したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

子宮がんの治療 予防 子宮がん 掲示板

27パラレルケア 掲示板:2011/11/07(月) 02:16:11
聖路加国際病院 がんの苦痛を和らげるパラレルケアの先駆け
ttp://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110801/dms1108010911004-n1.htm
(2011.08.01 連載:ニッポン病院の実力)
 国内では、2人に1人はがんと診断され、年間34万人以上が亡くなっている。医療技術が進歩しても、全てのがんを治すことはできていない。また、進行したがんでは、病気による痛みに加えて治療の副作用も伴い、患者のQOL(生活の質)は低下する。そんな苦痛を和らげ、自分の思い描く人生をサポートしてくれるのが緩和ケアだ。

 一般的には、病気に対する治療手段がなくなったときの終末医療がイメージされやすい。しかし、最近では、がんと告知された早期の段階から並行して行う「パラレルケア」が世界的に注目されている。がんの痛みを和らげるだけでなく、抑うつ気分などを抑制し、予後もよくなったとの報告がある。そんなパラレルケアを全国に先駆けて実施しているのが、聖路加国際病院緩和ケア科だ。専用病棟だけでなく緩和ケア外来を設置し、医師7人、専門看護師23人のほか、ソーシャルワーカー、チャプレン(牧師)、カウンセラーなどで行うチームケアが強み。院内のみならず他院からの患者も受け入れている。

 「患者さんやご家族は、さまざまな苦痛や悩みを抱えています。必ずしも普通の治療だけでは取り除けない苦痛もあります。それを早い段階からケアすることは、とても重要です」とは、同科の林章敏医長(47)。緩和ケア一筋の専門医であり、国内のパラレルケアの提唱者でもある。

 病気を告知されたときに「なぜ自分だけが」と愕然とするケースがある。そして、「自分の人生は何だったのか」と心が引き裂かれるような苦痛を感じる人も…。そんな痛みをスピリチュアルペインという。パラレルケアでは、肉体的、精神的、社会的な苦痛に加え、スピリチュアルペインに関するケアも行っている。

 「痛みを覚えなくても済むように、患者さんに関わっていくことを心掛けています」

 こう話す林医長の支えは、諦めていたことが実現したときに喜ぶ患者の姿だ。家族旅行ができた、仕事ができたなど、願いが叶ったときに「ありがとう」と言われる。その都度、林医長はパラレルケアの普及の必要性を感じてきた。そのために、緩和ケアの技術向上に努め、人材育成にも力を注ぐ。しかし、まだ全国的には、パラレルケアの認知度は低い。

 「地域のコンサルテーションを広げたい。そのためには、緩和ケアの客観的な指標も必要だと感じています。どのように患者さんが改善されたか、あるいは、ケア内容の質についても示せるような方法を模索中です」(林医長)

 緩和ケアは多岐にわたるが、それらを客観的に示すことができれば、医療機関も導入しやすくなる。「10年後にはもっと普及していれば」と林医長。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板