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南米ニュース 2

1taro:2007/10/27(土) 08:15:50
南米情報が1000になったので新しいスレッドを立てました

951taro:2008/08/12(火) 06:46:02
南米ボリビア、大統領を信任 国内の対立深刻化
【8月11日 AFP】南米ボリビアで10日実施されたエボ・モラレス(Evo Morales)大統領や各県知事の信任を問う国民投票は、出口調査の結果からモラレス大統領の信任が確定。同大統領は勝利宣言を行った。

 民間ATBテレビや調査会社Captura Consultingなどの出口調査によると、モラレス大統領の支持票は63%に達した。

 一方、反モラレスを掲げる比較的裕福な東部の県知事らも、高い得票率で信任された。モラレス大統領は対立する知事らの信任をたたえ、政治面での共闘を呼びかけたが、知事らはただちに拒否した。

 アナリストらは、国民投票の結果、国内の政治分裂がより深まる可能性を指摘している。(c)AFP

952taro:2008/08/12(火) 07:22:33
西海岸から 日本語の呼び込み
 海外で土産物屋を冷やかしていると、急に日本語で話しかけられることがある。「誰に教わったのか」と思うような行儀の悪い言葉を耳にすることもあるが、日本の存在感の裏返しと思えば、さほど腹も立たない。

 チリの首都サンティアゴに出張した。日本から見ると地球のほぼ裏側。街角で日本人の姿を見ることはほとんどない。ところが1カ所だけ、中心部にある中央市場では、日本語が日常的に飛び交っている。

 理由は簡単。ここが魚市場だからである。訪問者は市場内で魚介類を食すことができる。しかし、アメリカ人観光客は魚市場があるといって目を輝かせて飛び込んだりしない。客は日本人だけ。必然的に「ウニ、イクラ!」「ワサビ(もあるよ)!」と、日本語が飛び交うわけだ。

 カリフォルニアから南に国境を越えたメキシコのティフアナで聞く日本語の呼び込みもなかなかのものである。米国観光のついでに国境を越えてみる日本人がそれだけ多いのだろう。バブル崩壊から久しいが、日本経済の威光は健在だ。

 ティフアナの日本語はサンティアゴよりもうちょっと複雑で洗練されている。「ホトンド、タダ!」と声をかけられると、驚きを通り越して感心してしまう。

 日本人と見れば、「ナカソネサン!」と呼びかける売り子もいた。中曽根元首相に由来するとしか考えられない。歴史はさまざまな痕跡を残しているものだと思う。

953taro:2008/08/12(火) 07:26:19
児童ポルノ容疑でオーストラリア人をチリで逮捕
 【メルボルン10日AAP】南米チリのエリート校でラグビーのコーチをしているオーストラリア人の男が、児童ポルノに関する罪で逮捕された。

 サンデー・エイジ紙によれば、逮捕されたのはガティス・プイド(55)で、ウィーン警察が同容疑者のパソコンに児童のわいせつな画像が複数含まれていることを突きとめた。チリ警察の発表によれば、プイド容疑者に関する捜査はこの5カ月間続けられていたという。

 プイド容疑者はベネズエラやカナダ、カリブ諸島などでラグビーを教えた経験があり、この2年間はチリで暮らしており、現地女性と婚約をしている。また、勤務していたマッケイ国際学校は首都サンチアゴから北西約120キロにある、海外駐在者の間で人気の高い学校だった。

 プイド容疑者の継母イルガさんは「彼は普通の人間で、こんな話を耳にしたことはありません。チリ警察は人違いで逮捕したのかも知れません。息子のフィアンセのロレーナさんと話したのですが、彼女はとても動揺して不安を抱いていました」とコメントしている。

(AAP)

954taro:2008/08/13(水) 08:42:27
ボリビア:モラーレス大統領信任される(8月10日)
8月10日におこなわれた大統領、副大統領と8つの州知事の信任・不信任を問う国民投票は、テレビ局の開票速報では、社会主義運動(MAS)のエボ・モラーレス大統領、ガルシア・リネラ副大統領が、2005年12月の大統領選出時の53.7%を上回る62%を獲得し信任された。一方他のテレビ局の出口調査では、ボリビア東部「半月」を形成する自治憲章派の知事、サンタクルス州のルベン・コスタスが69.46%、ベニ州のエルネスト・スアレスが67.72%、タリハ州のマリオ・コシオが57.83%、パンド州のレオポルド・フェルナンデスが58%で信任された。またMASのポトシのマリオ・ビレイラも70.78%で信任された。このほか野党ではコチャバンバ州のマンフレッド・レジェス・ビジャが66.07%、ラパス知事ホセ・ルイス・パレデスが64.28%の不信任によってリコールされた。オルロ州のMAS、ルイス・アルベルト・アギラールは50.81%の不信任で中央選管の公式発表待ちとなっていたが、リコールとなった。大統領の勝利が明らかになると、ラパス中心部のムリリョ広場は花火と叫びの祝いの場となり、これに面するケマド宮殿からモラーレス大統領は演説をおこなった。「ボリビア民衆は投票によって、変革を支持することを表明した」。今後、天然資源の回復、国営企業の強化し、変革を多くの分野、地方に拡大し、すべてのボリビア国民の平等を実現するとした。一方のサンタクルスではコスタス知事が群衆の前で演説し、「政府のテロと外国の侵略にわれわれは勝利した」とし、今後の優先課題は、中央政府から独立した警察組織、徴税機関の創設であるとした。モラーレス大統領が5月に決定した国民投票で、大統領選を上回る投票を得たとはいえ、反対派も信任されたため、伝統的特権層と先住民を中心とする貧困層との対立は、引き継がれていく様相となっている。

955taro:2008/08/13(水) 08:43:20
オリンピック中南米参加国のメダル速報(8/12)
 現在北京で行われてるオリンピックで、日本もがんばっているが中南米諸国もなかなか頑張っている。

 以下が国別獲得メダルと、種目。それから各国関連ニュース。T

●ブラジル・・・銅 2つ
銅:柔道女子 57キロ級 Ketleyn Quadros
銅:柔道男子 73キロ級 Leandro Guilheiro

 ブラジル・バレーボール連盟は6日、北京五輪ビーチバレー女子のメダル候補とみられていたジュリアナ・ダシルバが、右ひざの負傷で欠場すると発表した。ダシルバはラリーサ・フランカとのペアで第3シードだった。北京での練習中に痛みを訴えたという。
 同じくビーチバレー男子C組ではアテネ五輪金メダルのリカルド、エマヌエル組(ブラジル)は快調に2連勝している。

●キューバ・・・銀 1つ、銅 1つ 
銀:柔道女子 48キロ級 Yanet Bermoy
銅:柔道男子 66キロ級 Yordanis Arencibia

 銀メダルを獲得したベルモイ選手は、世界選手権の同階級で谷亮子選手に破れ、第2位となっていた選手。今回のオリンピックでは「打倒 谷!」の目標を掲げていた。
 また、野球では13日に星野監督率いる日本チームとキューバチームが対戦。

●コロンビア・・・銀 1つ 
銀:ウェイトリフティング男子 62キロ級 Diego Salazar  

●アルゼンチン・・・銅 1つ 
柔道女子 48キロ級 Paula Belen Pareto

956taro:2008/08/13(水) 09:16:32
大統領3選へ500万人署名 コロンビア
 コロンビアの親米右派、ウリベ大統領の任期延長を求める支持者らが11日、選管当局に500万人以上の署名を提出、連続3選を禁じた憲法を改正し、2014年までの任期を可能にする国民投票の実施に向けた手続きが始まった。有権者の5%に当たる約140万人分の署名があれば、国会は投票実施の是非を審議する。

 大統領は「力による内戦終結」を掲げ、左翼ゲリラ掃討など治安改善で大きな功績を上げ、支持率は最近も80%台にある。憲法裁判所は05年、再選を禁じた当時の憲法の改正を合憲と判断、ウリベ大統領は06年に再選され、任期は10年8月まで。政権の長期化には批判的な意見も強い。(共同)

957taro:2008/08/14(木) 07:07:34
モラレス大統領が反大統領派との対話を提案−ボリビア
 【サンパウロ12日綾村悟】今月10日の大統領信任を決める国民投票で勝利したモラレス大統領が11日、反大統領派との対話を提案した。AP通信などが報じた。

 ボリビアでは10日、正副大統領と各県知事(9県)の罷免を決める国民投票が実施され、モラレス大統領は60%以上の信任票を得たものの大統領派・反大統領派を含める5県の知事の罷免が決まったばかり。 

 先住民族系出身のモラレス大統領は、国民の過半数を超える支持を背景に、社会主義・民族主義色の強い政策を押し出すと同時に、エネルギー資源の国有化や憲法改正による土地改革に強気だ。

 ただし、経済的に富裕で自治権拡大を求めるサンタクルス県などの東部諸州では(白人比率も他県に比べて高い)、今回の国民投票でも大統領信任に反対する票の方が多く、反大統領派による反政府デモが起きるなど国内対立の火種は強く残っている。

 そのため、ボリビア国内の対立解消を求める米州機構(OAS)や米州各国からは、「今回の信任投票を大統領と反対派が対話するきっかけにすべきだ」との要請が相次いでいた。

2008/8/13 18:24

958taro:2008/08/14(木) 07:10:01
ニッケイ新聞 2008年8月2日付け

コロンビア週刊誌=伯国のFarc支援を暴露か=双方の工作員接触=中南米赤化計画の一環か=当事者は一笑に付すが?

