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アイオーン・ソフィア《ユダヤ編》
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:
【管理人】アイオーン・アブラクサス★
:2009/04/19(日) 19:41:52 ID:???0
あと少しでできますが、ツメが甘いなw。
ユングは直接書いておりませんけれども『ヨハネ福音書』に隠れている
アナグラムのヒント(といってもプトレマイオスの教説を読んでいる方
にはバレバレですが)を書き綴っておきます。ちなみに、私は大貫氏の
『ロゴスとソフィア』は読んだことがないので、それとどんな関連が在
るかは知らない、ということをお知らせしておきます。読んでいる方が
いらっしゃいましたら関連性を教えてください。
「はじめに、ロゴスがいた。ロゴスは、神のもとにいた。ロゴスは、神
であった。この方は、はじめに神のもとにいた。すべてのことは彼を介
して生じた。彼をさしおいては、何一つ生じなかった。彼において生じ
たものはゾーエーであった。そのゾーエーは人々(アントローポスたち)
の光であった。」
(論理の演繹展開のために小林稔訳を若干変更してます。本当は「はじ
めに」とかも「アルケー(=ヌース)のうちに」とか訳すと面白いこと
が発覚しますがw)
ゾーエーに当たる箇所は日本語訳では「生命」とか「命」と訳されると
ころです。「彼(ロゴス)において生じたものはゾーエーであった」と
いうこれは「生じたものは彼のうちにあってゾーエーであった」とも訳
しうるらしいですが、なんにせよ、これを「ロゴス=ゾーエー」のシュ
ジュギアとみなすことが可能です。これが『ヨブへの答え』をみても分
かるように『シラクの息子イエスの智慧(シラ書)』の24章の《智慧》
の語りとほぼ一致を見る。
「私はいと高き方の口から出て、霧のように大地を覆った」
『ヨブへの答え』の林氏の訳し方で言うと「智慧は自らをロゴス・神の
言葉・と呼んでいる」とあるだけですが、この《智慧》は、私が引用し
た『ヨハネ福音書』の冒頭でいうところの《ゾーエー》と同義であると
もみなせる。そもそも《ゾーエー》自体が女性名詞でもあるわけですが、
こうみると「ロゴス=ゾーエー」のシュジュギアが「ロゴス=ソフィア」
ともいえるということになります。グノーシス用語辞典を見ていただけ
れば分かりますが、グノーシスの神話ではソフィアは時折「ソフィア・
ゾーエー」と呼ばれることもしばしばあります。ともなれば「ゾーエー
は人々の光であった」というのは、「ソフィアは人々の光であった」と
読めるわけです。「ロゴス=ソフィア」からアントローポスたちが生ま
れる、アントローポスたちに形相を与えて在るものとするものが『創世
記』における「光あれ」に該当する、ソフィアは万物の母胎である、こ
れが、ロゴスがソフィアに「種子」(用語辞典参照)を置くことでソフ
ィアから人々が生まれたという解釈と何ら相違ないことは明らかである、
というわけです。きりがないなw
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