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日蓮聖人の本尊観

52顕正居士:2002/08/01(木) 19:17
教法、理法、実相、人法不二

1-教法、理法は漢訳仏教の言葉であり、たとえば
「法宝の中に於て其れ四種有り、一には教法、二には理法、三には行法、
四には果法」(心地観経)
"DHARMA"には存在、現象、教説、法律の意味があり、「諸法」は「もろもろの
存在、現象」であり、「教法」は音声や文字(という存在、現象)をいう。
*「声・名・句・文を名づけて教法と為し、有(漏)無(漏)の諸法を名づけて
理法と為す」(同経)
2-実相
"TA"(ター)は「であること」をいい、「性」と訳す。DHARMATA=存在、現象
の本質=法性=諸法実相。「諸法の実相」で、「諸法が(そのまま)実相」
の意味ではない。もろもろの現象の本質、不変の実体は存在せず、縁起生で
あり、"TA"(実相)はないというのが大乗仏教の基本であるから。ただし、
「諸法が(そのまま)実相」(一色一香中道に非ざること無し)は一法から
諸法が生じるのでなくて、或る存在、現象をそのまま宇宙の中心にとっても
かまわない、縁起が成り立つ意味で、個々の存在者にいくらか全体のコピー
があるような近代の思想はおいて、湛然の華厳教学摂取の成果とおもえる。
3-人法不二
人(プドガラ)・法(ダルマ)ともにその本質はないと大乗仏教はいうから
人は無だが法は有る(我空法有)の場合に発生する、教はあるが証する人が
いない問題はないことを人法不二というようである。法仏不二とか人法一箇
は蔵経に(ほぼ)ない別の思想におもえる。


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