさんの言うとおりこの弓の名前は琥珀の人といいます。」
弓をゆっくりと下ろし、再びミルのほうへと顔を向けて口を開く、弓について、その弓をくれた育ての親についてミトは語りだす。
「もう…五年前の話しです、この弓をくれた人の名前はオリエンタル・アラトール、大陸一のランサーだと聞かされていました。」
「オリエンタル…。」
ミトは頷くと窓の外を見る、もうすっかりと日は暮れて夜が深まりだし。雪は相変わらず降り続いている。当然その夜の外など見えるはずも無かった。
「五年前、その人は最後に私にこの弓を渡してどこかへと行ってしまったんです。一枚の置手紙と一緒に。」
ミトはアレンが持つ鞄のほうへと目線を向け、そしてミルもその方向へ首を回す。だが動かずに鞄だけを見つめていた。
「どうしてアレンさんがあの人の名前を知っていたのか、どうして琥珀の人を知っていたのかはわかりません。」
「うーん、アレンも昔の話だけはしないからねぇ〜。でもねミト。」
ミルは一度椅子から立ち上がり、コーヒーカップを二つ用意してその中に温かいコーヒーを入れる。二つとも砂糖とミルクを入れてだ。そのカップを再びベッドの脇に置いてある椅子のところまで持って行き、ひとつをミトへと渡す。
「アレン君も私も、今旅をしているの。人探しなら私たちと一緒についてこない?」
「え…。」
「本当のことを言うとね、あなた一人でこの先旅をさせたくないのよ。ついさっきまで生死の狭間に居たあなたなら尚更な事よ。」
そこまで行ってミルはミトの頭に手を置いて髪の毛をくしゃくしゃにする、そして笑顔のまま立ち上がり自分もコーヒーを口にした。
一口飲んでテーブルにカップを置いて立てかけていた槍に手を伸ばす。そしてカツカツと音を立ててドアの前まで歩き、そして止まる。
「それとねミト。」
「はい?」
「なぜか知らないけど、この町についてからずっと私たちをつけてたこういう人たちも居る事だし…ね!」
ミルはドアを思いっきり蹴った、ドアは壊れ廊下へと飛ばされた。飛ばされたドアは床に落ちる前に大きく弾き飛ばされた。ドアのしたからそれほど大きくない男が現れ、腰からナイフを取り出してミルめがけて切りつけてきた。
だがミルもその事を想定してか既に槍を構えていた、きりつけてくる男の左手に握られているナイフ目掛けて勢いよく突き、ガツンと音を立ててナイフを弾いた。
そして一瞬ひるんだ男の喉仏に槍を突き立てる、寸前で止めて左手を離し半回転して男の顔に手の甲をぶつける。
「がはぁ…。」
こめかみに命中した、バングルが男の目の脇に辺り。動脈を一瞬だけ閉じるだけの衝撃を与え脳を揺らした。
「…まったく、風通しが良くなったわねこの部屋。」
「あぁ、そうだな!」
廊下の隅に隠れていたもう一人の男が急にあわられた。ミルに肩からぶつかりバランスを崩させる。油断しきっていたミルはそのまま床のタイルに叩きつけられその上から男が覆いかぶさろうとしている。だが、その男もまた油断していた。覆いかぶさろうとしたその瞬間、自分の胸に数本の矢が突き刺さっている事にようやく気がつく。
「…小娘…。」
ミルが倒れた瞬間を狙ってミトが素早く近くにあった自分の矢を取り出して、その一瞬に五本の矢を放っていた。
「…お見事。」
「ミルさんこそ。」
ミルはお見事と言ったが内心は驚いていた、見たことも無い弓矢の早撃ち。顔の脇を同時に五本の矢が空気を切る音が聞こえた刹那男の胸へとそれは命中していた。
ゆっくりと立ち上がり、廊下の先に見える階段を見る。真っ暗でないも見えないその先。すこしだけ見つめそして部屋の中へ戻ろうとしたその時だった。
「ミルーー!」
アレンの声がした。ミルは血相を変えて部屋を飛び出す、階段をものすごい音を立てておりそして宿屋の入り口のドアを開けた。そこには数人の男と、その男に捕まって首元にナイフを突き立てられているアレンの姿があった。
「アレン君!」


 白銀の弓兵−4
 END

322 名前: ◆21RFz91GTE 投稿日: 2005/07/20(水) 19:37:52 [ jVQE2/E2 ]
…はい、ニート全開ですが何か?
ほとんどの学校が今日から夏休み、その中来週から夏休みの自分ですが…
いつネタが切れて(既に切れてるけど)連載がストップするのやら。

日刊21R、まだまだ頑張って発信進行〜(マテ

323 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/20(水) 20:39:36 [ JYwQAiDM ]
こういう場所で自己主張の強すぎる奴がいると
ロクなことにならないんだよな

324 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/20(水) 22:35:35 [ dnqiKPuM ]
おお!大学行ってる間にこんなに沢山の投稿があったなんて!
(*´∀`)みんなステキだ〜

>>292-293
(*´∀`)アラステキ
いいねぇ。こんな駆け引きも面白いですよね。露店って。
交渉が成功するのかどうかドキドキしながら読めた。

>>295-299
(*´∀`)アラステキ
ついに!ついに天使のSSが!!295さんナイス!!
おもしろいですねぇ。素直に仲間っていいなぁ〜って思える話だった。
いい仲間に出会えたこの天使さんが羨ましい。
天使つかってるとなかなかPTに入れてもらえなくて、いつも苦労してる。
ちょっと愚痴が入っちゃいました。すいません。
次回作も期待してます^^

>>300-301
(*´∀`)アラステキ
なるほど。コロの狩りかたはここで確立したのか。
読みやすい文章でスラスラ読めました。次回の作品も期待してます。

>>302
(*´∀`)アラステ......なっ、何なんだこのSSは!!
これからの赤石ライフが不安になってきた!
でも凄いおもしろい^^
(*´∀`)こーゆーの結構好きだ
残りの66/67も読んでみたい。

>>305-306
(*´∀`)アラステキ
作者でさえどこまで続くかわからないなんて!なんて壮大な話なんだ!!
続きが気になる〜

>>308-309
(*´∀`)アラステキ
確かに>>310さんの言うように少しわかりにくいところもあったけれど、
全体的には良かったと思う。
次回も期待してるますよ。

>>252,>>316-317
(*´∀`)アラステキ
>>252に続きがあるのかどうかわからずに、ずっと感想書けないでいました。
こんな風に続いていたのかぁ。待っていたかいがあった。
続きにも期待してます。

>>319
えっ?あれ?自分じゃ無いですよ?
基本的に「(*´∀`)アラステキ」ってつけてるんで^^;
感想遅くなってごめんなさい。
最後にもう一つ。決して下手なんかじゃありませんでしたよ^^

>>320-321
(*´∀`)アラステキ
アッ、アレン!?なんでお前捕まっちゃってんだよ!!
と液晶画面に向かって叫んでしまったことは、あえて公言しない。いや、してるけど。
でもアレン君はこうじゃないと盛り上がらないね(ぇ
この後の展開に激しく期待。

>>322
自分は来週からテスト期間なのでまだまだ休めない(泣
連載がストップして、あの木の葉が全部落ちたときオレは.......

まとめて感想書かせてもらいました。
長くなってしまい申し訳ございませんでした;;
それにしてもサイトが復旧して安心した。

325 名前: 290 投稿日: 2005/07/21(木) 03:29:58 [ hQpEREwI ]
誤解招きそうだけど、>>290の後半は自分の書いたもののこと指してるのであって
>>257を批判しているわけではないです。
というわけで、自粛しろって声が特にきこえなかったから投下。
勝手にギルドを使わせてもらった某作品の作者さんと、
最近自分の周りで次々引退してる物理職に問答無用で捧げます。





今日もあたしはあいつに勝てない。
そしてあいつもあたしに勝てない。


ランサーのあたしと剣士のあいつは、出会ったときから何度も勝負を繰り返してる。
でもまだ一度も勝負はつかない。
あたしはあいつの攻撃を避けるし、あいつはあたしの攻撃を防ぐからだ。
火力に自信のあるあたしの攻撃は、硬いあいつに当たってもさして効果は得られない。
逆に硬さを追求して火力をおろそかにしてきたあいつの攻撃も、
あたしにあたってもさして痛くなかった。

人はあたしたちを最強だと言う。
あたしたちもそう思ってた。
でも…誰しも弱点はあるものなのだ。

あたしたちの弱点は、全属性の抵抗が低いこと。
あたしはとあるマジアチャと戦って、避けようのない範囲魔法であえなく敗れ、
負けたついでにその人に惚れて先輩と慕うようになった。
同時に剣士はウィズと戦ってチリとストーンタッチであえなく破れ、
あたしと一緒で負けたついでにその人に惚れて先輩と慕うようになった。
そして後にウィズがギルマスを、マジアチャが同じギルドの副ギルマスをしていることを知り、
あたしたち二人してそのギルドに入れてもらって今に至る。

そんなわけで、最強の回避力や防御力を持つあたしたちは、
物理攻撃では絶対叶わない状態異常魔法や範囲魔法に憧れているのだった。

326 名前: 290 投稿日: 2005/07/21(木) 03:30:53 [ hQpEREwI ]
さて、今日は先輩たちの発案で、ギルド全員で狩りに行くことになった。
標的はオート地下監獄のB4にいる守護鎧。
到着するなり襲い掛かってきた守護鎧たちに、まずギルマスが颯爽とチリを放ち、
チリで動きの鈍った守護鎧を先輩がマジアロで一掃する。
いつ見ても鮮やかな二人のコンビプレイの横で、あたしも見習うように敵に攻撃を仕掛けた。
………与えたダメージは先輩の半分以下だった。

ギルメンたちは先輩たちに続くように意気揚々と守護鎧たちに飛び掛っている。
あたしはそれを他人事みたいに見ながら、戦線から撤退し、端の方にちょこんと座った。
うちのギルドはギルマスと先輩の鮮やかな魔法に惹かれて加盟する人が多い。
むしろ負けて仲間入りなんてしたのはあたしと剣士ぐらいで、あたしたち以外は皆魔法を使う。
ギルメンたちの守護鎧への魔法攻撃を見てると、明らかにあたし以上に役に立ってるのがわかる。
数体に同時に襲われても範囲攻撃で一気にダメージを与えてるし…ついでに派手で格好いい。
あたしは深い溜息をついた。

「おら、何サボってんだよ」
不意に掛けられた声に、視線を移動させる。
そこにはあたしが絶対勝てないけど絶対負けない例の剣士がいた。
「べっつにぃ」
「別には答えになってねえだろ」
「…そーいうあんたこそ何サボってんのよ」
「………、…べ」
「別にって答えはナシね」
「………」
剣士は無許可であたしの隣に腰を下ろすと、ギルメン達の戦いに視線を向けながら言った。
「…俺らって、ギルマスと副マスの次に強い筈だよな」
「一応ね」
この間やったギルド内トーナメントでは、あたしとこの剣士が同着3位だったのだ(決着はつかなかった)。
剣士は壁に背を委ねながら、さっきのあたしみたいな深い溜息をついた。
「けどよ、普通の狩りでは全然使えてねえよな。お前さっき副マスの半分しか食らわせられてなかっただろ」
「…あんたこそ、あたしの半分しか食らわせられてなかったじゃん」
「……………」
あたしたちは二人して深い溜息をついた。

327 名前: 290 投稿日: 2005/07/21(木) 03:32:15 [ hQpEREwI ]
「どうした?」
「…べつ… マスター!」
あたしたちは慌てて立ち上がった。
でもギルマスはサボってるあたしたちを咎める様子は無くて、
それどころか笑みの中に申し訳なさそうな色を滲ませていた。
「ギルドの皆が普段あまり来ない所っていう基準でここを選んだけど、二人にはつまらなかったかな。」
「「とんでもない!!」」
あたしと剣士は同時に言いながら思い切り首を振った。
セリフも行動も被ってしまったあたしたちに、ギルマスが軽く笑った。
「そうじゃなくて、実は俺らっ」
ギルマスに懐いてる剣士が、あっさりとあたしたちの悩みを吐露した。
…あたしはこんな情けない思いを抱いてるって知られたくなかったのに…。まあいいけど。

一通り剣士の不器用な話を聞き終えると、いちいち頷いて丁寧に話を聞いていたギルマスは、
いつもの優しい表情で微笑んだ。
「どうやらそれは誰もが一度は通る悩みみたいだ。」
「へ?」
マスターもですか?と言いたげな剣士の表情を見て、ギルマスは無言で頷いた。
「昔の話だけどね。一度それに陥ったら、世界が見えなくなってしまう」
「世界が…」
ギルマスはあたしたちに背を向けて、魔法を放つ動作をしながら歩き出した。
「思い出して。この世界はもっとうまくできてるはずだ」
そう言い残すとギルマスは、守護鎧にチリを打ちつけながら、走ってギルメン達の所に戻っていった。

328 名前: 290 投稿日: 2005/07/21(木) 03:33:50 [ hQpEREwI ]
その場に残されたあたしたちは、ギルマスの背を見ながら呟いた。
「…どういう意味だ?」
「さあ…」
知識も知恵も無いあたしたちには、ギルマスの言いたいことが欠片も理解できなかったのだ。
「…まあいいや、マスターに心配かけさせちゃったのは確かなことだわ。
 これ以上心配させないように、いつまでもサボってないでちょっとは働きますか」
言いながら愛用の槍を見る。剣士は何も言わない。
「…ちょっと、何か言ったら…」
どうなのよ、と言おうとしたけどその後は続かなかった。
剣士がすっごい形相をしてるのに気づいたからだ。
「…なに」
ひっかけか?とか思いながら、剣士の視線を追う。
視線の先には…見慣れない怪物から逃げてくるギルメンたちの姿があった。
「なっ…あれはホワイトシェード!? い、いつの間にっ!!」
慌てて槍を構えるあたしを、剣士が片手で制する。
「ちょっと、なにすんのよっ」
「よく聞け!」
視線を怪物に固定したまま真剣な口調で言った剣士。
言うとおり耳に意識を集中させると、先輩の声が聞こえてきた。
「早く逃げなさい!こいつに攻撃は効かない!!」
先輩はそう言いながら、なんとか怪物を足止めさせようとマジアロを放つ。
…確かに効いてる様子はない。
ギルマスもギルメン達を守ろうと何発もチリを食らわせるけど、
さっき守護鎧に打ってたのの半分…どころか一割程度しか効いてない。
「おい、俺らも逃げるぞ!」
剣士があたしの腕を引く。あたしはそれを咄嗟に払った。
「てめ、何やって…」
「待って」

あたしは少ない知恵を総動員して、さっきのギルマスの話の意味を考えた。
この緊急事態にこそ、何か引っ掛かるのだ。
『この世界はもっとうまくできてるはずだ』
考えろ、考えろあたし。

相反する魔法と物理。
魔法が効かないとしたら?

329 名前: 290 投稿日: 2005/07/21(木) 03:34:22 [ hQpEREwI ]
……簡単な答えじゃないか!あたしは敵に向かって駆け出した。
後ろから驚いた様子の剣士の声が聞こえたけど、そんなの聞いてる暇はない。
愛用の槍を回しながら勢いよく近づき、
敵が槍に弾かれてうろたえた一瞬の隙に構え直して思い切り突き刺す。
布を引き裂く様な敵の叫び声が耳に届いた。
(やった、いける!)
あたしは確信に近い物を感じた。

そう、つまりこういうことなのだ。
この世界には完璧な超人はいない。いたら世界はとっくに滅びてる。
だから誰にでも長所があれば短所があって。
魔法攻撃が効かない敵には、きっと物理攻撃が効くはずなんだ!

けど、優位は一瞬だった。
すぐに持ち直した敵が、攻撃対象をあたしに定めたのだ。
必死で避けるけど、それに気を取られて攻撃する暇が無くなってしまった。
槍を回して敵を弾こうにもその隙さえ与えてくれない。
(このままあたしの体力が尽きるのを待つしかないのか…!?)
そう思って絶望した瞬間。

金属を叩くような聞きなれた小気味良い音が響いて、来ると思った攻撃が弾かれ消えた。
次々と来る敵の攻撃も、あたしに届かず消えていく。
目の前を見覚えのある盾が横切った。これは!
「先走んなっつっただろ!紙なんだから自重しやがれ!!」
そう言いながら、剣一本だけを手にした剣士があたしの前に躍り出た。
剣士があたしにシマーをかけてくれていたのだ。
「あんたこそ、盾無しで敵の前に!」
「へっ、俺を誰だと思ってやがる。俺はこの体が盾みてえなもんだかんな!」
自慢げに言いつつデュエルを仕掛ける。
全ての攻撃を受けて尚、確かにそんなに痛そうには見えなかった。
「…よおっし、ちゃんとひきつけといてよ!」
あたしはもう避けることもブロックすることも考えずに、
さっきまでのお返しとばかりに敵に攻撃を繰り出した。

それが、あたしたちがギルドに入って初めて自信を感じた瞬間だった。


今日もあたしはあいつに勝てない。
そしてあいつもあたしに勝てない。
けど、もう勝敗に固執することはない。

後にあたしたち二人は、ギルド戦で狙われたくないNo.1物理コンビと呼ばれ、
ギルマスが事情で先輩にマスターの座を譲った時、全員一致で二人同時に後続の副に選ばれることとなる。
まあ…状態異常魔法やら範囲魔法やらに弱いのは、相変わらずなんだけど…ね。

330 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/21(木) 08:55:02 [ Amj4ILFg ]

光の届かぬ地の底の 闇の中の影の中
我は長きにたゆたいし 光にに追われし魔が一頭
強き体はとうになく 邪悪な意思のみ生き続く

闇に眠りし日々の中 卑しき魔獣が騒ぎ立てる
何事かとぞ問いたてば 怯え慌てて語りださん

天上界の火の神獣 その力たるRedStone
魔の眷属の小さき者 守護する者を滅ぼして
奪いて姿を眩まさん 人々かように語りしと

音に聞こえしかの魔石 小さき物には手に余る
かつては闇を統べし者 我が身にこそはふさわしき
されど我には肉はなく 光のもとへは出られ得ぬ

我を闇へと追い落とし 封じ込めたるかの者は
数多の塵をかきあつめ その身に似せた人形に
息吹を与え生をなし 愚かな人を作り得た

かの者容易に出来し事 我が身に出来ぬ道理無し
同じく塵をかきあつめ 邪悪な息吹を注ぎ込み
人に似せたるその姿 我が分身を生み出さん

しばし市井に隠れ住み 愚かな人をかどわかし
かの赤き魔石の所在 いつしか突き止めんと欲す

 〜パブル鉱山最下層に刻まれた碑文より〜

331 名前: 330 投稿日: 2005/07/21(木) 08:55:48 [ Amj4ILFg ]

>>295-299 を書かせて頂いた者です。
未実装職、悪魔物ですが・・・・・
すんません。悪魔の公式設定何も解らないので妄想力だけで書き上げました。
悪魔の詳細わかり次第もう一度別の形で書きたいと思っています。

とりあえずPCの悪魔には元締めの魔王みたいなのがいるという自己設定です。

日記調、会話調、物語調とこのスレにでているので、吟遊詩人のサーガみたいな
感じで挑戦してみたのですが・・・リズム取るのって難しい orz

懲りずにまた何か書いてみます。お目汚し失礼しました。

332 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/21(木) 09:18:02 [ Cm46lCkk ]
>>323
誰のこと?

333 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/21(木) 09:21:50 [ x1HPIr3w ]
>>331
未実装職はいいねb
でもちと俺には難しい文章だ・・・;;
RS公式のSSみないとちと書くのは難しいね〜

334 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/21(木) 10:18:13 [ NrCwYnyM ]
>>325-329
(*´∀`)アラステキ
こうやって見ると、やっぱり役割分担は重要だね。かっこいいなぁ、物理コンビ。
自分もチリWizとPT組んだときに与えるダメージの違いにかなりヘコんだことがある。
しかも自分はホリサク天使だったので、もうどうしようもなかった。

>>330
(*´∀`)アラステキ
すごいですね。本当にこんな設定なんじゃないかと思えてくる。
未実装職を頑張って表現した貴方はステキだ。

335 名前: 290 投稿日: 2005/07/21(木) 12:36:00 [ hQpEREwI ]
天使の本来の土俵は火力ではなくその万能ぶりだと思われ。
頼りにしてます。頑張れ追放天使!


2月14日 バレンタインデー
好きな人からバレンタインチョコを貰った。
嬉しくて舞い上がりすぎ、地下墓地に迷い込んでしまった。
早く帰らねばと思うほどに何故か奥深くまで行ってしまい、流石に死を覚悟した。
ルーンマミーに囲まれ殺されかけたところにランサーと戦士のコンビがやってきて倒してくれた。
ランサーは槍を回し麻痺を食らわせまくって主攻撃の戦士を守っていた。俺達並にお似合いのカップルだぜ!

3月14日 ホワイトデー
お返しをしたら一ヶ月前のチョコは人違いだったことが発覚した。
やけになって夕陽に向かって走っていたら知らぬ間に妖精達の蜘蛛の糸に迷い込んでしまった。
余所者と見るや殺しに掛ってきたエルフ達に慌てたが逃げる気力も起きずに死を覚悟した。
エルフ騎士に囲まれ殺されかけたところにサマナーとウィザードのコンビがやってきて倒してくれた。
サマナーのペットには強力なエンチャがかかっていた。ケッ、息ぴったり自慢か?

4月14日 失恋デー
新学期(?)になったので気分も新たに好きな人に告白してこっぴどくふられた。
拗ねて知らない道を選んで歩いたところ気づいたらコロッサスの棲家に迷い込んでしまった。
このときは二匹に追いかけられただけだったが一撃で俺のHPが減りまくったのでひたすら逃げた。
すると剣士とマシンのコンビがやってきて倒してくれた。
剣士のタゲとりにノーダメなマシンは攻撃+%装備つけまくりらしく与ダメが100をこえてた。

5月14日 決闘デー
好きな人がなびいてきてくれたと思ったら男同士拳で決闘して私の恋人の座を争ってネ☆と言われた。
仕方ないのでギルド戦に出たら相手の男は好きな人と一緒に駆け落ちしていた。
悔し紛れに突進したところ天使とビショップのコンビがのこのこ歩いていたので腹いせに殺そうと思った。
しかし技が発動できない。CP…マイナスよんまん!!!!!?????
マジックディスペリング&ホリサクをしまくる天使と彼を回復しまくるビショップ。倒せNEEEEEE!!!!!

6月14日 みなぎってきたデー
世の中の全てが信じられなくなった俺は配達のバイトに明け暮れた。
バイト中、殺人蚊から逃れようと慌てて目についた洞窟に入ったところ、キングベアーの子がじゃれてきた。
もうダメポと思った所にテイマーとウルフマンが現れて倒してくれた。
テイマーがタゲをとってウルフマンが削り続ける!火力職同士の最高コンビだ!!
しかしひとたびタゲとりに失敗すると紙のウルフマンが一撃死する諸刃の剣。素人にはオススメできない。

7月14日 次回作にご期待下さいデー
夏だ!ニートだ!夏厨だ!今年も恋人のいない夏を迎えてしまった…。
でもきっと仲間はいるはずだ!そう思って地下に潜る。
地下特有のかび臭さの中、いたぜ!仲間だ!古代ヴァンプ!
よ!お前も彼女いないんだろ?わかってるって、辛いよな。まあ一杯飲もうぜ。実は俺ちょっと酔ってるんだ。わかる?
ん?おいおい、そんな勢いよく近寄ってこなくても逃げな…ちょ…何その牙……ギャーーーーーーー

336 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/21(木) 15:59:46 [ IScVsh8M ]
>>335
何故そこまで俺の私生活を監視するんだ?
そこまでそっくりでネタとは言わせないからな!
 
・・・・お前面白いな。GJ

337 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/21(木) 18:11:15 [ 8/ps.lSA ]
>>335
(*´∀`)アラステキ
おもしれ〜。毎月14日に何かがあるのか。8月14日が楽しみだ。
本当にこんな生活をおくってる人がいたらおもしろいですね。

>>336
って本当にいたよw
まさか実話だったなんて.....頑張ってください......

338 名前: ◆21RFz91GTE 投稿日: 2005/07/21(木) 20:37:57 [ jVQE2/E2 ]
■・冬のランサー>>149-153              ■・白銀の弓兵−1>>268-269
■・探し人>>163-164                 ■・白銀の弓兵−2>>286-287
■・もういない、誰かと私-ウィザードの唄->>192-193 ■・白銀の弓兵−3>>305-306
■・少女-1>>211-212               ■・白銀の弓兵−4>>320-321
■・白い悪魔−1>>222-223
■・白い悪魔−2>>247-249 

 白銀の弓兵−5


 「アレン君!」
数人の男に取り囲まれ、そして一人のリーダー格と思われる男に捕まり、首元にナイフを突きつけられて慌てているアレンの姿がミルの目に映った。
「てめぇか…俺の部下をあんな姿にしてくれたってランサーは。」
アレンの首元にナイフを突きつけている一人の男がそう言った。察するところこの間の盗賊団の頭と思われる人物、そしてその周りにはその部下達。
「おっと、動くなよ…。」
ミルが槍をとりだして構えた瞬間、アレンの首元にあるナイフは少し奥へともぐりこまされる。すこしだけアレンの首から赤い筋が流れるのがかすかに分る。
「何してんだ…槍を捨てねぇか!」
「く…。」
じりじりと間合いを詰められているのが分る、私はどうしやっても不幸と隣り合わせに生きていくしかないのかと頭の中でそうつぶやき、手にしていた槍を遠くのほうへと放り投げた。その槍を部下の一人が走って拾いに行き。その槍を構えた。
「なさけねぇ…こんな奴に全滅させられたのかよ…つかえねぇなぁ。」
「…生憎、彼らは素直に私の手に掛かってくれましたからね。」
「自分の立場ってのが分ってねぇらしいな…。」
ミルは相手を挑発するように相手に毒舌を吐く、その挑発に乗る盗賊団の一味は再びミルとの間合いを縮めていく。
「ふん…この腰抜けも杖ねぇ状態で大分いきがってたな。少しだけ自分が置かれている立場というものを教えてやろう。」
盗賊団の頭の前に数人の下っ端が列を成した、そしてそれぞれ武器を持つと戦闘態勢を整え再びじりじりと間合いを詰めていく。そのなかミルはとても涼しそうな顔をしている。それがアレンには分らなかった。
「やれ野郎供!」
アレンを捕まえていた盗賊の頭は、アレンを後方へと投げるかのように弾き飛ばし、その言葉と同時にいっせいに飛び掛ってきた、一人は正面から、一人は横から…四方八方から囲むようにしてミルにそれぞれの獲物を突き立てようとした。
だが丁度その時、上空から何かが空気を切る音を盗賊団の下っ端立ちは耳にする。その直後急に視界が走っている方向と逆の方向へと逆送し、そして激痛が襲ってきたと思った瞬間その命を途絶えさせた。
「何!」

339 名前: ◆21RFz91GTE 投稿日: 2005/07/21(木) 20:38:19 [ jVQE2/E2 ]
一瞬の出来事だった、矢が刺さっている方向から発射地点を計測しその方向を頭は向いた。そこは宿屋の屋上、街頭の丁度真下あたりに屋根はあり、そこに上っている少女の姿を照らしていた。
そして、再び数本の弓矢が落ちてくる。空気を切る音は相変わらずの鋭さだ。だが男には命中せずに男の周りにドスドスと音を立てて地面に突き刺さった。
「早い…。」
少女は今度、きちんと弓矢をセットして、弓を引く動作を行う。その動作はなれたもので一連の流れのように綺麗だった。
狙いを定めると弓をしならせて一気に打ち込む。飛んできたのはたった一本の矢だった。それは又男の脇を通り過ぎ、ドスと地面に突き刺さった。
「馬鹿め、何処をねらってやが…。」
そこで男の声は途絶えた、突然声が出なくなったと思った刹那、喉に焼けるような痛さを覚える。その痛さは体のあちらこちらへと伝わり、そして背中から胸に掛けて一本の槍が突き刺さり、それは貫通した。
「残念ね…。」
素早く槍を抜くアレンが居る方向へと跳躍し、アレンを抱きかかえて再び空中へと跳躍する。
「…肉片すらのこさない!」
ミトがそう叫ぶと、屋根から空中へと飛んで目にも留まらぬ速さで弓を打ち続ける。同時に六本ずつ放たれるその矢は男に当たることなく地面へと次々に突き刺さっていく。そして最後に力いっぱい弓を引き、魔力増強装置のスイッチを入れた。
「やぁぁぁぁぁぁぁ!」
そう叫ぶと空中で一本の矢を最後に放つ、その矢は男の体を貫通して地面へと突き刺さる。矢が刺さった刹那何本も突き刺さっていた矢が同時に爆発を起こしあたり一面を吹き飛ばした。その爆発に盗賊の頭はもちろん、部下である数名の男達も巻き込み、爆風で作物の一部が吹き飛んだ。
スタっと上体を起こして体にダメージが残らないような着地の仕方をする。そしてゆっくりと立ち上がりミルの方へ振り向いた。
「…。」
ミルは何も言わずにミトをじっと見つめ、そして笑顔で右手を前にだして親指を上に突き出す。するとミトも同じように笑顔で親指を上に突き出した。そして半場ぼろぼろ担ったアレンは同じ動作をせずにミルの方に捕まってミトへと言う。
「…グッジョブ。」




 「グッジョブ…じゃない!」
その次の日、宿屋の亭主はぼろぼろになった自分の宿について三人に説教を始めていた。当然アレンが一番責任を問われ旅の資金の半額を亭主へと工事費と修理費として渡した。
「だが…あんたらのおかげでこの周辺で悪さをしていた盗賊達は全滅だ、そのことにだけは礼をいうよ。」
アレンを残してミルとミトはそそくさと部屋へと逃げ始める、アレンは必死で頭を下げ同じ言葉を連発している状況だった。
その間に二人は荷物をまとめ、アレンが戻ってくるのをゆっくり止まった。アレンが戻ってきたのはそれから二時間後の事、爆風で吹き飛ばされた作物の弁償や責任について問われて既にぼろぼろになっていた。
「あ、お帰りアレン君。」「お帰りなさい。」
二人は声をそろえてアレンを迎えた、だがこのときばかりはその笑顔もまったく役に立たず、アレンは一人すねてしまった。
「ちょっとアレン君、そんなにすねなくても…。」
ミルが流石にやりすぎたかと反省した様子でアレンのほうへと近づいていく、だがアレンは昨夜と同様にタバコを懐から取り出す手馴れた手つきで火をつけて白い煙を吐き出した。
そしてミルのほうをギロンとにらむと再びそっぽを向いてタバコをふかす。
「…はぁ、これじゃぁお祝いも出来ないねミト。」
「そうですね、せっかくギルドに入れてもらって。頼もしい先輩も出来たというのに残念です。」
少しの間だけ三人の間には沈黙が流れた、そして何かに弾かれるようにアレンは素早く振り向き加えていたタバコをズボンの上へと落とした。
「アチチチチチチチチチチ!」
アレンは慌ててズボンの上へと落ちたタバコを手で払い、そしてその手にいまだ燃え盛るタバコの火を触れてさらに大騒ぎをする。その様子をポカンと黙って見ている二人、そんなことには目をくれずに洗面台のほうへと走り、蛇口の線を開けて火傷した手を冷やす。
「いってぇぇぇぇ!」

340 名前: ◆21RFz91GTE 投稿日: 2005/07/21(木) 20:38:41 [ jVQE2/E2 ]


 事が収まったのはそれから五分後、アレンは足と手に少量の包帯を巻いて椅子に座っている。その対面にミルとミトがちょこんと座っている。
「それで、本当にギルドに入るおつもりですか?」
アレンは先ほどの騒ぎが嘘のように冷静さをとりつつもミトへと話しかけた、そうするとミトは軽く頷き、そしてアレンをじっと見つめて
「宜しくお願いします、先輩。」
と一言だけ言った。
「というわけなんで、アレン君よろしくね…って聞いてる?」
ミルは確認のためにアレンに同意を求めようとした、だがアレンはしたの方を向いて背筋を伸ばしたままカタカタと震えている。
「ちょ…アレンく…。」
「宜しくお願いしますミトさん!」
ガバっと正面を向き、そして立ち上がり椅子を膝の裏で押しのけて垂直に立った。その姿を見てミトは少しビクっとしながら素早く上下に首を振った。
「さて、そうと決まれば次の町で情報収集です!…ほら二人ともさっさと行きましょうよ。」
今までに無く生き生きとしたアレンの姿がそこにあった。荷物をまとめてアレンは急いで宿を出る準備をした。二人も既にまとめていた自分の荷物を担いで走り出すアレンの後ろを追った。ハノブの出入り口へはすぐにたどり着ける距離に宿屋は位置していて、すぐさま三人はハノブを出た。短い間だったがちょっとしたトラブルに巻き込まれた三人は一度も振り返ることなくハノブを後にする。
しばらく歩いた後、ミルはアレンの横について顔をうかがった。そして一度後ずさりをして後ろからゆっくりと歩くミトの耳元で小さな声でつぶやいた。
「…あの話、本当だったかもしれないよミト。」
そうつぶやくとミトはびくっと背筋を凍らせた、腰にぶら下げている琥珀の人がカタンと音を立てて地面に落下した。
「ん、どうしたんですか二人とも。」
「いや、なんでもないわよ。ねぇミト?」
ミルは少しあせった顔をしてミトへと同意を求める、だがしかし、ミトはそそくさとミルの背中に隠れ顔の半分だけを覗かせる。
「…。」
「どうしましたミトさん?」
「…あの。」
ガタガタと震えるミトの体がミルにはすぐに分った。そしてミル自信サァーっと血の気が引くのを覚えそして
「アレンさんって、本当にロリコンなんですか…?」
その言葉がアレンとミルを凍りつかせる。そして数秒後アレンは左手に持っている杖を上に振りかざして急に詠唱を始める。
「ミル…あなたって人はぁ!」
「ご、ごめんさ〜い!」
アレンは頭上に火炎弾を数個作り出してソレを走り出したミルへと放った。火炎弾はミルの走るすぐ後ろで地面に激突し、そのいっぺんを焼き払う。
「今度という今度はゆるしません、覚悟しなさい!」
「ミトのばかぁ〜!」
二人はそのまま荒野を走り続ける、一人取り残されたミトはすぐさま弓を拾って二人の後をわらいながら追いかける。そして荒野にはいまだ雪が降り続いていた。


 白銀の弓兵
 END

341 名前: ◆21RFz91GTE 投稿日: 2005/07/21(木) 20:39:42 [ jVQE2/E2 ]
こんばんは〜、これにて白銀の弓兵は終わりです。
とりあえず…あとがきとして一言




アレン君…へたれすぎ。



では〜。

342 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/21(木) 20:41:07 [ WXTSEK0k ]
>>308-309
最近あまりに投稿が多いんで読んでなかったけど、
ちょっと見たら、上手過ぎてびびった。
話の内容ってより、雰囲気作りが良いね。
なんか思いつきで書いたって感じでもなかったしさ。

サンクス。

343 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/21(木) 21:25:06 [ IiiV8KNs ]
>>338-340
(*´∀`)アラステキ
やっぱりアレン君はいいなぁ〜。すごい和む。
まさか本当にロリコンだったなんてねぇ。ミトが震えてたのには笑った。

344 名前: まとめて感想 投稿日: 2005/07/22(金) 01:54:37 [ xyhxA15E ]
>>308-309
会話と描写のテンポがすごく読みやすかったです。
文章量としてはあまり多くなくみえますが、各キャラクターは十分つかめました。
こういうのを「上手い」って言うんでしょうね。
しかし、リンはどうしちゃったんですか…?
大事な部分がすっぽりオアズケ状態。続きをプリーズ。

>>316-317
…そんな事情があったとは、大変でしたね。でも続きが読めてよかったです。
やった〜と思ったらまたちょうどイイところで…以後次回とは。orz
白紙のページに一体どんな秘密が隠されているのか、楽しみにお待ちしてます。

>>320-321
ストーリーの感想とはちょいと違うんですが、◆21Rさんは、
ゲーム内の用語を使わずに話を書かれてますよね。それが好きです。
そしてヘタレでもかなり好きでーす。
最後の怒りは侮辱ゆえか図星ゆえか…。面白そうなので後者希望☆

>>325-329
物理職2人の掛け合いや、他のギルメンとの距離感の表現がなんともいえませんでした。
そして展開もめちゃ熱くてツボ押しまくられました!
"知識も知恵もない…"というところに、
物理職とは程遠いながら、支援ビショとして2人に親近感を感じたり感じなかったり〜。

>>330
色々と想像が膨らみますね!
学校の勉強で、特に古文なんて絶対役に立たないとか、よく言われてますけど、
こういう時に真の実力となって発揮されるんですな…。

>>335
いろんな要素がギュッと詰まってて、読んでいてとても楽しめました。
しかも、オチがまた笑える!!
そして私も…一杯引っかけて古代に会いに行かなくちゃ…orz ナツナンテ

345 名前: 330 投稿日: 2005/07/22(金) 02:55:24 [ S2CWz79k ]
>>333さん、 >>344さん、 (*´∀`)アラステキ さん感想どうもです。
本当に設定わからないので元ネタに聖書をだいぶ使っています。

>>344 さん、古文はあまり参考にはしてません^^; 
某100巻超えの小説の吟遊詩人、某竜殺しの映画の吟遊詩人の歌を参考にしました。
ちとリアル忙しくなりそうですが、またよろしくお願いします。

346 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/22(金) 03:30:51 [ WXTSEK0k ]
あのー作文屋さんは素人の方ですか?
無駄な描写もなく、キャラの個性もはっきりしていて、各街の特質といい、
マジで驚くんですが・・・・。
こんな事書き込むと本人乙とか言われそうなのですが違います。

 
てか、あんた・・・ものすげぇよ・・・。
こんなとこに書いてる場合じゃ・・・ないっぽ・・・。
でも、もっと読みたいので・・・その辺よろしく。

347 名前: 277改め 指示待ち代理人 投稿日: 2005/07/22(金) 18:06:05 [ 3PrZN/F6 ]
 大分スレが進んでいる・・・・
その時私のPCはクラッシュを起こして
起動すらままならなかった・・・・ 川orz
まだ一回しか登校してないのに・・・・  o=Σrz


再セットアップして、一応何とかなりました。
幸い作品はフロッピーに入れていたので
早速書き込みます。

348 名前: 指示待ち代理人 投稿日: 2005/07/22(金) 18:06:47 [ 3PrZN/F6 ]
 ・・・・・・えっと・・・ここだったけな。



 どうも皆さん、今日は。巨大骸骨、一旗次郎直伴です。
また暇になったんでここに来ましたよ。


 今日はですね、私がこのアルパスに住み着いた事情を話そうと思いまして。
・・・えっ? もう言っちゃうのって? 

・・・私は気まぐれなもんで、気分が向かないとこういった
話は滅多にしないんですよ・・・



 ・・・・・・なんだか皆さん物足りなさそうですね。
まあそりゃそうでしょうね・・・大体こういう類のことって、
もう少し話が進んでから語られるものですから。

でもね、別にいいんです。そんな対したものではないんで。
ここで語られている人々のような、華々しかったり、
悲しかったり、切なかったりする過去はもってませんから・・・・。


しいていえば、情けない事由ですね・・・・・・

349 名前: 指示待ち代理人 投稿日: 2005/07/22(金) 18:07:15 [ 3PrZN/F6 ]

 本当ならば私には別の人間に生まれ変わるか、
認められれば極楽浄土へ行く道があったんです・・・・・


しかし本当にドジなもんで、死んで魂になったばかりの私には、
まだその自覚がなく、ついついボーっとしてて、
魂が行くべき道を外れてしまったんです。

気がついたら周りにはたくさんの道、道、道。
一体私はどこからどうやってここに来たのか、
そしてどの道を進めばいいのか、判らなくなってしまったんです。
つまり迷子です・・・・ね。嗚呼情けない・・・・・。


迷った挙句一つの道をひたすら進むと、
行き着いたところがここだった訳です。


 そう、私は生前、別の世界にいた者だったんです。

名前からしてそうですよね・・・・・

一旗次郎直伴・・・・どう見ても場違いな名前ですよ・・・・・


それに着いた所がよりによって・・・・・・
当然ここの人々と何の因縁もないのに、
どうして、どうしてこういろんな人に襲われ、
何度も何度も体をバラバラにされなくてはいけないんでしょうか・・・・・・

350 名前: 指示待ち代理人 投稿日: 2005/07/22(金) 18:07:50 [ 3PrZN/F6 ]

 こんなもののために今まで生きてきたのではないのに・・・・
永遠の命なんていらない。こんな弱弱しい私だが
一度だけでも人生の華を咲かせてみたい・・・・

それが無理ならせめてのもの、生前にいたとこの
神様仏様の下での
極楽浄土を望みます。


  生まれついてのトンチンカンと

  人より鈍い頭の中が

  どうしてこうも邪魔をする


 嗚呼、いつになったら願いがかなうのやら
本当ならこんなところ早く出て行きたいのに・・・・・

追放天使さんなら、私を元の世界へ送ることが出来るだろうか。
いや、無理でしょうね。諦めます・・・・・・。




 すいませんね。変な空気にしちゃいまして。
なんだか申し訳ないんで私はここで失礼させていただきますよ・・・・・。

・・・ありがとうございました・・・・・・







 『生まれついてのトンチンカンと  人より鈍い頭の中が  

  どうしてこうも邪魔をする・・・・・・

  哀れ。 あまりにも惨め。 しかしそれに同情する人はどこにもいない。  



  いや、いる筈がない。



  後ろめたい過去は誰にでもある、特に物語の中では・・・・

  このようなしょうもない過去が語られることは――――










  永遠にない。』

351 名前: 指示待ち代理人 投稿日: 2005/07/22(金) 18:14:34 [ 3PrZN/F6 ]
>>374
ぐへっ・・・
誤字があった orz

>>348->>350
肝心の作品のほうですが、
改めて読み直してみたら
なんだか妙なものになってしまったような気がしてきた・・・・

本当に続けられるか怪しくなってきてます o/rz

352 名前: 指示待ち代理人 投稿日: 2005/07/22(金) 18:30:11 [ 3PrZN/F6 ]
>>351
慌てて訂正も書き忘れるなんて・・・
ぬるぽだ・・・

>>374
誤・登校  正・投稿

353 名前: 指示待ち代理人 投稿日: 2005/07/22(金) 18:43:53 [ 3PrZN/F6 ]
>>315さんが感想を書いてくれていたのに
忘れていた o/rz

何度も何度も書き直してすいません。
作者の私の方がトンチンカンだ・・・・ 川orz


>>315さん
感想ありがとうございます。
この作品がどれだけ続くかわかりませんが(マテ
皆さんに少しでも面白いと思っていただければ幸いです。

354 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/22(金) 19:51:58 [ mY8wDGyo ]
>>指示待ち代理人さん
キャラのたち方がどうも上手すぎると思っていたんですが、半分地だったんですね(笑)
一旗のファンです。
完結物だと思っていたので、前回語られなかった部分は書き忘れだろうと思い込んでいました。
続き物だと知って嬉しいです。
でもいざ披露された事情は、ちょっと切ない事情でしたね…。
今アルパスレベルなんですが、思わず狩場変更してしまいそうです(笑)

これからも楽しみに応援しています。

355 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/22(金) 21:40:16 [ 7Ma/l9kE ]
>>348-350
(*´∀`)アラステキ
なるほど。一旗は違う世界の人間だったのか。
そんなわけで追放天使を使っている自分が一旗を元の世界に帰す方法を
考えてみた。

1.ホリクロorジャッジメントをくらわせて成仏させる(気合いで)。
2.元の世界までのタウンポータルを開く(気合いで)。

1は十字架が出るから成仏できそう。一度死んでRSの世界に来たわけだから
こっちの世界で魂になって、違う道に行ってみたら帰れるのでは?
と考えたが、そう簡単にいくわけ無いので没。
2はタウンポータルをマスターしても届かないだろうから没。

結論:追放天使も元いた世界を追放された身なので、一旗を元の世界に
   帰してやるのは無理っぽい。未実装職に期待。
   そもそも一旗を元の世界に帰したら続きが読めなくなるので絶対に
   帰さない。

次回も期待してます。

356 名前: 指示待ち代理人 投稿日: 2005/07/22(金) 23:59:26 [ ULybLMFg ]
>>354さん >>355こと(*´∀`)アラステキさん
感想ありがとうございます。
いつも誰かから感想をいただけるので、とても感謝しています。

それに比べて私ときたら・・・・
作品を作るのに夢中でついつい感想が後回しになって、
結局書かずじまいになってしまいます。

遅筆というのもあるんですが情けない・・・
次々と投稿される作品に追いつけず、いまだに感想が書けない状態です。

(嗚呼、すぐに文章が思いつけば・・・・ 川orz)

こんな私でもよろしければこれからもよろしくお願いいたします。



P.S
PCの調子がものすごく悪く、もう自ら命を絶ちそうな状況ですw;
(購入から今年で6年目。今日で再セットアップ3回目。o=Σrz)
ある日を境に書き込みが止まるかもしれませんが、
決してネタが思いつかず逃げた訳ではないのでw;




(早くコ○間で買い換えないと・・・・・・ 川orz)

357 名前: 作文屋[TRACKBACK] 投稿日: 2005/07/23(土) 04:03:23 [ 6adZTxwc ]
作文屋 [ jCNnUjr6 ]
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/19634/1117795323/r308
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/19634/1117795323/r309


港町ブリッチヘッド…



砂漠都市アリアンから港町ブリッチヘッドまでの道のりは長い
アレンとリンは物資輸送部隊に傭兵として参加
司祭は旅の運行を安全とする為に無条件で歓待される為、マルの同行に雇い主に依存はなかった

また、アリアン傭兵ギルドで名高い戦士アレンと槍使いリンの噂に、一行の荷物を狙う山賊も無い
道中のモンスターも彼らの敵ではなく、あっけなく一週間の旅は終わった


「んー、磯臭いなぁ」

雇い主からの交渉はもっぱらアレンの役目である
アレンが給金の支払いを受けに行っている間
リンとマルはぷらぷらと港町を見物しながら、情報収集に努めていた
交易港であるブリッチヘッドは、珍しい品物や、各地からの噂話が溢れている
アリアンとの違いはその町並みだけでなく、人々の気風にもあり、慌しいアリアンに慣れてしまっていたリンには
少し物足りなさを感じさせる

「リン、磯臭いと言う表現はどうかと思いますよ」
「なによ、ホントの事でしょ」

嗜めるように諭すマルに対して、リンはいつも喧嘩腰になってしまう

『馬が合わないって言うの?無理、お堅い司祭様なんて』

以前アウグスタでの仕事の時、アレンに言ったけど、生真面目さが更に増した気がするわ…
街で話しかけてくる住民一人一人に祝福の言葉をかけるマルを見ながら、リンはそっとため息をつく
嫌いではない、むしろ安心できる仲間だ
でも、所詮、傭兵と司祭では住んでいる世界が違う

「少し手分けして情報入れてきましょ、集合は宿屋だし」

マルに対して軽く手を上げ、リンは街外れに向かって歩き出す

358 名前: 作文屋 投稿日: 2005/07/23(土) 04:04:01 [ 6adZTxwc ]
何か言いかけてたみたいだけど、ま、いいわ
リンは独りになった気軽さで、軽く伸びをして回りを見渡す
目指す場所に司祭連れでは、居心地が悪すぎる
古い街並みを歩き、見過ごしてしまいそうな、倉庫街の外れの目立たないドアの前でリンは足を止めた
何の変哲も無い民家のドア
リンの目はドアの脇に無造作に置かれた、古びた馬車の車輪に注がれる

「ここ?」

呟くと、そっとドアを開ける

「おねえさんだぁれ?」

中に居た少女が不思議そうにリンを見上げた
足元には文字の書かれた積み木が散らばっている
故エリプト王国の古代文字
にっこりと微笑むと、リンはしゃがみ込み、積み木を手に取った

「ね、お姉さんにちょっと貸してね」
「いいよぉ」

あどけない声で答えながらも、少女の目は、リンの手元に注がれている
積み木を手に取りながら、一つ一つ、並べ替えると、出来上がった文字を小さく読み上げる

「我求む者なれば汝与える者となれ」 

じっと手元を見ていた少女は、頷くと歌うように答えた

「盟約に従いて勇をなし儀を果たせ」
「ようこそ。マスターの元へご案内します」

さっきまでの様子と一変し、大人びた口調と物腰で、少女は家の奥へと足を向けた

ギルドか、久しぶりだけど、相変わらずだわ

愛用の槍を持ち直し、油断なく気を配りながら後に続く
危険はあるが、情報を仕入れるならば、街のギルドにあたりを付けるのが一番なのだ
ここ、ブリッチヘッドにあるのは、悪名高いシーフギルド
しかし、ギルドにはギルドの掟があり、無闇に人を襲う事もない
手順と義理さえ違えなければ、貴重な情報源となる

アレンは嫌うけど、私はこの方法でずっとやってきたし…
あいつと居ると自分が汚い人間な気がしてくるわ。でも甘い事ばかりでは情報も入って来ないし

相棒の顔が浮かび、言い訳がましく呟く自分に苦笑する

奥まった部屋に通されると、そこには小柄な老婆が一人揺り椅子に腰掛けていた
老婆の足元にちょこんと少女が座り込み、耳打ちをする
頭をなでられると嬉しそうに笑って、リンに手を振り少女が駆け戻って行った

「傭兵かい、昔ながらの作法でここへ人が来たのはいつ振りかねぇ」

老婆はしかし、鋭い眼光でリンを見据えると話し始めた

「今はこの街のギルドも変わり果てたんだよ。人殺しや強奪が当たり前な奴等が台頭しだしてね
 こんな老いぼれには何の力も残っていないが…何を求めてここへ来た?」
「そう…情報が欲しいの。トワイライト滝についてよ」

腰の皮袋から幾ばくかの宝飾品を取り出し、老婆に渡す
受け取りながら、反芻するように老婆が目を閉じて語りだした

「アウグスタのワイン貯蔵庫だねぇ…、ケープ族と言う土着民が居るが、気の良いやつらでな、確か貯蔵を手伝っているとか…
 だが、ここ最近モンスターが活発に動いているとの情報が入ってきてたね…
 あの滝は…アウグスタの奴等も奥には足を入れた事は無いと言うが地下への通路が無数にあるらしいがね…
 最近は戦士が一人、探索に出て行方不明の仲間を探しに潜ったと聞いているくらいだよ
 この対価に出せる情報はこんなもんさね」

老婆が乾いた笑いを含ませながら、リンを値踏みする様に眺めている
対価に見合った情報、確かにこんなもんだろう
リンは頷いて礼を述べ、入り口へと足を早めた
老婆がマスターで無い事は明白で、老婆の背後にあった隙の無い気配の方が気になる
宿まで少し遠回りしてから帰らないと…
リンは何気ない振りで街の中心部へと向かって歩いた

                      続くのかな…

          




何だか自分でも分からないんですがRSじゃなくなってる気がします…
完全創作ですね…
こんなんで良いんでしょうか?
取りあえず、第一章に繋がるとこまではがんばります
…がんばらなくて良かったら、要らないと言って下さい

359 名前: 作文屋 投稿日: 2005/07/23(土) 04:10:46 [ 6adZTxwc ]
ああ…イマイチここの使い方が分かってませんね…
皆さんの様に綺麗にトラックバック使うのが出来てないですね…

360 名前: 一旗次郎直伴 投稿日: 2005/07/23(土) 06:59:16 [ ULybLMFg ]
>>356
代理人の感想に対するコメントがいつも短いので、
これからは私が返答することにしましたよ。

やれやれ、何のための代理人だか・・・・



>>345さん
フフッ、確かに地は入ってますね。五分の二くらいでしょうか。
ファンというのが嬉しいですね。でも何処にいるかは探さないでくださいね。
居場所がばれると独りでいる時間が減っちゃいますので・・・。

>>355
帰さないんですか。ハハハハハ・・・ハハ・・・・・・うぅ・・(泣
そこを何とかお願いしますよ・・・痛くても何でもいいですから・・・・
・・・でもまあ、そこまで引き止めてくれる人がいるなら、
アルパスもまんざらでもないですね。


せっかく作文屋さんが作品を書いて下さったのだから感想も。

>>357-359
いい作品ですね。
丁寧な文章だったので読みやすかったですよ。
これからもお互いに頑張っていきましょうね。
次回作楽しみにしています。



ところで代理人・・・なんで作品の感想を疎かにするかな・・・
もうちょっと気を使いましょうよ・・・。
掲示板ってこまめにチェックしていないと
すぐにログが流れるのかな? 
だとしたらわからなくもないけど・・・・ねぇ・・・。


時間があれば私が感想を書くことにしますよ。
皆さん、これからもよろしくお願いします。


(感想、書きたいけど思いつく前に
 どんどん作品が投稿されるから
 亀レスになってしまいそうで書き込めない・・・・
 あんまり流れ止めたくないし、何度もスレを見る時間も
 ないしどうしよう・・・・  川orz  by指示待ち代理人)

361 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/23(土) 22:19:18 [ tFPO7lKc ]
>>357-358
(*´∀`)アラステキさん
おもしれ〜。続きが気になるなぁ。

>こんなんで良いんでしょうか?
問題無いですよ。好きなだけ書いてください。
>…がんばらなくて良かったら、要らないと言って下さい
がんばれ!要る!要るからがんばれ!!

362 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/24(日) 05:19:29 [ WXTSEK0k ]
いくらなんでも下がりすぎ・・・。
ついに消えたよ・・・。

363 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/24(日) 19:21:34 [ mY8wDGyo ]
>>362
ageれば良いと思うよ。

364 名前: 指示待ち代理人 投稿日: 2005/07/24(日) 19:41:43 [ HS2oETeY ]
はい。一旗にダメだしされた代理人です。
ついにPCが天に召されたので買い換えました。


ところでキャラと作者の一人二役ってスレ違いなのかな?;
やっぱり一旗でコメント書くの
止めたほうがいいのかな・・・ orz

駄目なら駄目と言ってもらえたら止めますので・・・・・・。

365 名前: ◆21RFz91GTE 投稿日: 2005/07/24(日) 20:26:47 [ jVQE2/E2 ]

 蒼眼の戦士−1


 荒野を過ぎ、多分みどりの森が広がるこの大地。アウグスタ近郊の海岸線の途中、外は相変わらず雪が降り続いている。
その中、旅人の三人は神聖都市アウグスタを目指し歩いていた。
思い足取りをゆっくりと動かしながら、寒い潮風に耐えながら歩いている。
「…アレン君。」
「何ですかミル…。」
数時間前に動かしていた口を再び動かし喋りだしたミル、ソレとは対照的に一言だけ返し前を向いて歩き続けるアレンとミト。
「…前から思ってたんだけど。」
ザクザクと音を立てて歩いているミルの足音がぴたりと消え、その瞬間に全ての音が止んだ。
「何であなた達二人とも浮いてるのよ!」
槍を杖代わりにして歩いていたミルは既に限界を感じている様子だった。この三週間で降り続いた雪は既に積雪が二メートルにまで達している。その中炎の力で道を作りながら浮いているアレンと交代で道を作るミト。その後ろ遥後方でふらふらになりながら何とか着いてきているミルの姿があった。
「私は呪文で浮いているんです。」
「私は…昨夜アレンさんが靴に細工をしてくれたおかげで…。」
二人は顔をあわせて少し困った様子でミルのほうを同時に向く、まだ後方三百メートルぐらい離れていは居るだろうと思われるミルの姿が少し小さく見えた。
「…仕方ないですね、ミル…私は浮遊術を解くので道を作ってください。」
「どうやって作るのよ、こんな堅く降り積もった雪を私なんかが。」
「方法はあります、とりあえずそこでへばってないでこちらまで来てください。」
アレンは額に汗をかきながら少々疲れた様子で浮遊術を解いた、そして精神を集中させていつでもその方法が出来るように準備をする。
「はい、では私が合図をしたら槍を頭上でクルクルと回してください。」
「え、たったそれだけ?」
「はい、それだけです。ミト、私と一緒にミルの後方へと下がりますよ。」
ミトは言われたとおりにアレンと共にミルの後方へと下がった、そしてアレンは詠唱を始めだしミルはいつでも槍を振り回せる状態を整える。
「行きます…今です!」
アレンは大声で叫ぶとミルはソレに合わせて頭上でやりを振り回す、アレンはそのやりに炎の弾をぶつけ槍の回転と共にその炎は徐々に渦を巻きあたり一体の雪を徐々に溶かし始めた。
「二時の方向に槍を全力で振り下ろしてください。ミト、矢の準備を。」
「え、こう?」
ミルが槍を全力で地面へと叩きつけた瞬間、ミトがその振り下ろされた槍にまとわりつく炎を矢で射る。するとその炎は矢に吸着するようなカタチで矢にまとわりつく。
そして振り下ろされた槍から直線状に炎が吐き出され、直線上八キロの雪を一瞬にして溶かす。その先をミトが放った矢が雪を溶かした。
「…これで文句は無いでしょう…さぁ歩きますよ。」
呆気に取られる二人をよそ目にアレンはすたすたと歩き始める、その後ろから一息置いてから二人は歩き始めた。
「…ねぇミト。」
「はい。」
ミルは隣を歩くミトにちょっとした疑問を感じ、それを相談する。
「アレン君って、もしかしてものすごいウィザード?」
「…かも、ですね。」

366 名前: ◆21RFz91GTE 投稿日: 2005/07/24(日) 20:29:23 [ jVQE2/E2 ]
「さぁ、着きましたよ。」
三人が到着したのは港町ブリッジヘッド、ワインと塩の産地であり漁業が盛んな町でもある。そしてこの町には数々の冒険者達の憩いの場としても有名な場所であった。
この町から東に二十キロ先に行った所でトワイライトの滝という場所がある、そこでは我先にと冒険者達が自分の実力を試すために日々戦闘に明け暮れている場所だと聞く。
そこからさらに二キロ先にあるソルティーケーブという場所、通称塩の産地。その名の通りこの町での産物である塩はソルティーケーブにて採取されたものばかり、冒険者達が持ち帰ってくるソレを商人たちが買い取り、それを船に乗せて砂漠の町アリアンへと売りさばく。これがこの町の商売としての成り立ちであった。
「とりあえずは宿屋ですね、場所をその辺の人にでも…って。」
アレンはあたりを見渡す、だが町にはひとっこひとり居なかった。アレンの後ろからへとへとになりながらやっとの思い出到着したミルがひょっこりと顔を覗かせる。そしてミルの目にも人影は全く映らなかった。
「おかしいですね、この時期漁業で忙しいというのに…漁協組合の人すらいないとは。」
「アレン君、この雪じゃ漁業とかそういう問題の前じゃないのかな?」
「…ですかね、やっぱり。」

アレンとミルはミトを囲むようにして戦闘態勢をとる、アレンは背中から杖を取り出しミルは持っていた槍を両手で構えて腰を低くする。
その二人の背中に囲まれるようにミトは琥珀の人を取り出し矢を一本仕掛けて丁度おへその前辺りで構えた。
「道中、モンスターが一匹も居なかったもの気がかりですが…いよいよ何かありそうですね。」
「かもね、先手必勝と行く?」
ミルが楽しそうにそうつぶやくとミトは急に頭上へと数本の矢を勢いよく発射した、そしてアレンはミトに浮遊術を掛けるとそのままミトは空中へと跳躍し弓を構える。空中からは物陰に隠れているモンスター達の姿がいくつか確認され、ソレに向かって散弾型の矢を数発撃つ込んだ。
「永久より来たれし悠久なる焔、黄昏と共に渦巻き深遠なる暗闇へと帰れ!」
アレンが詠唱を始めた瞬間ミトが放った矢が地上へと突き刺さり、そして爆発を起こした。ソレと同時に数体のモンスターが姿をあらわして詠唱中のアレンへと襲い掛かった。その行く手にミルが立ちふさがる。
「詠唱中の人に攻撃仕掛けるなんて酷いんじゃないの?」
ミルは体制をさらに低く落とし襲い掛かってくるモンスターに突進する。大きな棍棒を振り回すオーガに分身を作ったような錯覚を感じさせるような素早い動きで体の数箇所を突き息の根を止める。さらに後方から襲い掛かるモンスターの初撃を交わして背後へと回り込む。
「喰らいなさい…。」
ミルは一つ笑みを浮かべて一匹のモンスターを踏み台にして上空へと跳躍する。そして精神を集中させてモンスターの中心に狙いをつける。その技はかつて有望といわれた一人のランサーが得意とする技だった。
「やぁぁぁぁぁぁ!」
狙いを定めた場所へ魔力を帯びた槍を放り投げる、ものすごい勢いで飛んでいく槍は地面に突き刺さると当たり一体に電撃を放つ。その電撃で十数匹居たモンスターは全て感電する。
「…終いです。」
アレンはにやりと笑みを浮かべて詠唱を終了させ右手に持っている杖を空高く突き出した。
「降り注げ…永久なる焔!」
アレンの頭上に一つの亜空間が出現し、その中から大量の隕石が落下し始める。その隕石は大きさすら小さいものの、町ひとつぐらい消し去るほどの破壊力を帯びている。隕石はモンスター目掛けて落下をし、アレンの目の前に居るモンスターの全てを焼き尽くした。

367 名前: ◆21RFz91GTE 投稿日: 2005/07/24(日) 20:29:46 [ jVQE2/E2 ]
「…うわぁ。」
ミトとミルが同じタイミングで地上に降り、アレンの底力を見せ付けられ呆気に取られている。
「…そんな大掛かりな魔法つかっちゃって大丈夫なんですか?町がこなごなに…。あれ?」
ミトはようやく浮遊術が解かれ地面へと足をつけ、そして町全体を見渡す。だがアレンが放った魔法の損壊は全く見られなかった。
「あの魔法を放つ前に町全体に魔法防御を展開したので、ダメージは無いはずです。あの魔法も小惑星郡の中から一部の小さな流星群を呼び寄せただけですから、そこまで大きな破壊力は無いんですよ。」
アレンは自慢げに事細かく自分がやったことに対して説明を入れる、その説明を受けてミルとミトは小さく頷いて納得する。
「さて…。」
ミルとミトはアレンの方向に向けていた体を後ろのほうへと回して町をもう一度見渡す。海からの潮風が強く、三人がつけているローブがばたばたと風になびいて音を立てる。
その町で一体何が起きたのか、町の住人達は何処へと行ってしまったのか。三人は町の中を深く探索することにした。


 蒼眼の戦士−1
 END
■・冬のランサー>>149-153              ■・白銀の弓兵−1>>268-269
■・探し人>>163-164                 ■・白銀の弓兵−2>>286-287
■・もういない、誰かと私-ウィザードの唄->>192-193 ■・白銀の弓兵−3>>305-306
■・少女-1>>211-212               ■・白銀の弓兵−4>>320-321
■・白い悪魔−1>>222-223             ■・白銀の弓兵−5>>338-340
■・白い悪魔−2>>247-249

368 名前: ◆21RFz91GTE 投稿日: 2005/07/24(日) 20:36:39 [ jVQE2/E2 ]
お久しぶりです〜、最近忙しくてまともにPCすら手つけてませんでした。

という事で感想をくれた人たちへ。

>>343
何時もいつも感想有難うございます。
最後のあれは、多分図星なんでしょう(笑

>>344
ゲーム中の用語はなるべく使わないようにしています。特に事情は無いんですが
スキルの名前とか使っちゃうと面白みに掛けるんですよ。
頑固なところがありますので、あまりスキルの名前は出してません。

この辺で、使用されたスキル名の公表

ラピットスティンガー
サイドステップ
ファイアーアンドアイス
ラジルアーク

インターバルシューター
ビットグラインダー
ランドマーカー
スナイプ
レイヤーストーム

ファイアーエンチャント
レビテイト
ファイアーボール
メテオシャワー

では、また次回。

369 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/24(日) 21:27:48 [ ZsMQFxy2 ]
あんれま今度はagaりすぎたか・・・
コソーリいこうぜ兄弟。

370 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/24(日) 22:33:02 [ AH1lgHtY ]
>>361
うわぁ。自分の名前(?)に「さん」付けちゃったよ.....すげぇ恥ずかしい....
名前書くのが面倒でコピーしちゃったのが原因です。
今度から気を付けます。面倒くさがっちゃダメだね。
ちなみに感想は真面目に書いています。ここは手を抜いてないつもりです。

>>364
まさか代理人と一旗が同一人物だったなんてねぇ。
自分の意見を言わせてもらうと、一人二役でも良いと思う。それなりに面白いし。

>>365-367
(*´∀`)アラステキ
おお!アレン君がカッコイイ!!信じられない事態だ。
これでロリコンじゃなければ完璧だったのにねぇ。
え?前のネタを引っ張りすぎですか?そうですか.....

>>368
確かにスキル名書いてない方がいいですね。
自分は「コレはたぶん、あのスキルなんだろうなぁ」とか考えながら
読むのが好きですから。

371 名前: 指示待ち代理人 投稿日: 2005/07/25(月) 07:35:29 [ tX1cRfEg ]
>>370
えっ、気がつきませんでした?; 
>>360に私、代理人のコメントも書いてたんですけど・・・

わかり辛かったか・・・すいません。 orz
一旗に切られてきます。

372 名前: 一旗次郎直伴 投稿日: 2005/07/25(月) 08:11:01 [ tX1cRfEg ]
うわぁ・・・やっちゃいましたね・・・
私も謝ります。 どうもすいませんでした。

代理人・・・切られるってちょっと・・・



話は変わって21Rさんの作品の感想を書かせていただきますね。

>>365-367
キャラクターそれぞれが、話の進むごとに
色んな一面を見せてくれるので
まったく飽きがこないですね。
やっぱり21Rさんはすごい。
トンチンカンな私と代理人とは大違いですねw;



ところでこれは私たっての希望なんですが、
キャラクター同士で会話ができたら
面白そうだな、と思ったので
作者の皆さん、もしよろしければ
やってみませんか?

・・・やっぱりスレ違いかなぁ・・・・・・
こういうのって、止めたほうがいいのかなぁ?・・・
うっかりネタばれしてしまいそうだし。
・・・駄目かなぁ?;

373 名前: 作文屋 投稿日: 2005/07/25(月) 08:55:37 [ .fwO6oWA ]
‥‥読み返してて思ったんですが
滝じゃないよね、塩だよね。
よく、ゲームでも間違えてたんですよね。
あぁぁぁ。

374 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/25(月) 09:24:30 [ EyiWwc9Y ]
>>371
>わかり辛かったか・・・すいません。
いや、気付いてましたよ^^
一旗にコメントもらえたのもうれしかったし。
え?冗談?マジレスしちゃったよ.....

>>373
自分もよく間違えるので気付かなかった......そういえば塩ですねぇ。

375 名前: 370 投稿日: 2005/07/25(月) 09:28:02 [ EyiWwc9Y ]
すいません↑のレスに名前書き忘れました。誰だかわかんねぇじゃん。
コテハンが羨ましいぜ!!

376 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/25(月) 11:02:16 [ bMr/nAdQ ]
>>357
うーん・・・引き込まれますた。
気が向いたらでいいので、続きキボンヌ。

377 名前: 指示待ち代理人 投稿日: 2005/07/25(月) 16:12:07 [ tX1cRfEg ]
>>374
いえ、冗談ではなくて本気ですね;
別人と思われたら困るので一応念のためにと。

378 名前: 370 投稿日: 2005/07/25(月) 17:40:52 [ 5MxRFH/g ]
>>377
手間をかけさせてしまってごめんなさい。
わかりにくい冗談は書かない方がいいってことですね^^;
以後気を付けます。

379 名前: 指示待ち代理人 投稿日: 2005/07/25(月) 18:28:34 [ tX1cRfEg ]
>>378
いえいえ、こちらも変に捉えてしまったみたいなので;
すいませんでした。


それと、作品ができましたのでうpします。

380 名前: 指示待ち代理人 投稿日: 2005/07/25(月) 18:32:08 [ tX1cRfEg ]

  『 ル ー ク 、 フ ォ ー ス を 使 え 。


    ス コ ー プ な ん か 切 っ て し ま え 。


    フ ォ ー ス は 君 と と も に 在 る ――― 。 』










  ・・・・よっこいしょ。



 どうも、一旗です。今日はちょっと珍しい物を拾ったんで
是非皆さんにお見せしようと思います。

 この刀です。大分古い物みたいなんですが、刃には欠けや錆びが全く無いんですよ。


 そうそう、刀って手入れしないとすぐに切れ味が悪くなるんですよ。
我々も時々刀を点検して、刃を研いでいるんです。
もっとも、私以外の仲間がそれをするときは、おぞましいものなんですが。

怖いですよ〜。いっぺん木曜日に来てみたらわかりますよ。
・・・って、木曜は皆さん誰もこないんですよね。


 いやいや、こんな話はどうでもいいんです。刀の話をしないと・・・。


 ・・・鞘も上等な物を使っているようですし・・・よく切れそうな刀です。

・・・・・なんだか、見れば見るほど名刀のような気がしてくる・・・。
拾ったとはいえ、だんだん手に取るのがはばかられてきましたよ・・・・・。



 これを拾った所というのがまた妙でしてね。


 前々から気になっていた場所があったんですよ。
そこにある一部の壁だけなんだか他のとは違うような気がしていたんですよ。

そこで暇なときに調べてみたら何と、隠し部屋の扉だったんです。


 ついでだからその部屋も調べてみたら、奥の方にこの刀が置いてあったんです。
祭壇のようなものがあって、その手前に幾多の刀が山積みになっていたので、
その中から一本頂戴したんですよ。

381 名前: 指示待ち代理人 投稿日: 2005/07/25(月) 18:33:36 [ tX1cRfEg ]

 えっ? そんなことしたら罰があたる? 
へへへ、ご冗談を。私はもう死んでいるんですよ。
それにちゃんと代わりにお供え物をしておきましたよ。


 どんな供物か気になります? 
フフッ、どうやらそのようですから教えてあげますよ。



 トランクベア―です。なぜかよくUを拾うんですよね。
別に生前いい行いをしていたわけでもないのに、月に二回くらいは拾うんですよ。

一つ譲ってほしいですって? いやいやそれは・・・・
私を見つけられたら譲ってもいいかな〜

・・・・本気で探さないでくださいね。またすみかが荒れますから・・・。
(余計な事言うんじゃなかった・・・・。)


 この前なんか誰が言いだしたのか「骸骨がUを落とす」って
叫んでた人がいたもんだから、馬鹿な人が騙されて
ジャイアントそっちのけで仲間を攻撃していたんです。
おかげでそのPT壊滅していましたよ。罰があたったんでしょう。



・・・そういえば叫んでいた人、そのあとギルメン募集かけていたような・・・・・・





 ・・・・今日はよく話が脱線するなぁ・・・
代理人もそろそろネタが尽きてきたのかな? 

そんな冗談は置いておいて・・・・

(冗談であってほしいな・・・)


 ところでこの刀、いったい誰のものだったんでしょうか? 
祭壇にあった刀は、大小いろんな形のものがあったのですが。

一番身に合いそうなものを持ってきたので、多分これは
昔ここにいた仲間のものでしょうかね・・・・。


 なんだか急におっかなくなってきましたよ・・・・・・ 
もし怨念がまだ憑いていたりでもしたら・・・・・・祭壇においていたということは、
多分誰かが供養したんだと思うので大丈夫だとは思いますが・・・・。

やっぱり怖いです。

382 名前: 指示待ち代理人 投稿日: 2005/07/25(月) 18:36:04 [ tX1cRfEg ]

 どうしよう、この刀・・・仲間の誰かに譲ってしまおうか・・・・
いやいや、そんなことして、もし取り返しのつかないことになったら・・・・・・

・・・誰かこの刀をもらってくれる人、いないですかね? 
U一つつけますんで。いや、それでも足りないか。
二つ・・・いや、三つつけます。
あっ、でも場所教えたら絶対誰かが嗅ぎつけてきて・・・・・

 ・・・やっぱりいいです・・・諦めます・・・・・・



 仕方がない・・・自分で拾ったんですから
これは自分が持っておきましょう。
元の場所に戻したほうがいいって? 
いまさら戻しにいっても確実に呪われると思い・・・・・・

ってそんなわけないか。さっき私の口から言ってましたね。
死んでるから呪われないって。別にパニックになることではないですよ・・・ね。

でもまだ心配なんで、やっぱりもとの場所に戻してきますよ。
(よさそうな刀なんだけどなぁ・・・もったいないなぁ・・・)




 ・・・・あれっいつの間にPTが来てる。
・・・・・・なんだかメンバーの会話が・・・痛い・・・


あ〜あ、また始まった。狩場の独占ですか。どうやらギルドのようですね。

やれやれ、どうやらしばらくこれを持ち歩かないと
いけないみたいですね・・・・
この状況では戻しに行けそうにないですから。


 って、こっちに迫ってる! 

巻き込まれるのはごめんなので私はここで失礼しますよ。
ありがとうございました。ではっ。





 (あれっ? さっき誰かが私に何か言っていたような・・・・まあいいや、
  今はそれに構っている暇はないし。)








       『 一 旗 よ、 Z  I  N  に 変 わ れ 。


        勇 者 な ん か 斬 っ て し ま え


        Z  I  N  は 君 の 中 に 有 る ―――― 。 』

383 名前: 指示待ち代理人 投稿日: 2005/07/25(月) 18:42:21 [ tX1cRfEg ]
>>380-382
某映画のセリフ、パクっちゃったよ・・・
しかも赤石と全く関係ないし o=Σrz
本気でネタが切れてきた予感が・・・・
まだ3作目なのに・・・・ 川orz

384 名前: 一旗次郎直伴 投稿日: 2005/07/25(月) 18:45:07 [ tX1cRfEg ]
>>383
ネタ切らしちゃったんですか?!
代理人・・・そりゃないですよ;
私の立場はどうなるんですか?;

385 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/25(月) 21:35:00 [ qDBjsOKA ]
>>380-382
(*´∀`)アラステキ
なるほど。メンテナンス後の骸骨が強いのは刃を研いでいたからなのか.....
今度からは少し時間を空けてから行った方が良さそうですね。
さてと、一旗を探しに行こうかなっと。Uをいただきに.....元の世界に帰さなくて良かったぁ。

>>384
ホリサクでチクチクやられるのと、ジャッジでドカンとやられるのとどっちが
いいですか?まあ、見つけられたらの話だけどね。
あと鯖は?自分は白鯖(他鯖に引っ越してぇ....)なんだけど。

386 名前: ◆ypgWyZmY9U 投稿日: 2005/07/25(月) 21:35:10 [ HRQ.ExWk ]
こいのわかれみち

・1・

扉の開く音が耳に届いた。
クリムスンは反射的に姿勢を整え口元に笑顔を作る。
「いらっしゃい。」
「私よクリムスンおばさま。今日も一日お疲れ様」
店の中に入ってきたのは店の看板娘、ドロシーだった。
「もうそんな時間か」
外を見ると確かにとっぷりと日が暮れている。そういえば腹も減っていた。
どうやら伝票の作成に夢中になってしまって時間の経過に気づかなかったようだ。
商品の在庫を確認するためにカウンタから出ると、エプロンを外したドロシーがにこにこと笑いながら立っていた。
「どうしたんだドロシー、いやに上機嫌じゃないか」
「今日もコリンのおじさまいらしてたわね」
「………。…気づいてたのか」
クリムスンは気まずげな表情で商品の整理を始めた。
「お前は賢く目ざといが、そこが難点でもあるな」
ドロシーはそれを聞くと、ふふっと得意気な笑いを小さく洩らし、エプロンを丁寧に畳みながら口を開く。
「ねえおばさま。どうしておじさまと結婚してしまわないの?」
ガチャン!
ガラスの倒れる音が店内に響いた。
クリムスンの手が滑ってポーションの入れ物を倒してしまったのだ。
ドロシーが慌てて駆け寄る。
「いやだ、大丈夫?怪我はない?」
「…全く…お前は若いね」
駆け寄る姿を見もせずに、クリムスンはぽつりと呟いた。
ドロシーが首を傾げたのに気づいたが、クリムスンはそれ以上何も言うことは無かった。



つづく

387 名前: ◆ypgWyZmY9U 投稿日: 2005/07/26(火) 00:09:09 [ HRQ.ExWk ]
>>386にコメント入れ忘れました。

いきなりクリムスンとコリンなんていう組み合わせですみません。
ゲーム上では全く接点の無い二人ですが、妄想が極まって形になったので投稿してみます。
回を分けてゆっくり投稿するので、お邪魔でしたら読み飛ばしてください。

388 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/26(火) 00:17:31 [ qDBjsOKA ]
>>386
(*´∀`)アラステキ
クリムスンとコリンって組み合わせは見たこと無いので、新鮮で良いと思う。
続きに期待してます。

389 名前: FAT 投稿日: 2005/07/26(火) 05:27:00 [ qfRsrkY6 ]
初めまして。サマテイもの書いてみました。
表現力、国語力がないのでスルーしていただいて
結構です。もし、感想いただけたらうれしいです。

390 名前: FAT 投稿日: 2005/07/26(火) 05:27:35 [ qfRsrkY6 ]
私の名前はフラン=サーヴェリー。ロマ村、ビスルから少し離れたリンガと言う村に住むサマナー。
隣にいるのはフプレ=サーヴェリー。私の双子の妹だ。
私たち二人は今、長老様の家に来ている。なんでも大事なお話があるとか。
「やぁ、いらっしゃい。待たせたね」
そう言って家の奥から出てきた20〜30歳くらいに見える男性
…彼が長老様である。
「二人とも、今日で18歳になったんだよね?」
「はい」
私たちは同時に答えた。
「でね、君たちはこの村の中でも優れた能力を持っていると思うんだ。そこでね、古都ブルネンシュティグに行ってみないかい?」

…古都ブルネンシュティグ。噂でしか聞いたことのない大都市。村育ちの私たちには想像もつかないところだ。

「どうかな?」
「行きます!」
私が答えるよりも先にフプレが答えた。
「あ、私も」
慌てて私も返事をする。
「よし、じゃあ準備が出来たらまた僕のところにきてね。君たちのお母さんにはもう話をしてあるから。」

そう言うと長老様は家の奥へと戻っていった。

その日の夜、私たちは家族と最後の時を共にした。…話したいことはあるのに口が開かない。家族の団欒は沈黙と共に過ぎていく。
「お母さん…」
フプレが申し訳なさそうに口を開いた。
「その…、ごめんなさい。」
彼女はうつむいたままでそう言った。
「あんたたち、おとうさんのことは知っているだろう?」
母は続けた。

391 名前: FAT 投稿日: 2005/07/26(火) 05:28:16 [ qfRsrkY6 ]
「あの人はすごい人だったんだよ。ビスルのどのテイマー、サマナーよりも優れていてね、もちろんこの村じゃ垢抜けていたんだよ。」
「そんな人が、もう13年も帰ってこないんだ…。正直外の世界にあんたたちを出すのは心配でならないよ。」
私は、胸が痛くなった。果たして、こんな母を一人置いて冒険に出ていいものだろうか?このまま村に残り、静かに暮らしたほうがいいのでは…?
「けどね」
そんなことを考えていると、母が再び話し始めた。
「あんたたちはおとうさんに似て、すごい才能を持っているんだ。その才能を世に出さずにこんな小さな村にとどめておくのはもったいないと思ってね。」
「だから、長老にいったのさ…。子供たちさえよければ行かせてやんなってね。」
「ありがとう…ごめんね、お母さん」
フプレは涙を流していた。
「フプレ…」
母も目に涙をためている。
「いいかい、あんたたち、絶対に帰ってくるんだよ!そんときは…あたしに冒険の思い出話、たんと聞かせておくれよ。」
「うん…」
涙声でフプレが答える。
私はなにも言えず、ただただ泣くだけであった。
母は、優しく私たちを抱き寄せた―

392 名前: FAT 投稿日: 2005/07/26(火) 05:48:27 [ qfRsrkY6 ]

昨日、泣きつかれてしまって全く準備が出来なかったので、慌てて準備をする。
「よし、できた!!」
荷物を持ちリビングに行くとパンパンのバッグ二つを持ったフプレがいた。
「ちょ、フプレ、それはもっていき過ぎじゃないの?そんなんじゃ歩くだけでへとへとよ?」
「フランは冒険を甘く見すぎなんじゃないの?そんな小さなバッグ一つじゃすぐに空っぽになっちゃうじゃない。それに、一つはこの子に持ってもらうから問題なしよ。」と、彼女は赤い本を取り出し最初のページを詠んだ。するとポンっと、まるで手品のように一匹の動物が現れた。
彼の名は「メラー」一般にサラマンダと呼ばれ、テイムが不可能で、激しい炎を吐くことからこの辺りでは恐れられているモンスターだ。
「はい、メラー。これ持っててね。」

…昔、彼女が「メラー」をテイムしたとき、あのときのことはもう一生忘れられないだろう…

393 名前: 指示待ち代理人 投稿日: 2005/07/26(火) 07:51:49 [ tX1cRfEg ]
>>385
返事が遅れて申し訳ない・・・・ orz
いつも感想ありがとうございます。


一旗曰く、
「鯖は元から知らない。来たときからアルパスが
 どこに位置するのかさえわからない。」
とのことですw;

394 名前: 一旗次郎直伴 投稿日: 2005/07/26(火) 08:00:43 [ tX1cRfEg ]
>>385
ホリサクとジャッジって・・・勘弁してくださいよ・・・・・・
私は仏教徒なので、浄土真宗の念仏を選びますよ。
選択に入っていたらの話ですが;

鯖は本当に知らないんですよ・・・本当にね。


(知らなくて本当によかった・・・・・・)




さて、作品の感想も書かせていただきます。

>>386
店員さんの話ですね。
このあたりの作品はまだ誰も出していないので
いいところに目をつけたと思いますよ。
これからも頑張って下さい。

>>390-392
そういえばサマナー・テイマーの話も
あまり出ていないなぁ・・・。
長編がまた一つ増えそうですね。
続編楽しみにしています。

395 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/26(火) 13:42:46 [ x1HPIr3w ]


我・・・何故故に此処に存在し

何が為に生きるのか。

物静かなる処に棲み

騒がしき者排除しつつ

その生を保つ。

我 生を受けし時より

敗北を知らず

恐れることも知らぬ。

何者か

我討つ者現われんかと

此処に待ち続ける。


〜デビ・ロン〜

396 名前: FAT 投稿日: 2005/07/26(火) 17:01:17 [ qfRsrkY6 ]
>>394
ありがとうございます。
続きできたので載せます。

397 名前: FAT 投稿日: 2005/07/26(火) 17:04:43 [ qfRsrkY6 ]
>>390-392前回分です。

―私たちがまだ9歳だったとき、幼なじみの男の子とソゴム山脈の
赤山に迷い混んでしまったことがあった。辺りは殺伐とし、ごつご
つとした岩肌がそこらじゅうに見られた。
「フラン、恐いよぅ…」
「大丈夫よ、フプレ、ウィンディとスウェルファーがいるじゃない。」
と、私の両脇にいる二体の召喚獣たちに目配せをした。
「う、うん。でも…おうちには帰れるのかな…。」
「心配ねぇよ、俺がいるじゃねぇか。」
男の子が自信ありげに胸を張ってみせた。
「近くにビスルがあるはずだから、そこをまず探そうぜ。」
「うん。そうだね。ありがとう、メラーくん。」
自分の名前を呼ばれた「メラー」は少し恥ずかしそうに顔を赤らめ
た。

と、そのとき!

「うわぁぁぁぁ!!」
と言う悲鳴がどこからか聴こえてきた。
「あっちだ!」
メラーは悲鳴の聴こえた方向に向かい走りだした。
「メラーくん、危ないよ、戻ってきて!!」
彼を追いかけながら私たちは叫んだが、彼は聴く耳を持たなかった。
剥き出しになっている岩が少女たちの足をとり、メラーとの距離は
離れていくばかりである。
彼はすでに少女たちの遙か先に見える丘を登り始めていた。
小高い丘を登りきったところで、メラーは言葉を失った。
「う、うあ…。サ、サラマンダ…」
そこには、赤いワニの様な、大きくてごつごつした「化け物」がい
た。その化け物をメラーは昔、一度だけ見たことがあった。
二年前、リンガの村人が焼死体になって発見されたことがあった。
そこで前長老様と今の長老様はモンスターの仕業と判断し、二人で
5匹の化け物を退治してきた。そのうちの一匹がこのサラマンダで
あった。
「ど、どうしよう…」

398 名前: FAT 投稿日: 2005/07/26(火) 17:06:01 [ qfRsrkY6 ]
メラーは焦っていた。サラマンダの前には、黒こげになった人のよ
うなものが転がり、今、サラマンダは自分の方にその鋭い視線を向
けているのだ。
「メラーくん!!」
彼が振り向くと、二人の少女が自分の方に向かい走ってきていた。
「おまえたち!くるなぁぁ!!」
フランはメラーの気迫に押され、足を止めた。しかし、もう一人の
少女―フプレは足を止めなかった。(なにか…恐いものがメラーくん
の前にいる!!)フプレはメラーの危険を感じとり、一目散に丘を
駆け上がった。
フプレが丘を登りきる直前、急に目先に真っ赤な炎が昇った。
「あ…」
フプレは何が起こったのか一瞬理解できなかった。目の前の閃光。
自分の横をメラーが…いや、ただの黒い塊がゆっくりと、まるでス
ローモーションのように転がっていった。フプレはその塊を見よう
ともせず、ただ漠然と、目の前に迫るものから視線を外せないでい
た。
私は、まだ丘のふもとにいた。突然噴き出した炎。そして転がって
くるメラー。立ち尽くすフプレ。彼女に迫る化け物。ショックのあ
まり、私は意識朦朧とし、メラーが私の足元に転がってきたとき、
私は意識を失った。

399 名前: ◆ypgWyZmY9U 投稿日: 2005/07/26(火) 18:10:25 [ Hr7P7nFg ]
こいのわかれみち(>>386


・2・

翌日。
古都の中央通りから一本はずれた道で、唐突に男の怒声が響いた。
声の主は戦士だった。刀身を露にした剣を、慣れた格好で構えている。
そしてそんな臨戦態勢の剣士と向かい合っているのは、古都の守護神と呼ばれる全身鎧の騎士ケイルンだった。
どこをどうみてもチャンバラが始まりそうなその様子に、行く末を見届けようとあっという間に野次馬が群がった。

二人の間にどこからか一枚の葉が吹かれてくる。
と同時、戦士の方が地を蹴ってケイルンに真っ直ぐ飛び掛った。
そのまま頭部に剣を振り降ろすと誰もが思った瞬間、
右足を踏みしめて瞬時に軌道を変え、身を沈めて低い位置で水平斬りを仕掛ける。
一瞬の切り替えについていけない野次馬達の目には、戦士が消えたように映った。
困惑の空気を打ち破ったのは、野次馬達の間から放たれた甲高い女の声だった。
「ひだり!!!」
声に重なって、重々しい金属音が辺りに響く。
響いた音が小さくなって消え行く頃、
軌道を変えた時点で見物人たちの殆どが見失っていた戦士の姿は、
先ほどと変わらない姿勢ながらいつの間にか剣を抜いていたケイルンの前に倒れふしていた。

野次馬達の間から、倒れた戦士に向かって女が飛び出してきた。
起き上がろうとする戦士を手伝いながら、そっとポーションを差し出す。
「大丈夫ですか?もう、無茶をなさるんだから。どうぞお飲みになって」
その声は先ほど野次馬達の耳に届いたばかりの女の声だった。
戦士は女の顔を見ると、カッと赤くなって眼を逸らし、半ば乱暴に差し出されたポーションを受け取った。
「?」
女が首を傾げると、ケイルンが上から声を掛けた。
「ドロシー、どうやらその男は君に用があるらしいぞ」
「私に?」
女…ドロシーが改めて戦士を見ると、戦士は酒でも飲むようにポーションを一気飲みして、意を決したようにドロシーに向き直った。
「…あんたがっ、ケイルンと付き合ってるって噂を聞いて!ケイルンを倒せば俺に惚れてくれるかと思った!」
「ええ!?私が、ケイルンさ…ええっ!?」
困惑したドロシーは思わずケイルンを見上げた。ケイルンの表情は鎧に隠れてわからない。
戦士はドロシーの驚きようを気にもとめずに続けた。
「今回は情けなかったけど!次はケイルンを倒してあんたに告白するっ!!」


つづく



いきなり画面が飛んですみません。
将来的に繋がるように書いているつもりですので、しばらくお付き合い頂ければ嬉しいです。

>>388さん
ありがとうございます。
ジャンルがNPCの恋物語ということでかなり浮いていますが、ご期待に沿えるように頑張ります。

指示待ち代理人さん
ありがとうございます。
NPCは皆味があって好きなので、これを機にNPCを意識して見てくれる人がいればなあと思っています。

>>395さん
私も排除された騒がしき者の一人です。
憎たらしくて邪魔な鳥公だとばかり思っていましたが、本人の視点から見るとたまらなく格好いいですね!
いつかデビ・ロンをも倒せるように… って、その前に敵ギルドを探さなければいけないマップでしたねw

FATさん
どうやらペットの名前の事情は切ないみたいですね。
このあとどうやって説得に繋がるのか、気になるところです。
続きを楽しみにお待ちしています!

400 名前: まとめて感想 投稿日: 2005/07/26(火) 21:36:05 [ xyhxA15E ]
>>348-350
とつとつとした語り口が妙にハマリますね。
語られることのないハズ物語を、ここで読んでいる者がおるわけなので、
ぜひまた読ませて下さい。しかし仏教徒か〜。どーりで何度ターンしても…ブツブツ。

>>357-358
ギルドホールが実装されたら、入場はあんな感じになるのですかね!?
ギミックにかなりやられました。世界観の感じさせ方にやはり唸らせられました。
…そんでもって、なにを仰るウサギさんですよ。
要ります要ります要ります。がんばって下さい!

>>365-367
やるときゃヤル、アレン君の見せ場に酔わせていただきました。
でもなんでミルの靴には術をかけてあげなかったんだろう…やっぱりロr…ゴホッ。
また新しい冒険が始まりましたね、ワクワクしながら続きをお待ちしてます。

>>380-382
冒頭を読んで、ライトセーバーネタにつながるのかと思ったんですが、
いや、あれは刃物じゃないしな…と思ってたら、そうキますかーーーっ!(爆笑)
テストサバでは古都の西でちょいとプレイしただけなので、
一旗次郎直伴氏がどのように変わってしまうのか想像も付きませんが、
ニュー一旗次郎直伴氏に出会えるのを楽しみにしてます。

>>386>>399
自分が思っているのとは違う世界を見られるのが、こういうものの楽しみなところ。
意外な2人はその王道かと。ビバ妄想。のんびりとお待ちいたします。

>>390-392>>397-398
サラマンダーって、あの山にいる…。
一つ一つのエピソード、そして
この先、2人にどんな冒険がくりひろげられるのか、楽しみにしています。

401 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/26(火) 21:45:54 [ 23gEGDUc ]
>>395
2段目でアソパソマソのテーマを思い出して吹いてしまった俺を許してくれ。

402 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/27(水) 00:39:41 [ nXMtYeGc ]
潮の鳴り響く港町

20xx年xx月xx日(木)
これは今より数十年後経った後のお話・・・
古都に引越しして10年のLv632の剣士がいた。
その剣士は今日、ギルメンでブリッジヘッドに開港する一週間の遊覧船「トワイライトブリッジ」に乗る為に準備していた。
そして、その剣士はギルマスである。
「あー、楽しみだな〜wどんな笛なんだろ?」
と期待をしつつせっせとPOTとお金を用意していた。
剣士は準備を終えるとトイレへ向かった
ピカーン!
と一瞬白い光がリュックから輝いた。しかし剣士はトイレの為気付いていない。

そしてブリッジヘッドポートターミナル前
さっそく付いた俺はギルメンがいたので挨拶した
「こん〜」
皆も挨拶で返事した。うーん、いいギルドだw
いたのは支援続けて早10年のWIZとネカマっぽい感じがあまりしないリアル♀アチャさんがいた。
「りダー少ないね><」
「だよな・・・orz」
「暇だから皆に支援かけるかw」
とりあえず雑談やスキル連発をして暇を潰した(迷惑だろw
なんやこんやで皆はLv600越えの強い人なんだ。
色々してたらマッチョッチョなBISが来た。Lvは621で勿論ギルド最強者である。
「こん〜。なんとか間に合ったな」
皆は挨拶し船が来た。なんともいえないでかい、綺麗な客船だ
「綺麗ー☆」「馬鹿でかいな。エンチャしてやろうか?w」
と2人は感動していた。勿論俺も感動した。
しかし、1つ気になることがあった。
それは自分のギルメン以外に人がいないこと
そんな不安を胸に抱きながら4人は船の中に向かった

続く?

403 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/27(水) 01:44:52 [ 4mRnznA. ]
http://s15.j-a-net.jp/gateway/click.cgi?a=63888&d=36640&u=

404 名前: FAT 投稿日: 2005/07/27(水) 07:31:32 [ qfRsrkY6 ]
>>399
すごいおもしろかったです。
NPCとプレイヤーの恋。純粋な戦士を応援したくなりました。
これからの戦士の成長、期待しております。
私の話は意外性がない…と思いますが、これからもお付き合いいただける
と嬉しいです。

>>400
はい、あの山にいるやつです…
表現力不足で、分かりにくい文だとは思いますが、これからも続けていくので
よろしくおねがいします。

>>402
未来の話ですか!?
Lv600以上のギルメンたち。これからどんな展開になるのか続きを楽しみに
しております。

また、続きを書いたので載せます。

405 名前: FAT 投稿日: 2005/07/27(水) 07:44:37 [ qfRsrkY6 ]
―気がつくと、そこはいつものベッドの中だった。(あぁ、夢だった
んだ)とほっとした。部屋を出ると、不気味な程静まり返っていた。

「おかしいなぁ。」

私は少し不安になりフプレの部屋を開けた。
「フラン!!気がついたのかい!?体は大丈夫?痛くないかい?」
と、突然、母が心配そうな顔で尋ねてきた。
「え?私寝てただけだよ?」
私はキョトンとしてそう返した。
「!!…」
母は、言葉を紡いだ。
「ねぇ、なんか村がおかしくない?こんなお昼間なのに外に誰もい
ないみたいだよ。」
「…」
「お母さん?」
私は答えてくれない母に不安を覚えた。なにか隠しているんだろか?

