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物理学ニュース速報

1名無しさん:2004/04/02(金) 15:57
物理学ニュース速報

2名無しさん:2004/04/03(土) 14:40
NASA、アインシュタインの「時空のゆがみ」検証へ
http://ex4.2ch.net/test/read.cgi/news/1080967473/l50

米航空宇宙局(NASA)は2日、アインシュタインが一般相対性理論の中で予言した「時空のゆがみ」
について、地球を周回しながら検証する実験衛星を今月17日に打ち上げると発表した。

1915年にアインシュタインが発表した一般相対性理論によると、地球の質量などの影響で周囲の
時空にはゆがみが生じている。

しかし、地球程度の大きさの惑星では、そうした時空のゆがみはごくわずかとみられるため、NASA
は航空機や人工衛星などの姿勢監視に使われるジャイロスコープの極めて精巧なものを衛星に4
つ搭載。

ジャイロの回転軸を基準となる遠くの星にぴったり合わせ地球の周りを1年以上周回させ、時空の
ゆがみによって起こる回転軸の小さなずれを検出しようという試みだ。

打ち上げは米東部時間17日午後1時(日本時間18日午前2時)すぎ、カリフォルニア州のバンデ
ンバーグ空軍基地から、デルタ2ロケットで行われる。

http://www.sankei.co.jp/news/040403/kok035.htm

5名無しさん:2004/06/16(水) 16:42
ニュートリノ質量を確認 人工素粒子で裏付け成功
http://news16.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1086969641/l50

素粒子ニュートリノに質量があることを人工のニュートリノを使い、高い精度で
確かめることに東京大宇宙線研究所(千葉県柏市)や高エネルギー加速器
研究機構(茨城県つくば市)を中心とする国際共同実験「K2K」チーム(代表
西川公一郎京都大教授)が11日までに成功した。

自然界のニュートリノを観測し質量を発見した「スーパーカミオカンデ実験」の
結果を完全に裏付ける成果。超新星ニュートリノを見つけた小柴昌俊東大名誉
教授に続く日本のニュートリノ研究のノーベル物理学賞受賞に弾みがつきそうだ。
14日からパリで開かれる国際会議で発表する。

使ったのは3種類のニュートリノのうち「ミュー型」で自然界では宇宙から飛来
する陽子が大気とぶつかって発生。スーパーカミオカンデ実験はそうしたミュー
型を観測、質量を見つけた。

チームは高エネ研の加速器でミュー型ビームを作り、約250キロ離れた岐阜県
飛騨市の地下鉱山にある東大の観測装置スーパーカミオカンデに向け発射した。
ニュートリノはどんな物質もほとんどすり抜けるため、地下を通りスーパーカミオ
カンデに到達する。

1999年6月の実験開始から今年2月までに108個のミュー型を検出。ニュート
リノに質量がないと仮定した場合に届くはずの約150個に比べ、明らかに少なか
った。

これはニュートリノに質量があるため途中で別の型に変わる「ニュートリノ振動」
が起き、スーパーカミオカンデで検出できない型に変身したと考えられるという。

さらに、検出したニュートリノのエネルギー分布にもニュートリノ振動特有の偏
りがあった。

チームは「質量がある確率は99・99%」と分析。高エネ研の戸塚洋二機構長
は「質量があることに疑問の余地はなくなった」と話している。

◆ 以上記事引用しました。
http://www.sankei.co.jp/news/040612/sha006.htm
産経新聞:http://www.sankei.co.jp/

6名無しさん:2004/06/17(木) 10:00
原子で量子テレポーテーション実現 欧米の2チーム
http://news16.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1087427544/

微細な粒子の状態をそっくり別の場所に転送する「量子テレポーテーション」で
原子の状態を転送することに欧米の2グループが初めて成功した。光や電子
などが粒子と波の両方の性質を持つ点を利用する量子技術の進展にも道を開く
成果。英科学誌ネイチャー17日号で発表する。

オーストリア・インスブルック大などのグループがカルシウム原子で、米国
立標準技術研究所のグループがベリリウム原子を使って成功した。
量子テレポーテーションでは、「量子もつれ」という原理で絡み合った
2個の粒子を利用。このうちの1個に、第3の粒子を特殊な操作でかかわら
せると、第3の粒子の状態が量子もつれにあった残りの粒子へ瞬時に移る。
この量子テレポーテーションは93年に米国などの研究者によって提案され
光の粒子で実証したとの報告がある。

両グループは独自の工夫を重ね、わずかな距離ながら原子の状態を約75%の
正確さで別の場所へそっくり移すことに成功したという。
今回は、物質を構成する大きな粒子である原子で実現させた点に意義がある。
この分野の第一人者であるジェフリー・キンブル米カリフォルニア工科大教授は
同誌上で「両グループの技術は量子コンピューターの探究において重要なものと
なる」と論評している。

引用
http://www.asahi.com/science/update/0617/001.html

7名無しさん:2004/06/17(木) 10:02
米数学者がリーマン予想の証明を宣言
http://news16.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1086851833/l50

米パデュー大学のルイス・デ・ブランジェス・デ・ボルシア教授は、リーマン
予想明の過程を記した論文をサイトに掲載。ほかの数学者に向けてピアレビュー
を呼び掛けている。

米パデュー大学の6月8日の発表によると、同大学の数学者が数学上の未解決問
題であるリーマン予想を証明したと宣言した。

ルイス・デ・ブランジェス・デ・ボルシア教授は、同大学のWebページに証明
の過程を記した23ページの論文を掲載。ほかの数学者に向けてピアレビューを
呼び掛けている。

こうした発表は正式な学会の場や学会誌で行うのが通例だが、クレイ数学研究
所が2001年にリーマン予想を最初に証明する人物に100万ドルの賞金を提供す
ると発表しており、Webサイトで一足先に公表する運びとなった。

リーマン予想とは、ゼータ関数を複素数に拡張した、素数の本質に関する非常
に複雑な理論。1859年に発表されて以来、150年近くもの間、正否をめぐって
数学者を悩ませている。

ボルシア氏はBieberbach予想を約20年前に解いたことで知られる人物。

- 米数学者、リーマン予想の証明を宣言(ITmedia)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0406/10/news028.html

- Purdue mathematician claims proof for Riemann hypothesis(プレスリリース)
http://news.uns.purdue.edu/UNS/html4ever/2004/040608.DeBranges.Riemann.html

当該の論文:
http://www.math.purdue.edu/ftp_pub/branges/apology.pdf (PDF形式)

8名無しさん:2004/06/17(木) 10:35
【!】 リーマン予想解決 【?】
http://science3.2ch.net/test/read.cgi/math/1086843291/l100

9名無しさん:2004/07/05(月) 22:36
【素粒子】「ニュートリノ振動」世界で初めて直接観測
http://news16.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1089033922/l50

東京大学の鈴木洋一郎教授を中心とする国際チームは5日、物質を構成する基本的な微粒子である素粒子
ニュートリノの振る舞いに関して、「ニュートリノ振動」と呼ぶ現象を世界で初めて直接観測したと発表した。
ニュートリノ研究では小柴昌俊東大名誉教授がノーベル賞を受賞するなど日本勢が活躍してきた。
引き続き日本が世界をけん引していくことを示す成果だ。

鈴木教授らは、大気上層から飛来したニュートリノを東大の観測装置スーパーカミオカンデ(岐阜県飛騨市)を使って観測。
その結果、ニュートリノの一種のミュー型が別の型に変化して減少し、その後、再びミュー型に戻って増加することを確認し、
ニュートリノ振動を解明した。

http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20040705AT1G0502K05072004.html

11名無しさん:2004/07/16(金) 00:40
ブラックホールめぐる理論は「誤り」=ホーキング博士、来週発表へ−英誌
http://news16.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1089871186/l50

■ブラックホールめぐる理論は「誤り」=ホーキング博士、来週発表へ−英誌

 英科学誌ニュー・サイエンティストは15日までに、著名な宇宙物理学者の
スティーブン・ホーキング博士(62)が来週アイルランドで開かれる学会で、
自らが打ち立てたブラックホールと情報の矛盾に関する理論は誤りだったと認めると報じた。

( ´`ω´)つhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040715-00000018-jij-int

【「ホーキングの放射」理論】
( ´`ω´)つhttp://spaceinfo.jaxa.jp/note/shikumi/j/shi101_blackhole.html

 「ブラックホールは、明るく輝いたり、縮んだり、ときには爆発したりすることがある」。1974年、
イギリスの科学者スティーブン・ホーキングのこの予言は、科学の世界に大きなショックを与えました。
それまで、ブラックホールは宇宙の物質の究極的な吸込口であり、どんなものもそこから出ることは
できないし、ガスや星を飲み込んで質量を増やし、大きくなることしかできないと思われていました。
 ホーキングの理論は、一般相対性理論と量子力学を組み合わせて、さらに想像力を大きく飛躍させた
ものです。彼はブラックホールの周囲の重力場から、エネルギーが放射されることを発見しました。
つまり、ブラックホールから質量とエネルギーがわき出ることもあるということです。
この「ホーキングの放射」は、通常のブラックホールではごくわずかです。
しかし、非常に小さなブラックホールはエネルギーを放射し、やがて大爆発を起こす確率が
高いとされています。

【最新ブラックホール論】
( ´`ω´)つhttp://www.geocities.co.jp/SiliconValley-PaloAlto/9654/b_h/bhstory2.html

12名無しさん:2004/07/16(金) 12:58
【宇宙・科学】ホーキング博士「自説は誤り」 ブラックホール巡る理論
http://news13.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1089900814/l50

13名無しさん:2004/08/24(火) 20:50
原子核以上に高密度な物質を発見…理研などのチーム
http://news13.2ch.net/test/read.cgi/news/1093346355/l50

理化学研究所や東大などの研究チームは24日、原子核が超高密度になる新たな現象を発見したと発表した。
「原子核以上に高密度な物質を作るのは不可能」という通説を覆す成果で、物質の質量の起源の解明などに役立つとみられる。

原子核は陽子や中性子などで構成されており、それらの結びつき具合で密度が一定に保たれている。
研究チームは、高エネルギー加速器研究機構の加速器を使い、K中間子と呼ばれる素粒子をヘリウムに衝突させ、
この過程で発生する陽子を観測した。

観測結果を分析したところ、ヘリウムの原子核の中に埋め込まれたK中間子が、陽子や中性子を異常に強く引き寄せ、
最も内側で通常の原子核の10倍という超高密度の状態が発生したことが判明した。
さらに、この原子核は、円形ではなく、ひょうたん形の異常な形になっているとみられることもわかった。

これまで、原子核の密度は一定不変とされ、中性子星などの天体以外では原子核が最も密度が高い物質と考えられていた。

理研の岩崎雅彦・主任研究員は「従来の原子核の常識では理解しがたい状態が見つかった。
この研究を進めれば、高密度な天体の性質や『素粒子がなぜ質量を持つのか』という謎の解明につながるかもしれない」と話している

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20040824i312.htm

14名無しさん:2004/09/09(木) 19:04
【数学】「ポアンカレ予想」の証明理論は正当と、米学者
http://news16.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1094562666/l50


英国エクセター──ロシア人科学者のグリゴーリ・ペレルマン博士が約2年前、現代数学で
「7大難問」の一つ、「ポアンカレ予想」を解決したとする主張について、米スタンフォード
大学のキース・デブリン教授が6日、当地で開催中の英国学術協会主催の科学フェスティバルで、
「正しいと思われる」と述べた。証明が正しければ、ペレルマン博士は米クレイ数学研究所から
100万ドル(約1億1000万円)の賞金を受けることになる。

デブリン教授は、「多くの専門家が、ペレルマン博士の証明を正しいと考えている。しかし、
検証するにはまだ数カ月かかる」として断言は避けたものの、「私自身は、正しいと考えている」
と語った。「もしも間違っていたとしても、ペレルマンが出した新しいアイデアは、ポアンカレ
予想を解く上で、非常に大きな影響を与えるだろう」とも述べた。

証明の正誤検証に時間がかかっていることについて、デブリン教授は「問題は、ペレルマン博士が
この問題について誰とも議論せず、賞金に興味を示していないこと」と語った。ペレルマン博士は、
自分の証明をインターネット上で公開しただけで、検証作業は他の学者が実施しているという。
ペレルマン博士は現在、ロシアのステクロフ数学研究所に在籍している。

位相幾何学の三次元多様体の分類に関する「ポアンカレ予想」は、フランスの数学者アンリ・
ポアンカレが1904年に出した問題。米クレイ研究所が100万ドルの賞金を出している7大難問の
一つとなっている。

引用元
http://www.cnn.co.jp/science/CNN200409070022.html

15名無しさん:2004/09/09(木) 20:07
Poincare Conjecture解決?
http://science3.2ch.net/test/read.cgi/math/1049433413/l50

16名無しさん:2004/09/21(火) 12:23
念じるだけでゲーム操作 米で実験成功
http://news16.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1087730373/l50

ワシントン(ロイター) 脳に電極を取り付け、「動け」と念じるだけでビデオゲーム機を
操作する実験に成功したとの報告を、米研究チームがこのほど発表した。被験者たちは指一
本動かしていないという。さらに研究が進めば、病気や事故で手足の自由を奪われた人々の
ために活用できる可能性もある。

バーンズ・ユダヤ教病院(米セントルイス)の神経外科医らが、専門誌「ジャーナル・オブ・
ニューロ・エンジニアリング」の最新号に発表した。チームでは、てんかん患者の発作の原
因を調べるため頭部を切開し、脳の表面に多数の電極を取り付ける手術に注目。患者の中か
ら被験者4人を募り、電極を付けた状態でゲーム操作を試みる実験を行った。

報告によると、被験者は脳からの信号によってゲーム機を直接操作するために、数分間の簡
単な訓練を受けた。その後30分以内に、全員が標的を狙う方法を習得。的中率は74%から
100%に達した。33個の標的すべてを射止めた被験者もいたという。

脳の奥深くに電極を埋め込んで信号伝達を試みる実験は、これまでもサルや人間での例がい
くつか報告されている。研究チームによれば、今回の方法は電極を大脳皮質の表面に取り付
ければ済むため、本人の負担が軽いのが特徴だ。

ただ、電極からの信号はコードを通してゲーム機に伝達されるため、被験者は長期間にわたっ
てベッドに拘束されることになる。チームでは今後の課題として、「無線による信号伝達シ
ステムの開発」を挙げている。こうした機器を恒久的に装着できれば、手足が動かなくても
読み書きや義手の操作が可能になるが、実用化までには「今後何年間も動物実験などを繰り
返す必要がある」という。

引用元
http://www.cnn.co.jp/science/CNN200406200012.html

18名無しさん:2004/09/29(水) 12:09
【物理】最も重く新しい元素を発見:命名ジャポニウム?原子番号113=理研[040928]
http://news16.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1096359531/l50

原子番号113、新しい元素を発見

 水素や酸素など、物質をつくる基本の成分を 元素といいますが、日本の研究所が
世界で確認されていない 新しい元素を初めて見つけることに 成功しました。
(中略)
 理化学研究所の研究グループは、このほど、ビスマスという元素に亜鉛の粒子を
衝突、 融合させることによって、原子番号113に相当する最も重い元素を 作り出す
ことに成功しました。
 
 研究所では、「科学者にとって、オリンピックの金メダル以上の 価値があるかも
しれない」と 話しています。
(後略)
--
※引用元配信記事:http://news.tbs.co.jp/part_news/part_news1042927.html
※TBS News i( http://www.tbs.co.jp/ )2004/09/28配信
※映像あり:
----
最も重い新元素発見 理研が加速器で合成

 現在知られているどの元素よりも重い、新しい元素を発見したと理化学研究所
(埼玉県和光市)の森田浩介先任研究員らの実験チームが28日発表した。
加速器実験で合成に成功したもので、日本人が新元素を見つけたのは初めて。
 原子番号は113。結果が確定すれば研究チームに命名権が与えられ、元素の
周期表に名が残ることになる。新元素の名として日本にちなんだ「ジャポニウム」などが
候補に挙がっている。
--
※引用元配信記事:http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=main&NWID=2004092801001780
※共同通信のKYODO NEWS フラッシュ24( http://www.kyodo.co.jp/ )2004/09/28配信

19名無しさん:2004/09/29(水) 12:21
【科学】未知の素粒子、存在確実=日米の加速器実験で観測−「超対称性粒子」か
http://news16.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1092971773/l50

現在の素粒子物理学の標準理論では説明ができない未知の素粒子がほぼ
確実に存在することが、20日分かった。高エネルギー加速器研究機構
(茨城県つくば市)と米スタンフォード大学の国際研究グループがそれぞれ
北京で開かれている国際会議で、未知の素粒子の存在を示す加速器実験の
結果を発表した。

引用
http://www.jiji.com/cgi-bin/content.cgi?content=040820104528X390&genre=soc

20名無しさん:2004/10/05(火) 17:14

ノーベル物理学賞発表:2004年10月5日(火)
現地時間 11:45
日本時間 18:45

公式ホームページ
http://nobelprize.org/

フライング報道が期待できるニュースサイト
http://www.nikkei.co.jp/news/main/

21名無しさん:2004/10/05(火) 18:57
(速報)2004年ノーベル物理学賞発表!!!
"for the discovery of asymptotic freedom in the theory of the strong interaction"
David J. Gross
USA Kavli Institute for Theoretical Physics, University of California
Santa Barbara, CA, USA
H. David Politzer
USA California Institute of Technology
Pasadena, CA, USA
Frank Wilczek
USA
Massachusetts Institute of Technology (MIT)
Cambridge, MA, USA

22名無しさん:2004/10/05(火) 21:39
【科学】米3氏にノーベル物理学賞 クォーク間の力を解明
http://news19.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1096977463/

スウェーデンの王立科学アカデミーは5日、2004年のノーベル物理学賞を、
物質の基本粒子クォークの間に働く力の性質を解明したカリフォルニア大サンタバーバラ校の
デービッド・グロス教授(63)、カリフォルニア工科大のデービッド・ポリツァー教授、
マサチューセッツ工科大のフランク・ウィルチェック教授(53)の米国の3氏に授与すると発表した。

授賞式は12月10日にストックホルムで開かれ、賞金計1000万ユーロ(約1億5000万円)が
3分の1ずつ贈られる。

授賞理由は「強い相互作用の理論における漸近的自由性の発見」。

陽子や中性子を構成するクォークは「強い相互作用」という力で結び付いている。
3氏は1973年、この力には近距離で弱く、離れると強くなる「漸近的自由性」があるため、
クォークは単独では存在できないことを発見した。

(共同)(10/05 19:54)
http://www.sankei.co.jp/news/041005/kok099.htm

23名無しさん:2004/10/05(火) 21:40
The Nobel Prize in Physics 2004
http://news16.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1096969853/l50

24名無しさん:2004/10/15(金) 19:17
【物理】超短・超高強度レーザーを使った高品質の電子ビーム コンパクトな粒子加速器開発へ道
http://news16.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1096844243/l50

Cover Story : コンパクトな粒子加速器開発への道を開く

 物理学分野に良いニュースだ。粒子加速器はより安価で、小さくなる方向に向かいつつ
ある。3つの研究グループが、超短・超高強度レーザーを使ってプラズマ中に極めて高い電
場を作り出し、高品質の電子ビームを発生することに成功した。この相対論的ビームは、
コンパクトなテーブルトップサイズの粒子加速器など多数の応用が期待できる。
 Nature 9月30日(7008)号の表紙は、Geddesらによって報告されたもので、予め成形し
ておいたプラズマチャネルでレーザーパルスをガイドしたとき、レーザーパルスの放射圧
によって生じるプラズマ密度変化を示している。
http://www.nature.com/cgi-taf/dynapage.taf?file=/nature/journal/v431/n7008/index.html
 パルスは上方向に進み、密度の違いは色の違いで表してある。この密度変化に伴って、
モーターボートの航跡のように移動する電場が生じる。この電場は従来方式の加速器の電
場より数千倍も強い。

