◇◇◇　ヨルダン　関連情報スレ　◇◇◇

125：在カイロ　スルタンホテル　塾長まる。：2015/05/05(火) 19:59:43 ID:RbjVJzH.: 「事件はヨルダンで起きたのではない！」観光客減に悩むヨルダン「中東だけど安全」必死のアピール
ウイークリーワールド

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p://www.sankei.com/smp/world/news/150505/wor1505050001-s.html

中東の国、ヨルダンが欧米やアジアからの観光客を取り戻そうと必死だ。同国は歴史や自然などの観光資源が豊富だが、シリア内戦など周辺地域の不安定化が近年、同国の観光産業に影響を与えているためだ。中東は「危険」というイメージに対し、「わが国は安全だ」とアピールしている。（アンマン　宮下日出男、写真も）

　首都アンマンの南西約３０キロ。標高約８００メートルのネボ山の展望台から北方を臨むと、一部の緑とともに乾いた平地や岩場が広がった。左手には死海も見渡せる。対岸はパレスチナ自治区ヨルダン川西岸地区だ。

　「この景色をモーゼも眺めていたのだろう」。ガイドが説明してくれた。

　ネボ山は預言者モーゼが埋葬されたと伝えられる場所。キリスト教徒の重要な巡礼地で、故ヨハネ・パウロ２世ら歴代法王も訪れている。キリスト、ユダヤ、イスラムの３宗教の聖地エルサレムなどの都市がある方角や距離を記した石版の周りでは、観光客がその風景を写真に収めていた。

　宗教にまつわる名所ばかりではない。北西部ジェラシュはローマ時代の遺構を誇り、海抜マイナス４２０メートルの死海は保養地として定着。南部ワディラムの砂漠など、多彩な観光名所ではヨルダンの壮大な歴史や自然が体験できる。

　特に世界的に有名なのは南部のペトラ遺跡。２０００年以上前に、切り立つ岩壁を削って建設された大都市の遺跡は圧巻で、全体をみるには数日必要という。人気映画「インディージョーンズ～最後の聖戦」のロケにも使われた。だが、コースの一部を散策していると、ガイドが漏らした。

　「春のこの時期、本当はもっと人が多いんですけれどね…」

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　魅力的な観光資源を有するヨルダンだが、最近は外国人観光客の減少が大きな悩みとなっている。

　同国観光局によると、外国人観光客（日帰り含む）は２０１０年の年間約８００万人から、１１年に約７００万人と大幅に落ち込み、１４年は前年比１・２％の減少。この傾向は今年も続いており、特に欧米とアジアの観光客の減少が目立つ。観光産業は国内総生産（ＧＤＰ）の１２～１３％を占めるだけに大きな痛手だ。

　「ヨルダンへの誤解が原因だ」。アルファイズ観光相はそう表情を曇らせた。

　１０年末から１１年に起きたいわゆる「アラブの春」で北アフリカや中東諸国の政治・治安状況が悪化し、隣接するシリアやイラクでは最近、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」が台頭している。

　こうした中東情勢について欧米メディアがアンマンを拠点に報道するケースは多い。観光相はこの結果、「ヨルダンも危険」というイメージが広がり、観光客が減る要因になっていると分析。だが、「ここが安全だから、ここを拠点としているのだ」と訴えた。

　後藤健二さん（４７）らがイスラム国に拘束された事件では日本がヨルダンに現地対策本部を置き、ヨルダンも解放交渉で日本に協力した。観光相はここ数カ月、日本人観光客も減っているとした上、「事件はヨルダンで起きたのではない」と呼びかける。

　米国など有志連合による対イスラム国の空爆に参加するヨルダンには報復テロなどの懸念もあり、日本外務省は渡航者に「十分な注意」を呼びかけている。一方、５０人超が犠牲となった０５年のアンマンでの爆破テロ後、大きな事件が発生していないのは同国の治安強化の「努力の成果」（外交筋）との評価も聞かれる。

　ヨルダン政府は３月、世界各国のメディアを招いたツアーを企画するなど、国の魅力や安全性の発信に力を入れる。ラーニア王妃は集まったジャーナリストを前に「不幸にもこの地域がニュースの見出しを飾ることが多いが、私はヨルダンの安全と安定を確信している」と訴えた。

◇◇◇ ヨルダン 関連情報スレ ◇◇◇