 コロンビアの週刊誌「カンビオ」が三十一日、Farc(コロンビア解放前線)による大統領代理人などブラジル政府要人との接触を明らかにしたと八月一日付けエスタード紙が報じた。報道
記事は、PT(労働者党)
幹部党員や労組幹部とのFarcコネクションを暴露したもの。
 週刊誌報道は、コロンビアのウリベ大統領からルーラ大統領へ手渡されたブラジル国内におけるFarcの活動に関する詳細報告という。信憑性は未確認だ。
 報道の情報源は、エクアドル領内で殺害されたFarcナンバー・ツーのラップトップに保存されていた記録。報道はブラジル政府要人に接触したことを強調し、Farcへの資金援助などがあったらしい。
 Farcは、ジルセウ前官房長官や閣僚五人、下議五人、検事総長、大統領特別顧問、省庁次官、裁判官などの側近シンパにEメール発信を続けていた。
 コロンビアのサントス国防相は、ブラジルが即時適切な措置を採ることを期待すると声明を発表した。しかし、ブラジルは、詳細報告が取るに足らぬものと軽視した。同報告には、八十五回にわたるFarcのEメールも掲示された。
 Eメールに登場するFarc工作員は、ブラジル人の偽名で政府要人と接触、政府要人の代理もコロンビアの偽名でFarcと接触。Farc駐伯大使役は、カミロ神父ことオリヴェリオ・メジナ氏が担当した。
 Farcの組織強化にPTや労組の支援があったことは否定できない。ルーラ大統領とカストロ首相が一九九〇年にサンパウロ・フォーラムを組織した時、Farcは他の中南米反政府組織とともに創立会員となった。
 ガルシア国際担当顧問はFarcとの関係を一笑に付すが、週刊誌は単なる情報交換ではないと具体的例と内容を提示した。二〇〇六年には、シウヴィオ・ヘック大統領特使とカルヴァーリョ特別顧問を迎えている。
 ジルセウ前官房長官の代理人ブレノ・アウトマン氏をコロンビア政府の監視を逃れるため、外務省と通じず官房室直通とした。その他下議や労組幹部が頻繁に、何かの目的で接触した。
 これらの接触は、PTが第三者を通じてFarcへ資金援助をするためだったらしい。左翼政権の樹立輸出計画があったようだ。

959taro:2008/08/14(木) 07:16:04
ペルー:日系人、米国の補償を要求(8月12日)
AP通信は、日系ペルー人の米国の補償を求めた闘いを紹介している。かの地においても数少ない報道かもしれない。1941年12月の日本の真珠湾攻撃は2,400人の死者と、米国の第2次大戦への参加を生じた。1942年1月、11万人の日系米国人の逮捕が始まった。しかし日系人の逮捕は米国の国境を越えたが、この事実を知る人は少ない。アウグスト・カグエは当時12歳だったが、家族との別離、拘留を経験することになる。カグエの父は日本移民であるが、逮捕された2,264人の日系ラテンアメリカ人として米国の収容キャンプに送られることになった。米国はパナマ運河の安全を確保するためなどの口実で逮捕し、うち800人は米国人捕虜との交換として使われ、場合によっては見知らぬ国への送還となった。1988年、日系米国人にたいしては謝罪と、1人あたり20,000ドルの賠償金が支払われた。ようやく1998年になって、日系ラテンアメリカ人にも謝罪と1人あたり5,000ドルの賠償金の申し出がおこなわれた。これを受け入れた人もいたが、カグエさんは他の何百人かのラテンアメリカ人の1人としてこれを拒絶した。なぜならこれは不正義だから。キャンプで生まれた彼の弟はテキサスに住んでいるため、20,000ドルを受け取っている。カグエさんは78歳となった。「これは人権にたいする重大な蹂躙だったのです。しかし彼らはそれを認識したいとは思っていない」。日系ラテンアメリカ人の問題は、7月31日米国議会小委員会の公聴会にかけられる予定だったが、キャンセルとなった。米州機構(OEA)にも2003年に提訴しているが、いまだ結論は出されていない。

960taro:2008/08/15(金) 09:05:05
1800万年前の巨大ネコ、南米から初の化石
【8月14日 AFP】絶滅した古代の巨大ネコ「サーベルタイガー」の近縁種で、やはり絶滅したことが知られる「シミターキャット(scimitar cat)」の化石が南米で初めて、ベネズエラの首都カラカス(Caracas)南東で油田探査中に発見されていたことが明らかになった。同国の古生物学者チームが11日、発表した。

 ベネズエラ科学研究院(IVIC)の古生物学者、アスカニオ・リンコン(Ascanio Rincon)氏は、「南米における過去60年間で最も重要な発見」と評している。

 発見されていたのは、「ホモテリウム(Homotherium)」とも呼ばれるシミターキャット6頭の化石。ベネズエラ国営石油公社( Petroleos de Venezuela)が2006年、モナガス(Monagas)州で石油探査を行っていた際に発見された。ともにヒョウやオオカミ、ラクダ、コンドル、アヒル、馬などの化石も出土し、すべて約1800万年前のものだと推定された。

 リンコン氏によると、シミターキャットの化石のうち1頭の頭蓋(ずがい)骨が完全に残っていたことが、最重要の発見だったという。

 シミターキャットはサーベルタイガーの小型版として知られる。外見はハイエナに似ていたとされ、ギザギザの鋭い歯を持っていた。これまで南米で化石が発見されたことはなく、500万年前から1万年前にアフリカ、ユーラシア、北米のみに生息していたと考えられていた。サーベルタイガーの化石はすでに南北両米大陸で発見されているが、今回の発見で、シミターキャットとサーベルタイガーの生息域がほぼ同じだったことも証明されたという。

 リンコン氏は、シミターキャットは約50万年前に南米で絶滅したと推測する。化石に基づき今後はシミターキャットの生態について研究が進められる。(c)AFP

961taro:2008/08/15(金) 09:18:00
フジモリ元大統領の妻、「結婚は支援のため」
【8月14日 AFP】アルベルト・フジモリ(Alberto Fujimori)元大統領の妻が、2年前に同元大統領と結婚した経緯について、裁判中の元大統領を支援したかったと理由を話した。

 ホテル経営者で実業家の片岡都美(Satomi Kataoka)さんは、日本のスペイン語週刊紙「インターナショナルプレス( International Press)」で、「フジモリ氏との関係は、父と娘のような関係だった」と述べ、「結婚は、彼を助けるためにした」と結婚の理由を話した。

 片岡さんは、結婚することで、元大統領を守るよう日本政府に圧力をかけることができると考えたという。フジモリ元大統領は、日本国籍を保有している。フジモリ元大統領は大統領任期中に前妻と離婚し、2006年に67歳で、39歳の片山さんと結婚した。(c)AFP

962taro:2008/08/15(金) 09:49:48
チリ中銀、政策金利を50bp引き上げ7.75%に

8月15日8時7分配信 ロイター

 [サンティアゴ 14日 ロイター] チリ中央銀行は14日、政策金利の翌日物貸出金利を50ベーシスポイント(bp)引き上げ7.75%にすると発表した。
 利上げは市場の予想通り。3カ月連続の利上げで、政策金利は約10年ぶりの高水準となる。
 ロイター調査では、アナリスト21人中18人が50bpの利上げ、3人が75bpの利上げを予想していた。
 同国のインフレ率は94年以来の高水準となっている。

963taro:2008/08/15(金) 10:02:23
ニッケイ新聞 2008年8月5日付け

中国に代わるペルー=ガマラ衣料センター台頭

 中国の価格破壊がブラジルの伝統産業を脅かし廃業に追い込んだが、いまその中国に強敵が現われた。二十九日付けヴァロール紙によれば、ペルーのガマラ繊維工業団地がそれである。
 ブラジルで全州の名門チームのユニフォームを入手するのは、困難だ。しかし、ガマラへ行けば何でもある。隣国ブラジルの名門チームだけではなく、世界中の名門チームのものまである。
 ガマラは、ラテン・アメリカの衣料センターである。流行を生み出すのもガマラ。ペルーの首都リーマの東部にあるスラム街だ。ガマラの家並みは、どれも上に増築した無許可の建築物。
 地階は衣料品と繊維関係の店。二階は工場と倉庫。三階は寮と住宅。ガマラには二万六千の繊維縫製業者がひしめき、十万人が働く。毎日平均二十万人が仕入れに訪れ、シーズンは五十万人でゴッタ返す。

964taro:2008/08/15(金) 10:13:11
エクアドル:新憲法、選挙運動が始まる(8月13日)
7月25日、憲法制定議会が承認した新しい憲法案は、8月13日エクアドル最高選挙裁判所(TSE)によって国民投票にかけられることが決定した。憲法案の内容は45日間の宣伝期間をへて9月28日に投票にかけられる。新憲法案が制憲議会で承認されて以来、各界団体が新憲法に賛成か、反対かの意思表明を行ってきた。190の市長と23の知事によって構成するエクアドル自治体協会(AME)は「賛成」を明らかにした。また労働組合、先住民運動体、左翼諸政党が「賛成」の立場である。一方経営者団体が「反対」の立場をとっている。たとえば製造業会議所理事会(CCP)、エクアドル経営者委員会(CEE)などである。グアジャキルのハイメ・ネボ市長、野党が反対のキャンペーンをおこなっている。問題となっているのは、アントニオ・アレギ大司教の新憲法批判である。新憲法は大統領の権限強化が焦点の一つとなっているが、アレギ師がとくに問題にしているのは、人口中絶や同性愛者の結婚が認められることになることである。左翼組織「権力犯罪を許さない」(IJ)は、アレギ師の言動は、エクアドル政府がバチカン市国と結んだ協定内の「聖職者は国政に干渉しない」に違反するものとして、グアジャキル検察に告発した。アレギ師は表現の自由への攻撃と意に介さない姿勢である。野党はコレア大統領ほか政府首脳が「賛成」の選挙キャンペーンを行っていることを権力を利用するものと批判しているが、TSEのホルヘ・アコスタ委員長は、新憲法を提案した大統領が、新憲法に賛成するキャンペーンをおこなうのはどこの国でも普通のことと容認している。

