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藍物語(投稿・感想・雑談専用=隔離)スレ

584『追憶(下)』 ◆iF1EyBLnoU:2015/03/30(月) 20:12:42 ID:xJgVi.I20
 「だから罠を掛ける。敢えて意識のコントロールを外す時間を作り、
アイツからの干渉を待って反撃する。」
「怪しまれませんか?第一、最大の干渉に僕の意識が耐えられるかどうか。」
「コントロールを外す時間をランダムにすれば怪しまれないし、
今度は私が付いてる。君の意識に私の意識を繋げておいて、
干渉があった瞬間に全力で反撃する。一気に決着を付けるわ。」
「干渉があるまでは、待っていなければいけないのでしょう?」
「当然、そうなるわね。」
「じゃ、私の意識も繋げてお手伝いします。
そういうのは得意だし、2人より3人の方が、お互いの負担は小さくなりますよね。」
Lの真剣な表情、でもその人は微妙な顔になった。
「あの、SさんとLさんの意識を僕の意識に繋げたとしたら、
干渉を受けた時の、え〜とその、幻視は2人にも見えるんですか?」
そう言うこと、ね。その人の幻視の内容によっては、Lに刺激が強過ぎるかも。
「見えるけど、君が見ているものと全く同じかどうかは。」
「全く同じように見えた方が好都合ですよね。その方が反応し易いし。」
無邪気な微笑。 もしも...いいえ、きっと大丈夫。 愛しているから、受け容れられる。
第一、その人が幻視を見るまでもなく結着が付く。何の問題もない。
「分かりました。宜しくお願いします。」 うん、良い返事。 それは4時開始と決まった。


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