記事オリジナルはこちら
Nature Japan Highlight September 30, 2004
http://natureasia.com/japan/nature/updates/index.php?id=794&issue=7008

加速器物理学:レーザー航跡を足がかりとする電子ビーム
Thomas Katsouleas
http://www.nature.com/cgi-taf/DynaPage.taf?file=/nature/journal/v431/n7008/abs/431515a_fs.html

物理:極めて強いレーザー−プラズマ相互作用による相対論的電子の単色エネルギービーム
S. P. D. Mangles, C. D. Murphy, Z. Najmudin, A. G. R. Thomas, J. L. Collier, A. E. Dangor, E. J.
Divall, P. S. Foster, J. G. Gallacher, C. J. Hooker, D. A. Jaroszynski, A. J. Langley, W. B. Mori,
P. A. Norreys, F. S. Tsung, R. Viskup, B. R. Walton & K. Krushelnick
Nature 431, 535 - 538 (30 September 2004); doi:10.1038/nature02939
http://www.nature.com/cgi-taf/DynaPage.taf?file=/nature/journal/v431/n7008/abs/nature02939_fs.html

物理:プラズマチャネルガイディングを使ったレーザー航跡場加速器による高品質電子ビーム
C. G. R. Geddes, Cs. Toth, J. van Tilborg, E. Esarey, C. B. Schroeder, D. Bruhwiler, C. Nieter,
J. Cary & W. P. Leemans
Nature 431, 538 - 541 (30 September 2004); doi:10.1038/nature02900
http://www.nature.com/cgi-taf/DynaPage.taf?file=/nature/journal/v431/n7008/abs/nature02900_fs.html

物理:単色エネルギー電子ビームを発生するレーザープラズマ加速器
J. Faure, Y. Glinec, A. Pukhov, S. Kiselev, S. Gordienko, E. Lefebvre, J.-P. Rousseau, F. Burgy & V. Malka
Nature 431, 541 - 544 (30 September 2004); doi:10.1038/nature02963
http://www.nature.com/cgi-taf/DynaPage.taf?file=/nature/journal/v431/n7008/abs/nature02963_fs.html

25名無しさん:2004/10/16(土) 12:07
【物理】因果律を隠し味に使った宇宙のつくりかた
http://news16.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1097857120/l50

因果律を方程式に入れたら4次元宇宙ができちゃったヨ

 因果律は宇宙の本質的で必然的な性質なのだろうか?それともただ単に私たちの脳がこ
の世界を解釈する上での幻覚に過ぎないのだろうか?それは幻覚ではなく真実だ、と、時
空の最小断片からどのように宇宙ができてくるかを明らかにしたと発表した物理学者は言う。
この発見は、現在2つに隔てられている宇宙の物理法則、量子力学と相対性理論を結びつけ
るものとして、量子重力理論の発展にも寄与するものになるかもしれない。

 量子力学はこの宇宙が約10の-35乗メートル(水素原子の半径の約1020分の1)という
最小単位からなっていると規定している。理論によると、このスケールでは宇宙の空間と
時間の滑らかなひもは、一種の「泡」のようなものに還元され、それぞれの点を結びつける
結合は現れたり消えたりを繰り返している、と予想されている。

 物理学者は、この小さな時空の性質からどのようにアインシュタインの相対性理論で記
述される4次元の宇宙が作り出されたのかを導き出そうと長きにわたり躍起になってきた。
この問題に取り組んでいる科学者たちは、それぞれの極微小の泡は、空間の3次元と時間に
対応する一種の4次元の三角形であると考えいる。滑らかな時空のひもは、2次元のタイル
をつなぎあわせて滑らかな曲線を持った表面を作り出すように、これらの三角形のタイル
を互いにつなぎあわせることによって作り上げることができるとしている。

 この量子の泡は全ての構造の間を絶えず変動しているので、物理宇宙の構築はそれら全
ての可能な組み合わせていくことを意味する。これを行っていけば必然的に4次元の宇宙が
でき上がりそうだが、実はそうではない。初期の研究では、無限の次元を持つ時空か、
たった2次元しかない時空しかでき上がってこなかった。どちらの結果も私たちの宇宙とは
似つかない。

 オランダ、Utrecht大学のRenate Lollらは、この断片をつなぎあわせて4次元の宇宙を
作り出す方法を見つけた。このとき、全ての組み合わせを許すのではなく、2つの制限を加
えた。一つ目は、相対性理論をそれぞれのタイルに適用したこと(つまり、何者も光速を
越えることはない)、二つ目は組み合わせるときに因果律が保存されるようにしたことだ。
このことは時空の断片は、宇宙の変化といったような突発的な出来事で構築されるわけで
はなく、原因が先だっているということを意味している。これらの制限を計算に導入した
ところ、私たちの宇宙と同じような3次元の空間と1次元の時間という宇宙に行き着いた。
「まるで魔法のようだったわ」とLollは言う。

 さらに驚くべきことに、こうして構築された宇宙の典型的なものは小さいものから出発
して大きなものへと変化した、つまりビッグ・バン以降のこの宇宙と同じように膨張した。
「これは完全に予想外だった。組み立てのルールにはそうなりそうなものは何もなかった
し、本当に衝撃的だった。」

 もちろん、量子時空が因果律を要求するような必然性はなく、自分たちが方程式に手を
加えた結果であると彼女も認める。しかし、現実的な宇宙を構築するには、この方法が唯
一の手段のように思われる。

記事オリジナルはこちら
News@Nature.com 08 October 2004
How to build the Universe
Philip Ball
http://www.nature.com/news/2004/041004/full/041004-17.html

Emergence of a 4D World from Causal Quantum Gravity
J. Ambjorn, J. Jurkiewicz, and R. Loll
Phys. Rev. Lett. 93, 131301 (2004)
http://scitation.aip.org/getabs/servlet/GetabsServlet?prog=normal&id=PRLTAO000093000013131301000001&idtype=cvips&gifs=yes

#ボクのタイムトラベルも閉鎖されそう?

26名無しさん:2004/10/20(水) 07:57
【技術/IT】量子の秘密、ドナウ川をテレポーテーションで飛び越える
http://news16.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1092976806/l50

通信:ドナウ川をまたぐ量子テレポーテーション

 長距離量子テレポーテーションは量子通信と量子ネットワークの実現にとって必須のものである。
今回、オーストリア、ウィーン大学のUrsinらは、線形光学材料を用いて効率を最適化すること
により、ウィーンのドナウ川を横切る600mの高信頼性光子テレポーテーション実験に成功した。
量子ビットは3種類の偏光を使って符号化され、川の間を結ぶ公共下水管を通して実験が行われた。

 これまで実験室レベルでコイル状の2kmのケーブルを使った55m間の量子テレポーテーションが
スイス、ジェネバ大学のNicolas Gisinらにより報告されていたが、今回のような実用化された場合
に想定されるような、温度等の環境変動の大きい条件下での高信頼性通信の報告ははじめて。

 この結果は純粋な量子絡み合いを実際に通信に用いられる環境下で共有できることを示し、最終
的には全世界規模での通信における量子リピーター実現への重要な一歩を踏み出すものであり、さら
なる目標として衛星リンクを利用した全世界レベルでの量子テレポーテーションを目指している。

Communications: Quantum teleportation across the Danube
RUPERT URSIN, THOMAS JENNEWEIN, MARKUS ASPELMEYER, RAINER KALTENBAEK,
MICHAEL LINDENTHAL, PHILIP WALTHER & ANTON ZEILINGER
Nature 430, 849 (19 August 2004); doi:10.1038/430849a
http://www.nature.com/cgi-taf/DynaPage.taf?file=/nature/journal/v430/n7002/abs/430849a_fs.html

Teleportation goes long distance
http://news.bbc.co.uk/2/hi/science/nature/3576594.stm

量子テレポーテーションって何?という方はまずこちらに目を通してみてください。
関連スレ
【科学】原子で量子テレポーテーション実現 欧米の2チーム
http://news16.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1087427544/l50

27名無しさん:2004/10/22(金) 09:06
太陽系10番目の惑星発見
http://science3.2ch.net/test/read.cgi/sky/1079335542/l100

http://www.cnn.co.jp/business/CNN200403150008.html
米航空宇宙局(NASA)は、2002年秋にカリフォルニア工科大学の研究グループが
見つけた冥王星の外側を回る天体について、
太陽系の10番目の惑星だと確認し、米東部時間15日午後(日本時間16日未明)に正式に発表する。仮称として、イヌイット神話に登場する海の女神の名前から「セドナ」と名付けられた。

観測結果からセドナの位置は、地球から約100億キロ。
これまで太陽から最も遠いと考えられていた冥王星から、
さらに42.5億キロ外側にあり、
氷と岩でできていると考えられている。
直径2300キロの冥王星が1930年に発見されて以来、
太陽系でこれほど大きい天体が見つかるのは初めて。

28名無しさん:2004/11/08(月) 12:04
【宇宙】暗黒エネルギーの不思議な力のおかげで終焉の日の到来遅れる
http://news16.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1099847652/

宇宙はあと240億年ほどは終わらない。多分・・

 あなたは安堵のため息をつくことだろう−−暗黒(ダーク)エネルギーの不思議な力を
モデル化し宇宙の命運を見定めようとする天体物理学者によれば、宇宙は今後少なくとも
240億年はつづくだろうとのことだ。

 以前、宇宙は110億年のうちに終焉を迎えるだろうと予想したカルフォルニア、Stanford
大学の理論天文物理学者Andrei Linde率いる研究グループのダークエネルギーに関する最
新論文の結論は、我々の宇宙に刑が執行されるまでの猶予を与えるものだ。

 いくつかの超新星がこれまで見られていたものよりも速い速度で我々から遠ざかってい
るというハッブル宇宙望遠鏡の最近の観測結果を用いた新しい計算によると、これまで考
えられていたよりも宇宙の膨張速度は速いのではないかという結果が得られた。Lindeによ
れば、大収縮(big crunch)を起こすまでには、この宇宙がこれまで存在していた時間よ
りもおよそ2倍ほどの時間がかかるだろうとのことだ。

 宇宙の膨張が加速しているということが1998年にわかったとき、天文物理学者は頭をか
かえこんでしまった。一体、何が銀河の間に働く重力に逆らっているのだろうか?「ダー
クエネルギー」という名がこのなにかしらのまだ見ぬ力に対して理論家により提案されて
いる。多くのモデルではダークエネルギーを宇宙に働く負の圧力として取り扱っている。
ガスと違うところは、ダークエネルギーの圧力は膨らむにしたがって増加しているという
ことだ。しかしながら、ダークエネルギーはこれまで直接には観測されていない。「もっ
とも良く考えられた推測でさえも、深い問題を抱え込んでいます。」とニューハンプ
シャー州HanoverのDartmouth大学の天体物理学者Robert Caldwell。

 Oklahoma大学の宇宙学者Yun Wangの計算結果を使ったLindeのモデルでは、ダークエネル
ギーに二つの起源を仮定している。一つは真空中に現れたり消えたりを激しく繰り返して
いる粒子の質量により作り出されるエネルギーの仮想的な状態。もう一つは、宇宙を構成
するもの(fabric ひも?繊維?)が本質的に持ち宇宙を膨張させ続ける一種の力場という
ものだ。「そのようなモデルを仮定すると、この宇宙は多分もう240億年ほど安全だろうと
いうことです。」とLindeはnews@nature.comに語る。

 物理学者は未だこの宇宙の運命を巡る異なる見解の間に分断されている。あるものは永
遠に膨張し続けると言い、またあるものは未来のある時点で収縮を開始し、最終的には大
収縮へと崩壊すると信じている。「宇宙の終焉に関する予想についての賭けは白紙に戻っ
た。」と宇宙は無限に膨張する大破裂(big rip 注:勝手につけた訳)という終焉を迎え
ると提案したCaldwell。
 「今自分の金をかけなければならないとしたら、次の100億年間は指数関数的に膨張す
る、に賭けるかな?その間は永遠に膨張し続ける宇宙と区別がつかないし。」とはLinde。
しかし、無限に膨張する宇宙というモデルは、Lindeの計算によれば宇宙的な錯覚のよう
だ。「膨張の期間は究極的には有限だ。宇宙は最終的にはつぶれてしまう。」(Linde)

 この問題に対する回答をさらに進めるにはさらなる観測が必要だ。それというのも、天
文学者は一体宇宙が時間の経過とともにどれぐらい膨張速度を速めていったのかはっきり
わかっていないからだ。超新星・加速度探査衛星(The Supernova/Acceleration Probe
(SNAP))が必要なデータを供給してくれるかもしれない、とLindeは考えている。この探査
機は、数百の超新星の光を追跡し宇宙の膨張速度を研究する目的で、カルフォルニアの
ローレンス・バークリー国立研究所の科学者により提案されているが、このプロジェクト
は現在延期されている。

記事オリジナルはこちらです。
News@Nature.com 05 November 2004; | doi:10.1038/news041101-15
Cosmic doomsday delayed
Mark Peplow
http://www.nature.com/news/2004/041101/full/041101-15.html

Observational Bounds on Cosmic Doomsday
Renata Kallosh, Jan Kratochvil, Andrei Linde, Eric V. Linder, Marina Shmakova
http://arxiv.org/abs/astro-ph/0307185

関連ニュース
【宇宙】宇宙の運命を握る「暗黒の力」
http://news16.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1086273530/
http://science.news2ch.net/read.php/1086273530/

関連ページ
宇宙の終焉
http://ja.wikipedia.org/wiki/絎�絎���勛�����

29名無しさん:2004/11/10(水) 05:22
【宇宙】銀河系の中心に二つ目のブラックホール見つかる
http://news16.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1100019513/

見えない天体を教えてくれる周回する七つの星たち

 銀河系の中心に二つ目のブラックホールが潜んでいることが、このほどその周りを回っ
ている星の集まりを観測していた天文学者により報告された。

 3年ほど前、天文学者は銀河系が超大質量ブラックホールの周りを回っていることを確認
した。このブラックホールはSagittarius A*(射手座A*)と呼ばれ、我々の太陽の260万倍
の質量をもつ。今回、それよりはずっと小さく、太陽の1300倍ほどの質量しかないブラック
ホールが、超大質量ブラックホールから3光年のところにあるのが見つかった。

 フランス、パリの天体物理学研究所(the Institute of Astrophysics)の天文学者
Jean-Pierre Maillardのグループは、以前は単一の天体だと思われていた銀河系中心部の
とても明るいIRS 13と呼ばれる部分を観測した。

 ハワイ島、マウナケア山頂にあるジェミニ望遠鏡の赤外測光装置を使って観測したとこ
ろ、IRS 13が実際には0.065光年の範囲で回転している7つの星からなっていることがわ
かった。

 ハッブル宇宙望遠鏡とチャンドラX線望遠鏡のデータともつきあわせてこれら7つの星の
運動を計算したところ、IRS 13Eと名付けられた中質量のブラックホールの周りを周回して
いるはずだという結果が得られた。このIRS 13Eはさらに秒速280kmで射手座A*の周りを
回っている。

「我々の銀河で中質量ブラックホールが見つかったのは初めてです。」(Maillard)
グループはこの成果をAstronomy and Astrophysics誌最新号に報告した。

 また、IRS 13星団は強いX線も放出しており、ブラックホールの存在を裏付けるものと
なっている。これよりも小さいX線放射も我々の銀河系中の至る所にみられ、太陽質量の
ほんの2、3倍しかない小ブラックホールが地球の近くにも存在するのではないかというこ
とを示唆しているが、この点についてはまだ確かめられていない。

 これら7つの星は、銀河中心超質量に引きずり込まれてしまった大星団の名残である可能
性がある、とMaillardは考えている。この観測結果は、多くの銀河の中心に存在すると考
えられている超質量ブラックホールが、銀河中の小さなブラックホールや星を飲み込むこ
とで質量を増やしていっているという考えを裏付けるものになるかもしれない。

 また、なぜたくさんの巨大星がその空域に集まっているのかということに答えるものに
なりそうだ。射手座A*周辺の巨大質量が、星が雲とほこりとガスから生まれることを妨害
しているので、これらの星は銀河中の遠い場所で生まれ、中質量ブラックホールに引き寄
せられてきた可能性がある。

 Maillardによると、大きさと色から、これら7つの星の寿命はかなり短く、飲み込まれる
前に燃え尽きてしまうだろう、とのことだ。

記事オリジナルはこちらです。
08 November 2004; | doi:10.1038/news041108-2
Second black hole found at the centre of our Galaxy
Mark Peplow
http://www.nature.com/news/2004/041108/full/041108-2.html

The nature of the Galactic Center source IRS 13 revealed by high spatial resolution in the infrared
J. P. Maillard, T. Paumard, S. R. Stolovy and F. Rigaut
A&A 423, 155-167 (2004)
DOI: 10.1051/0004-6361:20034147
http://edpsciences.nao.ac.jp/articles/aa/abs/2004/31/aa0147-03/aa0147-03.html

30名無しさん:2004/11/10(水) 05:23
【宇宙】いくつかの球状星団は銀河の残骸?大質量球状星団の中心にはブラックホールが存在する可能性も
http://news16.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1093414481/
http://science.news2ch.net/read.php/1093414481/
【天文】X線天文衛星「Astro-E2」、打ち上げ前の最終(総合)試験中!
http://news16.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1092911445/
http://science.news2ch.net/read.php/1092911445/
【宇宙】ハッブル宇宙望遠鏡:観測機器が故障
http://news16.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1091981962/
http://science.news2ch.net/read.php/1091981962/
【宇宙】ミステリアスな新種のブラックホールを複数発見
http://news16.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1089871719/
http://science.news2ch.net/read.php/1089871719/
ブラックホールめぐる理論は「誤り」=ホーキング博士、来週発表へ−英誌
http://news16.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1089871186/
http://science.news2ch.net/read.php/1089871186/
【宇宙】銀河系中心付近に1億度の超高温ガスが存在
http://news16.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1089018943/
http://science.news2ch.net/read.php/1089018943/
【天文】宇宙でもっともまぶしく輝く天体、クエーサーの意外な住み処
http://news16.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1086878795/
http://science.news2ch.net/read.php/1086878795/
【チャンドラ】天の川銀河にガンマ線バースト(画像あり)
http://news16.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1086450192/
http://science.news2ch.net/read.php/1086450192/
ブラックホール連星の軌道について、初のシミュレーションに成功
http://news16.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1086353298/
http://science.news2ch.net/read.php/1086353298/

天文物理の快挙!銀河系の中心、いて座A*のサイズは地球の軌道に入る大きさだった
http://www.astroarts.co.jp/news/2004/04/05sgr_a/index-j.shtml

31名無しさん:2004/11/10(水) 06:57
【素粒子】カムランドでニュートリノ質量の再確認
http://news16.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1100034752/

 神岡鉱山の地下で、宇宙ニュートリノを観測して
ノーベル賞を受賞した研究の舞台となった「カミオカンデ」
跡地に建設された「カムランド」で、原子力発電所で発生する
ニュートリノを捕らえ、ニュートリノ質量の存在の制度を向上させたと
東北大学の鈴木教授らの国際グループが発表した。

http://www.asahi.com/science/update/1109/002.html

32名無しさん:2004/12/16(木) 01:44
【物理】半導体材料のボース−アインシュタイン凝縮体、低温の2層系が最も有望と予想
http://news16.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1102741116/l50

量子物理 : 冷たい半導体の熱い進展

 ボース‐アインシュタイン凝縮体はあたかも一つの独立した存在のようにふるまう粒子
集団である。凝縮体は、電気を抵抗なしで通し、摩擦なしに流れるなど極めて特異な性質
を示す。

