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バサラ日記(その29)
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「カラスのハーモニカ」を後にした後、携帯電話が鳴った。
消え入りそうな若い女性の声だった。
聞き取りにくかったが、何とか聞いてみると、サイエンスバー来店問い合わせ。
ただ、無理な相談だった。
ネットを見て、サイエンスバー神戸長田店に強い関心を持ったが、
電話主は、現在、東北に住んでおり、神戸に行きたくても行けない。
どうしたら、いいですか? との事。電話口では 相手は沈黙していたが
昨年も 泣くように 電話で問い合わせてきた
「精神科医を信じられなくなった岩手県の精神病患者」のような気がした。
正直、どうしようもない。そこまでして私に会いたいと言うのは嬉しいが、
私が岩手県まで出張する訳にはいかない。どうしても関西圏に来てもらわないと
「電話での対応」になる。その旨、伝えたら、「電話相談だけでもお願いします」
との切実な声。
やはり、私の反精神医学活動。世にニーズがある。全国レベルだ。
私のネット活動を見て、普通の精神科医を信じられなくなった国民が出てきている。
店舗活動では、遠方からのニーズを汲み上げるのは無理。電子書籍作成&販売を
急がないといけない。
私のネット活動にはファンがいる。間違いない。アンチばかり目につくが、
アンチはファンの裏返しだ。アンチがいるという事は、ファンもいるという事なのだ。
社会に無視できない影響を与えているから、こうなる。「狂人の戯言、妄言」
なら、こうはならない。
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