965taro:2008/08/16(土) 06:42:02
グルジアの軍事衝突でロシアを支持―ベネズエラ大統領
 【サンパウロ15日綾村悟】ベネズエラ政府は14日、グルジアとロシアの南オセチア州における軍事衝突に関する声明を発表、同問題が解決へ進んでいることを称賛した上でグルジア問題におけるロシア政府の行動を「国際的な協定を順守している」として支持した。AP通信などが報じた。

 その上で、ベネズエラ政府はグルジアでの軍事衝突が米国政府によって周到に仕組まれたものだと米ブッシュ政権を強く非難した。

 ベネズエラとロシアは近年、軍事、経済などの各分野で協力関係を深めているだけでなく、両国共に米国の一極主義に反対する意向を強く打ち出している。

両国首脳は先月22日、ベネズエラにおける原油や天然ガスなどの資源開発でロシア側が協力を行うことに合意している。

 また、ベネズエラは既にロシアから戦闘機やヘリコプターなど数千億円規模の軍需品を購入、今後は潜水艦や対空ミサイルを購入する可能性も伝えられており、米国や周辺国から地域の軍事バランスに関する懸念も上がっている。

2008/8/15 23:27

966taro:2008/08/16(土) 06:53:24
ペルー=経済発展と歪同居=疎外者暴発で社会不安に

 ペルーの奇跡的経済成長がもたらした問題は、乗用車の神風運転ばかりではない。最も深刻なのは、甚だしい所得格差の拡大である。好況に酔う人の陰には、疎外された群集がいる。
 国は財政豊かだが、底辺の人たちは毎日の食事に事欠く。ペルー国民の五〇%は貧しく、二〇%は極貧。貧しい人々の抗議運動やスト、サボのニュースが無い日はない。ペルーの所得再分配方式が拙劣なのだ。
 ペルーには、銅鉱山が多い。売上金は、再投資と法律で決められている。管理は地方自治体に委ねられ、労働者に最低賃金を払うだけ。技術者や経営管理職の採用は、許されない。
 モケグア市では市民が暴動を起こし、鎮静に向かった警察官六十人を兵舎へ人質に閉じ込めた。銅の売上金を一部、市民へ分配せよという要求だ。
 政府は所得の分配法を検討するが、市民の合意が得られない。

967taro:2008/08/16(土) 06:56:49
ボリビア:モラーレス、自治憲章派知事と対話(8月14日)

8月10日の信任投票の結果を受けて、エボ・モラーレス大統領は自治憲章派の知事に対話を呼びかけていたが、8月13日これが実現した。参加したのはパンド州のフェルナンデス、チュキサカ州のクエジャール、ベニ州のスアレス、タリハ州のコシオの反対派の知事と、与党のポトシ州のビレイラ、オルロ州のアギラール各知事が参加した。ちなみにリコールが成立したと報道されたMASのオルロ州のアギラール知事は最終的に50%を超え、信任されている。リコールが成立したラパスとコチャバンバ州からは参加していない。反大統領派のリーダー、サンタクルス州のコスタス知事は政府に反対して9日間ハンストを行っていたことから、健康上の理由という口実で代理の参加となった。モラーレス大統領は政治的危機を解決し、国の分裂を避けるために3つの提案を行った。一つ目は、昨年12月に制憲議会で承認され、国民投票にかける段階で野党の反対で棚上げ状態になっている新憲法と、「半月」の反対派の4つの州で採択され、政府が違憲として認めていない自治憲章を両立させるため、新憲法内に自治権を規定するというもの。ただし自治は独立、分裂ではない。二つ目は政府が60歳以上の国民に生活補助金を支給するために決めた石油直接税(IDH)−1億6600万ドルー、これが原因で「半月」の知事はハンスト行っている、について合意をめざす。三つ目は、中央選挙裁判所、憲法裁判所、ほか司法機関について、中央と地方で合意のできるものに調整する、である。会談の結果について、タリハ州のコシオ知事は「ほとんど前進はなかった」と記者団にのべた。しかし、休会ののち、ふたたび会合が持たれることが決まっている。(

968taro:2008/08/16(土) 07:04:31
ペルーのボクシング犬、強烈なパンチ力!

 [リマ 14日 ロイター] ペルーに、蝶のように舞い蜂のように刺す、とまではいかないが、ボクシングをする犬がいる。3才半のジャーマン・ショートヘアード・ポインターのチェラは、強烈なパンチ力を持ち、もちろんかみつくこともできる。

 赤いグローブをはめたチェラは、後ろ足で立ちながら、相手のパンチをかわして、前足でジャブを決める。

 トレーナーによると、チェラはペルーでボクシングができる唯一の犬。

969taro:2008/08/16(土) 07:14:35
ブラジル銅メダル4個に
 《総合メダル数では中南米のトップ》

 柔道のチアゴ・カミロ選手の銅メダルにつづき、水泳のセーザル・シエロ選手が一〇〇メートル自由型で三位(一三日)。ブラジルチームはこれで合計四個の銅メダルを獲得した。

 総合メダル獲得数では一三日現在、米国三一、中国三〇、豪州一六、韓国一三、フランス一三、ロシア一二、イタリア一一、日本一〇個。

 金メダルでは中国一八、米国一〇、韓国とドイツがそれぞれ六、豪州と日本が同五個。

 中南米ではブラジル総合四個がキューバの三個を上回るが、キューバは金メダル二個を獲得している。

 ついでコロンビアが金メダル一個(総合一)。アルゼンチンとメキシコは銅を各一個。

 2008年8月15日

970taro:2008/08/17(日) 07:49:16
パラグアイで新大統領就任、南米で新たな左派政権誕生

【8月16日 AFP】南米パラグアイで15日、4月の大統領選挙で歴史的勝利を収めた元カトリック教会司教で中道左派のフェルナンド・ルゴ(Fernando Lugo)氏が新大統領に就任した。

 首都アスンシオン(Asuncion)で行われた就任式での演説で、新大統領は、最重要課題は人口の約20%を占める極貧層への対策だと強調した。

 ルゴ大統領の就任によりパラグアイで60年以上続いた右派政権は幕を閉じた。就任式には、南米各国の大統領も出席。南米では左派政権が相次いで誕生しているが、パラグアイもこれに加わる形となった。(c)AFP

971taro:2008/08/17(日) 08:00:39
新大統領はノータイ・サンダル姿 パラグアイ、清貧貫く

 【サンパウロ=石田博士】保守政権が61年続いたパラグアイで4月の大統領選で当選し、政権交代を実現させた中道左派ルゴ大統領(57)の就任式が15日、首都アスンシオンであった。任期は5年。

 ルゴ氏は就任演説で「汚職にまみれ、専制的なパラグアイときょう決別する。日々少しずつこの国を変えるため働く」と述べた。支持者数千人がエールを送った。カトリックの司教として長く貧困層への布教に努め、清貧を旨とするルゴ氏。ロイター通信などによると、トレードマークとなっているノーネクタイ、サンダル姿をこの日も貫いた。

 就任式にはブラジル、ベネズエラ、ボリビア、アルゼンチンなど周辺国の左派系指導者が顔をそろえた。南米諸国で唯一、外交関係がある台湾の馬英九総統も出席した。

972taro:2008/08/17(日) 08:06:48
フジモリ被告、急性胃腸炎で公判休廷

 1990年代の人権侵害事件をめぐり殺人罪で公判中のペルー元大統領、フジモリ被告(70)が急性胃腸炎と診断され、15日に予定された公判が休廷となった。同事件をめぐる12人の鑑定人の審理は18日に持ち越された。

 同被告は6月、舌部にできた悪性腫瘍(しゅよう)の切除手術を受けている。

 昨年12月に始まった公判はこれまでに80人以上の証人尋問を終え、最終段階に至りつつある。(共同)

973taro:2008/08/17(日) 08:11:14
<パラグアイ>連立内に不協和音

8月17日1時7分配信 毎日新聞

 【メキシコ市・庭田学】南米パラグアイで15日就任したルゴ新大統領は、政権発足前から連立内の不協和音に直面している。保守から左派まで多様な政治勢力を結集した「モザイク連立政権」が、政権の不安定要素になりそうだ。

 AP通信などによると、外相に当初指名された左派系の女性が突然、就任を辞退。ルゴ氏が、政権の重要ポストであるイタイプー水力発電所公社総裁に保守系・真正急進自由党の元上院議員を指名したことに反発したものだった。

 有力政党である真正急進自由党は、ルゴ政権の中核で副大統領も同党から選出した。ところが、閣僚を3ポストしか割り当てられなかったとして、党内からも「なんのために選挙運動をやったのか」などと、ルゴ氏への不満が出ている。

 改めて新外相に指名された左派系の学者ハメド氏は、駐レバノン大使を務めたシリア系住民。米国は、パラグアイのシリア系住民がレバノンのイスラム教シーア派民兵組織ヒズボラに資金援助をしていると主張しており、同氏の重要ポスト起用は物議を醸している。