 Nature12月9日号でJ P EisensteinとA H MacDonaldが半導体中のこのような凝縮体の研
究における最新の進展について概説している。半導体ならば従来からある電子回路に統合
できるため、この概説は凝縮体のふるまいについての理解を深める上で有用となろう。理
論的にはボース‐アインシュタイン凝縮体は半導体中に存在すると予言されているが、そ
の存在を示す決定的な証拠はまだ得られていない。

 EisensteinとMacDonaldは、低温の半導体材料からできた2層系を使う方法が最も有望で
あると論じている。この系ならば、電子が隣の層にいるホールとペアを組み、凝縮体を形
成する可能性があるからだ。

Nature Japan Highlight December 09, 2004
http://natureasia.com/japan/nature/updates/index.php?id=868&issue=7018

Bose-Einstein condensation of excitons in bilayer electron systems
J. P. EISENSTEIN AND A. H. MACDONALD
Nature 432, 691 - 694 (09 December 2004); doi:10.1038/nature03081
http://www.nature.com/cgi-taf/DynaPage.taf?file=/nature/journal/v432/n7018/abs/nature03081_fs.html

33名無しさん:2004/12/16(木) 01:49
【医学】がん細胞を死なす仕組み解明−人工脂質膜で=熊本・崇城大
http://news16.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1102384439/l50

がん細胞死なす仕組み解明 人工脂質膜で熊本・崇城大

 崇城大工学部(熊本市)の上岡龍一教授(応用生命科学)らの研究グループは
6日までに、リポソームという人工脂質膜が、がん細胞を自発的な死(アポトーシス)に
導く仕組みを解明した。
 リポソームは正常細胞には作用しないため、副作用のない治療薬の開発に
つながりそうだ。
 上岡教授らは1995年、自ら開発したリポソームにがん細胞をアポトーシスさせる
効果があると発表した。今回は、リポソームの刺激を受け取るがん細胞の細胞膜上の
タンパク質を特定。リポソームが細胞膜に蓄積すると、このタンパク質が細胞内の酵素に
向けてアポトーシスに導く信号を発信、最終的にがん細胞のDNAが分解され、
細胞はバラバラになるという仕組みを発見した。

(後略)
----
※引用元配信記事:http://www.kahoku.co.jp/news/2004/12/2004120601003007.htm
※河北新報社のKOLNET( http://www.kahoku.co.jp/ )2004/12/07配信
----
▽関連スレッド
04/11/07 10:53:47
【分子生物】新たなユビキチン化酵素を発見、がん細胞増殖抑制するp27をユビキチン化=九州大
http://news16.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1099792427/

34名無しさん:2004/12/16(木) 01:51
【ロケット】 来年2月にも打ち上げ再開 H2Aにゴーサイン
http://news16.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1101815202/l50

H2Aロケットの技術的な課題を洗い直してきた宇宙開発委員会の専門
委員会の審議が29日まとまり、6号機失敗の原因となった固体ロケット
ブースターの設計変更について「妥当である」と結論付けた。

 これを受け、宇宙航空研究開発機構は来年2月にも打ち上げを再開する
方針。再開第1号は、観測業務を終えた気象衛星ひまわり5号の後継と
なる運輸多目的衛星(MTSAT)を打ち上げる。

 昨年11月の6号機の失敗は、同ブースターの噴射口の内側が燃焼ガス
によって削れ、穴が開いたのが原因とされる。宇宙機構は、削れにくいよう
噴射口に丸みを持たせたベル型に改良、燃焼圧力も下げるなど設計変更した。

 専門委員会は9月と11月に行った実物大の燃焼実験で、削れの少なかった
ことが確認でき、信頼性が向上したと判断した。念のため12月15日にもう
一度実験して最終確認する。

 審議では、ロケット本体や地上設備などについても課題を抽出。宇宙機構は、
これまでに見つかった計77の問題点について改善がほぼ終了したと報告した。

ここもなー☆
http://www.sankei.co.jp/news/041129/sha097.htm

35名無しさん:2004/12/16(木) 01:56
【物理】量子、今度は3Pでテレポーテーション
http://news16.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1095906794/l50

量子テレポーテーションに成功…東大チーム

 物質の状態が瞬時に転送される「量子テレポーテーション」を3者間で行うことに、東
大大学院工学系研究科の古沢明助教授らが世界で初めて成功した。研究が進めば高速コン
ピューターや暗号技術に応用できそうだ。 23日付の英科学誌ネイチャーで発表する。

 テレポーテーションは、人間や物が瞬時に遠隔地に移動する現象としてSFなどに登場
するが、量子テレポーテーションは、物質そのものは移動しない。実験は光子(光の粒)
などで行われ、この粒の様々な性質を含んだ「量子力学的な情報」が、別の光子に瞬時に
乗り移る。送信者の手元で情報が消え、受信者側に現れるという不思議な現象だ。

 研究チームは、実験室に作った光学装置内で、光子を送信者、受信者、第三者の3か所
に配置し、特殊な操作を加えて、送信者側から入力した情報を受信者側で再現することに
成功した。さらに、このテレポーテーションは「第三者」の情報も合わせて処理すること
で作用する「3者間のネットワーク」になっていることも確認した。

読売新聞 2004/9/23/03:08
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20040923i301.htm

Demonstration of a quantum teleportation network for continuous variables
HIDEHIRO YONEZAWA, TAKAO AOKI & AKIRA FURUSAWA
Nature 431, 430 - 433 (23 September 2004); doi:10.1038/nature02858
http://www.nature.com/cgi-taf/DynaPage.taf?file=/nature/journal/v431/n7007/abs/nature02858_fs.html

関連スレ
【科学】原子で量子テレポーテーション実現 欧米の2チーム
http://news16.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1087427544/l50
【技術/IT】量子の秘密、ドナウ川をテレポーテーションで飛び越える
http://news16.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1092976806/l50

36名無しさん:2004/12/26(日) 16:25
【物理】シュレディンガーの猫は死んでいる by ダーウィン
http://news16.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1104045016/


客観的実在は特定の量子力学的状態を公然のものにするダーウィン的過程によるもの

 米国の物理学者のグループが、客観性、共通の現実が、どのように揺らぎやすく繊細な
量子論的世界から生成してくるのかを説明する理論を証明した。

 量子力学が言うように、この世を観測することがそれを変化させてしまうのなら、どう
して私たちのものの見方が一致するなどということが可能なのだろうか?なぜ、それぞれ
の人があるものを観測した結果、その次にそれを見た人が少し違った世界を見ていると
いったことが無いのだろうか?

 その系のある特別な状態が量子ダーウィン説と名付けられた自然選択の量子力学的形態
により、他のものから浮かび上がらせられるからだ、と彼らは言う。これらの状態に関す
る情報は増殖し、状況に刷り込まれる。したがって、この世界の状況を捕らえようと一緒
に状況を見る観測者は、同じ「選択され生き残った」状態を見る傾向がある。

 問題は、量子的な系を直接観測しているとき、否応なく系に干渉しているということ
だ。「観測の後、その状態は(次の)観測者が観測するまでわからず、一般的にそれ以前
の状態とは異なっている。世界は量子から成り立っているからね。」と、ニューメキシコ
州Los Alamos国立研究所のWojciech Zurekらは言う。

 この性質は客観的実在の概念の土台を揺るがす。このような状況下では、例えば観光者
がバッキンガム宮殿を見つめるたびに、見るという行為自体が建物の窓の並びに影響を与
えるということになってしまい、次の観光客には少し違ったふうに見えるということになる。

 しかし、実際にはそうではない。量子的世界の状態は神がサイコロを振って決めている
というアインシュタインの有名な言葉で示されるように、この観測に対する量子レベルで
の繊細さは、巨視的な世界ではどこかに消え去ってしまう。「神は量子論的世界ではサイ
コロ遊びを楽しんでいるが、巨視的世界ではあまり乗り気ではないようだ。」(Zurek)
では、どうしてそのようなことが起こるのだろうか?

 Los Alamosのグループは、もしその性質が、そのことを正確に知らず、また前もってお
互いにどのようなものであるかといったことについて合意するようなことなく、多数の観
測者にとって同時に明白なものならば、その系の性質を「客観性」があると定義した。

 ただ一つだけの「客観的な」状態を持つような巨視的な、あるいは古典的な世界は、た
くさんの可能な状態のある量子世界から、系の量子状態と周囲の状況が相互作用して一つ
の状態へと崩壊するデコヒーレンスと呼ばれる過程を経由して出現してくる。しかし、こ
のデコヒーレンス過程はまだよくわかっていない。

 「デコヒーレンスは、安定で周囲からの影響に乱されることに抵抗している量子のお粥のよ
うな状態の中から選び出す。」(Zurek)これらの特別な状態はpointer statesと呼ばれ、
量子論的状態なのだが古典的な状態のように見えるというものだ。例えば、pointer states
にある対象は、空間中ににじんで存在しているというよりも、はっきりした特定の位置を
占めているように見える。

 これまでのデコヒーレンスに対する考え方は、量子的系に周囲から影響を与えると、安
定なpointer states以外の状態が取り除かれ、観測者が直接観測することのできる状態が
残されるという考え方に基づいていた、とZurek。しかし私たちはたいていの場合、系を間
接的に観測している、つまり、周囲の一部分の系の影響を観測しているのだ、と彼らは言
う。例えば、私たちが木を見るとき、実際には葉や枝がそれらからはじかれる可視太陽光
を観測している。

 しかし、このような非直接的な観測が、堅牢でデコヒーレンスに抵抗性のあるpointer
statesを見せているのかははっきりしない。もしそうでないなら、これらの状態の堅牢性
は、観測者が客観的実在を構築するのには役に立たないだろう。
(つづく)

37名無しさん:2004/12/26(日) 16:26
 今回Zurekらは、実際にpointer statesが系の周囲による非直接的な観測によって探査さ
れた状態と同時に起こっているという数学的理論を証明した。「周囲は影響を受け、
pointer stateを刷り込まれるのです。」

 しかし、environment-induced superselection、あるいはeinselectionと呼ばれるこの
過程だけでは、客観的実在を保証するには十分ではない。単にある一つのpointer stateを
周囲の状況に刷り込むというのでは十分ではなく、たくさんの観測者が同じものを見るに
は、そのような刷り込みがたくさん起こらなければならない。

 好都合なことに、そのような傾向は自動的に起こっている。なぜならこの観測は周囲の
刷り込みのごくわずかな部分のみに基づいているからだ。例えば、何人の観測者を集めて
こようと、木から跳ね返ってくる光子をすべて使いきってしまうことはない。

 このpointer statesの刷り込みの多重性は、これらの状態が堅牢であり、一つの刷り込
みが他の刷り込みを妨げたりしないため正確に起こる。これはダーウィンの自然選択過程
に似ている。「pointer statesはもっとも「適している」という人もいるだろう。その状
態は周囲からの観測を生き延びてその性質を受け継ぐ「子孫」を残すからね。今回の研究
からわかったのは、周囲の状況はただ単にその系の状態を見つけだしてその状態を保持す
るだけじゃなくて、たくさんの観測者が同時に、個々に観測できるようにその状況を通し
て提示しているんだ。」(Zurek)

記事全文はこちらです。
News@nature.com 23 December 2004; | doi:10.1038/news041220-12
Natural selection acts on the quantum world
Philip Ball
http://www.nature.com/news/2004/041220/full/041220-12.html

Objective Properties from Subjective Quantum States: Environment as a Witness
Harold Ollivier, David Poulin, and Wojciech H. Zurek
Phys. Rev. Lett. 93, 220401 (2004)
http://link.aps.org/abstract/PRL/v93/e220401

デコヒーレンス
 ミクロな量子力学的な系が周囲と相互作用することで、量子力学的性質を失い、マクロな系に遷移すること。
http://syllabus-pub.yz.yamagata-u.ac.jp/amenity/Knowledge.asp?DSN=Electrochem&nKnowledgeID=3817

関連情報
シュレディンガーの猫
http://www005.upp.so-net.ne.jp/yoshida_n/kasetsu/subject/sub13.htm

デコヒーレンス関連ニュース
【IT/物理】量子の誤り、トラップイオンのキュービットを使ってスケーラブルに訂正
http://news16.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1102049839/l50
【物理】量子のメモリー 4ミリ秒後まで検出可能
http://news16.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1101527008/l50

38名無しさん:2005/01/07(金) 18:59
【科学】素粒子研究の強力“武器” 高エネ研が新技術
http://live14.2ch.net/test/read.cgi/wildplus/1105087693/l50

 60年前に発明され、物質の究極の姿を探る素粒子実験で活躍してきた円形加速器
シンクロトロンの性能を飛躍的に高める世界初の技術を、高エネルギー加速器研究機構
(茨城県つくば市)の高山健教授らの研究チームが7日までに開発した。
 高性能の半導体素子を使い瞬間的な電圧を繰り返し発生させることにより、陽子など
粒子を連続的に加速する「誘導加速技術」で、粒子同士を加速器でぶつけ発生する
新粒子や新現象を探す実験で粒子の衝突頻度が20倍も増加。新しい物理学を開く
鍵を握る素粒子ニュートリノや、ごくまれに起きる現象の“大量生産”が可能になり、
未知の現象や法則の解明につながるノーベル賞級の大発見のチャンスも広がりそうだ。

ソース
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=KCH&PG=STORY&NGID=main&NWID=2005010701000849
引用元:共同通信

39名無しさん:2005/01/11(火) 10:47
【天文】太陽の1500倍超:観測史上最大の超巨星3つ発見
http://news16.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1105406535/l50


 【ワシントン=笹沢教一】米ローウェル天文台(アリゾナ州)などの国際観測チームは
10日の全米天文学会で、太陽の直径の1500倍を超えると推定される最大の超巨星
3つを発見したと発表した。

 3つの星は地球から約5200―9800光年の距離にあり、いずれも太陽より質量の
大きな恒星が年老いて巨大にふくらんだ「赤色超巨星」に分類される。これまで
最大だったのは、天文学者が宝石に例えて「ガーネットスター」と呼んだケフェウス座の
赤色超巨星で直径は太陽の約1500倍。3つの星は、これを上回る大きさを持つ
と見られている。

(後略)
----
※引用元配信記事:http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20050111it02.htm
※読売新聞社のYomiuri On-Line( http://www.yomiuri.co.jp/ )2005/01/11配信

40名無しさん:2005/01/17(月) 10:13
【反物質】500万個の反陽子蓄積に成功=理研、東大
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1105755176/l100

 独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)と東京大学(佐々木毅総長)のグループは、
500万個に及ぶ冷たい反陽子を蓄積することに成功しました。山崎原子物理研究室の山崎泰規
主任研究員(東京大学教授)、黒田直史協力研究員、東京大学小牧研一郎教授、鳥居寛之助手らの
研究成果です。

 極低温の反陽子は、反水素(反陽子と陽電子の結合状態)や反陽子原子など、反物質の世界を
研究するために無くてはならない“素材”ですが、物質との反応性が高く、大量に蓄積することは
これまでほとんど不可能でした。今回、高周波四重極減速器(RFQD: Radio Frequency Quadrupole
Decelerator)と大容量多重電極トラップを組み合わせ、反陽子蓄積効率を一気に50倍改善しました。
これは反水素原子の大量合成への第一歩であり、反水素原子の性質を水素原子と高精度で比較する
ことにより、自然の最も基本的な対称性(CPT対称性)について重要な知見を得ることや、反物質の
重力に対する反応を調べるなど、これまで大変困難であった基礎物理実験を可能にする重要な成果です。

 極低温を作る反陽子の冷却剤としては、極低温の電子プラズマが用いられました。この電子プラズマの
振る舞いから、反陽子の冷却されていく様子もリアルタイムで観測することが出来ました。さらに、
これまでより3桁もエネルギーの低い超低速の反陽子ビームを生成することにも成功しました。

 本研究の成果は、米国の科学雑誌『physical review letters』のオンライン版(1月17日)に
発表され、1月21日号に掲載されます。

引用元:理化学研究所プレスリリース
http://www.riken.go.jp/r-world/info/release/press/2005/050114_2/index.html

41名無しさん:2005/01/17(月) 10:15
【技術】2.5センチ角にDVD10万枚の情報 強誘電体を用いた記録媒体開発へ=パイオニア
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1105152838/l100

 2.5センチ角のチップに現行DVDの10万倍の情報を詰め込む次世代の記録媒体を、
パイオニアが開発中だ。ハイビジョン映画なら携帯電話に約2万本を収納することも可能になる。
開発を主導する同社研究開発本部の尾上篤第2研究室長は「2010年には試作品をつくるなど
形にしたい」という。

 この媒体は、ハードディスク駆動装置(HDD)などの磁気記録媒体とは異なり、電圧をかけて
電気を帯びさせることで情報を記憶する仕組み。リチウムとタンタルの酸化物を用いる
「強誘電体」という素材を使う。0.4ナノメートル(ナノは10億分の1)という極微小の
結晶が帯電して情報を記憶する。

 現状で最も多くの情報を記憶できるHDDでも、情報の記録作業に関与しない空白部分が
必ず存在するのに対し、この強誘電体はすべての盤面で記録作業が可能で、飛躍的に高密度に
記録できる。

 HDDは、技術の進歩で年3割ほどのペースで記録密度が上がっており、東芝は2.5センチ角で
133ギガビットを実現しているものの、技術的には200ギガビットほどが限界で、
数年以内に限界に達する見通しだ。パイオニアの強誘電体は尾上室長によると、
理論的にはその1万5000倍に当たる3ペタビット(300万ギガビット)まで可能だという。

引用元:朝日新聞
http://www.asahi.com/business/update/0107/111.html

42名無しさん:2005/01/26(水) 07:56:19
【宇宙】探査機ホイヘンス、土星最大の衛星タイタンに初着陸(地表画像あり)
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1105741614/l50

【ワシントン=笹沢教一】米航空宇宙局(NASA)と欧州宇宙機関(ESA)
の土星探査機カッシーニから昨年末に切り離された小型観測機ホイヘンスは米
東部時間14日午前7時45分(日本時間14日午後9時45分)ごろ、土星
最大の衛星タイタンに着陸した。

土星の衛星への観測機の着陸は初めて。生命をはぐくむ環境があったのか注目
される。カッシーニは1997年10月に打ち上げられ、7年にわたり飛行を
続け土星に接近した。切り離されたホイヘンスは着陸に先駆け、大気圏を降下
する約2時間半の間、太陽系の衛星で唯一存在する濃厚な大気層の観測を行った。

- 米欧観測機、土星最大の衛星タイタンに初着陸(Yomiuri On-Line)
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20050114i116.htm

関連記事とリンク:
- Images reveal Titan's secrets(CNN)
http://www.cnn.com/2005/TECH/space/01/14/huygens.titan/index.html

- ESA
http://www.esa.int/SPECIALS/Cassini-Huygens/index.html

【宇宙】ホイヘンス、カッシーニからの分離に成功、タイタンへ
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1103984068/

【カッシーニ】土星の衛星タイタンから1200kmを通過(画像あり)
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1098851589/

43名無しさん:2005/02/04(金) 15:46:33
南部陽一郎氏の一般向け講演会、2月15日開催
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1107437970/l100

 素粒子の微細な世界と広大な宇宙とをつなぐ最新の研究を紹介する「相転移とはなんだろう−
宇宙・物質のなりたち」が15日午後1時半から、京都市左京区の京都大時計台記念館で開かれる。
素粒子論の世界的な権威である米シカゴ大の南部陽一郎教授が講演し、最先端の計算物理学を
駆使したコンピューターグラフィックスによる宇宙ショー「ユニバース」が実演される。

 南部氏は大阪市立大などを経て1958年からシカゴ大教授。昨年のノーベル物理学賞の対象と
なった物質の基本粒子クオークに働く「強い相互作用」について世界に先駆けて理論化するなど、
20世紀後半の素粒子論をリードし続けてきた。当日は「20世紀の物理から21世紀の物理」
と題して講演する。

 高校生以上が対象。無料。当日受け付けで定員500人。

引用元:京都新聞
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2005020300054&genre=G1&area=K00

ここもなー☆
http://physics.coe21.kyoto-u.ac.jp/public.html

44名無しさん:2005/02/24(木) 12:35:40
重力波のデータを見つけだす分散コンピューティングプロジェクトが開始
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1108993651/l100

yosuke 曰く、 "分散コンピューティングによりLaser Interferometer Gravitational-
Wave Observatory(LIGO)の観測データから重力波を探し出す、Einstein@homeが2/19に
公式に開始された。
これは、アインシュタインが光電効果、ブラウン運動、特殊相対論の3つの論文を発表した
"奇跡の年"から百周年を記念する、World Year of Physics 2005(物理学の世界年 2005)の
一環として行なわれるもの。
重力波は一般相対論から予言されているものの、連星パルサーの周期が短くなっていることから
間接的に確認されただけで、直接には検出されたことがない。直接確認されればノーベル賞
ものかとも考えられるが、Einstein@homeのFAQでは自分のコンピュータで重力波が見つかった
ときはどうなるの?という質問に対しては、まだ回答が書かれていない。
とはいうものの、Einstein@homeもBOINCを利用した分散コンピューティングであるので、
すでに何らかのプロジェクトに参加している人にとって敷居が低いのは事実。あなたも
デスクトップに物理学を持ち込んでみては?"

