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宇宙開闢と建築供犠−セカンドインパクト−

7【管理人】アイオーン・アブラクサス★:2009/02/15(日) 01:12:46 ID:???0
さて、早速であるが用語辞典の『復活』の項目を読んでいただけただろ
うか。このグノーシスにおける『復活』の考え方には二つの意味がある。
ひとつ目の意味は「啓示によって生きているうちに復活する」というこ
とだ。生きているうちに復活?生きているのになぜ復活するのだ?とい
う問いは>>6で記したことと合わせて読むならば解けるであろう。すでに
端的にはニーチェとの関連で語ったことでもあるが。

この世に生まれ出でた人間の生は、グノーシス主義においては本来的自
己の死である。この意味で丸山が言っていた連続性から非連続性へと切
り離されることで、既に一度経験しているという「死」と同様である。
混乱するかもしれないが、私はこれを無理やり逆説的な表現で語ってみ
たい。つまり、グノーシスにおいてこの世に生を受けるということは、
死んだ状態を生きるということであるから、いうなれば「生きていない
生を生きている=死んでいる」ということになるであろう。

「生きていない生を生きている=死んでいる」ので、グノーシスにおい
ては、「生きていない生を生きている」間に復活をもたらす認識の啓示
が待望されることになるのだ。それがまた肉のあるうちに復活を促され
なければならないという『フィリポによる福音書』の説明に表れている。

矛盾しているではないかと思われるかもしれないが、逆説的な表現とい
うものは、真理にそむくように見えて実際には真理をついている。私が
既に示しているこの世に生を受けるということが「生きていない生を生
きている=死んでいる」ということをよく踏まえたうえで、>>4に示され
ている「肉体」にまつわる文をもう一度読んでみると理解できると思う。


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