 官房長官には元左翼過激派の人物が就任するなど、政権の「左傾化」に懸念を示す保守系議員もいる。しかし、ルゴ氏は中南米の伝統的な貫頭衣「ポンチョ」にたとえ、「私は左派でも右派でもない。ポンチョの穴と同じように真ん中だ」と話している。

974taro:2008/08/17(日) 08:13:54
元司祭のフェルナンド・ルゴ大統領が就任−パラグアイ
政治汚職追放を公約

 【サンパウロ15日綾村悟】南米のパラグアイで15日、元カトリック司祭のフェルナンド・ルゴ大統領が就任した。任期は5年。就任式にはブラジルのルラ大統領やベネズエラのチャゴス大統領など南米諸国を中心に多くの首脳が参列した。

 就任に際して、ルゴ大統領は同日午後に議会前で数万人の熱狂的な支持者らを前に演説し、政治汚職の撤廃と南米最貧国の一つでもある同国の貧困問題解決を約束した。

 ルゴ大統領は、カトリック司祭として活動していた際に、貧困地区での宣教活動で“貧者の聖者”と呼ばれていた。

 政治汚職追放と貧困問題解決を公約として掲げて国内に幅広い支持を得ているルゴ大統領だが、議会は野党が過半数を押さえており、今後は野党との折衷など政治力が課題となる。

 また、中道左派かつ“解放神学”の支持者として知られるルゴ大統領だが、ベネズエラのチャベス大統領やボリビアのモラレス大統領のような急進左派的な社会主義化を行うよりも、ブラジルのルラ政権に近い自由経済を取り入れた穏健な政策を採るものと見られている。

 ただし、ルゴ大統領に対しては、パラグアイ国内の土地なし農民団体などから農地解放などに関する強い要求があがってくることも予想されている。

2008/8/16 13:19

975taro:2008/08/17(日) 08:14:37
パラグアイが台湾との外交関係継続で合意
対パラグアイ経済援助を増加へ

 【サンパウロ15日綾村悟】中南米を歴訪中の台湾の馬英九総統は14日、パラグアイの首都アスンシオンで同国のルゴ大統領(現地時間15日に就任)と会談し、外交関係を今後も維持することで合意した。

 現地からの報道によると、馬総統はパラグアイ政府に対して経済援助の増額を提案した。

 15日に就任したばかりのルゴ大統領は、今年4月の同国大統領選挙で当選した後、中国との関係を重視することを言明していた。

 パラグアイは南米有数の大豆生産・輸出国に一つでもあり、南米地域で大量の大豆を買い付けている中国はパラグアイとの経済交流拡大を求めているという。

 台湾は近年、中国による激しい外交攻勢の中で正式な外交関係を保つ国を失っており(現在23カ国)、パラグアイは中南米・カリブ海諸国の中で数少ない台湾と外交関係を継続している国の一つ。

2008/8/16 13:18

976taro:2008/08/17(日) 08:15:52
ペルー:地震から1年、進まぬ復旧(8月15日)

2007年8月15日、リマ南方、中部海岸地方、イカ、ピスコなどは、マグニチュード8の、ペルー史上でも最大規模の地震に襲われた。約500人の死者と300人の行方不明者を出し、8万世帯、30万人が被災した。1年間の時間と4億ドルの資金投下にもかかわらず、その復旧作業は「亀の歩み」と評されている。最も被害を受けたピスコでは70%の家屋が倒壊し、サンクレメンテ教会ではミサに参加していた150人以上が死亡した。ここでも復旧は進んでいない。数千人の人々が、ぎゅうぎゅうづめのテントや崩れかけの家屋に暮らしている。エンリケ・コルネホ住宅・建設・保健担当大臣は「世界中のどこであっても、このような地震で破壊された街を1年で復旧することはできない」と述べた。ピスコでは19の学校が閉鎖されたままであり、そのほかでもプレハブでの授業となっている。重要な6つの病院もいまだ崩壊した状態にある。住民は復旧作業の遅れに怒り、ガルシア大統領がきたら卵をぶつけてやると息巻いている。最大の問題は住居であるが、政府は各家族に家を再建するために2,000ドルを支給すると約束したが、30%にしか支給されていない。まず家屋の所有関係が複雑であるということ、そして2,000ドルでは家を建てられないということに尽きる。8.3%の経済成長率を誇り、米州開発銀行(BID)がラテンアメリカで最も経済状態の良好な国の一つとするペルーにおける社会の矛盾は、出稼ぎ問題などとともに大きくなっている。

977taro:2008/08/17(日) 09:06:22
吸血コウモリに咬まれ38人死亡=ベネズエラ
 【大紀元日本8月15日】ベネズエラの中心地から離れた部落ではこの一年、吸血コウモリの攻撃を受けている。昨年一年間、この部落では38人がコウモリに咬まれた後死亡しており、児童も数人含まれていたという。ある専門家はこれらの吸血コウモリは体内に狂犬病ウイルスを持っており、これが原因でこれらの人々が死亡したと見ている。

 英紙「デイリー・テレグラフ」によると、米国カリフォルニア大学バークレー分校の研究員が2007年6月以来、この部落ではすでに38人が死亡し専門家もコウモリに咬まれた人の死亡原因を確認する方法がなかった。しかし死者の生前の発熱、身体の痛み、両脚の刺すような痛み、身体が徐々に麻痺する、極度に水を怖がる等の症状からコウモリが狂犬病ウイルスを持っていたと推測した。米国疾病予防センターもこれらの患者の臨床症状が狂犬病に酷似していると考えている。

 ある専門家はこれらの吸血コウモリの生息地が付近に住む人間の採鉱活動により破壊されたのではないかと考えている。以前からこれらの吸血コウモリは野生動物、鳥類あるいは家畜の血液を吸い、夜間だけ活動している。ベネズエラ衛生部門の職員が現在調査を行っており、人々に対し蚊帳および医療品を支給し、吸血コウモリを予防する計画も行っているという。

978taro:2008/08/18(月) 08:40:11
コロンビア紛争をめぐる認識の歪み
ギャリー・リーチ
2008年6月
コロンビアで起きているたぐいの紛争では、プロパガンダが重要な役割を果たす。ジャーナリストやアナリストが独自に現地の現実を調べることは難しいため、異なる多くの情報源を用いて結論を下さざるを得ない。けれども、アメリカ合衆国の主流メディアは、ただ二つの情報源に依存しすぎる傾向がある。すなわち、コロンビア政府と米国政府の関係者たちである。必然的に、これらメディアの報道のほとんどが、コロンビア政府と米国政府の見解を反映するものになる。コロンビアでの暴力をめぐるメディア報道を紛争の状況および人権に関する統計と較べることで、コロンビア紛争に関する人々の理解がなぜ、またどのように歪んでいるかを理解することができる。

戦闘の状況

2002年8月に大統領となったアレバロ・ウリベはすぐさまコロンビア軍の強化とコロンビア革命軍(FARC)への攻撃を開始した。このいずれについても彼が成功を納めたことはほぼ確かである。問題は、その成功はどの程度のものなのか、にある。主流メディアのほとんどは、FARCが封じ込められ、伝統的な拠点である農村部でも防戦一方になったこと、この5年間でFARCの幹部は半分近くまで減ったこと、ゲリラが仕掛ける政治的暴力は劇的に減ったこと、そのためコロンビアが以前よりはるかに安全になったことを報じている。FARCは今やご臨終間際であり、紛争はまもなく終わるだろうとするアナリストもいる。

しかしながら、入手できる統計数値を検討すると、この構図は、コロンビアや米国の政府関係者そして主流メディアの報道が示唆するほど明らかではないことがわかる。第一に、都市部では治安が改善され、殺人を含む一般の犯罪は大幅に減少したが、コロンビアにおける政治的暴力のほとんどは、武力紛争が実際に戦われていた農村部で起きてきた。ボゴタに拠点を置き、コロンビアの紛争と政治暴力のモニタリングを行ってきた著名なシンクタンク「研究民衆教育センター」(CINEP)は、最近、1990年から2007年までの武力紛争規模に関するデータを公開した。このデータは、政府軍、ゲリラ、準軍組織が関与する戦闘の頻度を示すもので、2002年から2006年まで、戦闘が着実に減ってきていることを示している。けれども、ワシントンDCの「国際政策センター」に所属するアダム・イサクソンが指摘するように、「減ったとはいえ、1990年代後半の規模に戻っただけだ。この時期がコロンビアの平和と治安の黄金期だったとはとても言えない」 [1]。

さらに、2007年には、コロンビア軍とFARCの紛争は急激に増えた。その結果、昨年の紛争頻度は、データがカバーしている過去18年の中で(2001年と2002年に次ぐ)三番目となった。メディアの報道は、これまでと較べてウリベ政権下での戦闘に見られる大きな特徴は、戦闘の多くが新たに強化されたコロンビア軍が先手をうち、それに対してゲリラは主に自衛のために戦闘に関わっている点にあると示唆している。けれども、CINEPのデータから、これが真実の一部に過ぎないことがわかる。CINEPのデータは、各年ごとに、それぞれの武装アクターが引き起こした戦闘の数を示している。2007年には明らかにコロンビア軍が攻勢であり、713回にわたりゲリラを攻撃している----2002年と2003年を除き、この18年間で最も多い。けれども、FARCもまた653回自ら戦闘を開始しており、やはり攻撃に出ていたことがわかる----過去18年のなかで、5番めに多い攻撃数である [2]。これらの統計から、軍は確かに戦場で以前より攻勢に出ることが多い一方、FARCも敗北したわけではなく、依然としてコロンビア農村部で攻勢にでることができていることが伺える。