引用元:スラッシュドットジャパン
http://slashdot.jp/science/05/02/20/079201.shtml?topic=74

Einstein@home
http://einstein.phys.uwm.edu/

45名無しさん:2005/02/24(木) 12:36:57
アインシュタイン自筆の「方程式」、日本の学生からのファンレターに返信
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1108995092/l100

 1922年に来日したアインシュタインが、ファンレターをくれた学生にお返しに
プレゼントした自筆のサインが見つかった。

 宿泊していた東京・帝国ホテルのメモ用紙に、一般相対性理論の要となる方程式が、
親愛の情とともに記されている。無名の学生にも丁寧に応対した博士の人柄をしのば
せる貴重な資料だ。

 メモを入手したのは、世界物理年日本委員会(有馬朗人会長)。アインシュタインが
著名な3論文を発表した1905年から100年たった「世界物理年」の今年、関連行事を
実施するために作られた組織だ。

 同委員会によると、この学生は、後に日本の地球物理学の発展に大きく貢献し、東大
理学部長も務めた坪井忠二さん。82年に亡くなったが、遺品を整理していた遺族が
昨年春ごろ発見したという。

 メモは縦21センチ、横13センチで、坪井さんのスクラップ帳にセロハンテープで
張られていた。ドイツ語で、「坪井忠二様」に続き「重力場の方程式」が記され、
「親愛なるあいさつを あなたのアインシュタインより」と結ばれている。

 当時、坪井さんは東京帝国大物理学科の20歳の学生。家族には「ファンレターを
出したらメモが戻ってきた」と語っていたという。

 日本委員会は、このメモを載せた英文パンフレットを作成、20日に米ワシントンで
開かれる全米科学振興協会の世界物理年記念式典で配布する。

引用元:読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20050219i501.htm

46名無しさん:2005/02/24(木) 12:38:09
IBMのスパコン、地球シミュレータ超え最速に
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1096451444/l100

IBMのスパコン、世界最速記録を更新--NECの地球シミュレータを上回る

 The New York Times紙が28日(米国時間)に伝えたところによると、IBMが
「世界最速のスーパーコンピュータ」のタイトルを奪還したという。これまで
最速とされていた日本の「地球シミュレータ」(NEC製)が2002年に新記録を
叩き出した際には、米政府当局の関係者の間に激震が走ったが、今回の
IBMによる更新で、再び米国側に王座が渡ったことになる。

 今回のテストに使われたのはIBMの「Blue Gene/L」というマシンで、1秒間
に36.01テラフロップ(36兆100億回の演算処理)を記録し、これまで地球シミ
ュレータの持っていた35.86テラフロップをわずかに上回った。なおベンチマー
クにはLinpackが使われたという。

 Blue Gene/Lはもともとバイオテクノロジー等の分野での利用を目的に開発
されたもので、カリフォルニア州にあるローレンス・リバモア国立研究所には
来年この大規模版が納入されることになっている。このマシンには合わせて
13万基のプロセッサが搭載される予定だが、それに対して今回記録を更新した
マシンは、1万3000基しかプロセッサを積まないプロトタイプだったという。

つづきはここでなー★
http://japan.cnet.com/news/ent/story/0,2000047623,20074849,00.htm
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0409/29/news052.html

お友達スレ
IBMのスパコン、地球シミュレータを上回る世界最速記録更新
http://pc5.2ch.net/test/read.cgi/pcnews/1096431167/l30
「地球シミュレータ」の50倍、2PFLOPSのスパコン国内開発へ
http://news16.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1085837914/l50

47名無しさん:2005/02/24(木) 12:41:42
【宇宙】太陽エネルギー15万年分を放出 銀河系で巨大「爆発」=NASA
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1108820439/l100

 太陽エネルギーの15万年分を一瞬で放出する爆発現象が昨年末、銀河系内の特殊な
中性子星で起きていたことが分かった。米航空宇宙局(NASA)は18日、欧米の複数の
人工衛星や電波望遠鏡が「爆発」を観測していた事実を公表した。

 過去に太陽系外で観測された天文現象では最も明るく、地球の電離層も一時的に乱されたという。

 「爆発」があったのは地球から5万光年の中性子星SGR1806・20。直径はわずか
24キロほどだが、宇宙で12個しか見つかっていない「強力磁石星」の一つで、非常に
強い磁場がある。7.5秒に1回という高速回転をしながら、軟ガンマ線を間欠的に放射している。

引用元:朝日新聞
http://www.asahi.com/science/update/0219/003.html

Cosmic Explosion Among the Brightest in Recorded History
http://www.nasa.gov/vision/universe/watchtheskies/swift_nsu_0205.html

48名無しさん:2005/03/01(火) 08:33:37
【ロケット】H2A、打ち上げ成功 〔050226〕
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1109412879/l100

49名無しさん:2005/03/03(木) 23:05:59
【素粒子】3種類の未知の粒子を発見、ハイブリッド粒子か? 高エネ研KEKB
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1109680162/l100

 高エネルギー加速器研究機構(茨城県つくば市)は1日、同機構の電子・陽電子衝突型加速器
(KEKB)を用いた実験で、3種類の未知の粒子を発見したと発表した。

 原子核を形作る陽子や中性子は複数のクオーク(素粒子の一種)が結合してできている。
今回見つかった新粒子の1種類は、素粒子同士を結びつける力を伝える「グルーオン」と
呼ばれる素粒子と、クオークが結合したハイブリッド粒子の可能性があるという。
ハイブリッド粒子は理論的には存在が予測されているが、実験では見つかっておらず、
確認されれば世界で初めてとなる。

 KEKBでは電子と陽電子を高速で衝突させて宇宙創成期に近い高エネルギー状態を作り出し、
発生する粒子の様子を調べている。昨年7月までに得られた2億7400万個のデータを解析した
ところ、3種類の新粒子が見つかった。KEKBが発見した新粒子は全部で7種類になった。

 同機構の阿部和雄教授は「ハイブリッド粒子は、グルーオン2個からなるグルーボールという
粒子と共に、世界中の素粒子研究者が探しているものだ。これらを数多く発見して性質を調べれば、
宇宙誕生時に物質がどのようにしてできたかを解明する手がかりになる」と話している。

引用元:毎日新聞
http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/science/news/20050302k0000m040021000c.html

高エネ研プレスリリース
http://www.kek.jp/ja/news/press/2005/Bellepress6.html

50名無しさん:2005/03/04(金) 09:53:59
【物理】超伝導物質の電子を世界最高の解像度で観察することに成功=東大など
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1109765795/l100

超伝導電子、アインシュタイン理論でくっきり観察

 アインシュタインが100年前に解明した「光電効果」という現象を利用して、低温で
電気抵抗がゼロになる超伝導物質の電子を世界最高の解像度で観察することに成功したと、
東京大物性研究所と中国科学アカデミーの共同研究グループが2日発表した。これまで見
えなかった特殊な電子状態をくっきりととらえることができ、新しい高温超伝導物質探し
の手がかりになるという。

 光電効果は、エネルギーの高い紫外線などの光を物質に当てると電子が飛び出す現象。
東大物性研の教授らは、超伝導物質に当てる高品質のレーザー光源と、飛び出した電子を
とらえる高精度の測定器を新たに開発。反発し合うはずの2個の電子がペアになってふる
まうなど、物質が超伝導になる場合に特有な状態が、飛び出した電子から詳しく読み取れた。
なぞの多い超伝導のしくみの解明につながるという。

引用元:朝日新聞
http://www.asahi.com/science/update/0302/001.html

51名無しさん:2005/03/09(水) 19:42:56
【天文】最小の恒星を発見、木星とほぼ同じ大きさ
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1109927360/l100

 南米チリにある欧州南天天文台(ESO)は3日、これまでで最も小さな恒星を
見つけたと発表した。質量は太陽の10分の1を下回っており、自ら光らない
木星とほぼ同じ程度の大きさしかないという。

 この星は、りゅうこつ座の方向にあって、太陽と似た星の周りを7.3日の
周期で回っている。精密に観測した結果、質量は木星の96倍あるものの、
大きさは16%ほど上回っているだけだと分かった。

 星の中心部で起きている核反応は非常に弱く、明るく輝くことはできない。
「褐色矮星(わいせい)」と呼ばれる珍しい星の一種だ。

 恒星には、太陽の質量の数十分の一程度のものもあるとされる。ESOによると、
太陽の質量の8分の1以下の星で、正確な大きさが分かっているものは
これまでなかった。観測チームは「もし、未来の宇宙船がこうした星に
近づいて写真を撮影できても、恒星なのか、自ら光らない惑星なのかを
見分けるのは難しいだろう」と説明している。

http://www.asahi.com/science/update/0304/004.html

52名無しさん:2005/03/09(水) 19:52:26
【訃報】物理学者のベーテ氏死去 マンハッタン計画の中心(03/08/2005)
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1110264159/l100


■マンハッタン計画の中心、物理学者のベーテ氏死去(03/08/2005)

 日本に投下した原爆を開発したマンハッタン計画の中心人物の1人でノーベル物理学賞受賞者の
ハンス・ベーテ氏(米コーネル大名誉教授)が6日、米ニューヨーク州イサカの自宅で死去した。98歳。
 同大が7日、発表した。

 第2次世界大戦中、原爆を開発したロスアラモス国立研究所で理論物理学部門の責任者を務めた。
太陽などのエネルギー源が核融合であることを理論化し、1967年にノーベル物理学賞。
戦後は核開発を批判

(後略)

( ´`ω´)つhttp://www.yomiuri.co.jp/science/news/20050308i303.htm (引用元配信記事)

YOMIURI ON-LINE
http://www.yomiuri.co.jp/index.htm (03/08/2005) 配信

別ソース
米「マンハッタン計画」の中心 ハンス・ベーテ博士死去 - asahi.com : サイエンス
http://www.asahi.com/science/update/0308/001.html

【ハンス・ベーテ】
http://spaceinfo.jaxa.jp/note/kagaku/j/kag120_bethe.html
【Hans Bethe - Biography】
http://nobelprize.org/physics/laureates/1967/bethe-bio.html
【Photo】
http://www.news24.com/Images/Photos/20050308080238Bethe.jpg
【A-bomb developer Bethe dies. 08/03/2005. ABC News Online】
http://www.abc.net.au/news/newsitems/200503/s1318622.htm
【マンハッタン計画 】

 1942年米国でルーズベルト大統領(F.D.Roosevelt)の決定により、原爆生産を目的として開始した
計画である。オークリッジ(Oak Ridge)での高濃縮ウランの分離、ハンフォード(Hanford)でのプルトニウムの生産、
ロスアラモス(Los Alamos)での原爆の組立等を含み、1945年の広島、長崎での原爆投下につながった。
 周到な計画立案、機密管理、資金と人員の大量投入、計画の成功と大科学プロジェクトの遂行の手本として知られる。

http://mext-atm.jst.go.jp/atomica/dic_0759_01.html

53名無しさん:2005/03/13(日) 22:57:11
【天文】星にも重さ制限 太陽の150倍が限界か
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1110422895/l100

 【ワシントン9日共同】自分で光る恒星にも大きくなれる限度があり、質量に
して太陽の約150倍が上限らしい−−。米宇宙望遠鏡科学研究所(メリーラン
ド州)のチームが、米航空宇宙局(NASA)のハッブル宇宙望遠鏡を使った多
数の星の観測からこんな結論をまとめ、9日発表した。
 星の質量は誕生時から決まっているが、どこまで重い星が宇宙に存在するかは
未解明。直接観測に基づく信頼性の高い推定は初めてという。

http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=SMT&PG=STORY&NGID=soci&NWID=2005031001000581
From 共同通信 http://www.kyodo.co.jp/

54名無しさん:2005/03/13(日) 22:58:41
宇宙人か !?謎の電波信号を受信
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1094194508/l100

宇宙人の電波?うお座とおうし座の間から3回観測

 地球外の知的生命体からの信号を探している米カリフォルニア大などの
天文学者チームは2日、プエルトリコのアレシボ電波天文台の観測で、
うお座とおうし座の間の方角から、これまで知られた天文現象とは違う謎の
電波信号を受信したことを明らかにした。英科学誌ニューサイエンティスト
電子版が報じた。

 未知の天文現象や電波望遠鏡自体からの雑音の可能性が高いが、観測
を進めている同大などの地球外知的生命体探査の天文学者らは万が一の
可能性に強い期待を寄せている。

 電波は昨年2月までに計3回観測され、次第に強くなる傾向があった。
世界中のボランティアのパソコンをインターネットで結んだ解析作業によって、
電波の受信が確認された。現在、電波は消えているという。

 電波の周波数は1420メガ・ヘルツで水素が放つ周波数と同じ。水素は宇宙
で最も基本的な元素で、この周波数は宇宙で最も雑音の少ない帯域のため、
知的生命体が交信に使う可能性が最も高いとされている。

ここもなー★
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040903-00000504-yom-int

55名無しの物理学徒:2005/03/17(木) 10:21:18
【天文】太陽の1500倍超:観測史上最大の超巨星3つ発見[050111]
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1105406535/l100

(前略)

 【ワシントン=笹沢教一】米ローウェル天文台(アリゾナ州)などの国際観測チームは
10日の全米天文学会で、太陽の直径の1500倍を超えると推定される最大の超巨星
3つを発見したと発表した。

 3つの星は地球から約5200―9800光年の距離にあり、いずれも太陽より質量の
大きな恒星が年老いて巨大にふくらんだ「赤色超巨星」に分類される。これまで
最大だったのは、天文学者が宝石に例えて「ガーネットスター」と呼んだケフェウス座の
赤色超巨星で直径は太陽の約1500倍。3つの星は、これを上回る大きさを持つ
と見られている。

(後略)
----
※引用元配信記事:http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20050111it02.htm
※読売新聞社のYomiuri On-Line( http://www.yomiuri.co.jp/ )2005/01/11配信

56名無しの物理学徒:2005/03/17(木) 10:22:02
【宇宙】ミニ太陽系になるか? 幸運が重なれば惑星に生命も
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1107938580/l100

 【ワシントン8日共同】地球から約500光年離れた宇宙空間で、原始太陽系のように
星の周囲を回るガスとちりの円盤を、米航空宇宙局(NASA)の赤外線望遠鏡スピッツァーが
とらえた。
 NASAは「最終的にはミニサイズの太陽系のような天体集団が形成されるのではないか」
とみており、幸運が重なれば、地球のように生命をはぐくむ惑星が生まれる可能性もあると
天体物理学の専門誌に10日発表する。

 中心にあるのは「褐色矮星(わいせい)」と呼ばれる星。
質量が木星の15倍ほどと小さいために太陽のような核融合は起きず、温度は2000度弱で暗い。
周囲の円盤に含まれるガスやちりは、木星1個と地球数個を形成するのに十分な量という。

引用元
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=soci&NWID=2005020901000443
(依頼スレよりhttp://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1102921108/326
========================================
関連スレ
太陽系の外にある「第2の地球」探しに本腰
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1105019923/
地球の大量の水は、どこからきたのか?
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1088687574/

57名無しの物理学徒:2005/03/17(木) 10:22:39
謎の惑星、冥王星の正体は彗星か・・太陽系惑星群から除外?
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1108356985/l100

【ライブドア・ニュース 14日 東京】
− AP通信によると、太陽系9番目の惑星で謎の惑星とされている冥王星の正体について、
宇宙探査が順調に進んだ場合、早くても10年後には複数の事実が明らかになるとしており、
探査結果によっては冥王星が太陽系惑星でなくなる可能性が出てきている。

冥王星は米ローウェル天文台のクライド・トンボー氏が1930年に発見、
大気と四季があることが確認されており、他の惑星と違い極端な楕円形の軌道を描く。

米ニューヨークにあるアメリカ自然歴史博物館ハイデンプラネタリウムのディレクター、
ニール・ド・グラス・タイソン氏は、「惑星としての動きなどが見られない」として、
5年前から冥王星を惑星の展示から外し、
太陽系の端にある彗星群(カイパーベルト)とひとまとめにして扱っている。

国際天文連合に所属する数名の天文学者は、太陽系8番目の惑星である
海王星を越えたところに太陽の周りを公転する氷に覆われた小さな物体を1000個発見、
冥王星の特殊な軌道に加えて月よりも小さいその大きさから、
同星が惑星ではなく、むしろカイパーベルトを構成する彗星に似ているとした。

同天文学者らはトンボー氏の死後まもなくの1997年、
冥王星を太陽系の惑星群から彗星へと格下げすべきだと発表している。  

惑星の正式な定義はなく、今後の太陽系探査への期待が高まっている。
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__985525/detail

58名無しの物理学徒:2005/04/17(日) 20:40:12
【天文】火星、温暖化ガス注入で生息可能に 日米研究者が論文
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1107597007/l50

火星の大気に温暖化を加速する工業用ガスを注入して気温を上昇させ、生物が生息できる環境を
人工的に作り出すことが可能だとするユニークな論文を日米の共同研究チームがまとめた。
米航空宇宙局(NASA)エームズ研究センターのマリノバ研究員、筑波大の橋本博文講師らの成果で、
米地球物理学会誌の最新号に掲載された。

NASAの無人火星探査車は昨年、太古の火星に生物が住める塩水の海があった痕跡を突き止めた。
しかし現在の火星表明は気温が低すぎるうえ乾燥しており、生物の生息には不適だ。
研究チームは二酸化炭素(CO2)よりも1万倍も強い温暖化加速作用を持つ工業用ガス、八フッ化
プロパンを火星の大気中に散布したらどうなるのかをシミュレーションした。

日経 http://www.nikkei.co.jp/news/main/20050205AT1G0500E05022005.html

59名無しの物理学徒:2005/04/21(木) 16:15:29
【物理】ペンタクオークって本当にあるの?
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1114016926/l50

エキゾチックな素粒子は幻?