「フプレ、よく寝てるね。」
と母の方を見てみると、母の目からは大粒の涙がこぼれていた。
「え?お母さん!?どうしたの?」
私は訳も分からず泣いている母に動揺してしまった。
「かわいそうに、この子は…。つらかっただろうに…」
「なに?なにがつらいの?お母さん、私は全然つらくなんてないよ。」
「…。」
母はもうなにも言うまいと、口を閉じた。
そんな母を見て私の不安は募っていくばかりであった。


しばらくして、誰かが玄関のドアをノックした。
「サーヴェリーさん、葬式が始まりますよ。お子様の看病は私がし
ますので、参列なさって下さい。」
と言って家の前で立っていたのはこの村唯一のお医者さん、カナン
さんだった。
「あ、もうですか…。分かりました。この子たちをよろしくお願い
します。」
といった後、母はカナンさんになにか耳元で囁いていた。
「…そうですか、分かりました。無理に思い出させるよりも時間を
掛けてゆっくりと、思い出させてあげたほうがよいでしょう。とに
かく、そのことには触れないようにしますよ。」
と、カナンさんが言った。 私にはさっぱりだ。
「では、お任せします。」
そういって母は出かけていった。

「やぁ、フラン、こんにちは。」
カナンさんは優しく微笑んだ。
「あの…、お葬式って誰か死んじゃったんですか?」
私はあいさつも返さずに尋ねた。
「あぁ、葬式っていっても人じゃないんだ。前の長老様のペットが
死んでしまってね。そのための葬式さ。」

…カナンさんは嘘をついていた。

「え〜?あのファミリアロードの「ナイント」死んじゃったんです
か?」
「うん。前の長老が死んでしまってから日に日に弱っていたからね。
…しかたがないんだよ、生物が死ぬっていうことは。」
「かわいかったのになー。」

「うわっ!!」
いきなりカナンさんが声を上げた。

「ど、どうしたんですか??」
私は彼の声に驚きを隠せない。
「あ、いや、ごめんね。おはよう、フプレ。」
カナンさんはベッドのフプレに向けてニコッと笑いかけた。
見ると、フプレがいつのまにか体を起こし、目をパッチリとさせて
いる。
「おはよ、フプレ。」
私もニコッとカナンさんの真似をして笑いかけた。
「フラン…。よかったぁ、生きてたんだね…」
いきなりフプレは訳の分からないことを言い出した。
「え?なんのこと?どうしたの、恐い夢でも見たの?」
「フラン…。覚えてないの?メラーくんが死んじゃったんだよ…」


あれ?それは、私が見た夢の中のお話じゃないの??フプレも同じ
夢を見てたの??


「フラン?」
彼女の呼びかけは私の耳には届かなかった。私はすこし混乱してい
た。

…夢が、現実……現実?夢??

406 名前: FAT 投稿日: 2005/07/27(水) 07:47:19 [ qfRsrkY6 ]
カナンさんは少し様子を見ていたようだがようやく口を開いた。
「フラン、いいかい、よく聴くんだ。これは君や、フプレにとって
すごく大事な話なんだ。」
そう言ってカナンさんはゆっくりと、昨日起こった出来事を話始めた。

まず、赤山を通った冒険者が倒れている二人…とメラーの遺体を発
見し二人を担いでビスルに行き、それからメラーの遺体を回収。リ
ンガ村の子供ということが分かり、ここまで運んできてもらったの
だという。

「二人とも怪我はなかったんだがね、フプレは服がところどころ焼
けていて、よくヤケドしなかったものだと関心しているよ。」


私は…。どうしても信じられなかった…


「じゃあカナンさん、今葬式をしているのって…」
「うん…。メラーの葬式だよ…」
カナンさんの答えを聞いた瞬間、私の足元に転がっているメラーくん
の姿が脳裏に、鮮明に浮かび上がってきた。

「いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
私は叫びながら気を失ってしまった。

それを見ていたフプレはベッドから立ち上がると、真っすぐに玄関
へと向かっていった。
「お、おい。フプレ、待ちなさい!」
カナンさんはフプレを追いかけようとしたが、フランを放ってはお
けない。言葉で呼びかけるも、フプレは外に出て行ってしまった。

「くっ!!」
ひとまずフランをベッドに寝かせて、カナンさんはフプレの後をつ
けた。
しかし、玄関をでたところでカナンさんは立ち止まってしまった。

「あ、あれは…」

彼の目の前にいるもの―それは“あの化け物”であった。
「フプレ、君は…」
カナンさんは驚きと恐怖を隠し切れない、といった感じで彼女に問
いかけた。
「メラーくんはどこ? ん…。あっちかな…」
なにかに取りつかれたように、フプレは葬儀の場所へと向かってい
った。カナンさんは腰がぬけ、もはや追いかける気力もなかった。



葬儀は長老の家で行われ、全員で静かに黙祷を捧げているときだった。

「ガチャ」

不意に開いた扉に参列していた全員が目を向けた。
そして、次の瞬間、家の中はパニックに陥った。

「ば…化け物だ!!」「うわぁぁぁ!」「メムニー、奥へ逃げろー!!」
「どけー!」「痛っ!!押さないでよ」「こ、こわいよー!」「も、も
うだめだー!!死んじまう!!」

様々な叫び声がこだまする中で、冷静に化け物のほうに近づいて行
く人物がいた。メラーの父親である。
「よくも息子をーーーー!!」
彼は何の策もなしにその化け物―サラマンダに飛び掛っていった。
彼は激しい怒りをあらわにし、サラマンダに殴りかかる…が、サラ
マンダは一切反撃をする気配が見られない。
長老はその光景を冷静に見つめ、一言放った。

「フプレ、そのサラマンダは君のペットかい?」

その言葉にパニックに陥っていた人々はピタッと動きを止めた。メ
ラーの父親も例外ではない。そして、少女の返答を待った。
「はい…。そうです…」
そのフプレの答えに一同は先ほどとは違ったパニックに陥った。


―普通、サラマンダなど、何種類かのモンスターは意思疎通ができ
ないため、熟達したテイマーでもテイムすることはできない。その
ことは周知の通りである。
しかし、今目の前にいる少女はそれをやってのけたのである。人々
の知る限りでは、そういった例はなく、その光景を目の当たりにし
てもまだ信じられないといった面持ちである。

407 名前: FAT 投稿日: 2005/07/27(水) 07:48:23 [ qfRsrkY6 ]
「フプレ、寝てなきゃだめじゃないか。フランはどうしたんだい?」
母親がようやく娘に話かけた。
「フランは寝ちゃった。ごめんね、お母さん。私、どうしてもメラ
ーくんに会いたかったんだ。」
そう言うと彼女はメラーの遺体に向かい歩きだした。
人々が道を作るようにサァーっと左右に分かれた。

遺体の前に着くと、フプレはメラーに語りかけるようにしゃべりだ
した。
「メラーくん。この子がね、メラーくんに謝りたいって。あのとき、
冒険者がこの子の子供を殺したのに怒ってて、自分を制御できなく
なってたんだ。そこで大声上げたメラーくんに反射的に火を噴いち
ゃったんだって。あの後、この子、すごく後悔してたんだよ。メラ
ーくんを殺しちゃったこと。自分の子供が死んで、こんなにも悲し
いのに、メラーくんみたいな子供を死なせてしまって…ごめんねっ
て……ご……め……ん…って。」

そこまで言って、フプレは泣き崩れてしまった。
その姿に、メラーの父親ですら、怒りを忘れていた。

「フプレ…」
不意に長老が話しかけた。
「君はそのサラマンダをどうするつもりだい?」
フプレはすぐには答えられなかった。

「そのサラマンダの気持ちはよく分かったけど、メラーを殺したの
は事実なんだ。生かしておくのはメラーの遺族の方たちからしたら
酷だろう?」

フプレは悩んでいた―サラマンダの気持ちも分かるが、メラーくん
の家族の気持ちも分かる。9歳の女の子にその判断を委ねるのは酷
なものであった。

「私は…」
そのやりとりを見ていたメラーの父親が重々しくも、言葉を続けた。
「私は…。メラーの命を奪ったこいつがにくい。しかし、こいつも
親で自分の子供を殺されている。では、私がこいつの命を奪ったら
それで終わりか?またこいつの親なり、兄弟なりが悲しみにくれ、
人を襲ったりしないのか?」さらに続ける。
「こいつを殺すのは簡単だろう。しかし、殺したところで何も変わ
らない。メラーは帰ってこない…」
「ならば…いっそのこと、「メラー」として、生き抜いてはくれまい
か?」

フプレは、また泣きだした。なぜか…うれしかったのだ。メラーく
んは死んだりしてない、この子と、私の中で生きているんだ…



その後、葬儀を終えて家に帰ると、目を覚ましたばかりのフランと
メラーが鉢合わせしてしまい、彼女は再び倒れてしまった。


―今でも思い出す、あのメラーくんの死体。正直、「メラー」に馴れ
るのは時間がかかったが、今ではすっかりフプレのパートナーとな
っている。あの一件以来、彼女は天才、ともてはやされたが、一方
では魔物の子だの、悪魔の使いだのと、彼女を軽蔑する輩もでてき
た。そんなことを知ってか、あれ以来、彼女はいつでも明るく振舞
ってきた。

408 名前: FAT 投稿日: 2005/07/27(水) 07:52:09 [ qfRsrkY6 ]
あ…。すみません、入れ忘れてました。
>>390-392  1
>>397-398  2
>>405-407  3
という順番になってます。

409 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/27(水) 09:45:14 [ 3wqeahoY ]
…いい話だ…。涙物、素直に感動しました。

410 名前: 指示待ち代理人 投稿日: 2005/07/27(水) 15:58:23 [ tX1cRfEg ]
>>400
400ゲット、おめでとうございます。
って違う違う・・・;

感想ありがとうございます。


>とつとつとした語り口が妙にハマリますね。

これが一番のウリなんです。
他の人とは少し違ったものを書いてみたいと思い、
この作品をつくり始めました。


>ニュー一旗次郎直伴氏に出会えるのを楽しみにしてます。

いつ出来上がるかわからない状況ですが(マテ
これからも書き続けますので、どうぞよろしくお願いします。


(そろそろ他の代理もやってみたくなってきた・・・)

411 名前: 一旗次郎直伴 投稿日: 2005/07/27(水) 17:46:00 [ tX1cRfEg ]
感想を書かせていただきます。

>>395
デビ・ロンってどこにいるんだろう・・・
会って話をしてみたい・・・
似たような境遇のようですから・・・・・・
でも、私と違って強いんだろうなぁ;

>>401
・・・・まぁ、そういう時もありますね・・・;

>>402
数十年後・・・
世界はどうなっているんでしょう?
私が生きていた所も、どんな感じに
なっているか見てみたいです。
(早く帰りたい・・・・;)

>>399
昔生きていたときたまにこんな感じの話、
聞いたことあったような無かったような・・・・・
人間関係って難しいですよね。
この類の話は特にそうかもしれません;

>>397-398>>405-407
すごい妹ですねぇ・・・ここまでくると
姉も母も苦労しそうですね;
これから二人はどうなっていくんでしょう?
気になります・・・。

>>410
代理人!?; まだ三作目ですよ三作目;
もう少し繋いで下さいよ・・・・。

412 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/28(木) 04:10:07 [ 4CUDtiMk ]
私達は静かに、そして平和に暮らしていました
母なるタトバ山脈に抱かれて
そう あの日までは

その男達は突然現れました
一人は竜皮を剥いだ衣を身に纏い、背に片欠けの羽根を持ち
もう一人は全身を鎧で包み込み、身の丈程もある盾と鈍器を持っていました
人間の冒険者がこんな場所まで来ることも珍しいと、遠巻きに眺めていたら
同属の悲鳴が聞こえてきました 彼らに仲間が殺されたようでした
私は怒りに震えました 私達はただ静かに暮らしていたいだけなのに
武器を取り私も向かいました エルフの戦士達も一緒に駆けつけて来てくれました
しかし私の武器は非力な弓 竜皮の鎧を貫くことも出来ず、傷は回復魔法で即座に癒されてしまいました
鎧の男は鈍器で仲間を殴りつけ、片羽の男は手から光輪を作り出し
それを次々に投げていました その光輪に当たった仲間は無残にも切り刻まれてしまいました
駆けつけて来てくれた仲間達もほぼ全滅し、とうとう私だけになっていました
私は弓を構えました 足は竦み、体はガクガクと震えています
ちらりと横目を向けると、つい先程まで談笑していたエルフの戦死の亡骸が見えました
私は溢れ出る涙を堪え、弓を引きました

引いたはずでしたが、何故か矢は飛びませんでした
立って居るはずなのに、何故世界が横たわって見えるのでしょう
そこで自分は倒れているのだと気が付きました 起き上がろうとしましたが腕に力が入りません
見たら右腕が肩から無くなっていました ああ 光輪にやられたのか
意識が薄らいできました まだ私にはやらねばならない事があるのに
仲間の仇を 平和だった私達の生活を
私は




「ここ不味くね?」
「お前何レベルだよ」
「283wwww」
「不味いに決まってるだろ」

413 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/28(木) 08:50:40 [ 3eLWZy8A ]
サボり半分、私用半分で全く進んでませんでした。
 
>>252 ―プロローグ、表紙―
>>316 ―一頁目 誕生、そして襲撃―
>>317 ―二頁目 少年時代―
 
―三、四頁目 蘇る悪夢―
 
・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・いたたた・・・・。
・・・・そういえば、ここは・・・・・どこだろう?
何でこんなところに?何だか見覚えがある風景。
 
ここはどこかの古い町だと予想できる。
野原が多く、町外れには破壊された城のような跡が残っているところから見て、ここは反乱が起こって間もない町。
町といってもかなり壮大で、警備体制も厳重に見える。しかし、武器や鎧が古めかしく、能力も高そうには見えない。
それにしても、ずっと体が変な感覚に襲われている。自分の体はここにあるはずなのに、消えてしまったような感じだ。
――そうか、これは夢なのか。それならもう一度寝れば元の世界に・・・・
そんなことを考えていた時、ふと一人の少年が目に留まった。目を瞑り、壁に寄りかかって何か考え事をしているように見える。
年齢から見て私とそんなに変わらないだろう。(十代後半のようだ)
腕は普通の人より少し細めな感じで、目は底深く吸い込まれそうな綺麗な青色。
背は180はゆうに超えているだろう。髪は私と同じ金髪だが、私より長く伸ばしているようだ。
どことなく顔立ちは美しく、しかし裏に悲しげな過去があり、それを隠しきれていない幼さが一瞬見えた気がした。

414 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/28(木) 08:51:28 [ 3eLWZy8A ]
彼に見つからないよう、もう少し近づいて観察しようと試みた時、私のすぐ横を黒い影が彼に向かって走り抜けていった。
目の前の少年に、十数匹の影が牙を向き、襲い掛かってきたのだ。
しかし、彼の反応は速かった。彼は瞬時に状況を理解し、ポケットから杖を抜くと同時に唇を僅かに動かす。
すると彼の杖から目も眩むような光が放出し、轟音とともに彼の周りの地面が激しく波を打った。
一瞬、影が怯んだ隙を見逃さず、彼は前よりも大きく唇を動かし、体全体で杖を振る。
次の瞬間、荒れた地面に強力な衝撃が走り、全ての割れ目から高速で鋭い炎が噴出し、影たちを次々と吹き飛ばす。
一瞬全てが止まったように見えた。彼はゆっくりと、しかし私まで聞こえるような声で一言喋った。
「命まで奪おうとは思わない。早く去れ。」
彼はまた僅かに唇を動かし、杖を奇妙に振ると彼の周りに魔方陣が現れた。そして、静かに杖を止めると魔法陣は消えた。
彼は悪魔達に背を向け歩き始めた、その次の瞬間。戦う力が残っていないように見えた悪魔達が立ち上がり、彼に飛び掛った。
しかし彼はそうなることを予想していたかのように振り向き、さっきよりも長く何かを唱え始めた。
彼と一番近い悪魔との距離が1mまで縮まったその瞬間、炎を纏いし閃光の如く、より強力な攻撃が放射状に成された。
 
彼は少しの間、今まで生き物だった「物」をじっと見つめていたが、体に電撃が走ったように顔をあげ、どこかへと走り去った。
私は今、目の前で戦いで起こったことを把握できずにいた。
気がついたとき、彼はずっと前方にいた。彼に一生懸命ついていったが、途中で見失ってしまった。
私は彼を探したい気持ちと町の様子を見たい気持ちの両方が、私に西のほうの楼閣に上らせ、町全体を見渡させた。
恐ろしい光景だった。一度も見たことがなかった、本当の「戦い」というものだった。
町の川という川は全て真っ赤に染まり、いたるところで火事がおき、時折戦闘を思わせる大爆発が目に入った。
家は9割方破壊され、町の東の方は相当な被害のようだ。未だに爆発が静まる気配はなく、立ち上る煙の数だけが増えていく。
その中で、幸運にも彼の身に着けていたローブが見えた気がした。
私は急いでそこへ向かおうとした瞬間、自分の意思とは違う物に自分のまぶたが閉じられるのが分かった。

415 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/28(木) 08:53:06 [ 3eLWZy8A ]
しまった、激しくageてしまったorz
凄く亀ですが返信します。
>21Rさん
一気に読んでいただけましたか。
ご評価、本当に嬉しく思います・゚・(ノ∀`)・゚・
そうなんです、自分でも意識しているわけではないのですが、書いてるうちに暗いふいんき(ry)になってしまいますね。
なんだか下手に長くて自分でも読む気になれないような文章ですが、なんとかがんばっていきます(´Д`;)
 
>(*´∀`)アラステキさん
新人な自分を待っていてくれるなんて感激です(´∀`*)
PC落ちたときはショックでしたが、書き直したかいがありました。
人に評価してもらえると続ける力が出てきます。
 
>344さん
感想をありがとうございます。
妄想力があまり豊かでない分作るのに時間がかかるのも事実です。
実際書き直しにはあまり時間がかかりませんでしたし(´∀`;)
更にこれからのネタ切れも自分では楽しみに感じてしまいますね。
本当に陥った時はそんな気分にもなっていられないでしょうけど(´Д`;)

416 名前: ◆ypgWyZmY9U 投稿日: 2005/07/28(木) 21:25:05 [ DxTyvdaM ]
こいのわかれみち(>>386>>399


・3・

「はははは!往来で告白宣言とは、大物になるねそいつは!」
「笑い事じゃないわよ、お蔭で今日は皆に冷やかされっぱなしでろくに商売もできやしなかったんだから」
大笑いしたクリムスンに、ドロシーはぷぅと頬を膨らませる。
昨日との売り上げを比較して、この差は私のせいじゃないわよ、と突きつけるも、
クリムスンははいはいと軽くあしらいながら店の奥に向かった。
「あんたも変な所でオクテだからね。その坊主を見習って玉砕してくるといいさ」
ドロシーの肩がぴくりと揺れた。
「玉砕だなんて、失礼しちゃう。第一私には玉砕するような相手はいないわ」
店の奥に向かってそう言うと、奥からくつくつという笑い声が返ってきた。
「火の無い所に煙はたたないってね」
「ケイルンさんはそんなんじゃありませんー」
少しだけ頬が赤く染まる。
クリムスンはドロシーから死角の位置にいるにもかかわらず、まるでそれを見たかのような声色で言った。
「だからお前は青いと言うんだ。一度砕けるのを恐れずに当たってみろ、結婚だなんて言えなくなるぞ」
「結婚って、それはおばさまとおじさまのことを言ったのよ」
「同じことさ。じゃあ行ってくる、後は頼んだよ」
ドロシーは頬を膨らませたままクリムスンの背を見送った。
だが扉が閉まると急いで自身も出かける準備を始めた。

クリムスンは今日のように、週に一度のペースで店じまいの後に友人らと出かけるのが習慣になっている。
そしてそういう時ドロシーは、クリムスンを見送った後、ランプと軽い差し入れの品を手にこっそり夜道におどりでる。
フードを深く被りさえすればあとは夜闇が隠してくれて、例え知り合いと擦れ違っても誰も気づきはしないのだ。
ドロシーがフードを脱ぐのは、昼間すら人気の少ない地下水路についでから。
古都でも大半が知らない男の姿を、ランプが照らし出した後だ。
「…さっきの今で来たのか。随分と勇気があるんだな」
汗にまみれ火照った体。その肉体は見るからに鍛え上げられている。
ゆっくりと振り向く男の呆れたような表情が、ランプの光に照らし出された。

417 名前: ◆ypgWyZmY9U 投稿日: 2005/07/28(木) 22:23:01 [ DxTyvdaM ]
自分の作品投稿と感想投稿をわけることにしました。

>>402
未来が舞台という奇抜な設定で少し身構えてしまいましたが、登場人物たちの会話がリアルですんなり世界に入れました。
これから外界との接触を絶たれるという状況下で、サスペンスに向かうのかホラーに向かうのか、
はたまたラブコメに向かうのか、アクションが繰り広げられるのか…。
先の見えない展開を、とても楽しみにお待ちしています。

FATさん
感想ありがとうございます。
この先少し期待を裏切ってしまう展開になる予定ですが、見守ってくださると嬉しいです。
FATさんはご自分の作品を意外性が無いと思うと仰いましたが、
確かにある程度予想できる回想形式をとっていたにも関わらず、それでも尚感動させられました。
各キャラクターの描き方や設定の使い方がすごく巧みだなと感心しました。

>>411
感想ありがとうございます。
不遇が重なってしまった一旗さんにも、いつか春が訪れるといいですね。
…というか、個人的に見てみたいです。一旗さんの春(笑)

>>412
冒険者の側から見ても('A`)な適正外俺TUEEEをmobの目から見ることで、また違った印象を受けました。
似たような発想はこれまでも指示待ち代理人さんの作品でありましたが、
同じ立場の視点から紡がれる二極の主観がとても面白かったです。
物語ならではの実況解説が上手く生かされていて、非常に感情移入し易く、読みやすい作品でした。

>>415
お待ちしておりました!
続きが読めるだけで嬉しいので、どうぞ焦らず気が向いたときに発表していってください。
415さんの、時に繊細で時に強引(いい意味で)な、でも一貫して判り易い表現の仕方が好きです。
それにしても、焦らずとは申しましたが、今度も先がとても気になりますね。
相変わらずの引きの上手さに脱帽です。

418 名前: FAT 投稿日: 2005/07/29(金) 18:58:35 [ wNJ8v/CI ]
>>409
私へのレスと受け取って良いのでしょうか?
もしそうだとしたら、私にとっての最高の褒め言葉です。ありがとうございます。

>>一旗さん
いつも感想ありがとうございます。
一旗さんがZin化・・・。ぜひ、テイムさせていただきます(>>382

>>412
テイマーものを書くに当たって、こういったモンスター側の視点から
見た作品はとても参考になります。
やっぱり人間って残酷ですね・・・。

>>413-414
本当に、文の作りがうまいですね。自然と頭の中に光景が浮かんできましたよ!!
こういう躍動感のある作品を書ける才能がうらやましい…

>>416-417
感想ありがとうございます。お褒めの言葉をいただけると・・、正直嬉しいですね。
これからもがんばります。
ドロシー・・・。なんだか妖しいですね。普段は表情の無いNPCがこんなにも
生き生きとしているとつい、ゲーム内でも意識してしまいますね。これからも期待です。


・・・これから、二週間実家(PCなし)に帰りますので、続きを出来る限りUP
しておきます。返信等一切出来なくなってしまいますが、このスレの繁栄を
願っております。では、失礼いたします。

419 名前: FAT 投稿日: 2005/07/29(金) 19:01:06 [ wNJ8v/CI ]
>>390-392  1
>>397-398  2
>>405-407  3



『それじゃ、行ってきます!!』
二人で元気よく母にあいさつをした。
「いっといで!!寂しくなったらいつでも帰ってくるんだよ!!」
「うん。わかってるよ、お母さん、体に気をつけてね!!」
「こら、年寄り扱いするんじゃないよ!!ったく、あんたたちも体
には気をつけなよ!!」
『は~い!!』
私たちは長老様の家に向かって歩きだした。姿が見えなくなるまで
見送ってくれた母の姿にまた泣きそうになった…
『おはようございます!!』
「やぁ、おはよう。」
長老様は庭先にいた。
「よし、じゃあ送るから中に入ってよ。」

長老様に連れられて、家の奥へ入っていく。そこには怪しげな紋章
の描かれたプレートがあった。人間が二人入れるくらいの大きさだ。
「二人ともこのプレートの上に立って。」
指示に従いプレートに乗る。なんだか不思議な力を感じる。

「送る前に、これ、僕からのプレゼント。」
そういって手を差し出した。ひとつづつ、受け取ったそれは・・・石?
「それはね、帰還の魔石っていって最後に立ち寄った街や村にテレ
ポートできる貴重な石なんだ。重宝するよ。」
『ありがとうございます!!』
「ふふっ、君たちはホントによくハモるね。」
その言葉に私たちは照れ笑いで返した。
「さ、じゃあいくよ!!」
『はいっ!!』

420 名前: FAT 投稿日: 2005/07/29(金) 19:01:57 [ wNJ8v/CI ]
返事をした瞬間、私たちはにぎやかな街の真っ只中に立っていた。
「すごい!!」
フプレが興奮した様子で歓喜の声をあげる。

通りのいたるところに露店が開かれ、街の中心部や噴水の周りに
は人々が集まり、狩り仲間の募集だの、アイテムを交換してくれと
の叫びだのを、精力的に行っている。おしゃれな服装の人もたくさ
んいて、この街がある程度裕福であるというのが伺える。が、とこ
ろどころに重々しい鎧を着けたものや、物騒な槍を持ち歩いている
ものもいる。街の中でも危険はあるのだろうか?


「とりあえず宿を探しましょ。」
と言ってもこの広い街の中、闇雲に探すのは得策ではない。そこで
「イベントガール」なるタスクを掛けた女性に聞いてみることに。

「宿ですか?そうですね、お安く済ませるなら北西の崩れた王宮跡
に無事な部屋がいくつかありますので、自由に使ってください。」
「自由?ただなの??」 フプレが喰いついた。
「はい。部屋さえ開いていれば鍵もついていますし、街で管理して
いるのでそんなに汚くはないと思いますよ。」
「フラン、ここにしようよ!!」
「そうね、今お金ないし・・・。あ、ありがとうございました。」
私たちは話をまとめ、イベントガールさんにお礼を言うと王宮跡を
目指した。



「へぇ~、なんかすごいね。」 フプレがお気楽そうに言う。
「・・・ほんとに崩れてるわね。」 私はフプレのように気楽にはな
れなかった。
入り口は完全にガレキで埋まり、壁もいつ崩れてきてもおかしくな
い程、ヒビだらけだ。
「でもこれ、どこから入るんだろう?」
「正面は無理そうだから裏口でもあるんじゃない?」
と、言いつつも私はここで寝泊りする気がなくなっていた。

反対側にまわると・・・あった。入り口が。それもかなり大きい。
中に入ると人の良さそうなおじいさんが出迎えてくれた。
「いらっしゃい、こんにちは。お嬢ちゃんたち二人かい?」
『はい。』
「今、空きが一部屋しかないんだけども、いいかね?」
「もちろん!!」「部屋を見せてもらえますか?」

二人の考えていることが違うとよく、こうなる。

「同じタイミングで喋りだすんだ、おもしろいお嬢ちゃんたちだ。
部屋の広さは保障するから安心しなよ。」
そう言うと管理人のおじいさんは鍵を持って部屋まで案内してくれ
た。

「ほい、ここさ」
扉が開かれると、そこは・・・!! 広い!!
私たちが住んでいた家全体と同じくらいではないだろうか?

「おじいさん、ここ本当にただなの?」
フプレは念のため管理人に聞いた。
「ん〜、ただっていえばただだけど、ちょっとしたルールがあって
ね。」
「ルールとは?」 私はそこが気になった。
「基本的にはただなんだけど、もし冒険の途中で死んでしまったと
きは、その遺産の半分を、この宿に寄付してもらうようになってる
んだ。」
『半分もっ!!』 思わず声に出してしまった。
「遺産といっても、君たちの故郷にある土地やなんかをもらうわけ
じゃなくって、あくまで冒険の最中に貯めたお金だの、アイテムだ
のを半分寄付してもらうってことさ。」
「ああ、よかった。じゃあ安心じゃない?フラン。どうせ私たち今
は手持ちなしだし。」
「そうね、では手続きおねがいします。」
「手続きって程のもんじゃないけど・・・」
と、おじいさんはカードを取り出した。
「このカードは魔法がかけられていてねぇ、ちょっとやそっとじゃ
傷のひとつもつけられないのさ。」
と、おじいさんはナイフを取り出し、カードに押し当てた。・・・い
やっ、届いていない。カードまであと数センチというところでナイ
フの刃が止まっている。
『すごいっ!!』 私たちは魔法の力に感動した。
「さ、これをもっていればこの宿のもんだっていうのがわかるから、
これをカバンの中にでも入れておきなさい。」
私たちはカードを一枚ずつもらい、宿の設備についていろいろと聞
いた。やはりバスルームやシャワー室はないようだ。
「お風呂なら用水路を渡ってすぐのところに銭湯があるからそこを
使うといいよ。」
『はい、ありがとうございます!!』
「じゃあ、がんばって生き抜いてね」
そういうとおじいさんは部屋から出て行った。


・・・生き抜く・・・


フプレは管理人の言ったこの言葉がやけに心に引っかかった。
(メラーくんや、おじさんのためにもメラーは死なせない・・・死
なせられない。死なせるもんか!)
彼女はそう、固く決意した。

421 名前: FAT 投稿日: 2005/07/29(金) 19:03:04 [ wNJ8v/CI ]
「さぁ、お金を稼がなくっちゃね!!」
私は荷物を整理してからフプレに話を振った。
「そうだね、でも、どうやったらお金って稼げるのかな?」
「う〜ん…。リンガではお金なんて必要なかったしなー。」
「おじいさんに聞いてみる?」
「そうね、あの人なら色々知ってそうだし。」

と言うことでおじいさんに聞いてみた。
「お嬢ちゃんたちみたいな冒険者が金を稼ごうと思ったらモンスタ
ーを倒すのが一番さ。やつらは金目のものを持ってることが多いし。
それか街で困っている人を探すのさ。彼らの悩みを解決してあげた
らそれなりの報酬をもらえるからね。」
『なるほど!ありがとうございます!!』
「はっはっは。またハモっているじゃないか。おもしろいお嬢ちゃ
んたちだ。」
『じゃあ、行ってきます!!』


さあ、冒険の始まりだ!!!



「困ってる人はいないかなぁ。」
私は、この旅が少し楽しくなってきているのを感じていた。
この街の活気、初めての買い物、初めての食べ物、そして宿暮らし。
みなリンガでは経験できないものばかりだ。
それはフプレも同じようで―彼女はより、今の状況を楽しんでいる
ようだ。

教会の前を通り過ぎようとしたとき、私はいかにも「困っていそう
な人」を見つけた。
「なにかお困りですか?」
「あ、私ですか?実は・・・」
話しかけた相手の人は、ファーガソンさんという方で、お医者さん
らしい。なんでも古都の西の林に病気を持ったコボルトが大量に発
生しているらしい。

「そこで、この病気が人間にも感染するかを研究したいのです
が・・・」
「なにぶん医者なもので、その・・・怖いのです。コボルトと戦う
のが。」
「では、私たちがコボルトを連れてきましょうか?」
「あ、いえ、コボルトでは大き過ぎるので、彼らの服を持ってきて
は頂けませんか?お礼は十分にしますので。」
「分かりました、とってきますね。」

やった、初めての仕事だ!!

「すみません、では、私はここで待っていますので。」
ファーガソンさんはそういうと、他の冒険者にも同じことを頼みこ
んでいた。

私たちは心を躍らせながら街の西口から外に出た。そこは一本の太
い道が通り、両脇には木が茂っていた。
「さぁ、フラン、探しましょう。」
フプレはすでにやる気いっぱいだ。
しばらく道なりに進むと、右手側の林の中にうごめくものを見つけ
た。
「フプレ、あれ」
「うん。」
彼女はうなずくと、「メラー」を召喚した。私もウィンディとスウェ
ルファーを召喚し戦闘体勢に。

・・・しかし、どうも様子がおかしい。

「フラン・・・。この子たち、助けてって言ってるよ。」
「えっ!?」
戦闘の構えをしていた私はすこし拍子抜けしてしまった。
「病気で苦しいって・・・。ねぇ、この子たち助けてあげられない
かな?」

・・・フプレのこの力には私もただ驚くばかりである。彼女は「メラー」
の一件以来、動物や、モンスターの心が見える…いや、会話
が出来るようになっていたのである。

「それじゃあ、服だけもらってファーガソンさんに薬を作ってもら
う?」
「でもっ!!そうしたらこの子たちの着るものがなくなっちゃう。」

・・・私はばかか、そんなことにも気がつかなかった。

「あ、じゃあ街で代わりの服を買ってきてあげたら?」
「それいい!!じゃあ、私すぐに買ってくるね」
そういうとフプレはタッと走り去っていった。

・・・私はいつのまにかコボルトたちに囲まれていた。

422 名前: FAT 投稿日: 2005/07/29(金) 19:06:15 [ wNJ8v/CI ]
私はどんなにがんばっても、動物、ましてやモンスターの気持ちな
ど全く分からなかった。


双子の姉妹なのに・・・


――私のテイマーとしての能力が0なのに対して、フプレはサマナ
ーの能力を持たない。私は6歳の頃、すでにウィンディを召喚でき
たのに、彼女は今まで一度も、どの召喚獣も出すことができなかっ
た。

双子だからこそ、神様は私たちに別々の力をお与えになったのだろ
うか?

私は一時期、天才と呼ばれ周囲から期待を抱かれていたフプレに対
し、激しい劣等感に襲われていた。(双子なのに、同じ顔をしている
のに・・・。なんで・・・。なんでみんなあの子ばかり見ているの?)

14歳のとき、その感情はピークに達し、些細なことから彼女と取
っ組み合いの喧嘩になってしまった。
「あんた、生意気なのよっ!!」
「ちやほやされて、いい気になって!!」
「天才、天才ってなんなのよ!!」
「わたしが・・・、わたしがどんな気持ちでいるか分かってるの!?」
私にやられるがまま、言い分を静かに聞いていたフプレはここでグ
ッと力を入れ私をつきとばした。そして私を押さえ込んだままこう
言った。
「フラン!!あなただって私の気持ちなんて知らないくせに!!」
「そんなの・・・。ちやほやされてるんだから、不満なんてないでしょ!!」
私は押さえられながらも本心をぶつけた。
「ほら・・・。分かってないじゃない!!私だって・・・つらいの
よ!!」
そう言うとフプレは泣きだしてしまった。私を押さえていた手から、
力が抜けていくのが分かった。

「・・・つらいって、何がつらいの?」
穏やかな声で、少し疑うようにフプレに問いかける。

「・・・みんなで天才、天才って、私のどこがすごいのよ・・・。」

彼女の目からは涙がボロボロと流れ落ち、鼻水も混ざって顔はぐし
ゃぐしゃだった。

「メラーをペットにできたのはメラーくんがいたからできただけで、
ホントは私なんて、何にもできないもの。なのにみんなしておもえ
はすごいとか、しょうれいがたのしみだどか、むらをまがぜだっで
・・・」

もはや泣きすぎて、何を言っているのかは分からなかった。

「・・・っ。なんで・・・。なんで私なの・・・」

そういうとフプレは私の体から手を離し、その場にうずくまってし
まった。


・・・私はかけてあげる言葉が見つからなかった。


本当に苦しんでいたのはフプレのほうだったのでは?

私のは、ただの嫉妬。でも彼女は・・・。

私は、だんだんと自分が情けなくなってきた。

言葉をかける代わりに、彼女の体をそっと、やさしく抱きしめた。
彼女は力いっぱい、私に抱きついてきた。
そうして抱き合っているうちに、自分の頬を伝っている涙にようや
く気づいた―

そのあと、すっかり仲直りをし、私も15歳のときに召喚獣を3段
階までパワーアップすることが出来るようになり、前代未聞の早さ
だ―と、一目置かれるようになり、私たち姉妹は「天才姉妹」とし
て付近の村一帯で有名になった――。

423 名前: FAT 投稿日: 2005/07/29(金) 19:06:59 [ wNJ8v/CI ]
「フラーン!!」
フプレの呼びかけで私はハッと我に返った。
「服、これだけあれば足りるかな?」
と、バッグから布の服と取り出し始めた。
1,2,3,4,5,6,7…………………………26,27!!
「・・・多すぎない?」 私は少し呆れていた。
「・・・かな。ははっ!!まあ気にしないっ!!」
長々と待たされていたコボルトたちは真新しい服を目の前にして目
を輝かせている。

「はいっ!!じゃあみんな順番に取りにきてー」
フプレがそういうとコボルトたちは律儀に一列になって服をもらう
順番待ちをしだした。

「ふふっ」

思わず私の口から笑みがこぼれた。

なんだか、コボルトたちが愛らしく見えてきた。今まで、モンスタ
ーを可愛いなんて思ったことはなかったのに。こんなにモンスター
と仲良くなれるなんて・・・。本当に、フプレは優しい、いい娘だ。

服を着替えたコボルトたちは、今まで着ていたボロボロの服を私た
ちに渡し、林の奥へと帰っていった。
もらった服は19枚。あまった布の服は彼らにプレゼントした。


「持ってきました!!」
ファーガソンさんの元へ戻り、ボロボロの服19着を渡した。

「おお!これはすごい!!」

彼はなにかに驚いているようだ。
『どうかしましたか?』
「いえ、他の冒険者の持ってくるもののうち、ほとんどのものに真
新しい血痕がついているのですが、あなたがたのものは、ほとんど
のものに血痕がついていないのですよ。」
「これは非常に研究価値があります。本当にありがとうございま
す。」
彼はそういうとお礼に、と20000Gと笛を二本、私たちにくれ
た。

『こ、こんなに!!』
私たちが驚いているのを見て彼は、
「いえ、これで半月は研究に没頭できますからね、その間に他の冒
険者に払う報酬のことを考えればそれでも少ないくらいですよ。」
と、その正当性を主張した。

『では、ありがたくいただきます!!』

私たちは初めての大金を手に、ドキドキしながら宿に戻った。

424 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/30(土) 06:38:35 [ 6dN/jR5Y ]
>>419-423
良いですね!あの服集めも布の服と服の交換が出来ればいいのに…
フーフーにキャンディーで火の元素もらうのと同じ感じで…

425 名前: 252 投稿日: 2005/07/30(土) 10:04:49 [ wTUcQhpg ]
しばらくは252のコテで過ごしてみます。
>ypgさん
このような激励の言葉(言いすぎ?)をいただくと本当に気力が出てきます。
自分でも早く投稿したいという気持ちが焦りになってしまっているのがわかります。
もう少しゆっくりと次のネタを搾り出していくことにします。
上のFATさんも書かれていますが、ドロシーさんがなんだか色っぽいですね・・・・ハァハ(ry
ここからどういう展開になっていくのか楽しみです。
 
>FATさん
レスありがとうございます。
情景が自然と頭に浮かんでくるということを意識して、文を更に細かくして時間をとってしまうんです。
しばらくの間双子の成長が見られないのは少し残念ですが、ゆっくり羽を伸ばしてきてください。
今度は双子の姉妹に何が待ち受けているんでしょうか。やっぱり気になりますね。
 
最近自由な時間が少なく、他の方々の作品をじっくりと見ることができないのが残念です。
夏休みに入っても何故か忙しく・・・・本当に時間がほしいですね。
もし時間ができたら、他の方々の作品もじっくり読ませていただきます。
 
 
レスつけたついでに修正をいくつか。 
 
>>413
誤)―三、四頁目 蘇る悪夢―
         ↓
正)―三頁目 蘇る悪夢―
 
ミスというか計算違いでしたorz
最初は2つに分ける気はなかったんですけど・・・・なにを考えていたのでしょうか(汗
 
誤)目を瞑り、壁に寄りかかって何か考え事をしているように見える。
                       ↓
正)壁に寄りかかって何か考え事をしているように見える。

目を瞑ってれば目の特徴分かりませんよね(´Д`;)
 
それにしても見づらいですね・・・・。次からもう少し多めに行替えをしようと思います。

426 名前: 一旗次郎直伴 投稿日: 2005/07/30(土) 10:50:30 [ MjKXAdCI ]
レスが滞ってすいません;まとめて感想をかかせていただきます。


>>412
嗚呼、お気の毒に・・・なんだか泣けてきましたよ・・・・
モンスターって、どうしてこう報われないんだろう・・・・
どうにかできればいいんですが・・・・・・


>>413-414
日記からそんなものが・・・みせ方がいいですね。
中身もまた、緊張感が伝わってきて引き込まれましたよ。
物語の区切り方が上手いので、すごく続きが気になっています。


>>416
おっ、クリムスンさん。やはり経験がものをいうのか、
さりげなく助言していますね。これは何かの伏線か、はたまた・・・・
こちらも先が読めませんね・・・

>>417
>個人的に見てみたいです。一旗さんの春(笑)
春ねぇ・・・・生前から秋と冬の繰り返しですよ;
知り合いには年中夏の人、いますけどねw;(>>275
(そういえば最近あっていないなぁ・・・・)


>>419-423
本当にいい娘さんたちですね。母親は幸せ者ですよ。
PTに気を使う人はいても、モンスターにまでそうする人は
なかなかいないでしょうね・・・

>>418
>ぜひ、テイムさせていただきます
よろこんで・・・ってそんなことしたら永遠に
元の世界へ戻れなくなる・・・(多分)やっぱり無理ですね;すいません。
それに元々住んでいる敷地から出て行くのは苦手な性分なので;



代理人がいろいろともたついているせいで、
投稿できない状況が続いております;
すいませんがもうしばしお待ちを・・・・・
(何で私が代理人の代理を・・・・これじゃあべこべですね;)

427 名前: ちょっと休憩 ◆ypgWyZmY9U 投稿日: 2005/07/31(日) 00:08:36 [ 6lFUeP1. ]
イベガの赤石天気予報(ある木曜日版)


午後二時頃、古都北部に停滞していた無限矢詐欺がメンテで空いた噴水周辺に南下するでしょう。
無限矢詐欺撲滅俺正義厨が発見すると予想される為、隕石や火の雨が降る可能性があります。
出掛ける時は火抵抗装備を持って出掛けましょう。

なお本日のメンテで高レベルマップが開放される為、アルパス名物俺TUEEEEやメインレベル自慢厨の出現率が減り、
比較的穏やかな空気が流れるでしょう。
対してアジトは今日も嵐です。


ってこれじゃノベールじゃなくてネタだ…

428 名前: ◆21RFz91GTE 投稿日: 2005/07/31(日) 11:37:15 [ udglQ9OA ]
■・冬のランサー>>149-153              ■・白銀の弓兵−1>>268-269
■・探し人>>163-164                 ■・白銀の弓兵−2>>286-287
■・もういない、誰かと私-ウィザードの唄->>192-193 ■・白銀の弓兵−3>>305-306
■・少女-1>>211-212               ■・白銀の弓兵−4>>320-321
■・白い悪魔−1>>222-223             ■・白銀の弓兵−5>>338-340
■・白い悪魔−2>>247-249 ■・蒼眼の剣士−1>>365-367


少女−2


 三人がブリッジヘッドの町の中を探索を始めた時と同時刻、一つのギルドが動き出していた。それはブリッジヘッドに席を置くシーフギルド。
彼らは冒険者達を襲い金品を強奪し、時には人殺しまでもする凶悪なギルドで有名だった。
「…どうだった。」
一人の男性がギルドの根城からゆっくりと姿を現して偵察に向かわせていた手下達を引き戻し状況の聞いている。
「はい、マスターの言うとおりあのランサー。やはりそうです。」
「…そうか。」
マスターと呼ばれた男は一つため息をついて右手を肩までゆっくりと上げてからぱちんと指を鳴らす。すると数名のシーフたちが姿を現し一つ頷くと再び姿を消した。
「…今お迎えにあがりますよ、王女様。」



 「ダメね、人っ子一人いないわ。」
「こっちもです、ミトの方はどうでした?」
「私も特に…この町から人が全て消えてしまったかのように誰も見当たりませんでした。」
集合場所と集合時間を決めた後、三人はばらばらに散らばり捜索を始めていた。そしてなんの成果もなく集合場所へと舞い戻ってきた。
雪の降るこの町で、中央広場はおろか家の中にまで誰一人として姿が見えない。
「私、もう少し探してきますね。」
そういうとミトはそそくさとまた町の中を走り出し、そしてすぐに姿は雪にまぎれて消えた。
「…どうなってるのかしら。」
ミルが両腕を組、ゆったりとした体制で考え込む。その隣ではアレンが空を見上げて何時まで降り続ける雪を見続ける。
「この町のことも気になりますが、私としてはこの異常気象がそれ以上に気になりますね。」
「ん…この雪のこと?」
「そうです、この小国ブルンでこのような大規模の積雪は長い歴史の中でも過去にあったかどうか分らない状況です。降り始めてからおおよそ二ヶ月、明らかにこれは異常気象だと私は思うのですが。」
アレンが小さな手帳を取り出し、ページをパラパラとめくる。その手帳はアレンが調べていた個人の趣味である歴史に関しての手帳だった。その手帳をしぶしぶと見つめていると手帳から一枚の写真がポロっと落ちた。
「あれ、アレン君…何か落ちたよ。」
ミルがその写真をヒョイっと拾い、裏面で拾った写真を表に返した。
「あ、ミルそれは…。」
「あれ、これ私じゃない。」
ミルはその写真をゆっくりと見ながらそう言った、そしてアレンに写真を返そうとした時アレンの顔がふと目に映った。
「…どうしたのアレン君。」
アレンの顔は困惑の色と疑問の色に満ちていた、それはその写真に写っている人物とミルに対するものだと推測がつく。
「…ミル、今何と言いました?」
「え、だから私だって…。そもそも何で私の写真なんてアレン君が持ってるのよ。」
ミルはようやく気付いた事を口にする、そう…考えればなぜアレンが自分の写真なんかを持っているのだろうかとすぐに疑問に思うところだろう。
「…人違いです、その写真に写っているのは…もう亡くなったか行方不明のまま消息がつかめない人です。」

429 名前: ◆21RFz91GTE 投稿日: 2005/07/31(日) 11:37:36 [ udglQ9OA ]
アレンはバッとミルから写真を取り返すと再び手帳にしまい込み懐へと手帳をはさんだ、だがミルはそれでは納得いかない様子だった。
「でも、それ私だって。証拠にほら、その写真に写ってるこの指輪。」
「指輪?」
アレンが再び写真を取り出し、その写真に写ってる人物の左手の指にはめられてる指輪を見た。そしてミルはみだり手を差し出して指輪を見せる。
「ほらね、おなじ指輪でしょ?」
「その通りです、王女様。」
突然一人の男性の声が聞こえた、二人は瞬時に声の聞こえたほうに振り向く。そこには一人の男がミトの首元にナイフをつきたてて姿を現した。
「ミト!」
ミルとアレンはすぐさま戦闘態勢へと入る、だがその瞬間に二人の周りに数名の男が瞬時に姿を現し短剣を構える。
「動かないほうが良いですよ王女様。」
「…王女だと?」
「然様、本来ならばお前のようなウィザードが声を掛ける事も、一緒に旅をする事もかなわぬお方だ。お久しゅうございます、”オリエンタル・A・ブルンネンシュティグ”様。」
アレンはバッとミルのほうを向いた、だがミルは困惑した表情でアレンの方を振り向く。そして一つ首を振ると槍を構えなおす。
「…私が王女?人違いね、私は…。」
「記憶をなくした一人孤独なランサー、とでも言いますか?」
そこで言葉を失った、ミルは明らかに動揺した様子でカタカタと持っている槍を振るわせる。そして焦点が合わない目で男を見る。
「あの転落事故で生きておられるとは思っても居ませんでした、…この半年、必死で探し回りましたよ。」
「…なぜソレを。」
カタカタといわせる槍を持ちながら動揺している様子は引かずに男を見る、そしてその隣で男が発した言葉に驚きを隠せない様子でミルを見ているアレンの姿があった。
「王家が没落して120年余り…ようやく見つけたあの石の手がかりを手放してしまったかと思うと少々残念でしたが、再びこうして会えるとは思っていませんでしたよ。」
男はにやりと笑うと一歩前に踏み出してきた、二人は同時に一歩後ろへと下がり周りを取り囲んでいた男達はじりじりと間合いを詰める。
「…貴様、一体何者だ。」
アレンが杖を目の前に構え、ミルの前に立つ。そしてミトの喉元へ短剣を当てている男に向けて視線を送る。
「…私はレイ、”レイ・F・カルバレイセス”。現在のレッドアイの幹部にして長老の息子。そして…。」
男がミトを突き飛ばすと右腕を大きく上げた、そうすると取り囲んでいた男達はいっせいに二人に襲い掛かり、致命傷にならないほどの攻撃を与え二人を気絶させた。
「悪魔に魂を売った追放天使ですよ…。」


 少女−2
 END

430 名前: ◆21RFz91GTE 投稿日: 2005/07/31(日) 11:39:05 [ udglQ9OA ]
お久しぶり〜。
最近仕事や用事等があって中々顔を出せなかった21Rです。

このスレも活気だって来ましたネェ〜
職人さんも増え、連載小説も増えて中々楽しませてくれます。

それにしても…休みを下さい(ぁ

431 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/31(日) 13:07:07 [ mALmpX.U ]
age

432 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/31(日) 18:52:10 [ wTUcQhpg ]
age

433 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/31(日) 19:38:39 [ uXU0P9Xc ]
(ぁ

なぁにこれ

434 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/31(日) 20:56:39 [ s7lcfOVI ]
早速北朝鮮のゴールシーンをUPしてみました。
http://www2.tbb.t-com.ne.jp/slo7/01.wmv

435 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/07/31(日) 21:14:29 [ wTUcQhpg ]
定期ageしてみたが間違いだった。
このスレの方々、本気でスマソ。

436 名前: ◆ypgWyZmY9U 投稿日: 2005/08/01(月) 02:15:39 [ 6lFUeP1. ]
こいのわかれみち(>>386>>399>>416


・4・

男の言葉に、ドロシーは困ったように笑った。
「周りを気にして交流を絶つのは愚か者か臆病者のすることよ、私はどちらにもなりたくないの。
 それに、鎧を脱いだ貴方をケイルンさんだとわかる人はそう多くない筈でしょう」
ケイルンと呼ばれたその男は、何も答えずにドロシーの隣に腰掛けた。
「あら、私が来たからって鍛練を中断なさるなんて。珍しい」
「昼間」
ドロシーの言葉が終わるか終わらないかの内に、視線の先を自らの足元に向けたケイルンが口を開いた。
「ひだり、と叫んだのは…」
ドロシーははっとして、ごめんなさい、と小声で言った。
「すぐにケイルンさんには助言なんて必要ないって気づいたわ。でも咄嗟だったから、つい。」
「……やはり君だったか…」
ケイルンはゆっくりとドロシーに視線を向けた。何かを確認するような、品定めするような眼だ。
「ドロシー、君はあの戦士の太刀がどう捌かれたか、再現できるか?」
ドロシーは「それはちょっと」と即答すると、一息置いて苦笑しながら続けた。
「あんなに早い動き、私には出来ないもの」
ケイルンの眼が僅かに見開かれる。だがドロシーはそれに気づかずに立ち上がった。
スローモーションでの再現を試みる気のようだ。
立ち方から、昼間のケイルンの真似をしているのがわかる。
「ええと…左からきた刀を…こう」
そしてゆっくりと、右手で左腰に差した刀の柄を握って大振り気味に抜刀するという流れをジェスチャーで表現した。
「…おしまい。これがどうか?」

ケイルンは神妙な表情で押し黙ってしまった。
そう、確かに自分は昼間、それだけの動きで戦士を倒した。
腹を着実に割るつもりだったのだろう、ご丁寧にフェイントまでつけて水平斬りを仕掛けた戦士の剣を、
左腰に差していた剣を抜刀することで止めたついでに鍔の部分まで刀身を導引し、そこに絡ませて少し捻ってやったのだ。
戦士はケイルンの鮮やかな罠に反応しきれずに、引っ張られて倒れてしまった。
ギャラリーの大半を占めていた街の住人には、戦士が垂直斬りを仕掛けた次の瞬間に勝手に倒れたように見えただろう。
小数いた冒険者は、垂直斬りは戦士のフェイントだったことまでは気づいたかもしれない。
そう、あの戦士はそれだけの実力を持ってはいたのだ。
だがケイルンはそんな彼を一瞬で地に伏せる実力を持っていた。
そして…ドロシーは、それら一部始終を"全て"見ることが出来た。

ケイルンは立ち上がり、まっすぐドロシーの目を見た。
「ドロシー」
「はい?」
しっかりとした低い声に名を呼ばれて、ドロシーは胸が高鳴るのを感じた。
鼓動が聞こえてしまいそうな気がして、誤魔化すために慌てて自分の髪を撫でる。
けれどケイルンはそんなドロシーの仕草など気にもとめずに、ただドロシーの目だけを見て言った。
「その動体視力は一介の薬屋が持ち得るものではないな。…君は何者だ?」


つづく

437 名前: ◆ypgWyZmY9U 投稿日: 2005/08/01(月) 02:49:18 [ 6lFUeP1. ]
>>435
一住人としてお返事をば。
別段謝罪なさる様な状況にはなっていないかと。どうぞお気になさらず。
お互い楽しみましょう!

作品感想(前回長すぎたので短めに)
FATさん
 サマナーとテイマーが双子という設定が新感覚でとても可愛いです。
 続きを楽しみにお待ちしております。いってらっしゃいませ!

252さん
 嬉しいお言葉ありがとうございます。お互い頑張りましょう!
 お忙しいようで、少し寂しいですが気長にお待ちすることにしますね。

一旗さん
 先が読めない話を、というのが今回狙いなので、とても嬉しいです。
 代理人さんにものんびりファイトとお伝え下さい(笑)

21Rさん
 お仕事お疲れ様です。公式のストーリーに絡んできましたねー。
 いい意味で予想を裏切られる展開が気持ちいいです。

>>436は、次でようやく「1」のクリムスン&コリンに話が繋がる予定です。
因みに細かいですが、文中の『君はあの戦士の太刀がどう捌かれたか』は
『君は私があの戦士の太刀をどう捌いたか』に変換して読むと丁度いい具合です。

438 名前: 指示待ち代理人 ◆fwIjiQIcRk 投稿日: 2005/08/02(火) 23:39:50 [ nvQQ.OHI ]
てすと

439 名前: 指示待ち代理人 ◆fwIjiQIcRk 投稿日: 2005/08/02(火) 23:45:20 [ nvQQ.OHI ]
 ようやくコテのつけ方がわかったので
これからはこの形でいきます。


 もたつきもたついて作品うpです:

440 名前: 指示待ち代理人 ◆fwIjiQIcRk 投稿日: 2005/08/02(火) 23:46:05 [ nvQQ.OHI ]

  『やみの夜の 行く先知らず 行くわれを

       いつ来まさむと 問ひし児らはも』




  ・・・いやーっ、はっはっはっ!
どうもどうも一旗です。今日は非常に上機嫌ですよ。
なーんて。

いやいや、まさかこの刀がここまですごいものだったとは
思いもしませんでした!


 昨日、興味本位で前話していた刀で、勇者様を試し切りしたら
一撃で葬っちゃったんですよ! えっ? それは紙だからって? 
しょぼい自慢するなと? 

フフッそれだけだったらわざわざ報告しませんよ。
この刀を使い始めてから、なんだか身動きが素早くなったような気がするんです。
しかも太刀が正確になったし、これはすごい!

こんなものがあるんだったら最初から言ってくれればよかったのに。
というのは冗談で、むしろこんなに早く運がまわってくるとは
思いもしませんでしたよ。


 ここに来てからいい事なんてひとつもなかったからなぁ・・・・
見知らぬ世界でいつの間にかこんな姿になり、薄暗い監獄に住みつき、
勇者様の暴言や効率さんの「こいつ不味い」発言に耐え・・・・・・

その中でやっと手に入れたチャンス。
もしかすると地下三階への出世も夢じゃないかも・・・


 死後ではあるものの、ついに華を咲かすときがきたかもしれない。
ポスト地下三、狙いますよ。




(ホント、人に譲らなくてよかった・・・・)



 ここの地で数少ない友、ガイさんにも久しぶりに会えるかもしれない。
彼は今地下三階で大暴れしているそうです。

 嗚呼、早く元気な顔が見たい・・・そのためにはランクアップしないと。

441 名前: 指示待ち代理人 ◆fwIjiQIcRk 投稿日: 2005/08/02(火) 23:48:01 [ nvQQ.OHI ]

生前は本当に目立たない仕事だけで一生を終わらせてしまいました。
しかしもうそんなことはない。この刀のおかげで自信が湧いてきましたよ。


どんな仕事をしていたか知りたいですか? 


 某所の深夜の見回りですね。兵衛です。これが仕事でした。
松明をもって、塀に沿って歩いていくんですよ。
そして怪しいものがいたら者がいたらデヤー! っと刀で・・・・
切りません。 声はかけますが刀を抜くことはありません・・・
第一、そんな状況に陥るほど危険な人にあったことは・・・・・・

・・・・・・・・・

地味だけど大事な仕事ですよ・・・・


 しかし、本当にここは乱れに乱れていますね。
私のところもそうだったことはそうだったんですけど・・・・・・
監獄に来る人たちの噂話では町までえらいことになっていると
聞いたもんですから・・・・

そんな不届きものは早く追っ払ってやりたいんですけど・・・
Zinになったとはいえ、何分一人では不安ですから・・・・



 そうだ! あそこにあった刀を皆にあげてしまおう。
多分同じような効果が得られるはず。場所はまだ私しか知らないだろうから、
他のものに知られぬうちにさっさと仲間の手に渡してしまおう。


 ん? 取り返しがつかなくなるって? 前に私が言っていたと?


 ハハハ、もうこの際何でも来いですよ。
勇者様が蔓延するよりかはお互いにいい事だとと思いますよ。

そうそう、彼らって本当に何も考えていないんですよね。

なんにも。

周りがどのように見ていようが、自身のとった行動が後々どうなっていくのか。
そんなことまったくお構いなし。

そんなのは嫌ですよね。


 私はね、思うんですよ。
何でそう欲にまみれた人々が、各々の世界で繁栄していくのかと・・・

442 名前: 指示待ち代理人 ◆fwIjiQIcRk 投稿日: 2005/08/02(火) 23:48:21 [ nvQQ.OHI ]

 違いを述べるとしたら、生前いた所の実力者たちが
ずる賢かったのに対して、勇者たちはあからさまだというところでしょうか。
まあどっちがマシなのかはわかりませんが。


 でもどちらにしても・・・・ねぇ・・・
そんなのは見るに耐えられませんよ・・・・
人に恨まれるような事ばかりして、その責任も取らない。
そんなことしているからアンテッドが増えてくるんですよ。

そんな輩、ここから放り出しちゃいましょうよ。


 私はやりますよ。わからずやはもうこりごりです。


 かつてやっていた仕事。
兵衛。再びそれをするときが来たようです。


ここに来たのも何かの縁。神が導いたのかもしれません。
いや、むしろそうであってほしいです。

アルパスから、不届きものを退ける。
それをやりとげるまではここを離れません。
いつそれが終わるのかわかりません。でもやります。

この刀がある。 これが信念を固めてくれる・・・・
そんな気がしてきます。


 さて、有言実行。早速皆に刀を渡してきます。
(数が足りるかな・・・・)



 それでは、またいつか会う日まで・・・・・



 いつ会えるかわかりませんが――――――



  『やみの檻 行く末知らず 行くわれを

       いつ戻れむと 問ひし我とは



   いつ終わるのか、いつ帰れるのか。

   ただただ自問し、意思を通す。

   決して表には出ない、彼こそが兵衛。

   生まれもっての――そして死しても――

   いつまでも。いつまでも・・・・・・』

443 名前: 指示待ち代理人 ◆fwIjiQIcRk 投稿日: 2005/08/02(火) 23:51:43 [ nvQQ.OHI ]
 どんどん頭打ちになっているのがわかります;
いつも最初だけなんだよなぁ・・・・

いつも、最初だけ・・・・・


・・・・ぬるぽだ・・・ぬるぽ過ぎて――――

444 名前: 一旗次郎直伴 ◆fwIjiQIcRk 投稿日: 2005/08/03(水) 00:14:00 [ nvQQ.OHI ]
感想です。また日があいてしまいましたね;

>>427
これまたありそうな話ですねw;
この天気予報、いつごろに始まるんだろう? 
監獄の中だから聞けないけど;

>>428-429
21Rさん、お久しぶりです。
また新しい展開が・・・最後はどうなるんだろう。
気になって気になってしょうがない。

>>436
ドロシーって何者なんだろう・・・・
本当に先が読めない・・・
1話とどう繋がるのかも読めませんね・・・・

>>443
代理人いじけちゃってますね・・・;
どうするんだろう、次回作;

445 名前: 作文屋 投稿日: 2005/08/03(水) 02:14:10 [ 6adZTxwc ]
ええと、前回から随分間が空きました…
覚えていて下さると嬉しいのですが

※ トワイライト滝→ソルティケーブ
  ブリッチヘッド→ブリッジヘッド
脳内変換お願いします…orz


アリアンの憂鬱>>308-309
港町のギルド>>357-358

夜には静まり返る街もまた、先日まで居た賑やかな喧騒にあふれる街を恋しくさせる‥‥
何故だろう、この街は侘びしい
あんなにも嫌だと思っていた、暑く活気あふれるアリアンを思って小さくため息をつく
壁にもたれ、片膝を抱えるようにして床に座り込み、リンはぼんやりと仲間の報告を聞いている

「‥‥まぁ、と言った次第だな」

寝台によりかかるようにしてアレンが大きく伸びをする
アレンが雇い主から仕入れた情報も、マルが住民から聞いた情報も、ごく一般的な噂に過ぎず
リンがシーフギルドから仕入れた情報が一番新しいようだった

「モンスターがおかしいらしい。異様な活動形態と増殖が起こっているようなんだ」
「それは私も聞いたわ。ソルティケーブのモンスターの凶暴化。」
「ソルティケーブ‥‥ケープ族に何かあったのでしょうか‥」

書見台の椅子に腰掛けたまま
マルが祈るような動作で十字を切り
聖典の間に挟まれた封書を取り出し、目礼を捧げて開封する

「ジャキド卿より戴いた書簡です
 ‥‥これによると隣接するトワイライト滝でもモンスターの活性化が見られるとか‥‥」

考え込む様に目を閉じ、祈りの言葉を捧げている姿を見ながら、
信仰ってなんなのかしら‥と、ぼんやりと、リンは思った。
神様に祈る事で力を得るんだから、神様は力なのかしら?
私たち傭兵には神様なんて必要ない。自分自身が力であり、ゆるぎない真実。
でも‥そう言えば神様を信じる傭兵が居たっけなぁ
ぼんやりと昔に浸ってしまうのは、ここが思い出のある街だからだろうか‥‥
通り過ぎただけの、過去の記憶の街‥‥

アレンの気配に緊張が走った
マルも小声で祈りの言葉を唱え始める
リンは何気ない素振りで立ち上がり、窓際に足音を立てて近づいた。

「もぉ、暑いのもやだけど、磯臭いのもやだわ」
「だから磯臭いと言うのは街の方に失礼ですよ」

窓を開け放ち、周りを見回す‥
祈りの朗詠も終わり、発動前の補助呪文の力を左手に蓄え、にマルが調子を合わせる様に揶揄する
街の外に、不思議な静けさが広がっている

「しかし、静かな街だな」

のんびりとしたいつもの口調でアレンが窓際に寄って来た
その口調とは裏腹に、目はいつものアレンとは違い笑いが消えている
‥‥長く傭兵と言う職業に就くと、自分に対しての殺気だけでなく、他者に向けられた殺気であっても
気配と空気の緊張感から敏感に察してしまう
緊張は解かれる事無く、常時危険と隣りあわせであり、そんな生活にも慣れてしまった自分と仲間に
奇妙な安心感を感じていた

「あはは、まーねー。体が鈍っちゃいそうよ。」

ふざける様に槍を振り回す真似事をする
アレンも合わせるかのように磨き上げられた斧を手に取った
殺気の主はどこだろう…
誰に向けられた殺気なんだろう…
緊張したまま、3人は窓際から少しづつ平静を装いながら離れた

「シーフギルドが分裂してるらしいの。古き良きは去れって事みたいよ」

ぼそっとリンは囁く。
アレンの顔がさっと固くなるのが見えた
あぁもう。だから言いたくなかったのに…
リンはどさっと寝台に腰をかけた

「つけられたと言う事はないですか?」
「ないと思うわ。そんなにバカじゃないつもり。」
「リン、危ない橋は渡るなってあれほど言ってるだろ…」

アレンの困った様な怒った口調は、リンを申し訳ない気持ちにさせる
負けるか、と言う反抗心が芽生えるのもこんな時だ
保護者は要らないわ
私は強い
まるで自分に暗示をかけるように、リンは心の中で呟く

ふと、緊張が解かれた
気配が消え、3人は顔を見合わせた

「消えた、ね」
「ああ」
「そうですね」
「この街、結構いろいろ有りそうね」

明日、ソルティケーブでの探索は気を抜けないわ…
念の為交代で休むことに決め
港町での不穏な一日の幕は静かに閉じられるかに思われた



何だかムダに長くなりそうです…
チョコチョコ書いて行かせて下さい

446 名前: i 投稿日: 2005/08/03(水) 02:57:52 [ 4D0aj44E ]
こんなおもしろいスレがあったんですね!!
みなさんの小説を読み出したらとまらなくて、
こんな時間になってしまいました・・・。
けれど、全く後悔していません。
すごいよ。読めてよかった!

447 名前: i 投稿日: 2005/08/03(水) 03:10:09 [ 4D0aj44E ]
なにかのにぎわいになるかもしれないので、お恥ずかしながら私もアップしてみます。
あるときアルパスで一緒に戦った、名前も忘れてしまったとある剣士さん。
後衛を守ることを生きがいにしている、彼の生き様を見て、
勝手に作ってしまった小説です。


 「優しい剣士」

 途切れなく雨音が続いている。
 自分を呼ぶ母の声に、少年は、大通りを眺めていた視線を、暖かい部屋の中へ移した。
「こんな雨じゃ、出歩くお客さんもいないだろ。今日はもう、終わりにしちゃおうか。通りの様子を確認して、戸締りをしておくれ」
「はあーい」
 少年は、窓のつっかえ棒を落として、窓を閉めると、膝立ちになっていた椅子から飛び降り、
吹き込んだ雨でしっとりと濡れた土間へ降りた。
 雨の向こうには、重い夕暮れと、明かりを灯してもまだ暗い町並みが、ぼんやりと見えた。
両開きの扉を閉めかけて、少年は、ふと気づいて手を止めた。
 水滴を避けるために、うつむいた旅姿の男がひとり、ゆっくりとぬかるみを踏みしめて歩いてくる。
 子どもの鋭い観察眼で、少年は男の顎がきれいに剃られていること、
マントを押し上げる固い形から鎧を着込んでいること、
そして、背に大荷物を背負っているから、長旅の途中であることを、見て取った。
 身なりをこぎれいにしているなら文無しではないし、長旅の冒険者は、暖かい食べ物と寝床を望むものだ。
 少年は、声を張り上げて、冒険者に話しかけた。
「ねえねえ、おじさあん」
 食台を片付けだしていた母にも、その声は届いた。
彼女はやれやれ、と吹き消したろうそくにふたたび火を灯し、元の場所へ戻した。
「おじさあん、どこまでいくの? ここいらでは宿はうちだけだよ。次のは、アウグスタを半分も横切らなきゃいけないよ。
うちに泊まったら?」
 冒険者は、片手をあげて張り付く雨をさえぎりながら、少年の方を見た。
少年の推察したとおり、生真面目そうな青年であった。浅黒い肌に、珍しい真紅の瞳をしている。
少年は、気をよくして、差し招くように大きく扉を開けた。あたたかい光が、通りへ漏れる。
「それじゃあ、そうさせてもらおうかな」
 青年は顔をほころばせて、扉へ近づいた。
「いらっしゃあい!」
 少年は弾むように、青年の後に続いて、宿の中に入り、今度こそ扉を閉じた。
青年が長いマントのフードを下ろすと、じっとりと濡れた銀色の前髪から、雫が土間に滴った。
「つったってないで、お客様に、タオルをお出しして!」
「はーい」
「どうも。有難い」
 少年が手渡したタオルで、青年は長い銀髪を拭い、そして、水滴を含んで重くなったマントを脱いだ。
 その様子を見た少年と母親は、あんぐりと目と口を開けたまま、立ちすくんでしまった。
 少年が大きな荷物を背負っているのだと思っていた、青年の背のふくらみは、一対の大きな翼であったのだ。
 それが作り物ではないことは、青年が翼を片方づつ広げて水滴を拭う様子で分かった。
それに、天使を詐称するような罰当たりが、このアウグスタにいるとも思われない。
 青年が体を拭い終えるまで、親子は口をあけたまま硬直していた。
 天使の青年は、ふと親子の様子に気づいて、困ったようなばつの悪そうな表情を浮かべた。

448 名前: i 投稿日: 2005/08/03(水) 03:11:51 [ 4D0aj44E ]
「やあ。ここは追放天使は禁制だったかな?」
「いえいえ、そんなことはないですけれども」
 はっと我に帰って、赤面しながら母親は続けた。
「あら、まあ、どうしましょう。天使様に召し上がっていただけるようなものが、うちにあったかしら」
「いいえ、どうぞお構いなく。パンとスープがあれば充分ですから」
「とにかく、お冷えになったでしょう。暖炉のそばへどうぞ。
こら、坊、いつまで呆けてるんだいっ。下へ行って白パンを取っておいで」
 母親にうながされ、少年は飛び上がった。
 転がるように階段を駆け下りる。胸がどきどきするのは、走ったせいだけではないはずだ。
 ここ、アウグスタで天使の姿を見たことが無いものはいないだろう。
流星のように飛び去るところであったり、上空で難しそうに話し込んでいるところであったり、
程度は違えども、そのような目撃談は後を絶たない。
 けれども、彼らはいつも忙しそうに飛び回っているものだ。
いつだって、人間には目もくれないし、地上を歩き回ったりもしない。
地上の秩序を守ることや、神様の急用をこなすこと。天使には仕事が多すぎるのだ。
 少年は、保存庫の中で、いっとう上等の白パンを取ると、急いで階段を駆け上がった。
 食堂に飛び込むと、天使は暖炉の前の特等席で、湯飲みを両手で包んでいた。たぶん、こないだ仕入れたバリアード産のお茶だろう。
 厨房からはシチューのいい匂いが漂ってきていた。
「母さん、持ってきたっ」
「かまどへ入れておくれ。熱いから注意するんだよっ」
 残り物のシチューを、なんとかごちそうに変えられないかと苦戦しながら、母親が言った。
少年は手馴れた様子で、白パンをかまどの中へ、押し込んだ。
 後は少年に出来る仕事はない。
 少年は、厨房からのびあがって、食堂の方をうかがった。
「ねえ、母さん。あの天使様は、どうして地べたを歩いていたのかな」
「シィッ。おまえ、そんなことを聞くんじゃないよ。承知しないからね」
 鍋から目を離さず、母親は言った。
 少年は理由の分からない叱責に、頬を膨らませたが、その答えは天使に聞くまでもなく、すぐに分かった。
乾かすために炎にかざした青年の右の翼が、翼角のところで無残に折られていたのである。
 息をつめて、少年は折れた翼をしげしげと見つめた。
 不ぞろいになった傷口では、何枚かの羽は血に汚れたままになっていて、ひどく痛々しかった。
「さあ、できたよ。持っていっておくれ」
 話しかけられて、やっと少年は我に帰った。
「はあい」
 湯気の立つシチュー皿と、柔らかい白パンの乗った盆を持って、少年は天使の元へ向かった。
「やあ、これはおいしそうだ。いただきます」
 天使は嬉しそうに微笑んで、さっそくスープをすくった。
 少年は、勝手に天使の向かい側に座って、興味津々で、その様子を見物した。
「ねえね、天使さま。どうしてお羽が半分しかないの?」

449 名前: i 投稿日: 2005/08/03(水) 03:12:20 [ 4D0aj44E ]
 出すべき飲み物は、エールか、ワインか、お茶かと悩んでいた母親は、これを聞きつけて、血相を変えて飛び出してきた。
しかし、天使は、穏やかに微笑んで、それを制し、スプーンを置いて少年に向き直った。
「これはね、罰なんだよ」
「罰? お仕置き? どうして天使さまがお仕置きを受けなくちゃいけないの?」
「私は・・・私たちは、その昔、私の命などよりもずっとずっと大事なものを、守っていたんだ。
しかし、我らの力がたりなかったばかりに、それを悪い悪魔に盗み出されてしまったのだ。
けれども、神様は、地上でそれを探すことを条件に、片方の翼の、それも半分を折るだけで、
私たちをお許しくだされたんだ。
・・・私たちの命を摘み取ってしまっても充分なほどの罪だったのに」
 少年は息をつめてそれを聞いていたが、ふいに身を乗り出した。
「それはアウグスタにあるの? それを取り返したら、天使さまは、お空へ戻れるの?」
「アウグスタかどうかは、まだ分からない。けれども、このフランテル大陸の極東地方のどこかではないかというところまでは、絞り込めた。
だからね・・・」
 天使は手をのばして、少年の髪をくしゃりと撫でた。
「これからもっと多くの追放天使が、ここを訪れることになるかもしれない。
そうしたら、坊や、彼らにも親切にしてやってくれないかい?」
「うんっ! ボク約束するよ。きっと天使さまたちを助けてあげる。
ボク、探し物のお手伝いだってしてもいいよ!」
「これは頼もしい」
 天使は大きく笑うと、少年の肩を親愛をこめて叩いた。
「坊、いつまでお客様のお食事の邪魔をしてるんだい。そろそろ寝る時間だよ。上へあがりな」
「・・・・はあい」
 少年は不服そうに母親と天使を見比べたが、母親があんまりに怖い表情をしているので、仕方なくうなづいた。
 少年は天使に手を振ると、階段を一気に駆け上がり、自分の部屋の扉を閉めると、ベッドに飛び込んだ。
明日は早起きしなければ。天使さまをお見送りするんだ・・・。
 胸が高鳴って眠れそうになかったけれども、目を閉じて開けたら、朝だった。

    ※

 そして10年後。
 青年天使の言葉どおり、あれからアウグスタに何人もの追放天使が訪れるようになった。
 少年は、あの時の約束どおり、天使の探し物の手伝いをしている。
彼は、いまや無力な少年ではなく、立派な剣士となり、今日も彼らを助け、彼らとともに、冒険を続けているのだ。
 盗まれた火の神獣の石、「RED STONE」を探して。

450 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/03(水) 17:54:14 [ .D8XfitM ]
おお!やっと大学のテストが終わって来てみたらかなりたくさんの作品が
投稿されてるじゃないか!!
ホントに(*´∀`)アラステキ

まあ、ゆっくり読ませてもらいます。

451 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/04(木) 10:53:41 [ DqCeIEiE ]
がんがれ一旗!
負けるな一旗!

漏れは今日も藻前を倒しに行くw

452 名前: ◆ypgWyZmY9U 投稿日: 2005/08/07(日) 14:24:52 [ nIo6N19c ]
こいのわかれみち(>>386>>399>>416>>436

・5・

真っ直ぐな視線を向けられて、ドロシーは思わず眼を逸らした。
「何者だなんて。私、そんな大層な人間じゃあ…」
「………」
「……ないわ…」
ケイルンは何も言わずただドロシーを見ている。
ドロシーは気まずげな顔をして、視線をそらして地面に向けた。
そして暫く考え事をするように顎に手を当てていたが、やがてゆっくりと視線を戻して口を開いた。
「……もしも貴方の言うように、私の動体視力が常ならぬものであるのなら…
 きっとそれはクリムスンおばさまのおかげよ」
「クリムスン…君の上司か」
ドロシーはケイルンの様子を窺いながら頷いた。
「実際血も繋がっているの。小さい頃からおばさまに連れられて、色々な所で修羅場を経験したわ。
 だからだと思う」
「…それにしても……」
ケイルンの煮え切らないような表情に、ドロシーは苦笑した。
「ケイルンさんも以前は冒険者だったのよね。」
「…随分昔の話だがな。それがどうか?」
「初めてソルティケープ地下8階を制したパーティの話を聞いたことはない?」
ドロシーはどことなく自慢げな表情でケイルンを見上げる。
「三人の有名な男達と一人の女性の伝説だな。…まさか」
僅かに目を見開いたケイルンに、ドロシーはどことなく自慢げな微笑を返した。
「三人の有名な男性の名はコリン、アサス、コジ。一人の女性の名前はクリムスン。
 おばさまがあの三人と協力しあったのは一度だけだと聞くけれど、今でも交流を続けているわ」
「………」
ケイルンは肩を竦めて空を仰いだ。
「…幼い頃からそんな連中と行動を共にしてきたというのか…。
 それならば君のその人並外れた視力も頷ける」
ドロシーの正体が判明したことで、ケイルンのドロシーに対する怪訝な感情はすっかりなくなっていた。
それを悟ったドロシーは、ようやく褒められたことに心から嬉しそうに笑った。

だが、翌日からケイルンのドロシーに対する態度が変わった…というようなことはなかった。
お互いあの一件から特別意識するような素振りは見せなかったし、人々もそうなどと思わなかった。
週に一度ドロシーがケイルンの密やかな鍛練場にひょっこり現れても、
鍛練を中断して彼女を迎え入れるようなことはなく、それまでそれが普通だったのでドロシーもさして気に止めなかった。
ただひとつだけ変わったのは…ある人物がケイルンに妙に懐いてしまったことだけだった。


つづく

453 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/07(日) 15:04:13 [ jnbsUhr6 ]
最初はBISやってたけど、コロ狩り行ったくらいの時にちょっと飽きて
たまには気分でも変えるかなってGP育てる事にしたんだ。
でも攻撃職というか、どの職でそうだと思うんだけど、最初が一番退屈でなんにもスキル使えないから弱いし、Lv20くらいまで育てたんだけど(スフィア持ちだったからすぐ)
ちょっと大変だなって思ってそのまま放って置いた。
まぁ当然GP覚える前だったんだけど・・・。

それが最近夏休みに入って、暇だし久しぶりだなぁと思いながら、アジアチャをまた
育て始めたんだ。火力職って言われてるだけあって、なかなか強くてアジト行ったり赤目
行ったりしながらLv上げしてた。
夏休みだけあって人も多いし、BISと違っていつ落ちても良いみたいな気楽さもあって
すぐにLvは上がったよ。その頃よく一緒になるランサーさんとかテイマさんなんかと
「久しぶり〜」とか言いながら固定PTっていうんじゃないけど、INしてたら耳で
「空いてる?」とか聞いて、入れてもらうみたいな感じで、BISのときには
あんまりできなかった友達みたいな人もできてきたんだよね。たぶんRS自体に慣れてきて
色々教えて上げる事ができたからかもしれない。前は聞いてばかりで、なんだか悪いなって思って耳とかしなかったから。俺は特に廃プレーしたわけじゃないけど、それなりに
Lvはあがったよ。BISに比べたら倍くらいペース?いやもっとかな・・・とにかくアルパスに行くようになったんだ。
それくらいのLvになるとPT募集も多いし、狩場もめちゃ混みで入れないなんて事が
あったり、ハロワ待ちもよくしてた。そこに仲良かったランサーさんもいたんだ。
でも退屈だから外周回って狩りでもしよっかって、テイマさんも呼んで、ランサーさんと3人でのんびり募集の叫びがあるまで外周狩りしてた。その3人で一緒に狩りするのも
すっごく久しぶりで、なんか懐かしいなぁって・・・そんなに時間は経ってないけど・・
そんな風に自然と会話も弾むなって感じだった。俺は、BISの時からコロ狩りなんかでテイマさんって面白い人多いなぁって思ってた。あのキャラのせいでそう見えるのかもしれないけど、いつも会話を盛り上げてくれるのは大抵テイマさんだったりする。俺、BISやってたりするとあんまり会話とか入っていけないけど雰囲気のいいPTはいいね。
で、そのテイマさんもやっぱりちょっと面白いって言うかなんとなく和ませる感じの人で
運キャラとか言ってたかな?でもしっかりタゲ取ってくれて、俺とランサさん攻撃して
POTとか思ったほど使わなくて効率よく狩りできてた。当然、面白いしB3は外周でも
美味いし募集の叫びとかあったけど、みんななんとなくこのままのがいいかなって(俺は
そう思ってた)無視して3人で狩りを続けたんだ。
よくネカマっていうこと聞くけど、俺は自分のことは「私」っていったり「自分」とか
言って、「俺」は使わなかったんだよね。その辺はやっぱBISとの区別とか、マジアロで
「俺」って言う人は苦手っていうかがあったんだけど特にネカマって思わないで「私」って使ってた。まぁ実際ほんとの女の子がゲームやるっていうのも少ないだろうし、俺も
ネカマって?なに?くらいな感じでほとんど男なんだから、別にいいよなぁって、
顔文字も使うし、女言葉使うのも特に気にしてなかった。
そのランサーさんは、「私」って言ってたけど特に女の子って思ってなかったし、テイマさ
んは「俺」って最初から言ってたけど・・・。
 それで、話題が急に下ネタっぽいのになって俺とテイマさんは結構盛り上がって
今思えばちょっと最低なんだけどありがちなAVのタイトルとか、女優名なんやらを
勝手に考えて言い合って笑ってた。まぁランサーさんは「w」くらいしか言わなかったからその時点でお察しくださいといえばそうだったんだけど・・・。

454 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/07(日) 15:04:52 [ jnbsUhr6 ]
んで、ランサーさんが急に
「私、AVのタイトルって彼氏の部屋で見つけたものくらいしかしらないなぁw」って言ったのよ。
俺、それ聞いた瞬間「え!?」ってなったよ。たぶんテイマさんも同じだったと思う。
だってそのテイマさん「○○さんって女?」って聞いてたし。ランサーさんはそれまで俺も女だと思ってたらしいから向こうは向こうでびっくりしてたみたいだけど・・・。
まぁプライベートの事なんてあんまり話題にならないし、こっちも向こうの年齢とか全然気にしないからたまに小学生とかって聞くと驚くことはあるけど・・さすがにこれはびっくりした。でもなんだか俺は、それ以来なんとなく向こうからの耳が多くなった気がする。それからも相変わらずよく一緒に狩りに行ったりで仲良かったんだ。会話の内容もランサーさんの彼氏とのイチャイチャ話も時々出るようになったりして相変わらずテイマさんは面白くて、いつのまにか俺も時々自分の好きなアニメの話とかするようになってた。それまでは考えられないことだったんだけどね。で、変な話、3人は結構いいコンビだった。すごく良い仲間を見つけたんだなって感じたし、
現実で会ってたらよく分からないかもしれないけど、とりあえずRS内ではすごく馬が合ったんだ。気づけばその頃はもう俺のメインはBISからGPマジになってた。BISはその頃からLv上がらなくなってたし、たまにBISいない狩りPTで使ったりしてたくらいだった。
 そしてテイマさんが3人だし「ギルドクエして自分達のギルド作る?」って言い出した。
俺は全然かまわないし、ランサーさんもギルドのことよくわかってなかったけど、「いいよ」
ってクエを受けることにした。

  ギルドクエしながら、「何処に住んでる?」ってはなしになって・・聞いて見たらさす
がに、テイマさんは遠かったんだけど、俺とランサーさんは結構近くて「おぉちかいね〜」
とか言い合ってた。で、ギルドクエは大変で結構時間かかったらいろんな話をして
盛り上がったんだよね。当然ランサーさんのいつもの彼氏の話とかでると思ったら
「最近、あんまり会ってないんだぁ」だって。
俺たちはなんかランサさんのそんな愚痴聞くの始めてだったから
「あぁそうなんだ・・・忙しいんだね・・」
っていうことくらいしかできなくて・・・。
でも、俺その時、そんなランサさんが急にかわいそうになってさ・・・気づいたら耳で
「ヽ(^◇^(,_,*)ゝ元気だしやぁ〜)今度、飲もう!!」って言ってたんだ。
でも、まさかほんとに飲むわけないなって。そしたら、すぐに耳で「いいねぇ^^」
って返ってきて・・・びっくりしたけどすぐにメアド交換してあとで連絡するって
言ったよ。
俺は場所と日にちを決めて、早速メールして、夜遅かったんだけど
返信待ってた。
そしたらすぐそのランサーさんから
 
おっ早速ありがと〜土曜ねok!!
まぁ急用はいって行けなかったらメールする〜
えっと、私は多分大丈夫だと思うけど、彼氏の都合とか・・ね。でも
きっと大丈夫だとお
もうよ^^ サンキューξ・◇・ξ/~~~ オヤスミー
いい夢を〜

って返信があったんだ。それ、来週の土曜日なんだけど今から結構楽しみだよ。

455 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/07(日) 20:38:44 [ WbykM7dw ]
適当に書き綴ってみます。
下手な文章が嫌な方はどうぞこのレスは見ないで下さい

自分が何者なのか。
それすらも、わからない。


私は、傷を癒す能力を持つ、俗に「ビショップ」と呼ばれている者だ。
他のことは、何もわからない。
名前も、生まれたところも、幼少の記憶も・・・全て、記憶には無い。
自分が何者なのか。それを、ずっと考えてきた。
しかし、答えは得られなかった。
それならば、過去を全て捨てて、生きる。
冒険者を助けるために、生きる。
その方が良い。そう、割り切って、生きてきた・・・。

「ヒール!」
私は、目の前の仲間に向かって叫んだ。
仲間の傷が、癒えていく。
「センキュ、クロウド。」
この仲間の名前は、スレイヤー。
剣と盾で先陣を切って戦う、剣士だ。
森の中でシーフに苦戦していたのを見つけて、手助けをした時に知り合った。
それ以来、いつも二人で行動するようになった。
私にとっては、何物にも代えられない、無類の友だ。
「今のはなかなか手強かったな・・・。」
「ああ。でも、前は全然歯が立たなかったんだぜ?俺たち、強くなったよな。」
「お前と共にいれば、もはな何にも負ける気はしないな。」
こんな事を言える程、私たちは強くなっていた。
私が覚えている頃には確か、野良犬にも苦戦していた。
だが、今は一人でもガーゴイルも倒せる様になってきた。
本当に、強くなっていると思う。
「でも、二人だとちっときついかもな。」
「傭兵を仲間に誘ってみるか?」
「うーん・・・。俺、女嫌いなんだよなぁ・・・。」
「・・・では、魔法を使える、ウィザードと呼ばれる者はどうだ?」
「ああ、いいな。明日にでも、探してみるか。」
ウィザードは特徴的なマントを常に羽織って居るから、きっとすぐに見つかるだろう。
ここらはウィザードの故郷らしいしな。
ともかく、今は休息を取ろう。



終わった・・・。(゚∠゚)ショーセツムズカスィ
誤字・脱字、文脈がおかしいところがあったら教えていただければ幸いです。

456 名前: 252 投稿日: 2005/08/08(月) 07:09:18 [ JpBKn8ys ]
む・・・・ネタ切れにも負けずに書いていきます。
 
あるウィザードが残したもの
>>252 ―プロローグ、表紙―
>>316 ―一頁目 誕生、そして襲撃―
>>317 ―二頁目 少年時代―
>>413-414 ―三頁目 蘇る悪夢―
 
―四頁目 二つの出会い―
 
目を開こうとするときに抵抗は全く無かった。
多分瞬きくらいの時間だろうか、目を開くと私は道の真ん中にいて、彼のローブが目の前を走り抜けていった。
私は瞬時に直前までの記憶を辿った。しかし、彼を追いかけていたことぐらいしか思い出すことができない。
とりあえず彼についていくことだけを考え、彼を追っていくことにした。
町の中心にたどり着いたとき、私は思わず息を呑んだ。
多分広場の中心の噴水は、川の水を利用していたのだろう。
赤くにごった水が、制御の効かなくなった噴水から延々と噴き出している。
その噴水を中心に、建築物などはほとんど破壊され、整備された道は引き裂かれている。
死体の上に死体が積り、その死体を踏みつけながら戦う光景はおぞましいとしか言いようが無かった。
私は死体の山をなるべく見ないようにし、少しだけ足を止め、南側の焼け野原で未だに続いている戦いを眺めてみた。
今は人間優勢だという雰囲気が読み取れた。人間の数が悪魔たちの数を大きく上回っている。あと数時間で決着がつくだろう・・・・・。
しかし、そうしている間にも彼は手を抜くことなく走り続けていた。彼を見失わないよう、戦闘の真っ只中を走りぬけた。
 
町の中心地を抜け、半壊した屋敷の庭を近道して通り過ぎ、両側に水路が流れている道へと出た。
それにしても彼は足が速い。長い金髪が美しく揺れ、激しく靡くローブを両手で軽く押さえながら走る。
辺りを観察しながら走っていたせいか、追いつくどころかだんだん離されていくことに気が付いた。
彼が塀に区切られている小道の角を曲がってしまった。私がその角を曲がった時に彼の姿はなかった。
――しまった、見失った・・・・・。
失望と同時に、心の中で埋もれていた不安が再び湧き出してきた。
――ここは一体どこなんだろう。どうして私はここに来てしまったんだろう。元の世界に帰ることはできるのだろうか?
不安に押しつぶされそうになったそのとき、さっき起こったことが脳裏を過ぎった。
「何かに目を閉じられ、目を開けたときには風景が変わっていた・・・・」
それを全て思い出すか出さないかのうちに、さっきと同じものに私のまぶたが閉じられた。

457 名前: 252 投稿日: 2005/08/08(月) 07:14:27 [ vf.cLIFY ]
目を開くと、私は彼より先にいて、彼のほうを向いて立っていた。
するといきなり彼は立ち止まった。みるみるうちに顔から血の気が失せていったことが、ここからでも読み取れた。
私も振り向いた。そして何が起こったのかを知った。
町の北東の端のところに隣接している森があった。森が動いている・・・・?
私は目を凝らし、再び目の前の森を探った。森ではなく、なにか数え切れないほどの生き物がこちらに進んでくる・・・・・。
何百という数の悪魔がこちらに向かってくる。先頭の巨大な怪物こそ、本でしか見たことの無い「バフォメット」に間違いない。
それが私の後方の彼を血走った目で鋭く見、そして私を睨んだように感じた。
恐怖が体中を駆け巡った。その途端、頭が激しく痛み、私は地に膝をついた。あまりの痛みで、目を開くことさえできない。
震えながらも逃げようとしたが、足がすくんでしまって動かない。このままでいれば悪魔たちの餌食になるのは目に見えている。
先頭の怪物との距離が10mまで近づいたとき、私は死を覚悟し、目を瞑った。
 
・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・?
今度は何も起こらなかったことに対して不安が生まれ、私は目を開いた。
悪魔たちは、私の体を通り抜けて前進している・・・・・・。
そこで全てが思い出された。
――そうだ、私は父の日記を見ていた。3ページ以降には何も書いていなくて、白紙のページを見つめていたんだ。
――そう、そのあと私は・・・・・これは夢じゃなく、日記が見せている父の過去なんだ。
しかし、それについて深く考えている時間は無かった。
爪や牙、自分の武器などを脅すようにして彼に向けながら、彼と悪魔たちとの距離がどんどん狭めていく。悪魔たちは彼を狙っている・・・・・。
しかし彼は青ざめながらも目を瞑った。再び杖を奇妙に振りながら口を動かす。
すると、さっきとは比べ物にならないほど強い魔法陣が浮かび上がる。と同時に、彼を中心にして起こった空気の波が悪魔たちの足を止めた。
その波は悪魔たちが進んできた森の木々をざわざわと揺らし、その音は不気味に反響し、不思議に心細くなってくる。
悪魔たちが混乱しはじめてきたとき、彼はカッと目を見開いた。魔法陣が消え去った瞬間、彼は杖を高く上げた。
すると、地面が分断されるかのようなとてつもなく大きい轟音とともに、魔方陣が現れたときよりずっと強い空気の波が押し寄せた。
私は衝撃の出所をつかみ、そちらに目を向けた。
不機嫌そうな灰色の雲の間から、巨大な球体が現れた。それが彼によって召喚された隕石だということはすぐにわかった。
その隕石は空に炎の跡を残しながら、すごいスピードでこちらに向かってくる。
隕石が先頭のバフォメットに直撃し、大爆発が起こった。後ろから迫ってくる悪魔の大群は爆風で吹き飛ばされ、彼自身もその衝撃で後ろに飛ばされた。
身に危険が降り注ぐことはないと解っていながらも、私はその衝撃をかわさないわけにはいかなかった。私は思わずグッと目を閉じた。

458 名前: 252 投稿日: 2005/08/08(月) 07:14:56 [ vf.cLIFY ]
少しして目を開くと、私はまず辺りを見回してみた。今までそこに生き物がいた様子が全く無い光景へと姿を変えてしまっていた。
辺りはほとんど焼け野原になり、廃墟となっていた屋敷は視界から消え去っていた。
森の入口の木々は一瞬にして灰と化し、まっすぐに続いていた道は大きく抉られ、クレーターのようになっていた。
道と平行に通っていた小さな水路に流れていた水は消え、水路自体も新しく作り直さなければならないほど粉々に砕けていた。
隕石を召喚することは腕のいい魔法使いにもなかなか難しいということを知っていた私は、目の前の少年がそれをやりとげたことを感心する他なかった。
そのとき私は、まさか生き残っている悪魔が存在するとは夢にも思ってみなかった。
目の前のクレーターから、あまりにも急にバフォメットが飛び出てきた。後ろのほうにいた悪魔たちが、何が起こったのかと森から走り出てきた。
彼が倒したのは全体の半分にも満たなかった。クレーターから、今度は上級の悪魔と見られる悪魔たちが次々と這い出してきた。
今や彼は気を失い、近くの焦げかかった木にもたれ掛かっている。彼の杖は彼のはるか後方に落ちていた。
――バフォメットは今度こそ彼の息の根を止めに来る。
そのことは殺気立ったバフォメットの様子を見れば一目瞭然だった。奴は完全に彼を探している。
彼はすぐにバフォメットの視界に入ってしまった。
するとバフォメットはぞっとするような笑いを浮かべ、彼に向かって歩いていく。生き残った悪魔たちもそれに続いた。
彼は全く意識を取り戻す様子は無い。ある程度まで近づいたとき、バフォメットはそれを確認し、地面を蹴って彼に飛び掛った。
しかしその一瞬で彼の姿が消えた。バフォメットは目標を失い、地面に降り立った。
彼は男に助けられていた。その男は浮遊魔法を使っているらしく、地上から3mくらいのところに浮かびながら彼を背に乗せている。
その男が一瞬、バフォメットにむけて憎しみそのものの視線を向けたところを私は見逃さなかった。
私はゆっくりとその男を観察してみた。男は血で少し汚れた服を着て、所々破けたマントを着ている。
しかし、そのボロボロのマントの風に靡く動きは不思議と威圧感を感じさせる。
一方、整った顔立ちとスマートな体型は身なりとは全く合っていない。
私がバフォメットに視線を移した瞬間、バフォメットは男に向かって飛び掛っていった。
男は静かに口を動かした。すると男は光に包まれて姿を消し、一瞬でバフォメットの背後に姿を現した。
バフォメットが一瞬怯んだ。男は素早く自分の周りに球状の水の壁を作り出し、さっき彼がしたのと同じように杖を高くあげた。
彼が放った隕石より数十倍は大きいと思われる隕石が空中に現れ、目にも止まらぬ速さで悪魔たちの中心に落とされ、大爆発を起こした。
私はその世界にいないにも関わらず、物凄い衝撃を受けたような感覚になり、体全体が麻痺してしまった。私はそのまま闇へと引きずりこまれていった・・・・・。
 
うぅ、どうしてこんなに長文になってしまうんだろう。
もっと見易くしたい・・・・。

459 名前: 252 投稿日: 2005/08/08(月) 07:15:18 [ vf.cLIFY ]
では感想を書きます。
 
>>426,440-442
やっぱり読みやすい文が魅力的です。
Mobからの視点、zinへの変化、心の動き・・・・・やっぱり上手いですね。
次回はどんな形で話すことができるか楽しみです。
 
>>427
いや、むしろこういうネタも新鮮味があっていいと思いますよ。
正確な指摘の中にも面白い部分が見られ、それが分かりやすく表現されていますね。
最近は黒ゴキブリだらけなので、(あれば)続きも面白くなりそうです。
 
>>428-430
お久しぶりです。続きが読めてとても嬉しいです。
なんだか急展開になっていきますね〜、ミルの過去は一体どういうものなのか・・・・とても気になります。
 
>>436,452
なるほど、ドロシーとクリムスンの関係も明らかになってきましたね。
クリムスンからPOTを買う時に言われる言葉から考えるととてもあてはまります。
次はどんなことがおこるんでしょうか。
 
>>445
少し長いですが読みやすく区切られているし、文の組み立てがとても上手いです。
私も物語の中の一人になったような感じで読めて(?)とても面白かったです。
これからの3人の活躍に期待です。
 
>>446-449
初めまして。
純粋な少年が目に浮かび上がってくるようです。
自然な感じで進んでいく会話がとてもいいと思います。
次回作も期待してます。
 
>>450
本当にお久しぶりですね〜、私もご無沙汰してましたし。
空白は気にせずゆっくりと読んでみてください。
 
>>453-454
これはリアル話でしょうか?
なんだかとても興味をそそられる話ですね。来週の土曜日の書き込みに期待します。
 
>>455
初めまして。
なんだか本当にありそうな人間関係ですね。ウィザードはどういう人間なのか、二人はウィザードを仲間にできるのか。
続きがとても楽しみです。
 
なんだか日記風に書いていると飽きたりしまして・・・・(汗
それで前回は日記の読み手の女性からの視点に変えて作ってみたんですよね。
今回も新しいネタがないのでそのまま引継ぎということで・・・・。

460 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/08(月) 08:11:47 [ WbykM7dw ]
>>455プロローグ:「双璧」




彼は、何故人を拒絶するのか。
彼は、何故・・・「ウィザード」である自分を忌み嫌うのか。


第二話「マント」


私たちは、新たな仲間、ウィザードを捜すために、アルパスに行った。
ここならREDSTONEを探す人が多いので、見つかるだろう。
「・・・お。いたいた。でも、少し弱いな・・・。あ、倒れた。」
「・・・リザレクション・・・。」
この程度で倒れるようでは私たちと組むのは無理だろう。
「あれはどうだ?・・・おお、逃げ回ってる。逃げ回ってる。・・・どっかいったな。」
わけがわからない奴だな・・・。
「・・・まともな奴がいないな・・・。」
「同感だ。」
場所が悪かったのか?
そのとき、私はある物を見つけた。
「・・・ん?これは・・・ウィザードのマント?」
確かに、ウィザードの証とも言われる、マントが落ちていた。
ウィザードがマントを捨てるのには、意味がある。しかし、意味が思い出せない・・・。
「ウィザードがマントを捨てるとき・・・それは何かを決意するとき・・・?なんか聞いたことが・・・なんだっけ・・・?
そう、何かを決意するとき。でも、何を・・・?
「まあ、とにかく探してみるか、マントを捨てた人を。」
「ああ。」
そのとき。

一閃が走った。
そして・・・私の意識は、そこで途切れた。





終わった( ゚Д゚)多分完結しないぜ、皆!