979taro:2008/08/18(月) 08:40:31
人権の傾向

CINEPデータでもう一つ興味深いのは、それぞれの武装アクターが国際人道法に違反した事件(民間人の殺害、強制移住、疾走、誘拐、恣意的逮捕など)の記録である。1990年代を通して、人権侵害を群を抜いて多く犯していたのは準軍組織で、1990年から1998年の間に準軍組織と軍、FARCが犯した人権侵害6059件のうち53%が準軍組織によるものだった。同じ時期、FARCが犯した人権侵害は27%、コロンビア軍が犯した人権侵害は20%だった ----ただし、複数の人権団体が、軍と準軍組織は日常的に共謀していたと指摘している。

それに続く4年間は、いずれの武装アクターによる人権侵害もその数を増した。特に準軍組織とFARCの人権侵害は大きく増えた。コロンビアのNGO「自由祖国財団」が報じた統計によると、FARCが犯した人権侵害の増加は、FARCによる誘拐の急増およびアンドレアス・パストラナ大統領政府がゲリラに非武装地帯を手渡した時期に対応している [4]。興味深いことに、2003年、パストラナ政府の和平プロセスが終わり非武装地帯が解除されて以降、FARCによる誘拐の数は大きく減っている。

近年、FARCによる誘拐が減ったのは、主としてウリベ政権の治安政策によるものであるが、誘拐の増加とそれに次ぐ減少の時期を考えると、捕虜を隠しておくための安全地帯をゲリラが失ったことも大きく影響しているのではないかと思われる。CINEPのデータによると、この間、FARCが犯した人権侵害は、2002年に全体の40%----誘拐が減る前----だったものが、2006年には10%にまで減っている。この数字から、FARCが犯してきた人権侵害の主要なものは誘拐だったこと、誘拐が減ったため、FARCによる国際法違反は1990年以来、2006年に最も少なくなっていることがわかる。

ウリベ大統領の第一期(2002年から2006年)には、準軍組織による人権侵害も大幅に減った。これはおそらく、2003年に政府がコロンビア自警軍連合(AUC)との間で開始した解隊プロセスの結果と思われる。2002年から2006年に、準軍組織が犯した人権侵害の数は半分以下に減ったが、この期間に準軍組織は停戦と解隊を行っていたはずであるにもかかわらず、比率でいうと準軍組織が犯した人権侵害は2002年の31%から2006年に29%に減ったに過ぎない。

ウリベ政権は、準軍組織は解隊されたと主張しているが、アナリストの多くは、AUCの解隊は準軍組織の改組に過ぎないと指摘している。たとえば、ボゴタにある「開発平和研究所」(INDEPAZ)は2006年に、コロンビア32州のうち23州で、合計4000人の戦闘員を擁する43の準軍組織が新たに生まれたと述べている [5]。また、米州機構(OAS)は、翌年、コロンビアで合計3000人の兵士からなる20の準軍組織が生まれたと推定している。

ウリベ大統領は、新たに誕生したこれらの民兵組織は犯罪組織であって武力紛争のアクターではないとしているが、ホセ・アルベアル・レストレポ弁護士組合で働くコロンビアの著名な人権弁護士アリリオ・ウリベはその見解に反対し、次のように言う。「43の新たな準軍組織が生まれましたが、コロンビア防衛省は、それらは過去の準軍組織とは無関係だと言います。けれども、実際には、同じなのです。以前の準軍組織はAUCでしたが、新たな準軍組織は新世代AUCと呼ばれています。以前と同様、軍および警察と癒着しています。解隊はイカサマなのです」 [7]。

国際人道法の侵害をめぐって最も目をみはる統計は、コロンビア政府が直接犯した侵害の激増である。2002年にウリベ政権が発足したとき、政府の人権侵害は全体の17%だった。ウリベ政権第一期の最終年にあたる4年後、政府の人権侵害は全体の56%にまで増えた。数としては、2002年に政府組織が犯した人権侵害の、ほぼ2倍になったのである [8]。

結局、2006年には、コロンビア政府がコロンビアにおける人権侵害の56%を犯し、一方準軍組織とFARCはそれぞれ29%と10%を犯したことになる [9]。この数値は、コロンビア政府関係者と米国政府関係者が繰り返し語る「テロリスト」FARCの「残虐さ」という言葉が際限なくメディアに現れることで描き出されるイメージとはかけ離れた実態を示している。

980taro:2008/08/18(月) 08:41:43
メディアによる紛争の報道

民間人が殺害されるたびに、コロンビア政府関係者は直ちにFARCを非難し、米国の主要メディアは自分たちで犯罪を調査することなく、そうした非難をうやうやしく記事にする。実際に、民間人を殺したのがコロンビア軍だったり準軍組織であることを示す証拠が出てきても、これらメディアがそれを報ずることは滅多にないため、結局、犯罪を犯しているのはFARCだという印象はそのままになる。

コロンビア政府が主要メディアの協力を得て進めているこのプロパガンダ戦略により、人々は現場の人権状況に関する現実を知らないままに、コロンビアの紛争を知った気になる。人々は、ゲリラが犯したとされる殺人に関する報道に圧倒される一方、コロンビア軍および軍と同盟する準軍組織が犯している人権侵害についてはほとんど何も知らないままになる。

近年起きた民間人の殺害を見てみると、暴力をめぐる現場の現実とメディアの報道の間にあるギャップが明かになる。ウリベ政権第一期(2002年から2006年)に、ニューヨーク・タイムズ紙はコロンビアにおける民間人殺害に言及した記事を21記事掲載した。そのうち17は、殺害に関与したのがゲリラであると述べており、準軍組織と軍が関与したとされているものはそれぞれ2記事と1記事、残りはベリラと準軍組織がともに侵害を犯したとするものである。ゲリラが犯したとされる殺害を扱った17記事はすべて例外なしに、コロンビア政府職員か軍仕官を唯一の情報源としている [10]。

ニューヨーク・タイムズ紙の記事に従えば、殺害の80%はゲリラが行い。準軍組織は10%、軍は5%ということになる。けれども、昨年コロンビア法律家協会(CCJ)が発表した包括的な調査と較べてみるならば、ニューヨーク・タイムズ紙の報道は、コロンビア農村部で起きている紛争を歪めて伝えていることが伺える。CCJの報告によると、ウリベ大統領第一期の期間にゲリラが犯した民間人の殺害は、タイムズ紙が示唆するような全体の80%ではなく25%である。CCJは、殺害の61%は準軍組織によるもの、14%は軍によるものとしている [11]。

政府情報源に一方的に依存し、その結果紛争の実状を歪めて伝えるのはニューヨーク・タイムズ紙に限らず、米国の主要メディアのほとんどに見られる状況である。コロンビア軍と米国大使館が定期的に組織する公式のメディア遊山旅行は、ボゴタに駐在する外国メディアの特派員が内戦の影響を受ける遠くの農村部を訪れる便利な手段となっている。けれども、この遊山旅行の問題は、記者たちが当局が選んだ特定の場所に行って政府職員から数時間、事前に準備された物語を聞くだけだという点にある。発表される記事が政府の公式見解で埋め尽くされることは避けがたい。

コロンビア政府と米国大使館はと言えば、主流メディアが公式情報源に頼りきりであることを全面的に意識しており、定期的に記者会見を開くとともに、新たな軍事作戦の開始時といった公式のイベントには関係者を派遣する。政府職員はメディアがうやうやしくそうしたイベントを報ずることを知っている。締切りに追われる記者たちに便利なお話を提供するものだからである。

981taro:2008/08/18(月) 08:41:55
コロンビアに駐在する外国メディア特派員は、ある「物語」を自分だけが報じないという事態にならないよう、同じイベントやメディア・パッケージ・ツアーに参加する。その結果、ほとんど同一の記事が、翌日、複数の米国メディアに現れることになる。政府官僚たちは、メディアを政府の政策を好ましく見せるようなパッケージ化された物語に日々漬けておけば、記者たちも忙しくてまっとうな調査ジャーナリズムに乗り出せないことを知っている。

その結果、コロンビア紛争の報道において、米国の主要メディアは、コロンビアを支配する政治社会経済部門の見解をそのまま反映することになる。例えば、誘拐は、左派ゲリラが主な実行犯で被害者は主として政治家や治安部隊兵士、都市部の中上流階級市民であるため広く報道される。誘拐されたコロンビア人たちがコロンビア内戦の犠牲者でありその苦しみは注目されるべきであるのは当然だが、軍や右派準軍組織が強制的に土地から追放する貧しい農民の数と較べると、その規模ははるかに小さい。

2000年、プラン・コロンビアが開始された当時、毎年約3000人のコロンビア人が誘拐されていた。一方、毎年25万人を越す農民が強制的に家を終われていた。それにも関わらず、ほとんどの人が、コロンビアは世界でも最も多く国内避難民を抱える国の一つであることを忘れがちである。2007年、誘拐された人の数は521人に減ったが、強制的に土地と家を追われるコロンビア人の数は増えている [12]。人権・追放コンサルタンシー(CODHES)によると、2007年に強制追放された人は30万5966人で、驚くことにその前年と較べて38%も増えている。

これが現実であるにもかかわらず、メディアは誘拐された人々の苦しみのみに焦点をあてつづけている。ウリベ政権がFARCの捕虜にスポットライトをあて、追放されたコロンビア人----とりわけコロンビア軍の対ゲリラ作戦で家と土地を追われる人々の数が増えている----からメディアの目を逸らすことに成功しているためである。その結果、農村部の貧しいコロンビア人が直面する苦しみはほとんど無視される。

