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食の都、大阪

1853名無しさん:2018/07/06(金) 08:10:37 ID:qyBlkDVA0
脂のうまみジュワ〜 企業秘密多い「かす」製造に迫る
2018年6月13日
https://digital.asahi.com/articles/ASL6851MBL68PTFC00S.html?rm=552

「まだまだ勝手に関西遺産」
 関西のソウルフードの一つに「かすうどん」があります。ところで「かす」って何だろう? その秘密を知りたくて探検に出かけました。

 ♪大阪にはうまいもんがいっぱいあるんやで〜 たこ焼き、ぎょうざ、お好み焼き〜

 手遊び「大阪うまいもんのうた」を娘が口ずさむたび、突っ込みたくなる。「かすうどんを忘れとるやろ!」。そのおいしさを娘にも教えたくて連れ出した。娘が興味津々に尋ねる。「ママ、かすってなあに?」

 転勤で7年ぶりに大阪に戻ってきた。私にとって忘れられない関西の味といえば「かすうどん」。麺をすすると、すっきりとしただしに脂のうまみがジュワ〜。その絶妙な味わいは、いまや全国区になりつつある。

 しかし、言われてみれば「かす」って何だろう。なんとなく「ホルモンかな」と知ってはいたが、牛なのか、豚なのか、はたまたどうやって作るのか。「作っているところを見てみたい」と思い立ち、発祥の地とされる南河内を訪ねた。

 かすうどんに使われるのは、牛の小腸を油が抜けるまでじっくり揚げた「油かす」。ほとんど市場に出回っていないが、馬や豚の油かすもあるという。食肉産業が盛んな一帯では今も7、8社が油かすを作っている。しかし、近年は和牛の出荷数が減っていて、純国産は貴重なのだとか。

 「製造工程は企業秘密」という社が多い中、純国産の油かすを作っている中元美紀代さん(65)と、長男の慶さん(40)が取材に協力してくれた。

 油かすを揚げるのは毎週月曜だけ。まず、直径1メートルほどの大鍋に3分の1ほど油を熱し、約20センチのイチョウ形に切った牛の小腸20〜25キロを投入する。鉄製の大きなスコップで鍋底をかき混ぜながら、じっくりと時間をかけて炒(い)り揚げる。

 しばらくすると、鍋が泡立ち、小腸からどんどん油があふれ出す。そばで鍋の番をしていた慶さんが、ひしゃくですくい、油量を調節する。この油は、次に油かすを作る際の揚げ油として再利用する。

 火を入れてから約1時間。油が琥珀(こはく)色に変わり、シャーッと乾いた音を立て始めた。はじめは乳白色でぷるんとしていた小腸は、油が抜けてキツネ色になり、キュッと丸く縮まった。最初に小腸をイチョウ形に切るのは、丸く仕上げる知恵だ。慶さんが、大きな網で出来たてをすくいあげる。シュワシュワと油がはじける音とともに、香ばしいにおいが立ちこめた。

 揚げたてを刻み、塩をふっていただくなんて、地元ならではのぜいたくだ。「一口大に切って水菜や白菜と炊いたり、しょうゆだしベースのお鍋に入れたりしてもおいしいですよ」と美紀代さん。お好み焼きや焼きそばに入れる店も多いという。

 近鉄藤井寺駅前の「うどんそば 集(しゅう)」では、中元さん親子の作った油かすが入ったかすうどんが食べられる。厚切りにした油かすに、隠し味のゆず胡椒(こしょう)の香りがふわり。通好みには、和風だしをベースにしたラーメンに油かすを入れた「かす中華」がオススメだ。(小若理恵)

     ◇

メモ
 中元さん親子が作った油かすを買える店は、大阪市東住吉区杭全7の8の31「すゞや精肉店」(06・6719・7005)。

プロ野球・元近鉄バファローズ 栗橋茂さん(66)
 東京出身の私が「油かす」に出会ったのは、バファローズに入団してから。球団支援者の家でふるまわれたのが最初でした。盲腸の油かすをフライパンで炒(い)って、しょうゆで味付けして七味をふってね。いろんな食べ方があるんだなあと感動したよ。かすうどんが広まったのはここ20年くらいじゃないですか。藤井寺球場近くの合宿所には食欲旺盛な若い選手がたくさんいたから、あちこちで宣伝したんだと思いますよ。


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