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南米ニュース 13

116taro:2020/02/23(日) 05:04:03
 ◇フジモリ家の大統領選出馬困難

 1年余り後に迫る次期大統領選では、10年ぶりにフジモリ家から候補者が出ない公算が大きくなっている。

 拘束されたケイコ氏は立候補を見送るとの見方が一般的だ。ペルー・カトリカ大のダビッド・スルモント教授(政治学)は毎日新聞の取材に「人民勢力党は国会議員選で壊滅的な危機に陥り、ケイコ氏の出馬はほぼ不可能だ」と話した。政治アナリストのアルトゥーロ・マルドナド氏は地元有力紙コメルシオに寄せたコラムで「出馬は非常に難しい」と指摘した。

 逃走や証拠隠滅の恐れから「予防的」に拘束されているケイコ氏は、今の拘束状態が続いても法的に立候補は可能だ。検察は大統領選前後までの訴追を目指し裏付け捜査を進める予定で、政治情勢に加え、捜査の展開も出馬の判断に影響を及ぼす。

 姉とは不仲で、大統領選出馬を目指しているとみられていた次男ケンジ氏(39)は政界を引退した状態だ。人民勢力党の国会議員だった18年3月、国会での投票買収疑惑に絡んで所属議員を引き連れて離党し、党の分裂を招いた。同年6月に国会から議員資格停止処分を受け、今回の国会議員選には出馬しなかった。

 スルモント氏によると、人民勢力党の強い支持層といえるのは今回選挙の得票率と同じ約10%だという。

 大統領在任中(1990〜00年)の汚職や人権侵害で禁錮25年の有罪判決を受けて服役中のアルベルト氏には、「腐敗」「強権主義」とマイナスイメージが強い。その半面、カリスマ的指導力で格差是正や経済成長を成し遂げた業績を記憶している国民は多い。

 ケイコ氏はアルベルト氏が築いた貧困層を中心とする岩盤支持層を引き継ぐ。スルモント氏は「名前という看板で票が取れる政治家はこの十数年間、ケイコ氏しか現れていない。フジモリ・ブランドはまだまだ健在で、基盤はそう簡単に壊れない」と話す。

 マルドナド氏は、ケイコ氏がまだ40代と若く、支持率回復に向けた時間があることから、「次の次」となる26年の大統領選での勝機は十分にあると見る。コメルシオのエリック・サブリッチ編集長はコラムで「ケイコ氏が政治的迫害と表現するものが党を結束させるのに役立つ」と指摘した。捜査が進むにつれ、ケイコ氏の無罪主張を信じる党内や支持者の団結力が強くなるという見立てである。




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