 ペンタクオークを探し求める物理学者の旅は何の収穫もなく徒労に終わりそうだ。2002年に
はじめてその存在が報告されたこれらの奇妙な素粒子に関するさらなる証拠の欠落は、こ
れら素粒子の存在に疑問を投げかけるものだ。

 ペンタクオークは日本の播磨にあるSPring-8放射光施設で発見された。この粒子は五つの
素粒子からなっていると考えられ、非常に不安定でガンマ線と炭素原子の衝突による破片に
存在すると推測されていた。http://dx.doi.org/10.1103%2FPhysRevLett.91.012002

 クオーク三個から陽子や中性子といった基本的な原子核の構成要員ができあがる。五個
のクオークからなる粒子は非常に特異で、新しい物質の形態としてもてはやされた。しかし、
バージニア州Newport NewsのThomas Jefferson国立加速器研究所で行われた実験から、
この発見が間違いである可能性が示唆された。「私たちの結果ではまったく発見できなかった。」
とフロリダ州Tampaで行われたアメリカ物理学会で4月16日に発表したイタリアのGenoa国立
核物理学研究所のRaffaella De Vita。

 「この研究機関は10倍の高感度でペンタクオーク実験の追試を行った唯一の研究所で、
よい統計的精度でこの問題に取り組んだものだ。」と同僚の一人であるMarco Battaglieri。

 この結果は、最初にペンタクオークが発見され、その後10以上の研究室で同様の衝突
法により追試で確認されて以来持ち上がっていた論争に再び火をつけるものだ。「2003年
には多くの肯定的な結果が得られていた。」(Battaglieri)

 しかし、2004年にさらに高エネルギーで衝突実験が行われたとき、ペンタクオークの痕
跡がまったく発見できなかったことで、この発見に対する疑問が投げかけられた。高エネ
ルギーな実験であるほど一般的により統計的に有意な結果が得られるが、これらの条件は
ペンタクオークの証拠をまったく破壊してしまうものだとの議論もあった。

 そこでJeffersonのグループは、ドイツ、BonnにあるElectron Stretcher and Accelerator
から発表されたペンタクオーク発見法を追試し、ガンマ線を当てた液体水素からの破片を
徹底的に解析した。

 「ペンタクオークの存在を確定できるようなデータは得られなかった。」と当学会でペ
ンタクオークに関する実験の詳細な比較について発表したフィラデルフィア(ペンシルバ
ニア?)州Pittsburgh、Carnegie Mellon大学の素粒子物理学者Curtis Meyerは述べた。
SPring-8での発見以来、たくさんのグループがこの分野に飛び込んだが「いくつかの結果
は本当にぎりぎりのものだ。」

記事全文はこちらです。
News@nature.com 18 April 2005; | doi:10.1038/news050418-1
Doubt is cast on pentaquarks
Mark Peplow
http://www.nature.com/news/2005/050418/full/050418-1.html

関連スレ:
【宇宙】宇宙創成:「ビッグバン直後は液体」 「気体説」覆す
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1113836909/
【素粒子】3種類の未知の粒子を発見、ハイブリッド粒子か? 高エネ研KEKB
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1109680162/
【素粒子】カムランドでニュートリノ質量の再確認 DAT落ち
http://news16.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1100034752/l50
【科学】未知の素粒子、存在確実=日米の加速器実験で観測−「超対称性粒子」か DAT落ち
http://news16.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1092971773/l50
【素粒子】「ニュートリノ振動」世界で初めて直接観測 DAT落ち
http://news16.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1089033922/l50
ニュートリノ質量を確認 人工素粒子で裏付け成功 DAT落ち
http://news16.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1086969641/l50
トップクオーク質量、やや重い値 国際グループ測定 DAT落ち
http://news16.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1086805182/l50

60名無しの物理学徒:2005/05/30(月) 12:37:59
【核物理/エネルギー】国際熱核融合実験炉(ITER)の六ヶ所村誘致断念。EUと調整に入る。
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1115173910/l50

2005/5/4讀賣、朝日
http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20050504it01.htm
http://www.asahi.com/international/update/0503/001.html

熱核融合炉、誘致断念へ…EUと調整進む

日本政府は3日、国際熱核融合実験炉(ITER)の建設地について、
青森県六ヶ所村への誘致断念も視野に入れて関係国と調整に入る方針を固めたことを
複数の政府筋が明らかにした。日本同様に建設地誘致に名乗りを上げている欧州連合(EU)との
水面下の調整の結果、国内建設にこだわらなくても、工事の受注や職員枠確保などの面で、
日本が相応の利益が得られる公算が大きくなったためだ。

これにより、ITERの建設地は、フランスのカダラッシュに絞られる見通しが濃厚となった。
政府としては候補地となっている青森県や関係国との調整を経て、
6月にも関係国間で正式合意にこぎつけたい考えだ。

ITERは、太陽で起きている核融合反応を地上の施設で起こし、
その際に出るエネルギーを取り出す実験施設で、日本、EUのほか
米国、ロシア、中国、韓国が参加する国際プロジェクト。
総事業費は約1兆3000億円と見込まれているが、建設地をめぐって日米韓が六ヶ所村を、
欧露中がカダラッシュを推す「3対3」の構図でこう着状態が続いている。

建設地に名乗りを上げる日欧は昨年3月から、実験炉を誘致した国(ホスト国)と
誘致できなかった国(非ホスト国)の役割分担について協議を開始し、
日本は昨年9月、1割の負担で2割の工事を受注できるなど非ホスト国により配慮した案を提示した。
これに対し、EUも4月12日の日欧閣僚級会合(東京)で、ポトチュニク欧州委員(科学・研究担当)が
「日本案とほぼ同等の条件を示した」(文部科学省幹部)ことから、にわかに歩み寄りの機運が高まった。

現在、日本側交渉担当者の白川哲久・文部科学審議官が渡欧し、日欧閣僚級会合での合意内容の最終確認を進めている。
今後は、ホスト国と非ホスト国の役割分担を明確にした文書を日欧共同で作成したうえで、
2003年12月以来開かれていない6者閣僚級会合の開催を呼び掛け、この会合で建設地を正式に決定する方針だ。
政府筋は「日欧間の合意が5月中にもまとまる方向で話が進んでいる」と述べ、調整が最終段階に入っていることを認めた。

ITERをめぐっては、2日にルクセンブルクで開かれた日・EU定期首脳協議で早期合意を目指す方針を確認した。
協議後の記者会見でも、小泉首相は「できるだけ早く合意できるよう努力することで一致した」と述べている。

◆国際熱核融合実験炉(ITER)=1億度以上の高温下で重水素とトリチウムの原子核同士を融合させ、エネルギーを生み出す「熱核融合」の実験施設。燃料1グラムから石油8トン分のエネルギーが得られるとされる。
燃料となる重水素は、海水から得られるなどの利点があり、実用化されれば、中東に依存している現在のエネルギー事情を一変させる可能性を持つ。
※ITER(イーター)HP
http://www.naka.jaeri.go.jp/ITER/ITER/

61名無しの物理学徒:2005/06/20(月) 22:23:15
【宇宙】ビッグバンの数秒後にできたエネルギッシュなニュートリノが重力効果を局地的にスムージング
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1119267553/l50

記事 : ニュートリノのゆらぎが宇宙で観測されました

 現在観測されている宇宙マイクロ波背景放射(cosmic microwave background:CMB)に残
されているニュートリノの痕跡は、小さなスケールでの物質の粒状性の結果がビッグバン
の過程を通して現在の宇宙に反映されている事を肯定している、またそれによって誕生直
後の(誕生から何十万年ではなく数秒という単位の直後だそうです)宇宙の様子を垣間見
る事が可能かもしれない、という研究報告がでたそうです。

 ニュートリノは、電気的に中性(電荷ゼロ)で、重さ(質量)がほとんどゼロの粒子です。
その存在は1933年にパウリによって予言されましたが、実験によって確認されたのは26年
後です。他の粒子との相互作用が弱く、物質を素通りするため観測はとても大変です。

 日本には、東京大学宇宙線研究所の「神岡宇宙素粒子研究施設」が有り、小柴昌俊東大
名誉教授が宇宙ニュートリノの検出へのパイオニア的貢献を讃えられノーベル賞を受賞し
ています。(略)

記事全文、関連リンク、図等はこちらです。
今日のNature 05年06月19日(日)
http://www.mypress.jp/v2_writers/miyu_desu/story/?story_id=1087942

News@nature.com 17 June 2005; | doi:10.1038/news050613-11
Neutrino ripples spotted in space
Mark Peplow
http://www.nature.com/news/2005/050613/full/050613-11.html

Indication for Primordial Anisotropies in the Neutrino Background from WMAP and SDSS
Roberto Trotta , Alessandro Melchiorri
http://arxiv.org/abs/astro-ph/0412066

62名無しの物理学徒:2005/06/20(月) 22:25:25
【天文】シミュレーションからダークエナジーが存在する証拠を提起・・・国際チーム
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1112275070/l50

Researchers Find Evidence Of Dark Energy In Our Galactic Neighborhood
http://www.sciencedaily.com/releases/2005/03/050325150642.htm

ワシントン大やイタリア国際宇宙物理学研究所などの国際チームが発表したところに
よりますと、ハッブル宇宙望遠鏡から得られたデータを元にしたコンピューターモデルで
宇宙をビッグバンから現在に至るまでの過程をシミュレートしたところ、ダークエナジーが
存在しなければ説明できない結果がもたらされたとのことです。

1929年、天文学者Edwin Hubbleは銀河同士が互いに距離を広げていることを証明し、
ビッグバン以来宇宙は膨張しているとの理論の根拠となりました。1999年には、その膨張を
実際に生じさせているダークエネルギーと呼ばれる謎の力の存在が提唱されました。

今回のシミュレーションでは、ダークエナジーを考慮せずに計算したところ実際に
観測されている膨張具合とは大きな偏差が見られ、またダークエナジーを取り入れて
計算しなおしてみたところ現実との完全な一致が見られたとのことです。

以上 Science Daily 2005/3/30 配信の記事よりかいつまんで引用
全文はソースにあるの読んでネ
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐8<‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
Science Daily http://www.sciencedaily.com/
original source(鯖落ちかなんかで確認できず)
 University Of Washington http://www.washington.edu/
 http://www.uwnews.org/article.asp?articleID=8972
※誤訳もあるかもしれないヨ

63名無しの物理学徒:2005/06/20(月) 22:28:45
【受賞】南部陽一郎氏にベンジャミン・フランクリン・メダル
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1116046733/l50

米フランクリン賞:物理学者の南部陽一郎名誉教授にメダル南部陽一郎氏

 物理学者の南部陽一郎・米シカゴ大名誉教授(84)=米国在住=に、米フランクリン
協会から05年のフランクリン・メダル(物理学部門)が贈られた。南部さんは、物質を
構成する素粒子の理論的研究で知られ、その功績が評価された。受賞者の多くが、後に
ノーベル賞を受けている。

 南部さんは、素粒子の一つである「クオーク」同士を結びつける力を色で説明する「量
子色力学」を提唱し、現代物理学を支える標準理論の構築に貢献した。

 同協会はベンジャミン・フランクリンの遺産をもとに運営されている。メダルは自然科
学の6分野で顕著な功績があった研究者に贈られ、日本人では外村彰・日立製作所フェロー
(99年)▽飯島澄男・NEC特別主席研究員と中村修二・カリフォルニア大教授(02年)
▽小柴昌俊・東京大特別栄誉教授(03年)が受賞している。

毎日新聞 2005年5月13日
http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/science/news/20050513k0000e040040000c.html


米国版ノーベル賞、南部陽一郎さんが受賞

 米国版ノーベル賞ともいわれる05年度のベンジャミン・フランクリン・メダルが、物
理学者の南部陽一郎・米シカゴ大名誉教授(84)に贈られたことが明らかになった。大
阪市立大名誉教授でもある南部さんは数々の独創的なアイデアを提唱、物理理論の研究を
リードしており、その功績が認められた。

 南部さんは29歳で大阪市立大教授になり、31歳で渡米。米国在住だが、年に2、3
回帰国し、大阪府豊中市の自宅で1カ月ほど過ごしている。

 昨年のノーベル物理学賞は米国の研究者3人が受賞したが、南部さんはその解説資料で、
アインシュタインや湯川秀樹らと並ぶ研究者として位置づけられている。

朝日新聞 2005年05月12日
http://www.asahi.com/culture/update/0512/011.html

2005 Benjamin Franklin Medal in Physics
http://www.fi.edu/tfi/exhibits/bower/05/physics.html
2003 Benjamin Franklin Medal in Physics-John N. Bahcall, Raymond Davis, Masatoshi Koshiba
http://www.fi.edu/tfi/exhibits/bower/03/physics.html
2002 Benjamin Franklin Medal in Physics-Sumio Iijima, Ph.D.
http://www.fi.edu/tfi/exhibits/bower/02/physics.html
2002 Benjamin Franklin Medal in Engineering-Shuji Nakamura, Ph.D.
http://www.fi.edu/tfi/exhibits/bower/02/engineer.html
1999 The Benjamin Franklin Medal in Physics-Akira Tonomura
http://www.fi.edu/tfi/exhibits/bower/99winners.html

64名無しの物理学徒:2005/06/20(月) 22:29:39
トップクオーク質量、やや重い値 国際グループ測定
http://news16.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1086805182/l50

基本粒子のひとつ、トップクオークの質量が、米フェルミ国立加速器研究所の国際
共同実験グループによって高精度で測られ、1780億電子ボルト前後と報告された。
英科学誌ネイチャー10日号で発表される。従来よりやや重い値となり、これに連動
して、物質に重さを与える未知の「ヒッグス粒子」の推定質量も増えることになる。

素粒子などの世界では質量はエネルギーと等価で、エネルギーの単位「電子ボルト」
(1電子ボルトは電子が1ボルトの電圧で加速された時にもつエネルギー)で測られる。

論文によると、トップクオークの質量は従来の1743億電子ボルト前後から、1780億
電子ボルト前後(誤差はプラスマイナス43億電子ボルト)に見直された。これに伴い
ヒッグス粒子の質量として最も確からしい値は1170億電子ボルト、上限は2510億
電子ボルトとなった。

この結果、ヒッグス粒子の直接発見には、より大きな加速器が必要となる。フェルミ研
は2〜5年以内に現行の加速器テバトロンの改良を、欧州合同原子核研究機関
(CERN)は07年に新型加速器LHCの稼働を予定している。

素粒子の標準理論では物質世界は6種類のクオークと、電子の仲間などから成る。
これらの粒子は真空で凝縮したヒッグス粒子にぶつかって抵抗を受け、質量を持つ
とされる。ほかのクオークに比べて巨大なトップクオークは、ヒッグス粒子との結び
つきが最も強く、質量もほぼ比例する関係だ。

◆ 以上記事引用しました。
http://www.asahi.com/science/update/0610/001.html
朝日新聞:http://www.asahi.com/

65名無しの物理学徒:2005/06/20(月) 22:30:53
【宇宙】気球による硬X線背景放射の観測成功 BHの進化・暗黒物質からのエネルギー流解明目指す
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1117419334/l50

成功に安堵と自身 三陸大気球観測所 「硬X線」観測の初実験

 大船渡市三陸町吉浜の宇宙航空研究開発機構(JAXA=ジャクサ)三陸大気球観測所
(山上隆正所長)で二十五日夜、今年度第一次実験の第二号気球の放球が行われた。海外
で行われる「硬X線撮像気球」を目指した実証と観測が目的で、同観測所で初の試み。気球
飛翔は順調に進み、各種観測機器も正常に作動し、翌朝に無事回収。目的達成に関係者は
安堵と自信の表情を見せていた。

 この実験・観測は、名古屋、大阪両大学の大学院などの研究班が担当。ブラックホールの
進化や銀河団の暗黒物質からのエネルギーの流れを解明するため、硬X線を集光結像する
多層膜スーパーミラー望遠鏡を開発。観測技術の確立や実証、硬X線領域での天文学の
開拓を目標に、早ければ今年度後半にブラジルで行われる観測計画の準備として行われた。

 宇宙科学研究本部と実験班によると、同日午後七時に放球し夕暮れの空に上昇。観測所
には地元の小学生などが大勢詰めかけ、放球の様子を見学していた。

 二時間四十五分後には同観測所から東方百キロ、高度約三十九キロに達し、水平浮遊状
態となった。観測機器は二十六日午前零時前に気球と切り離され、船越半島沖の海上にパ
ラシュートで緩降下して着水。同日早朝に気球とともに回収された。

 飛翔中、最先端の技術で作られた機器は正常に動作し、硬X線背景放射の観測にも成功。
多くの貴重なデータが得られた。実験班や観測所では「目的は十二分に達成。ブラジルでの
実験に大きなステップとなった」と大きな成果が得られ成功したことを喜び合った。

東海新報社 2005年05月27日付 7面
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/index_main.cgi?mode=kiji_zoom&amp;cd=nws471

宇宙科学研究本部三陸大気球観測所
http://www.isas.jaxa.jp/j/about/center/sbc/sbc.shtml

関連ニュース
気球:宇宙航空研、打ち上げ失敗 穴開き、大槌沖に落下−−大船渡 /岩手
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/iwate/news/20050522ddlk03040071000c.html

66名無しの物理学徒:2005/06/20(月) 22:32:14
【宇宙】暗黒物質ニュートラリーノのハローに満ちた銀河系、1万年に一度地球と相互作用?
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1107071700/l50

宇宙 : 暗黒物質のハローに満ちた銀河系

 新しい計算結果によると、初期宇宙で形成した最初の構造は暗黒物質(ダークマター)
のハローであり、これは現在では普遍的に存在していて、1万年に一度の割合で太陽系と相
互作用しているという。

 暗黒物質は本来、我々には見えない宇宙の物質であり、宇宙の質量の約80%を占めてい
る。暗黒物質の存在は、それが周囲に重力の影響を及ぼすことから推定される。 J Diemand
たちの計算結果は、暗黒物質の主な候補であるニュートラリーノという仮説的な素粒子に
もとづいている。この素粒子は、WIMP(相互作用が弱く重い素粒子)である。

 彼らが行った初期宇宙のシミュレーションにより、ニュートラリーノが、木星と同じく
らい重くて太陽系と同じくらい広大な環を形成していたことが分かった。それらの環は、
我々の銀河系に多く存在し、地球は1万年に一度そこを通過しているはずだ。このハローに
含まれる粒子同士が消滅するときには、検出可能なガンマ線も発生していると考えられる。

Nature Japan Highlight January 27, 2005
http://natureasia.com/japan/nature/updates/index.php?id=908&amp;issue=7024

宇宙:初期宇宙における最初の構造としての地球質量をもつダークマターハロー
J. Diemand, B. Moore & J. Stadel
Nature 433, 389 - 391 (27 January 2005); doi:10.1038/nature03270
http://www.nature.com/cgi-taf/DynaPage.taf?file=/nature/journal/v433/n7024/abs/nature03270_fs.html

67名無しの物理学徒:2005/06/20(月) 22:33:19
【宇宙】光の泡による暗黒時代の終焉
http://news16.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1100471572/l50

宇宙 : 光の泡による暗黒時代の終焉

 現在では可視領域に見られる星明かりによって宇宙がようやく照らされた時、光の泡が
突然膨張し、それまでの「暗黒時代」は終わりを迎えたようだ。 最遠方にある天体の中に
クエーサーがあり、それらはおそらく、ガスを飲み込む際に光を発する巨大ブラックホー
ルであろう。

 クエーサーを数十億年前に発し地球にはるばるやってくる光を解析することで、かつて
の宇宙の姿を明らかにすることができる。銀河間を漂う希薄な水素ガスは、クエーサーか
らの紫外光をさえぎるが、一旦その光を吸収すると再電離し、さらなる紫外放射に対して
は透明になる。

 今回J S B WyitheおよびA Loebはこの光を観測した結果、電離水素の泡が初期クエー
サーの周囲で、クエーサーからの光が広がるのとだいたい等しい速度で膨張したと結論し
た。これらの泡は、さしわたし3千万光年程度まで膨張するとくっつき始めた。このことか
ら再電離過程は、2億年程度の期間内に比較的速やかに生じたことが示唆される。

記事オリジナルはこちらです。
Nature Japan Highlight November 11, 2004
http://natureasia.com/japan/nature/updates/index.php?id=835&amp;issue=7014

