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栃木県のカメムシについて6

566Aelia ◆mYl7EDbJMI:2010/03/04(木) 15:28:20
ハイイロヒラタカメムシと合わせて寒冷地系と思われる2種が
平野部と接した高館山にもいることは興味深い。
西明寺の照葉樹林には、北限と考えられる暖地系の昆虫がいくつか知られるが
ヒラタカメムシはより温暖な環境で繁栄するために、栃木県では北限分布を示すものはない。
Arbanatus sp.が暖地性分布を示すが里山にも多く、気温分布の選択度は幅広い。
関東地方全体を見ても、他のカメムシのように関東南部を北限とする
ヒラタカメムシは知られておらず、八丈島あたりになってようやく
Calisiusやヒメヒラタカメムシの一種、静岡にコバネオオヒラタカメムシがみられる程度となる。
関西まで来ると一気に北限分布種が増える。
その代わり寒冷な本県には、大陸性のAradus属が豊富であり
とくに日光市の山地には栃木県産全種がみられるが
高館山には4種が知られ、うち二種はアカマツと強く結び付く。
アカマツの多い土地ではセットで見られ、これは南西部とも共通している。
ノコギリヒラタカメムシは平野部から山地にかけて広く分布する。




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