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摘水軒所蔵「絵で見る江戸の博物誌」
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:
Studio KODAI
:2010/11/25(木) 12:32:22
先日、東静岡の駅前に展示中の実寸大Gさまを見物に行ったついでに、静岡駅のすぐ近くにある「駿府博物館」へ行って参りました。
館名からして和風なせいか、地元では人気がないのかどうか、天気の良い祭日の午後だというのに、人があまり入っていなかった。しかし、おかげでゆっくり見学できました。
江戸時代初期から、江戸時代末期にかけて、さまざまな絵師の描いた動物の絵の展覧会です。虎あり鯨あり。金魚も鯉もあり。燕に鷹、すずめに隼、ふくろうに鶏。変わったところでは烏骨鶏の絵があったりして。
見比べて面白かったのは、装飾画にはありきたりな題材ですが、孔雀です。誰が描いても孔雀は孔雀なんですが、それにしても、絵師によって随分いろんな描き方があるものだと感心しました。
また、面白かったのは「洋犬」です。江戸時代には秋田犬や柴犬はいても、ビーグル犬みたいな西洋の犬種は珍しかったのでしょう。その絵に描かれているのは、たしかに犬なんだけど、何か歪んだ変な姿。見慣れないものを描くと、そんな風にしか描けないものなんでしょうね…でも「犬だよ、あの種類の犬だよ」と分かる程度には詳しく描かれていました。
感動したといえば、北斎の絵がありました。江戸時代の絵師と一言に言っても確かに巧拙いろいろいるのですが、北斎は、やはり迫力が違うと思いました。絵が飛び出る感じ? その絵の前では、思わず「おっ」と唸って一歩下がって見てしまいます。豪快な筆致が、見るものを驚かすというより、気迫で胸をドンと突かれるような感じがするのです。北斎…肉筆画では、あきらかに他者より二三歩抜きん出た存在でした。
会期は残りわずかですが、もしも静岡方面へ行く御用のある方は是非ご覧あれ。けっこう面白かったですよ。
さて、上記の博物館とは別の場所ですが、静岡駅前の「静岡市美術館」では、2010年12月11日から2011年1月30日まで、「家康と慶喜〜徳川家と静岡展」が開催されます。こちらも、歴史部的には面白そうですね!
余談ですが、静岡駅といえば、駅ビルの甘味喫茶で食した安倍川餅も大変美味でした。ありがとう静岡県。
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