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報道被害(ほうどうひがい)

12shinkai★:2007/02/08(木) 15:01:45 ID:???0
やらせの問題点

報道・ドキュメンタリーのように、取材対象が事実である事が前提となっている分野でも演出(BGMの挿入など)が行われるのが通常である。しかし、この分野における事実を歪曲するほどの過剰な演出、つまりやらせは、報道の対象が存在しないにもかかわらずこれを作り出す「捏造」とも本質において変わりがなく、非常に大きな問題となる。

他方、報道やドキュメンタリー以外の分野では演出・脚色がより一般的に行われる。例えばバラエティ番組が好例だが、ここでもやらせが発生しうる。その最も有名な例がアメリカの人気クイズ番組「21」である。プロデューサーは、初め冴えない男をチャンピオンにしてアメリカンドリームを演出したが、次第に視聴者に飽きられるようになり、次いで容姿端麗な若者をチャンピオンにしてひたすら勝たせ続けたが、最後にはチャンピオン自身の告白によりすべてが露見した。映画「クイズ・ショウ」のモチーフとなった事件である。

また捏造でなくても、報道・ドキュメンタリー番組ですら同一場面(有識者のコメントなど)でも製作意図に合致した部分のみ切り取り合致しない部分はカットして放送する、実態にそぐわないがイメージ的には欲しいシーンを出演者に要請する、内容に対して明らかに誇大なタイトルをつけるなどの作為的歪曲も多々行われているが、こちらは問題として取り上げられることは余程大きくない限り無い。そもそも、ワイドショーのコメンテーターなどは番組が期待する発言をしそうな人を予め選定してある、ニュースにおける街頭インタビューでも(多数意見であれ)テーマに沿うもののみ放送するなど、特にテレビにおいては常態化している作為性があることにも留意せねばなるまい。また、生活情報番組での健康実験では、被験者自体が健康志向が強い人が多く、被験者になったこと自体で健康に留意し、必ずしも番組で取り上げる健康法だけで体質が改善したとは言えないことが多い。 しかしこれらも、より強く・効果的に印象付ける、円滑に進行して結論へ至るなどの点では演出と差異を付けることが出来ない。


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