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『政治診断学への招待』 by 将基面貴巳

1西丸直己:2006/12/28(木) 19:16:16
珪水先生との対話を通じ、本掲示板では人間の健康について多くの方々が
論じてきたが、今回、将基面先生が、『…医療における臨床診断の発想を政治理論に
応用し、政治のあやまちを正す理論を確立すべく、古今東西の政治思想史を、大胆かつ
精緻に読み直す』ことを試みて、本著作を上梓された。かつて銀座内科の藤井先生が、藤原
先生の本に臨床医学的なアプローチを認め、評価され、何十冊か購入されたそうだが、
今回の将基面先生の本にも、この系譜が脈々と受け継がれているようである。聞けば、将基面
先生のお父様も、現在は引退されておられるが、臨床医とのことである。近代日本の礎を築いた
賢人の多くは、緒方洪庵の滴塾の出身である。本掲示板の参加者、読者のみなさまに一読される
ことをお勧めするとともに、読まれた方々を中心に意見を述べ合う場として本スレッドを立ち上げ
たいと思いました。

2各田:2007/01/28(日) 00:34:01

少し違いますが、将基面先生の本を読まれた議員さんの
市政報告です。

応援していただいてもいいかもしれません
http://www.joy.hi-ho.ne.jp/oku-eiko/houkoku.htm

3一色直正:2007/03/21(水) 13:49:45
せっかく藤原さんの「[平成幕末]のダイアグノシス」という診断学の先駆書があって、その中で色んな形の病理の具体的な診断ケースが示されてあり、各種の症状と機能不全についてのケース・スタディが行われているるのに、モデルにこだわり臨床例としてそれを扱うレベルに達していないのが惜しまれた。次の本でそういったことに触れることを期待する。

4藤原肇:2009/07/27(月) 11:11:24
将基面さんの私信を無断で『さらば、暴政』に収録したので、お詫びとお礼を兼ねて拙著を送ったところ、彼からの私信の後半部に『政治診断学への招待』に関連してのコメントがあり、これは皆さんと分かち合った方が良いと思うので、承諾を得ていないが再度だが確信犯的に公開したいと考えた。
<私信の後半部の公開>
私の藤原さんにはじめて差し上げました手紙が全文、それも巻末に掲載されており、いささか赤面を禁じえませんが、『反「暴君」の思想史』のタイトル成立のいきさつについて、編集部から赤羽さん経由で伺ったのは、もともと『暴政への反逆』という仮題だったのが、「反逆」では古臭い、との印象があり、また、「思想史」の本である以上、「思想史」という一語をタイトルに入れることで「勉強になる、との印象がある」とのことでした。
「暴政」という言葉については特にコメントはないまま、「暴君」に焦点が移ったことについて、違和感を抱いたことを覚えていますが、しかし、タイトルについては編集部に最終決定権があるとのことで、とくに異議を申し立てなかったと記憶します。いずれにせよ、「勉強になる」教養書として売ろうとしたことは確実なようで、結果的に、著者としては教科書として書いたつもりはなかったのにもかかわらず、いくつかの大学で教科書や副読本として指定されたと聞いております。
思想史叙述を通じて、現代日本の政治は「暴政」なのではないか、という「現代的な」問題提起を試みたつもりでしたが、著作意図はほとんど理解されずじまいだったようです。
『政治診断学への招待』の場合は、政治的判断力という政治理論研究において看過されてきている一分野を本格的に研究すべきではないか、という問題提起を試みたわけです。
一般読者の大半は、目の前の問題に関してすぐに解答が与えられないと、気がすまないようで、政治的判断とは何かということを理論的・根源的に考えることへのいざないは、東北大や九大などのごく一部の研究者の関心を惹くことに成功したにとどまっています。
その一方で、『政治診断学』の後半の『治療学』の章の記述は、英語で本格的に論じたものが、昨年アメリカのThe Review of Politics誌に発表されましたが、これは早速さまざまな学問的反響を呼び、その内容はニュージーランドのラジオ・インタヴューでも取り上げられたので、日本との反応の差異に改めて驚いています。
今年の10月の後半に慶應義塾大学に客員准教授として招待されており、大学院で講義をする予定ですが、その際、『反「暴君」』と『政治診断学』のその「続き」について話をするよう依頼されており、目下、準備中です。
『さらば、暴政』がしかるべき読者を得て、日本の腐りきった政治社会を立て直す原動力となることを期待してやみません。
出版のタイミングは絶好ですから、大きな反響を生むかどうかは、出版社の技量次第なのではないでしょうか。



