中国姉妹都市特別同盟・画像版

17：ハンドルネームでお願いしますw：2008/10/24(金) 17:54:57 ID:3e6SiFM.0: 　中国の国家発展改革委員会によれば、今年1―6月だけでも東南沿海部の輸出産業を中心に6万7000社が経営破綻し、2000万人以上の雇用が失われたという。前述のとおり、中国全体としては、堅調さを保っているものの、地域別に中身を詳しく見れば、実際に好調なのは、進出企業に恵まれた天津のような巨大都市圏のほか、豊富な天然資源を持つ吉林省や遼寧省などの北部経済圏であり、廉価品の輸出産業主導でこれまで中国の経済成長を牽引してきた中南部経済圏は急減速していることが分かる。

　特に広東省の状況は日増しに厳しさを増しており、地元紙によれば、衣料品や日用雑貨、玩具、電子製品などの一大生産拠点となっている同省東莞市では、赤字経営の企業は全体の37％にまで膨れ上がっているという。中南部の工場では、億単位の農村部からの出稼ぎ労働者たちが働いており、失業が増えれば即、社会不安につながりかねない。実際、ここ数ヶ月、広東省では工場閉鎖が相次ぎ、未払い給与の支払いを求める抗議デモが頻発、その様子は中国のテレビでも繰り返し映し出された。

　欧米経済の不況突入が不可避となる中、中国経済までもが大きく崩れれば、“世界恐慌”の四文字も現実味を増す――。中国・ダボス会議は、そうした懸念が金融危機で高まっていた、まさしくそのタイミングで開かれたのである。
沿海部ではさらに
数千万人の雇用喪失も

　前出の米系金融機関幹部の言葉を借りれば、「（中国・ダボス会議）は、世界のビジネスエリートが中国経済の先行きの厳しさを改めて認識する場となった」。

　9月26日から29日の会期中には、公式、非公式の別を問わず、複数のセッションにおいて、中国経済に関し、悲観一色とはいわずとも、慎重な見方が繰り返された。

http://diamond.jp/series/davos/10003/?page=2

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