結論

コロンビア政府と米国政府が提供するコロンビア紛争の状況と、たくさんのNGOや人権団体、農村部のコロンビア人が語るコロンビア紛争の実態とには大きなギャップがある。公式情報源への依存症に陥っている主要メディアは、公式見解が支配的なナラティブであることを保証し、それによってコロンビア紛争の現実を歪めている。

主流メディアのコロンビア特派員は、ジャーナリストの責任を、米国がイラク侵略を準備する段階でのニューヨーク・タイムズ紙記者ジュディス・ミラーと同じようにとらえている。ブッシュ政権が主張する大量破壊兵器に懐疑的な専門家の見解をどうして記事に含めないのかと問われたミラーは、次のように答えている。「政府の情報を評価し、自ら独立の情報アナリストになることは私の仕事ではない。私の仕事は、ニューヨーク・タイムズ紙の記者に、イラクの火器に関する政府見解を伝えることにある」。残念ながら、多くの状況で、メディアは、コロンビア紛争におけるより大きな要因のいくつかを調査しないという、同様の態度を示してきた。その結果、コロンビア紛争の実態を歪めて伝えることに貢献してきた。

982taro:2008/08/18(月) 08:43:14
パラグアイ:ルーゴ、大統領に就任する(8月16日)

4月20日の大統領選挙で選出された、左派「変革のための祖国同盟」(APC)のフェルナンド・ルーゴ(57歳)の就任セレモニーがアスンシオンでおこなわれた。議会前のアルマス広場には、子供づれの若者、労働組合員、農民、先住民、宗教者、老人、フォルクローレ・グループなど15,000人が集まった。「ルーゴが大統領、わたしたちは権力をとった」と唱和がわきおこる。セレモニーに参加した外国要人は、アルゼンチンのフェルナンデス、ブラジルのルーラ、ウルグアイのバスケス、チリのバチェレ、エクアドルのコレア、ボリビアのモラーレス、ホンジュラスのセラヤの各大統領。台湾の馬総統、スペインのフェリペ皇太子など。式典でのルーゴはどこから見ても「らしくない」大統領だった。貧しい人々との約束のシンボルとしてサンダルをはき、ノーネクタイ、大統領職の給与は受け取らないと宣言した。「貧しい人々は私よりも必要としている」。この国の最大の問題は貧困の撲滅である。610万人の人口の40%が貧困層である。産業は世界4位の輸出の大豆、そして食肉。支えとなるような工業は存在しない。イグアスに近い、ブラジルと建設した世界最大のイタイプ・ダムによる水力発電、両国の軍政時代に締結した協定では、不当に安価に電力がブラジルに供給されている。この価格改定がイデオロギー的に近い、ルーラ政権とのあいだで合意されることが目指される。さらに大豆を生産する農地は多くがブラジル人によって所有されており、ルーゴの支持基盤である「土地なし農民」との選挙公約と、かれの穏健で段階的な改革を、どのように折り合わすのかが問題となる。ストロエスネル軍事独裁政権(1954−89)の遺産として、世界180カ国のなかで138位の腐敗度とされるパラグアイを、ルーゴは、反腐敗、反貧困、平等、人権擁護を掲げ、船出した。

983taro:2008/08/19(火) 07:18:32
チャベス大統領がパラグアイで原油外交
 【サンパウロ18日綾村悟】原油高騰や資金不足などから燃料不足に悩む南米パラグアイで16日、ベネズエラのチャベス大統領がパラグアイ向けの原油優先供給を確約、両大統領が協定に調印していたことが分かった。AP通信などが報じた。

 パラグアイでは、中道左派で元司祭のルゴ大統領が15日に就任したばかり。チャベス大統領は16日、ルゴ大統領の支持者を集めた首都アスンシオン郊外の集会で支持者らに向けて、貧困地区へのベネズエラ資本参加による企業進出やパラグアイ向け原油の優先輸出を確約した。

 パラグアイは、国内で使用するガソリンやディーゼル燃料などほぼ100%を輸入に頼っているが、最近は国内で必要な量の燃料を確保することが難しくなっていた。

 反米左派のチャベス大統領は、21世紀型の社会主義実現を目指しており、豊富なエネルギー資源を利用して南米各国にその影響力を行使、拡大しようとしている。

 ルゴ大統領は、内外のマスコミから左派のレッテルを貼られることを嫌い、自身の政治スタンスを中道だと説明している。

 しかし、今後の政権運営では、与党内の分裂や元政権党でもあるコロラド党との政治調整などで難航が予想されており、燃料不足による国内支持の悪化は避ける必要があったものとみられる。

2008/8/18 22:56

984taro:2008/08/19(火) 07:19:52
北京オリンピック中南米諸国の結果速報(8/18)

オリンピックも閉会式まであと1週間となり、各種目でメダリストが続々と決まってきて、中南米各国でも陸上や柔道を中心にメダルラッシュだ。

以下が18日夕方までの結果。


●ジャマイカ・・・金 2つ、銀 2つ

金:陸上男子100メートル Usain Bolt(世界新)

金:陸上女子100メートル Shelly-Ann Fraser

銀:陸上女子100メートル Sherone Simpson

銀:陸上女子100メートル Kerron Stewart

(陸上女子100メートルはキューバ勢が表彰台を独占!!)


●キューバ・・・金 1つ、銀 4つ、銅 4つ

金:レスリング・男子グレコローマン Mijain Lopez

銀:柔道女子 48キロ級 Yanet Bermoy

銀:自転車トラック・女子ポイントレース Yoanka Gonzalez

銀:柔道女子 70キロ級 Anaysi Hernandez

銀:柔道女子 78キロ級 Yalennis Castillo

銅:柔道女子 78キロ超級 Idalys Ortiz

銅:柔道男子 66キロ級 Yordanis Arencibia

銅:柔道男子 100キロ超級 Oscar Brayson

銅:射撃・女子ライフル3姿勢 Eglis Yaima Cruz 


●ブラジル・・・金 1つ、銅 5つ

金:競泳50メートル自由形 Cesar Cielo

銅:競泳100メートル自由形 Cesar Cielo

銅:柔道女子 57キロ級 Ketleyn Quadros

銅:柔道男子 73キロ級 Leandro Guilheiro

銅:柔道男子 81キロ級 Tiago Camilo

銅:セーリング女子470級 Fernanda Oliveira、Isabel Swanペア


●コロンビア・・・銀 1つ、銅 1つ

銀:ウェイトリフティング男子 62キロ級 Diego Salazar  

銅:レスリング・フリースタイル女子55キロ級 Jackeline Renteria


●エクアドル・・・銀 1つ

銀:男子20km競歩 Jefferson Perez


●アルゼンチン・・・銅 1つ 

銅:柔道女子 48キロ級 Paula Belen Pareto


●メキシコ・・・銅 1つ

銅:飛び込み・女子シンクロ高飛び込み Paola Espinosa、Tatiana Ortizペア


女子サッカーは、ブラジルがドイツに4−1で圧勝し、2大会連続の決勝進出を果たした。立ち上がりに先制点を許したブラジルは前半43分に追い付き、後半4分にクリスチアネ、8分にマルタが決めて2点を勝ち越し。さらにクリスチアネが加点した。

ブラジルは現在試合中の日本と米国の勝者と決勝で対戦する。ちなみに現在日本は4-1で米国に押されている…。

また、サッカー男子は明日の19日、準決勝が行われる。注目は連覇を狙うアルゼンチンと初の金メダルを目指すブラジルの対決だ。両チームのカギを握るのが、昨季までバルセロナ(スペイン)で同僚だったアルゼンチンのメッシとブラジルのロナウジーニョになりそうだ。

985taro:2008/08/19(火) 07:39:34
コロンビアの健康イベント、目玉の飛び出る男性も参加

 [アンティオキア(コロンビア) 18日 ロイター] コロンビア北西部のアンティオキアで18日、健康を奨励する国際的なイベントが行われた。
 毎年恒例の同イベントはことしで28回目。約2000人が参加した今回のイベントで、ディエゴ・ラミレスさんは両方の目玉を飛び出させるパフォーマンスを披露していた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080818-00000174-reu-int

986taro:2008/08/20(水) 07:51:59
ベネズエラ大統領、セメント大手セメックスを国有化へ
【8月19日 AFP】ベネズエラのウゴ・チャベス(Hugo Chavez)大統領は18日、メキシコのセメント大手セメックス(Cemex)の現地法人を国有化すると発表した。

 ベネズエラ政府は、セメックス株式60%の取得を目指し、同社と交渉を続けていたが、交渉期限の19日午前零時を前に、ラモン・カリサレス(Ramon Carrizales)副大統領は、「セメックスとの合意は不可能となった」と発表。「次に政府がとるべき措置として、セメックス所有地を接収する」と記者団に語った。

 また、チャベス大統領は、統一社会党(PSUV)の会合で「交渉期限が切れる午前零時に、ベネズエラ政府がセメックスの工場用地を受け継ぎ、セメックス所有地は国有化される」と発表した。

 合わせて同大統領は、セメックスや、先に行った石油・通信事業の国有化は「社会主義国家に向けたステップだ」と語った。

 ベネズエラ国内のセメント生産は、セメックスが半数以上を占め、残りもフランスのラファージュ(Lafarge)、スイスのホルシム(Holcim)と外国企業がほぼ独占している。

 カリサレス副大統領によれば、ラファージュ、ホルシムとも「友好的な」株式取得交渉を行った結果、ベネズエラ政府はそれぞれ89%、85%の株式を取得したが、セメックスは交渉で「実際の価値をはるかに超える価格を要求した」という。

