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マウスサーガ
1 名前:少年VIPから来ました。 投稿日:2006/07/05(水) 17:19:15 [ 1HCjj1Ic ]
新都社…。
古来より漫画連載の発展場として栄えたこの島では
その覇権を巡り、民族間で紛争が絶えなかった。
そうした永い戦いに終止符を打った男がいた。
後に覇王と呼ばれたマウスである。
多勢力からなるこの地を統一したマウス王は
他勢力間の合作を奨励し、様々な作風を1認めることで
こうした対立を取り除こうとした。

しかし、紛争の火種が消えたわけではなかった…。
皇帝マトイの粛正後、ソマリ枢機卿は支配者階級の大半を占める
古参を扇動し、王都インサイドの独立を宣言。
さらに計画を進めていた・アウトサイド教国との密約を破棄、
その庇護の下、新生ニーテル国を建国した。
ソマリ枢機卿は周辺国全土を手に入れることを主張したが、
マウス軍から派遣された暗黒騎士団団長の
カレーは戦力の損失を恐れ拒否。
新都社も渋々それを受け入れ、進軍は停止しした。
新都社の南半分に残された2つの民族主義陣営のうち、
人口の7割を占めるマトイ主義勢力は
指導者・ソマリのもと、
南半分の覇権を手にするため
改革派住民に宣戦を布告。
民族の根絶を目的とした虐殺を展開した。
一方、ワロス人も少ない陣営で
抗戦したが、戦力の差によりわずか半年で事実上の敗北をする。
ソマリ枢機卿は新都社の再建と
内乱の終結を宣言したが、マトイ主義派に対する
弾圧は、なおも執拗に続いた。
残党の多くは抵抗を続けたが、
指導者・マトイが捕囚の身となってからは
それも次第に下火となり、ソマリの用意した
猫の額ほどの広さの自治区に足を運ぶ者が増加した。
こうして新都社の内乱は鎮静化した。
しかし、それが、つかの間の静寂であることを
知らぬ者はいなかった…。

2 名前:少年VIPから来ました。 投稿日:2006/07/05(水) 20:40:52 [ VtcNL/W2 ]





                                            糸冬
                                       ---------------
                                        制作・著作 NHK

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