したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

タロットカード“吊るされた男-THE HANGED MAN-”の意味

3【管理人】セラフィエル:2007/12/11(火) 00:49:56 ID:Anb/ovrU0
同じ「吊るされた男」でも、伝統的なタロットカードとして知られるマルセイユ版では、ウェイト版の解釈とはまた違った側面が見えてきます。
マルセイユ版の場合、この男の吊るされ方は、二本の樹木にまるで竿でもかけ、そこから吊るすかのような図になっています。
この二本の樹木は、いわゆる母性を意味しており、それにはさまれている、ということは、二人の女性にはさまれて身動きが取れない状況におかれている男という意味にもなるようです。

なお、このカードを逆さまにした状態(つまりぶら下がっているのではなく、まるでつま先でダンスを踊っているかのよう)にしたもの(18世紀のド・ジェプラン製作)も出回ったそうです。
ド・ジェプランは、このカードを逆さまにすることで、本来このカードが四つの枢要徳のうちの「賢明」を描いたものだと解釈したようですが、一般的な「賢明」の寓意画として、片足で立つ男という構図は存在せず、この解釈にはそもそもの無理があるようです。
あるいは17世紀半ばのジャック・ヴィエヴィルという人物によって作られたタロットパックの「吊るされた男」は、カード職人のミスプリによってカードの意味解釈に突然変異が生じ、もはや「吊るされていない男」となってしまったカードも存在するそうです。

また、このカードは二十世紀のタロティストたちによって神秘的な意味合いが持たされましたが、その本来は裏切り者をさしており、聖なる殉教者ではないとなっています。
歴史にみるカードの意味合いの変化ですね。

ところで、ここで私が知りたいな、と思うのは、極東博士殿をしてタロットの最高傑作だという、アレイスター・クロウリーの「トートタロット」の解釈です。
私の持ち合わせている資料ではそれに触れているところは少なく、ほとんど知らないので、ぜひとも博士にそのご説明を伺いたいものです。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板