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死んでも稼ぐスターの番付発表。1位プレスリー、2位ジョン・レノン

17在住ニューヨーカー?:2008/02/06(水) 18:36:55 ID:jJ50vgXg0
 おわかりでしょうか。AFPBBの原稿料はこの『週刊K』を4分の1以下も下回るという、これはもう、プリントメディアの常識がまったく通用しないパラダイム変換的低価格なのです。これでは執筆という労働への正当な対価としての「原稿料」と呼べるかどうかすら怪しい。「おこづかい」と言ったほうがいいのではありますまいか。

 ぼくがこのAFPBBの原稿料を特に問題視するのは理由があります。

 AFPBBといえば、フランス国営通信社であるAFPと、日本のIT産業の覇者・ソフトバンクがタッグを組んだ、言うなれば日本のインターネットニュースメディアのフラッグシップになりうる存在なのです。

 ぼくがもっとも恐れるシナリオは、この驚愕の低価格原稿料がインターネットニュースメディアにおけるデファクト・スタンダードとして定着してしまうことであります。

 プリントメディアであれインターネットメディアであれ、ライターが一字一字文字を書いて手作りで書き上げるという作業に変わりはありません。その手間ひまはまったく同じであります。2000字書くのに4,5時間はかかる。

 ぼくの書くコラムは、英語の資料や文献にあたって、登場するミュージシャンの生年月日から発表したアルバムの年まで正確に調べて書きます(その文献代だってバカにならないんですよ)。ぼくは新聞社出身なので、たとえブログであってもミス・訂正の類いはイヤなのです。

 ぼくが書いているのは「きょうはウチのニャンコちゃんがカツブシ食べてニャー」みたいな身辺雑記とは違う。AFPの写真を使うという制約のもと、ロックやポピュラー音楽のおもしろい話題に斬り込めないか、何か切り口はないか、あれこれ知恵を絞るのです。雑誌の連載記事としても通用するくらいのクオリティは維持している自負があります。

 これはけっこうしんどい作業です。料理は食べるのは簡単だがつくるのは大変だ。それと同じです。それへの対価が月X万円というのは、いくらなんでもあんまりだ。

 それに、ぼくは専業ライターです。サラリーマンとかお医者さんとか弁護士さんのように、本収入があり、そのかたわらブログを書くというのとはちがう。書くことだけでメシを食っております。より効率的な仕事に時間を使わないと、ビンボー地獄へ直行であります。

 それじゃ何でそんな仕事を引き受けたんだ? はい、いいご質問ですね。AFPBBの影響力というものを見てみたかったからです。


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