鶴の丸の縁由 - 1087465903 - したらば掲示板

1：橘：2004/06/17(木) 18:51: 寺紋の鶴の丸には、どんな由来があるのですか？
おわかりになる方がおりましたら、教えてください。
2：慎之輔：2004/06/17(木) 22:42: あるサイトの解説では、ご聖人の生家の出身を
三国氏(ツルマル）とするものと、
藤原氏－井伊氏（イゲタ)とするものの二説があるところから、
これらの紋が使われているようです。
日蓮宗系は井桁橘、正宗系は鶴丸なのかな？
ご聖人はご遺文で生家のことは語っていないので単なる推測だと思います。
3：仔猫の尻尾：2004/06/17(木) 23:52: 由来は知りません･･･すみません。

正宗系は鶴丸ですが、本来は勝劣派の法華宗で使っていたという話は聞いたことがあります。
事実、法華宗本門流などは現在でも鶴丸です。
本門仏立宗でも、デザイン的な「逆？」に見えますが、あれも鶴丸です。
どうやら、江戸時代に法華宗の檀林があったのですが、そこで正宗の僧侶も学んでいて、
そこから鶴丸が正宗に流れた、ということ･･･らしいですよ。
4：橘：2004/06/18(金) 07:41: そうなんですよね・・・。
この時代になると、紋章に関わる情報が極端に減りましたね。
サイトをのぞいても、今ひとつ的を射ていないですね。
5：橘：2004/06/18(金) 07:45: あるサイトで、鶴の丸の発祥は、鎌倉時代と有りました。
しかし、大聖人御在世ではなく、後世の貫主、あるいは大檀越あたりが縁由ではないかと
推論しているのですが、決め手がありません。
6：直人：2004/06/18(金) 17:13: 橘さん、こんにちは。

>大檀越あたりが縁由

　この大檀越というのは南部実長のことでしょうか。私が所属している教団は南部実長開基の
寺院へ登山しているのですが、登山した際に撮った集合写真を見たとき鶴丸でした。
7：橘：2004/06/18(金) 17:43: こんにちは、直人さん。
南部実長＝波木井実長ですよね。
慎之輔様もおっしゃる通り、身延なら井桁橘のはずですね。
うーん。名護は深まりますな・・・。
8：Kent：2004/06/18(金) 22:54: みなさま、こんばんは
慎之輔さんが指摘したサイトは陣門のですね。それって、私が質問したやつで、お答え頂いたものですね。

あるサイトに、以下のような文がありました。
日蓮聖人の出自は貫名氏といわれ、貫名氏の家系は井伊家から分かれたといわれます。そして、その井伊家の家紋が「井桁に橘」と言うわけです。
井戸から湧き出す清水と、香り高く年中緑の葉を保つ橘とを組み合わせた「井桁に橘」紋は、永遠の生命を象徴するものとして、日蓮宗の定紋となっています。（「中央教学研修会講義要旨
第２号・『イゲタ』と『タチバナ』の意味について」)

またあるサイトにはこうありました。
日蓮宗の寺紋は「井桁に橘」として知られるが、宗祖の日蓮上人が井伊氏の支流という伝説から取り入れられたものという。そのもととなったのは、井伊家中興の祖で徳川家康の四天王の一人であった井伊直政が日蓮宗に帰依したことにある。日蓮上人が井伊氏から出たとするのは後世の付会であろう。

謎ですね。
9：直人：2004/06/19(土) 00:07: 橘さん、こんばんは。

>身延なら井桁橘

　身延とは直接関係ありませんが京都要法寺は二つの紋章を用いています。手元の
要山出版物では本堂・薬医門には鶴丸の紋章が、開山堂には鶴丸とは別の紋章があ
ります。
10：直人：2004/06/19(土) 00:47: 　宗祖の弟子であった南部実長の家系の紋章は鶴の紋章のようですね。
　
　　http://www2.harimaya.com/sengoku/html/nanbu_k.html

　昔、鶴丸は南部の紋章を日興上人に譲ったものだとか聞いたことがありますが、同じ
鶴の紋章でも南部鶴と鶴丸はデザインが違いますね。南部実長の紋章が鶴丸だったら
それも考えられるのでしょうが、南部実長の紋章は南部鶴、つまり向鶴だったようです。

　　妙浄寺は当初は大日山妙楽寺と称し、元は真言宗（中略）日蓮上人が身延へ入山
　　する際即ち文永11年(1274)5月16日この寺に一泊し、従持大輪法印は日蓮に帰依
　　（中略）この寺は南部氏がこの地を領していた時代の菩提寺であり、寺紋に「向鶴の
　　紋」を使用しています。
　　（http://www.town.nanbu.yamanashi.jp/nanbushi-sato/nanbushi-yukari.htm）

　時代的、地域（山梨県南部）的に南部実長も「向鶴」を使っていたと考えるべきですか
ら鶴丸については疑問です。
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