ご健勝とご活躍を祈念しつつ、

5藤原肇:2009/12/18(金) 08:13:21
将基面さんとの暴政についての対談は、一月末に出る『ニューリーダー』に出る予定であり、おそらく二回に分けて連載されると思います。
掲示板のどこかに予告が出ていたと記憶しますが、平野貞夫さんとの対談が『財界にっぽん』の新年号に出ていると思い、選挙の結果についての議論だったので、日本に戻って直ぐに出版社に駆けつけたところ、出ていなかったので大いに落胆した次第です。
代わりに何を間違えたのか坂田画伯との対談が掲載されており、これは重要な議論が含まれているとはいえ、急がないので来春にでもと打ち合わせしたものです。それに対して平野さんとの対談は鳩山の施政方針演説の批判を始め、小沢の渡英のことなどを論じていたので、、まさか取り違えるとは予想もしなかったし、「六日の菖蒲十日の菊」になつては困るだけでなく、プライオリティが分かっていないと文句を言いました。
しかも、坂田さんとの対談の続きが既にゲラになっており、これではせっかく忙しい平野さんが対談のために、地方からわざわざ駆けつけたことへの背信行為だと責任追及し、発効日は数日遅れても活字にするようにと交渉した結果、新年早々に出る二月号に出るようにしました。今日ゲラをチェックして印刷書に送るところまで済ませ、安心したり疲れたりしたし寒いので、来週初めに日本を発つ様に今日切符を手配しましたが、対談の題名は「『無血革命』後の日本を展望」というものであり、来年出る雑誌記事の中でもダントツの内容です。
だから、大いに期待してもらって結構ですし、今後半年以上は私の対談記事が出る予定なので、年間購読しても損は無いはずだと確信します。また、今回の日本滞在はFCCJについて駆けずり回り、どうにか現代版の長崎の出島を救おうと工作し、いささか疲れ果ててしまいましたが、そのうちどこかで経過が活字になると思います。どうか良い年をお迎えください。

6T.N.:2009/12/19(土) 02:18:10
>4、5 ヒルトンの「チップス先生 さようなら」の中の話。第一次世界大戦中、ドイツ軍の空襲下、英国の
パブリック・スクールでラテン語を教えるチップス先生。爆弾の音や地響きを近くに感じつつ、生徒の一人に
「ガリア戦記」の一節を訳させると、訳文は丁度”ドイツ人(ゲルマーニー人)の戦法は斯くの如し”。古典が
現代に蘇るという鮮やかな場面です。
 本を読んでも、内容が歴史上や海外のことだと、他人事のような感じで何の引っ掛かりも無くさらっと読んで
しまう。10年単位の時間が経ち、実は自分達のことだったとようやく気が付く。若い内なら成長に応じて理解
が深まるということでいいのでしょうが、年を取ってくるとそう悠長なことも言っていられなくなる。まして、
タイムリーな企画を要求される編集者がそんな感覚でいてもらっては困る。
 「サンデー毎日」の「さらば、暴政」の書評、取り上げた斎藤貴男氏と掲載の判断を下した編集者を高く評価
するものの、なぜ本の出版から4ヶ月も掛かったのか。この辺の経緯が、斎藤氏の口から明かされることはある
のか。

追伸:FCCJ(日本外国特派員協会)については、海外との情報交換もありますが、日本国内ではまともな質問が
できる記者がそこにしかいないというのがより重要なように思います。

7GG生:2009/12/19(土) 07:19:23
「財界にっぽん」新年号の坂田氏との対談を読みました。藤原さんは平野氏との対談が出ていなかったので落胆とあったが、テーマの緊急性から言うとその通りかも知れません。
だが、坂田さんとの対談は日本人の発想の貧しさや、前向きの長期展望の無さを論じているてんにおいて、非常に優れた内容であると思ったし、特にフィードバックとフィードフォーワードの差が、ソニーや日立などの没落を決定付けたという指摘は刺激的でした。

8ひろいえ:2009/12/30(水) 21:15:12
本来、将基面さんが、今回、日本に帰国され、慶応義塾で教鞭をとられ、また講演会も開催されたのですが
なぜか、その件での情報発信がなく、私も気がついたときは、終了後でした。
私自身も残念なことに余裕がなく、コンタクトさえとれず、今年最大の失点を犯してしまいました。
FCCjについては、かって藤原さんが、LAインターがそこでの記者会見記事を常時掲載されていることを
語られていたことを記憶しています。
中堅議員に、反暴君の思想史やジャパンレボリューションを通じて、新人教育をするように
すすておりますが、どうなるか。来年期待しております。

9柳沢:2010/03/12(金) 16:51:03
将基面先生との対談が素晴らしかったので、アップを待ち切れずに「ニューリーダー」を年間購読して、さっそく三月号を読み素晴らしい内容に大いに満足しました。これはすごい内容です。

10村山:2010/03/12(金) 18:24:12
将基面さんと藤原さんの対談が好評のようです
http://www.asyura2.com/10/hasan67/msg/418.html


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