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化学物質過敏症についての掲示板(その2)
1
:
NATROM
:2014/04/07(月) 22:30:08 ID:???
(多種類)化学物質過敏症や臨床環境医学について科学的、懐疑的な観点から議論する掲示板です。
化学物質過敏症についての掲示板
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/5329/1220956014/
の続きです。化学物質過敏症については
化学物質過敏症に関する覚え書き
http://members.jcom.home.ne.jp/natrom/CS.html
を参照してください。
2
:
質問です
:2014/04/10(木) 07:17:44 ID:6v.y4S1Y
化学物質過敏症にステロイドは効くのでしょうか?
3
:
NATROM
:2014/04/13(日) 00:05:50 ID:ss7FMU4U
こんにちは。ご質問ありがとうございます。お返事が遅くなって申し訳ありません。
結論から言いますと、化学物質過敏症にステロイドは効きません。
そもそも化学物質過敏症に対して質の高い方法で効果があると証明された治療法は今のところ存在しません。標準的な医師からは認知行動療法や抗うつ剤、臨床環境医からは化学物質からの回避、ビタミンやグルタチオンの投与、誘発中和法、デトックスなどが行われます。しかしながら、私の知る限りにおいては、臨床環境医ですら、化学物質にステロイドを推奨しているという話は聞いたことがありません。
化学物質過敏症の患者さんの体験談でも、多くの場合はむしろステロイド否定と結びついています。まれにステロイドで症状が改善したという体験談もありますが、私のみるところでは、何らかの自己免疫性疾患やアレルギーがあり、そちらに効いているように思われます。つまり、化学物質過敏症と診断した医師に誤診されたか見逃されたかされたわけです。
4
:
NATROM
:2014/04/13(日) 00:24:36 ID:ss7FMU4U
steroid & "chemical sensitivity"で医学論文を検索してみたのですが、臨床研究はもちろんのこと、症例報告についても、化学物質過敏症にステロイドが効いたという報告は見つかりません。その代り、興味深い報告がありました。
[An auto-iatrogenic disease].
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/15651166
「自己医原病」という症例報告です。残念ながら本文は入手できませんでしたし、どうせドイツ語だから読めません。情報は要約からのみです。
患者は55歳の開業医です。環境中のさまざまなアレルゲンに対して感受性の増加を感じ、自身に対してステロイドの治療を行いました。しかし精神状態の悪化によって入院し、致命的な多臓器不全、緑膿菌感染、壊死性敗血症性静脈炎で死亡しました。
この症例もおそらくは何らかのアレルギーもしくは自己免疫疾患があったのだろうと推測しますが、不適切なステロイドの使用によって最終的には死に至りました。精神症状も易感染性もステロイドの副作用として説明可能です。
全身性エリテマトーデスのような自己免疫疾患が化学物質過敏症だと誤診されていた事例は複数の報告があります。この場合、ステロイドによって症状は改善します。しかしながら、原疾患の病勢をきちんとモニターしながら必要な量のステロイドが投与されるわけではありませんので、コントロールは不良になります。結果として不適切なステロイドの使用となり、きわめて危険です。
5
:
しつもん
:2014/04/13(日) 16:02:37 ID:Kzbd8QAE
受動喫煙症は、化学物質過敏症なのでしょうか。
6
:
NATROM
:2014/04/14(月) 21:29:35 ID:ss7FMU4U
ご質問ありがとうございます。
受動喫煙症は、化学物質過敏症ではありません。
「受動喫煙症」そのものも新しい疾患概念であり、十分に確立されたとはまだ言えませんが、受動喫煙がさまざまな疾患と関連しているのは確かです。臨床環境医は受動喫煙によって化学物質過敏症が発症したり誘発したりすると主張するでしょう。しかし、だからといって受動喫煙症が化学物質過敏症だということにはなりません。これは受動喫煙によって肺癌を発症したからといって、受動喫煙症が肺癌だということにならないのと同様です。
また、受動喫煙によってなんらかの症状が生じる人は少なからずいるでしょう。しかしながら、臭いを感じるぐらいの煙で症状が生じるのであれば、それは化学物質過敏症とは言えないと私は考えます。臭い閾値よりずっと小さい濃度でも症状が誘発されるというのが臨床環境医の主張だからです。
7
:
名無しさん
:2014/04/21(月) 12:01:00 ID:e7MRQzJU
まるで中学校の壁新聞的な典型的な手作り感のあるQ&A
回答したいことをうまく引き出せる都合のいい質問
IDも「質問です」と「しつもん」…
もしかして自作自演ですか?なとろむ先生
こんな事をしていて恥ずかしくないですか?
