アフガンのケシ栽培、２年連続で減少と　国連報告

1：名無しさん：2009/09/03(木) 08:09:12: 不正薬物や犯罪、国際テロ問題に取り組む国連薬物犯罪事務所（ＵＮＯＤＣ）は２日、アフガニスタンにおける「ケシ栽培」が、２年連続で減少したとの調査報告書を発表した。前年に比べてケシ栽培面積は２２％減少し、アヘン生産量は１０％減となっている。

また、ケシが栽培されていない州は全３４州のうち２０州に達しており、アフガン政府と北大西洋条約機構（ＮＡＴＯ）主導の国際治安部隊、米国主導の農業支援による成果が出ていると見られる。

２００９年度版報告書によると、ケシ栽培面積は２００８年、前年の１９万３０００ヘクタールから１２万３０００ヘクタールに減少。特に、南西部ヘルマンド州では０８年、前年の１０万３５９０ヘクタールから６万９８３３ヘクタールと、約３割減少した。

ＵＮＯＤＣはケシ栽培面積とアヘン生産量が減少した理由について、政府やＮＡＴＯなどによる薬物撲滅活動のほか、アヘンならびに精製されるヘロインの価格が下落したことを指摘している。

また、栽培面積や生産量が減少する一方で、アフガニスタン国内における麻薬取引形態が、コロンビアにおける強大なカルテル並みに成長しているとも指摘。麻薬組織が国際的な犯罪組織やテロ組織と結びつく恐れがあると懸念している。

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