発達障害児の育ち　～その後／長文です～

1：ひまわり：2013/06/30(日) 03:08:03: 以前こちらの掲示板で、ＯＴさん達に色々と親切に助言して頂きました。
お陰様で、当時小学生低学年だった息子は随分成長してくれました。

そして、母親の私としても同じ悩みを抱える家族さんや支援者さん達と上手に繋がる事が出来きました。
５～６年経った今でも、温かく接して頂いており、そちらで皆さんと楽しく活動させて頂いております。
その節は、本当にありがとうございました！！

あの時こちらで良い情報を頂いてなければ、昔の私はどうなっていたのだろうかと思うと、ゾッとします。

親○カ丸出しで恐縮ですが、根が真面目で努力家な子だけに、
定型発達のお子さんより数倍努力して色々な事を会得したと思っています。

例えば、日常生活での経験を活かしながらＳＳＴをしたお蔭で、
周りの状況を随分上手に把握出来る様になりました。
また、ケースバイケースに応じた適切な行動が年々少しずつとれるようにもなりました。
息子の視野の広がりが、成長過程で一番寄与した様に思えます。
（息子は積極奇異型のタイプなので、我が道を行くところがあります。
なので、周りを見て真似をする事が特に苦手という事もあり、本当に頑張ってくれた部分だと思います。）

その中の一つで、自分と人とは考えが違うという事に気付いてもらうのに、随分年数を要しました。
誰も教えないであろう暗黙の了解を私が我が子に詳しく解説し続ける日々でした。
解説する際に、こんな事まで本音で我が子に伝えないといけないんだと思うと、切なくて涙が出そうになった時もあります。
こんな事本当は教えたくないなぁ～の事案も多少あり、悩みはつきませんでした。
暗黙の了解事項を育ちの中で自然に学んだ私にとって、自分が我が子にしている事にとても抵抗があったからです。

でも、そんな私のお節介が少しでも役に立ったのか、
息子も今では自分を含めた人間観察が少しずつ出来る様になってきた様に思えます。

数例をあげると…。

”僕はこう思う（独特な考え方）けど、○○（友達）だったらこう考えるだろう。”

”○○（同じ発達障害児であろうお友達）はこんな性格だから、変わらないだろう。
僕が妥協出来る部分だから妥協しよう。”

”僕はこの部分に、強いこだわりがある。（絶対譲れない）”

”このキーワードが出たら、もう他の事を考えられずその事しか考えられない。（ロックオン状態）”

”これをしないと不安になる。（成功事例の儀式化／変更への抵抗がある）”

後半三つは、発達障害の生き辛さの主だったものであり、まだまだ息子のしんどい部分でもあります。
そうは言っても、私も親である前に一人の人間なので、
息子の生き辛さと向き合う際にイライラして疲れてしまうが正直なところです。
そんな事もあり、息子のこだわり部分にすべて応えるのは難しいです。
違った視点で見れる話しの持って行き方（少し話を逸らして視野を広げて貰える様）に変えたり、
それが無理そうな時は息子のこだわりに応える際、私がどこまでそれに応えられるかを説明するのですが…。
でも、”これはこうやん！”的な息子の持論を崩さず、こだわりを固持して私に押し付けようとします…。
この辺が今でも親子間の辛いやり取りだったりします。

息子のこだわり部分を良い方に伸ばしつつ、周りの人との調和を保てるくらいに妥協出来る部分も増やせればと思っています。
その辺のバランスが、子育てをする中でとても難しいです。
その他にも、行間を読める様にと幼い頃から国語を一緒に勉強していますが、こちらも少しずつ成果が出て来ているかな？と言った感じで、二人三脚頑張り中です。
歩みはゆっくりですが、確実に少しずつ成長している我が子をこれからも応援してあげたいと思います。

お世話になったＯＴさん達にお礼をずっとお伝えし忘れていました事、本当すみません。
そして、本当にありがとうございます！！

ついでに息子の現況を報告させて頂きました。
それにしても、毎回長文になってしまい本当すみません。

発達障害児の育ち ～その後／長文です～