8
:
NATROM
:2014/04/23(水) 21:48:39 ID:IISvJB3M
名無しさんへ
自作自演ではありません。よってぜんぜん恥ずかしくありません。私の主張が間違っているのであれば具体的に反論すればいいのですが、間違いを指摘できないので仕方なく名無しさんは自作自演疑いをかけているのではないですか。
「名無しさん」のコメントも自作自演だと思われてしまうかもしれませんね。「なとろむ先生は、くだらない批判を自分であえて書き込むことで、むりやり掲示板を盛り上げようとしているのだろう」とか。
36
:
uc2014
:2014/04/25(金) 22:21:18 ID:Kzbd8QAE
ID:Kzbd8QAE です。ご回答ありがとうございます。
受動喫煙で困った場合、
「受動喫煙症という病気になる/なったので対策してください」、
と施設管理者に訴えたほうが、「煙の為に喉が痛い」
より、対策がなされる可能性があると思われます。
その受動喫煙症の診断基準を見ると、
受動喫煙で、化学物質過敏症その他が発症する、
との記述があります。
受動喫煙症診断基準
ttp://www.nosmoke55.jp/passive_dx.html
" つぎに慢性受動喫煙症が発症する.
化学物質過敏症、アトピー性皮膚炎、気管支喘息あるいはその悪化、
狭心症、心筋梗塞、脳梗塞、COPD,
小児の肺炎・中耳炎・気管支炎・副鼻腔炎・身体的発育障害などがこれに属する."
このとき、化学物質過敏症がない、という見解ですと、
受動喫煙症もないことになってしまうと、
施設管理者に解釈される恐れがあります。
そうすると、受動喫煙症はないので、受動喫煙対策不要、という
話になってしまいます。
したがって、"病院に喫煙ルームはあっていい"とする
NATROM氏が、受動喫煙症はあります、
という立場なのか、お伺いしたかった次第です。
(病院、特に、耳鼻咽喉科、呼吸器内科では喫煙所は勘弁願いたいです)
病院に喫煙ルームはあっていい
ttp://d.hatena.ne.jp/NATROM/20090527
以下の説明がよく理解できなかったのですが、
> これは受動喫煙によって肺癌を発症したからといって、
> 受動喫煙症が肺癌だということにならないのと同様です。
このような主張と理解すればよいでしょうか。
"受動喫煙症"と"化学物質過敏症"とは別の概念である。
これは、"受動喫煙症"と"肺癌"とは別の概念であるのと同様である。
38
:
NATROM
:2014/04/28(月) 22:43:32 ID:IISvJB3M
>>36
>このとき、化学物質過敏症がない、という見解ですと、
>受動喫煙症もないことになってしまうと、
>施設管理者に解釈される恐れがあります。
論理的には「化学物質過敏症がない、という見解ですと、受動喫煙症もないことになってしまう」という考え方は誤りなのですが、施設管理者が常に論理的に正しく考えることができるとは限りませんので、確かに「受動喫煙症もないことになってしまうと、施設管理者に解釈される恐れ」はあります。
「受動喫煙対策不要と解釈される恐れがあるので、化学物質過敏症がないという見解を述べるべきではない」という考え方もあるでしょうが、私は「受動喫煙対策不要と解釈される恐れがあるので、受動喫煙症に化学物質過敏症を含めないほうがいい。化学物質過敏症のような議論の余地のある疾患概念をわざわざ持ち出す必要はない」と考えます。
このあたりのことは、[香水の自粛のお願いに化学物質過敏症を持ち出さないほうがいい ttp://d.hatena.ne.jp/NATROM/20090216 ]でも述べました。
>したがって、"病院に喫煙ルームはあっていい"とする
>NATROM氏が、受動喫煙症はあります、
>という立場なのか、お伺いしたかった次第です。