461 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/08(月) 08:43:19 [ WbykM7dw ]
>>445第一話「双璧」
>>446第二話「マント」






私と彼は、似ている気がする。
心の浅いトコロにも、深いトコロにも、暗い闇があるようで。


第三話:「狼の生」



「大丈夫か、クロウド?」
私の意識は、復活した。
「ああ。・・・さっきのは?」
「その事なんだけど・・・。ちょっとこっち来てくれよ。」
私は少し疑問に思いながらも、スレイヤーについて行った。
「・・・さっき、お前を斬った『犯人』・・・いや、『原因』か。」
そこには、ウィザード。しかし・・・。
「・・・ウィザードだろう?マントはどうした?」
そう、このウィザードはマントを羽織っていない。何故だろうか。
「・・・マントは、私の背に乗るほど、穢れた物ではないからだ・・・。」
「意味が良くわからないのだが・・・。」
「そうそう。さっきから、聞いてもコレなんだよ・・・。」
・・・。考える。
そして思い出す。さっきの会話、そしてこの状況・・・。
「・・・・!!!!」
「?どうしたんだ、クロウド?」
マントを捨てる。マントを羽織る資格がない。それが意味するものは・・・
「・・・お前・・・れっきとした『意志』が有って・・・人を・・・」


           「殺めたのか。」
「・・・は?・・・ああああっ!そうか!マントの意味は・・・!」
「マントを捨てる意味。『殺人を犯そうとする』事。」
「マントを羽織る資格の無い意味。『殺人を犯した』事。」
「・・・そうだ。私は、この手で人を殺した。意志を持って・・・。」
「・・・だが、マントがなければウィザードはあまり力が出ないのでは?」
「そうだ。しかし、私には生まれ持った力が、ある。この力が・・・。」
そう言って、彼は席を立った。その後、ウィザード特有の精神力を高める動作をして・・・。
彼は、雄叫びを上げながら、狼に変わった。
「な・・・!?」
「・・・そういう・・・事か・・・。」
聞いたことがある、この事を。どうして、気付かなかったんだろうか。
私が彼に一撃を食らったとき、剣でもない、魔法でもない力を喰らった事に。
そして男。この繋がりは・・・。
「・・・ウルフマン・・・。まさか、まだ生き残りがいたのか。」
「ああ。今、この能力を持つのは私だけだ。
 前は、この力をコントロールできずに、毎晩意識を失いつつ外に出て冒険者を襲うようにもなっていた。
 その為、私は人里から離れ、ひっそり暮らしていた。
 しかし、家の前に一つの書物が落ちていた。そこには、こう書かれていた・・・。」
{狼の大いなる力を統べる者がいる。それは、ヴァンパイアと呼ばれる者だ。
 ヴァンパイアは狼を操り、人々を襲うのだ。}
「・・・私は、ヴァンパイアを、殺した。」


時間来ちゃったんで適当に終了( ゚Д゚)ホ

462 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/09(火) 06:46:39 [ WbykM7dw ]
age

463 名前: 青の住人 投稿日: 2005/08/09(火) 13:03:25 [ 8UT1p2UQ ]
 初めてこのスレ見させて頂きました。

 ゴシゴシ(-_\)(/_-)三( ゜Д゜) ス、スゲー!良スレじゃないですか!

 仕事の合間に217まで読ませていただきました。続きは家でじっくり
読ませて頂きます。ありがとうございます。

464 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/09(火) 13:06:31 [ x1HPIr3w ]
>>463
このスレは保守age以外は基本的に無しでお願いします。
理由は全部読めばつかめるはずです。

465 名前: 青の住人 投稿日: 2005/08/09(火) 13:22:03 [ 8UT1p2UQ ]
 >>464
 ごめんなさい、sageるの忘れてました・・・orz

 裸でレイスに焼かれてきます・・・λ

466 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/09(火) 18:46:18 [ uBXORSik ]
>>390-392,>>397-398,>>405-407,>>419-423
(*´∀`)アラステキ
おもしれ〜、双子にすることで役割をきちんと分担できてるのも良いですね。
これからどんな風に話が続いていくのか楽しみです。

>>395
デビ・ロンかぁ、自分はまだ見たこと無いけれど、友達は見たこと有るみたいで
「一撃で殺された」とか言ってたなぁ。怖いなぁ。

>>399,>>416,>>436,>>452
(*´∀`)アラステキ
いや〜まさかケイルンがあんなにも強いなんて思わなかったなぁ。
自分もケイルンの鎧着てないところを見てみたいものです。
とにかく続きが気になります。

>>402
Lv600↑かぁ、自分には一生無理な気がするなぁ。まだLv130位だし...

>>412
うわぁ、なんてヒドイ奴らなんだ.....
でも、世の中ってのはこんなもんかもねぇ......

>>413-414,>>456-458
(*´∀`)アラステキ
なんか話が進むにつれて、ますます面白くなってますね。
いや〜もう本当に(*´∀`)ステキ
続きも期待させてもらいます。

>>427
メンテ後の天気予報は壮絶だなぁ。とりあえずリングを装備しときます。

>>428-429
(*´∀`)アラステキ
久しぶりに21Rさんの小説が読めて嬉しいです。
それにしても、こりゃまた凄い展開になってきましたねぇ。
続きが気になります。

>>440-442
いつの間にか一旗が強くなっているなんて.....嬉しくて涙が止まらないぜ!
勇者様もこれで終わりですねぇ。

>>443
ぬるぽ?ぬるぽですか?
じゃあとりあえず

ガッ!!

>>445
(*´∀`)アラステキ
ちゃんと覚えていますよ〜安心してください。(自分も忘れられてるんじゃないかと
不安だったけど252さんが憶えていてくれたので一安心です)
いや〜今回も面白いですね。続きに期待してます。

>>447-449
(*´∀`)アラステキ
なんていい話なんだ。ちゃんと約束守っているなんて.....剣士がみんなこんな感じなら良いのに.....
次回作も期待してます。

>>453-454
実話なんだろうか?それとも作り話なんだろうか?気になるなぁ。
とりあえず土曜日になるのを待ってみます。

>>455,>>460-461
(*´∀`)アラステキ
こりゃまた期待できるシリーズが始まりましたね。
続きも期待してます。

本当は一話一話感想書きたいのですがあまりに長くなるので
まとめて感想書かせてもらいました。
長くなってしまって申し訳ないです。

467 名前: 一旗次郎直伴 ◆fwIjiQIcRk 投稿日: 2005/08/09(火) 20:02:47 [ fUMO2dAc ]
感想です。よく日があいてしまうなぁ・・・;


>>445
人間描写がとてもいいですね。
特にリンの心情がよく表れていています。
実際にRSの世界に居そうな気がしてきますよ。

>>447-449
宿屋の少年がある人の影響で冒険者に。
人がきっかけになることって、どんな世界でもあることなんですね。
私もそういう人にめぐり合いたいものです・・・

>>459
ありがとうございます。筆が遅いのは相変わらずですが、
代理人はこれからも書き続けるつもりなので、
期待に答えられることができればうれしいです。

>>450 >>466
(*´∀`)アラステキさん、お久しぶりですね。テストお疲れ様です。
涙が止まらないって・・・こんな私でも見ていてくれる人がいるんですね・・・・
改めて人の和の有難さを実感しますよ・・・ (代理人をガッしてる・・・;)

>>451
あらら、挑戦状かなw;
それでも応援してもらえるのはうれしいですね。
頑張っていきます。(あなたも倒せるようにw)

>>452
ソルティケープってどんな所なのか、よく知りませんねぇ・・・;
しかし厳しいダンジョンだということは想像できます
クリムスンさんってやっぱりすごいんだなぁ・・・・・・

>>453-454
インターネットの世界だと相手の顔が見えませんからねぇ・・・
ちょっとした一言で驚くことはよくあるかもしれません。
それが危険という人がいれば醍醐味だという人もいますからね・・・・

>>455 >>460-461
冒頭の文が気になりますねぇ・・・・
何かの伏線でしょうか? それとも・・・・?
次の展開が楽しみです。これからもがんばってくださいね。

>>456-458
新たな人物が登場しましたね。彼はいったい誰なんでしょうか? 
またいい所で引っ張りますねぇ・・・・これまた続きが気になりますね。
長文だということが気にならないくらいですよ。



代理人、本当にモタモタしています;
いつ次の作品が出せるか分からないので、
それまでのんびり待っていただければと・・・・;(早くしろ〜;;;;)

468 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/10(水) 21:44:49 [ WbykM7dw ]
保守age

469 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/11(木) 07:03:04 [ 4G4sQpQk ]
この小説が心にグッとくるので読み込んでしまいました。
みなさんとても文章力があり、ストーリーの構成もよくてとても読みやすいです。
これからもみなさんがんばってください。もっと読み深めてみますね。

470 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/11(木) 17:10:59 [ S90OkTG6 ]
ここの職人に触発されて、短時間で書き上げたものをうpします
まだまだ未熟ですが…

「ウルフマンの復活」
俺はスマグ生まれのウィザード。少なくともかつてはそうだった。
俺の母は幼い頃に病死し、父は俺を捨ててどこかへ旅立ったと聞かされた。
そんなこともあり、物心ついたときから魔法学校でみっちり勉強する毎日であった。
同級生のある者は、大きな火の玉をいくつも作り出し、モンスターを攻撃することを覚え、
ある者は魔力を込めた掌でモンスターに触れただけで、瞬時に凍結させる技術を持っていた。
しかし俺は小さな火の矢を飛ばすことがやっとであり、劣等感に苛まれていた。
俺は学校で勉強している時以外はいつも独りぼっちであった。そんな中
よく声をかけてくれる少女がいた。彼女は亜麻色の髪をしていて、その瞳はどことなく寂しそうだった。
彼女は俺の悩みをよく聞いてくれて、俺にとって唯一の理解者であった。
機嫌が悪い時はぶっきらぼうに追い返したこともあったが、
本当は彼女を見ているだけでも嬉しかった。

ある日の事、若いウィザードが傷つき、服を焦がしながら長老のもとに駆け寄った。
「た、大変です。レッドアイの奴らが、大勢のモンスター達も、ぐっ…。」
そう言うと彼は気を失い倒れた。それとともに外から凄まじい地響きが轟いた。
「すぐに迎え撃つんじゃ!奴らを町にいれてはならんっ!」
ウィザード達は急いで町の入り口へ向かった。しかし敵の数は雲霞のごとくであった。
その中にはこの世のものとは思えない形相をしたデーモンの姿も。
「なんということだ…」
敵の大群に向け、ある者は天界から巨大な隕石を呼び寄せ、ある者は強烈な水大砲を放つ。
さらに地震を起こし敵の足止めもする者もいる。
だがさすがに魔力に長けた敵だ。ウィザード達の魔法を前に平然としている。
俺はというと、下級のグレムリンどもの相手をしているだけで手がいっぱいであった。
軽装なウィザード達は、斧槍兵やゴブリン達に囲まれ、いとも簡単に倒されていく。
終に奴らは町の中まで押し寄せてきた。ふと目をやるとあの子の姿が…

「うぉおおおぉおおぉ!!!」
俺は無我夢中で飛び出していった。しかし俺はただでさえ魔法に関して未熟だというのに、
奴らの強大な魔力の前にはなす術もなかった。地面にうずくまり、意識が薄れ行く…
とその時、体の中で煮えたぎる何かを感じた。次の瞬間自分の腕が長い体毛に覆われ、
手には鋭い爪までが備わっていることに気づいた。いや、全身毛むくじゃらじゃないか。
「な、なんなんだ、これは…」
と思うや否や、敵の群れに突っ込でいた。
ゴブリンどもを強靭なアゴで噛み砕き、斧槍兵どもに鋭い爪で連続攻撃を浴びせる。
敵は突然の反撃になす術もなく倒れていく。俺は逃げ惑う敵を追い回し、次々と爪の餌食にしていった。
「よくも…、よくも…」
滴る涙が爪に当たり、一層輝きを増した。
大方の敵を倒したが、彼女はぐったりしたままであった。死んでしまったのだろうか…?
しかし天は無情にも俺に涙を流す猶予を与えなかった。
背中に身が凍りつくほどの視線を感じた。
振り向くとそこには巨大なデーモンが。
俺は奴を睨み付け、必死に彼女から気を反らせようとした。
奴との間合いをとると、決死の突進を試みる。奴は俺に向かって灼熱の炎を吐き出した。
炎の嵐が俺の体毛を焦がす。
全身に激痛を伴いながらも奴の許にたどり着いた。渾身の力で切り裂く。何度も何度も…
奴も必死に炎で応戦する。その炎によりまさに町は地獄と化した。
…とその時、奴は一瞬ひるんだようだ。奴の心臓目がけて爪を振り下ろす。
「グゥォオオオアアアギャアアアアアア…」
この世のものとは思えない断末魔の叫びを上げ、奴は倒れた。や、やったんだ。
それと同時に意識が遠のいていく…

471 名前: 470 投稿日: 2005/08/11(木) 17:13:27 [ S90OkTG6 ]
気がつくと長老の家のベッドに横たわっていた。ふと腕を見るとそこに長い体毛はなかった。
体も別におかしなところはない。なんだったんだ、あれは夢だったのか…?
隣のベッドにはあの少女が静かに寝息をたてていた。どうやら無事だったみたいだ。
「遂に目覚めてしまったようじゃな。ウルフマンの力に。」
長老が思い口を開いた
「あれは17年ほど前のことじゃったかの。ある男がわしに娘との結婚を申し入れた。
その男は魔法をほとんど使う事ができなかったがウルフマンに変身することができ、
勇敢な獣戦士として知れ渡っていた。
わしは、魔法に疎い者に後を継がせることなどできぬと断ったので
彼らは駆け落ちし、タトバ山の麓でひっそりと暮らしていたようじゃ
それから数年後、彼らは町に姿を現し、子供に魔法の教育をするようにわしに頼んだ。
今更なんじゃと思ったんじゃが、その時じゃ。レッドアイの奴らが攻めてきたんじゃ。
今回と同じようにな…」
男はウルフマンに変身し、ウィザード達とともに懸命に戦った。しかし、目を離したスキに
子供がモンスターどもに囲まれてしまった。男はモンスターの大群へ飛び込み、子供を抱きかかえ
斧槍兵やサラマンダー達の攻撃に必死に耐えた。なんとかウィザードの応戦により
モンスター達を倒したものの、男は全身焼け爛れ、深い傷をいくつも負っており、助かる見込みはなかった。
「この子を頼む…、俺と同じ目には…」
その後男は息をひきとった。
「その男はお前の父親、その子供はまさにお前のことじゃ。
お前の父親は、なんとしてでもお前を立派なウィザードとして育てたかったようじゃな」
「と、父さん…。お、俺、魔法もロクに使えないし…。」
声にもならず、涙がこぼれる。
「何を言っとるんじゃね。お前にはウィザードとしての力も備わっている。
杖を掲げて念じてみるんじゃ。」
そうすると、なんだか杖に暖かい力が込み上げてきた。いや、熱い…
「こ、これは…?」
「ファイアーエンチャントじゃ。武器に炎の力を備えることができる。
仲間の戦士達に使うもよし、自分に使えばウルフマンとしての攻撃力も強化できるぞい。」
「お前は他のウィザードと違って強い攻撃魔法は使えん。その代わり魔法によって
自分自身や仲間の攻撃をサポートすることができる。これはわしの血を引いてる証拠じゃな。ほっほ。」
長老が得意げに笑う。
「ウルフマンとしての修行もしたいので、旅に出ようと思います。
レッドアイの奴らの事も気になるし…」
「それもそうじゃな。お前にはウルフマンとしての力だけでなく魔法も備わっていることじゃ。
いつかは父親以上の存在になれるはずじゃ。健闘を祈るぞい。」
そしてこう付け加えた。
「お前は戦いの中で気づいたはずじゃ。お前の父は、自分に憎しみを向けさせることで、
お前に真の力を授けようとしたようじゃが、それは決して真実ではないと…。」
軽く頭を下げ、長老宅を後にする。

「いってしまうのね。」
振り返ると、そこには少女の姿が。
「だめじゃないか。まだ寝ていないと。」
彼女は黙ってうつむくと、そっと俺の頬に口づけをした。
「きっと戻ってきてね。いえ、必ず…。」
俺は静かにうなずき、スマグを後にした。

472 名前: 470 投稿日: 2005/08/11(木) 17:14:34 [ S90OkTG6 ]
「ウルフマンの苦悩」
ここは古都ブルネンシュティング。多くの冒険者でごったがえし、商店や露天商が所狭しと
並んでいるが、所々で古都としての趣も感じさせる。
俺はスマグを旅立ち、人が多く集まるというこの地を目指した。数ヶ月前のことである。
最初は古都の西でコボルト達相手に経験を積んだものだ。ウィザード、ウルフマンの技能ともに
未熟であった俺にとって、最初はとても辛かった。だが今ではいっぱしの冒険者だ。
最近は路上強盗団のアジトの探索に明け暮れ、そろそろ新天地を目指していたある日のこと…
「アルパス行きのパーティメンバー募集だよ〜!あと2人〜!」
叫び声が聞こえる。
アルパス監獄か…。まだ行ったことないな。
噂では、かつては監獄として機能していたものの、現在ではその働きを失いゾンビどものの巣窟だとか。
最も、その宝目当ての冒険者も数多くいる。帰ってこない者もいるという話も…
一人じゃ怖いけどパーティなら面白そうじゃないか、行ってみよう。
「アルパス行きお願いしまーす。」「はーい、よろしくお願いします。」
そこで俺の視線は一人のアーチャーに止まった。
彼女は軽装で細身ながらも、精悍な体つきをしていた。熟練した冒険者のようだ。
よく手入れのなされた、竜の皮でできたとおぼしき鎧を身にまとっている。
その左手にはこれまたよく手入れのなされた弓が握られている。小型ではあるが、
まるでその手の一部かのようであった。
髪の赤い羽根飾りが印象に残る。顔立ちは美しかったが少女らしさもまだ残し、
どことなく寂しさを感じた。故郷に残してきたあの子の面影も…
「よろしくねー!」
ぼーっとしていた俺はふと我に返る、「よ、よろしくお願いします」

通りなれた道を駆け抜け、監獄に直行する。
監獄の中に入ると、嫌なかびくささと、どことなく漂う邪気に武者震いした。
パーティの仲間たちはそれを気に留めていない様子で、さらに奥へつきすすむ。
そして地下2階に到着した。邪気はさっきにも増して強くなっているようだった。
するとさっきのアーチャー、両手で槍を握って強く念じていた
槍は眩い光を放ち、それを地面に突き立てた。
そして弓に持ち代えると、右手には何も持っていないのにこれまた光輝く矢を放っていた。
槍は凄まじい轟音を放ち、敵に対し稲妻を落とす。
あれはなんだ? 新手の魔法なのか?
それに見とれていると、仲間に置いて行かれていることに気づく。
「ま、待ってくれよ〜。」とっさに後を追う。
ゴンッ! 鈍い音が聞こえたかと思うと、俺は地面に突っ伏した。
どうやらジャイアントに不意打ちを食らったようだ。
背中と後頭部に激痛が走り、動くことすらできない。
そこにあのアーチャーと剣士が戻ってきて、手際よくジャイアントを片付ける
ビショップはひざまずき祈りを捧げる。「リザレクションッ!」
ようやく意識を取り戻し、立ち上がることができる。
「す、すいません…。」俺にはまだここに来るのが早すぎたようだ。
その後も仲間たちが手際よくモンスター達を片付けるのを尻目に、俺は何もできずにいた。
探索を終えて古都に戻るも、悔しい気持ちでいっぱいになった。もっと修行せねば…。
俺は古都ブルネンシュティングを後にし、オアシス都市アリアンへと旅立った。

473 名前: 470 投稿日: 2005/08/11(木) 17:15:32 [ S90OkTG6 ]
ここはオアシス都市アリアン。古都ほどは冒険者が多くないものの活気に溢れていた。
町の人々に話を聞くと、西の砂漠に冒険者が集い狩りをしているらしい。
絶好の修行の機会だ、行ってみよう
途中でミイラや盗賊に襲われながらも、パーティを発見した。
剣士にビショップ、ウィザードの姿が見える。
「パーティに入れていただけませんか?」「いいですよ〜」
リーダーとおぼしきビショップが快く受け入れる。
「よろしく〜」「よろww」「よろ^^」
何か嫌な予感を感じぜずにはいられなかった。
剣士は腕こそは筋骨隆々としているのの、体つきは貧弱に見えた。鎧も粗末なものであった。
左手には盾ではなく小型の剣のようなものが握られている。
ウィザードはというと、片手に小さな杖を持ち、長い丈のコートを1枚羽織っているのみである。
いくらウィザードとはいえ、そんな軽装ではまずいんじゃ? 砂漠だから暑いのも仕方がないけどさ…
そして嫌な予感は的中した。
周りにモンスターがいなくなると、剣士は北へ、ウィザードは南へ一目散に飛び散る。
そして多くの幽霊鎧、ミイラを引き連れてこちらへ向かってくる。
当然倒しきれるわけもなく、剣士、ウィザードは力尽きる。俺とビショップが懸命に戦う。
「リザよろww」「ウルフさん、ちゃんとタゲとってくれよwwっうぇwっうぇwww」
空しい叫び声が聞こえる。
ビショップが祈りを捧げる。「リザレクションッ!」
彼らは立ち上がると「エンチャおねwww」
するとまた地平線を目指し駆けていった…
これが幾度となく繰り返され、さすがにビショップも堪忍袋の尾が切れたようであった。
「別世界の用事を思い出したのでここで失礼します。」
そう言うと彼らもまた…。「POT買ってくるわww」
ちょ、ちょっと待てよ、俺一人…?
辺りを見回すと幽霊鎧、ミイラの大群!その数あまた!どうやら怒った奴らに包囲されてしまったようだ。
俺はなすすべもなく倒されてしまった。
「・・・、あれ?」
気がつくと敵は全て消え、広大な砂漠にぽつんと座っていた。辺りは静寂そのものであった。
「大丈夫ですか?」
そこには聞きなれた声が。赤い羽根飾りのアーチャーだ。
「助けて…、くれたんですか?」
彼女はにこっと笑った。
「あ、ありがとう。」
「呼ばれてるので行かないと。またねっ。」
そう言うと彼女は地平線の彼方へと消えていった。砂漠に再び静寂が戻る。
そうか…。また世話になってしまったんだ…。
俺はその後より一層修行に励んだ。


ここは古都ブルネンシュティング。以前にも増して人々で溢れているようであった。
世間では「だめおーん」とか「さーばー強化しる」などという声をよく聞くが、俺には関係のないことだ。
人々の叫びが絶え間なく響き渡る中、所狭しと並ぶ露店に注意深く目を通す。
「アルパスB3行きPT募集だよ〜!あと3名!」
聞き覚えのある声が響き渡る。行ってみると赤い羽根のアーチャーの姿が。
「アルパス行きPTお願いします。あ…っとこの前はどうも」「は〜い」
「よろしく〜」「よろ〜^^」
そこの一人の剣士の姿に目を奪われた。彼はかなり上等そうな鎧を身にまとっている。
そして右手には静かに脈打つ青色の光を湛える剣があった。
左手の盾は小型なものの、ある程度の殺傷能力を持ち合わせているようである。
…っとそろそろ出発のようだ。はたまた見慣れた道を駆け抜け、アルパス監獄B3へ。
監獄の地下3階ともなると、かつて味わったことのないような邪気が襲ってくる。
ここで死んでいった罪人達の怨念、はたまた冒険者に踏みにじられた怨念だろうか。
敵を倒しながらさらに奥に進んでいった。フロア中央の牢屋の一部を狩場として定めたようだ
修行を積んだだけあってここの敵とも互角に戦えるようになった。
しかし今度は剣士の動きに見とれていた。
敵を倒すと、その懐から手際よく金銭や所持品を奪っていく。
彼は剣士というより、むしろトレジャーハンターといった印象である。
床に散らばったアイテムも慣れた手つきで回収していく。世間では「ぶーん」などというようだが、
俺には関係のないことだ。
数時間狩り続けた頃だろうか。釣りに行った剣士が血相を変えて逃げてきた。「助けてくれ〜!」
その背後に目を向けると、そこには通常の1.5倍の背丈があろうかというキアンクロプスの姿が。
奴からはとてつもない怒りのようなものを感じた。
俺と剣士は奴に向けて突撃する。剣士は小さな盾ともいえぬ盾で攻撃を受け止めようとするも、
奴の強烈な蹴りで壁に跳ね飛ばされた。俺も続いて奴に爪をつきたてるも、
鋼鉄の体の前にびくともしない。
ふと目を開けると逃げ惑うアーチャーとそれを大きな盾で必死にかばうビショップの姿が。
…このままでは仲間が危ないっ

474 名前: 470 投稿日: 2005/08/11(木) 17:16:12 [ S90OkTG6 ]
とその時である。体の中に煮えたぎる何かを感じた。あの時と同じ感覚である。故郷が襲われた時の…。
俺は叫ばずにはいられなかった。と思うや否や、耳を劈く(つんざく)ような咆哮を上げた。
「ウワァアアオオオォオオオッッ!!!」
次の瞬間、体中にとてつもない力が湧いてきたのを感じた。同時に身が羽のように軽くなり、敵の動きまでが
手に取るようにわかる。どうやら野生の研ぎ澄まされた感覚を手に入れたようだ。
…そうか、これだ! 俺は直感した。ビーストベルセルク、厳しい修行を積んだウルフだけが
使うことを許されるという奥義…。
俺は逃げ惑う仲間の前に立ちはだかり、奴の蹴りを掻い潜って得意のチェーンドクローを浴びせる。
ベルセルクのお陰で、いくらかは奴の体に傷をつけることができたようだが、奴は臆することなく襲い掛かる
ドスッ! 奴のパンチが俺の腹に命中した。たまらず吹き飛ばされてうずくまる。
そして目の前には奴の足が…。もうだめかっ。
…「待てよ、お前の相手はそいつじゃない、この俺だ。」
倒れていたはずの剣士が起き上がり、低くも辺りに響く声でそう言った。
剣士は先ほどとは異なり大きな盾を構え、胸を張って奴を「挑発」しにかかった。
奴の足は俺の頭上寸前で止まり、剣士に矛先を変え動き出した。
今までの欲深い目つきとはうってかわって、真剣な中にも優しさを感じる、そんな眼差しだった。
その隙にビショップは倒れた仲間を起こし、剣士を援護する。
顔を真っ赤にし、頭から煙を上げた奴は、剣士をひたすら蹴り続けていた。
剣士は大きな盾と強靭な腕でその攻撃を受け止める。
「さぁ、今だ!」彼の瞳がそう訴えているようであった。
俺は再び咆哮を上げて気合を入れなおすと、一目散に奴に向けて飛び掛る。アーチャーも続けて眩い矢を放つ。
奴は全身傷だらけになり、稲妻や矢を何十発と食らいながらも剣士を蹴り続けていた。
このままでは彼が危ないっ!そう思うや否や、奴の体が少し傾いた。
その隙を逃さず、喉元に噛み付きチェーンドクローを浴びせる。
ドシーーーン!!奴は力尽き倒れた。その巨体がとてつもない地響きを作り出す。
「オマエラ・・・マサカ・・ソウハ・・サ・・セル・カ・」
巨体はその主を失い、もぬけの殻となった。

「お前がいなかったら俺は死んでいた。命の恩人だよ。」
剣士がこう言った。俺は照れながらも答えた。
「君がいなかったら俺はおろか、このパーティが全滅してたさ。」
「俺は、お前が奴の気を引きつけるのを見て、自分も何かしなきゃ、と思ったんだ。
そうだ、この前手に入れた物だがぜひ使ってほしい。」
彼はそう言うと、荷物の奥から格闘用の爪を取り出した。見慣れぬ品だった。
虎の爪のようにも見えるが、何か禍々しさも感じる。
俺は爪を受け取ると、早速身に着けてみた。
小さいがよく手になじむ。敵の急所を狙うには最適なようだ。
「これは… 本当にいいのかい?」
「ああ。お前のような持ち主なら爪もきっと喜ぶだろう。
これからは欲に目をくらませず、仲間の助けになろうと思う。」
狩りを終え、古都への帰路につく。疲れ果てたはずだが、その足取りはなぜか軽かった。
そうか、俺はもう独りぼっちじゃないんだ。
夕日を浴び、頼もしくなった仲間達の背をいつまでも追いかけていた。


     −   ひとまず完   −

475 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/11(木) 17:46:18 [ fXbe9okc ]
>>470-474
(*´∀`)アラステキ
これを短時間で書き上げたなんてすごいですね。
「リザよろww」「ウルフさん、ちゃんとタゲとってくれよwwっうぇwっうぇwww」
とか「ぶーん」などの言葉もなかなかSSでは使われないので
新鮮な感じがして面白かったです。
次も期待してます。

476 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/12(金) 11:46:56 [ sBilTxXg ]
このスレの住人たちとゲーム内で会ってみたいなあ…
北から南まで駆け巡って各ストーリーに出てきた場所を巡るとか楽しそう。

477 名前: 創作です。 投稿日: 2005/08/12(金) 13:24:34 [ sBilTxXg ]
昔を振り返って感謝するスレ
29 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/1(月) 22:30:00 [ Chili ]
確かアジトB2だったと思う。
PT入ったら、皆喋るのが好きな人だったらしくて、喋りながら狩ってた。
おかげでたまに死んだりしたけど、それすら笑いの種だった。

私は一番火力があってタゲをとりまくってたけど紙だった。
喋りながらだったから、たまにPOTを押そうとして間違えて「1」とか発言しちゃってたりして、皆はたまに見かねてPOTくれたりした。

けどその中であんまり喋らずに(おめぐらいしか言わなかった)黙々と敵を斬り続けてる地味な剣士がいた。
不快になるような事もしなかったし特に何とも思わなかったんだけど、かなり長時間いた。
その剣士はビショが抜けちゃった直後に、スキルポイントが溜まったから少しロムって言ってロムしだした。
それで、私たちはその間に「ビショさんいないと辛いね」とか言いながらビショ募集してた。

ロムから戻ってきた剣士は、いきなり私にシマーをかけてくれた。
初めて見たのは私だけじゃなかったらしくて、皆でびっくりしてたら、剣士は「これで少しはダメ減ると思います」みたいなことを言った。

それで、復活した剣士は、今度はデュエをやりまくった。
当時はデュエなんて知らなかったけど、タゲが奪えないことがあって不思議に思ってたから、今考えるとデュエしてたんだろう。
ずっと薬使ってたみたいだった。たまに街にPOTを買いに行ってた。あんなの初めて見た。
私はそれから、赤POTをあまり使わずに狩ることが出来た。

その時のPT皆と友録して、剣士とも友録したけど、その後誰かと話すようなことはなかった。
しばらくして友録が消えた。もうあの剣士の名前も覚えてない。

アジトB2レベルから半年経った今、私はこの間Lv300になった。
そして鯖で一、二を争うギルドのギルマスをしてる。
ライバルギルドのギルマスは剣士だけど、アジト時代に会ったあの剣士と比較もしたくないほどの厨だ。

実は最近、ギルメンに内緒でセカンドの剣士を育ててる。
名前は『紫煙』。支援とかけた。
支援ビショとか支援ウィズがあるように、支援剣士になりたいと思ったからだ。
あのときの剣士みたいに、地味でも、マゾくても、身を削ってでもPTに感謝されるような、縁の下の力持ちになりたいと思ったから。

あの剣士、今何してるかなあ…

478 名前: 創作です。 投稿日: 2005/08/12(金) 13:24:54 [ sBilTxXg ]
昔を振り返って憤るスレ
7 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/1(月) 22:30:00 [ Kensi ]
確かアジトB2だったと思う。
PT入ったら、皆仕事もろくにしないで喋りながら狩ってた。
ぎりぎりにならないとPOT使わなかったし、ビショも喋りながら適当に仕事してたから、皆何度も死んでた。死ななかったのは俺だけだ。

一番火力があったのは俺以外で唯一適正だったチリ。タゲをとりまくってたけど紙だった。
しかも喋りながらだったから、たまにPOTを押そうとして間違えたのか「1」とか発言してて、
「俺火力あるからタゲとっちゃうwww」とかほざいてた。
皆もそいつがうざかったんだろう、見かねてPOTやったりしてた。

俺はそいつらと同じレベルだと思われるのがいやだったから、あまり喋らずに(おめぐらいは言った)黙々と敵を斬り続けてた。
けど他にまともなPTがなかったから、そのPTにかなり長時間いた。
俺はビショが抜けた直後、スキルポイントが溜まったから少しロムすることにした。
ついでにここぞとばかりに5分以上ロムって吸ってやった。
その間、PTのやつらは「ビショさんいないと辛いね」とかほざきながらビショ募集してた。

俺はロムから戻ると、火力のチリにシマーをかけてやった。
皆初めて見たらしくて驚いてやがった。ディスプレイの前でどんだけアホ面してたのか考えるだけで笑えるぜ。
俺はいい気になって「これで少しはダメ減ると思います」みたいなことを言った。

ロムから復活した俺は、今度は覚えたてのデュエをやりまくった。
もちろんmobを俺の近くに呼び寄せてアイテムをより取りやすくするためだ。
当時はPT取得表示なんてなかったから、誰が取ったかなんてわかんなかったしな。
面倒だったがPOTを使いまくって、イベントリがいっぱいになったらPOTを買いに行くと言っては街に売り戻りしてた。
俺はそれから、アイテムを沢山取ることができた。

チリが落ちるまでシマーし続けたにも関わらず、あいつは俺になんの見返りも与えなかった。やって損したぜ。
PT皆から友録がきて、嫌だったけど断る理由が浮かばなくてOKした。もちろんその後誰かと話すようなことはなかった。
しばらくして友録が消えた。もうあの失礼なチリの名前も覚えてない。

アジトB2レベルから半年経った今、俺はこの間Lv300になった。
そして鯖で一、二を争うギルドのギルマスをしてる。
ライバルギルドのギルマスはチリだけど、アジト時代に会った失礼なチリなんかよりよっぽど偽善者で信者も多い。

実は最近、ギルメンに内緒でセカンドのチリを育ててる。
名前は『私怨』。あの時のクソチリを思い出してつけた。
アスヒチリの方がPOTの消費が少なくてアイテムも拾えるんじゃないかと気づいたからだ。
あのときのチリみたいに、デュエルがなくてもPTでタゲをとるような、火力で一番になりたいと思ったから。

あのチリ、今何してるかなあ…

479 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/12(金) 15:15:38 [ 4G4sQpQk ]
かなり下がってるのでage

480 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/12(金) 16:43:48 [ OlExkBnQ ]
〜皇女実装・夏〜

皇女「すみません、PT空いてますか?」
テイマ「あ!プリンセスだw」
WIZ「早いな。実装直後なのにこの狩場まで来れるとは」
天使「りだ」
BIS「あいあい」

皇女「よろ〜」
剣士「yoro」
格闘家「よろ」
天使「よろ」
テイマ「よろしくです^^」
悪魔「Hi!Nice to meet you!」

From天使「早いね。もうきたの?このPT抜けてLVあげに行こうか?」
FromWIZ「君面白いね。アド交換しない?俺リアル医大学生だけど」
FromBIS「君優先でヒールかけるからね。君優先でリザするからね。君優先で」
From格闘家「それより俺のモノを見てくれ。こいつをどう思う?」
From戦士「君の名前当ててみようか。由美ちゃんでしょwwwwwwwwwwwうぇwやぱりwwwテラカワイスw」
From泥棒「いいえ。君は大変な物を盗んで行きました。私のここr」
From槍子「新職だからっていい気になるんじゃないわよ。プリマの座は渡さないから。」

テイマ「あれ?なんか急に静かになりましたね?」
剣士「アイテムは自由分配がいいと思いませんか?」
悪魔「Bishop!cure please」

皇女「やめて下さい」
テイマ「?」
戦士「?」
WIZ「ハァハァ・・・・・?」
BIS「?」
剣士「水色ください」

皇女「ていうかどうかと思いますよ。確かにPTではお世話になりましたけど。そうやって不快な事を言うのは
   いい加減にして欲しいと思います。気持ち悪いです。
   まぁ、お世話になったし、LV低めなのに入れて頂いたのは感謝しているので、通報はしませんけど。
   さんざん寄生していきなり抜けるのもどうかと思いますし、全ての人がわたしに不愉快な事をささやいてはいませ
   んが、その人たちには耳を塞いでおいて頂たい。はっきり言いますよ。

   すきとか嫌いとか、MMOにそういう感情もちこむ人は嫌いです
   きもいです。 気分が悪いので事に帰りますね」




テイマ「え?え?なんだったの・・・・・?」
BIS「行っちゃったね。プリンセスさん」
天使「誰がささやいたのかは分かりませんが、迷惑かけるのはやめましょうよ」
戦士「かわいそうだなーあの子」
WIZ「君じゃないんだろうね」
剣士「ゴールドは自由分配がいいと思います」
悪魔「Why did she out?」
WIZ「君は黙れかわいくない」
天使「てゆうか何人だよ」
テイマ「あ」
剣士「見たこともない色のアイテムがでましたよ誰ひろったの下さい」
戦士「これ俺が投げた剣」
テイマ「あー」
悪魔「タイ人ですが何か?」
格闘家「戦死おまえいい匂いするぞやらないか」
テイマ「みなさ〜ん、さっきのプリンセスさんから耳きたんで抜けますね^^まさか縦読みとは思いませんでした^^」
剣士「BISさん名前見えてませんよバグですよ一回抜けてみて下さい。大丈夫だよ何も変わらないから」
WIZ「そうだな。君がリダになる意外は、何もな」
格闘家「それより皆。俺のモノを見てくれ。こいつをどう思う?」
戦士「あえていおう」
WIZ「カスであると。」
剣士「お金下さい一万でいいです町に帰れません」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
こういうのは対象外でした?Orz

481 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/12(金) 16:49:26 [ xb9SpD1w ]
対象外ではないと思いますよ。
あと、できればsageてください.....

482 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/12(金) 17:03:13 [ sBilTxXg ]
我が道を行く剣士と格闘家に爆笑したw

483 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/12(金) 17:20:47 [ WDd4cGFc ]
>>480
受けすぎw
会社で読んでて、一人で笑ってしまったよ

484 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/12(金) 17:21:13 [ k4rFHDZM ]
皆さんは本当にヤリまくれる出会い系サイトに出会った事はありますか。
サクラ(サイトが雇って文章打ち込んでるヤツラ)に
振り回されるのはもうたくさんですよね。
出会い系サイトも1つのサイトに男女が集中しつつあります。
ココはその代表格なんですが、無料でヤれてしかも参加者の4割が女性です。
フリーメールで登録できる = 匿名での参加ができるので周囲の人間に
ばれる心配は全く無いです。完全な無料なので試しに遊んでみて下さい。

出会い系サイトに対する価値観は間違いなく変わります。

まずは体験談からどうぞ。
http://blog.livedoor.jp/deaihakokokara/

485 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/12(金) 18:05:30 [ jQ9GJNS2 ]
いくらなんでも佐賀り杉だろ。
どうやったらこんな短時間でここまで深く潜るんだ?

486 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/12(金) 18:20:28 [ 0ozTCcDw ]
>>484の頑張った成果では?

487 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/12(金) 18:29:36 [ kcUez.Rc ]
悪魔に対するWIZの言葉がとても面白かったです (゚Д゚;

488 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/12(金) 20:03:51 [ neyE58yc ]
支援age エロしかないけどね。
http://pink-heart.biz/tokyo05/bbs2/
http://pink-heart.biz/images/log/

489 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/12(金) 21:04:31 [ jQ9GJNS2 ]
宣伝なんかが沸いてくるから上げない方が良かったな・・・・・ゴメンナサイ。

490 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/12(金) 22:32:05 [ uXU0P9Xc ]
>http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/19634/1123846043/l100

お願いだ
ガチホモの俺のためにbisエロ小説を
おまいらの文章力を駆使して書いてくれないか・・・

491 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/12(金) 23:12:43 [ .wegVYnA ]
>>480です。
読んでくれた方&レスくれた方ありがとう^^
返信遅れてごめんなさいね

492 名前: ◆21RFz91GTE 投稿日: 2005/08/13(土) 11:29:16 [ 3dSXljKk ]
■・冬のランサー>>149-153              ■・白銀の弓兵−1>>268-269
■・探し人>>163-164                 ■・白銀の弓兵−2>>286-287
■・もういない、誰かと私-ウィザードの唄->>192-193 ■・白銀の弓兵−3>>305-306
■・少女-1>>211-212               ■・白銀の弓兵−4>>320-321
■・白い悪魔−1>>222-223             ■・白銀の弓兵−5>>338-340
■・白い悪魔−2>>247-249 ■・蒼眼の剣士−1>>365-367
■・少女−2>>428-429

 蒼眼の戦士−2

 暗い、とても暗い部屋の中で私は一人倒れていた。周りには誰もいない、気がつくとそこは本当に真っ暗なただ一つの空間だった。
自分の体だけが光に照らされ、自分から一メートル先が全く見えない不思議な空間。そう…確か自分は古の昔から、勇敢な戦士としての家計を持ち、その家計の仲の子孫。
名前は覚えていない、五年ほど前に倒れていたところを一人の女性に救われ。近くの都市へとつれてかれたという事だけは記憶に残っている。
その隣に一人の戦士が居た、彼もまた彼女と一緒に旅をしているものだろう。私はその二人が羨ましかった。
自分には記憶が無い、記憶が無いからこそ周りに見えるものが新鮮だった。その新鮮さゆえに私は何時しか道を踏み外してしまう。
 黒魔術、世の中ではそう呼ばれている技法だった。私は黒魔術に手を染め、そして肉体を手に入れた。それは魔法都市スマグの優れたるウィザードの体だった。私は彼の潜在意識の中に身を潜めこうして今でも彼の中に寄生している。精神寄生というものだ。
彼の名はアレン、”アレン・ケイレンバック”。彼の体の中はとても居心地が良かった、優れたエレメントの持ち主で、男性としても華麗に成長し、そして今では二人のランサーと、アーチャーと旅をしている。
 アレンの目に映るものは、私の目にも映る。そして今彼は目を閉じている。いや、気を失っているといっても過言ではないだろう。
 精神寄生してから幾年、私の元の体は今何処で何をしているのだろうか。


 うすうす感ずいていた、私の中にもう一人の誰かがいることを。
その誰かは、とても強大な力を持ち。そしてやろうと思えばすぐにでも私の体を乗っ取り操る事が出来る事も。
だが、彼はそうしなかった。理由は定かではない、はっきりとし無い。彼はいまだ私の中で眠り続けている。
私がまだ幼かった頃、それも師匠と出会う少し前の事。私は一人課題提出のためのサンプル採取のために森へと出かけていた。そこで一人の戦士と出会う。目が合った瞬間私は気を失った。気がついたときは病院のベッドの上だったことだけは覚えている。
だれも私がどうやって倒れていたとか、見つかった時の事とかは話そうとはし無い。もう一つ、覚えているといえば私の体に出来た見覚えの無い小さなあざ。それは右足の足首に出来た赤い斑点模様。
 私の中に誰かがいることが感じ始めたのはつい最近の事。それはミルと出会ってからの事だった。彼女が私の目の前に現れたとき、私の中に眠る誰かは目を覚ました。今まで感じた事も無い強い力、それが私の中で何かのきっかけで目覚めてしまった事。そして、鏡を見る自分が誰か他の人物かもしれないと感じ始めたのはすぐだった。
今まで茶色い瞳だったものが、突如真っ青に染まってしまった。組織体の異常だと最初は思っていたものが、次第に眼鏡を必要とし無いほどの視力まで回復している。そして体つきが徐々に変わっていくのも一つ。察しがつくのは誰かが私の中で生きている、潜んでいる事だった。

493 名前: ◆21RFz91GTE 投稿日: 2005/08/13(土) 11:29:41 [ 3dSXljKk ]

 「…さい…おき…い…起きてください!」
誰かが私のことを呼んでいる、ゆっくりと目を覚まし瞳を開ける。そこは倉庫の中だった。小さな倉庫で、周りには何かの袋がたくさん詰まれている。その袋に囲まれるように私と一人の女性が居た。
「…気がつきましたか。」
「…ん…ミト。」
私の体を揺さぶりながら名前を呼んでいたのはミトだった、ゆっくりと起き上がろうとすると激しい頭痛に見舞われる。多分あの盗賊達から攻撃を受けた後遺症だと察するのに時間は掛からなかった。
「…ここは。」
「盗賊団のアジトだと思います。」
ゆっくりと立ち上がり、あたりを見渡す。確かにミトが言ったとおりここは盗賊団のアジトだろうと推測が付く。周りには少量ながら金品やシーフが使用する短剣などが無造作に置かれている。八畳ぐらいの広さで、周りは袋だらけ。
「…ミルは!?」
「…ミルさんは、盗賊の人に連れられて古都へと向かわれました。何かの儀式だとか…そのようにも言っていたように思えます。」
「儀式…。」
アレンは悩むように両手を組み下を向いたまま考え込む、そこへミトがさらに気になることをアレンへと問いかける。
「あの…アレンさん。」
「ん。」
「あの人が言ってたことって…どういうことなんですか?」
ミトは少し不安がちにそういいながらアレンのほうを見た、アレンはまだ直らない頭痛に悩みながら数時間前の事を思い出そうとする。
「…ミルが古都の姫君って話しか。」
「えぇ。」
「…分らない、分らないことだらけだ。あの盗賊団は何が目的で、ミルは一体誰なのか。そして儀式って何なのか。今は分らない事だらけだよ。」
アレンは難しい顔をしてミトを見た、そしてあたりに扉が無いかどうかを確認し、脱出方法を探し出す。
「取り合えず、今はここを脱出しよう。それが先決だ。」
アレンが扉を見つけて一歩、又一歩足を歩ませた時のこと。突然アレンに猛烈な頭痛が襲う、その頭痛は頭が二つに割れるかもしれないほどの強烈な、そして意識をつなげているだけでもいっぱいいっぱいなほどの頭痛だった。

494 名前: ◆21RFz91GTE 投稿日: 2005/08/13(土) 11:30:10 [ 3dSXljKk ]
「”あのランサーを助けたいか?”」
アレンの耳元に届くその声、アレンはとっさにあたりを見渡した。だがその倉庫の中にはミトと自分以外の人間はいなかった。
「だ…だれだ!」
頭痛に悩まされながらも声を発する。するとびくっと背中を振るわせてあたりを警戒するミト。だが自分の弓はこの倉庫の中には無かった。
「”お前も気付いているのだろう、私の存在を。”」「どこだ!何処にいる!」
「”お前は知っていた、私の存在を。”」「出て来い、姿を現せ!」
「”何も怯えることは無い、私はお前だ。”」「何をさっきからわけの分らないこと…!」
「”目をそらすな、私は目の前にいる。”」「おまえは誰だ!」
ミトの目には一人で叫んでいるアレンの姿だけが映っている、しかし、アレンは確かに聞こえる不思議な声に翻弄されながらあたりを見渡す。そしてアレンの姿がぴたりと止まる。
「…あんたは。」
アレンはそのままピクリとも動かずに一点だけを見つめている、そこには誰もいない。ミトは不思議そうにアレンが見つめる方向に目を合わせた。
「”お前が望むこと、私がかなえてやりたいが…お前には今の私の姿は見えてもそれを使いこなすことは出来ない。ならば私はお前に知恵を授けよう。”」
「知恵…だと。」
アレンがそう一言つぶやくと当たりに積み重ねられていたたくさんの袋はいっせいに破け、中身を散らばらせた。
中身は白い粉だった、その粉は倉庫中に散乱し、そしてあたり一面を白く漂わせた。
「きゃ!」
ミトが突然のことに声を上げる、アレンはそのまま一点だけを見つめてじっと黙っている。次々と袋は破け白い粉が当たり一面に広がっていく。
「…小麦粉?」
ミトはその白い粉を見てそうつぶやいた、するとアレンはその言葉に敏感に反応する。
「…小麦粉だって?」
アレンは血相を変えて敗れた袋を見つけて中にまだ数量残っている白い粉を手に取りなめる。それは確かに小麦粉だった。あたり一面に積み重ねられていた袋は、小麦粉を大量にしまいこんでいたものだった。
「…小麦粉…なるほど、そういうことか。」
「…アレンさん、どうしたんですか?」
白くて何も見えないほど充満している小麦粉の中、アレンは何かを探すように当たり一体を捜索し始める。そしてアレンはソレを見つけた。
「小麦粉…短剣…。」
アレンは素早くミトを見つけ出し、手を引いて奥のほうへと隠れるように身を伏せた。
「アレンさん、一体何を…。」
「…ミト、できるだけ姿勢を低くして身を護るようにしてくれ。」
「え…はい。」
「…あんたの言うとおり、知恵は貰ったよ。誰だか知らないあんたに私は命令する、あんたが私の中で生きる誰かというのであれば、私たちを無事に救って見せろ!今まで私の中で生きてきたんだ、ソレぐらいの報酬はもらうよ!」
アレンは両手に構えた短剣を大きく振りかぶって短剣と短剣をぶつけて火花を散らした。するとあたり一体は急にさらに白くなり、目の前が真っ白になった。
その瞬間、倉庫の中は突如爆発を引き起こし、倉庫一帯を盛大に吹き飛ばす爆発を引き起こした。

 蒼眼の戦士−2
 END

495 名前: ◆21RFz91GTE 投稿日: 2005/08/13(土) 11:35:56 [ 3dSXljKk ]
お久しぶり〜orz
とりあえず、最後のほう粉塵爆発というちょっとしたネタですのでご了承ください。

感想くれた人へレス↓
>>437
仕事、マジ無理orz
帰ってきて、PCつけたらそのまま朝とかよくある話しですorz

>>444
最後の終わり方は、まぁお察しくださいな。
元が暗い話っ子なんで、その辺ご了承くださいな。

>>459
どうも〜、感想有難うございます。
ミルの過去ですか、うーん…さぁなんでしょう(マテ

>>466
アラステキさん、何時もいつも感想有難うございます。
最近はめっきり忙しくなってしまって、執筆のほう時間が取れない状態です。

496 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/13(土) 14:36:47 [ .08XDiIs ]
>>492-494
(*´∀`)アラステキ
まさかアレンくんの中にもう一人の誰かがいたなんて.....中の人が誰なのか気になるなぁ
それにしても粉塵爆発ですか、自分だったら絶対思いつかないネタだなぁ。
21Rさんは凄いですね。これからも応援してます。お仕事頑張ってくださいね。

497 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/13(土) 18:20:19 [ nUhq02Hc ]
隠れた最高のスレッドだ・・・wFATさん21Rさん続編お待ちしてます^^
っていうか出版してホスィw

498 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/13(土) 18:28:53 [ HSpntoOo ]
字多すぎて頭痛てええ

499 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/13(土) 18:39:27 [ jQ9GJNS2 ]
>>497
だからsage進行だと何度言えば(ry
 
>>498
そんなことを一々書いてレスを消費するな。
 
とりあえず変なのが沸く前に早くsageちまおうぜ。
by 読者

500 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/13(土) 18:48:29 [ KhKuIItk ]
最近良いスレだとか言いながらageていく人が多いね。
ageるせいで良スレが荒れてしまうということに気付いてください。

501 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/14(日) 01:45:24 [ nUhq02Hc ]
スレ規則違反すいませんでした^^;
今度からこっそり読ませていただきます><

502 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/14(日) 21:20:00 [ DqCeIEiE ]
21Rさんお久し振りだ〜。
最近感想書こうてしたがすべて(*´∀`)アラステキさんにまとめられてる気がするw
ありきたりなことしかいえないですがこれからも楽しみにしています。

503 名前: FAT 投稿日: 2005/08/14(日) 23:18:54 [ N4Raj4go ]
お久しぶりです。やはり2週間というのは長いものですね。長くなりますが、お礼と感想を・・。

>>424さん
感想ありがとうございます。クエを勝手に変えてみました。ゲーム内だったら大変そう・・。
>252さん
感想ありがとうございます。ゆっくりと、休むことができました。しかし、本当におもしろく話を書きますね!読んでいて身震いしてしまいました。どうなるんですか?このあと。続きが気になります。
>一旗さん
感想ありがとうございます。そうですか、ではテイムはあきらめますね。これからもお体に気をつけてがんばってください!
>ypgさん
感想ありがとうございます。帰ってまいりました!赤石天気予報おもしろかったです。本題の恋のほうは・・。なかなかに両者とも奥手ですね。これからの発展に更に期待です。
>21Rさん
初めまして、実は隠れながらのファンです。いつもその文のうまさに驚嘆しております。キャラもみな個性を持ち、読んでいて全く飽きません。これからもがんばってください。
>指示待ち代理人さん
一旗の過去がついに!!今作も楽しく読ませていただきました。がんばれ、代理人さん!
>作文屋さん
いつも読みやすく、かつ内容のある文を書かれて素晴しいと思います。殺気の主は一体・・。続きが気になります。
>iさん
おもしろかったです。なんというか、回想物が好きで子供時代の剣士がすごく素直で好きです。
>>453-454さん
ゲーム内の、新鮮な話ですね。続きが気になります。
>>455>>460-461さん
とてもおもしろいですよ。ぜひ、これからも続けてください!
>(*´∀`)アラステキさん
感想ありがとうございます。私も7月末はテスト中でしたが、そのストレスを紛らわすために小説を書き始めてしまいました。成績が恐いです・・。
>>470-474さん
ウルフマンの成長が楽しいお話ですね。ところどころにグッとくる場面があって私的にすごくツボな作品です。続きを期待しております。
>>480さん
私も思わず笑ってしまいました。こういう小話、大好きです。
>>497さん
ありがとうございます。続き、少しだけ出来たのでうpします。

・・ほんとに、長すぎてすみませんでした。

504 名前: FAT 投稿日: 2005/08/14(日) 23:23:06 [ N4Raj4go ]
>>390-392  1
>>397-398  2
>>405-407  3
>>419-423



『キャッホゥーーーーー!!!!』

崩れた王宮跡の一部屋から奇声があがった。

「見てよ、フラン、こんな大金、見たことある??」
「ないわよ、ないわよ。私たちなんて5000Gすら持ったことな
かったじゃない!!」
「あぁ、フラン、私たち・・・」
「うん…」

『おっかねもっちぃ〜〜〜〜〜〜!!!!!』

『あはははははは』

この日は二人して夜遅くまではしゃぎまくった。なにせ、小さな村
では私たち子供がお金をそう多く持つ必要などなかったのだ。


ふと、私はファーガソンからもらった笛のことを思い出した。

「ねぇフプレ、なんで彼は笛なんてくれたんだろう?」

フプレは笛を手にとってみた。

「!!これ、なんかおかしいよ、見て!」

フプレから笛を受け取りじっと見てみる…!! これは!?

「…穴が、一つしかない?」

そう、この笛には指で押さえるための穴が一つしかないのだ。

「こっちのも一つだけだよ!」

どうやら二本とも同じものらしい。

「どうする?」
なにかの魔法でもかかっているのでは、と私は少し警戒した。

「吹いてみようよ。」
フプレは何も考えていない様子で、笛に口をあてがった。

「ふ〜〜」

彼女が笛に空気を送る。すると!!



…ただ単調な音が出ただけだった。

「なんだぁ、期待はずれ。」
がっかりしている彼女の横で、私も笛を吹いてみた。

すると、穴がぽこぽこと空き、なんともいえない、心地の良い音色
がその小さな笛から沸々と湧き出てきた。


「え?」


フプレはキョトンとして目を大きく開き、私の演奏をじいっと見て
いた。

その笛には、確かに一つの穴しか空いていなかった。それが、まる
で生き物のように、息の強弱に合わせて穴を作り出しているのであ
る。

・・・私は、夢中になって笛を吹き続けた。

「きれい・・・」

フプレの一言で私は演奏を終えた。

「ごめん、夢中になっちゃった。」
「すごいよ!フランったら、天才奏者ね。聞惚れちゃった。」
「私は何も・・。笛が勝手に演奏してくれたのよ。」
「でも、私はできなかったもの。フランだからそんな素晴しい音が
でたのよ!!いいなぁ、なんだか、焼けちゃうよ。」

その一言に、私は軽い恐怖を感じた。以前、私が彼女に対して抱い
ていた劣等感。それを今、彼女は私に対して抱いているのではない
だろうか?いや、こんな些細なことで・・。考えすぎかな。

「あ〜あ、私もそんな素敵な演奏してみたいなー。」

そんなことを言いながら、フプレは笛を手にしたまま、可愛らしく
腕を振ってみせた。

『ん?』

腕を振った瞬間、二人の耳に先ほどと同じような音がわずかにだが
聴こえた。

「ねぇ、いま・・。」
「うん。聴こえた・・。」

今度は、大きく、ゆっくりと腕を振った。

「すごい・・。どうなってるの?フプレ。」
「・・わかんない。でも、なんだか・・。気持ちのいい音だね。」

だんだんと、彼女は演奏の指揮をとるように拍子を取り始めた。
自然と、私は口を笛の先へとあてがい、息を吹き込んだ。

フプレと私。

二人が一人になったかのように、お互いの笛は全く同じ音を奏でて
いた。


・・・あぁ、わたしたちは、やっぱりいっしょなんだ。


この夜のできごとは、私たちの仲をより、一層強く結びつけた。

505 名前: 1GB 投稿日: 2005/08/15(月) 00:28:33 [ estCSBT2 ]
皆さんは本当にヤリまくれるギルドに出会った事はありますか。
サクラ(ギルドが雇ってレス打ち込んでるヤツラ)に
振り回されるのはもうたくさんですよね。
どの鯖でも1つのギルドに男女が集中しつつあります。
ココはその代表格なんですが、RMでヤれてしかも参加者の4割が女性です。
フリーメールで登録できる = 匿名での参加ができるので周囲の人間に
ばれる心配は全く無いです。完全なRMTなので試しに遊んでみて下さい。

ギルドに対する価値観は間違いなく変わります。

まずは体験談からどうぞ。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/19634/1117795323/




 ・・・はい、ごめんなさいですよo
ほんとうは案頭巾ちゃんねたのひらがな多用お笑いこばなし
そういう予定だったのですがなんとなーくこうなってまいまたし
実の所、どうにもログインできなくなり再インストールの予定
いずれまたRomしに参りますです、では。

506 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/15(月) 00:36:22 [ estCSBT2 ]
・・・いや、赤頭巾を案頭巾とかかいてるばあいじゃないだろうわたし・・・・

507 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/15(月) 01:44:07 [ 54L2UcMg ]
はじめまして。皆さんに触発されて駄文ですが書いてしまいました。

こういうのはダメなんでしょうか?


☆レッドストン通信 VOL.01

〜世界のカニ料理レポート〜


 諸君がレッドストーンの世界を一人で旅するつもりなら、一度は食しておきたいものがある。
広大なレッドストーン各地に生息する ―脚をちょこちょこと動かしつつ、諸君を控えめに挟んでくる
のがちょっとカワイイ淡いオレンジ色の生物― そう、カニである。


 栄養豊富にして滋味あふれるカニ達―。彼らの多くは湿った洞窟や岩場、海岸および川岸
に生息し、コケや藻、あるいはプランクトンやミミズを食べる。
また、彼らの種類の多くは自らの消化を助けるために小石や動物の骨を飲み込んでいる。
たまに指輪や盾、鎧といった思いもかけない物を飲み込んでいることがあり、冒険者には事の他ありがたい存在だ。


 神聖都市アウグスタに行くのなら、都市の南側に生息するビッグクラブは是非食しておきたい。
彼らの生息するアウグスタ海岸は、ブンド川から運ばれてくる淡水が入り混じり独特の環境を作り出している。
ビッグクラブはそこにしか生息しないミミズを食しているのだ。
あのクリーミィなのにさっぱりとした味わいはそのミミズのおかげなのである。
 

 アウグスタの聖職者協会は、この美味しいビッグクラブをリザードマンやテンプラーといった外敵から保護するために、
特に強健なビショップを集めて湾岸警備隊を組織するとともに、
冒険者の乱獲を防ぐ目的で、一度食べたら一定時間は食べてはいけない制度を強制している。
ただし、あまりの美味しさに他の冒険者が食べているビッグクラブをつまみ食いしたりする人が現れ、
たまにトラブルとなっている問題があるが、協会側は「基本的に当事者の問題」として放置している模様だ。
(ただし、あまりにヒドイ場合は中央政府へ申請すれば解決される場合もあるらしい。)


 アウグスタの警備隊のおかげで、美味しいビッグクラブが食べられないテンプラーどもは、
そこからさらに南に降った、海の神殿にの周囲に生息するサイドウォーカーを食べている。
こちらもそこそこ美味であるが、諸君が一人で食べに行くとしたら腕に自信がないならあまりオススメできない。
(もちろん、その場にいるテンプラーどもは諸君に襲いかかって来るだろう!)
 

 それよりも、ここのサイドウォーカーはその甲羅の色がきれいなため、装飾品として利用されていることで知られている。
緑がかったオレンジにラメのような光沢が入った甲羅の美しさは、"びくっこの体液に星をちりばめたよう(シンク氏談)"
と評され、砂漠都市アリアンのクロマティガードが着用する制服にも使用されている。


 一方、古都ブルネンシュティングから北西に位置する、「蟲の洞窟」に生息するキングクラブは、
美味しさよりもその殻の固さで知られており、ブルネンシュティングの警備隊も矢じりとして採用する程だ。
その硬さについては、俗に"カニを食べると無口になる"といわれるが、PTを組んで捕獲作業をするも、
やがて疲れて互いに無口になる冒険者が多い、ともっぱらの噂である。


 さて、ここで筆者が筆を置いてしまったら、このレポートの価値に大きな穴が空いてしまうだろう。
そう、忘れちゃいけない、鉱山町ハノブの南、宝石河の下流にぽっかりと口を空けた大きな穴―キャンサー気孔だ。

508 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/15(月) 01:47:35 [ 54L2UcMg ]
>>507 【の続きです。】

 キャンサー気孔に生息するサイドウォーカーはそれなりに美味であることが知られており、また洞窟の狭さから一人で食べるのに適しているのだ。
ここのサイドウォーカーは海の神殿周辺に生息する同種のサイドウォーカーとは生態が異なり、彼らは日の当たらない洞窟でコケや小さな虫等を食べている。
その肉はトロリとしていて甘い。その美味しさに病み付きになり、何日も気孔に引き篭もる中毒者が出てくるほどだ。

 唯一残念なのは、彼らの体内に余計な小石が入っている事がたまにあることである。
これらの多くは店売りでもあまり価値のない代物だ。ただし、ごくまれに変った小石も混ざっていることがあり、
それらの一部は露店で見かけることもある。

 後くれぐれも注意してほしいのだが、美味しいからと調子に乗って洞窟の奥深く潜りすぎてはいけない。
そこにはサイドウォーカーではなく、より硬くて痛いキングクラブが諸君を待っていることだろう。
これも腕に自信があるなら美味しいが、食べられる量はサイドウォーカーよりも落ちるだろう。
なお、キャンサー気孔の階層の違いによるカニの種類の変化については、ハノブ鉱山から流れ出る鉱毒(なんでも廃坑の奥深くに"香ばしい"毒の発信源があるらしい)が原因ではないか、という説があるが実証はされていない。



 さあ、これであらかたレッドストーンのカニ料理について代表的なところは触れただろうか。いや、実は最も重要な事を筆者は書き忘れていた。
筆者が諸君に伝えたいこと―それは、キャンサー気孔のカニの事だ。


―ん?キャンサー気孔の事は今さっき触れたばかりじゃないか?―


諸君はそう突っ込むかもしれないが、まあ、待ってくれ。
筆者が伝えたいのはキャンサー気孔の"中"のカニの事ではない。
そう、キャンサー気孔の"外"、つまり気孔の入り口付近に生息するカニ、クラブシェルの事なのだ。



このクラブシェル、食べるのは出来るだけ控えた方が良い。
なぜならこのクラブシェル、レッドストーンの世界中で、最も多くの人間を食べているカニに違いないからだ!
しかも、クラブシェルが食べる人間の大半は、幼い少年少女の冒険者達ばかりなのだ。



―なぜこのような事が起きているのか?
この事象について考察した結果、筆者はある突飛な、しかし極めて確証に近い憶測を見出すまでに至った。



 クラブシェルに食べられる大半の幼い冒険者達の多くは、決まって「銀行からのお使い」に出ているのだ。
しかも、使い先の相手は決まって「エルラン」という人物なのである。
また、犠牲者の大半は「帰還の巻物」や「課金アイテム」を持たない貧困層に限られているのだ。


―そう、これはもしかするとブルネンシュティング銀行の陰謀ではないか?


ブルネンシュティング銀行がなぜカニに幼い冒険者を食べさせるのか、その理由は定かではない。
また、これが本当に事実である事を示す物的証拠は何一つない。
そして、この憶測が事実なら、筆者の身も危険が及ぶやも知れない。これは、古都の闇の部分につながる匂いがする。
しかし、今後筆者の身に何が起ころうとも、この事象は追って調査する予定だ。諸君は期待して筆者の次のレポートを待って欲しい。
今回紹介した各地のカニも、まだ食べていないなら是非一度は食しておく事をオススメする(ただし、くれぐれもキャンサー気孔入り口のカニは食べないように)。



2005.08.15(スフィア切れ直前の黒鯖ランサ筆)



ちょっと流れを断ち切るような感じになってしまったか?
駄文で申し訳ありません。イヤならスルーお願いします。
ちなみに、vol2書く気は今のところゼンゼンありません。念のため。

509 名前: BD 投稿日: 2005/08/15(月) 12:23:12 [ 0AAWoJ0E ]
〜フラムベルを探して〜

第一章

フラムベルの誕生


ブルン暦××年 ×月×日

私の名はフラムベル

私は、何故私がこの名前を授かったのかを、母に聞いた事がある・・・

私がこの世に生を受ける直前に、この町は魔物に襲われた。その際に、体内に私を宿していた母は、その重い身体を引き摺って魔物から逃げていたという。
だが、身重の状態でそんなに遠くに逃げられるはずも無く、すぐに母は追い詰められてしまった。
その際に、「お前をを守ることが出来なくて、ごめんなさい・・・」と思ったと、後に母は私に語った。
しかしその母の覚悟は、無駄に終わったらしい。 私がここに居るという事が、何よりの証明だろう。
目を閉じ、半ば諦めとも取れる祈りを捧げていた母は、何時まで経っても痛みが襲ってこない事に疑問を感じ、そっと目を開いたという・・・
そこに映っていたモノ・・・


それは、燃え盛る炎を体現した、美しく、又、残酷な大剣「フランべルジュ」を装備した戦士の姿であったという。

・・・・・・・・・


その後の事は、安心し、気が抜けてしまい気絶してしまったと、母は話していた。気が付いたら、宿屋に寝かされていたという。
宿屋の主人の話を聞いた所、彼女を運んできたのはその戦士らしい。だが、礼を言おうとしても、それは適わなかった・・・
彼は、付近のモンスターを一掃した後、シルリドさんの所で紅い液体の入った瓶を買い、そのままこの町を立ち去ったという・・・
「その戦士さん、格好いいなぁ〜!僕もおっきくなったらこの町を守るんだ!」と、剣を振る素振りをした所、盛大にすっ転んでしまった。
母は、その戦士さんの戦いを、最後まで、見届けたかったと言った。
最も、もしも見ていたとしても、私は戦士じゃないから何をやっているかなんて分かんなかっただろうけど、と、大きく、そして優しく笑いながら、私の頭を撫でてくれた。
だが、母が「その話はそれで終わりではないのよ・・・」と、まるで聖母のような微笑みで語りかけた。

その戦士さんは、昔、武器をモンスターに破壊され、瀕死の重傷を負ったらしい。
その際に、母は彼に傷の手当て、そして、又戦えるように、と、当時は最高級品だったクレイモアを餞別にと手渡したのだという。
そして歳月は経ち・・・
彼は、その時よりも遥かに成長していた。
そして、ふと近くを通りがかった時に、その時のことを思い出し「ありがとう」と、一言だけ伝えに来た際に、モンスターに襲われている町を、そして、母を発見したという。
その後は先程話した通りよ、と、母は言った・・・



その後、私を無事に出産する事が出来た、母・・・いや、フィレンド母さんは、私にこう名付けた・・・

大きくなったら、愛するもの、大切なものを傷つけようとするモノから、その戦士の様に、守り抜き、そして戦い抜きなさい・・・


貴方の名前は・・・暖かい炎・・・

               





          「フラムベル」





                        
                         第一話 〜完〜



・・・つい触発されて初投稿。推敲を重ねたつもりですが、文章がおかしかったらすいませぬm(__;)m
前からこのクエストが切なく感じていたので、妄想から文章へと引っ張り揚げてみました。
いやぁ・・・次からはもうちょっと精進します;

フラムベルの話が終わって暇でしたら、Uアイテムの誕生秘話でも書いてみたいと思います。
今後は、お目汚しにならない様に気をつけます<(■Д■)では!

510 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/15(月) 16:50:21 [ 6C5ANwpk ]
>>508>>509
イイネ!そんな感じの文章俺は好きだぞ(´ω`)
特に>>509のキャラ名もイイ。いかにもRPGってかんじの名m(ry

511 名前: FAT 投稿日: 2005/08/15(月) 20:53:13 [ yJCwVqfI ]
>>390-392  1 >>419-423 4
>>397-398  2     >>504   5
>>405-407  3


翌朝、ファーガソンさんの元を訪ねたが、「彼はラボに閉じこもって
しまい、当分は出てこない。」とご家族の方に言われたので、しかた
なく家を出た。笛のことはしばらく謎のままになりそうだ。

ふらふらと街を歩き、南西地区を通りがかったとき、一人の老人の
熱い視線に気付いた。その老人はフローテックといい、なんでも、
街の西にある地下墓地に出現するバインダーという人の霊魂を鎮め
て欲しいというのだ。

「バインダーってやつは生前、金持ちでな。いろんなやつに恨まれ
ることをやって成り上がったんだ。その怨念か、彼は死後、安置さ
れていた墓から突然蘇ってその墓に訪れていた遺族たちを皆殺しに
したのさ。もちろん、彼の意思ではないと思う。ただ、いまでも時々
冒険者や参拝者を襲うって話だ。私の家族の墓もあの墓地にあるん
だが、そんなのがいたんじゃ安心して墓参りなんていけないからね
ぇ。少し危険かもしれないが、頼めるかな?」

「分かりました、やってみましょう。」
フプレは快く二つ返事でそう答えた。

私は・・。少し恐がっていた。なにせ、幼いころから霊感が強く、
墓地などは進んで近づくような場所ではなかったのだ。まして、今
回の相手は悪意をもった霊、悪霊だ。正直、断れるのならば断りた
い・・。

「フラン?どうしたの?」
フプレは中々返事をしない私の顔を覗き込んだ。
「あ、いえ、なんでもないわ。ぜひ、やらせていただきます。」

・・あぁ、なんでこういうとき、断れないのだろう・・。

「すまないね、頼んでおいてなんだが、・・気をつけておくれ。」
「ええ。すぐに帰ってきますよ。」
フプレはそういうと、街の西口に向けて歩き出した。私も彼女に遅
れぬよう、トコトコ歩き出した。


「フランったら、どうしちゃったのよ、あんな嫌そうな顔してたら
おじいさんに失礼じゃない。」
街の西ゲートを出たあたりでフプレは少し怪訝そうな顔をして私を
咎めた。
「あなただって知っているでしょう。私が幽霊とか嫌いなのを。」
私がそう答えると、はたと歩みを止めフプレは笑い出した。
「やだっ、フランったら、18にもなってまだそんなこと言ってる
の?あははは・・。」
「もうっ、からかわないでよ。」
「あははは、ごめん、ごめん。じゃあ、フプレさんの背中にしがみ
ついてなさい。守ってあ・げ・る。」
「フプレ!ばかにしすぎよ!!こら〜!!」
「わぁ〜、おこった〜!!」
「逃げるな、こら!!」

そんな風に追いかけっこをしているうちに、墓場に到着してしまっ
た。

「はぁ、はぁ・・。あ、もう着いちゃった。」

目の前に広がる無数の墓標。薄気味の悪い柵が周りを囲い、重々し
い門がその口を開け私たちを中に招待してくれた。

・・昼間なのに・・。

墓地の至る所にふわふわと浮いている霊を少なくとも6体は確認し
た。幸い、悪意はなさそうだ。
「入り口、あったよ。」
フプレは早速地下へと潜ろうとしていた。その背後には顔の崩れた
2体の霊が憑いていた。見えないっていうのは幸せだなぁ。
「フラン、霊なんて迷信よ。いないものを恐がったって、しかたが
ないでしょう?行きましょう。」
そんなことを言われても、私には見えてしまっているのだ。この事
実を信じるなというのは無理な話。

「もう、先に行くわよ。」
そういうと彼女は地下への階段を下って行った。

「はぁ・・・」
ため息を大きく一つ吐き、霊に憑かれぬよう一気に階段を駆けおり
た。

地下
といっても決して暗いわけではなく、設置されているたいまつの光
のおかげで中々の明るさを保っていた。
「明るい・・。誰かが火を絶やさないように松をくべにきているの
かしら。」
「いえ・・。これは魔法よ。ほら、全然熱くない。」
私はそういいながらたいまつの中に手を入れてみせた。

512 名前: FAT 投稿日: 2005/08/15(月) 20:55:15 [ yJCwVqfI ]
「すごい!魔法ってなんでもありね。」

フプレは感動した様子で目をキラキラさせている。背後霊たちはた
いまつを恐れているように彼女の背中にすっぽりと収まっている。

「ねぇフプレ、その・・。」
どうせ信じないだろう。と分かりつつも彼女に背後の霊のことを知
らせておこうと思った。
「ん?恐くなったの?いいわよ、いつでも背中を貸すわ。」
「・・・。」
やめた。世の中、知らないほうが幸せなことだってあるのよね、き
っと。
「遠慮しなくていいのよ、ほらっ。」
くるっと回り、背中を向けた。霊たちは私を見て微笑んでいる。私
も微笑んでみせた。・・・相手が照れた。
「なによその笑い。もう、調子狂うなぁ、今日のフランは。」
先へと歩みだしたフプレの肩越しに霊たちの熱い視線を感じる。惚
れられたか・・。
憑かれたくはないので以後、彼らのほうは見ずに先を急いだ。

進めど進めど、バインダーらしき悪霊は見つからなかった。・・浮遊
霊はたくさんいたけれど。

今まで小さな部屋ばかりしかなかったのに、突然巨大な部屋に出た。
「!!フプレ!!!」
私は合図を送り召喚獣たちを召喚した。つられてフプレもメラーを
出す。
中央だ。この部屋の中央から殺気立った何かを感じる。
先手を取られぬように慎重に進んで行くと目の前に赤焦げた色の怪
物が立っていた。全身が骨のような華奢なつくりで頭部は尖り、手
にはギラギラと刃を光らせた斧を携えている。そして、その全身か
らは殺気に満ちたオーラのようなものが立ち込めていた。
『いけっ!!』
二人同時に敵への攻撃命令を出した。
まず、メラーが激しい炎を吹いた。これはバインダーに直撃し、そ
の体を火が覆う。勝負あり。

と思ったがやつは火だるまのままメラーに向かい突進してきた。す
かさずウィンディが横から一撃を与えバインダーは体勢を崩しメラ
ーの横を転がっていった。
・・甘く見すぎてた。
私は反省しすぐさまウィンディとスウェルファーを3段階―神獣型
にパワーアップさせた。
火が効かないということにフプレは動揺していた。どんな化け物で
も、メラーの火炎一つで倒せると思っていたからだ。
「フプレ、早く指示を!!」
「あ、うん。えっと、どうしよう、フラン。私、どうしたらいいか
分からないよ。」
まごついている間に敵は体勢を取り直し、すぐ横のメラーに斬りか
かる。本能で体を捩り直撃は避けたもののメラーの側腹部からポタ
ポタと血が滴り落ちた。
「くっ!!」
私はやつをメラーから離そうとウィンディに強力な風を起こさせ、
放った。与えたダメージは微量だが距離を離すことには成功した。
吹っ飛んだバインダーをスウェルファーが追い、地下水脈を槍の形
に変え、彼の元に召喚した。バインダーの体の下から水が吹き上げ、
無数の水槍が彼の体を突き・・破れない!!刺さりはしたが硬質な
彼の体は槍が貫通するのを見事に阻止していたのだ。彼は我に勝算
あり!とニタリと笑った。しかしその直後、彼の体を水槍が貫き、
あっけなく活動を停止した。槍に貫かれた彼の上にはこの勝負を決
めたウィンディがその死体を見下ろしていた。そう、あの強風を、
今度は上空から見舞ったのである。

「フプレ・・。」
気になり、彼女のほうを見ると、せっせとメラーの治療をしている
ところだった。
「ごめんね・・。メラー、ごめんね・・。」
バッグから簡単な薬などを出し、涙ながらに治療をしている彼女は、
とても・・小さく見えた。

私は、治療が終わるまでの間、彼女を元気付けようと笛を吹いた。
昨日とは全く違う、悲しい、でも・・どこか希望を持たせてくれる
ような曲が笛から溢れだした。
「・・・ありがとう。」
治療を施しながら、彼女は小さく呟いた。

間もなく治療が終わり、彼女も笛を取り出し差し詰め昨晩の続き、
といった感じで二人の演奏会が行われた。聴衆は召喚獣2、ペット
1、霊2。美しい二人の音は静寂の墓地に異質に鳴り響いた。

513 名前: FAT 投稿日: 2005/08/15(月) 20:56:18 [ yJCwVqfI ]
すると、メラーの体に異変が起きた。先ほどまであった傷が跡形も
なく消えているのである。
「え?ええっ??」
フプレは驚きと共に嬉しさに満ちた、いい顔に戻った。
「見て!フラン。傷がなくなっちゃったわ!!」
私も当然驚いた。先ほどまでその痛々しい傷口を見ていたのだから。
「それだけじゃないわ、なんだか、たくましくなったみたい。」
そういわれて見れば確かに、以前よりも体が大きく、ガッチリとし
た印象を受ける。この現象はメラーだけでなく、私の召喚獣たちも
どこか、体つきがよくなっているようである。
「笛のおかげかしら?」
私はそう言ったフプレの意見に賛成した。そもそもこれは魔法の笛
(たぶん・・。)である。少しくらいは不思議な現象があっても不思
議じゃない。
「やったね、私たち、ラッキーよ。こんな素敵なものを頂けたんだ
もん。」
「そうね。」
じゃあ、帰ろうか。と言おうとした瞬間、この部屋に入った時と同
じ殺気が、倒れている骸から発せられた。
「いけっ!!」
やつが完全に立ち上がる前に、フプレは笛をかざしメラーに命令し
た。バインダーが立ち上がるとほぼ同時に、メラーの口から吐き出
された炎はバインダーを包みこんだ。
・・・。
笛の力なのか、目に見えて強力になったその業火はバインダーを灰
にしてしまった。

これで自信を取り戻したフプレは「この灰、全部持って帰る?」な
どと冗談めいたことを言ってのけた。
が、結局小さな瓶一本分の灰を持って、再びフローテックさんを訪
ねた。
「おお!よく戻ってきた。早かったな。で・・。どうだ、あいつは
いたかい?」
私たちは灰の入った瓶を渡した。
「ん?まさか・・。これがバインダーだというのか?」
「はい。斧を手に持って、赤黒い体をしていました。」
「こんなになっちまって・・。あ、いや、すまない。・・・実は、バ
インダーは私の祖父でね、皆殺しにされたのは私の家族・・両親と
姉だったのさ。ちょうど私はそのときもう片方の祖父のほうに行っ
ていてね、知らせを受けたときはショックだったよ・・・。バイン
ダーを憎んではいたが、いざこうして灰なんかを見せられるとショ
ックでね。一応肉親なんだ・・・。」

私たちは困惑してしまった。頼まれごとをしたのになぜか、悪いこ
とをして責められているような気持ちに陥った。

「あ、いやいや、すまない。歳をとるとどうも余計なことばかり口
から出てきてしまう。ありがとう。これはお礼だ。」
そういって16000Gをくれた。
「二人とも、本当に感謝しているんだ。よくやってくれた。」
『あ、ありがとうございました。』
私たちは力なくお礼を言うと宿に戻った。・・あんな本音をぶつけら
れたあとでは、素直に喜べなかった。


「ただいま・・」
家のドアを開けたフローテックは元気がなさそうだった。
「あら、どうかなさったの?お元気がないじゃない。」
家の奥から彼の奥さんが出てきた。
「あぁ・・。今日、またいつものバインダーのやつを2人の娘さん
にやってもらったんだ。そしたら」
と、あの瓶を取り出し、
「この通り、しっかりやってくれたのにお礼の言葉よりも先に肉親
が灰になったことに驚いてしまって・・いや、元より死人だからお
かしな話だが、その・・。」
「わかりましたよ。どうせ咎めるような言い方をしてしまったので
しょう?明日にでも、その娘たちを探して謝りましょう。」
コクリ、と頷きフローテックは自分の部屋に入った。あぁ、自分は
良い妻にめぐり合えたものだ、と一人満足そうに微笑んでいた。

・・・・その日が彼の人生最後の日となってしまった・・・・

514 名前: FAT 投稿日: 2005/08/15(月) 21:10:09 [ yJCwVqfI ]
感想を・・。

>>507-508さん
すごくありです!!このレポート読んでカニ喰いに行きました。とても新鮮な
作品で銀行の陰謀か?などは思わず笑ってしまいました。次回作、今は書く気
がなくてもいつか書いて頂けると期待しております。
>>509さん
いいですねー、名前をつけるとき、このくらい期待や意味を含ませた名前をつ
けてあげると物語がより、一層楽しくなりますね。次回作、もしくは続編楽し
みにしております。

515 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/15(月) 21:34:05 [ /B.p06vQ ]
保守あげ

516 名前: 507_8 投稿日: 2005/08/16(火) 00:41:20 [ 54L2UcMg ]
>>510 さん
ありがとうございます。
投稿した後で、こういう口調はもしかしたらヤバイかも、
等と内心ヒヤヒヤしていました。

>>514 FATさん

おお!実際にカニ喰いに行かれたのですね。筆者冥利につきます^^
後半はちょっと飛躍しすぎたかも、と思ってたのですが、楽しんでいただけて幸いです。

 FATさんの双子テイマサマナの話も読みました。心暖まる話で文章も読みやすくて良いなあ。
病気のコボルトに布の服を持ってきてあげる、というアイデアは特に好きです。
フローテックの最期はちょっと悲しいけどね^^

>>509 BDさん

 フラムベルのクエは切ないですよね。もらえるアイテムもアイテムだし。
フランベルジュから名前とって来た経緯がいいですね。
結末がある程度予想できるだけに、今後の展開が余計気になります。


 勢いで投稿してしまったので、改めて読み返すと句読点が多くて結構読みにくい箇所があったり、
誤字もあったりでお恥ずかしい限りです^^;

今後はもしアイデアが沸いて来たらもっと推敲してから投稿させていただきます。
皆さんの作品も楽しみにしてます。

517 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/16(火) 01:20:34 [ nUhq02Hc ]
そろそろ21Rさんの作品が読みたいなぁw
暇な時にでもお願いします!w by21Rの隠れファン?

