休憩室スレ

211：管理人：2008/08/03(日) 14:29:08: >>210
「もし、日本が中国に勝っていたら」を読んでみました。
穏健派の中国人が、排日に狂う同胞中国人に問題提起した一冊としては意義があると思います。
しかし事実誤認がかなり多く、はっきり言って当講義の受講者にオススメできる本ではありません。
得られるものが少ないどころか、間違ったモノを得てしまう危険性もあります。
そういうわけで、間違っても良書とは言えないのが本音……

なお日中戦争（＋太平洋戦争）時期の国際関係や外交に関する入門書としては、
「重光・東郷とその時代」がかなり優れていると思われます。
シリーズものなのですが、この一冊だけ読んでも問題ありません。
非常に重厚そうな本ですが、若い読者層を意識しただけあって実に読みやすい。
解説は丁寧で、専門用語の類もなく、予備知識を必要としません。
夏休みの課題図書としてもよいほどの一冊ですので、この夏にいかが？

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