ID:Kzbd8QAEさんはご理解しているとは思いますが、「病院に喫煙ルームはあっていい」という主張と「受動喫煙対策は必要である」という主張は両立します。
>以下の説明がよく理解できなかったのですが、
> > これは受動喫煙によって肺癌を発症したからといって、
> > 受動喫煙症が肺癌だということにならないのと同様です。
>このような主張と理解すればよいでしょうか。
> "受動喫煙症"と"化学物質過敏症"とは別の概念である。
> これは、"受動喫煙症"と"肺癌"とは別の概念であるのと同様である。
その通りです。「受動喫煙症は肺癌なのでしょうか」という質問に答えてみようとすれば、お分かりになるかと思います。肺癌は化学物質過敏症と違って確立された疾患概念ですし、受動喫煙との因果関係も証明されています。しかしながら、「受動喫煙症は肺癌なのでしょうか」という質問に無条件に「はい」とは言えません。肺癌ではない受動喫煙症もありますし、受動喫煙症ではない肺癌もあります。
39
:
uchitode2014
:2014/05/05(月) 15:35:40 ID:Kzbd8QAE
ID:Kzbd8QAEです。
>「病院に喫煙ルームはあっていい」という主張と「受動喫煙対策は必要である」という主張は両立します。
両立するというよりは、個別の主張といったところでしょうか。
(1)
「病院に喫煙ルームはあっていい」とする場合、
「受動喫煙対策は必要である」
(2)
「受動喫煙対策は必要である」ので、
「病院に喫煙ルームはあっていい」では対策にならない。
下記ガイドラインから推定すると、喫煙ルームがあった場合、
受動喫煙対策は相当困難に見えます。
受動喫煙からの保護に関するガイドライン
( ttp://www.mhlw.go.jp/topics/tobacco/dl/fctc8_guideline.pdf )
「原則2」
たばこ煙にさらされることから全ての人が保護さ
れるべきである。屋内の職場および屋内の公共
の場はすべて禁煙とすべきである。
40
:
NATROM
:2014/05/06(火) 12:11:05 ID:IISvJB3M
>>39
>下記ガイドラインから推定すると、喫煙ルームがあった場合、
>受動喫煙対策は相当困難に見えます。
より正確には、「下記ガイドラインから推定すると、喫煙ルームがあった場合、受動喫煙をゼロにすることは困難である」ですね。もちろん、その通りです。そのことを踏まえたうえで、受動喫煙を合理的に達成可能な限り低く抑えることを目指すべきではあるが、ゼロを目指すべきではない、と私は主張しています。
たとえば、二重扉・陰圧の喫煙ルームをつくれば、二次喫煙はほとんどゼロにできます(三次喫煙はゼロにできません)。小さい病院ならばコストが見合わないので仕方ないですが、ある程度大きな病院では、そのような気密性の高い喫煙ルームがあってもいいのではないですか。
患者さんは多様です。他人にごくごく小さなリスクを与えるからといって、食事ができず喫煙ぐらいしか楽しみがない患者さんや、余命いくばくもなくせめてタバコぐらいは吸いたいと考えている患者さんから、喫煙を奪うことは、正しい医療のありかたとは私には思えません。
ついでに言えば、これはあくまでも喫煙ルールがあっていいとする主張の主な理由ではなく現実世界における妥協なのですが、敷地内禁煙にしたって、タバコを吸う人は吸います。禁煙の表示を無視して吸う、玄関を出てすぐの敷地外で吸う、とか。これだと非喫煙者が二次喫煙を避けるのは困難です。マナー違反に憤っても二次喫煙を止めることはできません。現実的にも喫煙ルームをつくったほうがまだ二次喫煙は減ると思います。
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