518 名前: i 投稿日: 2005/08/16(火) 01:22:27 [ 4D0aj44E ]
「ふたりの堕天使」

 クロイツは膝を着き、頭を垂れて祈った。
 誰のための祈りか。
 そんなことを考えることは、とっくにやめてしまった。
 定められたとおりに祈りを捧げ、癒しと加護を、その場限りの仲間達に与える。
そして、加護が切れるまでの時間を、冷静に計る。魔物どもと、仲間達の距離を測る。
 クロイツは忙しい。
 だから、仲間達が、お互いをつつきあい、好奇の視線をクロイツの背後に投げかけても、
彼は振り向かなかった。
 あと10秒で、仲間のひとりであるウルフマンにかけた補助魔法の全てが、同時に切れる。
 彼がそうなるようにした。
偶然に見せかけて殺すためだ。そのためには、冷静な計算が必要だった。
 加護の切れる一瞬、手傷を負った状態のウルフマンに、魔物が攻撃を仕掛ける。
どのタイミングがずれても、MPKは成立しない。
 だから、クロイツは忙しい。
「クロイツさま?」
 か細い声が、背中からかけられたが、クロイツは無視した。
 仲間達が、攻撃の手を休め、好奇心をむき出しにした目で、クロイツを見る。
「クロイツさまッ!」
 重鎧に覆われた腕が、強く引かれた。
振り返る寸前に、ウルフマンの救援に駆け寄る剣士、そして治癒魔法を唱えるウィザードの姿が見えた。
 クロイツは口の中だけで、小さな悪態をついた。
 腕を振り払いざま、クロイツの仕事を邪魔した無礼者を探す。
頬まですっかり覆い隠す重厚な兜の隙間から、クロイツを見上げる小柄な追放天使が見えた。
 クロイツは驚いた。
それが、追放天使だったことに、ではない。その追放天使が、女性であったことにだ。

 追放天使はみな、あの、500余年前のRED STONE強奪事件に、大なり小なりのかかわりを持っている。
RED STONEは、一歩踏み違えれば暴力や破壊に変わりかねない、強烈な生命の力、熱情を司る石。
その性質上、男性天使が関係者のほぼ全てを占め、女性天使は皆無ではないが、ひどく珍しかった。
 そのうえ、さらにクロイツを戸惑わせたことは……。
彼女の姿に、強い既視感を覚えたことだ。
(この女には、見覚えがある)
 クロイツはいぶかしげに、切れ長の目を細めた。
 天使にしては、華奢な姿。小作りな顔立ちに、大きな真紅の瞳、細いたおやかな翼。
身にまとうのは、光り輝くエンジェルプレート。
 いつか、どこかで、こんなふうに、彼女はクロイツを見上げていた、いつも。……いつも??
「やっぱり! クロイツさま! お探ししました!」
 少女天使は、満面の笑顔を浮かべて、クロイツの胸に飛び込んだ。
 その瞬間、クロイツは電撃に打たれたように思い出していた。

 見覚えがあるはずだ。
 あの、RED STONE強奪事件の前、クロイツがまだ天使だったころ、彼女は彼の後輩だった。
退屈な守護任務、男性ばかりの仕事場に、自ら志願してきた彼女の名は……ジヴ。
 若かったクロイツは、さらに若いジヴを、妹のようにかわいがり、なにかと世話を焼いていた。
 ジヴもまた、クロイツを兄のように慕い、いつもその後をついてまわっていた……。
 あの平和で退屈だった時間、500年前に戻ったような錯覚が、クロイツを襲った。
 500年前そのままの姿のジヴがそこにいる。夏の花のような明るい瞳と笑顔の少女だ。
だが、その背の、無残に折れた右翼が目に入った瞬間、郷愁は夢のように覚め、
冷たく暗い現実がクロイツの表情を凍りつかせた。
 彼女は変わっていない。
けれど、彼は変わった。

519 名前: i 投稿日: 2005/08/16(火) 01:24:40 [ 4D0aj44E ]
 クロイツは無言で、ジヴの両肩を押し返した。
「クロイツ……さま? 私です、ジヴです! お忘れになってしまわれたのですか……?」
「人違いだ。おれはそんな者ではない」
「……嘘です、そんなの信じません!!」
 少女天使は目を見張り、羽毛を逆立てて叫んだ。
「どんなお姿をされていても、私には分かります! 貴方はクロイツさまです!
どうしてそんな意地悪を、おっしゃるんですか?」
 まっすぐな瞳で、クロイツを見上げる。クロイツは、その目に自分自身を晒せない。
クロイツは、表情と心を固く閉ざした。
「それとも、本当にお忘れになってしまったのですか? そんなの酷い、酷いです!
私は、クロイツさまのことを考えない日など、一日もありませんでした!」
 ピュゥ、と口笛が鳴った。
 クロイツは、眉をひそめて、音の出所を睨んだ。
 彼とともにダンジョンにもぐり、探索をしていた仲間達は、いつの間にかふたりを取り囲み、
その修羅場をにやにやと眺めていたのだった。
 怒鳴りつけたい気持ちを押さえ込み、クロイツはジヴの腕をとった。
「おれはここで抜ける。お疲れ様だ」
 その言葉に、仲間達は驚き慌てた。
「お、おい待てよ。そんな無責任な……」
「ビショップなしでどうやって狩りを続けろっていうんだよ?」
「空きはあるんだ。その天使のお嬢さんも一緒に狩ればいいじゃないか」
 だが、その全てを無視して背を向け、クロイツはジヴをひっぱって、
彼らの声と視線の届かない所へ移動した。

「帰れ」
 開口一番に、クロイツは鋭い言葉を投げつけた。
「嫌です」
 ジヴも負けずに、きっぱりと言い返した。
 強情な女天使にいらだち、クロイツは首を振った。
「おれがさっき何をしていたか、分かるか」
「ビショップとしての責務を、立派に果たしておられました」
「いいや、ちがう」
 クロイツは冷笑した。
「おれは、仲間のひとりを、ウルフマンを殺そうとしていた」
「……! そんな、嘘です……」
「嘘じゃない。お前が邪魔をしなければ、彼は今ごろ、冷たくなって転がっていたはずだ」
「なぜ……どんな理由が……」
「ヤツがゴミだからだ」
 その声の冷たさに、ジヴは息を呑んだ。
「たいした火力もなく、まともな防具もない。レベルも、頭もたりない。
そのくせ、前線に落ちたアイテムを取りに行っては、簡単に気絶し、おれの手を煩わせる。
虫けら以下のゴミだ。……だから、殺そうと思った。
回復を遅らせ、支援を切る。それだけでいい。……簡単なことだ」
 ジヴは真っ青な顔で、細かく震えていた。
 慈悲深くて真面目で、誰よりも天使らしいジヴ。かつて、そのとなりにいたクロイツ。
けれど、彼は変わってしまっていた。
 穏やかでお人よしの天使クロイツはもういない。
今の彼は、仲間すら見殺しにする、卑怯で冷酷な人間のビショップ。
 クロイツ自身にも、正体の分からないどす黒い感情が、彼の胸の中でうずまいた。
ジヴを傷つけたくて、クロイツは彼女の肩をつかみ、その顔を覗き込んだ。
「人間はおれを『冷血ビショップ』と呼ぶ。誰よりも早く、誰よりも強くなるために、
おれはなんでもしてきた。ゴミを切り捨て、お人よしどもを利用して」
「クロイツさまは……そんな方では、ありません!」
「まだ言うのか!」
 クロイツがジヴを突き飛ばすと、彼女は背中から壁にぶつかって、苦鳴をあげた。
折られた右の翼、ちょうどそこをしたたかにぶつけたのだ。
「きっと理由が、……理由があったんです!」
 涙を浮かべながらも、ジヴはそれでもクロイツを、その透明な目で見上げることをやめようとはしない。

520 名前: i 投稿日: 2005/08/16(火) 01:26:09 [ 4D0aj44E ]
 胸の内の黒い炎に突き動かされるように、クロイツはジヴの両腕を、右手だけでまとめて掴み、
その後ろの壁に押し付けた。
 冷たい壁と、更に冷たいクロイツのフルプレートアーマーにはさまれ、ジヴは苦しげな息を吐いた。
「お前には分からない!」
 気がつくと、クロイツはそんな言葉を口走っていた。
「人間の醜さ、汚さが。そんな人間に変身している間に、その醜い汚れに染まっていく苦しみが!」
「貴方は、醜くも汚くもありませ……ッ、ああああーーーっっ!」
 今度はクロイツは、意識してジヴの右翼の傷口を掴んだ。
治らない傷跡から、クロイツの小手を伝って、ひとしずく、鮮烈な赤が流れ落ちた。
 はじめて、ジヴの表情に、恐怖が浮かんだ。美しい真紅の瞳から、幾筋もの涙がこぼれた。
 クロイツは低く、自虐的に笑った。
いない天使を慕い続けるジヴが憎くて、天使に戻れない自分が憐れだった。
「それでいい……。お前も味わうがいい、裏切られる苦痛を。己の弱さを思い知れ。
……クロイツは死んだ。どこにもいない」
 ジヴは言葉もなく震えている。いや、翼の傷口をえぐられる苦痛に、声さえ出せない。

 もっと泣かせてやりたい。むちゃくちゃにしてやりたい。
 クロイツは衝動的に、兜の面覆の留め金をはずし、口元をあらわにすると、
血まみれの左手でジヴの顎を掴み、その唇を奪った。
「ん……っ!」
 やわらかい頬に、兜のふちが食い込むほど、深く、深く口づけた。
 ざり。ジヴの歯が、クロイツの唇を噛み切った。
「チッ、」
 クロイツは、顔をのけぞらせると、右手でジヴの腕を固定したまま、左手でその頬を殴った。
鈍い音がして、ジヴは衝撃のままにうなだれた。輝く天使の鎧に、ジヴの唇から流れた血がしたたった。
 一瞬の激情の爆発が乱れさせた息を整えると、クロイツはジヴの腕を掴んだ手を引き上げ、
きゃしゃな体に、自分の体を押し付けた。
 ジヴの腕を捕らえる手を、左手に持ち変えると、右手をジヴの腰に這わせた。
「……! やっ……何をなさいます?!」
 人形のようにされるがままになっていたジヴだったが、小手に覆われた冷たい手が、内腿にすべりこむと、、
激しく抵抗しはじめた。
 カッとクロイツの頭に血が上った。
 『何をする』かと、ジヴは言った。『それは何の行為か?』ではなくて。
それは、ジヴが、今から為されようとしている行為を知っているということだ。
すでに、他の男を知っているということだ。
その認識は今までの何よりも、クロイツを激昂させた。……彼自身、その理由には気づいていなかったが。
 クロイツは、ジヴの腰を撫でていた指を、ジヴの歯の間に押し込むと、その唇をむさぼった。
舌を絡め、かきまわした。

 ふいに、ジヴの体から力が抜けた。
 ふたりぶんの唾液で濡れそぼった指で、ジヴの太ももを覆う下衣をかき分けながら、
クロイツはジヴの表情をのぞきこんだ。
「どうした。抵抗は諦めたか」
 愛のない口づけの間、ぎゅっと閉じていた目を、ゆるゆると開いて、ジヴは顔をあげた。
そして、ぎこちなく、微笑を浮かべようと努力した。
「貴方の、したいようにしてください」
 クロイツは喉の奥で笑った。
「お得意の自己犠牲か。それとも、慈悲とやらのつもりか? 
……待っていても、神は助けてなどくれないぞ。奇跡などは起こらない」
「そんなんじゃありません……」
 はら、はらり、とジヴの両目から涙の雫が流れ落ちた。泣きながら、彼女はそれでも微笑もうとしていた。
「あなたにならば、何をされても構いません……」
 泣き笑いの表情で、しかし、まっすぐにクロイツの目を見つめて、ジヴは続けた。
「あなたを愛しています。……天上にいたときから、ずっと。誰よりも。……神よりも。
あなただけを」
 驚愕に目を見開いたまま、息さえ止めて、クロイツは年下の天使を見つめた。

 ジヴの言う「愛」が、天使やビショップの唱える「無償の愛」とは別物である、ということは、
クロイツにもはっきりと分かった。
 天上にいたころから……、500年以上も、ジヴはクロイツを愛し続けていた??
 その告白の衝撃は、クロイツの閉ざされた心をまっすぐに射抜き、封じ込めていた記憶を呼び覚ました。
 クロイツが、『冷血ビショップ』と後ろ指をさされてまで急いで急いで、誰よりも急いで、
強くなろうとしていた理由……。
 ひとときの休息も、一瞬の停滞も許せないほどに、焦り続けてきた理由……。

 それはジヴだった。

521 名前: i 投稿日: 2005/08/16(火) 01:27:08 [ 4D0aj44E ]
 地上に追放されたごたごたの間に、ふたりは生き別れになった。
ただ、同じこの広大な地上界のどこかにいる、というあまりに曖昧すぎる希望だけを抱え、
クロイツは、ただがむしゃらに走り続けることしかできなかった。
 そして、やがて手段が目的に変わっていった。
 天上での、天使としての500年は、まばたきの間にすぎてしまうのに。
地上の、人間の500年はあまりにも長すぎた。
こんなにも大事なことを、忘れてしまうくらいに……。

 羞恥に打たれ、ジヴの目を見続けられなくなって、クロイツは彼女の体を抱き寄せ、
その頭を自分の胸に押し付けた。
 それから気づいた。
 彼女もまた、クロイツを探していたのだ。そして、ひとりでここまでたどりついた。
 クロイツが、感情も苦痛も捨て、冷血な鬼となることでしか、達することができなかった、この場所に。
ジヴは、その優しさも、あたたかさも、失わないままで。
(かなわない、な)
 素直にそう思えた。
 おずおずと、じヴは乱暴な拘束から開放された両腕を、クロイツの背に回した。
そして、慰めるように優しく、広い背中を叩いた。
 ……本当は、心のどこかで、とっくに気づいていたのだ。
クロイツの胸の中で荒れ狂っていたあの黒い感情……。
 それは嫉妬だった。
変わらないジヴ。美しくて透明で、まっすぐな心を持つジヴ。折れた翼を隠さずに、素直に広げられるジヴ。
暴力で押さえつけようとする相手を包み込み、心を開かせてしまうジヴ……。
 彼女があまりにも、まぶしすぎて、クロイツは彼女を妬んだのだ。
 クロイツは震える声で、祈りの言葉をささやいた。今までの長い生の中で、もっとも熱心に祈った。
白い光が、ジヴを包み、折れた翼をのぞいた全ての傷を癒していった。
 ……けれど、祈りで体の傷は治せても、心の傷は癒せない。、
 クロイツは自らの行為を恥じた。自らがつけた、ジヴの心の傷を思って、おののいた。
 ジヴの翼の上で、ぽつりと、透明な雫がはじけた。
……それで初めて、クロイツは自分が泣いていることを知った。500年ぶりの涙は、とても、辛かった。 
「すまなかった……。こんなことで、許されるはずもないが……。
ジヴ……。おれも……。おれも、お前を愛している……」
 ジヴは何も言わず、ただ、クロイツの胸の中で、何度もうなづいた。
 冷たく、硬く凍っていたクロイツの心が、ゆっくりと震え、溶け出していった。

 少しずつ、周りの音が戻ってきた。
それでようやく、ふたりの耳に、救援を叫ぶクロイツの仲間達の必死な声が、届いた。
 クロイツは、ハッとして頬を拭うと、もとどおり兜を下ろして、表情を隠した。
一度、深呼吸をすると、できるだけ平然とした声で言った。
「行くぞ! ジヴ」
「はい! クロイツさま」
 歩き出したクロイツのあとに、飛び跳ねるような羽音を響かせながら、ジヴが続いた。
ふたりは手をつないで、救いを必要としている人間達の元へ、走っていった。


 クロイツが冷血と呼ばれることはもうないだろう。
彼は、探し物をついに見つけたのだから。

522 名前: i 投稿日: 2005/08/16(火) 01:36:20 [ 4D0aj44E ]
>252様、(*´∀`)アラステキ様、 一旗次郎直伴様、 FAT様

感想ありがとうございました。
飛び上がって踊りまくるほど嬉しかったです。
本文がやたらと長いので、合同でお返事することを、お許しください。

しかし、前作とは方向性が違うので、
受け入れられるかどうか、ちょっと心配しています^^;
微エロ入ってますし^^;
皆様が気分を害されないことを、祈るばかりです。


>490様
ビショ物リクエストは、私が書かねば!と思って書きはじめましたが、
筋肉×筋肉は、私にはやはり無理でした。
彼女→彼と、脳内変換してください。

523 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/16(火) 02:49:24 [ oUepPfdw ]
21Rさんに隠れファンがいるように、私はiさんの熱烈なファンです。
前作の時に機を逃して感想を書きそびれてしまったのをとても後悔していました。

私は雑食なので前作も今作も楽しめました。
前半から後半に畳み掛けるような意外な展開、そして幕引き。
情熱的なテーマにあう構成に、引きこまれて一気に読んでしまいました。
微エロ表現を懸念していらっしゃいますが、あれがあってこそ後の展開の衝撃が大きくなったと思います。

子どもの視点がメインだったほのぼのとした前作とうってかわって
大人の視点が中心でアダルティーなふいんき(nry)の今作。
読み比べると更に奥深くて面白いです。

次作も楽しみにお待ちしています。


作品の勢いにつられて告白してしまうと、私にとって心の二大職人はS.Tさんとiさんです。
他の職人さん方ももちろん好きですが、お二人の場合は選ぶ単語や言い回しのセンスなど、細かい部分も性に合うのかもしれません。
扱っている題材が自分のジョブだというのも関係しているのかもしれませんが(笑)
最近お見かけしないS.Tさんは引退なさったのかロム専になったのかわかりませんが、再降臨を願ってやみません。

524 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/16(火) 03:20:24 [ qA..aPZU ]
普通にSS書いてる人達は俺にとって神だが、>>480 みたいなのも俺にとっては神w

525 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/16(火) 14:39:43 [ nQDo1X2E ]
>>504,>>511-513
(*´∀`)アラステキ
今回も良いものを読ませてもらいました。
フローテックにいったい何が起こったんだろう?続きが凄く気になりますねぇ。

>>507-508
(*´∀`)アラステキ、と思いカニを探しに行ってみた。
うわぁ....気付くのが遅かった......
もうどこに行っても先客がいてカニ食べられない.....
誰もいないのはキャンサー気孔入り口のカニだけ......これで我慢しようかな
vol.2を書く予定は無いのか.....残念だ。いつかvol.2が発行されるのを待ってみることにします。

>>509
(*´∀`)アラステキ
いや〜、いいですねぇ。とても面白かったです。
次回作も楽しみに待ってます。もちろんUアイテムの誕生秘話も期待してます。

>>518-521
(*´∀`)アラステキ
これはもうステキとしか言いようがないです。感動しました。
次回作にも期待しちゃいますよ。ホントに。

526 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/08/17(水) 00:20:06 [ fzElx4WI ]
みなさんの小説を見て自分も書いてみようかな〜と思ったんで投稿しますね^^ ■RED STONE■ ここは古都ブルネンシュティング。新米冒険者が集まる町だ。そういう自分も新米戦士だったりする。名前はレオン。生まれ故郷ではかなり有名な戦士だった。でもここに来て自分を知るものなど誰一人もいない。ただの孤独な戦士だ。 町についてすぐ、自分は仕事を探し始めた。働かざる者食うべからずだ。運良く仕事はすぐに見つかった。…しかしこの仕事は今思うと死んでいたかもしれない仕事だった…

527 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/08/17(水) 00:38:05 [ fzElx4WI ]
つづき(携帯で書き込んでいるため変かもしれません…m(__)m) ■そう、自分はかなりLv違いのクエストを受けてしまったのだ…「バインダーを倒す」というクエを。クエストを受けた自分はすぐに地下墓地にむかった。『暗いな…いかにも墓地ってかんじだ…』そのとき後ろから呻き声が聞こえ、振り向いたところおびただしい量の骸骨がこちらに向かってきていた。『うわあっ!』自分は必死に逃げたがついに行き止まりに追いつめられてしまった…。『ここまでか…』そう思った瞬間、『ウオオオオ!』叫び声が聞こえ、敵が皆硬直し始めた。

528 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/08/17(水) 00:51:07 [ NTDZCwrY ]
その直後、10人もの剣士が敵を攻撃するのが見えた。その剣士たちは敵を倒した瞬間消えていった。…一人を残して。剣士『だいじょうぶか?』レオン『はい…なんとか…』剣士『君、Lvは?』レオン『1です…』今思えば1でここに来るなんて自殺志願者としか思えない。剣士『君も無茶するねぇ。手伝ってあげるよ。』その剣士さんの名はスティード。ここ近辺では最強の呼び声高い剣士だった。…あの人は今はもういない。この自分のせいで… ■つづく■

529 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/17(水) 00:57:23 [ Y5HjHhPo ]
携帯から乙カレ。
続きが気になるな。

530 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/08/17(水) 02:09:29 [ gxoMDCNk ]
昼の12時まで寝てたせいで夜もギンギンのナンバーズです。自分もiさんや一旗さん、21Rさん 達すばらしい職人さん方に感銘を受けまして書いてみました。初めてなので駄作だと思いますがどうぞよろしくお願いします。m(__)m

531 名前: i 投稿日: 2005/08/17(水) 07:42:37 [ 4D0aj44E ]
>523様
感想ありがとうございます。
長くmmo小説を書いてきましたが、こんなに熱烈なコールをもらったのは、
初めてです。
小説を書いていて良かったと思いました(;;)

そうなんですよ。
微エロ表現を削って話を進めようかとも、試みてみたのですが、
やはりあのエピソードは、クロイツの心理状態や、
最後の落ちのためにも、絶対に必要だったのです。
そこを見ていただけて、嬉しいです。

S.Tさんのお話、私も大好きです(^^)
そういえば、「女とビショップは怒らせると怖いぞ」という点で、
S.Tさんのお話と今回のお話には共通点が?!
・・・・ちょっと苦しいか・・・。


>(*´∀`)アラステキ様
感動とか、期待とか、私にはもったいないほどのお言葉です。
私は、超遅筆という、物書きとして最悪の欠点があるのですが、
なんとかがんばってみます。


>ナンバーズ様
一旦区切れがついたようなので、返信を書き込みます。
物語の途中に、ごめんなさい。
続き、楽しみにしています。

532 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/17(水) 09:04:09 [ m4mmLUCo ]
age

533 名前: 秘密ダンジョンとビショップ 投稿日: 2005/08/17(水) 10:06:36 [ 03A8VYSQ ]
「狼巣窟の秘密ダンジョンに行かないか?」
彼、とあるビショップが剣士にそう声をかけられたのは気だるい夏の昼下がり。
暇だし、レベルもちょうどよく、なにより涼しい洞窟と言う事で、快く承諾した。

狼巣窟は古都ブルンネンシュティグの西、5kmほどのところ。魔の森グレートフォレストの手前あたりにある。
確かに狼もたくさんいるが、実際のところは吸血鬼巣窟とでも言うべきところである。
やはり洞窟ということで、内部はひんやりしていて気持ちいい。
彼のPTは秘密ダンジョンへの鍵、ポータルクリスタルを求めて洞窟の狼や下級のヴァンパイアを狩っていた。
彼も邪を滅する神の力を借りた技、エクソシズムエンカウンターで殴ったりしてみた。
その時、吸血鬼や狼たちは倒しても倒しても後から沸いてくるけど、どこから沸いているんだろう・・・
といつもは気にもしないような事がふと気になった。
そうこうしているうちに、ポータルクリスタルを見つけ、PTは秘密ダンジョンへ入っていった。

秘密ダンジョンは、最近発見されたダンジョンの裏道とでも言うべきところで、
それぞれのダンジョンの裏事情やなにやらが渦巻いているところである。
彼は古都の近くの地下墓地にある秘密ダンジョンに行ったことがあった。
あの時はただ倒すべき対象としか思っていなかった不死の魔物に、同族を倒すように頼まれた。
神に仕えるビショップとして、軽いショックを受けたものだ。
そのせいでさっき吸血鬼や狼のことが気になったのかもしれない。
そんな事を考えながらPTメンバーに回復や神の祝福を与えていた。

秘密ダンジョン内の敵は、外の敵とは比べるまでもないほどであった。
むろん強さもだが、その知性においても比にならないほどのもののようだ。
魔物は普通人の言葉を当然喋らない。おそらく理解もしていないだろう。
地下墓地にも何体か人の言葉を理解する魔物がいたが、ここにもやはりいた。
その一体に攻撃をした時に、「なぜこんなに人間たちが攻撃して来るんだ!」と言われた。
他のPTメンバーは気にもしていないようであったが、彼には衝撃の一言と言っていいものであった。
そう、ここは彼らの住処であり、それを侵しているのが自分たちなんだ・・・
彼の中で渦巻いていたものを形にした一言であった。
彼はこの秘密ダンジョンをクリアしたら、魔物たち、特に不死の魔物たちについてもっと理解を深めようと思った。

数年後、彼は有名なネクロマンサーとして人間、魔物の両方からよく知られることになる。
それはまた、今度話すことにしよう。

534 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/17(水) 10:43:34 [ ON9t4hfM ]
>>526-528
(*´∀`)アラステキ
携帯から投稿するとは、すごいですね。お疲れさまです。
続きも期待してます。

>>533
(*´∀`)アラステキ
まさか秘密ダンジョンからネクロマンサーに話がつながっていくとは
思わなかった。
もし続きがあるのなら期待して待ってます。

535 名前: ◆ypgWyZmY9U 投稿日: 2005/08/17(水) 13:59:02 [ tveu77w6 ]
こいのわかれみち(>>386>>399>>416>>436>>452


・6・

半ば乱暴に扉が開けられた音に、クリムスンはいつものように反射的に笑顔を作った。
「いらっしゃい。」
「ちっす、師匠の遣いで来やした!」
クリムスンの眼が映したのは、最近よく来るようになった青年だった。
名はアルフォンソというのだと、最初に来た時に勢いよく告げられたのを覚えている。
「相変わらず元気がいいな。何が望みだ?」
「ラージチャージポーションを1000!」
準備にうつろうとしていたクリムスンの手が止まる。
「1000ってえと結構な額になるが持ってるのか?」
「俺の金じゃねえっすもん。師匠にツケといて」
「師匠ねえ」
クリムスンは作業を再開しながら、ちらりとアルフォンソを見た。
まだ完成はしていないものの体格のいい体。精悍で自信に溢れる顔つき。そして、陽気な中にも隙の無い表情。
「ケイルンの弟子になりたがる奴はこれまでもいたが、お前ほどしつこく付きまとってるのは見たことがないよ。」
アルフォンソが体力も気力も十二分に持ち合わせているのは一見してわかるが、ケイルンは未だに彼が弟子になりたいと言ったのに対して頷いてはいない。
だがそれでも彼は懲りずに、時には先回りして扉を開け、時には今のようにパシリもしている。
「こうやって付き纏い続けてれば、きっとある日境に色々教えてくれるようになるっすよ」
アルフォンソは自信ありげににいっと笑った。
クリムスンは、ラージチャージポーションが100ずつ入った木箱をカウンタに1つずつ置きながら声をあげて笑った。
「随分都合のいい解釈だ!やっぱりお前は大物になる」
「曲解じゃねえと思うけどなあ。あの人根気はあるけどお人よしなんだ」
そう言うと、アルフォンソは置かれた10の木箱を3つずつ、両肩に抱え上げた。
「じゃ、残りの5箱は後で取りにくるっすから」
「待て」
「?」
クリムスンはカウンタから出ると、一枚の紙を持ってゆっくり歩いてアルフォンソに近づいた。
「聞きたいことがあってね。お前、ドロシーを賭けて一方的にケイルンに勝負を挑んだことがあるそうじゃないか」
「…今も諦めてねえっすよ。いつか師匠を超えて、ドロシーさんを俺に惚れさせんだ」
アルフォンソはいつかのことを思い出した。
今は師匠と慕っているケイルンに往来で勝負を挑み、見事負けたこと。
駆け寄ってポーションを渡してくれたドロシーの心配そうな表情。
ついでにあの後ちゃっかり渡されたポーション代の請求書。
「強ければ慕ってくれるだろうなんて、丸っきり男の理論だな」
クリムスンはアルフォンソをしっかりと見据えた。
視線はそのままに、彼の持つ箱のひとつに請求書をしっかり貼り付ける。
「女から言わせりゃ、冒険者と一緒になるなんて馬鹿のすることさ」
「なっ… そんなこと!」
突然の発言に、アルフォンソは咄嗟に抗議をしようと口を開く。
だがクリムスンはそんな彼に構いもせずに扉を開けて、外に出るよう促した。
「続きは計算がちゃんとできるようになったら聞いてやる。じゃあな坊や」


つづく

536 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/17(水) 14:58:05 [ 6T5t5CBw ]
>>535
(*´∀`)アラステキ
ラージチャージポーション1000個って凄いですねぇ。まさに大人買いですね。
そして一気に600個も持っていってしまうアルフォンソにもビックリです。
アルフォンソの間違いにちゃんとクリムスンが最後にツッコミを入れているのも面白かったです。
続きも期待してます。


なんか間違ったところで驚いてしまっているような気がするなぁ。大人買いとか.....
できればその辺はスルーしてもらえると有り難いです。

537 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/17(水) 18:16:33 [ l7IdhjOw ]
「もうすぐ・・・のはずですが」
広大な平原の上、独り言を言っている男が一人。
男は、古都ブルンネンシュティグを目指していた。地図も持たず、たった一つの情報だけを頼りに。




「ここからずっと南東に行きゃぁ、でっけぇ街が在ってよぉ。確か、名前は何て言ったかなぁ・・・」
今考えると自分でも呆れるが、その時はそのたった一言が天の声にも思えた。
酒場で隣のテーブルに座っていた酔っ払いから、偶然聞いたその言葉。
「あの!すみません、その街とは?」
思わず大声で、身を乗り出して聞いてしまった。
「お?おお、こっからよぉ、ずっと南東に行くんだ。そぉするとよぉ・・・」
「それは聞きました。街が在るというのは本当ですか?」
そう聞くと、酔っ払いは馬鹿にしたように答えた。
「あぁ?兄ちゃんよぉ、そりゃぁ広い大陸ですぜ?あるもんはありますよぉ」
しかし、今の状況で、そんな事は気にも留めなかった。
「それは確実なんですね?」
もう一度聞き返す。
「確実づらぁ」
最早、酔っ払いは呂律も回っていなかったが、それだけ聞ければ充分だった。


「(街が・・・街が在る!)」
男にとってはその事実は、カルチャーショックであった。
自分を育ててくれた養父母には、ここアリアンの他に、砂漠に村が一つあるだけで、
他の街や村は全て「赤い悪魔」が焼き尽くしてしまったと聞いていたから。
「(どうして、嘘を?)」
頭の中をそんな疑問が過ぎったが、今はここを抜け出したい衝動に駆られ、ひたすら走っていた。





長い間砂漠のモンスターを相手に武道の鍛錬を重ねてきた男にとって、狼や平原の蜘蛛など相手にはならなかった。
「・・・?蜘蛛達がまったくいない・・・」
男は奇妙な事に気づいた。そろそろ平原を離れ、森林地帯に移動しようとしている。
「と、いう事は、街に近づいているということ・・・かもしれない」
そう思うと、妙に足取りが軽くなる気がした。
そう。「気がした」のだ。
実際、足取りは重い。何故なら、日の照る砂漠を駆け抜け、平原の狼の群れを相手にし、そろそろ
体が限界を訴えてきているのだ。正直、泣き言の一つも言いたくなる。
「(・・・どうせ、これ以上生き延びようなどとは思いませんが)」
頭の中で、自問自答が堂々巡りをし、精神的にも不安定になってきている。
その時、風が吹き抜ける。気味が悪いくらい、涼しい風が。
「(そうだ、止まっては、いけない)」
追い風を受け、鉛のような足をまた一歩、動かした。

前々から、アリアンのような平和な都市で、一生を終える事だけは避けようと思っていた。
だが、養父母から教えられたことによって、それは妨げられていた。
でも、今は違う。教えられていた事実は、事実ではなかったから。確かに養父母は自分を大切にしてくれた。
しかし、嘘をついてまで、自分を外界へ触れさせないようにしていたのは何故?




そんな事を考えていたらいつの間にか、地面に突っ伏していた。



ツヅカナイ

538 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/08/18(木) 00:13:38 [ Lbw5M5KA ]
こんばんは、ナンバーズです。1日にPCを使える時間が1時間しかないので携帯でカキコさせていただきますm(__)m(*´∀`)アラステキさん、529さん、評価ありがとうございます!ではつづきを…

539 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/08/18(木) 00:28:16 [ 7l2jcYK6 ]
■RED STONE■ 彼はここにある家族の墓にお参りして帰る途中だった。彼はそのクエをクリアした後も自分にいくつか世話を焼いてくれ、ギルドにまでいれてもらった。自分は彼にむくいる為、必死でがんばった。そしていつしか一年の歳月が流れた…。レオンは立派な戦士として成長し、そのギルドの副マスにまでなっていた…。ある日のこと、ギルドに一つの依頼がやってきた。なぜかハノブの炭坑にいたコロ(B5F)が凶暴化しているので原因を調査して欲しいとのことだった。

540 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/08/18(木) 00:47:33 [ fl.PsffA ]
彼はスティードとその旧友のもう一人の副マスのBISさん、ウィッシュと共にハノブへと向かった。 しかし彼らがそこで見た物は…。町中逃げまどう人々、そして普通のコロの2倍はあろうかという巨大なコロッサスであった…。レオン『なんだあいつは!』ウィッシュ『突然変異か?』スティード『…ちがうな。奴の頭を見てみろ。』ふと奴の後方を見るとそこには漆黒の鎧に身を包んだ剣士が宙に浮いていた…。???『ククク…久しぶりだなァ、スティード…』        ■つづく■

541 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/08/18(木) 00:51:33 [ NTDZCwrY ]
すみませんiさん!評価ありがとうございますm(__)mいつも楽しく見させていただいております!これからもがんばってください(^-^)

542 名前: BD 投稿日: 2005/08/18(木) 05:16:28 [ 0AAWoJ0E ]
すいません、返信が物凄く遅れました_| ̄|○|||

>>510
何となく「この人・・・似てるなぁ」と思ってからこの小説がふと浮かびました。
単純ですいませぬm(__)m

>>514
うぃ、続編は・・・
ちょっと分かりやすいかも知れませんが、Uも絡んでくるものにする予定です。

>>516
バッドエンドとハッピーエンド、どちらがお好みですか(+■ー■)
一応2種類とも考えておりますので、お待ち下されm(__)m

>>525
うぃ、「フラムベル・ファンクラブ」会長として頑張ります<(■Д■)

最後に、ご感想を下さった皆様、ありがとうございますm(__)m

そして◆ypgWyZmY9U氏・・・

ケイルン最高!(何

・・・電波な感想&返信ですいませぬ・・・m(__;)m

543 名前: カイネギス 投稿日: 2005/08/18(木) 13:02:28 [ zvhbfULg ]
初めまして(・∀・)
皆( ゚Д゚)ウマー
と、言うことで憧れて俺も書いてみるかw

ここは古都ブルンネンシュティグだ。
俺は、17歳の自称剣士だ。幼いころから父に剣術を教わっていたので、
病気のコボルトなら倒せるだろう。
早速俺は西口から出て、病気のコボルトを狩った。
現実は甘くなかった。死にそうになったが勝てた。
そうしてしばらく狩っていると、1人のBISが来て、回復してくれた。
俺は、すかさず「あり」と言った。そしたらBISが、
「いいですよ^^」「そうだ!PT組みませんか?」
と言って来た。俺はもちろん「いいですね」と返し、
再び2人で狩りを始めた。
数分後、俺は経験を積み、LvUPした。
「力、敏捷、健康に振るといいよ」
と言われたので、その通りに振った。

あれから20分がたった。
BISは6Lvになり、俺は7Lvになった。
俺は、新しいスキルを覚えていた。「サザンクロス」だ。
Xの形に素早く剣を振る。このスキルを覚えて、一気に効率が良くなった。

しばらくするとBISが、「地下墓地に行きませんか?」と言ってきた。
俺はまだここら辺のことを知らないので、
「あまりここら辺のことを知らないので分からないんですけど・・」
と言うと、BISは地下墓地のことを教えてくれた。
そして俺とBISは地下墓地に行った。

地下墓地には、強いモンスターがいっぱいいた。なかなか苦戦したが、
効率は良かった。そのまま狩っていると、テイマーさんが、
骸骨を5人つれて逃げていた。俺はすかさず全員に攻撃した。
ものすごい勢いで連続攻撃される。BISはテイマーの回復をしていたので、
俺のHPはどんどん減るばかりであった。
そして・・・俺は初の死を味わった。


・・・あれから何年たっただろうか。
俺は96Lvの立派な剣士になっていた。
テイマー、BIS、俺でギルドをたてた。
他の人もギルドに入ってきて、俺はとても幸せだった。
そう・・・あの日までは・・・・

BISが旅立つ・・・長いこと一緒だったBISが・・・
さらにテイマーは知らぬ間にどこかへ行き、耳しても返事は返ってこなかった。
俺は、長年の付き合いだった2人を失い、生きる希望を失った。
そして、ついに俺は剣を捨てた・・・・・

俺は、ロマ村ビスルへ行き、そこでくらした。ここなら家賃も安いからだ。
初めは、テイマーの村なので剣士の俺はあまり知り合いがいなかった。
こうして俺の生活は続いた・・・・

そしてある日、朝起きると、何か物音がした。
外に出ると、なんとモンスターの集団が奇襲しようとしてきていた。
俺はあわてて戦おうとしたが、剣を捨てた俺はどうしようもない。
すかさず皆を呼んだが、皆早朝の狩りに出かけていた。俺はピンチだった。
その時、後ろで音がした。振り返ってみると、そこには、
フレアークレセントがあった。なんとそれは俺が自分でマークを書き、
昔愛用していて捨てたはずの剣だった。
でももう今はそんなことどうでもいい。フレアークレセントを構え、
俺は突撃した。

1体1体倒すごとに、慣れが戻ってきた。
昔の慣れが戻れば、もはや相手でもなかった。
こうして俺はロマ村を守りきった。

疲れたので寝転んでしまった。そこに1人のテイマーがやってきた。
「あ!大丈夫ですか?」俺のほうへ駆け寄ってきた。
「俺なら大丈夫だ、少しの傷ですんだからな・・・」
「え?傷?あ!」テイマーは俺が倒した敵の死体を見た。
「もしかして、貴方がこの村を守ってくれたんですね!」
俺はコクンとうなずいた。「ありがとうございます!」
「ゆっくり休んでくださいね。」俺は布団で寝た。

そして俺は目が覚め、起き上がった。
見ると、さっきのテイマーが、
「あ!気がつきましたか!待っていてください!」
と言い、外へ走っていった。

しばらくすると他の皆が来て、御礼を言った。
こうして俺は村の人気者となった。
そして・・・・

俺は、昔のように戻ろうと決心し、村をでて、古都に戻った。
なんと、そこにはBISとテイマーが居た!
久しぶりの再開に、涙があふれた。


こうして、俺は今日も、BISとテイマーと一緒にコロを狩っている。
もうこの幸せは逃したくなかった。

・・・・・・END

最後まで読んでくれてありがとうございます。
出来れば感想をください。

544 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/18(木) 13:37:07 [ 96JEvOtc ]
定期age

ある憂鬱なシーフの一日
【04:23】剣士の悲鳴で起きる。また泥棒か。早起きさせるなボケ。
【04:27】身だしなみを整える。剣士が助けてくれと五月蠅いので急所攻撃を食らわした。
【05:35】暇なので剣士に師匠に教えてもらった「暗殺」というものをやってみた。部屋でやるんじゃなかった。
【06:00】用もないのに町にでる。露店でUがあったので強奪する。
【10:00】噴水前で犬共が「1001ぴき狼ちゃんwww@562ひきwww」やたら重いのはお前らのせいか。
【10:30】古都が大惨事になっているらしい。犬共め。
【12;30】砂漠で昼寝をしているとビショップにブレスをかけられる。余計なお世話だ。
【14:24】エルフを狩っているとランサーが「いいお天気ですね^^」ちゃっかり俺のエルフにエントラするなボケ。
【15:58】アルパスを歩いていると死んでいる剣士が「リザよろwwww^^^」俺にリザはない。
【18:24】銀行で隠し扉探知が反応している。厨シーフにその事実を教えると突撃していった。彼は星になった。
【18:50】帰宅。庭に丸焦げのサマナーがいた。また泥棒か。
【20:00】また庭の罠が爆発した。引越しを本格的に考えている。
【20:27】玄関のドアを叩く音がした。するとギルドマスターだった。「お金貸してw^^」とりあえず公園へ。
【20:42】暗殺がうまくきまらなかった。おかげで殺すのに約1000本のダーツを使った。
【21:10】元ギルド員から手紙が。「おいてめー今日の10じにころしにいくからな。」
【23:58】やっと終わった。この実力をギルド戦で出してほしかったとプチ鬱になる。
【00:10】寝る準備。庭の罠が連続で爆発。不意打ちとはせこいな元ギルド員共。
【00:15】やっと就寝。庭でうめき声がする以外は快適な夜だ。

545 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/18(木) 15:48:53 [ 01A82.6. ]
>>544
腹イテー、笑い殺す気か

546 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/18(木) 16:29:40 [ vL1yoNuo ]
>>543
数年〜 っていうのだからもっと設定Lvを高くすれば良かったかも。
初心者な意見スマソ。

547 名前: sage 投稿日: 2005/08/18(木) 19:08:40 [ h5R5k9/E ]
>>541
ナンバーズさんー、改行(曲がった矢印のマーク)入れると
更に読みやすいはずー 携帯でもできると思うー・・・たぶんo

548 名前: FAT 投稿日: 2005/08/18(木) 19:34:57 [ yJCwVqfI ]
>>390-392  1 >>419-423 4
>>397-398  2     >>504   5
>>405-407  3 >>511-513 6



翌朝、すっきりとしない気分で目覚めた。まだ昨日のことを引きず
ってしまっている。先に起きていたフプレは「朝から何暗い顔して
るのよ、早く顔でも洗ってさっぱりしなよ。」と気遣ってくれた。彼
女自身はいつもと変わらぬ様子だった。背に霊が二体憑いているこ
と以外は・・。

朝食をとり終わり、片付けでもしようかと思ったとき、部屋のドア
を誰かがノックした。
「はぁい、どちら様ですか?」
「ブルネンシュティグ自警軍です。」

!!自警軍!?

―ブルネンシュティグ自警軍といえば、街中で起きた殺人、強盗、
詐欺、その他様々な犯罪を取り締まる機関である。そんな方が何故
私たちのところに?

すぐにドアを開けると自警団の象徴である白銀のコート、白い鎧、
灰色のブーツと白基調の装備の男が2人、立っていた。
「初めまして。突然ですが、フローテックという方を御存知ですか
な?」
「ええ、昨日お仕事を頂きましたが・・。」
「実は、その彼が今朝、遺体で発見されたのです。・・奥様と共に。」
「ええっ!?」
「そこで、あなたたちには現場でいくつか検証して頂きたいのだが、
よいですかな?」
私たちは頷くと朝食の片付けもせず、慌しく部屋を出た。

「ここだ。」
連れてこられたのは南西地区にある団地の一部屋だった。部屋に入
ると、むわっと生臭いにおいが鼻に纏わり付く。その悪臭は向かっ
て左奥の部屋から発せられているようだ。
「この人に間違いはないか?」
その、左奥の部屋に入ると顔から鎖骨辺りまでを白い布切れで覆わ
れた二人の人間が床に寝かせられていた。自警軍の一人が男の方の
顔を覆っている布を取り、私たちに確認を求めた。
「はい、確かにこの方でした・・。」
しょげた顔をし、私は答えた。布を取られた男の顔は苦痛に歪んだ
まま、その形相を留めていた。首には一Gほどの穴が空いており赤
黒く変色した肉が露になっている。
「君たちは、なにかこの御夫妻が殺されるような要因を思い当たら
ないか?」
そんなことを言われても、昨日知り合ったばかりなのだ。もちろん、
思い当たる節などなかった。しかし、窓際のショーケースに目を向
けたとき、私の顔は血の気が引いたように青く変色した。

549 名前: FAT 投稿日: 2005/08/18(木) 19:35:34 [ yJCwVqfI ]
「バインダー・・・」
そう、あの灰を入れていた瓶が、粉々に割れ、霧散していたのであ
る。
「ふむ。やはりバインダーか。」
自警軍の男はその答えに満足したように顎に手を当て、ヒゲを一撫
でした。
「我々も、彼がバインダーの調査を依頼していることは知ってい
た。やめるようにと忠告はしておいたのだがな・・。バインダーの
ことは我々も手を打ってきた。だが、奴は何度倒しても、どんなに
粉々にしても蘇った。やつは不死身なのだ。だが、まさか体の一パ
ーツだけでも意思を持ち行動できるとは。・・・放っておくしかない
と思っていたが民間人が犠牲になってしまった今、やはり動くしか
ないな。」
男はそういうと私たちに協力を求めた。もちろん、私たちはこれを
受けた。肉親に殺された可哀相なフローテックさんを弔うために。
「すまないな、我々の軍からも腕のいいやつを一人護衛につけよ
う。」
おい!と男が声をかけると後ろでずっと立っていたもう一人の自警
軍の男が前に出てきた。
「初めまして。わたくし、レニィ=ストラフスというものです。以
後お見知りおきを。」
そういって丁寧にお辞儀をしたその人は、気品のある整った顔立ち
をして、背も高く、髪はクセもなくキメ細やかで長さは目に届くか
届かないかといった程度。金色で光を受けて輝いて見える。一般に
言う美男子というものだろう。がたいはお世辞にも良いとは言えな
い、華奢なつくりで鎧が大きく見える。頼れるのだろうか?
『はい、よろしくおねがいします。』
不安を抱きつつ、挨拶を交わし、家の外に出た。

「なぁ、君たち。」
ん?今、この人が発言したのか?
「教会に寄らないかい?頼れる友達がいるんだ。」
なんか・・。第一印象と違う。もっとこう・・堅物なイメージを抱
いていたが、目の前のその人はヘラヘラとした笑顔を見せている。
「さ、行こう、行こう。」
少し楽しそうに私たちを先導するレニィの姿は先程まで抱いていた
真面目な青年・・ではなく無邪気な少年のように私の目には映った。

「おーい!!タカーー!!居るかー??」
教会に入るやいなや、レニィは大声で叫んだ。
「・・レニィ、ここは神聖な場所だ。騒ぐなと何度言えば分かるん
だ。」
やれやれ、といった感じで大柄の色黒男が右奥の部屋のドアを開け
現れた。タカと呼ばれたその男は、胸に大きな十字架が描かれた服
を纏い、服からはみ出している腕、脚は筋骨隆々、躍動しているよ
うにも見える。おそらく聖職者だろう。顔は・・こちらの美青年と
比べてしまうとやはりどうしても見劣りしてしまうが、キリッとし
た目にはなにか頼れるような雰囲気を感じることが出来る。レニィ
という少年のような人とは違って・・。
「やあ、ごめん。ついクセで。それよりタカ、地下基地に行かない
かい?バインダーさんを葬りに。」
「バインダーか。噂には聞いていたがお前が動くとなれば大事だ
な?」
「そうと決まった訳じゃないさ。意外と楽に終わるかもしれない。
ただ今回の事件は異例だからね。バインダーが何か特別な力を持っ
ている可能性が高い。」と、レニィは真剣な顔で言った。やはり美男
子。真面目な顔をしていればかっこいい。
「ふむ・・。用心していくか。で、そちらのお嬢さんたちは?」
ほったらかしにされていたが、気に掛けてくれたのか、タカさんが
私たちを見た。
「初めまして、私はフラン=サーヴェリーといいます。」
「私はフプレ=サーヴェリーといいます。」
「初めまして。タカルート=アングラといいます。タカとでも呼ん
で下さい。」と、ニッコリと笑った。なんとも優しい笑顔をするもの
だ。
私たちは事件の経緯を説明し、各々準備をしてから再び東口に集合、
ということで別れた。


集合時刻13:00
私たちが東口に行くと彼らは既に集まり、談笑していた。
「あ、きたきた。んじゃ、いこっか。」
そう言って立ち上がったレニィの手には柄が身の程もあり、刃先は
稲妻のような形をした槍が握られている。・・華奢な彼に扱えるのだ
ろうか?
一方タカさんの左手には小さな丸い盾が、右手にはなにも持ってい
ない。・・魔法でも使うのだろうか、攻撃に役立ちそうなものは何も
持ってなさそうだ。

・・・彼らは戦力にならないかも。と勝手に思い込んだ。


不安を抱えたまま地下墓地への階段を下る。すると、以前は感じな
かった敵意をその入り口から、既に感じ取った。
「フプレ・・。」
「分かってる・・。」
今回は、一筋縄ではバインダーのところまでさえも辿り着けないか
もしれない・・・。そんな考えが浮かび上がるほどに敵意は墓地の
中に充満し私たちを睨み付けていた・・・。

550 名前: FAT 投稿日: 2005/08/18(木) 20:10:01 [ yJCwVqfI ]
感想&お礼を・・・。

>>516さん
感想ありがとうございます。フローテックってNPCなので今更ながら死なせては
まずかったかと反省しております。病気のコボルトクエ、褒めていただけてすごく
うれしいです。

>>518-521さん
前作も大好きでしたが今作も大好きです!!さすがと言うべき表現力、文の構成、
そしてストーリーのオリジナリティに感服です。尊敬してしまいます。

>>525(*´∀`)アラステキさん
いつも感想ありがとうございます&ご苦労様です。感想を頂けるとすごく次への
意欲が湧いてくるので、(*´∀`)アラステキさんのような方がいるととても元気
付けられます。これからもがんばって下さい。

>>526-528>>539-540ナンバーズさん
携帯からですか!?すごい、初のケータイ作家ですね。作品も続きを気にさせるよ
うな形でおもしろいです。続き待ってます。

>>533さん
秘密ダンジョン作品第一号ですね。ネクロマンサー実装前にどんな話を書かれるのか、
すごく続きが気になります。


>>535ypgさん
クリムスンがすごくかっこいいです。そしてアルフォンソの間抜けさに笑って
しまいました。彼の今後、どう転ぶのか楽しみです。

>>537さん
続きそうな終わりなのに最後のツヅカナイに笑いました。そう言わずに続きをお願い
します。

>>543カイネギスさん
いいですね、ハッピーエンドで良かったです。なぜ二人が離れてしまったのか
その辺りを次回作があれば、読んでみたいです。

>>544さん
素晴しい笑いをありがとうございます。おもしろくて何度も読み返してしまいました。

551 名前: Feru 投稿日: 2005/08/18(木) 22:11:51 [ yPO5AgMM ]
第一章 旅立ちの場所

「はあ、やっとついた〜」
一人の剣士がフランデル大陸の古都ブルネンシュティグの地に降り立った。
「ここがフランデル大陸の中心都市か。」


 彼はフランデル大陸の中でも田舎の地方からここに来たのである。
 彼は自ら傭兵になるために・・・自分の中での正義というものを貫き通すために、この古都の地にやってきた。
 彼は田舎の村の中で、戦えるのは自分ひとりだったために剣を持ちモンスターを殺してきた。
 しかし、ある時彼が山への狩りから帰って来たら村が滅んでいた。
村に一匹のモンスターが佇んでいた。そのモンスターはその地方の主と言われるキングベアー。当然彼は勝てることなく敗北してしまった。彼はその時運良く生き残った。そして村が壊滅した時・・・彼が生き残った時、彼は決意した。
 「大切なものを守れるように力が欲しい。強くなりたい・・・!」
そして彼は強くなるべく、大切なものを守れるようになるためにこの地を踏んだ。

「まずどうするかな〜」
彼は古都に来たのはいいのだがどうすればいいのかはっきり言って分からなかった。
なんだか東のほうからにぎやかな声が聞こえてきた。
「ん?なんだ?行ってみよう」
彼が行ってみると、そこは噴水前広場だった。多くの露店が開かれ、多くの人たちが狩りをするためのPTを募っていたり、自分たちのギルドのギルド員を増やそうと叫びや会話が盛んに飛び交っていた。
「ねえ、君。今暇なの?」

一人のアーチャーが声をかけてきた。
・・・そしてこれが彼の人生に影響を及ぼす出会いとなるのであった。


面白くないと感じたら続きは書きませんので。・・・どうでしょう?w

552 名前: Feru 投稿日: 2005/08/18(木) 22:13:47 [ yPO5AgMM ]
名前や特徴などは第2章に書かれることになります。この後どうなるかはお楽しみです。

553 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/18(木) 22:30:29 [ HMdxNsU6 ]
>>552
>>500
続きに期待します。

554 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/08/18(木) 22:45:58 [ PqQMY8mc ]
>>547さん
御指摘ありがとうございますm(__)m今回から使用します。
>>FATさん
評価ありがとうございます。フランたちの物語毎回ドキドキしながら読ませていただいてます(^^)バインダーはどうなるのか楽しみです。
ではつづきを…

555 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/08/18(木) 23:10:51 [ CBajl6wk ]
■RED STONE■
スティード『その声は…ベルフェゴール…』
レオン『誰?』
ウィッシュ『奴は…スティードの兄だ…』
ベルフェ『キサマもいい身分だなァ。子分たっぷり連れてやがって…』
スティード『…そのデカブツは何だ。』
ベルフェ『ククク…キングコロッサスに驚いたか。コイツはRED STONEの力を存分に吸い込んでるからな…』
そういうとその剣士…ベルフェゴールは右手に持った剣を振った。するといきなりキングコロが暴れだした。町を…人を…すべてを壊しながら。
レオン『やめろぉぉぉ!』
そういって自分はキングコロに突撃していった。

556 名前: Feru 投稿日: 2005/08/18(木) 23:22:58 [ yPO5AgMM ]
>>551
↑の続きの第二章を一応書きましたが載せていいですか?第一章がつまらないなら自粛します。

557 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/08/18(木) 23:29:29 [ X.oGVJTs ]
レオン『やめろぉぉぉ!』
自分はそう叫ぶとキングコロに自分の得意技を繰り出した。分身術を利用し、突き、水平切り、打ち降ろしを同時に行う技だ。
レオン『食らえっ!』
…しかし自分の武器がコロに届く前に下腹部に強烈な一撃が届いた。
スティード『レオン!…貴様!よくもレオンを!』
自分は先の一撃で鎧兜までバラバラにされてしまっていた。
そしてなぜか自分(レオン)を見たベルフェは一瞬だけ青ざめた。
ベルフェ『ユライス!?…いや…人違いか…。それでお前はこのガキを大切にしていたわけか。』
ユライス?誰だ…?
■つづく■

558 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/08/18(木) 23:34:56 [ PqQMY8mc ]
>>556さん
このスレはsage進行です。スレ規約よんでくださいね(^^;)内容はやはりランサとのこれからが気になりますね。おもしろいのでカキコキボンヌです。

559 名前: Feru 投稿日: 2005/08/18(木) 23:35:33 [ yPO5AgMM ]
第2章 出会い

「ねえ、君。今暇なの?」
一人のアーチャーが声をかけてきた。
「・・・え?ま、まあ暇だけど。どうしたの?」
「実はね、これから廃人狩りに行くんだけど一緒に来ない?」
いきなりの誘いだ。
「え?まあ、いいけど。・・・どして俺なの?」
「う〜ん、どうしてかな?なんとなくかな?」
そう言って彼女は笑いかけてきた。
俺も思わずくすりと笑ってしまった。
「なんとなくじゃしょうがないね。」
そう言いながら俺の頬は緩んでいた。正直言うといきなりで『なんだ?こいつ』みたいな感情があったのも確かだ。しかし、彼女の笑顔でなんだかどうでもいい気分になってしまった。
「PTはもう集まってるの?」
「うん!集まってるよ。固定に近いメンバーなんだけどね」
彼女は言うと歩き出した。
「さ、行きましょう。東側出口にいるのよ。」
そう言って彼女は歩きだした。
「あ、そうだ。」
俺は思い出したように口を開いた。
「どうしたの?」
「あのさ、君って名前なんていうの?」
彼女は思い出したように、
「あ、ごめん。まだ自己紹介してなかったね。あたしの名前はカーラ。よろしくね。」
彼女はまた笑いかけてくれた。
「俺の名前はシン。よろしくな」
俺も笑い返した。
「じゃあみんなのとこに急ごうか!」
彼女の言葉にいざなわれて東側出口に向かった。

「みんな〜今日の狩りの新しいメンバー連れてきたよ〜」
俺は彼女の仲間の所についた。見渡したら、
「なんだか女性が多くない?」
PTのメンバーはWIZ1人BIS1人サマナー1人ランサー2人アーチャーがカーラを含めて2人というメンバーだった。   
「そうかもね〜まあ、気にしないでね」
彼女は笑って皆に俺のことを紹介し始めた。
「さっき、噴水のところでPTに誘った、シンくんだよ〜皆仲良くしようね。」
「は〜い」
「分かった〜」
などと色々な声が飛び交った。
「それじゃあ、廃人を狩りに行きましょうか」
彼女が声をかけると皆が一斉に立ち上がりアジトのほうへと向かっていく。
俺はついて行きながら、これから自分は強くなってみせると自分の中で自分に誓いながら廃人の狩場への足を進ませていく・・・


さあ、第三章はついに戦闘シーンです。書いちゃったけどつまらなくないかな〜?

560 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/08/18(木) 23:41:20 [ ipn.sE8A ]
>>Feruさん
おもしろいです。確かにおもしろいんですが<sage>てください。メール欄にsageと書くだけなので…orz

561 名前: Feru 投稿日: 2005/08/18(木) 23:44:12 [ yPO5AgMM ]
すいません^^;sage入れ忘れてました。以後気をつけます

562 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/18(木) 23:48:23 [ c8OfoXog ]
            ______            ____
〔書き込む〕 名前:|         | E-mail(省略可):|sage   .|
             ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄             ̄ ̄ ̄ ̄

563 名前: LB 投稿日: 2005/08/18(木) 23:58:27 [ vFMA5ups ]
『残滓』

名も無い洞窟、光が介在する為の穴はそこにはなく、潜むもの少なき地の底。

そこにいると冷たい海の底に裸で投げ出されたような感覚を覚える。
粘性を帯びたような闇が心を束縛し身を動かす事を制する。
―否、『闇は覆われているだけであって常に在るもの、闇は加わる存在ではなく被る存在だ』とは誰が言っていたかな。

―意識を呼び起こすものがいた。

額に違和感を覚え、動く方の、右手で拭う、水滴が刺激の正体であるようだった、かび臭い。
首を持ち上げ、全身を眺めてみると、左肩から両足にかけて鎧の上からまだ灰色、石のままで、徐々に本来の色と機能を取り戻しつつあるようだった。
(…確か俺の名はケイトス・ディアンと言ったっけか)
と冗談交じりに己の名を確認する、後は糸を手繰り寄せるように自分の記憶を想起していった。
自らに強力な石化魔法を掛け、若い体のまま、一百年余りの時を設定し飛び越える予定であったということ、まだ成功したかは定かでないが。
そうしようと至った経緯は自分がレッドアイの高官として組織の壊滅を目の当たりにし、来るべき機会を勝ち取るため、このような年月を繰り越す手段を選んだという事をまず思い出した。

今考えれば死ぬ可能性の高いこの方法を用いたのは無謀すぎたし、あの時、散るべきはずだった宿命に敢えて逆らったのはつまらない意地だったのか。
しかし王宮に安置されていた…あの石の輝き、その魔力に魅せられていた自身の執着は凄まじいものであったとは思う、我ながら。

身体が術の束縛から解かれ、蘇生を終えるのを確認すると、ケイトスはゆっくりと身を起こす。
ウィザードとして、外部から元素を供給するのに邪魔になる点と体力的な面で難儀な全身鎧を彼は着込んでいるが、それをまったく苦にする事なく、走り出す。
闇が支配する中で方向感覚は失われ、岩肌を纏う壁に額を打ち付けた。衝撃は大きいが微動だにすることなく、そのまま壁にもたれ掛かる。
額から口元に垂れる血を舐め、鉄臭いその匂いと味と、そして久しく味わった激痛とを思い出した。

「っ…ははは……」

やがて低く抑えた笑い声が、普段から貼り付いている笑った口元をさらに広げながら漏れる。
ふと脳裏に見えた過去の光景が、彼の感情をさらに波立たせた。

「フェレス!アプサラ!そして…ブルンの暴君よ!…まったく皮肉だな!……汚名を背負った愚者達の中、俺だけが!また一度現世に舞い戻ることになるとはなぁ!!」

覚醒の咆哮は深淵に食われ、染み渡っていった。

幾年もの年月を凌ぎ練り、その機会を伺っていたのだろうか。それとも念願のRED STONEが発見され、決意に至ったのかは定かでない。
栄華の象徴であった王宮は紅蓮地獄と化し、その日のうちにブルンの雅は崩れ去った。
ブルン暦4807年晩秋。
朝から昼に掛けて少々雪が降り、冬への移り変わりを感じた日の夜の事であった。
ストラディヴァリ家の王家、諸貴族達への反乱。
王宮だけでなく、諸貴族の豪邸はストラディヴァリ家に雇われた幾多の傭兵達に殲滅され、また王家の権威的な機関もことごとく破壊された。
レッドアイもその限りではなく、寧ろ恐るるべき戦闘機関として特に膨大な数の傭兵達が送られ、大戦闘を巻き起こした。
しかし、ストラディヴァリ家の入念な策謀により既にレッドアイの組織人員の半数以上が反乱側についていたという。
中でも『五導獅』と呼ばれる組織の実力者五名のうち、その長で統率・戦闘能力共に長けている追放天使 "大御巫" セラフィ。
索敵能力に長け、様々な工作を得意とするシーフ "索眼" デウス の二人が反乱側についた事も、レッドアイの早期壊滅の要因となった。

564 名前: LB 投稿日: 2005/08/18(木) 23:58:55 [ vFMA5ups ]
っち、と舌打ちをして、ケイトスは自らの記憶の痕跡が視覚に訴えてくる それ を眺めた。
洞窟を抜け、眼前に現れたのは快晴の下、青々とした木々のひしめく様と、それらを押し広げ未だ聳え立つブルン家栄光の残滓だった。
目の前の廃墟で最も大きい屋敷は左半分が崩れはてて地に陥没し、瓦礫の一つ一つが今も炭化して残る。
手入れなどまるでされていない草木が青天に向け、土塊と共に手を伸ばす。
後ろに振り向けば、まだ確かに 都ブルンネンシュディグ の存在を確認できた。今居る位置から多くの木々、そして川を挟んだ向こうに、赤色の屋根がたくさん見える。
となると、現在自分が居る場所は 地名こそ変わっていなければ中央プラトン街道のはずだ。覚えのある石畳が、ケイトスを都へと導いていた。

今や人々はブルンを古都と呼んでいるらしい。
町の変移を見守ってきたわけではない自分が評価するのは億劫だが、現在ブルン暦4927年初冬と聞いたケイトスは、少しばかり納得し、また成功を確認した。
川に囲まれたこの地―嘗ての貴族領は今やブルンの全領地に成り下がっている。
約百年、結局貴族達はあの事件から自らの威厳を建て直すことはできず、そのまま衰退したままなのだろう。

「これが石を手に入れ、陶酔した者達の成れの果て…実に相応しいな……事実、レッドアイ――棟梁も、五導獅も、俺を除いて 結局は滅びた」

噂違わぬ禍々しくも美しいあの威光をその眼に、彼の地であの石を発見したその日から、組織内は捻じ曲がった力と欲望の奔流の下、崩れ始めた、何もかも――。

「まぁ…ひとまずは宿だな…石の上はもう勘弁だ」

そう言ってこりこりと頭を掻いていると、逃がさず待ってましたとばかりに。

「御宿なら是非とも当館へ!」

突発的、反応する間もなく。
声と同時に素早い動きで女の両手が、こちらの左手を厚く握り締め、建物の中へと引き擦りこんでいった。

「いらっしゃいませ!」「いらっしゃいませ…」

間髪いれず、こちらに向けられた迎えの言葉は、少女の元気の良い声と婦人の涼やかな声の二種類。
女性が二人、親子と見て取れた。
先程、この宿へ自分を引き込んだのは少女の方だ。
初々しい袴姿で、隣の女性と遜色ない艶やかな銀髪を後ろで一つに纏めている。
そしてこちらを好奇の眼で見上げている、ウブな少年相手なら一撃必殺の、悪戯っけを含んだ極上の笑顔で。
その顔を隣の女性が覗き込んでため息をつく。そうして呆れ返った声で。

「あらやだ…ごめんなさい…また娘が無理やり……もう………ティア!」

名を呼ばれる前に、その少女は館の奥へ小走りに去っていた。

「いえいえ御婦人、丁度宿を探していたのは事実ですから、お世話になりますよ。ひとまず、風呂を貸していただけないでしょうか?」

臭いや身の汚れも気になるが、まず石化以前の戦闘による残傷、体の異常は無いか調べておくべきであったからだ。
身内との戦闘は互いに弱点や技を知り尽くしているので、知らず知らずのうちに身体への被害が大きくなっている可能性は高い。
何しろ自分が直接遣り合った相手が、あの"索眼" デウス なのだから、ダガーの様々な毒の効果は怖い。
傷に重ね掛けしてあった石化術は麻酔に過ぎない。
完全に術が解ければ悶える様な痛覚や毒が今襲ってくるかもしれない。早々に洗い流す必要がある。

565 名前: LB 投稿日: 2005/08/19(金) 00:01:00 [ vFMA5ups ]
ここで一区切りです。
私は作品の評価や感想の表現が苦手で…
感想レスは出来ません…申し訳ない。

566 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/08/19(金) 00:17:12 [ CBajl6wk ]
>>LBさん
まさかレッドアイに生き残りがいたとは…主人公の過去にハラハラドキドキです。ぜひ続きを見たいです^^

567 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/19(金) 12:00:35 [ N8kLbfA2 ]
>>537
続かないんですか!?とても残念です.....

>>539-540,>>555,>>557 ナンバーズさん
(*´∀`)アラステキ
キングコロ強いなぁ。通常の約2倍の大きさって。
最後に新しい人物の名前も出てきたし続きが気になりますねぇ。

>>543 カイネギスさん
(*´∀`)アラステキ
親しかった仲間との別れ......そして再会.....感動した
次回作にも期待してます。

>>548-549 FATさん
(*´∀`)アラステキ
まだ霊が憑いていたことに思わず笑ってしまった.....まだいたのか.....
バインダー凄いなぁ、灰になっても蘇るなんて。なんて恐ろしいんだ。
新キャラも出てきてますます続きが気になりますねぇ。続きも期待して待ってます。

>>551,>>559 Feruさん
(*´∀`)アラステキ
つまらなくなんか無いですよ。大丈夫です。
いよいよ次回は戦闘シーンですか。期待してます。

>>563-564 LBさん
(*´∀`)アラステキ
これは面白いですね!主人公がレッドアイの高官だなんて。
話もかなり作り込んであるようで、とても面白いです。
続きに期待してます。

568 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/19(金) 12:48:12 [ Vmi6a61Q ]
続きはコチラ
http://sky-moon.info/uploder/2005_0812/
http://sky-moon.info/uploder/2005_0813/

569 名前: FAT 投稿日: 2005/08/19(金) 13:16:12 [ yJCwVqfI ]
>>390-392  1 >>397-398>>405-407  3 >>419-423 4
>>504    5 >>511-513 6 >>548-549



「へえ、たいした団体さんだなぁ。」
レニィは私たちを待ち構えていた大量の骸骨たちを目の当たりにし
ても、余裕の表情だ。バインダーよりも小さいが、少なくとも10
体はいるだろう骸骨たちは、手に錆び付いた剣や斧を持ち、一斉に
襲いかかってきた。
私とフプレは召喚のため数秒の遅れをとってしまった。その間、レ
ニィは素早く敵集団の中に入り込むと長い槍を頭の上で振り回した。
すると、槍の両極からそれぞれ炎と氷が噴き出し、あるものには獄
炎を、あるものには凍傷を与え、骸骨たちの悲鳴がこだまする。回
転を重ねるごとにその威力は上がり遂には敵全てをひれ伏してしま
った。

すごい・・・。

この人は私の想像をいい意味で裏切ってくれた。召喚を終えたとき、
既に敵は炎と氷に包まれ私は加担することもなく、ただ敵が崩れ去
っていくのを見ているだけだった。
「どうしたの?さぁ、行くよ。」
そう言い倒れている骸骨を踏みながらレニィは歩き出した。
「あの〜・・・」
とひょっこり後ろから現れたフプレはレニィの隣に並び、「さっきの
は魔法ですか?」「どうやって覚えたんですか?」などと質問した。
彼女の性格上、興味の湧いたものは何でも知っておきたいのだろう。

入り口の敵を倒したからといって、この突き刺さるような敵意が消
えることは無かった。昨日感じたあのバインダーの殺気には劣るが、
明らかに私たちを敵視し、プレッシャーをかけてきている者がいる。
緊張の糸を切らさぬよう、周りに注意を払い歩き続けた・・・。


昨日バインダーの居た大部屋。その隣の部屋にレニィが足を踏み入
れた瞬間、突然左右から突き出された三つ又の槍が彼の両脇に深々
と突き刺さった。
『きゃぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁ!!!!!!!』
レニィに刺さった槍を見るなり、私たちは絶叫してしまった。ヘビ
のような頭を持つこのモンスターがその槍を引き抜くと、傷口から
おびただしい量の赤い血が流れ出し、レニィは力無くその場に倒れ
こんだ。
「おい、早く攻撃を!!」
タカさんはレニィのことなど気にしていないかのように、私たちに
攻撃の指示を出した。
一瞬錯乱状態に陥った二人だったが、なんとか正気に戻り二匹のリ
ザードマンに闘いを挑む。二匹の間にメラーが火を噴く、リザード
マンたちは左右に飛び退ける形でこれを回避、しかし飛んだ先には
それぞれウィンディとスウェルファーが待ち構えておりガッチリと
羽交い絞めにし、戦闘は終わった。

「殺しちゃったら可哀相だよね、フプレ。」
私はやさしいフプレのため、敢えてトドメを刺さなかった。しかし、
フプレの答えは私の期待していたようなものではなかった。
「フラン、殺しても大丈夫だよ。もう既に死んでるから・・・。」
えっ!?と私が驚いたのと同時に、スウェルファーに捕まっていた
ほうのリザードマンが抜け出し、私に向かい突進してきた。近くに
いたメラーが私の前に飛び出し、身代わりになってくれようと体に
ギュッと力を入れたそのとき、敵の胸を後ろから槍の矛先が貫いた。
「あ・・・」
この槍は・・レニィ!彼はまだ生きていたのね!!
後ろから突き立てられた矛先はそのまま下に振り抜かれ、胸から下
が真っ二つになった。続いて、くるりと後ろを振り返った彼はウィ
ンディに捕まっている無抵抗なリザードマンの前で槍を振り上げ一
刀両断、真っ二つにしてしまった。

570 名前: FAT 投稿日: 2005/08/19(金) 13:17:19 [ yJCwVqfI ]
「早く攻撃しろと言っただろう。」
タカさんが少し不満気にレニィに対して言った。
「そう怪訝になるなよ、この娘たちの実力が見たかったんだ。」
そう言ったレニィの両脇にはあるはずの傷口が無くなっていた。
あれ?私たちは幻でも見せられていたのだろうか?
「ふん、ダミーを突いて気が弛んでいる隙に倒してしまえば造作な
かったのにな。」
ダミー?私にはタカさんの言っていることの意味が分からなかった。
ふと、床に目をやると血だらけのレニィがまだ倒れていた。しかし、
レニィは今タカさんと向き合い話しをしている。
「俺のダミー技術も向上したもんだろ?」
「まだまだ。血が赤すぎる。本物はもっと黒みがかっている。それ
に血が出すぎだ。いつまで出続けるんだ、人間の血はこんなに大量
にはないぞ。」
ちぇっと舌打ちをし、レニィはダミーを消した。
「すごい!すごいよ!!レニィさん、それどうやってやったの?」
フプレはその不思議な現象に目を輝かせていた。
「レニィでいいよ。これも魔法ってやつさ。ホントに死んだと思っ
た?」と笑いながら答えた。
「うん、ホントに死んじゃったと思ったよ。すごいよ!私、レニ
ィのこと尊敬しちゃうよ!!」
尊敬なんて・・。と照れ笑いをした彼の頬がほんのり赤くなった。

「今のが目で追えなかったんじゃあ、実力的にはたいしたことはな
いな。」
タカさんのその一言に、私とフプレは顔をこわばらせた。
「それに、レニィが死んだと思い込んだとき、動揺しすぎだ。そう
いった行為が仲間全てを危険に晒す。相手に情けをかけるのも同じ
だ。戦闘は心理戦になりうることも多い。下手な同情は死を招くぞ。」

・・・確かに、私たちは甘すぎるのかもしれない。タカさんの言葉
を重く受け止め、胸に刻み込んだ。

「まぁまぁ、お説教は帰ってからにしようぜ。気を落とすようなこ
とないよ、二人とも戦闘力は申し分ないんだから。」あとは経験かな
っとまた、笑ってみせた。・・笑顔の眩しい人だ。この一言で大いに
元気付けられた。

ところで、フプレの言った「もう既に死んでいる」というのはどう
いう意味だったのだろう?リザードマンは死んでいるのに動いてい
たということ?でも・・そんなことが・・?・・・腑に落ちないが
今はとりあえず進もう。

バインダーの部屋。・・とでも名づけようか。他の部屋よりも格段に
広く、中央には何かの儀式にでも使うのか、魔方陣のようなものが
描かれた円形の台が青白い微光を漏らしている。その台の上に、胡
坐をかきニタァっと不気味な笑みを浮かべている化け物が・・・バ
インダー。奴は、昨日にも増して激しい憎悪の念を放つとゆっくり
立ち上がり、口から青白い息を漏らすと、再びニタァっと嘲るよう
に笑った。
「行くよっ!!!」
私は力いっぱい笛を吹き召喚獣を突撃させた。続いてメラーも突進
していく。ウィンディとスウェルファーがバインダーを牽制し、メ
ラーの到着を待つ。炎が十分に届く距離になるとウィンディたちは
素早く敵から離れメラーが火を放つ。前回は灰になったバインダー
だが、口から青白い息を吐き、これが炎を遮った。しかし、フプレ
は怯むことなくメラーに命令を与えバインダーの体にそのごぶとい
尾で一撃を喰らわせた。視界が炎と自身の息とで埋まっていたバイ
ンダーはこれをまともに受け、骨の砕ける渇いた音が辺りに響く。
苦しそうな苦悶の表情を浮かべ敵は一旦私たちとの距離をとった。
「残念でした。」
いつの間にかレニィはバインダーの背後に回っており、こう一言か
けるとダミーを三体産み出し、前後左右、全方位から突きを繰り出
した。再び骨の砕ける嫌な音が鳴り響き、バインダーはその活動を
停止した。
「油断ならないから。」とレニィは槍を振り回し、氷の魔法でバイン
ダーを氷詰めにした。

・・・バインダーは倒した。しかし、私たちを襲う敵意はなくなる
どころか一層強く、より恐ろしいものとなり、私たちは辺りを見回
した。

571 名前: FAT 投稿日: 2005/08/19(金) 13:49:35 [ yJCwVqfI ]
感想&お礼です。

>>551>>559 Feruさん
おもしろいですよ。主人公シンの成長、そしてこれからのPTメンバーとの
絡み、楽しみにしてます。

>>ナンバーズさん
感想ありがとうございます。キングコロ!!こういうオリジナルなモンスター
が出てくると新鮮で楽しくなってきますね。ユライス?誰だ!ってことで続きが気に
なります。(>>555>>557

>>563-564LBさん
すごい。元レッドアイ高官という斬新な設定、それに文のうまいこと。ものすごく
LBワールドに引き込まれました。続きが早く読みたいです。

>>567(*´∀`)アラステキさん
感想ありがとうございます。霊に気付いていただけるとは!スルーされてしまう部分
だと思っていたのでレス見たときは本当に嬉しかったです。


しばらくは暇なので早いペースでUPできそうです。飽きられぬよう、がんばって
いきたいと思います。

572 名前: カイネギス 投稿日: 2005/08/19(金) 15:40:12 [ zvhbfULg ]
>>550FATさん>>567(*´∀`)アラステキさん
感想ありがとうございます(_ _(--(_ _(--
仲間が分かれた理由ですか・・・(;´∀`)
思いつきませんorzw
まぁもしかしたら次回作も書くかもしれないのでw
ではノシ

573 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/20(土) 03:42:47 [ sFfV8kFU ]
SilentBeatって紙アチャうざすぎ

574 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/20(土) 10:48:42 [ aGOGHNkc ]
>>569-570
(*´∀`)アラステキ
おお!レニィ強いなぁ!
それにしても敵意の正体がバインダーでは無かったとは.....いったい誰なんだろう?
かなり続きが気になります。

575 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/08/20(土) 22:59:10 [ 7l2jcYK6 ]
>>(*´∀`)アラステキさん>>FATさん
感想ありがとうございます。一日開けましたがきっちり最後まで書きますので。
では続き書きます

576 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/08/20(土) 23:18:07 [ QnyLWUVQ ]
■RED STONE■
ベルフェ『フン…キサマもまだあの事を引きずっているようだな…』
スティード『キサマの知ったことではないッ!』
彼は言うが早いかキングコロに決闘を挑んだ。した。しかし…キングコロは止まらず、町を破壊し続けた。
スティード『お、俺のスキルが効かないだと!?』
ベルフェ『フン…そんなもの…この[人形]に効くわけなかろう!』
奴はそういって…自分の方にに剣を指した。
ベルフェ『…目障りだ。死ね。』
その瞬間…キングコロは破壊するのを止め、…自分に向かってきた!
スティード『くっ…やらせるか!』

577 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/08/20(土) 23:34:38 [ PqQMY8mc ]
そういってスティードは自分(レオン)にぐるぐる回る盾を託し、果敢にも飛びかかって行った。
スティード『俺は…大切な物を…これ以上失うわけには行かない!』
しかし…あれは…キングコロは本当の化け物だった。一瞬でスティードを殴りとばしたのだ。
ベルフェ『ククク…こいつはただのコロだと思ったら大間違いだ。』
ウィッシュさんはさっきから怪我人の救助で忙しく、ここにはいない。もはや、傷だらけの自分達に戦う気力は…殆ど残っていなかった。
スティード『ここまで…なのか…レオン…すまない…お前には…』

578 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/08/20(土) 23:51:12 [ X.oGVJTs ]
いや…まだだ。何か…何かを 忘れてる。
人形…ゴーレム…効かないスキル…そして…盾がない…。盾!?
レオン『まだだ!盾だ!奴には…自分の記憶が正しければ…あのユニークアイテムが付いているハズだ!』
スティード『わかった!俺はこいつを引きつける!その隙に外すんだ!』
そう言うと…彼は突撃していった。
ベルフェ『ちいっ!こうなりゃ俺直々に殺してやるっ!』
と、ベルフェが飛びかかってきた。その瞬間…
■つづく■

579 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/08/20(土) 23:55:42 [ INXGmOPk ]
もともと<あの>Uアイテムを出そうと思ってました。
あの盾と剣。でも実は剣の方は見たことないんです…orz

580 名前: FAT 投稿日: 2005/08/21(日) 00:32:38 [ MZGP9yjI ]
>>390-392  1 >>405-407  3 >>504    5 >>548-549
>>397-398>>419-423  4 >>511-513  6 >>569-570




・・どれだけ目を凝らしてみても敵らしきものは捉えられない。

「俺に任せてくれ、敵を見つけ出してやる。」
タカさんはそういうと背中を丸め、その場にうずくまり、祈りを神
に捧げた。すると、その背中から服を突き破り白く、美しい羽が現
れた。

・・・天使?・・・

噂に聞いてはいた。昔天上界を追い出された【追放天使】と呼ばれ
る片方の翼の先を失った者たちの子孫がまだ生き残り、ひっそりと
暮らしているということを。しかし、まさか翼を自由に出し入れで
きるとは思わなかった。どうりであまり知られていない訳だ。

タカさんは翼で自分の体を包み込み精神統一を行い気を高める。彼
の脳裏には、姿を隠している敵の姿がはっきりと映し出された。
「上だ!!」
叫び、一気に溜め込んでいた気を放った。その力によって上空で姿
を隠していた悪魔がその全貌を現した。黒いマントを羽織り、宙に
ふわふわと浮かんでいる。足らしきものは見受けられず、腕から胸
にかけては真黒い甲冑で守られ、背中には紫色の布(?)のような
ものが甲冑から伸びた骨に引っ掛けられていて、羽の形を成してい
る。体の大きさはおおよそ人間の三倍はあるだろう。この巨大な悪
魔は青い顔にぎらつく赤い目で私たちを見下ろし、醜悪な寒気が襲
ってきた。殺気だけでたじろぐ程威圧される。

「タカ・・。とんでもないのが出てきたな・・。」
「あぁ・・。死霊使いとはな。ネクロマンサーなどという化け物が
こんな街の近くにまで現れるのか・・。」
「バインダーにあれだけの力を持たせることが出来るような奴
だ。・・覚悟していかなきゃならないな。」
そういうとレニィは槍を地面に突き刺し、手を空けた。
「レニィ!?なにやってるの!」フプレはレニィが気でも狂ったの
かと思った。しかし、彼は正気だった。カラッポだったはずの左手
にはいつの間にか眩い程の耀きを放つ弓がしっかりと握られている。
「フプレ、これも魔法さ。」
そう言うと上空の怪物をしっかりと見据え、右手に持った、こちら
も光輝く矢を弓に番えて射放った。これが開戦の合図となり、ネク
ロマンサーは手に魔力を集め高速で飛んできた矢を左手で捕まえ、
残った右手から灼熱の炎を放つ。一直線にレニィ目掛けて炎が迫る
が間一髪、横転し難を逃れ、代わりにメラーの火炎を浴びせる。正
面から当たったものの、ネクロマンサーのマントすら焼けていない、
よく見ると体全体を薄い魔法の膜のようなものが覆っているようだ。

私の召喚獣たちは空を飛べる。ウィンディとスウェルファーを宙に
送り出すと、各々に格闘攻撃を命じた。

・・魔法が駄目なら直接やるしかない・・

しかし、ネクロマンサーの格闘技術は私の想像を遥かに超えていて、
まずスウェルファーが犠牲となってしまった。物凄いスピードで近
づいてきたかと思うと鋭い爪で一撃、顔を潰されスウェルファーは
消えてしまった。次にウィンディを狙いその腕を再び振るう。一撃
目が下腹部に突き刺さったかと思うと、二撃目がすぐに飛んできて
その胸を貫いた。・・ウィンディも消えてしまった。

「フラン、時間を作ってくれたこと、感謝するよ。」
見ると、先程レニィが地面に突き立てた槍がバチバチと音を立て、
青白く光っている。レニィが矢を放つのと同時に、その槍から太い
閃光が飛び出しネクロマンサーを襲った。
「グガァァァァ!!」
低い叫び声が辺りを駆け巡る。同時に射た矢もしっかりと左肩を捉
えた。

581 名前: FAT 投稿日: 2005/08/21(日) 00:34:26 [ MZGP9yjI ]

・・・チャンス・・・

ここでようやくタカさんが動いた。彼が翼を大きく広げると、空か
ら無数の巨大な十字架が降り注いだ。苦悶の表情を浮かべていたネ
クロマンサーがこの十字架に触れると、激しい熱が発生し、その体
を焦がした。相乗してレニィ、メラーも畳み掛ける。程なくして、
ネクロマンサーは墜落した。

やった!!

全員の顔が安堵の感を示す。しかしそれも束の間、上空から急降下
してきた鋭い爪がメラーの背中をえぐった。

「ダミーかよっ!!」
レニィが悔しそうに叫ぶ。地面に墜ちているはずのネクロマンサー
は跡形もなく消え去っていた。レニィ以外の全員はメラーの治療に
回った。・・・出血が酷い。タカさんが必死に魔法で治療するも、出
血が止まらない。
レニィは厳しい目で相手を見ると、槍を地面から抜き、矢の代わり
に弓にあてがった。弓は槍の大きさに合わせるように巨大化し、私
がすっぽりと納まれそうなサイズにまでなり、夥しい量の魔力がそ
の一点に集まり、ぶつかり合っては火花を散らしている。「消えな。」
そう一言いうと精一杯引いた弦を放した。魔力を持った槍は凄まじ
い轟音をあげながらネクロマンサーに突っ込んでいく。これを避け
ようともせず、ネクロマンサーは有りっ丈の魔力をその両手に集中
させ、槍を受けた。

激しく飛び散る電光。 魔力vs魔力。

一瞬爆発したかと思うと、レニィの足元に槍が戻ってきた。・・勝っ
たのだろうか?
徐々に爆発の際の煙が空気に紛れていく。・・・奴は居た。さすがに
無傷だとは言えないが勝ち誇った笑みを浮かべている。そして、そ
のままゆっくりと墓地を去ったのである。


・・・なぜ、奴が去っていったのかは分からない。ただ、この墓地
が平和に戻ったことは、確かな事実だった。
そして、バインダー・・・。彼もようやく成仏出来たようだ。その
遺体のそばには彼の霊魂が転がっていた。私はその記憶を紐解いて
みた。
そこには、彼が操り人形として過ごしてきた日々の記憶が綴じてあ
り、それは“すまない”という謝罪と、謝罪と、謝罪と、謝罪と、
謝罪と、謝罪と、謝罪と、謝罪と、謝罪と、謝罪と、謝罪と、

・・・最後にたった一言“ありがとう”というお礼の気持ちだった。

―わたしは、ひとり、泣きながらバインダーに黙祷を捧げた―


メラーの治療も無事終わったようで傷跡はもうほとんど見えなくな
っている。そう言えば、フプレの背に憑いていたあの霊たちの姿が
見えなくなっている。

・・・もしかしたら、ネクロマンサーを追い払ってくれとでも言っ
ていたのかも・・・。

まぁなんにせよ、いなくなってくれてほっとした。


地上に出ると、辺りはもう薄暗くなり始めていた。木枯らしが吹き
荒れ、墓地の木々がまるで手を振っているように震える。
あぁ、なんだか、すごくいいことを私たちはしたんだわ、という満
足感で胸がいっぱいになった。

582 名前: FAT 投稿日: 2005/08/21(日) 00:35:18 [ MZGP9yjI ]
「じゃあ、僕たちはこれで。」
「ありがとう。レニィ、楽しかったよ、また今度魔法教えてね。」
「あぁ、いつでもいいさ。家まで遊びにきなよ。」
と言って住所を紙に書き、私たちにくれた。
「あ、明日フローテックさん夫妻の葬式があるから参列してあげて
よ。僕らも行くからさ。」
「ええ、じゃあ、また明日ね、おやすみ、レニィ。」
フプレはそう言うと、手を振って彼らを見送った。

「やったわ、フラン。レニィがいつでも遊びに来いですって!」
やたらとはしゃぐ彼女。ふふ、レニィに惚れたのね。
「よかったじゃない、がんばりなさいよ!私も応援するからね!!」
「あぁ・・。これで私も魔法が使えるようになるのね。うふふふ・・。
どんなことに使おうかしら。」

へ?

・・・どうやらフプレに恋愛はまだ早いらしい・・・


翌朝、フローテックさんらの葬儀に参列し、そこで、フローテッ
クさんの棺桶にバインダーの霊魂をそっと入れておいてあげた。
彼らの遺体は、地下墓地の先祖と一緒の墓石の下に埋められた。

・・・地上に出ると、澄み渡った青い空が目に沁みる・・・

目を細めていると、ぼうっと、朧げな影が私の前に現れた。
ゆっくりと、大きく目を開けると、そこには今さっき弔ったばかり
のあの人たちがいた。
涙を浮かべ、口を動かし何か言っているが、・・・聴こえない。

少しずつ彼らの体が宙に浮いていく。

・・・秋空の彼方に吸い込まれるように、彼らは天に昇った。最後
に、手に持たれた霊魂が光を受け光ったかと思うと、いよいよその
姿を捉えることができなくなった・・・。

フローテックさん・・・

バインダー・・・

肉親を成仏させようと必死だったあの人・・・
その肉親に殺されてしまったあの人・・・
操られ、殺しを犯し続けたあの人・・・
肉親をも、手にかけてしまったあの人・・・

悲しい、二人だった。

・・でも、最後は・・・・幸せ・・だったよね・・


彼らが消えて行った蒼空を、熱くなっている胸を握りながら、いつ
までも、いつまでも・・・見詰め続けた――――。

583 名前: FAT 投稿日: 2005/08/21(日) 00:46:35 [ MZGP9yjI ]
>>(*´∀`)アラステキさん
感想ありがとうございます。やはり一回ごとに感想いただけるとすごく嬉しい
です。これからもお暇がありましたら感想レスお待ちしています。

>>576-578ナンバーズさん
おお!キングコロにUアイテムが?一体何でしょう?ユライスのことも気になります
し…。続き、期待しています。


余談ですがこのバインダー篇で19ページも使ってしまいました。最後まで読ん
で下さった方、本当にありがとうございます&これからもよろしくお願いします。

584 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/21(日) 01:35:06 [ tuD5tLzA ]
>>576-579 ナンバーズさん
(*´∀`)アラステキ
ゴーレムがキーワードのU盾とはもしかしてアレのことかな?
対になってる剣もあるし。
自分も剣の方は見たこと無いですねぇ。露店で売られてるのすら見たこと無いなぁ。
本当に存在しているのだろうか?気になるなぁ。
そして話の続きも気になります。楽しみにしてます。

>>580-582 FATさん
(*´∀`)アラステキ
敵意の正体はネクロマンサーだったのか、強敵の登場ですねぇ。
去っていったってことは、またいつか戦う事になるんだろうか?今後の展開が気になりますねぇ。
召還獣や魔物を使役するフラン&フプレに対して
死霊を使役するネクロマンサーを敵としてたてた事にも何か意味が有りそうな気が......考えすぎかな?
それにしても
フプレの背に憑いていた霊がいなくなった!Σ(´∀`*)
これでやっとフランに平穏が戻ったのかな?

なんと!バインダー篇は19ページにもなっていたのかぁ。
読んでいる方としてはあっという間でしたね。面白かった。とても。
続きにも期待していますよ。

585 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/08/21(日) 01:37:46 [ mMdz.wjM ]
>>FATさん
感想ありがとうございます。バインダーはネクロマンサーに操られていたとは。
しかもレニィめっちゃ強い…GPマジアチャですか。
最後には槍撃ってたし…(スキル名度忘れ)
なにより終わり方に感動!
これからの進行がすごい楽しみです(^-^)

586 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/08/21(日) 01:44:29 [ /Llzpyy. ]
>>(*´∀`)アラステキさん
感想ありがとうございます。そうです。アレです。ド○○○ム○○○ガ○とレ○○○○ル○ーです(丸多いw)最近盾はよく見るんですよ。

587 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/08/21(日) 01:44:34 [ /2n.TPdU ]
>>(*´∀`)アラステキさん
感想ありがとうございます。そうです。アレです。ド○○○ム○○○ガ○とレ○○○○ル○ーです(丸多いw)最近盾はよく見るんですよ。

588 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/08/21(日) 01:45:27 [ I1Q6.pyY ]
ミスった…orz

589 名前: age 投稿日: 2005/08/21(日) 08:07:12 [ sA7VlRes ]
age

590 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/21(日) 10:17:12 [ AS.coM/A ]

私はランサーの65レベ。

その日は赤目で狩っていました。

順調に狩っている。しかし、その時ある事に気付いた。

POTが無い・・・・・・・

その瞬間、背後に殺気を感じた

「m9(^Д^)プギャ

奇声と共に巨大な刃物が振ってきた。

勘一発で避けるが、次の瞬間頭に大きな衝撃が走り意識を失った。

「もう・・・一・・匹・・・・・・い・・・た・・・の・・k」

591 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/21(日) 10:19:05 [ 9vWXCeSU ]
まずは下げろ。話はそれからだ。

592 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/21(日) 10:37:00 [ AS.coM/A ]







気が付くとどこか分からない牢屋に閉じ込められていた・・・・・

・・・・・体が震えてる・・・・・・・

なにやら凄く寒い。さっきまで炎が飛び交う戦場に居たのに・・・・・


!?

気が付くと服が無い事に気付いた。武器も何も無い。




このままどうなるのだろう・・・・・

と考えていると・・・・・・・




「ぐっどもーにんぐ 子猫ちゃん(*´д`*)」

レッドアイ魔法師・・・・と思われる巨漢の男が入ってきた。

「私をこんな格好にしてどうするつもりよ!」

私は叫んだ。しかし、その声がレッドアイ魔法師を更に興奮させた。

レッドアイ魔法師は脱ぎだした

私は襲えれるように後退し、壁に張り付いた。

全裸になったレッドアイ魔法師が飛びついた。

叫んで助けを呼ぼうとしたが、口には何やら太い物が入ってて叫べない。

(私はここでこいつに永遠と犯され続けるのだろうか・・・・)

!?私は何を思ってるんだ。こんなとこで諦めるのか

(そうよ・・・・私には会わなきゃいけない人がいるのに・・・こんなとこで・・・)

私は口に含まされた太い物を思いっきり噛んだ。

「m9(^Д^)プギャー」魔法師は奇声と共に飛び跳ねて苦しんだ

チャンス!そう思った私はすかさず叫んだ

「誰かー助けてー」




(何の叫びだ?)

近くにいた戦士が異変に気付き声が聞こえた方に向かった



・・・・・・・・・全裸のランサーと全裸の魔法師・・・この光景は・・・・

戦士は呆然と立ったまま。何が起きているのか理解しようとしていた・・・

「助けてください!」

戦士はその声を聞くと我を取り戻したように剣を構えた

「邪魔する奴は許さんぞ!」と魔法師が叫び炎を飛ばしてきたが一瞬にしてかき消された

氷の竜が舞っている・・・・「なに、ドラゴンツイスターだと!?こんな技を習得しているとは・・・貴様!何者だ!」

「くくく・・・・通りすがりの戦士さ」

魔法師は氷の竜に食われたかのようにピクリとも動かない氷のオブジェと化した。

「とどめだ・・・」と剣を振りかざす。氷のオブジェはバラバラに散った






「有り難うございます!貴方のお陰で助かりました!」

「なんでこんな所に・・・・? それもその格好は・・・・」

男は少し赤面した。

「じゃぁ・・・・お礼は・・・この体で・・・・・・・・・・・」













おしまい(´д`)

593 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/21(日) 10:38:28 [ AS.coM/A ]
下げ進行だったんですかOTZ 激しくスマソ

594 名前: FAT 投稿日: 2005/08/21(日) 14:41:32 [ MZGP9yjI ]


>>390-392  1 >>405-407  3 >>504    5 >>548-549>>580-582
>>397-398>>419-423  4 >>511-513  6 >>569-570


「四人とも、ご苦労であった。今回の件、挙げた成果はこの国にと
ってとても重要なものとなるだろう。礼を言う。」
そう言ったのは白髪の、大柄な大男で、釣り上がった厳しそうな目
からは彼に威厳を感じる。

ここはブルネンシュティグ自警軍本部の大広間。目の前の方はその
長だ。

「勿体ないお言葉、恐縮でございます、アルスェス=ウェッシュ様。」
レニィは跪き、頭を下げた。額には薄っすらと汗が滲み出ている。
「レニィ、腕を上げたな。バインダーの件から察するに、そのネク
ロマンサーの強さは他のものを凌駕するものだったはず。よくぞ追
い払ってくれた。」
「いえ、わたくしは戦いに敗れ、みすみす奴を取り逃がしてしまっ
ただけです。御恥ずかしい限りです。」
と、歯を食い縛り更に俯いた。
「・・・そうか、お前がそう思っているのなら、いずれ再戦の機会
を与えよう。とにかく今回は良くやった。もう下がってよいぞ。」
ハッ!!っと返事をするとレニィは部屋を出て行き、私たちも続い
た。

「はぁ〜、緊張した。」とレニィ。
「すごい猫かぶり様ね、レニィ。感動ものの演技よ。」とフプレ。
「・・・猫かぶりってなぁ、軍規なんだ。こんな調子じゃぶっ飛ば
されちまうよ。」とちゃらけてみせる。
これを聞きフプレはふふっと小さく笑った。
「ちぇ。まあいいや。二人ともこのあと暇?なんなら釣りでも一緒
にどうかな?」
『釣り!?行く行く!!』
「よし、じゃあ決定だ!用意は全部僕がするから。南口で待ってて。」

「おい。俺は誘わないのか?」不意にタカさんが口を挟む。

「タカ、お前昔釣りは嫌いだって言ってたじゃないか。」
「む・・き、気分だ。気分。とにかく俺も行くぞ。」
レニィはニヤニヤとタカさんを見て「分かった」とだけ言い、去っ
ていった。



お待たせ!とレニィが走ってきた。軍の鎧を脱ぎ、私服に着替えた
彼は一層爽やかな好青年に見える。

南下して数分、ギルディル川が沼地に流れ込み、淀みの生成されて
いる場所を釣り場所に決めた。
早速釣り糸を垂らしてみる。・・・餌はパン。ウキは木を削ったオリ
ジナルのもの。竿は竹。さぁ、くるか?