 セメックス国有化への布石として、チャベス大統領は4月、国内のセメント産業を全て国有化すると発言。6月には株式委譲の交渉期限を60日間とする法令を布告している。(c)AFP

987taro:2008/08/20(水) 07:58:51
ベネズエラとパラグアイ:必要なすべての石油を供給する(8月17日)

アスンシオンの北350キロにあるサンペドロの街は人口29,000人、パラグアイでも最も貧しい地方と言われ、フェルナンデス・ルーゴが大統領になるまえ、10年以上にわたって司教を務めていた。8月16日大統領就任式の翌日早く、ルーゴはこの街を、ベネズエラのチャベス大統領とともに訪れた。音楽などのフェスティバルのなか、ルーゴは民衆の前で演説した。「10年前、ここに来て、司教とはどういうものか教えてくださいと言った。いまあなたがたに言う。大統領とはどういうものか教えてくださいと、しかしすべてのパラグアイ人の大統領とは」。チャベス大統領とのあいだでいくつもの協定を締結した。農業、エネルギー、技術、商業、教育・医療プログラムなど。「パラグアイが今世紀中に必要とする石油をベネズエラは持っている。それはパラグアイの成長、人民、工業、農業を保障するものである」、チャベスは述べた。1日あたり18,600バレルの石油を、25,000バレルに増加する協定を締結した。はかにもパラグアイ産の農産品を低い関税でベネズエラに輸出することも合意した。チャベスはシモン・ボリーバルの剣のレプリカをルーゴに贈り、ルーゴはこれを腐敗と闘うシンボルにすると応えた。

988taro:2008/08/20(水) 08:04:58
9月総会で減産提案も OPECにベネズエラ
2008.8.20 01:00

 【リオデジャネイロ=共同】南米の産油国ベネズエラのラミレス・エネルギー・石油相は19日、原油相場がさらに下落し続ければ、9月に開かれる石油輸出国機構(OPEC)総会で減産を提案する意向を示した。ロイター通信に語った。

 ニューヨーク市場の原油先物相場は、7月11日に1バレル=147・27ドルの最高値をつけたが、最近は120ドルを大きく割り込む水準で取引されている。

989taro:2008/08/20(水) 08:10:27
伯経済ミッション、ベネズエラ訪問
 《進む国有化、次は外資セメント3社》

 チャーベス・ベネズエラ大統領とブラジル経済ミッション一行は一三日、約二時間にわたりカラカスのミラフローレス宮で会合した。

 これに先立ち、両国の企業人八〇人(各四〇)の会議が今週はじめからカラカスで開催された。同国駐在のアントニオ・シモンエス・ブラジル大使によると、農業及び食糧生産に関するプロジエクトが話し合われた。テーマのひとつが大豆で、八月二五日にブラジルにおいてベネズエラの委員団がブラジル側とベネズエラにおける大豆栽培計画を煮詰める。チャーベス大統領は、ブラジルの大豆生産者と技術(企業含め)の導入に強い関心を示した。

 カンポ・グループのエミリアノ・ボテリョ代表はカラカスで、「弊社はベネズエラにおいて向こう五年間に五〇万haの大豆を栽培する計画を進めている」と語った。

 きたる九月一一日ブラジルで、チャーベス、ルーラ両大統領間の農業関係二国間経済協力協定が調印される予定(エスタード紙)。

 さらにチャーベス大統領は一七日、外資系セメント工業の国有化実施に関して触れた。対象はセメックス(墨)、ラフエルジ(仏)、ホルシン(スウェーデン)。

 さる六月一九日に大統領令をもって国有化を公式発表し、各社株主は政府経営化におかれるセメント会社における資本参加率を盛り込んだ書類に向こう六〇日以内に署名するよう定めた。その期限が切れる。ついで株式の六〇%を政府に譲渡することとする。

 チャーベス大統領は当時、国有化にあたり最後の一セントまで代価を支払うとのべたが、一七日の意見発表では金額に触れていない。

 ベネズエラのセメント生産量は年間一〇〇〇万トン強で、国内の住宅建設政策上の国有化。これまでの生産の六割はセメックスが、残りは他の二社が占めている。

 なお、ベネズエラ政府の国有化はオリノコの原油、シドル製鉄、外資系銀行、そしてセメントと続くが、同国のエコアナリチカによると、政府は国有化に合計一一六億ドルを要する。問題は政府の決済能力の有無ではなく、国家の経済界介入度の高まり。このため民間企業の投資は引き続き低下している。

 2008年8月19日

990taro:2008/08/21(木) 07:48:17
ベネズエラ、原油価格続落なら減産提案へ
【8月20日 AFP】ベネズエラのラファエル・ラミレス(Rafael Ramirez)エネルギー・石油相は19日、原油価格の下落が続くならば来月開かれる石油輸出機構(OPEC)の会合で原油減産を提言する意向を示した。

 同相によると「20ドル以上の急激な価格下落は明らかに投機によるものだ」と述べ、コストが上昇しているため原油価格は「100ドル前後に維持されるべきだ」との見解を示した。

 原油価格は前月に史上最高値となる147ドル台を記録した後、一時112ドル台まで下落した。

 同相の発言を受けて19日の原油相場は反発。ニューヨーク・マーカンタイル取引所(New York Mercantile Exchange、NYMEX)では、標準油種の軽質スイート原油(9月渡し)が1.66ドル高の1バレル=114.53ドルで引けた。ロンドン(London)では、北海ブレント(Brent North Sea)原油(10月渡し)が前日比1.31ドル高の113.25ドルで取引を終えた。(c)AFP

991taro:2008/08/21(木) 07:49:18
自殺図り頭部に銃弾5発、でも意識保つ アルゼンチン

【8月20日 AFP】アルゼンチンで、頭部に5発、胸部に1発銃弾を撃ち込み自殺を図った男性(84)が、そのけがにもかかわらず病院に運ばれるまで意識を保ち続ける事件があった。地元警察が19日明らかにした。

 警官が国営通信TELAMに語ったところによると、男性は話すことこそできなかったものの、身ぶり手ぶりで意思疎通できたという。

 男性は自宅でひじ掛けいすに座り、22口径の拳銃で自殺を図ったところを、おいが見つけて警察に通報した。

 男性は病院に搬送された直後に意識不明に陥り、危篤状態にあるという。(c)AFP

992taro:2008/08/21(木) 07:51:00
ボリビアで大統領に抗議する大規模スト

【8月20日 AFP】(一部修正)南米ボリビアの東部5県で19日、エボ・モラレス(Evo Morales)大統領に抗議する大規模なストライキが決行された。

 ストは、南米最貧国のボリビアで領土の半分を占める、比較的豊かなサンタクルス(Santa Cruz)、ベニ(Beni)、パンド(Pando)、タリハ(Tarija)、チュキサカ(Chuquisaca)の東部5県で行われた。国有化された同地方の非常に重要な天然ガス田からの収益をめぐり、権益を獲得しようとする反大統領派の県知事らが支援。

 24時間の時限ストはおおむね平和的に行われ、散発的な衝突のみが報告されている。(c)AFP

993taro:2008/08/21(木) 07:53:07
ガラパゴス諸島に害虫侵入、植物への被害の恐れ

【8月20日 AFP】国連教育科学文化機関(ユネスコ、UNESCO)の世界遺産にも登録されている南米エクアドルのガラパゴス諸島(Galapagos Islands)で、害虫チチュウカイミバエ(Ceratitis capitata Wiedemann)が確認され、植物に対する被害の恐れが高まっている。農業保健局(SESA)が19日発表した。

 チチュウカイミバエは最も侵略的な害虫の1つで、幅広い種類の果物に大きな被害をもたらす。同局は、サンクリストバル(San Cristobal)、サンタクルス(Santa Cruz)両島でこのハエが確認されたとし、「原生植物および農作物が高い危険にさらされている」と述べた。 

 侵入拡大を防ぐため、同局は植物の島間移動を制限し、空港および港湾施設での管理を強化するなどの措置を導入する。

 エクアドル沿岸の西1000キロに位置するガラパゴス諸島は、13の島と17の小島からなる。ユネスコは2007年、観光や外来種の侵入により環境が危機にあるとして「危機遺産」リストに指定した。(c)AFP

994taro:2008/08/21(木) 07:53:50
チリ政府、観光の目玉に「UFOの道」をプロモート

【8月21日 AFP】地球外生命からのコンタクトがあるとのうわさが高いアンデス(Andes)山脈奥地の町に、チリ政府が観光の目玉として大きな期待をかけている。

 チリの首都サンティアゴ(Santiago)から南に240キロメートル離れたアンデス山脈の山間にある町サンクレメンテ(San Clemente)に、同国で初めての「UFOトレイル(UFOの道)」が開通された。全長30キロメートルの道のりの終点はUFOが着陸すると思われている場所で、「UFO監視台」も設置されている。

 UFOトレイルを全面的にプロモートしているチリ観光庁(Sernatur)のOscar Santelices長官は「UFOトレイルの創設を支援する理由は、観光客にとってホット・スポットになると専門家たちのお墨付きだからだ」と語る。
 
 しかし、第一種から第三種の接近遭遇、そして起こってはならないことだが第四種接近遭遇(異性人による誘拐)を期待して海外から押し寄せた観光客が、終点でもしもUFOに遭えなくても最低限、のどを潤すバケツ満杯の水は用意されているという。観光チラシには「サンクレメンテに来れば必ずUFOを見られるとは保証できない」と断り書きがされている。

