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薬物乱用防止について

135名無しさんは神戸学院大:2012/03/14(水) 02:27:05 ID:GLp2FXi20
<追跡・累犯>利用される弱者/上 知的障害者、覚醒剤運び屋に 「素直」つけ込まれ
(毎日JP)2012年3月12日(月)18:00
 ◇社会復帰後にも懸念
 雪に覆われた札幌市の札幌拘置支所。「利用された感じはする」。覚醒剤密輸事件の「運び屋」の男(27)は昨年2月、面会した記者に抑揚のない声で語った。「でも、あまり深く考えたことがない」。アクリル板越しの無表情からは罪への認識はうかがえなかった。
 男は09年6月、覚醒剤をベトナムから新千歳空港に持ち込もうとして派遣社員の女(28)と共に逮捕された。2人には逮捕を機に知的障害が判明。密輸組織の幹部の一人は、男性2人を電動のこぎりなどで殺害し裁判員裁判で初めて死刑が確定した池田容之(ひろゆき)死刑囚(34)。密輸利権を巡って殺人事件にまで発展した組織の末端に、知的障害者が連なっていた。
 男は小中学校にほとんど通わず、掛け算もできない。中学卒業後は職を転々とし、08年に携帯電話サイトで知り合った別の女性と初対面で同せいし結婚。翌年、知人から頼まれた「運び屋」を引き受けた。懲役9年、罰金300万円を言い渡した札幌地裁の判決(確定)は「判断能力が一定程度劣っていることが一因」とも指摘した。
 男の支援に関わった相談事業所の女性は「親が知的障害を認めないことがままある。彼の母親も、もっと早く障害を認めて対応すれば、事件への加担を防げたかもしれない」と言う。男は弁護人の働きかけで知的障害者に交付される療育手帳を取得。出所後、福祉が社会復帰を支援する道筋をつけた。
 共犯の女も軽度の知的障害があった。弁護人の依頼で鑑定した精神科医によると、知的能力は小学3〜5年レベル。札幌の調理師専門学校に進んだが、母親が亡くなってから実家と疎遠に。そんな時、密輸を指示した理容師の男(34)=懲役13年、罰金700万円が確定=と知り合った。
 借金があった女は仕事を紹介されて「救ってもらった」と感謝し、男に持ちかけられた密輸にすんなり加担した。精神科医は「劣等感がある中、男に認められ、応えようとした」と分析する。女は09年12月、懲役7年、罰金100万円の判決(確定)を受け、裁判官は説諭で「社会復帰後、また誰かに利用されないか心配です」と懸念した。
 知的障害者を「運び屋」に選んだのはなぜか。昨年2月、札幌拘置支所で面会した理容師の男は「いろいろ声を掛け、残ったのが連中だった。教える手間はかかったが、指示したことは素直にできた」と明かした。
 法務省の統計では、受刑者の約2割に知的障害の疑いがある。だが、そこに耳目が集まることはまれだ。障害者の犯罪に詳しい川島志保弁護士(横浜弁護士会)は「『役に立つ』などと言われると高揚し、悪意を持つ人物に利用される恐れも強い」と警鐘を鳴らす。【長野宏美、石川淳一】
    ◇
 知的障害者や高齢者、女性たちの中には組織犯罪集団の手足として扱われ、「累犯」の落とし穴に陥ってしまう人たちがいる。そこには被害者の一面ものぞく。

• 覚醒剤密輸事件で無罪判決 東京地裁の裁判員裁判(朝日新聞) 03月12日 20:27


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