・・・しかし誰のウキも反応しない。でも、こうして皆で糸を垂ら
しながらおしゃべりをしているだけで十分楽しい。

595 名前: FAT 投稿日: 2005/08/21(日) 14:43:02 [ MZGP9yjI ]
・・・釣りかぁ・・・

三人が笑い話で盛り上がっている中、私は一人ウキを見詰めながら
父のことを思い出していた。


――まだ私は5歳だった。記憶が曖昧なので母から聞いた話も交え
る形になるだろう。
私の父はゴランといい当時32歳だった。ある日、私たち家族四人
は家族で釣りに赤峰滝の滝壺に出かけた。
夏の暑い日で、滝の水しぶきが気持ち良かったと云う。
父は釣り上手で、ひょいひょいと魚を釣り上げていた。
「はははは、見ろ、フラン、フプレ。釣りは楽しいぞ!父ちゃんに
かかればどんな魚も一発さ!!」
父は得意げな顔をして楽しそうに、本当に楽しそうに笑っていたと
云う。
『とうちゃんすごい!!!』
と私たちは尊敬の眼差しで父を見ていた。

皆が目を離した瞬間、「きゃあっ!!」と短く悲鳴を上げ私は滝壺に
落ちてしまった。・・・足元を這っていたヘビに驚き、滑ってしまっ
たのだ。
私の体は落ちてくる水の流れに錐揉みにされ、方向感覚を失った。
もがいても、もがいても、体は回転するばかり。そんな私の足首を
大きな手がガッチリと掴んだ。そうしてそのまま逆さ吊りの格好で
無事、引き揚げられた。

・・・あの時の父はかっこよかった・・・

なぜ、父が出て行ってしまったのかは分からない。別に母と仲が悪
かったわけではない。ただ、どういった理由であれ、13年間も家
に帰らないと言うことは、やはり死んでしまっているのだろうか・・。

・・・会いたい、もう一度、父に会いたい・・・

そんな気持ちを内に秘め、私たちは村を出た。母には内緒だ。父の
話を嫌がるから・・・。

・・・そういえば、村を出てから五日が経った。母に手紙でも書こ
うかしら。


私が一人の世界に篭っている一方で、三人の笑い話は思わぬ展開を
迎えていた。

「ええっ!?レニィうそでしょ?あなたが王子?」驚いたフプレが
声を上げる。

え?なにそれ?私も聞きたいんだけど。

596 名前: FAT 投稿日: 2005/08/21(日) 14:43:35 [ MZGP9yjI ]
「うそって言えばうそだけど。国が残ってたらの話ね。」
「エリプト帝国か。もう何百年も前に消滅した国だな。お前は本当
にそんなことを信じているのか?」
「ああ、家に代々受け継がれている家系図に依ればそうゆうことに
なってるからね。本当だと思ってるよ。」

なるほど、レニィから感じた気品のようなものはそこからきている
のか。

「なるほどぉ、だから強い魔法が使えるのね!」
フプレも別の面でレニィの王子説を認めたようだ。

「そうそう、魔法と言えば・・・」と言いかけるとレニィのウキが
突然沈んだ。クイッと素早く合わせると竿先がグンと大きくしなっ
た。よしっ!と歓喜の声を上げ、一気に魚を水中から引き摺り出し
た。

「今日初めての魚ね、おめでとう。」フプレが嬉しそうに笑う。
「フプレ、これも魔法さ。」
そう言うとレニィはフプレに針を差し出した。
「え?あ・・。この針・・。光ってる??」
「そう、光物が好きな魚もたくさんいるからね。でも、それだけじ
ゃない。」
と言うと針先の光がうねうねとまるで生き物のように蠢いた。
「ひゃあ、びっくりしたぁ。」
「はは、驚いてくれたね。この魔法を使えばいくらでも魚なんて釣
れるさ。」と再び糸を垂らす。

「きたっ!!」二匹目の魚が陸に揚げられる。
ピチピチと跳ねる魚を針から外す。その行為を行ったのはレニィで
はなくフプレだった。
「うふふ。魚を釣るだけなら負けないわよ。」
得意気にそう言うと魚をバケツに放り込んだ。

ぽいっ、ぽいっと次々に魚を釣り上げるフプレ。一方、何の反応も
見せない自分のウキにレニィは焦りを覚えた。
「なぁ、フプレ、何か仕掛けがあるのかい?僕もねたバラシしたこ
とだし、教えてくれないかな?」
「あら、ネタなんてないわよ。実力の差じゃない?」と笑ってみせ
る。
「じらすなよ、僕の魔法でこんなに釣れないのは初めてなんだ。」
レニィは少しムキになってきた。
「分かったわ。実はね・・・操ってるの。」
「ん?そんなことができるのかい?さすがはテイマー!」
「ふふ・・・でも、もう終わり。あんまりやると可哀相だから。そ
れに、これだけいれば食べる分には困らないでしょう?」
とバケツを見る。中には10〜30cmくらいの魚が溢れんばかり
にギッシリと詰まっている。

597 名前: FAT 投稿日: 2005/08/21(日) 14:44:10 [ MZGP9yjI ]
「そうだな、じゃあ家へ戻って食べようか。」

ということで、私たちはレニィの家にお邪魔することに。
門をくぐり、庭に出ると彼の母親と妹が準備をしていてくれた。
「あら、タカちゃんいらっしゃい。それにお友達ちゃんもいらっし
ゃい。」

タ、タカちゃん・・・・

そのイカツイ外見とのギャップに私は笑ってしまった。

「母さん、クレナ、用意サンキュ!」と言うと早速魚に串を通し、
火で焙る。クレナも兄の横で串を持ち同じポーズをとる。

・・・かわいい娘だなぁ。レニィに似て、整った顔にさらさらの金
髪。背はあまり高くないが全身すっきりとしていて、か細い。いや、
可憐な感じだ。

「どうかしました?」

自分でも気づかぬ内にじいっとクレナの顔を凝視してしまっていた。

「あ、あの、いや、クレナさんってもしかしたら私たちと同い年く
らいかなぁと思って・・・。」

なにを動揺しているんだ、私は。

「年ですか?今年で18になったばかりですよ。」
「ほんとに?じゃあ私たちと一緒だわ!お友達になりましょ
う!!」
「ええ、よろこんで。よろしくねっ!!」ニコッと笑い握手を求め
られた。私も笑顔で彼女の手を握った。

嬉しかった。私にとっての、初めての女友達。大切にしよう・・・。

「ちょっと、私も入れてよー!!」慌ててフプレが間に入ってきて
私たち二人分の手をまとめて握った。
火を囲み、私たち三人の話は盛り上がるに盛り上がり、別れるのが
惜しかった。

P.M.9:00
後片付けを済まし、帰宅の路につく。昨日は葬儀があり、気持ちが
沈んでいたので今日は本当に楽しかった。私を気遣ってくれたのか、
釣りに誘ってくれたレニィに感謝したい。

宿に戻ると、私たちは母に手紙を書いた・・・・。

このとき、この手紙を出したことが後に、私にはとても悔やまれる
結果となってしまった・・・・・。

598 名前: FAT 投稿日: 2005/08/21(日) 14:57:46 [ MZGP9yjI ]
>>584(*´∀`)アラステキさん
素早いレスありがとうございます。ネクロマンサーのこの後は・・・。
秘密ですね。とりあえず当分は出てこない予定なので忘れられそう・・・。

>>585ナンバーズさん
感想ありがとうございます。
>なにより終わり方に感動!
こんなこと書かれると嬉しすぎて涙がでます。あと、ヒントのおかげで私にも
なんのUアイテムなのかが分かりました。どうやって話が描かれるのか、楽しみです。

>>590>>592さん
RSエロ小説向きだなぁと個人的には思ってしまいました。太いものを噛まれた
魔術師がおもろかったです。

599 名前: 赤:S,N 投稿日: 2005/08/21(日) 21:34:18 [ nnbDnKv. ]
皆さん上手いですから追いつこうなどとは考えておりませんが、つい触発されて書いてみました^^;
意味分からんかもしれないですが、壁剣士がジャンルです。
最近左手剣増えてきたなー……っと思ってきたので書いてみました。
作中の短剣とはなにかは、ご自分でお考えてださいまし。
これ以上書くかどうかは分からないですが、これからもここにはいさせてもらいますので、宜しく御願いします。


とある剣士に与えられたのは、自分の体ほどもあろうかという盾と、殺傷能力なんて皆無に等しい短剣だった。

しかし彼は、何も言わない。
大きな盾を右手で握りしめ、普段盾をもつ左手に短剣を握りしめ、彼は旅に出る。


外に広がるのは、まさに地獄絵図。
血で血を洗うモンスターと人間との死闘。

それでも彼に躊躇はなかった。
自分の手のひらほどの短剣。
自分の体ほどの盾。
それだけを持って、彼は戦場に向かう。

彼は誰も殺せない。
彼は誰も殺さない。

ただ。

大切な貴方を背に大きな盾広げて、どこまでも貴方を守り抜く。

それが、彼の戦い方。

それが、剣士の戦い方。

それが、最後に笑うための戦い方。

600 名前: 599 投稿日: 2005/08/21(日) 21:36:01 [ nnbDnKv. ]
↑書き忘れ;;
題名は「†とある剣士に与えられたもの†」です。

601 名前: あ〜 投稿日: 2005/08/22(月) 13:51:01 [ NxgoQ2As ]
まだ太陽も見えない朝の闇の中、たいまつの光に照らされた
5人の勇者の姿とハノブの村の全ての人々が門の前に立っている。
僕は石につまずきながらも父のそばに駆け寄って
「がんばってね!」
幼い僕はそんな一言とこの日のために作っておいたお守りを
父の手に渡し、顔を見てみる。
父はニコッと笑うとその手造りのお守りを首につけた。

父を含む5人の勇者はいくつもの災害から村を守ってきた。
オーガの集団が襲ってきたときも5人は先陣をきって村を守ってきた。
どんなときも命をはって大事な宝物を守ってきた5人は
みんなから勇者としてみんなから慕われていた。



5人がこの村を出発してから早くも12年がたっている。
父の子供として必死こいて剣術を勉強し、今ではハノブの村1番の
剣士になった彼の名前はクラース。

「こんな所にいたのかよ」
「うわぁ!!」
突然後ろからしゃべりかけられ滑り落ちるクラース。
「屋根なんかに登ってな〜にしてんだよ」
「・・・ラルドかよぉ。びっくりさせるなよなぁもう」
突然しゃべりかけてきたのは、クラースと兄弟のラルド。
「もう。じゃね〜よクラース。母さんが呼んでるぞ」
「母さんが?」

「今日はお父さんが出かけてからちょうど12年目だから
 ちょっと買い物に行ってきてくれない?」
「わかった」
「俺もいくよクラース」

ラルドは親を亡くした孤児だった。そんなラルドを拾ったのが
クラースの両親だった。

『いってきま〜す』
元気良く言って2人はドアを開けようとしたその時、
母さんが床に倒れてしまった。

小説を書くのは恥ずかしい(つ∇<)
誤字、脱字のチェックよろしくお願いしますm(_ _ )m

602 名前: あ〜 投稿日: 2005/08/22(月) 18:51:10 [ NxgoQ2As ]
第2章

クラースとラルドは古都ブルネンシュテルグの先にあるバヘル大河へ
急いで向かっていた。


「母さんは大丈夫ですか!?」
ハノブの医者であったフリーマンのところに飛び込んで入ってきた
2人は母の状態を教えた。
「これは・・・」
フリーマンは口ごもった。
「野良犬の感染病だ」
「野良犬の?」
近頃物資を手に入れるために木を切っていたのだが、そこより北に
感染病をもっている野良犬がいるのだが、それが人間をも
殺せるほどの菌をもっているんだが、やっかいなことに木に
うつってしまったんだ。
フリーダムは全てを話すと悲しそうにうつむいた。
「このままでは・・・」
「母さんを救うことはできないんですか?」
「出来ないこともないがお前たちも感染病にかかってしまうかもしれないぞ」
「教えてください!」
クラースとラルドの目は本気だった。
「・・・わかった。ここより東の古都ブルネンシュテルグに行き、さらに・・・」


ようやく古都についたころには日も暮れ、2人の足はパンパンだった。
「・・・ここが古都かぁ」
「すげぇ・・・」
クラースとラルドは口をポカンあけていた。
「ひとまず宿を探そう」
と、ラルド。
ハノブにはないにぎわい方。ハノブも栄えていたほうだが、こことは
比べ物にならなかった。

『ドン』
「おっとゴメンよ〜」
「あ、すいません」
親切なラルドはきちんとあやまった。

「や、やっとついたぁ・・・」
大きすぎた古都に迷ったあげくようやくついた宿。
ベットにぶっ倒れる2人は死人のようだった。

朝になり、2人はどうするか話し合っていた。
「まず装備を整えよう」
ラルド。
「ご飯が先だろ」
クラース。
ご飯にした2人はお金を分けようと財布を取り出そうとした。が・・・

「あああぁぁぁ〜〜〜!!!」
財布が・・・なくなっていたのだった。

603 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/22(月) 22:25:29 [ nnbDnKv. ]
スレが落ちてしまっているのでage

604 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/22(月) 23:29:34 [ qedPNyOU ]
>>12
一応100枚だけupしておきました。12時に消しますね。
http://i-gettyu.com/ana/gazo/uploder/
http://i-gettyu.com/ana/gazo2/uploder/

605 名前: ◆21RFz91GTE 投稿日: 2005/08/22(月) 23:49:08 [ RywHyer2 ]
■・冬のランサー>>149-153              ■・白銀の弓兵−1>>268-269
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■・少女−2>>428-429   ■・蒼眼の剣士−2>>492-494


蒼眼の戦士−3


 「なんだ今の爆発は!」
「倉庫のほうだ、B班は調査に向かえ!」
アレンが引き起こした粉塵爆発のすぐ後、宿屋のほうでボスの命令で町を見張っている数名の幹部が急にあわただしくなり始めた。
偵察部隊はすぐに倉庫に周りを囲み、そして何が起こったのかを調査し始めた。しかし、この場所に彼らが来た時点で厄災はすでに起こっていた。偵察部隊にきていた数名が断末魔の叫びと共に肉片と血液の塊と化すまでに数秒と掛からなかった。
何が起こったのかもわからないまま数名はその場に倒れ、深紅の血で雪を染め上げた。
「…蒼典なる弓引き、厄災を招く魔性の焔。」
それはアレンだった、火傷一つ負っていないその体は見たことも無い大剣を担いでいる。一般の戦士が担ぐような大剣を片手で振り回し、そして軽々と操り、生命の魂を冒涜しもてあそんだ。
「…アレンさん。」
後ろのほうで怯えながらもアレンが繰り広げるその惨殺シーンを目に焼き付ける、一体何が起こり何が始まっているのかさえミトにはわからなかった。
「この野郎!」
一人の団員が大きな斧を振りかぶるとアレン目掛けて振り下ろす、だがアレンはすんなりとその斧をかわし、避けざまにその男の体を半分に切り裂いた。内臓は飛び散りアレンの着ている服を鮮血に染め上げていく。その光景はまさしく地獄そのものだったと今では思える。

606 名前: ◆21RFz91GTE 投稿日: 2005/08/22(月) 23:49:34 [ RywHyer2 ]
「”そうだ、ソレこそが私の力だ。”」「やめろ…私の体で何をしているんだ!」
「”お前が望んだものだ。”」「望んではいない、私はこんな形を望んではいない!」
「”全ては災厄、これこそが摂理”」「ふざけるな、こんなの…こんなの!」
「”では、貴様が望むものはなんだ”」「何も望まない、私は!」
周りから見れば一人で沸けも分らない事を叫びながら大剣を振り回し、その命という命を抹消し始める。これがアレンの中に住み着いていたナニかだったのだろう。殺人に対して何も違和感をもたず、実体するはずのない力でそれをことごとくこなしていく。まさに殺人マシン。
「”私の力とお前の力が混ざればこんな事だって出来るのだぞ?”」「「やめろ…何をするつもりだ!」
一旦周りのものを全てなぎ払うかのように振り回し、そして一度体制を治してその大剣を構える。アレンの周りに空気が集まり、バタバタと長いコートを揺さぶり始める。そして大剣の重量に身を任せ大きく振りかぶった。
「”見るがいい、私の力を!”」「やめろぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
それは瞬間の出来事だった。アレンの持つ大剣から突然今まで見たことも無いような綺麗な竜が姿を現し、ソレはその場に居た人という人に全て絡みつき、そしてその命を凍結させた。アレンの魔法と誰か分らない人格の力によって魔法の竜を召還したのである。
「”砕け散るがイイ!”」「やめろぉぉ!!」
アレンは大きく頭の上に大剣を振りかぶり、そしてその剣を片手で勢い良く地面へと振り下ろす。叩きつけられた剣からは大きな地割れが引き起こされ、凍結された命はその地割れの中に引きづり混まれる様に落ちてゆく、そして氷が割れる音が耳に残り地割れはその穴を閉じてゆく。
「…ば…化け物!」
リーダー格の男が恐怖を骨の髄まで染み渡らせると狂気を上げてその場から立ち去ろうとした。だがアレンはそうさせようとはさせなかった。
「っひ!」
男は急に立ち止まる、いや、正確には立ち止まったのではなく動けなくなったのだ。足元を見るとなにやらぐちゃぐちゃとしたものが渦を巻いて足に絡み付いている。その奇妙なものは次第に形を成して男に襲い掛かる。その何かは男に巻きつくと、男は石化した。
「…アレン…さん。」
先ほどから何も言葉を発しなかったミトが周りの風景を一度見渡して立ち上がった。そしてアレンはミトの言葉に反応し振り返る。その目は青かった。
「…ミト…。」
アレンもまた何もいえなかった、確かにこれは自分の体でやったもの。命という命を冒涜し、全てをなぎ払った証。そしてその刃は遠くのほうへと投げ捨てた。
「私は…私は…。」
「…アレンさん。」
ミトは怯えきっていた、この光景にしてアレンの服にこびり付いている無数の血液。そしてにこりと笑った表情のアレンに怯えた。
「ははは…私は…ははは…ははははははは!」
「アレンさん、しっかりしてください!」
アレンの人格が壊れ始めたのを察したのか、ミトは自分の弓を手に取り精神を集中させて弦を引く。そして魔力増強スイッチを入れると弓に一本の光の矢が姿を現した。
「浄化せよ!」
ミトはその張り切った弦を離す、すると光の矢がアレン目掛けて飛んで行き、アレンの体を貫いた。
「”ぐ…おんな…何をした!”」「あ…あぁぁ…。」
ミトはすぐさまその場を跳躍し、数本の矢を取り出すとアレンの上空で多段の矢を放つ、それはアレンには当たらずに近くの地面に突き刺さる。その矢は十字架の形を縁取り、そして光が十字架の模様を作り出す。
「”がぁぁぁぁぁぁ!”」「あぁぁぁぁぁぁぁ!」
アレンの体は仰け反り、そして次第に意識を遠のいていく。光は力を増し輝きを増幅させ強まっていく。
「咎人よ、その忌まわしき体を浄化し、汝のあるべき場所へと帰れ!」
その力はエクソシスト、古よりむかしから伝わる浄化技法のひとつ。光は最大限に力を増してブリッジヘッド全体を包み込み始めた。その光は神聖都市アウグスタからも確認が出来るほどの輝きだった。
「アレンさん、負けないで!」
浄化の儀式を執り行っているさなか、振り続ける雪は止まる事を知らずに二人の間に降り注いでいる。そしてアレンは気を失った。ソレと同時に光も力を弱め、次第に消えていった。


 蒼眼の戦士−3
 END

607 名前: ◆21RFz91GTE 投稿日: 2005/08/22(月) 23:52:39 [ RywHyer2 ]
どうも〜、21Rです。ファンが出来ているという事を最近知ったのは内緒ですorz
つか、そろそろ逝ってもいいですかね?orz

内容もそろそろ架橋を向かえ、残り数話です。
これが完成したらとりあえず読んで下さってる皆様へ、ちょっとしたED風Flashでも作ろうかと検討中
まぁ、時間があればの話しですorz

この話しが完結しても、まだ次回作のネタありますのでその辺ご了承ください。

608 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/08/23(火) 00:00:22 [ X.oGVJTs ]
>>21Rさん
ずっと待ってました!自分は21Rさんの大ファンです。
いや〜中の人なんというか…殺人快楽者ですかね?すごく正体が気になります。アレンくんが暴走すると怖い…
自分も21Rさん達にあこがれて書いているので是非評価お願いしますm(__)m

609 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/08/23(火) 00:16:56 [ HMNxgy2w ]
■RED STONE■
ベルフェ『かっ、体が動かんだと…!?』
…ウィッシュさんだ!…追放天使になっているようだが。なんか意味有るのか?
ウィッシュ『すまない!遅くなった!こいつは俺が抑えるから…早くキングコロを!』
…あ、スキルか。何ボケてんだ僕は。
スティード『うおぉぉぉぉ!!』
いけない!早く、早く外さないと!
…あった。首の所だ。アレさえ外せば…
スティード『レオン!危ない!』
一瞬だった。僕は彼に、スティードに弾き跳ばされた。そして、最初に僕の眼に飛び込んできたのは…
首から上がない、彼の体だった。

610 名前: FAT 投稿日: 2005/08/23(火) 00:18:31 [ MZGP9yjI ]
>>390-392  1 >>405-407  3 >>504    5 >>548-549>>580-582
>>397-398>>419-423  4 >>511-513  6 >>569-570>>594-597 10


 次の日、朝一で手紙を出すと、クレナの元に向かう。遊ぼうと思っ
たが、彼女は外出していた。レニィも仕事に行っていまい、仕方が
ないので私たちも仕事を探すことに。しかし中々それらしき人に出
会えず、遂にお昼を回ってしまった。
一旦宿へ、と思い向かっていると、ネスフェリンと名乗る男性が声
を掛けてきた。
「君たち冒険者か?だとしたら頼みたいことがあるんだが・・・。」

内容を要約すると、街の東にあるオート地下監獄に火を吹く悪魔が
いるらしい。そいつはレッドストーンを持っているという噂がある
ので、その真偽を確かめてほしいとのこと。


レッドストーン
・・・・言わずと知れた不死の霊薬、または富貴栄華をもたらす富
と権力の源。個人が手にすればその生涯を何一つ不自由することな
く暮らせるという。


私たちはさして興味を持っていないが、この話を鵜呑みにし、今で
も血眼になり探している人は多い。この人もおそらくはその中の一
人なのだろう。


さっそく、オート地下監獄目差し街を出る。目的の建物は街を出て
すぐ、北北東の小高い山の上に建っていた。
・・・昔は罪人たちを収容するために使われていたと言うが、モン
スターたちの襲撃を受けて今では放棄されている。南東にあるアル
パス地下監獄も同時に襲撃され、このとき大量の囚人が犠牲になっ
たという。

何があってもいいように、私たちは臨戦態勢で監獄内部へと入った。
薄暗い監獄の通路には白骨化した死体がいくつも転がっている。そ
れらは明らかに人のものと分かるものもあれば、異形の、魔物のも
のもあった。また中には腐乱した肉が残っているものもあり、その
死体がそれほど古くはないということを物語っている。

・・・とりあえず、地下一階には何もいなかった。


地下二階

何もいない・・・。魔物の巣窟だと聞いていたがそれらしいものに
まだ出くわしていない。

「フランっ!!そこの角・・・。」
指を差し示された場所を見るとそこには顔を半分だけ覗かせ、チラ
チラとこちらを見ている生き物がいる。フプレに指差されると、驚
き、火を噴いたかと思うと通路の奥へと逃げ出した。

『まって〜〜!!!』

必死に追いかけるがその生き物は跳ねるように移動し、これが意外
と速い。小さくて丸い、可愛らしい彼はこちらを振り向こうとせず、
地下三階、地下四階まで逃げ続けた。

『はぁ・・・はぁ・・・。も・・もうだめ・・・。』

普段運動もしていない私たちはここに来て遂にバテてしまった。
あの子は・・・もう見えなくなってしまった。

体力を回復させてから、また探そうとガレキに腰かけ、頭を俯かせ
て息を整える。

611 名前: FAT 投稿日: 2005/08/23(火) 00:19:18 [ MZGP9yjI ]
・ン・・シン・・・ズシン・・・・ズシン!!!!

地鳴りのようなものが聴こえたと思い頭を上げると、目の前全てを
隠すほど巨大な鎧を着た怪物が立っていた。全身を堅そうな甲冑が
覆い、手には巨大な鋸型の剣を持ち、空高く振り上げられている。

ヤバイ!!

そう思ったときには既に奴の剣が空を裂き、私たち二人の間に落と
された。激しく飛礫が撒き散り、体に喰い込む。

不意打ちを喰らうとは・・・。

気を抜いていた自分に苛立ちながら、ウィンディで敵を威嚇する。
頃合いを見計らい、私とフプレは十分に遠方に避難するとウィンデ
ィを再召喚した。目の前から攻撃対象が消え、雲を掴まされたよう
な顔の鎧は、メラーを見つけるとその体目掛けて動きだした。と、
その瞬間、鎧お化けの周りで激しい爆発が起こり、辺りは粉塵が撒
きあがり、何も見えなくなった。

・・まだ!!

油断大敵!!と先ほど爆発を引き起こしたスウェルファーの罠・・・
機雷泡を撒いた。

・・・これで奴が生きていても再び爆発が起こる。

設置するとすぐに爆発音が響き渡る。生きていたか・・・。どうや
ら火薬不足の様だ。

「攻めるしかない!!」
メラーはまだ煙に巻かれて何も見えない所へ炎を放つ。熱風が空気
を焦がし、煙も吹き飛ぶ。

・・・そこにはベコベコに凹んだあの鎧がいた。

爆発と熱で変成したその外見は、私たちから戦意を喪失させた。

変成した鎧が可動部を埋め、身動きが取れなくなっている。可哀相
にも思えたが放ってあの、可愛らしい生き物の捜索を再開した。

初めに見つけたとき、彼は物陰に隠れていた。ならば、意外と近く
で私たちを監視しているかもしれない・・・。

しかし見つけられず、夢中になって探しているうちに最深部まで迷
い込んでしまっていた。

「いないねぇ・・・フラン、戻ろうか?」
諦めたのか、疲れたのか。フプレはもうこれ以上は探す気はなさそ
うだ。
「そうね、諦め・・・」
そう言いかけたとき、瓦礫の中でモゾモゾと動いているものを発見
した。
「いたーーー!!」
彼に覆い被さるように飛びつくと、特に目立った抵抗もせず、口か
ら少量の火を漏らしただけだった。

「簡単に捕まえられちゃった。」

そう笑ってフプレの方を向くと、彼女はこの世の物とは思えぬよう
な絶望と、失望と、恐怖と、脅え、恐れ、悲しみ、混乱・・・全て
を一度には表しきれぬといった顔で私を見ている。

なんてかおしてるの・・・?

そう言おうと思ったが・・・・・
私の体は、すでにそこにはなかった。
痛みを感じる間もなく私は光に飲まれ、消滅した。

612 名前: FAT 投稿日: 2005/08/23(火) 00:25:39 [ MZGP9yjI ]
>>605-60621Rさん
おお!新作お待ちしておりました!!やはり21Rさんが一番だと私は思って
います。あと数回で話が終わってしまうというのは悲しいですが、結末が読め
るのを楽しみに待っています!!

613 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/08/23(火) 00:42:29 [ ipn.sE8A ]
レオン『スティードぉぉぉ!』
僕は怒りに身を任せ、最大奥義を放つ。
氷の竜を呼び出し、その竜と共に飛びかかる。
そして超高速連斬を同時にぶつける。
なんの事はない。ただ戦士最強の物理技と戦士最強の魔法技を怒りと共に組み合わせ、打ち込んだだけ…
ドゴォォォォォォン!!
爆音と共にキングコロはバラバラに崩れ落ちた。
ベルフェ『な、なんということだ…』
レオン『貴様…!!』
ベルフェ『…もう貴様には用はない。さらばだ。』逃げたか…
ウィッシュ『スティード?馬鹿な…あいつが、あいつが死ぬなんて…』
そのあと、彼はなぜスティードが僕にこだわるのか話始めた。つづく

614 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/08/23(火) 00:51:07 [ wt0TMFS. ]
>>FATさん
かぶりスマソm(__)m
むむむ…フランは一体どうなっちゃうんでしょう?一瞬で消える…((゜A゜))ガクガクブルブル

615 名前: FAT 投稿日: 2005/08/23(火) 01:08:55 [ MZGP9yjI ]
>>ナンバーズさん
あぁ!!流れを切ってしまってすみません。もう少し時間を置けばよかったorz
スティード・・・。お悔み申し上げます。次はユライスの話ですか?ずっと気になって
いたので早く続きが見たいです!!

>>599 赤:S,N さん
なんだか詩のようでかっこいいです。こんな素晴しい剣士さんとゲーム内
で会ってみたい・・・。

>>601-602あ〜さん
どうしたら母親の病気は治るのでしょうか?そして財布の行方は??
あ、誤字を見つけたので一つ。
>フリーダムは全てを話すと悲しそうにうつむいた。
前文から“フリーマン”の間違いでしょうか?違っていたらごめんなさい。


21Rさんの投稿を見て思わず興奮してしまったので、他の方へのレス付け
忘れてしまいました・・・。すみませんでした。

616 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/23(火) 01:16:53 [ nUhq02Hc ]
21Rさん待ってました〜wって言うか終わらないで〜;;21R逝ったらこの板に
来てる意味が(ぁ

617 名前: 碧瑠 投稿日: 2005/08/23(火) 02:07:32 [ AL.Rrbug ]
>FATさんへ
怯え、混乱、失望、恐れ、悲しみ・・・それらが入り混じった複雑な表情をププレがしていたけど、
フランが丸くてかわいい火吹き怪獣を捕まえたことと何か関係しているのでしょうか?
テイムできなかったはずのフランがテイムしてしまったことで、自分の存在意義がなくなってしまう。
自分にだけできて、フランにはできない。そういった物が崩れてしまうことに・・・
恐れを感じているのでしょうか?
それとも、単に、光を放つ何かが現れただけ?

なんか、そこのところが気になるけど、これからこの二人はどうなってしまうのでしょうか?
テイムできないはずのフランがテイムできてしまったことをしったププレは。
ホワイトシェード(?)の光を食らってしまったフランは。
次回がすごく楽しみです。

618 名前: あ〜 投稿日: 2005/08/23(火) 08:50:14 [ NxgoQ2As ]
>FATさん
 誤字のチェックありがとうございましたm(_ _ )m
 フリーマンですね^^;すみません

>21Rさん
 待望の最新作ですね!ずっと待ってました。
 これからどうなるのでしょうか・・・続きが気になります!

619 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/23(火) 10:18:53 [ ebbaZ2aQ ]
sage進行の方がいいと知りつつ消えたのでage

620 名前: 作文屋 投稿日: 2005/08/23(火) 10:38:52 [ bSQWpn1c ]
最近、作家さんが増えて読むのが楽しいですね
仕事中に飽きた時など活力をいただいてます

>21Rさん
Fanです、続きが気になってしかたありません。
>FATさん
サマテマは育てていないので、とても気になります
読んでいると、サマテマやってみたくなっちゃいますよね

他の皆さんもホントに話の勧め方が上手ですよね
一冊の本にまとめる感じで読んでみたい作品ばかりです
楽しみにしてます!

621 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/23(火) 10:39:28 [ bSQWpn1c ]
わ、コテのままだった‥orz

622 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/23(火) 12:04:06 [ luR0VlkQ ]
>>599 赤:S.Nさん
(*´∀`)アラステキ
かっこいい。なんてカッコイイ剣士なんだ。
一度でいいからこんな剣士に会ってみたい......

>>601-602 あ〜さん
(*´∀`)アラステキ
いきなり財布をスられてしまった二人はいったいどうなるんだろう?
続きが気になります。

>>605-606 21Rさん
(*´∀`)アラステキ
このシリーズもあと数話で終わりかぁ。
いま思うとこの作品が無かったら自分は感想書くのをやめて
スレ建った当時のようにROM専に戻っていただろうなぁ。
この作品が完結したら自分も活動停止ですかね。
もともとこのスレが活性化(職人さんや感想を書く人が増える)するまでって考えていたし。
とにかく残り数話も楽しみにしています。

>>609,>>613 ナンバーズさん
(*´∀`)アラステキ
えぇ!?スティードが!!凹むわぁ。
いよいよスティードがレオンにこだわる理由が明かされるんですね。
どんな理由なんでしょう?気になります。

>>594-597,>>610-611 FATさん
(*´∀`)アラステキ
あぁ!?フランが!!
オートの地下四階にはメガ粒子砲撃ってくる奴がいたような......違ったかな?
どうなっちゃったんだろう?心配だぁ。

前話の話ですがタカちゃんですか........和むわぁ。

623 名前: ユキサキ 投稿日: 2005/08/23(火) 13:30:16 [ E1YpefgM ]
初めまして、いつも楽しみにしております。
読んでいる内に自分も書きたくなってしまったので投下させて頂きます。

道なき道を冒険者と見られる二人組みが駆け抜けていく。
槍を振り回し先陣を切って進む女の、肩の辺りで切りそろえた金色の髪が軽やかに揺れる。人目を引くような端正な顔立ちだが、その赤く禍々しい瞳だけが異質に光っている。肉感的な体つきを強調するような露出度の高い鎧を身につけ敵をなぎ倒していく。その戦いぶりは戦乙女といっても過言ではない。
その後ろから続く男のほうもやはり調った目鼻立ちをしており、一目で彼らが血縁関係にあることが判る。邪魔にならないようにとび色の髪をバンダナで押さえ、無駄な筋肉のない細身の体躯を動きやすさを重視した軽装の鎧で覆っている。彼は弓を構え女が討ち漏らしたモンスターを的確に射抜いていく。
やがて目的の場所が見えてくると彼女はいっそう足を速めた。

かつては柵だった木の残骸を踏みしめると乾いた音がして砕け散った。

  [ダイナスティへようこそ]
かすれた看板の文字に反して出迎えてくれる人はいない。
10年前魔物の軍勢に蹂躙されたこの村にまともな建造物はのこっていない。かつては引退した冒険者たちが作った村として有名であったが、今では人の記憶に埋もれてしまっている。建物は例外なく焼け焦げ、倒壊している。かつて道だったものは雑草が生い茂り先へ進むことをかたくなに拒んでいるようだった。

しかし、全く意に介すことなくシェリィは歩を進めた。
 「姉さーん、待ってよ〜」
遠くで弟が叫ぶ声が聞こえるが無視して奥へと進む。腕や太もものやわらかい肉が草とすれ血がにじみ無意識に奥歯を噛んだ。
しばらく進んでいると開けた場所に出る。
 大きな木の下に苔むした白い石。そっと屈み、文字の部分を親指で擦る。ぱらぱらと乾いた音がして記された名前が明らかになる。
 「久しぶりね、父さん、母さん」
やがて追いついた弟が隣に腰を下ろす。
 「ほらロゼも挨拶挨拶(´∀`)」
 「ったく、人に荷物も足せて自分はさっさと歩いて行っちゃうんだから、姉ちゃん。はいつも自分勝手でもごもご・・・」
すばやい動きでロゼの背後に回りこむと口をふさいだ。
 「元気イッパイみたいだから一人で掃除しなさいな」
 「うっ、きったねぇぞ!」
言葉とどうじに繰り出された弟の一撃を難なくかわしさらにダミーを設置する。
 「ふふふ、甘いな。百年はやい」
 「くっ・・・」
 「さて、あっちにもよらなきゃいけないからさっさと掃除するか」
弟を締め上げた直後とは思えない軽快なフットワークで足元の草を抜き始める。ロゼもしぶしぶ手伝いだした。持ってきたバケツに近くの池から水を汲み、布を浸して手際よく苔を落としていく。
 西からさす陽光が元の姿を取り戻した墓を赤く染める。半径1メートルにわたって草が抜き取られあたりには掘り返した土のにおいがほのかに漂う。兄弟は木陰に座り込みおのおのの水筒に口をつけていた。
 「毎年のことながら重労働だな(´,_ゝ`)フッ」
 「うん(ほとんど掃除してないくせに)」
 「さて、いこっか」
おもむろにシェリィが立ち上がる。つられるようにして重い腰をロゼが上げる。槍を一振りすると駆け出した。

624 名前: あ〜 投稿日: 2005/08/23(火) 13:32:55 [ NxgoQ2As ]
第3章

「ちくしょう!!」
ラルドは叫んだ。
「急いでるのに・・・」


長い沈黙が続いた。

『コンコン』
そんな沈黙を破るようなノックの音が聞こえた
『落とし物で〜す』
ラルドはホッとため息をつき、クラースは嬉しそうにドアに駆け寄った。
が、ノックをした者はなぜかもうドアをあけている。
思わず剣を引き抜いたクラースは驚いた顔をした。
「お、お前は・・・」
「久しぶりだなぁ〜、クラース」

勝手に部屋に入ってきた男の名前はフラット。
もともとハノブに住んでいて、2人と仲がよかったのだが、彼は村から
追放されてしまった。
なぜなら彼はシーフで・・・泥棒ばっかりを働いたからだ。

「そんなお前が、なぜ俺達の金を盗んだんだ?」
「いや〜、おめ〜らみて〜な田舎もんはちょうどいいカモでな。
 ラルド。何回人にぶつかった?」
「・・・」
ラルドは何も言えなかった。

「・・・なるほどね。ハノブに伝染病が・・・」
クラースとラルドは今までのことを話した。
「・・・・・・わかった。俺が手伝ってやるよ。」
「ほんとか!」
クラースは喜んだ。
「ただ〜し。手に入れた金の5割は払ってもらうぞ」
『・・・・・・』



「野良犬なんて、1匹もいね〜じゃね〜か!」
フラット。
「ここなんだがなぁ・・・!!」
「そ、そんな」

3人は驚愕した。100という野良犬が3人を囲んでいたからだ。

 >>(*´∀`)アラステキさん
 感想ありがとうございますm(_ _ )m
 あとどのくらいか数えたら・・・長かった・・・

625 名前: ユキサキ 投稿日: 2005/08/23(火) 13:46:53 [ E1YpefgM ]
>>623

古都ブルンネンシュティグ
太陽が西へと沈んでも、街の中は活気が溢れている。
軒を連ねた露店からはランプのかすかな明かりが漏れており、集まってきた虫がぶつかる度にこつんと軽い音を立てる。
 「とりあえずこれだけあればいっか?」
 「ちょっと多くないか?」
 「久しぶりだし、奮発しちゃった〜。やっぱ多すぎたか」
声を立てて笑う少女の両手にはバリカスから入手したケーキやらクッキーやらキャンディーがあふれ出ている。
 「半分持ってくれ」
 「いや、いい」
 「・・・」
無言でこぶしを振り上げる姉に恐れをなして、しぶしぶキャンディーとクッキーの包みを持つ。
明らかに半分以上持たされているが、口に出したところで一発食らうだけなので黙っていることにした。

 古都に溢れる人を避けながら朽ちかけた王宮の憶へと進んでいく。少し開けた場所に粗末な小屋が建っている。
崩れかけた塀に文字が書いてある。かろうじて読み取れるのは[孤児院]というところだけだった。
ほぼ全壊した門をくぐると目に入った、掃き掃除をしているガタイのいい男にめがけてシェリィは突撃した。
 「オサーン、元気してたぁ?」
 「ぐハッ、シェリィ、か・・・いきなりぶつかられると腰に響くんだが・・・」
 「やりすぎ?」
 「相変わらず下品だな・・・それと、オサーンじゃなくて院長と呼べ。子供たちが真似する」
 「・・・院長がソウ育てたんだろ?(´,_ゝ`)フッ」
 「おいロゼ、・・・なんとかならないのか?」
 「(´,_ゝ`)フッ俺に言うな」
 「ああコレお土産ね」
菓子の包みにこっそりと白封筒を入れて渡す。封筒に気づいた院長は決まりの悪そうな顔をするが甘んじて受け取る。
 「いつも、悪いな」
 「いいって。ここでそだててもらったんだからさ」
院長の目が遠くをいる。
 「もう、2年か・・・お前たちが出て行って」
 「アー・・・そんなにたったっけか」
 「姉ちゃんぼけすぎ」
どごぉっ
 荷物を院長に預け両手が自由になったシェリィのボウストライキングがロゼにヒットした。
もっていた菓子類がばらばらと落ちる。
 「ひ・・・ひでぇ」
 「ボンクラじゃないだけ感謝しろ」
 「ハハハ、お前らは相変わらずだな」
 「「(´,_ゝ`)フッ」」
 「さて立ち話もなんだ、お茶でも飲まないか?」
 「少しやすませてもらおうかな」
なれた足取りでシェリィとロゼは中へと入っていった。

626 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/23(火) 16:46:59 [ ebbaZ2aQ ]
お久しぶりです。
ひょっとしたら忘れられているかもしれませんが、>>459の書き込みから姿を晦ましていた252です。
実はパソコンが故障してしまいまして、何もできなかったんですよ。
・・・・・いえ、サボタージュではありません。本当に。
幸いリア友がパソコンの使用を許可してくれたので、今は友人宅より書き込みをしています。
今日・明日あたりには続きが投稿できるかもしれません。
それより新作が続々と始まってますね〜。
このスレもどんどん良スレの道を歩んでいくようでとても楽しみです。
 
では先に感想を書かせていただきます。
 
>>470-474
成長の過程がとても現実に近くて呑みこみやすいです。
473でのBISさんが「別世界の用事を思い出したのでここで失礼します。」と言ったときには思わず頷いてしまいましたね。
ひとまず完ということですが、やはり続きが読みたくなります。
 
>>477-478
なるほど、コピペのようですが面白いですね。
人間として一人一人の見方の違いを浮き彫りにさせられます。
 
>>480
これは・・・・・途中で思わず吹いてしまいました。
482さんと同じく我が道を行く2名に感動すら覚える(?)作品です。
 
>21Rさん
やった、続きだ続きだ〜・・・・・ってアレン君がそんなんなってしまってるなんて・・・・。
自分もロリk・・・・の自覚があるので人事とは思えない出来事です。(白い目で見ないでください;)
それでもやっぱりミルの過去が(しつこい
ともあれ続きが待ち遠しいです。
 
>FATさん
レニィもタカもすごいですね。更に二人とも裏表があるところに面白みを感じます。
特に性別を選べないRSの設定では、レニィの槍弓術が生き生きとしてきますね。
しかし、フランは大丈夫なんでしょうか・・・・・ロリk(ry)の私としては気になるところです。
 
>>507-508
・・・・・蟹が食べたくなりました。いや、とても美味い作品です。
レポートがRS内の内容ととてもかみ合っていて、さらに読みやすい文章だと思います。
ちなみに私は銀行1は毎回殺人蚊にやられていました。(聞いてないって)
 
>BDさん
そうか、フラムベルの名前の由来はフランベルジュだったのか〜。
セルファンは兄だか弟だか双子だか思い出せませんが、あのクエにもお世話になったなぁ。
なんだか心が温まる話ですね〜、Uアイテムの誕生秘話も是非書いてみてください。
 
>iさん
筋肉×筋肉・・・・それはそれで萌えな気もしますね。(助
女性の天使とは考えてもみなかったです。
冷血なクロイツが心を開いていく・・・・・いや、こういうのは感動のツボですね。
微エロは気になりません。むしろもっと(ry
 
「文章が長すぎます」を喰らいました・・・・・コピーしといてよかった。

627 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/23(火) 16:47:33 [ ebbaZ2aQ ]
>ナンバーズさん
携帯からですか、お疲れ様です。
大切な人を失ったレオン・・・・・ウィッシュはどんなことを語ってくれるのでしょうか。
 
>>533
ビショップがネクロマンサーに・・・・一体その身に何があったのでしょうか。
続きが読みたくなるというより知りたくなる物語だと思います。
 
>ypgさん
1000というと・・・・1Mでしたっけ?(微汗
純粋な(単純な?)アルフォンソのキャラクターに好意が持てます。
しかし裏でわざと誤魔化そうとしたんじゃないかと不可読みしすぎてしまいました。
続きに期待しています。
 
>>537
最後の突っ伏しが続かない原因ですか?それなら私が起こしにいきま(ry
個人の意見ですが、興味をそそられるところで丁度終わっているので続きが読みたいです。
 
>>543
リアルでもありそうな話です。いい話ですな〜・・・・。
そういえば私も固定PTを見つけるのには苦労しました。(今は仮引退していますが)
次の作品に期待しています。
 
>>544
久しぶりの改変だと思いますが、新職シーフの面白さ(?)が伝わってきます。
やっぱりまたシーフ作ってみようかな・・・・・。
 
>>551,>>559
こちらも新作ですね、初めまして。
ナンパっぽい誘いはグッときますね。このPTがどんな狩りになっていくんでしょうか。
 
>LBさん
石化魔法でREの生き残りがいたとは・・・・・設定がとてもわかりやすいです。
そして表現の巧さがとても羨ましいです。続きをお待ちしています。
 
>>590,>>592
エロ小説スレ行きかな?
とりあえず魔法師のプギャーの奇声に吹きました。
 
>赤:S,Nさん
そうですよね、最近盾を持っている剣士がめっきり減りましたよね・・・・・。
こういう信念を持った剣士は素敵ですよね。続きはあるんでしょうか、気になりますね。
 
>あ〜さん
突然財布が消えるなんて悲劇は耐え難いものですよね。
いきなり100もの犬に・・・・・このあと三人はこの事態をどう切り抜けるんでしょうか。
 
>ユキサキさん
なんだか激しい姉ですね・・・・ちょっと萌(ry
何故か弟が自分に重なりました。続きが楽しみです。
 
619の書き込みはコテ無しですが私です。
もしそれが迷惑になっていたなら、この場でお詫びします。
ではまた次の機会にお会いしましょうノシ

628 名前: 252 投稿日: 2005/08/23(火) 16:52:34 [ ebbaZ2aQ ]
コテ付け忘れた;;
それと627で
>〜したんじゃないかと不可読みしすぎてしまいました。
とありますが、
>〜したんじゃないかと深読みしすぎてしまいました。
に脳内変換しておいてください。

629 名前: FAT 投稿日: 2005/08/23(火) 17:31:36 [ MZGP9yjI ]
>>390-392  1 >>405-407  3 >>504    5 >>548-549>>580-582 9   >>610-611 11
>>397-398  2 >>419-423  4 >>511-513  6 >>569-570>>594-597 10


「フ・・・フラン?」

・・・・なんて顔をしてるんだ。あんたは。

「う・・うそ・・。ねぇ、うそでしょ!!こんなの・・・・。」

・・・・嘘なんかじゃない。あんたも見ただろう。目の前でフラン
が消えたのを。あれに仕掛けでもあるって言うのか?

「いやぁぁぁぁぁぁぁぁああああ!!!!!!!」

・・・・おいおい、ご主人さまよ、しっかりしてくれ。俺たちだっ
て生きて帰れるか、分からないんだぜ。そりゃ俺もフランのことは
好きだったから、こんなことになっちまったのは悲しいぜ。でも、
ここで俺たちまで死んじまったらそれこそフランが浮かばれないだ
ろ?冷静になるんだ。ほら、くるぞ。


・・・今、フランを撃抜き、俺たちの前に立ちはだかるものは・・・

【ホワイトシェード】

俺たちサラマンダ族やイフリィト族の間じゃ結構有名な神獣だ。光
の化身だと言われているが、実際には気に入った場所を散々と荒し、
そこに定住しているものを根絶やしにするまで破壊の限りを尽くす、
そして満足すると別の場所へ移動し、これを繰り返す。悪魔みたい
な奴さ。

―――俺(137歳)が30歳くらいだったとき、こいつは俺たち
の住む、母なる赤山にも現れた。住みかを奪われた俺たちは一族総
出で戦い、何十匹もの仲間が殺られた。

・・・それでも、こいつは殺せなかった。

場所が気に入らなかったのか、そのときはすぐに何処かへと消え
てくれたが、まさかこんなところで出会うとは・・・・。



「おい!」
お、ご主人。やる気になってくれたか?
「だまれ。」
へ?お、俺に言ってるのか?
「そうだ。」

・・・ご主人の顔を見て、冷たく、体が縛り付けられるような戦慄
を思い出した。

以前にも・・そう・・あれはメラーという少年を誤って殺してしま
ったときだった。
当時ご主人はまだ9歳。それでも俺は彼女に恐怖した。あの時、俺
は火を噴き、それは確かに彼女を飲み込んだ。なのに・・・。彼女
は立っていた。それも平然と、何事もなかったかのように。

・・・俺は降参した。でなければ、殺されると思ったからだ。

9歳の女の子に? ああ、そうだ・・・。そうだった。

本当の彼女は・・・・・


「ふん、ようやく黙ったな。」
「さぁ、楽しませてもらおうじゃないか。」
俺から視線を外すと、ホワイトシェードの方を向き、笛を突き出し
戦闘の意思を示した。
それを見るなり、敵の口から静かな、だが強力な光の束が放たれた。

・・・一切の音を出さずに攻撃。だからフランもあんな簡単に・・・

文字通り、光速のビームはご主人を完全に捉えた。

ごしゅじーーん!!!

「・・黙れと言っただろう。貴様から殺すぞ。」
・・・どんなトリックなんだ?無傷で立ってるぞ。
「そんなものか、期待外れだな。」

ご主人はゆっくりと、敵に向かい歩き始めた。何度、ビームを受け
ても立ち止まることなく、怒りに満ちた目をまばたきもせず、確実
に歩を進めている。

「こんな雑魚にフランは殺されたのか・・・。滑稽なものだな、世
の中と言うのは。」

ホワイトシェードは早くもご主人に恐怖を抱いているのか、体が小
刻みに震えている。

――――本能で感じる恐怖――――

これに奴は蝕まれているのだろう。俺もそうだった・・・。

630 名前: FAT 投稿日: 2005/08/23(火) 17:32:22 [ MZGP9yjI ]
「貴様の犯した罪は重い。何せ私の最愛の人を殺したのだからな。」
そう言うと手にした笛で奴を嬲り始めた。たかが笛にそんな威力
が?と不審に思うほど、苦痛に顔を歪めるホワイトシェード。

「どうした?こんなものでフランの死の代償は償えんぞ!!」
「死ね、死ね、死ねーーーー!!!」

・・・もう、見てらんないぜ。

豹変してしまったご主人は、地面にうずくまるホワイトシェードに
対し、更に過激に暴力を振るう。もはや体は痙攣し、今にも息絶え
そうなほど弱っている。

「ふん、弱いな・・・。」
「なぁ、生きたいか?生き延びたいか?」
ホワイトシェードの触角を掴み上げ、意地悪そうに問う。うん、う
ん、と震えながら奴が首を縦に振ると、ご主人はその唇に艶かしく
口づけを交わした。

「ふふ、これで契りは結ばれた。貴様もこれからは私の下僕として
精進するのだな。」

はぁ?自分の姉の仇を下僕にってどういう考えしてんだよ・・・。

「名前は・・・フランでどうだ?」

はぁ?やめてくれよ、俺の時と同じ発想か?

「いや、それだと憎過ぎていつか殺してしまいそうだ・・・。」

はぁ?恐いこと言わないでくれよ。

「おい、メラー。何か案はないか?」

はぁ?あ、いや、すみません。そうですね、ホワイトシェードって
いう神獣ですので、無難にシェードっていうのはどうでしょう?

「却下。そうだな・・・よし、名前はクラープにしよう。」

はぁ?なんだ、その適当につけたみたいな名前。

「crapだ。意味は辞書を引けば分かる。にしてもメラーよ、貴様こ
の9年間で偉くなったものだな。フプレに甘やかされて育った結果
か?いちいち私の言ったことに反抗するな。貴様の考えていること
は全て筒抜けだぞ。」

え?

「分かったな。余計なことは考えずにただ私に従え。」

は、はい・・・っていうかフプレじゃないのか?

「体は一緒でも別ものだ。私はフプレではない。フプレの・・・。

フプレの・・・・なんだ??」

・・・・ご、ごしゅじん?

「くっ!!余計なことを言うな!!」

いてぇ!!殴ることないじゃないか・・・。

「はぁ、はぁ・・。いいな、とにかく私に従え。フプレはしばらく
出て来れない。その間に・・・」

ん?・・・・なんて顔してるんですか?

「世界を、ぶっ潰す。フランのいないこの世など・・・。私が消し
去ってやる・・・。」

・・・なんておぞましい・・・

ハッ!!いえ、冗談です。お供させて頂きます。・・・どこまでも。

631 名前: FAT 投稿日: 2005/08/23(火) 18:31:56 [ MZGP9yjI ]
>>614ナンバーズさん
感想いつもありがとうございます。語り部が変わってしまったのでやはり
フランは・・・。

>>617碧瑠さん
なんといいますか・・。物語を真剣に読んでいただけているんだなと、ほ
ろり来てしまいました。すごくいい線をついていらっしゃいますね。なる
べくがっかりされないような内容にして行きたいと思います。

>>620作文屋さん
感想ありがとうございます。ソルティーケーブの探索篇の続きを楽しみに
待っていますよ。あと、ご存知かも知れませんが>>207さんがまとめサイト
を作って下さっているので見たい作品をすぐに見れて便利ですよ。

>>622(*´∀`)アラステキさん
えっ?21Rさんの連載終わったら活動停止してしまわれるのですか?かな
り(*´∀`)アラステキさんのレスにはお世話になったので寂しい限りです。
て、まだ先の話ですよね。終わらないでほし〜。

>>623>>625ユキサキさん
またうまい書き方を!主人公たちが生き生きしていてとても楽しいです。こ
れからどんな冒険に発展してゆくのか、期待しています。

>>あ〜さん
3VS100ですか。主人公たちは災難続きですね。次回、この状況をどう
打開するのか、色々妄想しながら続きをお待ちしております。

>>626252さん
おお!お久しぶりです。ずっと日記のページが更新されていなかったので心
配しておりました。続きが遂に!?もう期待で胸がいっぱいですよ!!と言
うかロリk(ryですか?実は私もロリk(ry・・・。Sなフプレ(?)さ
んはお好みでないですかね・・。そうですよねきっと・・・。
順番おかしいですけど>>619で上げたのは賢明な判断だったと思います。すご
い沈んでましたから。

632 名前: 252 投稿日: 2005/08/23(火) 18:49:45 [ ebbaZ2aQ ]
>>631
ええ、あまり激しすぎるSは危険ですね。新しい世界に目覚めてしまいますかr(ry
要望を付け加えるならもう少し優しくやっていただければもうPETにn(ry
・・・・・ラインを超えそうでしたね。
 
さて、途中経過ですが・・・・半分も終わってないです。
今日は泊まりこみかな〜。後ろで「え〜」なんて声があがったのは気のせいですね、きっと。

633 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/23(火) 19:31:33 [ nlS/Qrdo ]
252さんは日記サイト作ってるのですか?

634 名前: 252 投稿日: 2005/08/23(火) 20:02:44 [ ebbaZ2aQ ]
>>633
いえ、日記サイト等は作っていません。
現在書き込んでいるのはこの板のこのスレのみです。
>>207さんのまとめサイトにも一通り載ってますね。
 
今日は友人宅が外食ということで書き込めないです。
また明日以降書き込みます。では〜

635 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/08/23(火) 23:37:02 [ 0Q3GCQU2 ]
>>感想書いてくれたみなさん
ありがとうございます。
自分は記憶力ないんで誰が書いたのかかもうすでに混乱状態…orz
特に印象に残ったのはFATさんの作品です。
…なんだか主人公が誰だかわからなくなってきました…まるで別の作品みたいですね。
個人的にBUT ENDはあまり好きではないタチですんで…これからが期待です。

636 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/08/23(火) 23:56:39 [ HMNxgy2w ]
■RED STONE■
ユライス『おーい、兄貴〜待ってくれよ〜。』
ベルフェ『遅せえぞ!!もっと早くこい!』
スティード『まあまあ。そう急かすなよ、兄貴。怪我したら大変だぜ?』
ウィッシュ『…まったくにぎやかな兄弟だな。』
俺はあの三人兄弟、ベルフェゴール、スティード、ユライスと共に旧レッドアイ研究所に来ていた。
ベルフェ『RED STONEがあれば死人も生き返らせられるらしいな。』
スティード『…ああ。死んだ父さん達を生き返らせられるハズだ。』
ユライス『そんで此処に赤い悪魔がいるんだろ?』

637 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/08/24(水) 00:09:35 [ HMNxgy2w ]
ウィッシュ『そのはずだ。但し奴はそのRED STONEの力を取り込んでいる。我々だけで倒せるのか?』
ユライス『まあ、そこらへんにいる奴を編入すればいいよ。』
ベルフェ『アホ。今日は木曜日だ。しかも今10:30だぞ?』
なぜかこの時間帯は人が非常に少ない。たまに見かける程度だ。
スティード『…置いてくぞ。』
ベルフェ『あ!この野郎仕切るんじゃねえ!』
俺は楽しかった。そして頼もしかった。彼らとなら、どんな敵にも勝てる!…そう思っていた。
しかし、今回の探索で…それは儚い夢。自分達は弱く、そして所詮人間だということを思い知らされた…。つづく

638 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/08/24(水) 00:15:25 [ 3ebeVURg ]
自分の文見て思いました。文のバランス最悪、しかも携帯でカキコだと 1レスにつき半角512文字分しかかけないからラストが悪い悪い。
もうぬるぽ…orz

639 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/08/24(水) 00:25:53 [ /Llzpyy. ]
またここってが出たから保守age

640 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/24(水) 00:32:59 [ AsgFQWUY ]
緊急浮上

641 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/24(水) 00:37:24 [ 5uA2lLYI ]
>>623,>>625 ユキサキさん
(*´∀`)アラステキ
これはこれは仲の良い姉弟ですねぇ。うらやましい。
今後どうなるのか気になりますね。

>>624 あ〜さん
(*´∀`)アラステキ
100匹の野良犬に囲まれるとは、大ピンチですね。
3人はどうやってこのピンチを乗り切るんでしょうねぇ。
続きに期待してます。

>あとどのくらいか数えたら・・・長かった・・・
長編ですか?大好物です。やったぜ!

>>626 252さん
お久しぶりです。
パソコン故障ですか.....前にもこんなことが有ったような無かったような。
ここまでくると何かに憑かれているとしか思えn(ry
早くパソコン直るといいですね。

>>629-630 FATさん
(*´∀`)アラステキ
読んでみたところやっぱりフランは........凹むわぁ。
そしてフプレ怖いなぁ。しかも凄い強いし。恐るべき潜在能力だ。
とにかく自分が言いたいのはcrapの意味を辞書引いて調べてる
メラーを想像してしまってお茶を吹いたってことなんですよ.......キーボードがぁ.....
意味を調べたときにマリリン・マンソンを思い出した自分は負け組です。
このままフプレは世界を潰しにいくのでしょうか?
続きが気になってしょうがないです。

活動停止の件ですが、たぶん停止しません。書いてみただけです。許して!
よく考えてみたらこんなにたくさんの素晴らしい作品が投稿されている状況で
ドロップアウト(古い?)するわけにはいきませんからね。できる限り続けていきたいと思ってます。

>>636-638 ナンバーズさん
(*´∀`)アラステキ
旧レッドアイ研究所で一体何が起こったんだろう?気になる。とても気になる。
やっぱりメンテ中は過疎るんですねぇ。

ぬるぽですか?とりあえず ガッ しときますね。

642 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/24(水) 02:07:57 [ bLaypna6 ]
ロマ村物語

私の生まれはロマ村というとても小さな村でした
家族は3人家族、しかし父親は旅でいない
親子揃って職業はテイマーかサマナー・・・
なんでもこの村はテイマーかサマナーでしか生きていけないから・・・
この村にあるのは笛とポーションだけ
正直この村には見切りをつけていた
私にとってこの村は狭すぎる
外へ出たい・・・

そこへ親がやってきて

「最後にこれから一生使うであろう技を伝授するわ」

と、言い少女を外へ連れ出した

「いい?今から外へ出るけど、絶対私の言うことに従うのよ」
「はぁ〜い」

少女は初めて外へ出るのでウキウキしながら母親の言うことを聞いた
しかし耳で聞いているだけで頭には入っていない・・・

少女は母親と共に外へ出た

「いい?今から前言っていたケルビーを召還するから見てなさい」

「はーい」

しかし少女の目には赤山しか映っていない

。oO(凄いなぁ・・・あの山間近で見たらこんなにおっきいんだ・・・)
。oO(ちょっと・・・近づいてみようかな・・・)

母親は召還のため気を練っており母親の目には少女は映らない
少女は赤山に近づいて行った
少女は山のふもとにくるとそこにはサラマンダーがいた
少女は驚く暇も無くサラマンダーに攻撃され、少女の体は火達磨となり焼け焦げた・・・

そして少女は気がつくとテントにいた




とりあえず眠いんでここまで
初めて小説書いてしかも眠いからかなり自信なし・・・

643 名前: あ〜 投稿日: 2005/08/24(水) 09:00:19 [ NxgoQ2As ]
第4章

もう何匹斬っただろうか?
クラースは突きから周りを振り払うように回転斬りをし、左右からの
噛み付きも盾で防ぐと同時に斬る。
フラットは持ち前のコントロールで次々の野良犬の急所を狙っていった。
ラルドは神に祈っていた。
もともと運動が得意なほうではなかったが、いつの間にか味方を回復
できる能力を持っていた。


「や、やっと終わった・・・」
そう言うとクラースはペタンと地面座った。
彼らの周りは野良犬の亡骸、そして鮮血だらけだった。

3人は休むまもなく犬のサンプルを採集した。
「・・・にしてもおかしくないか?」
ラルドが疑問を投げかけた。
「野良犬があんなにまとまって行動するわけがない・・・。 
 何かあるんじゃないか?」
「まぁ早くハノブに戻ろう。話はそれからだ」
最後にラルドは神に祈りをささげている時にフラットが言った。
「・・・なぁクラース。五人の勇者はもどってきたか?」
クラースは静かに首を振り、少し前の戦場を振り返った。
父に近ずいたかな・・・そこの戦場は静けさを取り戻していた。
太陽はいつの間にか沈みかけていた。

『ワオォォーーーーン』
静けさを取り払うような泣き声。
「まだいたのかよ!」
フラットが嫌そうにダーツを構えたがその動物を見て表情が変わった。
   赤い目
それがこちらを見ている。野良犬の目ではない。
『グルルルル・・・・』

太陽からの逆光では全身が良く見えないが・・・
その姿は人間のようだった。

644 名前: 名前がない@戦士のようだ 投稿日: 2005/08/24(水) 17:24:58 [ hNlLsBE2 ]
盗賊A「さて、ではスターヒール盗賊団。朝の爽やか定例幹部会議を始める」
盗賊B「では、まず社員寮での朝食について、重要な報告があるのでお知らせします
まずは、お手元の報告書をご覧下さい。」
盗賊A〜Zたちは同じタイミングで報告書をめくる。
盗賊B「今までの朝食は主に、米、パン、蕎麦のローテーションでしたが、
雨の少ないこの地方での穀物の栽培は難しいために、多大なコストが掛かっていました」
盗賊C「うむ、そうだな、出納係からも色々と苦情が出てる」
盗賊B「コストを抑えるためにわが社の技術開発部門に、依頼していた、
まったく新しい朝食が完成しました」
盗賊たちの間に、ざわめきが広がる
盗賊B「それが、これ、サボテンの鼠煮込みです」
盗賊D「サボテンには多くの水分が含まれており、絞ると多くの水が出てきます
サボテンから抽出した水で鼠の肉を一緒に煮込み、
新たなシチューを作るわけです。栄養は豊富でたんぱく質、食物繊維も満遍なくとれ、
社員の夏ばて防止にもつながるわけです」
盗賊F「しかし、一体鼠はどこから補給するのかね?」
盗賊G「それは、私が説明しましょう
先日、レッドアイ研究生物実験部門にに依頼していた鼠をアリアンの倉庫に話してきました
このネズミの特徴は食料を貯蔵する特殊な器官を持つことです。
このネズミは無性生殖で鼠算式に増殖し、食料を食い荒らします。」
盗賊H「あとは我々の特殊部隊SMAP(サペシャルモンスターアンチパーティ)が
ネズミを回収、調理します」
盗賊一同「すばらしぃ!」
盗賊A「では、次の議題、酢豚のパイナップル煮について・・・・・・・・」

おしまい

645 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/24(水) 17:50:19 [ jIEpIIiM ]
>>644
倒した鼠がいつの間にか消えてると思ってたら盗賊に持っていかれてたのか!
さてはSMAPはシャドウスキーニングマスターだな!?
しかもレッドアイのその俗っぽい機関は何だ!
資金繰りのためにそんなことしてたのか!!うっ、涙が………

昼の爽やか休憩タイムや夜の爽やか反省会も楽しみにしてます。
こういうの大好きだw

646 名前: 名前がない@戦士のようだ 投稿日: 2005/08/24(水) 21:46:18 [ hNlLsBE2 ]
>>645
ありがとな
これからも頑張って庶民感溢れる?ダメ盗賊団書くよ

647 名前: 名前がない@戦士のようだ 投稿日: 2005/08/24(水) 21:56:14 [ hNlLsBE2 ]
ゴメン sage忘れた・・・・・

648 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/24(水) 21:57:22 [ rZu6o0vs ]
>>644
個人的にこういうコミカルなのは好きだw

続編期待してます

649 名前: 名前がない@戦士のようだ 投稿日: 2005/08/24(水) 22:39:31 [ hNlLsBE2 ]
>>644の続き・・・・・・・・かな?
盗賊A「じゃあ、盗賊BとC、アウスダクの油虫退治たのんだぞ」
盗賊BとC「あい!わかりやしたぁ」
俺は盗賊B、お産から暗殺果ては出会い系サイトのサクラまでやる
万屋のスターヒール盗賊団(株)の社員だ
今日は相棒の盗賊Cと、アウスダクのゴキブリ退治に行くことになった
北西の果てにある本部から命令を受け、出発するところだ
目的地のアウスダクは南にある神聖都市だ
ここから行くのには骨が折れる
テレポーターを使えば楽なのだが交通手当てが出るわけもなく歩いていく事になった・・・・・
盗賊C「なぁB、任務ってどんなのだ?」
落ちてるクッキーを拾いながらC聞いてくる
俺も道に落ちてる小銭を拾いながら答える
「何か、葡萄を荒らすゴキブリ退治らしいぞ」
てことはだ・・・・、にんまりした声が聞こえてくる
「仕事終わった後に、葡萄食える展開だな」
そうかもしれねぇなぁ、とやる気のない声で答える
朝食の鼠が今日は少なくて力が出ないのだ・・・・・・
腹のなる音だけが威勢良く響く・・・
最近朝飯少ないよな、と相棒が腹をさすりながら言う
「そうだよなぁ、サボテンの鼠煮込みの量減ったよな」
「何か、輸送係が誤魔化してるらしいぜ。本当に輸送係はいいよな
まったく、給料ドロボウだぜ」
「今度は犬と茸の養殖が始まったらしいぜ」
「本当か?」
「ああ、レッドアイ研究所が潰れてから、冒険者が出入りする様になったろ
そこで狼を養殖するらしいぜ。エサはいくらでもあるって、所長が言ってた」
「キノコは?どーすんの?」
「野生のトランクマンに茸の胞子を振り掛けて、放し飼いだって
トランクマンに寄生して大きくなるらしい」
「本部も色々するねぇ」
「全くだよな、ところで有れ何だ?」
黒い何かがブゥゥゥゥと音を立てながら近づいてくる
知らねぇよ、と相棒も答える
結構なスピードみたいだ、こっちに近づいてくる
あれは・・・・・ゴキブリだ
逃げるぞ、と言って無理やり相棒を引っ張り茂みに隠れる
途中でゴキブリは進路を変えてどこかに消えてしまった
おい宝箱だ、と相棒がうれしそうな声で呼ぶ
すでに鍵を開けてるようだ
ガチャ・・・ボフッ
黄色い光が広がって・・・・・・・
目が覚めると薄暗いところに変なジジイが居た
「おう、兄ちゃん、あんたぁ、トラップに掛かって死んだっけ
向こうの方進みやぁ、そうすっと段々影薄くなって消えるっけぇ」
・・・・・・・・・

続く・・・・・・・のか?

650 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/24(水) 23:15:40 [ k4rFHDZM ]
皆さんは本当にヤリまくれる出会い系サイトに出会った事はありますか。
サクラ(サイトが雇って文章打ち込んでるヤツラ)に
振り回されるのはもうたくさんですよね。
出会い系サイトも1つのサイトに男女が集中しつつあります。
ココはその代表格なんですが、無料でヤれてしかも参加者の4割が女性です。
フリーメールで登録できる = 匿名での参加ができるので周囲の人間に
ばれる心配は全く無いです。完全な無料なので試しに遊んでみて下さい。

出会い系サイトに対する価値観は間違いなく変わります。

まずは体験談からどうぞ。
http://blog.livedoor.jp/deaihakokokara/

651 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/24(水) 23:38:21 [ Jm7QCVrU ]
>>650
やべ 盗賊Bキタw
お仕事お疲れ様ですw

652 名前: 651 投稿日: 2005/08/24(水) 23:39:09 [ Jm7QCVrU ]
そして釣られてsage忘れた…。やっちまったぜ。

653 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/24(水) 23:47:31 [ XfcSwyJQ ]
どんまい

654 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/08/24(水) 23:59:49 [ JYwQAiDM ]
あげると変な広告とか沸くしここはsage進行だからみんなsageてね。
ちなみに今日はネタがないからお休み。

655 名前: FAT 投稿日: 2005/08/25(木) 01:00:19 [ i9X7wmzk ]
>>390-392  1 >>405-407  3 >>504    5 >>548-549>>580-582 9   >>610-611 11
>>397-398  2 >>419-423  4 >>511-513  6 >>569-570>>594-597 10 >>629-630 12



・・・・あ・・・

・・こ・・こは・・?


―― 闇 ――


真っ暗な闇の中に私は立っている。

何も見えない

何も聴こえない

何も感じない


これが死と言うものなんだろうか?

あぁ・・・。私は死んでしまったのか・・・

フプレ、お母さん、ごめんなさい・・・・

レニィ、タカさん、クレナ。
さようなら、私の大切な友達たち・・・


・・・あ・・・

ひかりだ・・・ひかりがみえるよ。

まって、まってぇ!!わたしをおいていかないで、ねぇ、まって
よ!!


・・・きみは?・・・そう・・よろしく、なかよくしてね・・・

ここは・・さむいね・・。きみはどこからきたの?

え?まっていた?・・・わたしを??

あれ?ウィンディにスウェルファー??

あ・・・ケルビーにヘッジャー・・?はじめまして。

きみがよんだの・・?え?ちょっと、なにして・・・

・・・きみ、すごいね・・・なまえは?

ウィスパー・・・

あ、なんだろう、おっきいひかりが・・・

わぁ、あたたかい・・・

きもち・・いいなぁ・・


「おい、反応があったぞ!!」
「がんばれ、フラン!!がんばるんだ!!」

だれ・・?わたしをよぶのは・・・

「くそっ!!フラン、フラン、死ぬなよ、フラァァァン!!!」

タ・・タカさん・・・?

「タカ、平常心を保て、魔法に乱れが出てる。」

この声、レニィもいるのね?

それにしても、眩しいなぁ・・・。

もう・・すこしだけ・・寝ていよう・・・・

656 名前: FAT 投稿日: 2005/08/25(木) 01:01:17 [ i9X7wmzk ]
「おお!目が覚めたか!!」
「う・・・タカさん?」
「痛みはないか?何か食べるか?調子は悪くないか?汗、気持ち
悪くないか?」
「そんないっぺんに・・・。」
「おぅ、すまない・・・。」
「背中が痛むわ。お腹は空いてない。調子は・・・最低ね。」
ふと鏡の中の自分が目に入った。そこには青く、むくんだ顔の私が
映し出されている。

・・・誰よ、これ・・・

「ねぇ、タカさん。何故私はここにいるの?」
私はここと言ったが、決して見覚えのある部屋ではなく、周りに並
べられている薬品などから病院だと推測した。

「あぁ、一昨日、血だらけのお前が突然噴水前の広場に現れたって
街の人から連絡をもらってここに運び込んだ。ホントに酷い傷でな。
よく、生き延びたな・・・。」
「・・・なんで、私古都に帰れたんだろう・・・?」
「それはあれだ、お前のバッグに入っていた帰還の魔石の力だろう。
ほれ」
タカさんはデスクの上に置いてあった私のバッグを掴むと、私の膝
元に置いてくれた。

・・・バッグは一目みただけなら何の変哲もないが、ひっくり返し
てみると・・・

何もなかった。

そう、バッグは半分しか残っていなかった。半分は焼け焦げてしま
ったのだろう・・・。

そのバッグの上に、バラバラになった紫色の石がばら撒かれた。こ
れが私を救ってくれた石・・・。ありがとう、長老様。

「焼け方からしてバッグが背中にまわっていたんだろう。お陰で致
命傷を負う前に転送されたんだ。」

そう・・・運が良かったのね、私。

「そういえばフプレはどうした?」
「・・・・」

私は、答えられなかった。その後を全く知らないから。あれから二
日も経ったのか・・・。
まだ戻っていないと言うことは・・・

いやっ!!考えたくない・・・・

「すまない・・・。」
申し訳なさそうに下を向くとタカさんは部屋を出て行った。

私は、再び眠りについた。

入院してから一週間が経った。調子は大分良くなった。背中のヤケ
ドもそれほど痛まない・・・だが、髪が生えてこない・・・。

初めは気がつかなかったが、熱のせいか、後頭部の毛が全て抜け落
ちてしまっていた。毎日魔法で治療をしてくれているタカさんも、
ハゲを治すことは出来ないという・・・。


・・・フプレ・・・

毎日、夢にフプレが出てくる。18年間の思い出が毎晩毎晩頭の中
で繰り返し流れ、その度に涙を流す。

何故、私は生きているの?

何故、フプレを置いてきたの?

何故、私たちは村を出たの?

・・・あぁ、そうだ。村を、私たちが村を出たりしなかったらこん
なことにはならなかったんだ。静かに、母と三人で暮らしていれば
よかったのに、幸せだったのに・・・・・。


暗い顔をして沈んでいると、宿のおじいさんがひょっこり姿を見せ
た。私は急いでフードをかぶった。
「やぁ、お嬢ちゃん。具合はどうだい?手紙が届いてたから持って
きたよ。」
とかわいいクマ柄の封筒を渡された。母の大好きな柄のものだ。
「じゃあね・・・。お嬢ちゃん、体が良くなったら私のところに来
なさい。大事な話があるから。」
意味深に表情を硬くすると、足音も立てずに部屋を去っていった。

・・・恐い・・・

この封筒の中身は手紙だろう。その封を切るのが・・・恐い。
でも、見なきゃ、見なきゃいけない気がする。・・・勇気を出し、封
筒の口を手で一気に千切る。

657 名前: FAT 投稿日: 2005/08/25(木) 01:02:49 [ i9X7wmzk ]
フラン、フプレへ

元気かい?あたしはもちろん元気さ。手紙ありがとうねぇ、すご
く嬉しかったよ。タダのホテル?あんたたち、いやらしい仕事な
んてしてないだろうね?そんなことしてたらあたしゃ許さない
よ!!
まぁ、冗談だよ。仕事、特にバインダーってのは大変だったね。
なにさ、ネクロマンサーって!あたしたちでも会ったことないよう
な化けもんを、よく退治したねぇ。
さっそく、いい友達が出来たみたいで母さん安心したよ。・・・で
も、男二人と遊ぶってどういうことさ?あんたたちはかわいい顔し
てるんだから男共をうかつに近づけちゃいけないよ!男なんて何考
えてるんだか分かんない生き物なんだからね!!

 こっちは相変わらずのんびりやってるよ。ただ、あんたたちがい
なくなって静かにはなっちまったけど・・・。
 そうだ、子供、生まれたんだよ。トマクスの。あ、トマクスじゃ
分からないか、長老の子だよ!もうかわいくってね、男の子なんだ
けど、髪の毛くるくるで、指をキュっと掴んでくるのさ、もう、最
高だよっ!!さ・い・こ・う!!!

 ・・・こほん。えー、何が言いたいかっていうと、早くこの子を
抱きに帰っておいでってことさ。おっきくなっちまったら他人の子
なんて小憎たらしいだけだからね。今しかないんだよ!!

 と、あたしがとやかく言うことじゃなかったね。でも、これだけ
は言わせておくれ。無理するんじゃないよ、あんたたちだけが、あ
たしの唯一の宝物なんだからね・・・・。


メイ=サーヴェリーより、愛を込めて

                           Oct.23

P.S.帰ってこないにしろ、手紙はちょうだいな!待ってるよ♡




「う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああん」
子供のように、声を張り上げて泣いた、泣いた、泣いた。
静かな病室いっぱいに泣き声は響き、声を聞きつけたタカさんが駆
けつけ、私を大きな両手でぎゅっとやさしく抱いてくれた。彼の胸
の中で身を縮め、気が遠くなるほど母への懺悔の言葉を繰り返し
た・・・・。

いつもと変わらぬ母の手紙に、フプレを置き去りにした私の罪の意
識だけが高まっていった・・・・

658 名前: FAT 投稿日: 2005/08/25(木) 01:45:48 [ i9X7wmzk ]
>>633さん
すみません、私の書き方が悪かったです。252さんの作品が日記のページを
一頁ずつめくっていく形で書かれているので、そのことのつもりだったんです。

>>635ナンバーズさん
感想ありがとうございます。特に印象に残った作品だなんて・・・恐縮です。
真意は今回の通りですので今のところバッドエンドにはならなさそうです。
>>636-637おお!ユライスは兄弟だったんですか!!そして次回は・・・どんな
戦いが待っているのか楽しみです。

>>641(*´∀`)アラステキさん
よかった、では、これからもレス楽しみにしております。というかキーボード
大丈夫ですか?辞書引くメラーを想像してお茶を吹いてしまった(*´∀`)
アラステキさんはとてもステキです。

>>642さん
おお!サマナものですね!というか助かった主人公がすごい。少女が助かった
わけは?そしてこれからの成長は?続きを希望です。

>>643あ〜さん
おお!百匹切り達成ですね。そして次は・・・親玉ですか。この親玉との
戦いはどうなるのか、続きが見たいです。

>>644>>649 名前がない@戦士のようださん
サボテンの鼠煮込み・・・なんて合理的なんだ!!ゲームの中だと気に
なりませんが、現実だとこういったコスト云々考えなければ会社なんて
すぐ駄目になってしまいそうですね。というか盗賊B・・・。>>651さん
のコメントで気付きました。タイミングよくってネタになってますね。


えと、小説のほうが中途半端なのですが、10日間以上旅行に行ってきます。
また、帰ってきたときはよろしくお願いします。

659 名前: ロマ村物語を考えてる人 投稿日: 2005/08/25(木) 03:07:11 [ bLaypna6 ]
>>642の続き

ちなみに主人公の少女は6歳ぐらいで闘いなんか全く無理だと思ってください

ロマ村物語其の2

少女は辺りを見回したがどうもいつものテントでは無かった。

見慣れぬテント・・・
気絶していた私・・・
そして何故か癒えている傷・・・

少女は急に不安になりおそるおそる外へ出てみると
そこには想像もしなかった世界が広がっていた

大きな建物。
大勢の人。
少女にとって初めてみる海。

唖然としている少女に一人の女性がちかよってきた・・・

女性「おじょうちゃん、この町は初めて?」
少女「うん!」
女性「そう、じゃあ・・・お姉さんが案内してあげよっか」
少女「やったぁ!ありがとう!」

少女は純粋に女性の好意を受け取り、又女性も純粋な気持ちで少女に町を紹介した

女性「お嬢ちゃんは何処からきたの?」
少女「それが分かんないの・・・」
女性。oO(あら・・迷子かしら・・・)
女性「じゃー、お母さんかお父さんは何処にいるのかな?」
少女「それも分かんないの・・・」
女性。oO(迷子ね・・手掛かりは出てきたテントだけか・・・)
女性「それじゃ、元いたテントにもどろっか」
少女「うん!」


そしてテントに着くとそこには黒人の男がいた

女性「あら?お父さん?」
少女は首を横に振った

どうやらその男は全身大火傷を負った少女を見つけ
応急処置をし、大急ぎでここに戻り治療をしたという
少女は3日近く眠り続け、その間もずっと治療はその男がやっていたらしい。
ちなみにロマ村では医療機関が遅れている為しかたなくここに来た、とも言っている
さらにその男は奇妙な術を使い今すぐにでもロマ村に戻れると言う

しかし少女は村へは戻ろうとしなかった・・・


少女はそこで生活し月日は流れた

660 名前: あ〜 投稿日: 2005/08/25(木) 10:58:22 [ NxgoQ2As ]
第5章 

「な、なんだ・・・ありゃ」
『ググルルルルルゥゥ・・・』
「みんな!くるぞ!」
とクラースが言い終わった時にはもう化け物の姿はなかった。
  幻だったのか?
ふと気を緩めた瞬間、化け物は後ろにいた。
『グオオオォォォ』
叫び声と同時に振りかぶった鋭い爪をラルドに向けた。それを
見たクラースはとっさにラルドの前に出た。
ガチャーンと鎧が壊れ、衝撃で後ろに吹っ飛んだ。
3人まとめて飛ばされるもフラットは体制を立て直し3本のダーツを
同時に投げた。しかし、あたりもしなかった。

3人はこのとき初めてこの化け物の姿を確認できた。
全身で覆われた毛、屈強でたくましい筋肉、長く鋭い爪。
ウルフだった。しかし、大きく違う点があった。
  立っている

「これは・・・ウルフマンじゃ・・・」
3人が見たものは伝説とされていたウルフマンだった。
その生態はいまだに不明で、WIZが特別な変化をするなど、さまざまな
説があった。
「本当にいたのか・・・」
3人は呆然と立ち尽くしていた。

『ウオオォォォ〜ン』
「やる気まんまんだってよ」
フラットは額に汗を流しながらダーツを構えた。
1本を素早く投げる。横にさっとよけ、まっすぐ突っ込んでくるウルフマン。
次は3本を次々と投げるが、ウルフマンはその強靭な足でジャンプした。
『グオオォォォ』
フラットを越え、クラースめがけて爪で攻撃する。
  ガキィーーン
盾で防ぐと同時にわき腹めがけて切る。
後ろによけるもクラースは攻撃の手を休めず、袈裟ぎり、垂直ぎりと
相手の急所をねらっていくも軽々とよけられる。
クラースの攻撃とともにフラットもダーツを投げるが、やはり避けられてしまう。
「くらえ!」
クラースの剣は素早く十字をきった。この攻撃は避けられないと思ったのか、
爪で剣をはじいた。
フラットはチャンスだと思えた。素早く後ろに張り付き、ウルフマンの足を
横に蹴った。
重心が傾き倒れるウルフマンを貫こうとしたクラース。
 3人が終わったと思っていたその時
ウルフマンは普通よりも大きく振りかぶり素早く剣を打ち抜いた。
  バキッ
貫けなかった。なぜなら剣を折られたからだ。
「!!」
驚き、油断したクラースをウルフマンは振り払い、横に10mくらい移動した。
「くそ!」
クラースは悔しかった。
「まて!あいつなんかしてるぞ・・・?」
ウルフマンは大きく息を吸い込み、叫び声を発した。
その瞬間、周りの空気が暑くなった気がした。
「!!しまった逃   」 
ラルドが言い終わる前にあたりは大爆発を起こした。

661 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/25(木) 13:01:07 [ 7FhklIE6 ]
>>649
読みやすくて軽いノリが大好きです。
経費削減などの身近なネタが使われてるので、感情移入もバッチリですしw
リンケン北部で彼らと戯れながら、続きをお待ちしています。

>>659
黒人ってまさか…w
謎が多く、想像もできなくて、続きがとても気になります。
成長した少女にも期待してます(*´д`*)ハァハァ

>>660
ウルフマンが爆発を起こすということは知識スキルでしょうか?
それとも彼が敵であることからしても、他の秘密があるのでしょうか?
うーん、こちらも先が読めずに気になります。

662 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/25(木) 13:07:01 [ 7FhklIE6 ]
>>655
昔からやってる連載物はまとめサイトで読み進めてる所なので、
リアルタイムの感想はつけられないけど、楽しませてもらってます。

663 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/25(木) 13:09:51 [ 7FhklIE6 ]
連投ついでに自分も投下。
元ネタ 「さすがに剣士は格が違った」スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/19634/1124866484/

うちのギルドの剣士が「このギルドでは俺はおさまらぬだろう」と言ってギルドを抜けると言い出した
ギルメンはそれまで「剣士さんが抜けないならわたしが抜ける」
「剣士がいるギルドに未来はない」と言っていたので剣士の選択は万歳だ
剣士はどこでもたらい回しでつい先日もあるギルドから追放されていたのだ
マスターは「たしかに抜けるのは勝手だがそれなりの抜け方があるでしょう?」と言った
厨ギルメンは「お手本がいなくなる・・」と言っていた

去り際、剣士がマスターに「何か言う事はないか?」というと
マスターは耳で「まだ引退する気はないのか?;」と言った
剣士は白チャで「おいィ?お前らは今の言葉聞こえたか?」といったが
ギルメンからは「聞こえてない」「何か言ったの?」「俺のログには何もないな」という返事
どうやら剣士は叫び会話ばかりしてきたせいでこのレベルなのにWISも知らないようだ
遂にはマスターの口から「消えてください;;」と、
年の違いを見せつけられ剣士の厨度を悟ったのかいつのまにやら丁寧語の懇願が白チャで飛び出す
剣士は
「夏厨ヲチを楽しみすぎた結果がこれ俺が晒された時点で言うべきだったな?お前調子ぶっこき過ぎてた結果だよ?」
と得意気に自分を正当化

ギルメンはギルドを壊しやがってと泣いていたがギルドに未練は無かった剣士はギルドを脱退した
ギルメン達は「厨度があまりに大き過ぎた」「これじゃ何も出来ない」系の事を言っていたがもうだめ
一人の勇者によって厨ギルドのレッテルを貼られてしまっていたうちのギルドは解散し新ギルドを発足するに至った

さすらいの厨剣士は今日もどこかのギルドでギルドの評判を落としているだろう


あれ?スレ違った?(´・ω・`)

664 名前: ユキサキ 投稿日: 2005/08/25(木) 14:40:13 [ E1YpefgM ]
私の書く、稚拙な文章に感想をいただけてとてもうれしかったです(*´∀`*)
これからも辞書片手に精進していきたいと思います。
シリアスなお話はほかの方にお任せして、肩の力を抜いて読めるあほくさい話を
書けていけたらなと考えている次第でございます。

ユキサキ拝

665 名前: 名前がない@戦士のようだ 投稿日: 2005/08/25(木) 15:10:31 [ hNlLsBE2 ]
>>644
>>649の続き

「え?俺死んじゃったの?てか、あんただれ?」
目の前に居るジジイに聞いてみる
「ん?ワシ?神様、お前は毒ガス食らって死んだから早く向こう行って
消えてくれ、こっちは在庫発注の手続きで忙しいから?」
在庫発注?わけがわからない。大体死に方に納得がいかない
「おい、在庫発注って何だよ、逆方向進むとどーなるんだよ?」
ジジイがだるそうな声で答える
「そりゃ、お前逆方向行けば生き返るに決まってるジャン」
・・・・・
「え?生き返れるの?」
あたりまえだろ、とジジイが言う
「最近、死人が多くて、あの世で魂溢れてるから
生き返っていいよ、かまわないから、色々書類作るのダルいし」
マジかよ・・・ラッキーだな、死んじゃったけど・・・
「在庫発注って何だよ?冥土の土産に教えてくれよ」
ん〜、と言いながら少しジジイが迷う
「まぁ、教えてええやろぉな、発注してるのは生き物の体、
で、それに魂詰め込んで現世に送るんじゃ、間違ってゴキブリの体発注しすぎてなぁ
ゴキブリばっか作ってるんだよ」
マジかよ・・・・・ゴキブリ増えてるのそのせいだろ・・・・・
「じゃあ、俺帰るから」
おうよ、とジジイが気のない返事をする
ジジイが指差していた方向と逆を行くと、段々と腹が減ってきた
なんとなく眠気もする気がする。いつまで歩いても先が見えない
もしや。あのジジイに騙されたのでは?
そう考えると物悲しくなってきた・・・・・
Cは何してるかなぁ、そんなことを考えていると、意識が朦朧としてきた
そして、俺は・・・・・・・
死んだ

666 名前: 名前がない@戦士のようだ 投稿日: 2005/08/25(木) 15:20:55 [ hNlLsBE2 ]
>>665の続きね

うお!、と叫んでベッドから起き上がる。嫌な夢を見た
とりあえず、ミイラ製のタバコでも吸って気分を変えよう、と
思って部屋を見回すが見慣れない、ここは何処だ?
社員寮と変わらない位の狭い部屋だろう?
窓を開けて、外を見ると相棒が居た。
お〜い、と呼ぶと、すぐに部屋まで来た
「いやぁ、心配してたぞ、毒ガス食らって2日も寝てたからなぁ」
・・・・・・・・、あの夢は・・・・・もしや
「とりあえず、下の階でパンでも食えよ
ここは、ゴキブリ退治のクライアントの家だ。いやぁ、運ぶの大変だったぜ」
まぁ、元気になったら仕事手伝えよ、そういって相棒は部屋を出た
世の中、まだまだ俺の知らないことがあるらしい・・・・・・・・

油虫クエ、終了

まだまだBとCの話は続きます

667 名前: 名前がない@戦士のようだ 投稿日: 2005/08/25(木) 15:46:45 [ hNlLsBE2 ]
盗賊ギルドの接待の話・・・・・

盗賊A「じゃあ、今日はレッドアイ幹部の接待だから、失礼の内容にな」
盗賊B「わかりました」
今日は、お得意先の幹部を接待する仕事だ。
「おい、C命令下ったから、行くぞ
接待に使うバーは見つけたか?」
あたぼうよ、と相棒が威勢良く返事をする
「いいバーみつけたぜ、人気の店が二つ空いてたからな
二次会までOKだ。最初の店は・・・・ここだ
超セクシーバー、突きまくり槍まくり
露出度の高い女の子が多いって話だぜ。で二次会はここだ
ロリロリ調教ケルビーの尻尾って店だ
動物芸を見せてくれるらしいぞ」
へ〜、とニヤニヤしながら答える、今日はいい仕事になりそうだ
出口専用マンホールを出るて、歓楽街に向かうとケルビーに乗った女がやってきた
「お〜いB、本部から怪我の治療費についての手紙着てるよ〜」
あれは、手紙伝令係のアキコちゃんだ
「いやぁ、悪いねアキちゃん、それにしても今日はより一層綺麗だなぁ」
軽口をたたきながら手紙を受け取る
「やだよぉ、49のおばちゃん捕まえて」
と笑いながら何故かCを殴る。Cが呻くがいつもの事だ気にしない
じゃ、っと行って去っていった。何時みてもケルビーは息を切らしている
やはり、なかなか重たいのだろう
途中で接待先を乗せる鎧霊馬車をチャーターする
少々値段が張るが、外貨で支払うと安くなるサービスがあるので
外貨で払う、外貨だと5Y3H1Nだ、一割程度安い
そんなこんなで接待先を迎えに行った。ここから五分程度だろう
接待先は凄みのある男だ、緑色のマントを、蓄えた髭に赤い目
「よろしくお願いします」と俺と相棒が頭を下げると
今日はいい思いをさせてもらいたいねぇ、とネバリある声で言う


まだまだ続くよ

668 名前: ロマ村物語を考えてる人 投稿日: 2005/08/25(木) 16:56:54 [ bLaypna6 ]
一    ニ 
 >>642   >>659

何でも黒人はビショップという人を癒すことの出来る職業らしい

少女は黒人の指導の下成長した
勿論黒人はテイマーでもサマナーでもない為少女はサマナーにもテイマーにもなれなかった
しかし親の血が流れている少女はビショップにもなれなかった・・・

人を癒せるサマナー
そう、プリンセスの誕生である・・・




なんか方向おかしくなってきた('A`)
まぁいいや、このまま突っ込みます(`・ω・´)

>>658 >>661
コメントありがとうございますペコリ(o_ _)o))
やっぱり、コメント貰えると純粋に嬉しいのと
これからも頑張ろうかなと思えるので、
コメント書いてくれてる人にはほんと感謝してます
これからはプリンセスの少女を想像で書いていくのでw

669 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/25(木) 19:10:26 [ NxgoQ2As ]
見えなくなったのでageます

670 名前: 碧瑠 投稿日: 2005/08/25(木) 19:32:53 [ UY2TSuJI ]
>>657
ププレさん、置き去りになったんですね・・・
なんだかとても心配です。

そして、フランの方はと言うと、ホワイトシャドウの光線によって
全身大火傷の重症。奇跡的に一命は取り留めたものの・・・
髪は抜け落ち、生えなくなってしまった。
ププレを置き去りにしてしまったせいもあってか、すごくつらそうです・・・

早く、ププレが元気な顔で戻ってきますように・・・

671 名前: ユキサキ 投稿日: 2005/08/25(木) 20:28:33 [ E1YpefgM ]
>>623
>>625

 小ぢんまりとした部屋に、シナモンと紅茶の香りがほのかに漂う。
勝手知ったるなんとやらで、ロゼがいろいろと準備させられたのだ。
シェリィは出先では猫をかぶりそこそこの仕事をするが身内だけになると、
とたんに人をこき使いだす。
どうしてばれないのだろうか、と不思議に思いながらロゼは機能性のみを重視したカップに口をつけた。
 「それで、最近はどうだ?」
紅茶をひとしきり堪能した後、院長が口を開いた。
 「んー、ソルティーケーブあたりをうろうろしてるかなぁ」
 「だねー、あ、之お土産の石塩です」
 「おお、助かるよ」
ロゼはかばんから相当な量の包みを出して、勝手に調味料の棚に押し込んだ。
 「そういえば、シェリィお前擦り傷作っているぞ」
 「ああ?之か・・・今日墓参りに行く途中に葉っぱでな」
 「どれ、見せてみろ」
 「良いよ、こんなのたいしたことな・・・」
すべてを言い終わる前に癒しの光がシェリィを包み込む。院長は昔、
ビショップだったという。
両親の死後ここに引き取られたのも院長となき両親が友人関係にあったからだ。
村が魔物に襲われ壊滅したとき、生き残った二人を育ててくれた。
 「ありがとう、お礼は体で払うから」
ちらりと胸の辺りの鎧をずらし、ウインクする。
気がつかない振りをして院長は席へと戻った。
 「そういえば、ロゼは怪我をしていないな」
 「ん?ああ、姉ちゃんは突っ走るから」
 「なるほどな」
ちょっと納得しないでよ、と怒ったようなそぶりを見せるが
目許はしっかり笑っている。
 「あーあ、戻って来たいな」
ひとしきり笑った後シェリィはポツリともらした。
 「いつでも戻って来い」
 「うん、そうする」
ロゼは眉根を寄せながら微笑を作った。
 そういいながら戻る気がないのは見て取れた。この孤児院が
シェリィたちの援助がないと厳しいのを彼女らもわかっている。
だからこそ断言できる、絶対に戻ってきたりなどはしない。
横柄に見える態度や軽い口調で誤解されやすいが心の優しい子達なのだ。
 「それじゃ、そろそろかえるわ」
 「院長、また」
 「おう」
ロゼは立ち上がると二人分の食器を洗って、先に部屋を出た姉を追いかけた。

672 名前: 名前がない@戦士のようだ 投稿日: 2005/08/25(木) 20:35:50 [ hNlLsBE2 ]
>>667の続き
最初の店、超sexyバー「突きまくり槍まくり」についた
扉を開けてみると、綺麗な女の子が露出度の高い鎧を着て出迎えてくれた
フォッフォッフォいいねぇ、と接待先が鼻の下を伸ばして言う
いらっしゃいませぇ、と女の子たちが甘い声で席に案内する
まずは、ウィスキーを注文する。やはり若い子に囲まれると、
重苦しい接待先もだらしなくなる様だ
あとはお酌の相手をするだけ、楽な仕事だと思う
接待先も満足し
この取引OKだよ、と言ってくれた
時間は矢のように過ぎ、もう接待先も帰る時間だ
天使タクシーを使って重役を家まで送る
これで、任務完了だ
なぁ、と相方が声をかける
「二次会の店予約入れたけども使わなかったよな」
そうだな、と答える
「まだ二次会の店は閉まらないから、行こうぜ」
ロリロリ調教クラブ「ケルビーの尻尾」に入ると
15歳くらいの女の子が出迎えてくれた・・・・
まだまだ夜は長くなりそうだ・・・・・・・

終わり・・・・

673 名前: 名前がない@戦士のようだ 投稿日: 2005/08/25(木) 20:51:43 [ hNlLsBE2 ]
赤い光が空に広がってから10年が立つ
多くのものはRED STONEが空から舞い降りたと信じてる
だが、あれは違う、大きな災厄が天上から降りてきたのだ
この星が何処へ行こうとしてるのか、もう誰にも分からない
力と力のシーソーゲームから、降りることさえ出来ない
人は一瞬の刹那に生きる
出来る限りのことはしなければいけない
いや、遅いのだろうか、希望とは儚い夢なのだろうか
恐れを知らぬ自惚れた人は、宇宙の力を悪魔に変えた
だが、俺が果たせぬ使命をいつか受け継いでくれる者が現れるだろう


ここに記す事実は全て私が見た事である
いつか来るべき時に備え、これを記す
この剣は私の思念が宿り、力あるものに全てを明かす
つまり、これは私の希望、そう、ゴーファの希望である

赤い光が空を多い、10日して光が収まった後に、あるところへ赤い星が落ちた
RED STONEと呼ばれた悪魔が、この世界に到来したのである
RED STONEとは、大きな思念の塊、生命の結晶
カオスでありコスモである、生であり死である
矛盾と完全さを備え、始まりであり終わりでもある
RED STONEは悪魔が姿を変えた形である
人の思念を吸い取り、あらゆる物を変えてしまう力がある
そして、いつか思念が形を取り世界を変えるだろう
だが、手はある各地にはRED STONの思念を分散させる力を持つ武器がある
力あるものがそれを手にし、RED STONEの力を弱めてくれることを願う

これは私、ゴーファの希望であり、世界の願いである

時は流れ、世界は混乱する

おい見ろよ綺麗に光る短剣だぜ、威勢のいい声が聞こえてくる
「みろ、コイツはすごいぜ、鞘がすごい光ってる
さっそく、お持ち帰りだな」
シーフが短剣を鞘から抜こうとするが抜けない、
ふんぅ、と力むが少しも動かないようだ
「貸してみろよ」
俺はそういって短剣を受け取る
そして、力を込めて鞘から抜き放つ
そこから出てきたのは、刃渡り1メートルもある細身の長剣
どこか憂いを感じさせる美しさを放っている
「すげぇなリビュール、コイツは噂に聞く魔法剣だ」
何故だろうか、相方の声が遠くなる、そして俺は倒れた・・・・・

674 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/26(金) 12:52:52 [ bLaypna6 ]
age

675 名前: 名前がない@戦士のようだ 投稿日: 2005/08/26(金) 16:46:41 [ hNlLsBE2 ]
>>674の続きっぽい

朝起きてすぐにタバコを吸う、煙が体に入り込むと同時に、覚醒の足音が聞こえてくる
今日見た夢を振り返ってみる。装飾された剣を見つける夢だった
あんなものが見つかれば、安く売り払っても3ヶ月は食べていけるだろう
タバコを灰皿に押し付けてもみ消し、外に出て体を伸ばしてみる
いつも朝起きるたびに思う、この体は本当に自分の体なのだろうか?
全て自分自身だろうかと、もちろんそれは自分だと思う
でも、故郷が戦争によって焼き払われた日から、段々と確証が持てなくなっている
戦争が起こって、村人が殺された。自分を育ててくれた孤児院も焼き払われた
おそらく、生き残ったのは自分だけだろう。
親も居ない、故郷もない、すべてを失ってから10年も立つ
自分を捨てた両親はまだ生きているのだろうか?
そんなことを考えると虚しくなってゆく、大体自分には考える余裕もないのだ
やるべき事は過去を振り返ることでなく、今日の暮らしをどうするかだ
目の前に広がるのは海だ、周りに建物はない、今出てきた小屋以外何もない
今日中には港町のブリジヘッドへ着くだろう
ブリジヘッドに着けば職にありつける、そう思ってここまで来た
だが職にありつける確証はない、噂では何処の街もモンスターや戦争の被害で壊滅していると言う
いや、考えるのはよそう、今日生きることが大切なのだ
ブリジヘッドへ向けて南にひたすら歩く、すこしすると森があった
少し早いが昼飯の準備をする
干し肉とパン、森で見つけた木の実だけだ
野良犬がやって来たので干し肉を少し投げてやる
すぐに寄って来て肉を食はじめる
今度は干し肉を手に乗せて差し出してみた
すこし戸惑った様子だが、近づいてくる
誰もが飢えているのだ
野良犬が肉を食べた瞬間、愛用のナイフで犬の首を切る
犬の首から血があふれ出す、野良犬は少し痙攣してから動かなくなった
血抜きをするために首を完全に断ち切って
ロープで木につるす、一時間もすれば血抜きが終わるだろう
その間に地面に穴を掘る、犬の頭を埋めるためだ
深さ50cmくらいの穴を掘って無残な犬を弔ってやる
そして土を盛り付け石を置いてやる。
木につるした無残な犬を見ると、血が出てこない、血は抜けたようだ
犬をおろすとナイフで毛皮を剥ぎ取る。少しは財布の足しになるだろう
毛皮を剥ぎ取った犬を小分けにして布に包む
近くの川で、犬の毛皮とナイフをよく洗い、鞄にしまう
ブリジヘッドまで後4キロといったところか、まだまだ日は高い急ぐことはないだろう
森から出て街道を歩く、しばらくするとブリジヘッドが見えてきた
すこし足取りが軽くなった気がする
やっとブリジヘッドに着いた、港を見ると船が意外と多い
モンスターの被害は少ないらしい、とりあえず宿を見つけたので入ってみる
チェックインして部屋に鞄を置き、布に包んだ犬の肉と毛皮だけもって外に出る
露店を開いて毛皮と肉を売る、他の露店は魚ばかり目に付く
どうやら港町で動物の肉は珍しいようだ、すぐに中年の女がやって来て肉を買っていった
これで酒が飲めるだろう、毛皮もすぐに売れた
なかなか景気がイイらしい
今は6時といったところだろう、海にくれなずむ夕日が美しい
宿と一緒になってるバーに入る
荒々しい喧騒、酒とタバコの混ざり合った独特のにおいが鼻腔を突く
とりあえずソルティードッグを作ってもらう
港町だから色々な酒がある。とりあえず、ここで暮らして行こうと思う
ひさしぶりの平和な街なのだ・・・・・

続く・・・・かな?