 UFO好きや宇宙のミステリーに興味を持つ人々の中には、地球外生命との関連がしばしば論じられ、上空から見下ろさないと全体像が分からない「ナスカの地上絵(Nazca Lines)」で知られる隣国ペルーを訪れる人々が多いが、サンクレメンテは昔からUFO通にとって隠れた「聖地」だった。UFO研究家らによると、サンクレメンテでは1990年代半ば以降、数百件のUFO目撃情報が報告されているという。

 チリのUFO研究家グループAIONの代表は、1995年1月から1996年半ばまでの間、1週間に1度の目撃があったと説明する。最後の目撃情報は今年2月の第3週目だったという。「約400メートル離れたところでオレンジ色の物体が揺動運動をしていた」との報告だ。

 サンクレメンテにおけるUFO目撃に関して特に注目されているのが、町から60キロメートル離れた標高2300メートルの火山地帯にあるEl Enladrilladoと呼ばれる平地だ。ここは「UFOトレイル」最大の目玉。険しい山道を数時間、徒歩でしかたどり着けない。

 この場所を地元の人たちは「UFOの離着陸場」だと信じている。AIONの代表によると、この場所では「周囲の水辺や森林に消えていく光る球体が目撃されており、人間の行為としては説明できない」。

 チリ観光庁によると、「UFOトレイル」にはさまざまな目撃情報を記した看板のほか、お腹が空いたり疲れた「地球人」のためにレストランやキャンプ場、ホステルや山小屋などの宿泊施設も完備されている。(c)AFP

995taro:2008/08/21(木) 08:00:07
ルゴ大統領の支持率が9割を超える―パラグアイ
 【サンパウロ20日綾村悟】パラグアイの最大紙「ABCコロル」が19日までに発表した最新の世論調査によると、今月15日に就任したフェルナンド・ルゴ大統領の支持率が9割を超えていることがあきらかになった。

 同調査は、「ABCコロル」紙が7月14日から22日にかけてパラグアイ国内の成人1000人を対象に行ったもの。「ルゴ新大統領の印象はどうか」との問いに93%の調査対象者が「大変良い」「良い」と答えており、就任前の支持率調査ながら、新政権が幅広い層から期待を寄せられていることが分かる調査結果となっている。

 ルゴ大統領は、元司祭という背景もさることながら、半世紀以上続いたパラグアイのコロラド党による政権支配を終わらせたことで南米内外からの注目を集めている。

 政治公約として政治汚職の追放や貧困問題の改善を上げているが、世論の支持を背景に今後、議会多数派のコロラド党や連立与党との政治調整にどれだけの手腕を発揮できるかが課題だ。

2008/8/20 22:24

996taro:2008/08/21(木) 08:01:02
最多の死者を出した火事の裁判が始まる―アルゼンチン
 【サンパウロ20日綾村悟】アルゼンチンの首都ブエノスアイレス高裁で19日、2004年に194人の死者を出した“ディスコ火災”の裁判が始まった。

 同事件は4年前にブエノスアイレス内のディスコで発生、ロックグループの演奏中に観客が火を付けた花火が天井に燃え移り、194人の死者と1000人以上の負傷者を出したもの。1500人収容の会場に4000人以上の観客を詰め込んでいたことや、主催者が非常出口を封鎖していたことなどから被害者が拡大した。

 事件は、その被害者数の多さや火災対策の不備などから社会問題にまで発展、当事の市長が辞任、市当局の防災関係者が責任を問われる事態にまで発展した。

 裁判で有罪になれば、ディスコのオーナーとロックグループのメンバーが最大で20年の実刑判決を受けることになる。

2008/8/20 22:48

997taro:2008/08/21(木) 08:06:07
ニッケイ新聞 2008年8月9日付け

サンチアゴの伯国大使館に手製爆弾

 六日未明、チリのサンチアゴにある伯国大使館に手製爆弾が投げ込まれた。防犯カメラには覆面を被った人物一人が写っていたが、犯行声明もなく、単独行動と見られている。現在チリ警察が犯人や事件の背景を捜査中だが、在チリ大使は「両国関係を脅かす事件ではない」と発言。窓ガラスが割れ、壁の一部と扉一枚に損傷を受けた程度の被害で済んだという。

998taro:2008/08/21(木) 08:08:50
ペルー:アマゾン地方に非常事態宣言(8月18日)

ペルー政府はアマゾン地方の数州にたいして非常事態を宣言した。この地方においては先週から先住民運動体が1000人規模で顔を塗り、槍などで武装し、幹線道路をクルマを放置して封鎖し、警官隊と衝突していた。また先住民は、第6オレオデュクト・ノルペルアノ石油プラントに侵入した。非常事態宣言はアラン・ガルシア大統領、ホルヘ・デル・カスティージョ首相、それに国防相、法務相の署名した最高法令で30日間のあいだ、集会・移動の自由が制限される。非常事態が宣言された州、地方はバグア、ウトゥクバンバ、ダテム、ロレト、エチャラテ、ラコンベンシオン、クスコなど。法令は暴力的な事態を生じている地方の治安の確保と、石油・天然ガスの採掘プラントへの侵入を防ぎ、海岸地方への供給を保障するために施行された。ガルシア政権はアマゾン地方の開発に関する法令38号を決定しているが、これには60以上の先住民運動体が反対している。ペルー密林発展全民族連合(AIDESEP)は、1300の先住民の共同体を代表しているが、この法律がアマゾンの森林と川岸を先住民からとりあげ、多国籍企業に売り渡すものであるとしている。国連の先住民の権利、自治に関する宣言に反し、先住民の未来を危うくするものであると批判している。政府はアントニオ・ブラック環境相を先住民との対話担当に指定し、先住民側のカスティージョ首相との対話要求を拒絶した。

999taro:2008/08/21(木) 08:18:29
ルゴ新パ大統領就任
 《野党側前閣僚が殆ど欠席 貧困、汚職対策に全力傾注》

 フェルナンド・ルゴ新パラグアイ大統領就任式は一五日に行われた。六一年間にわたったコロラド党の覇権が終わり、これに代わる左翼政権の登場。新大統領は貧困対策と汚職撲滅の必要性を強調した。前政権の閣僚は殆ど欠席したが、ニカノル・ドウアルテ前大統領は出席。

 《先住民の子孫を大臣に登用》

 ルゴ新大統領は一八日、新政府の閣僚任命、公立病院への医薬品、貧困者層、及び先住民族への食糧購入に関する大統領令を発した。

 先週、サンペドロ及びコンセプシオン両州を竜巻が襲い、住民約二〇〇〇人が住宅、収穫物、家畜等に大被害。政府は早速、一〇台のトラックを仕立て衣類や食料品を配布した。

 ジオニジオ・ボルダ新経済相は市場を充実させ、経済成長、雇用増による所得配分、社会的に責任をもつ国家をめざす、とのべた。

 エスペランサ・マルチネス厚相は医薬品購入を発表するにあたり、ドウアルテ前政府が財政的に余裕がありながら手をこまねいていた、と批判。

 マルガリタ・ムギワンギ女史は先住民担当相に就任した。新大臣は先住民族の子孫。四歳のとき白人に誘拐され、農園主へ奴隷に売られ、苦難の生活を生きた人。「農園主に売られたが、そのおかげで通学できアチエー、グアラニー、スペイン語を学んだ。うらみはない」と述懐した。

 アルフレド・ストロエスネル政府末期(政権は一九四五〜一九八九年)頃まで、パラグアイではクリアダソ制度が一般的に通用していた。貧しい母親は子供を豊かな農園主に引き取ってもらう。子供は農園主に奉仕し、農園主は子供に教育を施す。パラグアイでは現在でも時折クリアダソが行われているとの通報が当局に寄せられる。

 《イタイプー水力発電所》 

 NGOのトランスパレンシア・インテルナシオナルから世界で五番目の汚職大国にランクされたパラグアイ。近年は年間経済成長六%と言われるが、経済規模はブラジルの百分の一。南米で最も貧しい国のひとつである。

 ルゴ大統領は選挙運動において、イタイプ・バイナシオナル水力発電所の条約見直しをブラジルに求めるとしていた。

 パラナー河に建設された同発電所の電力は余剰分をブラジルへ売却している。その電力価格がメガワットあたり三ドル以下なので引き上げをブラジルに求める。ブラジル側は四五ドルを支払っているがただし、そこから水力発電所建設工費分を差し引く計算になっていると説明。

 イタイプ電力のカルロス・バウメリ・パラグアイ代表取締役はブラジル側のジョルジ・サメッキ取締役と交渉していたが一八日、両国の当該機関がその経理内容を公開するとのべた。いままでパラグアイ側の帳簿検閲はなかった。

 バウメリ代表は、ブラジルに対する電力価格引き上げ要求について、交渉は容易ではない、との予想である。

 2008年8月20日

1000taro:2008/08/22(金) 08:46:08
「おもちゃの銃」交換キャンペーン、ベネズエラで犯罪削減の試み
 [カラカス 20日 ロイター] ベネズエラの首都カラカスにあるぺタレ区で20日、おもちゃの銃を偽の武器以外のおもちゃに交換するイベントが行われ、大勢の子どもが参加した。
 同地域での暴力事件の削減を目的とした政府プロジェクトの一環で、会場では実際にさまざまな犯罪に使われたおもちゃの銃が展示され、子どもたちが警察官の説明に耳を傾けた。
 子どもたちは、電車などのおもちゃの中から、持参した銃のおもちゃと引き換えにもらうものを熱心に選んでいた。




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