宇宙:宇宙再電離の末期における電離したバブルに特徴的なおよそ10 Mpcの大きさ
J. Stuart B. Wyithe and Abraham Loeb
Nature 432, 194 - 196 (11 November 2004); doi:10.1038/nature03033
http://www.nature.com/cgi-taf/DynaPage.taf?file=/nature/journal/v432/n7014/abs/nature03033_fs.html

68名無しの物理学徒:2005/06/28(火) 10:16:01
【2005年】国際物理年 世界物理年【相対論100周年】
http://science3.2ch.net/test/read.cgi/sci/1104678468/l50

2005年、特殊相対性理論の発見から100年

世界物理年2005
http://www.wyp2005.jp/
国際物理年とアインシュタイン
http://www.wyp2005.jp/jp/challenge/physicsyear.html
WYP2005
http://www.wyp2005.org/
世界物理年
http://www.unic.or.jp/new/physics_2005.htm
2005年は世界物理年 World Year of Physics
http://www.einstein1905.info/einstein/2005.html
日本物理学会 WYP2005
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jps/jps/topics/wyp/wyp.html

69名無しの物理学徒:2005/07/03(日) 12:49:53
【物理】新たな素粒子反応を初確認 未知の粒子発見の手掛かり
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1120143162/l50

 6種類ある物質の基本粒子クォークのうち「ボトム」が「ダウン」に
変わる素粒子反応を、高エネルギー加速器研究機構(茨城県つくば市)
や国内外の大学・研究機関がつくるベル実験チームが世界で初めて確認、
スウェーデンのウプサラで30日に始まった国際シンポジウムで発表した。
 
素粒子の標準理論では100万回に1回起きるとされる反応で、
今回の結果は予言の範囲内に収まっていた。ただ、同理論で説明
できない未知の粒子があった場合には、その影響を受けやすい反応
として注目されており、チーム共同代表の山内正則・高エネ研教授は
「さらにデータをためて、予言からずれるかどうか検証したい」と話している。

ソースはこちら
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&amp;PG=STORY&amp;NGID=soci&amp;NWID=2005063001004232

70名無しの物理学徒:2005/07/04(月) 19:40:57
【社会】「原爆、阻止できず…」 アインシュタイン、対日原爆投下で弁明の手紙…日本人学者に宛て
http://news19.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1120468629/l50

★アインシュタインが対日原爆投下で弁明=邦人学者に思い乱れた手紙

・米国のアルバート・アインシュタイン博士が広島、長崎への原爆投下で自らを
 弁護する手紙を日本の哲学者、故・篠原正瑛(しのはら・せいえい)氏に送って
 いたことが分かった。原爆はアインシュタイン博士の相対性理論によって出現
 した兵器だった。博士は晩年、篠原氏と文通しており、篠原氏の夫人の信子さんは
 原爆投下60周年に当たり、これら書簡を公開することを決めた。篠原氏はドイツに
 留学し、哲学を学んだあと1947年に帰国していた。

 アインシュタイン博士が核を使った戦争に反対したことは既に各種の文書で証明
 されているが、篠原氏への手紙では、原爆投下について自らを弁護し、自分の
 平和主義との整合性を図ろうと努めている。文通は篠原氏が、核兵器開発に
 果たした役割を批判する手紙を博士に送った1953年に始まった。博士は同年
 6月23日付で手書きのドイツ語の返事を送り、挨拶の文言なしで反論を始めている。

 その中で博士は「私は常に原爆の対日使用を非難してきた。しかし私は運命の
 決定を阻止するために何もできなかった」と述べている。博士は別の手紙で「核爆弾
 開発に当たっての唯一の慰めは、今回は抑止効果が働き、国際的な安全保障が
 進展すると私には思われたことだった」と述べている。また博士は、戦争は時として
 受け入れられると書いている。博士は「私は絶対平和主義者だと(手紙に)書いたことは
 ない。私の見解では、武力行使が必要な場合もある」と書いている。
 2人の文通はアインシュタイン博士が死去する前の年の54年7月に終わった。篠原氏は
 2001年に死去した。

 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050704-00000070-jij-ent

71名無しの物理学徒:2005/07/08(金) 11:45:19
行方不明だったニュートン自筆の錬金術覚書発見 - イギリス
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1120483868/l50

 ロイター通信によると、近代科学の祖と言われる英国のアイザック・ニュートンの錬金術に
関する自筆の覚書が、英王立協会でこのほど見つかった。

 この覚書はもともと、ニュートンが亡くなった1727年に発見されたが、1936年に競売で
落札されて以降、行方が分からなくなっていた。今回、研究者が同協会で文献を整理中に
発見した。

 ニュートンの存命当時、錬金術には亜鉛などの卑金属から金や銀を精製する秘密が
隠されていると信じる科学者がいた。ニュートン研究の専門家は「今回の発見は、
ニュートンが錬金術に関してどんな著作を読み、どんな理論を研究していたかについての
重要な証拠となる」と話している。

http://www.sankei.co.jp/news/050704/kok049.htm

73名無しの物理学徒:2005/07/25(月) 11:12:03
コンピュータ科学に背を向ける学生たち(04/08/12)
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1092711450/l50

■コンピュータ科学に背を向ける学生たち

 マサチューセッツ工科大学(MIT)でも、 ほかの大学と同様に、コンピュータ科学関連の学部に
在籍する学生の数が減少している。このような状況を鑑み、米国は将来も技術界のリーダーで
あり続けられるのかを疑問視する声が上がっている。
 今秋、MITの電気工学/コンピュータ学科(Department of Electrical Engineering and Computer Science:EECS)
に入学する学部生は200名を下回る。昨年の入学者数は約240名、3年前には385名だった。
(中略)
米国で科学や工学といった分野の博士号を取得する人の数は近年減少している。また、海外から
やってくる博士号取得希望者の数も減っているため今後も博士号取得者数は減少するものと思われる。
また、米国ではもっとリスクの高い研究活動を行えるはずなのに、実際には研究者が保守化していて、
そうした試みをやりたがらない、という意見もある。
 連邦議会への提言や、国立科学財団(National Science Foundation)の監督などの活動を行う
米国科学委員会(National Science Board)は科学や工学系の知識を持っていることを必須条件とする
人材募集が増えているにも関わらず科学者やエンジニアを目指す米国民の数が「著しく」減少している
との警告を発している。
(中略)
 これまでコンピュータ科学の分野では、マシンを通して人類の文化を発展させることの面白さよりも
むしろ、実用的な側面を宣伝することに重点が置かれてきた。そのため、壮大な可能性を感じさせる
生態学や化学と比べて、魅力のない学問だと世間から思われるようになってしまったとLeeは述べる。
 「VoIPやEコマースなどと言われて、コンピュータ科学が、宇宙の歴史を紐解くことより魅力的な学問だ
と思う人は少ない」

以下、ソースで。
( ´`ω´)つhttp://japan.cnet.com/news/biz/story/0,2000050156,20070393,00.htm
( ´`ω´)つhttp://japan.cnet.com/news/biz/story/0,2000050156,20070393-2,00.htm
原文記事
【Students saying no to computer science | CNET News.com】
( ´`ω´)つhttp://news.com.com/2100-1022-5306096.html

【Massachusetts Institute of Technology】
( ´`ω´)つhttp://web.mit.edu/index.html

74名無しの物理学徒:2005/07/25(月) 11:21:21
【物理】重力のドーナツで過去へ旅行に出かけよう!
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1121869146/l50

 イスラエルの理論物理学者によると、過去にさかのぼる旅行をする上での大きな障害の
一つが取り除かれた。その鍵となったのはドーナツ型だったとのことだ。
 時間旅行は、アインシュタインが大きな質量が時空をゆがめ、光の速度に近い旅行者に
は時間の進み方が遅くなる傾向があるということを見いだして以来理論的には可能だった。
 そのため、未来に向かって進むのは簡単だ。例えばある種の短寿命宇宙粒子。それらの
旅路は私たちには何千年にも見えるが、粒子たちにとってはたった数分のうちに宇宙空間を
駆け抜けて崩壊する前に地球に到着してしまったように感じられるだろう。要するに、粒子は
年月を越えて生き延び、未来に旅してしまったということだ。
 しかし、過去へと引き返すとなると更なる問題が付きまとう。研究者らはこれを達成するには
(既に存在が知られている)中性子星、(知られていないけど)ワームホール、あるいは想像
することだけが可能な不思議な物質といった奇妙なものが必要だと考えてきた。
 Haifaにあるイスラエル工科大学TechnionのAmos Oriによれば、アインシュタインの理論に
よると、空間をひねることにより任意のサイズのドーナツのような局所的な重力場を作り出す
ことができると彼は言う。重力場線はこのドーナツの外周を取り囲み、時間と空間は互いに
きつく湾曲しあっている。この理論では非標準型の仮想物質の必要性はない。
 これがどのようなものか、現実世界においてどのようなものに相当するのかについて記述
するのは難しいが、数学的にはドーナツの生成された時と現在の間のいかなる期間も、ドー
ナツの内側の真空のどこかに存在しうることが示された、とOriは言う。必要なのは、どうやって
そこに到達するかということだ。
 理論的には、タイムマシンができれば過去のどの時点にも戻ることが可能になるはずだと
する論文をOriはPhysical Review Letters誌に発表した。彼の理論のちょっとした欠点は、どう
やって重力のドーナツを生成することができるかを彼自身見つけていないことだ。しかしいくつ
かのアイデアは持っている。「すごく大雑把だけど、大きな質量を素早く円運動させる必要が
あるだろう。」
 「この論文は従来のモデルを改良するものだ」と「How to Build a Time Machine」の著者
であるオーストラリアSydneyのMacquarie大学の理論物理学者Paul Davies。
 過去への旅行についての有力なモデルは、ワームホールを通って素早く移動すると言う
過程を含んでおり、これが二つの離れた場所の近道になる。もしとても重い中性子星のよう
なと地球とをワームホールで結ぶことができれば、両端に時間的な差を生成することがで
きるだろう。これは高密度な中性子星の表面では地球よりも時間の進み方が30%遅くなると
いった、質量が時空を捻じ曲げることによる。
 しかし、ワームホールは油断のならない相手で、それら自身の強力な重力で崩壊してしま
わないように手を打たなければならない。Pasadena、カリフォルニア工科大学の理論物理学
者Kip Thorneは、ワームホールを開いたままにしておくには、何らかの形の非標準的な反重
力物質が必要になるになるだろうと考えている。しかし残念ながら、そのようなものはいま
だ見つかっていない。
 また、ドーナツモデルにはまだ解決しなければならない点もある。この小さな真空の核の
不安定性を克服できないかもしれないとDavisは考えている。「閉じた時間のようなカーブは
量子的な変動に対して本質的に不安定だ。」ドーナツ中の巨大エネルギーの怒涛のような
流れがドーナツを破壊してしまうだろうと彼は予想する。
 Oriもエネルギー変動が問題であることを認めるが、解決可能であると考えている。「でも、
私たちの世代のうちにはできないだろうけどね。」彼自身はタイムマシンを製作することが
できる可能性は半々と見ている。

記事オリジナル、関連記事、リンク等はこちらです。
News@nature.com 13 July 2005; | doi:10.1038/news050711-4
Gravity doughnut promises time machine
Mark Peplow
http://www.nature.com/news/2005/050711/full/050711-4.html

A Class of Time-Machine Solutions with a Compact Vacuum Core
Amos Ori
Phys. Rev. Lett. 95, 021101 (2005)
http://dx.doi.org/10.1103%2FPhysRevLett.95.021101

関連スレ:
【物理】因果律を隠し味に使った宇宙のつくりかた
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1097857120/ (04/10/16)

75名無しの物理学徒:2005/07/28(木) 22:03:48
【物理】地球ニュートリノ:日米中の国際チーム、世界で初めて検出
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1122487778/l50

地球ニュートリノ:日米中の国際チーム、世界で初めて検出
地球内部で発生したニュートリノの検出に、日米中などの国際研究チームが世界で初めて成功した。素粒子物理学だけでなく、地球の熱源や進化の解明など地球科学に役立つと期待される。28日発行の英科学誌「ネイチャー」に発表した。

ソース
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/kagaku/news/20050728k0000m040153000c.html

76名無しの物理学徒:2005/07/28(木) 22:06:04
【宇宙】ディスカバリー、耐熱タイルの一部落下 アームで精査へ
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1122439435/l50

野口聡一飛行士(40)らが乗り組んで26日にケネディ宇宙センターから打ち上げられたスペースシャトル
「ディスカバリー」から、上昇時に機体の耐熱タイルの一部分がはがれて落下していたことが分かった。
米航空宇宙局(NASA)が同日、発表した。外部燃料タンクからも落下物が確認された。NASAは、
機体に取り付けたロボットアームを使った検査などで、帰還に問題がないかどうか調べる。

野口さんは、コロンビア事故を受けて導入された安全対策として、シャトルから分離された外部燃料タンクを
ビデオカメラで撮影するなど本格的な活動を始めた。

落下した耐熱タイルは機体下部にある前部着陸装置の収納扉に張られている。破片は約1.5インチ
(約3.8センチ)四方で、8.5インチ(約21.6センチ)四方のタイルの一部と見られる。厚さは不明。

毎日
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050727k0000e040064000c.html

77名無しの物理学徒:2005/07/28(木) 22:06:42
【宇宙】スペースシャトル打ち上げを当面停止=NASA[050728]
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1122511341/l50

(前略)
 【ヒューストン(米テキサス州)27日共同】米航空宇宙局(NASA)のパーソンズ
・シャトル計画部長らは27日、ジョンソン宇宙センター(テキサス州)で会見し、
野口聡一さん(40)らが乗ったスペースシャトル「ディスカバリー」が26日に
打ち上げられた際、外部燃料タンクから断熱材が脱落していたことを確認したため
「問題を解決できるまで今後のシャトル打ち上げは見合わせる」と発表した。

 断熱材はディスカバリーの機体には当たらなかったとみられる。
 乗員7人が全員死亡した2年半前のコロンビア空中分解事故は、外部燃料タンクから
脱落した断熱材がシャトル機体を損傷したことが原因。NASAは再発防止のため、
落下物を最小限にする大幅な改良をタンクに施していたが、対策が不十分だったことになる。
(後略)
----
※引用元配信記事:http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=KHP&amp;PG=STORY&amp;NGID=main&amp;NWID=2005072801000439
※共同通信のKYODO NEWS フラッシュ24( http://www.kyodo.co.jp/ )2005/07/28配信

78名無しの物理学徒:2005/08/20(土) 07:55:10
【物理/高温超伝導】高温超伝導におけるブレイクスルー
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1124474650/l50
<ソース全訳>
 アバディーン大学の科学者が高温超伝導のメカニズムについて大きなブレイクスルーを成した。
銅とルテニウムを含む新しい化合物の結晶構造研究の結果、高温超伝導に対する価値ある洞察
を得られた。この新しい結果は初めて高温超伝導のメカニズムが結晶格子と実際に結びついて
いることを示した。

 今週発行のNatureに発表された論文によれば、この新しい発見は20年近くにわたって科学者を
悩ませてきた高温超伝導の理論におけるブレイクスルーを導く非常に刺激的なものだ。

 金属は原子の格子からなっている。電子はそれら原子から解離し、格子の中を動き回ることで
金属を電流の良導体としている。金属中の原子は実際には振動している。格子中を動き回る電子
は、振動する原子に衝突し、結果これが電流を減少させることになる。これは電気抵抗として
知られている。超伝導体は電気抵抗を示さず、それ故に電流の損失を受けずにすむことからその
ように呼ばれている。

 化学科のRSEフェローであるAbbie Mclaughlin博士はこの研究を主導しており、次のように説明
している。「我々は未来の技術で重要になるであろう、魅力的な物理的特性を示す物質の化学に
興味を持ってきた。特に興味を持ってきたのは新しい層になった材料の合成で、ある層では磁性を
示し、またある層では超伝導性をしめすというような興味深い特性を持つものだ。これが出来れば
2つの異なった現象がどのように競合しあうのかが観察でき、それ自体が新しい物理の展望を開く
ものになりうる」

 通常の導体と異なり、超伝導体はゼロ電気抵抗を示す。不幸なことに、超伝導は超低温でしか
観察されていない。現在のところ、超伝導が観測された最高温度は-113℃だ。実用的な応用には、
MRIスキャナの超伝導磁石や磁気浮遊列車などがある。

 -238℃以上の温度で超伝導性を示す化合物は「高温超伝導体」として知られている。高温超伝導
については完全な理論は現在のところ存在しない。しかし、いつか最終的な理論が構築され、より
高い温度――室温の可能性も含めて――で電気抵抗がなくなる新しい超伝導材料をデザインすること
が出来るようになるだろうと考えられている。

 Mclaughlin博士は続けた。「これは高パフォーマンスの電気モーターなど、多すぎるほどの技術
的な可能性を生み出すかもしれない。同時に、消費者に電力を運ぶのに超伝導ケーブルを使って
莫大な電力のロスを減らすことも出来るだろう。今は大量のエネルギーが電気抵抗によって失われ
ている」

 送電ケーブルの電気抵抗によるエネルギー損失は1998年のイギリスでは7.4%に上ると報告されている。

 同時に、Mclaughlin博士らによって開発されたこの新しい化合物――銅とルテニウムを含む酸化物
材料――は、他にもさまざまなな有用な特性を示してもいる。はじめに、低温では負の磁気抵抗と
して知られる現象が観測された。この性質を示す材料は磁気をかけることで非常に大きな電気伝導性
の上昇を見せ、現在ではコンピュータのメモリに使われている。

 低温ではこの新しい物質は負の熱膨張率として知られる特性をも示す。ほとんどの物質は熱せられ
ると膨張するが、この新しい物質の場合にはそうではない。負の熱膨張率は非常に珍しいもので、
エレクトロニクスから歯科医術にわたる領域でその実用を見ることが出来る。

 Mclaughlin博士は付け加えた。「この共同研究プロジェクトは高温超伝導の理論に光を照らすこと
を目的としている。我々はまた、この物質の大きな負の磁気抵抗や負の熱膨張率の後ろに潜むメカ
ニズムについてもさらに研究しようと思っており、願わくば、室温で実際に応用できるような新しい
物質をデザインすることも望んでいる」

 この共同研究プロジェクトには極限状態科学センター(Centre for Science at Extreme Conditions/
CSEC)ならびにエディンバラ大学化学科のPaul Attfield教授と、ケンブリッジ大学化学科のFalak
Sher博士を含む。彼らはそれぞれの独自の材料混合の化学をひとつにまとめ、新しい魅力的な特性を
持つ材料を開発、研究している。

今週のNatureで発表された論文の全文はこちらで。
http://www.nature.com/nature/journal/v436/n7052/abs/nature03828.html

79名無しの物理学徒:2005/08/21(日) 01:28:26
【量子】核スピン量子コンピュータに向けた核スピンの精密制御に成功
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1114090032/l50

核スピン量子コンピュータに向けた核スピンの精密制御に成功
−新しい原理に基づく超高感度核磁気共鳴(NMR)技術を確立−

 JSTと日本電信電話株式会社は、量子コンピュータに用いる量子ビットとして期待されている
核スピンを、半導体ナノスケールデバイスでコヒーレントに制御することに成功し、デバイスの
構成元素であるすべての核種で可能なすべての遷移に関してコヒーレントな振動を確認しました。
 この結果、ナノスケール領域の核スピンを全電気的に半導体デバイスでコヒーレントに制御
できることが確認されました。この核スピン制御デバイスは典型的な半導体ナノデバイスである
ポイントコンタクトと高周波電磁波を印加するために集積化したアンテナゲートから構成されて
いますが、今回の実証により、このデバイスが核スピンを用いた量子情報処理デバイスとして
有望であることが明らかとなりました。今後、この素子の多彩なコヒーレンス特性をうまく操る
ことで、固体素子での量子アルゴリズムの実証、さらには量子コンピュータの実現に一歩近づく
ことができると考えられます。
(以下ソースにて)