676 名前: 名前がない@戦士のようだ 投稿日: 2005/08/26(金) 17:23:45 [ hNlLsBE2 ]
視聴者の皆様にうかがいたいのですが
>>675の続きがこれから結構残酷な話になるんですけども
いいですかね・・・・・・・・?
それとも控えたほうがいいのかな?

677 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/26(金) 17:27:44 [ 4pfkXMX. ]
ガンガンいこうぜ!

678 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/08/26(金) 18:20:19 [ JYwQAiDM ]
>>674
ここはsage進行です。ageないでください。
>>名前がない@戦士のようださん
おもしろいですね、生と死、生き抜くための描写がすごくしっかりしていると思います。残酷な結末…気になります。
>>FATさん
旅行ですか…しばらくFATさんの作品が見れないのは残念です。
>>ロマ村物語を考えてる人さん
プリンセス誕生秘話ですね。すごく楽しみです。
>>(*´∀`)アラステキさん
よかった、やめないんですね。感想といえば(*´∀`)アラステキさんですよね。(*´∀`)アラステキさんがいなくらなくてうれしいです^^
…物語のつづきは夜うpします。

679 名前: 名前がない@戦士のようだ 投稿日: 2005/08/26(金) 19:02:35 [ hNlLsBE2 ]

スターヒール盗賊団社員シリーズ
>>644 鼠…貴方は食べれますか? 
>>649 ゴキブリは結構怖いよね
>>667 接待するのも一苦労 上
>>642 接待するのも一苦労 下

RED STONEシリアスシリーズ
>>673 第一回 ゴーファの希望
>>675 第二回 生きるため

RED STONシリアスシリーズ
第三回 シーフギルド

ソルティードッグを飲んでいると心地よい酔いが回ってくると同時に、
旅の疲れと空腹感をかんじた、酒の肴は何がいいだろうか?
酒を飲み干してからバーテンを呼ぶ
「ピスタチオとブラッディーマリー貰える?」
バーテンは三回うなずいた後、カウンターの奥に引っ込んだ
ほろ酔いの頭で仕事は何をしようか考える
やはり、仕事を探すには街のヘソと呼べるような場所で探すのが一番だろう
マスターがピスタチオを持ってくる、値段の割りにはなかなかのボリュームだ
「ここら辺で仕事見つけたいんだけども、いいところないかねぇ?」
と、ピスタチオの殻をむきながら聞いてみる
そうですねぇ、とバーテンが答える。
「必ず空いてるのは、船の仕事ですかねぇ」
他にないの?と聞いてみるとバーテンは少し困った顔で黙り込む
そして、眉をひそめて小声で言う
「お客さんはしっかりしてそうだから言うけども
シーフギルドが一番景気がイイらしいですよ」
シーフねぇ強盗の手伝いするの?と聞き返すと
「いやぁ、盗賊でなくて、古代遺跡の調査やダンジョン探索でさぁ」
詳しく聞かせてくれる?といってバーテンに小金を渡す
バーテンが周りを見回し、より一層声を小さくして言う
「ここから少し南に出た後、西と東に二つのシーフギルドがあるんでさぁ
そこの二つは縄張り争いしているんですよ
西は金払いはいいけども東よりも物騒な連中らしいですぜ
噂ではレッドアイとも繋がってるとか・・・・・・・」
そっかぁ、と言ってソルティードッグを飲み干す
ピスタチオの残りを全てポケットに入れて、席を立つ
勘定を払ってバーから出た後に、宿に戻ってナイフと脇差を持って南に向かう
東の方に向かうと小さな小屋があった
近くにいくと、チンピラがよってくる
「おっさん、ここは酔っ払いが来るところじゃないんだ早く消えな」
無視して小屋に入ると、大きな穴があった、どうやら地下へ進むのに使うらしい
てぇめぇ、とチンピラが肩をつかむ
黙れ、と言うと同時に肩に掛かった手首をひねり上げ
シーフギルドと綴られた、刺青の見える腕を脇差で切り落とす
片腕が体から離れたチンピラを穴へ蹴り飛ばす
チンピラの腕は布に包んで鞄にしまう
小屋から出て西へと向かう、目指すはもう一方のシーフギルドだ
西の方へ30分ほど歩くと小屋が見えた、先ほどよりも大きい
だれだぁ?と低い声が聞こえる、いつの間にか目の前に男がいた
先ほどのチンピラとは比べ物にならない威圧感だ
仕事を紹介して欲しくてね、と言って布にくるんだ腕を放り投げる
男が中身を見て少し驚くが、すぐに刺青を見て悟る
小屋に入れ、といって男は小屋に入った、自分もそれに続く
部屋には10人程度の、いかにもシーフのような男がいる
門番の男が、切り取った腕を持って一番奥の男に渡す
へぇ、と奥の男がつぶやく
「あんた、腕が立つみたいだなぁ、向こうの奴の腕もってくるんだから」
まあなぁ、と言って部屋にいるシーフ風の男たちを眺める
「仕事が欲しいんだよ、いい仕事紹介してくれるって聞いてね」
そうだなぁ、と言って男は少し黙る
「腕は立つようだが、向こうの回し者かも知れねぇ
切り取った腕は死体かも知れないからな
お前さん、明日東のシーフギルドが発掘してる遺跡を部下連れて荒らして来い」
お安いご用さ、と言ってポケットの中のピスタチオを食べる
「この地図に書かれてるポイントで明日の23時に来い後は、現場の部下に聞いてくれ」
ありがとよ、と言って小屋から出る
宿に戻ったのは夜中の1時過ぎだった
すぐにベットに倒れこむ、今日は色々あって何かと疲れた
明日は何かと忙しくなるだろう・・・・・・・・

続く

680 名前: 名前がない@戦士のようだ 投稿日: 2005/08/26(金) 19:34:09 [ hNlLsBE2 ]
>>678
どうもありがとうございます
自分のは当たり外れの幅がやたらと大きいので
期待せずに期待してください

681 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/26(金) 20:50:08 [ SgIuWlNw ]
>>680
どう期待すればいいんですかw

682 名前: 名前がない@戦士のようだ 投稿日: 2005/08/26(金) 21:12:01 [ hNlLsBE2 ]
>>681
些細な事にこだわってるとRED STONEは出来ないぜ!

683 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/08/26(金) 21:37:04 [ wA1424Gk ]
>>681さん
ようするにこっそり期待すればいいかと。
>>名前がない@戦士のようださん
楽しみにしてます。
では自分も続き投下します。

684 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/08/26(金) 21:56:22 [ 0Q3GCQU2 ]
■RED STONE■
ウィッシュ『なんか今日の敵はやけに好戦的だな』
ベルフェ『ザコ位どうでもいいだろ。いいから早くヒールしろ。』
スティード『…兄貴はHPMAXだろうが。』
たわいもない話をしながらB3に到着。
ユライス『…うわっ!何だ?』
ベルフェ『暑っ!何なんだこれは!』
B3は異常な熱気に包まれていた。
スティード『間違いない。奴は、赤い悪魔はここにいる。』
ベルフェ『仕切んじゃねぇ!このボケ!!』
一同『……………』
ここの奥にはイフリィト祭壇と言うものがある。奴は…そこにいた。

685 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/08/26(金) 22:14:02 [ 3J/Ql5NU ]
そこには全身マントにフードをかぶった男が立っていた。
????『ようこそ、我が祭壇へ。今日は楽しませてくれよ?』
ベルフェ『ほざけっ!』
3人は皆自分の得意技 を繰り出す。
スティードは分身を利用した連斬、
ベルフェは高速での連撃、
ユライスは…そう、レオン、お前がさっき使ったあの技をだした。物理と魔法の複合技を。
だが…効かなかったんだ。次の瞬間だった。
ベルフェの剣が、ユライスを貫いたのは。 ■つづく■

686 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/08/26(金) 22:18:03 [ 4IN./Jis ]
今回は少し自信はあります。でも皆さんに比べれば…まだまだです。
>>名前がない@戦士のようださん
やっぱりRSでも戦士なんですか?
by黄鯖ザコ戦士

687 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/26(金) 23:18:10 [ Nc63oaYs ]
>>678
>>674はスレ一覧まで下がったこのスレをageてくれたんじゃないかな。
スレをブクマしてるわけじゃない自分としてはこういうageは助かってるよ。

最近スレの消費が激しくて嬉しい反面全て読めないでいます。
赤石よりここ読むのを優先してるのに読みきれないってw
嬉しい悲鳴なんですけどね。
賑わってきた反面、短編職人が少なくなりましたね。
前はもっと気軽に覗いてたから、ちょっとスレを遠く感じ出した初期からの住人でした。。

688 名前: ロマ村物語を考えてる人 投稿日: 2005/08/27(土) 08:48:44 [ bLaypna6 ]
一    ニ     三
 >>642   >>659   >>668
↑ロマ村物語

↓番外編

フランテル大陸の極東地方。
農業と交易が発展した文化の中心地。
ここに「RED STONE(レッドストーン)」に関する伝説が生まれたのは500年くらい前だ。
空から落ちてきたという伝説の赤い石、
実際にその石に触れたものは無きに等しい…。
不老不死と莫大なる富を生み出すといわれるこの石を
求めて、何人もの冒険者が生きる意味の全てを失った…。

500年経った今、RED STONEを求める者はしだいに集まり組織を作った
組織は巨大化ししだいに情報網も発達していった
この話はその組織にいる一人の青年のお話・・・

朝の五時少年は激しいノック音により目を覚ました

「おい!指令だぞ!起きろ」

─・・・まだ五時じゃねーか
青年は嫌々ドアを開けた
「起きたか、指令があるからすぐに着替えて司令室まで行ってくれ」
「へいへい」

青年は着替え、司令室まで行った

「あ、おきたー?」
「起こされたんだよ」
青年は不機嫌そうに返した
「まぁいいや、今回の任務はね」
─やはり任務か・・・
「ココ、ロマ村」
「ロマ村?」
「うん、最近ここら辺のイフリィトが突然凶暴になって人を襲っててね」
「で、これだけならほっとくんだけどそのイフリィトが『あの石は誰にも渡さん』っていってるのよー」
「加えてイフリィトは火の神獣だからねぇ」
「なるほど、RED STONEの可能性があるってことか」
「そ」
「とりあえず近くのブリジヘッドまで飛ばすからねー♪」
─又あれか・・・

青年は一瞬にしてブリジヘッドにたどり着いた・・・海の上に
─これだから嫌なんだよ・・・

689 名前: 名前がない@戦士のようだ 投稿日: 2005/08/27(土) 10:06:31 [ hNlLsBE2 ]
スターヒール盗賊団社員シリーズ
>>644 鼠…貴方は食べれますか? 
>>649 ゴキブリは結構怖いよね
>>667 接待するのも一苦労 上
>>642 接待するのも一苦労 下

RED STONEシリアスシリーズ
>>673 第一回 ゴーファの希望
>>675 第二回 生きるため
>>679 第三回 シーフギルド

RED STONEシリアスシリーズ
第四回 釣り
ベットから起き上がり顔を洗う、窓から景色を眺めると花時計が見えた
時間は9時40分だ、やることもないので昨日のバーに行く
コーヒーとサンドウィッチを注文して朝飯を済まそうとすると、
勢いよくドアが開き、怒号が聞こえてくる
荒々しい男が6、7人入ってくる腕の刺青は東のギルドの物だ
無視してサンドウィッチをつまんでいると、男たちが周りを取り囲む
バーテンは男たちと俺の顔を交互に見てオロオロしている
男たちの一人から片腕の男が出てきて、俺に指を刺す
「こ、こいつが、き、きき昨日俺を・・・・・・・」
コーヒーをすすりながら椅子から立ち上がり男どもを眺める
片腕の男も入れて7人、全員手には得物を持ってる
「命を粗末にするとは、いけない野郎だな」
一番でかい男が胸倉をつかんで言う、
ふん、と鼻で笑って男の顔につばを吐いて言う
「そりゃ、お前らのことだぜ、腕は二本でも命は一つだ」
てめぇ、言い放ちと男が殴りかかろうとする
大振りなストレートをかわして、コーヒーカップで頭を殴る
うずくまった男を蹴って、男たちに押し付け、バーを出る
呆気に取られていた男たちが、少し遅れてバーから出てきた
さっきよりも剣呑な雰囲気だ、相手にするのも面倒なので逃げようと思う
急いで階段を上り、部屋に入ってバックをつかむ、男たちも追ってくる。
ベッドのシーツを相手に投げつけ、その隙に窓から飛び降りる
とりあえず町外れまで逃げて森の中へ入る
川があったので近くに座る、腹が減った、何かないだろうと辺りを見まわすと
古びた釣竿がおいてあった、汚れてはいるが仕掛けも糸も使えそうだ
エサは何がいいかと考えるとポケットにピスタチオが少し残っていた
早く釣って朝飯の続きにしよう
ピッスタチオを小さく千切って針にかける
後は待つのみだ、釣りか・・・・・・・
そういえば昔はあいつとよくやったもんだ
あいつは事件が起きる1年前に、養父に引き取られたな・・・・・
物思いにふけっていると当たりがあった
なかなか大きそうだ、吊り上げる、イワナのようだ
かなり大きい、すぐさエラと尻尾に切れ目を入れて血抜きをする
完全に抜けたところで三枚におろして塩を振る
2時間もすれば干物になるだろう
寝転がって空を見上げる、秋の空気の味がした
秋は嫌いだった、忌まわしい記憶を思い出すからだ
目を閉じて考えるのも止める、東のギルドの奴らもここまで来ないだろう
昼寝でもしよう、そう思ってバックを枕にする

続く・・・・
>>686 俺はテイマと戦士育てます
71と62でまだまだですが・・・・・・・

690 名前: 変な生き物 投稿日: 2005/08/27(土) 14:01:54 [ N4zmkGOk ]
人類が誕生して以来、人類は様々な力を手に入れ、文明はその力に従い進歩していった

   ではRED STONEほどの力は人類にどのような文明を生み出すのだろうか?
俺は知っている、あの石の正体を
……あの石は神になるための鍵なんかじゃない、ましてや人類に栄光を呼ぶ物でもない。
RED STONEの導く先は混沌と破壊でしかない。



丁度、2年前の事だったな
俺がRED STONEの作る運命に巻き込まれたのは。

俺の出身は民村パレトナ…って誰もわからないか。
スマグの側にある、山の谷間に位置する民村だ、武器もないし防具も、道具屋もない民村
更に魔物の数そのものまで少ない為、地図にはほとんど載ってないだろう。
スマグ産の地図でもないかぎり載っているとは思えないな…もっとも、スマグ産でも、もう載ってないだろうが。

当時、俺は15歳でスマグの魔術指導を受けていた、ちょっと遠かったが馬車と距離が近いおかげで
さほど移動に時間はかからなかった、魔法の腕前?…ま、まぁまぁ・・・かな。
ただその日は魔術練習中に寝てしまい帰るのが夜遅くになってしまった。
家につくやいなや杖やコートを放り捨て、食事を作り始めた
親はどうしたって?…いないな、俺が12の時、事故で兄姉父母共あの世行き
なんでも崖からの落石で死んだそうだ、まぁとにかく俺は一人暮らしだったんだ。
確か夕食は時間がないからシチューとパンだったっけな、それを食べて風呂に入れば一日が終わる
…筈だったんだ。

突然外から壮絶な爆音が響き、外が紅く燃える。
それに驚いた俺は家から外へ飛び出した。
外には見たこともないガーゴイルが徘徊し、村を片っ端から破壊していた、そして人も・・・
俺は恐怖に怯えた、人が魔物に惨殺されるのを見るしかなかった
そして俺の目の前に村を襲う魔物のなかでも特に巨大なガーゴイルが降りてきたのだ。

そして俺は気がついた、街を破壊するガーゴイルには見覚えがあった、ある書物に書いてあったのだ。
俺は情けなくも恐怖で腰が抜けた、目の前に降りたデビ・ロンに恐怖した
「何人とも傷をつけられなかったと言う伝説の死神」と対峙したのだから当然といえば当然か。
そしてデビ・ロンは恐怖で顔がゆがむ俺の腹部に尻尾を叩きつけた。
俺は弾き飛ばされ、木に叩きつけられた…
痛みは感じなかった、ただ腹部の感覚が消えただけだった
今思えば、あばら骨や肺、心臓がやられてショック状態だったと思っている。
それを見たデビ・ロンは満足そうに空に飛び上がり、殺戮を繰り返そうとしていた、が
突然苦しそうに羽ばたき、いきなり地面に落ちて果てた、砂となっていく体から紅い石だけを残して・・・。

691 名前: 変な生き物 投稿日: 2005/08/27(土) 14:03:53 [ N4zmkGOk ]
周囲は燃え上がり、唸り声や悲鳴、崩れる建物の音を聞きながら紅い石にはいずりよった。
ただ本能的に、体が熱くなるがまま動いた。
俺は本能的に、この石が何であるかを理解したのだ
…デビ・ロンがここに多数存在する以上、別に不思議でもなんともなかった。
命絶え絶えに石へ近づき、石に指が触れたとたん、周囲が白黒の逆転した世界へと変わった
…紅い石から声が聞こえたような不思議な感覚を覚えている、なんと言ったかまでは覚えていない。

そして俺の体に異変が起きた、全身に凄まじい激痛が襲いかかった
まるで自分自身の全てが書き換えられるかのようなおぞましい感覚だった
激痛のあまり無意識のうちに満月の輝く夜空に咆えた。

…そこからは覚えてない、ただ気がついたら村は跡形もなかった。
紅い石もなく
人の姿もなく、魔物の姿もなく
人間の姿をした俺もいなかった
もはや村にいるのは狼だけだった。


あれから2年、俺は古都ブルネンシュティグの一軒家を知人に借りて生活している
ベッドで横になりながら自分の、狼の手を眺めた、明らかに毛深くて長い爪のある5本指の手
そして鏡にうつる狼の顔、毛深い身体、立派な尻尾。
…俺は別に元の体に戻ろうとか、考えてなかった
まぁ確かに多少の種族差別があったりするが、この姿の生活には慣れていた。
だが未来も希望もない、これが「お先真っ暗」ってやつかもしれないな。
ぼーっとしている中、扉からラフな格好をした男が出てきた。

「おーい、ルエアス起きてるか?」
「起きてるぞボルウィン、やけに食材を買いに行くのが早かったな」
気さくに話しかけてくる知人・・・いやボルウィンが嬉しそうに言った。
「いやな、興味深い依頼があったんだ、報酬も高い」
「なんだ、またクエストか、俺は降りるぜ…この前なんか難癖つけられて『臭い』とか言われ
報酬が全然もらえなかったからな」
「いやいや、ルエアスが興味を持ちそうな依頼だ、しかも確かなスジだ」
もったいぶってからこう言った

「紅き石、レッドストーン捜索に関する依頼だ、場所も明確」
「前言を撤回させてもらう、すぐに行く」
俺はベッドから俺はすぐに側に置いてある仕込み式鉄の爪が付いたプロテクターを腕に付けた。
……紅き石が始まりなら、終わりも紅き石なのかもしれない それに俺は知りたいんだ、あの事件の謎を……
ま、あまり期待は出来ないなどと思いながら、アーアーを装着し終えて部屋を出た。


後書き:長文駄文すみませんわ(‘A`) んでもってお初にお目にかかります
なんつーかその御免なさい長くて、長すぎて全体画面じゃないと変に… ||| _| ̄|○ |||
短編物も書くかもしれんです、っていうかスレ汚しすみませんわ(´・ω:;.:...

692 名前: 名前がない@戦士のようだ 投稿日: 2005/08/27(土) 15:23:22 [ hNlLsBE2 ]
スターヒール盗賊団社員シリーズ
>>644 鼠…貴方は食べれますか? >>649 ゴキブリは結構怖いよね
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RED STONシリアスシリーズ
第五回 日はまた昇る

村が燃えていた、人が殺されていた
剣を持った剣士が人々を惨殺していた
孤児院も焼けていた、あまり好きではなったが育った場所だった
説教臭かった園長も死んでいた。孤児院の仲間が殺されてる最中だった
動けなかった、ただ見てるだけだった
全部、焼かれてた、すべて死んでいた
われに返ってそこから逃げた、途中で仲間が惨殺されてる光景を見た
断末魔が聞こえた、呆然としてると俺も斬られた
死んでるはずだった、でも生き残ってた。
何があったかよく判らなかった、変わらずに昇る太陽が憎かった
仲間を見捨てた自分も憎かった、惨めだった、死にたかった
でも、誓った、かならず殺してやると、あの軍隊を見つけて
地の果てまで追い詰めて、殺してやると、一人残さず最後まで
手がかりは兵士達が持ってた旗の模様だけだ

教会の鐘の音で目が覚める。嫌な夢を見てた
思い出したくなかった、でも忘れられない。
太陽は沈んでいた、街に戻って時計を見ると10時をさしていた
昨日受け取った地図の場所へ行くと、男が二人待っていた
よぉ、と声をかけると無愛想に返事をした
「今から東のギルドが発掘してる遺跡を荒らす
あんたは敵の気を引き付けてくれ、俺たちが埋蔵品を盗み出す」
わかった、と言って目的地に行く
東のギルドが発掘している遺跡はなかなかの規模だった
金銀財宝を運んでいる奴も居た
道理で、シーフギルド同士で対立するわけだな
バッグから脇差を取り出す、準備は万端だ
見張りをしている奴の目の前に躍り出て、いきなり殴りつける
異変に気がついた別の門番が笛を吹いて仲間を呼ぶ
集まってきた男たちに周りを取り囲まれる
朝見かけた顔も居る。人数は13人程度、全員の手に短剣が見受けられる
夜更かしは行けないぜ、と言って挑発のポーズを取る
斬りかかってきた男のナイフを手刀で叩き落とし、背負い投げで吹き飛ばす
任務の始まりだ、調度品を盗み出す役目の二人は遺跡の中に入るところだ
一旦戦いの輪から抜けて近くの森に入り込む
とりあえず、タバコに火をつける
軽く逃げながら、手にした長剣を木に向かって、抜き払う
一閃すると木が倒れて周りの奴らを押しつぶす
遺跡から二人が出てきたのを見計らい、森から出て、遺跡のほうに向かう
バッグからぴっくこの油を取り出して遺跡に投げる
そして、タバコを遺跡に捨てる。一瞬にして炎が遺跡を朱に染める
再び森に逃げ込む、追ってはこない、火を消してるのだろう
西のシーフギルドの小屋に戻ると、小屋の中にある箪笥が動き
地下へと向かう階段が現れた、案内されるがままに奥へ進むと、比較的大きな部屋があった
中に入ると小柄で色の浅黒い老人が椅子に座っている
「まぁ、座れ」と穏やかな声で言う、案内した男は部屋を出ている
ふぅむ、と言って顔を眺めた後に何かつぶやく
「まだ若いな、俺の息子ほども若い、幾つだ?」
23だ、とぶっきらぼうに答える
「名前は何だ?何が目的だ?」
名前、名前なんてあの日から捨てた、俺に名前は無い
「セルジュだ、金が欲しい、雇ってくれ」
偽名を答えると、老人は少し眉を動かす、
老人は棚から酒を取り出す
俺の前に酒が出される、上等なウィスキーのようだ
二人で黙々と飲み続けること20分ほど、老人が突然語り始めた

693 名前: 名前がない@戦士のようだ 投稿日: 2005/08/27(土) 15:37:56 [ hNlLsBE2 ]
スターヒール盗賊団社員シリーズ
>>644 鼠…貴方は食べれますか? >>649 ゴキブリは結構怖いよね
>>667 接待するのも一苦労 上  >>642 接待するのも一苦労 下

RED STONEシリアスシリーズ
>>673 第一回 ゴーファの希望  >>675 第二回 生きるため
>>679 第三回 シーフギルド   >>689 第四回  釣り
>>692 第五回 日はまた昇る

第六回 手がかり

「俺には昔息子が居てな、八年前に海で溺れて行方不明になった
名前はセルジュと言ってな、今年でちょうど23になるんだ」
「飲みすぎだもう、寝たほうがいい」
そうだな、と言って老人は奥へと去る
コップに酒をついで一気に呷る、何故だか酒を浴びるほど飲みたかった
瓶を空けたところでテーブルの上にある書類に気がつく
手にとって見てみるとRED STONE採掘と書いてある、おとぎ話じゃないのか?
なんとなく裏面に目をやると、そこにはあの印があった
あの日、せめて来た兵士達が持っていた旗のマークだ
書類をはじめから読んでみる、RED STONEを探すために
発掘した遺跡や、侵略した村の名前が事細かに載っていた
どうやら、このシーフギルドは末端組織らしい
本部はレッドアイと言う、噂で耳にする組織だった
どうやら、俺の人生に転機が訪れたらしい

694 名前: 名前がない@戦士のようだ 投稿日: 2005/08/27(土) 15:43:09 [ hNlLsBE2 ]
すげぇ疲れた・・・・・・
もうだめ、昼寝するよ

695 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/08/28(日) 11:41:08 [ 7l2jcYK6 ]
>>687さん
そうでしたか、早とちりスマソm(__)m
では自分も潜りすぎてるので保守age

696 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/08/28(日) 11:42:32 [ I1Q6.pyY ]
つい癖でsageてしまった…orz

697 名前: 変な生き物 投稿日: 2005/08/28(日) 11:49:09 [ pHw8xUN. ]
オハヨーゴザイマス アーネチガエタ('A`)

>>名前がない@戦士のようだ
毎度楽しく拝見させてもらってます、隠れファンですとも、ええ
小説書くのは疲れますが頑張ってくださいませ
>>ナンバーズ
始めましてー新参者です、以後よろしゅう
って勝手に新参になるあたり図々しいデスカ


さーて小説の続きどうすっか、勢いで作ったからこれからが大変だ

698 名前: ◆21RFz91GTE 投稿日: 2005/08/28(日) 11:55:08 [ P9WUFjJM ]
■・冬のランサー>>149-153              ■・白銀の弓兵−1>>268-269
■・探し人>>163-164                 ■・白銀の弓兵−2>>286-287
■・もういない、誰かと私-ウィザードの唄->>192-193 ■・白銀の弓兵−3>>305-306
■・少女-1>>211-212               ■・白銀の弓兵−4>>320-321
■・白い悪魔−1>>222-223             ■・白銀の弓兵−5>>338-340
■・白い悪魔−2>>247-249 ■・蒼眼の戦士−1>>365-367
■・少女−2>>428-429   ■・蒼眼の戦士−2>>492-494
■・蒼眼の剣士−3>>605-606


 蒼眼の戦士−4


 そこはとても暗い場所だった、だがその場所は知っているような場所だった。そんな感じがするだけかもしれない、だけどこの空間を私は知っている。
懐かしいといっても過言ではないだろう。その暗い空間の中でひとつの扉が見える、小さく照らされたスポットライトのように一つぽつんとそこにおいてあるように。
「…。」
私はおもむろにその扉のドアノブに手をかけて回した、とても古そうな音を立ててその扉はゆっくりと開いていく。そしてまぶしいほどの光が飛び込んできた。最初はその光になれず視界を奪われたまま何も見えずに居た、視力が回復したのはそれから数秒の事だった。
 そこは見たことも無い焼け野原、その焼け野原の中に二人人が立っている。お互い武器を構え体中傷だらけになってそこに居た。
何か言葉を交わしているようだが私のところまでは届かない、気がつけば自分が中に浮いている事にようやく気付く。
「これは…。」
「私の過去だ。」
何処からともなく自分以外の声が聞こえた、その声の主を探そうとあたりを見渡そうとしたその時姿は見えた。聞き覚えのある声、持ち主はすぐに分った。
「私の名前はアデル、”アデル・R・ロードスタンヘッド”。主の体に寄生している者だ。」
「…声を聞いて分ったよ、どっちがあなたなのですか。」
アデルは私のすぐ隣まで近づき指を刺していった、私から見えて手前の両手にロングソードを構えている黒い帽子に黒い軍服を着ている髪の毛の長い男だと教えてくれた。
「とても古い話だ。」
男は急にしゃがみこむ、但し空中でだ。懐かしげにいま目の前で繰り広げられている死闘を見ながらアデルは帽子を取る、その帽子を目の前に両手で持ち、左目の位置に小さな切れ目を見ていた。
「今から8年前、砂漠都市アリアンという場所から8マイル先の小さな砂漠と貸した一つの町がある。そこであの石の噂が持ち上がっていた、私と今戦っている彼でその石の捜索をしていた時の映像だ。」

699 名前: ◆21RFz91GTE 投稿日: 2005/08/28(日) 11:56:10 [ P9WUFjJM ]
「…何故戦っているのですか。」
「…。」
私の質問に少し無口になる、いや、何かを言いたそうにしているのだろう。だが言葉が見つからないといったところか。
「…人の欲望、憎悪、憎しみ…そう言ったものが渦巻いている。」
「…。」
そこまで言われて私は悟った、伝説上の石、その石を手に入れたものは力と富を得るといわれていた。その石を目の前にして所有権を争う戦いだと気がつくのにそう時間は掛からなかった。
「…彼は何者です。」
「…君たちが探している男、通称”ベルスタッド”だ。」
「…っな」
「君たちが見ていたのは彼の亡霊、いや…正確には式神といっても過言ではないだろう。姿こそ変えていたがね。」
目の前で繰り広げられている死闘は未だに続いていた、だがこの戦いもすぐに終わるだろうと予測できる。圧倒的な戦闘能力を見せるアデル、既に左腕を切り落とされているベルに勝ち目は無いだろうと誰もが想像できる。そしてその時はやってきた。
「私はあの時、確かに彼の心臓を貫いた。そしてその体を焼き払った。」
アデルの言うようにその光景は広がっている、ただの映像だと分っていても人が焼ける嫌なにおいが鼻に突く。嘔吐を引き起こす匂いだ。
「結局、あの石は見つからなかったがね。」
「…。」
「さぁ、次に行こうか。」
アデルはゆっくりと立ち上がると帽子を再び被る、するとその場に広がっている映像は次第にガウスが掛かったように霞、そして消えた。再び真っ暗な空間が姿を現すと又一つ小さな光に照らされたドアが現れた。
「…あれには、何が写っているんです。」
「それは君の目で確かめろ、私はお前に知恵を授けているだけだ。」
「…。」
私は再び現れたドアのドアノブに手をかけてドアを開ける。先ほどと同じように光が差し込んできたが、視力は奪われなかった。

700 名前: ◆21RFz91GTE 投稿日: 2005/08/28(日) 11:56:37 [ P9WUFjJM ]
 目の前にひろがったのは私の小さな頃の姿、その隣に師匠が立っている。
「…今度は私か。」
「いや、違う。」
アデルは今度は帽子を取らなかった、そして冷たい目で一人の目標物を見つめている。
「お前らが師匠と呼んでいるあの女性、あれは本物のオリエンタルではない。このときオリエンタルは既に死亡している。」
「…死んだ?」
「そうだ、これは今から五年前、丁度ハノブで起きた地盤による大きな崖崩れが起きる直前だ。」
目の前にいる私は楽しそうに師匠と話をしている、その師匠の笑顔を見ているととても懐かしく思えて、そして悲しかった。今はもう二度と見ることの出来ないその笑顔、だが…。
「あの屈託ない笑顔も…師匠ではないと言うのですか。」
「そうではない、一つ一つ最初から話そう。」
アデルはゆっくりと地上に降りると一つの切り株に腰をかけた、私も続いて降りてゆく。
「オリエンタル・アラトール、正式にはオリエンタル・A・ブルンネンシュティグ。彼女は正当な古都の王女だ。王家は既に滅び去ったが、未だに王家の血筋を持つものはこの大陸に身を潜めている。そして彼女は王女であり、冒険者であり、ミルリスでもある。」
アデルはゆっくりと立ち上がると移動を始めた二人の後についていく、私もそれに同行する。しばらく歩きながら二人はずっと会話を続けている。このときの記憶はいまだ私の中で色濃く残っている。なぜならこれが最後に姿をかわした時だったからだ。
「正確にはあの体はミルリス本人、その体の中に精神寄生しているのが王女だ。精神寄生はとてつもない力を使う、だからこそ本来表にはその精神を具現化することを許さない技法だ、彼女はあの転落事故から奇跡的に生き延びた、そして同時に王女としての人格も未だに生き続けている。お前が見ているその屈託ない笑顔は王女のものであり、ミルリスのものでもある。」
二人はやがて会話を終了させ、別々の道へと去っていく。それと同時にあたりに沈黙が流れ、しばしの間無音が続いた。
「一つ尋ねたい。」
「なんだ。」
「この先、師匠の後を追えば師匠の行動を見られるのか?」
さわさわと木々が揺れる音が聞こえる、そのなか私とアデルは森の中でたっている。二つの分かれ道を見つめながら。
「行こうか…。」
アデルはゆっくりと師匠が歩いていった道へと足を進める、その足取りはどこか重かった。私も彼の後に続く。


 蒼眼の戦士−4
 END

701 名前: ◆21RFz91GTE 投稿日: 2005/08/28(日) 11:57:49 [ P9WUFjJM ]
こにゃにゃ〜

仕事のほう終わったんでしばらくはまた前みたいに投稿できるようになりますた。
それでも疲れが抜けてないのでほぼしんでまつorz

感想をくれる方々、本当に有難うございます。

702 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/08/28(日) 12:10:44 [ I1Q6.pyY ]
>>21Rさん
自分も21Rさんの大ファンです!
ついに物語も佳境に突入ですか…師匠に何があったか気になります。すごく楽しみです。
>>変な生き物さん
いえいえ、自分も新参物です(^^;)
お互いがんばりましょうね^^
自分は今日は小説うpできないかも…m(__)m

703 名前: 名前がない@戦士のようだ 投稿日: 2005/08/28(日) 13:00:16 [ hNlLsBE2 ]
>>ナンバーズさん
それなら俺も新参者ですな
仁義でもきっておきます
手前生まれは(以下略

704 名前: ロマ村物語考えてる人 投稿日: 2005/08/28(日) 14:33:53 [ bLaypna6 ]
番外 1
 >>688

青年は岸へと泳いでいった

─ったく、こんなとこに下ろすなっつーの
 前なんか屋根の上だぜ・・・全く・・・

青年は今度こそ電車で行こうと固く心に誓いながら上陸した

─しかしロマ村って何処にあんだよ・・・

青年は右往左往していると前方から黒人が歩いてきた

─丁度いい、あいつに聞いてみるか

「おい」
「ん?」
「ロマ村って何処にあるか知ってるか?」
「ロマ村・・・あぁ、あっこは止めといた方がいいぜ、大抵はあっこへ行く前にイフリィトにあって一撃でおじゃんだからな」
「そのイフリィトを倒しにきたんだよ」
「ほぅ・・・ってことは相当腕が達みてぇだな、ちょっと待ってくれ、魔法でロマ村まで飛ばしてやるからよ」

─こいつビショップか、天使だな、声掛けてよかったぜ

黒人が念じているとそこへ一人の女性がテクテクとやってきた

女性   「あれっ?ルシファー何やってんの?」
ルシファー「おう、ホルスかちょっと待ってろ、こいつをロマ村まで飛ばしてやるんだよ」
ホルス  「へぇー・・・あたしも行っていい?」
ルシファー「はぁ?お前、前行きたくないって言ってたじゃねーか」
ホルス  「バーカ、あんたに言ってないわよ。そこの人にいってんの」
ルシファー「ぐ・・・」
青年   「無理だ」

青年は冷たく言い放った

ホルス 「へぇー、そんなこと言うんだー」

ホルスは見たことも無い呪文を青年に向けると青年は不思議な気分に陥った

「・・・やっぱ来てもいいぜ」
「やったぁ!じゃ、ルシファーよろしく〜♪」
「はぁ、俺は使われるだけか・・・」

ルシファーは不思議な呪文を唱えるとホルス達はロマ村にいた・・・

705 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/28(日) 18:55:59 [ GioJjt2U ]
age

706 名前: 名前がない@戦士のようだ 投稿日: 2005/08/28(日) 23:04:01 [ hNlLsBE2 ]
RED STONEシリアスシリーズ
>>673 第一回 ゴーファの希望  >>675 第二回 生きるため
>>679 第三回 シーフギルド   >>689 第四回  釣り
>>692 第五回 日はまた昇る   >>693 第六回 手がかり

RED STONEシリアスシリーズ第七回 孤児院

早いもので用心棒に雇われてから半年もたつ
東のギルドは少し前に首領が病死したことを契機に自然消滅した
俺も腕を認められて遺跡発掘の総まとめをしている
ギルドでは首領の腹心の部下、No2に収まっている
あれからレッドアイの情報は一切つかめていない
毎日が退屈な日々だ、タバコをふかしながら景色を見てみる
公園では子供が元気に遊んでいる、子供の母と思われる女性たちが数人で話をしている
平凡な光景だが、自分には彼らが、独自の幸せの中に生きているように見えた
物思いにふけていると、ドアをノックする音が聞こえる
はいれ、と呼びかけると部下が書類を持ってやってきた
書類を受け取り、手で出て行くように合図する
新しい遺跡を見つけたらしい、やることも無いので見に行くことにする
現場に行ってみると、若い衆が一部に集まってもめていた
一人をつかまえて問いただしてみる
「はい、兄貴実は孤児院の下に遺跡があるんで、金を渡して追い払おうとしてるんですが
ぜんぜん応じないんですよ・・・・・」
孤児院ねぇ、少し考えてから部下を呼び集める
「お前ら、巨王はあがっていいぞ好きにしろ」
「いいんですか?兄貴」
かまわない、と言って全員に仕事を止める命令を出す
女と子供がこちらをじっと見つめている
女のほうに近づくと少しおびえた顔をする
「悪かったな、子供が怖がったろう」と言うと女は少し驚いた顔をする
女がすこし困惑した顔で聞いてくる
「貴方、誰なの?一体何が目的」
「俺はシーフギルドの男さ、遺跡採掘してるんだよ」
少し話したいことがあるの、と言って女が孤児院に入るように進める
いいのかい?と聞くと、神妙な面持ちでうなずく
孤児院は俺が居た所よりも少し広かったが、物の貧しさは変わらないようだ
女がコーヒーを用意する姿をよく見てみる
目鼻立ちの整った柔和な顔、体つきは少し小柄だが腰と胸は丸みを帯びていて女性らしい
ギルドの奴らが手荒なことをしなかったのもうなづけるような気がする
テーブルに座ると、子供たちが奥から不安げに顔をのぞかせている
目が合った小さい男の子に手を振ってやると、すぐに引っ込んでしまう
女がコーヒーを置いて向かい側の椅子に座る
すこしコーヒーをすすってから口を開く
「あなたたち孤児院を壊すつもりなの?」
「まあな、遺跡を掘り出すのが俺たちの仕事だからな」
「ここの子供たちは戦争で行き場を失ったのよ
ここ以外に行き場がないの、わかるでしょ?」
「俺も孤児院で育った、だから気持ちはわかる
でも、ここじゃなくてもいいだろう?ギルドが金を払って場所を移ってもらうだけだ」
女は少し驚いた顔をして俺の顔を見つめながらコーヒーを飲む
俺もコーヒーを飲んで女の顔を見つめる
しばらく顔を見つめていると女が少し顔を赤らめて目線を逸らす
「ここは私の両親が残してくれた場所なの、壊したくないのよ
形見なのよ唯一の」
そっか、と言ってコーヒーを飲む、なかなかこの女も苦労したようだ
じゃあ俺帰るわ、と言って孤児院から出ようとする
女が腕をつかんでくる、ここは壊させないわよ、と言い放って腕を離す
なんとなく思いついた事を言ってみる
「君、男をしらないだろう?」
女が耳まで赤くして平手打ちをしてくる、図星のようだ
ふん、と言って俺から離れて奥へと引っ込む
結構痛いビンタだった

つづく

707 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/08/29(月) 00:38:03 [ INXGmOPk ]
名前がない@戦士のようださん
孤児院の下に遺跡…果たして主人公はどう動くんでしょうかね?気になります。
PS.Lv65戦士なんですか…自分もLv65戦士なんですよ。鯖が同じならあうかもしれませんね^^

708 名前: 名前がない@戦士のようだ 投稿日: 2005/08/29(月) 08:48:39 [ hNlLsBE2 ]
>>707
自分は黒鯖でプレイしてますよ
孤児院、どうなるんでしょうねぇ

709 名前: 名前がない@戦士のようだ 投稿日: 2005/08/29(月) 10:52:02 [ hNlLsBE2 ]
RED STONEシリアスシリーズ
第八回  罪と罰

なんとなく後味の悪い感覚が残る、ビンタされた頬も意外と痛い
行きつけのバーに行ってソルティードッグとフライドポテトを頼む
ソルティードッグを一気に飲み干すと、喉から胃に熱い感覚が伝わる
ソルティードッグを飲み干すと、なんとなく外に出たい気分になった
フライドポテトをもって店の外に出る
町外れにある丘に行って見ることにした
西に向かって10分ほど歩くと小高い丘に出る
たいした所ではないが街を見下ろすことが出来るので若いカップルがよく集まっている
昼間なので人気は少ない、芝生のところに寝転がって空を見上げる
今日は曇りだ、すこし空を見た後に丘の裏側にある小川に行く
薄汚い釣竿を見つけたのでフライドポテトをエサにしてつりをしてみる
そういえば、ブリジヘッドに来てすぐの時も釣りをしたような気がする
色々と今までを振り返ってみる、これから何がおきるのだろう?
俺は孤児院をつぶすことになるのだろうか?あの女は俺を恨むだろうな
孤児院の子供も恨むだろう、そういえば俺は人に恨まれる人生だった気がする
対立していたシーフギルドの奴らも何人か殺した
数年前は追いはぎをして生きてきたこともあった
これから俺は何処に行くのだろう?怨み憎まれて、復讐を遂げたら何をすればいいだろう
親もいない、仲間もいない故郷もない、望みも無い、罪と罰だけ背負う人生
孤独だ・・・・毒蜘蛛のような存在、人の世に必要とされない
頭が重たい、飲みすぎたのかな?今まで一度も酒で不快になったことは無いな
疲れてるんだな、俺も、人は疲れる、孤独だ
疲れる、疲れる、疲れる、頭の中で声が反復する
つか、つか、つか、つつつつつつ・・・・れ・・・・・・・・・
体が重い・・・・・・・・

710 名前: 名前がない@戦士のようだ 投稿日: 2005/08/29(月) 12:29:00 [ hNlLsBE2 ]
誤字の訂正
>>706の小説本文17行目の
「お前ら、巨王はあがっていいぞ好きにしろ」
は「お前ら、今日はあがっていいぞ好きにしろ」
でした

711 名前: 名前がない@戦士のようだ 投稿日: 2005/08/29(月) 13:31:26 [ hNlLsBE2 ]
RED STONEシリアスシリーズ
第九回 葛藤

村が燃えてる、孤児院が焼けている、人々が死んでいる
俺はただ光景を見ているだけだ、動けない、目を逸らす事さえも出来ない
場面が変わる、孤児院の女が俺に言う
ここは壊させないわよ、と・・・・・・・
目が覚める、釣りをしたまま寝ていたようだ
日が沈んでいる、もう夜だ
シーフギルドに戻ってみる、孤児院にいた手下が寄ってくる
「兄貴あの女と寝たんですかい?」
馬鹿言ってんな、と言って自分の部屋に入る
部屋に入ってタバコを吸うと、扉をノックする音が聞こえる
兄貴、首領が呼んでますぜ、少し緊張した声で部下が呼ぶ
わかった、といってタバカを灰皿に押し付けて消す
首領の部屋に入ると開口一番、まぁ座れ、と言われる
首領が酒を俺についでくれる、上等なワインだ
「今日はどうしたんだ?珍しいじゃないか仕事を途中で止めさせるなんて」
それは、と言って言葉に詰まる
「何もお前を責めてる訳じゃない、お前だって人間だ、感情に左右される事もあるだろう
ただ、一つ聞きたいのは、その理由だよ、何があったのか話してみろ」
「俺は孤児院で育ったんです、だから何となくね」
ふうむ、といって首領は一口ワインを飲む
「お前は少し遺跡発掘の指揮を止めろ、最近働きすぎだろう、すこし休め」
「その間に、孤児院を潰すのですか?」
返答は無い・・・・失礼しましたと言って部屋から出る
俺はどうすればいいだろう・・・・・・・
部屋に戻ってウィスキーを飲む、無性に腹が立つ
この地位まで上り詰めて、あの事件の確信に近づけたはずなのに
どうすればいいだろう?ウィスキーをあおる
もう寝てしまおう、重い体をベットに運んで寝る
今日はつかれる日だった

712 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/08/29(月) 23:53:14 [ sgVZcMww ]
緊急浮上
>>名前がない@戦士のようださん
GJです、忙しいので、今週は休みます。
忙しい理由はお察しください

713 名前: 名前がない@戦士のようだ 投稿日: 2005/08/30(火) 21:33:53 [ hNlLsBE2 ]
>>712
もしかして・・・・・?
夏休みの職代の処理でしょうか?
とにかく頑張ってください

話は変わりますが、ここに連載してる作家の皆様はネタどんな風に考えてますか?
掲示板に向かってその日の気分で考えるのでしょうか?
それとも、あらかじめ考えておいて、ここに書き込むのでしょうか?

714 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/08/31(水) 18:33:26 [ MzUs3tFU ]
あるウィザードが残したもの
>>252 ―プロローグ、表紙―
>>316 ―一頁目 誕生、そして襲撃―
>>317 ―二頁目 少年時代―
>>413-414 ―三頁目 蘇る悪夢―
>>456-458 ―四頁目 二つの出会い(前)―
 
―五頁目 二つの出会い(中)―
 
・・・・・・
・・・・まぶしい・・・・・・
まぶしいよ・・・・・・父さん・・・・・・
 
「まぶしいってば・・・・・・」
私は誰にも聞こえるはずのない言葉をつぶやきながら、薄らと目を開いた。
温かい木漏れ日が私の顔を優しく照らしていた。
「・・・・・・。」
まぶしさで目が眩み、目から涙が出てきた。私は静かに目を閉じた。
さっきとは違い、既に記憶は戻っていた。少し前に目の前で起こった出来事が頭に焼きついている。
一瞬で風化してしまった者。体の大部分を失っても死ぬ事のできなかった者。血肉の焦げる臭い、悪魔達の叫び。
あまりに酷な形で花びらを落としていった、たくさんの命。まさに地獄のような光景だった。
―・・・・・・。
父が最初に日記に残した言葉が、もう理解できてしまったように思えた。
 
 
しばらくして目を開くと少し日が傾きかけていて、丁度私の足あたりを日が照らしていた。
肩の重荷を下ろしたように疲れがとれていた。私はゆっくりと立ち上がった。
立ち上がったとき、森のほうに目が行った。
一番最初に地に横たわっている青年が目に入った。
これが本当に父の記憶の中の世界なら、彼こそが青年時代の父である。
なんだかよくは分からないが、彼の周りには土が盛ってある。まさか土葬ではないだろうし・・・・・。
近づいてみると、その土は絶え間なく動いていた。まるで中を何かが流れているようだ。
ふと私はこれの正体を思い出した。体力を回復することができる、地脈の流れを利用した魔法である。
普通は一瞬で流れを見つけ出し、一定量を一回で回復するものだが、技を磨けば断続的に使うことが可能になるらしい。
彼を助けた男はどこにもいなかった。ただ周りに薬草の不要な部分が散らかっていたので、男に敵意はなかったことだけは分かった。
すると、辺りがだんだんと薄暗くなっていく。夕陽が没する速さとは全く違うようだ。
ゆっくりと周囲を見渡す間にも、辺りは昏々と闇に包まれる・・・・・。
 
突然視界が広がった。しかし、さっきまでとは全く違う景色だった。
私は一人埠頭に立っていた。潮風が当たり前のように髪を靡かせ、美しい夕陽が波間に映り、私の心に落ち着きを持たせてくれた。
しかし心を和ませている暇はなかった。後方から奇声があがると共に、銀色の鱗と巨大な鈍器を持った巨体が私に向かって倒れこんできた。
危なげなくそれをかわした私だったが、その時に視界に入ってきた光景は全く驚くべきものであった。
どこにこんな恐ろしい数がいたのか全く分からないほどの数。
しかしそれだけならまだ驚かないだろうが、その一つ一つが奇妙な形をしていて、不思議なオーラのようなものを感じるのだ。
それらがこれまた奇妙なコスチュームに身を包んだ集団と闘っていた。その集団は普通の冒険者とは一味違った雰囲気を漂わせている。
それ以上は何も分からなかった。三度あの自分の意思とは違う物が自分のまぶたを閉じさせたからだった。
 
道のない暗闇の中を彷徨っていた。そして、何かにぶつかるような感触がし、気がつくと長い廊下にいた。
いくつもの部屋があるようだったが、立ち上がった私はずっと一つの部屋の扉を見つめている。
直感的にどこかの扉を開けるべきだと悟った。だが、果てが見えない廊下の中でどれが何の扉なのか。
すると私の考えている事が全て筒抜けだ、とでも言うように目の前の扉が軋む。
しかし私がその扉の取っ手に手を掛けると中から鍵を掛けたような音がし、それは開かなくなり、軋みも聞こえなくなった。
途方に暮れかけていたとき、その扉から見て右手の少し奥のほうの扉が「やれやれ」とでも言うようにキィ・・・・・軋みながらも開いた。
不気味だと思いつつもその扉の前へと歩み寄った。しかし、中は暗くて何も見えない。
しかし何回も味わっていた闇とは何か感じが違い、知りたさの誘惑に勝てずに扉の中へと踏み入った。

715 名前: 252 投稿日: 2005/08/31(水) 18:37:13 [ MzUs3tFU ]
またもやコテ入れ忘れ・・・・・>>714は私です。
 
えっと、この編は前後編という風に分けることを考えていました。
しかし時間がないので物語を細切れにして書き込む方法を選び、結局前中後の3つに分けることになりました。
本当に時間が作れません。長文駄文はもともとですが、更に見苦しくなったことを反省いたします。
という訳なので、感想はまた今度ということに・・・・・すみません(泣
 
あぁ、反省すべき点が満載だな・・・・・。

716 名前: 252 投稿日: 2005/08/31(水) 18:44:50 [ MzUs3tFU ]
今回もありましたよ・・・・・誤爆箇所。
誤)〜の扉が「やれやれ」とでも言うようにキィ・・・・・軋みながらも開いた。
 
正)〜の扉が「やれやれ」とでも言うように、キィ・・・・・と軋みながら開いた。
 
他にも変な箇所がわんさか出てきそう・・・・・。でも本人のために申告してくれればとてもありがたいです。
本編ではないのに・・・・・・無駄なレス増やしてすみません;;

717 名前: 名前がない@戦士のようだ 投稿日: 2005/08/31(水) 20:05:00 [ hNlLsBE2 ]
RED STONEシリアスシリーズ
第十回 ゴーファの希望

目が覚める、ウィスキーの感触が頭に残って気分が悪い
だが、それ以上にこれから自分がどうするか、そのことで頭が痛くなる
故郷を襲ったレッドアイの情報の為に孤児院を潰すか・・・・・・・
それとも、孤児院を守るか・・・・・・自分の考えがおかしく思えてくる
守る?どうやって?どうすればいいのだろう?
人は一人で生きていけないと言う、俺はいつも一人で生きてきた
そんな俺が何かを守るのか?それでいいのか?レッドアイの情報はどうなる?
考えがまとまらない、誰かに助けて欲しい
誰か?俺も結局人に頼るのか?つらいな・・・・・・・・
窓を開けて空を見てみる、空は悲しいほど晴れていて、秋から冬への変化を感じさせる
コーヒーを飲んでから町にある駄菓子屋に向かう
そこでキャンディーとクッキーを買い込み、孤児院のほうへ向かう
朝早くなので孤児院は静かだ、玄関に駄菓子の箱と手紙を置いておく
カラスが世界の破滅を知らせるように、自分に向けて鳴く
何となくカラスを見ているとカラスが口をあける
来るんだ、ゴーファの希望に選ばれたものよ
頭の中で声が聞こえた気がする、カラスをじっと見つめる
カラスが首を振ってうなずく、声の主はカラスだろうか?
馬鹿らしい気もするがカラスに声をかけてみる
おい、とカラスに向かって言うとカラスはうなずく
調停者よ、ついて来なさい、と頭の中で声が聞こえる
調停者?何のことだ?ゴーファの希望?ゴーファは太古の大魔術師のはず、既に死んだのでは?
わからない事だらけだがカラスについていく
10分ほど歩くと森の入り口についた、頭の中で(下を見ろ)という声が聞こえる
声にしたがって下を見てみると、ちょうど足元に魔方陣がある
乗れ、と言う声にしたがって魔方陣の上に立つ
すると魔方陣が光を出しながら大きくなり始める
そして、次の瞬間、目の前に巨大な石で出来た門があった
門をよく見てみると、さっきの魔方陣が描かれている
あたりを見回すと門以外は何も見当たらない
何もと言うよりも地面が見当たらないのだ、自分がいる半径20メートル石畳の場所は
どうやら空中に浮かんでいるらしい、とりあえず石で出来た門に触れてみる
すると魔方陣が輝きだし、驚いたことに石の門がクニャクニャと波打ち始める
門の波うちは終わって、代わりに人が簡単に通れるアーチ型の穴が開く
中に入ると、大きな竜の石造が大きく口を開けている
竜の石造以外は何も無いので、石造を眺めているとあることに気がつく
竜の口に何かあるのだ、近づいて調べてみると、中には短剣が置いてある
口から取り出して、短剣を鞘から抜き払うと明らかに鞘よりも長い剣が出てくる
驚きつつも振り回したりしていると、あることに気がつく
これは俺が夢で見つけた剣だと・・・・・・・・

綺麗な色に光る剣を見ていると、耳元でうなり声が聞こえる
振り返ってみると石造だった竜が変化して、本物の竜になりつつある
逃げようと思い、入ってきた門に向かって振り返ると、アーチ状の穴は消えていた

718 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/09/01(木) 01:38:04 [ 2Du0HvNY ]
保守

719 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/09/02(金) 13:21:08 [ QnyLWUVQ ]
しばらく見ない内にかなり潜ってる…なので保守age

720 名前: 252 投稿日: 2005/09/02(金) 21:40:04 [ MzUs3tFU ]
>ナンバーズさん
なるほど、それでユライスなる人物が・・・・・
やっぱりメンテ前というのがミソでしょうか?
すると謎の人物の正体はダメオンsy(ry
携帯からで大変だと思いますが、続きを楽しみに待っています。

>(*´∀`)アラステキさん
前回の感想の中には入ってませんでしたが、感想を書く側も立派な住人ですよね。
感想を書くのをやめないことを読んだときはほっとしました。
これからもよろしくお願いします。

>ロマ村物語を考えてる人さん
いきなり海の上へ落とされたり変な呪文をかけられたり・・・・・青年は踏んだり蹴ったりですね(汗
青年は二人と協力してイフリィトを倒せるんでしょうか、それとも別の展開になるのか・・・・・・。
ともあれ、次の展開を心待ちにしています。

>あ〜さん
こ、これは・・・・・最強の罠スキルのハウリングですかね?
自分物理狼もplayしていますが、ハウリングの「アオーン」を一度でいいから聞いてみたいですね。
あぁ、憧れるなぁ・・・・・・っと、そうじゃなくて・・・・・。
三人は無事なのか、ウルフマンはどうなったのか。とても気になります。

>名前がない@戦士のようださん
おぉ、これまた良長編が・・・・・って、もう私よりずっと多く投稿してますね;;
その文才が羨ましいですよ・・・・・。
まぁ、能力がない私は努力も怠っているからこんな風になってしまうんですがね〜。
672以前と673以降の別々の物語ですが、やはり主人公は違う人物ですよね?
八方塞になった主人公の行動が気になります。

>FATさん
フランは生きていたのか、良かった・・・・・でも髪が(´Д`;)
しかし私は尼さんでも充分OKですy(ry
フプレが戻っていないんですね・・・・・一体あの人格は何なんでしょう。
 
いつもは電話ばっかりだけど、久しぶりに母に手紙出してみようかな。

>ユキサキさん
さりげなく姉に萌え・・・・・じゃなかった。
人物像がとても分かりやすいです。
このあと出て行った兄弟を待ち受けるものはなんでしょうか。

>変な生き物さん
いえいえ、スレ汚しなんてとんでもない。良作だと思いますよ。
ウルフ物は個人的に好きです。デビ・ロンと対峙して生き残るとは・・・・・凄いです。
続きも短編もお待ちしています。

>21Rさん
終わらせないで下さい・・・・・(しつこい
アレン君の本体の方は大丈夫なんでしょうか?
そこまでの剣術を持ち、アレン君に寄生するアデルとは一体?
そしてミルのかk(ry
うむ、聞きたいことだらけですね・・・・・五月蠅くてすみません。
自分としても淋しいです。目標にしたい人が近く引退(?)してしまうのは・・・・・。
しかしそれでもいつかは終わりも来るんですよね。
最後まできちんと読ませていただきます。

721 名前: 名前がない@戦士のようだ 投稿日: 2005/09/02(金) 21:48:21 [ hNlLsBE2 ]
>252さん
>>672以前と673以降の別々の物語ですが、やはり主人公は違う人物ですよね?

違います、もうぜんぜん違います
もう生きてる時代すら違います(多分)
でも気が向いたら話が交差するかも・・・・・

722 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/09/02(金) 23:10:02 [ MzUs3tFU ]
>>721
やはりそうですか。
考えてみれば同じ人物なら盗賊Bとか書きますよね。(書かないかな・・・・・)
交差ですか・・・・・なんだか面白そうですね〜、その作品も楽しみに待たせてもらいます。

723 名前: 名前がない@戦士のようだ 投稿日: 2005/09/03(土) 13:59:24 [ hNlLsBE2 ]
RED STONEシリアスシリーズ
第十一回 死闘
石造だった龍が、生身の体になる
龍の視線はじっと自分に向けられている
悪意は無い、殺意だけだ、胃に殺意が入り込んでくる
気持ちが悪い、だがここで負けてはいけない
しばらく龍とにらみ合う、時間の感覚が無くなる
龍が少し体を振るわせる、それでも龍とにらみ合う
龍が雄たけびを上げて襲い掛かってくる
長い体をうねらせて、鋭いつめの生えた腕を振るう
一歩後ろに下がる、つめは当たらない、再び龍とにらみ合う
手に持った剣を上段に構える、龍が体をうねらせながら
また腕を振るってくる、後ろに飛びつつも剣を横に一閃する
血が飛び散って赤い花を咲かす、龍が声を上げる
苦痛ではない、怒りによるものだろう、再び剣を上段に構える
龍とにらみ合う、龍も俺もまだ覇気は失せていない
片手でバッグをあさり、ダガーを取り出す
筆を振り上げて龍が殴ろうとしてくる、斜め後ろに下がってダガーを龍の目に向けて投げる
目には当たらずに瞼を切り裂く、それでも効果はあったようで龍が苦しげに呻く
龍が怒りに任せて真正面から突っ込んでくる、前転をするように懐に飛び込み
逆鱗と称される場所を刺し貫く、背中に熱い感覚が走る、爪がかすったらしい
一瞬の沈黙、そして断末魔、血が降りかかってくる
剣を引き抜く、すこし剣を見てからあることに気がつく
剣がまったく汚れていないのだ、血の跡すらない
剣を置いてその場に座り込む、今殺した龍を見てみる
ドラゴンと呼ばれるものではなく、東の島国で言い伝えられている龍だ
龍の目からダガーを引き抜くために、龍の頭に近づく
すると額に何か埋め込まれていることに気がつく
ダガーで額を切り、中にあるものを取り出してみる
綺麗な青色をした宝石だ、丁寧に加工されている、とりあえず鞄に入れておく
剣を鞘に収め、出口を探す、いつの間にか石の壁にアーチ状の穴が開いている
歩くたびに体が重くなる、傷のせいで熱が出てきている
龍と戦った部屋からでて、魔方陣に触れる、光に包まれて、もとの森に戻ってくる
何とか歩こうとするが力が入らない、意識が朦朧とする
一歩も動けない、仕方ないので目を閉じる
これからどうなるのだろう・・・・・・・・

724 名前: 一読者 投稿日: 2005/09/03(土) 16:46:52 [ tlVv/tvk ]
スレ一覧まで下がってるんでage

725 名前: ユキサキ 投稿日: 2005/09/03(土) 22:12:27 [ R86PkENQ ]
>>623 >>625 >>671


ドドドドドドドド

騒々しい足音に続いての衝撃がシェリィの腰の辺りに直撃し、
ふらついた彼女をロゼが受け止める形になった。
ぶつかった本体といえば悪びれた様子は毛頭もない。

 「ぁあん、おねぇさま〜!お久しぶりですぅ。いらしてるんだったら一声
かけてくださればいいのにぃ〜」
栗色長い髪をツインテールにした、なかなかかわいい顔立ちの少女が場違いなくらいの
甘ったるい声を出しながらシェリィの体に巻きついてくる。
 「ぁあ・・・メルローズ(´д`)」
痛む腰をさすりながらもシェリィは何とか口を開く。
 「んふ?なんですの?」
 「・・・乳つかんでる」
 「あら?うふふふ」


ちょっとだけ続きを書いてみました。

726 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/09/04(日) 00:34:22 [ GkUk3dsM ]
ミリタリー風に書いてもいいのであれば、
書く意欲があるが・・・

727 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/09/04(日) 00:39:25 [ 6mHH5GQU ]
ミスタリーワロス

728 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/09/04(日) 01:21:01 [ qWrtYxjo ]
>>726
是非。

729 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/09/04(日) 02:06:39 [ a.UZIbmU ]
>>726-728
ageないでください。

730 名前: 名前がない@戦士のようだ 投稿日: 2005/09/04(日) 13:44:37 [ hNlLsBE2 ]
ど〜でもいい話ですが・・・・・・・
RSエロ小説スレがここよりレス数多いの見るとなんだかなぁ・・・・・・・・

731 名前: 名前がない@戦士のようだ 投稿日: 2005/09/04(日) 13:45:37 [ hNlLsBE2 ]
レス数じゃなかったage回数だったorz
裸で小説でも書いてきます・・・・・・・

732 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/09/04(日) 15:04:21 [ V.QRR5pM ]
とりあえず書いてみた。
でもミリタリーのみの文字が微塵もない。
やはり銃撃や戦車がないと駄目だな。

733 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/09/04(日) 17:43:08 [ fzElx4WI ]
>>732さん
戦車出してどうするんですか。RSの小説なのに。そんなもんあったら怖いですよ。
…自分勝手な意見スマソorz
小説は今夜うpします

734 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/09/04(日) 19:10:29 [ JddV5TCs ]
弓と馬二頭立ての戦車じゃ嫌ならもう何も言わない。
マシンアローとマシンガン乱射の違いだし。

あぁ、戦車の代わりはタンクラッsh(ry

735 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/09/04(日) 21:59:40 [ INXGmOPk ]
やっと時間ができた…
まずはバックナンバーから
>>526〜528>>538〜540>>555〜557>>576〜578>>609>>613>>636〜637>>684〜685
では本編行きます。
■RED STONE■
スティード『…な、何をするんだ兄貴っ!』
ベルフェ『…ククク、どいつもコいつも弱っチいなァ。こんナ事デ死んじマうんだかラなァ』
正気ではない。明らかに…洗脳されていた。
ウィッシュ『貴様…ベルフェに何をしたっ!』
怒りをマントの男にぶつける。
????『解放してやったのさ…』
スティード『解放だと?』
????『そうだ。この男は「封じられていた」からな…』
ウィッシュ『どういうことだ!』

736 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/09/04(日) 22:16:07 [ QI287Bao ]
????『妬み、恨みだ。この男は妬んでいた。優秀な弟たちを。』
スティード『なんだと…』
確かにベルフェはユライスやスティードに劣っていた。強力な魔法剣や物理技を使いこなすユライスに完璧ともいえる防御力を誇るスティード。だがベルフェには何一つとして突出した物がなかった。
????『私に隠し事などできない…見よ私はすべてをこの石で手に入れたのだ!』
そう言って懐から何か…「RED STONE」を取り出した。
????『これを使って私は神になる。すべての支配者となるのだ!』
こいつはやばい。そう直感した俺はスティードをつかんですぐに巻物を使った。

737 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/09/04(日) 22:26:56 [ QnyLWUVQ ]
ウィッシュ『ちょうど一年前の話だ。スティードは弟の墓参りの時にお前に出会ったんだ。』
レオン『…そんな事があったんですね…。でも、まだ間に合います。』
そう、間に合うんだ。RED STONEは使う者により、善にも悪にもなる。人を死なせることもできれば…生き返らせることもできる!
ウィッシュ『だが…苦しい道になるぞ?』
レオン『覚悟はできています。』
とうに自分は決めていた。自分を救ってくれたスティードを今度は自分が救う番だ!
■RED STONE 第一章 終わり■

738 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/09/04(日) 22:34:47 [ 3J/Ql5NU ]
とりあえず第一章完。
三部完結位にしたいと思ってます。
…え?長い?スマソorz
ところで古参の方々はいずこへ?iさん21RさんFATさんDLさん(*´∀`)アラステキさん、そして指示待ちさんand一旗氏。自分はみなさんの大ファンなので是非レスして欲しいです…

739 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/09/04(日) 22:48:26 [ wj1kZMII ]
>>642 >>659 >>668 >>688 >>704 ロマ村物語考えてる人さん
>ロマ村物語
(*´∀`)アラステキ
まさかプリンセスの物語になっていくとは予想していませんでした。
未実装職をどのように表現してくれるんでしょう。期待してます。

>番外
(*´∀`)アラステキ
青年は一体何の呪文をかけられたのでしょう?気になりますねぇ。
次はロマ村に飛んでイフリィトと対決なのかな?続きも期待してます。

>>643 >>660 あ〜さん
(*´∀`)アラステキ
3人の前に現れたウルフマン。そして爆発。3人は無事なのでしょうか?
全く続きが読めません。とても続きが気になります。

>>名前がない@戦士のようださん
>スターヒール盗賊団社員シリーズ
(*´∀`)アラステキ
盗賊団も普段の生活は庶民的なんですね。接待とかもしてるみたいだし。
もう盗賊団の話は終わりなんでしょうか?
もし続きを書く予定があるのなら、いつか続きを読みたいですね。

>RED STONEシリアスシリーズ
(*´∀`)アラステキ
少し見ないうちにまさかこのような大作が誕生しているとは。
主人公は本当にこの後どうなるんだろう。続きも期待してます。

>>655-657 FATさん
(*´∀`)アラステキ
フラン生きてたのか〜良かったぁ〜。髪.......髪はそのうち生えてくるはず........たぶん
一方置き去りにされてしまったフランはその後どこに行ってしまったのでしょう?
世界を滅ぼす準備中なのでしょうか?
早く続きが読みたいですが、旅行から帰ってくるのをのんびり待つとします。

キーボードのその後ですが、キーボードはすぐに拭いたのであの時は無事でした。いや〜良かった。
その数時間後誤ってCCレ○ンをこぼしてしまうハプニングもありましたが、無事に逝きました。
もうパソコンの前では何も飲まないと誓いました。
でも買いかえようと思っていたのでいい機会でしたよ。

>>671 >>725 ユキサキさん
(*´∀`)アラステキ
子供達の生活を維持するために孤児院を援助する姉弟。なんていい姉弟なんだ。
そして颯爽と登場したメルローズという名の少女。
この子も今後の話の展開に関わってくるんでしょうか?気になります。

>>684-685 >>735-737 ナンバーズさん
(*´∀`)アラステキ
なるほどスティード達にはこのような過去があったのか。マントの男は許せませんね。
第一章は今回で終了みたいですね。もちろん第二章にも期待してますよ。

一気に読んでいたので感想が遅くなり申し訳ありませんでした。

>>687
確かに初期の頃と比べると短編職人の方は減りましたね。
このスレ初の長編作家21Rさんが登場する前は短編中心でしたね。(あの頃は自分はROM専でした)
>ちょっとスレを遠く感じ出した初期からの住人でした。。
まあ、そう言わずにこれからもこのスレを盛り上げていきましょう。

>>690-691 変な生き物さん
(*´∀`)アラステキ
何故デビ・ロンは急死してしまったんでしょうか?この辺もかなり気になりますね。
次回はレッドストーン探索ですね。楽しみにしてます。
短編物も書くのでしたら期待して待ってます。

>>698-700 21Rさん
(*´∀`)アラステキ
少しずつ真相が明かされてきましたね。師匠はあの後どうなってしまったんでしょうか?
話も佳境に入り、かなり続きが気になりますねぇ。

>>714 252さん
(*´∀`)アラステキ
いったい扉の向こうにはどのような光景がひろがっているのでしょう?
次のページが気になります。

ナンバーズさんの言うように最近指示待ち代理人さんを見かけなくて少し寂しいですね。
結構前に「ガッ」してしまったのがいけなかったんでしょうか?大変なことをしてしまった……

740 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/09/04(日) 23:22:28 [ QnyLWUVQ ]
>>(*´∀`)アラステキさん
いや〜お早いレスありがとうございます。
ところで「ガッ」とはどのような意味なんですか?わからん…orz

741 名前: 739 投稿日: 2005/09/04(日) 23:50:28 [ wj1kZMII ]
>>740
前に代理人さんが「ぬるぽ」と発言されたので
とりあえず「ガッ」してしまったという意味です。
できればこの辺はスルーしていただけると有り難いです。

742 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/09/05(月) 17:06:04 [ HEQvGVzM ]
下がりすぎなので上げます

743 名前: ◆G9MWvNHx3. 投稿日: 2005/09/05(月) 18:11:12 [ aUeE5VvE ]
>>455
>>460
>>461の文の続きが思いつかない

744 名前: ◆21RFz91GTE 投稿日: 2005/09/05(月) 18:58:40 [ GJ3T4MFA ]
■・冬のランサー>>149-153              ■・白銀の弓兵−1>>268-269
■・探し人>>163-164                 ■・白銀の弓兵−2>>286-287
■・もういない、誰かと私-ウィザードの唄->>192-193 ■・白銀の弓兵−3>>305-306
■・少女-1>>211-212               ■・白銀の弓兵−4>>320-321
■・白い悪魔−1>>222-223             ■・白銀の弓兵−5>>338-340
■・白い悪魔−2>>247-249 ■・蒼眼の戦士−1>>365-367
■・少女−2>>428-429   ■・蒼眼の戦士−2>>492-494
■・蒼眼の剣士−3>>605-606
■・蒼眼の戦士−4>>698-700

 
 蒼眼の戦士−5


 「行こうか…。」
アデルはゆっくりと師匠が歩いていった道へと足を進める、その足取りはどこか重かった。私も彼の後に続く。
向かう先は足取りから考えてハノブ方面であろう、おそらく鉄の道という地名の場所だ。そこには例の事件が起きた場所であり、最後に師匠の目撃情報があった場所だ。
 あたりはまだ明るい、太陽は西の空に傾き始めているもののあたり一面はまだ昼間のように明るかった。
 師匠は一度もその足を止める事はなかった、すたすたと歩いていくその後姿には何かを覚悟したかのような面影もある。
どのくらい歩いただろうか、それさえも途方にくれるほど歩いているはず。私たち二人は空を飛びそれなりの速度で移動しているのに、師匠にはまるで追いつくことが出来ない。
「…速い。」
「…王女は生まれ持っての魔法特性が強い人間だ、スマグのウィザードが束になって掛かってもその魔力には勝てん、察するところに風の力を借りた移動法術だろう。」
「…そのようですね、私のと比べてもレベルが違いすぎます。」
それから二時間、ようやく足を止めた師匠は一度だけあたりを見渡す。そして槍を背中から取り出すとその槍を地面に突き立てた。
「出てきてなさい、ベル。」
そう師匠が言うと森の奥深くから一人の男が姿を現した、その男は蒼い眼を持ち腰には大剣をつるしている。
「…いつから?」
「私が彼と別れたあたりから、そんな殺気を出していれば私じゃなくても気がつきます。」
「それは失礼、近くにアデルがいるのではないかと心配でして。」
そこに居たのは先ほどの映像に出てきたアデルと死闘を繰り広げていた男だった、アデルはなるほどと一つ頷いて状況を把握する。
「王女様、このような仮説があるのをご存知ですかな?」
「仮説?」
地面から槍を引き抜き戦闘態勢へと入る、体の周りに術素をばら撒きいくつ物式神が姿を現す。その中には火、風、水、土といった四台元素のほかに闇、光も混じっている。
「ガイア仮説…この惑星を一つの生命体と考える仮説、この星でわれわれ生物が存続できるための条件は生物自身が調節作用をし、全ての種の生物が協力することで一つの有機体として存在するためを意味するものです。」
ベルも腰につるしていた大剣を取り出し横に片手で構える、どれほどの力が今ベルに備わっているのかがそれで伺える。尋常ではないその力、あの大剣を片手で、しかも横に水平に構えている。
「アスベルト項目、第十三節”ガイア仮説”…。」
「そうです、この仮説が何を意味するかお分かりですね?」
師匠は一歩後ろに後ずさりし、そして式神を活性化させる。するとあたり一面に広まっていたエレメントは次第に槍へと吸収されていく。
「あなた達悪魔と手を結べというのですか…。」

745 名前: ◆21RFz91GTE 投稿日: 2005/09/05(月) 18:59:04 [ GJ3T4MFA ]
「さよう、…あの石のありかは何処だ。」
ベルの顔が酷くゆがむ、そしてベルの体からは邪気が立ちこめ体全体を覆う。そしてその邪気は次第にベルが持っている大剣まで染み渡る。
「目覚めよ…」
邪気に満ちたその剣はおもむろに刃の部分が不透明と化す、その大剣は古の昔の戦乱の時に魔剣として使われた忌まわしきもの。
「ラルヴァによる魔剣召還…本気のようね。」
「えぇ、流石に大陸一といわれるお方だ。全力でやらなければ私が負けてしまう。それでも現状五分五分ですが…ね!」
ベルは瞬時にその姿を消した、そして現れたときは師匠の後ろだった。だが師匠もこの動きは見えていた。瞬時に式神を後方へと配置しベルの斬撃を受け流す、そして自らも身を回転させて槍を左手に持ち替えてベルを貫く、だがその槍もベルの大剣にはばかれ金属音と共に両者はお互い後方へと弾き飛ぶ。
 だが、ベルの攻撃は止む事はなかった。右いっぱいに手を水平に構え、そこから横に剣を振る。するとその剣からは真空の刃が放たれあたり一面を吹き飛ばす。そのなか師匠は槍を地面に叩きつけて足元の地面の一部をたたき起こす。
「やるじゃないか王女様。」
「ぐ…。」
ニヤっと一つ笑みをこぼすベル、するとすぐさま前方方向へと跳躍する。そのスピードは尋常な速度ではなかった。
「はっ!」
ブゥンと空気の切る音と摩擦熱で空気がこげる匂いが立ちこめる、振り下ろしたその垂直な軌道を取る大剣を師匠は避けた。そしてその大剣は地面へと突き刺さる。
「でやぁぁぁ!」
槍を持ち替えて体制と立て直すとすぐさまベルの懐へと踏み込んだ、そしてベルの心臓を一突きにする。
「あぐ…ぅぅぅ。」
「あの石のおかげで王家は落ちた…そんな石、今更お前達悪魔なんかに渡してたまるもんか!」
「そうか…ならば死ぬがいい!」
心臓を一突きにされてもベルはその強靭なる力で師匠の襟元を鷲づかみにする、するとブンと師匠の体を地面へと叩きつける。
「あが…。」
「堕ちろ!」
心臓を貫いていた槍を引き抜き、左手で逆手に持ち替えると師匠の体目掛けて放り投げた、その槍は師匠の腹部を貫き鮮血が飛び散る。
「あぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
「…貴様の体に寄生して、石のありかを突き止めさせてもらう。」
槍を引き抜くとベルは地面に横たわっている師匠の体を起こすとなにやらぶつぶつとつぶやき始めた。
「…お前なんかに、この子の体は渡さない…渡すぐらいなら……!」
師匠はベルの体を蹴ってその手から離れる、すぐさま槍を拾ってそれを逆手に持ち替える。そして勢い良く柄の部分を地面へと叩きつけた。
「やぁぁぁぁぁぁ!」
ドガンと音を立てて槍が地面にぶつかった。するとそこを中心とした半径二キロ四方の地面が突然揺れ始める、地震だ。

746 名前: ◆21RFz91GTE 投稿日: 2005/09/05(月) 18:59:33 [ GJ3T4MFA ]
「まさか…貴様!」
「さようなら…”ベルスタッド”」
師匠の足元に一つの地割れが起き、そこから先ががたんと割れた。そして師匠はその割れた地面のところに立っている。大きな地震が続き、そしてその地震のせいで崖となっている場所は崩れた。
それに巻き込まれるかのようにして師匠は姿を消し去った。
「…く。」
ベルはようやく地震が収まるのを確認して崖が崩れた場所へと足を運び下を除いた。そしてそこには無残な姿と貸した師匠の姿が一つ。
「…オリエンタルめ…。」
その慣れの姿をもう一度見て、ベルの体にまとわりついていた邪気は次第に消えて行き、そしてベルの体が薄くなり始めてきた。そしてものの数秒で姿を消した。



 「…。」
「…。」
二人は空中で沈黙したままだった。師匠の最後を見届けたような気分になる。
「…何を泣いている。」
その言葉にようやく気がついた、アレンの頬を伝わる一つの雫に。それは最初こそゆっくり流れていたものは次第に溢れかえり目頭を熱くさせる。
「…いや、なんでもないんだ。」
視界が遠ざかっていく、その光景は最初の映像を見たときと同じように次第に暗くなり。そして真っ暗な空間へと戻された。



 蒼眼の戦士−5
 END

747 名前: ◆21RFz91GTE 投稿日: 2005/09/05(月) 19:04:22 [ GJ3T4MFA ]
こんばんわ〜(バタン
いやぁ…台風が近い中こんなに待ったりしてて良いのか小一時間問い詰めたくなりますね。

感想を下さる方々、何時もいつも有難うございます。最近忙しくて感想すらゆっくり読めてない自分ですが
そのへんは内緒で(ぁ

もうじきこのお話しも終わりです、思えば長かったなぁ…(遠い目
最初は自分もROM専だったのですが、なにぶん一応小説書きだった血が騒いだというか
タダの祭り好きというかd(・ω・o)

まぁ、なにわともあれスレが活気だって良かったと思ってます。
一応次回作も考えてますので、スレが埋まったらぱーと2でも作成されればまた投下しようと思ってますのであしからず

PS:感想をくれた方々へ、名前のほうをFlashに組み込んでいるのは内緒ですd(・ω・o)

748 名前: 名前がない@戦士のようだ 投稿日: 2005/09/05(月) 19:36:50 [ hNlLsBE2 ]
>>735-737
第一章終わりましたね、なかなか複雑な人間模様ですな

>>747
お疲れ様です、毎回楽しみに見ています
こちらも山場ですな

RED STONEシリアスシリーズ
第十二回 銀の龍
目が覚める、ベッドから起き上がろうとすると背中に痛みが走る
龍と戦ったことを思い出す、夢でなかったのだ
そして気がつく、自分が見知らぬ部屋に居ることに
森の中で倒れたはずなのだ、ひびの入った石で出来た壁
調度品は何もなく、生活のにおいが感じられない
ゆっくりとベットから抜け出して立ち上がる
足がとても重たかった、そして派手に転んでしまう
背中に痛みが走り、思わず呻く、ベットに戻って腰掛ける
少し深呼吸して頭をはっきりとさせる、ここはどこだろう?
自分に問いかける、答えはすぐに出た
女が部屋に入ってきたからだ、孤児院の女だ
女と目線を合わせる、気まずい空気が流れる、女が大丈夫?と尋ねる
死にそうだよ、と無理矢理笑いながら答えると、女が少し微笑む
正直助かったよ、と言う彼女は何を言っていいのかわからないみたいだ
何で森の入り口で倒れてたの?と彼女が聞く
竜退治してたんだよ、と答える
ふうん、と少し不機嫌そうな声で言う
本当だよ、と言って真面目な顔をして女を見る
何で俺を助けたんだ?あんたの敵だぞ?と言う
まぁ放っておけないしね、と言う
そうか、と言って天上を見上げる、女は食事を持ってくると言って部屋を出た
じっと天上を見上げる、ふと龍との戦いで手に入れた宝石と剣を思い出す
部屋を探して鞄を探し出す、鞄から宝石と剣を取り出して、色々な角度から見てみる
直径5センチくらいの六角形をした青い宝石で、今まで見てきたどんな宝石とも光り方が違った
30センチ位の鞘から剣を抜くと1メートルくらいの綺麗な剣が出てくる
よく見てみると、剣の柄の部分に、ちょうど宝石と同じ形のくぼみがある
なんとなく宝石をはめてみると、剣が青白く光りだして形を変える
長さはだいたい2メートル、見た目よりも重さは無く、普通の両手剣よりも少し軽い
剣は青白く光りながら白い霧を少し放出している
剣身には銀色の龍が描かれていて、さっき戦ったものと良く似ていた
俗に言う魔法剣、架空の存在だと思っていたが、大層な代物だと思った
何かが起こり始めている、そんな気がした

749 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/09/05(月) 19:57:46 [ 8KMTw9i. ]
>>744-746
(*´∀`)アラステキ
いやぁ、まさか師匠がこんなことになっていたなんてねぇ。
もうすぐこの作品も終焉を迎えるわけですか。寂しくなりますねぇ。
残り何話かはわかりませんが、じっくり読ませてもらいたいます。

>>748
(*´∀`)アラステキ
読めば読むほど続きが気になってきますねぇ。
今後どのような展開をみせてくれるのか楽しみです。

750 名前: 749 投稿日: 2005/09/05(月) 21:01:31 [ LovXKfPw ]
じっくり読ませてもらいたいます

じっくり読ませさてもらいます

訂正です。

751 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/09/05(月) 21:07:52 [ FJmDotLo ]
>>750
てんぱり過ぎだよ^^;

752 名前: 749 投稿日: 2005/09/05(月) 21:10:17 [ LovXKfPw ]
ホントだ。

じっくり読ませてもらいたいます

じっくり読まさせてもらいます

何度もすみません。

753 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/09/05(月) 22:21:20 [ hepHnnTI ]
>>747
21Rさんに質問があります。
ミトの名前のことですが、実はあの名前、ある映画の一シーンを参考にしたのではないでしょうか。
最近その映画を見てふと思ったもので。違うならば華麗にスルーしてやってください。

754 名前: ◆21RFz91GTE 投稿日: 2005/09/06(火) 00:12:45 [ GJ3T4MFA ]
ん〜
どちらかというとその映画知りたいですねd(・ω・o)

元々何かから名前を引っ張ってくるというのがとても嫌いなので;;


>>749
最初のコロからずっと読んでくださってとても嬉しいです。
思えばこの話もちょっとした思い出になってるもの事実です(o・ω・)b

755 名前: LB 投稿日: 2005/09/06(火) 01:02:59 [ jBEiwBKc ]
>>563-564 残滓
『Winter rolled round again.』

これで今日は2人目。今は昼、上出来かな。
母はうるさく言うが、最近出来た煌びやかな宿達との競り合いに勝つには強行手段もとるべきなのだ。
うんうん と自分で納得する。
ティアはいつもするように 二階の露台で寝転がっていた。ここは彼女のお気に入りの場所なのだった。
日向に照らされると、体に溜まり切った疲労が排出されるような気がするのだった。
しかしながら、目に馴染みきった青天の空を眺める顔は不満一色。
(…つまんない)
それは怠惰な日常への不満、単純な未知への渇望だった。
何代も前から続いているという家業の旅館経営は私を縛ってやまない。ぶちまけてしまえば うっとおしい。
昔はよく家族で 港町として有名なブリッジヘッドまで買出しに行ったり、動植物の狩りに出かけたりしていたのに。

「あーあー…楽しかったなぁ……………」
                                                           スベ
母が旅館経営という家業を私に押し付けようとしているのなら、かたや父は 家宝 とも言える特異な術を私に教えてくれた。
接待や簡単な料理なんかよりはずっと難しい物だったけども、強さとかそういうのを求める心があったから、決して苦ではなかったとティアは思う。
人間なら誰しもが望んでやまない 力 私のように確固たる目的、野望がないにせよ、いずれ手助けになるというもの。
しかしまぁ、宿を継がなければならない今の身の上のままでは、せいぜい護身程度にしかならない。
必ず…町を出て行って…何か大きい事を成し遂げてやる。
そう誓ったものの…父が病の床に伏している今、その決断は揺らぐばかりであった。
症状は重く、完治にはかなりの時間を要する、ということらしい…

「あー天使様だーー」

憂鬱からその声で覚め、身を横に返せば、眼下――噴水付近で子供達がはしゃいでいる様子が見えた。
天使を見るぐらい…もうどうしたものでもないというのに…そんな事で大喜びできる子供はずるい。
――それに。
天使に対する評価は断定的に言えば嫌いだった。
三日前ほどだったか、客の一行の中にいた天使が、母にセクハラを働いた件(当然、母自身がぶっとばした)も勿論許せないが。
父が天使を避ける素振りを見せる、それが理由で、それが何よりも苦痛だった。
畏怖と言ってもいい、天使を一目見るだけであのしなやかな父の笑みは凍りつき、苦痛に耐える様に顔を強張らせる。
酷い時は自室に篭り、何かを呻き始め、しばらく出てこない有様だった。頭を抱え、許しを請うように。
普段誰に対しても人当たりが良く、大事には必ず自より他を気遣い、行動するあの父が――天使にどのような仕打ちをされ、父をあそこまで追い詰めたのかを思うと、侮蔑の意識が湧き上がってくるのは仕方が無い。

そういえば、と町を見渡して疑問を抱く。いつも通り多くの人々の喧騒の中、今日は天使が極端に多い気がする。
迷惑だ、とティアは思った。こんな様、父には見せられない。折角の快晴なのに、父を外に連れ出すことが出来ない。
罵声を浴びせかけてやりたかった。彼らが悪いわけではないのは勿論承知している。矛先を向けるのはおかしいと分かっている。
それでも日々募る様々な不満と葛藤は限界を迎え始めていた、爆発は近い。
ならば、全部吐き出すまで。その場所は決まっていた。

756 名前: LB 投稿日: 2005/09/06(火) 01:03:46 [ jBEiwBKc ]
当館で最も誇れる物、それは町の東南に聳える山脈から引いてきたという温泉、通称…………残念ながら忘れてしまったが。
とにかく、ハノブ産の高級大理石を所々にあしらったらしい浴槽は、毎日掃除していると艶めかしい光沢が目に付く。
浸かっているだけで…………何と言えばいいか、そう、優越な気分に。これを作った先人はきっと偉大な方だったに違いない、うん。
意気揚々と、タオルと石鹸片手に廊下を駆ける。自室から数歩先の階段を下り、右折。
途中、特に懇意の女性従業員と鉢合わせた。
彼女がこちらの様子を見るやいなや――右手の親指を上にあげて ニカッっと眩しい笑みを見せ付けてくれた。
こちらもそれに呼応し、同じ動作をする。うん、なんと素晴らしき意思伝達の速さ。
後はのれんをくぐり、窮屈な着物をロッカーに叩き込む。石鹸をタオルに包み、ひとまず洗面所へ。
傍の体重計に乗る………………ぎりぎり想定範囲内だ。
浴場の扉を、ゆるりと空け、目標を中央の大きな浴槽に定める。

