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91藤原肇:2011/06/30(木) 12:22:08
「ニューリーダー」の今年の二月号の記事の相手は、かつて「英文日経」の編集長だった大原進さんで、彼は日経で最も優れた英語使いだった。雑誌記事では割愛されてしまったが、彼は日経で初めてフルブライト試験に合格し、本来ならアメリカの大学に留学したはずだのに、当時の『日経』は貧乏新聞社だったために、会社として留学は認めることが出来ないと言われた経験の持ち主だ。だから、彼に負い目を持っていた日経の中興の祖であり、ケネディ暗殺のあった当時の円城寺編集局長から、とりあえずアメリカに飛んでくれと言われ、ワシントンの初代支局長になった人である。
だから、彼が作った外国特派員の人脈は素晴らしく、日本に帰国してからの彼は有楽町の特派員クラブで、いつも私と会って友人たちを紹介してくれた。お陰であそこが私の日本での取材基地で、在外公館の外交官たちとの交友と共に貴重な情報源になった。
知られているように特派員の肩書で外国に行き、ジャーナリストとして取材する者のかなりの部分が、情報機関の人間であることは、歴史を読めばすぐに分かることだ。たとえば、リヒヤルト・ゾルゲの場合が有名だが、外交官にもCIAやMI6を始め諜報担当者が多いことは、フィルビーなどのケースで良く分かる。
だから、フリーランスのジャーナリストとして、どんな組織とも無関係な好奇心の強い反骨の江戸っ子として、私は30年以上も特派員クラブを愛用させてもらい、私の読者でもある外国人たちと交際することで、取材して来たことを今なら告白してもよさそうだ。


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