聖イエス会と主の十字架クリスチャンセンター

77：名無しのひつじさん：2018/02/11(日) 19:33:57 ID:yJsHtaQI0: 　旧約聖書の「旧約」というのは「新約」に対する言葉であって、「新約」とはイエス・キリストによって与えられた「新しい契約」という意味なのです。旧約聖書はイエス・キリスト以前に書かれましたし、新約聖書はイエス・キリスト以後書かれました。旧約聖書には私たちに対する救いの契約が歴史として録されており、新約聖書にはその契約がイエス・キリストによって完成されたことが録されています。
K「すると聖書は同一年代に書かれたのではないのですか」
　同一年代、同一場所、同一人物によって書かれたのではありません。旧約聖書で最初に書かれた「創世記」は、あの有名な出エヂプト??（エジプト）、十戒のモーセによって紀元前1200年ごろ書かれ、新約聖書で最後に書かれたと思われる「ヨハネの黙示録」は紀元96年ごろ12弟子の1人であったヨハネによって書かれました。何と1300年以上の年月が費やされ、多くの人が、多くの場所で記し、個人の著述家によって編集されず、これまた多くの人の手と長い時間をかけて集録されました。単なる人間の言語、思想、哲学の集大成ではなく、世界の創造、救い完成の神秘を探る唯一の手引として集大成されたのです。
K「しかし人間が書いたものだから、結局人間の想像力の産物なんでしよう（しょう？？）」
　いいえ、ちがいます。君のいう通り著者は人間であり、用いられた言や表現法もみな人間のものです。しかし著者は自らの意志で書いたというより、いずれも神から仲介者として選ばれ、霊感に従って書いているのです。旧約聖書だけでも「神かく云いたまえり」ということばが3500回以上でてきます。また著者は、自分の経験を偽ることなく真実の記録として書きのこしました。聖書を見るとどんな重大事件でも殆んど修辞句や、個人的な感動詞は省かれています。或人は羊飼、或人は政治家、国王、農夫、医者、そして漁師もいました。しかし聖書のメッセーヂ（ジ？？）は一貫して神の啓示、救いの約束であり、その中心人物はイエス・キリストなのです。

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