「あ」

………………合ってはならない人影が、そこにあった。
ちゃんと入り口には途中で会った彼女のグーサインが示した通り、"清掃中"の掛札がかかっていたし、母はまだ別の準備に勤しんでいるはずだったから、他人が入っているわけが無い、なのに。
ウェーブの掛かった、僅かに黒みのある、焼けて溶け出した鉄の様な真っ赤な髪が、浴槽の外へと垂れていた。
肩の下まで湯船に浸かっていて、よく分からないが華美な女性なのだろうと思う。
だがこれでは、と追い出しを図る、今は一人で入りたい。

「すいませーん、もうすぐ清掃の時間になるので上がってくださーい!」

その人がこちらを振り向き、言葉を返すのと、こちらが悲鳴を上げるのは同時だった。

「おや、それはそれは…すぐに終わらせるから待ってもらいたい」
「お…おとこぉぉぉおお!?」

前髪も長いようで、顔の半分が見えなかったが、響きの良いテノールが帰ってきた。何ということだ、おのれぇ。一人風呂を邪魔した挙句、男である身で女風呂に進入するとは。
備え付けのバスローブを体に巻き付け、洗面器を二枚重ねて右手に携える。腰を落として抜刀の構え、そこから居合い抜きの動きで、洗面器をリリース。
放たれたそれは、左からこちらへ振り向いた相手の逆、右へ弧を描いて飛んだ。
すこーん、と良い音を立て、洗面器はその後頭部に直撃、彼はそのまま湯の中へ顔を埋め、沈んでいった。

人々の吐いた息が、白い もや となって、残留し始めた。
空は青天から一変、陰りの色を見せ始めた、雲による覆い。
同時、白の点が、空から舞い降りる。ブルンに初雪が到来したのだった。
その雪と共に、訪れた二つの影と一つの光。

「ようやく…迎えることが出来ます。もう二度と離さない……絶対に。あぁ…私の大切な…宝物……」

光は語り、標的へ走る。影はただ追従を。

757 名前: LB 投稿日: 2005/09/06(火) 01:07:41 [ jBEiwBKc ]
執筆スピードはかなり遅いです。
このように一ヶ月くらい間隔が空いたりもします。
ヘイストが欲しい…

758 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/09/06(火) 06:44:31 [ E.i0kgco ]
保守

759 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/09/06(火) 18:07:54 [ mMdz.wjM ]
>>LBさん
天使をいやがる父…そして父から教わった技…謎は多いですね
風呂場の赤い髪の男…ただの変態ではナイのは確かなんですよね。
今日は早めにうpします

760 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/09/06(火) 18:30:53 [ INXGmOPk ]
■RED STONE 第二章■
レオン達と時を同じくしてそこにある冒険家達がいた。
ブーン『⊂ニニ(^ω^ )ニニニ⊃』
カイル『兄者ぁぁあ〜ブーンの野郎を止めてくださいぃぃい〜』
ここはアリアン西の砂漠地帯。俺の隣にはおどおどした弟分のわんこ…じゃなくて狼が泣きついている。
そして…あのアイテムを片っ端からブーンしているのがブーン。ちなみにチリwizだ。
そして俺の名はスナッチ。シーフ兼武道家をしている。
オレ『おいブーン、やめろ』
ブーン『はいぃぃい』
言われた瞬間きをつけをし、俺に魔法をかける。
ブーン『兄貴ぃ、こんな暑い日は噴水でもいかがですか?』

761 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/09/06(火) 18:46:32 [ PqQMY8mc ]
噴水も熱湯化し、蒸し暑くなるだけな上に前が見づらい。正直迷惑だ。
カイル『しかし兄者、この辺のミイラには何か秘密があると言うのは本当なんですかい?』
…お前が仕入れたネタだろ。
ブーン『⊂ニニ(^ω^ )ニニニ⊃』
気づくとまたブーンしてるし。
スナッチ『…これ以上ここにいると干物になっちまう。帰るぞ。』
今日はギルド戦があるので準備しにアリアンにそうそうと帰ってきた。
相手はブルンギルド最強と噂される剣士スティード率いるギルドだ。俺のギルドもアリアンギルド最強と言われているため、大勢の人が今日のギルド戦に注目していた。

762 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/09/06(火) 19:02:25 [ 7l2jcYK6 ]
俺が自宅(ギルド会合所兼備)に1人と1匹を引き連れて帰るといきなりギルメンに呼び止められた。
『マスター!大変です!』
彼女の名はアーク。主に後方援護を担当している優秀なメンバーだ。』
ブーン『アークちゃん今日もイイねぇwwwっwwwうぇwwwテラカワイスww』
もちろん速攻でかかと落としを喰らわせた。
スナッチ『お前がそんなにあわてるなんて珍しいな。一体どうしたんだ?』
アーク『実は今日のギルド戦が急遽相手側から中止と言われまして…』
カイン『きっと俺らの強さにビビって逃げたんですよ〜』
ちなみにカインはたいして強くはない。

763 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/09/06(火) 19:19:16 [ AzJn9Poo ]
スナッチ『とにかく詳しい確認が必要だ。ちょうどいい、お前等ついてこい。』
ブーン、カイル、アークを連れてブルンにワープする。
カイル『古都来るのも久しぶりっすね。』
確か前に来たのはギルド戦がどの都市にいても申し込めるようになる前だったな。
…ブーンが店の品をブーンしようとして殴られている…あのバカあとで殺す…
とりあえずスティードのギルドに行ってみた。中は騒然としている。
スナッチ『おい!ここの責任者は誰だ!』
いきなりの大声に一同は唖然としている。
どうやらギルマス始め副ギルマスが2人もいないらしい。そこで聞いた話は…
■つづく■

764 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/09/06(火) 19:21:06 [ INXGmOPk ]
新章突入記念に長めに書いてみました。
うざいかな…orz

765 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/09/06(火) 19:24:42 [ 7U3OWU72 ]
>>762
カイン→カイル
ミスった…裸でB5コロ突撃してきます。

766 名前: 名前がない@戦士のようだ 投稿日: 2005/09/06(火) 19:46:14 [ hNlLsBE2 ]
>>748の続き

銀の龍が描かれた剣をほんの少しだけ振ってみる
狭い部屋なので壁に当たらないように気をつけなければならない
二、三回振ってみると何故か疲れが急に出てきた
もしかすると、呪いのようなものがあるのかもしれない、それ位非現実的な剣なのだ
ありえないことは無い、剣を鞘に仕舞う、そしてベットに横たわり天井を見上げる
故郷の孤児院に良く似たカベだった、石造りで冷たくて切ない壁だった
急に心細くなって泣きたくなってくる、何かが心の琴線に触れて悲しい音色を出すことがある
昔、一人の女の子が居た事を思い出す、年は同じで一緒によく話をしていた
村の葡萄畑を治める家の一人娘だった、身分は違って周りは少女から俺を遠ざけた
それでも、色んな所で色々な話をした、でも全ては焼き払われてしまったのだ
急に涙が出てきた、涙なんて出尽くして枯れたと思っていた
女がコーヒーとパン、目玉焼きを持ってきて部屋に入ってきた
顔を背けて涙をぬぐう、女が怪訝な顔をするが何も言わない
黙ってコーヒーを飲んでパンを食べる、悪くは無かった、どちらも俺が居たところよりも上等だった
全部食べ終わって、ご馳走様、と言う
女が美味しかった?と聞いてくる、美味かった、と答える
「ねぇ、何でさっき泣いてたの?」
「昔のことを思い出したんだよ、故郷の事を」
「その話興味があるな、聞かせてくれる?」
嫌だ、と言うとムッとした顔でこちらを見る、そしてその顔が故郷の少女の表情と似ていることに気がつく
少し天上を見る、そして新たに注がれたコーヒーを飲んで語り始める
「昔、スマグとブリジヘッドの間に小さな村があった、誰も名前なんて知らないような村だよ
俺はその村の孤児院で育ったんだ、寝ぼけたような村でな、人は少ないし
孤児院は小さくて汚かった、一日中腹を減らしてたし、村自体に活気が無かった
村に比較的大きいブドウ畑があってな、ふとしたことで畑の地主の娘と親しくなったんだ
俺と、ブドウ畑の娘と孤児院の唯一の親友と、よく遊んだんだ
そのうち親友は養父に引き取られてブルネシュティングに行ってしまったんだ
確か俺が15歳の時だ、あの頃が平和で幸せだったと思う
でもな、ある日川で魚釣りをした帰りに、村が焼かれていたんだよ
沢山の兵士達が村を焼いて、人を殺して、皆殺しだった、あの少女も殺されていたし
孤児院も焼き払われていた、俺も兵士の剣で斬られたよ
まぁ俺は何とか助かったんだ、それから・・・・・俺は復讐だけをするために生きてきたんだ」
最後の言葉に力を込めて言う、そしてコーヒーを飲み天上を見る
大変だったんだ、と女は言ってコーヒーを飲む
沈黙が続く、女が食器を持って部屋を出る
「傷が治りきってないから寝たほうがいいわよ、おやすみなさい」
ああ、と言ってベットに横たわる
いつの間にか、日は暮れている、夜だった

767 名前: 名前がない@戦士のようだ 投稿日: 2005/09/06(火) 20:00:11 [ hNlLsBE2 ]
少し目を閉じる、何も考えない、なんだか頭がざわつく感じがする
耳鳴りも少し聞こえる、疲れてると思う、目を開ける
いつの間にか寝ていたようだ、人がおきている気配は無い
おそらく2時くらいだろう、だれも起こさないように静かに部屋を出る
鞄からマッチを取り出して、玄関を探す
古びた扉を見つけ、そこから外へ出る。月も出てない、本当の夜だった
とりあえず、シーフギルドへ向かう、近道をするために森の中へ入る
5分ほど森を歩いてから気がつく、いつもの森と気配が違う
何か居る、気配を感じる、ベルトに繋げていた魔法剣の鞘を少しずらし
歩きながら手を鞘に当てる、しばらくすると周りの木々がざわめく
前のほうに何かの気配を感じる、人間ではないと思う
人の形をした何か、そしてモンスターよりも邪悪だ、禍々しい威圧感がある
足を半歩ほど開き、居合いの構えに入る、何かがゆっくりと近づいてくる
居合いの間合いに入った瞬間、刀を抜き斬りつける
手応えは無い、目の前に気配も無い、代わりに四方八方からうなり声が聞こえてくる
なかなか厄介な事になった・・・・・・・・

768 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/09/06(火) 23:34:50 [ nm2BjPzk ]
>>732まだ〜?
取り扱ってる小物(小さくないか)といい発想といい、
面白そうだからかなり期待してるんだけど。

769 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/09/07(水) 00:07:39 [ 7U3OWU72 ]
保守age

770 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/09/07(水) 00:08:45 [ NTDZCwrY ]
またまちがえた…
裸でコボルト突撃してきます

771 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/09/07(水) 14:54:11 [ DqCeIEiE ]
久し振りに来たら活性化してるな〜。
21Rさんのお話が終わってしまうのは残念だけど他の小説家さんに期待


そういえば初めてクエでルリリバー行ったんだが>>143の話をつい思い出した。
あそこのゴブリンってまじで非アクティブなんだね。
ここを見てるか分からないが143さんありがとう。
おかげでクエ品ドロップしにくかったけど楽しめました。

772 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/09/09(金) 11:59:46 [ 6I0bmpQ6 ]
>>755-756 LBさん
(*´∀`)アラステキ
赤い髪の男はケイトスなのかな?
ケイトスは全身鎧を着ていたから(全身鎧が頭も隠していたなら)どんな顔かティアは知らなかったのでしょうか?
まあ正体が誰であったとしてもご愁傷様です。
焦らずにゆっくりと書いてください。続きも期待してます。

>>760-763 ナンバーズさん
(*´∀`)アラステキ
ブーン面白い。特に店の品をブーンしようとしたところが。
後で殺されちゃうみたいだけど。かわいそうに........いや、当然か。
今のレオン達にギルド戦をやってる時間はありませんね。そもそもスティードが……
これからの話はスナッチ達が中心の話なのかな?それともレオン達?
どちらにせよ続きが読みたいですね。

>>766-767
(*´∀`)アラステキ
森の中にはいったい何がいたんでしょう?
しかも四方八方からうなり声ってことは複数?ピンチですね。
どうやってこの状況を打破するのか気になります。

773 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/09/09(金) 19:42:10 [ P/G5YZ/U ]
下がりすぎてて〜60までに表示されていませんが、ageたほうがいいのでしょうか?
住人さんたちに聞いてみたいと思います。

774 名前: 名前がない@戦士のようだ 投稿日: 2005/09/09(金) 20:17:51 [ hNlLsBE2 ]
>>773
ここはsageテンポらしいです

775 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/09/09(金) 20:30:39 [ P/G5YZ/U ]
>>774
なるほど、回答どうもです。

776 名前: ロマ村物語考えてる人さん 投稿日: 2005/09/09(金) 20:36:32 [ bLaypna6 ]
やっと時間できた(´∀`;)

ちなみに番外と本編は繋がってますので
プリンセスの少女=ホルス
少女を助けた黒人=ルシファー

>>773
下がりすぎてたらageといた方がいいんじゃないかな?一応age


ロマ村物語
>>642 >>659 >>668 >>688 >>704

「いやー、懐かしいなぁ〜」

ホルスは地面に尻餅をつき、大きく伸びをした。

「あ、ところで何て名前なの?」
「名前は無いな、物心ついた頃には親はいなかったからな」
「あっ、そうなんだ・・・」
「じゃあフォルセティって呼んでいい?」
「あぁ、いいぜ」
「フフ、ありがと♪」

その後しばらく沈黙が流れたあとフォルセティは立ち上がり
一番大きなテントへ向かいテントに入りズカズカと奥へいった
ホルスは入り辛そうな顔で中を窺っていた

「イフリィト退治に来た者だが・・・」
「おぉ!待ち侘びたぞ!最近急に活発になりだしてのぅ、村の者も迷惑しとったんじゃ」
「イフリィトを退治したら後は好きにさせて貰うからな」
「結構結構!」
「それで、俺等は何処で泊まればいい?」
「何処でも!好きなトコへ泊まりなされ、村自体が貧相で贅沢な持て成しは出来んがのぅ」
「そうか、じゃあ適当に泊まらせてもらう」

フォルセティはホルスを連れ適当なテントに泊まった


そして夜・・・

777 名前: 名前がない@戦士のようだ 投稿日: 2005/09/09(金) 20:50:53 [ hNlLsBE2 ]
RED STONEシリアスシリーズ
第十三回 真冬のカラス
四方八方から向けられる殺気と唸り声
何かが一匹森の中から飛び出してくる、首筋に食らい付こうとするそれを剣で切り捨てる
その正体は狼だった、毛は赤い色をして大きさは小熊程もある
後ろに気配を感じて振り返ると、人のシルエットをした何かが立っている
月が出てきてぼんやりと輪郭が見える、髪は長く、ローブのような物を羽織っている
何かが口を開いて呟く
「脆弱な人間、その剣を置いて立ち去れば、命は見逃してもいいぞ」
ふん、と鼻で笑い、声の主の方向に唾を吐く
命が要らぬか、と何かが言う、それには対応せずに脇構えで剣を持つ
少しすると一斉に狼が飛び掛ってくる
後ろに下がりつつ、間合いに入った一匹を仕留めてすぐに移動する
リズム良くスッテプを踏みながら、左右に移動しつつ狼を切り捨てるが数が減る気配は無い
人の姿の何かは一切手を下さずに、余裕の表情で見ている
鞄の中から丸薬を取り出し噛み砕く、体が少し熱くなる感覚
そして、身体能力と魔法能力を最大限生かすためにリミッターを外す
世界が急激に遅くなり、五体が融通無碍を得る感触
臍下丹田に力を込めて、5人に分身した自分が剣を振るう
さらに意識を集中させて分身の数を増やし、人の形の何かに一斉に突きを入れる
突きが全て当たった、だがそれに苦痛の表情は無い
雲と霧が晴れ月明かりで、それの全貌が明らかになる
ヴァンパイア、恐ろしげな牙と爪、青白い肌、道理で突きが効かないのだ
ヴァンパイアを殺す方法はただ一つ
首を胴体から切り離すだけだ
分身を消して辺りを見回す、狼の姿は無く、死骸や飛び散った血さえない、魔法の一種だろう
剣を青眼に構える、相手は余裕の表情で無造作に間合いを詰めてくる
一瞬視界から相手が消える、後ろに気配を感じて振り返るが、鋭い爪の一撃を受けて倒れこむ
不意打ちを食らって倒れるが大した威力ではない、舐めているのか、なぶるつもりなのか
どちらか知らないがその油断を後悔させてやる、そんな気持ちが頭に広がる
倒れたまま分身を生み出し、鞄からカラスが書かれた刺青を出して背中につける
ウィンタークロウ、かつて賞金稼ぎとして悪党を震撼させた男に戻る
背中から刺青の魔力が広がり、分身を使用する負担が減る
魔力が全身に広がったのを確認してからゆっくりと立ち上がる
攻撃してこないのは油断からだろう、ゆっくりと振り向いて剣を構える
ヴァンパイアは無造作に間合いを詰めてくる、そして一瞬視界から消える
背後に気配を感じるが今度は振り向かない、変わりに封印していた翼を背中から出す
一撃を翼で阻み、分身で吸血鬼の腕を叩き切る
吸血鬼の顔に戦慄が走るが気にせずに首に突きを入れる
声にならない叫びを上げながら吸血鬼は倒れる
剣を鞘に戻し、翼を封印してから刺青を取り出す、魔法で封印してから鞄に片付ける
念のため、吸血鬼の頭を踵で砕き、それから森を出る
東の空にはすでに朝焼けが広がっていた

続く

778 名前: 名前がない@戦士のようだ 投稿日: 2005/09/09(金) 20:52:03 [ hNlLsBE2 ]
>>777ゲット
ああ疲れた

779 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/09/09(金) 21:33:50 [ Smp0forA ]
>>(*´∀`)アラステキさん
ブーンおもしろいですか、よかった〜。
ちなみに2章はスナッチ主観で進みます。
そうそう、ブーンは死にませんよww
>>名前がない@戦士のようださん
いや〜めっちゃおもしろいです。自分の1000倍はおもしろいです。ハラハラドキドキの緊迫感、謎の主人公…剣士なんだかシーフなんだか天使なんだか限りなく気になります。
では続き逝きます

780 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/09/09(金) 21:38:29 [ AsxQNypk ]
>>777
毎度読ませてもらってます。
少しばかり誤字が目立ちますので執筆した後は
投稿する前にゆっくり自分の文を読んで確認する事を推します。

781 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/09/09(金) 21:50:27 [ sgVZcMww ]
■RED STONE 第二章■
とりあえずスナッチ達はギルド委員から話を聞くことにした。
委員『私はギルド委員の委員長をしているナヴィです。この度はお見苦しい所を見せすみません。』
どっから見てもまだ17そこらの少女だ。服装から見るとテイマーかサマナーだろう。
(ブーン『ちょwwおまwwwテラカワイスwwハァハ』ゴッ!←殴られた)
スナッチ『即決で聞こう。何でいきなりキャンセルなんかしたんだ?』
…と言った瞬間周りが凍り付いたように静かになった。
(ブーン『ハァハァ』)
ナヴィ『今日、ギルドマスターがクエスト中に殉死したんです。副マスも仇を取りに行ったと…それから連絡がないんです。』

782 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/09/09(金) 22:06:00 [ NTDZCwrY ]
スナッチ『なんだと…馬鹿な!あいつはあの不死身のスティードだぞ!?いったい何が?』
馬鹿な…あいつは俺と互角以上の実力者だぞ…どういうことだ…
ナヴィ『詳しいことはわかりません…ただ一つ言えることは…今日でこのギルドも終わりということです…』
その場にいた全員(例によりブーン除く)
が沈黙した。
ナヴィ『私はこれからすぐ副マス達を追いますのでこれで失礼します。』
そして…奴のギルドは解散した。
スナッチ『……』カイル『……』アーク『……』
ブーン『⊂ニ(^ω^ )ニニ⊃』
スナッチ『くそっ!胸くそわりぃ…』
一同はとぼとぼとアリアンにテレポートした…
つづく

783 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/09/09(金) 22:12:07 [ fzElx4WI ]
>>780
あいだに挟まれた('A`)ヴァー
誤字なんて気にしない気にしないww
ってなんで俺が言ってんだろ…('A`)
追伸:最近よくレムフェアバルター見かけます。
…何でドラケネムにはレムペアバルターって書いてあるんだ?

784 名前: 名前がない@戦士のようだ 投稿日: 2005/09/09(金) 22:21:01 [ hNlLsBE2 ]
>>779
剣士でも天使でもシーフでも、何でもありな主人公です
まぁ彼は最後には(ピ--------)何ですけどもね

>>780
そうですねorz
色々気をつけますです

785 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/09/09(金) 22:41:52 [ mLmgk3JA ]
((((((;゚Д゚))))))ガクガクブルブル
http://www2.tbb.t-com.ne.jp/slo7/gazobox/aya001.jpg
http://www2.tbb.t-com.ne.jp/slo7/gazobox/aya002.jpg

786 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/09/09(金) 23:52:33 [ I1Q6.pyY ]
>>785
この馬鹿広告どうにかなりませんかね?

787 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/09/10(土) 01:18:41 [ FX6TNmAc ]
>>776 ロマ村物語考えてる人さん
(*´∀`)アラステキ
本編と番外編はつながっていたのか。てっきり別の話だと思ってました。
>そして夜…
いよいよイフリート退治かな?気になります。

>>777 名前がない@戦士のようださん
(*´∀`)アラステキ
敵の正体はヴァンパイアだったのか。それにしても主人公強いですね。
5人に分身、魔法で封印、すげぇとしか言えないです。カッコイイです。
最後には(ピ--------)ですか…気になる。とても気になりますよ。

>>781-782 ナンバーズさん
(*´∀`)アラステキ
ブーン面白いよブーン。全く空気読まないところが。
みんなが沈黙してるところで『⊂ニ(^ω^ )ニニ⊃』←この発言(なんて発音するんだろう?)

ありえませんね。とりあえずスナッチに殺されないみたいで安心しました。
さてこの後スナッチ達はいったいどうするんでしょうか?続きに期待してます。

>>786
広告はどうしようもないですね。
管理人さんが「http」をNGワードに指定してくれたら減るかもしれませんが。

788 名前: 名前がない@戦士のようだ 投稿日: 2005/09/10(土) 08:32:22 [ hNlLsBE2 ]
ageると広告が出やすいので
やはりsageテンポで進めるのが一番では?

789 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/09/10(土) 09:25:00 [ VpbJtD7k ]
>>788
>>687

790 名前: 名前がない@戦士のようだ 投稿日: 2005/09/10(土) 09:55:15 [ hNlLsBE2 ]
>>789
>>1

791 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/09/10(土) 10:28:14 [ VpbJtD7k ]
>>790
時と場合によるかと

792 名前: 名前がない@戦士のようだ 投稿日: 2005/09/10(土) 13:19:24 [ hNlLsBE2 ]
>>791
なるほど

793 名前: 名前がない@戦士のようだ 投稿日: 2005/09/10(土) 15:28:39 [ hNlLsBE2 ]
RED STONEシリアスシリーズ
第十四回 選んだ
朝焼けが綺麗だ、ブリジヘッドは海に囲まれているので、太陽が海から出てくる
シーフギルトのアジトに帰る、久しぶりに来たが雰囲気は変わっていない
自分の部屋に戻り、ウォッカ、ライムジュース、コアントローをガラス棚から取り出して
KAMIKAZEというカクテルを作る、朝から酒を飲むのもアレだが他にすることも無い
窓から外の景色を見る、秋の影も薄れて冬の足音が聞こえてくる景色だった
グラスに三杯ほどKAMIKAZEを飲むが酔いが回ってこない、なんとなく剣を鞘から抜いて眺める
30?ほどの鞘から2mほどの長剣が出てくる、銀の刀身には昇り竜が彫られている
剣からは微弱な冷気が感じられ、遠くから見ると剣から霧が出ているのがわかる
剣の柄にはめ込んである、メダル型の宝石を外す
すると剣は光りながら形を変えて、長さ90cmほどの片手剣になる
見れば見るほど不思議な剣だった、宝石をもとに戻してグラスをテーブルに置く
椅子から立ち上がり、2m位の大きさになった剣で素振りをする
青眼に構え、そこから独自に編み出した技を繰り出す
突き、踏み込み、フェイント、なぎ払い、賞金稼ぎの頃に培った技を一つ一つ確認する
気を集中させ、腕に力を込めて剣を振るう、それをしばらく続ける
小一時間ほどすると、少し疲れたので剣を壁に立てかけて椅子に座る
汗を拭いて、服を着替えていると部屋を誰かがノックした
なんだ、と言いながら壁にかけていた剣をしまう
「兄貴、首領が呼んでます」
わかった、と言って酒を片付けて部屋を出る
首領の部屋に入る、座れと言われて椅子に腰をかける
「なぁ、お前は昔何をしていたんだ?ただのゴロツキではないだろう?」
「いきなり何を聞くんです?」怪訝な声で問いかける
「俺も歳を取った、昔ほど体も動かないようになってきた
そろそろ俺も引退しようと思う」
なるほど、と言う、他に何を言えばいいのだろう
「昔何をしていたんだ?」同じ質問を繰り返される
天上を少し見上げる、天井はまるで生きているように見える
「ウィンタークロウ・・・・・・・・・」ぼそりとつぶやく
首領の顔に少し驚きが走る
「お前が伝説の賞金稼ぎ、真冬のカラスと呼ばれた男なのか?」
ああ、と静かに答える
「ウィンタークロウ、千の軍勢を一人で切り伏せ、最悪と言われた盗賊団
スターヒールを一日で壊滅させた男、まさかお前だとわな
ここに来た目的は俺の首か?」
違う、とつぶやく、それ以外に言うことは無いし、何も言えない
しばらく沈黙が続く、5秒かもしれないし、1時間にも感じられる
「来週、俺は引退してお前を二代目にする、それまでお前は仕事は無しだ」
何も言わずにゆっくりと、静かに部屋を出る
アジトから出て、街にある行きつけのバーに行く

794 名前: 名前がない@戦士のようだ 投稿日: 2005/09/10(土) 16:46:11 [ hNlLsBE2 ]
>>793続き

行きつけの店ジェイズバーでキールロワイヤルを飲む
つまみにピスタチオを食べながら壁に掛かっている絵を眺める
二匹の猿が何かを投げ合っている絵だった
キールロワイヤルを三杯も飲む、いくらでも飲めそうだが、きりが無いので止めて店を出る
暇つぶしに川へ行く、近くにちょうどよい木陰があるのでそこで横になる
少し目を閉じるつもりだったが、ずいぶんと寝ていたようだ
酒のせいだと思った、空が朱に染まっていた、夕方だった
川原から街へ戻り駄菓子屋へ行く、ケーキとクッキーを買い込んで孤児院へ向かう
歩いて5分ほどで孤児院へつく、いつもと様子が違って子供の声が聞こえず静かだった
扉を開けて中に入る、女と子供がテーブルに座ってうつむいている
怪訝な顔をしていると女が立ち上がって言う
「今日一人子供が死んだわ、孤児院を潰しに来た男たちに殺されたのよ」
頭がバラバラになりそうだった、クッキーとケーキの箱を思わず床に落とす
「二度と来ないで、帰って!」
怒鳴り声が聞こえてくる、何か言おうとするが言葉が思いつかない
そのまま、きびすをシーフギルドに戻る
部屋に入ってウォッカの入った瓶に口をつけて一気飲みする
孤児院の子供が殺されたのだ、シーフギルドの地上げに巻き込まれて
どうすればいいのだろう?無性に悲しかった
自分が世界で一番の屑に思えてきた、新しい居場所が出来た気がした
でもそれは儚い夢だった、板ばさみ、出口の無い闇、カオス
おそらく、このまま行けば孤児院は潰れてしまうだろう
子供も、あの女も殺されるだろう
それを止めるにはシーフギルドを潰すしかない
でも、レッドアイの情報が手に入らなくなる
首領の後釜になれば、レッドアイの事もわかるだろうし、復讐にも近づけるのだ
頭の中で昔聞いた歌のフレーズが流れた
「手に入れるために捨てるんだ 揺らした天秤が掲げたほうを こんなに簡単な選択に
いつまでも迷う 事は無い 」
何もかもが奇妙でグロテスクに感じられた、誰かが世界の滅亡を予言している気がした
殺すしかないのだ、シーフギルドを潰すしかないのだ
でも、だが、なかなか行動に移せなかった
首領は俺を死んだ息子と重ねてみているのだ、それを俺が殺すのか?
仕方が無いから首領の部屋に行った、部屋に入って視線を交わらす
「孤児院を見逃してもらえませんか?」静かに言い放つ
駄目だ、と強い語調で首領が言う
「それなら、俺は貴方を殺さなければ行けない」
そういいながら詰め寄り、剣を抜いて袈裟切りにする
「やはりウィンタークロウだな」と首領がか細い声で言う
選んだだけなのだ、天秤が掲げたほうを選んだだけなのだ
目から涙が出てきた、悲しかった、自分が許せなかった
ただ手に持っていた剣だけが静かに光っていた

795 名前: 名前がない@戦士のようだ 投稿日: 2005/09/10(土) 16:48:01 [ hNlLsBE2 ]
第一章終わりです
例のごとくアレです、疲れました
勢いで書き上げたので読みにくいです
読みにくいし、疲れるし、ギターの弦は切れちゃうし
今日はヴァー('A`)

796 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/09/10(土) 20:22:26 [ wt0TMFS. ]
>>名前がない@戦士のようださん
ああ…ついに首領殺しちゃいましたか…主人公もかわいそうな人ですね…
今日携帯機種変したんですがこれが使いにくい…慣れるまで時間かかりそうです…では続き逝きます

797 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/09/10(土) 21:07:55 [ 7U3OWU72 ]
■RED STONE 第二章■
アリアンにテレポートする前にテレポーターが意味深なことを言った。
テレポーター『うーん…何だかいやな予感がするんです。いつもはこの時間は人がいっぱい行き来するのにどこの町からも誰も来る人がいないんです。』
スナッチ『なんだと!』
いやな予感がする。脳裏にあのギルドのことがよぎった。
スナッチ『すぐもどるぞ!』
テレポーターに金を払いワープする。着いた瞬間何かがぶちあたってきた。
スナッチ『!?…クィーザー!?』
ぶちあたってきた何かは大怪我をした副マスのクィーザーだった。そして俺たちは…あたり一面の骸骨に囲まれている。仲間たちは別の場所にワープしたらしく見当たらない。いきなり絶体絶命かよ…
スナッチ『クィーザー、一体これは…』
クィーザーはカイルの兄で、攻撃能力は俺をも超える我がギルド最強のわんこだ。こいつがこんなになるなんて…
クィーザー『マ、マスター…すまない…こいつらは…マスター達がいってすぐ…こいつらは…再生する…俺では皆を救うことが…す…まな…ぃ…』
そういうとクィーザーは息を引き取った。
スナッチ『くそおぉぉぉ!!』
周りにいる敵を回し蹴りで吹っ飛ばし、生き残ってる仲間を探す。と、いきなり横から何かが飛び付いてくる。
カイル『ム゙ァズダァ〜だづげで〜』
たぶんマスター助けてと言っているんだろう。後ろからアークもかけよって来る
アーク『駄目です、ほぼ全ての人間がやられたみたいで…いったい…なんでこんな…』
二人とも泣きだしてしまった。周りを見ると骸骨達が一斉に詰め寄ってくる
スナッチ『ここまでか…』
■つづく■

798 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/09/10(土) 21:15:37 [ HMNxgy2w ]
>>1
荒らしを放置できない人は人類!
…よくわかりませんが次からはageるのは70〜になった時だけにし、他のスレをageてこのスレを10〜にするというのはどうでしょう?
やっぱ駄目ですよね…orz

799 名前: FAT 投稿日: 2005/09/10(土) 23:19:45 [ sA2y8tm. ]
>>390-392  1 >>419-423  4 >>548-549>>594-597 10 >>655-657 13
>>397-398  2 >>504    5 >>569-570>>610-611 11
>>405-407  3 >>511-513  6 >>580-582 9 >>629-630 12




「いたぞ、殺れ。」
・・・また一匹蒸発した。やっぱクラープは強い。もう既にここB4
で生き残っているモンスターはいないんじゃないか?
「そうだな、ではB3に上がるか。」


「止まれ、この臭い・・・人間だ。」
人間?ご主人、どうするおつもりで?
「ふん・・・殺す!!」
え?う、うそでしょ?ご主人。フプレが知ったら悲しみますよ。
「かまわん。今は私の意志で動く。」

「む・・人。・・・テイマーか?はっは、大したモンスターを連れて
いるな。」
笑ってる場合じゃねぇ!!死ぬぞ!!
「メラー、殺れ。」
いやだっ!!うわぁっ!!体が勝手に!!!
「うおっ!!なんだいきなり!!」
「ちっ、抵抗しやがって。もういい、クラープ!!」
戦士さん、逃げてくれよぉ!!

・・・俺の願いも虚しく、戦士は無残な最期を遂げた。クラープの
光線で倒れた戦士の体を、ご主人は何度も何度も笛で突いた。血を
滴らせ、笑いを浮かべている。この人は明らかに異常だ。おかしい
よ。この人が地上に出たら・・・。あぁ、考えただけでも恐ろしい。

「うおぉぉぉおぅお!!??」
人だ!この戦士の仲間か?いいぞ、逃げろ、逃げるんだ。

・・・よし、見えなくなった。これで、誰かがご主人を止めてくれ
るかも・・・

「メラー。」

・・・はぃ・・・

「何故そこまで人間の肩を持つ?」

人間が好きだからです。

「人間はお前のことを恐れているのだぞ?」

でも、村の皆は優しくしてくれました。

「それが偽りの優しさと知っているか?」

・・・はい、それでも、好きなものは好きなのです。

「・・・いいか、メラー。今、私の心は酷く傷ついている。何故か
分かるな?」

フランのことですか?

「そうだ、この悲しみを癒すには・・・殺ししかないのだよ。私に
は。」

・・・・・

「メラー・・・貴様と契りを交わしたのはもう9年も前だったな・・・。」

・・・・・

「もう一度、私に染めさせてやるよ。」

うっ!!!!

「どうだ?9年振りの口づけは?色っぽくなっただろう?」

はい、シエル様・・・

「ふん、名前も思い出してくれたようだな。さぁ、行こうか・・・
私を慰めるために・・・・。」

はい、シエル様・・・

800 名前: FAT 投稿日: 2005/09/10(土) 23:20:30 [ sA2y8tm. ]

二週間経った。母への返事は書いていない。・・・書けないよ。
ようやく歩き回れるようになり、体の調子は上々、退院も間近だ。


「フラン、ちょっといいかい?」

レニィに誘われ病院の外に連れ出される。

「実は今、オート地下監獄で連続殺人事件が起こっているんだ。
それで、どうもその犯人は光魔法を使う魔物らしい、君たちを襲っ
た奴に違いないと思うんだけど・・・。」

・・・私は姿を見ていないが、傷跡から光魔法による焼傷というの
が分かっていた。あの監獄内なら、間違いないだろう・・・

「それで、一人のランサーが街中で叫んでいたんだ。“彼氏の敵討ち
を手伝ってくれ”って。勝手だとは思うけど、僕と君、それにタカ
の三人を参加表明しといたよ。よかったかい?」
「ええ、ありがとう、レニィ。絶対にフプレの仇をとってみせる
わ。・・・絶対に!!!」
私は決意を固め、拳を固めた。力を入れすぎたそこからうっすら血
が滲む。
「無茶は駄目だ!敵を見ても冷静に、平常心を保てよ。」
いつになくレニィは真剣な顔だった。私の心情を見抜いてか・・・。

だが作戦決行当日、時間になっても彼は現れなかった・・・。



オート地下監獄の入り口にて、

「自己紹介をするわ。私はテリーナ=ベイルナ。今日は集まってく
れてありがとう。さっそくだけど、部隊を二つに分けたいと思うわ。」

なるほど、周りをみると、報酬金目当てか、十を越す数の人が集ま
っている。多すぎても足手まといになってしまうだけ、ということ
ね。

「じゃあ・・・そこの五人、一緒に先陣を切りましょう。」と彼女に
近かった五人が指名された。残念ながら私もタカさんも、代理で来
てくれたクレナも指名から外れてしまった。

「じゃあ、さっそく行くわよ。後発部隊は合図があったら突撃し
て!!」
意気揚々と監獄の中へ六人は消えていった。

「フラン、本当にもう大丈夫なのか?」心配そうにタカさんが顔を
覗きこむ。
「大丈夫よ。むしろ今は怪我の前より調子がいいくらい。」
おそらく興奮しているからだろう。神経が研ぎ澄まされている感じ
だ。
「ごめんなさい、お兄ちゃんが来れなくなってしまって・・・。」
「いいのよ、仕事じゃ仕方ないわ。」
と言ったものの、レニィの戦闘力を当てにしていた私は少しがっか
りして頭をうなだれた。

冷たい風が吹き抜ける中、復讐のため沸々と沸きあがる熱い気持ち
を押さえ込みながら入り口を睨みつけ、私はいつまで経っても送ら
れてこない合図を待ち続けていた。

801 名前: FAT 投稿日: 2005/09/10(土) 23:23:34 [ sA2y8tm. ]
ほんとにお久しぶりです。
10日間の旅行をと思っていたら、その旅行中に怪我してしまい、今日まで
自宅療養してました。みなさんも旅行中の事故、怪我には気をつけて下さい。

感想はまた後でゆっくり書かせていただきます。

802 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/09/10(土) 23:49:34 [ qiwnhGg6 ]
>>798
>>1を尊重するなら、『なるべく他のスッドレに迷惑をかけぬよう』を忘れてはならないかと。
ageすぎて広告ドッサリもsageすぎでハイスピード内輪化もモニョリなので、一覧まで下がったらageでいきましょう。

以下感想ですが、出てきた瞬間に死んだクィーザーに萌えました。
しゃべり方や態度、散り方までも格好いい!
そしてそんな彼の説明が「わんこ」ってw
感想がストーリーとズレていて申し訳ないですが、クィーザー、惜しい人を亡くしました……。

803 名前: FAT 投稿日: 2005/09/11(日) 00:16:14 [ sA2y8tm. ]
>> ロマ村物語を考えてる人さん
いつの間にかプリンセスものになっている!驚きと共に、続きに期待です。

>>あ〜さん
ウルフマンの爆発・・・。巻き込まれた三人は?どうなってしまったのか
気になります。

>>ユキサキさん
優しい二人に心惹かれます。新たなキャラも出てきて、これからが楽しみ
です。

>> 名前がない@戦士のようだ さん
盗賊団シリーズから、いつの間にかシリアスシリーズなんて言う超大作に
シフトしていたのですね!ちょうどタイミングよく第一章の終わりにあり
つけた私は運が良かったです。続編にも期待です。

>>碧瑠さん
感想ありがとうございます。永い間不在してしまったので、もしかしたら
愛想を尽かされてしまったかもしれませんが、もしまた感想いただけたら
嬉しい限りです。

>> ナンバーズ さん
お久しぶりです。いつの間にか主人公が変わっていてびっくりです。スナッチ
は諦めてしまうのでしょうか?それとも奇跡が?続きが読みたいです。

>>変な生き物さん
赤石がウルフマンになるきっかけとは!しかもそれを持っていたのは
あのデビ・ロンですか。赤石探索、楽しみに待っています。

>>21Rさん
いやぁ、本気でおもしろいですよ、これは。まだちょっと頭が混乱して
ますがこれから読み返して時間関係を整理したいと思います。

>>252さん
おお!遂に続きが!!お待ちしておりました。やはり252さんの描く
風景は最高です。頭の中で景色が広がるようです。開かれた扉の向こうに
は何が待っているのでしょう?続きがまたしても楽しみです。

>>(*´∀`)アラステキさん
あぁ、キーボードは無事に逝ったんですね。・・・ご愁傷様でした。
毎回レスありがとうございます。キーボードも新たに、これからも
ご活躍を期待しております。

>>LBさん
天使を嫌がる父親や、苦心を抱くティアなど、感情の表現が素晴しく感動
いたしました。女風呂に浸かっていた男性はやはり変態・・・?次回の男の
言い訳に期待です。

804 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/09/11(日) 01:10:17 [ HMNxgy2w ]
>>802さん
そうですね、他のスレに迷惑かけちゃいけないですね。>>EATさん
おかです。いや〜怪我って大丈夫ですかね?体お大事に。
…やっぱり中身が別人でしたか。大量殺人…((((゚д゚))))ガクガクブルブル
PS.最近運テイマ作っちゃいました。
>>クィーザーに萌えた人さん
まさかそこにつっこんでくれるとは…じゃあ後で登場させますw

805 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/09/11(日) 01:12:57 [ JYwQAiDM ]
しまった!クィーザーに萌えた人さん=802さんだった…スマソ

806 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/09/11(日) 04:10:57 [ DRWPQq.Q ]
>>「手に入れるために捨てるんだ 揺らした天秤が掲げたほうを こんなに簡単な選択に
いつまでも迷う 事は無い 」

こ、これは 同じドアをくぐれたら ですねw
とBUMPキチガイの俺が過剰反応してみる。

807 名前: 名前がない@戦士のようだ 投稿日: 2005/09/11(日) 10:56:58 [ hNlLsBE2 ]
>>FATさん
まぁ、アレです、はい
期待しないで待っていてください

>>806
やはりわかる人にはわかるんですね(笑
これからも結構歌からの引用が出てくるかもしれません


息抜きに短編でも書こうかなぁ、などと考える
@戦士のようだでした

808 名前: 名前がない@戦士のようだ 投稿日: 2005/09/11(日) 11:21:35 [ hNlLsBE2 ]
【チラシの裏】
微妙な短編を考えたので書きます

あ〜寒い寒い、そう言いながら貧乏臭い男が森の中へ入ってくる
「腹も減ったし、夜は寒いし、やだなぁ」などと独り言を言いながら薪を集めている
それから男は集めた薪を一箇所に固めて、焚き火の準備をはじめる
火打ち石を探して、バックに手を入れたところで気がつく
バックに穴が開いていたのだ、思わず男はなきそうになる
だが、まぁ無いものは仕方ない、と言った様子ですぐに表情を元に戻し
暇つぶしに歌を歌い始める
Cause when i look inside my heart and tell the truth to me
Lound and clear my soul cries out
with total honesty
I need the fire,fire,fire
ちょうどサビに差し掛かったところで夜の闇に覆われていた空が朱に染まる
何だろう、と男が空を見ていると、一つ小石が空から落ちてくる
赤い色をした石で、ちょうど火打ち石になりそうだった
その石で火をつけた瞬間、なんとなく自分が何でも出来そうな気がしてきた
数年後、彼はすばらしい宗教家になり名言を残す
神は万物に姿を現される

終了・・・・・・・・・・
【/チラシの裏】

809 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/09/11(日) 12:17:07 [ obmkF0B2 ]
皆さんウマー
触発されて書かせていただきました。

お目汚しスマソです。


どうも、いつもいつも初心者に殴られ蹴られ切られて刺されて焼かれる病気のコボルトです。
今は初心者が居ないので平和です。
いつも殴られて蹴られて……まあ、痛めつけられてるのも大変です。
そんな僕の話……聞いて貰えると嬉しいなぁ。

この頃僕達コボルトの間では病気が流行ってるんです。
ブルンネンシュティグの何とかという医者の方が人間にうつらないかどうかを調べているようなんです。
その調査に必要な僕達のマントを集めるのに、冒険初心者の人達に任せてる様なのです。
彼らは、僕達のマントを手に入れるべく殴り蹴り(中略)焼くのです。

僕達は決して好戦的じゃないです。 ああ、でも洞窟に居る輩は血の気が多いらしいのでどうかは知りませんが。
だから、例えば
「今コボルト達に流行っている病気を解明するから、マントを貸して欲しい。」
と言うなら僕は喜んでマントを差し出したでしょう。

しかし、そんな事を言う人は誰も居ません。
ただ力づくで手に入れようとしているのです。
まったく、礼儀を言うものを一回体に叩き込まなきゃなりません!

810 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/09/11(日) 12:21:35 [ obmkF0B2 ]
ふと見ればちょうどカモ……いやいや、敵が居るじゃないですか!
ええい!日頃の恨み、晴らさずにおくべきかー!

811 名前: 252 ◆j9cST1xRh2 投稿日: 2005/09/11(日) 20:44:55 [ oZGNdmO. ]
あるウィザードが残したもの
>>252 ―プロローグ、表紙―
>>316 ―一頁目 誕生、そして襲撃―
>>317 ―二頁目 少年時代―
>>413-414 ―三頁目 蘇る悪夢―
>>456-458 ―四頁目 二つの出会い(前)―
>>714 ―五頁目 二つの出会い(中)―
 
―六頁目 二つの出会い(後)―
 
いつの間にか、私はそこに立っていた。左手にさっき自分が立っていた埠頭が見える。
この頃の呼び名が現代と同じならば、ここは港街ブリッジヘッド。
小さい街だが立派な貿易都市で主に漁業が盛んである。
また、そのころに発見された、川を挟んだ東側にある洞窟から採取される塩が健康に効果的との噂が立ったため、たくさんの冒険者が洞窟に入り込み、深部に住み着いていた悪魔達を目覚めさせてしまった。
その結果人間達は洞窟に入ること自体難しくなってしまったため、洞窟の塩はとても高価な値段で取引されることになった。
もっとも現在は悪魔と闘いながら塩を採取していく者がふえてきたため、発見当時の値段程度で相場が落ち着いてきているようだが。
そういえばこの街には商業が盛んなところに必ずある組織「シーフギルド」もあったはずだ。
もっとも「ギルド」なんていうのは表向きで、その表向きさえも酷いものだったようだ。
現在は消滅してしまったが、父が青年の頃の時代はシーフギルドの最盛期、ブリッジヘッドに強く根付いていたはずだが。
夕日が刻々と水平線に近づいていく。多分私の金色の髪は真っ赤に燃えているだろう。
十数年前、父におぶってもらい、海岸から夕日を眺めたことを思い出していた・・・・・。
 
すると突然、私の体は振り返った。私の意思ではなかった。
そこでは戦闘が始まっていた。さっきの光景を巻き戻して見ているようだ。
ここから離れたほうがいい。そう感じた私は、少し後退しようとした。
・・・・・?
体が思いどおりに動かない。瞬きさえ自分の意思でできない。どういうことだろう?
そのことに気を取られていたので、自分に危険が迫っていることを気づく余裕がなかった。
目線を少しずらすと二つの銀色の巨体がこっちに向かってくる。
銀色の鱗、巨大な鈍器・・・・・水の神獣と呼ばれるマーマンがどうしてブリッジヘッドに?
右にいたマーマンが手に持っている鈍器を私に向かって思い切り振り下ろしてきた。やはり体も動かない。声が出なかった。
しかし私の体は簡単にそれをかわし、背中に背負った覚えのない中型の弓を構えた。
もう一体のマーマンの攻撃も素早くかわした私は、同じく背負った覚えのない矢を放った。
すると矢が鮮やかな紅い炎を纏った。そしてそれが一体のマーマンの頭に命中する。
激しい爆発が起こった。マーマンの巨体は後ろに傾き、スローモーションのような感じで倒れていった。
私の体はさっと後ろに飛び退き、第二撃を振り下ろそうとするもう一体のマーマンにも矢を打ち込んだ。
マーマンの右腕に命中した矢は同じように爆発を起こした。支えを失った鈍器は私の目の前に落ちた。
至近距離での爆発に巻き込まれそうだったため、再び飛び退かなければならなかった。
すぐに体勢を立て直し、腕のないマーマンの顔面に向かって弓を向ける。
すると指先から目映い光が一瞬光り、それが矢の形となって放たれた。
止めを刺したことを確認した私の体はマーマンが持っていた鈍器の上に腰を下ろし、少しの間戦闘の光景を眺めていた。

812 名前: 252 ◆j9cST1xRh2 投稿日: 2005/09/11(日) 20:45:54 [ oZGNdmO. ]
今見てみれば、奇妙なコスチュームの人間達はシーフギルド員なのだろう。ある者は短剣を雨のように相手に浴びせかけ、ある者は分身を作り出して敵の攻撃を掻い潜り、ある者は地に大量の罠を設置し、ある者は己の体のみで華麗な攻撃を繰り返す。
しかし、どちらも物凄い数だ。戦闘というより乱闘と言ったほうがあてはまるだろう。
街は散々なほどに破壊され、商店街の商品は踏みちぎられ、地面のタイルは滅茶苦茶にひっくり返され、まともに通ることもできない。
そんな中、私の体が再び勝手に動き出した。全くわけが分からない。
私の体は戦闘の中に飛び込んでいく。嫌でも殺し合いをしている光景が目に入ってくる。
前方に一人のシーフが目に入った。たくさんの何かに襲われている。
大型の斧を持った人間型の悪魔だ。色や体つきから見ると、おそらくテンプラーと呼ばれているものだ。
シーフはその攻撃を素早くかわしているが、足がかなり重そうに見える。私の体は一直線に彼に向かって走っていった。
シーフの横に抜け出たテンプラーが斧を高々と振り上げた。その瞬間、私は声をあげていた。
「危ない!」と。しかし、それは私の声ではなかった。
シーフが私のほうを見た。彼と目があった。そして・・・・・
 
ドシャッ
 
鈍い音がして、彼の足に深々とした傷をつけた斧は、倒れこんだシーフに向かって再び攻撃を繰り出した。
数匹のテンプラーが動けない彼に向かって斧を切りつけた。
それを見た私は、自分でも驚くほど速く走っていた。まるで自分の足ではないかのように。
体の内から熱い怒りが込み上げてきた。弓をまっすぐ構え、矢を思い切り打ち出した。
矢は大量のテンプラーの輪に一直線の通り道をつけた。切りつけられるシーフが見えた!
落ちていた金属の棒を走りながら拾い、その一点に向かって走っていく。
手の空いているテンプラー達が切りかかってきたが、金属棒を振り回しながら次々となぎ払っていく。明らかに私の力ではない。
シーフに切りつけているテンプラーの頭に金属棒を思いっきり打ち下ろし、彼の横につく。
まだ戦意があるテンプラーを次々に殴り潰し、最後の一匹が動かなくなると、彼を抱きかかえて破壊された銀行の陰に運んだ。
 
酷い怪我だった。傷の一つは心臓を貫いている。私は黙って手当てをしていた。
シーフはまだ若かった。青い髪に高い鼻、なかなか鍛え上げられている肉体は痛々しく引き裂かれていた。
「うっ・・・・・く・・・・しょ・・」
「しゃべらないで、大丈夫だから。・・・・・・リベル・・・なぜこんな・・・・・」
「リ・・・・リフか?ぐっ・・・・・・」
「本当にしゃべらないで、このままでは危険なの。」
その一言でリベルと呼ばれた男は黙り込む。リフと呼ばれた私は首と腕の応急処置を負え、無残に破壊された鎧を体から静かにはずす。
「っ・・・・・・!」
酷かった。処置のしようがなかったのだ。何回も切りつけられたせいで、心臓をはじめ、ほとんどの臓器が滅茶苦茶にやられている。
「大丈夫だよ・・・・・・リフ、死は覚悟して・・・・・ぐっ」
リベルが大量の血を吐き出した。私は涙を流しながら必死に手当てする。
「リフ・・・・・・も・・・・無駄だ・・・よ・・・・。君の・・・・親父さんが・・・・・危な・・・い・・・・」
「でも・・・・・リベル・・・・・。」
「いい・・・俺は・・・・それよ・・り・・・・・研・・究所・・・・」
「そんな・・・・・そんな・・・・・」
「リフ・・・・好きだ・・・・・ずっと・・・・」
リベルの目から一筋の涙が落ちると共に、彼の命の花びらが落ちていった。
「うぅ・・・・・・ぐすっ・・・・・」
止まらない涙を押さえつけもせず、私は彼を弔ってから、彼の亡骸に持っていた布を優しくかぶせた。
私はすぐに立ち上がった。涙を拭き、一直線に住宅街へと走っていった。
 
 
全ての謎が解けた。
この体はリフと呼ばれた女性のものだということ。
私は彼女の体の中から世界を『見ている』だけの存在となっているということ。
あの扉は・・・・・記憶の扉。廊下には本の中の人間の記憶が収まっているということ。
それなら私は見ていることしかできない。でも、それだけでいい・・・・・。

813 名前: 252 ◆j9cST1xRh2 投稿日: 2005/09/11(日) 20:46:56 [ oZGNdmO. ]
私は戦闘の中を潜り抜け、いかにも研究所と言えるような家の前で止まり、ドアをぶち破って中に飛び込んだ。
階段を一気に飛び降り、ランプのついていない石の廊下を走り、父の研究室に飛び込んだ。
父は束縛された状態でそこにいた。そして、シーフギルド員と見られる人間が数人。
「おや、パドリック、君の娘さんかい?なかなか美人じゃないか・・・・・。」
父に面と向かっている幹部らしきシーフが、顔だけをこちらに向けて誰となく話しかけた。
「リフ!だめだ、逃げるんだ!」
「パドリック、今すぐ死にたくなければ黙っていろ。おい、その小娘を捕まえておけ。」
「ははっ。」
下っ端と見られる3人が詰め寄ってくる。しかし父が捕らえられている今、抵抗すると父の命が危ない。私はおとなしく捕まった。
「ははは、随分聞き分けのいい娘さんじゃないか。君も抵抗なんかしなければ怪我せずにすんだものを。」
見ると、父の額から一筋の血が流れ出ていた。父は苦々しく血の混じった唾を吐き出した。
「さて、話を戻すが・・・・・今回の神殿内の魔物どもがブリッジヘッドに攻めてきた件だよ。
.君は知らないと言っているが、知らないはずがないだろう?
.神殿についての歴史の研究のために出入りを許されているのは君だけなんだからね。
.・・・・・まぁ言いたくなければ言いたくなるまで待つよ。こっちにもいろいろ手があるしね。」
「・・・・さっきから知らないと言っているだろう。」
しかし、その声は少しだけ動揺を見せていた。幹部のシーフもそれに気づいたようだ。
「そうかい。なるほど、まだ話したくないわけだな。
.こっちも命を受けていてね。吐くまではどんなことをしても許す、とね。
.・・・・・よし、その娘をこっちへつれてこい。そのほうが効果的だろうし、なによりも面白みがある。」
「やめろ、何をする気だ・・・・・!」
「今なら間に合うぞ、パドリック。神殿でなにをしたかを言うだけでいいんだ。」
ここまでくればこれが物凄く大切なことだということは分かっていた。父の仕事の内容はよく知らなかったが、勢いだけでこう言い放った。
「お父さん、絶対教えちゃだめ。私なら大丈夫よ、こんな奴らに負けないで!」
「ぐっ・・・・・。」
「泣かせるねぇ・・・・・よし、決まりだ。こいつの左腕を出せ。しっかりつかんでおくんだ。」
「ノイク・・・・・まさかあれを・・・・・!?」
父の声には恐怖が露になっていた。ノイクと呼ばれた幹部は嫌らしい、意地の悪い笑いをニターッと浮かべた。
「そのとおりだ。さあ、しっかりと見ていろよパドリック!そうすれば全て吐きたくなるぜ!」
「やめろ!リフには・・・・・」
それ以上は聞き取れなかった。頭が真っ白になった。左腕が捥げてしまうかと思った。これなら死んだほうが楽かもしれない・・・・・。

814 名前: 252 ◆j9cST1xRh2 投稿日: 2005/09/11(日) 20:48:13 [ oZGNdmO. ]
「・・・・・・!!」
「・・・・・・・!?・・・・・・!」
誰かが・・・・・騒いでる・・・・・・。
・・・・・・・・。
「・・・・・リフ!・・・・んて奴だ・・・・・・ねえ!」
お父さんの声・・・・・・元気なんだ・・・・・・よかっ・・・・・・
「・・・・・まん。すまん。俺が馬鹿だったんだ。俺さえしっかりしていれば・・・・・!!」
腕の痛みが戻ってきた。いや、どんどん痛みが酷くなっていくように感じる。
「まて、パドリック!おい、足を狙うんだ。殺すな!娘のほうは殺してもいい。パドリックは生け捕りにするんだ!」
ノイクの声だ。生け捕りって・・・・動物じゃないんだから・・・・・。
私は目を開いた。父にしっかりとおぶられていた。父におぶってもらったのなんて何年ぶりだろうか・・・・・。
父は研究室のさらに奥の部屋に入り、中から鍵を掛けた。なんだか脆そうな扉だ。とても奴らの攻撃に耐えられそうにない。
暗くてほとんど何も見えないような部屋で、父はまるで全てを知っているかのように行動している。
「リフ、お前だけでも逃げてくれ。俺は捕まってもいい。すでにお前を巻き込んでしまったんだ・・・・・。」
父は私を椅子に座らせると、机の中から丸い水晶のような球体を取り出した。
「これにはどこかにワープする力が残っているはずなんだ。すまんが、どこに飛ばされるかは覚えていない。
.だが今より悪い状況にはならないはずだ。どこかの街だったはずだが・・・・・」
ミシミシッという音がして扉が砕け飛んだ。
「くそっ、こんなに早いとは・・・・・!」
下っ端のシーフが飛び込んできた。ノイクが「捕まえろ!」と叫ぶ。
父が私の手に水晶を持たせた。そして「精一杯生きろ。」と一言言って、水晶に向かって何かを呟いた。
その途端、私は水晶の中に引きずり込まれるような感覚を覚えた。世界中の全てが裏返しに見える・・・・・。
 
シーフの下っ端達がパドリックを再び拘束し、その様子を眺めていたノイクが嫌味ったらしく言葉を投げかけた。
「フン、娘だけを逃がしやがったか。まあいい。我々の目的はお前だからな、パドリック。本部でゆっくりと話してもらおうじゃないか。」
パドリックは何の反応も見せなかった。ただ息もせず・・・・・いや、息ができないように見えた――ただぼんやりと立っていた。
「・・・・・・なんだ?パドリック・・・・・・。」
ノイクの声に不快感が入り混じっていた。その瞬間、パドリックはどさっと崩れた。両手で額を押さえながら、微かに呟いた。
「・・・・・抑え・・・きれ・・・・な・・・・・ん・・・・・・?!」
ノイクの顔面が徐々に青くなっていった。そして、今度は悲鳴のような高い声で叫んだ。
「ま、まさか!?完全に消し去ったはずだ・・・・・!」
「うわあぁぁぁぁぁ!!」
その声に下っ端は恐れをなして逃げ出す。部屋には面と向かった二人だけが残った。
 
 
今回の事件で港街ブリッジヘッドは大変な被害を受けた。
シーフギルド員と神殿の魔物の戦闘で街はまるごと潰れてしまった。
しかしその後、新たな問題があがってきた。
街で神殿の調査を行っていたパドリック・ミラルダがなんらかの行動により神殿の魔物をブリッジヘッドに誘い出したという情報を元に、研究所に向かったシーフギルドの調査員達が恐怖しながらギルドに逃げ帰ってきたことで明らかになったことだ。
ただ一人、シーフギルド調査専門委員長のノイク・フリーダだけは帰らなかった。消息はまったく掴めず、死亡と推定された。
戻ってきたシーフギルド員の証言によると、追い詰められたパドリックは何らかの方法で怪物に変身し、自分達に襲い掛かろうとしたということらしい(そのときにノイクを置いて我先にと逃げていったことは言わなかった)。
ただ、全員が精神状態がとても不安定で、その証言も世間には戯言程度にしか聞かれていなかった。
ただし、パドリック・ミラルダが失踪したことがきちんと発表されたときに、その話が認められたのはいうまでもないだろう。
そして、そのときにはパドリックの娘のことは分からず終いだった。
シーフギルド員達はそのことは証言しなかったし、証言のあとにストレス性の病気を抱えてばたばたと死んでいったからだ。
結局パドリックの娘はパドリックとともに行方不明という結果で締めくくられた。

815 名前: 252 ◆j9cST1xRh2 投稿日: 2005/09/11(日) 20:49:04 [ oZGNdmO. ]
私は目を覚ました。ちゃんとした私自身の体だ。リフという女性の体ではなかった。体は完全に分離している。
私の倒れていたすぐ近くにリフとみられる女性が倒れている。
なるほど、こうして見るとかなりの美人だ。シルバーブロンドの長い髪、美しい真紅の目、優雅な体つきは見事なものだ。
更に驚いたことは、彼女は本当に簡単な服装で戦いの中に突っ込んでいったことである。
自分の目線で見ることができなかったさっきには気がつかなかった。彼女の力は相当なものであることが読み取れた。
しかしさっきまで自分の体のように痛んでいた左腕に目をやったとき、私は思わず飛び退いてしまった。そこには痛々しい・・・・・・
突然の物音にびくっとし、さっと立ち上がって音のしたほうを見た。
そこに彼が立っていた。メリック・エバンズ、私の義父。
ここは・・・・・・彼が倒れていた道。少し進んだあたりにあった大きな枯れ木が、多分今目の前にある木なのだろう。
彼は自分のポケットから何か薬らしきものを取り出し、一粒彼女の口の中に入れた。
水がなくても口の中で溶けてしまう薬なのだろうか、口の中に入って10秒も待たないうちに彼女は薄っすらと目を開いた。
「よかった、意識が戻った・・・・。大丈夫ですか?」
「ええ、大丈夫・・・・・ここはどこなの?」
「ここはブルンネンシュティグという都市です。聞き覚えがありませんか?」
「いいえ、何度か立ち寄ったことがあっ・・・・・」
そういいかけると、リフはいきなりがばっと起き上がった。
「ち、父はっ?この近くに誰もいませんか?!」
「えっ?・・・・ええ、誰もいないようですが。」
「・・・・・・そう。そうなの。なら・・・やっぱり父は・・・・・」
リフの紅い目に大粒の涙がたまっていった。さっき涙が枯れるほど泣いていたのに。
真っ赤に泣き腫らした目が悲しさと寂しさを増徴させていた。地平線に太陽が沈み、オレンジ色の空も紫色へと変わっていった。
「・・・・・あの、もしよければ僕にお話を聞かせてもらえませんか?何か力になれることがあるかもしれません。」
「優しい方ですね。リベルもとても優しかった・・・・・。」
「え?リベルとは・・・・」
リフがさらに俯いたのを見たメリックは、それ以上その話を進めようとするのは酷だと悟ったらしい。急いで話題を変えた。
「こんなところではなんだし、宿などに止まる予定がないなら私の家に泊まりませんか?」
「・・・・・ええ、そうさせてもらいます。あなたのお名前は?」
「あ、自己紹介がまだでしたね。僕はメリック・エバンズ。あなたは?」
「私はリフィーナ・ミラルダ。リフって呼ばれても結構です。」
「わかりました。おっと、そろそろ真っ暗になっちまう。それじゃ僕についてきてください。」
 
二人が歩いていった後、私は少しの間そこに座っていた。
彼女の紅い目。そして彼女の左腕に焼き付けられたもの。それらが何か大事なものを握っているような気がした。
空は紫色から群青色に姿を変えていく。秋を感じさせる涼しい風が吹きぬけ、紅葉した木の葉を攫っていく。
すでにこの世界に違和感はなかった。私はさっと立ち上がり、急いで二人の後を追いかけていった。

816 名前: ◆j9cST1xRh2 投稿日: 2005/09/11(日) 20:50:06 [ oZGNdmO. ]
うわぁ・・・・・・中編と長さが全く違うしorz
この先新スレが立った後に前スレ252というのは少しアレですし、コテつけときます。
なんだかまったく別の物語になったように見えますが、ちゃんとした続きです。
途中から「私」という表現がリフを指す方向に変わったのはお察しください。そうじゃないと書きにくかったので・・・・・^^;
グロい表現は控えたつもりでしたが・・・・・・まずいですかね、これは。
新スレが立つまでに10ページ目標にして・・・・・厳しいな。とにかくがんばります。
感想は・・・・・また今度ということでorz

817 名前: 名前がない@戦士のようだ 投稿日: 2005/09/11(日) 20:53:41 [ hNlLsBE2 ]
【チラシの裏】
新鯖増設裏話

森スパイダーA(以下クモA「紫鯖に生まれた俺たちは大変だよな」
森スパイダーB(以下クモB「なんで?」
クモA「ちょwおっまwwwwだって厨房は沸くし、チョキクエで俺ら殺されるし」
クモB「チョキクエテラコワス(´・ω・`)」
フェイズスパイダー(以下顔クモ「漏まえら何話しとるんじゃ?」
クモA+B「あ、長老」
顔クモ「もしかしてチョキクエ話とるんジャマイカ?」
クモA+B「そうだお(^ω^;)」
顔クモ「あそこにWIZ居るから返り討ちにして来い」
クモA+B「⊂ニ(^ω^ )ニニ⊃」
WIZ「メテオ」
クモA+B「メテオにやられるなんて流石だよな俺ら」

終わり・・・・・・・・・・
ゴメンナサイゴメンナサイ
【/チラシの裏】

818 名前: 名前がない@戦士のようだ 投稿日: 2005/09/11(日) 21:06:22 [ hNlLsBE2 ]
>>811-816
◆j9cST1xRh2さん お疲れ様です
>>グロい表現は控えたつもりでしたが・・・・・・まずいですかね、これは。
許容範囲だと思いますよ、俺は

819 名前: ◆j9cST1xRh2 投稿日: 2005/09/11(日) 21:26:38 [ oZGNdmO. ]
('A`)ウボァー
自分でも確認したけどこんなに字がびっしりだったとは・・・・・。
なんとかなりませんかね・・・・・・いや、なりませんよね。
毎度毎度読みにくい長文ばっかりですみませぬ。
 
>>818
感想どもです。
とりあえず書き込んでしまったんで放置しときます。
そこまで酷くは書いてないつもりなので見逃してやってください。

820 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/09/11(日) 22:20:22 [ 3ebeVURg ]
>>J9さん
うはぁ…恋人(?)や父を失った(生きてる?)リフ…
重厚ですね…
>>@戦士のようださん
いや〜作品毎日楽しみにしてます。
…なんかそこら一帯のあらゆるスレに出現してるk(ry
続き逝きます

821 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/09/11(日) 22:53:33 [ X.oGVJTs ]
■RED STONE 第二章■
一同は死を覚悟した。
スナッチ『…志半ばで…くそっ…』
カイル『死ぬ前に死ぬほど饅頭食いたかったよぉ…』
アーク『お父さん…お母さん…ごめんなさい…』
その時!
ブーン『チリングタッチ!!!』
…ブーンだ。どうやらぎりぎり助かったようだ。
ブーンは恐るべき早さでチリングタッチとストーンタッチを繰り出しクリティカルで周囲の骸骨たちを破壊していった。
アーク・カイル『嘘…こんなに強かったの!?』
…こいつが本気だしたの何年ぶりかな…
ブーン『へへ…ちょいとばかし張り切ってみましたぜ…』
普段はただの馬鹿のフリをしているこいつは実は知識4000という恐るべき能力を持つWIZだ。 スナッチ『すまんな…助かった』
ブーン『いえいえ。それよりコイツラのボスは西門の所にいるみたいですぜ。』
死者を操る者…どうやら相当高位のネクロマンサーだろう。
スナッチ『こういうのは頭を潰さないとまたいくらでも沸いてくる!急いで潰すぞ!』
一同『了解!』
■つづく■

822 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/09/11(日) 23:00:02 [ mMdz.wjM ]
ふう…しんどいや…
最近遊びで作った極支援BISにはまった…このままだとメインが戦士からBISになりそうだ…orz
PS.セスナ非課金組には遠いよママン('A`)

823 名前: FAT 投稿日: 2005/09/12(月) 11:45:10 [ sA2y8tm. ]
>>390-392  1 >>419-423  4 >>548-549>>594-597 10 >>655-657 13
>>397-398  2 >>504    5 >>569-570>>610-611 11 >>799-800 14
>>405-407  3 >>511-513  6 >>580-582>>629-630 12




オート地下監獄B1


シエル様

「ん?どうした?」

人間が多数、下りてきたようです。

「分かっている。楽しみだなぁ・・・。くっくっく。」

こちらから仕掛けましょうか?

「ああ、そうだな。ではメラーには裏から回り込んでもらおうか。
道は・・・分かるな?」

はい。もはやこの辺りは庭のようなもの、では、行ってまいります。

「うむ。」


見えるぞ、愚かな人間共め。せいぜいシエル様の慰み者になるのだ
な。

「敵?後ろよ!!みんな!!!」
遅いわっ!!!

ありったけの炎を噴き出す、魔法で守られていた4名以外はその身
を黒く焦がし、醜い断末魔を上げる。その様を愉快気に、本当にご
満悦そうに、シエル様は笑みを浮かべられ、炎に当てられたそのお
顔はおおよそ悪魔と呼ぶに相応しい神々しさを持っている。あ
ぁ・・・、シエル様、素敵だ・・・。

「よくやった、メラー。心が震えたぞ。」

勿体ないお言葉、ありがとうございます。

「さて、私も行くか!!」

炎に巻かれ、まだよく状況を理解出来ていない残党の中に素早く潜
り込み、リーダー格の槍使いの胸に笛が突き立てられたかと思うと
次の瞬間、他二人の首の肉を素手でむしりとった。それは、まるで
瞬間移動したかのような一瞬の出来事で、相手は何が起こったのか
理解しきれないままに鮮血に蹲った。
残るは一人、だが、敵は自身の不利を知ると、氷竜を召喚し、我々
が一瞬目を奪われているうちにそそくさと逃げていった。床や壁な
ど辺り一面に氷のオブジェを作り竜は消滅した。

「ふん、おもしろいことを・・!!追うぞっ!!」

ええ、遂に地上に出るときが来ましたね。

「やってやる!!フランのいないこの腐れた世界、私を一人ぼっち
にするこの世界、欲望に薄汚れたこの世界、私が・・・作り直す!!」



「う・・・ば・・ばけもの・・・」
テリーナは胸から止めどなく流れ出す自分の血を見て、もう長くは
ないことを悟った。
「ねぇ・・アンメル、わたし、あなたと愛し合えて・・・幸せだっ
たわ。」
うわごとの様に空に呟き、顔を横に向けた。
鎖の千切れたペンダントが彼女の目の前に落ちている。それは、彼
が初めてテリーナにくれた愛の証だった。
「う・・・。ア・・メ・・・ル・・・・」
ペンダントを何とか手に仕舞い、弱々しく掠れた声で愛しい人の名
を呼ぶと、静かに彼女は彼の元に旅立った。

アンメル24歳、テリーナ25歳
若い、前途有望な二人は監獄の狂気に飲まれ、その生涯を断った。

824 名前: FAT 投稿日: 2005/09/12(月) 11:46:31 [ sA2y8tm. ]
「おい!ばけもんだ!!全員殺られた!!!」
突如血相を変えて、大剣をかついだ隻眼の戦士が地上に現れた。
遂に来たか!
私は復讐を胸に誓うと、ウィンディ、スウェルファーそして・・・
ウィスパーなるものを召喚した。

ウィスパーとは・・・
私が昏睡状態のときに出会った、拳ほどの大きさしかないワタのよ
うな精霊。人に耳打ち(ささやき)したり、召喚獣を召喚できるら
しい。(本人談)

ウィスパーを召喚すると、その脇にはケルビーとへッジャーも召喚
されている。ウィスパーはその4体の召喚獣に魔法を掛ける。
・・・なにこれ?融合?

そう、召喚獣どうしが体を溶かせ、融合・・・いや、合体と言った
ほうがいいのか?とにかく未知の獣へとその姿を変化させつつあっ
た。・・・これは、私にとっても予想外の、全くもって意味の分から
ない展開だった。かつてこんな前例があっただろうか?

溶け合い、混ざり合い、それぞれの個性を失った召喚獣たちは、一
体の、巨大な黒い魔獣へとその形を変えた。くちばしのついた鳥の
ような頭、首が無く異様に盛り上がった肩、背中から生えたコウモ
リのような羽のない翼、そして長すぎる手足。その全身が漆黒に染
まっており、全ての光を吸い込んでしまうのでは・・・と思ってし
まうような闇をこの魔獣の存在全てから感じる。

一体こいつは何なの?

〜びっくりした?〜

ウィスパー?どうなってるの?

〜ナイトバーズっていう闇の精霊さ。こんな完璧な姿になるなんて
フランの霊力はすごいね!!さすがは僕と話せるだけあるよ〜

どういうこと?

〜詳しいことはあとにしよ、敵がくるよ。とりあえずナイトバーズ
の力、試してみてよ〜


笛を握り締め、速くなりすぎた心音を聴きながら、監獄から出てく
る化け物を待つ。
全員の視線が集まっている中、暗い入り口にゆっくりと3匹の魔物
が姿を現した・・・・・

825 名前: FAT 投稿日: 2005/09/12(月) 12:05:19 [ sA2y8tm. ]
訳のわからない完全オリジナル召喚獣、出してしまってごめんなさい。
妄想が広がりすぎて、だんだんとRSから話が離れていってしまう気が・・・。

感想を。

>> 名前がない@戦士のようだ さん
短編物、おもしろいですね。これからも暇とアイデアがおありでしたらどん
どん作っちゃって下さい。

>>809-810さん
病気のコボルトって何故か哀れに思えちゃいますよね。そんな病コボの逆襲、
楽しみに続きを待ちます。

>>252改めj9さん
父は一体何者?リフの腕に焼き付けられた物の意味は?
主人公が本の中の記憶を見る(体感する)という話の進め方がすごく好きで
す。
グロ表現のことですが、小説なのだし、そういった表現があることによって
より、物語にのめり込めるということもあると思うので私としては歓迎いた
します。

>> ナンバーズ さん
ブーン!!かっこいいじゃないですか、ブーン!!スナッチの隠し刀といったところ
ですかね。次回もブーンの活躍に期待です。

826 名前: 名前がない@戦士のようだ 投稿日: 2005/09/12(月) 20:53:11 [ hNlLsBE2 ]
【チラシの裏】
注意書き 悲しいジャズorクラシック音楽を聴きながら見ることをお勧めします


コボルトです・・・・・
テイマにペットにされたらファーガソンに連れて行かれました
ペットはファミリアが一番らしいとです

コボルトです・・・・・
エビフライを食べていたら地面に落としました
手足が短いので拾えません

コボルトです・・・・・・・・
RED STONEを拾いました
誰も信じてくれません




もうぬるぽ(´・ω・`)

【/チラシの裏】

短編も無理やりな感じがしてきたので
そろそろ長編に戻りたいと思います

827 名前: 名前がない@戦士のようだ 投稿日: 2005/09/12(月) 21:10:36 [ hNlLsBE2 ]
RED STONEシリアスシリーズ 第二章
第一回 つまりただ、それ、砕け散っただけ

昔々、世界がまだ一つの世界で地上に誰も居なかった頃の話です
世界には陰と陽の力をつかさどる二つの石がありました
ある日、二つの石が互いに交じり合い、そこから6つの石が出来ました
6つの石はそれぞれ、火、水、土、風、光、闇の世界を作る力を持っていました
火の石 Red Emerald  風の石 Green Alexandrite
水の石 Blue Sapphire 土の石 Yellow Topaz
光の石 White Diamond 闇の石 Black Opal
石はそれぞれのエーテルを放ち、人、天使、悪魔が生まれました
ある日、石と石とのバランスが崩れ、世界は三つに分かれることになりました
光と風と水の石で出来た世界、天上界
火の石で出来た、中世界
闇、土の石から出来た、地獄界
そして、天使、人間、悪魔はそれぞれが適した世界へと巣立っていきました

828 名前: あ〜 投稿日: 2005/09/12(月) 22:41:20 [ NxgoQ2As ]
第6章

ウルフマンを中心に炎が燃え上がっていた。
考えられないほどに地形は変わり果て、草は燃えつき別世界になった。

遠吠えが1つ、変わり果てた世界から聞こえてきた。
だがそれはウルフマンの声ではなく、人間の声だった。

驚いたのはウルフマンだ。
 やつらは間違いなく燃え尽きたはず・・・なのにどいつだ?
炎の中にうごめく影。そいつの目は深海のように青くジッとウルフマンを睨みつけていた。
何故だかウルフマンは頭にきた。挑発されている。ぶっ潰してやる。
思いっきり踏み込み鋭い爪で何回も斬ってやる、と思ったが体が動いてくれなかった。
『!?』
 動かない、動いてくれない、何故だ? ・・・さっきの叫び声はまさか・・・!
困惑するウルフマンに盾を振りかぶりながら突っ込み、折れた剣を捨てて
全力でウルフマンの頭に大きな盾で殴りつけた剣士、クラースがいた。


「にしてもなんでこんなヤツがいるんだ?」
フラットは気絶しているウルフマンを指差しながら呟いた。
「・・・わからない。ネクロマンサーが出現してから何かがおかしい」
ラルドは考えながら答えた。
「・・・5人の勇者は戻ってきたか?」
「・・・・・」
首を振るクラースにため息がでたフラット。
「ってことはみんなネクロマンサーに・・・」
話が途切れたところに気絶していた(といっても木に縛られていた)ウルフマンが起きた。
「・・・ココハドコダ?オ前ラハ・・・イッタイ・・・我ハ・・・?」
目が覚めたウルフマンは困惑した表情をした。
「記憶喪失なんじゃねーの?」
フラットの言ったことに2人の思っていたことは同じだった。
さてどうしようか。3人と1人は話し合った。

ちなみになぜ3人があの爆発から生きていられたか。それはラルドが『移動の力』と
いうやつを使ったから。その時のラルドは翼が生えていたように見えた。


長い間出来なくてすみませんでしたm(_ _ )m
話もまとまったのでガンガンいければいいなぁと思いますw

829 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/09/12(月) 22:55:41 [ gxoMDCNk ]
>>FATさん
ナイトバーズ…一瞬ナンバーズに見えました。
…吊ってきます。
>>@戦士のようださん
いやぁ各鯖がまさか石の名前だったとは。
いつみてもアイデアが斬新ですね。
PS.バンプは天体観測が好きです。
>>あ〜さん
うはぁビターシールド強いですなぁ。これからの進行が気になります。
それでは続き逝きます

830 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/09/12(月) 23:50:30 [ 5pESTjrw ]
■RED STONE 第二章■
西門に一人の女性らしき者がたたずんでいる。
???『あなた達がこのショーの最後の観客かしら?』
スナッチ『貴様か…俺の部下達を殺した張本人は!』
???『フフフ…人間って弱いものね。すぐ死んでしまう。』
スナッチ『人のことを小馬鹿にした態度…貴様絶対に許さん!』
縮地法を使い、瞬時に間合いを詰める。
???『アラ…あなたの相手はワタシじゃなくてよ。』
地面から巨大な手が伸びる。全身から物凄い異臭を放つ何かが出てきた。
???『《タイラント》いきなさい…』
…他の皆は周りの骸骨をこちらに近付けないように対処してくれている。
スナッチ『さて…そろそろパワー全開でいくか!』
俺なりの勝負服を身に纏う。装備した本人の素早さを極限まで高めてくれる俺にピッタリの服だ。
???『へぇ…その服から見るとアナタがあの噂のスナッチね。確実に始末させてもらうわ。』
遅い。敵の行動がスローモーションで見える。この程度じゃ俺には触ることすらできねえよ。
スナッチ『貴様では役不足だ。砕けろっ!』
三連回し蹴りを一秒間に五回連打する。もちろん…
???『嘘…わ、私のタイラントが…』
一瞬で粉々だ。
スナッチ『フン…この程度で俺とタイマン張ろうなんて100年早ええ。』
???『…まだ私は負けたわけじゃない。あなたは私がかならず倒す…私の名はフォビア。覚えておくことね。』
スナッチ『!!…待てっ!』  …ワープで逃げられたか。
奴が逃げた瞬間アリアンにはやっと静寂が戻った。
…その後俺はカイルをクィーザーの元へ連れていった。
カイル『そんな…兄貴!兄貴ぃ!』
ただ一つ、夜の砂漠に悲しき狼の叫びがこだましていった、はずだった。
???『泣くのではない!』
カイル『…へ?』
確かにクィーザーは死んでいる。なのに口がカパカパ動いているのだ。
クィーザー?『マスター、私にもクルアルス家としての誇りがある!決して犬死になどしない!』
…どうやら愛用の金剛石の牙に魂を憑依させたらしい。
クィーザー『カイル、私を使うのだ、このクルアルス=クィーザー弟と共に全身全霊を賭けて皆を守りぬく!』
…いつもながら熱い奴だよな。
■つづく■

831 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/09/12(月) 23:56:38 [ HMNxgy2w ]
ふう。なんとか書きおわった。今回はめちゃくちゃ長くしすぎた…
しかし今更ながらこのスレは平和でいいなぁ(´∇`)

832 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/09/13(火) 01:51:50 [ INXGmOPk ]
スマソ…83まで行ったから揚げるわ…

833 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/09/13(火) 07:17:24 [ p5Pue6Ps ]
役不足
能力(この場合タイラントの戦闘能力)に対して、役目(スナッチの相手役)が軽すぎること。
になると思われる。

834 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/09/13(火) 17:07:42 [ Iixm64p6 ]
おお、指摘職人まで現れた!
どんどん本格的な作品投稿スレになってますね。
とはいえ自分は学生時代の国語の教科書すらまともに読解できなかった国語音痴なので、
>>833氏の指摘が的確かとか全然判りませんが…(タイラントざまあみろぐらいにしか思わなかったです)

なんにしろ相変わらずクィーザーに萌えてます。
死体の口が動いてる光景を想像するとちょっと間抜けな再登場ですがw
カイルの「…へ?」も可愛いですね。この兄弟に惚れそうです。

>>828 あ〜さん
こちらにも格好いい人たちが!
叫んで麻痺、はクラースがウォークライを使ったんだと解釈して読んでいましたが、合ってますか?
あのあたりのクラースが格好よくてしびれました。ウォークライ直撃並に痺れました。

>>817は爆笑しました。カレー一家ネタぐらいツボにハマりました。
勢いがあって面白いです。自分にはこういう小ネタが一番合ってるのかもしれないです。
戦士さんの連載は、文の書き方が本格的なので、文章慣れしていない自分は挫折してしまっていますが、
近いうちに読ませていただきますね。

FATさんや、21さんや、252さんたちの連載も同じ理由で読解しきれていないのが多いです。
こんなことならもっと国語の授業真面目に受けとけばよかった…。
でも、セカチューも読みきれなかった自分ですが、このスレは最後まで読みたいと思えます。
中途半端な読者ですが、応援してますので、皆さん頑張って下さい!

835 名前: 名前がない@戦士のようだ 投稿日: 2005/09/13(火) 19:09:35 [ hNlLsBE2 ]
盗賊A「久しぶりの休日だなぁ、ああ銭湯に入るなんて久しぶりだ」
盗賊B「本当だよなぁ、いやぁ休暇はいいねぇ」
盗賊A「これで酒と美人のお酌でもあればいいんだけどもなぁ」
盗賊B「それを言うなって、女気が無いのは仕方ないだろ」
誰もいない銭湯でリラックスしてると日ごろの疲れが癒されていく
久々な人間らしい時だった
盗賊B「おい、あれ見てみろ」
相方が扉のほうを指差して言う
盗賊A「あれ?あれ女じゃん、しかも裸だ」
盗賊B「もしかして間違えてるのかな、これはおいしいぞ」
相棒と一緒にニタニタ笑っていると女がこちらに近づいてくる
女「あんたたち、立ちなさい」
盗賊A・B「は?」
女「いいから」
相棒と一緒に手で控えめに息子を隠しながら女についていく
女「服着て付いてきなさい」
なんとなく逆らわないほうがよさそうなので服を着て女の後を追う
なんだか、よくわからない所に案内された
女「あなたたちに依頼をお願いしたいのよ
盗賊だから腕は立つでしょう?」
なんだかよくわからないけれども、とりあえず話を聞くことにした
盗賊A「え、何で俺たちがあんたのPETの調教を手伝わないといけないの?」
女「いいじゃない、報酬は出すんだから」
盗賊B「大体なんで俺たちのこと知ってるんだよ、盗賊団のことは普通の奴等知らないはずだろ」
女「私、【ノベール】REDSTONE小説うpスレッド【SS】見てるから」
盗賊A「じゃあ、ス○ッチとかク○ースとか別の主人公に頼めよ
あっちのほうがいい仕事するだろ」
女「あなた達が一番暇でしょう」
盗賊A・B「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
女「じゃあ、こいつ弱らして」
小さなガーゴイル系のモンスターが居る、可愛らしいピンク色だ
盗賊A「まぁ軽く殴るか」
盗賊B「そだな」
ピィピィないてるガーゴイル系のモンスターの額を軽くはたく
すると体が猛烈に大きくなり、5メートルほどのモンスターへと姿を変える
盗賊A・B「ギャァァァッァァ」
相棒と一緒に声を上げながら逃げる、女も一緒についてくる
盗賊A「ちょ、っま、おま、何、こいつ」
女「デビ・ロン」
盗賊B「死NEEEEEEE!!」
もう駄目だ一歩も歩けない、相棒もその場で座り込む
盗賊A「母さん、駄目な息子でゴメンヨ〜」
盗賊「親父、最後に会いたかったよぉ」
目をつぶって腹をすえてデビ・ロンを待つ
が、何の気配も無いので目を開けるとデビ・ロンと女は消えていた
相棒と一緒に周りを見回す
盗賊A「なんだったんだ」
盗賊B「さぁ?まぁいいじゃん助かったから」
盗賊A「そだな、明日は休暇最後だからゆっくり過ごそう」
盗賊B「俺、久々にオフクロに会いに行くよ」
盗賊A「ああ、俺もそうしよう」


ところ変わって盗賊団本部
盗賊幹部「おかあさん、明日息子さんが家訪れると思いますよ」
Aの母「有難うございます、無理難題押し付けちゃって」
盗賊幹部「いえ、いいんですよ。それにしてもデビ・ロンの幻術上手くいきましたね」
Aの母「そうですね」

終了

836 名前: 暇人A(1/2) 投稿日: 2005/09/13(火) 19:46:02 [ 2rVFXG0I ]

 ねぇ、一つ思い出話を聞いてくれない?
 私が今よりずぅっと弱かった頃。暖かくて……とても辛かった昔話。


 初対面は蜘蛛狩りだったね。私は酷く緊張しながら、手に持った笛をいっそう握り締めていた。
 PTに入りたかったんだ。でも、早く言わなければ怪しまれると思いながらも言い出せずに立ち尽くすしかできなくて。
 その内異様に沸きまくる蜘蛛が寄ってきて、やっぱり止めようかなんて考えて。
「ん、PT希望者?」
 そんな私に声をかけてくれたのは、他でもない君だった。
 その後暫く狩りをして、私が鯖落ちしたんだ。戻ったけどPTはなくて見つけられなかった時、君はわざわざ耳打ちをくれたね。
 噴水前での待ち合わせ時、君と再会した瞬間君の方から友録要請をくれた。
 始めてだったんだ、ドキドキしながら承諾をした。君は友録に関してなにも言わなかったから私もなにもいえなかったけど。心の中ではね、すっごくすっごく嬉しかったんだ。

「俺のお気に入りの狩場に行こう! 穴場で人いないし、うまいよ」
 君は、とっておきの狩場を私に教えてくれた。
 二人でずっと狼を狩ってたね。君は何回も死んだっけ。私はPETが護ってくれるから死ななかったけど。
 その度に「待ってて、直ぐ戻るから」って、人がいないだけあって遠い狩場を走ってくるんだ。
 遠いから当然帰りは遅かったけど、不安に感じたりなんてしなかった。君はすぐに戻ってきて、また話しながら一緒に狩りをしたね。
 明日も一緒に狩りをしてくないか……。だったっけ、そんな感じの事を言ったのは私からだったと思う。
 実は緊張してもう良く覚えてないんだ。でも、君がその時承諾してくれた時嬉しかった気持ちだけ鮮明に覚えてるよ。
 あの日の空の蒼さ、風の匂いも覚えてる。私はね、一生忘れないって断言できる。

 それからは毎日一緒に狩りをしたっけ。マニュアルの無い状態で、色んな狩場を一緒に巡ったね。
 君と一緒に色んな所を回って、ここはおいしいとか、まずいとか……。あぁ、でもね、おいしいとかまずいとか、本当はどうでもよかったんだ。
 君と一緒に狩れるなら、それだけでよかったんだ。勿論恥ずかしくてそんなこと言った事ないけど。
 私が一緒に行けない時も、わざわざ報告を送ってくれたりして。
 私のいけなかった狩場で、君はわざわざ私の為にロアアーマーを拾ってくれた。リングもくれた。
 そして、なによりも楽しい話しを聞かせてくれたね。

 ちょっとレベルが私のが低くなって『君の足手まといになる』ってちょっと焦った時もあったっけ?
 君なんていったか覚えてる?
「俺が、お前一人くらい守れないって思ってんの?」
 だって。狼で死んでた人間がなにを偉そうにって思ったけど、なんだかね本当に守ってくれるような気がしたんだ。
 でも、今思えば君は剣士じゃなくて戦士なんだ。可笑しいよね、戦士の君がどうやって守るのさって。今思えば本当可笑しいよ……。
 あぁでも素直にありがとうって私はいったんだっけ? 笑って誤魔化したんだっけ? 覚えてないや。
 もし笑って誤魔化したなら、今更ながらに後悔する。君が守ってくれると言ってくれたこと本当に嬉しかったから。

837 名前: 暇人A(2/2) 投稿日: 2005/09/13(火) 19:46:35 [ 2rVFXG0I ]

 あぁ、でも私達は喧嘩した。
 あれは本当に私が悪かった。君に嫌われたと思うと、涙が止まらなかった。
 でもね、君は許してくれたんだ。私は必死に謝って、謝って……そしたら君は許してくれた。
 飽きれた様に「やっぱお前バカ×1000000だわ」なんて言われた時、涙が止まらなかった。
 本当に自分がバカで悔しかったから。そして、君がねいつも通りにそういってくれたから。泣いてるのを見て君は困るだろうけど、どうしても止められなくて。
 君は頭を撫でてくれたように思う。泣き止むまで側にいてくれたね

「レベル500まで一緒にやろう」
 なんて事をいった時もあったね。今思えば500だよ? しかも当時は便利アイテムなんて持ってなかったんだよ? 馬鹿すぎるよね。ありえないよね。
 でもさ、君なら出来るような気がして「そしたら色んな所につれてってね」って言ったんだ。そしたら君は
「なにいってんの? お前もなるんだよ、一緒にって言っただろ。バカバカバカバカ――」
 なんて……。『一緒に』って言葉どれだけ嬉しいか君わかってる? なんて思ったよ。
 反則だよね、喧嘩した後の『一緒に』だったから余計に響いた。

 でもさ今はもう君は隣にいないんだ。
 お互いレベルが上がって別の知り合いが増えて、何時も一緒にかれなくなったのが原因だったのかな。自然となんだか歯車が狂い出した感じで。
 些細な言い争いで、君は隣にいなくなった。
 もう、どこを探しても君はいないんだ。
 因みに、あの時の友達登録帳は、ダメオンという怪物に持っていかれてしまった。

 あれから絨毯も手に入れて、君と一緒に歩いた遠くの狩場も簡単にいけるようになったよ。
 レベル……上げ続けたよ。250になった。ねぇ、私ちゃんと500目指してるよ。
 何時か、風の噂で君の名前を聞くこと楽しみに待ってるんだ私。


 最後に今でも私に聞く人がいる。なんでそんな古い鎧をきてるの? って。
 分かってる、レベルに見合ってないってことくらい。
 でもさ、君から貰ったロアアーマーとリング。今でも大切に使ってる。
 だから、だからもし、君にもう一度出会えたら。もし仲直りを許してくれるなら……。
「やっぱお前バカだな」
 ってこのことを笑って欲しい。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

実話に多少脚色をいれて勢いで書いてみました。物書きにあるまじき勢い書き恥ずかしいですOTZ
でも赤石で小説はかかないって決めてたので、あえて推敲せずに、ただの思い出話を投下します。
思い出なので風景描写もなにもあったもんじゃないですね;
今思うと本当昔の事で、なんでもっと一緒にいられなかったんだろうって後悔ばかりで。
も始めての友録……もし今もその人物と貴方が仲がいいのなら。
本当大切にしてください…………って言われるまでもないですね^^;

838 名前: 名前がない@戦士のようだ 投稿日: 2005/09/13(火) 20:30:12 [ hNlLsBE2 ]
>>837
思い出話といえば・・・・
RSやりたての頃、一緒に狩りした剣士さんは何してるかなぁ
あの頃が一番面白かったなぁ

839 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/09/13(火) 20:39:17 [ Smp0forA ]
>>832さん
とりあえず見てくれてありがとうございます。
>>833さん
クィーザーとカイル…相反する性格にしたかったんですよ。おもしろいと言ってもらえてうれしいです(^ω^ )
>>@戦士のようださん
盗賊団ネタですね〜デビ・ロン恐え―です。
…見たことないけどね
>>暇人Aさん
感動の一言です。ダメオンマジックはいつ改善されるのでしょうか。
さて、今回はキャラ紹介をくっつけておきますね。

840 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/09/13(火) 21:31:51 [ wt0TMFS. ]
■RED STONE■
〜キャラ紹介〜
第一章
スティード=ライアン
職業:壁剣士
特技:パラ、シマー、デュエ
某ギルドのギルドマスター。通称不死身のスティード

レオン=クリスト
職業:万能型戦士
特技:ハリケン、ディレイ、ドラツイ
知識は低いですw

ウィッシユ=ウェイン
職業:極支援BIS、追放天使
特技:支援技一般
完全支援極ですw

ベルフェゴール=ライアン
職業:火力剣士
特技:インフィニ、サザン、ダンシング
火力剣士様ですw悪の道に…

ユライス=ライアン
職業:知識戦士
特技:ソニック、タイフーン、ストレート、ドラツイ
力は低め。悲しきキャラ。

第二章 スナッチ=トレジャー
職業:鍵開け武道家
特技:鍵開け、踵落とし、三連回し蹴り、暗殺
一通り何でもできる万能タイプ。勝負服はU「飛虎」。

ブーン=ダーオメン
職業:チリWIZ
特技:ブーン
WIZの技は全てマスターしているらしい。知識は4000。ちなみに知恵は0。

クィーザー=クルアルス
職業:ウルフマン
特技:チェーンド、ベルセルク、リックバイト
名前の由来は最強のU牙「クルアルスクィーザー」より

カイル=クルアルス
職業:わんこ
特技:大食い、早食い
一応知識犬らしい。

アーク=ヴァリー
職業:アーチャー
特技:マシン、ボウストライキング、GP
よく「殴りアチャ?」ときかれるらしい。

ナヴィ=レーン
職業:テイマー、サマナー
特技:謎
第三章再登場予定

これくらいかな。書き漏れないよね…

841 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/09/13(火) 21:42:14 [ dtbDWLQg ]
保守age

842 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/09/13(火) 21:49:48 [ dtbDWLQg ]
しまった、まだ上から60以内だったorz

843 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/09/13(火) 21:53:35 [ q8nMzR1g ]
書くのに一時間かかってたのは…キニシナイ⊂(^ω^ )ニ⊃
続きは今日は短めに
■RED STONE■
カイルを連れて皆がいる西門に向かう。
さっそくブーンがカイルの付けている牙をブーンする。
ブーン『⊂ニニ(^ω^ )ニニニ⊃』
…そして噛み付かれた。
ブーン『ブ、ブブブーン!!』
クィーザー『この阿呆がっ!!いつになったらその盗み癖が治るんだっ!!』
…みんな呆気にとられている。事情を説明した。
アーク『そんな…クィーザーさん…』
ブーン『(´ω`;)ブーン…』…俺たちはこの事件はスティードの事件にも関係するとふんだ。
スナッチ『同胞達よ…かならずや仇はとる!!』
とりあえず俺たちはリンケンに向かうことにした。
■第二章 完■

844 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/09/13(火) 21:57:28 [ 7U3OWU72 ]
>>842サン
⊂(^ω^ )⊃キニスンナブーン
⊂(^ω^ )⊃ソノウチイイコトアルブーン
…張り切りすぎた…ヌルーポ

845 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/09/13(火) 22:07:36 [ sKVS2X8M ]
>>822
『第10話の感想』
ププレが叫び声をあげた瞬間、ひっこんだププレの換わりに出てきたのはサディストタイプの男。
メガ粒子砲をものともせず、ホワイトシェードに近寄り、その体がぴくぴくと痙攣するまで殴った。
そして、触角にキスをして契約を交わした・・・。
みているだけで震えが止まらないです。

でも、こんな残酷なことをするのは、大好きなフランが殺されたから。
本当は生きているけど、この男性からはそう見えてるから。
本当はすごく優しいんですよね。きっと・・・
この男に殴られ、瀕死の重傷を負いながらも、必死で「生きたい」と訴えかけた、ホワイトシェードを仲間にしてしまったぐらいですから。
きっと、本当はフラン思いの優しいお兄様なんですねよね・・・。きっと

『第11話の感想』
その後、フランを失ったププレに宿るこの男性は世界を破壊し始めたご様子。
世界を破壊するものは世界を守るものに殺される。
世界にあだ名すものは、そのものが一番美しいときに現れるといわれる死神によって殺される。
そのものがこれ以上穢れてしまわないように・・・。
なのに、この男性は世界を変えるために、世界を破壊している。
フランが生きていることも、そういう定めなのだということも知らずに・・・

話は変わって。スェルツファー、ケルビーをつれた少女の元に「ついにあの男が現れた」という知らせが舞い込んできました。
さっそく、この少女はウィスパーを召喚し、召喚されたウィスパーは自身が召喚したスェルツファー、ケルビーと融合し、
ナイトバースという闇の精霊になってしまいます。
そして、三匹の魔物とご対面してしまいますが・・・果たしてこの少女は誰なんでしょうか?
もしかして、フランなんでしょうか?
続きがすごく気になります!

