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やさしく学ぶ呉王朝の歴史
21
:
白牡丹
◆Enju.swKJU
:2012/02/04(土) 15:55:44
ところが、この安定は地方の異変によって崩壊する。
隴右節度使【楊昂譚、字は子寧】、隴西の人。突厥や鮮卑などの血を引き、低い身分から武功によって地位を手に入れた。
すでに任地で支配権を半ば確立していた彼であったが、賊を使って州刺史を除き、
突厥族とも結んで、この地を完全に掌握していた。
【楊昂譚】のもたらした偽情報と、その上洛によって京師広陵は俄かに騒然とした。
しかも、事もあろうにそのような状況下で、皇帝白牡丹が病に倒れたのである。
伏せる直前、【白牡丹】は太液池に手負いの白虎が現れ、手を触れようとした瞬間に掻き消えたのを見た。
春の花神【花姑】が白牡丹に危険を知らせたとも、【白如月】派の臣僚が皇帝を亡き者にせんと謀ったともいわれる。
流行病、熱病による皇帝のあらゆる能力の損失、死、やがて来る後継者を巡る動乱――。
百官の頭に不吉な言葉が過ぎった。
皇帝の平癒を願い、吏僚、皇族、後宮全ての宮中に携わる京師の人間は宗廟の英霊に祈りを捧げた。
尚薬局の治療と人々の祈りが通じたのか、やがて皇帝は平癒することとなる。
だが、このことが、呉の分裂を早めることになる。
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