引用元:科学技術振興機構プレスリリース
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20050421/index.html

Controlled multiple quantum coherences of nuclear spins in a nanometre-scale device
Nature 434, 1001-1005 (21 April 2005) | 10.1038/nature03456
http://www.nature.com/nature/journal/v434/n7036/abs/nature03456.html

80名無しの物理学徒:2005/09/11(日) 22:00:54
【光量子】量子コンピューター実現へ朗報、NII根本香絵助教授等が新方式提案
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1125746100/l50

〜従来法の問題・弱点を克服〜

  国立情報学研究所(NII)情報基盤研究系の根本香絵・助教授は、
英国ヒューレットパッカード研究所のビル・マンロ博士およびティム・スピラー博士と共同で、
実用規模の光量子コンピューター開発につながる新方式を提案し、
英国の物理学誌New Journal of Physics7月1日号に発表して大きな反響を得た。

  根本助教授は
「これは、従来の光を用いた量子コンピューターで実現が困難であった素子を、
弱い光学非線形性と強いレーザー光を用いて
簡潔でコンパクトに構成する方法を示したものです。
従来手法とは全く異なっており、素子だけでなくこれまで問題の多かった単一光子生成など、
光を用いた量子コンピューターに必要な要素をすべてコンパクトに構成でき、
しかも安定に動作します。この新しい方法が実現化されれば、
光を用いた量子情報処理の研究が大きく前進することになります」
と同成果の特徴・意義を語っている。

http://tech.braina.com/2005/0902/it_20050902_001____.html

81名無しの物理学徒:2005/09/11(日) 22:10:50
【物理】量子コンピュータの漏れを防ぐ方法を開発
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1123866030/l50

 ブリストルのHP研究所の2人の研究員の最新の成果が、直接相互作用するキュービット
を用いる量子コンピュータアーキテクチャの主要な困難の1つを解決する方法を示した。

 問題は役に立つ計算をするには、量子コンピュータの中で互いの存在を感じる(訳注:
エンタングルしている)100万単位のキュービットが必要なことで、これが意味するのは、
情報が制御できない方法で漏れているということである。より多くのキュービットがこの
ような方法でひとつにされれば、それを制御するのはより難しくなる。

ブリストルのHP研究所のSean Barrett博士とPieter Kok博士が示した解決法は、個々の
キュービットが互いに直接話ができない(訳注:相互作用できない)ように、それぞれ
のキュービットを箱に入れてしまうという方法だ。しかし、量子コンピューティングが
出来るためには、それらがエンタングルされるよう、何らかの相互作用がキュービット
間でされることが必要だ。HP研究所のシステムでは、それぞれのキュービットが光の粒子
(光子)を放出ことが出来るという事実を用いることでこれを達成した。

量子コンピューティングは従来の情報処理に比べ非常に強力であると期待されている。
それによって素早い検索やよりよいシミュレーション、大きな数の効率的な因数分解、
実質的にセキュアなコミュニケーションの保証などが可能になるはずだ。この技術は
実用まで数十年かかる可能性もある。

Barrett氏とKok氏の研究の詳細は最近発行されたPhysical Review Aの中の論文で述べられている。
http://scitation.aip.org/getabs/servlet/GetabsServlet?prog=normal&amp;id=PLRAAN000071000006060310000001&amp;idtype=cvips&amp;gifs=Yes

physorg.comより引用
http://www.physorg.com/news5776.html

82名無しの物理学徒:2005/09/24(土) 01:17:12
【物理】我々はなぜ3次元の世界に住んでいるのか?――膨張による10次元から3次元への分離
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1126834429/l50

【物理】我々はなぜ3次元の世界に住んでいるのか?

<要旨>
 10次元宇宙は、物質の希薄化(つまり膨張)を含む発展によって3次元と7次元の膜に分かれる
事が示された。ひも理論には3次元と7次元の膜の存在を必要とするものがあり、それらを支持す
る結果。

Physics News Updateより
http://www.aip.org/pnu/2005/split/745-1.html

<ソース全訳>
 ワシントン大のAndreas Karch氏、ハーバード大のLisa Randall氏が、我々がなぜ他の数でなく
3次元の世界に住んでいるのかについての説を提案した。現在、一般的なひも理論では我々の宇宙
は実際には10次元であり、1つの時間次元、「空間」として理解される3つの「大きな」次元、そ
して見ることの難しい、もしかしたら何らかの方法で隠されているかもしれない6つの次元からなる。
このことから、我々の一般的な3次元宇宙は、より複雑な高次元空間の膜の一部であると信じられ
ている。特にKarch氏とRandall氏が取り組んだのは重力を含む3次元的な力の法則の振る舞いにつ
いてである。いくらかの次元が巻き取られているというのは、重力がこれほどまでに弱いことの理
由を説明するものの1つである。

 Randall氏とRaman Sundrum氏が先駆けた新しい視点では、もし重力が多次元宇宙の中の3次元
欠陥に局在化され、時空が十分に歪んでいたならば、他の空間次元も大きく広がっていただろう、とさ
れる。しかし、なぜ我々の知る「局在重力」が10次元宇宙中の3次元欠陥として見えるのは何故なの
だろうか?何故4次元やもっと他の次元ではないのだろうか?

 新しい論文でKarch氏(karch@feynman.phys.washington.edu)とRandall氏が示したのは、物質の
一様な希薄化を含む10次元宇宙の発展は、空間を主として3次元と7次元の膜に分ける結果となる
ということだ。いくつかのバージョンのひも理論では3次元と7次元の膜の存在が必要とされている。確かに、
クォークや電子のような物質を構成する粒子は一端を3次元膜に、他端を7次元膜に結び付けた開い
たひもとして見ることが出来る。

次のPhysical Review Lettersより、Karch氏とRandall氏による。

83名無しの物理学徒:2005/10/05(水) 10:00:59
【ノーベル賞】2005年度ノーベル物理学賞、米独の3氏に
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1128421681/l50

 スウェーデン王立科学アカデミーは4日、2005年のノーベル物理学賞を、米ハーバード大の
ロイ・J・グラウバー(80)、米コロラド大のジョン・L・ホール(71)、独マックスプランク研究所の
テオドール・W・ヘンシュ(63)の3氏に贈ると発表した。

 授賞理由は、グラウバー氏が「光学コヒーレンスの量子理論への貢献」、ホール、ヘンシュ両氏が
「レーザーによる高精度分光器の開発への貢献」。

 授賞式は賞を創設したアルフレッド・ノーベルの命日にあたる12月10日、ストックホルムで行われ、
賞金1000万スウェーデン・クローナ(約1億4600万円)が贈られる。


ソース YOMIURI ONLINE(2005/10/04)
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20051004it12.htm

84名無しの物理学徒:2005/11/07(月) 17:19:51
【物理】素粒子ニュートリノ観測装置「スーパーカミオカンデ」復旧作業を公開
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1131180943/l50

 東大宇宙線研究所は4日、素粒子ニュートリノのかすかな光を600万倍に
する光電子増倍管が破損した素粒子ニュートリノ観測装置「スーパーカミオカ
ンデ」(岐阜県飛騨市)の復旧作業を報道関係者に公開した。

 来年6月には、5年ぶりに本格的な観測が再開される見通し。

 復旧作業は10月初旬から始まり、地下1000メートルの円柱タンク(直径
39・3メートル、高さ41・4メートル)内で、新しい増倍管を取り付ける作業が
進められている。2月上旬までに、新しい増倍管約6000本の取り付けを終え、
さらに5万トンの超純水を満たして完了させる。

 光電子増倍管は2001年11月、1万1146本のうち1本が破裂した衝撃で
全体の61%が破損した。

(2005年11月4日23時20分 読売新聞)

ソース

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20051104i417.htm

85名無しの物理学徒:2005/11/08(火) 17:19:12
【科学】陽子と中性子なぜ自転(スピン)する? 従来の説また覆る
http://news19.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1131429959/l50

 なぜ陽子や中性子が生まれながらに自転(スピン)するのか−。

説明図 http://www.tokyo-np.co.jp/00/sci/20051108/051108s1.gif
物理学の大テーマに挑んだ中部大などのグループは、
両者を構成する素粒子の一つ「グルーオン」は、スピンにほとんど関与していないことを実験で突き止めた。
スピンには、グルーオンとともに陽子や中性子を構成している「クォーク」が、
約3割寄与していることがこれまでに確認されているが、
クォークとグルーオンだけでは、スピンが説明できなくなり、素粒子物理学に新たな難題が浮上した。 (加藤寛太)

 原子を作る陽子・中性子・電子は、三つともスピンの性質を持っている。
陽子と中性子は「核子」といわれ、最小素粒子である無数のクォークと、それをのりのようにつなぐグルーオンが詰まってできている。
クォーク、グルーオンもスピンを持っており、一九八〇年代までは、クォークのスピンが核子のスピンをうながしていると考えられてきた。

 八八年発表された欧州合同原子核研究所(CERN)での実験の結果、得られた結論は
「陽子スピンにクォークのスピンが果たす役割はほぼゼロ」
という、定説をくつがえすもので、科学者間で「スピンクライシス」と呼ばれた。

 さらに名古屋大などが参加して九〇年代に行われた実験では
「クォークが核子スピンに果たす役割は、二、三割にすぎない」という結論となった。

 そこで、中部大、宮崎大、山形大などのグループが、
残るグルーオンの核子スピンへの関与を測る実験を二〇〇二年から〇三年にかけてCERNで実施。
一年半近い時間をかけてデータ解析したところ、
「グルーオンは、ほとんど関与していない」というこれまた予想に反した結果が出た。

>>2

 陽子や電子のスピンを利用した技術は磁気共鳴画像装置(MRI)やポジトロン断層法(PET)、
磁気カード、超電導リニアモーターカーなどに生かされており、
スピンの研究を進めることで、技術の精度アップなどにつながると期待される。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/sci/20051108/ftu_____sci_____001.shtml

 研究者の一人、名古屋大名誉教授の堀川直顕中部大教授は
「スピンクライシスの時と同様の驚きと困惑、衝撃を素粒子物理学者に与えるものだ」
と話す。堀川教授は、
「クォークとグルーオンは、自転するとともに、
地球が太陽の周りを回るように核子内で公転しており、
それが陽子のスピンに寄与している」
という仮説を立て、確認の実験をさらに進めたいとしている。

86名無しの物理学徒:2005/11/09(水) 10:46:10
【宇宙】恒星でなくても惑星を持つことができる?
http://news19.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1131487574/l50

惑星は太陽のような恒星の周りを回る。この常識が、くつがえされようとしている。
NASAのスピッツァー宇宙望遠鏡が、「褐色矮星(=かっしょくわいせい:解説参照)」の周りで、
惑星が形成されようとしている様子をとらえたからだ。

恒星と違って、褐色矮星は質量が小さいので、
核融合反応がその中心部で起こるほど高圧にならないので、自ら輝くことはない星だ。
しかし、星間物質が重力によって集まって生まれるという点では恒星と同じ。
その過程で恒星の周りにはガスやちりの円盤ができるが、
褐色矮星にも同様に円盤が構成され、赤外線で輝いている。
スピッツァー宇宙望遠鏡が観測を行ったのは、100から300万歳と若く、
円盤を持つ6個の褐色矮星だ。惑星の形成の証拠が見つかったのは、
われわれから520光年離れていて、カメレオン座の方向にあり、
質量は木星40倍から70倍程度の星。

観測の結果、6つの褐色矮星のうち5つで、その円盤中でちりが寄せ集まり、
結晶を作っていることがわかった。同じような結晶は惑星が形成されつつある恒星や、
私たちの太陽系の彗星(太陽系が誕生した頃の物質を残している)で見つかっている。
特に、オリビン(またはかんらん石)と呼ばれる鉱物は、
惑星の誕生に欠かせない存在と考えられている。結晶はまだ顕微鏡サイズだが、
研究者によれば、今まさに互いにくっつきあって成長している最中だという。

また、褐色矮星の円盤がだんだん平らになっていることもわかった。
これも、ちりが集まって惑星になろうとしている証拠になる。
これまで、褐色矮星のような冷えた天体の周りで、
恒星のように惑星が成長できるという確証がなかったが、
今回の発見によって将来褐色矮星も系外惑星探しのターゲットになる可能性がでてきた。

褐色矮星は、いわば恒星になろうとして失敗した星だ。
惑星作りに成功して「敗者復活」を果たしているのかどうかが注目されている。

http://www.astroarts.co.jp/news/2005/11/08planets_forming/index-j.shtml

87名無しの物理学徒:2005/11/23(水) 22:29:07
【物理/素材】スピン注入磁気共鳴を利用したスピントルクダイオード――GHzマイクロ波を周波数選択的に高感度検波出
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1132671065/l50

■スピン注入磁気共鳴を利用したスピントルクダイオードを開発

−高感度マイクロ波検波器としての応用が期待される−

 JST(理事長:沖村憲樹)と独立行政法人産業技術総合研究所(産総研、理事長:吉川
弘之)の研究チームは、スピン注入磁気共鳴を利用した新型ダイオード「スピントルクダイ
オード」を開発した。

 現在、電気信号の検波・整流作用を得るには半導体ダイオードが用いられている。しかし、
半導体は抵抗値が高いため、小型化していくにつれてマイクロ波配線との抵抗値の整合が
取れなくなりエネルギーの伝達効率が悪くなるという問題があった。

 研究チームは、金属と絶縁体からなるトンネル磁気抵抗素子に特定の周波数のマイクロ
波を与えると“スピン注入磁気共鳴”という新現象が発現し、その結果、半導体と同様な
検波・整流作用が得られることを世界で初めて見出した。今回の成果に基づくスピントルク
ダイオード素子は、ギガヘルツのマイクロ波領域で周波数選択的に高効率なダイオード効果
を示し、また、超小型で低抵抗かつ低コストであるため原理的には半導体ダイオードを凌駕
する可能性がある。

 本成果はJST戦略的創造研究推進事業チーム型研究(CRESTタイプ)「電子・光子等の
機能制御」研究領域(研究総括:菅野卓雄 学校法人東洋大学 理事長)の研究テーマ「固体
中へのスピン注入による新機能創製」の研究代表者・鈴木義茂(大阪大学大学院基礎工学
研究科(阪大基礎工) 教授/産総研エレクトロニクス研究部門 客員研究員)、産総研エレ
クトロニクス研究部門(部門長:和田敏美)、阪大基礎工(研究科長:西田正吾)および
キヤノンアネルバ(株)らの共同研究によるもので、平成17年11月17日付の英国科学誌
「Nature」に発表される。

記事全文、図表、語句解説、関連情報等はこちらです。
科学技術振興機構(JST)プレスリリース 2005年11月17日
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20051117/index.html

技術:磁気トンネル接合におけるスピントルクダイオード効果
A. A. Tulapurkar, Y. Suzuki, A. Fukushima, H. Kubota, H. Maehara, K. Tsunekawa, D. D. Djayaprawira, N.
Watanabe and S. Yuasa
Nature 438, 339-342 (17 November 2005) | doi:10.1038/nature04207
http://www.nature.com/nature/journal/v438/n7066/full/nature04207.html

88名無しの物理学徒:2005/12/02(金) 05:50:44
【量子】6個の原子からなる「シュレーディンガーの猫」
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1133445885/l50

Creation of a six-atom 'Schrödinger cat' state
Nature 438, 639-642 (1 December 2005) | doi:10.1038/nature04251
http://www.nature.com/nature/journal/v438/n7068/abs/nature04251.html


物理 : いかにして「猫」をコヒーレントに保つか

 物理学者たちが、いわゆるシュレーディンガーの猫の超小型版を作った。シュレーディンガーの
猫とは、量子力学の逆説的な法則によって、同時に生きているとも死んでいるとも見なせる有名な
猫だ。今回のポイントは、「猫」がたった6個の原子でできている点である。
 量子系は一度に2つ以上の状態として、より正確に言えば状態のいわば「重ね合わせ」として
存在できる。量子物理学の父の1人であるオーストリア人の物理学者、E・シュレーディンガーは、
ある量子系が特定の1つの状態をとった場合にこの猫が銃で撃たれるという状況を作り上げ、
この考えのむずかしさを説明した。しかし量子力学で考えるようにこの系がいくつかの状態の重ね
合わせであれば、銃の引き金は引かれたかもしれないし、引かれなかったかもしれない。
つまり、この猫は生きているとも死んでいるとも言える。
 現在、こういう状況を作り出すのは事実上不可能と考えられている。それは、自らの運命を量子
現象にゆだねる猫のような多数の粒子からできた物体は、その周りの環境と相互作用するので、
重ね合わせを混ぜこぜにする、言い換えれば「崩壊させて」しまい、その結果明確な巨視的な結果が
生まれるからである。これがデコヒーレンスと呼ばれるものである。
 デコヒーレンスは、わずか一握りの粒子の重ね合わせの場合ですら避けるのは非常にむずかしい。
そして、シュレーディンガーの「猫状態」を生じるように系を制御するのは特にむずかしい。それは、
こうした状況が猫の「生きている」状態と「死んだ」状態を反映している、つまり2つの最大限に異なる
量子状態の重ね合わせだからである。しかし、今週号でD Leibfriedたちは、電磁場中にトラップした
最大6個の金属ベリリウム原子の「猫状態」を生成したと報告している。
 またH Häffnerたちも今週号に、最大8個のトラップされたイオンからなる上記と近い状態(いわゆる、
「W」状態)を形成して、似たような量子「均衡作用」を実現したと報告している。これらの状態は特に
安定で、いくつか粒子を取り除いても崩壊しない。こうした状態は「オンデマンド」で生成され、より多数
の粒子でも実現可能と思われることから、この技術によって大規模な量子コンピューターを構築する
道が開かれるかもしれない。

ソース
http://www.natureasia.com/japan/nature/updates/index.php?id=1181&amp;issue=7068

89名無しの物理学徒:2005/12/30(金) 16:42:48
【数学】43番目のメルセンヌ素数が発見される【GIMPS】
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1135522516/l50


43番目のメルセンヌ素数がCentral Missouri State Universityのチームによって発見されました。
その素数は 2^30,402,457-1 です。

詳細はソースにて
http://www.mersenne.org/

見つかった素数:9,152,052桁
http://www.mersenneforum.org/txt/43.txt (8.8MB)

90ブラックホール:ブラックホール
ブラックホール

91名無しの物理学徒:2006/02/08(水) 07:19:34
【宇宙】ここまでわかった、「第三のブラックホール」の正体
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1138508738/l50

NASAのX線観測衛星RXTEが、ブラックホールの周りを回る巨星の存在をとらえた。

ブラックホールの正体は太陽の100〜1万倍の質量をもつ「中間質量ブラックホール」ではないかと見られている。

超新星爆発によって生まれる「恒星質量ブラックホール」と、銀河の中心に存在する
「巨大ブラックホール」に関しては研究も進んできたが、この「第三のブラックホール」については謎が多い。

ブラックホールに大量のガスを供給しながら回転する巨星が、その解明に貢献すると期待されている。

(中間省略)

「(伴星の)公転周期を発見したことで、私たちは中間質量ブラックホールとその伴星がたどってきた
歴史を振り返ることが可能になりました。」とカーレット教授は語る。

ところで、伴星の公転周期の他にその速度もわかれば、ブラックホールの質量をより直接的に求めることができるという。
今のところ厚い星間物質に阻まれて、速度の測定に必要な可視光・赤外線での観測は難しいが、
まったくの謎に見えた中間質量ブラックホールの正体を見破るところまで、
まさにあと一歩のところまで来ているのかもしれない。