846 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/09/13(火) 22:14:11 [ CBajl6wk ]
書き漏れハケーン。敵書いてないよ…orz
赤い悪魔
職業:不明
特技:堕落洗脳
天上の天使を殺し、RSを奪った張本人。人を完全に操ることができる。

フォビア=リファ
職業:ネクロマンサー
特技:死者を操る
どうやら洗脳されている訳ではないらしい。
実は衝撃の過去が…
第四章再登場予定

ナンバーズ
職業:小説投稿人
特技:物忘れ、寝坊
よくおっちょこちょいといわれます。

847 名前: 名前がない@戦士のようだ 投稿日: 2005/09/13(火) 22:54:17 [ hNlLsBE2 ]
>>846を真似てみます、いろいろな紹介
 盗賊シリーズ
 アリアンのねずみ >>644 
 アブラムシ食え >>649-665-666 
 接待1 >>667 接待2 >>672 
 デビ・ロン >>835
主な登場人物
盗賊A 半端者で盗賊、臨死体験の経験あり
盗賊B Aの相棒 デビ・ロンに襲われたりした

RED STONEシリアスシリーズ
第一回 >>673 第二回 >>675 第三回 >>679
第四回 >>689 第五回 >>692 第六回 >>693
第七回 >>706 第八回 >>709 第九回 >>711
第十回 >>717 第十一回 >>723 第十二回 >>748>>766-767 
第十三回 >>777 第十四回 >>793-794 

第二章 第一回 >>827

登場人物紹介シリアスシリーズ版
主人公 ウィンタークロウの通り名を持つ23歳くらいの青年
本名はまだ語られていません

孤児院の女 孤児院を一人で切り盛りしている若い女
美人、ボン!キュ!ボン!、面倒見がいい性格 三拍子そろってます

首領
シーフギルドの首領で主人公と死んだ息子を重ねている

まぁこんなところです、はい

848 名前: 名前がない@戦士のようだ 投稿日: 2005/09/14(水) 20:27:28 [ hNlLsBE2 ]
RED STONEシリアスシリーズ第二章
第二回目 アークエンジェル

旧約聖書の天地創造を呼んでいると後ろに人の気配を感じる
「お前もヒマだなぁ、また旧約聖書読んでるのか?」
後ろから聞きなれた声が聞こえてくる、振り向くと銀髪の天使が立っている
「いいじゃないか、今日は大切な日なんだから」
まぁな、と言って隣の椅子に座り込む、彼の名はカリル
「なぁケイスン、俺たちやっとアークエンジェルになれたんだぜ
しかも、成績優秀者だけが入れる第17部隊に」
今日、私たちはエンジェルから1ランク上がったアークエンジェルに配属されるのだ
「そういえば、今日はすぐに任務するらしいよな」
カリルが指をいじりながら話しかけてくる
「どんな任務?」本を戸棚に戻しながら聞く
「なんか魔法剣を手に入れた人間から、それを取ってくるらしい」
「人間が相手か、なんか弱いものいじめみたいで嫌だな」
「仕方ないだろ、俺たちはプロの戦闘集団だぜ。任務は遂行するのみだ」
時計を見ると集合15分前だった、新入りが遅れるわけには行かないので、部屋から出て集合場所へと向かう
集合場所にはまだ人が居ないので、景色を見て時間をつぶす
すこしすると、ハーフプレートに身を包んだ天使がやってくる
「君たちが本日付で配属される二人だな?」
「はい」と答えて敬礼をする
「私が17部隊隊長のクルーゼだ、今回の任務はターゲットが持っている魔法剣
[ゴーファの希望]の回収だ。邪魔者は全て排除してもいい、それが上層部からの命令だ」
ゴーファの希望とやらは随分と重要なものらしい
説明を聞いていると、他の天使達も集まってきた
「行くぞ」と隊長が号令してコールをする

849 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/09/14(水) 23:41:10 [ Lbw5M5KA ]
▼短篇小説▼
昔あるところにランニングチンコとブーン槍子と紙火力剣士様と殴られBISのPTがいました。
チンコ「この狩り場は俺の物だブーン」
剣士様「っwwうぇwwwリザよろw^^^^^^」
槍子「テラキモスwwwwwwっwwwうぇリザよろw^^^^^^」
殴られ「リザないwwwww」
チンコ「<!> リザよろwwwww」
殴られ「俺知恵極だからwww」
ル〜ルル〜
PTが全滅しました。

850 名前: 復習の女神〜夢〜 投稿日: 2005/09/15(木) 04:54:34 [ NedpEM66 ]
夜の帳がおり…。
私の隣には、愛する人がいる。
火照った体を撫で回す彼の手が、とても愛おしい。
「ジェシ、聞いてくれ。俺…前線に出ることになった」
まだボーっとする頭の隅で、きてしまった…と、思う。
彼は優しい人で、戦える人じゃないのに。
やさしく私の髪をすく彼の手が、なにか迷っているのだと私に告げる。
「お父さんの命令なのね?」
「違う…俺が志願したんだ」
お父さんに彼のことを紹介したときから、いつかこうなると解っていた。
あの人は、根っからの武人だもの。
そこで、ふと思う。
そんなだから、私は槍や弓なんて女らしくないものが好きになったんだと。
そして、だからこそ彼と知り合えたのだと。
「ねぇ、私も一緒に行ってあげようか?」
クスクスと、ちょっとおかしさがこみ上げてきて笑ってしまった。
彼は、初めて会ったときから未だ、私から一本も取れたことがない。
私のほうが、ぜんぜん強いんだから。
「私があなたを守ってあげる」
彼の手をとって、自分の頬に持ってくる。
訓練で硬くなった手のひらも、彼の優しさだけは止められない。
彼は、困ったように笑った。
「それはだめだよ、俺は君のお父さんと約束したんだ」
「あら、どんな?」
興味半分に聞いてみる。
「君と、婚約させてくれと」
夢が現実となり、私はただ彼を見つめるしかない。
「任せてくれ」
彼の自信にあふれるその顔を、私はしっかりと見つめた。
だけど、どんなにがんばっても、零れ落ちる涙ではっきりとは見えなかった。

あまりにも懐かしい夢を見た。
もう、ずっと過去のことだと感じてしまう、そんな夢を。
東の空が明るくなってきた。
そろそろ夜明けだろう。
そういえば、彼は夜明けが好きだったなと。
ふと、そんなことを思い出した。

851 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/09/15(木) 05:02:11 [ NedpEM66 ]
RSのSS考えてみた。
で、勢いのまま投稿してみた。
…ちょっとだけ後悔

852 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/09/15(木) 08:36:17 [ QI287Bao ]
>>851
(`・ω・´)b GJ
小説は勢いですよ!
続きが気になるよ
…そういえば最近(*´∀`)アラステキさん見ないね

853 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/09/15(木) 09:36:32 [ xdm2AxPc ]
>>850
素で感動しちゃいました。
すごく上手いですね。
公式設定で結末がわかってるのに、締め方が綺麗で既出感があまりありませんでした。
次の作品もあれば楽しみにしています。

>>852
以前と比べて間隔は空いているものの、変わらず全作品に感想を書いていらっしゃると思います。
私はまだ最近見ないとは思いませんが、もう一週間ほどお見かけしなかったら心配ですね…。
あの方も感想職人という立派な職人さんですよね。
あの方がいなければスレはここまで盛り上がらなかったと思うので、かなり尊敬しています。

854 名前: FAT 投稿日: 2005/09/15(木) 09:43:21 [ sA2y8tm. ]
>> 名前がない@戦士のようださん
シリアスシリーズと短編もの、盗賊団シリーズがバランスよく投稿されていて
全然読んでて飽きないですね。これからもがんばって下さい。

>>828 あ〜さん
おお!ウルフマン捕獲成功!これから主人公たちとネクロマンサーは絡んでいく
んでしょうか?話がまとまったということなので続きを期待しております。

>>ナンバーズさん
第二章お疲れ様でした。スナッチ激ツヨですね。キャラ紹介いいですね!いつか
私も作ってみようと思います。
本当に(*´∀`)アラステキさんのお姿が見えませんね・・・。切実に帰ってき
てほしいです。

>>833さん
おお!指摘職人さんですか!?いいですね、ぜひ、私の話にもけちをつけて
下さいまし・・・。

>>834さん
私も国語は苦手でいつも3〜40点しか取れませんでした・・・。いや、どう
でもよい話ですよね。本当にこの板の職人さんたちの作品はどれもおもし
ろいものばかりなので是非全部読んでみて下さい。

>>836-837 暇人A
泣きました。すごい切なくて胸にジ〜ンと来ました。是非小説も書いてほしい
のですがご本人が書かないと決めているなら無理強いは出来ませんね・・・。
でも読んでみたい・・・。

>>845さん
熱い感想本当にありがとうございます!!今後のために最後の段落の質問
>果たしてこの少女は誰なんでしょうか?もしかして、フランなんでしょうか?
に対する返事ですがあれはフランです。表現不足でしたね・・・すみません
でした。続きは出来たら今夜にでも・・・!!

>>850 復習の女神〜夢〜さん
回想から始まる、そういう話大好きです!!“今”が回想シーンから何年後
の話なのか、彼はどうなっているのか、続きを妄想しながら待っております。

夏休みが終わり意外と忙しく過ごしています。もう一日一投は無理そうです。
これからは3〜4日に一度の出現になると思いますが、皆様末永くお付き合い
いただけると嬉しい限りです。

855 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/09/15(木) 23:29:08 [ QnyLWUVQ ]
続き逝きますよ
■RED STONE 第三章■
ここはブリッジヘッド。
商人達が数多く集まる活気づいた港町。
ナヴィ「古都に並ぶ大都市のここならレオン達の行方を知っている人がいるかもしれない。」
そう考えてやってきた。
とりあえず情報を集めるために酒場に入る。
(ケルビー、ヘッジャー、ファミリアx2のガード付き)
ナヴィ「マスター、何かかわった情報はない?」
と、なんだか顔色の悪いマスターに聞く。
マスター「……」
ぼーっとしていてなぜか返事がない。他の人に聞こうとよく周りを見ると朝方とはいえ店には3〜4人しかいない。
ナヴィ「なんか変ね…」
いやな予感がする。
外へ出て周りを見渡すが誰も外へ出ていない。
そのとき、突然後ろから
???「君、そんなところでなにしてんの?」
といきなり槍を担いだ女性に声をかけられた。ちょうどいいと思ったので事情を説明した。
???「……実は…昨日の夜砂漠都市アリアンに魔物の群れが攻め込んできて都市を壊滅させたらしいの。辛うじて数名の生き残りがリンケンに脱出してブルンギルド連合に連絡してこのことがわかったのよ。」
ナヴィ「そんな…一昨日ハノブでも同じような事件が起こったばかりなのに…」
???「だから傭兵の私たちが町を警備してるのよ。シーフギルドなんてアテにもできないし。」
話をしているうちに仲良くなったこの人はヴァレンタインというランサーさんだそうです。
とりあえずこの日は特に情報もなく彼女の家に泊まることにした。
(昨晩は夜通しケルビーに突っ走らせたため寝てない)
■つづく■

856 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/09/15(木) 23:35:08 [ wA1424Gk ]
なんだか終わり方がヘタクソになってしまった…NURUPO

857 名前: FAT 投稿日: 2005/09/16(金) 18:56:08 [ sA2y8tm. ]
>>390-392(1) >>419-423(4) >>548-549(7) >>594-597(10) >>655-657(13)
>>397-398(2) >>504  (5) >>569-570(8) >>610-611(11) >>799-800(14)
>>405-407(3) >>511-513(6) >>580-582(9) >>629-630(12) >>823-824(15)




「マリ〜、見てこの絵、せんせいにほめられたのよ、おじょうずだ
って!!!」
「マリー・・・。万引きしたの、叱ってくれてありがとう・・・。」
「私が先に目つけたんだから、私が買うの!!マネしないでよ!!」
「マリー、私、年下の子に告白されちゃった・・・。どうしたらい
いかな?付き合うとしても、男の子が年下って変だと思う?」
「マリー、見て、アンメルがペンダントをくれたの。うふふ、記念
すべき、初めてのプレゼントよ!」
「マリー、聞いてよ、アンメルと喧嘩したの。あいつったら・・・
・・・で、謝ったほうがいいかな?」
「マリー、結婚式の日取りが決まったの、11月の11日よ、いい
日ってゴロ合わせで。・・・スピーチ、お願いね、あなた以外、頼み
たい人いないから・・・・。大好きよ、マリー・・・・・。」


・・・まただ。

あたしは、ベッドに寝転びながら無意識のうちに親友、テリーナ=
ベイルナのことを思い出していた。もう、テリーがいなくなってか
ら一ヶ月以上も経ってしまった。時が流れるのは早い。いつも「マ
リー、マリー」と話かけてきては色々な話を聞かせてくれたおしゃ
べりな彼女。対照的に話を聞くのが好きで、いつもテリーの話を楽
しみにしていたあたし。幼少時代から交友があって片時も傍を離れ
なかった。大きくなってからも二人で冒険したり、ちょっと危険な
ハントもした。あたしがちびで、テリーは長身だったから、凸凹コ
ンビなんて呼ばれたりもしてた。そんな二人は、姉妹よりも固い絆
で結ばれていた。

・・・あの日までは。


「マリス=アーモナシーさんで?」
「ええ、そうよ・・・どちら様?」

・・・誰よ、人が感傷に浸ってるって時に。

「宿主です。マリスさん宛てに荷物が届いてますので、ドアを開け
てもらえますか?」
「あぁ、分かったわ。すぐ開ける。」
気のない返事を返し、黒く、癖のない髪をかき乱すとのそのそ歩み
寄りドアノブを回す。
「どうぞ、こちらになります。」
見ればそれはテリーの両親から送られた、二つの結婚指輪とペンダ
ントだった。短いが手紙も付いている。



マリスへ

娘と相手、二人分の結婚指輪と娘が最後に握り締めていた胸飾り
だ。娘のことは無念でならないが、私たち以上に君のショックは大
きいだろう。一人っ子の娘と姉妹のように接してくれてありがとう。
この形見は、私たちが持っているよりも、君が持っていてくれたほ
うが、娘も喜ぶと思う。
 娘のこと、忘れないでほしい。たまには、墓参りにきてやってく
れ。
                



手紙を読み終えると元のように小さく折り、裏にイニシャルの入っ
た指輪を左手の薬指と親指にはめ、ペンダントを胸に、小さく十字
架を描いた。

・・・おじ様、言われなくてもテリーのことは一生忘れません。こ
の形見に誓って!!

858 名前: FAT 投稿日: 2005/09/16(金) 18:56:47 [ sA2y8tm. ]
あたしは今、故郷であるブルネンシュティグを離れて隣町のハノブ
という町に滞在している。
あの日に感じた無力感。そして恐怖。
これらを克服するため、毎日町外れにある鉄鉱山にこもっては修行
に明け暮れている。

さて、今日はB3辺りまで潜ってみるか。
B1、B2には大量の巨大蜘蛛が生息していて初めは集団というこ
ともあって手こずったが、最近では戦いのコツを掴めたので難なく
進めるようになっていた。

入り口すぐの所に蜘蛛が3匹、毎日私を迎えてくれるように集まっ
ている。いつもの様に軽く蹴散らすと坑道に沿ってB2へのはしご
を目指す。途中で襲ってくる蜘蛛たちはタイミングをずらして一匹
ずつ処理する。

あまり深く拳を入れすぎると全身が返り血で気持ち悪くなるので急
所のみに的確、かつ素早く拳を打ち込む技術を身につけた。
毒を喰らっても、被害を最小限に食い止める技術も身につけた。
残像を残し、敵を惑わせる技術も身につけた。
あたしはこの約一ヶ月間で、自分でも驚くほど成長できた。それは
きっと、今あたしを動かしているこの復讐心のお陰だろう。愛しの
テリーとアンメルを殺したあの悪魔をこの世から葬る。それがあた
しの生きる意味だと自分に言い聞かせ、武術の向上に励んできた。

必ず、仇は取ってみせる!!

859 名前: FAT 投稿日: 2005/09/16(金) 19:00:22 [ sA2y8tm. ]
>>855ナンバーズさん
第三章突入ですね。次々に起こる都市破壊。主人公たちはこの事態にどう
巻き込まれていくのか、続きが楽しみです。

860 名前: 名前がない@戦士見習い 投稿日: 2005/09/16(金) 20:17:06 [ hNlLsBE2 ]
RED STONEシリアスシリーズ第二章
第三回目 
シーフギルドを潰してから三ヶ月にもなる
砂漠で生活をしていたのだが、なんとなく故郷の孤児院が見たくなったのだ
故郷の孤児院はブリジヘッドとアウスダクの中間に位置している、ややブリジヘッドの方が近いだろうか
今、目の前には壊れた孤児院がある、雑草が多い茂り、人の気配は無い
孤児院を眺めていると、瓦礫から人が出てくる
杖を持った若い男がこちらに歩み寄ってくる
茶髪に銀のピアスをつけている、どこと無く見たことのある風貌だった
男がゆっくりと口を開いて、つぶやく
「お前、もしかしてジンか?ジン・シャーリーテンプルか?」
誰も知らないはずの、本名を男が言い当ててくる、よく顔を見る
「お前は・・・・もしかしてギムレットか?」
そうだ、と男が言って首を振る
「ギムレット・ネグローニか?本当にお前か?」
半信半疑で近寄りながら聞いてみる
「ああ、そうだよ」
ギムレットが笑いながら荷物を置いて近づいてくる
こちらも荷物を置いて近づく
「久しぶりだな、お前が養子になってから何年になる?」
8年さ、と言って孤児院の方に振り返る
「どうしたんだ、孤児院、みんな瓦礫になってる」
そう聞かれて、心が重くなる
「とりあえず、川へ行って話そう」
そういって、わき道にそれて川へと行く、ギムレットも後から付いてくる
川の近くにある、菩提樹の影に入って座る、何から話せばいいか、見当が付かなかった
「孤児院は焼き討ちにあったんだ、俺以外は全員殺されたんだ」
そう言うと、ギムレットの顔に動揺が現れる
それから、色々と話し合った、ギムレットの家の事や、俺の放浪生活の事
賞金稼ぎになった事や、シーフギルドの事
いつの間にか日が暮れて、空が朱に染まっていた
孤児院に戻ると、背中から白い翼が生えた、神の使い天使が居た

861 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/09/16(金) 23:29:02 [ /Llzpyy. ]
>>FATさん
主人公が変わった…これは新章突入でしょうか?
女武道家…技は怒号に分身ですかね?
>>@戦士さん
このスレでもついに名前変わっちゃいましたか…
理由は戦士スレのあのカキコですか?
ついに親友と出会った主人公。名前も明かされ、次回は天使との対決?
PS.浮気しすぎてキャラ数が遂に5個…(2垢ではないです)

862 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/09/17(土) 00:05:23 [ fl.PsffA ]
■RED STONE 第三章■
それは翌日のことだった。
ヴァレン『た、大変よ!』
朝早くから叫び声が聞こえる。…そういえば泊まらせてもらってるんだっけ。
ナヴィ『…なんでしょうか?』
差し出された新聞には恐るべき事が書いてあった。
《リンケン、ブレンティル、ビスル襲われる!》
ナヴィ『嘘…そんな…!』
ビスルは私の生れ故郷で、家族も皆住んでいた。
ヴァレン『…待って、よく最後まで読んで。』
《辛うじてリンケン、ビスルには非常に強い冒険者が居て壊滅は免れましたが、完全にブレンティルは町全体が破壊され尽くしたそうです。》
ヴァレン『リンケンを助けたのはスナッチっつう奴らしいから、レオン達はビスルにいるかもしれないよ!』
ナヴィ『でも、これで三つの町が破壊されたんだよね…素直に喜べないよ…』
それに、次に狙われるのはここブリッジヘッドかも知れない。安心できる町など、どこにもないのだ。
ヴァレン『うん…でもさ、悩んでいてもしょうがないよ。とりあえずビスルに行ってみようよ?』
ナヴィ『うん…わかった。今日は泊めてくれてありがとね。』
ヴァレン『私は仕事があるからついていけないけど、ブリッジヘッドに来たらいつでも泊めてあげるよ^^』
私はビスルに向かうことにした。
しかし、彼女とその約束が果たされることはなかった。
■つづく■

863 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/09/17(土) 00:10:19 [ 3J/Ql5NU ]
それにしてもブーンの紹介結構捻ったんだけど、全く突っ込みがないww
もし見てくれる方居ましたら感想おね^^;
…俺何宣伝してんだろ…吊ってきます

864 名前: 名前がない@戦士見習い 投稿日: 2005/09/17(土) 07:53:01 [ hNlLsBE2 ]
>>861
コテハンが変わったのは、某スレで 剣士見習い と言う人を見かけて
それを真似しようと思っただけなんです(ワラ
だから深い意味は特に無いです

865 名前: あ〜 投稿日: 2005/09/17(土) 09:19:30 [ NxgoQ2As ]
第7章

クラースたちは古都に戻り東プラトン街道を歩いていた。
 牙も集めたし新しい仲間も増えたしな

「この後お前はどうするんだ?」
「・・・我二行ク場所ハナイ。何ノタメニ存在シ、何ノタメニ生キテイルノカガワカラナイカラナ」
「なら俺達と一緒に来ないか?村を守って欲しいんだ」
「守・・・ル?」
クラースのいった言葉はウルフマンに大きく響く。
記憶がないとはいえ、今まで自分がどんなことをしていたかはハッキリとわかった。
この体と爪で人間を・・・・
いままで自分を見てきた人間たちはいつも気味悪がるか不意打ちをするしかなかったから。
いつしか人間はこんなもんなんだ。自分たちの欲のまま動くんだ。
だからクラースの言った事にとても驚いた。
「おぃおぃクラース。本気かぁ?」
「本気さ。彼がいれば100人力だよ」
「それはそうだが・・・みんなが気にすると」
「町の人には俺から言っておく。な、いいだろ?」
そういってクラースはウルフマンの肩を叩いた。
「・・・ドウセ行クトコロハナイカラナ」
「あ〜あ〜。いつもの癖が出るねぇ、変わらないもんだ。そういやぁ名前ないんだっけな」
「じゃ、目が赤いからアカメは?」
「・・・イイダロウ」
そう言うアカメは笑っているように見えた。
「相変わらずセンスがねぇな」
フラットは笑いながら帽子を深くかぶりなおした。


「ハノブまであと少しだな」
「・・・俺は行かないで外で待ってるからな、ラルド」
「久々に顔くらい見せたらどうだ?」
「ふん。俺はアカメより待遇が悪いだろうよ」
「イヤ。我ハ人間デスラナイタメ待遇ナンカナイダロウ」
「2人とも大丈夫だって。なぁラルド」
「いや。大丈夫なことはないだろうが・・・」
「大丈夫だ。うん!大丈夫さ!」
「おめぇな・・・何を根拠に
「うわああああぁぁぁぁ」
フラットが言い終わる前に叫び声が聞こえる。
「なんだ!?」
アジトから傷だらけの男が走ってきた。

>>834 さん
感想ありがとうございますm(_ _ )m
技名とか分かってくれてよかったです(*´∇`)
>>854 FAT さん
感想ありがとうございますm(_ _ )m
一応後5,6章なのでがんばりまふ

866 名前: 復讐の女神 投稿日: 2005/09/17(土) 17:00:38 [ NfaToNpQ ]
「お父さん、お父さん」
剣の鍛錬を積んでいるお父さんに、私は駆けていく。
手には、先ほど自分で作った下手な弓が握られていた。
「見て、作ったの!」
お父さんに差し出したそれは、一番の自信作。
剣を振るのをやめたお父さんは、私の頭を一撫でして、
「うまいな」
と、褒めてくれた。
私はそれが嬉しくて、エヘヘと照れてしまう。
そして、お父さんが剣の鍛錬をする姿をじっと眺めるのだった。

お母さんが早くに死んでしまった私は、父の手一つで育てられた。
お父さんは戦う人で、いっつも急がしそうにしていたけれど、それでも私の相手をしてくれた。
お手伝いさんを雇えばいいのに、おばあちゃんが嫌がるからっておばあちゃんとお父さんで家事をやってた。
私もなんとなく、自分も家族の一員なんだって思って手伝っていた。
お母さんがいなくても、3人で楽しく過ごしていた。
そんなだからだろうか、私はお父さんが大好きだった。

ある日のことだった。
掃除をしていた私は、弓と槍を発見した。
使い込まれているのが分かるその姿は、だいぶ埃をかぶっていたが決して衰えることのない迫力を放っていた。
私は嬉しくなって、重いそれらを持ってお父さんのところへ向かった。
「見て、発見したの!」
私の嬉しそうな声を聞いて振り向いたお父さんは、それらを見てすごくビックリした表情をした。
「すごいでしょ」
私は嬉しくてしょうがなく、お父さんの表情に気づかなかった。
「お父さんに、見せてもらえるかい?」
私はうんと頷き、両手で抱えていたそれらをお父さんに渡した。
お父さんはいつも剣を使っているけど、これらもお父さんが使うものだと思ったから。
もしかしたら、もう使わなくなったものかもしれないと、勝手にそう思い込んでいた。
でも、受け取ったお父さんはそれらを懐かしそうに眺め、ふと泣き出してしまった。
「どうしたの、お父さん…」
私は動揺した。
お父さんが泣いた姿を、初めて見たからだ。
お父さんは、私の声を聞いてはっと慌てて涙をぬぐうが、止まりはしない。
「泣かないで〜」
お父さんが泣いているのが悲しくて、私まで泣き出してしまった。
「大丈夫だよ…ちょっと昔を思い出しただけだ」
泣き出してしまった私をやさしく抱き、お父さんはそう言ってくれた。
「うぅ…ひっく……本当?」
「あぁ、本当だ。ほら、もう泣いていないだろう?」
お父さんは本当にもう泣いていなくて、うんと私は頷き、涙をごしごしとぬぐった。
「ジェシ、笑っておくれ。お父さんは、ジェシの笑った顔が見たいな」
私はちょっと照れくさかったけど、最高の笑顔を見せてあげた。
すると、お父さんはいつものように頭を撫でてくれて。
「ありがとう」
と、言ってくれた。


「ほい、おまちどうさん」
武器屋の店主が差し出すそれを、受け取る。
「うん、今回もいい出来だ。さすがね」
何本かの矢を確認して、そう頷く。
私が今まで見てきた中でも、やはりここの矢が一番出来がいい。
「いやいや、そういってもらえると嬉しいねぇ。ところで、何をみていだんだい?」
私がさっきまでぼーっと見ていた方向を、店主も覗く。
が、そこにはもはや何もない。
「ううん、なんでもないわ。ただ、ぼーっとしていただけ」
「そうかい。まぁ、また矢がなくなったらおいで。良いの作って待ってるよ」
「ええ、そうさせてもらうわ」
ウィンク一つ交わして、私は店を出た。
女の子が、父親の手を握って私の前を通り過ぎる。
一瞬そちらに目を向け、私は歩き出した。

867 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/09/17(土) 17:05:19 [ NfaToNpQ ]
えー、前回の「復習の女神〜夢〜」に続く第二弾と思ってください。
それと、
復習×
復讐○
ですね(ーー;)
あぁ、しまった。
>>866は「復讐の女神〜優しき瞳〜」でお願いします。

>>感想をくれた皆さん
ありがとうございます、調子に乗って第二弾書いてみました。
好評なら、かけるところまで書いていきたいと思っています。

868 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/09/17(土) 17:23:25 [ AzJn9Poo ]
>>復讐の女神さん
人の感情を表すのがうまいと思います、続きをぜひ希望します。
次々にすごい職人さんが来てくれてうれしい限りです。

869 名前: 名前がない@戦士見習い 投稿日: 2005/09/17(土) 19:12:59 [ hNlLsBE2 ]
RED STONEシリアスシリーズ第二章
第四回目 殺し合い
目の前に居る、盗賊風の男がターゲットらしい
おそらく、腰にぶら下げている短剣が[ゴーファの希望]だろう
カリスに目をやると、こちらを見てにやりと笑う
自身の現われだろう、こちらも笑ってから、ターゲットに目を移す
隊長がターゲットの方へ歩いていく
あんた等誰だ、とターゲットが言ってくる
「君が持っている短剣が欲しいのだよ、譲ってくれないか」
隊長は質問に取り合わずに、用件を述べる
「この剣は何だ?それを教えてくれないか?」
「それは教えることが出来ないな」
じゃ駄目だ帰ってくれ、そう言ってターゲットは立ち去ろうとする
隊長が羽を飛ばして、不意打ちを食らわす
それが戦いの合図となる、目標の近くに居たウィザード風の男は戸惑っている様子だ
目標は[ゴーファの希望]を抜いて隊長に向けて一閃する、が当たらない
隊長は空中に浮かんで目標に向けてハンマーを落とす
目標はすばやく移動して、こちらの隊列に向かってくる
一瞬、目標が消え、すぐに悲鳴が聞こえてくる
右端の天使が羽を切られたのだ、羽を切られた天使が激昂して目標に襲い掛かる
銀の煌めきが見えた瞬間、天使の首がこちらへ飛んでくる
隊全体が動揺する、さらに後ろからファイアーボルトが飛んでくる
さっきのウィザードらしい
「この糞餓鬼がぁぁ」
天使が一人ウィザードの方へ向かって光輪を投げつける
ウィザードから悲鳴が上がり、その場で倒れこむ
「ギムレット!」
天使を二人同時に相手にしていた目標がウィザードの方に振り向く
一瞬の隙をつかれ、目標が念力を喰らって後ろに吹き飛ぶ
「ふん、ゴミが」
そう言って隊長が[ゴーファの希望]を奪いに行く
隊長が急に足を止める、よく見ると、首からダガーが飛び出している
目標がよろよろと立ち上がり、こちらを睨む
恐ろしく、冷たい光を放つ目だった

870 名前: FAT 投稿日: 2005/09/17(土) 23:23:54 [ sA2y8tm. ]
>>390-392(1) >>504  (5) >>580-582(9) >>655-657(13)
>>397-398(2) >>511-513(6) >>594-597(10) >>799-800(14)
>>405-407(3) >>548-549(7) >>610-611(11) >>823-824(15)
>>419-423(4) >>569-570(8)  >>629-630(12) >>857-858(16)



いつも通りB2へと進む。だが、そこで待ち構えていたのはいつも
の蜘蛛たちではなく黒いローブに身を包み、古ぼけた木製の杖を持
った白髭の魔道士だった。あたしは人間だと思い声を掛けてみた。
しかし相手は魔物、返事を言葉でなく火の玉で返してきた。
「あちちち」
服を焦がし、腕に軽い火傷を負った。問答無用かっ!!ならばこち
らも!!と二発目の火炎をひらりと回転してかわすと、回転の勢い
を保ったまま肘打ちを喰らわす。間合いさえ詰められればこちらの
もの。杖をへし折り顔面に回し蹴りを決め、倒れたところにかかと
蹴りを見舞う。
普通の相手ならばこれで死ぬか、少なくとも気絶くらいはしてくれ
るのだが、この魔道士は違った。そもそも最初に肘打ちを決めたと
き、その体の硬さに違和感を感じた。それはまるで石を殴ったよう
な感触だった。あたしは恐れ、一旦後ろに飛び退ける。
敵が怒りに満ちた顔をあたしに向け、折れた杖を振りかざし何か唱
えると、その杖の上に火の玉が三つ生み出された。

・・・避けきれるかな・・・

身体能力に自信があるあたしでも、同時に飛んでくる三つの火の玉
を全て完璧に避けるのは難しいだろう。でも、やるしかない。この
程度のことも出来なかったらあのテイマーに勝てるわけがない。

杖が振り下ろされ、火の玉が一斉にあたし目掛けて飛んで来る。あ
たしは両手に気を集中させながら、側転で二つの火の玉を避ける。
残った一つの火の玉はあたしの体のど真ん中に当たるコースにあっ
たが、気を込めた拳でなぎ払うとその場で消滅した。

やった!魔法に対抗できる力が目覚めたんだ!!

拳に意識を集中させたまま、魔道士に正拳突きを放つ。すると先程
の石のような感触ではなく、ボキボキッと骨の砕ける嫌な感触が拳
に伝わる。胸骨を砕かれた魔道士は口から鮮血を吹き出し、その場
に崩れ去った。

「ふぅ。」安堵のため息を一つつき、あたしは自分の手を覆っている
オーラのようなものを凝視する。
・・・これが、あたしの“気”。魔法にも打ち勝てる、特別な力。
師匠に教えてもらった“気”の心得。それは己の信念により己の限
界を超えて使うことの出来る未知の力。個人の信念によりその力は
姿を変えるという。あたしは今、その力を手にするきっかけを掴ん
だ。誤った使い方はしない。感動にわななく手を胸に押し当て、自
己の中で決意を固める。

あいつを・・・あいつを殺すための能力にしてみせる!!!

871 名前: FAT 投稿日: 2005/09/17(土) 23:24:46 [ sA2y8tm. ]
先程の魔道士を倒してからは一匹も魔物に出くわさず、楽々B3に
つながっているはしごまで辿り着けた。普段ならばB2には嫌とい
うほど蜘蛛が群がっているのだが・・・。あの魔道士にしてもそう
だがこの鉄鉱山で何か異変が起こっているのだろうか?
辺りを警戒しつつはしごを降りる。

B3

初めて来たがB1、B2と作りは何ら変わらない。だが・・・いる。
何か、じぃっとあたしを監視するものが。どこから見られているの
かは分からない。隠れるのが上手な奴だ。緊張から来る冷や汗を額
に浮かべながらにじるようにして少しずつ奥へと進む。

・・・もう限界だ・・・

出所の分からない視線に神経を削られ、あたしは極度の疲労のため
足を止めた。来るなら来い。半ば投げやりになり、目を閉じて精神
統一を始める。目を閉じるなど自殺行為のように思われるが、あた
しにとってはこれこそが正当な戦闘の準備であり、自分の力を10
0%以上引き出せる方法の一つだ。目では捉えられぬものを心の目
で捉える、“心眼”と呼ばれるものだ。
少し前まで通っていた道場の師匠の心眼は凄まじく、あたしは稽古
の際にかすり傷一つ負わせることも敵わなかった。
あたしは今まで、心眼でものが見えたことはなく、目を閉じること
によって精神を高める効果を得るだけであった。しかし今は“気”
を会得した。何か変われると信じ、目を閉じ待ち続けた・・・・。

闇。その中にぼんやりと、霞がかったように魔物の姿が浮かび上が
ってきた。目を閉じているのに見える。魔道士と蜘蛛のセットか、
体から強力な魔力が漏れ出しているのが見て取れる。あたしは、遂
に心眼までも会得できたのか・・・・。

少しだけ悦に入っていると、突然火の玉が飛んできた。だが、心眼
を通して見るそれはお世辞にも速球とは言えない、お粗末なスピー
ドで向かってきた。舐められているのか?
両の手に気を集め、蜘蛛目掛けて火を高速で打ち返す。すると蜘蛛
は火を受けたあと、ゆっくりと横っ飛びし、高速の火の玉をわざと
受けたようにも見えた。いや、わざとと言うのはおかしい。何故な
ら蜘蛛は、火に悶え、苦しんでいるのだから。それにしても何だ?
何故苦しんでいる蜘蛛がゆっくりと見えるんだ?魔道士にしてもそ
うだ。何故そんなにゆっくりと杖を振るう?ほれ、魔法を繰り出す
前に簡単に腕を折れるぞ。・・・なんだ、これは?

あたしは、心眼を開いたことによって全身の感覚器が敏感になり、
自身が素早くなったことに気が付かなかった。敵が鈍くなったので
はない。スローで見えるのは心眼の副産物で、あたしのスピードに
合わせた世界の速さで見えているのだろう。

このときはマジックに気付かなかったものの、自分が強くなったこ
とが愉快でたまらなかった。魔法の壁を打ち砕き、敵を粉砕する拳
が、蹴りが、爽快だった。

目を開くと二匹の魔物の朽ちた姿が目に入った。魔道士は片腕を失
い首から上は皮一枚のところでやっとつながっている。蜘蛛に至っ
てはプックリと膨らんでいた腹を木っ端微塵に吹き飛ばしてしまっ
た。派手にやってしまったと反省し、返り血を確認する。
・・・おや?これだけ破壊したのだから血まみれになっていてもお
かしくないはずだが何故か一滴の血も付いていない。見れば魔物の
体からは一滴の血も流れていないではないか。
異例の事態に体を強張らせる。目を閉じ、何が起こっているのか把
握しようと気を落ち着かせる。

・・・血の通っていない生き物はいない。いるとすればそれは・・・

突如頭の上に炎を携えた黒い手が現れたかと思うと、その赤い焔が
あたしに向けて放たれた。心眼を通してもその速度は驚異的で、避
けることを諦めて気を込めた手で炎を遮る。魔道士の小さな火の玉
とは威力が桁違いで、受け止めた手の平は熱で瞬時に膨れ上がり、
大きな水膨れがいくつも出来た。

何なんだ、こいつは・・・。

痛む両手をかばうように体の後ろに隠しながら、上空の魔物を睨み
付けた。

872 名前: FAT 投稿日: 2005/09/17(土) 23:45:40 [ sA2y8tm. ]
>> 名前がない@戦士見習いさん
おもしろいです!ゴーファの希望争奪戦。天使もギムレットも痛み分けですね。
ギムレットは無事なんでしょうか?続きが楽しみです。

>> ナンバーズ さん
ヴァレンとの約束が果たされることはなかった・・・ですか。ブリッジヘッドにも
異変が起きてしまうのでしょうか?それともナヴィの身になにかが・・・?気に
なります。

>> あ〜さん
アジトで一体なにが!?味方になったウルフマンの活躍が楽しみです。
余談ですが目が赤いからアカメですか・・。そういうシンプルな発想大好き
です!残りの章も楽しみにしています。

>> 復讐の女神〜優しき瞳〜 さん
やばい、ものすごく心が温かくなりました。優しい父が見せた不意の涙。でも
娘を心配させまいと強がり涙を止める。その父の心遣いに感動しました。
是非、謙遜せずに書けるところまで書いてください!待っております。

873 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/09/18(日) 00:39:16 [ CBajl6wk ]
■RED STONE 第三章■
私はその後、丸一日かかってビスルに到着した。
ナヴィ『よかった…ほとんど変わりはないみたい。』
ビスルは比較的被害が少なかったらしい。…そういえば村に帰るのは2年ぶりだったっけ。
???『おーい、そこのテイマー!』
懐かしいこの声は…
ナヴィ『もしかして、兄さん?』
そこには全身鎧に身を包み、十字が描かれた盾を持つ屈強そうな男が立っていた。
???『やっぱりお前かぁ』。』
彼は私の兄、ガンズ。聞くところによるとアウグスタでパラディンをやっていたが、最近は村を守るためにビスルに滞在しているという。
ガンズ『いや、無事で何よりだ。最近はどの町も物騒だからな。』
ナヴィ『兄さん、この前のMOBの襲撃は大丈夫だったの?』
兄さんが村を守ったならどうやらここにはレオンは来てなさそうね…
ガンズ『ああ。旅の戦士とBISの二人組が手伝ってくれたおかげでなんとか守り切れたよ。』
…レオン来てたのね…orz
ナヴィ『その二人組は今どこに?』
ガンズ『んあ、せっかくだからって今泊まって貰ってるぞ。』
ナヴィ『本当?( ≧∇≦)bイエ〜イ』
ガンズ『ぬおっ!』
私は兄さんを弾き飛ばして家に直行した。
レオンに視点変わって…
レオン『ズズズ…プハー!このスープうまいっすね!』
ウィッシュ『このお肉なんて舌がとろけそうなくらい美味ですね。』       今僕等はある方の家に居候している。村に来た骸骨共をまとめてドラツイで凍り漬けにしただけなんだけど、何だか村の勇者だとかいわれてちやほやされている。
ウィッシュ『いつまでも居候しているわけにはいかん。そろそろ俺等も…』
ウィッシュが言いおわらないうちにいきなり何かがドアから出てきて飛び付いてきた。
■つづく■

874 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/09/18(日) 00:46:37 [ sgVZcMww ]
>>@戦士さん
ギ、ギムレット!!大丈夫なんでしょうか?すごい安否がきになります。
>>FATさん
強いですね〜ブラックメイジをいともたやすく…
自分のサブの武道家なんて廃坑B1でひいひい言って逃げ回ってます…orz

875 名前: 名前がない@戦士見習い 投稿日: 2005/09/18(日) 18:46:53 [ hNlLsBE2 ]
RED STONEシリアスシリーズ第二章
第五回目 氷龍
肋骨が折れて息がしにくい、腹に力を込めるたびに痛みが襲う
首にダガーを刺された、隊長格の天使が声にならない悲鳴を上げてその場で倒れこむ
他の天使たちは呆然としている、敵は五人
鞄から封印していた刺青を取り出してつける
背中に広がる感触、神経が研ぎ澄まされ、世界変わる
「かかって来い、畜生がぁ」威勢良く叫び天使に向かって走る
一歩足を出すたびに体が痛むが、それを上回る怒りが体を突き動かす
刺青の魔力が体中を駆け巡り、封印していたカラスのような黒い翼を出す
天使たちが驚いて一瞬、動きを止める
右端に居た天使に向かって走り、首を狙って剣を一閃する
首に直撃して赤い鮮血を撒き散らしながらその場に倒れこむ
近くに居た天使が、声を上げながらハンマーを投げてくる
剣でハンマーを受けつつ、分身を生み出して天使を斬る
羽を切るだけに終わり、逆に反撃を受けハンマーで肩を砕かれる
その場で片膝を地面に付く、天使がにやにやと笑いながらこちらへ近づいてくる
「上等だぁぁ」叫びながら剣を片手で持ち上げる、が念力で後ろに吹き飛ばされる
他の天使たちもこちらに近づいてくる
先ほどの天使が髪を持ち上げて語りかけてくる
「手こずらせやがって、屑が」
唾を顔に吐きかけて鼻で笑い飛ばす、顔面を拳で殴られる、が剣は放さない
立ち上がって、余裕の表情で近づいてくる天使達をにらむ
天使達が歩みを止める、その隙を付いて走って近づき
渾身の力を込めて剣を横に振るう
剣の軌跡に巨大な龍が現れて、天使達にぶつかる
二人の天使が龍に飲み込まれて消える
残った天使は、驚いた表情で呆然と立っていた

876 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/09/18(日) 22:56:37 [ /B.p06vQ ]
■RED STONE 第三章■
レオン『うわっ!』
いきなり飛び付いてきた茶色の服、そしてこの匂い…


レオン『こいつは…ファミル?』
ナヴィのPETのファミリア、ファミル。毎日飛び付かれていたからよく覚えてる。
ということは…
ナヴィ『探しましたよ!副マスター!!』
なんと…この家はナヴィの家だったのか。知らなかった…
ナヴィ『なぜ連絡を入れてくれなかったんですか!?』
この後一時間位説教が続いた。そして結局…
ナヴィ『私も付いていきます!』
レオン『危険なんだ。それだけはダメだ。』
口論になっちゃいました。どうしたものか…。と!
ガンズ『…それなら私も行こう!それなら問題ないだろう。』
…もう、どうしろと…
ウィッシュ『それではビスルの民は誰が守るんだ?』
ガンズ『心配いらん。もともと我らは移動して暮らしてきた民族、事が収まるまで各地に分散することに昨日の会議で決まった。』
ナヴィ『まあ、大抵の家ではファミリア飼ってるから襲われても返り討ちにするどね。』
そこに…
村人『大変だっ!今度は骸骨じゃなくて、変な巨人が襲ってきた!』
レオン『ベルフェゴールかっ!今度こそ仇をとるっ!』
ナヴィ『待って!』
飛び出そうとしている僕らを制止して本棚を漁っている。
ナヴィ『あった!…彼らにあうのも久しぶりね…』
するといきなり二人のエルフがどこからか飛び出してきた。
???『久しぶりネ。ナヴィ。』
???『二年ぶりだな。』
ガンズ『そういえばお前召喚獣にPETを4体づつ使役できるんだっけ。』
レオン『( ゚Д゚)……!!』
ウィッシュ『おい!すぐそこまでもう来てるぞ!急げ!』
ベルフェ…今度こそ…貴様を倒す!
■つづく■

877 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/09/18(日) 23:10:22 [ /B.p06vQ ]
>>@戦士さん
( ゚Д゚)スゲェ…
ついにあの技まで…一瞬で二人の天使を…すでに主人公の力はウィンタークロウにゴーファの希望で神クラスにまでなっているんでしょうか?
もう自分は@ワールドに引きずり込まれてますww
なのであくまで〈見習い〉は付けません。ハイ。

878 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/09/18(日) 23:28:45 [ wA1424Gk ]
73いったので上げます

879 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/09/19(月) 00:29:42 [ 74arKmnc ]
>>866
すごく優しくて、妻思いのお父さんですね。
形見の品を見て思わず泣き出しそうになったのに、動揺した娘の顔をみて、涙を止めてしまうなんて・・・。
なんだか心の中が暖かくなってしまいました。

>>869
>>870
>>871
No.16
すごく深い絆で結ばれてるんですね・・・
マリーとテリーヌは。
形見の指輪を薬指にはめて十字を切るシーンでは、目頭が熱くなって、感動してしまいました><

No.17
次々とアンデット達をなぎ倒していく主人公。
あっという間に腕をへし折られ、体を砕かれるモンスターの姿をみていると、
なんだかちょっとかわいそうな気もしてきます・・・

だけど、そんな主人公も無敵ではない様子。
上空に、フラン達とかつて合間見えたネクロマンサー(?)の手から放たれた炎を避けることはできず、手に大きな水ぶくれを作ってしまいました。
このネクロマンサーが仲間(?)を殺されたことに怒っているのかどうか、よく分かりませんが・・・
この後、この主人公とネクロマンサーはどうなってしまうのでしょうか?
続きを楽しみにしています!

880 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/09/19(月) 00:34:21 [ ySa24hOo ]
今度からsageてね

881 名前: FAT 投稿日: 2005/09/19(月) 19:07:30 [ sA2y8tm. ]
>>390-392(1) >>504  (5) >>580-582(9) >>655-657(13) >>870-871(17)
>>397-398(2) >>511-513(6) >>594-597(10) >>799-800(14)
>>405-407(3) >>548-549(7) >>610-611(11) >>823-824(15)
>>419-423(4) >>569-570(8) >>629-630(12) >>857-858(16)




黒いマントを羽織り、足がない代わりに宙にふわふわと浮かんでい
る。腕から胸にかけて真黒い甲冑を囲い、背中には紫色の帆のよう
なものが甲冑から伸びた骨に引っ掛けられていて、羽の形を成して
いる。体の大きさはおおよそ人間の三倍はあるだろう。この巨大な
悪魔は青い顔にぎらつく赤い目であたしを見下し、何故か満足気な
笑みを浮かべている。

「何者だ!!あたしに用があるのか?」
手が使い物にならないので、出来れば戦闘は避けたい。言葉が通じ
る相手かは分からないが、物は試しだ。
「ないのか?ならば帰らせてもらうぞ!!」
言葉も発しないが、手も出してこない。何を考えている?

―力が欲しくはないか?―

「何?お前が今言ったのか?」

―力が欲しくはないか?―

「答えろ、お前なのか?」

―そうだ。力が欲しいだろう?わたしに身を委ねるのだ―

「ふん、胡散臭い。それに力なら十分にある。」

―その程度でか?無理だな、返り討ちにあうぞ―

「!! なんだ?何を知ってるって言うんだ!!気持ち悪いんだ
よ!!!」

―仕方がない、荒々しいが許せよ―

気持ちをかき乱されて焦りが出てしまったがこれが相手の狙いなの
だと悟り再び目を瞑り、心眼で敵の姿を追う。空中戦か・・・。た
だでさえ手が使えず不利なのに宙に浮いている敵を叩くのは難しい。
と思っていたが親切にも超低空飛行で突っ込んできてくれた。気を
両足に集中、鋭い爪が飛んできたその瞬間、地を蹴り体を浮かせ、
飛び込んでくる蒼白の顔面に回し蹴りを叩き込む。
・・・逃がすまい・・・
素早く足を首に回し、一気に締め上げる。敵は苦しみのあまり天井
すれすれまで急上昇した。

よし、いける。

確信に近いものを感じた矢先、巨大な手があたしの腰をがっしりと
掴んだかと思うと世界が反転し、あたしから見て天に向かって物凄
いスピードで加速していった。

まずい!!!

次の瞬間、激しい衝撃と共に地面はえぐれ、そこにあたしの血の池
が出来た。もはや体の感覚はなく、ぎりぎりのところで意識だけが
残った。


―思い知ったか?己の弱さを、愚かさを―

意識が遠のいていく・・・。なんとかしなきゃ・・・。だめだっ!!
まだ、こんなところで・・・。死ねない。死んじゃだめだ。なんと
しても、生き延びなきゃ!!!

「お・・がい・・。ち・・ちか・・らを・・・」

―いいだろう―

声にならない声を聴きとり、奴が手を捧げると、あたしの体に感覚
が戻り始めた。
「ありがとう・・・」
ぼんやりとした意識の中、それだけ言い残すとあたしは真紅の血の
池の中に顔を沈め、深く眠りに就いた。

882 名前: FAT 投稿日: 2005/09/19(月) 19:09:14 [ sA2y8tm. ]
「おい!ばけもんだ!!全員殺られた!!!」
突如血相を変えて、大剣をかついだ隻眼の戦士が地上に現れた。

全員殺られただと?ばかな、テリーが中にいたんだぞ!あのテリー
が・・・。おい!お前の早とちりだろう?彼女が死ぬものか!!

全員の視線が集まっている中、暗い入り口にゆっくりと3匹の魔物
が姿を現した・・・・・

あの化け物共がテリーを!?許さん!!叩き潰してやる!!

「・・・フプレ?フプレなのっ?ねぇっ!フプレにメラーじゃない
の!!無事だったの・・・・。」

なんだ?このサマナー、何をほざいてるんだ?

「フ・・・・フラ・・ン?」
「そうよっ!!フランよ、フプレっ!!!」
「あ・・あぁ・・・。フランっ!!フラァァァン!!!」

何をしている?そいつはテリーを殺した張本人だぞ。なんだこの、
感動の再開ムードは?やめろ!やめてくれ!!あたしは許さない、
このふざけた姉妹を。道を開けてくれ、そいつを殺してやる。

「おい、お前のせいでテリーは・・・」
「邪魔をするな。」

うぐはぁ!!

あたしはどこだ・・・?

あ・・・。

あの、岩の陰でうずくまってるのがあたし?

なんて、か弱い。なんて、情けない。なんて、虚しい・・・

見ろ、誰もあたしのことなんて気にしてやない。皆、感動の再会な
んていう茶番に見入ってるか、賃金が支払われるか否かで不安にな
っているか、自分が先頭に選ばれなかったことに幸福を感じている
か。
・・・誰も、テリーのことなんか気にしてないんだ。彼女の呼びか
けで集まったんだろう?なんでその彼女そっちのけでいられるんだ
よ!!なんでその姉妹なんだよ!!殺人者だぞ、人を何人も殺して
るんだぞ!!なんでそんなやつらに涙を流してやれるんだ!!テリ
ーには涙を流してやれないのか?なぁ、おい!誰か聴けよ!!聴い
てくれよ!!なぁ、ねぇ、誰か・・・だれか・・・・。

ゆるさない、あたしとテリーをばかにしたあの姉妹を。特にあたし
を突き飛ばしたテイマーの方。必ず見つけ出す。絶対に殺してや
る・・・!!!



・・・長くて鮮明な夢を見た。あの日の・・・テリーの命日の夢。
ううん、これは夢じゃなく、あたしの記憶だ。忘れられない屈辱と
自分の無力さに腹が立つ。軽くフプレという女に突き飛ばされ、意
識を失ってしまったという失態。武道家として、あれほどの恥はそ
うそうないだろう。いや、何よりも、テリーを殺しておきながら、
何事もなかったかのように姉との再会を喜ぶあの顔・・・。あれが
あたしの神経を余計に逆撫でする。あの顔に、あたしの怒りは抑え
ることができずに行動に出てしまった。・・・全く歯が立たなかった
が。

そういえば、ここはどこだろう?見慣れない部屋に見慣れないベッ
ドだが・・・。

―お目覚めか―

「お前か・・・助けてくれたこと、感謝する。」

―ふ、わたしがつけた傷だ。礼を言われる筋はない―

「・・・あたしに力をくれるっていうのは?」

―焦るな、わたしが与えてしまった傷は深い。自然に首の骨くっつ
くまで待て―

「な、首の骨が折れてたら死んでるだろう!?」

―わたしはネクロマンサーだ。ある程度の治癒、蘇生能力は持って
いる。とりあえずあと数ヶ月は安静にして奴への恨みを募らせるの
だな―

「・・・何故、お前はそのことを知っている?」

―奴は非常に興味深いサンプルだ。あるときから奴を追っている。
その過程でお前を知った。お前も非常に興味深い―

「あたしもサンプルというわけか・・・まぁ、いいだろう。あいつ
を倒せるほどの力が手に入るのならば!!!」

―約束しよう。では、また期を見計らって会いに来るとしよう―


・・・去ったか。
ネクロマンサー・・・まさか悪魔に頼ることになるとは。
だが、今のあたしの状態を見て分かる通り、力不足は否めない。あ
と数ヶ月の辛抱だ。それまで、心眼でも磨いておくか・・・。
ベッドで横になりながら、目を瞑り神経を研ぎ澄ます。部屋に忍び
込んでいる小さな虫を見つけてはその後を追い、行動の特徴、顔つ
き、体の作りを観察し続ける。
そんな修行を延々と三ヶ月も続け、いよいよ心眼はあたしの理想の
形に近づいていた・・・・。

883 名前: FAT 投稿日: 2005/09/19(月) 19:22:09 [ sA2y8tm. ]
>> ナンバーズ さん
ナヴィは召喚獣にPETを4体づつ使役できるということは本体含めて9人ですか?
だとしたらすごいですね!!ナヴィの活躍に期待です。

>> 名前がない@戦士見習いさん
主人公すごいですね。黒い翼を持つ戦士?いや、もう万能さんですね。天使たち
との戦い、躍動感があっておもしろいです。

>>879さん
熱い感想ありがとうございます&ネクロのこと覚えてくださっていてありがとう
ございます。一応ネクロだということ伏せたつもりだったのですがバレちゃって
ましたね。これからもレスいただけたら嬉しいです。
あと、>>880さんのおっしゃる通り、このスレはsage進行なのでsageでお願いし
ます。

884 名前: 名無しさん@戦士見習い 投稿日: 2005/09/19(月) 21:22:36 [ hNlLsBE2 ]
RED STONEシリアスシリーズ
第六回目 槍の名家
呆然としている天使を睨み、剣を構える
すると天使は悲鳴を上げてどこかに消える
羽を封印してからその場で片膝を付く、左腕の肩に焼けるような痛みが走る
肋骨も何本か折れてるだろう
鞄からポーションを取り出して飲む、それからギムレットの所に行く
肩と膝を斬られている出血がひどく、包帯で止血をするが止まりそうに無い
意識も無く呼吸も浅い、ポーションを飲ませるがこのままでは死んでしまうだろう
包帯を巻いていると後ろから拍手が聞こえてくる
振り向くと、黒髪、黒目、黒いマントの男が手を叩いている
「さっきの天使の一味か?」そう言いながら剣を抜く
「実に見事だ、あれだけの天使を一人で退けたのだからな」
「何?お前何者だ?」
「そんなことよりも怪我人の手当てをしなければいけないだろう
ついて来給え」
そう言って男が歩いていく、ギムレットを背負い男についていく
少し歩くと男が立ち止まり魔方陣を描き始める
魔方陣を描き終わると体が光に包まれ、目の前が急に白くなる
次の瞬間、見慣れた町並みが眼前に広がる
塩の匂い、空を飛ぶカモメとトンビ、ブリジヘッドだった
「そこの病院で手当てを受けたまえ、それではまた会おう、ゴーファの希望よ」
わけがわからないが、とりあえず病院で治療をしてもらう

あれから三ヶ月も立つ、今はスマグのギムレットの家に身を寄せている
豪華な調度品、贅沢な食事にでかい屋敷
ギムレットを引き取った家は相当裕福な家らしい
ギムレットの部屋に行くと、ギムレットと、その彼女のシェリー・ホーセスネックが居た
「こんにちわ、ジン」と品の良い微笑を浮かべて、シェリーが挨拶をしてくる
「ああ、俺はお邪魔だったかな」と言いながらソファーに座って、テーブルに置いてあるクッキーをつまむ
「そう思うなら座るなよ」とギムレットが笑いながら言う
「ねぇ、ジン貴方何時になったら私と手合わせしてくれるのかしら?」
碧眼の大きな目をこちらに向けながらシェリーが聞いてくる
「試合ならギムレットとすればいいだろう」
「彼は相手にならないわよ、庭で待ってるから来てね」
そう言ってシェリーが部屋から出て行く
「シェリーそんなに強いの?」ギムレットに聞いてみる
「まぁ、槍の名家の娘だし、俺はそこの養子なのにウィザードだから肩身が狭いよ」
「いいじゃないか、可愛いフィアンセなんだから」
そう言いいながら一緒に部屋を出て中庭へ向かう
中庭に行くとシェリーが露出度の高い軽鎧を来て待っている
「手加減しないでね」そう言いながら槍を振り回している
「お嬢様はシーフを相手にできるかな?」
軽くステップを踏んで槍の軸を会わせないようにする、剣は抜かない
ハッ!と気合を発しながら高速の突きを繰り出す
横に避けて脇を狙う、が回転する槍に阻まれて近づけない
二回目の突きが来る、今度は横に避けず姿勢を低くして懐に潜り込む
強力な蹴りが来るが、受け流して背後を取り、軽く首を突っつく
「勝負ありだな」とギムレットが言う
それと同時に屋敷の中から悲鳴が上がる

885 名前: 名無しさん@戦士見習い 投稿日: 2005/09/19(月) 21:30:46 [ hNlLsBE2 ]
ああ疲れた、ぬるぽな気分・・・・・・

>>882 FATさん
武道家レディとテマサマ姉妹のバトルを影ながら期待しております

>>877 ナンバーズさん
>>神クラスにまでなっているんでしょうか?

実は主人公、もっと神だったりします
そこら辺は後5話くらいすると明かされると思います

>>867
泣けます

886 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/09/19(月) 22:03:09 [ 7wQKNM1U ]
(*´∀`)久々に来てみたらかなりたくさんの投稿があったみたいですね。
投稿してくれた皆さんはステキです。
FATさんも帰ってきたようですね。お帰りなさい。
いつの間にか戦士さんの名前が変わったような気がするのは気のせいでしょうか?

大学が始まってちょっと忙しかったのですが
また暇になってきたので後日感想を書かせてもらいますね。(今日はちょっと読み切れなさそうなので)

887 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/09/19(月) 22:44:33 [ Smp0forA ]
■RED STONE 第三章■
村の入り口にはすでに三匹のコロがやってきている。
レオン『こんな奴ドラツイで…』
そう言った瞬間恐ろしい速度でコロ達の首が飛んでいく。
二人のエルフ戦士長、ルファとエランのW攻撃だ。
ガンズ『今日は俺たちは出番がないかもな。』
…そうなるかもね。
と、空中からいきなりあのU剣が飛んでくる。
レオン『なにっ!』
かわしきれず腹に深々と剣が突き立つ。
レオン『かはっ……レ、レムフェアバルター…ゆ、油断したっ!』
直後に大剣を持った戦士が分身しながら飛び込んでくる。
ガンズが僕の前に立ちはだかりその盾で防御する。
ガンズ『貴様、何をするっ!』
ベルフェ『ぐひゃひゃひゃひゃひゃ!』
ウィッシュ『くそっ!』
なんとかウィッシュの技で回復する。
レオン『こいつ!食らえっ!』
そういってディレイを食らわせる。ドラケネムファンガーを外したのが運の尽きだ。
ベルブェ『ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!!』
奇妙なおたけびを発して崩れ落ちる。
レオン『やったか!?』
ガンズ『まだだ…ゴッドハンド!!』
いきなりベルフェから黒い霧のようなものが出てくる。
ガンズ『邪悪なる者!退け!ターンアンデット!!』
霧のようなものが消え去っていく…あれがベルフェを操っていたのか!?
ちょうどナヴィ達もコロを全滅させたところだった。
…50匹位いたと思うんだが。すでに神だよ…
ベルフェ『…うっ…ここは…』
起き上がって早々ウィッシュが一発ぶん殴る。
ウィッシュ『この馬鹿野郎!貴様自分のしたことが分かっているのか!?』
あわててガンズがウィッシュを押さえ付ける。
ベルフェ『あ…あああ…』
突然ベルフェが震えだす。
ベルフェ『俺は…俺は…弟達を殺してしまった…』
どうやら若干の記憶はあったようだ。
ベルフェ『うわあああああ!!!!』
悲しき剣士の叫びがただ、夕焼け空に響いていった。
■第三章 完■

888 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/09/19(月) 23:00:41 [ sgVZcMww ]
つ、つかれた…
今日はセスナでブーン勇者にあいました。ええ激しく香ばしいものがありましたよ。万病+聖水欲しいって言ってきたから12000Gでいいよと言ったら「こんなの1000Gだろw」
スレ違いスマソ…吊ってきます。
話を本題に戻します。
>>FATさん
たしかに殺戮の元凶があんなにすんなり来たら反発しますよね…
まったく先が読めません…これからも期待です。
>>@戦士さん
ギムレット助かったんですね。よかったよかった。
しかし家の中での物音…まさか天使が逆襲にきたとか…続きがきになります。
…しかし本当に(*´∀`)アラステキさんはどこに消えたのか…非常に心配です。
(*´∀`)アラステキさんみたいに作品に評価していただける方がいると書く気が湧いてくるんですよね。ハイ。

889 名前: ナンバーズ 投稿日: 2005/09/19(月) 23:18:28 [ /2n.TPdU ]
>>(*´∀`)アラステキさん
おかえりなさいませ
いつも感想ありがとうございます
…帰ってきたのに気付かなくてすみませんorz

890 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/09/20(火) 10:09:18 [ 8eENXuGo ]
ハイハイワロスワロスw

891 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/09/20(火) 22:29:22 [ b6Gnz/6I ]
他人もすなるSSといふものを我もしてみむとてするなり
と言うわけで投下〜



一口に冒険者といっても、さまざまな人種がいる。

 己が身を盾に、ひたすら仲間を護らんとする剣士がいれば、決して敵と刃を交えず、ただひたすらにアイテムを拾うことに執念を燃やす剣士が。
 仲間の剣に炎の力を与え、さらには凍れる一撃で敵を葬る魔術師がいれば、わざわざ初心者用ダンジョンにやってきてメテオを撃ち込み、「俺様tueeeee!!」を誇示する者。
 昏き復讐に身を焦がすものもいれば、友達に誘われて始めてみました♪と言う冒険者も。

 この物語は、ちょっと変わった二人組の冒険者の物語。



 古都ブランネンシュルグと鉱山街ハノブ、神聖都市アウグスタをつなぐ東プラトン街道。
 普段なら隊商たちや乗合馬車の行き交うはずが、しかし今日に限ってはほとんどそれらの姿は見られない。

 代わりにいるのは、伝統的なロマの衣装に身を包んだ一人の少女だ。
 歳は十代の後半くらいか。
 ややくすんだ金髪を窮屈そうにフードに押し込め、手には簡素な横笛。
 胸元には犬笛に似た意匠のペンダント。そして耳には不思議な光を放つ輝石のイヤリング。

 ビーストテイマーか、サマナーと呼ばれる冒険者に間違いない。


 ――うぉんうぉんうぉん

 生理的嫌悪感を呼び起こす無数の蟲の羽音。
 少女を取り囲んでいる蜂の群れのものだ。

 これが、街道に人気のない理由。
 普段なら森の奥に生息するはずの殺人蜂の群れが、なぜか街道付近に巣を作ってしまった。

 そして、これを排除するために呼ばれたのが冒険者の彼女、フィーナだ。


 ――ぅおんっ!

 羽音がいっそう高まり、蜂の一群がフィーナを襲う。
 だが、彼女はひるむことなく、構えた笛で蜂の群れを指し示し、

「Ha――h!」

 鋭い呼気とともに気合が迸る。
 と同時、彼女の傍らから飛び上がった影が、蜂の群れを吹き散らす。

 渦巻く嵐。止まらぬ風。生きた竜巻。
 ウィンディと呼ばれる風の精霊だ。

 ウィンディはフィーナの攻撃命令を受け、蜂の群れを一気に吹き散らす。
 優れた剣士や槍使いの手を煩わせる蟲の群れも、吹き荒れる疾風の中では無力。
 たちまちのうちに切り刻まれ、地面へと落ちる。

 そして、蜂の群れをウィンディに任せ、フィーナが走る。
 例え働き蜂を仕留めた所で、すぐに沸いてくる。
 確実なのは、元から断つこと。

「見つけたっ!」

 大の大人でも抱えきれないほどに大きな、殺人蜂の巣。
 彼女の接近に気づき、さらなる蜂の群れが巣から飛び出してくる。

 フィーナは不敵に微笑み、手にした笛を唇に当てた。
 渓谷を吹き抜ける風のような清冽な旋律が響き、蜂の群れを吹き払う。

 そして、いつの間にか彼女の傍らには、燃え盛る炎の犬、ケルビーの姿。

「Ya――、Hah!」

 彼女の声に合わせ、ケルビーの尾から炎が放たれる。
 放たれた炎は狙いを外すことなく巣に突き刺さり、炎上させる。

「Yes!」

 いまだ尾に炎を燈すケルビーと、そして蜂の群れを追い払ったウィンディを足元に従え、フィーナは誇らしげにポーズを決める。

 と、視界の隅でがさりと茂みがゆれる。

「ん、まだいた? ――ケルビーっ!」

 再び炎玉が放たれる。
 命中地点から聞こえる、鈍い吼声。

「え――吼声?」

 茂みを掻き分け、現れたのは――

「く、くくく――!?」

 一撃で巨岩すら打ち砕く、3ヤードを越える巨体。
 その名は、キングベア―。

「クマ――――っ!!」

892 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/09/20(火) 22:29:59 [ b6Gnz/6I ]
 後頭部に焦げ目をつくり、怒りに燃えた瞳でこちらを睨みつける。

 蜂蜜は熊の大好物だ。
 おそらく、先ほどの蜂の巣を狙っていたのだろう。
 だがそれを彼女が燃やし、さらには熊自身にまで一撃を加えてしまった。
 さすがに怒りもするだろう。

「えへへ……」

 可愛く笑ってごまかそうとするが、

 ――グァァァッッ!!

「やっぱ、許してくれないよねぇ〜〜っ!」

 脱兎。
 そんな形容詞が似合うような見事な逃げっぷり。

 だが、怒りに震える熊は彼女を逃がしはしない。
 吼声をあげ、地響きすら立てながらフィーナの後を追う。

「も、もう駄目ぇ〜〜っ!?」

 熊の爪が、逃げる彼女の背中をかすめる。
 その瞬間。

「ふっ!」

 翻るスカート。
 旋風のごとき回し蹴りが熊の側頭部に突き刺さり、1トン近いはずの巨体が大きく仰け反る。

「お嬢様、ご無事でしたか?」

 枝毛一つない栗色の髪に、頭を飾るホワイトプリム。
 エプロンドレス姿も美しい、その姿は正当なブランネンシュルグ系メイドの姿だ。

「ミーア、ナイスタイミング!」

 フィーナの顔が、ぱっと明るくなる。

「ええ。メイドですから」

 微妙に答えになっていないが。

「普段は路傍の石の如く気配を消し、されど主が求めし時は常にその傍らに。それがメイドたる者の務めです」

 ミーアの蹴りに大きく仰け反った熊が、しかし大したダメージも無かったかのように起き上がり、こちらを睨む。
 ミーアも負けじと睨み返し、構えを取る。

「わたくしが食い止めている間に、お嬢様はお逃げください」
「でも、私の足じゃすぐに追いつかれちゃう……」

 フィーナの言葉に、ミーアは笑みを浮かべ、

「お嬢様がそこに連れているのは何ですか?」
「あ……」

 言われて思い出す。
 火犬、ケルビーの持つ能力を。

「さぁ、わかったのなら早く。わたくしもすぐにまいりますわ」

 こくりと頷く。

「ミーア、気をつけて。――ケルビー、行くよっ!」

 フィーナがケルビーの背に飛び乗る。
 彼女を背に乗せたケルビーは一声唸ると、すさまじい速度で走り出す。

 主人が走り去っていったのを確認し、ミーアは改めて熊と対峙する。

「たとえ主が見ていなくとも、常に奉仕は全力で。不肖ミーア=ウェズリー、お相手させていただきますね」

 そして、キングベアーの咆哮が街道に響き渡った――

893 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/09/20(火) 22:30:44 [ b6Gnz/6I ]
と言うわけで続きます。
こういうところに文章上げるのは初めてなので(・ω・)ドキドキ

894 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/09/21(水) 04:25:15 [ sBNvqXOg ]
私は今日もここで待つ。静かに。
戦いと探求に明け暮れる日々を皆が過ごそうとも。

偽善なのかもしれない。自己満足だけなのだろう。
それでも私は助けを求める者を待つ。
ときには探し、救い、去る。そして「辻アリ」と人は言う。
建前、偽善・・・・主よ我を導いていただけないか。

物思いに更けているとPTが近くで狩っている事に気が付いた。
「そこのBISさぁん、リザお願い出来ますか?」
アーチャーが息を切らしながら寄って来た。
よく見ると後ろにビーストテイマーか。まだ幼い。

「すみませんがアッチで転がっている戦士にリザを・・・」
アーチャーは両掌を顔の前で合わせお願いを表し
−ほら、貴女からもお願いしてっ−と少女を前に押し出す

「・・・す」
うつむき、か細い小さな声で「お願いします」と聞こえた。
うつむいてはいたが蒼白気味の顔が見え、体は震えていた。

「任せないさい」
私は少女に安心を与える意味で微笑み、戦士の元へ走った。

895 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/09/21(水) 04:26:06 [ sBNvqXOg ]
私は彼が横たわる場所へ行き、数秒の祈りを捧げる。
精神統一、念じ、詠唱、発動!

「戻っておいでよッこの世はパラダァァィイスゥゥッ!リッザレクショォン!!」
「アァ〜ンッド!!フルヒィ〜ッリング!!」

彼は立ち上がり礼を言う。
それと同時にテイマーの少女が駆け寄り・・・

「ごめんなさいっ。。っわたしが、ちゃんとっ・・・ペット達に命令できないから、、」
丸い瞳から涙を一気に零し許しを請う姿があった。
そんな少女の懺悔の前で戦士とランサはなぜか苦笑いを返す。

「いや、俺も不注意だった。お前のせいじゃないよ。さ、ガンバロっ」

戦士の言葉に少女の笑みが戻る様子を見て、天使としての私の何かが感じ取った。
(この娘、恋をしている。お兄さん的戦士にちょっと切ない恋物語・・・)


レッドストーン探索なぞ神の八つ当たりではないか。
主の導きなぞクソくらえだ。私は決めた。
本来の天使としての仕事、恋の仲人を努めようではないか。
っいや!この少女をこのようなナヨッチィ戦士が相手に出来ぬほどにぃ!育てるッ!

それほどまでに純粋でピュアでびゅーてふるっ!
はっはっは。私は聖職者っ!導きならば任せないさいっ!!
まずはこの言葉だな。うん。
暫く言ってなく今更気恥ずかしいが関係ない!



「PT空いていたらお願いできますか?」






「ギルハンなので^^;」

896 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/09/21(水) 04:26:52 [ sBNvqXOg ]
「ギルハンなので^^;」



ふはっはっは!そう来たか小僧っだが私は負けない!
そう聖・職・者!ラブリーでピュアなテイマの味方さっ!


「友達とうろぉぉぉぉぉく!!」






「このおじさん・・・こわい・・・きもい」


のぉぉぅぅうぉおぉう!オーマイゴッ!
そりゃ初対面で友録はまずかったな。私ともあろう事かなんたる失敗。
私は寡黙で頼れるビショップ、縁の下の力持ち!

ならば行動で表すのみっ・・・
少女が余裕を持って経験をつめる様に私がモンスター湧きを調整!
なぁにコレくらいのモンスターなら私一人で10匹は余裕っ!心配無用!
ピンチの時には手を伸ばし念じ・・・ッヒーリング!

ヒーリングっ!・・・・・・ヒーリンっ!



・・・・・・・


私はいつ、眠ってしまったのだろう。ここは?

−怖いお姉さん−
「罪状:狩場にて長時間にわたる他PT狩り妨害、
     テイマーへの粘着行為及び胸を触ろうと手を伸ばす
      以上のことからペナルティーにより行動制限となりました」


牢の中で一人考える。偽善でもいい独善でなければ・・・と。

897 名前: 891-893 投稿日: 2005/09/21(水) 12:43:34 [ Uoh8ZGD2 ]
 まさに、風を切るように走る。
 フィーナは、ケルビーに乗って走るときのこの感覚が好きだった。

 初めてケルビーを呼び出したときは、嬉しくて思わず鉄の道付近まで走っていったものだ。

 帰りに道に迷ってしまい、途方に暮れていた時、名前を呼んだらすぐにミーアが駆けつけてくれた。
 なぜ? と問うフィーナに、彼女はいつものように笑みを浮かべ、「メイドですから」と答えてくれた。

 だから、大丈夫。
 ミーアは絶対にいなくなったりしない。
 たとえキングベアーが相手でも。

 後方からはいまだに熊の吼声が聞こえる。
 本当に、大丈夫だろうか。
 かなり高レベルの冒険者でも、キングベアー相手には苦戦するという。
 ひょっとしたら、いくら彼女でも……

 恐ろしい想像が脳裏をよぎり、フィーナは後ろを振り返る。
 そこには誰の姿もない。

 引き返そうか。今ならまだ間に合うかもしれない。
 そう思って、ケルビーに引き返すよう命令しようとした時だ。

「お嬢様、戻ると危ないですよ」

 聞きなれた声。
 ふと横を見れば、見慣れたメイド姿が併走していた。

「み、ミーア!! いつの間に!?」
「メイドですから」

 恐らく、フィーナを乗せている状態でもケルビーの速度は時速20マイルを越える。
 それと併走していることも驚嘆に値するが、何よりいつの間に追いついたのかも気になるところだ。
 だが、そんな些細な疑問より、彼女が無事だったことが嬉しかった。

「足止めはしましたけど、まだ諦めていないみたいです。とにかく、がんばって逃げきりましょう」

 ミーアの言葉に笑って頷き、さらに速度を上げる。
 ミーアも相変わらず涼しい顔でそれに追いつく。
 後方からの熊の気配は近づきもせず遠ざかりもせずといったところか。

 と、前方からこちらに歩いてくる人の姿。
 魔術師とウルフマンの二人連れだ。

 声をかけなきゃ、と思ったときにはすでにすれ違っていた。

「「あ……」」

 フィーナとミーア、二人の声がハモる。
 そして直後。

『うは、ありえねw 何でクマww』
『リザよろwwww』

 そんな声が周囲に響く。
 どうやら、不運な二人に八つ当たりしてクマの気も済んだらしい。
 森が再び静寂に包まれる。
 
 フィーナたちは、ゆっくりと立ち止まり、顔を見合わせる。

「ね、ミーア。これってMPK?」
「……不可抗力ではないでしょうか?」


――――続きますっ

898 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/09/21(水) 15:59:18 [ HCweCmjY ]
>>882
な、なにがどうなってるんでしょうか・・・
お決まりの戦闘シーンかと思いきや、フランとププレは再開を喜んでる。
かたや、テリーを殺されたマリーの方といえば蚊帳の外。
一緒にいた仲間たちからも、なぜか、無視。
これじゃあ怒るのも無理ありませんね。

>>879
あ、あのキングベアが吹っ飛んだ!?
しかも、ものすごい速さで走るケルビーと併走しているなんて。
いったい、何者なんですか!?
このメイドさんは!?

899 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/09/21(水) 19:37:46 [ ggzp4iEc ]
>>898
×ププレ
○フプレ

900 名前: 名無しさん@戦士見習い 投稿日: 2005/09/21(水) 21:39:14 [ hNlLsBE2 ]
RED STONEシリアスシリーズ
第七回 襲撃
ギムレットとシェリーに動くなと伝えてから屋敷に入る
屋敷の中に入ると床が血に染まっている
骸骨の化け物が集団で人を襲い、虐殺をしている
剣を抜いて化け物の集団の中に躍り出る
斬りつけるが硬い骨にはじかれて上手く仕留めることが出来ない
目の前に居る化け物を剣で振り払い強行突破する
庭に戻って見るとシェリーとギムレットも骸骨の化け物に囲まれている
ギムレットが火の魔法で応戦するが、あまり効果があるわけではないらしい
取り囲んでいる骸骨の一匹を背負い投げで投げ飛ばす
「ギムレット!シェリー!町に逃げるぞ」
「わかった」
他の骸骨を蹴り飛ばし包囲網を崩し、屋敷の壁を飛び越えて町に出る
当たりを見回すと一面が燃えている、叫び声が至る所で響き、骸骨の化け物がここでも人を殺していた
目の前に現れた骸骨を蹴って転ばせるが手ごたえは無い
近くにあった煉瓦を手に持って立ち上がった骸骨を殴りつける
硬い音がして骸骨の骨が少し欠ける、が効果は薄いようだ
剣を抜いて両手に斧を持った骸骨と斬りあう
何回か斬りつけるが効果は無いようだ
龍が出てくるのを期待して剣を振るうが出てこない
ギムレットの方を見るが、同じく苦戦しているようだ
骸骨を蹴り、間合いを離してからギムレットとシェリーに合流する
「何なんだこいつ等は」
「知らん、スマグの近くでこんなモンスター見たこと無い」
「畜生、このままだといずれ斬り殺されるぞ」
バギン!という音が聞こえる、振り返ると
近くで黒いマントの男が骸骨を素手で砕いているようだった
男が近くに寄ってくる、見覚えのある姿だった
「お前はあの時の・・・」
「こいつらは天上の鉱床で作られた物だ、おそらく倒すことは出来まい」
「あんた一体何者なんだ?」
ギムレットが訝しげに聞く
「この骸骨は魔力を原動力に動いている。魔力は遠くまで届くことは無い
それに、これだけの数を操るには相当な力が必要だ、何かを媒体にしているだろう」
「それを倒せばこいつ等は動かなくなるのね?」
「そうだ」
「わかった、俺が操作してるやつを叩いてくる、シェリーとギムレットはここで
他の生きてる人たちを守ってやれ」
返事が来る前に走り出す、おそらく操作してるものは町の中心に居るのだろう
魔力の混じった水を噴出する噴水がある、町の中心に

901 名前: 名無しさん@戦士見習い 投稿日: 2005/09/21(水) 21:47:39 [ hNlLsBE2 ]
このスレもついに900行きましたね
ああ、なんだか次スレが楽しみ・・・

>>867
時速20マイルで走るメイド萌え(*´д`)ハァハァ

>>894-897
お見事です

902 名前: ナンバーズ ◆RD3530l4BQ 投稿日: 2005/09/22(木) 23:38:05 [ 7U3OWU72 ]
■RED STONE 第四章■
私は焦っていた。
初めての失敗、初めての敗北。
負けるわけにはいかなかった。だが…負けた。
強くなりたい…そのために悪魔にも魂を捧げた。人間としての人生を捨てた。
私は慢っていたのか?人としての感情は捨てたつもりだった。
しかし…捨てられなかった。
今でもあの日の事を思い出す。
私が人生を捨てる切っ掛けを作ったあの日の事を…

それは…三年前の事…
『お母さん!薪拾いしてくるね!』
ここはフランデル大陸の辺境にある小さなロマ達の集落。
私はそこで生まれ育った。
ちょうど秋もおわる頃で集落全体が冬支度に追われていた。
私も薪を拾いに山に登っていた。
なかなか手ごろな物が落ちておらず、時間だけがすぎていく。
『ヤバイなぁ、早く拾って帰らないと父さんに叱られるよ。』
ふと近くの道を見ると集団で歩いてる人たちがいる。
『…も、もしかして…』
服装、格好共に間違いなく盗賊のようだった。
私は見つからないようにうずくまって震えていた。
…その後しばらくして集落に戻るとすでに盗賊達が虐殺や略奪を行なっていた。
『嘘…』
何も考えられなかった。普段生きているしあわせな日常。
それが今、壊されていく。
私は怒った、略奪した盗賊ではなく、何もできなかった自分に。
盗賊の一人が私を見つけた。
「ククク…恐怖のあまり動けねぇか。安心しろよ。お前は闇で売り飛ばしてやっからよ…」
その声は私には届かなかった。私の中でありとあらゆる感情が渦巻いていた。
私は願った、こいつらを殺せる力が欲しいと。

私には聞こえた。悪魔の声が。
《貴様に力を与えよう。死者を操る力を。》と。
■つづく■
PS.激しく下がっているんであげます。

903 名前: ナンバーズ ◆RD3530l4BQ 投稿日: 2005/09/23(金) 00:20:48 [ 5pESTjrw ]
>>897さん
スゴイメイドですねwザ・ストライダーでも履いているのでしょうか?展開がすごく気になります。
>>895さん
ちょwwこの世はパラダイスてw
…ダメオン管理な限りパラダイスにはならないだろうな…

内容的には非常に面白いです。次回作激しくキボンヌ
>>@戦士さん
スマグにとんでもないもの出現…やはりゴーファの希望を狙っているんでしょうか。
何がいるのか気になります。

904 名前: 名無しさん 投稿日: 2005/09/23(金) 01:53:18 [ RNukKI.I ]
>>894-896
GJ!!
こういうハイテンションギャグ小説は好きですよw
続編を期待しています^^

905 名前: FAT 投稿日: 2005/09/23(金) 09:37:24 [ sA2y8tm. ]
>>390-392(1)| >>504  (5)| >>580-582(9) | >>655-657(13)| >>870-871(17)
>>397-398(2)| >>511-513(6) | >>594-597(10)| >>799-800(14)| >>881-882(18)
>>405-407(3)| >>548-549(7) | >>610-611(11) | >>823-824(15)|
>>419-423(4)| >>569-570(8) | >>629-630(12) | >>857-858(16)|




いつものように歯を磨き、顔を洗って髪を梳かす。後頭部の脱毛症
はフプレと再開してから少しずつではあるが直ってきている。それ
でも髪全体のバランスを考えると明らかにそこだけが短すぎたので
昨日、思い切って肩まであった髪をばっさりと切り落とし、うなじ
や耳を隠さないくらいに短くしてみた。やや短くし過ぎた感はある
がおどおどしながらフードを深くかぶり続けるよりは大分ましだ。

「いらっしゃいませぇ〜!お客様お一人ですか?カウンター席へど
うぞ〜!」
「お待たせいたしました、スッポンとサソリ肉の甘辛煮込みになり
ます。ご注文は以上でよろしかったですか?ごゆっくりどうぞ!!」

私は今・・・

ブルネンシュティグの繁華街にある人気の料理店“カタトニア”で
働いている。専ら接客をしているのだが、これが意外と楽しい。普
段あまり社交的でない自分が仕事という力を借り、見知らぬ人と笑
顔で言葉を交わせる。ここに来れば、自分が変われる。それがいつ
からか楽しみになっていた。
「フランちゃん、髪の毛切ったんだね、ショートカットの君も愛し
てるよ。」
「フランちゃん、今日仕事終わったら遊びに行かない?え、予定が
あるの?忙しい人だなぁ、フランちゃんは。」

「フラン、あなた大人気ね。」
クレナは“ぴくっこの皮つけ麺”を口に流し込み、いやらしく顔を
覗き込んでくる。
私が恥ずかしそうに顔に手を当てると「そういうのが効くんだ。」と
マネし始め、二人して笑った。

おもむろに、クレナはフォークを置くと私を挑戦的な目で見る。
「ウェイトレスさん、この料理ってどういうものなのかしら?説明
していただける?」
私を試そうとしているのかしら?ふふ、甘いわよ。
「はい、この料理はシンクさんが仕入れてくれる新鮮なぴくっこの
血を抜き、残った皮を細く切り、麺状にし、茹でたものを先程抜き
ました血に秘伝のタレを加えたものにつけて召し上がっていただく
ものです。」
「わぁ、すごいわねフラン。ただちやほやされてるだけじゃないん
だね。」
・・・最近気付いたが、彼女の発言には皮肉っぽさが多分に含まれ
ていることが多い。まぁ、本人は自覚していないのだろうけど。

仕事を終え、クレナを引き連れてブルネンシュティグ自警軍の罪人
収容所に向かう。この一角にある小奇麗な建物、通称“秘密の花園”
にこの数ヶ月間、私は通い詰めている。中へ入るといつものように
幻覚に脅えてわめいている人や、虚ろな目をしてぶつぶつと独り言
を言う人や、暴れて辺りにあるものを手当たりしだいに投げつける
人などがゆったりとした大広間に所狭しと溢れかえっている。

・・・この“秘密の花園”は精神異常により犯罪を犯した者を収容
するための施設だ。ここ、ブルネンシュティグでは精神異常者と認
められれば、罪が軽くなり、更に、その治療まで無料で施してくれ
る。もちろん精神異常者を装った者には厳しい処罰が待っているわ
けだが。

906 名前: FAT 投稿日: 2005/09/23(金) 09:38:23 [ sA2y8tm. ]
様々な物が飛び交う中をくぐり抜け、奥の通路に出る。治療が無料
なのはいいが人手が足りず、ほとんど手放し状態では意味がないの
では?と思ってしまう。
その通路をひたすら奥へと進んで行くと自警軍の兵が二人、鉄の扉
の前で門番をしている。
「ご苦労様です。」
「あ、フランさん、こんにちは。おや、今日はクレナ様もご一緒で
すか。」
様付けされたクレナは照れた顔で
「やめてくださいよ〜、私はお兄ちゃんみたいに偉くないんですか
ら」と抗議した。
「まぁ、我々にとっては同じことですから。それよりもどうぞお進
み下さい。レニィ様も既に面会されていますので。」
笑顔で門番は身を引くと、道を開けてくれた。

扉をくぐるとそこには牢屋が立ち並び、冷ややかな空気の中血走っ
た目をした者たちが部屋に侵入してきた私たちに対して敵意の眼差
しを向ける。

・・・ここは“秘密の花園”の中でも特に凶悪な犯罪を犯した者の
入る場所“奈落の園”と呼ばれている。牢に入っているものは皆通
常では死刑に相当するような罪を背負っている者ばかり。
そんな危険な空間の中で、明らかに他と比べて厳重に作られている
牢が一つだけあり、その牢は魔法仕込みの鉄格子で三重に囲まれ、
壁も魔法合金で作られている。掛けられている魔法は特殊な防具が
なければ触れただけでその部位は焼失してしまうほど強力なものだ。

ここに、レニィは居た。隣にはあの時の、青髪のガタイのいい大剣
をかついだ戦士も座っている。そして二人の前には・・・

「フラン!髪どうしたのよ?すっかり短くなっちゃって。あ、クレ
ナも来てくれたのね、ありがとう。」
数ヶ月に及ぶ牢屋暮らしで多少やつれてはいるものの、いつもの調
子のフプレは牢屋越しにではあるが嬉しそうに私とクレナに顔を向
けた。
「みんなが毎日来てくれるから全然退屈しないわ。ただ、ここから
出れたらもっといいんだけど・・・。」

・・・そうね、あなたがここに監禁されている必要は、もう無いも
のね・・・

悲しい目をしたフプレの横顔を見ながら、私はあの日のことを思い
出していた。


――小高い山の上に建ち、木々の生い茂る自然の中異様な存在感を
放つオート地下監獄。その側で私はフプレと再会した。いや、正確
に言えばシエルと初めて対面した。服は乾いた血の色で変色してお
り、全身が黒い赤褐色で染められていた。美しく、滑らかだった髪
もパサパサに痛んでしまっていた。そして、なにより変わってしま
っていたのは彼女の目つきだった。
監獄から彼女らが出てきたとき、私はそれが自分の片割れであると
いう事実を受け入れにくかった。それほどに彼女の放つ悪意は凄ま
じく、つりあがった目と眉は私の知るフプレのそれとかけ離れてい
た。
・・・そうだ、このときはまだ“フプレ”ではなく“シエル”だっ
たんだ。
彼女は私を認識すると“フプレ”に戻った。ようやく“フプレ”と
再開できた私は自警軍が駆けつけるまでの間、彼女を抱きしめ続け
た。

その後自警軍により連行されたフプレは精神鑑定を受け、シエルの
存在が発覚した。このことは私にとってとてつもないショックを与
えた。
なぜ?いつ?どこで?だれが?・・・私にはフプレが二重人格にな
ってしまったわけが分からなかった。二重人格というのは、そのほ
とんどの例が幼いころの虐待などによるストレスから生まれると言
われているが思い返してみても、様子がおかしかったことなんてな
かったし、ストレスを感じてしまうような家庭ではなかったはず。
となれば生まれつき二つの人格を持っていたのかしら?

907 名前: FAT 投稿日: 2005/09/23(金) 09:38:55 [ sA2y8tm. ]
結局、自警軍のほうでもその原因は掴めなかったようで、フプレは
再発の恐れありとの理由でこの堅強な牢に閉じ込められた。その期
限は半年。もし殺人の罪も加担されていたらこんな程度では済まな
かっただろうが、ここブルネンシュティグでは街の外であれば冒険
者を殺しても罪にならないので、今回はシエルの力を危険視しての
投獄だった。
この冒険者を殺しても罪にならないというのは昔から賛否両論ある