ソース
http://www.astroarts.co.jp/news/2006/01/28new_blackhole/index-j.shtml
http://www.astroarts.jp/news/2006/01/28new_blackhole/M82_x1.jpg

92名無しの物理学徒:2006/02/08(水) 07:20:31
【天文】重力レンズ応用、新手法で惑星発見
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1138224557/l50

名古屋大学太陽地球環境研究所やニュージーランドの大学などで作る観測チームは、
英米チームと共同で、地球の約5倍の重さの、太陽系外にある惑星を発見した、と
発表した。天体の重力によって、遠方の光が曲がり増幅される「重力レンズ」という
現象を利用した。太陽系外惑星としては、これまで見つかった中で最も軽く、地球に
近い大きさだという。26日付の英科学誌ネイチャーに論文が掲載される。

ニュージーランドや豪州、チリなどの望遠鏡で観測を続け、昨年7月から8月にかけて
銀河系の中心付近にある星の光が増幅するのを観測できた。解析の結果、恒星に
よる重力レンズ効果に加えて、今回の惑星による効果が見つかった。

同研究所の村木綏(やすし)教授は「重力レンズで小さい惑星が見つかることが確認
できた。近い将来、地球と似た惑星が見つかることを期待している」と話している。

(以下略、全文は引用先を参照下さい。

引用:http://www.asahi.com/national/update/0126/TKY200601250416.html

93名無しの物理学徒:2006/02/19(日) 18:21:32
【宇宙/物理学】スーパー宇宙線、日米共同観測へ 相対性理論にも影響?
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1140009714/l50

(前略)

こんな仕掛けで狙うのは、エネルギーが一般的な宇宙線の数兆倍にもあたる
「10の20乗・電子ボルト」を超えるスーパー宇宙線。地上で観測されるシャワーのエネルギーは低いが、
逆算して求めるスーパー宇宙線自体のエネルギーは、1キロの重りを1.6メートル以上の高さから
落とした時に匹敵する。テニスボールでいえば、強力サーブ並み。
目に見えない微細な粒子が持つエネルギーとしては、けた違いに大きい。

宇宙線の数はエネルギーが大きくなるほど少なくなるが、これほどの高エネルギーになると
1平方キロあたり1世紀に1個ぐらいしか来ない。短期間で観測するには、
どうしても装置の面積を広くする必要がある。

スーパー宇宙線は、あったとしても、宇宙誕生の大爆発(ビッグバン)の名残である電波にじゃまされて、
1億5000万光年より遠くまで進めないことが60年代、特殊相対性理論をもとに予測された。
発生源と思わしきものが近くになく、地球では観測されないというのが定説になっていた。

ところが、東京大宇宙線研究所が山梨県明野村(現・北杜市)に90年に造った面積100平方キロの
観測装置「AGASA」が、13年かけて11個も観測したと発表し、定説に疑問符がついた。
一方、ユタ大は観測される宇宙線のエネルギーには理論通りに上限があるという結果を発表。
「スーパー宇宙線はない」との立場を明らかにした。

実は、これらの結果の発表前から東大とユタ大は協力して観測する計画を練っており、
「日米同舟」が始まった。装置の工費は約12億円で、日本が大半を出す。本格的な観測は来春から。
年15個以上のスーパー宇宙線観測を目指し、数年以内に結論が出る見通しだ。

「どちらかが間違っていたことになるから、もめるかもしれない。
でも、それだけしっかりした結論になるはずだ」と東大の福島正己教授。

米シカゴ大と英国などのチームも、アルゼンチンの荒野で同じ目的の観測装置を建設中だ。
こちらは、面積が3000平方キロもある。

スーパー宇宙線の存在が確実になれば、定説のよりどころである相対性理論が、
極めて高いエネルギー領域で通用しない可能性が出てくる。相対論にほころびがあるとなれば、
物理学では大きな事件だ。スーパー宇宙線の発生源も謎だが、
ビッグバン直後に生まれた未知の粒子のかけらと考える専門家もいる。

約30年前、スーパー宇宙線が相対性理論の検証に使えることを示した
佐藤文隆・京都大名誉教授は「東大の観測は数が少なく決定的ではなかったが、
これが次の大型観測を生み出した。新しい装置による結果を待ちたい」と、
日本発の報告がきっかけとなった検証を心待ちにしている。


ソース 2006年02月15日
http://www.asahi.com/science/news/TKY200602140493.html

94名無しの物理学徒:2006/03/19(日) 10:21:38
【宇宙】宇宙誕生初期のインフレーションの証拠=NASA
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1142592096/l50

 【ワシントン=増満浩志】宇宙が誕生初期、一瞬で急膨張したという「インフレーション
理論」を高い精度で裏付ける証拠が見つかった。

 米航空宇宙局(NASA)が16日発表した。

 宇宙で全方向から飛んでくる電磁波「宇宙背景放射」を観測、詳しく分析した結果、
波長や波形のばらつき具合がインフレーション理論の予言通りだったという。

 観測したのはNASAの探査機WMAP。背景放射の中に含まれる様々な波長や波形
の成分を、米国とカナダの共同チームがかつてない精度で分析した。その結果、観測
する領域の広さによって成分のばらつき具合が変わることがわかった。宇宙の創成期に
急膨張がないと、こうしたばらつきは生じないという。

 インフレーション理論は佐藤勝彦・東京大教授らが1981年に提唱した。宇宙が大爆発
で始まったとする「ビッグバン理論」を矛盾なく説明できる。

 杉山直・国立天文台教授(宇宙論)の話「今回の観測でインフレーション理論がさらに
強固に裏付けられた。宇宙のごく初期の膨張の様子を明らかにする重要な手がかりになる」
(2006年3月17日12時28分 読売新聞)

ソース
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20060317i505.htm

95名無しの物理学徒:2006/03/19(日) 10:23:08
【物理】元素名 日本初の命名へ 和光の理研で113番目の研究進む
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1136158032/l50

★元素名 日本初の命名へ 和光の理研 113番目の研究進む

 これまでアメリカ、ロシア(旧ソ連を含む)、ドイツが主導権を握り続けた92番目の
ウランより重い元素の発見競争。理化学研究所(和光市広沢、野依良治理事長)の
研究チームが、これまで確認されているどの元素より重い原子番号113の新元素の
発見に成功し、物理学の最先端競争に割って入ったのが2004年7月のことだった。
実験は続けられ、昨年四4月に2回目の確認に成功。日本初の元素命名への取り組みが
埼玉の地で着実に続けられている。

■3回目の挑戦
 113番元素を発見したのは理研フロンティア研究システムに所属する森田浩介先任
研究員らのチーム。「理研が113番元素発見」のニュースは世界に発信され、一躍注目を
浴びた。発見に際し、野依理事長は「新元素の発見は、オリンピックの金メダル以上の
価値がある」と語ったほど。
 元素名は、数回の実験結果を国際純正・応用化学連合がチェックし、新元素と認定されて
初めて研究チームに命名権が与えられる。111番レントゲニウムまでの名はすべて外国で
命名され、日本に由来を持つ名はまだない。あと数度の確認ができれば、日本初の命名と
なることは間違いなさそう。
 理研では森田研究員の下で2回目の確認に成功、現在、3回目への挑戦が続いている。
1回目の確認の際には、「いろいろな神社にお参りした。さい銭は百十三円と決めていた」
と振り返る森田研究員。「理研の装置は世界最高峰、理論的にも技術的にも間違っていない。
後は運ですね」と話す。

96名無しの物理学徒:2006/03/19(日) 10:28:47
【核融合 原子力工学】東大 吉田教授ら高温プラズマの謎に挑む -目指せ 木星型核融合-
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1142429679/l50

 「地上に太陽を」は核融合研究の合言葉だ。太陽のような核融合エネルギーを、地球上で生み出すこと
が目標だからだ。ところが、効率よく核融合を起こすヒントが実は木星にあることがわかってきた。東京大
学新領域創成科学研究科の吉田善章教授らは実験室に「地上の木星」を作って新しい核融合の可能性を
探る研究を進めている。 (永井理)

 核融合反応を起こすには、燃料の水素を、1億度を超す高温のプラズマにして閉じ込めることが必要だ。
温度の高いプラズマをいかに効率よく閉じ込めるかがポイントだ。
 1979年に米国のボイジャー探査機が木星を調べて以来、木星の磁気圏には、非常に効率よくプラズマ
が閉じ込められていることが分かってきた。

 いま最も研究の進んでいるトカマク式と呼ばれる装置の場合、磁場エネルギーの1/10の圧力のプラズマ
を閉じ込められる。フランスに建設が決まった国際熱核融合実験炉(ITER)もこのタイプだ。ところが、木星
では磁場と同じ圧力のプラズマが閉じ込められていた。最先端の核融合実験炉の十倍の効率だ。

 なぜ木星の磁気圏には効率よくプラズマが閉じ込められるのか。
 木星の周囲のプラズマは、木星の自転に引きずられて非常に速い流れをつくっていると考えられている。
吉田教授は「高温のプラズマの周囲を、温度の低いプラズマが高速で流れているため、高温のプラズマが
外に出られないのでは」と考えた。
 ビルの入り口などで、風の壁をつくり、暖房した空気が外に漏れないようにする「エアカーテン」と同じ原
理だ。

 吉田教授らは、この考えを実証するため、木星の磁気圏をつくりだすプラズマ実験装置「RT-1」をつくり
上げた。この装置は、直径約2 mの真空容器の中に、直径50 cmのリング状の超電導磁石を浮かべ、ミニ
チュアの木星磁気圏をつくりだす。今年一月には磁気圏にプラズマを閉じ込めることに成功。今後は、プラ
ズマに電圧をかけて秒速1 kmの流れをつくり、高い効率で閉じ込められるかどうか確かめる。
 「トカマク方式ではプラズマ温度は1億度が限界。木星型の方式なら十倍の十億度まで上げられる。まだ
基礎実験だが、将来は重水素だけを使った核融合が実現できるかもしれない」と吉田教授は話す。
 惑星研究の分野からも期待が寄せられる。同大学院理学系研究科の寺沢敏夫教授(惑星科学)は「木
星や地球の磁気圏に、プラズマや放射線粒子が捕まる仕組みの解明に役立つのではないか。地球を回る
人工衛星が放射線で劣化するのを防ぐのにも役立つかもしれない」と期待する。       2006/03/07
ソース:東京新聞
(´・ω・)つ【http://www.tokyo-np.co.jp/00/sci/20060307/ftu_____sci_____000.shtml

97名無しの物理学徒:2006/03/19(日) 10:30:01
【宇宙】JAXA:M5ロケット廃止へ 「新型」開発も
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1142549261/l50

 科学衛星の打ち上げに使ってきた固体燃料ロケット「M5ロケット」について、
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、廃止のうえ新型ロケット開発も視野に入れた
抜本的な見直し着手を決めた。現行のM5は今夏にも予定される太陽観測衛星
「ソーラーB」の打ち上げが最後になる見通しだ。

 M5は旧文部科学省宇宙科学研究所が開発した。1997年の1号機以降、今年
2月までに計6機を打ち上げ、5機が成功。液体燃料を使うH2Aロケットとともに、
日本の宇宙開発を支えた。

 だが、打ち上げ費用が1回約65億円と、世界の同クラスのロケットに比べ高額。
「JAXAが2種類のロケットを打ち上げるのは無駄だ」との声の一方、固体燃料
ロケット技術はミサイル転用が可能なため、「国が手を引くべきではない」との意見
もあった。

 このため、JAXAは大幅なコストダウンを目指し、現行システムの改良か、新型
開発かの見直し作業を始めた。

 改良案は、現在のシステムを生かし、製造方法や材質を見直すことで打ち上げ
費用を半額に抑える。

 新型開発案は、第1段ロケットにH2Aの固体ロケットブースターを使い、第2段ロ
ケットにM5の第2段を使う2段式を中心に検討。H2Aと同じ部品を使うことによって、
コストを半分程度に抑えるという。しかし、打ち上げ能力が劣ることに加え、発射施設
の整備など新たな投資が必要になる可能性も指摘されている。

 JAXAは今後、鹿児島県の種子島と内之浦の2カ所にある発射施設の使い分けや、
科学衛星の打ち上げスケジュールなども含めて検討し、「ポストM5」を決定する。

ソース
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/kagaku/news/20060317k0000m040139000c.html

98名無しの物理学徒:2006/03/19(日) 10:42:29
【宇宙】内側と外側が逆回転している惑星系、誕生か
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1142428966/l50


太陽系の惑星がすべて同じ方向に公転していることを知っている人にとって、水星・
金星・地球・火星が時計回りで木星・土星・天王星・海王星・冥王星が反時計回りに
公転するような太陽系を想像するのは難しいだろう。惑星が一枚の回転ガス円盤から
生まれることも知っていればなおさらだ。しかし、どうやら宇宙では、そのような想像を
超えた惑星系が誕生しようとしているらしい。

天の川銀河内の原始惑星系円盤を研究している天文学者たちは、へびつかい座の
方向500光年の距離にある若い星を調べて面食らってしまった。この星をとりまく原始
惑星系円盤は、内側と外側が逆方向に回転していたからだ。このまましばらくたつと、
内側の惑星が外側の惑星と逆方向に公転する惑星系ができあがるだろう。

「こんな原始惑星系円盤は前代未聞です。このような円盤での惑星形成は、われわれ
が考えてきたよりも複雑なものとなるに違いありません」と語るのは、超大型干渉電波
望遠鏡(VLA)を使ってこの円盤を観測した、アメリカ国立電波天文台(NRAO)のレミヤン
(Anthony Remijan)氏。

「普通の」惑星系がどのように誕生するかをおさらいしよう。ガスとちりの巨大な雲が重力
によって収縮することで恒星と惑星が生まれるのだが、中心に向かって物質が真っ逆さま
に落下することはない。それは、中心を基準にして見ると、雲が何らかの方向に回転して
いるからだ。腕を広げて回転するフィギュアスケートの選手が、その腕を内側に寄せると
回転が速くなるのと同じように、回転している物質は内側に落ち込むほど回転速度が速く
なる。高速で回転する物質はすぐには落ち込まず、原始星の周りにはガスとちりの回転
円盤ができることになる。この円盤から、やがて惑星が誕生するのだ。

「おそらくこの原始惑星系に物質を供給した雲は、1つではなく2つあったのだと考えています」
とレミヤン氏は言う。この原始惑星系円盤が置かれている環境は巨大な星形成領域で、
星雲の中で渦巻くカオスと乱流が、違う方向に回転する小さな塊を作り出したのではないか
とのことだ。

もっとも、天文学全体に目を向ければ、これは珍しい現象ではないという。レミヤン氏の共同
研究者でNASAゴダード宇宙センターのホリス(Jan M. Hollis)によれば、「似たような構造や
作用は、小さなスケールから大きなスケールまで、宇宙のいたるところで起きるのです。
既に銀河の円盤で似たような現象が報告されていますから、原始惑星系円盤の中で回転
方向が食い違ってるのが見つかっても、別に驚くほどのことではありません」とのことだ。

ソース
http://www.astroarts.co.jp/news/2006/03/15counterrotate_planets/index-j.shtml

99名無しの物理学徒:2006/03/19(日) 10:45:44
【宇宙】宇宙最大の惑星形成?-NASAの赤外線天文衛星スピッツァーが観測
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1141227193/l50

もはや、どんな種類の恒星でも、惑星を持っていると疑ってもよさそうだ。宇宙でもっとも重く、
そしてもっとも大きいタイプの恒星の周りで、惑星形成が進んでいるかもしれないことが、
NASAの赤外線天文衛星スピッツァーの観測によって判明した。


天の川銀河の伴銀河・大マゼラン雲に存在する恒星、R66とR126は、それぞれ太陽の
30倍と70倍もの質量を持つ。これは恒星として最大級だが、それに加え2つの恒星は
既に超巨星となっている。つまり、途方もなく大きくふくれあがってるのだ。
そのサイズは、太陽の位置にあったとすれば、軽く地球を飲み込むほど。
もちろん、恒星の表面からは絶え間なく強い電磁波と恒星風が吹き出している。
連星を除けば、宇宙に存在するあらゆる恒星の中で、もっとも惑星形成が難しい環境と言っていい。

 そんな極端な恒星の周囲に、惑星形成の途上と見られるちりの円盤を見つけたのは、
米・ロチェスター工科大学のカストナー(Joel Kastner)教授を中心としたグループだ。
教授らは、スピッツァーを使って、繭のようにちりに覆われていると見られる、
60の明るい星のサーベイを行っていた。得られたデータを見たとき、R66とR126は
「一目瞭然して他の恒星と違っていた」という。2つの恒星のスペクトルが、ちりが球状ではなく
平たい円盤状に集まっていることを示唆していたからだ。一応、超巨星自身は円盤を
持っていなくて、未知の伴星が存在し、その周りに円盤があるという解釈も可能ではある。
しかし、研究グループは円盤が他ならぬ超巨星の物だと信じている。

恒星が巨大なら、もちろん円盤のサイズも桁外れだ。なんと、冥王星軌道の60倍以上の
距離まで広がっているという。円盤の総質量は、太陽系のカイパーベルト全体の
およそ10倍と見積もられている。グループによれば、円盤は惑星形成の初期段階か
最終段階のどちらかにあるという。「これらの円盤には、彗星や、微惑星と呼ばれるような
もう一回り大きな天体が豊富に含まれているかもしれません。巨大なカイパーベルトと
言えるでしょう」とカストナー教授は言う。

しかし、その巨大さとは裏腹に、円盤中の天体もそう長続きできそうにない。
恒星は、質量が大きいほど早く核融合の燃料を使い切ってしまう。R66も R126も、
数百万年以内に超新星爆発を起こす運命にある。このような短時間では、
地球サイズの惑星の形成は難しい。ましてや、生命が進化するのは不可能だろう。
だが、惑星形成自体が不可能と思われていたのに円盤が発見されたのだから、
想像を巡らせるのも悪くないかもしれない。「巨大な星たちの、高エネルギーで
非常に活動的な環境下で私たちの太陽系みたいな惑星が誕生するかどうかは
わかりません。ですが、もし生まれたとすれば、その存在は短くも刺激的なものです」と
NASAの天文学者であるバイチマン(Charles Beichman)氏は語る。

かつて、9つの惑星を宿した太陽は特殊な星と誰もが思っていたが、今や状況は全く違う。
既に恒星にも満たない質量の星で惑星形成の兆候が見つかっているが、
今回、もっとも大きな恒星も惑星を持つ可能性があるとわかった。
惑星は、文字通り「星の数だけ」あるかもしれない。

ソース
http://www.astroarts.co.jp/news/2006/03/01mega_systems/index-j.shtml

100名無しの物理学徒:2006/03/19(日) 10:47:08
【宇宙】宇宙ステーション予定通り建設 計18回で、NASAが連絡
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1139401265/l50

国際宇宙ステーション(ISS)建設について文部科学省は8日、
米航空宇宙局(NASA)から、スペースシャトルを2010年の退役までに計18回打ち上げ、
日本の実験棟「きぼう」を含めて予定通り完成を目指すとの連絡を受けたと宇宙開発委員会に報告した。

7日に発表した2007会計年度の予算案の内容と合わせて伝えてきたという。
文科省によるとNASAの同年度のISS関連予算は
前年度比3.3%増の約18億1000万ドル(約2130億円)という。

今後NASAとの交渉を経て、3月に各国の宇宙開発機関の長が集まる会議で最終的に建設手順をまとめる。

宇宙開発をISSから月や火星の探査に転換する姿勢を鮮明にしている米国は昨年9月、
日本などに対し、スペースシャトル打ち上げ回数を当初計画から減らし、
ISSも規模を縮小して完成させるとする見直し案を提示していた。


ソース 02/08 18:45
http://www.sankei.co.jp/news/060208/sha070.htm
JAXA ISS
http://www.jaxa.jp/missions/projects/iss_human/iss/index_j.html


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